【R-18】百花繚乱隋唐艶史

1 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/04/12(土) 18:20:44 ID:rSniDag8: 　　　　　　　　　　　　　　　　 . : :´￣￣｀`～､、
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2094 ：名無しさん＠狐板：2025/05/25(日) 23:12:30 ID:f0Q2iViS: 直接ではないが甥を攻め殺した明の二代目（二代目！）とか
兄の暗殺疑惑とか甥への仕打ちの北宋の二代目とか
2095 ：名無しさん＠狐板：2025/05/25(日) 23:14:38 ID:HhIBcdI3: 学習漫画でも李世民の兄殺しは結構ドン引きだったわ、「兄上これからの天下国家のために死んでくれ！」おいおいｗｗｗ
2096 ：名無しさん＠狐板：2025/05/26(月) 15:26:41 ID:LTDbll47: 煬帝の皇后・蕭皇后の逸話だと、李世民の除夜の大宴会に招待された話が印象深いな
なぜかやたら煬帝にこだわる李世民に、贅沢をたしなめながらもなんか夫自慢の気持ちも見え隠れする蕭皇后の対比が鮮やかな逸話だなあと思った
2097 ：名無しさん＠狐板：2025/05/26(月) 15:49:32 ID:GCTmivD/: なんか廃太子逸話、講談っぽいな～
と思ったけど皇帝夫妻の項読むと、長男は両親からの教育に耐えきれない時木に登って叫ぶガチ習慣ができちゃったのかな
って気がしてしまった・・・弟からの謀略とか関係なく
乙
2098 ：名無しさん＠狐板：2025/05/26(月) 17:08:30 ID:GCTmivD/: しかし独孤皇后さま
李世民とかからは大叔母なのに
かなり遠慮なく書かれてるね
2099 ：名無しさん＠狐板：2025/05/26(月) 17:14:45 ID:kfIVtG3b: そら楊氏は母親の叔父の仇なわけだし
2100 ：名無しさん＠狐板：2025/05/26(月) 17:33:47 ID:2B4O+Mf/: 普通に革命に参加しているし通婚しまくってるしで大きな理由にはならないような
2101 ：名無しさん＠狐板：2025/05/26(月) 19:03:19 ID:SeTeqtLq: >>2098
煬帝を推しまくったのが独狐だしな、ただ北周の馬鹿皇帝に皇后である娘が殺されそうになった際、
額から流血するほど全力土下座をして娘の命を守った逸話もある
2102 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/05/26(月) 20:17:38 ID:LXGYoyiT: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,..-‐:::::::::::::::::::::::::::‐::.､
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　　　　　　　　　　　　7::::::::::::::::::::::::iﾆﾆﾞﾞ¨''ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::::::::::::::::::i　　　　　　・独孤伽羅の嫉妬について
　　　　　　　　　　　　ﾚi:::i:::::::,':::::::≡=､ﾆﾆﾆﾆ::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::',:::::::::::::::::',
　　　　　　　　　　　　　ヾ､:::,':::::::i:ヾ_ﾆﾆﾆﾆﾆ,＝≡=､:::::::::::::::::::::!',:',::::::::::::::::|
　　　　　　　　　　　ヾi:::::::| il 心ﾆﾆﾆﾆﾆヾ＼::::::::::::::::::::::::i:ﾍ:i::::::::::::::::!　　　　　・このスレ及び隋唐演義では
　　　　　　　　　　　　 7:::::::i ﾍ弋ｊﾆﾆﾆﾆ,='7示ヶ::::::/i::::/i:7:::::!:::::::::::::::|　　　　　　旦那が他の女を抱くだけで
　　　　　　　　　　　　　　　j:::::::::iﾆ;;;ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ弋zソji:/:::::j~ヽ::::::::::::::::::::::::!　　　　　　ブチギレて殺しにかかる
　　　　　　　　　　　　　　 i;:::::::ﾊ.ﾆ;=〈　　　￣￣￣/:::::::::::/　ﾉ::::::::::::::::::::::::!　　　　　　嫉妬の塊として描いているが
　　　　　　　　　　　　　　 |ヾﾍ:::ﾍﾆﾆ､_　　　　　／::::::::::ノ,-':::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　　　　　　　　　 ′ /:ヾ;:ヽﾍ,-ヽ ;; ;,-' /:::::::::; -────-,::::::::::',
　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::.ﾍ!::::::ﾉ　　ノ-＜　　　　　 ;;;;;;;;／::::::::::::ﾊ　　　　・隋書を読むとそうでもない
　　　　　　　　　　　 /::::::7~∧::::',::;'-＜´　　　　　　　;;／:::::::::::::::::::::',
　　　　　　　　　　　　　　y_,‐‐7i:::::i'"i　　　　　　　　 _　＞‐::'::´:::::::::::::::::::::::::::::',
　　　　　　　　　　 ,-i　i　i'/i::::::',:ﾍ- '" ＞‐:.':.´: : : : i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ
　　　　　　　　　　　i~ﾉ_ﾉ! .i　j::〉ﾍ:::::'-´:_:_:_:_:_:_:_:_: : : : :.i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ
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2103 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/05/26(月) 20:17:57 ID:LXGYoyiT: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　。s≦::::::::::::::::::::::ミｈ､
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　　　　　　　　　　　　　　　　　l::l::l::::::::::j!:::::ﾊ::::::::::::::::::}::::!:::::::::l:::::::::l
　　　　　　　　　　　　　l::l::!:::::';:::j!:::l:从:::::::l::::::ﾊ_:j::::::::::l::::::: |
　　　　　　　　　　　　　　　 :,从ﾊ-';」L:!jﾊ└斗芸ぅァ::::::::::;::::::: |　　　　　　・宣華夫人陳氏伝には
　　　　　　　　　　　　　　　:,:::: ハ斗芸､　　　/ｲ::::::::,’::::{:::;　　　　　　　「皇后の嫉妬が深く
　　　　　　　　　　　　　　　　 :,:::::ハ　　;　　　　l::: : :l:::::::{:::{　　　　　　　　後宮の者はお召を得ることが少なかったが
　　　　　　　　　　　　　　　　:,::::::∧　　　　　　　l:::: :;:l :::::{:::{　　　　　　　　ただ陳氏だけは寵愛を受けた」とあり
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:,::::::::::)h､　　- ‐　　从::::;ﾞ : :::{:::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l:::::::l::::::介s。 _ ィi〔/::::/ｲ::::::::'; |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::::::ｊ!::::::{::::::::::::|　 /:::;ｲ::::! :::::: ';|　　　　　　・容華夫人蔡氏伝にも
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::::::i{:::::::{::::::＞ ´/::/_ !:从::::::::::∨　　　　　　「皇后のせいでお召になるのは稀だった」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::::::l{::::::rｧ'ｧ　　〈;ﾊ{ﾆﾆﾆﾆ}::::::::::∨　　　　　　（逆に言うなら時々は抱いていた）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::::::}ゝ:「´／ヽイﾆ／／ﾆﾆ｀ヽ::::::∨　　　　　　とあり
　　　　　　　　　　　　　　　　从＞ ´ィﾆ＼≧_´_/_ィi〔＼ﾆ }::::::::∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／'ィi〔_,,.､丶´ﾆﾆﾆ/ﾆﾆ"''＜＼ヽ::::::::,
　　　　　　　　　　　　　　　　／ｲﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆｊ!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{:::::::::l　　　　・他の女とのおセックスが
　　　　　　　　　　　　　 ,.'_/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ_j!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ∨ ::::l　　　　　完全NGだったわけでもない
　　　　　　　　　　　　　　　{ﾆ{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ八ﾆﾆ_,,.､丶´ﾆﾆ寸::|
　　　　　　　　　　　　 Ⅶﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆ｀寸ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ寸
　　　　　　　　　　　　　　ゝ＼_ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆイﾆﾆﾆﾆﾆ ,＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ寸
　　　　　　　　　　　　　　　｀i＞r-=ﾆ≦ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ_ﾆ/:::::::ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　lﾆ,:ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ_,,.､丶´ .ｲ::::::::::::ハﾆﾆﾆﾆﾆ_:,
2104 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/05/26(月) 20:18:21 ID:LXGYoyiT: 　　　　　　　　　　　　　　　＿＿／ヽ―― x '＼
　　　　　　　　　　　　　 __/　　　　　　＼／　　　￣ヽ
　　　　　　　　　　 / 　 ,　/ ,'　 !　　　　　　ヽ　　ﾊ__
　　　　　　　　　　　 /　　/　|　|　 |　/ヽ　 , ﾍ.　 ! 　 ! 　ﾍ
　　　　　　　　　 |　　 | 　|　|　 |　|,,, ､,, ､,,,| 　| 　 |　 i　ﾊ
　　　　　　　　 ,'|　　 | 　|　|　 |　|　　　 |　 | 　 | 　| i| |
.　　　　　　　　 | !　　 !　∧_! -i!　!　　　 !　｣_　/　/　i |
　　　　　　　　　　 | ヽ　 i|　!tﾆﾑヱ}｣　　　　ﾑ旡ﾆzx_/　ｨ !　　　　　　　・まあそもそも皇后は楊堅と
　　　　　　　　　 |　ﾍ_ﾊ__|　━━,　　　　━━'￢'　|___/j/　　　　　　　　ほぼ同年代（三歳年下）
　　　　　　　　 |　（ i 　　|　|;;;;;;|　　　　　|;;;;;;|　 |　　|　|　
　　　　　　　 |　/│　　|　',;;;ﾉ　　　　',;;;ﾉ　 !　　!　|
　　　　　　　　　　|　|　i! 　　|　　　　　　　　　 |　　| 　!　　　　　　　　・この時代に女は四十過ぎたら
　　　　　　　　 │ |　 !　　|ヽ　　　　　　　 , ｲ　 !! 　|　　　　　　　　色々な理由でおセッセしにくいだろうし
　　　　　　　　 |　|　│　　! 　 > ､　　　　 , <　│　 || 　 !
　　　　　　　 |　|　　ヽ　 |-‐ri|　＞⌒＜.|ー- |　　ﾘ　 │　　　　
.　　　　　　　 │ | |　　ヘ| 　|ﾉ　　　　　{　　ﾑ‐'´　　 !　　　　　　・旦那に禁欲生活を
　　　　　　　　　 |　| |　　　　|　 |　　　　　　｀i　 |　　　　　 |,　　　　　　　送らせるわけにもいかんだろうから
　　　　　　 ,r‐┴.| |　　　 !　 !, -―― --､|　 |　　　　　 |t, 、　　　　　ある程度は許容して当然だろう
　　　　　　 / ∨ ヾ| |　　　　|　 |ｲニニニﾆミ|　 |　　　　　 | | ﾍ　　
　　　　　　 | 　∨　| !　　　　 !　ﾍ　　　　ﾉ　 !　　　　　| |　 |.　
2105 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/05/26(月) 20:18:41 ID:LXGYoyiT: 　　　　　　　　　　　　　　　　　 . . .''ﾞ´￣￣￣￣｀`: .
　　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.＼
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　　　　　　　　　　　　∥: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.∨/
　　　　　　　　　　　　.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.∨/
　　　　　　　　　　　 |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:W
　　　　　　　　　　　 f: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : } : : : : : : : : :.: W
　　　　　　　　　　　fゝ: : : : : : : : :.:.{: : : : : : : : : : : ': : :.:|: : :.:|: :.|: |､　　　　　　　・だが、じゃあなんで尉遅氏は
　　　　　　＿jI才W: : : : : : :|: : :|: /ヽ : : : : : : : : /: |: : |: : : ': : |: |/＼　　　　　　殺されたんだよ？となる
　　　　　　.＼/////》: : : : :.:|: :/|/ ｀`}: : : : : : :.:/+:∧―: :/ : : |: i}.//.＼
　　　　　　＼./..∥: : : :.:.:|忙示ミk､ﾘ､: : : : / .|/　}:∧/ : : : |:∥.///∧
　　　　　　　　　入∥: : : : : :{ 乂 w'ﾉ　　ヾ:Ⅵ,ｨfヤ示刈: : : : :|//γ´￣　　　　・隋書には「尉遅氏は寵愛を受けた
　　　　　　　　 .∥:/{: : Ⅳ:.,　　　　　　　　　乂w'ﾉ ./:: : ∧{ ／　　　　　　　　皇后は上（楊堅）が朝廷に赴いた隙を伺い
　　　　　　　 ∥//|: : : :从　　　　　　　　　／:., : /: :|＼　　　　　　　　　密かに尉遅氏を殺した」
　　　　　　　　　／///|: : : :圦＼　　　　　'　　　／´/: |:/: : :|',　　　　　　　　　　とだけあり
　　　　　　　 ////|: : : : : :＼　　　f　　)　　　 .ｲ: : |': : : :|∧
　　　　　　　　　/////|: : : : : : i...＼　　　　　　ィi: : : |: : : : : : :|/∧
　　　　　　　　 ´￣￣..|: : : : : : |入　　ｰ　　 .|+: : :.|: : : : : : :|//∧　　　　　　　・具体性は欠いている
　　　　　　　　　 |: : : : : : |＿￣　∨￣_´__|: : :.:|: : : : : : :|￣￣｀
　　　　　 .＿＿jI斗|: : : : : : |　　ヽf Y´　　　∨:.:.|: : : : : : :|
　　　　　　../-―――.|: : : : : : :,　　　.ゝ'､　　　　{: :∥: : : : : :, ｀`＜=-
　　　　 /ニニﾆ==-.|: : : : : : :∨／j}　 {i＼　　 |ヾ: : : : : : ∥≧ュ､Y/
　　　　　∥ニニニニ圦: : : : : : :.∨ j}　　.{iﾆ≧='ニ{: : : : : : {iニニニ∨/
2106 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/05/26(月) 20:19:04 ID:LXGYoyiT: 　　　　　　　　　　　　　　　　　-―‐-　 _
　　　　　　　　　　　 . : ´／. : :＞―: : :｀　、
.　　　　　　　 }＼／: :／. : :／ : : : : / : ヽ: ＼
.　　　　　　／//. : : ' : : ／/. :ｉ : : :/ : : : }: : : ヽ
.　　　　　　 (// ′: /. : :/ :/: :/} : :∧: : : /: : : : :
　　　　　　＼{てｿ: : :/／⌒ヽレ′}: : :/ : : i: : :!
　　　　　　　／{: / : :/气芋ミx　　 {:／ .}: : :} : :|
.　　　　　　＜///V: : : :　　ヾソ　　　 ⌒ヽ| : :/ : :|　　　　　・ただ気になるのが隋書は
.　　　　　　Ｖ//′: : {　　　　　ｨ笊ﾐ　{／} : : |　　　　　　尉遅氏の経歴について
　　　　　　Ｖ/! : : : ﾟ,　　､　 ′　ヾ' /: / : {/Ⅵ
　　　　　　　 Ⅵ : : : ∧､　　 -　　／: ∧ : i
　　　　　　　／⌒} : : : : ∧＞――＜: : : {　}: :}　　　　　　　・「北周先帝の皇后だったので宮中に住んでおり
　　　　　　/ﾆﾆ}ﾆ}: :} : : : :∧_ト､＿{ : i : : {　レ′　　　　　　　上が仁寿宮でこれを見て喜び、寵愛した」としている
　　　　 {ﾆﾆ/ﾆ从ﾄ､: : : : :} ヽ＼| : |: : ;
　　　　 {ﾆﾆ{ﾆﾆﾆ}ﾆ＼: : :ﾄ､＼ﾉ)ノ| :/_
　　　　 {ﾆﾆ{ﾆﾆﾆ}ﾆニ＼ﾉﾆヽ　＼=ﾚニヽ　　　　　　　　　　　　　・さらに「尉遅迥の孫娘」とも書かれているが
　　　　 {ﾆﾆ}ﾆﾆﾆⅣﾆニヽﾆﾆ}＼/∨ﾆ0ﾆ}　　　　　　　　　　　　　尉遅迥は楊堅に叛乱を起こして
　　　　 {ﾆﾆ}ﾆニj}∧ﾆﾆﾆ}Oﾆ＼__/ニ/ﾆ/　　　　　　　　　　　　　討伐された人物である
.　　　　　 }ﾆ/ﾆﾆﾆj}ﾆ∧ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{__　　　　　　　＞-､
.　　　　 }/ﾆﾆﾆﾆj}Vﾆ∧ﾆ}ﾆﾆﾆﾆﾆニOニV〕≧s，＿__r‐く ,r‐}ﾉ7
..　　　　　}ﾆﾆﾆﾆﾆi} Ⅴﾆ∧ニOﾆﾆﾆﾆﾆﾆニVﾆﾆﾆﾆﾆ/{ ‐/ﾆﾆ}∧)　　
　　　　　}ヽﾆﾆﾆﾆ}　Ⅴﾆﾆﾆヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆ0ﾆ∧ﾆﾆﾆニ{＿/ﾆニ∧ハ　　
　　　　 }ニVﾆニi} 　Ｖﾆﾆニ}Oﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／＼＿__.／ﾆニ/　 Ⅵ　
.　　　　　}ﾆﾆ}ﾆニj}　　 }ﾆﾆニ}ﾆﾆﾆﾆﾆγ⌒ヽ.／ﾆﾆﾆﾆニ／　　　ｉ}
.　　　　 }ﾆﾆ}ﾆニj}　　/ﾆﾆニヽ.ﾆﾆﾆ／乂__ノﾆﾆﾆニ/￣｀　、　 ∥
. 　　　 }ﾆﾆ}ﾆニj} 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆ＞　´　　／:ﾆﾆﾆﾆﾆ/　　　　　〉､/′
　　　　　}ﾆﾆ}ﾆニj}　　Ⅴ＞　´　　 .　＜ﾆ=＜ﾆﾆﾆ/　　　　／.:.:.:｀: . 、
2107 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/05/26(月) 20:19:33 ID:LXGYoyiT: 　　　　　　　　 . -=ﾆ:Ｙ:ﾆ=- .
　　　　　　　　　／: : :: ｨ≠ミ､: : : ＼
　　　　　　　 ,/: : :／: :/ : : Yヽ : : : ヽ.､
　　　　　　〃: : /: : :/: : : : :| : ∨ :/: V}
　　　　　　.斗: : : ′:./{: : : : : }: : : V: /: :V､
　　　　　　|:i:|: : : | : /_:{: : :ｌ|: 八_: : :V}: : |:i:i》
　　　　　　}i:i|: : : |´从ﾊ.: : :|:ﾊ:ヽ: ｀:.}从: |i:/
＿__　　　 V|八: {ｨ≠ミV : l{ .ｨ≠ミ､/: : {/.､　　　＿_　　　　　　・「北史」などを確認すると
|///|　／./从:.乂杙iリ ∨{　乂リ〃八:{l//＼　 |///|　　　　　　　たしかに尉遅迥の孫娘が
|///|／///}ｲi个介　　　　'　　　./八:.ﾊ{乂.//＼ |///|　　　　　　　宣帝の皇后になっている
|//////////V}: :.込､　ﾏ: : :ｱ　 .ｲ{: : :{i:|///////////!　　
|///////////l}: : |: : }＞こ.＜{: : :|: : ﾊ{///////////|
|//////////_ハ: :l: : {.ニ_Y_ニ{ : : !: :{/////////////!　　　　　・ただしこちらでは宣帝死後の記録は
|////////〉---.}从: :{/i:i:{i:}:i:iV.Y: | : |ニﾆ>/////////!　　　　　　落飾して尼になり
|////////ﾆﾆﾆ.}: : :∨i:i:i/＾ヽ:i:V}:八人./ニ}////////l|　　　　　　５９５年に３０歳で死んだとだけ書かれており
|///////{ﾆﾆニ从: :人_/i:i:i:i:}:i:ノ : /ﾆ/ﾆニ∨///////!　　　　　　楊堅の側室ウンヌンは見えない
|/////Y´|ニヽ/ニﾊ{ﾆニ|i:i:i:i|-=彡ﾆ､/ﾆﾆニ}///////ｌ|
|/////l}ﾆ|ﾆﾆ.′_/ﾆ0ﾆﾆl:i:i:i:|ﾆﾆ0ﾆﾆVﾆﾆニ|///////l|
|/////l|ﾆ|ﾆﾆ{ニ′ﾆﾆニヽi/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}ﾆﾆニl///////l|　　　　　・しかし他の宣帝の皇后に
|////ﾆ|ﾆニ/l{ﾆl{ニニニニニニニﾆニ|ﾆﾆﾆﾊ///////l!　　　　　　尉遅姓の人物は見当たらず
|///ﾆﾆﾆﾆ//ﾊ八ﾆﾆ0ニニニニﾆ0ニ.八ﾆﾆ{_}///////|
|//ﾆﾆﾆｨ≦ﾆﾆ≧=≦/⌒ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆハﾆニ|_|///////|
|Vﾆ／ニﾆﾆ／ﾆﾆﾆﾆ{、　　∨ﾆﾆ0ニ{/ﾊﾆﾆﾆ}///////|　　　　　・宣帝皇后尉遅氏と
|八ニニニニニニニ人}　　ヽﾆﾆﾆﾆ∨l}ﾆﾆ八//////l|　　　　　　楊堅が寵愛した尉遅氏は
|///￣//////}ﾆニ／:::ヽ　　＼ﾆﾆﾆ}/|ﾆﾆニ∨////ｌ|　　　　　　同一人物の可能性がそれなりにある
|///////////ﾆﾆ/::{::::::::::} }､ } } .〉ﾆニV}ﾆﾆﾆﾆ}/////l!
|/////////≧=./:::::|::::::::::|ﾉ:} | |/ﾆﾆﾆﾆ.Vﾆﾆニ|/////l|
|////////〉--/::::::::八::::::::::::|ﾉﾉ三三三ﾆ}ﾆﾆニ∨////!　　　　　・「尼になった」と「仁寿宮に住んでいた」で
|////////ﾆ.ｲ::::::::::′::::::::::::::::::}::￣::ﾆ=-＜ﾆﾆニ}l////l|　　　　　　それぞれの記録が矛盾しているため
|///////_/ .′:::::r{=ﾆﾆﾆ=-:::::!::::::::::::::::::ヽヽﾆﾆ{/////!　　　　　　確定とも言い難いが
|//////{/　l{:::::::::|lﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ}::::::::::::::::::::∧　Vﾆ〉////|
|//////′　':::::::::|lﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ|:::::}:::::::::::/:::::}　 'ｲ/////!
|/////′　　 V::::|lﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ|:::::{:::::::::::::::::::!　 } V////!
|/////{　　　　ヽ|lﾆﾆﾆﾆﾆﾆニﾊ:::{:::::::::::::::::八 .八{////|
|////八　　　　.|lﾆﾆﾆﾆﾆニ.′::::V:::::::::::/　ｲ　 ∨、/l!
|l//////ヽ　＿_　!ﾆﾆﾆﾆﾆニ′::::::::'._::彡_.／/{ﾉ＾ヽヽYｌ|
LY_:⌒:_:￣:._:_:_:_.:lﾆﾆﾆﾆﾆニ{:::::::::::::〉、_:⌒: :_￣:_:⌒ヽ.」
2108 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/05/26(月) 20:20:00 ID:LXGYoyiT: 　　　　　　　　　　　　　　　　　 ______
　　　　　　　　　　　　　 _ ,,..　..,,く/////＼　 _, - ､
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　＼､ﾉし　’　 __,r'ﾞ.:.:.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼/////Ｖ//{　　　　　　　　　 `ﾏニニニニニﾆ
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　　　　ｉ{.:.:.{.:.:.ﾟ:､.:.'ﾞ｛メ､::.:.}ﾟ .:.:.:.:.:.:.:.:.ﾟ,:.:.:.:.:.:.:.辷彡/i//＼　　　　　　　　　　　ﾔﾆｱiニ　　　　・ただもし全ての記録が事実なら
　　　 .八.:.:ﾟ:.､:.:.:ﾞ'「´Vﾊ::.}｝i.:.:.:.:.:.:.:.:.: ﾟ:.:.:.:.: //////lｌ/// }　　　　　　　　　　　　　　　 yニ≦
　　　　　＼{「＼:ﾊ　ィ≠ミ l.:.:., :.:.:.:.:.:.i{.:.:.:.〈//////lｌ/// }　　　　　　　　　　　　　　 /ニニﾆ
.　　　。　　　　　 ´/　:/:/:/:ﾉィﾞ :.:.:.:.:.:.:i{.:ィ :.:＼////ll/// }　　　　　　　　　　　　ｲニニﾆﾆ　　　　・楊堅は北周に皇后にして
　ﾟ　　　　　　　〈　__　 :/:/: i.:..:.:.i :.:.:.:{::｀`''ﾏ'´＼//ll///,ﾞ　　　　　　　　　 /.ニニニニ　　　　自分に叛乱した人物の孫娘が
　　　　　　　 ..／ｰ-､ )　 u l.:.:.:.l :.:.:.:i{:.:／ﾉ　　＼l＼/　　　　　　　　　　　　　/ニニニニﾆ　　　　　尼になっていたのを
　　　　　　 ..,'　´_￣ヾ) 　 . |.:.:.ﾉ :.:.:.:i{⌒≧s｡　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'ニニニニﾆﾆ
　　　　　　　./　´　 ,ニ..:`≦..ﾉイliｌ:.:.:.:.:i{//////≧s｡..,,　　　　　　　　　　　　　 ,'ニニニニニﾆ
　　　　　 ,　　u　ﾊ }.:.::.:.r　´ } .lｌ:.:.:.:.:i{/////////////≧s。　　　　　　　ニニニニニﾆﾆ　　　　・自分の側室にしたことになる
　　　　 /　　　／　 }.:ｲ∧ ',/y.j{.:.:.:.:.i{ //////////////////`≠=､　　　　iニニニニニﾆﾆ　　　　　
　　　　,,r弋　 , /j 　　!//≦y　<j{.:.:.:.:.:i{./////////////////i////ァ＼　　ｌニニニニニニ
　　　 /＞sニツx　　// ヾ/,'　 .j{.:.:.:.:.:从////////////////ｌ/／//ィ//)≧xマニニニﾆ＞''　　　　・独孤伽羅はその辺の諸々が
　　 ./ｌ///////,' . ,///＞/　 u.{:.:.:.:.,.////////｀`''≠=z////ｌ/f/////／ニニ≧=≠三ニニ　　　　　気に入らなくて殺したのかもしれない
　　　ｌ,マ//////j .f//f///　,　 {.:.:.:/.ｌ////////////',　　￣ {/ｬ//,,ｨ≦ニニニニニニニニ
　　 fム､ニ＝ィ .{//i/ｱ　/ 　 {.:./ /ｌ.////////////i　　　　　＞ニニニニニニニニニニニ
　　 i/////////ｌﾑ,'／　,　r:;.　{/.i//ｌ ////////////ｌ　＼　ﾏﾆ三ｲニニニニニニ三ﾆ =≠
　　　ｌ/////////ｌY;::　　{　 `　　ｌ ',/|/////////////ｌ＼ ,イニ¨`マﾆアニニニ＞''ヽニニﾆﾆ
　　　ｌ/////////,ム　　ゝ　　　 ', ∨（_)///////////≦ニニニニニﾑﾆア/´/////∧ニニﾆ
　　　ｬ/////////／i　　　　　 ', ∨////////////ｌニニニニニニニ´∨////////` マニ
　　　 ∨/////ア　　ｌ　 ι 　　　 ', ∨///////////∧ニニニニニ＞''´ iﾑ/////////ﾂニ
　　　　ヾz=≠´　　　',　　　　　　　ﾍ ∨/（_)//////,'/,'ニニﾆ＞''´　＼ .ﾉニﾑ/////／: :ﾔﾆ
　　　　　　　　　　ﾍ　　　　　　　　'., v///////////＼ﾆ''´＼　＼　 .,'ニニf///／: : : :ｲ/`
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　　　　　　　　　　　。　`ﾔマ),,　　　　　　 ,　∨（_)/////////ｌ///i_　 /ニ/,'ﾆoニニﾑ//////
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2109 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/05/26(月) 20:20:17 ID:LXGYoyiT: .　ﾍ.　ﾍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _.＞・'’　　　 . _.＞・'’　　　　　_.＞・'’
　　ﾍ.　ﾍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _.＞・'’　　　　＞・'’._____,,,...,. _.＞・'’
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　　　　　｀＼＞＜´}..　ll:.:.{,.':.:.:.:./:.:ﾐ彡ﾍ | ヽヽ:. ,:.ヽ. 　ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ',
　　　　　　　ヽ ,..-‐|、. |:.:,:.:.:.:.:.,'.:./　　｀l.:.:.',.:',:. , : i　　　ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; ,　　　　　　・まあ、長々と書いたがあくまで想像で
.　　　　　　　／、; ; }　 |: {:.:.:.ヾﾄｋ　　　　|斗|イ:. |:.:.l.l　　　ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;
.　　　　　／;;;;;;;;;;; -‐、ミ｀‐-'　　　　　　　ゝ:ﾉ:.:.:l.ｉ　　　<;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,
.　　　　　 {;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 〉 . }:.:.:}.　　　　　　　　 }:. : :l.',　　ζ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ,　　　　　　・単純に、独孤伽羅には許容できる
　　　　　｝;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ',. /:. 〈　　＿＿＿＿＿ /:.:. : }:. ゝ´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; ,　　　　　　　寵愛ラインがあり
　　　　　- ´;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; ｛ {:.:.: lヽ　|.　　　ｗｗ |{:.:. ／／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; ／
.　　　 };;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ／｀レ-.｝:.:｀|＿＿＿＿＿||／./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／
　　　　〈;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; /:. / ｌﾆ二{／＼|:二:＼{;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ／　　　　　　　　　　・尉遅氏の寵愛ぶりがラインを越えたから
.　　　　｀..‐-;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; {: / ｌ lﾆ二',／＼|ﾆﾆﾆ:|.＼;;;;;;;;;;;;; ／　　　　　　　　　　　　　嫉妬でぶち殺したとかでも
　　　　　　　　｀.　＜;;;;;;;;;;;;;|/{;; ｌ lﾆニ:',./ヽ |ﾆ二:/. |..}ヽ;;;;;;;<　　　　　　　　　　　　　　普通にあり得る
.　　　　　　　　　　 ',｀: ＼;;{: {; ヽヽ:ニ::',.　 lニ／／;; l:. |／l: ヽ
　　　　　　　　　　　　｝:.:. l ｀.;:. ,;;; ヽ＼ニヽ l／／;;;;;;; l:.:.|:.:. l:.:.:. ＼
　　　　　　　　ノ:. : :| : :ヽヽ;;;;;;;｀|＼._'i／};;;;;;;;;; ﾉ:ノ:.:.:.:',:.:.:.:.:.:＞､　　 _,,..　-‐.:.:.::.:　　　・旦那が他の女と寝ることに
　　　　　　　　　　／:.:.:.:.:.:ﾊ:.:.:.:{ヽ_ヽ;;;;; l／/}ヽ {;;;;;;;;; ´;; }:.:.:. : ':. ,______:. 二ﾆ二:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:　　　　あまりいい顔してなかったのは
.　　　　　　　 , ＜:.:.:.:.:.:／. {:.:.:.:ヽ;;;;;;;;; ; }ヽ'/|ヽ>;;;;;;;;;;;;; ; {:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＞ ´　　　｀:.:.:.:.:.:.:.:.:　　　　確かだろうしね
..　　　　　, ＜:.:.:.:.:.:. : /　　ヽ:.:._};;;;;;;;;;;;; l// |. |. ヽ;;;;;;;;;;; <:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ｀ヽ二≡二´.:.:.:.:.:.:.:
.　　　　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:. ／.　　 ___X;;;;;;;;;;;;;;;;/.´　｀　｀ヽ;;;;;;;;;;;ヽ‐‐--,:.:.:.:.:.:.:.:.:. : ｀＜￣｀ヽ:.:
....　　　/:.:.:.:.:.:.:.: ノ,‐‐--‐(;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; {.三二≡三 ',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/＿＿,,,,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ
　　　　{:.:.:.:. : :´.-‐{ﾆﾆﾆニヽ;;;;;;;;;;;;;;;;／:::｀¨¨¨¨¨´二',;;;;;;;;;;;;; ／ﾆﾆ二二}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 〉
.　　　　l.,　 ´..　　　lﾆﾆニ二:＼___／ﾆﾆﾆﾆニ二二二＼＞´ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆl｀　‐-　、:. : :/
　　　　ヽ　　　　　ヽﾆﾆﾆﾆ:／_|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二二|=:＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆl　　　　　｀}. ´
　　　　 }.　　　ヽ　ヽ...／:二:|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二二二|::ニ::＼ﾆﾆ二二l　　　　　　',
2110 ：名無しさん＠狐板：2025/05/26(月) 20:33:07 ID:7DckZpgG: 投下を見た範囲でだけ判断すると嫉妬深いというより潔癖な人物に感じたな
2111 ：名無しさん＠狐板：2025/05/26(月) 20:38:38 ID:2B4O+Mf/: 尼になったら手出ししないような奴らなら問題も減ってるよなあと北斉高氏のほうを見ながらｗ
2112 ：名無しさん＠狐板：2025/05/26(月) 20:54:32 ID:95OaKL+e: 呂后だって薄氏と文帝には何もしなかったしね
こう激怒ポイントみたいなもんがあるなろうな
2113 ：名無しさん＠狐板：2025/05/26(月) 21:06:50 ID:Vgx4S9CS: なにか地雷とか思わぬものを踏んだのかもしれないな
2114 ：名無しさん＠狐板：2025/05/26(月) 22:18:42 ID:SeTeqtLq: 保科正之案件みたいに正妻に無許可で作るとやばい案件とか、色々あるしな
2115 ：名無しさん＠狐板：2025/05/26(月) 22:19:42 ID:SeTeqtLq: >>2112
燕王の息子だけは何の理由もなく刺客送って殺しているので、あのころの呂后はもう末期だったと思う
2116 ：名無しさん＠狐板：2025/05/26(月) 23:47:35 ID:GCTmivD/: 煬帝は実際簫氏は即位後も大事にしてるから
その辺は心情的に両親向けの偽装ではないのか
2117 ：名無しさん＠狐板：2025/05/27(火) 00:24:23 ID:EUH4UAri: 陳の後主みたいに肉欲におぼれていないで、大運河とかは熱心に政務しているよね
2118 ：名無しさん＠狐板：2025/05/27(火) 01:00:52 ID:WV/d3dud: 追い詰められて逃避行動って面もあると思う
煬帝も江南に逃げてからはそらもう
2119 ：名無しさん＠狐板：2025/05/27(火) 05:53:16 ID:g8SghR3e: 楊堅が「なりませぬ」にドハマりして、後宮にコスプレがはびこったのを綱紀粛正とか？
2120 ：名無しさん＠狐板：2025/05/27(火) 07:34:54 ID:ZpCDUNJM: 乙乙
2121 ：名無しさん＠狐板：2025/05/27(火) 07:56:44 ID:Zazxbw3H: 廃嫡で木に登って自身の潔白を叫ぶ、って士大夫の教育を受けた嫡男らしくないな
って思ってしまう
父帝から毒酒を賜ったとかまで追い詰められてるならまだしも
2122 ：名無しさん＠狐板：2025/05/27(火) 09:47:02 ID:hBLy5QaO: 西魏→北周→隋は分裂した北魏のうち、漢化政策嫌がった鮮卑系の色合いが濃い王朝の系譜やねん
楊氏も本姓は普六如という、非漢民族系の氏族だし
だから儒教的な言動があんまりない
煬帝が嫌われた原因のひとつも、漢化政策推し進めたからだし
2123 ：名無しさん＠狐板：2025/05/27(火) 11:41:27 ID:EUH4UAri: >>2118
そこから色におぼれていたと思う、逃亡阻止する臣下も殺してまでも強行しているから、完全に心が折れていた
まだ50くらいだったのに
2124 ：名無しさん＠狐板：2025/05/27(火) 16:56:13 ID:tv9gPZS9: 北斉も高一族が北斗七星知らなかったとか候景の「先祖は何してたのか知らねえ」発言とかあるし、北魏の系譜はみんなそうなのかもな
そういう意味では皇后が家臣の妾の有無まであげつらったり、皇太子が木によじ登って叫んだり、中華王朝っぽくない振る舞いしても納得感がある
2125 ：名無しさん＠狐板：2025/05/27(火) 17:00:31 ID:6dbKjkWX: 李世民の兄弟殺しもルーツが北方民族故の部分ありそう
長幼の序とかないからな
清代ですらそれ導入しようとしても上手くいかんかったし
2126 ：名無しさん＠狐板：2025/05/27(火) 18:03:31 ID:WV/d3dud: とはいえ、北魏は途中からだけど、北斉も北周も隋唐も、内実はどうあれ公的には
「うちは漢族で漢族の正当王朝！」を表看板にしたわけだから
2127 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/05/27(火) 19:19:31 ID:vSLHnXwl: 玄武門の変については近年、李世民と兄貴の対立というより
李淵との対立の果てという解釈が主流ですね。
諸説あるが俺が知ってる説を挙げると

・突厥への対策で李淵と李世民が意見を違えて対立

・さらに李世民が戦乱の中で独自に築き上げた山東系人材を中心とした軍閥を
　旗揚げ以来の関隴系軍閥を母体とする李淵が危険視

・戦があっても李世民を出撃させない、新編成した唐の主力軍に李世民系の将軍を誰も入れない
　李世民麾下の有力将を引き剥がす、など李淵が李世民軍閥の無力化に乗り出す

・李世民が逆襲して軍事クーデター
2128 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/05/27(火) 19:19:47 ID:vSLHnXwl: じゃあなんで兄貴が殺されたんだよ、となるが、
皇帝の親父様に楯突く以上「私が天に立つ」するしかないし、
そうなりゃ皇太子の兄貴が黙ってるわけないんで、まあ殺しますわな。
2129 ：名無しさん＠狐板：2025/05/27(火) 19:20:31 ID:tv9gPZS9: まあ、派閥の争いが自然ですわな
この件に限らず、派閥力学はややこしいから歴史フィクションだとみんなカットされるが
2130 ：名無しさん＠狐板：2025/05/27(火) 19:42:38 ID:w64zD9j+: 昔読んだ小説だと三男が何かの邪教集団に唆されて長男がそれに巻き込まれて〜って設定だったな
2131 ：名無しさん＠狐板：2025/05/27(火) 19:48:16 ID:tv9gPZS9: 中公新書の唐の本であったな
「李淵は隋の重臣であると同時に突厥にも臣従する小カガンであった」と
李世民の代になって突厥を屈服させたから大カガンとしてテングリ・カガンの称号を送られたと
つまり遊牧民族の社会でも下克上を成し遂げたと
2132 ：名無しさん＠狐板：2025/05/27(火) 20:11:27 ID:EUH4UAri: 明確に親父を廃したのは李世民のほうで、煬帝のほうじゃないんだよな、煬帝の実父殺しに関しては宮崎市定先生が言うようにかなり怪しい
中国の教科書では正史の記述通り殺したって書かれているけど
2133 ：名無しさん＠狐板：2025/05/27(火) 20:22:26 ID:WV/d3dud: もともと病で倒れていたのだからわざわざ殺す必要ないだろ、というあたり
2134 ：名無しさん＠狐板：2025/05/27(火) 20:22:30 ID:wy0V2eYM: まさか武則天みたいに「一回出家してるから前の経歴ノーカン！！」
って理屈で一回尼を経由させてから後宮に入れたなんてことは・・・・
2135 ：名無しさん＠狐板：2025/05/27(火) 21:08:11 ID:C2Yf+Oo/: 煬帝の父帝殺しは野心とか権力闘争ではなく「女に懸想した果ての出来事」ってのがドラマチックすぎて創作感あるよね（ネタバレ防止のため詳細は控える）
2136 ：名無しさん＠狐板：2025/05/27(火) 21:16:01 ID:uVlLIo1t: 遊牧民貴公子にとって、義母に恋しても父親が死ぬのを待てばいい
だけだからな～
2137 ：名無しさん＠狐板：2025/05/27(火) 21:17:30 ID:tv9gPZS9: 武則天については「世民の生前からこっそり関係持ってたんでしょ」とは言われてるな
2138 ：名無しさん＠狐板：2025/05/27(火) 22:23:33 ID:EUH4UAri: 則天武后のときに唐は滅亡したと思ったら、李世民も大概本人は立派だけど後が続かなかった人扱いになるな
2139 ：名無しさん＠狐板：2025/05/28(水) 00:09:17 ID:y3EE/xbG: 結果的には武則天が地盤を固める有能な三代目の役割を果たした形になるのかな
2140 ：名無しさん＠狐板：2025/05/28(水) 06:26:19 ID:dpCzaSil: 仮に楊堅や李淵みたいな「正当性とカリスマ性と実力を兼ね備えた軍閥の親玉」が武則天死後の武氏から簒奪していたら、唐も魏晋南北朝の短命王朝にカウントされていたかもね
2141 ：名無しさん＠狐板：2025/05/28(水) 07:48:55 ID:gnW1kW8z: 安禄山は軍閥になれていたのか

愛城恋太郎ＡＡあったんだ・・・
2142 ：名無しさん＠狐板：2025/05/28(水) 19:11:09 ID:+UGP5GWs: 恋太郎は百人の女子と付き合わざるをえない天命なのに酷い～（）
2143 ：名無しさん＠狐板：2025/05/29(木) 16:44:38 ID:j2TVU0xH: 安禄山は仮に武則天の代で唐朝が断絶していても、頭角は表すだろうな
どこまで出世できるかは分からんが
「ユーラシア大陸全土で人の移動が活発になった影響」で出世の機会をつかんだ人なので
攻めてくる遊牧民撃退したり交易の窓口やったりして
2144 ：名無しさん＠狐板：2025/05/29(木) 19:11:31 ID:y2w6zhfT: レッドムーダンは高句麗遠征をどう総括するのかな～

ロッカーが興味を持ってくれそうなクラシック曲ってシューベルトの魔王
しか思いつかなかった無教養な私
2145 ：名無しさん＠狐板：2025/05/30(金) 10:29:50 ID:cBxEZGg6: ワルキューレの騎行

＞宣帝皇后尉遅氏
この辺自分の地位が脅かされる、と独孤皇后思ったのかな
2146 ：名無しさん＠狐板：2025/05/30(金) 10:37:06 ID:Yt1m5Qsq: そこまで影響力のある人だったのかとは思う
尉遅氏は重臣だったけど滅ぼされてるし、北周の元皇后ってのも
宣帝って五人の皇后を立后した人なんだよな
2147 ：名無しさん＠狐板：2025/05/30(金) 11:09:44 ID:9KFQVQ4R: 旦那がえぐいやり方で北周簒奪してるわけだし、疑心暗鬼でやってもあんまり違和感ないな
2148 ：名無しさん＠狐板：2025/05/30(金) 17:13:52 ID:Oe6bHkTd: 北魏分裂から玄武門まで、ずーっと軍閥の世代交代が絡んでたわけだ
そういう意味では隋は土台がかなり弱体だな
2149 ：名無しさん＠狐板：2025/05/30(金) 17:51:15 ID:iouV891a: >>2148
それを補強しようとしたのが科挙なのかも
2150 ：名無しさん＠狐板：2025/05/30(金) 18:37:52 ID:AwUD61GO: 結局科挙やった宋や明も官僚の派閥抗争で王朝がすり減っていくのだから、人材登用という問題は面白いな
魏・西晋は後漢の失敗を引き継いで異民族対策同様失敗して、あの地獄の時代を迎えたわけで
2151 ：名無しさん＠狐板：2025/05/30(金) 18:46:27 ID:F5qKu6EG: 宋も明も徽宗万暦帝クラスがでなけりゃそうそう破綻はしなかったんじゃないかな
2152 ：名無しさん＠狐板：2025/05/30(金) 18:47:10 ID:jvzJ12+k: 明はずーっと低空飛行だし
2153 ：名無しさん＠狐板：2025/05/30(金) 18:51:03 ID:AwUD61GO: 明は暗君のほうが圧倒的に多いな、後漢も暗君率大概だった、というか後漢の場合平均寿命短すぎる問題
2154 ：名無しさん＠狐板：2025/05/30(金) 19:15:14 ID:Yt1m5Qsq: 中国があの広大な領地を君主独裁でやれたのは科挙があったこそだからなあ
2155 ：名無しさん＠狐板：2025/05/30(金) 19:19:22 ID:AwUD61GO: 始皇帝による統一とか、やはり中華は尋常じゃない君主や人材が生まれるのは確かなんだわ
2156 ：名無しさん＠狐板：2025/05/30(金) 19:32:12 ID:esaLh6ZU: 古代オリエントの歴史ざっと読んで
中華ってこれでもずいぶんマシなんだなと思った
2157 ：名無しさん＠狐板：2025/05/30(金) 21:43:44 ID:cBxEZGg6: 天井恋歌の徽宗皇帝
六男のくせにすごいえらそうだな
と思ったけどそれに伴ってとある妄想が湧いた
2158 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/05/30(金) 22:35:51 ID:8mGJxt3T: ついさっき読んでた本で知ったが、楊堅の弟の楊整。

隋書には楊堅と不仲だったとあり、続いて
「その妃の尉遅氏もまた独孤皇后と不仲だった」と記されている。

この尉遅氏は尉遅綱の娘。尉遅綱は尉遅迥の弟。
つまり独孤伽羅に殺された尉遅氏と同族。

独孤伽羅はなんか尉遅氏全体に含むもんでもあったんかね。
2159 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/05/30(金) 22:50:42 ID:8mGJxt3T: まあ、小難しいこと考えんでも、
義弟の嫁と不仲だったところに旦那の寵愛し始めた女がそいつと同族で、
あんにゃろうめと許容寵愛ラインが下がった末にぶっ殺した、ぐらいの解釈でいい気もするが。
2160 ：名無しさん＠狐板：2025/05/30(金) 23:48:14 ID:cBxEZGg6: へー
2161 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:38:29 ID:f5DjsEFJ: 投下しますがその前に一言。

北村友一、ダービー制覇おめでとぉぉぉぉぉぉ！！
2162 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:38:42 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　　　　　. 　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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　　　　　　　　　　　|┃　　　　　　　　　　第　　十　　話　　　　　　　　 ┃|
　　　　　　　　　　　|┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃|
　　　　　　　　　　　|┃　　　　　　　　　　　ﾄﾞｹﾞｻﾞ　　　　　　　　　　　 .┃|
　　　　　　　　　　　|┃　　　　　..二夫人、叩頭して寵愛を願う　　　　┃|
　　　　　　　　　　　|┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃|
　　　　　　　　　　　|┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃|
　　　　　　　　　　　|┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛|
　　　　　　　　　. 　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
2163 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:39:09 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━━━━━───
　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　楊堅が晩年に寵愛した宣華夫人陳氏。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　 ───━━━━━━━━━━━━━━━┛

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _､‐''゛::::::::::::｀`ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 '::/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}',
　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ::i{::ｉ:::::|::::::::::ｌ::::::::::::::::::::}:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　|::i|::|:::::|:::l::::::|:l::::|ｉ::::l::::/::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　|::i|::廴从LL从::｣廴L/::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　|::ヾ|i弋莎　　弋莎`|:::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　|::::::|iヽ　　 i　　　/!:::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　|::::::|i｀i:、　 _ _ 　ｲi:|::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　|::::::|i:i:i:i:i>　__ ィi:i:i:i:|::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　|::::/i:i:ｨ7 Y　　 Y∨ｉ|::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　, -‐＜//　 V　‐/　Vニ=寸、
　　　　　　　　　　　　　　　　{ニ}ﾆ/厶ヘＶ厶ヘ〉､ニ/=|i
　　　　　　　　　　　　　　　　|ニ}ﾆ＞''"=l　〉 /＜ﾆ=ヽlニ|i
　　　　　　　　　　　　　　　　|ニ}/ﾆ＼ニ', { /ﾆ／ニゞlニ||
　　　　　　　　　　　　　　　ﾉニ{ニニﾆ＞Υ＜ニニ=_lニ|',
　　　　　　　　　　　　　　　|:|ﾆ八ニニニ=ﾟ|ニニニニﾘニ|:|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【　　宣華夫人　　】
2164 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:39:21 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　 ┏━━━━━━━━━━───
　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　南朝陳の皇族であり、
　　　　　　　　　　陳滅亡後に後宮へ入った。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　 ───━━━━━━━━━━┛

　　　　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　　　／　「　　へ＼
　　　　　　　　　　　　　 |　（●）（●）　|
　　　　　　　　　　　 |　　　｜　　　|　　　　　　　　　　俺の妹な
　　　　　　　　　　　 |　　 __´___　　ﾉ
　　　　　　　　　　　 |　　 `ー'´　　}
　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　 }　　　　　　　　　　　ちなみに俺の親父は子沢山で
　　　　　　　　　　　　__,_,,.ヽ＿　　　ノｰ- ､　　　　　　　　男子だけで四十二人いる
　　　　　　　　　　　ハ　　/ 　Ｖ又ｲ ::::〉::::::i:
　　　　　　　　　　　 }　ヽ〈　　 l |;;|ﾉ　/::::::::::i 　-,,_
　　　　　　　　 r iY'ﾉ.;;　 }::ヽ　　l|;;|　/::::i::::::::}‐　|　||
　　　　　　　　.|| | ﾉ:::: 　 }:::::::＼|;;;ﾚ'ｰ'' ⌒.:::: ヽ |　||
　　　　　　　　.|| | {,,;;;; .:::: ヽｰ---ｹﾄ､, へ､:::: 　 |　||
　　　　　　　―──.::::::::::::ノ.:::/　/　　　彡}――─────
　　　　　　　　　　　 "￣｀ﾞﾞ ''ｰ-､'ー----'

　　　　　　　　　　　　　　【　　陳叔宝　　】
2165 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:39:39 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━━━━───
　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　さらに陳が滅びた際、
　　　　　　　　　　容華夫人蔡氏という女性も手に入れ
　　　　　　　　　　こちらも皇后死後に寵愛した。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　 ───━━━━━━━━━━━━━━┛

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__-=ニニニニﾆﾆ=-___
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__-=ニニニニニニニニニニニ=-----=ミﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 j{-=ニニニニﾆ=-｡ｓ≦⌒￣: : : : : ｀ヽ: : : : .ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ-=ﾆニﾆ=-ィ´: : : : : : : : : : : : : : : : :V: : : : : :.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ--=≦. : : : : : :／. : : : : :.//: : : : : }!: : : : : : .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . /. :/. :,／. : ／. : : : : : :./.:,/: : : : :: : : : : : : :.}!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i{: : : : :/: /／/. :,／: ／/／: : : : : : }!!: : : : }!: ;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l : : : /ｨ ⌒＼ :/: ／ ,／/:/: : : : ; /.}!: : : :.}:.:,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(__ V. : j{:{圷ぅﾐ、／ ,／ ―/-. : ／/. :}!: : : :.}/　　　　　私は皇族でもなんでもなく
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_.: :从　込ﾂ　.／　＾ぅ孑ミ、}/. : : : : : : ;.;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__-/: ＼:ゝ　　　　　　　込ツ ',. : : /: : : /: ;/
　　　　　　　　　　　　　　　　,　　 __-￣ } ＼{∧　　 ′　　　　／. : :,/./. :/. /j{　　　　　　丹陽の出身という以外
　　　　　　　　　　　　　　／ __--￣　　ﾊ: : : i{: .、　､__　　　／ /. :,. : /. :/. /: ;:{　　　　　　出自不明ね
　　　　　　　　　　　　　／ _-　　　　　　j{:i{: : :.ﾊ.:.:ヽ　　　　　　,. :／.//. :/. /. :′.
　　　　　　　　　斗----_､　　　　　　　 j{:.:乂/.:.:.:.:.:.:..ｰ=≦ .／ィ /./. : :/: /. : i: : :.
　　　　　　　_-=ﾆﾆ＼ｧ-/　　　　　　　 j{: : 从r≦＿ . 斗=≦　 ./.:j{: : /: :j{: : :i: : :.　　　　　　　┏　　　　　　　　　　　　 ┓
　　　　　／-=ﾆ_-_＼У　　　　　　.斗:i{: : : {-乂　　　}!　　　 ./. :j{ : /: :.从: : !: : :}!　　　　　 ┃　　　容華夫人蔡氏　　　┃
　　　　 /-=ﾆﾆ⌒≧=〔　　　　　　//.:.:从: i从／}　　,ﾉ　／/. : :j{ /: i{: {:.:.ヽ:!: : :}!　　　　　 ┗　　　　　　　　　　　　 ┛
　　　　j{ﾆﾆ=-ｲ、　￣　　　　 /.:.:.:.:.／.ヽ(,/＿乂r -=≦／{: : : :./{: :j乂:.:.:.}!:.:.}!.;
　　／/}ｰ=≦ﾉ.::}　　　　　　　　ﾉ.:j{＜:.:.／:;l{_／　ﾊ　イ.:.:., . /.: :/: :ﾉ:.:.:.ヽ;ﾊ:.:.:.′
　/.:.:/:.j-=,／.:.:.j!　　　　　／/.:.:ﾉ.:r,／.:.:/　i{　　l{Jl.:.:.:.j{.:./. /. : /}//.:.:.:.:--Y:.:/
　}:.:.{:.:.廴/.:.:/.:.;ﾊ　　　　,.:.:.:.:ィi〔⌒|l:.:.:.:/ 　 l{ .ィi〔:.:.:.,ィi〔/. : : :.ｲ,／.:.ﾉ/.:.:.:.:.;.ｲ
2166 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:39:50 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　 ┏━━━━━━━━━━───
　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　楊堅が重病の床につくと
　　　　　　　　　　この二人の夫人が看病し、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　 ───━━━━━━━━━━┛

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,..-.､ ,,.-''￣＿　　＼
　　　　　　　　　　　　　　_,,..-''"´　／　　　（　　　　　',
　　　　　　　　　　_,,.-‐''"‐-..,,_　　/　　　　　｀¨7　　l　 /
　 . 　　　 _, -‐' _, r'￣￣｀ヽ｀ヽ　　　　　　ゝ- '　/
　　 .__, -‐'´_, -‐'//////////＼　＼　　　　　　　／＼
　　 .＿, -‐'////////////////.＼　ﾍ＿＿,,..-''"　　＼
　　 .｀''ヽ_＼//////////////////ヽﾍ　　　　　 _｀ヽﾊ
　　　　 .｀ヽ＼////////////////ハハ　　　 ,.‐'"´ ｀ﾉノ
　　 .＼　　＼＼////////////////）ﾊ｀ヾ,,,/　　 _,,／
　　　　 .＼　　　＼＼///////////,r'´　,r'　　｀￣'／
　　　　　＼　　　',　',///////,r'´　 ,r'´　　　／
　　　　　　　　＼　 ',　',////,r'´　 ,r'´　　　／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【　　楊堅　　】
2167 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:40:01 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━━───
　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　医者が処方した薬を煎じたり
　　　　　　　　　　粥を口元へ運んだりしていた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　 ───━━━━━━━━━━━━┛

　　　　　　　　　　　　　　　 r‐一''´￣＼
　　　　　　　　　　　　 ,:'￣ゝ-- 、　 :　＼
　　　　　　　　　　 {　　 (￣) )ヽﾉ　　＼　　　　　　　　　　γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　｀ァ――'ﾞ＼＼　,､c….､　　　　　　　　　|　　　　陛下、お口をお開けください　　　　＞
　　　　　　　　　　　　　　　/￣￣￣ヽ＼ ';ﾟ :: ::ο::ﾞ:,　　　　　　　　ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
　　　　　　　　　　　人_,､-――― :/ ;ﾟ ::^:: ::､:: :ﾞ:, 、
　　　　　　　　　　　　　　　　}:　 , -―― ＼-------ソ:! ＼__
　　　　　　　　　　　　　　　人_/　　 r-、}: ｀ｰ--‐ ´　|　　∨ﾆ- _
　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　_ノ、:ｿ　　　　　 У　　 |ﾆﾆﾆﾆ- _
　　　　　　　　　　　　　　　　　｀'ｰ―― 、　　　　 /　　　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ- _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l｀ｰ--一'ﾞ　　 'ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,_,_,_,_/i_,_,_,_　　　　　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　　　　　　　＿,,..　　---,． '"~~:: :: :: o:: :: , :: ~"'～､- 　　　__ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
　 _,,..　-‐　'' "´　　　　 ,:'´ :: ,::θ i]::,,､-――――- ､ﾞ:,　　　　￣~"''～､、ﾆ
　{　　　　　　　　　　 ,ﾟ :: ^:: o:: :: ,,:/　{　　　 .: 　　｀ヽ、　　　　　　イﾆ
2168 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:40:10 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━━━━───
　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　そんなある日、宣華夫人が看病中、
　　　　　　　　　　楊広が見舞いにやってきた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　 ───━━━━━━━━━━━━━━┛

　　　　 |┃
　　　　 |┃　　三　ガラッ　
　　　　 |┃　
　　　　 |┃　
　　　　 |┃　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　 |┃　　　　　　　　　　　　　／　　　　＼
　　　　 |┃　　　　　　　　　　　／　─　　 ─　＼
　　　　 |┃　　　　　　　　　　／　（●）　（●）　＼　　　　　父上の具合はどうだ？
───|┃　　　　　　　　　　|　　　（__人__）　　　 |
　　　　 |┃　　　　　　　　　　＼　　　｀⌒´ 　　　,／
　　　　 |┃　　　　　　　　　　／　　　　ー‐　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【　　楊広　　】
2169 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:40:27 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　／:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
　　　 .i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
　　　 /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
　　　ji:i:i:i:i:||i:i:i:i:ｉ||i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
　　　|i:i:i:i:i:||i:i:i:i:」L斗‐───ヲ|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
　　　|i:i:i:i:i:|─､　　 ‐=fﾋ恣ｱ　ノ.ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i　　　　　　たった今、お眠りになられたところです
　　　Li:i:i:i:i:f矜　　｀　　　　 |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
　　　 Y￣r''"　　　　　　　　　 |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
　　　ji:i:i:i:|　　　　　　　　　　　　|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
　　 .jｉ:i:i:八　　＿＿　　　　　　 .|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
　　 ji:i:i:i:i:i:i:.、　ｰ　　　　　　..::::|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
　　.ji:i:i:i:i:i:i:i:i＼　　　　 ...:::::::::::|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
　　ji:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i＼＿..::::::::::::::::::::Vi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i

　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　　　　　　　／　　─　　 ─＼　
　　　　　　　　　　／　　（●）　（●）＼　　　　　　　ではお顔だけ見て帰ろう
　　　　　　　　　　|　　　　（__人__）　　 |
　　　　　　　　　　./　　　　 ∩ノ ⊃　　／
　　　　　　　　　　(　＼　／＿ノ　|　 |
　　　　　　　　　　.＼　“　　／＿＿|　 |
　　　　　　　　　　　　＼／＿＿＿／
2170 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:40:38 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　二人は揃って楊堅の寝台の隣へ立った。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　 ───━━━━━━━━━━━━━━━━┛

　　　　　　　　　　　　　　　 :::::::::::::::::::::::::::::／　　ヽ、　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　 :::::::::::::＿＿:::::::／　　　　　ヽ、　　　　／
　　　　　　　　 :::::::::::::::／　　　ゝ- ヽ　　　　　　　ヽ、　／
　　　　　　　　　 ::::::::::::::::/　　ノ::::::::::（ー）＼　　　　　　　〉　￣￣＿
　　　　　　　　　::::::::::::::::::::::　 ´（ノ）　　 ,_）　、　　　／　　　　　／
　　　　　　　 :::::::::::::::::::::::::::,ヽ/＼｀　　（＿,ｲﾉ. 　＼　／　　　　　　　￣
　　　　 ::::::::::::::::::::::::::::::::／　＼ :＼　 ◇ー´ノ.　　　,-　､ｒｰ　、　　　　　Ｚ
　　　　 :::::::::::::::::::::::::::::/　　　　＼/　　　　　　　　ｌ　 /　　　　　　　　　　･
　　　 :::::::::::::::::::::::::::::..　　　　　　＼　　　　　　　ノ　ノ　　　　　　　　　　　･
　　　　 :::::::::::::::::::::::::::ヽ、　　　　 , ＞－　　　　　ｒ'　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　 ::::::::::::::::::::::::::ヽ、　　　　／:::::|　　／⌒´
　　　　　　　　 ::::::::::::::::::::::::::.....　　.....:::::::::ｒ゛￣´
2171 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:40:49 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　／　　　　　＼
　　　　　　　/　　─　　　　　＼　　　　　　　（顔色が日に日に悪くなっている）
　　　　　　 '　（●）　　　　　　＼
　　　　　　（ｌ､__）　　　　　　　　　 |
　　　　　　 ⌒´　　　　　　　　／　　　　　　（年齢も六十越えてるし
　　　　　　　｀ｌ　　　　　　　　　＼　　　　　　　もう回復は無いかな）
　　　　　　　　ｌ　　　　　　　　　　＼

　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　／　　　　　＼
　　　　　　　‐　　 ─ 　　　　＼
　　　　　　（　　（ ●）　　　　　＼　　　　　（そしてどす黒くシワだらけな
　　　　　　（人__）　　　　　　　　　|　　　　　父上の顔とは対象的に……）
　　　　　　｀⌒´　　　　　　　　／
　　　　　　　｀ｌ　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　ｌ　　　　　　　　　　＼
2172 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:40:59 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　　　.,. : : :/: : : : : : : : : :', : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　　 / : : : ′: : : : :.l: : : : :',: : l: : : : : : : : : : : : : : :.
　　　　 ': : : : :,}: : : : : ｌ: |: : : : : ',: :l: : : : : : : : : : : : : : : :.
　　　　　ｌ: : : : :.l}: : : : : ｌ: | : : : : : ',: : : : : : : : : : : : : : : : :l
　　　　　 l:ｌ : : : :ｌｌ: :.l:.l: ﾘ斗: : : : : : ｌ: : : : : : : : : : : : : : : : |　　　　　　　　　　　 ;'⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ 、＿
　　　　　 l:l:l: : : 八斗匕 l/ : : : : : : |: : : : : : :l: : : : : : : : : :|　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　 l从辷」 ,ィ芹7ィ l: : l: : : : :l: : : : : : :l: : : : : : : : : :|　　　　　　　　　　（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　　　　 l　 Lｿ　　 |: : l: : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : :|　　　　　　　　　　）　　　　　実に美しい女だ……　　　　　　　（
　　　　　　　　ノ　｀　　　　| : : ; : : : : : : : : : :丶 : : : : : : : :　　　　　　　　　　（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）
　　　　　　 r　　　　　　　 |: : : ､: : : : : : : : : : : : : : : : : : ∧　　　　　　　　　　）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ
　　　　　　　　　　　　　　　V: : :丶: : : : :＼: : : : : : : : : : : ∧　　　　　　　　　　ヽ、_ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒ヽ、＿ノ⌒~
　　　　　　ヽ　-‐　　　　　V : : : ＼: : : : : : : : : : :＼: : : : ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｏ
　　　　　　　　　　　　　　　　V : : : : :＼: : : : : : : : : : :＼: : : : ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｏ
　　　　　　　　　＼　　＿　　∨: : : : : : ｀ｰ-=ミ : : : : : : ＼ : : ＼
　　　　　　　　　　　￣　l: : : ＼V＼: : : : : : :_　-----ミ : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　 l: : : : : ヾ∨`ｰ--／ﾆニニニニ〕iト､: : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　丶: : :／/　　　./ニニニニニニニﾆ＼: : : : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　>'　〈　　　./ニニニニニニニニﾆﾆ＼: : : : : :.
　　　　　　　　　　　　　　／l∧l　〉､　 |ニニニニニニニニニニニヽ: : : : : :.
　　　　　　　　　　　　 /ニl／〉/ﾆﾆYニニニニニニニニニニニﾆﾆ : : : : : :.
　　　　　　　　　 /ﾆﾆ{ﾆﾆ}jニニ{ニニニニニニニニニニニニﾆ: : : : : : :.
　　　　　　　　　　　 /ニニYニ|ﾆ=//ニニニニニニニニニニニニ二: : : : : : :.
　　　　　　　　　　 r＜ミ=-ﾆＶ=|ﾆ//ニニニニニニニニニニニニﾆﾆl}: : : : : : :.
2173 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:41:11 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　　　　　　／　　─　　 ─＼
　　　　　　　　　／　　（●）　（●）＼　　　　　　（母上亡き後
　　　　　　　　　|　　　　（__人__）　　 |　　　　　　父上が夢中になるのも分かる）
　　　　　　　　　./　　　　 ∩ノ ⊃　　／
　　　　　　　　　(　＼　／＿ノ　|　 |
　　　　　　　　　.＼　“　　／＿＿|　 |
　　　　　　　　　　　＼／＿＿＿／

　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::: ＼
　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　　　（そして父上が死んだその時から……）
　　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::: 　　＼
　　　　　　　　.　|:::::::::::::::::::::::::::（ー）　.　　|
　　　　　　　　　＼　　（__人__）　.　　／
2174 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:41:19 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　　　　　　　　 _＿,..．-=≠=＿,..．-=≠=,..．-=≠=≠==x､＿
　　　　　　　　　　　　/´￣　　　　 ¨　　　　　　　　　　　　　￣¨ﾊ
　　　　　　　　　　　 |I　　　　　　俺　の　モ　ノ　に　な　る　　　　　　 I|
　　　　　　　　　　　ゞx､_　　　　　 _＿,,..　　 _＿,,.. _ 　 _＿,,..＿,,..．ｨⅣ
　　　　　　　　　　　　　　｀ =≠彳⌒¨ヾ=≠彳⌒¨=≠彳⌒¨¨⌒¨￣
三三三三三三三三三三三三三三三／:::::::::::::::::::::::::... ..丶三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三三三三三／:::::::::::::::::::::::::::::::....　...＼三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三三三　／:::::::::::::::::::::::::::::::::.' ──-.. ＼三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三三 .／:::::::::::::::::::__:::::::::::::::::::... ⌒__丶　＼三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三三/:::::::::::::::::::::::(　）:::::::::::::::::::.... .'::. ）.ヽ　 .ヽ三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三 ./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... __ ..丿　　　ヽ三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...　　　　ヽ　　　.ヽ三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三 ./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.._ ﾉヽ.___＿丿　　　　丶三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三｜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....　..::ﾉ　　　　　.｜三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三 .',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 　 ../　　　　　　.ﾉ三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.⌒ "　　　　　　　.ﾉ三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三 ',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... 　　....::::::../三三三三三三三三三三三
三三三三三三三三三三三＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::........::::.／三三三三三三三三三三三
2175 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:41:30 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2176 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:41:38 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━━━━───
　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　突然だが騎馬民族の風習について
　　　　　　　　　　くっちゃべる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　 ───━━━━━━━━━━━━━━┛

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乂__ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／/ |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./￣` く///八　　　　　　　　　　　 ,イ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　{.　　　　 `＜寸＿_　　　　　　　　 {__{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　./777＞x,.　　　　 /　　　　　　　／＼＼＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:i:i:iﾉ:i:i:i:iイ^寸__／　　　　　　／　　　ー─ﾐヽ
　　　　　　　　　　　　 ,ｨi￣≧寸:イ:i:i圦八ﾏ/.ｯ{　　　　　　.／　　　　　　　　 }ﾐ}
　　　　　　　　　　 .Y´￣￣￣　　＜　∧V　　ﾉ,〉　　　　／　　　　　　　　　ﾑ/
　　　　　　　　　　　乂　　　　　　　　　￣厂厂厂＼／　　　　　　　　／イ
　　　　　　　　　　　　',＼　　　　　　　　　　　　 .|　　__ﾉ翦翦翦翦=================>＞
　　　　　　　　　　　　 |:::::＼　　　　　　　　　　 / ＿ﾉ　　　　　　 | 艾_厂￣
　　　　　　　　　　　　 |::::::::::::≧=─=ﾆ二＿＿ﾉ　|: |　　　　　　　 |寸ﾉ
　　　　　　　　　　　　 |　::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　|._|＿＿＿＿／／
　　　　　　　　　　　　 |　 ::::::＼::..　　:::::::::::＼　　 |. |　　　　　/ﾐ/ｨ
　　　　　　　　　　　　 ∨.　　　＼　　　 ..::::::::＼ |. |＼─=彡／　|:i:i:i:iメ
　　　　　　　　　　　　　 V ＼　　　＼　　　V::::::::＼.人〉:i:i:i:i寸 .人:i:i:i:i艾
　　　　　　　　　　　　　　乂__＞─==彡---V.＿__ﾉ　/:i:i:i:i:i:i:八＼: : : 〉乂
　　　　　　　　　　　　　　　　|＞G=─r‐t--=ﾐ　　寸:i:i:i:i:i:i:i:i:乂: : |寸:＼
　　　　　　　　　Z翦翦翦7＜　 | |　八ハ :|　　 T寸:i:i:i:i:i:i:i:i乂: : :| |＼::::＼
　　　　　　　　 Z翦翦翦/二ﾆﾆ77=-　　　　　　　　＼:i:i:i:i:i:i乂: : :.| |: : :||: : :＼
　　　　　　　 .Z翦翦翦/二ﾆﾆ//ニニニニ=-　　　　　＼:i:乂: : : :.| |: : 圦: : : :}
　　　　　　ﾏ翦翦翦/二ﾆﾆ//二二二二二二二二ﾆ=-.＼: : : : //: ://: :丁
　　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣＼ニニニニニニニニニニ=- .二//ー彡
2177 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:41:51 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━───
　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　ここに騎馬民族のAさんと
　　　　　　　　　　息子のBさんがいたとする。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　 ───━━━━━━━━━━━┛

　　　　　　 }＼::..　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....:.:／{
　　　　　　 ∨/＼:::......　　　　　　　　＿　　　　　　／: ／//|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{＼　　　　 --、　　／〉　　　 _
　　　　　　　∨://＼: : ＼　　 /￣寸:i:i:＼＿＿_／: : ://///　　　　　　　　　　　　　　　　　 {＼　　　　　｀ヽ　/.:.:.:.:.:.> '´　 /　　 ....:.:.|
　　　　　　　 ∨///∧: : : ＼/|　　 .|:i:i:i:i:i:i＼: :/: : : ://///　　　　　　　　　　　　　　　　　　{.:.:.:.＼__,,...＼　　＞--＜　　／.,,_／.:.:.:. /
　　　　　　　　∨///∧: : ／:i:i|　　　|:i:i:i:i::＼:i＼: : :.///／　　　　　　　　　　　　　　　　‐　'' :{.:.:.:.＼＼　　＞''~二¨¨"''＜　／.:.:/.:.:./
　　　　　　　　　＼//O／:i:i:/∧　　 ∨:i:i:i:i:i:i＼:i:≧=ー:.ﾑ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼.:.:.:}.:.:.:>''´.:.:.／ ./.:.:.:.:.:.:-く.:.:.:.:.:}:／
　　　　　　　　　　 YV:i:i:i:i:i:i{:i:i∧　　 V:i:i:i:i:i:i:i:i＼:i:i:i:ii:寸ﾑ　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿|＞／.:.:.:.:.:./　　|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀'＜ヽ
　　　　　　　　,...／.:/:i:i:i:i:i:i:|:i:i:i:∧　　 V:i:i:i:i:i:i:i:i:i∨:i∨:i寸:.　　　　　　　　　　　　　　　　／　／/.:.:.:.:.: .:. |　　 |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./∧
　　　　　　　　|7V:/:i:i:i:i:i:i:i:i|:i:i:i:i:∧　　　＼i:i:i:i:i:i:i:i:∨:i∨: : :}　　　　　　　　　　　　　　　く__,／ :/.:.:.:.:.:.:.:.:.::|　　Ｖ/.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:./∧
　　　　　　　　￣/:i:i:i:i:i:i:i:i:八:i:i:i:i:i:i:＼　　　＼:i:i:i:i:i:i:V:i:i∨: :}　　　　　　　　　　　　　　　　厶 /.:.:.:.:.:.:.::／.:.＼　　＼.:.:.:.::.:＼.:.:.:.:.:/∧
　　　　　　　　 ..:.,':i:i:i:i:i:i:i:/＿V:i:i:i:i:i:i:i{＼　　　ー=ﾆニ＿彡)　　　　　　　　　　　　　　　　　 ./.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:＼　　＼.:.:.:.:.:‘:,.:.:.:.:.:.:.:＼＿
　　　　　　　 ./:.:.|:i|:i:i:i:i:i/　　寸:i:i:i:i:i:乂 ≧=ｰ-------=≦:iV　　　　　　　　　　　　　　　　　|.:|.:.:.:.:.:. |.:＼.:／|.:.:.:＼　　＼／.:|.:.:.:.:.:.|.:／{／
　　　　　　　/: / |:i{:i:i:i:i卞''笊斥寸:i:i{　斗些芙ｱ:i:i:i:i:i∧:i:i:i:i∨　　　　　　　　　　　　　　　 :|.:|/.:.:.:.:.:|.:.:／＼|.:.:.:.:._:＼／　＼|____／　ﾉ{
　　　　　　./: /　.|:i:i:i:i:i八　Vツ　　＼{　　 Vツ /　}ハ:i:i:i:i}＼:i:i∨　　　　　　　　　　　　＼ｰ=彡.:.:.:.|.:.|:ｧｆTさトﾐ.:.:.:.:.:ＶTさぅx┬---ｒ‐イ.:{
　　　　　 /:.:/　.八:i八:i:∧　　　　ﾉ　　　　　　 .}/∧:i:i:i}: : ≧=ｰ　　　　　　　　　　　　　 ''7⌒T.:.:.|.:Ｙ　ｖ.:.ﾉ}　＼.:.:〈ｖ.:.:ﾉ} Y.:.:.:.:. |　 |.:.{
　　　　　.:.:.:{　　　|V:i:iV:i∧　　　　　　　　　　　　 .}//:}:i:i:八: : ﾑ　　　　　　　　　　　　　　／.:.:.:人.:.:い　ゝ-'　　.:.:＼( ゝ-'' /:/.:.八|　 |ノ
　　　　　乂:.＼　 |:i:V:i:i＼:乂　　　　　　　　　 ./: : 厶イ: :}: : :ﾑ　　　　　　　　　　　　　/.:.:.:／＼ '，.:.:＼　　　　 '　　　　／７.:.:/　＼
　　　　　　＼:.＼|: : ＼{: : : :＼　 ──　　　...:/: : : ／: : /: : : :.:}　　　　　　　　　　　　 /.:.／{　　　 ‘，.::＼　　､　　 ,　　／|.:.:/
　　　　　　　　＼:.|: : : : |: : |: : : ＼　　　　　イ|:i{: : ／: : ／: : : : : }　　　　　　　　　　　/.:/.:.:／￣￣￣＼〈 )＞　　　　＜(//／ｰ-ミ
　　　　　　　　　.八: :{: :.|V∧: : ／|≧=≦　　乂:.:/: :.／: : :／: :.八　　　　　　　　　　 |.:.:.:.:∧＿＿＿＿_|＼＼＼￣／／／､____　Ｏ｀丶
　　　　　　　　 /: ∧:乂:{: 寸　　/ﾉ　　　　／.∨: /: : :.／彡イ: :.ﾑ　　　　　　　　　　＼ノ|＼＿＿＿,/⌒Ｖ＼xく,∨>ｘ／¨ﾆ=-　　＿___|ﾍ
　　　　　　　 ./／　＼:i:i彡　　 {ニニﾆﾆ／　　 ∨斗≦: : : : : :∨:.ﾑ　　　　　　　　　　 |ノ＼＿＿＿_乂__ノ∨　 |￣|　　　　　　⌒ﾆ=-ｒ'
　　　　斗≦: :.:／二ニニミY￣￣Yニニ=-　　　)イ／: : : : : : : ∨: ﾑ　　　　　　　　　/＼/　|　 |　 |　| | }ﾐ} '，ノ￣＼　　　　　　 |　ノ　｜
　　 /: : : : : : : :.{ニニニニニVﾆﾆV二ニニﾆﾆ〉寸/: : : : : : : : : : :∨: ﾑ　　　　　　　 :/.:.:.:/＼,|＿|＿|_,,|_|,ﾉﾘ／ /　　l　＼　　　　　| /

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【　　A　　】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【　　B　　】
2178 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:42:17 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━━───
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　　　　　　　　　　Aには何人も妻妾がいた。
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　　　　　　／:::::::|:::::::|::::::}::::::::::ﾉ___:＼　　　／::::::::/　　　　　　　　　　　‘,＼｀丶:::::...　　　　　　　　　　　　／::／　 /
　　　　　／{:::／::::＼_|／￣￣乙＿＼＼／　::::::::/　　　　　　　　　　　　＼＼　＼::＼_､‐''゛￣￣｀丶、__|::::/　　 /
　　　　　厂}/::::/:::::／:::／:::::::辷___::＼＼＼＿／　　　　　　　　　　　　　　　＼＼｛::::::|:::::／::／￣￣::厂∨〉　／
　　　　　辷{::::/:|: /::／:::::::／　　　＼:::|: ∨:＼￣Ｌ　　　　　　　　　　　　　　　＼＼／／::／:::::/:::／:::＼/∧￣^７
　　　　　{::::∨::::|/:/:::::::／　　　　　　 |　 ∨::::|.:＼(　　　　　　　　　　　　　　　　/:::/::/:::::/::::::::/:::/⌒:::ﾍ:::〈　〉:Y<
　　　　＼|:::: /:/::::::/￣¨¨ '　　　　 | |　 |:::::|.:.:.:ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　/::::::::/:::::/:::::／|:::|⌒'⌒^'l,::∨::::8::ﾟ。
　　　　　 |::://:::::::::ﾚｆ代㍉, 　　｀`'トk　|::::::|￣　　　　　　　　　　　　　　　/::::::::/:::::/::／　 |:::| 　　　 l:::::ﾟ･｡9ﾟ'･':,
　　　　　　　Ｖ/｝:::|::込乂ﾝ　　　 ,ｧｆ代トk　|:::::::|　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ::::::::/:::::/::/　　 .|:::|　　　　ｌ:::::::::::|:::::::;
.　　　　　　 {:{/:::::|:::::|.:.，::.　　　乂ﾝﾙく :|:::|:::|　　　　　　　　　　　　　　　　|::::::::|::::::|:丁＼_　|:::|　　_／￣|:::::::: |:::::::|
　　　　　　 7::::::::|:::::|＼　　　　' .:..:.:ヘ　Ｖ::::|:::|　　　　　　　　　　　　　　　　|: :::::|:::::_しｆナトﾐ |:::|　　ｘｆナトｋ:::::: |:::::::|
.　　　　　　 /::::::::/::::人　　ｰ_ｧ　　 >┐ } :}::::ﾉ:ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　 |::|::::|:::^弋乂ン^|:::|　　'乂ンﾊ::::::::|:::::::|
　　　　　　 |:::::::::::: ∧　＼＿　　イ　ノ　　{::／|　　　　　　　　　　　　　　　　　|人::|::::::::::| 　　　/:/,　　　　　　|::::::::|:::::::|
　　　　　　＼:::::::::{::::}　　　　 |＿|　{　　 {::::::/　　　　　　　　　　　　　　　　　|::::::::|:::::::八　　/:/　　　　　　八:::::|:::::::|ヽ
　　　　　　　　｀つ::／|TﾆＬ｣ﾆ√＾＼‐‐‐ヘ::/、　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨/::|::::::::::个./:/　冖＿＿／|::::|::::|::::::/
　　　　　　_､＜::／　/く⌒T⌒＼ノ⌒＾iへ　＼＼　　　　　　　　　　　　　　／∨∧:::::::: | ／}丶、{　┌　｀`'＜ ::|::::/　　 |
　　　　／⌒∨∧　/／＾7⌒T⌒＼ノ＾＼_＞　)￣＼　　　　　　　　　　　 /　　＼∨/:::|＼ } 　 └ /　　　　　＼/ 　＼|
.　　 /⌒i＼ ∨∧/(＿/＿_人＿人＿_ノ￣ |｀丶、.:|＼＿　　　　　　　　|　　　　　＼::::::＼:＼＿__/ /　　　　　　＼　　＼
　　　|.:.:.: |　　 ∨/(⌒Ｙ⌒Ｙ⌒廴ノ⌒　 |　　|　　　＼　　ヽ　　　　　　　|　＼／　　＼(⌒＼,＿_Ｖ　＿＿_＿　　＼----<
　　　|.:.:.:.:|　　　｜/⌒>ー冖i⌒ ＼　／|　 :| 　　　　∨　　 |　　　　　　｜　 /　　　　　　　ﾆ=--　└'′　-二ﾍ　　　 ∨:::::::|
　　　|.:.:.:.:|　　　 |,′く　　　　＼＿__>'ﾞ:::::|　 |　　　　 :}　　 /　　　　　　　〉　,′　　　　　. . . 二二: : : : : .　　　 ::. 　　　ﾏ^Y
　　　＼.:.:| ／￣{　　｀`～､、　＼:::::::::::::| ./ 　　　 /⌒¨¨)　　　　　　〈　:{　　　　　　　　　::ﾆ::: : :　　　　　　: : ',　　　 ‘, |
　　　　 }／　　　{　　　　　｀`～＼::::: |/　　　　／　　⌒ヽ　　　　　　 ∨{　　　　　　　　　 :‐:::　　　　　　　　　::',　　　 ‘，

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【　　嫁たち　　】
2179 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:42:26 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━━━━───
　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　そしてAが病気なりなんなりで亡くなり
　　　　　　　　　　Bが後を継ぐと、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　 ───━━━━━━━━━━━━━━┛

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（⊂二二二⊃）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,..　 *s====-s..,_　　　　　ﾁｰﾝ…
　　　　　　　　　　　　　　　,s*-=-x'i:i:i:i:ミs..＿,,,,.::::::.
　　　　　　　　　　　　　,／/　　　li:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:彡ﾐs.,_:::＼
　　　　　　　　　　　／)i:i:il　　　 ∨i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼::::::::::::`ミ==-s.,_
　　　　　　　　　　./i:i:i:i:i:i:i∧　　　`si:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼ﾉ:::::::::::::::::::::::::),,,
　　　　　　　　　 ,'i:i:i:i:i:xi:i:i:i:i:X,　　　＼三三彡*／i:ik..,,,,,,,,,,,..彡i:i/s,
　　　　　　　　　.|i:i:i:i:i:i:i:〉;i:i:i:/iKﾐs｡.,,,,,,,,,...｡s*''"　＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i彡:::ヽﾐs
　　　　　　　　 /|i:i:i:i:i:i:il　乂;;i;i;i;s,.　　　ミlix　-　　/i:i:i:i:i/i:i:i:i:Y:x::::::::∨
　　　　　　　　li:i|i:i:i:i:i:i:r　　 x彡　　　　　　 ,' : : : :彡sf'"i:i:i:i:i:i:i:}::::∨;;:::',￣￣￣''ヽ
　　　　　　　/:|i:i|i:i:i:I/,　-─`　-､へ　　　 i: : : : : :/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/:X:::::}三`::::::::::::::::::::::}
　　　　　　　ゝ';i:i:si:il : : : : : : : : : 　',　　　　 ' ,: :＿ili:i:i:i:i:i:i:i:／;:;:/}:ヽ}:;:;Y::::::::::::::::::::ﾉ
　　　　　　　　 (>''＼ix: : : : : : : : :　 '　　　　_f=x:::;:li:i:i:xf彡t;;;;;;/ﾉt===sﾉ `'''''''''''"
　　　　　　　　　`'''ﾞ''''"ミ*-　｡...,,,,,,,,.....｡　-((　　 )ノ∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣
2180 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:42:39 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　BはAの側室たちを自分の妻とするのだ。

　　　　　　　　　　（　※　Bを産んだ母は除く）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　 ───━━━━━━━━━━━━━━━━┛

　　　　　　　　　　　 _　　　　　　　　　　　　 ∧　／:.:.:.:/
　　　　　　　　　　　　　 |＼　　　　　　　　 ‘,:∨:.:.:.:.j:.|
　　　　　　　　　　　　 ∨:.丶、　　　　　　　＿_人|:.:.:.:.:.{八／⌒¨¨ア
　　　　　　　　　　　　＼:.:.:.｀'～-ｧ/￣Y´:.:.:.:.:.:.:.:｀丶、:.:.|＿＿／
　　　　　　　　　　　｀、:.:.:.:.:.:/{　人:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:丶、:.:.:.:.:.:.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　人＿／八　　丶、:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.:..＼
　　　　　　　　　　　　　　＿(/:.:.:.:.:.:＼　　　＼:.:.:.:.:丶:.:.:.:.:.:.:＼＿:.:.:.:.:.＼＿__
　　　　　　　　　　　　　＿]//:.:.:.:.:.:/|:.:.:＼　　　＼＿＿_:.:.:＼:.:.＜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
　　　　　　　　　　　　　　＼／|:i:.:.:.:.:/ ｀、:.:.:{＼＿／＿_／:.:.:.:.::＼__＼＿.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼　　　　　　今日から君たちは
　　　　　　人　　　　　　　　　|:|:.:.:.:.|＼｀、:.｀、　 ≫=ミｘ＿＿＿／⌒＼￣￣＼:.:.:.:.:.＼　　　　ワガハイのお嫁さんなのだー！
　　　　　　｀Y´　　　　　　　　/:.|:.:.:八　,≫＼:.｀、〃んﾊ刈:.:.:.:.:..＼　　):.|　　　＼:.:.:.: ｀、
　　　　　　　　　　　　　　　／_人:.:.:.:.Vﾞんﾊ　＼〉　乂ツ　∨:.:.:.:.:∧＼　/　　　　　＼:.:.: ｀、
　　　　　　　　　　f'^Y　　 ⌒　 /´}:.＼{{乂ツ　.　　　　..::::::　j:.:∧:.:.::.|⌒}　　　　　　　＼.:.:.:.
　　　　　　　　 ‘，∨　　　 / ./＼:.八 ::. 　 _　 -┐　　 /|/　∨:.:|　　　　　　　　　　　　|:.:.:.|
　　　　　　　　　 ‘，∨　　 ψ.√　＼:.ゝ　　∨　丿　 .ｲ /　　 ∨j　　　　　　　　 /:.:.:ﾘ
　　　　　　　　 ‘，∨　 ,ﾞ　√　／⌒'く]＼　　　　イ　√ 　　 |/　　　　　　　　 /:.／
.　　　　　　　　　　 ∧ ∨_,ﾞ　｛__/⌒＾　＼]∧〕爪＼_.　｛＼　　　　　　／⌒＞-=彡'’
　　　　　　　　　　　　冫　┘　{＼::＼　＼　⌒]/]　 ∧ ∧ ‘,　　　　　 /:／￣￣´
　　　　　　　　　　 √ /　｀　 ∨|::::::＼　　/ 人_]_/ミY彡ﾍ」＼＿＿＿_.{(_
.　　　　　　　　　 /|　 |　　 У Ⅵ∨::::::|　 / 　 |:||::|　 (⌒)　＼: : : : : : : : : :＼
　　　　　　　　 ∧.＼＼／　 _丿〉:::: |／::|.　 |:||::|　　｝: : ＼__∨: : : : : : :／⌒
　　　　　　　　　　　ゝ--Υ　／　／:::::／:::::八. 八:||‘,　 |: : : :＼: :￣￣＼:/
.　　　　　　　　　　　人__{―┴r彡ﾍ:::::::::::∧　∨∧ .|: : : : :/⌒∨/⌒/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━━━━───
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「レビラト婚」と呼ばれる風習である。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ───━━━━━━━━━━━━━━┛
2181 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:42:55 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 |　｝　}　　　　　　　　　 -一　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　 |　｝　}　　＿____ 　_／　　　／/
　　　　　　　　　　　　　　　　 |　｝　}┌‐ ＼::::￣二ﾆ=‐ 　／／
　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　｝　ﾉ∧　　＼:::::￣＼_∠／
　　　　　　　　　　　　　　 /∧ ／:::::∧　　　　＼::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 //　i〉::::::::::::::::＼　　　　＼______＼
　　　　　　　　　　　　 ∧＿/::::::::::::::::::::ﾉ|＼______＿___／:::: :.
　　　　　　　　　　　　　　　　|　　 |::::::::::::: l／人::::::::::::: l＼:::::::::::::: i_____
　　　　　　　　　　　　　　　　|　　|::::::::::::: l　へ　＼:::::::::|／＼::::::::::|:::::ノ　　　　現代人からしてみれば
　　　　　　　　　　　　　　　　|　　 |::::::::::::: l　┬┬　＼ ┼┬ |∨:::::|￣　　　　「義母と結婚とかそれなんてエロゲ？」
　　　　　　　　　　　　　　　 ││ |::::::::::::: |　 Lノ　　　，Lノ　l/∨: |　　　　　　　だろうし
　　　　　　　　　　　　　　　 ││ |::::::::::::::乂_ ``　　　 `` ,小　|:: |
　　　　　　　　　　　　　　　 ││八:::::::::::|l⌒　　　 __　　　 |　 |:ノ
　　　　　　　　　　　　　　　 ││ 　＼:: 个io。　　　イ(　 |　　　　　　　　　　中華倫理（儒教倫理）からしても
　　　　　　　　　　　　　　　八│　　　＼|、　　　‐ｒ＜i　　　 |　　　　　　　　　　不道徳に見えるだろう
　　　　　　　　　　　　 /　人　　　　　}＼______{: : ∨　　 |
　　　　　　　　　　　　　　/　 /⌒＼　　　｛: : :∨二} : : ∨　! !
　　　　　　　　　　　 /　ﾉ | : : : : ＼　｛: : : :∨/: : : : ｝ノ|∧
.　　　　　　　　　　 /／　 |: : : : : :{-＼乂二ﾆ]二二ﾆ]: : : :∧

　　　　　　　　　　　　　　|i:',∨　　　　　　　　　　　　　　　　／}
　　　　　　　　　　　　　　|i:i:i',∨ x,_　　 _,,='''=x,　　 _,,　／/i:i:|
　　　　　　　　　　　　　　{i:i:i:i',.:∨x ｀+《,_.:.:i! i!.:_>+'"/,/.:.:/i:i:i:}
　　　　　　　　　　　　　　∧i:_,,',.:.:》x=- '''》'''＼ミ=x,,//.:.:./i:i:i/
　　　　　　　　　　　　　　　 >((II>".:.:.:.:.:.{　　 .}.:.:.:.:.:.｀ﾞ*《_i:／
　　　　　　　　　　　　　 ,／"/".:.:.:.:.:.:.:.:.:{　　　}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
　　　　　　　　　　　　彡r"/.:.:,'.:.:.:.:.:.,'　 {　　　',.:.:.:.:.:.',.:.:.:.ヽ∨
　　　　　　　　.　　　　　》";:;:,'.:.:.:.:,'.:.:.,ji i!ヽ,　　 ',.:.:.ヽ　',.:.:.:.:.∨
　　　　　　　　　　　　　/;:;:;:;:;:;:;:;,'　 ,/ { i!　＼ヽ＼.:.:丶.:.:.:.:.:..}ヽ　　　　　　　けどこれって扶養的な意味合いが強いんだよね
　　　　　　　　　　　　 ,';:;:;:;:;:;:;:;:;:;:,/　　{ i!　　 |＼　＼.:.:ヽ:.:.:.:.},,
　　　　　　　　　　　　/;:ﾉ;:;:;:;:;:;:_/＿＿ﾞi! ',　 |　＿*z,,_*z,,,彡ノ
　　　　　　　　　　　ノ彡;:;:;:;:;:;:;/_,,,,,,,,,,,,_　＼　|　 _,,,,,,,,,,_｀}i'"´ヽ＼,,_)　　　　　農耕民族と違って僕らのように
　　　　　　　　　　　　 |,;:;:;:;:;:;/| 《　{ (ツ!　　｀ﾐ　!" { (ツ》}i!;:;:》=i}''''"　　　　　狩猟が主な生計になってる民族は
　　　　　　　　　　　　 |;:＼;:;:,' .} ゝ-ﾞ=="　　　　ﾞ -ﾞ=='",'i!;:;,' ﾉ;}
　　　　　　　　　　　　 |;:,'　｀i;:;:;}i.　　　　　　 i　　　　　 ∧i! ∧;:;}
　　　　　　　　　　　　 { {　　',;:;:;:}i,.　　　　　　　　　　 ./;:,' ,/　 }ﾉ　　　　　　　　生活が不安定になりがちだし
　　　　　　　　.　　　　｀ヽ　∧;:;:》''h ,　　 ´￣　　 ,／'彡/　ノ　　　　　　　　　単独で生きていくことも難しい
　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧;:', {　》Ih ,, 　_, +I",　 ,' /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　》t{'" (　　　　　 }iﾞﾞ=ﾉ/,,,_
　　　　　　　　　　　　　 ,+==''巛ヽ　　∧　　　　　}　"　 }I }~}｀ﾞヽ
　　　　　　　　　　　　 /: : : : : :}IiI }　　　＼=====}I　　　}I } }: : : ∨
2182 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:43:15 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::＆｡::::::::::::::oﾟ:::::::::::::::::::::::::::::::o:::::: ∨ /
　　　　　　　　 /:::::::::::/三ミ::::/:::::::::％ﾟ∞∞ﾟ:::::::::::::::::::::::::::::::::o::::::::::::∨ /
　　　　　　 /:::::::::::√ミ" ∨::/::::::::::::ﾟ％ ::::/,:::::::::::::::::::::::::::oﾟ::::::::::::::::∨ /
.　　　　　　 /::::::/:::::|　　　　∨::/::::::::::::::::::ﾟ::∞::oooo::∞::ﾟ::::::::::::::::::::::::∨ /
　　　　　　 .::::::::|:::::::| 　 _　―∨::/:::::::::::::::::::::/, ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∨
　　　　　 |::::::::|:::::::| ／　　　Ｖ:::::::::::::::::::::::::/,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
　　　　　 |::::::∧::::::. 　 -　_,.斗;;::::::::::::::::::::::::::::ｉ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::　　　　　なので父に代わって家長となった息子が
　　　　　 |::::/ ∧: /,　ｨ '劣ﾂ　i :::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　 |::::::/::∧:::/, `'　~　　| ::::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　 |:::::::::::::∧::::ゝ　　　　|::::::::::::::::ｉ:::::::::::|::::::::::::::::::|:::::::|::::::::::::::::::l :::|　　　　親族の面倒を見るための
　　　　　 |::::::::::＞'ﾞ＼|　　　　│::::::::::::::|:::::::::::|::::::::::::::::::|:::::::|::::::::::::::::::l :::|　　　　扶養義務的な再婚が
　　　　　 |::::::::::::＼　　　　　　 |::::::::::::::::|l::::::::::|::::::::::::::::::|:::::::::::::i::::::::: / :::|　　　　慣習として定着したわけだ
　　　　　 |::|:::::::|:::::{ 　　　　 |::::::::::::::::|l::::::::::|::::::::::::::::::::::::/:::: |::::::::/ |::::|　
　　　　　 |::|l::::::|::::::::.｀　　　 |::::::::::::::::|l::::::::::|ｉ:::::::::::::::::::://::::/::::::/　l:::/
　　　　　 |::l l::: |::::::::∧　　　 |::|:::::::::::∥::/::::||::::::::::::::／ /／::::／　 l:/　　　　　兄・弟の間でも同様の再婚は行われた
　　　　　　　:::八: |::::::::::|∧　　　_|::l::::::::::∥:/ |::/|::::::::／ ',／ /／　　／
　　　　　ヾ:::从::::::::::ｌ　ゝ≦::::|/:::::::::∥/　|/　',:::/　　 ',
　　　　　　　　　＼人::::::ｌ　 |::::::::::::/::::: ／　　　　 ∨　＿-‐━━
.　　　　　　　　　　＼:l　八|＼/:::／/|　　__　 - ￣　　　　　 |
　　　　　　　　　　　＼　　 /／　―=ﾆ_＼=-　　　　　　　　　|　/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿___　　　　 __
　　　　　　　　　　　　　　〈丶、　　 ,:'´_:_ﾉ_::｀:, 　／:/
　　　　　　　　　　　　　　∧::::｀丶/'´ｘ＜＼｀<／:::::/
　　　　　　　　　　　　　　　＼::／/:::{:::::::＼＼＼／
　　　　　　　　　　　　　　　／:::::|:::/｀丶、 |　ﾟ｡:::.
　　　　　　　　　　　　　　　/:::::::::::|/　　　　 |ﾊ :|:::::.
　　　　　　　　　　　　　　　|::|::::::|イ⌒　　　⌒トｋ::::|　　　　　　　　　　ちなみに日本でも
　　　　　　　　　　　　　　　|::|::::::ﾚｆ笳ﾃ　　ｆ笳犲:::::|　　　　　　　　　　江戸初期まではこの手の
　　　　　　　　　　　　　　　|∧::::八: : :　 '　: : ∨::::∧　　　　　　　　　親族間での扶養的再婚はけっこうあったわよ
　　　　　　　　　　　　　　　　∧::::込、｀　´　.,ふ:〈　}
　　　　　　　　　　　　　　　 /　|＼:::个ト....､イ人::::∨＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　_ノ:ノ|::: | |ﾆ▽ﾆ弋'∨∧　ハ　　　　　　第二次大戦とかでも出征する兵士が妻と弟に
　　　　　　　／ﾆつ　　　　　__}::し|::/⌒厂厂)⌒＼＼∨　∧　　　　　「俺が戦死したら弟が娶って面倒みてやってくれ」
　　　　　／⌒Ｖ/　　　　　/ √／(_／⌒∨⌒＼ﾉノ＼　/∧　　　　　と、言い残したりしたそうね
　　　　 /　⌒i　}　　　　　/　j／　/--==ﾆﾆ二二}　　　 ∨ /∧
　　　　 |　￣〈ノ　　　 √￣/ |　 |二二二二ﾆﾆ/　/　　 }￣}:::}
　　　　∧＿/ﾍ　　　 |＿__|　|　 ∨二二{二こ/__/　　 ./　〈::〈
　　　　 ∧＿/∧＿　　/　 ∧ ＼　＼＞''~￣ﾆﾆ0|ﾆ= イ　／＼＼
.　　　　　＼　　＼|＼|　/　＼__／ﾆ0ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:|ﾆﾆ∧　　／＼:＞──ｧ=ｘ
　　　　　　 |＼＿,/ﾆﾆ|＼　　　∧ﾆﾆ}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ0／￣￣＼　　　/ﾆﾆﾆ／　　＼
　　　　　　　＼ﾆﾆﾆニ/　＼　/　}ニ/0ﾆﾆﾆﾆニ/: : : . .　　｀、　|ﾆﾆﾆ{＿|　　　 |
　　　　　　　　＼ﾆ／　　　　/ ／ﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆニ:{.:.:.: : : : :　　':,｀､_|二二／|　　　　|
2183 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:43:31 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　 ┏━━━━━━━━━━───
　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　この手の話で有名なのは
　　　　　　　　　　漢時代の王昭君。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　 ───━━━━━━━━━━┛

　　　　　　　　　　　　 |: Ｖﾊ: :K: : : : : : : : : : : : : : : :{: :V/ノ: /
　　　　　　　　　　　人: Vﾉ: リ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :／ヽ
　　　　　　　　　　　＿介ｚｚ彡 : : : : :　―-: : : : : : : : : : : : : : :.
　　　　　　　　 /=ｨ尖ﾒi‐三}　. : : :{　　}: : : : : : : : : : : /,: : :.
　　　　　　　　　　　匸乂_彡￣　: : : : 丶..ノ: : : : : : :　'/: : : /,: : :.
　　　　　　　　　　　 ‡/八‡: : : : : : : : / ∧: : : : : : : : : :'/: : : /,: : :
　　　　　　　　ｨ(‡〓‡ : | : : : : : /:./　∨: : : : : : : : :'/: : : :ｉ :│
　　　　　　　　　ｨ(/∧/八: :|: :/:　_/|/　　 ∨斗--:ミ: : |: : : : | :│　　　 ┏　　　　　　　　　 ┓
　　　　　　　　　＼|: 八／: :レf爪/|　　　　 ∨＼|＼|∨l: : : : | :│　　　 ┃　　　王昭君　　　┃
　　　　　　　　　 │: : : |: : ∨ V 　__ 　　　　ヤﾃ=ｘ､ | : : :│: :　　　　　┗　　　　　　　　　 ┛
　　　　　　　　　 │: : : |: : : | ,ｘヤﾃト　　　　ヒ..:り》: : : : :| : |
　　　　　　　　　　　 | : : : |: : : | 《ヒ.:ノ　　　　　　　 | : : : | : |
　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : |　　　　　　、　　　　　　　| : : : | : |
　　　　　　　　　　 /|:　: : : : :│.、　　　　　　　　　　　 /| : : : | : |
　　　　　　　　 //|　: : : : : :|::込　　丶　ノ　　　ｲ::' : : : |:　ｌ'，
.　　　　　　　　 //' |　: :|: : : :|::::::个...　　　　　／:::|::' : : : j: : :ｌ '，
　　　　　　　　　 //　/: : :.|: : : :|::::::::|:::::|＞　__　＜ |:::::::/: : : :√:　l　'，
　　　　　　　 ∥　/ : : : |: : : :|:::::::::＞|　　　　　　 V-/: : : :√: :　l : :'，
　　　　　　　　 ∥ ./ __ ―|: : : :l￣　｢　　　　　　　　　ｉ/: : : :/＿: :　l : : '，
　　　　　　＞―ﾍ -_-/: : : /　　│　　　　　　　　　/: : : :/ 　／￣＼__ ， /
　　　　　　 /. . . . . .∨_/: : : /'　　 |￣＼　 .／￣/: : : :/　_-_- -／ . . ∨ /

　　　　　　　　　　　　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　外交政策により漢から匈奴の単于へ嫁ぎ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
2184 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:43:43 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　単于の死後、その息子と再婚している。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃
　　　　　　 ───━━━━━━━━━━━━━━━━┛

　　　　　　　 |: : : `、　　　　　　　　　　 /: }: :',
　　　　　　　 |: : : : `、　　　　　　　　　　 /::/ﾊ: :',
　　　　　　　 |: : : : : :',　　　　　　　　　　 /::///}: :i
　　　　　　　 |: : : : : : ',　　　　　　　　 /:://// : ′
　　　　　　　 | : : : : : : ',　　　　　　　　｛〈///: :/
　　　　　　乂: : : : :　}__ ､丶'"~￣￣~"''L:∨: :/
　　　　　　　＼: :_ｨ㌻ : : /⌒i: : : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　ｧｰ/㌻ : : : : 〈o__ﾉ : : : : : : ＼: : : : : :＼　 /
　　　　　　 //７’ : : : : : : : i : : : : : : : : : : : '/: : : :/,: ∨ /
.　　　　　〈/7: : :/: : /: : / |: :`、: : : :`、: : : '/: : : :/,: :∨ /
.　　　　　　Ｖ: : :/: : /: : / 八: : :＼: : : :`、: : :'/: : : :/, : ∨　　　　　　　中華生まれの私はさすがに
　　　　　　　 .: : :　:|: : /: : /!/　丶 : ', ＼ : : ＼: : '/: : :　i: : :’　　　　　　　義理の息子との結婚は抵抗があったため
　　　　　　　ｉ: : : : | :/ |: / | 　　＼|　jI斗＜¨＼|: : : : :|: : :　　　　　　漢の朝廷へお伺い立てたんですが
　　　　　　　 |: : : -|-|-∨―　　　　￣,,xzzzzｘ、 |: : : : :|: : :
　　　　　　　 |/: : : ﾄ :_xzzzミ　　　　　　{/じ-} 　ヾ　: :　:|: : :
　　　　　　从 : 八ｲiﾉJﾊ　　　　　　　乂ソ　､ |: : : : :|: : :　　　　　　　「郷に入っては郷に従ってちょ」と言われ
　　　　　　　 ',: : : :i{乂ソ　　　　　　　 ...:::::::..... |: : : : :|: : :　　　　　　　　再婚しました
　　　　　　　＼:∧...::::::...　　 ′　　　　::::::::::::　|: : : : :|: : :
　　　　　　　　　 |: `ミ:::::::::::　　　　　　　　　 |: : : : :|: : :
　　　　　　　　　 |: : : i　　　　　　　　　　　　U　　|: : : : :|: : :
　　　　　　　　　 |: : :八　　　　　 ' ￣`　　　　　 |: : : : :|: : :
　　　　　　　　　 |: : : : :＼　　　　　　　　　 |: : : : :|: : :

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この辺が「蛮族の風習に従わざるをえなかった
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　王昭君、お可哀想！」となり
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　後年、戯曲などの題材となる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
2185 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:43:54 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　 ┏━━━━━━━━───
　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　まあ、色々語ったが、
　　　　　　　　　　要するにこれ↓。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　 ───━━━━━━━━┛
　　　　　　　　　　　　/〉　∧　　　　　　　/〉　∧
　　　　　　　　　〈/ 　 ∨　　　　　　　〈/ 　 ∨
　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　、＿__､＿___　　　　　　　　　/〉　∧
　　　　　　　　　　　　　　 ,..::´::::::::｀く::::::::::｀::.＜　　　　　〈/ 　 ∨
　　　　　　　　　　　　､___彡.::::::::::ミv'＾ヽヽヽ::::::::＼　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　. 　　/〉　∧　　７.::::::::::::::::〃{::､::::::::::::::::::::::::::ゝ　　　／
　　　　　　〈/　　∨　　 /;::::::::::/::/ i　ヽl＼::::::::::::::::::::::ヽ　　　|　　文化が
　　　　　　　　　　　　ｲ::::::::/i:ｲ `ト--ヽ‐＼:::::::::::::::::ハ　　 |
　　　　　　　　　　　　　 ∧ﾊィヘ{　{　ｱも`,　ヽ{ く｀Y:::::|　∠　　違―――――う！
　　　　　　　　　　　　　　ヽｱも}　　￣　　　　 ) /::∧|　　＼
　　　　　　　　　　　ｒｖﾍ　　ﾊ　ﾌ　　　　　　　　__.ｨﾉ/　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　|_j ハ　人｀＿_ 　-‐ｧ　　ﾉ　 Ⅵ
　　　　　　　　　　 / } 　 ! 　 _ ＼`マ　フ　／　　　V　　　　　　　　　/〉　∧
　　　　. /〉　∧　〈〈　　,ｉ　/ !　　＼こ´_.イ　　　　　＞へ、　　　　〈/ 　 ∨
　　　　〈/　　∨ 　ｉ　　ノ{ﾚ'　j　,.へｰ＜ﾉ　　　 . ＜　＿　＞=ミ、
　　　　　　　　　　 |　　（　　爪Y^) ＼　　 . ＜ (⌒Y´　／.::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　 |　　　 / {⌒)　　 ()´　＿___彡'　／.::::::::::::::::::::::::::.　　　/〉　∧
　　　　　　　　　　ハ　,　／＼` ーｧ　j　（　　　／.:::::::::::::::::::::::::::::::::i　　〈/ 　 ∨
　　　　.　　　　　/　　 /:::::::::::＼　　　　　　　　／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　　　.ィ/　　 /.::::::::::::::::::` ー‐‐‐‐一 .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　 ∠::::/　　　,'.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　 {レ '　　　 ,'.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━━━━━───
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　良い・悪いとか
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そういう範疇で語るべきものではない。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ───━━━━━━━━━━━━━━━┛
2186 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:44:07 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　ところが五胡十六国時代～南北朝にかけ
　　　　　　　　　　中華へ騎馬民族が侵攻・支配し、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　 ───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　,rt､　　　　 ,-‐､　　　　　　　　　　　　　| ,rt､　　　　　ヾミ　　　　　　　　　　　|二|
　　　　　　　　　　　ハハ彡　/ト'ヾヽ　　　l=j, (,、　　　　　　　　i`i`彡0ｆト'ヾヽ　　　　　ヽﾐ彡/ 　　　　　|二|
　ゞゝ──ゝ　　／､ゝX 　彡ゝoノ　ハハ/ソ/⌒ゝ　　　　　　/　ゝ彡ゝoノ　　　　　　　/|　　iヽ　　　　 |二|
　　　　　　　　(　'　Y''''ノ＼　彡　／､ゝx彡ヾ > ）､__ノ彡ﾐ=　| 、ノ　彡くﾐヽノﾐ= 　　　 o,| 　 ||ol.　　　　 |二|
　　　　　　　　　`‐'￣＼　ヽノ　(　'　Y''ノ彡く/彡'　　＼　　　`‐' ヽ____/ゞ | ヽ　　へ　 /〈|`‐'　|〉　　　　　 |二|
''''''''"""""￣￣￣　　　〉____,／ | `‐'ヽ　ヽノ |/／　|　　　|　　　　　|川ﾘｰ'　　|　　,;' ) / c|､____, |っ　へ　　 |二|
""""￣￣　　　　／＼|ﾘjilji 　丶ゝヽ〉____,／ゝヽｰ'　　 /　　　　　|　y　ノヽ　|　/ (ヽ　　| 川ﾘl |　 ,;' ).　　|二|
-‐　_,,.　．-‐　　　ヽｿゝゝ　　　　　`''' 川ﾘ|　　`'''　,'ヽ　丿　　／＼// //　　ヾ|　　　　　　ヽ |ｰ| /　/ (ヽ／ |二|
　-‐ _,,.　．-‐　　,-‐'''"　ゝ　　ノ-ー'7ゝ　ゝ　　ゝ'　ヽ　ヽ　　ヽｿゝ/ //　　　/ゝ　　　　　ﾉゝﾉゞ　　／ヾ,　ヽ'
　_,,. 　　 -=━━|　-ー　/　彡　　／　　/　／　.　..　ヽ〉　　ノｿヽ/ゝ　　　　　.　　.　　　/ゝ　/ゝ　 /⌒､ヾ
　　　　-‐'''""-‐'''ヽヽヽ/ ／ .:-‐' /　／/ ／　　　.　　//　／ゝ /ゝ　　　／／　　　　　　　　　　　　||()|（＼ヾ
　　　　,,,-‐'''""　　_,..:-/／,..:-‐'"/／　/／_,..:'_,..:'　　/ゝ／　 < <　　　　　　　／　　　　　　/　　　　||　|（丶|
-‐'''"",,,,,　　　　　　　/ゝ　　　　/ゝ　 /／　_,..:'　　／　　　　　ゝ`　　　　／　　　　　　/　　　　　/　||()|（丶|
-‐'''""_,..:-‐'"_,..:-‐'" 　　　　　　　　 /ゝ　　　　　　／　　　　　　　／　／　／　　　//　/　//　/　　＼|（丶|
_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:''　　　_,..:'　　／　　　／　　／／　　／　／　　　　/　　/　　/　/　　　＼＼|
　　　　_,..:-‐'"　　　　　　_,..:''　　　_,..:'　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　/　　　　　＼
2187 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:44:19 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━━━───
　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　双方の文化・風習・考え方などが
　　　　　　　　　　ゴッチャになっていき、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　 ───━━━━━━━━━━━━━┛

　　　　　　　　　　　　　　　　　_ -'"　　　／　　　　　　　　　　　　ヽ　{　　　　　　　　　　　　　　　 /＼
　　　　　　　　　　　　　　 , ＜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'､ V　　　　　　　　　　　　　　　　::::: ヽ
　　　　　　　　　　　　 ,.ィ´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ', V　　　　　　　　　　　　　　　 ::: 　，
　　　　　　　　　　／　　　 _,　／　　　　　　　　　 ,ｨ　　　　　　　　　　‘　　　　　　　　　　　　　　 }:'　　}
　　　　　　　　　 ∠ =---,ｧ´／　　　　　　　　　 _-" l　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　 ,′　 ,＼
　　　　　　　　　　　　　ｲ ,ｲ　　　　　　　　_ - '"　　 l　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　 /　　人､ゝ
　　　　　　　　　　　　ｲ /　　　　　 _,. - '"　__　　　　{　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　 ’　　/ヽノ`
　　　　　　　　　　　 /　/　 _,,.竺x´ヽ　　　　 ~"''*.,_　',　　　　　　　　 }!　　　　　ゝ､　　　　　　ノ _, ィ´
　　　　　　　　 /　　￣,ｨ　',ィ:㍉　　　　＿-- ､"'ﾐ,　　　　　　　　,'　　　　　　　　　l≧＝-＜￣
　　　　　　　　　　/　　,ィ「　' {::しﾘ　　　　ｲ竺ミ､ヽ　V　　　　　　 /　　　　　　　　　 }　　　∨
　　　　　　　　　　{_,,. ィ　 { V≧彡　　　　　　　,ｨ:_㍉`　V　　　　　 /　　　　　　　　　　'　　　　‘
　　　　　　　　　　　　　八′l　　　　　　　　 {::し)::ｵ　 {'　　　　 /　　　　　　　　　ノ　　　　 }　　　自らの意志で漢化した僕らこそ
　　　　　　　　　　　　　　　'　　　　　　　　ﾐx.,_乂ン､　 {　　　ｲ　　　　　，　　　　　　　，　′
　　　　　　　　　　　　　　ﾊ　_　　　　　　　　　　 ` `　ｨi{　　 /.∧　　　　 '　　　　　　　　 }! /　　　　　　　ﾆｭｰﾀｲﾌﾟ
　　　　　　　　　　 / ﾊ　　ヽ　　　　　　　　／　 ',　／ / ' ∨　　　/イ　　　　　 ,' /　　　　新時代の中華人類にふさわしい！
　　　　　　　　　　　　　/　 _h　　　　　_＿　　.／　　　 `´　./- ''’ヽ　　/　　　　　　　　/ｲ
　　　　　　 _,-/^ﾏ-=='=≠込_　_,,. ＜／,∧　ｲ　　　　　　　/"~_,.ィ´ヽノ　　　　　　　　/
　　　 r-x-<///_-Y-..=ﾆﾆ{__＞"//／///,ノ>'　　　　　　　,ｲ￣　　　　　　　　　　　／
　　 ,ｨ// ' ﾉ-ﾆ,//∧//////＼/／///,>'ｧ'′　　　　　　ムiヽ_　　　　　　　　 _,,. ィ´　　　　　　┏　　　　　　　　　　　　 ┓
　./_ {/　.////////',＿,,..=-r--'===ﾆﾆ,ｲ　　　　　　　 /二ﾆ==-.,_ﾆヽ -､ﾆヾ´　　　　　　　 ┃　　　北魏の孝文帝　　　┃
　ﾍ 'i}　 :l￣￣￣￣_{/////＞､=====/　　　　　　　ｲ￣¨¨¨"''-=ﾆ二ﾆ=-_ヽ'　　　　　　　　 ┗　　　　　　　　　　　　 ┛
　ﾍ ,’　:{////_//,ｨ　ｌ///////},>､: :/　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : ~'-ﾆﾆ-)
　　 '{　　',/',/(__)/{ ` l///,＞''7　 ∨　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : :.／¨¨
　　　'，　 '､二Tﾆ7 　i!＜　　 ,’　 /　　　　　ｨ´: : :＿＿＿＿: : : : : : : ／
　　　 }　　　＼`_/ 　 {　　　 /: : :/　　　　　/＜￣: : : : : : : : : :＞､: : :/
2188 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:44:33 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━───
　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　その結果、レビラト婚から
　　　　　　　　　　扶養的義務は失われていき、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　 ───━━━━━━━━━━━┛

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 .／三三ﾆヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 ./ニ三三三ﾆ`、
　　　　　　　　　　　　　　　　{ﾆ三三三三ﾆﾉ
　　　　　　　　　　　　　　 .',三三三三ﾐ/　　　　　　　　　農耕・定住したら
　　　　　　　　　　　　　　 .',ﾐ三三三ﾐﾉ　　　　　　　　　結婚までして養う義務とか無くね？
　　　　　　　　　　　　　　　._.,/ニ三三ﾐ/
　　　　　　　　　　 _,, ．‐''ﾆ三三三三.`- ．,_
　　　　　　　　　f´.三三三三三三三三三三｀'' ､　　　　　現に中華のやつらは
　　　　　　　　　lﾆ三三三三三三三三三三三ﾆ',　　　　　そういうことしてないわけだし
　　　　　　　　　!.ﾆ三三三三三三三三三三三ミ',
　　　　　　　　　l.ﾆ三三三三三三三三三三三三',
　　　　　　　　　.!ニ三三三三三三三三三三三三',
　　　　　　　　　..',三三三三三三三三三三三三三i
　　　　　　　　　　',ニ三三三三三三三三三三三ﾆ.l
　　　　　　　　　　 ',ﾆ三三三三三三三三三三三ミ.l
　　　　　　　　　　　',ニ三三三三三三三三三ﾆlｰ-┘
　　　　　　　　　　　.|ﾆ三三三三三三三三三三.l
2189 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:44:44 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　後には父の側室・兄嫁を
　　　　　　　　　　死後に娶ることのハードルの低さだけが残った。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　 ───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　　　　　　　 i＾､＿_,.，-‐'´⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　　　　　　　 /´ / 　　　　　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　八　　　　　　_／_／　　　　　　　 ,ィ
　　　　_,.，‐……- ､　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　 .>" , -ｧ　　　　 .／ﾉ
　　／:::::::::::::::::::::::::::::::｀::.、　　　　　　　　　　　　ヽ　　 ./ ／／／l　　 .／　ヽ!
　/_::::::ニ::::::__::r‐- ､::::::::::`ｰ.､＿__　　　　　　　　　　 __>、 ./ノ／／／,.イ ∥　　　　＼
厂::::::::::::::::::::::::::＞-､)_::::::::::::::::::__::::ミ、　_＞‐　'''"´ 　　 ‘，~/ .／'´_,.ィ二ノ　　　　　 `　、
ﾌ7７:::::::::―ミ_:_::::::::::::::::::::::彡'´:::::ヽ::::∨　__ ＞' ´￣｀丶、. ‘，~└''"　¨´
:ﾘ::::::__:j__:＞､＼｀ヽ､ー―‐へ:::::::::::::ﾚ′ ／　　 ::r:ｯ::）　丶. ‘，　　　　　　　　　　　ヽ人_从人__从_从人__从人_人_从人__从人人ﾉ
::ﾄ､:::::ﾉＶ{!　　　　ι ｀ﾞ'ｰ-- °`'ｰ/　　　　　　ゝ¨イ　　　ﾟ｡´‘，　　 ι　　　　　＜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞
::l:::＼:::ヽヽ　　　,,、　 :.　　　　　/　　　　　　　　　　　　　 } 　ﾍ　　　　　　　　＜　　　　　　　　　親父は死んだ！　　　　　　　　　＞
::!|::i､::＼_)¨´/｢ゝ:::）　ト､　_ノ'´　　　　　　　　　　　 /､　　ﾍ　　　　　　　＜　　　　今日からあんたは俺のもんだ！　　　　＞
::!V:{＼:::::不｀二｡ィフア´ ´　　　　　　　､　　　　ι 　／　｀＜.　ﾍ　　　　　　　＜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞
j:! V!　/｢::::::::ﾘ／{::::::人　　　　　　　　　＼‐-　__,. ｡＜　　　　　｀¨ﾟ‘，　　　　　　 Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒Y⌒WY⌒⌒WY
ﾘ　 } /ｲ::::::::/i:::::::V/::::::l ./　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　ヽ
　　　　{::::::::!　|Υ:::{:::::::i､!　　..::::ヽ　　　　　 i　　　　　　　　　　　　　丶
.　　　　V:::::l 八∨::l､::::ﾊl　　:ゞﾂ:::ｌ　　　ﾟ ,'　　　　　　　　/　　　　　 ‘，
　　　　ヽ::::＼ﾟ｡＼::У:∧　 `ｰ''"　　　　 /　　　　　　　ノ　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　 ∩
　　　　　 `ー､}　 l:八:::::ム.　　　　　　 ,ｲ　　　　　　／　　　　　　　　＼　　　　　　　 ∥
　　　　　　　　 j　　＼:ヽ{:::ﾟ｡ゝ､　　 __,，'　 i　　　　　　　　　　　　　　 lj ｀ヽ、　　　/)　　　 /
　　　　　　　 i　　　 V::::::::} 　￣　　｀丶l　　　　　　 ν　　　　　　　　　　　丶　∥　　　ノ
　　　　　　 |　　　　 `ﾄ､rｦ-､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾐh､ｪ､__　　ヽ{!　　／!
＿＿＿　　　 |　　　　　j　＼::::::`ｰ-　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ2r三三ﾆ{､／⌒(
.　　　　　￣　 ┴――ｰ┴‐　''¨¨¨￣￣￣￣¨¨　ー　　_　　　　＿,,,,,、　　　　　Y:ﾏ三三三＞､　)}
　「Yヽ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣　　　　　＼　　　　寸三三三三ﾆ＞､)ノ⌒ヽ
i､/　l　!ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ｰ-　∠`寸三三三三三＞､
} j　〈　ﾟ｡‘，　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (j´　　}(`寸三三三三三
、ヽ ‘，ﾟ｡‘，　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |ﾟ､　}i`'寸三三三
. ＼） ‘，　　ヽ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ι　　　|⌒Y{
イ.　＼　　　　ゝ丶、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 lj　ゝ､っ
2190 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:44:56 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━━━━━───
　　　　　 ┃
　　　　　　　　　　楊広もまた、その考えの持ち主だった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┃
　　　　　　 ───━━━━━━━━━━━━━━━┛

　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　∠三三ﾆ=　　　＼
　　　　　　　　　 ∠三ﾆ=　　　　　　　　＼
　　　　　　　　 .∠三ﾆ　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　.∠三ﾆ　　　　　　三乂　　　＼　　　　　　我が楊氏、漢の名士楊震の末裔を
　　　　　 .∠三三　　　　　　　ノ三三 ≧=-　　|　　　　　　自称しているが
　　　　　 |三三三　　　　ー-=≦z 三三 {::ﾉ　）　 |
　　　　　 |三三三　　　（乂::ノ　 }三三 ¨¨´ヽ　 |
　　　　　 |三三三　　　｀¨¨¨¨　　　 }　　　 }　 |　　　　　　実態は鮮卑系が漢人化したもの
　　　　　 |三三三　　　　　（＿＿＿ﾉｰr―'　／
　　　　.　＼三三ﾆ=　　　　　　＼＿ﾉ　／
　　　　　　　＼三三三ﾆ=　　　　　　　／￣￣￣＼　　　先祖の風習に倣ってなにが悪い……！
　　　　　　　　　＞三三三三ﾆ=-――
　　　　　　　 ∠三三三三ﾆ=
　　　　　　∠三三三ﾆ=
2191 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:45:06 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2192 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:46:02 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　　　　　　　　　　～～楊堅の病室～～
　　　　

　　　　
　　　　　　　 ,---､　　 :|　 ::::|　|:::::::::|:::::::ﾞ| |　　　 |　　　＼
　　　　　　　）~~~（　　 |　 ::::|　|:::::::l:|:l:::::ﾞ| |　　　 |　　　　　|＼
　　　　　　（====）　　 |　 ::::|　|:::::::::|:::::::ﾞ| |　　　 |　　　　　|:　＼
　　　　￣￣）＿_（￣￣＼ ::::|　|:二二二]| |:::　::　:: |　　　　　|:　　　＼
　　　　　　　　　　　　＼|　|.~￣|￣~.| |艸　 0:|　　　　　|
　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣|　|　　ﾟ|ﾟ　　| |::　::艸:::|:0　　　　|
　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼　艸:|::　艸　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　:|艸::　艸::|
　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿_ 　　　　　　　　＼|　　　::艸|
　　　　　　（　 ,-一～'⌒⌒ヽ～ー`､　　　　　　　　＼　　　::|
　　　　　　　＼ヽ､　 ´　,　　　ヽ　　ヽ､　　　　　　　＼　 :|
　　　　　　　　＼ヽ､　　　'　,　　､｀　　ヽ､　　　　　　＼|
　　　　　　　　　＼ヽ､　　　　　　　　　ヽ､　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　＼ヽ､＿＿＿＿＿＿＿_,;)　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　｀ｰ────────'
2193 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:46:11 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿　　　　　　　　　　　, ' ⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　,. -'"´　　　　　　｀¨ー､　　　　　　　ヽ ♪ノ
　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　ヽ、　　　　　 |／
　　　　　　　　　　 ,.'　'⌒　　　　　　　⌒ヽ　　　　　　ヽ、
　　　　　　　　　　/　 .;'⌒ヽ　　　　､ｨ=ﾐ､､　　　　　　　ヽ、
　　　　　　　　　 / 　 ii　　 l:|　　　〃　　ﾊ　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　（いい感じに熟れて開発されきった体が
　　　　　　　　 ./ 　　.l:l　　,ﾘ.　　　|:| 　　,ﾘ　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　未亡人属性まで付与され俺のものになる）
　　　　　　　　/ .　　　ﾞ'‐‐'" 　　　ゞ､__彡'　　　　　　　　　　 i
　　　　　　　 /　　XX（　　　 j 　　　）XXX 　　　　　　　 l
　　　　　　　,'　　　　　｀ｰ-r'´｀jｰ--‐'′　　　　　　　　　　　　/　　　　　　（ああ、その日が待ち遠しくてたまらん！）
　　　　　　　i　　　　　　　｀ー"　　　　　　　　　　　　　　 /
　　　　　　　',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /
　　　　　　　ヽ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　ヽ､_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　｀i　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ

　　　　　　　　　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
　　　　　　　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ　/
　　　　　　　　　　 , ':.:./:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.∨ /
.　　　　　　　　 /:.:.:.,':.:.:.:.:/:.:.:,':.:.:.:.:.:i!:.:.:.:.:.:.:‘,:.‘,:.:.:∨:.:.:.:.∨ /
.　　　　　　　 ,′:.:.:.:.:.:.:.':.:.:.:ｉ:.:.:.:.:.:ハ :.:.:.:.:.:.:ｉ:.:.|:.:.:.:',:.:.:.:.:.:∨
.　　　　　　　 |:.|:.:.:|:.:.:.:.:|:.:.:.:|:.:.:.:.:.{　 }:.:.:.:.:.:.:|:.:.}:.:.:. |:.:.:.:.:}:.:.
.　　　　　　　 |:.|:.:.:|:.:.{ :.{:.:.:.:|:.:.:.:从　ﾘﾊ:.:.:.:.:Ⅳ:.:.:.:.:}:.:.:.:.:|:.:.:,
.　　　　　　　　 {ﾊ :.:|:.:.∨ﾑ"二二_　　　　二二~゛:.:.ｲ:.:.:.:.:|:.:.:.,　　　　　　　……あの、太子
　　　　　　　　　　　Ⅵ:.:.:.:ﾏ≪ 乏沙　　　丈シ ≫:.:./:.:. ,':.:.:.:|　　　　　　　ずっとこちらを見ておられますが
　　　　　　　　　　　　}:.:.:.:.:.＼ゝ　　　　ｉ　　　　　　ムｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　　　　　　　 ':.:.:.:.:.∧ ////// |　//////　/:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:|　　　　　　　
　　　　　　　　 ,':.:.:.:.:.:.:.∧u　　　　　　　　 U　':.:.:.:.:. |:.:.:.:.:.:|　/　　　　　なにか不始末でもしてしまいましたか？
.　　　　　　　　 /:.:.:.:/:.:.:.:.:.ヽ　　　, ___ _ 　　 ,ィ:.:.:|:.:. |:.:.:.:.:.:∨ /
　　　　　　　　 /:.:.:.:/:.:.:.:|:.:.:.:_＞　　　　　　＜　| :.:.|:.:. { :.:.:.:.:.:.∨ /
　　　　　　　 ,′:.:.:.:.:.:.:.:{／　　| ＞-‐＜　{! ｀'|:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨
.　　　　　　　 {:.:.:.:.:{:.:.:.／　　 /ﾉ　　　　　 /　　ヽ:.:.: ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
　　　　　　　　　乂_,＿ｲ　　　 { 　　／　/　　　　＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　 _ -=ﾆ/　　ヽ..　　|　　ｨ　／　　　　 |ニ＼彡ﾆ=-⌒ﾆﾆ｀ヽ
　　　　　　　 _-ﾆﾆﾆ/ 　／ﾊ　　|　　／.___　　　　 |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|
2194 ： ◆TLDPZPDjO6 ：2025/06/01(日) 17:46:23 ID:f5DjsEFJ: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_　　　￣1i　　　ﾊｯ…！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　＼　　　《
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　─　　 ─　＼　　　≫
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　（◯）　（◯）　＼　　　　　　　　いえいえ、看病疲れなのか
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　（__人__）　　u　 |　　　　　　　　少しお顔がやつれておられるな、と
　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　ー‐　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　 _　-=ﾆ￣~"''～､、
　　　　　　　　　　　　　　／i:i:i:i:i:i:i:i:＼i:＼i:i:i:i:＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　.:i:i:/i:i:i:|i:i:i:|i:i:i:i:＼:i:i:i:i:i:i:i:i:.
　　　　　　　　　　　　　　　　/i:i:i:′i:ｉ:|i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∨i:ｉ∧
　　　　　　　　　　　　　 /i:i:i:i:|i:i:i:i:i|_､ ''~i:i:i:i:/∧i:i:i∨i:i∧
　　　　　　　　　　　　　　　′ｉ:ｉ八i:i:''~j斗劣 v/i:/∧i:i:i∨i:i∧
　　　　　　　　　　　　　　 {ｉ|i:i:i:i｣￣　vﾂﾉ　V/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i| 　　　　　お気遣いありがとうございます
　　　　　　　　　　　八|i:i:iぞﾉ　　　　　ノi:i:i:i:i:i|i:i:i:i|i:i:i:i:|
　　　　　　　　　　　　　＼i:〕　　　　　　⌒¨7ｉ:ｉ:i|i:i:i:i|i:i:i:i:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　叭　　　　_　　 ,必i:i:i|i:i:i:i|i:i:i:i:|　　　　　たしかに今日は朝からずっと
　　　　　　　　　　　　　　　 .:i ＼ ´　　　.ィi「|i:i|i八i:i:i:i:i:i:i:i|　　　　　この部屋に詰めていて……
　　　　　　　　　　　　　　 /i/ /i:ｉ: ｰ＜　　:|i:i|i､i:i:i:i:i:i:i:i:i:|
　　　　　　　　　　　　　 |ｉ:| :|i:ｉ乂_､　'ﾉ　　V乂＼i:ｉ＼i八
　　　　　　　　　　　　　　　　乂_､　''~ﾆ／:　　　　／＿彡^⌒ ＼
　　　　　　　　　　　 _､ ''~ﾆニ／.:.:.:|　_､ ''~.:.:.:.:厂ニﾆﾆﾆﾆ-
　　　　　　　　　　　　 /-ﾆﾆﾆ- ′.:.:_､ ''~.:.:.:.:.:.:.:.,ﾞ-ﾆﾆﾆﾆﾆニ-
.　　　　　　　　　　　 /-／_-､｀.:._､ ''~.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,ﾞ-ﾆニニニニ-
　　　　　　　　　　　 /／ﾆ-.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,ﾞ-ﾆ〕ｈ､ニニニ
　　　　　　　　　　 _ -ニ-.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,ﾞ-ﾆニ二＼ニニ
　　　　　　　　／-ニ-/.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ,ﾞ-ﾆニニニ-'，ニ

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