専ブラで出来るだけお願いします!

■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 最新50 [PR]ぜろちゃんねるプラス[PR]  

【R-18】Mシチュスレの引用スレ

779 :名無しさん@狐板:2024/07/09(火) 21:46:41 ID:Q955qKlc
女権国家二次創作SSストレリチアの隠し神話・聖王御乱行事件の真相
このSSは本スレで掲載されている女権国家の二次創作小説です。以下の注意書きがあります。

@>>767から>>775まで投降した話の続編であり、さらにその話にアンカーをつけ忘れており、その話は>>759から>>764の続きです。
A色々なキャラクター、食戟のソーマ・ストライクウィッチーズ・ブルアーカイブ・ネプテューヌシリーズのキャラクターが横島ヒロインになってます。一応女権国家にまだ
B女権国家にまだ出ていない上に出演しない可能性の高いキャラクター達をヒロインにしているつもりだけど、見落としてたり、横島ヒロインではなく他の男性キャラのヒロインとして起用されていたら申し訳ありません。
Cストレリチアの風習や気風に独自解釈が加わっており、卑怯な行いに対する許容度や、卑怯な行いをした際の理由による対応は殆どこのSS独自のものです。本編では全く違うかもしれません。
Dヴィヴィオと横島が前世から繋がっていた設定だけど、執念を燃やして男性を得るシチュエーションの為に、SSにしか出ていないヒロインが先に横島と付き合ったことになってます。
Eスレ主さんの作品である『邪な騎士と横島と騎士』の影響で横島それに出てきたヒロイン達が横島ヒロインとなっています。
F異世界から神様が訪れやすい場所があるというのはこのSSの独自設定であり、異世界から来た神様が来た場合の体質などもこのSSの独自の設定であり、女権国家で同じ様な展開が起きた場合は、本編での設定と混同しない様にお願いします。
Gアリスという名前のヒロインが三人になってしまったので、見分けを付けるために名字だけで表記したり、していますが、基本的にアリスと書かれたのが本編出ている人形遣いのアリスです。




 深い闇が美しい夜の街で石畳を歩む音が響く。何も飾り建てしなくても美しい夜の町並みは、禍々しい気配により恐ろしくだが、それでも普段とは違う形で美しく整えられている。その音の元は青い衣装に身を包んだ青年だ。
赤いバンダナに身を包んだ彼は、それなりに整った顔をいつもは異なり崩すことなく歩んでいる。幾つもの札を構え、汚れた瘴気を放つ慰霊碑にたどり着くと彼は文殊で幾つもの札を『強』『化』してばらまいた。
その瞬間あたりを包む空気がまるで死ぬ直前の痙攣を思わせる様に揺れ始め、最後の抵抗をするかの様に彼に向けて紫色の火炎を纏った鬼の面となる兜を付けた東洋の甲冑を付けた鎧武者が現れる。


鬼面の武者の痛みが生んだ馬鹿力を思わせる壮絶な剣を辛うじてだが、彼は受けた。僅かに力で劣る形で彼はやや下がったものの大勢は崩れていない。鎧武者は僅かな有利が生んだ余裕を周囲の気配を探ることに使った。
あたりに意識を割くと彼のばらまいた札が瘴気を浄化して良き霊力を彼に注いでいるのがわかる。鬼面の武者は札の外に出るべきか否かの僅かな逡巡の後、剣を引き全力で彼に切り込んだ。

袈裟斬りの構えのそれを横島が受けきると彼は即座に鍔迫り合いに移った。そして距離が縮んだ直後に彼は拳を繰り出しに移る。
そして精密機械めいた速度と正確さで片方の手を離した瞬間刀を持つために残した片腕の負荷が焼失したことに気づく。
僅かな隙を生じさせたものの力強い拳を繰り出した直後に相手の刀の所在を確認すべく横島の霊波刀を見ると彼の霊波刀が手甲に変わっている。
そして拳を繰り出した手が彼の腕で殴られた。 腕の鈍痛を感じた鬼面の武者は、この痺れがどれほど続くか調べようとして無意味であることに気づいた。
距離を取った横島が無数の札を投げてきてその時点で、片腕がこれでは防ぎきれない。残る刀でどうにか切ろうとしたが、横島が手に持った文珠に『速』を入れて発動させた直後に札の速度が上がり、彼はそのまま幾つもの札を受けて焼失した。




 鬼面の武者を倒した後、横島は滅多に見せない整い切った顔で真剣に彼の生前の行いを称える呪文を唱えた。
そしてそれが終ると、禍々しき気配が消え去り、静謐さが美しい夜を彩り始める。さっきまでと景色は変わっていないが、美しさの種類は完全に変わった。



立ち去ろうとする彼の前に再び鬼面の武者が現れる。だが、彼は一切警戒していない。禍々しい気配は一切なく、むしろ神々しい気配がしている。鬼面の武者は彼に礼を取ると穏やかな翁の声で言った。

「感謝いたす。名も知らぬ霊能者殿」

「そういってもらえると助かります。鬼面(きめん)様。穢された貴方を浄化したほうが王国に有利だからさせていただきましたので、今後も前と同じ神様としたお役目をお願いします」

 横島がここに来た理由は名も残らぬ女権国家で大勢の人を助けて崇められた王国の武者を正常な神に戻すためだ。多くの女権国家人を救い、
この国境よりの集落で強制婿入りさせられた後、女権国家の女性でも倒せなかった怪異を倒して大勢の女性を救った彼は、大勢の女権国家女子を親王国派に転じさせた。
そして今では、女権国家が先に戦争のルールを破ったことで勢いづいている、親王国派の、戦争犯罪反対派の守り神でもある。女権国家の急進派それもかなり有能なもの達の工作で悪神化していて、
このままでは数百年は眠らなければもとに戻れなくなっていただろう。

 完全に元に戻り謝辞を述べる彼に横島は言う。

「鬼面様、一つ問いかけさせて抱きたいことが、最後の祝辞がなくても元に戻れていた可能性は高いと思いますか? 具体的には俺と戦って敗れた後とか」

 横島がここに来た理由は、かつてユズに敗れたことで正気戻った能力を、文珠で『再』『現』していたので効果があるか否かを見る為でもある。あれができれば快楽付けにされた大鳳達を助けることも容易だろう。

 それに対して鬼面様は少し悩んでから答えた。

「貴殿に敗れた後、大分楽になり申した。絶対とは言えぬが、恐らくは最後の祝詞がなくても、正気に戻ることはできたであろう」

「ありがとうございます」

 大鳳やジャギが快楽付けで壊れたり、敵の傀儡になっても『再』『現』の文珠でユズの戦って倒した相手の精神を回復させる能力を使えば助けられる可能性が高いと彼は理解した。



 鬼面の武者がこれからも国境の親王国派の女性人たちの活動を霊的に支援することを約束してくれた帰り道で、彼はユズたちの作るゲームに吸い込まれた後のメリットの一つを強く認識していた。


 ユズが社長を務めるゲーム会社で時々作られる彼がゲームの中に吸い込まれる類のゲームは、吸い込まれた世界の経験全てを現実に持って帰ってこられるわけではない。
だが、ある程度コツなどを掴めることもある。それだけでない。もはや起こらなくなった、または起こる可能性が極端に低い世界線の物語でもある為か、現実世界でも使える情報が手に入ることもあるのだ。
今回の鬼面の武者をまっとうな神に戻すことができたのも、ゲームの世界に吸い込まれなければ、手に入らなかった情報によるものだ。さらに、余程でなければ性行為などを通じて堕ちた部分はゲームの外に出た時に消え去っている。
間違いなく吸い込まれた先で同じく吸い込まれた女性達と現実世界と変わらない性行為はしているのに、精神的な後遺症だけはなくなる。もしくは大幅に軽減されている。
これは彼女たちの作るゲームが大鳳の知り合いである大統領のカフェD4Cと似ていることと何か関係があるのかもしれない。





 戦いを終えて、宿に戻った横島はシャワーを浴びて寝室に戻ると、大人の姿になったエヴァが自分のベッドに腰掛けていた。彼女のその様子を見て期待と恐怖が同時に湧き上がってくるのを感じる。
逃げようとはせずに前に出るとエヴァは上機嫌に彼の顎を掴んだ。

「忠夫、見事だったぞ。 あの鬼面の武者を救った姿実にいい男ぶりだった」

「ああ。 それで今日はいったいどうしたんだ」

「最近はあの奇妙な現象ゲームの中に吸い込まれた先でしか閨事をしていなかったからな」

 そういうとエヴァは一瞬で魔術を使い自分が纏う服を消し去った。女権国家の女性は全て妖艶で美しい体をしているが、夜のエヴァは特に美しい。
吸血鬼は棺桶にいるとき裸で寝る理由は、その肢体の美しさで魅了して攻撃を止めるためだと何かの本で読んだ気がするが彼女の裸体を見ているとその通りなのだと思えてくる。
黒いマントを敢えて脱がずにいた為か、肌の色が余計に引き立てられている。エヴァは笑うと彼を抱き寄せて、乳房を胸板で潰しながら、口づけする。吸血鬼とのキスで脳内を割られた彼を抱きかかえると彼女は言う。

「忠夫、この町は実を言うと、『月下の愛の巣への強制帰還拒否』では発展して街になった場統合されていた地だ」

 それを聞いた瞬間、横島の心にエヴァがベッドに腰掛けているのを見た時と同じ期待と恐怖が走る。だが今回は恐怖の方が大きい。あのゲームの中と同じことをされてしまったら、自分はどうなるのだろうか。エヴァは少しだけ面白そうに笑うと言った。

「安心しろ、暗部を引退するまでは、使い物にならなくなるような溺れさせ方はしない。あの城は吸血鬼の主人を待っていてな、お前のおかげで力を取り戻したおかげか、私はあの城の主と認められたぞ」

 そういうとエヴァは彼を抱えて、宿の鏡に体当たりした。割れる、弁償、そんな単語が浮かんだがその心配は杞憂に終わる。鏡が映画で見るようなスライムの様になり、彼とエヴァを受け止めると、そのまま食らう様に彼らを中に取り込んでいった。


3109KB
続きを読む

名前: E-mail(省略可)
READ.CGI - 0ch+ BBS 0.7.4 20131106
ぜろちゃんねるプラス