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【R-18】Mシチュスレの引用スレ
495 :
名無しさん@狐板
:2022/10/31(月) 23:40:44 ID:pspxBtSB
女権国家2022年ハロウィンSS、悪戯の程度を主とした種族の価値観の違いを見誤った代償
このSSは本スレの作者様が掲載している女権国家の二次創作SSです以下の注意点があります。
@このSSの人間関係は主にこのSSないだけのものであり、あくまでも本編とは別のパラレルワールドです。
A陸八魔アルは完全に力を取り戻したのをイメージして書いています。
B本編に出ていないFGOキャラが出張っています
Cアドル神殿のオリジナル設定あり。
D愛歌様が穢れなき純潔の束縛に少し似た魔法を使う場面があります。一応女権国家内の王族だったからそういうことにしました。
町の喧騒が鳴り響き、良識的で子供に優しい男性たちにとっては地獄となる危険日のハロウィンの当日憂鬱な表情で船に揺られる男がいた。赤いバンダナを頭に巻き、全身を青いジーンズに身を包んだ人物、横島忠夫だ。
彼はとてつもなく情けない様子で戻ってきてほしくないテストの答案が返ってくる授業が始まる前の時計を見ている小学生の様な様子で海の光景を見ている。
物思いに沈む彼の背後から黒いひげを伸ばした巨漢が忍び寄ってきた。いかつい顔を全身を包む筋肉とその筋肉に着いた幾つもの傷が引き立てている。彼は横島の様子を観察ししばらくすると表情を崩壊させてだらしない笑みを浮かべ、オタクが上げる様な声を出した。
「横島殿、どんなに見ていても船は進むし女権国家本土への帰還の距離は変わりませんぞ。デュフフ」
「ティーチ船長、俺に見たくない現実を突きつけるのやめてくれませんか。それより船長の仕事は」
「本日の業務終了。横島殿の様子を見ることが最終業務でしたぞ。占いの結果と共に見てみて、霊感に触れる所がないということは女権国家首都への帰還までトラブルが起きる可能性極めて低し、
よって残りの五日間は存分にエロ同人やエロゲーの数々を見ることができるでござるよ、デュフフフフフフフー!」
横島は男性の目から見てもキモイ笑い声を上げる船長を殴り飛ばしたい衝動を抑え込みながらここ数日の成果に着いて思いをはせた。 横島は陸八魔アルの会社を手伝う形で諜報員の仕事をこなす様になり、
有能な所はあってもダメな部分で損をしやすい彼女を補い会社を軌道に乗せてきた。彼が引き受けた難易度の高い悪霊払いからの報酬で事業を再開し、横島がアルを補うことでかなりの利益を上げることができる状態になっている。
彼女は大金を得るようになってからは自分の配下を増やすと評して会社を傾けない範囲で慈善活動をすることが多い。
今回の黒髭ことティーチによる一月近い航海もその一環だ。ハロウィンを満足に祝えない地域の人々にお菓子や食料を大量に買い付け支給するという国内航海の日々は本当に、横島にとっては大仕事だった。
ハロウィンが近いゆえに色々な怪異が出てくるので、船旅の安心を求める船員たちの為に霊能者である彼の乗船が求められた。 去年は彼女一人で大丈夫かと思い気が気でなかったが、
頭脳明晰なアリスや愛歌、そして古くから彼女を知る沙穂が監視して愚かなことはさせないと約束してもらって、出てそれを見事に果たしてもらった。そして今年のアル社長は去年とは比べ物にならない程有能になっている。
そういう意味では彼は微塵も心配していない。だが、彼女達との情事を思い出すと気持ちよいとは思うが憂鬱な気分にはなる。王国男子としての男性優位の性行為を望む心と誇りが悲鳴をあげているのだ。そこまで考えると彼はティーチに向けて声をかけた。
「船長、確か布教用に幾つも男性優位の純愛エロゲーや同人誌持ってましたよね。俺にくれませんか? 残りの数日仕事がないに等しいみたいだから満喫したいので」
その言葉に関するティーチの返答は辛うじて身内のじゃれあいで済むレベルの殴打だった。
「バカ!バカ!横島殿の贅沢もの! 純愛してくれる女性がいるくせにまだ男性優位同人欲しいとか、実績と財産と有能な遺伝子だけを狙う女としか関係持ててない拙者に謝るでござる!」
横島もティーチに殴られると直ぐに殴り返した。
「女権国家出身で女性に攻められるのも好きなあんたと違って、ワイは王国男子なんや。いくら純愛でも男の誇りが砕ける様な性交ばっかされたら多少は嫌になるわ!」
辛うじてじゃれあいと思える二人の殴り合いを見て船員たちの緊張が一気に下がったのを横島は感じた。 そしてこの殴り合いも多少計算しているのでは?という考えが浮かぶ。 この後、ティーチは女権国家の本土の港で数日休んだ後長期航海に移るらしい。
そのために緊張を解いてよい局面に来たからこそ、こういう真似をしたのではないだろうか。 他の船員たちも船長と横島は危険が去っていないときはお互いの体力を温存させることに気を使うから二人がくだらない喧嘩をすると本当に山を越えた気になると言っていた。
恐らくはティーチの狙い通りに船員たちが必要最低限の警戒を残しつつリラックス状態に入るのを見て横島は、船長としては本当に有能だと思う。
彼と半分くらいはじゃれあいめいた殴り合いをしながらこの男は本当に特殊な出自をしていると感じる。
女権国家では珍しい男の船乗りであり、法に反した悪党限定の海賊を狩る海賊の様な好意をする船に彼は一時期乗っていたそうだ。男性がそんなことできるわけないと考える女性が多いためか、
冗談だと思われているようだが多分本当だと横島は思う。彼の戦闘力なら悪ではあってもある程度道義わきまえたアウトローの上役を持てばそれも不可能ではないだろう。
巨漢の黒ひげの拳を受けるとどうにか懐に潜り込み殴りつける様な訓練とじゃれあいの中間の様な殴り合いはしばらくするとティーチの方から切った。
「横島殿、すまんかったでござる。 確かに女権国家の女生との性行為は王国男子にはきついでしょうな」
「わかればいいんや」
「お詫びと言っては何ですが、要望通り男性優位のエロゲーをお貸しましょう。やはり二次元が最高ですな。自分のペースでしたいだけできるし、嫌がってやめてというと余計に昂ったりもしないし」
「それは女権国家の女性だろう。王国の夫婦関係は大体が男性優位だぞ。亡命したらどうだ。お前くらい有能なら海軍で出世できると思うぞ」
「それも悪くないとは思いますが、拙者女権国家の男性たちに義理がある相手もおりますので」
ティーチの言葉を聞きながらこういう義理堅さも持っているからこそ、二つ名を得るほどの船長となったのだろうと感じる。ティーチに誘われ、彼の自室に行くと山ほどのオタクグッズのある部屋が待っていた。
綺麗ではないが不思議とリラックスできる散らかりようをする部屋に入りソファーに腰掛けるとティーチが色々なゲームを渡してきた。
「最近は色々なエロゲーにも色々あるんやなアクションやら、シミューレションからRPGとかなんでもござれやな」
「デュフフもちろんであります。自分としては異世界が部隊の男性優位エロが好きですな。女権国家が部隊の話で男性優位だとリアリティがなさすぎますぞ」
「それはワイもわかるわ」
答えながら横島はすっかりプライベートモードに戻されてしまったと思った。公私をきちんと分けているが勤務時間が終わったり船から降りると彼とティーチは悪友に近いような感覚になる。
普段は勤務時間が終わるまではそうならないが、今回はティーチの殴打がきっかけでそうなってしまった。
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