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【R-18】Mシチュスレの引用スレ
508 :
名無しさん@狐板
:2022/12/05(月) 23:06:19 ID:+zV8TJ62
女権国家SS失った力の代わりに得た物と前世の因縁との決着
このSSは本スレのスレ主様が連載している女権国家の二次創作SSです以下の注意点があります。
@
>>479
から
>>484
と
>>487
>>から
>>491
に投降したスポーツの日と化石の日SSの続編です。ファイナルファンタジーのU、V、とファイナルファンタジータクティクスの設定が使われています。
A呪いや祟りなどの設定が本編で語られる前に書いたので大分、本編とは違うかもしれません
B今回は横島以外のキャラクターで女権国家に出ていないキャラのエロシーンもあります。
C原作では巨乳でないキャラが巨乳AAがあるから巨乳になってます。
D本編で主人公である大鳳くんが受けた呪い穢れなき純潔の束縛を(女権国家の女性なりの)善意で使用するシーンがあります。
E女権国家に出ていないヒロインが横島ヒロインとして追加されています
Fラヴィアンというキャラが女権国家本編に出てこないキャラとくっついているうえに彼女の妹みたいな存在の半オリキャラがでてきます。その名前はオリジナルです
女権国家に出てきていない男性キャラクターと女性キャラクター出てきます。
ラビアンというシスターキャラは大鳳くん、横島、ジャギ様の誰かのヒロインになる可能性が高いけど、このSSでは敵を務めるキャラとくっついています。
巨乳AAはあるけど、原作では巨乳でないキャラが巨乳になってます。
女権国家の皇都、音一つ立つことすら稀な町はずれ、そこで明かり一つすら立たない、石畳のある街の夜道を懸命に駆ける、4人の美女たちがいた。 彼女たちの走り方は訓練された兵士のそれに近い。明らかに逃走の為に走ってはいるが、
それでも彼女たちの目には恐怖はあっても、混乱はなく、目には強い意志力が宿っている。多少でも霊能に対する知識があれば彼女達も一流のオカルト系の戦士だと一目で気づくだろう。金色の髪に豊満な体をしたシスターは不意に立ち止まると、
その細腕に似合わぬ鈍器めいた全てが鉄ごしらえの長い戦斧を取り出し、小枝でも扱うように扱い構えると言った。
「ラビアン、小蒔、フェイ、逃げなさい。ここは私が引き受けます」
そのシスターの言葉に双子としか思えない二人の黒髪のシスターの片方の女性が進み出て反論した。彼女の瞳にはこの四人の中でも特に折れない強い意志の光がその目に宿っている。ラビアンと呼ばれた彼女は決して引かない意思を持って声をあげた。
「待ってください。カーミラさんでも今の彼の相手はさすがに無理です」
ラビアンの絶対にここから逃げないと言う意思に金色の髪をしてその善良そうな人柄に似合わない妖艶さを持ったシスターは答えた。
「ええ、でも不可能ではありません。今この場所で最も生存率が高いのは私です。私達が全員逝ってしまったら、彼を止められるものはもう誰もいなくってしまうでしょう。 それに彼の使う武器で殺されたら、私ならもしかしたら蘇れるかもしれませんから。今夜は満月ですし」
カーミラの言葉に小蒔と呼ばれた東洋の衣装に身を包んだやや赤に近い茶色の髪をした少女が答えた。
「カーミラさん、早く逃げよう。貴女が殿を務めなくても逃げられる可能性は十分あるよ」
その言葉に彼女は首を横に振った。そして彼女は口を開けて、夜の一族の証である牙と、僅かに残った血液を見せると言う。
「一度バラバラに逃げて合流する際に、運良く外道の群れと私はあったのです。その者たちから殺さない程度に血を奪ったおかげで、夜の一族の超感覚が戻ってきました。だからこそわかります。彼は私達の居場所を既に捕えています」
「そ、そんな、あれだけ高価な逃亡用の霊具を幾つも使ったのにもう?」
小蒔の声には深い絶望が籠っていた。使った霊具の性能の高さを自分で確認したからこそ、既に自分たちを補足した相手の凄まじさが理解できてしまう。僅かに怯えの混じった彼女の声を断ち切るように、
先ほどまで無言で思案をしていたフェイと呼ばれた少女が、不意に弓矢を放った。機械すら思わせる正確無比で力強い矢が弾かれた音が鳴り、その音が鳴り響くと同時に、不吉を思わせる大きな霊気が辺りを包む。
演劇の舞台の幕が切り替わった様な感覚と共に、美しく不吉な赤い月に映える黒い外套と軍服に身を包んだ少年が現れる。彼女たちの想い人であると同時に、最悪の敵である魔人黒鉄アルト。
彼がその手に持っているものは赤い月と同じ霊気の光に包まれた東洋の魔剣村正。その剣でフェイの放った矢を叩き落した動作が彼女たちが決して死なないと確信していたからこそ放てた攻撃も彼を弱らせていないことを示している。
「アルトくん、考え直してくれないかな?」
自分の命を絶たれることもそうだが、それ以上にこれから彼がすることを止めたい一心の問いかけに、問われた少年は思う所はあるようだがそれでも躊躇いのない様子の澄んだ声で答えた。
「女権国家が過去に我が故郷に行った非道があった以上は、もはや和解の余地などない。戦いに敗れた対価として、我が呪いの成就の贄となれ」
カーミラが斧を構え三人を庇うように前にでるとラビアンは剣と弓どちらを使うか僅かに悩んだ末に弓を構えた。小蒔も恐らくは今夜もしくは生涯最後となるであろう一矢を放つ覚悟を決めると弓に最後の霊力を込め始める。
フェイが剣を抜いて入ろうとしたのをカーミラの声が止めた。
「やめておきなさい。ラビアンちゃんと比べて膂力と速さは上でも、貴女は経験が足りません。二人が援護の矢を乱射できた先ほどとは状況が違います」
言葉を終えると共に、ばねに弾かれたように飛び出したカーミラの戦斧を村正で受けたアルトはカーミラの連続攻撃を良く防ぎ下がっていく。
切りあいは激しいが勝敗は見えている。膂力はカーミラが僅かに勝るが、アルトの方が魔術と剣技の技巧は上だ。三人の弓矢の援護への警戒がなければカーミラは既に両断されているだろう。
刀と戦斧必ずしも優劣は武器にはない。だが小枝の様に戦斧を振り回せるという普通はありえない条件がある以上は、カーミラの重さも伴う連撃が勝つのが当たり前だ。
だが、アルトの持つ村正は妖刀として膨大な信仰を受け彼の術で強化されている。さらには霊力を通わせれば普通の刀ですらも大抵の鈍器系武器に勝らせるアルトの術までかかった状態だ。
真紅の月を思わせるアルトの刀が彼女に競り勝った。カーミラはそれを見据えながら辛うじてかわすと、広場の方に飛び去った。アルトは一瞬にも満たない逡巡の後、
三人を討たずカーミラの方を追いかけた。おそらくは三人が同時に最後の一矢を放ってきたら、それをかわしながら二人を討つことはできても、
カーミラが戦斧を投げてくると思ったのだろう。以前一度だけ見せた見事な戦斧の投擲が三人の命を救った。
アルトは三人の矢は無傷ではかわせないからこそ乱戦めいた状態を演じ二人に撃たせないようにしていた節もあった。カーミラは厄介な敵であると同時に三人の矢を防ぐ障害物でもあったのだ。
あそこで距離を取られては最後の力全てを振り絞った二人の一矢だけでなく、カーミラの最後の魔力を込めた戦斧の投擲まで飛んでくる。だからこそ、カーミラの方に距離を詰めることを選んだ。
乱戦に持ち込み彼女を盾にしながら切り捨てたらそれで勝ちは決まる。カーミラがいなくなれば三人が最後の霊力を込めた最後の一矢もさほど脅威ではない。
アルトとの戦いでカーミラに幾つかの幸運がこの時舞い込んでいた。カーミラは長命種であり、一つの技能をある程度まで高めると生に飽きをこさせないために色々な技の鍛錬をしてきていた。
中には使う可能性は低いが一応学ぶことは無意味とは言えない、と言う様な技も含まれている。 そして彼女はそういう技も余った時間で気が済むまで鍛え上げていた。
カーミラは戦争の斧の部分を外すボタンを押すと一気に戦斧を振りぬき斧の部分がアルトめがけて飛ぶようにした。
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