専ブラで出来るだけお願いします!

■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50 [PR]ぜろちゃんねるプラス[PR]  

【R-18】百花繚乱隋唐艶史

1 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/08/23(土) 17:32:23 ID:ukYEQCy5

                             _. -‐- ._
                ,.ィ7ハヽ         ∧//////ヽ
           ,イ////}//\       !/ ∨/////ハ
           !////,リ////ヽ    .|'///ゞ/////,!
            {'////ム// / ∧   !//// .\///}
           {'////、∨////__.|///   \,リ
              '///   ヽ//;⌒-=≠=ミ  、
              ∨  .., '/        ヾ \
.                {^ヽ/__   ′      〈廴
.              __乂o)_,ノ⌒ j{ .:i|.!|ヽ i   \l∨
          ⌒乂__ .∩ i{   从 i{十 -_}リ  }!| ',
              |.| |  / 〉   \Vィf芯テ'' ,ハ|:. ‘,         ・中国清時代の小説
              |i| |: / /\トヘ   /:/:ムイ :|   ',         「隋唐演義」を元ネタにしたやる夫スレです
             _r‐く |/ /!「 ̄  ヽ    /}  } ∩', ,┐
                「 .\ Υ.ハ .ヽ   、 ノ  ,. !|  ;  | | ', / /
               | Lノ_ノ ノ...}i :>  _/V!| ′..| |、/ /      ・>>1のオリジナルシーンが入りまくります
               |    ./'ー---/ 乂____{_:{:i{厶 | |/ / ',
           厂ノ    {_〉::::::/〈__/∧    }乂 -「つ .「 「ヽ
         /  ̄ ̄ ̄>''´   V∧∧_/ {::::::{   Lノ_ノ     ・作中で男性な人物のAAに
          \____>''"~~゚"''<ノニ∧       ∨人   ./ ',      女性キャラを配役することがあります
.         /:::::::::/        マ人ニ>'^゚~ ̄~゚"''く^\  {  .',
        /:::::: ァ゜             L/           \  ̄\ ',
.       /:::::: /:{___       . : :              ,__」  ',    ・そういうキャラのエロシーンはありません
      / ::::: √:\:::]      . : : :           ゚,:::::゚,{    ',
       √::::: 人__厂      ,、: : : :.、       /\/}::::: ゚,     ',
.     八::::::::::::ノ)>。,   _,..、イ: :   : : : .      )/:::人 ::: ゚,   \ ',
.      ./ ><⌒   Τ: : : :         : :ノ'ッ。.,   く 、イ ::::::::::::i     \        前スレ
     ./ /         !: : /       ヽ、 : : :`7¨ { {:::::::::::::::::|  \   \     ttp://yarufox.sakura.ne.jp/test/read.cgi/FOX/1744449644/
    / /         ‘,                 厂八゚, :::::::::::: |   \   \
.   /          ∧             /\  \::::::::: ノ      .\   \
.  ./           /../         {          :、   ````             .\
. ../           / ..′ :.       :〉       .:   /::\                    ',
../            {   :.          .:   /::::::::::`、               ',
.             | ./:\   . : .       . : .  / :::::::::::: ‘,                   ‘
     .|      |../:::::::::\  : : .     . : :  / ::::::::::::::::: ‘,                   |
|      |      |√ ::::::::::::`〜、  (⌒Y⌒) / :::::::::::::::::::::::::::',                |
|      |     √:::::::::::::::::::::::: `` \: : (/ ::::::::::::::::::::::::::::::::: !                   |
||    |    ..{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Υ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: }                   |
||    |     .! ::::::::::::::::::::::::::::::::::::: !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}          |       |
||    |     !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l           .|  Λ| |
|Λ        | ‘,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l          |  /. | /

1879 :名無しさん@狐板:2025/10/08(水) 22:42:36 ID:15+PYc14
魏延の策に乗っても、長安を仮に占拠しても占領し続けられるのか問題
異民族みたいに荒らすだけ荒らして引き上げるならワンチャンか?

1880 :名無しさん@狐板:2025/10/09(木) 06:57:16 ID:16jUTtLA
蜀漢の正統性はアンチ魏だから

1881 :名無しさん@狐板:2025/10/09(木) 12:08:06 ID:peF06maS
孝献帝と孝ビン帝ってどっちがもらってありがたいのかな?

1882 :名無しさん@狐板:2025/10/09(木) 17:38:50 ID:J2ddFPMI
>>1879
長安と周辺を徹底的に荒らして拠点として機能出来なくした後涼州を抑えるという戦略は無くはないと思う
問題があるとすれば正当な漢の後継王朝を名乗る蜀漢が首都だった長安にそんな事していいのかという点

1883 :名無しさん@狐板:2025/10/09(木) 17:42:26 ID:peF06maS
荒らすのなら荊州北部とかのほうが楽そう

1884 :名無しさん@狐板:2025/10/09(木) 21:30:51 ID:5dkQUvBV
弓ヶ浜ヒカルの影響で掛け声が、きゃいいいー、になってる
シャルちゃんか・・・

1885 :名無しさん@狐板:2025/10/09(木) 21:58:17 ID:SzQ1TKuf
南陽は人口も多いし、洛陽近いから魏も動員が速いんだ

1886 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/09(木) 22:06:17 ID:i5CJB6jZ

魏延の長安奇襲計画、正史じゃなくて「魏略」の記述なんすよね。

「魏略」はけっこう信憑性がおける資料である一方、
魏の地域で編纂された書物なせいで蜀の記述に関してはけっこう疑わしいものがあり、
この長安奇襲計画もどれぐらい信じていいもんやら。


1887 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/09(木) 22:06:39 ID:i5CJB6jZ

じゃあ正史の魏延は何を言ってたかというと、
「兵万人を率いて諸葛亮と違う道を通り潼関で会し、韓信の故事の如くしたいと思った」、とある。

「韓信の故事」については劉邦が漢中から出陣する際、
桟道を修復するフリをしながら別の道から攻め入ったことを指していると解釈されがちだが、
「潼関で会し」というのがミソ。

潼関は長安より東方にあるから、こんなところで魏延軍と別行動した諸葛亮軍が合流するとしたら、
それはもう潼関以西が全部蜀の領土になりでもせん限りありえん。


1888 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/09(木) 22:07:11 ID:i5CJB6jZ

なので魏延の言う「韓信の故事」とは、彭城の戦い以後、韓信軍が劉邦軍から離れて、
ほぼフリーハンドで動いたことを指しているんじゃないか。

つまり魏延は「潼関以西を平定するまでは俺を好き勝手に別働隊として動かさせてくれ」
と言っているにわけで、こんなもん諸葛亮でなくともOKするわけなかろ、という私見。


1889 :名無しさん@狐板:2025/10/09(木) 22:12:26 ID:mnK95BFB
違う道というと、渭水を渡って北から安定郡などを通って東に向かうという感じかな

1890 :名無しさん@狐板:2025/10/09(木) 22:45:27 ID:zp9ZCJhz
いくら魏延が名将だろうと自力で兵站やら統治までしながら戦い続けるのは無理だろうなあ。

1891 :名無しさん@狐板:2025/10/09(木) 22:47:07 ID:v21dqrNd
劉備だったらOKしたかもwww

1892 :名無しさん@狐板:2025/10/09(木) 22:47:20 ID:peF06maS
魏延の末路自体が本隊が先に帰ったら行き詰って、魏に下ろうとして失敗して戦死か処刑だっけ?

1893 :名無しさん@狐板:2025/10/09(木) 22:53:50 ID:bD+WuSez
とはいえ、本気で北伐成功させたいなら、ある程度の権限を委ねた別軍が必要になるのは当然で

1894 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/09(木) 22:56:54 ID:i5CJB6jZ

・諸葛亮が死ぬ前に撤退の方針を「魏延に後続を断たせ、姜維がこれに次ぐ。
 もし魏延が命令に従わないなら、置き去りにして軍をそのまま進発させろ」と命じる

・諸葛亮が死ぬと魏延は
 「諸葛亮の属官だけ棺を守って帰ればいい。残りの兵は俺が率いて戦続行!
  ていうか俺に楊儀の下について後続を断たせろ、とかアホか!」と諸葛亮の遺命を無視

・楊儀らは魏延を置いて撤退準備に入るが、楊儀の様子を伺っていた魏延がこれを知り激怒
 楊儀より先に撤退して南へ回り込み桟道を焼き払ってしまう

・魏延と楊儀がお互いに「あいつが謀反した!」と成都へ報告
 董允たち 「いやこれ魏延が謀反したんしょ」

・楊儀たちは山中を通って撤退
 南谷口で魏延と王平が戦う

・王平が「諸葛亮様の遺体がまだ冷たくなってないのになぜこんなことをする!」と怒鳴ると
 魏延の方が間違ってると思っていた兵士たちは魏延を見捨てて逃走

・魏延は子供数人と漢中へ逃走したが、馬岱が追いかけて討ち取った



まあ、死亡経緯については魏延が8割ぐらい悪いよ。


1895 :名無しさん@狐板:2025/10/09(木) 22:58:43 ID:peF06maS
なんでこんな馬鹿な事したんだろ、自分が北伐の大将になれると思ったのかな?
楊儀の平民降格はこの件とは別問題かー

1896 :名無しさん@狐板:2025/10/09(木) 22:58:48 ID:OQNqAkyo
楊儀もそうだが孔明は自分が死んだあとは魏延ともども後の禍根になると確信してたんだろうな

1897 :名無しさん@狐板:2025/10/09(木) 23:00:37 ID:peF06maS
演義だと魏延は日頃から諸葛亮への不平不満を隠していない感じだったけど、正史での頓死っぷりを見ると何となくそう思えちゃう

1898 :名無しさん@狐板:2025/10/09(木) 23:17:21 ID:bD+WuSez
諸葛亮死後の情勢で、なんか費?が怪しい行動しているんだよね
魏延・楊儀ふたりの失脚に関わってるし


1899 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/09(木) 23:25:23 ID:i5CJB6jZ

費禕がなんか微妙に胡散臭いムーブしてるように見えるが、
以前から魏延と楊儀が大喧嘩するたびに費禕が仲裁し、
「魏延と楊儀がそれぞれ力を尽くせたのは、費禕の力があったからだ」
とまで書かれてるぐらいなんで、二人とかなり親しい。


故に二人から相談受けたり本音を吐かれたりして
やや偶発的に失脚に関わるようになっただけじゃないかな。


1900 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/09(木) 23:37:12 ID:i5CJB6jZ

というか費禕が意図的におかしなことしてようがしてまいが、
どうせこいつらはいずれ失脚したんじゃないすかね。

魏延は「皆が忌避し卑下した」「不協不和、忘節言乱」と周りとの折り合いが最悪で、
楊儀も「諸葛亮は楊儀の才幹を深く愛惜した」とありつつ、
「諸葛亮は普段からこっそり「楊儀の性格は狷狭だから後釜は蔣琬ね」と言ってた」
とか書かれてるぐらいなんで……。


1901 :名無しさん@狐板:2025/10/09(木) 23:52:46 ID:bD+WuSez
よくこれまで生きてられねってレベルw

1902 :名無しさん@狐板:2025/10/09(木) 23:53:09 ID:OQNqAkyo
魏延が同情的な目で見られるのは大体演義の孔明のせい

1903 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 00:01:42 ID:njQfoTRm
「なんか頭に角が生える夢を見た」
「そりゃこれから頭角を現すって吉夢ですね」

「角は刀を用いると書く。頭に刀を用いるのは死ぬときよ」
カワイソ

1904 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 00:08:44 ID:efmeiQbK
そんな2人を何とか使いこなしたのも、劉備や諸葛亮あってこそか

1905 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 06:21:16 ID:6euigHH8
>>1902
司馬懿ごと火刑で処分されそうになったら、誰だって恨むわw

1906 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 07:23:08 ID:77WT5Lh+
演義の方は「これ裏切りというのは欺瞞だろ」ってレベルの扱いされてるからな魏延
史実も裏切りかと言われると微妙だが

1907 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 07:33:01 ID:UN10/1Xe
ファミコンの光栄三国志で魏延を知って
こいつ武力高いけど忠誠低いなあと思い

吉川三国志を読んで
魏延ひでえ奴だったんだな、そら忠誠低く設定するわと思い

田中芳樹の中国武将列伝を読んで
優秀なのに孔明の引き立て役にされたんだなと思った


リアルの魏延さんがどういう人だったか正直よく分からん

1908 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/10(金) 07:38:51 ID:MiwDnIEy

正史魏延の特徴。

・上でも書いたようにとにかく驕慢で周囲と折り合いが悪い
 諸葛亮を怯懦と罵る、喧嘩したら楊儀に剣を突きつけるなど
 諸葛亮が死ぬまで処罰されてないのが不思議なレベル

・将軍としては一流
 劉備が張飛ではなく魏延を漢中の守りに抜擢したり
 諸葛亮がこれだけの問題児でも不問にして使い続けるレベル

・「よく士卒を養った」とあるんで、下にはたぶん優しい


関羽の「上や同僚には傲慢で部下には優しい」をもっと極端にした感じ。


1909 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 07:47:53 ID:sN4KNywL
でも最後には士卒に逃げられてるから、人望はなかった感じもする

1910 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 08:15:07 ID:7IPUAe8Q
諸葛亮の遺言の時点で「あいつ命令に従わないかもしれないからその時は〜」だし
前線に置き去り(見殺し)にしろという指示に反発もなく実行されてるし
実際に魏延に同調したものが誰もいないし

1911 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 08:38:19 ID:5GA6CZRo
楊儀は楊儀で正史でボロクソ書かれて
蜀の叛臣列伝で魏延と並べられてるけど
楊儀には同情の声はあまりないよね

1912 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 09:27:45 ID:6euigHH8
>>1909
お前ら謀反人やぞって付きつけられたら降伏するのがまともだぞ、魏延の私軍ではないので

1913 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 09:53:43 ID:7IPUAe8Q
そうなんだけど、謀反人とされてもなお(少数でも)兵士たちが付き従ったという例もあるから(諸葛誕とか)

>>1911
言われてみれば、魏延の擁護論はたまにみるけど(アンチ諸葛亮からの派生の面もあるけど)
楊儀の擁護論ってみたことないな

1914 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 10:02:36 ID:xx7ez/SL
ぶっちゃけどうでもいいキャラだからでしょう楊儀

1915 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 13:14:34 ID:B79xIEqc
丞相が亡くなったのにまだ戦するの?
って考えた兵士が大半だったんだろうな。

1916 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 14:21:14 ID:tjkYQO5s
魏延は劉備の入蜀前から登場して活躍してるお馴染みキャラだけど
楊儀って孔明死んだあとでいきなりポップしたように見えるポットでキャラやもん
そんなん後者を擁護するやつはあんまおらんやろ

1917 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 14:55:17 ID:RpzXir/a
楊儀は楊儀で、魏延のほかにも、上司の劉巴と衝突して左遷されたとか、蔣琬を恨んだとか、魏延の首を踏みつけて罵ったとか、人と衝突する逸話が多いんで、相当厄介な性格だったのではと思う

魏延が反逆したのも野望とかよりも「(いつもかばってくれていた)諸葛亮が死んだ今、楊儀が俺の上司になったら必ず殺される」という恐怖の方が強かったのでは?と個人的には想像してるな

1918 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 18:45:02 ID:jQi+aAAn
魏延を扱えるのは、それこそ劉備くらいだったろうよ

1919 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 20:53:50 ID:8R8ipK6Q
劉備って度量あるのよね。本当に度量ある人

1920 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 20:54:30 ID:6euigHH8
漢中益州の皇帝になった男よ

1921 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 21:00:52 ID:nU1rQFXY
だからこそ死んだらあっさりと国が逝った
劉禅じゃなくたってあんな奴の跡継ぐの無理だよ……

1922 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 21:08:12 ID:UN10/1Xe
お昼に余り物のヨーグルトたくさん食べたら
気が遠くなるほど屁が臭いねん
人間ってこんな臭い屁出せるんやなと感心するレベルで臭い
大友克洋「MEMORIES」の最臭兵器ってこれかもしれん

1923 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 21:08:29 ID:UN10/1Xe
すいません誤爆です

1924 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 22:08:44 ID:da1drpc2
死んだ後40年も保ってるのにあっさりはちょっと

1925 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 22:10:28 ID:tzT0lEN6
中山靖王が景帝の血をひいてないことがDNA調べたらわかって
実は劉邦の男系子孫じゃなかったことが分かった劉備君

1926 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 22:27:26 ID:nJ9ZXFje
実は中山靖王の劉氏に別の劉氏から来て継いだ養子筋らしいので中山靖王が景帝の血じゃなくても
劉備が劉邦の男系じゃないかは分からんのだよね
・・・・だだ劉秀も景帝の子からの分家筋だから今回の発見後漢自体が劉邦の男系じゃない疑惑になってしまうんだよね

1927 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 22:30:04 ID:6pdQQmPj
>>1925
そういう古代中国のDNA解析の話をSNSで聞くけども
それらを知るためには先祖(景帝)と本人(劉備)か末裔のDNAを把握してないとできないと思うんだけど
墓が出土して本人とされるDNAの採取元である遺体とか見つかってったっけ、景帝や劉備

1928 :名無しさん@狐板:2025/10/10(金) 22:42:50 ID:6euigHH8
>>1927
Xでその話題めっちゃ荒れていたな、そんな大昔にあったDNAの解析って正確にできるものなのかなと

1929 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 00:23:21 ID:RuafbMhI
遅まきながら情報元だろうtweetと中国語の元記事は見れたけど翻訳ツールを使った不確実な情報だけど
どうも現代の劉姓やDNA分布から遡って歴史的な家系図から当てはめているみたいで

前漢の中山国の領域に遺伝子的に漢王朝とは全く無関係な大族が出現した 
 ↓
中山靖王劉勝なら子沢山で説明がつくけどそうすると景帝の子ではなくなり中後期楚王族の末裔になる
 ↓
景帝の寵姫がトイレで猪に襲われて景帝が助けようとしたけど家臣に止められてそれに従う
 ↓
なぜか家臣に金百斤を賜ったという謎の記述があるからこれが怪しい

という論理展開だったんだけど途中経過はともかく前漢期から人の移動が全くなかったことになってるように思うんですがいいんですかね

1930 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 08:01:13 ID:9XrvRMsR
トイレで猪に襲われ
ってポルナレフ案件だったんですかね〜?

1931 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/11(土) 09:31:38 ID:BJhZrtH2

史記酷吏列伝の?都の項目。

景帝が上林苑で狩りをした際、側室が厠で用を足していた。
すると猪が現れ同じ厠へ入っていった。

景帝は?都に目配せ(助けろという意味)したが?都は動かなかった。
なので景帝は自ら兵を率いて側室を助けようとしたが、?都曰く。
「あの側室が失われようと側室はたくさんいる。ですが陛下はただ一人、陛下の身に何かあったらどうするのですか?」

景帝は言葉に従い何もせず、猪もやがて去った。
景帝の母、竇太后はこれを知ると?都に金百斤を与えて褒めた。


1932 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/11(土) 09:32:10 ID:BJhZrtH2

劉邦の母親の「赤龍が劉邦の母に抱きついて劉邦が生まれた」という記述もそうだが、
この手の逸話の猪や赤龍とはレイパーであり、強姦によって劉邦や景帝は生まれたとうする解釈はちょいちょい見る。

だが今回のケースだと猪=レイパーだったとしても、周りに?都らがいるのに誰も動かず、
かつ後で竇太后が報奨するということまでしてるんで、
猪=レイパーってのはたぶんありえない。


1933 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/11(土) 09:36:35 ID:BJhZrtH2

まあ、景帝自らが助けなくとも兵士たちに命じればいいだけなのに、
猪が立ち去るまで誰も何もしなかったというのも奇妙な話ではあるのだが。

どうしても理屈付けるなら猪=皇族など高い身分の人物であり、
誰も手出ししかねたとかになるんだろうか。

それはそれで皇帝が目の前で側室を堂々と寝取られたのに
何も出来なかったというけったいな話になるが。


1934 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/11(土) 09:47:15 ID:BJhZrtH2

そういや景帝の弟、劉武はかなり問題ある性格っぽいが、
にも関わらず兄貴や母親にはめっちゃ愛されてたか。

こいつが猪の正体な可能性は無きにしもあらず。

まあ、だとしても劉武は間違いなく劉邦の孫なんで、
上の劉備は劉邦の子孫じゃない理論は破綻するが。


1935 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 09:47:46 ID:TANKcmik
劉邦はレイプの子だったとして、親父と仲が良すぎるし、不良行為やっていても大目に見てくれているから
やはり考えにくいわ

1936 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 10:06:50 ID:ZsKdArsa
このケースのことでなく一般論として言うが、可愛がってるから血のつながりはある、というのもなあと
血のつながりはあっても親子兄弟で争いまくった人類の歴史を振り返って思う

1937 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 10:07:22 ID:PB1LyeZw
少なくとも劉邦の親父の件は息子と性格が真逆だったことからの、下衆の勘繰りだと思うわ

1938 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/11(土) 10:09:32 ID:BJhZrtH2

楚漢スレで語ったが劉邦の親父は晩年、

「故郷にいた頃は露天で酒を飲み、餅を食い
 闘鶏をし、蹴鞠で遊ぶのが大好きだった」

と語ってるんでむしろ劉邦に似てる。


1939 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 10:10:19 ID:PB1LyeZw
年食って丸くなったタイプだったんかね?

1940 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 11:11:28 ID:FP0rrv58
そこで酒池肉林とか?盆とか鷲巣麻雀にいかないあたり、親子揃っていい意味で俗物だったんやろね
皇帝になろうがその親になろうが本質は田舎暮らしの成り上がりのオッサンらしくていいわ劉邦親子

1941 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 11:27:24 ID:TANKcmik
>>1940
公式の場では息子にひざまずいて臣下の礼みたいなことはしているぞ、劉太父
たとえ息子と言えど皇帝なのだからかしずくのは当たり前というのは、頭がいいほうだと思う
劉邦は親父のために故郷そっくりの村を長安で作る程度の贅沢はしている

1942 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 12:01:33 ID:YVnMMzI1
あるブログで
「『龍が劉邦の母に抱きついて劉邦が生まれた』をレイプの隠喩と解釈するなら、
『劉邦が酒場で酔って寝ているとき、酒場の女将は劉邦の上に龍が乗っているのを見た』も同じように解釈するべきでは?」
と解説してて、これが個人的には腑に落ちたな

そうだよな、これを「劉邦が酒場でレイプされていた」と解釈するのはあまりにも不自然で、
じゃあ最初の劉邦誕生の逸話も、レイプではなく素直に瑞兆と解釈したほうがいいのかな、と思った

1943 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 12:26:10 ID:1tJpWRiX
でもさ最強クラスの生き物って男女関係なくイケそうじゃない?

1944 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 13:51:14 ID:TANKcmik
イエッサもどこぞの誰が言い始めたかしらんけど、実父はローマ兵士とかいうくそつまらんヨタ話があったが
大昔の新約聖書だとマリアよりもヨセフの血統がアブラハムの32代?後でそっちのほうが重要なんだとか

1945 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 13:52:45 ID:YVnMMzI1
まあこのブログ読んだ時、このスレのやる夫劉邦で脳内再現されて、不謹慎だけど笑ってしまったのは事実だ(真顔)
「やる夫が酔い潰れて熟睡→その上に跨っている男→驚く酒場の女将」の絵面が、
不謹慎だけど面白すぎた

1946 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 15:59:21 ID:ZsKdArsa
貴腐人がアップしました

1947 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 17:25:28 ID:r6KAcF+C
今更な話なんだけど、後漢時代に劉氏の性を偽って名乗るのは
リスクが高すぎるから、劉備は漢の皇帝の血を引いているんじゃないかというのは
そこそこ信憑性があるって事でいいのかな

1948 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 17:45:35 ID:cjr1Y1kE
少なくとも祖父さんの代から役人やってるから実際はどうあれ公的に劉氏の子孫と認められた家柄よ

1949 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 17:49:29 ID:cjr1Y1kE
出自で言うなら曹操や孫堅のほうが本気でどこの馬の骨かわからない
曹操の実父は本気で出自不明で曹操自身もコンプレックスに思うほど
孫堅も親の名前が史料によってあやふやなレベル

1950 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 17:56:28 ID:r6KAcF+C
ありがとう
由緒ある家系の生まれなのに、漢で居場所を失ったのか……

1951 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 18:57:40 ID:VzJAkp7w
由緒はあっても同程度の由緒持ちは人数で言ったら掃いて捨てるほどいるからなぁ

1952 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 19:48:50 ID:vnLEffvj
後宮に三千人いるような王朝は
二百年経つと親戚が万人になると聞いた

加藤徹さんの本読んでて思ったけど、母や正妻を尊重する騎馬民族なのに
子貴母死を考えた北魏はどこから思いついたのか不思議

1953 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 19:53:39 ID:UwnkNwF3
三国志の群雄なら孔融や袁紹と袁術も由緒あるしな

1954 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 20:02:47 ID:xLr0o9/K
群雄じゃないけどケ芝、呉懿、岑昏あたりは雲台28将の子孫だっけ?
ちょくちょく馬超がらみや南蛮征伐で名前の出てくる伏波将軍馬援と比べると演義での名門の印象薄いけど

1955 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 20:04:08 ID:tc1pjGuf
北魏の「漢の風習取り入れようとした鮮卑」から出力された感じ
唐も皇后排除したりしていくし

1956 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 20:10:09 ID:TANKcmik
次は李信と李世民の血がつながっているか調査だな

1957 :名無しさん@狐板:2025/10/11(土) 23:42:46 ID:vnLEffvj
老子よりは楽ですね()



ひょっとして徽宗皇帝は兄の哲宗が起こした家庭問題よりは
自分の方がましと思っていたのか・・・?

1958 :名無しさん@狐板:2025/10/12(日) 00:04:31 ID:soEGW6rL
>>1949
異姓不養からしてどこぞの曹氏である事は間違いないだろうけど
宦官の養子に入るような人間という時点でお察しだろうなあ

1959 :名無しさん@狐板:2025/10/12(日) 02:21:10 ID:kMW2Fcbq
>>1952
北魏の子貴母死制度は「前漢武帝が、昭帝の実母を殺したのが由来」、つまり漢族の風習と説明されていたので
当時の(北魏王族以外の)鮮卑族からすれば「母親や妻、父の妻だって尊重する俺たちとは違うな」「漢族の風習って野蛮だなー」と思われていたかも?

1960 :名無しさん@狐板:2025/10/12(日) 07:02:01 ID:6uASgJsb
時代も民族も別だけど安禄山が玄宗より楊貴妃に先挨拶した話も同じなんかな

1961 :名無しさん@狐板:2025/10/12(日) 07:19:59 ID:gdl+bY/W
魏晋南北朝〜安史の乱あたりは、ユーラシア全土で人が激しく動き回った時期なんで

漢民族視点だと北魏も安禄山も十把一絡げで「胡」だけど、実際は文化風習も全部違う

北魏はモンゴル系だけど、安禄山はソグド人(中央アジアのイラン系)だし

1962 :名無しさん@狐板:2025/10/12(日) 07:47:36 ID:6zfsjuq+
>漢族の風習
漢人臣下は否定しなかったのかな

1963 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/12(日) 17:18:26 ID:7oNwBY6/

投下します。


1964 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/12(日) 17:18:37 ID:7oNwBY6/




         .   _______________________
           |┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓|
           |┃                                    ┃|
           |┃                                    ┃|
           |┃        第  二  十  八  話          ..┃|
           |┃                                    ┃|
           |┃                         .        ┃|
           |┃.    郎君勇女、簪刀を贈り合いて縁を結ぶ   ┃|
           |┃                                    ┃|
           |┃                                    ┃|
           |┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛|
         .    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄






1965 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/12(日) 17:18:46 ID:7oNwBY6/

       ┏━━━━━━━━━━━━━━━───
       ┃
          竇建徳は順調に勢力を伸ばしていた。
                                       ┃
         ───━━━━━━━━━━━━━━━┛

                      }\}\}\
                      \} \  \    {
                    }\}  \   | ∨{__
                  __}  \ \ \   | / /
                   \   ⌒7___)/  ̄}
                  --==ニニ_____/
                      Ζ   |  tッ‐ト 」 L∠
                 乙/「^ |        〈ツ^ト
                 ___7Λ        ノ /             ∧        ∧      ∧       ∧  
               {    >―‐┐  └― 、 /           ∧ |i |     ∧ |i |    ∧|i |     ∧ |i |       ∧
                  _.、-''゛    '⌒ \     / ̄ ̄ ̄\      |i | 州     |i | 州    |i |州     |i | 州       |i |
             _.、-''゛           } ̄  イ: : : : : :./ ̄ ̄ ̄   州 ‖     州 ‖ .     州‖     州 ‖       州
        _.、-''゛                  〉__{:i:\.: : :./ // /   ‖ ‖/\.... ‖ ‖/\  || ‖ /\‖ ‖  /\‖
   _.、-''゛        _、 ''>―< _,/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}: : └{ { /     ‖/\_●_\. ‖/\●_\|| /\●__\ ‖/\●_\
.、-''゛         _、 ''゛   Λ: : |:i:i:i\:i:i:i:i:i:i:i:i:i}\: : {_{__{__厂}>  ‖__●_\.    ‖__●_\  ||_ _●_\` ) .‖__ ●_\` )
      /    _、 ''゛\      Λ: |\:i:i:i:\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|: : : : : : : : } ̄  ‖´∀` )     ‖´∀` )  ||  ´∀` )i  ‖´∀` )i日 
    /     ''゛     }       Λ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|.: : : : : : : : : : : ◯]iiiUiii日   ◯]iiiUiii日  ○iiiUiii日;ゝ  ◯]iiiUiii日;ゝ 
      /      }         |i:i:i\i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:Λ\/: : : : : : :  ‖;/甘ヽ;,,ゝ  ‖;/甘ヽ;ゝ  甘ヽ;ゝ @]:‖;/甘ヽ;ゝ  
.    /               /i:i:i:i:i:i\__i:i:i/ |  }.: : : : : : :  ‖_)___).    ‖_)___)三ミ_)_) (⌒)‖_)_) 

                    【  竇建徳  】


1966 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/12(日) 17:18:58 ID:7oNwBY6/

       ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
       ┃
          隋の涿郡通守の郭絢なる者を大破し、
          数千の首をあげるなど
          隋軍を次々撃破。
                                    ┃
         ───━━━━━━━━━━━━━━━━┛

       _,    _,     _    _     _    _,    _    _    _, ,
       |_|_|   |_|_|    |_|_|   |_|_|    |_|_|   |_|_|   |_|_|   |_|_|   |_|_||
    | ̄|_ | ̄|_ | ̄|_ | ̄|_ | ̄|_ | ̄|_ | ̄|_ | ̄|_ | ̄|_
    |  _| |  _| |  _| |  _| |  _| |  _| |  _| |  _| |  _||
    |_|   |_|   |_|   |_|   |_|   |_|   |_|   |_|   |_|
´⌒ ,,_∧  ∧_Å #__#  ∧_∧ §_§ ,,,,,,,,,,,,  ↑_↑ ∧,,∧`)⌒`)
´⌒(◆∀・) (メ皿●)( ・д・) ( ゚皿゚ )( ・∀・) ( ゚∀゚ ) ( ・д・) (・д・))⌒`)`)
(⌒━∪∩━〈>∩━〈>∩━〈>∩ ━〈>∩ ━〈>∩ ━〈>∩━〈>∩━〈>)⌒`)
⌒⌒∧_∧ 个__个  tttttt  ▲_,,,,,, △△△  ∧∧   へへ   ∧_∧`)⌒`)
(´⌒( ゚皿゚)(◆∀・) ( ・∀`)(´・∀・`)( ・皿・) (゚∀メ) (・Д・) ( ・∀・ ))⌒`)`)
´⌒━∪∩━〈>∩━〈>∩━〈>∩ ━〈>∩ ━〈>∩ ━〈>∩━〈>∩━〈>
´⌒ ,,,,,,,,,,,,   ↑↑  ∧,,∧  ∧,,,,,,,,,  /ゝ,,,,,,  tttttt   ▲,,,,,,   △▼△`)⌒`)
(⌒( ・∀゚ ) (。∀゚) ( ・皿・)( ・д・,,)(◆∀・,)( ・д・,,) (◆∀・) ( ・皿・))⌒`)`)
´´━∪∩━〈>∩━〈>∩━〈>∩ ━〈>∩ ━〈>∩ ━〈>∩━〈>∩━〈>)⌒`)
(´( l , O  l , O  l , O  O 、 l  l , O  O 、l  O 、l  O 、l`)⌒`)


1967 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/12(日) 17:19:11 ID:7oNwBY6/

       ┏━━━━━━━━━━━━━───
       ┃
          また運もあった。
          隋の将軍に薛世雄なる者がいる。
                                   ┃
         ───━━━━━━━━━━━━━┛

                         _,.。-―-s.,ミ`ヽ、
                       -ニ=―-.: .: .:ヽ}.: ハ
                      _,.‐".: .: .: .: .: .:ヽ.: .: .: └z。、
                    ヽ=ニ二/.: .: .: .: .: .: .: .:ハヽ.: .: .:ミヾ、
                      /.: .: .: .: .: .: .: /.: .:i,.:i.: .: .: .: .: ム
                  、__,/.: .:/. :/.: .:/.: .:./ハマ.: .:ム.: .: .ム
              ヽ. __/.:/.: .: /.: .:/.: .: // i _\.:ハ.: .: .i
                     /.: ./.: .:/.: .: .: .: /  /_メ'"_ ,`i.: .: .:i      ┏            ┓
                 i.: /i.: .: i.: .: .:メz.,_  / /ィfむノ  |r‐マ         ┃   薛世雄   ┃
                 マ i.: .: i.: .: メ _む,/    ̄   fヽ. i'      ..┗            ┛
                  ` i.:: ,.イ.: .:i,      、      i7 イ  、
                   _ノ/ i.: .:iハ    `´ _,.、  イ‐"i   ハ
                          マ.i `ヾ.、 -<´ '"   / |.: .:`""´/
                       _`ヽ  i>。  ー  /  |z.: ハ`ヾ、
            _,.。<⌒ヽ, _/  `iゝ-イ r弋ヽ-- '―‐rイ 〉.: i.: ト.:)    _,....。--- 。., _
          /   _,...,__ \/ヽ /。.,_7.: |i T  ̄ ̄ ̄ | |/.:,イ/.:i /,.。<´           `>。._
            ノ  '"´    \|  /_  /i.:/iマ i      _i,.。イ/  ̄/             //
         |   ___   ト-/ _) ) / ヾ i `ヽ  ̄ ̄    '  _/ ,。‐。,          _,。<  /
         |       \/  i`"" |三|     i     〇 i三| i 〇 i    _,.。 <    /
            マ  ―――ヽ i  / _,.。ィ三ニ|     i       |ニ弋-≧" ´ ̄        /
         ト、 _ ,ィ  〉< |   |三ニ|     i       |ニ三|   ` ヽ       =ニ二〈

1968 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/12(日) 17:19:21 ID:7oNwBY6/

       ┏━━━━━━━━━━━━━━━───
       ┃
          煬帝の一回目の高句麗遠征において
          平壌を目指した別働隊三十万が
          高句麗軍に追撃され壊滅した際、
                                       ┃
         ───━━━━━━━━━━━━━━━┛

                       .      .| ,rt、
           ┣¨┣¨┣¨   /7.,    i`i`彡0fト'ヾヽ  死ねぇぇぇっ!            ワー.
     ワー.           ,'´/ハ`ヽ. / ゝ 彡ゝoノ       ┣¨┣¨┣¨┣¨
                  ∠二ヽ/>} | 、ノ  彡くミヽノ    ヘ,/ _(ヽソ )
    ,.、  ,.   <三派━ら/(`Д´;ヽ=ヽ .`‐' ヽ____/ゞ | ヽ  (⌒丿ヽr'ニ二ヽ
    |:| //           ヽ|゚U゚⊂ヽ=.ヽ   |川リ ー'  | ∠\ヽ;;;ハ ゚,、゚)=ヽ      ワー
    |‘='ノ`ゝ、    ......_    ソ≡(⌒).     | y ノヽ | ━(uu」━━━━━━
   .∠二ヽ(_( ヒィィィィ ヽ   し        // //  ヾ|     ノ / :::●:::)
  ⊂ソ(´Д`;ヽ=ヽノ__ヽ<) タ、タスケテェェェ・・・     .   ⊂ヽ(;.∀。/=/つ
    ヽ|゚U゚⊂ヽ=.ソ(´Д`;ヽ=ヽ っ ニ    {:::::::::::::::ヽ___,,,,,     *・ ゞ二二ъ'| * ;'' ;”
    ソ≡(⌒)  .(」つii ゝ:ノ 三ニ      入._cニニニ}.  ''''’   .    ヽ ____ノ
     し      ヾ((リノ、 三   .⊂くλ ノ=ノ~つ。"、。)つ
            (_)J

                            ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
                            ┃
                               薛世雄は白石山という地で
                               高句麗軍に十重二十重に包囲されたが、
                                                        ┃
                              ───━━━━━━━━━━━━━━━━┛

1969 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/12(日) 17:19:31 ID:7oNwBY6/

       ┏━━━━━━━━━━━━━━━───
       ┃
          精鋭二百騎をもって果敢に突撃し
          高句麗の包囲を突破して本陣へ帰還。
                                       ┃
         ───━━━━━━━━━━━━━━━┛

     _八                  -‐く           l    !  ヽ
    ハ ’,          _  二 -‐  l          |  |    ,
    f   、_}      ,   <                   l   !   l
    |           ´    ヽ                   | |   l
    |      ,                           _|   l     |
    ’   /                          イ >、/    l
     |ヽ  {                       _  く   V  !    ,       俺は不死身の薛世雄だ!
     | `、 ヽ                     ァfぅハ  ハ  ‘   !    /,  "´
    l  ヽ `、               _ イ 7/ ゝツ_ノ i  i  i   仏
      !   丶 ヽ       ___ < //   -‐彡   i  i  [ ̄`[ム       こんな所で死ぬかよ!
      !    \ 「 ̄「 ̄  l 7弋ツ乂   ヘ             i  i /   ム∧  _  
      l      `く ヘ    l |ー=彡      ,        ハ   !/ f i { Vヘ´
       、     ヽ ヘ  、l         ,         l !  l  v /  Vヘ
       \    `、 へ  ヽ           {、 ,  ,. 、   l i  |   ∧   Vヘ
      _,r   \    >、  ̄` 、       _   彡ヘヽ  l i  l   / ヘ   Vヘ
   ,  ´      \_/  \   ヽ     「「 ̄    Y  厂i ノ  'i   l    Vヘ
 /          い \ r、 ヽ   `、    代      ノノ/  jン  //    l   Vヘ
            厶ヘ  \、) \   \__辷二 彡 ´   /  i/    l   l l

                                  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
                                  ┃
                                     その後も突厥を討つなど活躍した将軍で、
                                                              ┃
                                    ───━━━━━━━━━━━━━━━━┛

1970 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/12(日) 17:19:45 ID:7oNwBY6/

       ┏━━━━━━━━━━━━━───
       ┃
          その薛世雄が三万の兵を率いて
          賊徒討伐へ出陣。
                                   ┃
         ───━━━━━━━━━━━━━┛

                          ';';,..
                            '';;';';;,.,
                            ''';;';';;'';;;,.,                  ザッ
                              ''';;';'';';''';;'';;;,.,   ザッ
                 ザッ            ;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
                               ;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
                              vymyvwymyvymyvy     ザッ
                      ザッ     MVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、
                          Λ_ヘ^−^Λ_ヘ^−^Λ_ヘ^Λ_ヘ
            ザッ            ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ
                       __,/ヽ_ /ヽ__,.ヘ /ヽ__,.ヘ _,.ヘ ,.ヘ    ザッ
           /\___/ヽ   /\___ /\___/ヽ  _/ヽ /\___/ヽ
         /        \/      /         \  /        \
        . |           |       |           |  |           |
         |           |       |           |  |           |
       .   |           |       |           |  |           |
         \        /\      \        /    \        /
          /`ー‐--‐‐―´\ /`ー‐-  /`ー‐--‐‐―´\   /`ー‐--‐‐―´

1971 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/12(日) 17:20:02 ID:7oNwBY6/

       ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
       ┃
          竇建徳の領地となって日が浅い各城郭は、
          薛世雄が来たというだけで城を捨て
          逃げ出すことが続出した。
                                     ┃
         ───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

                           _______ 
                              |    白旗     |
                              | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 ヾー─ー─ー──ー──ー──ー─ー,ィ
                  ||; |; |i |; |; |; |i |; |; |; |i | ||
                  ||i |; |; |; |i |; |; |; |i |; |; | ||
                 弋┼i‐‐l!‐i!‐‐i──i‐‐l─i‐ l‐ l‐il┼‐ フ
               弋ェェt┼┬┌───────┐ ,‐i┼t'ェ,ィフ
                   il_,└───────┘ ,  i!
                   | ̄ ̄|| | ̄ ̄|i | ̄ ̄|| | ̄ ̄|l
                 || ̄ ̄| ̄ ̄l ̄ ̄| ̄ ̄! ̄ ̄| ̄ ̄| ̄||
                 l| ̄| ̄ ̄i ̄ ̄| ̄ ̄l ̄ ̄| ̄ ̄! ̄ ̄|l
       | ̄ ̄|l | ̄ ̄|| || ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄i ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄|| | ̄ ̄|| | ̄ ̄|i
       ̄i ̄ ̄|゙ '' ̄i ̄ ̄|| ̄! ̄ ̄;/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄ヾ ̄| ̄ ̄|i ̄| ̄`~|i ̄ ̄| ̄ ̄
       ̄ ̄| ̄ ̄i`~ ̄| ̄i| ̄ ̄| ̄|     |||     | ̄ ̄| ̄|| ̄ ̄i ̄″| ̄ ̄|i ̄
       ̄| ̄;゙|i ̄ ̄l! ̄ ̄|| ̄| ̄ ̄|     |||     | ̄i ̄ ̄|| ̄i ̄ ̄| ̄ ̄i ̄~`l
       ̄ ̄i ̄ ̄| ̄ ̄i、 ;|| ̄ ̄| ̄|     |||     | ̄ ̄| ̄|l ̄ ̄| ̄`~|i ̄″| ̄
       ̄i ̄`~| ̄ヾl; ̄ ̄l| ̄| ̄ ̄|     |||     | ̄| ̄ ̄|| ̄| ̄ ̄i| ̄ ̄| ̄ ̄

1972 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/12(日) 17:20:19 ID:7oNwBY6/

                  T  |\|  \  ,。s   ,。s≦ニ二   ∠
                 |Y  |  |    |/ / ,。s≦ニ二    乍
                 |  |\|  \  \ |/ /       ≦
                 ヽ \ ヽ  ヽ  ヽ  /,。s≦ニ二   乍
                 \ヽ ヽ ,。s≦ ̄ ̄ ̄\-=ニ ──  戈
                   ヽ|    )  /   > | 二   ∨
                    |   / /  ,。s≦   ミ  /¨ヽ∨
                    ; _、 '_、 '゛_、 '゛_、 ''゛,。、  ミ .,'  |,'         おいおい、こんな有り様じゃ
                   _、'゛ _、≦   ̄∠ 迴ノ    |,'  ,','         俺達本隊が薛世雄と対峙しても
                  /_、イ゛   |       彡  / //::\
                //  ',   ,'           ,'¨イ/:::::::::::::ヽ
               //  / ',  .,'       U   ,' |  |≧:::::::::::::::ヽ    みんな逃げ出して戦にならねえぞ
               /  /:::::::::::::ヽ  ̄        / | /ニニ:::::::::::::::::::ヽ
               |/::::::::::::::::::::::::::ヽ  ====s。,  ./  /ニニ/::::::::::::::::::::::ヽ
             /:::::::::::::::::::::::::::::::≦ヽ      /  /ニニニ/|::::::::::::::::::::::::::::',
            /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ニニニ _ ./  /ニニニ/ニニ::::::::::::::::::::::::::::',
          /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ニニニ|    <ニニ,。s≦ニニニニ::::::::::::::::::::::::::::::',



                          ⌒丶、::::::::::::::`ヽ
                        _. -‐…::::::::::::::<._
                       /:::::::::::::::::::::::::::\:::::::\ )ヽ
                      /::::: /::::/::::::ノ:::ト、::::::`丶、二::ノ
            .       /:::::::/:/::::/:::/⌒^ヾ:::\:::\::::ヽ
                  /:::::::/::::::::/::'/‐- .._  \:{\:::ヽ:::::.
                   /:::::::::|:::::::::::::/ >rミヽ}  >=ヽ:::〉:::::,
            .      / ::: /| :::::: |/ ,{  じj ` /ィ'TカV:}:::::::.       なら信用出来る兵士だけ集めて
                /:::ィ:::/::| :::::: ト、 、.` ―'   :、 l、じj/イ:::j:::::.
                /'  |:∧::|\::::| ト、     .:/ `¨ '/i|::/\:,
                   |′ヽ\ヽj/_匚]   _´    / //         今夜、奇襲をかけよう
                     }::::/T:´::!ヽ      `  ∠ィ::/
                     / '′j:∧| : 丶、  ィ'´}/ ノ'′
                          | i.     |
                       __., '/ :,     ヽ、_
              _ -―‐-=二_     ハ   / i   _二ニア¨ ̄ `丶、
            /       }   ̄¨ ‐ 、:, / -‐ ''´    ′      \

                        【  劉黒闥  】


1973 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/12(日) 17:20:33 ID:7oNwBY6/

                        }  _  -――- _               }
                         j/         `丶、            '
                     /   ___       `丶、       /__
                      <:≧7´, ‐=ミx、⌒`丶、       `丶、_/.<
                   〈: : :/  {  ti l^゛   -=ニ\     _ イ : : : : : 〈      でもここから隋軍のいる場所まで
                    厶ィヘ  、_ノ      ' ti  lー=≦: : : : : : : : :厂      少し遠い
                   / /i|       r┘   、_ ノ  j:/: : :/: : : ハ{
                     /  l l      l 、          ]/V\{V : ∧
                   _i{  |叭           U       l_ ィ V}  ',、     夜が明ける前にたどり着けるかな?
                   _ ‐ i{  | i{ 、     t ,             ノ   !  }   ,\
                _ ‐    i{  l  V \ヽ             /   ,   }    ',  、
           _ ‐      ',  ',  、个s。 ー ‐        イ    /  }     ,   ',
          _‐       ',  ',  \   ≧ァ  ̄⌒`丶、     '    }   /    |
         _‐         }    ,   、  {        ', //|   }__/      /!
         _‐         }    ',    \人         }/ , |__/´     | , |

                          【  孫安祖  】


                            |\ |\
                        |\──\\\\〈\
                     _-=\         ∧ノ\
                   ─⌒         _   |\  |∧
                    \       __\\  | ∧  /
                   ∠       ~二ニ=-  ∨  ∧ノ丿)
                   ノ  / __┌──   |\ ノ /
                    /ノ/ --‐‐‐ {      /  \/
                    ´|~二ニ=- / _.. -‐‐‐''"~    \
                     | ヽ> _.. ''"~______ _..-‐〉        だったら夜のうちに
                     \≦ノ ̄ ̄    ̄ ̄  | 旬 /          敵陣へ到着したら奇襲
                      |/\           ヽ /
                      |  |          _ヽ
                      /   \         /            到着出来なかったら
                    <\    \   ── /              引き返そう
                  / \  \    \  二 /
                _,,.┘    \  "''‐    ̄ ̄
             _,.-''"        \    "''‐/
          _,,.-''"            \     / ‐┐
        /                 \   /\ |

1974 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/12(日) 17:20:44 ID:7oNwBY6/

       ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
       ┃
          竇建徳は奇襲隊二百八十名を率いて出陣。
                                     ┃
         ───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

     ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
 :::::::::::::::::::。:::::::::::::::::::::::::::::::。:::::::::::::::::。:::::::::::::::..☆ . :: . 。  : . .. ..:...。::::::::::。:::::::::::::::::::。::::::::::::::
 ::::。::::::::::::::::::::::::::::::::。:::::::::::::::::::::。::::::::::::::::::::::::::゚:: : : ..:.. .. ..:.. .。. . .: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::。
 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::。:::::::::::::::: : :。 ::.. 。.:  . . : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
 :::::::::::::::::::::。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゚:::::::::::::::::::::::::::: :: : : . . . : : ..:。.: :::::::::::::::::::::::::::::。:::::::::::::::::::::::
 ::::::::。::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::。::::::::::::::::::::::::::::::::。::::: 。:. .. :☆. . : :::::::::::::::::。::::::::::::::::::::::::::::。::::::::::::
 :::::::::::::::::::::::::::::. .☆ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..:.. .. .:::.::...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::。::::::
 :::::::::::::::::::::::::::::::::┏━┓::::::::::::。:::::::::::::::::::::::::. . . . 。.::::::::::::::::::::::::::::。::::::::::::::::::::。:::::::::::::::::::☆::::
 :::::::::::::::::::::::::::::::::┃  ┃     .∧       ∧       ∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::。:::::::::::::。::::::::::
 :::::::::::::::::::::::::::::::::┃竇┃     .|i |       |i |       |i |::::::。:::::::::::::::::::::::::::. .☆ .:::::::::::::::::::::::::。
  ̄`''--、__,,,_,,,,┣━┛     ,州       州       州::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::。::::::::::。::::::::::
    ._  ___  ┃     .. ‖   /\‖   /\‖ ̄  ̄ ̄`''--、__,,,_,,,,__,;;ー-‐''''"~~~
 ─''"~ ./●\┃    /● .‖ /_●,,_‖ /_●,,_‖           (;; ;: :    ::::
 ::::   (・д・; ┃.   (・д・;‖ (・д・;‖ (・д・;‖          (;;; .; : :;;;::: ::;;;;;;::::::::::::::
 .     (     ○   (,     ○ .(     ○ (,     ○        (;;(;;;;;(;;;;;○;;;;;;;;;○;;;;;::::::::::
 ::::::::::::::::Y  人 ┃    Y  人‖  Y  人‖ Y  人‖        (;;(;○;;;○;;;;);;;○::::::::::::::
      (_) J    (_) J‖ (_) J‖..(_) J‖           (;;;;○ゞil/;;;;);;;;;)

1975 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/12(日) 17:20:56 ID:7oNwBY6/

       ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
       ┃
          だが敵陣まであと一里(数百m)というところで、
          日が昇り出してしまった。
                                       ┃
         ───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . .. . . . . . . : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : :............ . . .           . . . . . . . ............: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : :............ . . . . .                . . . . . . . ............: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::
::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : :............ . . . . . . .      ,,. ====== .,      . . . . . . . ............: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::
:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : :............ . . . . . . .    ,/: : : : : : : : : : : : : ヾ      . . . . . . . ............: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.::::::
::.:.:.:.:.:.:.::..:. : : : : : : :............ . . . . . .     〃: : : : : : : : : : : : : : : :.゙,.     . . . . . . ............: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::
:.:.:.:.:.:..:.:. : : : : : : :............ . . . . . . .      i!; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;l!      . . . . . . . ............: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.::
;;;;;;;;;;:::::::: 、、、、、、 - - - - ‐─  """"゙l:゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙:l""""   ─‐ - - - - 、、、、、、、::::::::::;;;;;;;;;
    _    = =        =‐  ヽ : : : : : : : : : : : : : : :_ノ    ̄==─    _
          _   ‐=‐            `ー‐‐------‐‐'´  _             ̄ ̄  ≡=-
    ‐==   ̄           _    ─====‐      ̄   _   ≡=‐  _
  ̄         _ -=≡   ̄   ─    _ __         _       ̄   _        _

1976 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/12(日) 17:21:09 ID:7oNwBY6/

                       Y`ー=ミt-x、 Yt、 Yt ./i∨ /}
                   tz----≧t   -==-t、ミtY∧} ∨ { .∨ }ノ},
                    \ーty __ミt   `ヽ、}  ∨  Yノ }}
                   --=≦   >t 、 `ヽ、  ∨  }  }'  /ノ},
                  辷'"_ __>≧t    \ヽ__  }  .} / ノ/
                   ゝ、,    'ー-=T==-ミ-ミt、 ト、`ヽ、ノ ' __/
                    /, /  / _, {      >"   _,.>、{ー'"
                   '"// />'  ゝ、  > '"_,.xr≦    \
                    '"|/{' _/ /> '"xr≦      ___ゝ
                      {/へ`y/ '"<_,  -‐=   ̄__∠⌒}
.                      | √彡ィ≦ `¨¨¨´    i〈迅__)`i       ちっ、こりゃダメだ
                      ]'" <i|           i    i
.                     '" | /t`''           ',   .‖
                     ,ィ' {  `i    U     , イ   /        引き返そう
                  >:'::/ニ{   ',        __   /
               _,,....ィ:::::::::{ニニ∨ i ヽ、    /二二} /
          ,,xr::≦:::::::::::{::::::::::{ニニニY   ` 、   ̄ ̄ ̄ ./
      ,..xr≦:::::::::::::::::::::::::::{:::::::::::{ニニニニヽ、   ` 、    /
 ,..xr≦::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{:::::::::::::{ニニニニニヽ、     >ーイ>t.、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{:::::::::::::::{ニニニニニrイ    /ニニニ}::∨:::::>t.、
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{:::::::::::::::::{ニニニニ//\  ,イニ/ ̄}':::::::∨:::::::::::::::>t.、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{:::::::::::::::::::{ニニニニ{∧0 } / }ニ∨´{::::::::::∨::::::::::::::::::::::::::>t.、


1977 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/12(日) 17:21:20 ID:7oNwBY6/

                       Y`ー=ミt-x、 Yt、 Yt ./i∨ /}  
                   tz----≧t   -==-t、ミtY∧} ∨ { .∨ }ノ}, ,⊆ ⊇、  ____ 
                    \ーty __ミt   `ヽ、}  ∨  Yノ }}  ̄l 匸  Lr┐ !   [][]「l  ◯  ◯"~
        ー、         --=≦   >t 、 `ヽ、  ∨  }  }'  /ノ},  ゙ー┘   くノ     くノ ('"     (⌒ヾ
       /::  ヽ       辷'"_ __>≧t    \ヽ__  }  .} / ノ/                 ^'ノ⌒ヽ,,._ソ''"
       j::::   )        ゝ、,    'ー-=T==-ミ-ミt、 ト、`ヽ、ノ ' __/           _ _,.,_,人⌒`'"~
    r-、{:::::::..  イ         /, /  / _, {      >"   _,.>、{ー'"            ~^`"'ー- 'ヘ.,_,.ソ'ヽ(⌒"'
   (⌒::. :::. ::. j         '"// />'  ゝ、  > '"_,.xr≦    \                      (.., 、
(´ ̄`::.   .::..__.:::´⌒ヽ       '"|/{' _/ /> '"xr≦      ___ゝ                       ヾ,....ソ
 ヽ::r'⌒ヾヽィ.: :ヽ:::  (_ -、       {/へ`y/ '"<_,  -‐=   ̄__∠⌒}   .              
.  Y:: ..::::::..  ノ::: ::..::  ノ       | √彡ィ≦ `¨¨¨´    i〈迅__)`i    __,..,_ _,.;'"'⌒'`^~(⌒ヾ、_,, _
   ゝ、::_  ::  `ー-- イ{      ]'" <i|           i    i      ~"'^(.,_,.ノ'"~`ヾ.,_ソ'
.     `て_,-r'`ー-- _=-=-  '" | /t`''           ',   .‖
                     ,ィ' {  `i          , イ   /
                  >:'::/ニ{   ',        __   /       …………おっ?
               _,,....ィ:::::::::{ニニ∨ i ヽ、    /二二} /
          ,,xr::≦:::::::::::{::::::::::{ニニニY   ` 、   ̄ ̄ ̄ ./
      ,..xr≦:::::::::::::::::::::::::::{:::::::::::{ニニニニヽ、   ` 、    /
 ,..xr≦::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{:::::::::::::{ニニニニニヽ、     >ーイ>t.、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{:::::::::::::::{ニニニニニrイ    /ニニニ}::∨:::::>t.、
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{:::::::::::::::::{ニニニニ//\  ,イニ/ ̄}':::::::∨:::::::::::::::>t.、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{:::::::::::::::::::{ニニニニ{∧0 } / }ニ∨´{::::::::::∨::::::::::::::::::::::::::>t.、


1978 : ◆TLDPZPDjO6 :2025/10/12(日) 17:21:31 ID:7oNwBY6/

       ┏━━━━━━━━━━━━━━───
       ┃
          その時、突然朝靄が立ち込め
          奇襲部隊と官軍の間を覆い尽くした。
                                     ┃
         ───━━━━━━━━━━━━━━┛

                           :::::::::::::::::::::::::::::::::::::   ,. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
                            ⌒::::::〜:::::::::::r:::::::::::::::::::' . . . : : : : : : ⌒:': : : : :: : ⌒:': : : : : :
                                  ⌒::::::〜:::::::::::r:::::::::::::::::::' . . . : : : : : : ⌒:': : : : : ⌒:': : :
                 ,⊆ ⊇、  ____                !、::::(⌒ : : : :  : : : : : : : : : : : : : : :
                  ̄l 匸  Lr┐ !                   ~' 〜.,: : : :. . : : : : : :. . : : : : :
. . : :へ〜: : : :::          ゙ー┘   くノ                    ゛'y .,: :ソ~'〜 : . .  : :~'〜 : . .  : :
: ⌒ :y  . : ゛:'〜:::⌒::!、                                           (~゛'y:(: : : : : : .y
 .. . : } 〜: ':,:::::::::::::::::::::                                       r:::::::::::::::::::::ソ⌒: : : : : : : : : : : . . .
 : : : : : : . . ,... :~“''〜:                   ,⊆ ⊇、  ____        ゛':::::!、:~゛'y: :'..,,  ::.::: : : : : : . . .
  . . ..: . : : ...,,} . . : :⌒                     ̄l 匸  Lr┐ !             : : : : :゛' ,,: : : : : : : : : : :
  : : 〜 : : : . .(,.. . ゛'y. : : :⌒ - .,,. . : :⌒ . ::、-:.        ゙ー┘   くノ            ,. : : : : : : : : : : :
: : : : . . : :. :~゛'r. . : :(: ::: : : : ... . .`'y'゛~: : :. . . : : :゛'                         :' . . . : : : : : : ⌒:': : :
:.⌒ :y  . : ゛:'〜: ⌒. ..: . : : ...,,} . . : :⌒ !、: :へ〜                          ⌒ : : : :  : : : : : : : :
  . . : } 〜: ':,:::::::::: 〜 : : : . .(,.. . ゛'y. : : : :y  . : ゛:                        ~' 〜.,: : : :. . : : : : :
. : : : : : : . . ,... :~“'' . . : :. :~゛'r. . : :(: ::: : : : . : } 〜: ':,                      'y .,: :ソ~'〜 : . .  : :
:  : . . ..: . : : ...,,} . . : :⌒ !、:. : :⌒ !、: .. . : : : : : : . . ,... :~“''〜: ..〜:.                  (~゛'y:(: : : : : : .y
 : : 〜 : : : . .(,.. . ゛'y. : : :⌒゛'y. : : :⌒ : . . ..: . : : ...,,} . . : :⌒ !、: ... . ⌒゛'゛~゛'ー- : .,      ソ⌒: : : : : : : : : : : . . .
: : : : . . : :. :~゛'r. . : :(: ::: : : : .:(: ::: : : : ...  : : 〜 : : : . .(,.. . ゛'y. : : :⌒ - .,,. . : :⌒ . ::、-:  ~~゛'y: :'..,,  ::.::: : : : : : . . .
 : : . . ..: . : : ...,,} . . : :⌒ !、:. : :⌒ !、: : : : : . . : :. :~゛'r. . : :(: ::: : : : ... . .`'y'゛~: : :. . . : : :゛': : : : : :゛' ,,: : : : : : : : : : :

3546KB  (08:00PM - 02:00AM の間一気に全部は読めません)
続きを読む

名前: E-mail(省略可)
READ.CGI - 0ch+ BBS 0.7.4 20131106
ぜろちゃんねるプラス