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【R-18】Mシチュスレの引用スレ

229 :名無しさん@狐板:2021/05/02(日) 23:37:05 ID:OO4A8bAH
これはひどい真・女神転生if6 準備編

 これは女神転生ifと女権国家のクロスSSです>>221から>>228からの続きです。以下の注意があります。

@ 今回の話では名前オリジナル国家が出てきますが、女権国家の公式設定ではありません。

A 女神転生ifでもあるけど未成年の飲酒描写があります。

B 剣が心理学的な意味だけではなく、神話的にも男性器の象徴と言うのは、ネット知識+昔どこかの講義で聞いた話から取りました。それと昔読んだ海外小説ラリー・ニーヴン氏のガラスの短剣から取ってます。
その小説だと剣を使って不能治療している魔導士がいました。


 魔界の時間で言えば、体育館での激闘を経て横島達は邪教の館で休んでいた。エヴァ達がそれぞれの分野で自分たちを助けるために色々と新しい実験をしてくれていると聞き、その結果を待つためだ。

 豪華な西洋の風の部屋の中で、横島がベッドの上で横になり死んだように動かなくなっている。疲労もあるが、アレクシアが今は休ませた方が良いと良い、脱力と疲労の回復の促進の香水をこの部屋に充満させていったのだ。
横島は、休んで良いとなっている時はこの香水はありがたいかもと思った。普段の自分なら意識の訓練で休憩モードに切り替えられるが、ここまでリラックスは出来ないだろう。
脱力状態で横になる彼の元に青いメイド服に身を包んだアリスが料理を乗せたトレイをもって訪れた。無表情だが、横島を見る目には思慕と情が垣間見える。横島は少し、驚いた。ここ数日間、自分の所に訪れたのは決まって夢子だった。
意外そうな顔をする横島に彼女は珍しく茶目っ気のある声で告げる。

「どうしました。夢子姉さまではなく、私でがっかりしましたか?」

「そんなわけないだろ。アリスちゃんで不満とか言ったら罰が当たるわ」

 横島の返答にアリスはにっこりとほほ笑んだ。横島はその笑顔を見て魅了されつつ驚いた。彼女は人としての温かみのある人間だと知っている。だが、ここまで感情を見せるのは初めてだ。
困惑する横島に彼女は汁のたっぷりとしみ込んだ鶏肉料理を配膳しながら言う。

「前も言った様に私は前世で貴方の妻でした。そして今生では貴方と結婚しない約束を貴方の前世としました」

「それはまた、前世のワイはアリスちゃんのどこが不満やったんや? ありえんだろ」

「別に不仲になった訳ではありません。好きな相手と過ごしていても、疲れる事はあると聞きます。それで前世の貴方は休憩をする形で今生は休みたいと思った様です」

 なんとなく横島にも前世の自分の気持ちが解る気がする。アリス達との性行為は気持ち良過ぎて、意識が飛ぶ事もしばしばだ。自分を心底愛してくれている幸福感などもあり、嫌ではない。
だが、嫌いなわけでなくても距離を取りたい時間が生じるのも分る。考える横島に彼女は言葉を続ける。

「その際に私は貴方が来世の来世、つまり貴方にとっては来世が来るまで、感情を抑えて過ごす為に作った疑似人格みたいな部分などです。別人という訳でもないのですが」

「感情が気迫で淡々としとるのはやっぱり、ひょっとしたら俺と今生で結ばれないせいで、ショック受けてそうなったのか?」

 心配そうな顔をする横島にアリスは嬉しそうに首を横に振った。

「そんなことはありません。不義理された訳ではなく、来世の来世では再び私の所に来てくれるつもりでしたから。ただ、来世の来世まで早く時間が過ぎてほしいと思ったのと、我慢できなくなると悪いから感情が希薄なメイドという人格を作っただけです。
最近は貴方と性交したり、添い遂げられるかも知れなくなって感情が溢れ気味になってきているようです」

「契約ではなく約束ってことは、別に破ってもアリスちゃんになんかペナルティが行くことはないんだな?」

ここで真っ先に自分を心配する所も好いた理由の一つだと、アリスは思った。

「ええ。そんなことにはなりません。それに前世の貴方は私を信じてくれていたし、破っても落ち込みはするけど我慢してくれる様な人です。 というより人でした」

 現在進行形でそうだと思ったが横島にしてみれば、前世は別人なのだろうと思い言いなおす。その間もアリスの流れる様な給仕の手は止まらない。
 配膳が済むと横島は勢い良く食事を始めた。疲れが抜けない自分にはありがたい、胸肉のソースにだが、柔らかくなり過ぎない様に適度に硬さを残している。噛みちぎった時のプツンとした感触が好きな自分の好みを良く考えてくれている。
 夢子もこういう料理の仕方に長けていたが、前世の自分の好みに合わせて作ったのだとしたら、魂は食の好みにも影響を及ぼすのかもしれない。
 自分の作った鶏肉の煮込みを食べる横島を見ながら、アリスは告げた。

「横島様、ここ数日私たちは皆さまを手助けする新しい試みをしていました」

 食べ終わった、横島は胃に血が行ったのとクイーン・アントの香水で余計にぼんやりとしながら、言葉の続きを待つ。

「もう知っていると思いますが、今回の罪の魔界巡りでは、金槌坊やアレクシアの配下たち以外の、女権国家の悪魔達もこの世界に来ています」

「それの何が拙いんだ。金槌坊はこっちの世界と同一の伝承だったみたいだけど、普通に俺の攻撃が効いたぞ」

「問題がある、と言うより横島様たちの戦力を強化する方法が見つかったから、その準備をしているのです」
 
アリスは少し考えてから口を開いた。
「こちらの世界では神が人を作ったのか、人が神を作ったのかと言う、問いがあります。どちらが正しいのかはわかりませんが、デビルサマナーの方々が使役したり、倒している相手は人が作ったものであることが大半です」

「ああ。個人的には人を作った神様とかのガチモンの存在も否定しきれん気がするけどな」

「はい。女権国家の世界では、神が人を作った世界。正確に言うとそう思われるほど、神秘のエネルギーマナが溢れています。その為か人が作ったわけでもない悪魔や神々が多いのです。
その為かこの世界基準の悪魔は若干誕生し辛いのですが、すごく良く出来た怪談や神話があり広まれば生まれることもある。という感じです」

「そこら辺はこの世界と一緒か」

「アレクシア・アシュフォードは金槌坊とこちら側の悪魔との三身合体で誕生しました。つまりあちら側の伝承の神々なども呼び出せるようになるのです。こっちの悪魔と向こうの悪魔の合体が初めてだったせいか、合体装置の調整に時間がかかってしまって」

「新しい試みってひょっとして故障したんか」

「いえ。準備を重ねていたので故障は致しませんでした。ただ準備を重ねていてなお機械に相当な負担がかかったので、理由の分析や改良を重ねておりました」

「そうか夢子さんが俺の面倒を見に来てくれることが多かったのは」

「姉さんは剣担当ですから。比較的スムーズに進んでいました。知っての通り横島様に今着いているガーディアンは向こうの世界の悪魔です。前世のご自分が神として、語り継がれた姿を悪魔と呼ぶのも少し変かもしれませんが」

「まあ。サマナー業界じゃ人間に無害、どころか有益な善性の神様や天使も悪魔呼びやからな。 それより夢子さんの方がスムーズに進んでるのはなんか訳ありなのか」

「ええ。それを話すのは少し、別の所から話さなければいけません。その方が分かりやすいでしょうから」

アリスの言葉に横島は頷いて続きの言葉を促した。アリスは少しだけ考えると人形達にホワイトボードを持ってこさせた。アリスは人形達を捜査してホワイトボードに枝だらけの大きな木の絵を描かせた。双方の木は大きく離れている。
だが両方の木に一本だけ異常に長い枝があり、その枝同士が触れ合いそうな位置にある。

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