【R-18G】やる夫は変わるようです【避難所】【13スレ目】

4072 ：気紛れ小説家 ◆VMLQJcSesE ：2024/06/19(水) 14:00:19 ID:IUFZw9Pp

>>4068の続きです

注；この小説はギャグ小説です。細けえことはいいんだよの精神でお楽しみ下さい

隣の芝は青し　その５


ザップ「んぐっ・・・んぐっ・・・ぷはあっ！生き返るぜ！！」
この男ザップとの出会いは今の様に金が無くて集り先を探していた時の事だった
まだここに来て新しく知り合いがいなかった自分達にとってザップは丁度いい相手であった
それなりに顔も広く、普段はアレだがある種の空気を読むのは上手かったので
自分に利益さえあれば多少の事なら察して動いてくれる、こういうのもアレだが便利な男だった
そうして互いに利用しているうちになんやかんやこうやって偶につるむ程度の仲にはなっていた

ザップ「にしてもお前らも変わってるよな」
元ヤタガラス「うん？何がです？」
ザップ「全員バラバラの組織にいたとか言ってただろ？よくこうして一緒にいられるよなって。特に・・・」
そう言ってザップは元メシアンの男を見る
ザップ「色々騒ぎもあってなんやかんやあの頃の事件の影響とかも薄れてはきてるけど・・・」
元メシアン「あ―・・・まあ元々俺らは組織のはみ出し者だったからってのもあるからなぁ
俺とかは性に合わなくて辞めた口だし」
元ガイアーズ「会った当初はお前らの所はいいよなってお互いに愚痴ってたけど・・・」
元ヤタガラス「ああいうの隣の芝は青いって言うんですかねぇ・・・」
どこの組織にだっていい所も悪い所もある。外から見るだけではわからないものもあるのだ
まあ現在の日本は怪我の功名と言うのだろうか？大きな事件が連続で起きた事で
その結果古い組織に溜まっていた膿も粗方抜けて、以前より健全な組織へと移行している最中で
危機感を覚えた連中もようやく重い腰を上げて立て直しに尽力していた

まあこの三人も過去の事はしったこっちゃないとばかりに自由に生活し、それも安定しているので
とりあえずこの国は良い方向へと進んでいるといってもいいのではないだろうか？


続く