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【R-18G】やる夫は変わるようです【避難所】【13スレ目】

2408 :気紛れ小説家 ◆VMLQJcSesE :2024/03/01(金) 16:08:06 ID:9sMlWgJh
>>2396の続きです

注:これはやる夫は変わるようですの二次創作です。細けえことはいいんだよの精神でお楽しみ下さい

やる変パラレル やる夫達は大ダンジョン時代で生きるようです その55

sideやる夫

美味しいお菓子とお茶で空気も和み、その穏やかな談笑の中話題は霊夢の事について移っていくのだが・・・
ここで父親の縁壱からとんでもない爆弾発言が飛び出した

縁壱「霊夢を・・・将来的にはそちらのギルドに移籍させてはくれないだろうか?」
霊夢・愛歌「「は???」」
やる夫「・・・・・・・何か理由が?」
霊夢はヤタガラスでも縁壱に並んで飛びぬけた実力の持ち主だ
そのエースを将来的には別のギルドに移籍させるというのはヤタガラスにとってとてつもない損失だ
増してやその組織の長から出るような発言では無い
実際その言葉に霊夢と愛歌は正気を疑う様な目で縁壱を見ている
だがやる夫は縁壱はそんな突拍子もなく冗談を言ったりするような男ではないと知っているので
言われてすぐは呆気に取られていたがすぐに立ち直り縁壱にその発言の真意を問う・・・

霊夢と縁壱が所属しているギルド『ヤタガラス』は元々ダンジョンの脅威からこの国を守る為設立された護国組織だ
だがダンジョンから取れる資源が途方もない価値を秘めていると知り、護国よりも利益を重視するようになっていった
それ自体は別にいいのだ。人間信念だけで戦える者など稀だし、逆にそれだけで戦える人間などどこか狂っていて
人としては歪で、見返りがあるからこそ戦える人の方が人間としてはよっぽど健全だった

そこで止まっていれば良かったのだ・・・だが人の欲望というのは本当にキリが無い・・・
その欲望のきっかけとなったのが霊夢と縁壱の存在だった
かつてのヤタガラスはギルドの強さ的にいえば中堅クラスがよい所だったのだが、縁壱という存在が現れて大きく変わった
その影響力は大きく様変わりし、今では世界でも三本の指に入るギルドと言われる様になった

――その栄光は麻薬の様なものだ・・・一度味わえばその席を手放そうとは思えなくなっていく
縁壱という日輪に脳を焼かれてしまった者達は、縁壱に期待という名の重しを背負わせていったのだ
そして極めつけに娘の霊夢も縁壱以上の才能を皆に示してしまった
・・・もし縁壱が何らかの理由で冒険者を続ける事が出来なくなってしまったら
今縁壱が背負っている重しを背負うのは霊夢になってしまうだろう

――自分なら良い、その重しを背負う覚悟はとうの昔にしていた
だが娘にはそんなもの背負って欲しくなかったし、そもそも本人の性質的にそんなもの背負う気さらさらないだろう事はわかっている
これで対抗馬でもいれば良かったのだがそんな者はおらず、一応候補は他にもいるのだが
そいつらも縁壱の力や英雄然とした姿に脳を焼かれた者、端から力の差に折れた者
そんな奴らが自分では無く縁壱の娘である霊夢に首を垂れるのは本人には不本意だが仕方のない事だった
次期ギルド長候補達さえでも霊夢が次のギルドマスターになる事を全く疑っていなかったのだ・・・


続く




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