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【R-18】百花繚乱隋唐艶史
1 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/04/12(土) 18:20:44 ID:rSniDag8
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|: :个ァｉ: : :.:l/ |/￣｀|／／ :| |: |: :| , | | l| | | | ハ }! ',((_))_l
|: :.:': {｜ :|: i ｆ忙㍉ '⌒|ｲ: ':.:.| | | | l| | ｀^ｉ'''ｰ| 从 l Y」ｘl
|: / 八|: 八:| Vン 芳㍉ |//| | | |斗''^| | | ''ｨ炒ｱ } }.乂l
l/:.:./: |: : : |＼:::::: ﾋﾝ /ｲ八| 从. l 丈炒乂/ "" ﾉｲ } /ｲ 乂l
|:／: : |: : : | ， ::::::: ｲ : : | ＼ﾄ､ﾄ､从､ u }ﾉV : :ゞ==l
／: : :.:.:.|: :.:.:l＼ ヽ _, ,:': |: :.:..| | ∧ 、ノ ｲ ｌ : : l. l
. /: : : : : :.::|: : l:| ＼ _,,. イ／:|: : :.| ╋━──────────────━╋ | l : ＞｡. _ .イ {: :＞＜.l
. 八: : : : : : :.|: :.lﾉ ¨｢ー=彡 :｜: : | │ .┃ _」＿: : :_＿ﾉ ＞'´ ∨
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.人: : : : : :.:.:|: :.ﾄ､---ミ ―｣二¨ヽ', : | ┃ .┃ / }!
ア¨≒ミ:|: :.|: :ヽ ｒ┴― ＼:| ╋━──────────────━╋''"´ l| 八
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4612 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/09(土) 18:32:58 ID:If7a4ADu
乙です
4613 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/09(土) 19:04:19 ID:hWguvhp6
乙
まあ先が見えていたにも関わらず我慢できずに動いてしまったのが”くだらない男”を抜け出せなかった劉居士の限界だったか
4614 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/09(土) 19:06:53 ID:iKnL6Tvx
乙でした
4615 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/09(土) 19:24:30 ID:17CNZIzp
乙
4616 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/09(土) 19:42:46 ID:cccIwi1T
乙です
沈光かっこええな
4617 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/09(土) 19:51:49 ID:lJMIALDP
乙でした。今回も面白かったです。
>>4531
劉邦の故事を持ち出したのが、「劉」居士相手ってのがうまいなあ。
4618 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/09(土) 20:43:44 ID:J8XVAALM
乙
劉居士は「お前も隋の支配者層で、親父のコネで悪行なあなあにしてるじゃねえか」という話なんだけど、
ここら辺李淵たちにもブーメラン刺さるのよな
李淵たちは悪行してるわけではないが、煬帝の縁戚で隋の重臣なのに、隋が荒廃していくのを傍観しているから
4619 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/09(土) 20:44:57 ID:6jncoPKb
乙です
コーエー三国志と比べると大将軍が多い気がする……
まあそれいったら大尉なんか近代の軍隊だとバーゲンセールだが
4620 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/09(土) 20:53:28 ID:x6oTTKgT
煬帝が臣下の諫言聞く耳持たんからな。
4621 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/09(土) 20:54:01 ID:lJMIALDP
李淵は暗殺対象みたいなもんだしなあ・・・。
4622 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/09(土) 20:54:10 ID:bTUv1KNH
乙です
隋の軍制はそれ以前とはかなり違う
秦・漢以来の職制を楊堅らが一新して、胡漢の統合を図った感じ
4623 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/09(土) 21:28:36 ID:17CNZIzp
八柱国・十二大将軍
うーんなんて厨二心をくすぐる名称だ
4624 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/10(日) 07:19:52 ID:lLFHn4tw
うたわれるもので見た時はおっと思いました
乙
4625 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/10(日) 07:55:29 ID:O9hy/kHU
>>4619
明治維新後に西郷隆盛を頼って上京してきた薩摩人が
何か地位が欲しいと頼んだら大尉にしてもらい
古代中国王朝における全軍の総司令官的なものと勘違いして大喜びしたら
尉官クラスに過ぎないと知って激怒した話があるそうな
西郷が下野したのは征韓論に負けたのもあるけど
こういう連中にウンザリしたのもある
4626 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/10(日) 08:14:33 ID:AUXVg7y4
そしてひっこんでいたらいつの間にか反乱軍総司令官にされていた西郷どん
この人、自分の意思とまではいわんが、自分なりの構想とか要望とかどんだけあったのか
4627 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/10(日) 08:51:41 ID:Mz8ohZqr
西郷は会津藩・庄内藩が降伏したら、薩摩藩に帰って藩政改革をしている
もともと中央政府で働くつもりはなかった
当初は各藩の自治・武装を認める連邦制国家を構想していた感じ
4628 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/10(日) 11:06:20 ID:x51M4YLB
>>4625
コネだけで軍務大臣になれると思っただなんて、なんてふてえヤロウだｗ
4629 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/10(日) 13:36:18 ID:gxfAvbfA
>>4626
本気だったのか薩摩人たち向けのポジショントークなのかは分からんけど、
明治政府が外交や外征でしくじったらその非をならして武力もチラつかせて弾劾に踏み切る方針だったとか
西南戦争を見るに情報収集の軽視やそれによる戦略の杜撰さが目立つので、本気で戦争する気があったか怪しいが
4630 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/10(日) 13:38:20 ID:K77U6e5l
戦争本気でやるつもりだったらあそこまで無気力な戦略取らないやろ
4631 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/10(日) 13:58:47 ID:u+WhrYRw
戦略なんて真面目にやってるつもりでポカりまくるものよ
4632 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/10(日) 23:09:54 ID:IrwxUxqP
乙でした
義成公主はなぁ…やっぱりあの処分見てると唐にとって一番厄介な人だったんだろうな
4633 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/11(月) 21:41:15 ID:p/+2F5Nx
, -‐゛‐_-､__
_-‐／: : : /／｀ ｀ﾞ丶┐
_ -‐⌒ﾍl/: : : : /´ l : : : : : : : i:{-‐-ﾍ
／/ : : i : :} j´ : / / : ::| : l : :l: : :/ﾐ',/^i: : ヽ
／: :{: : : :;' : : ﾉ: : ;' λ: : ﾊ: l: : |: : {ミ;}'彡l : : :ﾍ
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ゝ: : : } : : | : : || : :'; : l::'; :ﾉ:'; :| j:| ';: :| "´l: : ' : : : 丶
Y: : | : : |: : :|:| : : '; :';‐;大弋ﾅ‐-ｭﾉ l: : l : : : : :λ
}､ :| : : { : :;':|: : : '; :'､ﾉ /_人 ‐-|/ 十､/; /: : ,:l ・義成公主はレビラト婚により
{: :} |: : : ';;r‐､': : : '; :', ゝミ≡ｧ､ , ﾉ乂 /: l: :l } 四人の可汗の妻になるが
|: :} |: : : :{ へ }: : : :'; :', ｀゛ﾞ {ﾐｪz ,":l :|: :;/
'; ﾉ/: : : /', ､-l: : : : :ﾄ;:', 冫 7: ; ﾚ:ﾚ'
};' !: : :/: /ヽｨ: : : : ::} 'l:j , ´ }:l:l:´l ﾉ ・ある時期からは突厥の軍事どころか
/;' ; : / :/l l:/:,' : : l :{ !. ｀ヽ,‐-,ｧ /: ﾄ!:ﾚ' 可汗擁立に口出しできるぐらいに
/: :;': :/ :/:l ﾙ:/ : : :|: |.＼ ` ／: : |:ﾚi ＿＿ 権力を握っていた形跡がある
/: : ;' :/ :/ :/ l i : : : : l | 丶、. ／:| : : :| | |, -‐ " ´ ｀i
. /; : :'; :{: :{: :/^:|/; : : : : ';| /`‐´| : | : : :|,／ }
!ｲ: : :l :l : lシﾍ::|'::'; : : : : 'ﾄ､ {､ :l :| : :|: ／ ﾄ‐ 、 ・突厥は可汗の妻の力が大きい部族だが
＿_!_ﾘlﾙ'; :';: {:::::::ﾊ::::::'; : : : : ';:｀＞≦ゝﾍ_|_: |< ,'‐ !､ それにしてもかなりの才女だったんじゃないか
／⌒::‐::、::::ヽ_ヽ=-:ﾍ:::::':; : _-￣´ -=' ´|_＼ ,,,..-'-- |
/:::::::::::::::::::｀ヽ、::::::￣:::ヽ／⌒`‐、 ,___ -､_ﾍ｀.‐.. ._ r ´,,.. ---‐ {
〃::::::::::::::::::::::::::｀、::::::::／::::::::::::::::::｀､ __丶.;:‐-"':; | :{ と__,,..‐-ｫ_ }､
{::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ‐: : _:::::::::::::::::::::::::Y _ ヽへ,,｀. ｭl::::'|:ﾙ' {/ ｀ /:|
|:::::::::::::::::::::::::::::::r´::::::::i::::::::::丶:::::::/l::::|｀"< ' , ' ,!::::::::::';::::|/, { /::::|､
|:::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::|::::::::::::::｀､:/::|::::ﾊ::::::＼__,＼ゝ:::::::';::::::ﾍ. /ハ ／::::::|:',
|::::::::::::::::::::::::::::{::::::::::::::l:::::::::::::::::l:ﾍ::::◎:::ゝ::::::::} 丶＼:::::::ﾍ::::::ﾞl /:{:::::λ/:::::::::::;!::}
＼:::::y-vy--‐|::::::::::::::|::::::::::::::::|:::::;::::r:':´::::::::::::| ＼:::::∧::{ {:::::';:::::/:,::::::::,.ソ:;'
ﾞ(::‐‐"￣:::::|::::::::::::::l:::::::::::::::::l:::::>::::::::::::::::::::::| ﾍ:::::::::ﾍ. ﾞl::::::V:(.ﾉ:／:::::/
4634 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/11(月) 21:41:39 ID:p/+2F5Nx
. :''~￣/￣￣:｀`～､、
／: : :＼｛: :/: : : : : : : : :＼ ＿_
／: : : :￣｀ヽ/: :＿: : : : : : : :∧⌒ヽ
/: : : :_: :--､、:} /: : : ＼ - ― - ',
:/ : ｲ : : : : : |＼l＼: : : :.＼:￣￣:i,／￣＼
. l:| : : | : : : : : :|⌒~~ ＼: : :.∧: :_,ノ{:―: - : :＼
. l:|: |:｜: : : : :八 ∨ : : |,/rヽ乂 : : : : :＼', ・大義公主もそうだが
:|: |:｜: : ∨ : ﾊ ､＿／zzx､｜,｝'/ ｀` ～-＼:', 実家を滅ぼした国家を憎み続け
八: : 乂: : :≧s,:乂 .癶;沙' :}| .ﾉ )′ 夷狄の地で様々な策謀を巡らす女性の姿は
ｌ:/l : ＼:＼癶,莎￣｀ ￣ |/ 「 =ミ けっこう興味深い
|{ ,: : : :＼: ､￣ } 八 /|、
|{ ∨: : ＼ヽ＼ ｀ __ ／ ／: У〈 ＼
. 乂 ∨: :｜＼{ ＞s｡,.ｰ ／ ／／'/,､、`～､ ・このスレでは特に本筋に関わらんので
寸: {｜ ∧ヽ≧个 i / /｀ ＜＼, ＞-- 、 あまり触れないが
＼＼. .: '/,｝. / / ./ .／～≧s｡, ＼
ﾉ｀`∨ _'/, / / ／ '/,
／ ./ 「r‐┘ >＼ .: / '/､ ・あとまあ、どっちの公主も
. | , ﾆ二二二.ヽ ≦- ‐┘ ',｜/ ＼＼ 最後がバッドエンドだしね
ｌ.／ ｀`～､｀`＜ :.|/ _,､ -‐ } }
／ } ｀＞s｡ミ./ ／ | |
.′ / ｀ i ／ ＿｜_{
. / '/, ／ 八 ／ ｀､ 〉
| .'/, / ＼ / ＼
| ./ '/, : :| : }i ＞へ~"''～
人{ `､＼ : :｜: . ＿＿__ _},_／| ＼
. ＼. ＼γﾆﾐ,｡s≦ - ―‐ .≧s｡.彡/ | ヽ
≧=-=乂_,ﾉ、 | ／ : ＼
／ ＞s｡,.＿l＿｡s＜: ', `
／ ／ ｝ : :. 乂
4635 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/11(月) 21:52:07 ID:gQZGxeRA
政略結婚としては成功したと言えるわね
外国との婚姻政策は唐にも引き継がれるが、以降はほぼなくなるのは
周辺民族の成長か、中華の相対的低下か
4636 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/11(月) 22:15:46 ID:5rHE0J2K
唐の次は五代十国だから、中華も夷狄もまとまった勢力にならなかったからじゃね？
4637 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/12(火) 00:10:49 ID:10vuHbvE
>>4635
のような理由もあろうが宋代で成立した文治主義が影響してんじゃないかな
「夷狄に嫁ぐなど！」という建前論が幅を聞かせて融通利かなくなった説
4638 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/12(火) 00:21:10 ID:+qPbiIrq
宋は浪費で弱ってたのに加えて、外交でバカをやらかしての自滅だからな
4639 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/12(火) 10:58:59 ID:JBxSmSid
隋のトップ層は遊牧民族としての自意識が強かったのではないかという話は聞いた
日本が「日出処の天子、日没する所の天子に…」という国書を送ったのも「同じ夷狄同士仲よくしようや」
という気安い認識があったのではないか、という与太話を高校の日本史の先生が話してたっけ
4640 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/12(火) 11:10:26 ID:OG2xrpMu
鮮卑系だから遊牧民との降嫁に抵抗無かった、というのはありそう
4641 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/12(火) 14:12:15 ID:+qPbiIrq
隋への国書に関しては、同じ仏教国なので仏教の教え的に平等だよねの理屈で押し通せるラインを狙ったという説を見たことがある
4642 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/12(火) 15:51:28 ID:TiV53ACK
>>4633
>義成公主はレビラト婚により四人の可汗の妻になるが
義成公主は啓民河汗と、その子3人に嫁いだっていうから、R18的に言えば
「父君も兄君がたも、みなわたくしが手ほどきして差し上げましたから」案件だったんだね（エロゲ脳）
4643 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/12(火) 16:44:41 ID:LtVfHhgM
奴隷になったエルフを代々引きついていったらしまいには歴代当主が頭上がらなくなってた、みたいなネタがあったなｗ
4644 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/12(火) 19:26:25 ID:UUN9qiJ7
まあ奴隷の家庭内での地位
って言うのもまちまちだし
4645 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/12(火) 20:49:13 ID:2RHqeHpd
>>4642
年齢的に兄はありうるが、父は無理があるだろｗｗ
4646 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/12(火) 21:12:32 ID:/yPY/Y4P
/ヽ、 ,
,': : : : ヽ ／: ヽ ,^ヽ ／ヽ
{: : : : : : ヽイ〃: : : : :ﾏ: : : : :Y、 : :',
＞イ!: : : : :／: :/: : : ィ＞、/^ヽ: : : :ヽ: : ',
{: : : : : :／ : :〃: : : /: : : :∧: : : :ヽ: : :ヽ: :ヽ
', : : :〃: : : / : : : :/..: : :./ ', : : : ヽ: : : ', : : ヽ
ﾏ: :/: : : :/: : : : ,' : : : :,' }: : : : : ', : : }: : :/
}: ,' : : :/: : : : : {: : : : :{. lﾊ: : : }: |: : ',: :/
| !: : : ,': {: : :i"|ﾅ‐|、 :!. ﾘ ',: :/|: }: : ∨、 ・義成公主が突厥に嫁いだのが５９９年
ﾘ: : : :ｲ: ﾊ: : | !,ｨ云ミ /"´|7ヽ!/: }: : i ヽ
/: : : /ﾊ ﾍヽ: |ｲ{乃ﾘ ヽ 示云ｶ,ﾘ: :/: : |ヽ|
. /: : イ{:| ', :ヽr:ヽ｀¨´ ｀¨´ /: :/: 人:| ! ・二人目の夫、始畢可汗が
/／ V }: }: :|: ﾄ.:.:.::.: ' .:.:.人:/／ '! 即位したのが６０９年
. /´ ７: /: : ﾘ: |: :|: :} ヽ - イ/:/:ｲ
ノ ＞ ￣ ヽ、 :! 人 ＞r i´: : {: :从
7/ / ヽ {: :ヽ: ヽ､_ ・三人目の処羅可汗即位が６１９年で
. / ! ‐- ､ _ニ￣ ｀ヽ 四人目の頡利可汗は６２０年
| ｀ ´
＼ }
| / ヽ､ ｀ ､ ・なので頡利可汗あたりは
| | :::rｯ::､ ヽ ､r;､ 自分が寝小便してた時代を知ってる義姉との
| l ､:::::::ノ . :::{ 結婚だった可能性がある
| ｜ ､ } .
'. { ， . ′
， ｜ ’ ヽ､ ィ /
’ ∧ ｀ ＿_ -‐ ヽ､ '
} | ｀､ ￣ |
｜ ! |
′ ｜ ∧ ′
.' .' {
ｌ | / '.
4647 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/12(火) 21:13:04 ID:/yPY/Y4P
／⌒ヽ_ ／ヽ ＿＿ ／:.:.ヽ __
|:.:.:.:.:.:./:.:.:.／〉-‐:.:.:- ´:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ､ _/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
!:.:.:.:.:/:.／／￣｀:.:.:.:.:.ヘ:.:.:.:´￣:.:.｀:.:ヽ/l ',: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!
l:.:.:.:.:.:〈 ,.':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ', ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
|/: : :.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ_＼ >:.:.:.:.:.:.:.:.!
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. .:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:/:.:.:.〃 .l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:|: :.l:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.', ・以下、現実的な加齢とかを
. i:.:.: :ｲ:.:.:.:.:.:.:l: : /!! ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:ヽ:.',:.: : :.:.＼: :.:.:ヽ 一切合切無視しての話だが
l:.:./: !: : :.:.:.:.|: ,' .|! ＼:.:.:ヽ: :.:.|: !',.:.:.:i:.:.',:ヽ:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.＼
!:.: :./!:.:.:.:.:.:/!:.!.斗‐- ヽ:斗‐ﾒ!:.! l: :/:.!:.l:.:.:.＼: : :.:.:.:ヽ.:.:.:.:',
l:.:.:/ .!i＼:./:.ヽ! ─ ヽ!:/ j/ !/!:.:!/:.:.:.:./ ＼:.:.:.:.:.:',:.:.:.:',＼ ・異国から嫁いできて
|: ,' ｉl ｀i:.:.:.:!.ｒ,了豺 、 .r,了忝リi! ,':/:.:|: :.:.:./ . ＼:.:.:.:',:.:.:.:! ヽ 自分たちとは異なる文化と知的さを備え
i:. !i |:.:.ヽ_|!.ゞ-' !ﾄ==ｲ!. ゞ-' !!|/:/ノ/: : :.:.', ヽ:.:.i: :./ )
l:! |:.:.:|:八====ｼ , ヾ===='’/:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ )/／
ヽ !ヽ:!:.:.:.＼ ､_._, , ' !: :.l:.:.:.:.:.:.:.:＼:.',＼ .〃´ ・子ども心にすごくいいなと思っていた
',ヽ｀ヽ:.:.:.::ヽ､ イ /:.j:./.:!ヽ､:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.ヽ 義母にして義姉が
イ.-ﾍ:|:.:＼.::ヽ｀´ ｲ/:./イ:::::::::::＼::::ヽｌ::.:', :.:.:.;､
/ |:::::::|:.:.:.:.ｌ＞ﾘ､ ､‐_,‐＜イ／:::|::::::／ ）:::::＼i:.:.:.:.i
ｲ :V:::: /／ﾚ':::;;;;ム =.'"¨ィ:::::::::」:::/ /::::::::::::l/:.:,'
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/::::V /:::::::::|:::::ﾚ ／小ヽ〉〉::::::::ｆ‐┴-､ __＞‐‐┘,:'
!::::::::::T´ ::::::| ｨﾅ´ //＼/::: ／＞ ､_ ﾉ ::::::::/
ﾊ:::::::/!:::::::::::::ｌｲ // /:／:::::ｒ| 〈｀ ヽ ｲ:::::::::/
f::::::ハ::::::::::::::/ 0 ﾚ ／'"::::::::イヽ ニ7 /|::::::/
}ｏ:::::::::ヽ、:::::,' ,ｲ:::::::::::::::::ｌ└‐―'":::l :::ｲ
4648 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/12(火) 21:13:20 ID:/yPY/Y4P
,､丶`〕iト., ／〕iト.,
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|: : : : :: ::/: : : : :: :: ::|::.| : : : | : : : :/iv : : : |: : : ::|: : : :'，:: ・色々あって結婚したら
|: : | : : /: : : : : :: :: ::|::.|::､: : |: :: ::/⌒v::. ::.|: : : ::|: : : : :,::ｌ 寝台の中で絡み合いながら
|: /| : /: : : : : : :ｉ : : |:/ヽ:＼|:: ::/ |: : : |: : :: :|: : : : :l:八
|/ .|::/: :: :: :: :: ::|: : 芥灯うぅ㍉::::::::::: |: :-─∨/: :/: : :|′
/ |/ｉ: : : : :: :: ::|: : 八 乂ツ ::::::::::::::: ｨぅう芥Ⅵ::./: :: ::| ・「唐を滅ぼして……！
/ .|: : : : :: :: ::|: :| ¨¨¨¨￣￣-=ﾆ::::Vツ 八 / : : : 八 私の国を消したやつらを
|八 : : : : 八: :､ ｉ ﾆ=-/: : ': : : : , 皆殺しにして……！」
|: : :､: : : :: :{.＼＼ ＿＿_ .ノ: : / : : : /
|: : : :＼: ::八 ¨⌒ /.:.:.:.:. V ⌒¨7}: : : :/
|: : :: :: ::＼:込 〈.:..:.:.:.:.:/ ..: ::.}: :／, ・と、粘ついた声で夜ごと
,: : : : : : ::/＼ ::::... `ー‐ ′ ...:: : : ,／: ::∧ 囁いてくるようになるシチュ
/: : : : :: ::/ : } . : ::::... . : : : : ／:: :: :: ::∧
/: : : : :: ::/: :__} __ ＿＿＞-＜ : : : : : ∧ : : : : : ∧
/: : : : :: ::/ : |--- .V--------|: : : : : : : ∧: : : : : ::∧ ・私はいいと思う
/: : : : :: ::/ : : |i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| : :: :: :: :: ::∧:,､丶`i:i:i｀`～､、
4649 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/12(火) 21:17:31 ID:/yPY/Y4P
:.:.::.:.:.:..／ / / |∧/l/`ヽ ＼ ＼ヽ ＾へ
:.:.:.:.／ / / |ｌＶ ＼ iｌ l l ＼ ヽ
:.:./ / / / / ! | ! |ヽ ヽ |｀＼
:./ l ハＶ´ｌ/ /| i| |/ l/Ｖ | Ｖ |!＼ i l|
ｌ l l ∧/ |ﾊＶヽ', / ／| | l! iｌ | i}
/ ! ´:| |＿」＿ | | ＼ ､._.|／ i|:.:.:.:.| /: | i| : : : :ヽ i| ・ちなみに処羅可汗が死んだ時
/ l : : : |: / ￣ ー ｀￣¨ー-=≡＝|/:| : :| : :i| : : : : :| i| 本来ならその子が後を継ぐはずだったのが
/ ﾊ : : : :|/ _≧云三ミ i,ｨ孑三云≧、 |/ |/ : i}＼. : : | ＼
/l: : :/: : ∧/ |Y´ 代:ニﾆ=l! {ニﾆ=ﾊ Ｖ|/}/ |/ ＼.|:.:.:. ＼
/ | :/ｌ l::/ヽ| l{ Ｖ { Cﾘ ﾆ二三二ﾆ V{C::: ﾉ l} /: :/ ／/ ＼ :.:.:.:.::.＼ ・義成公主が「あの子は醜くかつ弱い」という理由で
.l/ ﾍ/|:::||lﾊ| ヽ-='´ ..::::::::::::::::::::::. ｀`¨´ | ://|6 ﾉ ヽ＼|:.:.:.:.:.丶 子ではなく処羅可汗の弟だった頡利可汗を
| | { ｌﾊ ,:. |/ : :!/|l ﾉ :ゝ ｀`ﾞ'ﾘ 次の可汗に擁立したという経緯があってですね
| | 丶、＿､ 仍 ﾉ＼ ´ （: :.:.:.／
| | .:.:/ ∧ __, . ｨ /ﾊ‐'ﾞ＼丶､_＿ ⌒ヽ ＞
／ | .:.:.:l/: ∧ ‐=ﾆ二￣-‐'´ ,.:.:.: | ヽ::::＼ : : ￣＼_ノﾉ ＜ ・「義姉上は私を選んでくれた！」となり
-‐'´ l.:.:.:.://／:.:.:ヽ ｲｌ:.:.|: :| ﾊ ヽ、＞ー-ｲ ドツボにハマるシチュ
/ ／/ :.| |＼ ／!:::|: :∧ |ハ : : :!＞‐-ー : : : ヽ
_./／ / : : | |:.:.｀> ｨ___|.!:: !:.:.|:.:.l:| : :＼ : : : : :! : :＼ : : : :`>
＞-‐'´ ／ ／ !/::l:.:.:./i|_｀＞ -‐' ＿＿__{:::: |:.:.l:.:.八 : : : ＼: : : : : : : :｀￣＼ ・私はすごくいいと思う
--＞‐…・…ア :: ::/::.:.,':.:./_i|i:i:i:i:ｉ:ｉ:i:Yi:i:i:i:i:i:i:i∧人::::l/ 丶､ : : :＼ : : :! : : : : : :ﾊ
／i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ/ : : :/:.:.:/／i:i∧i:i:i:i:ｉ:ｉ:i|i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:/ム ::::＞ ／｝: : ::ﾊ-‐……‐-＜}
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:/ : : : : /-=i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i｀`～＜ｉ:ｉ/ : : : : }i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ＼
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4650 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/12(火) 22:58:07 ID:LtVfHhgM
復讐するは我にあり
4651 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/13(水) 01:25:28 ID:s7aBYaZL
>>4647
>以下、現実的な加齢とかを一切合切無視しての話だが
幼なじみや学生時代の知り合いなど、若い頃から見知っている人に年取ってから会っても
若い頃の印象に引きずられるので、そんなに加齢が気にならない…みたいな話もあるらしいし
義母、義姉への恋愛感情あってもいいと思います！
4652 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/13(水) 03:45:52 ID:NRRYhMP2
これは割といい歴史エロ創作になりそうだな
レビラト婚は蛮族の風習に翻弄される悲劇の女性ばっかりフォーカスされてたけど
旦那目線で考えたことなかったから面白いな
秘本三国志で蔡文姫とショタの劉豹がレビラト婚したけどもう教えることがない下克上だったな
4653 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/13(水) 14:33:22 ID:s7aBYaZL
ああ～秘本三国志の蔡文姫と劉豹もよかったね
少年劉豹に詩文や学問を教える才女で、共に諸国を遍歴して世情を薫陶する教師であり姉のような蔡文姫が、
こと閨房のことになると立場が逆転、完全に劉豹に主導権を取られてしまっているという関係性が良かった
4654 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/13(水) 15:19:30 ID:p0ocje+B
夏姫春秋を読んだが
夏姫を最後に手に入れた巫臣は故郷に残してきた家族皆殺しにされてるから
アンタも呪われてるやんけと思った
4655 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/13(水) 17:03:39 ID:DsaGYlGv
巫臣が恨むのはかなり逆恨みじゃねと思った
4656 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/13(水) 20:07:20 ID:dr9W5AFU
巫臣は宮城谷先生の描いた姿より、中島敦先生の「妖気録」で最後に眠る夏姫を見ながら
「俺はこんなもののためにあらゆるものを犠牲にさせられたのか」と悟り、
気が触れたようにゲラゲラ笑う姿の方が印象的なんだよな。
この人、賢者ではあるもののやってることは
たちの悪い楚の反逆者じゃね？ってのは割と昔から言われてるらしい。
4657 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/13(水) 20:35:49 ID:p0ocje+B
伍子胥ほどストレートじゃないけど
やってる事は同じだと思います
4658 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/13(水) 21:05:28 ID:i2PZ5j0V
張儀もだな
ここら辺は「異民族王朝である楚への警戒心・蔑み」が入ってるのか、あるいは「他国に怨念抱いてる他国人を重用すると、制御が難しいぞ」という教訓話なのか？
4659 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/14(木) 07:13:43 ID:uRJANGso
楚の人は
祖国よりも「殺ると決めたら殺る」ということなのかな
4660 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/14(木) 08:38:05 ID:pHWZVt8+
晋の欒盈とかも讒言で国を追われた後、
斉と連携して晋国内で内乱を起こすとかやってる。
欒盈は失敗に終わったので、晋をぶっ潰したかったのか、
自分を讒言した范氏を叩き潰し晋の重職に返り咲きたかったのかは分からんけど。
4661 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/14(木) 11:49:30 ID:AFvsZfH9
かつては、国に対する帰属意識も異なるだろうし、名誉は命より重かった
これ以前の忠臣蔵での話にも繋がるんだけど、命の価値が現代で変っているから
敵討ちの意味も微妙に変化しているんですよね
4662 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/14(木) 11:53:20 ID:4o8zRgkW
昔は本当に簡単に命が失われる時代だったからそらいつ何時おっ死ぬか分からんしそりゃ後世まで残る名誉が大事だわな
現代ぐらいに人が死ににくくなると命の方を惜しむ
4663 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/14(木) 13:19:31 ID:MeUiuIpk
晋も最終的には三族が領地を食い物にして崩壊するわけだし、帰属意識とかないよなあ
4664 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/14(木) 16:39:55 ID:AFvsZfH9
晋って春秋に周辺諸侯を征服してあれだけの領域の大国になったので
住民も貴族たちもどれだけ帰属意識あったのやら
これ他の戦国七雄にもいえることだけど
4665 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/14(木) 16:51:17 ID:LGJLtKwF
晋公の本家と分家の争い→分家が晋公の地位を簒奪→
分家の血筋で内ゲバ(重耳)→晋公が力を失い大夫同士の争いが激化→
大夫が六卿まで絞られる→魏・韓・趙に分裂
だからずーっと内ゲバしてたわけだ
4666 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/14(木) 19:00:00 ID:/caBbPEQ
晋なんか要は文公への個人的忠義がある連中が晋を掌握してしまったから、あの末路になったと
国を取り返す話どころか亡国の話やんけ
4667 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/15(金) 06:46:49 ID:q1gY4uHR
趙盾がいわゆる「婦女の仁」の持ち主だったことが晋の弱体化させてしまったの、皮肉だな
4668 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/15(金) 13:02:37 ID:3Q9Dd5aM
晋は西周時代から北方の守りを任されるほど
国力も兵力あったし、信用もされてた
文候・仇の死後分裂して60年以上も内乱やってたのが
中国史にかなり影響与えた
晋の分裂がなかったら紀元前7世紀には晋、斉、楚で三国志やってたかも
4669 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/15(金) 13:13:11 ID:1rxMTEuy
土地が豊かなほど内ゲバするジレンマ！
4670 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/15(金) 13:16:38 ID:XFoYPLnS
斉の桓公も晋の文公も、「内ゲバしまくる士族をうまくまとめて覇業をなせたけど、彼一代限りで終わってまた分裂状態に戻った」感じ
4671 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/15(金) 13:38:27 ID:1rxMTEuy
辺境の燕ですら動乱する内ゲバやっているな
4672 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/15(金) 14:31:41 ID:wP0AYL51
始皇帝の時も弟や宰相相手に内ゲバやってたからな
4673 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/15(金) 14:33:34 ID:Pe8w3xfs
君主が死んだときに後継者争いが起こらない方が珍しい
4674 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/15(金) 15:24:30 ID:1rxMTEuy
武王という鼎ブチ揚げ自慢ボケのせいで内戦になる経緯は分かりやすいけど
始皇帝回りはよくわからんな、あれは逆にロウアイとか追い落とすための始皇帝側のクーデターだったりして
4675 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/15(金) 15:33:47 ID:3Q9Dd5aM
>>4671
燕は子之の乱が作り話にしか思えないほど面白いというか不思議な出来事
4676 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/15(金) 15:34:21 ID:1rxMTEuy
>>4675
事の起こりの王様が控え目に頭おかしいしな
4677 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/15(金) 16:57:34 ID:Kh7In2Ic
ただ、ロウアイとかに喧嘩売る必要性があんまないのよな
あの時点で一番実権あったのは始皇帝の実母じゃなくて、子楚の義母だから
そっちは実権持ったまま普通に亡くなって、普通に葬られてるし
4678 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/15(金) 17:00:00 ID:1rxMTEuy
昭襄王の生母とか見る限り再婚するとか珍しいことではなかったみたいだが？
4679 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/15(金) 17:01:27 ID:Kh7In2Ic
あれも普通に再婚で、姦通ではないらしいし
4680 ：
名無しさん＠狐板
：2025/08/15(金) 17:04:33 ID:1rxMTEuy
ロウアイもそうだけど、楚の春申君の不可解な最期とか、この時代の王ってもはや臣下の間で噂されるくらい、地位が低下していた説もあったけど
始皇帝の場合絶頂を極めるのでなにかしっくりこない
4681 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:53:44 ID:j/uO7yhC
投下します。
4682 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:53:53 ID:j/uO7yhC
【 注意書き 】
今回の話には人肉を口にするシーンがあります
カニパリズム的な内容ではありませんが
苦手な方はご注意ください
4683 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:54:06 ID:j/uO7yhC
. ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
|┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓|
|┃ ┃|
|┃ ┃|
|┃ 第 二 十 話 ┃|
|┃ ┃|
|┃ ┃|
|┃ 狄去邪、深穴へ入りて大鼠の裁きを見る .┃|
|┃ ┃|
|┃ ┃|
|┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛|
. ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
4684 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:54:16 ID:j/uO7yhC
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
煬帝の事業の一つとして有名な運河。
┃
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ヽ]￣二二二７ ､___｀t-'ーｲゝ-i ､___｀t-'ーｲゝ-i ヽ]￣二二二７
～～ ＼＼＼～ ヽ]￣二二二７ ヽ]￣二二二７ ～ ＼＼＼～
～～～～ ＼＼＼～ ～ ＼＼＼～～～
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┃
時期によって掘削していた地域・目的が異なり、
作中時期は「永済渠」と呼ばれるものが掘られているが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
4685 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:54:26 ID:j/uO7yhC
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
これは洛陽の東方から天津まで
千九百里の長さに及ぶものだが、
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
(,
,/´
､--､ _ （´
ノ / ／ ￣| ｀ヽ
.､´ ｀~￣｀） この辺から ｀′ (＿,､ ｀ヽ
ﾉ / ◯.（＿ ,‐-っ, く ｀|
ﾉ .く ／｀‐´ ／´ ） ／
く´~ （ . ／ ./ レ´
,ッ-､__ﾉ~´ ） _,,ノ´ く,,_
―-､__-‐‐､￣｀ヽ､ ｀ヽ, ´‐～´~ ○ ＼
｀ヽ, ´‐‐―｀ この辺まで ｀＞
｀ヽ, ﾉ~~~￣＞
| _,,-―､, ,ﾉ´ し､_
| _ノ ｀ヽ､ﾉ~~｀‐´ |
|, ＿／~ ﾉ´
. |, ,,ﾉ~ ﾉ
´| _ | |
~ ｀~ ノ
ノ
4686 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:54:34 ID:j/uO7yhC
┏━━━━━━━━━━━───
┃
その工事中、怪異が起きた。
┃
───━━━━━━━━━━━┛
∧_∧ ∧_∧
＝∩ ﾟдﾟ)＝＝＝＝＝＝＝∩ ﾟдﾟ)＝
：ﾟ：｡ ヽ |) / . | ヽ ヽ |)
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4687 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:54:45 ID:j/uO7yhC
/ヽ /ヽ
/ ヽ / ヽ
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| ○ ○ | 監督、大変です
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. /:::::::::{ l:::: / |:::: | どうしました？
/:::::::::::{ l::〈 -‐＜≧=- ､. 斗-‐‐‐---ミ |::::::|
. 〈::::/:::: { .r∨, 斗-----ミメ、 .斗-----ミ |/⌒Y
∨::/::{ } 入 ＿f:::::ﾊ__, __f:::::ﾊ＿, _,ノ{ l
∨::/{, 〈/ヘ , | ｀` ｛: : { l γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
. ∨::｛, ∨（ ,. | ノ／ / | 地面をほじくり返してたらですね…… ＞
∨:｛, ＼ﾊ | ／ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
. ∨｛, .∧ 、 , /|￣
∨:{, ハ /: |
. ∨{, , ＿＿_ .ｲ／
. ＼ ＼ ´ ｀ ／ ト､
＼ / 〈{,＼ ／ |ﾉ l
| ∧ ＼＿＿___／ .／ |
／ト {＼ ／} /|
／::::::| } ｛ ＼＿＿___／ ｝ { ,|
【 現場監督 】
4688 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:54:57 ID:j/uO7yhC
｀| V { {___,ﾊ V＿__／jﾄ､__j八_ノ ＿／ _,ｧ
＿_j{ ＼}＿_ｴ7フ大}__}___ ,ﾉ} Ｙ＾し' } jｿ { / ／
￣＼ ＼＼＿_ ￣＼ ﾉ{＿八_廴ﾚｔr‐i==ヒ{_,ノ_ノ{＿ノ ＿＿／ ／｀
＼{ ￣＼＿＿_}ﾄ､__,厶ｲﾆニﾆﾆﾆ二二＼＿ﾄ､}_,ノ＾Ｙ⌒j /{
＼__, ＼＿ヽ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二＼____}ヽ∧／／￣
＼＿＿＿⌒ヾ＿＿／ノﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二二＼￣}イ ｊ,ｨf￣￣
´￣￣｀ｰ┬＜ｊノﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ}___ｵ__r～'´ 人__
＿_{＿ ＿＿＿__/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二}＿_}＼ー‐く__ﾉ￣￣
イ￣￣ｊフ￣￣Ｙﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二}＿]￣ﾉ￣＼
／／￣匸ｊﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二二{＿{_ノ￣￣γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
´／ '⌒}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{￣廴￣￣ | 地下空洞、掘り当てちゃいました ＞
／ Y ﾌ⌒{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二二二二厂ﾘ{￣＼＿ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
_)ノ￣]ﾊﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二厂八､＿ ￣￣￣￣
／__／￣从ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二二/_人 ￣￣
＿＿,ｨ亡｢ '"ﾉ)＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二／ノ⌒ヽ＿
￣￣ 〈 ｰ=彡'⌒j'＾ｋﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二二二二／ ﾚ个ﾄ､ {￣￣＼＿＿＿
ｊ_,ﾉ ￣￣}_／ｊﾘﾉソ｀ﾒくﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／}圦( { )ノ⌒ ﾉ￣＼
厂 ∨/ﾚ'}／〈 厂广Ｔ冖宍｢__}ノー＼_}／{＿＿
７ j/^jノヽ__} ｒ'ｰナ'´ ノ{ }ー{ 廴 } ￣＼＿
/ ／￣{ 厂У ,ｲ ,人ﾉ⌒ヽ 广} ＼
4689 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:55:11 ID:j/uO7yhC
∧ ﾍ
,' i ':, / i ヽ
,'､,,ｊ ーｰｲ,,､ｊ ヽ､
,:´ ヽ しかも奥の方にチラチラと灯りが見えたり
○ ○ ', 太鼓を叩くような音も聞こえてくるんです
ｌ |
':, r―-､ U /
ヽ､ ｌ ) ／ この空洞、誰か住んでいるんじゃ……
｀> ― ' ＜
," ｀' :､
./ ヽ
/:.:/ |:.:.:/ || ＼:.:.:.:.:|
/:.:.,' |:.:／/ | ＼:.:.:.:|
./:.:.,' .|:.:.:/ |:.:.:/
/:.:.:,' .|:./ -=三ミｪ ﾉ ｪ彡气ミｪ |:./
,':.:.:.,' /⌒|/ ＿＿夊入zl 〈 z少ォﾒ＿＿_ . |/⌒ヽ
｛:.:.:.l |ｨ丶| ｲ (::O::)ヽ .| 弋 イ(::O::) `, | /⌒ |
';.:.:.|. |ー｀| ﾐ､ _＿_ ｫ .｝ ､ _＿__ ｨ .|/ヽ､/| 地下に住人が！？
';.:.:l .|へﾊ 三二ニ ミ三二彡 .|ヽー､l
';:.:l .|(〈 | | | 〉 / |
';:.| .ヽ＼| |ｨｯ .| -‐'' / そんな馬鹿な……いやでも
';:l . ＼_| ヽ ｨ U |ー‐ '′ たしかに音が聞こえてくる
l:| | |
l:| .ハ ＿＿＿＿＿ ﾉ
.l:| ／＼ ′ ヽ ／ ＼人_从人__从从／
l:| .／:.:.:.:.:.:.ヽ ￣` ／| ＞ ﾄﾞｰﾝ！ ＜
l| ／:.:.:.:.／(￣|＼ ／ |｀ヽ ／Y⌒YW⌒Y⌒W＼
／:.:.:.:.:.:.:| ヽ､|. ＼ .／ |ｨ |
.ｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ヽ. ＼ ／ ┌‐''´. |
4690 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:55:25 ID:j/uO7yhC
,rf卅イ ーx,从;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾟ|，
,/,｣″/ ｀'ﾘ，;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l|，
,ね" lﾞ .,,ip''''" ﾞﾙ,;,､,,,､,,,;;;;;;;;;ﾘi､
,l゜,｝ lﾞ .,!,チ .,,,--、 .ﾞ少｀/ﾞ''ﾚ，;;ﾞ|
|l;;,ｹ .| .'ﾞ"ﾞ.,iｺ .,／ ″.|二 ﾞl|;;;,,!
'l,;:lﾞ 'l||i、 ﾞ‐"" ﾞi､",ﾈ;;,《 誰か、この穴の中へ降りて
ﾞl,}、 ﾞli､ " ,,lﾚ;.,《、 調べてくる勇気ある者はいますか！
｀ヽ ノ゜ ,l'''ili,,.,iﾞl|ﾞﾟ''┷=rx,,,,,_
＼ `i､ 、 ‘'!ﾚ″ﾟ≒iy,,、;;;;;il[lli､
ヽ .ｒ'"ﾞﾞ> lﾞ ｀'ﾐi､、;j| ."
ヽ. ﾞ'‐'゛ ﾞl、 .ﾞlll「ﾐi|!
`-、 、 ﾞl .| ﾞ|、
｀'i､ .,,_. ,／ ﾞl、 ｀ ｀
ﾞ―'''" ｀|′ ﾞl
ﾞl ﾞ'-,_
,／ﾞi､ ﾞ''ｰ､,、
,,／ ′ `''ー-,,.、.,、
＿＿
＿__＿rく＿＿__)￣￣＼＿_
⌒＞／ r──=彡:::::⌒::ヽ::{ ＼
／::/ ／::::::／:::::::/:::::::::::::::::::＼. ＼
／:::::::{/ :::::, ィ:::::／{:::::::::::::::::/::::::::＼__人
⌒7::::::::::::::／ /:／＿|:::::::::::::;ｲ::::∧:::∧ }::＼
/:::::::::::::/ ム-=ミ人::::::／ |／ } ::: ‘, |:::〈⌒
,::::::::::{::::::| / fﾌヽｌ::／ ＿_／|::/}:::}/::::::'.
. {:::::::::∧:::|. { } ｲfﾌ￣Y |:::::::::::}::}
〉:::::::: | V. ｀ー─ ′ 〉 | } |:::::::::/V よし、俺が行くよ
/::::/⌒i ＿ ヽ __ﾉ .ﾑｲ::/
ムｲ{ r‐K ／ || , ＜⌒ヽ /::/ﾚ′
从 ｰ／ ／|| / ヽ:::} /::/
「￣￣ ＿／//|| { }/ ハ( ┏ ┓
, -─┴＜| l//////||. ＼＿_／ .／／ ┃ 狄去邪 ┃
／ .／/////＼V＼///||＼＿__＿..:::r＜￣ ┗ ┛
. / / /////////// ∨/|| / VV)ﾉ ＼＿＿__＿
/ / ///////////// ∨|| ./＼/////////////／
r'{ _＿{/////////////〉/∧ﾊ 〈 ＼/////////／
＿//_＿//////////////////ﾏﾊ }}V///// ／
/{＿{/////////////////////＞´⌒ー─┐///／
/ //////////// ＿＿_＞ ´ ⌒ ＼ﾉ////∧
. ／//////////.／／／ ＼ ＼／//.}
4691 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:55:39 ID:j/uO7yhC
┏━━━━━━━━━━───
┃
狄去邪は下級武官ながら
度胸と剣術に長けた男。
┃
───━━━━━━━━━━┛
＿＿＿＿ヾ-､
ヾ､＿, -‐:::::::::::::::::::::::::::ヽ:::＼ヾ
＼::::::::::::::::::::::::, ------::､::::::ヽ､
, ィ::::::::::＞'"¨7 i, ＼:::::＼
／:::::::::::／ ／::::,---､ ヽ, ﾊ',:::::',
/／::::::::/ヽ--_'＞'":::::::::::::::ヽ, ｀'ｰ-､.i::::::',
/::::::::::´¨:::::::::::::y::::::::::::::::::/:::::＞-､.i::::::::',
,.=':::::::::::::::::::::/::／Z:::::::::::::／/::::::::::::i:::::::::::::iﾍ,
i::／/::::::::::::／ニ､|::::/〃 /／',::::/i::::::::::::::i 竹籠の中に入るから
〃 i::::::::::::,' .i. 9ヾ -t''9´i/ヽ:::::;;;::::::i 吊るして下ろしてくれ
ﾉ:::::::i.=ﾊ ヽ--- ' ヽ-- '_／ ｱ/ヾi,
/:::::i:＼__', , ､ ', ＿＿＞､__
￣7/',:::ﾍヽ , -- ､ ヽ 7: : ７
, --ﾍi---＞ . .ﾉ .-': : :-.､
`' ＜, ﾍ＞- イ_,/ ﾍ: : :ﾍ
＼ ::| .| ',: : :.',-'"￣￣ ７___
＼ ／-'y-'".i ﾍ: : :ﾍ ＿ ﾍ
-) /-､ ', ﾍ: : :ﾍ ／: : :ヽ､ .＼
,.イ,ノ./ ﾍ , --': -､: : : : : :ノ ＞､＿
4692 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:55:51 ID:j/uO7yhC
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
数十丈の縄に繋がった竹籠で
臆することもなく地下へと降りていった。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
, -┬- ､
, ＜ Y´ | Ｙ ＞､
／ { j__ | __l }＼
＿__ / / ／ ／´￣ ＼＼ ヽ ﾍ ＿＿
ｲ / ∧ ﾑ-―/ / ｨ=ミヽ.ﾊー＜＼∧ V ﾊ
/ / ／}＞' { {-廴_ﾉ-} } ｀ ＜{＼ ∨ . イヽ
/´￣￣∧--{ { ＼` ｰｒ‐ｲ／ } } -{ﾍ´ ',
辷zｘ _/ /ﾆﾆ! Ｌ x――ｘ､ ＼ j／ ,ｨ―― x _｣ |--Vﾊｘイこ７
} |―r‐┤ ≧＼＿_, -Vﾊ /7-､＿_／≦､ ├―〉ﾊ ∧ ←どう見ても竹籠
| | /:７'| { ｀≠=イ Vﾊ_// ヽ=≠' } │´｢V∧ ∧
L__／⌒∨ ＼_V | ー‐' | / ／ ／⌒ヽ￣￣´
{ ＞､ V │ , ===== .､ | /´ ／ 丶. }
＼ /´ ＞=ｧv ｰ‐〈 〉―' /ィ=≧ } /
ヽ ＿_/ ｨ/ ∨ ｰ‐个ー ' / {ｖx. ＼∠／
}ｰ≠' /＼ ／ ＼ ／∨ ヽ=≠'
| / ＼／ 丶／ V |
{｣_}≧ｘ _＿_/´￣￣￣￣ヽ＿__x≦{｣_}
{ | | }
',. │ | /
ー―‐ ' ー―‐'
4693 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:56:00 ID:j/uO7yhC
┏━━━━━━━━━━───
┃
だいぶ長い時間をかけて
竹籠は地下の地面へ着地。
┃
───━━━━━━━━━━┛
..＼、 '､ 1 ./ ./ _／ _,, ｰ''"゛ _,,,.. -ｰ''''"´
ﾞ'-、 ヽ, ! ./ / _／゛ _,, ｰ''"゛ _,,,.. -ｰ''''"´
.''ｰ..,、 . ＼ ヽ ." / / ,／゛ _,, ｰ''"゛ _,,,.. -ｰ''''"´ ＿_
. ﾞﾞ'' . ＼ . ″ ." / : ／゛ ._,, ｰ''"゛ ._,,,.. -‐''''"ﾞ´ ＿__,,,,,,.......... --―ｰ￢''''''^ﾞﾞﾞ￣´゛
_ ．_..‐;;;;,ﾞ,ﾞ＿............--―ｰ￢''''''^ﾞﾞ￣￣
＿＿＿＿ ／ ヽ／ ＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
_ ／ .／ ∧-‐''"ヽ、 /l ,ｲ,ｲ
... -‐''"´ ,,． ./ ／ ／￣￣／＼ ∧,_, // ﾚ'ﾚ'
,／ 、. |／ └─.／| ＼ ∧...｀ﾞﾞ'''''―- ..,,,,_ / ﾆﾆフ
.／ 、 / .! / ／ .| ＼ ∧.'''ｰ-..,,,_ ｀ﾞﾞ'''''― ....,,_,//
／ .／ ,i"/ ｌ │ _____ ∠ﾆﾆ／ ＼ ∧ ....｀ﾞ''''ｰ ..,,_ ./´´ﾞﾞ''''―- ..,,,,_
,／ / / / ,! ,.| | / ..|￣￣￣￣ .＼/.ﾞ'ｰ ､、 .｀ﾞ'''ｰ＿＿＿. ｀ﾞﾞ''''―
″ ./ /゛,i′ .,! .!.|...|../／| .＿＿ .ﾔｰ､、 .｀''ｰ ..、 ヽ=.--7 /ｰ- ..,,、
/ ./ / l ,!.!..ﾚ/. .| .／：：∵ ﾔ.. ..｀''-､,、 ｀''ｰ ,,_ ／／ ｀ﾞﾞ'''ｰ ..,,、
./ ,i′/ ! / ﾔ. ＼..| .|：：∵ ＿＿. ﾔ.'-､ ﾞﾞ'ｰ､、 ｀ﾞ'ｰ ..／ｲ'|
.″ ./ / ! ./ ﾔ | .|∵ .／:::::::::::.＼∧ .ﾔ ｀''-､ ｀''ｰ.., ／' | |ｰ ､、
. / / ! ﾍ ﾔ .／:::::::::::::::::::::::::::| ﾔ... ｀'-､ ｀''ｰ､|/ ｀''ｰ ..、
./ ./ .l .,.ﾍ. ﾔ .／::::::::::::::::::::::::::::::::::＼.ﾔ .＼ ｀'-､ __ ｀''-､,、 .｀''ｰ ,,_
./ / .l | ﾍ ﾔ .／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i , . ＼ ./´ ＞ ,.イ .｀''ｰ..、 ｀''ｰ.
ﾞ ./ .lﾞ | ﾍ .ﾔ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| .＼ ＼ ´￣ ／_/ ｀''ｰ..,、
/ .! .| .....ﾍ丨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧／. `-、 ｀. ／／｀'-､ ｀''ｰ..、
. / ｌ .| .! ＼∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|. .＼ ＼, ／／ ｀'-､
/ l | ! !. |∧:::::::::::::::::::::∧／.＼ .＼ ﾞ'- . |/ .｀'-、 ｀'-､
! l .l .ｌ. |::::::::::::::::::::| ヽ ＼ . ＼ ﾞ'-、 ｀'-､
.! .| .| ! ..＼::::::::::／ ヽ ヽ, ＼ ｀'-、 ｀'-､
! l .l .! ｌ.￣￣..ヽ ＼ ＼ ＼ ｀'-、 ｀'-
4694 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:56:10 ID:j/uO7yhC
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
周囲は夜より昏い闇一色だったが、
目を凝らすと遠くに青白い光が見えた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三il
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三il
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三il
三三三三三 ヽ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三il
三三三三三三 ＼人＿三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三il
三三三三三三,￣｀Y´三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三il!
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三il
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三il!
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三il!
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三il!
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三il
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三il
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三il!
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三il
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三il
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三il
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三il
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三il
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
狄去邪は灯りを手にそちらへ向かったが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
4695 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:56:24 ID:j/uO7yhC
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
突然、陰風が吹いたかと思うと、
手にした灯りが吹き消された。
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
ｒ―イへ ＾≧ｘ、
〕仁二二二〔￣＼
_.,ィ７ ｀¨¨¨¨¨¨´ ＼＿
_.,ィ７＿＿＿＿＿＿＿＿__／／」
〔＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_,／|￣
| || ! | || | | ./´￣￣￣7
| || ! | || | | .´￣￣7 /
| || ! | || | | ／／
| || ! | || | | .／／
| || ! | || | | ￣ ,ｲ,ｲ ,ｲ
| || ! | || | | ﾚﾚ // ◯ ◯
| || ! 「_￣| | || | | /'
| || ! | :| | || | |
| || ! | :| | ||、 | |
| ||＞'ﾞ＾ | :| | ||:二:| |7」
／￣¨¨'''' ―――--┤レ＾／「
＾寸'''' ―――--、＿」__／ 」L
〕二二二二二二二| |二／／
／￣¨¨''''―――--┤レ ／
＾￣¨¨''''――--､､__,」 ル＾
┏━━━━━━━━━━━───
┃
火種で再点火しようとするも、
何故か点かない。
┃
───━━━━━━━━━━━┛
4696 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:56:46 ID:j/uO7yhC
／:::::/{＿ ,. イ ,.イ:::::::::::::::::::::＼ ｀ヽ､ }､:::::∧
/::::::::/ _,.ｘ＜:::::::::::::::::::::::::::::::::::＞ｘ_ ￣ ∨::ﾍ:ヽ
./::::::::7 ／::::::::::::/ |::::::∧::::::::::::::∧::::::|',:::::::::ー:､ V::∧ヾ
7:::::::::::| /:::::::::::::::/ i:::7 ∨:::::: / ∨::! V:::::::::::ハ i::::::::', つ
i:::::::::::::'´::::::::::::::/ -─:7＝ ∨:::/==- V{ __V::::::::::::::ヾ|:::::::::', っ
;::::::::::::{:::::::::::::::7 , -─=､ V,′,. --- ､ V:::::::::::::::::::::::::ハ
ｲ::::::::::::::V:::::,'!::7 / ９ ! ７ ９ ヽ∨::::::::::::::::::::::::::}
／ー‐ |::::::::,.}::::,' |:| .{ i { } V ∨,､:::::::::::::::! ど、どうしよう
|::::::{ Ⅵ, ヾ ､＿__. ' ` ＿__ノ 〃- {::::::::::::7
|::::::| ( ハ i '〃 ' 丁 }::ﾊ::::,'
レハ:､｀ヽ ', U , - ' ,ｨ/ V 竹籠に戻りたいけど
V＞--', ＿__ ,'__,.イ／ 方角も分からないし……
／V:::::::ヽ ´──｀ ,ｨ:::::::／､
ｘ＜: : : :Ⅵヽ::::＞ ､ , イ:::/Ⅳ: : :∧
／: : : : : : : : }!: : ＼::::|: :＞ ＜::::|:/}:,': : : : : : :∧
厶-----z__: : : : : : : :ヾ{: : : : : ￣: : : : : : :.|: : : : : : : : : : :∧
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,／ .::, ,/:::ヾ. ∨:: ∨ﾘ从。
,／ ,／ /::::::::::ﾄ l :, ∧:::从。
,／ ,, ,...:::从:::｝ ＼ ' , ., .l::::::::＼::＼ おい貴様……
,／ ,, ／::/⌒≦. ＼￣ ／ .≧=- ＼ ＼
,, ／-=〈 ＼ ＿ー ― .⌒ヽ 、
r-- ￣ ＿_
-- ⌒＼ ＼ ノ ／＼
-- ＼ ＼ -- ／ --
く ＼ ／ --｝
l::ヽ ＼ ――――― , 〈
l::::::l ＼ イ | '::l
. 从::: | |:::≧====-▽-====≦::::: | ,::::|
/::::::::| ｜:::::::::::::::::::∨∨::::::::::::::::::: | .::::::|
':::::::::::: |:::::::::::::::::::::::∨::::::::::::::::::::::|. ｜ |::::::|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4697 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:56:57 ID:j/uO7yhC
__＿＿＿＿
__//＿__ ｀ ､
/.:.:.:::::::::::::::::::￣ミヽ ＼
/.:.:.::::::::::::::::::::::￣ミヽ ＼ 》ｘ
/￣￣￣￣￣〈ミヽ ＼＼＼＼／ﾚﾍ
《三三三三三〈:::::::＞ ｀ヾ｀Ｙ::::::|:|::｝ (ヽ、００ ∩
》_＿＿＿＿_〈:::＞ Ⅵ!|:|::{ ⊂ニ、ﾆ⊃ ⊂ ⊃
／:.:.:::::::::Ｙ⌒Y:: ／ __＿ー- ､、 Ⅵ:iハ ,, -‐- ＼ | |／⌒ヽ 〇 〇
. ,， ´.:.:.:.:.小::::{ {て|:/ `弋ア ｀ヾゝ ,x|:::|､::.、 （ ⊂ニニ / ／⌒) ）
_＿ .... -―=≦イ／:.:／:/:/:八ヽｲﾘ ｀￣ /ｿ|:::|;ﾍ::.、 ｀ｰ――'′ し∪ （ノ
／／.:.:::::／ .::/:/:/::::::ハ Ｖ |:::| '. ﾍ:、
. ／／.:.:::::／ .:.::::／.:.::::::/ ､ _ ..У:::| :| ＼ _＿,..．-=≠=＿,..．-=≠=,..．-=≠=≠==x､＿
／／.:.:::::／ .:.::::／／.:.::::/ ヽ __＿_ / |八:| /´￣ ¨ ￣¨ﾊ
. ／.:.:::::／ rｰ ≠／ /:::／￣｀ヽ ＼ ｰ / i ﾘ |I こんな所で何をしている I|
,，. :´ .:::: ／___ノ／／..／／￣｀ヽ ＼ ＼ / 丿 ゞx､_ _＿,,.. _＿,,.. _ _＿,,..＿,,..．ｨⅣ
／.:.:.:.::::::彡'´ ／／､／´￣¨二ニ＝- ＼ {::::::ｰ‐ﾍ＼ ｀ =≠彳⌒¨ヾ=≠彳⌒¨=≠彳⌒¨¨⌒¨￣
.:.:.:.:∠77777／／､ ｀＼ ￣｀ヽ ＼ ｀ー─＜｀ヽ ＼
: : ////////////∧ ｀ヽ ＼丶＼￣｀ヽく、 ヽ＼
: //////////////∧ ＼ 丶 丶 ｀ー===ﾍ、 ｀＼ (ヽ、００ ∩
////////////////∧ ｉ＼ ＼ ＼ ７ ⊂ニ、ﾆ⊃ ⊂ ⊃
/////////////////∧ ｌ ＼ ＼ ｀ ー＜__八 ,, -‐- ＼ | |／⌒ヽ 〇 〇
/////////// `Y'////∧ l Ⅳﾍ､､ー――＝′ﾄ. （ ⊂ニニ / ／⌒) ）
////////// /＼/////＼ l Ⅵ∧ ∨＼__＿_／i |＼ ｀ｰ――'′ し∪ （ノ
//////⌒7 :ﾊ:. ∨ﾍ//// .! Ⅵ∧ ∨ | |///| | ヽ
//⌒7 /{ / :. ＼〉//ｉ i i//∧ ∨,| |///| | i ＼
/{ :i { ｰ′ Ｙ ｀Ｙl| : ｉ :|///∧ V! !///i | i Ⅵ, i
/ｉ :| ; ､＿＿У 人j : | :|////∧ﾉ ////j ! ｌ Ⅵ|
八 :, ',´ / 入_／//| ／ | :|//////ヽ///∧ハ '. ﾍ!
ヽヽ :, V彡'ﾞ／／////,! :| :|/////////∧//ハ ', ﾊ
4698 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:57:08 ID:j/uO7yhC
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
いつの間にか黒い服を着た男たちが、
狄去邪をグルリと取り囲んでいた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
／＾＼ . (ヽ、００ ∩ ﾏム ,_ / { ／ ／
／ __△__) .⊂ニ、ﾆ⊃ ⊂ ⊃ .ﾏム＿__, ＼＼ | ゝ/ ／
|＼ | ＿＿＼ /.|. ／ ／ ,, -‐- ＼ | |／⌒ヽ 〇 〇フ ｀ヽ,／/ﾄ, ＼|
| ＼ ｜ ＿＿ V / |／ |／/＿ （ ⊂ニニ / ／⌒) ） ﾏム／／ 〉 / .} '､} ／⌒
| ＼ | ＿＿V ∧/ . ｀ｰ――'′ し∪ （ノ ／ r‐､ ／〉/___} ／｀ヽ__ ／
| .:＼ | |_|ミ|ﾉ ＜ ~"''～､、 / ｀''ｰヽ 〉／＼ヽ // ∨ ＼ ／
| .:::::＼l |_|ミ| ／ ＜ ／｀¨´ ＿＞ / ∨ ＼ ｰ==
| ｉ: .::::: |＼___|_|ミ| ／ ＼／ ／ ／ / ／ ∧ ‘, }/从,{ ∨ } ／
| |: :::: |:i:i:∨ /ミ| ￣／ ＼ ＼ ／ / /／ Ⅴ ∧ ‘,} `'" '' "⌒∨}∨ }二ﾆ=
| |: ::::|:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ| ￣) | | ﾄ､ ＼ | ＼⌒ ／ Ⅴ ∧ ﾊ＼ __ノ j/ ∨ }二ﾆ=
| |: ::::|:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ| / |∧ /＼ | ＼(＼人 (⌒ , ′ .Ⅴ ∧ 仡ﾐx `ー=≦云㍉} _
. ／ | |: ::::|:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ| ⌒八( V< tｯ㍉ ィﾃ>|{ . , ′ / Ⅴ ∧ {ゞ''/ 乂ツ⌒ } / }
/ ／| |: ::::|:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|.＼ ⌒ﾄ､{ 从 / ∧ Ⅴ ∧,八 〈 ｀¨´ j/／
. / .／ | |: ::::|:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|ﾆﾆ＼＿_ | 人 i〉 / . { /ﾆ‘,≧=― x _, Ⅴ ∧. ヽ __ ｲ { ヽ
/ | |: ::::|:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|ニニ| 〈__〕､/{ ＼ _ ｧ ｲ . } ／ }二二二＼ﾆﾆ＼=≦二二/￣￣〉 ⌒ _ -=≦ 〉`､⌒
. / | |: ::|:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|ニニ|ﾆ〈__〕|ﾆ_ (＼＿／/ ヽ }二二二二＼ﾆﾆ＼二二/ ／: :≧'': ヽ/// ./ﾆ/＼
. ／ | |: ::|:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|二ニ|iニ〈__〕ﾆ-_ ∧＼ ≧=- ｡ ,__}二二二二(ヽ、００ ∩| }: : : : : : ／}// /ﾆ/ /
／ ｜ |: | :|:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|二二||ﾆﾆ〈__〕ﾆ-_＼ 〈〈. ｜ -_ | |二二 ⊂ニ、ﾆ⊃ ⊂ ⊃ }: : : : :./ ／ﾆ/ /
/| |: | :|:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|ﾆﾆﾆ.||ニﾆ〈__〕ニ-_ ＼ r‐|/|ニ-_ | |二二二,, -‐- ＼ | |／⌒ヽ 〇 〇‐／ﾆ=/ /
. /=| |: | :|:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|二ニ.||ニニ〈__〕ニ-_ '⌒ |/|ニ| ﾆ- _ | |二二 （ ⊂ニニ / ／⌒) ）}: : : / ／二ﾆ/ /
／ ﾆ.| |: :| :| :|:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|二二.||ニﾆﾆ〈__〕二-_ |/|ニ'/ニニﾆ-| |二二二｀ｰ――'′ し∪ （ノ: : /{ ／ニﾆﾆ/ /
_＿＿／ニニ | |: :| :| :|:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|二ニ ||ニニﾆ〈__〕 二-_ |八ニ'/ニニニ| |二二二二二ニニニニﾆ| /: :./={／二二ﾆ/ /
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
なぜか闇の中でも
男たちの姿はしっかりと見えた。
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
4699 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:57:21 ID:j/uO7yhC
. /.:::/ ／ }:::::::::::::::::::::::::::::,、:＼ ＼:::::::::::::::::::::::::::::
,'.:::::|｀''´ ,ｨｒ´ﾍ:::::::|ヽ、:::::::| ＼::.Y'"'ヽヽ,:::::::::::::::::::::::
,'.::::::| ,ｨ''"´.:::| ＼::|,.､ ＼::::},∠..ヽ ..、 l:::::::::::::::::::::::
,'.:::::::|/.::::::::::::::ト､_＿_>! }ヽ',｀ヾi´ ヽ、!λ::::ﾊ:::ﾄ::::
,'./|::::::::::::::::::ｌ:::::|／´￣ヽ | O } '´ ∨ ｀' ﾍ あ、あんたたち
{' |::::::::::::::::::|ヽ:| Ｏ ', ｀、 / ヽ ,' この穴蔵の住人か！？
',:..ヽ:::::::::| { l ｀ ´ /.:
. ',:::..＼:::ト、ヽ､ .r' _＿__ Ｊ r-イ. :
. ',::::lヽヾ ﾍ ｀ ,.. '´ ,イ ｀ヽ､ /／.: : :
',::| ヽ:::::{ ,∠ - '''´ } ／. : : : : :
'l ＼ヽ i,イ ,...ﾉ／. : : : : : : :
｀'｀ゝ､.__ゝ ー---─ '"´イ. : : : : : : : : :
／￣￣＼ ＼ ＼ ＼
爪::::::::::::::::::::＼ ＼ ＼ ＼
ノ≧=-::::::::::::::::::::＼ .> .> .人
く＾＾＼:::|::::::::::::::::::::::::::＼／ イ ／|／ |
/ ＼ ＼＼:::::::::厂￣￣ 〈:::::ハ:::::V:::::.
,:::/∧ ＼ 乙:ミ ,::::, ,::::, ':::::.
,..::::/:::::::＼ 乙七⌒ ,::., ,:::., ,:::.
..／ ,:'::::/l:::::/＾＼ゝ≧ ｀ __ ,::, ／ _::, ,::. 住人？ 貴様もそうだろうが
,::::::://::::::| |i| r t =-、｀ ,:'t了 /:., ::.
..／::::://::::::::::、 , ｀ ´ ,｀ '! : ,
. //::::::::::::::≧ | ∧ , , 手足を縛れ
,:::::::::::::::::::::::/ 、 ﾉ /::::., | 脱走者を連れ戻すぞ
.／:／/:::::::::::::::i. ＼ _ .,:'::::r:::.,
.／ /:::::::::／ 、 ＼ ´ /＿::: ＼
/::／ 、 .＼ ＼ / |_ 、
./⌒ .＼ .＼ ＼ ＿_ ヽ
￣ 、 、 、 ＿＿＿| ） ＼
、 ／ ﾄ
..＼ ＼ ＼ ＿＿ .／ ｜ ＼
＼ ＼ ／ .| ＼
4700 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:57:38 ID:j/uO7yhC
∧ ﾄ } / ,ｰ ､ ／ ｀ヽ ＿
/∧ ｀ヽ￣ ｰ- ､} { ∧ ヽ ´ ー- ､ l7/／
∨∧ ＼ ､ ト､ヽ| | ∨/ﾊ |／ ヽ ´∠l
. ∨∧ ヽ ＼トﾄ ヽト ト、{ィｲﾊ !厂} -=ﾆ ／
∨∧ ＜ ﾆ=-〉 } | く´ ／
. ∨∧ ＞ / ｰ- ､ jLl|-‐ ヽ=- ー一
∨∧ ｀¨¨ｲ_{ Y´≧ミ ､ { .イ ,ﾄ､}ｰ }､ , -‐ ´
. ∨∧ {ハ ､弋ﾘ } {弋ﾘ / /W _ ＞
∨∧ ィ Ⅵ} ｀ ´ ｀ ´ {i/＞ ちょっと待て、こいつ亡者にしては
∨∧ /｜ `ﾍ { , 八 生気が溢れすぎている
. ∨/∨ ! ＼ ＿＿ ／ヽ
＿∨∧ |＿ /, `ﾄ ‘――’ イ ﾄ 〉
＜ << ゝ_ム >>｀ヽ／/ ＞ ＜ ﾊ } まさか生者か？
｀ヽY/ ＞―､＜ {! | W
＿l |'/: : : : :∧ |l i! '.､
,､-‐ ´ | ∧: : : : : ∧ !| '. / ﾊ ｰ- ．
|::ヽ l.′∨: : : : :∧ .!.i ー ､ , -/ ,! } ｀丶
l::::八 ∨: : : : :∧!ﾊ ヽ / /| | ! ＼
__,. ──- __
, ィ, -‐ﾆ:::::::::::::＼ ＼
_／::::/:::::::::／ !::::::::::::::ヽ...＼
７::::::::／}/‐.、|::::::／/Vﾍ..}:ト=-
i::::::::::|γ´ 9Y}／}∠__}:::ﾊ:ハ
|::::::{ヾ L........' ､ ,'9 ヽ' }:::::}ﾘ
}:/ ヽ ,､ ヽ、/ｲ::::/ 亡者？ 生者？
' |ﾍ,.イ:::::| ;´￣ i u /ﾙ' なんのことだよ！？
r≦ｒ:':´: :.| 廴__.ノ 从
γ::￣:＞ｘ{...: : : ト.、 . ＜イ
/::::/: : : : : :.＼: :.|::::: /: : : ヽ､＿＿ ここはなんなんだ！？
r:'i::::7: : : : : : : : : ',ﾊ ､(:..＼: : : : : : ／
__j二二: : : : : : : : : : i: } _, ､___Y: : :／
ﾉ/::/: : : : : : : : ＿: ＞'´ ＼ }:／:}
／::::／: : ＿__ ｘ＜/´ ＼ Y: 7
/-- =≦::::::::::＿::::::::7 __ {.､.ﾉ-': |
./＜:-: : : ￣: : : : : |::::{‐‐-‐:7´7 .>ﾉ .|: :..|
{: : : : : : : : : : : : : : :|:::::i:::::/:/ .}/ j: : :!
4701 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:57:50 ID:j/uO7yhC
. | | / ＼_/ ／ / /j{
|＼| 、 // ｀ヽ´／ ／ / j{
∧ ＼ ＼ ,/ヽ、 {/／}／ ／ j{
/⌒＼ ＼ j{/ }! { ´´⌒}/⌒ｰｧ //
'⌒ヽ ＼ ＼/⌒ ヽ､ヾj{／}! { ´<／ //
＞=-`､ ､ﾐ｀ ＼ l{／￣ ミヽ/´)⌒ーｧ
＼ <⌒ﾐ j! l{ ﾐ }/ ⌒＼
＼ ＼{ ￣＼ 、 {_j{ /___二ニ、 ｌ| { ⌒ヾ￣
ｰく＼ ', ____｀二二ヽ / /｀｀＾气笈7 l|/l＼⌒ヽ| ここは死んだ人間がたどり着く場所、冥府
＼ヽ }､｀｀＾^气笈7/ / ﾘ| |::::|/ ＼
. `ｰく i', }／{/ / .| |::::| { ＼
从 ! / //:::/ / ｀二=‐- 、 俺達はそこで働く
./`ー' | `、 ` / //:::/ / ｀ ー‐ 冥官だよ
rx――‐く{ { ｉｌ | ＼ r‐‐ 、 / //:::/ / ／
| ＼ V| l! |＼ ≧c｡.,, ヾー_,ﾉ ／／./:::/ / ／ ／＼
乂／＼ Vi、 、 ＼／／/ ￣￣￣￣￣￣ヽ::/ / ／ ／:::::::::::
／:::::::::::::＼ V＼ .／／ / / /＼ | ／ ／:::::::::::::::::
::::::::::::::::::::: ＼＼ | | / / /⌒ーr‐‐‐ヘ ´ ＼ / ／:::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::: ヽ ＼| | l| | | __厂 ＼＿_ ＼ │ ／:::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::ｉ |＼＼| | |ﾉ ｀ﾄ､ ヽ＿) ＼ /::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::| | ＞| | | ＼ ヾ`、 ! ＼/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::: 乂 | ./ ＼＼) ＼ ヽ ｉ | |＼ ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::)/ /^＼ ヽ } |/ /:::::|＼ ＼::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /＼} ＼_乂_厂{／:::::::::| `､ ＼::::::::::::::::::::::
4702 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:58:04 ID:j/uO7yhC
三三三二ニ / _ ｲ Y::〈＿＿, - '' , ｨ':::::::::::::::::::::::＼ ヽ､ ,ｲ:ﾊ ∧＿_
三三三ニニ/<´ ,ゝ､ l､＿＿＿ , ｨ' l:::::::::::::::::::::ﾊ:::::::i`ヽ､＿｀二二ノ:::::ﾊ ￣1i
三三ニニ＝､__ヽ /:::::::ヽ!:::::::::::::::::::/_ u !:::ﾊ::::::::::::,' ヽ::::! ',::::::::::::::::::::::::::i 《
三三三ニ `V::::::::::::::::::::::::::/!::/´ ` V-'ヽ:::::::,v‐_-ゝl'´`ヽ､,:::::::::::::::::::::::::l ≫
三三三ニ ∠´_｀＞::::::::::::::::,'/V , --- ､ u ＼i `´ ゞ--- ､ ヽ:::::::::::::::::::::l
三三三ニ ヽ、:::::::::::::::,' ／ ヾ 7´ ヽ ヽ:::::::::::::::::ﾍ
三三三三 ﾊ `ｰ=ー ゝ:::::::::::::l.u/ i i ヽ ,::::ｨ::::::ト､:ﾍ ＼＿_人＿人从＿人＿人从／
三三三三.ﾉ`ヽ､ ﾄ､:::::i､:::::,ﾍ::l il ◎ l ! ◎ .! !/ ﾚ'` ,-ヽ.i ＿） （＿＿
三三三三三三 ` `V ヽ:i ,-ll ヾ､ / ', // u ／ .} ） め、冥府ぅ！？ （
三三三三三三三三ニニ`!ｌ l ``ｰ--= " u `､､__ __ ノｲ' ゝ ./ ￣￣） (￣￣
三三三三三三三三ニ,､.,-ヽ､l u 〈 `u`￣ u '´ , ｲ ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
三三三三三三三三 / ヽ ﾄ､＿ __ , ､＿／ﾊ!
三三三三三ニ_, --､{ l l／￣ / /::, ﾆ=‐-- ‐‐ '''''ヽ､ｰ､ Ｕ , ｲ ヽ
三三三三三ニヽ、 ヽ､!./ ___, ＜ ､ V i:::l } ／ , ゝ
三三三三三ニ. , `￣7フヽ ＼ !__＞`ﾆ ―-- ､＿, ＿ ﾉノ イ _,, - ' ` ｰ
三三三三三三/ ,イ/ ﾄ- ､ l--‐＜´ `丶-----‐'' ´ ! ,, - ''
,---､ ＞ｘ_
.,ｲ ￣`ヽ_ ／′,ｲi i| / ∨i ∨ ｜ ＼ ＜⌒`
,. --､ _У. 7 / ! i |./ ヾ ∨ iV｜ ﾄ､ヽ z__＼
/ y / /´ 7 / |ﾘ j' ∨.i-Vi∨ /ヽヽY ｀`
,:' _,. -t/ `ヽ､_ﾚ' ヽ _,. ,. ィ´ .Y ﾘ .Ⅵヾi }.ﾄ､i
￣ ハ──弋ッx,ﾉ `ヾ＜￣￣弋ツ, i/- /ハ
, __,. -ノ ` ー-- '´ ` ─ ' ´ j:. /.|`ヽY この反応といい生気といい
ヽ､, ィ', .: /イVﾘ やっぱり獄から脱走した亡者じゃなさそうだな
__ ￣ﾊ .:i /iﾚヾ､
'´ ＿＿ﾊ .:| ,ｲﾚ'
. ,-＜ }/iﾍ ヽ '´ ／:.'ﾘ おい、生きた人間が
;´ ヾi＞､ ＿ ／' i どうやってここに入ってきた？
ハ::＼ ｀`ヽ､ ／:/ .i
_,ｨ!:::::::ヽ､ ,.イ::::,:' ﾄ､
_,./:::/ :iヽ:::::::::::ー─:'::::::::,:' Vﾊ
ー ''`'´γ Y7 ﾉ ＼:::::::::::::;::::イ i:::ﾊ､
{_ノﾉ ヾ::j'´ , |::::::',ヽx_
/ーｘ `ヽ､ ::i .:,′,'| {:{ ヽ!ノ `ー- __
_,. ｘ＜{ i {: :`ヽ､ ＞ｘ _ ..:,′,'::', _,. -fヽ:} ￣ ‐t
:::::::::::::∧ .i: : : : : : : -x_ `ー-- ─ ￣ _,. ィﾍ ＼ i:＞ｘ _
4703 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:58:15 ID:j/uO7yhC
／ ＼ヽ. ＿＿＿＿ ノ .:.:.:.ﾊ
/ ヽ､＿＿＿＿＿___.:.:.ﾊ
/ ﾑ {ヽ `:.､:＼
| |弋ﾊ__＼ :.:.:.:.:.
| /∨ | ｲvﾊ-x 丶 :.:.:.:.:.
'V ∨ ハﾊ│ヽ{ ヽ ＼ j :.:.:.:.:.
＼{ }ヽ ',0 ', ヽ{ヽ ハ:.:.／ 俺は運河堀りに携わってるんだけど
_lノ ヽ } ∨ j/:.:.:.
く .:.:.:.:.:.. ｀ ｰ―彡 .:.:.:.:.:.
ヽ , ' ￣￣ 空洞を掘り当ててカクカクシカジカ……
{__ u ／
（｀こ⌒) ／ ／.:
∧( ) ' ⌒ヽ ´ ／ .:./.:.:.:.:
{ （ ） .:.:.:', ／ .:.:./:.:.／:
ヽ_____ .:.xー┴'ー‐ .:.:.ｲ,.:.'.:.:.:.
∧ , ＞
., / .| ./ヽ .| , ＜´
/∨-、|/ ＼ |./＼ .| ＿ ＼
, / ＼ .＼| ＼. |ヽ、 | i ＼￣
ゞ、 /|/. ＿＿ヽ , ., i ヽ|'´ヽ |＼| ＿＼
.W∨. ´￣ ゞｿ ｀ヽ /ノ ∠´_ ヽ| /∨. |￣
ヽi .｀ー-----' / ゞｿ .｀ヽ ./ |＼ .| ああ、そりゃ仕方ない
. く `ー＝'´ /. |/ ヽ
＼ i l ./
ヽ_ | l / 生者は地上へ送り返す慣例だ
/ | _ ノ ./ 俺についてこい
＼ ／
＼ , ―, .／
＼ ´ー .´ ／
＼ ＼ ／
＼ `ー------'´＼
4704 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:58:27 ID:j/uO7yhC
┏━━━━━━━━━━───
┃
言われるがまま、狄去邪は
冥官の後を歩いた。
┃
───━━━━━━━━━━┛
ｌ:::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ /:::::::::::::::::::::. ／ ヽ:::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.', ｌ::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.ｌ
ｌ::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ ｉ:::::::::::::::::::.: / ヽ:::::::::::.:.:.:.:.:.:. ', ｌ::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.ｌ
ｌ::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ !::::::::::::::::::.:./ ',:::::::::::::::.:.:.:.:.:ｌ ｌ:::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:ｌ
ｌ::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ !:::::::::::::::::. / ',::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.| ｌ::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:ｌ
ｌ::::::ｉ:::::::.:.:.:.:.:.:.: |. ｉ:::::::::::::::.:./ ',:::::.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ ｌ::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.ｌ
ｌ::::::ｌ:::::::.:./:.:.:.:.:| !::::::::::::::.:/ ヽ::::.:.:.:.:.:.:.ｌ. ｌ:::::::::::::::::::::::.:.:.:. ｌ
ｌ::::::ｌ:::::::/:.:.:.:.:.:|. /::::::::::::::./ ヽ::::.:.:.:.:.:ｌ. ｌ::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.ｌ
ｌ:::: |::::/:.:.:.:.:.:.:.| /:::::::::::::::.:ｌ ｌ:::::.:.:.:.:.', ｌ::::::::::::::::::::::.:.:.:. ｌ
ｌ:::::|:/:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ ∧:::::::::::::::.:〉 /:::.:.:.:.:.:.:.:〉 ｌ:::::::::::::::::::::::.:.:.､:!
|::: ｌ':.:.:.:.:.:.:.:.:. ! {ｉ ー ⌒ｉ´ ヽ, -､.:.:.:/}!. !:::::::::::::::::::::::::.:.:ヽ
ｌ::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ', ヾ､ ! ｌ ￣ / /::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:ヽ
/::ヽ:―‐:.､:.:.:.:.:.:〉 ｌ! ヽ ｌ ｌ ｌ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
〈:::::, ― ､:::.:.:.:.:! ｌ{ } / ｌ! ｌ:::::::::::: －´ ｀ ､:/
V ￣ ヽ ヾ ､＿ ﾉ ｌ ｌ! ヽ ´ !
´ | ｀ ー ´ ヽ､ ＿ ノﾉ / ＼
/ ‐'} ｀ー‐ ´ ｌ､ ヽ
{ ｀ ー―――‐ ´ ‐' ｌ ヽ ＿ ＿ノｉ
ー――――― ´ ｀ヽ ＿＿￣￣￣ _ノ
￣￣￣
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
最初はおっかなっびっくりだったが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
4705 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:58:39 ID:j/uO7yhC
┏━━━━━━━━━━━━━───
┃
度胸のある男なので、
やがて色々と冥官へ訊ねてみた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━┛
／:.:.:.:.:/ ／:.:.:.:.:.:.:,ｨ:.:.:.:.／ /:.;ｨ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ ヽ:.:.:､:＼
':.:.:.:.:.:.:/ .／:.:.:.:.:.:.: /斗-≠＝ﾑ< !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊ }:.:.ﾊ ` ヽ
':.:.:.:.:.:.:./ /:.:.:.:.:.:.:.:.:./ l∠-- ､、 ` !:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ:.:.| .}:.:.:ﾊ
/イ:.:.:.:.:../ /:.:.:.:.:.:.:.:.:./ ／ ヾ l:.:.:.／l∠. l:ハ/:.:.:.:.ﾊ
i:.:.::.:.:.:.l ム:.:.:.:.:.:ﾊ:.:l. { ０ l l:／ ,-､ `､1:.ヽ:.:.:.:.:.:',
.l:.:.:.:.:.／r､ ヽ:.:.:/ Ｖ ! / / ヾ. ,':.:.:.ヽ:.:.:.:.:.i 穴掘ってたどり着いちゃったってことは
l:.:.:.:.:ﾉ ,ヒ ヽ Ｖ ―-- ' ,'0 l ,':.:.:,ﾍ:i:.:ﾊ:.:.l
.l:.:.:.:〈 （ ｀( ＿ ``` ! ,',':.:.:/:.:.:l/ ヽ:|
l∧:.:.:.ヽ､`ｰ ,, - '' ¨: : | 〉` '.ﾊ:.∧:.:/ 冥府って地の底にあるってこと？
∨_:. -`ｰ '': : : : : : : : :l ```! V |/
, ィ´: : : : : :_.. -‐ ''' ¨￣l , -､ .ﾉ
. f: : :_ ィ: : : :l ./ ￣ ／
. l／ l: : : :l i , '
! l: : : l l ､...__..､-
ゝ ';.:.:.:', l / `ー―――‐‐―ｧ
ノ, --‐二:.:.:__ヽ l / ／
4706 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:58:48 ID:j/uO7yhC
/ ,.
ﾄ､ ､_/{／＞'´{＿＿
＿∨ー' フ
＿,.≧'´ ≧=-
｀y } /ﾚ'i/ヽ. ! ＼
∠ /ムｲ /}' ' '´o￢i :ﾘ Ⅵ ≧ｚ
ムy从 {ﾚ ｀ ｰ ∠´〉.',￣
/ /ヽ iﾟ_j´ﾄ､', いや、本来は一万丈、掘っても
ムｲ′ :i ´ / } ﾍ ここへ繋がりやしない
} :::>､ _ __ ﾊ{⌒
＿_i＿＿＿:::ヽ、 ｀./
}///////ニY:::::::>､ ,:' お前らがやってる運河掘りのせいだよ
_}//////＼___ } ￣
／//////////<⌒ ,′
／///////////// ＼!
r≦////ハ///////////,'＼
///////// ∨////////////:ヽ､
7////////// ∨/////////////∧
4707 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:59:02 ID:j/uO7yhC
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━━━━━━━━━| 地脈もなんもかんも無視して │━━━━━━━━━━━━━━━━━
| 好き勝手に地を掘り河を繋げ .│
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
〃 ＿＿＿,=====ヽ ＿＿＿＿ ヾ
/ 〃 ￣ (0）￣￣￣￣||￣￣|
| i｀ｉ｀ｉ｀ｉ || ／｀´￣￣￣||￣||(0)／｀ｉ. ∧＿∧
| i､i､.i､.i |/ ￣￣|￣|i i.|（・∀・ ,）
∨∨∨∨ | |●⊂●⊂ ）］］＿＿__ ））
| || | // ﾊ:: | |ΞΞ||
＿＿| /￣/￣|⌒ノ ） | |ΞΞ|| ,へ. ∧＿∧ ×
〔Ξ二二二|三同]┌┘|＿＿__/ |＿|（´∀｀*） ±
＿＿_〕´ ,二＿|三三三三〔＿_ ||と Ｑ ×
（二（(ト---（二(◎◎◎◎◎◎◎） ）） || 〈 ｲ |
゛゛'゛'゛ ｀￣￣￣￣｀￣￣￣￣￣￣￣￣ .◎ ゝ_ﾉｰ'
/￣ヽ /￣ヽ /￣ヽ
〔 〕 〔 〕 〔 〕
(( ( ･ω･) )) (( (･ω･ ) )) (( (･ω･ ) ))
(( (ｏ┳ｏ )) (( ｏ┳ｏ) )) (( ｏ┳ｏ) ))
ｶﾞｶﾞｶﾞ (( し[圓] )) (( [圓]Ｊ )) ｶﾞｶﾞｶﾞ (( [圓]Ｊ )) ｶﾞｶﾞｶﾞ
Ｙ⌒Ｙ⌒ ┻┻ ::::┻┻:::::: ::::┻┻::::::
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━━━━━━━━━━━| それが千里を超える長さときた │━━━━━━━━━━━━━━━
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
4708 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:59:13 ID:j/uO7yhC
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心、 マ∨ﾑ Ⅵ圭ぐ 佳圭圭圭ﾑ 寸L ,.｡x" 寸x 寸会 ,.佳致ﾞ⊿
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4709 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:59:31 ID:j/uO7yhC
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_.. ‐''广''''―- ..､
i'"ﾞ._.. -'|'''''―- .＿|
|''″ .! / 三 l
_,,|∩ ∩.! .lﾞ三三!
/ l ! l ｀ﾞ^'''''￢ｰ っ..,,..,,、
_./ ゛ ! | ﾞﾞ'''～ ....,,_ ヽ ｌ ﾞ'(￢ｰ 、
,./ '″从ﾘj"Wﾞﾘw;yﾉ │ ｀''､,!三 ヽ ＼ ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
／ ;ゞゞ; ;ゞ 〉 ,!゛三三ヽ .ヽ| 始皇帝が長城を築いた時も .│
／ 从ﾘj"Wﾞﾘw;yﾉ ミ彡ミ彡 / 三三三 | WW ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
.／ ;"!" ヾ ;ゞ ;"ヾ"WWwjjwv ミ彡》／ 三三三／ |"ヾ ;ゞ ;"ヾ.｀''ｰ ､
._..-" ゞ ;" "ゞゞ WWwjjwv " ヾ ;ゞ ;"ヾ／ 三三_..‐" .／,!ｿ;;;)ヾﾐ;ｿ(;;;ゝヾ;))`-.、
ｰ'''″ |ﾞ'.ｌ￣￣''ｰ ＿＿＿ -'´ 三三,／゛._..-'゛ .ｌ WWwjjwv ｀''-
|;;;;Wiwノノ;;::! llﾞ'-、三三 | .|____ﾞ“'''―---- ／ ,／゛ ij从
'",,iiゞ ミ;;;;Wiwノノ;; !'､, ll｀'-､,三`'ミｰ..,´ﾞﾞ''''―----'" WWiiiwWゞ
",,iiij从ミWﾘﾘWii-''l ＼ ll ｀''ｰ､.ﾞ''-ﾐ～ ..,_ ,ii''"`
ろ::::::.... ..k! .｀'-､ || ｀'‐､,｀''ｰ..,,.｀ﾞ'''- ､,,iiゞ~ ;:_ヽゞ ;"／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
ﾗ:::::::::::;;;;;;;;;;;;;;:lﾞ ｀''-..,, ||｀'-､二 ''ｰ､ ｀''-､ヾ ; ;:_ヽゞ.| 工事現場からこっちに │
ﾗ::::::::::;;;;;;;;;;;;;;:::;;! ｀''-、 ||＼二二｀''-､ ｀'-、,__,,w.| 紛れ込んできたやつがいたっけか .│
ﾐ;;;;,,ゝ;;;ﾚ/;;;::::ｋ亅 ｀'-、 : ﾘヽ二二二＼ . ＼ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
;ゞゞ; ;ゞ ;"`w:!iiii!wWk'ゝ! ＼ ヽ.ヽ二二二 ＼ ＼, ;:_ヽゞ ;" "ゞゞ ; ;
;ゞゞ; ; 〃ミ彡〃ミ ヽ ..ｌﾆゝ二二二二＼ ｀､
:》巛ヽ》巛ヽ ｌ, .ｌ ｌ二二二二二｀'､ ヽ .ｨ;;wﾘﾞW゛jﾘwj
ゞゞ; ;ゞ ;" しﾍ:》巛ヽ ｌ .!ニ! 二二二二二 ヽ ヽ ﾗ:::::::::;;;;;;;;;;;;;;:::;;;;ゞ
; ; ヾ ;ゞゞ; ;ゞ ;" "ゞ巛ミヾ,`:ノ;,': ! .| .! 二二二二二二 ヽ .ヽ";;;;iiiiiiiiWWww;;;;;::..ゝ
ゞゞ; Wwjjwv ミ彡:》巛ヽ ｌ |二l 二二二二二二 ｌ ヽ-WWlii:ノﾉﾘﾘk
ゞ:;,,ヾ;;:ゞ:;,`:;, ; ;ゞ ;" 〃ミ巛 | ! .| 二二二二二二二 ヽ .ヽ
jij,,,__,,wyyvヾ ;ゞゞ ミ彡:》巛ヽ り二| 二二二二二二二 ｌ .ｌ
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4710 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:59:42 ID:j/uO7yhC
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
冥官がそう語った時、
ちょうど大きな役所のような場所の前を通ったが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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T＾T＾T＾T＾T＾T＾T＾TI}⌒l､7l引 / | ｀¨＾ｰ'＾ｰj｣////|｣/j｣_,_,_,_,_,_,|_j{ }ＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩ{
」凵凵凵凵凵凵凵｣I}､__j_l7引//l| ｀`'''‐=弌竺]凵凵凵凵凵凵ＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩlＩ{
¨“”¨“”¨“”¨“”¨“”´ ｀`''''''''''’ '' ', ;'' '':.,, ,',,, ,':. ',,
;. .;:.' '';.;″ ..:.' ,,:.;' ;.'｀ ,;',;' ' ,,':. '' :..、 '' ′ :;. ''
4711 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 17:59:52 ID:j/uO7yhC
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
中から太鼓の鳴る音が響いた。
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_,,..,,_ -―‐- ..,,_
,､ヽ`｀ ｀`％｡-‐=＝＝=‐-So｡,
. , ﾞ ゜｡ ‰-ｰ=＝＝=‐- ´％,
/ ':, ‰-－=＝＝=－- ‰ ＼人_从人__从从／
. ,゜ ', ‰ -－=＝＝=－- ‰ ＞ ﾄﾞｰﾝ！ ＜
; ; ８ -‐=＝＝八､=‐- ８ ／Y⌒YW⌒Y⌒W＼
{ } ８ -‐=＝て(_,,)う=‐ ８
ⅰ } ８ ‐-＝===(◯)=- ￡
. ﾟ, ,゜ ８ ‐-＝=====＝-‐￡
λ , ￡ ｰ-＝====＝-‐￡、 ＼人_从人__从从／
. ⅵ, ,:'゜￡ -,心⌒ヽ=＝ ,ｨi⌒'ｰ》 ＞ ﾄﾞｰﾝ！ ＜
. ⅵo｡,_ _,. ﾞ,.￡ -,心二ｱ ,心,.ｨ(ﾆﾆｱ､` ／Y⌒YW⌒Y⌒W＼
ⅵム :,∞∝ｰ===〉ﾆﾆｱ､`｀ 冫ﾆｱ､`
ⅵム :,∨/////二ｱ､`_,.'"" -‐'､`
. ⅵム :,￣,心二ｱ､`_Ξ二ﾆ ､`
ⅵム :,心二ｱ ` 冫 ｡゜ァ'`
ⅵム :,こｱ`-‐￢))ァ `､:,
冫Cﾑ 〈/ ,心=ァ ⅵｉム':,
,心/,'/ム :,心=ァ､｀ ⅵ ムﾟ:,
,心//∧'/ム :,ｱ'ｰ' _,. -=ﾆ＾ :,
4712 ：
◆TLDPZPDjO6
：2025/08/15(金) 18:00:04 ID:j/uO7yhC
,....::´::::::::::::_.. -―- .._:::::::::::::＼
／／::::::,. : '⌒ｉ f'⌒丶.::::::::::ヽ
,∠.ｧ':::::::／: : : : :/ ':,: : : : ＼:::::::::.
´ /:::::::/: : : : :／,..::::'⌒丶. ＼: : : : ヽ:::::::ヽ
':::::::/ヽ-- ' ／::::i::::::::::::::::｀ヽ.ﾆ - ' ヽ:::::::':
l::::::::l, -‐:::i´::::::ｲ::|:::::::::::::ﾄ:::::i::::::::＼ !:::::::､',
!:::::::l::::::::::ﾊ::::/__l::ﾄ､::::::::::!_ヽ|＼::::::::ヾ:::::::l ヾ
,:::::::::ｌ:::::::/ ﾚ―- ､ ＼:::::|,ﾆ -‐ ､:::::::ｌ::::::::l この音、地上まで聞こえてた
/ﾊ::::::::､::::{ { り } ＼{ り }ヽ:::ﾄ､::i::l
＼:::{ヾﾍ ` ｰ- ' ` ｰ- ' ﾊ!/:ハl
ヽ丶.ﾊ " ;′ "/ ,/:/ なにかの合図？
Vヽ:::ヽ /｀／
ン､＼ ´ ￣ ｀ ／ｲ/ヽ.
／ ヾﾄ丶 、 , イ､/ ＼
,. ´ ; } ｀ ´ { ､ ｀ヽ、
`ー‐--､ {_ノ ヽ､l , -― ´
_ ソ:､ l ', ,' l /､丶、
_. ´／ ヽl|ｰ',- ､ _. -,'ｰl / ＼｀ ._
_ ´,. '´ i ｌ| ':, ｀ ,:' l / / 丶 ｀ ､
__,,,〆"" ｨ _/i ./
ヽ､,,__ _ ./ﾅ/! ／ 」 / .ｌ 亅
_..フ′ /| 丿 ,'/」 ／ ｛/ _」ｲ
∠‐ﾝ i ./│ /’ ￤ | ／ ￤／ 丁ﾞi
／ ../」 ,,/ ､||/′ ´ _／ i|'、 _
_ｨ -‐ﾌ ,,/i !/ ﾞ丶_ ,、 ﾍ ､ ,..彡ｰtッ----y ﾍ|,' i ,'< - 閻魔大王様が重罪人の
./ ｌ'、∨ _,,-‐''tッ''ヽ、｀"" .__ _/ . i l ,'|ｌｨくﾍ 裁きを始める太鼓だ
/ノ' ﾉ/!ヽ 丶＿_,,,,- ｀''''''''"´ ﾅ `ｌノ
''′〃 |./'、 、 /ン′
´ ヾ i. ,' ''' ／ たしか今から裁くのは……
∧ :| /"
ﾍ ﾞｰ..‐‐′ ｲ
＼ ／
＼ ｒ二ニ＝ 、 ／
＼ ／ /′
ヽ、 , イ. /
/ ﾞｰ--≦ /
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