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【R-18G】やる夫は変わるようです【避難所】【15スレ目】
1294 :
気紛れ小説家
◆VMLQJcSesE
:2025/03/01(土) 18:54:47 ID:qytzjIMV
>>1289
の続きです
注:これはやる夫は変わるようですのパラレルワールドのお話です
本編とは関係のない物語ですのでご了承の上でお読みください
やる変パラレル 百合ゲーどこ・・・?ここ? その35
ボスゴースト『・・・・・(スーッ)』
織莉子「あああっ!?またにげられた!!」
やる夫「こ、こいつ・・・!」
夫人の亡霊が率いるゴースト軍団との戦闘は当初想定していたよりもかなり苦戦していた
知人の縁者の霊だと判明した際には多少は躊躇していたが、すぐにそんな場合では無いと悟る
おそらくスペック自体はゲームとはそれほど違ってはいないだろう
何ならこのステージの推奨レベルを大きく超えている織莉子なら余裕を持って勝てるはずだった・・・
織莉子「これで・・・!(ブンっ!!)」
ボスゴースト『・・・(ヒョイッ)』
ゴースト『そげぶっ!?』
この先々代公爵夫人戦い方が非常に巧みで恐ろしく戦い慣れしてるのである
次々呼び出すゴーストを上手く壁に使い、後方からシャドーボールの様な魔法をガンガン放ったり
危なくなったら壁抜けをしてどこかで回復してくるというゲームでは無かったモーションをしてきたり
織莉子が一番の脅威とすぐさま見破ったのか徹底的にマークして近寄らせもさせなかったり
今の所まともに攻撃が当たってるのがやる夫だけで、それもすぐさまカバーと回復行動でリカバーされ
どうやっても決定打がだせずにいたのだった
織莉子「都様!何かあの方って弱点のようなものは無いんですか!?」
都「そんなの知りませんよ!?曾御婆様は私のお爺様が幼い頃に流行り病で亡くなったと聞いてますし
お爺様もすでに死去しているから詳しく知っている者はいませんし
大体ゴースト系モンスターとしてこの屋敷に存在したなんて今日初めて知りましたよ!?」
やる夫(まあだよなぁ・・・)
そんな事を知ってたならここで肝試しをしようなんて絶対言い出さないだろうし・・・
やる夫(というか都どころか峰津院公爵も自分の祖母がここでボスゴーストとして
君臨している事は知らないんじゃないか?・・・下手をすれば先代の公爵も)
もし知っていたのなら既に討伐されてるか、峰津院家の直系以外は立ち入り禁止なんていわず
知ってるもの以外(若しくは当主以外)は立ち入り禁止ぐらいはしているはずである
やる夫(だとすれば立ち入り禁止にしてたのはこの人(?)の事を隠したかったんじゃなくて
もっと別の事を隠したかったから――)
そう考えてふと頭に思い浮かぶのはあの隠し部屋にあったあの写真である
やる夫(・・・あれ?もしかしてこれ知っちゃったら不味い事なんじゃあ?)
織莉子「やる夫様あああっ!!?」
やる夫「おっと・・・」
少し考え事をしている間にボスに呼び寄せられたゴースト達に包囲され始めてきたようだ
やる夫「よし・・・織莉子」
織莉子「何ですか!?」
やる夫「俺が合図したら一直線に夫人の亡霊に突貫してくれ」
都「はあああっ!?いくらなんでも危険ですよ!?あのゴーストの壁に突っこむなんて
命がいくつあってもた「わかりました!!」ちょっと!?」
織莉子「何か策があるんですね?」
やる夫「策ってほどでもないけど一応持ってきてたものがある」
なんせここに何がいるのかはわかっていたんだ。対処するための準備をしない訳がない
やる夫「いいかまず俺が――」
そして戦いは最終局面を迎える・・・!!
続く
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