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【R-18】Mシチュスレの引用スレ

395 :名無しさん@狐板:2022/05/24(火) 19:56:54 ID:oSDnTyKy
世界では殺しても大したダメージを本体に与えることはないと分かってはいてもやはり、見目麗しくそして邪悪ではない女性を攻撃することはストレスが大きいと感じながらジンは複数の敵を切り払った。
棍棒の兵士たちは棒術の棒みたいなもの以外はジンには触れられもしないと割り切ってか、剣を合わせた瞬間に太い棍棒が飛んでくる。またはジンの行動を誘導するための避けられる前提の一撃が多い。
玲子が魔法で全員を強化しトゥルダクとジンが切り払う。

 切り払われたトランプの女性兵たちは色を出すとそのまま消滅していった。 さらに大小さまざまなトランプが現れそこからハートやクラブ、ダイヤ、スペード様々な兵士たちが攻めてきた。 全ての敵を切り払い、
一番奥に到着すると今まではとは一線を隔す大きな闘気を彼らは感じ取った。 ジンはこの気配を何度も味わったことがある。自分に基礎の部分だけとはいえ、北斗神拳を伝授してきた闘神ジャギだ。 
ジンは風神剣を構え、トゥルダクと共に彼に近づくと、途端に彼が手刀で切り込んできた。風神剣で受けた瞬間、まるで剣を受けたような感覚がなり、吹き飛ばされかけた瞬間、トゥルダクが彼にジャギに切り込んでいた。 
二刀流ではなく一刀流なのは、トゥルダクの剛力をもってしても、両腕で打ち込まなければ牽制にもならないという考えからだろう。 
ジンは鉄の様に固くなったか体で、トゥルダクの剣すら受けたジャギにフェイントをかけるのはやめて一刀に全てをつぎ込んだ。 
一太刀だけならトゥルダクにも意識を割かれたジャギと互角になれる。ならその瞬間に勝負を決めればよい。 ジンの全てを駆けた一撃はジャギの腕を超えて首筋に届いた。 
勝利を確信したジンは、次の瞬間それが驚愕に変わる。ジャギは首に闘気を集中させて、剣を受けぬいた。 心折れかけながらも彼は迷わず剣を振るおうとし、そこでジャギの一撃が彼に直撃する。
 ジャギは倒れたジンを平均点よりは上だが、やや足りないと断じた教師の様な目で見下ろしながら言葉をかけてきた。

「決断力と、そして心折られない意思力は見事だ。だが想定外の事態が起きた時の立ち上がりと洞察力の低下はいただけなかったな。 俺はわざと首で受けたんじゃなくてあの時点では純粋にお前が上回っていた。 
本当はあんな受けやらずに済むのが一番なんだ。 ただその後で実力差を見せつけられて、俺が余裕で受けたと勘違いしただろ。おかげで距離を取ろうとするとすぐ読めたぞ。
 お前の癖不利な時は引く、逃げるは武人として間違っちゃいない。 死にさえしなければ次があるからな。だが、間違えればチャンスを逃しはするそれを忘れるな」

 師匠らしいジャギの言葉を聞いた後、ジンは少し悩んでから口を開いた。

「ジャギ師匠がトゥルダクさんが言っていた今回の怠惰界の協力者ですか?」

「ああ。その通りだ」

「理由を聞いても? トゥルダクさんと同じ動機ですか」

「それもあるがな、一番は横島の奴への義理だ。 長い話になるが聞くか?」

 ジンは玲子の方を見た。許可を求める視線だったが玲子は頷くだけでなく言葉も返してきた。

「私も知りたいです。 女権国家のある世界から来た方々はこちらに不義理はしていないし、隠しているというより話さなくてもいいから黙っているだけに見えます。
ですが、これからさき一緒に戦う仲間のことだし一応知っておきたいと思います」

 ジャギは少し考えると口を開いた。そして横島が傲慢界を踏破前にアリスから受けた説明と横島の立ち位置について彼らに話した。

「――。ここまでは理解できたか? でないとこれから先の話も理解できないが」

「ええ。大体わかりました。女権国家という天然サキュバス最強サキュバスの群れみたいな国家の一部の、外道がその国と離れた場所で大勢力持ってその時のこの世界の神話とかの情報が向こうに中途半端に伝わって、
こっちの世界に女の天敵がいるって認識が広まり、それで向こうの世界に女殺しの魔物が生まれて、横島さんはずっと輪廻転生の間その魔物達から好かれすぎるとやばい女性たちの盾になって、好感度上げまくってたと」

「ああ。あいつの嫁さんたちは基本的にはあいつの意に添うように動いている部分もある。だが、今回の女は魔女としての本能『男を堕落させ虜にしたい』に従って動いている。
他の女たちは、堕ちたならそれもまた良し、と考えているし本気で堕とそうとはしている。だがあの女は横島に対して過保護なところがあった。
そして理性が強いから女殺しの魔物との戦いのときはあいつをしまってしまいたいのを我慢していたが、オーカスとの戦いであいつが重傷を負ったのがきっかけで、
甘やかしつくして堕落させたいという魔女の本能が爆発しちまったらしい」

「それはまた」

「女殺しの魔物の活動が殆どなくなる休息期に横島を堕落させるような遊びをあいつらはやっていたが、その際の伝承が広まった際の分霊を取り込んでかなりガチになっているな。
あの女の思うとおりになるとこの世界にも愛着や義理ができている横島の奴にはろくな結末にならん。ぶち壊すとしよう」

「分かりました」

「それと俺は今回は道中は手伝わん。ただボスの部屋までついたら俺に全部任せて構わねぇぞ」

 ジャギの言葉に頷くと彼はそのまま駆けだした。その彼の後ろに向けてジャギは言う。

「別にそこまで急がなくても良いぞ。まあ、一回ゲームオーバーになるかもしれないが、あいつならどうにかなる」

「は、はい」

 ジャギの言葉に若干の疑問を抱きながらもジンは先に進むことにした。


 横島はあれから何度も様々な状態で性行為で搾り取られた後、自分が意識を失ったことに気づいた。 そして気が付くと自分の体が、小学生くらいまで若返らせられていた。
その横島の近くに恐らくは前世の自分をモデルに作られたと一目でわかる人形があった。見れば見るほど、その人形は高性能だと自分の中の観察眼が告げてきている。それを見終わる前に、人形の横に立ったアリスが言う。

「これから荒事等はこの子がするから貴方はただ怠惰に快楽を貪りつくして」

 そういうとアリスが彼に口づけし、メイド衣装のユウキとランが何やら魔術を唱え始める。


 不意に彼は異界の中の異界にいることに気づいた。 目の前にはアリスを幼くしたような少女がいる。彼女は間違いなくアリスだ。そして左右にはユウキとランに加えて優曇華とシャーリーが控えている。

 アリスは子供になった横島に同じ子供の体で抱き着きながら口を開いた。


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