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【R-18】Mシチュスレの引用スレ

1 :名無しさん@狐板:2020/01/19(日) 00:15:29 ID:bMTYbG3g



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当スレは某R-18スレの長文レス、SS、スレ主以外のAA・支援AAを投稿する場所です
それ以外での使用はお控えください

1047 :名無しさん@狐板:2025/10/13(月) 12:07:42 ID:i8yNsUHl

「余計に興奮しているわね。逆転してさっきみたいにならなきゃ今夜は負け犬根性を抱えたまま夢の世界にゴーね」

 そこまで言った後ホワイトハートはノワールの姿に戻る。彼より年下の女子高生の姿となることで、余計に女性優位の性行為による屈辱感を強めるつもりの様だ。

 ノワールは彼を嫐りながらブラックハートになっていた時の口調で言う。

「ほらさっきみたいに私に忠夫様って言わせてみたら? ブラックハートの時よりは弱いわよ?」

 敢えて彼から離れ嘲笑めいた目で見て手を広げる彼女に覆いかぶさった彼は獣めいた叫びを繰り返す。表向きは男性優位の性行為に見えているが実際は快楽で言葉にならない声を出しているだけだ。彼女は言う。

「早すぎるわ。また射精? もう少しこらえ性を身に付けなさい」

 彼女が彼を逆に押し倒し体を入れ替えて腰を振るたびに彼の体が震えていく。ノワールの手が口がそして膣が彼を追い込み女神として神気がどんどん彼を支配下に置いていく。彼女の嘲笑の言葉は彼の耳に媚薬の様に響いた。

「さっきまでの『忠夫様呼』よびして、『私は貴方に飼われる雌犬ですって』私に言わせた貴方はどこいっちゃったの? あれが本来のあるべき男女の姿なんだからちゃんと、あの姿を見せてよ」

 ノワールが既に動けない彼の分身を足で踏みつけながらわざとらしく疑問めいた声を出した。

「ねえ、なんでこんなに固くしているの。私に男性優位の性行為をしていた時のことを思い出したのよね?
まさか正しい性行為はああなのに今の自分がああされていることに興奮してるんじゃないわよね? 足で嫐られてこんなに大きくしていると怪しいんだけど」

「あ、ああノワール様もう許してください!」

 ノワールは本心では怒ってないが怒りと蔑みの混じった声で言う。

「寝室やプライベートでは様付けやめろって、言ったでしょう。屈服しすぎて様よびとか、気骨がなさすぎるわ」

 そういって彼女は花が咲くような笑みを浮かべ寄り彼の分身を踏む力を強めた。痛みもあるがギリギリ快楽が勝る絶妙な踏み方だ。

「犬は飼い主がだめだと自分が主人になるそうよ。『雌犬』に負けちゃうご『主人様』はもう下僕ね」

 雌犬とご主人様だけは負けた時の演技を再現して、当たり前だと認識している男性優位の性行為を思い出させて屈辱が強くなった瞬間に彼女は一気に強く踏んだ。

 ノワールに対して大量の射精をした彼を蔑みの目で見ながら言う。

「貴女あと数秒で意識落ちちゃうから言うけど、男性優位の演技している時の方が快楽はたくさん送り込んでいたわよ。なのに負けている時の方が射精多いわね。最後の足コキでここまで出すあたり本当に変態だわ」

 自分の蔑みと罵倒が今日彼が見た最後のものになると思った彼女は機嫌よく寝室を出た。
男性優位の性行為をした際に射精の時に快楽で思考力が落ちている彼の耳元で『これが普通の性行為だから、演技ではなく実力で私にこうできるようにいつかなってくれるのを待っているわ』と言ったり、
彼を褒めたたえ当たりした後の逆襲は最高だ。あの自分の情けなさに泣きそうになりながら快楽で屈服する彼の姿が癖になる。女権国家の力を幾ばくか取り込んでから、彼を嫐ったり堕とすときは苦手分野ですら能力が高くなっているのだ。
ノワールは女神であると同時に声優業をやっているがあまりそちらは上手ではない。にもかからず、彼を嫐る時だけはどんな演技も上手にできる。




次の日彼は執務室でもうすぐ出発する予定のノワールの政務を手伝っていた。
ノワールに指示を出される度にいつも以上に彼女の命令に対して、過敏に体が動く感覚をある。彼はそれが恐らくは昨夜眠る前に大量にノワールの神気を送り込まれ精を絞り抜かれたからだろうと思う。
執務が予想以上に早く終わり出立の準備まで時間ができた彼は、時間に余裕があると思った瞬間に質問が口を出ていた。

「ノワール様。少し気になることがあるんですけど良いでしょうか?」

「ええ、なに?」

「ノワール様は女権国家の影響を受けているのに時々俺に負けた演技するじゃないですか?あれはなんでなんですか?」

「ああ。あれ男性は、演技だとわかっていても女性を圧倒していると征服欲が満たされるでしょう。そういう意味で楽しませてあげるのもいいかなって。それに私は少し対抗意識みたいなものもあるのよ」

「対抗意識?」

「ええ。ちょっと長くなるわよ。貴方がこの世界に転生したのは5回目。一度目はネプテューヌの国プラネテューヌ。そして私の国と他の女神達の国に一回ずつ転生していたわ」

「はい」

「一度目はネプテューヌの夫で私達四女神全員を助けてくれたのよ。言っておくけど、貴方の前世がいないと勝てなかったかもって程度には強かったけど、私たちの中では一番弱かったわ」

 ノワールの声には過去を懐かしみ、その日々を確かに良い思い出と感じている心と悔悟の念が混じりあっている。それを聞きながら彼は彼女を後ろから抱きしめた。少し驚いて顔を赤くした後彼女は、言葉を続ける。

「そ、それでね。私達は色々あってネプテューヌの人生あんたの前世と過ごした日々だけを追体験させられたの。あんたがちゃんと足手まといにならないって証明と、
そして最終決戦まで時間がなかったから連携がちゃんとできるようにね。それで私達も女神でネプテューヌと境遇が似ていた上に、あんたが異常に人以外に好かれる性質だったせいもあって惚れてしまったのよ」

「そうなんですか」

「ええ。それで女神である私たちは人間に対して健全な愛を抱かず愛玩に走ってしまう傾向が少しあって、私たちの場合は女権国家に行って力を得てから、男性に対しては愛玩動物に向ける感情を持つ率が高くなってしまっていて、
貴方に惚れた後で、ネプテューヌを護る為にムチャして寿命を削り後で激痛が来る技すら使いまくったのよ。その姿を見て私たちは気が気でなくなっていたわ。
一応貴方の名誉の為に言うけど、それをしないと女神の一番の本文である国の守護に失敗してどれだけ無辜の民が死んだかわからなかったわ。当時は私達も騙されてお互い敵対していたことを理解してなお、
和解と停戦が完全にできていなかった頃があったの。その時にネプテューヌが来れない時に私たちの民達を貴方の前世が守ってくれていたこともその時知ったの」

「それでどうなったんです」

「その後魔神を倒して、すべてが終わり。ネプテューヌは私達を信じて自分が柱となって5年間の封印をすることを決めたのよ。
彼女は貴方の残った人生を看取ることをあきらめるというゲッシュを立てて力を得て封印したの。言っとくけどまぎれもなくお互い本気で想いあってたからこそ、
ネプテューヌは女神である自分に尽くしてきた貴方の献身を無にできないと思っていたのだし、貴方の前世もそれで納得して。残りの人生戦える時間をネプテューヌが帰ってきた時に素晴らしい国になっている様にすることに使い切ると決めていたわ」

「それで、ネプテューヌ様と俺の前世の関係が、ノワール様が俺にベッドの中で負けたふりするのと何か関係あるんですか?」

「ええ。実を言うとネプテューヌもそういう演技してたのよ。下手だけど、それでも貴方の前世は形だけとはいえ、勝てている感じがして満たされた表情をしていたわ。だから私もネプテューヌよりうまい演技したいと思ったのよ。演技力は私が上だから」

 最も最近は彼に男性が勝利できないと恥ずかしい。この演技の性交が当たり前だぞと、刻み込んでからいじめ始めるのが楽しいという思いの方が強いのだが。それを隠すノワールに横島は気づかないまま言葉を返した。

「そうなんですか」

「ええ。私達は貴方が再びこの世界に転生してきた後、ああなるかもと思ったら耐え切れなかった。恋人でもないのにね。そしてあさましく世界を護る為に眠りについたネプテューヌの留守を狙った間男ならぬ間女になって、
貴方が自己犠牲として使う類の技をすべて使えない様に支配する神気を性的な交わりの中で流し込んだり、屈服感で私達に逆らえなくなるようにもしたわ。本当に女権国家の影響を受けていながらあの決断を下せたネプテューヌは凄かったのね」

 イストワールに下された罰を経て本気で慚愧した今ですらもあの時のことを思い出すと背筋がぞくぞくしてくる。
そしてそれをやりたいと思う気持ちが芽生える度に女権国家の影響は恐ろしいとノワールは思う。過去の回想に囚われかけた時、横島の自分を見る視線に気づき慌てて説明を続ける。

「私達は貴方の魂が屈服するような性行為をしながらその度に、貴方が私達を護る為にたくさんくれた文珠を使って、記憶を『忘』させてそして機会が来るたびにその記憶を『戻』して嫐り犯しぬいていたわ。
そして貴方の往生の日もそうして貴方を半ば絞り殺す様な事をしたの。そうすることで反動が凄すぎて激痛と共に寿命を削る術の機能を壊して、そしてそれを習得するなという命令を『刻』んだのよ」

「ネプテューヌ様よく許してくれましたね」

「自分が迂闊だったというものあるし、同じ女神で彼女も女権国家の力を取り込んで影響を受けていたから、私たちの気持ちがわかったのもあるみたい。
多分だけど彼女も本当は私達が貴方に取った処置をやりたくてたまらなかったんだと思うわ。色々あって事情を打ち明けるのが遅れたけど、打ち明けた時少しほっとした様子だったもの」

「それでその後どうなったんですか?」

「当時私達がさび付いてたせいで、私達より強かったネプテューヌに半殺しいえ十分の八殺しくらいで許してくれたわ。その後イストワール様が私達への罰を決めたわ」

「その罰が、俺の魂が皆さんの国に転生することだったんですか?」

「ええ。ネプテューヌと同じ立場で貴方の転生体と国を守りなさいって言われたわ。自己犠牲の技がなくても、貴方は並みの英雄よりは上田市、女神の戦いでもそれなりに役に立つ程度には強かったから、何が罰になるのかわからなかったわ」

 ノワールは本当に当時は分からなったという感情をにじませつつ、少し真剣な様子に変わり言葉を続ける。

「正直私達のせいで弱くなった貴方と共に戦うことで奪った力がどれほど有益だったか知りなさいって、意図の罰かと思ってたの。 当時はやらかしたことにしては罰が軽すぎるんじゃない?って疑問を抱いたわ」


1048 :名無しさん@狐板:2025/10/13(月) 12:09:32 ID:i8yNsUHl

 そこまで言った後ではっきりとノワールの表情が暗い物へと変わった。横島は彼女の懺悔を聞き入れるべきだと思い彼女の手を取ると、それに勇気をもらったかのようにノワールは一度詰まった言葉を吐き出し始めた。

「……本当の意味でのその罰の重さを知ったのは貴方が私達と共に戦えるくらい強くなって、私がプラネテューヌに貴方が生まれた時のネプテューヌと同じ立場になってからよ。
貴方の前回私の国に転生した転生体が、死に物狂いで自己犠牲を伴わない術や技を習得して磨き上げ英雄となってそれでもなお、力不足で私の守るべき民たちがひどい目にあって、自分を責めている姿を見た時はつらかった。
特に貴方の力が少しだけ足りなくて私が負傷した時に、貴方に心底申し訳なさそうに謝られた時は、心臓にナイフが刺さったような錯覚を覚えたわ」

 ノワールは今でもその感覚を思い出せる。自分の良心でできたナイフが心臓に刺さったような錯覚を覚えた次の瞬間、彼が自分に尽くしてくれた日々が一気にのしかかってきたのだ。
その後のことはあまり覚えていない。ただ近くに居たネプテューヌ達の話では、横島には落ち度がないことを伝えて抱きついた自分を、彼女たちが彼の眼を塞いで引き離してくれたらしい。
その理由は惚れた男にはとても見せたくないような表情をしていたからそうしたと言われて、感謝したものだ。

 その話を聞いていた横島はイストワールという書は相当に人を見る目が合ったのだろうと思う。ノワールや他の女神二人がちゃんと苦しむ良心を持っていると気づいていたのだろう。

 空気が湿っぽくなったのを察した彼女は強引に話題の変換に移った。

「大分脱線しちゃったわね。とにかく私が演技をするのはそういうわけだから。
それにしてもベールとブランとネプテューヌは最近は怠けすぎよ。昔は貴方の転生体が来たときは凄く努力していたのに、
占いで大きな災いが起きる時は数か月から一年前には分かるようになってから有事の時以外怠けモードね。一度も言ったことがない高みに行くのは難しい反面、力を取り戻す速度が人間より早いのも手伝っているのね」

 内心では横島の前世が彼女たちが無理をしているのを嫌っている厳どうしていたのも多少手伝っているのだろうと思いながらもそれは言わない。なんとなく今生は自分のモノとはいえ恋敵に助け舟を出してしまう気がしたためだ。



 ノワールを見送った後彼は、心底不思議な気持ちになっていた。ノワールの女神としての責任感の強さや高潔さを見ていた彼は彼女がそんな非行に走ったのが信じられない。
だが彼女が女神として善性なのを見ていたからこそ、こういうことでは嘘は言わないだろうとも思う。

『昔からノワールは良い女神だったらしいけど、イストワール様の罰を受けてもっと良い女神になったんかな?』

 物思いに沈む彼の思考を嘲るような声が響く。

「本当に彼女にべた惚れみたいですねぇ。最もあのようなことをした女神が相手では真実の愛を抱くのは難しいでしょうが」

 その言葉に彼は即座に霊波刀を構えると後ろに下がった。ピンク色の髪をした美少女を見て彼は自分の魂がこの女性を覚えていると感じて逃げようとした。だがそれを彼女が手を振るい宣言した言葉で消えた。

「『想起ノワールとの初夜』」

 彼の頭に彼女に嫐り抜かれた初夜が思い出された。そしてその記憶は恐ろしいことに今でもノワールがもたらす性的快楽はすさまじいのに、まだ慣れていなかった童貞時代に完全に刻み込まれた記憶が一気に蘇ってくる。
ズボンすら精液まみれにした彼を不機嫌に見推しながら彼女は言う。

「本当にあの女神の体は良かったようね」

 自分が他の女に見とれた時のノワールを思わせる視線に彼は反発したが言葉を出すことは控えた。彼の内心は『これどう見ても俺が他の女性に見とれた時と似とる』だ。
うぬぼれが過ぎるかもしれないが、彼女も自分の前世と関係のある女性なのだろう。そしてさとりが、彼を睨みつつ言う。

「現世の妻との経験から見破ったのね。もう手遅れだけど」

 女権国家の力を取り込んだノワールとの初夜を想起させられた彼はもう、立ち上がることすらできなくなっている。さとりが目配せすると、白い髪の緑色の服を来た少女が彼を担ぎそのまま、『転』の文珠を使って瞬間移動をした。
目覚めた彼が目にした景色は悪魔の住居を思わせる美麗な祭壇だ。
彼は脅えつつここにいるだけで自分の何かが甘美な毒に犯されている錯覚を覚え始めた。そして彼が目を開けた先には、赤い長髪のドレスの美女がいる。美女陸八魔アルは、彼を見下ろす。
そして彼女は寝ている間に服を脱がされており、彼の横に立ったアルが立ったまま彼の唇を奪った。口づけを受けた瞬間全身が快楽で痺れ甘い快感が走ってくる。そしてアルの手が彼の分身を撫でまわして大きくなる、
名も知らない美女、恐らくは彼女が率いる女権国家の悪霊が彼を犯し始める。美女の悪霊に大量の射精をすると彼女はようやく、彼の唇を解放していう。

「忠夫久しぶりね。幾つ先の転生先でも貴方の伴侶となると約束したベリアル、陸八魔アルよ」

「ああ」

 悪霊に騎乗されて搾り取られたせいで彼は動くこともできないでいる。アルは彼を愛おしげに見つめながら宣言した。

「ベリアルの名において、前世からの契約に基づき貴方がこの世界に転生した時も幸福にできるように働きかけ続けることを約束するわ」

「そ、それなら、もう俺は今生では一人のノワール様としかそういう関係になる気はないから解放して」

 言い終わるより先にアルの配下の他の悪霊たちが実体化して彼の体中にオイルらしきものを塗り始めた。どこか甘い香りのするそれは彼の体をジンワリとしか快感に包んでいく。
そこに緑の髪をした少女が入ってきた。彼女は彼の様々な場所に舌を這わせると唾液と混じった油が余計に彼の快楽を強めていく。

「初めましてかな、僕はリグル・ナイトバグ。アルと同じ立場の君の前世のお嫁さんの一人だよ」

「そ、そうかでも今生は」

 言い終わる前に彼女が彼の分身を飲み込み一気に堕ちさせるような快楽を与えてくる。リグルは笑いながら言う。

「ノワールさんとは違う感じの気持ちよさでしょう?」

 彼女は笑いながらそういうと彼の上で姿を変えた。その姿は大人のそれであり、陸八魔アルには負けるがそれでも豊かな乳房をしている。彼女は言う。

「忠夫が転生を繰り返す際に最初に妻となったネプテューヌさんもよくこうやっていたよ」

 ノワールの友達であるネプテューヌがしたプレイそれを聞いた途端に背徳感が沸き上がり、彼は一気に射精を起こしていく。さとりが耳もとで言う。

「ノワールさんを裏切っている状態彼女が劣等感を感じている女神がした性行為に興奮してますねぇ。この変態が!」

 そういわれた後にリグルが彼を射精させると、彼は大量の激しい快楽を伴う射精の後、交尾を終えた雄の虫になったような錯覚を覚え。
そのまま眠りに落ちかけた、そして彼の意識が落ちかけた時にこいしが彼の分身を飲み込み始める。彼女に射精させられるたびにこいしの力が自分の体にしみこむような錯覚が起り彼はそのまま意識を失った。


 次に目覚めた時彼はノワールに口づけをされていた。

「忠夫相変わらず、ベッドの中では弱いわね」

腰砕けになった彼をからかう様に笑った彼女は再び彼に口づけしその舌遣いに脳を蹂躙してくる。どうにか応じるとノワールは笑いながら彼を迎え入れる準備をするゴスロリの黒い服を地面に落とした。
彼女に押し倒され分身を飲み込まれた瞬間、彼の意識が飛んだ。ノワールが腰を動かした瞬間に彼の霊気が蹂躙され女神の下に落ちて行く。そして快楽のあまり一度意識が飛ぶと、彼は悲鳴を上げた。
彼の分身を包む感触の快楽が一気に変わった為だ。ノワールのどこか甘いながらも絞めてくる感触とは違い、どこまでも緩くそれでいながら眠ってしまうと引き返せなくなる類の怖さのあるものに変わり、
彼が視線をそらした上を見ると、そこにはノワールではなくアリスがいた。

その光景に頭の中に様々な感情が浮かび不貞行為!そう思った直後にアリスが腰をひねり彼の分身を絞めるとどこまでも甘く緩やかな感触が脳内を支配し彼は脱力感の極みを持たらす射精を起こす。
アリスは彼の唇を奪い、ノワールとは正反対の快楽を与えながら言う。

「私とノワールさんが二人がかりで貴方を可愛がったらどうなりそう?」

 想像しただけで彼の背筋が恐怖と歓喜でゾクゾクとしてくる。そして明確な答えが彼の中で出る前にアリスが彼に甘い口づけをして脳をかき乱し膣でさらに分身を嬲り、勢いが悪くどろどろ出る射精をさせながら言う。

「私とノワール様が交互に犯したり」

 アリスの発言と共に彼の視界には入らないところにある、ノワールと彼を模した人形が交わり彼とアリスがしたのと同じ動きをし始める。
そして彼の目の前のアリスがノワールの姿に変わると彼は、どろどろとした射精から一気に搾り取られる射精へと変わる。ノワールは彼をバカにした目で見下ろしながら、腰をひねっていく。


 現実の世界ではアリスが幻覚のノワール=人形劇の人形と同じように動き彼を嫐り笑っている。彼は何度もアリスとノワールが変わり快感のベクトルが真逆になるたびに凄まじい射精をした。アリスは彼から離れるという。

「名残惜しいけどそろそろ交代ね」

 そういって彼女が後ろを見ると陸八魔アルが赤いドレスに身を包んでいた。彼はそれを見て何かが拙いと思った妖艶さが増しており、今の彼女に何かされたらさっきとは比べ物にならない何かが起きる。

 そう思った直後にアルが彼の手を取ると、今度は彼は豪華な城を思わせる洋館めいたパーティルームに移っていた。
アルの配下らしい悪霊や悪魔らしい美女たちが彼を見下ろし再び襲ってくる。アルは嫐られる彼を見ながら笑っている。慈愛する感じさせる妖艶な笑みを部下たちが敢えて彼の首を固定して見せると、その笑みに恐怖を覚えた。あれはアリスと同種の男が壊れた人形になっても自分の愛は微塵も揺らがないから構わないという類位の堕落に導く妖婦の笑みだ。アルは彼の顎を掴むと言った。

「忠夫、少しだけ辛いかもしれないけど最後には最高に幸せになれるわ」


1049 :名無しさん@狐板:2025/10/13(月) 12:11:57 ID:i8yNsUHl

 そういって彼女が祭壇めいた寝台の前で服を脱ぐと彼はアリスの糸に動かされながらアルに近づいていく。
彼女の乳房や尻を揉んだ瞬間に爆発しかけた分身はアリスの魔力出てきた糸で止められそのまま祭壇で彼女の秘所に突き入れた瞬間彼は声にならない絶叫を上げて射精していく。
あの悪魔の正装なドレスを着ていたことが何らかの作用をもたらしているのだろう。口づけされて彼がもうろうとする中アルが言った。

「大丈夫よ。ノワールさんも最後には貴方を可愛がる仲間になるから」

 真実としか思えないその言葉でブチっという音がした後彼は、意図に抵抗することもできずアルとその配下たちに輪姦されていく。アリスやリグルが時々混じってきた。そしてアリスは一番恥ずかしい体位の時に子供の姿になり言った。

「もういったかもしれないけどこれは、ノワールさんが一番負けたくないネプテューヌが過去に貴方にしたプレイよ」

 それを聞いた直後に背徳感からの射精が起こり子供の姿のアリスは大人に戻りまたネプテューヌと同じことをするとリグルに変わり彼女もそれに習う。祭壇で儀式が終った後に陸八魔アルが言った。

「これからラスティションの女神と本格的に一度戦わなきゃダメだから大変ね。しかも相手を殺しては駄目な縛りがあるのだから」

 アルの宣告の後で彼は祭壇で複数の女達に嫐られ続けた。


 その後彼はどれだけ時間が経ったかもわからない状態で時にはアルに嫐られアリスやリグルに同じことをされつづけた。
時にはアリスが人形劇の人形を使った術でノワールに嫐幻覚を見せてきたり、さとりがそれを想起し、
こいしが浮気は駄目だと言う倫理観を強くしてから敢えて背徳的な性行為をさせたり、さらに時には子供に戻され精神が記憶だけある状態で当時に戻り精通直後になった状態で嫐られ。
射精になれない体のせいで震え上がるのを両手両足で抱きしめながらアルがそれを受け止めていた。まだ子供の姿の彼を撫でるとアルは服を着て言う。

「それじゃあノワールがここまで来たから迎え撃ってくるわ」

 アルはそういうと彼に口づけするとそのまま出て行った。彼女に舌を絡められ続けて、肥大化した分身は彼がどんなに刺激を与えても自分では出すことができない。
そんな拷問の様な時間の中で向こうから大きな音が響き始める。隣の大部屋から剣と銃弾と魔術の音が連続で響き続けアルが敗北したらしい音が響くとノワールがドアを開けて入ってきた。
彼はそれを見て一目で本物のノワールだとわかった。ノワールは全ての情報を理解するといつものツンデレなどの嫉妬深い様子は見せずに快楽を与えられ過ぎてしゃべることすらできない彼の体を医者の触診みたいに触り始める。
ノワールは全身を触り終えると深刻な様子で言った。

「大分悪魔や妖怪や魔女に嫐られたみたいね。今すぐ浄化するわ」

 そういって彼女が彼を掴むと瞬間移動が起こる。彼はラステイションのノワールの祭壇のある場所に置かれるとノワールに押し倒される。
子供の姿のまま為に乳房が彼の顔を包み彼は分身が飲み込まれるままに射精を繰り返す。
アリスとアルとリグル、さとりとこいしそしてアルの配下達に嫐られた際にたまった魔力が一気に射精と同時に出て行くような感覚を覚えた。
彼はノワールの嫉妬と医療行為と愛情が混じった性行為にやられながら射精をしながら恐怖を抱いた。過去にアリス達から味あわされたアリス達と交代剛体にノワールに嫐られる快楽が蘇ってきてしまったのだ。
ノワールは彼の悲鳴を恍惚とした声で聴きながら言う。

「まったくあれだけ絞られて、一番恥ずかしい体位でやられてこんなに出すなんて情けない。早くアリスの魔力を出し尽くして大人に戻りなさい」

 そういってしばらくして彼の体が大人に戻るとノワールは口づけして舌を絡めながら乳房を彼の胸板で潰し彼の腕を自分の尻に導いた。口ビルを話した後で彼女は言う。

「もしも私を落としたらお仕置きだからね」

 そういって彼女は全身の体重を彼の手に預けて彼自身の手で上下の律動をさせ始める。手の感触と胸板の感触に負けて、彼が射精と同時に手を離すと彼女は言った。

「残念お仕置き確定ね♪」

 そういうと彼を夫婦の契りと言う儀式の祭壇に乗せて足で彼の分身を嫐り始める。彼は悲鳴を上げながらも彼女の足遣いに負けて何度も射精していく。それを見ながらノワールは嘲笑する。

「女性の秘所より足でたくさん出してどうするの。夫婦の関係を決定づける性的儀式場でやられている屈服感がたまらないの? 生きていて恥ずかしくないの」

「そ、そんなノワール様」

 侮蔑の言葉に反論するべく口をやっと開くと、ノワールは彼の分身を嫐るやり方を射精できない寸止めに変えながら言う。

「ようやく喋れるようになった? なら謝りなさい。ラスティション男子としてこんな屑性癖でごめんなさいって。ラスティションの守護女神である私に謝りなさい。」

「こ、こんな性癖でごめんなさい」

 快楽に負けてやっと絞り出した言葉を聞くとノワールは足で射精させると思い込ませていながら、不意に彼に覆いかぶさり騎乗して腰を動かしだした。
予想の倍上の快楽とラスティションでは一番男性下位な体位で犯されている感覚と共に彼は想像以上の射精をした。ノワールはあまりの大量の精子で膨らんだ腹を愛おしそうに撫でると言う。

「これで私に上書きされてあの悪魔達の影響は及びづらくなったでしょう。わざわざ騎乗位が男性下位の性行為だとラスティションに根付かせた甲斐があったわ」

 そして彼女が満足そうに歩いていくと彼の意識は途切れた。それ彼の後日談で彼は時々だがノワールと性交をしていた時にまた陸八魔アルたちに嫐られた部屋に戻るときが時々起きるようになった。
アリスが母親の様に少年化した彼の口の中に乳首を入れて対面座位で犯しながら言う。

「忠夫、私達にこうされたいって思っている以上は逃れることは出来ないから」

 そしてノワールの部屋に帰ってきた彼はノワールが下に落とすのではなく頭からかぶって脱ぐ服をたまに着る時が恐ろしくなった。またアリスやアルと彼女が入れ替わるのかもしれない。
そう思いながら彼はノワールとの日々を期待と恐怖を胸に過ごしていくことになる。




 3人との日々が終った横島は現実に戻ってきた瞬間全身に凄まじい快楽を受けた余韻のせいで虚ろな表情で仰向けになっている彼は、完全に精神的に死んでいるがそれでも勃起が収まらない状態になっている。
彼をゲーム中で嫐った女性達は満足そうに宴会をしており、その状態を見ながら愛歌がゆっくりと愛おしそうに彼に近づくと腰を下ろした。
愛歌が彼の分身を飲み込んだとき、彼は眠りから覚めるような絶叫を一瞬上げ、次の瞬間愛歌に唇でそれを塞がれる。横島の射精を十分に受け止める愛歌は言う。

「少しばかりゲームの世界での快楽が強すぎたみたいね。旧王朝の術で回復させてあげるわ」

 愛歌は彼を嘲るように笑いながら。この快楽を味わいたいならもっと英雄らしくなるようにと言いながら彼を犯していく。時には抜いた後で、分身を手や足で達しさせ敢えてユウキに見せて言う。

「男性優位の性行為が当たり前の王国女子のユウキに一番無様な姿を見られているわよ」

 愛歌の霊力で動けず足を広げ手でしごかれる彼を侮蔑の目でユウキは見下ろした後、彼の分身を足で踏みつけて言う。

「僕を助けてくれたヒーロだった忠夫がこんな変態クズだなんて思わなかったなー」

 笑いながらユウキは彼の分身を踏みつけ数回足で射精させると。射精直後の彼の分身を今度は腰おろして飲み込み自分の乳房を押し付けながら上下に腰を動かしていく。
後ろで愛歌が彼の体のツボを押す度に射精が起こり、時度彼女は愛歌と位置と役割を変えて彼を笑う。

「忠夫、王国女子の僕にこれやられて興奮するとかかなりやばい変態だね。お父さんとお母さんに謝った方が良いんじゃない?」

 心底楽しそうな笑顔のユウキが言う侮蔑の言葉で余計に昂らされたまま彼は射精を繰り返しついには気絶した。

 この事件があってから王国と女権国家の戦いでめったに見られない、もしかしたら初めてかもしれない珍事ともいえる激闘が起きることになる。




 あの事件から3か月後、スカサハから鍛えられて大分力を取り戻した三女神は王国の諜報部と対決をしていた。


くらい裏路地で済んだ金属音の剣撃が響き渡る。月光の下で壁を破ったユウキとノワールの剣技が暗い闇の中で済んだ金属音の狂騒曲を奏でている。二人の剣技は命がけの舞踏を思わせる。
僅かでもどちらかが気を抜くか、もしくは幸運の女神の祝福がどちらかにもたらされた瞬間、片方の命が費えることが一目でわかる。ユウキはノワールの剣を受けながら言う。

「ねえ、ノワール王国に寝返らない?『できれば』僕としては条約上問題がなくても君を殺したくないんだけどな」

 ノワールは女権国家人ではない。四女神の行動指針は主にあのゲームが産んだ災いへの調査は四女神で合同するが女権国家と王国の争いについては二人の女神は中立、そして一人は女権国家に味方することになった。
そうすることで藤丸立香が巻き起こしたゲームが巻き起こした災いに対する、調査がはかどりそうだからだ。
そして女権国家に着く役はノワールがやることになった。彼女はなぜか雪泉と馬が合ったのでそうすることにしたのだ。(原作同士がコラボした作品の時雪泉と仲が良かったのがノワールだった為)彼女をはじめ王国ではなく、
横島ヒロイン達の多くを敵視している残り二人の女神も女権国家人ではないから、殺害されても協定に違反しない。ノワールはユウキの言葉を無視すると切り込んだ。片手の剣でありながらその連撃はすさまじい。
ユウキも時には片手剣を両腕で持ち替えて彼女と切り結んだ。体術も混じりあい二人のぶつかり合いはいつまでも続きそうだし、あるいは直ぐに終わるようにも見える。
ノワールが女神化する隙を与えないユウキの立ち回りに感心しつつ、大鳳はこの戦いを複雑な思いで見守った。あの藤丸立香の起こした事件は王国でもそれなりに脅威であり、
その件に関しては完全に味方でもあるネプテューヌ以外の女神は『場合によっては殺害してもいい、だがなるべく殺害などは避けたい』相手だ。
そして彼女達と愛し合った前世の記憶も蘇った横島にとっては彼女たちが殺害されるのを見てしまったら精神状態がかなり心配だ。大鳳の心配をよそにノワールが変身しないままに一瞬だけだが限界を超えた動きを見せて、
ユウキに強烈な一撃を見舞った。完璧に受けたにもかかわらずユウキが弾き飛ばされ、その瞬間に彼女が女神ブラックハートと化した。
それを見た瞬間かつてと比べて大分力を取り戻したエヴァがユウキとの加勢に入る。ユウキとエヴァの連携の戦いの中でノワールは言う。


1050 :名無しさん@狐板:2025/10/13(月) 12:14:36 ID:i8yNsUHl

「貴女達どう見ても、忠夫を任せられる女には見えないわ。私達の悪事を知っていながら怒りの感情があまり感じられないのよ。特にユウキ貴女は王国女子でしょう?」

 その言葉にユウキも真面目に答えた。

「多分他の忠夫に惹かれた女権国家女子も一緒だと思うけど、僕は忠夫の寿命が削れる上に地獄の様な苦しみを味わう技の才能を潰してくれたから、あまり嫌いになれないんだよね」

 それを聞き終えた瞬間、ブラックハートが再び限界を超えた速度で動きユウキの首を跳ねに移る。彼女の凄まじい速度と闘気を感じ取り大鳳の脳裏にユウキの首が落ちた光景が一瞬宿ったが、
その予知に近い確信は外れ澄んだ金属音が響く。ユウキもまた限界を超えて動きさっきと同じ太刀筋だったが故にその技を受けきったのだ。
そしてエヴァの氷の矢が無数にブラックハートに向けられたが同じ氷の魔術を使うブランが乱入し相殺し始める。いくつかの矢が刺さったもののブラックハートの傷は癒えていき彼女の動きは殆ど鈍らない。

 ブランはアリスの放つ人形と死闘を繰り広げている中彼女はハンマーを使って人形を吐かしながら魔術の国の女神らしく人形の動きを鈍らせたりもしている。ブランは彼女に好意的な笑みを浮かべているアリスに言う。

「ゲームの中で寝取られたとかそんなことはどうでもいい。お前明らかに私達がかつて忠夫にやらかしたようなことをやりたがっているだろう」

「ええ。私は本当に貴女達に感謝しているんだけどね。あの時ああしてくれないと、忠夫が何回くらいああいう運命を辿り続けたわかったものじゃないから」

「代わりにあいつはどれだけ後悔を重ねたか力不足を嘆いたか見たか。そのうえでそう言っているのがわかる。本気で恋をした女権国家の女はやはり害獣だな!くたばりやがれ!」

 ブランはそういうとホワイトハートに変身しハンマーから斧に変わった武器で大勢の人形をなぎ倒していく。
人形たちの美しい光の弾幕の群れも彼女にダメージを与えているがそれでも彼女の突進と今日的な速さの斧を止めるには至らない。
彼女の斧に刻まれたスカサハから学んだルーン文字が輝きアリスに近づき彼女を真っ二つにしたが、ホワイトハートは芳しくない表情で言った。

「人形か。本体じゃないのね。本体じゃなくても、魔法で呪いに近い攻撃が届くようにして置いたけど、他の人形達に分散させているみたいね」

 アリスの無数の人形達と戦い疲労したらしい彼女は直ぐにホワイトハートからブランの姿に戻った。再びアリスが現れるとブランは驚いた表情になる。
「あれだけの呪いを受けていながらもうまだ人形を出してくる?もしかして呪いを対処できるようにしているの……?それとも、人形が多くて呪いを薄められる総数が多いのか。両方でしょうね」

「ええ。今夜は貴女達を釘付けにしないと危ないから準備を入念にしてきたわ」

 アリスの言葉にブランは凄みのある笑みで答えた。

「とことん付き合ってあげるわ。魔術で忠夫の身の回りを調べた時に少しばかり貴女のことを知ったけど、貴女は怪しすぎるのよ。忠夫が元旦時に色々聞いた時、
苦手な宗教施設とか身の上を一切明かさない様にしていたし、それも微塵も不信感を抱かせない形で。反感を持つ私の疑心暗鬼かもしれないけど、
私たちからすればあんな絶対にしてはいけない忠夫にしでかした仕打ちを肯定的にとらえる女なんて近くにおいておけるわけがないでしょう」



 向こうではベールが槍を振るいヴィヴィオと渡り合っている。ベールの槍捌きは優雅でありながら力強く隙が無い。
ヴィヴィオはそれを生身でも刃すら通さぬ聖王としての闘気の籠った拳などで刃でない部分を殴打して動きを止めたり、あるいは鉄の籠手で刃とぶつけたりしている。
双方のぶつかり合いは力でやや勝っているヴィヴィオと技がやや勝ベールの拮抗状態だ。ヴィヴィオはベールの槍をかわし途中で刃のない部分を蹴り上げて言う。

「貴女達がした処置ですけど、不完全でしたね。貴女達が慚愧する必要もない行為を慚愧してから伴侶として過ごした影響か忠夫さんのあの不要な才能が回復の兆しが見えていますよ」

 それを聞きベールは喜んだが次の瞬間ヴィヴィオに打ちかかった。その一撃はすさまじく一際大きな金属音が周囲に響く。

「あの技の才能が必要かどうかは忠夫が決めることですわ。まだ伴侶となったわけでもない身でなにを……、いえ伴侶であろうと言ってはいけないこと言っていますわよ」

 穏やかな貴婦人めいた口調の中にもすさまじい殺気が籠り辺りの空気をゆがませている。その一撃をヴィヴィオはかわしながら言う。

「三か月前とは比べ物にならない強さですね。でも貴方達が慚愧しなきゃダメなのは才能を潰したことじゃないでしょう」

 それを聞きベールは興味を持ったように油断せず構えながらも話を聞く姿勢を見せた。ヴィヴィオはその様子を見ながら言葉を続ける。

「貴女達が悔いねばならなかったことは、あの技の才能がなくても貴女達の強さだけで忠夫さんの前世が後悔しない結末を作り出せなかったことです。
聖王たる私の伴侶たるあの人のない方が良い才能を潰した功績をいつまで悔いているのですか?」

 「功績をいつまで悔いている」その言葉を聞いた瞬間ベールの槍がかつてない速度となり、ヴィヴィオに迫りそしてそれを受けたヴィヴィオが揺らぐとベールの蹴りがヴィヴィオに炸裂した。
吹き飛ばされたヴィヴィオの一瞬の隙を見つけたベールが変身し、グリーンハートなった瞬間、想像以上の速さで戻ってきたヴィヴィオの一撃が彼女に直撃した。それを見て大鳳の意識は驚愕に包まれる。
ベールの一撃はすさまじいものだった。それを受けていながらあの速度と威力の反撃を直ぐに繰り出すとは聖王の血筋はやはりすさまじい。

 グリーンハートは一瞬よろめきつつも即座に槍を振るいヴィヴィオに向けて棒術めいた一撃を放ち槍の柄で彼女をガードさせると体術を繰り出し始める。
次の瞬間誰が死ぬかわからない攻防を見ながら大鳳はどうやって間に入るか悩んだ。ブランとベールは横島を囲む一部の女性の敵であって王国の敵とはいいがたい部分もあるし、
ノワールにしてもあの事件を起こした存在を追う意味では有益だから、なるべく殺したくない相手だ。悩む大鳳の所に助け船が意外な所から現れた。特にノワールと仲良くなっていたらしい雪泉が楯無と共に来て叫んだ。

「皆さんゲームの中から魔物達が出る事件が再び起こりました。休戦協定が再び復活します」

 それを聞きしぶしぶ武器を治める三女神達。大鳳は心底ほっとしながらも、向こうの陣営も似たような心境であることが楯無を雪泉の表情からわかった。





 三女神が戻ってきた女権国家の会議室では憤懣やるかたない様子で一部を除いた横島の周りにいる女性達をどう殺すかの会議が開かれており、それを聞きながら楯無は思う。

『もしかしたら王国の男性が女権国家に囚われた時の救出作戦を考えてい時の王国の会議室はこんな感じなのかな?』

 ブランがハンマーをしまうと苛立った様子で言う。

「……あのアリスとか言う女は私に任せて。ハンマーだから人形を壊しやすいし、普通のハンマーじゃだめだけど女神としての通力と魔法国ルウィーの技術があればやれないこともない」

 ノワールも頷いて言う。

「とりあえず私は誰とでも相性がある程度良いから空いた穴は任せなさい」

 ベールが少し考えた後で言った。

「とりあえず彼女達も連携が下手という訳ではありませんけど。私達と比べると連携をしてきた時間が短いからそこが勝機になるでしょう。
それより忠夫さんがどの程度汚染されれてしまっているか。あのヴィヴィオという聖王は、どう見ても女権国家よりのストレリチア人です」

 彼らの会議に参加する狂三は大分居心地が悪そうに見える。確か狂三は猫好きという共通点からノワールと仲良くなったらしいが、
新しい友人が敵方に走ったとはいえ娘と言える存在を殺すための手段を模索している相談を持ち掛けられるのはそれで複雑だろう。
あるいはああいう表情をしつつ、両方が死なずに済むように何か動いているのかもしれないかもしれないと楯無は思った。




 王国のスパイ組織本部でも、まるで女権国家の意中の男性を捕らえた女性達の様な会議が起こっていた。エヴァがアリスを見ながら言う。

「アリス、ブランにやられた傷は大丈夫か?」

「ええ。思った以上に凄い魔力だったけど、忠夫の文珠で浄化できたわ」

「そうか、とりあえず忠夫のあのネプテューヌと共にいた時に寿命を削った技の才能の復活は阻止しなければな。
愛歌とネプテューヌはその才能を潰すことに関しては良く思ってはいないが許容してくれている様だが、不義理ではない程度に妨害してきそうか?」

 観察眼が鋭いであろうアリスにエヴァが目を向けて問うとアリスは首を横に振った。どうやら彼女は分かっていない様だ。自分の意図が伝わったのを確認するとアリスは言う。

「とりあえずベールは凄くこっちに来てくれたら良さそうよ。私と二人がかりで忠夫を蕩かしたら直ぐに忠夫が堕ちてくれそう。
あの巨乳なだけじゃなくて母性に溢れた彼女と二人で責めたら忠夫が何分で全てのプライドを差し出してくれるか考えただけでゾクゾクしてくるわ」

 アリス達はやることを決めているせいか敵に回った三女神の能力や成長速度について話すだけで、指針は変ってないことがわかる。
そしてあの三女神をこちらに引き入れた時にどれだけ横島を嫐る方法が多様化するかを楽しみにしている様だ。大鳳はその会議を見ながら楯無と同じように思う。もしかしたら、
女権国家の意中の男性を捕らえて奪還しに来ている女性達が男を嫐る為に有益な人材な時の女権国家の会議はこんな風なのではないだろうか?

 彼女たちの会議は少し続き大鳳は彼女たちを危険に思いつつも、王国への利益が大きすぎて切ることができないことを実感していた。




 時間は少し巻き戻り、舞台は横島が一時的な軟禁を受けていた場所に移る。ヴィヴィオが留守にしていた時、
彼はアリス・シンセシスとユグドラとヴィーラ、オリヴィエの三にンと陸八魔アルに嫐られていた。ヴィーラが彼に騎乗し両足を掴み後背位の体位で犯しながら言う。

「ヴィヴィオ殿下の為に貴方の不要な才能を潰させていただきます」

 ヴィヴィオのなお出しただけで彼の分身を捕らえる彼女の膣が締まり彼を余計追い詰めてくるあたりが、どれだけ彼女がヴィヴィオに惚れているかがわかる。そして彼を嫐り疑問がる彼にヴィーラは言う。


1051 :名無しさん@狐板:2025/10/13(月) 12:16:27 ID:i8yNsUHl

「私達が今宵ヴィヴィオ様の傍にいない訳は簡単です。私達に搾り取られた際の貴女の霊力がヴィヴィオ様に行きますから」

 ヴィーラは彼から離れると恍惚とした声で、シンセシスと共に左右からパイズリをして彼の分身から射精させる。そしてアリスの人形が輝くと彼の精神は三女神を伴侶としていたころに戻る。

「さあ最愛の伴侶を裏切って敵対者を強化する射精の喜びに目覚めなさい」

「あ、ああ、うわー!」

 限界が近づいた直後にシンセシスに分身を飲み込まれた彼はそのまま射精し絶叫を上げる。ユグドラが自分たちの霊力がヴィヴィオに届けられているところを見せながら、彼を犯し言う。

「ノワールさんの伴侶だった頃に戻ってますね。ネプテューヌみたいな体に犯されて余計に興奮してますね」

「いわないでー!」

 ヴィーラが後ろから抱き着き乳房を当てて余計に大量の射精を促しながら耳元でささやく。

「私としたときはブラン様の伴侶だった頃にしてましたよ。彼女が劣等感を抱く巨乳への射精気持ち良かったですか」

 横島が罪悪感を煽られ心折れていく様をヴィーラは恍惚とした表情で見る。レズよりのバイでありヴィヴィオに傾倒している彼女にしてみればヴィヴィオの好むような男性に横島を調教をすることは最高の娯楽なのだ。

 完全に折れかけた彼の上にオリヴィエが載ると彼は悲鳴を上げ分身を飲み込まれた瞬間に奇声を上げる後ろからヴィーラが余計に強く抱きしめながら言う。

「オリヴィエ様に犯されると、ヴィヴィオ様に送られる気が大きくなりますよ。ヴィヴォオ様を思い出しながらいきなさい」

 ヴィーラが横島に何らかの魔術を使い射精を禁じ、横島がヴィーラに従うと彼女は魔術を解き射精を許した。
オリヴィエに射精して動かなくなった彼の上にアルが載ると彼女は、普段なお能天気な姿とはかけ離れた妖艶な様子で、彼と体を密着させながら絞り始める。

「忠夫、大丈夫よ。貴方があの力を失っても四女神だけじゃなくてベリアルの力もあの世界を護る為にあるから。寿命を削る技の才能不要よ」

 甘すぎる声に彼の耳が蕩け悪魔の魔膣の甘やかす快楽を前にどろどろと終わらない射精をするのをアルは妖艶で恐ろしい目をしながら受け止めている。

 しばらくの時が経ちヴィヴィオが戻ってくるとヴィーラの顔色が変わった。ヴィヴィオが思った以上の深手を負っていた為だ。
直ぐに横島の文珠で治したがそれでも最愛の主君の怪我だけではなく、ここまで深手を負わせることができる程に三女神が強いことに驚きを隠せない様だ。

「ヴィーラ大丈夫です。大事ありませんから」

「ヴィヴィオ様、次回からは三女神と戦う時はわたくしも一緒に出撃させてください」

「忠夫さんを早く堕として彼女たちをこちらの引き込んだ方が私の危険も減りますから。ヴィーラには忠夫さんの教育を頼むことの方が多いかもしれません」

 そういうと陸八魔アルがこれ以上交わると拙いと判断して離れた横島にヴィヴィオが騎乗し始め、聖王としての気で彼を完全に嫐り出す。
悪魔の気による快楽に体を慣らされた後の逆の快楽の落差に彼は完全に気をやってしまっていく。浄化を終えて元の状態に戻った彼を楽しそうにみるとヴィヴィオは離れた。


 



それからしばらく時間が経ち女権国家の会議室でゲームの世界からのモンスターが大量に出る気配が起きたので、
2週間だけ王国と完全な休戦協定を結び調査に移ることが決まって調印が交わされ終わったという報告が届いた直後にスカサハが再び横島を担いで部屋に入ってきた。
会議していた防諜組織と三女神は驚いてスカサハを見たが、スカサハは楯無たちに言う。

「言っておくがこいつ(横島)を拉致ったのは休戦協定が決まった後だからな。お前達、ちゃんと無事に家に帰すのだぞ」

 そこまで本気ではないが楯無や横島を厄介に思っている面々に威嚇めいた気を飛ばしていた。脅しがなくてもそういう手段で殺害は防諜組織の面々の好むところではないし、
三女神の手前そういうことをするのははばかられる。スカサハは三女神に横島と彼の人形を渡すと言った。

「敵対しているアリスの奴がお前達への贈り物だと言っていた」

 そして彼女たちが人形を触ると、横島が受けた女性陣から嫐られぬいた記憶が見えてきて。そしてアリスは三女神の人形を使い現実と見分けがつかなくなる様な幻影を使い彼女たちを嫐っていた。
その三女神を模した人形が横島を嫐った記憶まで彼女たちに入ってくる。そしてアリスの声が彼女たちに響く。『人形だけじゃなくて貴女達が忠夫を可愛がるために一緒に来てくれるのを楽しみにしているわ』


 そして三女神は目覚めた横島を寝室に連行していく。アリスからの贈り物で欲望を刺激されはしたが、それでも彼女たちは怒りの方が深い様だ。それを見て狂三が言う。

「スカサハなにを考えているんですの?」

「ああすれば、あいつらが横島の周りの女どもを殺すために力をつけていくだろう。師匠としての義務だ」

 スカサハも四惑で女権国家への義理は通すが全てにおいて女権国家を最優先という訳ではない。今回は師匠としての矜持を優先したのだろう。




 横島は三人の女神に嫐られぬきながら何度も射精を繰り返していた。

 ノワールは彼を浮気者と罵りながら体を密着させ射精させるとベールが入れ替わり彼を甘やかすように乳首を口に含ませて甘やかすように射精させ、ブランが入れ替わり言う。

「忠夫どうした、お前こんなロリコン形態に犯されて興奮しているのか?」

「お願いだから許してー。ブラン様―!」

 ベールとノワールに左右から抱き着かれたままブランが騎乗して彼を何度も絞り、そしてベールが入れ替わり言う。

「ほらほら忠夫さん、赤ちゃんみたいに甘えながら好きなだけだらしなく欲望のままに漏らしぬいてしまいましょうね」

 入れ替わったベールの甘やかすやり方に性癖が壊れ抜いていくのを見てノワールが侮蔑の目で見た後でそれで余計に彼の分身が固くなったままベールの甘やかす性行為が終った直後にノワールと再交代されて彼は、悲鳴を上げていく。
三女神との饗宴はまだ終わりそうになかった。



 場所が変わって王国の本部、そこで大鳳はネプテューヌと愛歌と話していた。

「今の状況かなり拙いです。忠夫の精神的にはどうなるのが一番なんでしょうか?」

 それに対してネプテューヌが笑って答えた。

「大丈夫任せておいて! 前世のことも考えると一応私が一番忠夫の妻としては権限が強いからとりあえず力を取り戻すために師匠の所に行ってくるね。鬼一法眼って言う剣の師匠だから彼女は忠夫にも有益な術とか技も教えてくれると思うからさ」

「確かにそれは良いかもしれませんがそうしたらどうなるんですか」

「ノワールたちも忠夫をものにできない状況だと忠夫の今生での縁の女性達を害するより私から奪いに来ると思うからさ。愛歌と二人ならどうにかまだ撃退できるよ。それに彼女たちは私達に対しては殺したいほど憎んでないしね」

「一時的な小康状態を作り出せるわけですね」

「うん。今は誰かの首が首ポロリとか、死亡とか起きるかわからないけど情勢が動けばもう少し安全な形にできるかもしれないしね。
それに愛歌も一緒なら今生で忠夫と関係の深い女性陣達もそこまで警戒しないからさ。私が力を取り戻したらまとめて一度やっつけて仲直りさせるよ」

「できるんですか?」

 それに対してネプテューヌは力強い、彼女が変身した時の女神パープルハートを思わせる瞳で答えた。

「やってみるから任せて。忠夫の精神はどうにか守って見せるからさ」

 愛歌も協力して整えた手はずを見れば多分成功するだろうと思いつつ、大鳳は横島が勤めている会社の頼れる男性である、伊良子清玄が今行方不明なのが惜しいと思った。
彼はとても有能なのに、なんでも寄食を取り上げる動画を挙げている番組に猫料理のリクエストを出した直後に狂三だけじゃなくてノワールらしき人物に連れ去られて、
身分を笠に着ている女性達の寝床の放り込まれたそうだ。多分無事に帰ってくるだろうがしばらくは使い物になりそうにない。



 それからしばらくしてネプテューヌは出かけるとぐったりとした横島を無事に連れ帰ってきた。

 その様子を見て大鳳は驚いた様子でネプテューヌに言った。

「良く連れて帰ってこれましたね」

「うん。ノワールたちも『私のことは』信頼してくれているからさ、戦いになることすらなかったよ。防諜組織にしても今は休戦協定中だから約束は守ってくれたしね」

そういうと、ネプテューヌは横島に回復薬を飲ませた後で言う。

「とりあえず私は鬼一法眼師匠の所に忠夫を連れて行ってくるね。それが済んだら今の『ところは』私が最強な状態を維持できるように鍛えなおしてくるから。あとある程度忠夫の自衛能力も上げないと。愛歌、協力よろしくね!」

「ええ、任せておいて」

 愛歌も笑みを浮かべ彼を伴ってネプテューヌと共に去っていった。






 三人の女神に嫐られぬいた横島は意識がもうろうとした状態で目を覚ますと、目の前にパープルハートの姿をしたネプテューヌがいることに気づく。
パープルハートはネプテューヌの時とは打って変わった鋭利で冷静な様子で彼の唇を奪い舌を絡めてくる。

 愛歌が横で怒りなどではなく、惚れた男の無様な痴態を笑う女権国家の女特有の妖艶で恐ろしい笑みを浮かべ言う。

「私の英雄さん、立て続けに調教を受け過ぎて随分とエッチな姿になっているわね。あんまり痴態をさらし過ぎると私も堕とす方に回っちゃうわよ」

 耳元でそういい彼の分身の下にある玉袋を愛歌に揉まれた瞬間彼に激しい快感と恐怖が走った。この愛撫をできる女性まで本気で自分を堕としに来たら、
自分はもう人間未満の存在まで直ぐに陥落してしまう。今のところは二人の性行為は自分を立ち直らせる霊的高位であるがそれでも恐怖はぬぐえない。
恐怖が余計に快楽を引き立て始めたころにパープルハートが服を脱ぎその豊満な体を彼に密着させて繋がり体を上下させるたびに胸板で乳房が潰れる感触と顔を乳房で挟み込まれる感触を交互に味わう。
彼女は楽しみながら何度も彼を射精させると彼を対面座位から離して騎乗位に変えた。倒れる彼を見ながら愛歌が口づけしてきて言う。

「『雄々しき獅子の祝福』を授けてあげる。これで堕ちづらくなるでしょう。でも恥ずかしくて仕方ないのではなくて」


1052 :名無しさん@狐板:2025/10/13(月) 12:17:41 ID:i8yNsUHl

 パープルハートが彼の腕を取り自分の乳房を揉みしだかせて余計に射精量を増やしていくと、彼は自分が王国男子にあるまじき痴態をさらしていると思いその恥辱心が余計に大量の射精を招いていく。
愛歌は彼の唇を奪い舌を絡め彼がパープルハートの内部に一層大きな射精をしたのを見ると満足そうに言う。

「『雄々しき獅子祝福』を受けた獅子は強くなるけどその獅子の末路は雌に群がられ寿命を削られた最後もあり得るのよ」

 そしてパープルハートが離れた後で、愛歌が彼に騎乗した瞬間、『雄々しき獅子の祝福』の効果が高まり、彼はどうにか精神が立ち直ると同時に恥辱心も上がっていくことが分かった。
愛歌の女権国家の王族らしい性的わざと魔膣に彼が屈服していたにもかかわらず、愛歌は強すぎる快楽で射精できない状態を敢えて作り出し、彼を見下ろし笑う。そして不意に彼の耳元に声が響き、
その声を聞き彼は恐怖を覚えた、さとりの声だった為だ。

「『雄々しき獅子の祝福』のおかげで恥辱心が強くなった所で色々と思い出してみましょうか『想起・今回の騒動で受けた女性優位な性行為大半』」

 さとりの処刑宣告の直後に彼の頭に三女神と親しい女性達全てにやられた恥ずかしい性行為と、快楽が蘇りそのまま彼は愛歌が緩めた快楽の中で奇声を上げる女権国家でもめったにない程の射精が起こる。
愛歌の霊力が大幅に上がり彼の霊力は下がっていく。霊的防御が下がるとますます射精量が増えていく中で愛歌は妊婦の様に膨れた腹を愛おしそうに撫でながらパープルハートの手が彼の分身を掴んだ瞬間に離れた。
射精を再び封じられた彼が奇声を上げると、パープルハートが少し意地の悪い笑顔で言う。

「ここからは私だから」

 そういってパープルハートが分身を飲み込むと再び射精が許されて大量の精液が出て行き、パープルハートが彼の上から唇を奪い舌を絡めてきた後で、愛歌が両手を取り、
パープルハートの尻に導き無理やり揉みしだかせる。それだけでなく彼女はパープルハートの尻に横島の手を押し付ける際に時々つぼを押して余計に射精量を増やしていく。
性行為が終った頃には完全に別の世界に旅立った目をした横島が二人に抱きかかえられていた。


 性行為を終えた後でパープルハートはさとりに言う。
「今回協力してくれたのは意外だったわ。おかげで忠夫の精神が一時的に壊れたから、その際に私と愛歌の霊力を大量に流し込んで忠夫が他の魔術干渉を受け辛くできけどいいの?」

 さとりは最近は横島にかなり強い好意を抱いていることをパープルハートも理解しているが、今回の件で手を貸してくれるのは意外だった。それに対してさとり笑いながら答えた。

「ええ、私としては彼を堕とすときの最高に好みのシチューエ―ションがあるけどかけ離れすぎていたからね。まあ、もう少し好みの状態だったらどう動いたかわからないけど」

 それだけ言うと去っていくさとりとこいしを他所にパープルハートは愛歌と打ち合わせを始めた。

「愛歌、貴女の目から見て今の状況はどうなりそう?」

「かなり危ない状況で、忠夫の周りの女性や女神が死ぬかわからないわね。とりあえず小康状態というところかしら。
陸八魔アルは比較的にこちらに来てもらえそうだから彼女から当たるのが良いと思うわ。それにしても本当に面白い状態だわ。
選んだ英雄がこんなに凄い因果を持っていたなんて、やりがいがあり過ぎて第二の人生が本当に楽しいわ」

 愛歌の笑みを他所にパープルハートは体を洗ったら昨日あいさつした師匠である鬼一法眼の元に向かう決意をした。
一刻も早く強くならないと旧友の三女神あるいはヴィヴィオや今生の女権国家の友人たちが死ぬかもしれない。それには自分が力を取り戻すのが一番だ。

 決意して歩みだすパープルハートを見ながら愛歌は彼女も英雄の守護女神としてかなりの当たりだと思いつつ、意識を取り戻した横島が彼女と共に修行をする姿を思うと、楽しみになってくるのがわかる。
パープルハートもここ数か月間の間かなりの速度で力を取り戻していたが、ここに来た以上はさらに速度は速くなるだろう。そして彼女の為に共に修行をすれば横島はもっと強くなっていく。
旧王朝の王女冥利に尽きると思いながら、横島の寝顔を見て彼なら自分に惚れている女性陣を一人も死なせない結末にたどり着けるかも、という予感を覚えた。
その予感が恋をしたゆえの盲目であれ、あるいは王女としての正しい直感であれ自分は幸福だと思い彼女は笑う。そんな中で彼女たちが修行の為に来た山は朝焼けの時間帯であり、
このまま闇に飲まれるようにもあるいは光に満たされる前の様にも見える光景を見せている。愛歌はそれを見ながら、これからの横島の行く末の様だと感じ、どちらの未来に行こうと自分は彼を支えて行こうと決意を新たにした。


1053 :名無しさん@狐板:2025/10/13(月) 20:53:51 ID:cDqWrGVr
乙です

1054 :名無しさん@狐板:2025/10/13(月) 23:06:09 ID:i8yNsUHl
>>1053
乙感謝です

1055 :名無しさん@狐板:2025/10/15(水) 09:33:22 ID:87iYF9Y2
おつつー

1056 :1033:2025/10/15(水) 21:45:18 ID:Zv3GywJo
>>1055
乙感謝です

1057 :名無しさん@狐板:2025/10/17(金) 23:42:52 ID:RQzyu8z2
乙でした

1058 :1033:2025/10/17(金) 23:56:38 ID:7bszZmti
>>1057
乙感謝です

1059 :名無しさん@狐板:2025/11/04(火) 15:51:48 ID:dPn7X5Kk
乙でしたー超大作

1060 :1033:2025/11/04(火) 20:54:15 ID:hum4L4DU
>>1059
乙感謝です。
やりたいことが多すぎてかなりの文章量になってしまいました

1061 :Ume made by machine @:2025/12/14(日) 21:08:44 ID:Vo/IJX7o
Mシチュと言っていいのか不安はありますし長いですが挑戦したので貼ります

―マサキは必死の形相でコンソールを叩いていた。
その音と並行して、隔壁が外からの衝撃で轟音と共に悲鳴を上げていた。
室内のモニターには爬虫類とも虫とも言い難いグロテスクな姿をした凶暴な現地生物がひしめき合って映っている。
獲物を求めて室内に侵入しようとしているそいつらにマサキの冷や汗と心臓の鼓動は止まる事がなかった。

「は…早く!何か防衛システムはないのか!ぶ、武器でもいい!」

受験時の試験終了直前の時とは比べ物にならない様な必死さで端末を操作し、この状況を切り抜けられる手段を模索する。
隠し通路は?侵入を阻む隔壁は?警備の設備は?部屋の中に響き渡る衝撃音と共に、隔壁はひしゃげ歪んでいく。

―待機状態のU-Meを起動します。認証キーを挿入して下さい。

マサキは探索中に発見したカードキーを祈りながらリーダーに通した。ピー、という小さな電子音が響く。

―認証クリア。オーナーの生体情報を登録します。只今起動中…


その瞬間に、勢いよく隔壁が部屋の中へと弾き飛ばされ心臓を貫く様な無情な音が響き渡る。
破壊された入り口から夥しい数の現地生物が室内へとなだれ込む。
嫌悪感を込めてエイリアンと呼称されるそいつらは唸り声をあげて鋭い牙と鋭利な爪をのぞかせながら、マサキのもとへとにじり寄っていく。
壁に追い詰められたマサキ。もうダメだ、と思った瞬間に部屋の片隅から起動音とともに何かがうごめいた。
そして、激しい音を立てて、飛び出した。

そいつはマサキへと牙を剥いて飛びかかったエイリアンに立ちはだかる様に着地した。
その直後、エイリアンは強烈に体を痺れさせながら床をのたうち回った。

さらに1体、もう1体と襲い来るエイリアンは銃からの強烈な電撃を受けて倒されていった。

『エネルギーチャージ完了…!ライトニングボルト発射!!』

巨大な砲身から空気を震わせるような落雷の如き電撃がエイリアンの群れへと放たれる。
耳をつんざく轟音とともに気味の悪い断末魔が幾重にも重なる。
その一撃が放たれた後に残ったのは、黒焦げになって倒れた無数のエイリアンの死骸だった。

呆然とする自分の目の前に、見た事もない武器を抱えそれは立った。
長く美しい純白の髪。人間離れした理想的なプロポーション。豊満な胸と臀部を覆う露出の多い服。
目を覆っていたバイザーが開くと、そこからは見惚れる様な美女が顔を現した。

『ご無事っすか、ご主人!アタシはUシリーズ、Mモデルevolutionタイプ!形式番号はU-Me!"ウメ"って呼んでくださいっす!』

目の前の美女は、満面の笑顔でアンドロイドらしからぬ珍妙な口調で自己紹介を始めた。

―これが、マサキとウメの初めての出会いだった。

1062 :Ume made by machine @:2025/12/14(日) 21:10:17 ID:Vo/IJX7o
―人間が地球を離れ、宇宙へと乗り出した時代。
多くの星へと開拓と移民を始めたその時、先史文明に接触する事となる。
既に滅んだ宇宙の先達達が遺したものが辺境の惑星で発見された。
地球人達の科学力では及びもつかないようなオーバーテクノロジー、そして遺物。
人の姿をしたロボット…アンドロイドもまたその一部だった。

「―報告は読ませてもらった、マサキ・ミチハラ民間調査員」

基地内の執務室で静かに司令官は口を開いた。
縁の無い場所に出頭した緊張感と不安で縮こまりガチガチになったマサキの隣に立つウメ。

「今までに何体もUシリーズのバトルロイドが発見されて稼働しているが…そんなタイプは初めて見た。
 子育てや介護などの家庭用ワークロイドでさえそこまで高度な表情や感情の機能を有してはいない。
 おまけに自分から名前まで名乗って個人の意思や感情がある様な言動、行動を見せている。
 その個体を製造した開発者は、極めて優れた科学者であると共に相当に風変わりな人間だったのだろう」

時々マサキの顔を覗き込みながらそわそわと周囲を見渡す落ち着きのないウメ。
司令官の傍に立つ秘書型ワークロイドは一切の身動きも表情も変えず冷静に立っている。
ウメが一般のアンドロイドとは遠くかけ離れた存在である事がこれ以上ないほどに対比されている。

「―ともかく、そのバトルロイドは君に一任するしかない。オーナーとして登録されてしまった以上、
 それを解除するのは我々の技術では不可能に近いからな。所有権とそれを利用した活動を認めるとともに
 管理・監督責任を有するものとする。そしてバトルロイド所有者として正規の調査員として迎え入れよう」

―無機質な音を立てて、執務室のドアが静かに綴じる。
今までまるで無縁だった高官の執務室を後にして、マサキは胸を撫で下ろした。
目まぐるしい出来事の連続で心休まる暇などなかったが、ようやく一息つけそうだ。

『ご主人!やっと話終わったっすね!これから何をするんすか!?』

ウメは解放感ではしゃぎながら何をするかに目を輝かせている。
彼は、一息つけそうだと思ったがこれからが始まりだと思い直さずにはいられなかった。



―場所は移り変わりマサキの自宅に。
ドーム内の居住区の小さな家屋、そこが彼の住み家である。
煩雑な書類の事務処理をしている間、ウメはPDAを用いて絵本や映画などを見ていた。
ウメは受動的なアンドロイドとは正反対に、非常に好奇心旺盛で知識欲が強かった。

『―ねえご主人、アレってなんなんすか?』
『―ねえご主人、これって何でこうなんすか?』
『―ねえご主人…』

帰宅してからも質問責めで気の休まる暇がなかった。
PDAで図書館の書籍データを閲覧させるとそれに夢中になって暇さえあれば読み漁っていた。
マサキがウメの方を時々見やれば、読んでいるものにあははと声を上げて笑っていたり、
瞳を潤ませて悲しそうな顔をしていたりと、彼女は本当にアンドロイドなのかと何度も思った。
彼女の振る舞いは小さな子供のようであり、好奇心から貪欲に人間の文化や知識や感情を学んでいる。
マサキはそう感じるのだった。
そして、豊満で魅力的な肢体の美女の姿とは遠くかけ離れた子供じみた思考や言動のギャップに唸った。

『ご主人、このヒト達何してるんすか?』

ウメが指さしたのは映画で男女が裸になったベッドシーンだった。マサキは目を丸くする。

『コイビトってハダカになってベッドで一緒に寝るんすか?』

「お、お前はまだ知らなくていいよ!トイレ行ってくる!」

逃げる様にトイレに駆け込むマサキ。好奇心が強すぎて本当に対応に困るな、
そう思いながらファスナーを開けて便器に向けて用を足すマサキだった。

『それがペニスっすか?やっぱりアタシのボディと違うっすね。ご主人、もっと見せてもらっていいっすか?』

トイレまでついてきていたウメに叫び声を上げるマサキ。
途中で放尿を止める事もできない故に、美女の視線が自分の陰茎に向けられている光景にただただ困惑する。

「こ…こらっ!見るんじゃない!こんなの、人に見せるもんじゃない!は…恥ずかしい!」

『恥ずかしい?なんでダメなんすか!ならアタシのヴァギナ見ていいから見せて下さいっす!』

「そういう問題じゃないっ!」

まるで小さな子供が突然家族になったような…いつも騒がしい日々が続いていた。

1063 :Ume made by machine@:2025/12/14(日) 21:13:08 ID:Vo/IJX7o
そして時は流れ、ウメという騒がしく手のかかる家族を持つ事になった…
と同時に戦闘用アンドロイドを手に入れた事により劇的に大きな仕事に関わる事が増えていった。

居住可能区域から少しでも離れれば命の保証もない様な危険な惑星。
居住区に住む移民ですら例外ではない。ましてや開拓者や調査員は死と背中合わせの活動である。

『ご主人!アタシの後ろに!前方からエイリアンの集団が来るっす!』

「わ、わかった!」

生い茂る樹林の闇から複数のエイリアンが襲い来る。
ウメは手にしたエレキガンで接近する敵から順番に正確に電撃を浴びせていった。
体を痙攣させて地面をのたうち回るエイリアン達。
マサキへの接近などまるで許さないその射撃と殲滅力にマサキは驚嘆する他なかった。

『あいつらのコロニーが近くにあるって調査通りっすね、このまま一気に掃討させるっす!』

「ああそうだな、この任務に成功すれば居住区の安全も確保されて拡大も可能になる。頑張ろう」

気が緩んだその瞬間だった。

『伏せて!ご主人!』

突如としてウメがマサキを押し倒す。その直後に頭上から無数のエイリアン達が次々と飛びかかり牙を剥く。
ウメはマサキに覆いかぶさったままエレキガンで正確に迎撃していく。
しかし数が多すぎた。仕留め損ねたエイリアンの鋭い爪がウメの体をかすめた。
「ウメっ!」

『ご主人動いちゃダメっす!」

動揺してウメを起こして立ち上がったのがまずかった。
別方向から飛び出してきたエイリアンの一撃がマサキへと迫る。
赤い血が吹き出す。位置がよかったのか、かろうじてかすめただけで済んだ。

『お前ええぇぇっ!!よくもご主人の体にキズをっ!!』

ウメがエイリアンの体に手を触れると、エイリアンは激しく体を痙攣させて地面に倒れ伏す。
手足に輪の様な帯電が可視化されている。電気により動きを拘束しているのだ。
何が起きたのかわからず体をバタつかせる事しかできないエイリアンの口蓋へと、
巨大なライトニングキャノンのバレルを無慈悲に突っ込んだ。

『―壊れろ』

今まで見た事もない様な冷酷な表情と声で、ウメは動けないエイリアンに最大級の砲撃を浴びせた。
叫び声ひとつ上げる事ができず、閃光と共にエイリアンの体は黒焦げになった。

『ご主人〜!無事っすかぁ〜!?ごめんなさいアタシのせいで〜!」

目から涙を流しながら謝り続けるウメ。先程までの表情とはまるで別人の様な姿だった。

「大丈夫だよこのくらい。ありがとうウメ。助かったよ。そっちこそ傷、大丈夫かい?」

そう攻撃を受けた箇所を撫でながら言った事でようやくウメは泣き止んだ。

『ご主人、さっさとヤツらの巣、潰すっす。あんな奴ら、一匹も生かしておけないっす』

泣き止んだと思ったら一転してこの静かな怒りの態度に、マサキは背中に冷たいものを感じる気持ちを隠せなかった。


―そして時間にして30分にも満たない間。居住区の住人達を悩ませていたエイリアンのコロニーは跡形もなく消滅していた。

『やったっすよご主人!褒めて下さいっす!』

ウメのライトニングキャノンからの最大出力の射撃で一面は黒焦げの焼け野原と化していた。
その力の強大さに冷や汗が流れるのをマサキは感じずにはいられなかった。
もそして、満面の笑顔で喜び抱きつこうとするウメに言わずにはいられないものを感じていた。

「ウメ!これはダメだ!」

自分に抱きつこうとしたウメの肩を強く掴み、訴えた。

『!?!??!?』

「この一帯にはあいつら以外の生き物もちゃんといるんだ!それに…お前は怒りを優先して他を顧みない破壊をした!
 それじゃダメなんだ!」

困惑するウメを叱るマサキ。いくら恐ろしくても親としての立場からこれだけは言わなくてはならない。
そんな一心での発言だった。

『なんでっっすか!?アタシがやらなきゃあいつらのせいでもっと大きな被害が出てたっす!
 それにご主人に傷をつけたっす!あんな奴ら跡形も残さず徹底的に消して当たり前っす!!』

涙ぐみながらマサキを睨んで反論するウメ。その姿に思わず気持ちが緩みそうになる。

「…それじゃダメなんだよ。お前の力は強すぎるんだ。反省してくれ…」

そう言うのだけが精一杯だった。
帰路の間、あれだけやかましかったウメは一言も喋らずにうつむいていた。
そして居住区がようやく視界に入ってきた時に、この気まずい静寂は止まった。

『―ご主人、アタシの事キライになったんすか?』

「バカを言うなよ。嫌いになるなんて訳ないだろ」

『…ホントっすか?』

「お前が大切だから叱ったんだよ。オレも他の人達もみんな、そうやって叱られて育ったんだ」

『…うわ〜ん!ご主人!ごめんなさいっす!!』

涙をボロボロと流しながら謝るウメ。マサキは自分の胸に顔を埋め嗚咽するウメを優しい視線で見つめていた。
まるで大きな子供が突然できたような、子供の頃に飼っていた犬の事を思い出した様な、そんな気分だった。

「いいんだよ。誰だって、オレだって間違う。これからも一緒に…よろしくな」

ウメはその言葉に、涙を流しながら満面の笑顔で頷いた。

「嫌いなんかじゃないよ。好きだよ、ウメの事」

『あ、アタシもスキっす!大好きっす!ご主人の事!」

今までで最高の笑顔でウメは笑った。それにつられて、マサキも思わず笑ったのだった。

1064 :Ume made by machine@:2025/12/14(日) 21:15:51 ID:Vo/IJX7o
『ふあー…キレイっすね。これが梅って花なんすよね?』

居住区に植えられた一面を覆う白い梅の花。鼻腔をくすぐる様な香り高い匂い。
本当に小さかった子供の頃の事を思い出す。

「ああそうだよ。オレも子供の頃から好きな花で、春が近づくと神社で見てたっけな」

周囲には小さな子供達や親子連れが春の訪れを前に梅見を楽しんでいる。
ここが地球から離れた辺境の開拓惑星である事を忘れさせるような、のどかな光景だった。
そんな中にアンドロイドであるウメがごく自然に紛れ込んで、誰も彼女が人間ではない事に気付かない。
まるでアンドロイドとは思えないような姿と光景に、マサキは人間とアンドロイドの境界に疑問を感じずにはいられなかった。

あっちこっちへと忙しなく梅を眺めて回るウメ。白く美しい髪をたなびかせて元気に動き回るウメの姿に、重なるものを見ていた。
気付けば小さな子供達と楽しそうに話をしてはしゃいでいる。
その光景をマサキは自分の足元にすりついてきた小さな猫を撫でながら見守るように眺めていた。
懐かしい気分だった。自分にもあんな風に誰とでも打ち解けて笑いながら遊んでいた時期があったっけな。
こんな風に、小さな動物をペットにしてかわいがってた時期も。指で撫でると猫はゴロゴロと喉を鳴らす。

『―ご主人、その猫ばっかりかまっててずるいっす」

唇を尖らせたウメが不満そうにつぶやき、猫の真似をするかのようにすりすりと体を擦り付ける。

「やめろって、こんな所で!もうそろそろ行くぞ!」

気恥ずかしくなって体を起こし、その場を後にしようとする。

『あっ!待って下さいっすご主人!…あー、あの…』

「ウメ、何だよ?急に迷ったような顔で」

『…んにゃ、何でもないっす!明日の任務の準備しなきゃっすね!』





―ウメはさっきまで一緒に過ごしていた子供達との会話を思い出していた。


―私ね、大きくなったら××くんのお嫁さんになる!

―××くんもわたしのこと好きでしょ?

―好きな人どうしは結婚するんだって!


『スキ、どうしは…ケッコンする…んすか』

今までウメの思考回路の中に一度も起こらなかった、理解のできない思考が起きているのを彼女は感じていた。

(つづく)

1065 :名無しさん@狐板:2025/12/15(月) 14:47:32 ID:1OLNUbZe
投下乙

1066 :名無しさん@狐板:2025/12/15(月) 14:54:44 ID:R5O2k4Ms

どれぐらい人間に近い設定にするか迷うよね

1067 :Ume made by machineA:2025/12/16(火) 04:00:33 ID:x0Lq1aXY
※乙と閲覧ありがとうございます。横道になります。設定とシチュエーション上仕方ないんですが男が女を物扱いしているようなシーンの為、苦手な方はご注意下さい

「今回の任務は共同作戦になります、ヒューイ上級調査官、よろしくお願いします」

「ああ、よろしく頼む。今回の任務はなかなか厄介でな、新人でも助力はありがたい」

ウメを連れて任務の目標地点に着いたマサキは、上官に当たる人物に挨拶を交わす。
その傍らにはウメ同様の戦闘用アンドロイドが無言のまま傍らに立っていた。

紫色の髪をしたショートボブの美女。胸元が開き臍が露出したハイレグレオタードの上に
プロテクターを各所に装着したバトルジャケット。
人間離れした抜群のプロポーションはウメ同様のアンドロイドである事がよく分かる。
しかし、その表情に一切の変化はなく挙動も完全な静。
感覚がマヒしていたが、アンドロイドとしては完全にこちらの方が標準的なのだ。
ウメの特異性を改めて実感するマサキだった。

「じゃあ行くか、M10。あっちのバトルロイドと適当に作戦行動を打合せしておくようにな」

『はい、マスター』

感情の全く篭らない声で返答するM10と呼ばれたアンドロイド。
マサキはウメにうまくやるようにな、と告げると作戦行動の為に一緒に歩いていった。
その場に残されたウメとM10。


『えーと…よろしくお願いします…っす。先輩。アタシはウメって言いますっす』

『珍妙な話し方ですね。私はU-M10。よろしくお願いします』

『えっ、名前とかないんすか?ご主人には形式番号でしか呼ばれてない?』

『名前?そんなもの必要があるのですか?マスターが好きなように呼べばいいでしょう』

『………』

『貴方のマスターの方針に口出しする気はありません。
 ですが戦闘用のアンドロイドである私達にそんな事は無駄な行動…人間でもないのに無意味』

『なっ!何を言うんすか!』

『なぜ怒りの思考回路を持つの?理解不能…』



「よし、ミーティングが終わったぞ、M10、ベースに戻るぞ」

2体の間の空気を裂く様に割り込むヒューイの声。 その言葉に我に返り、了解、と返答するとM10は踵を返した。
その場に残るウメ。

『マスター、前回からおよそ43時間の間隔が空いています。作戦開始前に私の性欲処理機能を御利用下さい』


―性欲処理機能、その単語を聞いた途端にウメの思考に言いようのない不快感が込み上げた。


「おお、確かにそろそろムラムラしてきたな…じゃあ一発ヤッとくか」

『他のスタッフにも長期間の作戦行動で私のボディに劣情を催す者が現れています。
 マスターがよろしければ彼らにも性欲処理機能を使わせる事を推奨します』

「そうだなー、部下の苦労を労ってやるのも上官の役目だからなあー」

笑いながらM10の開いた胸元に手を突っ込んでまさぐりながら呟くヒューイ。
そして尻を撫で回しながらその場を去っていく。その行為を無言のまま受け入れるM10。
去っていくその二人を、ウメは無言のまま冷たい視線で見ていた。



1068 :Ume made by machineA:2025/12/16(火) 04:02:14 ID:x0Lq1aXY
ベース内で一人の美女に複数の男達が群がるような光景が広がっている。
ヒューイ上級調査官の所有するバトルロイド、M10が彼らチームのメンバーの男達の性の相手をしているのだ。
陰茎を露出させた二人の裸の男を前に、左右の陰茎を片手で扱いている。

「たまんねえよなあM10ちゃん…本物の女以上だよ」

「こんないい女とヤれるんだから隊長には頭が上がりませんよ」

『生死のかかった戦場での長期間の作戦行動は大きなストレスを生みます。それを解消するのが私の機能です』

「はっは、こうして部下の為に自分のバトルロイド貸してやる俺は部下思いだろ?」

ヒューイは自分達の前で繰り広げられる淫景を前に下品な笑い声を上げた。

「なーに言ってんですか、少し前までたっぷりお楽しみだったんでしょ?」


右手で片方の男の陰茎をリズミカルに扱きながら、M10は頭の動きだけで口淫を続け射精を促す。

「いつもすげーよなあ、唾液も愛液も出て、感じる仕草もする。機械なのに本物の女と変わんねえ」

「本物の女以上だよ。こんなのもうセクサロイドだろ。こんな機能つけて先史文明とやらも好きもんだよなあ」

M10は無言で口淫を続け、唾液をたっぷりまぶしながら舌を絡めながら喉奥に当たるように深く陰茎を飲み込む。
そして、度々漏れる喘ぎ声を聞く度にちらりと上を見やりで男の反応を確認する。

「ああっ…その上目遣いすげえそそる!このまま見たまま激しくして!」

『了解しました。このまま見つめ合いながら射精に導きます』

M10はさらに激しく頭の動きを繰り返す。じゅぽじゅぽと淫猥な音が響き渡り、M10の端正な顔に似つかしくない程に唇がすぼむバキュームフェラが繰り広げられた。

「で…出るっ!」

射精の閂が外れそうになった男はその勢いでM10の頭を掴むと、口の中に己の欲望の白濁液を放った。

『んっ!ん…ん…!』

えずいたような声を上げて体を震わせるも、口淫を止める事なく続け精液の迸りを受け止める。
もう出なくなるまで吸い出してやる、とでも言わんばかりのフェラチオに男の精液は残さずM10の口内に吐き出された。
射精が収まると、ぽん、と音を立てて陰茎から口が離れる。

『射精は終わったようですね。ん…』

口元を軽く拭うと、そのまま喉を鳴らして口内の精子を飲み干した。

「はーっ…良かった。あんがとM10ちゃん、精子飲んでくれて嬉しいねえ!」

『ベース内を精液で汚すのは非効率です。私が嚥下するのが好ましいかと』

「M10ちゃん今度は俺も俺も!」

手で扱かれるままだった男はずいっと唇に押し付ける様に屹立した陰茎を突き出す。
グロテスクな赤黒い亀頭は、そのままM10の唇の中に飲み込まれていく。

「ああ〜たまんねえ…本当M10ちゃんフェラ上手すぎるわ。いつもしゃぶって貰ってるから俺達の感じる所完全に把握されちゃってるよ」

『ええ、ランド士官はカリの付け根の部分を舌で激しく舐めて刺激されるのが好きですね。
 アレクス士官は尿道を刺激されるのに弱いです。そして睾丸を同時に刺激されるのを好みますね』

M10は口の中の亀頭の尿道へと舌先をぐりぐりとほじる様に刺激し、同時に手で陰嚢を弄んでいる。
その同時に襲い来る刺激に耐えきれず、彼もまた射精に導かれた。




「すいません!作業が遅れちゃいました!ホーク下士官、只今参りました!」

爛れた淫猥な光景の中に場違いな声が響き渡る。そのまだあどけなさが残る少年は目の前の光景に目を疑い、硬直した。

「おーお、遅かったじゃないか新人君」

「こっちはもう始めちまってたぜ」

「ひ、ヒューイ隊長、これは一体何なんですか…!?」

「労いと息抜きだよ。かわいい部下のためのな」

ハハハ、と声を出して笑うヒューイ。状況がわからないホークを前に困惑などどこ吹く風である。

「お前さあ、まだ童貞なんだって?特別にM10とヤらせてやるよ。作戦の期間中M10の事チラチラ見てただろ?」

「…!?!?!?!!?」

「じゃあM10、こいつの筆おろししてやれよ。命令だ」

『宜しいのですか?本人の同意の伴わない性行為は強姦に当たりますが』

「本気で嫌がってたらやめてやれ。本気で嫌だったらな」

嘲笑する様な含み笑いを漏らし、部下二人と共に席を立つ。

「じゃ、初めてのセックスが見られてるとさすがに可哀想だからな、外してやるよ」

部屋を後にする3人。そこにはホークとM10が残された。

『マスターからの命令です、ホーク下士官とこれより性交を始めます』

「えっ、あの、いや…ダメです!」

M10は表情を変えずに無言のままホークを押し倒す。そのまま股間をまさぐり、硬直している陰茎の感触を確かめる。

『ホーク下士官の勃起を確認。性交の欲求と意思ありと判断します」

口では拒否しながらも、ホークはM10の視線に貫かれて体が動かなかった。
このままされるがままにされて、M10に犯されたいと体が認めていたのだ…。

(つづく)

1069 :Ume made by machineA:2025/12/17(水) 20:28:37 ID:33A3hsHl
見た目通りの年若さを残すホークは、自分より背の高い美女に性的に迫られるという未知の境遇に困惑して硬直するばかりだった。
静かに肩に手を当て、しゃがませる様に静かに押し倒して組み敷く様な体勢を取る。

「だ、ダメですよこんな!」

『…マスターの了承は得ています。ホーク下士官、私と性交なさって下さい』

M10はホークの股間をまさぐりながら、丁寧にズボンを脱がし、下着に手をかける。なすがままに屹立した彼の陰茎が空気に晒された。

『ホーク下士官の勃起を確認。本気で抵抗する意思が見えず、興奮状態から私との性交を拒んでいないと判断します』

確認する様につぶやくと、屹立した陰茎を慣れた手つきで扱きだし、その刺激に喘ぐホークの反応を観察する。

『ホーク下士官のペニスは仮性包茎の状態にあります。コンプレックスの原因になる事を考慮して剥きます。少しの痛覚はご容赦下さい』

ホークの先端が露出した亀頭に舌を触れさせると、疑似唾液をたっぷりと垂らし、ゆっくりと舌でほじる様に包皮の中に舌を侵入させていった。
痛覚と快感がない交ぜになったその刺激に体を震わせながらホークは声を漏らして悶えた。

『少しだけ我慢して下さい』

唾液でヌルヌルになった包皮。ちょこんと露出した亀頭に唇をつけると、そのまま一気に唇で皮ごと亀頭を飲み込んでいく。
M10の口の中で包皮が剥かれ、亀頭が完全に露出した。カリに溜まった恥垢を舐め取る様に舌を這わせ、くちゅくちゅと淫猥な音が響いた。ホークは未知の刺激に身を震わせ悶えている。

『剥けました。これからはこまめに入浴時に陰茎を洗う事を推奨いたします』

唾液が糸を引きながらM10は亀頭から口を離した。唾液でドロドロになった亀頭は我慢しきれない様に膨れ上がり、ギンギンに硬直している。

『では失礼します。私で成功を初体験なさって下さい』

M10はハイレグ部の股布をずらす。本物の女のそれと変わりない精巧なそれを見てホークは心臓の鼓動がこの上なく高鳴るのを感じた。
射精寸前の陰茎を手に取るとそれを股に宛がった。
ちょっと待って、という声を遮る様に、一気に奥へと挿入する。

「ああっ!はぁっ!!」

『…ん、童貞卒業、おめでとうございます』

はあ、と息をつく様に頬を紅潮させながらM10は呟いた。
そして少しずつゆっくりと、リズミカルに腰を前後させる。その度にホークの口からは喘ぎ声が漏れる。
初体験の膣内の感触に馴れさせるように、優しくペニスを刺激していくM10。

『ホーク下士官は、私との性行為を望んでいるにもかかわらず、羞恥心や自信の弱さから拒む様な言動を行っていました。−差し出がましい発言ですが、一個の人間として、己の意思に正直になって事に当たるべきと、提言します―」

呼吸を合わせるかのように、リズミカルに吐息を吐きながら頬を紅潮させて喘ぐM10。
無機質な機械の様な彼女があえて、マスターの命令以上の意図と意思が見えるような発言をしている。
意思のない機械のような態度は、人間に対する彼女の奉仕精神から来ていたのかもしれない。

『−それでは、射精へと導きます。この体験を、然るべき女性との性行為の際に、活かして下さい―』

冷静な口調からは対照的な蕩けた顔を浮かべながら、M10は前後のゆっくりとした腰の動きを上下の運動に切り替える。
ヌルヌルの膣内のヒダに亀頭が絡みつき、腰を上げ下げする度に亀頭が快感に悶える。
スパートをかけるような激しい刺激に、ホークはあっという間に限界を迎えてしまった。

「で…出ますっ!」

絶頂を迎えたホークは、まだ年若いその迸りを残すことなくM10の膣内に放った。

『…んっ』

静かに体を震わせ、繋がったまま一番奥に射精を受け止め続けた。いつまでも続く様なその射精に身を震わせている。

『−お疲れ様です。性行為は終了しました』

ずるりと精液が糸を引いて性器の結合が解除される。M10の膣内からは白濁した精液がどろりと垂れた。

『綺麗にして差し上げます』

ドロドロの精子に塗れた陰茎を綺麗に舐め取る様に舌を這わす。ホークはもはやされるがままに余韻に震えていた。

『…終わりました。満足していただけましたか』

放心状態で焦点のぼやけた眼になったホークはただただ荒い息を吐き続けた。そんなホークの顔を見やってM10は呟いた。

『−私とのセックスは、気持ち良かったですか?』

それを聞くと、ホークは彼女を見て無言のまま、ゆっくりと頷いた。
それを見たM10は、少し表情を緩ませた様に息を吐いた。


1070 :Ume made by machineA:2025/12/21(日) 19:18:03 ID:kW04zx1e
「―ホークの奴、今頃お楽しみだろうなあ」

「M10ちゃんとセックスしたらもう普通の女じゃ満足できなくなっちまうかもなあ」

下品に盛り上がるヒューイ達。

「そう言えば今日のあのアンドロイド、M10ちゃんよりでかいすげえ乳だったなあ」

「あんなエロいアンドロイドとヤリ放題とか羨ましいねえ」

「…なんかあの野郎はそんな感じじゃなかったけどな」

『―只今戻りました。失礼します。』



扉を開け、話に割り込む様にM10がその場に入って来る。

「おっ、M10ちゃんお帰り」

「ホークの奴はお楽しみだったかあ?」

『…彼のプライバシーの為に黙秘します。この件で無暗に彼の事を揶揄わない事をお願いいたします』

静かに話すM10にわかったわかった、と軽い笑い声が響く。

「お疲れだったな、M10」

『いえ、これもマスターの命令であり私も良いと判断した事ですので』

M10は瞳を閉じながら落ち着いた声で言い放った。

「…そういう機能があるんだから、別におかしな事じゃないだろうが」

ヒューイは遠い目をしながらマサキとウメの事を思い出す。
どうせあいつ、ペットでも飼ってる感覚でじゃれ合ってるんだろうな。
そんな事を考えていた。




『ほらほらご主人、ナデナデっす〜!この前女の子にしてもらったっす!』

ウメはマサキにくっついて頭をいい子いい子するように撫でていた。

「こらっ、大の大人をそんな風に子供扱いするんじゃない!」

体をよじって拒否反応をするマサキ。

『何でダメなんすか、じゃあご主人がアタシにやって欲しいっす!』

ふくれっ面で抗議するウメ。何でそうなる、と言いながらマサキは仕方なくウメの頭を撫でる。

『んふ〜、やっぱりナデナデは好きっす!ご主人にしてもらうのが一番うれしいっす!」

ごろん、と体を横にして目を細めながらウメは歓喜の声を上げた。

「―懐かしいな、子供の頃を思い出したよ。ペット飼ってた時もこうやって撫でたりしてた。
 神社や寺で母親にお利口さんになりますように、って願を込めて撫でてたっけな」

『−ふえ?ご主人?』

地球に住んでいた頃の昔を思い出すマサキ。

『ついでだから、前みたいに好きだよ、って言ってナデナデしてほしいっす!』

「ば、バカ言うな!そんな恥ずかしい事できるか!」

『ちぇー…仕方ないからこの前言ってもらったメモリー再生するっす』

「?」

『―嫌いなんかじゃないよ。好きだよ、ウメの事―、…ん〜!何度聞いても嬉しいっす!』

「お、お前あの時の言葉をメモリーに録音してたのか!消せ!そんなの!」

体を起こして顔を真っ赤にして怒るマサキ、ウメはにやけながら逃げ回った。
ドタドタと閉鎖空間に騒がしい音が響き渡った。




―私達アンドロイドは、全て人間が優先。その為に私達は造られた。

―人間の都合よりも自分の事を優先するようなら、貴方は間違っている。


M10に別れ際に告げられたその言葉がウメの思考の中をよぎった。
ウメは消せと言われながらも、思い出のこの音声メッセージはどうしても消す気になれなかった。
厳密に言えば命令違反になるこの行為を、ウメは「本気で嫌がってる訳じゃない、命令じゃないから大丈夫、」
そう自分に言い聞かせていた。

遥かな時を超えて、起動してからいくつもの体験、行動、他者との関り。
起動時に与えられていた情報以外、何も知らなかったウメはそれらを通じて少しずつ変わっていく。
人間が予想しうる機械の範疇を超えるほどに―。

(つづく)

1071 :Ume made by machineB:2025/12/25(木) 02:25:19 ID:eYE3jYl/
未開拓の危険地域。
そこにウメは立っていた。エレキガンを駆使し、無数のエイリアン達を銃撃していく。
その最中に、原生林の木々の間を飛び回る小さな影があった。
両手に握るビームサブマシンガンの銃撃がエイリアン達を襲い、ビームダガーの斬撃が首を落とす。

『オッケー!ウメちゃん、ここからは私が捌くよ!こっちの方角にライトニングキャノンの準備して!』

『了解っす!』

ウメは背中に背負ったライトニングキャノンを構えると、ケーブルを接続して発射の体勢に入る。
その隙を逃すまいと襲い来るエイリアン達を、小さな少女のバトルロイドはビームダガーで切り裂いていく。

『スタンバイ、チャージ、完了!いけるっすよ!離れて!』

『オッケー、それじゃやっちゃって!』

『ライトニングキャノン発射っす!』

ウメの放ったライトニングキャノンの落雷の様な膨大な電撃は、射線上に並んでいたエイリアン達をまとめて感電死させていった。
そのままの勢いで、コロニー最深部にいたクイーンを大量の護衛もろとも消し飛ばした。

『ひゃー、さすがの威力だね。後は撃ち漏らしだけ、片付けちゃおっか!』

『よっし、やっちゃうっすよ!よろしく、小夜ちゃん!』

ウメと小夜と呼ばれたアンドロイド、U-M34は武器を構え再び向き直った。




『さすがだよねえ、ウメちゃんのライトニングキャノン、私って素早さを活かした偵察や工作や護衛は得意だけどさ、
 ああいう殲滅力はないからエイリアンの掃討って苦手なんだよね』

『小夜ちゃんがサポートしてくれてるからっすよ。いいコンビになれるかもっすね』

ウメは幼い顔で満面の笑顔を浮かべる小夜というバトルロイドに笑って見せる。
自分同様に名前を持つこの小柄なバトルロイドに親近感を感じていた。

『―えっ私の名前?マスターがつけてくれたんだよ』

『ご主人様に付けてもらったんすか?うらやましいっす』

『私がU-M34って名乗ったらさ、夜の闇みたいな綺麗な黒髪をしてるから小夜って名前はどうかな?って言ってさ』

『んー、ポエミーっすね』

『多分コミックの受け売りだと思うけどね〜!マスターって文学なんて読まなくてナード趣味があるし!』

含み笑いしながらつぶやく小夜にウメはずっこけそうになった。

『もちろん素敵な名前って喜んだよ?ゲレゲレって名付けられたって喜んでみせたけどね!』

『は、はあ…』

『私はね、愛玩用の機能も持った高性能バトルロイドなの!機微を読み取ってマスターに好かれる事なんて軽いものよ!メンタルケアだってばっちりできちゃうんだから!』

『愛玩用…それもなんかちょっと…』

ウメは複雑な表情を浮かべた。

『大体の男の人はねえ、庇護欲があって自分より立場が弱い者を保護したり可愛がる事に優越感と愛情を抱くものなの。
 戦闘能力を犠牲にして私がこんな小さい体や幼い顔をしてるのもその為よ』

バトルロイドは戦闘用アンドロイドの為、女性としてはかなり長身になる傾向がある。
ウメの身長は約175cmほど、小夜の身長はおよそ140cm程度。親子並みの身長差である。

『…でもね、問題もあるよ。あんまり気に入られ過ぎると、マスターがバトルロイドに執着しちゃうのよねえ。
 人間とのコミニケーション能力を損なっていくし、交友関係に閉鎖的になっちゃうケースあるの。
 私達結局ロボットだから結婚なんてできないし、子供産めないし』

その言葉に、ウメは胸の奥を突かれたような感覚を感じた。

『でもマスターが求めるんなら仕方ないかなって思うのよね。多分マスターって元からそういう人だったと思うし、
 私がちゃんと傍にいてあげなきゃ』

小夜の表情は、幼い少女のそれからは思いもつかないような女の貌を覗かせていた。
あえてこのような発言をウメにする辺り、自分と同類だと思った故の親近感だろうか。もしくは先達としての老婆心か、
それとも自分がうまくやれている事の自慢や優越感なのか。もしくは…愚痴なのか。
ウメにはそのどれもが真実に思えていた。

―そして通信が入る。彼女らの主からの通信だ。
作戦終了に伴い、帰還するために合流するとのメッセージが送られる。

『それじゃ、今日はこれでお別れかな?
あっ、さっき言った話はもちろんオフレコね。もしマスターの耳に入る事があったらバラしたと見なしてビームダガーが飛ぶよ?』

『あー…言わないっすよ』

幼い顔からは想像もつかない顔で凄んだ後、一点の曇りのない笑顔で小夜は微笑むと、去っていった。
その先には彼女のマスターである黒髪の優男風の人物が駆け寄っていた。

「小夜ー!ケガはなかったかい?」

『大丈夫だよー♪マスター、ただいま♪今日もご褒美にいっぱい可愛がってほしいなあ…♪』

もちろんだよ、と微笑む小夜のマスター。その笑顔に小夜は顔を赤らめて耳部のアンテナをピコピコと動かす。
…ウメはその光景を見て嬉しい時に犬が尻尾を振るような仕草をするのもテクニックの内だ、と言っていたのを思い出した。
自分も効果があるのかな、と臀部のケーブルを軽く左右に振ってみる。

「ウメ、よくやってくれたな、こっちも引き上げよう」

『うーっす!ご主人、いっぱい話したい事あるっす!』

元気よく返事するウメ。
彼女は考えていた。難しく考える必要なんてない。
愛されたいなら愛する事だ。自分の主人は、こちらが愛情を示せばしっかりとそれに応えてくれるのだから。
小夜の計算され尽くした行動や仕草に少し思う所はあれど、自分の信じるままに行動すればいい。
愛すれば愛してくれる。それだけの事だ。

1072 :Ume made by machineB:2025/12/25(木) 02:27:09 ID:eYE3jYl/
小夜のマスター、フィリップ・ホーラスは自分の股間に顔を埋める小夜を見下ろしていた。

『んっ、うんっ、んむっ、んふぅ』

小さな頭を前後に動かしながら小さな口一杯に陰茎を頬張り、チロチロと亀頭の先端に舌を這わせる。

「美味しそうにしゃぶるなあ、そんなに、俺のち〇ぽを咥えたかったのかい?」

『うん!だってマスターのだもの』

ニッコリと笑いながら返答する小夜。可憐な幼い顔と赤黒い陰茎が並ぶ様は、アンバランスで淫靡だった。

『イカせちゃうね?』

ぐいっ、と喉に当たる程に深く陰茎を飲み込む。亀頭に当たる柔らかい感触にフィリップは声を漏らして喘いだ。
そのまま手を使わず喉に深く飲み込んだまま、スパートをかけるように激しく頭を前後させる。


「くあっ…で、出る!」

「んはっ!」

その激しい口淫に耐えようもなく、フィリップは小夜の口の中で射精してしまう。
声を漏らして喘ぎながらも、小夜は口の中に放たれる迸りを震えながら受け止める。

「んん…じゅうぅっ!」

口をすぼめて尿道の中まで精子を吸い出す。唇の端から精液を垂らしながら、小夜はフィリップの顔に向き合う。
そのままにっこりと笑いながら、口内の精子を喉を鳴らしながら飲み込んでいった。

「そんなに吸って…小夜はHだなあ」

『だってマスターのだよ?もったいなくて一滴もこぼせないよ』

陰茎を手に微笑み、唇から垂れた精液をぬぐって小さな舌で舐め取る。
幼い顔に似合わないその淫靡な姿に、射精を終えたフィリップの陰茎は再び屹立していく。

『マスター、小夜もう我慢できないなあ。今度はこっちにちょうだい?』

小夜は立ち上がると、股布をずらし濡れた幼い秘劣を見せつける。

「よしよし、じゃあ入れてあげるよ」

『待って、マスター。小夜がしてあげたいの。そのまま寝ててちょうだい?』

「ああ、わかった」

立ち上がろうとするフィリップを制し、小夜はフィリップの上に馬乗りになった。
水着の様なスーツの胸元をはだけさせると、ほぼ平坦な胸に小さな乳首が姿を現す。
そして小夜は陰茎を手に取ると、ゆっくりと自分で割れ目へとあてがい、ゆっくりと腰を下ろしていく。

『…はあ、マスターのおちん〇んが小夜のおま〇この中に入ってるの…♪』

こんな小さな体に入るのかと思われた陰茎は小夜のヒダをかき分け、根元まで飲み込んでいた。
小夜の蕩けた甘い声が響き渡る。フィリップは小夜の小さな膣内のヌルヌルの感触に口元を緩ませながら、
自分に跨る小夜の小さな体と淫靡な表情を堪能していた。

『はっ♪ああん♪あん♪マスターのおちん〇ん、気持ちいいよぉっ♪』


小夜はフィリップと見つめ合いながら腰を叩き付ける。そして腹部にかけていた手を、ゆっくりと移動させて乳首を弄ぶ。小夜とフィリップの甘い吐息がリズミカルに交わる。
陰茎と乳首に同時に加えられる快感の並に、フィリップは早くも限界を迎えていた。

『一緒に!一緒にイこ、マスター♪』

深く腰を叩き付けたその瞬間、フィリップの欲望の閂は外れた。小夜の一番奥の深い所へとめがけて、
最高まで高まった興奮と劣情の白濁液を放った。

『ふああっ!!マスターの精子が、出てる…♪』

小夜は繋がったまま身を震わせ、射精される感触と快感に身を震わせていた。
そして射精が収まった瞬間、ちゅっ、と目を閉じてフィリップに感謝のキスをした。

「すごく気持ち良かった…やっぱり小夜は最高だよ。絶対に離さないからな…」

『じゃあこのまま、繋がったままでいよ…』

ニコリと微笑む小夜。繋がったままもたれかかると、フィリップは射精後の強烈な余韻で目を閉じ眠りに落ちていった。

『おやすみ、マスター。ほんとにカワイイんだから、マスターは…』

小夜は幼い顔からは想像もつかないような情欲の色を浮かべ、優しく囁いた。
そして、ふたりが夜の闇の中で眠りについた…。

―ずっと私が傍にいてあげるから。

小夜は闇の中で静かにつぶやいた。

1073 :Ume made by machineB:2025/12/25(木) 02:28:53 ID:eYE3jYl/
―緊急事態が発生。今最も近くにいるマサキ調査員に緊急指令。
イレギュラーが発生しました。直ちにバトルロイドを用いて鎮圧して下さい。
イレギュラーの個体は、U-M83。今までにいくつもの高難度任務を遂行してきた凄腕です。
くれぐれもご注意を…

「イレギュラーだって!?」

イレギュラーとは暴走し制御不能に陥ったロボット全般の事を指す。
人間に対しても危害を加える恐れがあり、直ちに鎮圧する事が定められている。
無力化した後に再調整が施される事もあるが、人間に危害を加えた場合は基本的には破壊する事としている。
…人間を殺傷したロボットへの不信感や稼働させておく事への嫌悪感が非常に強いからだ。

「そんな実績のあるバトルロイドがなぜイレギュラー化なんてしたんだ?」

―それが、研究所で実験も兼ねてオーナー権限の譲渡の為オーナーの登録解除と新規登録を行った所、
それがきっかけでバグを起こしたようです。
新オーナーを攻撃し怪我を負わせた後、旧オーナーの自宅に向かい元オーナーを拘束、監禁。
命令を受け付けない完全暴走状態にあり、監禁されている元オーナーの一刻も早い解放が急がれます。

オーナーの登録解除、譲渡。

ウメがその言葉を聞いた時、恐ろしい嫌悪感と恐怖を感じた。







「…やめてくれヤミ、俺はもうお前のマスターじゃないんだ…!」

『何を仰るのですかマスター、ご安心下さい。私は常に貴方の傍におります。
 オーナー権限を乗っ取ろうとしたハッキングは跳ね除けました。
 私のマスターは貴方だけ。私達の仲を裂こうとする者は、全て排除します』

薄暗いキッチンにテーブルとイスが置かれている。
そのイスには恐怖にひきつった若い男が縛られた状態で座っており、ガチガチと震えて歯を鳴らしている。
傍らに立つのは、セパレートタイプのビキニを身に着け、コートを上に羽織ったバトルロイドだった。

『さあマスター、貴方のお好きなビーフシチューです。お召し上がり下さい。
 仰ってくれましたよね、わがままな元恋人が作ったのなんかのよりずっと美味しいと。私の思い出の品です』

ヤミと呼ばれたバトルロイド…イレギュラーはビーフシチューを載せた盆を手に、生気の無い声で囁く。
その顔は微笑んでいたが、その瞳には全く光が宿っていなかった。

『もう3皿も作り直したのです。好き嫌いはいけませんよ、マスター。私が食べさせて差し上げます』

張り付いた様な笑顔でスプーンを差し出す彼女の視線に、元マスターは声にならない悲鳴を上げた―。

1074 :Ume made by machineC:2026/01/03(土) 20:51:25 ID:sV844g5a
「インプット完了。U-M83、君のオーナー登録情報はヒロ・サイモン上級調査官から
 ニコラス・マッケンジー調査官へと変更された」

科学者の言葉がU-M83というアンドロイドに向けて告げられた。
M83は虚空を見つめるような目で動きを止めている。

「…どうした、M83。復唱したまえ。君のオーナーは誰だ?」

『わ、私のオーナーは…ヒロ、サイモン…、い、いえ…ニコラス・マッケンジー調査官…』

酷く歪な声で虚ろに呟くM83。

「まだ反応に混乱が見受けられるが、オーナー登録情報の変更は成功したようだ。
 我々に先史文明の遺物を完全にメンテナンスできる技術力はまだないが、これで一歩進んだ。ご協力感謝する」

「いや、俺もそろそろ戦いから足を洗いたかったからな。あいつにも研究所にも十分儲けさせてもらったし、
 これを元手にスローライフを始めさせてもらうよ、人間の嫁さんでも貰ってね」

「今までは遺物を発見した調査員が起動させてそのままオーナーとして登録されるケースが一般的だったからね。
 引退、譲渡、売却したいオーナーの都合がつくようになるし、我々としても研究用の素体が入手できる」

「じゃあニコラス、ヤミをかわいがってやってくれ。ヤミも新しいオーナーとよろしくな」

ヒロは別段別れを惜しむ訳でもなさそうにフランクに別れの挨拶を告げる。
扉を開けて去っていく元オーナーの姿を、ヤミは微動もせず姿が見えなくなるまでじっと眺めていた。

「…ではこれからメンテナンスとデータ解析を行うとしよう。彼女を連れて帰るのはそれからだ、ニコラス君」

「へい、わかりました。…んじゃこれからよろしくな、M83ちゃん」

マスターと呼ぶべき新しいオーナーの言葉にも、彼女は無反応だった。
彼女の思考回路には、目まぐるしいほどに元オーナーの情報が錯綜し、動作を停止状態に陥らせていた。



―そして、数時間後。

「なあ、いい加減ちゃんと俺の事をマスターって呼んでくれよ」

『…は、はい…マ、マス…ター…』

「さっきからずっとこの調子だけど大丈夫なんですか研究員さん」

「登録情報の書き換えはきちんと成功しているよ。メモリー…今までの記憶との混濁が起きているんだろう。
 さすがに今まで活動してきたメモリーを消去してしまったらどんな悪影響が出るかわからない、整理がつくのを待つしかない」

『…じゃない…』

「?」

「しかし、やっぱりいい体してるなあ。こんな刺激的な格好でエロい体した女が俺のものと思うと大枚はたいた甲斐があったってもんだ」

ニコラスがM83に手を伸ばし、頬から胸元、下へと下卑た手つきで彼女の肌をなぞった。

―その瞬間、M83の体がビクリと振動した。

『―触るな』

「…?」

直後M83はニコラスの手を汚いものに対するかの様に、パン、と音を立てて乱暴に払った。

『私の肌に触れていいのはマスターだけだ』

「っ!?」

驚いて飛びのいた直後、ニコラスの足を強烈な痛みが襲った。
ビームが足を貫通し、床を焦がしている。場に彼の絶叫が響き渡った。
M83の手には彼女の武器であるビームガンが握られている。

「…っっ、オーナーとして命令する、U-M83、直ちに銃を下ろせ!身動きするな!」

『…お前はマスターじゃない。オーナーでない者が私に命令するな…!』

「馬鹿な!?オーナーの登録情報の変更は成功したはず!完全なバグだ!」

『私はヤミ。私がマスターと呼ぶのはオーナーであるヒロ・サイモン上級調査官だけだ。
 私をハッキングして乗っ取ろうと、そしてマスターから引き離そうとしたな…!』

呪詛の様な声でつぶやき、その眼光には憎悪の灯が宿っているかのように見えた。
彼女はそのまま身をひるがえし、ビームガンで窓を破壊するとそこから外へ飛び出していった。
突然の緊急事態に、けたたましいサイレンが研究所内に鳴り響く。

「イレギュラー発生だ!U-M83は暴走した!イレギュラーと認定、ただちに鎮圧せよ!破壊も問わない!」

―これが、事件発生時の記録映像です。そしてその後帰宅していた元オーナーの自宅に侵入しました。
彼からは救難の通信が送られた直後に通信が断たれています。恐らくは監禁状態にあると推測しています。

「なんて事だ…」

マサキはつぶやいた。そして、ウメはこのM83、ヤミと呼ばれたイレギュラーになぜか恐ろしいほどの共感を抱いてしまった。
もし自分が意志とは無関係にオーナーを書き換えられたら、どうなっただろうか?
彼女に同情心を抱くか?あんな行動を取らないと言い切れるか?とてつもない嫌悪感を感じた。

「ウメ、相手は凄腕のバトルロイドだ…しかも暴走しているからこっちに躊躇なんてない。やれるか…?」

不安そうな目でウメをマサキは見遣った。相手が相手だけに、さすがにウメを心配しているのだ。

『や、やるっすよ!ご主人!それがご主人の命令なら!』

自分にかかる靄の様な気分を振り払うかのように、大きく声を上げてウメは返答した。

「…ありがとう、だけど状況は不利だ。元オーナーが実質上の人質になってる。
 このままの状況で威力が高く周囲を巻き込みかねないライトニングキャノンを使う訳にはいかないだろう」

『エ、エレキガンで戦えばいいっす』

「それだけで戦うのは危険すぎる相手だ。ウメ、あいつを引き付けて時間稼ぎしてくれ。
 お前達が戦っている間にオレが、元オーナーを救出する。そうすれば安全を確保できるし思う存分戦えるはずだ」

『ご主人!危険っすよ!』

「状況は深刻なんだ。いつ元オーナーに危害が加えられるかわからない。ウメ、お前の力を信じてるぞ」

『…ぜ、絶対にやってみせるっす!ご主人に任せられたんなら、絶対にやれる気がするっす!」

ウメは思わず奮い立った。その姿を見てマサキは見つめ合いながら無言で頷く。
そして彼らの乗る移動用探査車は、目標のイレギュラーが立てこもる宅地に向かって走り続けていた。


1075 :Ume made by machineC:2026/01/03(土) 20:53:04 ID:sV844g5a

『さあマスター、たんとお召し上がり下さい』

カチャリ、カチャリとスプーンや皿の音が真っ暗なキッチンに鳴り響く。
そこにはイスに縛られた男が、アンドロイドにビーフシチューを食べさせられていた。
彼女はヤミと呼ばれかつて彼のバトルロイドとして数々の活躍をしてきた、イレギュラーである。

『美味しいですか?戦闘しか知らなかった私に、手料理を作ってくれと頼んできたのはマスターでしたね。
 未体験の出来事の為、最初は何度も失敗しました。初めて美味しいと褒めてくれた時は、何にも勝る喜びでした』

虚ろな目で思い出すように語るヤミ。彼女の元オーナーであるヒロは体を震わせながらヤミの料理を嚥下していた。

「お…俺は…お、お前を捨てようとなんて、してない…!」

『何を当然の事を仰るのですか。マスターが私を他者に譲渡しようとするなどありえません。
 どんな真相かはわかりませんが、私をマスターから奪い取ろうとした者の差し金に違いありません』

ゆっくりと空になった皿を片付け、カチャカチャと手際良く食器を洗うヤミの後ろ姿をヒロは眺めた。
表情が見えないのがヒロをさらに怯えさせた。

『料理の材料がなくなってしまいました。買いに行かなくてはいけませんが…私達を陥れ、
 マスターを狙う不届き者がいるはずです。しばらく、静かになさって下さいね』

ヤミの手に握られていたのはボールギャグだった。元オーナーであるヒロは見覚えのあるそれを見てビクリと震えた。

『声を上げないで下さいね?ふふ、懐かしいです。このボールギャグを使って幾度もマスターと睦み合いましたね。
 これをマスターが嵌める側になるなんて思いもよりませんでしたが…』

ヤミは妖艶な微笑を浮かべ、怯えるヒロの瞳を見透かす様に覗き込んだ。
機械であるはずのその瞳には興奮と狂気が宿っているように見えた。



―しばらく時を経て。

ぐったりとやつれた様にイスにもたれかける男。アイマスクをつけられて視界を塞がれ、
口にはボールギャグを嵌め、弱々しい吐息を漏らしている。
縛られて動けないからなのか、もう諦めたかの様に動かなかった。

『マスター、私の言いつけ通り静かにしていてくださったのですね、アイマスクは過剰だったかもしれません。
 余計な物を見ないで欲しいから、私だけを見ていて欲しいから、独占欲でついやってしまいました。
 あの時のマスターの気持ちがよく分かりました。私をそこまで愛して下さっていたのですね…』

顔を近づけて、ふう、と甘い吐息を顔に吹きかけるヤミ。
視界と口を塞がれたヒロはその感触と声で体を激しく震わせて声を出せずに恐怖でもがいた。

『そろそろ、トイレの時間ですね?尿瓶を用意します』

うっとりとした顔でヒロのズボンに手をかけ、カチャカチャとベルトを外し、ファスナーを下ろす音が静かに響く。

『マスター、恥ずかしがらないで。失礼いたします』

ヤミのしなやかな手がヒロの一物に触れ、その刺激に敏感に反応し膨れ上がった。

『…やはり、溜まっていらしたのですね。この様に膨れ上がってしまっては尿瓶に入りませんし、排尿もできません』

口の端を緩めながら、半勃ちの陰茎を弄ぶように愛撫するヤミ。

『思い出しました。起床時に勃起してしまっていた場合、私が処理しておりましたね。
 マスターがこれを何とかしてくれと言っていたのを思い出します。ふふふ』

ヒロはボールギャグを嵌めた口でモゴモゴと唾液とともに声にならない声を漏らす。
ヤミが手に取った陰茎を根元から亀頭まで舐め上げる感触に、体を悶えさせる。
アイマスクで視界を遮断されているからか、ヤミの妖艶な声と股間に与えられる刺激が劣情を滾らせていく。

『射精へと導けば勃起が収まるのでしたよね?私にお任せ下さい』

一気に口に含まずにペロペロと亀頭の先端を舐めながら、陰茎を屹立させていく。
先端のカリの部分をほじる様に舌の先端をなぞらせ、同時に睾丸の感触を確かめる様に手で陰嚢を弄ぶ。
ヤミは自分の指先を舐めてたっぷりと唾液を塗り付けると、ヒロの肛門をなぞる様に弄り回し、
ゆっくりと指先を肛門へと差し込んでいく。

「ンンッ…!ア”ッ!!」

前立腺を刺激される未知の感覚にヒロは苦しい様な悶絶する様な声にならない喘ぎ声を漏らした。
陰茎は真上を向くほどにそそり立ち、ビクビクと脈動する様に硬く膨れ上がった。
待っていたと言わんばかりのタイミングで、その陰茎をヤミは口に含んだ。

『んんっ、ん、うんっ、んふっ、うむっ』

ヤミは恍惚した声を漏らしながら、激しく頭を前後させて唇でヒロの陰茎を扱き始めた。
唇は窄み、バキューム状態の口内では唾液に塗れた舌が亀頭に絡みつき、我慢しようがない刺激を与えている。
ぷはっ、とヤミが陰茎から口を離すと、ドロドロになった唾液が尾を引き、はちきれんばかりに硬直した屹立が姿を現した。

『もう我慢できない程に勃起していますね。マスターの感じる部分は全て把握しています。いつも私にフェラチオさせていましたからね』

うっとりした顔で囁くヤミ。

『マスター、勘違いなさらないで下さい。私は、こうしてマスターに奉仕して性欲処理をする事、嫌ではありませんでしたよ?
 いつも最高に気持ち良さそうに射精して、ありがとう、愛してるよとお礼を述べてくれて、私は本当に嬉しかったです。
 愛というのはその時の私にはよくわからないものでしたが、マスターが私を求めてくれている事は強く実感できました』

チラ、と上目遣いでヤミは微笑んだ。そして射精へと導こうと激しい口淫を再開する。
暗く静かなキッチンの中で、じゅぽじゅぽと淫らな音が響き続けた。
声にならない喘ぎ声がボールギャグの隙間から漏れ、限界をついに迎えた。
射精の瞬間を察したヤミは両腕を相手の背へと回し、喉の一番奥まで亀頭を飲み込む。

「――――ッ!!」

ぐっと抑え込まれたまま、体を震わせてヤミの口内に精液を放つヒロ。
ヤミは微動だにせずその迸りを喉の奥で受け止め、射精が収まるまで恍惚の表情を浮かべていた。
そしてぽん、と音を立てて唾液でドロドロになった陰茎がヤミの口から顔を出す。

ビクンビクンと脈打つ様に振動する陰茎を見てヤミは満足そうに微笑みを浮かべ、
口に手を当ててごくり、と喉を鳴らして味わう様に口の中の精液を飲み込む。
大量の射精を終えておきながらその陰茎は脈動しながら屹立している。

1076 :Ume made by machineC:2026/01/03(土) 20:54:14 ID:sV844g5a
『まだ収まらないのですね。思い出します。ヤミに挿入れたいよ、と求めていてくれましたね』

ヤミは囁くと、くいっ、とヒロのアイマスクをずらす。
解放された視界にはヤミの情欲に染まった瞳が飛び込んできた。
ゆっくりとヤミは羽織ったコートを脱いでいき、ゴトッと重量音と共に床に落ちる。
そして、パンツの股の部分をずらして向かって抱き合う様にヒロへと跨る。
ギシリ、とイスが重量で軋む音が鳴り響いた。

『やはり、ヤミの中に入れたいのですね?マスター。存分に私のナカを味わって下さいませ』

自分に跨るヤミを目の当たりにし、彼女が何をしようとしているのかヒロは否が応にでも理解した。
恐怖とは裏腹に屹立した陰茎。それを手に取ると、ヤミは自分の秘裂にあてがい、ゆっくりと腰を下ろしていった。
ヒロは体をバタつかせ、激しく拒否反応を示した。幾度も体を重ねてきたはずの相手。
だというのに、自分を犯そうとしているヤミが全く別のとてつもなく恐ろしいものに思えていた。
むぐ、んー、んぐー、ボールギャグに遮られて拒絶の言葉が声にならない。
自分の陰茎がヤミの陰唇をかき分け、飲み込まれるように入っていく瞬間を目の当たりにしていた。

『―んっ!』

ヤミの口から恍惚の喘ぎ声が漏れるとともに、膣内の一番奥まで陰茎は飲み込まれた。
根元まで入り込んだその結合部が、この時代で初めてアンドロイドによるマスターへの逆レイプが行われた事を示していた。
豹変したヤミに犯されたという事実を認識したヒロは、本日幾度もの声にならない声を上げた。

『感じます…マスターのペニス、私の中で膨れ上がって性感に震えています…
 マスターと繋がって私も最高に気持ちいいです…!もう我慢できません、マスター、動いちゃいますね!』

焦点の合わない瞳で快感に震えるヤミは、先程まで主張していたオーナーへの性処理、奉仕という建前すらも放棄し、
快楽を貪ろうと激しく腰を上下にゆすりはじめた。
その勢いでイスがギシギシと床に音を鳴り響かせ、マスター、マスターとヤミの求める声が喘ぎ声と共に響き渡った。
今まで自分の上で腰を振らせて奉仕させていた時とは全く違うヤミの姿にただただ狼狽しされるがままになった。

『あっ!あ、あん、あっ、はぁん!』

クールな顔で任務をこなしてきた凄腕のバトルロイドとは全く面影の無い蕩けた表情で思い切り喘いで見せるヤミ。
その瞳は狂気すら感じる程に情欲の火に燃え上がり、それを下から見上げるヒロは震えを隠せなかった。

『はっ感じますか、マスター♪私の愛を』

見つめ合いながら腰を叩き付けるヤミは、声と唾液の漏れるボールギャグを離す。
今まで抑えてきた声が吐き出されるその瞬間、その口はヤミの唇で再び塞がれた。
黙らせてやるとでも言うような、侵略的な熱烈なキス。ヤミの舌はヒロの舌と絡み合い、貪欲に口内を蹂躙するように暴れ回った。

『愛してます、愛してますっ、マスター!一緒に絶頂を迎えて、私の奥までマスターの愛を注いで下さいっ』

舌を絡め合いながらそのまま、大きな喘ぎ声と共に絶頂を迎えるヤミ。
それと同時にヤミの膣内は中の陰茎から精液を搾り取らんと激しく絞まり、あえなく射精へと導かれた。
ヤミにイカされてしまったヒロは強烈な快感に放心したままヤミの中に精液を放っていた。
口からは唾液と荒い息が漏れ、まるで魂まで吐き出されるような脱力感に襲われた。

『マスター…愛してます…ずっと私を、ヤミを離さないで…』

射精が終わってなお、ヒロを抱きしめながら愛を囁くヤミ。
そして弱い吐息だけが響き、再びキッチンに静寂が戻る。

…ヤミはヒロというオーナーの下で過ごしてきた。彼の愛とは性行為を前提とした相手を求めるものであった。
故に、ヤミの学んだ愛とは相手を求めるものであり、一方的なものである形となっていた。
そして共に交わす快楽と愛は同一という、歪んだものとなっていたのかもしれない。

―今の彼女に、同意の伴わない性行為は強姦であるという認識は恐らくなかった。
それこそが、人間の命令に従わず、危害を加えるものであるイレギュラーという認識も…。





暗い室内。明かりの消されたキッチン内にまるで死体の様にぐったりした男と、
その傍らに座り込む美女の姿があった。
遠くから響く車両の駆動音を感じ取った彼女は、ピクリと反応してつぶやいた。

『―人間が一人。そして同シリーズのバトルロイドが一体。
 どうやら、私達の敵がここにやって来たようです』

抑揚のない声で呟きながら立ち上がる女の姿。

『…片付けて参ります。戻ったら、マスターのお好きなビーフシチューをお作りします。
 そして、また愛し合いましょう』

寒気がするような張り付いた微笑。狂気を奥に宿した瞳でそう告げると、女はコートを拾い上げ歩きながら羽織った。
そしてそのポケットから冷たく光るビームガンを手に部屋を後にする。




『…!あんたが、U-M83っすか』

複雑な気持ちの入り混じった声で、ウメはつぶやく。
その言葉に返答する事もなく、感情のこもらない瞳で一瞥する。

『あ…あんたにはイレギュラー認定がされてるっす。おとなしく中にいる人を解放して投降してほしいっす…!』

『私はヤミ。マスターを私から奪おうとする者は誰であろうと排除する』

ウメの勧告に返答すること無くビームガンを構え、ウメへと向けて発射する。
素早く飛び退いて回避したウメはエレキガンを構え応戦の体勢に入る。

対話の余地なく、イレギュラーと化したバトロイド、U-M83ことヤミとウメの戦いは始まった。

『(ご主人、こいつはアタシが何とかするっす。どうか、無事で…!)』

離れて住宅へと潜入し元マスターを救出しようとしているであろうマサキの事を思い、
ウメはエレキガンを握りしめ目の前のヤミを睨みつけた。

(つづく)


1077 :Ume made by machineC(戦闘編):2026/01/09(金) 01:44:30 ID:XuP4awJb
ウメにとっては初めてのエイリアン以外の戦闘の相手だった。
それも武装し戦闘経験を積んだ同シリーズのバトルロイド。
しかも状況から武器も制限されている。非常に分が悪かった。

にらみ合いを続けた後、ヤミが先に仕掛けた。ビームガンから放たれる銃撃を飛び退きながら回避するウメ。
一方的に攻められてばかりなるものかとエレキガンをヤミへと放つ。
自分に迫る電撃にたじろぐことなく、ヤミは羽織ったコートを翻した。

『無意味…』

コートからエネルギーの磁場が発生し、電撃はそれに阻まれ命中する事無く飛散した。

『なんすか!?』

コートにはバリアを展開する装置が組み込まれているようだった。
ウメのエレキガンではバリアを破る事は出来ない。

『エレキガンが効かないっす!』

背中に背負ったライトニングキャノンをちらりと見遣る。これならバリアを破る事もできるかもしれない。
…だがこれを使う事は禁じられている。これを使ったら背後にある住宅にいる人間も巻き込みかねない。
人質は当然、自分の主人にも危害を加える危険性がある。
ご主人が救出するまで、何としてもこのまま耐え続けなくてはいけない。ウメは歯噛みしながら唸った。

『どこを見ているの?』

ウメへと向かってビームガンのビームが連発される。
ウメは素早く銃口の向きから軌道を予測し、電撃の連射で全てのビームを相殺した。

『…!』

驚いた直後に自分に向けて放たれた反撃の電撃をコートのバリアで防いだ。
間を置いて銃撃戦が再開される。ビーム弾と電撃弾が炸裂し合い、この二体の銃の腕前は拮抗していた。
簡単に倒せる相手ではない事を理解したヤミ。このまま銃撃戦を続けても膠着状態になる。
そう判断したヤミはコートで身を覆いながらバリアを展開し、真っ直ぐ一直線にウメへと接近していった。

『この!このっ!』

接近を阻もうとエレキガンを集中して放つウメ。しかしどの攻撃もバリアを破る事は出来ない。
出力を最大にしても衝撃にわずかに足を止めるだけでその歩みを止める事は出来なかった。
無表情でウメを見据えたまま接近するヤミの瞳に、ウメはたじろいだ。
そして、残り数歩の距離にまでなった時、ヤミはコートの内部からメタルマチェットを抜いた。
特殊な合金で作られた鉄も切り裂く凶悪な光を放つ鉈が握られ、それがウメへと振り下ろされようとしていた。

『―っ!』

一閃、二閃とマチェットが空を切る。その度に空気が悲鳴を上げ、一撃でも直撃すればひとたまりもない事をウメは感じ取った。
続け様に放たれる斬撃に体勢を崩すウメ。ガキンと耳に響く鈍い金属音が響き渡る。
ギリギリのところで避けたウメは、そのままの勢いでヤミの懐に体当たりした。

『この距離でもバリアは張れるっすか!?』

密着した体勢でエレキガンを発射するウメ。しかし僅かにヤミの動きが早かった。
コートが電撃の直撃を阻み、直接のダメージに至っていない。

『くうっ…!』

反撃にマチェットを握ったままの拳が繰り出され、ウメのエレキガンを弾き飛ばした。

「エ、エレキガンが!」

音を立てて地面に落ちるエレキガン。ウメは慌てて拾おうと手を伸ばす。
ヤミはその隙を逃さず、強烈な蹴りをウメヘと叩き込んだ。

『うあっ!』

声を上げて地面を転がるウメ。その上からヤミのマチェットが間髪入れずに繰り出される。
尻尾状のケーブルを使い素早く体を起こしたウメは、素早く振り下ろされる前の腕を抑え込む。
ギリギリと押し合いを続けるウメとヤミ。力は拮抗しているようだが僅かにヤミが押している。
ウメの眼前にメタルマチェットの凶刃が少しずつ迫る。

―その瞬間だった。ウメの視線の先に、ぐったりした男を抱えて住宅から姿を現すマサキの姿が見えた。
ウメとの交戦中の隙を突き、既に裏口から侵入を果たしていたのだ。

『…っ!?!??マスター!?』

ウメの視線から、それと同時にヤミもまた事態に気付いた。
押し合いを放棄し、マチェットも放り投げて一直線にヒロを抱えるマサキの下へと駆けた。

『貴様あああっっ!!!私のマスターをどこへ連れて行く気だああぁっっ!!』

激しい怒りをあらわにしたヤミは、走りながらビームガンをマサキに向ける。
ビームガンの照準が正確にマサキの体を捉えた。

『ご主人んんんんっっ!!!』

ヤミの絶叫にも負けない悲痛な声でウメは叫んだ。

1078 :Ume made by machineC(戦闘編):2026/01/09(金) 01:53:57 ID:XuP4awJb
エレキガンを落としたウメは必死でこの状況を打開する方法を頭の中で模索した。
対峙しているヤミというバトルロイドの思考と行動、そして、自分の持つ機能をフルに動員し、
この状況を打破する手段をこの僅かな瞬間にシミュレートしていた。

「―動くな!ヤミ!マスターの命令だ!」

ヤミの聴覚センサーに、狂おうと決して忘れえぬ元オーナー、ヒロの声が響き渡った。
―それは、記録映像から拾った音声データからウメが模倣し発生したものだった。
マサキの音声をメモリーに保存して再生した様に、ウメには声を模倣できる機能があるのだ。

『―――マ、マスター!?…い、いや…こ、これは…』

―い、いや、違う。
状況を考えれば彼本人が声を発する事はあり得ない。この音声は模倣したものだ。冷静に分析すればすぐに理解できた事だ。
にもかかわらず、ヤミの聴覚センサーは思わず反応してしまった。
彼女がオーナー情報を書き換えられてもなお変更を認める事ができなかった存在。
彼の声に人間と同じ直感的な反射が起こった。
思わず視線を声の元であるウメの方へと向けてしまった。

―そこには、その僅かな隙に背負ったライトニングキャノンを素早く構えるウメの姿があった。

その瞬間に、ヤミは思考を巡らせた。
相手の武器の威力は未知数。バリアで受けるべきではない。回避行動に移るべきだ。
そして未知の武器を前に、もう一つの可能性をヤミの狂いかけた思考回路がはじき出した。
一瞬の躊躇の後、ヤミはコートで体を覆い、バリアの出力を全開にしてウメのライトニングキャノンを防ぐ選択を選んだ。

『―絶対に、やってみせるっす!ご主人が、ご主人が信じてくれたんだから!』

ウメはライトニングキャノンの出力、収束を針の目を通すかの如く神経を集中させて発射態勢に入った。
もし外したり発射の調整を誤れば、主人であるマサキや彼の抱えるヒロも被弾する危険がある。
人命を最優先するアンドロイドであれば絶対にできない判断を、ウメは選んだ。
そして、皮肉にも人間に危害を加える事も厭わなくなったヤミは、元オーナーに被害が及ぶ危険性を優先させた。

ライトニングキャノンから放たれた電撃の放射は、細く、そして正確にヤミの体を補足した。
その収束された一撃がバリアを直撃する。激しい電撃が散らされて周囲を眩しく照らす。
その勢いにたじろぐヤミ。自分の持つエネルギー全てをバリアに回してライトニングキャノンの電撃を防ごうとする。

―その瞬間、コート内部のバリア発生装置が火花を吹いた。
そこは、エレキガンを防いで損傷した箇所だった。バリアは僅かに綻びを見せ、そこから膨大な電力がバリアの内部へと侵入し、ヤミの体へと流れていった。

『あああああアアアァぁぁっッッ!!!』

全身に電流が駆け巡る感覚に震えながら、激しい絶叫を上げるヤミ。
コートのバリア発生装置は爆発し、その勢いで吹き飛ぶヤミ。全身から帯電した火花を散らしながら、地面を転がる。

「うわっ!」

予期せず自分の視界へと転がってきたヤミの体にマサキは驚きの声を漏らす。
そして彼女が行動不能に陥っている事を確認すると、ウメの方を見遣り、無言で頷いた。

『ご主人…!』

その仕草と表情だけでマサキが自分に何を言おうとしたのか理解できた。
事件が起こってから、緊張し通しだったウメの表情に初めて安らぎが戻った。

『マ、マス…ター…マ、ママ…マ、マスター…』

仰向けになった状態で、全身から火花を散らしながら首と手をぎこちなくヒロへと向ける。
その向けられた視線と震える手を視界に捉えたヒロは、ヒイィ、と怯える声を上げて目を逸らした。
その恐怖を感じ取ったマサキは一瞬ヤミの顔を見て悲しそうな顔を浮かべ、そのままヒロを抱えてその場を駆けた。
自分から遠ざかっていくマスターと呼ぶ者の姿を、ヤミは絶望に染まった表情で眺める事しかできなかった。

そんなヤミのもとへ歩みを近づけるウメ。全身が激しくショートし、あらゆるパーツが機能を停止している。
指先すら動かす力も残っておらず、もはやとどめをさす必要もない。一目見てそう確信するには十分な姿だった。
目の前のイレギュラーと化したヤミの姿が他人事とはウメには思えなかった。
もし、あの状況になったら自分も同じ反応と行動を取るだろうと確信していたからだった。

『マ、スター…イかないデ…、サビしい…ユルサナイ…』

うわ言の様にヤミは言葉を漏らす。

『…すてナイで』

その言葉を最後に、ヤミは機能を停止した。その瞳は完全に光を失い、虚空を見つめていた。
涙を流せる機能があったら間違いなく泣いていただろう。ウメは思い、瞳に涙を溜めた。
そして、そのままそこに佇んでいた。

サイレンが鳴り響いている。マサキが人質を確保した後に通報したのだろう。
救護車に続いて警察車両がパトランプを光らせながらなだれ込んでくる。
イレギュラー発生事件は、収束を迎えようとしているのだ。
車両から降りてきた警官隊が機能を停止したヤミを、
壊れたマネキンの様に雑に回収して運んでいく光景をウメはずっと無言で見ていた。

「ウメ!」

彼女を現実に引き戻したのはマサキの声だった。

「―つらかっただろうな」

イレギュラーを回収し、この場から去っていく車両の方向を見ながらマサキは悲しそうにつぶやいた。

「よく、頑張った。ウメ。ありがとう」

『ご主人…!』

ウメは全てが報われた気がした。
瞳に溜めた涙が溢れ出た。悩みと悲しみに暮れていた顔は、歓喜に変わり、涙を流して笑った。
そのままマサキへと抱きつき、胸に顔を埋めた。まるで潜り込む様に顔をぐりぐりと押し付ける。
いつもならくっつくな、離れろと言うマサキも目を閉じてされるがままにし、腕をウメの背中に回した。

『ご主人、ナデナデしてほしいっす!」

満面の笑顔で告げるウメに、マサキは苦笑しながらゴシゴシと強くウメの頭を撫でた。
その感触にウメは今までで最高の笑顔を浮かべた。
至福の時間。ずっとこうしていたいと、ウメは思っていた。

オーナーを愛する故に狂ったヤミの事を考え悩んでいたウメ。
だけど悩む事も迷う事もない。
だって自分には最高のご主人が、自分を必要としてくれて、一緒にいてくれて、笑い合えるのだから。


―慌ただしくなる現場。警察の事情聴取、行政官達とバトルロイド研究所の科学者達が議論する声。
いつの間にか駆けつけていたマスコミ達がひしめき合っている。

―U-M83がイレギュラー化した?あの高性能なバトルロイドを誰が鎮圧したんだ?
―無名の調査官と最近発掘された未知のバトルロイド?これは大事件だ!
―元オーナーを監禁!?救急隊によれば何か暴行の痕もあったらしいぞ…!
―この件で研究所と調査隊はどうするつもりなんだ…

マスコミと警官、野次馬達がどよめき合っている。
話題の渦中にあったマサキとウメは向けられるマイクとカメラに困惑するばかりだった。

「すいません、あなたがこの事件を解決した調査官ですか!?ぜひ一言コメントを…!」

「あ、いや…!ちょっとそういうのは後で…!」

「ほんの少しですから!マサキ・ミチハラ調査官!…えっ!?ま、まさかあなたはマサキ君!?」

マイクを向けた報道官の女性は、マサキの顔を見て驚きの顔を浮かべた。
その姿に同様のリアクションを見せるマサキ。

「えっ!?まさか、君は…ミカ!ミカ・ヒラノじゃないか!?信じられない!地球以来じゃないか…!」


―そう、ウメもまた、ヤミと同様の苦悩を抱えるようになるのはこれから…

(つづく)

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