専ブラで出来るだけお願いします!

■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50 [PR]ぜろちゃんねるプラス[PR]  

【R-18】Mシチュスレの引用スレ

1 :名無しさん@狐板:2020/01/19(日) 00:15:29 ID:bMTYbG3g



  _________________
 |                            |
 |       SS・長文はコチラ!        |
 |_________________|
.          |::|  -─-       |::|
        r‐ |::|´       \‐x.|::|
      /乂_|::|ソ  ___∧ __ ∨i|::ト,
    ,ノイ  |::| |\/  ∨ VY_|::|.|
     |   ,|::|小. ┃  ┃ | |_|::N
     |/∨|::| | ' '  _  ' '〉| |::|
.       | |::N{≧‐┴┴r≦‐ミ|::|_
.       |(___)   〈__〉   ! (___)
       ノム|::| |      |   |::ト、〉
      |├|::|ノ|      ├<二ノ
      |八`゙/ミ      ノ⌒ヽW
          /           \



当スレは某R-18スレの長文レス、SS、スレ主以外のAA・支援AAを投稿する場所です
それ以外での使用はお控えください

1050 :名無しさん@狐板:2025/10/13(月) 12:14:36 ID:i8yNsUHl

「貴女達どう見ても、忠夫を任せられる女には見えないわ。私達の悪事を知っていながら怒りの感情があまり感じられないのよ。特にユウキ貴女は王国女子でしょう?」

 その言葉にユウキも真面目に答えた。

「多分他の忠夫に惹かれた女権国家女子も一緒だと思うけど、僕は忠夫の寿命が削れる上に地獄の様な苦しみを味わう技の才能を潰してくれたから、あまり嫌いになれないんだよね」

 それを聞き終えた瞬間、ブラックハートが再び限界を超えた速度で動きユウキの首を跳ねに移る。彼女の凄まじい速度と闘気を感じ取り大鳳の脳裏にユウキの首が落ちた光景が一瞬宿ったが、
その予知に近い確信は外れ澄んだ金属音が響く。ユウキもまた限界を超えて動きさっきと同じ太刀筋だったが故にその技を受けきったのだ。
そしてエヴァの氷の矢が無数にブラックハートに向けられたが同じ氷の魔術を使うブランが乱入し相殺し始める。いくつかの矢が刺さったもののブラックハートの傷は癒えていき彼女の動きは殆ど鈍らない。

 ブランはアリスの放つ人形と死闘を繰り広げている中彼女はハンマーを使って人形を吐かしながら魔術の国の女神らしく人形の動きを鈍らせたりもしている。ブランは彼女に好意的な笑みを浮かべているアリスに言う。

「ゲームの中で寝取られたとかそんなことはどうでもいい。お前明らかに私達がかつて忠夫にやらかしたようなことをやりたがっているだろう」

「ええ。私は本当に貴女達に感謝しているんだけどね。あの時ああしてくれないと、忠夫が何回くらいああいう運命を辿り続けたわかったものじゃないから」

「代わりにあいつはどれだけ後悔を重ねたか力不足を嘆いたか見たか。そのうえでそう言っているのがわかる。本気で恋をした女権国家の女はやはり害獣だな!くたばりやがれ!」

 ブランはそういうとホワイトハートに変身しハンマーから斧に変わった武器で大勢の人形をなぎ倒していく。
人形たちの美しい光の弾幕の群れも彼女にダメージを与えているがそれでも彼女の突進と今日的な速さの斧を止めるには至らない。
彼女の斧に刻まれたスカサハから学んだルーン文字が輝きアリスに近づき彼女を真っ二つにしたが、ホワイトハートは芳しくない表情で言った。

「人形か。本体じゃないのね。本体じゃなくても、魔法で呪いに近い攻撃が届くようにして置いたけど、他の人形達に分散させているみたいね」

 アリスの無数の人形達と戦い疲労したらしい彼女は直ぐにホワイトハートからブランの姿に戻った。再びアリスが現れるとブランは驚いた表情になる。
「あれだけの呪いを受けていながらもうまだ人形を出してくる?もしかして呪いを対処できるようにしているの……?それとも、人形が多くて呪いを薄められる総数が多いのか。両方でしょうね」

「ええ。今夜は貴女達を釘付けにしないと危ないから準備を入念にしてきたわ」

 アリスの言葉にブランは凄みのある笑みで答えた。

「とことん付き合ってあげるわ。魔術で忠夫の身の回りを調べた時に少しばかり貴女のことを知ったけど、貴女は怪しすぎるのよ。忠夫が元旦時に色々聞いた時、
苦手な宗教施設とか身の上を一切明かさない様にしていたし、それも微塵も不信感を抱かせない形で。反感を持つ私の疑心暗鬼かもしれないけど、
私たちからすればあんな絶対にしてはいけない忠夫にしでかした仕打ちを肯定的にとらえる女なんて近くにおいておけるわけがないでしょう」



 向こうではベールが槍を振るいヴィヴィオと渡り合っている。ベールの槍捌きは優雅でありながら力強く隙が無い。
ヴィヴィオはそれを生身でも刃すら通さぬ聖王としての闘気の籠った拳などで刃でない部分を殴打して動きを止めたり、あるいは鉄の籠手で刃とぶつけたりしている。
双方のぶつかり合いは力でやや勝っているヴィヴィオと技がやや勝ベールの拮抗状態だ。ヴィヴィオはベールの槍をかわし途中で刃のない部分を蹴り上げて言う。

「貴女達がした処置ですけど、不完全でしたね。貴女達が慚愧する必要もない行為を慚愧してから伴侶として過ごした影響か忠夫さんのあの不要な才能が回復の兆しが見えていますよ」

 それを聞きベールは喜んだが次の瞬間ヴィヴィオに打ちかかった。その一撃はすさまじく一際大きな金属音が周囲に響く。

「あの技の才能が必要かどうかは忠夫が決めることですわ。まだ伴侶となったわけでもない身でなにを……、いえ伴侶であろうと言ってはいけないこと言っていますわよ」

 穏やかな貴婦人めいた口調の中にもすさまじい殺気が籠り辺りの空気をゆがませている。その一撃をヴィヴィオはかわしながら言う。

「三か月前とは比べ物にならない強さですね。でも貴方達が慚愧しなきゃダメなのは才能を潰したことじゃないでしょう」

 それを聞きベールは興味を持ったように油断せず構えながらも話を聞く姿勢を見せた。ヴィヴィオはその様子を見ながら言葉を続ける。

「貴女達が悔いねばならなかったことは、あの技の才能がなくても貴女達の強さだけで忠夫さんの前世が後悔しない結末を作り出せなかったことです。
聖王たる私の伴侶たるあの人のない方が良い才能を潰した功績をいつまで悔いているのですか?」

 「功績をいつまで悔いている」その言葉を聞いた瞬間ベールの槍がかつてない速度となり、ヴィヴィオに迫りそしてそれを受けたヴィヴィオが揺らぐとベールの蹴りがヴィヴィオに炸裂した。
吹き飛ばされたヴィヴィオの一瞬の隙を見つけたベールが変身し、グリーンハートなった瞬間、想像以上の速さで戻ってきたヴィヴィオの一撃が彼女に直撃した。それを見て大鳳の意識は驚愕に包まれる。
ベールの一撃はすさまじいものだった。それを受けていながらあの速度と威力の反撃を直ぐに繰り出すとは聖王の血筋はやはりすさまじい。

 グリーンハートは一瞬よろめきつつも即座に槍を振るいヴィヴィオに向けて棒術めいた一撃を放ち槍の柄で彼女をガードさせると体術を繰り出し始める。
次の瞬間誰が死ぬかわからない攻防を見ながら大鳳はどうやって間に入るか悩んだ。ブランとベールは横島を囲む一部の女性の敵であって王国の敵とはいいがたい部分もあるし、
ノワールにしてもあの事件を起こした存在を追う意味では有益だから、なるべく殺したくない相手だ。悩む大鳳の所に助け船が意外な所から現れた。特にノワールと仲良くなっていたらしい雪泉が楯無と共に来て叫んだ。

「皆さんゲームの中から魔物達が出る事件が再び起こりました。休戦協定が再び復活します」

 それを聞きしぶしぶ武器を治める三女神達。大鳳は心底ほっとしながらも、向こうの陣営も似たような心境であることが楯無を雪泉の表情からわかった。





 三女神が戻ってきた女権国家の会議室では憤懣やるかたない様子で一部を除いた横島の周りにいる女性達をどう殺すかの会議が開かれており、それを聞きながら楯無は思う。

『もしかしたら王国の男性が女権国家に囚われた時の救出作戦を考えてい時の王国の会議室はこんな感じなのかな?』

 ブランがハンマーをしまうと苛立った様子で言う。

「……あのアリスとか言う女は私に任せて。ハンマーだから人形を壊しやすいし、普通のハンマーじゃだめだけど女神としての通力と魔法国ルウィーの技術があればやれないこともない」

 ノワールも頷いて言う。

「とりあえず私は誰とでも相性がある程度良いから空いた穴は任せなさい」

 ベールが少し考えた後で言った。

「とりあえず彼女達も連携が下手という訳ではありませんけど。私達と比べると連携をしてきた時間が短いからそこが勝機になるでしょう。
それより忠夫さんがどの程度汚染されれてしまっているか。あのヴィヴィオという聖王は、どう見ても女権国家よりのストレリチア人です」

 彼らの会議に参加する狂三は大分居心地が悪そうに見える。確か狂三は猫好きという共通点からノワールと仲良くなったらしいが、
新しい友人が敵方に走ったとはいえ娘と言える存在を殺すための手段を模索している相談を持ち掛けられるのはそれで複雑だろう。
あるいはああいう表情をしつつ、両方が死なずに済むように何か動いているのかもしれないかもしれないと楯無は思った。




 王国のスパイ組織本部でも、まるで女権国家の意中の男性を捕らえた女性達の様な会議が起こっていた。エヴァがアリスを見ながら言う。

「アリス、ブランにやられた傷は大丈夫か?」

「ええ。思った以上に凄い魔力だったけど、忠夫の文珠で浄化できたわ」

「そうか、とりあえず忠夫のあのネプテューヌと共にいた時に寿命を削った技の才能の復活は阻止しなければな。
愛歌とネプテューヌはその才能を潰すことに関しては良く思ってはいないが許容してくれている様だが、不義理ではない程度に妨害してきそうか?」

 観察眼が鋭いであろうアリスにエヴァが目を向けて問うとアリスは首を横に振った。どうやら彼女は分かっていない様だ。自分の意図が伝わったのを確認するとアリスは言う。

「とりあえずベールは凄くこっちに来てくれたら良さそうよ。私と二人がかりで忠夫を蕩かしたら直ぐに忠夫が堕ちてくれそう。
あの巨乳なだけじゃなくて母性に溢れた彼女と二人で責めたら忠夫が何分で全てのプライドを差し出してくれるか考えただけでゾクゾクしてくるわ」

 アリス達はやることを決めているせいか敵に回った三女神の能力や成長速度について話すだけで、指針は変ってないことがわかる。
そしてあの三女神をこちらに引き入れた時にどれだけ横島を嫐る方法が多様化するかを楽しみにしている様だ。大鳳はその会議を見ながら楯無と同じように思う。もしかしたら、
女権国家の意中の男性を捕らえて奪還しに来ている女性達が男を嫐る為に有益な人材な時の女権国家の会議はこんな風なのではないだろうか?

 彼女たちの会議は少し続き大鳳は彼女たちを危険に思いつつも、王国への利益が大きすぎて切ることができないことを実感していた。




 時間は少し巻き戻り、舞台は横島が一時的な軟禁を受けていた場所に移る。ヴィヴィオが留守にしていた時、
彼はアリス・シンセシスとユグドラとヴィーラ、オリヴィエの三にンと陸八魔アルに嫐られていた。ヴィーラが彼に騎乗し両足を掴み後背位の体位で犯しながら言う。

「ヴィヴィオ殿下の為に貴方の不要な才能を潰させていただきます」

 ヴィヴィオのなお出しただけで彼の分身を捕らえる彼女の膣が締まり彼を余計追い詰めてくるあたりが、どれだけ彼女がヴィヴィオに惚れているかがわかる。そして彼を嫐り疑問がる彼にヴィーラは言う。


1051 :名無しさん@狐板:2025/10/13(月) 12:16:27 ID:i8yNsUHl

「私達が今宵ヴィヴィオ様の傍にいない訳は簡単です。私達に搾り取られた際の貴女の霊力がヴィヴィオ様に行きますから」

 ヴィーラは彼から離れると恍惚とした声で、シンセシスと共に左右からパイズリをして彼の分身から射精させる。そしてアリスの人形が輝くと彼の精神は三女神を伴侶としていたころに戻る。

「さあ最愛の伴侶を裏切って敵対者を強化する射精の喜びに目覚めなさい」

「あ、ああ、うわー!」

 限界が近づいた直後にシンセシスに分身を飲み込まれた彼はそのまま射精し絶叫を上げる。ユグドラが自分たちの霊力がヴィヴィオに届けられているところを見せながら、彼を犯し言う。

「ノワールさんの伴侶だった頃に戻ってますね。ネプテューヌみたいな体に犯されて余計に興奮してますね」

「いわないでー!」

 ヴィーラが後ろから抱き着き乳房を当てて余計に大量の射精を促しながら耳元でささやく。

「私としたときはブラン様の伴侶だった頃にしてましたよ。彼女が劣等感を抱く巨乳への射精気持ち良かったですか」

 横島が罪悪感を煽られ心折れていく様をヴィーラは恍惚とした表情で見る。レズよりのバイでありヴィヴィオに傾倒している彼女にしてみればヴィヴィオの好むような男性に横島を調教をすることは最高の娯楽なのだ。

 完全に折れかけた彼の上にオリヴィエが載ると彼は悲鳴を上げ分身を飲み込まれた瞬間に奇声を上げる後ろからヴィーラが余計に強く抱きしめながら言う。

「オリヴィエ様に犯されると、ヴィヴィオ様に送られる気が大きくなりますよ。ヴィヴォオ様を思い出しながらいきなさい」

 ヴィーラが横島に何らかの魔術を使い射精を禁じ、横島がヴィーラに従うと彼女は魔術を解き射精を許した。
オリヴィエに射精して動かなくなった彼の上にアルが載ると彼女は、普段なお能天気な姿とはかけ離れた妖艶な様子で、彼と体を密着させながら絞り始める。

「忠夫、大丈夫よ。貴方があの力を失っても四女神だけじゃなくてベリアルの力もあの世界を護る為にあるから。寿命を削る技の才能不要よ」

 甘すぎる声に彼の耳が蕩け悪魔の魔膣の甘やかす快楽を前にどろどろと終わらない射精をするのをアルは妖艶で恐ろしい目をしながら受け止めている。

 しばらくの時が経ちヴィヴィオが戻ってくるとヴィーラの顔色が変わった。ヴィヴィオが思った以上の深手を負っていた為だ。
直ぐに横島の文珠で治したがそれでも最愛の主君の怪我だけではなく、ここまで深手を負わせることができる程に三女神が強いことに驚きを隠せない様だ。

「ヴィーラ大丈夫です。大事ありませんから」

「ヴィヴィオ様、次回からは三女神と戦う時はわたくしも一緒に出撃させてください」

「忠夫さんを早く堕として彼女たちをこちらの引き込んだ方が私の危険も減りますから。ヴィーラには忠夫さんの教育を頼むことの方が多いかもしれません」

 そういうと陸八魔アルがこれ以上交わると拙いと判断して離れた横島にヴィヴィオが騎乗し始め、聖王としての気で彼を完全に嫐り出す。
悪魔の気による快楽に体を慣らされた後の逆の快楽の落差に彼は完全に気をやってしまっていく。浄化を終えて元の状態に戻った彼を楽しそうにみるとヴィヴィオは離れた。


 



それからしばらく時間が経ち女権国家の会議室でゲームの世界からのモンスターが大量に出る気配が起きたので、
2週間だけ王国と完全な休戦協定を結び調査に移ることが決まって調印が交わされ終わったという報告が届いた直後にスカサハが再び横島を担いで部屋に入ってきた。
会議していた防諜組織と三女神は驚いてスカサハを見たが、スカサハは楯無たちに言う。

「言っておくがこいつ(横島)を拉致ったのは休戦協定が決まった後だからな。お前達、ちゃんと無事に家に帰すのだぞ」

 そこまで本気ではないが楯無や横島を厄介に思っている面々に威嚇めいた気を飛ばしていた。脅しがなくてもそういう手段で殺害は防諜組織の面々の好むところではないし、
三女神の手前そういうことをするのははばかられる。スカサハは三女神に横島と彼の人形を渡すと言った。

「敵対しているアリスの奴がお前達への贈り物だと言っていた」

 そして彼女たちが人形を触ると、横島が受けた女性陣から嫐られぬいた記憶が見えてきて。そしてアリスは三女神の人形を使い現実と見分けがつかなくなる様な幻影を使い彼女たちを嫐っていた。
その三女神を模した人形が横島を嫐った記憶まで彼女たちに入ってくる。そしてアリスの声が彼女たちに響く。『人形だけじゃなくて貴女達が忠夫を可愛がるために一緒に来てくれるのを楽しみにしているわ』


 そして三女神は目覚めた横島を寝室に連行していく。アリスからの贈り物で欲望を刺激されはしたが、それでも彼女たちは怒りの方が深い様だ。それを見て狂三が言う。

「スカサハなにを考えているんですの?」

「ああすれば、あいつらが横島の周りの女どもを殺すために力をつけていくだろう。師匠としての義務だ」

 スカサハも四惑で女権国家への義理は通すが全てにおいて女権国家を最優先という訳ではない。今回は師匠としての矜持を優先したのだろう。




 横島は三人の女神に嫐られぬきながら何度も射精を繰り返していた。

 ノワールは彼を浮気者と罵りながら体を密着させ射精させるとベールが入れ替わり彼を甘やかすように乳首を口に含ませて甘やかすように射精させ、ブランが入れ替わり言う。

「忠夫どうした、お前こんなロリコン形態に犯されて興奮しているのか?」

「お願いだから許してー。ブラン様―!」

 ベールとノワールに左右から抱き着かれたままブランが騎乗して彼を何度も絞り、そしてベールが入れ替わり言う。

「ほらほら忠夫さん、赤ちゃんみたいに甘えながら好きなだけだらしなく欲望のままに漏らしぬいてしまいましょうね」

 入れ替わったベールの甘やかすやり方に性癖が壊れ抜いていくのを見てノワールが侮蔑の目で見た後でそれで余計に彼の分身が固くなったままベールの甘やかす性行為が終った直後にノワールと再交代されて彼は、悲鳴を上げていく。
三女神との饗宴はまだ終わりそうになかった。



 場所が変わって王国の本部、そこで大鳳はネプテューヌと愛歌と話していた。

「今の状況かなり拙いです。忠夫の精神的にはどうなるのが一番なんでしょうか?」

 それに対してネプテューヌが笑って答えた。

「大丈夫任せておいて! 前世のことも考えると一応私が一番忠夫の妻としては権限が強いからとりあえず力を取り戻すために師匠の所に行ってくるね。鬼一法眼って言う剣の師匠だから彼女は忠夫にも有益な術とか技も教えてくれると思うからさ」

「確かにそれは良いかもしれませんがそうしたらどうなるんですか」

「ノワールたちも忠夫をものにできない状況だと忠夫の今生での縁の女性達を害するより私から奪いに来ると思うからさ。愛歌と二人ならどうにかまだ撃退できるよ。それに彼女たちは私達に対しては殺したいほど憎んでないしね」

「一時的な小康状態を作り出せるわけですね」

「うん。今は誰かの首が首ポロリとか、死亡とか起きるかわからないけど情勢が動けばもう少し安全な形にできるかもしれないしね。
それに愛歌も一緒なら今生で忠夫と関係の深い女性陣達もそこまで警戒しないからさ。私が力を取り戻したらまとめて一度やっつけて仲直りさせるよ」

「できるんですか?」

 それに対してネプテューヌは力強い、彼女が変身した時の女神パープルハートを思わせる瞳で答えた。

「やってみるから任せて。忠夫の精神はどうにか守って見せるからさ」

 愛歌も協力して整えた手はずを見れば多分成功するだろうと思いつつ、大鳳は横島が勤めている会社の頼れる男性である、伊良子清玄が今行方不明なのが惜しいと思った。
彼はとても有能なのに、なんでも寄食を取り上げる動画を挙げている番組に猫料理のリクエストを出した直後に狂三だけじゃなくてノワールらしき人物に連れ去られて、
身分を笠に着ている女性達の寝床の放り込まれたそうだ。多分無事に帰ってくるだろうがしばらくは使い物になりそうにない。



 それからしばらくしてネプテューヌは出かけるとぐったりとした横島を無事に連れ帰ってきた。

 その様子を見て大鳳は驚いた様子でネプテューヌに言った。

「良く連れて帰ってこれましたね」

「うん。ノワールたちも『私のことは』信頼してくれているからさ、戦いになることすらなかったよ。防諜組織にしても今は休戦協定中だから約束は守ってくれたしね」

そういうと、ネプテューヌは横島に回復薬を飲ませた後で言う。

「とりあえず私は鬼一法眼師匠の所に忠夫を連れて行ってくるね。それが済んだら今の『ところは』私が最強な状態を維持できるように鍛えなおしてくるから。あとある程度忠夫の自衛能力も上げないと。愛歌、協力よろしくね!」

「ええ、任せておいて」

 愛歌も笑みを浮かべ彼を伴ってネプテューヌと共に去っていった。






 三人の女神に嫐られぬいた横島は意識がもうろうとした状態で目を覚ますと、目の前にパープルハートの姿をしたネプテューヌがいることに気づく。
パープルハートはネプテューヌの時とは打って変わった鋭利で冷静な様子で彼の唇を奪い舌を絡めてくる。

 愛歌が横で怒りなどではなく、惚れた男の無様な痴態を笑う女権国家の女特有の妖艶で恐ろしい笑みを浮かべ言う。

「私の英雄さん、立て続けに調教を受け過ぎて随分とエッチな姿になっているわね。あんまり痴態をさらし過ぎると私も堕とす方に回っちゃうわよ」

 耳元でそういい彼の分身の下にある玉袋を愛歌に揉まれた瞬間彼に激しい快感と恐怖が走った。この愛撫をできる女性まで本気で自分を堕としに来たら、
自分はもう人間未満の存在まで直ぐに陥落してしまう。今のところは二人の性行為は自分を立ち直らせる霊的高位であるがそれでも恐怖はぬぐえない。
恐怖が余計に快楽を引き立て始めたころにパープルハートが服を脱ぎその豊満な体を彼に密着させて繋がり体を上下させるたびに胸板で乳房が潰れる感触と顔を乳房で挟み込まれる感触を交互に味わう。
彼女は楽しみながら何度も彼を射精させると彼を対面座位から離して騎乗位に変えた。倒れる彼を見ながら愛歌が口づけしてきて言う。

「『雄々しき獅子の祝福』を授けてあげる。これで堕ちづらくなるでしょう。でも恥ずかしくて仕方ないのではなくて」


1052 :名無しさん@狐板:2025/10/13(月) 12:17:41 ID:i8yNsUHl

 パープルハートが彼の腕を取り自分の乳房を揉みしだかせて余計に射精量を増やしていくと、彼は自分が王国男子にあるまじき痴態をさらしていると思いその恥辱心が余計に大量の射精を招いていく。
愛歌は彼の唇を奪い舌を絡め彼がパープルハートの内部に一層大きな射精をしたのを見ると満足そうに言う。

「『雄々しき獅子祝福』を受けた獅子は強くなるけどその獅子の末路は雌に群がられ寿命を削られた最後もあり得るのよ」

 そしてパープルハートが離れた後で、愛歌が彼に騎乗した瞬間、『雄々しき獅子の祝福』の効果が高まり、彼はどうにか精神が立ち直ると同時に恥辱心も上がっていくことが分かった。
愛歌の女権国家の王族らしい性的わざと魔膣に彼が屈服していたにもかかわらず、愛歌は強すぎる快楽で射精できない状態を敢えて作り出し、彼を見下ろし笑う。そして不意に彼の耳元に声が響き、
その声を聞き彼は恐怖を覚えた、さとりの声だった為だ。

「『雄々しき獅子の祝福』のおかげで恥辱心が強くなった所で色々と思い出してみましょうか『想起・今回の騒動で受けた女性優位な性行為大半』」

 さとりの処刑宣告の直後に彼の頭に三女神と親しい女性達全てにやられた恥ずかしい性行為と、快楽が蘇りそのまま彼は愛歌が緩めた快楽の中で奇声を上げる女権国家でもめったにない程の射精が起こる。
愛歌の霊力が大幅に上がり彼の霊力は下がっていく。霊的防御が下がるとますます射精量が増えていく中で愛歌は妊婦の様に膨れた腹を愛おしそうに撫でながらパープルハートの手が彼の分身を掴んだ瞬間に離れた。
射精を再び封じられた彼が奇声を上げると、パープルハートが少し意地の悪い笑顔で言う。

「ここからは私だから」

 そういってパープルハートが分身を飲み込むと再び射精が許されて大量の精液が出て行き、パープルハートが彼の上から唇を奪い舌を絡めてきた後で、愛歌が両手を取り、
パープルハートの尻に導き無理やり揉みしだかせる。それだけでなく彼女はパープルハートの尻に横島の手を押し付ける際に時々つぼを押して余計に射精量を増やしていく。
性行為が終った頃には完全に別の世界に旅立った目をした横島が二人に抱きかかえられていた。


 性行為を終えた後でパープルハートはさとりに言う。
「今回協力してくれたのは意外だったわ。おかげで忠夫の精神が一時的に壊れたから、その際に私と愛歌の霊力を大量に流し込んで忠夫が他の魔術干渉を受け辛くできけどいいの?」

 さとりは最近は横島にかなり強い好意を抱いていることをパープルハートも理解しているが、今回の件で手を貸してくれるのは意外だった。それに対してさとり笑いながら答えた。

「ええ、私としては彼を堕とすときの最高に好みのシチューエ―ションがあるけどかけ離れすぎていたからね。まあ、もう少し好みの状態だったらどう動いたかわからないけど」

 それだけ言うと去っていくさとりとこいしを他所にパープルハートは愛歌と打ち合わせを始めた。

「愛歌、貴女の目から見て今の状況はどうなりそう?」

「かなり危ない状況で、忠夫の周りの女性や女神が死ぬかわからないわね。とりあえず小康状態というところかしら。
陸八魔アルは比較的にこちらに来てもらえそうだから彼女から当たるのが良いと思うわ。それにしても本当に面白い状態だわ。
選んだ英雄がこんなに凄い因果を持っていたなんて、やりがいがあり過ぎて第二の人生が本当に楽しいわ」

 愛歌の笑みを他所にパープルハートは体を洗ったら昨日あいさつした師匠である鬼一法眼の元に向かう決意をした。
一刻も早く強くならないと旧友の三女神あるいはヴィヴィオや今生の女権国家の友人たちが死ぬかもしれない。それには自分が力を取り戻すのが一番だ。

 決意して歩みだすパープルハートを見ながら愛歌は彼女も英雄の守護女神としてかなりの当たりだと思いつつ、意識を取り戻した横島が彼女と共に修行をする姿を思うと、楽しみになってくるのがわかる。
パープルハートもここ数か月間の間かなりの速度で力を取り戻していたが、ここに来た以上はさらに速度は速くなるだろう。そして彼女の為に共に修行をすれば横島はもっと強くなっていく。
旧王朝の王女冥利に尽きると思いながら、横島の寝顔を見て彼なら自分に惚れている女性陣を一人も死なせない結末にたどり着けるかも、という予感を覚えた。
その予感が恋をしたゆえの盲目であれ、あるいは王女としての正しい直感であれ自分は幸福だと思い彼女は笑う。そんな中で彼女たちが修行の為に来た山は朝焼けの時間帯であり、
このまま闇に飲まれるようにもあるいは光に満たされる前の様にも見える光景を見せている。愛歌はそれを見ながら、これからの横島の行く末の様だと感じ、どちらの未来に行こうと自分は彼を支えて行こうと決意を新たにした。


1053 :名無しさん@狐板:2025/10/13(月) 20:53:51 ID:cDqWrGVr
乙です

1054 :名無しさん@狐板:2025/10/13(月) 23:06:09 ID:i8yNsUHl
>>1053
乙感謝です

1055 :名無しさん@狐板:2025/10/15(水) 09:33:22 ID:87iYF9Y2
おつつー

1056 :1033:2025/10/15(水) 21:45:18 ID:Zv3GywJo
>>1055
乙感謝です

1057 :名無しさん@狐板:2025/10/17(金) 23:42:52 ID:RQzyu8z2
乙でした

1058 :1033:2025/10/17(金) 23:56:38 ID:7bszZmti
>>1057
乙感謝です

1059 :名無しさん@狐板:2025/11/04(火) 15:51:48 ID:dPn7X5Kk
乙でしたー超大作

1060 :1033:2025/11/04(火) 20:54:15 ID:hum4L4DU
>>1059
乙感謝です。
やりたいことが多すぎてかなりの文章量になってしまいました

1061 :Ume made by machine @:2025/12/14(日) 21:08:44 ID:Vo/IJX7o
Mシチュと言っていいのか不安はありますし長いですが挑戦したので貼ります

―マサキは必死の形相でコンソールを叩いていた。
その音と並行して、隔壁が外からの衝撃で轟音と共に悲鳴を上げていた。
室内のモニターには爬虫類とも虫とも言い難いグロテスクな姿をした凶暴な現地生物がひしめき合って映っている。
獲物を求めて室内に侵入しようとしているそいつらにマサキの冷や汗と心臓の鼓動は止まる事がなかった。

「は…早く!何か防衛システムはないのか!ぶ、武器でもいい!」

受験時の試験終了直前の時とは比べ物にならない様な必死さで端末を操作し、この状況を切り抜けられる手段を模索する。
隠し通路は?侵入を阻む隔壁は?警備の設備は?部屋の中に響き渡る衝撃音と共に、隔壁はひしゃげ歪んでいく。

―待機状態のU-Meを起動します。認証キーを挿入して下さい。

マサキは探索中に発見したカードキーを祈りながらリーダーに通した。ピー、という小さな電子音が響く。

―認証クリア。オーナーの生体情報を登録します。只今起動中…


その瞬間に、勢いよく隔壁が部屋の中へと弾き飛ばされ心臓を貫く様な無情な音が響き渡る。
破壊された入り口から夥しい数の現地生物が室内へとなだれ込む。
嫌悪感を込めてエイリアンと呼称されるそいつらは唸り声をあげて鋭い牙と鋭利な爪をのぞかせながら、マサキのもとへとにじり寄っていく。
壁に追い詰められたマサキ。もうダメだ、と思った瞬間に部屋の片隅から起動音とともに何かがうごめいた。
そして、激しい音を立てて、飛び出した。

そいつはマサキへと牙を剥いて飛びかかったエイリアンに立ちはだかる様に着地した。
その直後、エイリアンは強烈に体を痺れさせながら床をのたうち回った。

さらに1体、もう1体と襲い来るエイリアンは銃からの強烈な電撃を受けて倒されていった。

『エネルギーチャージ完了…!ライトニングボルト発射!!』

巨大な砲身から空気を震わせるような落雷の如き電撃がエイリアンの群れへと放たれる。
耳をつんざく轟音とともに気味の悪い断末魔が幾重にも重なる。
その一撃が放たれた後に残ったのは、黒焦げになって倒れた無数のエイリアンの死骸だった。

呆然とする自分の目の前に、見た事もない武器を抱えそれは立った。
長く美しい純白の髪。人間離れした理想的なプロポーション。豊満な胸と臀部を覆う露出の多い服。
目を覆っていたバイザーが開くと、そこからは見惚れる様な美女が顔を現した。

『ご無事っすか、ご主人!アタシはUシリーズ、Mモデルevolutionタイプ!形式番号はU-Me!"ウメ"って呼んでくださいっす!』

目の前の美女は、満面の笑顔でアンドロイドらしからぬ珍妙な口調で自己紹介を始めた。

―これが、マサキとウメの初めての出会いだった。

1062 :Ume made by machine @:2025/12/14(日) 21:10:17 ID:Vo/IJX7o
―人間が地球を離れ、宇宙へと乗り出した時代。
多くの星へと開拓と移民を始めたその時、先史文明に接触する事となる。
既に滅んだ宇宙の先達達が遺したものが辺境の惑星で発見された。
地球人達の科学力では及びもつかないようなオーバーテクノロジー、そして遺物。
人の姿をしたロボット…アンドロイドもまたその一部だった。

「―報告は読ませてもらった、マサキ・ミチハラ民間調査員」

基地内の執務室で静かに司令官は口を開いた。
縁の無い場所に出頭した緊張感と不安で縮こまりガチガチになったマサキの隣に立つウメ。

「今までに何体もUシリーズのバトルロイドが発見されて稼働しているが…そんなタイプは初めて見た。
 子育てや介護などの家庭用ワークロイドでさえそこまで高度な表情や感情の機能を有してはいない。
 おまけに自分から名前まで名乗って個人の意思や感情がある様な言動、行動を見せている。
 その個体を製造した開発者は、極めて優れた科学者であると共に相当に風変わりな人間だったのだろう」

時々マサキの顔を覗き込みながらそわそわと周囲を見渡す落ち着きのないウメ。
司令官の傍に立つ秘書型ワークロイドは一切の身動きも表情も変えず冷静に立っている。
ウメが一般のアンドロイドとは遠くかけ離れた存在である事がこれ以上ないほどに対比されている。

「―ともかく、そのバトルロイドは君に一任するしかない。オーナーとして登録されてしまった以上、
 それを解除するのは我々の技術では不可能に近いからな。所有権とそれを利用した活動を認めるとともに
 管理・監督責任を有するものとする。そしてバトルロイド所有者として正規の調査員として迎え入れよう」

―無機質な音を立てて、執務室のドアが静かに綴じる。
今までまるで無縁だった高官の執務室を後にして、マサキは胸を撫で下ろした。
目まぐるしい出来事の連続で心休まる暇などなかったが、ようやく一息つけそうだ。

『ご主人!やっと話終わったっすね!これから何をするんすか!?』

ウメは解放感ではしゃぎながら何をするかに目を輝かせている。
彼は、一息つけそうだと思ったがこれからが始まりだと思い直さずにはいられなかった。



―場所は移り変わりマサキの自宅に。
ドーム内の居住区の小さな家屋、そこが彼の住み家である。
煩雑な書類の事務処理をしている間、ウメはPDAを用いて絵本や映画などを見ていた。
ウメは受動的なアンドロイドとは正反対に、非常に好奇心旺盛で知識欲が強かった。

『―ねえご主人、アレってなんなんすか?』
『―ねえご主人、これって何でこうなんすか?』
『―ねえご主人…』

帰宅してからも質問責めで気の休まる暇がなかった。
PDAで図書館の書籍データを閲覧させるとそれに夢中になって暇さえあれば読み漁っていた。
マサキがウメの方を時々見やれば、読んでいるものにあははと声を上げて笑っていたり、
瞳を潤ませて悲しそうな顔をしていたりと、彼女は本当にアンドロイドなのかと何度も思った。
彼女の振る舞いは小さな子供のようであり、好奇心から貪欲に人間の文化や知識や感情を学んでいる。
マサキはそう感じるのだった。
そして、豊満で魅力的な肢体の美女の姿とは遠くかけ離れた子供じみた思考や言動のギャップに唸った。

『ご主人、このヒト達何してるんすか?』

ウメが指さしたのは映画で男女が裸になったベッドシーンだった。マサキは目を丸くする。

『コイビトってハダカになってベッドで一緒に寝るんすか?』

「お、お前はまだ知らなくていいよ!トイレ行ってくる!」

逃げる様にトイレに駆け込むマサキ。好奇心が強すぎて本当に対応に困るな、
そう思いながらファスナーを開けて便器に向けて用を足すマサキだった。

『それがペニスっすか?やっぱりアタシのボディと違うっすね。ご主人、もっと見せてもらっていいっすか?』

トイレまでついてきていたウメに叫び声を上げるマサキ。
途中で放尿を止める事もできない故に、美女の視線が自分の陰茎に向けられている光景にただただ困惑する。

「こ…こらっ!見るんじゃない!こんなの、人に見せるもんじゃない!は…恥ずかしい!」

『恥ずかしい?なんでダメなんすか!ならアタシのヴァギナ見ていいから見せて下さいっす!』

「そういう問題じゃないっ!」

まるで小さな子供が突然家族になったような…いつも騒がしい日々が続いていた。

1063 :Ume made by machine@:2025/12/14(日) 21:13:08 ID:Vo/IJX7o
そして時は流れ、ウメという騒がしく手のかかる家族を持つ事になった…
と同時に戦闘用アンドロイドを手に入れた事により劇的に大きな仕事に関わる事が増えていった。

居住可能区域から少しでも離れれば命の保証もない様な危険な惑星。
居住区に住む移民ですら例外ではない。ましてや開拓者や調査員は死と背中合わせの活動である。

『ご主人!アタシの後ろに!前方からエイリアンの集団が来るっす!』

「わ、わかった!」

生い茂る樹林の闇から複数のエイリアンが襲い来る。
ウメは手にしたエレキガンで接近する敵から順番に正確に電撃を浴びせていった。
体を痙攣させて地面をのたうち回るエイリアン達。
マサキへの接近などまるで許さないその射撃と殲滅力にマサキは驚嘆する他なかった。

『あいつらのコロニーが近くにあるって調査通りっすね、このまま一気に掃討させるっす!』

「ああそうだな、この任務に成功すれば居住区の安全も確保されて拡大も可能になる。頑張ろう」

気が緩んだその瞬間だった。

『伏せて!ご主人!』

突如としてウメがマサキを押し倒す。その直後に頭上から無数のエイリアン達が次々と飛びかかり牙を剥く。
ウメはマサキに覆いかぶさったままエレキガンで正確に迎撃していく。
しかし数が多すぎた。仕留め損ねたエイリアンの鋭い爪がウメの体をかすめた。
「ウメっ!」

『ご主人動いちゃダメっす!」

動揺してウメを起こして立ち上がったのがまずかった。
別方向から飛び出してきたエイリアンの一撃がマサキへと迫る。
赤い血が吹き出す。位置がよかったのか、かろうじてかすめただけで済んだ。

『お前ええぇぇっ!!よくもご主人の体にキズをっ!!』

ウメがエイリアンの体に手を触れると、エイリアンは激しく体を痙攣させて地面に倒れ伏す。
手足に輪の様な帯電が可視化されている。電気により動きを拘束しているのだ。
何が起きたのかわからず体をバタつかせる事しかできないエイリアンの口蓋へと、
巨大なライトニングキャノンのバレルを無慈悲に突っ込んだ。

『―壊れろ』

今まで見た事もない様な冷酷な表情と声で、ウメは動けないエイリアンに最大級の砲撃を浴びせた。
叫び声ひとつ上げる事ができず、閃光と共にエイリアンの体は黒焦げになった。

『ご主人〜!無事っすかぁ〜!?ごめんなさいアタシのせいで〜!」

目から涙を流しながら謝り続けるウメ。先程までの表情とはまるで別人の様な姿だった。

「大丈夫だよこのくらい。ありがとうウメ。助かったよ。そっちこそ傷、大丈夫かい?」

そう攻撃を受けた箇所を撫でながら言った事でようやくウメは泣き止んだ。

『ご主人、さっさとヤツらの巣、潰すっす。あんな奴ら、一匹も生かしておけないっす』

泣き止んだと思ったら一転してこの静かな怒りの態度に、マサキは背中に冷たいものを感じる気持ちを隠せなかった。


―そして時間にして30分にも満たない間。居住区の住人達を悩ませていたエイリアンのコロニーは跡形もなく消滅していた。

『やったっすよご主人!褒めて下さいっす!』

ウメのライトニングキャノンからの最大出力の射撃で一面は黒焦げの焼け野原と化していた。
その力の強大さに冷や汗が流れるのをマサキは感じずにはいられなかった。
もそして、満面の笑顔で喜び抱きつこうとするウメに言わずにはいられないものを感じていた。

「ウメ!これはダメだ!」

自分に抱きつこうとしたウメの肩を強く掴み、訴えた。

『!?!??!?』

「この一帯にはあいつら以外の生き物もちゃんといるんだ!それに…お前は怒りを優先して他を顧みない破壊をした!
 それじゃダメなんだ!」

困惑するウメを叱るマサキ。いくら恐ろしくても親としての立場からこれだけは言わなくてはならない。
そんな一心での発言だった。

『なんでっっすか!?アタシがやらなきゃあいつらのせいでもっと大きな被害が出てたっす!
 それにご主人に傷をつけたっす!あんな奴ら跡形も残さず徹底的に消して当たり前っす!!』

涙ぐみながらマサキを睨んで反論するウメ。その姿に思わず気持ちが緩みそうになる。

「…それじゃダメなんだよ。お前の力は強すぎるんだ。反省してくれ…」

そう言うのだけが精一杯だった。
帰路の間、あれだけやかましかったウメは一言も喋らずにうつむいていた。
そして居住区がようやく視界に入ってきた時に、この気まずい静寂は止まった。

『―ご主人、アタシの事キライになったんすか?』

「バカを言うなよ。嫌いになるなんて訳ないだろ」

『…ホントっすか?』

「お前が大切だから叱ったんだよ。オレも他の人達もみんな、そうやって叱られて育ったんだ」

『…うわ〜ん!ご主人!ごめんなさいっす!!』

涙をボロボロと流しながら謝るウメ。マサキは自分の胸に顔を埋め嗚咽するウメを優しい視線で見つめていた。
まるで大きな子供が突然できたような、子供の頃に飼っていた犬の事を思い出した様な、そんな気分だった。

「いいんだよ。誰だって、オレだって間違う。これからも一緒に…よろしくな」

ウメはその言葉に、涙を流しながら満面の笑顔で頷いた。

「嫌いなんかじゃないよ。好きだよ、ウメの事」

『あ、アタシもスキっす!大好きっす!ご主人の事!」

今までで最高の笑顔でウメは笑った。それにつられて、マサキも思わず笑ったのだった。

1064 :Ume made by machine@:2025/12/14(日) 21:15:51 ID:Vo/IJX7o
『ふあー…キレイっすね。これが梅って花なんすよね?』

居住区に植えられた一面を覆う白い梅の花。鼻腔をくすぐる様な香り高い匂い。
本当に小さかった子供の頃の事を思い出す。

「ああそうだよ。オレも子供の頃から好きな花で、春が近づくと神社で見てたっけな」

周囲には小さな子供達や親子連れが春の訪れを前に梅見を楽しんでいる。
ここが地球から離れた辺境の開拓惑星である事を忘れさせるような、のどかな光景だった。
そんな中にアンドロイドであるウメがごく自然に紛れ込んで、誰も彼女が人間ではない事に気付かない。
まるでアンドロイドとは思えないような姿と光景に、マサキは人間とアンドロイドの境界に疑問を感じずにはいられなかった。

あっちこっちへと忙しなく梅を眺めて回るウメ。白く美しい髪をたなびかせて元気に動き回るウメの姿に、重なるものを見ていた。
気付けば小さな子供達と楽しそうに話をしてはしゃいでいる。
その光景をマサキは自分の足元にすりついてきた小さな猫を撫でながら見守るように眺めていた。
懐かしい気分だった。自分にもあんな風に誰とでも打ち解けて笑いながら遊んでいた時期があったっけな。
こんな風に、小さな動物をペットにしてかわいがってた時期も。指で撫でると猫はゴロゴロと喉を鳴らす。

『―ご主人、その猫ばっかりかまっててずるいっす」

唇を尖らせたウメが不満そうにつぶやき、猫の真似をするかのようにすりすりと体を擦り付ける。

「やめろって、こんな所で!もうそろそろ行くぞ!」

気恥ずかしくなって体を起こし、その場を後にしようとする。

『あっ!待って下さいっすご主人!…あー、あの…』

「ウメ、何だよ?急に迷ったような顔で」

『…んにゃ、何でもないっす!明日の任務の準備しなきゃっすね!』





―ウメはさっきまで一緒に過ごしていた子供達との会話を思い出していた。


―私ね、大きくなったら××くんのお嫁さんになる!

―××くんもわたしのこと好きでしょ?

―好きな人どうしは結婚するんだって!


『スキ、どうしは…ケッコンする…んすか』

今までウメの思考回路の中に一度も起こらなかった、理解のできない思考が起きているのを彼女は感じていた。

(つづく)

1065 :名無しさん@狐板:2025/12/15(月) 14:47:32 ID:1OLNUbZe
投下乙

1066 :名無しさん@狐板:2025/12/15(月) 14:54:44 ID:R5O2k4Ms

どれぐらい人間に近い設定にするか迷うよね

1067 :Ume made by machineA:2025/12/16(火) 04:00:33 ID:x0Lq1aXY
※乙と閲覧ありがとうございます。横道になります。設定とシチュエーション上仕方ないんですが男が女を物扱いしているようなシーンの為、苦手な方はご注意下さい

「今回の任務は共同作戦になります、ヒューイ上級調査官、よろしくお願いします」

「ああ、よろしく頼む。今回の任務はなかなか厄介でな、新人でも助力はありがたい」

ウメを連れて任務の目標地点に着いたマサキは、上官に当たる人物に挨拶を交わす。
その傍らにはウメ同様の戦闘用アンドロイドが無言のまま傍らに立っていた。

紫色の髪をしたショートボブの美女。胸元が開き臍が露出したハイレグレオタードの上に
プロテクターを各所に装着したバトルジャケット。
人間離れした抜群のプロポーションはウメ同様のアンドロイドである事がよく分かる。
しかし、その表情に一切の変化はなく挙動も完全な静。
感覚がマヒしていたが、アンドロイドとしては完全にこちらの方が標準的なのだ。
ウメの特異性を改めて実感するマサキだった。

「じゃあ行くか、M10。あっちのバトルロイドと適当に作戦行動を打合せしておくようにな」

『はい、マスター』

感情の全く篭らない声で返答するM10と呼ばれたアンドロイド。
マサキはウメにうまくやるようにな、と告げると作戦行動の為に一緒に歩いていった。
その場に残されたウメとM10。


『えーと…よろしくお願いします…っす。先輩。アタシはウメって言いますっす』

『珍妙な話し方ですね。私はU-M10。よろしくお願いします』

『えっ、名前とかないんすか?ご主人には形式番号でしか呼ばれてない?』

『名前?そんなもの必要があるのですか?マスターが好きなように呼べばいいでしょう』

『………』

『貴方のマスターの方針に口出しする気はありません。
 ですが戦闘用のアンドロイドである私達にそんな事は無駄な行動…人間でもないのに無意味』

『なっ!何を言うんすか!』

『なぜ怒りの思考回路を持つの?理解不能…』



「よし、ミーティングが終わったぞ、M10、ベースに戻るぞ」

2体の間の空気を裂く様に割り込むヒューイの声。 その言葉に我に返り、了解、と返答するとM10は踵を返した。
その場に残るウメ。

『マスター、前回からおよそ43時間の間隔が空いています。作戦開始前に私の性欲処理機能を御利用下さい』


―性欲処理機能、その単語を聞いた途端にウメの思考に言いようのない不快感が込み上げた。


「おお、確かにそろそろムラムラしてきたな…じゃあ一発ヤッとくか」

『他のスタッフにも長期間の作戦行動で私のボディに劣情を催す者が現れています。
 マスターがよろしければ彼らにも性欲処理機能を使わせる事を推奨します』

「そうだなー、部下の苦労を労ってやるのも上官の役目だからなあー」

笑いながらM10の開いた胸元に手を突っ込んでまさぐりながら呟くヒューイ。
そして尻を撫で回しながらその場を去っていく。その行為を無言のまま受け入れるM10。
去っていくその二人を、ウメは無言のまま冷たい視線で見ていた。



1068 :Ume made by machineA:2025/12/16(火) 04:02:14 ID:x0Lq1aXY
ベース内で一人の美女に複数の男達が群がるような光景が広がっている。
ヒューイ上級調査官の所有するバトルロイド、M10が彼らチームのメンバーの男達の性の相手をしているのだ。
陰茎を露出させた二人の裸の男を前に、左右の陰茎を片手で扱いている。

「たまんねえよなあM10ちゃん…本物の女以上だよ」

「こんないい女とヤれるんだから隊長には頭が上がりませんよ」

『生死のかかった戦場での長期間の作戦行動は大きなストレスを生みます。それを解消するのが私の機能です』

「はっは、こうして部下の為に自分のバトルロイド貸してやる俺は部下思いだろ?」

ヒューイは自分達の前で繰り広げられる淫景を前に下品な笑い声を上げた。

「なーに言ってんですか、少し前までたっぷりお楽しみだったんでしょ?」


右手で片方の男の陰茎をリズミカルに扱きながら、M10は頭の動きだけで口淫を続け射精を促す。

「いつもすげーよなあ、唾液も愛液も出て、感じる仕草もする。機械なのに本物の女と変わんねえ」

「本物の女以上だよ。こんなのもうセクサロイドだろ。こんな機能つけて先史文明とやらも好きもんだよなあ」

M10は無言で口淫を続け、唾液をたっぷりまぶしながら舌を絡めながら喉奥に当たるように深く陰茎を飲み込む。
そして、度々漏れる喘ぎ声を聞く度にちらりと上を見やりで男の反応を確認する。

「ああっ…その上目遣いすげえそそる!このまま見たまま激しくして!」

『了解しました。このまま見つめ合いながら射精に導きます』

M10はさらに激しく頭の動きを繰り返す。じゅぽじゅぽと淫猥な音が響き渡り、M10の端正な顔に似つかしくない程に唇がすぼむバキュームフェラが繰り広げられた。

「で…出るっ!」

射精の閂が外れそうになった男はその勢いでM10の頭を掴むと、口の中に己の欲望の白濁液を放った。

『んっ!ん…ん…!』

えずいたような声を上げて体を震わせるも、口淫を止める事なく続け精液の迸りを受け止める。
もう出なくなるまで吸い出してやる、とでも言わんばかりのフェラチオに男の精液は残さずM10の口内に吐き出された。
射精が収まると、ぽん、と音を立てて陰茎から口が離れる。

『射精は終わったようですね。ん…』

口元を軽く拭うと、そのまま喉を鳴らして口内の精子を飲み干した。

「はーっ…良かった。あんがとM10ちゃん、精子飲んでくれて嬉しいねえ!」

『ベース内を精液で汚すのは非効率です。私が嚥下するのが好ましいかと』

「M10ちゃん今度は俺も俺も!」

手で扱かれるままだった男はずいっと唇に押し付ける様に屹立した陰茎を突き出す。
グロテスクな赤黒い亀頭は、そのままM10の唇の中に飲み込まれていく。

「ああ〜たまんねえ…本当M10ちゃんフェラ上手すぎるわ。いつもしゃぶって貰ってるから俺達の感じる所完全に把握されちゃってるよ」

『ええ、ランド士官はカリの付け根の部分を舌で激しく舐めて刺激されるのが好きですね。
 アレクス士官は尿道を刺激されるのに弱いです。そして睾丸を同時に刺激されるのを好みますね』

M10は口の中の亀頭の尿道へと舌先をぐりぐりとほじる様に刺激し、同時に手で陰嚢を弄んでいる。
その同時に襲い来る刺激に耐えきれず、彼もまた射精に導かれた。




「すいません!作業が遅れちゃいました!ホーク下士官、只今参りました!」

爛れた淫猥な光景の中に場違いな声が響き渡る。そのまだあどけなさが残る少年は目の前の光景に目を疑い、硬直した。

「おーお、遅かったじゃないか新人君」

「こっちはもう始めちまってたぜ」

「ひ、ヒューイ隊長、これは一体何なんですか…!?」

「労いと息抜きだよ。かわいい部下のためのな」

ハハハ、と声を出して笑うヒューイ。状況がわからないホークを前に困惑などどこ吹く風である。

「お前さあ、まだ童貞なんだって?特別にM10とヤらせてやるよ。作戦の期間中M10の事チラチラ見てただろ?」

「…!?!?!?!!?」

「じゃあM10、こいつの筆おろししてやれよ。命令だ」

『宜しいのですか?本人の同意の伴わない性行為は強姦に当たりますが』

「本気で嫌がってたらやめてやれ。本気で嫌だったらな」

嘲笑する様な含み笑いを漏らし、部下二人と共に席を立つ。

「じゃ、初めてのセックスが見られてるとさすがに可哀想だからな、外してやるよ」

部屋を後にする3人。そこにはホークとM10が残された。

『マスターからの命令です、ホーク下士官とこれより性交を始めます』

「えっ、あの、いや…ダメです!」

M10は表情を変えずに無言のままホークを押し倒す。そのまま股間をまさぐり、硬直している陰茎の感触を確かめる。

『ホーク下士官の勃起を確認。性交の欲求と意思ありと判断します」

口では拒否しながらも、ホークはM10の視線に貫かれて体が動かなかった。
このままされるがままにされて、M10に犯されたいと体が認めていたのだ…。

(つづく)

3933KB
新着レスの表示

名前: E-mail(省略可)
READ.CGI - 0ch+ BBS 0.7.4 20131106
ぜろちゃんねるプラス