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【R-18】Mシチュスレの引用スレ

693 :名無しさん@狐板:2023/12/25(月) 23:54:34 ID:E93wd1G7
 女権国家クリスマスSS 猫たちに好かれる善行をなした横島のクリスマスの災難

これは現在本スレで連載中の女権国家の二次創作SSです。以下の注意点があります。

@ブルーアーカイブのゲーム開発部のキャラたちが出張ってきており、原作にはない能力を発揮します。
A横島ヒロインに応募されてもいない猫系ヒロイン達が出張ってます。
B上記のヒロイン達の中には横島に好意的だけどエロシーンがないものもいます。
Cシグルイのあるキャラが原作の悪性が消えて善性マシマシでて来ています。それでも原作でやった人によってはかなり嫌だと思う悪いことをしています
Dギャグイベを想像して書いたため四惑の狂三さんがキャラ崩壊しています。
E四惑の一人のあるスキルを勝手に滅茶苦茶高い設定したおまけがあります。



 女権国家の王国諜報部のアジトでたまにしかない連休の二日目、王国きっての有能諜報員大鳳が珍しく時計が9時を指しているにも関わらずかわいらしい寝顔をさらしながら布団の中で可愛い寝顔を見せている。 
僅かに目が覚めた彼は、朦朧とした頭で時計を確認すると、『そろそろ起きるべきかな?』と思った。 だがもう少しだけ寝て居ようと考えずるずると睡魔の世界に堕ちかけた時、不意に携帯が鳴り響き、
横島の携帯それも緊急の時のものだと認識すると、即座に彼の意識は覚醒する。 電話を取るまでの僅かな時間に彼の頭の中に可能性の考察が駆け巡る。

『忠夫から電話? 最近の忠夫は凄く有能になっているし、クリスマスは聖なる夜だから霊的な意味でも比較的安全なはず。
もしも、忠夫ではどうしようもない事件でオカルト絡みなら霊刀を持ったミクさんに出撃してもらうしかないかも。 仮に霊的事件でなくても今の忠夫がどうしようもないなら、ジャギも呼んだほうが良いかな?』


 考えをまとめながら電話を取ると元気のよい少女の声が携帯から響き、それが彼の警戒心を一気に引き上げた。

「貴方が忠夫の上司の人? オカルト系の事件に知識ある? 私たちを助けてくれた、忠夫がひどいことになっているの? 助っ人呼べない?」

 元気が良い声だが、慌てている状態の声を聞いたことで彼の警戒心が一気に下がった。自分を女権国家の女性達と付き合ってきたことで彼の嘘を見抜く能力もそれなり以上に高くなっている。
この電話口の女性は声音から嘘を言っている可能性は極めて低い。それに自分狙いの女性なら、横島の携帯を奪ってかけてくるよりうまいやり方はいくらでもあるだろう。

「ええ、僕が上司の大鳳です」

 答えながら大鳳の頭の中で面倒くさいことになったという思いもある。この電話口の女性は、明らかに横島に友好的な人物だが、
横島がどの程度情報を明かしているのかわからない。 しかも救助を求めてきている様子で嘘を言っている可能性は低い。そこまで考えが至ると、すぐに思考をまとめて彼は言葉を返すことにした。

「どなたかわかりませんけど、忠夫に友好的な人なんですね? 少しパニックになっているみたいなので、いくつか質問します。答えてくれたら動きますので」

「うん! わかったわ!早く忠夫を助けて」

 その言葉に渡りに船という感じの声が返ってきたので、大鳳はさらに警戒の度合いを下げながら、気を引き締めなおす。電話の相手は敵ではない可能性が高いが、
それでもこっちの情報を明かさずこちらからだけ情報を引き出せる土壌を作り出せた。だが彼女が味方だった場合、横島の危機がかなり深刻である可能性が高いのだ。
そこまで考えをまとめると、警戒から救助に考えを傾けながら言葉を口にした。

「まず、敵はオカルト系ですか? 忠夫は既に敗北、あるいは敗北したならどの程度忠夫の力は通用した様子ですか?」

 その大鳳の答えに電話の向こうの女性は少し冷静に戻った様子で答えを返してきた。

「えっと、紛らわしいこと言ってごめんなさい。敵というより事故やトラブルって感じ」

「そうですか。それで緊急性は」

「命が失われたりとか、怪我的な意味での後遺症は多分できないけど、女権国家的な意味で心身にかなりダメージ受けちゃうかも」

「霊能トラブルなら僕よりも忠夫の知り合いの女性たちの方が良いかもしれません。連絡先知ってますか?」

「えっと、知っているというかもう来てもらっているし、最終的には解決しそうだけど、少し遅くなりすぎると可哀そうというか……」

 歯切れの悪い言葉に彼は少し悩みつつ、いろんな意味で脱力を覚えた。電話口の女性が敵である可能性は下降の一途をたどっているし、
横島も助けねばだめだが、火急ではない様だ。 だが焦っている彼女から情報を引き出すことに苦労するかもしれない。

 彼が少し悩みながら落ち着かせるか、それともパニックになっている相手からでも情報を引き出せる質問を考えるか天秤にかけ始めると同時に、僅かに間が空き、落ち着いた声と口調の少女の声が電話から響いた。

「お姉ちゃん、忠夫の上司の人もそんな状態じゃわけがわからないよ。私から話すわ。――もしもし電話変わりました。すいません、今からメールで住所を打つのでこっちに来てもらえますか?」

「わかりました」


 電話が切れた後に自分の携帯に送信されてきたメールを見て大鳳はそのメールに乗っていた住所をパソコンに入れて検索して彼は首を傾げた。
『キャット ブリングズ アバウト ホープ ネスト』 結構有名なゲーム会社だ。
ネタになるクソゲーをいくつも作り、それでいて最近はちゃんと遊べるものも出してきていて、パロディゲームなどをたくさん作っているそうだ。
そういえば、横島が泣きつかれた結果見かねて助けると言っていたなと思い出した。
確かその時の横島は『なんか猫っぽい連中が居場所奪われるって聞いたら、できるだけ助けてやらんとダメやってなぜか思ったんや。原作関係かもな』と言っていた。
疑いの余地がさらに下がると彼は即座に指定の場所に向かうことにした。
 向かう際に一応はジャギやアミバにも通達したのち、詳しい事実が分かったら追って知らせるので、できれば予定はあけておいてほしいと頼むと彼は即座に飛び出した。



 いかにも弱小企業という感じの小奇麗だが小さな建物に到着し、インターホンを鳴らすと、即座に扉が開き、栗毛色の金髪の髪をした猫耳の様なカチューシャを付けた二人の少女がドアを開けて出てきた。
まったく同じかわいらしい顔をしている上に似たような制服を着ているが、片方は肩掛けとリボンとカチューシャがピンクでありもう片方は緑で統一されている。ピンクの方の少女が焦った声で大鳳に言う。

「貴方が忠夫のお友達というか、忠夫よりすごい人ね。私たちのせいでえらいことになっちゃったから、忠夫を助けてあげて」

 どこまでも元気が良く良い意味と悪い意味両方でバカな部分が強そうな少女を緑の少女が落ち着いた声で諫めた。

「お姉ちゃん、彼状況が理解できてないわよ。それに自己紹介もしてないから早く済ませないと」

「あ、ごめん。 私は女権国家のミレニアムサイエンススクールのゲーム開発部に所属しているモモイ。学校の方針で技術開発のためになる分野なら商売も認められているから、
弱小ゲーム企業を立ち上げたの。その際に倒産の危機を忠夫に助けてもらったことがあるの。こっちの妹はミドリ大体境遇は一緒」

「お姉ちゃん端折り過ぎだよ。私たちは昔、居心地のいい場所からゲーム開発で成果出さないと追放になっちゃいそうになったことがあって、
その時に忠夫に取材とか知り合いの人外への取材とか、人外さんから音楽とかの協力取り付けるのを手伝ってもらったの。今でもオカルトゲー作るときはお祓いとかしてもらっているのよ」

「そうなんですか。僕は大鳳、忠夫の上司です。お二人は忠夫の環境をどれくらい知っているんですか?」

 大鳳の言葉にモモイは何かを察した様に答えた。

「『私たち姉妹と忠夫に助けられた勢は』王国とかの関係とかも知っているから気を使わなくても大丈夫よ。今留守にしているゲーム開発部の部長も知っている勢ね。
知らない勢も告げ口とかするタイプじゃないと思うし、忠夫に恩があるから多分告げ口なんてしないから別に気にしなくてもいいと思うけど、私たちが話すのを見れば知っている勢と知らない勢の見分けはすぐ着くと思うよ」


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