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【R-18】百花繚乱隋唐艶史
1 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/12(土) 18:20:44 ID:rSniDag8
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／ : : ／: : : : : : : : : :＼ }｀ヽ. ＞'' ￣￣ ''＜
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|: :.:': {｜ :|: i ｆ忙㍉ '⌒|ｲ: ':.:.| | | | l| | ｀^ｉ'''ｰ| 从 l Y」ｘl
|: / 八|: 八:| Vン 芳㍉ |//| | | |斗''^| | | ''ｨ炒ｱ } }.乂l
l/:.:./: |: : : |＼:::::: ﾋﾝ /ｲ八| 从. l 丈炒乂/ "" ﾉｲ } /ｲ 乂l
|:／: : |: : : | ， ::::::: ｲ : : | ＼ﾄ､ﾄ､从､ u }ﾉV : :ゞ==l
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. 八: : : : : : :.|: :.lﾉ ¨｢ー=彡 :｜: : | │ .┃ _」＿: : :_＿ﾉ ＞'´ ∨
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.人: : : : : :.:.:|: :.ﾄ､---ミ ―｣二¨ヽ', : | ┃ .┃ / }!
ア¨≒ミ:|: :.|: :ヽ ｒ┴― ＼:| ╋━──────────────━╋''"´ l| 八
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986 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 15:32:40 ID:CPUkD4jm
暗君談義だとローマ皇帝無能ランキングで1年もったやつは足きりでよくね？とかいう暴論に爆笑してしまった記憶
劉禅は無能だとは思うけど無能ガチ勢は速攻で諸葛亮粛清して在位三年くらいで滅んでそうな中華の層の厚さ
987 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 15:33:28 ID:135mz/Fc
>>986
ほんこれ
988 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 15:51:08 ID:dhTE/Fgz
何もしない無能と余計なことしかしない無能は大きく違うからなあ
989 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 15:54:42 ID:KJTqiFjK
余計なことしかしない無能だと(統一王朝の中では)正徳帝に勝る皇帝はいないと思う
990 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 16:12:58 ID:S5vrPTs6
では余計なことをしない暗君としては万暦帝を？
991 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 16:17:21 ID:Dqzr1WrQ
息子溺愛で国庫傾けてるのは余計なことでは？
992 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 16:39:34 ID:iF048ee7
義政みたいに消極的な暗君から積極的にいらんことをする暗君に研究成果で変わったやつもいるぞ！
悪化している？せやな！
993 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 16:42:23 ID:S5vrPTs6
いや義政は「いらんことする」じゃないんだよ
必要なんだけどやり方が悪いとかタイミングが悪いとかへんな横やりとかで
なぜかやることなすこと悪化してしまうという…
994 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 16:44:39 ID:KJTqiFjK
王莽とかピョートル三世、ストルーエンセみたい(小学生並みの感想)
995 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 16:45:47 ID:2kUZdN3z
義政は飢饉対策をほぼ何もしないのに庭作りとかやってるから、世の中全体から顰蹙を買ってる
畿内で一揆が多発してるんだよなあ
996 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 16:45:51 ID:iF048ee7
>>993
治世の前半はがんばっているほうだったよね、後半になって富子や義尚と喧嘩しだして東山にこもるようになってからは
自分の数寄のために大御所の権力をふるって銭金をよこせと言い出したり、義尚死後も後継者を死ぬまで決めなかったり最悪
997 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 16:47:20 ID:iF048ee7
王莽は「禅譲」のやり方とか儀式とかあとの王朝も引き継いでいるのである意味偉大な学者バカ皇帝だと思っている
藤原仲麻呂になんか似ている
998 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 16:54:49 ID:S5vrPTs6
>>995
義政の作事についてはそれこそが飢饉対策（救民）だったという説があります
飢饉時にこそ事業をおこして仕事をつくり金を食を出す、ということで
実際に災害時などには寺社や商人・富豪が金だして寺社の造営や橋などの建造・修繕などの事業を起こしている
（なので金持ちを有徳人と呼ぶ）
ピラミッドと同じだ、と
ただ、当時でも恨み言があったり、天皇からの中止要請があったりと、意図がどうあれ
世間には通じてなかったのは事実っぽい
999 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 17:01:54 ID:iF048ee7
>>998
救貧って現代でも難しいよね
1000 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 17:04:56 ID:O09TtUcN
贅沢に金を使う時点で余計な事をしてるからね
余計な事をしない暗君を突き詰めると完全な傀儡君主になるんじゃね
1001 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 17:07:24 ID:iF048ee7
逃げ若の北条高塒は典型例だけど、史実の高塒はどんな人だったんだろ？
1002 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 17:07:46 ID:iF048ee7
高時や、なんで変な字になったんだろ？
1003 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 17:12:32 ID:2kUZdN3z
>>998
あの作事、労役であって給料は出てないんじゃないのか
少なくとも払ってるという話は聞いたことがない
1004 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 17:16:06 ID:iF048ee7
そういや賦役という税金代わりの給金が出ない労働があったな、ピラミッドは帳簿が発掘されたのでお給金が出ていたんだとか
1005 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 17:20:41 ID:S5vrPTs6
金については不明だが食は出ていたっぽい記述があるそうな
あとこのころになると、仕事（労役や兵役）の報酬として徳政令（借金帳消し）を認めるとかあって
それで出していた可能性も
1006 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 17:22:44 ID:135mz/Fc
義政の育ての親である伊勢貞親(伊勢新九郎の叔父)は「○割返せば徳政令認めよう」で財政再建したのであり得る
1007 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 18:57:54 ID:iF048ee7
食事も各自負担とかいう賦役もあったんだろうな、悲惨すぎる
1008 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 19:00:30 ID:VL22dRk2
防人が自己負担だったっけ？
1009 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 19:03:05 ID:2kUZdN3z
調、庸を都まで運ぶ運脚も、道中の食糧は運搬を割り当てられた民衆の自己負担だった
1010 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 19:05:14 ID:S5vrPTs6
そのための徳政令です
応仁の乱のころになるとね、兵士たちが軍費として借金して、あとから徳政令でという
1011 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/27(日) 19:07:39 ID:iF048ee7
>>1009
そりゃ荘園に喜んで入るわけだわ、賦役だって所詮地元だから、都にまでいって労役や防人とかしなくて済むし
1012 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/28(月) 03:00:53 ID:Yc5ytiaN
アスナのガワで肝据わったこと言うと、すごい胆力と愛嬌と頭の回転のはやさのあるヒロインになるな……
1013 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/28(月) 04:15:59 ID:GF36XGUL
乙
楊広はおやじのAAがアレだしと思ってたがイッチのだと竿役実績高いね
義政は新九郎奔るので解析度高くてよかったな
まあやること大体タイミング悪いし応仁の乱以降は特にひどいけど
病気で倒れて以降はどの派閥からも早く死んでくれんかな…みたいな扱いが不憫
1014 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/28(月) 09:48:50 ID:ELo6suaw
>>1013
後継者を一切定めないようにするから早く死んでくれって言われるんや、卒中で何度も倒れているのにいやだいやだじゃ好かれようがない
1015 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/28(月) 10:06:53 ID:xhvFYkJT
長禄や寛正の飢饉では、旱魃による農業生産の減少のみでなく、
畠山家・斯波家の内乱によって、周囲から京に大量の難民が流入してるのも原因
物理的に食料が足りない上に、難民の衣服や住居を用意しないと意味がないと碧山日録の著者は書いてる
10万人を超える難民に一時的な衣食を供給し、周辺情勢を安定させて難民の帰還を促進できるのは幕府だけだが、
そのトップの義政は何もやらないということに、私財で飢民への施しをやってる貴族や寺社は憤慨してる
1016 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/28(月) 11:54:25 ID:cfP/tEfU
新九郎で政所執事の存在を初めて知ったな
室町幕府というと将軍と守護大名たち（管領とか）の二者の綱引きってイメージだったけど、
義政期になると、将軍と守護大名に加えて、政所執事が第三勢力みたいな対峙になっていたんだなと
1017 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/28(月) 13:22:11 ID:ELo6suaw
奉公衆VS奉行衆の対立とかもね
1018 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/28(月) 20:21:29 ID:PLmfAs+c
基本的に室町幕府に人気ないからねｗｗ
1019 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/28(月) 20:27:00 ID:ELo6suaw
三国志も存外若い人には人気なくなってきているらしい、まあそりゃ劉備が漢王朝末裔で後漢復興のために
立ち上がらなければいけないっていうのに、感情移入できないのもありそう、忠臣蔵や水滸伝と一緒で
1020 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/28(月) 20:31:37 ID:PLmfAs+c
そもそも、今の若い人は三国志に限らず歴史もの見るのか？
1021 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/28(月) 20:36:19 ID:ELo6suaw
戦国時代のゲームとか今あるんかな？
1022 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/28(月) 20:41:52 ID:ARVYcN1C
無双も伸びなくなったしな
1023 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/28(月) 21:18:27 ID:ZdJtP5ri
FGOは広義においては歴史ものと呼べるかもしれんが、逆に歴史物の需要がそれで完結しちゃってるのがあるんじゃねってのが
1024 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/28(月) 21:41:08 ID:cfP/tEfU
>>1001
>史実の高塒はどんな人だったんだろ？
金沢貞顕の書状で、
「太守（高時）の病状が昨日は落ち着いていたのに、今晩からまた悪化したという。
長崎円喜が医師に見せたところ、大事にはならないでしょうということだが」
と高時の病状を家臣たちが心配していることが書かれているんで、
実際の北条高時は、遊興や飲酒に耽る体力もないほど病弱だったのでは？という説もあるみたいね
（逃げ若の高時も、酒を飲んでいるシーンはないし）
夢窓疎石や南山士雲といった禅僧と交流が深かった（高時直筆の南山士雲の肖像画が残っている）ので、実際は病弱で、田楽や闘犬鑑賞、禅僧の教えを聞いたり絵を描いたりするのが趣味の物静かな人だったのかも
1025 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/29(火) 07:17:05 ID:foZRQyVP
その点時行様
めちゃ健康ですね（）
1026 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/29(火) 08:54:23 ID:V5m38OMr
得宗本家の時頼も時宗も３０代で死んでいるんだよな
1027 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/29(火) 10:54:20 ID:KOraCL88
早死にが多い一族だからな
過労もあったんだろうけど、体質が弱い血統だった可能性もあったのかも
1028 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/29(火) 11:06:27 ID:/0YJC2az
若いころから酒浸りになってて体壊してるのでは＜高時
1029 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/29(火) 11:25:53 ID:V5m38OMr
義尚が長生きしたケース？
1030 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/29(火) 11:27:04 ID:V5m38OMr
>>1027
血統トップの、時政・義時・泰時は70～60代まで生きているし、傍系でも長生きなのはいるのでよくわからんね
1031 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/29(火) 13:31:36 ID:9D/uPXVm
特に酒に関する記録は（後世のあれこれを除けば）なかった、はず＞酒
足利義量も若いころから病弱で早死にして、後世に酒浸りで～とされたけど
当時の一次史料には彼が酒にふけった記録はないらしい
1032 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/29(火) 13:33:35 ID:z3VmZv+U
当時の酒は今よりアルコール度数低いから、身体壊すなら相当飲まないてあかんし
1033 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/29(火) 14:06:01 ID:V5m38OMr
どぶろくは発酵し続けるから度数が高くなるとか、あとワインは素焼きの壺に保管されるから濃縮されてしまうんだとか
1034 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/29(火) 14:32:12 ID:THglpKyW
日本酒みたいな醸造酒よりもアルコール度数高い蒸留酒が
作られるようになるのってもっと時代が下ってからだっけ？
1035 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/29(火) 17:56:56 ID:QaDmO0yQ
当時の酒だと、アルコールが肝臓壊す前に糖尿でランゲルハンス島壊しそう……。
1036 ：
名無しさん＠狐板
：2025/04/29(火) 18:04:34 ID:wyUYY/5Y
日本で蒸留酒（焼酎）が作られるようになったのは戦国時代かららしい
1037 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:51:20 ID:qPxgdhTp
投下します。
1038 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:51:34 ID:qPxgdhTp
. ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
|┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓|
|┃ ┃|
|┃ ┃|
|┃ 第 五 話 ┃|
|┃ .┃|
|┃ ┃|
|┃ .柴紹、女陣を破りて伴侶を得る . ┃|
|┃ ┃|
|┃ ┃|
|┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛|
. ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
1039 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:51:41 ID:qPxgdhTp
～～楂樹岡～～
. . : : . ： .i:! i ‐i::|‐ | : : ｉ: : |::|: . :|:｜: :.:|::::|: : : :| |: : :| .:.:.|.:.: : : :| :.:::|: :|;::::|: : ::|:::| : :.:|:::|:|: : |: : :
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三‐く／￣￣ }.:.:....,､-──-＜二‐‐ ‐: : : . . . .:.:.:.:-二≠-─- - ｀`"''冖冖￢─- _:::::::::::--＜;;;:;:
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ﾆ‐ｧ'⌒Ｘつく:;.:,:;.:,: : : : : : :;.:,:;.:,:;.:,:;.:,‐‐ ‐:;.:,:;.:,:;.:,: : : : : _､‐''゛. . : : : ;';';';';';';';';';';' : : : . ｀"""´￣⌒~"＼::::::::::::
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1040 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:51:51 ID:qPxgdhTp
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l::l ∨:::::::::::::::::⌒''ー､ ＿＿ , /
ﾚ ＼:::::::::::::::{ ､ / ::::::::: | /
､_):::::::::: 人 ＼ ＼ ::::::/ /
⌒)::::::{⌒ヽ, "'' - _ /
_／:::::人 ~"'' ｧー--
⌒''ｰ/⌒ヽ, ＿ /
__/,, -― "~| | |＼ . /~"'' ､、
| | | l:i:i ヽ{_､- :i:i:i∨
【 李淵 】
,,､,､､,,,';i;'i,}､,､
ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃
ﾞ､';|i,! 'i i"i,
`､||i |i i l|,
',||i }i | ;,〃,,
.}.|||| | ! l-'~､ミ
,＜.}||| il／,‐'liヾ;;ミ
.{/ﾞ'､}|||/／ .i| };;;ミ はい……れっきとした軍の兵です
Y,;- ｰ､u .i|,];;彡
iil|||||liill||||||||li!=H;;;ﾐミ
{ く；ｧｿ '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ
ﾞi [`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ ＿,,＿＿
ﾞi }~~ ｝ ';;:;li, ﾞiミミミ=三＝-;;;;;;;;;''
,,,,-‐‐''''''}￣~フハ,“二ﾞ´ ,;／;;'_,;,7''~~,-''::;;;;;;;;;;;;;'',,=''
;;;;;;;;''''/_ / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~`ヽ';;:;;;;;;;, '';;;-'''
''''' ,r'~ `V ヽニニニ二､-'{ 十 ）＿＿;;;;/
【 捕縛された襲撃者 】
1041 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:52:03 ID:qPxgdhTp
／ ｀ ´⌒｀ヽ ＼
! ;ﾍ／ヽ ﾟ｡ ヽ
. / |│ ||｀｀ ´´ﾟ. ’‐v‐vぃ
′ {│ || |、 ‘.. : . :..∧
| | ハ、 ﾘ _, 斗ﾊ. !_:_/ｲ} ‘｡
| |iト .,ﾘ､ 厶イ斤:うヽ｝ |-〈 | } ’
,:| .リ 庁ぅ リ 弋ツ |../ l ｝...l:ﾊ: | どうして宇文述が私達を襲うの！？
/ ! l､..ﾊ 弋ﾂ // │/......| | |
’ .| ＼ト 〈 /ｲ:.:. |:′ : | | |
Ⅵ､: ::＼ _, - ､ |/ ..|:.:|: : :| }/
. ﾘ ＼: :ﾍ、 }＿_,.ﾉ ｲ/ .!: |: : :|
ﾟ:.:l:个:.. ,. ´ j .′|: : :|
ﾟ:| :|: :{ ｀¨´-==ﾆ/ /┐:{ : :ﾊ
| :|: :{: : : :|l｢ﾟ / /z┴-ﾐ: : :,
| :|:,.:乂: :.|l| / : :/彡 ´三｀ヽ:.:.
| :| ゝ／〃 ′::/ｲ::/:/ ヽ:､
| :|／ .〃 / : :/ /:/:/ :.ぃ
【 平陽公主 】
|il|il|il|il|il|:::|i Ⅳ
|il|il|il|il|il|:::|i /
ｰ=ﾐY|il|il|il|il|il|:::|il|
ミ1三≧ il|:::|ilト.
彡/ ｀ヾ::::ゞ=彡∧ わ、分かりません
彡ｿ u ＼:::::／ |
彡::}__,,r:::::::::::ｪ::::::::::y、
彡::｢t￣`ｰ='7⌒ｰ=''〈} 隊長からは盗賊の格好して
彡::人_, l ノニﾆ /ﾉ 合図したら襲い掛かれ、とだけ
_＿ .. -=彡.:::::::/ | | {-─-{{ |
／´ `ｰ=彡'' ＼` 弋三ﾖj ∧ｰ── - - ．.
〃 ￣￣￣＼ ＼ ＼_＿＿/ ∧＼ ｀ヽ あなたたちが李淵様一行なのも
// _＿＿＿ `ｰr -=ミｰ- _＿彡'' }::.. }´￣｀ヽ. ノ ノ 今初めて知りました
{{ ／/ ｀ヾ _＿＿人＿＿/∧ｰ一 ” 弋从 }_＿彡"ヽ
`ｰ{ _才 ｜:::::::::::::|| . Ⅵ:::`ｰ=彡 }
| _才" | |::::::::::::|| : Ⅵ:::::::::∧_＿＿__ 人
人＿__才" | |::::::::::::|| i Ⅵ:::::::::::i |
1042 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:52:15 ID:qPxgdhTp
r ‐ 〈 / 〉ミ ､LLL_
人 _,.ﾑﾆﾕ L,_ / >: ヽ: ｀ヽ
{,ィ": ｀ヽ: : : : ､｀`ヽ、／ ｀ヽ: V: : V
, ': :/: : : : V: : : :.ﾍ:V: :㌦ ノ､v:.V: :}
/: : :{: : : : : :} ミ: : : ﾊ:V: : ﾏ´. ﾊ!-､: :!
,': : : :l: : : : : :| ｀ヽ:.ﾊ:V: : V_,.イ:l､ﾉ､'
{: : : : l: : : : : |ー '' ´__`}:.}: v=.､ィ: :ll lヾヽ
l: : : : :V: : : :j ｯ莎 " |:.!`' r }}: : :.l:l l:l ヾヽ どうする？
V: : : :iV: : / l:j 'ノ: : : l: W:! ヾヽ
V: : : !:ヽ/ ∥ ,.//: : : l: : ㌧ ヾヽ
V: : l: {､｀ _ / , {:ﾊ: : :/: : : :l㌧ ヾ > この兵士連れて都へ戻って
ヽ: :N: ＼ ｀ ／ ,. ||／¨v: : : : :', ㌧ 宇文述をとっちめる？
, -- 、 ヾ V: :.＞-:＜:ﾍ',.ィN＿ V: : : : :V. ㌧
／ ＼ }: : : : :_,＞'" ／ﾆニ￣V: : : : :V ㌦
, ' :V: ＼ j: _,.斗.!∧ /ﾆ／￣｀ヽ V: : : : V
, ' , ' ヽ i ＼ﾆﾆ/,.k"| /ﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾍ.\: : : : :V
., ' ,.' ﾊ i､ .} ',`Y＜彡'" |/!ﾆ|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾊ.|: : : : : :V
, ' / .ﾊ .|.ヽヽ｢j´¨ ＼ :lﾆ|ﾆﾆﾆﾆﾆニﾊl: : : : : : V
, ' :/ ,＞'"´U ﾆ.>'/ ／ :V{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニV: : : : : : V
【 竇氏 】
_ ''^~"''～ ,,
_／::::::::::: |‘,:::::::::ヽ
⌒/::::::::::::::::/:::|::::::::::::::.
_/|:::::::::_＿:::::人: |::::::::|
八:: |:「vｯ H[￣ |:::ノ八 ……いや、このまま太原へ向かおう
|八 ￣ ､ ￣ .j/
｀ ∧ ｰ ｲ ＿
rく￣￣ })> <( :{- .∧ ここでは何も起こらなかったことにする
| ∧ 」￣￣￣￣L/ V/
| /∧ ./´^''=―=''^｀.|／~''＜_
＞''"V:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: | ~''＜ まず宇文述と私の間に
＞''" ..|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/:i:i:i:| ∧ 個人的な怨恨などは覚えが無い
|, .|i:i:i:i:i:i:i:i:/:i:i:i:i:i| |: √ V/
|‘, }. !:.i:i:i:i:i:i/:i:i:i:i:i: | | √ V/
| :‘, } |:‘,:i:i:i/:i:i:i:i:i:ｉ:i:| |:√ .V/
| ＼}. .!ｉ:ｉ}／:i:i:i:i:i:i:i:i:i| |〔_ V/
1043 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:52:27 ID:qPxgdhTp
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━| なら宇文述が単独で動いたのではなく │━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
| 誰かの命令を受けてのものだろうし │
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
＿＿
_.. -''''ﾞﾞﾞ´ ﾞﾞﾞﾞ'''ｰ,,、
_..-'″ ｀ﾞ'-､、
／ ｀''-、
／ ＼
／ ＼ ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
/ ＼ | やつに命令を下せるとなると .│
. / ヽ .| 相当高位の者だ │
. / ヽ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
!. ｌ
. ! ┌ ＜ ＞'ﾞ ┐ !
|. ＼ 迩ヮ＜ ＞弋沙 ∠ !
l ＞‐--――≧x三三三三三x≦─―--‐＜. i!
,..-'".ｌ ＿二三彡三ﾐ彡三ミ三二＿ ,l～ ..,,,
´ ヽ '⌒ミ 彡⌒ヾ / ﾞﾞ'-､、
. ＼ │ l ／
｀'-､, ゝ..＿__＿,._人_.＿＿___ノ ,..-'´
｀''- ..,_ .、,__,＿＿_＿_＿_＿_＿_..,_ .、,__, -'''"
【 楊広 】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1044 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:52:38 ID:qPxgdhTp
---=ミ
,. : : ´ : : : : : : : : : : `丶、
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
／ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ
/: : : : : : : : :./: : : :/:/ﾐ､／ヽ: : : : :‘，',
/ : : : : : : l : : |: : : : :/ ｀~＾',: :|: : : ｌ: :'
/: : : :.:|: : /|:.:./l |: :.|: | ｉ: |: : : |_: |
/:l: : : : :|: /＼/八|: ::|八 _,ノ l: |: : : |:.|」 そんな偉いやつ相手だと
／|: : :|: :|/ｘ笊㍉ｰ＼| ｰ笊示㍉ |/: :.:.:.|/∧ 宇文述だけトカゲの尻尾切りされて
| |:八:.l八 乂リ 乂:ン ﾉ l/: : : |/」:.|
八|ヽ: ＼､ ー ー /: ／:/||: : |
|＼｛＼ ’ ／ィ: : : ｌﾉ|: :.|| なんの解決にもならないかもしれない、と
|: 叭 j{: : :/ :|: l |
|: : : ﾄ ／j{ : :j{: :.|∧|
|: : : | |:＞ ^ヽ ィ: : :j{: :.j{: : :| |
|: : : | | : : : |＞‐＜ |: : :j{: :.j{ : l |
|: : : | |: : : :|￣l￣￣￣|: :.j{: :.ﾊ:.:..',|
|: : ://: : :/―┴-ﾐ __|: :.l{ : |:‘，: ',
／ : : /ア¨／┼ ┼ ＼ ｀'|: : l―‐-ミ
_ - ~::::::::::｀" ＼
／:::::::::::::::::::::::::::::::::＼
. /:::: /::::::::::: |::::::::::::::::::::::.
. /:::: /'|::::::::::: |＼::::::::::::::::::::.
ｲ::::::7"|~::::::::~|"''|::::::::: |::::: ::::.
从::{￣￣}ﾍ{￣￣｀}::::::|::::::∧〉
ﾍ＿,ノ ヽ＿__,ﾉ从从从 だから問題化はせず
‘， _ _ /- ''" 長安から離れることで
＼＿＿,, - ~|―-､ 難を避ける
／ /| _､-=_､- '"~'，
/,ﾍ/i:i /:i:i:i:i| | | | |
_/／i:i: |./ :i:i:i: |_|_|_|_.／`ｰ ､ 柴紹殿、ここであったことは
／⌒ /./:i:i:i:i:i:i:i:i:i:il / |::::::＼ 他言無用でお願いしたい
| / .l :i:i:i:i:i:i:i:i::i:l../ ＼:::::::.
/l: l:i:i:i:i:i:i: /.:.,l |:::::::|
/ | l∨ :i:i / /i:l /.: :|:::::::|
.. / l l l:i:i:i/ / i:l / ￣ l
1045 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:52:56 ID:qPxgdhTp
／::::::::::::::::::::|::::::::::|::|:::::::::::::::::＼:::::::::::＼
／:::::::::::::::::::::::: |::::::::::|::ﾄ::::::::::::::::::::::ヾ::::::::::::＼
／::::::::::::::::/::::::::::: l :::::/.|::| ::::::::＼::::::::::::::::::::＼ヾ
／ イ:::::::::::::/ :::::::::::: |:: /_..|::| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ
|::::::::::::::{:::::::l::::::: |:/ 刄ヽ V::::}:::::::::::::::::＼::＼
l::::::／ Y::::: |::::::示卞ミ､ヾ. ::::::|ヾ从:::::＼:::ヾ:::＼
|:::::{ { .|l:ﾊ:: |::::::::ヒ:ソ ＼ ::::｢¨刄::::::v:::ヽ::::､ヾ
|::::ﾊ ヾ.{! Yﾊ:::::::|. |::lr斥 }ﾉ::::::::::从 俺には中央の政治はさっぱりですが
|:::::::::廴 |:|.V::::|. |杙:ﾂヽ.八::::::::: |
. 从:::::::::::: l ﾚ ＼::. ノ |ﾉ /::::::::ﾊ:::::|
ヽ::::::::::ﾄ ＼ - ､ /::::::::::} ヾ| そうおっしゃるなら
ヾ:从|__＼ __ ゝ - ./::::ル从 黙っておきます
|＜//////////≧ イﾊ:/
|ニ={ V///|/////}_ ＜{__
／====-=====-r‐ｒ彡ニヽ//＞､
＿＿＿／＼ニﾆ { Ｖニニ | |ニニニ{////}
. //ニ//ニニ＼. ＼ニ≧≦ニﾆ| |ニニニト--彡
.. //ニ//ニニニﾆ＼. ＼ニニヾ==} 寸ニニ|l
... //ニ//ニニニニニ ＼. ＼ニニニヽ 寸ニ八
【 柴紹 】
＿＿_
. ／:::::／::::::::＼
７:::::/::::::::::::::::::::＼
)::∠::::::|__ ::|:::::::::::「
Τ>从::|＿)ﾄ/|:::ﾊ|
. / ＼Λ t ､ '└|/ ありがとう
}＼ ￣|Τ ＼
／/⌒〉 |::|/ ｜ /)／^┐
/ /ニ/ } |::∨⌒ / ﾉ 丿 今日のお礼は必ずさせてもらうよ
. / ￣ // |::::|/| ／＼＿／
/ /／ |::::| Λ／ >
. / /´ |::::| / ／
/ / |::::| ／
〈 ＞{ |::::| ＿／
Λ /::|￣|
. ＼ 〉 /::: |＿|
| ＼／ |Λ | |
｜く／ | Ｖ| |
1046 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:53:06 ID:qPxgdhTp
ヘ -―― - _
｢＼__}i ＼ ／ : : : : : : : : : : : : : .
＿_ ∨`ｰ┘ ノﾑ.、 ｉ⌒ｉ ｉ⌒i ,: : : : : : : :／ : : : : : : : :.ヽ
| ﾍヽ＼ｰ ､ `ー-ﾐｉ廴ﾘ 廴ﾘ _/: : : : :/: :/: : : /: : : : : : : :.∨
| | ｀ ￣ ′ ､＿,.ﾉ Y: Y:ヽ: :/: :/: :／:i: : :/:.ﾊ.ｲ : : :.
＼ー―┐ ｀ト __ /ﾄ乂: ':∨ : {:.:/_:::::!: /:|/::::::|: : : }
｀￣ /' /r―トﾐ__ ＿） ｲ:.:|: : :.ゝ |: : :|/__:::｀|/::::|:::::::_! : : ;
i /{ // 廴＿｀ヽ {: :|: : :{ { |: : :ﾏ赱㍉:::::::::,∠::|: : /
| 廴_ ノ ／ ﾉﾄ､ V: : : :乂|: ﾄ.:|:::::::::::::::::::"赱/: :/ ……で、この生き残りはどうする？
＿人＿ . ┌‐ ´ ／}_}_}ﾊ }: : : : : :|: | ヾ /:イ
｀Y´ . ￣ ´ _ ／ノ ,: : : : : : |: |ヽ - ､ .: :!
!ｒ――-＜ ｀¨´ /: : : : :／|:.| ＞ __ ＜|: :| 殺しちゃう？
＞。./ / ＼r- ､ /: ＞=ミ.､ |:.! /ｰr-＜ |: :|
＞-- ､｀''＜/^Y__ .／|⌒ ､ ﾏ|:|＿ ′ _}}/ ｀l:. :!＜
＼ ＼ { { {｀ヽ /i } |:| ｀ ´ || ./ |: :| } ＜ ＞､
＼ ｀.j j i ｰ ､ / |／ ,.!:! .||/ ,_|: :| / , ｀'' ＜ __ ..＞ ´ ／
､ ＿ ＼ ／／| ／ |:|__ __j:!:ヽﾊ: :V￣ ＞。._ ／
｀￣￣ヽ ｀ヽ {／ .／´￣l:l ￣ { 0 |.ﾊ ',: :V ￣￣ ゝ __‘ｰ ､
＼ }⌒ヽ / :. ,::; ＿_L ー | } }: : } ￣
', / /:/ 0__./ .|: : |
､ ／}/ ､__/:/} ＿_ ...ィ / |: : |
＼__／丁 ,: :/￣ / / / | : :|
_､-‐…・・・…-.､
／::::::::::::/:::::＼::::::: ＼
／ :::::::::::::: |:::::::::::‘，:::＼＼
/:::/::::::::::::: ∧::::::::::::‘，::::‘，:::.
_ノ: / :::::::::::: / '/:::::|:::: |ヽ:::::‘，:＼
⌒l:::/| ::::::::::: / '/::/::::::| l::::|::|::::(⌒
|::|::|::::::::::::/二二ﾐ::::|:::/|二|∧|:::(_
|∧|::::::::::∧ ﾋ:::」 | --| ﾋ:::」㍉|::/ まあまあ、何も知らない下っ端だ
∨|:从＿＿_ノ l.人＿__ノ'ﾚ
＼(_ u. ＿ _, /
∧- _ ｀ー " ／ 無用の殺生はせず離してやろう
/ | ‘，≧=-=≦ ＼
/./∧＼ lﾊ|:.ﾊ
_,, - ''|//∧l:i:i:ヽ 「 /i:i:l/∧ - _
_ -.:~::::::〉 |// l:i:i:i∧ /:i:i:il|∧|〈::::::~ - _
／:::::／⌒ |/ .l:i:i:i:i∧ ./ :i:i: | .| ~"'' ､::＼
.::::::／ l l:i:i:i:i:i:i:Y:i:i:i:i:i:|l ＼::::.
1047 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:53:17 ID:qPxgdhTp
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
ここで情けをかけたことが
後日、難儀に繋がってしまうのだが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
ヾ`\゜"´〃
ゞ` i l i \//
彳, il|.ll !li,'
ゞ 彡, i| l|!li,'
イ ヾ i |l|lif ｀ヽ
/ 刈 il|l|{ ',
{ 从|l|l|｛ }
| ,＞ ＜ i
i. i ＿ ':, ! ,'__ _ ヽ i 帰っても宇文述様に怒られるかなぁ……
/云i 廴・ ゝⅤ 廴・ > i
. { iヾi u. ¨ i : ~ｰ､ i
ヽ_ i 〃, ､_ _,. ヾ u }
ミi i rｪｴｴｴｪj i /ﾐ
∧, i .|x‐-‐y_| i /ミ
,'', ∧ 爻ｪｪ爻 ./: :}
.,．.＜{: :i: : ＼i ー / イ: :: :ト､
／: :: :／i: : i: :: : ≧ ≦´ /: :: :: :i: : ＼
┏━━━━━━━━───
┃
それは結果論であるし、
まだ先の話。
┃
───━━━━━━━━┛
1048 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:53:28 ID:qPxgdhTp
／ｨi{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ﾐh､.ヽ
/:i/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ∨
ﾉ :i|i／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i} ∨
＜ :i:i/:i:i:i:i:i:i/:i:/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i }:i:i:i:i:i:i|ヽi:i: :i:i:∨
/ :i:i／:i:i:i:/:i:i:|:i:i:i|;i;i;i;i;i,ｲ.:/:i:i:＼(＼:|:i:i:i:i:.}:i:i:i}
/:i:i:./i:/:i { {/|/|:i./:i:i:| ＼:i:i|:i:i:,ﾍ:i:i:i:i:i:i:iﾏ∨:i:i:(,,_
|ん |:i:|:i:i:i∨ ヽ|/:|:i:i | ヽ{＼ゝ＼ i:i:i:i:|:i:|:i:i:i/⌒
| } |:i;|:i:i:i:i㌢芯ぅ|:i:i | ㌢ ,ィ芯㍉ 〉:i:|i }:i:|:i:i/ さて、被害状況は？
/人,从 i;|ゝ ﾋ;ﾘ∧_ {{ . <乂ツノ/;i;/／;i;i:ノ
＼弋＿＿_ ﾉ}⌒乂＿＿ ノ''";i;i;i／
∧.￣￣ 〈 ， ￣￣ 八／
/ ∧ ＿ ／
/ ＼ 〈 ￣ > .／
,ｨi＼＼ ｀ ''''''" _ ､ `/
_／ { :i:i:i＼> - ''".: .: ∧ /
_ ､-/// ∧ i:i:i:i:i＼: : : : : /:i:i∨
_ ､- /// / ∧:i:i:i:i:i:i ＼: : : / i:i:i | }h｡、
_ ､ -‐_ ^＾ ._､/// ./ ∧:i:i:i:i:i:i:i:i:＼/､ :i:i: | ﾏ:､`～､、
. ‐-
. ..::´ 丶
／::: ::. ＼
':::::. .:::
. /:::::: .:::: ヽ
-‐ ￣ヽ.::::::__ 〈7ﾊ ｒ ､
_ - ´ ._ } l::〈/ハ ﾏ∧. !/,! , 幸い死人は出ませんでしたが
＿--､ ,' .） .ｌ ｌ::::: ﾏ,∧. ﾏﾊ. !/l ;, .! 怪我人が十人ほど
ニニニ＼ l .!:::::::. ヾ∧. ﾏ,! .l/l ｌ'〉.! _ -‐ 、
ニ二二二ヽ l .ｌ:::::::::. ヾ'､. V l'/ // !;;;;;;;;;;;;: !
二ﾆ＝-＿_,.ゝ---― ''" ￣￣￣ " ‐┴ ､;;;;;' / 荷車の破損もあり
ニニ三三/ .{ 〇 ー―‐ '' ￣￣ - ､＼' 一度体勢を整え直すべきだと思います
二二二二＼.＼ ＿ ,. . ヽ.ヽ､_,...,_
＝＝=ﾆ二二＼｀ ､ ` ､.ヽ { ヽ 〈ニニﾆヽ
ヽ ＼ ＞ ｀ 、 ､ ､ ヽ .ﾉ ,.ｲiニニニ}
', ｏ ＼ ＞ _` _ 、 ヽ ￣ .j .! !ニニﾆ{、
}ー 、 ＼ ＞ _ _.ヽ ー‐ ' ﾉ !ニニニj
/ ｰ ＼ ＞ _‐- _￣ ´.／/Vニ-‐'、
, ￣＼ ＼ ､ ＿ ,.ｲ ヽ ,
1049 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:53:38 ID:qPxgdhTp
_､-‐…-､_､-‐ ､、
／::／:::::::::::-―､ヽ:::＼
／::／:::::::::::::::::::::::::::: |:::::::::.
／:::::::::::::::/::: |::::| ::::::::::: |::::::::::.
_,,ノ:::::::::::::::／|::::::|::::|::|::::::::::::|:::::::::::.
⌒ｱ:::::::::::::/'''"|::::::＼|∧:::::::::::| ::::::::::.
|∧::::::::_|,,,,,,,|_::::::::/＿',_::::: ::|::::::∧| 太原へ急ぎたいが
∨: {_ﾏ芯_}-‐{,,ﾏ芯~}''ｱ~): / ここは少し脚を止めるか
ヽ:::∧￣ ‘ ￣￣ /／:从
`ｰ ､ ─ ､ｨ从:从
_≧ｓ｡ ｡s≦''|~"'' ､ この辺りに大人数で
／ ∧| |:i:ｱ''"| 滞在出来る場所、あるかな……
__l l /i:i l. ／ﾉ.| |:. |
ｒ― '" l_l_:i| |ﾊ､ .／i:∧ | | /~ - _
|::::|￣ .|:i:i:i| |:i:i:i:i//:il ヽ ／ 〈:::::::~ - _
.|::::| .|:i:i:i| |:i:i:i//:i:i| /"' ､::::: |
_,, -―- ,,_
_､- :::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
ｨﾑ .／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
. ﾏﾑ ／:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::‘，
ﾏﾑ /:::: |::::::::::::∧:::::::::::::|::: |::::::::::::::::‘，
ﾏﾑ ''7:::/:::::::::::/ '，:::::::/＼|ヽ:::::: |::::l⌒
. ﾏﾑ |::/::l::::/|/‐-､ :::::: | _ -‘，::|::::|
ﾏﾑ l/l:::l::∧ィ＝ミ::::::::|"ｨ＝ミ,.|::::::::|
ﾏﾑ .|:::l/^ﾏ乂ソ ヽ:」 乂ソ .lﾍ:::/ うってつけの場所がありますよ
ﾏﾑ.l::/＼.l .， lノ从
_＞'":i:i:i: ∧ ∧
|:i:i:i:i:i_ -=ニ` ､ ﾏ ｱ ／ニ- _ 「永福寺」という寺
`ｰ 〈ニ=-＜ﾆﾆl`' ､,､丶 ｀ -=ﾆﾆ=- _
r―-ヽへﾆﾆヽ/ |=ニニ＼ニﾆ〉
ヽ ﾆ＞-| ＼ニ_ ‘， 〉ニ/ ＼/
｡ｓ≦ニﾆﾆl二:l＼ﾆ_ _ -/ニ/二=- _
/ヽ二二二ﾆl二:lﾆ∧ |､` ／/ニ/二二ﾆﾆヽ
/二∨ニニニl二:lニﾆ､l:i｀'' '" i/ニ/ニニニニﾆ
. /ニニ∨ ニニ.l二lニ|ニ|:i:i:i:i:i:i:ilニ/ニニニニ二|
1050 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:53:48 ID:qPxgdhTp
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━━━━━━━━━ | 山寺ですが敷地が広く │━━━━━━━━━━━━
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
⌒ヾ;';';';';';'爻;';';';';';';';';';';';';';';'爻爻
__ )乂爻;';';';';';';';';';';';'爻爻;';';';'
v x爻vz 圦7ｧ｡_ ﾉ乂爻;';';';';';';'爻爻彡;';';';';';';'
;';'Y;';';';';州ﾘ ,ｧｯvz /__ ＞'´＼ __,,. -=ﾊ爻爻彡;';';';';';';';';';'爻
;';'{;';';';';';';'爻ﾘ ﾉ爻 ,､,､ {;';';';';')､､､､､､､rz=≦ﾆ=-=彡ヘ＞=ﾆｱ ///∧;';';';';';';';';';';';';';';'爻爻
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;';';';';';';';';';';';'jf:{;';';';';';';ﾊ 从;';';';';';'ﾉ;'_,,.. -ｧァ7ﾌ'///,ﾞﾌ:::::__ -=ﾆ//_ｱ ,ｲ,_‐癶ソ;';';';'爻爻彡;';';';';';'
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;';';';';';';';';';';';';';',ｨzzzzzzzzzｧﾞ/////////////////////////// ,i彡//,ィｸ|__|_,|_∨∧'~`^|i:i:|'"´｀`
_,.｡-ｧァ7癶／＼＼＼ヽ/////////////////////////////////r彡イ_|__|_,|__|∨∧ |i:i:| ＿,,,.
///,ｨ彡'＾弌s｡zzzzzzｧﾞ//////////////二二ﾆﾆ==┬ 丁￣ ||￣|トミzzzx工工jｧァ77|i:i:|/////
≦ZZZZZZZZ≧zｧ/く__;二ﾆ=┬..T 丁 .| || || || || ||＿|＿|`'＜≧zｧ'/////,|i:i:|////
二l二二l¨¨¨ﾞ|￣￣ー‐ゝ | | | | | || || || || ||¨¨|¨¨|ﾆニ|¨|..￣∠ﾆニ|i:i:|ﾆ二二
/////ム]]二|zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzｪzｪﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐzzzzzzzzzzzzzｪ||i:i:ｉ|i:i:|
¨~¨.ΠTi:i:i:| ||¨¨|￣￣￣￣￣￣￣￣／＼＼Ｙﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐ;|￣¨|ー┐'⌒ヽ￣￣￣￣||i:ｉ:ｉ|i:i:|
‐‐､_|:|_|i:i:i:i| || | ￣ |:|￣爻ﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐ爻|::::::::|,.-‐'ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞヽ ||i:i:i:|i:i:|￣￣
::: ﾉ┴＝＝＝ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ===========:|:|＿＿＿j{＿_____|::::::::|';';';';';';';';';';';';';';';';'ｿ‐‐┴= |i:i:|====
⌒≧=- --===＝''"￣ー‐ ＿＿ ￣￣ﾞﾞﾞﾞﾞﾞfつﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ┴‐‐ゝ～～__--==≦_‐_‐_‐＞ji:i:ﾊー‐‐
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ￣⌒＾^''￢￢''^＾￣｡o≦⌒_‐_‐_‐_‐_‐_,.｡o≦ 〈 :.;:.;:.;:.;:.;:.;
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ／￣￣／＿__/￣￣:|:. :. :. :. '､:.;:.;:.;:.;:.;:.;
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ／─‐‐ｧ' /ーーー|:. :. :. :. ﾍ:.;:.;:.;:.;:.;:.;
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━━━━━━━━━━━| 僧坊もけっこう空いてたはず │━━━━━━━━━
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
1051 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:54:03 ID:qPxgdhTp
／::::::::::::::::::::::::::: ＼::::::＼::::::::::::::::::::::::::}ヽ. ∧
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::、::＼::::::＼::::ヽｰ==='⌒:. /＿:,
. ／::::::::::::::::::::::::＼ー―'＾ヽ:::::＼:::::ヽ:::::ﾟ｡::::::::::::::::. { }
. ／/::::::::|::::::::::::::::::::::::＼{￣⌒ヽ:::::::ヽ::::ﾟ｡::::｝:::::|::::::::::}{_⌒_}
／ /ー―|::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::＼::::::::::::＼::::::|i:::::::::} |二|
. /~￣⌒|::::::::::::|＼:::::::}:::::::'. ::::::::::::::‘i:i::::::::::::}＼}i :::::::| |二|
/ ｲ:::::::::::|::::::::::::| 丶:、:::::::::::::}i:::::::::}i:i:i::::::ﾄ､:i:i:i:i::::i:ｉﾟ |二|
. / |:::::::::: ﾄ:::::::::::| ,， -‐ヾ:::::::}:i::::::::}i:i:i::::::| :,:i:i:i:i:i:/ .l二| うちが檀家で
|::|:::|::::|_V:::::::ﾊ,／ ,.斗 =ｧＶ::}:i::::::::ﾄ､i|v :| } }:i:i:i:i:!′|二| 俺もちょうど父の代理で
|::|:::ﾟ｡∧__v:::ゝ} / トｨ} |::ﾊi::::::::| リ ∨ /:i:i:i:i:/ |二| 墓参に向かうところ
|八::::::｡‘ ﾋﾄ:::小、 __ゞ'′|/ ‘｡:::::| {:i:i:i:i:/ .|二|
ﾉ }＼{＼}ｿ ＼} ﾟ｡::| r―f:i:i:ｉj/ |二|
く ＼ リ / }i:i:｛ |二| 俺から住職に頼みますよ
} / ﾉＶ:{ |二|
、ｰ ― ´ ／ --==ﾆﾆﾆﾆ=-､:―┴;
＼ ,. ´｢ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ＿|＿_
／ヽ.__,. イヽ |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二/ /
／ﾆﾆﾆﾆ二二∧ ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/､ /
∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ} |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二二/ /∨_／
＿
／⌒''"~-‐:､::｀ヽ
__／::／::/::::/::::: |＼:::＼
⌒/::::/::: /::::/:: |::::|::|::＼:::＼
/::::/:::::::::::/::::::|::::|/::::::::＼(⌒
／::: //:::::::::/|:::l::|:::::|＼::: |::::::〉
⌒|／/|::::::::' |:::l::|:::::| l:: |::::/
|::: |::|::::|,'⌒|:::l:::::::/⌒l:: |::/(_
/／|∧::|tぅッ∧::/tぅｯ|:::::∧( 重ね重ねありがたい！
／ `ｰ､ |￣￣ |┼| ￣ |从
‘，￣￣ ￣/
_､-|＼ ャ .ァ ／- ,,_
_､- /:∧ ＞ー.＜∧ ＼
_,, -= ／ /:/:i: ＼‘， _.／i: ∨. ＼
/:::::::::／三三,::::|i:i:i:i:i:i >＜ i:i:i:i /l三三三＼- ,,_
/:::::::;;"ー‐‐-､|::::＼i:i／:i/:i:＼:iノ: | ￣~"'':::::::::｀ヽ
. /::::::/ .|::::| |:i:i:i:i:/:i:i:i:i//i:i:/ ｀ヽ::::::::|
.:::::::/ l 人::| |i:i:i:i |:i:i:i //:i:i/ / /|::::: |
1052 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:54:13 ID:qPxgdhTp
┏━━━━━━━━━━━───
┃
というわけで一同、
柴紹の先導で寺を目指した。
┃
───━━━━━━━━━━━┛
_,n＿00 ⊆⊇、 _,n＿00 ⊆⊇、
└l ｎ | └‐┐ | └l ｎ | └‐┐ | ○ ○
U Ｕ く／. U Ｕ く／.
, -―-､、 , -―-､、 , -―-､、
／ ヽ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ／ ヽ /:::::::::::::∧＿∧ /::::::::::::∧＿∧ /:::::::::::::∧＿∧
（ ´Д）|＿＿＿|＿＿＿________＿.|| （ ；´∀｀） l:::::::::::::( ´･ω･) l:::::::::::::( ´･ω･) l:::::::::::::( ´･ω･)
ﾉ つ|＿＿＿|＿＿ .／／＼＼ ||=========Ｏ ヽ､:::::::::フづとﾉ ヽ､:::::::::フづとﾉ' ヽ､:::::::::フづとﾉ'
人 ヽﾉ |＿＿＿|＿____| | O.| |_|| 人 ヽﾉ `～人 Y `～人 Y `～人 Y
（__（_＿） ￣＼＼ ／ ＼＼／／ （__（_＿） し'（＿） し'（＿） し'（＿）
Wwwiiyviiijwiij..,..viiijwiijijywWw,.,,.wywWw Wwwiiyviiijwiij..,..viiijwiijijywWw,.,,.wywWwWw.,..viiijwiijijywWw,.,,.wywWwWwwii
',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',','',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',','',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',','',',',',',','',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',','
1053 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:54:23 ID:qPxgdhTp
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
その道中、平陽公主が柴紹の隣へ
轡を並べた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
／ .: : :〉 ＼
／ .: : / : : : : : : : : : ヽ
/ : : / .: : : :/ヽ/}: : :. ‘，
,' : : / .: .: : :./ |: :/: : rｙｖ
, : : /-ｉ‐八 / ‐-.トｨ:/ }: : :}
{ /: :.: rｧう::抃＼ ィ行;ミ､:.: ﾉイﾉ
|Λ: :.八弋ツ r':ツ八ｒミ::|八
',: :个 , ｀¨/ィ:.:レ::! 私からも改めてお礼を
. r ､ ,: :ﾊ. 、 ,': :{: : : |
. r ､ .| l } : : ::... ¨´ .イ7 Λ: : |
. r ､ ＼＼ | l f } |.:.: : :..介 ‐=爪:.:|:i:./: :: ∨ 危難を助けていただき
＼＼＼ヽ ' ’_ﾉ .} .ﾉ: : :}: ;,｣L＝」⌒V|: ': __..: :{ ありがとうございました
＼ ｀¨ ,. ! 〃⌒7:/／ 77. |::i ⌒ヽ
r‐‐-‐｀ / ﾉ ｉ{ /:〃 ≪ ⌒ ≫ .|::ｉ }
｀ ¨¨⌒ヽ r´＾'7 ｢｀'７:/⌒⌒｀冖´⌒'⌒| i ／ ;
｀r´ { { ,':,' |::ｉ〃¨＾Λ
. 〈 ', r≪l:.{ |::i .,: : :,
', V { l::{⌒ｔ.._ _..ｔ'|::i .Λ: : .,
. . ､/＼l::{ :. :. :.¨¨二二¨¨.: .: |::i ｆ¨7: : :,
, ヽ l::{＝‐- ..__＿_.. -‐=|::ｉ /ﾆΛ: : ,
}ｉ |::{ }} {{. |::i /ﾆ/: : : : }
1054 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:54:34 ID:qPxgdhTp
_,,. -―- ,,_
__ _ - ~::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
(//) ／:::／ :::::::::: /,:::::ヽ::::::::::.
'//,. -=ｧ::::::/:::::::::／|/ ‘，:::|:: /:::::::.
'//, .| :: /::::::: /‐- ,,_ ‘ ::: /ヽ:::::::.
'//, .|:::/:|:::::/'| ,,x==ミ, .l:::/_ -|:::::「
'//, .|:::|「l: / |,x=ミ'从('_ なあに、義を見てせざるはなんとやら、で
'//, ./｀ヽ､__ ' . | / _〉
|///////从::::‘， ャ::::ｧ / / /
￣''//, |≧s｡:: |＼ .／ / / しかし剣を振るってるのが女性だった時は
l≧=//,,,| - ﾆﾆl ~ - ,,_ .／ =- _ びっくりしましたよ
ヽﾆ=-､, |ニ~-_.| /ニﾆ=- _ニﾆ- _
／ニﾆ∧ﾆ∨‘， {＼ﾆﾆ/ニ/⌒''ｰ'
/二二二∧ﾆ∨/,- ,,_ ⌒Y_／
/ニ二二二∧ﾆ∨:::- _ヽ r--|- _
. /ニニ二二二∧ﾆ∨:::::::~ - _ノ:lﾆﾆ- _
,. : : : : : : : : : : `ー-ミ
. ／.: : : : : : : : : : : : : : : : :＼
. ／.: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : :`、
/: : : : : : : : : ｜: :.:.厶=≦',: : : :ヽ:`、
. /:./: : : : :|: : : :｜: : :| :|: : : : :',: |
: /.: : :.:.|: |: : :.:/|: : : | |: |: : : :|l:|
|/: :.| : : |: |: :.:/ :|: : :|| |: | : : l:｢П
||: : :| : : |/|:::/__,,|: : :||`'''''''⌒|/|: : /:|/ﾉ
l|: |:∧: : :｢∨＿ |: :/ﾘ x==ミ |: /: :|'| アハハ……お恥ずかしい
. |: |:.:.|〉: :.|〃⌒＾∨ /:/:.:.:.|:|
. |: |:.:.|∧八 ， ／|: .:.:|:|
. |八: |:|∧|＼ u ./:|: : :|:| 長安にいた頃も
. ｜ ＼l: : :込. r- _う .ｲ: :|: :.:|:| 三国時代の『弓腰姫』の生まれ変わりか、と
|｜: :|: 个 ￣ ｨ: :.| : |: : |:| 周りに呆れられてました
|: l: : |: :.|: :.:.ﾄ≧≦ 斗:.:.| : |: : l |
l: :| : |: :.|: : :jｰ┐|┌‐|: :| : |: : | |
, -┤ |ｒ::ｧ７ﾞ |::|::| ヽＬ:_|: : |:.|
. / |: :|':/:/ ＼〈:〈:Ｔ冖 j{:i:ｉ|: : L_',
1055 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:54:52 ID:qPxgdhTp
／::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::＼≧=-
＿＿彡:::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ::::::::::::.
､ ..::::::::::::::::::::::{::::::::::::::::::::::::::}＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ::::::::::::.
》 /::::::::::::::::::::::/|::::::::::::::::::::::::::|. ＼:::::＼:::::::::::::::::::::::. ::::::::::.
{ __彡.::::::::::::::::::::::, {:::::::::::::::::::::::: | ＿ヽ:::::| ::::::::::::::::::::::. ::::::::::
ﾊ :::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::.／ 刄 ‘，:::::::::::::::::. ::::::::
/:,. {::::::::::::::::::::::{＿＿､::::::::::::::::::::::::. ,ィ示笊ミ､ ::::::::::::::::::::. :::::::
//,. /::::::::::::::::::::芹 ＼::::::::::::::::::::| ｆ仍'//C }ゝ::::::::::::::::::::::. ::::: いやいや、今日その剣をもって
'//., /:::|::::::::::::::::::从ｨf示ミ､ﾊ ､::::::::::::::| ＶＺ:リ / !::::::::::::::::|､::::＼: 家族や家臣を守られたじゃないですか
///,::::/|::::::::::::::::::{〃Ｖ//C ヾ ＼::::::::| ￣ 从::::::::::::::} }::::::::ヾ
'///,.. |::::::::::::::::::| ヾ Ｖ少' ＼::| |:::: /|::::: !::::/
////., !::::::::::::::从 ヽ ヽ |:::/ .|::/ ./:::从 恥じることなんて何もない、と
/////,.从ハ:::::::{ ヾ }/ .ﾉ' ./:: / 俺は思いますよ
.'/////,|/ Y::::ﾊハ _ rー 彡:::/
. '/////, |::ルﾊﾊ -- ‐ 八:::::::::::/
'/////, ﾘ ／{::::::::/{:/
'/////, ＼ ／ .|:从' {
'＞彡 へ _ -‐=≦＞ .、 ／ |/
} / .◇ゝ -=≦ニニ≫=}ニ}＞ -- ＜ |{ニニニニニニ
-彡＜◇◇ニニ≫ ''_ -=≦ニ|. |ニニニニニニ
{ r-- ＝＝＝＝≦ニニニニ | !ニニニニニニ
/ / //⌒ヾ彡Ｙ |＼ :,
/ ′ // |l | │、＼＿}
. / / ,| .′ _,,..|l ∧. ! |: :ヽ ﾟ,...ﾄ､
/ j ./ | /| | ,. '" ,ﾉリ } | |:_:_:｝ j :}:| ｀ヽ
／} j | /__ ﾟ, ./ ..| ´r―,.-=云ミｔ| | | ／ :ﾉ｣ ｝
.′| | { ｀リ }.| ,／ _ﾉ爪l} /| / .|ヽ´⌒´ﾞl ｝
| |│ l {イ汽ﾐ リ ､込少'′/ / │ } | } ′
|/ 乂} いrﾀ /ィ/ | .′ :|: :{/:/ 褒めてもらえて嬉しいです♪
＼{、ﾑ ｢ ／ | .j/ ｛ |: :{リ
＼｝ | /: : { |: :{
| :ﾊ ノ 1 ': : : ∨
| :' 八 ｀ ´ ; ﾊ: : : : . ‘｡
l/: : : :＼ , ´ ′ /:i:i}: : :, ---- 、
′: : :j: : :丶 _,. ィ ,,./ /´￣{:／ ヽ
/: : : : 八: : : : : : : : 〉r＜:i:/ / ／ ,
/: : : : /___ﾟ｡_:_:_:_ ィ⌒ヾ｢ / / ／ ′
. /: : : : /´ // jl{/ / { ,
/: : : : / // ｢i:/ / i{ ′
1056 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:55:06 ID:qPxgdhTp
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
同じ年頃なこともあり、
二人は和気あいあいと語りながら道を行き、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
、 |
＼‐ ''"￣ | ￣ "'' ､／
＿// / ヽ.
＿＿ // ＼／ _,, ,,_
／: : : : : : : :＼ ／＼ |ヽ -=ﾆ"~:::::::::::::::::⌒ヽ、 (⌒ヽ
/: : : : : : : : : : : :ヽ '//, _／:::／⌒〉::::＼:::::::. /i:i: "
}`ﾄ:_＼ : : : /厶ィ'~{ '//, '⌒〉::/:::|:::/ :::::::::::::::::::::. /i:i:/
/＼__ ｀YY＾Y__;ｘ‐ｰ} '//, /::::|::: |:::|::::::::::::::|::::::{⌒ /i:i:/
|: : : : : 7: | : ∨ ｌ: : :| '//, /ｲヽ :::::: |::::::::::::/:::::〈 /i:i:/
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ '//, ﾏﾘ从从从从从/⌒ ＿ /i:i:/
| 敵を一撃で屠ったあなたの剣技も │ '//,,,｡s≦l-=≦三≧=- ,,_ ⌒ヽ):i:i:i(_
| すごかったわ │ _,,｡s≦ニ=- ﾆ=- ニニ -=ニﾆ/ヽﾉ:i:i(⌒ヽ)
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／ lニ=／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
l＿＿_|_／:', : : : : ∧__ _, | 『美髯公』には程遠いけれど │
/:::::::::::＿／ i: : : : : :∧ `、 _ニ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
}:::::::::::ヽl＼__|: : : : : :.:∧l_', _二ニニ'/ /,二ニﾆﾆ/:i:i:i:i:i:i:i:i: /|
{/￣＼:::〉 :|: : : : : : : :∧＼ l ｀ヽニﾆ'/ /,二ﾆﾆ./:i:i:i:i:i:i:i:i: /=
ノ /´ :|: : : : : : : : :∧>／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ニ|
/、 ／|: : : :.:| : : : : :∧ | フフフ、おヒゲもまだ生えてないしね │ |
_／ `< :| : : : : | : : : : : ∧＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／_,,|
} |: :l: : : :| : : : : : : ‘， ／ lニニﾆlニﾆﾆｨニニ/:i:i:i:i:i:i:i:i: /ニﾆﾆ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
喋り方もだんだんと砕けたものになっていく。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
1057 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:55:14 ID:qPxgdhTp
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
それを後方から
竇氏が意味ありげな目で見ていた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
_Lﾕ _L ＿
,. '´ } V ./｀ヽ、
, ' ヽ,z= ＝＝=ミ＜/＼
/ ヽ／: :,: : : : : :/: :｀ヾヽ人
,' /: : :, ':, ': : : :/: : : }: : :W_ﾑ
,ゝ7: ,':./:/: : : : /: : : : l: : : W } ┌┐
f ,ｵ:.,':/:/: : : : /: : : : :,1: : : :}!_/ ｜｜ [][]
|:{ !: !77 ￣ ア,: : :_: :/ |: :l: :.|ノ ｜｜ ┌┐ i⌒ヽ､___, '⌒ヽ､___, '⌒ヽ､___, '⌒ヽ､___, '⌒ヽ､__
,|:N: l:了赱ヽ /: :／ｱヽ､: !:l: | V . l ! ﾉ l ⌒ヽ､___, '⌒ヽ､___, '⌒ヽ､___, '⌒ヽ､___, '⌒ヽ､__!
,'j:.!:l: l: l ∠ イ ィ勿斥://:,1 V ヽ、｀¨´ ノ
,',': :l:ﾍ:',:.l、 ′ /:／:./:| V } ｀¨¨¨´
.//: : !: lヾﾍ＼ ` ｰ_,. ィ∠: イ: : l } }
//: : : l: :l: /` 寸三∧: :!: {: : !: : :.', j.j
r 、 //: : : : |: :|〈 ./丁ﾊ ｢゛¨|: : |'''＜:.V
_ゝ,>'1 ,＞ '''''７´j: :|.r.≧‐-r〈'"⌒ヽV: :lvﾆﾆ＼
.,.-｢/.ﾊ{{ |ヽ /ﾆﾆﾆﾆ{. /: / V 〉へ ﾊヽ:ﾍVﾆﾆﾆ￣￣}
/ｨ^{し7 || / ` ﾐ'＜ﾆﾆﾆニ{/／ ヽ_／ ∧ ｀寸'' ゝヽﾆﾆﾆﾆニj
.l / }{' ,ｨ` ミ''＜_/f ＿／ /:ヽ:＼ ＼ ｀ヾﾆﾆニ/.`>､
..{ ! ,l｣ くﾆﾆニ｀`ｰｧ 二二 斗 '" :V ｀ヽ. Y ﾏﾆｱ / ` 、
ﾍ:. .V `r＜ﾆﾆ.7:. V ’/／ ﾏ＜ r ｢._` 、
∧::. ヽ .7＜ ｀¨ f::: ',:/" V `.､｢／ ｀ヽ.ヽ
1058 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:55:22 ID:qPxgdhTp
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1059 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:55:31 ID:qPxgdhTp
～～永福寺～～
⌒ヾ;';';';';';'爻;';';';';';';';';';';';';';';'爻爻
__ )乂爻;';';';';';';';';';';';'爻爻;';';';'
v x爻vz 圦7ｧ｡_ ﾉ乂爻;';';';';';';'爻爻彡;';';';';';';'
;';'Y;';';';';州ﾘ ,ｧｯvz /__ ＞'´＼ __,,. -=ﾊ爻爻彡;';';';';';';';';';'爻
;';'{;';';';';';';'爻ﾘ ﾉ爻 ,､,､ {;';';';';')､､､､､､､rz=≦ﾆ=-=彡ヘ＞=ﾆｱ ///∧;';';';';';';';';';';';';';';'爻爻
;';'乂;';';';';';';';'N;';';';'ミx x爻;';';';'}l;';';';';';';';';';';';';' _二ﾆﾏ-=ﾆ¨:::∨////ｱ ///∧j;';';';';';';'爻爻彡;';';';'
;';';';';';';';';';';';'jf:{;';';';';';';ﾊ 从;';';';';';'ﾉ;'_,,.. -ｧァ7ﾌ'///,ﾞﾌ:::::__ -=ﾆ//_ｱ ,ｲ,_‐癶ソ;';';';'爻爻彡;';';';';';'
;';';';';';';';';';';';'(乂_j;';';';';'从ﾉﾘｨzzｧァ7ﾌ//////////////////////,ﾞア,ｨ//ｨｸ.|＾圦;';';';';';';';';';';';'ノ;';';';'
;';';';';';';';';';';';';';',ｨzzzzzzzzzｧﾞ/////////////////////////// ,i彡//,ィｸ|__|_,|_∨∧'~`^|i:i:|'"´｀`
_,.｡-ｧァ7癶／＼＼＼ヽ/////////////////////////////////r彡イ_|__|_,|__|∨∧ |i:i:| ＿,,,.
///,ｨ彡'＾弌s｡zzzzzzｧﾞ//////////////二二ﾆﾆ==┬ 丁￣ ||￣|トミzzzx工工jｧァ77|i:i:|/////
≦ZZZZZZZZ≧zｧ/く__;二ﾆ=┬..T 丁 .| || || || || ||＿|＿|`'＜≧zｧ'/////,|i:i:|////
二l二二l¨¨¨ﾞ|￣￣ー‐ゝ | | | | | || || || || ||¨¨|¨¨|ﾆニ|¨|..￣∠ﾆニ|i:i:|ﾆ二二
/////ム]]二|zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzｪzｪﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐzzzzzzzzzzzzzｪ||i:i:ｉ|i:i:|
¨~¨.ΠTi:i:i:| ||¨¨|￣￣￣￣￣￣￣￣／＼＼Ｙﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐ;|￣¨|ー┐'⌒ヽ￣￣￣￣||i:ｉ:ｉ|i:i:|
‐‐､_|:|_|i:i:i:i| || | ￣ |:|￣爻ﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐ爻|::::::::|,.-‐'ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞヽ ||i:i:i:|i:i:|￣￣
::: ﾉ┴＝＝＝ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ===========:|:|＿＿＿j{＿_____|::::::::|';';';';';';';';';';';';';';';';'ｿ‐‐┴= |i:i:|====
⌒≧=- --===＝''"￣ー‐ ＿＿ ￣￣ﾞﾞﾞﾞﾞﾞfつﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ┴‐‐ゝ～～__--==≦_‐_‐_‐＞ji:i:ﾊー‐‐
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ￣⌒＾^''￢￢''^＾￣｡o≦⌒_‐_‐_‐_‐_‐_,.｡o≦ 〈 :.;:.;:.;:.;:.;:.;
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:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ／─‐‐ｧ' /ーーー|:. :. :. :. ﾍ:.;:.;:.;:.;:.;:.;
1060 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:55:40 ID:qPxgdhTp
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柴紹の口添えもあって
寺は快く李淵たちを宿泊させてくれた。
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| -‐-､ , -‐- .::::::::::::ﾄ､
〉ztァ} -tz- .::::::/⌒!::i どうぞどうぞ、いくらでもお泊りください
i ´1 ~｀` .::::::l 7/::::|
| ﾊ_,,､'^ヽ .::::::::レ1:::::|
〕 / r‐-､_, i .:.::::::j!:::|::::::ﾄ､
_r､ /::l ⌒ j .:::, 'ﾞ1:::|:::::::|::ﾄ､
r / i h ／.::::::h ﾉイ /.:::,!:::::::|::|:::ﾄ､
| | | | i ／.:.::::::::/::丁二二´__ ノ.::::/:::::::::l::l::::|:::ﾄ､
| | { | |.:.:.::::::::::/::i:::::::::::::::::::::::::::::::/.:::::::::::l:l:::::l:::|::::＼
/:| ﾚ'⌒ ﾚ'^i.:::::/.::::|::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::l:l:::::|:::|:::::::::.
,/.:::| / !:::/.:.:::::|:::::::::::::::::::::::::/￣ ヽヽ:l:l:::::l::::!::::::::::
イ.:.::::::| , .イ /::/.:::::::::::}:::::::::::::::::::::/ こ | |:l:l:::::l::::::::::::::::
.:i.::::::::::| /:::/.::::::::::::::l:::::::::::::::::::::ﾄ､ ー' ,ﾉﾉ:||:::::l:::::::::::::::::
::|:::::::::::| イ::::::i.:::::::::::::::::|::::::::::::::::::::ﾄ､ﾆﾆﾆｲ:::,j:::::l::::::::::::::::::
【 住職 】
1061 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:55:51 ID:qPxgdhTp
┏━━━━━━━━━━───
┃
柴紹も同じく寺へ泊まった。
┃
───━━━━━━━━━━┛
/: :／: : : : : : :｀ヽ: : : : : :丶
,:'´: : : : : : : ヽ: : : : :ﾟ｡: : : : : : :＼
.:′: :/: : : : : : : : : : : : :}: : : : : : : ﾄ
.′: : ′: : : : : : :| : : : : : : : : : : : : }
{: : : :|: : : : : : : : :|: : : : : : : : : : : : 小
,′: :.:j: : : : : : : : :′: : : : : : : ﾊ: :j:.:}
. /ﾊ///{// : : : : : /: : : : /: : : //::/ﾚ'
/ {///////////// : :/: : ::// 〉:| 墓参が終わったらすぐ帰る予定だったけど
乂////////////////// {リ j
ヾ//////////////{:′｀ /
八/////////／}/ﾘ :... / 李淵様たちを助けて遅くなったから
ﾉ/／ノイ '″ -‐ ｧ ´ 俺も泊まらせてもらおう
. /ﾆ/リ ／
__/ﾆﾆﾆ=- ′
／ﾆﾆﾆj{≧ｭ., ﾆﾆ=- {
/ﾆﾆﾆﾆ〃ー―‐┬‐┬:ヽ
′ﾆﾆ二l|ﾆﾆﾆﾆニ＼__}ﾆﾆ}
,′=ﾆﾆ二l|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／ヽ ＼
|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆl|=ﾆﾆニ／ﾆﾆ∧ }ﾄ
1062 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:55:59 ID:qPxgdhTp
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
寺側の部屋の準備や、怪我人の手当など
バタバタしているうちにその日は暮れ、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／,,;;;;
／ ＞ ´
／ ＞ ,,,,,, ＞
/￣ ＿＿ ＞ ´
／{ ／ ￣￣￣`ー―-、
/ .ヽ.／―――-------、＿_ ヽ
{ { /＿＿＿＿＿ ヽ .／
{;;;;;／ ￣￣ ヽ、 .／ / / }
／―――------、＿__ .／ /.／／_/ }
／＿＿_ ヽ ／ ／ }
／ ￣￣￣￣`ー-、.／ .／ .}
/ ￣￣￣￣`-----、 ／ / .}
./―、 ／ __ ＞／ ＿＿/ .／
／ `ヽヽ //￣ヽヽ ／ .／￣ ／
./ヽ ./ /ヽ、＿ / / / ,-―-、 ／
ヽ `ー‐´ .／ヽ＿＿___／ {./ { } ＿＿＿_／
`ー――´ ー――￣
1063 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:56:15 ID:qPxgdhTp
┏━━━━━━━━━━━━━───
┃
ようやく一息つけた、翌日の朝。
李淵一家の部屋にて。
┃
───━━━━━━━━━━━━━┛
―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ || |
―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ || |
―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ || |
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―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ || |
―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ || |
―┴―┴―┴―┘ | └―┴―┴―┴―┘ | └―┴―┴―┴―┘ || |
――─────┐ | ┌――─────┐ | ┌――─────┐ || |
＿＿＿＿＿＿＿,,| | l＿＿＿＿＿＿＿__,| | l＿＿＿＿＿＿＿__,| || |
＿＿＿＿＿＿＿＿_|＿＿＿＿＿＿＿＿＿__|＿＿＿＿＿＿＿＿＿__|| |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.
/￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
/ ＼
/ ＼
/ ＼
l二二二二二二二二二二二二二ﾆ二二二二二二二二二二二l
| |l l | |
|_,,ｿ !,|_,ﾝ
1064 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:56:25 ID:qPxgdhTp
_,ﾕ、 , -ィ ''''＜
Y ｢´ l /｀ヽLL_
｢¨ ヽ l,..斗zzz- ミ ／｀ヽ､｀`ヽ、
｢｀ヽ,z彡'"´: :,. :'":｀`ヾ.x 人ヽ: : ＼
〉-／: :.／:／: : : : : :.}:.､㌦' Y:V､: : V
ｱ:/: :,.': :./: :,': : : : : ,': :ﾊ:.W ,.〈: :V､ヽ:}
/: ,: :.,': : /: : l: : : : :./x: : ﾊ:.W }: : }､ヽヽ
,': :f: :,': : ,': : : !: : : :/ ヾ: :.!:.ll 孑: :,1㍉ヽ_>
,: : :!: l: : ,1: : /!: : :/ ヾ|: |'く: メ: !: :㍉
l: : :l: :l: :f !: :/ l: :/‐ ''''''' |: !｣ V: : |／ ㍉ ねえねえ、ちょっと話があるんだけど
l: : ﾊ:从了芯 l:/ ,ｨ窃jア l:/ l! ﾉ: : | ㍉
V: : ヾ:ﾊ " 〃ﾉ／: : :l:.', ㍉
V: : : : ﾊ ′＿_ ｲ＜/: : : /: :.', }.}
＼: : : :.＼ ｀ ｰ ´ ,.イ| V/: : :/:j: : : V j j
／ﾆ￣ｱ¨{ `r -＜ ,ｫ7./: :〃:/: : : : :V .V
,.イﾆﾆﾆ／: /| ヽｪｪz彡 ' ,': ://:/‐- ミ: : :V
γ´ﾆﾆﾆﾆ./,＞' .ﾊ_,ィ^l/「 {: ///ﾆﾆﾆニ＼: ヽ
{ﾆﾆﾆﾆﾆ／ ｢￣￣/~><ヽ /|:.{〃ﾆ/ﾆﾆﾆニﾊ: : ＼
lﾆﾆニ／ | ,.ィL/ ｀ ア .|: |lニ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|: : : : ＼
!ﾆﾆ/ 7´/ ,':|.＼ / ヾl.!/ﾆ／ﾆﾆﾆニ!: : : : : :.ヽ＜
. . -─-. . .
／. . . . . . . . . . .｀. .
/./ /. / . /^＾ . . . . . .ヽ
（ ′. . . i.从{ | . }. i. . . ﾊ
＞Ｋ|. . ./{厂二 j. /､从. . . .
ｰ≦. .〈.ト｣. . .|ｨでｿ ｲ/＿≧. . . }
/ . . ヘ{.|. . .| でｿ) ﾉ. 从 なあに？
./ 1ノ | .|. . .| ｀ ィ ｲ./
j. .|. . .| ｃ ∧. {
/. ∧ . ト ｲ. !. . .
. /. . : ∧. .V ≧≦ : : :j.人. . . 、
. ／. /: : : ∧. .Vry ヘ／⌒ヽ＼. .＼
.／. . /: : : /. ∧ .∨ 〃 V ＼. .＼
. . . ./: : : / ノ, 小､.＼{｛ Ｖー＼. .＼──- - ＿
. . ./: :γ 〃/rl | 〈＼ ＼ヽ 〉 : : : ＼. .＼ . . . . . . .丶 ￣
. ./: : : i />〈 Уi＼ ＼丶ﾍｆ´ﾟi : : : : ハ. . .丶. . . . . . . .＼
1065 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:56:35 ID:qPxgdhTp
＞s。 ＞-s。
,.' Y ｒ Y
/ ＿,}! j l '- ､ ＿
,:'~⌒ヽ ＞/ ｀ヽ≧_､ /,:' Yー-~,ヽ
{ У / ∨㍉ヽ {｀ヽ_,.j!,.ハ
>:､ ,.:' l :._ ﾏﾑ { ﾊ j! } i }
Y ´ / | i_ _ ,,ﾏﾑィ^ヽ',ﾊ j ,: l }
人 _７ | l ｀ヽ,:ﾏ, ﾉ ,:Ⅶ ,:'7
ﾉ７ ! | |―- j!ﾏ, ´) ,:: };＼/
´~} l | { ,: / ,: } Ⅶイノ寸､:＼
l :l | { ,: / / ＞=x} 「⌒Y j!寸ﾑ:..:.:Y あなた、柴紹君と結婚しちゃえ！
| 从 { ,:'/ｲｲ/ '´:::l:l:l::} ﾊ_}!√ j! 寸:ﾑ_/
从 ハ { /'l:l: r ｖ､ ::l:l:l:ﾉ'}ﾆｊ!ﾉ ,ﾊ 寸:.＼
l / ｉ 介_ゝ:l:l::: . } ｲ'´ / , Y 寸/
| .: ‘:. 込s。 ゝ j ィi〔／∨ .:' } ‘;
从 { ､ ∧ ≧=＜ﾆ「 ＞ｧ / / ‘:,
ヽ ヽ ＼ﾊ ﾊ:~≧xrィi〔.:.:.:{!/ .ｲﾆヽ ‘:.
)h､ _)h､_} /}.:.:.:.:>{､_:.:.:..::}Ⅶ {ﾆﾆﾆ∨ ヽ
7√ﾆ} ,. ' ｀~ｱ;' 寸T´ ゝ{:ﾆﾆﾆ_∨ ＼
7√ﾆ／ /:./ .: }:‘, Ⅶﾆﾆﾆ≧s｡ ＼
＞'ﾆ. ' /:::〈 ,' ’ }:.:} Ⅶ:_ﾆﾆﾆﾆﾆ_)iｘ ＼
´ ￣￣ ｀―‐-､
／.: : .: : }- ､
: : / : : :/ . : :/ .: : ＼
/: : /: : : /: : : /: :/ /}ィ::} ,
.′: ′: : ′: :/: ://! / │ : '.
{:_:_:|: : : :{: :..:/{: / { | / j .,! '.
/}:.〈:|: : : :|V:≧リ..,,j_lﾊ/ _／ !/} .ﾊ ━━┓┃┃
／ゞ:〈〈|: : : :|. 〃 ヽ ,ｨ ヽ }: :/.小 ┃ ━━━━━━━━
〃}: : :| /|: :..:.:ｌ 弋 ,ﾉ .弋 ﾉ//: /} / ┃ ┃┃┃
/ j : : |｛ |: : : :| i:i:i: i:i:i: {/:{ j/ ┛
ｲ: : :,:.ﾊ|: : l :ﾄ､ ′ ,: :,′
{八/: | l, :..l :| .,､ j川/ ﾟ ｡
′:リﾊ: : :{ ＼ ,,' ≦ 三.|
. /: : : / ﾊ: : ﾟ,、 ゝ'ﾟ ≦ 三 ﾟ｡ ﾟ
/: : : /: : :ﾊ: ...ﾟ ｡≧ 三 ＝=-
.′: :厶:;__,ハ: : ﾟ,..ｧ, ≧=- 。
/＞==＜:::＼ ∨: .ｲﾚ,､ ＞三 ｡ﾟ ･ ﾟ
. ´ ヾ:::ヽ.∨ ﾟ, ..ヾ ヾ ≧
{ }:::::｝ ∨ } {:|{.ﾊ ､､ ｀ミ ｡ ﾟ ｡ ･
1066 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:56:47 ID:qPxgdhTp
＿＿__
_､-―=ｧ'"ｱ:::-::_::｀ヽ
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／:::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::＼:::::.
＿ノ:::/::/::::::/::|::::l::::::::|:::::::::::|:::::::＼:::.
. ⌒/:/:/::/::::::/:::::::: l::::::::|:::::l:::::|:::::::::: |::::::.
/:/:/::/::::::/|~|:::::::l::::::::|＼l::: |:::::::::: |::::::::＼
ﾚ'|::|:::|::::￣~"|:::::::l::::::"~￣::::|:::::::::: |:::::: |⌒
|::|:::::/ ￣ ｀ヽ::::l:::/￣￣｀ヽ: |::::N::::::::| いやいやいや、突飛すぎない？
|∧:::| ( )|'⌒'| ( ) |::|:ノ､:::∧|
ヽ|｀ー===' ｀ｰ==-- "ﾚ''⌒)/
. 人 し ＿_ ､___,ノ
＞----｀-'--――＜
,ゝ |:i:i:i:i:i|ミ'"|＜
/ l |:i:i:i:i:i| L,,ﾊ_
| l |:i:i:i:i:i| |:i:i:i:i:i|
| l |:i:i:i:i:i| |~￣~|
./: : : : : : : :.:/ : /: : : :.:. /｀＾＾⌒| : l : : : : : :.|',
/ /: : : :.:/: :/ :|/ :|: |: : :/: : : : : : |: ∧ : : : : : | |
. / ｲ: : : :.:.:|: / | |/|: :/: : : : :／ |/ :ｉ: : :/.: ::|ヽ、
|: : : : :.:|/: : : : : : : |:/ ＿_／: : : : : :｜:./: : : |: |:ｉ
| : : : : |:ー── ｛. ======= :l /: :/|: | ﾉ八
| : : : : | =====: : : : : : ｲ: /: |ミイ : |
八: : : : l:: : : : : : : :≧==== .|:/.: :|ヽY :|ﾉ そそそそうよ！
、.:八 ==彡 ＿＿_ iilll ｲ: : :j{ﾉﾉ|: |
|＼: .＼ | | ′: :j{ｲ.:八
|: : :|:Т | | ′: j{: :/ 昨日知り合ったばかりの人と結婚って！？
|: : :|圦.. u ! | ｲ| : : j{:.:.|
|: : :|: 个 . ￣￣￣ ｨ:.:.:.l : : j{:.:.:|
. |: : :|: : |: : :＞ . イ |: :.:l: : :j{: : :|
|: : :l: : | : : : : ｌｰ≧=≦--‐=彡:.:|: : :|: : : :',
‐|: : :ﾄﾐ |: : : : /‐┐| ┌―=ﾆ.l: :|: : :|: : _,.⊥,._
／ :|: : :| ／￣￣Χ |｜ |Χ {‐|: : :|７ ＼
1067 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:56:59 ID:qPxgdhTp
／,＞ '" ,＞-＜ ~"''～､V__
,ｨ,.+'r ⌒ ｰ{ ｢￣｀ヽ_｀ヽ＼
／＿,{ ,.斗-― ┴- ミ / ￣ヽ寸 ＜
, '／ >'" ,＞ﾔ ￣ア''～､｀ヽ、 _ﾑ ﾏ ､ ｀Y
/ 〈 ／.,ィ" :/ / ﾊ｀丶､ﾏ _ム.V ヽ |
./r‐く.ア ／:/ / /,' :}＼ ヽ.V } V､jﾉ
,','{ ./, ' :,' / ,' .l | ﾍ ﾍV〈 }､V
/'.!〉-7/ , ,' 7 , | l、 ﾍ .ﾊv} }W.V
{! |{ .l/ , i , , l| ,' ｀ヽ ﾊ V: /.ﾊ.㌦
| !ヽ/ :, .! :, l ! ,' ヾ', ﾄ､ j ﾍ .㌦ え～～でも楽しそうに話してたでしょ
.Ｖ ., i.| |: / /l/! /-- ―=__L.. | V ﾊ ㌦ 相性悪くないと思うけどな
{ .l! !l! | / ,.斗 l! l // ,z斧ｱﾒ | ,' .ﾙ ! V ㌦
,ｨ'| |l |.ll ', /1ｱ /__ l! |. /" " ｀¨´ ,' / ./ ll V ヾ>
／ , .N.ヾ|.V 〈ｫ气之少｀`l/ '''''' /./イ /: l.l V それにいつも言ってる
／ ／, _l!__V .ﾍヽ ,,,,,, ′ !:. ∠ｨ' / / l .lV V 理想の花婿の条件に合ってない？
/ ／／ ,.+'"ﾆﾆﾆ＼ ヽ.ヽ ｀ ィ , 1,|././ ,' ',.V V
／／ ,.'ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ .`ｰ`/ミh｡.,_ ￣ ／/// / ,': ﾍ V V
／／ ./ﾆﾆﾆﾆﾆﾆメ ./ ﾄ､ 〕≧=＜:彡',/ / ,':. ﾍ V V
／／ /ﾆﾆﾆﾆﾆ／ ／,' !:. ｀ ー‐ ''"／.{./ /ﾆ｀`～､ﾍ V V
. /／ ／ﾆﾆﾆﾆ／ ,.+'" l ,ｨ1N:. ＿_,..｡＜ ./ /ﾆﾆﾆﾆニ.＼ V V
／ ,fﾆﾆﾆﾆニ{ .,∠ 厂￣￣｀7半､＜V { , 'ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ.ﾊvV V
-----
´ '⌒ヽ ＼
／ ヽ ＼
／ /ﾐｨ=ﾐ ﾟ｡ :.
. / / /｀`¨¨´} ﾟ :.
/ | ′ .′ } ｨ. ｉい
′ | /レ| ′ 〃}.|. |｀ヽ
.′ | ./ﾘ__|_ { { 孑'"/｀ リi |､jィ
ｉ リ － Ⅵ 灯:芯､} |,ﾉイ}
| /│ { 灯:芯' リ Vツ/! .｢ｉ |:| うっ……確かに合ってる
| l | い Vツ ﾉ,ノ .lﾉ |:|
|/ |八 |､{、 { ／´} | |.lﾘ
ﾉ }ﾘ|:ﾍ u .| | |.|
| .| .入 ～～ . ィ| | リ
| .| |:.:.:.＞ ／|:.:/ j{ :,
|./ j:.:.:.:.:.:.:.|≧= ´===/ /::{ ′
|′ j:.:.:.:.:.:.:.|´}:|:｢￣ ｨ′ /:.:.:.ヽ :,
| ﾞ:.:.:.:.:.:.:.| .}:|:|イ// /´￣￣｀ヽ’，
1068 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:57:08 ID:qPxgdhTp
┏━━───────────────────────────────────────━━┓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
実はこの娘さん、年頃の良家の女にも関わらず、
武芸好きが災いして縁談の口があまり無く、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,r.''ニ';;'´ヽ、
,'ニ三三三ﾆ.`ｰ.-ｰ ､
,'ﾆ三三三三ﾆ,､ﾆ三三ミ .ｰ､
〔ニ三三三ﾐﾉ .L三三三三ヽ
_,ノニ三三ﾆ.,´_,,．-‐ｰ-.ゝ三三ﾐ,ｨ
.,．-‐.ﾆ三三三三三三三三三三三ミ,.r"
./ニ三三三三三三三三三三三ニ, r'" 刺繍針じゃなく剣を振り回すような女は
.,'ﾆ三三三三三三三三三三三ミ／
. ./ニ三三三三三三三三三三三ﾆi
. /ﾆ三三三三三三三三三三三三ﾐ| いくら李淵様の娘とはいえねえ
,'ﾆ三三三三三三三三三三三三三|
..,'.ニ三ﾆ,ﾐ三三三三三三三三三三ミ|
.i三三ミ/.',三三三三三三三三三三ミ|
ｉ三三ﾐ,' .',三三三三三三三三三三.l
!ニ三ﾐl lﾆ三三三三三三三三三ﾆi
.!三三.l . ',ﾆ三三三三三三三三三ﾐi
1069 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:57:19 ID:qPxgdhTp
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
稀にあっても、当人が難色を示した。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
// . : /| . : |. :| |: :i|: : : : : : : : : : :|｀ヽ: : : :'，
// . : :/ |. : : : |: :L..＿＿＿＿＿__| ,小 : : : : : : : : :│ : ';‐､: :}
､__ ____彡' . : : :' |: : : : ﾄ､{`て´￣￣ ﾉ√い: : : :ｉ| : : : : | : : |: :｀,:{
｀ ‐--‐ｧ . : ｉ: : :ｉ _ｊ: : : :￤ ｀ '´__,二ﾆﾆﾆﾆ､__ Ｗ: : :ﾘ : : : : | : 丿: : |｀，
/ .,ｉ : ｌ: : :|ノ´从 : : ′ '＾ｱ´}_ｊ⌒ト√｀!｢` ﾘ: : /: : : : : :K´: : : 丿 }＼
. .' | : |: : :| ⌒＼{ |7⌒炒 .ﾉ ,' : /: : : : : : :｢ミﾏ¨＾ー1 : :｀､ う～～ん、家柄も良いし
ⅰ.; | : |: : :| _ｧ云ﾐ ｀ﾆ¨´ /: ,: : : : : : : : 「｀! il､: : :│: :i､ 送ってきた詩文も上手だけど
ｉ| :| | : | : ！]{ _ｊ」} ´´ ′/／l: : : : : : : : | │|い : : ! : :い
八:| ！: : : : : 、l少'ノ ´ | : :! : : : : ｉ|.ノ 八:｀､:￤:丨 }
｀ ｀、:＼ :､} ､､ { │: ! : : : : ﾘ ／ : :ヽ｀､ｌ :│ 武芸はさっぱりなんでしょ？
＼ :｀ﾄﾐ ！ ｉ : : : : 爪 : : : : : : ｀､: |
↑ﾄl ｉ|｀ ；￤ : : : i | :＼ : : : : : :ヽ!
！i :八 T＾> 、 , 1 ｉ: : : :ⅰ:､ : : ＼: : : : : :＼
゜ : :｀ 、 ＇{ } ／ |￤: : :ⅰ : ヽ: : : :＼ : : : : :
; : : : :{＼ . ´ │! : : : ト、 ､ :＼ : : :｀: : : : :
ｉ : : : :| 丶、 . | ! : : : |／>､＼ :＼ : : : : : :
| : : : :| 丶＼___,,. イ代;､＿＿_,ノ|:ｉ : : : |／ ｀¨⌒¨＞…‐-
| : : : :| ｀、: : : : : :i |__｀⌒¨~,____|:!: : : :| ／, '´￣｀
| : : : :| `、: :＼／,小`! |r宀:i : : : | ／／
1070 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:57:32 ID:qPxgdhTp
ｲ : : : : : : : : : : : : : : 〉: : : : . ヽ
. , : : : : : : : : : : : : : : :〈: : : : : : . :,
/ : :/ : : / : : : : : : : : : : : : : : : : . .:,、
,' : :/ : : :,' : : : : : : : ,､: : :,､: : : : . i ﾄ}
. ′.,': :, : : : :,;′ : : : : : : : ′'v' ,: : : : :. ├〈）
:,: : i : : :./iﾞ . : : ,i : : : :,′ ‘: : : : :. ｌ ﾘ )
i .{: : | : : ,'. | : ,i /'|: : : :i ｉ: i : : . ﾚ'Y
| .l :|: : l : :/ .l ,ﾊ/ !: ;ｉ :| i ;ﾍ : : . lイ
. l ,l :l: : :lⅣ￣｀'｀丶 .l ハ:l _,.斗‐'7'ﾞ¨}: : : : : .! 危難に遭ってうろたえるだけの人に
lハ:l : : i ,z芹芯ﾐ ' ｀ ,ｨ芯不. ﾘ: : :, : ′ 私の人生を預ける気にはならない
},!:ヽ:.l. ヽ.弋ツ 戈ツ ｲ/: : : : :,′
'ﾞ{ : :ヾ､ ノィ: : / ;
} i : :ﾊ ′ /: : /: :{ 事が起きれば剣を引っ提げ
| :l : : :〉 ｲ: : :′: 私と並んで戦ってくれる人がいい！
. _ﾉ:_} : : i//>.、 ￣ ｀ .ｨｸ/,′∧: : !
ｒ'7//:i : : i///∧丶、 ＜/ .Vｲ: : {//ベ、
. ,ｲ////i : : i/// ‘, }li: : :ｉ ////ヘ、
' {////:ｉ: : :i//! ｌｉ: : :i///////〈!
. { V///ｉ: : :i//lヽ、 ノｌｉ: : :i////// ﾊ
. } V//ｉ: : :ｉ//,ﾄ、｀ヽ イ´ ,}llｉ: : :i///// .i
| V/ｉ: : :i///! 丶 イl/i: : :i//// |
1071 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:57:45 ID:qPxgdhTp
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
父母も娘可愛さと、まだ若いことから、
この言い分を飲んでやっていた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
_,, -- ''"~::::::::::::::::~"'' - ＜⌒
_､-::::::::::::::::::::::::／ :: ＼＼:::::::::::::::｀ヽ
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／::::::ｲ::::| ::::::::::::::::::::::::/::::::/.: '/:::/:::/::::::|ヽ|. ‘，:: |:::::::::l⌒
／|∧:::: |::: |:::::::::::::::::::::::::''"~/￣￣~"'|::/／:::::::_､-―‐-､:|:::::::: l
|:::::|::: |::::::|:::::::::::::::::_､-=======- ､:::∧∧::_ﾘ__ |::/:::::::::::::. 分かったよ
|:::::::::::|::::∧:::::::::: /| { /i:i:i:i:i:〉 |_､--､/ i:i:i:〉~"'' ､::::::::::::::.
|/|:::::::|∨ ∨|:::::i:i| ''" 二 / .:〈二二. |::::/|∧(_
. |∧ | |〈_ l∧l､＼ _／ ＼ .∧::l | 気が済むまで婿選びすればいいさ
|:|ヽ 〉 ~"' ''" ’ ~"'' '''" ∨
| ＼⌒ヽ /
‘，'ー ＼ U / (⌒)
‘， :..＼ ＜'⌒〉 ／ 三 ⌒)
} ＼ " ,,_ ／ ( _ﾉ¨
ｒ―..- ,,_ ＼＼ ＞---―ｧ''"
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1072 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:57:56 ID:qPxgdhTp
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r ⌒7ー ‐ｧs。_ ＞ ´,.:' ,:
<⌒^ ヽ_,..._/。s≦.､ /⌒ヽ-.､ ＞≦ ／ /
／ ゝ ィi〔≦x~⌒_~ ｀`㍉:<⌒Yﾉ､ > ´ i{ )!,:' ,:
〉ー／ ／ / ｀ ､-_―≧ ､㍉,イ 〉Y _/ ,:
Y ,: ,: .: ':, ヽﾞ~｀ ﾒ､｀`㍉ｲ,: ,} ,.ィﾆ! /
。s―､―＝==7 / / | ':, '; 寸 _',{_,: }>≦ﾆ/{ﾆﾑ ,.:
＞ ´ ゝ, }! Y / ,: | ':,~}⌒ Ⅶj!,'Уﾆﾆﾆ{ ∨ﾆ)h､_,.ｲ
Y i( }! },: ７ } ':,}_ ,.ィ7} j!ノ,:ﾆﾆﾆ込 `''＜_／
人 `''＜-'' 七Iて７ { { : { },.ｨ秘ｿ √'ﾆ√ﾆﾆﾆﾆ≧=≦:} 柴紹殿の腕が立つことも
∧ `''＜_ ＞j! ﾔ :, | { ', / :::::::_ノｲ,:ﾆ√ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.,' 危難に飛び込み他人を救う人柄なのも
:. }ﾆ!ﾆ_} {/∧ ':､,从 { ﾊ/､ /ﾆ,:ﾆ√ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ ちゃんと分かったよね
＼ /ﾆ;^Y}从{ 介s。＼,人{/ < ） .'ﾆﾆﾆ√_ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
＼_ 。s:'ﾆ.ｲ √人{ﾆヽﾆ} ≧ヽ介s。＿ ｲﾆﾆﾆﾆ{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞ ´
‘寸_~＿ノﾆﾆﾆﾆﾆﾆ_,: ;}≧イ 〉ー≦'{ﾆﾆﾆﾆ{ﾆﾆﾆﾆ_／ { こんな希望通りの優良物件
,:｀∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ /ﾆ/ィ´ヽ _/ Ⅶﾆﾆﾆﾆﾆ.ィハ ∨ そうそう無いと思うけどな～
／ ,ｨ':ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ_/ ,.イ「.:.:Y:.ア'´.:.:｀ヽ ';ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ :, ∨
／ ／ ＼＞ - ~-=ァ＜;ィ,´ }＼.:.:.:.:／ ヽﾆﾆﾆﾆ.' :. ∨
,.' ｲ . ´ /.:.／／_’ィ-:/＼ﾉ ﾊﾆﾆ_/ :. :.､
/ , ／ ,:／ィi〔.:_:.:＞ ´ √〉ﾆ.' :. ＼
/ /Y,: ,'.:＞ ´ /~/_/ :, ､ ＼
,: ム^{ /´ ,.:_ /Y :, ＼ ｀ ､
7 {,/从 / ／ ,. 从＞ ~ﾊ ＼~''＜ ｀` ～ ､、
1073 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:58:09 ID:qPxgdhTp
＿＿＿
.ィ''＞-----ミ､ ＿くヽ,へ＿
／> ／／ ＿ , --' _ -- ､＿_`ー､__
/ / /./ ／ _ノ ＞''´ ＼＿｀ ､ }＿
, /./ // _/ ／ ', ＼＼ }
| | | | .{ {／ , ',^^ミ＼＼
| | ', 〈〈. / i! ＼ヽ＼
、 ､＼ // / i ﾊ i ﾐ＼ヽ
＼> .＼// .′ |! | ', i|--- ､ | }:',∨
{:{ .i i |', ', ヽ i| ＿_ i ハ ∨ 御主人様も彼でいいよね？
〉〉| | i | ＼ ', ＼{ィ乏ﾅア: 〈 } }
// :| | ', ', ヽ ', .:::.:.:.:ハ∧ .| |
＼ .| ',＼. ＼ ＼ ﾑﾉ ',| ∧
／: :/.| | ＼ ｀￣ __ ＿ 从 j/ ∨
く: : :./.:ﾊ ', {⌒＼ ゝ- ' . : ', ', V
＼:ノ ∧､ ＼ ＼ イ ', ', ', V
＿ /:／i＼ ＞､ ＼≧=--＜ :i: ', ', ＿_ ', ＼ ＿＿
,.ィ〔ニニ=-..＿__..へ__ ＼: ﾉ /}＼ {ﾉ｀￣ {__ | ＞≦/ニニ＞≦ニニニ＼
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼
／ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ
//::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::|＼:::::::::::::＼:::::::::::::::::::.
///:::::::::::::::::::/:|:::::::::::::｜ ＼:::::}:::::::＼:::::::::::::::.
{ /::: /:::::::::: / |:::::::::::::::| |:::ﾊ :::::::::::::::::::::::::::＼
/::: /:::::::::|:: | |::::::::::::斗―‐ |/-}::::::::::::}::::::::::}::::ト:.
_ノ :::/::::{ ::: |:: |⌒|八::::::|八 ィ芯㍉:::::::|ハ:::::::ハ:}ﾊ}
⌒７ /:{::八 :::|:㌢芯ぅ^＼|{{⌒乂ツノ}ﾊ}ﾉ }//: { ﾉ 我が家の恩人だし
{/{: {/:::{::{{ィ＾ ﾋ;ﾘ }} 乂＿＿￣ノ 厶 ﾉﾊ{ 家柄もそこそこの豪族だと聞いた
{ :{八::八弋＿＿ ﾉ ￣￣ r‐くﾘ/
乂. ヽい:ﾊ￣￣ ヽ、 八:{/
Λ フ ﾉ |从 拒む理由は特に無いね
込、 ｰ‐ ／/ |＼＼
＿、 ／ / j::::::ヽ ＼
／ |/＞ ＿__／ /:::::::::} `、
/ |Λﾐ ヽ /:::::::::/ `、_
／⌒＞┐＿＿＿ 厂/______ |::Λミ } ／:::::::::|/￣ `、＼＿
／Ｃ) ..／ /＿ |::::Λ. ／:::::::::::::::| ＿ `、 ＼＼
1074 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:58:24 ID:qPxgdhTp
. ／: : : : : : : : : : : : : : `、 : : : : : : : `、: : : : : : : : : : ＼
／: : : :.:;.ﾍ/|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `、
. . : : : : :.:.:/＾⌒|: :.:.|: : : : : :.:.l:|: : : : : : : : : :| : : : : : : : : : : : : : :
/.:.:.:/: : : :| ',: : |: : : : : :.:.|:|: : : : : : : : : :トﾐ: : : : :＼: : : : : : |
. /: : : |: : | : | ',: :|＼: : :.:.:.Ν: : : : : : : : :.:|: : ＼／⌒ヽ＞ミ :|
. ,′: : :|: : | : | ', | `、:.:.:.| |: : : : : : : : : :トﾐ: : :ヽ:＼: :}: : : :Yヽ
: : :|: :.:|: : | : | ＿ ',L=--',: :/ :|: : : : : : : : : :| ／ : : : : : >: : :.:〉 : |＼
|: : |: :.:|: 八:.:| ￣ l ∨ |: : : : : : : : : :|: : : : : : ／: : ／: : ｲ: : :
||: ∧:.:|‐: | ＼ __,,ｘ==ミｘ |: : : : : : : : : :|'⌒ヽ／ミ_／､_／:ﾉ: : :｜ た、たしかに彼は武芸も顔も良いし
l|: :.∧:|＼| 〃|:::（__ ヾ＼ |: : : : : : : : : :l＜ |:｜: : : : : :|´: : : : :| 話してて気が合うなーとも思ったし
. |: : : :l'|iｆ㍉ | |:::j｜ ﾉ´｜:/: : : : : : :｜ヽl |:｜: : : : : :|: : : : :| | 結婚しないと出られない部屋に入れられたら
. |:∧ :|圦 )ﾊ 乂_.ソ /:/: : : : : : : : | /: :|: : : : : : |: : : :.:.| | ノータイムでYESって言うのも
. | ∧|∧ Vﾉ :::::::::::::: /:/|: : : : : : : : :l_ノ /: : :|: : : : :.:.:| : : : : |＼ やぶさかじゃないぐらいの人だけど！！（早口）
. |: : :.}:ｒ' ／｜ : : : : : : : |_／: : : :| :: : : : :.| : : | : |
|: : :| ヽ |: : : : : : : : :|: : : : : : : : : : : : :| : : |: /
. |: :.i| |: : : : : : : :.:| : : : : : : : : : : : : | : /|/
|| 圦 ﾏ⌒＼ |: : : : : : :.:..|',: : : : : : : : : : : :.:|∨
l|: : : :. ∨⌒ ヽ | : : : : : : : Ｌ∨: : : : : : : : : : :|
|: : : : :＼ ー‐ ′ _,. |: : : : : : : :|-‐∨ : : : : : : : : ！
|: : : : :.:.:|`、 ｨ _」: : : : : : : l ∨ : : : : : : : :.‘,
| : : : : : |: :.:.ｰ=≦: : : ',Y:::ｒ┤: : : : :.:.:.| ＼: : : : : : : : ‘,
|: : : : :.:.|＼: : : : : : : :.:ﾊ::',:〈|: : : : : : : | ｀`～､、__ : ‘,
|: : : : : :| ＞ ｧ= '''´ }::l:::|: : : : : : : | ／¨¨''丶、
|: : : :.:.:.|／ ／ |::l:::|: : : : : : : | ／ ＼
_､-‐…・・・…-.､
／::::::::::::/:::::＼::::::: ＼
／ :::::::::::::: |:::::::::::‘，:::＼＼
/:::/::::::::::::: ∧::::::::::::‘，::::‘，:::.
_ノ: / :::::::::::: / '/:::::|:::: |ヽ:::::‘，:＼
⌒l:::/| ::::::::::: / '/::/::::::| l::::|::|::::(⌒
|::|::|::::::::::::/二二ﾐ::::|:::/|二|∧|:::(_
|∧|::::::::::∧ ﾋ:::」 | --| ﾋ:::」㍉|::/ （これもう絶対惚れてるだろ……）
∨|:从＿＿_ノ l.人＿__ノ'ﾚ
＼(_ u. ＿ _, /
∧- _ ｀ー " ／
/ | ‘，≧=-=≦ ＼
/./∧＼ lﾊ|:.ﾊ
_,, - ''|//∧l:i:i:ヽ 「 /i:i:l/∧ - _
_ -.:~::::::〉 |// l:i:i:i∧ /:i:i:il|∧|〈::::::~ - _
／:::::／⌒ |/ .l:i:i:i:i∧ ./ :i:i: | .| ~"'' ､::＼
1075 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:58:32 ID:qPxgdhTp
,. '": : : : : : : メ: : :ミ: : : : : : : : :.＼
,. '": : : : :/: : : :/: : : :ヽ:.＼:__: : : : : : : ヽ
,.': : : : /: : ,': : : :.ﾑ: : : : :.ﾍ: :.ヽ: ≧s｡.＞-､ﾏ-‐‐- ミ
/: :/: : :,': : :,: : : : ﾑM:V: : : ﾑ: : :ﾍ:_: : : :＼: ﾑ~Yv: : : :＼
/: :.,': : :.,: : : l: : :.:.,' V: : :.ﾊ: : : ﾍ~ァ- z/ヾl:`.ﾘ: : : : : : Y
,: : :,: : : :l: : : l: : :.:,' ヽ: : :ﾊ: : : :ﾑ: : :./: :.ﾘ_｣ﾉV: : : : : :}
.,'l: : l: : :!:.!: : :.i!:.:l:/ ヽ: : l: : : : ﾑ: /''''": : : ﾊ V: : : :.ﾙ
,:.!:!: l: : :!:.!: : :j|: :l' Y:.|V: : : ﾑ">'''x: : : :.ﾊ }: : : ﾑ でもまだあと一つだけ
∥:l!: l: : :l: !: : l l: :! ,.ィ"｢｢ V: : : ﾑ' い V: : :.ﾊ': : :/ 確かめたいことがある
./ !ll: :!: : ',:.',: :ハ:.!, ｰ " _,.zｪ符ァ: : :.ﾊ.ヽvル: : :ﾊ／
i!.',:lv: :.ﾍ:N-‐'ﾁ ｲv少" |:|v: : : lx /: : : : : ﾊ
i! N:V: :ﾍ ,.ｨ斧斥 l:! V: : :l.ｲ: : : : : : :ﾊ ――――兵法
.l: :ヾﾊゞ､ゞ'’ , i! }: : : !: : : : : : : : ::.
l: : : :lﾑ ` ,|: : : l: : :.V: : : : : ::.
!: : : !!ﾑ ＿ ／j: : : :l: : : :V: : : : : : :.
!: : :j.!: :.ゝ、 ` ´ .／ !: : : :|: : : : V: : : : : : :ヽ
!: : :l !: : : : :≧o｡.,_ ,.イ_,.斗 |: : : :.!: : : : :.V: : : : : : : ヽ
l: : :j l: : :l: : : : : : : ::｀ﾏ"≦斗r七い: : l: : : : ﾊ:.V: : : : : : : :ﾍ
.l: : :l !!: :!: : : : : : : : :,.\}{/ 斥 .', : :.:|≧- ''"',:\＼: : : : : :ム
j: : :, .!!: :!: : : :_＞ ''" }{! ---‐ .',: : :! .',:', .＼: : : : :.ﾑ
1076 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:58:46 ID:qPxgdhTp
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━━━━| 辺土を守る「唐公」李淵の娘婿になる以上 │━━━━━━━━━━━━
| 個人の勇だけに留まらず .│
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
::::^'^ﾞ-､.
,､ ,､ ﾉ::::::::::::::::::::ﾞ-_
. | | | | :::::::::::::::::::::::"i
.. .|. | | .|::: _:::::::::::_,,-''::;/
__,, - ''"" ''':‐- ,, ,, | |.＿| | ﾞ-､:::: i;;;:,-'~
__,, -‐- ,..... ,-‐‐''''",,;; ,,;;;, ,;;＿ヽ >-<. / ＿ヽy /''
'''"" `'' -,.. ,,;; ,,;;;, ,,,, ;; ;; _,ヽ（# ﾟДﾟ ）ノ |i| __,, - ''"" ''':‐- ,, ,, ,r'";;
| 个 | |i| __,, -‐- ,..... ,-‐‐''''",,;; ,,;;;, ,;; ,r'";;
／●＼ |'￣￣'| ::::: ／●＼
∩（#・∀・,） ∪⌒∪ ::::::::::: （,・∀・#）ヽ ／●＼ ∩
"""""'''"""'''' """''"""'''"""''"" '''"""""' ''"""""''"""'''"""''"" '"""'''""''Ｕ''''""'''""""''"" '""
／/ .＿ ｳｵｫｰ!
''""''' ｵｵｰ! / 丶 ／●＼ "''"" '''"
／●＼ '"" '''" ((（#・∀・,）つニニニ＞ ))
((（#・∀・,）つニニニ＞ )) ＿ （ つ /
（ つ / ／●＼ | (⌒)))
'''"""''' | (⌒) )) ＜ニニニと（,・∀・#） )) ,,,し⌒＾ ..＿ ''"""''""
し⌒＾ ヽ ⊂ ） ／●＼
／●＼ ''"""' (⌒) | (( ＜ニニニと（,・∀・#） ))
((（#・∀・,）つニニニ＞ )) ⌒ J ヽ ⊂ ）
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━━━━| 人を動かし、機略を巡らす将としての素質も欲しいわ │━━━━━━━━
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
1077 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:59:00 ID:qPxgdhTp
-‐……‐-
, ´: : : : : : : : : : : : : : : : .
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
／/: : 厶ﾐ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
／/: :./ |: : : : : : :| : : : : : : : : : : : : : : :
/: :./ :|: /: : : : :|__ : : : : : : : : : : : : : |
/| : | ＼ :|/: : : : : :|: : ＼＿: : : : : : : : : |
八: 抃ｘ /: : : : : : :|: : : : :＼＼へｘへ_ノﾍ 昨日、話した時
__,ノ |ﾉ》 |: : : : :.:.:,′: : ／: : : : : : : : :_ﾉ : :. 孫子の兵法書も読むって言ってたから
{ ｰ /: :/: : : :;＾Y⌒＞‐＜⌒Ｔ⌒/ : : : :. たぶん問題ないとは思うけど……
} /／:.:. : : ; 八 : : : : : : : : |: : ｌ: : :| : : :
_ ／ | : : | : ﾑｲ: : : : : :| : : : : : : :|: : :|: : : i
___ } :l: : /: /l: : : : : : : :| : : : : : : :|: : : : : : | しっかり試していいかしら？
_/l ∩ =‐- 」:./: /_」: : : : : : : |: : : : : : :.:|: : : : : : |
/ | |_| l＼ :l/: / |: : : : : : : |: : : : : : : :|: : : : : : |
. 〈＼＼| | /: :/／ |: : : : : : : | : : : : : : 八 : ∧: /
l＼)ヽ| l ／:／‐ |: : : : : : : | : : : : : : : : ∨ }/
＼ ＿_|く￣￣＼ |: : : : : : : | : : : : : : : : | /
／ ', ',:＼ ヽ:|: : : : : : : |:.: : : : : : : :｜
/ |::|:::l ヽ :|: : : : : : : |: : : : : : : : :｜
| |::|:::| | _:|: : : : : : : |: : : : : : : : : :|
, -､_r- ､
>'^Y'.,＿}_ｊ_ /~/^ヽ
ｒ'＾ゝィi〔 ／ ~,: ＜､ィ^ヽ
r'ァ'´ ／ ,: }､',ヽイﾊ
／／ ,: ,: 从ﾑ ∨ィY
／ィ / ﾊ l :i ,:'~∨,} }!ィ{}ヽ
,:'／7 ,: ,:_/ ,: :{ / Ⅶ }! 〉､.:∨
7/ .: /i {/}⌒/} ,X ￣~｀ } j!,ｲ〉ﾑ.:.∨ うんうん、どうせこだわるんだったら
j { ｉ √| ^笊ぅｘ} / ,ィぅ笊7 / ,ｲﾊ:.:.';.:.:〉 とことん納得いくまで
从{ l√ j! ノィ ~ j/} ~^ノィﾆ}/_∧}:.:.l｀ こだわっちゃえ
ヽ 从{ 人{∧ /ィ(~ {:. ',:.:.l
ヽ ',∨ )h､ ゞ _ｦ ｲ 7 ﾊ:. Ⅵ
/≧ヽ rf ≧_≦ {.､ 7 / :. ‘:,
/ /＿ / ﾊ~ ﾊ~´ }7 ハ :. 寸
ィi〔ﾆﾆ/_ /_,У_} ,7 /_-s。 :. 寸
＞s。 ＿/ﾆﾆﾆ,／}:.:.:.「;ｲ:.:.~:.７ｲ7 'ﾆﾆ,ィ~ヽ :. 寸
Y -=｀ヽ／ ゝィ~ }＼:.:./ } √ﾆ'ﾆﾆﾆﾆ:. :. 寸
{ r,､｀''＜､ /:/ ,: }:.:.:}~ } {_{/ﾆﾆﾆ/ﾆ_} :. 寸
ﾔ >ー ､ヽ^~´ l:.:{,:'_’ﾉ.:.:/ j! {_'ﾆ/ﾆ.:'ﾆﾆ:{ :. 寸
1078 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:59:13 ID:qPxgdhTp
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|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
|.:.:.:.::.:.:.:._＿＿＿＿＿＿＿＿_.:.:.:.::.:.:.:| ﾊﾞﾀﾝ…
|.:.:.:.:.:.:.:.|l￣￣￣￣￣￣￣￣l|.:.:.:.:: .:.:|
|.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:|
|.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:| γ´￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:| ＜ ありがとう！ |
|.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:| ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
|.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:|
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|.:.:.:.::.:.:.:._＿＿＿＿＿＿＿＿_.:.:γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|.:.:.:.:.:.:.:.|l￣￣￣￣￣￣￣￣l|＜ 侍女や住職に相談してくるね |
|.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
|.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:|
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◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:59:23 ID:qPxgdhTp
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ｲ::::::7"|~::::::::~|"''|::::::::: |::::: ::::.
从::{￣￣}ﾍ{￣￣｀}::::::|::::::∧〉 試す、ねえ
ﾍ＿,ノ ヽ＿__,ﾉ从从从
‘， _ _u /- ''"
＼＿＿,, - ~|―-､ あの子の性格的に
／ /| _､-=_､- '"~'， 物騒なことになりそうな予感
/,ﾍ/i:i /:i:i:i:i| | | | |
_/／i:i: |./ :i:i:i: |_|_|_|_.／`ｰ ､
／⌒ /./:i:i:i:i:i:i:i:i:i:il / |::::::＼
| / .l :i:i:i:i:i:i:i:i::i:l../ ＼:::::::.
/l: l:i:i:i:i:i:i: /.:.,l |:::::::|
/ | l∨ :i:i / /i:l /.: :|:::::::|
.. / l l l:i:i:i/ / i:l / ￣ l
1080 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:59:33 ID:qPxgdhTp
＿＿_
. ／:::::／::::::::＼
７:::::/::::::::::::::::::::＼
)::∠::::::|__ ::|:::::::::::「
Τ>从::|＿)ﾄ/|:::ﾊ| それでせっかくの良縁を失ったら
. / ＼Λ ､ '└|/ 元も子もないと思うんだけどなぁ
}＼ ￣|Τ ＼
／/⌒〉 |::|/ ｜ /)／^┐
/ /ニ/ } |::∨⌒ / ﾉ 丿
. / ￣ // |::::|/| ／＼＿／
/ /／ |::::| Λ／ >
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Λ /::|￣|
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ｒ^Yヽ_
＞ r'＾ヽi,ィ-'s。_ >､
ィi〔 ﾊ ,/ ｒ <,ィi〔⌒)h､
／ .:'} 〈 У ／「∧ ＼ }ヽ
,: .' }/ }ゝ,i{⌒~ { / ':, ヽ )ノハ
/ ,: j!ィ´}Y^i{―-/∨':, ':. ィi〔 :,
/ ! : ,:~｀`} ゝi{ィ 〈 Y ヽ },! ／ }
.' l },./- ', 〈i{｀ヽゝイ＼ ｀ ＜ ,:
でも本当に良い男なら i{j! { ／}/,ィ /} |'⌒ﾞY ', )h､ ｀ /
難題を出してもちゃんと i{ﾊ ':, ,.ｨ笊ﾁ { j! | !｀Y )h､_ー／
クリアしてくれるはずだよ i{ ∧ ':､ / У 〈ﾑ| l 人込ー､s。 _ イ )
'; ヽ_) 〈 j! 从ｨﾞ | √:{ゝ-.イ:.{~
ヽ 八 ,:' /l | √:.;{ }:!.:.Ⅶ
御主人様だってそうだったでしょ？ ゝ ア /ｲ ７ | √.:7:{ }:!.:.:Ⅷ
＼_。sァ' |√.:.7:.{ }:!.:.:|
/ |{:.:.:.:{:.:{ 〈ﾉ.:.:.{
＿_／ ,:从.:.:.:｀/ ,:ﾊ､.:.:.〉
＞'' ~,ィ:.＞ ´ ｨｱ/ ゝ_ｲ { }:｀.{
_, _´_..。s≦ ＿ _.。s イ }:.:ﾊ { }:.:.:.}
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/ ／.:.:/― ´ゝ/ﾆﾆﾆﾆﾆ∧ ', ＼.:.:Ⅶ }:.:/ !
1081 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:59:44 ID:qPxgdhTp
┏━━────────────────────────────────────────━━┓
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
竇氏の父を竇毅というが、
匈奴系の「費也頭」の頭であり、
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
／: : :／{{ ｰ '" ヽ }i:}
〈: __:γ⌒''～ ､ |／ }} L:}
_ ノ´ :{ { }` 、 __ノ′ _
γ⌒ ＞''"~￣~"''＜ ヽ __.ノﾉ
ﾉ ／: : : :／: : }: : : : ＼ ｝:. ￣
〈 ｱﾟ: : : : :/: : : : }_ : : : : : ﾟ｡‘, V/
/: : : : : : : : : : /⌒` ､ : : : Ⅵ: V/
/: : : : : : :{ : : : ′ '，: : :ﾔ : V/ ＿_ ┏ ┓
/{ : : : : : : ﾊ: : : { '，: : } : : V/／ ｀`ヽ、 ┃ 竇毅 ┃
‘, :{: : : :N ‘, : :{` ‐-_.､┐}'㍉}Ｙ}⌒/ｆ^ｙ㍉ ＼ ┗ ┛
Ⅵ: : : {Vッ＼{ ィｆ沙ノ ﾉ}Ｙ}- {ぅYそ′ . .｀`ヽ‘,
}/:＼_:‘､ ′ ’ '^: :/Ｙ}とﾍ､_У⌒ぃ . . . .ハ
}从:}ｈ､ ｆ￣＾> ィ: /ﾚ/Ｙ/ ¨ｱ {__彡^ｙ㍉ . .／ .}
＼:}≧=‐=≦ ､_ /_{:Ｙ{ /⌒{Y＾Y^そ′ }
__ r‐ ／ } / }. √込:ﾉ/うぃﾔてぃう r ｙ㍉ /
__／ / )/ へ./ √二:l √＾ﾊい,__) てＸ_う/
_ -=ﾆ/ / く { .: ／＾> |ニニ| |てXう:ｒﾍ └ ／
ﾉニ- _./ / ,辷:.{__.∠ -'" |ニニ| |そ__人ｙﾞ丶 __. イ
／ニニニ＼ ,辷.//辷,ﾞ |ニニ| |ニ⌒人)ﾉ/∧
/￣~^''くニﾆﾆ} 辷7:,辷,ﾉ |ニﾆ:| |=ニニニニ/∧
辷 __ 寸二} 辷{::辷_｝ |ﾆﾆ7 :!ニニニニニ/∧
／ｆ^V＼ V/:{ 辷{::辷_｝_＿__ /:|ニ7 √二二二ニニ/∧
/うぃ,^|!ﾆ心, ﾔ 〔二ﾆ=-―-=ﾆﾆ二〕:::|ﾆ7 √二二二ニニﾆﾆ/,
1082 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 18:59:56 ID:qPxgdhTp
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
ために娘の結婚相手について
漢人とは一風変わった方法を取った。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
ﾆ- _ |ﾆ| ||. /／ ／ニ=-‐ ‐ﾆ＼ ∨| ＼: : : . 丶、
ﾆ- _ﾆ- _ rく|ﾆ| ∥ {（__ _-ﾆ／ ∨| |-|. ┴┐: : : :}
ニニﾆ- _ﾆ- _:| 二-∥| /ﾆ -ヘ | | -‐ヘ| |''"~~"''>‐┐
二ニニニﾆ- _| ※-|/￣＼ ‐┐￣＼ ＼ .／┌厂＼ :|_､ -‐…‐- く___厶
¨-ニニニﾆ/￣ﾆ- _/ つ／| Υ :}> ／: :／ 乂___､<「''"~￣￣~"'':.:rへハ
¨-ニﾆ/∴※ﾆ八 ∨ ＼_､‐''~ ／: : _,,つ＼、''｀: :_､‐''~: : : : : :..:/|: : ∨}
¨-[ニ〕|∵∴ ＼ ＼ ／／:.:「＼、''｀:_､‐''~: : : : ／ : : : / :|: : :|∨┐
. ¨-:|〔※∴ニ]I=-‐…‐ |__,彡: : ﾉー‐=''^／ : : ／／: : : .:／:..:.|: : :|:.i:v′
¨-ニニ=-‐‐-ミ ∨: : /￣|:／ ／ : : ／イ:.:＿,,､</ : : / : : |∧:.
_、''｀ └※∴0:＼ }:|/.:/ ∥:／/: : : : :寸=‐-ミ :|/: : :/: :.//| |:.ｉ うちの娘はツラも根性も
{_、''｀ ┌ }//.:/ ∥-㍉|: : :..//个 |{心|: : : : :.:/＼__ |:.| 只者じゃねえ
_、''｀∴※0oノﾉ ※∵}/ﾆ|{ ∥ :ｉ|: :..// :|.:|’ ^'''^|イ: .:／___ ∨: :|
∵ r__彡ヘ∵０/¨-:|{＿∥:l 〈八 : / |/ |／ 〈以≫:..:.ﾉ
/ ※ ┌※┘ ※※ / ¨-:∥: :＼__0＼. 「ﾆ- ´ '′イ/ 旦那になるやつには
. / ∨ ※∵イ [Ｈ]: : :/: .:ﾉへ、 ､.:.:.:.:.＼ ﾊ| / 勇者がふさわしい！
{: . . . ＿,,､＜[Ｈ]┐ -[Ｈ]＼{: イ /.:.:.＼ ー‐ '′ .ｲリ
: . ''"~~~"''＜＿,,､∴※ [Ｈ]※[Ｈ]ﾆﾆ-,ﾉｲ/: . . . ::::..... イ「ハ
‘,: : . . . ／￣ ／∵※/∧Ｈ]∵[Ｈ]二| | |｀`～､、: : ]ﾆ=-＜ ∨ }
‘, : : : : . . ／ 〕/※ ∨Ｈ]∴[Ｈ]- |:‘, 了「ﾆ-=ﾆﾆ┐ L∧
.. ‘,: : : : : : . . . 〔/∵ ∨[Ｈ][Ｈ] ﾆ-‘, ＿ / : ト: . : .￣-＼.乂リ
: : : : : : : : . . . o０※ . .:|ニニﾆ/∧ ﾆ-‘,▽/. . .:| -ヘ: . ∧ﾆ「 ＼
. ＼: : : : : : . ._ノ※∵ ０...:_-二二二/∧ ﾆ-‘,.:「｀`丶、 ＼_∧∨ト|: : ＼
. ＼: └￢冖∵ o. . .:_-ニニニニ|ニ|＼ﾆ- ＼. ＼＼ i￣＼:|∧ : : : :
1083 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 19:00:12 ID:qPxgdhTp
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
竇毅は屋敷の壁に孔雀二頭の絵を描き、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┌────────────────────────────────┐
│ ､ , ､oゝ i ..│
│ ､oゝ i i ､oゝ ,' , │
│ ﾞ､oゝ `i ﾞi ､oゝ ! ､oヽ ,;' ...│
│ `､, ＼､oヽ ､oヽ i ､oヽ / ､oヽ ,､' .│
│ ､ `､oゝ ､oゝ ､oヽ ､oヽ ､oヽ ,､' .│
│､ `､oゝ ､oヽ `､ ､oゝ ､oゝ ､oヽ／ ,､'ﾞ ,､ ......│
│ ヽ､ ､oゝ ､oゝ .､・ヽ ､・ゝ , ' ､oヽ,､'ﾞ ､oゝ │
│ ﾞ､oゝ ､oヽ ､・ゝ i ､・ゝ ､・ヽ ､oゝ／ ,,､-" .....│
│ ､oゝｰ ､oヽ ＼､oヽ ､・ヽ ､｡, ､｡,,-' ､・ヽ ､oゝ. " .....│
│ ､oゝ ､oヽ ､・ゝ ､｡,. ､｡, ､｡,. ､｡, ､｡,／ ､・ゝ ､oヽ ,,､oゝ" ....│
│､oゝ ､oヽ ､・ゝ ､｡, ､｡∴ヾ∴ﾉ､｡, ､｡, ､・ヽ ､oヽ,.､-'' _, .│
│ｰ- .､oヽ ､oゝ ､・ヽ ､｡. ﾐ､. ,-､∴ ｿ∴ ､｡, ､・ヽ ､oヽ ､oゝ'' _ .│
│ ､o, ､oゝ ､・, ､｡, ､｡, ミ∴∀|rﾊ彡 ､｡, ､｡, ､・ヽ ､oヽ ､oヽ''" ......│
│..ゝ ､oゝ ､・ゝ ､・ヽ ､｡, ､｡,: ∴;|::::i. 〉ミ ､｡, ､｡, ､・ヽ ､oゝ │
│. ゝ-､o, ､oヽ ､・ヽ ､｡, ､｡, 彡∴}::::::Yﾐミヾ､｡, ､｡,-‐､・ヽ ､oゝ＿､oゝ- ......│
│ ｰ ､oヽ ､o,､・ゝ､・ゝ､｡, ／,/,ﾉ_:,ｽ;;;;;;;;;〉,_＼＼＼ ､・ヽ ､oヽ ､oヽ .│
│__ ,.__,,-‐‐'￣_,,,,,,／／,,.､ﾟ-'"¨゛ | | ¨`'''-､｡＼､・ヽ､oゝ‐､oゝ-､oゝ‐ │
│ ｀ﾞーﾟ "-‐ﾟ ﾞ‐ ‐‐ﾟ ﾞ-‐''" . ... ﾈ ﾈ..... . ¨`'''-ﾟ-､...,｡_ ｡ゝｰ- │
└────────────────────────────────┘
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
求婚者には矢を二本渡し
「孔雀の眼を射抜いてみせろ」と告げた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
1084 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 19:00:22 ID:qPxgdhTp
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
何十人もが挑んだが、全て失敗に終わる。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
--==ﾆﾆﾆ{
Λ￣ "'' ゝ ┌―┐
ﾏ ＼ ｀＼ ｀フ∠ _,n＿
.ﾏ ＼ ｀> └'＾ｰ┘└l ｎ |
＼. ＼、 / U Ｕ [][]「l
ヽ. ゛ . //｀''-、 くノ
＼ ト-､ ｀'-､
＼, │ .｀'-､. ｀''-、 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
｀'ゝ ｀''-,,. ＼ | はい、ハズレ～ ＞
｀'-､, ﾞ''-、 | お帰りはあちら～ │
｀'-､. ｀'-､ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
｀'-､. ﾞゝ､
｀''-､. ＼
｀''-,,.ﾞゝ､
｀'-､ ＼
ﾞ''-,, ＼
｀'-lマ＼
＼心
1085 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 19:00:34 ID:qPxgdhTp
┏━━━━━━━━━━━───
┃
だがついに、二矢とも
孔雀の眼に当てた男が出た。
┃
───━━━━━━━━━━━┛
┓┓
┃ ┛┛ ┓ ┓
┏━━┛ ┛ ┃
┃ ━┃ ┏┛ ┛┛┃
━━━┛ ━━┛ ━━┛ ┃ ――――――――――
―――――――――――――――――――
,,,,,,;;;;;;´＜,,, __＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／;;;;;;;;;／::::::::::／
＜ >――――＞ｌｌｌｌ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿n]三三二二ニ――――――――――――
.゛゛``丶､< ＼,,,,,,,,,＼,,,,,,,,,＼
―――――――――――――――――――
――――――――――
1086 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/29(火) 19:00:44 ID:qPxgdhTp
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
これぞ、若き日の李淵である。
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
|::|::::::::::::::::::::| :::::::::::::::::: ／: :|::::::::::::::::::::::::::: |＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::: |
|人::::::::::::::::::|::::::::::::::::／/: : :| :::::::::::::::::::::::::｜:|:＼:::::::::::::::::::::::::::::::::/ :::: |
〉/ :::::::::: |::::::::: ／'ぞ云:人＼ :::::::::::::::::: |斗允＼:::::::::::::::::::::::::/|::::::八
//／|::::: 八::::／乂 ゞ⌒＞ ＼＼::::::::::::::::|ゞ⌒＞ ＼ ::::::::::: ／: |乂::::::＼
|八:(::::＼ ＼＼:::::::::ﾉ .⌒〉 :: ／/八|⌒＞─
ハ<⌒ ＼< / :／ :/
＞''" ﾉ八 /／ /::: |＼
＞''" ／乂ハ / :::: | ＼
＞''" √ √::::: /::::::::::| ∨
＞''" √ √::::::ふ 丶 -‐ ／::::::::::: | l∨
＞''" √ √::::::::::沁 ／ |:::::::::::::::| ｜∨"''＜
＞''" √ √::::::::::::|:沁 ￣二 ￣ ／ |:::::::::::::::| ｜. ∨ "''
_,,.. -‐ '' "´ √ √:::::::::::::|: :沁、 ／ |:::::::::::::::| ｜ ∨
.......√ √ √:::::::::::从 : : : ＼ ィi〔: |:::::::::::::::| ｜. ∨
......√ √ √ :::::::::::: ∧: : : : :＞──＜ √:::::::::::::| ｜ |
.....√ ＞──────┐ √:::::::::::::::::::∧: : : : : : : : : :／ / ::::::::::::: | ｜ |
....√ .／ _,,....,,_ ノ √::::::::::::::::::::: ∧: : : : : : :／ ./:::::::::::::::::::| ｜ |
...√ ／ 厂￣ ￣ {{￣￣￣￣￣￣￣廴..厂￣￣￣￣￣ :} /:::::::::::::::::::: | ｜ |
..√ ／ ( {{ }={ } ／ ::::::::::::::::::::: | 人 |
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