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【R-18】Mシチュスレの引用スレ

372 :名無しさん@狐板:2022/04/24(日) 23:43:50 ID:5AOAdM2e

 射精させられ終わり、完全に上と下から霊力を絞られ切った彼を見て、マイは笑う。

「愚弟。実をいうと、前世の価値観的に無様すぎる姿をさらした時にもお客様たちから一滴ずつ採血してたんだけど、その際の血を飲んだエヴァさんにスペシャルカクテルを提供しまくりなさい」

 快感で前後不覚になりながらも、射精しつくしたおかげか男としての尊厳が砕ける恐怖が蘇った彼は怯えながら首を横に振った。

「い、いや」

 しゃべることすらままならない彼にマイは魔石を使うと一気に彼は回復した。そして下半身も回復すると、魔法で服を再び脱いだマイとエヴァの肢体を見て、頷いてしまった。

 マイは笑いながら再びマイクを具現化させて解説を始めた。

「エヴァの回復の為に必要なことではあったけど、愚弟はそれが分かる前に明らかに性欲に負けて了承してました! ここまで無様な男は滅多にいませんね――! 
今しているのはエヴァさんが私に恩があるからと乗り気でないのにやってくれたプレイだけど、愚弟がこうなったら、何回もしなきゃダメかも」

 観客席からの笑い声に負けながらエヴァがワイングラスの血液を飲み干しその度に激しい快感と嘲笑の念に包まれながら彼は何度も意識が飛んだ。すべてが終わった後、エヴァは露出は激しいがぎりぎり下品ではないナイトドレスに着替えた。

「おかげさまで完全に回復したぞ。忠夫、これからは全力でお前の故郷を護ることに手を貸すことを誓おう」

 宣言してくるエヴァを見て、横島は彼女に勝つのは不可能になったと思った。 強さが増したのもあるが、自分は今夜の閨で完全に討ち果たされてしまい、負け犬今生の様なものが彼女に対して芽生えた。負けたら性行為をされると戦う前に悪魔としての契約で宣言されたら、もう体が言うことを聞かないだろう。

「これからに備えて一時的に特別なガソリンを入れた車の様になりたいのでな。次の魔界が怠惰界の準備ができるまで私に、貪られていろ」

 そういうとエヴァは横島を捕らえ、トラポートを唱えた。


 エヴァの寝室で横島は大人の姿のエヴァに血を啜られながらマイによって男性優位の性交位が当たり前の前世の価値観に戻されながら、エヴァにその時代で一番恥ずかしい性行為をさせられていた。
彼女は闘技場で顔に腰掛けた時の様に途中で敢えてやめて、横島が自分に飛び込んでくるのを愉しむ癖がある。吸血鬼の体の美しさを武器にしている快感によっているところもあるのだろう。 この性行為はマイによって、
横島と同じ前世の価値観に戻された女権国家の女性にも配信されているらしく、その女性達の血液が時々届いてくる。それを飲んだエヴァに血を吸われているところをマイが笑いながら見て、エヴァに問うた。

「エヴァさん。今日のカクテルの味はいかがですか?」

「上手い。 だがやはり闘技場の様なライブの方が一番だな」

「そう」

 答えつつ、マイは笑いながら、横島に声をかけてきた。

「愚弟、貴方はある意味飽食の罪を犯しているかもね。性的な快感を求め続け、オーカス様の提案を拒絶しなかったのは私たちにいじめてもらう快楽を貪る快感を欲しただけだからかも」

 嘲笑めいたマイの言葉と首筋と分身に与えられる快感に破れ意識が朦朧とする彼をエヴァは笑いながら子供に戻し胸に顔を埋めさせた。 

「一度あれをやられただけで、胸より尻に対する興奮が大きくなったサル病の治療の時間だ。早く尻に欲情するサルから胸に欲情する人間に戻れ」

嘲笑しながらも愛おしそうに彼を抱くエヴァにマイは声をかける。

「そろそろ怠惰界の準備ができるそうよ」

「早すぎではないか?」

 エヴァのこの発言は、横島をそこに送るのが早すぎるというのではない。もっと時間がかかるはずではないかという意味の言葉だった。

「ええ。怠惰界の担当者なあの娘が、オーカス様との戦いで頑張りすぎた愚弟の姿にときめいてやる気出しちゃってね。工事を予定より早く終わらせちゃったのよ」

「あと何日だ」

 小さくなった横島を強く抱きしめながら名残惜しそうにエヴァが聞くと、マイはあっさりと答えた。

「体感時間的にあと三日ってところかしら」

「そうか。それが終わったらこのバカの故郷を護る任務に戻らねばな」

 エヴァはそういうと、横島に魔石を使い立ち上がった。マイ笑いながらその様子を見ている。

「もう少し気楽に構えられない?」

「今回約束を破った私たちを護る道を迷わず選んでくれこいつには、閨の中以外では不自由をさせるきはない。 万一試練が越えられない様なら私達だけでの戦闘も考慮せねばな」

 エヴァの鬼気迫る様子を見てマイは内心で思う。閨の中で圧倒してはいるし横島は自分たちに跪いているが、本気で惚れさせられた者同士なら案外恋愛の勝負は引き分けなのかもしれないと。 横島の故郷の安全に対して考えるエヴァをあざ笑いつつ、自分もあまり大差はない、
と感じながら彼女もエヴァと共に横島に良くしてくれた故郷の人々の安全に対する対策を語り合いながら、次の怠惰界の主が横島に勝たないことを祈った。 そうなったら自分たちの忙しさはすさまじいものになるだろう。


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