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【R-18】Mシチュスレの引用スレ
159 :
名無しさん@狐板
:2021/03/28(日) 23:21:57 ID:LuMXRUnM
このSSは女権国家の来世物と真・女神転生ifのクロスもので横島が主人公です。 注意点がいくつかあります。
@9割オリキャラが師匠ポジとして出てきます。そのキャラクターの設定と横島の師匠にした理由は以下の通りです。女神転生ifの主人公は全員死ぬ度にガーディアンが守護霊として付きます。中でもスピードタイプの主人公は
上位のクラスガーディアンが横島と縁があるものが多い。妖魔ハヌマーン、魔王アスタロト、魔神オーディン(ワルキューレの主君であり創造主)破壊神シヴァ(横島に憑依したことがある韋駄天神の父親)彼はレイコルートを通ったので
余計に横島と縁が深い感じです。パートナーのレイコはアシュタロスの元だった女神イシュタルがガーディアンだったので。
A女権国家で原作的には横島のヒロインに関わりがあるけど、出演しない可能性の高い女性や、ヒロインとして採用されていない可能性の高い横島のヒロインとして推薦された女性も出てきます。また横島ヒロインが
設定上配下にできそうな女性も出てくるかもしれません。
B女神転生ifの設定やストーリを使っているけど、原作が殆ど崩壊しています。ゲーム上あり得ないことが起こりまくっているうえに、デビルサマナー世界でしかない施設とかも出てきます。
C女権国家世界で横島は何回か転生していてその都度、英雄になっています。
D表向きだけかつ、女性に逆転される前振りだけど男性優位の性描写が入るかもしれません。
E後遺症は残らないけど暴力的要素や逆リョナ要素が入るかもしれません。
F女神転生ifのラスボスは人格ではなく成し遂げたことや強さの評価が公式作品によって激しく分かれているので、自分の都合の良い様に解釈して書いています。
G女神転生ifの時代はコンビニなどがなかったのでその頃の時間軸です
これはひどい真・女神転生if
快楽しかない霞がかかった様な意識の中で横島は、直ぐに気づく。自分は眠っており、これは夢であると。夢の中の自分は全身が快楽の海に浸されていて、ただ自分は多くの絶対的な存在にあらゆる快楽を与え尽くされる愛玩動物となっている。
そして夢の中の自分は老人であり自分を嫐る快楽の海の正体は死ぬ間際の走馬灯だと理解する。今自分は美しい中世を思わせる美しい古城の寝室にいる。そして周りにいる女性達は皆嬉しさと別離に耐える苦痛がないまぜになった様な目で
自分を見ている。これは最愛のペットや番犬を失う前の風景みたいだな、とふと思った。人間の別離とは違うところは彼女たちの目に宿る光は、絶対にもう一度このペットを得ようという確固たる決意が目に宿っている。
女性達の中から夜の支配者を思わせる黒いマントに身を包んだ少女が前に進み出ると、彼の衣服をはだけた。寝たきり老人に不相応な戦いに特化した筋肉のついたしまった体が夜気にさらされる。
彼女は幾つかの傷跡に愛おしむ様に舌を這わせた。彼女に舌を這わせられた快楽で、横島が僅かに痙攣したのを見ると、彼女は即座に首筋に歯を針の様な牙を突き立てた。走馬灯がもたらす快楽の海から、
首筋に刺さった氷柱の様な牙がもたらす快感が夢の中の彼を、走馬灯の快楽の海から彼女たちの目の前に呼び戻した。
苦痛一歩手前の快感がぼんやりとした思考を逆にクリアにしていく。血を吸われながら過去を思い返し、彼女の牙は時には快楽をもたらす電撃の針の様であり、時には今の様に氷の様だったと思った。
快楽で痙攣しながらも意識が覚醒した自分を黒い衣装に身を包んだ少女は見下ろしながら口を開いた。
「バカ弟子が、お前の十数個前の前世からの悲願は達成されたぞ。それにしてもぶれない奴だ。打ち止めになり一物も立たなくなった状況になっても、走馬灯の中で見るものは私たちに、嫐られ続けた記憶とはな」
血を飲まれて快感と屈服間で動けない横島を見ながら目の前の夜に合わせて作られた美術品の様な少女は笑いながら言葉をつづけた。
「そこまで私たちが与えてきた快楽は抗いがたかったか?今回の転生先は男性優位国家で、女に閨の中で負けるは大恥なのに、一度私に犯されてからは、見下す目と罵る言葉でこの愚息が立たない日はなかったな」
恥ずかしがりながらも何かを訴える横島を見て彼女=エヴァンジェリンは、少し名残惜し気にしながらも、からかうような口調を改めた。
「心配は無用だ。今回の戦いで人間の男以外には倒せぬ様に作り出されたあの魔物は全滅した。もう私たちを脅かすことはないだろう。最初に悲願が達成されたと告げられた時に9割程安心して欲望に負けるところもお前らしい」
心の内で私たちの脅威が去らない限りは欲望に負けないだろうなと思いながらエヴァは言葉を続けた。
「端的に言うお前の命はあと10分持つかどうかだ。毎度のことだが私たちの盾となり剣となるために最後の戦いで霊力を使いすぎた。私たちにとっては来世も前世もお前であることに変わりはないが、今生のお前が最後に言い残すことがないか聞くべきだと、
いう事になった。遺言の聞き届け役は人形を操り人体への造詣が深い、私かアリスが一番の適任だと考えられたが、吸血鬼としての血を吸った際の共感能力も使える私が遺言の聞き届け役になった」
老人となった横島が声にもならない呻きを矢継ぎ早に言うと、エヴァは頷く。
「少し記憶が混濁しているか、大鳳やジャギと共に駆けたのは何百年も昔――幾つも前の前世だ。王国がどうなったか? 聞いてどうする?『今の』お前には関係のないことだ。だが一つだけ今のお前にも無関係ではないことがある。それだけは告げよう。
お前は男友達を見る目はあった。あの二人は武神と護国の神と祭り上げられ天に座す今もお前への義理と友情は忘れていなかったぞ」
エヴァの嬉しそうな声を聞き横島は首を振ると僅かに体を動かした。それですべてを察した彼女は立ち上がると呪文を唱えた。月明かりの光を集めたような光が彼女を包みその光が止むと、夜を統べる女王としか思えない少女は消え去り、
代わりに研ぎ澄まされた魔性めいた美貌を持った美女が現れた。月明かりを思わせる優しい光が作り出したとは思えぬ不相応な恐ろしさの美女であったのは数舜で、目の前の老人が再び視界に入るとその瞳に慈愛が宿り、
月の光が集まってできた女神そのものとなった。
「この姿の方が嬉しいだろう。遠慮するな。 最後の時くらいは素の姿でお前と接したいのでは?だと。この姿も偽りの姿という訳でもない。――なによりも、来世でもお前を逃がす気はない。私の最愛の盾である番犬にして、災いを狩り尽くした猟犬よ」
エヴァンジェリンは横島を抱きとめると、空を飛び城のテラスに移った。死にかけた横島に一切負荷をかけないその術は神業の域としか言えない。
テラスから見える月明かりの下の絶景に目を奪われる横島を彼女は後ろから抱きとめた。乳房の感触がもたらす快感で全身がおかしくなる横島を心底愉快そうに彼女は嘲る。
「最後くらいは色慾より美を愛でる事を優先しようと思ったようだが見事に欲望に負けているな。ぬ、最後の遺言はなんだ。 一度くらいは完全に男性優位な国で最後まで過ごしたいか。お前の積んできた善行を思えば冥府の神も嫌とは言うまい。
私たちはそういう性交が趣味ではないのでな、来世の来世であおう。男性優位な国で一度一生を過ごして満足したら必ず戻ってこい、などとは言わん。ただこの快楽を忘れるな」
そういうと彼女は横島の首に?みついた、寿命で逝ったのか快楽によるショック死か、判別がつかぬ形で横島はこと切れた。
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