【あんこ】JS全裸バトルロワイヤル【R18＆R18G】

2395 ：名無しさん＠狐板：2025/11/02(日) 21:12:01 ID:NfLJcyWp

幼馴染に漢女の少女がおり、彼女はいつも自身が男であると豪語していた
しかし飛鳥の育った地域は漢女の存在自体が稀であり、その娘は周囲から白い目で見られ続けていた
彼女を虐める者に関しては、飛鳥が持ち前の戦闘技術で懲らしめたりしていたのだが…
それでも彼女への悪意を全て防ぎ切る事は出来ず、日に日にその幼馴染の少女は憔悴していった
…何より問題だったのは、その当時の飛鳥はまだ漢女でも何でもないただのノーマルな少女であり、
彼女の苦痛を本当の意味では理解してあげられなかったという事である

ある日、飛鳥は弱り切った彼女から相談を受ける。「ボクはいったいどうしたらいいのかな？」と…
そこで飛鳥が伝えた答えは、『虐めっ子に目を付けられない為には、普通の女の子の格好をする事も時には必要なんじゃないか』という内容のものであった
…その日の晩、幼馴染の少女は自殺する。遺書には『飛鳥なら解ってくれると思ってた。
虐められた事より、飛鳥が解ってくれなかったのが一番辛かった』と…そう記されていた

元々住んでいた地域が雛見沢ほどではないにせよそこそこ小さな町だった事もあり、
いじめっ子の事はどこへやら、『飛鳥と喧嘩したせいで○○が死んだ』という噂が瞬く間に広がっていった
何より飛鳥自身、『あの子の心に寄り添えず、傷付けてしまったせいで死なせてしまった』と思い詰めていた
飛鳥が漢女と名乗って男装するようになったのは、ひとえに『あの子が享受するはずだった男としての人生をせめて自分が完遂する事で手向けとする為』、
口先が上手くなったのも『あの時のような間違いを二度と繰り返さないよう、懸命に話術を鍛え上げた為』である
…それでも(その子への償いの如く男装し始めた事も含め)周囲の悪意の視線には耐え切れず…
飛鳥一家は逃げるようにして元居た町を離れ、誰も知らないこの片田舎の雛見沢へと戸籍を移すに至るのであった