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【R-18】Mシチュスレの引用スレ

1 :名無しさん@狐板:2020/01/19(日) 00:15:29 ID:bMTYbG3g



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当スレは某R-18スレの長文レス、SS、スレ主以外のAA・支援AAを投稿する場所です
それ以外での使用はお控えください

827 :819:2024/08/30(金) 20:33:51 ID:efcHlnsC
>>824
乙感謝です
>>825
乙感謝です
>>826
乙感謝です

828 :名無しさん@狐板:2024/09/16(月) 21:18:07 ID:nTcSqCCk
 女権国家2024年敬老の日SS優しき女神が意中の男にまで寛容の権化だと疑わなかった危機感欠如の末路

 このSSは現在本スレで掲載されている女権国家の二次創作SSです以下の注意書きがあります。

@自分の書いたSSのパラレルワールド設定です。
A本編に出てきていない超次元ゲイム ネプテューヌのキャラが横島のヒロインになってます。
B割と理不尽系です。
C原作だと一番良い意味で女神マインドなネプテューヌの女神マインドが横島の失言で臨時休暇に入ります。
D>>779から>>788まで書いた話のパラレルワールド設定で前世が大体同じ流れを辿った横島主役ものです
Eスランプ中のリハビリも兼ねて書いたために、本編に一切出てないネプテューヌのキャラがメインヒロインになってます
F本編とは設定が異なる部分がたくさん出てくる可能性が高く特に、横島ヒロインズの年齢に関しては殆ど想像で書いています。
G横島ヒロインズの横島への好感度が原作よりかなり高くなってます。



 王国の諜報組織の一室で、横島が大鳳に呼び出されていた。大鳳に呼び出された横島は寝不足が生んだ疲れと困惑が入り混じった顔をしており、彼の胸中では珍しい事態が起きたという思いがよぎっている。

『大鳳がワイを緊急事態以外で絶対にこの時間までに急行しろ、みたいな、メールを送ってきたのは初めてやな。余程やばい自体でも起こったんか? それとも昨日のワイが独断で始めてしまった戦いについてか?』

 横島は昨日自分の前世の妻だったという見た目少女のネプテューヌという女神を助けるために闘争を始めた。その戦いには既に決着がつき、その敵対勢力は女権国家にとって有益だが、正規軍と認めることもできない、悪霊の騎士団だったために、
警邏隊副隊長である翼が王国にとって不利にならない様に話を付けてくれたのだ。ティアナと違いオカルト知識がある彼女が事情をティアナに説明して、そしてティアナが翼と二人で証拠提出と共に、
この件で王国に圧力はかけさせないと約束してくれた彼女は凄く頼もしかった。

 全てを終えて名乗られた後、風鳴翼だと名を聞いた時、大鳳から聞いたギャップのあまり『嘘だろ!』と叫びそうになったものだ。失礼だったから耐えたが、本当に噂通り、大鳳が絡まない限り理想的な警邏隊副隊長なのだなと思った。

 少しだけ過去を思い返しながら、彼は大鳳に呼ばれた理由の考察を続ける。もしも何か落ち度があるのなら、今後は繰り返さない様にしよう。そう考えていると、大鳳の足音が響いてきた。
一見すると女性と見紛う程の美少年である、大鳳の横に足音を立てなジャギの姿もあるのを見ると横島は普段の三枚目な顔から、女権国家の女性を惹きつける締まった表情になる。大鳳がジャギまで連れてきた、これはよほどの事態だろう。

「大鳳、そんな顔をしているってことは何かあったんやな。ワイが何かへまをしたか、それとも新手の事件か?」

 それを聞くとジャギと大鳳は頷きあうと、即座に言葉を返してきた。

「忠夫、その言葉で忠夫の危機感が足りてないってことが一瞬でわかったよ。唯一の光明は忠夫がちゃんと僕たちに忠告を聞いてくれそうなことだけかな」

 発言の内容の割には、大鳳の声音には横島への非難はあまり含まれていない。むしろ彼が女権国家で培った経験を見て、なぜこんなバカなことをしたのか理解に苦しんでいる困惑の様子が強い。ジャギは悩む様子の大鳳に声をかけた。

「大鳳、少なくとも横島の奴は術かなんかでバカにされている様な様子はねえ。そのうえでこれだ。 原因は分からねぇが今は、究明は後にするしかねぇ。 とにかく今は説明と意識の改革と備えるのが急務だ」

 そういわれると大鳳は頷いて彼に向って言った。

「忠夫、昨日の夜――正確に言えば、日付が変わっていたらしいから今日の朝一時にネプテューヌさんを助けたんだってね。 僕も魔術で調べたらしいアリスさんが見せてくれた凄くリアルな人形劇で事情を把握したんけど、
これから見せるから間違いがあったら言って」

 そういうと大鳳はかつて横島が渡した文殊を取り出すと『伝』という文字を浮かびあがらせる。それを見て横島の意識が切り替わった。文珠はそれなりに貴重だ。それを使ってまで確認しなければならないことらしい。
そう認識した彼は佇まいを直し、真面目な様子になると、『伝』の文珠を受け入れた。




 文殊を受けると、彼はアリスの人形劇を見ながら過去に二週間前にネプテューヌと出会った時のことを思い出していた。





 横島はユウキの身の周りの不審な気配を感じだしてからは、オカルト系のアイテムの為の人脈づくりや、自身の霊的能力を上げることに余念がない。
そのためか今日も罪のない人々を脅かす類の霊的存在相手に霊波刀を振るっていた。 特殊な能力こそないが純粋に強い類の死霊騎士の群れと彼は戦いながら大勢の悪霊を切り倒し、
僅かにしくじったかもしれないという考えが彼の頭に過る。

『ぎりぎり俺一人でもやれる依頼を選んだつもりだったが、この死霊騎士ども無表情で仮面をかぶり、逸話のせいで相手に状態を悟らせない能力が強化されている。
しかも、こいつら悪霊を取り込んだ騎士団のせいか、死後戦闘続行力もすごい。死ぬ手前になっていても、戦闘可能な重傷くらいまでしか鈍ってない』

 文殊を使わないと勝てないかもそう思い息を切らした彼を目ざとく、気づいた仮面の剣士が彼にかかってきて、それを受けた横島が霊波刀を手甲型に変えて、距離を詰めて殴打して一体を倒した。
その直後に修道士めいた姿の邪教との下部らしい騎士団員の悪霊を見て、横島は詰んだと悟る。
アサシンめいた動きをするその騎士の一撃を自分はかわせない。急所だけは避けて文殊で治療して、その後、『浄』の文珠を発動させるしかない。貴重な文殊を二つ使うことになるが、それでも死ぬよりはましだ。

 そう思った刹那、彼に迫る騎士に紫色の閃光が走り、その騎士はそこから焼け落ちたように浄化されて果てた。横島はその切り口を見ただけで、ストレリチアなどに多い聖騎士などに近い一撃だと理解する。
そして、彼が見上げた先には、紫色の髪をしたパーカワンピースを着た美少女がいた。彼女が持つ日本刀から迸る紫色の炎めいた光が、彼を救った一撃を放ったことを証明している。 彼女は笑みを浮かべると疾風の様にかけ入り、
次々と騎士達を倒していく。 彼女の刀を辛うじて籠手で受けた騎士が片腕をダランと垂らしながら、拳の間合いに入り剣を捨てた瞬間、彼女の拳がその騎士を逆にとらえ殴りつけた。
その瞬間騎士が吹き飛び消失していくのを見て、体術にかけてはヴィヴィオの方が上だという考えが彼の頭に過る。その考えを他所に彼女は頑丈な剣で敵をなぎ倒していく。横島は、なにも考えず夢中で彼女の援護に入った。

 何度か切られながらも、彼は彼女を支援する形で騎士達を一掃し一息を突くと、彼女がどこか咎めるような厳しい目を向けて近づいてくる。彼女は彼の顔を手で挟むとどこか歳不思議な目上と認めさせる気配を纏いながら彼を叱責した。

「こら! あまり無理しちゃだめだよ。今回の忠夫、じゃなかった君の様子見たけど、明らかに誰かの為に仕方なくって感じじゃなくて、レベリングの為にムチャした感じでしょう?」

 歳不相応な不思議な包容力と威厳を感じながら彼は疑問を口に出した。

「すいません。どうして俺の名前知っているんですか? それと一度呼んだ後に違ったって言ったのはなぜでしょうか?」

 その言葉を聞いて目の前の少女は驚いた表情になり、慌てて答えを返してくる。

「あ、そ、そうだったの。名前が今生でも忠夫なんだ。今生では初めまして。私の名前はネプテューヌ前世で、貴方の奥さんしていた女神で、
たまたま通りかかったら夫の来世が死ぬかもしれないからあわてて助けに入ったの。それはそれとしてもしかして前世と同姓同名だったりしない? 前世は高島って苗字だったけど」

「そうだったんか? 違うで。ワイの今生の苗字は横島や、助けに来てくれたと思ったら前世の嫁さんだったんか」

 親しみやすい気配の方が強くなったのを見て、少し態度が崩れた彼にネプテューヌは言う。

「そうなんだ。とにかく前世の縁でたまたま見かけた私が来なかったら、大怪我してたと思うし、最悪死んでいたんだから、もうムチャしちゃだめだよ。
でも強くなるために頑張ってても、人助けの依頼するあたり、前世と変わらないね。 私は今回はあまり長居できないからもう行くけど、前世が凄く良くしてくれた夫だったから、これあげるね」

 そういうとネプテューヌはビームサーベルを出すのに使いそうな霊的な刀の柄を渡すと、彼に向って何かの加護を授けてきた。
その加護を受けた後、彼女が振り返った瞬間、横島の顔が真剣なものに変わる。そして彼女の後ろを見ながら、『隠』の文珠を使い、それを『追』の文字が入った文珠に使った。

 彼は高級な霊的な効果の高い回復薬を、文珠で『強』『化』すると飲み干した。そして残りの文珠がほとんどないことを確認すると、躊躇わず二文字の文珠に『隠』の文字を入れた文殊を使い、そのまま一切迷わずネプテューヌを追って歩みだす。





 横島に加護と霊具を与えたネプテューヌは先ほどまで存在していなかったと思われる廃都市に訪れていた。 彼女は刀を構えると無数の邪教に仕えていると思われる神殿騎士たちが現れる。
それぞれが惨い殺し方をする伝承の怪物の仮面をつけている。女権国家には珍しく女性の怪異ではない様だ。ネプテューヌは刀を構えると覚悟を決めた様子で言った。


829 :名無しさん@狐板:2024/09/16(月) 21:24:10 ID:nTcSqCCk

「貴方たちも絶対悪ではない、少なくとも一国家の歴代の権力者たちが容認するくらいには国に貢献してきたんでしょうけど、罪人に悪趣味すぎる外道をなす騎士団の怪異。今夜で終わらせてもらうね。約束しちゃったから」

 後で横島が調べた話では、ネプテューヌはある少女から罪を悔いて服役済みの親を子の怪談が生んだ騎士達から護ってほしいと頼まれていたらしい。
この怪異たちは、時々不可抗力やあるいは同情の余地のあった罪人を嬲り殺すことを楽しみとする怪異で、快楽殺人者などの魂も混じっていたらしい。
だが反省してない悪人を殺して取り込むことも多く。戦争が起きると女権国家という寄生先の国を守る為に参群することもあるから、有益な騎士団として恥部としながらも歴代の皇帝は容認していたようだ。
最も今代のネロの様に教えられていない皇帝も少なくない。ネロが知っていたらとっくに調伏に動いていただろう。


 ネプテューヌは剣を構えると紫色の光が彼女を包み、そして大人の女性、女神パープルハートへと転じた。
この騎士団は、放置していても、慚愧しているが自首する勇気のない罪人などを必要以上に痛めつけて殺害して家族にそのビデオなどを送るだけで、国家としては貢献度と比べれば、損害は取るに足らない。
そして普段はそこまで脅威度が高い怪異でもないが、本気で潰そうとしたときは、戦争などでも活躍した英雄クラスの騎士団員達も出てくる。
一流の騎士でも一蹴するのは困難な騎士が見事な連携を見せながら、切り込んで来ると、パープルハートは騎士達を一振りで両断してのけた。それを見た瞬間、騎士団たちの空気が変わる。
パープルハートを侮っていたわけではないが、ただの強敵ではなく、下手をすれば今宵自分たちを根絶やしにしかねない女神だと認識を改めた様だ。

 彼女は三体の騎士が消え去った姿を見もせずに少女の時とは異なりすぎる、艶のある声で言った。

「あらあら随分と人材不足みたいね。そういえば前の戦争で5将さんたちに随分と討ち取られていたそうじゃない。彼らが再生するまで半世紀はかかるんですって? 何なら降伏して解散する?」

 軽い口調で言いながらも、ネプテューヌは内心的の騎士たちへの戦士としての評価を高くしながら今夜生きて帰れないかもしれないという考えがよぎり始めている。

 今切り捨てた騎士たちの連携のすさまじさ。彼らは、自分たちが駆け引きの果てに、参纏めて切り殺されると断じると、少しでも彼女の剣が自分たちを通り抜けるのを遅くする方を選んだ。
下手をすれば二度と復活不能なこともわかってである。他の邪教の騎士たちに着られるほどの隙ができなかったのは僅かな差でしかない。それに打ちかかってくるときの動きだけで人格はともかく生前から実力は確かだったことが分かった。
パープルハートが想定外の強さでなければ、この騎士たちに相当に情報を抜かれていた。
騎士たちの手堅い戦法で来るようになった陣形を見た後、強いだけではなく連携も取れていると感じると彼女は、この騎士たちに狙われる自首して服役を終えた親を助けると約束した少女の顔を思い出し、
負けたなら、自爆して破邪の力をばらまきこの騎士団を潰すと決めた。信仰が流れ込み蘇るまで何百年かかるかわからない。それも希望的観測であり、場合によっては永遠に加護を与えることしかできない神になってしまう可能性もある。
だがそれでもここで退くという選択肢は彼女の中に存在していない。 彼女の瞳を見て惹く気がないと理解した騎士団は苛烈な攻めを見せる形で一気に駆け出してきた。





 パープルハートが太刀を振るうたびに紫色の炎が光り、騎士達が消え去っていく。騎士たちの数が相当に減ったがそれでもまだ多くの騎士が残っている中で、彼女は自分に限界が近づいてきているのを自覚していた。
疲労の極に達した彼女を見て今までの中で特に上澄みと思われる騎士が六人がかりで切り込んできた。 三人がかりで完璧な連携を見せた上で、最初の三人が倒される、もしくは欠けたら後列が補い援護する。
何年も共に戦った騎士だからこそ、できる必殺の構えだ。彼女はここで死ぬことも覚悟して、六人すべてを切り殺す不動のイメージを練り上げると、それを現実にするべくかけた。

 特に手ごわい騎士が辛うじて彼女の剣を止めたが僅かな時間動けなくなった直後に彼女の創造の通りに一人が欠けたのを後列が補う。そして彼女のイメージの実現は、ここで頓挫した。 それも彼女にとっては吉兆と言える形でだ。

 駆け出してきた、後列の騎士が不意に青い光の剣で切り裂かれ、消え去り始める。そして残りの二体は乱入者=横島が投げた『浄』の文珠で一気に動きが鈍り、そのまま彼に切り捨てられた。
『浄』の文珠で動きが鈍っている近くの二体の騎士をあっさりと切り捨てた彼女は、驚いた表情で言う。

「どうして?」

 なぜ助けてくれたのかという意味の疑問ではない。彼は前世の妻云々関係なくても、善良な少女の命の危機を座視するような性格はしていない。この疑問はなぜ自分の状態が分かったのかというものだ。

 それに対して彼は少し照れ臭そうに答えた。

「前世の記憶のせいかもしれんが、何となく覚悟を決めてた様な気がしたし。ワイにくれたこの霊波刀強化のビームサーベルと加護やけど、『自分が死んでも残るモノ』だったからもしかしてと思ったんや」

「援軍は?」

「おらん。多分呼んでいたら間に合わなかったからな」

 そういいながら、横島はネプテューヌに『癒』の文珠をかざす。疲労と傷がある程度言えた彼女に彼は言う。

「こいつらを率いとる騎士団長の場所とかはもう突き止めておいた。絶対に生きて帰るぞ」

「ええ」


 その後彼らは無数の騎士達をなぎ倒しながら進んだ。横島がネプテューヌからもらった柄を使って具現化させた霊波刀を振るいながら、パープルハートを助ける援護の連携が完璧すぎて、
まるで二人で一人の様な戦いぶりが騎士達を一切寄せ付けず、騎士団長の元にたどり着いた後彼が札をばらまき、パープルハートが止めを刺す形で戦いは終わった。






 戦いが終わった後、ネプテューヌに助けを求めた少女の家族にもう大丈夫だと、伝えたと、ネプテューヌは朝日が見えてきそうな場所で彼に問いかけた。

「やっぱり私を助けてくれたのは、前世のお嫁さんだったからかな?」

 ここで横島は彼女相手に照れてしまい、女心台無しにするマイナス百点の返答をしてしまったのだ。本心は、多分前世が生んだ既視感がもたらす、普段はダメすぎる女神だが、
本当に大切な時に見せる善性の女神らしさとそれに惹き付けられた魂がさせたことだったのだが、それを口に出すのが恥ずかしすぎた。その為から彼はバカ過ぎる笑顔を多少意識して作ると、答えた。

「いや今日敬老の日やろ。前世でワイの妻してたってことは、年齢だけ見れば多分80越えのおばあちゃんオブおばあちゃんを見捨てるとか罰当たりすぎると思って助けることにしたんや。
それでくれた武器を上手く使うために、文珠で『読』み取ってわかったけど何千年も他の女神と戦ってたってことはもう超おばあちゃんだから、
見捨てたらキングオブ罰当たりやんか。女権国家はオカルトの力が強いから罰当たりなことするとなんか起きるかもしれんからな」

 それを聞いた瞬間、ネプテューヌは一切怒りを見せない、人懐っこい笑みを浮かべた。

「も〜、相変わらず照れ屋なんだから。今夜のお礼にしばらくは王国を助けてあげるけど、いつかは本心聞かせてね」

 彼女の笑みに照れながらも彼は頼もしい戦力ができたと喜んだ。そして王国未来はこの朝焼けの様に明るいなと感じ足取りが軽くなっていた。





 現実に帰還した彼は、心底疑問を抱いている。大鳳とジャギはなにをここまで慌てているのだろう。良いことしか起きていないだろう。


「忠夫、自分で自分の死刑執行所にサインしたというか、もうギロチンの刃が落ちてきているレベルでやばいよ。おばあちゃんとかババアとか意中の人に言われた女性の恐ろしさがわかってないでしょう」

 大鳳は過去に何か似たような経験をした様で後半はトラウマが刺激されたように震えている。

 ジャギも同じように過去のトラウマから少し震えた様子で大鳳を援護し始めた。

「ああ。基本悪意がなければ、ババアとか言われても怒らないタイプの女も、大半は『惚れた男から言われたのでなければ』ってのがつくもんだ。
多分だが横島、お前彼女が悪意のないそういう言葉を聞いても全く怒らないところとかを前世で見まくっていたんじゃないのか?」

 横島が頷くと、大鳳とジャギは彼の危機感の欠如の理由が納得いったというような表情になる。

「横島、今すぐ土下座レベルの謝罪を彼女にしろ。そして見え見えの御機嫌取りでも、惚れた男から言われたら、嬉しい類の言葉を連呼して彼女を誉めまくれ。そうしたら人としての尊厳くらいは残るぞ」

 ジャギの後半の発言は過去に地雷を踏んでそうしなかった経験が言わせたものの様だ。
誰にそういう発言をしたのかはわからないが、『大鳳と同じく初体験悲惨組になったぜ』と、自嘲気味に死んだ目で笑っていたのを思い出す。
ここまで言われて横島も八割くらいは大鳳達の忠告を信じたが心に僅かな疑念があることは否めない。

「でも本当にネプテューヌがそんなことするかな。彼女、ガチの女神様マインドやで。普段は駄女神って感じやけど、願望通りの夢を見る状態になっても、自分を崇める国民たちと仲良く過ごす日常を夢に見てたこともあるし、
今回の戦いも自分の神殿や信徒にひどいことした奴が本気で悔いてたから護る為に動いたんやし」

 それを聞いた瞬間、大鳳とジャギは本当の意味で事態を把握できたという表情になった。

「忠夫良くわかったよ。ネプテューヌさんの本当に女神様なところを前世で見続けていて、そのせいで『彼女だけは大丈夫』って想いが芽生えるほど、良い夫婦だったんだね」

「おお。多分そうやな、この霊具から読み取れた過去だけ見てもガチ女神様やったし、多分ワイの魂が安心しとるんやろうな」


 そこまで聞くと大鳳は自分の経験を呼び起こして、その時の恐怖を言葉に乗せて彼に言う。


830 :名無しさん@狐板:2024/09/16(月) 21:28:10 ID:nTcSqCCk

「忠夫、君が昨夜した発言は彼女の女神様マインドの『神』の部分を殺して女マインドに変える発言だったよ。
彼女はストレリチアだけじゃなくて、女権国家でも祀られている女神だから、絶対に女権国家的な部分も流れ込んでいるよ。だから早く誠心誠意謝って」

 それを聞くと横島の理性は大鳳とジャギの忠告を早く聞くべきだと結論下をした。それでも心はどこかでネプテューヌを信じている。彼は少し考えた後にどう謝罪するか考え始めると、大鳳が横島に質問をしてきた。

「ネプテューヌさんってどんな人なの。とりあえず思い出しただけでも良いから教えて」

 横島が思い出したというより、ネプテューヌからもらった霊具から文珠で読み取った、ネプテューヌの性格や行動を話し終えると大鳳は深刻な顔になる。そしてやや長い思考の後で言う。

「根っからの善性の女神で基本的にはダメ人間だけど、周りから愛されるカリスマを持ち、本当に大切な場面だと恐ろしく勝負強い。
これはやばいね。普段の間の抜けたところとかも、今回はなくなっているだろうし、下手すると忠夫の周りの女性陣とも仲良くなって下手すると今回の件では味方がいなくなるかも」

 そこまで話を聞くと横島は理性がやばいとどこまでも言うのに、まだどこか警戒心が沸かず自分でも自覚しているやばいときの底力が出てこないことをもどかしく思った。大鳳が横島の思考を読んで冷静な口調で横島に言う。

「今回は底力とかは必要ないよ。今はどうやってネプテューヌさんからの被害を小さくするか。それが一番大事だからね」



 会話が終った直後に大鳳の所にミクから電話がかかってきた。それを受け取った大鳳が真面目な顔で言う。

「忠夫、ネプテューヌさんは女権国家でもそれなりに信仰されているけど、ストレリチアで一番深い信仰を受けているらしいんだけど、
ネプテューヌさんを信仰している騎士団が王国に協力的な態度になった上に、王国の霊的防衛拠点の力を高める霊具を彼女がいくつか譲与してくれたみたいだよ」

 とてつもなく、いい知らせのはずだが伝えてくる大鳳の表情は暗い。ジャギもメアリが王国に多大な貢献をしてきた時の自分と重ねて、同情の視線を向けてくる。大鳳が固い表情で言った。

「ストレリチアのヴィヴィオ殿下から正式な要請で今夜久しぶりに降臨したネプテューヌ様の為の歓迎の宴に忠夫だけで来てほしいってさ」

「そ、そうか。大鳳ひたすら謝るのが一番良いと思うか?」

「聞いた性格の通りなら照れ隠しなのもわかっているから、本気で怒っていいても誠心誠意謝れば、ひどすぎるプレイはやめてくれると思うよ。彼女の良心がそれを許さないと思うから」

「ああ分かったで」

 大鳳に感謝の念を示した後、彼はストレリチアの大使館に向かう準備を始めた。




 ストレリチアの大使館に到着すると、楽しそうに笑うヴィヴィオが門の前で手を振っている。それを見て彼は藁にも縋る思いで言う。

「ヴィヴィオ、確かお前の前世な聖王と女神パープルハートは仲良かったんよな。とりなしてくれんか?」

「お兄ちゃんちょっと無理かも。私が間に入ったり他の女性の影に隠れると逆効果だよ。誠心誠意謝って、多少彼女の好きにさせた方が良いと思うな。それとパープルハートさんユウキさんにもいい意味で根回ししていたよ」

 ユウキに良い意味で根回しと聞いて彼の顔色が変わった。どういう意味か聞こうとする彼にヴィヴィオは言う。

「ユウキさんの様子を見て事態が好転するアイテムとか無償であげた見たいなの。なにをあげたのかはわからないけど、ユウキさん凄く喜んでたよ。
その時に言った言葉が、今回はちょっと流れ次第ではお仕置きし過ぎちゃったら止めても良いけど、そのことを悪く思わないで友達になってほしいって、言ってたよ」

 それを聞くと、横島は自分の中でネプテューヌの対する好感度上がり切ってしまい、女権国家的なわからせから逃げるという意欲が大きく落ちてしまった。
ユウキを助けてもらったという事実は彼にとってはすさまじく大きい。今回は逆レとかされても良いから、人格抜きとかは許してもらう方向で行こう。
そう決めた彼は、大使館の客室でパープルハートの姿になって待っていた彼女に速攻で頭を下げた。

「パープルハート本当にすまんかった。あんなデリカシーのない発言してしまって。ワイは」

 言い終わる前に彼女は優しくそれでいて、動きを読み切ったような動作で彼の口を手で押さえた。

「構わないから、あの時の本音を伝えてくれるならもう少しムードのある場所でお願い。それと一応私をお婆ちゃん呼ばわりしたんだから、敬老の日が終るまでは、前世の夫としてふるまってくれない?」

 口調もネプテューヌのそれとは違う艶のある妖艶な声音に変わっている。彼は速攻で頷いた。自分が悪かった上に、ユウキを救ってくれた恩もある以上断って言い通りがない、と感じたためだ。彼女は優しい声で続ける。

「ありがとう。今夜はせっかくだから罪なき少女の心を守れたことをたっぷりと祝いましょう」

 そういって、豪華なストレリチアの料理と果実酒を堪能した彼はふらついたまま、パープルハートに仕える神官たちに伴われ、特別な薬湯に満たされた湯船で身を清めた。
風呂から出た後にパープルハートに仕える女神官たちに体中をほぐされその快感で体中から脱力をし尽くした彼は、かつて大鳳がアンリエッタに犯された時と状況が似ていると思ったが、別に構わないと思っている。
今回は自分が悪いし、ユウキの状況を好転させてくれたのだからどういう形でも制裁を受けようという決断をしているのだ。


 指一本動かすことすら困難になり、マッサージの快感だけでも射精する寸前になると侍女や女神官たちが離れ。
パープルハートがパーティドレスから煽情的な紫色のヘビードールの透けているネグリジェに着替えて入室してきた。 女神としての力を解き放った彼女の姿を見ただけで射精しかけたが魔力でできた糸が彼の分身に入り込み射精を止める。その意図からさえも快感が起り辛いと思うと、いつの間にか入室してきていたらしいエヴァの仕業であることがわかる。

 エヴァは笑いながら言う。

「今回の発言私も他人事とは思えんのでな、パープルハートに協力することにした。大半のメンバーがそうだがな」

 エヴァがそういった直後にパープルハートが彼の衣服を剥ぎ取ると、彼女自身も衣服を脱いだ。子供の時とは正反対の女性の理想的な体が彼を釘付けにした後彼女は言う。

「お婆ちゃん呼ばわりしていたけど、明日にはそのおばあちゃんの女としての魅力と快楽で完全に屈服した負け犬男に成り下がっているのだから覚悟してね。いただきます」

 乳房が彼の胸板で潰れた時点で射精を許されないのが、極限の苦痛に変わり、彼女に分身を飲み込まれて繋がった時点で、完全に悲鳴と涙があふれだす。
対面座位の体制となった後に、エヴァの指から追加の糸が出てきて彼の腕も操られ始め、彼女の尻を力いっぱい揉みしだき始める。パープルハートの目線での合図の後、
エヴァが彼の分身を解放すると、ドピューという音が脳内に響き、彼は五秒近くも射精を繰り返した。
脳が焼け落ちている彼の様子を見ながらパープルハートは優しい膣の刺激を与えながら彼の痴態を堪能しながらより強く胸板で乳房を潰し始める。彼女が接吻して舌を絡めてくると、
悲鳴すら上げられなくなり、その分射精の量が増えていく様な錯覚すら覚える。彼女は笑いながら言う。

「高価なストレリチアの料理と薬酒で貴方はどんなに射精しても大丈夫よ」

 ここまでは安心させるような優しい声で言い、そして次に戦闘時の様な恐ろしい嗜虐的な声で言葉を続ける。

「体はだけどね。もしかしたら快楽が強すぎて廃人になっちゃうかも」

「そ、そんなことせえへんよな」

 脅える彼の言葉を他所にパープルハートは笑いながら彼から離れると、騎乗位の体制を取り、腰を動かし始める。優しいが脳が壊れる様な快楽を与えてくる膣が激しく動き彼を追い詰めてくる。
彼女は揺れる乳房を見せつけてきている。そしてエヴァの糸が彼の腕を動かし彼女の乳房や尻を揉みしだかせてくる。
特に射精の時に合わせて強く揉まさせると、無理やり絞り出されている様な快楽が強い。 不意にパープルハートが彼から離れると、ヴィヴィオが部屋に入ってきた。

「パープルハートさんそろそろ私も参加していい?」

「ええ。任せます」

「わーい!」

 そういった直後にヴィヴィオが大人の姿に転じた瞬間、横島の分身が余計に反応して、彼女とヴィヴィオに挟まれる形になった。
ヴィヴィオは先ほどのパープルハートと同じ対面座位の体位で彼を犯してくると、彼はパープルハートに放ったのと同じだけの精をヴィヴィオに放ちそうになった。
射精を見越したパープルハートが、背中から抱き着き、彼に乳房を押し付けると、彼はパープルハートにした以上の射精をヴィヴィオの中にした。そして倒れかける彼の耳元でパープルハートが言う。

「安心して忠夫。ちゃんと謝ったからそこまでひどいことする気はないわ。謝罪の言葉がなかったら、実はここで女神の力を使って貴方の背中にも男性の象徴を生やしてヴィヴィオと同時に貪る気だったのだけど、さすがに壊れるからやめたわ」

 パープルハートの艶のある声が、その状態を想像させ、それをされたいという感覚が自分の中に芽生えてくるのが止められなかった。

 そして次は大人の姿になったエヴァが彼を犯してくるとパープルハートが言う。

「本当は霊力を凄く回復させるお酒を飲んだあなたが射精するのに合わせてエヴァに血を吸わせて、私の神としての気を注いでいつも以上の快楽を上げる気だったのよ。
そしてどれだけ無様か、エヴァちゃんと吸血時の意識の共有でわからせる気だったの」

 その言葉を聞いた直後にエヴァが快楽を抑えた吸血をしながら言う。

「忠夫やられたいと思っているな」

「は、はい。吸血と射精同時にお願いします」

 それを二人は一瞬で連携して行うと、横島の意識が快楽で飛び意識がそのまま落ちた。


831 :名無しさん@狐板:2024/09/16(月) 21:30:08 ID:nTcSqCCk





 次に目覚めた時彼は、ストレリチアの大使館から見たことがない場所に来ていた。割と趣味が良い西洋の城でめいた場所だが、その彼を見て目の前にいたエヴァが言う。

「ここは私の別荘だ。ストレリチアの大使館でもよかったが、パープルハートの要望でここで続きはすることになった」

 自分の体の状態から見て時間はあまりたっていないことがわかる。彼が立とうとすると愛歌が彼の唇を奪ってきた。そして彼女は言う。

「パープルハートから聞いたんだけど、100歳以上はお婆ちゃんって言ったのよね。それなら私も敬老の日の対象内で良いわよね」

「あ、は、はい」

 愛歌の有無を言わさぬ笑みに脅えながら頷くと愛歌は笑いながら言う。

「それじゃあ、敬老の日だから、今日は私が普段から我慢している女権国家の女性らしい、プレイをたくさんしてもらいましょうか♪」

 愛歌はそういって笑うと彼に雄々しき獅子の祝福をかけてきた。それと同時に服を脱ぐと彼の分身を飲み込み、
そのまま彼を何度も射精させてくる。雄々しき獅子の祝福の効果で男が女性をベッドの中で支配するのが当然という意識が強まってくる。
そしてそこで不いい彼の視点が別の視点に変わる。第三者の視点から自分が情けなく犯されているのを見せられると同時に彼は理解する。
これは、アリスが横島の人形に視点を移したのだ。アリスが彼の視点を移された人形を抱え聴覚も共有させながら甘い声で囁く。

「忠夫、ネプテューヌみたいに優しい女神を怒らせると後が怖いってわかったでしょう。ちゃんと謝らなかったら『雄々しき獅子の祝福』を使った上で、貴方の今みたいな痴態を大勢のパープルハートの信者や、
貴方に惹かれているヴィヴィオの配下達に視姦させるつもりだったそうよ」

 アリスのそれを想像させてくるささやきが、彼の分身を余計に固くしてくる。愛歌に精液を絞られ切って、完全に意識が落ちかけている彼は自分の霊力がほとんどなくなり、
愛歌の霊力が一気に上がっていることに気づいた。別に愛歌を恐れてはいないが、それでも圧倒的な力の差を感じ震えてくる。


 愛歌が性行為を止めてアリスに声をかけるとアリスは一番良く見える位置に彼の視点が映した人形を置いて服を脱ぐと仰向けの彼に覆いかぶさりながら体を押し付け始める。
アリスと彼が一つになると、彼は恥ずかしい痴態を引き出され人形を操る糸で操られながら悲鳴を上げた。どこまで優しく堕落を誘ってくるアリスの体に溺れ切りそうになる自分を叱咤するが、
それを見越した様にアリスが体がくねらせるたびに分身が振るえ射精し。魂の力が奪われていくような錯覚を覚える。アリスは名残惜しそうに彼から離れると再びパープルハートと交代をした。

「忠夫、ちゃんと謝ったからこれくらいで終わりだけど、これに懲りたら自分を好きになった女性にお婆ちゃん呼ばわりはだめよ」

「は、はい」

 パープルハートは横島の分身を飲み込みながら優しい快楽を与えながら言う。

「背中にも生やされて、ヴィヴィオと挟まれたり」

 パープルハートの与えてくる快楽と同時にヴィヴィオの体も思い出されてくる。

「同じことをされながら、エヴァに射精と同時に血を吸われながら、私から霊力を送られて、快楽を強められたり」

 甘いささやき声にそれを想像してしまい。彼の分身がどんどん射精の量が増えていく。

「そしてアリスの人形に視点を移されて見たような恥ずかしい痴態をたくさんの私の神殿騎士やヴィヴィオの配下達に見られたり」

「あー!あー!」

 パープルハートのそれをされたいんでしょうと言う誘惑の声と共に分身を嫐る彼女の膣がどんどんと抵抗力を堕としていく。

 あれほど射精させられても、尽きない勢力に負けて彼は蚊の鳴くような声で言った。

「……です」

「何て言ったの?」

「されたいです」

 それを聞くとパープルハートは言った。

「私はお婆ちゃんだから耳が遠いみたい。もう一度言ってくれない。大きい声で」

「今言われたお仕置きプレイされたいです」

「まだ聞こえないわ。ここにいる、王国女子で男性が女性をリードするのが当たり前の性観念を持つユウキちゃんにも聞こえる大きな声で!」

 それを聞いた瞬間彼の背筋が凍り付きかけた。そしてパープルハートの視線を見るとそこには嗜虐心に満ちた目で彼を見下ろすユウキがいる。ユウキは彼の近くに来て言う。

「忠夫まさか、快楽に負けて言わないよね。王国男子として最低だよ」

パープルハートが離れると、ユウキも服を脱ぎ彼の分身を飲み込みながら言う。

「僕との本当にギリギリ、王国でも純愛な女性優位セックスでも恥ずかしいのに。さすがにこんなプレイやでしょう」

 さっきパープルハートにされたプレイを再現しながらユウキは笑う。わざとらしく心底疑問に満ちた声で彼は言う。

「忠夫、どうしていつもより硬いのまさかこのプレイの方が好きなの?変態♪ 最低♪」

 他の思想でありながら心底バカにしたユウキの声に余計に固くなりながら彼はユウキの乳房をアリスの糸で動かされた指で揉まされながら、恥辱と強すぎる快楽で射精を繰り返した。ユウキは笑いながら言う。

「パープルハートどうも忠夫はそういうプレイをされたい王国男子と最低の屑マゾだからやってあげて♪」

「ユ、ユウキそんなこと言われても、もう少し容赦を」

「聞こえないよ変態♪ 女心分からなさすぎだから、ちょっとは反省して」

 ユウキもアリスたちもパープルハートと僅かな時間でかなり仲良くなっていることが節々ににじみ出ている。彼女は割と昔から人たらしだったが、こういう面で自分が被害を受けるとは思ってなかった。

 ヴィヴィオの配下やパープルハートの配下が大勢入ってくると、さとりとこいしが姿を見せた。さとりは嫌味たっぷりで彼に言った。

「実はさっきまで私もパープルハートに頼まれて彼女がささやいている時に想起してたのよ。私も貴方の80歳以上はババア発言に頭に来てたから。こいし」

「何お姉ちゃん」

「彼の男性が女性にベッドで負けるのが恥ずかしいという意識を極限まで高めなさい」

「そ、そんなこれだけ大勢の女性に見られている状態で」

 言い終わるより先にさとりの足が彼の分身を踏みつけて言う。

「大勢の前で踏まれていつもより硬くなる変態には最高の処置でしょう」

 さとりは彼の心を読みながら特に気持ち良い状態を読み取りながら、足で快楽を引き出して、一瞬だが噴水を連想させるほどの射精を起こさせた。

「見なさい。彼は男が女にベッドで負けるのが恥ずかしいという意識を強くされた状態で足でされるとこんなに出すのよ」

 嘲笑の声から言い返したかったが、さとりに分身を飲み込まれて喋れなくなった彼にさとりが言う。

「『想起・今宵の今までの性行為』」

「あー!」

 今までの性行為の全てが蘇り、さとりの膣に大量の射精を果たすと、さとりの腹が妊婦の様に膨れた。それも霊力を吸収するとともに小さくなっていく。そして少し腹が小さくなるとさとりはこいしと交代し、いましたのと同じ想起を彼にした。射精する彼の精液を受けながらこいしがわらう。

「忠夫、たくさん射精できてうれしいみたいだね♪ この後パープルハート様が言ったプレイの後にもう一度想起するから楽しみにしててね♪」

「そ、そんな」

 離れるこいしを他所にさとりが彼の分身を踏みつけながら言う。

「楽しみでしょうマゾ変態」

「た、楽しみなわけがない」

「へえ。 じゃあ昨夜のあの発言は刺す言う毛じゃなく素だったの。私も一応貴方を好きだと言っていたのに、80以上はババアとか」

 さとりのどすの利いた声に彼は脅えた。ベッドの中で惨敗してからは彼女が妙に怖くなってきている。

「は、はい。敬老の日を口実にそういうプレイがしたいだけでした」

「よろしい。そういうことにしておいてあげるわ」





 その後彼は、ヴィヴィオとパープルハートに挟まれて、分身を一時的に背からも生やされて両方を加えこまれた時、声にならない絶叫を上げながら射精をしていた。周りに嘲笑の声が余計にそれを高めてくる。激しい射精が終り、より敏感になった分身から前から抱き着いていたヴィヴィオが離れ、エヴァがその位置に来ると彼の分身は大人と化した彼女に飲み込まれ豊満な胸がヴィヴィオと同じく彼の胸板で潰れ、そして射精直後で敏感な分身が飲み込まれて前と後ろ同時に射精している彼の首筋にエヴァの牙が刺さった。パープルハートが大量に霊力を彼に与え奪われる霊力が余計に増えた彼は三か所から霊気を吸われて一気に意識を失った。それを見ながらパープルハートが言う。

「十分私たちの魅力は分かったでしょう」

「ひゃ、ひゃい」

 呂律の回らない彼にパープルハートが言う。

「一応私とヴィヴィオの夫でもあるわけなんだから妻の要求にはいつでも答えるのが当然よね」

 そういうと彼女はネプテューヌの姿に戻った。ヴィヴィオも同じく子供の姿に戻っていう。

「それじゃあ、いつでも私たちを満足させられるようにロリコンも悪化させようか♪」

 そういった直後にヴィヴィオに分身を飲み込まれた彼は自分の無様さが周りに見られているという背徳感から大量に射精し、そして愛歌とネプテューヌも参加してきたことで、彼はそのまま快楽の坩堝に飲まれていった。



 性行為が終るとネプテューヌがパープルハートの姿に戻り言う。

「アル、リグル怒ってない貴方たちで忠夫の心のケアよろしくね」

「うん。わかったよ。僕も一応は忠夫の発言だとお婆ちゃんだけど、特に腹は立たなかったから。 最も気持ちもわかるから止めるところまではいかなかったけどね」

 リグルが横島にかまきりの加護を与えて性行為への恐怖を消すと陸八魔アルが彼を受け止める。


832 :名無しさん@狐板:2024/09/16(月) 21:31:02 ID:nTcSqCCk
「忠夫、私もお婆ちゃん呼ばわりの対象ないかもしれなかったけど、現世で生きた時間が長くないから頭には来なかったのよね」

 最も彼女の性格上、仮に魔王時代の記憶持ちでも悪意がなければそこまで怒らなかった可能性が高いと周りは思った。


 性行為への恐怖が消えた彼に優しい形でアルが繋がり、ゆっくりと癒すように動き出すと、彼は何度も精を放っていく。時々リグルが交代して、
幼い少女との性行為の楽しみを教えつつ、ヴィヴィオたちが教え込んだ快楽も蘇らせていく。二人の中に何度も放った後、アリスたちも癒す様な性行為に混ざり始めた。

 目覚めた後の彼はストレリチアの大使館に戻っており、あれだけ激しい性行為を長時間した上に凄く長時間寝たはずなのに、時間があまりたっていないことを不思議に思った。
これはエヴァの別荘が時間の流れが外界と違うためだ。だが彼はこの時は気づかなかった。





 次の日に王国の諜報部に出勤してきた彼を見て大鳳とジャギは痛ましいものを見るような目になった。ユウキや周りの女性達に対して体が一回り小さくなったようになっている。
相当強烈な女権国家的なわからせを食らったのだろう。精神は回復しているが、多分彼女たちに永遠に頭が上がらないなっている。対してミクは察しつつも機嫌が良かった。
パープルハートが送ってきてくれた利益やストレリチアとの国政の変化を見れば当然と言える。


 通り一遍の勤務が終わった後、さとりが珍しく純粋な忠告を言う様子で大鳳と横島とジャギに言った。

「パープルハートは裏とかが一切ない数少ない味方だから信用していいわよ。それと昨夜のお婆ちゃん発言だけど、パープルハートと私以外は『いささか怒った』程度だったわ」

「そうなんか」

「状況が状況だし、照れ隠しで言った言葉で、悪意はなかった上に自分に向けて言われたわけじゃないしね。どちらかと言えば、
貴方の周りの女性陣はパープルハートの為に戦う姿が格好良くて燃え上がった側面の方が強いから、それがなければ軽めのわからせで済む程度だったわ。
パープルハートも貴方の気持ちがわかっていたし、お婆ちゃん呼ばわりならいささか怒る程度だけど、せっかくの前世が夫だった男との理想的な再開の後で照れ隠しがあれだから切れただけよ」

「そうかワイもデリカシーがなさ過ぎたな」

「ええ。ちなみに私は本気で怒っていた勢だから。一応割と本気で好きになったと言っていたのに、80以上はババア発言とか本気で頭に来たから。 今夜の想いでは末永く貴方をいじめる想起の種にするわね♪」

 王国に多大な利益を持たしてきたさとりを見ながらこの女性には好かれても嫌われてもろくなことにならないかもと大鳳は思った。そして横島や自分の様な長命を持つ女性にも好かれている男は、
何歳以上はババアとかそういう発言はいくつもの地雷を連鎖爆発させる大禁句だ。絶対に口に出さないと誓う。
横島が残した教訓を無駄にしない為に。そう思いながらも彼は諜報部の一員としてネプテューヌが味方になってくれたことや数々の変化を好ましく思った。


833 :名無しさん@狐板:2024/09/17(火) 00:53:53 ID:T3PiDdaA
乙です

834 :828:2024/09/17(火) 01:17:21 ID:lMCcI+/r
>>833
乙感謝です

835 :名無しさん@狐板:2024/09/17(火) 05:39:15 ID:rAZzXMvm

悪意が無いからこの程度で済んだのか

836 :828:2024/09/17(火) 20:35:21 ID:lMCcI+/r
>>835
乙感謝です

悪意がなかったのもあるけど、ちゃんと謝罪の意が伝わっていたのも大きいです

837 :828:2024/10/31(木) 00:10:58 ID:jnGSVaDd
前回投下した話で誤字があったので報告を
>>831のさとりのセリフ

「へえ。 じゃあ昨夜のあの発言は刺す言う毛じゃなく素だったの。私も一応貴方を好きだと言っていたのに、80以上はババアとか」が間違いで

「へえ。 じゃあ昨夜のあの発言は誘い受けじゃなく素だったの。私も一応貴方を好きだと言っていたのに、80以上はババアとか」でした

838 :名無しさん@狐板:2024/10/31(木) 00:20:08 ID:jnGSVaDd
 2024年女権国家ハロウィンSS生涯突き止められない方が良いハロウィンの悪戯の犯人がした最悪の悪戯

このSSは現在本スレのスレ主さんがやる夫板のシェルターで連載している女権国家諜報員日月抄の二次創作です。以下の注意書きがあります。

@横島と絡ませる口実になるAAがあるという理由のこじつけで、とんでもなく強化された藤丸立香が出てきます。彼女はマンガで分かる!Fate/Grand Orderシリーズの設定が主となってます。
Aこの世界は横島の転生先が主人公となっています。原作から500年後が舞台です
B魔女と百騎兵からジェラート・ヴァレンティーヌがヒロインとして出てきます
C魔女と百騎兵でパラレルワールドとそれに対する魔女の能力が拡大解釈されてSSに用いられています。
DこのSSだと現在登場している大鳳くんヒロインに相当批判的なことを言うキャラが出てきます。
Eパラレルワールドの設定としては過去に>>311から>>319や556から>>560に投降したジェラートやメタリカが出てくる話が舞台です。
Fこの話だとアリスの種族設定が魔女かつ魔界人で神綺の娘になってます。本作だと普通の人間の可能性が出てきたので食い違ってしまうかもしれません。
Gこの話では全ヒロインが横島への好感度が200越えしています
Hスレ主さんの作品である『邪な騎士と横島と騎士』の影響で四騎士が横島のヒロインになってますが、その作品ほど鬼畜ではありません。




 ハロウィンが近づき活気に満ちた学院の廊下。そこには多種多様な人々が走り和気あいあいと話している。
病弱な男性に女権国家に来ないかと誘いをかける美女。それに対して病気と付き合って生きていくか、女権国家に行くか悩んでいる様子の男性。普通に婿入りなしの手合わせを頼んでいる凛々しいストレリチア女子と、
快く応じている男子。王国、ストレリチア、女権国家の留学生が入り乱れる後者の中に、複雑な表情をして考え込んでいる人物がいた。
彼は横島忠夫、かつて大鳳と共に女権国家を退けた功労者の生まれ変わりらしい。らしいというのは、彼はそうだと言われても、一切実感がない為だ。複雑な表情をしながら彼は考え戦闘訓練所に入ろうとした。

 そこで不意に声をかけられた。

「忠夫どうしたの?そんなに悩んだ顔をして。もしかして無心で訓練したいの?」

 その言葉に振り向くと女性と見紛うばかりに美少年がいた。その少年こそが、彼と同じく王国の大英雄の生まれ変わりである、大鳳だ。
彼が一時留学で王国からこちらに来た時、妙に気が合い、お互いが前世で戦友同士だと知って境遇が似ているなと笑いあったものだった。

「おお、大鳳か。少しな気になることがあって一通り考えたが、答えがでんから一応頭の隅には留める程度にするために自分を苛め抜こうと思ってな」

「そうなんだ。でも今はやめた方が良いよ。ヴィヴィオさんと四騎士さんたちがいるから」

 それを聞いて彼の顔色が曇る。彼女達とは仲が良いが、それはそれとして会いたくない時もある。今はその時だ。彼女たちは自分の前世と関係のある面々の生まれ変わりか、
それとも修行のし過ぎで聖王やら武神の血が覚醒して今も生きているのか、あるいは天界から自分に合うために降臨したのか、どれかだろうとは思っている。

 少し怯えた様子の彼を見ながら大鳳は少しだけ揶揄う様に言う。

「彼女たちが今の忠夫の様子見たら、『考えることすらできないレベルの快楽でそれをかなえてあげましょう』とか言って、ストレリチアに負けた男子用のベッドルームに直行だよ」

「そ、そうやな。それにしても、大鳳お前大丈夫か? この共和国は王国とは違って危険が多いやろ。ここに住んで二月くらいが気が緩むから一番危険なんやぞ」

「まあ、王国の特務科としてここには一度は留学しないとだめだからさ。それに前世からの戦友もいるし大丈夫だよ」

「そうだな。ここは王国と違いすぎる本当に直ぐ適応したな。とりあえず喫茶店行こうか。訓練所の傍でヴィヴィオたちに見つかったらやばい」

 そう答えながら、彼は移動中にこの共和国の成り立ちに思いをはせた。

500年前に大英雄である大鳳が女権国家を退けることに成功しそれから王国が幾つもの周囲の小国を取り戻し、
その際に幾つもの小国を統合してそこに王国の血縁者に統治させた。それがこの共和国の成り立ちである。女権国家の戦争犯罪を嫌った女権国家の良識派が国土返還などに協力していた為に、
この国は王国側の同盟国だが女権国家やストレリチアの留学生も多い。さらには情勢次第で王国寄りの中立くらいになることも何度かあったあたり、
戦争犯罪の分のけじめはつけようと思う程度には良識的派閥からとはいえ、女権国家人たちの助力が大きかった影響も見て取れる。


 そんな過去を思い返す彼を、現実に引き戻したのは喫茶店に到着したことを告げる大鳳の声だった。

 店内に入ると大鳳は真面目な顔で彼を問いただす。

「忠夫それで何に悩んでいたの?」

 大鳳のまっすぐな問いに彼は言葉に詰まった。色仕掛けに負けやすいことさえ除けば、この少年は完璧超人だ。だからこそ騙すことはできない。そして少し悩みかけた彼に読み取ったらしい彼の声が響く。

「忠夫、もしかして僕の不始末が忠夫に迷惑かけているの?」

 彼の態度から推理したらしい大鳳の言葉に横島はびっくりした悲鳴めいた様子で答えを返した。

「ちゃ、ちゃうで。ひょっとしたらそうかもしれないってだけや」

 言ってしまった後、隠し通すという意味では最悪の返答だったと思いつつ、これはこれでありかもしれないと感じる。大鳳に迷惑をかけない為にはこの答えも悪くはないかもしれない。

「もしかして、前世関係?」

 大鳳の言葉に本当に話が早くて助かると思った後に彼は答えた。

「ああ。今日霊感の予知夢めいた夢を見てな。大鳳お前の、前世王国で祀られている、方の不死鳥神社にワイがいく夢を見たんや」

 話しながら大鳳の前世も名前が一緒だからややこしいと彼は思いつつ、神様として王国に祀られている大鳳もいるし、目の前の大鳳は分離した人間部分らしいが、普通に前世の力も使える。
本当に人間が神様として祀られて、転生までするとややこしいことだらけだ。
 そう考えつつ、彼が話し終えると、大鳳は本当に真面目な様子で困惑した顔になっていた。


「つまり僕の前世が祀られている王国の神社に行く夢を見て、なぜか前世の僕が忠夫に土下座していたと」

「ああ、多分霊感絡みだからあれは大鳳神本人やと思う」

「そうなんだ。でも僕の前世って色仕掛けに引っ掛かって結構ポカしてたから、割と忠夫に迷惑かけちゃったことも多そうだね。でも500年後にさらに迷惑になることってなんだろう?」

 思案する大鳳の表情を見ながら、横島は状況が悪くなっていると感じる。こうなると大鳳を巻き込まないのはもう不可能だ。パニックになっていた時は、お前の前世が悪いとわかるまでは、
手を貸す必要はない。もしくはへまをしたのは前世だからお前は償う必要ない、という気だったが、目の前の大鳳はこの件から手を引く意思が微塵もない。 どういって大鳳を引かせるか悩む彼に、不意に救いの声が響いた。

「最初の前世から共に戦っていた私が保証しよう。大鳳今回の土下座に関しては、お前は悪くない」

 低く聞き取りやすい声が不意に横から響き二人が振り返ると、そこには金色の髪を棚引かせた、ダークブルーの瞳をした美女が佇んでいる。
今は雪姫と名乗っているかつて横島の前世たちと共に戦った吸血鬼エヴァンジェリンだ。彼女はこの学校で教師を勤めている。
横島も霊波刀の使い方や合気道や人形遣いの対処など様々な指導を受けて世話になっている。最も何度か強すぎる快楽のトラウマを刻まれたこともあるが。
少女の形態になるときもあるが、基本的には大人の姿で彼を嫐ることが多い。 怪訝な顔をする二人にエヴァは言葉を続ける。

「大鳳お前の前世というか、王国に祀られている神としての本体は大分責任を感じている様だが、少なくとも私たちの主観ではお前に落ち度はないと思う。
そしてお前を安心させるために、第三者に事実だけを記録映像で全て見せて回ったことがあったが、お前に非がゼロとは言わないが、お前が悪いわけではないと考えるものしかいなかった。――しかもそれは事の発端に関してだ。
きっかけ関して責任は多少あれど、もはやこの事件に対してお前が悪いなどというのは筋違い極まる」

 具体的な説明を避けているのは大鳳が事情を聞けばそれでも横島を助けに来てしまうからかもしれない。エヴァの言葉の真摯な響きを聞いた彼は、少し悩んだ後に答えた。

「わかりました。今はこれ以上踏み入りません。でも僕に落ち度がなくても忠夫が危ないなら助太刀に呼んでください。前世で忠夫の奥さんだった人たちは凄い人ばかりなのは分かるけど、僕だって力になれますから」

 大鳳は前世の経験も手伝っているのか、その戦闘力はすさまじいものがある。そして、横島と同じく『人間』であることが大きな強みとなっている。人外が受ける制約がゼロだ。
そして強大な力を持った人外ともある程度闘える戦闘力。チェスや将棋で言えば強さは普通だが、便利な駒だと言えるだろう。

 エヴァは大鳳の言葉に頷くと真摯に言葉を返した。

「わかった。ただ難しいかもしれないが、そのときは自分にも責任があるからではなく、忠夫が前世のお前にしたように友達を助けるという理由で来てほしい」

「はい。忠夫どうしようもなくなったら呼んでね。絶対助けに行くからね!」

 去っていった大鳳を見ながら横島はエヴァに礼を言う。

「先生ありがとうございます。今回の件どういうわけか大鳳を巻き込みたくないって想いが強く霊感のせいかもしれませんけど」

「構わん。 そろそろハロウィンだから私の授業から欠席するなよ。かなり危ないことになるからな。それにしても前世から変わらずいい友人だな」

「はい。あいつやジャギとは知り合って数か月で異常に仲良くなったけど、これが前世の影響なら、前世の影響がでかい体質なのも悪いことばかりじゃない気がします」


 そう答えた横島にエヴァは少し考えてから言った。

「多分今回のハロウィンはお前にとって最悪の災難になるかもしれん。そして私も敵対者となる可能性が高い」


839 :名無しさん@狐板:2024/10/31(木) 00:22:05 ID:jnGSVaDd

「そ、そうなんですか」

「ああ。実際に殺しあったりするわけではないがな。だが教師としての仕事には手は抜かん。ハロウィンの禍となる策は私より知恵に関しては上かもしれない相手が仕掛けるから、
多分私の言うとおりにしても、防げるという保証はない。そしてそれが発動したら私はお前の敵となり堕としにかかる」

「殺し合いならさすがに勝てんけど、まあゲームならやりようはありますから」

「そうか。今度のハロウィンで起きる事態の主犯である可能性の高い人物にも私は恩がある。だからゲームで出会ったら手加減はできん」

 そういうとエヴァは子供の姿に戻った。これは完全にプライベートになったという証でもある。彼女は子供らしい姿で横島の膝の上に乗ると完全にプライベートの口調に戻っていった。

「忠夫、今度のハロウィンはお菓子の渡し忘れが出るように意識の外を突いてくる。多分それをかわすのは無理だが、こいしやさとりによる意識の誘導はない。
それなしでもお菓子を渡しそこなう様に仕向けてくる。それを超えられたら何も起きることはないだろう」

 教師としてではなく私的な助言を受け取ると彼は頷き礼を言った。

「ありがとなエヴァ。とりあえず、義理のある相手との約束に反しない範囲で、最大の忠告してくれたんだろ?」

「まあ、な。今はこうだが、私も女権国家の女性だから、一度スイッチが入ってしまえば、そのゲームでは手加減できんぞ。それと今日は授業が終わったら、立香王女がお前に来てほしい、と言っていたぞ」

「そうか。わかった」






 横島はその日エヴァの授業を特に熱心に聞いてから立香王女の元に向かった。
エヴァの授業の内容は、ハロウィンは通常はただの遊びだが、女権国家の妖怪に好かれている男性は特に注意しなければならないと伝えてきた。
お菓子を渡せば絶対に何もできない、もしくはし辛くなるという儀式として成立しているために、逆に渡さないと悪戯して良いという事態が成立してしまう。
その外には伝承によって悪魔や妖怪や妖精は分裂したりすることもあり、同じような能力を持っていても妖精や幽霊に種族が変わる例もあるなどと言っていた。

 この授業はハロウィンを前にした他の生徒たちの為でもあるのだろうが、自分への忠告が主なのだろう。





 授業を終えた後彼は自分の師匠の一人を勤めてもいる王族である立香王女の元に向かうことにした。その道中で彼は様々な記憶が蘇ってくる。この感触はもしかしたら、霊感が今回の騒動の解決に必要な記憶を呼び返しているのかもしれない。

 彼が今から会う藤丸立香、この国の王女であり茶髪で豊満な体の親しみやすい美少女で支持率が高い王女だ。
彼女は大鳳の正妻である、まどか王女の子孫の一人であり、この共和国を支えた王族の子孫だ。一度王国側に加勢する形でこの国が痛手を負い、
王族が大半死んだ時に、かつてのまどか王女とほぼ同じ流れを経て彼女はこの国の王女となった。最もまどか王女とは異なり、彼女自身は霊的な戦闘や除霊もこなしていたらしい。
その際に斉天大聖孫悟空の衣装を着てそれに近づけるように、修行していた。そのためか市政にいた一市民だった頃に横島を見出して半ば師匠と言える姉弟子の立場だ。
彼女に連れられて妖精の森で前世の妻であるユウキや様々な人々と出会い所業をさせられた。


 過去に思いをはせながら、王宮の廊下を歩くと、そこにはかつて暁美ほむらが立っていた位置と同じ場所に佇む少女がいた。ピンク色の神に青色の髪をした豊かで締まった体をした、大きな盾を持つ王宮の近衛兵マシュ・キリエライトだ。

「横島さん、先輩――間違えました。王女様に呼び出されてこられたのですか?」

「はい。キリエライト近衛長」

 プライベートでは名前で呼べる程度には親しいが、勤務時間中だから勤めて敬称で呼ぶと彼女は少し悩んだ後に行った。

「申し訳ありません。恐らくは王女様が言い忘れたのでしょうけど、まだ取次の準備ができておりません」

 答えて頭を下げるとマシュは走って奥に引っ込んだ。恐らくは、立香に確認を取りに行ったのだろう。ここは女権国家の良識派が独立を支援した国であるせいか、王国よりもおおらかな部分が多い。
立香自信が自衛力が高いのもあるし、いかがわしいこともできない様に作ってあるのもあるが、かつての王国と違って王女の住居も女権国家程緩くはないが、完全に男子禁制というわけではない。


 ほどなくして、戻ってきたマシュは確認が取れたことを告げると彼を連れて奥の部屋に通す。

 奥には王女の衣装に身を包んだ立香がおり、彼は彼女を見ると開口一番に言った。

「久しぶりに王女様としての衣装見たけど、庶民の出なのにそこまで着こなせるの、凄いな」

「まあね、演劇やってたこともあるから役作りに入り込む感じで今は王女様って感じでやればなかなか行けるんだよ」

 口調は完全にくだけつつも、王女らしい気配は微塵も失われていない。彼女は横島の顔を見ると言った。

「今度ハロウィンに禍が来るんでしょう」

「ああ。しかも女権国家絡みや」

「そうなんだ……」

 そういった後彼女は不意に横島の手を両手で握り閉めて言う。

「横島、ううん、忠夫。実を言うと貴方は記憶を失っているけど、凄く大功を立てているの。この国に霊的侵略をしてきた様々な勢力から何度も救っているんだ。
王女になる前からの知り合いで、男性の禁止がそこまで強くない気風とはいえ、王女の部屋に頻繁に来られるのはそのためだよ」

「そ、そうなんか」

「うん。代償であったり、忠夫自身の精神を護る為だったりでいろんな理由で記憶がなくなっているけどね」

 立香の言葉が嘘だとは彼には思えなかった。むしろ合点がいった思いだ。実際に戦闘実技の試験や授業に関しては記憶が曖昧になった後急に凄くできるようになったこともある。
 立香の言葉は信じてもなぜその話をしたのかわからない彼に彼女は言葉を続ける。

「だからこの国で私を娶れるくらいには英雄なのよ。それに前世の貴方のお嫁さん達も取り込めば国防に有利だしね」

「そ、そうか」

 彼女は真剣な目で言う。

「正直女権国家人とは大きく価値観が違う私は他の女性と貴方が関係することに、凄く思うところがあるけど(嫌だとは言ってない)それでも昔から一緒だった私を一番愛してくれているって信じているから。私と結婚してくれる?」

 プライベートで他の部下がいないところでそういってきたのは、多分自分にも告白を断ることができるようにするための誠意だろう。彼は頷いて答えた。

「ああ任せてくれ。立香ちゃんだけじゃなくて全員幸せにしてやるわ! ハーレムじゃー!」


 そう答えてしばらく雑談をした後、マシュが面会時間が終ったことを告げに来た。マシュの言葉を聞き彼は礼を言うとこの部屋から出るべく歩みだす。
マシュは彼の背中に心底同情の念の籠った視線を向けていた。そして彼の姿が見えなくなると、心底げんなりとした表情になる。その顔には『先輩(立香)のことはこの国に住むものとして感謝も尊敬もしていますけど、
この趣味に関しては擁護できません』と書いてある様だ。

 マシュの表情を読み取った立香はバツが悪そうに言葉を返す。

「マシュ私も悪いとは思っているけど、大丈夫よ。忠夫を不幸になんかしないから」

「最終的にはそうかもしれませんが、誠実な男性の心は罪悪感で洒落で済まないダメージ受けることもあるんですよ」

「まあ、まあ、忠夫はタフだから。それよりも先のことより楽しい今が大事。今年のハロウィンで忠夫が出席することになる可能性の高い、反省会の練習頑張ろう」

「本当に気の毒に、これは王国の守護神な大鳳様も土下座するわけです。『僕の子孫がごめん忠夫』って感じなんでしょうね」

 普段から立香と仲が良くそして彼女に恩もあるマシュが年に一度くらいしか発さない辛辣な声音だったが、立香は平然としながら、録画などの準備をしている。マシュは諦めた様子でため息をつくと、警護の任に戻っていった。





 横島は不意に目を開けると自分が城にいることに気づいた。どこか囚われている様な感覚がしながら一切の不快感を感じさせず、それでいて、どこか本能的に官能を刺激する作りこれは女権国家の大奥あるいはハーレムだ。

 彼が辺りを見回すと、そこには金髪でショートカットの髪をした美少女がいる。彼女は横島を見ると喜色満面という笑みであいさつをしてきた。

「貴方からしたら初めましてね。私の英雄さん、今回のゲームでゲームマスターを勤める沙条愛歌よ。よろしくね」

「お、おお、もしかして今日はハロウィンか」

「その通りよ。貴方は全力でお菓子をたくさん用意していたけど、想像以上の数のお化けにねだられた上に、上手く心理の外を突いた相手にお菓子を渡さない状況作られて、お菓子を渡さなかったのを口実に悪戯されてここに来たのよ」

「そうか。やはり防げなかったか。結局誰に悪戯仕掛けられたんだ?」

「そのことに関しては記憶消されているでしょう? 堕ちきらずにクリアできればそのことも思い出せるわ。堕ちきってしまったら多分生涯わからないだろうけど」

 その答えを聞くと彼は、意識を切り替えると言った。

「そうか。それじゃあゲームのルール話してくれるか?」

 愛歌はその答えに頷くと若干不機嫌そうな表情をしながらも話し始めた。

「ここは邯鄲の夢の技術を用いて作られた。夢幻(むげん)大奥迷宮よ。大奥と言っても女権国家式のね。ハーレムや大奥と言えば、他国ではともかく女権国家では恐ろしいものよ。
そして貴方は過去に共和国の霊的危機を救うためにいくつかの前世の力を使った時に私たちのモノになったの。その際に快楽が強すぎて人格が壊れそうだったから、その記憶を封印しておいたの」

 そういった後、愛歌はいくつもかの通路が出ている扉に手を向ける。

「あそこにはそれぞれの大奥の主がいるからそこに言って、貴方の吸いだされた記憶と立香王女への想いの欠片を集めてきなさい」

 愛歌の言葉に彼は不意に閃き気になったことを問うた。


840 :名無しさん@狐板:2024/10/31(木) 00:24:41 ID:jnGSVaDd

「ここはもしかしてワイの精神世界か何かか?」

 その問いに愛歌は、少し悩んだ後言葉を返してくる。

「部分的にはあっているわね。ここは貴方と関係の深くて格の高い女性陣が作り上げた、夢や幻と現実が交じり合っている幻想の女権国家式大奥。
貴方の本来の体は寝ているけど体に戻っても生身でここを歩き回れたりもするわ。貴方のトラウマになった性的な快楽や恥辱心。そういった全てを纏った女性陣がボスだから気を付けて。
良い、貴方は英雄としての偉業をなした、記憶がなくても辛うじて英雄と言えるくらいには強いけど、ボスとは戦わず逃げなさい。逃亡式ホラーゲームとかくれんぼ式ホラーゲームの組み合わせみたいなゲームと言えばわかりやすいかしら」

「なるほど。それで立香王女への想いを取り戻すにはどうすれば」

「ボス以外の敵は貴方なら一太刀から三太刀くらいで倒せるから、そういう雑魚を倒せば勝手に貴方の中に戻ってくるわ。
全部の欠片を手に入れて出口に到着すれば、クリアよ。そして一つのエリアをクリアすれば、そのボスの特殊技能が貴方も使えるようになっていくわ。
繰り返して言うけど、道中の雑魚相手には割と無双できるでしょうから勘違いしやすいだろうけど、これは逃げ系のホラーゲームよ。ボスに追いつかれてしまったら、
一撃で負けてベッドルームにテレポートして、王女様への想いがゴリゴリ削られる罰ゲームスタートだから気を付けなさい」

「わかった。それと一応聞くけど愛歌ちゃんも俺の前世の嫁さんだったんだよな」

「ええそうだけど」

 それを聞くと横島は、不意に愛歌を抱きしめた。少し不意を突かれたように驚きつつ顔が赤くなった彼女を見て彼は言う。

「これで少しは機嫌が直ったか。ワイのせいではないみたいだけど、可愛い女の子が顔をしかめているのはつらいしな。女権国家の女性でワイの嫁さんならこうすりゃ喜ぶと思ったで」

 彼が離れると愛歌は顔の赤みが引いた後、不意に誘惑する妖艶な表情になった。彼女は露出の少ない服でありながら男を惹きつける歩き方を見せつけた後、一つのドアに手を置いた。

「このドアの向こうは私が追跡者役のステージなんだけどここからにしない?」

 怒ってないむしろ好意的な笑顔だが彼は怖いと思った。

「ごめん今の愛歌ちゃんに勝てる気せぇへんからやめとくは」

「そう? 後に回すと熟成されていて怖いことになるけれどね」

 愛歌の答えに彼は少し怯えながらも幾つものドアを見ながらどこから行くか考えていると愛歌が不意に彼に声をかけた。

「忠夫、このゲームのルールとして忠夫は、いくつでも手に入れた能力を使ってもいいしペナルティはないけれど、向こうの追跡者たちも忠夫がクリアしたフロアの能力を使用してくるのよ。
ただしそれを使っている間は、著しく能力が落ちるし、そのフロアの主自身の能力を使えなくなるけど。だから順番は考えた方が良いかも」

「そうなんか。愛歌ちゃんの能力は何なんや?」

「フロアの主も含めて一定時間動けなくさせるスタンね」

「めっちゃ強いやん」

「そうでしょう? 昔ミヤコに宝珠渡したからそれみたいなものよ。そして忠夫が好きな面々は力づく系は無粋だから使いたがらないし、安牌でしょう?」

「そうやな。それじゃあ愛歌ちゃんの所から行くか」

「始まる前に言っておくけど、私たちはルール違反はしないけど、えげつない手とかも使うから覚悟した方が良いわよ。そして一度でも捕まったら残機が残っていても貴方は堕ちちゃうかも」

 愛歌の忠告にこのエリアを攻略したら気を付けたア方が良いなと考えた時点で、彼は愛歌を信じすぎていたと言える。それが彼がゲームで痛い目を見る原因だったと言えるだろう。

彼が覚悟を決めてドアを潜ると、一瞬で視界が切り替わった。荘厳な雰囲気のある館らしき迷路が彼の目の前に広がっていた。仮に彼が最初に大鳳達と共に駆け抜けた頃の記憶も持っていたら、ここはよく手入れされた幽霊洋館だと思っただろう。

 そして彼が霊波刀を構えると、善性の霊の気配がするメイド達が剣などを持って囲んでいた。彼女たちは弱くはないが、今の彼でも普通に倒せるくらいに弱体化されているのがわかる。メイドの中でリーダ核と思える美女が恭しく頭を下げてくると言った。

「忠夫様私たちは旧王朝に勤めていたメイドが死後なったシルキーです。貴方様の前世のおかげで祀られて今は愛歌様が祀られている場所で、愛歌様に仕えております。
この世界では私たちはどんなにひどく攻撃されてもちょっと痛い程度なのでご安心を。それでは参ります」

 明らかに、敵対心はなくレクリエーションの様な雰囲気で言ってくる彼女に彼は応じた後、少しためらいながら霊波刀で切りかかった。メイドは横島に切られながらのんきな声で叫んだ。

「愛歌様―!一分だけ出発を待ってあげてください。彼が私たちを攻撃しても大丈夫だとわかってないみたいですから」

「ええ。聞き入れたわー!」

 愛歌の叫び声を聞いた後に彼は、心底気が進まない気持ちを無理やり殺して本気でメイドに攻撃を加えた。明らかにこのメイドには裏はないのだろうが、
それでもゲームが始まった以上過度の油断はできない。メイドは切られると消えかけながら言った。

「それでは一時失礼します。別に痛くないし、私達には損失はありませんからご遠慮なく本気でどうぞ。他のメイド達ももう手加減はしませんから」

 その言葉を最後に黒髪のメイドが消え去りメイドがいた位置にヒスイ色の光が出現し彼の中に入ってくる。これが立香王女への彼の想いや記憶なのだろう。



 駆け出した彼は、様々な武器を持ったメイド達を殆ど一太刀で倒しながら、駆けた。彼女たちは相当弱体化されている様だ。最もそれでも並みの霊能者ならそれなりに苦戦しそうだが。


 途中でアナウンスが流れ後何個ですという言葉が何度も響き、彼は残り五個と聞き必死に霊感を働かせながら愛歌から逃げていた。

『やばい、やばい。多分愛歌ちゃんもこの洋館のことは知り尽くしているから、最後になればなるほど愛歌ちゃんは俺の居場所を掴みやすくなっている。そしてそこでスタンされたらやばい』

 横島は必死にかけた。幸い愛歌との距離はかなりある。あと五人メイドの幽霊を倒せば、
終わりだ。たどり着いた瞬間、彼女たちは槍や剣を構え彼に切り込んできた。こちらも傷を負うことはないとはいえ、これで切られれば動きが鈍る。
そう思い剣を合わせた瞬間彼はひきつった。 ここにいるメイド達は一撃では倒せない。二、三撃破必要だろう。今まで倒してきたメイドはみな一太刀で倒せる相手ばかりだったので気づかなかった。
いやこのフロアには一撃で倒せるメイドしか配置されていないとすら途中から思っていた節がある。

 それでも彼は覚悟決めてメイド達の連携を止めると霊波刀を荒々しく振るいながら、何とか彼女たちを倒した。その瞬間、自分の霊体が爆発に巻き込まれたような感触が走る。動きが止まった瞬間に、彼は一瞬で理解した。これは愛歌の能力スタンだ。

「はい。私の英雄さん捕まえた♪」

 愛歌の手が肩に触れられた瞬間、彼は圧倒的な力の差を理解した。最初に彼女が言っていたことは間違いじゃなかったのだろう。そして彼の視界が暗転した。




 全身を信じられない程の快感が貫き、彼は自分が大きなベッドの上にいることに気づいた。押さえつけながら豊かな体を押し付けてくるさっきまで蹴散らしていたメイド達。
そのメイドに抑えられて仰向けになった彼の分身を飲み込みながら笑う愛歌。

「忠夫、基本的には豊満な女性が好きなんでしょうけど、こういう体も良いものでしょう」

 愛歌が腰をくねらせるたびに彼は射精を起こした。そして彼女の霊力が増していき。彼の霊力はどんどん下がっていく。だが精力だけは止まらない。

 愛歌が目配せすると他のメイド達が彼を起き上がらせて、対面座位の形に持っていく。体を余計に押し付けられながら動けない彼から離れながら愛歌は言う。

「忠夫に好意的な我が配下達、好きにしても良いわよ」

「ありがとうございます愛歌様」

 その言葉の後、彼女たちが彼を犯しぬいていく。愛歌より与えてくる快楽は弱いが、それでも、彼は完全に勝てない屈服している感じがする。
そして本当にゲームだから手加減していたのだなと思う。彼女たちはこの閨に来てから少なくとも今の彼では勝てない程の力を有している。
そして閨の中で射精させられるたびに敗北感が快楽と共に脳に刻み込まれていく。敗北の証である白濁も彼女たちに吸収されて直ぐに消え去るがその直前に白い液体が彼女たちの体を一瞬だけ汚し、彼は自分がまけていることを強く実感する。それを見ながら愛歌は閨の中以外では彼に向けない妖艶な残酷さの籠った瞳で言う。

「忠夫、ここで私に屈服してしまえば永遠の快楽の中でいられるわよ。貴方は何度もそれなりの英雄になったけど、特殊な事情で、今生に限っては貴方が英雄にならずに堕ちても良いと私は思っているわ」

「な、なんで」

 横島は自分の同姓同名の前世について調べておりそれなりに知識がある。だからこそ、この愛歌の発言には大きな違和感がある。

「今は話せないけど、それなりに事情があるのよ」

 メイド達が彼の手を取り自分の体の様々部分を触らせ、分身を手や指で愛撫しそれでも達する一歩手前で、止め続ける中彼女が彼に近づくと彼の分身を口の中で嫐っていた悪戯好きそうなメイドが離れた。
そして自由になった分身を愛歌が受け入れた時、今までで一番の射精が起きた。他のメイド達が体を押し付けてきながら愛歌とも密着するようにしてくると、豊満な体と少女の様な体の快楽が長い射精と共に脳に焼き付いてくる。
愛歌は自分の秘所を時に緩くし時にきつく強めて彼の射精中の分身に追い打ちをかけ続ける。
射精が弱まったところで彼の唇を奪い舌を入れて一気に彼の射精を増やし始める。メイド達が意地悪そうに笑った後彼の乳首を口に含み吸うと彼は悲鳴すら上げられないまま意識が飛び。
性交という魂が交わる行為で、彼女に完璧に屈したことを悟りながら意識が落ちた。


841 :名無しさん@狐板:2024/10/31(木) 00:27:10 ID:jnGSVaDd




 次に彼が目覚めた場所は、孫悟空の衣装に身を包んだ立香王女のいる場所だった。

「ここは王国の大英雄大鳳さんもお世話になった反省会部屋だよ。ここでは色々と忠夫に教えてあげるのが私の役目」

「ワイどうなったんや」

「死んだりしていないから安心して。今回は鬼ごっこ愛歌さんに完敗しちゃったか。
で反省の内容だけど、今回は最初から最後まで愛歌さんがガチ過ぎていて上回られたかな? この鬼ごっこはテレビゲームのジャンルで言えば、ホラーゲームなんだけど、
友好的な態度で接してホラーじゃなくて、子供向け鬼ごっこゲームだと思わせていた。さらにルールの穴も突きまくっていたよ。
『忠夫が二撃で倒せる相手や三体で倒せる相手は何体までしか配置できない』ってルールがあるんだけど穴を突いて、本来の数よりずっと少ない最後の五体だけにしていたの。
そうすることで、このフロアには一撃で倒せる敵しかいないかもと思わせた上に、最後にそのフロアに行くように鬼役やりながら誘導していたわ」

「完璧にやられたわ」

「さらに最初から最後までさわやかなスポーツみたいな気配をにじませて警戒心オフにしていたしね。奇策を多く用いる忠夫を支え続けて手に入れた技能でもあるみたい。
一応全部集めたからもう逃げきれるだろうけど、むしろ閨から解放される前の誘惑の言葉で心に楔を打ち込まれない様にね」

「わかった」

「頑張って忠夫。国を救うための代償で王国男子な価値観を持っていながらそんなことになっている忠夫の姿を布団を濡らしながら見ているから、早く帰ってきてね」





 反省会が終わった直後に彼は再び愛歌の閨に戻ってきた。彼女は一瞬不機嫌な表情になったが慈しむような性行為で彼を腰砕けにした後、手を振った。その直後に再び視界が暗転し、彼は愛歌が鬼を勤めているエリアの出口前に戻っていた。

「耐えきったから次の所に行きなさい。クリアよ」

「は、はい」

 閨で植え付けられた負け犬根性のせいで敬語になる彼に愛歌は顔を近づけて言う。

「忠夫、他のエリアで捕まって閨に行った場合は、他の女性陣からしか嫐られないけど、貴方が呼んだ場合は例外よ。私達も言って上げられるから。ただし一度読んだらかえっては通らないからね」

 それを聞いた後さっきの情事が蘇り、分身が僅かに固くなる。それを見ながら愛歌は愉快そうに笑うと彼が出口を潜るのを見ていた。


 外に出た横島は、逆レイプで受けた、精神をどうにか立て直すと、いくつもある扉を見始める。 横にいる愛歌は彼の結論あるいはしてくる質問を待ちながら微笑んでいる。彼は少し悩むと聞いた。

「愛歌さん」

「さんはやめて。呼び捨てか、ちゃんか、様付けでお願い」

 様付けすると一気に精神が悪化する。そんな感じがするので彼は努めて普通に愛歌に話しかけた。

「多分このゲームの内容だと、後に回せば回すほど難易度は上がるよな」

「ええ。色々な制約着くとはいえ、後に挑むフロアの主もクリアされたフロアの主の能力使えるわけだしね。 一応はクリアされたフロアの主の能力を使う場合は制約がついて忠夫の方に恩恵が大きくなるように調整しているけど」

「この人形の魔女にして王国に多大な貢献をしたアリスちゃんはどんな能力持っているんや」

 ちゃん付で呼んでしまう辺り、かなり前世の影響が強いなと思う彼を他所に愛歌は上機嫌に答える。

「一定時間相手の動きを止められる感じね。そして数秒だけど、自分の思う様に動かせる。
あと、一定まで近づくと忠夫と人形の感覚を共有とかもできるみたい。忠夫がこの能力を手に入れた場合は、追跡者に迫られている時に二回か三回攻撃しないと倒せない敵に道を塞がれたら、手元に現れる人形でどけさせたり、
あるいは追跡者もそうできるわ。それを受けた敵は数秒は動けないから。私のスタンより効果は小さい代わりに使用できる感覚が短くて、発動時間30秒の間は絶対に敵に捕まらない感じね」

「次はアリスさんの所行こうかと。スタンはボスの動きすら止められるけど、範囲狭いとはいえ、ボスの動きすら止められる系は強いし、愛歌ちゃんとの戦いで一撃で倒せない敵の厄介さが身に染みたからな」

「そう? 確かに妥当な選択かも。もう推理できているし当たっているから言うけど、アリスはたくさんの人形操っているから、アリスがスタンすると半分自動で動いている人形も動きが鈍るから、ある意味特攻かもね」

「わかった。行ってくるわ」

 横島が扉を潜ると、再び視界が暗転しそこには人形だらけの館が広がっていた。人形だらけで不気味だが不思議と趣味の良い、館を見ながら彼は恐る恐る進んだ。

『敵はどこやスタンはいつでもできる。ボス以外は恐れるに足りんが』

 彼が進みながら幾つもの人形が見え始める。横島は見つからない様に隠れながら、どの人形に先に攻撃を仕掛けるか悩み決断を下した。
最初の一行をどうにか隠れてやり過ごした後、次の集団に彼は仕掛けた。追跡者であるアリスが既に遠くに行っている可能性あるし、最初の一行を通り抜けたならもっと遠くにってからという裏をかくことができるかもしれない。


 一応反撃してこようとする人形の群れをなぎ倒しながら、彼はひたすらに駆けた。そして追跡者であるアリスの声が後ろから聞こえてくる。

「忠夫―! 今からそっちに行くわー! 楽しみに待っててね」

 アリスの声を聞き距離を測ると彼は即座に愛歌の能力であるスタンを発動した。それによって人形の動きが一斉に止まったのを確認すると彼は数体の人形を撃破すると彼は駆けた。

『スタンされている状態なら2発か3発攻撃しないと駄目な敵も一撃で倒せるかも。とにかくスタンが何秒くらい有効なのかそれも確かめんと。
愛歌ちゃんが言うには7秒から10秒くらいらしいが、正確に測らねば。今回はアリスちゃん本人に当たったみたいだから大半のスタンに巻き込まれていない人形も性能ダウンしているみたいだが、それも何秒続くか』

 スタンの範囲外に出た後も人形の動きが本来より悪いのを見て彼は7秒立っていることを確認すると後何秒効果が持つか確認しようとし、人形たちの動きを見ていたが、それは失敗に終わった。
人形たちが10秒立っても動きが鈍ったままでまだ持つのか? と思った直後になんとアリスが目の前に現れたのだ。一瞬混乱した後、戻りかけた瞬間、後ろにもアリスがおり、そのアリスが仕掛けてきた魔法をかわすと、横島は理解した。

「俺がスタンを駆けたのはアリスちゃんの人形か。全体の人形の動きが鈍くなったのは、演技か」

 後ろから糸が走り彼の体に入ってきた後、アリスが彼を掴みながら言う。

「そうよ。忠夫、貴方は覚えてないけど二回目ね行きましょう」


 その声を聞きながら彼は、恐怖を覚えた。グズグズの快楽にさらされて戻ってこれなくなってしまうのではないか。そう思いながら彼の意識は暗転した。


 目覚めた彼は仰向けになった自分に覆いかぶさりながら、愛おしそうに口づけをするアリスが目の前にいた。
本来は快楽で動くことすらできない状態なのに、自分の体は糸で動かされ、彼女の望むままに彼女の乳房や尻を揉みしだいている。
アリスは時々彼の悲鳴を楽しむために唇を離し、それが済むとどこまでも緩く柔らかく彼を堕としにかかってくる。 ベッドから見える祭壇には彼を模した人形とアリスを模した人形があり今の自分たちと同じ情事を繰り広げていた。
アリスが楽しそうに指を鳴らすと彼は見たことがない部屋に移った。そしてアリス以外にも複数の女性の姿が見える。
多分アリスが普段から操っている人形が人になったらこうだろうなと彼は思う。人形たちは笑いながら言う。

「アリス様の御傍に仕えていながら貴方様を見ていました。この大奥の夢だからこそ具現化で来た人形です」

 笑いながら彼女たちが彼に体を押し付けてくると、現実世界の彼の体も同じように反応している。
祭壇の人形が普段アリスたちが操っている人形に持ち上げられると彼の手歴ネスで持ち上げられたように体も持ち上がる。それを見ながらアリスは言う。

「普段から頑張ってい働いているから忠夫も報いてあげてね」

 複数の人形たちに彼の人形が愛撫されると夢の世界で同じことが起こり本来の彼の体も同じように変化していく。
アリスは夢の世界では彼を嫐るのに参加しつつ、現実世界の彼女は彼と性行為をしている人形と全く変わらぬ動きで彼と性行為をしていく。
彼が射精をするたびに、アリスが操る人形たちの霊力が上がり彼の霊力は下がっていく。アリスは耳元で彼に言う。

「忠夫、愛歌たちも呼ばない?」

 夢の世界でブロンド美女の胸を揉まされながら正面からはアリスに抱き着かれ、射精が止まらず目が回っている彼にアリスは誘惑するように言う。

「い、いやダメ」

「そう。だめなら仕方ないわね」

 アリスは彼から離れると、射精したばかりで敏感になっている分身を胸の間に挟み愛撫をし始めた。

「〜〜!」

 声にならない悲鳴を上げる彼を見ながらアリスは言う。

「可愛い顔と声。早く堕ちてね。別に私は愛歌が嫌っている彼女に含むところはないし多少恩があるけど、愛歌の方の恩が大きいから。今回は愛歌側だから」


 パイズリでの射精を最後に意識を失った彼は再び立香王女のまつ反省部屋に来ていた。

「今回も知恵比べでやられちゃったね。アリスちゃんたちは貴方が転生した際に何回も支えてきた身だから、凄く忠夫の強い部分も弱い部分も知り尽くしていし、裏の読みあいじゃ不利だよ。
なまじっか読み切って策で上を行こうとすると逆に利用されちゃうから、冷静に考えて思いついた策より、がむしゃらに行って勝負を分ける時のとっさの機転みたいな策以外は通じないかも。
とりあえず全力動いて相手の思考を常にフル稼働させ続けて、余裕をなるべく与えずに行こう。 アリスちゃんに負けて私の所に帰ってこなくならないでね」

「お、おう」


 人形館に戻ってきた後、彼は様々な場所にテレビがあることに気づいた。正確に言えば最初からあったが、さっきまでは電源が落ちていた。そのテレビ画面にアリスが映る。


842 :名無しさん@狐板:2024/10/31(木) 00:28:54 ID:jnGSVaDd

「忠夫が一度耐え来ったので、ランダムでこの館のどこかに現れてまた捕まえなければいけなくなったけど、ゲームを始める前に教えないとフェアじゃないから通知するわね。私の近くに来ただけでも動きが鈍くなっちゃうから気を付けてね。これのせいで」

 そういってアリスが取り出したのは、明らかに横島の分身を模して作った男性器の部品だ。彼女がそれを胸元の挟むと、彼の股間がさっき受けたパイズリと同じ感覚がしてくる。画面からギリギリ範囲内だった察した彼が離れるとそれは収まった。

「近くに来るとさっきの情事の胸で挟まれた時の感触がして動けなくなるわ。 あ、痛みとか物理的な攻撃は共有されないから安心して。あくまでも性的快感に限定しているから♪」



 その後彼はアリスから隠れながら敵を倒して回り、アリスが近くに来ると隠れたがアリスが近くを通るたびに分身が何度もパイズリをされた感覚を味わった。
一度アリスを近くに隠れてやり過ごした時に彼は射精をしてしまい。その時アリスが叫んだ。

「匂いで分かったわ。そこね」

 慌てて駆けだす横島を見て彼女は意外なことに驚いた表情になった。

「もしも私の推理通りの回数近くを通っていたなら、そろそろ限界かもって思ってたからカマをかけてみたけど、辺りだったのね」

『ばれてなかったとか最悪や。アリスちゃんの演技力半端ないわ』

 必死に逃げる彼は後数体でことが終ると思いながらアリスから逃げるが、彼女が胸元から彼の分身を模したものを取り出して、愛撫し始めると転びそうになった。
彼の様子を楽しそうに見ながらアリスは、近づいてきた。全身に凄まじい意志力を宿した彼は必死に駆けだした。
意志力の全てを賭けてこれ以上アリスの与えてくる快楽を味わったら自分がどうなるかわからないそんな恐怖から逃れるべくかける彼にアリスはゆっくりと両手で彼の分身を模したものを愛撫しながらうっとりとした顔で追ってくる。

 アリスの的確過ぎる愛撫に彼は何度も悲鳴を上げつつひたすら距離が開くのを待った。

『あと30メートル離れれば圏外になる』

 残り20メートル。アリスの指が彼の分身の穴を優しく覆っている。

 残り10メートルひたすら両手の指で全体を的確に愛撫してくる。美しいスベスベの指の感触が彼の分身を嫐り切ってくる。

 残り5メートルそこでアリスが不意に楽しそうな声を出した。

 「忠夫凄いわね。これは大変だからもう一本追加しましょうか♪」

 そういうとアリスがもう一本彼の分身を模したものを取り出し、片方を口に含み先端をなめ上げ、もう片方を胸の間に挟んだ。

「〜〜」

 快楽のあまり射精し倒れた彼を彼女は捕らえ、再び笑いながら寝室に連行した。

 気が付いた彼は今度は夢か現実化わからない空間で再び犯されていた。そしてそこにはアリスの姉妹だと前世の記憶が告げている赤いメイド服を着た女性の、夢子の姿もある。アリスは彼を犯しながら笑って言う。

「大丈夫よ、夢子姐さんはこのゲームの参加者じゃないから。ゲームの契約書にもある様にゲームの参加者以外は『貴方の許可がなければ』あなたに触れてはいけないから」

 そういいながらアリスが彼をベッドの上で嫐り出すと夢子は、横島の方を見て声をかけてきた。

「忠夫様、なぜ私がここにきているのかわからないのでは?」

「は、はい」

 その答えに夢子はアリスの方に視線を送った。説明してあげては?と告げている様だ。

 アリスもその視線を受けて答える。

「あくまでも忠夫を好きにしていいのは忠夫の許可がなければゲームで勝った参加者だけ。だけど私の技がどれくらいか夢子姐さんに見てもらいたくてね。姉さんお願い」

 夢子が自分の毛を一本だけはさみで切ると、彼女はそれを自分を模した小さな人形に入れる。その人形が再び動き出して、祭壇の上の横島の人形を嫐り始めると彼は夢子の豊満な体に嫐られている様な感覚を覚えた。
これはルール違反とは言えないだろうなと思いながら彼は想像してしまう。もしも本物の夢子が混じってきたらどれくらいの快楽が来るのだろうか。

「私もまだまだ未熟ね。貴方の人形からとれるデータでは、夢子姉さんが与えられる快感の半分以下だわ」

 アリスが彼の分身から白濁を絞り体を押し付けながら言う。彼女の乳房が胸板で潰れ、彼の中で恐怖が大きくなっていく。
アリスの与えてくる快楽はどこまでも、甘い蕩けさせる快楽だ。そして彼がどれほど堕ちても見捨てることがないとわかる。
だからこそ溺れたらもう戻れなくなる。だが彼は思う夢子にも来てもらいたい。
不意にアリスが彼の分身を胸で抜きながら指から魔力で来た糸を動かすと、夢子の方に視線を送らせた。いつの間にか洗濯を始めていた彼女の手の中にさっきアリスがなめていた彼の分身を模したものがある。それを見た瞬間彼は言ってしまった。

「アリスちゃん」

「なぁに?」

「もう我慢できん。夢子さんも…」

 ここまで言ったが彼は言葉を飲み込んだ。耐え抜いたのを見て、夢子が少し楽しそうな顔をして言う。

「今回はゲームオーバーにはさせませんから私も参加させてはくれないでしょうか? 前世の貴方様と共に駆けた思い出もあり、久しぶりに会えたので我慢ができません」

 ゲームオーバーにさせないその言葉はなぜか絶対に嘘ではないという確信がある。彼が頷くと夢子も服を脱ぎその豊満な体を見せてアリスと共に彼を嫐り始めた。

 夢子が前に来て彼の分身を飲み込むと後ろのアリスも笑いながらそれを手伝い。彼を糸で操りながら無理やり、腰を降らせる。夢子の与えてくる快楽もアリスと同類の溶かしてくる甘やかす快楽だ。彼女は彼の唇を奪いながら言う。

「いつもは愛歌様の手前我慢していますけど今生に限っては貴方を女権国家以外の世間一般では腑抜けのゴミというところまで堕としても構わないと愛歌様も仰ってます。
今回はそうはしませんがいつでも呼んでください。私たちはいつでも答えますので。他のフロアのボスに敗れて、嫐られている時に私達にも加わってほしいと思ったらいつでも……♪」

 夢子の甘い声に彼は頷きながら膝から崩れ落ちかけると夢子がわざと胸元に抱き留めてアリスと二人で彼の顔を挟み笑う。
快楽に負けてねだったことを彼は後悔しながら、ここで屈したら自分はどこまで堕ちるのだろうと、考えた。

 アリスが再び無数の糸を出したがそれは彼の体ではなく夢子の体へと入っていった。彼女の体に霊的な糸が入れば入るほど、彼に与える快楽が強くなっていく。
夢子とアリスに交互に分身を貪られ続け、快楽で涙が出てきた彼を前にアリスと夢子は唐突にじゃんけんを始めた。

 なぜそんなことをするのかと疑問に思う彼を他所にアリスが負けると彼女は少し残念そうに言った。

「それじゃあ最後は夢子姉さんで」

「はい。それじゃあこれで止めといたしましょう♪」

 夢子の体に入っていったアリスの霊力でできた糸が彼女の秘所にまで至ると彼は完全に快楽で頭が壊れ始めそしてさらに追い打ちがかかる。
分身に走る電量にアリスの秘所の感覚まで走る。後ろから彼に抱き着いているアリスがさっきの彼の分身を模したものを内部に入れていると彼は気づきその直後に大量の射精をしてそのまま気絶した。

 意識を失う直前にアリスの残念そうな声が響いた。

「やっぱりフィニッシュは生の忠夫のモノが良かったわ。運のない私が悪いけど」

「大丈夫よアリス。彼は時期に私たちを呼ぶようになるから、その時に……ね♪」



 その後彼は、まだ解放の時間が過ぎていない状態で解放してもらえた。快楽で脳がグズグズになっていたのに、不思議と意思をしっかり持てば、試練に挑み続けられそうな精神状態になっている。アリスが彼に笑顔で言う。

「特別ルールでこのフロアの残り時間は耐久大会にしてもらったわ。さっきの約束破るわけにはいかないから」

 そういってアリスが手を振ると画面に少年となった彼としか思えない人形がありそれと情事を行う夢子の姿がある。
だがあの人形は自分と深くつながっていることがわかる。アリスが瞬間移動し、二人係で本当に人間としか思えない彼の少年人形を嫐り始めると。体中に指や舌を這わせられる感覚や、あるいはふくらみを押し付けられる感覚がしてくる。

「あー!」

 射精までするように作りこまれた人形が射精すると彼も蹲った。見ていると彼女たちが分身を飲み込むところや口の中に乳首を入れてきて赤子をあやすように撫でるところを見て、余計に呪いが強化されていく気がする。
まっすぐ進めばよくなるだけだそう思って目を閉じると、目の前にアリスと夢子がいた。多分少年人形と視点を共有してしまったのだろう。

「目を閉じてこうなっちゃたのね。ほら目でも快楽を堪能して♪」

 アリスが彼に乳房を見せつけながら顔を挟み込み、夢子が背後から抱きしめて挟んでくると彼は射精しながらも這い続けた。

「立香王女の為に頑張っているわね。素敵過ぎて一番の座を奪いたくなっちゃうわ」

 頬を染めながらアリスは言い。余計に分身を包む秘所が彼から多く搾り取る。

 彼は何度も悲鳴を上げながら這い続けた。寝てはいけない時に襲ってくる眠気にも似た快楽がこのまま二人のモノになってしまえと言ってくる。だがどうにかフロアの出口に到着した。

 出口に手を付けかけた時、アリスが再び瞬間移動してこちらに戻ってきて彼の手を取った。

「大丈夫貴方の勝ちだから、脱出は確定邪魔しないわ」

 ほっとしたところで彼の唇を奪い、強すぎる快楽をもたらす口づけをしてくる。そして夢子もまた、彼の人形にアリスと同じ様に口づけしていることがその快楽からわかる。

「忠夫、愛歌も言ったけど他のフロアのボスに捕まったらいつでも呼んでね♪ 私達も参加して天国に連れて行ってあげるから」



 愛歌の所に戻ってきた横島は完全に虚ろな目になりながら捕まった際にされたことを思い出して、自分でもわかるくらいに精神が危ない状態になっていた。それでも立香への想いを振り絞りどうにか進む決意を固める。


843 :名無しさん@狐板:2024/10/31(木) 00:30:59 ID:jnGSVaDd

 元の部屋に戻り愛歌がいた位置を見ると、愛歌の姿はなく。そこには紅の髪をして片目に眼帯をした美女がいた。長身であり、どこか貴族らしさと高級な遊女を合わせた様な感じがする。彼女は横島を見ると言った。

「愛歌殿は少しせねばならぬことがあると言って、一度姿をくらました。妾はジェラート・ヴァレンティーヌ。そなたの前世の一人の妻だったものじゃ」

「そ、そうなんですか、花の大公爵まで嫁さんの一人だったとか俺の前世凄すぎ、と言いたいけど、あくまでもすごいのは嫁さんと前世であって俺じゃないか」

「まあ、夫の来世にすごい女と言われて悪い気はせぬな。だから教えよう。この夢幻大奥を作る際には妾の力も大きかったのだぞ。何しろサキュバス系の魔物をたくさん従えておる故な」

 この女性が相手だとその色香と甘い香りのせいで話しているだけで、胸が詰まりそうになる。彼は努めて冷静を保つと聞いた。

「貴女も愛歌ちゃんの味方なんでしょうか」

「うむ」

「そうですか。貴女も彼女も悪人ではなさそうだけど、こんなことに協力するって余程の訳があるんでしょうね」

 本心からの横島の言葉にジェラートは少し悩んで答えた。

「まあ、そなたを納得させられるくらいの訳ではあるが、そこまで複雑な事情ではない。負けたとしても誰も不幸になることは恐らくあるまい。花の大公爵たる妾が保証しよう」

 それを聞いて少しだけ気が楽になりつつも彼は、諦める気は全く起こらない。必ず立香の所に変えるという意思が彼の眼にはある。ジェラートはそれを見ながらいう。

「自分に惚れている女権国家の女の前でそういう目をしてはならぬぞ。一番の座をえげつない快楽で奪いたくなってしまうではないか。妾が番人を勤めるフロアに来た時がひどいことになってしまうぞ」


 横島はその忠告を聞きつつ、決意を固めて次のフロアに進んだ。




 それから彼は智謀の限りを尽くし努力をしたが最低一回は、フロアの主に良い様にされてしまい、その度に何度も快楽で堕ちかけながら、とうとう最後のフロアに到着した。

 ここを越せばようやく最後だ。そう思いながら彼は最後はどこが舞台なんだろう?とふと思った。基本的にこの夢幻の大奥はホラーゲームや映画の定番が多い。
エヴァに物語から生まれる悪霊とかもいるから対処を学べとホラーゲームをするように勧められ、
大鳳と出会ってからは、二人でやったことも多かったが、遊園地が舞台のフロアでトランプの兵隊を率いた子供形態のアリスに犯されたり、
夜の学校のフロアでエヴァに犯されたり、幻想的な森でインプであるユウキに襲われたり大半の、ホラーは網羅した。最後はどこになるのだろうそう考えて、扉を開けた後、彼は納得と共に恐怖した。

「なるほどなぁ確かに女権国家らしいわ」

 多分女権国家のホラー映画以外では舞台にならないであろう場所。勝手に出来上がった自分のハーレムが最後のステージだ。


 彼は霊波刀を構えながら誰が敵か必死に考えた。フロアのボスは一人。だが交代しないとは言っていない。
ラストフロアのボスは秘密だと言っていた。これはボスが交代して追ってくる可能性もある。一応高難易度のゲームではあるが、卑怯ではない。
この大奥というホラーの舞台がヒントになっている。彼は雑魚敵を倒して記憶の欠片を取り戻すのをどこから始めるか懸命に考えた。

『ボスがどこにいるかは分からんが。俺の動きを見て、とらえやすい奴が来るのかもしれん』

 横島は欲望に負けた過去の自分を呪う。一度許可を出した場合は参加してなかった相手までここではボスの資格を得たかもしれない。
今までのフロアをクリアしてこの夢幻の大奥でのみ使える様になった彼女たちの特殊能力。それが全部あるなら理不尽な難易度とは言えないだろう。

 二番目以降にしか入れない様になっていた。ユウキのフロアは使い魔インプという性質上、他の特殊能力の効果が上がるというものだった。
愛歌のスタンなら動けなくする時間が2,3秒伸びるという感じだ。その代わりユウキ自身も横島が使える能力と同じものを使って追いかけてきた。
使い魔だけに特殊能力と合わせるのが上手いうえに、彼女自身のスペックが高いから苦戦したものだ。


 彼は意識を集中しながらボスが近くに居ないことを確認すると、迷宮を回っているうちに思い出した文珠を取り出した。まだ作るには時間がかかるが、それでも重要な情報を探るには必要だ。

 最初に『探』の文珠を使い、ボスや敵が近くにいないことを確認すると『調』の文珠を使い迷宮を調べ始める。

『やはりワイの予感はあってたか。ここはボスが交代可能。ただし交代してから一分くらいは出現地帯から動けない。
そして今のところは交代回数はゼロ。ボスたちは他のボスたちの能力も使用可能だが、本人が使うよりは劣化する。今まで得た能力全部使えば、捕まらずにクリアも可能の様だな』

 そこまで調べた後に彼は、さっそく歩き敵を倒し始める。このフロアの敵はいかにもサキュバスといった豊満な体とそれを強調する衣装に身を包んだジェラートの配下であるサキュバス族の魔物サキュアたちだ。
ジェラートに負けた時に共に嫐られてトラウマと彼女たちがもたらす快楽中毒にかかりかけている。
 サキュアに切り込みかけると彼女たちは一太刀で倒される強さに設定されている為か、武器を構えずに胸元を開き誘惑の言葉を投げかけてきた。

「ねえ、ジェラート様に捕まった時に、後ろから抑えて耳をなめていたの私よ。その後、足で三回そして騎乗しながら五回絞ってあげたわよね。あの時の貴方可愛かったわ。ギブアップしない。あれの再現またしてあげるから♪」

 僅かに分身が固くなったが構わず彼が切り込むと彼女は笑いながら消えた。

「残念♪ 今度捕まった時にもっと私の魅力を教えなきゃだめね」

 最後の言葉を言いながら、消え去っていくサキュアの体から、光が立ち上り彼の中に入ってくる。


 敵を倒してしばらくして、進むとアリスとすれ違った。

 横島は彼女の胸元に挟まれた自分の分身を模した模型から感じられる快感がアリスがいたエリアより強い。その事実がやはりこの迷宮では本来のステージより強くなっていると感じた。

 横島がどうにか気づかれずに逃げ去った後、彼は何度も肝を冷やすような事態に遭遇することになる。

 ヴィヴィオとすれ違い脅える羽目になったり、彼女の霊力と身体能力強化は前の迷宮でも脅威だったのにここでそれを使って追いかけられたらどうなるか分かったものでない。

 大人モードのエヴァが来たときは彼女に血を吸われた時の感覚が蘇り、影から影へワープする彼女のテレポートの脅威を思い出す。
自分も今ではその能力も使っているが、エヴァがボスとしてきている時は使う度胸はない。今大奥に出現しているボスの能力を使えば気配でばれる恐れがある。さらにボスは自分の能力故に弱点も把握しているかもしれない。


 横島は何度も、何度も警戒しながらアリス、子供姿のアリス、ジェラート、大人姿のエヴァ、子供姿のエヴァ、愛歌、ユウキ、リグル、ヴィヴィオを見送りながら敵を倒し敵の体から出てくる光を吸収していった。


 最後の大奥迷宮も、もう少しで光の欠片が集まり切り倒すべき敵も残り少ない。だが最後になればなるほど、このゲームは危ない。
定時連絡が途絶えて自分が向かう場所がどこか追跡者に予測されやすくなるからだ。彼はエヴァの能力影から影へのワープを使い、最後の敵がいる場所に行くと、大奥のベッドルームらしき場所に数体のサキュア達が待っていた。
彼は霊波刀を構えると、愛歌の能力スタンを使い動きを封じ、本来なら二撃もしくは三撃でなければ倒せない敵を切り倒す。

 追跡者の気配を感じまぎれもなくエヴァだと確信した彼は、エヴァの様子を見ながらかけ続けた。
彼女は唯一、スタンを発動させた直後に彼を捕らえた追跡者だ。彼は覚悟を決めてスタンを使うと、エヴァは最初に彼を捕まえた時と同じく、影から影への瞬間移動をしてスタンをやり過ごした
。彼は速攻でエヴァと同じテレポートに能力を切り替えると、瞬間移動した。

『これで逃げられる。エヴァに最初に捕まった時は俺の動きを教師として師匠として見ていたからスタンを発動させる瞬間がわかって、それにテレポートを合わせたと言っていた。だが、今回はスタンを発動させた後、テレポートだ。
どっちに逃げるかまではスタンまで決めてなかったし、テレポートの後にテレポートすればどこに俺が行くかはわからないだろう』

 それにエヴァも普段なら何回でも連続でテレポートできるのかもしれないが、このゲームの最中はちゃんとチャージタイムを設けるはず。そういう部分では決してルール違反をしない。そこは彼も疑っていない。

 彼の予感は当たり、エヴァは距離を離された後吸血鬼の速度で彼を追いかけてきた。

 遠回りをしつつ、迷路の様な通路を駆け抜け彼は出口に全力で向かい、あと一歩で出口、そう思った直後に彼は悲鳴を上げた。

 ヴィヴィオ、アリス、愛歌、ジェラート、リグル、陸八魔アル、ユウキ。各フロアの追跡者が一斉に各方向から来ていた。
彼は顔色を変えて、逃げようとしたが、頭の中に浮かんだ感情は卑怯な手を使われた怒りではなく、どこかでルールを見落としたあるいは相手のルール内の行動を見逃していたのでは?という疑問だ。

『どこだ。どこで間違えた』

 そう思った直後にエヴァが後ろから来たのでギリギリチャージが終ったスタンを使おうとした直後不意に彼の近くから声が響く。

「何も間違えていないわよ。盲点を突かれただけよ。私がこのフロアの追跡者さとり。彼女たちは貴方のトラウマを再現した幻よ。さて確保完了。『想起・エヴァのフロアで味わった快楽』」

 さとりがそういいながら彼を捕まえると彼は寝室に連れ去られた。そう思った直後に様々な快楽が彼を襲ってくる。



 彼は夜の校舎でエヴァに捕まった後、保健室のベッドで大人の姿の彼女に対面座位の体制で子供に戻された後、乳房の間に顔を挟まれながら何度も射精をさせられていた。

「お前は何度生まれ変わっても変態になるのが早いな。子供に戻して犯すプレイが好きな私もたいがいだが、たった数回で相思相愛の恋人としている時より硬くするとはな。変態が!」


844 :名無しさん@狐板:2024/10/31(木) 00:32:19 ID:jnGSVaDd

「そ、そんなことは」

 言い終わる前に彼が大人に戻されると、エヴァが彼の首筋から血を吸いながら体を押し付け彼を一気に追い詰める。

「血を吸えば精神もある程度読める。ほら失った記憶で立香王女とやっていた時より気持ち良いと言っているぞ」

「は、はい」

「私も側室になることが決まっているが、断るか、正妻より夜の戦闘力が高い女を娶るのはまずいのではないか?」

 いいえと言えないくらい快楽付けになっているのを見越した上でエヴァは言う。彼のその屈した様子を見下ろしながら彼女は動けない彼を放置して去っていく。

「ここはクリアで良い。しばらくそうしていろ。私の視点でどれほど無様に自分が閨で負けていたのか見ながらな」

 そういってエヴァが魔法をかけると彼はエヴァの視点の記憶が蘇ってきて、共和国出身でも男性優位の性行為が当然な彼の感性では屈辱がにじむ。だがそれでも分身が大きくなったのを見て、エヴァが笑う。

「そんなに屈辱的な性行為が好きかこのゴミが!」

 そういうと彼女は彼の分身を足で踏みつけ愛撫してきた。彼が数回愛撫されて射精すると、そのまま彼の分身を口に含み、その舌で嫐り始める。射精直前に牙を突き立てられ、吸血と射精の快楽が同時に来て動けなくなった彼に彼女は言う。

「やはりこれは毎回癖になるな。最も私以上にマゾなゴミであるお前はもっと癖になっている様だが」

 そこで意識が暗転した後彼の意識は現実に戻ってきた。



 大奥の大きすぎるベッドルームそこには今までの追跡者全員と、さとりがいる。彼女とエヴァは両方ともその秘所から精液を受けており、想起だけでなく現実でも二人にやられていたことがわかる。二人に相当霊力を奪われている。

 エヴァが彼の首筋に牙を突き立てるとそこから広がる快楽を伴う脱力感により彼の抵抗力が完全に消える。さとりが彼の耳元で言う。

「ここからが完全に堕ちる時間よ。全てのこのダンジョンでの思い出を振り返りましょか…… 貴方が覚えていない分までね」


 さとりが耳元でのぞくぞくとする色香のある声で彼にささやくと服を彼女と似た衣装の少女こいしも服を脱ぎ彼を押し倒し言う。

「お姉ちゃん無意識操作して、一番忠夫が気持ちよくなってくれる精神状態にするね」

「ええ、背徳の味をたっぷりと味わいなさい」

 動けない彼にさとりが最初に跨り分身を飲み込み。一度騎乗位で精を絞った快楽と共に悲鳴を上げ彼は悟る。これは心を読む妖怪二人の力を聞きやすくする儀式でもある。

 さとりが抜けた後こいしが騎乗位を初めて快楽と恐怖で悲鳴を上げる彼を年相応な少女の笑みで見るさとりをジェラートが悪趣味なという目で見ていると彼女が咎めるように言う。

「貴女、今私のことを向こう側の私と比べていたでしょう?」

「仕方あるまい。魔女にもいろいろ種類がある。妾は少しだがパラレルワールドの記憶も見ることができる故。妾の配下となったそなたと比べると本当に性格がねじ曲がっておるな」

 ジェラートの言葉にさとりはむしろ嬉しそうな笑みを浮かべた。

「パラレルワールドで配下だったからと言って見くびられていない様で安心しました」

「見くびっていたらパラレルワールドの妾もあそこまでそなたを重用せん」

「まあ、配下ではなく対等な仲間だからこそできることもありますからね」

「『想起・全てのフロアで味わった快楽』」

 さとりのその言葉と共に彼は意識を失い一気に暗転していく。



 ヴィヴィオに捕まった時に四騎士達共に彼女は彼を犯してきた。前世の記憶がある彼には僅かな違和感があるものだった。


 ヴィヴィオが彼を騎乗位で犯し、シンセシスの方のアリスが膝枕をしながら彼の顔を乳房で包む。

 ヴィヴィオの強すぎる快楽で射精のし過ぎでぐったりとした彼をオリヴィエが入れ替わりながら犯し始め、ヴィーラがアリスと位置を変えると耳元で彼に言う。

「今すぐストレリチアの王女であるヴィヴィオ様を正妻とすると誓いなさい。立香もそれでよいと言ってますよ」

「そ、そんな快楽に屈して裏切るとかありえな」

「そうですかそれはとても意思が強いですね」

 彼女が彼の玉袋を揉みしだき始めるとユグドラが彼の乳首を口に含み追い打ちをかける。かわるがわる犯されごとに、ヴァルキリーなどの側面もある彼女たちに魂に何かを刻み付けられていく感覚がする。


 全員に犯されぬいた後、彼は解放されたが、最後にヴィヴィオは慈しむように優しい性行為をしてきたが、それが一番恐ろしかった。
気を抜くとどこまでも堕ちていかされる快楽の沼の様な行為だったためだ。今までの激しすぎる性行為はこの為だったのではないだろうかと思いながら彼は眠ったのか射精の快楽で気絶したのかわからないままに気絶した。




 次に彼はユウキとジェラートに犯されていた。ジェラートに捕まった時に『ユウキのところはまだ行ってないのかえ? それならユウキに捕まった時に一緒にさせてもらう。
もしもユウキのフロアで捕まらなければ、ここの罰ゲームはなしで良いぞ』と罰ゲームを取り消されたが、後にユウキに捕まって逆レイプをされていた。


 妖精な側面と悪魔な側面両方を使いこなせるユウキは使い魔という側面が強い。だからこそジェラートは彼を嫐る際に彼女と組むことにしたのだろう。

 この世界でも子供のころから彼を支えていたユウキはサキュバス系統の主人であるジェラートと組むことで彼の精神を掌握する速度が凄まじく速くなっていた。

 現実世界では男性よりも長身のジェラートに抱かれ胸を顔に囚われ、夢の世界では子供の頃の姿でユウキに同じことをされている。

 そしてユウキはサキュア達と共に彼が忘れていた立香王女と共に戦った記憶などを思い出させながら言う。

「ほら立香王女とこんなに一緒に戦って純愛していた忠夫、今まで記憶消されていたけど、立香王女がしたのと同じ体位でされるのはどう?」

 罪悪感と背徳感を煽る言葉が止めとなり、彼は一気に射精をした。ジェラート配下のサキュア達とユウキの配下の女権国家の女妖精達が見下す嘲笑の笑みを浮かべ、
彼に体を押し付け誘惑しながら、ユウキが離れて解放された彼の分身を撫でまわす。ユウキの足が近づくと複数のサキュア達の手が離れ、ユウキの足に彼の分身が愛撫され始める。

「王国女子な価値観を持つ僕に来れされてこんなに固くなるって最低! 生きてて恥ずかしくないの!」

 すごく綺麗な笑顔で楽しそうに彼を罵倒するユウキは一瞬で首輪を出現させると彼の首に着いたそれを引っ張った。

「ここは夢。つまり忠夫が嫌がればこれ直ぐとれるよ。女権国家式首輪雄犬プレイが嫌だって証拠を見せて♪」

 首輪を引っ張りながら、彼の分身を足で嫐り彼女は笑う。

「消えないってことは王国女子な僕に来れされて嬉しいんだね」

 サキュアがユウキに首輪のひもを渡されて引っ張り動けなくすると、ユウキが彼に騎乗していく。妖精達やサキュア達も加わった輪姦が始まり、
いつしか、快楽のあまり目が覚めて現実に戻ると、ジェラートに騎乗されていた。
アリスや愛歌と同じ優しすぎる快楽により意識が落ちると、ユウキに再び嫐られ始める。夢の中ですら出られなくなる快楽が続きユウキは彼が完全に自分に溺れるとようやく解放した。




 次に彼を待っていたのは、リグルとの性行為だった。虫の女妖怪達に彼が噛まれ強すぎる快楽で何度も達するが彼は警戒心や恐怖がない。
リグルの与えるかまきりの加護でそれが消えているためだ。拙いと頭ではわかっているのに止まらない。リグルは愛歌がしたのと同じ行為をしながら言う。

「忠夫、愛歌を正妻にすれば毎日これだからね。だからそうしなよ」

「あ、ああ」

 虚ろな目をする彼にリグルは口移しで蜂蜜酒を飲ませると、より硬くなった分身を飲み込む。恐怖ではなく強すぎる快楽で離れようとする彼を強い力で押さえつけながら言う。

「僕は立香王女に含むところはないけど、彼女が正妻だとだめって言うヴィヴィオや愛歌やジェラートの言い分もわかるんだよね、まあ愛歌への義理は果たしたからこれでおしまい。愛歌との情事の快楽思い出したでしょ♪」


 単純に惚れた男を嫐れて上機嫌な彼女に彼は送り出されてその後自力で捕まらない様に動きリグルのフロアはクリアした。




 彼は陸八魔アルに捕まって無数の悪霊の軍勢に犯されながら、アルが彼を見下ろしている。

「忠夫、嘘だとわかっていても王女を裏切った性行為となると信じてしまうでしょう。さあ、私に精を注げば共和国を衰退させる悪魔の軍勢に力を与えることになるわ。嫌なら抜け出しなさい」

 その言葉と共にアルが理想的な体をさらけ出し、彼を押さえつけ始める。アルの言葉に彼は負けまいと思いながらも分身を飲み込まれた時点で完全に屈した。
激しく心を下りながら射精するとどこまでも優しく堕としてくるまさしく堕落させる悪魔の膣が彼を完全にへし折っていく。そしてベリアルの力で、信じ込まされた嘘立香王女への裏切り、
その行為が背徳感となり彼の射精の量を倍増させる。彼はそのまま一気に堕ちた。





 現実に戻った彼はどこからどこまで想起・だったのかあるいは本当に嫐られていたのかも分からない。ただ自分の霊力の減り具合と、周りの女性の霊力の増強そして匂いから現実でも輪姦されていたと悟る。

 愛歌が代表の様に歩み出ると快楽で心折れた彼の眼を覗き込みながら言う。


845 :名無しさん@狐板:2024/10/31(木) 00:36:41 ID:jnGSVaDd

「立香王女は私達への恩義から了承していることだけど、ヴィヴィオか私を正妻としなさい。もちろん実質的な正妻ではなく功績などで神として祀られる場合の席次でも構わないから」

「は、はい」

 さとりが嗤いながら言う。

「下半身に負けた男に最後のプレゼント。『想起・立香王女との情事』

 さとりの言葉と共に彼の封印されていた記憶が蘇る。彼は立香王女と共に戦った記憶や情事の記憶も消されていた。
それは彼が育ち切る前だと、前世に人格を塗りつぶされかねないからだ。王女を娶れるくらいの大功を立てていたし、立香はその時に寝ていたのだ。


 子供のころから師匠だった立香に王女を娶れるくらいの手柄を立てて将来の結婚を約束した夜、彼は立香から『男前過ぎてムラムラしたからやらせなさい』と
女権国家の女性らしい言葉と共に挑まれた彼は破れ、彼女の棒術で完敗した後。彼女の下であえいでいた。女権国家の女性並みの夜の技術を彼女は有している。

「ほらほら♪ 女権国家の女でもない女にひいひい言わされるのは恥ずかしいでしょう♪早く逆転しなさい♪」

「む、無理」

 それを聞くと彼女は腰をグラインドさせつつ快楽で脳が限界に来ているのを見越した上で彼の両腕を取り乳房を揉ませながら言う。

「情けなさすぎるぞ忠夫。師匠として悲しい。 特別に『夜がゴミカスヘタレでごめんなさい』って謝ったら。許してつかわす」

 冗談で棒読み王女口調の彼女に悲鳴を上げつつ彼は誤った。

「よ夜がー!ゴミカスヘタレでー! ご、ごめん!……なさいー!」

 立香が腰をくねるたびに射精してしまい、言葉その度に途切れたが、どうにか言い切った。すると彼女は笑いながら言った。

「まさか本当に言うとは思わなかったわ」

 記憶が消えたにも関わらずどこか立香王女に逆らえなくなったのはこの夜が原因だったのだなと彼は思った。


 それ以外にも彼女にされた行為を思い出したが彼が最後に抱いてしまう感想は。凄く気持ちよくて自分は生涯勝てないだろうけど、この迷宮で嫐ってきた女性達ほどじゃないという罪悪感だった。



 現実に戻った彼は、落ち込み切った様子だったが、愛歌が彼を見ながら言う。

「大丈夫よ。彼女は正妻として認められないだけで絶対に彼女を取り除こうとはしないから」

 愛歌の言葉を聞き、彼女を信じられるのは前世の記憶のせいもあるのだろう。立香を正妻にできないのはなぜかと思ったが、
彼は聞かないことにした。愛歌がこんな態度をとるのは呪いなどの可能性もある。そして呪いなどの中には呪いの内容を知ることが発動条件だったりすることもある。
そういう呪いは知らなければ何も起こらない。さらにはそういう呪いにかかってかつ発動させないとデメリットがないだけでなく、他の呪いがかからないもしくはかかり辛くなったりするメリットしかなくなる場合もある。
今の愛歌は、そういう状態に自分がいくつか前の前世でなった時と似た様子だ。

「多分だけど予想がついたわ。今生では話せんかもしれんが来世でも良いからこんなことしたわけを教えてな」

 快楽に負けた敗北感と立香への申し訳なさはあれどここの女性陣を信じる心が揺らがないのは前世の影響だなと思いながら彼は出口に向かった。




 横島が去った後、魔法円が現れ興奮冷めやらぬ様子の立香王女が現れた。

「みんなありがとう。凄く良かったわ」

 その問いにここにいる決して本人は嫌いではないが趣味が理解できないような相手を見るような目に変わる。彼女たちは申し合わせたわけでもないのに声が重なるくらい同じタイミングで同じ質問を投げかけた。

「「「「「これ『横島が逆NTRされているのを見るの』楽しい?(の、か)」」」」」

 それに対して彼女は満面の笑みで答えた。

「うん♪とっても♪」


 その笑みを見ながらユウキは思う。ヴィヴィオや愛歌が今生だけは横島を廃人にしてでも彼女を正妻にさせられないというわけだと。
まどか王女のせいで大鳳がいくつかシャレにならないトラウマを負い、まどかと大鳳の死後それが発覚した時、彼女たちは激怒した。
横島のことを深く愛していたから、横島の親友にそんなことをしたのも許せなかったし、大鳳は夫に凄く良くしてくれた上司というだけではなく、妻である自分たちにも凄く便宜を図ってくれていたので、
恩義に厚い女権国家人である彼女たちの怒りはすさまじかった。

 最も同じ趣味を持つ立香王女に対しての嫌悪はそれほどない。まどかと違ってちゃんと横島にシャレにならないことはしない自分たちを寝取る相手に指名してきたし、話をちゃんと通してきたからだ。
そして少しだが彼女にも恩ができた面々もいたために、一応は彼女と横島の縁を廃絶しようという意見は出てこなかった。
最も愛歌もヴィヴィオもジェラートも公職についていたものとしてまどか王女と同じ趣味を持った彼女を正妻にするのだけは『絶対に】だめだと思ったようだが。

 ビデオにとっておいた、立香を思いつつ、快楽に屈服する横島の姿を楽しむ立香王女を見て、ユウキは本当に彼女やまどか王女の趣味は理解できないと思う。
自分たちと同じくらいの快楽を与えた時の記憶を消して、寝取らせるとは。そこまで考えてユウキは考えるのをやめた。
横島が早く今夜のことを忘れて、誰にお菓子を上げなかった結果こうなったか追及し始めないことを願う。
お菓子を使い切った後、孫悟空の姿になった立香王女にトリックオアトリートと言われて、お菓子を渡さなかった結果ここに来ていたのだ。そこまで考えてユウキは心配ないかと思い直す。
多分この王女はそういう方面の手を打っているだろう。

 それにこの立香王女は寝取られ趣味以外では善性だ。そこまで悪い主君とは言えない。だから横島の運もそこまで悪くはないだろう。そう自分を納得させると愛歌とどうやった横島を癒すかの話し合いを始めることにした。


846 :名無しさん@狐板:2024/10/31(木) 02:10:36 ID:IsVqJItk


847 :名無しさん@狐板:2024/10/31(木) 22:58:32 ID:jnGSVaDd
>>846
乙感謝です

848 :名無しさん@狐板:2024/11/01(金) 12:25:54 ID:x1MxPlA6


849 :838:2024/11/01(金) 21:35:02 ID:AFtF2E+P
>>848
乙感謝です

850 :名無しさん@狐板:2024/11/06(水) 01:00:57 ID:H/l3Fjts
乙です
まどか王女の悪趣味さがまた際立つw

851 :838:2024/11/06(水) 01:37:43 ID:/XbeLizz
>>850
乙感謝です。
まどか王女は割と洒落にならないこと本編でもしてますしねw

852 :名無しさん@狐板:2024/11/06(水) 17:02:28 ID:m8ad9QFG
おつー面白かった
このゲームやりたいわ

853 :838:2024/11/06(水) 21:26:21 ID:/XbeLizz
>>852
乙感謝です
そういってもらえて嬉しいです

854 :名無しさん@狐板:2024/11/17(日) 15:13:07 ID:e/wUFsUe
おつー

855 :838:2024/11/17(日) 21:34:17 ID:+QoKYdo1
>>854
乙感謝です

856 :838:2024/11/19(火) 20:30:55 ID:ViPDVHJi
2024年女権国家ハロウィン後日談+追加補足SSハロウィン後の横島の定期的夢幻大奥挑戦記の始まり。

 このSSは>>838から>>845までに投下したハロウィンSSの後日談と補足と追加とifエンドの一つに近いものを混ぜ合わせたものです。上記のSSを読破していないと意味不明なものになっています。注意書きは上記のSSと重複しております。
@>>833の注意書きと重複している部分もあるのでそこを呼んでもらえると助かります。
Aユウキの天狗設定はソシャゲのものです
Bかなりオリジナル要素が強いです
C口唇期の性欲に対する知識は聞きかじりなので現実とは違うかもしれません。
D立香王女の寝取られ性癖は本編ではなく、パロディ漫画ますますマンガで分かる!Fate/Grand Orderの設定を独自解釈して使ってますが、普通に男性を恋愛対象にするなどかなり違うところがあります、





 夢幻の大奥を辛うじてクリアした横島は藤丸立香王女との結婚式が近づくにつれて、大きく不安を抱いていた。
 あの大奥で嫐られぬいた記憶が彼を蝕み、愛歌もしくはヴィヴィオを儀式で正妻とした場合、自分はあの快楽に抗って一番に立香を愛せるのだろうか。
彼女と育んだ絆すら溶かしてしまう快楽や砕く快楽、それを思い出して彼は、震えていた。

 彼が悩む部屋のドアをたたく音響く。その音から最愛の女性立香のノックだと彼はすぐに理解した。時間的には公務中ではなく私的な時間の訪問だと理解した彼は、くだけた口調で答える。

「立香、入ってきて良いで」

「忠夫―!久しぶりー! 最近忙しくてさー! 当時は表ざたにできなかった忠夫の手柄とかも公表して、王女娶るに十分って認めさせたり、専門的な仕事だけを忠夫に回す形にしたり、
ストレリチの王族や女権国家の公爵との共有に対してどうするかとかの打ち合わせも大変なのよ。これが私の仕事かだからしょうがないけど」

 近づいてきた彼女のシャワーを浴びてきたらしいシャンプーと香水の入り混じった匂いに彼は分身が僅かに反応するのを感じていた。

「そ、そうか」

「でも今日からでも頑張って六日も連休取れるくらいにしてきたわ。二日は休んだから残りは今日も入れて四日。確か忠夫も休みだったでしょう」

「ああ」

 そういうと立香は服を脱ぎ始めた。豊満な肢体を彼に見せつけながら言う。

「今日一日は思いっきりして、それが済んだら明日デートして、残り二日は臨機応変に決めたいんだけどいい?」

 横島は頷いた。王女の激務の間を縫って自分に相手に来てくれている彼女にできるだけ合わせなければ。

 立香は横島より年上で棒術や霊術に長けており、孫悟空みたいな恰好で悪霊などから人を護る為に戦っている。その格好で横島に修行を付けるようになってから、横島の上達も早くなった。
彼女と共に修行しつつ、彼の記憶にない幾つもの手柄があったようだ。




 立香王女は敢えて組手で彼に勝った時の様な動きで彼を押し倒すと笑う。

「忠夫、前回の事件で戻った記憶と戻ってない記憶や私への想いがあるみたいだけど、初めては王女娶れるくらいの手柄立てた直後に、結婚了承した日の組手の後だったって覚えてる?」

「そうなんか」

「うん。私に負けた貴方を、こんな風に組み伏せて、こうしたのよ」

 立香が横島からもらっていた、文珠を彼の頭に使い、『戻』を使うと彼の記憶が蘇る。

 かつて彼は霊能力を使う類の修行をして十二歳かそこらの時辛うじて、実戦に出られるくらいになっており半分は巻き込まれる形でまだ王女ではなく、
庶民であり半ば師匠ともいえる姉弟子の立香が巻き込まれた戦いに加勢したのだ。その際に周りの軍人たちは霊能に限定してとはいえ、足手まといにならないどころか多少とはいえ役に立った彼に驚いていた。
彼が婿候補となったのも、その事件で立香を助けるために、覚悟を決めて霊力が覚醒した彼が悪霊との戦いで大活躍をした結果だ。この共和国では王族は霊的防衛と象徴的な側面が強いので、そこまで王族や婿に要求されるものは大きくない。

 そして彼が立香を助けるために大活躍をした日の夜の記憶が戻る。

 立香の婿となることを了承した後、彼は立香にあっさりと押し倒された。彼女は笑いながら言う。

「あんなに活躍できるくらい強くなったのに、不思議? 私より強い敵にも勝ったのに?」

 疑問がる彼に立香は師匠の顔になり説明を始める。

「あの敵は忠夫から見て相性の良い敵だったでしょう? それに忠夫を侮っていた上に他の強敵を退けた後だったから。私より強い敵に勝てても私の方が実力は上だし、それに私との相性は最悪だよ」

 せめて対等な性交をしようと振りほどこうとする彼の分身を立香の手が掴むと一気に彼の前身から力が抜けた。

「この状況じゃ集中できないでしょう。 話の続きすると、私は忠夫の癖とか動きとか全部しているから忠夫が私より3倍くらい強くならないと勝つのは難しいそうだよ。少し上くらいじゃ殆ど完勝。こんな風にね」

 射精してもおかしくない快楽を与えた直後に、無理やり霊術で止められて動けない彼を見下ろしながら立香がゆっくりと腰を下ろしてきた時、彼は婿候補(実質婿となること決定状態)となった時に習った性魔術の準備をした。
精通前だったがそれでも口頭で霊力を籠めて彼女の健康に良くなり気持ち良くする術を仕込まれた。
射精の際に霊力を籠めると自分の快楽も大きくなると言われていたが、それでお処女を奪う時に痛みがすぐ引くようにするためと、多少女権国家の影響が大きい家系の血が入っている彼女相手に初めてくらいはリードしたいという気持ちがあるからだ。

 彼女の処女膜が破れる瞬間に、一気に女性の性感帯を愛撫して、組み伏せ返すそう考えて彼女が腰を下ろし彼の分身を飲み込んできた。処女膜が引っかかる瞬間が訪れず、そのまま一気に飲み込まれた。
一気にぬるぬるとした感触が彼の分身をなめしゃぶり、瞬殺されて彼は射精をした。霊力も一気に座れる彼を見下ろしながら、立香は彼からもらった文珠の一つに、『誠』文字が込められている。彼女は笑いながら言う。

「忠夫、私は激しく運動しすぎて処女膜がなくなっていたのよ。だからあなたが初めてだから安心してね」
 彼の分身を嫐りながら立香が笑いながら言う
 腰をひねられて彼は、快楽で極限状態になりながら辛うじて答えた

「そ、そうかー!」


 射精しつつ、悲鳴めいた声になるそれを楽しく聞きながら立香は言う。

「忠夫初めてくらいは主導権握ろうとしてたんでしょう。頑張って握らなきゃ」

 そういって、分身を包む感触だけで、完全に限界がきている彼の腕を乳房に導き揉ませた。

「あー!」

 射精したばかりで敏感になった彼の分身が余計に強くなり、再び彼女の中に放ちながら彼は脳が壊れそうな快楽を味わいながらも、乳房を揉みしだく勢いが止まらなかった。
立香はそれを見下ろしながら彼の手のツボを押して、痛みと快楽が同時に襲ってきたところで、彼の手が緩み彼女はその腕を乳房から自分の尻に導き、揉みしだかせる。
そのまま彼女は倒れこみ彼の顔を乳房で包みながら笑う。悲鳴を上げる口を彼女にキスでふさがれた後、彼の胸板で彼女の乳房が潰れ、口内が舌で蹂躙される。そのさなかで精通したばかりの彼は何度も何度も精を放った。

 長いキスを終えた後、射精しすぎて立てない彼を見ながら立香は笑いながら離れる。

「忠夫、私も一応女権国家の中では下の方くらいの閨上手な女性ではあるらしいけど、さすがにこれは情けないぞ♪」

立香が離れ終えると、もう一人の師匠である、インプ、ユウキが現れた。

「ユ、ユウキ」

 女権国家の森で良識派の妖精たちを束ねている彼女は、横島の師匠として共和国にしょっちゅう訪れている。彼女は笑いながら言う。

「立香王女との約束で、忠夫の筆おろしの時は僕も参加させてもらう約束だったんだ。忠夫知っての通り君のいくつかの転生先の奥さんは、今この共和国の為に有益な人材ばかりだから、ちゃんと覚悟決めてね♪」

 そういうと彼女はいつも服を脱ぎ去っていく。彼女が服を脱いで行った瞬間、彼の顔が驚愕に見開かれた。ユウキの乳房が想像以上の巨乳だったためだ。それを見て、ユウキは悪戯が成功した子供の様な笑みを見せた。

「やっぱりこうやって巨乳であることを隠して不意打ちした時の忠夫の顔は何度転生しても飽きないね♪」

 そういってユウキが彼の腕を取り、立香王女と同じ体位で彼を押し倒すと彼は悲鳴を上げた。立香王女以上の快楽が彼女の体からは送り込まれてくる。彼のベッドの中での戦闘力がリスや鼠なら立香は犬や猫。ユウキは狼や虎だ。

 ユウキは彼の分身を飲み込むと、乳房で顔を挟み笑う。彼女は『誠』の字が入った文殊を投げると彼に問う。

「立香王女より僕の方が気持ちいでしょう?」

「は、はい」

 その言葉を吐いてしまった罪悪感と背徳感が余計に彼の興奮を掻き立て、彼はユウキ中に再び放った。

 それを見ながら立香王女がそこまで深刻ではない怒り方をしながら言う。

「忠夫〜、文珠のせいとはいえそれはないでしょう。ほらお仕置きだよ」

 そういってユウキを彼から引き離し、彼女はその豊かな胸で彼の分身を抜き始めた。その感触に彼が悶えるとユウキもまた対抗するように同じことを逆側からする。彼の考えは一つだった。

『立香の方が気持ちよさは下だけど、その立香だけでいっぱい、いっぱいなのにユウキまで、ああー!』

 二人の胸で嫐られながら彼は何度かユウキの胸の方に分身を近づけた。それを咎めたようにユウキが言う。

「今生の幼馴染は立香ちゃんでしょう! 僕の方ばっかりに来ているお仕置きだ〜!」

 ユウキのパイズリが優しい物から辛い快楽を与えてくるものに変わった瞬間彼はしばらくして大量に射精を果たした。
彼の分身にもそれはかかり左右から二人の舌が胸で嫐られる分身の先端をなめ始める。脳が砕け散ったような快楽がたびたび起こり、胸から抜かれた分身を二人が舌で綺麗にし始めると再び射精が起こった。
文珠の効果のせいか、彼はユウキがしてきた視線の問いかけ、どちらの舌が気持ち良いかという問いに答えてしまった。

「ユウキの舌の方が上です」


 罪悪感で死にかける程の背徳感が余計に大量の射精を招き彼が倒れかけると、立香の目が怪しく光った。



 ここから先は彼の記憶には残っていないことだ。


 立香が不意に舌を動かすと、余計に彼の分身が固くなった。彼女の舌遣いは、ユウキのそれに見劣りしないところまで一瞬で上り詰めた。
女権国家の女性の快楽で男性を喘がせる力たとえ一点くらいでも男性は決して勝てないが、その中でユウキは80点くらいで、立香王女は40点から60点くらいだったが、今の彼女はユウキと同じくらいだ。
彼女は笑いながら、彼の分身を飲み込むと、彼は泣きそうになりながら射精して果てた。強すぎる快楽で気絶する彼を見下ろしながら立香はしまったという顔になる。


857 :名無しさん@狐板:2024/11/19(火) 20:33:38 ID:ViPDVHJi

「忠夫の一番は私なのに、他の女の子に屈服している罪悪感で打ちひしがれた姿にぞくぞくして、つい枷を外しちゃった。もうちょっと楽しめそうだったのに」

 ユウキは理解できないゲテモノ食いをしている友達を見るような目で彼女を見ながら答えた。

「そ、そう」

「うん、まあユウキさんも頑張って。これから彼の人生をみんなで素敵なものにしていきましょう」

 立香の笑顔を見ながらユウキはこの後にも思わず何度か口にしてしまう質問をこの時初めて口にした。

「ねえ、楽しいの?これ(忠夫が寝取られているの見るの)」

「うん!」

 満面の笑みで返答しながら、自分がユウキと同じくらい激しい快楽を与えて彼を気絶させた記憶を操作している彼女を見ながらユウキは思った。

『まどか王女と違って深刻な被害は出してないし、僕たちに最初に話しを通してきたから嫌いじゃないけど、この趣味は本当に理解できないな』

 その日の夜はそれで最後となった。





 立香にベッドの中で圧倒された横島は彼女との初めての記憶を思い出させられた後、その後、興が乗った彼女が二回戦をはじめ、彼女に愛をささやかれながら、
『たとえ側室でも今生では忠夫の一番は私よね』という言葉に彼は頷きながら喜んだ彼女が激しく腰を振り、そのまま精を絞られながら意識が落ちたのだ。



 眼を空けた彼は周囲の状況を確認して身震いし始めた。ここはハロウィンで彼が散々にへし折られ前世の妻たちに快楽を刻まれ尽くした女権国家式夢幻大奥迷宮だ。
大奥の彼の部屋である場所におり、かつて愛歌やジェラートが座っていた迷宮攻略に向かうための受付口に陸八魔アルが座っている。アルを見ると彼の中の恐怖が若干和らいだ。
善良な女性の方が彼に近づいてくる女性は多いが、その中でも彼女は特に恐ろしさが低い。

「アルちゃん、今回も夢幻大奥迷宮に呼ばれたわけだが、なんでなんだ?」

 それに対してアルは屈託のない笑みで答えた。

「なんでも愛歌とヴィヴィオとジェラートが、結婚前やっておきたいことがあるらしくて。準備していたらしいの。今回は難易度がアップしたエクストラステージよ!」

 アル社長の好意を抱く男性をいじめるのが楽しいというのを隠そうともしない陽気な様子は恐ろしさを感じさせない。だがそれがある意味では怖いのかもしれないと思う。

 本気を出した彼女は快楽で男を壊したり完全に危害を溶かして腑抜けにできるが、そんなことをしていても怖いとか距離を取りたいと思う感情羽芽生えにくい。これは一種の才能かもしれない。

「そうなんか。それで今回の内容はどんななんや」

「前回クリアした、私たちの特技を全部使える状態で新しく増設された前世の記憶とか封印された今生の記憶で作られた部分も追加された大奥迷宮をクリアすることね」

「そうか。少し気になったんだけど、それで俺の本来の体ってここを攻略している時どうなっているんだ?」

「冬眠状態で邯鄲の夢を見ている状態だけど敗北時の時だけ夢でありながら現実世界ともいえるくらいに具現化しているここに呼ばれている感じね」

 最後の疑念も消え去った。ここは多分夢の世界だが、具現化している異界に近いのだろう。それなりに常識外れの霊的超常現象と戦ってきた彼には予想がついていたが確認したことで完全に疑問が消え去った感じがする。

 疑問が晴れた後に横島は少し考えてから口を開いた。

「やはり今回も、俺が立香を正妻にしない様にするための処置なのか?」

「ええ。事情は忠夫に話せないけど」

答えながらアルは少し良心が痛むのを感じた。話せない主な理由は立香が逆寝取られ趣味でそれを横島が知ったら。彼の精神衛生にも良くないから、知らなければ逆に有益な乗ろか何かだと思わせておいた方が良いというのが第一だ。
次は一応彼女たちが多少は義理ができてしまった立香王女の為だ。
彼女は申し訳なく思いながらも快楽に抗えない横島の姿を楽しみたがっている。他の横島に熱を上げている女性達も彼女に多少義理があるのと、契約したこと、そして何より横島が気の毒すぎるので明かせないのだ。
それでもいざ始めると逆NTRが愉しめてしまう辺り、自分たちも女権国家人だと思うし、そうでないものも女権国家で過ごした影響を受けているな、と思う。


 横島は様々なステージを見ながら少し悩んだ後に聞いた。

「アルちゃん、ルールは前回とあまり変わらんか」

「ええ。前回と同じくボスから逃げつつ雑魚敵を一掃して、立香王女への想いの欠片を集めて、出口に来ればクリア。エクストラは前回とは比べ物にならない難易度で新たなギミックがたくさん追加されているけど、
前回の基本をとことん守ることが一番の生存への近道よ」
 
アルの言葉を聞き彼は前回教わった教訓を思い返す。

@なるべくボスから離れる。
A発動させる系の特技は一度使えばチャージし終わるまで使えないから、なるべく危ない時以外は使わない。
Bボスはルールを破らないけど、ルール違反にならない様に穴を突くから常に妄信しない様に気を付けて。
C一撃で倒せない敵はなるべく早めに消しておく。
Dボスが特技を使った後は隙が生じるからこちらも特技を使うなどして、なにがなんでもそこを切り抜けること

 そこまで考えたところでアルが再び忠告をしてきた。

「今回は新しいギミック等を教えると、ネタバレになってしまうからあまり教えられないけど、このルールを守ることが勝利につながると言ってたわ。これを守れば一度も捕まらない可能性もゼロじゃないって言ってたわね」

「そうか頑張ってくるわ」

 そういいながら彼は、新たに追加されたステージを見た。前回は彼と仲が良かった女性達の絵画が入り口になっていたが、今度はホラーの建物の絵になっている。

「もしかしたら今度は同じボスが違う能力使ってきたりするとかか?」

 横島の発言はこの勝負だからあくまでもゲームだから彼女たちは相当手加減していたことを証明している。今の横島も底辺の英雄くらいの実力はあるが、本気を出した彼女たちには絶対勝てない。
能力も一個しか使ってきてないし、全力で駆ける横島より少し遅いか同じ速度くらいでしか動かないというルールを彼女たちは護っていた。

 その問いにアルは頷いて答えた。

「ええ。エクストラステージだけに、攻略拠点が建物になっているわ。途中で負けて出てきても、雑魚敵の配置とかはあまり変わらないけど、ボスが変わっていたりとかもあるかも」

 アルも一応ボスの一人だがこの時点では、まだ全ての手の内を教えられていない様だ。

 横島は少し悩んだ後に、高価なラブホテルも兼ねているホテルの門を開いた。

「行くの?」

「ああ。ここなら特定のボスが強くなる可能性も低いがする。同じフロアでもボスが違うなら、その違いが顕著に出るだろう」

 覚悟を決めて横島がフロアの扉を開いた。


 横島は部屋に入ると、暗いながらも趣味の良い洋館を思わせる古風なホテルにいた。昔の城を思わせるそれを見ながら彼の考えは推理に傾く。

『ここは誰や?扉の絵は高級ラブホテルだったけど、もしかしたらフロアのボスを勤めている女性でガラッと変わるのかもしれん。
どんなラブホテルが好きかは人によるからな。この見かけからすると多分エヴァかジェラートか?次点でアリスちゃん。ギリギリだけどヴィヴィオもあり得るかな?』

 吸血鬼か魔女の館めいたラボホテルを見ながら彼は考えつつ、霊波刀を抜き前回クリアした時に手に入れたアルのスキルを発動させる。
アルもユウキと同様に二つ以上フロアをクリアしなければ、入れない場所のフロアの主だった。彼女の能力はベリアルの嘘を信じ込ませやすくする力だ。
これを使っていると、横島が現在即発動できるようにしている、能力をボスが誤認しやすくなる。
それだけではなく、彼が倒そうとしている想いの欠片などを持っている雑魚敵たちを倒そうとしている順番なども間違えやすくなりフェイントの成功率が上がるのだ。
チャージが終っているスキルは付け替えてから、3秒ほどで発動できる。そしてつけていなくてもチャージ自体は進んでいく。しかし、即発動できるスキルをテレポートだと思っている時にスタンを発動させれば、相当に相手の計算を狂わせることができる。

 最初に出た敵を見て、彼の顔色が変わった敵はアリスと少し似ている美女達だ。彼が人形に憑依させられている時は、上海人形たちの姿も人間に映る。その時の上海人形たちだ。

『夢幻大奥の特権ここでは人形も人になるってやつか』

 普段はシャンハーイとしか言わない彼女たちが言う。

「忠夫様―! 滅多にない機会ですから数か月前と同じく楽しみましょう。早くアリス様や夢子様としましょうよー! 王配になるのにメイドの慇懃無礼な罵倒で余計に射精量が増える変態なんですから」

 最後の言葉は彼が捕まった時に、女性優位の性行為をしながら彼女たちが投げかけてきた、罵倒を思い出させる声だ。分身が僅かに固くなったのを自覚しつつ、彼は霊波刀を抜くと切り込んだ。

「ここから攻略することにしたわ!」

 霊波刀で彼が上海人形もはやここでは人と変わらないが、を切りつけると、彼女は笑いながら言った。

「ここでは倒されてもちょっと痛いだけ、それがわかっているから全力切れるんですよね。先に閨で準備してます」

 そういって彼女が消えると無数の人形たちが武器を構え現れてくる。彼女たちの反撃は大したダメージにならないが蓄積したまま放置すると数秒動きが止まることもある。
だからこそよけながら戦ったり、あるいは多少食らっても後で休むことにして突っ切るなど状況によって、臨機応変な判断が求められる。今回は速攻で倒すことにした彼は敵を切り倒しながらひたすらかけた。



 いくつかの敵を切り払いながら彼は息を切らしつつ進んだ。その中にあるのは不安と疑念。

『敵全部倒して後は脱出するだけかもしれんけどアリスちゃんと結局合わなかったな。いや後ろからすごい勢いで、追いかけてくる気配はあったし何度か捕まるかと思ったけど、今回は俺の勝ちか』

 考えながら彼は決して楽な道でもなかったと思う。アリスが近くに来ると人形たちが強化されてしまい、一太刀で倒せる敵が二太刀でなければ倒せなくなったりしていたのだ。
その途中で背後からアリスの気配が迫ってきた時の恐怖はやばかった。前回クリアして得た知識だが、ボスの姿を見る暇があったらひたすら逃げた方が良い。振り返ったらその分遅れてしまう。


858 :名無しさん@狐板:2024/11/19(火) 20:36:54 ID:ViPDVHJi


 横島は駆けながら思った。絶対に何か一波乱ある。アリスの新しい能力か新ギミックかどちらかが来る。そう思った直後にスタンの範囲内に強大な気配を感じ、彼は即座にスタンを発動させた。
もう大丈夫、そう思って余計に速度を上げか彼は一気に絶望することになる。目の前の影からエヴァの姿が見えたためだ。

「ここアリスちゃんじゃなくて、エヴァ先生がボスだったんか?」

 叫び終わるより先に影から影へのテレポートを終えた彼女が彼を捕らえて言う。

「苦労したぞ。陸八魔アルの能力でアリスだという嘘の真実味をずっと増していたからな。お前に姿を見せない様にしつつ気配だけ感じさせたりもしていた。全ての部下が倒されたから元の能力に戻したというわけだ」

 部下がいなくなったからこそ、アリスではなくエヴァだとばれる心配もなくなったということだったのかそう思った直後に彼は、瞬間移動して寝室の上にいた。

 エヴァに軽くかまれただけで快楽で動くなくなり、大人の姿の彼女たは豊満な胸で彼の顔を包み彼の瞳が揺らぐのを堪能した後彼を敢えて上にして、両手両足でとらえながら分身を飲み込み首筋にかみついた。

 胸板で潰れるエヴァ乳房の感触が分身を余計に固くし、その状態の分身が飲まれた瞬間に彼は射精した。敏感になったその分身に首筋からの電撃の様な快楽という追い打ちもさらにきた。
二度目の射精で完全に気をやってしまったかれをみおろしながらエヴァは言う。

「上海、蓬莱、アリスの人形たち今回はご苦労だった。アルの能力のおかげもあったが、お前たちの功績もそれ以上だ」

「いえ、エヴァ様のアリス様が操った時の真似も上手でしたよ」

 そういいながら上海人形、この夢幻大奥では完全に人になっている彼女が彼の分身を飲み込んだ。その彼女の膣の動きはアリスのそれと同じでどれほど堕落しても許す。
愛玩を続けるという男の気概を溶かす快楽だ。彼女はアリスの動きを再現しながら言う。

「忠夫様。アリス様がボスのフロアでは抵抗するのやめましょう? 私より気持ち良いこういう堕落が待っていますから」

「あ、ああー!」

 動けない彼に堕落の快楽を脳に焼き付けながら彼女が離れ、蓬莱人形や他の人形たちも彼を嫐りだす。その手はアリスや夢子のそれに似ている。蓬莱人形は夢子と同じ方法で彼の分身を飲み込み笑う。

「忠夫様、夢子さんはもっともっと気持ち良かったでしょう。ほら堕ちなさい」

 横島が気をやっている中エヴァが言う。

「前回より難易度が上がったところを見せるか想いの欠片は記憶も取り戻させるが必ずしも良いことばかりではない。それではこれをやろう」

 エヴァが呪文を唱えると彼の封印されていた記憶が蘇ってくる。






 立香王女が罪なき弱者や国民を守る為に彼女しかできない悪霊払いで戦っている時彼も霊波刀を振るい獅子奮迅の働きを見せていた。
この国では最強クラスの悪霊祓いではある立香王女が孫悟空の衣装に身を包みながら棒を振るい、上級の悪霊を蹴散らすが特に手ごわい長い鉈をめいた剣を持った鎧の化生が彼女に肉薄する。
立香とその化け物の鍔迫り合いを見て、横島は一瞬で立香が本気で苦戦していると悟った。彼女が弾き飛ばされたのを見ると彼は一切の防御を捨てて、立香を弾き飛ばした際の隙めがけて霊波刀で切り込んだ。


 命を捨てる覚悟の相打ち狙いの一撃は、彼の霊波刀が当たるより先に、化生が消え去った黒い影が現れ、その化生を一撃で葬り去った。その一撃を見て驚く彼を他所に、その影=エヴァンジェリンは片腕で横島を持ち上げながら言う。

「最善手ではあったが、他の女の為に死の覚悟を決める姿を見せられるのは前世の妻としていい気分ではない」

 持ち上げられているのに微塵も苦しさや痛みを感じさせないままに彼女は横島を掴んだまま、王宮の寝所にテレポートした。


 横島は目覚めると自分が体を洗われた上で、寝台の上にいることに気づく。目の前には大人の姿に変身し、男の理想を思わせる美術品めいた体になっているエヴァンジェリンがいる。彼女は吸血鬼特有の魅了の瞳で彼の眼を覗き込むという。

「忠夫、立香も師匠としては及第点ではある。だが事態が事態だけに少し反則をする」

 そういうとエヴァは彼の背後に瞬間移動したかのように現れ、首筋に牙を突き立てた。

 快楽で悲鳴を上げる彼を笑いながらいつの間にかマントだけを着なおした彼女はマントで彼の両腕を纏めて、囚人の様に縛ると上に上げさせて豊満な胸を押し付けながら左手で乳首をいじり右腕で彼の分身を嫐り始める。

「あ、あー!」

「立香からも了承済みだ。お前の神殿で祀られている前世の力を覚醒させろと、な。私との婚姻や性交渉もその儀式の一部だ」

 何度も寸止めされて狂いそうな彼を弄ぶ彼女は本当に気が狂いそうになるまで繰り返し、足元部分のマントが彼の分身を縛り上げ射精を許さなくした後も、続けてくる。

「そろそろ良いか」


 そういうとエヴァは彼を動けなくしたまま正面に回り、抱き着きながら彼の分身を飲み込んだ。

「あー!」

 飲み込まれた瞬間厳しい快楽が襲い掛かり、彼の分身の亀頭がかみ砕かれた様な錯覚具がした後、射精したまま彼は前に倒れる。
その彼を抱き込みながらエヴァは両手両足で彼を捕らえるとこの時で言えば未来である現在と同じ体位で彼を嫐り始める。
最初の激しい快楽で完全に彼が屈服したのを見切ったのか、優しい快楽で彼の分身を彼女は嬲っていく。それでも彼射精の旅に彼の頭が壊れていく。

「ほら、もう少し耐えろ。5秒耐えられなければ仕置きだぞ」

 恐怖を感じさせる口調でありながら、膣はどこまで優しく沼の様に彼を快楽と堕落に導いていく。3秒で射精して彼が果てると、エヴァがかみついてきた。
辛すぎる快楽が首筋から来て限界を超えた射精が増加し、甘やかす膣で分身が嫐られていく。糸が切れた人形の様に彼がなるまでエヴァの遊びは続く。

 射精する度に嘲り罵る彼女の言葉が媚薬となっていることに彼が気づくと血を吸ってその思考を読み取りながら、彼女は何も言わず嘲りの目で見てくる。


 彼が糸が切れたように崩れ落ちて意識を失うと、エヴァは口移しで回復させる薬を飲ませ、彼に愛おしそうにほおずりし始める。
そこに光でできた東洋風の魔法円が出現し、立香王女の姿が現れた。横島の意識が絶対に戻らない状態でだけ見せる本来の力が感じられる。その姿を見ながらエヴァは怪訝そうな顔で問いかける。

「これで良かったのか?」

「うん♪」

 満面の笑みで答える彼女にエヴァは本当にわからないと思いながら質問を重ねた。

「幼女の姿ではなく忠夫との初めての夜はこちら(大人形態)でしてほしいとはなぜだ?」

 エヴァは立香との契約書を読み返しこういう項目があることについさっき気づいたのだ。
一応害があるかも知れない項目に関しては注意深く読んだせいか、悪意の潜みようがない部分には気づかなかった。だからこそ、なんでこんな頼みをしたのか気になっている。それに対する立香の答えは想像の斜め上だった。

「幼女モードのエヴァさんにとられるのも良いけど、やはり初めては巨乳モードでしょう。
私が勝負にならない訳じゃないけど、私より上なおっぱいに翻弄されて『立香ごめん。でもこの乳立香のより……、俺って最低だ』 みたいになっている忠夫が堪能できたから」

「そ、そうか」

 エヴァは引きながら答え、この立香王女は性癖で女権国家の女性を性癖で引かせるという快挙を成し遂げたのかもと考えた後、愛歌達の主張が正しいと深く思う。
横島の転生体は何回か英雄となり、祀られている者もいる。そしてその度に正妻は変わっていたが、仮に彼女が正妻となった横島の転生体が神殿とかで祀られたら、想像以上に厄介な干渉が起るかもしれない。

その情事が終った後彼はエヴァに血を吸われたことで前世の記憶やあるいは指導者の一人でもあったエヴァとある程度視点を共有したことで、爆発的な成長を果たした。
立香王女との訓練でも彼女との実力差が急速に埋まった感じがする。立香王女はもともと大鳳の血を引きキャルの棒術を継承しており、横島よりずっと強い。だが追いつくための時間が相当縮まった気がする。

 横島の霊波刀を切り替えながら彼女と激しくぶつかり合った後に、立香の棒術が辺り倒れると立香は本心からの称賛を口にした。

「忠夫凄いじゃない。前世の力を取り戻してここまでになるなんて」

「ああ、そうだな」

 他人事の様に言う彼に対して立香は怪訝な顔をした。

「どうしたの? まるで自分には関係ないみたいな口ぶりね」

「エヴァさんとのその夜のあれで」

 いい淀む彼の口調を立香が返す。

「エヴァさんとの性行為でブーストかかったから鍛錬のおかげじゃないみたいで他人事みたいに思えるとか?」

「まあ、前世も性格近かったらしくてあまり前世の記憶を取り戻して強くなった人間特有の後遺症は感じられんな」

 答えながら横島は自分が少しずつエヴァの与えてくる快楽に塗りつぶされている感じがしてくる。
立香に対する想いは衰えていないが、いくつもの前世で共に過ごした彼女達への想いがそれに勝っているのではと感じていた。 それから少し時間が過ぎ横島が出て言った後、立香がエヴァと話していた。

「40点くらいが師匠として合格点だとして、60点くらいの師匠やっていながら80点とか90点の師匠も出てきて、師匠ポジ寝取られ美味しいわ。そしてだんだん刻み込まれているなか、快楽に負けている自分に罪悪感じている忠夫が眼福すぎるわ」

 立香の逆NTRのすばらしさを聞きながらエヴァはやはり理解できないという顔になっている。
一応立香に対してはまどかに対する様な悪感情ないし、一応同じ男を共有する仲間でもある上に、大きいとまでは言わなくても小さくはない恩もある。
だからこそ彼女の趣味を理解するべく何に興奮しているのか聞いてみたが、共感はできそうにない。
他人に人として超えてはいけない一線を越えず、理解不能なゲテモノ食いの趣味をしている以外は善良な友人と思って頼みを聞いていくのが一番良いだろうとエヴァは思った。
それに自分としても女権国家の女としての業か快楽に屈服する横島を嫐るのは嫌ではないのだ。


859 :名無しさん@狐板:2024/11/19(火) 20:38:58 ID:ViPDVHJi



 過去の記憶を思い出した横島は自分が現代でもエヴァに嫐られていることに気づいた。過去の回想と同じ逆レイプをされていたらしく足腰が立たない。エヴァは子供の姿に戻ると言った。

「豊満な体も良いがこっちも悪くなかろう」

「ちょ、ちょっと待ってエヴァ」」

「『待ってください。エヴァ様』と言え」

 子供の姿に戻り膣の締め方が変わった直後に血を吸われてわめく、彼の乳首を彼女が口に含むと吸血鬼の舌と牙がそれを嫐り彼の射精量が一機増える。

「ああー! エヴァ様―! 許してください!」

「良く言った。次は褒美だ」

 大人の姿に戻った彼女は横島の乳首を自分の豊かになった乳房で愛撫しながら胸を押し付け彼の手を自分の尻に導き握り閉めさせる。

「あ、あ、ああ……」

 忘れさせられていた記憶が戻ってきたがその記憶と似た性行為をされて、立香王女に対する愛より彼女への想いが強くなるような恐怖と快楽が戻ってきて震える彼に彼女は言う。

「どっちの形態の私にしてほしい」

 答える前に豊満な胸を彼に押し付けながら射精させたまま大人形態で彼女は聞く。

「子、子供形態でお願いします」

 これ以上大人形態で忘れさせられていた記憶を思い出させるような情事をされ続けるとど彼女が一番になってしまうかもしれない、そういう恐怖からの言葉だったが、エヴァは笑った。

「やはり今生では自分を一番にしてほしいという立香への義理立てか。だが子供形態でも十分奪えるとわからせてやろう」

 その後、子供形態に戻ったエヴァは彼を大人形態とは違う快楽を与える術で、繋がってくる。愛歌やリグルの情事を思い出させるそれを受けて彼は、
何度も意識が飛んでいく。エヴァの狭くなった膣は彼の分身を余計に強く絞り何度も絶頂させてくる。何度目かの意識が飛んだ時、彼の目の前が真っ白になった。






 彼が目を開けると孫悟空の衣装を着た立香がいた。何度か経験した反省部屋だ。立香は凄く楽しそうに彼を勇気づけるような笑顔をしている。

「忠夫今回も大変だったね。今回の反省についてだけど、あまり言えることはないね。 エヴァさんは消えた記憶の中で、いくつもの教えを忠夫に教え込んだ師匠でもあるの。
自分が教えたことだということは忘れても体が勝手に覚えていたり、あるいは生きるための知識としては残るって感じでね。アリスの気配を身に纏って、これまでこのゲームをクリアしてきた忠夫の行動パターンを読んで、
振り返らない方が良いと判断する状態を作り、そして最後はアルさんのくれた技から、自分のテレポートに変えて忠夫確保。 本当に隙が無かった。 今後も色んなステージにランダムでボスさんが変わるから気を付けてね。
あとエヴァさんが自分用の正義だけじゃなくて、愛歌さんやリグルちゃんをまねた性技使ってきたせいで、二人の誘惑に弱くなっちゃったかも」

「そ、そうか」

「うん。ここは一応反省部屋とは言うけど、むしろ基本をちゃんと守って頑張った忠夫を上回った相手の対策を教える部屋になるかも。エヴァさんはもうここで許すと思うから次に切り替えていこう!」

 横島の意識が現実に戻りつつあり、立香王女の声が聞こえなくなるのを見越すと彼女はビデオを取り出していた。

「エヴァさんの責め良かったかって私が忠夫にした攻めに似せてかつ、手加減した私より気持ちよくさせているところもポイント高いわ」





 ラブホテルをクリアした彼は、快楽でズタボロになった精神を立て直しながら戻ってきた。食べるものが悪いとまた嫐られたいという思いが沸いてきてしまう。
そう思って受付に来るとアルではなくジェラート・ヴァレンティーヌが受付になっていた。その彼にジェラートは笑みを浮かべながら言う。

「旦那様、どうしたのじゃ? アルでなくて残念かえ?」

「まあな」

 赤い髪をたなびかせたスーパーモデルの様な長身な彼女は笑いながら言う。赤い髪をかき上げ男の心をくすぐる匂いを漂わせながら言う。

「アルでは普通に旦那様を励ましてしまう故な。誘惑に弱くなったなら余計に集中力を堕とすのも手の一つじゃ。とりあえず新しいルールの説明をしよう。
今回はクリアした施設を使うことができるぞ。 ラボホテルをクリアした今は食事などのランクが上がる。味などは変わらんが、ゲームが始まって少しの間速度が上がったりするのじゃ」

 ここまで言った後彼女は彼の顔を手で挟みながら言う。

「それとラブホテルでは欲情しすぎて集中力が落ちているなら、一切リスクなく性欲を解消できるのじゃ。最も中毒化などは最小に抑えはするが普通に嫐られたよりは低くとも快楽は脳に刻み込まれるがな。 どうじゃ妾と一戦するかえ?」

 横島は首を横に振った。

「それはやめておく。ラブホテルだけど、高級ホテルでもある施設らしいから、とりあえず精神を落ち着ける食事と気持ちを切り替えてくれる音楽を頼むわ」

「旦那様、了解じゃ。今回は妾はボスとして出られないかもしれぬ故呼んで欲しかっのだがな」

 寂しそうな声に罪悪感を覚えている彼を見ながらジェラートは楽しそうに笑う。ジェラートのその様子に気づかなかった彼は心を鬼にして、そこを空けると回復すべく部屋に向かった。




 ホテルで食事のメニューを見ると解説らしきものまで書いてある。彼は耐久力を上げるものや少しだけ足が速くなるものなどの、女権国家の良識派女性が男性の為に作ったメニューを見ながらどれを食べるか悩んだ。

 彼は少し悩んだ後に耐久力を上げてくれるメニューを選び、海産類とユウキが妖精たちの頭目をしている、森で取れた山菜を煮込んだスープを頼んだ。
塩気の濃いスープが柔らかいパンにしみこみ、エビや貝の歯触りが特に良いと思いながら彼は、スープを飲み終えるとそのまま次のステージに進むことにした。




 横島が次のステージに選んだのは病院だ。前回も一度捕まっただけで済んだし、何よりこの施設を攻略すれば回復施設が手に入るはず。今でも最低限の回復は道具はあるが、充実するならそれに越したことはない。




 病院に入った彼は、前回とは違い和風なその様子を見て、怪訝な思いが芽生える。

「どうなっているんだ。俺の前世には和風な建物に関わっていた女性もいたのか? そういえば、さとりは洋服来ていたから忘れていたけど、東洋の妖怪だったか」

 独り言をつぶやき終えた彼を他所にアナウンスが流れる。

『今回は特別ルールがあります。今回はボスが二人います。ただしボスとして活動できるのは一人。ボスが交代した場合は、5秒間ボスが動けなくなり、2撃以上攻撃しないと倒せない敵は妨害できない状態になります』

『ボスの適正ゆえのルールか。いったい誰なんだろうか』

 考えを纏めようとする彼にさらなる説明が続く。

『本当のボスは一人です。そのボスの適正上、ボスを手助けするボスがいる感じになっており、手助けに来ているボスも交代します。
ただし、このフロアに来ているボスとバトンタッチするのはいつでもできる代わり、フロアに来てもらうお助けボスに交代してもらうには一度交代してから最低5分の時間を必要とします。
それとボスとして活動している際に、スタンなどを受けた場合は、それが解ける前に交代すると、バッドステータスも受け継がれます。それではスタートです』


 聞き終わった後に彼は速攻で駆け始めた。


 女天狗や妖狐、女の鬼がかかってきたが、彼は構わず切り倒した。そして前回よりも強くなっている敵をあっさりと倒せるのを見て、自分の腕も相当上がっていると感じられる。
 恐らくは横島の腕が上がっているから前回よりも強くなるように調整しているのだろう。

 大勢の敵を倒しながら進む彼はボスが誰である知り驚きと納得を覚えた。そこにいたのはユウキ、ただし普段のインプではなく天狗となっている。彼女は笑みを浮かべると言った。

「忠夫今回も全力で捕まえに行くよ。捕まったらどうなるか覚悟して……、いや忠夫の場合は楽しみかな? 王国男子な価値観持つように育てられたのに、もうマゾになっちゃてるし?」

 挑発の言葉を聞き終わるより先に彼はひたすら走って逃げた。 ユウキはエヴァや立香と共に彼を見てきた師匠に近い立場だ。
師匠としての側面が強いエヴァと比べると一緒に遊んだりした時間の方が長いが、自分のことを知り尽くしている点ではかなり近い。
さらにインプから天狗になったことでどんな能力を持っているのか理解できないが、少なくとも速さはインプ時代より上だろう。

 迷うことなくスタンを発動させて走ると、彼は様々な事態を考える。

『新ルールは覚えておくだけにして、あまり利用しようとしない方が良い。このゲームの基本を守ることが大切だ。相手との駆け引き、雑魚敵を倒す順番、能力の発動タイミング。そういったものを良く守らねば』


 スタンから5秒が経った後不意に、病院の形が変わった。西洋の魔女や妖精が住みそうな様子だ。敵も狐などから、ユウキ配下の医療や人を癒す術などを使う妖精たちに変わっていく。

『バトンタッチか』

 そう考えた後彼は即座に頭の中に浮かぶ図面を見る。雑魚敵の位置は常に表示されるが、ボスは一度視認してから数分経つと消えてしまう。そしてもうすぐ見えなくなるユウキの位置と雑魚敵の位置も変わっていない。

『落ち着け。地図も敵の位置も変わっていない。ただボスが交代したからそれに合わせて風景が変化しただけだ』

 横島は霊波刀を構え妖精たちと切り結ぶと二撃または三撃で倒しながら、走る。

『今回はエクストラステージだから前よりは一撃では倒せない敵が多いはず』

 そう思いながら彼は駆け走り必死に敵を倒して回る。

 いくつかの壁を越えて走った彼は、アリスの姿を認めて脅える。

『アリスちゃんがボスとか危ない』

 前回受けた逆レイプの際に骨の髄まで腐らせてくる甘すぎる快楽が思い出され、意思が揺らぎそうだと感じてしまう。

「忠夫、今回のステージでは私がユウキのパートナを勤めているわ。 さとりに聞いたけど、私に対する中毒性が一番なんでしょう? 一度わざと捕まってくれたら、もう今回は来ないわよ」

「いや全力で逃げさせてもらう。戻ってこれる保証がないからな」


 そういって彼が全力で逃げるとアリスは残念そうな顔をしながら人形をいくつも出現させてくる。

 さっきまで妖精達しかいなかったが、彼女が隠していたのだろう。何とか一撃で倒せる人形師かいなかったら大損と思いながらも彼は即座にスタンを発動させた。

 アリスから離れて数十秒が経つと、再びユウキがボスを勤めている和風の景色に変わった。





 彼はアリスとユウキから逃げながら必死に敵を薙ぎ払いながら思う。

『敵は後30くらいか、そいつらを全部倒せば終わりだ。やはりスタンが重宝するな。テレポートは両方と距離取れるとき以外に使うと、危ない。
二人が動けない時間が5秒しかないからな。そしてボスとして活動している時に当てれば、交代してもスタンの効果は引き継がれるが、ボスとして動けない時にやってもそれは変らないか』


860 :名無しさん@狐板:2024/11/19(火) 20:41:24 ID:ViPDVHJi


何度もユウキとアリスの交代に悩まされ、それでも距離を取りながら逃げ続ける彼はスタンを発動させるか否かを悩んだ。今なら敵がユウキとアリスが両方近くに居るが、それでも雑魚敵が多い。
その雑魚をあと30体倒せば後は脱出すればクリアだ。 二人が近くに居るリスクも感じるが、ここにいる敵を倒せば。スタンを雑魚数体しかいなければスタンを発動させればクリア確定まで持って行ける状態まであと数歩だ。
だが妙な違和感がある。このゲームの本質は駆け引きと騙しあい。引っかかってしまう何かが近い気がする。彼は悩んだが即座に発動させた。
ギリギリスタンの範囲内にいるアリス巻き込む形でスタンを発動させると、そのまま複数の敵を倒しに駆けていく。彼はアリスの傍にいる複数の敵を狩ろうとして――自分の視線が天井を見上げていることに気づく。
あとからくる痛みで、自分が背後から殴られたのだと気づく。


 必死に自分を殴った相手をぶれる視界で確認すると、そこには天狗の衣装ではなく、見慣れた西洋の服に身を包んだユウキの姿が見えた。





 寝室で彼は不意にすさまじい射精量で脳を焼かれた様な感触で目を覚ました。目の前には、左右から彼の分身を挟むユウキとアリスの姿がある。アリスは笑いながら言う。

「ここはユウキがボスをやっているけど、ユウキの特性は使い魔という面も強いインプ。だから、私達パートナーによって能力が変わるのよ」

 横島の分身から出た子種で白く染まった二人は普段は霊力や魔力としてそれを吸収するが、敢えて彼に白く染まった自分たちの姿を見せながら言う。

 霊力を吸収しながら彼よりはるかに強くなったアリスが白濁の消えた体のまま彼に近づき口づけし舌を絡めてくる。ユウキが分身を引き続き胸で抜きながら言う。

「今回の僕はアリスの人形劇の能力に付き合うことを特化させてたんだ。天狗モードにもなれるけど、実は最初からアリスの使い魔のままだったんだよ、忠夫。
そしてアリスの人形劇で逸話を再現する能力に従って、天狗時代の自分になってたわけなんだ。最後は西洋のインプ状態に戻ってからボス交代したことで、建物が変化しなかったのさ」

 ユウキの彼の分身を嫐る気持ち良すぎてどこまでも堕落させる乳房の動きはアリスのそれと似ており、彼女を支援しているのだと感じられる。目を閉じながら愛おしそうに彼に口づけするアリスの舌も彼を甘い快楽で脳をしびれさせていく。

 ユウキが射精して敏感になった彼の分身を敢えて直ぐに射精させずに嫐り精液が溜まり切るとアリスが離れ、ユウキも彼の分身を解放してアリスに場所を譲る。
アリスが彼の上に跨り騎乗位の体制になって彼の分身を飲み込むと彼は意識が飛ぶほどの射精をした。その状態の彼にアリスが体をぴったりと寄せると全身に淫らな快楽が走り仰向けになった彼はただただ体を震わせながら射精を繰り返す。

 後ろからユウキが抱き着き乳房を背中に当ててくると余計に射精量が増えてくる。
アリスの中に放つたびに大事なものがどんどんと失われていくような錯覚が起り、どんどんといくつもの前世で助けてもらった彼女たちの存在が大きくなっていく感じがする。

「ユウキ、そろそろ貴女も」

「ありがとうアリス」

 ユウキとアリスが入れ替わった瞬間彼は、悲鳴を上げた。緩く優しく融かしてくる様なアリスの快楽に慣れ切った瞬間にユウキの追い詰めてくる類の快楽をもたらす膣に不意に変えられて、アリスに最初に放ったのと同じくらいの量を放ってしまう。
倒れる彼にユウキが言う。

「忠夫、大丈夫……、じゃないか。でも安心して。忠夫は妖怪とかを診る医者の素質があって、大勢の妖怪を救っていた時もあるんだ。東洋の術を習得した忠夫の為に僕も一時天狗にクラスチェンジしていて、その結果があれだけどね。
だからここは、忠夫が院長したり、僕を助けるために多大な寄付した病院がモデルなんだ」

「そ、そうなんか」

「うん。そのせいか生前は多少回復魔法覚えた程度なのに、医療とかも司る妖精になっちゃったんだ。本業は戦士だと信仰者も理解しているけどね、だから」

 ユウキが手を振ると彼女の部下らしい医療もこなせる妖精たちが薬を持ってきた。体力回復ドリンクらしきものを見た彼は迷わず飲み込んだ。アリスやユウキは基本的に、横島が死にそうになるほど絞らないが体が限界を訴えていて抗えなかった。


 飲み終わった彼にアリスは笑いながら言う。

「これなら絞り切るまでしても大丈夫ね。それじゃあ人形劇と行きましょうか。貴方も知らない過去の記憶よ」

 そういうとアリスは現実世界でも、彼を操り対面座位の形で彼を絞り始めた。射精と同時に意識がグズグズに堕ちながら彼の意識はゆっくりと落ちて行った。




 横島は自分が立香王女と初めて性交をしていた夜に自分の意識が戻っていることに気づく。これはアリスの過去を再現する人形劇だ。
目の前の立香王女は今のアリス同じ体制で彼と繋がりながら、立香もアリスと同じように彼の口の中に乳首を入れて、彼の頭を撫でまわしてくる。彼は、気持ち良いと思いながら立香の声を聞いた。

「初めて忠夫の口の中を征服したのは私だね。ホラホラ、もっと吸ったりして私を気持ちよくさせる努力を怠るなー!」

 繋がっている下半身だけで、彼の快楽に対する耐久は限界に来ている。だらしない程に射精する彼を見ながら立香は心底楽しそうな笑顔で言う。

「もう、お乳吸っている耐性だけじゃなくて、夜の防御力まで赤ちゃんみたい。悔しいと思いつつ、射精量が増えちゃう当たり、悲しいサガだね。変態マゾ男♪」

 その言葉を聞きながら彼は立香にこの日の夜翻弄され続けたと思い出した。






 彼の意識は過去にさらに過去に戻る。そしてこれは自分が赤子の頃だと彼は気づく。赤子の彼に現在のアリスからの念話が届いてくる。

『忠夫これから貴方の忘れている記憶が来るから楽しみにしていてね♪』

 生まれてしばらくの時が経った彼を他所に忘れていた両親の言葉も思い出してきた。
「まさか自分たちの息子が英雄の生まれ変わりだとは」とか、「ここは人道的な国家だし、忠夫の前世の嫁さん達も良識人だから意図的にあの子を害するようなことはしないだろう。だが処置を失敗したりしないだろうか……」などだ。

 横島は生まれてきたばかりに前世が英雄だった弊害を受けないような処置を彼の前世の妻たちに受ける約束をしていた。そして一時的に赤子だった彼を預かった面々が処置を終えると、アリスが笑いながら言う。

「口唇期は唇に性的快感が刻まれやすいのね。だから今こそチャンスね♪」

 アリスはそういうと赤子である横島の唇に自分の乳首を入れて言う。

「記憶は忘れるでしょうけど将来私とちぎるときにこれを思い出してね♪」





 現代に戻ってきた横島は自分の内部から赤子の時に受けた強すぎる性的快感が戻ってくる感じがして、外側だけではなく内側からもアリスに溶かされていく感じがする。現在に意識が戻ってきたころには赤子ではなくても、まだ子供だった頃に戻されていた。

 彼はアリスの赤子だった頃にされた愛撫の様に頭を撫でられながら頭の性感帯を刺激され、甘くしびれるトラウマが蘇ってくる。アリスは不意に動きを変え、
立香王女が初めて彼と閨を共にした時と同じ動きをしながら彼の口内の乳首を動かし、手で頭を撫でる。立香王女と同じ動きだが、立香王女を上回る快楽と、
さらに赤子時代に植え付けられた内部からの快楽が同時に彼を蝕んでくる。それはまるで二重の上書きの様だ。そこからさらに後ろのユウキも笑いながら彼の玉袋に手を伸ばす。
彼女は笑みを浮かべながら彼の玉袋を後ろから揉みしだきさらなる射精を促してくる。

「赤ちゃんの頃、口唇期に刻まれた性的快感が蘇ってくる状態の射精はえぐいでしょう。ほらほら、もっと赤ちゃんみたいに白いおしっこをたくさん漏らしちゃえ♪」

 馬鹿にし尽くした言葉と共に彼の睾丸を揉みしだくどこまで優しいユウキの手が完全に止めとなり、彼は射精の後崩れた。そしてそれを見下ろしながらユウキが言う。

「アリス僕もやっていいかな?」

「大丈夫よ。きっと持つわ」

「忠夫、病院だと僕テンション上がっちゃうから手加減できないかも。入院していた時は嫌いだったけど、忠夫が無理してでも頻繁にお見舞いに来てくれて優しくしてくれた日々を思い出すようになってからは割と好きになってさ」

 ユウキがアリスに糸で動かされている彼を押し倒し、アリスと同じ動きで彼を嫐り始めると、彼は油断していたところにすごい一撃を受けたように射精してそのままずるずると崩れる。

 想像以上の快楽でわずかだが溢れ出かける程の精液をユウキに注いだ彼にわざとらしくアリスが言う。

「そういえば言ってなかったわね。赤子の時にあれやって潜在意識に刻んだの私だけじゃなかったって。 ごめんなさい身構えてなかったからきつかったでしょう」

 満面の笑みで謝罪してくるアリスを他所に彼の意識は完全に落ちた。





 目覚めると彼はもう何度来たかわからない反省部屋に来ていた。目の前には孫悟空の衣装を着ている立香の姿がある。

「忠夫今回も駆け引きで上回られちゃったね。このゲームの一番の重要な所はいかにして心理の裏を突くかだよ。
今回はボスが変われば建物も変わる特性を利用されちゃったね。ルールは飾りだから、一番は相手との駆け引きかな。
でも恋をした女権国家の女性達はそう簡単には欺けないしね。とりあえず今回は、残りの誘惑と快楽への篭絡を私への想いを胸に全力にして気合で耐えて。
あと乳房への精神的な防御力が大分削られちゃうかも。 私もいつも通り忠夫の様子を見ながら布団を濡らして待っているからね」




 目覚めた彼はどうにか寝所ではなくゲームの病院フロアに戻っていることに気づいた。目の前には笑う、蠱惑的に笑うアリスがいる。

「忠夫それじゃあ今回も耐久レースと行きましょうか」

 そういうと、病院内のテレビに彼と見分けがつかない程にリアルな人形がアリスとユウキ、もしくは二人を模した人形に寝室で嫐られている様子が映る。
子供の姿にもどっか彼をユウキとアリスは全力で強すぎる快楽を与えながら遊んでいる。もしかしたらあっちのアリスとユウキの方が本物なのかもしれない。


 前回と同じく人間と見分けがつかない人形たちを見ながら自分が嫐られている様な錯覚を覚えながら彼は他の人形たちを倒して回った。アリスとユウキは黙ってそれを見ながら言う。


861 :名無しさん@狐板:2024/11/19(火) 20:43:11 ID:ViPDVHJi

「忠夫、前回と同じく私たちに負けていなくても他の女性に捕まった時に呼べば参加できるから。ただし呼んだらかえっては通らないからね」

「あ、ああ」


 答えながら横島は全ての敵を倒した後、どうにか元の部屋に戻った。




 受付の部屋に戻った彼は、アリスとユウキの二人に嫐られた快楽を思い出しながら、想像が溢れ出てくるのが止められなかった。
ユウキはインプだから使い魔として契約すれば、その女性を助けることに特化する。つまりエヴァやジェラートと組めばどうなってしまうのだろう。


 受付の机に向かうと受付係が愛歌に交代していた。彼は愛歌に言う。

「愛歌ちゃん次の場所に行きたい。あと病院使って精神回復したい」

 愛歌は笑顔で答えた。

「ええ、任せなさい。それじゃあ行きましょうか」

 愛歌が彼の手を握るとそのまま意識が遠のいていく、彼は次はどうなるのだろうかと思いながらも不安がないのは目の前の少女を自分の魂が信頼しているのからなのだろうと思う。
いくつもの前世で相当良い妻をしていてくれたのだろうなと思いながら抵抗せずに身を委ねた。





 彼は甘い快楽の中で目を開けると、目の前には全裸で彼に騎乗し分身を飲み込む愛歌の姿がある。愛歌は彼の分身を優しく融かしながら彼の唇を奪い、蕩けさせた後で言う。

「忠夫、貴方の名は忠実なる夫。 故にアリスとユウキに嫐られて夫婦の営みをした今快楽で堕ちてほしいという彼女たちの念にやられているわ。
最も運が悪くなる程度だけど。でも気概がなくなっていることは勝負ごとにおいて致命的」

 最後の言葉は腰をひねり射精させながら言う。

「あ、ああ」

 愛歌が魔術らしき言葉を唱えながら彼の手を取り自分の尻を揉みしだかせながら量の目を閉じると彼は分身が爆発したような錯覚を覚える程の射精が起きた。

「いい、私を正妻だと思いながら、私が望む英雄になると念じなさい」

 言われたとおりに彼がし始めるとその度に優しい膣の動きで彼を絞る。快楽のせいで理由もない恐怖と不安が襲ってきた彼はなぜか涙が出てきたので、縋る様に愛歌を抱きしめた。
愛歌はそれを受けて赤面した後女権国家の女らしい笑みを浮かべた。

「本当に悪い夫ね。旧王国の理念に反するいじめ方がしたいっていう、私の欲を刺激して、この淫乱夫!」

 そういって彼女が僅かに腰を動かし締めると一際大きな射精が起こり、そのまま彼は沼に沈むようにゆっくりと崩れ落ちた。倒れた彼をアリスやユウキがした動きをまねながら嫐り彼女は言う。

「彼女たちにやられたことを思い出してもこれで抵抗できるはずよ、頑張ってね♪ 頑張らなくても良いかも。治療の機会が増えるから」



意識が暗転して受付に戻ってきた彼の目の前には、嬉しそうに笑う愛歌がいる。アリスとユウキに嫐られてからできてしまった負け犬根性の様なものは消えたが、
彼女に対して逆らえないものができてしまった感じがする。不安がる彼を他所に愛歌は言う。

「大丈夫よ今回のエクストラでは私はお助け専門だから。もしかしたら何人かお助け専門に流れる人もいるかもね。でも――」

 言葉の途中で愛歌が机の向こうからワープしてきて彼を抱きしめて耳元に唇を寄せて言う。

「ボスに捕まった時に私呼んだら普通に嫐る側で参加してあげるわ。 その時は私を誘惑して旧王朝の理念に反することさせようとする悪い婿殿へのお仕置きが始まるからね」

 そういって愛歌は彼の分身が屹立しているのを見とがめて言う。

「怖がるところでしょう。何期待しているの」

 蔑みの声に余計に分身が固くなるのを感じながら自分はもう戻れないところまで堕ちている、と横島は思った。



 横島が次に選んだのは、豪華な結婚式場を思わせる神殿などの施設の絵が描かれた扉らだ。女権国家の男性にとっては、結婚式場などもホラーの舞台になる様だ。





 戸を開けた彼を待っていたのは、ストレリチアめいた神殿だ。ここの主はヴィヴィオだと彼は理解して。即座に動き出した。ヴィヴィオはこのゲームにおいては本当に恐ろしい。
彼女のステージをクリアして、使えるようになった能力一時的ブーストは自分でも使ってみて使い勝手が良いからこそその恐ろしさがわかる。

 速度が一時的に以上に速くなり、三回攻撃しないと倒せない敵を二撃で倒せるようになる。だが、この能力をもってしてもヴィヴィオには勝てない。
ヴィヴィオもこの能力を使っている時だけは、スタンが聞かなくなっているのだ。対処法は距離が開いている時にアリスの人形を使って動きを止めるあるいはエヴァのテレポートで壁の向こうに行くしかない。
最もアリスの人形でも動きが鈍くなるだけで完全には止められないが。


 横島がストレリチア騎士のヴァルキリーや下級女神めいた軍団相手に奮闘していると、ヴィヴィオの姿が見えた。横島は彼女を見ると速攻で逃げ始める。 ヴィヴィオは楽しそうに笑うと彼を追いかけてくる。



 横島は必死に戦いながら息を切らしている。ヴィヴィオは駆け引きなどはしてこない。ただ単純にこのゲームの基本を忠実に守りながら上手に迫ってきている。
逃げてである横島より、追手として上なのだ。 横島は何度か逃げながら、瞬間移動を使い時には離れた距離からスタンを使ったが彼女がブーストしてはじいた。


 彼の逃亡が破綻したのは、ある曲がり角のある場所でヴィヴィオに追いつかれかけた時だ。テレポートもスタンもチャージ中な状態ではどうにもならない。
だがヴィヴィオはブースト中は曲ることができない。そう思ったが彼女は迷わずブーストを発動させてきた。

 曲がり角を曲ってもブーストが切れない彼女を見て、横島は即座にブーストを発動させてその瞬間理解する。エクストラでヴィヴィオの能力が曲がれるように進化している。
そして自分が得た能力もまたそうだ。だがヴィヴィオよりブーストが短い彼はそれが切れた瞬間、ヴィヴィオに捕まった。





 次の瞬間寝室に来た彼は最初に男の理想を思わせるスポーツめいた豊満な体をしたヴィヴィオに押し倒されていた。
シンセシスの方のアリスとヴィーラが体を押し付けながら、彼の視線をヴィヴィオに固定して揺れる乳房などを見せる。彼女たちは横島の目がすっかり釘付けになっていると理解すると離れ、愛撫をしてきた。

「忠夫さん、完全に堕ちてもらいますよ今宵で」

 ヴィヴィオの宣言と共に二人が彼の乳首をいじくっていた手を放してその顔をヴィヴィオの乳房に埋めさせると、二人がツボめいた部分を指圧してくる。
その指圧がなくても圧倒的快楽で射精を連発しているだろうに二人は射精に合わせて彼のツボを押してくる。

「ああー!」

 快楽が強すぎて悲鳴を上げた彼を見てヴィヴィオは敢えて優しい快楽に切り替えると彼の口の中に乳首を入れてきた。
そして立香王女と同じ体制をとる。それをされた瞬間彼の背筋に嫌な予感が走る。アリスにやられたのと同じ内部から自分がグズグズに蕩けていく感じがする。

「私も口唇期の頃にあなたの口に乳首を入れて記憶を封印しておいた口です」

 それを聞いた瞬間、一気にヴィヴィオがアリスと同じことをしてくると彼はそのままぐずぐずに溶けていく。ヴィヴィオは笑いながら離れるという。

「シンセシス、ヴィーラ、ユグドラ、オリヴィエ、手伝いをお願いします。彼にストレリチの王族を惚れさせた者の祝福と呪縛を施しましょう」

「はい。ヴィヴィオ様。ヴィヴィオ様の夫を教育する協力をさせてくれてありがとうございます」

 レズよりのバイであるヴィーラは横島も好きだが、ヴィヴィオはもっと好きだ。ヴィヴィオの命令で彼を調教できると昂った彼女は彼の分身を騎乗位の体制で飲み込み、彼を搾り取っていく。
その性行為はまるで、ヴィヴィオに服従している自分より下だと横島に刻み付ける儀式めいている。オリヴィエがヴィーラが離れた直後に彼の分身を飲み込みヴィヴィオと種類の違う快楽を流し込んできた。
彼は彼女が上になって膣を動かし射精する度に、ヴィヴィオでは支配できていない部分まで聖王の血筋の支配下に置く儀式だと彼には感じられる。逃げようとしている彼の手を掴んだユグドラとシンセシスが二人の自分たちのシンセシスが乳房に当てユグドラが尻を揉みしだかせてくる。射精を終えた彼にユグドラが乗っかり分身を飲み込むと。子供の姿になったヴィヴィオが彼の玉袋を口に含みユグドラの中に入っていない幹を手でしごき始める。

「もう無理―!」

 ユグドラ相手に射精した彼に子供姿のヴィヴィオが、再び分身を飲み込む。幼女な姿の彼女にも歯が立たない彼を見ながらユグドラが笑う。

「お兄さん、どうしました。これからさとりやリグルというボスとも戦うかもしれないから、ロリコン性癖を植え付けようという私たちのチームプレイにやられちゃってますね。元から変態でしたっけ」

 ユグドラの言葉責めを他所にヴィヴィオは楽しそうに彼を嫐りながら、激しい快楽で完全に気がやられている彼を他所に楽しい遊びをしている様な口調で彼に言う。

「お兄ちゃん大丈夫。一月もすればもっとシテって言うようになるから♪ 早く慣れてね」


 ヴィヴィオが離れた直後にシンセシスに飲み込まれて喘ぐ彼を見ながらヴィヴィオが大人の姿となり言う。

「それじゃあ仕上げと行きましょうか」

 ヴィヴィオがストレリチアの加護を発動させるとその配下である、面々が与えてくる快楽も倍加してくる。
シンセシスが寸止めしていた彼の射精は直ぐに起こったが、それを見て彼女が体を密着させ膣を狭めるともはや声にもならない声を上げるしかないまま彼は射精を繰り返した。
その後は記憶が曖昧極まる。雑魚敵たちも寝室に来て、ヴィヴィオとオリヴィエの二人の聖王家の力で快楽を与えてくる力も倍加し、恥ずかしすぎる屈服の言葉をひたすら彼女たち相手に叫んでいた様だ。
最後にヴィヴィオが最後の一搾りとして彼に近づいてきてヴィヴィオが体を密着させてきて、乳房を胸板に押し付け彼の手を尻に導きに義締めさせたまま、接吻されながら口内を彼女の舌で押される度に何度も射精した後で、彼の意識は完全に落ちた。


862 :名無しさん@狐板:2024/11/19(火) 20:44:51 ID:ViPDVHJi




 再び反省部屋に来た彼は立香の前で正座をしていた。別にやれと言われたわけではないが、あまりにも無様な姿をさらしてそうしたくなったのだ。
それを見て立香はぎこちない笑みを浮かべながら口を開いた。

「ストレリチアの騎士たちが聖王家の加護全開で犯して来たら誰でもああなるよ。今回の反省会は言えることあんまりないね。
ヴィヴィオが単純に全ての能力で上回っていたからかな。 強いて忠夫の悪いところを挙げるなら己の能力の確認不足。
でもこれは仕方ない側面もあるかも。ヴィヴィオの能力は強いけどブーストが切れた時が危ないしボスに逆に利用されちゃうことも多い。 だからこそ使いどころを考えなくちゃいけないのに、安全な時に使いすぎると、癖になっちゃう。
一度くらいは能力使ってみた方が良かったかも。とりあえず。もう捕まることはないと思うから全力で頑張って帰ってきてね!」

 その言葉に頷いた後、彼は寝室から元のゲームフロアに戻り何とかヴィヴィオから逃げきって元のルームに戻った。




 その後彼はいくつもの障害を乗り越えてジェラートやアルやリグルにも嫐られ、時には自分自身がボスを勤める遊園地フロアでロリ形態と大人形態を切り替えて襲ってくるアリスに捕まって、トランプの女兵士たちと一緒に嫐ってきた。
どうにか全てを終えた彼は、最終ステージに足を踏み入れている。





 最終ステージに入った彼は、周囲を見回しながらここはどこなのだろうと思う。今までのステージがすべて集まったようなだがどこか違う様な気もする。その彼の耳元でさとりが言う。

「ここは女権国家の死後の世界の一つを模して造られた、冥府大奥です。生前の恋人との仲睦まじい日々(笑)の思い出の場所で次の来世まで楽しく過ごせるとか。
ちなみに偉い人と結婚した男性にとって恐ろしい恥ずかしい記憶が残る記念館などもある程度モデルになってますよ」

「そうか。やっぱり今回もさとりちゃんがラスボスか?」

「ええ。今はルール説明に来ているだけですから。ここは一撃で倒せるけど、倒すとデメリットもある敵がたくさんいるので気を付けて。デメリットのある敵は注意深く観察すれば見分けられますよ。
デメリットのある敵は一体も倒さずともクリア可能ですが、それは現実的ではありません。なるべく少なく倒すように気を使って動くか、ゲームの基本を守りつつ、全て倒して一気にクリアするか貴方の判断が問われます。
ちなみに私は『想起』使いですから今までのボス全部の能力が使えます。多少性能が落ちていますけどね」

「そこは前回と変わらないんだな」

「ええ。あと50秒立ったら心を読む能力の封印が解けて貴方を追い始めますから。それとどんなデメリットがあるかは明かしませんよ。
ただゲームの定石を守り上手にプレイすれば捕まらないことも可能な程度のデメリットであるとだけ言っておきます。」


 それを聞いた直後に横島は駆け始めた。少しでも距離を稼がなくては。しばらくかけていく、アリスの人形やトランプの兵士ジェラートの配下のサキュバス族のサキュア達が見えてきた。
彼女たちをよく観察すると、倒さない方が良い敵というのが分かった。目立ち過ぎないが良く見ればわかる程度に色違いの服を着ていたりする。横島は少し悩んだ後に一気に駆けた。
ここは倒さなきゃダメな敵の方が多いし、一応は上手いゲームのプレイをすれば捕まらない可能性もあるのだ。覚悟を決めると彼は数体の『倒すとデメリットのある敵』を切り倒した。
その瞬間彼らを倒すと出てくる立香王女への想いの欠片と同じ出方で光が出てくる。しかし、その光はいつもと違い青や緑の澄んだものではなく、ピンクに近い紫だ。その光が自分の体に入ってきた時彼は、
一瞬だけ警戒心が浮かんだ。だが大丈夫だという結論に達した。体の動きが鈍くなるなどのデメリットは特になく、そのままだ。
 さとりのさっきの説明から捕まりやすくなるようなデメリットではないと彼は思っていたが、それは正解だった様だ。



 しばらく進みながら彼は、さとりの使っている能力が何かわかった。

『アル社長の能力嘘の真実味を上げる力か。見抜けないって程じゃないが、普通に倒さなきゃダメな敵と倒すとデメリットのある敵が見分けづらくなっている』

 横島は少し悩むとひたすら敵を倒す方向を取ることにした。この能力がいつ解除されるかわからないし、時間がかかるほどさとりの読心術や動きを読む方法に分析されて不利になっていく。


 ひたすらかけながら誘惑の言葉を紡いでくる敵たちを彼はなぎ倒していく。トランプ女兵隊が、笑いながら言う。

「大人のアリス様も交えてもう一度閨で遊びません。それとも愛歌様やエヴァ様やヴィヴィオ様の子供形態の姿で来てもらいますか?」

 嫐られた記憶が蘇ったが、それでも彼は迷わず切った。

 そこからしばらくたった後、ユウキ配下の妖精たちが武器を捨てて乳房を見せながら言葉を紡ぐ。

「ユウキ様とても悋気してましたよ。本気を出して今までされたできるプレイ全部してくれますよ……♪ あの人の貴方を堕とす真骨頂は妬いた時ですから。私達も混ぜて……♪」


 切られても痛みもないしリスクもない使用上仕方ないが、彼女たちには緊張感がない。あるいは倒すとデメリットのある敵だからかもしれない。
自分の動きが鈍くなることを自覚しながらも彼はどうにか敵を倒して進んでいく。澄んだ青や緑の光だけでなくピンクに近い紫の光も多々で彼の中に入ってきたが彼は構わず進んだ。
あまり多く吸い込むとゲームオーバーとかならさとりも言ってきたはずだ。 




 そこからしばらく進むと、さとりの気配がするあたりでさとりがスタンを使ってくる音がした。そして前よりも広くなっていたそれを受けた時、彼は今まで受けた快楽が蘇ってきた。蹲る彼の近くにさとりが現れると言った。

「ピンク色に近い紫の光の正体を教えるわね。 あれは立香王女を想いながら犯されてそれが背徳的で気持ち良いと思った記憶や想いよ。それを吸い込めば吸い込むほど、私の能力の範囲とか威力が上がるのよ」

 横島が慌てて逃げるとさとりが、ヴィヴィオの能力を発動させてくる。確かさとりが使った場合は、彼の移動速度を逆に落とすのだという。他にも2撃で倒せる相手を倒すのに3撃かかったりするようにもなる。
アリスやジェラートにやられた甘やかす快楽が蘇り脱力を誘ってくるが彼は何とか逃げた。一撃で倒せる敵たちを蹴散らす彼をさとりはわざとゆっくりと追ってきている。



さとりの遊びのおかげもあって辛うじて逃げ切った彼はどうにか大半の敵を切り払った。そして紫の光も大量に飲み込んだせいでさとりの能力も大幅に上がってきている。
さとり相手に彼はスタンを仕掛け成功させると最後の敵の群れに向かってかけた。大半の敵が2撃あるいは3撃の敵だったがどうにか間に合うし、仮にさとりにスタンを使われて食らってしまっても捕まる距離ではない。


そう思った直後にさとりのスタンが脱力させる方の力がさく裂してきた。彼はどうにか耐えながら進みかけたが、ジェラート配下の誘惑してくるサキュアに切りかかる。

「忠夫様ぁ♪ 早くさとり様に捕まってジェラート様を呼んでください。そうしたら最高の快楽が貴方を待っていますよ♪」

 その甘い声だけで男を堕とす声を聞きながら彼は切り払おうとして、衝撃を受けた。4劇もかかった。

 消えそうになりながらサキュアは笑う。

「ここは心の迷宮ですから、貴方様が私たちに嫐られたいって想いが蓄積しすぎたんでしょう♪これなら一太刀で倒せる敵も二太刀はかかりますね♪ さとり様に捕まるでしょから閨で待ってます♪」


 彼女の最後の言葉が分身を僅かに反応させた後、群れではなく単体で散らばっていた敵まで彼を囲んでいる。倒されることはないが、二太刀かかるならもうさとりから逃げきれない。


 そう思った直後にさとりのスタンが発動し彼は捕まった。




 閨を訪れた彼は心底嬉しそうな顔をするさとりに捕まった。彼女は彼を捕らえ騎乗位で絞りながら想起を発動させた。

「『想起・紫の水晶に籠められた記憶』」


 彼が最初に思い出したのはピンチの立香を助けるべく戦いに行こうとしたとき、アリスに止められた時の思い出だ。

 アリスは彼が大怪我をするか死ぬかもしれないから彼より立香を助ける能力が高い者を送る交換条件として、彼に出撃をしないことを提示してきた。

 その日の夜彼は自分の前世の人形が立香王女を助けるために戦っている姿を見ながらアリスとエヴァに挟まれている。二人は彼を絞りながらいう。

「ほら、貴方の精液からとれる霊力をもとにあの人形は動いているんだからもっと強くするために私に精を注いで♪」

 横島は自分の人形が何もしなくても強いことを見ながらも自分がアリスとエヴァに精を注げばさらに強くなるのを見て、腰を振った。だが自分は何をしているんだろうという罪悪感が立ち上る。
いくら立香を助ける人形が強くなるからと言って姉弟子が必死で戦っている中で快楽に溺れているなんて。

 アリスは彼を糸で操り大人縋のエヴァに奉仕させながら言う。

「今の自分は最低だと思うでしょう? でもそんな最低の人間に成り下がる感情や背徳感は性にさらなる気持ちよさを与えてくれるそう思わない♪」

 その言葉を聞いてそれが刺激された直後彼は余計に大量の射精をした。後ろでこいしがそうなる様に彼の無意識を操作していたことに気づくことはなく、ただひたすら罪悪感を上回る快楽に屈服する。
エヴァと変わったアリスが彼の分身を優しく受け入れ罪悪んで死にそうな彼に逆につらくなる優しすぎる快楽を流し込んでくる。

 死にたいくらいの罪悪感と死んでしまいそうな快楽の過去から帰ってくると、満足そうに腹が膨れるくらい精液を搾り取ったさとりと交代したこいしが彼に騎乗している。

「忠夫過去の私との思いで思い出した。背徳的ですごかったでしょう」

 こいしが笑いながらさとりと同じくらい精液の搾り過ぎで膨れた腹をさすりながら離れると、今まで彼を嫐った女性達が入ってくる。彼に向ってアリスが言う。

「忠夫実を言うと、途中からはフロアの攻略していたのは貴方の意思の入った人形だったの。実は前回も途中からそうだったんだけどね」

 そういってアリスは本物と変わらない横島の人形を見せた後、言う。

「最初に私たちに捕らえられて嫐られていた子供の貴方あれが本体だったのよ。そしてピンクの光にはその嫐られていた記憶も入っていたの」

「こんな風にですね」

 さとりが想起すると彼には様々な記憶が蘇ってくる。


863 :名無しさん@狐板:2024/11/19(火) 20:46:36 ID:ViPDVHJi


 人形同然となった体のままジェラートに無数のサキュア達と共に輪姦されたり、その際にジェラートは手が空いたサキュア達と百合をしながら彼を順番に犯していた。
ジェラートはユウキと組んで夢の中をサキュア達を率いたユウキに犯させ現実では自分が彼を犯していた。

 他の記憶戻ってきた彼は叫んだ。

「も、もう一度皆さんお願いします」

 その言葉を聞いた時ジェラートが最初に彼の唇を奪った。

「その言葉を待って負ったぞ。旦那様」

 ジェラートが彼を抱え長身で乳房の方に来た彼を豊満な胸で挟みながら彼女も立香が初めて彼と契った際の体位を再現しながら彼の分身を嫐る。

「どうじゃ。初めてだと思っていた性交を上書きされるのは。 感想は聞くまでもないようじゃな」

 射精しながら倒れる彼にジェラートは花でできた薬酒を飲ませた。分身が一気に戻り酩酊状態になった彼の分身をジェラートは楽しそうに自分の膣内で嫐るとそのまま彼に覆いかぶ去って遊ぶ。
ユウキが彼の夢の世界に入ったのを確認すると彼女は意識が落ちる様に射精をさせた。

 夢の中に入った彼は、アリスの配下のトランプの女兵士たちに嫐られた記憶を呼び起こされていた。サキュア達にやられているのか、アリスの配下にやられているのかさえも分からない。
途中で少女姿のアリスの助手をしていた夢子に嫐られた記憶も戻り彼は叫んだ。


 夢の中で彼は立香を裏切る形で他の女性達に犯されている夢を見たあまりにもリアルでそして脳が砕けるような快楽がその度に訪れてくる。
震える彼にジェラートが乳首を口に入れると彼はひときわ大きな痙攣をしていくジェラートはそれを見ながら笑う。ジェラートの体は魔性の甘さを持っている。
それをなめることで彼は何度も堕とされてきたが、今回は赤子の口唇期の時にそれを味あわされてその記憶が蘇ってきているのだ。



 夢の中からユウキによって現実世界の光景を見せられた彼はジェラートの甘さで脳がしびれ果てる彼を見ながらユウキは笑う。

「忠夫それじゃあ僕もそろそろジェラート様の使い魔として本気出すね」

 ユウキが現実のジェラートと同じ体制で彼を犯してきて口の中に乳首を入れてくると彼は、絶句した。ジェラートの体の甘さを引き立て余計に堕落を誘う様な甘さを持つ体にユウキも変わっている。
現実でジェラートの乳首を口に含み夢でもユウキに同じことをしながら射精したら何かが終ってしまう。そう思いながらもユウキとジェラートは同じ優しい動きで彼を絞りそのまま射精させた。



 現実世界ではジェラートが糸が切れた様に動きを止めた彼を心底愛しそうに抱きしめていたが、時間が来たと察すると一度だけ長い接吻をして彼から離れた。そして陸八魔アルが彼女と交代をする。
彼女の嘘を本当にする能力が彼の夢を現実と見分けがつかなくしている。そして夢の中の虚構すら本当に感じている様だ。アルはやや複雑奏だが、嬉しそうに彼の分身を飲み込みながらその豊満な体で彼に優しい快楽を与えている。
不意に夢の中で夢子に嫐られ始める状態になると、夢子がアルと代わり彼に覆いかぶさる。そしてアルは彼に膝枕をすると愛おしそうに彼を撫でながら術をかけ続けながら疑問を口にした。

「忠夫に見せている人形劇の夢って何なの?」

 夢子とアリスは笑いながら答えた。

「善良な女王が失態を犯して恋人が女権国家に囚われた時の劇です。メイドとそこの令嬢に嫐られぬき最後は共有するんですけど、その結果席次が三番目になってしまった劇でして、夢の中でも必死に忠夫様は耐えています」

 メイドらしい口調で彼を嫐る夢子は無表情だが心底愉しんでいる様だ。自分の与える快楽で彼が悲鳴を上げているのが溜まらないらしい。

 アリスが夢子と交代すると彼は不安を覚えたように震えながらも堕落させる快楽によって抵抗が弱弱しくなっていく。


 何度も甘やかすように射精させた夢子とアリス満足して離れると子供形態のエヴァとリグルとヴィヴィオが彼を嫐りにかかった。

 エヴァの牙で負った傷をリグルがなめるとその唾液によって彼は余計に快楽を刺激されていく様だ。
リグルが彼の上になって腰を振りかまきりの加護を与えると、雌に食い殺されるときに痛みを感じないかまきりの様に彼は恐怖を感じなくなり、リグル相手に下になりながら腰を振り始める。
射精した瞬間取り返しのつかない何かに気づいた様になったが、リグルに腰をひねられると屈した様に動かなくなった。


 全員との性行為が終った後に彼は、強すぎる快楽を受け過ぎた女権国家在住の男の様になりながら言った。

「もう儀式は終わりで良いか?」

 代表するように愛歌が答える。

「ええ、私たちが危惧する事態はもう起きなくなったから」

 立香王女が無数の転生体の一つだけとはいえ、正妻となってしまうという事態はもうないが、内心正妻は立香みたいに考えているとその術式に穴ができてしまうかもしれない。それを潰すための行為だった。

 横島は頷くとそのまま眠りに落ちた。ジェラートはサキュアとユウキに彼を癒す夢を見せるように命じると来客を迎え入れた。

「みんなお疲れさまー! 今日もとっても良かったよー!」

 立香王女を迎え入れながら彼女たちは自分たちと立香は奇妙な関係だと思う。立香王女はまどか王女のやらかしを知ってからは自分は正妻になるべき女ではないと割り切ってその上でこういうことを持ちかけてきている。
彼女に対する嫌悪はないし、わずかだが恩もあるのでどちらかと言えば好意を抱いている者が大半だ。だが性癖だけは理解できない。

 怪訝な顔をする彼女たちに立香は言う。

「それじゃあ来世でももしかしたらこの訳よろしくね。しかし、今回は本当にいろんな寝取られを見れてよかったよ」

 立香王女はもしかしたら自分たちが知らないところで横島のことを深く知っていたのかもしれない。何しろ赤子時代の横島の口唇期の性欲を覚えさせたりとかも彼女と関係が深いと思われる斉天大聖めいた衣装の女性からの依頼だった。
立香の王女の転生前の神なのかもしれない。

 そこまで考えて彼女たちは僅かな不安を覚える。赤子の頃の横島に口唇期性欲植え付けて自分達の乳房への精神的抵抗力を落とすような趣味はなかったし、逆NTRプレイする趣味もなかった。
にも関わらずそれを楽しめてきている。もしかしたら自分たちが立香王女に寝取りガールズみたいな形で育成されているのかもしれない。
そういう不安を覚えつつも、彼女の行いを見ているとどこか嫌いになれないのは彼女が性癖が終っていることを除けば根っからの善人だからだろう。

 女権国家の女の業を刺激されたが立香の頼み以外やこういう場合以外はやらない様にしようと彼女たちは思う。誠実に毎度自分たちに愛を返してくれている横島に不実だと思うし、
彼女も下手をするとこの趣味で手痛い目に合う日が来るかもしれないから。決意を固める彼女たちを他所に立香は眠る横島を愛しそうに抱きつつ、彼が数時間は起きなくなる魔術を駆けた後で今回の迷宮攻略の失敗時の情事を再生しようとしている。
呆れながらも嫌悪はわかない辺り自分たちは恩があるだけじゃなくて立香に対して多少だが友情めいた感情があるのだなと彼女たちは感じつつ、横島の為にも彼女の趣味に引き込まれ過激な寝取りを性癖にされない様に気を付けようと思った。

 その彼女たちを他所に立香は意識を失い多分魂は反省部屋にいるのと思われる横島の、体を抱きながら、反省部屋の彼に向って言う。

「今回は完全に快楽に屈服エンドになっちゃたけど、周回プレイしていつか捕まる回数の少ない真エンディング目指してね忠夫。いつかやり遂げると信じているから」

 健気そうな声を聞きながら、横島を気の毒に思いながらもこのゲームを続けられるのを楽しいと思う辺り自分たちも業が深いと、彼を愛する女性人たちは思った。彼の挑戦と受難はまだ始まったばかりだ。


864 :名無しさん@狐板:2024/11/20(水) 01:38:20 ID:amhN+LKD
乙です

865 :856:2024/11/21(木) 07:45:58 ID:N3qYEBPr
>>864
乙感謝です

866 :名無しさん@狐板:2024/11/23(土) 17:36:23 ID:ubWS5ZT1
おつでーす

867 :856:2024/11/24(日) 01:05:14 ID:g24J/geF
>>866
乙感謝です

868 :名無しさん@狐板:2024/11/26(火) 04:16:42 ID:H9pEv3JH
おつです
面白かった

869 :856:2024/11/26(火) 18:12:32 ID:VqwekSGX
>>868
ありがとうございます

870 :名無しさん@狐板:2024/11/29(金) 17:40:36 ID:NR40qc4u


871 :856:2024/11/29(金) 20:08:27 ID:uDY5lzyW
>>870
乙感謝です

872 :名無しさん@狐板:2024/12/24(火) 00:44:39 ID:oovFh/cf
2024年女権国家クリスマスSS パラレルワールドから来たサンタが引き起こした特殊な趣味の少女へのプレゼント入手の為の大騒動
このSSは>>693から>>698までに投降した話の続編ですその話の様々な続編の
>>704>>から>>708>>759から>>764>>767>>775そのパラレルワールドである、>>779>>>788の設定が混じってます。
全ての世界のパラレルワールドであり、出てこないキャラなどもいます。一応は読んでいなくてもわかる様に軽くSS内でも説明を入れているつもりですが、わからなかったすいません。

このSSには以下の注意書きがあります

@このSSの世界線だとまどか王女の逆寝取られ性癖は女権国家でも相当な異常性癖という設定になってます。前にスレ主さんがいっていた発言では異常性癖だとは言っても、どの程度異常性癖かは言っていませんでした。
A>>838から>>845 >>856 >>863のSSもパラレルワールドとして存在しておりパロディ漫画ますますマンガで分かる!Fate/Grand Ordeの寝取られ好き設定だけ持った女主人公が出てきます。
Bスカサハと狂三をはじめとして女権国家の首脳部の人間関係に相当独自解釈が入ってます。特にビスマルクは四惑の部下だけど将なのに従えなければならないという風になっているので、
戦争時の最高責任者なので有事の時は上に命令権があり上司となるという『独自解釈を』してます
Cまどか王女にかなり独自解釈がしてあります。特に彼女の力が相当チートになっています。
D上に加えてまどか王女の逆寝取られ好きにかなりの独自解釈があります。本編のまどか王女はこういう方法では性癖を満たすことなどできない可能性もあります。あくまでもこのプレイをした際の反応はこのSS独自のものだと思ってください。
EこのSSの世界線では愛歌はスカサハに対して恨みが本当にない設定になっています。本編では変化があるかもしれません。
Fシグルイから仲間として伊良子、ブルアーカイブからはモモイとミドリとユズ、ネプテューヌシリーズからはネプテューヌがヒロインとして出ています。
GこのSSの世界観だと時崎狂三が横島が表の顔として勤めているのと同じ勤め先にきょうぞうという、偽名で勤めている設定です。きょうぞうという偽名については、
 男性めいた名前を名乗ることで家の男性が受ける災難を代わりに受けるという風習から来ているという地域がありそこの出身者の振りをしている為という設定です。





 深く暗い闇が支配する帝都、繁栄に比例して完全に消灯される場所はより深く不気味になり、あらゆる場所が怪談の舞台になりえるようになっていく。
いかにも悪霊や妖怪たちが暴れまわる舞台となるのが似合いそうな石畳のやや古い西洋の街並みの場所で二人の男性が和洋混合の怪異の群れと切り結んでいる。
片方は長髪の髪をした人間離れした魔性めいた色香を持つ伊良子清玄。もう一人は赤いバンダナをまいた青い服に身を包んだ青年、横島忠夫だ。
青い服の青年は普段なら伊良子の引き立て役になるのがせいぜいだろうが、今の彼は伊良子とは異なる魅力を持った辛うじて美青年と呼べるような表情をしている。
伊良子は一文字と呼ばれる刃渡りの刀を振るいながら悪霊たちを切り払いながら進み、方や横島も時には札を投げある時はヒスイ色の光を放つ蛍丸と言われる日本刀に近い刀で悪霊たちを切り裂いている。

 二人の男性は悪霊の群れを圧倒しているが、それでも油断はできない状態だ。蹴散らされる悪霊や妖怪たちは連携を取りながら何体仲間がやられても怯まず、見事な動きを見せて彼らに食らいついている。
横島が翡翠色の球、文珠を取り出して『浄』『化』をして悪霊たちが退き僅かに余裕ができると、伊良子は聖水あるいは神社にささげられた水で作られた果実水を飲んで霊力を回復させると言った。

「横島、今回の事態異常極まっている。初音ミク殿に御出馬願うのが一番ではないか?
ミク殿は手を貸す理由こそないが、一応は以前立てた大手柄の褒美代わりと言えばきてくれるのでは?」

 その伊良子の言葉に横島は少し悩んでから首を横に振った。

「今回の件、ミクさんとは畑が違いすぎる。もちろんミクさんが来てくれた方が楽にはなるけど、どこまでミクさんの専門分野が必要かは微妙だ」

「大鳳殿とジャギ殿はもうすぐ来てくれそうだが、本当に厄介なことだ」

 伊良子の軽口を頼もしく感じながら横島も霊力を回復させてくれる果実水を飲み干すと『浄』『化』の文珠の効果が切れるのを感じながら、刀に霊力を通す。再び戦闘が始まるなと覚悟しながら今回の事件の顛末を思い返し始めた。




 横島はモモイとミドリに泣きつかれ彼女たちの窮地を救った後、自分が倒産から救った、ユズが社長を務めるゲーム会社、
『キャット ブリングズ アバウト ホープ ネスト』に表の顔として所属しながら雑事をこなしつつ、お祓いなどをして貢献する日々を過ごしている。そんな彼の元に三時間前に時崎きょうぞう――恐らくは偽名であり、
本当は女権国家の方でもかなり上の人物なのだろうから、メールが届いたのだ。その内容としては、彼が所属しているゲーム会社が作るゲームは時々起こる可能性がもうなくなったり、あるいは極端に低い可能性に落ちたパラレルワールドを描いてしまう上に、時々夢などとなって影響を及ぼしてくる。ひどいときはゲームの中に吸い込まれることさえある。その現象に関連していると思える怪奇現象がまた起きたというものだ。そこまでなら彼はここまで焦ることはなかった。彼女からのメールによると、今回の現象はいつもと違うと書いてあった。何か深刻な事態が起きるかもしれないそうだ。そしてその事態が悪い物ならユズやモモイ達を助けてほしいと言われた彼は迷わず応じた。彼にそれを決意させたのは、あくまでも女権国家の重役としてではなく、モモイやミドリ達と仲良くなった仮の姿である時崎きょうぞうとしての頼みだと書いてあったためだ。 彼女の人柄を彼よりよく知るらしい大鳳もこういう騙し方はしない人だと答えたので彼は速攻で準備を固めて自分が勤めているゲーム会社に向かった。



 そして今彼は今回の事態の異常さを痛感している。きょうぞうに自業自得の理由で嫌われ、少々いびられてはいるが、モモイやミドリ達にはそれなりに情が移っていたらしい伊良子も今回は勤務時間外でありながら加勢に駆けつけてくれた。


 多くの敵を蹴散らしながら伊良子と横島この二人は最初の一合を交えた時、正確に言えば、出会った瞬間から覚えていた違和感が一度敵をやりあった瞬間に気づいた。
悪霊、妖怪、西洋のモンスター等様々な敵がいるが、この敵たちはゲームの中に吸い込まれた時に戦った敵だ。現実の妖怪などと変わらない部分も強いから、ゲームに吸い込まれたことのある者でなければ気づかないだろう。
そしてこの敵が出ていることが今回の事態の異常さを示していると言えた。今まで、ゲームの中に吸い込まれたことはあってもゲームから敵が出てくることはなかったのだ。

 東洋の天狗の群れが切り込んでくる中、不意に銃声が響いた。敵が薙ぎ払われたのを見ると、時崎きょうぞうが銃を放っていた。天狗たちは彼女の姿を見ただけで、一気に力が衰えていくのがわかる。
それも当然と言えるだろう。横島は知らないが、時崎きょうぞうの正体は天狗の霊力の源であり男性器の象徴でもある鼻を屈服させる存在の最高峰である原初の淫魔なのだから。

「きょうぞうさん助かりました」

「お礼を言うのはわたくしの方ですわぁ。今回はあの娘達を助ける義務はないのに来てくれたのですから。 それにもしかしたらだけど、わたくしは貴方に謝らないと『いけないかもしれない』立場ですから」

 彼女の言葉に横島は疑問を抱いた。このきょうぞうというゲーム会社の同僚はとても律儀で善性だ。
横島がゲーム会社に雇われてホラーゲーム関連でお祓いや、取材の際の護衛などをしている以上は、同じ職場の同僚として勤務時間中は彼に迷惑をかけるようなことを『意図的』にはしたことがない。
恐らくはこれからもそうだと思う。そして彼女は歴史アドバイザーをしつつ、横島の分野にも手を貸してくれたときは凄く優秀だ。その彼女が確信を持ててないという事態はかなり珍しい。


「どういうことですか?」

「今回の件は誰を標的としたかわからないのです。もしかしたらだけど、私が彼女たちと仲が良いから狙った可能性もゼロではありませんわぁ」

 その言葉に横島は多分違うな、と思った。大鳳から聞いた話では彼女は女権国家でもかなり高い地位にある。にもかかわらず彼女を嫌うものも殆どいない稀有な存在らしい。
女権国家の敵対者である王国、その可能性も低いと思う。少なくともユズたちは王国の諜報部をゲームの世界に呼び出して強化する以外のことはしていないし、敵対する可能性は低い。
ストレリチアも考えたが、ヴィヴィオが彼女たちと仲が良い以上はそれも低いと思う。何よりストレリチアは戦闘技能が高いとはいえ軍人でもなく悪事を働いたわけでもない人間に危害を加えるようなものは少ないと思う。

 そこまで考えた後に異常な数の魔物が出てきた。横島は刀に回していた霊力を籠手に変えて、敵を迎え撃つ体制を取った。魔物たちは全てがそれなりに強いうえに、連携が取れている。
この多数の敵をどう退けるか、横島は必要最低限の文珠だけ残して、伊良子に渡したら、自分がここで足止めして二人を先に行かせた方が良いかもと思った。


 横島の覚悟を他所に、狂三も時間としては一瞬だが、大きな覚悟を決断しようとしている。自分が時崎狂三、原初の淫魔で四惑であると明かして、真の力を出すべきだ。
そうなれば、多分モモイやミドリ達の傍にはいられなくなるだろうが、敵対しているとはいえ、仁義を解さない自分の子孫の暴走かもしれない事態で仮の姿であるきょうぞうの職場の同僚でもある、横島に迷惑はかけられない。
それにベルンカステルやモモイやミドリだけではなく、社長であるユズも善良な女権国家人であり自分の子供だ。
伊良子はくだらない理由で猫殺し未遂をした上に、女権国家の悪辣寄りの女性相手とはいえラインを超えた不誠実な行動も目立つ男ではある。だが彼も一応自分の子供の一人だ。
ひどい目に合う程度ならまだしも障害が残る様な大怪我をしたり、死んでほしい訳でない。

 彼女が覚悟を決めかけた瞬間、横島はそれを制するように先に言葉を放ってきた。


873 :名無しさん@狐板:2024/12/24(火) 00:47:09 ID:oovFh/cf

「きょうぞうさん、伊良子に切り札を渡すんでユズちゃんたちの救助よろしくお願いします」

 恐らく自分の内心を大体ではあるが察したのだろう。横島のその発言に対して答えを返そうとした瞬間、激しい光と爆音めいた音が響き、多数の妖怪たちが怯んだ。
特殊な祝福儀礼を施された化学兵器スタングレネードだ。強者とは言えないものも混じっていたが、それでも雑魚は一体もいないかった悪霊の群れがそれなりに数を減らした。
自分たちの近くの敵が消え去った直後に銃声が響き敵が減っていく。そして射撃してきた位置を見るとそこには精悍な顔をした、髪を逆立て横島よりはるかに長いバンダナをまいた軍人の姿が見えた。

「またせたな!」

「スネークさん、来てくれたんですか!」

「娘の危機だからな。お前たちは三人そろって向かえ!」

 横島が文珠を複数渡そうとするとスネークは一個だけ受け取り、『祓』の文珠を使うと、敵の群れを退け、きょうぞうを見据える。彼はどこか穏やかな声で言った。

「一つだけ言っておきたいことがある。今回の件に関しては俺も独自の情報網で洗ってみたが、君の責任である可能性はほとんどない。
そして娘のこともちゃんと大切な友人だと思っていることも間違いがないことは分かった。だから今日のおれは王国の元士官でもないし、
親王国派にして女権国家の戦争犯罪を糾弾している派閥の女性の夫でもない。ただユズの父親としてここにきている」

 本心からの言葉だとそれがわかった。そしてスネークは続けて彼女に言う。

「本当の意味で娘にとっていい友人みたいだから助けに来た俺からの頼みは一つだ。
もしかしたら今回の件は娘たちの作るゲームが生んだ特異現象かもしれない。そういう事情では縁を切らないでやってほしい」

「努力いたしますわぁ」

 守れないかもしれない約束を軽くはできないと思う狂三の言葉にスネークは満足そうに頷いた。絶対に彼女はできるだけ努力するという約束は違えないだろう。

 二人のやりとりを見ながら僅かに余裕ができたせいか、横島は王国の英雄はゴルゴと言い、彼と言い娘には甘いのかもと何となく思った。





 スネークが囮を引き受けてくれた後の三人は驚くほど楽に進めている。しかし、彼らは不安とまではいかないが、警戒が強い表情をしている。
スネークの囮になる動きは見事だった。だがそれを差し引いても敵が少なすぎる状況だ。恐らくは援軍に来てくれている大鳳やジャギやモヒカン軍団の誰かが割を食っているのだろう。
場合によっては援軍を助けに行った方が良いかもしれない。そう考えている彼の懸念はことごとく消え去っていく。

 自分たちの勤める会社に到着すると、ほとんど無傷の大鳳とジャギとモヒカン軍団がいた。大鳳とジャギも彼らを見た瞬間、覚悟が空振りに終わったような表情をした当たり、自分たちと同じような心境なのだろう。

 それを見て彼の頭に様々な推測がよぎる。 伏兵や罠? あるいは最終決戦用の兵力の温存? または敵にとっても予想外のトラブル? 自分より頭の良い大鳳に答えを求めようとして、大鳳の顔を見た瞬間だめだなと悟った。
大鳳も自分と同じようなことを考えていることが表情からうかがえる。一人だけ確信はないが心当たりがあるという表情のきょうぞうの様子を見て、大鳳も彼女の心当たりが原因かもと考えたようだが、まだ完全には合点がいってない様子だ。



 大鳳は横島ときょうぞう=狂三の今回の行動に関しては二人以上に情報を掴んでいる部分もある。彼は狂三が猫娘であるモモイとミドリにつられて『キャット ブリングズ アバウト ホープ ネスト』に仮の姿で歴史アドバイザーをしていることを知った。
そして全くの偶然だが彼女が他の大きな事件にかかりきりになっていた時に会社の騒動を横島が解決して、スパイをやりながら表の職業として勤めることをモモイ達の了承済みで決めた。
きょうぞうの正体を横島から了解を取った上で教えない選択を取ったのも、狂三の好感度を高めるためと、ゲーム会社に横島が在籍したほうがメリットが多そうだったからだ。

 そして今回の異常事態ゲームの中に入り込むことはあってもゲーム中から敵が出てくるというはじめての事態が起きた上に狂三が彼女たちを助けようとしていると聞いた時、大鳳は楯無などの狂三と仲の良い面々が自主的に動いたと聞いていた。
だがそういうことがあったにしても、彼女たちの活躍が大きすぎる気がした。なぜかというと、楯無たちが使える武器などが今回は限られるかもしれない状態だからだ。
きょうぞうとして活動している時の狂三は横島がスパイをやってはいてもモモイ達を本気で仲間として扱って会社に貢献している以上は勤務時間中は決して彼がオカルト系の災難にあった時は助けることに手を抜かない。
だが自分が苦境になっても部下に助けを求めたりはしないのだ。それは『公』ではなく『私』で動いている時はそうする彼女なりのけじめなのだろう。

 だから楯無たちも今回は公的な装備品は使わず私財で買った武器だけを使っている様だ。それでも十分強いがゲームから出てきた敵たちも防諜組織には及ばないが決して弱くはない。
なによりも数が凄まじいのにこの敵の減りようは異常と言えた。今がクリスマスに近い為に雪女である雪泉がすさまじかったがそれを差し引いてもおかしい。

 その疑問はほどなくして解かれることになった。不意に美鈴でも多少はてこずりそうな大きな体をした鬼がダンプにはねられた人間の様に吹き飛ばされてきた。
新手の助っ人かと思ってみるとそこには、赤紫の長髪をたなびかせ、見事な肢体をタイツめいた衣装に身を包んだ美女の姿がある。四惑の一人スカサハだ。
横島は一目見て愛歌の館で見た肖像画の記憶が蘇る。今は少なくとも敵ではないと断じると彼は問いを発した。

「四惑の一人スカサハですね。今回助けに来てくれた理由は」

「そこのきょうぞうへの友誼と、以前のクリスマスでこのゲーム会社のゲームをプレイして一応面白いと思っていたのでな、霊障などで倒産されては詰まらんと思ったからだ」

「そうですか。この会社の一人としてお礼を言います」

「解決してからにするがいい。すまんが少しきょうぞうを借りるぞ。少しきょうぞうに言いたいことがある者達がいるし、私も言わせた方が良い気がするのでな」

 頷くと横島はゲーム会社の中に大鳳達と共に駆けて行った。




 横島が行った後に、各地で霊的損害が起きつつあるが以上に被害が少ない報告を聞き、きょうぞうから四惑の狂三に戻った彼女の顔に僅かに陰りが見える。
その理由は彼女が危惧している事態公私混同が各地で行われたのかもしれないからだ。それなりに大規模な怪奇現象だが、少なくともさっきまではここまでの備えを公的機関全体で行うほどの前兆はなかった。
つまり狂三のある意味娯楽である仮の姿の職場を守る為にこうなる前から全体に強い装備が行われていたのだろう。結果だけを見れば前兆すらない霊的災害を防いだファインプレーだが、それはあくまでも結果論に過ぎない。

 自分を思ってくれた子供たちに対して嬉しい気持ちもなくはないが、注意すべきところは言わなければ。そう思う彼女の元に防諜組織の面々を伴った今回の責任者であるビスマルクが姿を見せた。
狂三は一瞬で考えを纏めると直ぐに諫めの言葉を言い始める。

「ビスマルク、結果的には最善手でしたけど、今回の件は明らかな公私混同ですわ。あくまでも私財と私物だけを使用してわたくしを助けに来てくれた楯無たちとは違って、貴方は公の物を大分使用したのではなくて?」

 ほぼ確定しているが、一応は自分と仲が良く、パラレルワールドで実際に起きた事件などがゲームに反映されていることもあると知ってから、
きょうぞうとして所属しているゲーム会社のゲームを時々しているらしいネロからの命令などの可能性もゼロではないから、確認を取ってから叱責せねばと考えての発言だ。だがそれに対してビスマルクは一切揺るがずに答えてきた。

「狂三様、今回の件に関しては元帥として最善であると信じてやりました」

 本心からそう思っていなければ言えない負い目のない声に狂三の頭に様々な可能性が浮かぶ。ビスマルクはメアリからの叱責と激励を受けてから一皮むけたようになっている。
だからこそ元帥として自分では気づけない予兆に気づいたのだろうか? その考えは次のビスマルクの発言で否定された。

「狂三様は御自分の女権国家への貢献度は分かっておられるようですが、実感が今一つ弱いと思います。 あの会社に行ってストレスが減った状態で仕事をしてもらうと能率が高くなりますから。それに何よりも」

 ここから先は少し言い辛いことを言おうとしている様に見えたので狂三も何だろうと思い神経を集中させる。ビスマルクは少しためらった後はっきりと言った。


「あの会社で横島という人物に何らかの方法で(文珠)で色香を抑えてもらい、身内と言える仲同然の相手とはいえ、普通に仕事をしていると狂三様のコミュ障が改善されていっていますから。
とはいえ、まだ完璧には治ってないのであそこにいてほしいのです。大惨事が起きてしまって、あの会社に責任がなくても、自主的に倒産とかされたら困ります」

 多少自覚はあったがそこまでひどかったと思い少しだけ落ち込む狂三に対して、ビスマルクが視線で他の部下たちを見ると、ビスマルクの言が正しいと頷いてきた。

 地味にショックを受けながらも狂三の心には喜びもある。ビスマルクはきちんと元帥として、自らが将であるという気概を見せてくるようになっている。
メアリの檄が聞いたのだろう。そしてビスマルクは元帥として時に部下として扱うべき人材に言う声で彼女に言葉を続ける。

「狂三様は重度のコミュニケーション障害でありながら、多大な人望を持ちいくつもの偉業を成し遂げていますから。その部下の欠点が消えてさらなる進化を遂げるためになりそうな場所を消したくありません。
そして今回の行動に移った理由はあと二つあります」

「教えていただけますか元帥」

 今回は戦場である以上はビスマルクが軍の最高責任者だ。将に対する問いを発するとビスマルクは言う。

「狂三様があの会社に勤めていて持ってきた情報、もう起きなくなったあるいは起こる可能性の極端に低いパラレルワールドで起こったあるいは、起こる可能性が僅かに残っていること、その情報も一応役に立っていますから、失いたくありません。
最もこれはそこまで大きな理由ではありません。多少は有益だからできれば守りたいという程度です」

「もう一つの訳は何ですの?」

 多分こちらの方が大きい理由なんだろうと考える狂三にビスマルクは真面目な顔で答えた。

「今回の件の首謀者の考えが理解できないから、はっきりさせたい。これが一番です」


874 :名無しさん@狐板:2024/12/24(火) 00:49:38 ID:oovFh/cf

 それを聞き狂三は珍しく本気で驚いた表情を見せた。自分よりも大局的に情報を得ていたと思われる楯無たちでもわからなかったのだろうか。

「はい。ある意味オカルトに対しては最高の実力者でもある、狂三様の目をかいくぐりこれほどの規模の怪奇現象を起こすほどの力を持っている上になにを考えているのか全くわからない。
そんな存在を放置するのは良くないと元帥として判断しました」

「わかりましたわぁ。公私混同をしたなどと勘違いして申し訳ありませんでした、元帥。これより私的な友情と四惑としての責務両方を持って今回の黒幕の情報を探りに参りますわぁ」

 そういって歩こうとする狂三をビスマルクが止めたまだ言いたいことがある様だ。

「狂三様は以前仮の姿でいるときに、あの横島という人物に恩や負い目ができてしまったことがあるそうですね」

 咎めている様子はなく確認したいだけの様だが、少しバツが悪い。だが元帥として問うて来てる以上は正直に答えるべきだ。そう考えて首を縦に振るとビスマルクは言った。

「その際に恩返しや負い目の清算をする際にご自分一人でやられたようですが、今後は部下の手を借りた方が良い場合は女権国家に不利益が出ない場合は部下の手を借りてください」

「なぜ?」

「あの人物は格上殺しに特化した気質の上にそうゆうことができる能力も持っているみたいですから。狂三様でも万が一程度の可能性はあります。
ルザミーネ様に負い目が恩があって清算できてない状態で戦うと、万が一程度の可能性が、千が一程度まで上がってしまうと言っていました。 私的な恩を公的な部下に返す手伝いをさせるのも良くありませんが。
狂三様程国への貢献度が高い重鎮が、負い目とかを感じて負けて殺されたり、そこまではいかなくても、勝った際に普段は受けない様な反撃を受けて重傷を負ってしまう可能性が上がるよりはマシなのです」

 実質的な命令に近い口調のビスマルクの言葉に狂三は気が進まない様子だが頷いた。彼女の言葉も間違いではないと周りの部下全員が目で言っていた為だ。ビスマルクはさらに続ける。

「狂三様の私的な恩返しを手伝う方が、狂三様が負い目を負ったりして鈍るより結果的には部下たちの負担は少ないですから。 御自分だけでは恩返しや負い目の清算などが直ぐにはできないかもと思った時は遠慮なくいってください」


 ここまで言った後、ビスマルクはスカサハの方を見ると元帥らしい命じる声で言った。

「スカサハ様、狂三様に同行して、キャット ブリングズ アバウト ホープ ネスト社の皆さんの救助の手伝いをお願いします。
狂三様の霊的防御をかいくぐってこの様な事態を引き起こすものが相手です。オカルトと武芸両方に長けた貴方様が役立つでしょう。そして、今回の件で敵国の諜報員である。
横島忠夫に対して恩があるらしい狂三様がこれ以上負い目を作らない様に、あるいは恩を清算できるように立ち回ってください」

「了解した」

 面白そうに答えたスカサハは、さらに彼女を試すような目で見ると言葉を続ける。

「だが大丈夫か。今回のゲームの世界の魔物たちはまだまだ出てくるかもしれんぞ」

 それに対してビスマルクはメアリの檄を受けてから大きく変わった様子を最大限に出しながら、答えた。

「やって見せます」

 その答えに満足そうに頷くと、スカサハ狂三を伴って横島たちの後を追った。

 ゲーム会社に入る直前に念話でオブザーバーから連絡が入った。その内容は朗報と言える内容だ。
なぜかゲーム世界から出たらしい魔物は異常事態だと認識させることだけが目的だったようで、異常なまでに殺生などを避けている。
攻撃を受けても気絶異常にはならない様な魔術がかかってもいる様だ。考えが読めない不気味さは変らないが、それでも術をかけた念から読み取った限り残虐性は低く、
どちらかと言えば善性の存在である可能性が高いらしい。 悪事というより悪戯の可能性が高くなったが、それでもまだ油断はできない。そう考えつつ二人はゲーム会社に向けて進んだ。





 ゲーム会社内に入ると、彼女たちは珍しく一瞬だが状況把握に苦労する状態になった。外とは相反して平和すぎる状態だ。いつもの会社と変わらない。
そして廊下には困惑が抜けきっていない横島と、状況を理解はしているが実感はできていない様子のモモイとミドリとベルンカステルと既にパープルハートの姿になっているネプテューヌが玄関で待っていた。
再び仮の姿であるきょうぞうに戻った狂三にモモイが駆け寄ってきた。

「きょうぞう大丈夫だった? 外は相当ひどいことになっているんでしょう?」

「ええ。モモイも察している様にわたくしは多少だけど女権国家の上層部にも顔が聞きますので、こんなに強い護衛も呼んでもらえましたわぁ」

 スカサハを手で示しながら言うと、モモイとミドリは安心した様子を見せた。

「忠夫は軽く事情説明してくれたと思ったら、愛歌様の所に行って、なんか大急ぎで伝えていて、その忠夫の説明を受けた愛歌様がわかりやすく説明をしてくれたおかげで大体わかったけど、今の事態ってどんななの?」

 愛歌の名を聞くとスカサハが少し微妙な表情になったが、横島が大丈夫だと視線で伝えると彼女はそうなのだろうと納得した様だ。

「不思議なことに死者はでていませんわぁ。ゲームの中から出てきた魔物たちに倒されても一時的に意識がなくなるだけで後遺症もないみたいです」

 そこまで答えた後に、モモイは少し考えて言う。

「今回の私たちが作ったゲームいつもとは何か違う感覚があったものね。そのゲームをクリアしちゃえばなんかわかるかな?」

 スカサハと狂三は頷きあうとゲームをプレイするための部屋に向かった。



 狂三たちがテストプレイをしたり、あるいは純粋に遊ぶためのプレイルームに入ると心持のせいかいつもと違う感じがする。
扉を潜るとネプテューヌとユズとベルンカステル、伊良子、大鳳が準備を整えていてくれた。ジャギは大鳳が言うにはこちらに来るか悩んだが、メアリが外での迎撃を場合によっては手伝うと聞いてそちらにいるらしい。


 全員が並んだところでスカサハが言う。

「これは私の戦場での勘に過ぎないが、恐らくはここに集まったもの全員がゲームの中に吸い込まれる現象に会う可能性があると思う」

 それを聞き横島と狂三は多分この勘は当たっているなと思った。彼らは少し悩んだが直ぐにゲームを取り出し起動させる。
モモイ達が普段は作らないタイプのゲーム『寝取られ彼氏奪還ダンジョン』というものだ。これは王国で言うところの逆寝取られゲーを多少マイルドにしたもので、彼女持ちあるいは好いてくれている女子がいる男しか入れない、
ダンジョンを攻略していくというもの。このダンジョンは寝取り目的と言える強力な力を持った女子の頼みなら何でも聞き入れ、王族が正妻の座を奪いたい、あるいは悪魔などが男を堕としてものにしたいなども聞き入れるらしい。
本当に稀にだが、悪辣な女子から男子を奪いたいという類の頼みを聞き善行をなす場合もある様だ。男性を取り戻すために他の男性を奪還するために動いている女性達とパーティを組む場合などもある様だ。


 スカサハは余裕の表情で、言う。

「クリアするのにそこまでかかるまい。報告書を読んだ限りではゲームの中に吸い込まれた際には、現実の能力も多少は影響する様だしな。恐らくは大鳳が囚われたダンジョンを攻略する私ときょうぞうあるいは、
横島を囚われたユズたちがクリア側であろう」

 スカサハとユズはゲームプレイのスキルもリアルでの戦闘力も高い。実際にそこまで長くはかからないと確信した様子だ。


 ゲームのスイッチを入れた時、彼女たちの計算は大きく狂っていることを知ることになる。それを知らぬままに彼女たちはゲームの中に吸い込まれていった。





 狂三とスカサハは気が付くとダンジョンの最奥とされている高級ラブホテルを思わせる部屋で二人がかりで大鳳を嫐っていた。彼と前から繋がっている狂三と背中に魔術で生やされた分身を飲み込んでいるスカサハの与えてくる快楽にあえいでいる。
次の瞬間この世界での記憶が流れ込んできて、彼と共にした閨の記憶が入ってくる。それは目の前の大鳳も同時だったようで蓄積された精液を二人からあふれ出駆けるくらい放つと完全に堕ちた。
彼は正気を失う直前にスカサハと狂三の困惑の表情を見て、察したらしく、味方達に何らかの方法(二人は気づかなかったが、横島からもらった『伝』の文珠)で念話を飛ばした。
その内容は『狂三さんとスカサハさんの今回の僕への性的暴行は不可抗力、黒幕の仕業。二人は裏切ってない。黒幕は四惑を欺くほどの謀略家の可能性高し』

快楽で脳が壊れかけていたがそれでも必要な情報だけは味方に送ると彼は精を放った直後に完全に壊れ、狂三の胸に顔をうずめて脱力し始める。
二人は大鳳の嬌声めいた悲鳴と自分たちの中で精を吐き出しながら震える分身に理性を削られながらも、何とか情報を調べようとしたが、大鳳を犯すのを何らかの強制力でしばらくはやめられないと悟ると、
鋼の精神力を発揮して『ながら嫐り』に切り替えて情報の整理に移った。

「狂三、今回のゲーム異常極まりすぎるな。確かわざとゲームオーバーになったり、あるいは強く望まない限りは、ボスキャラというか敵としてゲームの中に入ることはないのでなかったか」

「ええ。モモイ達が自らの意思で作った以上はそうでしたわ。今回の様な主人公エディットもできるゲームの場合はプレイヤー側で入ることも可能で、プレイヤー側で入ろうとしたのにこうなるのはおかしいですわぁ」

 狂三とスカサハが位置を交換すると恐怖と快楽への期待で震える大鳳に上目遣いで見られ、スカサハが騎乗した直後彼は悲鳴を上げた。
狂三のどこまでも優しい堕とす刺激とは別に徹底的に絞り堕とし来る快楽に彼は屈服している。数時間分の記憶が流れ込んだの無理もない。二本だった分身をいきなり一本に戻されて脳の快楽処理機能が慣れない状態なっている様だ。


875 :名無しさん@狐板:2024/12/24(火) 00:51:45 ID:oovFh/cf

「あー気持ち良すぎますぅ!狂三様ぁ、スカサハ様ぁ」

 屈服しきった大鳳の様という呼び方のせいで、頭の中でまとまりかけた情報が飛んでしまった二人は、さらにエンジンかかってしまった。
スカサハが腰を振り、狂三が膝枕をしながら胸で顔を閉じ込めると、大鳳が死ぬ前の断末魔を思わせる震え方をしながらスカサハの中に精を放った。二人は理性を削られながら、大鳳とは別の方法で味方全体に念話を送る。

『すまん(すみません)しばらくの間我々は頭脳戦では役に立たない(立てません)聞かれたことぐらいは答えられそうだが(ですが)まともに思考を纏めることはできない状態だ(ですわぁ)』


 送った直後にスカサハが狂三と位置を代わり大鳳にその豊満な胸を押し付け、狂三が腰を振り始めると、大鳳は世界で一番情けない表情を浮かべながらただただ精を放ち続けている。

 だがすぐに理性を削られながらもどうにか手加減をする二人に対して数時間嫐られた記憶のせいで完全に堕ちている大鳳から止めとなる言葉が放たれてしまった。

「気持ち良すぎです。もっと僕を可愛がって滅茶苦茶にしてぇ!」

 二人の中でブツンという音がすると二人は完全にこのダンジョンの世界の役割に従い始めてしまった。




 一方横島もダンジョンの最奥で嫐られていた。彼もゲームの中の数時間嫐られぬいた記憶が流れ込んでくる途中で味方と思われる全員に文珠で念話を送った。

『黒幕らしきものの姿を見た。赤色の茶髪の女性でサンタ衣装をしていた。クリスマスプレゼントを作る為に必要なことだと言っていた。情報が本当ならだが、今回は惨事になる可能性低し』




 このゲームの世界に入り込む前に横島だけは、真黒な謎の部屋に招かれていた。その際に茶髪のミニスカートの美少女なサンタと出会っていた。彼は彼女を見て相当な力を持った神格だと理解した。

「多分だけどその、サンタの衣装は借りの姿で東洋系の神様が正体だろう? なにが目的だ?」

「悪意なんかないよ? 強いて言うなら貴方たちの作るゲームはパラレルワールドの可能性を描き出している以上、時にはあり得る未来の方からも干渉することがあるってだけかな? 今回は『ギリギリ』良い子と言える人へのプレゼントの入手が目的かな?」

 嘘を言ってはいない。それなら女権国家のクリスマス前日に事件を起こし異常な程死傷者などを出さない様に立ち回るのも辻褄が合う。
だが狂三たちよりやや劣るか贔屓眼に見ても互角程度の力しか感じない、彼女が狂三を欺き切ったというには無理があるように思える。それを読んだのか彼女は彼に向って言う。

「今回は凄く強い力を持った神様の後押しがあったからできたことかな? 今回は私が救出側だから頑張るね?」

 そのやりとりの後ゲームの世界に来た彼は、神殿の様なところの祭壇めいた寝室でヴィヴィオとパープルハートに嫐られていた。その状態の中で彼はこうなる前に他の女性達に嫐られた記憶も蘇ってきている。




 エヴァが最初に大人の姿で彼をへし折りに来た時、彼の分身を飲み込み射精させると。そのまま豊満な体を押し付けて彼を嫐り射精量を増やさせながら、同時に首筋をかみ、完全にへし折ってきた。


 エヴァの内部に放つと彼女は笑いながら言う。

「今回の企みに私は乗ることにした。黒幕はそこまで性悪な存在ではないが、たとえ来世であろうとあの女を正妻にするわけにはいかないのでな」

 その言葉と共に彼の中で一気に抵抗力が落ちた。エヴァの言葉は血を吸われて意識を共有したからこそ嘘でないことがわかる。そのせいで何が何でも抗わなければという思いが一気に萎えた。

 エヴァは愛おしそうに彼の唇を奪い、吸血鬼の唇で電撃が走ると彼女はふさがりかけている彼の首筋の傷跡に舌を這わせながら腰を振る。

「ああー!」

 射精が起きた瞬間に再び血を吸われた彼が立てなくなると、エヴァはアリスとアルに目配せをした。

「忠夫、今回の黒幕は性悪じゃないから。楽しみぬきましょう」

 アリスとアルの優しい嫐り方が始まり、彼はエヴァに打ちのめされた跡と揺れ幅が大きいと思ったアルとアリスは彼を挟みながら堕落に誘う愛撫をしていく。
魔王と魔女二人の魔術が発動していく祭壇で彼女たちに挟まれながら彼は時々自由を与えられるたびに、二人の操り人形の様に腰を振った。
単純に横島が快楽を感じているのを喜んでいるアルと自分の与える快楽によって操り人形のようになっていく彼を愉しんでいるアリスの二人が彼の被虐心を別々に煽っていく。

 アルとアリスはどこまでも優しい膣の動きで彼の堕落を助長するような快楽を与えてきており、時々快楽が強すぎて止まる。
彼に腰を動かさせたり、逃げた彼の手を捕らえ、自分たちの乳房や尻を揉むことを強制してくる。その度に起きる射精は彼の大事な何かを削っていく感覚がある。

 アルとアリスが引くとリグルと愛歌が彼の唇を塞いだ。

「忠夫、ノブリスオブリージュとして仕えるものに与えなきゃいけないものがあるから手伝ってね。もっと少女形態の女性にも欲情するようになってあげて♪」

 愛歌がそういうとロリコンの気がない彼の分身が屹立する程の色香を纏いながら服を脱ぐと彼の分身を踏みつけた。その一踏みだけで、達するには十分なのに愛歌は射精封じも同時にしてくる。
リグルが叫び声を上げかけたところをキスで唇を塞ぎ、かまきりの加護を与えて雌に食わる痛みを麻痺させて彼の堕ちることへの恐怖を一気に抑える。
愛歌に飲み込まれた瞬間、彼は激しい快楽と引き換えに愛歌の内部に大量の精を放った。霊力を吸われる快楽と、快楽を伴う霊的攻撃に耐久力が一気に下がる感覚が走り、
彼は苦痛に片足を突っ込んでいる快楽に負けて愛歌を抱きしめて紛らわし始める。それをつながった愛歌は面白そうに見下ろしながら、一度強く腰をひねり彼から搾り取ると、抱き着く力すら失った彼をリグルに渡す。

リグルは楽しそうに彼を受け取ると、そのまま彼の分身を飲み込み、精巣さえも抜き切る虫の女王に相応しい量を抜き取った。倒れて動けない横島をメイド服に身を包んだ、モモイとミドリとユズが楽しそうに見下ろしている。

 彼女たちがメイドの証のカチューシャだけを残したまま裸になり彼を押し倒しながら言う。

「忠夫、私達相手にも勃つ様になってきたし、日々ロリコンが悪化してきてるね♪」

 モモイが彼に覆いかぶさって絞ると震える彼を抑えながらミドリが言う。

「ナイスバディな女性にも反応しているし、ロリコンというより、ただの節操なしじゃない?お姉ちゃん」

 ミドリがバカにしながら、彼の口をキスでふさぎモモイが楽しそうに膣で彼を嫐るのに合わせて舌を這わせて余計に追い詰めてくる。

 モモイとミドリが交代すると、ミドリは静かだが彼から大量に搾り取る様な動きで彼を一気に彼に止めを刺した。

 ユズは照れながら見つつ、少しすると決意を固めたように彼に迫って言う。

「私達全員が事情をすべて把握しているわけじゃないけど、エヴァさんたちが事情を知ってから警戒心が解けていたから、少なくとも王国にはそこまで不利益はないと思います。そ、それじゃあ私もこのゲームの寝取りキャラの役目を果たしますね」

 何回も横島をベッドの中で虐殺したくせに、繋がる前は王国の処女の様に彼女は恥じらってくる。それが演技ではないだけに何度同じ目にあっても油断してしまうが、繋がった後の彼女は、凄くやばい。

 つながった瞬間、意識が完全に持っていかれるような快楽を与えると、惚れた男を完全に加え自分から離れられなくするやり方を頭の中で組み立てて、射精を封じ時には射精後の分身に激しい快楽を送り込み完全い彼を堕としてくる。

「忠夫さん、気持ちいいですか。もっともっとどうぞ」

「あひゃー!」

 連続で射精した彼からユズが離れると、ヴィヴィオとパープルハートの二人が近づいてきた。

 二人の完璧に近い体が彼にとっては期待と恐怖を呼び起こす元凶になっている。パープルハートが最初に彼の分身を飲み込み抱き着いてくると、ヴィヴィオも後ろから抱き着き豊満な胸を押し付けてきた。

 悲鳴を上げて射精する彼を彼女たちは楽しそうに見ながら蹂躙してくる。交代しながらヴィヴィオが言う。

「このゲーム世界だと貴方は共和国の戦士らしいですよ。そして私たちは聖王と女神で、貴方を取り戻すためにこのダンジョンの力を借りた。早くこちらに戻ってきなさい」

 完全に快楽で屈服しているところに神格に近い力を持つヴィヴィオの言葉が魂すら犯し始める。パープルハートも笑いながら言う。

「今生の彼女を捨てろ。なんて言わないから安心しなさい。ただ正妻を私かヴィヴィオか愛歌にすると言えばいいだけよ」

 ヴィヴィオと交代して彼に騎乗しながら命じてくる彼女に彼は悲鳴でしか答えられない。女神の霊力を籠めた膣が分身に送り込んでくる快楽が強すぎる。

 二人は交代する度に支配する強すぎるヴィヴィオの快楽と、どこまでも腑抜けにさせるパープルハートの緩い快楽が交互に来るのに脅える彼を愉しんでいる。それを見てアリスが言う。

「忠夫、貴方も男の子なのだから少しは相手の女性を楽しませなきゃダメよ♪ という訳で協力するわね」

「え」

 言い終わった直後にヴィヴィオに射精させられている彼の手がヴィヴィオの乳房を揉みしだきだした。ただでさえ快楽が強すぎて、脳が限界の所に追い打ちが来て彼は悲鳴を上げた。その悲鳴を心底心地よさそうに聞くここにいる女性人たち。
この饗宴はしばらく続くことになる。






 ユウキは気が付くと孫悟空の恰好をした赤に近い茶髪の女性と、弓を持った自国の王女まどかにそっくりな人物が目の前にいることに気づく。
心底呆れた様子のベルンカステルと伊良子の姿もある。アリスたちからの念話で、『この事件は放っておいても解決するから、ダンジョンクリアしたらユウキも忠夫を嫐るのに混じって』という旨の連絡を受け取った直後がこれだ。
孫悟空の恰好をした少女がユウキに向かって挨拶をしてきた。


876 :名無しさん@狐板:2024/12/24(火) 00:54:16 ID:oovFh/cf

「初めまして、私は貴方たちからするとあり得る可能性の未来の一つからきた藤丸立香。忠夫の来世の恋人なの。正確に言うと忠夫の無限に分岐する来世の一つの恋人と言うべきかな?」

 よくわからないが嘘は言っていない様だ。そして邪悪な感じもしない。それよりも彼女と一緒にいる存在に対する疑念の方が強い

「そうなの。それでそちらの人はまどか王女様!?」

 ユウキの問いにまどかは首を横に振った。

「ううん、正確に言うと違うかな。まどか王女の体に入っている格の高い神様だと思ってもらえればいいかな。今回はNTRダンジョンをクリアする際に、ゲームバランスの為にユウキちゃんはこっちに来てもらったの。
横島くんを嫐る側に参加したかったかもしれないけどごめんね。でもクリアしたら寝取り返し上書きルートがあるから安心して」

 顔を赤くしてユウキは答えた。

「と、とにかくそれはいいけど。どうすれば」

「このゲームの内容に沿って、王国で言えば逆NTRダンジョンをクリアすることです。正気を失った設定のキャラは倒せばこっちに戻ってくるし、頑張りましょう」

 その言葉の後、ベルンカステルが言う。

「本当に今回の件どうにかならないのかしら。とりあえずユウキ貴方は一人でも十分強いフェアリークイーンなインプだけど私と契約すれば使い魔適正で奇跡の魔女の力を使えるから行きましょう」

 それに続いて伊良子が言う。

「ユウキ殿参ろう。猫を切ったくらいで邪険に扱うあの婆(狂三)をゲームの中とはいえ切る好機、某も本気を出しますぞ」

 伊良子の言葉に『あなたに切られて殺されかけた猫の目の前でそれを言う?』という目でベルンカステルは伊良子を見ていたが、それでもここでは空気を読んで何も言わずにいることに決めた様だ。

 かくして彼ら5人のパーティは先に進むことになった。



 途中でユズを倒して正気に戻した後、彼女がソリッドスネークから受け継いだ戦った相手を正気に戻すバトルセラピーの力のおかげでどんどんと彼女たちは仲魔を正気に戻すことができたのでそれほど苦戦せずに進むことができている。
NTRダンジョンのクリアもそう遠くない様に思えた。






 ユウキ達がスタートしてから大分時間が経った頃、大鳳はあの発言の後、本気になったスカサハと狂三の二人に嫐られぬいていた。
スカサハが何らかのルーン文字を彼に刻み余計に快楽を強めたところで、狂三も同じような術を使い、体が振れあっているだけで射精しかねないところを魔術で射精を禁じられ。
彼女たちと繋がっている時しか射精が許されない。彼女たちは時には一度射精する度に交互に彼位置を変え、ある時は何度も射精させて彼女たちが達するまで交代しないこともあった。

 スカサハが彼の顔に尻を押し付け狂三がパイズリで何度も射精させた後、二人は全身真っ白な姿を大鳳に見せながら言う。

「どうだ。『滅茶苦茶にしてぇ!』という要望はかなったか?」

 スカサハの意地悪い言葉に大鳳は震え過ぎてまともに答えられない言葉で言う。

「ひゃ、ひゃい」

「だめですわね。まともに思考できる事態で滅茶苦茶じゃありませんわぁ」

 そういって狂三とスカサハの位置が変わり狂三が腰を振り出すと彼は完全に壊れてひたすら声を上げ続けた。

 スカサハが体制を変えて大鳳を後ろから抱え、狂三が手でしごきだすと彼は声にならない声を上げている。スカサハと狂三が再び彼の背に分身をもう一つ生やした二人が同時に飲み込むと、男しての何かが終る様な声が上がった。


情事が終った後二人は少し大鳳が心配になった。ゲームの中で負った精神的ダメージなどはクリアすれば『最悪でも』再起可能なレベルまで回復するとはいえ大丈夫だろうかと心配になった。
最悪再起不能状態でも、今回ばかりは、治療施設や治療費を全額負担することを決めた後、二人は、完全に心がどこかに行ってしまった大鳳を他所にゲームの中の自分たちに『一応』だが主導権を握られている二人はどうにか取り戻すために働きかけ始めた。不可能ではないが時間がかかりそうだ。


 そう思い衣服を整え終えた後に申し合わせたようにドアが開いた。

 そこには既に救出されたユズと横島とベルンカステル。そしてユウキと伊良子がいる。

 ユズは冷静な様子で言った。

「今のスカサハ様ときょうぞうちゃんになら、勝てます。体を乗っ取られているけど、支配されてないどころか、抜け出すために抗ってますから。
普段よりずっと弱いです。姿見の迷宮40層から60層ってところじゃないですか」

 それを聞いた瞬間伊良子が流星を思わせる程の速さで刀を構えて進み出た。

「ババア日ごろの恨みを晴らす好機いただいた」

 そういって切り込みかけた伊良子が一瞬で狂三の呪文でどこかに飛ばされたのを見て、ユズが言った。

「伊良子さんを飛ばしたときだけ百回層以上になってました」

「自業自得やな」

 横島は伊良子に同情しつつもこれは伊良子が悪いと思いながら二人に挑んだ。
エヴァやアルやパープルハートやアリスなどのオカルトに明るいメンバーは立香とまどかにとりついた神格について調べてもらうために二人の後を追ってもらっていた。
最悪ユズに頼めば今の二人ならどうにかできるだろうと考えてのことだ。


 横島は霊波刀を構え、きょうぞうに挑みかけてユズがスカサハにユウキの援護を受けてコンバットナイフを構えて切り込むとスカサハはそれを受けてのけた。そして、一合打ち合った直後に彼女の階層が一気に上がった。
それを見て横島はとっさに霊波刀を構えると、ベルンカステルに『強』『化』の文珠を使い二人の加勢に入った。狂三は猫を傷つけるのには抵抗が強いから、ベルンカステルならしばらくは持つだろうと思ってのことだ。

 ユズは銃撃を放ってユウキの援護をするがそれが一向にスカサハに当たらない。時にはスカサハはユウキを誘導してユズの銃からの盾にしている。
ユズは読みが鋭いが故に逆にユウキが盾にされる未来を予測してしまい、動きを止められている。ユウキもユズの援護が裏目に出る状態を予知してしまい、動きが時々目られている。
スカサハの槍を受け止めながら二人は押されていく。横島はユズに向かって叫んだ。

「ユズちゃん交代や! 俺の方がユウキとの連携は長いし、きょうぞうちゃんを正気に戻せば戦局はこっちに傾く」

「はい!」

 そういって横島が、『入』『替』の文珠を使うと二人の位置が入れ替わったそうするとスカサハが不意に残念そうな声を出した。

「こうなっては仕方ない。もう少し遊んでいたかったが、お前の能力の情報を今回の事件で探るのは仁義外れが過ぎる」

 その言葉を聞き横島の顔色が変わった。

「スカサハさん正気に戻ってたんですか?」

「正確には支配を脱したというべきか。ユズの奴の持つバトルセラピーそれのおかげですぐ正気に戻れた」

 それを聞いて横島は心底驚いた。ユズが父であるソリッドスネークから受け継いだバトルセラピーそれはどんな状態の人間でも正気に戻し精神を回復させるがスカサハ程早く戻った人物は初めてだ。
恐らくは支配を破ろうとしていたところにユズと切り結びそれをきっかけにバトルセラピーが発動し、それに乗って破ったのだろう。



 スカサハが正気に戻った後、ユズがきょうぞうと銃撃戦を始めると、彼女もスカサハ程早くはないがあっさりと支配を破って見せた。

「ご迷惑をおかけしましたわぁ」

「いえ、きょうぞうちゃんが正気に戻った様で何よりです」

「とりあえず事件も解決したようですし、犯人について探りましょうかぁ」


 そういって彼女たちは事態を調べ始めたが、異常な力を持った神格が立香と呼ばれるサン姿をして現れ、そしてダンジョン捜索中は棒術を使う孫悟空の姿をしていた女性の目的は最後までわからなかった。
ただ邪悪な存在ではなく、女権国家や王国に何かしてくる可能性は極めて低いという事実だけは確かな様だ。



 ダンジョンの奥に行くと完全に快楽で壊れた大鳳がいたので文珠で『調』べるとゲームの外に戻ればある程度回復する様だ。横島は少し悩んだ後スカサハと狂三を見て言葉を発した。


「今回の件に関してはミクさんによれば、大鳳が全権を与えられ、その大鳳が決定を下せない状態なら俺に決定権を与えるとなっていました。それで今回のことに関しては契約を結びたいけどいいですか」

「その内容は?」

「女権国家側で今回の件の犯人に対する動機が分かったら、詳しく教えてもらいたいんです。もしも王国側でも今回の件に対する犯人の動機が分かったら女権国家に対して嘘偽りなく報告しますので」

 諜報というより外交の側面からの発言だなと狂三たちは思った。王国側も今回の黒幕のことは本当に知らない様だ。だからこそ今回の大騒動に王国が関わっているなどと万一にも思われたくないのだろう。
そして王国民も諜報組織だけとはいえ、被害を受けたから女権国家が情報を掴んだなら欲しいのだろう。スカサハも頷いた。

「構わん。正直今回の犯人は何を考えているか全く理解できん。私やきょうぞうに大鳳を犯させたり、お前を大勢の女性に犯させたり、それでいて女権国家にも大損害とまではいわんが、大迷惑をかけてきている。
これほど高い能力を持った存在がなにを考えているかわからんのは不気味すぎるからな」

 永遠にわからないかもしれないし、分かったとしても数世紀ぐらい後の可能性が高いだろうなと、思いながらスカサハも応じている。


 彼らが了承しあった後、ゲームをクリアして現実に戻るときの現象が起き始めた。光に包まれながら横島は思う。四惑の一角スカサハは味方だった上に敵対した時は遊びだったけど、恐ろしい武人だ。
できれば戦場では会いたくないものだ。それと別にスカサハと手合わせをしたユウキとユズの腕が上がった感覚もする。もしかしたら、今回の事件で役に立てなかったから、二人を覚醒させてくれたのでは?という予感も少しだが浮かんだ。




 現実に戻った彼らは、なぜか横島と大鳳は異常に消耗していたことを除けば普通の状態となっていた。
横島の知り合いの女性陣もその場にいなかったにも関わらずゲームの中に入るという事態になっていたが特に変わったことはなかった様子だ。妙に上機嫌なユウキとベルンカステルが印象に残ったがその違和感も直ぐに消え去った。


877 :名無しさん@狐板:2024/12/24(火) 00:58:10 ID:oovFh/cf





 横島と大鳳が覚えていない記憶が現実世界に戻る前に起きていたことがある。。大鳳と横島はそれぞれ別の部屋で、嫐られていた。

 横島はユウキとベルンカステルと立香。大鳳はまどかの姿をした女神に襲われていた。


 横島がベルンカステルに押し倒されると、ユウキがインプの力を使いベルン化するのアシストを始める。
ベルンカステルが彼の分身を一瞬で絶頂に導き大量の精を奪い取り、その直後にユウキがベルンカステルが離れた彼の分身を乳房に挟み嫐理始める。

「忠夫、ほら寝取り返しパートで僕たちへのご褒美なんだから頑張って♪」

「ほら早漏、宿六。早く私を満足させなさい」

 ユウキの乳房に挟まれて悲鳴を上げる分身をベルンカステルも豊かな乳房で挟み彼の分身から何度も精を放たせる。二人は白く染められた後で、魔術で精液を吸収しユウキが彼の分身を飲み込むと、ベルンカステルは笑う。

「ユウキ、この寝取られ雑魚マゾ男を上書き調教するから付き合いなさい」

「はーい♪」

 そういってベルンカステルが、魔法を唱えるとユウキの膣がより強く彼を絞り一気に彼は射精して落ちて行く。彼が意識を失うと、ユウキが彼の夢の中に入っていく。
そしてベルンカステルは意識を失った彼に跨りながら夢の中のユウキと同じように精を絞り始める。


 夢の中で彼はユウキに完全に意識を掌握されていた。ユウキが自分に害意がなく幼馴染の為か拒絶する防衛機構が働かないのだ。ユウキは色んな彼の思い出の中で彼を快楽で染め上げていく。そしてユウキは不意に言う。

「やっぱり忠夫は僕には無警戒だね♪ それじゃあ今回の依頼主の頼みを聞きに移るね。僕の体調関連で恩ができちゃったからごめんね」

 それを聞いた瞬間、立香のことだと思ったが、彼の中で立香への怒りや敵愾心が一気に萎んでいく。
『度を越した後ろ暗さなしでユウキを助けてくれた』その一点だけで彼の中では敵意や殺意を向ける対象とすることは困難になってしまうくらいには彼がユウキ向けている感情は重い。

 ユウキとベルンカステルに射精させられるたびに彼の中にパラレルワールドの記憶が入ってくる。立香という少女と共に過ごした記憶だ。これはあり得る来世の記憶なのだろう。

 そしてその記憶が植え付け切られた後に、孫悟空に似た衣装の彼女が現れた。

「忠夫、私は立香を支配している神格の一人で、こんな事態を起こした神様でもあるのよ」

 最もこれは嘘だ。未来の横島からもらった二つの文珠を使って、『隠』した文珠で『嘘』をついている。そして彼女が彼を押し倒しながら言う。

「どちらも私だけど、立香の方が好きなら快楽に耐えきりなさい。そうしないと神格がいつでも彼女を乗っ取ることができるようになっちゃうわよ」


 立香の豊満な体に神通力まで加わり彼は繋がった時点で完全に意識が飛んだ。ヴィヴィオやパープルハートにやられた時の快楽に似たそれを味わいながら、『立香ごめん』と言って大量の射精をしながら意識を失う。

 意識を失った彼の上で腰を振りながら立香は笑う。

「このプレイやっぱりいいわ。神様に乗っ取られたと思わせて逆レすると。寝取られる感覚と快楽で押しつぶす感覚両方得られて最高!」

 意識を失った横島は立香に体を押し付けられるたびに電流を流されたように痙攣しながら何度も精を放っていた。それを見ながらユウキとベルンカステルはドンビキした様子で話していた。

「ベルンは確か彼女に昔絶望していたところを助けてもらったんだよね?」

「ええ。恩人だから女権国家人として強くは非難できないけどあの性癖はないと思うわ」

「僕も純粋な善意で体の悩みをどうにかしてもらったから、あまり強く言えないけど、忠夫の記憶消しとかないと。罪悪感で引きずりそうだし」

「ええ。そうね」

 そういいつつも僅かに寝取り役として立香の前で犯したとき楽しかった自分たちは割と染められ始めているのでは?という危機感が二人の仲に僅かに芽生えていた。




 一方大鳳も神格の力を振る解放したまどかに犯されていた。彼は激怒しつつ、あまりの快楽に何も言えないままひたすらに絞られている。

「大鳳くん、ホラまどか王女の体を勝手に使っている寝取られ好きの女神に良い様にされて良いの」

 まどか王女との美しい思い出が蘇り、裏切ってはいけない。そう思いながらも女権国家の女性達に劣らない快楽のせいで、情けない声しか出てこない。

「あ、ああ?」

「ほら限界だね。本日十回目の裏切り射精♪ 今回の騒動の元凶に精を捧げちゃったね」

 大量の精液を放った彼はふらふらとしながら意識を失っていく。そのうえでまどかは腰を振り、強い快楽で彼を正気に戻す。

「ほら♪ 大鳳くん♪ まどか王女の体は無事だけど幽体が実体化した私にこれ以上注ぐとどうなっちゃうかな」

 そういって離れたまどか王女に彼は強すぎる快楽のせいで負けてしまい再び自らの意思で挿入した。最もこれはまどか王女が彼の意識を操ったからなのだが。

「あ、ああ。ま、まどか王女様ごめんなさいー!」


 そういいながら射精する彼を性悪な女神を演じるまどかは嘲笑しながら腰をひねった。彼の謝罪の言葉が心地よく嗜虐心と寝取られ欲を満たしてくる。最後の射精をして彼はそのまま倒れた。




 大鳳から記憶を消して元の世界に戻した後、まどかは上機嫌な様子で笑ってた。そこにサンタ衣装に身を包んだ立香が現れる。

「ご先祖様、私の勧めたプレイどうだった?」

「思ったより良かったよ。大鳳くんが快楽に負ける感覚と、私への綺麗な思い出ごとねじ伏せられて、強い快楽だけの女神に奪われていく感じが最高だったよ?」

「そう。それじゃあ、ギリギリ悪行より善行が勝っている『一応』いい子にプレゼント」

 そういって立香の手には横島たちが吸い込まれたゲームソフト『寝取られ彼氏奪還ダンジョン』を渡した。

「今回ご先祖様である大鳳くんと忠夫のパートは凄く作りこまれたものになったわ。私たちの行動でね」

「サンタさんありがとう!」

「私も同じ性癖でそれ欲しかったから気にしないで。それに半分以上は貴女の力じゃない。
狂三やスカサハにも気づかれずにモモイ達に干渉してああいうゲーム作らせて。本当にすごい力持っているのね。 そこまでして得た寝取られゲーなんだから大事に遊びなさいね。
発売中止にならなかったらちゃんとあの会社にお金振り込んでおくから」

「もう行くの?」

「ええ。サンタの役割もあるから、いい子たちにプレゼント配らないといけないから。それに今回の騒動の負担を悪辣な女権国家の権力者になるべく集中するように調整もしなきゃだめだから。
あと迷惑被った人たちへの補償もされるように精霊たちに話しとおさなきゃ」

「ええ、殆ど私のせいなのに本当にお人よしなんだから」

「女権国家が敵国なご先祖様と、今は敵対してない国所属でかつ、サンタの仕事を引き受けたものの視点の違いでしょう」

 そういうと立香は踵を返して去っていった。聖夜の到来を感じながらまどか王女は大鳳と自分の子孫にああいう娘が出てくるかもと思うと面白いと思いながら、
神としての力でてんやわんやとなっている女権国家の様子を見て笑った。これで少しは王国の負担も軽くなるだろう。






 オマケ@事件後の女権国家


 クリスマスの一夜前に起きたサンタの起こしたらしいゲーム敵キャラがオカルト的な存在となり暴れる事件は、大きな衝撃を女権国家に与えた。こういう騒動は割と頻繁に起こる女権国家だが、
狂三の警戒網すら抜けることができる存在がこの事件を起こしたという事態が衝撃的だった。

 防諜組織の長楯無も事件の詳しい資料を読みながら頭を抱えていた。

「本当に犯人の動機が微塵も見えてこないです。狂三様」

「やはりそうですの」

 昨夜ビスマルクから公的武器を支給され、私財で賄った分の補償も受けた彼女たちは心底理解できない状態に陥っている。

「狂三様とスカサハ様に大鳳くんを犯させたりして何の得があるのか。取り合えず狂三様もスカサハ様も霊的なそれも含む徹底的な身体検査を受けても、なにもわからなかったんですよね?」

「ええ。特に異常ありませんでしたわぁ」

 答えつつ狂三の表情にも疑問が宿っている。大鳳と性行為ができたという嬉しいことはあったものの犯人の動機が意味不明過ぎて恐怖はないが不可解さが強すぎる状態だ。

 ここまで捜査が難航しているのはひとえに同期の異常さから来ている。
狂三も楯無も極めて優秀だがさすがに女権国家においても異常すぎる性癖を満たすのが目的だったというのは推理不可能だった。
そして今夜クリスマスの夜に彼女たちは事件と関係がありそうな赤毛よりの茶髪のサンタが純粋な善行をして女権国家中を回った報告を受けてしばらくは調査に忙殺されることになる。




 オマケA伊良子清玄の現状


 狂三にあっさりと別の場所に飛ばされた伊良子は別のゲームにまで飛ばされていた。
謀略か気取りの男子が裏切った女性人たちに逆レ調教されるから逃げる系統のゲームだ。
去年のクリスマスと同じくセシリアをはじめとして女性陣に彼は嫐られていた。全員彼が一番嫌いなタイプの内面の身分を鼻にかけている女たちだ。

「ホラホラ、伊良子様、男として一番恥ずかしい状態の体位でされている写真とビデオをとってますわよ」

「お、おのれ、きょうぞうめーこの様な仕打ちを某に」

 その言葉を聞くとセシリアが狂三から習った膣のひねりで伊良子を射精させると取り巻きの女たちに変わる。

「きょうぞう様、でしょう。私達の下僕になれるように計らってくれたんですから」

 射精量が凄すぎて立てなくなった彼の分身を貴族たちが足で嫐りながら何度も出させていく。
貴族たちに騎乗されて彼の悲鳴がとどろく。彼の絶望はもう少し立った後、横島が『伊良子がいないけどどうした?』と気づいて救助してくれるまで続いた。
なおここまでひどい仕打ちを狂三がしたのは、酒の上とはいえ『いつか狂三より強くなって、猫鍋パーティしてやる』みたいなことを言ったのが原因だったという。


878 :名無しさん@狐板:2024/12/25(水) 00:25:57 ID:p7SfHgZW
乙です

879 :872:2024/12/25(水) 00:28:32 ID:alkY0zhJ
>>878
乙感謝です

880 :名無しさん@狐板:2024/12/25(水) 15:00:23 ID:AZcURdWd
おつー
おもしろかった

881 :872:2024/12/25(水) 20:33:37 ID:alkY0zhJ
>>880
乙感謝です

882 :名無しさん@狐板:2024/12/27(金) 02:41:27 ID:UT+hMfhI
乙ー
相変わらず逆寝取られへの執念がすごいw

883 :872:2024/12/27(金) 10:20:23 ID:8n8e2wPS
>>882
乙感謝です

まどか王女は執念もすごいけど、持っている力も凄そうだったので、
同じく寝取られ大好きな自分のSSオリジナルの立香と組んだら凄い化学反応が起きると感じてこうなりましたw

884 :名無しさん@狐板:2024/12/28(土) 11:26:04 ID:YjbRx4qS


885 :872:2024/12/29(日) 08:53:05 ID:HIAYL25v
>>884
乙感謝です

886 :名無しさん@狐板:2024/12/30(月) 09:02:55 ID:DKYR79mg
おつでしたー

887 :872:2024/12/30(月) 12:04:38 ID:cMiA0YRS
>>886
乙感謝です

888 :名無しさん@狐板:2025/01/04(土) 16:59:50 ID:PgNPZT1l
おつー
明けましておめでとう

889 :872:2025/01/04(土) 17:58:00 ID:CSTDIkRr
>>888
乙感謝です
あけましておめでとうございます

890 :名無しさん@狐板:2025/02/02(日) 23:53:53 ID:DA5Uja8j
 女権国家if想像SSもしも大鳳くん以外にも敵対ヒロインがいたら横島編『災厄の狐の謀略と襲撃』

このSSは現在本スレで投下されている女権国家の二次創作です。

@ブルーアーカイブのキャラクター狐坂ワカモが出てきます。前に玉藻の前を横島のヒロインに応募した方がいたので、同じ声優かつ九尾なので起用しました。
AこのSSだと楯無さんが原作より善人よりになってるかもしれません。
Bスレ主さんの昔答えてくれた質問と合わせて、このSSの女権国家の価値観だと、戦争のルールを守っている相手を戦争のルールに反する手段で逆レに関しては惚れ抜いた末ならしょうがないと考えるけど、
 戦争のルールを破って殺害に関してはそうしないと自分の命が危ないとか以外でやるのは最低の人でなし行為としています
C横島ヒロインに対しては理由があれば敵に回ることもあるという主旨の発言をスレ主さんがしていたので、それを使ってます。
DこのSSの世界線だとセクレーション問題は解決しており、横島ヒロインズは横島と肉体関係済みな上に好感度滅茶苦茶高くなってます。





 女権国家の国防を担う防諜組織の本部、そこには重苦しい雰囲気が流れていた。大鳳という食べものに例えればそれを食せるなら死ぬかもしれない試練にすら躊躇わず挑むくらいの極上の男子を得て、仕事にやりがいが出てきたものの、最近は激務と過ぎる状態だ。
 それというのも、ノーマークだった横島とジャギが原因である。正確に言えば、彼らの周りにいる女性達と言うべきだろうか。横島とジャギは双方とも、かなりの勢いで上達しおり、男子にしては異常だ。
だがそれでも警戒には値するが恐ろしいまではいかない。しかし、彼らの周りにいる女性達は好感度ドーピングなども加わり、上達したりかつての力を取り戻したりもしている。殻を破り異常な上達を見せるユウキ、聖王の系譜のヴィヴィオ、闇の福音と呼ばれて上級悪魔にも引けを取らないエヴンジェリン。そして蟲の女王として力をつけているリグルに、本人はそこまで強くないが英雄の技すら再現する人形を繰り出してくるようになったアリス。旧王朝の王女である愛歌は横島を英雄としようとしているから育てる方向にもっていっているが、それでも相当に彼に好意を強く抱いているから完全に敵に回る可能性も否定できない。そしてジャギの周りも四惑番街のメアリやどんどん成長している北斗神拳の使い手たちがいる。ジャギの周りの女性陣は傭兵だからこそこちらの味方として動いてくれたこともそれなりにあるが、それでもジャギの命を断とうとすれば向こうにつくだろう。


 ここまで考えた後、彼女は少し頭が痛くなった。横島の周りの女たちに対してはさとりとこいしと言う好意を持たれると、かえって破滅に近づける気質の者たちを使って他の女性陣の動きを抑えるほか、
ヴィヴィオに対しては外交を使って抑えるなどの手段も取った。だがオカルト技術の後押しを得て動いている彼らは相当に厄介だ。前世の記憶を少しだが取り戻し、
最高峰の陰陽術まで使い始めてきた横島もオカルト的な戦いではかなり力を発揮してきている。 楯無が考えた作戦は殺害では蘇生されかねないから、人外に異常に好かれるあの男を気にいる女権国家に好意的な妖怪などを味方に引き入れて、
彼を手にさせてしまえばいいのではないだろうか? 彼の周りにいる女性陣はあくまでも彼が好きだから王国に手を貸しているに過ぎない。彼をこっちに入れてしまえば、
こちらに帰化させることも簡単ではないが不可能でないだろう。 大鳳達に義理ができている以上はこっち側に着けるのは難しいかもしれないが、相当に彼女たちの動きを予測しやすくなる。


 そこまで考えると楯無は、上司たちにその作戦を上申することにした。







 楯無が作戦を上申して一月後、王国のスパイ組織のアジトでは大鳳が大急ぎで出立の準備をしている。その様子にミクは怪訝な顔をした。大鳳は色香に迷っているわけでもないにも関わらず、少しでも早く出向かなければという様子だ。
ミクは少し悩んだ後に大鳳に問うた。

「大鳳、楯無に呼び出されたのは分かったけど、なぜそんなに急いでいるの?」

 少しだけ威嚇的な声になったかもと思ったミクは、後ろ暗いことがないことは分かっているから、事情を話してほしいとつづけかけた。諜報能力にかけては大鳳の方がもうすでに自分より上だとみているからの質問だと言おうとしたが、
大鳳はそれを読み取っていたらしく答えを返してきた。

「楯無さんからの呼び出し今回は誘惑とかが主目的ではなさそうなんです。前にセクレーションの情報を教えてくれた時みたいに、
“さすがに看過できない類の悪事とかを密告しようとしている様子でした”そしてその悪事は阻止しないと王国に対しても損害が大きい類のものだと思われます」

 それを聞きミクは考える。様子だったということは詳しいことは知らされてないのだろう。罠の可能性も捨てきれないが、大鳳は有能な時はとことん有能だ。
大鳳の予想が当たっていた場合を想定して考え始め彼女は少し遅れて大鳳が即座に行き着いていた結論にたどり着く。

「大鳳なるべく急ぎなさい」

「はい」

 大鳳の準備の速さを見ながらミクは本当にこの新人はけた外れだと思う。恐らくだが、楯無がそれしか伝えてこなかったということは、彼女があまり多くは語れない状況に追い込まれているのだろう。
セクレーションの時も決して侮れない相手だったが、割と多めにヒントを出したのに、一切ヒントを出さず大鳳が気づいてくれる可能性に賭ける以上のことは出来なかったようだ。
早くいかなければ、楯無が何者かに口封じされるか、妨害にあってしまうかもしれない。駆けだす大鳳を見ながら、多分電話などの連絡は寄こしてこないだろうなと思った。楯無の態度からして、そういう通信を安全にできる相手とは思えない。



 大鳳が楯無との待ち合わせに到着すると彼女は陽気な様子で彼を迎えた。だがその表情には珍しく緊張が見える。追い込まれている、という程ではないがそれでも早く要点をかいつまんで大鳳に情報を伝えなければという様子だ。

「大鳳くんよく来てくれたね。嬉しいよ。あれで気づいてくれる上に信じてきてくれて、これはもう運命の相手かな?」

 軽く口説きながらも誘惑してこない辺り、本当に急いでいることがわかる。

「楯無さん、それで一体何があったんですか?」

 大鳳の問いに彼女は少し悩んだ後で、速攻で口を開いた。

「君を何度も助けてくれるあの助平な彼、『できれば』彼とその周囲にはこれから説明する事態が起きる直前まで内緒にしてほしいんだけど」

 『できれば』という辺りに強いニュアンスが込められている辺り、臨機応変に動いてほしいという、願いが込められている様子だ。
大鳳は黙って視線で続きを促した。彼女の様子から時間がないから、質問はよほどわからない時か、重要だと感じた時以外はしないでおこう。そう考える彼に楯無は言う。

「彼もしかしたら、近々、『一応名目上』は私の部下である相手に殺されるか一生残る障害負わされたりするかもしれないよ」

 それを聞いて大鳳は即座に理解した。楯無の言動、行動、恐らくはその横島を殺そうとしている名目上部下だという人物を警戒しているのだろう。
そしてその人物への警戒が強まる。楯無の有能さを味わい尽くしている彼からすれば、彼女がここまで警戒してかつ行動が制限されている時点で、横島を殺そうとしている相手の能力も推し量れる。

大鳳は真剣な瞳で楯無を見ると言った。

「楯無さんなぜ教えてくれたんですか?」

「この事態が起きたのは、私にも少し責任があるし、さすがに戦争のルールを守っている相手を戦争のルールに反する方法で殺害や障害者に変えるのはちょっとね。
しかも名目上だけとはいえ、私の部下という立場にありながらそれをやろうとしてるんだよ」

 陽気な口調で話しているが、後半にはそれをやろうとしている相手への敵意に近い嫌悪が感じられる。

「それでどうして横島と周りの女性に黙っていてほしいのはなぜですか?」

「だって彼の周りの女性達これを知ったら、確実に彼女を殺しにかかっちゃうでしょ。
彼女がやらかす前に、女権国家国籍を得た彼女を殺してしまったら、殺人犯だし、ユウキちゃんは王国民だから余計に立場が悪くなるでしょう。
敵国人とはいえ、それをやらないと死ぬ状況でもないのに、戦争のルールを破る様なろくでなしを殺して人生棒に振るのは気の毒だと思うからさ」

 横島にだけ話しても横島の性格では彼女たちにばれてしまうだろう。だが話さないと信頼に関わる。だからこそ、楯無も『できれば』と言ったのだろう。
そして大鳳はそこまで考えて、閃く。楯無のいうこれから起こる事態というのが重要なのだろう。それを彼女のセクレーションを根絶するための作戦に協力してくれた時と同じ目が証明している。恐らくはその相手を除く気なのだろう。

 そう考える大鳳に彼女は不意に抱き着き、豊かな胸を押し付けてきた。心地よすぎるが、それでも彼の思考力を鈍らせないギリギリを突いてきている。そして彼女は小声で言う。

「一応誘惑しないと怪しまれるかもしれないからさ。もしかしたら監視されている『かも』しれないの」

「た、楯無さん今回の共闘僕たちはなにをすれば」

「同盟は無理だけど、最低限の仁義すら守れない狂犬を粛正する時『だけ』一時的に共闘する形の約束かな? 彼が殺される可能性がゼロになった瞬間、同盟は終わりってことで。
やらかさない限りは私の部下だから撃つわけにはいかないし。何より、かなり強いからできればミクにお任せしたいレベルなんだ」

 楯無の言葉のニュアンスからすると勝てないという程ではないが、状況次第では危ないくらいの相手ではある様だ。そこまで考えた彼に楯無は耳に息を吹きかけながら、その部下と初めて会った時のことを話し始めた。
大鳳にターゲットの情報を伝える為だろう。





 時は戻って楯無が上層部に作戦を上申した二日後、楯無は考えていた。防諜組織に入ってこられる人間はそう多くない。だから恐らくは彼を好いている人外がオカルト的な戦いで彼を得るように手を貸す形になるだろう。
そう思っていた直後に凄まじく不機嫌な様子のティナが入ってきた。それを見て楯無の中で不吉な予感が大きくなる。明らかに道義的な悪事に対して不快感を覚えている表情だ。
基本的に防諜組織の中では悪よりの彼女がこういう不快感を見せるということは、女権国家の公職に就くものが何かをやらかした可能性が高い。次の瞬間ティナが言う。

「楯無さん、あのろくでなし皇女がとんでもない横槍を入れてきましたよ」


891 :名無しさん@狐板:2025/02/02(日) 23:57:39 ID:DA5Uja8j

 ティナの言葉を聞いた楯無は上申した作戦の為の人材を送ってきた相手が、今回は皇室が派遣をしてきたなのだなと察した。ネロならばともかくアンリエッタと聞いて、ティナの機嫌が悪くなるのも仕方ないという考えが頭に過る。
有能な人材で戦果を挙げられれば、四惑側の派閥である自分たちには政争的に手柄が減るし、無能であれば足を引っ張る為に送られてきた人材で死なせたら、傷となる。
ネロである可能性もゼロではないし、確かめるうのも困難だが、権力を奪いに来ているのなら多分アンリエッタだろう。最も後者の可能性は頭の中から消えている。
ティナの様子を見れば、相手を警戒していることが一目でわかる。
ティナがこういう反応をしている時点で有能なのは疑いようがない。基本的には戦力にはなるだろうが、手柄を立てた際に皇室派閥の人材も貢献していたという、事実がついてしまう。
だがオカルト系統に強い人材を求めた時点で霊的国防にも深く食い込んでいる、皇室が絡む可能性も考慮に入れていた。

「ティナ、一応私の部下になった以上はなるべく不和は醸さない様にね。少なくとも手柄の何割かは向こうに持っていかれるけど、それよりも利益が大きいんだから。早く横島をものにしてもらって、戦線離脱してもらおうね」

 ティナはその楯無の言葉に少し説明が足りなかったかという言う様子を見せる。それを見て、少し気になり問いただそうとした直後に、彼女は部屋に入ってきた。


 入場してきた人物を見て、楯無の頭は警戒に埋め尽くされる。裾の短い美脚に不吉な気配を感じさせる黒い着物の上からでもわかる男を惹き付ける豊満な体。
だがその全てを打ち消しているのが異常な戦闘者としての威圧感と、禍々しい狐面だ。相手を恐れさせ、恐怖させる部族などがつける仮面。女権国家の女でこんな仮面を好んでつけるものは多分いないだろう。
仮面の下がどんなふうに妖艶か想像させるようなものならともかく、この恐ろしい面が素顔なのではないかという錯覚さえしてくる。彼女から感じる威圧感を見て少し自分より劣る程度だと楯無は断じた。
だがそれはあくまでも、人外特有の能力などは考慮に入れない状態だ。弱点を突ける状態で戦えば圧勝できるし、逆に人外としての利点を与えてしまう状態で戦えば負ける可能性が高い。

 警戒心を刺激された楯無を他所に彼女は名乗った、妖艶さに溢れた声で名乗った。

「初めまして狐坂(こさか)ワカモと申します。本懐を遂げたら離反する身ですが、お世話になります」

「よろしくね。一応名目上だけだけど貴女の上司になる楯無です。向こうのオカルト部門の総責任者を倒すためだけの人員の様だけど、できれば短い付き合いで済ませたいかな」

 早く横島を退場させてほしいという願いからの声にワカモは頷くという。

「一応お伝えしておきます。私が不祥事をやらかした際には、派遣した皇室が責任を取ることになっています。私のターゲートである彼をわたくしが戦争のルールを破った方法で」

 そこまでは防諜組織の面々は犯すとか言うのだろうと思っていたが、次の言葉を聞きティナですらも真顔になった。

「一生残る様な障害を与えたり殺しても貴方たちのせいにはなりませんからご安心を」

 それを聞いた瞬間楯無の思考は即座に分析に移る。皇室の『恐らくはアンリエッタだと思うが』送ってきた相手は殺害という手段に出ることをためらっていない。
横島と周りにいる女性の脅威を彼女たちは伝えていたが、まさかこんな手段に出ようとするものを送ってくるとは。一応皇室の責任とはなるがさすがにこれで殺害は寝覚めが悪すぎる。そんな彼女たちの思考を他所にワカモは説明を続ける。

「私の装備している武器。これで彼を殺害すれば、霊的な蘇生は困難極まり、転生にすら支障をきたします。
そうなれば彼の周りにいる女共も女権国家への報復より彼の魂の治療救済に力を注ぎしばらくは動けなくなるでしょう。障害を負わせればそれだけでも、彼を護ること最優先となるでしょう」

 そこまで言った後に彼女は言う。

「冗談ですよ。前世からの因縁上そうしたい理由はありますけど、そんなことは致しません。もしも殺害することになっても戦争の約束事はお守りいたします」

明らかに嘘だとわかる彼女の言葉に怪しまれない様に、『さっきの言葉がどう見ても本心だが、皇室の不利を意図的に招くとも思えない』と考えて半信半疑の様になっている演技の返事をしながら楯無は、思考をフル回転させた。

『狂三様やオカルトに携わる四惑の方々が、最近異常に忙しくなったために皇室の横やりを許すことになったみたいだけど、皇室勢力何考えているの?』

 そう思った直後に自分でも可能性は低いと思う、仮説が浮かんでくる。

『アンリエッタ皇女は最近大鳳に熱を入れ過ぎて、非道なことをした自分の与える快楽に抗えない彼というシチュエーションに嵌っているらしいけど、まさかそれで派遣されたの?』

 さすがにそれはないだろうという思いと大鳳に熱を上げ過ぎて変わってきている今のアンリエッタならやる可能性がゼロではないかもしれない、という思いが楯無に過る。
攻撃を仕掛けるかと、視線で問いかけてくるティナに楯無はやめるように合図を返す。冗談だったと言ったし、悪事を働く前に攻撃したら、皇室が派遣してきた人材を攻撃したものということになってしまう。
それに、一目でわかるほど戦闘力は並外れているし、専門外の自分でもわかるくらいにオカルト方面での実力もすさまじい。さらには一応契約には従う旨が派遣してきた書状に書いてある。
今のところ彼女を除いたら、オカルト畑では替えが効かないのだ。


 この後楯無はやることが多かった。狂三に火急の時以外は使わない様にと言われた連絡先から連絡を取り事情を説明。
一刻も早くオカルトの災害を片付けてほしいということを伝えた。その後にワカモを牽制できそうなオカルト系統の人材を送れないか聞いたが、返答は小規模の、オカルト系統の災害が多く起こっており厳しいという答えだ。





 しばらく悩んだ後に楯無は、大鳳に事情を教えることにした。これでワカモが横島を殺したら、大鳳からの自分たちへの心証が最悪になる。
戦争のルールを守ったうえでの殺害でも相当やばいのに、ワカモが言った様な手段で殺害したらもう大鳳の女権国家への心証は回復不可能だろう。


 大鳳を抱擁から解放した楯無は言う。

「もっとくっついていたいけど、今度の害獣狩りのデート了承してくれたから許してあげる」

 大鳳は射精直前まで追い込まれていたから、幸いと思いながら言う。

「いえ、多分だけど楯無さんが何もしなくても今回の害獣はうちの土地に被害出していたと思います。むしろ教えてもらえないと、どうなるかわかりませんでした。
できる範囲でお礼をすることを王国の剣にかけて約束します」

 自分の身を危険にさらしてまで情報を持ってきてくれたのだ。それぐらいはすべきだろうと思っての発言だったが、恩返しをする機会はないかもしれないと彼は思っている。
それを聞くと楯無が、彼に近づいてきて、射精感が収まってきた彼の分身を服の上から撫でた。射精させない絶妙な触れ方をしながら楯無は言う。

「多分だけどこのすぐちかくに大鳳くんのアジトの一つがあるでしょう。そこで前回私に犯されたこととか、今の私の手の感触思い出しながら自慰してほしいな。それで恩返し官僚ってことで良いよ♪」


 楯無が帰った後、彼は最低限の確認をすると、アジトに駆け込み自慰を始めた。もう射精しないと我慢できないことで思考が停止していたので王国の剣にかけて誓ったから約束はは守らなければということしか考えられない状態になっていた。

 楯無から受けた手淫、胸に分身を挟む胸淫、そして分身を嫐り抜いてきた膣が思い出される。凄まじく濃い射精をした後に、彼は深く脳裏に楯無のそれが刻まれたことが感じ取れた。
自慰を終えた彼は、いつの間にか自分の懐にパソコン用のデータデバイスが入れられていたことに気づく。恐らく楯無が入れてくれたのだろう。





 事情を聞いたミク大鳳と共にネットに接続していないノートパソコンで楯無が渡してきた狐坂ワカモのデータを調べた。そして下した結論は厄介極まる相手その一言に尽きる。

『災厄の狐、狐坂ワカモ。500年前に王国に所属した陰陽師高島の妻という立場で潜入し、王を誘惑の魔術で血迷わせ国を守る為に大手柄を立てた高島を理不尽に殺害させ、自らが誘惑術で王を操っていながら、
被害者を演じ彼に同情的なもの達を扇動し、王国で虐殺を行い山ほどの貴族、平民問わずの死者を出した。初音ミクと北斗の先祖を始めとする者達と戦争状態になるが辛うじて逃走。
元から異類婚姻は非推奨だった王国が人外との結婚を禁止程でなくても、歓迎しない度合いが強まったのはこの事件も大きい。その後王国に敵対する国に味方したり、彼女のやり方を嫌う良識ある国との戦争の際には、
王国とその良識ある国家と両方から攻撃を受ける、危険性を冒してまで王国民を多数殺害していることも多い。この異常な王国への憎悪から元から王国への強い憎しみを持っていた可能性が高いとされている。
また能力に関しても高く、大半の分野において、『辛うじて』超一流を名乗れるほどの技能を持つ。さらには度も危機に陥ってるが、その度に窮地を脱する勝負強さと幸運も大きなものである。

追記不思議なことに、四惑の禍に対しては彼女は参戦しなかった模様。彼女は危機察知能力も低くはないので五将の役に出なかった件に関しては不思議はないが、
王国民を虐殺する機会である四惑の禍に出なかった理由は不可解の一言に尽きる。
王国民を虐殺する絶好の機会であったにも関わらず参戦しなかった理由はいまだ不明である』

 ここまで読み終えて大鳳とミクは本当に頭が痛くなった。

「この高島って忠夫の前世ですよね。なんか恨みを買って悲惨な死に方させられた挙句、今も狙われているって不幸すぎますね」

「ええ。わかっているだけの伝承を調べてみたけれど、彼女は危機察知能力も高いから、本当に横島を殺せる可能性が高い状況作らないと釣れそうにないわ」


「ミクさんこの妖狐の伝承あまり多くないみたいですけど」


「私達(五将)と同じく彼女の存在はマイナーな伝承と化しているわ。理由は、王族が妖狐に惑わされたとはいえ、罪より功が大きかった人間に致命傷を与えたから、
あまり語られない様にしていたみたい。そしてそれ以降は彼女が自分の弱点を隠すために徹底的に隠匿をしながら動いていたからよ」

 話しつつミクはワカモに対しては敵と定めてはいるが、嫌悪や憎悪はあまりない様だ。彼女の世代では王国民を殺していないからある意味仕方ないかもしれない。

「ミクさん。この狐を仕留める作戦僕に一任してもらっていいですか?」

「ええ。任せるわ」






 ミクとのやりとりから2週間後、いくつか王国側に有利に働くように奪還した霊的拠点で、楯無と向かい合っていた。そして楯無の側には彼女に雇われたジャギの義姉美鈴の姿がある。 戦いが始まる前に不意に楯無が大鳳に声をかけてきた。


892 :名無しさん@狐板:2025/02/03(月) 00:02:39 ID:VPJu+/wN

「大鳳くん戦う前にデートの打ち合わせなんて非常識かもしれないけど、お姉さんちょっと言っておいた方が良いかもしれないと思うことがあるんだ。聞いてくれる?」

「な、なんでしょうか?」

 楯無の色香に少しくらくらしながら彼は聞く。それに対して彼女は真面目な口調で言う。

「大鳳くんが立ててくれた、ハンティングデートのプランすっごく良かったよ。でももしかしたら、見直した方良いかも」

「どこか予想外の事態でも?」

「うん。 お姉さんも大鳳くんとのデートで失敗すると嫌だから、害獣について色々調べてみたんだけど、あの害獣ちょっと運が良すぎるんだ。 少しおかしいくらいにね。だから、大鳳くんが立てたプランである、
害獣が目的を達成できそうなギリギリの位置取りにして、おびき寄せて、その害獣相手なら中悪くても協力体制に入ってくれる人たちと袋田叩き。あるいはどんな害獣でも狩ってくれるスーパー猟師(ミク)に来てもらう作戦失敗しちゃうかも。
もし不安ならこの霊的拠点諦めて帰ってプラン練り直してもいいよ。その代わりこの霊的拠点は私たちがもらうけど」

 多分あのやりとりの後で分かった情報なのだろう。多分楯無の信条として知っていたら、あの日に教えてくれていたはずだ。
綺麗ごとばかり言えるような立場ではないが、敵国相手でも相手が戦争の約束事守っている以上は超えてはいけない一線はある、と彼女は考えている。それに対して大鳳は聞き返す。

「どれくらい運が良いんですか」

「何もかも、思う通りに勧められるって程じゃないけど、明らかに幸運の護符とかに守られているって感じかな? 運も絡む情報戦で三勝、六敗したからわかったことだけど」

 言い終わると、楯無の横にいた美鈴が言う。

「雇い主へのサービスでその害獣の運気見てみたけど、カジノでバカ勝ちしている人みたいになっていたわね。いつもその状態を維持できるわけじゃないみたいだけど、そういう状態が来るのがわかる。あるいは意識的になれるのかもしれない」

 そこまで聞くと大鳳は少し悩んでから答えた。

「ここは取られても取り返しの聞く拠点ですけど、取られないに越したことはないので守らせてもらいます。楯無さん情報教えてくれてありがとうございます。ハンティングデートは前に渡したプランのままで」

「そう、それじゃあ始めようか。一つ言っておくけど、私も私の部下も、敵相手でも、戦争のルール守っている相手にあんな害獣をけしかけるのは流石にルール違反だと思っているから安心して。
もしもあの害獣と同種類の害獣がこの森で出てきたら、私だけじゃなくて、部下も害獣を除くまでは敵対しないと考えていいよ」

 そういうと楯無は霊的拠点である神社がある、森へと入っていった。森の中であったら開戦ということだろう。

 ジャギに向かって美鈴が言う。

「今回の雇い主曰く、ハンティングデートで狩る予定の害獣と同種の害獣がこの森には出るかもしれないから、その害獣見かけたら仕事よりそっち優先で良いよって言ってくれてたわ。だから害獣が暴れだしたら安心してお姉さまに任せておきなさい」

「ああ。頼むわ」


 答えながらジャギは美鈴より先に、森の中に入っていった。先に入られては不利極まるからだ。





 大鳳が楯無たちとのやりとりをしていた時と同時刻、横島は霊的拠点を完全に王国側にするための工作をしていた。彼の脳裏に作戦直前に大鳳から教えられた情報の数々が蘇る。

「という、訳で忠夫今回は援軍がギリギリ間に合うかどうかの距離で作業をしてもらうけどいいかな?」

「ああ。わかった。ただ事後承諾させてもいいもんかな? 打ち明ける女性とそうでない女性を分けてしまうのも悪手だと思うから全員に事情を説明しておくことにするわ」

 横島はとりあえず全員に事情を説明した。彼女たちをどうにかなだめつつミクをサポートしてもらい、そしてワカモが襲撃してきたら一刻も早く来てくれるように頼んだ。
今回は彼は魅了等を行う人外の力への対策アイテムは最低限しか装備せず、物理的な戦闘用のモノに固めている。速度を上げてくれる護符や防御力を高めてくれるもの。祠に霊的処置を早めに施すと彼に大鳳から良くない報せが文球の念話で届いてきた。

 楯無から受けた説明を大鳳から聞くと彼は、覚悟を決めた。

『運が良くなっている日である可能性が高いな。だが彼女は過去に負けている様子を見る限り、四六時中発動できるわけでもないし、運が良い状態でも、負けるときは負けている。
ミクさんたちが到着するには30分から一時間位かかると言っていたが、多分一時間あるいは一時間半くらいと見た方が良いか』

 そう考えた彼は霊波刀を構えて、鳥居をくぐってきた相手の姿を見た。一目見て、彼は悟る。凄まじい殺気に身を包んだ狐面をした軍人だ。これは強いなそう思った彼は、
文珠で自分の戦闘力を『強』『化』し、様々な護符の加護にも『強』『化』の文珠を使った。それが終った瞬間にワカモが弾丸の様に銃剣を構えかかってきた。横島は霊波刀で銃剣の一撃を避けながら、思った。

『こりゃ夜のエヴァより強いかもしれん』

 距離を取りながら狐封じの札を投げながら思う。王国がオカルト後進国となる前に女権国家と取り決めた、戦争のルールに反する魔術や妖術そういうものをこの女は確実に自分を殺せるなら使ってくるな。
それをどう放たせるか。ミク達が気配を殺してここまで来た後なら、それを打った瞬間殺害してもらえる。 銃剣を受けた彼が剣を手甲に変えて殴ろうとした瞬間、ワカモも銃剣から先の短刀を外して間合いを変えてきた。

 獣めいていながら武術的な動きも取り入れた斬撃を彼はどうにか手甲で受けながら彼は下がった。 文珠で『隠』しておいた女権国家産の邪悪な狐に特攻の札を発動させたが、彼の計算はそこでも狂う。
効果がないわけではないが、予想していたより低い。

『もしかしてこの狐、女権国家の基準ではそこまで邪悪じゃない? もしかしたらワイの前世への恨みも多少正当性があったとかか?』

 そう考えつつ、生きるためにやらねばならないと決めると彼は動きが鈍った彼女に切りかかった。


 大鳳は楯無との戦いにおいてかなりの苦戦を強いられていた。

「あの不意打ちに対応できるなんて凄いね」

 楯無が全くの手加減なく、彼の意識を刈り取る攻撃をしてきたが彼はそれをかわしていう。

「僕たちもあの害獣を狩る為には有用な戦力だけど、楯無さんの性格上絶対に敵対勢力を必須にするような構えはしていないと思いましたから。僕たちを全滅させても、害獣を駆除できるように構えているんでしょう」

「良く分かっているね。その方法だけど知りたい?」

「はい」

 教えてくれるわけないと思いつつ冗談で答えたが楯無は嘘とも思えない口調で言った。

「実を言うと私、サキュバスの男性の精で一時的に全能力アップの性術を使える魔法アイテム持ってきているんだ。それで大鳳くんの精をもらったらほぼ圧勝だよ」

 それを聞いた瞬間彼は赤面した。その彼に言う。

「今回は部下が不祥事やったらそっちに行かなきゃダメかもしれないし、それで友達も助かるし沢山私に注いでみない?」

 その言葉に赤くなりながらも、大鳳は楯無に剣を振った。前回彼女に押し倒され搾り取られたことが思い出されてやや動きが鈍くなる。

「大分刀が鈍っているね。あの横島君には部下を張り付かせているから、もしも彼が殺されそうになったら、止めに入るよう命令しているから。ここで私の誘惑に負けたら彼が殺されるかもって心配しなくていいよ」

 それを聞きほっとした直後に楯無が鍔迫り合いから、一瞬で大鳳を投げ飛ばした。
 大鳳はここまで本気を出した楯無は滅多に見たことがない。彼女は彼の服を剥ぎ取ると押し倒して言う。

「さっきの発言だけどね、実はあのワカモってかなり強いんだ。だから君の精液もらって強化しないと負けちゃうかもってぐらいには警戒しているんだ」

 楯無は格下には本気を出さないことが多いと聞いたが、今回本気を出した理由はワカモとの戦いを見越しての為だった様だ。大鳳の体を愛撫して分身が大きくなると彼のそれを飲み込ませた。

「ああー!」

 悲鳴を上げる大鳳の声に酔いしれながら彼女が腰を振るとその旅に射精が起こり、大鳳は何度も叫んだ。口づけして彼を堪能してその精液を受け止めながら言う。

「これだけ射精したらもう戦力にならないでしょう? 私にバフくれるために頑張ってね♪」

 腰を振り音がする中大鳳は必死に逃げようとしたが、分身が彼女の中で嫐られ射精が止まらない彼は力が入らない。
そして楯無は乳房や尻に彼の手を導き楽しみながらも、無線機に意識を向けている。 無線機が鳴り出すとより一層強く腰をひねった。

「ひぎゃー!」

 大鳳の悲鳴を楽しみつつ彼女は彼と繋がったまま、無線機に出る。

「キツネ狩りの始まり? 状況は?」

 彼女が喋るたびに膣が動き、その快楽で呻く大鳳を他所に、楯無は深刻な口調で問いただす。しかし、次の瞬間珍しく何が起きているのかわからないという様子の声を出した。

「え? キツネ狩りの必要なし? どういうこと。このまま大鳳くんを好きにしてていい?」

 快楽で脳が壊れ果てかけている大鳳にすら、この戸惑った様子の彼女の声で、本当に今の連絡が彼女にとっても予想外であることがわかる。

「どういうこと、四惑の方々の誰かが粛正にでも来たの? もしも彼が条約違反の方法で殺されたら責任は取らなきゃダメだってわかっている?」

 戸惑った様子から防諜組織の長らしい様子に戻ると、威厳のある声で確認をした。そしてその返答を受け取ったらしい彼女は言う。

「大鳳くん、どうしてかはわからないけど、横島くんはワカモに殺される可能性ゼロになったみたい。という訳で同盟はおしまい。たっぷりと楽しもうね♪」

 横島がしなくて良かったという思いと絶望が彼を支配するなら、無線機を置いた彼女に騎乗した状態で乳首を摘ままれ彼は余計に多く射精した。工作員として死ぬかも。そう思った直後に彼は抱き寄せられ胸の間に挟まれたまま沈んでいく。



 時は少し遡り、大鳳が楯無に犯される少し前、横島はワカモと戦っていた、彼がおかれた状況は良くはない状態だ。
文珠を使う暇を与えて、くれない上に、威嚇射撃で撃った威嚇のための銃撃を見て、その銃弾に宿る霊力の効果に心情的に距離を取りづらい状態になっている。さらには間合いを良く変化させられてなかなかなれることができない。


893 :名無しさん@狐板:2025/02/03(月) 00:05:41 ID:VPJu+/wN

『俺も良くやる霊波刀の形態を変化させての間合いの変更。敵にやられるとこんなに厄介だとは思わんかった』

 銃剣で攻めてきたと思ったら、銃剣の短刀を取り外し、短刀術で攻めてきたと思ったら、今度は銃だけでも格闘として使ったりもしてくる。しかし、横島は自分にも勝機はあると考えている。
さっきの女権国家産の邪悪な狐を封じる札は思ったより効果が低かったが、それでも彼女の動きを鈍らせている。そして、ここら辺全体に仕掛けた攻撃の術探知の札はこの女にも有効だ。
横島はなぜかひどく気が進まないが、最後の手段に出るべきかもと思った。それはすなわちこちらからの殺害。
もちろんそれをすれば王国が不利になるが、楯無たちの様子を見れば、『この件に限っては』明らかにこちらの味方となっている。恐らくはこれで王国や彼を糾弾してきても、そこまでひどいことにはならないだろう。

 なぜか気が進まない思いもあったが、彼女から感じられる邪悪な気配が彼に殺意を固めさせた。彼が殺害を決意した瞬間、ワカモの口から妖艶な鈴を鳴らすような笑い声が響いた。

「ふふふ」

 はじめて彼女の声を聞いたと思ったが、その笑い声を出した直後に彼女が少し慌てた様子を見せたが、彼はそれを隙と見て切り込んだ。
先日ミクに見せてもらい、自分も鎧の上から食らった斬撃それを文珠で『再』『現』すれば勝てる。そう思って彼女の間合いにない文珠の発動後の効果がギリギリ届く位置に言った瞬間、彼は驚愕した。
ワカモの手にも文珠が握られていた為だ。そしてその文殊には『蘇』という文字が浮かび上がっていた。

 その文殊を受けた瞬間彼の意識に前世高島の記憶が蘇る。 九尾の狐である彼女が言われるほど邪悪じゃなかったことが分かり死に物狂いで口説き落として結婚にこぎつけたこと。
そして彼女を護る為に様々なアイテムなどを送ったこと。彼女が付けている禍々しい女の色香を消し去り害獣の様に見せる仮面は彼女を狙った男たちから彼女を護る為だ。
女権国家ではありえないが、彼女は美女過ぎて襲われかけたことが何度かあった。彼よりもずっと強かったがそれでも彼は彼女を護る為に、戦った。
そして彼女のあまりの美しさに血迷った五百年前の王国の王が国を守る為に死にかけた彼をありもしない罪をでっち上げ切り捨てた。その結果その悪行は九尾の狐だった彼女に転嫁され彼女が魅了の術を使って王を誑かしたという伝承が生まれた。

 殺意が嘘だったことを理解してしまった彼は、霊波刀をしまいかけどうすればいいのか悩んでしまいその直後に彼女がもう一つの文珠を使ってきた。
その文字は『戻』。前世の自分に戻す気かと思ったが、記憶を戻そうとしていることに気づいた直後に彼は前世の彼女との閨の記憶が返ってくる。




 高島はワカモを口説き抜いた日、意識が飛んだと思ったら月の下で彼女に組み伏せられていた。仮面をつけていない黒髪の金色の目をした和風の美女であるワカモは嬉しそうに彼に跨りながら言う。

「高島様、貴方様はもうわたくしのもの。私の快楽でただただ蕩かされる溺れてください」

 彼女の豊満な体にただただ屈服させられながら彼は言う。

「わ、ワカモ、少し待って明日修行する予定だったんや。これ以上吸われたら」

 その彼に笑みを浮かべると彼女は笑いながら唇を塞いだ。目を閉じて彼の内部に舌を入れて胸板で自分の豊か極まる乳房を潰し彼の体が震えると。射精を嬉しそうに受け止めながら言う。

「わたくしの加護で得られる力で十分でしょう。でも努力もせずに高い霊力で上に立つのが後ろめたいというなら、体力を明日回復させて差し上げます。初夜だから特別サービスですよ」

 そういって彼女に彼は嫐られ、悲鳴が上がり続け嬉しそうに笑う彼女の中に何度も精を放っていき。高島が泣きわめく声を聞いた彼女はより嬉しそうに嫐る速度を上げていく。

「数多の男を悦ばす術を知り尽くした女を味わいつくした王ですら堕ちる九尾の体、童貞で味わった今どうなるのでしょうね」

 陰陽師としての危機感を教えた後、上になった彼を両手両足で拘束し、そのまま彼女は笑った。


 現実世界に戻ってきた彼は屹立した分身を仮面をはずしたワカモが握りしめていることに気づく。彼女は射精を止めつつ、分身を服の上から握られて快楽で動けない彼を笑いながら言う。

「あ・な・た・さ・ま♪ 相変わらずお可愛いですね」

 そういって離れると彼女は一瞬で黒い服を脱ぎ去った。そして彼の頭の中に前世で夫婦でいられた半年間、彼女に嫐られた記憶が蘇ってくる。
分身を挟みワカモ自身を白く染めあげるまで解放してくれなかったり、あるいは胸板に押し付けてきた豊満な乳房。快楽が強すぎて少しでも性的な快楽を減らそうとすると無理やり妖術で手を動かされ握らさたり、
狐の本能に従い顔に押し付けられたことも何度もあった豊満で柔らかい尻。そして分身を散々に嫐り、性交の時に彼を何度も愛撫てきた手。

 前かがみになる彼を見下ろしながらワカモが言う。

「ファサリナさん、ティナさん、雪泉さん、ゆかりさん」

「はい」

 いつの間にか姿を現したファサリナがこの場を仕切る代表の様に言う。もはやワカモを見る目は害獣を見るようなものではなくなっていた。
だが念のためという様な様子でワカモは文珠を取り出し、彼女たちに『伝』の文珠を使った。情報を受け取った彼女たちの様子を見るとワカモは言う。

「騙していて申し訳ありません。でも味方から欺かないとこの状況を作り出すことは不可能でしたから」

「いえ。敵を欺くには味方からをされたことも、多いとまでは言いませんが何度かはあったので。しかし、異常な程貴方は運が良かったようですけど、これも彼の前世がくれたアイテムですか?」

「ええ」

 そういうとワカモは四つの文珠を取り出した。二組になっており、片方は『幸』『運』となっており、もう片方には『持』『続』となっている。

「この方の前世が致命傷を受けて助からなくなった時に、くれたものです。『保』の文珠といくつかの作り置きも私に譲ってくれました」

 死ぬ間際の彼はよほど強い念を四つの文珠に籠めたのだろうなとファサリナたちは思う。そこまで考えた後、ファサリナはここまで来た後でどうしても気になったことを聞いてみることにした。

「ワカモさん、なぜ我々の味方に? 王国側についても良かったのでは? 大奥やハーレムにいたこともあるだろうし、どうして?」

「簡単なことです王国が大嫌いだからです。あんなことをやらかした王族の子孫が治める国に旦那様を置いておけますか」

 そういった直後にワカモが彼の唇を奪ったそして香の様な匂いが彼女から香り立ち始める。鼻でしか息ができない彼はその匂いを飲み込みそのまま堕ちて行く。ワカモは彼の腕を取り乳房を握り閉めさせるとそのまま上になって繋がった。

「そして、一番大事なのは忠夫様に前世と同じ道を活かせないことです。前世が英雄の人間は前世と似た動きで英雄になると同じ道を行きやすい。
だからこそ、前世と違う状態になっていただかなくては、前世ではわたくしと体を重ねたのは英雄になった後。今はまだギリギリ英雄ではないからここで体を重ねておくことにしたのです ん♪ あ♪」

 ファサリナたちに説明をした後彼に聞かせるために喘ぎ声をわざと出し始めた彼女を他所にファサリナは無線機を起動させ楯無に連絡を入れると、大鳳達の方に向かい始めた。


 ファサリナが去った後、ワカモは匂いで意識がもうろうとした彼の上で自分が腰を動かしたり体を寄せる度に射精を繰り返す彼を堪能し始める。

「王国を捨て、女権国家に来るとおっしゃいなさい。酒池肉林を殿方に堪能させることこそ九尾の楽しみ。貴方様が懸想する女子たちもわたくしが連れてきてあげますから」

「愛歌ちゃんとの約束が、あー!」

 言い終わる前にワカモが腰をひねり射精させた後敏感になった分身を膣で嫐りながら体を密着させながら言う。

「あの方は貴方にもうべたぼれですよ。今生がだめでも来世があると言いながら一緒に嫐ってくれます。想像してみてくださいあなた様。私にこれをされた後で、彼女と交代したらどうなるか」

 そういって愛歌に嫐られた夜を思い出しかけた彼にワカモは文珠を取り出し、鮮の文珠を使い。愛歌との夜の記憶を鮮明にさせてくる。

「あー!」

「愛歌様との記憶と私との性交両方の快楽が来ていますね。いづれ彼女と共にあなた様を嫐らせてもらいます」

「ユウキちゃんだって王国で貴方様が前世で受けたような仕打ちを受けるような可能性があるとわかったら、絶対に女権国家かストレリチアに亡命するでしょう」

 そういうとワカモは彼から離れ右側から乳房で彼の分身を挟む。

「ユウキちゃんが逆からパイズリしたら、対抗意識を燃やして凄く気持ちよくするでしょうね」

 ワカモの文珠でユウキにされたパイズリの記憶が蘇り二人がかりでされている様な錯覚が起る。彼が胸の中に放つとワカモは彼に再び跨り、分身を飲み込むとそのまま体を密着させて、言う。

「ヴィヴィオ様は多分わたくしの体で植え付けられた快楽で貴方様が腑抜けになったら、妖力を浄化するためにさぞや必死に容赦なく貴方様を犯すでしょうね」

 ワカモに可愛がられる様な蕩かすような性交と同時にヴィヴィオの支配下に置くための儀式めいた果てしない快楽も蘇り彼は甘すぎる快楽で彼を腐食させるワカモから逃れるためにヴィヴィオとの性交の記憶に縋りついているのか、
それともヴィヴィオの強すぎる支配する快楽から逃れるためにワカモの快楽に縋りついているのかもわからなくなっていく。

 いよいよ本気で堕とそうとワカモが思った直後に高島からもらった四つの文珠が消え去った。それを見るとワカモは即座に引くことを決意した。

「『幸』『運』の文珠が切れた以上楽観は禁物です。ミクや貴方様に熱を入れている女性陣がここに来るのにここまで時間がかかるのも奇跡に近いですから引かせてもらいます。
それはそれとして、貴方様の前世からいただいた残りの文珠は『伝』の文字を籠めて貴方様をしたう女性陣を女権国家に引き入れるのに有効活用させてもらいます。これからも敵としてたびたびお会いするでしょうがよしなに」

 ワカモが撤退すると。別の場所で大鳳を犯していた楯無もワカモからの連絡を聞き撤退を選んだ様だ。
どうも美鈴が今回は『害獣狩りが主だったからその心配がなくなった以上は大鳳達をさらう気なら敵対する』と言ってくれたのも大きかったらしい雇い主である楯無も味方に欺かれていたので裏切りなどとは見なさなかったようだが。


894 :名無しさん@狐板:2025/02/03(月) 00:06:22 ID:VPJu+/wN





 戦闘が終わった後王国の諜報部アジトは久しぶりに重苦しい雰囲気に包まれていた。
ワカモという女は戦闘力だけではなく、扇動力と洗脳能力が高い。もしかした横島の前世にやらかした不祥事が原因で王国が横島を慕う女性陣がワカモ側に寝返ってしまうかもしれない。そういった危惧を抱きながら彼らは会議をしていた。

「忠夫大丈夫?」

「あ、ああなんとかな」

 文珠で精神を浄化しセラピーも受けた彼だが、自分に協力的な女性陣がワカモと接触したら大丈夫だろうかとひやひやしている様だ。
大鳳の見立てではヴィヴィオと愛歌は安牌に近い。エヴァもまた安牌寄りだが、ユウキとアリスとリグルはやや危ない気がする。
陸八魔アルとさとりとこいしは読めないが、今後注意が必要だろう。圧倒的な力を持った彼女たちは凄く頼れる存在だが極めて低いとはいえ裏切りの可能性が出てくるとここまで恐ろしいとは思わなかった。
そう思いつつ横島はもっと不安だろうなと大鳳は思った。彼は自分の周りの女性達の凄い力を間近で見ているのだ。そんな女性陣が女権国家に寝返り本気で押し倒してきたらどうなってしまうのか。
一応は勝利と言える戦果に終わり、王国に多大な利益をもたらした後にこんなに不安になるのは初めてのことだと彼らは思った。


895 :名無しさん@狐板:2025/02/04(火) 12:27:34 ID:iJf+rMmP


896 :名無しさん@狐板:2025/02/04(火) 17:57:27 ID:nGT1G9FI
乙です

897 :890:2025/02/04(火) 18:27:32 ID:CERUqbj1
>>895
乙感謝です
>>896
乙感謝です

898 :名無しさん@狐板:2025/02/05(水) 15:27:07 ID:kkzeNDc8
おつー

899 :890:2025/02/05(水) 20:40:11 ID:/YVjY0mP
>>898
乙感謝です

自分で書き間違い発見したので報告です。

>>890の楯無のセリフで「同盟は無理だけど、最低限の仁義すら守れない狂犬を粛正する時『だけ』一時的に共闘する形の約束かな? 彼が殺される可能性がゼロになった瞬間、同盟は終わりってことで。
やらかさない限りは私の部下だから撃つわけにはいかないし。何より、かなり強いからできればミクにお任せしたいレベルなんだ」
 が間違っており、正確には
         ↓
だけど、正確には「同盟は無理だけど、最低限の仁義すら守れない狂犬を粛正する時『だけ』一時的に共闘する形の約束かな? 彼が殺される可能性がゼロになった瞬間、共闘は終わりってことで。
やらかさない限りは私の部下だから撃つわけにはいかないし。何より、かなり強いからできればミクにお任せしたいレベルなんだ」です他にも共闘を同盟と書いているとところがようです。すいません。

900 :名無しさん@狐板:2025/02/06(木) 16:47:02 ID:H1EgyPTy
乙&訂正乙

901 :890:2025/02/06(木) 21:35:42 ID:IQCZIR8/
>>900
乙感謝です

902 :名無しさん@狐板:2025/02/14(金) 23:14:06 ID:FmRHZ9Sy
2025年女権国家バレンタインSS花の公爵に婿入りした男の味わう逃れらぬ危険な甘味

 このSSは現在本スレでスレ主さんが連載している、女権国家の二次創作です以下の注意点があります。

@>>289から>>293>>311から>>319>>329>>337などを始めとした魔女と百騎兵のヒロイン達が出てくる話のパラレルワールドであり。魔女と百騎兵のメタリカと、ジェラート・ヴァレンティーヌがヒロインとして出てきます。
Aユウキの姉であるランも登場してます。
BこのSSに出てくるさとりとこいしは女権国家で出てくる前に自分が登場させた設定のさとりとこいしなので女権国家本編より性格が丸い上に横島への好感度が高いです。
 このSS世界だとさとりは故郷の滅亡が防がれた上に、良識的な主君であるジェラートに大事にされた上に横島の前世に恩ができて誠実に愛されていた結果そうなりました。
Cさとりのオリジナル技が出てきます
Dバレンタインなので、ヴァレンティーヌ公爵を題材にする話を再び書きましたが、>>556から>>560の話とは被っている部分もあるけど別の世界線です。




 親王国派の良識派の女権国家の貴族ジェラート・ヴァレンティーヌに婿入りして一年目を迎えた横島忠夫は、バレンタインの朝を迎えた時、少しだけ憂鬱な気分になっていた。基本的に女権国家ではバレンタインを喜べる男は少ない。
どちらかと言えば捕食される恐怖の方が大きいだろう。彼の様に良識的な女性達に誠実な愛を注いで、仲良くなった人物ですらもこの日には多少憂鬱になる。テンションの上がった女性陣にどれ高の快楽を与えられるかわかったものではないからだ。
 
そして彼のテンションを複雑にしているのはたまには故郷で羽を伸ばしたいという、彼の願いを聞いて一時帰省の為に骨を折ってくれている女性達の機嫌も心配だ。
決して彼女たちがから離れたいわけでもないことを示しつつ、今は一月後に実施される予定の自分の帰省に協力してくれているから、と彼女たちにできるだけ良い対応を心掛けているが、
彼女たちのテンションが帰省が近づくと落ち込んではいないが少しおかしくなっている気もする。





完全に意識が覚醒した後で彼は思った。昨日の記憶が消え去っている。恐らくはサプライズプレゼントをするために、記憶を消したのだろう。
サキュバス族のサキュアを率い、そして人の心を操るさとりとこいしを従える、ジェラートは彼の精神を操り快楽で溶かし屈服させることを愉しみとしている。
彼女の彼を嫐る時の凄艶な様子を思い出すだけで、分身が反応してくる。思い当たることができたような表情になった後、彼は咎めるような声を出した。

「さとりちゃん、『微想起』みたいなことすんのやめてな」

 横島が声をかけた瞬間、ピンク色の髪をした少女の体格に似合わぬ妖艶な大人びた目をした美少女と、白い髪をした無邪気だがどこか怖さと可愛さが両立した少女が現れる。
正確には前からいたのだが、横島に声をかけられた瞬間に、認識できるようになったから現れたように見えたというべきか。
さとりは心底大切に思っている自分を決して嫌わないペットに悪戯をするような様子でまだ起き上がっていない彼の分身を踏みつけた。

「ごめんなさい。忠夫さん。でも良いでしょう? 貴方はここさえ気持ち良ければそれで良いタイプの変態マゾですから」

「そ、そんなことは」

 さとりの彼の心を読みながら快楽で彼を追い込んでくる足に彼は屈しそうになっている。さとりはその彼の分身に快楽をもたらす痛みを足で与えながら言う。

「アルさんのベリアルの力を使って私達が悪人の振りをして、そしてこいしの無意識を操る力で女性に閨で負けるのは恥ずかしいという意識と、
悪辣な女性のもたらす快楽に負けるのが悪いという意識も強めて、その上で射精すると王国がどんなに不利になるか教えて射精させたらすごかったですね。
嘘だとわかってはいても、本当だと感じていたのに。 あら? 侮蔑の言葉で余計に興奮してますねぇ」

 射精直前で彼女は足を引いた。射精欲が最も強い状態でやられたことで彼は別の意味で拷問を受けている様だ。さとりは笑うと、言葉を続ける。

「節操のない下半身から射精しそうですか、それでは少し手伝って上げましょう。『想起・過去に受けた射精お預け最長時間』」

 さとりに想起をされると体がまるで過去に射精を仕掛けた時に無理やり止められていた時の記憶が蘇り、そして、それを受けている様に分身も止まってしまっている。

 こいしは楽しそうにそれを見ながら言う。

「お姉ちゃん、早くジェラート様の所に行こうよ♪ 早く忠夫と遊びの本番がしたい」


 さとりとこいしが先導してくれる際に彼は、二人の歩く方角から、明らかにジェラートの寝台の方だと理解して、憂鬱な気分になった。基本的にジェラートは用事によって、彼を呼ぶ場所を変える。
朝から閨房に呼ばれることは珍しいとまでは言わないが、それほど多くはなかった。だが今日はバレンタインでありながらいきなり呼ばれた当たり、女権国家の女性らしさ前回の一日を過ごそうとしているのだろう。




 ジェラートの閨房に着くと赤い長い髪をたなびかせる彼の妻の一人、魔女ジェラートの姿があった。彼女は男が理想とする様な肉付きをした豊満な体を赤い衣装に包んでいる。
そして横にはやや低い背をしているが豊満な胸をした豊かな金色の髪をした少女がいる。沼の魔女メタリカだ。普段は黒い魔女の衣装に身を包んでいるが、今日は純白のドレスに身を包んでいる。彼女は満面の笑みを見せながら言う。

「忠夫、今日はバレンタインだからヴァレンティーヌであるジェラートが主賓となってお前の周りの女性達を楽しませることになった。という訳でチョコを受け取ってくれるな」

 横島は嫌と言う気はないがジェラートの渡してきた書類を見て、余計に断る選択肢が自分の中から消え去っていくことを理解した。
彼と同じく王国の元諜報部の面々を助けるためにジェラートや彼の妻達がした数々の行動。
王国の霊的防衛を手伝っている彼の承認が必要だといって渡してきたそれを読んで彼はもう断るという選択はできなくなった。 ジェラートは横島の分身を見ながら言う。

「旦那様、さとりに随分といじめられたようじゃな」

「ああ。射精を我慢させられ過ぎてかなりきつい」

「そうかえ。ではまずは欲求不満を沈めてからじゃな」

 そういってジェラートが手を振ると、無数のサキュバス族の魔物サキュア達が現れ彼を押さえつけた。ジェラートはメタリカと二人で魔法を使い彼の衣服を脱がせると、見せつけるように自分たちも脱ぎ始める。


 さとりとこいしが目配せをしあうと、射精が起きない程度の強さで二人に嫐られた記憶を想起してきた。

 メタリカが裸になった後で、彼の分身を掴み言う。

「早漏が。私が止めてやらなければ無駄撃ちをしていたところだったな。ジェラート早くしてやれ」

 言い終わる前にジェラートが彼の頭を乳房で挟んだ。長身である彼女は自然に抱き合うとこういう風になるのだ。そして彼女は即座に分身を飲み込んだ。

「あー!」

 悲鳴は僅かな時間しか、響かなかった。ジェラートがいったん離れた後で、彼に口づけして彼の口を塞いだからだ。
ジェラートの体は魔女であるが故か舌に触れると危険な甘さを与えてくる。特に今回の舌の甘さは危険すぎる感じがする。
絡んだ舌が甘さを与えながら彼の口内を蹂躙し、その甘さが余計に射精の快楽と堕とされていく感覚をより引き立てていく。

 ジェラートに三度射精した彼が倒れかけるとメタリカが笑いながら彼を片腕で持ち上げた。

「キヒヒ、お前は相変わらず女権国家の人外をたきつけるのが上手いな。次は私の番か」

 そういってメタリカは彼を風呂場に連行した。バスタブにはメタリカの沼の液体が入っている。毒薬の様なそれではなく、媚薬と温泉を足して二で割ったようなそれに彼女が命じると、
放り込まれた彼は温泉に入ったような心地よさと、ただ触れているだけで性的快楽を与えてくる、液体に体を愛撫される。尿道の中にすら沼が入ってきて余計に彼を嫐る。

「ああー!」

 血行が良くなった快感の一時的に外に出た部分に触れる風すら彼を愛撫している様な感覚がする。メタリカはそれを見て嬉しそうに笑うという。

「これも女権国家の魔女を惚れさせた者の宿命だ。耐えろ。嫌なのは今だけだからな」

 沼の魔女であるメタリカが沼の液体が入った風呂に入ってくると余計に彼の体を嫐る液体の効能が上がった。
そして射精を封じる様にスライムの様になっている液体が彼の分身の先端を締めると彼は快楽で余計に追い詰められていく。
彼の表情をしばらく堪能した後で、メタリカが彼の分身を飲み込むと彼は胸板で潰れるメタリカの豊かな乳房に追い打ちを受ける形で射精をした。
普通は水の中で性交をすることは危険だが、これは沼の魔女である彼女の体の一部にも近い魔力と魔女の媚薬を籠めた使い魔にも近い沼の水だ。

「メタリカ、もっと手加減をー!」

「そんな声をしていては女権国家の女にとっては、もっと嫐ってくれと言っているのと変わらんぞ♪」

 メタリカが彼を嫐っている中で、ジェラートも同じく入ってくると彼女たちは二人がかりで彼を嫐り、彼の意識が飛ぶほどの射精が起こるたびに、二人が何らかの魔術をかけてきた。恐らくこれは、後の彼を嫐る女性達の為でもある魔術なのだろう。


 性的な魔術も使われぬき風呂から出た彼は、全身の快楽への防御力が落ち切っている感じがした。ジェラートの閨房に戻ってきた彼を迎えたのは、
彼に好意を抱いてくれている女性全員と、いつも以上に祭壇めいた飾りつけを終えた寝室だった。

 そしてその近くには彼と仲の深い女性達が全員で材料を出し合い魔術や儀式なども行ったのであろう。豪華なチョコケーキがある。
フルーツや使われたアルコールなどもすべてが霊的なまじないがされている高級品であることがわかる。中毒性などはないがもはやこれは、
女権国家の女性の体レベルの快楽を舌に与えてくる魔法の料理だろう。普段の多少腹がすいている程度の自分ですらも、食べたいという欲求に抗うのは困難だ。
まして今の彼は霊力だけでなく、射精がもうできない程にメタリカとジェラートに絞られぬいた後だ。

 ケーキを食べた瞬間彼は、脳が蕩けるような快楽を味わい、お菓子に着いた酒の度数の高さに驚いた。それでもケーキの味を損ねないそれは彼を余計に落とし込んでいく。
いつの間にか横に来ていたアリスが入れてくれたお茶も高価なハーブティの様だ。

 ケーキを食べ終えた彼は泥酔したようになっておりそれを見たヴィヴィオが最初に彼を押し倒した。


903 :名無しさん@狐板:2025/02/14(金) 23:15:52 ID:FmRHZ9Sy

「忠夫さん、ストレリチアの強壮効果のあるお酒もたっぷり入ってましたよ。リグルちゃんの特殊な蜂蜜もね。メタリカさんとジェラートさんによって低くなった夜の防御力でどこまで耐えられますかね」

 ヴィヴィオが彼の上になり、分身を飲み込むと彼は悲鳴を上げながら、必死に毛布を握り閉めた。ヴィヴィオは強すぎる快楽で逆に射精できない状態を作り出しながら笑う。

「忠夫さん思ったより耐久力が凄いですね♪ もうちょっと頑張ってみましょうか」

 そういってヴィヴィオが体をひねると、即座に射精が許され彼はそのままヴィヴィオの中に一気に放った。霊力も精も取られる彼は射精直後で敏感になった分身が完全にヴィヴィオの意のままになった状態を味わった。
彼女の豊満な体を押し付けられ、いかに射精を欲しても、彼女が許さなければ出せない。ヴィヴィオの与えてくる快楽は閨でも決して勝てないとわからせ、
そして支配されることが快感になる類の責めだ。ヴィヴィオが彼の両腕を無理やりつかみ自分の尻を握り閉めさせた後乳房を彼の胸板で潰したまま口付で舌を絡めてきた時、
特に激しい射精が起こり、彼が完全に壊れたような表情を浮かべると、ヴィヴィオはそれを堪能した後、彼から離れた。ヴィヴィオが離れるとユウキが彼の目の前に来た。

「忠夫、今回は僕が色々とインプとして頑張ったからあのケーキもできたんだよ。今回は使い魔として忠夫を可愛がるみんなの手伝い頑張るからね♪」

 そういってユウキが服を脱ぎ隠れ巨乳の胸に釘付けになる彼の視線を楽しんでいると、アリスが彼の体に魔力で来た糸を入れてきた。

「忠夫、ユウキは今は私の使い魔よ。ジェラートやメタリカの使い魔にもなるから楽しみにしていてね」

 そういってアリスは糸で彼を動かしユウキが望むように彼に乳房を揉みしだかせたり尻をこねさせる。彼は繋がりながら自分に対して無条件の愛を向けてくるユウキのもたらす快楽に堕ちて行く感覚を味わっている。それを見てさとりが言う。

「ユウキさん、今の彼王国男子として一番恥ずかしい体位で犯された時に特に硬さが凄かったのでは? 答えてもらって分かりましたそうなんですね。 おやおや、私の侮蔑の目で余計に固くなってますねぇ。 王国女子としてどう思います」

「さとりさん言わないであげて。僕としては凄く変態でこんなに早く女権国家に染まっちゃうのが、可哀そうだと思うな」

 ユウキの王国女子だからこそ放てるシンプルな罵倒に彼は少しだけ憤った。だが、彼の分身はさとりとユウキの罵倒と蔑みの目で余計に固くなってしまっていた。
ユウキもそれを感じたのか、絶対に彼から離れないという意思を籠めているかの様に強く締め上げて彼をより強い射精に導きながら言う。

「忠夫、出せば出すほど霊的なつながりも強くなっていくから、今日はヴァレンティーヌ公爵様の魔力も強まる日。この儀式もっと楽しもうね♪ 僕はともかく忠夫は楽しくない。
安心して、さとりが言うには十分に楽しんでいるよ。忠夫は生粋の王国に生まれたのが間違いかもしれないレベルの変態マゾだから♪」

 優しい口調ながら心底の侮蔑の籠った言葉を脳が認識した瞬間に焼き付くような射精を促され彼は、倒れた。それでも分身だけはチョコケーキの効果で天を突くようにそそり立っている。

 不意にいつの間にか来ていたユウキの姉であるランが彼の背後から彼を抱きしめて彼の背中で乳房を潰しながら言う。

「ユウキそれくらいにしてあげなさい。男の子は割と傷つきやすい部分もあるんだから可哀そうよ。悦んでいる部分もあったみたいだけど」

 少しだけ惨めさを煽る様なかばい方をしながらも優しい手つきで彼女は横島の分身を先端を愛撫し彼の分身が射精直前になると飲み込んだ。

「忠夫さん、妹が羽目を外し過ぎてごめんさい。どうも嬉しいことを忠夫さんにされ過ぎて情念を制御し辛くなっているみたいで」

 『もっともそれは私もですけど』と誰にも聞こえぬ小声で言った後、彼女は彼の分身を飲み込んだ。その瞬間彼は、一気に意識が持っていかれるような感覚を覚えた。
ランの体もユウキと同じく彼の心を快楽でどんどんと堕としていく。ユウキの快楽はどんなに堕ちても見捨てないという、類の想いをぶつけて砕くような快楽だったが、
彼女のそれは感じられる思いは一緒でもアリスやジェラートと同じく蕩けさせてくる類の快楽だ。どこまでも優しい膣の快楽に自分が堕とされ切ってしまうかもという危機感を覚えた瞬間、
アリスとジェラートが近づいてきて彼に体を密着させて愛撫してくる。背中や頭のツボを押されて射精量が増えていく。
さらにはそこにユウキも加わってくる。ユウキに背中のツボを押されて崩れ落ちか彼の顔をユウキと同様の豊満な乳房で受け止めたランはえげつない快楽攻めとは正反対の優しい笑顔で彼を抱きかかえながら言う。

「そろそろ交代ですね」

 ランがそういって離れると、アリスが彼女とその場所を代わった。アリスの優しい膣の動きが彼を蕩かし、ジェラートが彼の口の中に手を這わせるとその甘さで彼の脳が溶けていき、
溶かされた一部の様に精液がどろどろとアリスの中に注がれていく。ジェラートは時にキスをしたり、胸で彼の顔を包んだり、しながら楽しんでいる。アリスは彼に対して稀に見せる快楽で取り返しのつかない何かを刻まれたり、
壊されたりするかもしれないという予感を感じさせる笑みを浮かべると言った。

「忠夫、自分だけ気持ち良くなってちゃだめよ。もう少し限界に挑戦してみましょうか♪」

 そういってアリスが糸を動かすと、彼の右腕と左手が、ユウキとランの乳房を鷲掴みにし、口がジェラートの乳首を含んだ。

 使い魔特性の強いインプであるユウキとランの乳房がアリスやジェラートの送り込んでくる快楽を助長するかの様な甘美な電撃を送り込んでくる。
祭壇めいた寝室の上で彼はアリスの人形となる儀式が成立したような錯覚を覚えながら射精をしていく。

 射精を終えた後、アリスの目配せを受けたジェラートが彼を断たせて後ろから抱き着き乳房を押し付けるとアリスも前から口づけしながら言う。

「忠夫、貴方はただ気持ち良い思いをしていてくれればそれでいいのよ。愛歌も貴方が英雄になれずに快楽堕ちしたのなら、ペットにすれば良いと思うくらいには貴方のことを隙になっているから、捨てられる心配はないわ」

 ジェラートが離れうつぶせに倒れた彼にアリスは体をぴったりとくっつけて射精を繰り返す彼の体の全てを堪能し始める。アリスの柔らかい体が彼に密着し、
そして彼もアリスを悦ばせるために体の様々な部分を愛撫するがその度に射精量とその度に起る痙攣が大きくなっていく。


 彼が意識を失うと、アリスは眠ったままの彼を糸で操りながら立たせた。そしてユウキとランとさとりとこいしと共に嫐り始める。
ユウキとランが手で彼の分身と玉袋を揉みしだいたり、撫でている。さとりが彼の分身を飲み込み騎乗した状態で、想起をかけると。さとりの腹が妊婦の様に膨れ上がるほどの射精が起こる。満ち足りた表情で、さとりが離れるとこいしが言う。

「お姉ちゃん、忠夫に今と同じ想起・お願い」

「ええ。こいし夢と無意識を操って彼の恥辱心を高めてくれて、助かったわ」

 こいしが彼の精神の恥辱心を高めるとさとりは言う。

「『想起・ジェラート様に婿入り後にトラウマとなった性行為ベストファイブ全部』」

 射精した彼が、快楽と屈辱を甘く蕩かすささやきで完全に向こう側に行った目を見てジェラートが言う。

「愛歌殿、アル殿頼むぞ」

「ええ。任せなさい」

 愛歌は綺麗な笑顔を向けながら彼の分身を飲み込んだ。女権国家の王族らしい技が彼を何度も絶頂に導いていく。
愛歌は横島が悲鳴を上げる声を愉しみつつも彼の精神を自分のもたらす快楽で上書きするように持って行っている。愛歌は律動しながらも果て続ける彼を愉しみながらいう。

「私の英雄さん、ペットに成り下がらない為にも頑張って耐えてね♪ でももしかしたら、ペットになるのも良いとか思ってない?」

 愛歌の深い瞳に吸い込まれそうになりながらも彼は首を横に振りかけると愛歌が腰をひねり余計に多くの射精を促して言う。

「男性なら多少はそう思う様な状況だから嘘はつかないでね。 こういう状況で嘘を言われると少しだけ女の矜持が傷つくから。でも私に格好悪い本音見せたくないのは高得点ね♪」

 上機嫌になった愛歌が手を指を鳴らすと、彼女の使い魔になったユウキとランも加わり彼を襲い始める。愛歌と使い魔契約を結んだ二人は、同じように愛撫をしているのに彼の精神を回復させてきている。アルが愛歌と交代しながら言う。

「忠夫、大丈夫きつくない? 快楽で脳が壊れそうになったらギブアップしなさいね」

 アルは今回横島を嫐れると聞いてきた様だが、他の女性陣程には発情していない様だ。アルは魔術を使って彼を眠りに堕とすとアリスと同じような体制で慈しむように覆いかぶさりながら一つになりジェラートの配下のサキュア達に言う。

「私が指示した通りの夢を忠夫に見せて。ベリアルの虚構を真実に近づける力で、彼の夢の中での回復に向かわせる快楽を高めるから」

「はーい」

 サキュア達の姿が蜃気楼の様に消えさる。彼の夢の中に入ったのだ。ユウキとランも同じように彼の夢の中に入ると。アルは電撃の拷問を受けたように痙攣を始める彼を愛おしそうに抱きしめると、
あふれ出る精液を受け止めながら彼を抱き続けた。
霊力がどんどんと注がれアルの魔力が上がっていくが、横島の霊力と精は尽きない。さっき食べたチョコケーキによるものだ。 三十分か一時間が過ぎたころにアルが離れると、大人の姿になっているエヴァがアルに問いかけた。

「アル、忠夫の精神はどうだ」

「もう回復したわ」

「それでは私たちの番だな」

 そういってエヴァがアルと代わり彼の分身を飲み込みながら首筋に噛みつくと、彼は快楽で無理やり現実に引き戻される。
そしてエヴァが体のいくつかから血を吸うとそこに、リグルが舌を這わせて唾液で余計に彼に快楽をもたらしてくる。
エヴァがリグルと代わり彼の分身を飲み込ませると、横島は大量の精を奪われる予兆を感じながらリグルの妖膣に大量の精を放った。
虫の妖怪かつ女王であるだけに、彼女は大量の精を純粋な快楽から奪っていく。そしてへたりと倒れかける彼に対してメタリカの声が響いた。

「キヒヒ、どうも忠夫の傷の洗浄には不安があるな。私も洗ってやろう」

 そういってメタリカはさっきと同じく沼の液体を固めたもので彼の傷口を撫でると、彼は快楽が強すぎて余計に射精量が増えた。
時には沼の液位を分身に塗りたくられそのままメタリカやエヴァと結合して彼は何度も強すぎる快楽で泣き叫びながら射精を繰り返した。

904 :名無しさん@狐板:2025/02/14(金) 23:20:29 ID:FmRHZ9Sy

 限界がきかけたところでジェラートがさっきのチョコケーキ切って彼の口に運ぶと、彼は迷わずくらい。回復と酩酊が同時に襲ってくる。アルコールで虚ろになった彼を見てエヴァが言う。

「上等な霊的な酒だな。私も少し味会わせてもらおうか」

 エヴァがそういって首筋に噛みつくと彼はチョコレートケーキで大量に補充された霊力と精をエヴァに奪われる快楽を味わいながら果てる。
そこにケーキを食べてより与えてくる快楽を強めたジェラートがキスをしてくると彼の脳は甘い沼の中に落ちて行った。




 ジェラートの作ったケーキがなくなるまで全員に輪姦された彼は、チョコケーキの最後の部分を食べさせられると、心身共に回復していた。
疲労感は強く服を着る体力もないが、明日まで眠れば相当ましになるだろう。その状態で彼はジェラートたちに問うた。

「結局今回こういうことをしたのはどういう理由だったんや?」

 怒りなどの色はなく、純粋に理由を知りたいらしい様子の彼にジェラートは少しバツが悪そうに答える。

「旦那様が、望んでいた一次帰省が来月からの予定だったが早まっての、来週からになったのじゃ」

「そうなのか?」

 それを聞き横島の声が弾む彼女たちが嫌いなわけではないが、それでもたまには故郷に帰りたいときもある。そう思っての帰省手続きをしていたので、早く帰れるのは嬉しいと思った。その彼に向ってジェラートは続ける。

「それでもしかしたら、王国の居心地が良すぎてもう帰ってこないのではという不安があっての。いや旦那様を信じておるしそんな可能性はほとんどないとは思ってはおるが」

 それでついやってしまったのかと、思う横島に向かって珍しく、ジェラートをたしなめるような声でさとりが言う。

「ジェラート様、皆さん正直に言った方が良いですよ。今の言葉も嘘じゃないけど、せいぜい二割程度でしょう。忠夫さんは正直に話しても嫌ったりしませんから。 恥ずかしいなら私が言ってしまうけど良いですか」

 好きな男性を好きなだけ嫐って男性で言うところの賢者モードになっている面々はバツが悪そうにさとりに任せるという意図を伝えた様だ。さとりは頷くという。

「忠夫さん、来月の帰省に向けて、私たちに寂しい思いさせるかもと思って最近良い夫としてサービス頑張ってたじゃないですか。
その態度にみんなしてムラムラしてしまったんですよ。女権国家の女性は惚れた男に良くされ続ければ襲いたい。自分に溺れさせたいという念が強くなりますか」

「そ、そうなんか」

 動揺する横島にさとりが頷き言う。

「まあ、忠夫さんはマゾな変態だから丁度良かったのでは」

「わ、ワイのどこがマゾだと」

「『微想起・今日の情事一覧』」

 さとりの弱い想起で固くなった彼の分身を踏みながらさとりが言う。

「マゾじゃなかったら今日の情事の想起でこんなことにはならないでしょう」

「だ、だから、あー!」

 射精はまだしていないが、それでも強すぎる快楽与えてくる絶妙すぎる足に絶叫を挙げる彼にさとりは言う。

「ジェラート様が今日作ったバレンタインだと効果が上がるチョコですけど、まだ残っているんですよ。ですから、一週間後の帰省まで私たちに奉仕ませんか。嫌なら良いですけど」

 そこまで言った後、さとりは彼の分身を飲み込むと、微想起をやめて強化した。

「『想起・今日の情事一覧』」

「ああー!」

 射精したいのにできない程度の微想起とさとりの足で散々焦らされた後の彼は、さとりの膣と今日の情事が同時に襲い掛かってきて一気に陥落した。再び腹が膨れたさとりは彼を見下ろしながらいう。

「これで彼は明日からの奉仕についても嫌とは言わないはずです。かなり深く快楽が刻まれましたから。夢の中で『微想起今日の情事』をしておきますから、明日は自分からお願いしてくるはずです」

「そうかえ」

 ジェラートは上機嫌に返答をしながら思った。必ず戻ってきてくれるとはいえ、二週間も夫と引き離されるのだ。これくらいは堪能しても罰は当たらないだろう。
気絶の様に眠る横島を愛おしそうに見ながらジェラートは自分も眠ることにした。周りの女性達も自分もこういう男性を得た以上は、彼の意図をなるべく尊重していかなければと考えている様だ。
親王国派の良識派貴族として、彼が帰省をなんの憂いもなく楽しめるようにしなければならない。そう思いながらジェラートは他の女性達と同じように彼の眠る寝台に入ると目を閉じた。
睡魔に身を委ねながら、ジェラートは明日は誰が彼を抱き枕にして目を覚ますのだろうかと思う。彼の共有を了承してからはこの異常に大きい寝台で眠ると、眠りながらでも、彼と抱き合う順番を一定時間で交代しているのだ。
そういうところも女権国家の女性と思うべきなのだろうか? ジェラートは明日目覚める時は自分が彼を抱き枕にしている時間帯だと良いなと思いながら意識を手放した。


905 :名無しさん@狐板:2025/02/15(土) 01:04:11 ID:kwHSyMkV
おつー

906 :902:2025/02/15(土) 01:07:21 ID:IFRaQyZJ
>>905
乙感謝です

907 :名無しさん@狐板:2025/02/17(月) 01:18:00 ID:dm0vOUOt
乙ー
面白かった

908 :902:2025/02/17(月) 23:45:36 ID:XzkZiKR9
>>907
ありがとうございます

909 :名無しさん@狐板:2025/02/26(水) 23:44:51 ID:D170KSW4
「世界は完全に浄化されているわね。見事な仕事ぶりよ!」
普段の神妙な表情からは予想もつかないような晴れやかな声で彼女は自分に微笑んだ。
「長かったわね。外なる侵略者も退けて、一族の悲願も果たした。ようやく私も肩の荷が下りたわ」
彼女―アリエラはドライアドという自然と共に生きる一族である。
この世界に蔓延していた外なる世界からの侵略者の長と戦い、彼女一人を残して滅んでしまったという。
「あなたが奴らの末端を倒したと聞いて、悲願を託せると思ったけど、見込み通りだったわ」
顔をほころばせながら懐かしむようにこちらにつぶやく。
今まで他の仲間達から高慢だとか堅物だとかと言われていたが、それも生き残った者の使命の重さ故だったのだろう。
解放感からなのか、ふふん、と得意げに息を吐いてポーズを取って見せる。

食い込む様なきわどいヒップ、形のよい豊かな乳房。
若草色の様な緑の髪に、太陽の光をたっぷり浴びた健康的な肌。
それを覆う、乳房と股だけを隠す葉と蔓のビキニ水着の様な服。
服というのもおこがましいようなその扇情的な姿に、初対面の際は思わず目を覆ってしまったものだ。
見慣れた今となっても思わず目を奪われてしまう。
…自然の中で一族の中でずっと生きてきた彼女にとっては、何とも思わない普通の格好と認識しているようだが…
こんな姿で一切の恥じらいを感じずに人間の視線の前に姿を現してしまう健康的なエロスのギャップがまた心を乱す。

910 :名無しさん@狐板:2025/02/26(水) 23:45:33 ID:D170KSW4
自分の視線に気付いたのか、アリエラはジト目でこちらを見遣った。
―そうだ、これで君の使命も果たした訳だけどこれからどうするんだい?
自分はごまかす様に話を振った。
「…そうね、もう私には故郷も帰りを待つ家族もいないものね…」
気まずい話を振ってしまったようだ。君が良ければここでずっと暮らしていい、仲間もきっと歓迎する。
今までと同じように。彼女を励まそうとしたが月並みな言葉しか出てこなかった。
そんな自分に口元を緩めながら、ありがとう、と感謝の言葉を返した。

「新しい使命はあるわ。これからもこの世界と自然を守っていく事。
 …そして、一族の復興を果たす事…」
彼女はそう言えば若く美しい女性に見えるが、実際の年齢は500歳を超えていると聞いた。
外見不相応な態度と真摯さは彼女の過ごした年月がもたらしたものなのだろう。
「私だって子孫を残せるわ!…もちろん、相手が必要だけどね」
くるっとこちらに向き直ると、自分に視線を向けた。
今までの彼女とは全く異質な意図を込めた視線が自分に向けられている事を肌で感じた。
ずいっ、と下から顔を突き出す様にこちらへと顔を近づける。
息が当たるような間近に向き合ったその顔に思わずドキリとして動きが取れなくなった。
「…ねえ、子孫繁栄に協力してほしいのよ。あなたにね」
アリエラは突如自分を押し倒してきた。予想もしなかったその行動にただただうろたえる自分の顔を、
アリエラは自分に覆いかぶさるような姿で見下ろしていた。
その瞳には普段の彼女とは全く無縁なはずの情欲の火が灯っていた。

911 :名無しさん@狐板:2025/02/26(水) 23:48:16 ID:D170KSW4
ちょっと待ってくれ、君はウィッチドクターと懇意だったんじゃ!?
狼狽しすぎて思わぬ言葉が出てしまった。
「確かに彼は自然を尊び共に生きるものとして思いを共にする者だわ。
…だけど、ハッキリ言われたわよ!『君の事は尊敬しているが、子を成す事はできない』
『大変失礼な物言いだが、鱗がない女性には性欲は抱けない』ってね!」
呆気に取られるようなヒステリックな声で喚くアリエラに状況も忘れて目が点になった。
「―だから、あなたしかいないのよ」
目の前に木の葉が張り付くように飛んできて、体を起こそうとする手足を伸びてきた蔦に抑え込まれた。
「―別に同意してくれなくてもいいの。私と交尾したいって思って欲しいだけ、分かる?」
彼女の肢体以外からこれでもかと放たれていたその煽情性に、心臓の音が高鳴り抵抗する意思を失いかけていた。

仰向けに倒れたまま呆気に取られる自分の顔を覗き込むようにアリエラは顔を近づける。
「私は貴方と交尾したいからするだけなの。嫌なら振りほどけばいいじゃない」
見下ろす様にアリエラは言い放った。その気になれば振りほどけるはずなのに、なぜか体が動かない。
その様子を見てアリエラはクス、と口の端をつり上げると、そのまま倒れた自分に覆いかぶさる。
動揺で半開きになった口にゆっくりとアリエラの唇が触れた。
口をこじ開ける様に舌が侵入し、自分の舌に絡みついてくる。
そして自分の口の中を味わいつくすかの様な侵略的なキス。ゆっくりと唾液が糸を引きながら、お互いの唇の結合が放たれた。
頬が紅潮してぼうっとする。そんな自分を見てアリエラは妖艶に微笑んだ。
アリエラはあんな煽情的な格好をしておきながら、それが普通の姿であるからなのか羞恥心は全く持っていない。
だが、その姿が男にとってどんな風に映るのかを理解していないような無知ではない。
彼女の刺激的な肢体を見る度に頭をもたげていた劣情を見透かされている。
ハッキリと彼女の視線からそれを認識させられた。アリエラは無言のまま眼差しで語り掛ける。

―私とこう言う事をしたかったんでしょう?

912 :名無しさん@狐板:2025/02/26(水) 23:49:28 ID:D170KSW4
密着する肌から感じる緑の香り。日差しのような温かい体温。
その指先は静かに自分の上着をはだけさせ、淫靡に自分の胸元をまさぐる。
小さな蜘蛛が這うようにゆっくりと指先が乳首に触れると、情けない声が口から漏れてしまう。
その反応を確認するとクス、と微笑みくりくりと先端を弄ぶ。
「やっぱり男でも感じちゃうのね?」
自分の喘ぐ顔を見てアリエラはゆっくりともう片方の乳首に舌を這わせ、舌先で弄ぶように転がす。
異様に手慣れた挙動で舌と指先で乳首を刺激する。その快感の並に何も考えられなくなり、
股間のものがアリエラを押し返さんばかりに屹立する。それを感触で理解したアリエラはゆっくりと自分のズボンを下ろしていく。
はちきれんばかりにそそり立った陰茎が勢いよく飛び出し、アリエラはそれを見て一瞬呆気に取られる。
だが直後にアリエラは赤黒く脈打つグロテスクな陰茎に挨拶のように優しくキスをし、
そのまま挑発的に陰茎に舌を這わせながら呟く。
「それじゃあ交尾しましょうか。私とこうしたかったんでしょう?」
アリエラは股の草蔓をゆっくりとずらすと、毛ひとつない割れ目が顔を覗かす。
真上を向くほどに直立した陰茎を根元から握ると、アリエラはゆっくりと腰を下ろし、秘唇の奥へと導いていった。

913 :名無しさん@狐板:2025/02/26(水) 23:49:54 ID:D170KSW4
「っ!〜〜〜〜〜っっ♪」
声を押し殺したような艶声がアリエラの口から漏れる。
自分もまた同様に情けない声が口から飛び出してしまった。
目の前を見やれば、自分の陰茎がアリエラの陰唇をかき分けて膣口に飲み込まれている結合部があった。
彼女の膣内は愛液でヌルヌルに満たされており、まるで生き物のようにうねって陰茎を刺激している。
「あっ♪んっ♪はあっ!」
自分の上にまたがり腰を前後にくねらせながら快感を貪るアリエラ。
亀頭の先端に降りてきた子宮口の柔らかい感触があった。
自分の最も気持ちいい場所にこすりつける様に淫靡な腰使いで挿入された陰茎の感触を楽しむ。
「んっ♪んん〜〜〜〜〜っっっ♪」
彼女らしい押し殺した艶声と共に絶頂を迎え、それと同時に自分もまた限界を迎えた。
頭が焼き切れるような強烈な快感と共に信じられないほどの量の精液が彼女の子宮内に放たれていく。
何度も何度も、射精するたびに腰の抜けそうな絶頂感が何度も襲い来る。
アリエラの様な極上の美女の膣内に精子を放つことができる興奮と快楽に意識が遠くなっていく。
「っ!んんっ♪」
絶頂の余韻に身を震わせ、甘い息を吐きながら恍惚の表情を浮かべるアリエラ。
膣内で精子を搾り取られ、放心状態になった自分覆いかぶさるようにくたりとへたり込むアリエラ。
同じリズムを刻むように、荒い快楽の吐息を一緒に吐く。
霞がかかったような自分の頭と視界。自分に優しく感謝のキスをするアリエラの顔が映った。
「―まだ、硬いまま…1回じゃできたかわからないし、もう1回できるわよね?」
再び情念の火を瞳に灯らせると、繋がったままのその腰を再び前後にゆすりだした。

―その時、自分の頭の中に他の木に強く蔓を巻き付けて美しく咲き誇る藤の木のイメージがよぎった―

「ようやく一人目、できたわね。これからあと数十年は頑張ってもらうからね」
僅かに膨らんでいる下腹部に手をやりながら、彼女は太陽のように眩しく微笑んだ。

(おわり)

914 :名無しさん@狐板:2025/02/27(木) 01:51:44 ID:PLrNaixD
乙ー

915 :名無しさん@狐板:2025/02/27(木) 10:12:18 ID:KSsfPRQt
乙です
面白かった

916 :名無しさん@狐板:2025/03/02(日) 23:12:23 ID:XXZFJc9f
 女権国家if想像SSもしも大鳳くん以外にも敵対ヒロインがいたら横島編後日談
災厄の狐と各ヒロイン達との絡みイベント想像図。

 このSSは>>890から>>894で書いたSSの続きです。その話を読んでいないと通じない部分があります。注意書きがそのSSと重複しているところもあり、また以下の注意書きがあるので読んでください。
@このSSではブルーアーカイブのワカモが敵対ヒロインとして出てきた話の続編ですが、彼女が正当性のある理由とはいえ王国にかなり残虐行為をしていたような描写があります。
A女権国家の悪いことをした男性への考え方が独自解釈をしています。
Bスレ主さんに正式に質問したわけではなく、スレ主さんが冗談で言った可能性もある設定を使ってます。
C今回の話はワカモと各ヒロインが絡んだ時のイベント想像です
Dの話でワカモがかなり恐ろしいことをしている理由は、ワカモは一途な思いを裏切られて災厄の狐になったと噂されているので、自分の旦那であり王国に尽くした横島の前世が裏切られて殺されたので以上に憎しみが強い設定です。





 災厄の狐の襲撃を受けてからしばらく時がたった後の王国のスパイ組織の本部では、重苦しい雰囲気が漂っていた。ワカモという彼の前世の妻だった女性が女権国家についてから横島の活動がやり辛くなってしまった。

ワカモは横島と仲良くなった女性陣で現在王国に協力中の者達だけでなく、彼を気に入った人外すらもその扇動力で王国に返さない様に動かしている。
今のところ、ユウキ、アリス、エヴァ、リグル、ヴィヴィオ、さとり、こいし、アルなどは敵に回ったりはしていないが、さっきまでは味方だった女性陣が、
ワカモの幻術で横島が殺された経緯を見て、王国に返さないという思想になってしまって彼を襲ってくるのは十分に脅威だ。
唯一の救いは楯無たちと息の合った連携などができるくらいに良好ではあるモノの対立している部分もあるらしい当たりだろうか。
大鳳の観察眼曰く、『味方だし仲は良いけど価値観の違いから衝突している部分もあるみたいに見えるよ』その言葉はどうも事実らしい。ユカリがワカモにギリギリ殺し合いとはいえないレベルの激しい、決闘を挑んだこともあったらしい。


 ワカモとの絡みのイベント。ユウキ・アリス・さとり&こいし

 横島は意識を保ちながら霊波刀を構え、震える。ワカモに犯されてから、前世の陰陽術を使うたびに前世と今の境界が曖昧になってくるような感覚を覚える。
その度に前世で使っていた技とコツが似ている技などの鍛錬で上書きすることで対処していた。日常生活だけでなく、防諜組織との戦いでも支障が出ている。
今までは楯無たちは大鳳以外眼中にないから、防諜組織との戦闘時は、彼を狙いそうな可能性のある人外との戦いの時とは違い、色仕掛け対策の護符などは必要最低限で済ませていた。
だがワカモに前回誘惑などに抗う護符などを持たずにいた為に香りと誘惑の妖術に抗えず押し倒されてからは、装備に誘惑対策の札なども持たねばならなくなっている。

 さらには前回の対決で、陰陽術で大鳳を救い楯無に痛手を与えた時、楯無が笑いながらした発言が彼に疑念を覚えさせた。

「ミッションコンプリート♪ その術君の前世がワカモちゃんを護る為に死にもの狂いで覚えた術だったんだよ。 その術の後でワカモちゃんに押し倒されて彼女を護る為の夫ガンギマリ勢になっちゃたらしいから、
次の対決をワカモちゃん楽しみにしているだろうね♪」

 本当なのか、それとも彼にその術を今後使わせないためのブラフなのかわかり辛い言葉だったが、少なくとも嘘は言ってない様子だ。その時の姿を思い返すたびに彼は、
最近は主力としていた陰陽術を使うことに躊躇いを覚えている。戦闘時なら切り替えて割り切るから術の威力が落ちる程ではないが、それでも鍛錬にためらいが生じ術の成長速度が前より遅くなっている感じがする。


 悩む横島の耳に凶兆の報告が入る。大鳳や彼らに忠実に尽くしてくれているモヒカン軍団の一部隊危機に瀕しているとのことだ。
大鳳とジャギはそれぞれ出払っているので、自分が行くしかないと結論すると位置を聞き、『転』『移』の文珠を使った。大鳳やジャギ、ミクも後から来てくれるらしい。




 転移を終えた横島は状況を見て一目でワカモの仕業だと悟った。個々の武力はそれなりに高くとも、連携が取れない本来は烏合の衆にしかならない者達を扇動し、ギリギリ軍隊として動かしている。これができるのはワカモだろう。

 前回と違い魅了封じの札を構えながら、アリスとのやりとりを彼は思い返した。



 彼に好意を抱く女性陣はワカモに犯されて、心身共に快楽で蝕まれた様子の彼を見て驚いた様子を見せたのは一瞬で迅速な対処に移ってくれて驚いたものだ。

 記憶が大分曖昧だったが最初にエヴァが大人の姿になって彼を抱き込み両手両足で拘束しながら正常位で繋がると、血を吸って彼の状況を把握して、文珠の『伝』で他の女性達に伝えた。

 彼女達全員に対処されて、どうにか後遺症が消えてしばらくして彼は、アリスから助言を受けていた。

「忠夫、貴方の前世の陰陽師のことを調べたけど、最後は非業の最後を遂げていたみたいね。
前世の術を使えば使う程それに近づいていくけど、前世とは違うことをすれば多少は運命も変わっていく可能性が高いと思うわ」

 現時点では横島は、前世と違い複数のそれなりに名の知れた女性と関係している。
アリス、リグル、ヴィヴィオ、エヴァ、アル、さとり、こいし。ヴィヴィオとエヴァとアル、さとり、こいしが大きな存在だが、ユウキやアリスも普通に歴史に名が残るくらいには実力者で有名人になっている。

 そんな彼にアリスは口づけしながら舌を絡めて彼を快楽で人形の様にすると言った。

「前世の貴方はワカモ以外では、名も残らない彼女の配下の妖狐たちとしかしてなかったみたいよ。だから私たちに嫐られぬいて、前世の因果を少しでも消しましょう」




 アリスたちと体を重ねる回数が増えてからワカモが与えてくる快楽がもたらすものへの恐怖が少し薄らいでいた彼は、以前ほどにはワカモに対する屈服感がないことに安直しつつ、霊波刀を構えると状況を把握に移る。

 モヒカンたちは予想が困難だった状況で敵に包囲されつつも最後まで戦う様子を見せていた。この包囲網に嵌った件にしても彼は責めるのは酷だな、と思った。
このモヒカンたちは戦果を挙げ、そして見逃した方が女権国家の損害は小さい可能性が高いのに起こる可能性の高い追撃が起ってこの状況なのだから。

 横島は戦場の様子を見ると不意に何かに気づき、思ったより簡単に終わりそうな仕事を前にした様な様子になると、大声で言った。

「お前達、今から文珠で敵方にだけ効果が出るように『限』『定』した動きだけ鈍くする札をばらまく。あとは思い思いに逃走しろ。今回の本命は俺の可能性が高いから」

 その彼の言葉にモヒカンたちは不安がる様子を見せた。宣言していては敵に読まれるのでは? そう思った直後に彼がばらまいた札は敵の動きを確かに鈍くしていく。
そして彼が『強』『化』の文珠を使うと、モヒカンたちは退路を確保し一気に逃走を始める。

 横島がここまで余裕でいられたのは、理由がある。実は数の多い有象無象達その中にそれなりにアリスの人形が混じっていたのだ。
ワカモはそこら辺の女性達を短時間で扇動し手駒とするだけではなく、最低限軍隊として使える程の統率力も持つ。だが拾った武器でも点検や手入れをしていなければ問題品を掴まされることもある。

 横島はアリスも来ていることを理解すると、撤退の構えを取り始めた。ワカモは正直横島にとっては心情的にも戦い辛い相手でもある上に、
彼女に刻まれた快楽のせいもあって、戦いう際に刃が鈍りやすい。アリスの人形が混じっている以上はモヒカンたちも恐らくは撤退に成功するだろう。

 撤退の道に彼が駆け入った瞬間、仮面を外した黒髪の美女ワカモがその道に現れた。横島はどこかで読まれていたかと、思った直後に彼女は横島を見て言う。

「あなた様、お久しぶりです。いまだにあの男の一族が治める国の為に戦っているのですね」

 横島はたいそう進まない気分を意識して切り替えると、霊波刀を出現させて答えた。

「俺は大鳳やジャギや良くしてくれた仲間の為に戦っとる。直接悪いことしたわけでもない王族殺す気なら、君でも敵だぞ」

 答えながら、横島は『君でも敵だぞ』という言葉が出てきていることに気づき驚いている。やはり前世の影響はかなり強い様だ。

 横島が切り込もうとする前にワカモは距離を取った。彼女は優しい笑みを浮かべるという。

「あなた様、まだ前世の記憶が戻ってないみたいですね。早く思い出して元の関係に戻りとうございます」

黒い衣装を脱ぎ去り男を堕落させることに最も特化した傾国の躰を彼に見せつけ始めた。
前回負けて犯された記憶と、前世の記憶が蘇り、分身が固くなってきたのを感じながら彼は構えた。 鼻で息をすればそれだけであの甘い蠱惑的な香りが体を蝕んでくる。

 横島は迷わずに後ろを向いて逃げることを選んだ。
前世でも彼女は国を傾ける程の色香と快楽を持っていたが、女権国家に来てからそれは余計に強くなっている。
現在ワカモは防具である服を脱いだが法律的に殺すことができない上に、殺意が今一つ鈍い自分ではアドバンテージが小さい。
むしろあれを直視し続けると危険だ。後ろに逃げかけた彼は『察』『知』の文珠を発動させると、彼女が何かしてこないか周りを確認しながら駆けた。


「あなた様ぁ♪ 今宵と明日は非番なのです。個人的な襲撃ですから、負けてもちゃんと家に返してさしあげますよぉ♪」

 楽しそうな艶を含んだ声に分身が反応してしまうのを自覚しながら、彼必死に逃げた。だがその度に、前回ワカモにされた行為が思い出されてしまい、分身が固くなっていく。

 逃げかけた文珠で『鎮』を使おうとしたその瞬間、彼は不意に手を掴まれた。何者かと思ってみてみると、こいしの手であることが直ぐに分かった。
そしてこいしの横には、かつて彼が護身のために渡した文珠に『隠』の字を入れたさとりの姿がある。恐らくはワカモの記憶が刺激されたのは彼女の想起のせいだったのだろう。

「二人とも何考えてるんだ。まさかワカモの方に裏切ったのか?」

 問いかけながら横島は少しショックを受けていることに気づいた。二人と付き合ってこいしが言ってくれた言葉――『お姉ちゃんは思ったより忠夫のこと好きになってきているよ』という発言を信じていたんだな、と感じる彼にさとりは言う。

「いいえ、今回はワカモが非版だから、協力してもらって、おもちゃが壊れにくくなる処置しようと思ったのよ」

 横島が逃走用の文珠を発動させようとした瞬間、アリスが操っていた人形が彼に襲い掛かってきて動きを封じ、アリスと契約しているらしいインプとなったユウキも彼の動きを封じる。
ユウキの姿を見た瞬間に彼は心のどこかで『捕まっても大丈夫だ』と安心してしまい僅かに逃げる速度が落ちてしまっていた。


917 :名無しさん@狐板:2025/03/02(日) 23:15:24 ID:XXZFJc9f

 ワカモが彼を掴むと、ユウキとアリスも合流してきて、『転』の文珠を使われたと思った直後に彼はやや和室よりの大きめの寝台のある寝室に来ていた。

 最初にユウキが笑みを浮かべながら彼に飛びついてきて言う。

「忠夫、これが終れば前世と同じ運命になる可能性が大幅に減るから今日だけは、ワカモと協力させてね♪」

 陽気な様子で言ってくるあたり、彼女も相当女権国家に染まっている様だ。アリスが一瞬で彼の服を剥ぎ取ると、ユウキも黒衣装を脱ぎ、彼に覆いかぶさってきた。
最初にユウキと繋がった瞬間に、快楽での脳が壊れかけたような錯覚を覚えながらも、彼の視界にアリスとワカモの姿が映った。
アリスは何らかの魔術を発動させ、ワカモも同じことを始める。アリスはワカモと協力しながらも、ワカモが約束外のことをしないか見張っているようにも見える。

 ユウキが彼の上で動き彼の分身を飲み込んだまま、動き続けると彼はその快楽に抗えないままに敗北の証の白い液体をあふれさせた。
横島の意識がユウキに屈服し、彼女のもたらす快楽によって完全に白色に染まっているのを見ると、アリスはさとりとこいしに確認を取る様な視線を投げかけると、答えを受け取った瞬間満足そうに頷く。

「彼の精神を掌握する術はユウキがやるのが一番早いみたいね。さすがは幼馴染」

 アリスが魔力でできた糸を彼の体の中に入れると、ユウキを使い魔としている為か、いつも以上に彼の中に糸が入り馴染む。アリスの指が動いた瞬間、彼の両腕はユウキの乳房を揉みしだき始めた。

「あー!」

 快楽で脳が屈服しているにも関わらず、ユウキの体がもたらす快楽をもっと欲し、乳房をゆっくりと揉む手に、もどかしさを感じながらも彼は、安心している。
自分がやりたいように手が動いたら、自分は快楽でどうなってしまうのかと心のどこかの理性が言っている。
ゆっくりと円を描くようにユウキの乳房をこねる様にユウキの胸を揉む手に対するもどかしさが限界に達した時、アリスの手が動き、彼の手がユウキの乳房から離れ、彼女の尻に伸びた。
そしてすさまじい力で彼女の尻を握り閉めた瞬間、ユウキの秘所がより強く彼の分身を締め付ける。

「忠夫の顔可愛いね♪ 女の子に惨敗している情けなさも入っているのが最高♪」

 笑うユウキの声に恥辱心を煽られたまま彼の射精はほんの一瞬だが、アリスの糸によって内部で遅れさせられる。ユウキが彼の胸板に乳房を思いっきり押し付けると、ワカモがアリスが背中に乳房を押し付け、ワカモが顔をその乳房で包んだ。

「〜〜!」

 声にもならない絶叫をしながらユウキの中に注いだ彼はそのまま意識を失いかけている。アリスは楽しそうに滋養強壮の効果がある美酒を取り出すと、彼を操りながら飲ませた。

「忠夫、儀式はまだまだこれからよ」

 アリスがユウキと位置を変えるとワカモが己の豊満な乳房が彼の背中に当たる様に意識して押し付けながら抱き着いて彼を立たせそのまま二人で彼を挟み始める。
アリスの膣が彼の分身を飲み込むと射精して、脳がしびれていくとユウキが何らかの魔術を発動させようとするアリスを手伝い始めた。

 アリスの性魔術が発動した瞬間に射精すると彼は自分がすごい勢いでアリスの糸で操られる人形になっていく感覚が襲う。アリスは普段見せない妖艶な魔女らしい顔になると彼の耳元で息を吹きかけると言った。

「忠夫、今夜はどれだけワカモのもたらす快楽に溺れても大丈夫よ。壊れても決して王国に不利益は生じさせないから」

 アリスの王国に不利益は生じさせないからという言葉にワカモは一瞬だが不快そうな顔をしたが、構わずにアリスを手伝い始める。アリスはワカモにまるで親しい友人にかけるような言葉で言う。

「ワカモせっかく意中の男の子と愉しめる機会なんだから、雑事に囚われちゃだめよ」

「それはそうですね」

 ワカモが応じるとアリスが彼の唇を口でふさぎ、舌を絡めてくる。熱い息が彼の腹の中にたまり、余計に分身を固くさせていくような錯覚と共に彼は何度もアリスの中に射精していく。
そしてアリスが前世の彼を模したらしい小さな陰陽師の人形とその人形と同じくらいの大きさの人形をいくつか持ってくると、彼は自分の意識がその人形の中に入っていくことに気づいた。



 人形の中に入った彼は、あの小さな人形に意識が入ったにも関わらず、本来の体と変わらない感覚に驚きながら、自分の意識が前世である高島に近づいていることに気づいた。

 そこにワカモとさとりとこいしとアリスとユウキが現れる。代表するように、ワカモが言う。

「今宵は貴方様の前世の再現を避けるための儀式でもあります。アリスさんたちも前世の最後、連れ帰った美女の美貌に血迷った主君に殺害されるという結末防止と聞いたら喜んで協力してくださいましたよ」

 ワカモとアリスとユウキに密着されて、引き倒され、分身が固くなるとさとりがそれ踏みながら引き取る様に言葉をつづけた。

「最近前世の術を随分と使っていたようね。何勝手に前世と同じ早死にのリスクのある術を使っているの。私のおもちゃなのに勝手に壊れるとかあり得ないでしょう」

 さとりに踏まれて射精するとワカモは言う。

「前世のわたくしは大分貴方様を立てて、ギリギリ王国でもアブノーマルでない、女性優位の性交しかしませんでした。
そして基本的には配下の者達と共に閨の中でかわいがることはあっても同格の女性達と共に嫐ったことはありません。
つまり、女権国家以外ではないような女性優位の性交をして、かつ格の高い女性陣と共に嫐れば前世と運命がずれるでしょう」

 そういってさとりの足が離れるとユウキとアリスとワカモが乳房を押し付けながら手を彼の分身の先端と伸びている幹と玉袋に伸ばした。
さとりの強い刺激になれた後に、優しい刺激に切り替えられ、直ぐに射精直前に追い込まれた彼の分身をさとりが飲み込んだ。

「ああー!」

「相変わらず品がない。こいし男が女性に閨で負けるのは恥ずかしいという様に無意識を操作しておきなさい」

「はーい♪」

 さとりは彼の上になりながら、恥辱のあまりトラウマとなった性交を想起しつつ、彼の分身からの精液を飲み込んむと、こいしと位置を代えて彼の頭を撫でながら彼の魂を快楽と屈辱で嫐る。こいしは彼と繋がりながら笑みを浮かべて言う。

「お姉ちゃん、忠夫が恥ずかしすぎてトラウマになってた中でも一番エグイのお願い♪」

「ええ。『想起・エヴァとヴィヴィオを嫉妬させた次の日の闘技場』」

「ああー!」

 二人にやられて、彼が射精するとアリスとワカモとユウキが今度は彼を嫐ってくる。彼女たちは何らかの儀式をしながら、アリスの糸で彼を操り、
何度も自分たちの望むように乳房や尻と揉まさせたり、射精を強めたりしていく。彼の眼が虚ろになり切ると彼女たちは嬉しそうに笑った。


 現実世界では人形劇が行われている前で、アリスたちも人形と同じ動きをしながら彼と交わっている。アリスの糸は人形にも伸びているし、魔力でできた糸が横島の体も同時に動かす。
その光景を横島が見ていたら、自分もアリスの人形の一体となったような錯覚を覚えるだろう。ワカモは不意にアリスに言った。

「それではそろそろ仕上げに移りましょうか」

「ええ」

 ワカモの体が淡い光に包まれると、黒髪の美女は消え去り、桜色の髪をした美女がワカモのいた場所に現れる。彼女は言う。

「この形態では初めまして、ワカモの別側面玉藻の前です。ご主人様の死亡フラグに引導を渡しにミコっと参上です」

 アリスは彼女の様子を観察すると言った。

「得手不得手が変わっている辺りやっぱり別人なのね」

「はい。ワカモはオールラウンダーだけど、私は術特化なのでそれではアリスさんお願いします」

「ええ」

 アリスが指を動かすと、人形劇をしている棚でワカモの人形が彼の人形からから離れ、後ろに回り、彼の人形を抱きしめ始める。そして玉藻の人形が彼の人形と性交をしている様な動きを始める。





 夢の中で横島は時間の流れすらわからなくなっていた。
もう自分は一日近く彼女たちに嫐られ射精を繰り返していた様な気もするし、2時間くらいしか経ってないような気もする。そしてワカモが背後に回ると、彼女と同じ声をしているが大きく特徴が違う美を持った女性が現れる。

「ご主人様、初めましてワカモの別側面玉藻です。今からする経験は女権国家に寝返れば現実でもできるので楽しみにしていてくださいね♪」

 ワカモが背後から彼を抱きしめ玉藻が彼に騎乗して挟んだとき、彼は泣きながら、射精してそのまま倒れた。玉藻が彼の体に何らかの術をかけてくるとその術の成立と同時に射精して余計に彼女の中に放ち倒れると、
夢の中ですら意識のない彼を全員が優しく輪姦しながら嫐っていることだけは分かった。射精の度に強すぎる快楽のせいで一瞬だけ意識がもどっていく。完全に意識が落ちた時ようやく終わると彼はぼんやりと思った。




 現実世界では横島を嫐りぬき儀式も終えたワカモが帰宅しようとしているのを見ながらアリスは言う。

「ワカモ、貴女もこっちに来ない?」

「いえ、あの一族に仕えている以上は不可能です。むしろ貴方達が女権国家に来ては如何ですか? 特にそちらの女性(ユウキ)はこちらに寝返る動機は十分そうですが」

「即却下されたとはいえ、忠夫を前世と同じように殺せば王国が同じ流れで再生するかもって案が出た時は少し考えたけど、今の上層部は腐ってないし大鳳達には義理があるから乗らないよ」

「そうですか。いつ気が変わっても歓迎いたしますわ。旦那様を嫐る為の相手は多ければ多いほど良い。女権国家に来てからはそう思えるようになりましたから」

 その言葉と共にワカモは玉藻が作った札を投げると一瞬で姿を消した。


 倒れた横島を愛おしそうに抱きしめながら、ユウキとアリスはワカモが去った後を見ている。この場で一番ワカモに対して、共感できるような心を抱いている様だ。
次いでさとりもユウキと同じ目をしている。最もワカモに対して嫌悪ではないが、共感できないという目をしているのはアリスだ。ユウキは少し悩んだ後で彼女に口を開いた。

「アリス、忠夫のことでワカモに一番共感しそうなのは君だと思ってたけど、嫌うって程じゃないけど、ワカモになびきづらい様に見えるのは気のせいかな。」

 アリスは頷くと、心が読めるさとりとは違い、理解できないと悩むユウキに説明を始める。

「彼女は女権国家の女性と同じくらい男を堕とす性技と美貌を持っていたけど、男性優位の国の出身でしょう。女権国家の女性より弱ければまだしも女権国家の女性の中でも上位の力を持っているわ」

 アリスの説明を聞き続けるユウキにアリスは言葉をつづけた。

「男性優位の国の出身だから仕方ないとは思うけど、私が彼女に抱く感情はね。『大人げないじゃない、たかが自分の色香と美貌に血迷った男のしたことで』ね。


918 :名無しさん@狐板:2025/03/02(日) 23:18:20 ID:XXZFJc9f

忠夫と再会できてない状態ならまだ同情もしたかもしれないけど、意中の男の子と再会できたのに未だに王国に祀られて国を護っている自分が殺した貴族たちを苦しめるために王国民を殺して回ったり、してやり過ぎよ」

 女権国家の女性は、基本的に男性を下に見ている。だからこそ他国の女性より寛容な部分もある様だ。実際ユウキは横島が殺された場合のことを想像してワカモの憎悪や怒りに深く共感できた。
女権国家の出身でないさとりも、どちらかと言えば価値観は王国女子よりだ。共感できる度合いはアリスたちより上かもしれない。以前アティが言っていたことを思い返すと、
王国はロリっ娘が軍人や国の中核をやっている国みたいなものだと言っていた。男性優位国家の価値観でものをいえば、自分のイケメンさに頭が沸騰して嫉妬しておかしくなったロリっ娘や、
それに逆らえずあるいは騙されて悪いことした萌えキャラ達を虐待している様な構図なのだろうか?

横島の前世の最後を迎える可能性が潰れたことに安心しながらユウキは思考を打ち切りつつ、明日大鳳にどう報告するかを悩ませた。王国を裏切る気はないとはいえ、
防諜組織の構成員と共謀したのは事実だ。そして横島の智謀では隠しきることは難しいだろう。




ワカモ関連のイベントエヴァ&リグル


 横島はワカモが術を使って、自分を嫐り抜いてきたことに憔悴しながら彼は家に戻った。ワカモとの性行で途中で彼は敢えて一度離れた彼女に、もう一度精を放つために来るように促され、そのまま彼女を抱いた。
そして彼女はどこまでも優しいが残酷さを秘めた声で言った。

「貴女様の精液は王国への霊的呪いや刃として使わせてもらいます。旦那さまから来たのだからたっぷりといただきますね」

 そういって彼女はさっき以上の快楽を与えてきて、彼の精を一気に搾り抜いた。立てなくなった彼を彼女が攫おうとすると、不意に彼との間に氷でできた壁ができあがり、二人を隔てる。闇の中に溶け込んだエヴァが姿を見せて言う。

「随分と悪趣味なことをしているな。よりによって自分が愛している男の精を相手が守ろうとしているモノを壊すために使おうとは」

「あなたはエヴァンジェリン。名高き闇の福音様ですね。王国民でないものに含むところはありません。旦那様はまだそちらの陣営ですからお持ち帰りください。
私は、王国民でない者には良くも悪くも用はないので。いつの日か共に旦那様を可愛がれる日を心待ちにしておりますわ」

 帰ろうとするワカモにエヴァの作り出した魔力の球が迫る。彼女はそれを銃で撃ち落とした。

「なんの真似ですか」

「そちらになくてもこちらにはある。忠夫からもらった分の霊力ここで全て使い切ってもらおうか。
一応今のところは私も王国の協力者だ。そしてお前が王国民に深刻な被害を与えたら、忠夫の精神が傷つくからな。 正直マフィアなどに近しい道を歩んだものとして他の女権国家の女よりはお前に共感できるが、
それでも今生では忠夫が守ろうと思えるくらい、良くしてくれた母国に対する態度看過できん」

 エヴァとワカモは両方とも一撃必殺を放つ拳法家めいた気配でにらみ合った。
エヴァも最近は力を取り戻してきているとはいえ、ワカモの方が有利だ。だが闇の深い夜であり、任務前に横島の血を飲んだことと、文珠で『強』『化』を持続されている以上勝機はある。
 ワカモは少し悩んだ後に、妖狐の爪を出して、切り込んだ。エヴァも横島の霊波刀に似た光の剣でそれを受ける。 二人の激闘を見つつ動けない彼を他所に不意に、
無数の蛍が舞い始める。エヴァの闇の魔術でより深くなった闇が余計に蛍の輝きを強めている様だ。そして無数の蛍が東洋にある伝承の刀、蛍丸の様になり緑色の光でできた刃がワカモに迫った。

 ワカモは不意に現れた刃を見て、横島の文珠で『隠』れていたリグルだと気づきそのまま下がった。

 光の剣を受けるためにワカモが大量の札をばらまき霊力を注ぎ込んで下がるとリグルが満足したように言う。

「エヴァ大丈夫だよ。もう忠夫から奪った分の霊力分は消耗させたから」

「そうかそれではさらばだ。 ワカモお前も早くこっちに来て、惚れた男の意に沿う様に力を振るうことだ。今夜私とリグルは忠夫から霊力を大量にもらって王国の為に使うぞ」

 エヴァの言葉にワカモは笑う。負け惜しみや等の負の感情を感じさせない笑みだと彼は思った。

「ええ。今宵はここまでです。旦那様をよろしくお願いしますね。貴方達がいれば、王国に旦那様が殺されることはないでしょうから」



 彼はエヴァがリグルと共に作ったらしい、霊的な処置を施された高価な蜂蜜酒と特別な霊的料理の摘みを食したことでどうにか回復した。そうなった彼の様子を見ながらエヴァが言う。

「忠夫、随分とあの狐がもたらした快楽が焼き付いている様だな。少しばかり上書きしてやろう、そうしないと危なさそうだ」

 そういってエヴァが大人の姿に変わると彼の首筋に歯を突き立ててきた。

 射精寸前になった彼の分身をエヴァの手の様に動くマントが抑える。触り心地の良いマントが、余計に快楽を引き出してきて彼は、泣きそうになった。そこでリグルが彼の分身を飲み込んだ。

「ワカモの豊満な体に、やられたなら、同じ体でやられるのも良いけど、正反対の快楽で上書きされるのも効果的だからね♪」

 リグルが虫らしい貪欲さで一気に彼の精液を抜き始めると、エヴァが一度彼の首筋から牙を抜き逆側の首筋に突き立てる。
そしてもう片方の首筋の傷がふさがる前にリグルが舌を這わせると、彼はリグルの唾液の追撃も加わって一気に射精をした。

 リグルは笑いながら彼から離れるとエヴァに場所を譲る。

「エヴァ、今度はその豊満な体でワカモがした以上の快感を忠夫に刻んであげて。僕も手伝うから」

「任せておけ」

 答えたエヴァの声に反応して彼女を見ると、いつの間にかマントの下は全て脱ぎ芸術的な肢体をさらしている。
彼女は自分の体に興奮する彼を見て、満足そうに頷くと両手両足で彼を捕らえそのまま彼の分子を飲み込み。射精と同時に首筋からまた血を吸い始める。
意識が遠退きかけるとリグルが蜂蜜を用いた霊酒で彼を回復させていく。二人は交代を繰り返しながら彼の悲鳴を堪能した。

 最後にリグルとエヴァが同時に彼の分身に舌を這わせ、エヴァが分身を口に含み牙を分身に突き立てて、精液と血を同時に吸うと彼は涙と鼻水を出してそのまま気絶寸前になった。
そこで快楽は終わらず、リグルが彼の分身を口の中に飲み込み。エヴァの牙がつけた傷をなめ始める。虫妖怪の唾液で彼は完全に壊れたようになり射精を繰り返す。
最後にリグルが彼に乗って射精させた後で、エヴァが彼を抱きしめて射精させると二人はようやく離れた。


 横島が意識を失ったのを確認すると二人は話し合っていた。

「ワカモに対してどう思う」

 エヴァの問いにリグルは即座に答えた。

「彼女の憤りや王国への恨み理解できなくもないけど、『今の』王国は忠夫に良くしてくれた国なんだからあれはだめだよ。ああいう前例がある以上忠夫を王国に返すことができないのは同意だけど、それでも親王国派であることをやめる気はないよ」

「私もだ」

 エヴァとリグルの考えは王国に横島を返す気はなくなったが、それでも横島が大切に思っている王国を害するのはだめだろうというものだ。ワカモが考えを改めるまで横島の共有相手とはできないと考えている。




 ワカモ関連のイベント愛歌とヴィヴィオと陸八魔アルの場合。


 横島は失態を犯したわけではなかったが、大鳳やジャギを助けるための時間稼ぎの為に、長時間時間稼ぎを勤めた結果、ワカモに犯された。
どうにか文珠を使って脱出できたが、彼女との交わりを経て、体の中に埋め込まれた霊的な変化が彼を蝕んでいる。その快楽に苦しむ彼の所に不意に扉が開いた。

 愛歌と陸八魔アルそしてヴィヴィオとその配下の女騎士達だ。

「忠夫さん大丈夫ですか。あの狐に随分とやられてしまったみたいですね」

 大人形態のヴィヴィオにやや脅えながら彼は答えた。

「ああ大分凄い快楽で脳が壊れたかもと思った」

 その言葉に愛歌が言う。

「私の英雄さん今回はちゃんと仲間を護る為に大活躍したし、最後は自分で逃げ切って偉かったわよ」

 そういうと愛歌が彼に口づけしてきた。彼女は笑いながら続けて言葉を紡ぐ。

「警邏隊の方法に習って治療してあげるわ」

 愛歌の口づけを受けた後にヴィヴィオがくれたドリンクを飲んだ彼は一気に体力が回復した。元気になった分身を愛歌が手で愛撫し、ヴィヴィオもそれに習う。

「忠夫、大丈夫? 私も協力するから早く治りなさい」

 アルも服を脱ぐと彼を嫐る中に加わり出す。

 ヴィヴィオと陸八魔アルの豊満な体に彼が釘付けになったのを見ると、愛歌も満足そうに頷いて服を脱ぎ去った。二人の体に挟まれて負けるかと思ったがそうではない。
むしろ愛歌の肢体の特徴的な美を二人の体が引き立てさらに愛歌の体が二人の豊満な美を余計に引き立てる。こういうやり方ができるのも王族教育の賜物なのかもしれない。

 最初にヴィヴィオが今日ワカモがしたのと同じように彼を騎乗して犯すと。彼はワカモにされたそれを思い出し名ながらも、ヴィヴィオの体の方がこういう犯し方は上手だなと感じた。
最もワカモの男を嫐る得意分野はヴィヴィオと違うから当然と言えば当然なのだが。 ヴィヴィオに命じられるままに彼はヴィヴィオの体をどうにか揉みしだくが、意識が飛ばさない様に必死に耐えていた。ヴィヴィオは彼を見下ろしながら言う。

「忠夫さん、我慢するのが大変みたいですね。手伝って上げましょう」
 そういうとヴィヴィオは騎乗したまま、余計に彼に与える快感が強まる様に体制を変えて、射精したいのに気持ち良すぎてできない状態を作った。
彼の精神が限界を迎えかけてからヴィヴィオは射精を許す体制になると彼はそのまますさまじい量を射精した、脳の中でドピュドピュという音が響いている気さえする。
ヴィヴィオは射精したばかりで敏感になった彼の分身を嫐りながらさらに射精をさせると言う。

「これであの狐の与えてきた快楽を上回ったでしょう。後遺症も少しは良くなったのでは」

「あ、ああ」

 眼の焦点が合わない彼に口づけするとヴィヴィオは愛歌に位置を譲った。愛歌は笑いながら言う。

「忠夫、治療のきついところは終わりよ、ここからはゆっくりと天国に行きましょうか」

 愛歌は慈愛すら感じさせる笑みを浮かべると彼の分身を飲み込んだ。優しすぎる快楽に腰が砕け堕落の道に走るのを必死に耐える彼を可愛いペット見るような目で見ながら彼女は腰を動かし、内部の膣も動かしていく。
彼女の中に射精をした瞬間、彼はそのまま倒れそうになった。それを優しくアルが抱き止める。

「忠夫、今はひたすら楽になってね」


919 :名無しさん@狐板:2025/03/02(日) 23:21:11 ID:XXZFJc9f

 アルに優しく抱きしめられながら、彼は何度も意識を失いかけた。

 愛歌とアルが交代すると彼はアルに分身を飲み込まれて、その快楽で完全に脱力の極みに堕ちた。そして彼は思う、アルの気質とその体が与えてくる快楽は真逆だと。
本人の善性な気質に反比例して、彼女の体はどこまでも沈めてくる悪魔めいた底なし沼を思わせる。特に長時間その豊満な体を味わいながら、
優しい膣の中に射精をすると永遠に戻ってこられなくなる様な錯覚を覚える。いつも通り彼が意識を失いかけると、取り返しがつかなくなる前にアルが彼から離れる。
アルの与えてきた快楽でワカモが与えてきた快楽の魔性めいた部分が上書きされたのを確認すると、ヴィヴィオが最初と同じように彼に騎乗してきた。

「忠夫さん、アルさんのおかげで魔性の快楽も上書き完了ですね。もう一度ストレリチアの聖術的な性魔術で上書きして仕上げです」

 ヴィヴィオが騎乗してくるとされたことで彼は完全に意識を失った。最初の射精以外は、何度出したのかと、誰相手に出したのかさえ記憶がはっきりとしなくなっていた。



 意識を失った彼の横で、三人が話していた。

「それでヴィヴィオどうするの」

 アルの発言にヴィヴィオが迷いなく言う。

「あの狐は一度 調伏してストレリチの聖獣に転生させないといけません。さとりが潰したらしい悪趣味な別荘の件もあるし、一度消し去らなければ」

 ヴィヴィオの聖王の系譜としての発言を聞きながらアルは思う。ストレリチアの男性に対する考えは理解できないが、いくら相手の男が悪かったからと言って、
死後も魂を拷問し続ける別荘などはライン越えという判断を下した様だ。しかし、王国視点で見た場合、自分と愛歌も横島の周りにいる女性の中ではあの女と戦う際に精神的には有利だが、
ヴィヴィオはその中でも群を抜いている。何しろワカモの勧誘に対する返答が以下の通りだ。

「王国に忠夫さんを返さなければそんな悲劇は起きません。ストレリチに婿入りさせます」

「過去に忠夫さんに恩を仇で返した? 懲役数十年か死刑で十分でしょう。死後も苦しめ続けるなんて、もう貴女が償わなきゃダメでしょう。聖王として貴女を倒して、ストレリチアの聖獣に転生させます」

 横島の周りの女権国家女性は、ワカモが王国にやることに対しては『高々男のしたことに大人気ない。それより貴重な資源を消費させるより、再会できた男を気持ちよくさせてなさい』という考えが大小の差はあれある。
だから彼女の扇動が通りにくい。むしろ王国女子のユウキやさとりの方が彼女の考えに共感できている。ユウキは精神的にワカモ相手に付け入られやすいし、
さとりも横島に対してもう少し惚れればワカモの扇動が通りやすくなってしまうかもしれない。不安を他所にアルも魔王らしい表情へと変わった。ワカモに情が移っている横島の為にもなるべく彼女を殺さない方向でいかなければ。
多分アリスたちや、敵対しているワカモも自分たちに似たような感情を持っているのだろう。魔王ベリアルの風格に相応しい表情を見せるアルをこの場に他の王国男子がいれば頼もしく感じた事だろう。


 オマケ、ワカモジェネレーションギャップならぬカントリーギャップに苦しむ。

 ここから先のオマケにはスレ主さんが冗談で言ったかもしれない発電、ジョジョの奇妙な冒険の吉良吉影(第四部)が来たら愛の重い女性が当たると、腕を切り落として生霊として付きまとうという設定を使っています。


 女権国家の防諜組織に勤務して数か月、最初は演技のせいもあって敵視されたが、今では味方と見られており、楯無たちともそれなりに良好な関係を気づいている。
だが彼女は一度だけ結月ゆかりに決闘を仕掛けられたことがあった。理由を聞いたら王国の王家の人間はみな悪趣味な別荘に送るという彼女の発言を聞き自分が勝ったら、その別荘を解体してほしいというものだった。

「ゆかりさん。あの別荘にはかつて旦那様を裏切った愚王とそして冤罪かもしれないと知ってその上で目こぼしした貴族どもの魂を捕らえています。貴女の頼みでも恨みを晴らし終えるまでは解放する気はありませんわ。
なぜ別荘をそこまで壊したいのですか?」

「貴女みたいな大人気ない暇人にこたえる気はありません。
せっかく意中の人と再会したのに、一度殺した相手を拷問するような時間を取れるほど余裕と才のある人には私の様な凡人の気持ちを理解できるとは思えませんから」

この時のゆかりの思考は大鳳とまどか王女が恋中だと聞いたので、そこに大鳳が送られる可能性もあるかもと考えていたことが原因だ。
一応は防諜組織の人間として仲良くやっていたので、ワカモは自分の男性に対する扱いに切れたのかもと思いながら落ち着かせるために決闘に応じた。

 ゆかりと決着がついた後にワカモは驚愕していた。実力は相当離れていたはずなのに、予想の倍以上は消耗させられたのだ。まだ余裕はあったが彼女の執念と上達に敬意すら覚えた。
殺す類の技は避けたし、手加減しなかったわけでもないが、伝説の九尾にここまで一騎打ちで食い下がるとは。

 戦いを終えた彼女はゆかりにもう一度聞く。

「なぜこんなことをしたのですか?」

「大鳳くんをあの別荘に送る気だったんでしょう?」

「いえ、彼は王族ではないし旦那様のお友達ですそんなことしませんよ。王家に婿入りしても、彼だけは例外にします」

「妻になったまどか王女を殺したらどれだけ彼が傷つくか考えましたか? それも許容できませんけど、今日は矛を収めますね。婿入りする前に大鳳くんをものにすればいいだけですから」

 ゆかりのあっさり引いた様子に僅かな違和感を覚えながらも、ワカモは楯無に頼まれた、霊的仕事に移ることにした。仕事を終えた後、
高島を裏切って殺したり不義理をして彼の死を招いた貴族たちの魂を捕らえていた別荘に向かう。到着して家の戸を開けた時、彼女の頭が一瞬だが真っ白になった。

 別荘の位置を教えてもいない楯無とルザミーネと防諜組織の面々が別荘でお茶を飲んでいた。一瞬だけど、驚いた表情になったワカモに楯無が笑顔で言う。

「おかえりなさい。ワカモ。ゆかりちゃんにさとりとあってと言われて、あってみたら、さとりが君の記憶を読んで知ったらしい、大鳳くんを招待するかもしれない別荘の記憶を文珠で『伝』えられてね」

「だからしませんって」

「多分そうだと思ったよ。でも念の為にリフォームしちゃったごめん。だってあんな悪趣味な別荘部下が持ってたら大鳳くんに嫌われちゃいそうだからさ。
ちなみにリフォームの方法は過去に悪いことした王国と貴族の霊魂の末路って霊感のある人たちには見つけられる動画にあげたら直ぐ終わっちゃった」


 楯無の言葉を聞き、ワカモが確認の為に拷問室に入ると拷問室が別の意味で無残になっていた。対象を捕らえる道具は大半が性的なものに変わり、変わっていないモノも性的快楽を与えている。
そしてそれには貴族たちを気に入ったらしい生霊たちが乗り移っている。そして生霊だけでなく、本人も一緒に犯している。まさに逆レイプによる乱交状態だ。

「ほらほら、勲章挙げなきゃダメな相手(高島)を裏切って罪悪感を持たなかったゴミ貴族はお仕置きよ。ホラ人格抜けるまで射精しなさい」

「あひー!」

「男性優位の性交が当たり前という価値観を固定させて騎乗してます。ほら貴方の痴態が動画に上がって収益がでれば高島さんの来世に何割か振り込まれますよ」

「や、やめてー。俺はこれでもナイトで」

「『実感』はなくても、恩人だと『理解』できてた相手に一度とはいえ不義理して騎士名乗るんじゃない」

 眼の色を変えた女性に過去の王国では凄く強い女性が男の許可なしでやったら普通に名誉破壊罪が適応される俗にいうちんぐり返しに移行している。
幽霊たちすら実体化させて犯すそれにワカモは完全に呆れていた。さとりはワカモと交渉しつつ、女権国家の女性陣と彼女の間に僅かでも良いから溝を作ろうとしていた様だ。
ワカモは楯無を少しだけ殴りたくなったが、直ぐに思いとどまった。今は横島を得ることが第一だ。あんな貴族や王族の拷問を続けるために楯無たちと揉める程の価値はない。
恐らくは楯無たちに密告したであろうゆかりにも敬意の念が沸いてきている。自分の注意を引くためと一人で自分の別荘を潰そうとしている演技をしていたのだろう。彼女が味方になると思うと頼もしい。


920 :名無しさん@狐板:2025/03/02(日) 23:22:02 ID:XXZFJc9f


 ワカモが別荘で過ごす気がなくなり、姿を消すと楯無が無線機を取って狂三にかけた。

「狂三様、楯無です。ワカモですが順調に女権国家の女性に近づいてます。当時の彼女なら、この悪趣味な別荘を模様替えしたら、もっと怒っていたでしょうが、
今は怒りのレベルが相当低いです。はい。王国貴族の魂たちを使って多少は王国に保護代や治療費あるいは領地の正当性を主張する作戦もできそうです。
恐らくは領地や代金は取れないでしょうが、それでも拒否するための面倒な手続きを王国に強いることは出来るでしょうから、一応弱いけど手札は一枚増えたかと」

 楯無は報告を終えた後、狂三からの言葉に頬をほころばせた。彼女は悪いことをしたとはいえ、ひどい拷問を受けた貴族たちを早く癒すように言ってきている。
その彼女に心配いらないと答えた後で、彼女は、この別荘が陥落した時の様子を思い出していた。

 ショタ貴族や、大勢の美形貴族たちを見て、お仕置きしなきゃ、もしくは償い終えたから保護して癒さなきゃと言って目を血走らせたバーサーカーとかした女性陣の突撃と生霊まで飛ばしだして逆レを始める地獄絵図状態。
恐らく十分な罰を受けていなくても同じようなリアクションだっただろう。狂三との通話が切れているのをもう一度確認してから、その様子を見た時の感想を彼女は口にした。

「滅んだ方が良いかもこの国。いつも多少は思うけど、今回は割と強めに思っちゃった」

 独り言だった言葉だが、彼女と同じく別荘が陥落する様子を見ていた他の防諜組織メンバーも間髪入れず頷いていた。


921 :名無しさん@狐板:2025/03/07(金) 01:03:29 ID:LrpPsT5x
乙ー

922 :916:2025/03/07(金) 17:42:33 ID:b/3pN/1G
>>921
乙感謝です

923 :名無しさん@狐板:2025/03/10(月) 00:03:07 ID:i1EpHnyc
乙ー

924 :916:2025/03/10(月) 00:44:34 ID:R2cZR/Gp
>>923
乙感謝です

925 :名無しさん@狐板:2025/03/10(月) 10:10:14 ID:qbT+Zlli
乙です

926 :916:2025/03/10(月) 17:33:10 ID:R2cZR/Gp
>>925
乙感謝です

927 :名無しさん@狐板:2025/03/12(水) 15:41:23 ID:kH/336zF
おつでしたー

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