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【R-18】Mシチュスレの引用スレ

1 :名無しさん@狐板:2020/01/19(日) 00:15:29 ID:bMTYbG3g



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当スレは某R-18スレの長文レス、SS、スレ主以外のAA・支援AAを投稿する場所です
それ以外での使用はお控えください

852 :名無しさん@狐板:2024/11/06(水) 17:02:28 ID:m8ad9QFG
おつー面白かった
このゲームやりたいわ

853 :838:2024/11/06(水) 21:26:21 ID:/XbeLizz
>>852
乙感謝です
そういってもらえて嬉しいです

854 :名無しさん@狐板:2024/11/17(日) 15:13:07 ID:e/wUFsUe
おつー

855 :838:2024/11/17(日) 21:34:17 ID:+QoKYdo1
>>854
乙感謝です

856 :838:2024/11/19(火) 20:30:55 ID:ViPDVHJi
2024年女権国家ハロウィン後日談+追加補足SSハロウィン後の横島の定期的夢幻大奥挑戦記の始まり。

 このSSは>>838から>>845までに投下したハロウィンSSの後日談と補足と追加とifエンドの一つに近いものを混ぜ合わせたものです。上記のSSを読破していないと意味不明なものになっています。注意書きは上記のSSと重複しております。
@>>833の注意書きと重複している部分もあるのでそこを呼んでもらえると助かります。
Aユウキの天狗設定はソシャゲのものです
Bかなりオリジナル要素が強いです
C口唇期の性欲に対する知識は聞きかじりなので現実とは違うかもしれません。
D立香王女の寝取られ性癖は本編ではなく、パロディ漫画ますますマンガで分かる!Fate/Grand Orderの設定を独自解釈して使ってますが、普通に男性を恋愛対象にするなどかなり違うところがあります、





 夢幻の大奥を辛うじてクリアした横島は藤丸立香王女との結婚式が近づくにつれて、大きく不安を抱いていた。
 あの大奥で嫐られぬいた記憶が彼を蝕み、愛歌もしくはヴィヴィオを儀式で正妻とした場合、自分はあの快楽に抗って一番に立香を愛せるのだろうか。
彼女と育んだ絆すら溶かしてしまう快楽や砕く快楽、それを思い出して彼は、震えていた。

 彼が悩む部屋のドアをたたく音響く。その音から最愛の女性立香のノックだと彼はすぐに理解した。時間的には公務中ではなく私的な時間の訪問だと理解した彼は、くだけた口調で答える。

「立香、入ってきて良いで」

「忠夫―!久しぶりー! 最近忙しくてさー! 当時は表ざたにできなかった忠夫の手柄とかも公表して、王女娶るに十分って認めさせたり、専門的な仕事だけを忠夫に回す形にしたり、
ストレリチの王族や女権国家の公爵との共有に対してどうするかとかの打ち合わせも大変なのよ。これが私の仕事かだからしょうがないけど」

 近づいてきた彼女のシャワーを浴びてきたらしいシャンプーと香水の入り混じった匂いに彼は分身が僅かに反応するのを感じていた。

「そ、そうか」

「でも今日からでも頑張って六日も連休取れるくらいにしてきたわ。二日は休んだから残りは今日も入れて四日。確か忠夫も休みだったでしょう」

「ああ」

 そういうと立香は服を脱ぎ始めた。豊満な肢体を彼に見せつけながら言う。

「今日一日は思いっきりして、それが済んだら明日デートして、残り二日は臨機応変に決めたいんだけどいい?」

 横島は頷いた。王女の激務の間を縫って自分に相手に来てくれている彼女にできるだけ合わせなければ。

 立香は横島より年上で棒術や霊術に長けており、孫悟空みたいな恰好で悪霊などから人を護る為に戦っている。その格好で横島に修行を付けるようになってから、横島の上達も早くなった。
彼女と共に修行しつつ、彼の記憶にない幾つもの手柄があったようだ。




 立香王女は敢えて組手で彼に勝った時の様な動きで彼を押し倒すと笑う。

「忠夫、前回の事件で戻った記憶と戻ってない記憶や私への想いがあるみたいだけど、初めては王女娶れるくらいの手柄立てた直後に、結婚了承した日の組手の後だったって覚えてる?」

「そうなんか」

「うん。私に負けた貴方を、こんな風に組み伏せて、こうしたのよ」

 立香が横島からもらっていた、文珠を彼の頭に使い、『戻』を使うと彼の記憶が蘇る。

 かつて彼は霊能力を使う類の修行をして十二歳かそこらの時辛うじて、実戦に出られるくらいになっており半分は巻き込まれる形でまだ王女ではなく、
庶民であり半ば師匠ともいえる姉弟子の立香が巻き込まれた戦いに加勢したのだ。その際に周りの軍人たちは霊能に限定してとはいえ、足手まといにならないどころか多少とはいえ役に立った彼に驚いていた。
彼が婿候補となったのも、その事件で立香を助けるために、覚悟を決めて霊力が覚醒した彼が悪霊との戦いで大活躍をした結果だ。この共和国では王族は霊的防衛と象徴的な側面が強いので、そこまで王族や婿に要求されるものは大きくない。

 そして彼が立香を助けるために大活躍をした日の夜の記憶が戻る。

 立香の婿となることを了承した後、彼は立香にあっさりと押し倒された。彼女は笑いながら言う。

「あんなに活躍できるくらい強くなったのに、不思議? 私より強い敵にも勝ったのに?」

 疑問がる彼に立香は師匠の顔になり説明を始める。

「あの敵は忠夫から見て相性の良い敵だったでしょう? それに忠夫を侮っていた上に他の強敵を退けた後だったから。私より強い敵に勝てても私の方が実力は上だし、それに私との相性は最悪だよ」

 せめて対等な性交をしようと振りほどこうとする彼の分身を立香の手が掴むと一気に彼の前身から力が抜けた。

「この状況じゃ集中できないでしょう。 話の続きすると、私は忠夫の癖とか動きとか全部しているから忠夫が私より3倍くらい強くならないと勝つのは難しいそうだよ。少し上くらいじゃ殆ど完勝。こんな風にね」

 射精してもおかしくない快楽を与えた直後に、無理やり霊術で止められて動けない彼を見下ろしながら立香がゆっくりと腰を下ろしてきた時、彼は婿候補(実質婿となること決定状態)となった時に習った性魔術の準備をした。
精通前だったがそれでも口頭で霊力を籠めて彼女の健康に良くなり気持ち良くする術を仕込まれた。
射精の際に霊力を籠めると自分の快楽も大きくなると言われていたが、それでお処女を奪う時に痛みがすぐ引くようにするためと、多少女権国家の影響が大きい家系の血が入っている彼女相手に初めてくらいはリードしたいという気持ちがあるからだ。

 彼女の処女膜が破れる瞬間に、一気に女性の性感帯を愛撫して、組み伏せ返すそう考えて彼女が腰を下ろし彼の分身を飲み込んできた。処女膜が引っかかる瞬間が訪れず、そのまま一気に飲み込まれた。
一気にぬるぬるとした感触が彼の分身をなめしゃぶり、瞬殺されて彼は射精をした。霊力も一気に座れる彼を見下ろしながら、立香は彼からもらった文珠の一つに、『誠』文字が込められている。彼女は笑いながら言う。

「忠夫、私は激しく運動しすぎて処女膜がなくなっていたのよ。だからあなたが初めてだから安心してね」
 彼の分身を嫐りながら立香が笑いながら言う
 腰をひねられて彼は、快楽で極限状態になりながら辛うじて答えた

「そ、そうかー!」


 射精しつつ、悲鳴めいた声になるそれを楽しく聞きながら立香は言う。

「忠夫初めてくらいは主導権握ろうとしてたんでしょう。頑張って握らなきゃ」

 そういって、分身を包む感触だけで、完全に限界がきている彼の腕を乳房に導き揉ませた。

「あー!」

 射精したばかりで敏感になった彼の分身が余計に強くなり、再び彼女の中に放ちながら彼は脳が壊れそうな快楽を味わいながらも、乳房を揉みしだく勢いが止まらなかった。
立香はそれを見下ろしながら彼の手のツボを押して、痛みと快楽が同時に襲ってきたところで、彼の手が緩み彼女はその腕を乳房から自分の尻に導き、揉みしだかせる。
そのまま彼女は倒れこみ彼の顔を乳房で包みながら笑う。悲鳴を上げる口を彼女にキスでふさがれた後、彼の胸板で彼女の乳房が潰れ、口内が舌で蹂躙される。そのさなかで精通したばかりの彼は何度も何度も精を放った。

 長いキスを終えた後、射精しすぎて立てない彼を見ながら立香は笑いながら離れる。

「忠夫、私も一応女権国家の中では下の方くらいの閨上手な女性ではあるらしいけど、さすがにこれは情けないぞ♪」

立香が離れ終えると、もう一人の師匠である、インプ、ユウキが現れた。

「ユ、ユウキ」

 女権国家の森で良識派の妖精たちを束ねている彼女は、横島の師匠として共和国にしょっちゅう訪れている。彼女は笑いながら言う。

「立香王女との約束で、忠夫の筆おろしの時は僕も参加させてもらう約束だったんだ。忠夫知っての通り君のいくつかの転生先の奥さんは、今この共和国の為に有益な人材ばかりだから、ちゃんと覚悟決めてね♪」

 そういうと彼女はいつも服を脱ぎ去っていく。彼女が服を脱いで行った瞬間、彼の顔が驚愕に見開かれた。ユウキの乳房が想像以上の巨乳だったためだ。それを見て、ユウキは悪戯が成功した子供の様な笑みを見せた。

「やっぱりこうやって巨乳であることを隠して不意打ちした時の忠夫の顔は何度転生しても飽きないね♪」

 そういってユウキが彼の腕を取り、立香王女と同じ体位で彼を押し倒すと彼は悲鳴を上げた。立香王女以上の快楽が彼女の体からは送り込まれてくる。彼のベッドの中での戦闘力がリスや鼠なら立香は犬や猫。ユウキは狼や虎だ。

 ユウキは彼の分身を飲み込むと、乳房で顔を挟み笑う。彼女は『誠』の字が入った文殊を投げると彼に問う。

「立香王女より僕の方が気持ちいでしょう?」

「は、はい」

 その言葉を吐いてしまった罪悪感と背徳感が余計に彼の興奮を掻き立て、彼はユウキ中に再び放った。

 それを見ながら立香王女がそこまで深刻ではない怒り方をしながら言う。

「忠夫〜、文珠のせいとはいえそれはないでしょう。ほらお仕置きだよ」

 そういってユウキを彼から引き離し、彼女はその豊かな胸で彼の分身を抜き始めた。その感触に彼が悶えるとユウキもまた対抗するように同じことを逆側からする。彼の考えは一つだった。

『立香の方が気持ちよさは下だけど、その立香だけでいっぱい、いっぱいなのにユウキまで、ああー!』

 二人の胸で嫐られながら彼は何度かユウキの胸の方に分身を近づけた。それを咎めたようにユウキが言う。

「今生の幼馴染は立香ちゃんでしょう! 僕の方ばっかりに来ているお仕置きだ〜!」

 ユウキのパイズリが優しい物から辛い快楽を与えてくるものに変わった瞬間彼はしばらくして大量に射精を果たした。
彼の分身にもそれはかかり左右から二人の舌が胸で嫐られる分身の先端をなめ始める。脳が砕け散ったような快楽がたびたび起こり、胸から抜かれた分身を二人が舌で綺麗にし始めると再び射精が起こった。
文珠の効果のせいか、彼はユウキがしてきた視線の問いかけ、どちらの舌が気持ち良いかという問いに答えてしまった。

「ユウキの舌の方が上です」


 罪悪感で死にかける程の背徳感が余計に大量の射精を招き彼が倒れかけると、立香の目が怪しく光った。



 ここから先は彼の記憶には残っていないことだ。


 立香が不意に舌を動かすと、余計に彼の分身が固くなった。彼女の舌遣いは、ユウキのそれに見劣りしないところまで一瞬で上り詰めた。
女権国家の女性の快楽で男性を喘がせる力たとえ一点くらいでも男性は決して勝てないが、その中でユウキは80点くらいで、立香王女は40点から60点くらいだったが、今の彼女はユウキと同じくらいだ。
彼女は笑いながら、彼の分身を飲み込むと、彼は泣きそうになりながら射精して果てた。強すぎる快楽で気絶する彼を見下ろしながら立香はしまったという顔になる。


857 :名無しさん@狐板:2024/11/19(火) 20:33:38 ID:ViPDVHJi

「忠夫の一番は私なのに、他の女の子に屈服している罪悪感で打ちひしがれた姿にぞくぞくして、つい枷を外しちゃった。もうちょっと楽しめそうだったのに」

 ユウキは理解できないゲテモノ食いをしている友達を見るような目で彼女を見ながら答えた。

「そ、そう」

「うん、まあユウキさんも頑張って。これから彼の人生をみんなで素敵なものにしていきましょう」

 立香の笑顔を見ながらユウキはこの後にも思わず何度か口にしてしまう質問をこの時初めて口にした。

「ねえ、楽しいの?これ(忠夫が寝取られているの見るの)」

「うん!」

 満面の笑みで返答しながら、自分がユウキと同じくらい激しい快楽を与えて彼を気絶させた記憶を操作している彼女を見ながらユウキは思った。

『まどか王女と違って深刻な被害は出してないし、僕たちに最初に話しを通してきたから嫌いじゃないけど、この趣味は本当に理解できないな』

 その日の夜はそれで最後となった。





 立香にベッドの中で圧倒された横島は彼女との初めての記憶を思い出させられた後、その後、興が乗った彼女が二回戦をはじめ、彼女に愛をささやかれながら、
『たとえ側室でも今生では忠夫の一番は私よね』という言葉に彼は頷きながら喜んだ彼女が激しく腰を振り、そのまま精を絞られながら意識が落ちたのだ。



 眼を空けた彼は周囲の状況を確認して身震いし始めた。ここはハロウィンで彼が散々にへし折られ前世の妻たちに快楽を刻まれ尽くした女権国家式夢幻大奥迷宮だ。
大奥の彼の部屋である場所におり、かつて愛歌やジェラートが座っていた迷宮攻略に向かうための受付口に陸八魔アルが座っている。アルを見ると彼の中の恐怖が若干和らいだ。
善良な女性の方が彼に近づいてくる女性は多いが、その中でも彼女は特に恐ろしさが低い。

「アルちゃん、今回も夢幻大奥迷宮に呼ばれたわけだが、なんでなんだ?」

 それに対してアルは屈託のない笑みで答えた。

「なんでも愛歌とヴィヴィオとジェラートが、結婚前やっておきたいことがあるらしくて。準備していたらしいの。今回は難易度がアップしたエクストラステージよ!」

 アル社長の好意を抱く男性をいじめるのが楽しいというのを隠そうともしない陽気な様子は恐ろしさを感じさせない。だがそれがある意味では怖いのかもしれないと思う。

 本気を出した彼女は快楽で男を壊したり完全に危害を溶かして腑抜けにできるが、そんなことをしていても怖いとか距離を取りたいと思う感情羽芽生えにくい。これは一種の才能かもしれない。

「そうなんか。それで今回の内容はどんななんや」

「前回クリアした、私たちの特技を全部使える状態で新しく増設された前世の記憶とか封印された今生の記憶で作られた部分も追加された大奥迷宮をクリアすることね」

「そうか。少し気になったんだけど、それで俺の本来の体ってここを攻略している時どうなっているんだ?」

「冬眠状態で邯鄲の夢を見ている状態だけど敗北時の時だけ夢でありながら現実世界ともいえるくらいに具現化しているここに呼ばれている感じね」

 最後の疑念も消え去った。ここは多分夢の世界だが、具現化している異界に近いのだろう。それなりに常識外れの霊的超常現象と戦ってきた彼には予想がついていたが確認したことで完全に疑問が消え去った感じがする。

 疑問が晴れた後に横島は少し考えてから口を開いた。

「やはり今回も、俺が立香を正妻にしない様にするための処置なのか?」

「ええ。事情は忠夫に話せないけど」

答えながらアルは少し良心が痛むのを感じた。話せない主な理由は立香が逆寝取られ趣味でそれを横島が知ったら。彼の精神衛生にも良くないから、知らなければ逆に有益な乗ろか何かだと思わせておいた方が良いというのが第一だ。
次は一応彼女たちが多少は義理ができてしまった立香王女の為だ。
彼女は申し訳なく思いながらも快楽に抗えない横島の姿を楽しみたがっている。他の横島に熱を上げている女性達も彼女に多少義理があるのと、契約したこと、そして何より横島が気の毒すぎるので明かせないのだ。
それでもいざ始めると逆NTRが愉しめてしまう辺り、自分たちも女権国家人だと思うし、そうでないものも女権国家で過ごした影響を受けているな、と思う。


 横島は様々なステージを見ながら少し悩んだ後に聞いた。

「アルちゃん、ルールは前回とあまり変わらんか」

「ええ。前回と同じくボスから逃げつつ雑魚敵を一掃して、立香王女への想いの欠片を集めて、出口に来ればクリア。エクストラは前回とは比べ物にならない難易度で新たなギミックがたくさん追加されているけど、
前回の基本をとことん守ることが一番の生存への近道よ」
 
アルの言葉を聞き彼は前回教わった教訓を思い返す。

@なるべくボスから離れる。
A発動させる系の特技は一度使えばチャージし終わるまで使えないから、なるべく危ない時以外は使わない。
Bボスはルールを破らないけど、ルール違反にならない様に穴を突くから常に妄信しない様に気を付けて。
C一撃で倒せない敵はなるべく早めに消しておく。
Dボスが特技を使った後は隙が生じるからこちらも特技を使うなどして、なにがなんでもそこを切り抜けること

 そこまで考えたところでアルが再び忠告をしてきた。

「今回は新しいギミック等を教えると、ネタバレになってしまうからあまり教えられないけど、このルールを守ることが勝利につながると言ってたわ。これを守れば一度も捕まらない可能性もゼロじゃないって言ってたわね」

「そうか頑張ってくるわ」

 そういいながら彼は、新たに追加されたステージを見た。前回は彼と仲が良かった女性達の絵画が入り口になっていたが、今度はホラーの建物の絵になっている。

「もしかしたら今度は同じボスが違う能力使ってきたりするとかか?」

 横島の発言はこの勝負だからあくまでもゲームだから彼女たちは相当手加減していたことを証明している。今の横島も底辺の英雄くらいの実力はあるが、本気を出した彼女たちには絶対勝てない。
能力も一個しか使ってきてないし、全力で駆ける横島より少し遅いか同じ速度くらいでしか動かないというルールを彼女たちは護っていた。

 その問いにアルは頷いて答えた。

「ええ。エクストラステージだけに、攻略拠点が建物になっているわ。途中で負けて出てきても、雑魚敵の配置とかはあまり変わらないけど、ボスが変わっていたりとかもあるかも」

 アルも一応ボスの一人だがこの時点では、まだ全ての手の内を教えられていない様だ。

 横島は少し悩んだ後に、高価なラブホテルも兼ねているホテルの門を開いた。

「行くの?」

「ああ。ここなら特定のボスが強くなる可能性も低いがする。同じフロアでもボスが違うなら、その違いが顕著に出るだろう」

 覚悟を決めて横島がフロアの扉を開いた。


 横島は部屋に入ると、暗いながらも趣味の良い洋館を思わせる古風なホテルにいた。昔の城を思わせるそれを見ながら彼の考えは推理に傾く。

『ここは誰や?扉の絵は高級ラブホテルだったけど、もしかしたらフロアのボスを勤めている女性でガラッと変わるのかもしれん。
どんなラブホテルが好きかは人によるからな。この見かけからすると多分エヴァかジェラートか?次点でアリスちゃん。ギリギリだけどヴィヴィオもあり得るかな?』

 吸血鬼か魔女の館めいたラボホテルを見ながら彼は考えつつ、霊波刀を抜き前回クリアした時に手に入れたアルのスキルを発動させる。
アルもユウキと同様に二つ以上フロアをクリアしなければ、入れない場所のフロアの主だった。彼女の能力はベリアルの嘘を信じ込ませやすくする力だ。
これを使っていると、横島が現在即発動できるようにしている、能力をボスが誤認しやすくなる。
それだけではなく、彼が倒そうとしている想いの欠片などを持っている雑魚敵たちを倒そうとしている順番なども間違えやすくなりフェイントの成功率が上がるのだ。
チャージが終っているスキルは付け替えてから、3秒ほどで発動できる。そしてつけていなくてもチャージ自体は進んでいく。しかし、即発動できるスキルをテレポートだと思っている時にスタンを発動させれば、相当に相手の計算を狂わせることができる。

 最初に出た敵を見て、彼の顔色が変わった敵はアリスと少し似ている美女達だ。彼が人形に憑依させられている時は、上海人形たちの姿も人間に映る。その時の上海人形たちだ。

『夢幻大奥の特権ここでは人形も人になるってやつか』

 普段はシャンハーイとしか言わない彼女たちが言う。

「忠夫様―! 滅多にない機会ですから数か月前と同じく楽しみましょう。早くアリス様や夢子様としましょうよー! 王配になるのにメイドの慇懃無礼な罵倒で余計に射精量が増える変態なんですから」

 最後の言葉は彼が捕まった時に、女性優位の性行為をしながら彼女たちが投げかけてきた、罵倒を思い出させる声だ。分身が僅かに固くなったのを自覚しつつ、彼は霊波刀を抜くと切り込んだ。

「ここから攻略することにしたわ!」

 霊波刀で彼が上海人形もはやここでは人と変わらないが、を切りつけると、彼女は笑いながら言った。

「ここでは倒されてもちょっと痛いだけ、それがわかっているから全力切れるんですよね。先に閨で準備してます」

 そういって彼女が消えると無数の人形たちが武器を構え現れてくる。彼女たちの反撃は大したダメージにならないが蓄積したまま放置すると数秒動きが止まることもある。
だからこそよけながら戦ったり、あるいは多少食らっても後で休むことにして突っ切るなど状況によって、臨機応変な判断が求められる。今回は速攻で倒すことにした彼は敵を切り倒しながらひたすらかけた。



 いくつかの敵を切り払いながら彼は息を切らしつつ進んだ。その中にあるのは不安と疑念。

『敵全部倒して後は脱出するだけかもしれんけどアリスちゃんと結局合わなかったな。いや後ろからすごい勢いで、追いかけてくる気配はあったし何度か捕まるかと思ったけど、今回は俺の勝ちか』

 考えながら彼は決して楽な道でもなかったと思う。アリスが近くに来ると人形たちが強化されてしまい、一太刀で倒せる敵が二太刀でなければ倒せなくなったりしていたのだ。
その途中で背後からアリスの気配が迫ってきた時の恐怖はやばかった。前回クリアして得た知識だが、ボスの姿を見る暇があったらひたすら逃げた方が良い。振り返ったらその分遅れてしまう。


858 :名無しさん@狐板:2024/11/19(火) 20:36:54 ID:ViPDVHJi


 横島は駆けながら思った。絶対に何か一波乱ある。アリスの新しい能力か新ギミックかどちらかが来る。そう思った直後にスタンの範囲内に強大な気配を感じ、彼は即座にスタンを発動させた。
もう大丈夫、そう思って余計に速度を上げか彼は一気に絶望することになる。目の前の影からエヴァの姿が見えたためだ。

「ここアリスちゃんじゃなくて、エヴァ先生がボスだったんか?」

 叫び終わるより先に影から影へのテレポートを終えた彼女が彼を捕らえて言う。

「苦労したぞ。陸八魔アルの能力でアリスだという嘘の真実味をずっと増していたからな。お前に姿を見せない様にしつつ気配だけ感じさせたりもしていた。全ての部下が倒されたから元の能力に戻したというわけだ」

 部下がいなくなったからこそ、アリスではなくエヴァだとばれる心配もなくなったということだったのかそう思った直後に彼は、瞬間移動して寝室の上にいた。

 エヴァに軽くかまれただけで快楽で動くなくなり、大人の姿の彼女たは豊満な胸で彼の顔を包み彼の瞳が揺らぐのを堪能した後彼を敢えて上にして、両手両足でとらえながら分身を飲み込み首筋にかみついた。

 胸板で潰れるエヴァ乳房の感触が分身を余計に固くし、その状態の分身が飲まれた瞬間に彼は射精した。敏感になったその分身に首筋からの電撃の様な快楽という追い打ちもさらにきた。
二度目の射精で完全に気をやってしまったかれをみおろしながらエヴァは言う。

「上海、蓬莱、アリスの人形たち今回はご苦労だった。アルの能力のおかげもあったが、お前たちの功績もそれ以上だ」

「いえ、エヴァ様のアリス様が操った時の真似も上手でしたよ」

 そういいながら上海人形、この夢幻大奥では完全に人になっている彼女が彼の分身を飲み込んだ。その彼女の膣の動きはアリスのそれと同じでどれほど堕落しても許す。
愛玩を続けるという男の気概を溶かす快楽だ。彼女はアリスの動きを再現しながら言う。

「忠夫様。アリス様がボスのフロアでは抵抗するのやめましょう? 私より気持ち良いこういう堕落が待っていますから」

「あ、ああー!」

 動けない彼に堕落の快楽を脳に焼き付けながら彼女が離れ、蓬莱人形や他の人形たちも彼を嫐りだす。その手はアリスや夢子のそれに似ている。蓬莱人形は夢子と同じ方法で彼の分身を飲み込み笑う。

「忠夫様、夢子さんはもっともっと気持ち良かったでしょう。ほら堕ちなさい」

 横島が気をやっている中エヴァが言う。

「前回より難易度が上がったところを見せるか想いの欠片は記憶も取り戻させるが必ずしも良いことばかりではない。それではこれをやろう」

 エヴァが呪文を唱えると彼の封印されていた記憶が蘇ってくる。






 立香王女が罪なき弱者や国民を守る為に彼女しかできない悪霊払いで戦っている時彼も霊波刀を振るい獅子奮迅の働きを見せていた。
この国では最強クラスの悪霊祓いではある立香王女が孫悟空の衣装に身を包みながら棒を振るい、上級の悪霊を蹴散らすが特に手ごわい長い鉈をめいた剣を持った鎧の化生が彼女に肉薄する。
立香とその化け物の鍔迫り合いを見て、横島は一瞬で立香が本気で苦戦していると悟った。彼女が弾き飛ばされたのを見ると彼は一切の防御を捨てて、立香を弾き飛ばした際の隙めがけて霊波刀で切り込んだ。


 命を捨てる覚悟の相打ち狙いの一撃は、彼の霊波刀が当たるより先に、化生が消え去った黒い影が現れ、その化生を一撃で葬り去った。その一撃を見て驚く彼を他所に、その影=エヴァンジェリンは片腕で横島を持ち上げながら言う。

「最善手ではあったが、他の女の為に死の覚悟を決める姿を見せられるのは前世の妻としていい気分ではない」

 持ち上げられているのに微塵も苦しさや痛みを感じさせないままに彼女は横島を掴んだまま、王宮の寝所にテレポートした。


 横島は目覚めると自分が体を洗われた上で、寝台の上にいることに気づく。目の前には大人の姿に変身し、男の理想を思わせる美術品めいた体になっているエヴァンジェリンがいる。彼女は吸血鬼特有の魅了の瞳で彼の眼を覗き込むという。

「忠夫、立香も師匠としては及第点ではある。だが事態が事態だけに少し反則をする」

 そういうとエヴァは彼の背後に瞬間移動したかのように現れ、首筋に牙を突き立てた。

 快楽で悲鳴を上げる彼を笑いながらいつの間にかマントだけを着なおした彼女はマントで彼の両腕を纏めて、囚人の様に縛ると上に上げさせて豊満な胸を押し付けながら左手で乳首をいじり右腕で彼の分身を嫐り始める。

「あ、あー!」

「立香からも了承済みだ。お前の神殿で祀られている前世の力を覚醒させろと、な。私との婚姻や性交渉もその儀式の一部だ」

 何度も寸止めされて狂いそうな彼を弄ぶ彼女は本当に気が狂いそうになるまで繰り返し、足元部分のマントが彼の分身を縛り上げ射精を許さなくした後も、続けてくる。

「そろそろ良いか」


 そういうとエヴァは彼を動けなくしたまま正面に回り、抱き着きながら彼の分身を飲み込んだ。

「あー!」

 飲み込まれた瞬間厳しい快楽が襲い掛かり、彼の分身の亀頭がかみ砕かれた様な錯覚具がした後、射精したまま彼は前に倒れる。
その彼を抱き込みながらエヴァは両手両足で彼を捕らえるとこの時で言えば未来である現在と同じ体位で彼を嫐り始める。
最初の激しい快楽で完全に彼が屈服したのを見切ったのか、優しい快楽で彼の分身を彼女は嬲っていく。それでも彼射精の旅に彼の頭が壊れていく。

「ほら、もう少し耐えろ。5秒耐えられなければ仕置きだぞ」

 恐怖を感じさせる口調でありながら、膣はどこまで優しく沼の様に彼を快楽と堕落に導いていく。3秒で射精して彼が果てると、エヴァがかみついてきた。
辛すぎる快楽が首筋から来て限界を超えた射精が増加し、甘やかす膣で分身が嫐られていく。糸が切れた人形の様に彼がなるまでエヴァの遊びは続く。

 射精する度に嘲り罵る彼女の言葉が媚薬となっていることに彼が気づくと血を吸ってその思考を読み取りながら、彼女は何も言わず嘲りの目で見てくる。


 彼が糸が切れたように崩れ落ちて意識を失うと、エヴァは口移しで回復させる薬を飲ませ、彼に愛おしそうにほおずりし始める。
そこに光でできた東洋風の魔法円が出現し、立香王女の姿が現れた。横島の意識が絶対に戻らない状態でだけ見せる本来の力が感じられる。その姿を見ながらエヴァは怪訝そうな顔で問いかける。

「これで良かったのか?」

「うん♪」

 満面の笑みで答える彼女にエヴァは本当にわからないと思いながら質問を重ねた。

「幼女の姿ではなく忠夫との初めての夜はこちら(大人形態)でしてほしいとはなぜだ?」

 エヴァは立香との契約書を読み返しこういう項目があることについさっき気づいたのだ。
一応害があるかも知れない項目に関しては注意深く読んだせいか、悪意の潜みようがない部分には気づかなかった。だからこそ、なんでこんな頼みをしたのか気になっている。それに対する立香の答えは想像の斜め上だった。

「幼女モードのエヴァさんにとられるのも良いけど、やはり初めては巨乳モードでしょう。
私が勝負にならない訳じゃないけど、私より上なおっぱいに翻弄されて『立香ごめん。でもこの乳立香のより……、俺って最低だ』 みたいになっている忠夫が堪能できたから」

「そ、そうか」

 エヴァは引きながら答え、この立香王女は性癖で女権国家の女性を性癖で引かせるという快挙を成し遂げたのかもと考えた後、愛歌達の主張が正しいと深く思う。
横島の転生体は何回か英雄となり、祀られている者もいる。そしてその度に正妻は変わっていたが、仮に彼女が正妻となった横島の転生体が神殿とかで祀られたら、想像以上に厄介な干渉が起るかもしれない。

その情事が終った後彼はエヴァに血を吸われたことで前世の記憶やあるいは指導者の一人でもあったエヴァとある程度視点を共有したことで、爆発的な成長を果たした。
立香王女との訓練でも彼女との実力差が急速に埋まった感じがする。立香王女はもともと大鳳の血を引きキャルの棒術を継承しており、横島よりずっと強い。だが追いつくための時間が相当縮まった気がする。

 横島の霊波刀を切り替えながら彼女と激しくぶつかり合った後に、立香の棒術が辺り倒れると立香は本心からの称賛を口にした。

「忠夫凄いじゃない。前世の力を取り戻してここまでになるなんて」

「ああ、そうだな」

 他人事の様に言う彼に対して立香は怪訝な顔をした。

「どうしたの? まるで自分には関係ないみたいな口ぶりね」

「エヴァさんとのその夜のあれで」

 いい淀む彼の口調を立香が返す。

「エヴァさんとの性行為でブーストかかったから鍛錬のおかげじゃないみたいで他人事みたいに思えるとか?」

「まあ、前世も性格近かったらしくてあまり前世の記憶を取り戻して強くなった人間特有の後遺症は感じられんな」

 答えながら横島は自分が少しずつエヴァの与えてくる快楽に塗りつぶされている感じがしてくる。
立香に対する想いは衰えていないが、いくつもの前世で共に過ごした彼女達への想いがそれに勝っているのではと感じていた。 それから少し時間が過ぎ横島が出て言った後、立香がエヴァと話していた。

「40点くらいが師匠として合格点だとして、60点くらいの師匠やっていながら80点とか90点の師匠も出てきて、師匠ポジ寝取られ美味しいわ。そしてだんだん刻み込まれているなか、快楽に負けている自分に罪悪感じている忠夫が眼福すぎるわ」

 立香の逆NTRのすばらしさを聞きながらエヴァはやはり理解できないという顔になっている。
一応立香に対してはまどかに対する様な悪感情ないし、一応同じ男を共有する仲間でもある上に、大きいとまでは言わなくても小さくはない恩もある。
だからこそ彼女の趣味を理解するべく何に興奮しているのか聞いてみたが、共感はできそうにない。
他人に人として超えてはいけない一線を越えず、理解不能なゲテモノ食いの趣味をしている以外は善良な友人と思って頼みを聞いていくのが一番良いだろうとエヴァは思った。
それに自分としても女権国家の女としての業か快楽に屈服する横島を嫐るのは嫌ではないのだ。


859 :名無しさん@狐板:2024/11/19(火) 20:38:58 ID:ViPDVHJi



 過去の記憶を思い出した横島は自分が現代でもエヴァに嫐られていることに気づいた。過去の回想と同じ逆レイプをされていたらしく足腰が立たない。エヴァは子供の姿に戻ると言った。

「豊満な体も良いがこっちも悪くなかろう」

「ちょ、ちょっと待ってエヴァ」」

「『待ってください。エヴァ様』と言え」

 子供の姿に戻り膣の締め方が変わった直後に血を吸われてわめく、彼の乳首を彼女が口に含むと吸血鬼の舌と牙がそれを嫐り彼の射精量が一機増える。

「ああー! エヴァ様―! 許してください!」

「良く言った。次は褒美だ」

 大人の姿に戻った彼女は横島の乳首を自分の豊かになった乳房で愛撫しながら胸を押し付け彼の手を自分の尻に導き握り閉めさせる。

「あ、あ、ああ……」

 忘れさせられていた記憶が戻ってきたがその記憶と似た性行為をされて、立香王女に対する愛より彼女への想いが強くなるような恐怖と快楽が戻ってきて震える彼に彼女は言う。

「どっちの形態の私にしてほしい」

 答える前に豊満な胸を彼に押し付けながら射精させたまま大人形態で彼女は聞く。

「子、子供形態でお願いします」

 これ以上大人形態で忘れさせられていた記憶を思い出させるような情事をされ続けるとど彼女が一番になってしまうかもしれない、そういう恐怖からの言葉だったが、エヴァは笑った。

「やはり今生では自分を一番にしてほしいという立香への義理立てか。だが子供形態でも十分奪えるとわからせてやろう」

 その後、子供形態に戻ったエヴァは彼を大人形態とは違う快楽を与える術で、繋がってくる。愛歌やリグルの情事を思い出させるそれを受けて彼は、
何度も意識が飛んでいく。エヴァの狭くなった膣は彼の分身を余計に強く絞り何度も絶頂させてくる。何度目かの意識が飛んだ時、彼の目の前が真っ白になった。






 彼が目を開けると孫悟空の衣装を着た立香がいた。何度か経験した反省部屋だ。立香は凄く楽しそうに彼を勇気づけるような笑顔をしている。

「忠夫今回も大変だったね。今回の反省についてだけど、あまり言えることはないね。 エヴァさんは消えた記憶の中で、いくつもの教えを忠夫に教え込んだ師匠でもあるの。
自分が教えたことだということは忘れても体が勝手に覚えていたり、あるいは生きるための知識としては残るって感じでね。アリスの気配を身に纏って、これまでこのゲームをクリアしてきた忠夫の行動パターンを読んで、
振り返らない方が良いと判断する状態を作り、そして最後はアルさんのくれた技から、自分のテレポートに変えて忠夫確保。 本当に隙が無かった。 今後も色んなステージにランダムでボスさんが変わるから気を付けてね。
あとエヴァさんが自分用の正義だけじゃなくて、愛歌さんやリグルちゃんをまねた性技使ってきたせいで、二人の誘惑に弱くなっちゃったかも」

「そ、そうか」

「うん。ここは一応反省部屋とは言うけど、むしろ基本をちゃんと守って頑張った忠夫を上回った相手の対策を教える部屋になるかも。エヴァさんはもうここで許すと思うから次に切り替えていこう!」

 横島の意識が現実に戻りつつあり、立香王女の声が聞こえなくなるのを見越すと彼女はビデオを取り出していた。

「エヴァさんの責め良かったかって私が忠夫にした攻めに似せてかつ、手加減した私より気持ちよくさせているところもポイント高いわ」





 ラブホテルをクリアした彼は、快楽でズタボロになった精神を立て直しながら戻ってきた。食べるものが悪いとまた嫐られたいという思いが沸いてきてしまう。
そう思って受付に来るとアルではなくジェラート・ヴァレンティーヌが受付になっていた。その彼にジェラートは笑みを浮かべながら言う。

「旦那様、どうしたのじゃ? アルでなくて残念かえ?」

「まあな」

 赤い髪をたなびかせたスーパーモデルの様な長身な彼女は笑いながら言う。赤い髪をかき上げ男の心をくすぐる匂いを漂わせながら言う。

「アルでは普通に旦那様を励ましてしまう故な。誘惑に弱くなったなら余計に集中力を堕とすのも手の一つじゃ。とりあえず新しいルールの説明をしよう。
今回はクリアした施設を使うことができるぞ。 ラボホテルをクリアした今は食事などのランクが上がる。味などは変わらんが、ゲームが始まって少しの間速度が上がったりするのじゃ」

 ここまで言った後彼女は彼の顔を手で挟みながら言う。

「それとラブホテルでは欲情しすぎて集中力が落ちているなら、一切リスクなく性欲を解消できるのじゃ。最も中毒化などは最小に抑えはするが普通に嫐られたよりは低くとも快楽は脳に刻み込まれるがな。 どうじゃ妾と一戦するかえ?」

 横島は首を横に振った。

「それはやめておく。ラブホテルだけど、高級ホテルでもある施設らしいから、とりあえず精神を落ち着ける食事と気持ちを切り替えてくれる音楽を頼むわ」

「旦那様、了解じゃ。今回は妾はボスとして出られないかもしれぬ故呼んで欲しかっのだがな」

 寂しそうな声に罪悪感を覚えている彼を見ながらジェラートは楽しそうに笑う。ジェラートのその様子に気づかなかった彼は心を鬼にして、そこを空けると回復すべく部屋に向かった。




 ホテルで食事のメニューを見ると解説らしきものまで書いてある。彼は耐久力を上げるものや少しだけ足が速くなるものなどの、女権国家の良識派女性が男性の為に作ったメニューを見ながらどれを食べるか悩んだ。

 彼は少し悩んだ後に耐久力を上げてくれるメニューを選び、海産類とユウキが妖精たちの頭目をしている、森で取れた山菜を煮込んだスープを頼んだ。
塩気の濃いスープが柔らかいパンにしみこみ、エビや貝の歯触りが特に良いと思いながら彼は、スープを飲み終えるとそのまま次のステージに進むことにした。




 横島が次のステージに選んだのは病院だ。前回も一度捕まっただけで済んだし、何よりこの施設を攻略すれば回復施設が手に入るはず。今でも最低限の回復は道具はあるが、充実するならそれに越したことはない。




 病院に入った彼は、前回とは違い和風なその様子を見て、怪訝な思いが芽生える。

「どうなっているんだ。俺の前世には和風な建物に関わっていた女性もいたのか? そういえば、さとりは洋服来ていたから忘れていたけど、東洋の妖怪だったか」

 独り言をつぶやき終えた彼を他所にアナウンスが流れる。

『今回は特別ルールがあります。今回はボスが二人います。ただしボスとして活動できるのは一人。ボスが交代した場合は、5秒間ボスが動けなくなり、2撃以上攻撃しないと倒せない敵は妨害できない状態になります』

『ボスの適正ゆえのルールか。いったい誰なんだろうか』

 考えを纏めようとする彼にさらなる説明が続く。

『本当のボスは一人です。そのボスの適正上、ボスを手助けするボスがいる感じになっており、手助けに来ているボスも交代します。
ただし、このフロアに来ているボスとバトンタッチするのはいつでもできる代わり、フロアに来てもらうお助けボスに交代してもらうには一度交代してから最低5分の時間を必要とします。
それとボスとして活動している際に、スタンなどを受けた場合は、それが解ける前に交代すると、バッドステータスも受け継がれます。それではスタートです』


 聞き終わった後に彼は速攻で駆け始めた。


 女天狗や妖狐、女の鬼がかかってきたが、彼は構わず切り倒した。そして前回よりも強くなっている敵をあっさりと倒せるのを見て、自分の腕も相当上がっていると感じられる。
 恐らくは横島の腕が上がっているから前回よりも強くなるように調整しているのだろう。

 大勢の敵を倒しながら進む彼はボスが誰である知り驚きと納得を覚えた。そこにいたのはユウキ、ただし普段のインプではなく天狗となっている。彼女は笑みを浮かべると言った。

「忠夫今回も全力で捕まえに行くよ。捕まったらどうなるか覚悟して……、いや忠夫の場合は楽しみかな? 王国男子な価値観持つように育てられたのに、もうマゾになっちゃてるし?」

 挑発の言葉を聞き終わるより先に彼はひたすら走って逃げた。 ユウキはエヴァや立香と共に彼を見てきた師匠に近い立場だ。
師匠としての側面が強いエヴァと比べると一緒に遊んだりした時間の方が長いが、自分のことを知り尽くしている点ではかなり近い。
さらにインプから天狗になったことでどんな能力を持っているのか理解できないが、少なくとも速さはインプ時代より上だろう。

 迷うことなくスタンを発動させて走ると、彼は様々な事態を考える。

『新ルールは覚えておくだけにして、あまり利用しようとしない方が良い。このゲームの基本を守ることが大切だ。相手との駆け引き、雑魚敵を倒す順番、能力の発動タイミング。そういったものを良く守らねば』


 スタンから5秒が経った後不意に、病院の形が変わった。西洋の魔女や妖精が住みそうな様子だ。敵も狐などから、ユウキ配下の医療や人を癒す術などを使う妖精たちに変わっていく。

『バトンタッチか』

 そう考えた後彼は即座に頭の中に浮かぶ図面を見る。雑魚敵の位置は常に表示されるが、ボスは一度視認してから数分経つと消えてしまう。そしてもうすぐ見えなくなるユウキの位置と雑魚敵の位置も変わっていない。

『落ち着け。地図も敵の位置も変わっていない。ただボスが交代したからそれに合わせて風景が変化しただけだ』

 横島は霊波刀を構え妖精たちと切り結ぶと二撃または三撃で倒しながら、走る。

『今回はエクストラステージだから前よりは一撃では倒せない敵が多いはず』

 そう思いながら彼は駆け走り必死に敵を倒して回る。

 いくつかの壁を越えて走った彼は、アリスの姿を認めて脅える。

『アリスちゃんがボスとか危ない』

 前回受けた逆レイプの際に骨の髄まで腐らせてくる甘すぎる快楽が思い出され、意思が揺らぎそうだと感じてしまう。

「忠夫、今回のステージでは私がユウキのパートナを勤めているわ。 さとりに聞いたけど、私に対する中毒性が一番なんでしょう? 一度わざと捕まってくれたら、もう今回は来ないわよ」

「いや全力で逃げさせてもらう。戻ってこれる保証がないからな」


 そういって彼が全力で逃げるとアリスは残念そうな顔をしながら人形をいくつも出現させてくる。

 さっきまで妖精達しかいなかったが、彼女が隠していたのだろう。何とか一撃で倒せる人形師かいなかったら大損と思いながらも彼は即座にスタンを発動させた。

 アリスから離れて数十秒が経つと、再びユウキがボスを勤めている和風の景色に変わった。





 彼はアリスとユウキから逃げながら必死に敵を薙ぎ払いながら思う。

『敵は後30くらいか、そいつらを全部倒せば終わりだ。やはりスタンが重宝するな。テレポートは両方と距離取れるとき以外に使うと、危ない。
二人が動けない時間が5秒しかないからな。そしてボスとして活動している時に当てれば、交代してもスタンの効果は引き継がれるが、ボスとして動けない時にやってもそれは変らないか』


860 :名無しさん@狐板:2024/11/19(火) 20:41:24 ID:ViPDVHJi


何度もユウキとアリスの交代に悩まされ、それでも距離を取りながら逃げ続ける彼はスタンを発動させるか否かを悩んだ。今なら敵がユウキとアリスが両方近くに居るが、それでも雑魚敵が多い。
その雑魚をあと30体倒せば後は脱出すればクリアだ。 二人が近くに居るリスクも感じるが、ここにいる敵を倒せば。スタンを雑魚数体しかいなければスタンを発動させればクリア確定まで持って行ける状態まであと数歩だ。
だが妙な違和感がある。このゲームの本質は駆け引きと騙しあい。引っかかってしまう何かが近い気がする。彼は悩んだが即座に発動させた。
ギリギリスタンの範囲内にいるアリス巻き込む形でスタンを発動させると、そのまま複数の敵を倒しに駆けていく。彼はアリスの傍にいる複数の敵を狩ろうとして――自分の視線が天井を見上げていることに気づく。
あとからくる痛みで、自分が背後から殴られたのだと気づく。


 必死に自分を殴った相手をぶれる視界で確認すると、そこには天狗の衣装ではなく、見慣れた西洋の服に身を包んだユウキの姿が見えた。





 寝室で彼は不意にすさまじい射精量で脳を焼かれた様な感触で目を覚ました。目の前には、左右から彼の分身を挟むユウキとアリスの姿がある。アリスは笑いながら言う。

「ここはユウキがボスをやっているけど、ユウキの特性は使い魔という面も強いインプ。だから、私達パートナーによって能力が変わるのよ」

 横島の分身から出た子種で白く染まった二人は普段は霊力や魔力としてそれを吸収するが、敢えて彼に白く染まった自分たちの姿を見せながら言う。

 霊力を吸収しながら彼よりはるかに強くなったアリスが白濁の消えた体のまま彼に近づき口づけし舌を絡めてくる。ユウキが分身を引き続き胸で抜きながら言う。

「今回の僕はアリスの人形劇の能力に付き合うことを特化させてたんだ。天狗モードにもなれるけど、実は最初からアリスの使い魔のままだったんだよ、忠夫。
そしてアリスの人形劇で逸話を再現する能力に従って、天狗時代の自分になってたわけなんだ。最後は西洋のインプ状態に戻ってからボス交代したことで、建物が変化しなかったのさ」

 ユウキの彼の分身を嫐る気持ち良すぎてどこまでも堕落させる乳房の動きはアリスのそれと似ており、彼女を支援しているのだと感じられる。目を閉じながら愛おしそうに彼に口づけするアリスの舌も彼を甘い快楽で脳をしびれさせていく。

 ユウキが射精して敏感になった彼の分身を敢えて直ぐに射精させずに嫐り精液が溜まり切るとアリスが離れ、ユウキも彼の分身を解放してアリスに場所を譲る。
アリスが彼の上に跨り騎乗位の体制になって彼の分身を飲み込むと彼は意識が飛ぶほどの射精をした。その状態の彼にアリスが体をぴったりと寄せると全身に淫らな快楽が走り仰向けになった彼はただただ体を震わせながら射精を繰り返す。

 後ろからユウキが抱き着き乳房を背中に当ててくると余計に射精量が増えてくる。
アリスの中に放つたびに大事なものがどんどんと失われていくような錯覚が起り、どんどんといくつもの前世で助けてもらった彼女たちの存在が大きくなっていく感じがする。

「ユウキ、そろそろ貴女も」

「ありがとうアリス」

 ユウキとアリスが入れ替わった瞬間彼は、悲鳴を上げた。緩く優しく融かしてくる様なアリスの快楽に慣れ切った瞬間にユウキの追い詰めてくる類の快楽をもたらす膣に不意に変えられて、アリスに最初に放ったのと同じくらいの量を放ってしまう。
倒れる彼にユウキが言う。

「忠夫、大丈夫……、じゃないか。でも安心して。忠夫は妖怪とかを診る医者の素質があって、大勢の妖怪を救っていた時もあるんだ。東洋の術を習得した忠夫の為に僕も一時天狗にクラスチェンジしていて、その結果があれだけどね。
だからここは、忠夫が院長したり、僕を助けるために多大な寄付した病院がモデルなんだ」

「そ、そうなんか」

「うん。そのせいか生前は多少回復魔法覚えた程度なのに、医療とかも司る妖精になっちゃったんだ。本業は戦士だと信仰者も理解しているけどね、だから」

 ユウキが手を振ると彼女の部下らしい医療もこなせる妖精たちが薬を持ってきた。体力回復ドリンクらしきものを見た彼は迷わず飲み込んだ。アリスやユウキは基本的に、横島が死にそうになるほど絞らないが体が限界を訴えていて抗えなかった。


 飲み終わった彼にアリスは笑いながら言う。

「これなら絞り切るまでしても大丈夫ね。それじゃあ人形劇と行きましょうか。貴方も知らない過去の記憶よ」

 そういうとアリスは現実世界でも、彼を操り対面座位の形で彼を絞り始めた。射精と同時に意識がグズグズに堕ちながら彼の意識はゆっくりと落ちて行った。




 横島は自分が立香王女と初めて性交をしていた夜に自分の意識が戻っていることに気づく。これはアリスの過去を再現する人形劇だ。
目の前の立香王女は今のアリス同じ体制で彼と繋がりながら、立香もアリスと同じように彼の口の中に乳首を入れて、彼の頭を撫でまわしてくる。彼は、気持ち良いと思いながら立香の声を聞いた。

「初めて忠夫の口の中を征服したのは私だね。ホラホラ、もっと吸ったりして私を気持ちよくさせる努力を怠るなー!」

 繋がっている下半身だけで、彼の快楽に対する耐久は限界に来ている。だらしない程に射精する彼を見ながら立香は心底楽しそうな笑顔で言う。

「もう、お乳吸っている耐性だけじゃなくて、夜の防御力まで赤ちゃんみたい。悔しいと思いつつ、射精量が増えちゃう当たり、悲しいサガだね。変態マゾ男♪」

 その言葉を聞きながら彼は立香にこの日の夜翻弄され続けたと思い出した。






 彼の意識は過去にさらに過去に戻る。そしてこれは自分が赤子の頃だと彼は気づく。赤子の彼に現在のアリスからの念話が届いてくる。

『忠夫これから貴方の忘れている記憶が来るから楽しみにしていてね♪』

 生まれてしばらくの時が経った彼を他所に忘れていた両親の言葉も思い出してきた。
「まさか自分たちの息子が英雄の生まれ変わりだとは」とか、「ここは人道的な国家だし、忠夫の前世の嫁さん達も良識人だから意図的にあの子を害するようなことはしないだろう。だが処置を失敗したりしないだろうか……」などだ。

 横島は生まれてきたばかりに前世が英雄だった弊害を受けないような処置を彼の前世の妻たちに受ける約束をしていた。そして一時的に赤子だった彼を預かった面々が処置を終えると、アリスが笑いながら言う。

「口唇期は唇に性的快感が刻まれやすいのね。だから今こそチャンスね♪」

 アリスはそういうと赤子である横島の唇に自分の乳首を入れて言う。

「記憶は忘れるでしょうけど将来私とちぎるときにこれを思い出してね♪」





 現代に戻ってきた横島は自分の内部から赤子の時に受けた強すぎる性的快感が戻ってくる感じがして、外側だけではなく内側からもアリスに溶かされていく感じがする。現在に意識が戻ってきたころには赤子ではなくても、まだ子供だった頃に戻されていた。

 彼はアリスの赤子だった頃にされた愛撫の様に頭を撫でられながら頭の性感帯を刺激され、甘くしびれるトラウマが蘇ってくる。アリスは不意に動きを変え、
立香王女が初めて彼と閨を共にした時と同じ動きをしながら彼の口内の乳首を動かし、手で頭を撫でる。立香王女と同じ動きだが、立香王女を上回る快楽と、
さらに赤子時代に植え付けられた内部からの快楽が同時に彼を蝕んでくる。それはまるで二重の上書きの様だ。そこからさらに後ろのユウキも笑いながら彼の玉袋に手を伸ばす。
彼女は笑みを浮かべながら彼の玉袋を後ろから揉みしだきさらなる射精を促してくる。

「赤ちゃんの頃、口唇期に刻まれた性的快感が蘇ってくる状態の射精はえぐいでしょう。ほらほら、もっと赤ちゃんみたいに白いおしっこをたくさん漏らしちゃえ♪」

 馬鹿にし尽くした言葉と共に彼の睾丸を揉みしだくどこまで優しいユウキの手が完全に止めとなり、彼は射精の後崩れた。そしてそれを見下ろしながらユウキが言う。

「アリス僕もやっていいかな?」

「大丈夫よ。きっと持つわ」

「忠夫、病院だと僕テンション上がっちゃうから手加減できないかも。入院していた時は嫌いだったけど、忠夫が無理してでも頻繁にお見舞いに来てくれて優しくしてくれた日々を思い出すようになってからは割と好きになってさ」

 ユウキがアリスに糸で動かされている彼を押し倒し、アリスと同じ動きで彼を嫐り始めると、彼は油断していたところにすごい一撃を受けたように射精してそのままずるずると崩れる。

 想像以上の快楽でわずかだが溢れ出かける程の精液をユウキに注いだ彼にわざとらしくアリスが言う。

「そういえば言ってなかったわね。赤子の時にあれやって潜在意識に刻んだの私だけじゃなかったって。 ごめんなさい身構えてなかったからきつかったでしょう」

 満面の笑みで謝罪してくるアリスを他所に彼の意識は完全に落ちた。





 目覚めると彼はもう何度来たかわからない反省部屋に来ていた。目の前には孫悟空の衣装を着ている立香の姿がある。

「忠夫今回も駆け引きで上回られちゃったね。このゲームの一番の重要な所はいかにして心理の裏を突くかだよ。
今回はボスが変われば建物も変わる特性を利用されちゃったね。ルールは飾りだから、一番は相手との駆け引きかな。
でも恋をした女権国家の女性達はそう簡単には欺けないしね。とりあえず今回は、残りの誘惑と快楽への篭絡を私への想いを胸に全力にして気合で耐えて。
あと乳房への精神的な防御力が大分削られちゃうかも。 私もいつも通り忠夫の様子を見ながら布団を濡らして待っているからね」




 目覚めた彼はどうにか寝所ではなくゲームの病院フロアに戻っていることに気づいた。目の前には笑う、蠱惑的に笑うアリスがいる。

「忠夫それじゃあ今回も耐久レースと行きましょうか」

 そういうと、病院内のテレビに彼と見分けがつかない程にリアルな人形がアリスとユウキ、もしくは二人を模した人形に寝室で嫐られている様子が映る。
子供の姿にもどっか彼をユウキとアリスは全力で強すぎる快楽を与えながら遊んでいる。もしかしたらあっちのアリスとユウキの方が本物なのかもしれない。


 前回と同じく人間と見分けがつかない人形たちを見ながら自分が嫐られている様な錯覚を覚えながら彼は他の人形たちを倒して回った。アリスとユウキは黙ってそれを見ながら言う。


861 :名無しさん@狐板:2024/11/19(火) 20:43:11 ID:ViPDVHJi

「忠夫、前回と同じく私たちに負けていなくても他の女性に捕まった時に呼べば参加できるから。ただし呼んだらかえっては通らないからね」

「あ、ああ」


 答えながら横島は全ての敵を倒した後、どうにか元の部屋に戻った。




 受付の部屋に戻った彼は、アリスとユウキの二人に嫐られた快楽を思い出しながら、想像が溢れ出てくるのが止められなかった。
ユウキはインプだから使い魔として契約すれば、その女性を助けることに特化する。つまりエヴァやジェラートと組めばどうなってしまうのだろう。


 受付の机に向かうと受付係が愛歌に交代していた。彼は愛歌に言う。

「愛歌ちゃん次の場所に行きたい。あと病院使って精神回復したい」

 愛歌は笑顔で答えた。

「ええ、任せなさい。それじゃあ行きましょうか」

 愛歌が彼の手を握るとそのまま意識が遠のいていく、彼は次はどうなるのだろうかと思いながらも不安がないのは目の前の少女を自分の魂が信頼しているのからなのだろうと思う。
いくつもの前世で相当良い妻をしていてくれたのだろうなと思いながら抵抗せずに身を委ねた。





 彼は甘い快楽の中で目を開けると、目の前には全裸で彼に騎乗し分身を飲み込む愛歌の姿がある。愛歌は彼の分身を優しく融かしながら彼の唇を奪い、蕩けさせた後で言う。

「忠夫、貴方の名は忠実なる夫。 故にアリスとユウキに嫐られて夫婦の営みをした今快楽で堕ちてほしいという彼女たちの念にやられているわ。
最も運が悪くなる程度だけど。でも気概がなくなっていることは勝負ごとにおいて致命的」

 最後の言葉は腰をひねり射精させながら言う。

「あ、ああ」

 愛歌が魔術らしき言葉を唱えながら彼の手を取り自分の尻を揉みしだかせながら量の目を閉じると彼は分身が爆発したような錯覚を覚える程の射精が起きた。

「いい、私を正妻だと思いながら、私が望む英雄になると念じなさい」

 言われたとおりに彼がし始めるとその度に優しい膣の動きで彼を絞る。快楽のせいで理由もない恐怖と不安が襲ってきた彼はなぜか涙が出てきたので、縋る様に愛歌を抱きしめた。
愛歌はそれを受けて赤面した後女権国家の女らしい笑みを浮かべた。

「本当に悪い夫ね。旧王国の理念に反するいじめ方がしたいっていう、私の欲を刺激して、この淫乱夫!」

 そういって彼女が僅かに腰を動かし締めると一際大きな射精が起こり、そのまま彼は沼に沈むようにゆっくりと崩れ落ちた。倒れた彼をアリスやユウキがした動きをまねながら嫐り彼女は言う。

「彼女たちにやられたことを思い出してもこれで抵抗できるはずよ、頑張ってね♪ 頑張らなくても良いかも。治療の機会が増えるから」



意識が暗転して受付に戻ってきた彼の目の前には、嬉しそうに笑う愛歌がいる。アリスとユウキに嫐られてからできてしまった負け犬根性の様なものは消えたが、
彼女に対して逆らえないものができてしまった感じがする。不安がる彼を他所に愛歌は言う。

「大丈夫よ今回のエクストラでは私はお助け専門だから。もしかしたら何人かお助け専門に流れる人もいるかもね。でも――」

 言葉の途中で愛歌が机の向こうからワープしてきて彼を抱きしめて耳元に唇を寄せて言う。

「ボスに捕まった時に私呼んだら普通に嫐る側で参加してあげるわ。 その時は私を誘惑して旧王朝の理念に反することさせようとする悪い婿殿へのお仕置きが始まるからね」

 そういって愛歌は彼の分身が屹立しているのを見とがめて言う。

「怖がるところでしょう。何期待しているの」

 蔑みの声に余計に分身が固くなるのを感じながら自分はもう戻れないところまで堕ちている、と横島は思った。



 横島が次に選んだのは、豪華な結婚式場を思わせる神殿などの施設の絵が描かれた扉らだ。女権国家の男性にとっては、結婚式場などもホラーの舞台になる様だ。





 戸を開けた彼を待っていたのは、ストレリチアめいた神殿だ。ここの主はヴィヴィオだと彼は理解して。即座に動き出した。ヴィヴィオはこのゲームにおいては本当に恐ろしい。
彼女のステージをクリアして、使えるようになった能力一時的ブーストは自分でも使ってみて使い勝手が良いからこそその恐ろしさがわかる。

 速度が一時的に以上に速くなり、三回攻撃しないと倒せない敵を二撃で倒せるようになる。だが、この能力をもってしてもヴィヴィオには勝てない。
ヴィヴィオもこの能力を使っている時だけは、スタンが聞かなくなっているのだ。対処法は距離が開いている時にアリスの人形を使って動きを止めるあるいはエヴァのテレポートで壁の向こうに行くしかない。
最もアリスの人形でも動きが鈍くなるだけで完全には止められないが。


 横島がストレリチア騎士のヴァルキリーや下級女神めいた軍団相手に奮闘していると、ヴィヴィオの姿が見えた。横島は彼女を見ると速攻で逃げ始める。 ヴィヴィオは楽しそうに笑うと彼を追いかけてくる。



 横島は必死に戦いながら息を切らしている。ヴィヴィオは駆け引きなどはしてこない。ただ単純にこのゲームの基本を忠実に守りながら上手に迫ってきている。
逃げてである横島より、追手として上なのだ。 横島は何度か逃げながら、瞬間移動を使い時には離れた距離からスタンを使ったが彼女がブーストしてはじいた。


 彼の逃亡が破綻したのは、ある曲がり角のある場所でヴィヴィオに追いつかれかけた時だ。テレポートもスタンもチャージ中な状態ではどうにもならない。
だがヴィヴィオはブースト中は曲ることができない。そう思ったが彼女は迷わずブーストを発動させてきた。

 曲がり角を曲ってもブーストが切れない彼女を見て、横島は即座にブーストを発動させてその瞬間理解する。エクストラでヴィヴィオの能力が曲がれるように進化している。
そして自分が得た能力もまたそうだ。だがヴィヴィオよりブーストが短い彼はそれが切れた瞬間、ヴィヴィオに捕まった。





 次の瞬間寝室に来た彼は最初に男の理想を思わせるスポーツめいた豊満な体をしたヴィヴィオに押し倒されていた。
シンセシスの方のアリスとヴィーラが体を押し付けながら、彼の視線をヴィヴィオに固定して揺れる乳房などを見せる。彼女たちは横島の目がすっかり釘付けになっていると理解すると離れ、愛撫をしてきた。

「忠夫さん、完全に堕ちてもらいますよ今宵で」

 ヴィヴィオの宣言と共に二人が彼の乳首をいじくっていた手を放してその顔をヴィヴィオの乳房に埋めさせると、二人がツボめいた部分を指圧してくる。
その指圧がなくても圧倒的快楽で射精を連発しているだろうに二人は射精に合わせて彼のツボを押してくる。

「ああー!」

 快楽が強すぎて悲鳴を上げた彼を見てヴィヴィオは敢えて優しい快楽に切り替えると彼の口の中に乳首を入れてきた。
そして立香王女と同じ体制をとる。それをされた瞬間彼の背筋に嫌な予感が走る。アリスにやられたのと同じ内部から自分がグズグズに蕩けていく感じがする。

「私も口唇期の頃にあなたの口に乳首を入れて記憶を封印しておいた口です」

 それを聞いた瞬間、一気にヴィヴィオがアリスと同じことをしてくると彼はそのままぐずぐずに溶けていく。ヴィヴィオは笑いながら離れるという。

「シンセシス、ヴィーラ、ユグドラ、オリヴィエ、手伝いをお願いします。彼にストレリチの王族を惚れさせた者の祝福と呪縛を施しましょう」

「はい。ヴィヴィオ様。ヴィヴィオ様の夫を教育する協力をさせてくれてありがとうございます」

 レズよりのバイであるヴィーラは横島も好きだが、ヴィヴィオはもっと好きだ。ヴィヴィオの命令で彼を調教できると昂った彼女は彼の分身を騎乗位の体制で飲み込み、彼を搾り取っていく。
その性行為はまるで、ヴィヴィオに服従している自分より下だと横島に刻み付ける儀式めいている。オリヴィエがヴィーラが離れた直後に彼の分身を飲み込みヴィヴィオと種類の違う快楽を流し込んできた。
彼は彼女が上になって膣を動かし射精する度に、ヴィヴィオでは支配できていない部分まで聖王の血筋の支配下に置く儀式だと彼には感じられる。逃げようとしている彼の手を掴んだユグドラとシンセシスが二人の自分たちのシンセシスが乳房に当てユグドラが尻を揉みしだかせてくる。射精を終えた彼にユグドラが乗っかり分身を飲み込むと。子供の姿になったヴィヴィオが彼の玉袋を口に含みユグドラの中に入っていない幹を手でしごき始める。

「もう無理―!」

 ユグドラ相手に射精した彼に子供姿のヴィヴィオが、再び分身を飲み込む。幼女な姿の彼女にも歯が立たない彼を見ながらユグドラが笑う。

「お兄さん、どうしました。これからさとりやリグルというボスとも戦うかもしれないから、ロリコン性癖を植え付けようという私たちのチームプレイにやられちゃってますね。元から変態でしたっけ」

 ユグドラの言葉責めを他所にヴィヴィオは楽しそうに彼を嫐りながら、激しい快楽で完全に気がやられている彼を他所に楽しい遊びをしている様な口調で彼に言う。

「お兄ちゃん大丈夫。一月もすればもっとシテって言うようになるから♪ 早く慣れてね」


 ヴィヴィオが離れた直後にシンセシスに飲み込まれて喘ぐ彼を見ながらヴィヴィオが大人の姿となり言う。

「それじゃあ仕上げと行きましょうか」

 ヴィヴィオがストレリチアの加護を発動させるとその配下である、面々が与えてくる快楽も倍加してくる。
シンセシスが寸止めしていた彼の射精は直ぐに起こったが、それを見て彼女が体を密着させ膣を狭めるともはや声にもならない声を上げるしかないまま彼は射精を繰り返した。
その後は記憶が曖昧極まる。雑魚敵たちも寝室に来て、ヴィヴィオとオリヴィエの二人の聖王家の力で快楽を与えてくる力も倍加し、恥ずかしすぎる屈服の言葉をひたすら彼女たち相手に叫んでいた様だ。
最後にヴィヴィオが最後の一搾りとして彼に近づいてきてヴィヴィオが体を密着させてきて、乳房を胸板に押し付け彼の手を尻に導きに義締めさせたまま、接吻されながら口内を彼女の舌で押される度に何度も射精した後で、彼の意識は完全に落ちた。


862 :名無しさん@狐板:2024/11/19(火) 20:44:51 ID:ViPDVHJi




 再び反省部屋に来た彼は立香の前で正座をしていた。別にやれと言われたわけではないが、あまりにも無様な姿をさらしてそうしたくなったのだ。
それを見て立香はぎこちない笑みを浮かべながら口を開いた。

「ストレリチアの騎士たちが聖王家の加護全開で犯して来たら誰でもああなるよ。今回の反省会は言えることあんまりないね。
ヴィヴィオが単純に全ての能力で上回っていたからかな。 強いて忠夫の悪いところを挙げるなら己の能力の確認不足。
でもこれは仕方ない側面もあるかも。ヴィヴィオの能力は強いけどブーストが切れた時が危ないしボスに逆に利用されちゃうことも多い。 だからこそ使いどころを考えなくちゃいけないのに、安全な時に使いすぎると、癖になっちゃう。
一度くらいは能力使ってみた方が良かったかも。とりあえず。もう捕まることはないと思うから全力で頑張って帰ってきてね!」

 その言葉に頷いた後、彼は寝室から元のゲームフロアに戻り何とかヴィヴィオから逃げきって元のルームに戻った。




 その後彼はいくつもの障害を乗り越えてジェラートやアルやリグルにも嫐られ、時には自分自身がボスを勤める遊園地フロアでロリ形態と大人形態を切り替えて襲ってくるアリスに捕まって、トランプの女兵士たちと一緒に嫐ってきた。
どうにか全てを終えた彼は、最終ステージに足を踏み入れている。





 最終ステージに入った彼は、周囲を見回しながらここはどこなのだろうと思う。今までのステージがすべて集まったようなだがどこか違う様な気もする。その彼の耳元でさとりが言う。

「ここは女権国家の死後の世界の一つを模して造られた、冥府大奥です。生前の恋人との仲睦まじい日々(笑)の思い出の場所で次の来世まで楽しく過ごせるとか。
ちなみに偉い人と結婚した男性にとって恐ろしい恥ずかしい記憶が残る記念館などもある程度モデルになってますよ」

「そうか。やっぱり今回もさとりちゃんがラスボスか?」

「ええ。今はルール説明に来ているだけですから。ここは一撃で倒せるけど、倒すとデメリットもある敵がたくさんいるので気を付けて。デメリットのある敵は注意深く観察すれば見分けられますよ。
デメリットのある敵は一体も倒さずともクリア可能ですが、それは現実的ではありません。なるべく少なく倒すように気を使って動くか、ゲームの基本を守りつつ、全て倒して一気にクリアするか貴方の判断が問われます。
ちなみに私は『想起』使いですから今までのボス全部の能力が使えます。多少性能が落ちていますけどね」

「そこは前回と変わらないんだな」

「ええ。あと50秒立ったら心を読む能力の封印が解けて貴方を追い始めますから。それとどんなデメリットがあるかは明かしませんよ。
ただゲームの定石を守り上手にプレイすれば捕まらないことも可能な程度のデメリットであるとだけ言っておきます。」


 それを聞いた直後に横島は駆け始めた。少しでも距離を稼がなくては。しばらくかけていく、アリスの人形やトランプの兵士ジェラートの配下のサキュバス族のサキュア達が見えてきた。
彼女たちをよく観察すると、倒さない方が良い敵というのが分かった。目立ち過ぎないが良く見ればわかる程度に色違いの服を着ていたりする。横島は少し悩んだ後に一気に駆けた。
ここは倒さなきゃダメな敵の方が多いし、一応は上手いゲームのプレイをすれば捕まらない可能性もあるのだ。覚悟を決めると彼は数体の『倒すとデメリットのある敵』を切り倒した。
その瞬間彼らを倒すと出てくる立香王女への想いの欠片と同じ出方で光が出てくる。しかし、その光はいつもと違い青や緑の澄んだものではなく、ピンクに近い紫だ。その光が自分の体に入ってきた時彼は、
一瞬だけ警戒心が浮かんだ。だが大丈夫だという結論に達した。体の動きが鈍くなるなどのデメリットは特になく、そのままだ。
 さとりのさっきの説明から捕まりやすくなるようなデメリットではないと彼は思っていたが、それは正解だった様だ。



 しばらく進みながら彼は、さとりの使っている能力が何かわかった。

『アル社長の能力嘘の真実味を上げる力か。見抜けないって程じゃないが、普通に倒さなきゃダメな敵と倒すとデメリットのある敵が見分けづらくなっている』

 横島は少し悩むとひたすら敵を倒す方向を取ることにした。この能力がいつ解除されるかわからないし、時間がかかるほどさとりの読心術や動きを読む方法に分析されて不利になっていく。


 ひたすらかけながら誘惑の言葉を紡いでくる敵たちを彼はなぎ倒していく。トランプ女兵隊が、笑いながら言う。

「大人のアリス様も交えてもう一度閨で遊びません。それとも愛歌様やエヴァ様やヴィヴィオ様の子供形態の姿で来てもらいますか?」

 嫐られた記憶が蘇ったが、それでも彼は迷わず切った。

 そこからしばらくたった後、ユウキ配下の妖精たちが武器を捨てて乳房を見せながら言葉を紡ぐ。

「ユウキ様とても悋気してましたよ。本気を出して今までされたできるプレイ全部してくれますよ……♪ あの人の貴方を堕とす真骨頂は妬いた時ですから。私達も混ぜて……♪」


 切られても痛みもないしリスクもない使用上仕方ないが、彼女たちには緊張感がない。あるいは倒すとデメリットのある敵だからかもしれない。
自分の動きが鈍くなることを自覚しながらも彼はどうにか敵を倒して進んでいく。澄んだ青や緑の光だけでなくピンクに近い紫の光も多々で彼の中に入ってきたが彼は構わず進んだ。
あまり多く吸い込むとゲームオーバーとかならさとりも言ってきたはずだ。 




 そこからしばらく進むと、さとりの気配がするあたりでさとりがスタンを使ってくる音がした。そして前よりも広くなっていたそれを受けた時、彼は今まで受けた快楽が蘇ってきた。蹲る彼の近くにさとりが現れると言った。

「ピンク色に近い紫の光の正体を教えるわね。 あれは立香王女を想いながら犯されてそれが背徳的で気持ち良いと思った記憶や想いよ。それを吸い込めば吸い込むほど、私の能力の範囲とか威力が上がるのよ」

 横島が慌てて逃げるとさとりが、ヴィヴィオの能力を発動させてくる。確かさとりが使った場合は、彼の移動速度を逆に落とすのだという。他にも2撃で倒せる相手を倒すのに3撃かかったりするようにもなる。
アリスやジェラートにやられた甘やかす快楽が蘇り脱力を誘ってくるが彼は何とか逃げた。一撃で倒せる敵たちを蹴散らす彼をさとりはわざとゆっくりと追ってきている。



さとりの遊びのおかげもあって辛うじて逃げ切った彼はどうにか大半の敵を切り払った。そして紫の光も大量に飲み込んだせいでさとりの能力も大幅に上がってきている。
さとり相手に彼はスタンを仕掛け成功させると最後の敵の群れに向かってかけた。大半の敵が2撃あるいは3撃の敵だったがどうにか間に合うし、仮にさとりにスタンを使われて食らってしまっても捕まる距離ではない。


そう思った直後にさとりのスタンが脱力させる方の力がさく裂してきた。彼はどうにか耐えながら進みかけたが、ジェラート配下の誘惑してくるサキュアに切りかかる。

「忠夫様ぁ♪ 早くさとり様に捕まってジェラート様を呼んでください。そうしたら最高の快楽が貴方を待っていますよ♪」

 その甘い声だけで男を堕とす声を聞きながら彼は切り払おうとして、衝撃を受けた。4劇もかかった。

 消えそうになりながらサキュアは笑う。

「ここは心の迷宮ですから、貴方様が私たちに嫐られたいって想いが蓄積しすぎたんでしょう♪これなら一太刀で倒せる敵も二太刀はかかりますね♪ さとり様に捕まるでしょから閨で待ってます♪」


 彼女の最後の言葉が分身を僅かに反応させた後、群れではなく単体で散らばっていた敵まで彼を囲んでいる。倒されることはないが、二太刀かかるならもうさとりから逃げきれない。


 そう思った直後にさとりのスタンが発動し彼は捕まった。




 閨を訪れた彼は心底嬉しそうな顔をするさとりに捕まった。彼女は彼を捕らえ騎乗位で絞りながら想起を発動させた。

「『想起・紫の水晶に籠められた記憶』」


 彼が最初に思い出したのはピンチの立香を助けるべく戦いに行こうとしたとき、アリスに止められた時の思い出だ。

 アリスは彼が大怪我をするか死ぬかもしれないから彼より立香を助ける能力が高い者を送る交換条件として、彼に出撃をしないことを提示してきた。

 その日の夜彼は自分の前世の人形が立香王女を助けるために戦っている姿を見ながらアリスとエヴァに挟まれている。二人は彼を絞りながらいう。

「ほら、貴方の精液からとれる霊力をもとにあの人形は動いているんだからもっと強くするために私に精を注いで♪」

 横島は自分の人形が何もしなくても強いことを見ながらも自分がアリスとエヴァに精を注げばさらに強くなるのを見て、腰を振った。だが自分は何をしているんだろうという罪悪感が立ち上る。
いくら立香を助ける人形が強くなるからと言って姉弟子が必死で戦っている中で快楽に溺れているなんて。

 アリスは彼を糸で操り大人縋のエヴァに奉仕させながら言う。

「今の自分は最低だと思うでしょう? でもそんな最低の人間に成り下がる感情や背徳感は性にさらなる気持ちよさを与えてくれるそう思わない♪」

 その言葉を聞いてそれが刺激された直後彼は余計に大量の射精をした。後ろでこいしがそうなる様に彼の無意識を操作していたことに気づくことはなく、ただひたすら罪悪感を上回る快楽に屈服する。
エヴァと変わったアリスが彼の分身を優しく受け入れ罪悪んで死にそうな彼に逆につらくなる優しすぎる快楽を流し込んでくる。

 死にたいくらいの罪悪感と死んでしまいそうな快楽の過去から帰ってくると、満足そうに腹が膨れるくらい精液を搾り取ったさとりと交代したこいしが彼に騎乗している。

「忠夫過去の私との思いで思い出した。背徳的ですごかったでしょう」

 こいしが笑いながらさとりと同じくらい精液の搾り過ぎで膨れた腹をさすりながら離れると、今まで彼を嫐った女性達が入ってくる。彼に向ってアリスが言う。

「忠夫実を言うと、途中からはフロアの攻略していたのは貴方の意思の入った人形だったの。実は前回も途中からそうだったんだけどね」

 そういってアリスは本物と変わらない横島の人形を見せた後、言う。

「最初に私たちに捕らえられて嫐られていた子供の貴方あれが本体だったのよ。そしてピンクの光にはその嫐られていた記憶も入っていたの」

「こんな風にですね」

 さとりが想起すると彼には様々な記憶が蘇ってくる。


863 :名無しさん@狐板:2024/11/19(火) 20:46:36 ID:ViPDVHJi


 人形同然となった体のままジェラートに無数のサキュア達と共に輪姦されたり、その際にジェラートは手が空いたサキュア達と百合をしながら彼を順番に犯していた。
ジェラートはユウキと組んで夢の中をサキュア達を率いたユウキに犯させ現実では自分が彼を犯していた。

 他の記憶戻ってきた彼は叫んだ。

「も、もう一度皆さんお願いします」

 その言葉を聞いた時ジェラートが最初に彼の唇を奪った。

「その言葉を待って負ったぞ。旦那様」

 ジェラートが彼を抱え長身で乳房の方に来た彼を豊満な胸で挟みながら彼女も立香が初めて彼と契った際の体位を再現しながら彼の分身を嫐る。

「どうじゃ。初めてだと思っていた性交を上書きされるのは。 感想は聞くまでもないようじゃな」

 射精しながら倒れる彼にジェラートは花でできた薬酒を飲ませた。分身が一気に戻り酩酊状態になった彼の分身をジェラートは楽しそうに自分の膣内で嫐るとそのまま彼に覆いかぶ去って遊ぶ。
ユウキが彼の夢の世界に入ったのを確認すると彼女は意識が落ちる様に射精をさせた。

 夢の中に入った彼は、アリスの配下のトランプの女兵士たちに嫐られた記憶を呼び起こされていた。サキュア達にやられているのか、アリスの配下にやられているのかさえも分からない。
途中で少女姿のアリスの助手をしていた夢子に嫐られた記憶も戻り彼は叫んだ。


 夢の中で彼は立香を裏切る形で他の女性達に犯されている夢を見たあまりにもリアルでそして脳が砕けるような快楽がその度に訪れてくる。
震える彼にジェラートが乳首を口に入れると彼はひときわ大きな痙攣をしていくジェラートはそれを見ながら笑う。ジェラートの体は魔性の甘さを持っている。
それをなめることで彼は何度も堕とされてきたが、今回は赤子の口唇期の時にそれを味あわされてその記憶が蘇ってきているのだ。



 夢の中からユウキによって現実世界の光景を見せられた彼はジェラートの甘さで脳がしびれ果てる彼を見ながらユウキは笑う。

「忠夫それじゃあ僕もそろそろジェラート様の使い魔として本気出すね」

 ユウキが現実のジェラートと同じ体制で彼を犯してきて口の中に乳首を入れてくると彼は、絶句した。ジェラートの体の甘さを引き立て余計に堕落を誘う様な甘さを持つ体にユウキも変わっている。
現実でジェラートの乳首を口に含み夢でもユウキに同じことをしながら射精したら何かが終ってしまう。そう思いながらもユウキとジェラートは同じ優しい動きで彼を絞りそのまま射精させた。



 現実世界ではジェラートが糸が切れた様に動きを止めた彼を心底愛しそうに抱きしめていたが、時間が来たと察すると一度だけ長い接吻をして彼から離れた。そして陸八魔アルが彼女と交代をする。
彼女の嘘を本当にする能力が彼の夢を現実と見分けがつかなくしている。そして夢の中の虚構すら本当に感じている様だ。アルはやや複雑奏だが、嬉しそうに彼の分身を飲み込みながらその豊満な体で彼に優しい快楽を与えている。
不意に夢の中で夢子に嫐られ始める状態になると、夢子がアルと代わり彼に覆いかぶさる。そしてアルは彼に膝枕をすると愛おしそうに彼を撫でながら術をかけ続けながら疑問を口にした。

「忠夫に見せている人形劇の夢って何なの?」

 夢子とアリスは笑いながら答えた。

「善良な女王が失態を犯して恋人が女権国家に囚われた時の劇です。メイドとそこの令嬢に嫐られぬき最後は共有するんですけど、その結果席次が三番目になってしまった劇でして、夢の中でも必死に忠夫様は耐えています」

 メイドらしい口調で彼を嫐る夢子は無表情だが心底愉しんでいる様だ。自分の与える快楽で彼が悲鳴を上げているのが溜まらないらしい。

 アリスが夢子と交代すると彼は不安を覚えたように震えながらも堕落させる快楽によって抵抗が弱弱しくなっていく。


 何度も甘やかすように射精させた夢子とアリス満足して離れると子供形態のエヴァとリグルとヴィヴィオが彼を嫐りにかかった。

 エヴァの牙で負った傷をリグルがなめるとその唾液によって彼は余計に快楽を刺激されていく様だ。
リグルが彼の上になって腰を振りかまきりの加護を与えると、雌に食い殺されるときに痛みを感じないかまきりの様に彼は恐怖を感じなくなり、リグル相手に下になりながら腰を振り始める。
射精した瞬間取り返しのつかない何かに気づいた様になったが、リグルに腰をひねられると屈した様に動かなくなった。


 全員との性行為が終った後に彼は、強すぎる快楽を受け過ぎた女権国家在住の男の様になりながら言った。

「もう儀式は終わりで良いか?」

 代表するように愛歌が答える。

「ええ、私たちが危惧する事態はもう起きなくなったから」

 立香王女が無数の転生体の一つだけとはいえ、正妻となってしまうという事態はもうないが、内心正妻は立香みたいに考えているとその術式に穴ができてしまうかもしれない。それを潰すための行為だった。

 横島は頷くとそのまま眠りに落ちた。ジェラートはサキュアとユウキに彼を癒す夢を見せるように命じると来客を迎え入れた。

「みんなお疲れさまー! 今日もとっても良かったよー!」

 立香王女を迎え入れながら彼女たちは自分たちと立香は奇妙な関係だと思う。立香王女はまどか王女のやらかしを知ってからは自分は正妻になるべき女ではないと割り切ってその上でこういうことを持ちかけてきている。
彼女に対する嫌悪はないし、わずかだが恩もあるのでどちらかと言えば好意を抱いている者が大半だ。だが性癖だけは理解できない。

 怪訝な顔をする彼女たちに立香は言う。

「それじゃあ来世でももしかしたらこの訳よろしくね。しかし、今回は本当にいろんな寝取られを見れてよかったよ」

 立香王女はもしかしたら自分たちが知らないところで横島のことを深く知っていたのかもしれない。何しろ赤子時代の横島の口唇期の性欲を覚えさせたりとかも彼女と関係が深いと思われる斉天大聖めいた衣装の女性からの依頼だった。
立香の王女の転生前の神なのかもしれない。

 そこまで考えて彼女たちは僅かな不安を覚える。赤子の頃の横島に口唇期性欲植え付けて自分達の乳房への精神的抵抗力を落とすような趣味はなかったし、逆NTRプレイする趣味もなかった。
にも関わらずそれを楽しめてきている。もしかしたら自分たちが立香王女に寝取りガールズみたいな形で育成されているのかもしれない。
そういう不安を覚えつつも、彼女の行いを見ているとどこか嫌いになれないのは彼女が性癖が終っていることを除けば根っからの善人だからだろう。

 女権国家の女の業を刺激されたが立香の頼み以外やこういう場合以外はやらない様にしようと彼女たちは思う。誠実に毎度自分たちに愛を返してくれている横島に不実だと思うし、
彼女も下手をするとこの趣味で手痛い目に合う日が来るかもしれないから。決意を固める彼女たちを他所に立香は眠る横島を愛しそうに抱きつつ、彼が数時間は起きなくなる魔術を駆けた後で今回の迷宮攻略の失敗時の情事を再生しようとしている。
呆れながらも嫌悪はわかない辺り自分たちは恩があるだけじゃなくて立香に対して多少だが友情めいた感情があるのだなと彼女たちは感じつつ、横島の為にも彼女の趣味に引き込まれ過激な寝取りを性癖にされない様に気を付けようと思った。

 その彼女たちを他所に立香は意識を失い多分魂は反省部屋にいるのと思われる横島の、体を抱きながら、反省部屋の彼に向って言う。

「今回は完全に快楽に屈服エンドになっちゃたけど、周回プレイしていつか捕まる回数の少ない真エンディング目指してね忠夫。いつかやり遂げると信じているから」

 健気そうな声を聞きながら、横島を気の毒に思いながらもこのゲームを続けられるのを楽しいと思う辺り自分たちも業が深いと、彼を愛する女性人たちは思った。彼の挑戦と受難はまだ始まったばかりだ。


864 :名無しさん@狐板:2024/11/20(水) 01:38:20 ID:amhN+LKD
乙です

865 :856:2024/11/21(木) 07:45:58 ID:N3qYEBPr
>>864
乙感謝です

866 :名無しさん@狐板:2024/11/23(土) 17:36:23 ID:ubWS5ZT1
おつでーす

867 :856:2024/11/24(日) 01:05:14 ID:g24J/geF
>>866
乙感謝です

868 :名無しさん@狐板:2024/11/26(火) 04:16:42 ID:H9pEv3JH
おつです
面白かった

869 :856:2024/11/26(火) 18:12:32 ID:VqwekSGX
>>868
ありがとうございます

870 :名無しさん@狐板:2024/11/29(金) 17:40:36 ID:NR40qc4u


871 :856:2024/11/29(金) 20:08:27 ID:uDY5lzyW
>>870
乙感謝です

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