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【R-18】Mシチュスレの引用スレ

259 :名無しさん@狐板:2021/07/28(水) 23:34:28 ID:acTw3ic1
これはひどい真・女神転生if 傲慢界 後日談

これは女神転生ifと女権国家のクロスSSで>>246から>>258の続きです以下の注意があります。

@この話に出てくる設定の大半はオリジナル設定や作者の独自解釈であり女権国家や女神転生の公式設定ではありません。

Aソードアート・オンラインのソシャゲネタが使われています。ユウキの姉、藍子の設定は大半がオリジナルと予想です。

B 血縁のキャラに声優ネタが使われています。

C女神転生の歴史の分岐に関しては一応根拠があり、女神転生ifの攻略本だと軽子坂高校が帰ってきた際に、崩壊が起きると書いてありました。そして女神異聞録ペルソナでは、軽子坂高校が帰ってこなかった場合はデビルサマナーなどに分岐するような描かれ
 方がしてありました。

D一応さらに分岐する世界に関してはペルソナ2などが当たりますが、このSSではそちらに転ぶ可能性はないことになっています。

 横島はあれから数日間、ヴィヴィオの主催する闘技場に挑みその度に負けて女性に犯されていた。マイの自分の誇りを切り刻むナレーションが媚薬の様に耳に染みわたる様になってきた事を自覚しつつ、辺りを見た。最近は軽子坂高校の同級生達もこの傲慢界で、
女性達に敗れ凌辱されている。その姿を見ながら、横島は自分の戦いに対するモチベーションが急速に落ちて来ている事を自覚した。この状態は前世の自分の妻たちが明らかに非道な女性ではない事が理解出来てしまっている事が大きい。
さらには最近見かけるようになった軽子坂の生徒達で戦う覚悟を決めた者達も凄い勢いで実力をつけてきた。彼らはどう見ても前世で自分の妻だった女性達に悪感情を持っていない。明らかに目標を持って前に挑もうとして修業しているようにしか見えない。
それを見て彼らを救助すべき対象ではあっても、庇護対象として見るのは難しくなってきている。

 時々女権国家出身と思える悪魔達に閨に引きずり込まれている生徒たちもいるが、傲慢界らしく調子に乗って油断したものたちがそうなっている様だ。女権国家産まれの悪魔達は自分たちの虜にした後は、惨く扱おうとする様子はない。
むしろ捕えた男性を女権国家に連れ帰るか、自分達が横島達の世界に移住するか考えてさえいる。こういった事実が彼から事件解決に挑む意欲を大きく下げていた。

今、真面目な思考を必死に保っているのも、ここ数日で刻みこまれた快楽を忘れる為だ。今も少しでも気をそらせば、闘技場に出て敗れた後の快楽を期待して、敗れる自分と、それを嘲るマイの実況と観客席からの嘲笑。
それを思い出し激しい快感と共に自分が無気力なっていく。 マイの冥妻天女の剣で折れる前に戻して貰った今でも、性交で辱められてへし折られた快感がどうしても忘れられない。

横島はここ一週間、自由時間はコロシアムの難易度の高めのダンジョンでマイの仲魔達を借りて鍛錬に来ていた。召喚したトゥルダクと雪だるまを思わせる妖精ジャックフロストと、カボチャ頭の妖精ジャックランタン、
そして妖魔アプサラスを従え傲慢界でも特に強い悪魔達と戦いを繰り広げた天女騎士達と遭遇する度に下半身が疼いたが、部下である仲魔の命を預かっていると思えば辛うじてその誘惑を振り切れた。

 特に強いゴブリンの群と死闘を繰り広げた後、その群れの中でも特に強かった対象と思われるゴブリンを愛女守で斬り殺した横島にジャックフロストが声をかけた。
「ヒーホー、横島凄いホ。二軍だったオイラ達を傲慢界の最難関であるここで通用出来るまで育ててくれて、ありがとう」

「指導したのは俺だがお前の頑張りがあったからだ。仲魔の層は厚い方が良いだろ。それにマイ姉ちゃんの役にも立つからな」
 
応えながら横島は特に強かったゴブリンの死体を見下ろしながら、複雑な感情を抱いた。このゴブリンは特に強いゴブリンで、最早種族の中ではヒーローと言っても良い存在だ。恐らくゴブリン族の○○と固有の名を公表するか、名乗れば特に強くなれていただろう。
だが種族全体の底上げの為に敢えてそれをせず自分に挑んで来た。彼に率いられた群の彼への忠誠とそれが生み出す死すら恐れぬ援護と連携もそこから来ていたのだろう。男として、こういう戦士に勝利した以上は立派な男でいたいと思うが、その都度に、
コロシアムでの自分の醜態が思い出される。一蹴出来ていた天女騎士達に負ければ嫐られると言う約束をかわされて斬りかかられると、自分の下半身が敵にまわりそのまま一方的に倒される感覚。彼女達に与えられる、快感と屈辱が思い起こされる。
闘技場に行きたくなってきた意識を無理やり切り替えようとした時、ダンジョンに足音が響いた。明らかに敵意がなかった為に気づくのが遅れた。その上で念のために身構えながら足跡の響く方向を見ると、
そこには最も横島をコロシアムで嫐った黒髪ショートヘアの下級天女騎士がいた。少しだけ自分を見下す様な嘲笑めいた眼がここ数日の情事を思い起こさせ、下半身が固くなりかけたが、それを務めて鎮めると声をかけた。

「なんの用だ」

 彼女は横島の虚勢を見破った様子で面白そうに笑いながら言葉を返す。

「仮にも体を重ねた相手にそっけなさすぎませんか」

「俺に屈辱を与えるためにわざと名前教えなかった上に、合意のない性交だった女にまでええ顔できんわ」

「貴方がその気になれば私なんて三合も持たずに死亡ですよ。ですからあれは前世の愛による和姦では? それとも」

 そこまで言うと彼女は不意に横島に近づき顔を手で挟みいう。

「貴方は名も知らぬ敵勢力の底辺の女に一番不名誉な性交をされて悦ぶ、クズなんですか?」

 彼女のからかうような糾弾の声に横島は分が悪いと思った。ここでは前者と認めた方が、マシな気もしたが、敢えて応えた。

「ああ。俺は、自分の命や大切な人が死ぬとかでない限り、性欲に負ける情けない男だと思う。 だから断じてあれは合意の上の性交じゃない」

「表層意識は認めていないという事ですね。内心はともかく。 今日私がここに来たのは、ヴィヴィオ様からのお呼び出しの為です。聖王陛下が貴方に伝えたい事があると、
何時伝えるべきか悩んでいたそうですが今が良いという、結論が出たそうです。それと一つ個人的なお願いがあるのですが聞いてくれますか」

「どんな頼みだ」

 お願いの内容だけでも聞いてしまうのは、彼女に押し倒され完全に屈服させられたせいか、それとも前世の情がある故なのか判断がつかない。悩む横島をよそに彼女は横島に近づき横島を苦戦させた特に強かったゴブリンの持つ剣を手に取り取ると言った。

「この剣を譲っていただけないでしょうか。このゴブリンはどうしてもあなたと闘いたかったらしくて、一度ある軽子坂高校の生徒に殺されかけた時、自分が死ぬか貴方に勝ったらこの剣を譲るという条件で命乞いしたんです。
私はその際の約束の立会人をたまたま勤めていました。きちんと代金は支払いますから。このゴブリンも助けてくれたことに恩を感じ、約束を破りたくないみたいでしたから。それに、私も立会人を務めたものとして嘘つきになりたくありません」

 彼女の嘘つきになりたくないという言葉を聞くとなぜか聞く気になった。これも、いつかの前世が夫だったせいかもしれない。そう思いながら横島は答えた。


「分った。良いぞ。その剣は確かに良い剣だけど、夢子さんの愛女守程じゃないし、換金くらいしか使い道なからな」

 彼女の用事が済むと、横島は僅かにほっとした。天女騎士の中には横島の前世の妻だった女性もそれなりにいると聞いてからは、見知らぬ天女騎士を見ると警戒してしまう。だが彼女の様にあったことがある相手だとその恐怖も少ない。
了承して仲魔を帰還させると横島はヴィヴィオに呼ばれた場所に向かった。

ヴィヴィオの寝室に辿り着くと、いかにも王族を思わせる豪華な部屋で大きなベッドに彼女はかけている。部屋の中には映画館を思わせる映像スクリーンがあり、闘技場の様子が写されている。軽子坂の生徒が特定の夫を持たない、
天女騎士に負けて犯されている。最初は嫌がり恥ずかしがっているが、一度射精をすると完全に落ちて自分を犯した天女騎士に犬の様にすり寄り始めた。その様子を見て、横島は思った。

『多分だけどあいつは、こっちの業界じゃ出世はできても長生きはできなかったな。才能はあったが、調子に乗り過ぎて過信が過ぎた』

 ある意味傲慢界らしい結末だと評する横島にヴィヴィオの言葉が響く。

「よく来てくれましたわが夫」

 横島の気になる試合が終わった瞬間に画面が消え、ヴィヴィオが声をかけてきた。横島は前世の影響の為か、自分の中にある彼女への敵意と警戒の念が淡くなった事を自覚しながらも、
直に戦闘に移れる体制を維持した状態で出来る最大の礼を取った。

「ヴィヴィオ聖王陛下、今回は俺が最も知りたがっている、情報を与えてくれると聞き呼び出しに応じさせてもらいました。今回のこの異変を起こした理由を教えていただけると聞き――」


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