きよひーは原始時代を生きるようです　その３

1 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/03/16(日) 19:22:45 ID:1GhtRn6p: 　　　 ////ア　/. 　/ ,　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　＼.　.///////////∧
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【注意】

・このスレの更新速度は遅くなると思いますが、大目に見てください。

・雑談等はOKですが、スレが荒れないように注意してください。

・スレが荒れないように、コメントの内容には注意してください。

・スレ主に対するアンチ、文句、難癖などは禁止します。

・複数のIDを使い分けてコメントを偽装するのは禁止します。

・まとめはトラブル防止の為に作品が完結するまで禁止しています。

・まとめは完結後なら自由にして構いませんが、一切の責任を負いかねます。

・また、このスレでまとめ関係の苦情難癖などは禁止します。
796 ：名無しさん＠狐板：2025/05/25(日) 11:15:48 ID:VnebAhMW: いうほど理想郷か？
人類の家畜化やんけ
797 ：名無しさん＠狐板：2025/05/25(日) 11:45:11 ID:vdw7NUNY: メカエリちゃんは変形したり外部パーツと合体したり巨大化したりしないんですか？！
798 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/25(日) 11:53:48 ID:7nsFI0KF: >>797
どうするかは未定です。
799 ：名無しさん＠狐板：2025/05/25(日) 12:18:41 ID:B/Sybf/0: 乙
変形合体の可能性が示唆されてて草
魔女も魔族も人間社会とは生存星系まで違うだろうから大体何やってても意図して伝えなければ伝わらない気もする
800 ：名無しさん＠狐板：2025/05/25(日) 12:18:57 ID:Lj9OGFOb: 乙
なかなか面白かった。極論統制された世界だけど、確かに幸福はありそうだし
文句や腐敗が出にくい仕組みになってもいそうだ
801 ：名無しさん＠狐板：2025/05/25(日) 12:19:34 ID:B/Sybf/0: >>799
示唆×残されていて〇
802 ：名無しさん＠狐板：2025/05/25(日) 12:21:27 ID:jLcMMa8q: おっと〜？
803 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/25(日) 14:12:52 ID:7nsFI0KF: >>759　誤字修正
×メカエリチャンは小型魔力を内蔵しており
〇メカエリチャンは小型魔力炉を内蔵しており

>>778　誤字修正
×私たちは繁栄の謳歌すればいい）
〇私たちは繁栄を謳歌する事ができる）
804 ：名無しさん＠狐板：2025/05/25(日) 14:17:44 ID:0mIoXz8L: 乙でした
805 ：名無しさん＠狐板：2025/05/25(日) 19:35:07 ID:CwN+KOcP: 乙です
806 ：名無しさん＠狐板：2025/05/25(日) 22:58:53 ID:/z7ff+R2: 乙！
807 ：名無しさん＠狐板：2025/05/26(月) 22:06:53 ID:v1qH9gxU: 乙でした
808 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:26:49 ID:a7OmJT5b: 　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　 /　 .|ﾞ.
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┃｜　　　　　　　　　　　　　　番外編　六大貴族　　　　　　　　　　　　　　　..｜┃
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【注意】

・この話は番外編なので、先に『トレーズは銀河団時代を生きるようです』をご覧ください。

・この話は銀河団時代編と同じ年を舞台にしています。
809 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:27:46 ID:a7OmJT5b: ttps://www.youtube.com/watch?v=wHUsQvyUM0w

――宇宙暦１００２６年

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　　　　　　　　　　　　　　　　`! ハ""　　'　　　　　'''''　l　　 |　　　 !　　　　さてと、皆は現政権の方針をどう思う？
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　　　　　　　　 .,イ　　　　 !　　 |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|￣ﾞ`!　　　　　　　　　　　｀''ヽ､　　　_ﾆﾆ､
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　　　　　　　　　　　　　　　八雲公爵にして光明神の巫女

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿_
　　　　　　　　　　　__,...　-‐''"´:.:.:.:.:.:.:.:.＞.._
　　　　　　　／｀ー- ..._:.:.:.:.:.:.:.:.:.──:.:.:.:＞､
　　　　　　　　,ィ´,r==､､＿　｀ｰ-＜＿＿＿＿_:.:.:.＼
　　　　　／/,ｲｒｧ'_"-＝ゝ_f⌒l二ﾍ: :.:)ヽfﾆニミ＜|＿_
　　　　　 /:.:.,' ゝ<´:／"⌒|＿_＼l : : `ｰ'─’ヽ: ＼＞!: : :|
　　　　　,':.:.:.ﾚ＜ﾉ´. . . . : : : . .￣. :.＼:..　　ヽ　　 l　ﾞ､／
　　　　　l,:ﾍ: :|⌒. . /: . . ＼: . .＼: . . :.l:::. ヽ　ヽ　ﾞ､　＼＿_
　　　　　＞:У. :., . | : : . . .,ｨべT"ヽ: λ::.: :| 　 |　　ヽ　　ヽ.二ヽ
　　　　 frｧ': : . . |:.λ : : : : :|　チ≧Xｧ|:.:.:.:|:.　 !:.　:.　＼ヽ. ＼ﾉ
　　　　 {l_ﾉ:,!: . . |:.l:::ヽー､:.〈　 "弋:::: )'|/: :.!:.!　|:.:.　＼　ヽ　＼ヽ　　　　じょうぎ座銀河団だけでなく
　　　　／'　|: : . .＼X:kｧxヽﾄﾞ　　'''"´/!/:./: |　ヽ:.:.　　ヽ.:}.:.／'─､
　　　　　　ゝ: : :l: V癶::::）　　　　　ﾉ:.,:'　/　..:.:）: :.:／,ｲ:/ノ⌒ヽj　.　他の銀河団や銀河群にも進出するか。
　　　　　　　　）:|`:.ーゝ'"´′　　　 ,r':／: : . : /／:.／: /{:/´
　　　　　　　ノイ!: : : :l:ﾊ　　ｰ　´　|:/: : ／:,:ｲ: ,(7ﾞ: : /　ヾ､＿　　　　　ちょっと手を広げ過ぎだと思うわ。
　　　　　　　　ノ:／: :.|ﾘ:.ヽ、　　　 l'{: :/／　|:/_>─<ﾆ=-
　　　　　　／'７: : : /!: : : : :|l＞:..-.:ｧﾍ|' _.-' |'　　　　〃チ_
　　　　　　　　 L:_:/|:.|: :.ﾊ: : ! ヽ: :./　 У　　ヽ　　〃タ: : :ヽ
　　　　　　　　　　{: !:.ヽ(　＼ゝ　,≫≪　　　　　〃ﾁ=': : : : : :ヽ
　　　　　　　　　　ヾ＞‐ニニ７TT≪ゝ　　　〃/7ﾞ: : : : : : : : : ﾞ､
　　　　　　　／ニ＝=≦ｱ//||:.:ヾ､:＼〃_rj'´: : : : : : : : : : : :|
　　　　　,..:ｧ=７´ ,.-'"二ﾆｧ':,:':/)'|!: : |:|. . |'ヾ: : : : :,r‐''"´|￣｀ヾj-､
　　　　　l:::'::::/　　ｒ'´::::((_:ｲ:/)'. ヾ､ﾉ:j:＼: :.ヽ:／＼.　　 |　　 /　　>
　　　　 ,'|::|::/　　／!／ｊﾁ/ //,). . . ゞ''. . . .＞K　　　ヽ___jL,=={==<
　　　　 |;!::|'　　　ﾉ　f:7'　) r'. . . . . . . . : : : : <＼__,ｨﾁ" ＿＿＼r─ゝ,､
　　　　 |;;!:ヽ　　イ　(7,' 　 {7 ､. . : : : : : : : : : : : >''7´ |,.ｲ': : ヽLノ:ヽノ:{. ヽ
　　　　 l:ヾ:::ﾍ　 |　{:|{ 　! |!: :.丶. . : : : : : : : : :<＿|＿／: : : : : : : : ﾍｒ､!.　!
　　　　 }::ヽ::へ　!､ゞゝ.　､ゝ､: : ｀:.:. .＿＿_／ヽ二!＼:.:.:.:. : : : : : : :/_.L!_ |
　　　　　|:､::＼:::｀:ー､ゝ＼＼L._ィ:ﾃ７:!: :l;;;;|: :.:.lﾄ､::|: : ヽ:.:.:._t─‐＜ﾆ､_　.}!
　　　　　|ヾ::､::ヽ､＿＿ヽヾヽ＞’::::/:∧: ヾ' : :.:||:..ヾ: :,rｧ≦､`ー-､､　ヽ. /
　　　　　|: :ヾﾐ≡==≠＝!ー!::;ィﾁ/:/: :ヽ_,r＝=||: : |:,':l/,:'　-≧ｰ､ヾ　 Y
　　　　　|: : : : : : : : :／: !;;;;;;!'';;;;;/:/: : : : l:::. : : :i!: : l:|:::/ ／'//／l　　} ハ
　　　　　l: : : : : : : :/: : : |;;;;∧;;:':::,': : : : : |:::. : : :i!: : |::/ ,';' .,'　　　　　/': : |
　　　　　ﾞ､ : : : :,／: : : ノ;;/　/:::,': : : : : : |:＼:／i!: : !' .,':i!　!　　　／,': : : !
　　　　　　ヽ::''_: -≦シｰ' ,r<::::::| : : : : : :.!: : : : : i!:.:.|　|::|l　|!>─'"::/: : :./

　　　　　　　　　　西行寺公爵にして暗黒神の巫女
811 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:28:50 ID:a7OmJT5b: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　⌒＞---: : : : : :vー-=､
　　　　　　　　　　　　　　　＿: : ::＿＿　＿＿ _　__: : : :｀ヽ
　　　　　　　　　　　　 /: : -‐－　――― - 〈　Y ヽ: : : ∨
　　　　　　　　　　　　　　/／: : : : :|: : : : : : : : : : : ＼／: : : : : v
　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : ::|: : : : ::|＼: : : : : |: : : : : : : :∨
　　　　　　　　　　　 /: : : : : |: :∧: : : ::|⌒)＼: : :|: : :＼: : : : }
　　　　　　　　　　　　 /: : : : : : ﾊ:⌒＼: :::| ｘｔ斧ぅ､人: : :/: : : ::
　　　　　　　　　　　／⌒|: : : : ::ﾊｨ笊ぅ＼ｊ　　乂ソ/: :∨: : :}:::::|　　　確かにそうだけど財界がそれを求めているからね。
　　　　　　　　　　　　　 |::∧: : :∧　ゞ'　　　　　 /: : : :}: ::ﾉｲ:|
　　　　　　　　　　　　　ﾚ　ハ: : :∧　　　_ _　／/: : :ﾊﾊ::　ﾚ　　.　政府も無視はできないわよ。
　　　　　　　　　　　　　　　/　＼{＼＞:..　_ ....:＜: : :/:／ﾚ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　__＼<￣::|　　　 {￣>
　　　　　　　　　　　　　　　　 -=「( /　〉.ノ, -=ﾆ￣〈＿
　　　　　　　　　　　　　 / y L∨/ｖへ　　　ヘ入ﾉヘ
　　　　　　　　　　　　　　　/ /　〈ﾉ　ｖノ　　＼ﾍﾉ｀　／⌒∨
　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　〈ｖ〉　　　　　　〃　　　 ∨
　　　　　　　　　　　　 / {:　　　　　　　　　　　 |　　　　　 ∨
　　　　　　　　　　　　　　 ∧::....　〈ｖ〉　　 _ _ 　..ノ|　　　　　　∨
　　　　　　　　　　　　 /　　 |￣　　　　　￣￣　ﾊ　　　　　 ∨
　　　　　　　　　　　 }＞　 |　　〈ｖ〉　　　　　〈　∨　　　　　 ∨
　　　　　　　　　　　　/　　　〉　　　　　　　　　 }　 {　　　　＼　 ∨
　　　　　　　　　　 / 　／　　〈ｖ〉　　　　　　〈＿ {　　　　　＼ ∨
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　　　　　　　　 /／　　　　　〈ｖ〉　　　　　　　　　∧＼　　　　　　　＼
　　　　　　　　／ {⌒V　　　　 /　　　 |　　　　／: : 〉　＼　　　　　　　 |
　　　　　　／　　￣|＿＿＿厂｀ヽ＿|＿＿／::::: : :|　＼＼　　　　　　∨
　　　　　／　　　　　/: : : : : |: : : : : : : ∨: : : : : : : : :|　　＼＼　　　　　｀ヽ
　　　　〈　/　ｲ　　 /: : : : : : |: : : : : : : : ∨: : : : : : : :|　　　　＼＼　　　　　　＼

　　　　　　　　　　　古明地公爵にして水神の巫女

　　　　　　　　　　　　　　　　 _,,.. --‐:::::::::::::::‐--　..,,
　　　　　　　　　　　　　　 ,. '´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞﾞヽ､
　　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞﾞヽ､
　　　　　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞヽ
　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ､
　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::ii:::::::::::λ::::::::::::::ii:::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::i i:::::::::/ ﾞl:::::::::::::l ﾞl::::::::::::::::::::::::::::::l
　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::iﾞ　|_;;;/　ﾞl;;;;;;;;;;;lィ' ﾞl::::::::::::::::::::::::::::!
　　　　　　　　　/:::::::,i::::::::::::::::::::::￣,.二ﾆ､ｰ　　　,ィア´"!ヽ::::::::::::::::::::::::::::l
　　　　　　 l::::::::;il::::::::::::::::::::::::::i《´r'　ｉ`　　　　､＿_ﾝ '!:::::::::::::::::::::::::::::l　　　　いや
　　　　　　　　 l::::／ l:::::::::::::::::::::::::l　　ゝ'"´　､　　　　""" !:::::;::::::::::::「.i:::::「.i
　　　　　　 l:/　　 !::::::i:::::::::::::::::ll　"" 　　　　　　　　 l::::::l::::::::::::l. l::::ﾉトi　　財界に配慮しすぎではないかしら？
　　　　　　　　ll　　　 l::::::!i::::::::::i:::::l ヽ　　　　(￣ヽ　　　 l:::::::!::::::「Y　l/　/ l
　　　　　　　　　　　　 !::::! 'l;:::::::l;::::l::::::lﾞヽ　　　　　　 ,. イ'l:::::::l:::::::l　l　l　/ /　.　じょうぎ座銀河団に進出する原因も
　　　　　　　　　　 l::::!　ヽ;::::i;:::l:::::::l::::::ﾞ'＞---＜:::::::::::l:::::::l::::::ﾉ　l　l/ /l
　　　　　　　　　　　　　ヽl　 /ﾞヽi::::l::::::::l＜ヽ　　　／＞-_,l:::::::l／　　　　/:::l　　　財界の要望だったわよ。
　　　　　　　　　　　　　｀ /:::::::::::::l::::::::lヽ､,..ヽ／ ,.::'"´　l::／　　　／::::::l
　　　　　　　　　　　　　　 /::::::::::／!:::::::l_,＞7コ＜´__　　 l/　　　　,／ヽ:::::::::l
　　　　　　　　　　　 /::::::::::/ 　l:::::::l._,,二!､_/ヽ､.,__二.l　　　 ,lﾞ　　 ';::::::::l
　　　　　　　　　　　 /:::::::::::/ 　 l:::::::!____/」/　ヽ!_____.l￣￣￣￣￣￣l::::::l
　　　　　　　　　　　　/:::::::::::/　　!:::::::!　}＞Ｏ＜{　　　 /　　　　　　　　 l:::::::l
　　　　　　　　　　　/::::::::::::/ 　　l::::::::l　　　/　　　　　./　　　　　　　　l:::::::::l
　　　　　　　　 /::::::::::::/ 　　 l:::::::::l　}＞Ｏ＜{　　 /　　　　　　　　 l:::::::::::l
　　　　　　　　　 /::::::::::::/ 　　　!:::::::::!　　　/　　　　/　　　　　　　　 l::::::::::::l
　　　　　　　　／::::::::::::/　　　　l:::::::::::l　}＞Ｏ＜{　 /　　　　　　　　 l::::::::::::::l

　　　　　　　　　　　　　　　蓬莱山公爵にして火神の巫女
812 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:29:14 ID:a7OmJT5b: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿_
　　　　　　　　　 ''"~￣￣~"'' -ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-　_
　　　　　　　／//////////＞― ＼ニニニニニﾆ- _
.　　　　　　 ////////// ／:.:.:.／:.:.:.:.＼=-　ニニニニ
　　　　　　｜//////　／:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼-＼ '"￣~^'
　　　　　　　 ∨///　／ /:.:.:.:./:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ∨ﾆ＼　　　}／⌒|
　　　　　　 ∨/／:.:.:/:.:.: ⌒＼|:.:.:.:.:|:.:. /:.:.: ∨ﾆﾆ＼__ノ｀ヽ　ﾉ
　　　　　　　＼⌒V:.:.:. |/　　 |:.:.:.:.:|:.:/ |:.: |:.:∨ﾆﾆﾆ＼　　}´￣冫
　　　　　　　　　　　｀｀|:.:.: Y⌒)ﾊ |:.:.:.:.:|´⌒＼|:.: /＼ﾆﾆニ＼ﾉ　／　　　　上級貴族が弱腰なのか
　　　　　　　　　　　　　|Λ八　ｔ:ﾘ |八:.:.⌒卞、|:./:.:.:./＼ニﾆﾆ＼
　　　　　　　　　　　　　|/:.从''　､　　＼ﾋ:ソ )/:.:.:./:.:.:. |:.:. -ﾆニ＼　　　　それとも財界の影響力が強いのかは
　　　　　　　　　　　　　|/:. 込、┌　　　 ''__／:.:. /Λ:.:.:|:.:. | ――┘
　　　　　　　　　 /:.:/|:.:|:.丶　ノ　　　 ⌒|／:/ :.:＼|:.:八　　　　　　　　判断が難しいわね。
　　　　　　　　　　　〈:.:〈_:|:.:|:.:厂>―=≦ /:.:／＿＿.:.:.:.:.:.:.:. ＼
　　　　　　　　　　＼／|/ /　　Λ　/／／´ 　　∨:.:.:.: 〈＼＼
　　　　　　　　　／￣　　厂￣＞ゥ/　 ///| ｢^ 　 ∨.:.:.:.: '、＼＼
　　　　　　　　 |　　　　／|:::::::::::／/￣/〈/ :|ﾉ／'、　∨.:.:.:.:.'、　＼＼
　　　　　　　　 |　　 ∨　└:::／|::::|:::::／　　　　 '、　∨.:.:.:.:.'、　＼
　　　　　　　　　く＼　　| く:::／::::::|:::::＼　　　　　 /'、　＼:.:.:.:'、　　 :|
　　　　　　　　　＼二|　 Τ|:0:::|＼/⌒　　ヽ|　 /: Λ　　＼ .:'、　　|
.　　　　　　　　 /　　　/Λ 　 )|::::: |く　　　　　 |＿{__{　'、　　 ∨:'、 / /
　　　　　　　　〈　　 ∨　　　[ |:0:::| (　　　　 /:.:.:.:.:.:＼　　　　　|:.:.∨:/
　　　　　　　　｀、　｀、　〉　)|::::: |く　　　　 V ／￣￣|:＼＼　 |:.:.:.:.〈
　　　　　　　｀、　｀、〈　｢|:0:::| (　　　　　＼. : : : : |:.:.:.￣＞┘.:.:.:.:.＼
.　　　　　　　　｀、　｀、＼┤::: |く　　　＿　ﾉ、 : : 〈:.:.Λ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　　　｀、　 У ＞=ﾆﾆﾆ=-＿_厂 :::::＼: : ∨　|:.:Λ.:.:.:.:/.:.:.:
　　　　　　　　　厂〈　　　　＼⌒　 |::::::::::::::::::: ＼: 〉 /:/　|:.:.:Λ.:.:.:
　　　　　　　　　　　　〈＼>┘ 　　　　　 | ＼ ::::::::::::::: ∨／　 |／　|.:.:./
　　　　　　　　　 ∨　　　　　　　　　　|＼/:::::::::::::::::::::|　　　　　　 |／
　　　　　　　　　　　／/　　　　　　　　　　 |＼ >:::::::: |:::＼|
　　　　　　　　　／:::/　　　　　　　　 |　　>::::::::ﾉ:::::::::＼

　　　　　　　　　　　　比那名居公爵にして地母神の巫女

　　　　　　　　　　/:::::.::::::: .:::::::::: .::/:::::::. .::::　::.::::.　:.　　　　　ﾟ.
　　　　　　　　　 .::::::::::::::::::::::::ｲ:::ｨﾊ:::i:::::.:::::: jl:::i!::.　::.　　　　　。
　　　　　　　　　.'::::::::::::::::::::ﾊ斗:l-‐|::l!::::::i::: } i::ﾄ!::　::::　　　　　:.
　　　　　　　　 ..:::::::::::::::::::::|_,ｨf云ミヾ:|:::/!::.}　l|ﾞ|:: /::::　.　　　　:.
　　　　　　　　/::::::::::::::::::::i≠ん::ハ　 |:/ |:/ｉ　| }::/|::::: .:　　　　 }
　　　　　　　 , ::::::::::::::::::::圦`乂;斗'　　　ﾉ'　　　j/_ﾉ:;:..::ｉ　　　　 |　　　　経済は政治と強く結びついているわ。
　　　　　　　′:::::::::::::::::::::::i 　　　　　 ′ 　　　 ./ｲ:::::/　 .　　　ﾄ､
　　　　　　　.|:::::::::::::::::::::::::入　　　　__　__,　　 ./ノイ/　　:i 　　|ｰ｀　　上級貴族が財界を軽視できないのは当然よ。
　　　　　　　|::i!:::::::::::::::::::::::::込＿　　　`　　　_／.ｲ::/ 　 .:::|　 :　|
　　　　　　　ヾﾊ::::::::::::::::::::::::::::＼￣　　　　　イ:::/ ../ ..:::ﾉ ; .: /
　　　　　　　 l| ∨:::::::::.::::::::::.:;::::::≧　.__　イ::::::ノ ..:/ . :::/ .:/:/
　　　　　　　　ヽ　＼::::::..:::､:::乂ﾉｨ‐ ..__　 __.!:／ ..:::/ .::::/,ノ'/′
　　　　　　　　／￣i:::ﾞｰﾄ!::≧廴__　　,ｨY ∠ イ:::/イ::r ´／
　　　　　　　／　　ヽ:::::::::::::::::::＼　　/厂ヽ　∧"＼!ｰゝ
　　　　　　/　　　　　ｉ::::::::::::::::::::::::＼/ V　ﾍ/. ＼_
　　　　　ﾑ　　　　　 ∨::::::::::::::::::::::::ﾞ､　ー-く　/:::::ﾐ::::､_
　　　　／　　　　　　　∨:::::::::::::::::::::::::ヽ|　j　ﾍ' :::::::::::::::! ｀ヽ、
　　　/　　　　　　　　　 ∨::::::::::::::::::::::::::|　　　ﾍ::::::::::::::ﾍ　 ! ﾟ.
　　/⌒ヽ、　　　　＼　　V::::::::::::::::::::::::|　　　　＼::::::::::::i.　}　i

　　　　　　　　　　　風見公爵にして風神の巫女
813 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:29:42 ID:a7OmJT5b: .　　　 / /　⌒＼＼　 ./ /　　　　　　 / /　　、　　　　　丶
　　　 / /　　　｛　＼＼/ ｢￣⌒＼　　　　)ｈ、　　＞､、　　　)　　 )
　　　｛｛　　r…＜、　　ﾉ　 ||　　＞…彡⌒＼　　　＞…く …く
　　　＼＿,ノ　　ア¨´｜　|八斗‐（ ∨ハ|　＼__彡＜　 }　　＞- 、
.　　（￣　　./ 　／|　　　　　|／＼　　＼＼}|　　｜　/　　＼し''゛　　ﾉ
　　　＼　 /　　/ 　|　　　　　|　ｘ抖ｬｾ抓ミト|　　｜ / 　 |　|　 |＼　｛
.　　　 /＼|　　　-ｰ八　＼ | ﾉﾉ　弋,沙ﾉ^/　　|　　　　　|　 |　｀¨¨´ )
.　　｛　　|｜　　　| 　＼　＼　　''"´⌒　/ / 　 |　　　　　|　 |　　　／　　　　財界は魔女よりも厄介よね。
　　　　＼ |｜　　　|xぅ笊ミ｀¨⌒ヽ　　　　/　'　　｜　　　　 |＼＿(
　　　　　 |｜　　彳　,＾沁r　 _　　　　　 /　　　|　　　　　 | 　　｀¨ヽ　　　必要なのは認めるけど扱いに困るわ。
　　　　　 |八　　　|　 |^''´ 丶　　　　　　 |　　　　 /　/　　｜　　､__ﾉ
　　　　　　＼　　ハ　　　　 ,,.　 -，　　|　｜/　/　/　　　八　　／
　　　　　　　 //＼　从　　｀'''　　　　　 |　　|/　/　/　/ 　　＼｛
　　　　　　　｛｛／¨¨¨¨¨　￣ﾉ　　　　　　 |　｜ /　/　// 　　＼＼
　　　　　r-､　／　 x―く¨¨´＞　　　　　ｲ|　　| /　/　//　　　　∨＼＼
　　　　ﾉ,､‐''゛　　　＿｝////// うT爪八　 /　/　// //　　　 ∨　＼＼
　　／　　　　　　￣`ヽ////////}　　＼/　/　/　/Λ　_,.斗====-＿_)
　 /　　　　＼　　　　　　＼｣ニニ=-_,ノ　　　｛　　 /　/　／ニニニニニ／ﾆ
　{　　⌒ヾV　〉　　　　 >　 )ﾆﾆ／⌒ 　　　八　 /　　 /ニニニニニ／ニニ
　|　　　　｛ｼ===彡r　　／ﾆ／　　　　　　　　＼( 　　 {二二二二／ニニニ
　|　　　　 {ニニニニニﾆ／　　　　　　　　　　　　　 {ニニニニニニニﾆﾆ

　　　　　　　　　　/　　　 . . . . . . . . . . . . . .　　　＼
　　　　　　　　 / .　　　: : : : : : : .- へ: : : : : : .　　　ヽ
　　　　 z==､」　　　　_:厂￣ ´ｚ=ミ　 {: : : : : : : : : .　' .
　　　　　」　　 Y　. . く　　　　 { {　@ノ　ヽ: : : : : : : : : : : .ヽ.
　　　＿. { {　　} ﾚ⌒ヽ :ｰ. . . ._｀ｰ=ﾆﾍ　＼: : : : : : : : : : : .
. (⌒ﾞしz_ ヾ.. _人_(⌒ゝ＼_/: : : : ヽ:￣:｀ヽ. .ノ: : : : : : : : : : : : : '.
.乙:}　　／′　 /⌒ﾞ7 ￣(乙_＿z=z､: : ｀ヽ: : : : : : : : : : : : : : 　 .　　　　　財界は面倒だけど、下手に圧力をかけて統制したら
.　乂／/ / 　 /　　/　 /　｀}￣´| 　　ゝ=-ﾍ_: : : : : : : : : : : : : .　 {
／⌒{　{　i 　 /　　ム　{　　/ -=ミ　　　　　　ﾉ: : : : : : : : : : : : :　ﾉ　　　　経済が萎縮して、かなり拙いことになるわ。
乙ｚ /　乂. 　{　　∧ 　　 /　　 }　!|　　　く: : : : : : : : : : : .:z≦
　. ．- /∧　　　ﾚ=ミ　∨　　｀/ヽ八　　　　ヽ: : : _: : : 　く　　　　　　.　結局のところビジネスは不確実を嫌うから
く　　／: ∧　i　ﾏ　r心　} 　ノ´¨芹ミz　　　 { ｀￣乙. ．く_　｀ヽ.
{_　イ　 / ∧　　八灯ﾉ_乂´　　　灯心刈⌒)i|　　　　　　　　　　＼　..　自由にビジネスができなくなると弊害が出てしまう。
.　　{:　　 !{　ヽ＼ .i}　　′　　　ゞ ´"}　 }//　　　　ヽ.　　　　　　　}
　　　　　八　　　八　　　　　　　　ノ　 //　　　　　 |　　　　　　　{
｀ヽ.　　　　ヽ.　＼　｀ヽ. ｀　　 .｡o≦　　〃　　　　　　レ'⌒Z_＿　ノ
　 (_＿　人_＿＼　ｰ=7　¨¨ 」: :ノ／イ/}　＿　　　　 }＞　ヽ. ．-= …く
.　　　　　　　　　.. ＞´，　　/ ／／´　 /´く　　｀ｰ ´　ヽ　　　　　　　　　＼　＿　 _
　　　　　　　／_Y／　　　 У　　　　　　　　ヽ,　　　　　　＼　　　　　　　　　 ¨ﾆ=-…ヽ.
　　　　　 . ' _」_．-=ﾆ7ヽ　{{　　　　　／-ヘノ.　　　　　　ヽ.　 _＿．-= ﾆ￣ヽ　　 )
　　　　　/ 　《　　／〃}}　八　　　ﾉ_ノ　　 ∧¨ﾆ　=-ﾍ　　　　　ヽ._ヽ　　　 ¨ﾆ=- }　　）_
　　 _　 ´　　.入／　{ {　}}　　}ﾌ　　彡′ ￣ヽ} .　　　　　　　　　　　　　　　ﾆ= --=ﾆ¨ ヽ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __　 -‐ …… ‐-　　.,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 . : ⌒.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: ＼
　　　　　　　　　　　　／.: :ィﾆニニニニニY⌒Y⌒Y.:＼
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　　　　　　　　　 /.: .: .: / .: .: .: ｲ.: .: .: .: .: .: .}: .: .: .: }.: .: .: .:V-=ﾆﾆ=- ＿
　　　　　　　　　　　 'ｲ.: .: .:'.: .: .: /　{.: .: .: .: .: .: ﾊ.: .: .: .:}.: .: .: .:.}:､.: V/￣ -=ﾆ
　　　　　　　　 /　|.: .: .:{.: .: ./{‐-{.: .: .: .: ./:/-‐V/.: :, .: .: .: .:}.:.i＼〉
　　　　　　　　　　　　|.:ｉ.: :八.:./八　八.: .: .:/}/　　 Ⅵ.:/.: .: .: .:/.: }　　　　自由経済か。
　　　　　　　　　　　　|.:|.: .:.i.Ⅳ¨芋示ミ＼/ 　¨芋示乂.: .: ｲ.:/.: .,
　　　　　　　　　　　　|八.: .{:乂　乂ツ　　　　乂ツﾒ.: .: '.:.}/.: ./　　　..　王国は昔ながらの封建制度なのに
　　　　　　　　＿⌒＼{.: ﾊ.:.:.:　　　,　　　　 .:.:./.: ／.: .: : ｲ:{
　　　　　　　　_ -=ﾆﾆﾆ=- V.:.込　　　　　　　 u /ｨ.: .:, .: .: /人{　　　　.　経済の統制はそこまでやっていないね。
　　　　 _ -=ﾆ=-￣　　　 {.: /个: . 　 - -　　／.:／}.:/}/_　⌒
　　　　 /ﾆ=-　　　　　　　 ∨}_.乂ﾆ＞　_　　イ八ｲ⌒}/-=ﾆ=-＿
.　　　 /ﾆ=-　　　　　　　　}⌒7/〉 : :/ '　　　　　 /　　＼__￣ -=ﾆﾆ=- __
　　　　-=/　　　　　　　　_人_/〈/　. :　　　　　／　　 /〉　/⌒7ﾍ_￣ -=ﾆﾆ=- __
. 　　 {=-　　　　　　 rくﾆ)⌒7/〉　:{　　　／　　　〈/　/⌒/⌒V　　　￣ -=ﾆﾆ=- __
　　　　-=ﾆ __　　　　 {ﾆﾆ{__/〈/　　∧ 　／　　　　/〉　/⌒'-=ﾆﾆ>､_　　　　　　￣
　　　　￣-=ﾆﾆ=-_　jニﾉ⌒ 「{　　 Y⌒⌒Y 　　〈/　/^/-=ﾆニニニ＼
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　　　　　　　　　__ ／ﾆハ__j／-=ﾆニ{{乂ﾆニﾆ＼{_〉/⌒{=-Y-=ﾆニニニニ>､
　　　　　　　　　{ﾆニニﾆ「-=ﾆニニニ＼＼ﾆニニ＼{__人=-}-=ﾆニニニニ=-＼
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814 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:30:12 ID:a7OmJT5b: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　 -──‐-　､__
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.　'´..::::::::::::::::::::-─- ﾆミ　、
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　　　　　　　　　　　　　　 '.:::::::::::::|::::::::::ｌ::::::{」⊥L_::::{::::::::l:|:::::::::::}::::::::::::::::l
　　　　　　　　　　　　_　/j　ｊ :::::::::::::|::::::::l:ｌ::::::|:从_|::::`j|:::::::|ﾘ-┼:::}:::}::::::::::::|
　　　　　　　　　ﾉ.}/./／ﾌ ::::::::::::|ｌ:::::::l:l::::::|rゥzｯﾐ └-┴'‐┴くﾘﾉ::::::::|:::|
　　　　　　　　 /　'／, -‐_ｧ :::::::::::l|:::::::l:l:::::{ﾊツ:::] `　　　'fﾗﾔ>/.:::::|:::|:::|
　　　　　　　　　 /　　　ｰ-っ:::::::::::::::ｌ|:::::::l:l::::::l弋'::ｿ　　　　 {::ｿｲ :::::::|从:｣
　　　　　　 /　　　 /~￣::::::::::::::::::ｌ| : ::.!|::::::|　　　　　　丶｀　 }:::::::l::/
　　　　　　　 j　　 _,ノ　　 l::::::::::::::::::.!|: : :..|::::::|　　　｢`ｰｧ　　　,ﾊ::::::|ｲ
　　　　　　　　 | 　　！　　 l:::::::::::::::::::.!|: ::: :..::::.| `　._　｀¨　　, イ::::|／::|　　　財界の連中だって青藍の市場を大事にする必要があるから
.　　　　　　 |　　 │　　.|:::::::::::::::::::」|::::::::::.:::|⌒ヽ. ` r-＜:::::::|:::::::::::::|
.　　　　　　　 |　　│　　|:::::::::::::／ . |:::::::::: ::|＼　＼ヾﾄ＼::|::::::::::::i|　　　焼き畑農業的な戦略展開はしないわ。
. 　　　　　　　　|　　　|　　!::::::::::/　　..:|::::::::::ｌ::|　r:‐ミﾆヾﾑ. -‐ ト､:::::::ｌ|
　　　　　　　 |　　 ├ヘ｣-‐＜　　　.:|::::::::::ｌ::|　}　　　 { ｝　 / 　`､: :ｌ|
　　　　　　　│　　ｌﾊ　}　　　ヽ. 　 |::::::::::l::}　|　　　几　 :{ 　　い、
　　　　　　　　　| 　　 'l}　}　　　　　　.|::::::::::l/　ﾍ.　 ,.ﾍホ　ヽ. 　　! . ヽ
　　　　　　　八　　　 j　}　　　　　 |::::::::/ 　　ヽノ　 | `ｰ :┘　　l. 　 }
.　　　　　　　　ヽ.＿ノ.ノ　　　　　 .|:::::∧　　　　　}＞i＜{　　　　ｌ　 .}
　　　　　　　　　　　|　/ /　　　　　 .|／ . }　　　　　 | 　　　　 }　;ﾊ
.　　　　　　　　　｛,/ /　　　　　　　　　 {　　　　　 }＞ｉ＜{　　　ﾌ../　丶、
　　　　　　　　　　　 / /　　　　　　　　＞､　　　　〆:＼　　　〆∨ 　　ヽ
.　　　　　　　　　　　'　;　　　　　　　　　　　　}:::::＞一''´::::::::::..ヽ.イ:＼ } 　　　 ‘ .
　　　　　　　　　　 j　j　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..ﾑ　/　　　:〉
　　　　　　　　 {　{　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: . .∨　　　 /
　　　　　　　　　 }　}　　　　　　　　　　 /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.}　　　./

　　　　　　　　　＿　　ﾄ、
　　　　　　　　＼｀ヽ! ,ﾊ
　　　　　　 ,. -─-＼, |　/,. -‐─-..､.,　　　　／|
　　　　　∠.,,__　　｀＞'´::::::::::::::::::::::::::::｀::､／　/
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　　　　　　　＼__:;:.　''"´￣｀○)i　　ﾉ　ﾊ／　__／
　　　　　　　／　　　　　　　´ ヽ､＿_ノ::::`''＜i
　　　　　　 / 　. 　 /　　　＿_ ヽ.　　　＼:::::::::::::＼
　　　　　　,'　/　　,'　　 ,! 　 ,ﾊ｀ |　|　　|　｀ｰ--ｒ‐'
　　　　　　i.　!　　.i__!　/ｧ‐ﾃ‐-､,|　|/　 !　　　　!　　　　王国以外は未開惑星だから
　　　　　　|　|　　 |ｧﾚ'　　 j__ソ^ﾚ/　 /　　　　 !
　　　　　　| 八　 !ﾊ!　　　　　''"/　, ' 　　　　 !　　　　種族、言語、文化、宗教、法律、常識すべてが違うわ。
　　　　　　|' ／＼|〈　　　　 u .／／　　|　　　　 |
　　　　　ﾉ´　　,'　'!　ﾏ￣）　/ ／　　　,ﾊ　　 | 　|　　...　そんな場所に進出しても
　　　　　　　 /　｀＞､　　 ,|/ 　　 ∠　!　　/ 　 |
　　　　　　／　／　 |`rイ,' 　　 ,'　/＞-‐く　　 |　　.　気苦労ばかりで実入りが少ないわ。
　　　　　／　　 /　　_,r'ｿr/　　　,'／　　　　＼　 !
　　　　/ 　　／）／「7‐|7　 .　　/　　　　　　　｀ヽ!
　　　 ,' 　　／,.-'‐‐'ｧくム!　 ,' 　/!　　　　　＿　　〉
　　 / 　 /　 ,.-‐＜/:::/ |　/　 //　　　_ｧ'"´::::::::｀Y |
　／　 /　　 -─ｲ!o:;'　!/! .／〈　　　/:::/´￣｀∨ .|
"´　　 ,! 　　_,..イ´!:::|{　　ﾚ'　　 !＞‐〈:::∧　　　 ',　|_　　＿
　　　/ 　　/ヽ| {|__|} 　　　　　　　 /-'ｧﾍ　　 ∨´￣　/
ｰ-＜7　　　.ﾑ /! }!:::|{　　　　イ　　 ,〈　,'　∧　　　ヽ. 　,〈

　　　　　　　　　　　　ﾊ　　　　　　　　　　{ 　 }／　　＞
　　　　　　　　　　　　　/　v　―=ミ-=二二=-　<　／￣　＼
　　　　　　　　　　　　　{　/　/　　　V-ミ-=ニニ =--------'
　　　　　　　　　　　　⌒人　　　　 (　　))-‐……‐-＜-=／
　　　　　　　　　　　/⌒＞　-- ィ:. ｀¨´:. :. :. :. :. :. :. :. :.＼
　　　　　　　　　　　　 (-=／: /: |:. / /:. :. :. :. /:. :. | :. :. :. :.
　　　　　　　　　　　　　　　/:. :|:. :.V:./:从: : : /:. :. :/: |:. :. |:.ｉ　　　　そもそも未開惑星保護法によって政府の許可がないと
　　　　　　　　　　　　　　 , :. :人:. :.:.ｘ≠ミ从 : : : /:. /:. :. :. |
　　　　　　　　　　　　 /:. :. :.|:.＼:. ､vｿ　ヽｨ=ミ:':. : /:. ,　　　.　未開惑星に干渉できないから
　　　　　　　　　 /:. :. :. :|:. :. :.ﾄ:.}　　　 , ゞ /:. イ/:. /
　　　　　　　　　　　 /:. :. :/:. | :. : ﾉ:人 v ｧ　　ｲ : : :|':. /　　　　.　異星人と商売する事は不可能だわ。
.　　　　　　　　　　 /:. :. :/:. : |:. : ((∧_　 r＜:. :|:. :. :. ､(　　　)
　　　　　　　　　／:. :. :./:. ／| : : :):. .､＼|＿￣|ﾍ:. :. : ＼_¨´
　　　　　　―= :. :. :. :. :./.:. :.}　|:. :. :. :. :. 〈:i:i:N:i:i＼',: : : : : ＼｀`丶､
　　／:／￣／:. :. : : : : : ／　 |:. :. :. :. :. :.∨ﾊ:i:i:i:i:∧:. :. :. :. :.＼:. :. ＼
　 /:. /　／:. :. :. :. : : : / 　　 |:.＼:. :. :. : : V:i:＼ｲ＼､:.＼:. :. :. :. :. : : ＼
　 :. :.ｉ　　:. :. :. :. :. i:. : 〈　　　　|: : ∧:. :. :. : 从 o∨⌒ｉ＼:.＼:. :. :i:. :. :. :. ＼
　　)/　　ｉ:. :. :. :. :.:|:. :. ｉ＼| 　ﾉ:.ノ -＼:. :./ゞﾍ,oｉ　 |＿ｉ:.|∧:. :.|＼:. :. :. :. ｉ
　 /　　　　､:. :. :. :.|:. :. |:. :.≧(:.(／　― ｉ:/＿__〔|ol〕　,---|:.|　 ):.人　):. :. :. 人
　　　　　　）:. :. :r '" ￣￣｀`丶､〈　　/〈　ノ' 〔|ol〕　{ 　ﾉ'―(''― ､(:. : ／
　　　　　／:. :. :.∧　　　　　＿＿＼　　 ', 　〔|o|〕　〉　ｉ＿）　　〈）´
　　　　 (¨¨¨¨¨´　＼　　　　　　／ ∧　　∨／￣￣ｉ　　〈　/ 　　　＼
　　　　　　　　　　　　)　　　　　　／ ∧　　〈￣￣　|　　 V　　　　　ﾉ
815 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:30:44 ID:a7OmJT5b: 　　　　　　　　　　　　　_____
　　　　　　　　　,＞'"´:::::::::::::｀'"´￣｀''ヽ.,
　　　ヽｰ-::''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　｀７::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.,
　　　　 /::::::::::::::/:::::::;/:::::::::､::::::::::::ヽ;::::::ヽ;:::∧
　　　　'::::::::::/:::{､:::::/|::::::::::::ﾊ:::::::::::::::':､::::::';::::::|　　　　割に合わない上に違法ならそうなるわね。
　　　 .{:::::::::::{:::ﾊ:::メ､|:::::::::/_ﾉ;:イ::::::::::::';::::::}:::::!
　　　　　'､:::::::ヽ{「ﾍhﾊﾍ;:::::;'ｧｰテ=ｔ､}:::::::}::::/::::;'　　　　故に財界は王国の拡大による内需拡大を求めているわ。
　　　　　　ヽ;::::;ﾊ　ゞ'　ヽ|　　{h　,ﾘﾊ::::;／::::/
　　　　　}イ:::{""　　　　　　￣/::::}ノ::::::::八　　　　　王国が拡大すればそれだけビジネスが拡大できるもの。
　　　　　　　ノ:::人　　､＿.　ι{::::::;:::::::::（::::::＼
　　　　　,.:'´:::;:':::::ﾉ＞､　　　　,.イﾍ;:::}/::::::::::':;:::::::::':,
　　　　 {::::::::{:::::（r'-{::::ﾉヽｧ＜ /　 }ノ､::::::::::::ﾉ:::r､::::}
　　　　　｀ヽ人:ア´{／´､｀ヽ. /　　 /,#,＼:イ::::ノ　∨
　　　　　　 / 　/　二ヽJ∧ヽ/#,#,／｀ヾ´
　　　　　　　 ;　　/　　-､ｿノ|{._∨#,#/　　　　':,
　　　　　　{　 ;　　ノi∧,'　 ,'##,#;／　　　 }
　　　　　　rヽ7　　厂/　i　./,#,#,/　　　　　ヽ
　　　　　｀「'　　 ;! /　｜ {,#,#,#;　　　　　　 }
　　　　　　　/ 　　　ﾊﾍ　 !　 '､#,#,ゝ､　　　ﾉノ

　　　　　　　　　　　__,,,,......,,,__,
　　　　　　　 ,.‐''"´.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀`'' ､_
　　　　　,.'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`':､
　　　　.,:':.:.:.:.:.;.:.:.:.:.;.:.:.:.:;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ､
　　　 /:.:.:.:.／:.:.:.:/:.:.:.:.ﾊ.:.:.:.:.:.:.!.:.:.:.:;.:.:.:.:.:ヽ(
　　　,'.:.:.:.:ﾉ:.:.:.:.:./i-‐/‐ !.:.:.:.:.:,':.:.__;ﾊ:.:.:.;:.:.:.',
　　　i:.:.:.;':.:.:.:.:.:/´ニ二｀,.､:.:.:.ﾊ:.:./｀i:.:.:.:i:.:.:.:　　　　面倒な事だけど王国の内需が拡大すればするほど
　　ﾉ:.:.:.!:.:.:i:.:.:.! ｲ ! _rｿ｀　）'　'-=､7:.:.:.!:.:./
　　,':|:.:.:.'､:.ﾊ:.ﾊ ,,,,￣　　　　└' ' i:.:.:.:ﾊ（　　　　　財界が違法に未開惑星に干渉するのを予防できるから
　　!ﾉ:.:.:.:.:)':.Y:.::'､　　　　　　 '　　 "!,:イﾉ
　　ﾊ;.:.:.:ノ:.:.:.!:.:ハ､　　 i´￣7 　 ,.ｲ:.:.:Y＞　　　　　悪い話ではないわ。
　〈:.:.:):.:.:.:.:.:.ﾉ:.:.:.:ﾉ｀ｧ､.,_` 　,. イ:.:.〉:.:.ハ
　　 )'´ヽ/_（_,.＞く´`''i､　￣ﾄ !ﾚﾍ(へ（ヽ!　　　　..　少なくとも未開惑星が発展してしまうよりはマシね。
　　　　　／ヽXXヽヽ、￣７　＼.　ヽﾊ）ノ
　　　　//｀ヽヽＸＸ.ヽ｀ヽ!:　　｀i ﾉヽ|
　　　 ,' 　　/ヽ..',ＸＸＸヽ　!、　　 ',XXヽ、
　　　 !　　/　/', l-ｌ‐＜ヽ　＼ヽ　i｀i ヽヽ
　　 / 　　 /　! |-l－ヽﾍ　ヽi/ /ヽヽヽ' ,
　　 /　　　,'　ﾉ/-l- －ヽ-lﾍ　o}　}－}￣ヽ,!
　　/　　　　 /l/l－l－ - }-- }　/　}-ﾉ-／ﾉ
　 ,'　　-=､ /l‐l-l ニl___ /__ /oﾉ　/７７/, '
　｛　　‐ ニ {lﾆlﾆｌﾆ/__/__/_/ /　/７７ l´
　 ',　　　／ 'lﾆlﾆｌﾆl__l___l___l |　l -l‐ｌ‐l
　　i　　　　　ヽlﾆｌﾆｌ__l___ｌ___l l　l -l‐ｌ‐l
　　ヽヽ　　i　｝ﾄｒlﾆｌﾆｌ__l__ｌ　l　ヽ-XXヽ、
　　　ヽヽ　　!,/7ーｒlﾆｌﾆｌ_lﾉ　ﾍ｡　ヽXXノ.

　　　　　　　　　　　　 _,.. -‐､,ｒ=―‐- ､,._
　　　　　　　　　 _,.''´:::::::::::::::_,,..::-─-､::::｀ヽ.
　　　　　　､__,.／"´￣`::::::::´::::::＿__::::::::::::::::::::':,
　　　　　ヽ;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_/::｀|::::::::::::::::::!　　　　　..　私たちが一番警戒するべきなのは
　　　　　　ﾉ::::::::::::::::::__::〈:::::::::|ｨ'Tてヽ∨:::::::::::: |
　　　　 /:::::::::,|::::::´::|__ハ:::::i 　l、り |::::::::::::::人　　　　　　王国民が未開惑星を発展させて将来の脅威を育ててしまう事よ。
. 　　　〈:::::::::::八::::,ｨ´「,ﾊ jノ　 ´￣ "ﾞ!:::,ﾊ:::/::::::＼
　　　　　）イ:::i::::ヽ八 j_り　 ,　　　　/∨:::i/::::::::::::::ヽ　　..　これは財界がやりかねないから注意しないといけない。
　　　　　ﾚ'^〉:::::ハ"　　　_,.　'　　|:::::::::::::/:::::::|:::::::〉
　　　　　　/::::;'::::::ﾄ､　　　／） _／!::::/／::::::::::,!::::/
.　　　　　　　〈:::::i:::::::;レ|｀ア´∠て__ｨ|／＞ｧ─＜∨
　　　　　　　）ノヽ::::| ／　 -‐'"´ノ　/´／　　　ヽ.
　　　　　　　　　　＞i´　　　 _ノ´|／:;/　　　　　　ﾊ
　　　　　　　　　 ,ｲ:;:;/￣｀ーくrｪ''´:;:;:;:〈/　／　　　　/
　　　　　　　　 / /´￣丁ヽ_/ i:;:;:;:;:;:;:Ｙ／　　　　　〉
　　　　　　　　| /　　　　〉 .|;:;:;:;:;:;:;ゝ、　　 __,,. ノ
.　　　　　　　　〉　　　　／/ イ;:;:;:;:;:;/　　　　　／
　　　　　　　/ 　　　／　/ヽ,ゝ､_;イ　　　　　/
　　　　　　 i 　　　　/　/　　　￣｀ヽ.　　/
816 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:31:16 ID:a7OmJT5b: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,,...　　...,,_
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.　 ''"~￣¨アく｀`ヽ､丶、
　　　　　　　　　　　　　　 ,　'´..::::::／..::／| ::: l＼ ::..＼＼
　　　　　　　　　　　／..:::::::::::::´::::: ´::: |:::::::::ｌ:..＼ :::::::: ｀
　　　　　　　　　　 ´::::::::: /.:/.:::: /.::::::::|:::::::::::l ::::::::::::::::::::::.
　　　　　　　　　　　　 / ::::::::: /.:/.:::: /.::::::::: | ::::::::: ｌ::::::::::::::::::::::::,
　　　　　　　　　 / ::::::::: / ::::::::::::::::::::::::: |:::::::::::::| :::::::::: |:::::::::|
　　　　　　　　　　 ::::::::::::::::::::|::::::::|:::::::::::::::|:::::::::::::| :::::::::: |:::::::::|
　　　　　　　　 |:::::::::::: |‐-ミ,　 |:::::| :::::::|:::::::::::::| :::::::::: |:::::::::|
　　　　　　　　 |:::::::| :: |::::::|::::::::|:::::| -─‐-::::::::::::::::::::::::::::::: l　..　財界は極論を言えば利益を追求する連中だから
　　　　　　　　 |:::::::| :xf''ぅ㍉ :::|:::::| :::::::|:::::::: /.:::::::::::/::::::::::l
.　　　　　　　　　　￣ｌ|＼| Ｖツ＼|:::::|xf''ぅ㍉､/.::::::::／ ::::::::: l　　　利で釣ることができるわ。
　　　　　　　　　　　ｌ:| :: |　　 ,　　￣　Ｖツ 'ﾞ :: ／/ :::::::::::: |
　　　　　　　　　　　　　ｌ::| :: |'､　　　　　 ⌒７^｀ :/::::::::::::::::::|　　　でも一部の思想家は利だけではどうにもならないので
　　　　　　　　　　ｌ:::| :: |/＼｀　ー　　　　/ :::: /.::::::::::::::::::::l
　　　　　　　　　　　　ｌ::::| :: |......(^i'=ｧｧr'''"´ ./ :::: / ::::::::::::::::::::: l　　　私から見ればこちらの方が厄介よ。
.　　　　 ,.　 ''"~￣￣￣| :: |....(^l...///　　,,./ :::: /l:::::::::::::::::::::::::::l
　　　　 ..........,.　 ''"~￣|/ :|..(^ｌ..///,,.+''’/ ::／ﾞ . ｌ::::::::::::::::::::::::::l
.　　　　　 ,.　'´ .:.:.:.:.:.:.:.: /.:::/(^l /.+''’ .... /／ :: |-─ｌ:::::::::::::::::::::::::l、
　　　　 :.:.:.:.:.:.:,.　''"~/.:::/,,.+''’ ............／ .:::::::/^'ｰ'＾.l::::::::::::::::::::::: l＼
　　　　　　.:,.　'´ :::: ／ﾞ :: ﾞ’ .／￣´"'く::::::::: ／_.......-─ｌl:::::::::::::::::::::::l:: ＼
　　　　 ´ :::::::::／ﾞ､｛::::｛／/ ............... ＼. ''"´ ................ ｌ:l::::::::::::::::::::: l:::::..＼
　　　　　 :::::::／| :.:. ｀',:::/// ....................... ＼....................../ : l:::::::::::::::::::::::l::::::::..＼
.　　　　　／ ..∧ .:.:.: }/// ............................... ＼............../.:.:.:.: l:::::::::::::::::::::: l :::::::::..＼
　　　　　　......./ : ｀、 :/// ....................................... ＼....../.:.:.:.:.:.:.:.l::::::::::::::::::::::: l:::::::::::::..＼
　　　　 ...../.:.:.:.:. ∨// ............................................... ＼{:.:.／） :/ :::::::::::::::::::::::::: l::::::::::::::::
　　　　　　 ∧.:.:.:.:. /// ....................................................... `く／／＼:::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::
　　　　　　 : ｀、 :/// ............................................................... ∨‐-　＼ ::::::::::::::::::::::::::: l:::::::
.　　　　　　 .:.:.:.∨//.......................................................................|..................＼::::::::::::::::::::::::::::::l::

　　　　　　　　　　＿_
　　　　　　　　　 ./::/ ､＼
　　　　　　　　　　 |::::|　＼ヽ.　　　 /7＼
　　　　　　　　　　 |::::|＿＿.';ﾊ＿　 |::|｀|::|
　　　　　　　 ,　'" ＼＼　 |:::|ｒ　｀7:/､.!::!
　　　　　 .／　ｒ‐─'＞'"´￣｀ヽく／ｲ
　　　　 ./ 　　ゝ‐／.　　　　　　| ｀ヽrヽ
　　　　　　!　 /￣ ,.'　,'　　/ 　 ,　　,'　　∨ヽ
　　　　 /_r'´]＿ノ| ./　_メ、／|　 ∧| 　　ヽ」__
　　　　 .{__r'´　./　|/　'Tﾃむｒ /／ __」　　トイ　　.　『未開惑星に文明の光を与えるべきだ』とか主張している連中か。
　　　 .ヽ.| 　　! .∠ イ弋_ｿ '´ 　ｧr|､　 /イ
　　　　　　|　　人　（| |xx　　　　 , り,ﾊ／-'　　　　　せっかく王国が宇宙の覇権国家として君臨しているのに
　　／　　,'　 |　　）　八　　　　 __　　x!/|
　/　　／　 /　　／ﾊ　＼　　　　　／!/　　　　　　　それを台無しにしかねない忌々しい連中だわ。
　!　 /　　 /,　'"￣｀ヽ|　ﾊ｀　ｒ-イ |　|
　　.|　　／::::::::::::::::::::::',　　|＼|＼-､　!ヽ
　　ノ　　|:::::::::::::::::::::::::::|＼ !ヽ＼ |:::}￣Y ´{
　（　　ｒ':::::::::::::::::::::＼}￣｀Y´￣{/|ヽレ'ﾊ‐┘
_ノ）ノヽ;:::_l_::::::::::;::イ＼_/|ヽ- ' /､::::＼ﾘヽ.　　　　、ヽ.
}￣ヽｧ‐/´:::::::｀ヽ.__ノ::::::/　!＼._/::::::ヽ:::::':, ,ﾊ　　　　',　 ',
|__.ンヽ/￣｀ヽ:;__/::::::::::::| ./:::::::::::::::::::::::::::::}.　|　/´{ 　 | 　 |
　|　 /ヽ-へ.__/ ＼::::::::､ﾚ'::::::::::::::::::::::ﾉ:::ノ＼ﾘく＿」.　 ! 　 !
.ノ　/　　　‐-'､　,ハ::::::::ﾞ:::::::::::::::::''":::::::|　　｀' ､　　　　　/
　　l、　　　　　＼　r!::::::::::::::::::::::::::::::/l::::|、　　　＼

　　　　　　　　　 /　￣　｀ヽ　　　　　　　　　／　￣￣　ヽ
　　　　　　　　　　　 / 　　　　＼　　　　　　／　　　　　 /
　　　　　　　　　　　{　　　　　　ヽ　　　　／　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　{ 　　　　　．‐＼´￣/｀　ｰ，　　　　　/
　　　　　　　　ヽ　　　__,　イ　　　　ヽ/＿　　　丶　 /
　　　　　　　　　　　　＼／　 .:(　　　r　'￣＿　ヽ..　　　メ､
　　　　　　　　　　　　　/￣-‐　´￣厂￣￣　ヽ/ヽー‐　⌒ヽ }
　　　　　　　　／￣_　)　　イ　 /　　ハ　ゝ-==-‐‐ー-ゝ、
　　　　　　　　　　　| ーイ｀¨´　 / l　 l 　|:::::ヽ　ヽ　　 i ヽ　　)
　　　　　　　　　　　{ 　 /　　/　 / 　)､ﾄ　l::::::::j＼ヽ　　 |　ヾ´＼　　　　上級貴族がそう言った連中を秘密警察を使って始末しているけど
　　　　　　　　ノゝ./　　人//| ﾄ(:::::＼｀ヽ:::::::::::ヽﾄ､　ヽ　＼ｰ＼
　　　　　　　　　 (　　/´}, /　ﾚ:::ﾚ::::＼:::::＼:::::○::::::l　＼＿ゝーヽ__ﾉ　.　いくら潰しても雑草のように出てくる所為で未だに根絶できていない。
　　　　　　　　 .￣丁ﾚ|　　l::::::::......::::::/￣￣￣｀ノ　ノ)ヽヽ))ヽ´
　　　　　　　　　　　廴_ノレヽゝ::::::::::::::〈　　　　　￣/' /人　＼　)　　　.　あいつらを何とかしないと王国の優位性が台無しになるわ。
　　　　　　　　　　　　／　　 |　＼::::::_:::_-_―_ァ　 /, '　l　ヽ　＼
　　　　　　　　　　／　　　　|　　ヽ:::::::::ー‐ ´ 　イ　　,　　ヽ　　＼
＿＿＿＿＿＿,／　　/　　/|　　　ゝ--､:!　　　／/ 　 /　　　ヽ　　丶
二ニ＝=――　 ' 　ノ　　/_jー／　　　ヽﾆ.´　/ 　 /ヽ_,　　　丶　　　ー　　_
＿　　-=ﾆ　´　　／　 _厂　l／:　　　　　　 V ) / 　 /｀￣ヽ　　　　ヽ　　　　　　　￣
　　　／　　　　　　　／ヽ　　 !:::〈　_,　　　　 V)、 _'｀丶r ､ヽ　　　　＼　　　＼
　　　　　　　　　　{　　ヽ　,j::::::´/　 / 　 l:.　 V ｀　ヽ　　　)人＼　　　　＼
／　　　／　　　　jｰz　／∧::::/　 /　　 l::: 　 !:　　　'　　/　 :l　＼　ヽ　＼　　　＼
　　　　　　　　／／ ∨　/　∨　 /　　　l::　　':　　　 l　 (　　:ﾚ)　　,＼　＼ゝ、ヽ
　　　　　　　厂｀ヽフ〈　ﾊ　　|　　l:　　 /::　 /:}／_ゝ'　　　　.:::( ／　＼＼　ヽ}　ヽ
　　　　　／／　 (　　Vハ　 |　　l:　　,:::　　l:'　　ヽ　　 . . ::::::/　　　　＼　　＼＿ヽ
　　　ー　／　　 __ヽ　 }}.ハ ,::　　l:　　厂} /　__＿ノ、＿,,　ｲ:::　 ..:-‐　-...＼　　＼::ヽ
￣　／／　　　 (　_jヽ｀ヽ::::::::l　 j:　 /|! ﾚ＿_)´　＼　　　　:::ゝ,,,,z==-ーヽﾉ＼　　＼
　／／　　　∠ _ノ j)　iヽ(､::::::｀:::'::ｰ'i|||! |-／ヽ　　ヽ　　 .:::＞＜ヽ、｀ヽ＼::::＼
　　/　　　厂厂人/{l　ヽヽ￣｀::::::::::::||||! | |　　ヽ＼　 ) .／　　　　　　ヽ　　ﾊ::_ノ＼
　 /　　 / 　 V／i　{ 　ゝー:::::::::::::|||||! |人　　　):::ヽ／　　　　　(;＼　　＼　ヽ:＼
817 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:31:44 ID:a7OmJT5b: 　　　　　　　　　　 ,.ヘ、＿
　　　　　　　　 __／　　＼　｀＞'´￣｀ヽ.＿
　　　　　　／/　┏━┓ ＼　　　 .:::.:.:.:＼＼
.　　　　　／／　 ┃┗┛　　ヽ　　　.::.:.:.:.:.:.:ヽ:::＼
　　　　,.:.:.:/　　　 ┗━━━ 　ヽ　　.::.:.:.: . : ::ヽ::::ヽ
.　　 /.:.:./　　_ｒ=≠ｧ～ｧｆ⌒'く辷_ﾏァ┐＼__}::::::ヽ::::::.
　　 /.::.:.:}≠´.:.; .::/　〃/　.:::::}:!::ヽ～くｊ辷弋＼::::} :::::〉
　　｛.::.／／〃 .::,′ {{/::　.:::::从::::::. :}:::.　`＾ト､_ ヽ＞く
.　　 >／′::{　::::{　.::/〃　.::〃ｊ|::::::} :}!|:| 　::|　::｢⌒〈_ﾉ〉
　　//∨　 :::〉、::{ .:::ｉ:{:{　.::ﾉ厂}｢:::ﾌ:ﾉ川　 ::|　::ｌ::、 ::F′　　　その件に関しては私たちが公言したら駄目よ。
　 ,′/{　 :::/:::{ヽ{ ::::{从 :::ｲ　ﾉｊ≠くノﾉﾉ　.::}　.:l::::ヽｌ
.　　_｣人　::{ : :{ .:;ゝ‐〈ヽ＼{ 　 }::::::::}::} 　.:::ﾉ .:::ｌ:! ::::i{　　　　.　こうして仲間内で愚痴を言うだけに留めるべきね。
　'´.: :::::::＼ヽ、ヽ{,ﾍ::::ｊ　　　ーﾃﾅﾉ　.:::／::::从::::八
:: ／.:::::::::::ﾉヘ＼｛ハ~´　　 _,　ノノ／／ .::::///Ⅹ::::ヽ
.::.::::::ｰ=彡.:/:;　 .:::::人　｀　　／／／::::::::;:ｲ｛｛::{:::}:::::::｝
:::: ､:::::/.::::/:/　.:.:.:/::/::了７:/,ｨ´ ,ｲ:::::;::／从::＼乂::::::ﾉ
｀ヽ Y｛.::::｛::{　.::.:/:{/:／ ∨::{/人｛ {／く　　　　￣＼く
　_}ノ　＼ゝ＼｛从｛　 //　　.::: ヽ) =　》　　　　　ヽY＾{
　　　　　ヽ　　　{{_≧〃　 .:::::::／ﾞー'⌒)く　　　　　　ｊ辷{
　　　　　　　　　／///　 .:::::／ｆ￢､_:..:.:ノﾉﾍ、　　　〃くﾌ
　　　　　　　　　　 ,′.:ｒイ⌒T f {　}⌒7⌒)`＝〒＾'く_ｆ
　　　　　　　　 {　｢＼ヽ _」⊥L」_ 厶_〔__人_ 」､_メ、
　　　　　　　　　　　　>く＾ヽ／　　　〈⌒ヽ L.:.:::／.:.:.:.:.:.::ヽ.
　　　　　　　　 { 　ｊ〃ｊ　厶L_」、 }｀Y／_　.:::::::::::::::::::.
　　　　　　　　　　　｀ア/レ'＾ｰ{.:.::}　　）＾)ﾉく　ｊ⌒ｊ7ｱ┐.:::｝
　　　　　　　　　　　 ⌒7|　　.:.:ヽ::::ヽ,　　::::::::∨≠≠=くﾌく
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　,＜''´￣Y/￣＞ｘ、
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　　　　　　　　　　　　　／: : ,ィiア７７７TT「弋テ≧、: :＼
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　　　　　　　　　　 /: : : /: : : :/ /:/: : : : | : : : | : : : ::∧: : : : : ＼,、
　　　　　　　　　ノ|: : ::/: : : :/ //: /|!! : | : : : | : : : ::} :|: : : : : : ト〉,＿,　　　私たちは『最上級貴族』や『六大貴族』と呼ばれていますが
　　　　　　　 /|: ::/: : : :/ /|:| /-|!| : | : :!! | :― ::} :|: : : : : : ||　}l
　　　　　　　　　　 |::/: : : : |!/ :|＿＿∨ | : :!∧「∨}//|: : : : : : |ト、}　　　　領地や権力を持たず権威だけのお飾りだから
　　　　　　　　　　 |/ |: : ::そア「＾ru＾ヾ∨!//そ＾ru＾ヾｓ: : : : : :|}　Ｋ
　　　　　　　　　　 |Ｙ:|: : : : 〈〈乂＿ソ　＼　乂＿ソ〉〉!: : : : :|} 　}}　　　　上級貴族のように政治の話を公言できないわ。
　　　　　　　　　从: : : : : ＼:. :. 　　　　　　　　:. :. ｲ:!:|: : : : :|}　 }}
　　　　　　　　　　　　/Y}|: : 「＼　　　　丶　　　　　イ : : : : : |}　 /
　　　　　　　　　　　 / !|:从从∧、　　、＿,,　　　ノ /从从从「 :/
　　　　　　　　　　　　　//YY＾＼ト、　　　　 ,.ィ7/://YYY/　／
　　　　　　　　　　　,､-）￣＞ｒ―/＾」＞ー＜／ト、＿ｒ―ァ／
　　　　　　　　　　/　　フ＿/＾〉〉　　＞ｒyｒ＜　　　/７/＾／７｀ヽ
　　　　　　　　　 /　　　　L＿＼／　　　　　＼／／／　、　　∧
　　　　　　　　　 }　　　　〉＾ーイ/　／（⌒）＼　∨／」イ　　　　:}
　　　　　　　　　〈、＼、　}　　　 {「}l＞ｒ｀¨´ ／　 }　　　　}　　　／}
　　　　　　　　　　}{　＼ }　　　」 } 〈〈| 」ｒ、　　ノ}￣＼　}　／　　}
　　　　　　　　　　{　　　 {、／￣∨＾」Ｌ」 }　／ /〉、　＼　　　　 }
　　　　　　　　　　〉、　　Ｘ　 /＾}＾}＼　　Ｙイ　ノノ「>、　/＼　　　}
　　　　　　　　　 /　} 　 /　 /　Ｌ＾」/　　∧」「　弋ノ「} / 　 :＼　ﾉ
　　　　　　 /　 }　 /　　　　 L-}　　//∧|　　 /」＾〈　　　 /＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,,..､､､､..,,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　 . : : : : : : : : : :｀丶、
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　　　　　　　　　　　　　　 (: ／⌒ 八　　⌒Y: : : : : : : : : : :.:＼
　　　　　　　　　　　　　　　/ : : : : : : ヽ＿ノ: : : : : : : : : : : : 〈⌒
　　　　　　　　　　　　　 . : : : {: : : :|: : : o: : : : :|: : : : : : : : : :　　.　そもそも王家と公爵家が財力や権力を持たないのは
　　　　　　　　　　　　　　∥ : : ∧: : :|: : : :.&: : : :|: : : : : : : : :.:i
　　　　　　　　　　 ∥: : :/￣､( |: : : : i‰: : |: : : : : : : : :.:|　　　下手に権力を行使していたら何かあると責任を取らないといけなくなるからよ。
　　　　　　　　　　　 ∥ : : : ｨｆ汀^|: : : : |: ﾟ*: :|: : : : : : : : :.:|
　　　　　　　　　　　　 ∥: : :从ﾘ　 ∥: : : |: : :ﾟo: : |: : :|: : : :N　　　王国は上級貴族が権力を独占しているから
　　　　　　　　　　　　ノ |: : : r'　　　/ |: : : :|: : : :.ﾟc |: : :|: : : :|
　　　　　　　　　　　　　 |: : 八　　　 : : : :.| ＼: :|: &: : |: :∧|　　..　失政の責任を上級貴族にとらせることができる。
　　　　　　　　　　　　　 |: /|:: :: .^　　 |: : :八　 |: |: :|:%八/
　　　　　　　　　　　　 /八〈＼_／|: :/ 　　|:∧: :/&　　　　　..　これが七大神と清姫様の考えね。
　　　　　　　　　　　　　　　 / ﾊ : {　 |:/ } ､丶`￣∧　ﾟc
　　　　　　　　　　　　 / /　⌒　　／　 ____ / ∧ 　ﾟ｡
　　　　　　　　　　　　　__ｒ‐┤　　／　＿(　人＼/∧　　&
　　　　　　　　　　　　/＼ヽ_} 　／|　 /／⌒ 　⌒ヽハ　　 *
　　　　　　　　　　　 { しし　フ　 |　∥　　　　　ﾉ/∧ 　_∴
　　　　　　　　　　　　 ;　 ) _／　　／/　　／　（ / 　 ∨ (　+
　　　　　　　　　　　　 {　ｱ　　　　Ｌノ　／　　　 ∨）　　〈⌒〉c
　　　　　　　　　　　 /}　;　　¨¨´／　／　　　　//y{ 　　 } 7 ＊
　　　　　　　　 /人八　　　∥ ／　　　　　//八＼＿/７　♪
　　　　　　　　　　 /{　人_} ､　 ∥'　　　　　 ///　｀¨⌒´　　*
　　　　　　　　　 } 〈　∧　 / 　　　　　　/〉　　　　　｡ﾟ
　　　　　　　　　　|　Ⅵ＼　∨　　　　／　 / {　　　　　 ∫
　　　　　 γ^y㍉.|　　√ン/　　　　 /　　　　　　　　　　　♪
. 　　　 φ　　♪| 　し　/　　　　 /　　　　∧　　　　　 ¶
　　　　 ¶　　‰ | 　　 V　　　　　　　　　　 / ∧　　　　　† ,,..,,
　　　　　Å％　八　　/　　　　　 /　　　　　　 / ∧　　　　〆⌒ﾟc
　　　　　〆　ﾟC｡.∧ /　　　　　 /　　　　　　 / ∧ 　 ♂ ‰cφ
818 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:32:12 ID:a7OmJT5b: 　　　　　　　　　　　　　 ,. -====================- .,
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　　　　　　　　ﾆ三三三三三三三>´: : : : :i 、: : : : : : :寸三三三三ﾑ
　　　　　　　　　ﾆ三三三三三ﾆﾆV: : : : |: : ::|::',v: : : : : : : ::寸三三三ﾆﾑ
　　　　　　　　　　i三三三三三三三/: : : |::|: : : ',> ´ヽ: : : : :i: : :ﾏ三三三三ﾆ>,　　　　　.　確かに私たちが国民に対する
　　　　　　　　　　|三三三三三三ﾆ': : : :i:|--V: ::', ィ笊㍉: :::|: : : ﾏ三三三三三>,
　　　　　　　　　　ﾏ三三三三三ニ': : : : |ィ笊＼: :', ゞ.' 　 |:::|: : : : ﾏ三三三三三ム　　　　言論弾圧などの泥をかぶるべきではないな。
　　　　　　　　　寸三三三三ﾆ{: : |: : :',.ゞ.'　　｀　　　 /::/i: : : : i ﾏ三三三三ﾆﾆﾑ
　　　　　　　　　　　｀寸三三三三',:{:i:V: :ヽ　　 -　　　　/: ::',: : : :|', ﾏ三三三三ニ=i　　　その為に用意したのが上級貴族だわ。
　　　　　　　　　　　　　｀寸三三ﾆ':｀: :i: : : :>.,　　　　 /: : : :',: : :iﾆ', i三三三三ﾆ>'
　　　　　　　　　　　｀＞´: : ＞´V: : : ﾍ＞　＜/: ',: : : ::>.,三} |三三三＞.´
　　　　　　　　　　　　,. ＜＿＿＞　　　　V: : ::',ﾍ＞., /: : : V: : : : :＼i i三＞ ´
　　　　　　　　　,. ＜　/　　　　　＞.,　　　 V: : :', ﾍ__∧|ヽ: : :＼: : : : : ＼
　　　　　　／: : : : :.i　　　　　　　　　　　　|v: ::',´/￣ヽ.←..,==＞ .,: : : :ヽ,
　　　　　／: : : : : : ::|./.>￣マ.>,　　　 ./　 |::V: :|/　　　リ-., ヽ　　　　ヽ: : ::.
　　　　／: : : : : : : :＞´　　　 ',ﾆ　　 /　　/: :i: ::i.,　　　 iﾏ< ＼ヽ　　　 ',: : : :.
　　　 ./: : : : : : :／　　　　　／ﾘ　　./i　 /: : :/::/ i ＞.,_.ﾉ ||iV　ヽ }　　　 }: : : :::.
　　 /: : : : : ／　　　　／---一 '　V: : : ＞'　　＞-.,　|.||.i ＼ } i　　　/: : : : ::
　　./: : : ::／　　　　／: : : : : : : ＜＞ ´　　　　　　　　.}.|| !.,　 Y.,　／: : : : ::/
　 .,': : :／　　　 ,..＜: : : : : : : : : :＞'　ﾍ／　　　　　 .}.ii K￣＞´ ----一´
　.,' ／　　　　,.＜: : : : : : : : :＞　´　　　　/　　　　　　　　 VV　 i/　/
＜　　　　／: : : : : : :／／　　　　　　　　i　　　> ´￣￣￣＞.,　　 .V
　/ 　＞i: : : : : : :／／　　　　　　　＼ / ＞------＜　＞.,　ヽ__
..i　//}/|: : : : : : /　＞--.,＿　　　　　　　＞　　　　　　　　　｀＜ヽi　　.ヽ
'_ノ/ /ノ: : : : : /＞ ´￣￣＞.,ヽ￣｀¨ ´　　　　　　　　　　　　　　ヽV　　　ヽ
ニ==-- .,_____／　　　　　　　　＼ .,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　＼
. ﾏニニニニニニニニ＞=一＜ﾆﾑヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＜　　　＞ .,
　ﾏニニニニニニニニニニニニﾆﾑiV　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼｀＜　　.、
,,--、寸ニニニニニニニニニニニﾆﾑV　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　｀-., .ヽ
.!＞.! ヽ.｀寸ニニニニニニニニニニﾆﾑ<　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ',V　とと
::::::::::::::V'<　ﾏニニニニニニニニニニﾆﾑ V　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ||ﾏ＞.,
::::::::::::::::ヽ'|　ﾏニニニニニニニニニニニ>.V　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｨ<.!ニニ
:::::::::::::::::::.<＞ .ﾏニニニニニニニニニニニﾆ>.,　　　　　　　　　　　　　　　　,.＜>'／ニﾆ
:::::::::::::::::::::::ヽ'}　ﾏニニニニニニニニニニニニ＞ --.,　　　　　　　＿＿ィ----イニニﾆ
:::::::::::::::::::::::::::::i　ﾏニニニニニニニニニニニニニニ>.,__／二二/―一.'ニニニニニニ=
:::::::::::::::::::::::::::::V-, ﾏニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ＞　´　＞.,　i＿_ヽi｀寸ﾆ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::}　ﾏニニニニニニニニニニニニニニﾆ＞ ´ ヽ　 !< i:::::::｀´:::::::::::::::::::}ﾆ
:::::::::::::::::::::::::::::::て＿ﾏニニニニニニニニニニニニ＞ ´　|>´￣!／　.i::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　 /／..................＼⌒ﾆｰ-
　　　　　　　,ノ⌒Ｘ'⌒ヾ　...................＼...............＼
　　　　　 /../⌒{..{⌒ヾ..＼......................＼................ヽ
　　　　ノ../...../{...{.................｝.........＼..........｀ヾ.............＼
　　　　ﾉ／........{人..＼.............｝................ー..........)............ヾ＼_
　　／゛../...}..人....＼...〕斗ｬヤヽ.....................)ﾉ..................}⌒
　 /......../..ノ..{.....{＼....}.ﾉノ_,j｣ﾆ=ミj................./....................}
　｛.........{..........{,j｣L,　ヾ　,ﾉ/゛{_,ﾉノ')ノ......)／........}...........人　　　　..　私たちは上級貴族を盾にして公爵家を維持する。
　　＼....)＼...{,jxfｔk ｝　　′ '"´／.....彡'.............ﾉ⌒ヾ(......＼
　　　　｀`ヾ)....`└'ｿ　　　　　｀⌒ブ................../ノ　ﾉ.....＼(⌒　　..　これまで通りにそうするべきね。
　　　＼ｰ彡'.....{　 `　　　　　 /.....................{__／................)
　　　 ⌒フ⌒Vﾍ　　 __ _,ノ゛　 {...........(..........(..........／....／　　　　　私たちは２万年前の巫女とは違うわ。
　　　　　人ﾉ〉、　　 ''　　　＼.......＼.......ゝ../....イ
　　　　　　 ___,.ノ.....ヽ、　　　　 _,.　〕ﾆ=ｰ)ノ......{..........＼_　　　　　その辺りは弁えるべきだわ。
　　　　　　⌒7......(...{.个ｰ‐=ﾆ}　　ノ....../___{_........＼辷彡'
　　　　　　　(人......)..ヾ.........(ｰ}　〕=-‐'゛　　｛............＼
　　　　　　　　　)./⌒)/⌒フﾟ／　　　　 __,､=弌....../...ﾉ
　　　　　　　⌒フ　　_,　f⌒｢　　　　,､ｔ｢++++++＼)ノ
　　　　　　　　　／/+/｛￣|　　／++++;％⌒ヾ +＼
　　　　　　　　__j{∠=-‐宀弌,／++++;％_,　　　＼+}
　　　　　 ,　゛　　ノ　 /゛　／++++％'"　　　　　　　}；
　　　／　　　ﾞ　　/　 /+++++/／　　　　　 ∥
　　 ⌒>　__　　　 /　 /+++++ﾉ'　　　　　　　　　 ;:′
　　　 ⌒У ＼__j{　　/+++++/／　　　　　　 j′
　　　 /ﾞ　 /⌒ヽ.,_/+++++/゛　　　　　　　　　 /′
　　　｛　　,:′　　 j{+++++;′　　　　　　　　 /}′
　　　　 i,　 {　　　 j{+++++{　　　　　　　　　 /+}
　　　　 ':,　{　　　 j{++++/゛　　　　　　　／ /++{
　　　　　｝ｋ{　　　j{+++/　　　　　　／　 /++｛
819 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:32:45 ID:a7OmJT5b: 　　　　　　|　　＞　、　　　　　　 |　　＜　´ //＼　　＿ ―
　　　　　　|　　　　　｀＞＜、　 /／/　　　//　/　｀´　　|
　　　　　　∧　　＞<　 /　＞ /　/　　　/ /　ﾊ　　 |　 |
　　　　　　　|　／ / 　斗 ―　ﾃ ┼ ― 廴´　ﾊ　　　ハ　|
　　　　　　　´ i　 /　　 i　　 / ./　　 /　/个斗　　/ i　 |　　　　　　２万年前の巫女か。
　　　　　　　 /　.ﾊ　　.l　　 i　ﾊ　　/　 / ./　 i　　/　.ｉ　|
　　　　　　　/　/ i　　l 　　 l 、廴_/ －云ﾃ、 l　　l　　ｉﾘ　　　　　　王国建国前の神暦１年から神暦１０００年の巫女は
　　　　　　　/ /　ｉ　.ﾊ　　.ｌハ::::::不丈丁ミ、ｌ　ｌ　　ｌｌ
　　　　　　 //＼_ｌｉ　ｉ.i　　l l .i.乂:::::::::う　　　　', | 　　ｌｌ　　　　　..　現在のような世襲制ではなかったわ。
　　　　　 ./　　ｌ .ｉ　ｌ .ﾏ　.ｌｌｌ .| .＼ー ´_　　　 ',|　　 /
　　　　　　　　　/　l　l /＼ .ｌ | ﾊ　　￣　　　　 |　　　　　　　　　.　たった一人で七大神すべての巫女を兼任して
　　　　　　　　/　　∧ｌﾊ　ﾊ !　ハ.　　　　　　　 !
　　　　　　　 /　／　/ ｉﾚ　＼l;;;;;;;＞　　　 ` ー ´　　　　　　　　　集落をまとめ上げて権力も持っていた。
　　　　　　　/ / |　/l ∧/　　　ｌ∨;;;;;;;;;＞　、　　　　　 .＜
　　　　　　　ｌ /　l　l l　 /　　　i　＼ｉ二>┘‐≧ー≦´|ヽ__　　　　...　権威と権力の独占ね。
　　　　　　　ll　　ヽｌ＼/　　 /二二∧:::ーーｌ　二二二_/
　　　　　ｌ　　＼.ｉ　　 /―-/　ｉ::::::::::::＞ｱﾋ、::::::::::::ヽ
　　　　　/￣￣￣￣‐.ｌ　　/ｌ::::::::::::::::＼／　　ｉヽ　＞、::::::
　　　 ./　　　　　　　ﾏ　ｌｌ:::::::::::::::＞ ´　　／/:::＼　　｀＞
　　　　/　　　　　　　　ﾊ　⊥　＜　　＞ ´／:::::::::::::::＞、
　　　/　　　　　　　／￣　　ｉ　＞´ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::＞
　　 /　　　　　　／　　　　　　 >　／

　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　/　 |　{___＿,ノ-─- ､　 |　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　 |　　／￣￣￣{　　ヽ／　／￣￣/＼|　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　＿レ＜￣￣￣￣＼__／　／///__////∧＼　　　　　　 |
　　　　　　　　　　 ∠ -──‐ｧ-､　　　　　／'´￣　　｀「＼/∧__ヽ＿＿＿,ﾉヽ
　　　　　　　　　__///////,ィ´　/＼＿＿＿／　　　　　　　│　∨∧＼　　　　　　＼
.　　　　　　 / /////／//　 /　　　, 　/　　　　 |　　　 |　　∨_}＿　　　　＿＿}
　　　　　　 / ///／　 //　 / 　　 /　/　　　　 l | ＼　　　　　　　 | ￣￣￣|////|
.　　　　　　 /／//　　 // 　 l|　　　/　/ |　　　l 　 | | 　 |　　　　　　l　|　　 l　 ∧///,|　　　　それは当時は人口が１万人にも届かない
　　　　　／///　　 //　　　| ﾚ'´/| /｀ヽ　　 l 　 | ﾚ'´ |￣｀ヽ　　 l　|　　 |　　 ∨//
　　　　　　＼//　　 // 　　 l|│/　|l 　 |　|　　l　 l/|　 /|∧ 　 l　　 l　ｌ　　 l 　　 ∨　　　　　小規模な集落だったからでしょう。
.　　　　　 /　　 //| 　　　∧|' 　 _|＿,| ∧ 　l|　| j／|/|　∨　|　　l|　'.　　　　　 ∧
　　　　　　 /　　 //│　　 /∧ｌ,ｨ' ィ=ミヽ∧　 lＮ　ｒｧ示ﾐト､　|　　l|　 ',　　　　　　∧　　　　原始的な社会だからなんとかやれたのよ。
.　　　　　 /　　 // /|l　　//　〈{　ｈ{　j│　　V l|　　 | ｈ{　j | ∨ 　 l|　 i∨　　　　　 ∧
　　　　　 /　　 /|　/ |l　 /∧　 |　乂辷ｿ　　　ヽ|　　乂ｆ辷ﾂ /　　/ !　 | } 　 |　　 l 　∧　　　現在の王国と比較してはいけないわ。
.　　　　 /　　 /　V 　|l / /　lＶﾊ　　　　　　　　　　　／　 |l/　|　 l|│　 l　　 |　　∧
　　　　/　　　i　　∨│∨　 l ∨ﾊ.　　　　　｀　　　　／　　　/　∧　ｌ|　　　| 　 │　　＼
.　　　/　　　│　/ ∨l /　 /　 ∨∧　　ｰ----- ァ'"´　　／/　/　　/　l　　ｌ　　 |　　　　　＼
　　/　　　　 |l　|l 　∨|　 {　　　＼＼　　｀こ二´/ /l￣￣　/　/|　　/　　l　 │ 　 |　　　　　＼
.　　　　　　　 |l　|l　　　|　l| 　　　 | ＼|＞　、　　, { l|│　/　/／｀∨ /　　/|　　ｌ　　 |　　　　　　＼
　　　　　　 |l　|　　　|＼| 　＼ l|　　|　│ ｀¨ 　Ｖ│ /| /: : : : : :V　　/　!　　l　　 l　　　　　　　　 /
　　　　　　 |l　∨ 　 |　　＼　 |ヾ　　|　 |　　　／　|./ ,|': : : : : : :/　 /　　|　　|　　 |　　　　　　　 /
　　　　　　　 |ｌ　 ∨　 l＿＿rＶｌﾄ､　　 |､│___／　　 |　/: : : : :/ :/　 /　　/ 　　|　　 |/⌒ヽ.＿__／
　　　　　　　　|∨　ヽ.　|辷ヽ{　V! ＼　lＮｌ|　　　　 __|,/: : : : :/ :/　 /　　/ 　　 |　　/
　　　　 l　　 | ∨　＼ﾊ廴 | n }|　/＼| ヾ. 　　〈/r|: : : : : /: / 　 i 　 /　　 l 　|　/
.　 /⌒ヽ|　　 l　∨ ／: : 廴,ｊく｢7|/| // |　　｢ﾚ7 に{: : : : : :| /　　│ / 　　 |　 |/l
　　　　　|　　　ｌ　 ∨: : : : 廴ﾊくﾍノ{ { /|　,ィ{__ﾉ/　/ : : : : : : |　　　 /　　　 l　│:|
　　　　　|　　　　　∧_: : : : :ヽ　ｊ八{ノ{　く　じ'ノヽ./ : :l : : l: : |　　 /　　　／￣: : ﾊ
. 　　　 |　　　　　 ∧入ぅノ: ∨: ://　|　し'{⌒ ／: : : ヽ: :| : |　　 /|　　／: : : : : : : : ＼
.　　　　ヽ＿＿＿__∧／: : : : : 「| l　 | /: : :ヽ./: : : : : : : ＼: | 　 /ﾚレ': : : : : : : : : : : : : ＞､　　　　　　　　　　／
　　　　　　　ノ辷/廴/: : : : : :,ｲ{│l　 |/: : : : : : : : : : : : : : : : |　/ｊﾉ|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＞､　　　　　／
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　　　／: : : : : : : : :'; : : :/　ﾉ /　ﾉ: | |.|: : : : : : : : : : : : : : :.::': : /: : :∨ : : : : : : : ／　　　　　　　　　　，　´
.　　／l: : : : : : : : : : : ヽｒﾍ､/ /ヽ/: : | |.|ヽ: : : : : : : : : : : .::´: : /: : : / V: : : : : : /　　　　　　＿__，　´　　､＿＿＿＿
820 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:34:09 ID:a7OmJT5b: 　　　　　　　　　　　　　　 . .. ---- ..　　　. .: :｀ヽ
　　　　　　　　　　 .　　´　　　　　　｀／::::, --､::.
.　　　　　　　／,..-―‐｡..　　　　／::::／｀ヽ. !:::i
　　　　　　　／　 !::::::::::::::::::｀ヽ___/:::／　　　i　!:::!
.　　　　　／　　　|::::{￣￣｀＞ヽ＞_彡'⌒｀ヽﾉノ____
　　　　 , '　! 　　 |:::::i__ ..＜:::ｲ´く⌒ ｰr‐''´つノ)｀ヽ'′
　　　 ,′' ,ヽ.　　乂::::ｒｰ{ ﾉｰ‐‐''　　　　　｀ヽ.
.　　　　i　　　' ,ゝ､ｒ‐ｧk'′　　　.　　　i　　　ヽ　丶
.　　　　ヽ　＿ . ソ /_ﾉ　　　　　 |　　　|　　ﾊ　.!　i :
　　　　　ゝ、7ﾊヽう　　　　　　｣!-‐i !j　i　ｒ‐ｔ .!　| i
　　　　　　, ´ ,　ｒ､ﾉ｀　 . : : : '´ 人_ 八! ﾉノ - iﾊ　!ﾉ
. 　　　 /　ｉ/（ｊ　　　　ｒｖ': :　斗ｒ升ト乂ｨｆﾁﾄｊﾉノ　　　　　　　　　　　　それは確かにそうよね。
　　　　　Ｌ...ﾉｰｲ　　　 /{ {i' 　人ゞﾟ‐'　　､ﾞﾟ'′ｉ（
.　　　　　 }}/　　　 ,'　ヽ!　' 　ヽ::::::　　　　　ﾉ. :）　　　　 , ､__　　　　　実際建国の時に巫女の役割は解体されたわ。
　　　　　 ,′　　 ,′. :.| . :　　　}　　 _， i{{三三三三三i　! i｀r､
　　　　　　　{　i　　/i　. : :i . :.!　　ト .... _ .ｲゞ'ﾆﾆニニニﾆi ﾉ!ﾉﾉノi　　　七大神は１柱につき一人の巫女が付くようになり
.　　　　　　ヽj　 ,'.::i　. : :! . :i　　 j￣￣{{. :::〃ﾊヽ　｀ヽ　ヽ ' 　 |
　　　　　　 }　.!〃⌒ヽ乂 j　　 i:::::::::::{{ト､i ｒ‐､.ﾉ　　乂　　　 |　　　巫女は１柱の祭祀に専念できるようになった。
　　　　　　　ノ. .:/　　　乂｀ヽ. ﾉ::::::::::::{{::::::::.ヽ｀ヽ.　　　ヽ｀　　|
.　　　　　 ,.:´. :／　　　　　 i iヽ. ヽ:＞‐=ﾆ.:.:.:.:ヽ'´.:.:.:.:｀.:.:..､　}　　 |　　　そして、権力は上級貴族たちが手に入れた。
　　　　 /　／　　　　　 .| ! ﾊ　 }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.｡:.:. ｊ　　 .!
.　　　 / , '　　　　　　乂　}　ﾘ:.:.:.:.:oﾟ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::ｉ｀ヽ.　|
　　　 ' /　　 . . . : : : : .　　　 >ｒ‐ト､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;　ハ i
　　　 {　＼. : : : : : : : : : : . : :.〈　ト';､/:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::, '　　 i !
..　　　!　　＼: : : : : : :ヽ_ｒ‐､-/_ｊ　ｉ｀ヽ:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.,.::'::::::::::;イ. 　　ﾉﾄ､
　　　乂　　　｀¨ ￢ 7ﾌ::ﾊ:::::>´乂ｊ　ﾄ.:.:⊥.:.:.'::::::::::::7´ｒﾉ　　　（　ﾉ:::..、
　　　　　ヽ　　　ヽ: :｀ヽ'｣Ｙ｣: : :ｉ:::）ﾉﾉ::::::::i:::::::::;ｘ彡:,′ﾘ　　　　ヽ::::::::）
.　　　　　､　　　 : : /: :ｊ　: :　 |:::::}:.:.:.:.:.:主彡''´.:.:,′ ｊ　　　　　＼{
　　　　　　　 } 　　 : /: : '　　　 !:::::!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.彡'　　　　　　　　　 }
　　　　　　　 i　　 : ,′′　　　Ｖ::ト.:.:.:.:.:主彡.:.:,′ 　　　　　　ﾉ

　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　乂辷辷辷辷辷辷{⌒}辷辷辷辷辷辷乂　　｝
　　　　　　　　　　　　　　　　｛__　 __／　　/　　　　 /　　　　　　　＼　　___ ,ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ___(⌒＼: : .　　 /＾⌒ﾞ⌒＾＼:し:／＾⌒ﾞ⌒＾＼)＼　 ⌒＞=ﾐ
　　　　　　　　　　　　　く⌒し'｝:i:i:i:i＼＿_/⌒＾¨¨¨¨＾⌒V⌒＾¨¨¨¨＾⌒^`ｰく⌒ヽ:i:i:i:i/ｰ==ミ
　　　　　　　　　　　　　　＼:i:i:i:i:i:i/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ;i:i〈_:i:i:i:i／
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ:i:i:/ 　　　　　 |　　　　　　　　 |:　　　　　　　′:i:i:／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨　　　　 .:￤ : : |ｉ　　　|:　　　　 |　|: |　　　　　 i:i:i:ｉ(
　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　　 i|:｜ : /|ｉ　　　|i　　|　　 ∧ |: |: :|　　　　　|＾⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　￤:　　　 jI斗---ｉ|ミ　　|l　　| jI斗--i|-|ミ|　　　　　|　　　王国が発展すれば政治が高度化複雑化してしまい
　　　　　　　　　　　　　　　　！: 　　: |: 八/　八＼八: . |　/ 　八j|: :|　　 |　 :|
　　　　　　　　　　　　　　　　:ｉ:　　 |: | 汽苳芯㍉､(＼　:/)/竓劣笊|: j|　　 |　 i|　　　女王陛下が祭祀と政治を兼任する事ができなくなる。
　　　　　　　　　　　　　　　　 i|:　　 |: |i！攵うｿ　　丶)/ /　攵うｼ从ﾉ　　 |　 l|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　j|　　 i|: ｉ|小　　　　　　　　　　／ /　　　 |　 l|　　　そう考えた清姫様は正しいわ。
　　　　　　　　　　　　　　　从:...:ｉ l|:八j込、　　　　　 ,　　　　（　 .:i :| 　　 |　 l|
　　　　　　　　　　　　　 ___彡ｸ:ｉ: :|八_: :＼介:.. 　　 _　 __,　　 ..:介:l :| 　　 |. : l|　　　女王陛下一人でできることは限界があるもの。
　　　　　　　　　　　　　　__-=ﾆ7:i:i:i:i:i:|: :|　⌒V:i　V:i:i|ﾆ-.. _ 　 _ ...-ﾆ|:i:i:i|人|　　 .:|: /l|
　　　　　　　　　 __--　　　/:i:/:i:ｉ:ｉ:|: :|　　〈|:　|:|;ﾉ＞…(⌒)…＜乂 l|:i:i:|　　　::|/」l|
　　　　　　　　 _-　　　　 /:i:/ｌ:i:i:i:i:|: :| 　　 :|:　|:|｝　　__/⌒v__ 　｛　lト :|　　 : |ｉ:ｉ八
　　　　　　　　八( 　　　 /:i:/ i|:i:i:i_ﾉノ| 　　 :|:　|八〔__乂　　乂__〕ノ　j|　i|　　 : ト __^＼
　　　　　　　　　　　　ｉ{:i:｛ __-- ﾆﾆ,: 　　　:|:　|　/　　｛　　｝　∧　,八 j|　　 : |ﾆﾆ --_＼
　　　　　　　　　　　　　八_----　 -/　　　　:|: / /　　｛　　　｝　 ∧　　ｌl　　 :！ -----　丶
　　　　　　　　　　　　 _------　--/　　　　　|/ /　　　｛　　｝　　∧　八　　 /,-　 ---- 　＼
　　　　　　　　　　　__-------　┐ /　　　　　 :|i ｛　　　｛　　｝　　 /｝　　＼　　/,-- 　 ---　　＼
　　　　　　　　　｛----　⌒｝　　/　　　　 . .:八Ｖ⌒ヽﾉ　　　｝ノ⌒Ｖ　　　　＼　/,--　｝　--_　　　＼
　　　　　　　　　｛--　　　｝:　/　　　　. : ／　　　　　　　丶: : / 　　　　　　丶/,-- ｝　 ---　　　＼
　　　　　ｰ…==ミ　　　｛　/　　 / : :／　　　　　　　　Ｖ　　　　　　　　ｒ＜⌒{ﾉ-- 　 --｝　　　　＼
　　　　　　　｝　　　ヾ　　 /　　 / : く⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒廴しﾍ　　 --／　　　　　 )
821 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:34:40 ID:a7OmJT5b: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -‐‐　　　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ´　　　　　　　｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 _ =-‐ﾆﾆﾆﾆﾆ‐-=　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ィ´＞''´ ￣￣￣｀''＜＼　　　 ,
　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　 ´´　　　　　　　　｀｀( ｀Y´ )
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　＼,／､
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　｀￣´￣/　　　 ./　　　　　　　　　　　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　 /　　　.∧‐- 　　　　　_}　　　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 {　　　 ∧{ ＼{ ､　　　　 ´/ヽ}ヽ　　　　 ‐ ､＼ヽ　　　　　確かに現在の女王陛下は王国の象徴としての公務と
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　l　|　||イ示示ﾐヽ{　　}　/示示ﾐ　.}　　　　　} } } ∨',
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　l　|　|ゝ弋zｿ　　ヽ/}/ 弋ｕｿ }　} 　＼　 } } i　∨',　　　　天空神さまの巫女としてヴィクター教団のトップとして
　　　　　　　　　　　　　　ゝ{　{　{＼、、　　　　　　、、/／　　　｀¨　ﾉｲ　 ∨',
　　　　　　　　　　　　　　　 /　＼〉、　　　　　　　　　ｰ ´　/　　 .}　　} {' 　　∨',　　　天空神さまを祀っているけど
　　　　　　　　　　　　　　　　　 / /|　　}ゞﾆ=　　　　　　　　　 /　{　　 } }　　}＼,　　　} .}
　　　　　　　　　　　　　　ノイ　!　ﾉｲ＼　　ｰ　一　　 /　､＼　ﾉｲ /}/　　　　 } .}　　　それだけでもハードスケジュールになっているわ。
　　　　　　　　　　　　　　ヽ{､　　＞､　　　　, イ{ { /＼__ﾆ-‐{ '　　　　　 } .}
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ{､　{ﾆゝ }｀ ¨¨´　　.リ { { ＼〉　ゝ､　　　　　 } .}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _(　ノ＼〉　./　　　　　 / .ゝ｀ヽ､､　　　　　　　/ /
　　　　　　　　　　　　　　　　 (　 /ｒi　　　 { 　　　／　　〈/　/´｀)　　　　　/ /
　　　　　　　　　 ==　　　　　 /´( 　 { l」　　　 ', 　 __／　　　 _　 /´ _)ﾍ　　　 / /
　　　　　　 r‐ '´　, ､＼ _,／´ヽ　￣￣￣￣＞ v ＜__　　　〈/　{´ _) 　 ∨　.／..ｲ
　　　　　　_ノ　　｀ヽ､｀¨¨ゝイ}_　ヽ　　　　　{ 　　　 }　｀ヽ､　/´　)　　　 vイ／
　　　　　ﾉ　　ヽ｀ヽ'　　 r‐┴ 　　 ',　　　　＼　 ,／　　　　二¨´　　／／
.　　　　 /　　r _ノ¨´¨｀､ヽ-‐　　　　',　　　　〉／　　　　　{ 0_}　　.／／　!
　　　　　{　　ﾌ -‐ ´｀ヽ}´ ゝ-､　　　 ',　　　　//　　　／´: : : : :｀ヽ／　　 |
. 　　／|　 ¨´ {‐､　　＿´￣ヽ}　　　　}｀ヽ　 //　　　 ./: : -ｧ==-.､　 ', 　　 !
　　／　 .!　　 _ '　 ∨´ヽ　　 __ゝ､　　 .}　│ { {　　　 {／　/イう心＼} 　　 |
.　〈　　ゝ／　　〉　　／　　　〉／´ 　 !＼.{　　　 {＼　)弋_ｿソ／} 　　 |
　　ヽ　ヽ/　　　　/　　　 {　　　　/　　　　 |.　＼　　　ﾍ: ｀ゝ==イ: : /　　　│
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿＿__
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　　　　　　　　　　　　 ': :/ﾆﾆﾆ=----=ニ{ ⌒'　 }: : :ヽ
　　　　　　　　　　 /: . /／: : : : . . . . . . : .＼　 /人 : : .
　　　　　　　　　 ': /: : : : : : . . . . . . . . . . . .∨:⌒＼ : '，
　　　　　　　　　　 : : : : : : ': : . . . . . . . . . . . . . V: . . . .＼i
.　　　　　　　　 .: :ｉ: : . . {: : . . . . . . . 、. . . . . .}: :V: : . . }
　　　　　　　　ｉ: {: : . .八: : : . . . . . .i＼ . . . .ｉ..: :}: : . . .:　　　やはり一人の人間ができることは限界があるわ。
　　　　　　　　　　'|: {: : 斗--＼: : :､. . .{─＼- :}..: :|: : . . .:
　　　　　　　　　ｉ:八: : {ｨぅ示㍉: : ＼{笊ぅミV乂:.|Y: : . .i　　　女王陛下が地位に拘らずに娘に地位を譲るのも
　　　　　　　　　ｉ　|: : :ヽ:乂乂ツ＼(⌒乂ツﾒ}⌒: ﾚ: : . . :
　　　　　　　　　{　ｉ: : . . .{⌒　　　,　　　　　　 .: : : :|: : . . ..i　　　女王という地位が貧乏くじだからよ。
　　　　　　　／乂{: : . ..込、　　　　　　　　 .:ｉ: : : :|: : :i. . }
　　　　　　　'/　⌒i: : . . .{: :::... 　 ´　｀　　 .ｨ: :}: : : :|: : ﾊ: ,
　　　　 / ′　　|: : : . V/: : 〕iト　　＜ : i: / : : : i八{ j/
　　　　　　　　　 ∧: :V ∧: :八/:}　　　 .:　}ﾍ: : :ｲ:{⌒
　　　　　{ {　　　　__'，:V: :V ノ /j　　 .:　 / /／ﾉ八 __
　　　　　　　　　rく⌒「⌒ヽ(　 /.:　　　　 '　　　　　　_ﾉ⌒7
.　　　　　V'，　/.:.:)⌒{　　　 /　　　／　　　　　_厂ノ⌒^ヽ
　　　　 V'，'.:.:.:(⌒ﾊ　　 , ^ ,. ‐／　　　　　_厂ノ⌒.:/.:.:.:.V/
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822 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:35:15 ID:a7OmJT5b: 　　　　　　　　　　　　　　. . .- ― -. . . .
　　　　　　　　　　ゝ ´: : : : : : : : : : : : : : : : :`: : . ..、
　　　　.　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `.､
　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : ﾍ: : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　,.': : : : : : : l: : : : : : : : : : : : : :',: : : : : : : : : : : : ::::ヽ
　　　　　 /: : : : : : : :i.i: : : : : :ﾍ: : ,:: 　＿',: : : : : :',: : ::i: ﾍ: : ::丶
　　　　　,': : : : : : : : i .l: : : : : : ::',､´ : : : ::ﾊ｀:': : : ::',: : :i: : :',: : ::ﾍ
　　　　ｨ: : : : : : ,ゝ::l￣!: : : : : : ﾍ＼.､: : :::ﾍ: : : : : :',: : i: : : ',: : : :
　　　 / i: : : |: : : : l:.i__ .ﾍ: : : : : ﾍ';´,,x＼: :',..、: : : : :i: : l: : : :iﾍ: : :i　　　..　貧乏くじというなら公爵もそうでしょう。
　　　　 !: :: ::|: : : :ﾊ:l=-｀､＼: : : : ',"{ 匀卞゛.' .i: : : : l: : :|: : : :i: ',: ::l
　　　　l: : : : |: : : :{N{ 叭:} 　丶へ.!戈彑丿　 .!､,､: ::|:i: |ﾍ: : : l: : :::l　　　.　権力も財力もない権威だけのお飾りなのに
　　　　ﾚ､: : :|: : : ::i 弋夕　　　　　　　　　　　 .!: N＼!|N .!〉ヽ::!: :ﾍ:|
　　　　　ﾍ::|i!., /: ::l　　　　 '　　　　　　　　 i: : : : : :|././: : : : : : ヾ　　　　教団のトップとして祭祀や
　　　　　　　　゛i: : {　　　　　　　　　　　　 i: : : : : ::| ': !:i: :i: : : : ::',
　　　　　　　　 l: : :ﾍ　　　　　ー '　　　　　 i: : : : : : l: : :i:i :i::i: : : ::∧　　　女王陛下の公務の手伝いもやらなくてはいけないわ。
　　　　　　　　 i: : : : ` 、　　　　　　　　　 i: : : : : : }:i: : :i:i:::',: : : : : ::',
　　　　　　　　.l: :!.!: : : : ＞　　　　　　 .　'　 !: : : : : :.i: :i: : :i: : :,: : : : : ::',
　　　　　　　　.l: i .i: : : : : .l: : :｀ :ー.i ´　　　ii.i: : : : :.7_:_:i: : :N: ::i: : : : : ::!
　　　　　　 |:.i　|!: : : : :|::/`.>- -}　　　 .ii,i: : : : ./-i｀ﾞ　 -　.、:i: : : : : :',
　　　　　　 |:.i　|.i: : : :::i _.>　 , _.i　　　, ii.i: : : : ,'　_.!　／　　.ﾍi:i: : : : ::',
　　　　　　 |:i　.| l: : : : !_.i　　|´ '　　, ' .||i: : : :,'／i　/　　　　　!i:i: : : : ::',
　　　　　　 |:|　.|.i.i: : : i､_l　　|､　, /　　|.i: : : , ___ }/　　　　　　.!:.i: : : : ::',
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　　　　　　　 i:.!　.i !:: .!.ﾍ_ |　./　, - ∠,、 !: :::i |　i　　　　　　 ./ / |:i: : : : : ',
　　　　　　　　 |:i　i .!: :i　iﾆ | .i　,.!､　　 !-',-|: : i.|　.|　　　　　 ,／　 |::|: : : : : :i
　　　　　　　 i::i .!7: 7 -.〈ノ-.､.ゝ-｀　￣-｀ii: : l.!　.i　　　 ., .'　　　 .|:::|: : : : :::l
　　　　　　　i::〉/::/　｀/　 .i-‐ ゛￣　　　　}i: : l　.|　　／　　　　　|:::i: : : : : :i
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　　　　　 -=二二二二二二二二二二二二二二二二==--￣´"''
　　　 -=二二二二二二二＞'' "ﾟ~￣￣~ﾟ" ''＜二二二二二二=-　　＼
　　-=二二二二二二二／/:.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:.:＼/, 二二二二二二=-⌒
　　-=二二二二二二／:.:/:.::.:|:.::.::.::.::.::.::.:.:|:.::.::.::.::.:: ＼/二二二二二二二=-
　　　　-=二二二二/:./::.::.::.::.:| :.::.::.::.: ､＿|＿::|:.::.::.::.::.:∨二二二二二二二=-
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　　　　　　／::/:.::.::＿|／|:|:.:|:.::.::.:/ｘ|笊て |:.::.::.:.:|:.:.:|//二二二二二=-
.　　　　　　　 ⌒７:.::/:.::.:ｘ|笊|八|ハ:/　Ｖ:ツ　 |:.::.::.:.:|:.:.:|二二二二=-
　　　　　　 /:.::/:.::.::.:.: Vツ　　、　　　　// |:.::.::.:.:|:.:.:|==--
　　　　　　　　/:.::.:|: /|:.: ﾊ//　　　　　　　 u　|:.::.::.:.:|:.:.:|　　　　確かに女王陛下ほどではないけど
.　　　　　　 /／:: |/八:.:从　　　 ( 　　つ　　 / :.::.:: 八::|
　　　　／｛:(/:.:／:.:.:／:.::|>　　　　　　　 /:.::.::.: /:.::.::|　　　　私たちも割に合わない事をしているわ。
. 　　／:.::.::.:/／:／´￣｀＼　|＞　　イ :/:.::.::.: /:.::.: 八
　　 / :.::.::.::／:.::.::|　　　　　＼￣＼__　 /:.::.::.: /:.::.: /:.::.＼　　権威と名誉を支えに頑張っているけど大変だわ。
.　　| :.:: ／:.::.:.:／|　　　　　　　　＼⌒∨/:.::.::.: / :.:: /:|.::.::.::.::＼
.　　∨/:.::.:.:／:.::.:|　　　　　　　　 /:.::.::.: /⌒∨:.:|.::.::.::.::.::.::＼
　　 |:|:.::.::/:.::.::.:: |　　　　　　　　　　 |:.::.: : /　　　＼|.::.::.::.::.::.::.::.::＼
　　 |:|:.:.: | :.::.::.::Λ　　　　　　　　 | :.::.: | 　 ∨ 　＼ :.::.::.::.::.::.::.:: ＼
　　 Λ:.:.:|:.::.::.:/:.::|＼　　　　　＿＿_ | :.::.: |)＼｜　　　＼ :.::.::.::.::.::.::.::.:＼
. 　 /:.:: ＼:＼:/ :.: |　Λ　　／二二二]| :.::.: |:i:i:i:i＼　　　　 |.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.＼
　 /:.::.:/:.::.:￣￣ :〈　　＼/ﾆ／　　　＼八|:i:i:i:i:i:i:i）　　　Λ.::.::.::.::.::.::. ＼:.::.::.:＼
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　　　　　　　　　＿＿＿＿__
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀)　)
　　　　　　　　　　　　　　　　,.　-―‐- y'／＿
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　　　　 / ／/ 　　 i　　 L｀≠= ﾍ　　　ﾉ才/　　 !l　　　　ﾄ､＼
　　　　 l/　 {　　　ﾊ| 　 !￣てλ ',　 ^７´ﾗﾃF＝=| 　　　 ! ヽ　}
　　　　　ヽ{ 　 ! i　　i 　 {::::::;', ヽ　/ /　V::::::;::ll　　　 /　}　 V
　　　　　　八　ｉ　',,　ﾊ､_ ゝ､リ　 }/　　 ..ゝ-ソ　　 /　/l　　　　　　それは高貴なる義務だから仕方ないわ。
　　　　　ノ ,人{ 　ヽい　ν　　　'　　　　／　　　　{　/ l
　　　　　 ´￣　　ヽ　　　＼　　 ⊂⊃ 　／,..／／　∧{＼＼　　　　　私たちは建国以来の名家の存続を優先するわ。
　　　　　　　　　　　 )　 λ　＞ｪ　--,　‐{,イ　〉 ∧／|　｀　￣
　　　　　　　　　　／　ノ　ヽ./´ l　／　／#l /／　＼＼
　　　　　　　　　 (　i'´　　　/＿_ﾚ´　／###{ '　 ,　　　ヽ_＞
　　　　　　　　　　ヽ! 　 , イ/ 　レｸ######! , ´　　＿　',
　　　　(｀ヽ､_　㍉ｰ‐-亠-‐'ミ一'./#######.!　　 , - 　｀ !
　　　「/`,-､｀Πヽ　　-‐=´ｲ　 /#######}#l､　/　 /⌒'i 'ｙ´ヽ
　　　ヽ '　勹 l.l　 }　　´,イヽノ#######ﾉ##/Y　　{　　 k'　　 }__
　　　　｀ｰ-一!ｊ＿!､＿/#｀后#`###.##´##Y　} 　ﾊ　八l　　l　｀i
　　　　　　　　　　　／##,{#########､###l　レ'´　ヽノ　｀､,ｲ　 !´ヽ
　　　　　　　　 /#イ´ ヽo########ヽ##Y　　　　　　　　　}　　} 　!
.　　　　　　　　 'く::::ヽ､　ヽ###########ｌ　　ト､＿ム　　 ,l　人_ﾉ
　　　　　　　　　｀ｙ´{#｀ｰ-ヽo.#######└＜　　　｀￣　｀´
　　　　　　　　　　／##｀######＼#########λ
823 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:35:52 ID:a7OmJT5b: 　　　　　　　　　／　　　　　　　　　 ,ﾍ　＼
　　　　　　　／　　　　　　　　／　ヽ　＼
　　　　　　 /　　　　　　　　／　ｨェェ､＼
　　　　　　/　　　　　　　　　／　〃i{::::ﾘ}!　ヽ　ﾍ
　　　　＿ゝ　　　　　　　／　　　 !i__ﾆ=彡､　 ', 　）
　　　　ﾊ　,r` ＞-､　_, ィ､＿__　＿`二´_, ｨ､ノｰくこ}
　　　　ヽV_ゝ「ヽ r＜_　　　　／　　　　ハ＿ゝ,　r＜
　　　　　　/　~,ﾍ」／　}＿__ f――z＿＿＿j￣L.」　ヽ
　　　　　,　　/　　／　/　　 /,ｲ.ﾚｲ　〃/|l _А| 川　　}　　　.　家の存続も大事だけど伝統も大事よ。
　　　　ノ　 /　ﾉ〃　 / 　フ７ﾅトﾉ /// jｲ_ﾑ,ﾙ' ,ﾘ　ﾊl
　　／　 /.／　{{　〃　 /／ﾅフメ〃 /,仏ィﾔ　ﾊ /　　　　.　最近は『男性が国王や公爵になれないのは男性差別だ』
　／　　 /,´　 ,バヾﾊ{　,仆ﾔﾓﾃ7ヾ　　　上ｿ ,ﾊ,ﾉﾙ
く　　　 , 八 { (　ﾉﾘノⅥﾄゝ　￣　　　　{　　ｲヽ{ く　　　　　　という頭のおかしなことを言う活動家もいるらしいわ。
　＼　ﾊ{　ヾｼ′{/　ﾂハ　　　＿＿＿__　ノﾙ　）　ﾊ
　　ヽ{　ヽ　l{　〃　 {{ _,.斗　´　　　　　.|　￣　7　＜_
　　　 |ﾄ- -ゞﾙi八,.ゝ＜　　　　　　　　　 |　　　　 /　　＞､
　　　　　　{　ル'′＼　　　　　　　 | 　　　./ 　　／＼
　　　　　　 `y′ 　　＼. 　　　　　　| 　　　/　　／　　　ヽ
　　　　　　 /　　　　　　　＼　　　　　　　|　　 ./　／　　　　 ∧
　　　　r＜_＞､　　　　　＼　　　　 |　　/ ／　　　　　　ﾊ
　　　　`y〈＿fヽ,＞.__　　　　　＼　　　 .|　　　　　　　　　　 ,　　 ´
　　　　/　　　　｀ｰ√ヽ＞　　　　　　 _, - う　　　　　　＞　´
　　 _ノ　　　　　　　　ﾉ＿r ､＞／￣　＜＿　＞　´
　／　　　　　　　　　　＼ハ／　`ヽ　　　　,＿__ハ
/　　　　　　　　　　　　　／　　　　＼ノ一′　　ﾉ
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　　　／i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:｀ヽi:i:i:i:i:i:i:
　／i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨i:i:i:i:i:
　´i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨i:i:i:i:i
　i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|i:i:i:i{i:i:i:i:i:i:i:i＼斗i:iヽi:i:i:i:i:i:i:i:i∨i:i:i:
　i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|ヽi:i{i:':,i:i:i＜i:i: ＼i:i:i:i∨i:i:i:i:i:i:i∨i:i:
　i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: |:i:|:i:|'i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|　ヾi:i:´i＼i:i:i:i:i:i:i:∨i:i:∨i:i:i:i:i:i:i∨i:
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　i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|:i:i|:i| 'i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|　　　ヾi:ヾi:__ヽi:i:i:i:i:Wi:i ∨i:i:i:i:i:i:i:i
　i:i:i:i:i:i:i―‐|:i:|川 } i:i:i:i:i:i:i:i:|　,ｨ升￣￣示心i:i:i:i}i:i:i:i:i∨i:i:i:i:i:i:i　　　　『国王と公爵は女性でなければいけない』
　i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|川｀` },i:i:i:i:i:i:i:i:|ノ´　_)　　　 i} .ﾘヽi:i}i:ヽi:i:i∨i:i:i:i:i:i
　i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i| ,ｨ≠示i:i:i:i:i:i:iﾘ　　,　し　.ﾘ .}i:i:i:i'}i:i:i:iヽi:i:Wi:i:i:i:i　　　　それは私たちにとって重要な伝統だから否定されるのは困るわ。
　i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|ヾ　ﾉ　,ヾ}从'　　　乂＿ン　.li:i:i:i:}i:i:i:i:i:i:i:i}i:i:i:i:i:i:
　i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|　｀ .乂_}　　　　　　　　　　 }i:i:i:i:i:i:i:i:i|i:i:';}i:i:i:i:i:i:　　　　その活動家には対処しているの？
　i:i:i:i:i:i:i:i: 叭::.　　ｰ´. ,　　　　　　　　　　 }i:i:i:i:i:i:i:i:i|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
　i:i:i:i|､i:i:i:i:i:i:ヽ:,　　　　　　　　　　　　　ﾉi:i:i:i:i:i:i:i:i|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
　i:i:i:i{ ＼i:i:i:i:i:i:i:.　　　　　　　　　　　　　　ii:i:i:i:i:i:i:i:i|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
　i:i:i｀＼ .＼::{ヾ}入　　　　　r　　　)　　　 .|i:i:i:i:i:i:i:i:i|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
　ヾ}｀`　　　＼i:i:i/　＞....　　　　　　　　イ　,:i:i:i:i:i:i:i:i,'i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
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824 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:36:19 ID:a7OmJT5b: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,,， -‐――- ､_　＿＿,　≠__ /
　　　　　　　　　　　　　 ,　- '＿　　 (￣￣ヽ　　／　_＿__二ﾉノ
　　　　　　　　　／　／　 lヽ　ﾔ　　　l　 ./ 　 _(, -r､く´
　　　　　　　　　 _rイ　　 {　　　廴_ノ_　　_,,,ヽ/_ ﾆ´ _,／　｀ヽ､
　　　　　／￣ヾ_ｰ-　　!　 _,,..ｨ: ´ ; ＜´: : : :｀: : : ＼　　　　/＼
　　　　　 /　　　　　｀ _,,..ｨ: :´; :､_ｨ_´＿; : : : : : : : ; : : ﾞ｀: ｰ､ / ､_ )
　　　　　.ヽ、　　　￣,フ丁／: ／: : : : : : : : : : :/ノ: : : : : : : |｀ー '￣',
　　　＿,　)　_, ‐ i´ 　 !{: : 〃 : : :＿_;ｨ__: :／!: : : :': /: : Vヽ､　　ﾉ
　　 (´￣｀´　´j 　 !　　V: :{/: : : : :／ l／｀ 'ﾄ!､ : /ノ: : : :':!:∧＼(´
　　　｀ヽ.　　/　　 l　　 V ll: :、: :/_,,,ｨ==zｨﾑ|: : :ﾊ-:､: : : :l: : ヽ　ｰ､,_
　　　　rzヽ. ,ｲ　　 !　　　ヽ:ヽ: ＼!　_',　ﾄ ;}ﾞ'ﾍ: :|_ヽ: ｀ : : ﾘ: : : ∨_ノ/　　　　　ええ
　　　　|廴ﾚ　} 　　ヽ　　　＼: : : ＼´`' ｰ''′　｀ﾏドiヾ: :V/: : l: :ヽイ
　　　　.ヽ　　j　　　　　　　　ヽ : ､ : ＼　　　　ヾj｀ヽ; l : : :ﾊ: : :i{　　　　　.　秘密警察が政治犯として逮捕したわ。
　　　　＼/　　　　　　　　　　＼:＼: :ヽ　　　　　'ﾞﾔ': V: : /　!: : !｀ヽ
　　　　　　 j　　　　　　　　　 /￣｀ヽ: :ヽハ　 __　　 j: : : : :/　 j: :/　　 .＼
　　　　　　/　　　　　　　　 /: :ヽ: : :､:_: :｀ヽ､　｀　　./: : :､: l＼ノ'´　　　　　＼
　　　　　 /　　　　　　　　 l＼ : ＼_: ｰ: ミ : ヽ　　./＼: : ＼: : ｀ヽ、　 .／￣｀
　　　　 {　　　　　　　　　　j､:_: :ｰ:､:`ｰ｀_ｰ)‐ヽi'''':´｀ーヽ: : :＼ー-ヽ／
　　　　　 !　　　　　、　　 _/ -ミｰ￣￣｀ヽ＼: :': : : :＼: : : : : ＼:｀ヽ´
　　　　　 l　,　-‐ - ﾊ｀ﾆ二ヽ,,,　｀ー-ｧ､zV｀ヽ;_: : : : : :ー:､ｰ- ＼: ヽ
　　　　　／　　　｀┴!_,,ノヾ=　__／_r ゞ＼　zﾐ｀ﾆz=-- ､ヽ　　ヽ: l
　　　／　、　　　　 ´ヽｲ　/´　　爿' lヾﾞヽ｀ヽ丁}｀ｰ､ヾ　　　＼
　　 /　　　　!　　　　　　　　｀¨′　／'　　l::Vヽ｀ヾﾐ'、　　｀ヽ
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｀ｰi'　 (__ノﾞil!./　　　　　　　　　/:/rつ　　 j:::ﾊ:V､＼　　ヽ、　　ﾊ
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　..l　　 / 　 |　　　　　　　　　　＼｀ー:::'彡 '　ﾉ::j　＼｀::ー::':::}rV　　｢'´丁
-――- ､　 !　　　　　　　　 r丐￣　　,ｲ:::/　　　/::ー '´ }!ヽ　 !　/, ゝ
-――- ､_｀ヾ,　　　　　　　　つ　　　 l::::/ｧ　　r:':::/　　　l}　　＿_ /
　　　l　　　ヽV,　　　　　　　　　　 rﾐ)　　　廴ゝ　　ー'　　　 ∥´　＿__)
　r┬}　　ヽ　ヽ　　　　　　　　　　辷′　　匸　　　　　　 /' "´　　　｀ヽ､
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　　　ｰ'′　Y､　く弋＿(　　｀ー-)　｀ー '　}ヽ＿　 r‐┐　／　rz,　{　廴!7_人'＿}
　　　、　　く　｀~ヽ　　ヽ　　　　ﾔ　　　　 l　　￣!　ヽ近廴,∨ｰ'!　　　　　廴)
　　　 V　∥ヽ　　ヽ　　ヽ　　　　　　＿　　　　　 !　　　　　ゝ　 /　　　　　　ヽ
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.　　　　　　　 {::::{:::::"｢:::::|人::ⅱ:::::{,xｆ竓笑ミ::::::::::::'_)､::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::　　　　それならいいけど
.　　　　　　　 {::::{::::::ⅱ:ｉ:|笑ﾐ从::::乂 _辷^rう::::}i:::::::＼二ﾆ=-::ー-..._:::::::::::::::::::::::::::::::っ:::::::::
.　　　　　　　 {:::ｉ{::::::八从cシ　｀¨¨⌒ 　_,/::::八:::::::::::＼::::::::::::::::::::::::＼:::::::::o:::°::::::::::::::::::　　　　少し考えたら駄目なのは分かりきっているのに
.　　　　　　　人八::::::::::＼　　 i 　　　 ⌒¨´ﾟ小:`:。:::::::::＼｡::::::っ::::::::ﾟ::＼::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　｀丁:;￣、　　っ　　　／{::|::＼:＼ー--:＼_::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::　　　　そんな主張をするなんて愚か者ね。
　　　　　　　　　　　　∨::/:::し...　　　　　イ　 :::|:::::::＼::::‐-..._::::::::::~"''～､、:::::＼::::::::::::::::::::
.　　　　　　　　　　 Ⅳ:::::: ﾟ::｡::|｀¨「　　　　/⌒V:::::::::＼:::::::::｀`～､:::::::::::::｀`～､＼:::::::::::::::　　　　まあ、その程度の者なら
　　　　　　　　　 |:|:::::::::|::::::乂:::}　　ア⌒＼∨＞-～ァ:::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::
　　　　　　　　　 |:|::::::＼⌒YY⌒> ｱ￣　ヽ　}　　 __,　´￣/⌒i::::::＼::::::::::::::::＼＼:::::::::　　　　いつの時代でも一定数はでてくるものでしょう。
　　　　　　　　　　　　从::::::.､::〉/´´ 〈　|_ }　　　　}　.ア´γ⌒}_}　丿:::::::::::＼:::::::::::::::Ⅵ)::::::::
　　　　　　　　　　　　　 r＼::::＼＼　 |/ _{　　　 } ,/　　.{__ /....Ⅴ＼:::::::::::::::`､:::::::::::从:::::::::
　　　　　　　　　丿-=＼::::＼ﾞY^Y小　　　 }/￣/＾) 〉...........}:::::::＼::::::::::::}::::::::/:::::::::::::::
　　　　　　　　　　（＿__/ _,|＼::::＼/ -∧　　〈　 .ﾄ､(/...............}::::::::::::＼::::::}:::::/＼:::::::::::::
　　　　　　　　　　 (　// （____}h､:::｀`～､、　 ∨_人_,,..-=._)......}::＼::::::::::／::::/::::::::＼:::::::
　　　　　　　　　　　　　Ⅴj............|　|...〕iト _::::::＼　＼⌒)...................}:::::::＼:⌒¨¨´::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　 /...{............| . |......|.　＼::::::＼　 Yﾞ/⌒V:, .......}::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　 j....！ ...... | . .|.... |_,,ノ:　＼::::::＼//　　 )i ＼....}＼::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　 {／..._.........|　 .|.../　　　__　＼:::::::＼ ,／∧....`､.......＼::::::::::::＼:::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　／..........'，.....|　 .|..廴__／⌒)＼:)::::::::::`､/⌒ﾄ､....`､_)......＼::::::::::::＼:::::::::::::
　　　　　　　　　　　}.............ⅱ.....|____|......... ￣／ .∠;::::::::::::::}　丿＼...................'，:::::::::::::＼::／
　　　　　　　　　 /............./.{...........{_0.........／　/⌒ﾄj人::::::/｀`{ γ㍉〉..................ト..._:::::__:／.....
.　　　　　　　　_/............./..〈........... _).........{　　.}　 /　 __);/　　乂{_　ﾄ､...................`､...＼....￣~"''
　　　　　　　／/............./.......√二ﾆニ二.乂_ノ-/　/⌒}＼　　 ,,ノ　}......................'，....＼...........
＼　　　／.../......_..-.....＿/{.....ー--r=ﾆ...| 　 /　 {　 /　 r㍉,__ {.　　ﾄ､.....................}...........＼......
.... ｀`～､/ ......_ -_,,.-‐ ....../...{............._j／... |　乂_ノ-/　　 }　} 　 }　　ﾉ　＼............... }......................
_,,..-‐......￣........./................/.... {................〉.......|　　　|　/　　 ,ﾉ /　 / .／)__,／＼..................................
.............................〈.............／......................./ ........|　　 j　乂_／-〈___厶ｲ⌒＼............｀`～､、...................
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..............................√............................ ／........＼.乂,　　　　　＼Ⅵ　|　　　　丿.............................................
825 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:36:59 ID:a7OmJT5b: 　　　　　　 _　-‐::''"´￣::::｀::::::.、
ヾー＝ｧ'""`´:::::::::::::::::::::::.ヽ、｀ヽ:.＼
　＞:"´i!::::::::::::::::::::::｀ヽ::::::::::ﾊ:::::::',:::::::ヽ、
/:::!::::::::::!::::::::＼::::::::::::::::＼::::.ﾊ:::::::',:::',::::::丶
:::::|l::::::::j'::,::::::::::ヾ::、,. -‐―、:ﾊ:::::::',:::',:::::::ハ
:::;j!l:::::::.!::::'::,:::::::::ヽ｀`ヽ＿_ヽ:::::::::::',:::',::::::::.∧　　.　　王と公爵は七大神に仕える巫女がなるもの。
:::i::j::::::.ィ"´　､、::::.ヽ ,ｨf:::て了:i::::::N!:::',:::::::::::!}
ｲ:::l::::::::.! _　､＼ヽ:..、ゝ-‐ '　',:j::::.!:j::::::,::::::::::::!　　　　これは王国の基礎だわ。
:!::::|,::::::::ｉ!f:うj　　＼, 　　　　　!::::::,::::::::i!:::::::::.|
i::::::l:,:::::::.　　　i　　　　　　　　j/::/:::::::::::l.::::::,'!　　.　　私たちは建国前の千年間の巫女たちに敬意をもって
!;:::.i:::,::::: i!.　　　｀　　　　　　／:::/::::,:::::::::,::::/:{
）ノ:.ヽ、.ﾊ. 　　　t　=-　　/::::::ｲ:::/:::::::,'!:./,从　　　　その地位を継承しなければいけません。
　 >;:::!ヾ、ヽ、　　　　　　i;::i:::::!/i::::/:::!'/::::ハヽ、
二ﾆ=-j!::＞::＞...、　　. イ i:::|::,j'::::!:./:/:ﾊ,'::{::::i!:::｝　　王国民でありながらその伝統を軽んじるのは困ったものね。
|/::::::／/::!::/:::i::ﾍ:.｀.i´　　ﾍi;;人:::>tl/:/从{:/:;;ノ
{:;::i::'､:/::ﾊ从V｣:_:,rf´　　,..ィソ,..）ィ´'´ﾄ<,.. --　、
　）ﾊﾉゝ.ィ "" ,ｨfi!　l　 r≠　　　 ,.:':;:＞"´　　　　　ヽ
　　／　　　ﾊ/　　>∠._ 　　　 ,.:';:;:〃　　　　　　ﾊ
／　　　　ﾊ/　／:tj!ヽ:.ヽ　 ,.:';:;:;:;,''　　　　　　　　　　 !
　　　　　ﾊ/／:::::::j::l:::::ヽ:∨;:;:／,′　　　　　　　　　 l }
ﾄ ,ヽ　、,':;:〈:::::::::::,':::!:::::::::X:;:;:;:; //／　　　　　　　,l |
7＿＼,';:／:::::::::/:::,'::::／:::ﾊ:;:;:/／　　＿　　　 , 　　 i,′
　￣＞';:'´￣｀`:.ヽ'i::::::::::::::;,ﾑ´―≠￣　　　　/　／

　　　　　 ,.-──-､_,,,.....,,_ ,,-―-､
　　　　 {　 ,---ﾆ;;｀ｰ‐／,,..-ー､｀ヽ
. 　　　 ,.:ﾍ 'ヽ､　　"i　"i､＿__,,..ﾉ　ﾉ｀ヽ
.　　　,:'´　　''ｰ..,,ﾆ－'"''ー､-ｰ-''"´　　 !
　　　 !　　,.ゝ-‐`´ｰ' ｰ',.-､-｀'ｰ-く　　ノ
　　　　y´　./ , 　 i　,　ﾊ　.! 　i　 .｀`Y!
　　　 / 　 ,' / ､ﾚ'_/|/　 ',.ﾉ_)ノ_,　i　　|　　　　　　確かにそうだけど
　　　,'　　!,/ｧ'´;'´ﾊ　　　 ;'´'ﾊ｀Y !　. |
　　　i 　 i,ハﾍ　'､_,ｿ　　 '､_,ｿﾉ!,レ'｜　　　　.　建国前の巫女と現在の巫女はかなり違うわ。
　　レ'´レ/ﾒ!'" 　　　 '　　　 "''ﾊ/　｜
　　　　 /　 ,　ﾍ., 　　⊂ つ　u,.ｲ　! 　 i　　　　　　私たちは巫女の地位を世襲しているけど
.　　　 / ,　　　/|｀＞,､.,__,,.. イ　ｿ　i　　'､
　　　/　i　　,' _,!,.ｲ}ゝ､___.ノ{`ｧ:､__､!._　,ﾊ、　　..　当時の巫女は世襲ではなかった。
　　 ,'　 /´￣｀ヾ/:::::::｀''T''´::::::::::::::::i __｀ヽ!｀､
　　.i　/| 　　 ,rﾉ:::::::_,.='':::::::::::::::::::ｧ'´　｀ヽ.`:　',
　　 !/　!　　.ﾉ=''"´::::::::::::::::::::::::::{ ､　　 !　!　!
　　 ',　/　　７:::::::::::::::::::三:::::::::::::::`ﾊ、　　|_,'j　i
　　Ｖ　　　{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} 　　V´ ﾉ
.　　 /　　　人::::::::::::::::::::::､:::::::::::::::::::人　　 ∨｀ヽ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , -'", ﾆニヽ
　　　　　　　　 ,=ﾆ~"''～､、＿＿／⌒"'- ､／／　　　　 } }
　　　　　　　 //　　~"''～､~"''～､、　　　／／　　`''＜　} }
　　　　　 { { 　／´　　　 ~"''～､V⌒厂　　　　　 `''-} }
　　　　　　　{ {／　　　＿　　　　　ﾉ芥／＼-‐‐-､　　　　} }￣`,
　　　　　　　{ {　　　 /　⌒ヽ､‐-､　⌒{　　　ヽ,　　"'- ､ノノ´⌒＼
　　　　　　, 'ヽヽ＿ /　　　;　　,-‐ヽ,　ヾ=‐‐-､__, -'"⌒ソ　　　＿"'- ､
　　　　／　,´‐-ﾆ/r===､:__／　ヾ::/　　ヽ:::)　　　　　＼､　　／:::::::::::://
　　　／　　 }!　　＼::::::::}　　　　ﾊ‐--‐´ﾞ　　＼　　　 i ヾ=´ヽ,:::::::://
　　　＼＿ソ　　　　　＼ﾉ　　　　/､ i　i　　　　　ハ　　　i　　　 i:::::::／
　　　 /　 /　　＿＿, -'"　jI斗‐ﾄ-､ i　i 　　 jI斗-＼‐-i　　　 i￣´
　　 /　　レ'⌒ソ　　　 i､　　/∨　　 i　i 　　　 i　　}　 i ヽ, 　i
　　/　　　_て　＼　　 i ヽ抖ｬ==ﾐ　} ﾉ、　　抖ｬ==ﾐi　 i　 i　 i
　 /´￣/´^i　　　　＼　 i　〈　):::り　　ｿ }　　　):::り　〉､リ　i　 }　　　　　当時は巫女が弟子の中から優秀な少女に
　＼__/:::::::i　　　　i　＼i　 }乂ツ　　　 /'ﾊ／乂ツ　 i ﾉ　 i　人
　　　　ヽ､＿i　　　i 　　ヾ　ヽ　　　　　　　､　　　　　i　　 i／､　＼　　　巫女の地位を譲っていた。
　　　　　　　i　　　 i　　`､　ヽ　　　　　　　　　　 ,ｲ　　i　　､
　　　　　　　i　　　　i　　｀､　　 }　　　 v　ｧ　　　／ i 　　i　　 ∨　　　　世襲制ではなく実力主義だったわ。
　　　　　　　i　i　　　i　　　`､　　}＼　　　　　ｨi{守　i　　　i　　　∨
　　　　　　　ﾚ'　　　 i　　　｀､　ト､ "'-　‐´|ヾソｈ､i　　　 i⌒}L　＼
　　　　　　 ,'　　　　　 i　　　 }　　 i三三==_==三彡}}ヽ　　 i　　}L　　＼
　　　　　　 i　　　／￣￣＼　}　　 ',￣ヾ､三三ﾆ=´}i} ｀､　 iヽ　 }L 　　＼
　　　　　　i　　 /　　　　　｀ i　　 ', : : : : i三i: : // : : : ｀､ i　＼　}L＿＿　＼
　　　　 i　　　{　　　　　　　}　　　 iﾆﾆﾆﾆi三i彡' : : : : : ＼　　＼ )　　￣}　 `''＜
　　　　　 i　　　 {　　　　　　　}　　　 i: : : : :/// : : : : : : : : : : ＼　　＼　　/）}　　　　`''＜
　　　　　,'　　　 {　　斗*''“`‐} 　　 i＼: :///: : : : : ［ﾆﾆｺ: : : : ＼　　＼　//
　　　　 /　　　ヽ　　　　　　/　　　 i＼ヽ//: : :ヾ､y : : : : : : : : : : ＼　　 ~"''～､、
826 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:37:32 ID:a7OmJT5b: : : / : :/ /:.:/: : : : : :/ : : : : : : ＼____/⌒＼____/: : : :.＼　＼
: :.| : : |: |: /:/ : : : :/ : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : | : :｜:..:.|／⌒)　　　　＿＿＿_／￣￣:i√￣＞―
: :.| : : |: |: :｜ : : : : : : : /: : : : : : : : : : |: : :|: : :｜: : | : : |::::::／(　　／:i|!i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:√:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/i
: :.| : : |: |: | |: : : /: : : :/: : : : :/| : /: |: |: : :|: : :｜: : | : : |::::( : : )／:i:i:i:i:|!i:i:i:i:i:i::|i:i:i:i:i:i:i:i√:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/i:i:
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: : :'， : :.Ｔ羔羔羔ミｘ | : :// _,ﾉ,xｆ羔羔羔T.: :｜/:ﾉ／:i:i沁,:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:|!i:i:i:i:i:i|i:i:i:i:i:i:i√:i:i:i:i:i:i:i:i/i:i:i:i:i:
:'，: :'，:.:Ⅳ |ｲ::::;;}:(　｀| :/　　ｲ {::::;;;}:(_　Ⅵ./￣￣:＼:i:i:i:i沁,:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:|!i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:√:i:i:i:i:i:i:i/i:i:i:i:i:i:i　　　八雲公爵は王家と公爵家が
: :'，: :'，八,, 乂;;;;ソ　 |/　　　乂;;;;ソ ,,ﾉ::/:i:i:ｉ:＼:i:i:i:＼:i:i:i沁,:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ|!:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i√:i:i:i:i:i:i/i:i:i:i:i:i:i:i:
: : :'，: :'，:.:＼⌒　　　　　.:　　　　＿＿/:i:i:i:i:i:i:i:ｉ＼:i:i:i:＼:ｉ:沁,:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|!:i:i:i:i|i:i:i:i:i:√:i:i:i:i:i/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i　　　巫女が世襲するのが不満なの？
: : : :'，: :}Λ　　　　　　　::::　　　　 /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼:i:i:i:＼:沁,:i:i:i:i:ｉ:ｉ:|!:i:i:i:|i:i:i:i:i√:i:i:i:i/i:i:i:i:i:i:i:i:i／
: : : : :'，.} |Λ　　　　　｀　　＿_/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ＼i:i:i:i:i:i沁,:i:i:i:i:i:|!:i:i:i|i:i:i:i:√:i:i:i/i:i:i:i:i:i:i:／:i:i:i
: : | : : |: : |:.仝　　　　ｔ:::::::::: /ﾆ=-::ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:＼i:i:i:i:沁,i:i＞┬―――――＜:i／:i:i:i:i:i:i
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: : | : : |: : |::::／　{:::: ]iト　_|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::-=ﾆ=-:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:／＼　'，|┌｢＼へ/　／　／／
: 八:. :.|: : ｢Ｌ!　　∨:i:Λ／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:-=ﾆ=-::i:i:i:i:i:ｉ／　＼＼　 |　＼＼＼　.／／
: :. :.＼|: :ﾉ　　　 ∨／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ::-=／ﾆﾆ=-　_＼Ｖ＾|　　　　 ∨／
＼:.＼.:＼Л　　　 |二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二|　{〉　　　　 ∨
￣＞‐＼ ∨　　　　　　＼／　　　　　　　〈/　/　　　｛ . . . .| . . . .＞ー― |　Ｖ) 　　　　 ∨
￣　　＼＼　　　　　　 /ﾆΛ　　　　　　　／　　￣￣｝. . .厂／ . .／ . .Λ　　　　　　　 }

　　　　　.′ 　.′ .'　　　　　　＼　＼　　　／　　 '´ 　　　　　ヽ
　　　　|　　　|　 |　　　　　　　　　＼　＼　　 '　　／　　　　　　　　 '.
　　　　|　　　|　 |　　　　　 /⌒ヽ＿＼　V　／　　　　　　　　　　!
　　　　 |　　　|　 |＿＿７￣_＿＿＿＿_.Y'￣ Y ￣￣￣￣￣└ｧ_　　　|
　　　　', 　　 !._＿＿＿_／　 _＿＿＿　＞―'￣￣￣_￣￣_` ､. ￣￣ !　/
　　　　　　＞--r‐‐…　（__γ　　　　（ _＿＿＿て´ （　　　　）`'_─-ﾚ'／
　　　　　（.:.:.:.: /　　　　 _..イ_ヽ, ＿__ 　　　| ヽ. 　　　 |＼r‐…′ 　＼く
　　　　　￣7''ーイT ¨ 　　 /::::ヽ￣`i |、　　|　 _＼ __＿|　 !＼　　　　　＼＼　　　いいえ、そんなつもりはないわ。
　　　　　 .′　　|∧ 　　 /::::::::-:＼ l |::＼　ト ´ ￣､　|　 !　/`─－－‐く_:ノ
　　　　　 /　　　 ∧　ヽ　ｲ代テ三ミ､ゝ:::::::＼:::::＞...__＼|　 i /　　　 !　　　ヽ、　.　私は昔と今の違いを指摘しているだけよ。
　　　　 ∧ 　　 /:.:. '. 　 V:弋rぅ::ナ`::::::::::::::::::::::'イテ::ﾗハﾍ/　　　 /:.: 　　　 i
　　　　 |　'.　　 |:.:.:.:.|　　 !⊂⊃ ::::::::::::::::::::::::::::::::弋.t少イ / 　　　/.:.:.:!　　　 i　　　それは勘違いして欲しくないわ。
　　　　 |　ゝ　 |.:.:.:.:| 　 ∧　　　　　　　　　　　　　　⊂⊃ 　　 /:.:.:.:.:!　　　 i
　　　ヽ　＼|:.:.:.:.|　　　人　　　　　　　　　　　　　　/ 　　 / .:.:.:.:.:!　　　!
　　　　　＼:.:.:.:.:.:.:|　　　|:.:.:＼　　ー　　 -- 　　　 .イ　　 ,. :.:.:.:.:.:. !　　　 !
　　　　　　　　＼ :.:.:.! 　　 !- ― ゝ､　　　　　　 _ .イ/ 　　 /､:.:.:.:.:.:.:.′ 　　 !
　　　　／　　　 /⌒!　　　! 　　　｀　z ┬　　¨ 　　.′　／　＼,.．--! 　　 !
　　／　　　 |　!⌒ヽ γ⌒ヽ, 　　　 |:: | __　　　「｀tr ⌒}　　 /　　　! 　　 !
　　（　　　　　　|　!　　「｀! 　　 }　　／:::/ 　　　ﾚ'⌒ Y´　　│ 　　 ! 　　 !

　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　 //⌒ヽヽ　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　 //　　　｝｝　　　　／r──┐|
　　　　　　　　　　　　　 //　　　__ｌ l＿＿_／／＿__　│|
　　　　　　　　　 // ,ﾍ=＝─､　／∠　　　＼ | |
　　　　　　　　　　　〈《｛　　,-‐‐--　二ミヽ　　　　｀| |
.　　　　　　　　　＿ヽV'´／ : : : ﾄ､:.｝.:.:.:.ヾ､＿　　 | ﾄ､
　　　　　　　　｛r‐ /: :./: : : /: :.|:.｝:ﾄ､:.|: : : ｀ヽ＼　| |　＼
　　　　　　　　　 )） /:.:/ : :／l : / {:│l :ﾄ､: : : : :V}}_.| |　　ﾊ　　　　話を戻すけど
.　　　　　　　　（( /: :.l: :./　/／ / /斗七l: |: : :├─┘　　ｌ
　　　　　　　　　　　〃/: :| /i f芥抃 '´ 　l|/　ｌ∧: : :}:.＼　　　 |　　　建国前の巫女は人間の頂点に君臨していた為
　　　　　　　　 -=彡ｲ : : lｲ::｝弋ソ　　`　'芹i抃x}: :{.:.:.:.:）　　 /
　　　　　　　　　　　/:. :.:.:/ ,′　　 '　　　弋ソ '/:.:.ﾊ : （　　 /　　　　王国を建国する時に巫女の権威を活用する事にした。
　　　　　　　　　　（/l: :_/从　　　　　　　　　 /／）:.＼:.)∠
　　　　　　　　　 {V{: :/:.:ヽ　 ´｀　 ___　 /'.:/〃: : :ﾐx /　　　　　つまり七大神の巫女の地位は王家と公爵家の権威を支える土台ね。
　　　　　　　　　　 Ⅶ: lヘr､:.＼　／／_,/ :/i:.|: ｌ: : : /lj
　　　　　　　　　　　　　|: |　　〆⌒ヾ.／　.{‐､///j//: :/: /　　　　　　歴史と伝統も重要だけど、これは権威の根源だわ。
　　　　　　　　　　 ,. 'T/ﾚ'ｧ'У　　 /;―'´:::/∧ｊ.l/:／:／
　　　　　　　　／　//:::/　　　 ∠::::￣::://_,，‐＜｀ヽ}
.　　　　　　／　 //:::::ｉ　　／::::::::::::, "イ　　　　｀ヽ
　　　　　 , イ　　 .| |::::⊥　ノ､:::::::::／／　　　　　 }
　　　　　〈　　　　 /::／／￣´{:::::::,'／　　　　　　　　/
　　　　　　ヽ　／,:'ｱ'"´　　　＼i´　　　　　　 /
.　　　　　　ﾉﾆ//:::/ 　　　　　 ∨　　 /　　　　/
.　　　　 / 　 { {::::{　　　　　　　　 ∨＼/　　　　/
　　　　　 { 　人'､∧　　　　　　　　ヽ＼>――く
827 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:38:07 ID:a7OmJT5b: 　　　　　　　　　　　 - ─……─ --　.,
　　　　　　　　　　　　. : : : : : : : : : . . . .＼.. . . . : 、
　　　　　　　　　　／: , : : : : : : : : . . . . . . .ヽ. . . : :＼
　　　　　　　　　. : : :/__ ------　__ , ‐‐v⌒Y. . . : : : .
　　　　　　　　 ': : : /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ{　　　　 }.. . . : : : :.
　　　　　　　 .: : : : ': :/: : : : : : ⌒＼: ＼　　 '. . . . : : : i
　　　　　　 : : : : i: :ｨ: : : : : : : . . 人: : ..＼/､.: . . . . : : }　　　　確かにそうですね。
　　　　　　　 i: : :斗-{: : : : . . . . ./　 Ⅵ: : : : :＼ . . : : : i
　　　　　　　 } : :Ⅳ_八: : : . . . ., --　 Ⅵ : : . . .i＼. . /..:　　　　故に私たちは
　　　　　　 /: : :.{ { ¨心、: : . /　　__ ｀Ⅵ: : . . .}: : ∨:/:i
　　　　　　ﾊ: : : :〉､ Vﾘ＼: (　^¨う心 V: : . . ﾊ: : : V: }　　　　『男性が国王や公爵はなれないのは男性差別だ』
　　　　　ｉ |: : :.{.:.:. 　,　　 ⌒　　Vツﾒ: . . /^}: : . . V
　　　　　 { ｉ: : 圦　　　　　　　　　.:.:.:./: . . /_ノ: . . . . |'，　　　『七大神の巫女は世襲するべきではない』
　　　　人{: /:|: ::.　　､　__　　　　　/: : . /: : : :}: : . . i/
　　　　　　⌒V: :{: :.个: .　　　　　　ィ: : : : ' : : . 八乂ﾊ:}　　　　という意見を認める事ができない。
　　　　　　八: :乂: {⌒}＞- ＜　ノ: : :／}:／⌒　／ﾉ'
　　　　　　　⌒＼(⌒ヽ　　　　}　⌒＞ ¨¨ ＼　／
　　　　　　　　　　　 _ノィi〔　　 __　-- へ
　　　　　　　　　　　　　　 /⌒ﾆ=-- ￣￣　　⌒＼
　　　　　　　　　　　　　_ノ　　　 ,__　　　　　　　　} }
　　　　　　　　　　　ィ ⌒＼___ノ⌒}　　　　　　　/∧
　　　　　　　　　　 /.:.:.:.:.:.:.:＼.:.:.:rく　　　　　　　 /⌒＼
　　　　　　　ｲ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:V/{__　　　　　 /.:.　　＼ __,
　　　　　　　　／ {.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.V⌒)　　　　　 ,.:.　　　　 V(
　　　　　　　 '　　ﾊ.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:V(　　　　　 .:.　　　　　　　 } )
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　　　　　 V {.:.:.{.:.:.:.:.:.:.,.:.:.:.:.:. i.:.:.}　　　　　　　　 __ (⌒
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. ィ≦: ￣￣￣￣￣: ｀`ヽ、
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　　　　　　　　　　　　　／: : : ／ｧ:.:/:.:/: : : /l:.l_l从ﾉli: l:!州､: l!:|:｀!: : l: l: : :l
　　　　　　　　　 ,..イ: : : ／:／;イ:.:Z: : l : l //lf茄赱ﾐﾉﾊﾊrfｔｧ:ﾉ : /: l从:l　　　私たちは言論の自由を認めないけど
　　　　　　　　　 ,..イ: : : : ／:／: : :/: : :./:λ l//:.!ゞﾆり.　　　Yり/:ﾉ:/ノ::川,'
　　　　　　　,. ‐''": : : : :／:／ : ／/: : :./:./|i.:.l:/:.:l　　　　　、¨j彡ｿ: :TオY　　.　直接言論弾圧ができないから
　　　,. -‐''" : : : : : : ／ : : : :／／: : ／:./: |i :ｌ: :.:ﾄ､　　　､___ 　ﾉ川:/: :! : |
-‐''": : : : : : : : ;.:.ィ": : : : ／／: : ／:.／:／|i :ｌ: :.|　.＞､　　,. イ:/: /: l l: : |　　　..　上級貴族がやってくれる現状は都合が良いわ。
: : : : : : .;. -‐''": : : : : :.／／: : ／:.／-=ﾆ,¨|i : :.:.l‐-、　｀´ﾉ:ノ/／: : l:l: :.:|
; :-‐･''": : : : : : : : : ／／: : ／: : ／--､ﾞ7_ |i: : : | 　＼寸≦彡㍉／/ ｌ: :.:|　　　...　これなら国民の不満は上級貴族に向く。
: : : : : : : : ; : -‐''",. イ: : ／: : : /　　　ヽ '|i: : : | 　,.-‐} ﾄ-〉＝彡'ﾞ/: :l: : :|
: : ;. :-‐''"　-‐''": : : : ／: : : :.:/　　　　　 i! |i: : : |／｡0.ﾉ!bYヽ!￣ /.: ;ｲ: :.:|
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彡'豕´フ　　　　　　　　／　　　 /＿／ノﾉ　ﾄl_,_|-}Y　川7
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　　　　　　　　ヾ:､__{　　　　　＿＿／Y^ヽ≧=-..＿＿|＿ヽ_У／
　　　　　　　　　　　〉`＝７￣≧＿|＞^ー─ｒｧ'⌒)＞-rｧ'~y≧、　..　確かに上級貴族はいい肉壁ね。
　　　　　　　　 -=≦二＞≠ｸ |/ヽ':|: : : : 　 :|!　 | ヽ|ノ: :ﾊ
　　　　　　　　　　　`７ヽ{＼f─'| l　 !　ｌ:　　 | 　　 }! l　!:∧　　　　　彼らは王国の藩屛として働くのが役目だから
　　　　　　　　　　　　ｌ: : :|: :|! | ,ｲ　 '　ﾊ　　　|　　j ｲ|　　　λ
　　　　　　　　　　　　|: 　|:　i!./ :| ,ｲ /Y|:!　　ｲ ∠|z!j　,'｜ !:ﾄ､　　..　彼らを利用して私たちは生き残るべきよ。
　　　　　　　　　　　　|: 　l 　 l 　Y{'ﾉうT|'!　ﾘ|ｲう:}ﾁ', / /　| | :.＼
　　　　　　　　　　　ﾊ　ヽ　l　､＼`"´ ,' ／　`"´/ｧｲ,ｲ　/!ﾘ:. ヽ＼
　　　　　　　　　 ,' ∧　λ l　ヽミ、　　　' 　　 .ｲX||,∠|_!|ﾄ､:.　　､｀　､
　　　　　　　　　　ハ ,ﾍ　| |､ヽヽ>:.._　 `　´_.ィ_:.:＿|L.ヽ!≧､:≧:､　＼:. ＼‐..＿
　　　　　　　　　　, 　:/ ∧ヽ|:lヽ:l　|ﾊ|＝≧手ﾗﾄ≦７ヽ__,r‐ｧ<r‐､:≧:､ヽ:...　＼｀　- ._
　　　　　　　　 /　:/／|ﾊヽ＼|:|　!へ_＞/::/l:} ＼{'＿r'ヽ'lTl:､i:､:|i≧=-､､:＼:...　＞-､.　｀　- .. _
　　　　　　 /　／　 ,!:｜,＞ﾘ /|￣!,.　ヽ{:/ ､　∧ｌ＞<i:i:i:､i:i､i:i!iii:iii:i:i:|∧ヽ:.､｀ヽ、　　＼:.._　　≧-.._
　　　　　　／　　　　/,　|{iiiii/,ｲゞr‐ｆTi^Y^Y^Yヾ/:i:､i:i:i:､i:i:|i:i:i:i:|iii:iii:i彡Yﾊ　:.ﾄ､:.　＼　::|　＼-=､　＼ヽ、
　　　　／／　　／,ｲ!: ||ii/ｲiiiiifY|:i:|:⌒i^i^i^iYﾊ=≧＝=-:Li_ソiii:iｨi:|"へ_|__:.! :.ヽ　　ヽ:!　 :. ヽ.　｀ー-､　＼
　　　　 , '／　　／／＼ヽ!}i{ ヽiiiii|:i:i:i:i:､i:i:iヽi:i:ﾚ’ `>K._　　　　ヾゝ<´ ,.r≦r､＞ |:.:.ヽ　　}　 .:.　/　　　　）　 .: ヽ
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　　　　ヽ :　|　　　　､　、:ヽ:＼＼: :KY⌒　　>K　　　　　i! 　　 /｀ｰ:､-=L: : }':.:./　　　　　＿,rチi:i:i:i:i:!￣| ヽ
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828 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:38:41 ID:a7OmJT5b: 　　　　　　　　　　　　　　ｒー､,ﾍ　　　＿＿
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　　　　　　　　　　　ｌ::.　 :::::!..:::::.:!::{:::::ﾅﾘﾅﾘﾒﾊ:j::ﾉ::::::ﾊ::::l:::|　　　それで我々は『政府の拡大政策を黙認する』という事でいいかな？
　　　　　　　　　　　 |::::　::.:.::!ｲ刋ヾVｿ　zf茫ヾ:::::／.:::i:::::,:::|
　　　　　　　　　　　　　 |::::!::.i:::!.:ﾄf拆､　　　弋zﾘ/:/:::::::::!::::l:::|　　　まあ、反対意見があっても政治に口出しできないけどね。
　　　　　　　　　　　 V:!:::!:::::::ヽ vｿ　,　　　 /::/i::::::::::!:::::!::i!
　　　　　　　　　　　､::ヽ:::::.∧　　 v ７　l:::!::i::::::::::!:.::i!::i!
　　　　　　　　　　　　　　　 ):.::ｿ:.:.:.::::::＞　ﾆ／ﾊ::､::::::::::ﾘ::::!:::!::::`:.､
　　　　　　　　　　　　　　ノ/:/:.:.::.:!.::ノ７）　　ﾉ !:::ｿ:::::::::::j::::!:::!:::::::::::::.､
　　　　　　　　　　　　　　／:/:::::::::::!ｲ　ﾍr＾7< /:::::::::::::::::::ｌへ::!:::＼::::::::::::.._
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　　　　　　　　,....:´:::::::/:::　 ........::: <　　/;;;;!V/:::/:::::::::::::!::::ｌ　　＼:::::ヽ:::::::::::::::ヽ
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　　　　　　　　ｿ　　　　　ｿ|　　）ヽ（i;c;l〈ｰヾ:::〉　　 /（"＝／￣￣￣ーー=､）::/

　　　　　　　　　　　　　　　 _,.．r＝≦二 '''-．_
　　　　　　　　　　　　　／''ｱ¨ ヽ.ヽヽ.　｀ヽ､｀¨ー--､_
　　　　　　　　　　　　 ,У　 /　　　.j　.lヽヽ　　｀ヽ､｀＜ー＝x　　 ,,
　　　　　　　　　　 / /　 .i　　　 j 　 l,ﾑ .ヽ　　　　｀二ﾆ＜___ヾ_ノ
　　　　　　　　　 ,' .j　　 l　　 .,'　 ./　 l　l｀ｰr-､＿_ヽ､　　＜ﾉ
　　　　　　　　　 ,' jl　　　l　　ｉ.　 ,'　　.l .lrｰ　ヽ .,　ヽヾ　､ヽヽ､
　　　　　　　　　　　　/./l　　　 l　　ヽ.ｌ.,'_,　／Ｖ__,ｨ_,」 .l　ﾊｨ　ヾj rﾑ　　　　その辺りは妥協するしかないわ。
　　　　　　　 ,/　　 ,ｲ/.l i　　　 .i!　　､　ｌ　　　 ,ｲ示ぅ//i　ｲj l.j　　/.,ｨ li!
　　　　　　　ﾏt_ ノ'´　 il　 .l　　l.j-ﾉ¨マt　　 / ﾏ才'Ｖ,ｨﾍ〈 .l　t_,ィ.l.l∧　　　　お飾りの私たちに政治を動かす力はないわ。
　　　　　　　｀¨´　　　 j　ノl　.ﾚノ＞=z､ヾj　　　　 ,　//|｀'У　// .l∧ l
　　　　　　　　　　　　 /,ｲｉ .ｌ /∨.弋tオ ´､　　　｀ｰ-j=ノ／.ｱ ,/_ j/
　　　　　　　　　　 /j l /ヽVヽヽ､_　　　｀　 .ノ　､_ﾉイイ／/ ｿﾆｲ._
　　　　　　　　､_」∨ノl　.|｀ヾヾヽ、　　 '' ´ '　　/ ﾏＶij_./ノ¨´　　｀ヽ
　　　　　　　　　ﾚ/　∧ l　 lＶ　 /≧zx ､. 　イ　　ﾏ.ノ .j　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　l､l_ / /｀ヾ i!　 /　./i　./ﾑ　_,.､ｨ≦´　 .ﾊ　　　､
　　　　　　　　　　ゝ/ィ　.／l　i!l__/_lィ_/7イ´i　ｿヽ　./#l　　　 l
　　　　　　　　　　　　　ヾ .lヽ.l /,ｨヾl　　 /　./j)´　｀l　.l#Ｙ##i! 　 i　i!
　　　　　　　　　　　　　　｀ .ﾏfｱｰ　＼_/:l.ノノ　　 .l　ｌ####:ﾑ.　 ', l
　　　　　　　　　　　　　　　 V　　　　/;／　.rく　　j　.l#####:ﾊ.　.',l
　　　　　　　　　　　　　　　　　.i 　　／/　　 rくｧ入zﾄｧ|#####:#:ﾊ､ .l
　　　　　　　　　　　　　　　 / .／＜＜≧アノjﾍﾞｰイ l########ﾊ |
　　　　　　　　　　　　　　　 /.,ｲt/＜Ｖヽｰｿ/ i!　　　 l########:#i!
　　　　　　　　　　　　 / .l#ｲ　　　<　l　l ﾌ　　　　　ﾏ########|
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　　　　　　　　　／.　　 ';;l　､　　 i! ﾏﾊ　〈　　　　ﾏ######＼　　 _ -
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　　　　　　　　　　くz__　.|;l　ﾉ　｀ヾ（ /　/　>　　　　　ﾏ#####:#｀:¨l
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λ. ヽｰ -.＜￣_,.．-'''"´　　　 ,.．ｨ≦´###########*≧z､¨(　　　　　ﾉ､
829 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:39:34 ID:a7OmJT5b: 　　　　　　　 ______　　　　　　　　　 ________
　　　　　　 {::t‐-､｀ヽ. 　　　,.r'´ _＿__,:::::}
　　　　　　　 |::|　　.ヽ:::｀'､-─,':::::∠.,,._ ./:::;'
　　　　　　　　　',:'v '´ 　＼:::',__/:／.　　　7:::,'、
.　　　　　　　　 >ﾆﾆﾆ二ﾆ‐ﾞ┴,ェﾆ二二ン　ヽ.
　　　　　　　　__/__r─ｧ'"´￣｀Y´￣｀ヽｰ-､　　　＼
　　　　　　　/　　ｒ＞ '"´￣　ア´￣￣｀"'' く￣＼　 ':,
　　　　　　　|_ｒ／　　　　　/　　　}　　.　　＼r､}､ .ﾊ
　　　　／./　/　 ./　／|　　　ﾊ　 ,　　ヽｌ＼}､　}　　　..　確かに私たちはそうするしかないわね。
　　　　　 { ｀7 　|　　|| 7-‐ ﾍ.　 |/　ﾚ'ｰ-!ﾊ　 ',!　,＞､|
　　　　　＼| 　 |　　| rテ示　＼|　rテ示7 |　　|　ﾄ､　＼　　.　しかし、上級貴族は銀河を９５個も領地にするか。
　　　　　　ﾉ　_人　｜　ヒｿ　　　ヒソ　 |!　 |　 |　＼ｒ､}
　　　　　 ´￣7| / ＼|""　　　. 　　　 "" ;'　, ﾑ、' ﾍ　|ン　　　すごい話だけど本当に領地経営ができるのかしら？
　　　　　　　/{.|'　　　{　　　　　　　　　　 /イｲ　ﾊ, 　人
　　　　　　 ; 　{　　　ﾄ､　　　 -　　　　／/　i 　　;i　'　　)
　　　　　 {　∧　 |　ヽ |＞､　　　,. イ|／ﾉ　| 　八　_,ノ
　　　　/＼,-‐､／!ﾚﾍ、」.｢二Τ｢二二!｀ヽ-､,--､/-┐(
.　　　　|｀ヽ!___,,!,'､.|　　ｒｧ,!::::::::| .|::::::::::::ヽ　　 !____!　〈
　　　　 ',／/ .',＼/　 //::::::::::ノﾉ::::::::::::::::! 　/! 　ヽノ
　　　　　 ;' 　.!　　／/::::__／／::::::::::::::::::::`７! ':, 　;' ':,
　　　　 {　ﾉ　 / {r'.---‐'´:::::::::::::::::::::::::// 　)ノ　　}
.　　　　　人/　;'´／:::::::::::::二:::::::::::::::::::::::/r'　　　　　/
　　　　　　　　{/:::::::::::::::::::::::::´:::::::::::::::::::::! lヽ､.,_　　 {
　　　　　　　　{二二l:::::::::::::::::::::ｌ二二ｌ:::::! !　　　　　〉
　　　　　　 ∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! !厂ヽ..___ /
　　　　　 {　ゝ、:::::_::::::::::::::::::::::_::::::::::.ﾚ′ 　　 /
　　　　　　〈､__ }::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　　　 __ ｣
　　　　　　 / '´　{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　　 -‐'´　　〉

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　 -─‐=ニ二　　＼/＼
　　　　　　　　　　　／　　　　　　　 /, ヘ l
　　　　　　　　　　／　　＿　　､　　 / | ヽﾉﾄ、
　　　　　　　　　〉、　｀ヽ　＼　 ,ゝ∠ ＿ｰ-､ｌ＼
　　　　　　　　ｒ=ﾆｆｨ‐､‐-へ,ゝｰﾉヽ〉__ﾉ､_|ｰ‐┘ｒ/
　　　　　　　　　　 Vノlハ／ヽ/ﾉ/二イ/　　ﾉｌヽｲｉノ-､
　　　　　　　＿ノ　 /　 / /ｲ斤｀ﾒ　／l从/ lヽﾊノ　　　　人類管理AIがあるから失敗はしないでしょう。
　　　　　　 ∠ｲ／　／　ノ　{ 辻ｿ〈／　ｨ7ﾉ /ﾉ　ｌヽ
　　　　　　　ｊ∧ 〃´￣_ノ ! l＼　　　〈ｼ/ｨ´ _ ノｌ/! |　　　　もし失敗したら責任を取らせればいい。
　　　　　　　　　　 |从／＿ノﾉﾞヽ〉ｎ　　,ｲ/／ヽ　　|/
　　　　　　　　　_ｒヽ{　〈／､_｀ヽ、-‐'' / _丿　!|　　　　　　　上級貴族の変わりは用意できるわ。
　　　　　ｒ‐ｨ''´￣　_　　-- 　､_＼!/￣l/ 〈　,ｲﾉ
　　　　　　〈_ ､_　_,, ´ｨ-､_ﾉ｀ヽ_ｒ､　、＼　　　ヽ〉
　　　　　　〉　_ｒ‐/´　　　　　 └, ｀ｒ''｀ゝ-､
　　　　　　　￣＿ |ｒ､　　　　　ｌ {｀ヽ〉￣l lヾl＼
　　　　　　　　 i 　｀└へ _ｒ‐, /　〉　｀<ｆ| {〉V/
　　　　　　　　 |　　　　　　　└'ｰｆ　　　ｒ'｀ｰｨ,ﾊ〉
　　　　　　　 >､ l　　 / 〉　　/､　　　〉　〈ヽ
　　　　＿／￣／｀ヽ、l /　／　_!　　ゝ　〈
　　　　ヽ　　 /　　'´　＼-─ニﾞヽ　＿｀ﾆ-‐'l
　　　／└､　　　 /　/ ノ {ヽ　　　￣　　-‐ 　 !
　／　　　＼/／　〈 / 　|　｀ｰ-ニﾆ-─''´〉ﾉ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　⌒＞---: : : : : :vー-=､
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　　　　　　　　　　　　　　/／: : : : :|: : : : : : : : : : : ＼／: : : : : v
　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : ::|: : : : ::|＼: : : : : |: : : : : : : :∨
　　　　　　　　　　　 /: : : : : |: :∧: : : ::|／)＼: : :|: : :＼: : : : }　　　上級貴族は使い捨ての政治専門家にすぎない。
　　　　　　　　　　　　 /: : : : : : ﾊ:＼＼: :::| ｘｔ斧ぅ､人: : :/: : : ::
　　　　　　　　　　　／⌒|: : : : ::ﾊｨ笊ぅ＼ｊ　　乂ソ/: :∨: : :}:::::|　　..　駄目になったら入れ替えるだけよ。
　　　　　　　　　　　　　 |::∧: : :∧　ゞ'　　＿　　 /: : : :}: ::ﾉｲ:|
　　　　　　　　　　　　　ﾚ　ハ: : :∧　　ｖ　ノ／/: : :ﾊﾊ::　ﾚ　　　　それは清姫様がお決めになった事ね。
　　　　　　　　　　　　　　　/　＼{＼＞:..　_ ....:＜: : :/:／ﾚ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　__＼<￣::|　　　 {￣>
　　　　　　　　　　　　　　　　 -=「( /　〉.ノ, -=ﾆ￣〈＿
　　　　　　　　　　　　　 / y L∨/ｖへ　　　ヘ入ﾉヘ
　　　　　　　　　　　　　　　/ /　〈ﾉ　ｖノ　　＼ﾍﾉ｀　／⌒∨
　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　〈ｖ〉　　　　　　〃　　　 ∨
　　　　　　　　　　　　 / {:　　　　　　　　　　　 |　　　　　 ∨
　　　　　　　　　　　　　　 ∧::....　〈ｖ〉　　 _ _ 　..ノ|　　　　　　∨
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　　　　　　　　　　　　/　　　〉　　　　　　　　　 }　 {　　　　＼　 ∨
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　　　　〈　/　ｲ　　 /: : : : : : |: : : : : : : : ∨: : : : : : : :|　　　　＼＼　　　　　　＼

王国の公爵は最上級貴族で六家しか存在する事が許されていない。

これは王国の法律や伝統でそう決められていた事だった。

故に彼女たちは『六大貴族』と呼ばれて王国貴族の頂点にいる存在だった。
830 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 21:39:59 ID:a7OmJT5b: 今回の投下はこれで終わりです。
ご視聴ありがとうございました。
831 ：名無しさん＠狐板：2025/05/28(水) 21:42:25 ID:A3I7tP9g: 乙でした
832 ：名無しさん＠狐板：2025/05/28(水) 21:43:46 ID:XjcowKdi: 乙です
833 ：名無しさん＠狐板：2025/05/28(水) 21:45:42 ID:B1SMTVaK: 乙でした。
名誉あるお飾りに徹するのも大変。
834 ：名無しさん＠狐板：2025/05/28(水) 21:47:29 ID:mfMdy31M: 乙でした
835 ：名無しさん＠狐板：2025/05/28(水) 22:06:01 ID:OYLEczJF: 乙でした
傀儡になれるのは、耐えることができる者か、善人か、呆れるほどのバカの概ね３つ
彼らは傀儡同然かもだし不満もあるけど耐えて残ってきたんだな
836 ：名無しさん＠狐板：2025/05/28(水) 22:20:28 ID:xRkToi/d: 乙でヤンス。
懐かしいな、グリフィスだったっけ？王になろうとした奴。
837 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/28(水) 22:51:32 ID:a7OmJT5b: >>821　誤字修正
×天空神さまの巫女として　→　〇天空神さまの巫女や
×女王陛下が地位に拘らずに娘に地位を譲るのも
〇女王陛下が王位に拘らずに娘にその地位を譲るのは

>>822　誤字修正
×権力も財力もない　→　〇権力や財力がない

>>826　誤字修正
×巫女が世襲するのが不満なの？　→　〇巫女を世襲するのが不満なの？
838 ：名無しさん＠狐板：2025/05/28(水) 23:27:33 ID:OKkdkU+F: 乙
839 ：名無しさん＠狐板：2025/05/29(木) 10:33:45 ID:1zddZsfO: 乙でした
840 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/05/30(金) 18:22:12 ID:VaqEuRqA: >>811　誤字修正
×古明地公爵にして水神の巫女　→　〇古明地公爵にして地母神の巫女

>>812　誤字修正
×比那名居公爵にして地母神の巫女　→　〇比那名居公爵にして水神の巫女
841 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:45:21 ID:rPgjTRob: ttps://www.youtube.com/watch?v=MsxxT1O-9q0

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　　　　　　　 / ＞　,/　　 /　　　 ′:::::::/　 i{:::{:::{　　　ゝ＞ .,_＿＿＿＿＿_,.＼人　｀　､＿＿___／／／／　　｀ー　､
.　　　　　　 /　　　　　 /　　　　　.:::::::::/　 ,八:{i:::{　　　　{｀＜＿＿＿＿＿_＞ ´＼ヽ　　人_三三彡 ' ／　　　　　　　人＿
　　　　　　 /　　　　　 /　　　　　{:::::::::/　　　　ヾヾ　　　　{: : : : : |　　　　　　|: : : : : :＞ヽ　　　〉二ﾆ彡'
.　　　　　　 ≧ｭ｡,,,_　　/　　　　　 i{::::::/　　　　　　　　〈￣: : : : : :|　　　　　　|: : : : : : :ﾉヽ　　　ゞ=≦
　　　　　　　　　　　≧ '　　　　　　 {::::/　　　　　　　　　　{＼: : : : : :＼　　　／: : : : : : ///＞､　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　建国以前の最後の七大神の巫女

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 { V/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ　　　　_,..､､､､､..,,_∧　:、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ :　　 '^~⌒^⌒ヽ　 ^'ﾍ　 :、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l .／　 /　:{　　　'，　 ∧ 　 :、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l/　　　　　 {　　:　 ',　 __ﾍ,..--ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .′　　　　　{:.　　}　:} 〔　　　　　}i 　__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈￣′　　i{ {　　{::　　}ｉ__ﾄ､ `ト-:r＜　　ィ　　.　人間用の魔法が開発できて
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __¨〕　{　斗--　‘,　} }´V　Ⅵ　 .}-=≦⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ.,_j.{　　　{Ｎ　V. ‘, Nィ芯う　 } ﾘ', : : ,　　　　.　魔法使いの育成に成功したから
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /八　　ﾏ芯ぅ⌒´　　　ﾉ　/ｲ: ‘,: : ′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //　} ＼トミ_ 　　 ′　／イ: j {: : ‘,: : : ,　　　　やっと建国できます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ｲ　 j :{ /. {:込、　｀　´　ｲﾉ:}ﾉ: ﾟ, : : ﾟ,}: : ′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / ,'　 /　{.'. . 乂{⌒＞. . イ:{:{'，:{: : ﾟ,: : : ｡}: ﾞﾄ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / .:　 / 　 {. . ._,,.､､_,ノ　　乂､､.ﾟ,: : ﾟ,: : :ﾟ,}: :} ﾟ｡
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 j,ノ　　ィ{::::::::::::::{- ､　　, - }::::ゝ-'ヽ',: : ﾞﾄ: }　｡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / ／　　　/ {　V/:::::::/,　　　　　j{:::::::::::::/⌒V/, }i　ﾟ
　　　　　　　　　　　　　　　 /'"/　　/ /　 ',　 `､::::::::/,-─‐-/::::::::::／　 }　V/}i:＼｡
　　　　　　　　　　　　　　　　／/ィ/　　/ r'　　.}　　＼::::::/, 　 /:::::::／　　 }　 }i: :V/ }::
　　　　　　　　　　　　　　／ ./'"/　 .ｲ　i{ 　／}　　　　ﾞ'+､/,../::::イ　　　 ,'　 .}i: : :V }::ﾄ､
　　　　　　　　　　　／／/　/ ／/　r'　　　　|　　　　　〃{＾ﾄ､　　　　　 }/　 V/: : V::|: ﾟ｡
　　　　　　　　　　〃´　/　/:/　/　 :}　　　／}　　　　 //,'}i{,',',', 　　　 }.........|: : : : '/,＼ﾟ,
　　　　　　　　　　　　/'　　 ,ﾟ ./{ {／' 　 .′　　　 |........../.....j,',',',}i{,',','}................j:',.......|: : :V/,V〉＼
　　　　　　　　 /{　　　{ :{ :{ {　'　　.′　　,,／}......./.......{,',',',ﾊ,',',',}................′:,....|: : : :V/,V〉 } ＼
　　　　　　　　　 /{ {　　　{::.X{ { .′r'ﾞ ‐''"　　../}..../..........|,',',/...'/,',}...............{.......'...}ﾄ､: : :v/, V〉　　｀```丶
.　　　　　　　　 / :{八　　j{　 i{ {,'_,ノ　　　　／/.:j.................ﾟ,',/ 　 '/,}...............|..........{.{. }: : :}: :,　V〉
　　　　　　　　 /　乂.＼ .ﾊ V-‐'′　　　　 ./: ,′........　　v　 /　V................|..........V/}: : :| : ′ V〉
　　　　　　 {　　　 ⌒ﾆ=-{　　　　　　　 .ｲ: :j......　　　 , '　..'　　 ..... ...........|...........}:N: : :|　: ;　,' V〉
　　　　　　 {　　　_＿r_´:::｀ヽ　　　　.／: {: :{.....　　　　　....　　　 ..　 .........|..........{..lﾘ: : l　 ::' ,′ V〉
　　　　　　　乂／/ ._ 　寸:::::〉---＜{: : _-ニ=-_　　　　....　　　　..　　.....ﾉ..........l..j{: : :ﾄ､　}.′　 V〉
　　　　　　　　　 { i{ 〈ア　 /~乂{ V/. .V／-／ニニ／ニ==‐‐---‐‐=ﾆニ∧.........l.ﾉ: : :j. ﾟ｡.j　　　 V〉
　　　　　　　　　　ゝ{　i{,ィi{ニ=-----=ﾆﾆ／ﾆ=- -=ニニニニ／ﾆ/ニ/ニ}ニ,......！......,ﾞ! ∧!　　　　::}　｡
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　　　　　　　　　　　ニニニニニニニニ=- -=ﾆニニ／ﾆ=-/ニ/ニ-/ニﾆ∧.....∨/　 ./}i 　　 .::}　　｡
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建国前の巫女は人間が持てる権威と権力を独占する存在だったが

王国を建国する為に巫女の権威と権力を分割することになった。

しかし、分割するならそれらの役目を担当する後任を育成しなければならない。
842 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:45:53 ID:rPgjTRob: 　)｀ヽ‐-､..,_　　　　　　　　＿＿,,,.---i
　.)_|{　　　　｀"'＞二＜'"´　　　　 } (
　.) |{ 　 _,.-‐'"´:::::::::::｀"'ヽ、　　　 } (
　　)|{／::::::/::::::::::::::::::::::::::::::＼　 } (
　／,:::::::::::/l:::i i:::::|､:::::::::::::::::::::l .} （
/;'"i::i::::i:::/.l::l 　ヽ::l__x::::::::::::::::::l_ノ
　 .l:::|:::|:〈─'.,_ ﾊ　_,.　｀'rｺ::っ::::l
　　|.ｌｌ:::r‐i.,.-‐　　 ´￣ヽ |.~|::::::::l
　　ﾚ' .〉i~l "　　　__　゛゛u|　|:::::::::::ヽ、　　　建国の為に多くの弟子を取らないといけないから
　　　./::| ヽ、　l'"__｀)　 .ｲ　|::::::::::::::lヾ
　　 /i::::|___|:＞-. ._. r'´　|__.|::::::::::::::l　　　　弟子を育てるのが大変だわ。
　　　.|::<二l／ﾉ　　ヾ,＼二>::::::/ﾚ
　　／l::/::::l　 .＼　 /　 /:::::::::／-､
　/　　.ll::::::l 　　二　 .|::::::/)i　　 l
　|　　_|l:::::lｉ　　./´　｀､ l:::::l ( l_　　 .|
　|　 .|ｺrl::l li　/ .〉.‐〈　l }ヾ (i r| 　 .|
　|　 .|　　 )‐/　//V .l　＼)'" .｀l 　 |
　|　 .|/　　 l ./　　　 l　| 　　 l　 .|

　　　　　　　ｒ‐ﾆ7三三三≧zｰﾏ＞三三三三ヽﾆ〉
　　　　　　　辷７三三三三Уﾆ≦三三三三三V 7
　　　　rﾐ二fﾆ-‐::::￣￣::::::::::::::::::::::::::::¨:＜三三}ﾆ{::､
　　　　辷／,,::::::::::::::::::::::":::::::::::‐-::::::::::::::::::ヽ三/‐ﾉ::::ヽ
　　　　ゝ/::/ ／:::::::::::::::::::::{::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::Vン三三ハ
　　　　{:/V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼三厂ゞ
　　　　　v ,'::::::::::::::::::::::::::::ﾄ::::::::::_;Lヽ‐-:::::::::::::::::::∨ン:::::.､
　　　　　　{::::::::::::::::::_:斗:‐i v::::::::::i　ヾゝ::::::::::::::::::::}:::::::::::::::　　　やることが…
　　　　　人::::::::::＜:ゝルV　V:::::ﾘィｆ弍刈::i:::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　 i::!:::::::::::::i下弍ﾒ　ヽN　　辷り Ⅵ:::i:::::!::::::::::::::::|　　　やることが多い！！
　　　　　 j:从::::{:､:::､辷り､　　/／//／.::::::::::::!::::::::::::::::j
　　　　　　ｲ:::::::::ﾐ､`::ゝ/／/　　　　　　　ハ::ﾊ: :!:::::::::::::::ﾊ
　　　　　 .:::::::::::::::ﾄ:ゝiゝ　　　　，っ　　ｲ::ﾉｿi　ﾘー-　､:::::.､
　　　　 {:::;イ::::::［　 ]::::::＞｡ __　　＜ﾘ{　　 }/､ン⌒Yﾍ::::.､
　　　　　 V ﾉ;::i::<ﾗﾆﾍ厂 i　　 |　 /　　　广ﾆ人ﾝ　　　ﾚ:::::::::ミー=''
　　　　　　ﾘ　{::::::j　辷i　　 i　/　　　个::ｿ　　　　　 i::::::::::|
　　　　　　　　／vリ　廴i　　　v　　　　ﾚ　　　　　　 j::::::::ﾉ
　　　　　　　／／⌒ ＜竺个⌒ ﾄ　　／ン≧zｆﾆﾆ二二]彡
　　　　　へ､ / ／　　　ヽ‐ゝ〟ﾉ三三三三i|　　　　　　|　　＿
　　　／　　ヾゝ〈 κ　　　`＜ j三三三三ﾆj　　　　　 {≦三ﾆ〉〉
　　　　　　＼/ゝУ＾ヘ　　　＜ﾍ￣　⌒ﾐ～　　　ヾ三三{(
　　/　　　　　》／　_二つ_｡　　　.i　　　　　　ヽ　 j三三ﾏヽ
　 /　　　ゝ＿　 /　　ー‐ラ三＼　　 i　　　　　　　　　　 ,'三三三j}
　　　　　　彡フ　　　　へ )三三ﾄミ i　　　　　　　　　j三三三人
../　　　　　〃　　　ノ三三三三| 　 j　　　　　　　　　 {三三三三≧
/　　　　 |i　＿　イ　j三三三三|　ﾉ　　　　　　　ノ三三三三三》

最後の七大神の巫女は通常の業務の他に

建国の為に巫女候補の女子たちと上級貴族候補の男子たちを弟子にして教育する事が求められた。

元々、七大神の巫女として七柱すべての祭祀と集落の政治をやっていた彼女は

とんでもないハードスケジュールに苦しむことになった。
843 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:46:22 ID:rPgjTRob: 　　　　　　　　　　　　／　 _,,..　　　　　　　 ..,,_ 　　 ',V
　　　　　　　　　　　／ ,　 ´　　　　　　　　　　　　　　､　 ', V
　　　　　　　　　／ /／　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼',　V
　　　　　　　／　 /,＞ｧ　　　　　　　　ｌ　　　　　　　　ﾍ､.　i 　 V
　　　　　　 '　　ｲ" ／　　　　　　　　ｌｌ　　　ｌ　　　　　　ﾍ.ヾ、.　ヽ
　　　　　/　　　／　 /　　ｌ　i　　/　 l ｌ　　ｌ　　　　　i　.ﾍ　｀丶　.V
　.　　　 V.　　7 ,′　,'　　ｌ　i　 ∧　 |｜　　|　　小　ｊｉ　　　ヽ　　　 i　　 ,
　　､　　　V　/＾　　　ｉ　　|　:i　/_,ﾑ　イ:ｌ　　ｌト　,/.｣_,ハl　 |　ト　　ﾉ-‐ ´ ,'
　　＼　｀"ヾｰV　　 |　十ﾅ7´ 　 V| ﾊ　　八/　 |/´"T　‐　ｌ　　　　／
　　　　＼.　　　',　',　ｉ　　 |　ｘ:=＝ミ　 ',　/ 　=＝=ミｘｌ: : / i　 , -‐＜
　　　 ,　´｀`ｰ　 ',　ｌ　　',: :〃 'ﾟ :::::ﾊ　　 V　　 ;'ﾟ:::::::ﾊヾ／　,'　　　　｀､　　　　魔法の研究や魔法使いの育成だけでなく
　　〈´　　　, ､,ヽ ',　ｌ　　＼{{　Ｖ:::::　ｉ　　　　ｉ:::::::　ﾘ　}}/: ,'ｰ´｀-‐''"´
　　　｀ヽ､/,' i　　＼',　　',　Ｃつ-‐''ﾟ／/／/／/｀`''Ｃつ ,' ,'　| 　　 ',　　　　..　建国に必要な人材も育成しています。
　　　　　　i,'　　　　|　',　　ｏ　／/／/／/／/／/／_／ｏ:　　i　　　 ',
　　　　　　,'　　　 |　　 ○ i' ,　　　　　　　　　 ⌒ｱ°　 '　　　　 ',
　　　　　 ,'　　　 ,′' 　 ',　 :　｀　、　 r～‐～ｰ､　 ,､く i 　〇,' 　　　 ',
　　　　 ,'　　　　　 ',　　!　i　　　　＞､,_￣⌒￣..ィ´　　i　　　 ,　　　　 ',
　　　　 ,'　　　　　　　'　 '',i ',　　　_ }　　｀"　　´ {　　　,'　,',　 ,　　　　　　 ',
　　　　,'　　　　　　　　', ,',..',', -‐'' V∧　　　　　 ∧V　''‐,'-', ,'　　　　　　　 ',
　　　 ,'　　　　　　／　',',',　',: : : : V∧　　　　 ∧V: : : :,': : i/,'　＼　　　　　',
　　　,'　　　　　　 i∧　　　', ',: : : : : V∧　　　∧V: : : : : : : ,'　　 ∧i　　　　　',
　　 ,'　　　　､　i:::::' 　　　',: : : : : : V∧　 ∧V: : : : : : : :,'　　 , '::::',　 , -,　　 ',
　　,'　　　　i　｀ﾄ::,:::::',　　 ',: : : : : : V∧∧V: : : : : : : :,'　　 ,':::::::y´　 ,'　　　 ',
　 ,'　　　　　 i 　　＼}　　　',: : : : : : V∧V: : : : : : : :,'　　　'::::／　　 ,'　　　　 ',

　　　　　　　　　　　　　　　　 ,､､　　　 {h､
.　　　　　　ﾑ　　　　　､丶`　} }｀ヽ￣｀'寸h,__
.　　　　　　 |ｉﾍ.　　　､丶`　　　 //　　 '，　　ヽ　｀''＜/|
.　　　　　　 |ﾆﾍ　／　　　　　　//　　　　'，　',　ヽ　寸ﾆ|
　　o　　　　|ﾆﾆ∨　　/　 |　　//　　　　　 }　　',　　ヽ　ヾ′
　　　　 |＼|ﾆﾆ/ 　　　 | ／ｲ　　　　　ﾑ､_,ハ }ヽ.　　 ∨ /　　　　　ｏ
　　　　 |ﾆﾆﾆ/.　　　|　イﾍ　|./　　　　　/ } /￣ﾚ｀`ヽ.　　 ∨__
　　　　 |ﾆﾆ‐.　　　　|　 |　,／　'，　　　/　　,ｨﾆﾆﾆﾐ　}　　　}ア　　｡
　　　　 |ﾆﾆ{.　　　　 |　|''´ ＿_,　'， .／廴　:/:/:.　　 /　　//＿　　　　　　　　’
　　　　 |ﾆﾆ',　 '，　 ∨ ,ｨア⌒:/:∧{　　 }!　　　　 /イ ./ヽ　 /　　　　　,　　　　　やることが…
.　　　　　/ﾆﾆ∧　＼　　〃　:/:/:/:/:　　　　　　　　　　 |/　　∨＿＿＿
. 　　 ,ィ(ﾆﾆﾆニ}h｡　 ~ ‐ _ ＼　　　　／⌒¨¨´__.ﾊ　　　　 }　　∨　　　　￣｀ヽ　　　やることが多い！！
　　　　￣''＞''^（|　ミｈ､　 {￣　　　 /v''⌒〝|l|l|ｌl|ﾊ　　　 } 　　 }下､￣￣ )　 }
　　　　　 /<　　 |　　ﾄ.{.＞　　　　 ,:|l|ｌ|!　 |l||ｌ　　 l}!　　　/.　　厂＼＼　/　 /
　　　　／＼＼　,　　　|、.　　　　 {　　　　　　　　｀}　　/∧　 /　　 }　 )'　／
.　　／　　　＼,　　 ,　|_ｿ　　　　　　∨　　　　　　｣Ｖ　 , ///∨　　 /　　／
_ イ　　　／　/　／{　{､＿,ｨヘ、　　＼^ー―''~／／＼///}　／　／
　　　／　 /　/./∧ {/////　｀''～､,,　｀¨¨¨´　／// ./ //∧　, イ
　_ -~.　　　/　////∧{////! ＼　＼::＼^ ﾆ=‐＜　/ ／//// ∧
/.　　　　　 { ./＼////////廴＿＿　＼::＼/::/　 /.<///// //∧　　<>
　　　　／∨　　＼////////////＼　＼/::/.　/ / ＼// /／　〉
　　　　/ 　 ∧.　　　＼/////////　　＼ヾ'　 /イ⌒)／ /　 , イ

勿論、人材育成を最後の巫女だけに押し付けていたわけではない。

清姫も巫女や上級貴族の育成に協力していたが、彼女自身も魔法研究や魔法使いの教育と取りまとめを兼任していた為

ハードスケジュールに苦しめられることになった。
844 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:46:48 ID:rPgjTRob: 　　　　　　　　　　_,.　- ―― -. . .,_ 　　　　　　　　　　 ,r'´￣｀ヽ
　　　　　　　　,. . '´. . . . . . . . . . . . . . .｀` : . ,　　　　　　　_ノ　　　　ゝ、
　　　　　　　　　／. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ｀ヽ　　　　r'´ 　　　　　　｀ヽ
　　　　　　,.' . . .／. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヽ、　　}　　　　　　　　　　｝
　　　　　　　/. . . /. . . ./. . ./. . . .|. . . . . .ヽ. . . . . . . . . . ..ﾍ　　{ 　 ‐┼　　l 　ヽ　　{
　　　　　 ,'.. . ../. . . ./ . . ,'. . . . .|. . . . . . . }. . .ヽ. . . . . . . .ﾍ　 }　 └j 　　ゝ　　　　　)
　　　　　　,. . ./.{. . . . |. . . l／. . . |. . . . . . ...}. . ＼l . . .ﾊ. . . . ',r'　　　　　 l 　ヽ　 (
　　　　 {. ./. .|.　. . .|. ／|. . . ./ |. . . . . .l. .}ヽ. . .|＼. . }. . . r'　　　_７　　　ゝ　　　　)
　　　　 {./／.|.　. . .|. . . |. . ./'　l. . .ｌ. . .|. .}　ヽ: |. . . . }. . .(　　　 (/｀ﾒ　 l　ヽ　　{
　　 / ￣/＼- |.　. . .|l . ,xi示ミ､ .|. . l. . .l.,/,,ｨ示ﾐx､. .} }. . . ) 　　　　　ゝ　　　　ゝ、
. 　 /＿_/ 　 /, |.　. . .|l,ｵ'´|/,__ 　 |. ..|. . l/ '　__,}/'｀ヾ.}/l . .(. 　　ニ|ニ　　l　ヽ　　　.)
. 　＼r.,,＼/＼.|.　. . .|i'　 r':::::::::',　|. .|. ./ 　/:::::::::',　　 /ﾞ}. . ) 　　ｒ_j-､　　ゝ　　　　(
　　　//'￣＼ ||.　. . .|l　 {:::::u:::::}.　i,ﾉノ　 .{:::::u::::} 　.,' . }／{　　　　　　　　＿,ノ　　 }
.　　// ＼　／ﾞ|. | . . |ｌ　ゝ:;;;;;ノ　　　　ゝ:;;;;ノ　 {. ｉ. . . .）　　-l‐十　　｜　　　{
　　{.{　　｀'´|. . |. l. . ..||　　i_j　　 ,-､___　　　　　）.i. . . (　　　 |＿　　　　　　 )
　　{{　　　　 |. . |. l. . . |ト｡,　o　　　ゝ＿ソ　　　　 ,,.イ }.i. ./　)　　　　　　　 ─|─　　 (
　　{{　　　　 |. . ﾍﾊ . . |.|. rﾞ{ぅn- ...,,,_____,,...　r七升:.:| .}.i./＿｝　　　/.　　￣|￣　　　 )
　　ゞ,　　　|. . . |..ﾍ. ..|.|´　}　｀`'ー---‐'》llﾊ｀ヽ..| . l. }/ ＼.　　　/｀し　　＿　　 (
.　　　　　　 |. . . | ., へﾘ,／ゞ.、　　　 /　.｝llllｌﾍ. ﾊ:. .|,ﾉ　　ヽ　　　　　　 ´　_）　　.)
.　　　　　　 |. . .,r'　　／　ヽ｀`'ー.〈-‐' }ﾍllllﾍ. .} . | 　　　)　　　・　　　　　　　 {
　　　　　,'. ../___／　　　＼　　 } 　.}　ヽlll}. }:. .|　　　｛　　　・　　ー;=‐　　　)
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　　 .人　ヽ Ⅳ　　　{: : : : : : : : : : : : .;{: : : : : : : : : : : : : : }: : : : : : : : :/　　 |
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　　　　 /个'＾ヽ＿　个ー＜: : : : : {: : : : : : :｀:¨:¨´八￣￣.}　/　　 /
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　　　　　　　　ー '　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〉　.|ゝミ､
　　　　　　　／　　　　}- 。.　＿　　　　　　　　　　　　 > .人
　　　　　　　/　　　　　/ /: : :ヽ: : :￣}:丁: ﾆ:ニ:ニ=--､- ヽ

当時の天空神には適齢期の娘が二人いたため、初代女王にして天空神の巫女はその二人が候補になった。

そのうちの一人は使い物にならなかったので早々に候補から外れたが、もう一人は優秀であった為、初代女王を用意できた。
845 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:47:18 ID:rPgjTRob: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　へ、‐　￣￣￣　 _ ‐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -――‐- ､　　／へ／ヽ/｀ヽ‐ﾍ-／､｀ｰ､｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　｀ヽ/　/ 　 /　/ 　 |　　　 ´|　　 |　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　＿＿　ヽ、　　/　/　　/　/.　　 |　　 l　 |　　 | 　　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　/´＿＿＿｀ヾ、　|　 |　　 |　 l 　　 !　|　l　 |　　 | 　　 !
　　　　　　　　　　　　　　＿_　　 / 　 r'´, 　、　、､＼ヽ |　 |　　 | __|_　　 !_ｲ　|　 |　　 | 　　 !
　　　　＿＿ ⌒ヽ,r '´ 　、｀ヽ〈　/´　/__/ ヽ　',‐| ､!ヽ.|　 |　　｢Ｎ| | 　 //_!｀ﾒ､/|　　 | 　　 !
　　∠/‐O‐/＜ヽ/二二二| 　　 V / /´l_| 　 |lＮ_.|　|　 |　 |　l! |/l｡:|ヽ / /|｡::::ヽ、|　　 |　 | 　|
　　Lr''´/￣｀ヽ /l、､ヽ、ヽ＼　|　ﾄil/Ｖlｲﾟ:|`　l! ｲﾟ:::|〉　 !　 ',　Ｎ! |:::|　'´　 |:::::::ﾉ/ |　　 |　 | 　|
　 ////|! |_|_| ､ ! Ｎ┬ゝ┬‐ l　! 　!　｀| |ゞ' 　　ゞ-' |　 | 　ﾄ､!　l""丶　　"""'　 |　　 |　 | 　|
　 !l l´!l ヽ＿ | |lＮ i 　　　 lV /）､＼ | l､　' _　　　　/　 | 　 |　|　|ヽ　 ‐ 　　　　|　　 |　 | 　|
　　∧l´ _ 　 // |　ﾄ､｀__ ./　∧ﾄ､＼ !､_,＼　　_,.　/___/',. 　|　|　|　i＼　　　 _ 　 /　　/l　ｲ　/
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しかし、他の六柱は適齢期の娘がいなかった為に孫娘だけでなく曾孫や玄孫の女子にまで範囲を広げて適任者を選抜する事にした。

七大神は『自分の血を引いているなら曾孫や玄孫でも構わない』と考えていたが、その所為で候補者が多くなりすぎてしまい

清姫と当時の巫女の仕事が増加してしまった。
846 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:47:51 ID:rPgjTRob: 　　　　　 rfﾆ､ヽ
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更に上級貴族候補の男子の教育もあったため、二人はハードスケジュールに苦しめられてしまう。

王国が建国してやっと忙しさから解放された二人はそれを大いに喜んだ。
847 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:48:20 ID:rPgjTRob: :＼　　　　　　　　　　　　　　　　　／i
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二二二二二二二ﾆﾆ!''"￣　 /　l￣　ー＼　　　　／　'　　　　ｌ._ヽ　　　 !ﾆニニニニ二二二二二
二二二二二二二二l　　　 /￣ !　　　　　　　ー一　 |三三|　　! 　',　　　 !ﾆﾆニニニ二二二二二
ニニニニ二二二二l　　　　 i　　　￣　 ‐-　＿　! | l　＿　-‐　￣　　ｉ　　　　lニ二二二二二二二二
ニニニニニニ二二l　　　　 l＿　　　　　　　　　￣￣　　　　　　　　ｌ　　　　 lﾆ二二二二二二二二
ニニニニニニニニ!　　　 .l　　　‐-　＿　　　　　　　　　＿　-‐ ￣!　　　　 .lﾆニニニ二二二二二
マﾆニニニ二二二ｌ　　　　　l　　　　　　　　 ‐-　＿　-‐　　　　　　　 l　　　　　 lﾆﾆ二二二二二二二
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　　　　｀"マニニ!　　　　　 l　　　 ‐-　　＿　　　　　＿　　 -‐　 ./　　　　　　 l二二二二＞'"
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王国は順調に発展していたが、魔王ゾーマの侵攻によって魔王戦争が勃発してしまう。

この戦争ではヤン・ウェンリーやバランが活躍して彼らは英雄になったが、そんな彼らも戦争の半ばで戦死した。

この英雄たちの死に焦った女王はとんでもない失策をしてしまう。
848 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:48:59 ID:rPgjTRob: 　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿＿＿__　　　　　_＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　〈￣Y´￣￣ア........................Y^ｰ'^Y.................................................}￣¨〉
　　　　　　　　　{⌒ﾏ.....................⌒＞イ￣ｱ￣ヽ¨￣` ＜⌒￣...................../､　ｱ
　　　　　　　　　ゝ人...................／´: (: : : {:_,.-＜￣`ヽ: : ＼......................../　 Y
　　　　　　　　　廴ヽ............./(:／´￣￣`: :ヽ: ヽ: : : :＼: )＼................/ ＼ﾉ
　　　　　　　　　　　(＿ﾏ......./／: : : : / : : : : : |: :ﾊ: : : : : ヽ: : ヽ............{　ﾉ　　　　バランが死んだか。
　　　　　　　　　　 (　 ∨／:/: : : : / : : : : : : |: : :|: : : : : :∧ ノ∨....../｀く
　　　　　　　　 (￣ｱ : :/: : : : /: : : : :/: : }: : :}: : : : :ﾊ ∧: :∧.../＼ﾉ　　　　　残りの勇者はいまいちだし面倒なことになったわね。
　　　　　　　　　　　　〈/: : :/: : : : .′: : : /: : /: : :ハ: : |: : }: ∧ : :}./　ノ
.　　　　　　　　　 /: : :/|: : : : :|: : : : : } : /: : /　 | } |: / : }: } : :!⌒＼　　　　　　そうだ。
　　　　　　　　　　　　{ : : | {: : : : :{: |: : : :|: /}: :/^ーj大j/メ:/ /: : }∧......＼
.　　　　　　　　　　 ∧ : {人: : : :|斗r七j/　{/　　ｧ=≠ミjﾑ/_/ノ: : ∨.......＼　　　他の勇者たちに発破をかけましょう。
　　　　　　　　　　／...∧八: :＼: :{ jx=≠ミ　}　　　弋rソ〈厶/ >{: : : ∨..........＼
　　　　　　　　／....../ :∧{ ＼: {＼ｲ弋rソ　　　　　 ......　{......Y:∧: : : ∨.............＼
　　　　　／........./ :/.....}＼{:＼r'ヘ　.......　　　'　　　　　/|.......|/:∧: : : :∨................＼
.　　　　／............/ :/........|: : {: :∧.......＼　　　　_　-　　.ｲ｀|.......|￣´∨ : : ∨....................>─‐┐
. 　＿／.............../ :/..........,: : :|: :{　∨.....ﾏ≧‐-　　__ イ　|くr⌒ 》　》 }∨: : :∨...........／⌒＼ノ
　〈　 ⌒＼...../ :/.........../: : :|: 人　∨⌒》　 { 　〉　　　ｱ: : : :|　》 |∧: : : :∨....r'⌒＼__ノ
. 　＼ r'⌒^∨ :/.........../: : : :{＼ :＼ﾏ⌒{　　'､＿　　／/: : : : : 　》ﾑ_ﾍ: : : : ∨　＼__ﾉ
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.　　　　 / :/　 />./ : : : :/: {￣　Ⅵ: : :|　.／／＼`く: : : : :/ 　》/￣ｱ∧ : : : ﾏ
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　　　　　　　　　　　　　　　{　{:ｌ:|:|::::厶尖从ノﾚ‐-|/|:::::/::j:::l　＼
　　　　　　　　　　　　＿_　寸从:Vゝﾋrｿ　　芋冬|::/:::/::::}　／ヽ　　魔王を討伐して姫君と結婚する。
　　　　　　　　 r‐／─'"＾ﾉ:|:::::付 '''　　　､　　ゞソY从/ノｲ／　Y´
　　　　　　　r‐ﾉ‐'"r─z─/:r'⌒ヽ、　　　　　 `` }:::|/::)ﾁｱソ⌒　　　これ以上ないほどのサクセスストーリーね。
　　　　　　 /'"　　 |_／　八Y⌒ヽ」＼　　｀` 　 u　ノ＿_/::::::}
　　　　　　ﾚ　／{　　　′|:|:::::::|_人_}＼＿　　イ_}＿}ヽ::::.::|　　　　　　これなら勇者たちもやる気が出るでしょう。
　　　　　　 __,.ｲ‐'"　　　ﾉ''|::::::iＫ　＼　　 :/i:i:i:i:i/::::|ヽ〉:.:::|
　　　　　_,ｲ─'　　 --､／　Ｖ::八ヽ　　 >_/-==i/:::::::|/ |.ﾉﾘ
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　　　　　　　 _ノzzz､　　_}／'/-─‐-､/　　 ∨ヽ　|　　(し(ノヽ
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　　　　　　 . : : :/:: :: :: :: :/:: :: :: :: |:: :: :: ::＼ :: ::∨::/∨:i/　　　　　長女が後継者として完成していつでも代替わりができるようになったけど
.　　　　　 /:: :: :/:: :: :: :: :/ : : :: :: : |:: :: :: :: :: :: :: : ∨::/∨
　　　　　　 /:: :: :/:: :: :: :: :/::.::|:: :: :: ::|::.::_|_______|:: :: : ∨::/〉　　　　　　今それをすると言葉が王女じゃなくなるから、それは保留ね。
　　　　 ∥:: ::/:: :: :: :: :/:: :: |:: :: :: ::／: |:＼ :: |:: :: :: ::V::∧
　　　　　 ∥: :: : : {:: ::／￣::.::.|:: :: :: ::|　斗ャ=ミk:: :: ::.::.|:: :: :.　　　　　言葉には婚約者がいないし、三女なんて他に使い道がないわ。
　　　　　 {/:: :: :: 人 :: :: x==ミk:＼:: ::|　　{ rJ( 　》:: :: ::.|:: :: : .
　　　　　　 |:: :: :: ::.::＼:《 { ｒJ（　　＼|　　乂::ツ从:: ::ﾊ|:: :: :: :.　　　　駒として利用しましょう。
.　　　　　　从:: ::{:: :: .::.::. 乂::ツ　　､　　 , , ,　/:: :: /:: :: :: :: :: .
　　　　　　＼{＼:: :: ::乂 , ,　　　　　　　ノｲ::/〈:: ::|:: :: :: :: ｉ
.　　　　　　　 /:: :: /:: T⌒〈　　　 ,　､　　　√:i:i:i√::.|:: :: :: :: :＼
　　　　　　　/:: :: /:: :: |:i:i:i:{ゎ｡.,　　　　　／:i:i:i:i:i√ : |:: :: :: :: :: ::.＼
.　　　　　　 .:: :: /:: :: : |:i:i:ｉ:∨ / 〕　--　´　√:i:i:i√ :: |:: :: :: :: :|:/⌒ ヽ
　　　　／ : : /:: :: : : |:i:i:i:i ∨:__|　　　　　 √:i:i:i√:: ::.|:: :: :: :: :|'
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　 ⌒７:: ／:: :: :: :: :: : /￣￣V ＼ |　　 |　/￣ :〈 ∧:: ::|:: :: :: :: :|
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　　　:∧:: :: :: ／ |　 :: :: :: :: :: ::V 人＿人{:: :: ::/ ∧　　　　￣￣＼
　　　{　　::.／　　|　 |:: :: :: :: :: ::i/／〕　从:: :: ::/:∧　　　　　　 /￣＼
　　　　　 / 　　　|　人 :: :: :: : : |　　/　　 {:: :: :: : : 〈＼　　　　∥

勇者バランの死に焦った女王は第三王女の言葉を使ってテコ入れを行う事にした。

女王自身は良かれと思ってやったことであるが

これが後に伝説の勇者、伊藤誠が誕生してしまう決定的な要因になった。
849 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:49:30 ID:rPgjTRob: 　　　　　　　　　　　　　　　　　__,,.、 -- ､、_
　　　　　　　　　　　　　 _,.ィ'"´　　　　　　　 `'ト、
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　　　　　　　　　 |　.:.:.:/.: ／--─‐‐ ''/" l/＼ | :.:.:.:.|.:.:.:.:: |
　　　　　　　　 |　:.:./:.:/ ,ｨ=＝rｧ／　／_,_　`ﾄ、:.:.|::.:.::.|::|　　　魔王を倒した勇者と結婚か。
.　　　　　　　　　| :.:.:j:.:.:.:.l'"ﾄz::ﾟﾘ　　　ィテﾗﾄ| .:.:. |:.:.:.:.|.:|
.　　　　　　　　 | ..:.:|:.:.:.:.{　`-‐'　　　　　ﾋ::,ﾟｿ /}:.:.: l＼:.//　　　嫌だな。
　　　　　　　　　| :.:.:| :.:.:.ﾍ、　　　　　　 ~　/,ﾉ:.:.::.∧ ＼
　　　　　　　 | :.:.:| :.:.:.::}へ、　　__　'　 _ ｲ : /二二＾　＼
.　　　　　　　　 | :.:.:| .:.:.:.:.lト､＞､_　 _,. ＜:.:..:..〈ー‐-、　　ﾍ
　　　　　　　　/ :.:.:.| :.:.:.:..|　　＼　了＼__:.:.:.:.:.:.:`l斤＼　　　|
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　　　　　　　　　　　l ! : : : : γヾY''≧､: : : : : : : !_メ
　　　　　　　　　 !:i: : :! i: :!´　　　lj ! :､:l: : : :.:!　　　　　　言葉姫からは猛烈に嫌な予感がするから
　　　　　　　　　,.ｨ=yi! : ,' ﾉ:ﾉ　　 , ,　 .ⅥVv圦:l,y＝x
.　　　　　　 Yｨ≦ﾐ,.イ三⊇=-､,_,,,,_,.ｨ=千X､入{{の｝}　　　避けておきましょう。
　　　　　　｀6入ゝｨ´;;〃.{!o　　　}￣{!o　　 .}込ゝ-ｼﾉ
.　　　　　　　 ≧,';;;;;;-─<､cっ　ﾉ　ヽ cっ.ノ! ﾙr⌒Y_
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850 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:50:01 ID:rPgjTRob: 　　　　　 / : : : : : : : : : : :/: : :| : : : : : : :/.:: 　 | :|　|: :|:: 　　　　 |: : : : : : : : : : : :l
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: : : : : : : : : :/＼: : : : : : : : :.:|: ハ :|　　＼: : : :ヽ: : : : : : :.ヽヽ:.＼
: :|: : : : : : :/　／l: : : : : : : : ﾊ:l　 |:|二二､ヽ: : : l: : : : : : : : ヽ＼: ＼
: :|: : : : : :/／　 |: :|: : : : : :j |:l　 |:| {::::｀ヽ＼: : :ﾄ､: :＼: : : : :l　＼|
: :|: : : : : :|' |　　 .|: :!: : : : :./ .ﾘ　ﾚヽ::::::::}　〉:.:.|　ヽ: :ヽ: : : :|
: :|: : : : : :| .| ／´l: :|: : : : /　　　　ヽ｀ｰ'　ハ:.:j　　ﾄ|: :|ヽ:.:.:|
: :|: : : : : :|／-､ヽ|ll:: : : :/　　　　三．"￣　　V　　ｌヽ| ヽ :j
: :|: : : : : :|{:::::::::ヽlハ: :./;;　　　＼　゛'　　　　　　　ｌ　}|　 V
: :ヽ: : : : :| ＼::::::ﾉ／V　　　　　　ヽ　　　　　　　　　|_/ｊ
: :: ::ヽ :: : lｒ‐､_,／ "　　　　　．　j　　　　　　　　　|_ﾉ
: :: :: ::ヽﾄ　lT~　"　 ,　　　,　　　　　　　　　　　 j
: :: :: :: : | ＼l　　　　　;;;　　　　　　,=＝ヾ、　　　 /
: :: :: :: : |　| |　　;;;　　　　　　　 /_,-‐"^ヾ　　　 /
ｒ――　|　| |　　″　　　　　　　 | | 　　　｀ー-/
ヽ￣ヽ l　| |　　　　　　　　　　 | |　　　　　　 /

伊藤誠は痴情のもつれから言葉姫に殺害されてしまった。

あまりにもあっけない最後であったが、彼は魔法使いでもなければ戦士でもない。

ただの庶民である。

剣士としての訓練を受けていた言葉姫に襲われたら一溜りもなかった。
851 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:50:44 ID:rPgjTRob: 　　　　　　　_､rｾ7ｱア　　　　　　　　　~''＜ﾆﾆニニ
　　　　　ｨ(＞''~￣｢ヽ　0　　　　　　0　　　イ｀`寸ﾆ
　　　ｨ(j>i´　　　　 L丿.-‐: : : : : ‐-＜) ／ /　　 }ニ
　 rﾆ／ﾆ{　ﾄヘ_／: : : : :/: : : : : : : : : :｀丶/　　ﾉﾆﾆ
　 ∨ニニY|///〉: : : : : :|.: : : : : : : :| : : : : : ﾏ/Yニニ
　　 Vニﾆ７/// : : : :/ : |.: : : : : : : :ﾄ､ : : : : : ﾏ∧ﾆニ
　＿,ﾏニ////.:.｜:/: : /＼_; : : : : :|ノ; : |: : : : ﾏ/〉ニ
　「　 _,,. ///∧ : |ｨ＝＝ﾐ Ⅵ : : : 从,..-=ﾐ: : : : :V/У　　　　はあ？
　と´　////|: : : |　　ｏ　＼ﾄ､: :/／ o 　Ｖ:.|: :|: V
　_人／⌒- |: ＼:| ､　　ノ　　　､　　ﾉj| |: :| : |　　　　..　魔王様を倒した勇者が痴情のもつれで王女に殺された？
: : ／く￣￣i|: :从|　｀ー''ﾞﾄ'^~￣~^1`ｰ''ﾞ八|:‐ﾄ､:|
￣　　＼　i|: : :|　＼＼＼| 　　　 |＼＼uＶ.: :|＿>　　　　　何それ意味わかんないわよ！
　　　 o　 `i|: : ﾊ　し　　　|　　　　　|　　　ﾉ￣:|
　　　　r v:i|: : |i:i＼　　　 |　　　　 | 　　ｲ| : : :|　　　　　　　私の命を脅かす勇者がいなくなったのかしら？
　　　　У:i|: : ｢｀ヽi:〕iト　_ー─── ＜i:iＪ| : : :|
　ﾄ' ﾚ' : /|: : |　　 (⌒ヽ/　　 /⌒>──寸: : :|
　 L/: : / |: : |　　人(　Y⌒Y⌒Y 　　　八: :.|

　　　Y Y　///Y　　　ハヾヾヽヽヽゝ　l!| .!|!|l
　　　i　{　:ﾚﾚﾚ{　　　　　弋ヾ､ゝ弋ヾ､_li| i|!l;{!　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ﾍ
　　　ゝﾍ i{:r=<‐ﾓﾐ､ﾆr;＝=ｪ;ｭ＜_ゞ-{Y⌒ﾍヾヽ､　　　　　　　　　　　　　/ヽ　/　 ∨
.　　 _シ＞l 　￣ﾘーh ｀ｰ‐‐'　l‐''´ ,ﾉ､(_）}　　 i　　　　　　　　　　 l＼/　　`′
.　　 -={ {(iﾞiｰ- ｲ'__　ヽ､..＿__ノ　　　ﾄ‐≦x　__,ﾉ　　　　　　　　　＿|
　　　　人ﾆｿl　　 `＿__,.、　　 u　./ir'⌒ヾヽヾ､　　　　　　　　＼
.　　　　Y⌒ヾヽ.　 }z‐r--|　　　／!｛､_}ソ!､　　 }　　　　　　　　　 >　　　　　実は、私は生きていたのですよ！！
　　　　人l{ｿﾉilil!i>､`ｰ-- '　　.／　 |ｲヾニ入＿ノ＿＿___　　　　∠__
.　　　　　　　 ,ｉヽ`ｰ--‐ _´.. ‐''´　.ﾄ─‐≡‐i´　　　　　ヽ　　　　/
￣￣ﾍｨ‐＝‐イ !.　　｀Ｙ´　r─┐ 　 |───´ゝ―――‐<j　　　 /＿
―― '｀￣￣´ : ､＿＿i 　└─' 　_ノ￣￣￣¨ ljljljljljljljljljlj､　　　　　|　 ,、
ljljljY´.: : : : : : : : : : : : :!: :￣￣￣ : : : ,--､: : : :ｉ´!⌒!l: : r:,＝iヽ　　　 l／　ヽ　　 ,ﾍ
ﾉノ' : : : : : : : : : : : : : : | : : : : : : : : : :.:|l⌒ｌｌ: : :.| ﾞｰ=':|: :|. L._｣　））　　　　　　＼/　ヽ/
: ; : : : : : : : : : : : : : : : :|: : : : : : : : : :i´|.ｰ‐' |: : : |　　 |.: :!　　 l
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852 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:51:15 ID:rPgjTRob: 　　　　　　　　　 }＼
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　　　(___く__ V{　　|Vゝ=ﾐx{＼/ゝ=ﾐx'，ｌ| 　|､＼j　　＼／　　　な、なんだってーー！！
　　　　 ./^^}廴＼N_{{　　}}＾　　{{　　}}.Ⅵ 　|＞　７＿＿「
　　　　/　　|　| | jとつ=彡////ゝ=とつ | 　|⌒ /{´| 　＼　　　.　勇者アバン、恐ろしい奴ね。
　　　　　　, 　! !(　　　 rｰ ⌒ｰ､　　ﾉ　|_／ .{ 　､　　＼
　　　　{ 　 / 　j {介s。　　ー＾ー' _　イｌ| 　|　|　.{　　＼　　}
　　　　{_／　/ ｌ{/И/うぅｧ=‐t=≦{ ､　人　!　!　　　　､/
　　　　　　　厶イﾚ} 　 /　{／}i{＼_」　V　　ヽ　{＼}
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　＼＿∨.: : : : '::::::::::::::,:::::i::::i!::::i!::::::::::::::::::i:::::i:::::::::::::i::::::::::ヾ､:ヽ/
　　　／　､ : : ｉ::::::::::::::{::::::!:::ﾊ:::i ',:::::::::::::::::i:::::i::::::::::i::i:::i::::､:::}..|ヽ}
　　　ヽ__ハ＼ i:::::::,:::::::i::::::i:::i i!:i三,:::::::::::::::i:::::i::::::::::i::i:::i:::::iヽ: |　〉
　　　　　　ﾉ　〉::::::i:::::::i::::::i:::i i三三, ::::::::::::i::::i!::::i::::i::i:::i:::::i:._ノ_/
　　　　　ヽ /〉､.:::i:::::::i::::::i:::i:r　､ヽ､:::::::::::i:::i_ｉ:::i::::i::i:::i:::::i＼　　　　　　とんでもない失敗をしてしまった。
　　　　　　　 /.: i::::::､::::::､::::､､乂ソﾉ_＼::::::i:::!_i:::i::/:/:/::::ﾊ:.:.＼
.　　　　　　 /.: : ':＼::＼::::＼}‐==''´三三ヽ从_i!:::/∨｀ヽ'}:ﾊ: : : ＼　　　天空神さまにお詫びしないといけないわ。
　　　　　　/: : :/:::::::{｀ｰ'´ヽ'ヽ三三三　　,三ﾆﾚ''ヾ￣￣i:::∧＿＿
.　　　　　/ー‐'::::::::::i￣￣￣i　　　　　, == ､三三_}　　 /:::::∧　r ､
..　　　　/　厂}:::::::::::::〉.　　〈､　　　　´ ￣｀三三/　　ﾍ:::::::::∧'
　　　　￣　/, ｲ::/i::i.　　　 i ＞,　_　　三三_ ＜!＿＿,〉:ﾉ＼∧
.　　　　　 '´　ﾚ',ﾉ人＿＿人／}　　　 ‐-‐　i＼〈__r ､__}/
　　　　　　　　　　人r ､__r ､ノ人'　　　=三三i　 /::::::i::::::i
　　　　　　　　　　　i:::i::::::::::::!:ヽ　＼　　　三/　 {::::::::i::::::i!_
　　　　　　　　　-‐i:::i::::::::::::i､ﾉ　　＼＿_/　　ﾚ'ﾊ:i:::::/　　‐-　一
　　　　　　}￣､　　ﾚ'､:::::::::::i　　　　 /∧　　　　 ∨丿　　　　/ _
　　　　　　￣〉　＼　　ヽ::::ﾉ　　　　　///∧　　　　　　　／ヽ

王国は順調に発展していたが失敗が一つもなかったわけではなく、大小様々な失敗を経験していた。

それでも成功が大きかったから多少の失敗を飲み込んで王国は成長できたのだ。
853 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:51:53 ID:rPgjTRob: 　　　　　　　／　　ｨ‐二二ﾆ‐- ､　　`ヽ
　　　　　／　ｨﾆ-‐''''´⌒` ヽ､＼　　ヽ
　　　　 /　イ/ ｀　　　　　　　　　＼ハ/ ⌒＼
　　　　／　 /　　　　　　　　　　　,　ヽﾊ　ノ　ヽ
　　 /　/　,　　　　　　ﾊ　　　 / ＼　　　　ﾉノ
　　/　ｲ　　　､　､　　lﾍ　､イ l￣｀ヽーィ／､　｀)
　　'　/　　､　ヽ　ﾄ　lヽ　', ヽヽｨ示､　l＼　ーﾆ‐'
　　l ハ　　ヽ　ﾍ　≧ﾐ､ヽﾍ　｀Ｙ拆ﾊﾘ彡' /ヽ
　　ヽl ', ﾍ　＼　付亦ﾍ　　　 `-‐'　l/i　ヽ (ヽ
　　　､ヽ　メ　　スヽニ '　　,　　　　ﾊｿ＼　＼ｰ-　､
　　　　＞く　　`てヽ　　　　_　,　　ｲ､　　ヽ　ヽ　　 )
　　／　　ｲl＼　ーｉヽ　　　　／,　）　､　ﾉ　ヽ/／
　/ ｲ　　/　l　　　　＼｀)　ｰ　　 lソノ　ノ　　ノヽ)
　l ハ　　､　ヽ　　ヽ､　　ﾐ､　　　／　､イ　／　 /
　ヽ　`ー　ﾆミ　ｰ-ヽ＼　ｿ　　 (　/　　ヽ,〈ヽ
　　　　　　/　　ﾉ　ヽｿ　ﾘ　ヽ　　｀　　　/　　ヽ
　　　　　 /´　　＼,　ヽ　　　　　　　　　/　　　／i
　　　　　 l　　　　　ヽ　`ヽ　_　　　／　〆　 ,
　　　　　 l　　　　　ﾍ　　　｀Ｖ ´　　　　ヽ　 ,

　　　　　　　　　　　,. -‐''´￣￣￣｀ﾞヽ､
　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　｀ヽ､
　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　 |　　　ﾄ、| ∥　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　／￣￣￣＼
　　　　　　　 | j| |　| L! |j ||　|| ﾉ!　/| | i j| |　l | |　　　　　　　　　　|　　国　オ　|
　　　　　　　 | |〕|レ|ﾉ__j_ﾚ_ミ|ﾊ|| |/,r土/レi/　ﾘ　　　　　　　　　 | 　を.　　レ　|
　　　　　　　 ', V{l|/　`ゞ-┴`　 r:彡,L⊥r´/ i′　　　　　　　　　　| 　手　は　|
　　　　　　　　',ヽﾞ!　　　　　 |::　　　　 j./|　　　　　　　　　 _ノ　　に　オ　|
　　　　　　　　 |　| l､.　　　　､;|:::　　　　/ | |　　　　　　　　　￣|　　入　　レ　|
　　　　　　 |　| |ヽ　　　 ,. -=､,　　 ,ｲ|　| |　　　　　　　　　 | 　れ　の　|
　　　　　　　　　|　| |ヽ＼　　 `ニ´　.／!| |　| |　　　　　　　　　　 |　　る　　　 |
　　　　　　　 || | || |　＼　　／ /|　| ∧ヽ　　　　　　　　　　　＼＿＿＿_／
　　　　　　　　　 |リ||　| 　　 ` ''´　 /　ヽ|/ハ　!
　　　　　　　　　 |/.||　 |　　　　　 /　 // /`ｰ､L--───‐ ､
　　　　　　　　　 |　|! 川　　　　　/　／/ /-‐'´ ／　　　　　＼
　　　　　　　　　 |　|.rｲ |　　　　∠/‐ｲ /_,. -''´　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　 |　||_|　|　　／／　/　!　　　　　　　　　　　　　　　　l
　　　　 ___..r‐＜j　/|_|⌒　　／　 / ,ノ　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　／　　 `ー //　|_|　　〃　　　| /　　　　　　　　 ,--､　　　　　 |
　 /　　　　　　/　!　|_|　 // 　　 | |　　　　　　　　 /　　|　　　　　　　ヽ
　/　　　　　　 | / 　 '_∨/　　　　|ﾉ　　　　　　　 /　　　 |　　　　　　　 !
　|　　 /　　 |ノ　　 ,メ」　　　　 !　　　　　　／　　　　 |　　　　　　 |
　|　　V　　　 ||　　　|:.::::|　　　　　　　　　 ,.／　　　　　　 |　　　　　　 |
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そう、王家にも失敗はあった。

その失敗を挽回して王家と王国は大いに繁栄した。
854 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:53:12 ID:rPgjTRob: 　　　　　　　　　　ｒ‐Ｊ､レi;i;i;i;i;i;i;i,r‐ｧ:.:.:.:.:.:.ヽニゝi;i;i;i;i;ゝゝi;i;i;i;iヽi;i;i;i;i;i;i;i,i;i;i;i;i;＼ﾉ)ヽ、
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建国から５５００年が過ぎた頃に王家と公爵家は男子が邪魔になった為、男子が生まれたら性転換魔法で男子を女子にするようになった。

その少し後に元王子グリフィスが不祥事を起こした事から、王家と公爵家は男子の排除を徹底した。
856 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:54:24 ID:rPgjTRob: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ──=ﾆ
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清姫が社会体制の改革を行い出生率を向上させると王家と公爵家はそれに便乗して

女王と公爵は結婚せずに人工授精と人工子宮で子供を作るようになった。

これは女王と公爵は激務で、出産だけでなく仕事と家庭の両立は負担が大きかったからだ。
857 ：名無しさん＠狐板：2025/06/01(日) 00:54:26 ID:I/lGMl9x: なんかドキュメンタリー映画みたいだｗ
858 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:55:49 ID:rPgjTRob: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　__
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勿論、結婚を避けたのは女王と公爵だけであり、次女以降の予備の娘は上級貴族と政略結婚するのが常だった。

上級貴族側にとって形式的に格上である王家と公爵家から嫁を取る事は自らの権勢を強める事になるので

上級貴族の多くが積極的にそれらの娘たちと結婚した。
859 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:56:22 ID:rPgjTRob: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿___
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　＿　　 !　　＼／　　　　　　　　　l　　ﾉ　）｀Y　　| 　　　　＼　　　て　　の
　＼｀　､| 　　 / _,,.. -‐ ''""´￣￣￣｀"''＜._ﾉﾉ　 / -─ｧ　＜　　あ　　 .豊
　　＼　｀＞ア´　　＿ｒ─-､-'' ´￣｀ヽ-- 、｀'く´　　 /　　／　　　そ　　 .満
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　＼　／／　ﾒ、　,ﾊ　　　/ﾚ-‐＜ |　/　　＼　＼　　　／　　つ　　ボ
　　　Y　 ./　　 /　 ,＞-､|　／ ´ l´ﾟハ｀Y　　　　ﾊ.　　', ∠ 、　　　も　　　デ
　　　｀ヽ.!　　 ! 7 　l´'ﾊﾚ'　　　|__,りﾉ| 　　| 　　 |＿.ノ　　　＼　り　　　 l
　　　　 |　　/八　'､_り　 , 　　　　 ´.xw　/,　　　 ',　　　　　　/　　ね　　を
　　　　　 '.,　/| ,ハ｀wx　　_ -＝=、ι ./|／/ 　　　＼　　　　＼　 ! !
　　　　　　∨ |　 ∧　　　 l/　　　ﾊ　 / 　 /　　　.|　　　＼　　　∠、
　　　　　　　 /　/　ヽ、　　､＿　ノ ./　　,' 　　 /|.　　　　＼　　　＼　／∨＼／＼
　　　　　　／　/　/　 |７ァｰ‐-rｧ''"/　　 |￣￣｀ヽ! 　　　　　ヽ. 　　 ∨
　　　／　 ,'　　　 ,! / _,..イ| ／7　　 |　　　　　＼　　　　　ﾊ
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　　 /　　　＼　.ｒ'　〉　 -|_/-　|　／|　　　　　　　　〉、　　　 !
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王国が拡大して上級貴族が１０００家に増加した現在では王家や公爵家の娘を求める家が多くなった為

公爵家は一世代で１０人の娘を作り、王家は２０人の娘を作るようになった。

それらの娘たちはもしもの時のスペアとして機能した為

王家や公爵家にとっても娘を多く作り政略結婚させる事は家の存続に役立っていた。
860 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:57:53 ID:rPgjTRob
861 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:58:23 ID:rPgjTRob: ttps://www.youtube.com/watch?v=2vK9dM8ChC8

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　| |兀兀| |八| | 　　　 |八|||八|　|圖|圖| | ||八| |￣ |　|　:l‐ｭ | |｜|¨¨¨| |《》| |◇|　　　Ｌ乂ﾉ|◇| | |）
　| |》ⅱ《| |〕〔| |　＿__　 |〕〔|||》《|　|∫|∫| | ||〕〔| |＿_|　|　:|　| | |.:|｜.:.:.:| |‰| |◇|　　　　　.:.:|◇| | |(　　　　　【王城の貴賓室】
　| |♂‰| |乂| |　|____,|　|乂|||00|　|☆|☆| | ||Ч| |＿_|　|　:|　| | ＴＴ|.:.:.:.:| |§|　|============_| | |)
　| |∞∞| |＿|_|＿_立＿|＿||L.. |　|∫|∫| | ||∞|ｒz丑ｚｚｭ__|　| |-:||┴ｰ‐|_|ｰ┘ |二二二二二匚]|_| 邑邑
¨:|￣￣￣ ___,|¨:|￣￣￣:||　|‐..┐ |=o|o=| |丁￣||:::: |::l￣|┴ｭ..|　|l　i'⌒i_,|ｖ-ｖ''ｧ⊥_|＿,/77 |:S: | |｢￣
　|　|￣ |　|＿|_::|:::: i⌒ ｉ::|￣ |‐┘ |＿|＿|_|ｒー┐ＬﾆＬ|_,,｣＿,|ﾆ二二ﾆi_｣_/_,/_/|丁|ﾆニ|┴ＬＬ＿|_|￣”
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862 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:59:00 ID:rPgjTRob: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __ノ〉
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　　　　/　　　　从::i::: |: ::::':::人::|　ヽ. : :ﾄ.j 弋ソ　　　　 ,""　N　　　　　　　それで何が聞きたいの？
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　　｀弋!/. :::/. :::::/.:.:/.:.: ／　　　 !::i:: :: ::::∨ﾊ__ﾉ}　　 ∨ﾊ::::i:ﾙ'
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　　　 i: ::': :::::/: :::/ ムイ⌒Yヽ. ＼　　＼::ル'　「　　ヽ　　　ヽ: ::i
　　　 |:::i: ::::.'. :: /::(YT´　　　弋　＼　　|　　　|　　ハ　　　 ∨
　　　 |:::l: ::::i:::::/.:::: Yj　　　　　　｀ヽ. ＼j 　　 |　　'　 i　　　　}

　　　　　　　　　　　　　女王にして天空神の巫女

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　　　　　　　　　　　 //⌒ヽヽ　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　 //　　　｝｝　　　　／r──┐|
　　　　　　　　　　　　　 //　　　__ｌ l＿＿_／／＿__　│|
　　　　　　　　　 // ,ﾍ=＝─､　／∠　　　＼ | |
　　　　　　　　　　　〈《｛　　,-‐‐--　二ミヽ　　　　｀| |
.　　　　　　　　　＿ヽV'´／ : : : ﾄ､:.｝.:.:.:.ヾ､＿　　 | ﾄ､
　　　　　　　　｛r‐ /: :./: : : /: :.|:.｝:ﾄ､:.|: : : ｀ヽ＼　| |　＼
　　　　　　　　　 )） /:.:/ : :／l : / {:│l :ﾄ､: : : : :V}}_.| |　　ﾊ
.　　　　　　　　（( /: :.l: :./　/／ / /斗七l: |: : :├─┘　　ｌ
　　　　　　　　　　　〃/: :| /i f芥抃 '´ 　l|/　ｌ∧: : :}:.＼　　　 |　　　率直に言えば王国の拡大政策について
　　　　　　　　 -=彡ｲ : : lｲ::｝弋ソ　　`　'芹i抃x}: :{.:.:.:.:）　　 /
　　　　　　　　　　　/:. :.:.:/ ,′　　 '　　　弋ソ '/:.:.ﾊ : （　　 /　　　　王家の意向を確認しておきたいのです。
　　　　　　　　　　（/l: :_/从　　　　　　　　　 /／）:.＼:.)∠
　　　　　　　　　 {V{: :/:.:ヽ　 ´｀　 ___　 /'.:/〃: : :ﾐx /
　　　　　　　　　　 Ⅶ: lヘr､:.＼　／／_,/ :/i:.|: ｌ: : : /lj
　　　　　　　　　　　　　|: |　　〆⌒ヾ.／　.{‐､///j//: :/: /
　　　　　　　　　　 ,. 'T/ﾚ'ｧ'У　　 /;―'´:::/∧ｊ.l/:／:／
　　　　　　　　／　//:::/　　　 ∠::::￣::://_,，‐＜｀ヽ}
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　　　　　 , イ　　 .| |::::⊥　ノ､:::::::::／／　　　　　 }
　　　　　〈　　　　 /::／／￣´{:::::::,'／　　　　　　　　/
　　　　　　ヽ　／,:'ｱ'"´　　　＼i´　　　　　　 /
.　　　　　　ﾉﾆ//:::/ 　　　　　 ∨　　 /　　　　/
.　　　　 / 　 { {::::{　　　　　　　　 ∨＼/　　　　/
　　　　　 { 　人'､∧　　　　　　　　ヽ＼>――く

　　　　　　　　　／　　　　　　　　　 ,ﾍ　＼
　　　　　　　／　　　　　　　　／　ヽ　＼
　　　　　　 /　　　　　　　　／　ｨェェ､＼
　　　　　　/　　　　　　　　　／　〃i{::::ﾘ}!　ヽ　ﾍ
　　　　＿ゝ　　　　　　　／　　　 !i__ﾆ=彡､　 ', 　）
　　　　ﾊ　,r` ＞-､　_, ィ､＿__　＿`二´_, ｨ､ノｰくこ}
　　　　ヽV_ゝ「ヽ r＜_　　　　／　　　　ハ＿ゝ,　r＜
　　　　　　/　~,ﾍ」／　}＿__ f――z＿＿＿j￣L.」　ヽ
　　　　　,　　/　　／　/　　 /,ｲ.ﾚｲ　〃/|l _А| 川　　}
　　　　ノ　 /　ﾉ〃　 / 　フ７ﾅトﾉ /// jｲ_ﾑ,ﾙ' ,ﾘ　ﾊl　　　私も八雲公爵と同じで
　　／　 /.／　{{　〃　 /／ﾅフメ〃 /,仏ィﾔ　ﾊ /
　／　　 /,´　 ,バヾﾊ{　,仆ﾔﾓﾃ7ヾ　　　上ｿ ,ﾊ,ﾉﾙ　　　..　女王陛下の意向をお聞きしたい。
く　　　 , 八 { (　ﾉﾘノⅥﾄゝ　￣　　　　{　　ｲヽ{ く
　＼　ﾊ{　ヾｼ′{/　ﾂハ　　　＿＿＿__　ノﾙ　）　ﾊ
　　ヽ{　ヽ　l{　〃　 {{ _,.斗　´　　　　　.|　￣　7　＜_
　　　 |ﾄ- -ゞﾙi八,.ゝ＜　　　　　　　　　 |　　　　 /　　＞､
　　　　　　{　ル'′＼　　　　　　　 | 　　　./ 　　／＼
　　　　　　 `y′ 　　＼. 　　　　　　| 　　　/　　／　　　ヽ
　　　　　　 /　　　　　　　＼　　　　　　　|　　 ./　／　　　　 ∧
　　　　r＜_＞､　　　　　＼　　　　 |　　/ ／　　　　　　ﾊ
　　　　`y〈＿fヽ,＞.__　　　　　＼　　　 .|　　　　　　　　　　 ,　　 ´
　　　　/　　　　｀ｰ√ヽ＞　　　　　　 _, - う　　　　　　＞　´
　　 _ノ　　　　　　　　ﾉ＿r ､＞／￣　＜＿　＞　´
　／　　　　　　　　　　＼ハ／　`ヽ　　　　,＿__ハ
/　　　　　　　　　　　　　／　　　　＼ノ一′　　ﾉ
!　　　　　　　　／　　　　　〉　　　／
863 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 00:59:34 ID:rPgjTRob: 　　　k r-　　‐-　..,,_　　　　　　　　　　　　　　_,,..　-‐::::::::::::::::7 ｱ
　　人l:::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ　　　　　　　　　 ..::´:::::::::::::::::::::::::::::/ 」
　　　} i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ　-‐　 ‐- ∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::j　(
　　　j_l:::::::::::::::::::::::::::::..::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞::､´::::::::::::::::::::::l　]
　　　KV::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::/ j'
　　　ゞヽ:::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::ノ k
　　　　｀ヾ　':::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾑ´,x'
　　　　　 /:::::::/:::::::::::,ﾑ:::::ｲ::::::::::::::::!、:::::::::::::::::::::::::::::::ﾑ
　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::Ｖﾚ' ∨:::::::| ＼::::::::::::::::::ヽ:::::::::::}　　　　　ラニアケア超銀河団全土を開拓したら終わらせるつもりよ。
　　　 .厶イ:::::::!:::::::::::i＿　　　 ∨:::::l　　＼ __:::::::::::i:::::::::::l
　　　　 !:::::::l:::::::::::| 　 ¨　‐- ∨:::l-‐　¨ヽ、:::::::::l:::::::::::i　　　　　本当はじょうぎ座銀河団で終わらせたかったけど
　　　　　lｲ::::li:::::::::il 行≧x.　　∨:l　 ,x≦沁:::::::::ﾄ::::::::ﾊ
　　　　 ,'Ｖ::::i:::::::::|　弋.z'ﾉ　　Ⅵ　弋.z'ﾉ .∨::::l:::::/::ﾑ　　　.　財界の要望が強いからそこまでやる事になったわ。
　　　　 /::::Ｖ::{:::!:::l!',　　　　　　　　　　　　　∨::|:/:::::ﾑ
　　　　 /::::::::::ヽli::::l:ﾑ　　　　　'　　　　　 /::::l＼k:::::::::ﾑ
　　　 /::::::::::::j:::::l:::::l入　　　 _　　　　 .ｲl::::::l:::::::',:::::::::ﾑ
　　　 /::::::::::::,'::::::[二]:::::丶　　　｀　　　.く　N二]::::::::',:::::::::ﾑ
　　　´￣￣ /:::::::::|:::::l::::::::::::::i`　-　イ::::::::::::li:::::l::::::::::ﾑ￣￣｀
　　　　　/:::::::::::l:::::.l:::::::::xノ　　　　トx::::::::l::::::.l::::::::::::ﾑ
　　　　　 /:::::::::::::::l:::::.lx t´　ﾑ　　　 /　ト::::l:::::::l:::::::::::::::ﾑ
　　　　 /::::::::::::..K !:::::l:::::l　　ﾑ　　/　　　!:::｀!:::::.lｧ:::::::::::::::ﾑ
　　　 /:::::::::::／　 'l::::::l:::::i　　｀ハ´　　 l:::::｜:::::! ヽ:::::::::::::ﾑ
　　 /::::::::::::'　　　ﾉ:::::.!:::::i　　イ⌒l＼　　l:::::::l:::::::l　 }:::::::::::::::ﾑ

　　　　　　　　　　　　　　　_,, -─‐''｀￣／＼
　　　　　　　　　　　　l￣＼　　　　　／／│|＼
　　　　　　　　　　　 /l　| ＼＼　　 /／　　l |　＼
　　　　　　　　　　 /　|　|　　＼＼//　＿＿l│　　ヽ
　　　　　　　　　　ヽ､ | └,､ﾆニゞ!!ﾆ-ヘ-─┘ヘ　 |
.　　　　　　　　 /｀￣ ,-､＿__,へ-､＿/￣ヽ　　┴､
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.　　　　　　　　 |　　 |　'ｧｧt=r|／　 j_,zり'|　　 | .人　　　　なるほど分かりました。
　　　　　　　　　　 |　　 |.|ｲ j_ｒり　　　　////　　 / 　　）
　　　　　　　　　　人　　 '､///　　' 　　　∠.,_,..イ　　　{
　　　　　　　　　（　＼ __,＞__ 　ｌ7'￣｀!　　 /　 |　　八　　　　　　　　　「やけにあっさりしているわね」＞女王
　　　　　　　　　　ヽ.|/／/// }　　　　ノ　／{ 　 |　 / 　＼
　　　　　　　　　　／　/　|.{ { 〈|!＞,､.,_,.イ{_ 人　　､ {　　　ﾊ
　　　　　　　 /　　 {__八ヽ　｀ヽ､＿__ノ::::}-r─- ､　　　|
　　　　　　　ノ/ ア´　　 ∧　　　}:| |::::::::::::::|ｌ　　　ヽ. 　 /
　　　　　 ,:'　{ /　　　　}|:::|　　;'//::-‐:::::::::!}/　　　＼{
　　　　　　 {　　 {　　　　;'r‐:/ 　 /-'::::::::::::::::::::::＼　　　 }、
　　　　　　　'､　ヽ..____,../:ヽ'..＿⊥｀ヽ::::::::::::::,r'´￣｀ヽ__,.ｲ, ）
　　　　　　　＼　 ∨　/ 　ー　　｀ヽ,}::::::::::{ 、　　　 ∨}|∧
　　　　　　　　 / ヽ. ', /　　　　　／､::::::::::` ヽ　　／ヽ.　＼
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　　　　　　　　　　　　　　／｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　_,..　‐ｧ',ｨ==ﾐ:､＼..__
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　　　　　　　　 ,'　　／｢｀ヽゞ=＝=ﾐ､　ヽ　ヽ
　　　　　　　　　ノ ,∠..,__!　　＼_/ヽ、__　　':,　　',
　　　　　　　 i￣￣｀ヽ.__l___rく_／ r┬-､｀ヽ.,ﾊ-─イ７
　　　　　　／｀ヽ、／´/_｣__!└‐r''_.｣,_|_ ＼_i-─‐'"　〉
　　　　　ヽ、 /7''"/ｲ l__｣__l｀　 !´/__｣_｀ └‐,-r‐ャ'〈
　　　　　〉//　/　l/ ﾄﾊヽ　ｌ i　ﾄﾊヽ/　,'　l　ﾊ　ヽ.　　　女王陛下、実は私たちも『財界の事を考えれば妥協は仕方ない』
　　　　　　/ ｉｌ　ｌ　/ｌ　!__ﾉ　 ∨ﾚ'　ｌ__ﾉ /　/　,'　　',　〈
　　　　￣l |　 |Ｖ ,ゝ　　　　' 　　　厶ｲ　/　 lヽ.l　 !　　　と結論を出しているので、それは許容範囲内です。
　　　　　　ﾉｲ　 '、,ﾍ. 　　/￣￣ヽ　　 / l /　'　|　__ノ
　　　　　　 '、　ヽ、＼　｀　─‐' 　／ノ,'　,'　 ∨　　　　　
　　　　　　　　 _）、',　ヽﾉ.｀iｰ----‐i'´ヽ/_（　/ ,　　i
　　　　　　　　　　ヽlヽ､r‐へ._　　_,:'＾ｰ:､　　/ﾚ')_ル′
　　　　　　　　 ,:─ｔ｢l￣｀　　∨ 　　´￣i｀l─-、
　　　　　　　 /　　Vﾊ　　　　厶　　　　ﾊV　. 　ヽ
　　　　　　 l　　 :,Vﾊ l>く!　|介|　l>く! ﾊV　;' 　　|
864 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 01:00:07 ID:rPgjTRob: 　　　　　　　　　　　　 vﾏ二ニﾆﾆ==s｡_＿.｡s=＝ニ二二/７
　　　　　　　　　　　　　vﾏニニ=----===ﾆﾆニ二二二/７
　　　　　　　　　　 ....:.:.´:.:.:.⌒..:.:.:.:.:｀.:.:.:｀丶ﾆﾆﾆﾆﾆｌ ]
　　　　　　　　／.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀:.:.:.＼.:.:.＼ニﾆ/7
.　　　　　　　 .:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. v.:.:.:.v :.:.:.ﾏﾆ(7
.　　　　　　　 //.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.二＼
　　　　　　　 /.:i.:.:.:.:i.:.:il.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.|二二＼
　　　　　　 ⌒ !.:.:.┼:.‐:.:.:.:.:.|l‐ｉ┼:.:.:|.:.:.!.:.:.:.:.| :.:.:.:.;|ニニﾆ/7
.　　　　　　　 l.:.八i=i芋＼:八i芋=ミV八:.:.:.:.|､:.:彡ｌ二ニ/７　　　まあ、王家もそうだけど貴女たちも実権がないから
.　　　　　　　 |/.|ﾆ| ∪　　　 ∪　　　|二|ノﾘ |.:.:.:.:.ﾏニ/7
　　　　　　　 /lﾆ{　　　　　　　　　 |ニﾆl-ｲ.:.:.:.:|:∧⌒ﾞ　　　　下手に反対できないよね。
　　　　　　　　 /:fhnh｡　 ‐ －　　　 fhnnh:.:l:.:.:.i.:|:.:.∧
　　　　　　 {:.:.|:.:.:.:.:|ｉi≧=ｭ--ｪ=l爪i|:.:.:.:.:|:.:l:.i.:.l.:|:ﾄ､: }
.　　　　　　乂从:ﾚﾉF/　　.[ ]　　 .从:ﾚﾉ､:.:.lノﾘﾉ　.ｿ
　　　　　　　　　　　　| E|ｉ　／/.ﾍ　　.ｉ|E. 　 ∨/
　　　　　　　　　　　 _|_E|i__hununu＼__ｉlE 〉_／∨/
　　　　　　　　　　ｪ| 　{ﾆﾆニニニﾆﾆ乂 /＼_ 宍v

　　　　　　　 _,,,....,,,__　_,,,...,,..__
　　　　 ,. '´　,.--､　ﾞ´　,. -- ､｀ヽ
　　　 ,:' 　// ⌒ヽヽ　 //⌒l |　 }.
　　　,'　　l | ___ ___',',nｲk___,//　｀ヽ
.　　〈　　ヽｒ‐'ゝゝ-' ｰ',.-､- ､イー'､
.　　　ゝｒ‐ｧ'´ー''´｀ｰ'´ー''´iー'´｀ヾ!'
　　　r'７' 　 ' 　ｌ　　 |　　　l　|　l　 ,｀ヽ
　　くY´ 　 l､　|　　 | ｌ、 -l‐七/ｖ' !　 }
　　　 | 　ｉ　l,x tT二ｔ,|ヽ,ノ,ｨT}｀'j　ｌﾚ'　　..　そういう事です。
　　　 | 　 l､ヽヽｨf_lｊ`　　　¨ ∠ノ　|
　　　;'　　∧　＼＿.　　__'_,　,ｨ′l　 l　　　　私達六大貴族はお飾りなので政治に関われません。
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　　　 T　'ー-∧　ｌ l:::::ー-‐::::::::::::::::::l | 　＼　　　ヽ
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　　　　　　　　　　!_rｰ'‐i´￣!こ__ﾊ__]ｰ‐-r-､:.:.:.:.':,
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　　　　　　「`／　　　　　 i　　　　　　',＼__]ヾ、
　　　　　く,/　/　ﾊ　 ,　　,ﾉ　!　､　ｲ　i | 　ﾊ_ﾉ　　　　教団の巫女として信徒をまとめることはできても
　　　　　　 |　 i.　,' ､! /!　,ﾊ、 i.イﾊヽ,!　ﾊ!　　 |
　　　　　　　　）,ﾊ　!/ｧi´ '∨　ﾚ' i´ 'ﾊ`レ'　|　　 }　　　　　政治活動は私たちの苦手分野です。
　　　　　　　 '´ !　,ﾊ !. '､_,r!　　　 !,__り.ﾉ.!　/!　　 ',
　　　　　　　　 ∨|　!"´　　 .　　　　｀"/! ,'　!　i　ヽ.　　　正確には権力がないだけですが。
　　　　　　　　 |　i ﾍ.　　　._ _,. 　／ﾊ' ,i |　|　',__,!
　　　　　　　 ,ﾑ/ 　,::` ､, 　　　 /　/!ﾉ八!_,ﾑr']-'
　　　　　　　　 └'i／ﾚ;へノ｀'ｧrｰ'´!／`ｰr'ｧ‐'--'く(
　　　　　　　　　　　　）ｧｰｧ''"! |　ノ　　 / !]:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.
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　　　｀ｱゝ..:::::/;:::::::::/:::l::l::::::ｊ:::::::ｊ　!:|::l:::::l::;i:::::::::::; ヽ┘
　　　└ェゝ:::l::;:::::::ｲ:::_LL::」;,:::;ﾉ　}」LL::」::l::::::;;i:::::ｉ:ﾄ
　　　／::くｨゝｊ:;i::;;::::{:::::;l;;;l;;;;ﾘﾚ'　　ﾘ L;;;;;l;;ﾘ;:::::;;}::::ﾄ:〉',
　　人　　::く/::;;i::::;;::ト,ｨﾗﾃ=＾'　　　ﾗﾃ=ｘ'l:;;;;;::l:::::Y　〉､　　　私は公爵家を除いた爵位持ちの貴族を改易する権利があるけど
　.くｒi ＼　::i::;;;;{┌-{《 {-':::;}　　　　 {‐':::;} 》‐ｖ-};;;;:::ﾄくｚ´
　　　Lｎ＼ i:::;;;ｩ[ノ￣! ヾン　　　'　ヾン　ｉ￣ﾌ;::;::::ﾄ;:ヽ　　.　これは伝家の宝刀で貴族が余程の不祥事を起こさない限り
　　　　｀ﾌ:/::::;::＼　　i､ﾞﾞﾞﾞ　 , ―-‐､　ﾞﾞﾞﾞｲ:.　 {;;::l}:::::}l::::}
　　　　　{::ｉ{:::::ﾄ;;::;{:.　　i｀＞.,,`ー一'_. イ∠ﾆ二〉:ﾊ::::ハﾉ　　　貴族を改易できないわ。
　　　　　V !､:::!､;;〈ﾆ二ｺ´　＼￣´{￣｀Y;;;:::::;::V ﾉノ　´
　　　　　　　 `ーｿ{:::;;;:::ヾ:.､　　＼/　　 {;;;:::::::;:}´
　　　　　　　　 {　';:::::;;;::::ヾ､　, ｲ''^i..､　l{;:::::::;ﾘ,
　　　　　　　 }　ヾ､;;::::;;:::ヽ'　.〉=ﾍ. ＼{;::::丿.l
　　　　　　　　　レヘ　 }.}￣｀＾`/　ﾊ｀i 　ヾ人__!__
.　　　　　　　／／l　｀!ij 　　 !　 ::;'　＼　　　}::　￣ﾌ
　　　　　　ｨ´／l l／ l＼〉　　 i　　　　　ゝ　.:',二] [ﾌ
　　　　　　〉l／　　＼l}:　　　｀⌒ー‐..´　　　l:　 .ｲ
　　　　　　ﾉ　::／　　　 {::　　　　　　　　　　＼　ヽ
.　　　　 / :／　　　　　 }:　　　　　　　　　　_,..-‐┘　ヽ
　　　　ﾉノ　　　　　　　ﾄ　..,＿,..　---―''´:: 〉:　　　　ヽ

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　　　　　,.'.ｨ .,' .,l　｀ヽゝ''´.'.,　　¨´ --､l-‐‐‐‐==､　　　　女王陛下の権利は建前の部分が大きいので
　　　　ι .| .!　l＼ヽ',　　',　`--''´　ヽ/_＞-‐''''¨¨ヽ
　　　　　　 !人 !r ''ヽ､　 .ﾊ　　',　　　　　　　.ﾄ-‐''´　　.　それは仕方ありません。
　　　　　　ﾊ/.',!`''t_! 〉　　!. 　 ',　　 ',　　　,'
　　　　　　　(　　　　./　　 .!　　 ',　　　!　　 l　　　　　　　でも公爵家はその建前すらないから困ります。
　　　　　　　ヽ r_､./. 　 ', ..!　　 .ヽ　　',　　l
　　　　　　　ﾉ　｀ﾌ',　　　',ﾊ　　　 .',　　!　 .l
　　　　　　／　　.',　! 　　!',ヽ　　　',　 .!　 ',
　　　　　.,' .,ｲ　　 7'ﾚ　　 .!''', ',　　　 l　 |　　',
　　　　　.ヽ,!.',　 .,':::::!　　 .!　ヽ!　　　 !　.l ヾ､.',
　　　　　　　 .', .,'::::::,'　　 l　　ヽ',　　|　 .l . .',ヽ､
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　　　　　　　　ﾚll::/　　 ,'　　　　　 |/　　.,'　　.l

　　　　　　　　　　　　　　　　　 __,,,...,,,_/ヽ.
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　　　　　　　　　 /　　 lﾊ　∧!└ｉ｀ ∨ rｔ-､l　 ;'　 i
　　　　　　　／　;'　　l　Ｎ　 'ー' 　　 {_i　ﾊ　i　ノ
　　　　　　　〈ヽ、ｉ　 ;'　i　'.　｀｀　 __ '　､､!へｌ（　　　　.　質の悪い中級貴族の子女の場合、私たちを軽視している者がいます。
　　　 , '⌒ヽ　ゝ _Ｎ　 ;'　,ﾊ　';､　 (´ V 　ノﾍ（ゝ｀
　　　,'　　ﾉ　　ｰﾍ_ﾊ∧_',　i冫､,,_ .　＜ヽ　 '; )　　　　..　立場上軽視されたら権威に傷がつくから好ましくありません。
　　 i　　 .'　　　　, -､､ｰ'´ 丶ｌ＼ _l ｉ､／｀V＼i´
　　　!　　i　　／..:.:..ﾍ〉､　　＼_ｿ V＼_ 　　 .　⌒
　　　'. 　 ' ､__,i＾ｰ-- ､,,_くゝ.　　　 /ム　ｉ{:.､／　　 ,.　'´）
　　　｀ｰ--ﾍ _,,,...,,_　　ｉ:.ヽ冫､／（ﾊ）､｣{ｰﾍ __ __／　／‐- ､
　　　　　　　〈　　　　｀ﾞ'Y.:.:.｀´.:.:.:.く八>.:.:.ヽ´／ハ　､　ー‐く
　　　　　　 __,ゝ--- ､,,,__j:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}{:.:.:.:.:.:i/.:.:.!　!ゝ,__) ､ｰ‐'
　　　　（:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!;ゝ､:.:.:.:.:.:.:.:.,}{.;___;ノ.:.:.:.:,　ｌｉ:::: ｀Yi
866 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 01:01:29 ID:rPgjTRob: 　)｀ヽ‐-､..,_　　　　　　　　＿＿,,,.---i
　.)_|{　　　　｀"'＞二＜'"´　　　　 } (
　.) |{ 　 _,.-‐'"´:::::::::::｀"'ヽ、　　　 } (
　　)|{／::::::/::::::::::::::::::::::::::::::＼　 } (
　／,:::::::::::/l:::i i:::::|､:::::::::::::::::::::l .} （
/;'"i::i::::i:::/.l::l 　ヽ::l__x::::::::::::::::::l_ノ　　　　清姫さまは上級貴族には影響力を持っているけど
　 .l:::|:::|:〈─'.,_ ﾊ　_,.　｀'rｺ::っ::::l
　　|.ｌｌ:::r‐i.,.-‐　　 ´￣ヽ |.~|::::::::l　　　..　中級貴族や下級貴族とは関係が薄い。
　　ﾚ' .〉i~l "　　　__　゛゛u|　|:::::::::::ヽ、
　　　./::| ヽ、　l'"__｀)　 .ｲ　|::::::::::::::lヾ　　その所為で彼らの教育に問題があるわ。
　　 /i::::|___|:＞-. ._. r'´　|__.|::::::::::::::l
　　　.|::<二l／ﾉ　　ヾ,＼二>::::::/ﾚ
　　／l::/::::l　 .＼　 /　 /:::::::::／-､
　/　　.ll::::::l 　　二　 .|::::::/)i　　 l
　|　　_|l:::::lｉ　　./´　｀､ l:::::l ( l_　　 .|
　|　 .|ｺrl::l li　/ .〉.‐〈　l }ヾ (i r| 　 .|
　|　 .|　　 )‐/　//V .l　＼)'" .｀l 　 |
　|　 .|/　　 l ./　　　 l　| 　　 l　 .|

　　　　　　　　　　　　　　 _,　-- ,　　　　　_____
　　　　　 .ゝ‐====､､‐ ´　　　　　　＞''´＜¨l`l
　　　　　 .i .| ., ｨ‐''｀ヽヽ,　　　　.／／　　 .`| .|､
　　　　　.l .|´　　 .　　＼ヽ,　 ./ ／　　　　 .i　i .`',
　　　　　　ヽ､ｪｪﾆﾆﾆﾆﾆﾆゝ辷匕-‐‐‐--､_/ /　ﾘ
　　　　,'￣　　<⌒'ゝ　　　<￣￣｀ゝヽx--‐‐､ ∠
　　　　ヽ_______＞＾ヽ‐ﾊ‐--ゝ　　と______＞γ　　 i
　　　　　 l .i 　.ﾄ!┼ﾄ弋　.!::::';,:┼弋ﾊ.　`￢‐''´
.　　　　　 | .l　 .lｿ::┬┬ゞ':::::::::┬┬::::l　 l |　　.　これまで中級貴族には大した役割がなかったから
　　　　　　　|　l　 l:::::::|iiii|::::::::::::::::::|iiii|:::::l　 .l |
　　　　　　 | . ',　.l.....::｀´:::::::::::::::::::｀´::...l 　 l .|　　　それでも良かったけど将来的には中級貴族にも領地を与えるなら
　　　　　 |.　.', . ﾄ､　　　￣￣　　　ｲ.　.l　|
　　　　　 | 　 ',　!　｀.....－-＾-－.....´ .l　/　.|　　　中級貴族の教育もやっておかないとまずいです。
.　　　　　　 | . 　.', .! .　.／i!:::::::::::i!＼.　.l./ 　 .|
.　　　　　 |　　l>O<l./ .〃:::::::::::::ヾ . i>O<i′.|
　　　　　　 |...　　 ',ﾉ.ｿ　.|i::::::::::::::::::i|.　∨ゝ　 .!
　　　　　　 |..　　　../ 　 .',::::::::::::::::::,'　 ∨　　　 !
　　　　　 |..　　　..|　,　 l|::::::::::::::::|l　.! .|. 　　　!
　　　　　 |.　　　γ´｀ .i|::::::::::::::::::|i ´｀ヾ. . . . . l

　　　　　　　　　　　　　_,.-‐‐／＼─- ､_
　　　　　　　　　　, -'´　　／　　　＼　　｀ヽ､
　　　　　　　　／　　　／　　＠　　＼　　　ヽ
　　　　　　　　 |ノ⌒ヽノ⌒ヽノ⌒ヽノ⌒ヽノ⌒ヽ|
　　　　　　　　( ノ⌒＼ノ⌒＼ノ⌒＼ノ⌒＼ノ、)
　　　　　　　 i/　　ｉ､-┼-ヽ、　　 ,」-‐┼-!　ヽi
　　　　　　　　i　/　i,　-==ﾐｉヽ、　ﾊｘ==‐、ﾊ　l　i
　　　　　　　　!　i　V/∧ﾉ:ﾊ　ﾚ'　ﾊﾉ::ﾊヽﾊ　l　',
　　　　　　　　）ノ　lﾍ弋_:::ｿ　　　弋:::_ｿノ7 　l　 i　　.　権力がなくて領地や財産もなく国から年金を貰って生活しているから
　　　　　　　　 i　　ｌ ⊂⊃　　 '　　 ⊂⊃ ｌ　 i　 |
　　　　　　　　ｌ　人　　　r--っ　　　人　|　/　　　上級貴族と違って見下されやすいのでしょう。
　　　　　　　　〈　 /ﾚゝ＞､　　　　　,. ィ､| /）ノ　〉
　　　　　　　　　Ｖレ／　　}_｜￣ .|__/ 　＼V ﾚ'
　　　　　　　　　　/＼　　＼＼／／　　／ヽ
　　　　　　　　　/　　＼／（＞＜）＼／　　　i
　　　　　　　　 /　　`|　ﾍ　(ハ)　/　 ||　　　i
　　　　　　　　 |　　　 ||　　y'　　/　　 ||　　　|
　　　　　　　　ﾚ　　Ｖ|　 ./　　/ 　　|ﾚ　　 l
　　　　　　　　　/　　　　ヽ:/　　/　　　:/　　　　ヽ
867 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 01:01:58 ID:rPgjTRob: 　　　　　　　　　　　　　／,kﾍ、　　　　＿_／,､＼　　　　　　＿__
　　　　　　　　　 / /k!;';';'＼　／.:／／:､＼）､, -,,t≠T´ｨ７´
　　　　　　　　　＿＿/ /k!';';';';';';',Υ .:/／.:, - ―＜ ;';'/ｨﾁ/ ,ﾘ/
　　　　　　 //'/k!￣￣￣｀ー-{У｀ｰ/´;';';';';';';';';';';'l kﾁl !ﾄ/
　　　　　　　　l l;';'lk!';'＿_;'＿;';'-...―...-..､';';';';';';';';';';';';'ﾄｪｲl;' ﾊ
　　　　　　　 l l;';'!kl´.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:´￣｀.､';';';';'ﾋｪｲ!ﾉ./　　　　位階を弁えない者が貴族階級にいることは問題だわ。
　　　　　　　　l ∨／ : . : .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:＼/kｩ,/ /
　　　　　　 >'´ .: .:/ ::l .: .:, .: .:i .: .: .: .: .: .: ､.: .: .:ハkｨ/ /　　　　.　私から中級貴族たちには
　　　　　　 /: .: .: .:/.: :,l .: .:l.: .: l .: .:i .: .: ､.: .:l.: .: l! .:.∨.∧
.　　　　　 /: .: .: .:/.: :/ | .: :ｌ .: .ﾊ.: .:l.: .: .:.!.: .:!.: .:l!. .:l　/ ハ　　　　　そうした教育をやっておくように伝えておきましょう。
　　　　　 /.:, .: .: .:l. .:ﾑ斗:‐.:ﾄ､.:!　､斗-―ト､!.: .ﾊ. .:l ﾊ/ノ∧
.　　　　　 {!.:l; .: .: .:!: .:l,ﾍ ,l,ｨ=z､ヽ! ..ヽl,ｨ≠=z､　!.:.! /／ .: .:ヽ＼
.　　　　　ﾄ!:!. .: .: .l.: .:ﾄ､;:ハ::::ﾟi};:;:;:;:;:;:;:il::::::::ﾟ:i};:;:l≠ﾚ､、ﾄ､ .: .: ＼＼
.　　　　　｀　＼ .:､!.:､l｀､ヽﾍ::::ﾘ;:;:;:;:;:;:;:つ:::ノﾉ;:/!"/"｀k!l;::＼.::.: .:ヽ.:＼
　　　　　　　　　＼ﾚヽ＼ﾍ｀￣　　　｀￣　ハ/;';';'/k!': .: .:ヽ､ .: .ヽ .:＼
　　　　　　　　　　　ヽ!＼.:､ト _　　　-　　　 , ｲ;';';';';'/k!' .: .: .: :ﾊ!＼､ヽ: .:.＼
　　　　　　　　　　　　ﾄK>!ｲ ≧ ,-　r ＜　{!r-‐≠k!'､r ､:./! }　 !.:.l,.!＼.: .:＼
　　　　　　　　　　　 /￣｀!/´／､ ,.r!　_ ／ .:,ノ-〈￣ヽ〈_/ ﾚ' 　!.://.　＼.: .:
.　　　　　 , -　― ―'― -' ､/k!／- ' ´ .: .:／､ヽ<　　　ヽ〉　　ﾊ!/　　　＼
.　　　　／.: .:,.:＿. .: .: .:_＿_:.:￣.: .: .:＿:.／r ､〉'´　　　 !〉
　　　　／.: .:／　／￣￣／ k! フ￣ 7 　　 /ｴ!'.　　　　 /
　　／.: .:／　／ .: .: .:／　　〉'´:;:;:;:;／!r―-ｴ､!＿　　　　/ ＿_
. ／.: .:／-―´ : .: .:／, - ‐'´:;:;:;:;／:;:;:;!l＝=､ _　　￣￣￣７/
´: .:／＿ .:, .:－ ' ´／:;:;:;:;:;:;:;:;／;:;:;:;:;:;l !　　　｀゛＝　＝＝=//

　　　　　　　　　　　　　　 r――　､
　　　　　　　　　　　　　　　 -{　( ￣＼＼ー　__　　　.-= 、
　　　　　　　　　　 ´　　　＼＼　　＼＼　　｀／／.} }
　　　　　　　　　　　／　　　　　　　＼＼　　＼ヽ_／／ヽ/./
　　　　　　　　　　/　　　　　　　　＼二二二{_}ニニ斗i′
　　　　　　　　 /　　　　　　　　＿厂しﾍ厂しﾍ厂しﾍ⌒ヽ
　　　　　　　　　j　　　　　　　／厂｀¨´l￣|￣￣ |　　ヽｰ }
.　　　　　　　 _/　　　　　＿厂彡´　 |　__j__｜　　.j:　｜ ∨
.　　　　　　　 (､＿＿_ ＿厂し' 　 :{　 |´/__j　l　　 /:|_　.| 　 !
.　　　　　　乂厂しﾍ厂し'　|　　|　ィ斥㍉ﾊ　./　| ｀/　l :}
　　　　　　　　 | l　　i　　　 |‐ |　　l　´{心:j 　川斥ﾐ/　/ /　　　女王陛下が要望を言えば社交界で騒ぎになると思いますが
　　　　　　　　 | | 　 |　　人(ヽ　 l 从ー'　　　　じ/,　/ﾚ
　　　　　　　　 | | 　 l　　 l 　ｰヽ　 | ""　　　｀ !ル'　　　　.　それでもよろしいのでしょうか？
　　　　　　　　 } |　　! 　 .｜ {　 l l 　 |　　　 _　　ﾉ　|
　　　　　　　 j｜　　　 .!　ヽ　 | 　:|、　　´　イ　 :|
　　　　　　　 / '　　　　　, ＼　ヽヽ .＼　ー '　 | 　｜　　　　　　　　　　　　　　　「放置するともっと拙い事になるわ」＞女王
.　　　　　　　 { {　　　　　 |　　＼＼　　ヽ|　　 |　　 |
.　　　　　　　 | |　　　　 ::| 　 :|::::＼＼　ヽ　 .|　　/
.　　　　　　 / ,　　　　　 :| 　 :|::r ﾆ＞､＼　 ’,　.!　 ,{
　　　　　　 j　|　　　　　 :l　　:|//　　　＼＼ハ　!　/
　　　　　　 |　|　　　　　 :| 　 :|/　　　　‘，ヽﾊ川
　　　　　　 |　|　　　　　 :| 　 :|　　　　　　 ‘，|l＼}{ﾍ、
.　　　　　　/　:|　　　　　 :|　　:|　　　　　ヽ}/:::::::::::＼
　　　　ｰ'｜/|　　　　　　　 |　　　　　　　　ヽ::::::::::::::::ヽ
　　　　　 .| | |　　　　　 :|　　:|!　　　　　　 /､::::::::::::::::::}
　　　　　 .| | |　　　　　 :|　　:|ヽ　　　　　　 _/ i.}:::::::::::::::/
.　　　　　　 | ! !　　　　 :|　　:ヽｰz、＿，彡}//::::::::::／
　　　　　 .川.|　　　　 :|　　　＼{｀¨¨¨´　 :|/::::::::::::|
　　　　　 | .|　　　　 l|　　　}　 |丶　　　　}::::ｌﾆｌ::::|
.　　　　　 /　| l　　　 :l|　　　|　 |ﾆ}　　　 ::〉:::::::::::|
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　　　　　　　､　　　　　　 - ―――
　　　　　　 / ＼／　　　　　　　　　　`　――
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　　　　　 /､ﾉ　　　〉　　　　　　　　　／)　　　＿
　　　　　　〈ゞ⌒ ー〈　　 _　　　　／_/＿／
　　　　＿　――　＿へ ⌒　＿　,／／　　　＼
　　　〈　　＼ /　　　　＼　＼　＼_　　　　／⌒
　　　　＼／('　　〈ｒ―― ､)　　　／⌒)　　／
　　　　　 /: : :＼_,ノ／: : :人＿ノ: ＼　　ノ
　　　　　 ': : : | : イ＼: ＼: : : ヽ: /ヽ: ￣: : |　 |　　　　　　警告しても態度を改めない者は家から勘当させて
　　　　　 {: :|: |: : :|　　ィ: ヽ: : :ｉ: iﾊヽ : : : |: ＼
　　　　　　V: :|､:从xｨだ/＼: : :.:|: ∨ ﾉ: : : :.|: : :.:＼　　　　宮廷の秩序を乱す者は排除します。
　　　　　　　Ｖ　ﾒ　　r ｿ　i:＼: |: : し|: : : : :|: :ト――
(￣￣　＼　 r'　　 :./:./:. |: : :ヽ: : : :|: : : : :|:.人
_＼　　　　＼ﾊ　　　　　　从ﾊ: |: : : :|: : : : :|＼: ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「その通りね」＞女王
　　＼　　　　　､_　　　　　/　|: |: : : :|: : : : :|: :.:＼
　　　 `　　　　人　　　　 |: |: : : :|:､: : :.:|: : : |:ヽ
　＞一　　　 }ヽヽ _ ,,　-‐７ : |: : : 从:＼: : : : 从:
/　　　　　　　/「´'/_　/:/': : : | |: :./: : :): :∨: ﾊ
_､　　　　　／､| / ノ/: (: ∨从: : :{_彡'j／ ∨'∧
　＞　　イ　＼ノ　/　　　ﾉ "　＼:|　　　　　　＝',
（＿／（｀¨¨）'　　{　　／　　　　　`　≠''"　　 ―
　　　　　､￣)　／ﾉ７=/　　　 ≠　_　-‐＜｀`丶､
　　　r― 〉　{し{///| |　　　　,,　＜＼　　　＼
　　 ∧//{　 |i／ /x≠ミイ／　　＼ヽ　　　　／
　　 '　V/| ／し{ i≠／'|' （　　{ ／⌒ー'⌒ヽ＿)
　　　　　>' //　し' // ||＿|　 (ﾉ　　　＿＿
　　ｉ　 /__,// (⌒)_ =≠' ( _ ／ r　￣ )　　r―
　　|　ゝ /| ｉ¨´　　　　／⌒)_彡)　 ,ｲ￣　）　　 )
　 /　　 (,,| |､　　　　 /へ　　　　しﾍ |　　/　　／)

その後、中級貴族の子女で勘当される者が出たが、それは大勢に影響がなかった。

王国の王侯貴族が貴族としての資質がない者をパージするのはよくあった為、これもいつものこととして処理された。
868 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 01:02:26 ID:rPgjTRob: 今回の投下はこれで終わりです。
ご視聴ありがとうございました。
869 ：名無しさん＠狐板：2025/06/01(日) 01:06:52 ID:Hpw0dP+V: 乙でした
870 ：名無しさん＠狐板：2025/06/01(日) 01:13:50 ID:WLzZHUia: 乙
871 ：名無しさん＠狐板：2025/06/01(日) 01:17:00 ID:C8g1DG9S: 乙でした。
王国の規模が大きすぎるから中級貴族っても物凄い存在なのかと思っちゃうけれどどんなもんなんだっけ。
872 ：名無しさん＠狐板：2025/06/01(日) 01:30:41 ID:I/lGMl9x: 乙で候。
細やかな手入れが秩序を育てるのか。
873 ：名無しさん＠狐板：2025/06/01(日) 06:25:58 ID:eZUImBUd: 乙
偽物と判明した後も伝説の勇者としか扱われてるの草
874 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 08:15:28 ID:rPgjTRob: >>871
現時点では中級貴族（子爵と男爵）は領地を持たず政府機関や軍などで仕事をしています。
彼らは議員になれないから大した権力を持っていなくて、そこまで力がありません。

>>873
確かに伝説の勇者として扱うのは問題なので修正しておきます。
875 ：名無しさん＠狐板：2025/06/01(日) 08:35:49 ID:bAZ8LaEg: 乙

偽勇者誠なつかしいｗ
876 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/01(日) 10:24:38 ID:rPgjTRob: >>848　誤字修正
×これが後に伝説の勇者　→　〇これが後に王国史上最悪の詐欺師

>>862　誤字修正
×率直に言えば　→　〇率直に言うと
877 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/02(月) 07:56:12 ID:UIPhG/3k: ttps://www.youtube.com/watch?v=7LCyslzt3UU

三三{　､_/::/:7　:　: . ﾑ7 　　 ,:仁二~／､／.三二三.＼ /＼二二二ﾏﾑニニニ＞三三三
三三廴_,）ﾆr¨': :　: : : ﾑ7　　 ,:仁二／　 ,ｲ=ﾆ{: : : : : : }ﾆ.〉、　＼二二. ﾏﾑﾆγ´三三三三
三三===:歹':7　:　:　ﾑ7　　/二／　＼∥　}ﾆ≧==≦ニ{　＼／ヽ二二ﾏﾑﾆ}三三三三三
三ﾆ{　/::/: ﾑ7 : :　: :.ﾑ7　 /二∨　　. 　{{／／　Λ　＼ﾆ＼, '|　　 }二ﾆ｛三≧==三三三三
ﾆﾆﾏ./::/ : ﾑ7　:　:　ﾑ7　 ,′ﾆ∧　　／ﾆ/　 Ν　И　 Ⅵﾆ＼　／ﾍ二二ﾏﾑ^Y三三三三
ﾆﾆﾆﾆ,′.:ﾑ7:　:　: :ﾑ7　 '二∨　ヽ／>イﾖ＜⌒ｆ⌒Y⌒＞ﾆ∧ニく　 }二二. ﾏﾑ.|三三三三
.三三;′: ﾑ7 : :　: :ﾑ7 . ,'二∨　／:ハ　}圦　Ζゝイ_＼ /ﾆ' ∥､ニ∨二二二Ⅵ|三三三三
三三′: :ﾑ7 :　:　:ﾑ7　 ′,Ⅳ／ﾆ:′ ∨ニ＼　 ∨　／ニY/　 ∨二二二二 Ⅵ三三三三
三Ⅳ : : :ﾑ7:　:　: ﾑ7　,'二二二∨　／二二二二二二二二＼ /∨ニ二二二 Ⅵ三三三ﾆ
三:;′: : ﾑ7 :　: : ﾑ7　仁二二.∨ ／/＞''"´. 　ｧ宀v　｀"''＜二＼ ∨二二二二Ⅵ三ﾆﾆ三
三{ : : : :ﾑ7　:　: ﾑ7　二二二∨ｨﾆ／｢ろ　ｧ'　弋__人　､　r=:トﾆﾆ＼}二二二二 :三三三三
三| : : : ﾑ7r=ヵ .ﾄ､　二二二二.／　 {圦_/　　　∧　　　:､7ﾆ!　＼ニ＼二二ﾆﾆ |三三三三
ﾆ「: : : :ﾑ}三三ト|ﾘ　.二二二／,ｨ　　州!/　　 ,ｨﾆﾆ:､　　ヾﾆ|　　 /{_r==ヵ、.二.|三三三三
ﾆ|: : : :ﾑﾘ三三ｆ¨′.二二二/　 {ミﾆ彡|lｆ　 j∨>'⌒ヾ∨!　 }ﾆ≧彡{γ三三{二ニ|ニ三三三
三≧≦ ﾆﾆ／ﾑ7 .二二ﾆ/　　 }iト､ニニ六ﾆ.| 　　 |ﾆ六ニﾆﾆイヾ {三三.＼＿|ニニ三三
三三三ﾆﾆ{了￣了￣了了!＿__|:|__}三ﾆ{　 }ヨ　　 |ヨ　|三ﾆ{__|　　｀ヾ三三三三三三三
三三三三∧!　　 |　　 |　| |　　　／ニニニ//ニニニ| |ニニﾆﾏﾑニニﾆ}三三三三三三三　　　　【ホムラ神殿の祭壇】
三三三ﾆﾆ'∧ 　 .|　　 |　| |　／ニニニﾆ//.ﾆ.ﾆ.ﾆ.ﾆ| |ニﾆﾆﾆﾏﾑニニ,ﾆ三三三三三三三
三三三三三∧...｜　 |　|_|-´――――　---------　=======　==/三三三三三三三三
三三三ﾆﾆﾆﾆ∧-‐　'' ": : : 　:　:　..　.　　　　　　.　...　 : : : 　:　:　:　:/ﾆ三三三三三三三三
三三三三三三∧:.:.:. :　:　:　:　:　:　:　.　.　.　.　.　:　:　:　:　:　: : :.:.:.:/三三三三三三三三三

　　　　　　　　　　　　　　　　 _,,.. --‐:::::::::::::::‐--　..,,
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　　　　　　　　 l::::／ l:::::::::::::::::::::::::l　　ゝ'"´　､　　　　""" !:::::;::::::::::::「.i:::::「.i
　　　　　　 l:/　　 !::::::i:::::::::::::::::ll　"" 　　　　　　　　 l::::::l::::::::::::l. l::::ﾉトi　　　　何分私が惑星マジークに行くのは難しいので
　　　　　　　　ll　　　 l::::::!i::::::::::i:::::l ヽ　　　　(￣ヽ　　　 l:::::::!::::::「Y　l/　/ l
　　　　　　　　　　　　 !::::! 'l;:::::::l;::::l::::::lﾞヽ　　　　　　 ,. イ'l:::::::l:::::::l　l　l　/ /　　　.　ご迷惑をおかけします。
　　　　　　　　　　 l::::!　ヽ;::::i;:::l:::::::l::::::ﾞ'＞---＜:::::::::::l:::::::l::::::ﾉ　l　l/ /l
　　　　　　　　　　　　　ヽl　 /ﾞヽi::::l::::::::l＜ヽ　　　／＞-_,l:::::::l／　　　　/:::l
　　　　　　　　　　　　　｀ /:::::::::::::l::::::::lヽ､,..ヽ／ ,.::'"´　l::／　　　／::::::l
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　＼　从　　　|　 l　　l　　l　　　 /　/　　　,:　　　 /-＜￣　、
　　＞ -〉　　　|＼|＼ |ﾍ　l　　// |/-|/|　/　　　 /　　　　　／　　..　まあ、貴女は忙しくて自由に動けないので仕方ありません。
　＼　　人　、人ｨﾍ云ミ Vﾍ / / ｲ芹≠V　／／ |Y^Y_ ／
　　　＼,,/| ＼＼从廴.::ﾉ　　　　　ゞ- イ／/ｲ　}　||　|_|l　　　　　　　こちらも上級貴族との話し合いのついでに
　　　　　| |　|_|ヽ|ヽ　　　　 '　　　　　　 |　　 |_ノ　　　　,
　　　　　|_|　　　 | 心　　　　　　　　　　　|　　 |　　　 V 　'　　　　　..　来ているので気にしなくていいですよ。
　　　　　l　　　　 l　　ト　　　｀　´　　　ｲ　 ,;　　　　 V　 ,
　　　　 ,　　　　 /l　　|　　＞　　_　イ _ | 　 / V　　　　V　　　　　　　それにお互い火神さまに仕える身である事に違いはありません。
　　　　/　　　　/ l　　 --　V∧　　／/ l　 /　〉＼　　ヽ l
　　　 /　　　／￣/￣｜　　V∧／//／l　/ ／|　　＼　　＼
　　　/　　l 　　〈　　 |　　　V///／　 l / ´　 |　　　＼　　ヽ
　　 /　___ |　　　〉　　|　　　 V／　　／「￣￣　　　　　> 、＼
　　/ / V |　　　　| 　　|　　／　　／　　|　　　　　／＼ |　　＼
878 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/02(月) 07:56:45 ID:UIPhG/3k: 　　　　　　　 ,,.. -──-- ､.,_
　　　　　,. '"::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ.
　　　 ,.':::::::::::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
　　　/__二ニ=-ハ::::::i:::__i_::::::､::::::::::::',
　　 /:::/::::::ﾊ::::::!　!::::ﾊ::__!_::::::::';:::::::::::i
　　i::::i:::::/!:,!ﾆ､!　L:! ',.‐;.､ヽ!::::i:::::::::::|
　　 |::::!:::ﾊ i' i'｀!　　　ﾄ　r! ' !__」::::::i:::|
　　└-iヽ::!　ゞ' , 　　｀''´,,, |::::!::::::::|:::|　　　　　そう言っていただけるとありがたいです。
　　　 .|::::7"　　ｒ─､　　　 .レi::::::::::|:::|
　　　　レ'iゝ､　ヽ.__」　　 ,ｲ:::|::::::i::::|::::|
　　　　　 !::::!::i:＞ｰ-ｒ　 i;:-!::::|::::::|::::|::::|
　　　　 |::::|::::::rイ´!__／　 |::::ﾄ.､::|::::|::::|
　　　　 |::::|>'´}＞＜{.､　　|::::|／ヽ:::|::::|
　　　　　 !ﾍ|ヽ､/_」L_ゝ｀ヽレ'　　　';:|:::::|
　　　　　!/ !/　 oio　　　　i　　　　';::::::|
　　　　　/　ｒ/'⌒i 　　　　 !.　　　　ヽ::::!
　　　　/ ,-rｲ､___,ﾉ._ 　　　　ﾊ　　　　＼!
　　　　!/ | l　,ｨ'l |o　　　　　_,.!',　　　　　｀'r､
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　　　　ゝ､ヽヽ-'ハ_____,,.ﾊ__,.イヽ;＼　　 //っ）
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　　　　　　ﾊ　　　　　|ﾍ
　　　　　,' .}. .　　　 ! .ﾍ
　　　　／ .ﾉ. ＿　==-ﾄ、.ﾍ |h､
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＼≧､　〃: : : : : : : :;: : : : : : : :.∧,ヾ､
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＜⌒ｰ-!: : : : /!: :/´|: : : : : |!.: : : | ﾘ ′
　 ∧: : {: : : :i{ｘｆな㍉寸: :x示: : :/
　∧ : : ::ヾ: ､ヾ乂ﾘ　　｀''{frﾘ,}:;ｿ　　　　それで話は何でしょうか？
.∧: : : : : :.i!: :iヽ::::　　　 '　.::/|:∧
′: : : : : : :i!: :{､　　ー_-　ｲ: .!: ,r寸､
.. : : : : : :≦|:.∧｀≧ - イ゛: |: i: :りメ/
. : : : ＜.｀＼　ヾヾ　i! i .|!｀ヾ : //く/:ﾍ
: ,f　　　　　＼ ..ヾi!i!,|　i!　 }://（/ : : ﾍ
∧- ､　　　　.＼　｀y　i!　 //{ /_ : :ヾ,ﾍ
{　　　＼　　　　　ヾ　|　.| ,､/〉//,.: : :ﾍヽﾍ
|　　　　　､　 i　　　ヽi!　ノ〃ｿ// ∨: ∧＼､
|　　　　　ヽ |!　　　 | f゛　´　ｲi:.　∨: ∧　＼
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|　　＼　　　ﾍ三二=イ.　　／∧　　
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i!　　.／　　　　　　　　}　 |　　)ハ　＼　　ヽ.∧
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879 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/02(月) 07:57:11 ID:UIPhG/3k: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. ィ≦: ￣￣￣￣￣: ｀`ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　／,ｨ≦￣／ : : : : : : : : : : : : : ＼
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　　　　　　　　　 ,..イ: : : ／:／;イ:.:Z: : l : l //lf茄赱ﾐﾉﾊﾊrfｔｧ:ﾉ : /: l从:l
　　　　　　　　　 ,..イ: : : : ／:／: : :/: : :./:λ l//:.!ゞﾆり.　　　Yり/:ﾉ:/ノ::川,'
　　　　　　　,. ‐''": : : : :／:／ : ／/: : :./:./|i.:.l:/:.:l　　　　　、¨j彡ｿ: :TオY　　..　火神さまを含めた七大神についてです。
　　　,. -‐''" : : : : : : ／ : : : :／／: : ／:./: |i :ｌ: :.:ﾄ､　　　､___ 　ﾉ川:/: :! : |
-‐''": : : : : : : : ;.:.ィ": : : : ／／: : ／:.／:／|i :ｌ: :.|　.＞､　　,. イ:/: /: l l: : |　　　　　宇宙暦になってからは
: : : : : : .;. -‐''": : : : : :.／／: : ／:.／-=ﾆ,¨|i : :.:.l‐-、　｀´ﾉ:ノ/／: : l:l: :.:|
; :-‐･''": : : : : : : : : ／／: : ／: : ／--､ﾞ7_ |i: : : | 　＼寸≦彡㍉／/ ｌ: :.:|　　　　　あの方々は一向に姿を見せなくなってしまいました。
: : : : : : : : ; : -‐''",. イ: : ／: : : /　　　ヽ '|i: : : | 　,.-‐} ﾄ-〉＝彡'ﾞ/: :l: : :|
: : ;. :-‐''"　-‐''": : : : ／: : : :.:/　　　　　 i! |i: : : |／｡0.ﾉ!bYヽ!￣ /.: ;ｲ: :.:|　　　　.　私も火神さまにお会いしたことがありません。
´: : : : : : : : : : : : : :／: : : :／/　　　　　 l .|i: : : |／>=ｫﾚへ｡.}　/: :/ l : : |
: : : : : : : : ;. :-‐''": : : :.:／:.:/　　　　　　　）|i: : : | /:::儿ヽ’､:ヽY: :/　l: : .:|
: : ;. :-‐''": : : : : : : : ／:.:.:./ 　　　　　ﾉ∧; : :.|{:::::l::::::::Yヽ::::ヾ/　/: : :/
:´: : : : : : : : : : : : ／: :／/　　　　　　　　/ i ∧: : |ト､: ﾉ_;:ｲ＿／´／: :.:/
: : : : : : : : ／: ／: :／r‐'　　　　　　　 ./　i　 ∧:.:| 人:::::ゞ-r::)::ﾞｲ: : : /
＿;. :-‐''" ;.:イ: :／: : {　＿　　　　／　 /　　λ:| }-ﾄ､;;;::::ﾉヽ;::::{/／
＿;. :-‐''"＿二ﾆ-‐''”　　　　　／　　 /　　ﾉ }:j 矛, ,|ヨ､!ヽλ:!’
彡'豕´フ　　　　　　　　／　　　 /＿／ノﾉ　ﾄl_,_|-}Y　川7
_リﾘi／　　　　　　　　　／￣　　　 ./　　　＿＿_彑弖彑　洲ﾘ
～'~　　　　　　　　　　　ﾉ　　　　 /=ﾆ三三三三三F三ミ洲ﾍ
　　　　　　　　　　ノ　　　　　　 /彡''"´ 　 ,. -‐ﾆア介ﾐﾉﾘ!　l
　　　　　　　　　　 ‐''　　　　　　 //　　　／　　／　ﾉ .!ヽヽヽヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ll /　＿,.ｨ　／　　　ﾉ　）ヽヽ　}

　　　　　　　　　　　　　 /|　　　 | ､
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　　　　　　　　　　　 {　 |／⌒八.　　＼　　　　＞＼{＿　　　＼
　　　　　　　 {(＿　／　　､＿_＼　　＼　｛／/｛＼　⌒＼　　＼
　　　　　　　　　＼／　　　＼　⌒＼＿　｝　　 /:::Λ　＼
.　　　　　　　 /　　 /　　　　＼　　　￣) __ノ|::::::: l 　｜　　　　　　|
　　　　　　　 /　　 /　 |　|　 l 　￣〔￣　　人::::八　｜　　　　　　|＼
　　　　　　　　　｜―=ミ　 |　　　　Υ￣´　　／　}　八　　　　｜　|　　　……なるほど、それが不満なのですね。
　　　　　　　　　 |　　|八　 |　|　 |ト| 　　 |｢⌒Ｙ　／ /イ | |＼　　　　　 |
　　　　　　　　｜|　　 _,j抖扞云ミk　　　|　　 }／　 /　l　l｜　　　　　 |　　　残念ですが、七大神は既に隠居しています。
　　　　　　　　　 |｜　ハ　　「以灯　　｜ノ]　　八　ノノ　　　＼　　　|
　　　　　　　　　 |八 | _ ﾉ　 ''"´ ,,,, |　 |　 | 7Λ　 / 　＼（ | l　　　　　l　 /　　　神話の時代のように
　　　　　　　　　　八　　　　　 |八|　 | /　｝/{　 }ミト- | |　　　｜/
.　　　　　　　　　｜　､　　　　　 |　 |　　　　 }ﾉ八 ⌒ | | 　　　　 |,′　　..　巫女や人々に直接関わる時代ではありません。
.　　　　　　　　　｜　ハ　＿　　　　|　 |／　　　 |「　　| | 　　　　 |
　　　　　　　　 |／　 /二二　　 |　 | 　　　　 l___　 | | 　　　　 |
　　　　　　　　　　　 /ニニ/-＜ /　/　　　　　　 |ニニ| | 　　　八
　　　　　　　　　　　　　/ニニ/　:|　/／　　　　　　乂⌒'| | 　　　/
　　　　　　　　　　/ニニ/　　|／ニニニ-__　　　　　　 j八　　/｛＼　}
.　　　　　　　　　 _/ニニ/　／￣￣￣＼ニニ-_　　　　　|　＼　|　 )/
　　　　　　　　／　Ｌﾆ＞''"´￣￣￣￣「＼ニﾆﾆ-__　　｜　　 |／
　　　　　　　　　/　　／　　　　　　｜　＼ニニニ-__|　　｜ |
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880 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/02(月) 07:57:43 ID:UIPhG/3k: 　　　／i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:｀ヽi:i:i:i:i:i:i:
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　i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|i:i:i:i{i:i:i:i:i:i:i:i＼斗i:iヽi:i:i:i:i:i:i:i:i∨i:i:i:
　i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|ヽi:i{i:':,i:i:i＜i:i: ＼i:i:i:i∨i:i:i:i:i:i:i∨i:i:
　i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: |:i:|:i:|'i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|　ヾi:i:´i＼i:i:i:i:i:i:i:∨i:i:∨i:i:i:i:i:i:i∨i:
　i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: |:i:|i:i|'i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|／ .ヾi:ヾi:＼i:i:i:i:i:i:∨i:i:∨i:i:i:i:i:i:i∨
　i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|:i:i|:i| 'i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|　　　ヾi:ヾi:__ヽi:i:i:i:i:Wi:i ∨i:i:i:i:i:i:i:i
　i:i:i:i:i:i:i―‐|:i:|川 } i:i:i:i:i:i:i:i:|　,ｨ升￣￣示心i:i:i:i}i:i:i:i:i∨i:i:i:i:i:i:i　　　　人間の時代になって既に一万年が過ぎ
　i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|川｀` },i:i:i:i:i:i:i:i:|ノ´　_)　　　 i} .ﾘヽi:i}i:ヽi:i:i∨i:i:i:i:i:i
　i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i| ,ｨ≠示i:i:i:i:i:i:iﾘ　　,　し　.ﾘ .}i:i:i:i'}i:i:i:iヽi:i:Wi:i:i:i:i　　　　神話の時代を知る者は神々と古い魔女のみになりました。
　i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|ヾ　ﾉ　,ヾ}从'　　　乂＿ン　.li:i:i:i:}i:i:i:i:i:i:i:i}i:i:i:i:i:i:
　i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|　｀ .乂_}　　　　　　　　　　 }i:i:i:i:i:i:i:i:i|i:i:';}i:i:i:i:i:i:　　　　神と人の距離が現在よりも近かった時代。
　i:i:i:i:i:i:i:i: 叭::.　　ｰ´. ,　　　　　　　　　　 }i:i:i:i:i:i:i:i:i|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
　i:i:i:i|､i:i:i:i:i:i:ヽ:,　　　　　　　　　　　　　ﾉi:i:i:i:i:i:i:i:i|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:　　　　私は火神の巫女として当時の人々が羨ましく思います。
　i:i:i:i{ ＼i:i:i:i:i:i:i:.　　　　　　　　　　　　　　ii:i:i:i:i:i:i:i:i|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
　i:i:i｀＼ .＼::{ヾ}入　　　　　r　　　)　　　 .|i:i:i:i:i:i:i:i:i|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
　ヾ}｀`　　　＼i:i:i/　＞....　　　　　　　　イ　,:i:i:i:i:i:i:i:i,'i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
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　　　　　　　　　ﾏﾆ=- /　　 '　　 '　　　 {　 i　　　　　　　 !　　 __}＿＿__V --=ミ､
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　　　　　　　　　　＜iﾊ　　　', ー七ヽﾄ､{　ヽ{　', 　 /|　/ }　／}｀/ー　|≧=---r--彡/／
　　　　　　　　　　／|　',　　 .ﾄ,,ｨ≦弐笊竺ミｘ､ヽ/　}/,ｨ≦弐笊竺ミｘ!　　　 |///／
　　　　　　　　　＼　.∧　　|《　 {:　)刃乃}}　　　　　 {　)刃乃}}　》　　　 /=≦ヽ　　　王国は順調に発展して人々の暮らしは良くなっています。
　　　　　　　　　　　　Ｙ |　＼ {　　之弐沙ﾘ　　　　　　之弐沙ﾘ /　　　　/＼　／
　　　　　　　　　　　ﾊ i!　|　ヾ　　　ー―　　　　　　　　ー―　/　／　/ }ヽ. Ｙ|　　　　多くの人々には良い事ですが
　　　　　　　　　　　 ~ .i! ｜V　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ムイ　}／ﾑ i.} ﾊ|
　　　　　　　　　　　　　i!　.|　{ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　/　ﾉ八~|　　　　その分神々が動く必要が無くなっています。
　　　　　　　　　　　 i!　 | 八　　　　　　　 ―　　　　　　　　 /　　　/ -イ　　i!
　　　　　　　　　　 i!　 }　　.ゝ　　　　　　　　　　　　　　 /　　　/　　　　　i!　　　　人の時代の神官は不遇ですね。
　　　　　　　　　　　　 i!　 .|　 i　/ 　 ≧=-　　＿　　＿＿　-=≦　/ /　　　　 i!
　　　　　　　　　　 i!　　}／}/ 　　　　＞／||　〃:.｀:.＜../　／}/　　　　　　　!
　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　／/ /i＞＜彡／/　//イ{　　　　　　　　 !
　　　　　　　　　　　/　　　　　　/　　　/ V　':.:.| }Kく「ﾚ:.:/　/　 ,　∨　　 ',　　　　　　!
　　　　　　　　　 {　　　　 /　　 /　/　i:.:.:.| |全_L!:/　/　 /　　∨　　',　　　　　　!
881 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/02(月) 07:58:10 ID:UIPhG/3k: 　　　　　　　　　　　　　　　 , . .-―――: :＝＝ ‐-: .、
　　　　　　　　　　　　　 , . :´i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i ヽ
　　　　　　　　　／i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i ヽ
　　　　　　　　／i i/i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i iﾍ
　　　　　　　　　　 /i i i/i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i iﾍ
　　　　　　　　 /i i//i /i i i i i ﾊi i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i :,
.　　　　　　　 'i i/i l /i i i| i i {i i ; i i i i i i i i |i i i i i ヽi i i| i i ';i i.,
　　　　　　　　 ,i i 'i i {'i i i i| i i |i i i| i i i i| i i i |i i | ｉ i i ;i i il i i i l i.',
　　　　　　　　 ii ;' i i | i i i {i i i.|i i i| i i i i|ヽi i ' i i.l.| i i i|i i ﾄi i i |i i i
　　　　　　　　 |i |i i i.| i i i |ハ {i i i i i i i |―、|i i il.| i i i|i i |i ; i i|i i i　　.　鳥が巣から巣立つように人は神々から離れました。
　　　　　　　　 |i |i i i.| i i i |―ヾ; i i l i.|i i| ,≧斧'爪}i i i |i i |i |i i li i }
　　　　　　　　 |i !i i i ヽi i ≠斧≦.i||i i|i i|　{つ:.:.:j ﾘ..i i ili i |i |i i |i i |　　　神々にとって喜ばしい事ですが巫女の私は寂しいですね。
　　　　　　　　 |i ﾄﾐ、i i iヽ∧リ:.:j}|i_|i_i|i_i|　乂;;;ソ 'i i i ;}i i ;i i|i i |i i |
　　　　　　　　 |iハi iヽi ﾄi iゝ乂ソ　　　　　｀―''/イT´i i i|i i.|i i |i i |　　　なんとも度し難いものです。
　　　　　　　　 |'　ヽi トゝ{ ∧　　ヽ　　　　　　　´,　,'i i i i li i.|i i |i i |
　　　　　　　　 '　　　｀} i i| i i.へ..　　　、ノ　 .∠ /i i i i ∧ i|i i |i i |
　　　　　　　　　　　　　l i iヽi i i i ; ;＞. .、_ イ}　 ,':i i i イ　 ∧|i i |i i l
　　　　　　　　　　　 , .|.i ;-‐ 、i i i i i ／　　 .} ,ｨi i i/　　　 ∧i i.|i i |
　　　　　　　／　´　　　＼／/　　　, ´イ/i i/　　　　　｀}、i i |
　　　　　　　　／　　　　　　　　　ヾ／/￣￣//i i/ , イ　　　　　ヽiﾊ
　　　　　　　／　ヽ、　　　　　　　　＼{　　./ ´｀＼　＿＿, ィヘ ;∧
.　　　　　ﾉ　　　　｀丶　　　　　　　ヾ＿/ 　　　　＼／　　　　　 }.∧
　　　　　 /　　　　　　　ﾊ　　　　　　　　ヽ∧　　　 .／　　　　　　 'i ∧
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　　　　 ,　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　ヾ<´　　　　　　　　　./i i i i ∧
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　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨イ　　　　　　　 {i i i i i i ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　 ,i i i i i i i i∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　 }i i i i i i i i i∧
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　　　－--=....│.;.;.;.;.;.;.;.;.;.,,..-'": : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ_,__;_,,./,,.
　　　　＼.;.;.;.;.;.ヽ.;.;.;'Y''^l: : : : : : i : : : { : : : : : : /:i : : :i:}: : : : : : : : :|.;.;.;.;.ノ
　　　　　＼､.;.;.;.;.`‐J: : : : : : : : :i : : : { : : : : : : /:i : : :i: |: : : : : : : : |.;.;／
　　　　　　　`ｰ___　│: : : : :　:-ーー‐| |: : : : : :|ーー‐-:: : : : : : : :|
　　　　　┌ーーー＝: : : : : : |: : { |: : i: | : : : : /: :}: : : :ﾘ |: : : : : :├ーー┐
　　　　　ハ三三三丿ﾍ: : : : :ﾉｨ竓芹ﾐ　＼: :/　 f抖苧ﾐ |: : : : : : |三三ク
　　　　　　ﾞｉ三三／｛彳: : : | 　【上.ﾊ　 ∨　　上ﾊ】 |: : : : : /三三/
　　　　　　　`ｰ彳: : ∧: : : : :|､　, 込_ｿ　　　　　込_ｿ　ﾉ: : : ﾉリ: : : |　　　　.　それが創造神さまが望まれた事。
　　　　　　　　./: : : /::::ﾞヽ: ＼|ヽ　 ¨　　　　ヽ　　¨｀　 /: : : ﾉ: : : : : : |
　　　　　　　　 /: : : :丿::::::::ヽ: : : ﾍ､　　　　　　　　　丿: : /ﾜ : : : : : : :|　　　　　この宇宙は無事にその存在意義を果たしました。
　　　　　　／: : : : :ﾉ::::::::::::::1: : :　| -..　　｀－´　 .／/: : /: : : : : : : : : |
　　　　　ノ: : : : : :::/::::::::::::::::|: : : : |　　`ｰ-..＿,..-''　/: : : |: : : : : : : : : : |
　　　　/: : : : : : :丿:::::::::::::::::|: : : │　　　　／`ｰ-../: : : ぇ|―-,,: : : : : : |
　　　/: : : : : : : 丿:::::::::::::::::::l: : : /|　　　　　　　　│: :│lｌ　　　ﾞ'く: : : : :|
　　/: : : : : : : : /:::::...--‐''７/: : /　　　　_..-　　　　│: :|　　　　　　ヽ: : : |
　/: : : : : : : : :/ 〆　　　　 /: :/ 　　_.ゞ‐　　　　　　 |: :|　　　_,,-‐''ﾆヽ: : |
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882 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/02(月) 07:58:38 ID:UIPhG/3k: 　　　　　　　　　,,..　　　 ..,,_
　　　　　　　　 ,. ..::'´:::::::::::::::::::::::::''ﾞ´ヽ、
　　　　　　　／,.-‐::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::ヽ､
　　　　　　/.::/:::::::::::;::::::::i:::::::::::i::::::::::',::ヽ:::::ヽ
.　　　　　/::::7::::i::::::::i::::::::l:::::::::::l::::__:::::i::::::',::::::',
.　　　　 ,′,′::l:::::::;:l-‐::l.l::::::::::l::::::::｀:l::::::::i:::::::i
　　　　 i:::::i::::::::l:::::´::l:::__l |::::::::_lγｧr､!:::::::l:::::::l　　　確かに王国は創造神さまの要望を達成しました。
　　　 l:::::l::::::::l::::::;ィ´ﾊ｀'‐'´　 i '　! ´i｀`r-､:l
.　　　 l:::::l:::::::;:!;:;ｲﾊ´　l　　　　ゝ.,,i　 !:::::',､｀　　　完璧すぎてこの宇宙が用済みになってしまうほどに……
　　　　l:::::l:::::/ﾍ:::::ヽ.ゝ'ﾞ,,　　　　　''' iヽ:::',:ゝ、
　　　　|:::::l;:ｲ::!;:ﾍ::::::｀ヽ、　 r-‐ｧ　　,.<::::ﾍ::',:::::::ﾞ'　.,
　　　　|:::::::::l::::ヽ.,',::::::ヽ-`.　ゝ '　,.ｨ":::ﾊ::::ﾊ::',:::::::::::::::｀`ゝ､.,
　　　　|:::::::::!;::::::::::ﾊ::::::::ヾ,i'' ‐　i´z‐-::;ﾉ::::::iヽヽ::::::::::::::::::::::::::::ﾞ'' ‐-　.,
　　　 l:::::::::|:',::::::::::::〉;:::::::::ヾゝ､.,｀j__,,.ｲ-`ｰ'-;:ヽヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀`'' -　.,_
　　　　l:::::::::!::ヽ、::r'､ヽ::::::::ヽ　ヽ　Y　　　 lヽ､ヽヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ'' ‐-
. 　　　　!::::::::'､::::::;>'　 Y´ヽ:::::::',　〉-f＼. 　　〉　｀ヽヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.: : : .
　　　　 ',::::::::::::>ﾞ　　ヽ. ﾍ:::::::Ｖ　　l,　＼/｀` 　、.ヽヽ.,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.: : : .
.　　　　ﾍ::::／　 ',　　　 !,　ヽ:::::ヽ　 ,!`ヽ、　,.ｨ''" 　ヽヽゝ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.: : : .
　　　　 _／　　　ﾍ　／　｀´ﾊ:::::::ヽ'' 　　｀´　l 　　　ヽヽ　｀>､:;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:. : : .

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ
　　　　　　　　ハ　　　 _,､､､､､､､､,,_ 　　　 | ∨ /
　　　　　　　 ,'　 V＜: : : : : : : : : : : : : ｀''＜　|　∨ /
　　　　　　　　　l／.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.|.　 ∨ /
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. 　　　　 ': : l : : : ﾊ: :ﾊ : : : : :/-| : ハ : : : :ﾍ　　｀''＜┘　　　　
　　　　　 | : : : : : :|竿竿､: : :./斧竿竿.: : : :. :.ﾍ　　　, イ
　　　　　 | : : : : : :|_ﾋｚｚ} ＼/　_辷ｚｚ}/ :/ :/ :/ヽ＜¨¨¨八　　　この宇宙が維持されるのか不安になっているわけですね。
. 　　　　 l: : : __｢ヽ::::::::::　'　　:::::::::::: /:ｲ ,ｲ: /ン }＿イ
　　　　　　　Vヽ|‐}~ ｢ヽ　　　　　　　　ィ:}:／|　,ｲ　｀ヽ∨ /　.　私も不安で一杯ですから、その気持ちは理解できます。
　　　　　　 // /　l 　}.　 ⊂⊃ 　　　　| : : :|⌒).　　／:∨
　　　　　　ﾍヽ､　{　弋　　　　　　, イ | : : | : : ＼／ : : : l
　　　　　　 /:.||ﾍ　’ 　　｀ヽ _x＜　　 |: : :| : : : :|| : : : : : |
.　　　　　 /: : : : :＼　　　　ﾏ　　　 ,ｨ|: : :| : : : : : : :＿彡┐
　　　　　 / : : :ｧミ:＿＼.　　 |､　 ,ィニﾊ: : |〉￣￣￣　 //│
.　　　　 / : /: :|}.　　 /ヽ､.　 |≠ニア　 V从　　　　 //::ﾊ.|ヽ
.　　　　　, : :/ : :|}.　　 /　㍉ヽ|ﾆア　 ,ィﾟ〈〈　　　　　//:::::::ﾚ: : ヽ
.　　　　 |: :ﾊ : /|} 　,ｲ　　　㍉ヽ　／／ﾍﾍ　　　　 //::::::::/ : : : :Y
　　　　　从l {:./:::|} /　| 　　　　㍉ヽ／＞''´}VVﾉ　 //:_　-=====ﾐﾊ
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. 　　ﾍ～～～.∨　　　　　　　　　ﾐ ∨oﾟヽ　〉.　　　　　　　 /
883 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/02(月) 07:59:09 ID:UIPhG/3k: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _.. -‐ｰ-ー--　.._
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　　　　　　　　　　　　　　/. : . : . : . : . : . : . : i. : . : . : . : . : . : . : . : .ヽ
　　　　　　　　　　　　　 ,ﾞ. : . : . : . :i. : . :l. : . :|. : . : . :l. : .:i. : . : . : . : .:',
　　　　　　　　　　　　　.'. : . : . : . :.:|. : . :l. : . :!!. : . : .:|. : .:l. : . : . : .:i. : i
　　　　　　　　　　　　　ｌ. :i. : . : . :._｣ -‐十-　|ヽ: . :.-l－┼- i、: . :.l: : |
.. 　　　　　　　　　　　　!. :!. : . !. : .:ハ.:.:.八. : |　',: . :.ﾊ. :,ﾊ. : l. : . : l. : .|
. 　　　　　　　　　　　　ﾍ.:.{i. : .:!. : .:|　Ｖ__　＼l　 !／　l/___! /l. : . :.!. : .!　　　.　このような事を清姫様に尋ねるのは大変失礼だと理解していますが
　　　　　　　　　　　　　 Ⅳ.',. :ﾊ. : イて:::::::}` 　　　仔::::::}`'i. : . :.|. : .l
　　　　　　　　　　　　　 .iヽ:jV. :ゝ.i |弋ｚ.ツ　　　　弋ｚツ　l. : . :.i . : !　　　.　それでもお聞きしたいのです。
. 　　　　　　　　　　　　　j. : . :i. : .:从　＼＼＼＼＼＼＼　,ｲ. : . :!. : . !
.. 　　　　　　　　　　　　/. : . 八 : .ﾞ、ヽ.　　　　'　　　　／. i . : . |. : . :|　　　　この宇宙は大丈夫なのでしょうか？
　　　　　　　　　　/. : . : . :_.>､ヽ i `r ､_ 　 ^ 　 ,.ィ'´. : .l: . : . !. : . :.|
　　　　　　　　 /. : . .／　　ヽ＼!_l￣` ｰ＜　,ﾉ- 、 i. : . : l: . : . :|
　　　　　　　　　/. : . /　　　　, ｰ|. : .:i-―､　 ._∨＿ ,/.:j. : . : i. : . : .:|
　　　　　　　　　/. : .:/´ 　　　　 |.: :.:|　　　＞―＜　｀''l. : . : i､. : . : !
.　　　　　　　/. : .:/　　　　　　ﾉ. : ﾉ　　　　|　　　|　　 i. : . :.l ヽ. : . :!
　　　　　　/. : .:/ 　　　 ,' 　 /. : /　　　　　ｌ　　 l 　　!. : . :.!　　,: . :l
.　　　　　 /. : .:rﾞ　i　　　　ｌ　 /. : /　　　　／｀T￣ｌ｀＼. l. : . :.|.　 .i,: . :.!
　　　　　 /. : .:/　　!　　　l　/. :./＞-― ´　 ./　', .ヽ　｀i. : . :.|.　 .|i. : .:',
　　　　／.:.:／　　　　　　,ﾞ.:.:〃ヽ､_＿＿,／ [>o<] ＼_!. : . :l　　,!!. : .:ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　}ヽ　　　　´　　　　　　　　　　 ∧　＼
　　　　　　　　　　　 ,　 '／　--　　　　　　　　　　　 .∧
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　　　　　　　　{　　　　　／　　　　ﾊ　　　i　　　　 ',　　　　　 i　　　　ﾏ≦
　　　　　　　　乂＿　イ　　　　 ′　　 |　　　i　斗七''￣「 |　　　　 i |
　　　　　　　　　／ |　i 　　.」＿_ i　 i　　 }　　 |　 | |　　　　ﾊ |　　　　 | .i
　　　　　　　＜..＿|　|　　　 |　　 |￣「　.ﾊ　　 |　 | ! .ﾊ　 /　 |　　　.i　|　i　　　　確証はありませんが
　　　　　　　／　　|　|　　　 |　　 |　 |　/　'　　 l　/ j/　j.ィﾁ￣,　　　/| /　 i
　　　　　く　 {⌒|　|　　　　＿_|＿j/　　 ',　/}/ 　,ｨ´:ij:::}　　|　　 / j/　　.i　　　創造神さまは私の働きを評価しています。
　　　　　　　　／ ./|　　　　　　＼　{:::ij:㍉　 }/　　　　乂::ノ　 /　／ / |　　 i
　　　　　　　　　 //|　ﾊ　　　　 | |　乂::ノ　　　 ,　　　　　　　/.イ　　　　 |　　　そして私に対する褒美して
　　　　　　 // .|　 ∧　､　ﾄ.{ﾊ.　　　　＿　　＿　　＿ /　.|　　　/　　 |
　　　　　　　　/ｲ　,　　　＼ト.._{ .| ∧--vfニﾆﾆYニニYニニト-- ＜/＿　 .|　　　この宇宙の現状維持をして下さりました。
　　　　　　　./ 　 /　　　　i　　　.-=〈ニニニニニ|ニﾆﾆ}ニニニニﾆ/ニニ.＼|
　　　　　　 /　　/　　/　　}_.-=fニニ∨ニニニニ|ニニi|ニニニニ/ニニニニi
　　　　　 ./　　/ 　 /　　 /ニニヽニﾆ∨ニニニニニニ|ニニニ_/ニニニニﾆj
　　　　　/　　/　／　r≦ﾆヽニﾆﾆ､ﾆﾆ.∨ニニニ|ニニニﾆニﾆ/ニニニニ／|
　　　　./　　/イ　.′.|ニニﾆ.＼ニニ､ニ∨ニニﾆ|ニニニニﾆ/ニニニ_.／＼|
　　　 /　／　　/　　 >､ニニニ＼ニﾆ､ﾆ∨ニﾆﾆ!ニニニニ/ニニニ／　／ヽ
　　〃　　　　 /　　 /_　｀''＜ニニ＼ニニニニﾆﾆ!ニニニ./ニﾆﾆ／　　,　／ V
　 .//　　　　 ,　　　 V　｀ヽ　｀''＜ニニニﾆ∨ニﾆ|ニニﾆ/ニﾆ／　　　/ / 　　',
　　　　　 ,　　　　　i　　　ヽ　　 ''＜ニニニニﾆ|ニニ/ニ／　　　　/ /　　　_i__
　i { 　　　　 /　　 |　　　　 ∨　　　　''＜ニ＞ ´￣￣￣_ノ　　　　/ /　　.ｨf笊/
　| |　　 /　　/　　＿|＿　　　 .∨　 V　／ {´　ー== ニ､: : ',　　　 {/　.ｲ笊ｲ　′
　| |　　./　　/　　ﾏ笊笊≧x　ハ　　}／ {　 |　　__　---ィ: : :}　　 /{ｨ笊イ　　 {
　:,　　./ 　　　　 ∨　　ミ笊} _...ィ　　 .{　 |　　＿＿): : : : : } /､/ /イ　　　　ハ
　 ', ∨　　　　 / 　 ∨　　　　 {ff_/　　　 {　 |＿　　ィ＜￣￣/　　＼　　　 / 　〉
　　∨　　　 .／, 　　 i　　　　 .／/　　　 {　 |__..イ|| ﾊ∨＿__.,　　　　}
　 ./　　　／　/　　　.}　　／　/　　　 .{　 |￣￣「　ﾊ∨　 i　　　　,　　　　　　 {
　　　　／　　/ 　 /　/　　　　　.′　　／, 　 ,　　ﾘ　ﾊ∨　|　　　./　　　　　　ﾊ
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　　　　　　　　　　　　　　　|ヽ　　　　　　＿＿__
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　　　　　　　　　　　ﾍ |: : ＞'"￣ : : : : : : : ｀''＜ : : | ／　　　//　　　　これは天照大神さまとの約束を果たす為という理由もある為
　　　　　　　　　　　 |: : : : : : ', : : : : : : : : : : : : : :/:.ﾄ<⌒ヽ_/
　　　　　　　　　　　　　ハ､ﾄ､ヽ､ : : : :,ｲ:/ｨ:／|ｲ:ｲ/: :|.i ｢| :｢|l　　　　　　あからさまに天照大神さまとの約束を破る事はできません。
　　　　　　　　　　 ,: : |ヘ',.ﾐ==ﾍ／/' ｨ==‐'' | : : : | /|」 :|」l
　　　　　　　　　　 7: : |: : :ﾊ.　　 ,　　　　 |: : : :l: : : : : : :l　　　　　　しかし、約束を守って状況が落ち着いた後も
　　　　　　　　　　 7 : : |: : :|∧　　　　　　ｌ : : :ﾊ: : : : : : :',
　　　　　　　　　 /: : : :|: : :|//ﾐh､　＾＾　　 , l : : ﾊ ∧: : : : : ∨ /　　　宇宙が維持される保証はありません。
　　　　　　　　　　　/: : : : :|i : :|//⌒⌒ヽ､ .＜. l: : :/　／乂 : : : : ∨ /
　　　　　　　　 /: : : : : :|l : :|7 /ﾆﾆﾆ7/　　从:/／　　／｀''＜:.∨ /
　　　　　　　 ,ｲ: : : : : : 从八 /ﾆﾆﾆ7∧ﾍ／},ｲ´　　／　　　　__､:＼
　　　　　　 , イ: : : : : : : : : :/ 7/ﾆﾆﾆ7/　／／　　／　　　／　ヽ!: :＼
.　　　　＞''´: : : : : : : : : : : /| 7/ﾆﾆｱ,ｲ／／　　／　　|　/／　　　 l : : : :` ､
　＞''´ : : : : : :／ : : : : : : |. 7/ﾆﾆｱｲ. ／　　／　　 i |.／　　　　　|! : : : : : :ヽ
884 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/02(月) 07:59:42 ID:UIPhG/3k: 　）　　：　　や　　　　　　ﾉ　　　　　　　　 , '´￣￣￣￣｀ヽ
（　　　：　　べ　　　　　　（　　　:.　　　　　　| 　.　　や
ﾉ　　　：　　え　　　　　　ﾉ　　 :::　　　　 /　　　　べ
| 　　：　　よ　　　　　（　　 ::::::　　　　 ,'　　　　　え
.＼　　　　　　　　　　　　）　 :::: 　　　　　| 　　　　よ
　　`ー───‐ ､　　ｒ'　　 ::　　　　　　'､　　　　：
　　　　　　　＼　 |　　＿＿＿＿_　　丶
　　　　　　　　　 ,. ∨ '":::::::::::::::::::::::::::::::...,　`' ｰ┐　　＿ノ
　　　　　　　 ,..::":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀'::.、（　 _ﾉ
:::::.......　　 , ',.::"／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::ヽ　）ノ　　 .
　　　::::...,' /::::/::::::／:::／::::::::::::::::::::i::::::::､::ヽ:::::',::::::::'´　　...::::
　　　　 ;' ,'::::/:::::,.'::::::/:::::,':::::八::::::::l:::::::::i:::::i:::::::i::::::::::', ;
::::: :::.....　/:::,':::::/::::::/!:::::::!::::!　 i::::::ﾊ:::::::;L:::!:::::::i::::::::::| {
　　　　; l:::::l:::::,'::::::/'ヾﾐミ' ┘::::`ｰ::'rz彡‐`l:::::::/::::::::::|　..:::::
　　　 ; |:::::i::::i::::::::!r--tｯ､ ::::::::ｕ::r'-tｯ‐ｧ !_／:::::ｉ::::::| {　　　　　　　　つまり創造神さまの気まぐれに依存しているわけですか？
　　　.} |::::::!_;:|_;::人`ー '　::::::::::::: `──' ノ::::::!::::::|::::::| l|
　:::.... 　￣　 l:::!::|w　　　　,　　　　　xw|:::::::i:::::::|::::::|　}　...::
　　　　::::...　} |:::|::| u　　　　　　　 u　 |:::::::!:::::::!::::::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「そういう事です」＞きよひー
　:::::.....　　 { j::::l:人　　　 rｧ─-､　　　/i::::::|:::::::i:::::::| l|
　　　　::::....... |::::i::::::i丶　　`ｰ‐‐┘ 　／:::i::::::}:::::::ｌ:::::::| l 　::::
　　　　　　 } |:::::!:::::l::::ｉ::｀ヽ.,＿__,.　イ::::::::::!::::::!:::::::i::::::::!
　　　　　 { |:::::|::::::!:::i;: -―!　　　　!￣　'::::::ﾉ::::::::!::::::::! {
::::::::...　　　　|:::::ｉ::::::|'"　　　 l　　／　 /::::／＼::::::i:::::::::! }　:::::...

　　　　　　　　　　　　　 /}　　　 _,､､､､_,､､､_　　　 ,、
　　　　　　　　　　 / ,'＞''´　　　　　　　｀'＜. |∨
.　　　　　　　　　　 ,ｲ /　　　 /　　　　　　　　 ', ∨
　　　　　　　ﾄ､／.　/　　　　　　　　　　　　　　 ',　ﾏ
　　　　　　　　 ',. { ヽ―‐ｧ.　　 |i　　　　 |　　　､,,_ﾍ . ヽ
.　　　　　　＿ﾍゝ , .イ　　　　|i　　　　 |　 |　乂￣　 }―ｧ
.　　　　／¨¨¨ヽ,ｲ　　　 |　　 |i　　　　 |　 |　　　｀¨∨　ノ
.　　　　＼`―‐ |.　　　 |　　 |i　　　　 |　 | 　　　 ∨￣｀ヽ
.　　　　　ｏ⌒'ﾊ　　 |　| _|.斗-　　　　 /|　ﾊ. | 　〉　|＿__／
　　　　　 |」　 |ﾊ　　 |　| ﾊハ l　　 l /│｀ト.､| 　　　ﾊ . o
　　　　　　　ｌ |ﾍﾊＶｨ竿竿ミ',　ｲ}/＿Ⅳ Ⅵ.　　ﾊl｣ |｣　　　　ちなみに財界が内需拡大の為に積極的な開拓を推進しているのを
.　　　　　　　　 ,'. |. / ﾊ,,《乂ン　 'ｲ　 ''¨うj㍉ｘ| ハﾊ/. l
.　　　　　　　 ,'　| {.| | | }ゝ　　　　　　　　ゞ‐'〃ﾊ}. |　 | l　　　　　　消極的に受け入れているのは王国の価値を高める為です。
　　　　　　　　/__ ハ| | | {`　　　　　　,　　　＿_/} ', .|＿|. l
　　　　　　 />''~ヽﾍ.| |. ﾍ　　　､　　　　　ゝ┐∨/.／､|. l　　　　　この宇宙で銀河間文明を構築できているのは王国だけです。
.　　　　 /⌒ヽ::::::::::l. ﾍ　　`ﾄ､　　　 ' 　_　‐''´　V /:::::::ﾊ. l
.　　　　 | 　ゝ､＼::::l . ヽ　　　 ', ､___ｧ''´　　　／ /::::::::::::ﾊ. l　　　　王国が発展すればこの宇宙の価値が高まります。
.　　　　 | 　　　ゝ､_ヽ }.　ヽ　　 '，ｲ　　　／　{ l:::::::::::＞''´￣|
.　　　　　|　　　　　乂'，　　l 　　八{　　　l 　　{ l::::／ , イ￣ゝ|
.　　　 /|.　　　　　 ',　　|　　 lV/.| 　　 l　　{ l'"_ノ.　　　　ハ
　　　 /　|　　　　　　 ',　,′　 l./.　| 　　 ',　ゝｲ　　　　　　l 　∨ /
.　　 /. 　ｌ　　　　 /　　 ∨　　 l.　　 l　　　∨ﾊ　　/.　　　 l　　 ∨ /
　　 /　　　ﾊ.　　 /.　　 /　　　 |　＿_l. 　　 ∨-､/　　　| . ﾊ　　 ∨ /
.　 /　　　　ﾊ.　　/.　／/　　　　|ヽ)(___!　　　　ヽ　ヽ|.　 |. ハ　　　 ∨
885 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/02(月) 08:00:13 ID:UIPhG/3k: 　　　　　　　　　　　 _,,..　--‐─‐-　､.,_
　　　　　　　　 ,.::'"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ.
　　　　　　　／,＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::':,
　　　　　 ,:'／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
　　　　　/´::::::::!::::_/_;::::/!::::::::/|::::::::::',::::::::|:::::::::::|
　　　　 ,':::::::::::::|´/_」_/　!:::::/､_!_:::::::::i::::::::!:::::::::::|
　　　　 !::::!:::::::::!'i´/｀ヽ　￣　_」_｀ヽ/|::::::::!:::::::::::|　　　　この宇宙の価値を高める事で創造神さまが
　　　　 |__|:::::::;ﾊ　いり　　　'´/´｀ヽk|::::::::|::::::::::::!
　　　　　　ヽ./!7　｀´　. 　　い　ｿ〉!::::::::|::::::::::::!　　.　『この宇宙を初期化するのは勿体ない』
　　　　　　,':::::ﾄ､　　　　　　`"’ /─ｧ:'|:::::::::::::!
　　　　　 /::::::|::::＼　　｀　　　／::::::/|:::|::::::::::::::|　　.　と考えていただける様にするのが狙いですか？
　　　　　,':::::::ア´ ￣｀i'､-r‐ ／:::::::::/:::|:::|:::::::::::::::!
　　　　 /::／　　　　 ! !`く/:::::::::::::/｀ 7´￣｀ヽ;::::!
　　　　/::/　　　　　 ,.| |,ﾊ;':::::::::::::,' .|/　　　　 `i::!
　　／::/　　　　､＿/ !/ﾑ|:::::::::/:::|　|　　　　　 !:|
. ／::::::/　　　　,ｒ'7´￣￣｀"''＜::::::! /　　　　　　〉!
::::::::／　i　　 /| |　　　　　　　＼|'ゝ､　_}フ'＜〈:::|
:::::7　　　|　　 !,ﾊ|　　　　　　　　　＼r'´ 　　　∨

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:i:}― ､、　/i}
　　　　　　　　　　　　　　　　　／/i:ｉ:ｉl　　　｀'＜}
　　　　　　　　　　　　　　　 / /:i:i:ｱ　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　ﾏi:i:iﾑ　　　　'，　　　'，　　　はい。
　　　　　　　　　　　　　　　　 /＜:i:汽:i:i:≧ﾄ､ﾄ､ '，　　ハ
　　　　　　　　　　　　　　 / .／i{ < 从　{ -‐―∨ /　　　　　残念ながらそれしかこの宇宙を存続させる方法はないでしょう。
　　　　　　　　　　　　 /　|＼/ゝ |　|｀　｀¨¨` ∨ {
　　　　　　　　　　　　　　　 /　 .|　|: : /|　|.　 r― ､ｨ(　 '，　　.　この宇宙は創造神さまのおもちゃ箱です。
　　　　　　　　　　　　　 /　　 |　|_:/_|　| へ|　　　ヽﾄ､ヽ
　　　　　　　　　　　 / ＿___|　|//.|　|x//l　　　 ∨ ヽﾊ　.　捨てられたくなかったら廃棄するには惜しいおもちゃになるしかありません。
.　　　　　　　　　　　 /　ヽ＿　｀寸.∧.|///l 　　　Ｖ
　　　　　　　　　 ,　　 / 　＼　|＼ﾍ!.//ﾑ. 　　　 '，
　　　　　　　　　　　　 /　　 ∧.|　 |//// ﾑ　　　　 '，
　　　　　　　　　　　／　　/　　　　 |　 |//////ﾑ.　　　 '，
　　　　　　　／　／,　　　　　 .|　 |///////∧　　　ヽ
.　　　　　／　　／: : {　　　　　　/　/⌒≧≦⌒ヾ、　　　＼
　　　　 {￣ ~''―――＜⌒ヽ.　　　/　/￣￣￣￣￣}へ.　　　　＼
　　　　 {　　　　　　　　　＼.　　　/　/ |zzzzz≧≦zz厂: :＼　　　　ヽ
　　　　∧　　　　　　　　　　＼　/　/　|　　　　　　　Ｖ: : : : ヽ　　　ヽ
　　　 / ∧　　　　　　　　　　／／　 |＿＿＿＿＿_∨: : : : :ヽ　　　　　∨ /
　　 /.　 ∧　　　　　　　　／／　∨ . |///////////ﾑ: : : : : :∧ 　　　 ∨ /
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886 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/02(月) 08:00:49 ID:UIPhG/3k: 　　　　　　　　　　　＿＿＿
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　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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　　　|l::::i:::::::::::::i|:::::|::::::::::::::|::::i:::::::|::::ｊ|:::::::l::l
　　　ｌl::::l ::::| l､:ハ::ﾊ::|::::::::ﾊ :|:::::,ｨ:::ﾉ|:::::::ｌ::!　　　　なるほど、表向きは財界の要望に応じた形ですが
　　　ｌﾊ:.|:.l:i| l＼_l_| Vｌ_:::/　i/／__l/::ﾄ :::::l::|
　　　　ヽﾊ |Vl弋_ゾ　　弋_ゾ/ﾉ::::ｌﾉ:::::l::|　　　　実際には宇宙の存続の為に王国の拡張政策を実行するわけですね。
　　　　　l:ハ　///////////　|ｌ ::jｌ:::::::l::|
　　　　　 | ::lヽ、　　'　　　　／l:l::ﾉ:::::::::l::!　　　　これは拒否できません。
　　　　　　 j|:::i:|::::lit ､_-__ , イﾄ､_l:l:j:::::::::::l::|
　　　　　　/j:::l::|-'　 |　　　　/ 　 |::::i メ､::l::l
　　　　　∧ ｉ:::ｌ:|.　　 l　　　/ 　　|::l:i／.ヽi::',
　　　　 ,'　 .i::::l:|― ､,l 　 ∠z―､ |::l:i　　　',::',
　　　,' 　　|:::/　　　i￣ｉ　　　ｉ'i::i/_　　 }:::',
　　　 i　　　ｌﾍ_　　,{＿}.　　　/ /へ　　　j:::::',
　　　 j　　ｒ‐／／￣｀ヽl｀ｰ‐"／ニニゝ　/:::::::',
　　　/ ／く__ｌﾚ　　　　　｀ーく＿二つ　 ,':::::::::|::',
　　 /　　　　ヾ　　　　　　　　｀　ヽ　　,' ::::::::::|::::i
　　,'ｌ　　　　　｀､　　　　　　　　　/:::::::::::::|ｉ:::l
　　|::ヽ　　　　　　＼　　　　　　　　/::::::ｊ:::::::ｊ l::::|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿} 　、
　　　　　　　　　　　　　　 ∧　　´￣￣＼⌒＼＼
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　　　　　　　　　　　／ ' 　}/{　　　　　　　　＼／
　　　　　　　　　　〃　' 　/ /　　　　　　 |　　　　'，
　　　　　　　　　ｌ| 　{　/ /　　　 | 　　 | |　| 　ハ〉　　　　（貴女たちは権力を持っていないからどのみち拒否できないでしょう）
　　　　　　　　ｌ|＿{ 〈　{　　ィ　| 　} 　抖f芹/_)
　　　　　　　　　　　ｌ|⌒＼_V　　Ｎ斗f芹}／　vｿ^〈'，　　　　　（口には出さないけど、お飾りである事に不満があるようだね）
　　　　　　　　　　ｌ|　　(___{＾、 v Vrソ　　　　 l !
　　　　　　　　　ｌ|　　{}八__|＼〉　　　＿　　ｲ |
　　　　　　　　ｌ|　　　　{}_|　{＿＿ |　　|=≦Hノ┐
　　　　　　　　　　　j|　　　　 {∧ {､ ⌒{ |　　|〈　| ﾚ⌒L
　　　　　　　　　 j|　　　　_j＿}ハ＼cｌ| 　ﾊl 　l/　　 }、
　　　　　　　　　　 j|　　　　{￣　⌒ア⌒` v′_〉_}⌒ｌ　　ヽ
　　　　　　　 j|　　　　　'，　　/　　　　`丶､J 　{　　　　⌒＼
　　　　　　　　　 j|　　　　　　'，　　　　　　　ヽ　、　　　　 }
　　　　　　　　　 j|　　　　　　 }　　　　　　　　　　|　　 )　　　　 }
　　　　　　　　　 i{　　　　　く　　　　　　　 |__／　　　　　 }
　　　　　　　　　 i{　　　　　　　}　　　　　　　　　　 |_] ',　　　　　 }
　　　　　　　　　i{　　　　　　　}　　　　　　　　　　|八 ',　　　　 }
　　　　　　　　　i{ 　　　　 /}　　　　　　　　　　|⌒} ',　　　　　 }

そもそも女王と六大貴族に実権がないのは清姫がそれを取り上げた為であるので、内心そう思っていても口に出すのは憚れた。

清姫は女王や六大貴族を国を維持する為の権威を担当する家として利用していた。
887 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/02(月) 08:01:27 ID:UIPhG/3k: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　.-.:.´ .:.:.:ヽ.:.:.:.:..｀､::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　／.´:.:.:.:.:.:.:.!.:.:.:..ヽ.:.:.:.:::ヽ:::ヽ
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　　　　　　　　　　　　　.|.:!.:.:',.ﾍ.:.:.:.:.l.:.:.:.:.ﾍ.:.:.::.:.:.::!._,,;::-t‐::::i.:.::::ﾍ
　　　　　　　　　　　　 :|.:ﾍ.:.:x-､‐‐-!‐ ､　ﾍ;::;-'_´_,,,..rzｬ　,'|:.:.:::ﾍ　　　　事情はわかりましたが、
　　　　　　　　　　　　　| :::.ヽ､ヽ,ｘﾍ'｡¨ﾞｹ￣￣　ﾍr_;ソｲ´..:|.:.:.::::ﾍ
　　　　　　　　　　　 |::::::.|:.:..|::.ヽ｀ ¨´ 　　　　　 ,ｲ...:.|:.:..::.::::ﾍ　　　それなら何故七大神は隠居しているのでしょうか？
　　　　　　　　　　　　　|.:..:..|::..:.|:.:.:..ヽ、　　　　′　　／|'.:..|:.:.:.::.::::.ﾍ
　　　　　　　　　　　　 |　:.:.:|.:::.|　:::.:. ｀ -　_　￣_ イ_::::|:.:::|.:.:.:.::::::::.:ﾍ.　　七大神が自ら指揮をとった方がよいと思うのですが。
.　　　　　　　　　　　 |..:...::|:　|.::.:.:::::::r<} ｀　　　／〈::.|.::.:|.:.:::::::::::::.:ﾍ
　　　　　　　　　　　　　|.:.:....:|:..:|/.:.: ::Y__ヽ、7イ、／-l.::|..::.|:::::::::::::::::::::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　|.:.:..:...|.:.|　　　　　　へ､_.へ　　:::|..::.|、::::::::::::::::::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　|.:...:./|:.:.:|:　　　　　i__ﾆuﾆ､_」_　.|:.:.:|.　ヽ:::.::::::::::.ﾍ
　　　　　　　　　　　　　|::::/　|:::.|:＼　　　　く,ﾝヽ,,>　　|.:.:i/　　 |..:::::::::::..ﾍ
　　　　　　　　　　　 |:::}　　|: .|,.　.＼＿＿/ 　　ヽ＿_|':::l　　　 !::::::::.:::::::ﾍ
　　　　　　　　　　　 |::.l　　|　:|:　　　　　　{>o<}　　　|.::.|　　　!!::::::::::::::..ﾍ
　　　　　　　　　　　　 |:::::|　　|　|:　　　　　　　　　　　.|:::.|　　　　!::::::::::::::::.:ﾍ
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　　　　　　　　　　　 ,;.　　　　　　　 :;.
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　　　　　　　　　　 ,;;,,''"　　　　　　　　　:;;;;;;.
　　　　　　　　　　;'　　/　/　　 l　､ヽ　 :;;;;;;;:.
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　　　　　　　ﾞヾl　 l　l　│l　　　l 　 l｀ﾞヾ:;;;;;;,;;',,,,
　　　　　　　ﾞヾ　 l _l　 __l 　,　l__ ﾘ　 l　ﾘ;;;／
　　　　　　　､=ﾍ　ヽ￣　ヾ〃　￣ /　　/: :｀: :>　　　それは色々と事情があるんです。
　　　　　　　　＼ｿ､　ﾞ＝＝　　＝＝/／;)~｀ﾞ´i
　　　　　　　　　ﾉl ~Tl 　　,　　　 ´l　 lｿ　 l　 l　　　　少なくとも七大神は最適の行動を取っているので安心してください。
　　　　　　　　　 l　l ゝ､　　r-､　　_ l　 l l l　 l　l
　　　　　　　　　 l ,:l　 l:::ﾞ　､￣　'",,.l　ﾘ-､l 　､ l
　　　　　　　　　 //:l　l／;;;;l l／／;l　ﾘ:: :ヽ　､ﾑ
　　　　　　　　　 /: :, ﾚ'/;l;;;;;l'／';;;;;,'レ'::::／;;ヽ　､ﾑ
　　　　　　　　　／:/: /;;;l;;／: : :／': : :／: :'　＼　ﾑ
　　　　　　　　/: : /::/ﾞﾞ;／　／ /: : :/: : :'　　／;;､　ﾑ
　　　　　　　 /::::/:::/;／;___／　/;; ::/: : ,　／　ﾞﾞﾞﾞ;;　ﾑ
.　　　　　　 /..:::/::/ﾞ;;ヾ≡≡-/~: :/:: :. .／ﾘ　　　ﾊ　ﾑ
　　　　　　/ : :/: /;;;;;;;;;／: : /: : :/:: :／　　'　　　　　l 　ﾑ

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　　　　　　　　〃　　｀￣／　　　|　　　　　　　　 ',　　　　 ',　　　　V　　／
　　　　　　　　{　　　　　／　　　　ﾊ　　　i　　　　 ',　　　　　 i　　　　ﾏ≦
　　　　　　　　乂＿　イ　　　　 ′　　 |　　　i　`ー―　---.|　　　　 i |
　　　　　　　　　／ |　i　　　 i　　 i　 i　　 }　　　|　 | |　　　　ﾊ |　　　　 | .i
　　　　　　　＜..＿|　|　　 _|＿__|. 斗 ´.ﾊ　　　|　 | ! .ﾊ　 /　 |　　　.i　|　i　　　　（七大神はあんまり優秀じゃないのよ）
　　　　　　　／　　|　|　　　 |　　 |　 |　/　'　　 l　/ j/　j.ィ---, 　　 /| /　 i
　　　　　く　 {⌒|　|　　　　＿_|＿j/　　 ',　/}/ 　ｨ::ij::::} 　　|　　 / j/　　.i　　..　（文明が未発達のころは力押しで何とかできたけど
　　　　　　　　／ ./|　　　　　　＼{:::ij:::Y㍉　 }/　　　乂::ノ　　 /　／ / |　　 i
　　　　　　　　　 //|　ﾊ　　　　 | |乂::ノ　　　　 ,　　　/:/:/:/:/.イ　　　　 |　　　　ここまで文明が発達したら足手纏いになってしまう）
　　　　　　 // .|　 ∧　､　ﾄ.{ﾊ:/:/:/:　＿　　＿　　 u. /　.|　　　/　　 |
　　　　　　　　/ｲ　,　　　＼ト.._{ .| ∧--vfニﾆﾆYニニYニニト-- ＜/＿　 .|　　　（七大神を信仰している王国民には言えないことね）
　　　　　　　./ 　 /　　　　i　　　.-=〈ニニニニニ|ニﾆﾆ}ニニニニﾆ/ニニ.＼|
　　　　　　 /　　/　　/　　}_.-=fニニ∨ニニニニ|ニニi|ニニニニ/ニニニニi
　　　　　 ./　　/ 　 /　　 /ニニヽニﾆ∨ニニニニニニ|ニニニ_/ニニニニﾆj
　　　　　/　　/　／　r≦ﾆヽニﾆﾆ､ﾆﾆ.∨ニニニ|ニニニﾆニﾆ/ニニニニ／|
　　　　./　　/イ　.′.|ニニﾆ.＼ニニ､ニ∨ニニﾆ|ニニニニﾆ/ニニニ_.／＼|
　　　 /　／　　/　　 >､ニニニ＼ニﾆ､ﾆ∨ニﾆﾆ!ニニニニ/ニニニ／　／ヽ
　　〃　　　　 /　　 /_　｀''＜ニニ＼ニニニニﾆﾆ!ニニニ./ニﾆﾆ／　　,　／ V
　 .//　　　　 ,　　　 V　｀ヽ　｀''＜ニニニﾆ∨ニﾆ|ニニﾆ/ニﾆ／　　　/ / 　　',
　　　　　 ,　　　　　i　　　ヽ　　 ''＜ニニニニﾆ|ニニ/ニ／　　　　/ /　　　_i__
　i { 　　　　 /　　 |　　　　 ∨　　　　''＜ニ＞ ´￣￣￣_ノ　　　　/ /　　.ｨf笊/
　| |　　 /　　/　　＿|＿　　　 .∨　 V　／ {´　ー== ニ､: : ',　　　 {/　.ｲ笊ｲ　′
　| |　　./　　/　　ﾏ笊笊≧x　ハ　　}／ {　 |　　__　---ィ: : :}　　 /{ｨ笊イ　　 {
　:,　　./ 　　　　 ∨　　ミ笊} _...ィ　　 .{　 |　　＿＿): : : : : } /､/ /イ　　　　ハ
　 ', ∨　　　　 / 　 ∨　　　　 {ff_/　　　 {　 |＿　　ィ＜￣￣/　　＼　　　 / 　〉
　　∨　　　 .／, 　　 i　　　　 .／/　　　 {　 |__..イ|| ﾊ∨＿__.,　　　　}
　 ./　　　／　/　　　.}　　／　/　　　 .{　 |￣￣「　ﾊ∨　 i　　　　,　　　　　　 {
　　　　／　　/ 　 /　/　　　　　.′　　／, 　 ,　　ﾘ　ﾊ∨　|　　　./　　　　　　ﾊ
　　　　　 /　　/ ./　　/　　　　／　 { 　{　　〃　　　}:}　 !　　ｲ　　　　　　　　',
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　　 /　　./　　ｲ　　}　 ′　　　 . : :　　　 ,　 ,　(__)　　　 (__)　 ',　　　∨ /　./
　　i　　 /　／/ 　 /　　　　　　　　　　　/　/　笊　　　 /笊　　',　　　 ∨　/　　　　　　＼
888 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/02(月) 08:01:57 ID:UIPhG/3k: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| ',
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　　　　　　　＼　ー/　　　　　　　　　　　　　　',　　　　　＼　　　　ヽ　V　　/
　　　　　　　　　＼ ,/　　　 .i　　　　　　　　　　　', 　 ',　　　　　＼　　　 /　 /
　　　　　　　　　　　　/　　　　 i 　i　　　　　　ヽ　　 l　　.i　　　　　 ',　　　　／
　　　　　　　　　　　　{　　 .{ 　 i　.{　　　　L＿i__ヽ　}　　i　　　　　 i　　へ
　　　　　　　　　　　　i　　　{　./i　|',　　　 }　.ハ　ヾ}　.ﾉ　　　　　　lノ:::::::::::ヘ　　　　　　これも王国の試練です。
　　　　　　　　　　　　i　　　 { /ゝ个、　　i }　 xzZzza ﾉi　　　　.i　./::::::::::::::::::::::ヘ
　　　　　　　　　　　　.i　、　ぃィkz.' ,　 i　ﾚアVIりヾ/.／　　/i ./ﾍ:;;;;;∧::::::::::::/　　　　王国がこの試練を乗り越えて未来を切り開くべきでしょう。
　　　　　　　　　　　　 ', i ＼　 {《Vｊﾊ　ヽi　　　　ｘンｿ　i　　/　}/i } |　　ト--　'
　　　　　　　　{~. ^, 　　ヾ　| ＼{. Xツ　　　　　　　// ｿ }／　　　l. 'ﾉ'i',　 .|',　',
　　　　　　　ﾉi　',　.　　ヽ.|　　ヾ''' 丶　　　　　　　　　　　|　　　ﾚ　 i_',　.|_ゝ ',
　　　　　　　/i .l　',　i　　　 |　　',　　　, --　、　　　　　　 i　　ハ　　　　　　　',
　　　　　　　', i　'　　.i　/'i　|　　ゝ　　ヽ、　..　　　　　　　 .i　　i　　、　　 i　　　 ∨
　　　　　　　 i　／　　ﾚ　i　 i　　 {　＼　　　　　　／　　 .i　　i　　　、　　i　　　 ∨
　　　　　　　 .i　　　 /　.}　 i',　i　',　　个ｰ=彳　　　　　 ..i　　|　　　i　　　i　　　　 ∨
　　　　　　　　|　　　.{　 i 　 i ', i ', 　　i　ヘ__|　　　　　　ﾘ　 .|　　　　　　　i　　　　∨
　　　　　　　　.|　　 .{　ﾉ　./　',i ／{__／. ＼iiゝ　　　　ノ'i　i',|ヽ　　　　　　i 　　　　.　∨
　　　　　　　　」　　;　ｿ＿/,, ／　i |:::::＼:: : ＼iiゝ　　　　 ', | }/i::＼　 _　　 i　　　　ト.　＼
　　　　　　　/il　^'''　./...',　　　　 .i i::::::::::::＼:: : ＼iiゝ　　　.i| //i :: iヾ_ゝ＼ i.　　　　 l　＼
　　　　　　/:::::::l　　　i ::::::',　　　　.i.l 、:::::::::::::ヽ:: :: ヾiiゝ　　///i :: :i:::::::...'、　＼　　　 i　　ヽ　',
　　　　　.∧::::::::|　　 i　＼ ',　　　　＼ヽ :::::::::::ヽ:: :: ヾiiiゝ///i :: ::/:::::::::::ヽ, 　　 i 　　l　　　',　∨
　　　　/　 .i:::::::＼ } | 　＼',.　　　　　,　./:::::::::::ヽ:: ::ヾiii//ｿ :: ::/:::::::::::::::::>',　 ./　　　l　　　',　∨
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　　　/　　　　　 Lﾍ::ヾ ',　　　l　　　 ;　/::::::::::::::::::::::ヽ:／　:: ::/:::::::::／／　　　/::::::'ハ　 i　　/　　∨

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　　　　　　　　　　　.!::::::::::::::::::;':::::/::::;::::::/::::/:::i::::::::::!:::::::!::::';::::::::::';::::::: i.
　　　　　　　　　　　　!:::::::::::::::::;':::::;'::::/:::::/::::;':::::i::::::::/i::::::ﾊ::::: i::::::::::!::::::::!
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　　　　　　.　　　　 !:::::::::::i:::::::::::!::::|〈.　ﾄ-'　 i`｀　　 ´ﾄ_ﾝﾉ|::::/i'´　　　　　分かりました。
　　　　　　　　　　　　!::::::::::i::::::L_|:::::!　､_`'ｰ_'´　　　　　‐' ,,,, レ'i
　　　　　　　　　　 !::::::::::i:::::::::i::::::', ,,,,　￣　　　　〉　　　 ,ﾊ:::',　　　　　　　　七大神のご期待に応えるために私たちも努力いたします。
　　　　　　　　 !::::::::::|::::::::iヽ:;ﾊ　　　　　,..___　　　,.ｲ:::::i::::',
　　　　　　　　　　　 |::::::::::!:::::::::|::::::::|,ヽ､　　 'ｰ‐'´　／:::|ヽ」:::::::i
　　　　　　　　　　|:::::::::;':::::::::::';::::::',! 　｀＞ .､.,__,,.イ'ｰ-|:::::ﾄ!､.,___!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ありがとうございます」＞きよひー
　　　　　　　　　 !::::::/::::::::::::::::ゝ:::::ヽ.　　　　　　i/　　i::::::|　 i'　｀ヽ.
　　.　　　　　　,':::::::i:::::＞'' ´ 　 ';::::::Y＞､-─ｲi　　 .!:::::|　,'　　　ヽ.
　　　　　　　　　/::::::;! ''" 　｀ヽ.　　i:::::::|rー‐--ｧ-ｒ''"´i|_､;」/i　　　　　',
　　　　　　　　/:::::/　　　　　ヽ. |ﾊ_」.〉　　_,.ｲ」-　〈　　/　',.　　　　 i
　　　　　　　 ,':::::::i 　　　　　　　iヽ､　くr‐--ンﾊｰ‐-ﾝ､/　　i 　　　 ,.ｲ

王国が発展している現状でも宇宙の外側に対する知識があるものは危機感を抱いていた。

勿論、そのような懸念を国民が持っていたら人心に悪影響が出る為、情報統制が行われており

そうした者は王国でもごく一部のみだった。
889 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/02(月) 08:16:14 ID:UIPhG/3k
890 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/02(月) 08:16:42 ID:UIPhG/3k: ttps://www.youtube.com/watch?v=HNQjR_XIKBI

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　 .rnnｈhnｭゝ三彡'-'ﾟ''ﾟ　l~!　／V/＿_∨＼　.l~! ﾟ '' ﾟーゝ三彡' rｎｈhｎｭ
　　ゝ三彡'　　　.ゞー＿rｎｈhｎｭ /二二ム _.rｎｈhｎｭ-＿ー_ノ　ゝ三彡'
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　　　　 _ _| :||::.　　　　　　　　 ||: | {, ﾞb!_ 　　　　　 ||: | ,,-,,、　　　　　　　 ||: | :||::.　　　 {, Yi} _..　||: | :||　　　　　＿
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　　＜/　　/　　 /イ　|　　　|ヽ.__ /　!　　＼　 }
　　　 ,{　 ∠、　'　 |__∧　 /|ｧｔテ＝ｧ　 }　　`' iｰ- ､　　　社交界に参加するのは必要だけど
　　八　　 ,　 |ｒテ=ｧｒ＼|　　ゞ-ﾟ'´|　/　 | 　 '､　　}
　　 ´　＼　＼|　ゞ-ﾟ'　　　　　　""ﾚ'　　/　　ヽ./　　　これはこれで手間がかかるわ。
　　　　　　,＞､,__,ゝ"　　　'　　　　 ∠,. イ!　　　　}
　　　　／　　ｿ　ﾊ　　　　 r‐､　　,|　　八　　,　 ,ﾊ
　　　 /　　 ∠、　人　　　　　　／ !　/-- ､ /ﾚ'　|
　　　.{　　　　ﾚﾍ、　｀l.7ァｰｒ,イr／ﾚ'　　　ヽ.　 '
　　　、　　　　　＼/∨＼_ｒ}　/／ ./ ／　　　∨
　　　　＼　　　　 ,　-‐─l7| |/ 　　/|/ 　　　　ﾄ、
　　　　　　ヽ　／　　　/| l/| 　 ,r{/!　　　　 /|　＼
　　　　　　　} /　　　　（｀'⌒ｿ´　　 |　__　　 ' 　;　　 ',
　　　　　 / |　 , --､　|,'ヽ／` ｰｧ'"´　｀ヽ/　./＿__.ノ
　　　　　 ;'　､/　ｒ-､j |{　 } 　　 ;　く_（）)　;　/{
　　　　　、 /　￣ヽr!|　(') 　　人　　　　ﾉ .' 　'、
　　　　　　 ,r{　ｒ､ﾝ´}ﾊ|　 {　.／/　`''ー '"　ﾑ　　ヽ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　 -=ニニニニﾆ=-
　　　　　　　　　 -‐=ニニニニ=‐-　ニニニﾆ／￣＼　　＿＿
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　　　　　　 {ニニニニﾆ／ :.:. 斗―:|:.:.:.:.斗―‐- : ＼:.:.＼ﾆ＼　　 }￣｀＼
　　　　　　＼ニニ／ :.: /:.:.:Λ:.:. |:.:.:.:.:.:|＼:.: ＼:.:.: ＼:.:.＼ﾆ＼ノ￣￣
.　　　　　　＼／⌒| :/:.:斗ャ￢ミ .:.:.:.:斗￢ミ: ＼|⌒＼:|ニ二＼
.　　　　　　　　 -=ﾆ|/|:.Λ|　ﾋ:り|八:.:. |　ﾋ:.り ):.:.:.:.:.:.:.:.八ニニニ＼
　　　　　　　　　　 | |/:.: |　''　　′＼|　　''|:.: ／: /＼|⌒ニニニニ}　　　そうだけど、人脈作りや掘り出し物の情報が手に入ったりするから
　　　　　　　　　乂:＼乂　　　　　　　ノイ／|/:./:.:.:.| 二二二／
.　　　　　　　　　　／:.:.:.|:込、　ゝ＇　　　ﾉ:/:.:.:/:.:.:.八￣￣　　　　　.　辞めるわけにはいかないよ。
　　　　　　　　　　／:.:.:.:.: ﾉ:.:. ﾉ丶／）　　　＜:./:.:.:/:.:.:.:.:.:.: ＼
　　　　　　　／:.:.:.:.: ／:. ／:.／／　　　 |:.:.:/:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:＼
.　　　　　　／:.:.:.:.: ／:. ／ :.:. |　|　Λ￣￣ /:.:.:/´￣￣＼:.:.:＼:.:＼
　　　　　　／:.:.:.:.:.:.:/:.:.: /---／|／￣`＼/＾/:.:.:. |／　　　 |:.:.:.:.:.＼:.:＼
　　　／:.:.:.／:.:.:/:.:.: /　／￣/　￣｀＼_）/:.:.:Λ|　　　　 | :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ＼
.　　／:.:.:.／:.:.:./ |:.:.:.:.| く:::::::::/　￣＼┘ |:.:.:. |　　　　　　八:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
　　:.:.:.:.／/:.:.: /　＼Ｎ　{::::::: |　￣` ┘/人:.:. | 　　　　　＼ :.:.:.:. |:.Λ :|
　　:.／:/ |:.:／　　　 /　〈／八　　　　 Λ　＼|　　　　　　　　＼ :. |/:.:|:.:|
　　:.:. /　〈　　　　　{ ／:::::::::::::)　　　 /::::|＼　　　　＼　　　　　 ):.:|:.:.ﾉ:.ﾉ

　　　　　　　　　　　　 ,. -ｰ' 二二　｀ｰ- ､
　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　ヽ
.　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　｀、
　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　 /ﾞ　　　　　　　＼　ヽ＼　ヽ　　　ヽ.
.　　　　　　　 !　　　、　　　　ヽ　',　ヽ　＼　　　　'、
　　　　　　　| 　　　　', 　　　　ｌ　} 　 !　!　 ',　　　＼
　　　　　　　ﾉ　　＼　＼　　　　!　||　 |　|__ ||　　　　　〉　　　その通りね。
　　　　　　/　　　､　＼　＼　　 | .从,ｨ匕Lィ||　　　　 /
.　　　　　,'　　　 ,'　､＼,.＞一ゝ,　|/ /,ｨﾁzノﾉ | 　　　（　　　.　実際、面白い情報が手に入ったよ。
　　　　　i　　　　ﾊ　＼ｨﾁ乏ﾗﾐヾ'　　/////〈　　ハﾉ
　　　　　ヽ､　　　,.＼　ヽ///　、　　　　　/ 　　　八　　　　　上級貴族がコーディネイター計画を廃棄したらしいわ。
　　　　　　　）　　 |＼＼　｀ゝ　　 -= '　／!　　　　　｀,
　　　　　　´7ノ'〉'⌒ ｀ゝ,ヽ,.个ｰtヽ_　／ーﾚﾍィ' 　　ﾉ
　　　　　　　　/　　　　　ヽ;::::.ヽ│ |　ハ　 _／ヽー,-´、
　　　　　　/　　　　　　　}::::::::::::!　!/ 　∨ }::::::::/　　　ヽ
　　　　　　　! 　　　　　　　ｉ:::::::::::|　ト-ｰく〈:::::::::ｉ　　　　',
　　　　　　〈　＼　　　　　ｌ::::::::::}　 ─ｰ､ヾ､::::::ｌ　　　　　ｉ
　　　　　　　 'ｉ　　｀　　　　!::::::::::! 　￣＼ヽ)::::::::'、　　　　!
　　　　　　　　ヽ　　　　 .ﾄ:::::::::::ヽ　　ゝ}_ソ}::::::::::ヽ　　　〉
　　　　　　　　｀｀､　　　　ヽ;::::::,' ￣Zｒ‐'｢　ｉ:::::::::::::｀､　 ,'
　　　　　　　　　　丶,　　　｀､;/　￣　/'　ｌ::::::::::::::::::}　!
　　　　　　　　　　,斗　　　ｒ　　　ｙ´,: 　 !::::::::::::::::,'　ｌ
891 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/02(月) 08:17:15 ID:UIPhG/3k: 　　　　　　　　　　ト、　 _,,.. ---　..,,_
　　　　　　　　　　/　'"´＿＿＿　　｀ヽ-‐ァ
　　　　　　　　_／　 ''"´ - ､　　｀7⌒-､　｀ヽ
　　　　　＜´ 　　　,　　!　　ヽ　　|＿__ノ、　ﾊ
　　　　　　/　　／ /　|　　　ﾊｰ-|- 、　　`' ト|､
　　　　 ∠、　 / 　 !-‐ﾍ.　 /ｰｒテ‐ｒ､　　 ./　!　＼　　　　　コーディネイター計画は科学技術開発や貴族領の統治を
　　　　　　|. 　,'　　/|-‐イ∨ 　 !　rり八　　|　 |
　　　　　　', 　| 　,〈,ﾊ　rﾘ　 , 　｀"´ ,.,.ﾉ　　　八　　　 |　　.　人工超知能に依存している現状を改善する為の計画だったわね。
　　　　　　）　!／ヽ. ` ´　　　_　　＜.,__ノ　　　｀＞ ./
　　　　　＜.,_＿ノハ"　　　 ´ 　　　／ |　　 /!　/　 /.　　..　それが廃棄されたというのはただ事ではない。
　　　　　　　 /　, 　〈｀ヽ.､.,,＿_,,.. イ　八-＜/／ヽ, '
　　　　　　　 |／|　 ∧　∨ ,ｨﾄ､／|／　　／｀ヽ.／ |
　　　　　　　　　 ∨__,| 　'二Y´）⌒)　　/ｒ┘／＼./
　　　　　　　　　/　|　!　 -‐､}/､／＼　r┘/ 　　,ﾊ
　　　　　　　　 |　/　|　　ｒﾝ||/　 , '´￣｀ '　　　　 |
　　　　　　　　　∨ヽト-':::::! |　　| ＜O/　　　　ﾊ
　　　　　　　　　,'|　 | ＼::::::| |　　ヽ、 /　　　　　/ .|
　　　　　　　　 / !　＼/￣|/「￣￣｀"ヽ- 、　 ,'__ノ
　　　　　　　　 !　`　　　￣/_」　　　　　　　　/
　　　　　　　く|　　　　　 /__/｀　　　　　　　,ｲ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　 -=ニニニニﾆ=-
　　　　　　　　　 -‐=ニニニニ=‐-　ニニニﾆ／￣＼　　＿＿
.　　　　　　　 -=ニニニﾆﾆ／ /:.:.:.:.:.￣　-=二二{　　　　　}／　　 /
. 　　　　／ニニニニニ／:.:.:/ :.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:. ￣ -ニ-　_ノ￣＼／
　　　　　　 {ニニニニﾆ／ :.:. 斗―:|:.:.:.:.斗―‐- : ＼:.:.＼ﾆ＼　　 }￣｀＼
　　　　　　＼ニニ／ :.: /:.:.:Λ:.:. |:.:.:.:.:.:|＼:.: ＼:.:.: ＼:.:.＼ﾆ＼ノ￣￣　　　.　コーディネイターか。
.　　　　　　＼／⌒| :/:.:斗ャ￢ミ .:.:.:.:斗￢ミ: ＼|⌒＼:|ニ二＼
.　　　　　　　　 -=ﾆ|/|:.Λ|　ﾋ:り|八:.:. |　ﾋ:.り ):.:.:.:.:.:.:.:.八ニニニ＼　　　　　遺伝子操作による強化人間だったね。
　　　　　　　　　　 | |/:.: |　''　　′＼|　　''|:.: ／: /＼|⌒ニニニニ}
　　　　　　　　　乂:＼乂　　　　　　　ノイ／|/:./:.:.:.| 二二二／　　　　　何となくどういうおちなのか予想できるけど
.　　　　　　　　　　／:.:.:.|:込、　ゝ＇　　　ﾉ:/:.:.:/:.:.:.八￣￣
　　　　　　　　　　／:.:.:.:.: ﾉ:.:. ﾉ丶／）　　　＜:./:.:.:/:.:.:.:.:.:.: ＼　　　　　　　　.　教えて欲しいわ。
　　　　　　　／:.:.:.:.: ／:. ／:.／／　　　 |:.:.:/:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:＼
.　　　　　　／:.:.:.:.: ／:. ／ :.:. |　|　Λ￣￣ /:.:.:/´￣￣＼:.:.:＼:.:＼
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　　　　　　　　　　　　　 ... -‐'´￣　￣｀r――-　..
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　　　　　　 / .::　..:´　,.'　　 .:　　　　　　　:.　　 ' ., 　　 ':,
　　　　　 ./ .:　 .:　　,' 　　:　　　　　　　　:. 　　　' ,　　　',
　　　　　　　,'　;　 .:　　.:　　　: 　　　　　　　　.: 　　　 '., 　　',
　　　　　　 i　i　 .:　　 :　　　: 　　　　　　i! 　　　　'.,　　ト-'　　　.　それが未来を見る魔法でいくらシミュレーションしても
　　　　　 l　l　 ::　　 :: 　　:　　　　　　　　,i !　　　　　 ',　　{
　　　　　　ノ　l　 ::　　　',　 ,ｨiﾄ､_ノ　　. ヽ､ﾑ__',＿　　　::.　∧　　　　..　１００年と経たずに大規模な反乱を起こすらしいわ。
　　　　 r'´ _,ｲ　　::.　　',-‐/弋代_ 　 ,'　／　ヽヽ､｀　　.::　{.　＼
　　　　i' /´ノﾉ　 ::. 　 ,rt―-=､＼/／　,.=-―‐r､　　 .::　 τｰ､ヽ　　　つまり、信用ゼロどころかマイナスの連中だと判明したのよ。
　　　〉　{　i 　　 ::.　ﾞ､ゝ.::::::ノ｀　｀　　'´ヾ:::::::ﾉｹ　 .::,'　　㍉　）廴
　　　　{r､　! !　　　　::..　ﾍ｀￣　　, 　　　￣´,ｨ'　..::,:'　　　ｉ（ /
　　　　ゞ_ﾞﾌ､ヽ　　　　::::...　＼　　〈!　　　　　／　r'.::　　　　ノ　ｼ
　　　､_ノ　ｿi､　:.t､　ヾ:. 　〉　_　　　　　 {´,ｨ ..::!　　_...ｭr'{
　　　　　　 ´　 `ｰ廴＞､　ﾞ:::.〈＼　￣￣｀／7 .::::人 r' ｀ﾒ.｀ `ｰ'
　　　　／￣｀ｰr' 　 :ﾄ､}　r'｀ヽ`ｰ -‐ "　r' .:::/乂_{_,
　　　　　,.ヘ..　　　　　l　　　 ,.:kﾍ　　　／{::r'´｀!
　　　 /　　::...　　　　　l　　,.く　＼　/へ　　　ﾄ､.
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892 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/02(月) 08:17:42 ID:UIPhG/3k: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _＿___
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　　　　　　　　　 Ⅵ: : : : :`ﾄ--＼: : Ⅵ＼: : : . . .vﾍ : : . . ._j__: }/
　　　　　　　　　　　i八 : : . .| 　　〕iトv: : :＼: ._._.}　}__: : -=}⌒7　　　　貴族領で反逆されたら領主の不祥事になってしまうから
.　　　　　　　　　　 : : ヽ: : ..i ㌘¨笊沁Ⅵ : : : ⌒..i ノ: : : . . . . ..
　　　　　　　　ｉ : : ﾉ＼{　　　 Vﾂ V: ｉ : : : : } : : . . . . . . '　　　　　それは困るわね。
　　　　　　　　 }: :〈　　　　　　¨´　　}: | : : . . } : : . . . . . /
　　　　　　　　 }: ｉ: : .　　　　　　　 }:.И : . 人 : . . /:/}'　　　　　.　領主に非が大きければ改易されるよ。
　　　　　　　　 |:ハ: : :.　r‐へ　　 ..:}: } } : /⌒}ﾊ: /}/
　　　　　　　　 |i　∧: :ｉ＼ｰ'　　ィ^j / }: /　　　乂 __
　　　　　　　　 |: / ∧八　` r＜: :{ｲ/}　}/ 　　／ ⌒＼
　　　　　　　　 i　 / ∧: :＼乂: :人:}ﾊ /　　／　　　　　 >､
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　　　　　　　　　　　　　 ^⌒_ノ⌒/　__／　　　　 __厂ノ⌒.:.V '，
　　　　　　　　　　　　　　　　 {　{　'　／　　　 ___厂ノ⌒.:.:.:.:.:.:.V乂
　　　　　　　　　　　　　　　　八∧{／　　 ___厂ノ⌒.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.V⌒)
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　　　,'.:.:.:.:ﾉ:.:.:.:.:./i-‐/‐ !.:.:.:.:.:,':.:.__;ﾊ:.:.:.;:.:.:.',
　　　i:.:.:.;':.:.:.:.:.:/´ニ二｀,.､:.:.:.ﾊ:.:./｀i:.:.:.:i:.:.:.:
　　ﾉ:.:.:.!:.:.:i:.:.:.! ｲ ! _rｿ｀　）'　'-=､7:.:.:.!:.:./　　　　.　領民が理不尽に暴発して反乱を起こしたならともかく
　　,':|:.:.:.'､:.ﾊ:.ﾊ ,,,,￣　　　　└' ' i:.:.:.:ﾊ（
　　!ﾉ:.:.:.:.:)':.Y:.::'､　　　　　　 '　　 "!,:イﾉ　　　　　　　コーディネイターを作って制御できずに反逆されたら
　　ﾊ;.:.:.:ノ:.:.:.!:.:ハ､　　 i´￣7 　 ,.ｲ:.:.:Y＞
　〈:.:.:):.:.:.:.:.:.ﾉ:.:.:.:ﾉ｀ｧ､.,_` 　,. イ:.:.〉:.:.ハ　　　　　　　いくら上級貴族でも責任追及は免れないわ。
　　 )'´ヽ/_（_,.＞く´`''i､　￣ﾄ !ﾚﾍ(へ（ヽ!
　　　　　／ヽXXヽヽ、￣７　＼.　ヽﾊ）ノ
　　　　//｀ヽヽＸＸ.ヽ｀ヽ!:　　｀i ﾉヽ|
　　　 ,' 　　/ヽ..',ＸＸＸヽ　!、　　 ',XXヽ、
　　　 !　　/　/', l-ｌ‐＜ヽ　＼ヽ　i｀i ヽヽ
　　 / 　　 /　! |-l－ヽﾍ　ヽi/ /ヽヽヽ' ,
　　 /　　　,'　ﾉ/-l- －ヽ-lﾍ　o}　}－}￣ヽ,!
　　/　　　　 /l/l－l－ - }-- }　/　}-ﾉ-／ﾉ
　 ,'　　-=､ /l‐l-l ニl___ /__ /oﾉ　/７７/, '
　｛　　‐ ニ {lﾆlﾆｌﾆ/__/__/_/ /　/７７ l´
　 ',　　　／ 'lﾆlﾆｌﾆl__l___l___l |　l -l‐ｌ‐l
　　i　　　　　ヽlﾆｌﾆｌ__l___ｌ___l l　l -l‐ｌ‐l
　　ヽヽ　　i　｝ﾄｒlﾆｌﾆｌ__l__ｌ　l　ヽ-XXヽ、
　　　ヽヽ　　!,/7ーｒlﾆｌﾆｌ_lﾉ　ﾍ｡　ヽXXノ.

領主にとって領民が反乱を起こすことは非常に困る事だから圧政はやっていないし

そもそも大まかな方針を決められてもそれ以外は人類管理ＡＩに任せるしかないので

上級貴族は圧政をやりたくてもできない状態だった。
893 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/02(月) 08:18:24 ID:UIPhG/3k: ちなみに王国では領民が理不尽な理由で反乱を起こす事も想定されていた為

反乱を起こされた場合はどれだけ領主に非があるかが重視されていた。

つまりロサス王国のマグニフィコ王のように

善政を敷いていた名君が理不尽に反逆される場合も想定されていたのだ。
894 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/02(月) 08:19:02 ID:UIPhG/3k: 　　　　　　　　　　_,ノ）──- ､.,_
　　　　　　　,　'"´　　　＿,,,....,,,__ ｀　､
　　　　　／　　 ,.　'"´　　　　　　`' ､＼.
　　　　 ./（｀'´）'´　　　|　　　　　　　　　　`ｰノ
　　　　 | 　Y　　　　　/__　 |　　 ,|　　　､｀ヽ｀ヽ.
　　　　 ',　 |　/ 　!. ´| ＿ /!　 / |　 ,'　 .∨　!.　　 ',
　　　 _ノi_.ﾉ　| 　 |ｨｿ￣ﾘヽ|／　 !/‐ﾄ　 ! ﾄ､（.　　 |　　　成程、上級貴族たちがコーディネイターを嫌がるわけだわ。
　　 /　.ﾉ｀ヽ ', 　|,,´￣　　　　､__, !　/ノ　｀　　 !
　　 ! ./　　　）＼,ゝ　　　　　 .　　,,ﾚ（　　　　　 ,'　　　王国の標準である三河シリーズではなく
　　ヽ!　　 /　　＼　　 ` ｰ　　　八　＞　　　 /
　　　/ヽ、　 _人　　）ヽ、　　_,,. イ　ノ´　　　 , '　　　..　遺伝子操作までして独自の体制を作ったのに失敗したら
　　 ,' 　　）'´　＼）イ＼　￣|ヽノ |／　　　／
　　 ! 　　　_,,.イ´ ＼>､＼_rﾍ　|＼-‐-､　/´　　　　　　　自分が責任をとるしかないからね。
　　 ',　 /´　　　、　＼＼/（｀'´）!,. --､／、
　　　＼|　　　　　∨　　Y 　 Y　 !＜O>!/ ＼
　　　　 ! 　　　　　 '.,　　＼ ( `')' ､__,.ノ　　ヽ、⌒ヽ.
　　　　,'　　　　　　ﾊ　　　　｀Y　_ノ　 ∨　／ﾄ､　　|
　　　 ∧　　　　,.イ /|　, '"´￣(')´|　　　|_./|　 |__| 　 !
　　く　∧ｰ-イ___|／∨　　　　し'　　　 |＿|_ /　　 ./
　　／｀＼!＿∧　　　 '＞- ､,　　(') 　, '"´｀ヽ!　／
　/　　　　　　 ∧　　 .〈_/ / , ｀ヽ. l　/　　　ﾉ´∨

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　　　　　　　　--==二二二二二二二二二==--
　　　　　 -=二二二二二二二二二二二二二二二二==--￣´"''
　　　 -=二二二二二二二＞'' "ﾟ~￣￣~ﾟ" ''＜二二二二二二=-　　＼
　　-=二二二二二二二／/:.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:.:＼/, 二二二二二二=-⌒
　　-=二二二二二二／:.:/:.::.:|:.::.::.::.::.::.::.:.:|:.::.::.::.::.:: ＼/二二二二二二二=-
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　　　　　　　-=二／:.::.::.:.:| :: |:|:.::.::.::.::.::/|:.:|::＼|:.::.::.:.:|:.:.:|//二二二二二二=-
　　　　　　／::/:.::.::＿|／|:|:.:|:.::.::.:/ｘ|笊て |:.::.::.:.:|:.:.:|//二二二二二=-
.　　　　　　　 ⌒７:.::/:.::.:ｘ|笊|八|ハ:/　Ｖ:ツ　 |:.::.::.:.:|:.:.:|二二二二=-
　　　　　　 /:.::/:.::.::.:.: Vツ　　、　　　　// |:.::.::.:.:|:.:.:|==--　　　　　　王国は系外銀河の統治は三河ネットワークを採用しているけど
　　　　　　　　/:.::.:|: /|:.: ﾊ//　　　　　　　 u　|:.::.::.:.:|:.:.:|
.　　　　　　 /／:: |/八:.:从　　　 ( 　　つ　　 / :.::.:: 八::|　　　　　　　　　それ以外の手段は自己責任で使うしかないから
　　　　／｛:(/:.:／:.:.:／:.::|>　　　　　　　 /:.::.::.: /:.::.::|
. 　　／:.::.::.:/／:／´￣｀＼　|＞　　イ :/:.::.::.: /:.::.: 八　　　　　　　..　反逆されたらペナルティが重いわ。
　　 / :.::.::.::／:.::.::|　　　　　＼￣＼__　 /:.::.::.: /:.::.: /:.::.＼
.　　| :.:: ／:.::.:.:／|　　　　　　　　＼⌒∨/:.::.::.: / :.:: /:|.::.::.::.::＼
.　　∨/:.::.:.:／:.::.:|　　　　　　　　 /:.::.::.: /⌒∨:.:|.::.::.::.::.::.::＼
　　 |:|:.::.::/:.::.::.:: |　　　　　　　　　　 |:.::.: : /　　　＼|.::.::.::.::.::.::.::.::＼
　　 |:|:.:.: | :.::.::.::Λ　　　　　　　　 | :.::.: | 　 ∨ 　＼ :.::.::.::.::.::.::.:: ＼
　　 Λ:.:.:|:.::.::.:/:.::|＼　　　　　＿＿_ | :.::.: |)＼｜　　　＼ :.::.::.::.::.::.::.::.:＼
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　　　　　　 ,!::::〈:::ﾊ::::;ﾊ:::::;:ｲ　/´`i　ﾚ' ﾉ::ノ _」_::/ヽ|:::::::';:::〈
　　　　　ｲ:::::::::Y:::::Vヽﾚ'　!　!､,rﾉ　 ''´ 　 ',‐､ヽ. !:::::::::!::::::i　　　まあ、それもあるけど
　　　　〈::i::::::::::::〉:ン:ﾉ:::|.　'"" 　　　　　i　ﾘ　! 7::::::/:::::/
　　　　　〉::;::::::::::::::;':::::::::!　　　　　　　'　　 `'' .ノ !:::;:ｲ:::::::i'　　..　コーディネイターはかなり悪質だったわ。
　　　　　ﾉ::/::::::::::::::::|:::::;ハ　　　　　　　　　　　　/､!'::ﾍヽ(
　　　　ノ::::i::::::::i::::::::ﾉ:::ｲ::::i｀ヽ　　～　　　　,へ::::::|:::',
　　　　 ';::::ﾊ::::/::;:ｲ::::::ﾉ:::7‐-､へ､　　　 _,.. イ:::::!:::::::|::::::〉　　　　　　　　　　　　　「そうでしょうね」＞古明地公爵
　　　　ﾉﾍﾉ::::!::_;;::'-（:::::/＼　＼｀7二´ﾍ-､ﾉ:::ノヽ::ﾊヽ(
　　　　　　)>'"　　　 `'(ﾍX::ヽ､／ｒヽ./｀ヽ!(r"´（ｒ'"ヽ!
　　　　　 /　　　　　　　YXXﾍ　7tﾍ　 !Xﾍ｀ヽ.
　　　　　/　　　　　　　　　';XX;:i　/ 　ﾊ　|:Xﾊ　 ',
　　　　 i　　　　　　　　　iXXXi/ 　/　i　|XXi　ヽ.
　　　　　ヽ.　ヽ　　　　i　ｲ」XX;:i､__,.へ」〉 iXXi　_,ｲ
895 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/02(月) 08:19:37 ID:UIPhG/3k: 　　　　　　　　　　/:::::.::::::: .:::::::::: .::/:::::::. .::::　::.::::.　:.　　　　　ﾟ.
　　　　　　　　　 .::::::::::::::::::::::::ｲ:::ｨﾊ:::i:::::.:::::: jl:::i!::.　::.　　　　　。
　　　　　　　　　.'::::::::::::::::::::ﾊ斗:l-‐|::l!::::::i::: } i::ﾄ!::　::::　　　　　:.
　　　　　　　　 ..:::::::::::::::::::::|_,ｨf云ミヾ:|:::/!::.}　l|ﾞ|:: /::::　.　　　　:.　　　　そもそも上級貴族がＡＩ以外の手段を用意しようとしたのは
　　　　　　　　/::::::::::::::::::::i≠ん::ハ　 |:/ |:/ｉ　| }::/|::::: .:　　　　 }
　　　　　　　 , ::::::::::::::::::::圦`乂;斗'　　　ﾉ'　　　j/_ﾉ:;:..::ｉ　　　　 |　　..　彼らがＡＩに完全に依存するのは危険だと判断したからよ。
　　　　　　　′:::::::::::::::::::::::i 　　　　　 ′ 　　　 ./ｲ:::::/　 .　　　ﾄ､
　　　　　　　.|:::::::::::::::::::::::::入　　　　__　__,　　 ./ノイ/　　:i 　　|ｰ｀　　つまり、リスクを分散したいという考えね。
　　　　　　　|::i!:::::::::::::::::::::::::込＿　　　`　　　_／.ｲ::/ 　 .:::|　 :　|
　　　　　　　ヾﾊ::::::::::::::::::::::::::::＼￣　　　　　イ:::/ ../ ..:::ﾉ ; .: /　　　　これは当然の事なんだけど問題は能力と信用で
　　　　　　　 l| ∨:::::::::.::::::::::.:;::::::≧　.__　イ::::::ノ ..:/ . :::/ .:/:/
　　　　　　　　ヽ　＼::::::..:::､:::乂ﾉｨ‐ ..__　 __.!:／ ..:::/ .::::/,ノ'/′　　　　清姫さまが用意したＡＩを超える手段がない事ね。
　　　　　　　　／￣i:::ﾞｰﾄ!::≧廴__　　,ｨY ∠ イ:::/イ::r ´／
　　　　　　　／　　ヽ:::::::::::::::::::＼　　/厂ヽ　∧"＼!ｰゝ
　　　　　　/　　　　　ｉ::::::::::::::::::::::::＼/ V　ﾍ/. ＼_
　　　　　ﾑ　　　　　 ∨::::::::::::::::::::::::ﾞ､　ー-く　/:::::ﾐ::::､_
　　　　／　　　　　　　∨:::::::::::::::::::::::::ヽ|　j　ﾍ' :::::::::::::::! ｀ヽ、
　　　/　　　　　　　　　 ∨::::::::::::::::::::::::::|　　　ﾍ::::::::::::::ﾍ　 ! ﾟ.
　　/⌒ヽ、　　　　＼　　V::::::::::::::::::::::::|　　　　＼::::::::::::i.　}　i

　　　　　　　　　　　　　　　　_,. -‐―- ､ -‐　．_
　　　　　　　　　　　　　 , -'´　　　　　　　　　　　｀ヽ
　　　　　　　　 , -'´　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　 ,.r'´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　＜_,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　／　　　　　　　　,　　　ヽ　　　　　　　　　　　ヽ　　　　コーディネイターは普通の人間よりも才能にあふれているけど
.　　　　　 /　　　/　　　 / /　 /　　ヽ　　　　ヽ　ヽ　　 l
　　　　　　,' ,ｲ　　/　　　/ /　　|　 i　　ヽ　　　　ヽヽ. 　　|　　　　それは能力を磨くために努力しないと意味がない。
　　　　　 | ｲ　　/　　　,'　,'　　 l　 |ヽ　 ',ヽ　　　､ヽヽ　　 |
　　　　　　ﾚ.|　　l　　　 i__ﾍ＿　';　 l ヽ, -'l.´ﾍ~　　ヽヽ |　　 |　　　　それに人間の範疇に収まるから結局
　　　　　　 l　 |　　　 7ﾍ| .>､｀　i!　|　ヽ,., -::,､,.　　.|i !.l 　　l
　　　　　　 i.　|.　　　| ,r'l:::::oi ､.|ヽ､|　ｲ::::::｀| ),. 　.| i!i!　　ヽ､_　　知能などは人工超知能に勝てないわ。
　　　　　　 l ∧　　 i,ヽ ', ::::i| ヽ　　　 ',:::::::ﾉﾉ ',.　.| i!i! 　　<´
　　　　　　　　 l' l ヽ　 |.',　ヽ､ソ　　　　　｀ｰﾞ´　 |>ﾘ　 ,　 l 　）　..　ＢＢや三河シリーズの代わりにはなれないけど
　　　　　　　　 l.　, ヽ.|　',　　　　 ′　　　　／i∧. ﾉ　 l　 /
　　　　　　 l　i!　 ', 　l｀　．._　ー　一 .,..ィ´/i 　 ,ｲ' 　,i　/　　　　なまじ人間に分類されるのがまずかった。
　　　　　　　　ヽ |ヽ　|､　lヽ　ヽ｀i'- ．- ''´　レ./ ／ ,'　/ 'r'
　　　　　　　　　ヾ　ヽl l l　ヽ. ,>'i　　　 ,.-'´ヽ''"　　| /
　　　　　　　　　　ヾ｀_,.-''7　 l.　, -'´ 　ノ.#｀ヽ　ヾ
　　　　　　　　　_,.．-''ﾞ´ ## l　 ,.ﾍ´　　ノ..####..｀ヽ.
　　　　　　ﾍ. |. .####..,rﾚi´ 　',　,.イ..##########ヽ､
.　　　　　　 / 　,i.#####,.'　ﾚー,.ｲ.〉'./############., -ヽ.
　　　　　 .'.i／#.#.##./. ,.'　,　 V　 .|..#.##.##.####／-'"´.|
　　　　　 ,l'.######.,'　/　 / 　 l 　 |.#.#.#.#.#.#i /／　　　.|
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　　.　 ,. : : : : :/ :｜:{: : : : : : : : : ＼: : ､ : ∨: : : ',
　　 /:ｲ: : : :/ : :｜:{: : : : : : : : : : : ∨∧: :∨ : : ′　　　　　.　コーディネイターと普通の人間は
　　 :/ i{: : : :′: : |: i{: : : : : : ﾄ､: : : : :', ∧ : ∨: : :i|
　　i:′ ' : : i| : : :_ﾄ､ : ､: : : :｜＼:j 斗- |: : :|: : :寸　　　　　.　子供の時から明確な格差ができてしまう。
　　i|　 ∧: :人 : : | ｀ﾏ（＼: : |　　_): : |∨|: : :| : : : ＼
　　　　　)ﾄ､: :|ﾄ､f芹芋苅＼!　,r笊芋芹 : :｜八: : : ＼　　　　当然ながら普通の人間は『ズルをしている』とコーディネイターを嫌い
　　‐=彡)k､{Ｎ: 八乂_ソ　　　乂_ソﾉ/: : |i|: : ＼(⌒`ｰ'
　　　／:/ : : : Ⅵ::::::::　　　 ' 　　 ::::::ﾉｲ: : : |i|: : : 、ヽ　　　　　コーディネイターは能力が低い普通の人間を見下してしまう。
　　 (: :/{: : : : :从　　　　　　　　　　　从 : : j|: : : ﾊ: : )
　　　 j{ 人: : :|!: :个. ._ 　　 ( ) 　　. ｲ: /: : ﾉ: _:ｨ(,ﾉ／　　　.　そうした確執が感情論にまで結びついて
　　　　　　＼:jﾄ､: : 寸 ≧s｡. __　.ィf /: /i : ｲ⌒╋╋〉
　　　　　　 _ﾉ＼i＼: :|　ﾏ=-　_／ ^7: / iﾚ' |i╋╋ i∧　　　　　領民たちに反コーディネイター感情を発生させてしまった。
　　　　　　〉╋╋i∧|　 ‘，　　　〈V　　　|{╋╋ j{ i|
　　　　　 i|∨i|╋|　　 /＼，　　 /∧　　 .|i rﾍ ¨7 八
　　　　 .i| ∨╋| 　 ,′ ∧，　,/i|　ﾄ､　　|寸　V　　 ′
　　　　　　 |　.ア´l　.∧　 { ｉ|〉ｒｆ╋|　|i∧　jr'ﾍ　 ∨　 .}
　　　　　　 i,ｨf╋∧/╋|　{╋寸╋|　|i | ∨{　 ',　ｒヘ.　}
　　　　　 _ i╋╋i╋ ╋i　 Ⅵ∨╋|　|i╋╋i〉　},/　　Ⅵ
　　　　r〈＾i|╋╋i╋ ╋|　　Ⅵ| ╋|　|l╋　7　　∨⌒ヽi|
　　　r〈　` Ⅶi╋i╋ ╋l　　 }_,| ╋|　|l╋　{　　〈　ｒへ〉
896 ：ADONIS ◆pWz0XGKEks ：2025/06/02(月) 08:20:04 ID:UIPhG/3k: 　　　　　　　　　　　　　_____
　　　　　　　　　,＞'"´:::::::::::::｀'"´￣｀''ヽ.,
　　　ヽｰ-::''"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　｀７::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.,
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　　　　'::::::::::/:::{､:::::/|::::::::::::ﾊ:::::::::::::::':､::::::';::::::|　　　.　更にコーディネイターが能力に劣る上級貴族に従うのを嫌がるから
　　　 .{:::::::::::{:::ﾊ:::メ､|:::::::::/_ﾉ;:イ::::::::::::';::::::}:::::!
　　　　　'､:::::::ヽ{「ﾍhﾊﾍ;:::::;'ｧｰテ=ｔ､}:::::::}::::/::::;'　　　.　上級貴族にとっても扱いにくく信用できない存在になるわ。
　　　　　　ヽ;::::;ﾊ　ゞ'　ヽ|　　{h　,ﾘﾊ::::;／::::/
　　　　　}イ:::{""　　　　　　￣/::::}ノ::::::::八　　　　　そうなるとコーディネイターが地方議会議員のような地方公務員や
　　　　　　　ノ:::人　　､＿.　ι{::::::;:::::::::（::::::＼
　　　　　,.:'´:::;:':::::ﾉ＞､　　　　,.イﾍ;:::}/::::::::::':;:::::::::':,　　地方裁判官のような国家公務員をやることに領民が納得しないわ。
　　　　 {::::::::{:::::（r'-{::::ﾉヽｧ＜ /　 }ノ､::::::::::::ﾉ:::r､::::}
　　　　　｀ヽ人:ア´{／´､｀ヽ. /　　 /,#,＼:イ::::ノ　∨　　上級貴族も信用できないコーディネイターにそんな仕事に付けたくないでしょうね。
　　　　　　 / 　/　二ヽJ∧ヽ/#,#,／｀ヾ´
　　　　　　　 ;　　/　　-､ｿノ|{._∨#,#/　　　　':,
　　　　　　{　 ;　　ノi∧,'　 ,'##,#;／　　　 }
　　　　　　rヽ7　　厂/　i　./,#,#,/　　　　　ヽ
　　　　　｀「'　　 ;! /　｜ {,#,#,#;　　　　　　 }
　　　　　　　/ 　　　ﾊﾍ　 !　 '､#,#,ゝ､　　　ﾉノ

　　　　　　　　　　　　,.　 -――-　､
　　　　　　　　　,.　 ´::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::::::::::＼
　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::/＼::::::lヽ::::lヽ::::::ヽ　　　　　因みにコーディネイターは遺伝子操作によって能力を高めているけど
　　　　　 ./::::::::::::::::::::i_::::/_ 　ヾ:l ,-ゞ｢l:::::::::::l
　　　　　 l::::::::::::::::::::::l ,l/‐-｀　 ` ,.-‐　l:::::lヽ;i　　　.　これは遺伝子の多様性を失う事を意味するわ。
　　　　　 l::::::::::::::::::::::l　-┸　　　　┸　l::::::l
　　　　　 l:::::::::::::::::::::l　　　　　　　　　 l::::::::l　　　　.　王国が十分な量の女性の遺伝子を確保しているにも関わらず
　　　　 ,丿:::::::::::::::::::::ヽ　　　　　　　　' l:::::::ヽ､
　　　　/:::::::::::::::::::::::､､;;;ゝ　　 , -ｭ　　ﾉ:::::::ヽ､''　　　未だに平民女性を作り続けているのは遺伝子の多様性を維持する為よ。
　　　　 V:::;:::::::::::::/､_ 　　　　￣　　／ｲ`､:::ｨ'''"´
　　　　　'"i::::::::ﾊ;∧;ｲ￣l｀　　r‐イ´ﾚﾞﾄ'　 )ﾉ　　　　　遺伝子の多様性を失ってしまうと出生率の低下や
　　　　　　ﾚ"ﾚ'　　　 /´j　　 lヽ､_　　　　 '
　　　　　　　　＿,,／l　＼　 l　 ,.-`‐r,,､　　　　　　　身体的・精神的な障害を抱えた者がでてしまうからね。
　　　　　　　 / ヽ###|　, -､|､ l-ll####ﾄl ヽ
　　　　　　 / 　　',##ﾚヾ,､　只/i###ljﾄ|　ヽ
　　　　　　/ 　　 ',#####iヾ/=Y###ヽ､i　　ヽ
　　　　　 .l 　　　/#####| く　,ゞ####ヽ　　ヽ
　　　　　 l　　　 /######l 　丁i:######l　　ヽ
　　　　　.l　　　 l#######l　 l l l:#####/､　　ヽ
　　　　　l　　i　l#######:l　 lol l#####l　＼／　l
　　　　　|　　l .l#######:l 　lol |#####{　,ﾉノ　l
　　　　 .|　　 l l#######:l　 lヽ､-､;###:l/　　　/
　　　　 l　　　ll#######:l 　 lol#｀ヽ￣　｀l　／
　　　 |　　　|l#######l　　loL__ノ　　　ヽ/

.　　　　　　　　　　 .　-‐…‐-ミ＿
　　　　　　　　／..:.:.:.:.:.:.: : ´ :.:.:.:.:.:｀丶、
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.　　　　　 /.:.:. (＿) .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　 .′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:| : |:.:|　　　当然だけど王侯貴族は貴種としての血筋を後世に残すために
.　　　　　　ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:./.:. | : |:.:|
.　　　　　　 | :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /.:.:／.:.: ｲ.:/|:/　　　治療目的以外の遺伝子操作はできないわ。
　　　{`'ｰ=彡:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: {／ｉ{／{__|/ノ′
.　　　＞─ :.:.:.:.: }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: 八""ヽ　　　　　　能力向上の為に遺伝子操作なんて論外よ。
　 ∠,,＿彡..:.: . /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} .:.:.:.:.:.:.:.:{:＼c-ﾉ
　　／.: : /.: ／..:.:.:.:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:.:.:.}＼＼厂　　　　　　　故にコーディネイターを能力で従わせる事はできないから
. 　 {／⌒|: /.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ／..:.:.:.: ／..:.: }｀⌒
. 　　　ﾉｲ.:.:.:.___/ .: /.:.: ∠イｘ─‐く　　　　　　　　　　コーディネイターにとっては『無能者が偉そうにしている』
　　　　　八／┼＼∧／┼ /./　　　',
　　　　 / .|‐┼┼┼┼┼｛/　　　　′　　　　　　　　と反発して逆らいたくなるみたいね。
　　　／　|‐┼┼┼┼‐／　　　　ヽ
.　　　　＼　/ｰ┼┼┼‐ く　　　　　　｝
　　　 / Уー┼┼┼┼/⌒＼　　　ノ

　　　　　　　,,.. -──-- ､.,__
　　　　 ,. '":::::::::::::::::::::::::::::::::::::`　､
　　　, ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
.　　,'::::::::::::::::::,'::::ｌ::::ｌ:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　 /:::::::::::/::::,::',::::i',::::ｌ:::::::::,::::i::::i:::::、:::::ｌ　　　　　公務員などで使えないなら領民がいない僻地にまとめて技術開発にやってもらおうにも
　 !:::::::::::::I::::I::I:::::',ｌ::::',::,.::::l::::ｌ',::h:::::',:::::|
　|:::::::::::::I:::::I::I:::::ｌ::',::ﾊ:::::h.::|::',ﾊ:::::',:::::|　　　　.　BBに遥かに劣る上に領主に反乱を起こしてしまうみたい。
　ｌ::::i:::::::|n::::|__',::|　V i　/ ',/::',::|::',::::',::｜
　'',,.|＼::||NﾊV__!,,,.　 V　F＝メ爪/::/::ヽ　　　　上級貴族は信用できる存在が欲しいだけで狂犬のような連中が欲しいわけじゃないわ。
　　ｙ/::||::::i F'　　'i　　　ゝ__/　/::/i:::::::ｌ
　　/::i::::!:::::l ヾ - "　　　　　　　i l::::|:::::::|　　　　結果としてコーディネイターは使えない厄介者扱いになり
　 (::::ｌ:::::ｌ,::::ヽ　　　　　　　　　 , '::l::::|::::／
　　＼ｗ::＼::::＼　　‐-‐'　　, '/::::i::/／　　　　　上級貴族はコーディネイター計画を廃棄したわ。
　　　　　＼i＼::::`'''iー- ''l"　/ｌ::::ｌ/V
　　　　　　＿ソ＼|　　／＼
　　　　／i´##',　　>-<　　 /ー--　、
　　　 /　ｌ####'／l　　ｌ　　/ ####/ ＼
　　 /　　ｌ#####/￣',, ｙ/#####/ ￣ >
　　ｌ　　 ! ####/　　　 V#####/ 　　/
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　　　 l　/####ヾ_ﾊ_ヽ########,　ｌ
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きよひーは原始時代を生きるようです その３

きよひーは原始時代を生きるようです　その３