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【R-18】Mシチュスレの引用スレ
743 :
名無しさん@狐板
:2024/04/16(火) 23:43:59 ID:AXpTmxZ/
横島と大鳳が話を始める3時間ほど前、大鳳は横島の意識が彼の精神世界に入り治療が完治した後、驚愕の表情を浮かべることになっていた。
治療に訪れた面々が警邏隊の幹部たちとアティだっただけではなく、アティが見慣れた召喚術を使った直後に現れたのが、アンリエッタ皇女だったからだ。
だが彼女の顔には悪女らしい気配は鳴りを潜めている彼女は笑いながら言った。
「初めまして大鳳くん、私はアンリエッタ皇女の善玉ドッペルゲンガー、アンとお呼びください。葛葉伯爵様が最後に残した、仲魔です。今はアティさんの召喚獣でもあります。
あの人が書いた作品、ドッペルゲンガーの最終シリーズ、悪女を殺してなり替わるんじゃなくて寝取って相手の男性と共に去っていくタイプのドッペルゲンガーです」
そこまで聞いて大鳳は納得した恐らく彼女が残されたのはアンリエッタ皇女の対策としてなのだろう。
そこまで大鳳が考えるとアンリエッタのドッペルゲンガー=アンが言う。
「貴方の中にあるあの女への未練を今夜完全に消し去ります。私はあの女と同じくらい貴方に執着していますから」
そういって口づけだけで、完全に腰砕けになった彼の服を脱がせるとそのまま分身を一気に飲み込んだ。
初めてアンリエッタ皇女に犯された時と同じされど性悪ではなく、善良な気質の女性が送り込んでくる快楽に狂う彼の唇を口付でふさいだ後、彼女は言う。
「警邏隊の皆さん、協力お願いします。マフィアの淫紋の上書きをする要領で彼に快楽を刻み込んでください」
そういいながらアンリエッタがしたのと同じ方法で彼女は穢れなき純潔の束縛を大鳳に刻んだ。
「私がかけた以上、あの女は自分を対象とした穢れなき純潔の束縛はかけられません。私は彼の安全が確保されて望むならいつでも解くのに協力します」
アンリエッタのドッペルゲンガーである彼女はそこまでコピーされていたのか。驚く大鳳を他所にティアナがその豊かな乳房を押し付けながら彼の唇を塞ぎ優しく分身を飲み込んでくる。
「良く頑張ったわね。今までたくさんの人を助けたからもう休んでいいのよ」
底なしの善意からくる甘やかす快楽に彼は何度も射精していき表情が完全に幼児退行しか始める。
それを見てティアナの甘やかしたがるスイッチが入り、何度も射精をさせられる。大鳳が完全に腑抜けた表情になった時に翼が変わる。
「ティアナ少し甘やかしすぎだぞ。 これだとどんな男性でも腑抜けになってしまう。大丈夫か?」
「あ、ああ?」
焦点が定まらない彼を覗き込むと翼は笑みを浮かべて言う。
「今から正気に戻すぞ。行くぞ」
翼に抱き着かれかつてない程の密着をされながら、分身を飲み込まれ。激しい快楽で彼の頭が僅かに正気戻る。アンが背後から彼を抱き乳房を押し付けると、翼が対抗心を燃やしたように腰を振る速度が上げていく。
「も、もうだめぇ〜」
翼の中に射精した後、崩れ落ちる彼をリンネが受け止めて言う。
「大鳳さん、証拠はもう見つけられないけど我が国の皇族がごめんなさい。だから償いも込めて、完全に貴方を解き放ちますあの女から」
リンネがそういって彼の上に乗り力強く彼を抱き込むと彼の意識が一気に落ちた。彼女相手にさせられた射精で彼は完全に壊れたようにすべてが止まる。そしてアンが笑いながら彼の上に乗り言う。
「かつての私と同じ快楽をあたえることができる私がいればあの女はもういらないでしょう。これが生まれ変わった貴方の初体験ですよ」
アンリエッタに何度もやられた激しい嫐られる行為を再現されて彼が果てるとアティがアンと交代しティアナに似た甘やかす性行為で彼を堕とす。
「大鳳くん、さあ存分に溺れて堕ちてください。どんなに壊れたも戻せるヒーラーな召喚獣を用意していますから」
「あ、せ、先生」
そういわれた直後にアティは腰をひねり彼にやや強すぎる快楽を与えると言った。
「こういう時は名前で呼びなさい」
射精した直後の彼の分身をアティとアンの二人が乳房で挟みしごき始める。彼は何度も悲鳴を上げて喘ぐと警邏隊の面々もアティ達も燃え上がった。
「回復薬も山ほどありますし、完全にあの女の影響を消し去る為に上書きしましょうか」
「そうですね。大鳳くんの治療です」
その後はただ射精を繰り返した記憶しか彼には残っていない。
ただ最後に、アンに犯されながら、細胞一粒まで完全に転生してまた同じ女性に嫐られるのは奇妙なものだなと大鳳は思って堕ちた。
執務室で事情の全てを聞いた横島は、アンリエッタのドッペルゲンガーアンを見ながらとりあえず折り合いをつけていた。
「そういう理由だったんか。調べてみたが、あの畜生皇女とは違って善寄りな性格見たいやしな。それで君の役割は」
「一応国家機密に類しない程度のアンリエッタと同じ知識や技術はあります。そして王族の知識なら大半は持ってます。あとはあの女(アンリエッタ)の思考パターンをトレースできるのであの女から大鳳くんを護る上で大変有力だと自負しています」
「だろうな。しかし善良なドッペルゲンガー程悪辣な本体を嫌うと、師匠の書いた物語で定義づけられたみたいだけど、本当にアンリエッタが嫌いなんだな」
アンは心外だという風に首を振った。
「そんな嫌いなんかじゃありませんわ。私は本体のことが大大大っ嫌いです」
そこまで聞いた後、彼はアンリエッタをこの城の参謀の一人で霊的防衛係に任命した。彼女のオリジナル皇女の精神のやばさを何となく把握したためだ。
そして矢継ぎ早に指示を出す。
「アティ殿、青木先生、いや葛葉伯爵殿の狙いは、召喚獣とすればアンリエッタ皇女にアンが暗殺される可能性が減るという判断からだろう。
できるだけアンを死なない様に守りってください。最悪アンが殺されそうになったら断りなく大鳳やシノンやキャルと出奔してかまいません」
「はい♪」
嬉しそうに答えるアティを見ながら、国境の警備に目を光らせるとティアナたちが決意を固めて、これも先生の狙いなんだろうなと思った。
「ティアナさんと警邏隊の皆様方。俺は良識派な女性であれば、女権国家の女性にも隔意はありません。ただし、
畜生極まる外道にも大鳳は目を付けられています。だからあいつの身がある程度危なくなったら、本人が嫌がったとしても、
穢れなき純潔の束縛の力を使ってアンに遠くに連れて逃げてもらうことになると思います。だけど大鳳と関わった良識ある女性達を苦しめたいとは思っていないので、
国境に畜生な女性が来ない様に守ってください。それと青木師匠が貴方たちに渡したらしい、この城への転移アイテムは休暇中であればいつ使ってくれてもかまいませんから」
「ああ。絶対に悪党外道を近づかせるものか」
翼が力強く答えた。
横島は本当に青木師匠は怖いと思った十数年も女権国家で男でありながら伯爵をやれていたのは伊達ではないのだろうな。そう感じながら彼は大鳳を護る為の作戦を立て始める。
女権国家で一度くらいは大きな内乱が起きるかもしれない。まさに大鳳は傾国の美少年だと内心でつぶやいた。そう考える彼の頭に文殊による伝達が不意に起る。
アンリエッタ皇女は葛葉伯爵から送られた小包を空けた直後に今の大鳳の状況すべてと、自分のドッペルゲンガーとの情交の情報を得た。
そして彼女は良識派の女性達が大鳳を自分たちがいつでも会いに行ける、国境の王国領土から出さないためにあらゆる手を尽くすことまで読み取ったのだ。絶対に解かれないはずの穢れなき純潔の束縛が解かれるという事態が彼女を嫉妬の地獄に叩き込んだ。彼女の眼には恐ろしい程の情念の炎が宿っている。彼女はあの日の夜大鳳を共に嫐った一人のメイドを呼んだ。
「ア、アンリエッタ様、何の御用でしょうか」
「これから、あらゆる手段を用いて彼を確保します。最後の手段に出ることも辞さないので、オブサーバーに連絡を場合によってはあなたと契約するかもとお伝えください」
その情念の炎を見て脅えるメイドが矢の様に駆け出して行った。
青木の残した文殊で見た横島は十分にアンリエッタへの応報は果たされたが、当分は気が抜けないと覚悟を決めた王国と女権国家の戦いではなく、
王国と女権国家の良識的な女性達の派閥とアンリエッタが使う悪辣派の派閥の戦いに自分はまきこまれたのかもしれない。とんでもない宿題を残してくれたと師匠に毒づきながら彼は城主の間の執務室の机に座った。
諜報部としての戦いは終わり、これからは国境の城主としての戦いが始まるのだ。
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