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【R-18G】やる夫は変わるようです【避難所】【15スレ目】

1361 :気紛れ小説家 ◆VMLQJcSesE :2025/03/15(土) 11:07:59 ID:sGgbHe+9
>>1322の続きです

注:これはやる夫は変わるようですのパラレルワールドのお話です
  本編とは関係のない物語ですのでご了承の上でお読みください

やる変パラレル 百合ゲーどこ・・・?ここ? その41

――コッコツコツ・・・ギイイイッ
やる夫「ここは・・・屋根の上か」
あれからあの不思議な存在が気にかかり、消えた所で見つけた梯子を登っていき
終点である出口の蓋を開けると屋敷の屋根の上に出た
そこから這い出て空を見上げれば、東の空には明けの明星が輝きもうすぐ夜明けの時だという事を
この地に暮らす者達に報せていた
そしてそんな星を見上げている存在がやる夫以外にもこの場にいた
やる夫「君は――」
???『??(キョロキョロ)・・・!?』
その存在は自分が呼ばれていると思っていなかったのか他に誰かいるのかと探していたが
自分たち以外に誰もいないのがわかるとびっくりしたようにやる夫を見つめた
やる夫(何だろ・・・似てるな)
その姿はどことなくいつも自分の一番近くにいる少女に似ている気がした
ただその姿は先ほどよりも希薄になっており、やる夫でも意識して見ないと気づけないくらいに薄くなっていた
そんな彼女だがやる夫がきちんと自分を見てくれてるのがわかったのか
何やら必死に腕をパタパタさせながら、何かを伝えたいのか口をパクパクさせていた
やる夫「なるほど・・・わからん!」
???『!?(ガーン)』
だがその声は全く聞こえず、やる夫は読唇術の心得など持っているはずもなく
その事にショックを受けているようだがそれでもめげずに何かを伝えようとする少女
???『 ら    に   』
やる夫「お?」
そのかいがあってかやる夫にも少しずつ言葉が聞こえてくる様になり
消える寸前にやる夫の耳にも一言、この言葉だけははっきりと伝わった

???『――あの男に気を付けて・・・!!』

その言葉を言い残し少女の姿は闇に呑まれるように消えていった・・・
やる夫「あの男・・・」
そう言われて思い浮かぶのは原作でラスボスになったやらない夫王子の姿だった
やる夫「・・・・・」
だが原作のやらない夫王子ならともかく、今の都と仲睦まじいやらない夫王子からは
あの人修羅やらない夫の姿とは重なる気がしないのがやる夫の感想だ・・・ただ

やる夫「・・・ここから道を踏み外さないとは言い切れないのもなぁ・・」
あの常識外にある王家の禁具【マガタマ】の事を知れば今のやらない夫王子だとしても
どういう行動に出るのかは流石のやる夫も予想できなかった
やる夫「一体何だってんだ・・・?」

そう思い悩むやる夫の姿を空に輝く明けの明星だけがじっと見つめていたのだった・・・




――時は飛んで旅行最終日夜

織莉子「都様、やる夫様がどこにいるか知りませんか?」
都「やる夫なら野暮用があるからと言って出かけましたよ?」
織莉子「むぅ、一人でですか?・・・私も連れて行ってくれればいいのに(ボソッ)」
都「遅くなるらしいですし先に休んでいた方がいいですよ(それにしても・・・)」

都(何やらかなりの量の所持金も持っていったみたいですし何をしに行ったのでしょうか?)



第一部エピローグに続く


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