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【R-18G】やる夫は変わるようです【避難所】【15スレ目】
2916 :
気紛れ小説家
◆VMLQJcSesE
:2025/08/31(日) 12:43:12 ID:sR56K8D4
>>2893の続きです
注:これはやる夫は変わるようですのパラレルワールドのお話です
本編とは関係のない物語ですのでご了承の上でお読みください
やる変パラレル 百合ゲーどこ・・・?ここ? 第二部 その11
――武闘大会決勝戦、初撃はまず織莉子の一撃から始まった
織莉子「やあああああっ!!」
やる夫「やっぱ速――」
――ドゴオオオおオオオンンンッ!!!!
審判「うわあああああああっ!?!?」
織莉子の一瞬での接近からの杖の振り下ろし。何とか前転で躱したやる夫だったが
その一撃で舞台の一部が粉々になりそれを見て怯えた審判が慌てて外に転がって逃げる
あと少し距離が近かったら危うくその衝撃波に巻き込まれる所だっただろう
織莉子「あっ――」
やってしまったと一瞬動揺する織莉子・・・そしてその隙を逃すほどやる夫は甘くなかった
やる夫「ちえああああっ!!」
織莉子「うっ!?」
それは今までのやる夫が放った攻撃の中でも最高の会心の一撃(クリティカル)で――
織莉子「ええいっ!!」
やる夫「うおおおおおっ!!?」
そんなの関係ないとばかりに繰り出された織莉子の攻撃を慌てて回避する
やる夫(やっぱ一撃じゃ無理ですよね!?)
ステータスが高いという事は当然体力(HP)も高いという事
防御の方は頑張ってクリティカル連打で何とかなるにしても素の体力の高さはどうにもならない
ゲームでの数値を参照とするならおそらくは織莉子の体力はやる夫の十倍以上はある
そして織莉子の通常攻撃は一撃でやる夫のHPゲージを消し飛ばすぐらいの破壊力は備えているのだ
しかもちまちまとカウンター狙いで削ろうとしても・・・
織莉子「メディ――」
やる夫「させるか!?」
回復をしようとする織莉子を慌てて呪文を中断させたやる夫
そもそも織莉子は魔法使いなのだ。近接戦闘系のスキルが一切ない代わりに
攻撃・補助・回復魔法は豊富に揃えており、少しでも隙を与えると
いくら頑張ってダメージを与えてもたちどころに回復されてしまう
つまり反撃されるのを覚悟で常に攻撃を仕掛けていかなければ万に一つもやる夫に勝ち目はない
やる夫「・・はぁ・・・はぁ・・・ぜああああっ!!」
織莉子「えええいっ!!」
戦闘が開始されてから数十分、やる夫がどうにか一撃を与えようとする織莉子の攻撃をかいくぐり
延々と攻め続けそれを意にも介さない様に見える織莉子がブンブン杖を振るその繰り返し
始めは歓声を上げていた観客たちも静まりかえり、やる夫が織莉子の体力を削りきるのか
それとも織莉子がやる夫を沈めるのか、どちらになるのかを固唾をのんで見守っていた
やる夫の方はけがはないのだが吹けば飛びそうなほどふらふらになっており
一方の織莉子は全身に血が滲んでるものの、疲れを感じさせないほど元気に杖を振り回していた
やる夫(・・・いつだ・・・いつ体力が尽きるんだ・・・?)
そんな終わりのないマラソンを続けているやる夫はもうすでに限界を超えていた・・・それでも
やる夫「まだだ!!」
必ず勝つ。その意思を胸に力を振り絞り全力で織莉子に斬りかかかって――
織莉子「――やああああっ!!」
やる夫「まずっ!?」
だがラッキーHITというのは存在しており適当にぶんぶん振り回している攻撃でも
何十何百と繰り返していれば当たる事はある
――がぎいいいいいいいんんっ!!!
真正面から衝突するやる夫の攻撃と織莉子の攻撃。拮抗は――
やる夫「ガハッ!?!?」
そのスペックの圧倒的な差で起こるはずも無くそのままやる夫は結界に叩きつけられる
織莉子の攻撃の余波でステージはもはや跡形もなく、審判も今のは場外でいいのかと迷っている間に
やる夫「・・・ぅ・・まだ・・・」
歯を食いしばってやる夫はまだ立ち上がろうと――
やる夫「まだこれか・・・アッ・・・」
目の前に迫る光の奔流に飲み込まれ意識ごと真っ白に染まっていった・・・
続く
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(08:00PM - 02:00AM の間一気に全部は読めません)
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