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【R-18】百花繚乱隋唐艶史
1 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/23(土) 17:32:23 ID:ukYEQCy5
_. -‐- ._
,.ィ7ﾊヽ ∧//////ヽ
,ｲ////}//＼ !/ ∨/////ﾊ
!////,ﾘ////ヽ .|'///ゞ/////,!
{'////ﾑ// / ∧ !//// .＼///}
{'////、∨////＿＿.|/// ＼,ﾘ
'/// ヽ//;⌒-=≠=ミ 、
∨ .., '／ ヾ ＼
. {^ヽ/＿_ ′ 〈廴
. ＿_乂o)_,ノ⌒ j{ .:i|.!|ヽ i ＼l∨
⌒乂__ .∩ i{ 从 i{十 -_}ﾘ }!| '，
|.| | / 〉 ＼Vｨf芯ﾃ'' ,ﾊ|:. ‘, ・中国清時代の小説
|i| |: / /＼トﾍ /:/:ﾑｲ :| '， 「隋唐演義」を元ネタにしたやる夫スレです
_r‐く |/ /!「￣ ヽ /} } ∩'， ,┐
「 .＼ Υ.ﾊ .ヽ ､ ノ ,. !| ; | | ', / /
| Ｌﾉ_ﾉ ﾉ...}i :＞ ＿／Ｖ!| ′..| |､/ / ・
>>1
のオリジナルシーンが入りまくります
| .／'ｰ---/ 乂＿＿__{_:{:i{厶 | |/ / '，
厂ﾉ {_〉::::::／〈__／∧ }乂 -「つ .「 「ヽ
/ ￣￣￣＞''´ V∧∧＿／ {::::::{ Lﾉ_ﾉ ・作中で男性な人物のAAに
＼＿___＞''"~~ﾟ"''＜ノﾆ∧ ∨人 ./ '， 女性キャラを配役することがあります
. /:::::::::／ ﾏ人ﾆ>'^ﾟ~￣~ﾟ"''く＾＼ { .'，
/:::::: ｧ゜ Ｌ／ ＼ ￣＼ '，
. /:::::: /:{＿__ . : : ,＿＿｣ '， ・そういうキャラのエロシーンはありません
/ ::::: √:＼:::] . : : : ﾟ,:::::ﾟ,{ '，
√::::: 人＿_厂 ,､: : : :.､ /＼／}::::: ﾟ, '，
. 八::::::::::::ﾉ)>｡, _,..､イ: : : : : . ）／:::人 ::: ﾟ, ＼ '，
. ./ ＞＜⌒ Τ: : : : : :ﾉ'ｯ｡., く ､イ ::::::::::::ｉ ＼ 前スレ
./ / ！: : / ヽ、 : : :｀7¨ { {:::::::::::::::::| ＼ ＼ ttp://yarufox.sakura.ne.jp/test/read.cgi/FOX/1744449644/
/ / ‘, 厂八ﾟ, :::::::::::: | ＼ ＼
. / ∧ /＼ ＼::::::::: ﾉ .＼ ＼
. ./ /../ { :､ ｀``｀ .＼
. ../ / ..′ :. :〉 .: /::＼ '，
../ { :. .: /::::::::::`､ '，
. | ./:＼ . : . . : . / :::::::::::: ‘, ‘
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| | |√ ::::::::::::`～､ (⌒Y⌒) ／ :::::::::::::::::::::::::::', |
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|｜ | ..{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Υ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: } |
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|｜ | ！:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｌ .| Λ| ｜
|Λ | ‘,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ | /. | /
2690 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/26(日) 21:35:22 ID:Y+LmrDOu
乙です
2691 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/26(日) 21:49:12 ID:OCDdPdnA
乙でした
とうとうこの人来ちゃったかー
2692 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/26(日) 22:22:20 ID:cG9JtywY
乙ー
張大使は乱世じゃなければ、歴史に残らなかったんだろうけど
田単とか章邯とかピンチに現れる名将って中国史あるあるなんだよなぁ
河南討捕軍好き
2693 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/26(日) 22:25:13 ID:nK6fiH3H
そしてそんな人たちが報われずに終わるのがあるある
2694 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/26(日) 22:32:04 ID:Y+LmrDOu
田単は瞬間最大風速的に卓絶した才能を発揮して燕軍を退け
それっきり二度と出番なく、平穏に生涯を送った
って、横光史記で最初に知った時は思ってたんだけど
戦国時代にそういう才能を放置されるはずもなく、実際はその後も色々あったようで
2695 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/26(日) 22:42:21 ID:cG9JtywY
救国の英雄を放置するとか王様的にありえないからね
張須陀も煬帝の機嫌次第で処分されてるかもしれないし
2696 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 04:34:54 ID:okweG8mK
乙
李密はこの時代でも屈指のトリックスターだよなぁ
2697 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 13:10:59 ID:0CZOVolp
ハンショだって処刑エンド説あるし
2698 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 18:27:11 ID:GGiyB4BW
始皇帝は自分が死んだ後に子や家臣に評価されたくないと
シゴウを廃止したが、漢王朝で復活した
西周～春秋時代にはシゴウは生きてる間に自分でつける場合もあって
ろくな業績ないのに文や武の美諡がついてるのはそのパターン
幽とか霊とか煬とかの悪諡は死後につけられてるけど
2699 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 18:30:58 ID:1314crTQ
楚の共王は自分の諡号を幽か霊にしろと遺言をして死んだが、重臣たちが協議して、そのようにへりくだるのはまさに恭しいといえるから、
共にしたという
キングダムで趙の幽穆王が自分で諡号をつけてるな
なんでそんなひどい諡号を…？
2700 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 18:44:51 ID:GGiyB4BW
シゴウは諡号でよろ
はだしのゲンみたいになってもうた
2701 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/10/27(月) 19:20:19 ID:xwYjhHjB
幽穆王は自分で諡号をつけたという明確な証拠は無い。
他の滅ぼされた五国の最後の王たちが全て諡号が存在せず、
史記でも年表には趙の最後の王の諡号は記されていない。
なので本来は諡号が存在しなかったのを誰かが非公式につけ、それを司馬遷が採用した可能性が高く、
じゃあ誰が付けたんやとなった時、本人じゃないの？という説が存在するという話。
2702 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 20:06:14 ID:iuizOL8M
諡号と言えば「国を譲らせたからって献帝はひでぇよ流石に」と思っていた時期が私にもありました
聡明叡哲＝献なのな
2703 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 20:08:39 ID:VpS5kCz/
蜀は孝ﾋﾞﾝ帝だから献帝よりひどいんだっけ？
2704 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 20:13:31 ID:GCu/H8iT
演義だとイビられてるイメージが強い献帝だけど実際はどうなんだったんだろう？李傕時代が一番酷かったのは間違いない
2705 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/10/27(月) 20:25:29 ID:xwYjhHjB
諸々を見るに曹操に対してはめちゃくちゃ不満を抱いてる。
「お前さあ、俺を傀儡にしかしないんだったら潔く退位させてくれや」とすら言ってるし、
儀礼と称して近衛兵らに抜刀させた状態（実質脅してる）で曹操と謁見し、
曹操が冷や汗かいた、という記録もある。
ただ董承らを使って曹操を排除するのに失敗してからは
もう完全に大人しくなった感じ。
2706 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 20:46:13 ID:iuizOL8M
愍は「国に在りて難に逢う」もしくは「国に在りて憂に連なる」なので別に酷くはない
事実そのまま
ちなみに魏の後継である西晋の最後の皇帝も諡号は愍だったりする
2707 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 21:01:30 ID:VpS5kCz/
献帝ってリカクカクシ抗争の際、長安脱出及び洛陽帰還に曹操の保護まで、よく殺されずに生きてこられたなと感心はするけど
伏皇后の連行の際、「わしだってどうなるかわからんからお前かばえないわすまん」はかなり薄情だな
2708 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 21:04:20 ID:0CZOVolp
>>2707
溥儀とどこか似てるね
貴人の薄情さというか「尽くされる立場で誰かに尽くしたことがない」立場に生まれた人のいびつさというか
2709 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 21:08:22 ID:iuizOL8M
いや、皇帝本人と皇后じゃ重みが違うから……
王朝的価値観で言えば皇后の代わりはいるが一天万乗の天子は何にも替えられない
市井の価値観とは違うんじゃ
2710 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 21:09:49 ID:0CZOVolp
もう形骸化している価値観にしがみついてなんの意味があるんだ、という意味でも溥儀と似ている
2711 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 21:11:20 ID:VpS5kCz/
伏皇后の捕縛及び一族誅殺（献帝の息子含む）は曹操が本気で後漢を終わらせるつもりなんだなとしみじみ
吉本の乱で事実上終焉したんだとか
2712 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 21:13:26 ID:GGiyB4BW
曹操は周の文王になるつもりだったっけ
2713 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 21:15:42 ID:VpS5kCz/
爺で皇帝になるのは王莽を思い浮かんでしまうのもあったと思う、曹操も大概ジジイだったし
2714 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 21:21:46 ID:GCu/H8iT
曹操が皇帝になるつもりなくてもその子供たちが皇帝になるのは確定だろうからな
2715 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/10/27(月) 21:27:56 ID:xwYjhHjB
>>2707
その発言の出所は曹操ディスり目的で書かれた「曹瞞伝」であり
かつ華?が宮廷へ乗り込み伏皇后を引きずり出した時の場面の発言だが、
当時の華?は尚書令で自ら逮捕するようなポジでは無いので、
逸話そのものが胡散臭いとされている。
2716 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 21:28:55 ID:GCu/H8iT
呉にdisられる華歆
2717 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 22:56:26 ID:iuizOL8M
溥儀はともかく献帝の頃は別に形骸化してないよ
形骸化してるなら禅譲させず簒奪してるよ
2718 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 23:07:41 ID:zDO6PqyV
南北朝ってだいたい禅譲しているんだぜ
なお禅譲後の元皇帝と元皇族たちがどうなるかといえば
隋も煬帝死後は何人も皇帝がいて禅譲して殺されている
2719 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/27(月) 23:08:44 ID:VpS5kCz/
>>2715
そもそも皇后を連行中に通りすがった皇帝が居合わせたとか、変な逸話ですしな、創作でしょう
諸葛亮が劉ｷと二人だけの対談をしたとか、誰が記録したんじゃ問題
2720 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/28(火) 00:07:26 ID:f4AL/FVp
諸葛亮と劉ｷの対談は仮に事実だとすると、荊州降伏後にリュウキが部下に劉備に味方する理由付けとして話す動機があるんじゃないか
利害だけでなく情義からも味方する理由があると説く方が、自分の周囲を納得させやすい
2721 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/28(火) 07:42:32 ID:OU+4HuZ3
密談というかコソコソ話は今でも大抵の人がやったことあるだろうし
そこで話した内容って案外漏れるもの
噂話は風より早く広まるっていうし
2722 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/28(火) 09:43:38 ID:Ion+Epjl
史書によくある
謀反の密談を使用人に聞かれて密告される
2723 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/28(火) 10:17:49 ID:NrFVVQAp
使用人とか護衛とか、いないことになっている人って居るよね
2724 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/28(火) 11:13:00 ID:xyo1Db3k
>>2720
当時の劉琦の立場で蔡瑁の親族＝劉琮の親族と二人で対談なんてできるわけないでしょう…
2725 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/28(火) 18:10:31 ID:TDBNLRlD
>>2710
しがみついてる、とは違うかな。「自分の代で漢が終わる」というのを自覚した上で、「畳む瞬間までは格式を守らなくてはいけない」
という責任と「ここまで事態が進んでるんだから引き継ぐことの腹括れや」と圧かけてることが並存してる。
2726 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/28(火) 18:42:34 ID:I3vc1m/D
>>2718
南北朝と辛亥革命後をごっちゃにしてる人初めて見た
そりゃ自分の王朝の正当性担保するために禅譲させるだろうよ
2727 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/29(水) 19:19:03 ID:9i290P5s
前王朝の柴氏一族を子々孫々にわたって面倒を見ろって遺言した趙匡胤は偉いよ
2728 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/29(水) 20:10:36 ID:LZLR7USY
前王朝の子孫が王朝を復興させた例は滅多にないからな
ゼロではないと思うけど
2729 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/29(水) 20:24:41 ID:AzDSJysf
唯一復興させた例は光武帝かなあ
2730 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/29(水) 20:26:29 ID:fqCG0v3O
王朝としての性質が全然違うから名前だけ感はあるけどまあ一応はそう
2731 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/29(水) 20:26:37 ID:YhHFCndx
劉元海（隋唐スレを考慮して）は漢王朝を復興させたねｗ
時代の風潮もあるんだろうけど、三国の君主はみな助命されて残されたけど
西晋以降はもう革命のたびに族滅に近い処理しているのは自身の王朝の不安定さを
自覚していたってことかね
2732 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/10/29(水) 21:44:47 ID:t8kAPVZV
宇宙大将軍 「ワイの立てた国名も漢やで！」
劉邦 「お前は別に漢王朝復興とかそういう大義名分は一切無かったろうが」
こいつ、当たり前だが劉氏でもないってのになんでこの国名にしたんだろうな。
菩薩皇帝をぶっ殺して傀儡皇帝立てた時に、漢王を称したからその延長戦上だろうか。
2733 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/10/29(水) 21:48:28 ID:t8kAPVZV
菩薩皇帝で思い出したが、隋末に後梁の子孫である蕭銑が
梁を一時的に復興させたという話を本編で一コマだけ描いたが。
実はこの時、沈法興・梁師都という人物がまた全然違う地域で
梁という国の皇帝を自称しており、中華に梁が三つあったとかいうレアな状態になっているという。
５へ～ぐらいはもらえそうなトリビア。
2734 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/29(水) 21:49:45 ID:fqCG0v3O
当時は梁ブランドに結構な価値があったんかねえ
2735 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/29(水) 21:50:42 ID:+zg/wFSX
王琳がキレてそう
2736 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/29(水) 21:50:46 ID:e1ZGdgKO
勝ち残ってたら三梁時代とか呼ばれてたかも
2737 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/29(水) 22:14:26 ID:/N9EYkCX
梁は江南の民間に人気があった？
乙
2738 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/29(水) 22:52:12 ID:YhHFCndx
逆に劉曜はなんで国号を漢から趙に変えたんだろ
2739 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/30(木) 07:06:34 ID:AJ8K25DU
秦朝打倒のために楚の末裔を担いだり元に反乱した白蓮教の教祖が徽宗の末裔を自称したり
滅ぼされた王朝の名前を利用するのは定番なのかもね
2740 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/30(木) 13:45:57 ID:KSPC9LCO
>>2738
祭祀の対象を冒頓単于にしたり漢からの明確な離脱の証明
石勒が趙王になることが決定してたからあえて被せることで効果の打ち消し
の２つが最近読んだ本では語られてるし、やっぱり石勒対策だったんじゃないかな
2741 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/30(木) 18:13:51 ID:RwS6kT0M
石勒が国号の決定にまででてくるというあたり、彼我のバランスの崩壊が見えますね
まああれだけ内部闘争やってれば当然か
2742 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/30(木) 18:18:59 ID:45NbEg5W
あの頃の前趙・後趙は国家といっても本質は軍隊だから
2743 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/30(木) 21:58:59 ID:0qDmTB2f
>>2737
梁（魏）は中原ってアトモスフィア
漂うからかな？
2744 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/30(木) 22:00:05 ID:l6sTRmEo
梁か魏どっちを名乗るかって違いあるんかな？
2745 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/30(木) 22:03:54 ID:nHFczVd2
黄河の北にあれば魏
南なら梁
2746 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/30(木) 22:06:26 ID:l6sTRmEo
王朝で魏か梁を名乗るのかって、本拠地が黄河の南北で決めていたのかねえ？
特に南朝の梁とかどういう理由で名乗っていたのやら？それいうと宋斉もそうだけど
陳は地名なのか姓からとったのかわからん
2747 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/10/30(木) 22:25:26 ID:mCJJCniQ
上の三人のうち梁師都が拠点としたのは朔方郡で
菩薩皇帝の梁も、地理としての梁も関係なく、
おそらく自分の姓から取ってる。
2748 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/30(木) 22:26:53 ID:Z0IfJDx6
魏と梁の違いは司馬遼太郎「項羽と劉邦」で
劉邦が彭越に「梁をやる」つったのを
戦国時代の魏の領土全域と解釈した、って書いてたな
2749 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/30(木) 22:28:53 ID:l6sTRmEo
>>2747
なるほど、王朝名の由来とか調べてみたら面白そう
2750 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/30(木) 22:29:48 ID:AJ8K25DU
陳は地名だよ
というか地名以外の王朝って元までなかったはず
2751 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/10/30(木) 22:29:50 ID:mCJJCniQ
菩薩皇帝の梁、皇帝になる前に梁公に任じられており、
この際にもらった領地の中に梁君県があるから、ひょっとしてこの地名からか？
いやでも州ならともかく県を王朝や公の名にはせんわな。
2752 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/30(木) 22:31:53 ID:VPIbwdCr
反乱起こされたら韓信より彭越のほうが怖いと思う
2753 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/30(木) 22:33:20 ID:l6sTRmEo
韓信に馬鹿正直に斉と楚を与えていても怖いわ
陳キの乱とかも十分脅威だったし
2754 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/30(木) 22:45:47 ID:Z0IfJDx6
>>2746
周の武王が殷を亡ぼした後、殷の社（社稷の社）の上に屋根を作り、天を覆う形にした
その形を模したのが「宋」の由来
2755 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/30(木) 22:47:24 ID:l6sTRmEo
>>2754
単純に殷王朝の血族由来の名前とだけしか知らんかった、宋の国
2756 ：
名無しさん＠狐板
：2025/10/30(木) 22:55:20 ID:RwS6kT0M
王莽の「新」が漢王朝時代に授けられた新都侯からで
これが県レベルといっていいのかね
新都侯国は荊州南陽郡にあるそうだし
2757 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:02:02 ID:EI3Uoiwb
投下します。
2758 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:02:13 ID:EI3Uoiwb
. ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
|┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓|
|┃ ┃|
|┃ ┃|
|┃ 第 三 十 二 話 ┃|
|┃ ┃|
|┃ . ┃|
|┃. 張須陀、大海寺にて初志を貫き死す .┃|
|┃ ┃|
|┃ ┃|
|┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛|
. ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
2759 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:02:25 ID:EI3Uoiwb
┏━━━━━━━━━━───
┃
李密は名族の出身である。
┃
───━━━━━━━━━━┛
/ i、
/! iﾍ
/ i _,,､､,,_ l ﾍ
/ レ ´ ∧ `ヘi: ﾍ
〈 : ＼,,/ ﾍ_,,／ : 〉
/＼ ｀ ､ ,' ',, "／ ',
/ ＼_/i iﾍ_／ : ',
l ／〈ヘ ／〉＼ : i
| ／ ﾍ | / ＼i: l
i ノﾉ＞-､,,_ ∨ _､-ｰﾍヽ、 i 曽祖父は西魏の「八柱国（※）」の一人、李弼
/ ／< ￣ ヽ＞''＜/￣ >＼＼i
／／! ｀ｰ- ' ／i＼｀ｰ ´ |＼＼
／／ `┬---く ﾉ ヽ- -┬'′ ｀＼ 祖父は北周で、父は隋で「公」の位をもらっているぞ
／ ´ ）ﾍ __ ＿ __ .ﾉｿ ＼
＼ ゝト ` ｰ‐ ´ ｲ） ）
＼ ｲ ＼ ` ／ i_ _､／
｀'ｰ､,,.___|(::ミ＝≧≦≡彡L__.,,､-''" （ ※ めっちゃ偉い八人のうちの一人と思いねえ）
＿iミ 三ﾍ || レ三 ｲ､
＿＿ _,,､-ｰ''"´ ヽ､.二ヽ||/二,､ノ ｀"''ｰ-､､,__ ＿
／´ヽｰ┬ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;）ｰ--（;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/____7ヽ、
/ |;;ヽ二二二｀ヽ;;;;;;;;;;／ ヽ;;;;/´￣二二二7/ ¨｀＼
【 李密 】
2760 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:02:36 ID:EI3Uoiwb
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
李密も若い頃、煬帝の近衛となったのだが……。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿＿＿
,..-''"´ ｀''-,,
.／ ＼
./ ヽ
/ ＿＿＿ ＿＿＿＿ ',
,' ＿＿＿_ ＿＿＿_ ', 宇文述、今日廊下で護衛していた
l l ● l .l ● l l あの男は誰だ？
l ヽ､＿ ノ ヽ､＿ ノ .l
', ,'
', （＿_人＿＿） /
ヽ、 └――┘ ／
._｀''-..,,_ ￣￣ _,,..-''"_
,..-''"´ ｀"''-..、
【 煬帝 】
2761 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:02:54 ID:EI3Uoiwb
＿＿＿
,､‐:': : : : : : : :｀:': ､
／: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
,.:': : : : : : : :＼: : : : : : : : : : :ヽ
,.:': : : : : : : : : : : :＼: : : : : : : : : :',
／: : : : : : : ､: : : : : : : `:,: : : : : '､: : :',
i; ; ; ; ; ; ; ,､-‐､: : : : : : : :.':､: : : : :'､: : ',
|: : : :r-‐' ヽ: : : : : : : : r-､: : :.'.,: :.'､
i: : : :', ,､ィ: : : : : : : :'､ ヽ: : : ':､: '.､ 李密という者ですが、なにか？
i: : : : i. ,イ∠少ヽ: : : : : :.'､ﾉ: : : : : : : :ゝ､
i: : : : 下ァ,､ ､-'",､-'": : : : : : ',: : : : : : : : ヽ,
i,､ ,'､'".,ノ i__`'"´ i: : : : : : :', : : : : : : : :i.ヽ
／／ ／-'"ノ__ i: : : : : : i: : : : :':､: : :.i
/'"´ -‐'´ ,､イ:ヽ､ -‐ ''´ i: : : : : ﾙヽ: : : : :':､:ﾚ
/ -‐￣￣ フ＼ iﾙ: : :/ ヽ: ﾙヽヽ
/ /￣￣: i iﾙﾚﾙﾚﾙi: :.i i: /| : :iヽ
./ /i: '､: : :'､:', `ﾙﾚ才 i: :/ i// : :: :ゝ--､
/ ./ .'､＼: :'､ゝ／: :／ ﾘ/ /: :: :: :/. : :: :`‐ .､
,' ／／￣￣￣／ : :/ _＿_/ : :: ::.:.i: :: :: :: :: :: :: :`‐.､
【 宇文述 】
,r== -
/'´ ヽ、 ／.:￣￣￣￣￣＼
| ヽ ／: : : ＼
| ﾍ ／: : : : ＼
Ｖ t ／: : : : : : ＼
ヽ !: : : : : : : .. ＼ 朕の宿衛はさせるな
ヽ |: : : : : ,,,,ノ⌒" '' ``⌒＼,,, l
. /ヽ ∧: ::;; （ (・) ） ﾉヽ （ (・) ）;;::: |
. ｒ'⌒ ' ＼ : ´"''" "''"´ l
. | ヽ ＼: . .（ j ） ／ γ´￣￣￣￣￣￣｀ヽ
丿 ＜＼ | l:: : ＞ｰ-‐'=ｰ-ｰ＜ ／ | えっ？ ＞
（ ､ ィ_.ﾉ |: : : : : : : : : : : : : : : : : イ＼ ゝ＿＿＿＿＿＿__,ノ
/ ＼ /´ l: : : : :｀`ｰ- -‐'"´ ＼
＼ ｀＼ ｀ー{, -―｀. : : . : : . ＼
＼ ｀ ー ｀ｰ ´
2762 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:03:07 ID:EI3Uoiwb
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
煬帝、李密の目つきが気に入らないと言って、
近侍から外す。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿
／＼ ／ ＼
／（●） （●.） ＼ 朕には分かる！
／ （__人__） ＼ 李密はいずれ牙を剥く！
| |::::::| ノ（ |
＼ l;;;;;;l ⌒ ,／
／ヽ `ｰ´ ｨ⌒ヽ やつの纏う不穏さがそう言っている！
rｰ'ゝ 〆ヽ .)
ﾉヾ ,> ヾ_ノ,ヽ}
ヽ ヽ| ヽ_ノ
2763 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:03:23 ID:EI3Uoiwb
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
干された李密は病と称して家へ引きこもり、
牛の背に乗って「漢書」を読むなど
気ままな生活を送っていたが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_､,,_
ｼﾞ､,､,ヾ、
＿ _ _ ＿rｰ-ﾄ ､ ハｒ一､
f´ ￣ ｀` ｧｰ―-- -‐‐'"￣ / ｀ｰ''p l l q～´
l| /~i 〈 / ／ | 八 |
|| /´ ﾉ } / / |j 益」|
l ! { （ / r-､_/ / ｀￣了
l l| `ー′（ j l_ / /
l || r-､ ｀ヽ､_ _/ ｌ ｀7-､ /
l l ! j ＼ ￣ _＿,| ｜ ￣/
ﾙﾘl ├u-ｕ'"`ー--‐''"´￣ | |Tｰ┬'
｜ |l | | / | j
｜ |l | | ｜ | |
| ｌ`ｰ` | l ! !
`ｰ` `ｰ` `ｰ`
2764 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:03:30 ID:EI3Uoiwb
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
ある日、高位の者との出会いがあった。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
!:::::::::::::::::::::::| |:::::::::｀‐-､:::!
|:::::::::::::::::::::::l |:::::::::::::::::::::::|
i:::::::::::::::::::::::l !:::::::::::::::::::::::l
l::::::::::::::::::::::! |::::::::::::::::::::::| γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
/:::::::::::::::::::| !::::::::::::::::::::l ＜ おや、そこの書生 |
/_::::::::::::::::::::! |:::::::::::::::::::| │ 何を読んでいるのかね？ |
ヽ、:::､:::::::::l i:::::::::::::::::::! ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
、ヽ、ヾ､:::| |:::::::::::::::::::|、
:::＼::＼:::ﾉ l::::::::::｀ｰ=＝!
ヽ、:::ヽ:::! ヽ::::::::::::::::::::|
/｀ヽ__/ i:::::::::::::::::::l
￣´￣ ｊ |::::::::::,ｨ'=弌!、
¨￣´ ヽ_ノ !ﾉ tf＝=､
iﾆ｀ヽ〃/ ￣｀ヽ_
｀ヽ､＿ﾞー‐‐'"）
2765 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:03:41 ID:EI3Uoiwb
∨ Λ /⌒| ＼ー― -=二￣￣二=- _
. ∨ ∨ | ＞ ＿＿＿＿ ＼
. ∨ ／ |＿,／ ／´＿＿＿ ｀＼ ＼ ＼
〈 ／ (＼＿＞―――――― ＼／´￣＼＼ ＼
| | ／ ＼＼ ――――― ／ / ∠二＼＼Ｖ >
| | ( ＼ ｰ―――‐ ／ / /´￣￣￣ヽ ／
| | |＼（ ＼ ――‐∠ ／ / / 、 -｛ |
| | | ＼/ ∨￣￣ ―７ / / ￣ ￣〉 |
| 人＿ﾉ ｜ ∨-/＾ヽ|_| / / ⌒＼ 〉 ／⌒八 ＿＿ 「漢書」の「項羽伝」？
. 八 ＼( |（￣｀Ｖ{｛ 〉|_| ノィ荻ｯ￢｝｝ f莎￢ )＼ ／ ( ／
＼ ＼_ ノ ）（ ＼ 人| ／ {￣ / ／ )／ )／
＼ ｜／ ⌒＼ |Vト _ V /＼| ( ／ ／ ほう、少し語り合ってみようか
＼|(＿＿＿ノ }ﾉ } 丶 ＿ ｰ＜/ 人 ／＼ ／ ／
／￣＼ { ＼ ＜/_/_/_____〉 ＼( （ ／ ／
. ￣￣＼＼＿ |￣￣ニ- _ / ⌒＞‐ ＼ ＼( ／
. ＿＿ ＼＼ |＿＿＿＿｀＼ ＞ｰ‐く ／ ／￣ ＼ ＼( ∠ノノ
＼ ＼＿＿＿,厂＿:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ＼ ＼/⌒| ＼(＿(＿＿＿ )＿＿)／⌒
＜＿＿＜二二/ /二二〉 〉二==-｜ _|_ /⌒＼
_ -二二二-〈二二/ /-=ﾆ _,,..ﾆ=‐- ミ. / 〈∨〉 ＼
_ -二二ニニニニﾆﾆ＼￣＼i: /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼ / 〈Λ〉 ＼
. _ -二ニニニニニニニニﾆﾆ＼ {:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iＹ 〈∨〉 |＼
. ／´￣￣￣￣｀＼ニニニニニニ ＼ {:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}. 〈∨〉 〈Λ〉 |二＼
【 楊素 】
2766 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:03:53 ID:EI3Uoiwb
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
李密と語り合って才覚に驚いた楊素は
息子の楊玄感と引合せ、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
/ ′_､-┐ ﾉ〉
/＿_ ''~ ＿彡
/,／. _､ ''^~￣ く
{/ _､ ''~ ＼ ノ}
「￣￣￣ ´"'' ,, ＾''冖''＾
┌ ＼ ＿彡 ノ}
‘,＼ ＼ ´^''冖''^｀ /
} ＼ ‘., ＼ ‘, ＼ ‘, __
ノﾊ .:}＼＼ 丶 . ‘,｀` ､ ＼ :} ／⌒
} .::} ヽ｝｀` __」＿_ }i:ﾊ ,,_＼´"''～ ,,
. Ν ｉゞ」_ﾉ' 〃_(い' ﾉ' :い }i:i:∠_
ノ八沁 「 ゝ .:i:/⌒
⌒¨´ } ﾉ _／i:/
` ,， . }i:i:i:{
＼＇ ´ ..:: _彡ｉ:八
沁, _ イ￣￣￣~"''┐
. ／￣| くi:i:i〕_「┌li:i:|i:i:|i:i:|i:i:|i:ｉ「 _､ ''~＼
へ:i:i/廴{. __ ヽ川∧Χ∧:|i:i:|/∧i{_ _､ ''~ 」
_「i:＼i:＼ .／/ }ｉ「i∨Χ∨:|i:i:|i:i７(__)>‐- ..: ‘,
【 楊玄感 】
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
二人は意気投合し、親しくなる。
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
2767 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:04:05 ID:EI3Uoiwb
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
時は流れ、煬帝二回目の高句麗遠征の際、
楊玄感は叛乱を起こす。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿＿
＼＼ | | ／／
＼＼ / ／／
＼＼ ／ ア ア ア ア ア アアアアアァー――――――――― ／／
／__■_＼
／__■_＼ 三 （ ｀Д´）// ''""''"''' ／__■_＼
三 （ ｀Д´） （つ つｱ /| 三（ ｀Д´）
━Ｏ━━Ｏ━━━派三三/| 人 Y ／■＼ // ━Ｏ━━Ｏ━━━派三
人 Y ／ ■＼ // し （＿） 三 （ ｀Д´）// 人 Y
三 し （＿） 三 （ ｀Д´）// （つ つｱ し （＿）
（つ つｱ 人 Y
"''""'' 人 Y し （＿）
三 し （＿）
2768 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:04:25 ID:EI3Uoiwb
,.:､ ／ /
/l / : ｀y' ／丶､
/ ﾚｲ |／ ＼
〈 .:.:j ／ ￣ ｀丶､ ヽ
｀7 ., .:.:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:｀`ヽ ',
l /.:.:.:.:.:.: < 二ﾌ ＼ j! 隋はもう土台から崩れようとしているな
K 〈__ﾉ ／＼ _ ＿ __;:. ',ヽ､
/ﾊ',. ノ 〈:.. ﾄ､. ', ＼
//.:.:〈´ __, ｛ ﾊ j!.:.:.:.:.＼ 私も乱へ参加するぞ、楊玄感！
//.:.:.:.:.ﾞ､ ｀二 Kｿ ﾘ.:.:.:.:.:.:.:j!
//.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ､ ／ 1 》.:.:.:.:.:.:.:./
V.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i ｀ｰ--‐'´ jﾚ'.:.:.:.:.:.:.:/
ヽ､.:.:.:.:.:.:.:r=＝TTﾌﾆﾆﾆ `'､.:.:.:.／
｀ ｰ- .l 弋 f1ﾚｲ L..._ _
_」 弋f1ﾚｲ "´.:::::::::::::::::ﾆﾆﾆﾆﾆ7ﾆ＝=ｭ
_,. ......-‐ ´.::::::::::ヽ ￣`ﾌー'´二三三三ｦ.::::::::/ ｀ヽ
,.. -‐=＝F =＝ ≠ﾆﾆ フフ `ー‐‐‐ ''´ l.:::::::l ﾊ l ﾄ､
/ l.:.:.:.rﾆﾆﾆ '´.:.:.:／.:::::V>:.:.:.:｀ヽ .l l l.:::::::L__ ノ_」_」」_」 〉
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
|::::::|::::::::/:::::|....|:::/ _ |
ｊ:::::::|::::::/::::::/....|:::| ＼ /
/:::::::/::/::::::/..「 |::::|____ ＼ ／
/::::::::/::/::::::/../ /:::/ ＼ｒ---´::| ええ、そのとおりね
/:::/￣￣＼:::::::::::::／ | ..... |::::|
{::/ﾆﾆﾆﾆ∨ﾆﾆ|ﾆﾆﾆﾆ＼--- {.........|::::|
{/ﾆﾆﾆﾆﾆ ∨ﾆﾆﾆ／ﾆﾆﾆ＼ `''＜ﾆﾆﾆ、 もうこの国は終わる
{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ∨ﾆﾆﾆ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ-_ ＼ﾆ}
|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ∨ﾆﾆﾆﾆ＞ 、ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ-...._ `'' 、
|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ-...._ﾆﾆﾆﾆ ＼ ゜ 、
/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆハ＼ﾆﾆﾆﾆ＼ ＼
|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}ﾆ ＼ﾆﾆﾆﾆﾔ }ﾊ
/:|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}ﾆﾆﾆ}ﾆﾆﾆﾆ/ }ﾆﾆ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2769 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:04:35 ID:EI3Uoiwb
,. -‐…・・…‐-
` _ ｀`ヽ
‐-- --‐ ′
-‐……‐-
.:i:i:i:,ｘ‐ -=ﾐ:i:i:i:i:ヽ
/:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i＼:i:i:∧
√:i:/i:i:i:i:i: ﾔ:i:i:i:i:V/:∧
j{:i:i√:i:i:ｉ}:i:ｉ:}:i:i:i:i:i:}:i:i:ｉ:‘,
j{:i:i:{:i{:i:i/}:i:i:ﾊ:i:i:i:i:ハ㍉‘,
j{:i:i:{:ﾏ芯ぅ ィ芯ｱ _ﾉ:i‘, 私もこの乱に参加するわ、よろしく
,ﾞ:i:i:i:∧ ' /i:i:i:i:i:i:′
,ﾞ:i:i:/:i:込 - ｲ:i:i|:i:i:i:i:i:′
,ﾞ:i:ｉ/:i:i:i:i:|!:＞ - ＜┐:i:i|:i:i:i:i:i:i:.
/:i:i/:i:}:i:i:i:|!:i{ ﾞ＼:|:i:{i:i:i:i:i:.
/:i:i/:i:iﾉ:i:i:iﾉ'"´'ｰ- -/ニﾆ{:i:{ｰ ,,_i:. ┏ ┓
/:i:i/:／__／ /二＞乂___彡ﾍ ┃ 宋城県の県尉 ┃
/:i:i/:i:/ﾆ/ /ニﾆヽニ/ニニ ヘ ┃ ┃
/ /:i:/ﾆ/ _-ニﾆﾆ/二{ニﾆく＼ ＼ ┃ 房彦藻 ┃
/／{ﾆ.ﾞ _-ニニ／二ﾆ{ニ:/､丶∨} 丶 .┗ ┛
//二{ﾆ{: . . :_-ニﾆ／ |ニニ{ﾆ∧ } /
/:i{ニﾆVﾑ: : : :_-ﾆﾆ／ ｜ﾆ=/:i/ ‘:, l./
/i:ｉ∧ﾆニ＼＼/ニ／ニl＿__｣ニ/:i/ ′__ !､
/:i:i/:i:ｉ:＼ニﾆヽ{:／ニニニニﾆｱﾟ:i:i丶 /{ { 〉
/:i:i/:i:i:ｉ:ｉ:√≧=-{-=ニ二ﾆ=-／:i:i:i:i:i:i:i:＼{ﾆ＼__ノ=}
2770 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:04:48 ID:EI3Uoiwb
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
後に李密の片腕となる房彦藻。
唐の房玄齢の父方の縁戚にあたる。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
''^ﾟ~￣￣￣￣￣￣~ﾟ^'' ､
／ ''^ﾟ~ ￣~ﾟ^''ソ}
廴うぅ=‐- ――― -‐=≦⌒
／⌒ヽi:} ''^ﾟ~￣.:.:.:.:.￣~ﾟ^''<^⌒＼
/.: . ／L,:ﾞ.:./.:.:.:/.:./.:.:.:.'，.:.:ヽ.:＼}.:.:.:∨/
/.:.:.:/.:.//.:.:/.:.:.:.′.′.:.:.:.}.:.:.:.∧.:.:.'，.:.:.∨/
. /.:.:.:/.:./.′.:′.:. |.:.:.|.:.:.:.:.:八.:.:.:.∧.:. ﾟ,.:.:.:.:∨/
/.:.:.:/.:./:.].:.:.:.|.:.:.:.:.|.:.:.|.:.:. / |.:.|i.:.:.|.:.:.:|.:.:.:.:.:∨/
/.:.:.:/.:./|.:.:|.:.:.:.|''^~￣ ､.: . ′ |.:八.:.|.:.:.:|.:.:.:.:.:. ∨/ まあ、資料上は私と特に
.′.:/.:./ i|.:.:|'，.:,jI斗劣ミ＼{ ￣~^'':|.:.:.:|'，:|.:.:.: ∨/ 血縁以上の接点は無いんだけれど
:.:. |/.:./ |.:.:|∧.:込 Vツ^ ｨう灯㍉／ ∧|.:.:.:.:.:|
|.:.:|: /| |.:.:|.:.:乂{ , .^ﾟ~”/|.:.:.:| |.:.:.:.: |
|.:.:|∧| /.:. |.:.:.:{沁、 .′.:.:.:| |.:.:.:.: |
∧.: 廴 /.:.:.::乂:.‘, .:.::.... ー ....: .:/.:.:.∧ .′.: /
｀¨⌒.: .:.:.:/.:.:｀¨⌒.:.:} ﾉ'ｯ｡ イ⌒乂_／.:. ∨.:.／
/.:.:.:./.:.: ＿,,，ノ「~^'' ､ノ^，_.:.:.:.'，.:.:⌒¨´/
/ ''^ﾟ~￣ -= / { ＼)/⌒ヽ」＼ﾆ=- _.:.:.:∨/
/ -=- '，-=-/ . { 込 _ソ{ ＼ ＼-￣ヽ∨/
. /| -=ﾆニ'，-=＞''^ ﾟ, ∧ '， '， ヽ{ -='，､
【 房玄齢 】
2771 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:05:04 ID:EI3Uoiwb
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
余談ながら楊玄感の乱には、
隋の高官の子弟たちがけっこう参加している。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／(ﾆニニニニニニニﾆﾆ／ニニニﾆﾆ＼
/ﾆニ',ﾆニニニニニﾆニ／ﾆニニニﾆニﾆﾆ＼
/ﾆﾆﾆﾆ',ﾆニﾆﾆﾆﾆ=ﾆニ/ﾆニニニニﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.＼
/ﾆﾆニﾆニﾆﾆニﾆニﾆニ/, -- ､ﾆニニニニニニニﾆ､
/ﾆﾆニニﾆﾆヽﾆﾆﾆニﾆ=/ ' '. ＼ﾆニニニﾆニニﾆﾆ＼
j{ﾆﾆﾆ===/ ⌒ ＼_ﾆﾆニ/ '. .＼ﾆニニニニニニニ＼
]|ﾆニﾆﾆ/ /_／"""""￣ ￣ ∨ ∨/ﾆニニニニニﾆﾆ
]|ﾆﾆﾆニ' i｢ ￣￣i ￣ ＿.∨ ∨/ﾆニニニニニﾆ
]|ﾆﾆﾆﾆ/ i≧＝-、 ー≠ '"＿_ .∨ .∨/ﾆニニﾆﾆニﾆ 俺や韓擒虎の息子を始め
＼ﾆﾆ/ i} ゝ--’〉 '⌒ゝ゜≧ ＼ ＼ﾆニニニニﾆ
ヽ' i} / ＼` ´¨. ＼ ＼ﾆニニﾆニ
/ｲ i| / ／ /＼＿__.＼ﾆニﾆﾆ 陛下の側近中の側近である
／ / }i ＼ __ U / ＿_廴/,ｲ 虞世基・裴蘊の子供らも
／ ./ /∧_ ＿＿＿ ､ ' ＼ i 楊玄感に投降して重用されちまってるぜ
' ／ /.{ ＿ー ' 》 ノ ..ﾄ
／ _ ' ]i'.＿_/ i{ _ ' ＿/ _ -=ﾆニ=､_
／ ., ' ＿＿＿_-=ヽ i{＿_ -' _ -' _-=ﾆニニニﾆﾆ＼ それだけ国の行く末を
.／ ／ ,､ ' _ -=ﾆﾆ/ ,､ - '" _ -=ﾆニニニニﾆニﾆ=- みんな危ぶんでたってことかな……
.／ _／ '" ／ﾆニﾆ. ' / _ -=ﾆニニニニニﾆ=- '"
／ ／ '" ./ﾆﾆニﾆ/ ./ _ -=ﾆニニニニﾆﾆ=- '"
【 来護児 】
2772 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:05:19 ID:EI3Uoiwb
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
楊玄感に参謀に任じられた李密は、
いくつか作戦を立てた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
|i i
_.. -|:!― ､、 |;.
,.イ | ﾍ ヾヽ､ !ﾍ
, ´: ヽ ＞､i ヽr' :〉
/.:.: ＞ ､、ﾚ＼∨/
/..:.: ,∠ ￣ ＼ У
,:.:.: ´/／⌒＞..., ＼|ヽ
l ／ ／:.:＜ >:.:｀＞-､ﾍ! 三倍の速度で長駆し
／ ／:.:.:.:.:.:.:.:｀.:.:.:.:／ヾイ:!ﾍ 薊州を抑え、高句麗遠征軍を
／ ,...､＜:.:.t-- ￣￣ ゝｲ/∧ 立ち往生させてしまうのが上策
／,.ィ///!:.:.∧ ヾ _＿´////小
/／/////i:../小ゝ ´ ｰ //////ハ
｀ ー＝===廴ルﾍ ヽ ,ｲ/////／ やはり長駆して途中の城を全て無視し
/=テ＝＝===--vイ=＝ｰ "´ 長安を陥落させ関中を取って守るのが中策
/: :人__）ニニヽ: : ||厂!
__＿__ ___.......,, --－≦ヾ､、: : : :.:三三ヽ ||ﾉE!
∠ ＿＿ ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :＞,,､、_＿)）||こ ト､、 洛陽を攻めるのは百日以内に落とせないと
／／/ / 小 l |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∧｀ ー┴´:::::::::::::≧ ､、 四方の兵が集まって袋叩きにされるから下策だな
. / / / / / | | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} ∨::::::::::::::::::::::::＞､、
/ / / / / /| | |:::::::::::＼￣￣￣￣/:::::::::::::ソ /ヽﾍ. ∨:::::::::::::::::::::::::::::小
. ７__/ /_/,//i!__|_..|::::::::::::::::ﾊ￣￣ ヽｰ‐ "´ /::::::::∧ ＼:::::/￣￣￣/! | i
i//::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧/ﾊー―― /:::::∧/∧ 二二/:::! | l!
l/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:.:.∨∧,＿＿＿__ /:::::/:.: ∨∧ ＿＿_,/::::::!_|_|!
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:.:.:.:.:∨∧ ::::::::::／ /:::::/:.:.:.:.:.∨∧ ＼_/::::::::::::!:::::|
./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:.:.:.:.:.:.:.∨ﾍ:￣ {:::::/.:.:.:.:.:.:.:.∨∧ ＼:::::::::!:::::!
2773 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:05:32 ID:EI3Uoiwb
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
この策のうち楊玄感は洛陽攻撃を採用。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
, ｲ / ／ / ＼ ＼ ＼ ＼ ＼＼ ＼ `、 ＼
ﾉﾙ' ／ニ/ ﾊ ＼ ＼ ＼ ＼＼ ＼ ﾄ､ ＼
/ . : ´ニ二{ '⌒¨｀`ﾐｯ/::|＼ ＼ ＼ ＼ 斗＼ ' , 乂
／ r‐ ､二{ /:〕iト､ ＼ 〕iト､ ＼ ＼ 八 `、 ＼ 〕iト､
／ ,ィ ｀Y _＿__/:::: { ヾy ＼ j{ ＼ 斗筏ﾄ､＼ `、 ＼ ＼ 八 ＼
ィi〔,ｲ ﾊ :. 斗筏竿芹廴__廴__ ⌒ヽ 八 ＼＼竿芹､ 〕iト､ 扞竿ミ､ﾄ､ {` 、乂 洛陽には百官の家族がいるから
／,ｲ! .:八 { 〕iト 込i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:斥、 :. `、 豸込i:i:i:i:i:i:i:i:i:斥、ィi〔 У〕iト､〕iト､ これを抑え、動揺させるんだ
／/j!八 ,ｲ :. 〕iト ≧=-=≦ ｀､ﾄ､＼ﾉﾙ'⌒Y≧=-=≦癶ィi〔 / } } ,'⌒＼
ﾉﾙ八 :.乂 〕iト‐-ィi〔¨⌒.: } ＼У , ' 〕iト-ｫィi〔¨⌒ヽr‐ ､_,ノ ／/
. ＼ ＼｀ヽ } √ ¨´ .: l , ' / ,ｲ ∨ { ／ / Y , ' 君の言う下策こそ上策！
＼ ＼ :. }/ : ! / , ' 从 Ｖ{, ' ／ / ／
. ＼｀Y / :. .: / / ,ｲ⌒ У ／ ／〕iト
〕iト, :. ﾚ' / / , ' , ' , ' ／ }
_＿ 从 . : ´ , ' / ／ ／ ／ / , '
. 〈＼ ＼ )∧ / / / ／ ／ ,' ／ /
ﾏﾍ `、 }込 / / , ' . : ´ ／ ／ / , '
. ﾏﾍ Y‐-)八 ＼ / / / / ／ ／ , ' /┐
｝ } }二ニﾆ=〕iト､ / / /-‐ 一/ / . : ´ ／ / r'
2774 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:05:46 ID:EI3Uoiwb
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
だが李密の言ったとおりなかなか落とせず、
その間に高句麗遠征軍が戻ってきてしまい
楊玄感軍は大敗。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
. ... ...... ... .... ...
... . . .. . ... .... ... . ... ...... . ..
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',:'':';:;.（｡ω｡ ）二二⊃ ⊃;',:'':'`:: （,,ﾟωﾟ） ∩∩'';:;..,"'`::'＿＿＿＿_;:;∧∧:":,.
"'''.''' ∨∨"'"''"'"' " "'''.''' "'''.''"'"''"'"' "'':';:;..,"'`',:⊂／ ／`::'::''::',:''⊂＿⊂二二（,,ﾟωﾟ）つ''
::';:; ∧∧＿＿＿＿_:":,.::''" ;; （｡ω｡ ）二⊃ ::∧ ∧:;..,"'`',:'':
⊂（,,ﾟωﾟ）二二つ＿⊃,"'`',:'':'`::':' "'`: :'::',:'':';:; ＿＿ ..,"'`',:'':'`⊂（ﾟωﾟ； ）――つ"'`'
'':'`::'::',:'':';:;..,. ⊂―――';:;∧ ∧:;..,"'`',:'':'`::'::'': （｡ω｡ ）:'`::'::',:` ⊂（＿＿＿＿＿＼つ
⊂＿⊂二二（"ﾟωﾟ）つ ∨∨"' ::'::',:'':';:;:;..
2775 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:05:56 ID:EI3Uoiwb
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
楊玄感は自害し、李密は捕縛された。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
| , ＝‐-ミ∨|＼
| '､／ j | ヽ
｜ 、 ／＾| ｛
∧ ＼ ／ , ,
＼ /¨∨, ／ ′
｜ ＿ヽ〈 //／＿ ' ＼
∨ _＿___∨/_＿＿__／ ＼
7/<￣ヽⅱ＜/´￣`>＼ 〉
/ｉ{ ＾ｰ ' 八 ＾ー'′/＾＼ /
/ 八 ￣ ￣￣￣ う ＼＿,彡'
´⌒ _ U ｰく(,#=､
＞ .,___ ＜ ∧/=))#=#＼
´⌒/=#=∧ ∧r;:'ニ:ヽ､#=#＼
|ﾆ三三三三三三三三三三三|
|ﾆ三三三三三三三三三三三|
|ﾆ三三三三三三三三三三三|
|ﾆ三三三三三三三三三三三|
2776 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:06:18 ID:EI3Uoiwb
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
しかし護送役人に金をばら撒き、
宴会を開き油断している最中、逃走に成功。
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───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
i从i}､ /从i|ｲ /i _ -=∨//////////////////////////////////////////////////////／
ﾚ' .: .: :.:i|ｫ':.:i| _, -=ニ二∨///////////////////////////////////////////////////／
/ _, -‐イ ∨////////////////////////////////////////////////／
∧: :: : : : ∧ ∨////////////////////////////////////////////.:／
, :.:.:.:.:.∴.:.:∧:: : : :: ∧ V//////////////////////////////////////////／
, ‘:.:∧:: : : :: ∧ V///////////////////////////////////////／
ヾ ＼ ∧:: : : :: ∧ ﾏ////////////////////////////////////／
.:.:.:.:、.:.:. ∧:: : : :/斗 ヽ/////////////////////////__.ィﾆﾌ7ｧ''´
､. .: .:.:.:.:.:.:∧:: : : :: ﾑ ＼////////////////////f'′
∴ ‘ ∧:: : : :: ﾑ ＼///////////////////＼＿
{ゝ ，.:.:.:.:.:. ∧:: : : :: ﾑ ＼///////////////////／
' ∧:: : : :: ﾑ /＼//////////////:／
辷≧=-.:.:.:.:.:.:.:.:.:`゛ 厂⌒¨:.:ﾑ / ＼//////////／
＿＿＿＿ ヾゝ ﾏ::.ﾑ. / ＼://///／
丶､.:.:.:.:.:..: ﾏ::.ﾑ i -‐ﾆ/＼/／
＿＿＿＿ iﾚﾍ.:.:.:.:ﾏ::.ﾑ l ⌒¨〕
￣￣￣￣￣￣￣￣ ＼:.:ﾏ::.ﾑ ､ _ -‐ﾌ7､
＿＿＿＿＿ ‘ : :.:.:.:.:.:＼ﾏ::.ﾑ -=ニ二ミ､
＿＿＿＿＿ ‘、 ﾏ::.ﾑ ／ ≧ｭ､.
￣￣￣￣￣≧=- ヾｨ从ｨr､ i 从 / ｀ヽ
――――‐‐ .:.:.:.:.:.:.:ヾﾚ'〃iﾍ / ＼
三三三三三三――― .:.:.:.:.:ヾ ヾ |}ﾉ i ﾍ
―――――――――――――― .:.:.:.:.:.:.:i从‐――――――――――ｲ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ :.:.:.∴゜ ﾄｲ―――――――――=='
2777 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:06:29 ID:EI3Uoiwb
┏━━━━━━━━━━━━━───
┃
以後、しばらく雌伏の時間が続く。
┃
───━━━━━━━━━━━━━┛
_.. -―- .._
_.. -=ﾆ￣ ￣ﾆ=- _
_ ﾆ ﾆ-_
_- _ _ ﾆ-_
/ _ /Y/ / ハ
/ / {/{ / /、乂、 、 い
ﾉ / ﾉ 人乂Y 入、込、 }! } 劉智遠と名を変えて塾を開き
/ //_／―ぇ＿「三三三込、 } } { 鬱々とした気持ちを詩に書いたら
乂 乂「三三Ξｒ,、三三三 ア/ノ / 八 怪しまれてまた逃げるハメになったとか
`＼ | 三三ア| `寸三三/＾乂 入 ∧
}`ーⅦヲ く| ｒ、 ￣ 、） /＾∨ }!
乂､∧ ヾ / ｀¨７ /} /' 妹婿を頼り、その知人の娘を娶ったはいいが
） ∧ ｒ――- U / ｒイ.入 （ ガサ入れ食らって妹婿も知人も殺されたとか
フ...∧ ー / 从ｒ、 そ
乂 .∧ _..- /そ､.|〕二≧ェ｡、
＿＿＿.. -=二入 〕 _.. - / //二二二二≧｡、 木の皮を剥いで食べるまで困窮したとか
∨............................._フ＾,ー 二 ../_..-=//二/￣￣￣/二/
∨............................/ {ト､＿.. -=ﾆ￣ //二/☆☆☆/二/
＼.......................乂 | {{二/＿＿＿/二/ 色々あった逃亡時代だ……
∨..........................」 //二二二二=ス
∨...............／＾{＼ _ | |二ﾆ=―――込、 ｒ、、
_..ィ７ ＼........「 、 二ﾆ=―― ／/二二ア￣￣二二二＞ｘ／二 込、
／二//〕ｈ、／ 〉>...∨ `ー― 、_ //二二二二二二二二／ ／二二二込、
{二ﾆ//二二二//......∧ ー――ｘ.、 //二ﾆ=――――― ／／二二ア￣寸/}
【 変装中の李密 】
2778 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:06:48 ID:EI3Uoiwb
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
そうこうするうち、天下のあちこちで
本格的に賊徒の蜂起が始まる。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
_ -､-､＿ ／⌒⌒ー ､
,／＾ ＼ ／ ＼
/ _V 〈 r 〉 ＼
| ハ 〉-′ ／二＼
| / ヽ人_从人__从_从人__从人_人_从人_人ﾉ ／二二二 ＼
＿| ／ ＜ ＞┤ﾆﾆ ／二二 ＼
二二二＼ ／ ＜ 腐った国に叛旗を翻せ！！ ＞ |二 /二二二二
二二二二＼´ ＜ ＞ ､ ＼/二二二二二
二二二＼二} __/⌒⌒ヽY⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YWY⌒⌒Y⌒WYＬ ＼|二二二二二二
二二二二∨ ,'´ } ∧ヽ, '´￣ |二二二二二二
二二二二｜ | ⌒i ゝ_〈__ﾉ＾ |二二二二二二
二二二二｜ ＼ / └-く ∨二二二二二
二二二二/ _ 〉――‐く `ｰ､ |二二二二二
二二二二厂r_〉|二二二ﾆ| 厂＼ _〈￣＼ | |二二二二二
二二二二| つ|二二二ﾆ| Y^ ‘, ｛-厂_ ', | |二二二二二
二二二二| / /二二二二| ＼ , __ ｀乂 ＿|. ｜ ∨二二二二二
二二二二|二| |二二二二 |／ヽ | , / r 〉 |二ﾆ', ｜ ＿ ＼二二二二
二二二／二 . |二二二二 | _У{ , / ､ ﾌ /^┐ ,ﾆ二∧ !／二二 ＼二二二
二二二|二二| |二二二二 |/ | ;ﾆ / /- / |二二ﾆ| ｛二二二二:|二二二
二二二|二二| |二二二二 | .|, - ┴〈 r┐ /二 } r┐ |二二ﾆ| ｛二二二二:|二二二
二二二∨二 . |二二二二人 {二二ﾆ| ,/７´ ,二ﾆ ! }ﾆ', |二二ﾆ|/二二二二 :|二二二
二二二 .∨ﾆ |二二二二二＼ |二二ﾆ|/ﾆ| {ﾆﾆﾆ{/ﾆ｜ |二二ﾆ|二二二二二|二二二
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┃
李密はこれら賊徒の間を巡り歩き、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
2779 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:06:59 ID:EI3Uoiwb
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┃
前回出てきた王薄の下にいたりもしたのだが、
あまり重用されることは無かった。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
⌒／.／:::／:/::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::(_ ＼
. / /:::／::::/::l:::::|:::::::: /:::::::::::::‘，:::::::::::::: ‘，:::::::::::::::::::::::ノ ＼
{ _):ノ::::: /::人:: ＼:::/:::::/:::::::::_､-::::､、::::: ‘，::::::::::::::::::::＼ |
> 7::::::::: |:::::::::~"''ー---‐::''"⌒ヽ:::::::〉 :::::: ‘:::::::::::::::::::::::::::. |
＜_ノ:: /::::::|:::::::::::::::::: l:::∧::::::::::::: |:::)／:::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::〉 : |. _
＜::_／::::: /ヽ::::::: 〈:::::∨ ＼:::::: /／:/::::::::::::: |:::::::::::::::::::::: (⌒ ~"'' "/
⌒|:::|::::::l＜tｯ､::::‘，::|<tｯ_ア､/ ::: /:::::::::::::::/＼::::/|:::::::::::(_ ｀ヽ⌒
|⌒)从 ／ )ﾉ:: }:: | _／::::／::::: /::://:::::::レ :|::::::::「⌒ .}
⌒|／ ⌒)::::人 ⌒ｱ :::::::::::: /:::: /⌒ヽ :::: レ:::::｀ｰｧ ∧/ お前、出来るやつではあるけど
|⌒ヽ ⌒ 〈:::::::::::::／∧〈⌒) |:::::/::::::::::／ / なーんか反りが合わねぇんだよ
| ヽ(⌒〈／ ア 人::(:::::::＜,＿ (
| ,,_＿ _ ⌒_ -::::::::::＞::::::::::ノ~" ⌒
／⌒''"::::::::::／:::::＼ 〈 ,,_
| ／ /: :⌒〉､:::::/⌒ヽ／＿,,ノ
| ＿＿＿,,, - ~ : /: : : : | ヽ(
￣￣⌒ヽ: : : : : : : : : :／: : : |
|.:.: : : : : :.:／: : : |
_,, -――- - ,,_ _,, -=ﾆﾆニ=- ,,_
/: : : : _ -=ニニニニニニニニニニﾆﾆ- _
/-=ニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ＼
【 王薄 】
2780 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:07:13 ID:EI3Uoiwb
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
ただいくつかの賊徒の下につくうち、
徐々に李密の名は売れてくる。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
,,､,､､,,,';i;'i,}､,､
ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃
ﾞ､';|i,! 'i i"i,
`､||i |i i l|,
',||i }i | ;,〃,,
.}.|||| | ! l-'~､ミ
,＜.}||| il／,‐'liヾ;;ミ 李密ってやつ、うちにしばらくいたけど
.{/ﾞ'､}|||/／ .i| };;;ミ けっこう気さくだし戦も上手いしで
Y _ _ .i|,];;彡 頼もしいやつだったよね
i ,=.〉 ,＝､ H;;;ﾐミ
{ （ _,:､ ﾞ};;彡ﾐ
ﾞi ＿___ .||^!,彡ミ ＿,,＿＿
ﾞi ヽr-ノ li, ﾞiミミミ=三＝-;;;;;;;;;''
,,,,-‐‐''''''}￣~フハ, ´ ,;／;;'_,;,7''~~,-''::;;;;;;;;;;;;;'',,=''
;;;;;;;;''''/_ / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~`ヽ';;:;;;;;;;, '';;;-'''
''''' ,r'~ `V ヽニニニ二､-'{ 十 ）＿＿;;;;/
2781 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:07:24 ID:EI3Uoiwb
┏━━━━━━━━━━───
┃
さらにこんな人物も現れた。
┃
───━━━━━━━━━━┛
,、 ''"ﾟ~~￣￣~~ﾟ"''～､
,.:'´::::::::::::::::::::::}:::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
/::::::::::::::::::::::::::::{::::::::::::::::::::::::::::::::::`､
/:::::::::::::::::::::::::::::::}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ:,
/::::::::::::::::::::::::::::::/:ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾞ:,
|::::::7::::::::::::::::::／: : : ＼::::::::::::::::::::::::::::::: : |
|::::7::::::::::::::／ : : : : : : : ＼::::::::::::::: V:::::::::|
|::::|::::::::::／: : : : : 。: : : : : :＼:::::::::::::V:::::::|
|::::|:::::::/ ＿＿: : : : : : : ＿＿:＼::::::: }:::: / 李密様ですね
V:::::::/: :,ｨ=ミ､｀ : : : : ´ｨ====ミ:V:::::}:::/ ずっとお探ししていました
V_::|: '´ 乂ﾉ ｀:ﾍ: : : : :.乂ソノ: :|::/^l/
,．'´{: ﾞ:,: : ￣￣: : :}: : : : : : ￣: : : |ﾘ: /｀`ヽ、
,．'´::::::::ﾍ: ::,: : : : : : : /: : : : : : : : : : : :_／:::::::::::::ﾞ:, あなたこそ次の皇帝になられる御方
,:':::::::::::::::::::::`ｰ､: : : : : ::ヽ: : : : : : : : : ::/:::::::::::::::::::::: ﾞ:,
,′:::::::::::::::::::::::::::＼: : : : :-こ-: : : : : :／::::::::::::::::::::::::::: }
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ : : : : : : : : :／::::::::::::::::::::::::::::::::: }
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |＼＿＿_／: |:::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾘ
V::::::::::::::::::::::::::::: : / | : : : : : : : : : |:::::::::::::::::::::::::::::::::/
＼::::::::::::::::::::::: ／ ｜: : : : : : : : : V:::::::::::::::::::::::::／
｀ ｰ----‐ ´ ／: : : : : : : ＿＿`''＜￣￣￣
＿__,,.｡s''´: : : : : : : : : : : : : : : : : :`''＜__
┏ ┓
┃ 李玄英 ┃
┗ ┛
2782 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:07:35 ID:EI3Uoiwb
_.. -=ﾆ￣｀¨¨ヽ、
/ /´ ハ
ﾉj { 乂≦≧、ノ{ ﾊ
_） 「 Y /Ⅶ三≧z_} /!
_,イ／( }_..-┐そ ￣￣ 叉ｽ,/ 私が皇帝……！？
_.. -=二￣寸℡ ニ二二|∧ ー- /ノ
／ ∨∧＝〕「＿」｜＾＼ ／
/ . . . . . .〉/ 〉:.:.:寸二二ト、 ＞-´ 何を根拠にそんなことを言う？
_..-＝― ―ｘ、. / /:.:.:.:.:.∨二二 `ーz＿＿＿
／ . . . . .＞、 ./-/:.:.:.:.:.:.:.:.∨二{{ /:.:.:.:.:.:.//
_ノ_ -― . . . . ,_,_ -イ: : :∨-/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨二[ /:.:.:.:.:.__ノ
/ : : : : : ／ {寸_..ｚＺ／:.ｒ―――ｭ:.: 寸ハ |:.:.:.:. イ
Ｙ . . 厂 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ￣￣￣ :.:.:.:.∨∧」:.／∨ﾊ、
_{ ＿＿＿{_ }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}二}／、:.:.}二}
∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨/:.:.∧:.:{ﾆ/
..∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.| }.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨.://
_,.． -‐―‐- ,,_
,．'´:::/::::::::::::::::::::::::::｀`ヽ、
/:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::: `､
/::::::／`ｰ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾞ:,
/:::: /: : : : : `''＜::::::::::::::::::::::::::: : ﾞ,
|::: /: : :・: : : : :＿`ｰ､:::::::::::::}::::::::::|
|::::|-- ､:: : :''"ィ==ｘ: Ｖ::::::::::}::::::::::| 巷でこんな歌が
ヽ|:ｨ辷}: : : : . 辷ｿ : :V:/⌒l::::::::/ 流行しているのをご存知ですか
|: : :ﾉ: : : : : : : : : : ::ｌﾘ/:}::}:::::/
|: : ﾏﾌ: : : : : : : : : : : :/,x-――‐‐- 、
八: : :-=-: : : : : : : : : ,.:':::::::::::::::::::::::::::::`､
,:＼: :｀: : : : : : :_. :´:{::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
,::::::::＼＿__､‐''゛: : :::{::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
{::::::::::::::::::::|: : : : : : : ∨:::::::::::::::::::::::::::: /
乂: :::::::::::: |: : : : : : : : ｀''-..,,___＿,,..-''´
｀ ｰ-,.:'´: : : : : : : : : : `ｰ――,-- 、
_､‐''´二: : : ＿＿／二二二二／ 、
／ ￣￣| |: :/ ＿__／ ﾞ:,
2783 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:07:46 ID:EI3Uoiwb
|: : : : : : : : : : :`''＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
|0: : : : : : : : : : : : : ::`''＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_､‐''゛ ♪ _,.､
:,: : : : : : : : : _: -――--: `''＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_､‐''゛:::::::::: ,､-―-.､.,_ ､-''´
ﾞ,: : : : : :,．'´_,,,,,,_ノ: : : : : : : : ::`''＜::::::::::::::::::, -- ､::::::::::::::::::::,．'´:::::::::::::::::::: ――-:‐''^´ `'-.､,_ _,.､-''´
ﾞ:,: ,．'´:,,ｨｆ=沁⌒Y彡: : : : : : : : : : `､::::::::::/: :, -: `､::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::: `'--:‐''^´ ♪
ﾞ:,: : :'":ﾍﾆﾆﾊ 厂: : : : : : : : : : : : ∨:::/: :/: : : : :∨／::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾞ:,: : : : :ヾﾆｿ_'": : : : : : : : : : : : : : ::}ソ: :/: : : :}: : :}′:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾞ:,: : : :'"⌒: : : : : : : : : : : : : : : : : {: : : }: : : :/: : ﾘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ／: : :/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ♪ 桃李子 皇后繞揚州
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : （: : : :/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀¨:´{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ♪ 宛転花園裏 勿浪語、誰道許
＼__: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
⌒ヽ: : : : ＿_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ♪ _,.､
乂_／ヽノ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `''＜:::::::::::::::::::::::::::: ,､-―-.､.,_ ､-''´
｛: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `''＜ ＿＿__ ――-:‐''^´ `'-.､,_ _,.､-''´
｀ヽ: : : : : : : : : : : : : :_､‐''゛￣ ＼: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `'--:‐''^´ ♪
ﾞ,: : : : : : : : :_､‐''゛ ＼: : : : : : : : : : : : : : : : : :
乂: : : _､‐''゛ ＼: : : : : : : : : : : : : : : :
￣ ＼: : : : : : : : : : : : : :
2784 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:08:03 ID:EI3Uoiwb
, - ── -- ｡.__
_, イ ヽ
. ／ ヽ
/ ヽ
. ' ',
. ﾉ l! |
. / | /l. ､ ヽ 、 ､ ',
l / /ｨ人(. ヽ_＼＿＿_l. , l ! ! 「桃李の子」
. V !. { |/=====tｰ‐'´;;;;;;;;;;;;/ｲ/ / /
ヽjヽヽ_ゝ;;;;;;;;;;;;;;,t-､;;;;;;;;;;;;;;;;;| 《） ゝ
. ~7ヽ;;;;;;;;;／| `＝＝'´| ! / 「皇后は揚州を彷徨い、花園に佇む」
ヽ.ﾑ￣ ヽ /イ, ､`ﾆ='
-=ｧ' ﾍ - ─ - _/|_/__l_l＿
. _＞''¨~`ｰｧ ,.＼ ￣ /二二二二/ 「軽率に語ることなかれ」
. 《. ⌒7| ` ＿__,ｨ'ニ{・・・}ﾆﾆ/
. V , | ￣￣￣ ./二二二,イ~＼__
__V l' ,! _/二ﾆﾆ／二二ﾆﾆ≧s｡._ ,､ ､-､ ……そういう歌だが、これが何か？
＿／.,イV. ! / ` ￣￣./二ﾆ／二二二二二ニニ>' `ｰ`__＼
/ ／ニﾆ! |/ ／|___,イ二二二二二ニニ／ ／ヽ ヽ !
,' ./ニニﾆヽ | ／ﾆﾆ／￣￣￣￣￣￣/ ／ ', l!
. { {￣￣￣ヽ＼ |. ／ニニ/ / / l. l!
. {! { lニヽ. ／ニニﾆ/ , / .l/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, ､;;;;;;;;;;;ヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／ ´.!;;;;;;;;;;｝
;;;;;;;;;__;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_;;_;;;;､,､､ －‐'′゜´ .!;;;;;;;;;/
;;;／ ヽ;;;;;;;;;r-‐'′゜´－- ､ .!;;;;;;;;}
/ ／! !;;／ ゜ヽ ○ !;;;;;;;;!
/ !;/ ゞ;'"゛゛ ゜i゜ヽ､´ .!;;;;;/ 「桃」は「逃」に通じ
! /!;;;! ＼ _ , ' i !;;;;;/ 逃亡中の李姓を指す
） !;;;! ゜､ _ , ' -‐‐‐/;;;/
!;! r ‐ ､ ./;;;;/
ヽ !! / _ ノ //;;;/ 二句目は皇帝と皇后が
;;;Y / l ヽ- ' /_／ 揚州（江南）から戻ってこれないという意味
;;;;! .! i'
;;;;;! ! ./
;;;;;;! ＼ ＞' ./
;;;;;;! ＼ ' ､ _ , ./
;;;/ ＼ ／
/ ＼ ／
2785 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:08:17 ID:EI3Uoiwb
. |::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::: | ﾞ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::|
|:::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::/::: | ﾞ､::::::::::::::::::::::l:::::::::::l:::::::::|
. |::::l:::::l::::::::::::::l::::::::::::::／::: | ﾞ'-､:::::::::::::::::l:::::::::l::::::::|
|:::l:::::l:::::::::::l:::::::::／::: ﾞ'-.､::::::::::l:::::::l:::::::|
l:::l::::l:::::::::l:::／ ﾞ'-::::::::l:::::l:::::|
|::l:::l::::::l,-' '､::::l::::l:::| そして「軽率に語るな」とはまさに「密」
|::l::l::::,' ＿＿＿＿ ° ＿＿＿＿ ﾞ､:l:::l::l
l::l:::l ￣ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;￣゛ ..:::ﾞ￣;;;;;;;;;;;;;;;;; ￣.l:::l::|
/ﾞ';､ｌ ﾞ'､ﾞ'､ 丿,.｀ i::::: ´､ﾞ､ ,ﾉ .｀" l:/ﾞ'､ そう、この歌は李密様が
ﾞ､λ.|. ￣￣ i::::::: ￣￣ :|.κ,.' 今の皇帝に取って代わるという意味なのです！
,...ﾞ､ ｦ.|. i::::::: .:|.F,..'...,
,.-'::::::::::'-､_|:. i:::::: ..:|_-':::::::::｀ -､
／:::::/::::::::::::::::::|::ﾞ､ ..:/::|:::::::::::::::l::::::::::ﾞ'､
/::::::::/::::::::::::::::::::::::::::ﾞ､ ､::::､ ..:,.':::::::::::::::::::::::::::l::::::::::ﾞ'､
/:::l:::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ' ､. - ..:／::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::l:::ﾞ､
. l::::l:::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i' ､ ..:;;:-i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::l:::::l
l::l::::l:::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:| ﾞ ' ､. ,. - '::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::l::::l:::l
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＿_〉ミ三二ニ＝＼::::::::::く、
ｘｰﾍｖーr.:.::￣:::::::::::三二ニ＝ニ二￣￣｀ヾ＿_ ,へﾍ、
2786 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:08:30 ID:EI3Uoiwb
＿＿__
_.. -=二. . . 二ﾆ=-―-､
／ . . . . . . . . . . . .}、
/ . . . . . . . . . . . .入」L、
/ . . .／ . . . ／ . . .///. {
. / . . / . . 、{rイ ｒイ.ノ 入//..ハ
{ . . / . .入 Ｙ(「三三三込_ル} }
/ . .ノ . ｒイ〕 | | ∨三三三/「三y（
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／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ
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/::::::::::::::::::::::::::::::::::／ 丿し|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:::::::::. ≧ ＜
三三三三三三彳,リ◆⌒.',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ≧ 黙らっしゃい！！ ≦
三三三三-==彡彳 儿: :{: ::V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ≧ ≦
三三三三冖ミ三〉´ 冖: ヽ: ::V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ／Y⌒⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒＼
三三三三 {・} ）= : : : : : : : ＼:＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／三三三三 ｰ＜ヲ: /! : : : : :'"⌒ヾ ､::::::::::::::::::::::::::::::/
/.三三 /三三三/ : : / : : : : { {・} }Y＼::::::::::::::::::::::::{_ ＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
. / 三三 ,ﾘУ三三l_:_: / }: : : : :ﾐ､___ ﾉﾑｰ ::::::::::::::::::::::::::::≧ ＜
,三三三リ´三三三三ヽｰ＜: : : : :ゞ==ll. . . . }::::::::r ⌒Y:::::::≧ こんなんは言ったもん勝ちなんです！ ≦
. ｌ三三三.|三三三三匚: : : : : : : : : : : : :}{. . . .ﾉ:::::/: : : :}:::::::::≧ ≦
八三三三l 三三{〔ミ＝=ﾐ: : : : : : : : : : :八___厶イ{__: : :八:::／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼
ヽ=＞=三三 ｦ: : ｀ー‐ヽ: : : : : : : ／Y 「｀`: : _:_: : イ:::::::::::::::::::::::::::::::∨
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√ ∧=ヲ: ｀ヽ__／: ∠=-. . . .イ.:.:.入::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
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√ l ｀￣￣｀ヽ＼.:.:.:.:.:.:.＜ ＼:::::::::::::::::::::::::::／
2787 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:08:45 ID:EI3Uoiwb
_､‐''´￣￣￣｀´￣￣~¨"''～､、
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|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、: : ０: : : :,.:'´、:::::::::::::::::::::::|
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／: : : : : : : : : : : : : :`''＜:::::::::::::::| とにかく私はあなたが
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞'ﾞ´＿__ : : : : : : : : __,,,,,,,___ ￣:|:::::::| 天下を取る御方だと見込んで仕えます！
|:::::::::::::::::::::::::__＞',:'´ﾆﾆﾆﾆT⌒: : : : : : : :⌒)二ﾊ `､: |:::::/
|:::::::::::::::＿_V: |:ミ{ l___)ﾆﾆﾆ| : : : : : : : : |ﾆﾆﾆﾆ| }:/:∨
、::::::::/:, - :V:|: :. Vﾆﾆ二ｿ .: : : : : : : : : ヽﾆﾆ ｿ . :': }: } この予言の歌のことも賊徒などへ
＼::::|: l: : : :`､: : : :｀ ｰ‐ ´: : : : : : : : : : : : : ￣: : : :|:/:/ 語って回りましょう！
ヽV: ､: (: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|_/、
,．'´￣::＼:＼__: : : : : : : : : : : : : , --- ､┐ : : : : : : 八:::`､
／::::::::::::::::::::::＼___,:､: : : : : : : : : : /:::::::::::::::ｿ: : : : : : :ｲ::::::::::::ﾞ:,
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::)h｡,: : : : : : : ｀ ｰ-‐ ´: : :_､‐''゛::::::::::::::::::::}
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ: 〕ト｡, ＿＿＿__,,.｡s''´:::::::::::::::::::::::::::::ﾘ
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}二二＼:| V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: / ＼＼ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::／
、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ＼＼ ｀ ｰ------‐ ´
＼::::::::::::::::::::::::::::::::／ ￣＼
2788 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:08:58 ID:EI3Uoiwb
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
なにぶん中世なことと、
不安定な時勢もあって、
李玄英の言うことを信じる者も出てくる。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
,z≦三三三三≧z､
f:.rｗＷＷVヽハﾊヽi.:i
|:.i i.:|
|:.| i.:| γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|:.! i.:| ＜ 李密ってやつが |
. _,,,z≦三三.V ≠≡ ､ , ≡zヽi≧．_ │ 次に天下を取るらしいぜ .|
. _,,,z≦三三三三ｆ´ .{ r-‐―-､ , -‐―i} ヽ 三≧．ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
≦三三三三三ﾐ／´i （｛ ゝ : : : : 厂ゝ : : :丿｝.ｊ.三三三≧..．_
三三三三三ﾐ／.三..ゝ.卜､｀ ￣´ ! | ｀￣,ｲ_ノ ｉ 三三三三三≧．_
三三三三ﾐ／三三ミ/´..i ｀￣′ i三ﾐｉ三三三三三三三≧､ r-.-. ､
三三三ミ.,仁二三ﾐ / i ー‐一 i三ミ.i三三三三三三三三≧/｀ヽ.: : : ｀: .，
三三三.〈三三三三∧ ヽ. ｘ. /三三 i三三三三三三ミミ√_ ゝ-: :_: :｀ヽ.
三三三ミ.ヽ三三／i ∨ ＞ ._＿__ ／,三三三i三三三三三ミミ,┴.､ ` ￣j :.ヽ
三三三三三｀y'.三.ｉ .ゝ､／ヽ : : ∧ .∧三三三j三三三三三ミ.,{: : : :ヽ ′ ｰ､ }: : ;' γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
三三三三三〈三三.i 〉:.:〈 `´|ミ'，ミ ／三三三三三ミ.〈 ｀┬ ´｀i ' ⌒丶 } _丿: :,' ＜ ノストラダムスの大予言ぐらい |
三三三三三 .ヽ三ミi /: : : i .i三 '，´三三三三三三ミ/. ゝ- ゞ: : :.丿‐┤: : ,' │ 信じられそうだな！ |
三三三三三三 ヽ三'， /: : : : ｉ ｉ三ミ'，三三二二二二 / ゝ. _＿ _ノ ⌒j' ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
三三三三三三三ヽミゝ /: : : : : i .ｊ三ﾐ , '三, z≦三三三 ∧ ` !__,ィ |≧．
三三三三三三三ミヽミヽ /: : : : : : i／彡，'ミ , 仁二三三三/三｀､＿＿＿＿__ /イ/三i三≧．_
三三三三三三三三 .ヽミヽ.:.:.: : :／彡，'三 ./三三三三三/三 i ｀ヽ. ／´ 〃三 i三三三≧.､
三三三三三三三三三..＼ﾐ＼／，彡三三ﾐ.!三三三三三 >三 ∧ .>‐ <´ .／/三三i三三三三≧､
三三三三三三三三三三三三 ´三三三.ミ.!三三三三三.〈三 i ' ／!: : : ∧／ /三三ミi三三三三三.ヽ
. ∧三三三三三三三三三三三三三三三.!三三三三三 ﾏ三 i 〉: :/ ./三三＜三三三三三三 ヽ
∧三三三三三三三ミ, .-- ､三三三三..!三三三三三三 ﾏ三i /: : i /三三 ／三三三三三三三 ヽ
〉三三三三三三三{.三三.}三三三三|三三三三三三 . ﾏ三i /: : : :i /三三／三三三三三三三三ミヽ
2789 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:09:11 ID:EI3Uoiwb
┏━━━━━━━━━━━───
┃
かくして李密の声望は徐々に
賊徒の間で高まっていった。
┃
───━━━━━━━━━━━┛
ヽ ＼ ＼ 丶 i | / / ／ ／
ヽ ＼ ＼ 丶 i. | ./ / ／ ／
ヽ ＼ ＼ ヽ i. .| / / ／ ／
ヽ ＼ ＼ ヽ i | / / ／ ／
ヽ ＼ ＿＿ ／
＼ ,,､ ''"ﾟ~￣~ﾟ"''～､
／ ＼ ---‐‐‐
‐‐‐‐--- ／ ヽ
／ ﾔ -----‐‐‐‐‐
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_____＿＿＿＿＿＿＿ } ﾉ/八乂 ＼ } .ﾔ -----------
二二二 ｊ} __ ,,...ミ-‐Y'' "´￣}) / } ＝＝＝ 二二二
￣￣￣￣￣￣￣￣ / { |二二ﾆ/＼二二ﾆ-/ |乂 / ￣￣￣￣￣￣
--------‐‐‐‐‐‐‐‐ { 乂__||二二/ |: ＼二／) .| / ‐‐‐‐‐‐‐‐-----
乂＿ ∧￣ 寸 ￣ 乂_ｊ 乂
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_..,へ ∧ - ／|￣＼ /
／..................) ＼＿＿／ //ﾆ|￣￣}
＞ 、...........乂 {乂＿＿＿ //二二二{
＼..........| | | 二二二{
2790 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/11/01(土) 17:09:24 ID:EI3Uoiwb
/
/ l
/ ﾊ | 、
/ | | | ヽ
| いl ヽ,l＼＿ ＼ ＼
| / ﾄ' __ , --｀ｰ ｀ｰ､ __ゝ l l
|! ,-＝､__f´::::::::::::::::::::::::::::::: : ） ﾉノ とはいえ私が首領となって立つには
l |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`r‐ｲ / まだ部下も少ない
ヽヽ|:::::::::::厂ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::/ { ﾄ、
＼!::::::::/ ＼:::::::::::::::::::::::/ ヽ | ＼
l::::/ ヽ---一 ' ､_ノﾉ ﾄ､ ハ l やはりどこかの賊徒勢力に属すべきだろう
ヾヽ､_ - ､_フ′/ / ＿/ヽ!
', __ ヽ＿∠ノ / ヒ´ノ
', ,-―‐-- /｀l
', -- ＿＿_＿ / ヽ、
l | r――- ニニニニニヽ
l | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ ﾉ |
r,――‐ ´￣ヽ＿＿ ‐┤l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::―‐/ ﾊ
／ ｀;
/ ﾞ、
/ Ｙ
｛ i
∨ | ｉ| |
,ｲ| ｲ 从 ｊノい八 ｉ ｀ヾ !
ハ! :|:! ノ八 （ Уハ乂 ｀ヽ |i ﾘ 翟譲とやらいう男が
乂､ :|:!i / Ⅵ､、 ｿ ﾒ ﾉ ｀ヾ｀Y､、 ﾘ !/ 最近、羽振りがいいな
/ /:.＼ 从!{//∨77777ﾊ-ﾊ77777∨777У乂 ｲ ヽ、
/ /:.:.:.:.:｀Y小/////////r－//////////イノ ／: :∧ ﾍ
_,/ /:.:.:.:-=彡ハ∨///////.:i ＼//////ｲ彡/ （.:.:.:.:.:.:∧ ﾍ 次はそこへ行く
__/￣／／:.:.:.:.:.:./ｲ 乂_ﾍヽ///／:.:.:| ヽ///／从′ ﾉ:.:.:.:.:.:.:. :∧ ﾍｰ: .
三三／／:.:.:.:.: //:.{八 从 ￣ ､ｊ;,_ ￣ /ｲ Y:.:.:.:.|!.:.:.:.:.:.:.∧ ﾍ三
. 三三/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:///:.:.:.:｀ソﾊﾍ ＿＿__ , /ﾙﾍﾘハ:.:.i.:|!:.:.:.:.:.:.:. ∧ ﾍ
三三/ / :.:.:.:.:.:.:.:.:./// :.:.:.:.:.:.:.:j ＼ ｀ 二 ´ ／彡ｲ:.:.:.:.:.:. i.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} j
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三三く く:_:_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ハ. ｀ ー― ´ ..:.: 从:.:.:.／＞ "´. ．＜三三
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