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【R-18】Mシチュスレの引用スレ

872 :名無しさん@狐板:2024/12/24(火) 00:44:39 ID:oovFh/cf
2024年女権国家クリスマスSS パラレルワールドから来たサンタが引き起こした特殊な趣味の少女へのプレゼント入手の為の大騒動
このSSは>>693から>>698までに投降した話の続編ですその話の様々な続編の
>>704>>から>>708>>759から>>764>>767>>775そのパラレルワールドである、>>779>>>788の設定が混じってます。
全ての世界のパラレルワールドであり、出てこないキャラなどもいます。一応は読んでいなくてもわかる様に軽くSS内でも説明を入れているつもりですが、わからなかったすいません。

このSSには以下の注意書きがあります

@このSSの世界線だとまどか王女の逆寝取られ性癖は女権国家でも相当な異常性癖という設定になってます。前にスレ主さんがいっていた発言では異常性癖だとは言っても、どの程度異常性癖かは言っていませんでした。
A>>838から>>845 >>856 >>863のSSもパラレルワールドとして存在しておりパロディ漫画ますますマンガで分かる!Fate/Grand Ordeの寝取られ好き設定だけ持った女主人公が出てきます。
Bスカサハと狂三をはじめとして女権国家の首脳部の人間関係に相当独自解釈が入ってます。特にビスマルクは四惑の部下だけど将なのに従えなければならないという風になっているので、
戦争時の最高責任者なので有事の時は上に命令権があり上司となるという『独自解釈を』してます
Cまどか王女にかなり独自解釈がしてあります。特に彼女の力が相当チートになっています。
D上に加えてまどか王女の逆寝取られ好きにかなりの独自解釈があります。本編のまどか王女はこういう方法では性癖を満たすことなどできない可能性もあります。あくまでもこのプレイをした際の反応はこのSS独自のものだと思ってください。
EこのSSの世界線では愛歌はスカサハに対して恨みが本当にない設定になっています。本編では変化があるかもしれません。
Fシグルイから仲間として伊良子、ブルアーカイブからはモモイとミドリとユズ、ネプテューヌシリーズからはネプテューヌがヒロインとして出ています。
GこのSSの世界観だと時崎狂三が横島が表の顔として勤めているのと同じ勤め先にきょうぞうという、偽名で勤めている設定です。きょうぞうという偽名については、
 男性めいた名前を名乗ることで家の男性が受ける災難を代わりに受けるという風習から来ているという地域がありそこの出身者の振りをしている為という設定です。





 深く暗い闇が支配する帝都、繁栄に比例して完全に消灯される場所はより深く不気味になり、あらゆる場所が怪談の舞台になりえるようになっていく。
いかにも悪霊や妖怪たちが暴れまわる舞台となるのが似合いそうな石畳のやや古い西洋の街並みの場所で二人の男性が和洋混合の怪異の群れと切り結んでいる。
片方は長髪の髪をした人間離れした魔性めいた色香を持つ伊良子清玄。もう一人は赤いバンダナをまいた青い服に身を包んだ青年、横島忠夫だ。
青い服の青年は普段なら伊良子の引き立て役になるのがせいぜいだろうが、今の彼は伊良子とは異なる魅力を持った辛うじて美青年と呼べるような表情をしている。
伊良子は一文字と呼ばれる刃渡りの刀を振るいながら悪霊たちを切り払いながら進み、方や横島も時には札を投げある時はヒスイ色の光を放つ蛍丸と言われる日本刀に近い刀で悪霊たちを切り裂いている。

 二人の男性は悪霊の群れを圧倒しているが、それでも油断はできない状態だ。蹴散らされる悪霊や妖怪たちは連携を取りながら何体仲間がやられても怯まず、見事な動きを見せて彼らに食らいついている。
横島が翡翠色の球、文珠を取り出して『浄』『化』をして悪霊たちが退き僅かに余裕ができると、伊良子は聖水あるいは神社にささげられた水で作られた果実水を飲んで霊力を回復させると言った。

「横島、今回の事態異常極まっている。初音ミク殿に御出馬願うのが一番ではないか?
ミク殿は手を貸す理由こそないが、一応は以前立てた大手柄の褒美代わりと言えばきてくれるのでは?」

 その伊良子の言葉に横島は少し悩んでから首を横に振った。

「今回の件、ミクさんとは畑が違いすぎる。もちろんミクさんが来てくれた方が楽にはなるけど、どこまでミクさんの専門分野が必要かは微妙だ」

「大鳳殿とジャギ殿はもうすぐ来てくれそうだが、本当に厄介なことだ」

 伊良子の軽口を頼もしく感じながら横島も霊力を回復させてくれる果実水を飲み干すと『浄』『化』の文珠の効果が切れるのを感じながら、刀に霊力を通す。再び戦闘が始まるなと覚悟しながら今回の事件の顛末を思い返し始めた。




 横島はモモイとミドリに泣きつかれ彼女たちの窮地を救った後、自分が倒産から救った、ユズが社長を務めるゲーム会社、
『キャット ブリングズ アバウト ホープ ネスト』に表の顔として所属しながら雑事をこなしつつ、お祓いなどをして貢献する日々を過ごしている。そんな彼の元に三時間前に時崎きょうぞう――恐らくは偽名であり、
本当は女権国家の方でもかなり上の人物なのだろうから、メールが届いたのだ。その内容としては、彼が所属しているゲーム会社が作るゲームは時々起こる可能性がもうなくなったり、あるいは極端に低い可能性に落ちたパラレルワールドを描いてしまう上に、時々夢などとなって影響を及ぼしてくる。ひどいときはゲームの中に吸い込まれることさえある。その現象に関連していると思える怪奇現象がまた起きたというものだ。そこまでなら彼はここまで焦ることはなかった。彼女からのメールによると、今回の現象はいつもと違うと書いてあった。何か深刻な事態が起きるかもしれないそうだ。そしてその事態が悪い物ならユズやモモイ達を助けてほしいと言われた彼は迷わず応じた。彼にそれを決意させたのは、あくまでも女権国家の重役としてではなく、モモイやミドリ達と仲良くなった仮の姿である時崎きょうぞうとしての頼みだと書いてあったためだ。 彼女の人柄を彼よりよく知るらしい大鳳もこういう騙し方はしない人だと答えたので彼は速攻で準備を固めて自分が勤めているゲーム会社に向かった。



 そして今彼は今回の事態の異常さを痛感している。きょうぞうに自業自得の理由で嫌われ、少々いびられてはいるが、モモイやミドリ達にはそれなりに情が移っていたらしい伊良子も今回は勤務時間外でありながら加勢に駆けつけてくれた。


 多くの敵を蹴散らしながら伊良子と横島この二人は最初の一合を交えた時、正確に言えば、出会った瞬間から覚えていた違和感が一度敵をやりあった瞬間に気づいた。
悪霊、妖怪、西洋のモンスター等様々な敵がいるが、この敵たちはゲームの中に吸い込まれた時に戦った敵だ。現実の妖怪などと変わらない部分も強いから、ゲームに吸い込まれたことのある者でなければ気づかないだろう。
そしてこの敵が出ていることが今回の事態の異常さを示していると言えた。今まで、ゲームの中に吸い込まれたことはあってもゲームから敵が出てくることはなかったのだ。

 東洋の天狗の群れが切り込んでくる中、不意に銃声が響いた。敵が薙ぎ払われたのを見ると、時崎きょうぞうが銃を放っていた。天狗たちは彼女の姿を見ただけで、一気に力が衰えていくのがわかる。
それも当然と言えるだろう。横島は知らないが、時崎きょうぞうの正体は天狗の霊力の源であり男性器の象徴でもある鼻を屈服させる存在の最高峰である原初の淫魔なのだから。

「きょうぞうさん助かりました」

「お礼を言うのはわたくしの方ですわぁ。今回はあの娘達を助ける義務はないのに来てくれたのですから。 それにもしかしたらだけど、わたくしは貴方に謝らないと『いけないかもしれない』立場ですから」

 彼女の言葉に横島は疑問を抱いた。このきょうぞうというゲーム会社の同僚はとても律儀で善性だ。
横島がゲーム会社に雇われてホラーゲーム関連でお祓いや、取材の際の護衛などをしている以上は、同じ職場の同僚として勤務時間中は彼に迷惑をかけるようなことを『意図的』にはしたことがない。
恐らくはこれからもそうだと思う。そして彼女は歴史アドバイザーをしつつ、横島の分野にも手を貸してくれたときは凄く優秀だ。その彼女が確信を持ててないという事態はかなり珍しい。


「どういうことですか?」

「今回の件は誰を標的としたかわからないのです。もしかしたらだけど、私が彼女たちと仲が良いから狙った可能性もゼロではありませんわぁ」

 その言葉に横島は多分違うな、と思った。大鳳から聞いた話では彼女は女権国家でもかなり高い地位にある。にもかかわらず彼女を嫌うものも殆どいない稀有な存在らしい。
女権国家の敵対者である王国、その可能性も低いと思う。少なくともユズたちは王国の諜報部をゲームの世界に呼び出して強化する以外のことはしていないし、敵対する可能性は低い。
ストレリチアも考えたが、ヴィヴィオが彼女たちと仲が良い以上はそれも低いと思う。何よりストレリチアは戦闘技能が高いとはいえ軍人でもなく悪事を働いたわけでもない人間に危害を加えるようなものは少ないと思う。

 そこまで考えた後に異常な数の魔物が出てきた。横島は刀に回していた霊力を籠手に変えて、敵を迎え撃つ体制を取った。魔物たちは全てがそれなりに強いうえに、連携が取れている。
この多数の敵をどう退けるか、横島は必要最低限の文珠だけ残して、伊良子に渡したら、自分がここで足止めして二人を先に行かせた方が良いかもと思った。


 横島の覚悟を他所に、狂三も時間としては一瞬だが、大きな覚悟を決断しようとしている。自分が時崎狂三、原初の淫魔で四惑であると明かして、真の力を出すべきだ。
そうなれば、多分モモイやミドリ達の傍にはいられなくなるだろうが、敵対しているとはいえ、仁義を解さない自分の子孫の暴走かもしれない事態で仮の姿であるきょうぞうの職場の同僚でもある、横島に迷惑はかけられない。
それにベルンカステルやモモイやミドリだけではなく、社長であるユズも善良な女権国家人であり自分の子供だ。
伊良子はくだらない理由で猫殺し未遂をした上に、女権国家の悪辣寄りの女性相手とはいえラインを超えた不誠実な行動も目立つ男ではある。だが彼も一応自分の子供の一人だ。
ひどい目に合う程度ならまだしも障害が残る様な大怪我をしたり、死んでほしい訳でない。

 彼女が覚悟を決めかけた瞬間、横島はそれを制するように先に言葉を放ってきた。


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