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【R-18】Mシチュスレの引用スレ

1 :名無しさん@狐板:2020/01/19(日) 00:15:29 ID:bMTYbG3g



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1064 :Ume made by machine@:2025/12/14(日) 21:15:51 ID:Vo/IJX7o
『ふあー…キレイっすね。これが梅って花なんすよね?』

居住区に植えられた一面を覆う白い梅の花。鼻腔をくすぐる様な香り高い匂い。
本当に小さかった子供の頃の事を思い出す。

「ああそうだよ。オレも子供の頃から好きな花で、春が近づくと神社で見てたっけな」

周囲には小さな子供達や親子連れが春の訪れを前に梅見を楽しんでいる。
ここが地球から離れた辺境の開拓惑星である事を忘れさせるような、のどかな光景だった。
そんな中にアンドロイドであるウメがごく自然に紛れ込んで、誰も彼女が人間ではない事に気付かない。
まるでアンドロイドとは思えないような姿と光景に、マサキは人間とアンドロイドの境界に疑問を感じずにはいられなかった。

あっちこっちへと忙しなく梅を眺めて回るウメ。白く美しい髪をたなびかせて元気に動き回るウメの姿に、重なるものを見ていた。
気付けば小さな子供達と楽しそうに話をしてはしゃいでいる。
その光景をマサキは自分の足元にすりついてきた小さな猫を撫でながら見守るように眺めていた。
懐かしい気分だった。自分にもあんな風に誰とでも打ち解けて笑いながら遊んでいた時期があったっけな。
こんな風に、小さな動物をペットにしてかわいがってた時期も。指で撫でると猫はゴロゴロと喉を鳴らす。

『―ご主人、その猫ばっかりかまっててずるいっす」

唇を尖らせたウメが不満そうにつぶやき、猫の真似をするかのようにすりすりと体を擦り付ける。

「やめろって、こんな所で!もうそろそろ行くぞ!」

気恥ずかしくなって体を起こし、その場を後にしようとする。

『あっ!待って下さいっすご主人!…あー、あの…』

「ウメ、何だよ?急に迷ったような顔で」

『…んにゃ、何でもないっす!明日の任務の準備しなきゃっすね!』





―ウメはさっきまで一緒に過ごしていた子供達との会話を思い出していた。


―私ね、大きくなったら××くんのお嫁さんになる!

―××くんもわたしのこと好きでしょ?

―好きな人どうしは結婚するんだって!


『スキ、どうしは…ケッコンする…んすか』

今までウメの思考回路の中に一度も起こらなかった、理解のできない思考が起きているのを彼女は感じていた。

(つづく)

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