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【R-18】Mシチュスレの引用スレ
523 :
名無しさん@狐板
:2022/12/05(月) 23:27:57 ID:+zV8TJ62
「私が訓練をつけた者たちが本当に申し訳ありませんでした。それなのに貴方は虐殺に走りはしても戦争の条約は破らずに女権国家の悪辣な存在だけを切っていましたね。
本当に素敵です。私の全てを味わいつくして怨恨の全てを吐き出してください」
ヴィルヘルミナは一度離れると魔力で作ったリボンでアルトの分身を愛撫させ彼女は意味深な笑みを浮かべた。
「実は私も、継承権はないけど一応は女権国家の皇族なんです。本来ならこんなことはできないんですけど、
ネロ陛下が貴方に最高の快楽を与え続けたいと頼んだらネロ様が協力してくださり本来使えないまじないをさせてくれることになったのであります」
リボンで彼を縛るのは万が一にも逃亡されるのを防ぐためだろう。今の快楽でおかしくなっている彼にはそんなものは明らかに必要なさそうだが、それでもかなり慎重にやろうとしているのがうかがえる。
そしてヴィルヘルミナが口づけると、彼の中に何かが刻まれた。それは大鳳が受けた穢れなき純潔の束縛だ。
「これであなたは常に最高に気持ちよい状態で私たちの与える快楽を受け続けられるで、あります」
なにか危ないと思い逃れようとする彼だが分身に手足のリボンは一切苦痛や圧迫感はないのに彼を決して逃がさず、そして何よりも分身と玉袋に絡みついたそれが快楽を流し込んできて一切行動させてくれない。
彼女が焦らしぬいて再び押し倒してくると、小蒔が横島からもらっていた『伝』文珠をヴィルヘルミナを含むメイド達に使った。不意に彼を嫐るヴィルヘルミナの動きが止まり、しばらくすると彼女が言った。
「申し訳ありません。恐怖ゆえとは言え私の教え子たちがあそこまで道義に外れた協定違反をしていたとは。これから全力で償わせてもらいます」
彼女の動きがさっきまでよりもすさまじくなり、そして言葉すら発せないアルトの痙攣がますます激しくなってその射精が終わって倒れた彼に他のメイド達も集まってきた。
「アルトさん。早く癒されてくださいね」
「あ、ああー」
メイド達の贖罪と情欲の混ざった瞳にさらされながら一人に分身を飲み込まれ、射精しながら彼は、復讐者としての自分は完全に死ぬと確信した。
試合を終えて一週間後横島は、ネロとかわした約束がちゃんと履行されているかを確認すべくメアリー孤児院に向かっていた。ネロがアルトを復讐の修羅堂から解き放つ女性達を募ると言った際に、
本妻は最初にあった四人の誰かにすることと自分の文珠で人柄を確認した女性達で信用できるものたちだけを選ぶことを条件とした。アルトを女権国家の女性のものにすることには思う所があったが、
それでもあの修羅道を歩ませるのは良くないと思ったためだ。
激痛を早く収める薬をもらう条件として輝夜たちに薬を飲ませてもらった後貪られ、ユウキたちにもいいようにされ続けてようやく、動けたのは一週間後だった。彼が今向かっているのはメアリー孤児院。
アルトを解放する際の見受け場所として彼が指定した場所だ。横島がアルトと決闘する際の条件にミクは様々な条件を女権国家に飲ませたようだ。あの日の夜闘技場にいなかったのはアルトに警戒の念を抱かせない為と
、自分とアルトどちらが勝っても、臨機応変に対応するために本部に戻っていたためだったらしい。自分が勝った時にはどういう風に動いたのだろうかと思った。彼女の表情からすると相当王国が有利になるような条件を飲ませたのだろう。
しかし、ネロが自分に全てをかけた理由には驚いたものだ。愛歌を見て彼女の王族としての格を計り、彼女が選んだ男である自分なら何とかする可能性が高いと思ったからだとは、本当に恐ろしい天運と直感を持つ皇帝だと思う。
考え事が終わり前を見ると孤児院に到着していたことに気づく。彼が孤児院の戸を叩くとメアリーが彼を迎えてくれた。彼女を引き取り手に指定したのも横島だ。横島は彼女が更迭された原因を考えれば、アルトを丁重に扱うだろうと予想した。
「横島さんいらっしゃい。アルトくんの安否の確認ですね」
「ああ。一応前世の弟分やし、あの闘技場で『模』の文珠使ってある程度人生を共有したから、気になってな」
「ええ。一応は修羅道からは解き放たれましたけど、まだまだ監視が必要です」
「そうですか。約束は破らないだろうけど、それでも今生と前世の混じった恨みそう簡単には離れそうにありませんか」
「いえ。そうではなくて」
少し言いづらそうなメアリーの様子の謎は直ぐに解けることになった。横島が彼女に案内されて彼の部屋に行くと、メアリー孤児院の新しい職員らしい元ネロ付きのメイド達が
アルトを甘やかす感じで嫐っていた。完全に腑抜けに担ったアルトの顔を見せながら彼女たちは笑顔で横島に礼を言う。
「彼を外道から止めてくれてありがとうございました。これからは私達が幸せにします。こんなに年相応の顔をするようになってくれたんですよ」
「お、おおそうか」
返答して部屋を出た後横島は、メアリーに聞いた。
「普段からあんな何ですか?」
「今回は小蒔さんたちが留守ですから。普段はあそこまでいきません」
「そ、そうですか。それじゃあワイも時々様子見に来ますね」
横島は頭を抱えた。善良ではあっても女権国家の女性達は恐ろしい時は本当に恐ろしい。自分にとっても他人事ではないが、アルトの様子を時々は見に来てやったほういいだろう。
そう思いながらも彼が殺戮をなすかもしれないと持っていた時よりは気分が軽いのを自覚し、彼はこれも悪くないと思えていた。アルトと彼を第一と考えている女性達も味方に引き入れられれば、
女権国家の悪辣派との戦いはかなり楽になるだろう。そして彼の中にはアルトに勝利で来たことで失った前世の技の素質以上のものを得たという確かな自信が芽生えていた。
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