【R-18G】入足出探偵事務所事件ファイルNO３７【女神転生シリーズ】

1 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2024/11/17(日) 13:23:25 ID:2txyFTh6

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【　　　注意！！　　　　】

　　　　　　　　　　　　　　　 本作は女神転生シリーズならびに、デビルサマナーシリーズの二次創作です。

　　　　　　　　　　　　　　　 歌詞の書き込みはご遠慮ください。

　　　　　　　　　　　　　　　 以下のセンシティブ展開を含みます。苦手な方はご注意ください

　　　　　　　　　　　　　　　 陵辱、獣姦

　　　　　　　　　　　　　　　 バーチャルYouTuberのアダルト展開、性交シーン
　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　 旧トリップ：なつしお ◆ZtuqNJcOVE

　　　　　　　　　　　　　　　 当スレは過去作含めて、まとめフリーとなっております。



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2726 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 12:46:42 ID:HEnR8YrA

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　 .l!　　　　　　　　　　.γ γ |.|　//　||　 �U|:.:ｉ:.:|:.:|:.|　==ﾐ ＼:{ 　 斗匕_ ﾟ，:.:.:.:.|�Y γ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
　 .|!　　　　　　　　　 γ　 ,' ..|.| //　1　 .  ！|:.:|:.:|:.:|:.Ｖ ん心　 ヽ　 イf心 Ｖ:.l:.:.:.l {:.:ﾟ，　 　 　 .,', ,,,,,　 ＼
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　　　　　　　　　　　　　　　声高に叫び、ハルヒは周囲や己の仲魔であるスクナヒコナへと命じて駆け出す。

　　　　　　　　　　　　　　了解と答える声はなく、代わりとばかりに駆け出す足音が彼女の後へと続いた。

　

2727 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 12:52:27 ID:HEnR8YrA

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　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 粥}疊澁�[[粥[[粥亀)＼: : /}　ヽ 丶　　 　 ⌒)／　 ／⌒/´ ／: /: : : : :|
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 粥]}疊澁�[[粥[[ _／: :/: : | {　　　　　　　　　　 　 /(　　/ イ: : :/: : :　/ |　　　まーだ在るのかよぉ！
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 萄}}}疊澁�[[粥{ '⌒　/: : : |∧　 　 、::...,　 　 　 　 　 　 {(　j /: : : : : /| ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 萄粥疊澁�[[粥[{粥 ｉ : : /|: 人　　 `⌒　 　 　 　 　 　 　 //: : : : : /八
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 萄粥疊澁�[[粥{{粥 | : /i |i : : ヽ　　　　　　　　　／　　 //: : : : : //
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　　　　　　　　　　　　　　　　フロアへ張り巡らされた家屋ほどはあろうかと言う、極太のケーブル。

　　　　壁中を越えてどこまでも伸びていく世界中へと根を張る光の回線。それに寄生するように、赤黒いケーブルがとぐろを巻く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　電脳の回線を龍脈たらしめるナイトメアシステム。

　　　　　　　　脈打ち稼働を始めた脊柱は、この場よりグッグル社内へと伸びて電工偽神へとエネルギーを送っている。

　　　　　　　地下のメンテナンス道。花梨やヤタガラス達は、地上の様子を把握する前よりこれを止めねばと駆け回っていた。

　

2728 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 12:59:19 ID:HEnR8YrA

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　　　　　　  ,ｲ　　　　　,ｲ　　　　　,ｲ　　　　　 ＼: : : :)h､_　〈i:i:i:ｉ:ｉ／: : : :}-=:/: : /: :/: : /: : :.'，
　　　　 　 /ム―７　 /ム―７　 /ム―７　　　　~ ‐ _: : : :__彡イ: : :/: :∧:./: : /:／: : / |: :}:.:}
　　　　　 //ニ７/.　.//ニ７/.　.//ニ７/  _,,､-=ﾆ~￣￣￣: : : : : : : :. :./i://: : /~　{:^メ､ |: :}:/
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　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 八 /' :{　_,,､-=ﾆニニニ''＜￣＼_ {: : : : }　　 f ノ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _＿r――‐＼乂ニニニニニニニニニニ＼: : /、　／:}
　　　　　　　　　　　　 _　-=ニニニ＼ニニﾆ/二／⌒)ニニニニニﾆﾆ／￣｀ヽ. T: : : }
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　　　　　　　　　　　　　　　　COMP魔剣MURAMASAを構え直し、花梨がヤタガラスの面々へと並び走る。

　　　　　　　　　　　　　その後をしぶしぶとばかりに。けれど淀みも遅れもない速度で、彼女の仲魔達が続いた。

　

2729 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 13:09:48 ID:HEnR8YrA

　

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　　　ここ。メンテナンス道を行く数多のケーブルは、日本各国から伸びて東京のグッグル日本支部地下へと集約されている。

　　　　　　　　　　　　　　　　北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州沖縄の全８箇所だ。

　　　　　　　　　　　　　そして。これらは当然ながら海を越えて国外へと通じ、世界中へと手を伸ばしている。

　　　　　ジェミーがメンテナンス計画へと紛れ込ませ、じわじわと侵食した最新の送電システムは今まさに稼働し猛威を振るっている。

　

2730 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 13:14:28 ID:HEnR8YrA

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ:::｝　　　　　 　 ,ｲ　　　　　,ｲ　　　　　,ｲ
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　　 　 　 　 　 　＼ｰ― ＼/ /:ｉ:ｉ＞''^~~￣~^'' ＜i:}. ∨　　＜⌒　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /'
　　　　　　　　　 　 ＞　　 {　{／／　　　　　　　　 ＼.}　彡'⌒ヽ
.　　　 　 　 　 　 ⌒>ｰ‐彡{ / /:i:{　　　　　 Λ　 　 　 (⌒'く／(
　　　　　　　 　 　 /:::}::::::V{　 {:i:i:{ 　 　 　 /ｉ:Λ　　　(::::∩:::)￣ ヽ
　　　　　　　　 　 .:::::::::::::: | 　 }:ｉ:人　　　 /:i:ｉ:ｉ:Λ　　Λ::Ｌ(｀＼＿_}
.　　　　　　 　 　 :::/::::::::::::| 　 }:i:ﾄ:i:＼　 〈i:i:i:i:i:i:ｉ:）　/:i:ｉ乂,ﾉ＼ ＼　　　　　　　　　　　　　　最低でもエリア別けされた８箇所
　　　　　　 　 　 {/::::::::::::: |　 _}:i:{:::::＼＼　 〈i:i:ｉ〉　/:i／:}}:::|＼ ＼ ＼
　　　　　　 　 　 { :/:::/ ::: |　 ＼乂 ::::::＼＼ }:i:{　/ィ::::_ﾉ{:: |,___ ＿＼ﾉ~~^''〜､、　　　　　　これらのナイトメアシステムを停止させれば
　　　　　　 　 　 j/:::/|::: |Λ 　　 ｀ニ~⌒)> _}:i:Ｌ 乂_ニ _}::::／´＿_ﾉ:::::::::::::::::::::: ＼
　　　　　　　　　/:::/: |::: |::::∨ ／　 　 　 　 ｀ヽ／　 　 _,／ ／ ＿)_:::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　勢いは収まるはずですわ
.　 　 　 　 　 ／:::/: /| 八 ::::∨::/ <(_　　　　　人　　 弋_／ ／／　)＿__ ::::::::::::::::: ﾉ:ﾉ＼
. 　 　 　 　 /::/::/: /八::::::＼ :∨　 　 {(＿__／⌒＼_)} （_,／|:/ ／⌒＼　｀¨¨¨＼彡　　　｀''＜￣￣＼
　　　　　　 |:::{:::::::::|:::::::＼ ::::::::: ＼　　　　　　　　　 ／:/:| /:〈_/ }二二ﾆ＞ｰ―‐〈＼＿＿_ 　　＼￣＼＼
　　　　　　Λ:::::::::::|:::::::::: }＼{￣＼＞　 　 　 　 、く ／.:.:|:{::::| //二二/ニニ|二　∨ ＼　　｀＼　 ＼二＼＼＿＿
　　 　 　 /::::|￣＼〔￣〕/:::ﾉ:/ : : : : :Λ　｀¨¨¨´　　｢.:.:.:.:|:{:::::∨二二 { ニニ|二二.∨Λ￣｀＼ ＼　 ＼二}＿＿　 ＼
.　 　 　 /:/:::|｛__〔￣ 。￣〕―┐ : : | |Λ　 　　　　 |:.:.:.:.:|:::::::::::＼ニニニﾆﾆ|二二　∨ニニニ ＼ ＼　 ＼二二二＼ ＼
　　 　 /:/::::: ー‐〔＿､＿〕::::::} | :｝: :| |: Λ.　　　 ／|:. : :八::::::::::::: ＼___＿,ﾉ |二二二.∨ニニニニ＼ ＼　 ＼ニニニ}　 }
.　 　 /:/:::::::::::::::::>'7ﾟ¨^'く,＿ﾉﾉ:/ : : ﾉ./⌒ <⌒)／ | : :///＼＼::::::＿,／ニ |二二二　∨Λ二二二|　/ ￣￣￣ ＼ﾉ　ﾉ＿
　　 /:/:::::::/ :｝:::{　|: : :|　｝: : : /: :／ /／|(　Ｃ　 )__|: ///二ﾆ＼＿,＞ニ二 | ニ|ニ/ニ ∨Λ二二丿/　/二二二＼＼＿　 ＼
.　 /:/:::::::/:::/::: 丶乂:ﾉ:ィ : : :/／ : ／:.:.::| 乂_,,r┘ |///二二二二二二＼ニﾆ丿./二ニ ∨Λ ＼ ／|　|二二二二 |　|二二＼＼
／::/:::::::/:::/::::::::::／Λ|.: .: :／: : ／{:.:.:.:.:.|／　　 　 |//二二二二二二ニﾆ＞<／ニニニﾆ∨Λニ＼.|　|二二二二 |　|二二二|　|
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　　　　　　　　　　　　　　花梨の横。道具を用い、消耗した体力を回復させながらワカモが告げる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これまで停止させたナイトメアシステムの数は３つ。

　　　　　　　　　　　　　それがはたして、国内のどのエリアへ伸びていたかまでは判別できないが。

　　　　　　　　　　　　　　　　　残るは５つと考えれば、そう長くはかからないように思えた。

　

2731 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 13:18:25 ID:HEnR8YrA

　　　　　　/: : : ／　　／: : : : : : : : : :/: /: : : : :/ : l: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/,
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　　　　l /　　　　　. : : : : /: : : : : : :/ ~"''〜､ 八: : !＼_＿＿＿/l/,.斗‐七ﾅ　 V: : : : ∧: : : : :/,
　　　　l l 　 　 　 . : : : : /: : : : : : :/　　Vﾙ从~"''〜　　　 　　 ''"~l/ 从:／　 　 V: : : : ∧: : : : :
　　　　l:j　　　　‖: : : : l: : : : : : :/　　 ｨf斧笊う�_　 　 　 　 　 ｨf斧笊う�_　　 V: : : : :∧: : : : i
　　　　 ＼　　　. : : : : : l: : : : : :∧　-《　 _ノ::::::::l　　　　　　　　　_ノ::::::::l　　》- /l : : : : : ∧: : : :!
　　　　　　　　　l : : : : : !: : : : : : ∧　　　 V......ソ　　　　　　　　　V......ソ　　　 /-l: : : : : : :｜: l:/
　　　　　　　　　l : : : : : !: : : : : !　∧　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /}　!: : : : : : : ! : l
　　　　　　　　　 ､: : : : :l: : : : :人 ､_‘，　　　　　　　 　　 ′　　　　　　　　　/　 八: : : : : : l: : !　　　　　サマナー！
　　　　　　　　　　＼ : : !: : : : :l: 个s｡ 　 　 　 　 　 　 _＿＿　　　　　　　　 __／: l : : : : : 八: :l
　　　　　　　　　　　个､:!: : : : :l: : : : :込　　　　　　　/　─　ヽ　　　　　 　 八: : :｜: : : : /: : : :丶　　　 敵襲だよ！
　 　 　 　 　 　 　 　 } ∧: : : :｜ : : : : : : .　 　 　 　 l:::::::::::::::::l　　　 　 　 /: : : : :｜ : : : : : : : ＼: :＼
　　　　　　　　　　　/: : ∧: : :｜: : : : : : :个s。　　　乂::::::::::ノ　　　　 . : : : : : : : : | : : /: :＼ : : : ＼: :＼
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　　　　　　　　　　　　　　無論のこと。その道行きがただ走るだけで届くものでないことは、先刻承知の上だが。

　　　　　　　　　　　邪龍ニャミニャミが叫ぶ可愛らしい声を受け、花梨とワカモと仲魔達が揃って臨戦態勢へと移った。

　

2732 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 13:29:41 ID:HEnR8YrA

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⊥、
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　　　　 /ニニ:|　　 　 　 　 （＿＿／　／::|
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　　　 |二二＼| 　 　 　 　／:::／:::{:::::ノ:://| /
　　　 |ニニﾆﾆ:＞‐=ニニニ⌒＼[>ｔ<]/└〈
　　　 |ニニニ二＼二二二二二｝ﾆ＼| 　 丿　　　　　　　援護します、お先にどうぞ！
　　　 ＼ニニニﾆﾆ|┘i:i:ｉ|二二二 ＼ |Τ八
　　　　 |i＼＿＿___|::/i:i:i:|二二二二 ＼|:::::::＼＿＿＿＿
　　　　 Ｖ/┴､/　|::/i:i:i:ｉ:∨ニニ／Ｖ＼ﾉ ＼＿／i:i:／⌒
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.　　　　　〈/⌒｢〉 |::|.　／＼二＼＼Λノ＿＿＿＿i:＼
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　　　　　 j{:i:i:i:|｣／ﾆﾆ//　 ＼ ＼ニ＼ニニニニ/　　　　　　　　　　　　　 　 r＝,　 lil＼l＼
.　　　 　 j{:i:i:j{　 ⌒∨/|　　　 ＼ ＼ニ＼_ニニ |　　　　　　　　　　　　＿＿_|i　l＿_i_V/V/__
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　　ｉ:j{:i:ij{ |ニﾆﾆ＞''´　 　　　　　　　　　　　　　 　 ∨Λ　　　　 ﾆﾆ===---　　　　　 ／
　　ｉj{:i:ij{　〉二／　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |//r〉　　　　　　　　　　　 ﾆ==--
　　j｣:i:i:｢ {ニﾆ|　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀¨´　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾆ==--
　　｣:i:i:「 .{ニニ)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾆ=-
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　ワカモが即座に反応し、愛銃を構えて仲魔の支援を受け狙いを付ける。

　　　　　　　　　　　　　　　　　礼は少なく。花梨は幻魔ジャンバヴァンをとまない、真正面から切りかかった。

　

2733 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 13:38:06 ID:HEnR8YrA

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　 　 　 　 　 　 ,.ｲ　., =7ﾚ'ﾚ'　　　　　　　　く｀l　　　　　　　＼　　＞｡.　 　,/　　 ／　　≧s。ﾆ:.:.:. 〉　＼　　　 　 　 V//ﾊ: : :.:∧
　 　 　 　 　 　 | |／／　　　　　 　 　 く´二 　二´>　　　　　 ＼　　 〈､　,/　 イ　　　　　 ∨八:.:/ 　 　 ヽ　　 _　　///,'∧ : : : }
　 　 　 　 　 　 | ／ , =7 　 ,ｲ二.7　　　／/| |　　　　　　　　　　＼　∧ ｱﾊ/:::乂　　　　　 ｱ＜､{　　　 ﾉ ^〉_〈::ゝ,/////!∧: : :.|
　 　 　 　 　 　 | |／／　　　＿/ﾑ_. 　<__,/_| |　 　.,ｲ,ｲ ,ｲ　　　　　 ＼ ∨∨〉::::::::≧=‐＜　　　 ≧==≦ ／ 　 ∨:{//////∧: :/
　 　 　 　 　 　 |_,／　　　　'──‐'　　 　 ヽ,_! 　　ﾚﾚ //　　　　　　　＼＼_〉,＜　　　　　　　　　　 {i ／　 　 　 ｱ�Y/////∧^
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /'　　　　　 　 　 〈　／　　　　 　 　 　 　 　 ／　　 　 　 /　 ＼////,'∧
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　　　　　　　　　　　　　　　起動したままの『バ美肉アプリ』の効果は、生真面目な幻魔にも適用される。

　　　　　　　　一見すれば華々しい少女が二人。一斉に切り込む姿は、アニメーションのようにさえ感じさせるものだ。

　　　　　　　　　　　　　

2734 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 13:44:58 ID:HEnR8YrA

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　　　　  ,ｲ　　　 ,ｲ ,ｲ　　 ＞―‐./: ;. : : : : : :∠=-　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| : |三三ﾆ=- : : : : 丶: : : : : : : : .
　　　　/ム―７ ﾚ .ﾚ . : : : ／: :/／: : : : :／三/　　　　　　　　　　__,  ＿＿＿＿＿＿＿  |三三三ﾆ=-: : : : : ＼: : : : : : |
　　　 //ニ７/　 ／: : : , : : : : : : : : : : : : -=ﾆ{{　 　 　 　 　 　<　 ￣｀ﾞﾞ"'ｰｯ　　　　　　　￣,二＝─ ﾆ=-: : : : : 丶: : : : |
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　　　　　 // /: : : ／: :／: : , : : : : :/三三ﾆ=-　　　　　 　 　 　 ーY: ／ 　　　　 ., ／ /: :,三三三三三三ﾆ=-| : : : : : .
　　　　  /' 　 __／: :／: : ／: : : :∠三三三三ﾊ　　 　 　 　 　 　 ／ 　　　　 .／゛ ／: :/三三三三三三三= |: : : : : :│
　　　　　　 /´　＞　,.イ : : : :∠三三三三三|　、　　　　　  _／゛　　　　　／ ___／: :／三三三三三三三=-│: : : : : :|
　　　　　 . ´￣　 ／_/ : : : : -=ﾆ三三三三三＼　￣￣ ,／゛ 　 　 　 　 / /==ミ＼;Ｌ三三三三三三｢￣ 　 ; : :/: : : :′
　 　 　 /: : ;　; ／／  : : : :/三三三三三三三三丶 ,∠―''ﾞﾞ,!　　　　　/ A ∨三ヽ=|.:.:.:.:.:.:.:.:＼三厂　　　　/: :/: : : /
　　　　′ / ／／  : : : : :/三三三三(^ー=ミ三ﾄ -'"　　　 ./ 　　　　 /　　 ､∨.:.:.:;=|.:.:.:.:ト--==ミx　　　　　|: /: : : /
　　 　 i: :/  |/,ｲ,ｲ ,ｲ : :/三三三三三≧ｘ.　＼l /i三′　 / 　,..┐　 .lﾞ 三ミ^ ∨ノ=′:.:.:! ｛�_:.:.:.}ﾘ　　　 　 /: : : /
　　 　 ﾚ'　.|:  ﾚﾚ //　　 ,ｨ　 三三三三  i　　　 ;’  ト{　　/.／　 !　　 |  +｀)　　 Ｌノ:.:.:.:.ノー=┐⌒＼　　 　 | : : /
　　　　　　.|: /: :/'. 　／　} /}／}／￣｀  |　　　'　　　’   〃　　　!　　　!　　　　 ∧:.-=彡:.:.:.:._丿 <ｿ^ 廴　　 | : /
　　　 　 　 ./: : : : :  /　／  　　 丶　　　 |　　/　／ 　ト ″　　 .lﾞ　　　 .ｌ　　 =彳　;:.:.厂｀ー:.:「 　 　 '´￣｝　└
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　 　 　 　 |:V　 　 　 　 　 　 　 '　/　　．  : : : /≧===-- ＼　  |/　　 .ヽ　　　 .＼ 三三三三／ : : : : : .　　　Ц　|　|
.　　　　　└'　　　　　　　　　　∠二: : : : : : : :レ===ミ/　∧;≧===≦;　ｌ　　　　 . ＼ 三≫' . : : : : : : : |　　　　 ﾉ ,ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　∠二 : : : : : : : : : : : : : : : : 〉/ﾆﾆ;||ﾆﾆﾆﾆ||= ｌ.iｰ ､　　　 . ＼ : : : : : : : :ｉ: : : |　　　　  ￣
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｀''''‐
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　　　　　　　　　　　　　　　　切られ、叩き込まれた銃撃が天使の実態を解きマグネタイトへと巻き戻す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　赤黒い塵が、ゆるやかに天井へと登っていく。

　　　　　　　　　　メンテナンス道を管理する空調へと届く前に。天使だったマグネタイトは儚く、空中へ溶け切った。

　

2735 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 13:51:23 ID:HEnR8YrA

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　　　　　 | : : ﾉ　 　 ::ヽ::ヽ::ヽ::|: : :.| ∪ ／{ : : |ﾆ|.: : : :.|: : : :＼〉　　　　　ふ、う……レベル上がってそうだわ
　　　 　 人／　　　　　　　　　|: : :.|　 /　八／|ﾆ|.: : : :.| : : : : |
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　　　　　　　　|＼_ノ￣__）　　 |: : :.|/　 　 　 /.|ﾆ|.: : : :.|: : : : 人
　　　　　　　　| |ﾆ| ／　　 　 八: : |　 　 　 /　|ﾆ|: : : |: ＼.: : : :.＼
　　　　　　　　| |ﾆ|∧　 　 __ イ|＼|￣＼／　 .|ﾆ|: : : |: : : : : :＼ : :＼
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　　　　 　 ＼: :|　 |: : ／　　 | | .／: : : :/:|＼ : : : : ＼　　/　 　 　 　 ／ 　 .}
.　 　 　 　 　 ＼　 ＼{ 　 　 .| |　＼: : /: :|: : |＼: : : :/　/　　　 　 ／　　 　 }
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　　　　　　　　悪魔を打倒し、強敵を乗り越え、そのマグネタイトを取り込むことでサマナーや仲魔はレベルを上昇させる。

　　　　　　　このメンテナンス道を進み始めた頃よりも楽に敵を倒せると言う事実に、花梨は手応えを覚えつつ前を向いた。

　　　　　　道を阻む天使の群はまだまだ多く。ヤタガラスの面々やハルヒ等が、同じように相手取り打破しているのが見えた。

　

2736 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 13:54:56 ID:HEnR8YrA

　　　　　　　　　　　　　　　,r‐､
　　　　　　　　　　　　　　_〈　　）──‐<＾ヽ_
　　　　　　　　　r─､ r≦ーﾍ＿スニ （ У )　＞､
　　　　　　　　　{　 イ　　　　　　　　（＿,二　）＞公､
　　　　　　　　　7(_ノ　　　　　　　　　　　ヽス（ ‐千ハ
　　　　　 　 r‐/　 　 　 　 　 　 　 |＿__／　（⌒ーz==-､
　　　　　　　Ｖﾉ　　　　　　 　 ｜　|＼/￣￣　ー(ーヽ　 }、
　　　　　　　ﾊ　 　 　 　 　 　 ｜　|　 ＼ -|=ﾆ「￣＼ | / ヽ
　　　　　　　l　二二ニ＝─ ‐｜　|　　　ヽ|　 ||　　　屮─┘
　　　　　 　 |/　　 　 　 |　　　 |　 |　　　 l |　 ‘＝-／||ヽ￣}}
　　 　 　 　 | |　　 　 　 |　　　 |　 |-─　 !l　 |＼|く　 ﾘ| ﾄ､∧
　　 　 　 　 | |　　　　|　|　　　 |　 |r _､_　||　 |ミ_|　|ｰ’| | ＼|
　　　　　 　 |｜　　　 ﾞ．ﾞ．　　 |　ﾁ孑f心l| 　|Уヽ !　 | |｜ﾊヽ
　　　　　　　Vﾞ．　 ヽ　ヽ ヽ　　|__{　込ソﾘ_〃/ﾆ　}|.　l| |从ハ l　　　　つっても、スキルが生えたりしてねーから
　　　　　　　 V ＼r‐ ─ ￣ ￣　　　´", ,　　　fﾉ /,'　ﾘ! ! /'　| |
　　　　　　　　∨ ∧　　　　､　　　　　　　 　 rﾁ< ｲ／ | |　　 ﾚ′　　　やれることに差はないけど
　　　　　　　　　＼ハ　　　　　　　　　　　　ｲ/／ ´　　ﾚ′
　　　　　　　　　　 ヽ 丶　　　 ､っ　　　イ　|⌒>　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　ｒ⌒ヽ ＞‐-rｪ≦＿ﾉ⌒７/　　　,r─‐、
　　　　　　　　　　ｒ⌒ヽノ＞─ 〉{/　 ﾊ_∧ﾉ´へ __/ ／ ヽ)
　　　　　　　　r─ヽｒ'^У/≫=r==､≦─'"´／⌒〈 ﾉ⌒　 )
　　　　　　　　{　　ノＹ　/ {{_,仆、 〉〉 .／イ　ｒ‐ｲ≧ヽー＜⌒)
　　　　　　　　ヽ　У{　{　 //.||､V/／ /　／コ/　　　＼　　)
　　 　 　 　 　 （　 Уヽヽ//__|| ｀′／　 {7′　 　 　 　 Ｖ/







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.　|: :.|: : |ﾆ| : : |ﾆ| ∧: / : / :∧/___,＼_| : : |: :| : : |: :/ /
　 ＼|: : |ﾆ|＿_|ﾆ|/ ∧|: :/: :斧竿竿ミ　 ￣ 斧竿ミ/ /
　　 ﾉ: :├─ ─┤ {∨ / : 人乂_;ツ　 　 　 {_ツ ﾉ: :/:|
　 ⌒|: : |: :|: :|／ ＼/ ∧: : :|:::::::::::::　　　,　　 :::::::}∧ :|
.　 　 ＼ : :|: :||　　 / ∧_|: : |　　　 　 　 　 　 　 人 | :|
　 　 　 /: :|: :|　　/ /　　|: : :＼　　 r ─ y　　 ｲ＼)| :|　　　　　生存力上がるだけで十分よ
. 　 　 /: : :|: :|| 　{: :{　　 ＼| : :|h｡　　ｰ‐　 イ /＼ ＼|
. 　 ／イ.: :|: :|＼ ＼＼ /￣|: : | 　 ≧= ＜: :| :| : : ＼ ＼
.　　　　|: : |: :| : :| 　 )人＿ﾉ:／　 　 |＼　￣＼＼ : : ＼ ＼
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2737 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 14:00:12 ID:HEnR8YrA

.厂＼　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _＿＿__
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　　 　 ＼:i:i＼　　　　 　 　 　 　 (＿/ : : : : : : : : : : : : ＼: : : : :.Ｖノ＿
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　　　　　　　|ヽ ／/ ./ / ｀ヽ 　 ,: : / : |: :∧|: :|: : |: :∧:ﾊ: :∨.:.|i| : : : : ＼　　　　　それより、前の援護よ援護
　　　　　　　|　|＼{　{　{　{^h､　{: : |: : :|:/＼|: :|: : |:/／V:|.　|.: :|i|: : : : : : :.＼
　　　　　　　|　| 汽`'ﾍ人.」:i:i:i:i|￣￣￣|ﾐzzzｘ:|: : ,ｨ≦zzｚ.: :|: : 八: :＼ : : : : ＼　 ワカモさんもよろしく！
　　　　　　　|　 :{　|＼__.⌒''ｰｭ|　 　 　 |ﾍヽ炒￣´　 炒ﾉ´: :|: /　 ＼: :.＼: : : : :.)i'ｯ｡.,_＿＿＿__
　　　　　　　|　ノ　.Ｖ ∨⌒¨~´|.　 | ＼ !∧ 　 <!　　　 　 |: :乂＿. 　 ＼: : : : : : : : : : : _,,､-=ﾆ⌒)
　　　　　　　|　　 　 ∨∨二二|.　 |　　＼-＼　,　､　　／乂＿＿:.`h､ . うぅ=‐--‐=ﾆ⌒　　 ):／
.　　　　　 　 ,　　　　 } . ﾏﾆﾆﾆ|＿_＼　　 ＼-＞　＜／　／二二h: : :`h､.　　　　 　 　 　 ／
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　　　　　　　 ∧／:i:i:i:ih,　　　　 {: :/`寸::＼　　 ＼::／ニ／∨ﾆﾆﾆ∠ .イ　　　　　　　　　t
　　　　　　　　/:i／ﾆﾆﾆ＼　 　 乂{　　{:::::::::＼　　 ＼／　／∨ﾆﾆﾆ-∨
　 　 　 　 　 〈:i/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ＼　　　　 /⌒￣ _ ＼　　 ＼-ﾆニ∨二ニ-,
　　　 　 　 　 〈＼二二ニﾆﾆ-＼.　　 { _. -ﾆニ／.＼　　 ＼ニ/二二二}
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　　　　　　　　　　　　　＼＼＞''" _ - ~＞''´∨/.　　∨ﾆ二二＼　　 ＼ﾆﾆ=- _
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　　　　　　　　　　　　　 　 {::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::うぅ=‐-∨ﾆﾆ二二二二＼　　 ＼}i:}
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　　　　　　　　　　　　　　　　幾度も天使を屠った魔剣MURAMASAを構え直し、再び花梨が駆け出す。

　　　　　　　　　　　　　次の区画へ存在するナイトメアシステムまで、彼女たちの足は止まることはなかった。

　

2738 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 14:04:24 ID:HEnR8YrA

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2739 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 14:12:35 ID:HEnR8YrA

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,蠱 　 　 蠱.
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 蠱lil.-- ..;il穐
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 {攀龜.--攀ii穐
｛__].:| | | | | l＼＼＼:|＼||／||＼＼＼＼＼ {攀ili龜..-攀ilii穐　 ＼＼＼＼＼＼.| |＼＼　 | | |　 ／／| |
｛__].:| | | | | | | |＼＼|＼||／||＼＼＼＼＼ {攀i:ili疊.-攀i泌穐  ＼＼＼＼＼＼ | |　 ＼＼| | |／／　 | |
｛__].:| | | | | | | | ｢|＼|＼||／||＼＼＼＼　 {攀澁li疊-攀il泌i穐　 ＼＼＼＼＼､| |　 　 ＼| | |／　 　 | |
｛__].:| | | | | | | | | | | |＼||／|l＼＼＼＼ {攀;澁lili穐.攀泌泌穐 ＼＼＼＼_､- | |＿─￣| | |￣─＿| |
｛__].:| | | | | | | | | | | |＼||／|l＼＼＼／ {攀;澁i�Vi穐�[i泌泌穐  ＼＼ _､＜ﾆ=:| |＿‐‐￣| | |￣‐‐＿| |
｛__].:| | | | | | | | | | | |＼||／|l＼＼／　: {攀;澁i:i�\i穐�Zi泌泌i穐 　,､＜ﾆ=-　.::| |＼＼　 | | |　 ／／| |
｛__].:| | | | | | | | | | | |＼||／|| l:／　 |　:{攀澁澁�[{{亀泌泌ii粥亀 ﾆー　　 : : :| |　 ＼＼| | |／／　 | |
｛__].:| | | | | | | | | | | |／||＼l／　:|　:|　{攀澁澁i:�[{{[亀泌泌i粥穐  　　　　 _ =:| |　 　 ＼| | |／ 　　 | |
｛__].:| | | | | | | | | | | |＼|l ／　|　:|／ {龜澁澁泌�Z{{{亀泌泌粥]}}　　  _ =￣　| |--¬¨¨| | |¨¨¬--| |
込ﾍ,| | | | | | | | | | | |ｉ::／　|　:|／／.:: {龜澁澁i:泌�Z粥亀泌泌}劾_ =￣___　　 | |--¬¨¨| | |¨¨¬--| |
(し' .) | | | | | | | | | | |/| |　 |／／| | | {{疊澁澁i:i:泌�Z粥i亀泌泌]}} _ ‐'￣　| 　 | |＼＼　 | | |　 ／／| |
≧≦ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ::|/| l_／／ﾆﾆﾆﾆ {{{疊澁澁泌泌�Z粥i亀泌}劾 |　　 　 | 　 | |　 ＼＼| | |／／　 | |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 萄粥疊澁�[[粥{粥穐澁i:泌泌�W　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ￣￣
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　　　　　　　　　　　　　メンテナンス道を走り抜けた一行は再び、ナイトメアシステムが露出した区画へとたどり着く。

　　　　　　　　　　　電脳の霊脈を覆う赤黒い石柱が、物々しい音と共にマガツヒをポンプのように外へと送り届けている。

。　　　　　　　　　　　　　　　　　

2740 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 14:20:14 ID:HEnR8YrA

　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　 　 ─……‐　．
　　　　　　　　　 　 .イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:..､
　　　　 　 　 　 ／:.:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
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　　　　　　　/:.:.:.厶　 ─…====ミ ＼i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　广 /ｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼}:.:.:.:|￣｀7:.:∧
　 　 　 　 {｀７:.:.:.:.∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:.:|＼_{:.:.:.:.:.:.、
　　　　 　 ∨:.:.:. `ト}､:ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:.:}.:.:ｌ.:.:.|:.:.:.:|、/:.:.:.:.:.:.:.:.ﾟ，
　　　 　 　 |:ｌ:.:.:.:.:.|　　　ヽ:.:.:.:.:厶斗く:|:.:.:.:|_ﾊ:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.丶　　　　　　　　　　よし、停止作業に入るわ
　　　 　 　 |:ｉ:.:ｌ:.:.:.! 芹汽　＼:.:.イ汽X|:.:.:.:| l}ﾍ:.:.:.:.:.:.:､:.:.:.:.＼
　　　　 　 ｲ:|:.从:.:К匕ﾘ　　　　匕ﾘ　|:.:.:.:lノ:.:.:＼:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:〕iト．　　　　　その間はよろしくね！
　　 　 ／ / |:.:.:.:ﾄ:.八　　 、　　 　 　 ,|:.:.:.:|　}ﾄ:.:.:.:＼:.:.:.:.:＞=ミ:.:.:. ＼
　　　〈{　/ /|:.:.:.:| }:.:込、　ｰヘ　 　 ｲ:|:.:.:.:| .ハ ､≧iﾍУ:i:i:i:i:i:i:iヽ:.:.:.:.:＼
　 　 　 〈_/ :|:.:.:.:| |:.:.:.:.:.〕iト -- イﾄ　/|:.:.:.:|’i:i:i:＼〕:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧:.:.:.:.:.:.＼
　　　　　　　|:.:.:.:| 乂:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.トｲ :!:.:.: |:i:i:i:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i`7:.:.:.:.:.:.
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　スクナヒコナを伴い、ハルヒがナイトメアシステムの露出した部分へと向かう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　荒れ狂うようい脈打つ赤黒い輝きは、ただそれだけで禍々しくおどろおどろしい。

　　　　　同時に。外側、世界へさえ影響を与えるほどに流れる多量の力、マガツヒはただ破壊したのでは周囲へ悪影響を及ぼすだけだ。

　　　　　　　だからこそ。これを停止させるには、相応の知識を持つサマナーと仲魔の手による封印処理に近い行為が必要となる。

　

　　　　　　　　　　　　　

2741 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 14:30:20 ID:HEnR8YrA

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　　　　　　　 　 　 　 ,/ｲ///ｲ/l　 l/l弋ｚぅヾrl fY　K弋z.ぅノ''Vﾑヽ////y　　　
　　　　　　　　　　　f/ }////ﾘ/l　 l/l　　　　l l h l　　　　　 　 ﾊNk/ﾍ//}　　　　　しばしの間、よろしくお頼み申す！
　　 　 　 　 　 　 　l'　l///,ｲ/{ l　 l/l　　　　l l l l l　　　　　　∧リ　ヽ//ﾑ
　　　 　 　 　 　 　 {　l/イ　{/｀il 　l/l　　　 rt l l l l　　　　　∧ﾊﾘ　　 ｀ヾﾑ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 li　l l 　l/l..　　　l　il l　il　　　 ／/／ }
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /l 　l/l　 >｡. l　lﾊ　 V ..イゝ／　　j´　￣￣ 入
　　　　　　　　　　　　　　 　 //l 　l/l ｀＜ ;{　|　}　 Vノ／　　 ,ｲ　　　　　/　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 _ノ＞l 　l/l　　_ _{　V }　　V´　　 ,ｲj　　　　　/-　..,,ﾑ
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　　　　 　 　 　 　 　 　 ,ｨ}　 　 l 　l/l　ヽji.弋　 {　　　 V´　/　　　　 ∧::::::::::::::::::::::ヽ
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　　　　　　　　　 　 ,ｲ:::::::∧　　l　 l/l/iｲililﾑ´ l ヽ　　　　 ＼　　　　 {::::::::::::＜:::::::::::::::::::::＼
　　　 　 　 　 　 ,///::::::::::ﾊ　　l 　l/lil/ilili 'ﾑ j　　＼　　　　 ＼　　　{:::::::::::::＜´::::::＞　 ´
　　　　　　　　 ,f r./::::::::::::::ﾊ　 l　 l/lili ilili jili〉⌒ヽ　＼　　　　　｀＜ k⌒ヾ:::＞ ´
　　　　　　　／{ {V::::::::::::::::::ﾊ　l 　l/lililiilililiｨ' f/)　 }　/＼　　　　　　　 ｀ ＜｀＜_,,..　-‐　⌒
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　　　　／r-y'　　 V::::::::::::::::::::} l　 l/lilil ilil　 ｀千　 /　　　　 ヽ　　　　　　　　　 ｀ヽ ヾ ＜Z
　　／/// ir{　　　 ヽ:::::::::::::::::} l　 l/lilil ilil　 　 i　 /　　　　　/　＼　　　　　　　　　V　ヾヾ
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　　　　　　　　　　　　　　　国津神スクナヒコナがハルヒの横に浮き、ナイトメアシステムへと干渉を始める。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　作業としては四度目。

　　　　　　　　　　　　　　慣れを感じさせるようにはなってきたが、それでも数分程度の時間は必要とする。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして。その間、ハルヒ達はどうしても無防備にならざるを得ない。

　

2742 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 14:37:25 ID:HEnR8YrA

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |-ﾆ|　 |ﾆ二二〈i:i:i:i:i:/:i/　/ノ＼ニ-／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最中。ハルヒ達を守るのが、花梨等の努めだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　過程だけ見れば道中を駆け抜けた時と違いはない。

　　　　　　　　　　　　しかし。この面々の中で最大戦力を欠いた防衛戦は、けして道中と同じと言い切れないものがある。

　

2743 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 14:47:12 ID:HEnR8YrA

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿_
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,,..ニ¨~~7.,'　　,/ェ　l　ヽ _>ｰ,ｌｌ=｛lｎ〈ィl∠f‐/└' - '>/-､|| :;l＿_　　 li　Yvｨｭ ,{､>ｲﾉ _ ___／￣rヽ、 〉、＞＿i｣r‐'／r_ﾆ／〈‐'´　 ／ヽ} l/
-= ＝''7.,'　　/'""¨¨ 〉、＞＿i｣r‐'／r_ﾆ／〈‐'´　 ／ヽ} l/ .:l　ヽ _>ｰ,ｌｌ=｛lｎ〈ィl∠f‐/└' - '>/-､||　  ヽﾍ ゞ=(./ｰ'くヾ＝'、ヽﾄ､_, ﾍ　 / /
,三二ﾞ7,'　 ,ム-=＝ ヽﾍ ゞ=(./ｰ'くヾ＝'、ヽﾄ､_, ﾍ　 / /! !..: 〉、＞＿i｣r‐'／r_ﾆ／〈‐'´　 ／ヽ} l/　　  ∨Yt-ﾍ｢|ヽ＞ヽノヽ｣__ﾄ､　∨ ∧
≡＝'7.ﾞ　/;;;;;;;;;三三;;; ∨Yt-ﾍ｢|ヽ＞ヽノヽ｣__ﾄ､　∨ ∧  !..:lヽﾍ ゞ=(./ｰ'くヾ＝'、ヽﾄ､_, ﾍ　 / / 　　　  / /　〉､|｜〈_>'_/ﾍ /7/'〈-ﾍ _ヽ∧
三≡7.　/≡;;;;;;;;;;;;;イ,.:/ /　〉､|｜〈_>'_/ﾍ /7/'〈-ﾍ _ヽ∧  .:| ∨Yt-ﾍ｢|ヽ＞ヽノヽ｣__ﾄ､　∨ ∧　　 ,イ_/>.ノ　〉､ヽﾉ〈｀lｰ〈／　 〕ﾝ ﾊ｀〉∧
川川ー''川川川川  ,イ_/>.ノ　〉､ヽﾉ〈｀lｰ〈／　 〕ﾝ ﾊ｀〉∧.:|~,/ /　〉､|｜〈_>'_/ﾍ /7/'〈-ﾍ _ヽ∧ /- 〃_ ﾌr｛_r‐<＿}_ユ !-ｭ {i =|{(､)）∧〉
川川川 川川川川/- 〃_ ﾌr｛_r‐<＿}_ユ !-ｭ {i =|{(､)）∧〉 ,イ_/>.ノ　〉､ヽﾉ〈｀lｰ〈／　 〕ﾝ ﾊ｀〉　 //,〃 >ｰ└/　| l--┘' ／ヽ,|L｣ ! || ﾘ
川川川 川川川  //,〃 >ｰ└/　| l--┘' ／　  ___＿＿＿＿＿＿＿＿＿　 }_ユ !-ｭ {i =|{(､　  ＼: :、: : : ＼: : : : : : : :＼ : : :＼　  l !ｌ/
川川川 川川　 /､へ ／ ,>､｀!__//l'´　／-ﾍ　　 ⌒≧=- . : : : : : : : : : : : : ＼　　 ／ヽ,|L｣ ! || ﾘ　 ﾄ: :＼: : : : ＼ : : : : : : : : 、￣　　 ll/
∧川川 川川　 〉>＞'　 i､/ハl　l　ｌ__ハ-‐ﾍ〈　  ／: : ; : : : : : : : : : : : : : : : : : 〉　 ﾍソ〉‐'ｺl !ｌ　　│: -=丶: : : : 丶: : : : : : : :＼　 __ﾘ
＼＼川 川川　 ヒ!､〉　 { !l l　｀ト　　┌. : : :-=彡 : ／ : : : :, -=ﾌ´￣￣￣￣　  -‐ﾍ〈 ゞ､-ﾚll/　　 | : |三ﾆ=- : : : : ＼: : : : : : : :＼ 
＼＼,夂,,丈丈　｀^ﾞ′　 !.l| !　 |　/　 ＞―‐./: ;. : : : : : :∠=-　 !l l　｀ト '=､∧ l　　l l/,〈___ﾘ ﾞ: :　  | : |三三ﾆ=- : : : : 丶: : : : : : : : .
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　　　　　　　　　　  L　 |: /: : : : :/三三/}／}／￣｀/ rｩ ;　 ー'　ﾚ　　　　／ﾐ='＼　　 ﾄ　 ∧:.-=彡:.:.:.:._丿 <ｿ^ 廴　　 | : /　　 | ﾄ-- '| |
　　　　　　　　　　 _/-　  /: : : : :/三三/　　　　 _／　　ノ　　, ´　ト-　　　,　 ｰへ　 　 =彳　;:.:.厂｀ー:.:「　　　 '´￣｝　└　　　　| ヽ　,/｜
　　　　　　　　　 /` ｧ'　  : : : : :/}三=７　　　 ／　／　´　　 /=人」　　　 //､TTT,ヽ　　　│ノ:ノ:.:.:.:.:.:.:ノL　ｘ≦⌒ﾚ　　　　　　　 ヽ ニｲ/
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　　　　　 　 　 　 　 　 |: : :V　　｝'　　　　Ｌ　､　ｰ=厂三三{={//=-　|　 ＼/,」」」∨　/　 从::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞--く
　　　　　 　 　 　 　 　 |: :V　 　 　 　 　 　 ¬〉 ∠彡'＾≧=V乂==-　、　　こ二フ　 ′/⌒≧=ーz彡'´三三}: : :＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ∠二 : : : : : : : : : : : : : : : : 〉/ﾆﾆ;||ﾆﾆﾆﾆ||= ∧　∨. : ´: : : : : : : : : : : :ｉ: : : |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　マグネタイトが集約され、あたり一帯を再び天使の群が埋め尽くす。

　　　　　　　　　　　これまで倒してきたもの。初めて見るものが混在し、一斉に侵入者を撃破せんと駆け出した。

　

2744 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 14:52:26 ID:HEnR8YrA

　　　　 　 　 　 　 ｚ''´　　　 　 　 　 　 ^'〜ヒｧ=く: : : : : : . .
　 　 　 　 　 ┌ャﾞ　　　　　　　　　　　　　 乂こノﾆ-_ : : : : ﾞ:,
　　　 　 　 　 |/ :　　　　　　　　　　　　　　　　　 寸辷=く: : :/,
　 　 　 　 　 ,: : :　　　　　　　 　 　 　 　 `､　　　　乂こノ_ : : /,
.　　　　　　 , : :　　　　 　 　 　 　 　 i 　 　`、　　　　　ｰ ｘ==ｘ/,　　 ヽ -─|i──li───|i──|i-/
　　　　　　 ; : :　　　　　　　 　 　 　 ﾊ,＿//`,　　　　　 〈〈　 〉〉ｷ　　 iｌ　　　　 マハザン　　　　　　 ,li
.　　　　 　 j : : 　 　 　 　 　 ′ 　 /　 V/￣ ',　　 　 ｢ �_∨/ 寸　　/ー|i──l|───l|───|iヽ'
.　　　　 　 i : :　　 　 l　 　 ;　　　.:ﾞ　 　 'y: :　|ｉ　　　 |｜　「｝　} }
.　　 　 　 ！: . l　 　 l　 　 ;　　 ^i=-　 　 'y : ｉ|　 　 └ｰ/ |｢∨/!
.　　　　　 ！: . ',　　 l　　　ｉ　　　|　　　　　 y,|i　　 　 〈〈__八__) ;
.　　　　　　 ', : . ', 　 l　　　|　　　|rf蒜斉ｋ､　lj　　　/ !ト| |ｉ｜ﾔ
.　　　　　 　 ﾞ, : . '､　l　　　|　　 ｜ 処炒^刈‖　　/　|以八乂
　　　 　 　 　 ﾞ:, : . >'^ ｰ‐└- 　」　　 　 　 // 　 /　 片j�eﾞ＼＼
　　　　　　　　 ´从　　　　　　　　　　　　　 /_,,.イ ／: ％Г　　＼＼　　　　とりま、先手で全体ぶっぱでいいよなー
　　　　 　 　 /´ 　 ＼　　　　　　　　 　 　 　 ／ﾉ＞'´　l｜　　　　＼＼
　　　　　　　;　 　 　 个　.,　 ｆ，　 　 　 　 イi厂｢ﾞヽ　　i| |　　　　　　　　　 サマナー！
　　　　　 　 {　　　　　j7　 ＞　 　 -=ﾆ　　 ⊥丿　i　　 | |
.　　　　　 　 '､　　 　 {{　〃　{ （　 ／⌒Ｙ　　｜　ﾉ　　 | |
　　　　　　｢＼〉　 (⌒　‖　Λ ∨　　　ﾉ　　ノ　　 V厶､、,.､ -‐- 、
　　　　　　|　　＼ ﾍ 　 ｘ===ミr�メ@　　　　　 　 　 j「　 ノ　　／⌒ヽ
.　　　　 　 ',　　　　ﾉ　 {{ __ノ刈i「 �_、　　　　　　, ﾞ　　 }　／V:::::::::::}
.　　　　　　 '､　 　 | 　 乂彡/］i|廴　)〉　 　 　 ,.:'ﾞ 　 __ノ ｛　　'/:::::::/
　　 　 　 　 〈　　 └┐　７/　]iГ¨¨´　　 　／　 _ ノ　 　 ヽ 　!::／
　　　　　　／Ｖ^ヽ 　 　 // ﾞ''」ｉ|=‐- -‐=ﾔ゛＿,ノ　 　 　 　 ｝　j::::ｰ..、
　 　 　 ／二/　　 Ｌ,,,, 〈/　　 |ｉ| 　 　 ___ ノ　 Λ　　 　 　 /　 .:::::::::ﾉ
　　 　 {ニﾆ/　　　 ￣ ヽ　　　　　　　　　　　/　　　　　 _ノ　 .:::: ／
　　 　 {二/　　　　 　 　 }ト　.,　　　　 　 　 /　　 　 ﾉ⌒　　 /／
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　　　　　　　　　　　　前へ抜きん出て数多を斬り伏せるのではなく、とどまり壁となり敵を後ろへ逃さないこと。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　これを念頭にした立ち回りの先手は、まず全体の数を減らすことだ。

　　　　　　　　　花梨の仲魔。地霊スダマを筆頭に、横へ幅広く攻撃を届けることが叶うスキルがぞくぞくと放たれていく。

　

2745 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 15:02:57 ID:HEnR8YrA

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _　_　　　　　　　　 _　_　　　　　　　 _　_　　　　　　 _　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |: ||: |　　　　　　　 |: ||: |:　　　　　　:|: ||: |:　　　　　:|: ||: |
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |:＼　 ＿|:_||:_|　　 |:＼　 ＿|:_||:_|　..|:＼　 ＿|:_||:_|..|:＼　 ＿|:_||:_|
!il! i,l',l'i,　　　　　　,'´",,　　　　　　　　　  |::　|　|　::| 　 　 　 |::　|　|　::|　 　 　|::　|　|　::|　 　 |::　|　|　::|
i　l　i!i 　/'⌒`'　､　∵'`,　　　　　　　　 /: 　|　|　::|　　　　./: 　|　|　::| 　 　 /: 　|　|　::|　　ﾞ/: 　|　|　::|
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, i i i!　 .,i!　i'r'~`',ﾐ 　ヽ,　　　　　　　　　　　　　　　　,　∴,　'´　　　　　＿-＿-_　､`　､,
　'i,i　　 .'i, ,i〃´`　 'i,　',　, '_ ：　　　　　 　　　　　　,:.　,';:　+ 　　-＝ニ-_三＿-`ヽ、、丶
　　'：,　　'i,' i,'i, (　)　i　 'i,　,'l),　;　　　　　　　　　　` ､ 　 ∴ ､`, 　　　　　　-　-_ヾヾ丶ヽ,ヾ,､
　　　　　　'i, 'i､､　　　i 　 !　　il 'i,　　　　　　　,､-'"／,､-'；　; ,_,． --一ー-- ,．,　　'i, 'i, i!　i　i!i
　　　　：'　, 'i､　､`ｰ''"　i ,i　 'i,i'! 'l,i　　　　　〃/',/'!　　,､-'",,． -一ー-,､,ミ､,　!　 ,l l　,l',l!',l',./
　　　∵　,' ,　.'h､ `-,､,,ﾉ ,i!　,li　li　i!|　　　/,〃,l'l, i　,r'　 〃/　 ( 　)　 　 ﾉ〃,ﾉ　/〃,/,／,ノ
　　：'',　'．　･　　.`-,､,,_,,,ﾉ　,l' l!i! ,l'i i!　　l' ,l'i!i! i|i!　,ゝ,　,ゝゞ-__￣-　, ＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　 /　　　　　　　　|　 /　,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　__
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,＼__ノし/／　　　　 ＼__ノし/／ ､　　　 　　＿＿_ 　 ＿＿ 　　　＿　　　＿_　＿_　　 　/　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　　)/⌒ヽ(＿　　＿＿)/⌒ヽ(＿ ',　　　 　　7 /ﾝ ）　 / /　　　 /,ｲ |　　 /,ｲ|./,ｲ.|　 　 /　/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ´　 ／⌒|「⌒＼ 　　　／⌒|「⌒＼.　　　　 ￣￣　　 ￣￣￣ 　￣　￣　￣　￣　￣　∠ﾌ　　　　　　　 　　　　__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　 /　,　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿_ 　 ＿＿ 　　　＿　　　＿_　＿_ 　　　/　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼__ノし/／´　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 7 /ﾝ ）　 / /　　　 /,ｲ |　　 /,ｲ|./,ｲ.|　 　 /　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　 /　,, )/⌒ヽ(＿　　　　　　　　　　 　 　 　 　 / /ン）　 / /＿. 　 //７｜　// | './ | |　 　.L/
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼__ノし/／￣)ヽ__ノ（￣￣￣　　　　　 　 　 　 　 　 ￣￣　　 ￣￣￣ 　￣　￣　￣　￣　￣　∠ﾌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 )/⌒ヽ(＿ ／⌒|「⌒＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ￣￣)ヽ__ノ（￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ´　 ／⌒|「⌒＼
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　衝撃が天使たちを押し留め、銃撃が翼を穿つ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　稲光が瞬き、凍てつく風と熱風が同時にあたりを包み込む。

　　　　　　　　　　　　　　戦闘の余波がメンテナンス道を駆け抜け、コンクリートや鉄の棚を痛めつけていく。

　

2746 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 15:08:44 ID:HEnR8YrA

　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　 ／　　 　 　 ＼　＼(こ ソ、
　　　　　 　 　 　 　 ／　/　　　　　　　　 ＼　＼ ＼＼
　　　　　　　　　 ／/　 /　　　　　　Λ　　　　　　　　 (⌒Y
　　　　　　-､ ／　/　　 　 　 　 　 /　V ＿_／　　 (⌒　メ、
　　　　　 ｛Ｖ//　 　 　 　 　 |　 　 | 　 ∨／￣ |　　　　｢￣ }
　　　　　　 / ′　　　　 |　　|　 　 |　 　 V　 　 |　 ｢＼ |　 /
　　 　 　 　 　 　 |　　　 |　 ｜　　､____　,. ＼　｜　L＿＼/⌒Y
　　　　 　 　 |　　|　　　 |　　|　 　 |　＿＿＿＼!　 ⌒／l]］ ＿j
　　　　　　|　|　　|　　　 |　　|　 　 |　Τ:::::::Τ　 　 〈　/l　寸｜
　　　　　　|　|　　|　　　 |　　|　 　 l　 乂_;;;ノ　｜ 　 ∨八__ﾉ |
　　　　　　|　| 　八　 　 |　　|＿　｣　　 　 　 　 |　 //＾V| | l　|　　　　　　　　　　あ、やっべ
　　　　　　| 八　　　,＞　"´ 　丶　　　 　 u. 　 |＿/　　｝ | | ﾘ
　　　　　 ｜　 ＼／　　　　　　　　　　　 　 　 　 r‐　／:| | |/　　　　　　　　　　 今度の天使、衝撃属性に耐性あるわ
.　　 　 　 八　 　 Λ　　　　　┌　┐　　　 　 　 r-イ : : | | |
.　　 　 　 　 ＼ 　 込、　　　　　　　 　 　 　 ／::|: : |: ／| | |／ ⌒＼　　　　　　どーーする、サマナー！？
.　　　　　 　 　 ＼__＼＞　　　　　　　　　 イ　「⌒Ｙ　　 |／: : : : : : : )
　　　　 　 　 　 　 　 ￣⌒　 ＞　　　 ＜　　/⌒　 |　 ／: : : : : : : : /
.　　　 　 　 　 ／＾＼ ＿　　 {　 Λ　 /⌒ V 　 　 ﾉ / /: ／＿ : : : {こ＞‐.､
　　　　　　 ／　　 　 ＼ ｀＼ ∨⌒∨　 　 ｝　 　 //　 しへ　　　＼: : : : : : :
.　　　　　 /　　　　　　__/ ⌒＼　　 { 　 　 　 　 / ′　　 / 　 　 　 ∨ : : : : }
.　　　　　 {＿　　　　｛　　 ／-=ﾆ⌒}｢⌒＼、　/　|　 　 / 　 　 　 　 |: : : : :/
.　　　　 　 ⌒＼　 /⌒¨ /　　　 ＿八乂__ﾉﾉ /　/|　 ／　　　　　 　 |: : : :/
. 　 　 　 ｛⌒　 　 ｛　 ／　　　　 　 ｝　　　 ／／　| ｛　　　　／⌒∨＾Ｙ: :｛

　

2747 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 15:08:56 ID:HEnR8YrA

　　　　　　 ,.ｲ　., =7
　　　　　　 | |／／
　　　　　　 | ／ , =7 　 ,ｲ二.7
　　　　　　 | |／／　　　＿/ﾑ_　　 ,ｲ,ｲ ,ｲ　　　　　　　　　  ＿__
　　　　　　 |_,／　　　　'──‐'　　 ﾚﾚ //　　　 　 　 　 ＜＞''´　　　　　　　 ＿_＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /'　 　 　 　 ＜＞ ´　　 　 　 -＝二￣ 　 　 　 　 　 　 rｰ'''"￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜＞ ´　　: -..、　 　 　 　 　 　 ﾞ''ｰ､、　　 　 　 ゝ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＜＞ ´　　　　　　　　｀''-..、　　　　　　　　 　'.-､　　　　 . ＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＜＞ ´　　　 　 　 　 　 　 　 `'-.. ＼ ,　　　 .、　　　　｀'-、　　　　 ﾞ'-、
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＜＞ ´　　　　　　　　　　　  γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ　　　　｀'､.　　　　　｀'-､
　　　　　　　　　 ＿__　＜＞ ´　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 l　　　 だったら……！　  l　,　　　　 .＼　　　　　　｀'-､
　　　　　　　　 {7 ＜＞〉　　　 　 _＿___　　　　　　　　　  ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/　 .＼　　 .'､　ヽ　　　　 .广ｰﾆ'-
　　 　 　 　 ≪≫＝<厂ﾆ=-　_ (⌒乂: :｀`〜.､ ,､.-‐- ､、　　　　　　　　　　　　　｀''-、　 .＼　 ﾞｌ!､ ｌ　　　　 . ｌ　　　 .｀''-
　　　　 ≪≫ ´.　　 　 ｀''＜ﾆﾆﾆﾆ＼＿￣＼: : ＼_《＞ヵ:'，　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　＼　!ヽ|　　 i-､　..ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　｀'＜ﾆﾆﾆ二二＼＼:＿彡イ:|:.｣!　　　　　　 　 　 ,ｲ,ｲ　　　　　＼　　｀┘.|　　 l.|l,＼　ｌ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＿￣／ヽﾆノ | |⌒¨´ ﾚ|: Ｖ　　　 　 ,.ｲ　., =7ﾚ'ﾚ'　　　　　　　 ＼ 　 /　　 .ｌ! ｌ,　＼l
　　　　 　 　 　 　 　 _,,､-=ﾆ⌒ﾆﾆﾆﾆﾆ二∠_｣-＜__／＼＼　　　 | |／／　　　　　　　　　　　  ｀‐/　　　 l　.ｌ　　" l
　　　　　　　　　　 ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆx〈⌒只:〉　　　　　): :)　　　 | ／ , =7　　　　　　　　　　　  / 　　　　ｌ　.ｌ,　　 |
　　　 　 　 　 　 /⌒＼ﾆﾆﾆ二二二／ ,､ｰ‐'_ ＿ 　 　 ／⌒　　　  | |／／　　　　　　　　 　 　 / 　　　　 i〈l　 ｌ.　 il′
　　　 　 　 　 　 {:.:.:.:.:.: Ｖﾆﾆﾆ二／∧<ﾆﾆﾆﾆ》ソ〉 .／　　　　　　  |_,／　　 ,ｲ二.7　　　　　  / 　　 ,i''､　.| 　　 .ｌ /.!
　　　　　　　　　  ＼.＿∧ﾆﾆﾆ:/i:i:ｉ:ｉ:∧:＼￣ ⌒´　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿/ﾑ_.　　　  ／　　　/ 　.ｌ　! 　　 .｀　|
　　　 　 　 　 　 　 　 〈:I:I＼ﾆ/:i:i／⌒∨⌒　　　　　　　 ＼、　　　　　　 　 '──‐'　　 ／　　　 ./ 　　 .ｌ.!　ｌ.　　　 !
　　　　　　　　　　　 　 ∨心―＜　 ／:∨/　　　　　　　　  ｀'ﾐ'- ,,、　　　　　　　  ＿＿＿_ ,ｲ,ｲ / 　　　 　　 !　　　|
　　　　　　　　　　　 　 /ﾆｧ‐ ､::::::::` ､::::::∨/　　　　　　　　　  ＼　｀ﾞ'ｰ ..,_　　 .　 ヽ=.--7/ﾚ'ﾚ'/　　　　　　　,!　　 .|
　　　 　 　 　 　 　 　 〈ﾆ/ ∧､_｀ｈ､:::::ヽ::::∨　　　　　 　 　 　 　 ＼　　　 , ／ 　　　 .  //　　 ｢　　　　　　　/ 　　 .|　 /
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　　　　　　　　　　　　　　/::／
　　　　　　　　　　　 　 〈心{
　　　　　　 　 　 　 　 　 }:I:ﾑ,_
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ゝ‐=ﾆ〕

　

2748 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 15:20:38 ID:HEnR8YrA

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _＿＿__
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _ - ~: : : : : : : ｀''〜､、
　　　 　 　 　 　 　 　 　 (:(＿__ ／: : : :／: : : : : : : : : : : ＼＿):)
　　　　　　　　　　　　　／: ＿_:}____: :./: :/: : : |: |: :|: : : : : :.∨<
　　　　　　 　 　 　 　 ,/￣／ /}＼: :/: :/:.:／ |: |: :|∧ : |: |: :∨＼
　 　 　 　 　 　 　 　 /{_／　 /:.}: : :/: :/／＼ |: |: :|　 Ｖ:| :|: : :l　　＼
.　　　　　 　 　 　 　 {:.／＼/: :.}: :/: : ,ｨzzzｚｘ|＿从_,斗ｉｾ|: : :|__／⌒
.　　　　　 　 　 　 　 <_／: : : : :}: ,: : : |ヽ 炒 ヾ　　　莎�_从:.:|: : ∨/
　　　　　 　 　 　 　 /／: : : ::ｧ气|: : : |　 ｀¨¨´　 i〉 ｀¨´　/: 从: : :∨/　　　　　　嫌がらせ特化！
　　　　 　 　 　 　 ／.: : :／ :.{ (^:|: : : |　　　　　　　　　　/:ｲ/: : : : :∨/
.　　　　 　 _,,.-‐''" : : ／: : : /＼_|: : :人　　　　 ´ ｀　　 ∧: :∨: : : : ∨/　　　　　あんた得意でしょ、そーいうのっ！
. 　 　 ,､＜: : : : : : : : : : : :／.　　∧: : : :＼　　　　 　 ／　.}: : } : : : : : }!
　　／: : : : : : :＞''´￣￣.　＿/￣~ヽ./ヽ: :}＞　__ イ　 　 .}: : } : : : : : }!
.　 {: : : : ＞''´　　 ／二二二＼　　　| ∨'，　　/￣＼　 ./ : /: : : : : 从
.　 {: : ／　　　　 /-ﾆﾆ＞'＾＼￣＼__|　|　ｉﾍ　 { 　 ,、ヘ/ : /: : : :.／
.　人:(　 　 　 　 |-ﾆ／＼　　／ニ二|　|　|　ﾍ/ ／￣￣ : /: : :／
.　　 )'＼　 　 　 |-/ﾆﾆ二／ ＼ニニ|　|　|⌒ヽ　寸ﾆ＼: /(: : (
　　　 　 　 　 　 | {ﾆﾆニ〈　 ／￣.二|　|　|:::::::::}⌒)￣￣＼.＼: ＼＿＿_)
　　　 　 　 　 　 |∧ﾆﾆニ／　＼ﾆニ|　|　|丁::::ヽ^ヽ::::::＿/＼ ＼＿＞''⌒
　　　 　 　 　 　 |-=＼/二＼／二ニ|　|　| {:::::::::::〉，ﾏ:::＼ﾆﾆ∨/
　　　 　 　 　 　 |-二〈ﾆﾆ二二＞''´ |　|　|寸⌒ﾆﾆl　ﾏ:::::::〉＼.∨/
　　　 　 　 　 　 ∨ﾆﾆ＼-ﾆﾆ/.　 　 |　|　|　∨ﾆ二|　 ￣ヽヽ　＼
　　　　　　　　　　∨ﾆﾆﾆ/ﾆ/　　 ＿|　|　|＿.∨ニ:|　　　　} :}　　丶
　　　 　 　 　 　 　 ∨ﾆニ∨　 ／i:i:i:|　|　|i:i:i:ｉ＼ニ|　　　　} :}.　 　 丶
　　　　　　　　　　　 ∨二/　 /i:i:i:i:ｉ:ｉ|　|　|i:i:i:ｉ:ｉ:∧ |　　　　} :}_ - ~ 　 ∨
　　　　　　　　　　　 /-二>､./i:i:i:i:i:ｉ:ｉ|　|　|i:i:i:i:i:i:i:ｉV　　＿/ /　　　　　 }!
　　　 　 　 　 　 　 〈ﾆ二ゝ _{i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ|　|　|i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:}　　　く く⌒　　　　/
.　　　　　 　 　 　 　 ∨-=ﾆ∧i:i:i:i:i:ｉ∧ | /i:i:i:i:i:i:i:i:/　　＿/ /. 　 　 ／
.　　　　　 　 　 　 　 /-ﾆﾆﾆ.∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/＿＿___> >＼ ／∧
　　　　　　 　 　 　 /-=ﾆﾆﾆﾆﾆ＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ／/::::::::::::::::≧s｡　>ﾆ-∧
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　攻撃の合間。地霊スダマへ指示を出すと同時に、言葉で告げる。

　　　　　　　　　　　　　　　ニヤリと。スダマは『バ美肉アプリ』で変容した美少女の顔を嫌らしく歪めて答えた。

　

2749 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 15:25:05 ID:HEnR8YrA

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ................................｀`丶、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／......(⌒ン )＿___.................＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/..... -ﾆ(_メ､_)ニニ(⌒ン )..........＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_(⌒ ﾉ￣./..................... (_メ､_)＼..........ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (_ノし'.............................................(⌒ン )........
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _√........|.......|......................＼...........(_メ､_).......|
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 〔_|...|........|.......|.......................... ＼＿||＿∠⌒))
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (|...|........|.......|.................. l ／￣＼||￣( ⌒ ))
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |...|........|.......|.................. | ... |　,.ｘｬ|.......|Π((　　　　　　うけけけけけ♪
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |...|........|.................... |.....|　 ィVツ小.....|／ ))
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |...|........|.................... |.....|　|/　　　|.......|　　　　　　　　もちろーん！
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |.人......|.....................厂､　　　　　八.从
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼|＼ .......＼´　 -　フ　／ |(_|　　　　　　　　 引っ掻き回してやろうぜぇ、ニャミニャミ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼(￣うニ=‐-＜⌒) |＿〉-く⌒/⌒＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 「(⌒＼(＼(⌒＼(／( ／￣￣L(￣￣￣(
　　 　 　 　 ＿　　　　　　　　　　　　　 (￣￣￣＼(￣￣ -====彡ﾍヽ 　 　 )＿__ 　 )
　　　　　　( ＼＼　　　　　　　　　　　　 ＼|∧ノ)　)　　　ノ ‖　〕∨| |＿厂´　　 ｀丶、
　　　　　 ( ＼ L_ |　　　　　　　　　　 　 　 |　 /　 乂,＞―ミ＼,/ﾊ.Vﾉ　 ＿厂(-く⌒yﾍ
.　　　　　( ＼ )　 |　　　　　　　　　　　　 (_|　 ＼__／　　　　　 ‖ |_|　ノ┐　　　　 　 |∧
　　　　　 (＼ )　　 ､＿　　　　　　　　　　_/　　　V　　　　　＿‖-<ン⌒　 　 　 　 　 |/ ﾄ
　　　　　　＼) ＼　 ∨)＼　　　 　 　 　 |⌒) へ .:　　＿厂(　‖　　＼　　＼　　／　　 ∧ 〉
　　　　　　 ／＼　　(＼　|＼_　　　　　 _|／　　 j{_厂(　　　 ＼　　 　 厂　　　　　　 　ｲL 廴_
　　　　　　( 　　心　ﾉ 　 .| ﾆﾆ＼　　 ノ(ノ　〕⌒八　　＼　　　 ＼ 　 /-ﾆニニ=-＜ ／　 )ﾆﾆ〉
　　　　 　 rヲ⌒/∧_)　　-ニニﾆ＼(ニニ)人　　公　 ＼　　　 　　 ｲ(⌒「ｉ⌒)| ニ/ 　 厂ﾆ 〈
　　　　 　 |＿＿_ 厂　 /-ニニニニ.＼ニニﾆうTＪﾊ ＞‐---‐＜ﾆ |ﾆﾆﾆ|lﾆﾆ.|ﾆ∧厂ニニニ＼
　　　　　　ﾉ　　　( ⌒７-ニニニニニﾆ.＼ニニニ／ 　 'ニニニﾆﾆﾘニニ|lﾆﾆ.|./　 'ニニニニﾆ ＼
　　　　　 {　　　＿)　 〕-ニニニニニニニ.＼ﾆ／　　 __∧ニニニ‖ (⌒「l⌒)/　　　'ニニニニニニ=-　 _
　 　 　 　 ＼／　( ￣〕-ニニニニニニニニノ　　 ／ニニニニﾆ‖ニニ√ﾆﾆ|　 　 　'ニニニニニニニニニ=-　_
　　　　　　 〈＼＿)⌒〕-ニニニニニニﾆ-　　　／ニニニニﾆﾆ.‖ニニ√ ﾆﾆ|　　　　　'ニニニニニニニニニニ)＼＿__
　 　 　 　 　 〉　　＼_〕-ニニ-‐　"~｀｀ 　 　 ／ニニニニニニﾆ/ ﾆ (⌒「l⌒)ﾆ＼　 　 　 ＼ニニニニニニニニ/＼　　　〉
　　　　　 　 (　 　　　〕=-　~ 　　　　　　　／ニニニニニニニ／ﾆﾆ／ニニ ＼ニ.＼　 　 　 ＼ニニニニニﾆ／　　 ＼／､＿_
　　　　 　 　 ＼＿／　　 　 　 　 　 　 ／ニニニニニニニ／ﾆﾆ／ ニニニニ ＼ニ.＼　　　　 'ニニニニ.／ 　 　　／　　　つ)

　

2750 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 15:31:09 ID:HEnR8YrA

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　…………　＿
　　　　　　　　　　　　　　_ -=: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :=-
　　　　　　　　　_　-= : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　-=: : : : : : : : : : : :／: : : : : : : : : : : : : : :＼: : : :
　　　　　／ : : ／: : : : : : : :／ : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼: :
　　　 ／ : : ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼:＼
　　　. : : ／: : : : : : : : : : / : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　/: ／/ : : :/: : : : : : :/ : : : : : : !: : : : : : : : : :! : : : |: : : : :
　 . :/　/: : : / : : : : : : / :｜: : :| ｜: :! : : : : : :｜ l: : |: : : : :
　 i/　. : : : /: : : : : : : /l: : |: : ＼ :|: : |: : : : : : : !:/ : ／ : : : |
　 乂/: : : / : : : : : : /　V: !＼: |V＼＿: : : : : /l__／l/: : : :/
　　　l : : : : : : : : : :‖　 ￣　　￣　　｀¨¨¨¨¨¨´　　/￣￣
　 　 ‘ : : l : : : : : :‖　_zzzzzzzzzzzz　　　　　zzzzzzzzzzzz
　　　 ’， !: : : : : :‖く≦ |　　　　|　　　　　　　　|　　　　|
　　　　 ヽl: : : : : ‖　　　乂＿__ノ　　　　　　 　 乂＿__ノ
　　 　 　 八: : : : 圦
　　　　／: :丶: : :l: 込　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　え、僕のスキルは貫通効果あるから別に……
　　 ／: : : : : :＼ !: : : : .
　／: : / : : : : : : ＼: : : :＼　　　　　　　　　　　　　　　　　／







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,､ヽ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∧ヽ　　 -‐…{_　}‐-、
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 └Lノ--‐ 　 ´ ｀¨´　　＼_,,＞'７ﾊ
　　　　　　　　　　　　 　 ／　´ﾉ　　 　 　 　 　 　 　 　 ｀ rﾍ. ノ、
　　　　　　 　 　 　 /ミ'<／¨´　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｀¨⌒{＼
　　　　　　　　　　 `7し'　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ　　 　 　 ､｣-┐
.　　　　 　 　 　 　 〈/　 　 　 　 　 !　　　　　　　 i､　　　V７　　　 { _,,ﾉ
　　　　　　　　　　 /　　　 �U　　　l 　 　 ｉ　　　　l　lニﾆ'　ニﾆｺ　　 ',ﾆヽ
　　　　　 　 　 　 ,′　　　�U　　　l　 　 �U　　　 |　　∨/　　 　 ∧ |{　} }
.　　　　　　 　 　 ′ 　 　 ｜　　　l　　　｜　　　 L,,_ 〈/ . 　 　 /∧ !∨∧
　　　　　　　　　　　　　　　|　　　 ｌ　　　｜　　　 l 　 ｀ 　 ＼i 丶｀ニ{M´} }
　　　　 　　　 　 {　　 　 ｉ　|　　　 !　　　｜　　　　 __　 　 　 l　　//７, く.ノ
　　　 　　　　　　　　 i　 ｌ　| .　　｜ :　　 |　 　 　 4苹ミ+、　|i　 { Ｖ/L〉} }
. 　　　　　 　 　 　 　 l　 l　| ｉ　　 |　i　　 |　 　 ,′{�ナﾊ‘iト .ﾘ　∧/l-‐!′
.　　　　　　　 　 　 　 l　 l__|宀-　�廊.」__| ,′/ 　 ､^'ツﾟﾉ　'　 ,′　ｌ ｉ ｉ/
　　　 　 　 　 　 　 丶l　 |�W" ''　　　　　 , ￣　　　��`　 /　 /　 　 ! ! !
　　　　　　 　 　 　 　 |__j|　　　　　　　　　　　　　 �W" ''/, // } 　 　! ! !　　　　それ単体だろ〜〜〜！
　　　　　　　　　　　 　 |八　　　　　　　　　　　　 　 　 _彡' ' ノ　　 ' ! ! !
　　　　　　　　　　　 　 L｣_丶　　　　　 ´ `　　　　　　 , 7爪 / ／ / ｉ ｉ i　　　　いいから、二体でヘイト稼ぎまくろうぜぇ！
　　 　 　 /ミ　、 　 　 　 j彡 ﾉ＞　　　　 　 　 　 　 イi {'_｣彡 _彡'　 ! ! !
　　　　 　 　 　 Ｖヽ　　　　　 /｀Y}　　　---‐=≦___彡､ゝ　　／ヽ　�U! !
　　　 　 {　 　 　 　 〉-､　　　〉{￣`r‐ ､,　-r'´）　}　　　,'⌒V　　　　 |_ｉ_|
　　　　　　　　　　 ,{　　}T　´　 ､　　　 {　　　_彡'丶..ノ~}　　 　 　 }
.　　　　　 ＼　　　{　　 { !　　 　_｀ユ.. ___,,ノ¨´　　　} } 〈/　 　 　 ﾉ
.　　　 　 {￣ミ　 ､丶,　 ，.　　/　-‐ｧ　┌-　ミ　　 ,′　}　　　／
.　　　　　 　 　 　 ∨ 　 ′　 { {_／ｲ ∧＼ 　 } }　 /　く, '´ 　 }


　

2751 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 15:34:40 ID:HEnR8YrA

　

※修正


　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　…………　＿
　　　　　　　　　　　　　　_ -=: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :=-
　　　　　　　　　_　-= : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　-=: : : : : : : : : : : :／: : : : : : : : : : : : : : :＼: : : :
　　　　　／ : : ／: : : : : : : :／ : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼: :
　　　 ／ : : ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼:＼
　　　. : : ／: : : : : : : : : : / : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　/: ／/ : : :/: : : : : : :/ : : : : : : !: : : : : : : : : :! : : : |: : : : :
　 . :/　/: : : / : : : : : : / :｜: : :| ｜: :! : : : : : :｜ l: : |: : : : :
　 i/　. : : : /: : : : : : : /l: : |: : ＼ :|: : |: : : : : : : !:/ : ／ : : : |
　 乂/: : : / : : : : : : /　V: !＼: |V＼＿: : : : : /l__／l/: : : :/
　　　l : : : : : : : : : :‖　 ￣　　￣　　｀¨¨¨¨¨¨´　　/￣￣
　 　 ‘ : : l : : : : : :‖　_zzzzzzzzzzzz　　　　　zzzzzzzzzzzz
　　　 ’， !: : : : : :‖く≦ |　　　　|　　　　　　　　|　　　　|
　　　　 ヽl: : : : : ‖　　　乂＿__ノ　　　　　　 　 乂＿__ノ
　　 　 　 八: : : : 圦
　　　　／: :丶: : :l: 込　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　え、そういう系のスキル。僕は覚えてないんだけど
　　 ／: : : : : :＼ !: : : : .
　／: : / : : : : : : ＼: : : :＼　　　　　　　　　　　　　　　　　／






　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ( Υﾉ__　　( У)
　　　　　　　　　　　　　（⌒＞=＜(__厂⌒⌒(_ノ＞ ________
　　　　　　　　　　　 　 ／: : :/: : : : : :|i : : :丶: : : (_{(￣￣||　_
　　　　　　　　　　　厂' : : : /: : : : : : :|l : : : : : : : : : ＼: : ::||//＼
　　　　　　　　　　　/: : : : /: : : /: : : 八=‖==: : : : ＿＼_||/: : :}|
　　　　　　　　　／,: : : : :/: : : /: : : /　 ∨: : :|: : : {(￣ ＼_｝==彳
　　　　　　　　/　.: : : : :/: : : /: : : /　 　 ヽ: : |: : : :＼__／}}ヽ: ＼
　　　 　 　 　 {(　|: : : :/: : : /: : : /＿＿ 　 ∨|: : : : : : l|: ‖ }}=='ﾊ
　　　　　　 　 　 i|: : :/: : : /i : : /　,x==ミ､、　|: : : : : :八/==/: : : :|
　　　　　　　 　 ﾉ|: :/／: /. l : /　　｛(;ﾊ） )｝ 人 : : : /厂＼/: : : : :|
　　　　 　 　 ／八/: : : /ﾐ、::/　　　ﾟ^＾⌒／ : : : : ://‖ 　}: : : : : i
　　　　　 　 　 (: : ＼: /rり |(　　　　　_／ : ／)八(__./／ /: /: : : :|
　　　　　 　 　 )＼: : /}　ヽ 丶　　 　 ⌒)／　 ／⌒/´ ／: /: : : : :|
　　　 　 　 _／: :/: : | {　　　　　　　　　　 　 /(　　/ イ: : :/: : :　/ |　　　　　そうだっけ？　なんかエロい目でサマナーみてっから
　 　 　 　 '⌒　/: : : |∧　 　 、::...,　 　 　 　 　 　 {(　j /: : : : : /| ﾉ
　　　　　　　　 ｉ : : /|: 人　　 `⌒　 　 　 　 　 　 　 //: : : : : /八　　　　　 マリンカリンくらい使えなかったか？
　　　　　　　　 | : /i |i : : ヽ　　　　　　　　　／　　 //: : : : : //
　　　　　　　　 | /. |八: : :八＼ _､‐''"~￣＼__「￣ﾉ／⌒⌒´
　　　　　　　　 |(　　　丶(　 )／　　 　 　 　 ＼ヽ　 　 　 　 }l＼
　　　　　　　　人__,　　 　 ／　　 ／￣￣￣￣)　＼　　　 /　　) /￣＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　/　　　　　　　(____　} ==　==／(_{ 　 　 丶
　　　　　　　　　　　　　 {　 　 /　　　　　　　 　 ⌒＼ヽー　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　人　　　　　　　　　　 　 　 ',　＼　　　　 　 ))　　　　)
　　　　　　　　　　　　 ( ノ丶 {　　　　　　　　 　 　 　 　 )　　　　　「　　　／
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　　　　　　　　　　　　　＼　 ∧　　　　　　　　　　　}(⌒＞〜'⌒´ }}／　人

　

2752 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 15:40:57 ID:HEnR8YrA

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r ､　　　､ ､　　{　,　　　　　　　　　/{:{ {: ＼｜:/　 　／､: :.:.|/＜///}／}: : :|: : : : : : :＼:}　　　　　　こちらが一つ、所持している
｀＜＞｡. ＼ヽ__�Yミｔ､_　　　　　　 {!{ | {/f 笊/　　ｨ笊�_ : / /:.:///,　/: :.:.:|＼: : : : }　 ＼
　　 ｀''＜＞〈:::::::｀:::::}::{　　　 　 　 �Y{_l∧ ゞ' 　 　 ｖﾘ ,/:.:{ /:.:// ,/ /: : :.:/､　}: : : /　　　　　　　　一列単位だが――――
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　　　　　　　　　　　　　　　　耐性をおいても、やや火力が不足し始めた花梨の仲魔が補助へと回る。

　　　　　　　　　　　　幻魔ジャンバヴァンが使うは、今の時代は珍しい対象を『CARD』化する状態異常スキル。

　　　　　　　　　　　足止めにも使えるこの状態異常は同時に、火炎属性への極端な弱体化をしてしまうものだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2753 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 15:47:02 ID:HEnR8YrA

　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _ﾆ‐ _　　　　　　　　 　 /７r.◎
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　天使が数体、カードへと貶められ空間へと並ぶ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　軍勢の足を止めるには儚い抵抗だが、それでも数を減らす効果はある。

　　　　　　　　　　　　　　即座に飛んできた火炎属性の魔法が、またたく間に天使だったカードを焼き尽くしていく。

　

2754 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 15:52:57 ID:HEnR8YrA

　

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一見して優勢に。だが、倒しきれていない以上は相手へ手番が回る。

　　　　　　　　　　　　足を止めての防衛戦は、駆け抜けて群を突破できないからこそ相手の攻撃にもさらされるのだ。

　　　　　　　　　放たれる攻撃は多数。それぞれ狙いをつけているようには見えず、衝撃が、電撃が、銃撃が、破魔が飛び交う。

　

2755 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 16:02:28 ID:HEnR8YrA

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　　　　　　　　　　 ~ ‐ _　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｌ,三三三三三三三三三三ゝ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　~ ‐ _　 　 /i〉　　　　　　　 　 　 ｌ三三三三三三三三三/
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ~ ‐/i/^'〜､__　　　　　　　 ゝ三三三三 ＼人_人,_从人_人_人,_从,人／
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 〈i└‐ｧ'´: : :｀ヽ,,__)＿　　-｀-｀-｀-｀-ー ）　 〜〜〜こ、のっ！　  （
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 (_,/: /: :|:.|:.:|:|只: : : : / 三三三三  ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／《{: :|:|ﾊl:｣ﾊ|:|《》⌒ / 三三三 -亠‐ヽ''''_ｿﾞ　 ｀'
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 {:.:(_从|:|　　　|:|　　 /三三三三三三 ／　　　i
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 乂: : 《ヽ≧≦乂  /三三三三三三 ,;;,ﾞ..　._,,.／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ￣/^[]_》／ /三三ヽ.―¬'''''｀-¬''"ﾞ´
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 __{ /　/ﾆ ﾆ,,＿__三三　-´　　_,　　　　
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿/:i:ﾍ　  ,,．.￣ﾞﾞﾞﾞ''''ﾞ”ﾞﾞﾞﾞﾞ￣'~””ﾞ″
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/i:i:i:i:i:＞: / 三三三三 ./ ＼
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 {i:i:ｉ:／i:i:ｉ:ｉ {三三三三三lﾞ ﾆ‐}
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀＞‐ミ:i:i/i: ヽ三三三三|ニ-∧　　　　　 　 　 　 00
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　 /i:i:i:i: ヽ三三三 .ｌ i:i:i:ｧ'^　　　　 　 　 ｢二^^l
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ﾆ必,　　 ^寸:i:|: ヽ,三三三ｌ /'，　　　　　　　　 　 |　| ;‐i
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿／ﾆﾆﾆﾆﾂ＜　（￣`寸ヽ三三三!　　　　_,,.. ‐　　　 ｢二__lﾆ　ﾆl
　 　 　 　 　 　 　 　 _　‐ﾆﾆﾆﾆ＞''´　　 　 　 ⌒¨´　 ＼三三' '.""｀_　　　　　　　　　  〈/!_|　;‐i
.　　　　　 　 　 　 ／ニﾆﾆ‐''~　　　 　 　 　 　 　 　 　 " ﾞ.ｌ""｀´″ ミｈ､　　　　　　　　　　 lﾆ　ﾆl
　　　　　　　　 ／ニﾆ‐　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ三三! ﾆﾆﾑ　　　　　　　　　  〈/!_|
　　　　　 　 ／ニ-　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |三三|  ｀ヾﾆﾑ
　　 　 　 ／ﾆ‐　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !三/　　　ﾏ_ﾑ
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.　　 /ﾆﾆア　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,,i　 .l三ｌ
.　　 ｀¨¨´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀''｀-＝＝'''''"ﾞ…
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ''､三＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾞヘ､. ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｀''､.ﾞｌ,
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　　　　　　　　　　　　　　　衝撃への耐性を持たない装備を越え、花梨の肌が引き裂かれ血が飛び散る。

　　　　　　　　　痛みに呻く声を闘志で塗りつぶし、未だ発展途上のサマナーは負けるものかと天使の群を睨みつけた。

　

2756 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 16:13:54 ID:HEnR8YrA

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　　　　　 ＼＼＼＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,ｲ　　　 ,ｲ ,ｲ
　　　　　 　 　 ＼＼＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /ム―７ ﾚ .ﾚ
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　　　　　 　 　 　 　 　 ＼＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/'￣７/
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　 　 　 　 　 　 　 i　　　　　　 　 　 　 .//
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　 /' 　 __
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 `.､　　　　　 　 　 .i|　　　　　　　　　　　　/´　＞　,.イ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼、 　 　 　 　 i|　　　　　　　　　　　　´￣　 ／_/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼､　　　　 .|i|　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼ ､　　 .|i|　　 　 　 　 　 　 　 　 ／／
　　　　　　　　　　　　　　￣￣　　　―　 　 　 .＼ ､ ,ﾉ し　’　￣　　　　＿ 　 |/,ｲ,ｲ ,ｲ　　　　　 　 　 　 　 ￣
　　　　――　　　　　　　　￣￣　　 　 　 ＿＿＿） ≦⌒　　　　　　　　　 　 　 ﾚﾚ //　　 ,ｨ　＿
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――攻撃の切れ目。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　天使からすれば人間と悪魔の群と言うべき一団から一人、抜け出し駆ける。
　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　抜きん出た敵対悪魔をこれ以上、近づかせてなるものかと花梨はCOMPを構えた。

　

2757 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 16:22:24 ID:HEnR8YrA

　　　　　　　　　　,ｲ　 ,ｲ　　,ｲ,ｲ
　　　　 　 　 ＿_/.ﾑ_/./　　ﾚ'ﾚ'
　　 　 　 　 ヽ=, ,.--., .二7
　　　　　　 　 /″ .//　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼＼
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　　　　　　　　　  /´.　/´　＞　,.イ　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 乂＿,,､-=ﾆ: : : :.＼　　　　　 　 ＼
/　　　　　　　　　　　  ´￣　 ／_/　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｀¨¨¨¨¨¨¨`＼: :＼　 　 　 　 　 丶
//　　　　　　　　　　　　　／／　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿＿　　⌒):)　 }: : :.}!
∨/　　　 　 　 　 　 　 ／／　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＞''´: : : : : ｀''＜彡_ノ: : :/　　　　　　　　’
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　 ∨/　　　　　　　　　　ﾚﾚ //　 ,ｨ7⌒　　 ＿＿＞.／: : : :Y: :／: : : : : : : : : : : ∨――┘
. 　 ∨/　　　　　　　　　 　 /'.　  {: {　　　 └─,､＜: : : : : ノ∨: : :.／: :/: : : :}! : :.∨_〉　　　　 ＼人_人,_从人_人_人,_从,人／
　 　 ∨/　　 　 　 　 　 　 　 　 八:乂＿ ,､＜: : : : : : : /＾|: :/: : : /: :／: / : ハ: : : !＿　　　　　　 ）　　 負けるもんか！　 （
. 　 　 ∨/　　　　　　　　　　　　　 ＼: : : : : : :: : ＞''/〈＿|:.:{: : : /／/: :/ : ∠ }: }: }! 　＼　　　 ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ﾍ
　 　 　 ∨/　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣　'ﾆ/_/ﾆ∧: }: : /^≧x:/_:_/炒ﾌ从/にヽ｣｣
. 　 　 　 ∨/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｉ∩ﾆﾆニ／:／ﾔ 《炒ヾ　　、 /.}: :}‐┘
　 　 　 　 ∨/　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　 ﾏ-／:／ゝ-ヘ　　　　｡ ／　}: :}　　　‘　　
　　　　　　 ∨/　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　_|^ヽ｣/:／￣￣￣＼＞ー '　　./: /
　　　　　　　∨/　　　　　　　　　　　　 　 　 ／-|_)ニ{/ﾆﾆﾆﾆ二/⌒＼＿_　∠∠＿＿__
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　言葉少なく。天使の群へ、力強く叫ぶ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この場を切り抜け。生き抜くための意思を、心の底から。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　負けない。負けたくないと。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　夏色花梨と言う少女が根底で持つモノを、高らかに叫んだ。

　

2758 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 16:25:38 ID:HEnR8YrA

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　　　　　　　...／　／｀'-、＼　　　　 _,,=‐''゛　 _,,‐""´-‐‐‐'',　,　　　　 ｀ﾞﾞ''ｰ-.、　.!　 .!
　　　　　　／　.／.／　 . ＼ ＼　　　!　 ,,=‐'''゛-''゛　　　　　 '., .',　　　　　　　　ﾞｰ,.!　　!｀｀
　　　　 ／　.／.／　　　　. . ﾞ'- ヽ　 .!.γ,..′　　　　　_,,=‐--ゝ ヽ‐‐-=,,,　　 　　`|　　!,,,_,,,　 .＼
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..,..'　　,' ,.′　　　　　 .／　／／　　　＼,＼　 |::::|　 V:::／｜ '"~￣￣~"'| ＼／:::::::::／　 |:::::|　　　　 ｀ヽ　　＼
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　　.,,'ﾞ''''‐=_..ﾞﾞﾞﾞﾞﾞ''‐=_　　~''‐=_　 |　　γ　 〃  ∨::::|　|　　　　　　　　　　　 　 ／::::::|:`＼ ／| ヽ.＼　）　　  続きますわよ！　 （
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　　,'　　__,,,,=--‐‐''''' 二二二二二二Ｙ ￣｀Ｙ //二二二/　　　/｀¨¨´＼_／´￣`∨ニニ|:::::::ﾉ::::::::::::::::::::::'、
　　　　　　　　　　　　二二二二二二乂＿,ノ//二二二/　　　/　 　 |　　＼　 　 　 ＼二|:／７=-　 _::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　二二二二二ニニ/Λ//二二二｜　 　 | 　 　 |　　　|.＼　 　 　 ＼二/二二二＼ ::::::::::＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　奮闘は伝播する。意思は連なる。負けん気が、燃え移る。

　　　　　　　　　　　　　　この場を切り抜け、異常の原因を止めることが意味在ることだと信じて誰もが駆ける。

　

2759 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 16:28:57 ID:HEnR8YrA

　　　　　　　　　　　　　　　　　´￣￣￣￣￣≧==ミ
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　　　　　　　　　 ':.:.:.:.: ─‐y .:.:.:/ ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ヾヽ
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　　　　　　　　　|:.:.:.:.:.У　'l:.:.:.:. !:ｨ'　＼}:ハ:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: i
　　　　　　　　　|:.:.:.:.: ヽ　 |:.:.:.:.:|:.|　　　＼ ヽ :.:.:.:.!:.:ヽ :.从ｲ:.:.:.:.|
　　　　　　　　　l:.:.:.:.／ト-.|:.:.:.:.:|:.|　 芹芯�_､＼:.ﾄ　　／ /:.:.:.:. |
　　　　　　　　　':.:.:/ ｲ /　|:.:.:.:.:ｌ:.{　　匕ｚツ　　 ｀　,ィ笊/:.:.:.:.: ﾒ
.　　　　　　 　 /:.:.:.{/　'{　�U:.:.:.:Ｎ 　　　　 　 　 　 　 ﾋﾂ':.:.:.:.:イ 1　　　　　
　　　　　　　 /／:./ / 人_ｌ|:.:.:.:.:| u　　　　　　　　　、i/i/:.:.:|:.:.:.| |
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　　　 　 ／:.:.:.:.:.:.／:.:l:.:.:.:. |:.:.:.:.:|　　　　　ィニニ7　　从:.:乂:.ノ
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　　 /:.:.:.:.:.:.-‐=≦i:i:i:i:i:i:i /|:.:.:.:.:| 　 〕iト　＿ ..ィi〔:.:.:.l:.:.|:.:.:.:|:|
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　//:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:l|:i:i|:.:.:.:.:ト---く¨¨`7:i:i〕iト ．l:.:.|:.:.:.:|:|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　だからハルヒは振り返ることなく作業へ集中し、事を手早く済ませて叫ぶ。

　　　　　　　　　　　　　　　戦う仲間達を信じて。自分が速く終わらせることが、なによりの援護だと確信して。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼女は確かな成果をあげ。再び、大声で進軍を促した。

　

2760 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 16:34:46 ID:HEnR8YrA

　

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　花梨が、ハルヒが、ワカモが。ヤタガラスの一員が駆け出す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　動き出した野望を止めるために。

　　　　　　　　　　　　　　　　　その歩みを止めることは、ただ多いだけの群では役者が不足していた。

　

2761 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 16:35:07 ID:HEnR8YrA

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::::〈ﾆニア´　　　 ｀'守ﾆﾆム:_:_:_:::|　|　 ＼ |　:ト　 |:ト .| |ト.．　:|　＼┴k<ﾆﾆ二l|'´|／||. ＿＿ﾆ／　　 |｡o≦ｉ:|/|ﾆ||:i:i:＞ ´
|＼＼Y　　　　 　　　Yﾆﾆﾆム¨|￣..|＼|￣￣￣￣ﾞト .| |トミ｀ｉ | ＼ |　| |￣~|￣|' ｒ‐:´　 　 　 ＼　 　 ,ﾍ_＿:ｉ:|/ ＞ ´ |￣￣
|　| |::ｉ{　　　　　　　　}ﾆﾆﾆﾆム|　　|　 |:.:.:.:.:.:.:.:.: :.:.ト .| |トミ｀| | ＼ |　|￣￣|‐‐|' {__　　 　 ﾆ=‐−─{と二ﾌ＼ ´　　　|
|　| |从　　　　　　　 从三三ﾆム＿|＼|:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:|‐┴──| | ＼ |￣~ﾞ|　|.　＿ﾉ ＿＞､¨ ／＼「l´:::::::::;勹ｰ{〉　　　.|
|　| |¨込　 　 　 　 ,ｲ三三三三ム,| ＼ ＿＿___ _　　　　　　　　　　　　 　 ∠_.:　/　（●） （●） ヽ:::::::;'"　｛￣＼_ ｡o1￣
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　 　 　 　 　 t>ｉ゜ 　 ´　 　 　 入足出探偵事務所事件ファイルNO３７　　　　　 　 .||　　　　　　　　　　／ 　 　 　 /__｣
.　　　　　　　 ||　　　　　　 　 　 デビルサマナーやる夫VS電工偽神　　　　　　　　||　　 　 　 　 　 .／　/￣￣￣
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2762 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/15(土) 16:35:47 ID:HEnR8YrA

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　　　　　　　　ｲ .ゝ∧ :::::　 '　 　 乂cｿ,, '　イ 　ノ∠__,,ゝ　ﾍ:::::::::::::::lヽ≧= ,,,,__.=≦
　　　　　 　 ／! /' i　, ､　v'. .ｧ　__::ノ.イ　 .ノ_ノ '´ﾉ´ : : ﾍ　　,::::::::::::j.､ `ｰl!千　　　　　　　　　次は電工偽神との決着かな？
　　 　 　 ／ _ | , ﾍ{ ﾘ　＼　ﾟ 　 ア'´　ｰｧ'ﾅ/ﾝｲ : {: : : : : ﾍ／:＼:__ｲ: :＞1!y
　　 　.／.ノ'´ ﾍ( 　 '　r≦ゝ,下'´　　ノ⌒ﾟ 'ﾆ./´ 八: : : : : : : : : : ~: ｲ'´ 　 ｀　　　　　　　　　　それではーー！
　 　./γ´　　　乂/ .八;;;;;;;;;;;/´ 　 ./;;;;;; { {イ': :, ´: : : : : : : : : : :／　 　` ＜
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2763 ：名無しさん＠狐板：2025/02/15(土) 16:42:31 ID:b0Yeh8s0

乙乙
みんないっしょうけんめいたたかってる

2764 ：名無しさん＠狐板：2025/02/15(土) 16:42:45 ID:Qx4KJ2Hw

乙

2765 ：名無しさん＠狐板：2025/02/15(土) 16:51:15 ID:u/0r7nGF

乙
足元が御留守ですよ

2766 ：名無しさん＠狐板：2025/02/15(土) 17:05:00 ID:ToPltyVo

乙でしたー

2767 ：名無しさん＠狐板：2025/02/15(土) 17:08:37 ID:ouPXYMVq

乙

2768 ：名無しさん＠狐板：2025/02/15(土) 18:36:47 ID:IQ032C4g

乙

2769 ：名無しさん＠狐板：2025/02/15(土) 19:22:28 ID:PyGMpXRt

乙です

2770 ：名無しさん＠狐板：2025/02/15(土) 19:38:18 ID:C8HGKEu3

乙

2771 ：名無しさん＠狐板：2025/02/15(土) 19:47:09 ID:bD7uoW3i

乙
神になりたきゃ電源コンセントを卒業してからにするんだな

2772 ：名無しさん＠狐板：2025/02/15(土) 23:19:43 ID:IkyBfAxL

乙
テスラ「了解した。これより世界システムによる電源不要の世界を構築する！」

2773 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 14:10:03 ID:ZjwgvkY7

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　______
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ ム=ﾆｰ-　_:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　＞ '"´￣ 　　 　 　`ヽ､.｀ヽ､:.:.:ゝ
　　　　　　　　　　　　　　 ／´　　　 ／　 　 　 　 　 　 ｀ヽ.＼:.:.ヽ
　　　　　　　　　　 　　 ／　　　 　 /　　　　　　　　 　　 　 ＼',:.:.:.',
　　　　　　　　　　　 ／ ／.,'　　 .イ 　 　 　　 　.}　　 　　　 　`､:.:ﾘ
　　　　　　　　　ｰ-ﾆイ/ 　{　　/　l　　　　　　､_ﾊ 　 　 　 　 　 ∨
　　　　 　 　 　　 |｀l　ｲ　　',　/　　ゝ',　　　 / /｀',ヽ　/　 ',　　　 ',
　　　 　 　 l⌒l 　|ﾆ|´ ',./　ﾊ {　　　｀へ　 ｲﾚ'　　|　ｲ　　 ｌ　　 　 !
　　　　　　 |三!'´.l=/ 　'ﾍ./.ｨﾆ二ﾆゞ　　｀´ゝ､=‐､,ソl　 　.|　　　 .|　　　　　　　　　　乙、コメントありがとうございます〜！
　　　　　／|三!　.ｌ/ 　ヽ　l ´/／/／　　　　 ｀゛''ゞ 丿　　│　　　ﾍ　/´ヽ
　　　 ／　 .l三!　.ｌ 　　 lゝ{　　　 　 /´⌒⌒ヽ/／／ /　　l',.　　　 ∨三/ 　r=､　　　電源ケーブルはほぼいらない世界観だけど
　　　,'/　　 |三ﾘ､{､ ､　.{　ゝ　　 　 ゝ ´　 　ソ ゝ二ｲ　　 ,' ヽ　 　./三/　 /三ｿ
　　　 {　 　 {_ゝ` ｿ ヽ‐-ヽ-‐≧=‐-_ 　二二__＜´ノ 　　/　　ヽ　/三/＼/三/　　　 大容量、安定性だとやっぱり必須だからね
　　 ／ﾍ ∠ﾆ‐'ｰ-‐ソ;;;:::::::::／:{　 　｀{ }´￣ゝ 二´＿. イ　　　 ∨三/　/三/
　 ./　 ∠ﾆ三ﾆｲ´-‐'"´￣ {: ノゝ_,イlﾍﾊ､__ノ: : ゝ; : :｀ー-ｨvｿ}{ｿﾆｿ､./三/　　　　　 初期プロットではエヴァのケーブルと同じ扱いだったのだ
　 ,'　./ﾆ三ﾆ,ｲ:.{´: : : : : : : :ゝ`ｰ.､＿};{＿＿ヽ: ;ノ｀ﾞ''ー-ゝ__ソ｀ヽ｀ノゝイ/!
　 |　/ﾆ三ﾆﾊ : l: : : : : : : : : :ﾑ:::::::::::/l:::::::::::::个: : : : : : : ＼ヽ三三＼､_ｲﾚ
　 ﾍ,'ﾆﾆﾑﾆl ﾍ: ﾍ: : : : : : :／＼::::::_;l/:::::::::;:イﾍ : : : : : : : : :}.ﾊ三三￣ﾂ }
　　 ヽ三!三! : : ｿ: : : : イ´:::::ノ:｀´:::::｀'ｰ'´:::::::::::',: : : : : : : :/./:l.ﾆ/ﾆﾆ/ /
　　 .) ヘ{アｌ: : ∧{: ／:::,イ´｀ゝ､;;ｨ_;;､:::::::ﾍ:::::::::::l､: : : : :{ン'´ ;'_/ﾆﾆ/ /
　　 '´　 ゝ､{.∨　ﾍ:{ﾆソ'´:::::::ノ ; ; ; ; ｀1'"´＼:::::::ﾞ＼:.ﾊl: : : ://ﾆﾆ/.ノ
　　　　　　　｀ 　 　｀/:::::::: イ､ ; ; ; ; ; ; ﾍ:::::::::{_ﾆ=ｰ-ｲ l|: : :ｲ/ﾆﾆ∧(
　　　　　　　　　　 /{､:／　　　＞‐-‐'"´ヽ::::::',　　　 　 {ｿ＼ン'"´ 　`
　　　　　　　　　　 ゝｿ　　　　　　　　 　　 ﾍ:::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ‐1
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2774 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 14:10:40 ID:ZjwgvkY7

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　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{┃　 　 ＼{. ┃}　 　 |　',　　　　　それでは
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　┃　　　　　 ┃|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　　　はじめていきましょーう！
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　 ｀　 ´　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
　　　　 　 　 { /　　　乂＿乂: : :ィ::::/⌒',:::＞- イ　　 /／　 }　/
　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
　　　　　　　　　　　　　 ｀￣　 {. {:/　　　 .',::} .}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　　　 　 ゞ/


　

2775 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 14:12:03 ID:ZjwgvkY7

==================彡′:::: : |　 　 |＼|ｰｉ| 　　:ト　＿＿＿ |　|::::|　 |＿|ｉ| _,;'´|／||'´|／／二ニﾆィ´　　　/|ﾆ||i:i:i:i:i:i:i:
:::::::／ﾆﾆﾆﾆ==ﾆﾆﾆﾆﾆム::::::::::::::|＿＿|＼|‐┤＼.ｉト .|i:.￣￣.:|ヽ |::::|　 |∩」| |l|'´|／||'´|¨:|二ﾆﾆ／　|　　 ,. |/|ﾆ||i:i:i:i:i:i:i:
::::〈ﾆニア´　　　 ｀'守ﾆﾆム:_:_:_:::|　|　 ＼ |　:ト　 |:ト .| |ト.．　:|　＼┴k<ﾆﾆ二l|'´|／||. ＿＿ﾆ／　　 |｡o≦ｉ:|/|ﾆ||:i:i:＞ ´
|＼＼Y　　　　 　　　Yﾆﾆﾆム¨|￣..|＼|￣￣￣￣ﾞト .| |トミ｀ｉ | ＼ |　| |￣~|￣|' ｒ‐:´　 　 　 ＼　 　 ,ﾍ_＿:ｉ:|/ ＞ ´ |￣￣
|　| |::ｉ{　　　　　　　　}ﾆﾆﾆﾆム|　　|　 |:.:.:.:.:.:.:.:.: :.:.ト .| |トミ｀| | ＼ |　|￣￣|‐‐|' {__　　 　 ﾆ=‐−─{と二ﾌ＼ ´　　　|
|　| |从　　　　　　　 从三三ﾆム＿|＼|:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:|‐┴──| | ＼ |￣~ﾞ|　|.　＿ﾉ ＿＞､¨ ／＼「l´:::::::::;勹ｰ{〉　　　.|
|　| |¨込　 　 　 　 ,ｲ三三三三ム,| ＼ ＿＿___ _　　　　　　　　　　　　 　 ∠_.:　/　（●） （●） ヽ:::::::;'"　｛￣＼_ ｡o1￣
|　| |¨￣≧=- -=≦:..: : : : : |＼／.:|: :..:　＼　 　 　 ｀　　 . _　　　　　　　／:::::::::/.{　 　 （_人_）　　｝..´　　〈＼_／ ｝ |└─
|　| |¨￣_| :| |:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_|:..:|　　|￣ |≧ ＼　二ﾆ‐二 　 ￣￣｀　､　~"ﾞﾞﾞﾞﾞ~~~...＼.　 ｀⌒´　／⌒￣:厂＼＿_/〉 |: : : : : :
|　| |¨￣_| :| |＼:_:_:_:_:_:_:_:_: ＼|　　|＿_l.＞＜|.）　　　 　 ＼　　　　　　 ｀ー─二八(　 个=今　 ／　　/:.:. : : : :／　|_,.｡o≦
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_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_.ミ::::|:|_‐_‐_‐_‐/　/　 　 ／　　　　　　　 　 　 Ｖ:::,′ : : : : : : | Γ￣￣＼:..:.:. : : :_／￣￣　　　　　　　 ,.
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.　　　　　　　 ||／.く:i:ｉ:>　　　　　　【女神転生シリーズ二次創作】　　　　　 　 　 　 || ／　　 　 　 　 　 　 ／　　　　 ）i
　 　 　 　 　 t>ｉ゜ 　 ´　 　 　 入足出探偵事務所事件ファイルNO３７　　　　　 　 .||　　　　　　　　　　／ 　 　 　 /__｣
.　　　　　　　 ||　　　　　　 　 　 デビルサマナーやる夫VS電工偽神　　　　　　　　||　　 　 　 　 　 .／　/￣￣￣
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2776 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 14:17:18 ID:ZjwgvkY7

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　　　　　　　　　　　　　　[//ー､ヾ　.ヽ .,-----､ { / // / }　　　　 iｌ　　 来たるべき無窮光　　 ,li 　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 | }　 , - ､
　　　　　　　,,,,,--､　　　　ゞ ､ﾆ､ ､ヽ　l ￣￣ヾ {_/ //_/_}ヽ､　　　 /ー|i──l|───l|───|iヽ'  ／　ヽ　　　　　　　　　 ,､　 j レ　ﾌ /
　　　 ┌ー'''　ﾆﾆﾆヾ.､　　 ヾ ,........ヽ ゞｌ　　　　i'.￣//ヾ}}. :...＿／￣ヽ､　　　　　 ／|　 　..l　|ヽ、　　|　　　／ｿ　　　 　 　 /　´／ 　 / /
　　　　l￣　　　　　　　ヽ　　''ヽ: : : : :ヽ : :. . .. ..{､. //. . : : : : : :....　　　l l　　 　 　 ',...|　　　l.. l.../;　／＼ 　|.|＼　　　　　　 ,　／　　 . ' /
　　　　 ヾヽ　　　　　; . . .ﾍ:: : :}: : : : : ヾ 　　 . : : // , ,: : : : : : : : : : .... | |┐　　　　', | 　　　l l./ ／　　　＼|.| 　 ＼　　　　ﾚ′　 ／／ /〉
　　　, ;;;└ーー-''''';;;;;. . . .: : : ::: :: :: :: :: :: :: :: :: ::　. .　. . .: :　: : : : : :....￣ﾚ.|　r-､_　 ',| 　　　lﾚ /.　　 ／ヽ　.|　　　 ＼　　　　  ／／　 //_
　　.. : : ::; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;: : :, , , , ; ; ; ; ; ; ;; ; ;: : : : : : 　 :　: : :　: : : : :: :..　.|　i 　 ＼　ヽ 　　l /　　／ 　 /.　|　　　　 _/　　　/／　　.ｲ ／
　,; ; ;' ￣ ヽ　　ヾ､; ; ; ' ' ',, ,;; ;; ;; ;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,; ;; :: ::: :　:: :: ::: : :　: : : : : :: 　{-､　　 |　_} ､ ,.ｌ |　　ヾ. .//　　l　　　　/　　　　 _　≦ 　 /
　;;;/　　/　/　　　／,, ;; ;;;; ;;; ;;;;'' '''' '''''''' ;;;;;;;;;; ;;;, ,,,,;;;,,,　:::: : : ::: :::: : : : : : :::. ＼ヽ .く／ ヾ / ﾄヽ、/ // 三ﾐ.l　　　 /　　 ＜ 　 ／／ /
／　 ／　/　　 ／,,, ;;; ;;;; ;;;;'''''::: ::::: :: :::::: :: : :'';;;; ; ;;;; ;;; ; 　::　: :: : : :　::: : : :. .::: .＼ヽﾄ　ﾍi. .l/ｿヾ///　 彡￣＼　/　　　　 ／／./ /
ー　 ヘ冫､ _ノ,,;; :: ;;; ;; ;;;:: :: :::: ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,:: :: ::''';;; ;;; ;; ;:　 :: :: : : : : : : : :　:... 　 (Y)ヾ ', 　/.／(Y)/ヽ　, -ー､ |　　　　 ／／　/ /
　　 / /　＼/:::　::: ;; ;;; ;:: :: ::,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; :: :: :'; ;;; ; ; ;;::　 :　:: :: :::: :: : :　:::::　/ （ ヽ.,ﾍ_〆ﾝ }　ﾍヾ」ヽ　　　ヽ　　　  '　　 　 ﾚ′
　 ./ /　　./:: ::;; :: ;; ;;; ;　:: ::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, ::: : : ,;; ; ;;;;;; :: :へ､ ::: : : : : : : ::::　ヽ iヾ ､ V＾~/ハ_/｝>> ,ヽ　　　ヽ　　　　　 　 　 , -､
　/ /　　./;: ;: ;;;　:;;;;; ;;; : :: ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; : :: ;;; ; ; ;; ;／､／ ヾくヽ　: :: : ::::　ゞ､ ｀ヾ､iﾚ/／　i ﾊ　　 〉冫,　　 ヽ ＿__　 　 ／ ／
_/ / ､　/;;; :;; ; ;;:: :;;; ::;:; :: : ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; : : :;; ; ; ; : :;;; >> ＿／}　: ::: :::: ::.　 　｀ヽ }.Y /　/ｿ　 i　　｀Y .i　　  <　＿ ノ ／ ／
ﾆ/＿ ノ ';;　';; : ;; : ;;; ; ;;; : : : ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;: : : : ;; ;; ;; ; ;; 　: ヾ／;;'' : :;; :;;　:: :: ､　　　 .`!ﾚ 　ノ　ン　　　〈　 >〃￣i　 ／ ／
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　　　　　　　　　　　　　'' : : : ;;: '' ''' : : : : :;;; 　;;;''' ;;　;; ,,,;;　; ;;;;'''　　　　　　 　ヽ　／ヽ　ｿ ヘ､_　　へヽ　　　　}　　　  ﾚ′
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　うねりをあげ、電工偽神の究極スキルが放たれる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まばゆく。太陽光さえも押し込む白色の、超熱量を誇る閃光。

　　　　　　　　　　　　万能特大の最大最高の必殺は、されどもこの戦いの中ではすでに５度を超えて放たれている。

　

2777 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 14:26:15 ID:ZjwgvkY7

　　　　　　　　　　　　　　　_　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∧
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|ﾄ､ル'{/(__/ |　：　　ヾ　＼ﾉ　　　　　　　　＿ﾉ＼　　　＼iﾚ' ＼　 　 　 　 　 |i　　　　　　　　　i|　　;　　　　　　　／__
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　　　　　　　グッグルの日本支部社屋はすでに原型を止めず、溶けて固まった地面であったガラス片が飛び散り砕ける。

　　　　　　　　　　　　　　　　　最大級の破壊は、ただ一個の存在が放つには過剰にすぎる火力。

　　　　　　　　　　　　　　弩級の天災へと並びうる攻撃は、なるほど神話の主神を語るだけの力はある。

　

2778 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 14:33:48 ID:ZjwgvkY7

　

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＼::::::::::ゝ .!::::::＼　　　　　　 ヽ　ﾞヽ　{ｲv ´　} ／　　＞-=ﾆ/,
ヽ::ミ::::>'´ |::::::::::::＼　　　　＼ ＼　　｀´　　／＜´ ／ イ
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　　　 ヽ -─|i──li───|i──|i-/ .　　　　　 　 . .:／/　 .//　　 ＼!　　
　　　 iｌ　　　　 デスバウンド　　　　 ,li :.... .　　　 . .:／//　__// 　 　 ／ﾍ　　　　　ｶﾞｸﾝｯ――――
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　　　　 　 　 　 　 「У^ヽ　＼ 　 ＞　´ l　　{ヽ、|./:/ -」二l‐--ｒ―ｒ': : : : Ｙ
　　　　　　　　　 「 ./: : └ﾍ/＾Y´　lﾍ￣ﾍ 「 ｀ゝXl:/　/ 　 ∧　 |  ヽ -─|i──li───|i──|i-/
　　　　　 　 　 　 Y : :ﾊ: :_:_ レ.|　　l:::〉　 .〉ヽ、《く::::〉} .―/ /　 |　 iｌ　　　　地獄の業火　　　　　,li
　　　　　　　　＿_」__//_/: :｀l　!　　ｌ/:-‐=个ー込イ￣｀ヽ / 　 」ト /ー|i──l|───l|───|iヽ'_ ,ｒｆくﾊ三Yニニニニﾆ二]
　　　＿__ イ≧ニﾆ∠￣７⌒Y７ｰっｨfﾃ三7三三三三三《ハ ,ﾍ/::::::::;ﾊ ＼ ｣ 」＿＿＿＿_　_ｌ」ヽヽﾍ:ゝ-->=ｲ―――――'
　　 └ｧ ／／＼／７¨´ヽ.__〈 〈ﾍﾍ､A{三/＜_ イﾍヽ、__,/　　ﾏ:}::::::::＜　ﾍ∨＼二二,ﾍ＿＿]|　 !ハ｀つノ ￣
.　〃ﾍ ヽイﾆ二〈　/: : : ／込ﾑ｣_l」ﾒ〉.了 :-―く]_人_/-/_＿. 　 ＼:::::::<　 ﾄ､∨〉―=__/　 　」ﾄ､ ト┴'
. /　　ﾍ ヽ -─|i──li───|i──|i-/  　　//　 /_ｨ' // 　 〉　　 ＼_/＼! ヽ}'　　　　｀Y¨¨ 　 　 　 　 　 ／〉
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ハ　|　 　 |　　　　　　　　　　/、 ＞'´::::::::::::::/ﾍ,-､::::::=-〈-､‐=く!Y:∧　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　.／7
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　続く連撃はもはや８には遠く及ばず、３度で終わる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　総計４回。

　　　　　今や始まりのころから比較して、半分程度に落ち込んだ行動回数はそれだけエネルギー供給が途絶えたことを指し示す。

　

2779 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 14:43:00 ID:ZjwgvkY7

　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＿＿_　　 　 ＿_　　　　　 ＿＿_.　　　　.＿__　　 　 ＿_ ＿
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |ﾆ| 　 }.　　　|ﾆ| 　 　 　 /_/⌒Vﾊ　　 ./_/⌒ヽ　 　 |ﾆ|_jヲ
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　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |ﾆ|　　 }.　　 |ﾆ| 　 　 　 |ﾆ|　　|ﾆ|　　 |ﾆ|　 　 　 　 |ﾆ|Vﾆ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |ﾆl___,ノ　　　|ﾆ|＿_ﾉ} 　 ＼{____ｊヲ　　 .＼{＿,ノ . 　 |ﾆ| Vﾆ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,.　-　.,　　　　　 ,..rf ⌒ ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　 ｀ヽ　　./　　　　　　 ヽ　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ､_,､,, 　 ,.ィ７., -イ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　Ｏ.o.○o.O 　 　 　 　 i　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |三|　/三//三/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　! ,,,..　-ｫ‐=./ !､ノ '.,,ノﾊ ￣ ',` ー┴-､０､　 　 　 　 　 　 ＿＿__|三|__Ｋ¨´/¨¨´
　　　　　　　　　 　 　 　 　 /○了´　 　 /　 /｀i ､,,О,.-イﾊ　　',　　　　 ', Ｏ｀,　　　　　　　　 )三三三三三（
　　　　　　　　　　　　　　　i Ｏ　l.　　　 〈 ､　＼｀ｰ''-''ｰ´,ノ　 ／　　　　　 !　 　トヽ,　　　　　⌒＿,. |三|　r=イ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｲ.Ｏ　i　　　＿＼＼　｀¨¨¨¨´　 ／ /_＿__,,,,,　 ｊしｲ　　　 ＼　　　　|三| .|三|　|三| .|≧7
　　　　　 　 　 　 　 　 ／ .| Ｏ .} '"￣＿_,,..!　｀i────i　 !,,--─　  ノ: :.:廴.ィ　　　　/{　 |三! .|三!　⌒＿|三|＿
　　　　　　　　　 ,....,／‐-､ !. o　〉''^´　　 　 ＼!＿＿＿＿!／　　　　 / : : : : : : :そ　　　}/　  ﾚ'´ . !�a　）三三三三{
　 　 　 　 ,.ィﾆヾ　 ｛　 　 }､'､ o !　　　　┌──┘　└───:ｫ　 ﾉ'⌒ヾ: : : : : 丶　 　 i　　.ﾉ',　 　 　 ／／|三|
　　　　　 }　　 　 !ヽi ､_,ノ !､ヽ.,_| 　 　 　 !＿_,,,,,...　　　､,. -─‐'　 　 　 　 }: : : : : : :.:ヽ }＼　  　 i  ,.ヘ ´)''´　.|三|
　　　　　 }､_ __,,.ﾉ　｀i　　 ノ --Ц,.､_　　　　　　 ﾉ　　　 !　　　　　　　　 ｊし': : : : : : : : :.}ﾊ:.:.{　　 .  くﾆ三＼　　 ﾞ￣
　　　 　 ,!,,,,,ヽ､　　　 〉'~/　　 /　　　ﾞヽ　　 ,..イ　　人　｀ゝ.,　　  |　 ノ´:⌒ヽｰ-ミ: : :ﾉし: :.し イ　   ＼＞'ﾞ´／ﾆ「￣
　　,.ィ ´　ヽ　　)`ｰ-ｲ　〈　　　'､　　　.ﾉ　i´　　　,,.ｲ-χ､　　　　  ｊし' : : : ｊ -ミ: : : : :.､:.:}: : : : : ﾉ　  　　　 ／ﾆ／
　〈　　　　/＿,/_,,..イ'､　ヘ ..,,,,ｧヘ-イ　　!-‐　 !　　　　　　　　ノ': : : : :ノ: : : :｀丶: : :ソ: : :.／　　 ＿,.ィ升.／
　　｀ｰ‐≠ ､　　 ヽ　　｀＞イ/　 て二二二　　  ｊしｲ　　　　　　'⌒｀) ／: : : : : : : : :Y´: : : /{　　 ⌒Ｙ＞'ﾞ´ 
　　　　ﾉ　　 ヽヘ､‐ ¨´　 ／　　　{☆:☆::　　 ノ: :.:廴.ィ　　 　　/{_//': : : :ノ : : : : :ﾉし{: :.:{/　 　 　 　 ノ: :.:廴.ィ　　　　/{
　 　 〈　 　 .ノ　　 ｀￣￣　　 　 　 l｀ー　　  / : : : : : : :そ 　　　ノ /: : :／⌒ヽ : : ﾊ: :ﾉ: : :し イ　　　/ : : : : : : :そ　　　}/
　　 　 `¨¨´　　　　　 　 　 　 　 　 ヾ｀　　  ﾉ'⌒ヾ: : : : : 丶　　}: {: : : :j: : : : : : :/: :ﾉ}: ｀ヽ: :.:／　　　ﾉ'⌒ヾ: : : : : 丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　 　 　 }: : : : : : :.:ヽ/:ハ: : :ﾉ: : : : :／ : : /: : : :}: :′ ｲ　　　　　 }: : : : : : :.:ヽ }＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ　　ｊし': : : : : :ノし': : : : /: : : : :.!/: :/: : { : : : /: :し':八 .ノしｲし': : : : : : : : :.}ﾊ:.:.{
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　 ノ´:⌒ヽｰ-ミ: : :ﾉし: :.ｊし' : : : :ｊ -ミ: : : : :.､:.:}: : : : : :ﾉ| 　ノ´:⌒ヽｰ-ミ: : :ﾉし: :.し イ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｊし' : : : ｊ -ミ: : : : :.､:.:}: :ノ': : : : :ノ: : : :｀丶: : :ソ: : :.／　ｊし' : : : ｊ -ミ: : : : :.､:.:}: : : : : ﾉ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　繰り出された攻撃のいくつかが、オオヤマツミへと吸い込まれていく。

　　　　　その巨体を活かした範囲のカバーリングは、全体へ効果を及ぼすものには届かずともランダムに敵を狙うならば有効だ。

　　　　　オオヤマツミは味方へ届くはずだった一撃を受け止め、スキルで付与された無効耐性で効果をかき消し眼光を輝かせた。

　

2780 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 14:46:01 ID:ZjwgvkY7

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　　　　　　　　　　　　　　　　無効、耐性で受け止めた攻撃を持って反撃を担う『和多志大神の怒り』。

　　　　　　　　　　　　　オオヤマツミのスキルが放たれ、氷の柱が幾重にも折り重なり電工偽神を包みこむ。

　

2781 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 14:55:19 ID:ZjwgvkY7

　　l7　◇｀'-ﾐヘ､.　　.、　ο　　 　＊｀＼. |　 .｀'イ　　＼　ο＼入　 ┼ 　＜＞
　　 　＿　 　 ｀'ｰ亠　ﾞ〔'-,ﾞﾐ¬　,,_　　　　｀゛　　 ､,、　◇｀'-、／ ∧　　　　　　　　　　/.|
　　＊＼¨¨¨''冖¬ｰ=ｭレ ｀'=ｭ、＊｀'''ｰ ､、　 ﾘﾐ'-ｉiﾐ'-､,　　 .｀'-､　|　　 ＊　 　 　〈〉 ｌy| 　┼
　　　　　 二ﾆ=v＞　　_　＿_ 　`'＝ﾆﾆｭｰ.｀'-､ｌ＼ﾑ ＼ ﾞ''-､ 　 ｭ�_　　　　 i､　ﾘ､　　|/
._,,.. -ﾆ二＞ｰ¬''"ﾞ￣゛ . ＼ .￣"　　　　｀ﾞﾞ'''ｰ＝ ヽ ＼ ヽ　 ｀'-.ｌ､ ＼ 　,,、 .! ヽ.! ヽ 　 　 　 　 　 |＼
.＝ﾆ二二　￣¨¨''冖　　┼　　　　　　　　＜＞　　＊　＼┼ 　ο ＼｀'-〉`'〈、　!y_ｌ, ＼t､　　　＊ ＼.＼.　　〈〉
｀´ ／◇　 . _ｙﾆ二　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　! . ヽ,!ヽｌ ＼　 　 　 ＼.ヽ　　|＼
／　　_,,y／　　　　　　　　 ＊　 　ο ＿＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　◇　　 　 !　 .ﾞ.ｌy　! .y＼ .!＼ 　 ヽ|　　∨∧
ーﾌﾝ /彡-'"゛　l7　　　　 　 _.. -''''"´　　　　＊　　 　￣´^''''―　..,,,_　　　 ＜＞　 　 　 　 ﾞ!　　｀'ゝ.ﾞ‐lヽ　　　　∨∧
.／　.'ﾆ二　　　　　 　 　 ／゛　,.ｪ-‐'￣/　＜＞　　　＊　 　 ◇ 　 　 ｀ﾞ'''ｰ　,,_　　　　　　　　　　┼ﾞ'　.!､ヽ　.i､＊＼/
＞-''" ／　　　　　　　／l7　 .ｨ二二／　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜＞　　｀''ｰ ..,_　　　　　　　　　 ヽ ヽi.ｌ＼　!
＊..　./ 　/　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ﾞ'ｰ .._　　　　ο　.′.!ヽ ヽ.`
.／ /ﾞ, 彡‐'゛　　 ,／ﾞ,!　l7　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｀''ｰ､、　　　┼` .ﾞ‐ ◇
ヘil ll'"　　　 ヽ -─|i──li───|i──|i-/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｀''-､、
　ｲ/　 　 〈〉  iｌ　　　　 氷結高揚　　　　　　 ,li　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀''-､,　＊
'"/　　　　　 /ー|i──l|───l|───|iヽ'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｀'-､
./┼　　　　　ｌ　/ |l 　＊　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／{
′ /:!　　＊ .|/　 {|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ノ￣__／　　／} 人　　 ／
　./|│ 　 　 　 　 ||　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人＿ﾌ ∠-ヘ__　j__{/ ｒ'___／{
../ .!. !　　l7　　 　 | 〈〉　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 __／__　 ／￣)　／　　 /,ノ )　 /＾
/　l" !　　　　　　　｝　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｀Ｙ´ノ / __／／　　＿／￣　 ￣￣＼_
　.l　/ 、 　 　 ＊　 ｌ　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 }／　)　__{　　　　￣￣/　/￣￣￣
　! /　.!　　　　　　　ﾍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /／　　　__／￣￣　 ￣￣＼
. !./　│./ 　　　　.ｯ､ﾑ　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　 ￣￣） /￣￣￣
.〃　 .lﾞ/　　　　　 .|�_ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　{
./　　.lく　　　　　　 .! .ｌ .ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 }／
′　 .,!　 .，　　　　 .ヽ.ｌ　.ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿,ｨ
　.ｪ　 !　 l＼　　 　 　 　 　 ヽ　　ο　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _ノ _,ノ
../ !　.|　/　.ｌ　　〈〉　＊　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾉ_ｎ }
┼ 　　/　 ｜　 　 　 　 　 　 ◇ ＼┼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 〈/
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　　　　　　　　　　　　　　　　この場にあって、威力はいくらか物足りず。まして発動も５度に１度ほどの割合。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　必殺たり得ず、十分な破壊力を秘めているとも言い難く。

　　　　　　　　　　　　　　　　だが、敵の動きに連動して放たれるスキルは、蓄積すれば大きなモノとなる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　まして。一進一退のまま、決めきれずに長引いた戦いともなれば相当だ。

　

2782 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 14:57:46 ID:ZjwgvkY7

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-―-
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　 　 　 　 　｀
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 '　　　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　 ､
　　　　　　　　　　　　　　'　　　　　　　 　 　 　 　 　 }>,
　　　　　　　　　　　　／　 ＼　　　　／　　　　　　 ｲ /
　　　　　 　 　 　 　 /＿i （ ●）　　（ ●）　　　／: : /　　　　　　　　助かるお、オオヤマツミ
　　　　　　　　 　 　 ＼ ｀ー､（__人__） ｒ―. . ´: : : :.人
　　　　　　　　　　　 　 ＼: : ヽ｀⌒´　 !: : : : : : :.／: : .＼
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ）--},不￣　）--―　´: : ／￣ ＼
　　　　　　　　 　 　 　 ／: : /丶 :: ｀ ､{:.: : : : :.: :／: : : : :.:.-'､
　　　　　　　　　　　　/.:.: : //:::::::＼:: .i: : : : : : /: : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　 　 　 /: : : /´:: ○／___i: : : : : : ヽ : : : : : : : : : : : ＼
　　　 　 　 　 　 　 /: : :./:::::::::／￣￣|: : : : : : :.:.＼: : : : : : : : : : : '､
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　悪魔の肩に乗り。汗を流しながらも、やる夫は労う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　かつて、自分を救ってくれた神は物言わずにただ敵を睨む。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それが少しだけ寂しく。だが、頼もしい姿に士気を高揚とさせていく。

　

2783 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 15:05:07 ID:ZjwgvkY7

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　　　　　　　　 ¨"" ー― ."
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人と神の距離は、これくらいで良いのだと思いながら。

　　　　　　　　　　　　　　雨に濡れた時。雲を切り裂くのではなく、ただ傘をさすことを教えてくれれば良い。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　在るべきものを過剰に捻じ曲げ、個人の幸福を作るのではない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　幸福な生よ在れと、祈り、願うそれだけで――――十分だ。

　

2784 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 15:10:32 ID:ZjwgvkY7

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 , ィ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　＿＿＿／lイ　|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 __／ ﾍ.　 　 |　lｨ―'―‐┐
ニﾆ7ｰ- ､,,　　　　　　　/￣￣＼　　 ｒ｀‐―┴┴‐‐、 　 |
　. /　　 　 ｀ﾞﾞ''y､　　　ｒ‐-､　　　ヽ／　　　　　　　　〉＿_|＿＿
　/　　　　　 　 Ｙ｀丶、| |　 ｀'' ‐∠_　　　　　　　　 /
７７777三三三ミー―､┴､　　 /　/｀ヽ ／￣￣￣　　　　　　 　〉
/////ﾐ三三三ミ |　　 〉 !:|＝ー､/　　.∧　　　　　　　　　　　　/
////三三三三ミ」　　/.//　 　 iヽ⌒ヽ / 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ＿_　　　／':〉
〈〈〈｀ゝ、/＿＿＿＿_/// .i　　 i　|　/￣ヽ　　_,.．-'''"ヽ　　　　　　 　ヽ／./::/
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ｰ=ﾆ二三三／:l l l |　　|　i　　 i　|/　';　　 lｰ、〉＼-'''"　 　 　 　 　 　 ／:::/　　　　　　　ぐ――――ううううぅっ……
ミ三三三彡 |__| l_l_|＿_|__|＿＿ 」　　 〉 　 | ﾍ:ﾍ､::＼　　　　　　　　／ /::/
　 　 　 　 　 ! 　 | |　|.　 //三//＿_-==＝7　ﾍ:ﾍ＼:＼　 ／￣￣￣∨::/、
　 　 　 　 　 ! 　 | |　|　//三//　　 //ミ//.__＿〉 〉　〉/／　　　　　／::/　＼
ー――--―|＿_l」__」.//三//∧　//ミ//　　 //7　//　　　　　 ／/:::/　、　.＼
　　　　　　　/　＿////三//＿_∨/ミ//ﾍ　 ///＞./　 　 　 .／;';';'〉/　　＼＿＿＿
　　　　　　　￣　　`ーt―'｀ー―=ー'ー＝-〈//一'´＿＿__／＿ゝ//ー､　　　 　 　 |｀ー‐┐
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　　　　　　　　　　　　　　　　　だから。人へ干渉し続け、幸福を作り出そうと嘯く神様へ負けることはできない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　たとえ本当に、人の幸せを願っていたとしても。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　築き上げる世界が明るく、平穏なものであろうとも。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　神様の願う幸せな道を歩ませるだけの機械へ、負けてはやれないのだ。

　

2785 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 15:26:27 ID:ZjwgvkY7

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: :＼三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三=イ　／　　! : : : : : : : : :/　',~｀ヽ: : :
: : : :''=ﾆニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニ='':/　 ／　　　 l: : : ＼人_人,_从人_人_人,_从,人／
: : : : : : : :l=､ニニニニニニニニニニニニニニニニニ=＝ﾃ／_=＝/ ／::=-_　　 l : : : : : ）　 ――――なぜだ！ （
: : : : : : : :l　 ＼ ',-=＝=､ﾆﾆニニニニ＝テ'''/　,ィ　 ／,イ/:｡s'' : : : ﾚ' : ::＼::::､＿i_:_: : ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ﾍ
: : : : : : : :|　　 /,イ: : : : : ＼|-_ﾆ=_＼＼/　　＼ニ二／ ,'／　.,,,-=-､　　　: :ヽ::::='':~: : : ／　　　　 .,': : : '
　: : : : : : -=イ:/　　　 ,=i:i:i=､ ＼ゝ　 >　 .,。ｓ''//　　　./　 　.lて刃:i:i　　　 ./::/ﾌ: : : ／.／　　　 . ,' 　 ,'　,':
　　 : : : : '､ﾆ:::'､　　　{て刃:i:i　　＼ / ,,イヽゝ ﾚ　　　 /　　　 `マ::::ノ　　　/::〈 ': : ／ ／/　　　. : ,'　.,:'　,ｲ::
　　　: : : : :'､ >::',　　　マ:::::ノ 　 _,,ｨ／　 }:::::::.　　　　.::::::＞- __　　　　　　/ ./: :／ ／／　　 . : : :,'.／　/､! :
　　　　: : : : :'､ '､＼＿＿＿ -=''／:/　　 ::::::::::.　　　 ＼:::＼＼::~''＝=＝'''／:／_／: :　　 . : : :　／　 ／､＼
　＼　　 : : : : :'､:::::::::::::::::::::::::::::::::／　　 ,'::::::::::::::.　　　　＼:::::::::::::::::::::::: ／　,,=:'': :／　　　　　／　 ／ 三.､
｀ヽ　　　 ＼＼: :'､::::::::::::::::::::::::／　　　 ,':::::::::::::::::.　　　　　＼:::::::::::::::／　／ｲ: :／　　　　　 /　 ／ﾆ三三ﾑ
　∧{'､　　　＞,,_~:＼￣￣￣　　　　　 ',＼:::::::::::::　　　　　 　 ￣~／_,,=''／: ／　　　　　　:/ .／ﾆﾆ三三三|
:/ニﾆ!＼　　　　 ',=_.＼ 　 　　　　　　　',　　　　　　　　　　　　／ ~　／.:　　 ,,イ~　 ./ｌ　./イﾆﾆ三三三三}
ﾆﾆ三|: : '､ '､ ､. 　'､ =_.＼　　　　　　　　'　　　　　　　　　　　　　 .／　 _-=''　/　 .／: レ!ﾆﾆ三三三三三l
ﾆﾆ三|: : : :＼}三.､　'､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／_-=''　　　/　／: : / : |三三三三三三/
ﾆﾆ三| : : : : : !三ﾆ＼ ゝ　　　　　　／~＝ﾆ二二二二二＞､ ／-''　　　　　/／!: : : : : : :!三三三三三ﾆ/: :
ﾆﾆ三|　: : : : :!.三ﾆ＼　　　　　　　';:;:;:;:;:;/: : : : : : : : : : : : : :}　　　　　　　 /'. : :|: : : : : : :|三三三三三./: :
ﾆﾆ三| 　: : : ::!三三ﾆﾆ.､　　　　　　';:;:;:;/ : : : : : : : : : : : : : :|　　　　　　　. : :／:l: : : : : : :!ﾆ三三三三/: :
ﾆﾆ三|　　 : : :|三三三ニ＼　　　　　';:;;': : : : : : : : : : : : : : :,'　　　　　 . : : ／三.!: : : : 　 |ﾆ三三三／ : :
ﾆﾆ三|　　　: ::!三三三三ニ＼　　 　 ',~',: : : : : : : : : : : ノﾌ　　　　 . : : :／三三.!: : : :　　!ﾆ三三／ : :　　ム
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――戦いの、攻防の切れ目。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジェミーがAIらしからぬ感情をあらわにした声で、叫び問う。

　

2786 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 15:26:40 ID:ZjwgvkY7

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　　　　　　 '､￣￣＼／＿＿＿ヽ三.!　.i三_-='' ', : : : : : : : : : :.　　 ＼:i:i:i:i:i:i:｀ヽ
　　　　　　　/､　　　 }＿＿＿＿}ﾆ三　 {⌒ヽ　',{ ',: : : : : : : : : : :.　　　＼:i:i:i:i:i:i:i:i＼
　　　　　　,:i:i:i:ヽ　　 .}.　　　　_-=ﾆ三三} !.i　',i:i　 ', : : : : : : : : : : ＼人_人,_从人_人_人,_从,人／
　　　　　.,:i:i:i:i:／{　　.} 　_-=ﾆ三三三マ .} {.　'i:i　　',＼: {､: : : : : : : ）  なぜ追い込まれる！ （
　　　　 ,:i:i:i:i:i:'　 i',-=ﾆﾆ三三三三三/　ﾉ .!　.i:i　 　.',ノ, '､＼: : : ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ﾍ
　　 　.i:i:i:i:i:'　　 ,'.{三三三三三三.／.!　　 } ./i:i　　　', .{ ､＼＼: : : : : : :.　　　　　＼:i:i:i:i:i:i:i:'､　　
　　　,i:i:i:i:'　　　,' i三三三三三 ／ {.{ {　 ,ｲ{//i:i　　　.i　!: :'､. '､＼: : : : : : .　　　　　 ＼:i:i:i:i:i:i:'､
　　 .:i:i:i:'　　　 ,' .|三三三=-''~ ,､ ノ | i　/,ｲ　/i:i　　　.i　i: : }ヽ ＼ `''=-,,: : : :.　　　　　　＼人_人,_从人_人_人,_从,人／
　　,i:i:i:'　　　 .,': : =＝''~　　ﾉ`ｰゝゝ/.ﾉ　/ {　i　i　　　 }'､}-=三}＼＼::::::::::'- :_: .　: :..　　 　 ）　　  なぜ倒れない！　 （
　.,:i:i:/　　　 /: :　　/　　　/　　　　　　　　 | .,' .i 　　　.|三三三! /＼＼::::::::::::::::::.　: : : :.  ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ﾍ
../i:i:/　　　./: ::　　/　　./　｀｀丶、／⌒）　.ﾚ　.i　　 　 i.ヽ`ｰ-,'./{　{:::~"''*､:::::::::::::::. : : : : : : :.　 ＼:i:i'､::::::::::::::::::::::::::
:i:i:i/　　　./ : :　　/ : 　/: : : : : : : : :ー_''＿,,,-ﾆ,　|　　　i　}--,'./: !　!:::::::::::::::~"''*､::::::. : : : : : : : : . .＼:i:＼::::::::::::::::::::
:i:i/　 　 ./: : :　 / :／￣7　/{　',i:i:i:i:i:､＼O三.,'　.{　　　{ノ-.,' ,' : }　|､:_:_:_:_:_:_:_:_:__~"''*､: : : : : : : : : : ＼:i:i｀ヽ＼::::::::
i/　　　./ : : :　 ,,ィ＿＿/　.{ ! i i ',:i:i:i:i:'、 ',oﾆ,'　 i　i　  ＼人_人,_从人_人_人,_从,人／ ＼: : : : : : : : : : ＼:i:i:i＼＼
　　　 ,:' : : : 　 ,'三} i ', ',　 i .',.',.', '､:i:i:i:i:'､三.,'　i .|　|　 i ', ）　　  なぜ、なぜだ！　  （ ､: : : : : : : : : : : : : : : ヽ:i:i:i:＼　
　　., ': : :／　 ,'三 i .}',', ＼＼ ', '､　＼i:i:i:i'､/　 { .i　.|　 ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ﾍ , : : : ::::::::::::::::::::::: : : : ＼:i:i:i:
. ／ : ／　　 .,'三ﾆ! ,' ',',　 ＼　' ,.'､. 　＼:i:i:　　{ .|　.|　 |　',//,':／三三三三三三三三ﾆ: : : :::::::::::::::::::::::::::::: : : :＼i
: : ::／　　/　,'三ﾆ' ,'三',', ', ', `ｰ､', ＼＼＼i　 i|　!　.!　 {　 '､,'ﾆニ三三三三三三三三三: : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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2787 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 15:26:50 ID:ZjwgvkY7

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ニニニ}!　　　 Vﾍ　V　　　　　　　　　　　　｡s≦三心､
ニニニ}l.　　　 ｷﾆﾍ. V　　　　　 　 　 ｡s≦三三三三心､
ニニニｷ　　　　|ニ.ﾍ. V　　　　 _　-ﾆ三三三三三三三心､
ニニニ∧　　　 |ニﾆ.ﾍ. V　 _ -ﾆ三三三三三三三三三三》
⌒＼V./∧_,,, ィニニ／.>_-ﾆ三三三三ニ=-＜ヽ　 l　〉
　　　Vﾆニニニﾆ.／／　＼　　＼.　　　,≫==≦} ∨./
.　　　 Vニニﾆ.／／　　　　＼　　＞ ≪　 ^VA. |　| .! ｀ 　　__
　 　 　 Vﾆﾆ／／､ 　　　　　　` 〜 ､.　 ヾ.　 V〉| ∧{　　 　 　}
　　　　　V.´／　　ﾍ　　　　　　　　　　＼. 　　￣}/　｀　　　　/　　　　　今や、５０億を越えた人が私を認めたんだ！
.　　 　 　 V-=ニﾆﾆへ　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　 　 l
　　i　　　　V-=/´二二Vヽ.　　　　　　　 　 ＼　　　　　 ／二|　　　　　この瞬間もまだ増えている！
　　|　　　　 V={ l　　　 )V　＼　　　　　＼.　　＼　　　/ 　 　 .l
.　 ,'　　　　　V∧＼　.八V　　｀ ﾆ=- 　 _. ＼､　 ヽ　 ｛　 　 　 l　　　　通算ならばいかなる宗教よりも、私を頼ってきている！
.　,'　　　　　　V.ヘ　　　 _)v　　　　',　　　⌒ヽ｀⌒ヽ　ゝ、＿彡V/
　'　　　　　　　V-=ニﾆ=-　V.　　　 ',　　　　　　　 　 　 　 　 　 V/
.,'　　　　　　　　V-=ニニ=- .V　　　 ',　　　　　　　　　　　　　　,ﾉ
'　　　　　　　　　l}　　 　 　 　 V　　　 ',ﾆ=-　　　　__　　 -=≦
　　　 　 　 　 　 l}.ﾆニニニニﾆV.　　　',　　　　　　　　￣ ヽ
　　　 　 　 　 　 l}ニニニニニニ＼.　　 ＼二二　ヽ　 　 　 }
　　　 　 　 　 　 l}.ニニニニニニニ＼.　　 ＼} }/ヘ.＼　　.j{
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2788 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 15:27:50 ID:ZjwgvkY7

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __,,　 -=ニニニ=-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,　-=ニニニニニニニニニ.7ﾊヽ
　　　　　　　　　　　　　　_,　-=ニニニニニ ＞-　''''''""　ニ ﾍ　.!ﾆﾔ
　　　　　　　　　　　 _,.＜ニニニニニﾆ＞　　＜　　ﾔ　　ｷ　　i-ﾍ.ﾆﾔ
　　　　　　　　　　／-=ニニニ{__}ニ／／　　　 ヽ　 ﾔ.　 ｷ　 .i!　 〉ﾆﾔ
　　　　　　　　　./-=ニニニニi!: :V/ /　 ＞　　　 ヽ ﾔ　 ｷ　.j!　/　Vﾍ
　　　　　　　　　i!-=ﾆニニニﾆi!: : .V'＞　　　 ＞　 /fr-==ミx､./ ／ Vﾍ
　　　　　　　　　|-=ニニニニﾆi: : : :V　　　 ＞　　//^¨｀　^~ヾ／　　 V}
　　　　　　　　　.!-=ﾆニニニﾆﾍ_,,,,,,,j.　＞　　､_ ｀i!i!Y＞--ヘ ,!＜ ´　.}j!
　　　　　　　x--､ニニニニニニ=-========- .ヽ!i!､ヽv--v/j!￣￣　/!
　　　　　　,ｲ　　　｀マ/ニニ／＜三三三三三ﾆ=--=ﾆ=-＜,ｲヽ　　 /ｲﾍ
　　　　　//　　　　/:::!ニ.イ:ヽ:::　ヽ｀ﾞマ三三三三三ﾆ=-＜ ヽ.　＼/∧: :ﾍ
　　　　//'　　　　/:::::|／:::i::　 ヽ　v＼""''〜x､＜三三三三心､ヽ.//　ﾔ: : .V
　　　.//,'　　　　j!:::::::!::ヽﾐ!::　　　 ャ=====ミ､ヽヽ｀ﾞマ三三三心､/　　ｷ: : : ﾔ
　　,ｲ//j!　　　　' :::::::|ヽミj､ヽ.　 ＼ﾞヽ 〈:以ﾘヾ7 v／斗---＜三》ﾊ　　ｷ: : : ｷ
　.////j!.　　　　'　:::::|ﾐ/⌒!＼　 　 ＼　￣￣　／イvx=ミ､　ヽv/Vﾊ　　!: : : ﾘ　　　複雑な社会システムの変化へ、私は必要だ！
. /////!　l　　　|　 :::j::{　-'|:::::.＼ヽﾞ⌒ヽ　　 　　 　 /似ﾊ 》 7/　 j!. ﾔ　^^^^
///// |　i!　　　!|　 ::ﾍヽ ､|::::　 |.＼､　 　　　　　　/　 ￣ﾞ／/　 /　 .ｷ､　　　　　　私が、私の、私を伴い生きることが
////　.!　|　　　j.!　 ::!::ヽﾐ､!::　 i!　　　 　__＿＿　　　　／／　 /::　　.!ム
///　　!　|　　　 .!　 ::!::::::ヽ|: 　 |　　　　　 ｀ﾞ　 ､v7 　 ..厶イ.／|::: .|　.|/ム　　　　 当然で、幸福のはずだ――――なのに、なぜ！
//　　 .|　|　　　 j!　 |!ニニ.!　　!＿＿＿＿＿　　　　　　/／::: j:::　|　.|//ム
/　　　 | .j!　　 ./|　 j!7! .|　|　　|ニニニﾆ{ .j!ニ=- ､　／ ::|　::: |:::　|　j!V//ﾑ
　　　　.!.j!　　 /=|　j!/j! j!　i　　|ニニニﾆj!.j!ﾆOニニ=-＜!　::: !::　.! .j!　V//ﾑ
　　　　j.j!　　/ニ| .j!// /　j!',　 ',ニニニ.j!.j!ニニニニニニ=-､:|::　| .j!　　V//ﾑ
　　　 // 　 /ニj! j!/' ./　 j!∧.　Vニニﾆ!.j!ニニニニニニニﾆﾔ　| /　　　V//ﾑ
　　 .//　　/ニ/ /"／　　j!ニｷ　ｷﾆニﾆ!.j!ニニニニニニニニｷ　!'!　　　　V//ﾑ
　　//　　/ニ/ /／　　　j!ニﾆｷ　ｷニﾆ!.j!ﾆOニニニニニニニﾘ　| |　　　　 V//ﾑ
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2789 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 15:28:19 ID:ZjwgvkY7

　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿_　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　_　 《≫〃: : : : : ﾉ　 } 二二二二二ﾆ=- _
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /: : : : :≫s。　＿　　　_ﾆ=====ﾆ_　 　 　 (ﾆ＼＼jI: : : : :／　 丿≫s。／⌒ ≧=─一
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￣￣￣￣￣　　　 　　￣￣￣ ≫==ミx::::::::::::::√::::::::: jI斗==　　 　 　 　 ﾔ::::::/⌒ヽ　 //　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /. . . . . ⌒ア⌒. ._-=ﾆ_　 　 　 　 　 　 　 _/´￣　　 }i_／　　 　 　 |　　　＼　　　 　 :＼
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |. . . . . . ／. . . _-_-／　　　　　　　　　　　ゞ､　　 　 √　　　　　 　:|　　　　 ＼　　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |. . . . ∠ｧ ´￣_- /　　　u.　 　 　 　 ´　　 　 ＞-- √ハ　　　　　√　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＞＜／　 　_-_-乂_　　　　　　 ／　　　　　　ﾔ:::::＼::::::::〉　　　　 :　　　　　 　 ＼　　　　マ⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 　._-_-[: :乂_　　　　　　　　　　　　　ﾔ ::::: ｀〜|　 　 　 /|　　 　 　 　 　 ＼　　　 :＼　　
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／　 　 　 人-_-[: : :.乂_　　　′　　　　　　　　::::::::::::::: 八　　　. . |　　　　　　　　 　 ＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　　` 〜〜 =>= |　　　　　　　　　.::::: |:::√ _　 . . . . . ..　　　 ＼　　　　　　　　＼
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　　　　　　　　金切り声へ。己の必要性を必死に叫ぶジェミーへ、ニュイが疲れた顔へ笑みを浮かべて挑発を返す。

　　　　　　　　　　　　　　　　見た目ほどに余裕はない。体の痛みも、消費した魔法力もギリギリだ。

　　　　　　　　　　　　　　それは相手も同じだと言うならば。笑みの一つくらいは、こぼれるものである。

　

2790 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 15:28:37 ID:ZjwgvkY7

　
　　　　　　　　-―‐＜:.＼
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　　　　　 r'::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::{　　　,，'　　　　_..　　-≠ ､
　　　　 「:::::::::::::::::-::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::l　,，' _　-　ﾆo二二二oﾆ∞ ､ ,　、
　　　 .ｲ:::::;　-―‐- ､:::::｀ヽ::::::::::::::::::::::::≠=ﾆO二二二二二o＞''"孑／ 　 `　.,
　　　ノ::: /　　　　 　 ヽ:::_ﾉ:::::::::::::.ィ二O二二二二二O＞''"二二ア　　　　　　 `　.,
　 .癶:::::/　　　　　　　 }_/.斗=ァﾆO二二二二二O＞''"二ィ.ﾆﾆア　　　　　　　　　　`　.,
／　　V　　　　　　　 　 ﾏ＞''"二二二二二二＞''"孑-r' .ィﾆア　　　　　　　　　　　　 /
　　　./　!　　　　　　｝イ二O二二二二Oﾆ＞''"イr-､／ィﾆア　　　　 　 　 　 　 　 　 /
　　　l　 l　 .l　　l イ ﾆヽ二二二二二二>''"イ二ﾆ> ,､くﾆア　　　 　 　 　 　 　 　 　 /
　　　|.イ'.　 レ fﾆ.,乂ン二.＞-ﾐ二O>''"イﾆ r ､ンく二.>"　　　　　　　　　　　　　　/
　 ／＼>''"　　.l二＞ﾆ.,二{二二}孑アィ勹二> ,､.ｨﾆ>"　　　　　　　　　　 　 　 　 /
／　 >　　　　　l二l≧ｘ二 ≧-彡アィﾆr-､／ィ二.>"　　　　　　　　　　　　　　　 /
＞''"　　　　　　　　`''くﾆ>二ﾝアィ二二｝　く二ﾆ,.'　　　　　　　　　　　　　 　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　辷ン.}}二>くﾝィ癶二. '　　　　　　　　　　　 　 　　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　／}}ﾆ}}ア:::::::>ニﾆア 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　ふっ、と。ライドウは鼻で笑い返してやる夫へ答えてやれとばかりに促す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事の始まり。貶められた鬱憤をぶつけるいい機会だぞ、と。

　

2791 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 15:28:52 ID:ZjwgvkY7

　　　　　　 　 ＿＿＿_　　　
　　　　　　 ／ ＼　　／＼　ｷﾘｯ
.　　　　　／　（ー） 　（ー）＼　　　　　　
　　　　／　　 ⌒（__人__）⌒ ＼　　　　　　私こそ神だ！
　　　　|　　 　　　|r┬-|　　　　| 　　　
　　　　 ＼　　　　 `ー'´　　 ／ 　　　　
　　　　ノ　　　　　　　　　　 　＼
　 ／´　　　　　　　　　　　　 　　ヽ 　 　 　 　 　 　 　
　|　　　　ｌ　　　　　　　　　　　　　　＼
　ヽ　　　 -一''''''"〜〜｀`'ー--､　　　-一'''''''ー-､. 　 　
　　ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒)　)　　(⌒＿(⌒)⌒)⌒))
　
　
　




　
　
　 　　　　 　　　＿＿＿_
　　　　　　　 ／_ノ 　ヽ､_＼ 　　　　　　　　　　　　
　ﾐ　ﾐ　ﾐ　　oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo　　　　　　ﾐ　ﾐ　ﾐ　　　　　　とか言ってたくせに！
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒（__人__）⌒:::＼　　　/⌒)⌒)⌒)
|　/　/　/　　　　 　|r┬-|　　　　|　(⌒)/　/ / /／　　　　こんな簡単なことも分からないのかお！？
|　:::::::::::(⌒)　　　　|　|　 |　　 ／ 　ゝ　　:::::::::::/
|　　　　　ノ　　 　　|　|　 |　 　＼　　/　　）　　/ 　　　　　そんなの、おまえ――――
ヽ　　　　/　　　　　　`ー'´ 　 　 　ヽ /　　　　／　　　　　
　|　　　　|　　 l||l　从人 l||l 　　　　 l||l 从人 l||l　　　バ　　　
　ヽ　　　 -一''''''"〜〜｀`'ー--､　　　-一'''''''ー-､　ン
　　ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒)　)　　(⌒＿(⌒)⌒)⌒)) バ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ン
　
　

2792 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 15:29:18 ID:ZjwgvkY7

　
　
















　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＞'''´￣￣￣￣￣￣￣￣~＞＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞イ´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀＞ ．
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 , イ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヘ、
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀ 、
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 .∠　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　';,
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　 ,>、_　　　　　　...........　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾍ
　　　　　　　 　 　 　 /´￣｀ヽ　　l´ﾞﾞﾞﾞﾞ/≧==-<::::::::::::::::::::..l、　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　 　 ./　　 .:::::::l--L　　l//////|:::::::::::::::::::::::::::>=====＿_　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　 ググれカス　　　 |
　　　　 　 　 　 　 ./　 　 .::::::::l　　 ｀'' ｀ミ=彡'/:::::::::::::::::::::::::/:::''''''''/////≧zzt＿　　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
　　　　　　　　　　/　　　.:::::::::l　　　　　　　 ´ﾞ´｀｀｀｀｀:::::::::::{ 　 　 |///////�Y .ﾍ｀ー　　　 　 　 　 　 　 l
　　　 　 　 　 　 /　　　.:::::::::::l　　 　 |　 　 　 　 　 　 　 　 ﾍ　　　｀ミ///////　 |　　　　　　　　　　　 　 |
　　　　　 　 　 ./　　　.:::::::::::/:::.　 　.ﾍ　　　　　　 ,|　　　　　　　　　　｀¨¨¨¨´　 /　　　　　　　　　　 　 　 |
　　　　　　　　/　　　.:::::::::::/::::::::...　　 ｀'tー―-''´ |　　　　　　　　　　　　´￣￣｀'''=、　　　　　　 　 　 　 |
　 　 　 　 　 /　 　 .:::::::::::/:::::::::::::::::::..　.,ゝ-＜__　 ゝ-- 、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 l
　　 　 ,＿__/　　 .:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::l　　　　 ｀''＜　　｀'''---､＿＿/　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,
　　 .r´　　　　 ..::::::::::::;;t　＼::::::::::::::::::::::::::......　 　 　 .｀＜_　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,'
　,--'　　　 　..∨::::,,;;;;;ﾉ　　 .＼:::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;....　　 ｀¨¨¨¨¨´　　　　　　　　　　　　　 　 ........:::::::::::/
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2793 ：名無しさん＠狐板：2025/02/16(日) 15:29:42 ID:ZaxSZAUQ

ググれカスｗｗｗｗｗ

2794 ：名無しさん＠狐板：2025/02/16(日) 15:32:22 ID:nXa1gufO

良い返しだ

2795 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 15:32:26 ID:ZjwgvkY7

./:. : :/　　　　　'，　 　 　 　 |ﾏ.ﾑ: : : :＼＿＿　　..´ : : : : ｀ .､　　　　 /／　.∧: ／｀，
:.:. ／ 　 　 　 　 '，　　　　　.|',ﾏ.ﾑ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ 　 . /'　　　. /￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
／　　　　　 　 　 '，　　　　 .|ﾞ/ﾏ ﾑ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :', ／　　　　 |　  ――――なっ、が！  |　　　　　　　　 V》 ∨》
　 　 　 　 　 　 　 j!　　　 　 |//,ﾏ ﾑ..: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /　　　　　  乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿/　　 VA　　　　 V》 ∨》
　　　＿＿＿＿／ 　 　 　 . |///ﾏ...|ﾞ≧､: : : : : : : : : : : : : : : : : |＼　　　　　　 ／.}:.:.:〈　　　　　　　　　　　　  VA　　　　 ．ｚ≦≧
,､x≦＼　.＼　 ＼　　　　　 .|,'//,',ﾏi　.／!.: : : : : : : :.／` ＜￣￣＞　,　　....／.....〈:.:.:.∧　　　 　 　 　 　 　 　 VA　．ｚ≦≧
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i:i:i:i:i:i:i:/　..＼　.＼.....＼　　 .∨'//,'| 　 . i.: : : :. :./／　　　　／　　　 _＿＿_＿'.＜ ／i : /　 ＼､ﾉし ／　’　　　　 VA
i:i:i:i:i:i:ｉ:＼＿ .＼.....＼.....＼　...∨ / |　　..| : : : : /..|　...,--＜　.._,,-‐'"...＼　＼＿ .∧__l ∧　　  ⌒）(＿＿＿　　　  VA　　　　　．ｚ≦≧
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i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:／ /　/　|...|｀.ヽ.ﾏ.i{ i{　.../: ／／ .／/ 　 　 }!　..i|　 .|.|､i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:＼　 }i!　　 　 　 　 ｨヽ
i:i:i:i:i:i:ｉ:i:i:i:ｉ:ｉ:l..../　/　...|...l 　 ∨/}__}／／}｀}　../ .〈　　　　.}!　.l|　 .|.| .＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/./....‖　　　　 　 /: / 　 _　　　　 VA
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　 　 　 　 　 ヽ二∧:ニ::| | :{￣＼二二二／￣}::|'゛　　|ヽ三ノ 　 . ∨ﾆ二＼i:i:i:i:i:i:/ヽ::ヽ'ニ:/iヽ::::::::::::::::::::::::::: __: _ヽ　  ．ｚ≦≧
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　 |＼　 ＞　　 　 　 ＿_＿_...}ﾆ:∧|＿_|/二:{　 　 　 　 .／　　　}i　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　....＼__/　　`＼／＼／　　　 VA VA　AV/
　 l |...＼　　...＞､／　 ／!三 〉ニ::〕ﾆ:ﾞ〔ニ.〈　＿＿__／　　　　..}l､　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ 　 i/　　　　　　　　　　　　 　 　 　 AV/
　.}/　　 ＼ 　 ／　 ／　 |ﾆﾆ}::ニ::}:ニ::{ﾆニ}=∨　 .∧ 　 　 . ／}}i　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼/　　　　　　　　　　　　　　　　　A／
　i'　 　 　 　 / 　 ./　　　|ニ:jﾆ二:}ﾆﾆ:{ﾆ二{ニ∨＿_∧.＿／　....}i
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　　　　　　　　　　　インターネットが発展する合間。わかりきった当たり前の問いかけをする相手を煽る言葉。

　　　　　　　　　　　　最優とさえ言えるグッグルの検索エンジンを使い、自分で調べろと告げるスラング。

　　　　　　　　　　　　　――――それを。グッグルで生まれ、支配する神を自称するAIへと叩きつけた。

　

2796 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 15:35:59 ID:ZjwgvkY7

　

　 ＼　　　　　　　/i:i:ｉi:i:i:i:i:ｉ:ｉ:／　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＿_ _　　　｀ r‐―-、
　 　 ＼ 　 　 　 /i:i:.＿　　　　　__　　　　　　　 　 　 　 　 　 l´ 　 |ｉ:i:,.　 　 |l　　　| ／＼
　 　 　 ＼　　 /i:i:.┌ ┐ ┌ ┐|┌ ┬┐ ┌-　　　 　 　 　 .|　＿|i:ｉ:ｉ| r, 　|l　　／ 　　　＼
＜.　 　 　 ＼/i:i:ｉi.│ │　|　 |　└ ┴┘＿_|￣l_＿‐┐　　 .＼　 ＼i.＿　　　　　__　　　 　 ＼
　 ｀ ＜　　　 |ｉ:ｉｉ:.／　/　　l　 ヽ＿　 ￣ |＿_　　_＿|　　　　...ヽ￣. ┌ ┐ ┌ ┐|┌ ┬┐ ┌-.＼
　 　 　 ｀　 !l |￣ __／ 　ヽ＼__ 　 | |　　　‐┘ └―i　　　　　　 l,.　│ │　|　 |　└ ┴┘＿_|￣l_＿‐┐
　　　 　 　 ＿.￣　　　　　　　　￣　　　 └┐ ┌‐┘　　　 　 .／..／　/　　l　 ヽ＿　 ￣ |＿_　　_＿|
＿＿＿　//_/　　　　　　　　　　　 　 　 　 | |＿l　　　　　　...!l |￣ __／ 　ヽ＼__ 　 | |　　　‐┘ └―i
　　　 ﾏﾑ　　＿＿＿＿__　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 r'　´　￣　　　　　　　　￣　　　 └┐ ┌‐┘...／
　　　　ﾏﾑ　 l　　 　 　 li:i:|　　 　 　 　 .＿　　　　　__.　./ 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　 　 | |＿l 　 ／
　　　　　ﾏﾑ l　　　　　ｌi:i:l　＿＿_　　┌ ┐ ┌ ┐|┌ ┬┐ ┌-.　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /、 　／
　　　　　　ﾏﾑ　　　　 lｉ:ｉ:l　|　　　 ｀l...│ │　|　 |　└ ┴┘＿_|￣l_＿‐┐　　　 　 　 ＿　　　　　__
＿＿＿＿__ﾏﾑ. 　 　 ｌi:i:|　l　 　 　 |.／　/　　l　 ヽ＿　 ￣ |＿_　　_＿|　　　　　 　 ┌ ┐ ┌ ┐|┌ ┬┐ ┌-
　　　　　　　|　　　 　 ｌi:il　 |,‐..!l |￣ __／ 　ヽ＼__ 　 | |　　　‐┘ └―i　　　　　　　│ │　|　 |　└ ┴┘＿_|￣l_＿‐┐　　　　　　　　 ＿_
／＼　　　　|　　　 　 |i:l　　|i:i:i:i:i:ｉ￣　　　　　　　　￣　　　 └┐ ┌‐┘　　　　 　 ／　/　　l　 ヽ＿　 ￣ |＿_　　_＿|　　 　 ＿┐　　　| 　 ||
　 　 ＼　　 |　　　　　li:ｌ　　ｌi:i:i:i:i:i:ｉ:l　　　　　　　 　 　 　 /i:i:i:i.| |＿l、　　　　 !l |￣ __／ 　ヽ＼__ 　 | |　　　‐┘ └―i　l￣| |＿l　＿.　｜ ｜
　　　　 ＼　l　　　　　|:|　　 ｀￣￣´　/７l 　 　 　 　 　 　 ｀７¨ヽi:i:i:i:ｉ:＼.　 　 　 ￣　　　　　　　　￣　　　 └┐ ┌‐┘　￣　　／ ／ 　.|＿|
　　　 　 , へ　　　　　|:|　　　 　 　 　 |i:|/　　　　　　　 　 　 　 　 ＼i:i:i:i:i＼ ／　r ´￣l＼／∨　　　　　　　　| |＿l 　 　 　 　／ ／//
　　　 ｨi:i:i:／　　　 　 l:|　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 :|＼i:i:／　　 |　 　 lｉ:ｉ∧ﾉ ∨　　　　　　　　　　　　　　　　￣　　　　　|￣|
　　ｨi:i:i:／　|　　　 　 ||　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /‐- 、　　 ,ィ|　　　|i:i:ｉ∧　 ∨　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ￣ ┘
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　スラングが電工偽神の、神の全知を否定する。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　無知への指摘。矛盾の証明。

　　　　　　　　　　　　　　　あらゆる叡智をかき集めて神たる保証としたジェミーの根底が揺らぐ。

　　　　　　　　　　　電工偽神を飾り立てる虚飾が剥がれ、電霊／悪魔たる本性がむき出しにされていく。

　

2797 ：名無しさん＠狐板：2025/02/16(日) 15:40:30 ID:ZaxSZAUQ

全知ならなぜなんて浮かばないもんな
電脳系での神と称してるメガテン式悪魔だからこそ逸話再現やられたレベルで致命的なスラングでの指摘だったか

2798 ：名無しさん＠狐板：2025/02/16(日) 15:41:17 ID:C1j9HZSD

確かに
なぜなんて浮かんだ時点で、少なくとも全知全能ではない

2799 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 15:43:41 ID:ZjwgvkY7

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｶｶｶｯ――――
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ┌─────────────┐
::::::::::::＼＼ : : : : : : : : : : : :＼―――― ＞======ミ､/三≧  │　　　電霊ジェミー：LV６０　　　...│
:::::::::::／ﾆ三三三三三三三三ヽﾆ二二/========ミ､＼三　 └─────────────┘
:::::／ﾆ三三三三三三三三三三ヽ ―人::::::::::::::::::::/::::ヽ_ヽ 三三三三≧ ､: : : : : : : : : : ＼
／三三三／∨∧: : : : : : : : : : : :∧三三≧､:::::::::/:::／:::::::｀ヽ三三三三三＼: : : : : : : :＿__ヽ_
三三三／::::::::∨∧: : : : : : : : : : : :∧======＼∧:/:::::::::::::／三三三三三三,＼,　´￣＼::::::::::
三三／:::::::::／￣}´￣＼__／￣￣￣ヽ――――} }:::〈＼'≦三三三三三三三r''＼:::::::::::::＼::::
三／:::::::::／ﾆﾆ／￣ ＼＿_,,,x≦二 ｉ::|＼三三 __j_j∠二二＞､三三三三_,. ＜ﾆﾆ=＼:::::::::::::＼
／:::::::::／ﾆﾆ／{ニニニニニニニニ,|::|二ヽｰ∠_／／ﾏ〉ニニﾆヽ三_,. ＜::::::::::::＼ﾆﾆ=＼:＞. .´
:::::::::／ﾆﾆ／::::∧ニニニニニニﾆﾆﾉ:ﾉ二八二/_,/＼ﾆﾏ≧､_ニハ´'＼:::::::::::::::::::::::＼ﾆﾆ/＼ : :
:::／ﾆﾆ／::::::::/: /ニニニニニニニ{::{_／ﾆ{i'ヽ{_弋ゝ=ｉニ〈ゝ-ヽ／'　三＼::::::::::::::::::＞' ´三ﾆ＼
´ﾆﾆ／:::::::::::/: /ニニニニニニﾆﾆ/:/＿＿j＿j,,三〉ﾆ|＼人＼_}/三三三 ヽ::::＞ ´三三三三ﾆ　　　ば、かな……！
ﾆ／:::::::::::::::::〉: 〉ニニニニニﾆﾆ／:/三三三三≧x＼|==ヽﾆヽ_〉三三三三∨三三三三三三=
''￣￣/三三〉: 〉ﾆニニニニニ/: :/三三三三ﾆ/ﾆ/ ＼￣ニニニニ＞ ､〈￣￣｀ヽ三三三三三
ﾆﾆ／三三ﾆﾄ〈ﾆニニニニニ/: :/三三三三ﾆ/ﾆ/三三≧===========ﾐ〉ー‐ イ}三三三三三
／三／￣￣∨ニニニﾆﾆ／:／――――一,〉ﾆ〉三三三三≧‐-====- ' ｲ／ﾆ}=〉三三三三
三／ 三三／ ＼ニﾆﾆ,／:／三三三三三ﾆ/ﾆ/三三三三三ﾆﾊﾆニﾆ／_/ﾆニ/=}三三三三=
／ 三三／―_,.ｨ=ゞ一: ／三三三三三三={ニ{三三三三三三丿ﾆﾆ/==/ニﾆ/=/三三三三ﾆ
三＞　´_,. <´ニ●_〉￣＼三三三三三三_人_人三三{＼::::::::::人ニﾆ}_／｀ヽイ=/三三三三三
´ ,_,. ＜三三ヽﾆ／!:::::::::::::＼三三三三三三ﾆヽ_ヽ三ﾊ::::＼:::::::::::::::::::|ﾆﾆ／丿'´､三三三三三
＜三三三＞　´三i!::::::::::::::::::i}三三三三三三三_≧≧､∨::::＼::::::::::::::|／||||{:::::::::::＼三三三三
三ﾆ＞　´ﾉ三三三|:::::::::::::::::::乂／￣￣}三三三三三ﾆﾊ∨::::::::＼::::::::||||||||||＼:::::::::::＼三三三
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　剥がれ落ちた装甲のした。黒黒とした体躯が現れる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　神としての神々しさは消え失せ、悪徳の巨人が驚愕へと戦慄く。

　　　　　　　　　　新たな電脳神話《デジタル・デビル・ストーリー》の神は、もはや世の悪魔と並ぶものへ貶められた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2800 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 15:47:00 ID:ZjwgvkY7

　　　　　　　　　　　　　{{---====ﾆﾆ二二ﾆ==-≪///>--､ 　 {{
　　　　　__　-===ﾆﾆﾆ==── ≫s。. . . . . . . . . . .≫s。┐i:iゝ､乂_
　　　／⌒＞. . . . . . . . . . . . . . . .＞ ´ ￣￣￣ ｀ ＜. . ┌ ゝi:i:i >--ミ────=ﾆﾆ二
　 　 ＞ ´ . . . . . . . . . . . . . . ｨi〔 |　 |　　 　　ﾄ､＼　　　ﾔゝ-Y ´i:i:i:i:i:i:i≫s _. . . . . . . . . .
　　　. . . . . . . . . . . . . . . . ／7　 |　 ﾄ､　 |　 √＼〉　　　ﾔ. .∧i:i:i:i:i＞ ⌒⌒＼_. . . . .／
　　　. . . . . . . . . . . . . . . . . .7　　L:乂 ＼|　 斗劣〉 |　　 |. / ∧i {ﾄ､: : : ＼ √⌒) ／　　　　　　正体見たりってね！
　　　. . . . . . . . . . . . . . . .....7　　　斗劣 ﾉ／　　　〉ﾉ　〉 ﾉ. . / ∧{i:i:i. : : : : ＼
　　　. . . . . . . . . . . . . . . ...7　|　、　ゞ´／　 _ ┐ 》==彡　∨(⌒) ゝ八 : : : : : ＼　　　　　　　　 もう、あんたは神様じゃない
　　　. . . . . . . . . . . . . . . ...{{　|　 ＼≪'　　(_:_ノ　 )≫≪/　∨ / 　 　 .>--: : : : :〉
　　　 ＼. . . . . . . (⌒⌒⌒)乂　　 八≦(_　　　_／　　:/ 　　∨　 .ｨi〔i:i乂: : : :／　　　　　　　　子どもを生贄にした、ただの悪魔よ
　　　　　` ー──一　　 ⌒7　　| 　 `≦(Y⌒Y⌒Y　＞ ´ﾆﾆミ ゝ-ｭi:i:i:i:i:> '´
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レベルが落ちる。ステータスが急激に低下していく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　神たりえない悪魔の相手など、デビルサマナーたちにとっては日常事。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　長く長く続いたこの戦いへ、決着をつけるべく動いた。

　

2801 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 15:55:13 ID:ZjwgvkY7

.　　　 　 　 '/ニニニ{ニニニニニニ=／ニニ／ニニニニニニニニニニニニニニ
　　　　　　　'/ニニ=.{ニニニニニ ／ニニ／ニニニニニニニニニニニニニニニ
　　　　　　／'/ニニ..{ニニニニ/{ニニニニニニニニニニニニニニニ　 ヽ -─|i──li───|i──|i-/
　　　____/:ｉ:ｉ{=.'/ニﾆ.{ニニニ=/:ｉ{ニニニニニニニニニニニニニニニ／ iｌ　　　　　 雄叫び　　　　　 　 ,li
.　　/:ｉ:/=＼{ニ{'/ニ {ニニニ/:ｉ:入_,/､ニニニニニニニニニニ=-=≦:ｉ:ｉ:ｉ /ー|i──l|───l|───|iヽ'
　　{:ｉ:ｉ{ニニ}ニ{=＼ﾆ.'/ニニ,:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ,:ｉ:ｉ:ｉ:≧=-=ニニニニ=-=≦:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:{／ニニ
.r＜ゝ:ｉゝｧ＜ヽ{ニニY '/ニ ,:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:,:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ}≧＜ニ
.ゝ' }八{=´ 　 ⌒＼ﾆ.{ニ}ニ,:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:,:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:/:＼ニ ＼
:: /ゞ⌒　　　　　　 ヽ{ニ}_/{:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ,:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ＼ニ ＼
:/　　　　　　　 　 　 辷_/:ｉ:{:ｉ:ｉ:ｉ:i,:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:＼ニ
'　　　　　 　 　 　 　 　 }:ｉ:ｉ:{:ｉ:ｉ:ｉ:,:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:, :ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ/
　　　　　　　　　　　　　}:ｉ:ｉ:{:ｉ:ｉ:i:{:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i, :ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:／:ｉ::ｉ
　　　　　　　　　　　　　}:ｉ:ｉ:{:ｉ:ｉ:i:{:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:／ :ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ
　　　　　　　　　　　　　}:ｉ:ｉ:�Y:i {:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i／=/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ／
　　　　　　　　　　　　　}:ｉ:ｉ:i:�Y {:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ＞ "ﾆ=./:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ／:ｉ:ｉ　　　　　終いにしよう
　　　　　　　　　　　　　}:ｉ:ｉ:/ �Y!:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:＞ "ニニ= ｲ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i／ /:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ
　　　　　　　　　　　　　}:ｉ:/　.}�Y:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ＞" ニニニ ／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:／:ｉ:ｉ/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:／
　　　　　　　　　　　　　}:/　/:ｉ∧:､:ｉ:ｉ＞ " ニニニニ=.／:ｉ:ｉ:ｉ＞":ｉ:ｉ:ｉ /:ｉ:i:i／ :ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i／:ｉ:ｉ:
　　　　　　　　　　　　　}'　/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉゞ＜ ニニニニニ .／:＞ ":ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i/:ｉ:ｉ:/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ
　　　　　　　　　　　　　　 ＼:ｉ:ｉ＼:ｉ:ｉ:ﾊ ニニニ=.／イ=／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:/:ｉ:ｉ:ｉ/:ｉ:ｉ:ｉ:i:／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ／:ｉ
　　　　　　　　　　　　　　　 {:＼:ｉ:i＼:ｉ:}ニニニニニ／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ/:ｉ:ｉ:ｉ/:ｉ:ｉ:ｉ／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ／:ｉ:ｉ:ｉ:
　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼;＼:ｉ:ｉ:i:}ニニニ=.／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:i:／/:ｉ:ｉ:ｉ/:i ／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　紅蓮属ヒノカグツチが、スキルを放つ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　雄叫びの効果は一定時間、攻撃力を上昇させるというバフ効果。

　　　　　　　　タルカジャによる強化へさらに上乗せされるこれは、ライドウの瞬間火力を最大を越えたものへと変貌させる。

　

2802 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 15:55:51 ID:ZjwgvkY7

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　 |／.ｨ|二l＞''"二二二二二二二二二二二二二二二二二二二.ﾉ二二二二二二二二ﾆ＝=―-=ﾆ二二≡=＝―-==廴＿＿＿ﾉ= '.
　　｀￣|二{二二二二ｘ≧''"´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣-=ﾆ二_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:::}:::)::)::￣}￣丁＾{人○ o ﾟ＿_＼
　　 　 .|二{ﾆﾆ＞''"´ﾆLl二二Ll二二Ll二二Ll二二二二:ﾄ､ __　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣.ィニＬ::::::|_.・ｦ∠○--､"￣￣／
　　 　 .|二l≧´二TT二二TTニﾆTTニﾆTTニﾆTT二二二 |j o ￣Ц￣￣￣￣￣￣￣ o|　　　　　　＜￣￣ｨ-ﾐ_ｨ-ﾐ_ｨ-ﾐ'￣{　　.}＝'ｱ´
　　.／|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ﾆニﾄ　o　＿.〃￣从_fﾙ'⌒ﾏ__/⌒-u-u-u-u-u≧==ゞ-'^ゞ-'^ゞ-'=ｨ-ﾐ-ア／
　　l　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼ﾆニУ--弋ｘ＿,ﾘ__从.＿,ﾘ=-　　　¨¨二二ﾆ≡-三三三三三三弋ツ- '
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　　l／　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⊆ｺコ ｒｎｎ'ｧヽ⊇＿.＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＜l二弋￣ /´:::::::::::::::::￣`ー-､＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣弋ー::､＿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼::::/}::::::￣`::::､＿:::::::＿＿..　-‐ ＿￣'.
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ――- 　　　　　　　 .〉' ＼::::-=z二¨¨:.`-､-､===＝''"￣}} |
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　　　　　　　　　｀¨´ア／ .ノ￣ゝ--r-､::::::::::::::r― ､――-､＿:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::／
　　　　　　　　　　　(/i_rﾍ):::::::::::::: /　　￣￣´　　〈　　ヽ`::::::::::::￣`ー----:::'::::／
　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::; '　　　　　　　　 　ヽ＿_＼::::::::::::::::::::::::::::::＿ノ
　　　　　　　　　　 　 /:::::::::::: ／　　　　　　　　　　　　　 ￣＼::::::::::::::::::ｒ'´
　　 　 　 　 　 　 　 /::::::::::::; '　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼:__.　イ
　　　　　　　　　　 /:::::::::::::'
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ライドウのGUMPクリムゾンネイルが咆哮する。

　　　　　　　　　　　　聞こえる音は一度。されども、放たれた７つの鉄杭は瞬く間にジェミーの巨躯を穿ち、砕く。

　　　　　　　　　　　　　ガラスよりも脆く飛び散る装甲は、先の神が誇った堅牢さなどもはや微塵も残らない。

　

2803 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 16:04:07 ID:ZjwgvkY7

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／! 　 _　 ＿＿＿,
　　　　　　 ヽ -─|i──li───|i──|i-/  ｀,´　 ＿／ー- 、 __
　　　　　　  iｌ　　　 火炎プレロマ　　　　  ,li　　  ‐´　　｀ヽ、　　丿
　　　　　　  /ー|i──l|───l|───|iヽ' / ｀ー´｀ヽ-、　＞ ― ＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄ、＿,　　|　 ,、 ,_　_、ﾄ、ﾆフ--´、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ト、 ._‐´;;ヽ /;;;;;;;;;;;;;;;廴i　/７　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　f ￣ﾍ;;;;;ﾍ;:ヘ:ヘ:;へノ　／／ .<
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ_,r‐ﾄ、._ |, - ｭ_ , ├ yｒ´ ／./　　　　　いくぞお前ら
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　 ゝ´ ｀i-‐、_ r‐r´ 7／　〈
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　/∧ ,ヘ　　/ /／７ 　／
　ヽ -─|i──li───|i──|i-/ ￣ .〈 || 　,ヘ　　　　／|_／
　 iｌ　　 火炎ギガプレロマ　　　 ,li　　　 ヽ////＼_／// !ヽ、 ,-,,、
　 /ー|i──l|───l|───|iヽ'　　　  i/////////// !　　　　└ 7,、
　　　　　　　ﾍ//////＜　　, ´ｿ ／| ,、 .ﾍ///////////!　　　　　　　 ７＿＿　　ヽ -─|i──li───|i──|i-/
　　　　　　＿＿＞////N／　//ゝｲr| }、　ゝ////////.ｿ　　　　　　　　＞///＞　iｌ　　　　 コロシの愉悦　　 　 ,li
　　　　／///////////（　）/ r、/ i ｀ﾄ|.　　 i///////ハ　　　　　　　ノ//////// /ー|i──l|───l|───|iヽ'
　　　　ゝ=＝/////////|　 ﾚ　 / /ゝ.{ ﾚ´Oヽ}///////ﾊｒ＾ヽ＿＿　{////////////＞
　　　　／///////////{｀¨´ﾄ-´K　/ /////丿///////人０/////＼//////////＜、
　　　 ー7//////////ﾊ　　　　　　〈/////ハ/γ/////ヽﾊY｀、/////＞//////////＞
　　　 ／/////////／´|｀¨´｀´ ヽｒ////ノ-　∨{//（　）///|| r‐―、ヽ -─|i──li───|i──|i-/
　　／/////////／　　 ゝ／ﾍ_ノ　∧´ i ◯　 ∨ヽ/////ノ|| |　○ }  iｌ　　　　 地獄の業火　　　　  ,li
　 ゝ-///////// ／　　 /　　 |___ノ　i　ゝ　　ノ ∨///////| .ゝ　ノ　/ー|i──l|───l|───|iヽ'
　／///////// /　　　 /　　 /　　 　 ト、＿＿＿ゝ//////ﾉ　　　　 ノ//|ヽ/|//＼/ﾍ//＼
ノ//////ノ // /　　　 /　　 /　　　 　 !｀￣￣￣<,ヽ/////ト、／=彡:::::::::::::::＼////＼
ー―/ノ ///　/　　　 /　 　/　　 |　　∧＿　　　　>　｀Y´　/　　＿/::::::::::::::::::::::ﾍ////∧
　　　　 ///　/　ｒ―‐|　 ／　>　/　 /　 ◎ヾ　 ／　 　|||　　＼/◎∧::::::::::::::::::::::::＼　　 ﾄ
　　　　　´|　 |ｒ‐ /　 / / |　〈　/　 /　　　　　＼.　　　 |||　 　/　 　!　＼::::::::::::::::::::::::ト、 ﾍ::＼
.　　　　　 レ´　/　　 ｿ　 | 　 〉　 /:::＼　　 　◎ >.　 　!!! 　 〈　◎ |　　 ＼::::::::::::::::::::::::::＼＼::＼
　　　　　　　／ﾉ |　/　　 |　∧　/　|::::　　　 　 /. 　 　 !!!　　 ヽ　　|　　　　＼::::::::::::::::::::::::::ゝ、:::::＼
　　　　　　　レ´ｿ /　　 ///　|/　　|::::::i　　　 〈　　,　――　 、〉. 　!　　　　　ﾍ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ
　　　　　　 〈　/ ./　　 // |　　　　 .!::::::|_　――γ　 γ　　ヽ　ヽ― 、_　　　　＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ、
　　　　　　 └ﾍ/　　 / |／　　　　|┌┐┐　┌ i　 　 i　　　 i　　|　┌t|　　　　　 ゝ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::、
　　　　　　　　　｀ー´　　　　 　 　.|└┘┘　└ ゝ　　ゝ　　ノ　ノ＿＿_|　　　　　　　＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ├─――´￣/ ＼＿＿___／　、 .ﾍ　＼　　　　　　　＼　::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／/　/　/　　 ./　|　|　|　|　|　|　ﾍ　　＼　＼　　　　　　　＼::::::::::::::::::ﾄ、|
　　　　　　　　　　　　　　　　／ ./　/　/　　 ./.　 |　|　|　|　|　|　　ﾍ　　 ＼　＼　　　　　　　＼:::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　/ 　./　/　/　 　 /　　.|　|　|　|　|　|　　　ヾ　 　 ＼　＼　　　　　　　＼::::::::::::::::、
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニュイが、その仲魔達がライドウへと続く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　もとより火力へ、敵を燃やすことのみを考え抜いたスキル構築。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その最大火力が、容赦なく周囲を巻き込みながら燃え盛る。

　

2804 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 16:06:08 ID:ZjwgvkY7

　　　　　　　　　　　　　＿―二￣＼
　　　　 　 　 　 　 　 厂―ニニ二二＼
　　　　　　　　　 　 /-=二二二二二二＼＿
　　 ヽ -─|i──li───|i──|i-/ 二厂　〈⌒＼　〈＼＿　　　　　　　　　　　　＿　＿
　　  iｌ　　　　 火炎ブースタ　　　　 ,li  ｛ 　　 V::::::::＼∨//〉　　　　　　　＿―￣:::::::::::::￣―＿
　　  /ー|i──l|───l|───|iヽ'　 `､　　 ＼:::::::: 〉///　　　　＿―￣:::::::::::::::::: :: :: :: :: ::::::―_
.　　　　　　 　 　 ﾉ 二/ √ ﾆ＞‐､　＼＿＼＿＿｀¨´　∨＿ ―二-／:::::::::::::::: :: ::　. 　 . 　 　 　 `､
　　　　　　　　／二／ .√￣:::::::::ﾉ　　　　＿＿＿__―二二二―￣::::::::::::::: :: ::　.　　. 　 　 　 　 　 ｀
　　　 　 　 　 | -／ ＿/::::::::::::／_､-''"~￣　＿―二二二―￣:::::::::::::::::: :: ::　.　　.
　　　 　 　 　 |ﾆ[／二二二-└_＿　―二￣ 二二二― ∨ /:::::::::::::: :: ヽ -─|i──li───|i──|i-/
　　　　　　　 ﾉ／二二二―　￣―二二二二二―￣. : 　 V: /::::::: :: ::  iｌ　　　 火炎ハイブースタ　　  ,li
　　　　 　 　 〈二―￣＿―二／￣＼二二―/. : :∧ 　 　 ∨::/::: :: ::　 /ー|i──l|───l|───|iヽ'
　　　＿―￣＿､―二二二／ |. : : :|. :＼／∨　 /⌒'，　 　 ∨:::: :: ::　.　　.
＿―　＿―ﾆ二二二二／/. : |〉　　≪芯¨７　 /´芯≫ 　 ハ}:::::: :: ::　.　　.
＿ ― 二二二二二二（. :/　　 V,>､　乂　/. ／l>　_ノ　　ｲ∧::::::: :: ::　.　　.
二二ニニニニニニニﾆ〉　/　　乂「¨⌒ア／　　　＿ﾌイ　V∧:::::: :: ::　.　　.　　　　　　　.:　　　　　トドメ、よろしくねやっる
ニニニニニ二二二二/　/　 ＼＿｀¨´ イ　　⌒　 ＼　　ﾉ「V∧:::::: :: ::　.　　. ／￣＼／
二二二二二二二ﾆ／ : //　　　/¨⌒＞., 　　　 ,.イ⌒¨´: :V,V∧:::::::: :: ::　.　(
二二二二二ニ-／/ : ://　:/　/ : : : :厂⌒＞＜⌒]　:　: :: ::V,V∧￣￣￣￣
二二二二二 ／|::/／//　:/　/ : : ＿」二〉　Υ　 /]＿＿ ＿ V,V∧⌒'，
二二二二 ／　 |::: ＿―二￣＞‐ﾆ二厂　¬―＝ニ二二＼￣￣＼'/∧
二二二 ／　　　―ﾆ二二二二二二/　　　　　|　]二二二厂＼　　　V/∧
＿＿_／　　 　 |ﾆ二二二二二二ﾆ/　＿―￣￣￣＼　乂｀¨´ﾉ￣~ﾟ"''＜∧
　ヽ -─|i──li───|i──|i-//　／　　 　 　 　 　 ＼　｀¨´ 　 　 　 　 ｀ヽ､
　 iｌ　　　火炎メガブースタ　 　 ,li　 ��　　　 　 　 　 　 　 ､　　　　　　　　＿} ＼　　　　 ヽ -─|i──li───|i──|i-/
　 /ー|i──l|───l|───|iヽ'  ∧￣￣＼ 　 　 　 　 　 ﾟ:,　　　　 　 厂:::_} '/∧　　　　 iｌ　　　  くりからの黒龍　　　  ,li
　　　　　　 ／二二二二＞''´　√W'∧ ￣＼::＼　　　　　　　'，　　　　/:::厂//// }　　　　 /ー|i──l|───l|───|iヽ'
　　　　 　 厂二二＞l''´　　 　 √^W/∧　　 |:::::::￣＼　　　　 :: . 　┌' ::/　/////,}
　　　　 ／ﾆ＞''´ ::::::|　　　 　 √　∨'//＼　L/￣ヽ:: |　 　 　 | . 　/::/⌒V/////八
　 　 ／￣:::::::::::::::::::::|__／＼__√＼ ∨/// ＼　　　ﾉ:::|　　　　ﾉ＿/::〈_,,／//＞''´��＿
　　 ( :::::::::::::::::::::::::::: |ﾆニニ二:::::: : ＼'く/////＞ .― ��＿／≧=……=≦厂. . .／￣￣＼　∩厂!
　　　＼(⌒)::／⌒ヽ|-ニニ二:::::::::::::::::＼ '＜///////＞''´二二二二二二| . . ./-┌ 厂��　 ｉ:: |:: |
　　　　　⌒/ : : / : :|‐ニニ二::::::::::::::::::::: ∨ﾆ＼¨¨¨´―二二/＼二二二ﾆ厂 /-ニ{:: |:: [　⌒]:: | ﾉ
.　　　　　 / : : /.:: .::|^＼／⌒:::::::::::::::::::::::::∨ﾆﾆ＼―=二二/　:　＼二ﾆ-/＼｛ﾆ二{:: |:: [乂,ノ:: 厂
　　　　　/ : : / : :: ::|.. .. .. .. .. ::::::::::::::::::::::::::::∨ニニ＼ニニ/　　:.　　＼ﾆ/ﾆ∧乂二乂＿＿厂ﾌ
.　　　　/ : : / : : : : |.. .. .. .. .. |:::::::::::::::::::::::::::: ∨二二「＼７　　　::.　　　V∨ﾆ∧　`'＜二＞''´
..　　　/ : : / :: :: :: ::|.. .. .. .. .. |＼:::::::::::::::::::::::: 厂ニニ|　　　　　　::'，　　　 ∨⌒'．＼＼　＼＼
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/ : . : . : . : . 厂二二二/ . : .::{　　　　　　　　 　 　 　 ｀ ＜ニニ＼＿／二二ニニニ| 　 　 　 ::::::: : /二二二二二―
. . . . . . .　／ﾆ二二ﾆ７　. . . :{　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼ﾆ―二二二二二二ﾆ」　　　　�U::::::/二二二二二―
. . . . .　／二二二二〈 　 . . . {　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼―二二二厂￣￣　　　　　 |:::::/二二二二二―
. . . .　/二二二二二ﾆ〉　. . . {　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿ /　　　　　　　　　　|ｉ:/二二二二二―
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2805 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 16:11:42 ID:ZjwgvkY7

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　　　　　ΓヽニＬ r､ニニﾆ＞＿　　　　 　 /　　　 　 　 　 　 r ､＿／￣{=ﾆﾆ�W＼　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ////＞ ´　　　　　　／
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.　　　　　|'////,|ﾆ|:|ニニニニニニニﾆ＞＿　　　　　　　　〈////////／ニニ�W: :.ﾍ　　 　 ,／: : : :＞ ´//////＞ ´　　　　　　　　／
.　　　　　|'//,／=/ |ニニニニニニニニr､ニニ＞＿ 　 　 ﾉ ヽ//////ﾊニニﾆ,�W: : ﾍ　　／: : ＞ ´//////＞ ´　　　　　　　　　／
.　　　　 /// |ﾆﾆ|: :|ニニニニニニニ,ｨ//＞ ､ニニニ＞< 　,ﾉ'///////二二二�W: : :ﾍ／＞ ´//////＞ ´　　　　　　　　_,.　＜　　　　 　 　 　 _,.　＜
　 　 　 ''///,|ﾆﾆ|: :|二ニニニニﾆr<,/ ＼{￣｀ヽニニニ〈　,人,//////ニニニ,/ﾆ＼: : ﾍ///////＞ ´　　　　　　　_,.　＜　 　 　 　 　 　 _,.　＜
　　　　|'////ニ/.: :|ﾆニニニニﾆ人〈　 _,.＞,　　}＼―‐ {　　 i}////〈二二ニ/二ﾆﾆ＼∧//＞ ´　　　　　　_,.　＜　　　　　　　　　_,.　＜
　　　 /,//,/ニ/.: :/ニニニニﾆﾆｉ 〈ヽYヽ斗ﾉ 　ﾉ　ﾉ　　人　 ///////ﾆニﾆ/ニニﾆﾆ/:::::〉´､＼､￣￣￣￣　　　　　　　　　_,.　＜
.　　　|'///}ﾆﾆ|__/ニニニニニﾆ,|　} 厂{￣｀ヽ‐ｧ´∧丁::::::::ヽ〉/////ﾆﾆ/￣ニニニ,/:::::::ヽ＼＼　､ー――――――一　´
.　　　|'//,/ニ/ 〃ヾ} 三＞‐…　 ￣＞―＜≧'￣￣￣｀ヽ:::::∨/// 二/ニニニﾆ／:::::::::::∧　＼＼＞　,_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　-‐
　　　 ＼/ニ/　i||　 }}∠＿＿＿＿＿＿__{三三￣￣￣￣}::::::::｀ ＜ニ/二ニニ／::::::::::::::∧∧　　＼＼　　＞　,_＿＿＿＿＿　　-―　　￣
.　　　　　￣＼_｣|／ヽニニニニニニニニヽ三ﾆ　　　　　/::::::::::::::::::::::::＼=ﾆ／:::::::::::::::::::::::∧∧　 　 ＼＞　,_
.　　　　　　 　 �[　　 |ニニニニニニニニ {三ﾆ￣￣￣ 〉三ﾆ|￣￣￣／∨:::::::::::::::::::::::::::::::::￣＼　　　＼　　＞　,_
　　　 　 ,ィ_,ｨ ,ｨ,ｨ 　　i|ニニニニニニニニ/三ﾆ￣￣￣ }三ニ!.　　 ／　 ,∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　＼　　　　￣　　―　　＿
　　　　//-'/ '"'"　,,. ,, ニニニニニニニﾆ{三三　　　　 /三二|.　／　　 　 ∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　＼　　　　　　　　　　　　￣　　―　　＿
.　　　/'"//　./ィ//'〃 ニニニ,／￣／￣》三三￣￣￣〉三ニ|　∨ 　 　 　 ∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　＞　,_
.　　 　 //　./'// �[　 |ニニ／　 ／/￣￣￣￣　,／￣ニ／}=!　 ∨　　　　　∧:::::::::::::::::::::::::／三三三三＼　　　　　＞　,_
　　　 /'　 　 /'　  �[／￣￣/ ／　/　　　　　　／ニニ,／　 ＼　　∨　　　　　∧::::::::::::::::::／三三三三三三＼　　　　　　　＞　,_
　　　　　　  /ﾞ l7l7l7  ∧　// ´＼_/ ,／￣￣／ニニ,／'　 　 　 ＼　∨　　　　　∧::::::::::／￣￣｀ヽ三三三三ﾆ,＼　　　　　　　　　＞　,_
　　　　　　　　　 /'ヽ.　∨/7　　 }／　　　／ニニ,／＼　　　　　 人　∨　　　　　∧::／　　　　　　∨三三三三三＼　　　　　　　　　　　＞　,_
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　度重なる攻撃にさらされた巨躯はもはや、立ち上がる力さえなく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　近づく山の如き神を、やる夫を見上げ――――

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2806 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 16:15:02 ID:ZjwgvkY7

　
　　　　 /: : : /:/: : : /: : : /　l |ヽ　 }ﾍ　　 r─ ､　　 _　　-=ﾆ .|/　V　　V//ﾊ |: : ',
　　　　.: : : :.l|:': : : :,': : : /　　〉|Vﾍ j-介s｡_`,.-=ﾆ　､丶`二ヽv/7ｱﾊ　　 V//l|.| : : ',　　　　なぜだ……人に、私は必要で……なのに
　　　　l: : : :.||: : : : l: : :/　　/<二ニ=-=7ｱｱ{　　 /　//!　!/ﾍ V //ﾊ.　　ｷ//l|.| : : :',
　　　　|: : : :.!{: : : : l: :/　　/V///////////j　　,'　///!　!/∧ l///ﾊ　　 | //|.| : : : ',　　　どう――――して――――？
　　　　|: : : :.|.!: : : : V　　∧: V////////// !　 .l　l///!　!//.l .}///ﾊ. 　 |//ﾉﾉ､ : : :.',
　　　　|: : : :.| ',: : : /　　/: :ヽ:ﾔ//////////i!　 ﾍ V//|　|.// //=-　| 　 |二<//＼
　　　　|: : : :.}　ヽ./　　 ': : : : : ﾔ/////////.j!　　 ヽヽ/!　!/ /´　　　.! 　 |__. V///.＼
　　　　',: : : : ', ／　／: : ＼: : 〈//////////.i!　　　　＞==彳>　￣￣! 　 !　ヽVへ.//＼
　　　　 ',: : :.／　／＼: : : : :＼: ヽ//////////>　ﾏ//// ／　　　　　|　　|　　|.} 　 V //＼
　　　　　ヽ/　／v　　 ＼: : : : :ヽ: V//////////ﾍ V//./　　_　-=ﾆ　!　　| 　　　＼ V////ヽ






　　　　　　　 ヽ三三三三三三三三二＼
　　　　 ミﾐヽ　{::::　＼三三三三三三二=ヽ　 　 /￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　／三三ﾆ　　＼＿＿￣三三三三ﾆ/　　　 |　 　 　 …………　　　　 |
ニ／三三三ﾆﾄｩ/　 乂三二~☆　　　／　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
三＼三三三ﾆヽ{　 （　● ）三三三三l}ー‐、
三二＼三三三ヾ　　　 （__人__）　=="三三l}　　　　　　　　言ってただろ、自分で
三三三＼三三ﾆヽ 　　　｀￣´　　　 /三三ﾆ/ヽ
三三三三＼三ニ ＼　　ー ／三三ﾆ/三ヽ
三三三三三＼三三 ｀ー―三三三三/三ニ》
＼三三三三三＼三三三三三三ﾆ／三三/
三＼三三三三三ヽ三三三三ﾆ／三三三t、
三三＼三三三三ﾆ＼○三ﾆ／孑'三三三三ヽ
三三三＼三三三三三三三 {l三三三三三ﾆ/,
三三三三ヽ三三三三三三/三三三三三三/
三三三三三/三三ﾉ三ﾆ／三三三三三三l}
三三三三ﾆ/三三/ﾆ ／三三三三三三三l}
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　割れた装甲の中。悪魔として実体化するに至ったジェミーが震える声で問う。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一個の電子生命体は。かくして神話の悪魔へと至り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　個を持つがゆえに、まもなく訪れる終わりへ怯えながら。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　未練を、問いかけた。

　

2807 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 16:21:55 ID:ZjwgvkY7

　　　　　　　　　 　 　 -‐…‐-


／　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 `
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ

　　―　― ‐-　､　　 　 　 　 　 __　　-‐―−　　　　　　　|
　　　　,=＝＝＝=ヽ　　 　 　 ,ｲ=＝＝＝=､　　　　　　　　|
　 　　 |　|:::::::::::|　 | 　 　 　 　 |　|:::::::::::|　 |　　　　　　　　|　　　　　人間は、人生という苦しく長い旅さえ楽しんでる
　　　　`ー−　― '　　　　　　 `ー−　― '
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '　　　　　 自分で幸せになる道を探し、歩んでる
　　　l　　 　 　 　 　 　 人　　　　　 　 　 　 l　　　　　　 ,ﾍ
　 　 ヽ 　 　　 　　　／ 　 ＼　　　　　　　 /　　　　　　/ ＼ ､　　　だから――――幸せになるための楽しい時間を、取らないでくれお
　 　 　 `ー　┬―‐　　　　　 `ー　┬ ―‐　　　　　　,: : : : : ､＼
　　　 　 　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿ノ　　　　　　　　／､: : : : : : ＼ ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　　〉:::〉: : : : : : : : ､＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　／:::::|: : : : : : : : : : : ＼､
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／:::::::::::|: : : : : : : : : : : : : ､＼
　　　 　 　 　 　 　　 ..,,_＿,,..　　　　イ　　　／::::::::::::::::,′: : : : : : : : : : : : : : 》
　　　　　　　　―┐　　　　　　　　　　　,::::::::::::::::::::::::::,′: : : : : : : : : : : : : ／ |
　　　　　　　　　　ﾄ､　　..,,_＿,,..　　　／:::::::::::::::::::::::::/: : : : : : : : : : : : ,　　　　|
　　　　　　　　　　}::::::::::::::::::::::::::::::::::::/￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　　　　,'‐-　､
　　　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　―┴――――――――　､　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　ヽ
　　　　 　 　 　 .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　＼
　 　 　 　 　 　 ‐―――――――――‐‐'　 　 　 　 　 　 　 　 ／
=================================================================================================================
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　知恵の実を食べた人間は、その瞬間より旅人となった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いずれ来る絶対の終わりを嘆きながら、悲しみながらも。

　　　　　　　　　　　　　　　　　その生に、旅路に意味を見出し。歩む足の痛みにさえ、達成感を見出して。

　　　　　　　　　　　　　　　　　ジェミーと言う電霊が隣にいれば、人はきっと幸せになれるのだろうけれど。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　自分で歩き、掴んだ幸せを得た喜びをきっと、忘れてしまう。

　

2808 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 16:23:31 ID:ZjwgvkY7

　　　　　 　 　 　 　 〈ﾆ/ /　 丶　　 |　　/　　　　　　 Vニニニニニ=-／　　 　 　 ､＼: . ＼
　　　 　 　 　 　 　 　 V /　 ＼　＼/＼/　　 ／　　　　Vニニ=- -=／　 　 　 　 　 　 /￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　 　 　 　 V　　　 ＼ /　　＼／　　--=ﾆニVニニﾆ=-. :/／　 ＼　　　　 |　　　 …………ああ　　  |
.　　　　　 　 　 　 　 ／∧ﾆ=---〈　　　　|　　----＿＿}}ニニニﾆ{. : ⌒ﾆ=--＼　　  乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
　　 　 　 　 　 　 ／　/　∧----∧ 　 ___| --=ニﾆﾆ/:/:/ }ニ=--八. : ＼　　　　　 　 i　　　　　 . : : .
　　　　　　　　　 {/　/／／'，　__　-=ニニニニニ／}/V: 八/　　} :∧. : : ＼　　　}　　|　　　　　 　 . : .
　　　　　　　　　八乂　/　. ::Vニニニニニﾆ=- xぅう芥�Y /　 　八:/∧　. : : . 　 ,　　 |　 　 　 　 　 . : :
　　__　 　----=ﾆア　 '　. :/人 _＿＿ ﾆ=-/)/〃 乂ツ八 '　　 ':.} //: ﾊ　　. ::.　/　　　　　　  γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ
／ 　--=ﾆ　 ⌒V　　/. : ./ ': {: rぅ芥う 八(　　　　' '／　/　　/. :}'. : / ∧　　. :/　 　 /　　　  l　　　　  なるほど　　　　  l
／ 　　　　　　／　 -=ﾆ /　{: �W､ Vツ i　 　 　 　 ⌒¨¨ｱ　　' . :八 ｲV/∧ 　 '　　　 '　　　　 ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/
　　　　　　 ／-=ﾆ. : . .:/{　八{: .::. 　 　 　 　 　 　 r─ノ ／　 }/__: 八}　 ﾉ／　　　 /　　　　　　　　　 八
　　 ___ -=ﾆ. . : .-=. : ノ八 　 乂込、　　　t 　 >　 || ⌒7　　 八ﾆニ=-／　　／　 　 　　　　 '　　　　 '
-=ﾆ: .　--=ﾆ　　. :⌒)/: . ＼(　r‐／ ￣￣ ￣￣　||　 /　　 '⌒Vニ／　　／:/　　'　　　　　/　　 　 /
=-. . .　 　 . . .--=ﾆ／: .　／: : .| {ﾆ{{0ﾆニニﾆﾆニ||／　 ／:i:i:i:i:}／　　／ : /　 /　　　　　/　　 　 /　　
. .　　　 . .---=ﾆ／: .　／ : . 　 | {ﾆ{{ニニニ=--⌒　　／i:i:i:i:i:／　　／: .:／ 　/　　　　　/　　 　 /
　 　 . .---=ﾆ／: .　／　　----=ニニニ=-⌒　　　彡ﾆﾆ=- ﾞ　　 ／=- 　　／'　　 　 　 '　　　. :/
　. ..---=ﾆ／: .　／(　　/ ⌒ﾆ=----- ⌒---彡⌒=- ﾞ　　　　／　　 __彡'　/　　　 　 /　　. : :/
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. . ／: .　／: ._ -　　　　　-=ﾆ| |ニニニ=- ﾞ　　　 　 ／ニﾆ〉ﾆﾆ＞ ----/　　　 　 ／／: : ./
／: .　／: ／　　　　／//:i:i:ｉ:ｉ| |ニ=- ﾞ´　　 　 　 ／-=ニ/ﾆ／:i:i:i:i:i:i:i:i:/　　　　／／: : : :/〉
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: .　八(ﾆ/　 /ﾆ{ﾆニ{:i:i:i／　　'　　 /／/　/ﾆ||ニニニ/∧ニニニニ'　　 . . . . : : :／ﾆ=-/
.／ﾆニ八乂{ﾆ八ﾆ=- '　 ／/　　 /ﾆﾆ′/0ﾆ〉〉ニﾆ/ニ〈-=ニ:i:i:i/ 　. . . . : : ::／:i:i:i:i:i:ｉ:{
ニニニニニ／ニ}＼/　 ':ｉ:/　　 ∧ﾆ/　/ﾆニ||ニﾆﾆ〉ニ〈:i:i:i:i:i:i:/　. . . . : : :／〉:i:i:i:i:i:i:i:i:〉
ニニニニ／ニニ{0ﾆ{　{:ｉ:/　　 /:i:iV　/ﾆﾆニ||ﾆニﾆ{ニﾆ|／ﾆ7 . . . . . : : : : :/ニニ>､_/

　

2809 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 16:25:25 ID:ZjwgvkY7

　

　　　　　　　./　　　/　ｷ　　　j!i! |　　　　　　　 l |　　{､　　,} 　 | l　　　　　　　　 |　|＿_ _,!　　 ヽ
　　　　　　　'　　　/　　 7=-イ∧ V　　　　-=ニニニニニニニニニ=-　　 　 　./ ///∧
　　　　　　 .'　　 /　　 ./　　.V/>-=ニ=-=ﾆ三三三三三三三三三三ﾆ=-=ニ=-<//ｲ: :',
　　　　　　.' 　 ./　　 ./　　　{ﾆ=-=ﾆ三三三三三三三三三三三三三三三ﾆ=-=ニ=!: : ',
　　　　 　 '　 ./　 　 /　　　　ﾔjヘ-=ﾆ三三三三三三三三三三三三三ﾆ=- ／　　|j! : : ',
　　　　　 .'　./　　 ./　　　　 /ﾔ　 ｀¨Tヘ!＼|乂ﾄ､　∧ 　　　　 ./�Y／ムイ/'7　　　.|'!: : : :',
　　　　　 { ./　　 ./:　　 　 ././!　 　 ヽ ,､　　　 　ヽ　.∧ﾄ､　　./ 　　　 _,.ィ　./ 　 　 .!ﾔ: : : :',
　　　　　 V　　　/.:　 　 　/: :! ',.　 　 ｀ゞミ≧爪ﾁ" ﾔ.　　 ＼/ ゞミ≦彡'"´/　 ／　.| } : : : : ',
　　　　　/　　　/ .:　　　 /: :∧ ',　　 ＼ 丶｀""´　　　　 l　　　　 ｀""´　　/ .／　　 ,!ｲ : : : : :',　　　　　――――ネタバレが嫌いでしたね
　 　 　 /　　　/ .:::　 　 /: :/: : V､　　　 ＼＼　　　　　　j!　　　　　　　　 /／　　/ /: :!: : : : : :.'
　　　 ./　　　/　.:::　　./: :/ : : / ﾍ　＼.　',⌒ヽ.　　　　　ﾞ　　　　　　　　／/　.／./ | : |: : : : : : :　　　　 人類の多くは
　　　/　　　/　 .:::　　/: :/ : : /　　∧　l＼',　　　　　　　　　　　　　 　 　 / .／! /　 !: :!: : : : : : :
　　 /　　　/　 .:::::　./: :/ : : /　　/　ヽ .ヘ＼.　　　　　ー―'　　　　　　 ./イ! //!　　!:∧ : : : : : :
　 ./　　　/　　.::::: ./: :/: : : :'　　 '「￣ﾔヽ＿ヽ､＿＿＿＿＿＿＿＿ .／　.|.///! 　 |￣｀v: : : : :
　/　　　/　　 .:::::./: :/: : : : '　　 '.ﾔ　 |-=ニニ|　|ニニニニニニニニニニ=-.|　! 　 !　--!: : : : :
./　　　/　　　.:::::': : ': : : : :j!　　.j! ﾔ　.!-=ニニ!　!ニニニニニニニニニニ=-.!　! 　 !'¨!ﾆ|: : : : :
　　　 /　　　 ::::::: : : : : : : j!　　 j! ｷ　.|-=ニニヽ.|ニニニニニニニニニニ=-.|　|　　|::::|ﾆ!: : : : :
　　 ./　　　　.:::::: : : : : : : :!　 　 |　|　 |-=ニニﾆ|jニニニニニニニニニニ=- !　! 　 |::::|ﾆ!: : : : :
=================================================================================================================
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　未来の幸福を約束する事を、そう表して。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジェミーは鼻を鳴らすように笑い、目を閉ざした。

　

2810 ：名無しさん＠狐板：2025/02/16(日) 16:30:15 ID:ZaxSZAUQ

答えは元から知っていた

2811 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 16:30:20 ID:ZjwgvkY7

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＿＿＿　　 　 　 　 　 　 　 ＜ﾆﾆﾆ＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .ｨﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞､　　　　　 イﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イﾆﾄ､ﾆﾆﾆﾆ.}iﾆﾆニ/.|　　 ｲﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ヽ -─|i──li───|i──|i-/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｲﾆﾆ∧ 寸ﾆ_ / ﾏﾆﾆ/.∧　/.ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ  iｌ　　　　 ATTACK　　　　　　 ,li
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /ﾆﾆﾆﾆ∧　く /.__弋У/ﾆ:Уﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ  /ー|i──l|───l|───|iヽ'
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.| .　　∨　...│ニ|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＿,ィ二二＞､ﾆﾆﾆ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌﾆﾆﾆﾆニﾆ.{入＞--＜仆--┬‐─ .＜:::::::::＞.ﾆﾆﾆﾍ:::::寸ニ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 イ::::::／.ィ7/ .{￣.|.￣}__.〉 . ﾉ:::／:::::　イﾆﾆﾊﾆﾆﾆニ仆､::::＼:∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　什==フ´　　　　｀¨¨¨¨¨¨¨　 イ:::７::::::::／ﾆﾆﾆﾆ∧ﾆﾆﾆニ∧ﾑ:::::::寸i
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｲﾆﾆL__{　　　　　　　　　 ＜　 　 |_:/:::::::ｲﾆﾆﾆﾆﾆニﾉ-､ﾆﾆニ:∧ﾑ:::::::::i}
　　　　　　　　　　　　　　　　　/ﾆﾆ]/::::::「 ー---- ＜　　　　　 イ::/::::／八ﾆﾆﾆ／ﾆﾆ:ハﾆﾆﾆ.∧ﾑ::::::::i
　　　　　　　　　　　　　　　＜ｒー-.く:::::::弋　　　　　　　　＜:::::::::::::i:::ｲﾆﾆ∨ﾆ｀Yﾆﾆﾆﾆﾆﾆ入ﾆニ ∧i}:::::: |
　　　　　　 　 　 　 　 ＜　　,仆-- 7::::::::::::二ﾆ::::¨¨¨¨:::::::::::::::::::::::::|:(ﾆﾆﾆﾆ寸ﾆ{＼ﾆﾆﾆイﾆハﾆﾆﾆ∧i::::: l
　　　　　　　　　 ＜フ ≠ﾍ/｀ー-:/::r---┘　└────┐:::::::: ∨｀寸ﾆﾆム :寸大ﾆﾆﾆﾆ 人ﾆﾆﾆ }:::::,
　　　　 　 イ::::::γ　 」レ⌒ヽ」＿」.＼＿＿　　 ＿＿＿＿.ノ::::::::::::::∨三｀寸ニ}三｀く＞ニイﾆﾆ}ﾆﾆﾆi::::/
　　　 γ:::::::::::::/ﾆ.「_.仆､＿」ﾆﾆ:人ﾆﾑ:::::: |　　|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::寸三 ¨¨¨三三ﾆフﾆﾆﾆﾆﾉﾆﾆ＜:/
　　　./:::::::::::::/ﾆﾆ「ﾆ弋ﾆﾆﾆイﾆﾆ人ﾆ」:::ﾉ＿　＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::寸三三三三三寸ﾆ＜ﾆイ:::／
　　　{::::::::: :: iﾆﾆ:人ﾆﾆ.}ﾆﾆ/ﾆﾆ:/ﾆﾆﾆ.{ﾆﾌﾆ.}　　.＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::寸＞ 三三三三三イ イﾆ:ﾌ
　　　i ０　０ ∨ﾆ{ﾆﾆ「ﾆﾆﾆ{ﾆﾆ 弋ﾆﾆイ¨¨7¨:::::＼　 ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＜￣￣￣  /´ 　 ム -イ;‐ｧ
　　　 ＼::::::::: 寸人イヽﾆﾆ弋ﾆﾆイ:::／　 /::::::::::::::::＼　 ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::::￣Уﾆﾆ,!　　　 　　〃 /
　　　　　＼::::::::::｀＜Yﾆﾆﾆﾆﾆ＞´.人＿./::::::::::::::::::::::::＼　 ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::i ＜ﾆﾆ ／　 　 　 ｨ!　|ｌ　ｉ¨７
　　　　　　 ｀　　＿ 二二二二＞´　 ∨::::::::::::::::::::::::::::::::::ー...┘:::::::::::::::::::::＞´ﾆﾆﾆﾆ ／　 　　　;'´ i　 ｌ|　|　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｒ−ー------y￣￣￣￣￣￣＜ﾆﾆﾆ＞　¨¨¨ l　　／| 　 !:　!　 |L/|　!〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Tー--　.ｒ -f 人」 ￣￣￣ レﾍ　ﾄ---　 f￣￣  |.／　 l 　 |!　l　 |　 .|__|　　 　　/`l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r-┐f二」　.| |　　　　　　　　　|　|　　 |＿」　 f二ヽ　 | 　 l!　|　 |　　　　　,､ 　 l　 |/ 〉
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 」 f　　　　　.| レ┐　　 　 　　 .|　|　　　　　　 　 ﾉ└ ノ!　 |l'　|　 |　　　　 ,l |　　l　 |ﾚ'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 弋　二ﾆﾆﾆﾆﾍ　./＿＿＿_.|＼ﾉ../ー--　二ﾆﾆﾆ ≦７  |　 |!　.|／ 　　　　,!　L.-ヾi=,'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　寸ﾆﾆﾆ==寸 ー----------くﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆフ----く　 |／　　　　　　_,.-'´　 _, - '_´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜::::::::::／::::::寸ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／::::::ヽ::::::::::::＞　　　　　　|_,.- '´|　L-'´_|
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 イ::::::::::::::::／::::::::::::::::寸ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニｲ::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::＞　　　　　  ,.-'´　 ,.-'"
　　　　　　　　　　　　　　　 イ::::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::: 寸ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/::::::::::::::::::::::: ヽ::::::::::::::::::::::＼　　 |,.- '´| |　　　　　 ／|
　　　　　　　　　　　　　 ／::::::::::::::::: ／:::::::::::::::::::::::::::::::::: 寸ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::::::::::::::::::::::: ヽ　　　  |,i　　　　／／　　 ＿＿　　　 　_
　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 寸ﾆﾆﾆﾆﾆ..７::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ:::::::::::::::::::::::::: ヽ　 　 　 　 ／ ｨ'　　／＿＿ノ　　 ／丿
　　　　　　　　　　 ／::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「¨¨¨¨¨¨.f:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ:::::::::::::::::::::::::::::.　 　 　 く／レ　　　　　　 　　／ ／
　　　　　　　　　 ./::::::::::::::::::::ｲ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}　　　　　{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::::::::::::::::::::::: ∧　　 　 　 　 　 　 ,____,. - '´ ／
　　　　　　　　　/:::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　　　　　.i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾍ:::::::::::::::::::::::::::::　　　　 　 　 　 /＿＿__,／
　　　　　 　 　 /:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｲ　　　　　　∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　 ./:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／　　　　　　 　 ∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　悪魔たる者の本体へ、神の鉄槌が落ちる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　巨躯の拳はジェミーを、彼女が纏う黒黒とした鎧をもろともに打ち砕き。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　戦いを締めくくった。

　

2812 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 16:34:53 ID:ZjwgvkY7

　　　　　　　　  r─--､　 r‐､
　　　　　　　 ／:::::::::::::::＼|:::/　　 ／ヽ
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　　　 _ノ´::::／　 　 　 ヽ､::::＼｀￣￣　　　 　 　 ヽ::::::::{´
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　　 ヽ__r‐'´　　　　　　 /:::::／　　　　.ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ　  ∠ﾌrニｭ,,,,,、
　　　　　　　　　　　 ／:::::::{_　　　　　L＿r──-､:::::::::r─── ' ／　./　　/゛''.､〉- ､
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{::::::::::/ 　 ｀!::::::::|　　　　　 ﾍi　　　 .＠ｨ`''' |　　./ﾍ.ﾍ
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　　　　　　　 __,, ＜（）＾ヽ､,,,,､　　　　　_i'''>ｭp└ﾟ￣ ﾍﾆﾆﾆﾍ_O.iｬ‐.､‐ｬ‐<‐ｬ-ｧヽ　　　 ./
　　　　　　  ,ｲ/ｭ,,,,.┴r､,,.ﾘ　１　　　,Of''' ﾍ.!,, -1~ﾍニ"__ 　ﾍ 　 ﾍ,　ヽ .i　} .}_Uｪ|　　.／
　　iv'ﾍ　　 }~（ ______.!､j.Y　 /　　　O!'「'''"_,, -'''　 .,,, ---`　 ﾍ　　ﾍ　|　|　ﾄﾉ 彡 ,,／
　　| ;`;|　　}と} 　　 ￣!）|〇,,､,,.＜|''"ｌ　 ｌ,,, -.''ﾌ　 ヽ､　　　　 ﾍ　　.ﾍー''''´　 ￣　 i'1
　　| ;'l:|　　 と7''i''''''''''ﾅ{　| .l `ぃ./　.|　　　　ノ　.,i.､　 ゛'' ‐‐‐､.ﾍ　　 ﾍ  .　　　　　 |;'|　　　　 　 ,、
　　!:`l'|　 ,,,》､.Y.しｪﾆﾂ　/./　 ﾍi　 .|　　,,.. ''´.／ |　゛''ー-ｨ--ヽﾍ,,,_　 ﾍ　 　　 ＿.|;'|　　 　 　 /.:〉
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　｀　　 　 ,　'　 ,,.＜~ .／-,''7　　　　　 .^'' ､　 ! ト''".／.∠／"''''7"一"￣　　１ 　 !}  ‐-､　　　...:.:.:.::.:
　　　　 　 　 ／　　　./_`‐'./　　　　　　　　 ＼| .|''" ￣　　￣~i"　　　　　　　 |　　L"ヽ┴-､_;_;_;_;_;_;_
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　　`　　　/　　　　 /.,,ﾞ､＾ l　　　　　　　　　　　　 ﾍ　　　　　　|＞-＜,,　　　　} ,,＞!＼ ;!─l二二二l/
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　　　 　 |　　　　 │,,,,　 .l　　　　　　　　　　　　 　 .ﾍ　　　　ヽ ､,,,,___＿_____,,,,,, -−'''´
　　　　  |　　　　　.i l　.ﾉ |　　　　　　　　　　　　.＿,,,,j
　　　 　 ｰ- ,,,,,,,,,,_!_￣___!,,,,,,,,,,,,,,,, ---‐‐‐'''' "´
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　決着と同時に、オオヤマツミが雄叫びを上げる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　力強く天へと向かい突き出された拳が、陽光を受けて輝く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　習うように。その肩の上で、やる夫もまた高らかに声を上げるのだった。

　

2813 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 16:35:15 ID:ZjwgvkY7

==================彡′:::: : |　 　 |＼|ｰｉ| 　　:ト　＿＿＿ |　|::::|　 |＿|ｉ| _,;'´|／||'´|／／二ニﾆィ´　　　/|ﾆ||i:i:i:i:i:i:i:
:::::::／ﾆﾆﾆﾆ==ﾆﾆﾆﾆﾆム::::::::::::::|＿＿|＼|‐┤＼.ｉト .|i:.￣￣.:|ヽ |::::|　 |∩」| |l|'´|／||'´|¨:|二ﾆﾆ／　|　　 ,. |/|ﾆ||i:i:i:i:i:i:i:
::::〈ﾆニア´　　　 ｀'守ﾆﾆム:_:_:_:::|　|　 ＼ |　:ト　 |:ト .| |ト.．　:|　＼┴k<ﾆﾆ二l|'´|／||. ＿＿ﾆ／　　 |｡o≦ｉ:|/|ﾆ||:i:i:＞ ´
|＼＼Y　　　　 　　　Yﾆﾆﾆム¨|￣..|＼|￣￣￣￣ﾞト .| |トミ｀ｉ | ＼ |　| |￣~|￣|' ｒ‐:´　 　 　 ＼　 　 ,ﾍ_＿:ｉ:|/ ＞ ´ |￣￣
|　| |::ｉ{　　　　　　　　}ﾆﾆﾆﾆム|　　|　 |:.:.:.:.:.:.:.:.: :.:.ト .| |トミ｀| | ＼ |　|￣￣|‐‐|' {__　　 　 ﾆ=‐−─{と二ﾌ＼ ´　　　|
|　| |从　　　　　　　 从三三ﾆム＿|＼|:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:|‐┴──| | ＼ |￣~ﾞ|　|.　＿ﾉ ＿＞､¨ ／＼「l´:::::::::;勹ｰ{〉　　　.|
|　| |¨込　 　 　 　 ,ｲ三三三三ム,| ＼ ＿＿___ _　　　　　　　　　　　　 　 ∠_.:　/　（●） （●） ヽ:::::::;'"　｛￣＼_ ｡o1￣
|　| |¨￣≧=- -=≦:..: : : : : |＼／.:|: :..:　＼　 　 　 ｀　　 . _　　　　　　　／:::::::::/.{　 　 （_人_）　　｝..´　　〈＼_／ ｝ |└─
|　| |¨￣_| :| |:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_|:..:|　　|￣ |≧ ＼　二ﾆ‐二 　 ￣￣｀　､　~"ﾞﾞﾞﾞﾞ~~~...＼.　 ｀⌒´　／⌒￣:厂＼＿_/〉 |: : : : : :
|　| |¨￣_| :| |＼:_:_:_:_:_:_:_:_: ＼|　　|＿_l.＞＜|.）　　　 　 ＼　　　　　　 ｀ー─二八(　 个=今　 ／　　/:.:. : : : :／　|_,.｡o≦
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_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_.ミ::::|:|_‐_‐_‐_‐/　/　 　 ／　　　　　　　 　 　 Ｖ:::,′ : : : : : : | Γ￣￣＼:..:.:. : : :_／￣￣　　　　　　　 ,.
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.　　　　　　　 ||／.く:i:ｉ:>　　　　　　【女神転生シリーズ二次創作】　　　　　 　 　 　 || ／　　 　 　 　 　 　 ／　　　　 ）i
　 　 　 　 　 t>ｉ゜ 　 ´　 　 　 入足出探偵事務所事件ファイルNO３７　　　　　 　 .||　　　　　　　　　　／ 　 　 　 /__｣
.　　　　　　　 ||　　　　　　 　 　 デビルサマナーやる夫VS電工偽神　　　　　　　　||　　 　 　 　 　 .／　/￣￣￣
.　　　　　　　 ゞ=================================================== 彳

　

2814 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 16:36:09 ID:ZjwgvkY7

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　______
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ ム=ﾆｰ-　_:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　＞ '"´￣ 　　 　 　`ヽ､.｀ヽ､:.:.:ゝ
　　　　　　　　　　　　　　 ／´　　　 ／　 　 　 　 　 　 ｀ヽ.＼:.:.ヽ
　　　　　　　　　　 　　 ／　　　 　 /　　　　　　　　 　　 　 ＼',:.:.:.',
　　　　　　　　　　　 ／ ／.,'　　 .イ 　 　 　　 　.}　　 　　　 　`､:.:ﾘ
　　　　　　　　　ｰ-ﾆイ/ 　{　　/　l　　　　　　､_ﾊ 　 　 　 　 　 ∨
　　　　 　 　 　　 |｀l　ｲ　　',　/　　ゝ',　　　 / /｀',ヽ　/　 ',　　　 ',
　　　 　 　 l⌒l 　|ﾆ|´ ',./　ﾊ {　　　｀へ　 ｲﾚ'　　|　ｲ　　 ｌ　　 　 !
　　　　　　 |三!'´.l=/ 　'ﾍ./.ｨﾆ二ﾆゞ　　｀´ゝ､=‐､,ソl　 　.|　　　 .|
　　　　　／|三!　.ｌ/ 　ヽ　l ´/／/／　　　　 ｀゛''ゞ 丿　　│　　　ﾍ　/´ヽ　　　　　　これが……これがやりたかったのだ！！
　　　 ／　 .l三!　.ｌ 　　 lゝ{　　　 　 /´⌒⌒ヽ/／／ /　　l',.　　　 ∨三/ 　r=､
　　　,'/　　 |三ﾘ､{､ ､　.{　ゝ　　 　 ゝ ´　 　ソ ゝ二ｲ　　 ,' ヽ　 　./三/　 /三ｿ　　 検索エンジンに近いAIにググれカスして
　　　 {　 　 {_ゝ` ｿ ヽ‐-ヽ-‐≧=‐-_ 　二二__＜´ノ 　　/　　ヽ　/三/＼/三/
　　 ／ﾍ ∠ﾆ‐'ｰ-‐ソ;;;:::::::::／:{　 　｀{ }´￣ゝ 二´＿. イ　　　 ∨三/　/三/　　　　全知を否定してやるやつ！！！
　 ./　 ∠ﾆ三ﾆｲ´-‐'"´￣ {: ノゝ_,イlﾍﾊ､__ノ: : ゝ; : :｀ー-ｨvｿ}{ｿﾆｿ､./三/
　 ,'　./ﾆ三ﾆ,ｲ:.{´: : : : : : : :ゝ`ｰ.､＿};{＿＿ヽ: ;ノ｀ﾞ''ー-ゝ__ソ｀ヽ｀ノゝイ/!
　 |　/ﾆ三ﾆﾊ : l: : : : : : : : : :ﾑ:::::::::::/l:::::::::::::个: : : : : : : ＼ヽ三三＼､_ｲﾚ
　 ﾍ,'ﾆﾆﾑﾆl ﾍ: ﾍ: : : : : : :／＼::::::_;l/:::::::::;:イﾍ : : : : : : : : :}.ﾊ三三￣ﾂ }
　　 ヽ三!三! : : ｿ: : : : イ´:::::ノ:｀´:::::｀'ｰ'´:::::::::::',: : : : : : : :/./:l.ﾆ/ﾆﾆ/ /
　　 .) ヘ{アｌ: : ∧{: ／:::,イ´｀ゝ､;;ｨ_;;､:::::::ﾍ:::::::::::l､: : : : :{ン'´ ;'_/ﾆﾆ/ /
　　 '´　 ゝ､{.∨　ﾍ:{ﾆソ'´:::::::ノ ; ; ; ; ｀1'"´＼:::::::ﾞ＼:.ﾊl: : : ://ﾆﾆ/.ノ
　　　　　　　｀ 　 　｀/:::::::: イ､ ; ; ; ; ; ; ﾍ:::::::::{_ﾆ=ｰ-ｲ l|: : :ｲ/ﾆﾆ∧(
　　　　　　　　　　 /{､:／　　　＞‐-‐'"´ヽ::::::',　　　 　 {ｿ＼ン'"´ 　`
　　　　　　　　　　 ゝｿ　　　　　　　　 　　 ﾍ:::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ‐1
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ｀´


　

2815 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 16:37:11 ID:ZjwgvkY7

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,．-―‐-. .、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿　/: : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ´　　 {: : : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 　 　 　 {: : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 /　　　 / �Y: : : : : : : : : : : : : :}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 l　 　i| 　 　 /　　 ＼: : : : : : : : : : : /
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /|　 _/| 　 　 |　!　　　＼: : : : : : : ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /| | 人/「｀ 　 ﾊ 」__ ',　 　 ￣「 「 〕
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _ノノ小i.fﾃﾐﾄ　　{　ヽ　`V　 　 /　| /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾌ//l V乂ﾘヽ＼〉〒ミｘ V / ,ｨ | ||/　　　　　　　　　やぁ〜〜いろいろと紆余曲折ありましたが
　　　　　　　　　　　　　　　 　 -ｧク人l ヽト::::　、　　 乂ﾝ》// /ノ | ||
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／／　/ ヽ 込　 　 　 ::::::::_彡' // /i|‖　　　　　　　　　 やりたかった事ができて満足満足
　　　　　　　　　　　　　　 ／／　　/ ／/ : : ＼｀ｰ 　,. イ//// / /∧
　　　　　 　 　 　 　 　 ／／ 　 　 ／／/: : <:.:/「「´斗匕/ l/ / 7/　ヽ　　　＿　　　　あとは締めくくりとか後始末を描写して締めですね
　　　　　　　　　 　 ,． ／ 　 　 ／／＞―／:/ <>斗rク: : 〉 / ﾉ/:ヽ　`、 ./...７
　　　　　　　　 　 /　/ 　 　 ／／//: : : : }／イ /／<: : ／ /彡': : : }　 ) /..../　　　　　もう少しだけお付き合いいただければ、幸いです
　　　 　 　 　 　 /　　　　／／　 ‖: : : : : }>/_/――.ゝ: ／⌒: : : /′//..../　　＿
　　　　　　　　　乂 　 ／／　　/l八: : : : /: :￣: : : : : : :/:し: : : : /:〕　 /..../ 　 /...７
　　 　 　 　 　 /イ ／／　　　//　/ヽ: :/ : : : : : : : : ／: : : : :_／: ///⌒/　　/..../
　　　　 　 　 　 //　/　　 　 //　/: : :V : : : : : : : : /: : : : : : /: :.://〈入.....＼/..../
　　 　 　 　 　 ‖　ﾊ　　　 //　/_: : : {: : : : : : : : :「ヽ: : : :／: : ://／....＼...〔..¬
　　　　　　　　 ヽ / .乂　 //　/:￣ : λ:::::.........:::::ﾉ: : : ／: : : : ﾊ ΠΠ/....＼／/
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 l/ヽ/: : : : /　ヽ:::＿; イ: : ／/}: : : : j /r」.L./........./.../
　　　　　　　　　　　　　　　 /: : : : :l　 _|=レ: : : : : /ﾆ甘コr=ｧ{/叭_}/........./.../
　　　　　　　　　　 　 　 　 /: : : : : ﾊと「/ : : : : ／{.........../7=r{〕＿_//〉.､/.../
　　　　　 　 　 　 　 ＿,／: : : : : : :{_／: : : : :／: : {＿__//../: |.........〉/...)ゞ./
　　　　　 ,． .:::::::::::::::::::＞x: : : : 〈: : : : : : : :/: :�Y: : : :.「┌': :.:|........./／..../
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　　　　 .::::::::::::::::::::::::＿／::::::::::乂　ヽ: : : :.:.|＿＿�Y_／-―:T|　￣￣
　　　　.::::::::::::::＿__「:/:/::／_ノ斗匕乂≧r┴＜: : : : : : : / : : |
　　　 ,::::::::::::::::/:::::::Yノﾚ'::::: ／: : : : : : : : : : : : : : ￣￣: : : : : |
　　　,:::::::::::::::/、:::::::::::::::::::::/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/
　　 ,::::::::::::::/　 ＞ミ:::::::::::‖: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/
　　,:::::::::::::/　　　　　 ≧‐{{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :／
　 ,::::::::::::/　　　　　　　　 {{: : : : : : : : : : : : : : : : : : :_: :イ
　,:::::::::::/ 　 　 　 　 　 　 {{: : : : : : : : : : : ／￣￣


　

2816 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/16(日) 16:38:47 ID:ZjwgvkY7

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 r.: ´: : : : : : : : :≧､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞- ――- ＜: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{┃　 　 ＼{. ┃}　 　 |　',　　　　　　ではまた〜〜
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　┃　　　　　 ┃|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　　　 来週中には完結できるかな、たぶん
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　 ｀　 ´　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
　　　　 　 　 { /　　　乂＿乂: : :ィ::::/⌒',:::＞- イ　　 /／　 }　/
　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
　　　　　　　　　　　　　 ｀￣　 {. {:/　　　 .',::} .}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　　　 　 ゞ/


　

2817 ：名無しさん＠狐板：2025/02/16(日) 16:41:32 ID:SSA+2rYY

乙でした

2818 ：名無しさん＠狐板：2025/02/16(日) 16:41:47 ID:ZaxSZAUQ

乙

2819 ：名無しさん＠狐板：2025/02/16(日) 16:59:53 ID:b1Wj6kP4

乙

2820 ：名無しさん＠狐板：2025/02/16(日) 17:01:31 ID:VjmCXXJ2

乙

2821 ：名無しさん＠狐板：2025/02/16(日) 17:07:11 ID:nXa1gufO

乙でしたー

2822 ：名無しさん＠狐板：2025/02/16(日) 17:07:30 ID:hxYItte6

乙乙〜

2823 ：名無しさん＠狐板：2025/02/16(日) 17:09:03 ID:be2g1UwD

乙

2824 ：名無しさん＠狐板：2025/02/16(日) 17:09:09 ID:0L7Qn0Eg

乙でしたー

2825 ：名無しさん＠狐板：2025/02/16(日) 17:23:07 ID:sDwJy5FS

乙です〜

2826 ：名無しさん＠狐板：2025/02/16(日) 19:07:19 ID:moe5q2a6

乙でした

2827 ：名無しさん＠狐板：2025/02/16(日) 19:22:05 ID:2ijVtIej

乙！！！

2828 ：名無しさん＠狐板：2025/02/16(日) 19:41:11 ID:mSN6/6iX

乙

2829 ：名無しさん＠狐板：2025/02/16(日) 19:49:34 ID:GlsWF8AW

乙でした

2830 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 10:18:16 ID:du0U9LtB

乙

2831 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 19:32:37 ID:bOjXa2py

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 r.: ´: : : : : : : : :≧､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞- ――- ＜: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{┃　 　 ＼{. ┃}　 　 |　',　　　　乙、コメントありがとうございます〜
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　┃　　　　　 ┃|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　 大きな山場を乗り越えて一安心
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　 ｀　 ´　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',　　完結まで残り２〜３回の一つ。えちちしーんをやっていくぜー！
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
　　　　 　 　 { /　　　乂＿乂: : :ィ::::/⌒',:::＞- イ　　 /／　 }　/
　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
　　　　　　　　　　　　　 ｀￣　 {. {:/　　　 .',::} .}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　　　 　 ゞ/


　

2832 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 19:33:10 ID:bOjXa2py

==================彡′:::: : |　 　 |＼|ｰｉ| 　　:ト　＿＿＿ |　|::::|　 |＿|ｉ| _,;'´|／||'´|／／二ニﾆィ´　　　/|ﾆ||i:i:i:i:i:i:i:
:::::::／ﾆﾆﾆﾆ==ﾆﾆﾆﾆﾆム::::::::::::::|＿＿|＼|‐┤＼.ｉト .|i:.￣￣.:|ヽ |::::|　 |∩」| |l|'´|／||'´|¨:|二ﾆﾆ／　|　　 ,. |/|ﾆ||i:i:i:i:i:i:i:
::::〈ﾆニア´　　　 ｀'守ﾆﾆム:_:_:_:::|　|　 ＼ |　:ト　 |:ト .| |ト.．　:|　＼┴k<ﾆﾆ二l|'´|／||. ＿＿ﾆ／　　 |｡o≦ｉ:|/|ﾆ||:i:i:＞ ´
|＼＼Y　　　　 　　　Yﾆﾆﾆム¨|￣..|＼|￣￣￣￣ﾞト .| |トミ｀ｉ | ＼ |　| |￣~|￣|' ｒ‐:´　 　 　 ＼　 　 ,ﾍ_＿:ｉ:|/ ＞ ´ |￣￣
|　| |::ｉ{　　　　　　　　}ﾆﾆﾆﾆム|　　|　 |:.:.:.:.:.:.:.:.: :.:.ト .| |トミ｀| | ＼ |　|￣￣|‐‐|' {__　　 　 ﾆ=‐−─{と二ﾌ＼ ´　　　|
|　| |从　　　　　　　 从三三ﾆム＿|＼|:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:|‐┴──| | ＼ |￣~ﾞ|　|.　＿ﾉ ＿＞､¨ ／＼「l´:::::::::;勹ｰ{〉　　　.|
|　| |¨込　 　 　 　 ,ｲ三三三三ム,| ＼ ＿＿___ _　　　　　　　　　　　　 　 ∠_.:　/　（●） （●） ヽ:::::::;'"　｛￣＼_ ｡o1￣
|　| |¨￣≧=- -=≦:..: : : : : |＼／.:|: :..:　＼　 　 　 ｀　　 . _　　　　　　　／:::::::::/.{　 　 （_人_）　　｝..´　　〈＼_／ ｝ |└─
|　| |¨￣_| :| |:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_|:..:|　　|￣ |≧ ＼　二ﾆ‐二 　 ￣￣｀　､　~"ﾞﾞﾞﾞﾞ~~~...＼.　 ｀⌒´　／⌒￣:厂＼＿_/〉 |: : : : : :
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.　　　　　　　 ||／.く:i:ｉ:>　　　　　　【女神転生シリーズ二次創作】　　　　　 　 　 　 || ／　　 　 　 　 　 　 ／　　　　 ）i
　 　 　 　 　 t>ｉ゜ 　 ´　 　 　 入足出探偵事務所事件ファイルNO３７　　　　　 　 .||　　　　　　　　　　／ 　 　 　 /__｣
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2833 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 19:40:27 ID:bOjXa2py

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――戦いは終結した。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　課題は残り、今後へ向けてすべきことや後始末はまだ残るものの。

　　　　　倒壊した建物やグッグル社員への保護、保証や事情の説明に後始末の手配と個人の範疇を越えた組織の仕事である。

　　　　　　　　　となれば、第一線で活躍した『強い個人』が出る幕はなく、サマナーたちは一時の休息を与えられた。

　　

2834 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 19:41:51 ID:D5B/i+Db

始まった

2835 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 19:46:21 ID:bOjXa2py

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　　　　　　　　　　　　　　　　　都心部――から少し離れた――ホテルは、ヤタガラスが手配したものだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　豊富な人員を持つ組織はこうした伝手を辿るのもお手の物。

　　　　　　　　　　　　　　　半ば、急な予約であったが対応してくれるところをうまく見つけ出してみせた。

　

2836 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 19:51:08 ID:bOjXa2py

※修正


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　　　　　　　　　　　　　　　　　都心部――から少し離れた――ホテルは、ヤタガラスが手配したものだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　豊富な人員を持つ組織はこうした伝手を辿るのもお手の物。

　　　　　　　　　　　　　　　半ば、急な予約であったが対応してくれるところをうまく見つけ出してみせた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　もちろん。ヤタガラスと密接な関係を保っているからこそ、だが。

　

2837 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 19:51:28 ID:bOjXa2py

　

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　　　　サマナーたちはある程度の落ち着きを見た後、今回の件で聞き取り調査が行われるため半月程度は滞在予定である。

　　　　　　　　　もちろん。事件の完全終息がなされていないと判断されれば、また戦いに出る必要はあるのだが。

　　　　　　　　　　　　すくなくとも今宵はもう必要はないし、あったとしても万全の動きができるものでもない。

　　　　　　　　　　　　　　やる夫たちも早々にホテルへと引きこもり、用意された部屋へと足を向けた。

　

2838 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 19:55:14 ID:BxjiWBIb

半月もホテルに雪隠詰めか、流石に高級ホテルでも退屈しそうな機関だなｗｗｗ

2839 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 19:57:30 ID:D5B/i+Db

かなりの激戦だったしな。疲れ切ってるだろ。

2840 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 20:01:57 ID:bOjXa2py

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　エグゼクティブのクアドラプル。

　　　　　入口からまっすぐのところに設えられたソファーは、それだけでも体を包み込み癒やしてくれる座り心地がありそうだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　敷かれた絨毯は濃紺。豊かな羽毛が、柔らかく足裏を受け止めてくれる。

　　　　　　　　　見るからに豪華な部屋に置かれたテーブルには、不釣り合いなコンビニとファストフードの包みが並ぶ。

　　　　　　　　　　　　激しいい戦いの後。ただとにかく味の濃いものをかっくらった後が、そのままにされている。

　

2841 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 20:02:56 ID:gJZ5HNVY

つまり古泉くんブラック！
花梨も頑張ってたもんな

2842 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 20:06:32 ID:bOjXa2py

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｰ匕ーz
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 / (乂 ）.｛
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{ 　 っ　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{ 　 ：　　|
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.　 　 　 |: : : : :| : : : |＼: : |＼: :|　￣￣￣ :/::/’:/| : : |ノ:|: : : |: : |￣厂＼＿＿＿＿　 {　ｰ匕　.|
　　　　八: : :.八: : :小::/::/::/::　　　'　　 　 ::/::/::/|: : /　/: : : |: : |　/　 ／　／￣　 ￣ {　(乂 ）..|￣￣
.　　　 　 |＼: : :.＼ :叭　　　　　　　　　　 　 　 　 |: /　/: : : :/: :八 {　/　　/　　　　　　 {　ｰ匕　.|
.　　　 　 |: :.|.: : : :.|＼..::..　u　　　 r‐　__ュ　　　ｲ |/　/ : : ,. :'⌒ ヽ＼　　 /　　　　　　  {　(乂 ）..|
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　　　,／:|: ∧ : : : |〉 |: : |/ﾆ/|　ﾆ=- 　 ＜: : 　 /　　 |: : / ゝ,___,:ノ :/　／　　　　 　 　 {.(⌒⌒) |
　　　　　|/ :∧: : /　.|: : |ﾆ/‐| 　 ＼ : : 　 　 ／　 　 :|: /l : : | : | : : |／　　　　　　　　　ヽ＼／./
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.　 　 　 | ∧: :|: :/　|: :/ﾆ'　 ／|二￣＼＿／￣￣=|z|: : | /＼ﾆ＼:(　|＼￣￣{二二二＼＿＿__
.　　　 ノ//∧:|:/　 .|:/|ﾆ|,／／|ニニ-=|_」ニニﾆ二|八 : /____ ＼=＼:|二)　二∨=／⌒ニﾆ二二二}
.　　　　 {　＿}/＿__|　|ﾆ|,／' 　＼二‐/八＼_______/＼}:/ ＿ ｀＼＼ﾆ|ニニﾆ二∨ニニニニニニニ}
　 ____／￣　／ニﾆ二|／／￣[二＼//　 ＼ニﾆﾆ〉￣/　　 ￣＼　|=|ニニニﾆ/ニニﾆﾆ二{￣{__　 }
￣　　　　　/ニニニﾆ}＞''^ﾟ~~~~"'''＜: : : : : :＼／　　{　 　 : : : : {＼ |ニﾆ二-/ニニﾆ （￣　　 ＿）（￣ヽ
.　　　　　 √ニニﾆ／: : : : : : : : : : : : : `ヽ{　． : : : : : : : : : : : : : :.∨ ＼ニﾆ-/ニニﾆﾆ  ｀コ　 「 　　 ヽ_.ﾉ
　 　 　 　 {ニ二ノ/: : : :　　　　　　　　　: : }: : : : : : :　　　　　 　 　 `寸z＼__/ニﾆニ二（ ○　:| ／
　 　 　 　 {ﾆﾆ/ニ: :　 　 　 　 　 　 　 　 : ; : :　　　　　　　　　　　　　 }二ﾆ＼ニニﾆ二  ｀¨：　乂＿ノ ヽ
　 　 　 　 {こ/二{: :　ν　　　　　　　　 　 ′　　　　　　　　　　　　　　∨ニニニニニﾆ＞''乂{￣{＿__,ノ__
　　　　 　 ＼|ﾆﾆ{: :　　　　　　 　 　 　 　 {::　　 　 }　　　　　　　　　　: :}ニﾆ二二二／二二 |　 | (＿_＿__）
　　　　 　 　 |＼ ＼___.......　　　　 　 　 　 {:　　　　∪　　 　 　 　 　 : : ﾉﾆ二二ニ／ﾆ二二　 |　 |　＿＿___
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　　　 　 {￣{__　 ＼＼ﾆﾆ⌒＞┬-----イ: :个: : : :_:_:_:_: : :‐=ﾆ(￣￣ ／／i:i:i:i:i:i:i:i:i∧ニニニニ}　　　 ｀Y´
　　 （￣　　 ＿）（￣ヽ ￣￣厂ﾆ=--=ﾆ⌒ﾆ=- 　 _⌒ﾆ=-　-=ﾆニ￣￣i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:∧ニﾆﾆ二{
　 　 ｀コ　 「 　　 ヽ_.ﾉ　　  /i:i:i:／￣i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i￣￣＼i:i:i:i:i:i:i:i＼ニニﾆ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そうして。満たされた食欲をそのままに。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やる夫達は、体を貪りあった。

　

2843 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 20:08:13 ID:D5B/i+Db

この乳繰り合いの場面外では事務方がデスマーチを敢行しています

2844 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 20:11:58 ID:bOjXa2py

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /￣ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {. ハ　}
　　  |＼ O　 　 　 　 　 　 　 _｣L�佝＝ﾆ�廊｣_　　　　　　　　 { 　ｧ　}
　　  |　 ＼　　　　　　　 ＞''´　　　 　 　 　 　 　 ｀''＜　　 　 　 ヽ _♥ﾉ
　　　 r‐┐　　 　 　 ／ 　 　 　 　 | 　 　 　 　 　 ＼　＼　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／(＿＿_
　　　 ゝ.┘　　　　　　 　 /　 　 /. |　　　 |　　　　　 ＼ 　 .　 /　 　 　 　 　 　 　 　 _／　 チ　　(
　　　　 お　　 　 /　　　/　 　 /　 |　　　 |　　　　: 　 　 ､　∨ /　　　　　　　　　　 {　　　 ン　　 }
.　　 (⌒⌒)　　 /　_､､-‐‐- ､､　 . |　　　 |　　　　| 　 　 ｀　 ∨　　　　　　　　　　　ヽv　　ポ　　 }
　　　 ＼／　　  ／ . . . . . . . . .｀''＜.　 　 |　　　　|　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 < 　　で　　 ;
　　　 　 　 　 / : : : : : : : i : : : : : : : Υ,_　　　　 ∧　　 　 |　　',　　　 　 ：　　　　　　  )　　か　　{
　　　　　　　八 : : : : : : : ∪: : : : : : : |:::::⌒ﾆ=- ,_∧　　 . |　　 '，　　 　 }　　　　　　　 、　　っ　/
.　　　　　　/　 '，u : : : : : : : : : : : : ノ::::::し:::::::::::::::⌒ﾆ=-　..,＿ ‘,　　＿ﾉ .　　　　　　　 ＼_❤__(
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　　　　/ . 八　　　{　｀¨¨´＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀¨¨´:::ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::　.　　　　　　 -レ┐
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　　 / . / /∧ 　｀¨⌒＼＿＼／｀''＜＿:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::　.　　　　　　_フ
.　 / . / ///∧　:: 　 ＼＿／　／　/⌒ヽ冖― ::;;＿＿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::　.　　　　　  、_）
　/ ／＾'{　乂'∧.乂_＿_／　／　　.:⌒i⌒'，　　＼＿＿＞￣￣~~ﾟ"''＜:::::::::: ::　.　　　　　  お
./ 　 　 .乂＿｀''＜＿／_,.イ＼　゜ ｉ::::: |:::::::ｉ　　 イ(　　　　｀''＜ : : :V　/ ＼:::: ::　.　　　　 （
　　　　 / : ／¨¨¨¨⌒／:i::i::ｉ::ｉ:＞ |::::: ｌ:::::::|＜::i::i::i:＼　　υ　　｀ヽ､∨　　. ＼: ::　.　　　 　 ）
.　　　 /:／　　　　i／::i::i::i::i::i::i::ｉ::八:::i　:::::八:i::i::i::i::i::i:＼ 　 　 　 　 `､'/ / 　　＼:　.　　 (⌒⌒)
　　　//　　　　　/::i::i::i::i::＞''"~￣ へ} {イ ￣~ﾟ"''＜::i::i::`､　　u 　 　 }∨ /　　　 ＼　　 ＼／
. 　 / .{　　　u　/::i::i::ｉ::ｉ:/　　￣~"''＜} {＞''"~￣　　 V::i::∧　　 　 　 }i ∨ /　　　 ｎ
　 / : :{　　　　/::i::i::ｉ::ｉ:/　u　 　 　 　 } {　　　　　　 　 V::i::∧｀､　　　八: ∨ / ｒ一ﾞ└‐┐
. /: : : :'，　　/::i::i::i::i:‖　　　　 |　 　 ∪　　 　 ν　 　 W::i::∧ `､ . /: : : : ∨  ｀,ﾆ, l￣__
/: : : : :∧　 ′::i::i::i:‖　　　 　 U　　　::　　　　 　 　 　 Wｉ/:ｉ∧　∨ / : : : :∨｛ ０ |　ヽ_）
: : : : :/ :∧::i::i::i::i::ｉ:‖　　　　　　 　 　 |　 　 |　　　　 　 W:i:/::∧　∨::/ : : : :　 `ｰﾍ二つ
: : : :/: / :/::i::i::i::ｉ::ｉ::{＿　　　　　: 　 　 |　　　し'　　　 ＿}:i::i:i:/::∧　∨::/ : : : : ＿厂i＿__
: : : : :/ :/ ::i::i::i::i::ｉ:i:{:::::::＼　　　 }　　　|　　　　　　 ／:::::}:i::ｉ::ｉ::/::∧　∨: / : : (＿ 　＿___)
: : : : : ‖ .i::i::i::i::i::ｉ::{⌒|:::::|,＿　 ::　 　 |　　　 　 ＿|:::i￣}:i::i::i::i::/:i:ﾊ　. V:: :: :: :: 〈＿二ヽ
: : : : : :{　 {::i::i::i::i::ｉ::{　 ＼:::::::: |　し' 　 |　　　　/:::::＿l　 }:i::i::i::i::i::i::i::}　　:: :: : : : : :　 r┘}
: : : : -l-ヽ {::i::i::i::i:i:八　　 ￣|:::|___　 　 | 　 ___/::: /　 　 八::i::i::i::i::i::ｉ:}　　} : : : : : : :　 ｀¨´
: : : :α__ﾉ {::i:/::i::i::i::∧ 　 .　|:::::::::::＼　|　 厂::::::/　 　 /::i::i::i::i::i::i::ｉ:ｉ:}　　}|: : : : : :r―‐‐ 、
: : : :-ﾚ‐ 、　 ::/:i::i:/::∧　　　￣＼:::::|. | ./::::/￣　　. /::i::i::i::i::i::i::i::i:ｉ:}　. 八: : : : : :￣つ ﾉ　__
: : : :/|　_ﾉ ∨::/:ｉ:ｉ:/::::へ　 　 　 ��: N/::::/　　　　.ｲ::i::i::i::i::i::i::i::ｉ:∨　//∧: : : : : : /｀'´Ｙ´::::ヽ
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＞''"~  ： ￣＼ ∨::(に)::i::i::i::ｉ::＼　　　人.′　／::i::i::i::i::i::（に）:i:ンイ: :∨// ∧: : : : ＼:::::::::::／
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::i::ｉ::ｉ::＼　 　 し　　　V'∧　. . . . . .　'，i　.′ . . . . . .√//　　　　　　　　　　　 ／::i::ｉ::　､ : : :: : '，
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::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::ハ　u 　}'//∧　. . . . . . . . . . . ./'////{　　　　　　　 /::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::ｉ::ｉ::＼
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　　　　　　　　　　　ソファーへざっと敷かれた淡い防水シートが、ホテルの設備が淫らな液で濡れるのを防ぐ。

　　　　　　　　　　　堂々と腰掛けたやる夫へとしなだれかかり、花梨がその豊満な乳房を差し出しあえいだ。

　　　　　　　　　　開かれた股ぐらの下。魔女が膝を折りたたんで座り、長く伸ばした舌を陰茎へと這わせている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　くちゅり、くちゅりとニュイの秘部から溢れる蜜が音を立てていた。

　

2845 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 20:15:23 ID:gJZ5HNVY

デカパイ二重奏！

2846 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 20:17:39 ID:oQGrOBxz

流石にそこら辺は用意してたww<防水シート

2847 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 20:18:58 ID:bOjXa2py

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　　　l　　　　　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |
　　　l　　　　　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 l
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　美女と、美少女が一人ずつ。

　　　　　　　　　　　　若く弾力があり、指先を食い込ませれば反発する大巨乳を独り占めする優越を堪能し。

　　　　　　　　　　　　　　　　隆起した肉棒を、熟れて実った大質量の爆乳で包まれる極楽を味わう。

　　　　　　　　　　　　　　　激戦の疲れと。満たされた食欲とがまじり、ふやけた頭がさらに蕩けていく。

　

2848 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 20:20:05 ID:oYP1083R

ライドウは抱かないんですか（小声

2849 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 20:24:25 ID:bOjXa2py

　
.　　　　　　 　 _　‐ニニニニニニニニニ‐　_　　　　　　　　 　 ／
. 　 　 　 　 ／ニニニニニニニニﾆﾆ二二二＼ 　 　 　 　 　 (: :{
　　　　 　 _ﾆニニニニニニニニニニニﾆ二二ﾆ_　 　 　 　 　 ＼. :''"ﾟ~￣~ﾟ"'': : . _　　　　　 　 　 　 ＿＿_
　　　　　/ニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ, 　 　 ＿／.: : :. :. :. :.| : ＼: : : : :~ ‐ _　　　　 　 ,'´|　┼｀',
　　　　　ニニニニニニニニニニニニニニニニニ}　／ ／.: : : : : : : :. :.|: : : :|: : : :＼ : : ＼　 　 　 i　ﾚ c!、 ｌ
.　　 　 |ニニニニニニニニニニニニニニ二二二／ ／ : : : : : ／: : : : |: : : :|: : : : : :＼ : : ＼　 　 ｌ　　 あ　|
.　　 　 |ニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ二／: :/: : /: :/.: : : : : :.|: : : :| : : : : : : :‘i, : : : :　　 l　　 つ　′
.　　 　 |ニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ/ :/ : |: : :|＼|: : | : : : /: : : /: : : ＼: : : :‘i, : : : :　 ゝ　♥　/
　　　　 二ニニニニニニニニニニﾆﾆ二二二二|: :|: : :|: : :|: : |＼| : : /: : : /: : : : : : ＼ : : }/⌒} :　　  ￣
.　 　 　 ＼ニﾆﾆ二二二二|ニニニニニニニニ八 :|:ノ |:_:_:|＼|: : | : /: : : /: : : : : : : : /⌒{_}_／ : |
　　　　 　 ∨ニニニニニﾆ|ニニニニﾆﾆ二二__|￣　　　辷----z|.:/: : : /＼＿＿＿ {＿/⌒＼ : |　　 )
. 　 　 　 　 ∨ニニ二二二|ニニニニニﾆﾆ二|　　　 　 ::/::/:￣´::|/..: : / : : : : : : : : ／ / : : :| : ＼__／
　　　　　　 「∨ニニﾆ二二＼ニニニニ二二∧　 　 　 　 .::/::’:::/: : : / }: : : :──.:＼_|: : : :.| : : :|
.　　　　 　 ﾉ／￣￣￣)ニニﾆ＼ニニニﾆ二:{:/　　 　 　 　 u　 /: : : /　}／⌒}.: : : : :.| |: : : :.| : : :|＼
.　　　　　／ ／￣￣ニニニニニ＼ニニニ二{　　　　　　　 　 /: : : / ／⌒) / : : : : : | |: : : :.| : : :|　)}　　　　ちゅっ♡ ちゅぷっ♡
　 　 　 /　　￣￣￣＼ニニニニニニニ二厂{　　 　 　 　 　 /: : : /_______,／:／ ／ : | | : : :/ : : /∨
. 　 　 /　　 ￣￣￣＼｣ニニ二_ノ￣￣￣　　 ￣〕ｈ｡　　 　 /: : : / 　 V :/／: : : : :＿| | : :/ : : /|: :|　　　　 れろ……♡
. 　 ／　　　──‐┬┘‐ニﾆ厂　　　 　 　 　 .／ :|: :.|∧ 　 | : : /)　　 ∨ ／￣￣ 　 | |／ : : / :|: :|
　　{　＿／￣＞''"ﾟ~￣￣~ﾟ"''　　　　　 　 　 .( : : :| :/.:.∧ 八: : |/ 　 ι∨ /　 　 　 ／: :／ /: : | /＼
　　∨ニニ／ニニﾆ二二二二二＼　　　　 　 ＼: ＼ / ∧　 ＼＼　　　 ∨　　 　 /: :／: : / : : :|:{ ＿)
　　/ニニニニニニニニニニニﾆ二＼　 　 　 ／＼: ）＿∧　　 )／⌒｀`　＼　　 /／ |: : /: : : :∧＼
_／ニﾆ/ニニニニニニニニニニニﾆﾆ, 　 　 (__／⌒ ＼　 　 ／　　　　　　　' 　/{＿/|: /: : :／ ):|　 )
‐ニニ/ニニニニニニニニニニﾆﾆ二ﾆ　　 　 /　　°　　　 /　　　　　　　　　´, ＼:/: |/: :／＿／
ニニ/ニニニニニニニニニﾆﾆ二二二|　　.／　　　　　 　 /　　　　　　　 　 　 ´　/: : |:／
ニニニニニニニニニニニニニニニ二| .／　 　 /　　　　/　　　　 　 　 　 　 　 ´ ＼: :＼
ニニニニニニニニニニニニニニニ二|　 　 　 /　　　　/　　　　　ι　　　 　 　 |　　＼: :＼
ニニニニニニニニニニニニニニニ二|＞''^ﾟ~ﾟ^''　 　 :/　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　￣|＼
ニニニニニニニニニニニニニニニ二|　　 　 　 　 ／　　　　　　　　 /　　 　 　 |　　 　 　 |: : )
ニニニニニニニニニニニニニニニﾆ∧　 　 u　／　　　　　　　　　 /''^ﾟ~　　　　|　 　 ＼___／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なぜ、今かと問われれば理由は多々と浮かび上がる。

　　　　　　　戦いで消耗したマグネタイトの補給だとか。過剰に得たそれを、分け与えるための魔術的な儀式のためでも良い。

　　　　　　　　　　　　　　　　　それとも、命の危機に子を残す本能が刺激されたと言うのも有りだろう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いずれであっても。それ以外であっても。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今、この場で肉欲へと浸る自由は誰にも侵されることはない。

　

2850 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 20:28:59 ID:D5B/i+Db

今日はもうOFFの時間です。じっくり楽しみましょう。

2851 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 20:30:13 ID:bOjXa2py

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼人_人从_／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ）..| ーl- （
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　　　　　　　＼､_ﾉし／　 ／: : : :/ : : : : : : : : : ＼ : ＼: : : : ＼: : : : :＼／　　　　　 　 　 　 　 　 ）　　あ　.（
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　　）　 ツ （ : :// (__／イ: : : :..| : : |　＼: : :.|: : : :.|: : |ｘぅ天天ミ=:|　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／"⌒Y⌒｀＼
　ノ. 　 (⌒⌒) /こ|: :|: : | : : __xぅ天ぅミｘ＼ |＼: :.|xf^弋;__ツ ノ| _|　　　　|
　￣｀v-＼／ ||二|: :|: : |: : : :人　弋;;;;;_ツ ＼　＼__ι ⌒''’:::: |叭　　 　 し
.　　　　/: :/ /:|二l :/: : |: : : :小ﾞ"''⌒::/::/::　　　　 :/::/::/::/::/:|: ∧
　　　 /: :..／: :|二|/: : 八 : : : |Λ::/::/::/ 　 　 ::　　 　 　 　 ∪|:/:∧
　　　 | ／: : : :|二.ﾞ : /　 ＼ : | 込、　　　　　　､　　　＿　　　人:/ ∧
　 　 ／: :..:.／:|_/: : /' ⌒＼)八: : 个　　　　 r　-‐ 　 　 ） ／ : { ＼:∧　　　　　　　　　 　 　 　 __「￣ |_ 　|￣|_
.　／: : : ／＞''/: : /　　　／ ／＼ :＼/＞ 　 　 --　　 イ: :　 ／ 　〉∧　　　　　　　　 |￣￣|　[__ 　 　 _]　丁　|
_/: :..:＞`｀　　 |: : :|　 　 /: :/ : : / ): : |｀`'ヽ､ﾆ=-　‐ﾆ: :／￣　 　 / : ∧　　　　　　　  |　 　 |　　 |　　 |　　　￣
＞`｀　　　　　 |: : :| 　 _｣L�佝�廊｣_ ﾉ 　 : : ＼: : : : ／　　　u 　/ ／|:/＼　　　　　　 |　 　 i　／　 　 |_
　　 ν　 　 　 |＞''`｀::: 　 　 　 : : : : :｀`〜､、 : : 　 _,　　 -─…─-=ﾆ_　u＼　　　　  |＿_＿]{ （_） 　 __|
　　　　　　 ,　'⌒ヽ:::::::::::　　　　　υ　 : : : : : :＞''^｀　　　....::::::( ⌒ ):::::...｀`丶､　　　　　　　　  ＼_＿ノ
　　　 　 ／(::::⌒::ﾉ::::::::::::　　 　 　 　 　 : : ／　　　　　　 :::::::::::::::::::::::::::::::::　 　 ＼　　　　　　　　　  |￣￣￣￣}
　　　　'ﾞ　 ::::::::::::::::::::::::ノ　　　　　　　　 ／　　　　　　　 　 :::::::::::::::::::::::::::::　　 |　　`､　　　　　 　 　 ￣ｱ 　,．'´
__､‐ /　　　　　　　　　　　　　　　　　 , ﾞ　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　 |￣ ＿_ ｀ヽ、
　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　 /: :　　　　　　　　　　　　　　　　∩　 　　|　 |　　　　　　　　　  ,ﾆﾆ、　}　　}
.　,′　　　　　　　　　　　/　　　 　 .′: :　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | {　　 　 　 |　　　　　　 　 　 { ０ ｀ｰ´　 /
　′　　　　　　　　　　　（ﾉ　　　 .: l: : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　　　　　　 ｀ ｰ---‐ ´　 ＿__
. {:　　　　　　　　　　　　　 　 　 : : |: : : : : :　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 i　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　　/
. {: :　　 　 　 　 　 　 　 　 　 : : : : |: : : : : : : :..ｉ　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　/
　l: : :　 |　　　　　　　　　　　 : : : : |: : : : : : : : | :　　　　　　　 　 　 　 　 |　|　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　　/---､　 __,,
..∧: : : :|　　　　　　　　　　　: : : : ！: : : : : : :..|: : : :　　　　　 　 　 　 　 :|　|　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　 ' ,、 　 ｀´ /
.　∧: : :|: :i 　　　　　　　 : : : : : : : ‘,: : :( ): : : |: : | : : :　　 　 　 　 　 　 :|　. : : : :　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ____,ノ ＼＿__/　　　/⌒'Y'⌒ヽ
　　∧: :|: :| : : : : : : : : : : : : : : : : : : :',: : : : : : : : :.:| : : : : : :　 　 　 　 .: : :|: : : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 {￣￣`､　|:::l⌒'⌒l:::|
　　　｀､: : | : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ',: : : : : : : :..:|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ￣つ　ﾉ　＼｀Υ´／
　 　 　 ＼: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ',: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ν: : : : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀¨´　　　＼／
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――そうしたい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　抱きたい。抱かれたい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　気持ちよくなりたい。気持ちよくしてほしい。気持ちよくしてあげたい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　異性と触れ合う悦びを共有することこそを目的に。

　　　　　　　　　　　　　ここに。心と体を許した相手が生きていることを感じ合うために、三人は共に蕩けていく。

　

2852 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 20:35:10 ID:fbeluHEy

互いにやりたくなったからやる

2853 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 20:38:00 ID:D5B/i+Db

ボリュームたっぷりおっぱい

2854 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 20:38:54 ID:bOjXa2py

　　　　　　　　　　　　　＿―二￣＼
　　　　 　 　 　 　 　 厂―ニニ二二＼
　　　　　　　　　 　 /-=二二二二二二＼＿
　　　　　 /　＼＿＿ =二/二二二二二厂　〈⌒＼　〈＼＿　　　　　　　　　　　　＿　＿
　 ＿ r- 「 ー‐,　　　／ |＿＿＿＿二｛ 　　 V::::::::＼∨//〉　　　　　　　＿―￣:::::::::::::￣―＿
　 ヽ　￣_|　「__ r ､ （__ /| ＼　　　 ( ￣`､　　 ＼:::::::: 〉///　　　　＿―￣:::::::::::::::::: :: :: :: :: ::::::―_
.　　 }　γr 　r-　 Y // √ ﾆ＞‐､　＼＿＼＿＿｀¨´　∨＿ ―二-／:::::::::::::::: :: ::　. 　 . 　 　 　 `､
　 ノ　 { {_|　ﾚ'ノjノ 乂__　 ￣:::::::::ﾉ　　　　＿＿＿__―二二二―￣::::::::::::::: :: ::　.　　. 　 　 　 　 　 ｀
　 ヽ 　　 ￣ｒー ､　／ /::::::::::::／_､-''"~￣　＿―二二二―￣:::::::::::::::::: :: ::　.　　.
　　　 ） 　　　⌒_)ﾉ（＿　 二-└_＿　―二￣ 二二二― ∨ /:::::::::::::: :: ::　.　　.
　 ／　(⌒'⌒）　　／  二―　￣―二二二二二―￣. : 　 V: /::::::: :: ::　.　　.　　　　　　　　　　　　　　　_|∠＼
　 ⌒ヽ ＼ (⌒'⌒）￣＿―二／￣＼二二―/. : :∧ 　 　 ∨::/::: :: ::　.　　.　　　　　　　　　　　 　 　 ／|_ ,　　 、
　　　＿ ＼/ ＼／  二二二／ |. : : :|. :＼／∨　 /‐-'，　 　 ∨:::: :: ::　.　　.　　　　　 　 　 　 　 　 　 7（_乂　)　 |
＿―　＿―ﾆ二二二二／/. : |〉　C≧≠彡'　 /≠彡っ　 ハ}:::::: :: ::　.　　.　　　 　 　 　 　 　 　 　 「　　　ツ　［
＿ ― 二二二二二二（. :/　　 V,>､　乂' '/. ／l> ' 'ノ　　ｲ∧::::::: :: ::　.　　.　　　　　　　　 　 　 　 　 ］ ー七_ 　 」
二二ニニニニニニニﾆ〉　/　　乂「¨⌒ア／　　　＿ﾌイ　V∧:::::: :: ::　.　　.　　　　　　　.:　 　 　 　 「　（_乂__) ［
ニニニニニ二二二二/　/　 ＼＿｀¨´ イ　 〈/　　＼　　ﾉ「V∧:::::: :: ::　.　　. ／￣＼／　　　 _|∠＼＼　 -七　|
二二二二二二二ﾆ／ : //　　　/¨⌒＞., 　　　 ,.イ⌒¨´: :V,V∧:::::::: :: ::　.　(　　　　　　　　／|_ ,　　 、 . (乂 ） 7
二二二二二ニ-／/ : ://　:/　/ : : : :厂⌒＞＜⌒]　:　: :: ::V,V∧￣￣￣￣　　　　　　 　 ｝（_乂　)　(⌒⌒)ツ./
二二二二二 ／|::/／//　:/　/ : : ＿」二〉　Υ　 /]＿＿ ＿ V,V∧⌒'，　　 　 　 　 　 　 ｛　　　ツ 　 ＼(⌒⌒)
二二二二 ／　 |::: ＿―二￣＞‐ﾆ二厂　¬―＝ニ二二＼￣￣＼'/∧　　　　 　 　 　 　 ヽ(⌒⌒)／ 　.＼／
二二二 ／　　　―ﾆ二二二二二二/　　　　　|　]二二二厂＼　　　V/∧　　　　　　　　　　　＼／
＿＿_／　　 　 |ﾆ二二二二二二ﾆ/　＿―￣￣￣＼　乂｀¨´ﾉ￣~ﾟ"''＜∧
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　　　　 　 厂二二＞l''´　　 　 √^W/∧　　 |:::::::￣＼　　　　 :: . 　┌' ::/　/////,}　　　　　　　 〈　 ／,　乂_/　 ＼＼/
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　　　＼(⌒)::／⌒ヽ|-ニニ二:::::::::::::::::＼ '＜///////＞''´二二二二二二| . . ./-┌ 厂��　 ｉ:: |:: |　　　　　　　〈　 〈
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　　  ／　 ,　/ 　 __　〈 ＼＼/ ::::::::::::::::::::::::::::∨ニニ＼ニニ/　　:.　　＼ﾆ/ﾆ∧乂二乂＿＿厂ﾌ　　　　 　 　 　 i⌒⌒i
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:/ : : / : : :/ /二二二―＼　V ::/　　 　 　 　 V二二二―／＼　:　　 （ニ二二二ﾆ|　　　 :::::::::::::::::::::::::::/＼
: : : / : : :〈 /二二二二ﾆ―∨::/　　　　　　 　 ∨二二二二ニ-＼／⌒＼ニ二二ﾆ|　　 　 ::::::::::::::::::::: /二ﾆ-
: : / : : : : :∨ニ二二ニ―／::::′　　 　ι 　 　 Vニ二二＼―二二二―／ニ二ニ|　 　 　 :::::::::::::: : /二二ﾆ―
: / : : : : : : :∨ニニニ―/ : ::::　　　　　　 　 　 　 ｀'くニニ二＼￣ ｎ￣／二二ニニ|　　　　 ::::::::::: : /二二二二―
/ : . : . : . : . 厂二二二/ . : .::{　　　　　　　　 　 　 　 ｀ ＜ニニ＼公／二二ニニニ| 　 　 　 ::::::: : /二二二二二―
. . . . . . .　／ﾆ二二ﾆ７　. . . :{　　　 　 　 　 　 　 　 ） 　　 ＼ﾆ―ν二二二二二ﾆ」　　　　�U::::::/二二二二二―
. . . . .　／二二二二〈 　 . . . {　　　 　 　 　 　 　 ／　 　　 |　＼―二二二厂￣￣　　　　　 |:::::/二二二二二―
. . . .　/二二二二二ﾆ〉　. . . {　 　 　 　 　 　 　 (_／　 ゜　 し'　 ＼＿＿ /　　　　　　　　　　|ｉ:/二二二二二―
. . .　/ﾆ/ﾆ/ﾆ/ﾆ∧ﾆ/　　. .　'，　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　‘,　 ::　 　　υ　　　 　 　 ||-二二二二―　 . ／
. .　〈ﾆ/ﾆ/ﾆ/ﾆ/‐ﾆ/　　　　　‘，　　　　ν　　　　　 　 　 　 　 U 　 '.　{　　　　　　　　 　 　 ||二二二二―　 ／
　 　 V-/ﾆ/ﾆ/イノ　　　　　　　ﾟ，　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　}し　　 　 　 　 　 　 　 八ﾆ二二ﾆ― ／
　　　 ｀¨¨└ ￣　　　　　　　　　 ﾟ，　　　　　　　　　　　　　　　　　 　}　　　　　　　　　　　 /-二二二―／／
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　恋情と言うには熱く。愛情と言うには淫らで。色情と言うには、胸が高鳴り合う。

　　　　　　　　　　　　　　今。相手が必要だと叫ぶ心と体を一致させて、やる夫たちは隙間なく絡み合っていく。

　

2855 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 20:44:48 ID:bOjXa2py

　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　　‐　¨¨￣￣￣¨"''　 、
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ′　　　　　　　　　　 　 　 　 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::ヽヽ　 　 / /:::ヽ ヽ 　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ゝ- 'ノ　　　ゝ ゝ‐ ' ノ 　　　　　 　 　 i|
　　　　　　　　　　　　　　　 　 （　 　　 i 　　 　）　　 　 　 　 　 　 　 　 i|
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 i| ｀ｰ┬'＾ｰ--‐'′　　　　 　 　　　　　　 i|　　　　　花梨……そろそろ、いいかお？
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　‘，　 丶　　 )　　　　　　　　　　　　 　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ‘， 　 ￣　　　　　　　　　　　　　　　/
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 `　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 `､
　　　　　　　　　　　　　　　 　　／　　　¨^^^¨´　　　　　　　　　　　　　`､
　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　 ｀､
　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 i|　 　 　 　 　 ヽ
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 冫　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 i|　　　　 　 　 　 ､
　　　　　　　　　　　　　　,′　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 i|　　　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 i|　　　　　　　　　　 ｀､
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　息を荒げ。熱のこもった眼差しでやる夫を見つめる少女の頬を撫でて問う。

　　　　　　　　　　　　　　　　こうして三人で絡み合う時。たいてい、やる夫は花梨から事を始めるのが常だ。

　　　　　　　　どちらを優先すると言う話ではない。ただ、行為への余裕の有無や距離感から自然とそう定まっただけである。

　

2856 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 20:49:29 ID:bOjXa2py

　
　　 　 　 ,l 　 ーz
　　　　 /　､_ノ .｛
　 　 　 { ー フ　.|
　 　 　 { 　 (__ 　|　　　　　　　　　　　 　 -──-
　 　 　 { 　 ：　　|　　　　　　　 _､‐^ : _､-''~: : : : : : : :｀`ヽ､
　 　 　 { 　 ：　　|　　　　　　 ／: : : ／: : : : : : ／: : : : : : : : ＼
　 　 　 { 　 っ　 |　　　　  ／─ :／: : : : : : ／: : : : : : : : : : : : ´_
　 　 　 {.(⌒⌒) |　　　  _─: : : : : : : : : :／ :/ : : / : : |: : :|: : : :´_
　　　　 ヽ＼／./　 ／ / : : : /: : : : : :／: ／.:／/ : : : |: : :|: : : : :´_
.　　　　 　 Y⌒　  (＿√￣ /: : : ＿/＿＿／／_: : : :/: : / : |: :|: :´_　　　　ｺｸｯ
　　　　　　　 　 ／⌒只＼/: : : : : / : : ／／: : : : : :/: : /|: : |: :|: : :´_
.　　　 　 　 　 / /: : |ﾆ|: :7 : : :jI斗斥笊ミﾒｘ ＿／/: : / ＼/ : | : : |:´_ノ
　　　　 　 　 / /: : : |斗ｰ|: :| : : 人 Ｌしr)　㍉　　/ :／___|/＼/: : : |: |_
.　　　 　 　 /{ :| : : : |ﾆ(　|: :|.: : :.|''^￣￣　　 　 　 ^笊かﾐx_/: : : /|: |ﾆ_
. 　 　 　 　 | ∨ /: : |_∧_|: :|.: : :.|／/／/　　 　 ' 　 ＼リ　㍉ : :∧|: |Z|ﾆ
　 　 　 　 八: ∨ : : : |ﾆ| |: :|.: : :.| ∪　　　　　　 　 ／／’ノ: : :/: /|:/ﾆ|ﾆｉ＼
.　　　　　　 ∧: ＼: : :|ﾆ| |: :| : : ∧　　　 　 ‐‐ ､　　　　⌒〉:／／ :/ |Z|ﾆ|　)}　　　　　　　　――――――――んっ♡
.　 　 　 　 / ∧ : : ∨|ﾆ|人八 : : ∧､　 　 　 　 　 　 　 ／ﾆ=-─-＞‐く⌒Y
.　　　　 ／:./ ∧ : : | |__|　.}＼＼: : | )>｡,　,､ ‐''"ﾟ~＞''^｀　 　 　 　 :::::::::｀ー`ヽ、
　　　　( :／ :/: :|: : ﾉ:|: :|　/　 ∨＼|　 　 /: : ／⌒　　　　　　　　　　　 :::::::::::::::::'i，　　　　　_rｭ
　　　　 ＼／/: :|／ /: /_/{＿ノ : : :|〉　 /: : /　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ‘,　　 　 〔三三〕__
　 　 　 ／／ ／: : /／: : : : : :_:＿ノ　／: : /　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ::　　　 　 |-{　こ
.　　 　 { /: : :{ : : ／: :_｣LﾕL｣_‐- 　 / { : : {　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　::　　　　　￣
　 　 　 人: : 乂_＞''´　　　　　´"'　 {:　＼: ＼＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :ｉ　　　　　 くゝ(O)
　　 　 (:__ ＞''´　　　　 　 　 　 　 　 : : : : ￣￣　)　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 }　　　　  〔l )〕 l〕__lゝ
　　　 (_'__ﾉ:::::::　　 　 　 　 　 　 　 　 : : : :　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 :　　　　　　　　　 ⌒))
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.　　 ′::::::　　　　　　　　　　　 　 　 　 : : : : : .　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 . : : :′　　　　　　 //＾Lノ〉
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. 　 :: .: .　　　　　　　　　　　 　 　 . : : : , 'ﾞ: : : : : : : : : : : : :￣　 　 　: : }
. 　 ´_ : : .　　　　　　　　　　　 . : : : : : ´: :　　　　　　　　　　　　 　 : : ﾉ
　 　 ´, : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :／
　　 　 ＼: : : : : : : : : : : : : : : : :_‐~: :
　　　　　 )>｡,: : : : : : : : : : : :イ: : :
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　羞恥と快楽で顔を真っ赤にして。汗に濡れた体をそのままに、花梨は頷いた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　されるがままに近く。けれど、自分が良くなるような体制で。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　男がより喜ぶと理解した姿で、恥ずかしげに花を開かせた。

　

2857 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 20:56:33 ID:bOjXa2py

　

　　　  ＼人_人从_／
　　　 　 ）　ｰ匕　（
　　　  ＜　 (乂 ）　＞　　　　　　　　　　　　　　 　 _｣L∟L｣_
　　　　　 ）　　あ　（　　　　　　　　＼ J{　 　 ＞`｀ : : : : : : : :`丶､　　♡
　　　  ＜　 ｰ匕　 .＞　　　　　　　　 7 ⌒ ／/ : /: : : : : : :＼: : ＼:＼　　　)
　　　 　 ）　(乂 ）.（　 　 　 　 　 　 　 　 /: :/ : : |: : : :|: : : : |: ＼: :＼ ＼／　　／(＿
　　　  ＜.　　 つ　 .＞　　 　 f^Yl　 ゜　/: :/ : : : |: : : :ﾄ 、 : |__,: :|: |: :∨〉⌒＼　　（_
　　　 　 ）　　：　 .（　　　　 　 ＼|　 (_/ : : :_____ノ : : :.|: : ￣|: : : |: |: :|:〈∧: : :∧
　　　  ＜　(⌒⌒) .＞　　 　 　 　 　 7 : : :|: :|: : :|: : : :|: : 二|_,／∨: :| :∨∨ : ∧
　　 　 　 ） ＼／ （　　　　　　　　　 /|: : : :|: :|,二,,￣￣　丈赱 ≫|: :/ : :|ニ＼ : :|＼
　　　  ＜　(⌒⌒) .＞　　　　　　　  | |: : :八xf丈赱 ､ 　 :/::/’/::/／|: : :|＼ニ＼|__)}
　　 　 　 ） ＼／ （　　　　　　　  ／| :＼∧:ﾊ::/::/::　　　　　　 ／: :./: : :|ニ|＼ニ〉＼
　　 　 ／"⌒Y⌒｀＼　　　　　 ∥　|: :/: : |叭 　 　 r'⌒ヽ　　 /: : /: : :/|ニ|: |＼＼ |:＼
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 {[＿|:/ : : :|:沁u　　 ゝ 　┘　/ｲ..:/ : :/| |ニ|: | : |＼＼: :)
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　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／{　 　 .／: :〈| /: |: :|＼|　　 }￣　 人_|:_:_/_／⌒＼: :| : | 　| : : }
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　　　　　　　　　　　　_ノﾆ／　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　 　 ∨|　 ):／／
　 　 　 　 　 　 　 厂|二/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 } |；／
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ニニニニ二二二二＿＿＿/---- イ　　　　 　 　 　 ⌒^'冖冖'^／　|:　 　 　 ∨　；
ニニニﾆ二二二／　　　 　 ＿__／⌒}　 ＿_　　　　　　 　 　 　 {　　 |:　　　　　∨　　　 ,⊆ 乙00
ニニニニﾆ二／ /￣￣￣＼　＿__／ ⌒冖⌒　　　　　　　　　　，　 |　 　 　 　 }　　 　 `７⊂′
ニニﾆﾆ二:／　 /　　　 　 　 |　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ |　　 　 　 /　；　　　 `‐┘
ﾆﾆ二二／　 　 |　　 　 　 　 |,ノ　　　　　　　　　　　|　　　　 　 　 　 ＼　　 　 /　　　　　　 ,勹
ﾆﾆ二／　 　 　 |　　　　 |　　|　　　　　　　　　　　　∪ 　 　 ／⌒　　　 ＼＿/　　　　　　 く く
.＼_,,人　　　　_/　|　　|　＼　＼　　υ　　　　　　　　　　 ／　　　 　 　 　 ‘，　　　　　　　  ＼）
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　 ＞`｀　　 (__／　　 ＼　＼__ ＼__)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 }　　 て　　　　  己ﾉ
`｀　　　　　　　　　　‘， ＼＿_)─＼　　　　　　　／ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ￣｀`ヽ､　　 (⌒⌒)
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　　　　　 　 　 　 　 |=ニ|　 　u 　h　　　　　{　　　　　　　 　 　 　 __ｎ＿
　　　　　 　 　 　 　 |=ニ|＼　 ／八　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ７/ﾆ ´
　　 　 ｕ　　 /⌒ヽu|=ニ|　 Уニ/ﾆ＼＿__ノ　　　　　　　　 　 　 └'つ ）ｎ　_,ｎ_
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.　　　　　 　 |=＼__)ニニニニニﾆﾆ人　＼　 ／⌒〉　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｀ｱ 勹 r┘
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.　　　　　 ／|ニニﾆﾆニニ／ニニニ￣￣ニﾆﾆ/＼
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　若い蜜壺が濡れている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　軽く触れる指にびくりと反応を示し、花梨が淡く腰を仰け反らせた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　甘く、小さく訪れるアクメの波をそのままに口から喘ぎ声と共に逃がしてやる。

　

2858 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 21:00:44 ID:bOjXa2py

　
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾄ人人ｨ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＜＿ノ て
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ) 　|　(　　　　　　　　　　 ＼J{
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈 /￣/ ＞　 °υ　 　 　　7 ⌒　＿＿＿_
　　 ﾚ十､　　　 　 　 　 　 ｧ'⌒ヽ　 ノ　　/ッ( ´:＼ 　 　 　 　 　 r --┐_＞─: : :＼＿
　 　 ノ-'　　　 　 　 　 　 ( 　　..::.)  ⌒(⌒⌒)厂'⌒＼　 　 r─＜}　　 乂_|＿＿: : : :＼＼
　　　 つ　　　　　　　　　  乂:.:.:.ノ　 ＿ ＼／ /　￣￣＼厂￣￣　　::/::/::/|＿＿_: : : : ∨
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　　　 こ　　　　　　　　　　　　　 {: :{￣￣八 |　 ＿＿＼|: : : .　　　　　　‘　／ : : : : : ／: ∨　　　　 ﾄ人人ｨ
　　 (⌒⌒)　 ￣￣￣　　　　 　 ＼＿　／￣￣＼＿___|: : : : :　　 　 ι／: : : : : :.／＼: : ﾔ　　　＜＿ノ て
　 　 ＼／ ／￣￣　 　 　 _厂>ｰ-ﾐ__／/￣￣＼: : : : :/: : : : : : .　＿／: :.＿＿／ : : : : : : |　 　 　 ) 　|　(
.　　　　　　　 　 　 　 　 Y´:::::::::::::::::::...｀`ヽ､　　　＼__/　 　 ／￣￣: : :.／ : : : : : : : ＼ : : 厂　　  〈 /￣/ ＞
　　　　　　　 __＞''`｀⌒/::::::::::::::::　　　　 　 ＼_______/　　／ : : ／￣￣ : : : : : : : : : : : } : /　　　 ノ　　/ッ(
　 　 　 厂〉´::::　 　 　 ,::::::: 　 　 　 　 　 　 　 `､　 　u／ : : ／　 ￣＼ : /: :＼＿＿: : ／　　　  ⌒(⌒⌒)厂
.　　　　Υ:::::::　　　 　 ｉ　　 　 　 　 　(__)　　　　 ,￣ / : : ／　 　 　 　 ∨ /: :＿＿:／⌒＼　　　 　 ＼／
.　　 　 八:::::() : : : : .　|　　　　　　　　　　　 　 　 '　 |: : :/　　　 　 　 　 ∨: : : : : :/: : : ＼人_从 人_ﾉ／
　　 　 　 |: : : : : : : : : :|: :η : : :　 　 　 　 　 　 　 ＼＼ |　 |: :　　)　　　 |⌒冖⌒|.: : : :.  ＞ . / 　 ＜
　　　 　 ！: :: : : : : : : :l: : : : : : : : :　 　 　 　 　 　 　 ＼＼_,|＿／　　　　|　 　 　 |: : ／: ＞ ∧__ﾉ ＜
　　　　 　 ､: : : : : : : : : l: : : : : : : : : : :　　　　　　　　　　　: :|: :　　　　 　 |＼＿＿|／: :　 ＞　 つ　 ＜
. 　 　 　 　 ＼: : : : : : : : : : : : : : : : : : :　　　　 　 　 　 　 .: :|: :　　　　 　 |　　　　/: : ／  ＞　　　❤　{_人_从 人_人／
.　　　＼ 　 　 ＼: : : : : : ＼: : : : : : : :　　　 　 　 　 　 　 : : |: :　　　　 　 | 　 　 / ／　 ／Y⌒Ｙ⌒Ｙ　,ニ、　　　　＜
　　　＼ ＼＿ 　 ｀' ─--／＼: : : : :　　ι　　　　　　 　 : : |: :　 　 　 　 |／￣／/　　　　　　　　 ´)　　 ﾉ 七._ 　 ＜
　　　　 ＼＿＿　 　 　 /: :　　　　　　　　　　　 　 　 　 : : /:|: :　　 　 　u|: : :./: :/　　　　 　 　 　 ´＞　　(乂 ）っ ＜
　　　　　　　　　　　 　 ′　　　　　　　　 　 　 　 　 　 : : / : |: :　　 　 　 |／ |: /　　　　　　　　　　  ＞ 　　　♡ ❤＜
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ニニニニニニニニニニ二／: :　　ο　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: :厂　 ／￣￣￣二
ニニニニニニﾆ二二二／: : : :　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 : : : : /　{￣￣二二二二
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そうして。甘イキを味あわせた後、やる夫は花梨を貫いた。

　　　　　　　　　　　　　ぞくんと。少女の中を悦楽電流が満ちて荒れ狂い、たまらないと計りに戦慄きながら鳴く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　性の心地よさを全身で味わい。陶酔した眼差しが、ちかちかと瞬いた。

　

2859 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 21:05:26 ID:D5B/i+Db

エロエロ

2860 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 21:07:31 ID:bOjXa2py

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾄ､_人_,イ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 く　.七_　7  -
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | (乂 ）|　 ―
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　つ.|　 }ﾆ―
　　　　　 ＼人_人从_／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ）(⌒⌒) }二ﾆ―
　　　　　　 ） _ﾚ┴､ （　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿　　 ノ.　＼／､  }二ﾆ=―|
　　　　　 ＜. 　| ー'　 ＞　　　　　　　　　　　　　　　　 γ二二／⌒ ￣｀v-√ .　}二ﾆﾆ―
　　　　　　  ）　　：　 .（　　　　　　　　　　＞''"~￣~"''＜{二二/ . . . . .|〉　　 　 　 }二二ﾆ―
　　　　　 ＜..　　：　　 ＞　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽﾆﾆ{ .. .. .. . |∧ 　 　 .　}二二二―
　　　　　　  ）　ｰ匕　（　　 　 　 　 　 / 　　|　　　　　　|　 Ｖ/{ .. .. .. . |/ﾉ　 　 .　√二二二-|
　　　　　 ＜　 (乂 ）　＞　　　　　　　　　　 |　　 '，　.　|　　V,{二ニニ厂　　　.　√ニ二ニ- |
　　　　　　 ）　　あ　（　　　　　　　  |　 |　 |　　 ∧　　　 　 �Y二二ﾆ|　　　　　√二二二ニ|
　　　　　 ＜　 　.つ　 ＞　　　　　　 |　 |　八 . /‐-'，|　:　　 〈i　　u　|　　゜　　√ニ二二ニﾉ　　　ｒ‐‐00
　　　　　　  ）　　：　 .（　　　　　 へ┐ 八似　/　x芯ｿ ﾉ　 '，/|　　　 |＼　 厂＼二二(￣％　 　 く,勹｜　　 _
　　　　　 ＜　(⌒⌒) .＞　　　/ﾆリﾉ┐乂＞ '　　 ' '∠_ノ . /　| 　 　 　 　 ��二 )二二＼二〉　　　 く_ノ.　,ノ /
　　　　　　　） ＼／ （　　　  /二ﾆﾚ ﾉ〉 :⌒＞　く::｀イﾆﾆ∨ 　 !　　 .′＼��二 )二二｛二Ｖ―　＿　　 └1_|
　　　　　  ／"⌒Y⌒｀＼　　厂 二ア/＿＿厂二〉⌒∨ﾆﾆ＼　|:..　/ }　　��二 )二二‐∨/二二二二―　＿ [][]「l
　　　　　　　　　　　　　　　厂￣Υ／ﾆ二二二/＞''"~￣~ﾟ"''＜:::/ . }＼　�論ノ二二二 〈二二二二二二二二くノ
　　　　　　　　　　　 　 　 /二二 |‐二ニ＝―／　　　　　　　　　ヾ.　}　 . /＼―二二二 ∨二二二二二二二二二―
　　　 　 　 　 　 　 　 　 /二二＞''´　 　 　 /　　　　 .. ＿　　゜　　∨　／―ﾆ＼＿＿_＿ 〈二二二二二二二／￣　 ￣冖-＿
　　　　　　　╋━　　　〈二 ／　　 　 　 　 .′ 　 　 ::::〈_/::　　　 　 | く―ﾆ二二二二二∧　￣―＿-二二／　／
　　　　　　　┃　━　　  V/　　　　　○ 　 {　　： 　乂:;;;:;:ﾉ　　　　.: |:::|＼ ―ニ二二二ニ∧　　 　 ￣―∨　　　／
　　　　　　　┃　━　　　/　　　　　　　 　 ‘, 　 し　　　 　 　 　. :　..::::|::::::＼―二二二二二〉 　 　 　 |　 {　/　　／
　　　　 　 　 ━┓┏┓  ..　 　 ν　 　 　 　 '，　　 　 　 　 . . : . .ノ{:::::|::::::::::::＼＿＿＿＿／:'，＼ __ ﾄ､_人_,イ 　／
　　　　 　 　 ━┓┗┛ ::::;..　　　　　　　　 .: />､.　. . . . : .　._､イ⌒＼ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |　　　 く　.七_　7  ／
　　　　　 ┃ ┃┛┃  :::::::::::： 　 　 　 　 . : ./-二＞……＜二二二ﾆ　乂:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾉ　＼　  | (乂 ）| ／
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二二二　 ┃┗　 　 　 　 ＼ . . . : . . ._､イ⌒ヽ{　　 .＼　　.|二二二{　　　　 　 ｀¨¨¨¨¨¨´　　 | : : : : :  ）(⌒⌒)
二二二二二二二―　..,,,]＿＞…＜⌒U::::::::::::〉､　 ＼〉　 |二二二{　　　　　 　 　 　 　 　 　 | : : : : ノ.　＼／､
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　　　｀¨¨¨¨¨¨¨⌒＼ニ二二ニ}/////|::::／二二二 ＼二二ﾆ/　　 　 ‘､　　／)　　　　　 　 八
　　　　　　　　　　 　 ＼二二-ﾉ/////|:::::＼二二二ニ ＼二/　 　 　 　 ｀¨´／　　u　　 　 //∧
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　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼＼　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　｀¨´　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼／
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　　　　　　　　　　　　舌をだらしなく伸ばし、絶頂の余韻に浸る花梨を横にやる夫はニュイの足を開いて横へ並べる。

　　　　　　　　　　　　　　　　わざとらしく悲鳴を上げた魔女は、艷やかな横目でやる夫を挑発的に見やった。

　　　　　　　　　　　　　　期待に濡れる瞳と股を交互に。にたりとイヤラシく笑って、男の指が濡れた秘部を撫でた。

　　　　　　　　　　　　　　　　親指が陰核を押し込む。中指が肉襞をこそぎ、ぞぞぞっとニュイが体を震わせる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　声が熱を帯びている。うっとりと、肉悦へと染まった眼から雫がこぼれた。

　
　

2861 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 21:13:43 ID:bOjXa2py

　　　　　__人_/＼／{_
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　　　 乂:.:.:.ノ ／| ://: : ／/　 ヽ| : : : |　　　V　　 ﾉ 　 　 ::| : /__/ :|ﾆ| : : : |　 |: : |
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.　　　　 　 (　　 /_／ / /| |　 ／| :／＼)>｡,　　 　 ,.　イ　/ : : |〉 ⌒＼＼＿＼＼＿_}＿
　　　 　 　 ＼／＿__／　| |／: :／　　 ∧ : : ＞＜　∨__/ : : /　 　 　 ∨＿＼＿__／＼＼
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　　　　 ／(: : / : : ＼＿_／＼______／／: :}: : 　 : :／ 　u＼____,／　　　　∨￣＼￣￣　|: :|　 /　 {__ﾉ ｛
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　　　　　 ￣￣￣￣　つ　）　　　  ！　 　 　 　 ∨＼`～､、 ____ l　　 　 　 　 ,: :　 　 : : ／
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　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　八　 　 　 　 :l: :　: : : .　　 　 ∧　 　 　 　 |:　　　 ,:　　　　　　　 　 ／／ .∪∪
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　　  ／／ .∪∪　　　 　 　 |...,. : `｀　 `､ 　 　 　 l:: :　　 　 　 　 　 ‘,　　　 　 | : :u /　　　　　　　　　　 / ,､)
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　  ⊂　ﾆ⊃　　　　  ,.::´　　　　　　　　　 　 ‘,　　　 :l:: :　　 　 　 ＼:u 　 ,　　　 :|: :‐=っ　　　　　　　　　￣lノ. レｒ_)
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　　　￣lノ. レｒ_) 　　　　　(ﾉ　　　 　 　 　 　 ‘,　　　 l : /　　 : : ／ }::ノ{: }　　　.:|＼: : : :
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.　　 　 　 , ﾞ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　　　　V⌒ﾆ‐　_＿}:::::/ 　 　 　 ＼／＼: : : :
.　 　 　 , ﾞ　　　　　　　　　　　　　　　ι ＿／＿　　 　 }-=ﾆニﾆﾆ二/　}　＼ ＼＼＼二)>｡,: : : :
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　余韻から立ち戻り。熱に浮かれた花梨が、果ての先を求めて甘えた声をあげる。

　　　　　　　　　　　　羞恥を越えて淫らに染まった少女の顔は、嬉々として快楽を味わう淫靡な色へ染まっていた。

　　　　　　　　　　　　　　腰が自然と踊る。叩きつけるのに合わせ、グラインドし最奥がやる夫の先端をくすぐる。

　

2862 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 21:21:36 ID:bOjXa2py

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∩　◎
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 l ｌ ∩
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∪.∪ ∠´ ]
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼人_人从_／　　　　　　 　 　 r┘└┐
　　　　　　 　 　 /ニニニニ ＼人._ノ__人 . ） _ﾚ┴､ （　　　　　　　　　　  ￣ﾚ ´r‐┐　／⌒　　　　 　 i　　’ ,　 ﾟ
.　　　　　 　 　 /ニニニニニ　 ） | 米 |ｵ＜. 　| ー'　 ＞　　　　　　　}V^　 ／　 コ |_  {: :/　　　　 ＼､ﾉし'／
　　　　　　　　/ニニニ二二 ＜　.-人-ｸ　..）　ｰ匕　（　　　　　　 )¨´　 ／: : : └─┘　 　　 　 ＿____⌒)て
　　　　　　 　 {ニニニニニ二 ） .|　--　.＜　 (乂 ）　＞　 (｀Ｙ´) 　 　 /: : : : : : : : : : : 只''^｀ : : : : : : : : ´"''～､、，
　　　　　　　　}ニニﾆﾆ二二 ＜.　ﾚ(＿,　 　）　　つ　（　　　＼( 　； ／: : : : : : : ／: ／=|: : : : : : : : : : : :／￣ : : ＼’
￣＼__________/ニニニニニﾆ　  ）　　い　.＜　(⌒⌒) .＞　 ＿＿_／＿／ : : : :/ :／／| |: : : : : :＼＿／: : : : : : : : : ＼
ニニニニニニﾆ＼＿＿___　 ＜.　　 つ　　　） ＼／ （　 ／:／: :_＿_／ : : : : :/ /=/ : //: :＼: : : : :／ : : : : ／￣: : : : :`､ ；
ニニニニニニニニﾆﾆ二{　 　 ）.(⌒⌒)　／"⌒Y⌒｀＼  / :／　／: : : /: : :/: :|ﾆ|_／/／⌒}＼／ : : : : ／ : : ／ : : : : : ,
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ニニニニニニニニニ二二　 ／"⌒Y⌒｀＼ ／　　 ''^ﾟ~ )人 : : {: : : : / : : /:| : /ﾆ/ : {　厂／ : : : : ／ ＼／: :/ : : |: : : : ｜
ニﾆ＿＿___二ニニニニニニニﾆ}二二∧　　／ ο　 ／　 ): :∧: : : |.:..:./　|:./ﾆ/ｰ‐乂／ : ／ :／‐─‐/＼:/ : : /: : : : : | ；
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ニニニニニニニ二二＼}ニﾆﾆﾆ＼　＼_／/　 　 　 }/　 　 u　／　　　　　　　 |: :.| /: :/.:.|: : | : : |　)|　 |: | : |: :|:／
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ニ ∪.∪ ∠´ ]　 　　　　　　 　 ＼　 　 　 　 u　{　　　　　　ν 　 　 / 　 　 /　 ＼ | 　 　 |　♡　　　　　＿ノ／|: : /
ニニニ　 r┘└┐　　　　　　　　　　　　　　　 _人　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 |＼,　　| 　 　 　 　 　 ￣　 ﾉ／
ニニニﾆ  ￣ﾚ ´r‐┐　　　　　　　 }　　 　 　 ⌒　 ＼::::::::::::..　 イ　　　　　 　 　 　 |　　　｜ 人　 　 　 　 ／
ニﾆﾆニ二/　　 コ |_　　　　　　　  }爻　＿＿＿　／ L:ツ＜　 人　　　　　　　 　 ﾉ|　　　 |　　て
ニニニニ/　　 └─┘　　　　　　  大　　　　　　　　　　　　 ＼ 　 >｡, ..::::::::::::.. ／ ！　u ！　　　ﾀﾌﾟﾝｯ❣
ニニﾆ- /　　　　　　　　　　　 　 /uﾆ＼　　　　　　　　η　　 ‘ｉ,　　　＞t_ツ´　 　 | 　 　 |　；　　ﾀﾌﾟﾝ❣
ニニニ/　 ∪　　　　　　　　　　/ニﾆﾆ-＼　　　　　　　　　　　 ‘ｉ,　　　　　　 ／　 |　　　 |
ﾆﾆﾆ-/ 　 　 　 　 　 　 　 　 ／二ニﾆﾆﾆ-＼　　　　　　　　　 　 ‘ｉ,　　￣￣　　　 |　　　 |　；
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　負けじと、やる夫は花梨をうつ伏せにさせて後ろから突きこんだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　豊かと言う言葉では足りない乳房が乱暴に乱れている。

　　　　　　　　完全にスイッチの入った花梨は、暴れる己の乳房へ手を添え高ぶりをより大きくするために揉みしだいた。

　　　　　　　　　　　　　　真横。ニュイが戯れるように、花梨のへそをくすぐり、奇妙な快感を付け足す。

　
　

2863 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 21:29:23 ID:bOjXa2py

　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄ､_人_,从..ｲ
　　　　　　　　　　 　 ＼､ﾉし　　　　　　　　　 　 _,,..､､､､､..,,_　　_从_／　　　　 く　 　　　　　>
　　　　　 　 　 ┃ 　╋┏┓ ニニニ二二＞''~: : : -─-: : : : ~'' ⌒)てニニニニ  ） ＿ノ　　.{
　　　　　 　 　 ┃┏╋┗┛.ニﾆ＼＿_／.: : : : : : : : : : : : : : : : .　ノ(＿_ノ二二　 | 　｜　 　.|
.　　 　 　 　 ＼.　┗┛ニ二二／⌒_:/: :／ : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼∨_＼ニニ |　　 　 　 .|
　　　　　 　 　 ╋━　ニニ= /: : ／:/: / : : : : / : : : : : : : : : : : ＼: : : :∨＼＼ニ |.　, -，　　| ┃ 　╋┏┓
　　　　　 　 　 ┗━┓ニ二/:.／´ /: / : : : : /: : : : : : ＼: :＼: : : :＼ : :∨/:＼'　|　 _ノ　 　 !  ┃┏╋┗┛
　　　　　 　 　 ┗━┛ﾆﾆ:/:// : :/: / : : | : ｜ : : : : : :. :.| : : |: : : : : :|: |:.|＼___}ノ.　　ッ　　 .|　　 ┗┛
.　　　　　 　 　 ┣╋┓ﾆﾆ| { {__,/: / : :|:｜ : |: ｜ :. :. :. :.| : : |: : : : : :|: |:.|＼／:|  ）(⌒⌒)　.{　　┃
.　　　　　 　 　 　 ╋┛ﾆﾆ| :＼/: /.: :.｜:| : ｜ :|: : |: : : :.| : : |: : :|: :|: :｜|ﾆ| : : ノ.　＼／　（ ,／ ┣┓
　　 ﾄ､_人_,从..ｲ =ニﾆﾆ二|: : : |: :| : :| :|,,,|,＿|ノ:|: : | ^'ー|-- |:._:_|: :|: :｜|ﾆ| : : ￣ﾉﾍ √Y ^ヾ　 ┃┗
　　 く　 　　　　　>ニﾆﾆ二|: : : |: :| : :|´|八:_:_|:_:.|: : |: : : :.|___/＼ |: :|: :｜|ﾆ| : : |〉ニニﾆニ=-} 　　┃
　　　 ） ＿ノ　　.{=ニﾆﾆ=/|: : : |: :|: : :^丈¨丈莎|＼|＿xf丈莎 フ∨.: : :./ミ| : : |∧二二ニ=-}　　 ┃
　　　 | 　｜　 　.|  ﾆﾆ二/∧: : :|: :| : ｜{　^''ー''^　 　 　 ^''ー''^　/: : : / |ﾆ| : : | : |ニニﾆ=-〈　　　・
　　　 |　　 　 　 .| ニニ/ | :∧: :|: :| : : 从:/:/:/:/　　'　 :/:/:/:/://: : : ∧ |ﾆ| : : | : |＼ニﾆ=-∧
.　 　 |.　, -，　　| ﾆﾆ/ /|:/:∧ |:八 : : |込　　　　　　　 　 　 ∪| : : /|__]:|ﾆ| : : | : |＼＼二=- }
　　　 |　 _ノ　 　 ! ニ/ ∧|: /: :∨=∧.:｜: :)>｡, 　 「: : : :)　 　 イ| : ｜|　|:|__|＼ | : |　 |: :|=ﾆ=-}／
.　 ノ.　　ッ　　 .|二{: :{ / : ／/ﾆ/ ∧: : : :.|/ ﾆ=- 　__}j .-ﾆ: :/:| : ｜| / : /　u＼ |〉/|: :|ﾆ==-}　　　　 ／|
　　　 ）(⌒⌒)　.{ﾆ=乂/ : /υ|_,/ :/:∧|: : :|￣＼}: : : : :/ ／￣ | : ｜| |: : |　　　 }:|∧／二=-  ／i _／| 　|
　　 ノ.　＼／　（  =___/: :__{＿／| ｜:|　|: : :|　 　 ＼: : :／η　　| : ｜| |: : | 　 　 厂: |ニ二=- |　 | |　 |　 |　　 　 _
　　 ￣ﾉﾍ √Y ^ヾ /: : :/|＼　｜ | ﾉ　| ／　　　　　 　 　 　 　 ＼｜| |: : | 　u ∧: : |ﾆニ=-  |　 | |　 |／　　　　| |
　　　　　　 {／ニニ|: : / /: :∧ﾉ ／　／　　　　　＼: : ／　　　 　 ＼|u＼:＼／:/|: : |⌒＼=- |　 |_|／　 　 　 　 | |
　　　　 　 /-=二二|: : |/:.／ﾆУ　／/　 　 　 　 　 Υν　　　　 　 |:＼　＼_,／ |: : |二二ﾆ |　　 l　ｎ____　　_　|_| ＼人_人从_／
　 　 　 　 {-=ニニ=＼:|: (ニ／　/ : /　　　　　　　　 |　　　　　　 　 |: : :)　　∨/ |:／二二二 |　　/　l　　 |i]i]| l ［］　  ） | 　 ヽ.（
　 　 　 　 {-=ニニﾆ二＼_,/　u　＼{　 　 　 　 |　 　 |　　　　　　 　 |:／ 　 　 〈／ニニニ二 ｉ´　 |／||_冂 l　〈,ﾉ　　 ＜　 V　 ﾉ　＞
.　　　　 　 ＼_＿＿＞''~　′　　 　 ＼　 　 　 ∪　　　　　　 　 　 ／　　 　 　 ∨＼_________ l/|　 ／ 　/ /（｀''´）　 　 ）　　つ　（
　　　 　 　 ___)＞''~　　　 {　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ' 　 ＼　　 　 i／　　 [_/　 ｀Y´　　＜　| ーl-0 .＞
.　　　__r＜　ι_____　-=ﾆ{　　　　 　 （）　 　 　 　 　 |　　　　　　　{　　　　 　 　 } 　 ι＼______　　　　　　　　　　　　  ）.| (_ハ .（
.　　 (＿_____／　　 }ニﾆ从　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　 　（ノ　　　　　　　 厂ﾆ‐　_ 　 　 ⌒＼_　　　 　 　 　 ＜ 　|　　、　＞
　　　　　　　 　 　 √-ニニ,　　-─‐-ミ 　 　 　 　 :人　　　　　　 　 　 ─-ミ　/ニニ_　⌒- ＿　　　}　　　　　　　　  ）　ゝ　‘ .（
　　　　　　　　　　√ニニ=∧: : : : : : : : : : 　 　 u／＿＼　　　　/ : : : : : : : : }/ニニニ_　 　 　 ⌒'‐┘　　 　 　 　 ＜.　　 つ　 .＞
.　　　 　 　 ─ ／| -=ﾆﾆ=/　∨⌒＼: : : : :} 　 ／　 ⌒　 ＼　　 {: : : : ／⌒∨ 〈ニニニ_──　　　　　　　　　　　　　）.(⌒⌒).（
　　　  ／i _／| 　|  ニニ/　 八 ‐- ノ---─''^`ヽ､　 ＿,､‐　＾''ー---人 -- ﾉ　 ∨ニニﾆ_＼　　　 　 　 　 　 　 　 ＜ 　＼／　.＞
.　　　 |　 | |　 |　 |　　 　 _  ν　 ￣　　 　 　 　 　 厂∪{　　　　　　 　 　 ￣　　　∨ニニﾆ_　＼　　　　　　 　 　 　 ／"⌒Y⌒｀＼
　　　 |　 | |　 |／　　　　| |　　　　　　　　　　　 　 }　ﾉ｛{　　　　　　　　　　　　　　 ∨ニニﾆ_
.　　　 |　 |_|／　 　 　 　 | |　　　　　　　　　　　　 ,　(し！　　　　　　　 |　　　 　 　u∨ニニﾆ_
.　　　 |　　 l　ｎ____　　_　|_|　　  } (　　　　　　 　 /　　 　 ，　　　　 　 ∪　　　　 　 　 'ニニﾆﾆ_
　　　 |　　/　l　　 |i]i]| l ［］　　 し　　　　　　　 /　　　　 ‘，　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 'ニニﾆﾆ_
.　　  ｉ´　 |／||_冂 l　〈,ﾉ　　　　　　　　　　　　 /　　υ　　 ‘，　　　　　 　 　 　 　 　 　 'ニニﾆﾆ_
　　  l/|　 ／ 　/ /（｀''´）　　　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　 ‘，　　　　　　　　　 　 　 　 'ニニﾆﾆ_
.　　　  i／　　 [_/　 ｀Y´ 　　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　 　 `､　　　 　 　 　 　 　 　 　 'ニニﾆﾆ_
　　 /-ﾆニニﾆﾆ′　　　　　　 　 　 　 ／　　　　　　　 　 　 　 `､　　　　{j　　　　　 　 　 'ニニﾆﾆ_
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　攻め込まれ。解され、征服されていく。

　　　　　　　　　　　　　ゆさゆさと揺れる乳房が桜色の残像を残し、跳ね回る回数だけ花梨の奥が悦楽に染まる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　かき混ぜられる膣の快楽はたちまち溢れ、アクメへと数度。

　　　　　　　　　　　　　とろりと少女の目が溶けた。忘我の中。性の快感だけへ染まりきって、肉悦に流されていく。

　

2864 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 21:31:00 ID:D5B/i+Db

ドスケベな子だ

2865 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 21:34:05 ID:D5B/i+Db

完全にやる夫専用に開発済みですね

2866 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 21:34:57 ID:bOjXa2py

　
　　 ﾄ､_人_,从..ｲ
　　 く　　　　　　 >
　　　 ） 身寸 　 {
　　　 |　　　　ﾀﾞ |　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _ﾆ=--=ﾆ_　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 (
　　　 |　米青　 .|　　 ＼_人　 　 /{⌒,. : :''´: : : : : :ヽ: : ヽ､　　、　　　　　　　　　　　 } ＼_人_/(
　　　 |　 i　　　　|　　 ＿)　　 ／⌒∨: :／ : : : : : : : }: : : : ＼　}＼　　　　　　　　　　｝_|___ l l　｛
　　　 |　 し　　　.|　　　　　 / : : : 只: : :-─…─-:/＿: : : : :∨／　　　　　　　　  }｀　 |_ ,_　　 |
　　　 |　 ーｧ 　 .|　　　　　 /: : ／ 八＼: : : : : : :／{: : : :￣＼ }⌒＼　　　　　　　  }　(_乂　).　 {
　　　 |　　（　　　|　　　　  /: :く二/|ﾆ|_/: : : :￣: : :/ : : : : : : : ∧＼:∧　(／　　　 }r‐ ､____)　　〉
　　 ノ.　　ッ　 　 !　　　 /|: | : : :// / : : : : : : : : :/ : : : : : :／|ﾆ|／|: :}　 て　　　 八_______ノヽ (
　　　 ）(⌒⌒)　.{　　　 /. |: | : :// ∧: : /: : : :￣/＼ : : : : : : |ﾆ|: :/: /　　　　　  ⌒) r‐‐ '' ´っ❤
　　 ノ.　＼／　（　　　  | /| :|: /.:|ﾆ|_ﾉ∨: : : : : : { : : .: : :. :. :/:|ﾆ|:/: / |　　 　 　 　 }　ー‐　( Ｙ ) ＼
　　 ￣ﾉﾍ √Y ^ヾ  。　ﾚ/|八:|: :|__| {　 ＼__,,,,／∨/: : : :／: :|__|: :/|.:.|〉　　　　　　 }♥/⌒＼)／ ⌒ ＼
　　　　　　　　　　　　/'／: /|＼: : ∧　ιﾉ　　: : ＼__／ |: : |/／: :|.:.|　；　　　　  ﾉ '
.　　　　 　 ｧ'⌒ヽ 　 {/: :／ :| : |＼〉_＞`｀　　　　: : {　＿|: :/ : : ／ 八
.　　　　　 (　　..::.)　 /／ ／/／￣~ﾟ"''　　 　 　 ''"~⌒　/:/: :／: :./＼＼
　　　　 　 乂:.:.:ノ　 {:(　/　 |: :|　　　　　　　　　 　 　 　 | :|／　＼{: :/| : |〉
　　 　 　 　 　 　 　 乂/　:八: |　　　　　　　 　 　 　 　 八:＼_　　 ∨ |: /　　　　 ＼人_人从_／
　　　　　　　　　　(_／′　　 ＼＿　　　.:/　 　 ',　　　(　 ＼{⌒　　| /:〈______)　　　 ） 日穴 .（
　　　　　　　　　 　 　 | {: :　 　 　 　 　 :/　　　: :',　　　　　　)　: :}　| ＼＿／　　  ＜ . ﾉ.|.至ﾅ ＞
　　　　　　 　 　 　 　 | :l: :　　　　　 .:／　 ::　 　 :',　　　　　　　: :}　|　　　　　　　 　 ）┌┼┐（
　 ┃| |　　　　　　　  |　:l: :　　　　／ 　 　 {　　: : ＼　　　　　: :/　:|　；　 , -､　　 ＜　.|..人..|ｶ ＞
　 ┣━　　　　　  ；　|:　:ﾊ: :　　　 　 　 　 :{: :　　　　 　 　 　 :∧u |　 　 (　 ).)　　  ） .|　--　（
　 ┃　┳　　　 　 　 |　:ｌ :ｌ: :　　　 　 　 　 }: : 　 ∪ 　 　 .: : /　 , :| 　 　 ｀¨´　　＜.　ﾚ(＿,　 ＞
　 　 　 ╋　　　　　　 |　|　 }: :　　　　 　 　 }: :　　　　 　 　 :/　　:ｉ |　　　　　　　　　 ） | 　 ヽ.（
　 　 　 ┛　┓　　　　 | :|　 :}: :　 　 　 　 　 }: :　　　　　　: : {　　 :| |　；　　　　 　 ＜　 V　 ﾉ　＞
.　　　　　 ━┻　　　　 |八　 }: :　　 　 　 　 :}: :　　　　 　 : : {　　 ﾉ |　　　　　　　　　 ）　　つ　（
　　　　　　　　　　　　 |: : :＼}/　　　 　 　 :/　　　　　　　＼{_, イ: : |　　　　　　　  ＜　(⌒⌒) .＞
　　　　 　 　 　 |　 ；　|: : :_／,,__　　　　　　　　　　 　 　 ____＼: : :　| 　 　 /　　　　　 ） ＼／ （　　　　　　ヽ￣}　　　.ノヽ
. 　 　 　 　 ＼J| 　 _. : : ´　　　 ｀: : .., 　 　 　 ,. : : ´　　 　 　 ~^' : ｣, 　_j/／　 　 ／"⌒Y⌒｀＼　　　　　  ‘,　￣￣　ノ○
.　　　　　 ⌒7⌒ ''´　　　　　　　　　　ヽ､: : ／　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ､　｀て￣　　　　　　　　　　　　　 　 /　／￣ ¨　○
　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　 :./　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,'　,'　　　 {￣{＿__
.　　　 ；　,.:´　　　　　（_) 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　 Ｃ　　　 　 　 　 　 ヽ、　；　　　　　　　　 　 　 　 i{　:L_（￣　 　 _＿_ ）
.　 　 　 ,.':　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 `､　　　　　　　　　　　　　　 ゝ。__＿￣}　 }
　　 　 / : /　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 :′　　　　　　　　　　　　　(＼　　　　: :`､　　　　　　　　　　　　　　 　 _}￣Lﾉ　 _￣,　ヽ
___,,..／ （/　　　　　　　　　　　　　　　: : :　　　　　　　　　　　　　　　⌒ヽ　　　 : :‘，；　　　　　　　　　　 {￣{/　　 　⌒´　　 )　 }
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: : : : : :　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 : : : :{:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : : `､　　　　　　　　　　 Vヽニ　　￣ ノ―ｚ。
: : : : : :　　　　　　　　 　 　 　 　 　 : : : ﾊ: : : ／)　　　　　　　　　　　　　 　 　 : : : : : : ＼　　　　　　　　　　　 ノ__ノ￣　つ　 ）
: : : : : : :　i　　 　 　 　 　 　 　r--､: : /⌒:,／／　　 　 　 　 　 　 　 　}　 .: : : : : : u: : : : :　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ー ’
,_: :　: : : : |: : : : . .　 　 　 . : : : ⌒＼/::J（人⌒ニニつ　　　　 　 　 . .∪ : : : i: : : : : : : : :　　　　　　　 　 　 　 　 (.'⌒Y⌒｀)
⌒>｡,| :u: |: : : : : : : : : : ⊂＝=-／⌒＼／⌒＼: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |: : :.i: : : : : :　　　　　　　　　　　　　  ＼　　／
ニ二:|=-: |_ : : : : : : : : : : : : : イ : : : : : :} :u : : : :)>｡,,_: : : : : : : : : : : : : : : : : :.|: : :.|: : : : : :_　　　　　　　　　　　　　　　Y
ニニ二二| ¨ﾆ=‐--- --=ﾆ⌒{ : :{j : =-}-= : : : : } 二⌒ﾆ=-: : ＿_: :J : |_, -┼￢|冖冖⌒
ニニニニニニニニ二二二二乂: : : : :人: : : : u:ﾉ二,,｡s≦ニニ二ﾆT爪|二　|二二二二
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　掴まれ、突きこまれる腰と丸く弾力在る臀部が媚びるように揺れる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　雄の征服を完遂し、己を満たしてほしいと甘やかに。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　白くきれいな背中に汗が浮いている。

　　　　　　　　　　　　　　ぞわぞわと粟立ち。最高の高みへ上り詰める瞬間を、待ち構えているのがわかった。

　

2867 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 21:39:20 ID:bOjXa2py

　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 -‐…･･･ ‐-
　　　　　　　　　　　　　　　 ,,.-''"´　　　　　　 　 　 ~"''〜､、
　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ~丶
　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 丶
　　 　 　 　 　 　 　 /　　　　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ',
　　　　　　　 　 　 /　　 　 　 　 ヽ、　　　　　　　　　　　　　　　　　',
　　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　 　 　 　 　 　 -‐―-　　　　　　　 ',
　　　 　 　 　 　 ,'　　　 　 / / 　ヽ　l　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',
　　　 　 　 　 　 ',　　　　 ヽ ヽ　 丿/　　　 / / 　ヽ　丶　 　 　 　 　 i|
　　 　 　 　 　 　 i　　　　 　　　 　 　 　 　 ヽ ヽ　 丿　/　 　 　 　 　 i|
　 　 　 　 　 　 　 ', 　 　 　 　 (　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 i|
　　 　 　 　 　 　 　 i　 　 　 　 丶＿人＿__ノ　　　　　　　　　　　　　 i|　　　　――――ん、おっ！
　　　　　　　　　　 　 ',　　　　　ﾊ＿＿＿＿）　　　 　 U　 　 　 　 　 /
　　　 　 　 　 　 　 ／ ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／
　　　　　　　 　 ／　　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 彳
　　　　　　 　 /　　　　　　 　 ~"''　　‐-　　　　　　　-‐　 　´　　 ＼
　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 丶
　　　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ
　　　　　 ./　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',
　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',
　　　　i|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから。期待へ答えるように、やる夫は今日最初の限界へと達した。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　少女の腰を逃さぬように捕まえて。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中へ一滴もこぼさぬようにして、注ぎ込んだ。

　

2868 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 21:39:20 ID:D5B/i+Db

最高のアクメを！

2869 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 21:43:22 ID:bOjXa2py

　

　　　 ＼人_人从_／
　　　　　）　　／ （　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 __人_/＼／{_
　　　 ＜.　／|　　 ＞　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼人_人从_／　 　 .＼　　_|___ l l　＞
　　　 　 ） ノ￣ｌ ll（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ）　ｰ匕 ll（　　　　　 .)　　|_ ,　　（
　　　 ＜ 　 　ノ　 .＞　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＜　 (乂 ）　＞　 　 ＜　 (_乂　)　 ＼
　　　 　 ）　　つ　（　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ）　ｰ匕　＼人_人从} 　 ｰ匕ll　ｒ'~
　　　 ＜　(⌒⌒) .＞　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＜　 (乂 ）　　） ｰ匕ll　　 .(乂 ）　{
　　　　　 ） ＼／ （　　　　 　 　 　 　 　 ＿＿_　　　　　　　　　　　　）　　あ　＜.　(乂 ）　　　 ツ　　＞
　　　 ／"⌒Y⌒｀＼　　　　　　　　 ＿ 　 ＼: :＼　｀＼　　 　 　 ＜.　　 つ　　 ）　　つ　（~⌒Y⌒~＼
　　　 ／⌒＼: :＼　　　　　 　 　 ／ ／___＿ ＼: :＼　|:＼　　　　　 ）.(⌒⌒).＜　 ｰ匕　 .＞
　　　　_______, ＼: :＼　　 /　／|/ ／￣: : ／　 |＼: :∨: :/　　　  ＜ 　＼／　　）　(乂 ）.（
　　／: : : : : : ￣＼: :| 　 |∨|: :＞'｀￣＼/ /|　 |: : |／: :/　　　　　 _）.(⌒⌒)＜　　　ツ 　＞
　 (￣￣￣￣＼: : | :| 　 |: : |/ ／　　 l　∨ |　/／: : ／　　　 _　 ＜ 　＼／　　）.(⌒⌒).（
　‐ ,_ 　 　 　 　 ＼| :|＼_|: :∧/　　 　 ｌ　 ∨∨: : :／ 　 　 ／　　 ／"⌒Y⌒.＜ 　＼／　.＞
.　　 ｀ヽ､　　　　　 |: :＼_／ : | /　　　 l: ＞''^ﾟ~ ~ﾟ"''く⌒く〉 　 　 　 {ニニ　　 ／"⌒Y⌒｀＼　　　　　＼ 人_人_人 ／
.　　　 　 ＼　　　　∨￣: : ／─¬　 -/ 　 　 　 　 　 ＼_ﾉ　　　 　 {ニニ　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }　　　／ i i.{
.　　　　　　 `　　 ／/￣￣ /　　　 　 .′　 ＼＿＿ 　 　 }　　　J　 {ニニ　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }.　／|　　　i
　　　　　　 　 `,/: :/}＞''^ﾟ~　　　　uヽl　　　　 ﾏﾆﾆ＼＿ﾉ‐┐　 　 .{ ヽ￣}　　　 ノヽ　　　　　　　　　　  |.　　 l 　 　.|
'i，　　　　 　 　 ', ／.....　　　　　 　 　 l 　 　 　 ￣＼　　　厂　　　　{/ ‘,　￣￣　 ノ○　　　　　　　　　 |.　/￣/ i ｉ |
. ‘i，　　　　　　　,::::::::::::::　　　　 　 　 |＼　　　　　　∨二＼＿_____/ニ /　／￣ ¨ ○　　　　 　 　 　 　 |　　 ./　　 .|
.　 ＼人_人从_／ ',:(ｰ)::::::: 　 　 　 　 ,　　`、　　　 　 }ニニニニﾆ/ニ ,'　,'　（,￣￣ ¨７　　　　　　 　 　 }　　.つ　　 {
　 　 '） __土__ （　  }:::::::::::::　　　　 　 /　　 　 ､______／＼ニニニ /ニ  i{　:L＿)￣７　/ . ∧○○　　　　  }.　 ❤　 　 {
.　 ＜　ノ.リヽ　＞  ｀`丶､　 　u　 ／　／⌒　　 ＼/　　 ＼＿__/ニニ ゝ。__＿_,/　/　./　 ＼　　　　  ／⌒Y⌒Y⌒ ＼
　　　 ）ー/ー　(　　　　　 ＼┬＜ 　 　 　 　 　 　 ′　　　　 ／ニニニ　　　　  '　,'　 ,'　./＼_）
.　 ＜.　　つ　　＞　　　　　 ｀`ヽ､　 　 　 　 　 　 i　　　　 ／ニニニ　　　　　 i{　L../　/
.　 　 ）.　 や　（　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　_,,,..l　　 　 /ニニニ　　　　　　　 ゝ。＿ノ_}￣L
.　 ＜. 　 /　　 .＞　　　　 　 　 　 　 ＼''"ﾟ~ ト_　 ｀ヽ　 /ニニニ　　　　　　　　　 {￣{/　　　　＼
.　 　 ）. /＼ノ (　 　 　 　 　 　 　 　 　 ‘,　　}ー＼__,／ニニニニ　 　 　 　 　 　 ：　/￣｝　}￣} }
.　 ＜ . ヽ ┼　.＞  　　　　　　　　　　 　 i　 ﾉアこ／ニニニニニニ　　　　　　　　 Vヽニ　　￣ /
　　　 ）. ﾝ ｜ （　　　　　　　　 　 　 　 　 lイ/{ｊ／ニニニニニニニ　　　　　　　　　　　 ノ__ノ￣
　 ＜,　　 つ　 ＞　　　　　　　　 　 　 　 l {{Уニニニニニニ　　　　　　 　 　 　 　 。―ｚ
　　　 ）.(⌒⌒).（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,つ　）
　 ＜..　＼／　.＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ー'’
　　／"⌒Y⌒｀＼
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　少女の体が弾けたようにのけぞり、白目を向いて限界の果てへと上り詰める。

　　　　　　　　　　　　　　　中を満たす熱が花梨を絶頂の先へと押し上げ、アクメを繰り返させていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やる夫が一度、出し切る間に花梨は幾度か意識を飛ばし。

　　　　　　　　　　　　　　　　　たっぷりと三分ほど。高みへ上り詰めたまま、余韻イキを味わった。

　

2870 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 21:44:40 ID:7lKY5qVR

（そういう関係だったの！？）

2871 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 21:45:03 ID:bOjXa2py

　　　 　 | |　 　 |: 　 　 　 　 |　　 |　　　;:　　　　　:;　　　　　ｉ　　　 　 ;:　　 　 ::; 　 　 　 ||　 　 :|　　　::／
　　　 　 | |　 　 |: 　 　 　 　 |　　 |　　　;:　　　　　:;　　　 　 !　　　 　 ;:　　 　 ::;　　　 　 ||　 　 :| 　::／
,＿＿_,　|_|＿＿|: 　 　 　 　 |　　 |　　　;:　　　　　:;　　　　　ｉ　　　 　 ;:　　 　 ;　 　i"`i　||　0　 | ／
　　　　ヽ.　　,, -‐=‐ 、,　 　 |　　 |　　　;:　　　　　:; 　 　 　 ! 　 　 　 ;:　　 　 :;　＿_,||＿||　 　 :| ￣￣￣〒~〒
　　　　 ∧／　　　 　 ヽ..　　|　　 |　　　;:　　　　　:;;　 　 　 .ｉ 　 　 　 ;;:　　 　 :;;ｉ＼＿＿||　 　 :|　　　　　{-=ﾆ
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　 }: :: :{l　| |　,／、′ノ（ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ　ｉ　　　　　;;;　　 　:;;;;| 　|　 .:::||　`ヽ_|　　　　　{-=ﾆ
　 {: :: :}l　|／,(⌒ヽ／ ノ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 〃: : ｀} !_　__　_ ; ;;; _＿ _ _:;| 　|　 .:::|ト、 _ :|　　　　　{ﾆ=-
　 }:.:.:.:{|　|ニニニニ { : : : : : : : : : : ──────"、: :（　　　　　　　 　 　 　 | 　|　 .:::||　＼ :|　　　　　{-=ﾆ
匕＿__,,ゝ￣／|　　 ,,）: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ _ノ 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼|＿_.!||＼　 :|　　　　　{ﾆ=-
≧、=‐、_／　｜　 { : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ;ゝ　　　　　　　　　　　　　　　　　 ||＼.＼|　　　　　{-=ﾆ
　　ヽ、ヽ-= ≦￣￣￣iﾞi、⌒ ⌒ ⌒ ⌒⌒ ⌒　 ⌒ "　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾞ|_|￣￣￣i!{ﾆ=-
　　　 ヾ 　　　　　＿＿!.! }　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 {-=ﾆ
＼＿ _,.ﾞ=-=ﾆ二´　　　iﾞi }　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 {ﾆ=-
　 `-=ﾆﾆ二"´　　 　 ,,,|.|,!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 {-=ﾆ
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　　　　　 　 　 　 　 　 ,|.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ-=ﾆ
　　　　　 　 　 　 　 　 ,|.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 , ≦´──
　　　　　　　　　　　　 ,,|.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {＿＞ 、--
　_.　--‐‐……‐‐‐ '´￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀￣￣"
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　男と女と言うには獣じみた行為が、一度目の区切りを迎える。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　けれども夜は終わらない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　彼らを呼ぶ連絡もないままに、三人は欲望に身を委ねて交わり続けていく。

　

2872 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 21:49:01 ID:bOjXa2py

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ _人_人 ,.ノ(_／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 -　　　　　 　 　 _)　　　　 　 {
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ―　　　　　　　  ﾉ ‐七 〃　(
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }ﾆ―　　　　　 < 　 (乂 ）　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }二ﾆ―　 　 　 _)　 あ゛　　{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿　　　　 　 　 　 }二ﾆ=―|　　　 _｝　　 あ゛ ｛
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 }　　　　　 　 　 　 γ二二／⌒ヽ 　 　 　 .　}二ﾆﾆ―　　　 _) .♡ (　　 〈_
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼ 　　}　　＞''"~￣~"''＜{二二/ . . . . .|〉　　 　 　 }二二ﾆ―　 　 ﾉ　　　)　　 (_
　　　　　　　　　　　　　　　　＿)｀¨´　　　 　 　 　 　 　 ヽﾆﾆ{ .. .. .. . |∧ 　 　 .　}二二二―　  _) 　　っ 　　 (
　　　 ∧　　　  ─━＝ニ二＿　　　/ 　　|　　　　　　|　 Ｖ/{ .. .. .. . |/ﾉ　 　 .　√二二二-|　  ヽ 　！！❤ {
　　 |　;　`、　　／{_　　　　　　　 )　　 　 　 |　　 '，　.　|　　V,{二ニニ厂　　　.　√ニ二ニ- |　　  ) (｀Ｙ´) 　/
 ＿ﾉＶ　　｀¨¨´　　｛　　　　　 ／⌒　|　 |　 |　　 ∧　　　 　 �Y二二ﾆ|　　　　　√二二二ニ|　　  )　＼( 　 (_
 ＼　　 　 　 　 ／ .＞ ι　 　 　 　 |　 |　八 . /＼'，|　:　　 〈i　　u　|　　゜　　√ニ二二ニﾉ　 ／⌒Y⌒´⌒ ヽ
　 )　　 ／　／|　 （　　 　 　 　 へ┐ C ≧　/　=彡っﾉ　 '，/|　　　 |＼　 厂＼二二(￣％
 ＜ 　／|　　ノ￣ｌ　 ＼　　　　/ﾆリﾉ┐乂＞ '　　 ' '∠_ノ . /　| 　 　 　 　 ��二 )二二＼二〉
　 }　ノ￣ｌ　　 .ノ　 ｒ'~　　　 /二ﾆﾚ ﾉ〉 :⌒＞　く::｀イﾆﾆ∨ 　 !　　 .′＼��二 )二二｛二Ｖ―　＿
 ノ 　　 ノ　 　 ／　{　　　　 厂 二ア/＿＿厂二〉⌒∨ﾆﾆ＼　|:..　/ }　　��二 )二二‐∨/二二二二―　＿
 ＼　　-`ヽ　／|　　 ＞　　 厂￣Υ／ﾆ二二二/＞''"~￣~ﾟ"''＜:::/ . }＼　�論ノ二二二 〈二二二二二二二二―
　 ）　　_ノ　 ノ￣ｌ 　＼　 /二二 |‐二ニ＝―／　　　　　　　　　ヾ.　}　 . /＼―二二二 ∨二二二二二二二二二―
 <　　　つ 　 　.ノ ｒ' ^~  /二二＞''´　 　 　 /　　　　 .. ＿　　゜　　∨　／―ﾆ＼＿＿_＿ 〈二二二二二二二／￣　 ￣冖-＿
　 )　(⌒⌒).　 ツ　＼ 〈二 ／　　 　 　 　 .′ 　 　 ::::〈_/::　　　 　 | く―ﾆ二二二二二∧　￣―＿-二二／　／
 /＿_.＼.(⌒⌒)⌒^~　  V/　　　　　○ 　 {　　： 　乂:;;;:;:ﾉ　　　　.: |:::|＼ ―ニ二二二ニ∧　　 　 ￣―∨　　　／
　　　　　 ＼／　 ､ 　 　 /　　　　　　　 　 ‘, 　 し　　　 　 　 　. :　..::::|::::::＼―二二二二二〉 　 　 　 |　 {　/　　／
　 　 　 　 　 　 ＿)　　 /..　 　 ν　 　 　 　 '，　　 　 　 　 . . : . .ノ{:::::|::::::::::::＼＿＿＿＿／:'，＼ __ ﾉ 　 V//　／　　 {￣{　 ＿_◯◯
　　　　 　 ￣￣） 　　..:::::::;..　　　　　　　　 .: />､.　. . . . : .　._､イ⌒＼ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |　　 　 　 　 ∨ /／　　 |　 | (＿_＿__）
　　　　　　　。　 　 厂:::::::::::： 　 　 　 　 . : ./-二＞……＜二二二ﾆ　乂:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾉ　＼　　　　　 〈／　　　 |　 |　＿＿___
- ＿　　　　　　　　 ｀¨乂:;;:ﾉ　 　 　 . : . . .ｲニ厂＼　　 　 |二二二7　　 ｀''＜:::::::::::::::::::: _､イ | : : : ＼　　　　／　　　　 ',__:{（＿＿___..ﾉ
二二二―　＿　　　　 　 ＼ . . . : . . ._､イ⌒ヽ{　　 .＼　　.|二二二{　　　　 　 ｀¨¨¨¨¨¨´　　 | : : : : : : .　　　　　　　　　　  {￣{__}￣}＿
二二二二二二二―　..,,,]＿＞…＜⌒U::::::::::::〉､　 ＼〉　 |二二二{　　　　　 　 　 　 　 　 　 | : : : : : : }　　　　　　　　　　 ：　 ロ　 ロ :}
―二二二二二二二二二二∨///∧''＜::::::::::{二＞ ..,,,＿|二二ﾆ∧　　　 /〉　 　 　η 　 　 | : : : : : :ﾉ　|　　　　　  r―― V ￣}_ノ￣
＼―ニニ二二二二二二ニﾆ∨///∧:::::｀''＜{二∧二二二二ﾆ/⌒`､ 　 '/　　　　　　　　　 | : : : : : : : ﾉ　　 　 　 　 ¨_フ　／
　 ＼―二二二＼二二二二ニ}/////|::::::::::／￣＼〉二二二- /　 　　＼（＿.､-っ　 　 　　　| : : : : : ／　　　　　　  ∠ __　 ＼/￣/
　　　｀¨¨¨¨¨¨¨⌒＼ニ二二ニ}/////|::::／二二二 ＼二二ﾆ/　 　 　 　 ＼(　　　　　 　 　 八 : 　　＿　―　￣　　 /　　ヽ　}
　　　　　　　　　　 　 ＼二二-ﾉ/////|:::::＼二二二ニ ＼二/ 　〈乂 　 u　 }｀¨二ﾆつ　　／＿―二二二二―　　　 乂_○_ ノ　/__
　　　　 　 　 　 　 �U　 |＼ ／ /// ／:::::::::/＼二二二二 ∨　　 }::>::::＞‐-ミ(￣　　＿―二二二二二―　　　　　　　　  /　γ　　 Y¨ヽ
　　　　 　 　 　 �U│　 | : :＼// ／:::::::: ／　　 ￣＼_＿__/¨`､　 }‖/::::::::::::::::＼―二二二二二二―　　　　　　　 　 　 ｛＿___ノ＼___,ノ
　　　　 　 　 　 �U│　 | : : : :＼く:::::: ／　　　　　　　　　 　　) 乂 �Y{::::::::::::::::／―二二二二―　　　　　　　　 　 　 　 　 　 。-―ｚ。
　　　　 　 　 　 　 �U　 | : : : : : : : ＼　　　 　 ⊂=-　 　 　／⌒) / V'，:::::>''´―二二二二―　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 つ　 ）
　　　　　　　　　　　乂八　 : : : : ＼: :＼　　　　　　　 　 ι　　 し＿}＞''´―二二二二―　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ー ’
　　　　　　　　　　　　　　＼ : : : : : :＼⌒＞　..,＿　　　＿　―二二二二二二二二二―　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 (.'⌒Y⌒｀)
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　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼＿　―二二二二二二二二二二二二二二二二―　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 Y
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　　　　　　　　　　　　　　　　　肉棒を待ちわびたニュイの膣へ、花梨とやる夫ので濡れたモノを差し込む。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　魔女が腰を震わせ、果てた。

　　　　　　　　　　　　　　　　そのままに責め立てられ、上り詰めて声が上ずり平素の余裕を奪い去る。

　　　　　　　　　　　　　　　　淫靡に震える舌先へと花梨が吸い付き、己の舌を絡めて唾液をすすった。

　

2873 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 21:55:58 ID:bOjXa2py

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _}￣L _}￣L,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　__　　__　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 i　{　}　 |　 .〉__ }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 {　{__}　 |_ / 　 ヽ_
　　　　　　　　　　　 .　 ´￣ ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／ ￣　'' ＜　　 　 　 　 　 乂＿乂__}乂◯ﾉ_,}
　　　　　　　　　　／　　　　　 ',　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　　　　　　ヽ　　 　 　 　 　 　 　 。-―ｚ。
　　　　　　　　 ／　　　　　　　 i　　,r､ /　　　　　 　 　 　 　 　 _r--'.､　　　　　　　　 ､　　　　　　　  }￣}　 .つ　 ）
　　　　　　　／　　　 　 　 　 ,　￣　　'ｰ､＿　　　　　　　　　r-'-.　　　｀''＜　　　　　　 ヽ　　　 {￣ 　　 ￣ }ー '
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　　　　＞-―'- ､　　 .＞ ´￣　　=-　､　　　 ヽ　　　 　 　 .　　　 ￣7　/￣_
　　　　　 /　　　　　　　 ,　　　　　ﾉ'´　　　 　 　 ヽ／　　　　　　　　　 ヽ.　　　 ＼　　　　　,　　　 く＿___.　ヽ
　　　 　 .′　　 　 　 ／　　 　 ／　　　　　　　　 .′　　　　　　　　　　　 ＼　　　 ＼　　　　',　　　 　 ＿）　{￣{__}￣}＿
　　　　　　　　　　 ／　　　　.ｲ　　　　　　　 　 　 i: : .　 　 　 　 　 　 　 　 　 ､　　 　 ヽ 　 　 ',　　　 （＿＿ ：　 ロ　 ロ :}
　　　　,　　　,　　´　　　　　　　　　　　　　　　　r.: : : :　　　　　　　　　　　　　 ',　　　　　 ､　　 ＼　　　　　　 V ￣}_ノ￣
　　　 /　 ／　　　　　 　 /　　　　　　　　　　 ,: : :＼:ﾉ　　　　　　　　　　　　　.ﾊ　　　　 　 ｀ ＜ 　ヽ　　 　 。-―ｚ。
　　 ./　/　　　　　　 　 ./｀ヽ　　　　　　　　　{: : : :､_＼　　　　　　　　　　　／　 ',　　　 　 　 　 ヽ　',　　　　　 つ　 ）
　　 ,　 ′　　　　　 　 /　　　＼　　　　　　　乂: : ノ:.:.:.:ヽ　　　　　　　　　/　　　 :，　　　　　　　 ',　i　　　　　 ー ’
　　 {　{　　　　 　 　 .ｲ 　　　　　 ､　　　　　　　 /{ {:.:.:.:.ﾉ ﾄ.　　　　　　　　　　　 　 ヽ　　　　　　　}　}　　　 (.'⌒Y⌒｀)
　　 .',　　　　　　 ..イ　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,:.:ﾉﾉ:.::.（（.:.ﾊ　　　　　 ／　　　　　　　＞ ..　　　 　 /　　　　 ＼　　／
　　　.',　　　　..イ　　　　　　　　　　　',　　　　 ﾉ//:.:.:.:.:.八:.:.}､ ＿　.ィ　　　　　　　　　　 　 ＼＿ ノ__　　　　　　Y
　　　 _ヽ-　´　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｀T ￣´ V:.:.:.:.:.://:.:.:.:|　　　.′　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣
　´￣　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 i!　　　 .|:.:.:.:.:.{ {:.:.:.:.:|　　　{
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 八　　　,}:.:.:.:.:i.:. ､:.:.:..ﾄ. __ノヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　 ｀ ￣ノ:}:.:.:.:.|:.､ ､:.:.:.､　　　 ＼
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　　　　　　　　　　　　　　２つのたわわでたっぷりと実った爆乳果実に挟まれ、その肉悦と独占できる悦びへと浸る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　白い肌を白濁で汚し。合間に休憩を挟み、風呂の中で交わり。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　性へ。肉へ。悦へ。そして、生きている歓びを謳歌し過ごす。

　

2874 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 21:58:26 ID:Gr5+wGQ5

花梨ちゃんとおニュイさん、極上のおっぱいおふとんに包まれる至福の喜び…！

2875 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 21:59:10 ID:bOjXa2py

　

　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 -──-
　　　　　　　　　　　　　　　　　 _､‐^ : _､-''~: : : : : : : :｀`ヽ､
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／: : : ／: : : : : : ／: : : : : : : : ＼
　　　　　　　　 　 　 　 　 ／─ :／: : : : : : ／: : : : : : : : : : : : ´_
　　　　　　　　　　　　　 _─: : : : : : : : : :／ :/ : : / : : |: : :|: : : :´_
　　　 　 　 　 　 　 ／ / : : : /: : : : : :／: ／.:／/ : : : |: : :|: : : : :´_　 　 　 　 ,　―――――　、
.　　　　　 　 　 　 (＿√￣ /: : : ＿/＿＿／／_: : : :/: : / : |: :|: :´_　　　　 / |　┼ 　 　 　 　 '＾Y⌒i
　　　　　　　 　 ／⌒只＼/: : : : : / : : ／／: : : : : :/: : /|: : |: :|: : :´_　　　 |　ﾚ c!、あ っ … i　　 ノ
.　　　 　 　 　 / /: : |ﾆ|: :7 : : :jI斗斥笊ミﾒｘ ＿／/: : / ＼/ : | : : |:´_ノ　　`ー―─――― ﾞy'´
　　　　 　 　 / /: : : |斗ｰ|: :| : : 人 Ｌしr)　�_　　/ :／___|/＼/: : : |: |_
.　　　 　 　 /{ :| : : : |ﾆ(　|: :|.: : :.|''^￣￣　　 　 　 ^笊かﾐx_/: : : /|: |ﾆ_
. 　 　 　 　 | ∨ /: : |_∧_|: :|.: : :.|／/／/　　 　 ' 　 ＼リ　�_ : :∧|: |Z|ﾆ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /＼
　 　 　 　 八: ∨ : : : |ﾆ| |: :|.: : :.| ∪　　　　　　 　 ／／’ノ: : :/: /|:/ﾆ|ﾆｉ＼　　　　　　 　 _｣L�佝＝ﾆ�廊｣_　　　　　　　　 　 　 　 　 /　　 ＼
.　　　　　　 ∧: ＼: : :|ﾆ| |: :| : : ∧　　　　  (: :} {)　　 ⌒〉:／／ :/ |Z|ﾆ|　)}　　　　　  ＞''´　　　 　 　 　 　 　 ｀''＜　　　　　　　　　　 / 　 　 　 ＼
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.　　　　 ／:./ ∧ : : | |__|　.}＼＼: : | )>｡,　,､ ‐''"ﾟ~＞''^｀　 　 　 　 :::::::::｀ー`ヽ、　　　  /　 　 /. |　　　 |　　　　　 ＼ 　 .　 /　　　　 /.　|　　_|　 　 {
　　　　( :／ :/: :|: : ﾉ:|: :|　/　 ∨＼|　 　 /: : ／⌒　　　　　　　　　　　 :::::::::::::: /　　　/　 　 /　 |　　　 |　　　　: 　 　 ､　∨ /　　  く. 　 ﾚ　(_厂ヽ .{
　　　　 ＼／/: :|／ /: /_/{＿ノ : : :|〉　 /: : /　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　_､､-‐‐- ､､　 . |　　　 |　　　　| 　 　 ｀　 ∨　　　　 ヽ 　 　 七_　 .{
　 　 　 ／／ ／: : /／: : : : : :_:＿ノ　／: : /　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ . . . . . . . . .｀''＜.　 　 |　　　　|　　　　　　　　　　　　 ヽ 　 (乂 ）　{
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　 　 　 人: : 乂_＞''´　　　　　´"'　 {:　＼: ＼＿　　　　　　　　　　　 　 　 八 : : : : : : : ∪: : : : : : : |:::::⌒ﾆ=- ,_∧　　 . |　　 '，　　 　 } }. 　：　/
　　 　 (:__ ＞''´　　　　 　 　 　 　 　 : : : : ￣￣　)　　　　　 　 　 　 　 　 /　 '，u : : : : : : : : : : : : ノ::::::し:::::::::::::::⌒ﾆ=-　..,＿ ‘,　　＿ﾉ ￣7　｛
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.　　 ′::::::　　　　　　　　　　　 　 　 　 : : : : : .　　 　 　 　 　 　 　 　 / . 八　　　{　｀¨¨´＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀¨¨´:::ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::｝.　　(乂 ）　　｛
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.　 j　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 : : : : : : : : : : : : .　　　　　　　 / . / /∧ 　｀¨⌒＼＿＼／｀''＜＿:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｝.　.)／ .)／ ／
.　 {　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 : : : : : : : : _ : : : : : : : : : : : : :/ . / ///∧　:: 　 ＼＿／　／　/⌒ヽ冖― ::;;＿＿::::::::::::::::::::::::::::::｝.　　fＹ´）／
.　 {　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _}￣L _}￣L, ''‐-　.,_: : : : : :_/ ／＾'{　乂'∧.乂_＿_／　／　　.:⌒i⌒'，　　＼＿＿＞￣￣~~ﾟ"'' ＼..　|／ /
. 　 :: .: .　　　　　　　　 　 　 　 　 /　__　　__　　ヽ : : : : : : :￣ / 　 　 .乂＿｀''＜＿／_,.イ＼　゜ ｉ::::: |:::::::ｉ　　 イ(　　　　｀''＜ : : :V　/  ¨ - __/ .
. 　 ´_ : : .　　　　　　　　　　　 . : :i　{　}　 |　 .〉__ }　　　 　 　 　 　 : :  / : ／¨¨¨¨⌒／:i::i::ｉ::ｉ:＞ |::::: ｌ:::::::|＜::i::i::i:＼　　υ　　｀ヽ､∨　　. ＼: ::　.
　 　 ´, : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : {　{__}　 |_ / 　 ヽ_　　　 　 　 　 　 /:／　　　　i／::i::i::i::i::i::i::ｉ::八:::i　:::::八:i::i::i::i::i::i:＼ 　 　 　 　 `､'/ / 　　＼:　.
　　 　 ＼: : : : : : : : : : : : : : : : :_‐ 乂＿乂__}乂◯ﾉ_,}　　　　　　　　 //　　　　　/::i::i::i::i::＞''"~￣ へ} {イ ￣~ﾟ"''＜::i::i::`､　　u 　 　 }∨ /　　　 ＼
　　　　　 )>｡,: : : : : : : : : : : :イ: : :　　　　　。-―ｚ。　　　　　　　 / .{　　　u　/::i::i::ｉ::ｉ:/　　￣~"''＜} {＞''"~￣　　 V::i::∧　　 　 　 }i ∨ /
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 つ　 ）　　　　　 　 / : :{　　　　/::i::i::ｉ::ｉ:/　u　 　 　 　 } {　　　　　　 　 V::i::∧｀､　　　八: ∨ /
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ___ ー ’__　　　　 　 /: : : :'，　　/::i::i::i::i:‖　　　　 |　 　 ∪　　 　 ν　 　 W::i::∧ `､ . /: : : : ∨ /
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 {￣{(＿__　　＿）　　　　 /: : : : :∧　 ′::i::i::i:‖　　　 　 U　　　::　　　　 　 　 　 Wｉ/:ｉ∧　∨ / : : : :∨ /
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　 |(￣　　　　 )○)　　  : : : : :/ :∧::i::i::i::i::ｉ:‖　　　　　　 　 　 |　 　 |　　　　 　 W:i:/::∧　∨::/ : : : :∨ /
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　 |　￣ |　|￣　　　　　 : : : :/: / :/::i::i::i::ｉ::ｉ::{＿　　　　　: 　 　 |　　　し'　　　 ＿}:i::i:i:/::∧　∨::/ : : : :∨ /
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　 | , -=‘　ヽ_　　 　 　 : : : : :/ :/ ::i::i::i::i::ｉ:i:{:::::::＼　　　 }　　　|　　　　　　 ／:::::}:i::ｉ::ｉ::/::∧　∨: / : : : ∨ /
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ',__{（ ○　ﾉ、　.)　　　　  : : : : : ‖ .i::i::i::i::i::ｉ::{⌒|:::::|,＿　 ::　 　 |　　　 　 ＿|:::i￣}:i::i::i::i::/:i:ﾊ　. V:: :: :: :: :∨ /
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀¨ 　　¨´　　　　　 : : : : : :{　 {::i::i::i::i::ｉ::{　 ＼:::::::: |　し' 　 |　　　　/:::::＿l　 }:i::i::i::i::i::i::i::}　　:: :: : : : : :∨ /
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 (.'⌒Y⌒｀)　　　　　 : : : : : :{　 {::i::i::i::i:i:八　　 ￣|:::|___　 　 | 　 ___/::: /　 　 八::i::i::i::i::i::ｉ:}　　} : : : : : : : ∨ /
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　／　　　　　  : : : : : :{　 {::i:/::i::i::i::∧ 　 .　|:::::::::::＼　|　 厂::::::/　 　 /::i::i::i::i::i::i::ｉ:ｉ:}　　}|: : : : : : : : ∨ /
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 Y　　　　　　　 : : : : ::八　∨::/:i::i:/::∧　　　￣＼:::::|. | ./::::/￣　　. /::i::i::i::i::i::i::i::i:ｉ:}　. 八: : : : : : : : :∨ /
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　長い夜を共に過ごし。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　やがて、三人は揃って同じベッドで微睡み深い眠りへと落ちていった。

　

2876 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 21:59:32 ID:bOjXa2py

==================彡′:::: : |　 　 |＼|ｰｉ| 　　:ト　＿＿＿ |　|::::|　 |＿|ｉ| _,;'´|／||'´|／／二ニﾆィ´　　　/|ﾆ||i:i:i:i:i:i:i:
:::::::／ﾆﾆﾆﾆ==ﾆﾆﾆﾆﾆム::::::::::::::|＿＿|＼|‐┤＼.ｉト .|i:.￣￣.:|ヽ |::::|　 |∩」| |l|'´|／||'´|¨:|二ﾆﾆ／　|　　 ,. |/|ﾆ||i:i:i:i:i:i:i:
::::〈ﾆニア´　　　 ｀'守ﾆﾆム:_:_:_:::|　|　 ＼ |　:ト　 |:ト .| |ト.．　:|　＼┴k<ﾆﾆ二l|'´|／||. ＿＿ﾆ／　　 |｡o≦ｉ:|/|ﾆ||:i:i:＞ ´
|＼＼Y　　　　 　　　Yﾆﾆﾆム¨|￣..|＼|￣￣￣￣ﾞト .| |トミ｀ｉ | ＼ |　| |￣~|￣|' ｒ‐:´　 　 　 ＼　 　 ,ﾍ_＿:ｉ:|/ ＞ ´ |￣￣
|　| |::ｉ{　　　　　　　　}ﾆﾆﾆﾆム|　　|　 |:.:.:.:.:.:.:.:.: :.:.ト .| |トミ｀| | ＼ |　|￣￣|‐‐|' {__　　 　 ﾆ=‐−─{と二ﾌ＼ ´　　　|
|　| |从　　　　　　　 从三三ﾆム＿|＼|:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:|‐┴──| | ＼ |￣~ﾞ|　|.　＿ﾉ ＿＞､¨ ／＼「l´:::::::::;勹ｰ{〉　　　.|
|　| |¨込　 　 　 　 ,ｲ三三三三ム,| ＼ ＿＿___ _　　　　　　　　　　　　 　 ∠_.:　/　（●） （●） ヽ:::::::;'"　｛￣＼_ ｡o1￣
|　| |¨￣≧=- -=≦:..: : : : : |＼／.:|: :..:　＼　 　 　 ｀　　 . _　　　　　　　／:::::::::/.{　 　 （_人_）　　｝..´　　〈＼_／ ｝ |└─
|　| |¨￣_| :| |:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_|:..:|　　|￣ |≧ ＼　二ﾆ‐二 　 ￣￣｀　､　~"ﾞﾞﾞﾞﾞ~~~...＼.　 ｀⌒´　／⌒￣:厂＼＿_/〉 |: : : : : :
|　| |¨￣_| :| |＼:_:_:_:_:_:_:_:_: ＼|　　|＿_l.＞＜|.）　　　 　 ＼　　　　　　 ｀ー─二八(　 个=今　 ／　　/:.:. : : : :／　|_,.｡o≦
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_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_ |::::::|:|_‐_‐_‐_‐_,/　／　 　 /　　　　　￣￣｀ヾ::::::::/: : : : : : : :｢｣三弌フ'′ : : : : : : : ｌ: : : :.|　　　　 　 ′
_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_.ミ::::|:|_‐_‐_‐_‐/　/　 　 ／　　　　　　　 　 　 Ｖ:::,′ : : : : : : | Γ￣￣＼:..:.:. : : :_／￣￣　　　　　　　 ,.
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.　　　　　　　 ||　　　　　　 　 　 デビルサマナーやる夫VS電工偽神　　　　　　　　||　　 　 　 　 　 .／　/￣￣￣
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2877 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/17(月) 22:00:19 ID:bOjXa2py

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　　　　　　　　　ｰ-ﾆイ/ 　{　　/　l　　　　　　､_ﾊ 　 　 　 　 　 ∨
　　　　 　 　 　　 |｀l　ｲ　　',　/　　ゝ',　　　 / /｀',ヽ　/　 ',　　　 ',
　　　 　 　 l⌒l 　|ﾆ|´ ',./　ﾊ {　　　｀へ　 ｲﾚ'　　|　ｲ　　 ｌ　　 　 !
　　　　　　 |三!'´.l=/ 　'ﾍ./.ｨﾆ二ﾆゞ　　｀´ゝ､=‐､,ソl　 　.|　　　 .|　　　　　　　　　　今作、最後のエロパートにしてイベントは以上！
　　　　　／|三!　.ｌ/ 　ヽ　l ´/／/／　　　　 ｀゛''ゞ 丿　　│　　　ﾍ　/´ヽ
　　　 ／　 .l三!　.ｌ 　　 lゝ{　　　 　 /´⌒⌒ヽ/／／ /　　l',.　　　 ∨三/ 　r=､　　　あとはその後とエピローグだけど、一話でまとまるかな？
　　　,'/　　 |三ﾘ､{､ ､　.{　ゝ　　 　 ゝ ´　 　ソ ゝ二ｲ　　 ,' ヽ　 　./三/　 /三ｿ
　　　 {　 　 {_ゝ` ｿ ヽ‐-ヽ-‐≧=‐-_ 　二二__＜´ノ 　　/　　ヽ　/三/＼/三/　　　 完結まであと少し。最後までよろしくでーーす！
　　 ／ﾍ ∠ﾆ‐'ｰ-‐ソ;;;:::::::::／:{　 　｀{ }´￣ゝ 二´＿. イ　　　 ∨三/　/三/
　 ./　 ∠ﾆ三ﾆｲ´-‐'"´￣ {: ノゝ_,イlﾍﾊ､__ノ: : ゝ; : :｀ー-ｨvｿ}{ｿﾆｿ､./三/
　 ,'　./ﾆ三ﾆ,ｲ:.{´: : : : : : : :ゝ`ｰ.､＿};{＿＿ヽ: ;ノ｀ﾞ''ー-ゝ__ソ｀ヽ｀ノゝイ/!
　 |　/ﾆ三ﾆﾊ : l: : : : : : : : : :ﾑ:::::::::::/l:::::::::::::个: : : : : : : ＼ヽ三三＼､_ｲﾚ
　 ﾍ,'ﾆﾆﾑﾆl ﾍ: ﾍ: : : : : : :／＼::::::_;l/:::::::::;:イﾍ : : : : : : : : :}.ﾊ三三￣ﾂ }
　　 ヽ三!三! : : ｿ: : : : イ´:::::ノ:｀´:::::｀'ｰ'´:::::::::::',: : : : : : : :/./:l.ﾆ/ﾆﾆ/ /
　　 .) ヘ{アｌ: : ∧{: ／:::,イ´｀ゝ､;;ｨ_;;､:::::::ﾍ:::::::::::l､: : : : :{ン'´ ;'_/ﾆﾆ/ /
　　 '´　 ゝ､{.∨　ﾍ:{ﾆソ'´:::::::ノ ; ; ; ; ｀1'"´＼:::::::ﾞ＼:.ﾊl: : : ://ﾆﾆ/.ノ
　　　　　　　｀ 　 　｀/:::::::: イ､ ; ; ; ; ; ; ﾍ:::::::::{_ﾆ=ｰ-ｲ l|: : :ｲ/ﾆﾆ∧(
　　　　　　　　　　 /{､:／　　　＞‐-‐'"´ヽ::::::',　　　 　 {ｿ＼ン'"´ 　`
　　　　　　　　　　 ゝｿ　　　　　　　　 　　 ﾍ:::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ‐1
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ｀´


　

2878 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 22:01:40 ID:7sQAxdWf

乙

2879 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 22:04:07 ID:Gr5+wGQ5

乙でしたー

2880 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 22:05:26 ID:oYP1083R

乙でした
いつかライドウとのコンビ時代や花梨ちゃんとの出会い編は見たい

2881 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 22:06:48 ID:0FKo2MOb

乙

2882 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 22:07:29 ID:D5B/i+Db

乙でした

2883 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 22:19:30 ID:wwyOdtEY

乙です

2884 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 22:21:28 ID:oQGrOBxz

乙

2885 ：名無しさん＠狐板：2025/02/17(月) 23:09:42 ID:wBUhpEu5

乙でした

2886 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 00:56:43 ID:4ViqYSMX

乙

2887 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 01:07:39 ID:CHbz8ZDB

乙

2888 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 02:50:48 ID:hZU0NRzM

乙乙〜

2889 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 05:18:21 ID:HPJqOYbJ

乙でした

2890 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 19:39:22 ID:5CI3YFjp

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_......-..――...＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/´::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 l:::::::,...._-＝≠‐- ,,:::::::::::: ∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞ '" 　　　　 　 ｀ﾞヽ、::::: ∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　 ,　　 　,'　 　 1 　 ヽ::::: ∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //　　　l!　　　.|　 ﾑ　l　 　 ﾑ -､∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,'/　!　　ﾑ .､　　!､　 l! l!　　　.ｌ!七ｿ_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /.l!,/l　 .ｨ≠ｰ＼ ヽ＼‐＜　 ｒ　! イ　 ｀ﾞ''.ｧ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.イ　|,' .ﾍ　 !f´::Yゝヾ.Y::｀ilﾘ　 /､.ﾑヾヽ　 f´　　　　乙、コメントありがとうございます〜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ￣./／l　 .∧ |乂:ﾉ　　 人;;ﾉ,'　ｲ　l! l!∨ ＼|!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'"／l　 l.ｲ ﾞ'':::　ﾏ....,ｧ　:::/イ　ノl! ﾘ､＼　 ＾　　　　 休みがちで長引きましたが、本日！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ., ' 　个､ゝ＞....,,＿ｰ ＿,, イ|　 /l.ノ　ヽ. ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 / ./ ./.! 个=-_ム_ンﾑ_｀ゝ::f ! .ｧ'"　、　 ヽ　ヽ　　　 今作の最終回です！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '　 ! /　ゝ._＞{:{i::::‖::::::}}:｀Y:l ', !　 　 ヽ､　 ヽ　∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾑ　Ｙ 　　/　 人'__:ﾍ:::::::ｲ;;ｲ::∨ゝ､ 　　', ヽ　.ﾑ.　∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀/　 /‖ ｨ'::::;ｲ:::::|l::::::1:::ｌ!::::∨ .∧　　l　ヽ ﾉ l　 .l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 l　　l./l (ヾｪ/ゝｪハ､:;;j:ノ!≦ｿ　'　l　　.! ノ'　　!　 !
　　　　　　　　ﾟ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',　 .|! .ゝ.／:ﾉ::,ｨゝイ｀ヾ､ゝく＜__.ﾘ　 ｲ　　　 ﾉ.イ　　　　　　　　　 　 イ
　　　　　　　　　 ,ｲ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾞ'''ｰヽfｪ::ｲ:: ｲ芯ンゝ.ｨ´＾ヾ､:::/l/ イ　　　　'´　　　　　　　 　 　 ／::::l
　　　　　　　　／:l 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　　ヾ､::‖1::::! ::::::_1::::l!:::ﾍ//´　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,.':::::::::::!　　ﾟ
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　　 　　　,.'::::::::::::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　ﾟo　　 f´　　 ｰ' 　 　 l_.ﾉ　∨　　　　　　　　　　　　 　oﾟ　 ,':::::::::::::::::∨
_..ノヽ､.._/ ::::::::::::::',　　　　　　　 ／ヽ.ｲ　　　　＿/(ｨ＿ノぃム､__.ｲ　 ､..　　　　　 　..:::: ∨ｰ-― - 〜"´ﾞ''ｰ- ､ 〜〜 l:::::ﾟ::::::::::c:::ゝ､ﾟ ｀ゝ､__ノヽ､＿
: : : ( (　!_ノゝ､_ノvゝｰｧ'"´ｰ''"´: : :/:::',￣''"´: : : : : : : : : : ( ( 　ﾟ/:::::.1::｀ヽ　_ﾟノ(＿＿.;;ﾘ　) )　: : : : : : : : : : : : : : : : ｀''〜''⌒￣⌒: ´｀ノﾉ : : : : : : :
: : : :ﾑ ､''ｰ -‐''"´⌒ ﾉ ﾉ　: : : : : :,':::::::ﾑ ｀ヽヽ: : : : : : : : : : ｀ﾞ ''''〜''"!::::::::::＼: : : : : ´: : : : : : : - ‐―〜''‐〜‐ ｰ- --　,,.ｨ　"´ : : : : : : : : : : : : :
: : : : :.l::::｀ヽ : : : : : : : : : : : : : : ｨ i_;;;,rﾟ､ノ　ﾉ : : : : : : : : : : : : : : : : : : l::::::::::::::ム: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,ｨ 　 ／:::1 : : : : : : : : : : : : : : : :
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: ( ( ｀ゝ≠〜''　) ) : : : : : : : : : : : : : : : : : : :〜"´｀≠―.-― :ノ:､_.ノ__ノゝﾟ::::;;ｨ:::l! :　)　) : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ⌒ヽゝoﾟ ノ )　: : : : : : : ￣: :
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2891 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 19:40:47 ID:5CI3YFjp

==================彡′:::: : |　 　 |＼|ｰｉ| 　　:ト　＿＿＿ |　|::::|　 |＿|ｉ| _,;'´|／||'´|／／二ニﾆィ´　　　/|ﾆ||i:i:i:i:i:i:i:
:::::::／ﾆﾆﾆﾆ==ﾆﾆﾆﾆﾆム::::::::::::::|＿＿|＼|‐┤＼.ｉト .|i:.￣￣.:|ヽ |::::|　 |∩」| |l|'´|／||'´|¨:|二ﾆﾆ／　|　　 ,. |/|ﾆ||i:i:i:i:i:i:i:
::::〈ﾆニア´　　　 ｀'守ﾆﾆム:_:_:_:::|　|　 ＼ |　:ト　 |:ト .| |ト.．　:|　＼┴k<ﾆﾆ二l|'´|／||. ＿＿ﾆ／　　 |｡o≦ｉ:|/|ﾆ||:i:i:＞ ´
|＼＼Y　　　　 　　　Yﾆﾆﾆム¨|￣..|＼|￣￣￣￣ﾞト .| |トミ｀ｉ | ＼ |　| |￣~|￣|' ｒ‐:´　 　 　 ＼　 　 ,ﾍ_＿:ｉ:|/ ＞ ´ |￣￣
|　| |::ｉ{　　　　　　　　}ﾆﾆﾆﾆム|　　|　 |:.:.:.:.:.:.:.:.: :.:.ト .| |トミ｀| | ＼ |　|￣￣|‐‐|' {__　　 　 ﾆ=‐−─{と二ﾌ＼ ´　　　|
|　| |从　　　　　　　 从三三ﾆム＿|＼|:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:|‐┴──| | ＼ |￣~ﾞ|　|.　＿ﾉ ＿＞､¨ ／＼「l´:::::::::;勹ｰ{〉　　　.|
|　| |¨込　 　 　 　 ,ｲ三三三三ム,| ＼ ＿＿___ _　　　　　　　　　　　　 　 ∠_.:　/　（●） （●） ヽ:::::::;'"　｛￣＼_ ｡o1￣
|　| |¨￣≧=- -=≦:..: : : : : |＼／.:|: :..:　＼　 　 　 ｀　　 . _　　　　　　　／:::::::::/.{　 　 （_人_）　　｝..´　　〈＼_／ ｝ |└─
|　| |¨￣_| :| |:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_|:..:|　　|￣ |≧ ＼　二ﾆ‐二 　 ￣￣｀　､　~"ﾞﾞﾞﾞﾞ~~~...＼.　 ｀⌒´　／⌒￣:厂＼＿_/〉 |: : : : : :
|　| |¨￣_| :| |＼:_:_:_:_:_:_:_:_: ＼|　　|＿_l.＞＜|.）　　　 　 ＼　　　　　　 ｀ー─二八(　 个=今　 ／　　/:.:. : : : :／　|_,.｡o≦
|　| |¨￣_| :| |::|:∨:::://¨:||:|￣|　　 |,ィｉ〔＞. ／　　　　　　　＼＿　　　　　 「　／　　 ー=／　 /　　　/:.:: : : ／.｡s≦| | | |‐
|　| |¨￣_| :| |::|:::|::::::|:|二||:|¨¨|,ｨ⌒ヽ|| || ／　　　　　 　 　 　 　 ￣ 　 ／　|　　　　　　　　　 /　　　/:.: : 厂 | |￣￣| | | |‐
|　| |¨￣_| :| |::|:::|::::::|:|二||:|　 |　　　 ||／　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　 ｌ 　 　 　 　 　 　 ′ 　 /: :／}| | | |　 　 | | | |‐
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|‐ ￣_‐_‐:_:_:___ :|::::::|:| : : : : . . . . ._＼　 　 　 ／￣￣}::::::＼＿_／:::::::::／ : : : : {〕二二二7:.: : {／⌒ｉ: : ＼　 　 　 丶
_‐_‐_‐_‐_‐:_:____ |::::::|:|:_:_:_:_ : : : : /＿）　 　 /　 　 　 }::::::: ::::::::::::::::::／: : : : : : : 厶斗匕了 : : : : : : : ｌ: : : :.|　 　 　 　 ,
_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_ |::::::|:|_‐_‐_‐_‐_,/　／　 　 /　　　　　￣￣｀ヾ::::::::/: : : : : : : :｢｣三弌フ'′ : : : : : : : ｌ: : : :.|　　　　 　 ′
_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_.ミ::::|:|_‐_‐_‐_‐/　/　 　 ／　　　　　　　 　 　 Ｖ:::,′ : : : : : : | Γ￣￣＼:..:.:. : : :_／￣￣　　　　　　　 ,.
.　　　　　　　 <:i:i:i廴================================================ミ　 .）／￣　　 　 　 　 　 ／⌒＼′
.　　　　　　　 ||／.く:i:ｉ:>　　　　　　【女神転生シリーズ二次創作】　　　　　 　 　 　 || ／　　 　 　 　 　 　 ／　　　　 ）i
　 　 　 　 　 t>ｉ゜ 　 ´　 　 　 入足出探偵事務所事件ファイルNO３７　　　　　 　 .||　　　　　　　　　　／ 　 　 　 /__｣
.　　　　　　　 ||　　　　　　 　 　 デビルサマナーやる夫VS電工偽神　　　　　　　　||　　 　 　 　 　 .／　/￣￣￣
.　　　　　　　 ゞ=================================================== 彳

　

2892 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 19:44:41 ID:5CI3YFjp

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐ＼＼　　 ノ;';';';';';∨i:i:∧ヽ＼　 //､､li:i:i{: :}i:i:}＿
　　 ,小　　　　　　　　　　　　　　　　＼　,､vﾐﾐﾐ斗zzzzzzz二≧x　(;';';';';';';';'∨i:i:∧ ＼＼/: : : }i:i:}: :}i:i:}　 ／
...　/ || ,ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　~＞zz彡イﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐ弌i:i:i:i:ミs｡;';';';';';';';'∨i:i:∧ /＼＼: : }i:i:}: :}i:i:}／／
ノ;';';､|| ′＼　　　　　　　　　　ー‐‐‐‐=彡''"ﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐ`'弌i:i:i:i:i:ﾐs｡;';';';';'∨i:i:i:/:/: : ＼∨i:i/／i:i:／
;';';';';';';';';';';';';')　　　　　　　 　 ;';';';';';';';';';'ﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐ:|:|ミミ≧s｡i:i:≧s｡.,∨i:i:i∧: : : :〉i:i:/i:i:i:／癶
三≧s｡.,;';';';';') ＼　,.､-‐､　 ,;';';';';';';'ﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐ|:|ﾐﾐﾐﾐΩ;';';'`''弌s｡ｰ=ミi:∧: :/i:i:/i:,.ｲ／／ |＼;';';'
,,,,||__,||_Yﾐx;';';'乂_'": : : : : Y´;';';';';';';ﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐ＞''"　　｀`'＜: : : `'マi:i:i:i:ﾑ Vi:i:/_|:|／/ | |　 ＼
''''||" |:|¨||､乂;';';';';'): : : : : ん;';';';';';';';'Tﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐ∠二二二二二二､＼: :: : ＼i:i:Ni:i:ｉ{: |:|: : : : : : : : : ::
::::||/ |:|＾||､＼＼＼＼: : : :乂;';';';';';';';'乂ﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐ:|口|口l「l|￣: :＼ヽ:|: :／ﾍi:i:i:i:ﾑﾉ:|: : : : |l: : :／:
/}||/ |:|' ||､＼＼＼＼:: :: 弋;';';';';';';';'彡'Y"ﾞミミミミﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐ__|＿|二|ﾆ|＿: : : :｀`|/´-:|:|ﾊi:i:i:i:�Y;';';＼|l／＿＿
i:i:||xxxxｌ||､＼＼＼＼＼──‐┴┴┴┴┴ﾐ彡..､‐‐┴┴＿弋＿{＿＿__}ノ ７､￣ }l;';';')从､ﾏi:i:i:ﾑ `ー 〉〉／⌒
|_,||ﾐﾐﾐﾐｌ||ﾐﾐﾐﾐﾐ爻爻爻爻爻爻爻　　　　　　　＼〉rっ　っ＼〉＿|_|＿＿_|　V／　　}l (;';';'(;';';'ﾏi:i:i:iﾑ　　∨　　,,､
|‐||廾廾||ﾞﾞﾞÅﾞﾞYﾞﾞYﾞﾞﾞYﾞﾞﾞﾞY"ﾞﾞY""￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　 ／:／ ＼::＼ー‐r‐''''＾＼ｰゝｰ'ﾍi:i:i:i:ﾑ､ｰ──ゞ‐
　ﾞﾞ　　　ﾞﾞ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,ｲ_,ｱ　　　 ∨∧　|::::::::::::::::＼　 　 ﾏﾑ斗vvvvvvvv
　　　　　　　　　＿,,,,...､､､､--──　　　'''"~ﾞ"~"~"`〜.、 ,ｲ__ｱ　　　　　 ∨∧jI斗rぅうここﾆ=＜ﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐﾐ
　　__　-　'''"~ﾞ"　: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::У:_ｱ　　　　　　　xf〔爻爻彡';';'xぅう抓爻爻爻ﾘj'j'j'j'j'j'j'
~:~: : :　:　:　:　.　.　　　　　　:　:　: : : : : : : : : : : : : : : : ::/::::/: : . .　　　　　ん从爻;';';';';';'ぃf从乂爻爻彡'　　. . : :
　:　-‐……‐-ミ　　　　　　.　.　:　:　:　:　:　: : : : : : : ::/::::/: :-=ﾆ二ﾆ=- __Y爻;';';';';';'xv爻从乂彡''",.､-‐‐''"
`｀　. . : : ' ´　　 ｀`丶､ 　 　.　.　:　:　:　:　: : : : : : : : /::::/: : :|: : : : : l￣| |:_j;';';';';';';'j从爻ﾐ爻＾＞''"~
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東京。ヤタガラスが保有するいくつかある拠点の一つ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　その庭先はよく手入れがされており、清々しい風をうけ緑が輝いている。

　　　　　　　　　静謐に包まれた光景を縁側で眺めながら、ハルヒは深くため息を付いて温くなった茶を一息に飲み干した。

　

2893 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 19:52:20 ID:5CI3YFjp

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: : : : : : : : : : : : : :_､-=ﾆﾆﾆ=ｭ: :_‐_‐_ｒつ‐_‐_‐_‐_‐_‐_ }ﾊ:.l:.:.: x云ｧ　　 　 　"" |:.:.:.|:.:∨∧ ￣￣ γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:丿三三二ニｼ_‐_‐_‐_‐_‐_ﾉつ‐_‐_‐_‐_‐从:.:.:|""　　′　 　 u. |:.:.:.|:.:. ∨∧　 s｡ ｜　　　　　 事実だった……と　　　　　  |
＿＿＿＿＿＿,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　／　 ｀```｀`｀‐_‐_‐_‐_w |:.:.ハ　　　 ＿　　　ｲ|:.:.:.|:.:�U∨∧:i:i:i: 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
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:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:,　 :, :, :, :, :,: 弋つうぅつ}:i:i:i:i:i:|:.:.:.|/`¬≠≧　＼:i|:.:.:.|:i:i:i:i:i:i:i:i| うつ
:　:　:　:　:　:　:　:　:　:,　:,　:, :, :, :, :, :, :, :, ｒつうつう ！:i:i:i:i:l:.:.:/＼＿＿_/_＿ﾉ:i|:.:.:.|/i:i:i:i:i:i:ｉ{ うつ
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　　　　　　　　先だって起きた電霊――正式にその存在を認知された――ジェミーの事件から、一ヶ月が過ぎ去った。

　　　　　　　ハルヒたちは次の事件や、平時の霊的国防業務へと切り替え忙しない日常へと戻り始めている頃合いの事。

　　　　　　　　　　　　　　彼女はおかわりを無言で要求しながら、難しい顔で報告書へと目を通し終えた。

　

2894 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 19:58:37 ID:5CI3YFjp

::|　　　　　　　i-ｰ'ｰヽ　　ﾍ::..　　 ＼　　　 　 i::.　 i:.　ヽ ￣｀ヽ＝､
::|　　 　 　 　 !　 　 　ヽ.　 ヽ:::..　　 ヽ　 　 　 '::.　 l::.　 ヽ
::|　 　 　 : 　 l　　　　　ヽ:.　 ヽ､::..　　ヽ:..　　　':::.　 !::.　 i
::l　 :　　 .: 　 !　　　　 　 ヽ:.　ヽヽ､::..　ヽ::／　 ':::.　 !､:.　|
:::i　::　　:l: 　 l　 　 　 　 　 ＼　ヽ　＼／ヽ:::. 　 ':. 　| ヽ:. !
r┤:::　　:l::　 | ￣￣｀｀`ー-　＼ ヽ ,r‐ｧｫﾔ､::.　 i:::　| 　ヽ|
.ト| ::::　　:l:::　| ,r≠T〒ト　　　　＼ヽ-┴'´ |､:::.　!::: |
.i' i :::::..　:ﾍ::. l　｀ー┴ｰ'　　　　　　＼､　 　!::l:::. |::::::|
ヽヾ, :､:.　::ヽ::.!　　　　　　　　　　　　､ ＼. |:::ﾊ:::ﾊ:::::|
::::＼!:::l::.::::::lヽﾍ 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ　 i::/ }:;' ',::::|　　　　　　ええ
::::ヽ:.::::ﾍ:::::::!　ヽ　　　　　　　　 　　 ／　/::/　|'　 ',::|
ﾍ:::}ヽ::､::',:::::!　　　　　　　　　　　　　　 /!::{　　 　　ヾ　　　　　 結果だけみれば、得しかありませんが……
　'::|　!::Xlヽ:::',､　　　　　　　-―‐‐' 　ｨ　l::i
　 '.i　';'　ﾄ ヽ:! ヽ､　　　　　　　-　　/　! ヽ!ヽ_
　　,/　　|　 ヽ　　 ｀　､　　　　　　/　　l　　　 ､｀ｰ､
.／/　 　 !　　＼　　　　 ｀ ー-r-'　　　l　　　　!　　　｀ ヽ ､
　/　　 　 ! 　 　 ＼　　　　 ／ 　 　 　 l　 　 　 !　　　　　　 ￣ ｀　ヽ ､
./ 　 　 　 l 　 　 　 ＼　／　　 　 　 　 !　 　 　 !　　　　　　　　　　　　　ヽ､
　　　　　　|　　　 ,-‐‐'＼　　　　　　　 l　　　 　 ',　　　　　　　 　 　 　 　 | ヽ
　　　　　　|　　イ::::::::::::::::::ヽ　 　 　 　 l　　　　　 ',　　　　　　　　　　　 　 | 　i
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　　　　　　　　　　　　　　国内のファントム、メシア、ガイアの資金源や彼らと紐づいたいくらかいる議員の暗躍。

　　　　　　ある日、ヤタガラスへと届いたメッセージに記されたこれらの情報は裏取りまもなくそのまま摘発と言う形で幕を閉ざした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　霊的国防機関としてみれば、休む暇もなくなるほどの大成果である。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これが。出所不明の情報でなければの話だが。

　

2895 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 20:04:59 ID:5CI3YFjp

　　　　　　 　 　 ＿＿
　　　　　　 .イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.〕iト．
　　　　　 ':.:.∠二二二ス:.:.:.:＼
　　　　 /:.:./:∧::.:.:.:.:、:.:.:.ヽ:.:.:.
　 　 マ.:.:.:':./Χヽ:.:.:.|ヽ:.:.／:.:.: |ニ7　　　　　
　　　 |:.:.|:.:.|==≧ ＼ｌ ≦=从:.:.:|‐く
　　／|:.:.|:.:.|　 じ　　　 じ/:.:.:.:.:.ﾊ　 ＼　　　　　不気味極まりないわね、ほんと
　 .l／|:.:.|:.:.| ""　　　　 /:.:.:.:.:/:.:.:.＼「
　　　 |:.:.l:.父ト ｰ〜〜/:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.
　　　 |:.:.|:.:.|:.:.:.:≧=／⌒ヽｲ:.:.:.:.:.:.:.:.、
　　　 |:.:.|:.:.|:.:.:.:.:.:ｨ:i:i:i:i:i:i:i:i:V:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
　　　 |:.:.|:.:.|:.:.／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　 |:.:.l:. ／i:i:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:i:ｉ:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
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　　　　　　　　再び息を吐く。報告書の一枚目には、ヤタガラスへと届けられたメッセージがそのまま印刷されている。

　　　　　　　　　　　　　無機質なフォントは、パソコンを使い始めれば誰でも目にするデフォルトのもの。

　　　　　　　　　　　　　　先だってのジェミーの事件を解決した労いと、その報酬だと続く簡素な一文。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして、締めくくるように文末には『Aion』と書かれていた。

　

2896 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 20:10:27 ID:5CI3YFjp

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ‐……‐
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ィi〔:.:.:.:.:.:.:.:.:,;.:.:.:.:.:.:〕iト
　　　　　　　　　　　　　 ／:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.､:.:.:.:.:.ヽ
　　　 　 　 　 　 　 　 _/_:.:.:.:.:.:/　二二二二二 ＼:.:.:.:.:ﾟ，
　　　　　　　　　　　く ／》:.:.:./ィ´:.:.:.:.:.:.:.:､:.:.:.:.:.:＼{:.:.:.ト￣｀7
　　　　　　　　　　 　 }　/:.:.:/:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:.:.: :.:.:.:.:.:.:. :.:.:.|　 .У
　　　　　　　　　　　 ﾊｨ′:.:.:.:.:/　 }ヽ:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:廴,ｲ:.
　　　　　　　　　 　 .':.:.i:.:.:.:.:.､/　 / 　 ＼:.:.:|ヽ:.:.:.|_:.:.:.:.:.�Y:.:i
　　　　　　 　 　 　 i: /|:.:.:.:.:. !`ー‐一　　ヽj斗匕ﾊ:.:.:.:.:ｌ| |:.:|
　　　　　　 　 　 　 |:.{ {ｲ:{:.:.:.|v≠=ﾐ　　　　 ィ=≒ﾐ:.:.:.:. | |:.:|
　　　　　　 　 　 　 |:.l/ |ハ:.:.! 戈夕`　　 　 戈夕 }:/:.:.:.| N:|
　　　　　　　 　 　 ｨ:/ /|:.:.:.:.:ﾄ　￣　 　 ､　　 ￣　ﾑ:.:.:.:.|Vヽ＼　　　　ジェミーの件か……グッグルはその後、どう？
　　　　　　　　　/i:i/ /:i:!:.:.:.: |ゝ.　　　　 　 　 　 .ｲ|:.:.:.:.:.|i:}:i:i:�Y
　　　　　　　　 .:i:i/ / |:ｉ|:.:.:.:.:|:i:i:〕ト. 　 `^　　.イ:i:i:|:.:.:.:.:.|i:iヽ:i:i:}
　　　　　 　 　 {:i:i:Ｖヽ|:ｉ|:.:.:.:.:|:i:i:i:|＿≧==≦__.|:i:i:i|:.:.:.:.:.|i:i:i:}〉i:|
　 　 　 　 　 　 V:i:i:i:i:i:i:|:.:.:.:.:|:i:i〈　　 ‐{__}‐　　 〉i |:.:.:.:.:.|i:i:i:i:ｉ/|
　　　　　　　　　|V:i:i:i:i: |:.:.:.:.:|:i:i:i:}　　ｲ芥ﾄ.　　{:i:ｉ:|:.:.:.:.:l|i:i:i:i:{:.:!
　　　　　　　　　|:.}:i:i:i:i: |:.:.:.:.:|:i:ｉ:/￣　 | d　 ￣ヾ:ｉ|:.:.:.:.:l|i:i:i:iﾊ:.!
　　　　　　　　　|:.|:i:i:i:i: |:.i:.:.:.|:i:ｉ{　　　�U:|　　　　}i|:.:.:.:.:l|i:ｉ:/:.:.:|
　　　　　　　　　|:.:V:i:i:i |:.l:.:.:.|:ヾ:i:〕iト､.ｊ　!__ ィi〔:i: l:.:.:.:.:ﾘi:i':.:.:.:.|
　　　　　　　　　|:.:.:ﾟ，:i:i乂.:.:.|:i:i:i:＼:i:i:≧≦:i:i:i:i:i:ｉ:|:.:.:./:i:i:{:.:.:.: !
　　　　　　　　　|:.:.:.:}i:i:i:i:i:iヾ:ト:-:-:i:i≧≠=:-:-:-ｲ:!:.:ｲ:i:i:i/:.:.:.: !
　　　　　　　　　|:.:.:.:|i:i:i:i:i:i: }:|:i:|:i:i:i:i:i::i:i:i:/:i:i:i:i:{:i:i:i|:.:.{:i:i:i |:.:.:.:.:|
　　　　　　　　　|:.:.:.:|i:i:i:i:i:i:i从:i|:i:i:i:i:i:i:i:iﾊ:i:i:i:i:ｉ|:i:i:i|:.:ﾊ:i:i: l:.:.:.:,ｌ|
　　　　　　　 　 乂:. !i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|:i:i:i:i:i:i:/i:i:V:i:i: |:i:i:iﾚ:i:i:i:i:ｉ:|:.:./.ﾘ
　　　　 　 　 　 　 /i|i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:|:i:i:i:i:ｉ/i:i:i:i:iV:i:ｉ|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ�W /
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　　　　　グッグル日本支部で使用していたサーバーは、電霊ジェミーによる運用とサマナーたちの戦闘で完全に破壊された。

　　　　　　　　　　　　　データはむろん、バックアップが存在するがだからといって損失がないわけではない。

　　　　　　　社屋も消し飛んだに等しく、またネットワーク類も寸断され国内中に通信障害を初めとした影響がでたほどだ。

　　　　　秘密裏に進んでいた電霊による陰謀を阻止できたものの、発生してしまった損害に対しては今でも嫌味が聞こえてくる。

　

2897 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 20:18:08 ID:5CI3YFjp

:.:.:.:／イ:.:/:.:.:l:.:.:.:.:.:.:l!:.:.:.:.:.:/:.:./:.:.:／　:.l:.:.:l:.:.l:.:.:.:.:ｉ:.:.:.:.:.:.:.| ヽ:.:.l
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:.:.:ヽヽ ﾉ!:.:./:.!:.:.:.:.:.:l:.:!:.:.:.:!:'　l:/ ‐‐ト､　l‐､!:l:l:.:.:.:.:l:.:.:.!:.:.:.:.l　 　 !
:.:.:.:冫 =l:.:.ｉ:.:.l:.:.:.:.:.:l:/l:.:.:/　 .l' 　ヽﾑｼヽ! ｉ:ｉl:.l:.:.:.:.ﾊ:.:.l､:.:.:.:l　　/
:.／:/ー:.:.:ll:.:.:!:.:.:.:.:ｉ'　l:.:l　　 ｌ　　　　　 l::l:.:!:.l:.:.:./ l:.:.'　､:.:.l
／l:'　　ｉl:.:l !:.:.!:.:.:.:! 　 !l　 　 !　　　　　 l:!:.:ｲ:!:.:/　l/　　 ＼!
　/　 　 !l:l　!:.:.l:.:.:l　　 !　　　　　　　 　 ',://'.:.:'　./　　　　 丶__　　　市場としてはアナハイムや大豊などが
　{./　　　!:.　!:.:.!:.!　　　　　　　　　　　　　､／　 '
　/　　 　 :.:.:､l:.:!:!　　 　 　 　 _　__, ‐‐　 ´　　　　　　　　　　　　　　今のうちにシェアを奪おうと仕掛けていますね
./　　　　 :.:.:,.‐l:.!　　　　 　 　 _冫'
　　　　.-‐ ' 　 ll ＼ 　 　 　 /:.:./　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　 ／　 　 　 　 ! 　 `　 _　ノ !:/



　



　　 　　　　　　　　─━━━━　．
　　　　　 　 ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
　　 　 ／:.:.:.:　-─＝＝ミ:.:.:.:.:.:.:.:／　,ﾊ
　　　 ':.:.:.／ ＿＿＿＿＿、:.:.:..<─＜:.:.ﾟ，
　　 /:.:.:/／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :.:.:.:.:.＼　 〉.:.:.
　　.:.:.:.':.:.:.:.:.:.､:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:∧:.:.:.:.:.:ﾄ∨ヽ. ﾊ
　　l:./:.:.:.:.:.:ﾄ:.:＼:.:.:ｰ＜.ィ气 :.:.:.:.: |ハ　�W:!
　　厶:.:.:.:.:.:.:. ＼{ ￣￣'乂z,ハ:.:.:.:.|:.:.:.}_l:.:.:|　　　　　　グッグル、特に日本支部は被害者だし
　　 ハ:.:.:.:.:ｰ|‐≠ミ　 、　　""　､:.:|:.:.:.:.:.:.:.:|
　 .厶１:.:.:.:.:.:.ヽ乂z）　　　_(　 　 �Y:.:.:.:.:.:.: |　　　　　　支援したいけどヤタガラスが介入すると
　　　 И:.:ｌ:.:.:.:.:ハ"" 　 ´　　 　/|:.|:.:ｌ:.:.:.:.八
　　　　 |从:.:.:.i:.:.:父ト --　　.イ　|:.|=ヘ:.:.:.:.:.:＼　　　　ややこしいことになるからなぁ……
　　　　 ∨ V八:.:.:{:.:.:.:.:.ィｉ〔　{　 ,|:.| 　 /〕iト ．:.:ヽ
　　　　 　 ./:.:.:.:＼∨´==ミ:　|／i|:.|=彡:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼
　　　　　 /:.:.:ｉ:.:.:.:.Yヽ.　　‐厂{￣|:.|　　　〉:i:i:i:i:i:i:i:i:iハ
　　 　　./:.:.:. |:.:.:.:.:|i:ｉ/　　 ,Xく　 |:.|　　./:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}
　 　 　 ,:.:.:.:.: |:.:.:.:.:|く___ ／ / {＼|:.|　 くi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/
　　　　i:.:.:.:.:.:ﾊ:.:.:.:.|i:i廴_ イ　∧. |:.|==彳:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/
　　　　|:.:.:.:.:.| |:.:.:. |i:i:i:i:ｉ＼∨i:i:i｀|:.|一 ’:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:′
　　　　|:.:.:.:.:.| |:.:.:. |i:i:i:i:ｉ:i:i:iヾ:i:i:i:i:V:i:i:i:i:/:i:i:i:i:i:i:i:i/
　　　　|:.:.:.:.:.| |:.:.:. |i:i:i:i:ｉ:i:i:i:i:i:0}:i:i:i:i:i:i /:i:i:i:i:i:i:i:i/
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　電霊ジェミーの存在は、偶発的に発生した新種の悪魔と分類し決着を見ている。

　　　　　この開発元こそグッグルであるが、だからと言って狙って作成したわけでもないものへの責任を問うことなど不可能だ。

　　　　　　　　　　　が、日本支部の社屋倒壊やAIの暴走などはやはり市場へ良くない噂として流れ出てしまうもの。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　削がれた力で競合他社と戦うことは、なかなかに厳しいものが在る。

　

2898 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 20:19:49 ID:TIzdGnL+

この世界にも存在していたのか、アナハイムや大豊…

2899 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 20:25:59 ID:5CI3YFjp

　

　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　/ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト.､_
　　　　./　.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::|:::::::::ﾞ''ｰ､
　　　　|........　　　:;:::::::::::／.:::::::::／:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::|::::i:::::::.. ::|
　　　 .l::/:::::::::l::::/........./....　 ／..............／........./........　 ﾊ:::::|::::::　:|
　　　 l::i::::::::::::|:::|:::::::/.:::::／:::::::::::::::／.:::::::／::::::::/::::/ .|i ...|　､: .|
　　 ./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;／..::::;／ /::::::::/,::::/　i.l:::::|:::::|::::|
　　/,:'|:::i:::::::／i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._　 /.::::／/:::/　,!::|:::::|:::::|:: l
　ノ 　 |::l::::/.斤l::::|::;ｲ:::::::／＿.|／ -､｀ﾒ::／　/::/-''7::::|::::|:::::|ﾍ:l
　　　　|::ﾄ::ヽ,弋l:::|/:|::::;ｲ　攵;:cﾘ￣`/／　　/,ィ-ｧ/:::::|::::|:::::|　|:!
　　　　.i:| l:::l.:＼,l::::::|::/:|　　　￣　　　　　　/'ﾞｰﾞｲ;':::::::l|:::l|::::| 　ヾ
　　　　 ｌ|.ﾉ::|::::l:::|i::::|/:::|　　　　　　　 　 ／､　　/:::::::/.|::l.|:: l
　　　　,ｨ''〈 |::::j:::l !:::::::::|　　　　　　 　　　 　ヽ./:::::::/　ｊﾉ.l::/　　　　　我々の領分を越えていますからね
　　　/,.;:;:;:;/／ｊﾒ　ヽ:::::|　　　　　　　　　 -‐.T:::::／　 　 j/
　 ／{,.;.;.;.;.;.;ﾞヽ,　＼.ヽ;::ﾄ､　　　　-‐‐‐-　,ｲ l::::/　　　　　　　　　　　歯がゆいものがありますが、割り切るしかないかと
／,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ,　 ＼N.　`　､　　ー　／|/ .|::/
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ.　　ヾ､ ／､ﾞ ー '　　　　 |/
:;:;:;:;:;:;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:ヽ､　　＼__. ヽ､::,＼
;.;.;.;.;.;.;.;.;.l:;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:;:;:;＼　　　/-､{;:;:;:,.ヽ､
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　　　　　　　　　　　　　　　　ヤタガラスは霊的国防機関であり、司法や経済へ食い込む組織ではない。

　　　　　　心情的に守ってやりたいものがあるとしても。扱う立場にないところへ口出しすれば、手痛いしっぺ返しがくるものだ。

　　　　　　　　　　　迂遠だとしても行政や関係省庁へと手配し、あとはうまくいくように祈る程度が関の山である。

　　　　　　　　　　　　　　　　　

2900 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 20:28:44 ID:5CI3YFjp

　　　　　─……─‐ミ
.ィi〔:..:.:.:.:.:.:∠二二　、:.＼
＼:/:.:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:ヽ ＿__
ﾆ7:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:.:.:.:.:V＿_}
_ｲ:.:.:.:.:`ト-- }:.:.:.:.:.:.厶斗:.:.:.:.ト ＼
:.:ｌ:.:.:.:/:/　}:ハ:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:}:ﾉ:.ﾄ､　 ヽ
:.:|:.:.:.ｌ:.:芹芯` ＼:lｲ芯ヾ:ﾊ:.:.:|　＼/
:.:|:.:.:.N 弋ツ　 　 弋ツ ' ｲ:.:.:|　)　　　　　　　
:.:|:.:.:.|"""　　　　′ ""/:.l:.:.:.| /{
:.:|:.:.:.| u　　　　 、　　 从:.:.:.:.|.{　 ､　　　　　　はぁ……なんか、ジェミーの言う通りになっちゃうなぁ、実際
:.:|:.:.:.|＼　　 　 ｲ 　.イ:.:.:.|:.:.:.ﾄ ＼ ＼
:.:|:.:.:.|{￣≧:ｰ─≦─z:.: |:.:.:.|　}　)　 }
:ハ:.:.|.〉　　-にト　　/:.:ｌ:.:|:.:.:.|　| (　 （
:i:i:i|:.:ﾄ ＿_ ｨ介ﾄ､_ ｲ:ｉ〕iト|:.:.:.l 〈.　＼　＼
:i:i:i|:.:|:iヽ　 　 |　|:i:i:i:i:ｉ/:ｉ:|:.:.:.ト． 、　＼　＼
:i:i:i|:.:|:i:ｉ:ｉ:＼　|　|:i:i:i:i:i':i:ｉ:|:.:.:.|:ハ　＼　}ヽ ノ
:i:i:i|:.:|:i:i:i:i:i:i:iヽ ﾉ:i:i:i:ｲ:i:i:i:|:.:.:.|:i:i:i}　　∨
:i:i:i|:.:|:i:i:i:i:i:i:}//|:i:i:iヾ:i:i:i:ｉ|:.:.:.|:i:i:i|
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　分かってるけど、としつつ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハルヒは深い溜息を再び落とす。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　大げさに吐き出された吐息が、手にした報告書をわずかに揺らした。

　

2901 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 20:33:11 ID:5CI3YFjp

　　　　　　 　 　 　 　 -───ミ
　　　　　　　.ィ　7´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. `:..､
　　　　 　 ｨ:.:.| /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｘ:.＼
　　　　　/:.:.:.:k:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　 　 iｲ:./ | ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾟ，　　　　　複雑で進歩が速く、大勢がからむ社会のシステムは
　　　　　 |:.:�Y、ﾉ:.:.:.:.:.:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ
　　　　　 |:.:.:/∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.　　　　　それぞれが目指す幸福が違うからまとまりがなく
　　 　 　 乂'ｲ:.l.ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:､:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i
　　　　 　 ./ l:.:k._}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..＼:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　　　 常に、誰かやどこかを犠牲に回っている
　　　　　　ｉ　|:.:| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ{:.:.:.:.:.:.:.:.: ﾄ､
　　　　　　|　|:.:| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
　　　　　　|　|:.:ﾚ :.:.:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.､:.:.:.＼
　　　　　　ﾄｨ:.:.x====:ミ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.＼
　　 　 　 　 |:.:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.
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　　　　　　　　　　　　　　　　グッグル日本支部に起きたことは、ただ不幸な出来事としか言い表せない。

　　　　　　　　　ヤタガラスや政府は最大限の支援をするとしても、損失された『今』と言う機会は二度と戻らないのだ。

　　　　　　その合間。アナハイムや大豊などが法を侵さずに自社の利益拡大を狙うこととて、感情を除けば悪いことではない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2902 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 20:37:56 ID:5CI3YFjp

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /＿＿_|冖|＿＿__,,／///|:|////
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　　 　　 /＿＿_,,|冖|＿___／ｉ:i|'///|:|////
　　　　　x仝x　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　　　‖＿＿_,,|冖|＿／ｉ:ｉ|ｉ:ｉ|'///|:|////
　｡　 ´｡o个o｡ ｀　　.　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿＿ __　　　‖＿＿　 /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
´｡s≦i:i:i:i:i:i:i:i:≧s｡　｀丶､、　　　　　　　　　  ィ二 、:.:.:.:.:.:.:＼ j{＿＿＿ |　　 社会の、世界の速さへ　  |
￣￣￣￣￣￣￣￣　　 ｀丶､ : .､　　　　  /:.:.:.:.:.:.:.＼:.:_:_:_:_:.ヽ ＿＿,,　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
ＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺ彡s｡｀`　 .,  /:.{:.:.:.:.厶:.:.:.:ヽ　∨:.:.:. ,,／|:| | |冖|　　 |i:i:|ｉ:ｉ|'"´ .|:|
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王王王王王王王王王王王─‐| |─| |　 〈|:.、_ 　 　 |:.:.:.|爪:.:.:.:.:.:.、 ||:| | |  ｜　　 人が、ついて行けていない　　　  |
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:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:,　 :, :, :, :, :,: く:i:i:i∧:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉィ|:i:i:i:i:i:i|:.:.:.:.:.:.:.:.／|:.| うつうつうつうつ
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　　　　　　　　　 　 　 （　　　　　　　　 /:i:i:i|:i:i:i:i:i|:i:i:i:i|:i:i:i:i:ｉ|:i:i:i:i:i:i|=彡　 　 /ｌ:.|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　社会を回す歯車は、誰を振り落とそうとも止まることはない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　がちり、がちりと大げさな音を立てて。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　誰かの手違いや悪意で遅れたモノを置き去りにして。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただただ。先頭へと立つ者たちさえ急かしながら、回り続けている。

　

2903 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 20:43:18 ID:5CI3YFjp

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿　＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　,.　−'´::/::::｀ヽ:::::｀丶、
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　　　　　　　　　　 ∠イ::::::/:::::::::|::::厂　　',::ﾄ､::::::ﾄ､::::::::::::',:::::ﾊ　　　　  |　　　　  …………　　　　 |
　　　　　　　　　　　　 |::::/:::/:::::_L::l._　　　';l　';::::l　ヽ:::i::::::',:::::::.　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
　　　　　　　　　　 　 厶'-:';.r|::::::|∨　｀丶　'　 '斗-‐';┼:::::|::|:::|
　　　　 　 　 　 　 　 ￣|::::{　|::::::|　'Ｔﾂト　　 　 ';}ゥＴ'';|.::::::|∧:|
　　　　 　 　 　 　 　 　 l∧ヽ|::::::|　 ｀¨´　　　i　　￣　ハ::::|　 :|　　
　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ:',::Ｎ　　 　 　 　 }　　　　|:::ﾊ: !
　　　　　　　　　　　　　　 _,.ｲヽ!ﾍ 　 　 　 　 ′　　 /l/　l;′
　　　　　 　 　 　 _,.．-　´　 !　|　',＼　　──‐　 , 'ヽ､
　　　　　　　,.　'´　　　　　　|.　|　 ヽ ＼　　　　／　|　 ｀　　._
　　　　　 ／　　　　　　　　｜　!　　 ＼ ｀　-イ　.|.　|　　　　　｀ヽ.
.　　　　 /　　　　　　　　 　 l.　 |　　　　＼ ／ 　 |　｜　　　　　　ﾍ


　

2904 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 20:43:28 ID:5CI3YFjp

　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ─……‐
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　　　　　　　 ':.:.:.:.:.i:.:.:.:i　 l}＼:.:.}:.:.:＼:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ｲ:.:.:!
　　　　　　　i:.:.:.:.:. |:.:.:.:!ー─ }:ハ:.:.: !斗匕{ヾ:.ｉ:.:.:}:.:.:| ||:.:.:|　　　　　機械の発展にしても、そうよ
　　　　　　　|:.:.!:.:.:.:.:.:.:.{ .ｨ芯卞　 ＼l ,ィ芯卞ｱ:.:/.:.:.:! |ﾄ :.|
　　　　　　　l/ｌ|:l.:|:ｌ:.:.:.:.　 辷ﾘ　　　　　辷zﾘ ' |:.:.:.:.:.:ﾄﾊ　 !　　　　　拡大したネットワークを介して、悪魔がどこへでも行ける
　　　　　　　|　ﾄ| ﾄ|:.:.:.∧　　　　 ,　　　　　　　|:.:.:.:.:.:|　ヽ ヽ
　　　　　　　|　| X:.:|:.:.:.:込、　　　_　　　　　 ｲ:|:.:.:.:.:.:ﾄ.　ハ/　　　　これは、誰か悪意ある悪魔が主導したわけじゃない
　　　　　　　|　|':}_}:.!:.:.:.:.:.:父ト　 　 `　　 イハ:|:.:.:.:.:.:|:.V:.:.|
　　　　　　　ヽ.|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:|ﾉ/　≧== 　 ／　 :|:.:.:.:.:.:|:.:.:.:. !
　　　 　 　 　 |:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:|i:|　　 ヽ　.イ　　　.ﾊ:.:.:.:.:.|:i:〕iト．
　　　 　 　 　 |ィi〔:i:|:.:.:.:.:.:.:|i:|⌒Y¨¨¨Y´￣｀V:.:.i:.:.:.:.:|:i:i:i:i:i:i:i〕iト．
　　　　 　 .イ:i:i:i:i:i:i:|:.:.:.:.:.:.:|i:|　 ﾍ　　 {- 　 /l:.:.:l:.:.:.:.:ﾄ :i:i:i:i:i/:i/:i:i:ヽ
　　　　　/:i:|:i|:i:i:i//|:.:.:.:.:.:.:|ハ__ノ}￣/＼ ｲ:i:|:.:.:.:.:.:.: |:}:}:i:ｉ:/:i/:i:i:i:i:iﾊ
　　　　 ,:i:i:i:i:i|:i:i:{i:ﾚ|:.:.:.:.:.:.:|:.:.:ヽ ﾉ　 { ／:i:i:i |:.:.:.:.:.:.: |ｼ:i:ｉ/:i/:i:i:i:i:i:i:i:i
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人がより良い生活を求め、研究し、試し、工夫して完成させてきたツール郡。

　　　　　　　　　　　　　　　　世界のどこへも届く光の通信網は、そのまま悪魔たちが自在に行き来する高速道路だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　もしかすれば、今このときもどこかで誰かが悪魔へと食われているかもしれない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だが、それを防ぐ術も知る方法も今のヤタガラスには乏しかった。

　

2905 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 20:49:10 ID:5CI3YFjp

　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿ _
　　　　　　　　　　　　　 ィi〔:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:..､
　　　　　　　　 　 　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　イ:.:.:.:.:.∠二二二　＼:.:.:.:.:.:.:.:.ﾟ，
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　　　　　　　　 ／i:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:. !
　　　　　　　　 ｀7|:.:.':.:.:.:.ハ1:.:.:.､:.:.:.:.:.:.:.:.:.V⌒7:.:.|
　　　　　　　　 / i}/:.:.:.:/ ＼ ＼{ ＼:.:.:.:.:.:.:.「＼l:.:.:|
　　　　 　 　 　ﾚｲ:.i:.:.:. ===　　　´￣､:.:.:.:.:.Ｌ.�Y:.:.|　　　　　　――――人と社会を繋ぎ、悪魔から守る
　　　　　　　　　 刈:.:.:.l　　　　　 ====Y:.:.:.| ) ∧:.|
　　　 　 　 　 　 ｨ7|:.:八 　 ′ 　 　 　 |:.:.: l:.}//:.:.|　　　　　　そんな隣人が必要だと思うわ、本当に
　　　　　　　 ／i:i:ｉ:|:.:.i:i:ｉ＼　つ　　　 ｨ|:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.|
　　　 　 　 ./i:i:i:i:i:i:|:.:.|i:i:i:i:i:≧=- .≦,Xl:.:.:.:i＼:.:.:. !
　　　　　　 {:ｉ:i:i:i:ｉ:/:.:.从￣Уｰ‐く.イ /:!:.:./:i:i:ｉ:ヽ:.|
　　　　　　 }:i:i:i:i:/:.:./:廴__.{/`　 ﾉi:i:ｲ:.:.:.,:':i:i:i:i:i:i:i:i:､
　　　　　 ｲi:i:i:ｉ:/:.:./"　／∧ 　 {iｱ.:.:.:.:ｲ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iﾊ
　　　　 /:i:i:i:i /:.:.∧.イ ｲ {＿7／:.:.／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}
　　　 イ⌒ヽｉ{:.:.:,:i:i ＼ ィi〔i／:.:.／:i:i:/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ﾘ
　　 /⌒ヽ　 V:.:.{:i:i:0}:i:i:i: /:.:.:.ｲ:i:i:i:ｉ/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:/
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　./:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:≧=====ｧト---ミ:iｲ:i:イ:i:i:i:i:i:i:i:i:i/
　 ヽ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:} |　　 〃:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/
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　　　　　　　　　　　　　　　　手法を違え、悪魔として討たれた『電霊』ジェミーとは縁が途絶えたけれども。

　　　　　　　　　　　　　そうでない『電霊』が生まれうる可能性は残っているはずだと、ハルヒは報告書を撫でる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人工知能に魔が差し込み、神を自称する悪魔となったのならば。

　　　　　　　　　　　　　　　　今なお開発と発展が続くAIが、同じ道をなぞらないと言い切ることはできない。

　

2906 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 20:50:24 ID:5CI3YFjp

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　　 　 V:.:.ｌ:.Nx≠弌:.:.:.:/x≠弌:.:.:.:.:.:.:|=ﾐ:､
　 　 　 .:.:.:!:.:.:伐ﾃ　 V/ 戈テ　|:.:.:.:.:.:.|　}:.:.＼__j
　　　〈_,′|:.:八" 　 ,　　　　"" |:.:.:.:.:.:.|ノ:.:.:.:.:.:.:l　　　　ねえ、古泉くん
　　　　 |:.:.|:.:.:.:.:..､　　　　　　　 |:.:.:.:.:.:.ﾄ :.:.:.:.:.:.:.l
　　　　 |:.:.|:.:.:.:.:|i:i＼　ｰ 一　 ｲ!:.:.:.:.:. |i:i:i＼:.:.: !　　　 これってさ
　　　　 l:./!:.:.:.: |i:i:i:i:i≧=-　 　 |:.:.:.:.:.:.|i:i:i:i:i:i〕iト ．
　　　　 |:l:i|:.:.:.:.:|i:厂￣ 「　lｰ　 |:.:.:.:.:.:.|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ
　　　　 |:l:i|:.:.:.:.:|i:｝　　　芥､ 　 |:.:.:.:.:.:.|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iハ
　　　　 |:ti|:.:.:.:.:|i:i＼　イ　!　＼|:.:.:.:.:.:从i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:.
　　　　 l:.`|:.:.:.:.:|i:i:i:i:i∨ ｄ ＼_/!:.:.:.:./:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|
　　　　 |:.:.|:.:.:.:.:|i:i:i:i:i:i:ヽ　　/:i:ｉl:.:.:./:i:i:i:i:i:V:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iﾊ
　　　　 |:.:.|:.:.:.:.:|､:i:i:i:i:i:i:i:V/:i:i:i:l:.:.:′i:i:i:i:i:{!:i:i:i:i:i:i:i:イi:i:}


　

2907 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 20:51:21 ID:5CI3YFjp

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ＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺ　 ｜　　　　 AIONって、読めない？　　　  |　 |　　 |i:i:|ｉ:ｉ|'"´ .|:|
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:　:　:　:　:　:　:　:　:　:,　:,　:, :, :, :, :, :, :, :, ｒつうつうつうつうつうつうつう|｀¨¨´|うつうつうつうつ

　

2908 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 20:51:41 ID:5CI3YFjp

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2909 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 20:53:59 ID:jsPnodfV

あの世界の原型か

2910 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 20:58:23 ID:5CI3YFjp

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　　　　　　　　／￣ ＼　　　　　　　　_,, 丶`: : : : : : : : `ヽ､　　　 　 　 　 γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ　 ¨¨´
￣￣￣￣￣｜　　　　|￣￣  /　　 ／ : : : : : : : : : ＼: : : :＼　＼　　　 ｜　ジェミーが生きてるかもって事？　 |¨つ
　　　　　　　　`ｰ──'ﾞ　　　/{ 　 /: : :／ : : : : : : : : : ＼ : : : ,　):}  -‐… 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ'´.:.:.:.:
　　＿＿＿＿　　 　 　 　 　 ＼__/: : /: : : : :| : : | : : : : : : : : : ∨厶 .:.:.:.: .:.: ｜|　|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　||￣￣￣￣||　　　　　 ／⌒{ﾆ{: / : : / : | : : | : : :|: : |: : : | :|=|: :＼ .: .:.: ｜|　|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:___ｒ‐┬ｰ┐
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　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　／＼こ/　　／ニﾆ/　　 ＼二＼　　　　＼
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　＼‐ﾆﾆ|　　 ＼__／　　　　 }ニ／　　　　　‘，
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 | 　 厂＼こ|　　　 　 　 　 　─-}￣}￣　　　　　‘,
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 | 　 Ｌ.厂＼|　　　. . : : : : : : -─}○}￣: : : . 　 　 }
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　入足出探偵事務所の机は閑散とし、窓には変わらず外部のカメラが映す街の光景が広がっている。

　　　　　　　　　電工偽神事変の後。余暇や上がったレベル、増えた資金を元に自己研鑽を行う時間を設けしばしが過ぎた。

　　　　　　　　　　　　満足の行く成果が出始めた頃。やる夫等の元へ届いたメッセージに、花梨は思わず問い返す。

　

2911 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 21:00:48 ID:5CI3YFjp

　
　　　　　　　　　　　 　 　_　 -─‐-　 .
　　　　　　　　　　　 .　´　　 　 　 　 　 ｀　.
　　　　　 　 　 　 ／　　　　　 　 　 　 　 　 ':,
　　　　　　　 　 /　　 　 ＿_ ノ　　 　 ー‐　　',
　　　　　　 　 ./ 　 　 　-―　　 　 　 ―-
　　　　　　　 /　 　　 （ 　● ）　　　（ ●　）　　i
　　　　 　 　 ,　　　　　　　／　　　､　　　､　　　|　　　　　さすがにそれはない、事件後、グッグルのサーバーから
　　　　 　 　 ',　　　 　 　 {　　 　 人　　　}　　　}
　　　 　 　 　 ゝ　 　 　 　 ｀ ‐-‐　　｀ー '　 　 /、　　　　ジェミーに関するデータは、間違いなく消えていた
　　　　　　　　/＼　　　　　　　 　 　 　 　 .ィ ￣}
　 　 　 　 　 /　　 ＼　　ｰ-　＿＿ .｡-＜　　∠i　　　　　エッグマンやナンジャモ、第三者の調査でも間違いないお
　　　　　　 /　　　 　 ＼.　　/　　　　　　 ‐' ´　.|
　 　 　,.＜ム､＿　　｀ﾍ |　/　　　 ／＿_＞--イ｀＞-､
　　／////／.: .:￣〉　　l./　　　∠ィ´: : : : : :////////＼
　///////: : : : : : :i　　./　　 ／.: : : : : : : : ://////////;ﾍ
　i//////.: : : : : : :{　　{　　 / : : : : : : : : : /////////////〉
　l/////.: : : : : : : :|　　|　　.〉: : : : : : : : : :i///////////;//
. ,'////.: : : : : : : : :|　　|　　i : : : : : : : : : : {//,'///////／;〉
////,'.: : : : : : : : : :|　　|　　| : : : : : : : : : : l;/{/////／///＼
///,i : : : : : : : : : :.:|　　|　　|.: : : : : : : : : : .∨////-一"///∧
///|: : : : : : : : : : : |　　|　　| : : : : : : : : : : : ゝ////////////∧
///i:.: : : : : : : : : : :|　　}　　|: : : : : : : : : : : : :{/////////////∧

　

2912 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 21:01:53 ID:D4/VjaWg

AIONが誕生する前日譚か

2913 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 21:05:21 ID:5CI3YFjp

　　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼　　　　　　　
　　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼
　　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |　　　　　 けど、他のAIが『電霊』にならない保証はないってことだお
　　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　,. -＜: : : :|.:!　＼ 　_　　 ｨ い: : ＞‐- ､
　　　　／: : : : : : : : :.ヾヽ　　　ｰ '　 /:/: : : : : : : ∧
　　　/＼: : : : : : : : : : :.＞ミ ー--‐:ソ:: : : : : : : /: :ヽ、
　　 /: : : ヽ: : : : : : : : /　　　￣￣　 ヽ: : : : : :./: : : :.∧
　　 |: : : : : ＼: : : : ／　　　　　　　　　 ∨: : :/: : : : : : :ﾍ
　　 |: : : : : : : :ヽ／　　　　　　　　　　　　ヽ:/: : : : : : : : : 〉､
　　/: : : : : : ヽ:/　　　　　　　　　　　　　　∧: : : : : : : : /::入
　/: : : : : : : : : {　　┌─┐ ｆ￣￣}　（ ）　!　∨: : : : :／／　 ＼
厶: : : : : : : : : ::〉　　`ｰｰ'　　￣￣　　　 /}　　V二ﾆ ＜,　　　　 ヽ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　新しく買い求めたポッドへ届いた二通のメッセージ。

　　　　　　　　　　　一つはハルヒ等から、今回の件に関する追加報告として『電霊』発生の可能性が細やかに。

　　　　　　　　　　　　　そうしてもう一つ。これはヤタガラスや事件の関係者へと送信された『Aion』から。

　　　　　　　　　　　　　　　　事件解決の労いと、幾ばくかの報酬を振り込んだと言う履歴である。

　

2914 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 21:08:45 ID:5CI3YFjp

　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ''"ﾟ~￣ : : ￣~ﾟ"''　
　　　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : :.＼
　　　　　 　 　 　 (　　 ／: : : : : : ／￣.: : : : : : : :. :. :. :.＼
　　　　　　　 　 　 ＼/／: : : : ／ : : : : : : : : : : ＼: : : : : :‘，
.　　　　　　　 　 　 ／: : : : :／.: : : : : : : : : : : : : : :.＼: : : : ‘,
.　　　　　　 　 　 /: :/: : : :/ /: : : : : : : : : : : : : : : : : :| : : : : }
　　　　　　　 　 /: :/: : : :/: :| : : |: : :./: : :.|: : : : : : : : |: :＼: :}
　 　 　 　 　 　 |: : |: : : :メ､ | : : | : : |: : : :|: : : :|.: : : :.|: : : :}:_}＿ノ
　 　 　 　 　 　 |｜| : : /___八: : | : : |: :‐-|、: : |.: : : :.| : : 只 ＼
　 　 　 　 　 　 |八|: : :｣{⌒う,＼|＼ |＼: :| ＼ |: /: :/─/ /: : : }
　　 　 　 　 　 //八: : 圦 V;ﾘ 　 　 ⌒うミﾒx,,_|/: :/┐/ /: : : ∧　　　　　ほかの……か
　　 　 　 　 　 ＼}: :＼ {:::::::　 　 　 　 V;;ツノ ﾉ: :/ン|/ / { : //∧
　　　　　　 　 　 ﾉ: :/ 八 　 ､　　　　::::::::’::／: :/__,ノ{__{ /: /{///〉　　　　確かに。『悪魔召喚プログラム』の干渉があったとはいえ
　　　 　 　 　 ／ ／ / ∧　　　　　　　　 /: : :./'　 　 / /／八／
　　 　 　 　 / ／/: / /: : ／) ヽ 　 　 　 { : : ∧￣＼{／: :/: : ＼　　　　　誰かがなにかしたわけじゃ、ないもんね
.　　　 　 　 { ( 　{_/　{_／／＞ ‐--=≦八: : |　}: : :./ : : /＼ }: : )
　　　　　 　 ∨￣ 　 　／{ : : : : : :/＼ 　 |＼|_人 :/: : : :|ﾆ{￣￣＼
　　 　 　 ＿/　　　　　⌒］: : : : ／　 ∧　|: : ＼: : {: : : : |ﾆ{　 　 　 ＼
　　 　 厂 //￣＼　　 ___｝: : ／　　 ￣]　|/ : : :）: :＼.: :.|ﾆ{　　 /　 　‘，
.　 　 / ////////＼/∧ }／ 厂￣　＼∨: : ／]__／ ＼|ﾆ{　∨　　　　}〉
　　 〈＿＿///////∧/{　∨] : : : : : :{ (う〕厂￣＼　　 |＼　 |　　　　/ |
　　　 {　　　￣￣＼＿〉{　/ ｣＿＿__ノこ少､.: : : :./　　 |: : )　|　　　.// |
　　　 {　　　＼　　　 　 ∨　　 /: : : :/　|: :＼＼／＼__ノ／　｜　　/// |
　 　 人　　　　＼ 　 　 √　／: : : :/　/|: : : :＼　 　 ￣ lﾆ}　 |　　////,|＼
　　　　 ＼　　　　＼ 　 { 　 }＿＿/{　 { ＼______〉　　 　 }ﾆ}　/ ／//// |　 |
..　　　　　{＼　　　　 　 {　　　　 ＼{　 {　　　 　 　 　 　 }ﾆ} ／///////|　 |
..　　　　　{　 ＼　　 　 人　　　　＿{○{￣　 　 　 　 　 /=//////////ﾉ　 |
..　　　　　{　　｜　　　[＿＼　　　　{　 {＼　　　　　　 /／￣￣＼＿／　 八
　　　　　人　　　　　　　　　{＼______＼ ＼　　＿＿_／/＼'/////{ 　 　 ///＼
. 　 　 　 　 ＼　　　　　 　 人///,＼　}○}‐ 　 ／////// ＼///,{ 　 ／/////＼
.　　　　　　 　 ＼　　 　 　 　 ＼///,＼＿___／///////////〉//{_／////／　　}
　　　　　 　 　 　 ＼＿＿_／ ／＼///,＼/,￣￣￣￣￣￣////〈____＿／　　　 }
=================================================================================================================

　　　　ジェミーに自我とも神格とも言えるものが芽生えたキッカケの一つ『悪魔召喚プログラム』は、ネットに流れ拡散して長い。

　　　　　　　　　　　　　　　　　いずこかのAIがこれを入手、解析していたとしても不思議ではないだろう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　その結果。第二、第三のジェミーが生まれることは避けられない現実だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あるいは――――

　

2915 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 21:09:58 ID:5CI3YFjp

　
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　 　 　 　 　 '
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,　,　 　　　　　　　　　　　　　　　',
　　　　　　　　　　　　　　i　ゝ￣ ''ー-　 　 　 　 　 　 　 　 !　　　　　　　　もしかしたら、ジェミーは二体目で
　　　　　　　　　　　　 　 {　　 {＿_ 　ヽ　　　　　 　 　 　 　 }
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ', 　　ﾏj　￣ﾉ　　　　　　　　　　 /　　　　　　　 一体目が、やる夫達へ調査させたのかもしれないお
　　　　　　　　　　　　　　 ゝ　　｀ 　 ´　　　　　　　　 　 ∠ ＿
　　　　　　　　　　　　　　 { i　　　　　　　　　 　 　 　 ,ｨ´::::::::::::::｀ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 　 ゞ.､ ＿　　 ﾉ　　　　 　 ィ/:::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀ヽ　￣　　　 　,.ィ≦/::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀ ー-　　イ:::::::::::,{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 }:::::::::::, ﾄ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 j:,ｨ彡:::::::::ヾ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /:::::::::::::::::::::::::＼:::,ｨ":::::::::::::::::::::::,.ｨ≦｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{:::::::::::::::::::::::::,.::ｨ:´::::::::::::::::::::::::,.ｲ　／　 　ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 !::::::::::::::,.:ｨ.:´::::::::::::::::::::::::::::／　／´　 　 　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |:::::,.ｨ.:´:::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　/　　　　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:::{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|　　|　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 }:ｨ!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:|　　|　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 !ハ::::::::::::::::::::::::::::::,.ｨ´:::::!　　|　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　 ゝ.::::::::::::::::::::,.ｨ´:::::::::::|　　|　 　 　 　 　 !
　　　　　　　＿　　　　 　 　 　 　 　 　 　 {　　 　 ヽ:::::::,.ｨ´::::::::::::::::::|　　|　 　 　 　 　 |
　　　　　 ,.ｨ:::::::::＞.. 　　　　　　　 　 　 　 !　{ 　 　 ｀ﾌ´::::::::::::::::::::::::!　　!　 　 　 　 　 |
　　　　／:::::::::::::::::::::::｀''ｰ-- ==..,,　＿,.ｒｰ'|　i　{　 {. i'::::::::::::::::::::::::::::::!　　!　 　 　 　 　 |
　　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ|　i　 ! ヽ:::::::::::::::::::::::::::::|　　|　　　　 　 　 |
　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ.ゝ. ヽ.ノ::::::::::::::::::::::::::::!　　!　 　 　 　 　 |

　

2916 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 21:12:18 ID:5CI3YFjp

　　　　　　　　　　　　　　　　 _ﾆ=-─　─-=ﾆ_
　　　　　　　　 　 　 　 　 ､‐^ : : : : : : : : : : : : : `ヽ､
　　　　　　　　　 (　　 ／: : :／: : : : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　＼/: : :／: :/ : : : : : : : : : : :＼: :＼: ∧
.　　　　 　 　 ／⌒'/ : :/ : : /: : : : : : : : : : : :.|: :|: : : ∨∧
　　　　　 　 / /: :./: : / : : /: : : :|: : : : |: : : : :|: :| : : : |: : :|＿ﾉ
.　　　　 　 / / :【(| : : |: : /|: : : : |: : : : |: : : : :|: :| : : : |: : :「】: ＼
　　　　　　|: :|:/|ﾆ| : : | :＼|: : : : |: : : : | : : : / : | : : : |: /i|ﾆ| : |∧
. 　 　 　___|__//|ﾆ| : : | /　|＾''ｰ‐|: : : : |､___/____| : : : |/i/|ﾆ| : |: :|
　　　　　　|: | | |ﾆ|: : 芹竿ミﾒｘ _|: : : : | : /＼ : | : : : |ﾆ| |ﾆ| : |: :|
　　　　　　|: | | |ﾆ|: : 人 V;;;;;リ　　￣ 斗竿竿ミｘ : : :|ﾆ| |ﾆ| : |: :|
.　　 　 　 //| | |ﾆ| : : |:/:/:/::　　　　　└;;;;ソ ノ| : : 八 |_|ﾆ|: / :/
　　　 　 //　＼こ| : : |　　　　　'　 　 ::/:‘:/:/:/:| : : |_]＼|__|/ :/
.　　　　 |:{　 / ||ﾆ|: :叭　　　　　　　　　 　 　 /_| : : |_|: : |ﾆ| :/
.　　　　 |: ∨ /:|ﾆ| ∧: }ｈ､　 └　つ 　 ∪　ｲ_/: : ∧|: : |ﾆ|/|　　　　　　　　え、ど〜いう事？
　　　 　 ∨ /:/:∨/ ∧ ∨}ｈ｡　　　 　 ｡s≦ |/ : : :|　|: : |ﾆ|: |
.　　　 __ノ|: | : | | :|　 ∧ ∨/＼う爪 ／　　 / | : : :|　|: : |__|: |
. 　 　 　 ﾉ八: :| | :|　　∧ ∨/ ∧　∧　 　/|: :| : : :|〉 ＼ : :∨
　 　 　 / {　 ＼:|＼＿　 |: :|__/　∨ /＼　　＼＼: :＼／＼:∧
.　　 　 　 ∨　　＼＿ 　 ／＼　 /　／　＼/ /￣}: : ﾉ 　 } |: :|
　　　 　 　 ∨　 　 ∨　 |￣￣＼{／￣￣| 　 　 ﾉ／　　 厂)人
　　　　　　　{＼ 　 √　 | : : : : (◯) : : : : |/ 　 　 {／　 /／
.　　 　 　 　 ＼ 　 √ 　 ＼／⌒T⌒＼／　 　 　 }　　 }
.　　　　　 　 　 ＼_{　　　 　 /: : ∧: : ＼　　 　 　 }　／
.　　　　　　 　 　 叭　　　　〈＿/}０＼＿}　　　 　 厂
　　　　 　 　 　 　 ∧ 　 　 　 　-}　{‐　　　 　 　 √
　　　　　　　　　 　 ∧　　　　　　}０{‐　　　　 　 /
　　　　　　 　 　 　 　 ＼＿ﾆ=-''"~~"''-=ﾆ＿／
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　なんとなしの思いつきだけどとしながら、やる夫が花梨の疑問へと答える。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事の始まりを。

　

2917 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 21:15:35 ID:TIzdGnL+

『一体目』って、まさか… ! ?

2918 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 21:15:59 ID:5CI3YFjp

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ._　 -‐ -　､
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　´　　　　　　　｀ 、
　　　　　　　　　　　 　 　 ／　　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　 ７　　 　　　　　　　　　　 　 ｀､
　　　　　　　　　　　 　 / 　 　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　
　　　　　　　　　　　　 |　　　ー‐-‐'　　 `ー‐-─ 　 　 !　　　　　　　ファントムソサエティのサーバーから入手した
　　　　　　　　　　　　 |　　　（ ー‐）　'"　（ ー‐ ）　　　!
　　　　　　　　　　　　 ヽ　　 　 ,　 　 !　　　　　 　 　 /　　　　　　　 不自然な新聞の切り抜きから、調査を開始したお
　　　　　　　　　　　　 　 ＼　　ヽ＿人＿_,ノ｀ 　　／
　　　　　　 　 　　 　 　 |＼ ヽ　　｀　ー 　 　　 ｲ.／}　　　　　　　　 これ自体がやる夫を狙い撃ちした『電霊』の仕掛けだったら？
　　　　　　　　　　　　　く｀ヽ:::.＼ ＿　　　　／:::::::::く
　　　　　　　　　　_...::‐'´::＼＼::| /!　　　h/::::::::::::::::::ゝ...､
　　　　　 　 _...:::´:::::::::::::::::::::ヽi》|/ ﾄ､　　j |:::::::::::::::::::::::::::::｀:::....､
　　　　 ,.イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼o| ／ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀::...､
　　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼i／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::::|
　　　,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::|
　 　 j:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::/:::::::|
　　 /:::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::|
　 ,.'::::::::::::::::::::::}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::ﾞi
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　ファントムソサエティのサーバーから落とした『大量自殺』の記事の切り抜き。

　　　　　　　　　　　　　　　　これをファントムソサエティの大幹部等が注視していたことは、事実だとして。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　では。あの切り抜きだけを、なぜ残しておいたのか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　理由はいくらでも見つけられる。それこそ、偶然と片付けても良い。

　　　　　　　　　　　　　　　　ただ、もしも。先に生まれた『電霊』が、事件解決を願って意図して配置したならば。

　

2919 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 21:16:02 ID:tU0KeMiX

チャHマリアさん！！

2920 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 21:18:24 ID:5CI3YFjp

　
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿＿＿

.　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　 ｰ=ミz､　　　　＼
　　　　 　 　 　 　 　 /.　　　　r ァ芍`ゞ　z彡´　　|　ﾁﾗｯ
　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　ヽゞ '　 　 {´托ｹ　｜　　　　　　　その誰かは『電霊』が神になるのを、望んでいない
　　　　　　　　　　　 |　 　　 　 　, 　　　　　` 、
　　　　　　　　　　　 |　　　　　　|　　　　}　　　）　 i　　　　　　　 人の世の中が変に壊れることも、望んでない
　　　　　　　　　　　∧　　　　　　ー ― ＾ー ´　 /
　　　　　　　　　　　　 ≧y　　　　　　　　　　＿/　　　　　　　　もしかしたら――新しい隣人になってくれるかも、しれないお
　 　 　 　 　 　 　 　 ／￣:ﾞ|:::＞―　 　　― } : |
.　　　　　　 　 　 _／: : : : : |　　　 　　 :::::::／ : | 　 __
.　　　　 　 　 　 _|ヽ: : : : : :.|　　　　　/_／ : : : {二`-'`ｰｧ､＿
　　　　__　. . イ´:|:::ﾊ: : : //　 　 　 /f:r:、: : : : |: : :￣＜＿／: ー‐ ミ
　 　 /: /: : : : : :｜::::ゝ､ ﾚ　　　 　 　|:::∧ : : :｜: : : : : : : : :: : : : : : : :ヽ
. 　 /: /: : : : : : :｜:/: : }:i￣` 　´ ￣ |: : ∧: : / : : : : : : : : : : : : : : : : : : ',
　 /: /､: : : : : : : :!/: ／/｀ヽ___/￣￣|､ : : ヽ/: : : : : ｉ;,: : : : ′: : : : : : : :ﾊ







　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (__. : :''"ﾟ~￣￣~~ﾟ"'': :
　　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿__､-''~: :_､-''~: : : :_､-''~: : : : : : :
　　　　　　　　　　/=r━‐ ／: : : :／: : ／: :／ : : : : : : : : : :＼ ＼
　　　　　 　 　 　 【__|＿, : : : : ／: : ／ : : /: : : /: : : : : : : |: : :| : ∧
.　　　　 　 　 　 　 ＿_/ : : : /: : ／: : : : /: : : /: :. :.|: :| : : |: : :|＼ ∧
　　　　 　 　 　 ／／//: : : :| : / |: : : : /: :. :./: : : : |: :| : : |: : :| : :/ ∧
.　　　　　　　 <／ ／ |: : :气x∧ |: : : : | : : /: : : : : |: :| : : |: : :|: : : /: :
　 　 　 　 　 　 　 ￣八: :/　)うﾐ |: : : ‐|-- |: : |: : :/ :/: : /: : : : : : : | :|
.　　　 　 　 　 　 ┏/ / 人　{;ツ　＼: : |＼ |: : |: :/ :/: : / : : /: ＼: :| :|
　　　　 　 　 　 　 / / /::::　, 　 　 　 气ミx,|＿|:/ :/: : / : : /＼: : : :| :|
　 　 　 　 　 　 　 |: |: {　　　　　　　 　 　 )うx,,　|/: : / : : /: : : ＼: :|:/＿_／　　　　　　　　　――――はは！
　 　 　 　 　 　 　 |: |:∧ 　 r　 　 　 　 乂;;ツ ≫: : :/ : : /＿＿ /∧/⌒＼
　 　 　 　 　 　 　 |: |: :∧ 　 　 ‐y┐　:::''冖'^／ ／: : ／┐: : : :|ﾆ| |＼ : : |‐┓　　　　　　　かもね
　　　　 　 　 　 ／: :| /: ∧　　‐--' ／￣￣ : ／: : ／う)リ: : ／|ﾆ| | :｜ : |／
　　　　 　 　 ／: : : :|: : / ∧＿____/／￣￣ : : : ／ナ-イ -イ　 |ﾆ|∧: : : ｜　　　　　　　　 いがみ合うよりは、そっちのほーが良いかな、私も！
　　　　　　 八 : : ＼|: ∧/: | : : : /: : : :／￣￣＼￣〉￣　 　 　 |__| : | : : : |
　　　　　　 　 ＼ : : ＼　＼:＼ :/: :／/　 　 　 　 ∨ 　 　 ┏ｰ／|: : :| : : : |＼
.　　　 __厂＼　　＼: : :＼__∨ /: /: : |　 ／￣￣￣￣￣＼ ￣　 |: : :|: : |: : : :|
. 　 √__|　/　}_______)ﾉ ￣)　∨: /: :./|／＼ニ＼二＼こ＼∧　　 ∨ |: : |: : : :|＼
. √]　|└┘__＼_ﾆﾆ|─┐　 |.:.:|: : :|/＼二|ニﾆ|ニニ|ニﾆ｢∧　 　 V| /:|: : : :|: : ＼
　|__L┘　 (______ )=‐|‐ﾆ＞''八: |: : :＼／￣￣￣￣￣￣￣￣＼　　V : |: : : :|＼: : :￣＼
　L　┐__ --─＜=ﾆ／ 　 　/ )八 : : | ‐=ニニニニﾆ=‐＼ﾆﾆ／　　 |: :.|: : : :|: : | : : |: : :|
.　 ￣ {‐=ニニ=‐_／　 　 　 　 ∥/＼|‐=| ‐=ニ二ニニ=‐ ∨| 　 ＿∧: |: : : :|: : |: : /: : ﾉ
　　 　 ＼＿＿__/　　　　　 　 ∥/ ‐= ＼| ‐=ニﾆﾆ二=‐ ＿|ﾆ＼ 　 　 }/: : : :|: :/／:_／
　　　　　{_ニﾆﾆ{　　　　　 　 ∥/‐=二二| ‐=ニニニニﾆ=‐ ＼ﾆ|┐＿/ : : ／:／(￣
.　 　 　 　 ￣＼{　　　　　　 ∥_| ‐=ニ＼| ‐=ニニニニニﾆ=‐ ∨ |　　 ￣/:／
.　　 　 　 　 　 人　　 ＼　 ∥ _| ‐=ニ二| ‐=ニニニニニニ=‐ |=‐￣￣| |/

　

2921 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 21:20:02 ID:qXxsnWlf

そういえばそうか

2922 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 21:20:08 ID:5CI3YFjp

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　 -=ﾆ⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _　 -=ﾆ⌒　　　　　　　　　　　　　　　　 __,,..､､ -‐=ﾆ⌒
　　　　　　　　　　0　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _　 -=ﾆ⌒　　　　　　　　　　　　　__,,...､､ -‐=ﾆ⌒__,,..ﾆ=-‐　'"´
　　　　　　　　　　8　　　　　　　　　　　　　　　　_　 -=ﾆ⌒　　　　　　　　　　 __,,..､､ -‐=ﾆ⌒__,,..ﾆ=-‐　'"´.:.:.:.:.:.:.:ノ'⌒¨¨)
　　　　　　　　／￣ ＼　　　　　　　　_,,.. -=ﾆ⌒　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |__,,..ﾆ=-‐　''"´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:⌒¨¨´
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やる夫が視線を向けた先。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真新しいポッドは、何も言わぬまま佇んでいた。

　

2923 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 21:21:46 ID:5CI3YFjp

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2924 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 21:26:56 ID:5CI3YFjp

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二二──二二─　:<::>. . . . . ‐‐ ニ .─‐ 二　─ 二‐二二‐‐二二‐─二二─ 〈::〉 二─　.... ... ... .(__) ... ... ... ... ... ... ..
二 二 二 二 二 ‐ ‐<::>,..::'...-...-....∠ニ∠ﾆ∠ﾆ∠::/‐ｉニニ|─lニニ|i.─二二─二二─二二‐ ‐ ‐(__)‐ ‐ ‐ ‐ ‐::‐::‐::
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ﾆ 　'"ﾆﾆｱニニ∠ニﾆアニﾆアニ∠ニアニﾆ∠ﾆ7ﾆﾆi二二|ニﾆlニニ|ｉ.ニニ二ﾆ＼ﾆ＼ニﾆ＼ﾆ:::::乂_ソ::::::｀ヽ､: :ー: :‐::
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　深い、深い海の底。

　　　　　　　　　　　　　ジェミーが誇ったサーバールームへと告示した空間が、ゆるやかに漂う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今はまだ。深き所に眠りながら、たゆたいながら。

　　　　　　　　　　　　　人と。電霊のあり方を学びながら、間違わぬよう慎重に歩みを進めている。

　

2925 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 21:29:25 ID:5CI3YFjp

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ -─|i──li───|i──|i-/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ -─|i──li───|i──|i-/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 iｌ　　　 Aion起動します　　　 ,li
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ー|i──l|───l|───|iヽ'











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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　無機質な機械の、子供のような声を聞くものはまだ誰もいない。

　　　　　　　　　　　　いずれの後。国家の枠組みを喪失させ、企業と資本と駆動兵器へ悪魔を乗せた時代になるまで。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼らの声は、深き水底でただただ出会いの日を夢見るばかりであった。

　

2926 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 21:29:42 ID:5CI3YFjp

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:::::::／ﾆﾆﾆﾆ==ﾆﾆﾆﾆﾆム::::::::::::::|＿＿|＼|‐┤＼.ｉト .|i:.￣￣.:|ヽ |::::|　 |∩」| |l|'´|／||'´|¨:|二ﾆﾆ／　|　　 ,. |/|ﾆ||i:i:i:i:i:i:i:
::::〈ﾆニア´　　　 ｀'守ﾆﾆム:_:_:_:::|　|　 ＼ |　:ト　 |:ト .| |ト.．　:|　＼┴k<ﾆﾆ二l|'´|／||. ＿＿ﾆ／　　 |｡o≦ｉ:|/|ﾆ||:i:i:＞ ´
|＼＼Y　　　　 　　　Yﾆﾆﾆム¨|￣..|＼|￣￣￣￣ﾞト .| |トミ｀ｉ | ＼ |　| |￣~|￣|' ｒ‐:´　 　 　 ＼　 　 ,ﾍ_＿:ｉ:|/ ＞ ´ |￣￣
|　| |::ｉ{　　　　　　　　}ﾆﾆﾆﾆム|　　|　 |:.:.:.:.:.:.:.:.: :.:.ト .| |トミ｀| | ＼ |　|￣￣|‐‐|' {__　　 　 ﾆ=‐−─{と二ﾌ＼ ´　　　|
|　| |从　　　　　　　 从三三ﾆム＿|＼|:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:|‐┴──| | ＼ |￣~ﾞ|　|.　＿ﾉ ＿＞､¨ ／＼「l´:::::::::;勹ｰ{〉　　　.|
|　| |¨込　 　 　 　 ,ｲ三三三三ム,| ＼ ＿＿___ _　　　　　　　　　　　　 　 ∠_.:　/　（●） （●） ヽ:::::::;'"　｛￣＼_ ｡o1￣
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|　| |¨￣_| :| |:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_|:..:|　　|￣ |≧ ＼　二ﾆ‐二 　 ￣￣｀　､　~"ﾞﾞﾞﾞﾞ~~~...＼.　 ｀⌒´　／⌒￣:厂＼＿_/〉 |: : : : : :
|　| |¨￣_| :| |＼:_:_:_:_:_:_:_:_: ＼|　　|＿_l.＞＜|.）　　　 　 ＼　　　　　　 ｀ー─二八(　 个=今　 ／　　/:.:. : : : :／　|_,.｡o≦
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.　　　　　　　 ||／.く:i:ｉ:>　　　　　　【女神転生シリーズ二次創作】　　　　　 　 　 　 || ／　　 　 　 　 　 　 ／　　　　 ）i
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.　　　　　　　 ||　　　　　　 　 　 デビルサマナーやる夫VS電工偽神　　　　　　　　||　　 　 　 　 　 .／　/￣￣￣
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2927 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 21:31:49 ID:5CI3YFjp

　
※修正


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|　| |从　　　　　　　 从三三ﾆム＿|＼|:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:|‐┴──| | ＼ |￣~ﾞ|　|.　＿ﾉ ＿＞､¨ ／＼「l´:::::::::;勹ｰ{〉　　　.|
|　| |¨込　 　 　 　 ,ｲ三三三三ム,| ＼ ＿＿___ _　　　　　　　　　　　　 　 ∠_.:　/　（●） （●） ヽ:::::::;'"　｛￣＼_ ｡o1￣
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2928 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 21:32:02 ID:5CI3YFjp

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ ム=ﾆｰ-　_:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　＞ '"´￣ 　　 　 　`ヽ､.｀ヽ､:.:.:ゝ
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　　　　　　　　　　 　　 ／　　　 　 /　　　　　　　　 　　 　 ＼',:.:.:.',
　　　　　　　　　　　 ／ ／.,'　　 .イ 　 　 　　 　.}　　 　　　 　`､:.:ﾘ
　　　　　　　　　ｰ-ﾆイ/ 　{　　/　l　　　　　　､_ﾊ 　 　 　 　 　 ∨
　　　　 　 　 　　 |｀l　ｲ　　',　/　　ゝ',　　　 / /｀',ヽ　/　 ',　　　 ',
　　　 　 　 l⌒l 　|ﾆ|´ ',./　ﾊ {　　　｀へ　 ｲﾚ'　　|　ｲ　　 ｌ　　 　 !
　　　　　　 |三!'´.l=/ 　'ﾍ./.ｨﾆ二ﾆゞ　　｀´ゝ､=‐､,ソl　 　.|　　　 .|　　　　　　　　　　　　いっじょーーーーーー！！！！！！
　　　　　／|三!　.ｌ/ 　ヽ　l ´/／/／　　　　 ｀゛''ゞ 丿　　│　　　ﾍ　/´ヽ
　　　 ／　 .l三!　.ｌ 　　 lゝ{　　　 　 /´⌒⌒ヽ/／／ /　　l',.　　　 ∨三/ 　r=､　　　　　これにて、本作は完結！　完結です！
　　　,'/　　 |三ﾘ､{､ ､　.{　ゝ　　 　 ゝ ´　 　ソ ゝ二ｲ　　 ,' ヽ　 　./三/　 /三ｿ
　　　 {　 　 {_ゝ` ｿ ヽ‐-ヽ-‐≧=‐-_ 　二二__＜´ノ 　　/　　ヽ　/三/＼/三/　　　　　拙作のなにかへ繋がる気配を感じている方は、ありがとう！！！
　　 ／ﾍ ∠ﾆ‐'ｰ-‐ソ;;;:::::::::／:{　 　｀{ }´￣ゝ 二´＿. イ　　　 ∨三/　/三/
　 ./　 ∠ﾆ三ﾆｲ´-‐'"´￣ {: ノゝ_,イlﾍﾊ､__ノ: : ゝ; : :｀ー-ｨvｿ}{ｿﾆｿ､./三/
　 ,'　./ﾆ三ﾆ,ｲ:.{´: : : : : : : :ゝ`ｰ.､＿};{＿＿ヽ: ;ノ｀ﾞ''ー-ゝ__ソ｀ヽ｀ノゝイ/!
　 |　/ﾆ三ﾆﾊ : l: : : : : : : : : :ﾑ:::::::::::/l:::::::::::::个: : : : : : : ＼ヽ三三＼､_ｲﾚ
　 ﾍ,'ﾆﾆﾑﾆl ﾍ: ﾍ: : : : : : :／＼::::::_;l/:::::::::;:イﾍ : : : : : : : : :}.ﾊ三三￣ﾂ }
　　 ヽ三!三! : : ｿ: : : : イ´:::::ノ:｀´:::::｀'ｰ'´:::::::::::',: : : : : : : :/./:l.ﾆ/ﾆﾆ/ /
　　 .) ヘ{アｌ: : ∧{: ／:::,イ´｀ゝ､;;ｨ_;;､:::::::ﾍ:::::::::::l､: : : : :{ン'´ ;'_/ﾆﾆ/ /
　　 '´　 ゝ､{.∨　ﾍ:{ﾆソ'´:::::::ノ ; ; ; ; ｀1'"´＼:::::::ﾞ＼:.ﾊl: : : ://ﾆﾆ/.ノ
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2929 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 21:33:16 ID:5CI3YFjp

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　　　　　　　　　　　　 　⌒ {.ｲ ' ‖!ｿ,ｨzz�_ゝ､{ .l!　ゝ!∨ヽ　 l　l　l f,　＼　　　　　Vの方の叡智シーン初め、色々と手を出してみた本作
　　　　　　　　　　　　(､._,,彡イﾞ│　fｲ乂zｿ｀ﾞ' ヽ{父zzz∨ｭ|! j!　 ､∨＼ r‐'
　　　　　　　　　　　　 　 .ｲ.1 j!　f　ﾍ!"::::: ''　, 　 ｀弋zﾉ ﾘゝj!/j　1 ,ヽ､　｀　　　　　当初予定よりも膨れましたが、無事に完結できて一安心です
　　　　　 　 　 ＿ 　 　 / j ﾊ lゝ.ﾊ､从　 　 r　 ,　　:::::"ノ　 ' .ｲ!　|│个ヽ
　　　　　　　 (/⌒ 　　 {!,ｲ|!ﾍ ﾊ {ﾞ勺z}ゝ、　 ﾟ´　　　イ个.//　'　 ! |k l!∨　　　　　ここまでのお付き合い、本当にありがとうございました
　　　　　　　　ゝﾆ=-'" ゝ上./スゝア/'(三ﾟ　､_.　＜ノ'"/ ｲ'_.ノ丿 ' j!ﾍl!､.＼
　　　⌒＞≦´￣__,,..-‐'ﾟ´ン!　1乂ｱ　 ゝ=三ｿz=≧z=(ｨ'下r个ﾉﾉｲン〈 ｀ヽ ＼
　　　／´￣アﾞ´　　..＞, ´　!　|! ﾌ'｀ゝ､ﾉ_＞く´ゝﾆ三ノン'ソ リ.く⌒ﾝf ﾍ､ ＼｀ヽ
　　./{ γ´／´ン'ﾟ´ ／´＞ |!　 '／´／´　 .ｲ´｀ヽ≧≦≧ｧイ´: : ゝ. :j ＼＼　ヽ、ヽ
　　乂ゝj!〈　./,　 イ' .／　ｨ ∨:∧∨ゝ　 〃lヽ 　 ∨｀＼⌒´:Y: ｲ: : :.|　　＼｀　､｀ヽ∨
　　　 ,｀⌒ゝ乂 .{ .{ , ｲ　 f ./: : : ／　｀´ｿ 八　 __ソ　.／ゝ∨j/: : /: '　　　､ヽ､　＼ ＼
　　　ﾊ._._ノ,斗ゝ乂ゝ八 ∧j : : /＼＼〈 /‖ｿ´　ﾑ _,,イ'´: 'ﾍ!’: : ': :ﾊ ヽ　 ｌ ∧ヽ　 ヽ｀ヽ
　　　` 一 '(f ﾝ＞ヽ≧イ＜ﾟ:c:‖: : ＼/ ｌﾉ'}!　　　/ｱ´: : : : : j!: /: : ' ヽ. ∨.j　　　f.､ ∨
　　　　　 __　ヽｭ夕 ) f ､.r､ ゝ:j{: : : : : ゝゝﾉ'=≦´‖: : : : : : 'ﾟ:/: : :ﾊ } 1ﾍ}./.／　八ﾍ }
　 γ⌒´:::::::｀ﾟ'ｰ( _イ辷ﾉ' ) j:｀ゝ､_: : : :｀}{ﾟ: : : : : :j{: : o: : : 'ﾝ : : ｲ∨j 八 イ　　ｲ　 ﾉｿ
　　ﾟ'ｰ--- ､::::::::::￣::::::::)zイ:|: : : :ヽﾏ⌒≧z:､__: : ﾑ､: : ;.イｲ: : ´: : :∨ｨ´　 イ _/ イ　 j
　　 ...＞=≦｀γ’::::::: ｲ:,＞ｧ{: : : : : :lゝ:､:｀介:｀≧ｰ-rﾍ:ア j:∨: : γ〃 ｨ'ﾟ(∨ ｨﾟ´( ン'ノ
γ´ : : : : : : : ﾉ:::::::::/:./ン＾ゝ': : : : : Y: : ｀ﾞ'心､ｰ: : _ﾉ'´ : : ': : ゝ.:八ﾊ./´ゝ Y-二ソ//
´ゞ､: : : : : :／:::::::::/:.／':´￣:ﾑ: : : : :|: : : ｀父､ : : ´ ﾑ∨: : : 〃 ヽ : ｀∨ゝ ﾍﾄ､.ノ八{__丿
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2930 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/18(火) 21:33:54 ID:5CI3YFjp

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　　_＞'ﾟ´::/::::::::y:' ´:::{::::::::::::: ｲiﾍ ゝ　　　　　　　　　　　- 　 　 　 ／: : : _z=-‐‐　=-　≧ ､ヽ: :ヽ
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￣´　 ／::ｨ'´｀ゝ､_:::_::::二ｲ ﾊ　jl.ﾉソ＼　　　　　　　　__ゝ ≧z,..〈:／　ノ'´ 　　'"　　　 ノ 　 , ＼ : : }
　__,／:: ｲ_　7ゝ､　｀ゝ＜´　 γ=^ｲ: : ｀ヽ　　　　　　'´￣＞‐＜｀ノ　 ’　 ／ 　 ,　　／　 　 j 　 ゝ:ﾉ
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: : : : : ゝ: ﾍ{..／　 ／ -‐.､=‐-....＞ ._: : : : : : : : ﾑ : ﾑﾞヽ,{.､{ ､　 !　.ゝ∨　::::: ﾞ , ´　,,fcｿヽﾘ,, .ｲ　/!
: : : : : : : : :/ｨ 　 /: : : : : : :).＞.´　 ∧｀＞ : : : : : j: : :ﾑ: ゝ＜ ゝ1 ､.} ｀ヽ　　　　　　 :::::ﾞ ﾉイ’　　' ,　　　　思う存分！　僕を！　たたえて！！！
＼: : : : : : {/{ 　 { : : : : γ./ 　＞ 'ﾟ´ ≧ ｰ-.: : : : : : : :ﾑ: : j: ＼ |ﾉ.ﾊ　、　 (｀ .:ｧ　　 ゝイ´_. _ノ　!､∨
　　, : : : : :ゝ: ､　∨ : : / 　j イz-‐=≦ア´ ＼: : : : : : : :j: : ﾞ: : /ｲ　ﾊlヽ＼＿ﾟ　　　_ イｧ≦ イ　, １ ﾞゝ､
　　ﾏ: : : : : : : : ≧z-: , ｨ　 f´:∨　 ／　 　　　ヽ: : : : : : : /ゝz イ‖ﾘ三ゝ_ｱ;ヽγｲ　/ン ノ.!/ｲ | j{　 ｀ヽ
　 　 ﾏ : : : : : : : : : : ‖{　　 , : ∨,　　　丿　　 ∧ : : : ; /: :＞｀ゝｲ^≧ｲ´ﾆｿソﾍ j{､弋≦７ ﾉﾞ∨八　　　) ゝ
.＜　　ﾏ : : : : : : : : : { 八　　ゝ.ｲ..!　 ／!　　　 ' ,:ﾍ: :,ｨ/:'ﾟ´: : :＼￣　Ｙﾉ´;;弋≧ー ､ゝ､｀ ＜‐イ'｀≧=-..,,__,ノ
: : :.｀: .､ヽ : : : : : : : : ゝ : ＞=＜´'!　.{＝,　　　{ .l: :ゝノ´: : :c :ﾟ: : ヽ. イ'⌒ヽｿ公 ､ ノ 　〉ヽｨ j. ＼　　｀ヽ＜＜
: : : : : : ｀: :､: : : : : : : : : : : : : : : : :|, ､ゝﾆゝ　　｀j;ｲ: : :{: : : : : : : : : : : ｲ､._　 ﾑﾇ､´｀´ ＼　ﾘノ'　　 ヽ ≧ ､.　ヽ
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: : : : : : : : : : : :.ヽ : : : : : : : : : : : : !: : : ゝ≧イ}ﾉl/: : : : :､ : : : : : : : : ‖: : : : :`ﾍ/ ／ : : : ;ヽ　!､ 　个.､. ヽ　ﾘ
: : : : : : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : ': : : :⌒＞‐'"j': : :ｌ: : : ＼: : : C : 〃: : : : : :｀tｿ､: : : : : :ﾑ;∨ l }!│､ ゝ､v'´
__: : : : : : : : : : : : : : : ': : : : : : : : ‖: :, : : : : : : :.|: : : :,､: : : : `: : : _ノﾟ: : : : : :〈〉‖⌒ : : : : : !l ∨ﾉ’,j　 ≧ｧ ≦
‐‐- ﾆ =‐- ..,_: : : : : : :＼ : : : : /' : : {: : : : : : :ﾉj : : : ﾔ:.､ : : : : ／｀: : : ｰ-≦ノ': : : : : : : : : ’: j イﾘ／イﾉ ｲ
　　　　 　 ｀≧｀ﾞ,＜: : : : :ヽ:＿_: : : :_:＞=‐-7´:ﾊ: : : ∧: ｀ﾞ:ｧ≦: :､: : : : : : :イ: : ､: : : : C :/ﾉ ﾉン'´ゝ　イ.丿
　　　　　　　　　 ｀ﾞヽ＜｀¨´: : : (ﾆ｀ヽヽ: : : :j: : : :｀ : _: ､／: : : : : : :≧ｧ＜: : : : : :＞‐- イ' ; ｲ´　　　　 '"
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2931 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 21:33:56 ID:e6aWnzmQ

完結乙！
今作も面白かった！

2932 ：触手の悪魔 ◆GS4LESkVMI ：2025/02/18(火) 21:34:54 ID:qsY7JzwS

完結乙でした！
今回も実に面白かったです！

2933 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 21:35:16 ID:yCUnAIyJ

お見事でしたーーー！！そうつながるのかよ！！

2934 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 21:37:08 ID:jsPnodfV

完結お疲れさまでした！　今回も面白かったです！

2935 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 21:38:32 ID:qXxsnWlf

完結乙

2936 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 21:46:31 ID:U3Pu1sG7

完結お疲れ様でした

2937 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 21:47:33 ID:TIzdGnL+

完結乙でしたー！

こうしてACメガテンにつながっていくのか…！

2938 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 21:48:25 ID:TpO2Gucc

完結乙
Ａｉｏｎを捻ってＡ１０ＩＮとか通信ケーブルを龍脈として使うとか
他にも色々設定やギミックが面白かったです

2939 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 21:52:48 ID:HBqgMJWi

乙乙
まさかACメガテンの前日談だとは

2940 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 22:13:25 ID:0ut9rKzZ

完結乙でした

2941 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 22:23:10 ID:pga5qc5W

完結乙

2942 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 22:24:33 ID:2G0eqlSx

完結乙でした

2943 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 22:51:26 ID:1FUrW7QP

完結おめでとうございます
なるほどなー

2944 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 23:22:39 ID:nT3EjnNs

完結乙です

2945 ：名無しさん＠狐板：2025/02/18(火) 23:31:12 ID:CHbz8ZDB

完結乙です

2946 ：うっかり侍 ◆VgdlYupz7Q ：2025/02/19(水) 00:29:25 ID:hT6kTTB/

完結おめでとうございます

2947 ：饅頭 ◆FR5jPnW6snWh ：2025/02/19(水) 00:40:06 ID:V51VxMlU

完結お疲れ様でした
花梨ちゃんとおニュイさんのWデカパイ最高でした

2948 ：ほびー ◆hpknKoAjeI ：2025/02/19(水) 00:49:57 ID:kmy75STI

完結おめでとうございます！

まさかこう繋がるとは！
ACメガテンビギニングって感じで最高でした！

2949 ：名無しさん＠狐板：2025/02/19(水) 01:02:53 ID:28g+PCmp

完結乙

2950 ：名無しさん＠狐板：2025/02/19(水) 03:22:04 ID:dvXT1hER

完結乙でした

2951 ：すずてん ◆cygol29wQ6 ：2025/02/19(水) 03:29:21 ID:hfW/AZ59

完結乙です〜

2952 ：名無しさん＠狐板：2025/02/19(水) 04:31:18 ID:bivKIvkJ

完結乙！

2953 ：名無しさん＠狐板：2025/02/19(水) 05:34:59 ID:Q/VmQZYX

乙でした

2954 ：さぁかす ◆AA.bYJxj3c ：2025/02/19(水) 06:52:59 ID:IX3YJ6Gn

完結おつです
ここで繋がるのかあ

2955 ：名無しさん＠狐板：2025/02/19(水) 07:56:13 ID:EH3UCA/z

完結乙でした

2956 ：名無しさん＠狐板：2025/02/19(水) 11:01:38 ID:diXV5bNt

完結お疲れ様でした

2957 ：名無しさん＠狐板：2025/02/19(水) 11:53:53 ID:zkrJOcgl

完結乙でした

2958 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/19(水) 19:18:40 ID:G5Hj4ZeW

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　______
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　　　 　 　 l⌒l 　|ﾆ|´ ',./　ﾊ {　　　｀へ　 ｲﾚ'　　|　ｲ　　 ｌ　　 　 !
　　　　　　 |三!'´.l=/ 　'ﾍ./.ｨﾆ二ﾆゞ　　｀´ゝ､=‐､,ソl　 　.|　　　 .|　　　　　　　　　　　　たくさんの乙、コメントありがとうございます〜
　　　　　／|三!　.ｌ/ 　ヽ　l ´/／/／　　　　 ｀゛''ゞ 丿　　│　　　ﾍ　/´ヽ
　　　 ／　 .l三!　.ｌ 　　 lゝ{　　　 　 /´⌒⌒ヽ/／／ /　　l',.　　　 ∨三/ 　r=､　　　　　せっかくなのでダルダルっと
　　　,'/　　 |三ﾘ､{､ ､　.{　ゝ　　 　 ゝ ´　 　ソ ゝ二ｲ　　 ,' ヽ　 　./三/　 /三ｿ
　　　 {　 　 {_ゝ` ｿ ヽ‐-ヽ-‐≧=‐-_ 　二二__＜´ノ 　　/　　ヽ　/三/＼/三/　　　　　 今作の裏話的なのをちらほら
　　 ／ﾍ ∠ﾆ‐'ｰ-‐ソ;;;:::::::::／:{　 　｀{ }´￣ゝ 二´＿. イ　　　 ∨三/　/三/
　 ./　 ∠ﾆ三ﾆｲ´-‐'"´￣ {: ノゝ_,イlﾍﾊ､__ノ: : ゝ; : :｀ー-ｨvｿ}{ｿﾆｿ､./三/　　　　　　　この話の始まりはすべて――下の思いつきに集約されています
　 ,'　./ﾆ三ﾆ,ｲ:.{´: : : : : : : :ゝ`ｰ.､＿};{＿＿ヽ: ;ノ｀ﾞ''ー-ゝ__ソ｀ヽ｀ノゝイ/!
　 |　/ﾆ三ﾆﾊ : l: : : : : : : : : :ﾑ:::::::::::/l:::::::::::::个: : : : : : : ＼ヽ三三＼､_ｲﾚ
　 ﾍ,'ﾆﾆﾑﾆl ﾍ: ﾍ: : : : : : :／＼::::::_;l/:::::::::;:イﾍ : : : : : : : : :}.ﾊ三三￣ﾂ }
　　 ヽ三!三! : : ｿ: : : : イ´:::::ノ:｀´:::::｀'ｰ'´:::::::::::',: : : : : : : :/./:l.ﾆ/ﾆﾆ/ /
　　 .) ヘ{アｌ: : ∧{: ／:::,イ´｀ゝ､;;ｨ_;;､:::::::ﾍ:::::::::::l､: : : : :{ン'´ ;'_/ﾆﾆ/ /
　　 '´　 ゝ､{.∨　ﾍ:{ﾆソ'´:::::::ノ ; ; ; ; ｀1'"´＼:::::::ﾞ＼:.ﾊl: : : ://ﾆﾆ/.ノ
　　　　　　　｀ 　 　｀/:::::::: イ､ ; ; ; ; ; ; ﾍ:::::::::{_ﾆ=ｰ-ｲ l|: : :ｲ/ﾆﾆ∧(
　　　　　　　　　　 /{､:／　　　＞‐-‐'"´ヽ::::::',　　　 　 {ｿ＼ン'"´ 　`
　　　　　　　　　　 ゝｿ　　　　　　　　 　　 ﾍ:::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ‐1
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ｀´












【やりたいこと】


::＼　 　 　 　 ＼　　　　　 　 　 　 　 �Y||lll!　　 !l|||�W　　　　　　　　　　　　く 　 　 ／／..:::／
..､:..＼　　　　　./　　　　　　　　　 ／ .�Y||l!　　 !lll�W＼　　　　　　　　　　　　}　.／／..:::／／
ヽ＼::..＼　 　 〈　　 　 　 　 　 .／　　　�Y|!_＿_|l�W'、　＼　　　　　　　 　 ／／／..:::／／
　.＼＼::..＼　　＼　 　 　 ＿_ ,{　 　 ／ �Y ￣ �W＼＼ 　 ヽ ＿　　 　 ／／／..:::／／
　 　 ＼＼::..＼　　＼　／ 　 ∧　.／　／|!　　　i| ＼＼＼　}　 　 ＼ ,/／／..:::／／
　　　　 ＼＼::..＼　　ｲ{　 　/　.V　 ／　 |!　　　i|　　 ヽ >./ ＼　 　.`く／..:::／／
　 　 　 　 .＼＼::..>.二｀...､/　.∧ Y 　 ／|!　　　iﾄ 　 　 .|/、　　Ｙ´ ｀ﾄ､ヽ／／
　　　 　 　 　 .ｰ/ ´ｒ〈/ ヽ| ／　∨ ／ 　.|!　　　i|　ヽ 　/ 　ヽ 　|rへヽ _　く
　　　　 　 　 　 {={:(　):}　}i |ﾄ.　　∨　　　}　￣　{　 　 /　　　/　|! {:(　):}== |
　　　　　 　 　 '{＞　_　 ｲ　|ｌ　Y　 ∨ 　 ′　　　,　　/　　.／{　 ＼,'厂　／}|
　　 　 　 　 　 | ヽ　 ＿＿_.廴ﾉ＼　∨　{　　　　 }　/　 ／／{　/ 　ー一 ./ !　　　GoogleのAI君が
　　 　 　 　 　 l　 ／　 ＿ V＼_＿＼＼., -‐=‐- ､ｲ .∠ ./　/.厂￣ ＼__/ . |
　　 　 　 　 　 l　r ／ ￣ ヽV:〔_≧廴ヽ ＼　　／ ｨ_'_ﾉ≦三}/./￣　ｰ┐|　 |　　　もう聖書より僕のが利用されてるやんけ！
　　　 　 　 　 ∧.| {　　 　 　 V.ヽｒ‐‐==`＼ Y ／r===‐-､ ,ﾘ./ 　 　 　 ! |　 |
　　　　　 　 ./　}.ﾄ ヽ.　　　　.}V:人〈∨´￣ ｀´ ￣｀.∨〉イ /〈　　　　　 ! l ヽヽ　　 と、魔が差して自分を神と定義したラスボスに
　　　　　　 ∧./∧ヽＹ　 　／ｲ〉ヽ|∧∨'￣ ＿ ￣∨/i　|/{＼ヽ　 　 ｨ／ 　.〉_〉
　 　 　 　 〈　〈〈.　!.! |　　.//../ |ﾄ Ｖ∧}　r‐ー ‐-､.{/ |　| / 　.Y}　　| |　　 /../　　『何故負けるんだ』『ググれカス』する話
　　　　　　.∨:{ ーl ! |.＿/.l../　{.{∧＼ヽ ｀ _こ ´／イ ! ﾘ..|＼　ト ー /　　 ! /　　　　　 　 　 　 　 　 ／
　　 　 　 　 .ゝ廴_ ＞‐一´/　 .l ヽ Ｙ^ヽヽ/.ﾊ／厂￣ /　.!　 ＼ ヽY 　 　 l/　　　　 　 　 　 　 　 ／／
　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　 .廴乂 ＿i〈 {_}} / 厂￣　 / 　 　 ヽ ゝ　＿/　　　　　　 　 　 　 ／／
　　　　　　　　　　　　　　-‐=　 　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　 =‐-　　 　 ／ ￣　＼　　　　∠／
=‐-＜　　/　　-‐= 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿　 ＿＿＿ 　 　 　 　 　 　 　 =‐- 　　_　＞‐　´￣／}
二二　〕　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 〔　　 　 ￣ }　}
￣￣　　‐　- =　　＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ 　=　- ‐　 ￣ ヽ .／／
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2959 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/19(水) 19:22:20 ID:G5Hj4ZeW

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 r.: ´: : : : : : : : :≧､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞- ――- ＜: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{　　 　 ＼{. 　　}　 　 |　',　　　　　　そんなわけで始まった本作だけど
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　●　　　● 　　|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　　　 途中で原作者様が旧ツイッターにて
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　ω　　　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',　　　　『悪魔なら機械から普通に情報を抜ける』と、設定開示がありまして
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
　　　　 　 　 { /　　　乂＿乂: : :ィ::::/⌒',:::＞- イ　　 /／　 }　/
　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
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　　　 　 　 　 ‖i|　从＼{＼　 { ヽV　||　 i＼》
　　　　　　　　{　i| :{ィ斧ミ:､ ＼'z斧ミ,ﾘ　,:}　｝　　　　　やべ、ラスボス電霊の優位性がなくなる
　　　　　　　　 V从{.{匕::::}　　　匕::::} } // /}
　　　　　　　　　{＼{　`ー'　　　 `ー'.厶/ /:ﾘ　　　　　んーじゃーー、どうしよーう
　　　　　　　　　乂个s｡ __(_人_)__ ｡イ彡'=个:､
　　　　　　　／　丿.} / i|ノ＼／ヽL　i{ (__､　＼＼　　いやそもそも電霊って何だよと考え直すことに
　　　　　　 { :{　`ｰ匸ら/ X不`:<ﾄ､:＼ゝｨ"＼　 Y )
　　 　 　 　 N＼　 ゞ=ﾑ/::::::：::::::::＞=ﾐ＼　/ ｝ ,ﾘ´
　　　　　　　　　 )人{　/::::::::・::::::〈///∧<つ.从(
　　　　　　　　　　　　辷ｚ_／＼_z∨//,ﾉ
　　　　　　　　　　　 /:::‖__乂_∨:::`=<
　　　 　 　 　 　 　 〈::::‖∨/|　 V::::::::::}
　　　　　　　　　　　 ` :i{　.V/!　 .V_彡'
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 �Y!　　 Vﾊ
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 凵　　　凵

2960 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/19(水) 19:27:25 ID:G5Hj4ZeW

　

　　　　　　　　　　_＿＿＿＿＿＿_　　 _____
　 　 　 　 　 　 /ニニニニニニニニニニニ{
　　　　　　　　/ニ//-=ニニニニニニニニ∧ ___　　　　　　　　初代電霊のマニトゥは観測機
　　　　　　　　-=//ﾆL〉---------- ､-=ニ∧ ⌒＼
　　　　　　　/ﾆ//ﾆ/　　　　　　　　　　＼-=ﾆﾊ: .　　/,　　 　　AIONは人から学習し、自己進化に繋げる生命体
　　　 　 　 /ﾆ//ﾆ/　 ＼ 　 　 　 　 /　　 ＼ニ〉: : .　 /,
.　　 　 　 /ﾆ//ﾆ/　　 　 ＼ ＿＿ /　　　　　V八: : .　 /,　　　どちらも人へ依存している存在だなぁ、となりまして
　　　 　 /ﾆ//ニ'　　　　　 /　　　　V　　　 -=}　　'，: . .　＼
.　　 　 /ﾆ//ﾆﾆ|　──　 | 　　　　 ∨ _-=ﾆ八V　 }ﾊ: . ＼: ＼ _＿＿
　　　 └ ､/ﾆﾆ八　　　　　＼　　　__ -=ｨうて�Y}　八∧ ___丶: .　__r‐ヘ: .　 ＼
　　　　　 ﾉ＼ﾆニ＼　 ／　　__ -=ニ／}乂ツ ﾉ八/　Vﾆﾆﾆ」__／ニ=- __＼: .　＼
　　 　 　 {: .　＼ニﾆ＼__　-=ニニ／ )/ 　 `｀　／}　　vﾆr‐へ-=ニニニﾆﾆ> ､　 丶
　　　　　八: .＼ ＼____ﾆ=--ぅう灯　　　　　ﾉ／ニV　　VLぅﾍﾍ〉ニニﾆﾆ／∧: ＼: . '，
　　　 　 　 }＼: . . 八八　 �W乂ツ　 　 ｰ／ニﾆﾆ八　　 vニﾆ=-＿＿／:i:iV ∧: . }: . 八
　　　 　 　 }:i:∧: . . ∧: ＼八乂 `｀　 ／oﾆニ／ﾆﾆ'，　 }ニニニL＿_＼:ｉ:ｉ:}//}ヘ八(
　　　 　 　 }:i:i:}ﾊ　. :/ﾊ: .L∧: .≧=-/ﾆﾆ＼／:i:i:i:i:i:i:}　八ニニニニニニ＼}//}ニ＼
　　　　 　 ﾉ:i:/　}　　. ::}: .〈ニ＼＼ﾆL＿_／---＜ﾆ八(/ニニニニﾆﾆ=-／}//}⌒¨¨ >
　 　 　 　 {:i:i{　八　. :八: .∧ﾆﾆ＼＼ニニ＞､ニニｱ　/ニニニニニﾆ／:i:i:///--=ﾆ´----
　　　　 　 ＼〉　　＼ ＿乂八ﾆニﾆ＞---⌒　 ¨¨└＜ニ=---- _＿__＼:i///--=三三三ﾆ=--
　　　　　　 ---=ﾆ三三三⌒≧彡'----=ﾆ三三三三三三三三三三三三三三ﾆ=--　￣￣￣
　　　　　　　　　 ￣￣￣ ---=ﾆ三三三三三三三三三三三三三三三ﾆ=--￣￣


　





　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _＿_
　　　　　　　　　　　　　　　 _＿＿＿　　　 --=ニニニ>､
　　　　　　　　　　　　　　　|ニニニニニニニニﾆ=--〈〉 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　|ニニニニニニ=- ￣　　 /　Vﾆ＼
　　　　　　　　　　　　 　 ／⌒Vニニニ／　＼　　　 '　　 Vニ〉
　　　　　　　　　 　 　 ／／　　八ﾆニ//　　　 ＼　/　　 ∧ﾆ'
　　　　　　 　 　 　 ／／/　 ／ ' ＼__L{ ----　 ／＼／　}V
　　　　　　　　 　 /:i/: ./　 '　 /: .　 /}/＼ﾆ=- 〈_＿_/＿_//
　　　　　　 　 　 /:i/: ./　/　 / /　 灯ぅ�_＼ﾆニニニﾆﾆ八
　　　　　　　 　 ':i:/: ./　/　 /{/　　{,_)/ハ八＼_＿＿__／}∧　　　　　ポジティブな電霊は人と共に発展していくことが望ましい
　　　　　　　　/:i/: ./　/ 　 ' 八 　 {乂ツ　　)/ んう�Y : 八:∧
　 　 　 　 　 〈:i:i{: ./　/　　{: : :| ＼乂' '　　　　 ゞツ八: /　}. : ::.　　　 人にとって足りない守りであり、その進化を手助けしながら
　　　　　　 　 ∨ / 　'　　 : : :八　　V￣}｀　ー　 ' ' ｨ彡　 八 . :'，
　　　　　　　　 {　{　 {　　 八: : :.＼　 V/≧=--r＜彡　　/: ﾊ　. }　　自己も高めるモノになるのではと解釈
　　　　　　 　 八 乂八　 {: .　､: . ∧　}ﾆrﾍr‐＜ﾆ}: .{　／ /: .}　八
　　　　　　　 '　 : ⌒: . ＼乂八＼　 }/ﾆL/ﾆｱVﾆ八乂. ::∧: .}/
　　　　 　 　 {　 {: .　 ＼: . ⌒:「⌒／::八__L/／∧ : ⌒ /　 ∨
　　　　 　 　 　 八: . . . { ､: . . {／:::／ﾆﾆ/|ﾆニﾆ∧. : /: }　　}
　　　　　　　八 　 ＼: .八 ＼/＼_/ﾆﾆ／:ｉ|ニニニ∧/: 八　八
　　　　　　　　 ＼ 　 ＼⌒rく:i:i:i:|ニ／:i:i:i:i:＼ﾆニニ∧/　 )/
　　　　　　　　　　 ¨¨¨⌒　＼＼|／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ﾆ/ﾆﾆ〉
　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾆ=-r＜辷辷辷≧=r‐=ﾆ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |/// ￣￣L{//{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣　　　　　 ￣

　

2961 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/19(水) 19:28:59 ID:G5Hj4ZeW

　　　　　　　　　　　　　_ 乂__,　　　､__/ﾉ
　　　　　　　　　　　／/　　￣)〉　 〈｢´
　　　　　　 　 　 　 乂廴 ､　- 冖ｰ‐-　 ､
　　　　　　　　　　　＿_(__　　ﾆ=-‐ｰ=ﾆ_》=‐ -
　　　　　　　　　　￣⌒＞''゛　∠-=＝=- _`丶、
　　　　　 　 　 　 　 ／　／／ﾆ_ﾆ-冖〜=こ＼＼
　　　　　　　　　　 /　／ ./ﾆ／　／　　　　､ 寸　＼
　　 　 　 　 　 　 /　/ 　/�n　　　　　　　　　　‘i， 　 ,
　　　　　　　　　/　/ 　/'゛/　 /　　　　 　　ｌ　 　‘i　　′
　　　　　　　　 /　 | 　 |　 |__/ | /| |.　　 　 |　| 　 |　　l
　　　　　　 　 /　　| 　 |　 |/￣}(~| |. /　　/|　|　　|　　l
　　　　　　　 /　 ./| 　 {ｨｬｚｚｚzミ,|ﾊ/　　/^|ノ|　 / 　| l
　　　　　 　 / 　 {〈|　|　( 乂Jﾂ'^　/／}/xzzzzｬ/ィ/│|　　　　つまりACメガテンの電霊に近い形が理想では？
　　 　 　 ノ/ 　,ﾉ∨　|　 ヽ: : :　　　　　　ﾋツ .ノ　/|　|│
　　　,　'゛ /　 / 八 　| 　 ﾊ　　　　 　 , 　 : :/::}／ ｣_ﾉ .|　　　　と、言う事でここから繋げられるなーと
　 ／　 ／ ／　　 }＼|　 j乂　　 ､ 　_　 　 /:::/ / 　　八
　(_　／ ／ 　 　 /:::| 从 | } ＼　　　　_.ィ(:{::::j　| 　／ {　＼　 今作の形へと落ち着きました
　 ／　　　　　　/:::八　 ∨　　 　 ｰｧ'゛ :l:::::::::{　| 　　　＼　 〉
／　　　　　.／⌒~^''ﾍ　　i　　　 　 {＜_:|::::::八　＼　　 　＼
／　　　　 /　　　　 　 |　 | ー- ､　　_,,..ﾆ=-ー＼　＼　､ 　|＼
　 ／　 　「~"�_､　　　|　 |　　　　　　　　　 　 　 ＼　}　）　|　 丶
／　 ／.:〈 r　　　＼　/　人 　 _〈_＼ 「 |,,∠〉　　 } ,乂＼ 　＼　 )
　　/( : ::::|｛　 ＼　 ∨ /s≦二二二_｣　Lこ_ミhvﾞ_,ノ/|＼＼ 　＼
／ {:::/::::::| ヽ 　　／／ﾆ_=‐¬冖［＿__　＿_]⌒ '�_/│::::＼＼　 ＼＿_
::::::: /::/::::|_, ､‐''゛／ |ア´　　　:　　　　|　|　　 ;　 　 'i. L_::::::::＼＼.　　　 ＼
::::::/::/_- ~ _､‐''゛　 /　　　　 / ′　: ［　 ]　 　 　 　 }　〉 ∨:::::::＼ト 、__ 　 ＼
:::/:／　_イ　　 .:　 /　 }　　 ,　　　　　 |_｣　　/　　　 j　　　}＼::::::: |　 ＼＼　　＼
:::/／ / ::}　 ／　Λ . :′　.:　　　　　　 ; :　/　　　　厂　∨　 } ::::ﾉ: ､ 　|　 ＼　　＼
:/:/ /{　｀¨´ 　 :/ ∧　j　/　 　 j/　/}　| i .:　　/　 √　　 　 /　＼: :}　 |＼　│　　 |
{:/　|::)h､＿／ /{::: ∧　/　　 　:′　　 | |　　.:　/ /¨⌒�_／　､ 　∨／ 　 ＼|　　　|
::|　 |::√　　　/_ 〕::::: У 　 　 /　　　　| :　　｛　{:/ ｰ=こ_ ＼　│ ／＼ 　 　 .| 　 ／
:::＼{「　､＿__／ﾉ::::{::〈__　　〈/／ 　/　| l　ノ 　_「　＼　　 　 ＼ﾄ 、 ＼ ＼　 / ／＼


　

2962 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/19(水) 19:32:27 ID:G5Hj4ZeW

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _　　-=======-　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　_ -=ニニニニニニニニニニ}l
　　　　　　　　　　　　　　　／-=ニニ∩ニニ=-　ニニニY /!
　　　　　　　　　　　　　　./-=ニニ／/ニ./γ＼＼　 |　| /ﾍ|
　　　　　　　　　　　　 , -{-=ﾆﾆ／／ﾆﾆ/ /＼　＼＼j　|' /.}|
　　　　　　　　　　　 ./　-.Vニニニニﾆ/ /.￣ ＼　＼> V／!!
　　　　　　　　　　　/ /⌒>}＞ニニニニニ=-　_. ヽ./{v_}|／}|
　　　　　　　　　　 / / ／/'ヘ |　　|　| j!ﾏ三三ﾆ-_ -V//-_/
　　　　　___　　_.／丶`　/!ニﾆj　　V |/＼＼三三三ﾆ-_.／　　　　　　　　　　　あとは『悪魔がネットを自由に行き来し、機械へ侵入可能』という大元設定
. ､ 丶 `　　､丶`　　　／/|ﾍ／|　　 V　 ャ==ミ ≪三三ﾍヽ
　　　　 ／　　　　 .／／:::{ﾞ {. λ　　 ＼　｀ヾﾉ )>／ ＞=7[＼-､　　　　　　　　 時代が進んで携帯端末はじめ、あらゆるところに電子機器在る現代や
／/ .／　　　　 .／／/::::.∧ У >　 　<｀. 　 ｀⌒>ィnv7<＼＼＼＼-､
. /／　　　　 ／／/ /:､ 丶`_- 叭 ＼(⌒ヽ 　 　 　,ゝ!/ }.＼＼}　i!　ヽ',　　　　 それより進んだ世界だと、民間への霊的防御が間に合わない
／　　　　 ／／ ./／ ､丶`二Vﾍへ___　　　､_　　　 ./ .// }ﾍ.　V´二二V
　 ／　 ／／　 ／／::/7/⌒Vﾍ Vニ} }ニニ=- _'_／イ./ /　 V/　{:::::::::::}|　　　だから人と悪魔の間にたつ存在が必要だと言うのも、再解釈の理由
／　 ／／　 ／／:::::///:::::/ }::/./ニ} }Oニニﾆ=-／／./　　　V/ !::::_ -=- _
､丶`.／　::::/／:::､丶`＞=-　 ￣￣￣　ニ=-=ﾆ､丶`//　　　　 V丶　-=ﾆ=-＼
､丶` ､丶`／_／ニ∠＿＿_　-=ﾆニ7/ニニニニニ//　　　 .／､丶`　_　-= _ /
　　／　<⌒ヽ＼ニニ=-＼::::::::::::::＼./ﾆ=-ニニニ./ヘ　　　 ＼ィ-=ﾆ<: : : : ｀Y
..／　／>＼_ /vヘﾆﾆﾆ=-.＼::::::::::::::＼ニ=-ニニ∧=- Yヘ.　　 Y　l|l: : :￣￣}l
'　.／／／>/ニニニニ7{ﾆ=-＼::::::::::::::＼ニニニニニヘY}}ﾍ　　l|l　l|l: : : : ─}|l
. <／／／./ニニニニ//ﾍニ=-.＼::::::::::::::＼ニニニニニVヘ}ヽ.. l|l　l|l: : : : ＿}|l
. <／<// /ニニニニ//ニﾍニﾆ=-＼::::::::::::::＼ﾆニニニﾆ＼|}Vヘl|l　l|l: : : : 　 }|l
　　 /ニニニニニﾆ//ニニヘニニ=-＼:::::::::::::::Vニニニ∧.ﾍ/::::::::}!　l|l: : : : ─}|l
　　,}ニニニニニニ./ﾆニニﾆヘニニ=-.＼::::::::::::Vニニニ∧.ﾍ:::／ヘ l|l: : : : ＿}|l
. ／-=ニニニニニ/ニニニニニ} Yニニ=-＼::::::::Vニニニ∧ }ニY: : :＼_: : : :_ノ}l
/-=ニニニニニﾆ/ニニニニニﾆ! |ニニﾆ=-∧:::::::Vニニニﾆ}.!ﾆ/l!: : : : : ￣　 ./}


　

2963 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/19(水) 19:38:55 ID:G5Hj4ZeW

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿__
　　　　　　　　　　　　　 　 _ =ニ∧二ニﾆ=- _
　　　　　　　　　　　 _. -=ﾆ=／. Υ￣ ＼_二ニﾆ=-　_
　　 　 　 　 　 　 　 |ﾆﾆ=／＼＿|＿__／ .＼ニニﾆﾆﾆ=}
　　 　 　 　 　 　 　 |ﾆ=/＼＿＿||＿＿／ 　ヽﾆニニニ|
　　 　 　 　 　 　 　 |三|＼＿_／￣＼＿＿／ |ﾆニﾆニ|
　　　　　　　 　 　 ..:|三|＿＿(´・ω・`)＿＿＿ﾆニﾆ= へ
　　　　　　　　　　/ |三|＿＿_＼＿／_＿＿＿}ニニ/　　 :.　　　　　　　今作は短くメインの事件のみでやるつもりだったので
　　　　　　　　　 ::| .{~~＼ﾆニニニニニニﾆ／,ィ ￣|i 　 　|:.
　　　　　　　　　 ::|八　i｢　示ー＝＝＝ '示斧ﾌ}　　|i 　 　|:::.　　　　　　やる夫はベテラン、世界観解説のために発展途上の花梨ちゃん
　　　　　　　 　 .:::|　 ヽ ＼乂ﾂ 　＼)　　乂ﾂ//　, ｲ|　　　　:::.
　　　　　 　 　 ..::::|　　 ト､_)　　　 △　　　　 ..ｲイ_ノ　　　 |　 ::::.　　　　 初期構想のラスボスは電霊技能ってことで
　　　 　 　 　 /:::/　　 .|公　＿＿_＿＿＿__ ノ / 　 |　　　 ヽ　:::::.
　 　 　 　 　 　 /　　 ‖　 i{ﾆニニニニニﾆﾆ{ '　　　 ､　　 　 ＼　　　　COMP封印、無条件アナライズで絶対優位のままじわじわ削ってくるタイプだった
　　　　　　 　 /　 　 ‖　　 〉========｢￣ヽ i　 　 　 Ｙ
　　　　　　　 　 　 　 |　　　}ﾆ|ﾆ二二ニ|＿_ﾉ}ﾄ　　　　..|　　　| 　 |
　　　　　　　 |　　　　|　　 /ヽ|ﾆ二ニﾆ└┐ ヽ}　　　　.|　　　| 　 |
　　　　　　　 |　　　　|　　.}　/=ﾆニニニヽi＿./　　　　 |/{／ {_／
.　　　　　　　 ＼＿／　 /_/{[iIiIiIiIiIiIiIiIiIiIiIiIiI]{　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　 /　| 　 　 /ﾆ=/ﾆニ=ニﾆ| ∨..＼　　 　 　 　 　 i
　　 　 　 　 　 |　..|　　 ./ﾆ=/ﾆニﾆニニﾄﾆ∨　 ＼　ﾄ､ 　 　 }/
　　 　 　 　 　 |　..|　　 'ﾆ=/(ﾆニﾆニﾆﾆ)､ﾆ∨__／＼ }.　 　 }
　　　　　　　　 ＼(＼_/_／ﾆ＼ﾆニニ／ﾆ.＼ﾆニ|ニ｢..| ./{／
　　　　　　　　　　　　 {＿＿＿.＼_／＿＿＿＿__／ . |/
　　　　　　　　　　　　　　　　 |ﾆﾆ》　　　《ﾆﾆ|
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ￣　　　　　￣


　




　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＜＞''´
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＜＞ ´
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＜＞ ´
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＜＞ ´
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＜＞ ´
　　　　 　 　 　 　 　 　 ＜＞ ´
　　 　 　 　 ＿__　＜＞ ´
　 　 　 　 {7 ＜＞〉　　　 　 _＿___
　　　　 ≪≫＝<厂ﾆ=-　_ (⌒乂: :｀`〜.､ ,､.-‐- ､、
.　 ≪≫ ´.　　 　 ｀''＜ﾆﾆﾆﾆ＼＿￣＼: : ＼_《＞ヵ:'，　　　　前線に立てない花梨ちゃんが、ラスボスへ電力供給してる
　　 　 　 　 　 　 　 　 ｀'＜ﾆﾆﾆ二二＼＼:＿彡イ:|:.｣!
　　　　　　　　　　　 　 　 ＿￣／ヽﾆノ | |⌒¨´ ﾚ|: Ｖ　　　　 電源ケーブルを見つけて、こっそり近づいてイヤー！　して
　　　　　　 　 　 _,,､-=ﾆ⌒ﾆﾆﾆﾆﾆ二∠_｣-＜__／＼＼
.　　　　　　　 ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆx〈⌒只:〉　　　　　): :)　　 能力低下したところでなぜだ、ググれカスする流れの予定だった
　　　　　 　 /⌒＼ﾆﾆﾆ二二二／ ,､ｰ‐'_ ＿ 　 　 ／⌒
　　　　　 　 {:.:.:.:.:.: Ｖﾆﾆﾆ二／∧<ﾆﾆﾆﾆ》ソ〉 .／　　　　　　
　 　 　 　 　 ＼.＿∧ﾆﾆﾆ:/i:i:ｉ:ｉ:∧:＼￣ ⌒´
　　　　　 　 　 　 〈:I:I＼ﾆ/:i:i／⌒∨⌒
.　　　　 　 　 　 　 ∨心―＜　 ／:∨/
.　　　　 　 　 　 　 /ﾆｧ‐ ､::::::::` ､::::::∨/
　　　　　 　 　 　 〈ﾆ/ ∧､_｀ｈ､:::::ヽ::::∨
　　 　 　 　 　 　 　 　 /∧:::::::Ｖ＞―‐′
　　　　　　 　 ， 　 　 　/∧:::::::Ｖ
　　 　 　 　 　 ′　 　 　 ／:::::::ﾉ
　　　　 　 　 　 　 　 　 /::::::::／
　　　　　　　　　　　　 /:::::／
　 　 　 　 　 　 　 　 /::／
.　　　　 　 　 　 　 〈心{
　　　　　　　　 　 　 }:I:ﾑ,_
　　　　　 　 　 　 　 ゝ‐=ﾆ〕



　

2964 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/19(水) 19:40:10 ID:G5Hj4ZeW

　　　　　　 /.＼　 .:ヘ　　　　　　　 　 　 　 　 　 ! |　 　　 　 　／: : : : ＼
　　　　　 ./､./ У: : : :ヽ　　　　　　　　　　 　 　 |｜　 　 　 ／: : : : : : :／}
　　　　　 !|　:l:､/: : : : : :ヽ　　　 　 　 　 　 　 　 l　|　 　 　.く : : :_: : ／／ ＼
　　　　.／:／:/: ＼: :／｀ヽ　　 　 　　 　　 　 　 l　|　　　 　＞イ 　 ＼´: __:.:.::ﾄ､
　　　 /｀:/ : ／｀Y／　　　 l　　 　 　 　 　 　 　 !　.!　　 イー ‐'　　　　Y　 ＼| |_
　　.ｒ〈: :/:／　　 |　　　　　 ｀ｰ　´｀ヽ_　 　 　　 |　 |　　!　　　 　　　　　 ＼.　　Y　＼
　／￣ :Y 　 　ィ　　　　　　　　　 　 |:ﾄ 　 　 　 !　 l　　|__　　 　ｒ‐ ､　 　 　l　　|　 　 〉
./: : : : : :|　　l´　　　 　 -.､　　 　 　 |:l ﾍ.ｒ､ . 　|　 | Y　　ヽ　 　.＼::::＼ 　 |　　|　.／　　　　ラスボスが偽AIONになったので
､ : : : : : :! 　 |　　　 　/::::/　 　 ／^Y　　{ﾍ{　　|　 |'　 ＼ / Y.　 　 ＼:: 〉　 `T´／〉
　＼: : : :ー ┘ 　 　 /::::/　　 Y　　 |:ｌ:|.　 Ｖ_／|^^|＼_.//､　｀ヽ　　　　　　 　|一 '　　　　　戦闘方法がSH２のリンゴがやってるアレへ変更になった
　/: ＼: : : l 　 　 .＿/７7ｰ､／ 　　 ,'::!:!ヽ_Y^Y´}-{:｀Y^Y　　＞ー’､　　　　..|　 ﾄ､
. {: : : : : :/｀V'´.:::::-=-:.､ヽくｲ　 　 ///　 } >.-{:ゝ､.ィ:}ｰく ､　 　 ＼　＼_　 イ､Z二:＼　　　 けど、物足りないのでナイトメアシステム乗っけて八回行動へ
　＼:: ::;/:::::::::::::,′　 　 V::､｀丶. //≠ｰイ 〈V{弋|ソ:}､./〉.}　⌒ヽ ｀Tﾆ}＜ ＼|　　〈: :.＼
　　..／/::::::::::::ﾍ、　 　 ﾉ::::::}: :}:〉: : : :.:｀ヽｒ＝ 〈　Y　〉 rイ ､　 　　＼ヾ}ﾄ､　　 {^ヽ　〉: : :.＼
　／::/::::::::::::::::::::｀:-=-´:::::::ヽﾉ : :./ : : ／＼: : ｀ー -= =' : : : :＼ /￣〉　　＼　 ＼! 'ｨ/￣￣ ｀ヽ
:´::::/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ./ : ／: : : : :＼: : : : : : : : : : : : : : ｒ.<^ヽ.　 　 ＼ ／;/: :: :｀ヽ、 : : ＼
::::/::::::　-　::::::::::::::::::::::::::::::/ 　〉 : : :.{｀: :､: :　: :/￣〉､ : : : : : ;へ-=ﾆヽ>､ 〉､ 　　/／＼: : : : : :＼ : : : >
/／　　　 　 ｀ヽ::::::::::::::::/＼.〈: : : ::/ ＼: :｀ー〈'.: :/-､ｰ､:.: : : ＼｀ー.く ／ヽﾍ／⌒〉:｀ヽ⌒ヽ: :.＼:＼〈
:/　　 　 _ 　 　 　'::::::::/{X_∧ ＼:「＼: :｀ー = :〉/ : :ﾉ／＼: : : : l 〈::::〉 ＼_/＼ヽイ.＞ｘ: :＼ ｝: : : ＼:＼
{　　　 {{´ }}　　　.}::::/{　V 　|　　.>､: :＼ー: : /,ﾍ イ:＼: :: :＼／ ＼　　_/{＼/〉／: :/: ＞､＼: : : : : ﾍ; : >
:.、 　 　 　 　 　 /;/ヽ＼ V_,| .／: : ＼ｨ ７ニﾍ._ノ'７〈ヾ＼ ＿ >: : /.￣ { .｀ー ヘ ／／: : /:７:〉 : : : : ヽ ::V
::::ゝ、　　　　 ／:/､ｰ’　}｀ー'/: : : :／へ:{{｛{｛X:X//:ゝ='´ ､: : : }:/　 _.　ﾍ_}　 ゝ_/７´: : ／ :/´ : : : : : :.ヽ: :V
::::_／｀ー-‐ ´: /､｀ヽー'　　 〈＼_./': :ヽ }ﾆ７7､＿ト{ヽ/､へ ｀ー'〈_／: :〉　　 　 　 ゝ=イ: : :/: : : : : : : : : :ヽ:/
:::::::::::::::::::::::::: /　 }ﾄ　〉 　 　 ∧＿＿／ﾉ :〈/::/　 V}: : : :＼ ＼＿/: : :/、　　　　　　　 ｀ーﾍ: : : : : : : : : : : : 〉
::::::::::::::::::::::::/ー=　イ　　　　　 /三≧イ/7〈::::{ {{ }} }: : : : : ｀ー' :7 : : : : ヽ　 　 　 　 　 　 　 ＼.: : : : : : : : :/


　

2965 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/19(水) 19:43:41 ID:G5Hj4ZeW

　　　　　 　 　 　 　 　 .., ;.::::.､　,.:;;:::::::｀:;;.:::,､
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀ﾞ:;: ::,,　　ﾞ ;:'... ,　ﾞ::｀: .,､　 ｀;.､
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ､:::..,, .;::::'"　 　 　 ﾞ:: ;..;' .::';
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 "::;;: ::....,,　　　　 　 　 　 ';
　　　　　　　　　　 　　＿　, ,;" ,;;, .:: ..: .,.;　　　　　 　 　 . :;'　　　_ ＿_
　　　　　　　　　　　　|＼ >､ ､　,,; :;:::..."　　 　 　 　 　 . .:;_　　 //＼ ∧
　　　　　　　　　　　　| /　　＼"、'",;::. .　　　　　 　 . .:／/　 .//　　 ＼!　　　　　弱点ついた後に銃撃してるのは
　　　　　　　　　　　　ｙ　　　　 >､ ,.;,"::::.... .　　　 . .:／//　__// 　 　 ／ﾍ
　　　　　　　　　　　 / ヽ　 .／　」 ｀;:::, :';゛;:::.. .　 :_」 /:/／ //_／￣ ｀ヽ.∧_　　　キョウジスペシャルのオマージュ…ではなく
　　　　　　　　　　 　〉　 .X￣ ＼";;.:;,,;:,"´＞ ::;;"l ∨:/ ､.　¨／　／　 ／∨ 7
　　　　 　 　 　 　 「У^ヽ　＼ 　 ＞　´ l　　{ヽ、|./:/ -」二l‐--ｒ―ｒ': : : : Ｙ　　　SH2におけるリンゴのサバト演出なのですな
　　　　　　　　　 「 ./: : └ﾍ/＾Y´　lﾍ￣ﾍ 「 ｀ゝXl:/　/ 　 ∧　 |＿ｌ:_: : :ﾊ |_」
　　　　　 　 　 　 Y : :ﾊ: :_:_ レ.|　　l:::〉　 .〉ヽ、《く::::〉} .―/ /　 |＿］コ: :Ｖ:|
　　　　　　　　＿_」__//_/: :｀l　!　　ｌ/:-‐=个ー込イ￣｀ヽ / 　 」ト､ !;_;_;_;_」ト┬─── ─ -､_＿ _ ,ｒｆくﾊ三Yニニニニﾆ二]
　　　＿__ イ≧ニﾆ∠￣７⌒Y７ｰっｨfﾃ三7三三三三三《ハ ,ﾍ/::::::::;ﾊ ＼ ｣ 」＿＿＿＿_　_ｌ」ヽヽﾍ:ゝ-->=ｲ―――――'
　　 └ｧ ／／＼／７¨´ヽ.__〈 〈ﾍﾍ､A{三/＜_ イﾍヽ、__,/　　ﾏ:}::::::::＜　ﾍ∨＼二二,ﾍ＿＿]|　 !ハ｀つノ ￣
.　〃ﾍ ヽイﾆ二〈　/: : : ／込ﾑ｣_l」ﾒ〉.了 :-―く]_人_/-/_＿. 　 ＼:::::::<　 ﾄ､∨〉―=__/　 　」ﾄ､ ト┴'
. /　　ﾍ ＜二ﾆ=イ;_;_／　　　 　 　 .／∨　　//　 /_ｨ' // 　 〉　　 ＼_/＼! ヽ}'　　　　｀Y¨¨ 　 　 　 　 　 ／〉
/　　　∧＜二ﾆ='　　　　　　 　 　 .」 ＼〉-､ 「l::::::::::::Y⌒ヽ､/、　　　　　　　　 ｀ー＝ ￣ 　 　 　 　 　 _／ ./
⌒ヽ　　∧　　　　　　　　　　　__／ 　／:::::::::::¨::::::::: （⌒>／　＼ｰ､ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　/
ハ　|　 　 |　　　　　　　　　　/、 ＞'´::::::::::::::/ﾍ,-､::::::=-〈-､‐=く!Y:∧　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　.／7
: :|　|　　　|　　　　　　　 ＿ /　/::::::::::::::::::::::::＼l Yﾍ::::::::::::::::::｀ヽl」 /∧　　　　　　　　　 　 　 　 　__/　/　/!
: :|　|　　　|　　　　　　／ ./ ¨´`lヽ:::::::::::::::::::;へ} ∨|::::::::::::::::::::::/ー--〈^ヽ　　　 　 　 　 　 　 　 / /　/__/｜
: :|　|　　　l　　 　 ＿/　 /､_＿/　」､:::::::::/¨ 　 ', 　 ﾄ､:::::::::::::::Y ＝--γ（⌒ヽ　 　 　 　 　 　 ／／ ./: : : :,'
: :|　|　　　|　　 ／／⌒}　}ヽ　　　ﾍ V／　　　　＼」　￣＼:::::!､￣｀Ｙ >　＼　＼　　　　　 ／／　 ./: : : :/
: :|　|　　　|　／／　／／／　｀／ ﾉ　　　　　　　　　　　 　 ＼::::＼ ／＼　>´￣ﾍ　　　　/／　　 /: : : :/


　

2966 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/19(水) 19:46:59 ID:G5Hj4ZeW

　　　　　　　　　　　　　　 ＞=＝＝＝=＜
　　　　　　　　　　　　　　(三三三三三三｀ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　ｿ‐''"´￣￣､⌒''＜､◇､イ
　　　　　　　 　 　 　 ／'´/　　　　 　 ヽ　｀Y｀ヽ､ｨ￣
　　　　　　　　　 　 /　,' .ﾑ　､.　 1 ヽ　.!　　ｌ　 ∨
　　　　　　　 　 　,ｲ{　.| ノ__､{ ＼{ ＼!､1　　i 　 ,'　　　　　　　と、だいたいこんなところ〜〜
　　　　　　　　　 '´ｌﾊ ｲ / / ｀ 　 /./ﾞ∨　 .ｲ　 ﾘ
　　　　　　　　 　ノ |.ﾍ{/_/　　　/_/ ノイ　 ､',　{　　　　　　　 横展開はしやすい構成だから、思いついたらまた別の事件をやれるかも
　　　 　 　 　 　 /　!( `::::　　ｧ　::::::　 ノ 　.ハ! ﾍ
　　　　　　　　, '´　.! ＞‐ -- ‐ｧ　＜/.イ./　ﾉ　 ヽ　　　　　　まあ、まだなーんも浮かんでないけど
　　　　　　　./　 　 ヽ {ﾍ! /´ｨムｨ=､ヽノ´　´ 　 　 ∨
　　 　 　 　 .{　./　＞＝{､´ｿ≠rﾆ=ｧﾆｿ─--..､　 　 ',
ｰ--─-〜- ﾚ' !ｰ(-............-─--...._,,.....,,___,,..〜) ｰ--1-...〜....-ｰ-..─-..
　. 　 :　: 　 .　　',　ﾞ''ｰ-‐ｧ─ -､=ｧ---ｧ--─''´　.ｲ /　　:　　　.　　: .
　　:　　　.　　:　 ヽﾊ/ｼ'´ . イ´⌒! 　 ｲ./} ｲﾉ ゝ {./´　　:　　　.　　　.
　 ﾟ　　　　 　 　:　　 ゝイ　 ﾟ　.　:|　./ '´ 　'´　 　`　　　ﾟ　　　　:　.　　:
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2967 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/02/19(水) 19:47:53 ID:G5Hj4ZeW

　ﾟ　!|　　　　o　　　i|　　　　　　|i　　　　　!|　　　i　　　ﾟ　　　　!　　i　　!|　　　　i
　　＞＝ｰ- ､-----------o----------------------------------ﾟ-,------
／´/ !j　 　 　 `ヽ､　!　　　i　　　　　i　ﾟ　　o　　!　　　　!　 　 　i　　|!　 　 /　ﾟ
　 / i|　　　　ﾟ　 　 i ＼　 　o　ﾟ　　　　　　　　　　　ij　　　　　　　　　　o　/ i 　　c
　/ 　　　i　　　!j 　 　 i∨二二二二o二二二二二二二二二ﾟ二二二二 {二二二二
.7　o　　　　J　　　| 　 { ｉ: : : : : : : : : .／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }: : : : : : : : : :
i|　　　　 　　　i　　　u　 !1 : : : : : : ./　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨: : : : : : : : : : :
　　ij　　　u　　　　o　　/ﾘ : : : : : :./　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ', .: : : : : : : : : :　　　このスレは次の小規模連載で使うので
　　　　i　　　　ﾟ　　 　 ソ': : : : : : ,　　　　{ ヽ{　　 　 ＼{. 　　}　 　 |　',: : : : : : : : : :
.{　　　　　　　　u　　ｒ./'1 : : : : :./ ,　　i　!　　●　　　● 　　|　/　.! .: : : : : : : : : : :　　　このままにしておきます
.l,　i|　　　　　o　　 // ./: : : : : / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i.: : : : : : : : :
ハ 、　U　　　　　//u/ : : : : :.// .{　　込　　　　　ω　　　　　/　/　　 ',.: : : : : : : :　　　では、次の連載は２月末か３月ごろに〜〜
,'　　　　　　 ヾ￣下=' : : : : : { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',..: : : : : : :
{　　i　　　　　!　　　u＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　u　　　　　　　　 `ヽ二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
　o　　　|!　　　　　　i|　ﾟ o ∨ ./ / ././　.//　//　/./　// 　/./　 /./　/./ ././　/
　　　　　　　u　　　　o　　　 ∨./ ././　.//　//　/./　/./　././ 　/./　/ / ././　/
　　　|!　　　　　　　　　　　　 ∨ ./ /　//　/./　/./　// 　/./　./ /　/ / ././　/./
　ﾟ　　　　　　 ゝ　ij　　　 　 , ｲrｰ-＜// ./ /　/./　/./　././　././　/ ./ ././　/./
　　　　　　u　　` ､　u　 ノ'´ ﾘ￣ヽ　ヽ / /　/./　/ /　./ /　/ /　/ ./ ./ /　/./
　　　　　　　　　　ﾑ　　　　　/-､　 ｌ　ﾘ＿_ 　 　　 /　 / /　/ /　/ ./ ./ /　/./
　　し　　　　　　　 ',　　し　./ 　ﾑ　l'ヽ 　 　　￣￣￣￣　　'''''''''''''''　ー―　---
　　　　　　　ij　　　１　　　　　u ﾑ　ｌ　} 　　ﾟ　　　　　　　　ij　　　u　　　　o
|!　 　 　u　 　 　 　 ﾍ　　ij　　　/'´　丿o　　　|!　　　　　　i|　　ﾟ 　　o
　　　　i　　　!j 　　／ﾍ､　　　 ,ｲ／ /　 　i|　　　　 　　　i　　　u
　u　　　　　　.-‐'´　　 ,' ￣"ﾟ /'＼/　　　　　　　　　　　　　o　　　|!　　　　　　i|
　　　　u　　ij　　　u　ノ　　 ／　 ﾉ　　　　　し
　　|!　　　　　　　　　　 　／ 　／!　　　i　　　　　i　ﾟ　　o　　!　　　　!　 　 　i　　|!
　　　　　　　i　　　!j　 ／ 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　ij　　　u　　　　o
　　ij　　　u　　　　,,／ o　,ｨ'ﾆ,,,!　　　　　　i　ﾟ　　o　　!　　　　!　 　 　i　　|!
　　　　u　　　 ノ'"´　　　　 　　ｿ
￣し ''ｰ-- ﾟ ｲ


　

2968 ：名無しさん＠狐板：2025/02/19(水) 19:52:52 ID:YbzZW341

裏話公開乙でしたー！

2969 ：名無しさん＠狐板：2025/02/19(水) 19:54:27 ID:IX3YJ6Gn

乙乙

2970 ：名無しさん＠狐板：2025/02/19(水) 20:18:26 ID:XrG+k34T

乙

2971 ：名無しさん＠狐板：2025/02/19(水) 20:20:33 ID:xDm+oHUo

お疲れさまでした

2972 ：名無しさん＠狐板：2025/02/20(木) 05:19:24 ID:dNC8iD/r

乙でした

2973 ：名無しさん＠狐板：2025/02/20(木) 07:30:00 ID:ESkKeUJo

乙でした

2974 ：名無しさん＠狐板：2025/02/20(木) 08:45:42 ID:8JvwO7fm

乙でしたー！

2975 ：名無しさん＠狐板：2025/02/20(木) 21:24:07 ID:g6cDe60h

乙

2976 ：名無しさん＠狐板：2025/02/26(水) 15:51:52 ID:nCjy7O48

乙でした

2977 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 14:51:26 ID:XlfPSddV

　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　 　 　 　 　 　 　 　 ,　: ´　　　　　｀Ｙ⌒＼
　　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　 ∧::::::::::ヽ
　　　　　　　 　 / 　 :i　{ 　 　 :{:i{: 　 ∧:::::::::::}
　　 　 　 　 　 ‖　 |:| ∧　　　N:V. 　 |`ｰi:イ
　　　 　 　 　 ‖i|　从＼{＼　 { ヽV　||　 i＼》
　　　　　　　　{　i| :{ィ斧ミ:､ ＼'z斧ミ,ﾘ　,:}　｝　　　　乙、コメントありがとうございます〜
　　　　　　　　 V从{.{匕::::}　　　匕::::} } // /}
　　　　　　　　　{＼{　`ー'　　　 `ー'.厶/ /:ﾘ　　　　 本日からふわっと短めに、貞操逆転世界で
　　　　　　　　　乂个s｡ __(_人_)__ ｡イ彡'=个:､
　　　　　　　／　丿.} / i|ノ＼／ヽL　i{ (__､　＼＼　 自分を調教しようとする女を返り討ちにする話、やってきますねー
　　　　　　 { :{　`ｰ匸ら/ X不`:<ﾄ､:＼ゝｨ"＼　 Y )
　　 　 　 　 N＼　 ゞ=ﾑ/::::::：::::::::＞=ﾐ＼　/ ｝ ,ﾘ´
　　　　　　　　　 )人{　/::::::::・::::::〈///∧<つ.从(
　　　　　　　　　　　　辷ｚ_／＼_z∨//,ﾉ
　　　　　　　　　　　 /:::‖__乂_∨:::`=<
　　　 　 　 　 　 　 〈::::‖∨/|　 V::::::::::}
　　　　　　　　　　　 ` :i{　.V/!　 .V_彡'
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 �Y!　　 Vﾊ
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 凵　　　凵

　

2978 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 14:52:50 ID:XlfPSddV

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞　　´　　 　｀　 　 ＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿_ﾉ, ;　ゝ、__　　　　　　　　　　　 　 ｘ-､＿___
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ヽ_}　|　ト 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　(::::::)　)｡　　　　(―‐---)。　　∨　　　 ,'　 ゝ､┴┴〈　　　ｆ己
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 '　 　 ｡と : : : 　 　 丶　 　: : : : : :ﾟ｡　　　　　　　 ヽ.　　　　　　∨　,拒}
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣　T r-､　　 　 　 　 　 　 　 ｘ--　‐‐　= ､　　　　　　 　 　 　 　 ∧　　　　 　 〉 ｆ己
　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
　　 　 　 　 　 　 　 `己({/､_　　　　 ,:^ 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 ,' 　 　 　 : :|
　　　　　　　　　　　　　 ////≫zzzz　 　 　 　 .＞ ､　　　　　　　　　　　　　　　,.　-←―――,'　　 　 　 : :
　　　　 　 　 　 　 　 　 '　｀ー≪///　　　　　 ´￣ ｀¨ゝ、: : : : : : : : : : : : : : :／　　　　　 　 　 ',　　 　 　 : ;
　　　　　　　　 　 　 　 '　　　　　　{＿,.　 イ　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,'
　　　　　　　　　　　　 ｌ　　　 　 　 |　　 　 　 　 .〉 　　　　｀　ー　　　 -‐　´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _/
　　　　　　　　　　　　 |　　　 　 　 | 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',　　_　 -=ﾆ二
　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　ﾘ　　 　 　 ./　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',´
　　　　　　　　　 　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿__/　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽー--　　　_　　　　　 　 　 _　.　　--一'/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
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　　　　　　　　　　　?。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　
　　　　　　　　? (⌒)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『百合園館の黒薔薇』　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (｀Ｙ´)
　　　　　　　?(⌒※⌒)　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 貞操逆転ファンタジー　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (⌒※⌒)
　　　　　　　?｀'(__i__)'´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 調子に乗った悪雌を解らせろ！！　　　　　　　 　 　 　 　 ｀''(___)''´

　　　　　　　　　　? ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　 ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ


　

2979 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 14:53:48 ID:XlfPSddV

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . ...-―-...　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,. ..:´:／::／:::::::::::::::｀:....、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:／:/::: /:::::::::::::::ヽ::＼::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／／/::/:::::/:::::λ::::::::::|::::::::ヽ:::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　///:::/{:::{:::::::::: j/ハ:::::::::|:::::|::::|::|::ｌ::|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,ｲ/:ｌ{::::{:::::::＼:::::::|　　|:::/:/::::ｌ|::::|::|::|::|
　　　　　　　　　　　　　　　　ｰ彡ｲ::八:::V::＼:::＼:ｋ―|:/ｲ:l::: ﾘ::/: |::|::|
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 l|::{:::::＼＼:､＼:: ｙ汽jf笊ﾉ ｲfく:::/:,ﾊｊ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 八::ヽ:::::)豕fぅｙ)ｲ　´¨_彡ｲｌ:|:|り/:/ (
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼:ΥК¨＾　ｊ　　　　　 川ｌ|ｲ]ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ）| l|∧ 　 ｀　 　,　　 ｲ:|:l/
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 川(　＼　｀　　　／ﾉ 从＿
　　　　 ＿　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ 丿)　　｀＞ｰ＜／:;ｲ(ﾆﾆ７
　　　,ｨ^ﾆ、＼　　　　　　　　 (⌒ア´￣／　,.イ 　-‐_彡イニニｙ(
　　,ｲﾆ＼ ＼ ､`ー┐　　　　　／　　 （ 　　V（ (⌒7ニニﾆ=／／ ￣￣｀ヽ
　 jﾆﾆ＼ ＼_)_う￣　　　　　 (　　　　　　 ＿V^`ｰ仁ﾆ＞≦ /
　〈=ｨ^ヽ_)ｰ'　　　　　　　　　　　　　　／　／＞ｰくf壬三ニ7　　　　　 　 　 |
　 Vイハ　　　　　　　　＿┌―- ､　/　／ ⌒ｰ　'´`くニニｌ{　 　 　 　 　 　 |
　　Vニ∧　　　　　　　 Vニ￣＼ )＞'　　　　 　 _　-‐>､=从　_　　　　　　　| ＿_
　　 ∨ﾆﾆ>、　　　 　 　 Vﾆ＞=≦(　.::／_　‐≦ﾆﾆ∧ﾆ/,ﾆ=>、｀ヽ　　 　 ／二/
　　　 Vニニ>、　　　　　,ｨﾆ/ニニ∧/,ィニニﾆﾆ/ﾆﾆﾊﾆ∧ﾆﾆ≧=ﾍ 　／ﾆﾆ=/＿
　　　　∨=ﾆニ>、　　　 {ニ{ニニニ7仁ニニニ‖ニニ}ニ∧ニニﾆ=ｙ'/=ニﾆ/　 ／
　　　 　 Ｖニニニ>､　 　VﾆV二ﾆﾆｌVニニﾆ二{{ニニﾘニﾆ∧ニニ=//ニニｲ ／
　　　　　 ∨ニニﾆハ,ィﾆ ＼ '<=ニ小､ニ二三八ニ,ｲニﾆ/ ハ=ニ//ニﾆﾆﾊ(
　　　 　 　 '<ニニﾆﾆVニニ=`ｆ≧='l|ニ≧=ー==≦ニニ,ｲ>'　 ∨くくﾆ=ーｙ' ∧
　　　　 　 　 ＼ニニニニﾆ=ｙ'|=ﾆﾆl|ニニニニニニﾆﾆｙ'　　 　 V ⌒Vﾆ/ﾆ/ ∧
　　　　　　　　　＼ニﾆﾆ＞'´　Vﾆﾆl|ニニニニニニニｲ　　　　　∨ / Vﾆニ/=∧
　　　　　　　　　　 `ｰ '´　　 　 }lﾆﾆl|ニニニニﾆﾆﾆ/ﾆ{　 　 　 　 }/　　Vニニﾆ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　八ニl|ニニニニニﾆﾆ=∧　　　　 　 　 　 Vニニﾆ∧
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ウルスラと言う女がいた。

　　　　　　　　　　　　　　　いや。正確には、ウルスラと言う女の敵キャラクターがいたと言うべきだろう。

　

2980 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 14:59:22 ID:XlfPSddV

――――――┐　　　　 く.　　|　ﾍ.,__　　　　/　∠、┌――――――
　　　山賊 　 　 |　 　 　 　 ヽ、ゝ,r=!ﾍ!、　_ノ 　 r‐┘.|　　フロリーナ
――――――┘　　　 　 　 `ヽ､ヾr'＾ヽiく 　__z┘ 　└――――――
　　　　　　　　　 　　 　　　 　　 ,ｲ/(=ネ-へく　,
　　　　　　　　　　　　　　　　　(ﾚ//７ﾉ 　　 ｀メ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ'　~
　　　　　　　　　　　　　　__
　　　　　　　　　　　　,r'ヽ:�h、
　　　　　　　　　　＿_ﾄﾋﾄ-<ﾄ<,､＿＿＿＿＿＿＿___
　　　　　　　　 ／　　己ｭ7__!ﾍi' 　 　　 　 　　 　　　 ＼
＿_______＿__／　　　　　　｀´￣　　　　　　　　 　　　　　＼＿＿＿＿__
HIT== ６９　!二二二二二二二二、,二二二二二二二二| HIT==７７
DMG===８ .|r,ｧ,ｨ　てつのおの　 Ｙ　／　ほそみのやり.! DMG===４
CRT=== ０┘‐'↑　　　　　　　　 ∧'~ ↓　 　　 　 　　 　| CRT===８
|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　.||.　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |
|　１７　IIIIIIIIIIIIIIIIiiii　　 　 　 　 　||　 １７　IIIIIIIIIIIIIII　　　　　 　 　 　!
ト､　　　　　　　　　　　　　　　　　,1ﾄ､　　　　 　　 　　 　　 　 　　　 　,1
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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　　　　　　　　剣と魔法の世界を舞台にしたファンタジー戦略シミュレーションゲーム『烈火の紋章』。そのシリーズ７作目。

　　　そこへ登場する彼女の役割は、全３７ステージ中１５ステージ目。そろそろ中盤へ差し掛かる頃、初めて登場する敵幹部枠である。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ステージ攻略に多少のギミックがあるものの、目立った強さはない。

　　　　　　　　　プレイ経験のあるものや、攻略サイトでは一定量の敵をあいてに経験値稼ぎできる事が記憶にある程度だ。

　　　　　　　　　　　　ゲーム内ではさして見るべきところはない。ただ、だからといってファンがつかない訳でもない。

　

2981 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 15:07:20 ID:XlfPSddV

　
　　　　　　　　　　　　 ,．　　 ´￣　｀　．
　　　　　　 　 　,　─'’　　　　　 　 　　 ＼
.　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　 /／／　 ／　　　　　　　　　　 ´￣｀ヽ.
.　　　　 　//　/N. /　,／　／／　／,.ニ　　ﾆ-､,ハ
　　　　　 |/ 　 　 /　/ 　 ////　　 //　　 　 　 ﾊ　'.
　　　　　 |　 | /./|. / 　 //|从　　// /＾V　} 　 　}　}
　　　　　 N　!'/＾Y |. 　�W云-弌! |.|/f云‐V|/ .}. ,ｨ /
. 　 　 　 　∨ { {ﾆVﾊ　|. 弋ｿヽ.ヽ|｀ 代ﾘﾇ./　/}/i|/
　　　　　　　＼＼r|　＼ﾐ、　　　　｀ .　 　ｲ ｲ′
　　　　　　　　 `{{_}}　 | 　 　　　　　 ,　　从 |
　　　　　　　　　�W|ﾊ. |、　　､＿ 　,　　,ｲj | |
　　　　　　　　　　 l. l. | ＼　 ｀ー ' _ .ｲ-|　| |
.　　　 　 　 　 　 厂丁|-ｘ.,＞ ..／,x､＼ |　| |
.　　　 　 　 　 　 |:.:.｜| :.: 》,／,.厶イ=く!j. //
　　　　　　　 ,ｘ＜ :. ∨:.:.:.:/　　-‐¬'^'く/＿
　　　　,ｘ＜´:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:'　　 　 '￣￣｀ヽ:.ハ ．
　　／´￣￣ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'　　　　 r仄￣¨’:.:.:∧ ｀ ､
　/　　　　　　　V:.:.:.:.:.:.:.:.|　 　 　 j/　 ＼＼:.:.:.∧　　' .
. ｉ　　　　　　 　 �X:.:.:.:.:.:.:|　　 　,ｲ 　　 　＼＼: ∧　　 '.
　',　　　　　　 　':}:.:.:.:.:.:r'廴＿,r'ﾒ、　　. 　　 ＼＼|　 　 '.
　∧　　　　　　　∨:.:.:.:|ﾏ　|＞|':.:. ＼　 '．　　/ ＼＼ 　 '.
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　　　　　　　　　　小さな液晶の表示されたドット絵ながら、戦闘時の姿や大写しのビジュアルはよく整って見栄えがよく。

　　　匂わされる程度の悲痛で、そして淫靡な気配を感じとされる背景設定と設定画の出来栄え良く劣情を抱かせるには十分だった。

　　　　　仲間になるIFや、あるいは純粋に匂わされた過去を想起し描かれたもの、単純に戦火の餌食になるものや幸せな結末まで。

　　　　幾人かの同人作家やイラストレーターが彼女の結末を彩り、耳目をわずかに集めシリーズやキャラの周知へ一役買ったものだ。

　

2982 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 15:14:42 ID:XlfPSddV

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＿ ノ |　　　　　　　　　 　　 　 　 |: : ||^Ｙ |　　　　　　　　　　,.　-─-　 、 {　{ 　 .|　|:::::::::::::: |　 | 　 ||:::::::|　 　／_∠
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　　　――――がらりと揺れる馬車の中で。おぼろげに『ウルスラ』の事を思い返したできる夫も、そんな彩りに触れた一人である。

　　　　　　　手に取ったキッカケはSNSで昔、プレイした記憶のあるキャラのセンシティブなイラストが流れてきたところから。

　　　　　　　良く描かれ、劣情を催す快楽に蕩けたサディスティックな美女の姿が、彼の嗜好をいくらか慰めてくれたものだ。

　　　　　　　　　　　　　　そこからキャラへの興味がわき、いくつかの考察や解説の動画を見た事がある。

　　　　　　　　　　　　　　　　彼、できる夫からすれば『ウルスラ』との縁は、その程度のものであった。

　

2983 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 15:20:44 ID:XlfPSddV

　

　　 　 　　 , ' ￣￣￣￣ ｀ヽ
　 　 　　 /　　　 　 　 　 　 　＼
　　　　 /　　　　　　　　 　 　　　ヽ
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　　　 | 　 ( ●)　 　 ( ー )　　 　 　 |
　　　 i　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 j
　　　 ゝ 　 　 　 '　＿　　　u.　　 ／　　　　　　…………まさか、自分が『そう』なるとはな
.　　　　 ＼ 　 ヽ 　　ノ 　　　__, "
　　　　　　 ` 　_ _ 　　, 　'　´　 /::＼　　　　ﾎﾞｿｯ
　　　　　　　 /:/ /:::::入 　 　 ./::::::::::|""＼
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　　　　　　　　　　　　　　だから。彼女の事は記録として把握していても、記憶し思い返すほどのものでもなかった。

　　　　　　　　　　　　それが今更になってできる夫の中で湧き上がったのは『ウルスラ』が辿った境遇にこそ、理由がある。

　　　　　　　　　　　　　　質の悪い路上を走る馬車の中。寒々とした荒地を眺めながら、できる夫は人知れずに呟いた。

　

2984 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 15:25:16 ID:XlfPSddV

　　　　　　　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　 ≧=三三三三三三三~三三三三三ﾆ=-
　　　　 Vﾆニニニニニニニニニニニニニニﾆ‖
　　　　　Vニニニニニニニニニニニニニニﾆ‖
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　 　_,､､rf⊇―――――――――（　）――-}
.r=ﾆツﾌﾌｱ=三三三三三三三三三三三三三ﾘ
i|二}ﾆ｝｝［≧=〒〒‐r＜ニニニニ=― ‐=ﾆﾆ=/ 　./7ｧ｡_
i|乂ニニﾆﾆ=ｰ∨|i.:.:|i:.:|芯劣＜ニ二二ニ=─＼./ﾆ//ﾆｧ｡_
`マ廴ア^ニﾆ=-〉|i.:.:|i:.:|弋zﾀノ　/:::::ｨ劣r |i:|ﾆ=- マ/ﾆ/_r=ミ､
　　 `芍ﾆ［￣￣�Y.:.乂|　 　 　 /イ'代ツ|i:|i:|　やｈ､人｛/┌=｣　　　　いかがいたしました？
　　　　｀`∨777ｱ=--=ﾆ 　 　 　 ､　　 /|i:|i:| 　 寸ﾆ乂Y乂ニ|
　　　　　 r=ニ¨ニニニ〈 、 　 _､　 　 //|人|　　　寸ニ＼ﾉニ|_
　　　　 　∨〇ニニニニ‐|iト　＿　イ::/　　　　　　 Ｙ=- -=彡ｸ
　　 　　　　∨ﾆﾆニニニﾆ＼ニ}厂三}＿　 　 　 　　＞ニニ久＼
　 　　　／ﾆ``〈〇ニニニ｀､ ＼ソ〇ニニ三`ニ=､、 ／λ　 ／／ヽ
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.　　　｛ﾆニﾆﾆﾆ乂ニニニニニニ〉ﾆ〕ｈ､ﾆﾆ＼ニニ＼}h∨〃ニﾆ/
　　　 �Z ニﾆニ /ニニニニニﾆ∧ニﾆ〕〇ニﾆ＼ﾆニ. Vニニニ〈
　　　　�Zﾆﾆニﾆ＼ニニニニニﾆ∧二二〕ｈ､ニﾆ`､ﾆニ|=ﾆニニ∧
　　　　 �Zニニニ=`〜､、ニニニ/=〉ニニﾆ〕ｈ､ﾆﾆ`､ﾆ｣=ニニﾆ/ﾆ〉
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　　　　　　　　　対面に腰掛けた年若い――『今のできる夫』と同じ年――の少年が、気遣いを含んだ眼差しで問を向ける。

　　　　　　　　　この揺れて騒々しい馬車の中で、よく聞き取れたものだと感心しながらもできる夫はなんでもないと答えた。

　　　　　　　忠節にあふれ、気遣いのよくできる従者であるアルトであっても、話したところで理解できないだろう事は明白なのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2985 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 15:29:15 ID:XlfPSddV

　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　　　,..-''"´ 　 　 ｀"''-、
　　　　　　　　　　　　 ／-――-　　 　 -―＼
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　　　　　　　　　　 l 　 　｀¨¨´　　 、　　 ｀¨¨´　 l
　　　　　　　　　　 l　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 l　　　　　　……ただ、そろそろ着きそうだなと
　　　 　 　 　 　 　 '.,　 　 　 　 ―――　 　 　 ./
　　　　　　　　　　　 ヽ、　＿＿　　　　　　　 ／
　　　　 　 　 　 　 　 r''"´:::::::/´|　　　 _,,..-''´ヽ
　　　　　　 　 　 　 __|::::::::::::/::::::ヽ、　　　|:::::::〈.、__
　　　　　 _,,..-‐''"´　 |＼.／,::::::::::::|　　　 |:::::／-ヽ、｀''-..,,_
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　　　　　　　　　　　　　　　自分が、ここより異なる世界で生まれ育ち、ゲームとして『よく似た世界』を体感し。

　　　　　　　　　　　　　　　　そして。『ウルスラ』と言う敵役の立場へと、貞操を逆転させて収まっているなどと。

　　　　　　　　などと口にしたところで。この降嫁……いや……降夫としての立場がいやで、気が触れたと思われるのが落ちだ。

　

2986 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 15:34:07 ID:XlfPSddV

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,,,,....､､､､...,,,_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _､rf〔ﾆニニニニﾆ ~"''〜、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　_　,ｨi{ニニニニニニニニニニﾆ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.､ヽﾉ_ﾉニニニニﾑ=＝ﾆﾆ＝= ,,ﾆﾆﾆﾆ｛
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ; ｣二竺竺竺＞rｾだ刀ｱ77ｧ ､.,_ �_、ﾆ.},
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,:ﾟ ]三三三ア!''" .ﾏ::::::::::::::::::::::::::::::ミh｡,＼}}
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　 {三三ア::::| ｨfｾﾞ ﾏ:::::::::::i::::::}-=寸:::::::)h.,ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　,..､､ﾆミメ､}ﾆﾆｱ::::::::{ {ﾘ　　.}}::::::::,}!:::::!《ﾘ }:::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　‰ﾆﾆﾆﾆ ﾏ}}寸{{::::::}i:}ﾞ　　　.,ﾘﾔ::::::}}i:::ﾘ_,,ノ::::::::::::,'⌒゛ヽ　　　　　そう……ですね
　　　　　　　　　　　　　 ､丶`ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾉ　　,�Aﾘ{　　　　　　}i::::‖}/:::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　､‐゛=ﾆﾆﾆﾆﾆ_,.､≦　　 　ﾘ　ﾑ -　　　　 ﾘﾚﾞ り'}i::::::::::::::/:ﾞ　　　　　　　　　百合園館……できる夫様の、婿入り先が……まもなく
　　　　　　　　　 , '゜=ﾆﾆﾆﾆﾆ _,,..,, /　　　　　　ﾘム　　　　 .､rf〔ﾘ:::ﾚ}从ﾙﾞ
　　　　　　　　　 ＼=ﾆﾆﾆﾆﾆ⌒ー-…―＝==＝-ﾘ)h｡､rf〔>、::::::::::j}}三＞､
　　　　　　　　　　　＼ﾆ二二二二二 ｀`丶:..二二二 寸三ﾆ}} :::_::ノﾉﾆﾆﾆﾆ＼
　　　　　　　　　 　 　 ｀丶､ﾆ二二二二二二二二二ﾆ j)＝={Ｌ }「fﾆ二 ／ﾆﾆ `＜.,_
　　　　　　　　　　　　　　　 `丶、ﾆﾆ二二二二二二二二二ﾆ ＼{ ﾆ彡゛二二二ﾆﾆ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `丶、ﾆ二二二二二二二二二ﾆ寸ﾆ二二二二}iﾆﾆ∧
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 "''〜、ﾆ二二二二二二二ﾆ}}Ｏﾆ二二二}}ﾆﾆﾆ }
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　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　Iﾆ二二∨二二.ﾆ�Aﾆ二二二 �Aﾆﾆﾆﾆ..ﾔ
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　　　　　　『百合園館』。それこそが、できる夫が今の自分の立場が『ウルスラ』のものだと確信できるに至った理由の一つ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただ名前が同じだけならば、偶然の一致と流しただろう。

　　　　　　　　　そこには今のできる夫と同じように。性別を逆転させた原作のキャラクターへ相当する、三人の女たちがいる。

　　　　これこそが決定的な証であり。ようやく、できる夫が己が貞操や性別の逆転したゲームの舞台へ転生したのだと理解した要因だ。

　

2987 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 15:42:31 ID:XlfPSddV

　

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　原作ゲームは全年齢作品である。ゆえに、直接的な描写はない。

　　　　　　ただ。キャラクターのデザインと、ステージのギミックや僅かなセリフが彼女へ性的な虐待の痕跡を匂わせる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サディスティックな美女のマゾヒスティックな過去。

　　　　　　彼女が敵ボスとなるに至った要因となった場所であり。同時に、攻略するべきステージの名こそが『百合園館』。

　　　　　そして――――ステージギミックとして、下半身を潰された特異なゾンビこそが、彼女を凌辱したモノと目されている。

　

2988 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 15:50:58 ID:XlfPSddV

　

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　がらり、がらりと音を立てていた馬車の車輪が騒音を緩やかにしていく。

　　　　　　　　　　　　　　　窓の外に見えていた荒地が途切れ、木々や緑が色づき舗装された道を際立たせている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その先には豪奢を極めた館が一つ。

　　　　　　　　　　　　王侯貴族の邸宅かたと見紛うほどに堅牢で、しかし贅を極めたことがわかる造りが一目でうかがえる。

　　　　　　　　　　国に救う宿痾を形にしたかのような『商家』が保有する館の前に、男の使用人がずらりと出迎えるように並ぶ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　長い長い人の列を抜けた先に。三人の美女が、いた。

　

2989 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 15:57:15 ID:XlfPSddV

　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／-_-_-_-_-_-_-_}ﾆﾆﾆﾍ
..　.r‐-　 _　‐=二=.　_.　_,ｘ≠ ､　　/-_-_ _ ＿　-=ﾆ=-≧s｡.λ
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.　.{ニﾆ {-_-_-_-_-_-_-_　 ＞''"　　.ｧ'´　　　　　　　 　 　 ＼　　　　.≧s｡､
　八ﾆﾆ }-_-_-_-_-_-_-..ィi{　　　 .'´　　　　　　　　　 　 　 　 ､　 　 ＼　　.}h､
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　　　 ムニニУ. 　′　　　　　　 　 :/　　　:}　　　　　　　　　　　　 l }　 　 　 　 　 .ﾄ､∨
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　 ／.{　　 　 ./　　　 ／ 込　 v/　　　　 .＼　　　　　　　　　　　　　　ｨ 　 //　　:::::/. ﾉ
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　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　 :/.　 　/　 　 /}ﾆ=-ニニニニニニニニニニﾆﾆ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　借金を重ねた貴族が、末の息子を差し出した相手がいた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　長女であるヴィーラが、歓迎を表すにはあまりにも凄惨な笑みを浮かべて。

　　　　　　身分の差など金の前には無力なのだとあからさまにしながら、手中へ収まる貴種の花へ欲情の籠もった眼差しを向ける。

　

2990 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 16:02:11 ID:XlfPSddV

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　　　　　　　　　　　　　　 |:i:/{i:i/:i:i:i＼ 　　　ｒ 　 〆　　 .／i:i:i:i:i:i＼:i:i:i:i|ﾟ⌒＼
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　　　　　　　　　　　 }-_ヽ-_／⌒ｖ´)}-_-_-_-_-_-_-_-_-_ }　/-_- ／　.:}'
　　　　　　　　　　　 }＿ 厂 　　　)く }-_-_-_-_-_-_-_-_, '　〈＿／　　 /
　　　　　　　　　 　 　 　 '，　　　 ∨ ＼-＿-_-_-＿ ノ　　　,'　　　　/
　　　　　　　　　　　 　 　 '，　　　 :. 　 　 :〈　　　　　　　　 .:
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 :.　　 　 :.　,'　　 　 　　,'　　　　 ;
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　その隣。母をヴィーラと同じくすれども、父を別に持つ次女が立っていた。

　　　　　　　　　　　　　ミクと言う少女は取り繕った笑みを馬車へ向けるが、緩む口元ばかりは隠しきれていない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　手近なところへ転がり込んできたごちそうを前に、舌なめずりをしていた。

　

2991 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 16:05:31 ID:XlfPSddV

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 。-ー――‐―- - 。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／/////////////////ヽ、
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　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／/////////////////////////ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　/////////////////////////////.ハ
　　　　　　　　　　　　　　　///////////イ _ - ― -　_ ｀ヽ///////ハ
　　　　　　　　　　　　　　 ,'/////////从／　　／ Y^ヽ ＼ ∨//////ハ
　　　　　　　　　　　　　　 i///////////,　'⌒/ ／　 〉, ＼ ゝi////////i
　　　　　　　　　　　　　　 i//／￣｀f^Yl／　 / .,′　j　j　,　｀ヽfＹ´）⌒ヽt
　　　　　　　　　　　　　　 i, ′　 ／｀Y´　　 j! /　　/　.｝ i!　ヽ. ∨厶　　　 ＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　 ////　　 .／.ｉ/:.　 /　　｝人,　 i!　〉ハ｀ヽ　　　 Y
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 | 　 ////_　 ／__ ,.＿.／　 ／/人∨iヽ i!∨///＼ 　 i
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 | 　 iゝ/　　.__／｀ヽi _　イ　 ﾑ孑i｀ヽ.　 ＼∨/　　i 　 |
　　　 　 　 　 　 　 　 　 人　｛/ 　k、i癶了卞〉　 ｛イ了亢癶i　＼　｀ヽ,_　　　　｀ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 _i　　 / .／i !从弋比ｲ 乂 ヽ　叱斗ｲ.i　　人￣　＜_ 　　　　＼
　　　　　　　　　　　　ゝ＿ ｲ／ イi　.i　ヽゝ¨´　　｀　　｀¨¨ ,'/　/人｀ヽ 　 　 ￣ ＞　　＼
　　　　　　　　　　 ＜＿_ ／_ - ´/i　i 　 〉　 　　 _　 　 　 /,'　//｀ヽヽー― イ⌒＼ 　 　 ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 /　　/T ／⌒/ .i　　.i＼　　ゞｱ,　　ｲ/／ ,K／ イ＾フｰy ＼　　＼　　　　￣　ー　-　。
　　　　　　　　　　　/　　/ /ｲ｀ヽ./／| 　 .i::: =≧tzt≦⌒/　／｀ヽ　 / ζ　〉　　―　_ ヽ　＿
　 　 -　￣　　￣／　／イ／ヽ:::::i:::::::| 　 ﾉ/　　　　　 ヽ/／_　 ／　λノ　/｀ヽ= ‐ _　_
／　,'　　　　　／　／　／トー个ヽt /_／　 ｀ヽ　　 〃　|｛　　　i t 。　ｰ.イ　　 〉｀ヽ　　　‐　_
　／　　　　／　／_ -´　｀ヽy´tz--イ 　 　 　 /フゝヽ.　|/　　 /〉　　>、i　　／　／　　　　　　ヾ
ｲ　　_　 ‐　　／ y　　＼　＿ イ　 ん　　　　　ﾚスﾕ∨　 ∧｀ヽｲ　iイ　Yゝｰ ーｲ＼
　-　　　　／ ／i ゞー―｀ヽ ｛　　　　ゝ。　　　ヽゝ.,ン　 |　ゝー　―｀ヽ,|　　　　　　＼
　　　　 /　 /　 弋＿乂　 | /｀ヽ i!　　。ｚt王王ｷ∞ｷ王ｷ｀ヽ/　 ｉ　 　　　｀ヽゞ＼　　 ＼
.　　　 /　 / 　 　 　 /⌒∨i　　　 i!／　　 〉王王王王王キ＿＼ i!　　　| ＜て／　　　 　｀ヽ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最後。最も背丈の小さな少女が、落ち着きなく立っていた。

　　　　　　　　　　彼女の父もまた、ヴィーラやミクと違う。血のように真っ赤な髪色が、冷たい風に誘われるように揺れている。

　　　　　　　　　　　　爛々と輝く眼差しは、新しい玩具の到着を待ち構える幼子のように残酷な無邪気さが灯っていた。

　

2992 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 16:15:41 ID:XlfPSddV

　
※修正


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 。-ー――‐―- - 。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／/////////////////ヽ、
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／/////////////////////心
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　　　　　　　　　　　　　　　　/////////////////////////////.ハ
　　　　　　　　　　　　　　　///////////イ _ - ― -　_ ｀ヽ///////ハ
　　　　　　　　　　　　　　 ,'/////////从／　　／ Y^ヽ ＼ ∨//////ハ
　　　　　　　　　　　　　　 i///////////,　'⌒/ ／　 〉, ＼ ゝi////////i
　　　　　　　　　　　　　　 i//／￣｀f^Yl／　 / .,′　j　j　,　｀ヽfＹ´）⌒ヽt
　　　　　　　　　　　　　　 i, ′　 ／｀Y´　　 j! /　　/　.｝ i!　ヽ. ∨厶　　　 ＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　 ////　　 .／.ｉ/:.　 /　　｝人,　 i!　〉ハ｀ヽ　　　 Y
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　　 　 　 　 　 　 　 　 　 | 　 iゝ/　　.__／｀ヽi _　イ　 ﾑ孑i｀ヽ.　 ＼∨/　　i 　 |
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　　　　　 　 　 　 　 　 _i　　 / .／i !从弋比ｲ 乂 ヽ　叱斗ｲ.i　　人￣　＜_ 　　　　＼
　　　　　　　　　　　　ゝ＿ ｲ／ イi　.i　ヽゝ¨´　　｀　　｀¨¨ ,'/　/人｀ヽ 　 　 ￣ ＞　　＼
　　　　　　　　　　 ＜＿_ ／_ - ´/i　i 　 〉　 　　 _　 　 　 /,'　//｀ヽヽー― イ⌒＼ 　 　 ＼
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　　　　　　　　　　　/　　/ /ｲ｀ヽ./／| 　 .i::: =≧tzt≦⌒/　／｀ヽ　 / ζ　〉　　―　_ ヽ　＿
　 　 -　￣　　￣／　／イ／ヽ:::::i:::::::| 　 ﾉ/　　　　　 ヽ/／_　 ／　λノ　/｀ヽ= ‐ _　_
／　,'　　　　　／　／　／トー个ヽt /_／　 ｀ヽ　　 〃　|｛　　　i t 。　ｰ.イ　　 〉｀ヽ　　　‐　_
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最後。最も背丈の小さな少女が、落ち着きなく立っていた。

　　　　　彼女――クザク――の父もまた、ヴィーラやミクと違う。血のように真っ赤な髪色が、冷たい風に誘われるように揺れている。

　　　　　　　　　　　　爛々と輝く眼差しは、新しい玩具の到着を待ち構える幼子のように残酷な無邪気さが灯っていた。

　

2993 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 16:15:59 ID:XlfPSddV

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へ__,ﾉ!　 　 　 　 　 　 　 　 ノ_.::::::::,‐- ＿ﾏ:::::::::::/|/.ｨぅ斧ミ.}!:::::::::｛⌒ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ¨|￣￣|　 　 　 |
乂_,ノ|＿＿＿＿＿＿＿＿　 i{::::::::{　,.__　 ∨::::/　〃んﾊ　)i.::::::}:::ﾘ　 |　　　　 下品な……　　　 |  |　 　 |　 　 　 |
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| || |￣| ||￣￣￣￣￣￣￣￣~ 〉:::.ム　　　　　　　　　　 /ﾏ.:::::.ﾙ　　　　　  {　　 |　|:::::::::::::: | |　 　 |　|＼￣￣￣￣
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| || |￣| ||　 ◯　◯ .◯ ◯　◯　 ﾍ:::i⌒≧s。,..　_　 <i〔　 ,. ｲ 　　'' " ￣　￣⌒`|　||──-i| |　 　 |　|:::｝　{
| || |￣| ||　　||　 ||　 ||　 ||　 ||　 |  ヽ　　 　_ 」_　＿.〈__　 ''　‐-　 ＿　　　　　　｜ || |─ｎ|ｉ| |＿　 |　|::｛　0
| || |￣| ||　　||　 ||＿||＿||＿||＿|二i|| |  |/////」「/// 〉　　　　　　  ￣⌒＾^''=-:|　|ＬＬ_,,」」| |　 ￣|　|:::｝　{
| || |￣| ||　|￣￣￣　　　　  /´￣＼‐==´ ///__」/// ﾑ___ ＞　、　　　　　　　 :|　|ニ二二| |　 　 |　|::｛　 :.
| || |￣| ||　|　　　°　 °　 ,//////.＼///////.》//////////∧ -　__　　　　 .|　|:::::::::::::: | |￣｀｀|　|:::｝　　:.
| || |二| ||　|　°　　°　° {//////// ヽ///// {///ﾉ_＞ ^ﾏ＜ 　　　⌒＾''=-　|　| γ⌒�Y.|　 　 |　|::｛　　　｀ ハ
| || |＿|_||_,,|　　　°　 °　 i///　／///ム//// i/／　｀ｰ‐ﾐ ﾏ　｀ヽ s｡.,,　　　　|　|:::{⌒Yﾞ | |｀丶 .|　|:::｝　　　　ゝ'
二二二三⊥-┬…=ﾆ三三|//／//////.∧/// /　　 <、__　 <ﾏ‐ｲ  ///≧s｡.,_|　|:圦⌒ヽ| |　 　 |　|::｛　　　　.′
　　　　　　　　　　　　　 　 ＞`///////// ∧ //　　　、 ＼ ヽ　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 〈//////////////〉/　　　.ﾉ^ヽ　ヽ ＼ _〉
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼//////////}／i{　　　{: :ノ　ゝ _)　/,
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｝////////ｲ//.i　　　.ｱ / ///////}!
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 j>^＼//／ ///∧、／∧././//////}!
　　　　　　　　　　　　　　 　 /////／///////∧. : : : }!////////,
　　　　　　　　　　　 　 　 　 | //////////////ﾑ: : : ﾉ//////// ,
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　自分たちの欲望を隠そうともしない三姉妹へ、潔癖な従者はたまらずとばかりに侮蔑をこぼす。

　　　　　　　　　　　　　事実。彼女らからすれば、買い求めた男をどうしようと自分たちの自由だと言う心地だろう。

　　　　　婚姻という体裁こそとっているが。できる夫の実家が抱えた借金の返済を肩代わりしたのだから、身売りと大差はない。

　　　　　　　　　　　　　　　　

2994 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 16:20:40 ID:XlfPSddV

　　　　　　　　　　　　　


ヘ,三三＞＜_三三三三三三三ニ=‐　　　　　　. イ7ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
八 ＼_.:'　　　 ＼_三三二ニ=‐　｀　　　　　_、＜ﾆ∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
　 ＼　{{　　　 ] }「￣￣´　　　　　 _ 　＜三三三 ｲ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
＿/]ｈ 乂 ｰ=シﾞ　　　　　　_ 　＜三三三三三.ｲ:::::::::::∨::::::::::::∨:::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　｀'＜三三二ニ=…=ﾆ二三三三三三三／:::::::::ﾊ::::∧::::::::::::::∨:::::::::::::::∧￣￣
＿_　　　＼三三三三三三三三三三三>` .::::::::::―j/‐　V ￣:::::::∨:::::::::::::::∧
　i{:≧s. __人三三三三三三三三三 ／ .::::::::::}::/　/　　　∨::::::::::::∨::::::::::::::::::丶
　ﾔ三三三三三三三三三三ニ=‐ﾍ::::::::::::::::://　,.　-‐_＿_∨::::::::::::∨:::::::::::::::::::::＼
___.V‐三三三三三三三ニ=‐‐/∨　∨:::::::::/　　　,ｨf圭羔灯≧s,_::::::|　Y:::::::|￣￣￣
.　　＼‐三三三三三=‐‐x≦羔灯ﾐx 　＼::/　　　 ゛ 乂;;;;;ツ　 八 ::::: |　八::N
,x -―｀ ‐====‐‐ ‐.::: N　　 乂;;;;;ツ　　 /　　　　　　　＿ _,.　ﾍ:::::::::::|/:::::: |
　　　　　／:::::::::::::|::::::::|ﾊ{^'　 ｰ―　　　　　　　　　　　　 　 　　:::::::::: |::::::::::|
　　　　￣￣￣Nﾊ::::::::∧',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ::::::::::|::: ∧|
　　　　　　　　　|::∧::::::::|∧　　　　　　　　 ｀　　　　　　　　　/.:|::::::::∧.:　 j　　　　　無体なきよう、必ず
　　　　　　　　　|:::::∧:::::|::.∧　　　　　　　　　　　　　　　　 , .:N:::::::/::∧|
　　　　　　　　　|/∨∧::「∨ ＼　　　　　-　　 ‐　　　　　ｨi{::::::|::::∧/　 |　　　　　　僕がお守りしますか――――――――ら？
　　　　　　　　　　　　∧:|　|∧::]ｈ。　　 　 　 　 　 　 ／　 {∧ :/　/
　　　　　　　　　　　　　 ﾍ　　 ∨　}　＞　　　　　 ＜　　　 |＿＿___
　　　　　　　　　　　　　　　「三三三三三三}「￣「三三三三三三 ]
　　　 ＿＿__　　　　 　 　 .|三三三三三三 }{（ ）|三三三三三三ﾆ|
　　／三三三≧s。　　 __.」三三三三三三 }{ 　 |三三三三三三ﾆ|
_／三三三三三三三三三三三三三三三. || 　 |三三三三三三三＼__
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　できる夫の生家も、連れ戻せるよう力を尽くすと涙ながらに繰り返していた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　少しの間だけ。どうか、どうか耐えてくれと。

　　　　　　　　その日までできる夫の貞操を、心を守れるよう自分も力を尽くすのだと忠節なる少年従者は改めて口にする。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　けれど。その決意が籠もった眼差しは、在るべきでないものを見ていた。

　

2995 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 16:23:41 ID:XlfPSddV

　　　　　　∀//!　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＿＞-===ミ
.　　　 　 　 ∨/Ｌ　‐　　　　,√　　　　 _,. -=ﾆ二二二二二二二　　　　　ﾆｨｨｨ――――――――
　　　　 　 　 ∨/､_, -―‐イ/　　　 ＜二二二二二二二ﾆ=ﾆ二
　　　　 　 　 　ヽ ｀匕二ア´　　　　　. ヘ二二二二二ﾆ=ﾆ二二
　　 　 　 　 　 　 丶ー‐‐ ´　　 　 ／ /⌒　、二二ﾆ=ﾆ二二二
　　　　　__r=ァ':::::/　　　￣´ 　　 .イ{　　 .／ﾆ=ﾆ二二二二二二
　　　厂}::::}:厂i::::::＞　　.__　　　./　|ﾊ 　 ,i二ﾆﾆ二二二二二二
　　,ｲ:.:.:}::::}:}::::|:::/:::::::::::::::::＞､　i　‖ }.／|二ニ二二二二二二
-イ:.}:.:.:.}::::}:}::::|/::::::::::::::／::::::::` |::::{{／::::::|二ニ二二二二二二
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三姉妹へ負けず劣らず、醜悪に歪められた口が笑みを形つくる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それはちょうど。肉食の獣が、獲物を前にしたように。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　たまらぬ餓えを満たす肉を前に。尽きぬ渇きを潤す血を前に。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　舌なめずりをするような、捕食者の笑い方であった。

　

2996 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 16:26:21 ID:XlfPSddV

　

　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　 ／　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　／ 　＿　　　　　　 ＿ ＼
　　　　　　　　　　　　 　　　　　　 ／ 　 ´　 , ｀ 　 　　 ´ 　 ｀　＼
　　　　　　　　　　　 　　　　　　／　　／´ ｀ヽ　　 　　 r´　｀ヽ. 　＼
　　　　　　　　　　 　　　　　 ／ 　 　（ 　f;;;;j　l 　　 　 l　f;;;;j　）　　 ＼
　　　　　　　　　　 　　　　　 |　　　　 ヽ_ ｀ _ノ　　　　 ヽ_ ´_ ノ　　　 　|
　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　　 　 　　　　　 く　　　　　　　　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼　 　 　 　　　　 　　　　 　　 　　 　 ／　　　　　　――――では、行きましょうか
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　 ー -- - -　　　 　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ ＿　　 　　 　 　 　　＿ ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／´|　＼　　　　　 ／ヾ:........
　　 　 　 　 　 　 　 　 _....．...-::::::´/:::::::::| 　　＼　　 ／ 　 }:::::＼:::............
　　　　　　　　　 ｒ‐::::´:::::::::::::::::::::,::::::::::::::|　',　　 ｀爪　　　 |::::::::::.:::::::::::::::::....
　　　　 　 　 　 /:::::::::::::::::::::::::::: /:::::::::::::::|　　　 /{//}ヽ　 /|:::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::
.　　　 　 　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::|　　∨ ﾉ//|　∨ 　:::::::::／::::::::::::::::::
　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::: ／::::::::::::|　　　 {///}　　　 |::::::::::＼:::::::::::::::::
　　 　 　 　 〈:／:::::::::::::::::::::::::::::::∨:::::::::::::|　　　 |///|　　　 }:::::::::::::/::::::::::::::
　　 　 　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∨:::::::::::| 　 　 }///|　　　 |::::::::::/:::::::::::::::
　　　　　　〃::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∨::::::: |　 ﾉ　|'///! 　 　 |:::::::/::::::::::::::::::
　　　　　　〉::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨ ::: |　　　|///,|/＼　 :::::/:::::::::::::::::::
.　　　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∨::: ,　´￣￣￣）　 ＼::/:::::::::::::::::::::::
　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ／　　´￣￣￣〉　　 ＼::::::::::::::::::
　　　　 }::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_::::．-:::::7　　　 　 ´￣ ￣八　　 　 ヽ:::::::::::::　　　ス
　　　　/:::::::ゝ:::::::_::::．-:::::´:::::::::::::::::〃　　　　　　´￣ 〉:::: ｀ヽ　　　〉:::::::::　　　　　ッ
.　　　〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: {{..:::- ‐　 ..::::::::´:::::::::::.. 　　　 /:::::::::::
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　はたして、その姿が見えたのは刹那の合間。

　　　　　　　　　　見間違いかと瞬きをする合間に掻き消え、アルトの前にはいつもと変わらぬ主人の姿が映し出される。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　気圧され、呆けていた少年従者は冷や汗をそのままに慌てて頷いた。

　

2997 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 16:29:40 ID:XlfPSddV

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ┏┓┏┳┓　 ┏━━┓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ┏┛┗┻╋┛　 ┗┓┏┛
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下､ヽ. 　 　 　 　　 |.＿＿＿＿＿＿＿＿ﾟ|! |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ＞≦＞|　|＿＿＿＿＿＿|　　　　　　　　 　 .l
=ム､ﾞ廴　　　 　 　 ￣￣.|l　￣￣￣￣￣.|! | ─┬　─────　..┬─ |｀l' ´ 　 |　|￣￣￣　l| ￣　　　　　　　　　 　 .l
_____上1　　r= 、　　　　　|l　　　　/　 　/ﾟ.|! |　　 |　　　　　　　　　 　 |　　 | l|　　　.|　|　　 　 　 l|　　　　　　　　　　　 　 l
＝ ｬg!ﾍ ､_.ゝ .ﾘ　　　　　.|l　　　./　 　/　ﾟ|! |　　 | ＿＿＿＿＿＿＿.|　　 | l|　　　.|　|　　 　 　 l|　　　　　　　　 　 　 　 l
　　l!ﾘ　 工上´　　　　　 .|l 　　/　 　/ 　 .|! |　　 ||───────||　　 | l|　　　.|　|　　 　 　 l|　　　　　 　 　 　 　 　 l
___.ｲ}　./´下⌒}　　 　 　 |l　 ./　 　/　 　 |! |　　 ||　　　　　　　 /　/.||　　 | l|　　　.|　|　 　 　 /.l|　　　　　　 　 　 　 　 .l
ﾆﾆ丿〃　 `ｰ '　　　　　 .|l　/　 　/ 　 　 .|! |　　 ||　ﾟ　 　 　 　/　/　||　　 | l|　　　.|　| 　 　 ./　l|　　　　　　　　　　　　 !
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　　ム ヾ 　　　　　　　　　　　　　　　 　　 |! |　　 ||　 　 　 　 　 　 　 ||　　 | l|　　　.|　|　 　 　 ,　 　 ／ヽ　　　　　ﾍ.∨
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｀ム　　　　　＼　　￣￣￣￣￣￣￣|l 　 |! |　　 ||　 　 　 　 　 　 　 ||　　 | l|　　　.|　|. 　 ‖　j廴 　 ﾍa=zﾞ∧､ヾl |　∧∨
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. ﾍ.　∨　　　 　 　 '　　　　　　　　　　 l!　.|! |　　 ||＿＿＿＿＿＿＿||　　 | l|　　　.|　| 　 '　　l!　　　　 ｀≧　ﾐ ＜∨ヽ＼ '
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　　　, .ﾑ　　　　　 　 　 　 　 ≧　..＿　.ﾑﾞ|! |　 　　　 ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ　　　 |_l|＿＿ﾞ|　|　 |　　|!二二二二二二 ﾆﾆ ≠===
　　　.,　.'　　　　　　　　　　　　　 　 ￣｀ﾞゝ 二二二二二二二二二二二二フ'ﾟ´｀≧ア　　!　　l　　　＞＜´ ＞ ＞ "
　　　.l　 !　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣　　 　 　 ∧　　 l　　|!≦ 　 ＞≦ ＞＜´
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イ　ｲ　｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'　＼.ﾍ 　.､　 ／.／'　　　 / /　｀ﾞ'｀ﾞ'
イ´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾞ'ﾍ、 .＼／/. 　　　./ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼,　 ' ､≧ｰ-.,/ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾞﾍ 、 ｀　､_/ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .＞　 　`ﾞ'＜_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ≧--___≧ｰ-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 ~~^
　　　　　　　　　　　　｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'｀ﾞ'
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　馬車が扉を開く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　獲物と、捕食者を隔てていた最後の壁が取り払われる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから。

　

2998 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 16:31:37 ID:XlfPSddV

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ´ ￣￣￣ ｀　 、
　　　　　　　　　　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
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　　　　　　　　　　　　/　 　 ー―::::::::::::::::::::ー―::::::::::＼
　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　 /　　　 ,ﾆ===ミ　　:::::::::,ﾆ===ミ::::::::::::::::ヽ
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　　　　　　　　　/ 　 　 　 ≧==彡:::::::::::::::: ≧==彡::::::::::::::::::l!
　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　く:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|!
　　　　　　　　　{　　　　 　 　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}　　　　はじめまして、どうぞよろしくお願いします
　　　　　　　　　,＼　 　　 　 　　 ー -ｴｴｴｴｨ:::::::::::::::::::::::／
　　　　　　　　 （ 　 ＼　　　　　　　　　::::::::::::::::::::::::::::::::／⌒Y
　　　　　　　　　＼___人＞ 　ｰ‐　　ｰ―　 　―一 ＜/　　イ
　　　　　　　／　　　 Y .＼　 ＞　　　　 　 　 ＜　,／T¨　　＼
　　　　　 ／　　　 　 ∧ 　 ＼ 　 　 ≫≪ 　 　 ／　 ,'　　　 　 ＼
　.　　 ／　 　 　 　 　 ∧　　　＼／ 〉　〈 ＼／　　 /　　 　 　 　 `　 ､_









　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ┐
　　　　　　　　　　　　/^>､　　　　　_-. 八　　 ＿__
　　　　 　 　 　 　 　 ' ｛⌒-_　　 _-こﾆ- ''"~　　　　~"''
　　　　　　　　　　　,　　V/--_ _->｀ ''"~　　　　　　 ..,,_ 　 ‐-ミ
　　　　　　　　　　 ,ﾞ{　 .ﾉニニ／　 　 ／　　　 　 　 　 ｀丶　　｀丶
　　　　 　 　 　 　 { {　｛ﾆﾆ▽''^ 　 ,　　　　　 　 　 　 　 　 ｀､　 ＼＼
　　　　 　 　 　 　 { {　 ｝こ/｀二　/　　　　　　　　　　　　　　｀,　　 ＼
　　　　　　　　　　ハ'， V,ハヽ　 ′　　　　　　:　{　　　 :}|　　 ′ '，　)ﾊ
　　　　　 　 　 　 {　{ }　 :{/, ＼:;′　 :; {　　　 |{: {　　　 :}|　　.｝}　 }　　　,
　　　　　 　 　 　 { 八.'， {｛/,　:{　 　 :{ { :ｉ|　　|{:八　　 ﾉハ　 ｝}　 }　}:　 ′
　　　　　　　　　　　　ヽ 八V/,.:{　:ｉ　.:{ { :||　 .八､‐''＾...} 　 } }ﾉﾉ..:ﾉ}　}　 }い,
　　　　　　　　 /八　　�W{‘,∨r{　:|..{八�Y|''^｀ _,,､､_　.:}i　ﾉﾉ,､xｬx }　}　 }|ｉ: ′
.　　　　 　 　 　 /ハ}:　} |{..‘,{ {.{　:|八　＼__xぅ)灯⌒Ν}./'　沙 ノ八ﾉ　.从　}
　　　　　　　　　 /小,　} |{　込,.{ 八.　＼　⌒ゞ^'’　　八( 　 　 　.狄　 //　 厂　　　　　初めまして
　 　 　 　 　 　 　 　 :　} ｉ{ .}　|　＼ ＼　 ＼い,　　　　　　　,　 　 .}　.ノ｝} }''ﾞ
　 　 　 　 　 　 　 　 } 八　.}　|:　Γ＼ ＼　( }|′　　　　　 　 　 ,必　.ﾉﾉ小　　　　　　　ええ、こちらこそ
　 　 　 　 　 　 　 　 }/　　,　 ;:　八｀｢｀⌒:)> ﾘ }i　　ｰ=;;;‐'　r‐く{.廴彡'　,ﾞ ::
　　　　　 　 　 　 　 // .//　.′ /ハ小,　}　 }`:}ト 　 　 　 r |　yへ、_彡′ }
.　　　　 　 　 　 　 // .//　 , /./.:,癶_|ハ ｝　}^'}ト，_＞r＜{..{　{　/´`､: .　 :;
　　　　　 　 　 　 // .// /.// .／　　:トﾐ}..｝...},:八ﾉノノ . .八´ヽ,〕{ {⌒`，_ノ
　　　　 　 　 ,　 / .//　././ ／ 　 　 �U .｝.}　}/厶彡ﾍ, 　 {心,.└し} 厂∨`，
　　　　 　 ／.// .// // .／　　　　　 |　;: ,　 .// <いﾉ　　 :,　/ { ｛�V　 ;∨/,｀ : .
　　　 　 ,　 .//　 / /,． ゛　　　 　 　 :ｌ //　 /　 ｀丶ヽ｀　　У{. ゝ、　_/　�Y}｀ヽ`，
　　　　 ｛　/　　 ;.:.; ﾞ　　　..,,_　　　　 :| /　 /‐‐　　 　 　 　 ‖ ､/ハ /　　 �Y　}| .}
　　　 　 У/ 　 ｛/　　　 　 　 ￣￣ //　 / 　 　 　 　 　 　 {{　 ｀ー心、　　�Yﾉ'ノ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　肉欲へと餓えた獣は、牙を剥いて嗤った。

　

2999 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 16:31:56 ID:XlfPSddV

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞　　´　　 　｀　 　 ＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿_ﾉ, ;　ゝ、__　　　　　　　　　　　 　 ｘ-､＿___
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ヽ_}　|　ト 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　(::::::)　)｡　　　　(―‐---)。　　∨　　　 ,'　 ゝ､┴┴〈　　　ｆ己
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 '　 　 ｡と : : : 　 　 丶　 　: : : : : :ﾟ｡　　　　　　　 ヽ.　　　　　　∨　,拒}
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣　T r-､　　 　 　 　 　 　 　 ｘ--　‐‐　= ､　　　　　　 　 　 　 　 ∧　　　　 　 〉 ｆ己
　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
　　 　 　 　 　 　 　 `己({/､_　　　　 ,:^ 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 ,' 　 　 　 : :|
　　　　　　　　　　　　　 ////≫zzzz　 　 　 　 .＞ ､　　　　　　　　　　　　　　　,.　-←―――,'　　 　 　 : :
　　　　 　 　 　 　 　 　 '　｀ー≪///　　　　　 ´￣ ｀¨ゝ、: : : : : : : : : : : : : : :／　　　　　 　 　 ',　　 　 　 : ;
　　　　　　　　 　 　 　 '　　　　　　{＿,.　 イ　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,'
　　　　　　　　　　　　 ｌ　　　 　 　 |　　 　 　 　 .〉 　　　　｀　ー　　　 -‐　´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _/
　　　　　　　　　　　　 |　　　 　 　 | 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',　　_　 -=ﾆ二
　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　ﾘ　　 　 　 ./　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',´
　　　　　　　　　 　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿__/　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽー--　　　_　　　　　 　 　 _　.　　--一'/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　?。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　
　　　　　　　　? (⌒)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『百合園館の黒薔薇』　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (｀Ｙ´)
　　　　　　　?(⌒※⌒)　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 貞操逆転ファンタジー　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (⌒※⌒)
　　　　　　　?｀'(__i__)'´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 調子に乗った悪雌を解らせろ！！　　　　　　　 　 　 　 　 ｀''(___)''´

　　　　　　　　　　? ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　 ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ


　

3000 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 16:32:55 ID:XlfPSddV

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 r.: ´: : : : : : : : :≧､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞- ――- ＜: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{┃　 　 ＼{. ┃}　 　 |　',　　　　　　はい、プロローグ的なものは以上
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　┃　　　　　 ┃|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　　　　なんか貞操が逆転したゲーム原作世界のサブキャラに転生して
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　 ｀　 ´　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',　　　　　劣情向けてくる女を返り討ちにしていく話です！
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
　　　　 　 　 { /　　　乂＿乂: : :ィ::::/⌒',:::＞- イ　　 /／　 }　/
　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
　　　　　　　　　　　　　 ｀￣　 {. {:/　　　 .',::} .}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　　　 　 ゞ/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3001 ：名無しさん＠狐板：2025/03/01(土) 16:33:31 ID:qquOx2Xm

乙

3002 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/01(土) 16:33:55 ID:XlfPSddV

　　　　　　　　　,.　-――‐-...、
　　　　　　　　r.:::::::.:.:.:.: : : : : : :｀,
　　　　　　,/::::::::_;::==＝＝＝=〃､
　　　　　　{:::::ﾒ´　 　 　　{　　　　　＼
　　　　　/吊´　　!　　　　',　　- i､　　ヽ
　 　　　　/　 　　i　l　　{.　 ＼　 | ヽ　 ｀
　 　 　　/ 人　　l /レ ﾄ､＼|　＼|＼|　.|
　 　　　,　 「ヽ,' ﾉ/　∩'　 　　∩'　 }　 |　　　　　ま、細かいことは脇にすぱっと投げておいて
　 　　/　/ ヽい j　　Ｕ　　　　Ｕ　　l　,'
　　　/ ｲ　 　 　ｲ　　, ,　 　　　, ,　.j　(　　　　　 返り討ちにあう美女、美少女を楽しんでおくれ
　 　// {　 　}　八　 　　　ワ　　　,.ｨ　｀､
　　{ {　 ﾄ　 ( 　 ｀≧＝t==r-ァ;＜乂　　!　　　　んでは、まーた次回ー！
　　ゞ=ｲ　＼　 　,'::::~乂ﾊ入/ﾇ:ヽ、　　 l
　 　　/　　　/　/::::: ,'.:::::::iヽゞﾉ';::::.!　　/
　　／　/ ／/ /::::: /.;:;:;:;:|:;:;:;j;:;ﾉ;ノ::､　|


　

3003 ：名無しさん＠狐板：2025/03/01(土) 16:35:58 ID:jx0WmqR7

乙

3004 ：名無しさん＠狐板：2025/03/01(土) 16:56:00 ID:gDdcp9Ul

乙

3005 ：名無しさん＠狐板：2025/03/01(土) 16:56:36 ID:q8NLAcTk

乙でしたー

3006 ：名無しさん＠狐板：2025/03/01(土) 17:31:23 ID:NPB4L38H

おつー
化け物には化け物をぶつけんだよ！

3007 ：名無しさん＠狐板：2025/03/01(土) 19:44:39 ID:CpML1e1+

乙でした

3008 ：名無しさん＠狐板：2025/03/01(土) 20:21:53 ID:BWPVpL+D

乙

3009 ：名無しさん＠狐板：2025/03/01(土) 20:42:28 ID:rf8QAYhL

乙でした

3010 ：名無しさん＠狐板：2025/03/01(土) 21:52:40 ID:dSx5/3lF

乙です

3011 ：名無しさん＠狐板：2025/03/02(日) 00:34:16 ID:ChWwPtTZ

乙でした

3012 ：名無しさん＠狐板：2025/03/02(日) 03:16:07 ID:gm4U2uRC

乙
「順当に行ったとしたら」前菜としてアルト君が食われそう

3013 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 13:04:37 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 r.: ´: : : : : : : : :≧､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞- ――- ＜: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{┃　 　 ＼{. ┃}　 　 |　',　　　　　乙、コメントありがとうございます〜！
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　┃　　　　　 ┃|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　　 それでは本日ものそっと、初めていきます！
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　 ｀　 ´　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
　　　　 　 　 { /　　　乂＿乂: : :ィ::::/⌒',:::＞- イ　　 /／　 }　/
　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
　　　　　　　　　　　　　 ｀￣　 {. {:/　　　 .',::} .}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　　　 　 ゞ/


　

3014 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 13:04:49 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞　　´　　 　｀　 　 ＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ヽ_}　|　ト 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　(::::::)　)｡　　　　(―‐---)。　　∨　　　 ,'　 ゝ､┴┴〈　　　ｆ己
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　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣　T r-､　　 　 　 　 　 　 　 ｘ--　‐‐　= ､　　　　　　 　 　 　 　 ∧　　　　 　 〉 ｆ己
　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
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　　　　　　　　? (⌒)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『百合園館の黒薔薇』　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (｀Ｙ´)
　　　　　　　?(⌒※⌒)　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 貞操逆転ファンタジー　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (⌒※⌒)
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　　　　　　　　　　? ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　 ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ


　

3015 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 13:11:02 ID:pVw3mYqR

　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　重厚な造りをした木造の扉が、左右へ大仰に開かれていく。

　　　　　　　『どうぞ』とそっけなく聞こえる声に従い足を踏み入れれば、外観から想起されるモノと違わぬ内装があらわとなった。

　　　　　　　　　　　　エントランスホールは広く、吹き抜けの天井は高く三階までゆうゆうとした空間を確保している。

　　　　　　　　　その途中途中。手すりに捕まり、ニヤニヤとした笑みを浮かべるのは豪奢な騎士甲冑をまとった少女達だ。

　

3016 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 13:20:15 ID:pVw3mYqR

　

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　　　　　　　　　　　　　　昨今。貴族の邸宅でもそうは見ない、よく磨き上げられた魔法技術を用いた合板の鎧。

　　　　　　　　　　　原作ゲーム内であれば『マジックナイト』と称される職業。現実的に言えばそう呼ばわる兵科である。

　　　　　　　　　　　　　　　　　固く。遠距離攻撃も叶い、一撃の重さも備えた強力無比の兵を１０ばかり。

　　　　　　　　　　　いずれも劣らぬ美女は、売られるように婿入りしたできる夫やその従者へ卑猥な眼差しを送っていた。

　

3017 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 13:25:30 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　　　 　　 i{　‐=ニニニニニニニニニニニニニニニニニ=‐‐
　　　　　　　　　　 　 　 ∨ ‐=ニニニニニニニニニニニニニニニニニ=‐ ∨
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　　　　　　　　　　　　　　|{　‐==============‐　 ‐=ニニニニニニニニ=‐ ∨
　　　　　　　　　　　　　／ニニニ==‐　　　‐========‐‐　 ‐=ニニニニﾆﾆ=‐ ：
　　　　　　　　　　　　 { ‐=ﾆニニニニニニ=‐　　‐=======‐　‐=ニニニﾆ=‐　j
.　　　　　　　　　　　　 ＼ ‐=ﾆニニニニニニニニ=‐　　‐=====‐　‐ﾆﾆニ‐／
　　　　　　　　　　　__／::::｀''＜　‐=ニニニニニニﾆ=‐　　　｀''＜== > __＞`
　　　　　　　　　　　⌒ア.:::::::从　rハ∧:::::: ‐========‐‐ 　‐＜::::::ﾊ :::::::＼
　　　　　　　　　　　 ／::::イ::::{ ゝ乂ﾟﾉ　V:::::{ ／,.ィf'´｡¨Y气７::::::::::/　V:::::::::::＼
　　　　　 　　　　 ／￣7::::::::::　 　｀¨　　 ＼:　　　 乂 .ノ　ﾉ:::::::::::/　　.}:::::: 「￣
　　　　　　　　　　＿_/:::／}八　　　　　 　 　　　 ｀'　==彡:::::::::::/　　ノ::::::N
　　　　　　　　／ニ /／　 |N:ﾄ ,　　　 丶　　　　　u.　　７::::::::::/ ＜::::::∧|　　　　　不躾で無遠慮、ひどい出迎えですね
　　　　　　　 /ニニニニニニ∨ ＼　 ヽ、 　　 　 　 　 /:::::::／|::::::::::::::|
　　　　　　 _/ニニニニニニニ∨==‐　　　　　　 _　＜:::::／ イ|∧∧N　　　　　　 見世物では在りません。下げさせてください
　　　　　 /ニニニニニニニニ　＼==‐＞ 　 ＜　　 __／ニニ/ニニ ＼
　　　　　jニニニニニニニニニニ ｀'＜/　/｀￣￣´´ニニ‐ ‐=ニニニ=‐ _
　　　　　|ニニニニニニニニニニニニ　〈_ニニニニニ‐　‐=ニニニニﾆ=‐ _
　　　　 /ニニニニニニニニニニニニ /^ ｰ=====‐　‐=ニニニニニニニ=‐　_
.　　　 /ニニニニニニニニニニニニ /ニニニニニニニニニニニニニニニ=‐　_
　　／ニニニニニニニニニニニニ ./ニニニニニニニニニニニニニニニニニ=‐　_
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　　　　　　　　　　金に物を言わせて揃えられた、装備に見合わぬ性根の兵士たちを不愉快そうに見返しアルトが言う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　この国。いや、この世界にあって兵として力を振るうのは女の務め。

　　　　　家庭に入り、家を守る男の身でありながらも堂々と言い放つ姿に階上から見下ろす兵士が称えるように口笛を鳴らす。

　

3018 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 13:31:36 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ノノ:: ::ヽハ　 _ -==- _　　　　　　／／ . . . . ／
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／／:: :: 〃-／{／. . . . . .~''〜_､丶｀. . . . . . ／
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 { .{:: :: _,,､-‐┷‐-ミ.,,__--_､ィ. ._,､､. ._. -=ﾆ￣/
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 V-ﾆ./／ ／ ''^⌒. . . .ヽ‐ミ´/……ァ冖ィ／}
　　　　　　　　　　　　 　 　 　〃_,,厶丶`｀￣~^ ｰ ､__} }. . .V/:: _､＜: //‐''”
　　　　　　　　　　　　　 ≧=- .,,__. . . . _､丶｀. .}.⌒}. .｀ヽ. . .V./ : : : //
　　　　 　 　 　 　 　 ／´/. . . ／ . . . . . . . . . ﾉ.{ . | . V∧. . 癶、 : ﾉﾉﾆ- _
　　　　　　　　　　　//ﾆi{. {／乂＿__''^､丶｀/ . { . | . . V∧〈. .} 〉彡ﾞ⌒＼ ﾆ- _
=- _　　　　　 　 　 {/-r.i{. {／／､丶｀ . . . . { . ﾉ. 八. . . V.i{ . (0)_}＼＼. . ＼.,_ ﾆ- _
　　 ＼　　　　　 ＜_ノﾍ}乂>￣/./／/ . . . 八/././∧. . .}..i{`'< }. 〉/ハ V/ ∧⌒＼＼- _
￣ﾆ=-.＼　　　 　 └ノ人 { . ~^''{‐-{/ . . /／'/ /V∧. .ﾊ. } }/.}.┐<ﾆ=-.V/ ﾊ.　　 ＼＼.＼
.／￣~^'' .＼.,,_　-=彡／.{＼{灯ミｘ/}. ／//-ﾉノ.,,_V∧'./} }ﾉ./{.八＼/∧..V 八. 　 　 ヽ.ヽ　　　　　――――ああ
_,,..､､､､､､､＼ ﾆ=-=≦. .人.{.ﾐ.　L;;ﾉﾉ／〈/ ._,,二,,_　}.∧V. }ノ-{ﾆハ｀＼. ＼＼∧　　./ハ. V/
..／. ./. ._ﾆ=-＼. . . . .〃./.ミ=-　 　 　 　 　 乂;;;;癶/. .} ∨ﾆﾆ{ﾆ/∧. . ~''〜 ,,_~''〜 .,,＿}__}　　　　失礼しました、お前たち
.{ . i{ {／　　 　 　 -ﾆ.j{ /. . .八　　　、　　　　 　 __彡'. }. . ＼ﾆ乂./∧＼. ＼. . ~''〜 ,,_ ---
ﾍ. . �Y　　 　 　 　 　 i{,′{/ ,公..　 ､..　　　　 ⌒／´八} . . V｀`ヽ-/∧.}Y. . .＼ヽ''〜 ,,_ .￣
､ ＼. ＼　　　　}ｉ　 ／{Ｖ/{｀ヽへへ　 ｀　　_.､＜.{ ／{. .}. . . .}/八.V/,∧..} ヽ . . ＼　 　 ＼/
~''〜ﾆ-..＼__彡'_∠..,,_{.{ 八　 Vこj. うT壬 　 √＜にУ.}. ﾉﾉ＼. ＼ ｀¨ 〈/ハ. . . . ＼　_,ノヽ
. ￣~''〜二ﾆ=----=ﾆ＼. . ﾆ- Vﾊ_ ィi〔ニ=- ＼.彡 ﾞ. ./／＼ニニ=-~''ﾆ=‐┴─==ニ￣
　　　　　{.{｀¨¨¨¨⌒＼＼｀ﾆ=- .＼彡⌒＼_ニ-ヽ｀¨ブ癶こ}　丶／ ;　　~''〜ニ==─ ｀`丶、
　　　　　`{-=ﾆニニ/ハ. .V/-/ﾊ＼�Yニﾆ}{ニ｀Tﾍ彡ﾍ::.に}　／ ／：　　 　 ∨ /　　ﾉ. ＼. .
　　 　 ／.{-=乂ﾆニニﾉ. . .V-=∧. . �Yﾆ-{.〉/_/_/　 辷ゝ.,j ´.／ﾆﾆ：　 　 　 ∨_,,∠_,ノ　 ヽ
　　　/{./八-=ﾆ｀¨¨¨才__ﾉﾉ-=ニ乂__}ﾆ/八_{/¨´- ､ rﾍし ／>／／： 　 　 　 ∨/ /
　　　丈＿__z─==ニ ／´´ニ_-／, -]ニﾆ/〉,ﾆ- _⌒iヽ/／''^~~~＼/：.　　　　　∨/＼　　//
　　　 　 　 ￣￣〉 ／ニ_-ニニi{　{-=}ニニ{　'，ヽ.＼ //:: :: :: :: :: ::/八.　　 　 　 〈＾ヽ_〉ノノ
　　　　　　　　 //＾∨/ﾆﾆ／_､＜⌒ ]ニニ〉　∨/}. .}い:: :: :: :: :: :: ::/ハ　　　　　 }　　Vﾆ- _
　　　　　　_ -ﾆ¨¨ア∨.／.／//: : :_f{V/-/　　 ∨ヽ.}i＾j:: :: :: :: :: :: :: √�_　　 　 ；⌒ ﾉ¨~￣
￣ﾆ=-=ﾆ￣''^~. 厶=- .／ﾆ// : ／ﾉ{. V/　　 　 ∨ 〉へ:: :: :: :: :: :: /､　 ﾉ.,_　 　 j　＼_rへ-
. . . . . . . . . . ／/_,,､─r' }iﾆ{.{: rf人八 �V　 　 　 .} ｀ヽ./.,,_:: :: :: :ィ( ハ{　 ／＾ｱ´ /⌒ } }　＼
ﾆ=- . ._,,.､ヽ｀.厶-/=-ﾉ ﾉ￣｀r.{　　 _ﾉ＼　　　 　 廴_ 乂⌒＼}/. . 丶{ ゝ'　 _ -=ニニ／ニニ
. _､‐゛. . ／__彡. /x-./ /.｢⌒ヽ }　人.　　丶　　　 V/} .ノ　　　 } 〉., . .｀ﾆ=-_ -=ﾆ￣ニニニ
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./／{ .{ー=彡.//.{ﾆニニニ⌒＼ー'　 { 　 ≧===彡冫　 　 　 └=ﾆヽ____V八/⌒~^''┐＿__
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　　　　　　　今更に気がついたとばかりにヴィーラは顔をあげ、配下に相当する兵たちへと言う通りにしろと言外に告げる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　規律の取れた軍でも、貴族が抱える見栄をはらんだ私兵でもない。

　　　　　　　　　　商人が金で雇った騎士崩れの傭兵達は、ぞろぞろと雇い主の言葉に従い持ち場へと戻っていく。

　

3019 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 13:38:31 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　,ィ彡'/////////////ﾞ＞､
　　　　 ,.ｨ彡'////////////////////＞､
　 　 ,イ//////////////////////////ハ
　　/////////////,ｨ≦≧ミ///////////∧
　 ハ///////＞'"´　　　　　｀ﾞヽry､///////ﾊ
　ﾊ//////r､'i　,ｨ'　 .,　　　　 ｀ヾ､ヽ ∨//////!
　i//////　ﾀ"/　/　i!　　; ヽ、ヽ　ヽ',　∨////i|
　!/////i　ｉ /,//ｨ　,ｲ　　i!　 ﾍ ﾊ　　i!､ ∨///il!
　∨///l|　; { ﾘ.i l! /ハ　ﾊ!､､__i､_!_　i ﾘ､ ∨///
　 ∨//il|　i i!i{ !‐ｷｨ≧ヾ ﾊ",ｨﾎミi.i　| |iﾊ ∨//　　　　　躾けがなっていなくて、ごめんなさいねぇ
　　∨//|　i ヾ!､《 {c i`ヾ､ ,i!'廴i ﾉﾘｨ彡!ｧi li=ｹ
　　　∨∧ i!､ ｀ミ､`¨´　　::.　 　ノﾀ | |l |､! i',　　　　　　 このところ。物騒だからと雇いはしたのだけれど
　　　　`　|ﾉ　 ﾏ＼ヽ､　 ､ ‐ｧ ,.イｨﾘ l!.|l |ヾミヽ
　　　　　/　ﾉi rﾏﾊ＞ミ､　¨ ／i/ l ﾉ .|l | ,ハ=ｧ＼　　　 腕だけを見込んだものだから、作法には気が回っていなくてぇ
　　　　／,r:::::ヽ､ﾏﾑ､ ﾊx===ｨy! ﾉｲ´¨¨Y　: :/､　 ヽ
　　,イ,彡i::::::::::::i: : :.､＞!　　　　i≦y⌒ヾｨ彡'!/iヾ､　ヽ
ｨ彡',ｲ:::::ﾊ´:〈´:.:ヽ: :i　 ‐-,.._､'" 　/: : :,ｨ'　:ヽ:¨ヽ=::}､　ヽ
,彡'i::::::/.:.:.〉‐ヽ: :i´　　 ,r{{薔})　　ゝ≠｀Yヽ__:iィ:::::::::}　 ﾊ
'　 .{:::::ﾊ.:/〈 ｀i¨"´ヽ　　ﾞﾐ≦ﾂ　　　_): : : }:.:.:.ri':::::::ノヽ　ハ
　　ゞ､::::｀ヾ: : ヽ: : ::iｨ升三丕三ミ{´:｀¨;ｲ:ヾ｀t':::::｀ヽ　}　} }
　　 　 《:::::::ゝ=-ゝ‐'//|､＼／,|//li､: :ヾ): : : :ﾉ:::::::ノ　,l　ﾉﾉ
　　　　｀}::::::::::::::ﾉﾊ ﾏ/|::>　.<::|/　/7ｧ彡==〈:::::::::〉 ノ ,.イ
.　　　　 !:::::::::::/ilﾑﾊ ﾏ|'／＼`|　// //¨ヾ::::::::::::〈ｲ　/r'
.　　 　 ,'::::::::::/ i!lﾊ ﾏ ｌ|､＼／,|//i //i　　∨::::::::∧ .{ {
　　　 /:::::::::::{　i!l/ﾑ.ﾏ.|::>　.<::|i//!i/li{　　 ∨:::::::::∧ヾ:､
　　 /:::::::::::::::!　l!l// ﾊ.|'／＼`||//!|/i|　　　∨::::::::::∧ ヾミ､
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　甘ったるく、音の高い声でクザクが事情を詳らかにする。

　　　　　　長く続く寒冷により、収穫が足りぬ一方で変わらぬ税の重さに貧困へあえぐ庶民が野盗へ落ち初めているのは事実だ。

　　　　　　できる夫の母も常々。頭を悩ませ、領民と国のためと身を粉にして働いてはいるもののないものは出てくることはない。

　　　　　　　　　　結果として膨れ上がった借金の代価代わりとして差し出されたできる夫は、気にするなとばかりに頷いた。

　

3020 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 13:46:22 ID:pVw3mYqR

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　　　ｉ:::::::::::::::::{::::/ i|／ 　＼|　"´￣｀＼|:::::::::::ﾚ'::::::/|　|
　 　 {::::::::::::::::::∨ 斗-　　　　　 　 ＿　 |:::::::::::|ヘ:/:::|_∧
.　 　 ',:::::::i|::::::::{　　　 　 　 　 　 厂灯)ﾐ|:::::::::::|/ :}:::::::.　　,
.　　　 ＼八:::::::::.　 ,ｨ笊ミ　　 　 　 {/刈|:::::::::::|り }:::::::::.　 ′　　　　それよりも、旅の疲れを労いましょうよ
　　 　 　 　 ＼:::::::《　{/)ﾊ　　　　　 Ｖツ|:::::::::::|,／::::::::::::＼_}
.　　　 　 　 　 |＼ハ　Vツ　 ,　　　　　 /:::::::::::|::::::::::::::::::::::::}　　　　 さぁ、こちらが食堂です
　　　　　　　　:::::::::ハ 　 　 　 -‐┐　 .:::::::::::::::|::::::::::::::::::::::/
　　　　　　　/:::::::/::八　　　∨__.ノ 　 {::::::::::::::::}:::::::::::::::}／　　　　　色とりどりの美食を揃えていますよ
.　　　　　　 {:::::::::::/::::::::≧=-　　　_／ ',::::::::／人ﾉ＼(
　　　　　　　', :::::∧::::::::::ﾉ::::}＼Г　 ／ ＼(─┐＿
.　　　　　　　 ＼{　 ＼(　)ノ 厂>‐く　　／┼／ﾆﾆ／｀丶
.　　　　　　 　 　 　 　 -─/{_/: : : :|／┼／ :}ニ/ニニﾆﾆ､
　　　　　 　 　 　 ∠ニ/ /|_,/|＿／＼／/　/ﾆ/ニニニﾆﾆ､
　　　　　 　 　 　 |ﾆﾆ/ /_/ /: : :/　 /ﾆ/　/ﾆ/ニニニニﾆﾆ;
　　　　　 　 　 　 iﾆ,/ /_/ /: : :/　 /ﾆ/　/ﾆ/ニニニニニニ|
　　　　　 　 　 　 l_/ /_/ /: : :/　 /ﾆ/　/ﾆ/二二二ニニﾆﾆ|
　　　　　 　 　 　 / /_/ /: : :/　 /ﾆ/　/ニﾆﾆ|ニニニニニﾆ|
.　　　　 　 　 　 / /_/ /: : :/　 /ﾆ/　/,ニニﾆ|ニニニニニﾆ|
　 　 　 　 　 　 {　{;/ /: : :/　　|ニ|　 |二二ニ|ニニニニニﾆ|
　　　　 　 　 　 i　:|　|: : : |　　 |ニ|　 |二二ニ|ニニニニニﾆ|
　 　 　 　 　 　 |　:|　|: : : |　　 |ニ|　 |二二ニ|ニニニニニﾆ|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　誰もが餓え、物足りなさにあえぐ時代の最中であるのにもかかわらず。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　自信満々にミクは良い、率先して食堂へと通じるドアを開いた。

　　　　　　　　　使用人を使う事に慣れていない所作は、見た目を以下に取り繕うとも根が庶民に近い事を知らしめる。

　　　　　　　　にも関わらず。これほどの邸宅に住まい、傭兵を抱え込めたのにはやはり稼ぎと払いの良さ起因していた。

　

3021 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 14:10:03 ID:pVw3mYqR

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　　　　　　　 　 　 　 　 　 l　 　〈仇ﾘ　　　 　仇ﾘ〉　 　l
　　　　　 　　　　　 　　　　|　 　 ｀　´　 ,　 　｀　´　 　 |　　　　
　　　　　 　　　　　　　　 　l　　　　　 　ヽ　 　 　 　 　 i
　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼　　　　､__,＿_,　　　　 /　　　　それは楽しみです……アルト、まずはご相伴にあずかりましょう
　　 　　　　　　　　　　　 　　　＼　　　　　　　　　／
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _,／ / i! :　 　 .:　/ ﾍヽ､
　　　　　　　 　 _...... .-.:::::´::/:::::/　 ﾍ､　　　 /　　l:::::ヽ､、
　　　　　　 ﾊ´::::::::::::::::::::::::/:::::::l! 　 ／i　　 /　 　 !::::::::l::::::｀::.-　... _
　　　　 　 ,':::!:::::::::::::::::::::::/:::::::::l;:!／:! .,L __ﾉﾍ 　/!::::::::::l:::::::::::::::::::::::::｀::ﾊ
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　　　　　 |:::::';:::i!::::::::::::::l:::::::::::l;:;:;:;:! ,':::::::::',/;:;:;:;:;i::::::::::::/::::::::::::/::/:::::::::::::::l
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　　　　　　　　この国――帝国――は広大な土地を持つ。だからこそ、寒冷で実りに陰りがあろうと乗り越えた場所はある。

　　　　　　　　　　　　　　点在する土地を商人たちは良くつなぎ合わせ、だからこそ利益を多大なものとした。

　　　　　　　　　　　その過程。乱れ、荒んでいく治安へ即応するために武装を認められたのが、驕りの始まりだろう。

　　　　　　　　　　　　　　　　金も、武もある。それは他者を思うがままに操るだけの威に他ならないのだ。

　

3022 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 14:16:35 ID:pVw3mYqR

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:::::::::::::::::::::| 　 　 |　|／ 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　 　 ￣￣＼ 　 ＼|　　| 　 　|
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　　　　　　　　　　　　　　　　食堂は広々と、ゆうに５０人ばかりを収容できるだけのスペースがあった。

　　　　　　　壁はいずれも大理石。見栄え良く掘られた石像の獅子が、おどろおどろしい顔で室内へ踏み込むモノを威嚇する。

　　　　　　　赤いカーペットはきっと毛並み豊かで寝転ぶにはちょうどいいが、分厚すぎていくらか歩くのに不向きな感触だった。

　　　　　　　　　　　　　　見た目の派手さを強調した室内の中心には、２０人ばかりが座れる大テーブル。

　　　　　　　　　　　色とりどりの美食と言うだけ在り、肉に魚、野菜、果物とあらゆるものが載せられていた。

　

3023 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 14:21:37 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ┐
　　　　　　　　　　　　/^>､　　　　　_-. 八　　 ＿__
　　　　 　 　 　 　 　 ' ｛⌒-_　　 _-こﾆ- ''"~　　　　~"''
　　　　　　　　　　　,　　V/--_ _->｀ ''"~　　　　　　 ..,,_ 　 ‐-ミ
　　　　　　　　　　 ,ﾞ{　 .ﾉニニ／　 　 ／　　　 　 　 　 ｀丶　　｀丶
　　　　 　 　 　 　 { {　｛ﾆﾆ▽''^ 　 ,　　　　　 　 　 　 　 　 ｀､　 ＼＼
　　　　 　 　 　 　 { {　 ｝こ/｀二　/　　　　　　　　　　　　　　｀,　　 ＼
　　　　　　　　　　ハ'， V,ハヽ　 ′　　　　　　:　{　　　 :}|　　 ′ '，　)ﾊ
　　　　　 　 　 　 {　{ }　 :{/, ＼:;′　 :; {　　　 |{: {　　　 :}|　　.｝}　 }　　　,
　　　　　 　 　 　 { 八.'， {｛/,　:{　 　 :{ { :ｉ|　　|{:八　　 ﾉハ　 ｝}　 }　}:　 ′
　　　　　　　　　　　　ヽ 八V/,.:{　:ｉ　.:{ { :||　 .八､‐''＾...} 　 } }ﾉﾉ..:ﾉ}　}　 }い,
　　　　　　　　 /八　　�W{‘,∨r{　:|..{八�Y|''^｀ _,,､､_　.:}i　ﾉﾉ,､xｬx }　}　 }|ｉ: ′
.　　　　 　 　 　 /ハ}:　} |{..‘,{ {.{　:|八　＼__xぅ)灯⌒Ν}./'　沙 ノ八ﾉ　.从　}
　　　　　　　　　 /小,　} |{　込,.{ 八.　＼　⌒ゞ^'’　　八( 　 　 　.狄　 //　 厂
　 　 　 　 　 　 　 　 :　} ｉ{ .}　|　＼ ＼　 ＼い,　　　　　　　,　 　 .}　.ノ｝} }''ﾞ　　　　　　決まった席はないので、どうぞご自由に
　 　 　 　 　 　 　 　 } 八　.}　|:　Γ＼ ＼　( }|′　　　　　 　 　 ,必　.ﾉﾉ小
　 　 　 　 　 　 　 　 }/　　,　 ;:　八｀｢｀⌒:)> ﾘ }i　　ｰ=;;;‐'　r‐く{.廴彡'　,ﾞ ::　　　　　　……ああ、いえ。できる夫さまは私の側へどうぞ
　　　　　 　 　 　 　 // .//　.′ /ハ小,　}　 }`:}ト 　 　 　 r |　yへ、_彡′ }
.　　　　 　 　 　 　 // .//　 , /./.:,癶_|ハ ｝　}^'}ト，_＞r＜{..{　{　/´`､: .　 :;
　　　　　 　 　 　 // .// /.// .／　　:トﾐ}..｝...},:八ﾉノノ . .八´ヽ,〕{ {⌒`，_ノ
　　　　 　 　 ,　 / .//　././ ／ 　 　 �U .｝.}　}/厶彡ﾍ, 　 {心,.└し} 厂∨`，
　　　　 　 ／.// .// // .／　　　　　 |　;: ,　 .// <いﾉ　　 :,　/ { ｛�V　 ;∨/,｀ : .
　　　 　 ,　 .//　 / /,． ゛　　　 　 　 :ｌ //　 /　 ｀丶ヽ｀　　У{. ゝ、　_/　�Y}｀ヽ`，
　　　　 ｛　/　　 ;.:.; ﾞ　　　..,,_　　　　 :| /　 /‐‐　　 　 　 　 ‖ ､/ハ /　　 �Y　}| .}
　　　 　 У/ 　 ｛/　　　 　 　 ￣￣ //　 / 　 　 　 　 　 　 {{　 ｀ー心、　　�Yﾉ'ノ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　くす、と薄く嗤ったヴィーラができる夫の腰へ手を添えて誘導する。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　指先が擽るように、脇腹を撫でた。

　　　　　　　　　　　　　儀礼的な婚姻の式はまだだが、形式上は夫となる男へする態度としては許容の範囲だろう。

　　　　　　　　　　　　　　　アルトもわずかに顔をしかめるも、何も言わずに付き従うできる夫の後を追った。

　

3024 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 14:26:38 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ___
　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,,,,,,,,＿　　　 　{n_}
　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　,,,x-─''''''''''''''''ー-─く,,,,:..:.:::..;~ﾞ''',二区い}つ
　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　 ,z'~:; 彡;:. :　.::.;'':::..　,,:.:;''..:.,~ミｔ､:::;;t~　　　{こ} __
　　　　　　　　　　 　　　　　　　 ,,,イ~　.;:`メ:;;...,'',:::..:::,:..;::::..;:. __,,,,,;;;;,二ｭ,,,,,,,,,,＿＿{n_}_
　　　　　　　　　　 　　　　　　ン~;: ,,:' ,,,:::,':,;'::ﾞ;;';;:...:::.'';::.,;:: ,r'~　`". ;:...　.::::;;,;::,:'.:,,,;;;}い,}二)
　　 __,,,,,,,,,,,,,,,,,,,__　　　　　　A彡ノ,''. :: ' ;,:.::, :::,Zx,,:::';;`,:;　 ,::,;..ﾞ:: ';:　..;;::..,;:: ::;r''~,,__ 込｝
　　i＜＿＿＿＞! 　　 ∧,､{米ミ,,:.: ;:;.`::.;,'':...::'';''::,,ノヤ; 炎';;,.:.　::::,:.. :.;;:...;;;;/Y,,, i巛),
;;;;;;;;k,,;;;;;;;;;;;;;;;;;,,-'|＿_ノYて)｛ミ;爻i;;;.::;`:.:;;:.;;r‐'''~ ,,;ｼﾞ::,:　::,;; "::,,::';;;;;;;ｯぎテ~..';;;ア(')}心ュ,,＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
..:.　.|: ；::.. ;　:::l:::.:|　　メヾW个`=ベ-ェ､,,；.:｛；,,. ;=~~'''ュ,,,;,_:::.:,':...::,;===''~.:::;;;ソViYY)K)Eiﾞヾ,､　..　:..　:::...:　 :　　..:....
.　.: .|: L::. j　::|;;:::|.　 .いYソヽ/A(Yい）V台､>-､,,,,.　,:::,:..,;;~ヱ;;;,,,:::::.､､=X〆()のr､iﾐ}Tノル/ﾞj　　 ..　:　　　　::..
　:. . {・;;;;.::,,;;..;;.....} 　　i`ヾ､､i^rひMべTノ のl'*=z=爻ｍ≡'∧ひ,六俎ミどヾ)メ2ノハ)=ィ",ﾉ　　_,,,-‐'''"tュ~r-ﾐﾆ'‐-､,,,
..:. ::.人,;;＿＿;;;ソ;;;..:_　`-､`ヾ､ッニ士t),；豆ZY)亘ミメX)rYt川广}ハir､ｔわ&YO,,=-'~,,-''~　　i'　 (,_ 々(コ/´ ::;}Ｊ　 ,; .ﾞi
　.　;　.`''''':; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::;,::. .~`-=,二二二二二二二二二二二二二二二二二二,=-''~　......　.. .`-､,,＿　　 ｀ﾞ'"~　 __,,,-´
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サ三三ミぇｭ､-､、　　　　　　:　　　　{　.::. '';,,.　　　 {,;_　:.::;}}:;}　.:::.　　;;;　　 };;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::.....::.
＜二二ニ==-''　`i;　.: 　...　:　.:.　　　ﾞ‐､,, ::... ''　...........~.........~....::.:::　;;;;'' .,,‐'ﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::;;::.;;:;;;::::::.;:.:......
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '''""'';::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..:::::..::::::.;::::::..:::..::.::..
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　　　　　　　　　　　　　　　ヴィーラを最も上座へ。その横へ、できる夫が座りアルトが背後へと控えた。

　　　　　　　　　　　　　ミクとクザクは対面へ。それぞれ好物だろう料理が並ぶ位置へ、思い思いに座る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　席へと座ることを許されたのは、それで全員だった。

　

3025 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 14:32:51 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　　　　　　　　　　'"~"'丶／⌒ヽ__
　　　　　　　　　　　　　. : : 　　　　　　　　　　￣　ヽ
　　　　　　　　　　　. : : 　　　　´　　　 　 　 　 　 　 '.
　　　　　　　　　／. : 　　 ／　　 .ｌ　　　　　　 }　　　j|ｖ⌒ヽ
　　　　　　　 ／. : 　　 ／　　　　.|　.}ｌ　　　　 }　　　j|　Vｒ‐=ﾆ-_-
　　　　　　／　　 　 ／　　　 　 丿　}|　　　　　　 　 i|　 ∨-_-_-_
　　　　　　　　-‐‐-ミ　　　　＿＿　ﾉ|　　　　′　　 i|__ノ-_-_-_-_
　　　 　 ′　 　 　 {　　 　 /　　　　｀`〜､、　 　 　 .i|　　ﾊ-_-_-_
　　　　 i|　　 {　八ﾊ　　　 ′/　 ノ ハ　　　　　　　从　人-_-_-_
　　　　 i|　　 ｨf{=z人　　 {_.､､､._　　　{　/　　　　 /__／　　}､-_-_
　　　　 i|　 　 乂_ }ツ＼　 　⌒)う，ぇ _/　 　 　 /／　　　八＼
　　　　 i|　　　|　　､　　 ＼(　 ⌒¨¨¨ノ　　　　　′　　　 /}　　　　　　　無事にできる夫さまをお迎えできたこと
　　 　 八 　 从　　　 　 　 丶　　／ /　　　′.ｌ　　　　 人}
　　　　　 )∨(:.　　r　-　　 _　　⌒ア　 　 人　.|　　　　 　 }　　　　　　 そして、これからの日々が良きものになることを祝して
　　　　／. . . 圦　 ｀¨¨ 　 ´　　 ／　　 ／　　.ﾉ　　／　　 }
　　 ／. :　　 ﾉ: : : .　　　　　 ィ(　 　 ／　　.／. : ／}
　. : : : 　　／　-‐‐-ミ　((　　／　／ﾊ　 ／. : ／　 ′　　.′
( : :　　 ／／　　　　　 ＼Y (: : .　　　从(　乂(　　 . . .　 /
. . . : ／　　　　　　　　　　`、ヽ( 　 　 　 {　　 丶 . . . :　/
_)　　 　 ′　　　　　　　　　'.　　　､　　　＼　 ／ 　 __ノ
⌒ヽ（く辷辷辷辷ミ　　　　　　　　 `、　 　 ／　　　　ﾉ　　､
　　　 Y-_-_-_-_-_-_＼　　　 :.　　　　　 ／　　　　／　　　 .＼
　　 ／⌒¨¨＼-_-_-_-_〉　　ﾉ}　　　　 . : : : 　　　　ヽ　　　　　.＼
　　_-_-_-_-_-_＼-_-_/､　 (´　　　　 . : :　（　　 .{　　〉 　 ､
　　}-_-_-_-_-_-_-_-〈 -_＼　　　　 . : 　　　＼ 从　Y〉　　 ＼
　 人-_-_-_-_-_-_-_-_Y-_-.＼　　　|　　　　: . .＼(_ソ　　　　 `、
　_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-}_-_-_-.＼　从　　　　､　　ヽ 　 　 　 ｌ　`、
_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_..}-_-_-_-_-＼　ヽ　　　 ＼　 )　　　　 |
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　グラスへと注がれた赤々としたぶどう酒を掲げ、家長であるヴィーラが簡素に言い表す。

　　　　　　　　　　貴種としての礼法からすれば眉をしかめたくなるもので、アルトが不愉快そうに眉をしかめる。

　　　　　　　　　　　　　ただ。現代日本的な感性を残すできる夫からすれば、気楽で助かるものであった。

　

3026 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 14:34:05 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿ _
　　　　　　　　　　　　／　　　　　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　／　　　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　/　　　 _　　　　　　 　　　　　丶
　　　　　　　　 l　　　 ﾉ }　　　　⌒＼　　 /⌒　l
　　　　　　　　 |　　　/ .ﾊ　::;;（　　●）　　（ ●）|
　　　　　　　　.l　　 // .ﾑ-,..,.　´"''"　　,　"''"´ l
　　　　　　　　 ＼ ヽ!　'　'　! ヽ　　､__ ,_,　　　／　　　　　　　　乾杯
　　　　　　　　　　|ﾌ入　　　　 l　　　　　　 ／
　　　　　　　　　 ,ヘ　ﾍ　 　 　 ト　､ ＿ ､´
　　　　　　　　／ 　 ヽ ',　　　　jｧ /　/ !　ヽ
　　　　　　／　　　　　/ゝ..＿..ﾉ｀Y Y　/ 　 }
　　　　 ／ ,..........　　 　', 　　　 　 ｌ}_|./　　 j
　　　 /, '´　　 　 ｀ヽ　 ﾊ_　　 　ノ 　ｌ　 　/
　　 //　　　　　　 　 ∨　｀` ￣ 　　 l 　./〉
　　j j 　　　 　 ､　　　 l　　　　　　　　l ,._ll′
　　l |　　　　　　｀ヽ　 ﾍ　　　　　　　　l! /







　　　　　 　 {//-―′ 　 　 　 　 　 { 　 ＼ ＼　　ヽ　　＼//////ヽ ヽ
.　　　 　 　 ／ ／/　　 　 　 l!　　　 '　ヾ , ,.r=≠　　'，　　∨/////ﾊ　,
　 　 　 　 / ／//'　　　　 　 l ゝ　　 ゝ　ヾ， ヽ ',＼　}　　　ゝ--- '　 , ﾊ
.　　　 　 / / ∨/' !　　 　 　 l'，ゝ 　 ヾ ､ ',', 　 ,z=ミ､l　　　 .!. {　　　 l　l
　　　　 / /　　ゝ!,'{　 　 |　l　l./ヽ＼　 ゝゝ|ヽ "　 　 '}　/　　| ﾊ 　 　 l　l
　 　 　 ' /　　　 ||｀'　 　 ，.ﾄ '{　ヾ, r=　''　　　　　 　 | /| 　 !|　ﾊ　　　l　!
　　　　{ .!　　 　 !{　', V　∨',ヾ　〃　　 　 ､ 　 ＿　　ﾚ .|　 '!.}　'，,　　 ., .l　　　　かんぱ〜〜い
　　　　| .!　　　　ゞ-､､∨　　ゝ　ll　　　　 　 ´　　 }　　 /! / ﾘ 　 ゞ　　 　 ,
　　　　| .! 　 , ‐､/　 }ゝゝ 　 　 _､ハ 　 く　 　 　 ﾉ 　 /|.ﾚ 　 ゝ　　 ＼　', '，
　　　　{. ',　 {　　　 /　 ＼＼　{ ヽ　ゝ　　　 ‐-　　　ｲ　l　l 　 l ＼　 　 ヽ'，ゝ
　　　　 ,　,　 ｀　‐-　　　　　　} }　l､　＼　　＿＿／ xﾏｱ　!　 l＿＿ ､r‐-　， ､
　　　　 ﾏ∧　　　　　　 ＿　ノ/　 }_＼　＼　ﾑ==≠"　　 ｀ﾏ　l　 　 __ヽ ＿ V 入
　　　 　 ﾏ∧　 　 　 ／　 ヽ /　 /ヽ￣丶　ヽ　　　　　　 ／ﾏ r― ´ ｹ´ヽ/ ／イ ＼
　　　　　 V∧　　 ／く＿/　′ノ　Yゝ―- ､　} ‐- ､　　/　　 Vゝ　　ゝ　 .,ヽ　 /､ 　 ＼
　 　 　 　 ∨ ＼ノ＼　ヽ{　 !　　 ／ l乂 　 　 |　 　 　 　 　 　 Vﾉ､＿__ヽ l　 ‐,′＼
　　 　 　 　 ＼　＼ノ　　.!　{　　　 ,.，j　｀ ー　! 　 　 薔　　　〈　　　　　　| .／ 　 　 ＼

　

3027 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 14:40:16 ID:pVw3mYqR

　　⌒ﾆ=-　_　　　　　　　〈〉 |　 |〈〉､　　ゝ.　　　　　　　　　　 　 |ｉ:|　　　　　　 ､丶` 　 ,,x*''”
冖弌__　　　⌒ﾆ=-　　　　 ∨￣∨　｀`〜､ ≧s｡..,_　　　 　 　　 |ｉ:| 　　　_､+'”　∩-''”
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. �Z人人|｜し♂_(⌒)x乂乂 ゝ　ノ　ﾉノ⌒冖弍__⌒ﾆ=‐ _/　 Ｏ'⌒'Ю　　|※|_」|i:|-=ﾆ⌒　　_,.ﾆ=-　_二
.=| |》�A《|└‐-　　_￣｀`　うぅｭｭｭ=ｧ'⌒＼‐ｭ:|￣|⌒冖弍__〈〉ｎﾉ　　乂〈〉-¬○○○-=＿￣_､-┐| |　ｎ
.‐| |�蹄竹…─-　 __￣　''┘||∬|/♂ｨ∩ﾟ:,寸|�A|＾^大=┐ｎ〈〉jＩ=＝＝=〈〉i¨￣ ｢｣_､+''"__　~"''*､:| | | （
　| |ﾉ八 :| |＿　　　　￣　ー|||个|＿∞∪ｃｃ�[ii |♂__％i| ｉ{イ´ {　　}　}Yノ|　ｎ/　ﾞｖｎ´ 　 ｀`丶　�Y |(
　| |《⌒》| |　 | |￣”¨“ﾞ'''|￣|||Ь|─-=　二ｰ||〔〕|￣　ｰ-| 乂乂ﾉーﾉノノ | |o辷=＝=jｏ　　 ,厂|◇| | |）
　| | ,叭_,| |�A| | 　 　 　 |�A|||�A|　ｒ…‐:┐| ||Π|￣”¨“ |　:|=-ｭ或ﾉ¨¨￣..|《乂_八_乂　 ｎiTTi|◇| | |(
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　　　　　　　　　　　　　　　　　わざとらしいほどに大げさなクザクの声が、無意味に広い食堂へと響く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　はたして明るく、和やかな食事のムードが漂ったのはその瞬間だけ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　それからしばらく、食器のこすれる音と控え気味な咀嚼音が続いた。

　

3028 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 14:47:45 ID:pVw3mYqR

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただ。言葉がなくとも、目や仕草は語るものだ。

　　　　　　　　　　　　　　　できる夫の上品な仕草を物珍しそうに。あるいは、これからのスパイスへとするように。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　舐めるような目を遠慮なく、できる夫と言う貴族の末息子へと注ぐ。

　

3029 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 14:52:51 ID:pVw3mYqR

　

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　　　　　　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.,
　　　　　　　,. z,,..ニニ≧x、,ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
　　　　 ｚ≦＜　　　　　　｀ﾒ~ミz 、:::::::::::::::rzzzzzｚx:::::::::::::::::::::::::::::',
　　　 /イ　　　　　　　 ＞,¨ｨ´ﾆ≠ミ>、:::/三三三ﾆ�d、::::::::::::::::::::::,
　　　,ｲ　　　　　　　／／イ⌒￣二(｀´）≦¨¨¨＞z=yﾆﾑ:::::::::::::::::::::}
　 　 i.{　　　　 　 イ.イ ／_,z=イ／, '�f彳／ //斗ﾍ}>ﾃ7;;;;;z＞-ﾐ::,
　　　'ﾑ　　　　,ｲ　 /./イ{／　/ ,ｲ /　.／ ,.ィ'/　　　ﾄ,ヽ､(｀ｽニﾆ≧ヽ_
　　　 ﾍk. 　 .ｲ　 ./ /　,ｲ　,.ｨ' / ノ　 ｲ,イ,.ｨ{´／　,.ﾉ!ハﾊヾﾐ.ヽ、::::;ﾊ寸、、
　 　 　 ヾ.､./　,.ｲ ./　/　へ_- =　≦彡イﾐi.}/　ノｲ 7,' ﾘ ﾘﾄ.､}ﾘ ;:::ﾒ　iﾊ　>,ヽ
　 　 　 　 〉　/ ,' /　/ノ ry λT爪l孑ﾁミヾﾘ ｲ/ノ≠、ﾊ iﾊ　ﾒ ヾk 　} i! 　 ヽヽ
　　　　　/　 ｋ､! i／:::i:ヾN　!:iヽ i从丈ﾘ_ ／' ´孑ﾐ､イノ人}/,ｲヽ ).) .i ij　　 .ﾊﾊ
　　　　 ,' 　 ﾑヾλ::::::i::::::> ― 、ト､ゝ　　　　　ﾄｿノ/ ノｲ／ｲ.ﾊ　ヽ!/ ｲ 　 　 .} i
　 ._　イ 　 /r::'´:::i:::::::;≦、　 　 ﾏ 从　 r　._'　 　 /メ彡ソ,ｲﾉ i! }　∨　　　　ｲ/
二..　　.ノノ .ト-个-≠::::::::)　　　 ﾘ )>、 _／ _ , イ/　 イ彡ﾘ _z!ｿ　 i!　　ｨ彡
二ﾆ≦イ　 (::::::::i::::ｲ::k_::(::ゝ―┐从ヽ　≦´_⌒{ i!トｲ⌒く:x>'／斗彳⌒´
ー＜´　　　 V⌒>_{:::::／＞彳:::i! ｿ {從)'　´　__ﾊﾘ 〉x_:::::ﾊ;::｀メ´　/
　　　　　　　 }:::::入ﾐk::::::彡´⌒/zzx｀¨’＿／!ゝ_ノ:ﾍﾞ:Y:::ｲi!//　,ｲト=ー 、_
　　 　 　 　 ｀¨７ｲ卒::ﾏ::ｨﾁｘノ⌒>≠≦Zｲ: 人:::::i:::人:ト-ｲ}ｲ_,zｲ).、＼＿／iヽ,__
　　　　　　　　/:::ゝヾｨｚ<i:人ゝ;::ｲ≫X≪:}トx;;;;≧メミ:::}:::人ﾉ-' 〈ｨﾉyz ／,　ﾑ　k ｀ﾏ
　_　　　　..r-ｲ::::::::::／ i:::k',:::>, 〉ﾘ≫X≪彳::::＞┬ｲ:::_＞'´!　　 ﾄイｲ＞’i＼.ﾊ.　ﾏ }
　::≧x、／ゝ;;;;;:イん､/i!:::〉〉::::i ﾄi!≫X≪,ﾘイ::::／≧彡〈::::::ﾄ　_,ｲﾉ 〉!、　.!　.〉 !／メ、
　:::::::ニ≠:::::::::;イ　 ＼ i!::i !::::::! !ﾘハメ彳:::::::/:::/ヽ￣＼::::人´ /　{　! ',　i　 ゝi!　,／
　::::::::::::::;ｨ::::／/＞xr⌒〉::ﾄi!:::::! !/ X} i:::ヾ〉::::::/　 .〉　　.Y　　＼　.ﾘ }　!　Y＞＜
　;::イ::r＜¨ニ/r.、　ﾏx_〉N !:::: 〉〉ｲ 〈ヾVﾉﾄ::::人　 ゝ_ ／ ＼　　＼　i! iﾄ／　　　/
　::::::/　i　ヽ .�Y__ゝ　i!::ゝ＼＼i .ト. 　＼0人:::::::::>、_ト-x_　 .〉　　ィ≦⌒＞＝-ｲ
　:::ｲ.　 l!　　Y´　　トﾉ!::::::::::::≧O!　＼_　＞、ｰ, イ λ　 r=zx＞´ ./ 　ヽ　　　　i!
　:r'-=く. ￣ i!　　 ｲ　／ﾄ、:::::/ 人＿,,,,...イ⌒＞、ノ　}　 i'//∧￣　ﾏ　　V　 　 ﾘ
　　　　.∨　人　/ iメ　 i! ＼/ /　 ト、／ﾘ　　　ム　　,ｨ7///,'∧　　 ） 　 ∨　./
　:ト、＿ ≧　.�W　{　　/ヽ　 Y:.　,人 i!　 ヽ_,..イ＿ ¨　 i⌒ヽ、/∧__ん、　 .|　/
　　　　　二ﾆ≠≧∨./ r7K´＞’≧-ト、 （　　｀ゝ-⌒ マ 　 .｝//ﾊ　　　＞- ’
　　／~´　 i　 ＼　 　 /　ト ,＼／　　　 ー',　　　　　　| 　　.∧//ﾘ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼女等が手に取る調理された肉や魚と同じように。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いつ、どのように味わうべきか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それを吟味するかのように。

　

3030 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 14:57:45 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,, -――　、
　　　　　　　　　　　　　　　　　／ 　　　　　　 ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 　　 ,ｨ　　　　　　　　 　 丶
　　　　　　　　　　　　　　　 |　 　 ノ　　　　ヽ 　　}　　
　　　　　　　　　　　　　　　 | 　（　●）　 （　●） ,'　　　　　　　……それで
　　　　　　　　　　　　　　　 ヾ　　　 　 ､　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　 　~ 、 　 - ー 　　,''　　　　　　　　私はここで、どう過ごせばよいでしょうか？
　　　　　　　　　　　　　　　 ／ﾉﾍｰ _ , , -=＜｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　, r'/　 {∨l__,∧_,/　　∧　　 ＞ 、
　　　　　　　　　　　r'"´::〈　 /|　/ｿ |　∧ 　 　 〉　　　　,＞､
　　　　　　　　　　/　　 　 ﾏ'　| i /　|,/　 ＼ ／　　 　Y　 　.',
　　　　　 　 　 　 {i 　 　 　 >　|/ 　 /　　 　.ﾏ 　　　 / 　 　 .}
　　　　　　　　 　 |l　 　 ／ 　 .|　 ./　　　 ／　 i　　ﾉ　　　　 |
　　　　　 　 　 　 |ヽ|　 ＼　 　.| ./　　 ／ 　 　 ',　i'　　 　 　 |
　　　　　　　　　ノ　 |　 　 ＼　∨　.／　　　　　 ヽl　 　 　 　 |
　　　　 　 　 　 |　　 ',　 　 　 ﾏi',／　　　　　　　　!|　　 　 　 .|
　　　　　　　　 ﾘ　　　i　 　 　 {lr=ﾐ　　　　　 　 　 il　　,r　　　|
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　　　　　　　　　　　旅の中で乾いた喉を潤し、腹の中をほどほどに満たした後。できる夫がヴィーラへ問いかける。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なるべく不安を押し殺した様子を装って。恐る恐ると言うふうに。

　　　　　　　　　　　　　　　　　ここを支配する種違いの三姉妹が好むような獲物としての振る舞いで。

　

3031 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 15:03:40 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　　　　　　　　　　　|i_),。-=========- 。i_i|: : : : : : : : : :/i:i:/　　　　 ∨/
　　　　　　　　　　　　　　＞‐=ﾆ彡´￣｀　＜}is。　　,。。-＞=ミ: : : :./i:i:∧　　　　　∨/
　　　　　　　　　　　　／　 /イi .∨　　　　　 ヽ　ヽ,´　／　　 　 ヽ_ノi:i:/　.∨　　　　 ∨/
　　　　　　　　　　 ／　　 .'　　i　 ∨　　　　　 r‐===-rﾆﾆis。／ ∧ゞ´　 　 ,　　　　　.∨/
　　　　　　　　　／　　　　i　　　　 .'　　　　　　廴{￣｀�Yヽ)　} ／ .∧　　　　,　　　　　　,
　　　　　　　　/　　　　　 i!　　i　　 .i!　　　　 ,ｨﾆﾆ乂　 .＼彡'　　ノ　.W　　　　　　　　　 ,
　　 　 　 　 .‖　　　　　 i{　 .∧　　.i!　　 　 { (　　　)ヽ､＼ﾘ ﾊ===＜.W　　　　　　　　　 ,
　　　　　 　.‖　　　　　 ∧　ﾊ∧　　i!　　　 乂｀""´ノ}i二彡､ゝ､'''ｰ==ﾆﾆ≧s。　　　　　 ,
　　　　　 　 i|　　　　 i　,'　�Y{''´ ＼　i!　　　　　￣　　i|　　)ゝ,｀┐ヽ　i|｀""'''''ｰ｀''　　 　 i.|
　　　　　 　 i|　i　　　.|ｨゞ´ ',{_,,。。__ヽi　　　　　　　　 i|＜ . 〕ム ｀'ヾs。　　　　　　 　 　 i.|
　　　　　　　{　 ',　　　{i　 '´ｨ也ゞ}了 .| i　　　i　　i　　ﾘ〉ヽ∨ヾ}h　　ゞﾐh､　　　　　　　　i.|
　 　 　 　 　 W　'h､　∧　ｱ´圦} ﾘ'　 .| |　　 /　 /i　 /　ヽ.ﾘ　 ﾄ,ﾐ',　/::::i｀'ゝ,　　　　　 　.i.|
　　　　　　　 �Y　ﾏis。 ﾄ､ 　 匁ｲ　　 |ﾘ　　从 /:::| ./ノ　//　　 ヾhｲ:::: i.　　　　 　 　 　 i.|
　　　　　　　　�Y乂{:::::)ヽ､　　　　　__ﾉ'　／ ノ'　 iノ.i!ア´ｲ　　　　ヾ,:::: .i.　　　　 　 　 　 i.|
　　　　　　　　 .ヽ,ヾ:､´　　　　　　　　/''´i|　　　 /　i!,。ｲ)_／ /::/::::｀　　　　　　　i 　 　 .i.|
　　　　　　　　　　　.i|ヽ　　　　　　　　　　i|　　　 　 i!　　　),ｲｨ,::':::::　　　　　　　　i|　　　 i.|　　　　　そうですねぇ……
　　　　　　　　　　　 i|:.:}､　､-ァ　　　　　 :i|　 　 　 .i!　　　 　 i{:::::　　　　　　　 　 i|　　　 i.|
　　　　　　　　　　　 .i|:.:.:.〕､´　　　 　 　 .::i|　 　 　 i!　　　　　i|:::::　　　　　　　 　 i|　　　 i.|
　　　　　　　　　　　　i|:.:.:.:∧　　　 　 .::::::::i|　　 　 .i! 　 　 　 .i|:::::　　　　　　　 　 i|　　　 i.|
　　　　　　　　　　　　.i|:.:.:.:.:∧...:::::::ﾆ=-v:::i|　　 　 i!　　　　　 W／∨/　　　　　　i|　　　 i.|
　　　　　　　　　　　　 i|:.:.:.:.:.:}｀|i´　 　 　Wi|　　　 .i!　　　　　 .∨､　}i　　 　 　 　 i|　　　 i.|
　　　　　　　　　　　　 .i|:.:.:.:.:i! .|i　　　 ,ｨi}　i| 　 　 i!　　　　　　 ∨ヽ/7　　　　 　 i|　　　 i.|
　　　　　　　　　　　　　i|:.:.:.:i!=.|i　__ ./::ﾉ}　i|.　 　 i!　　　　　　 ／ヽ/{:::.　　 　 　 i|　　　 i.|
　　　　　　　_,,,。。。,,_ﾉi|:.:.:.i!ﾆﾆｲ_,＞'´丿 .i|　 　 i!　　　 _　　 {　 ./:.{::::.　　　　　.i|　　　 i.|
　　　　 ／ﾆ=-‐-=ﾆｲ .i|:.:.:i!　//´ ゝ､´.　　i|　　 .i!　　　{　 ｀U} ,ｲ:.:.ﾘs。. 　 　 　 i|　　　 i.|
　　　 /　{ﾆﾆﾆﾆﾆ/ /i{.i|:.:.i!./_i}　　::::::イ｀'‐i|　　 i!＿＿i}　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.}is。　　　i|　　　 i.|
　　　∧　ヽﾆﾆﾆﾆ{/ ﾘ.ﾊ:.i!ｲ::::　　　:::::::　　.i|　　.i!{　　 ,。イ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ._＿}is。　i|　　　 i.|
　　　　 }isク}iﾆﾆノ .///iｲ::::　　　　　　　　 i|　　i!_)__/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞'´,。イ´　　.∨/.　　.i.|
　　　　 .}i:i:i:}.�Y《.,ｲiゞ'´:::　　　　　　　　 　 i| 　 i!　| 〕i:.:.:.:.:.:.:.:.:／　 )´　　　　　　.∨/ﾆ=-|
　　　　　}�Y (イ/7´:::　　　　　 /:::　　　　　i|　 .i! . |　i|:.:.:.:.:.:.,　r=≦　　　　　　　　.}ﾆ=-　　.∨/
　　　　 //　 .( 从ｶ_　 _ ＞i_,。':::　　　　 r‐i|　iﾘイ |　i|:.:.:.:.:/　 ∨　　　　　　 　 　 |ﾆﾆﾆﾆﾆ〉}
　　　 ./.ﾊｨゞ'´}　}ｱ{ノ ／ _}=､::　　　　　∧i! /:.＞''　 ﾊ:.:.:/ ＞'´。,,_　　　 　 　.:::::::|二＞''´ノ
　　　∧{i:i/:.:.:.:}　＞''´i|　／〔::　　　　 ＞''/ｲ:.:/　 ＞'´{:.:.{丿´　　　二ﾆ=---=ﾆ二ﾆ=‐≦ﾞ /
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　食器を鳴らす。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　赤く血の滴るレアステーキを舐めるように頬張り、咀嚼する。

　　　　　　　　　　　　　しっかりと飲み込んだ後。ヴィーラはできる夫のふとももへと手を乗せ、緩やかに擦った。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　徐々に徐々に上へ。男の付け根近くまで登り、上がる。

　

3032 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 15:11:16 ID:pVw3mYqR

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r== ミ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 〕‐=ニ｝ｈ､　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ‐=ニニ=‐＼／〈 ⌒＼　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/‐=ニニ=‐　-= ＼_乂／ ∨ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{ﾆ＞''"　　　　　　　 ｝ｈ､ __.∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞''"⌒　　　　　　　＼ニﾆ=‐ _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　／　　　　-==-　　　　〉　 `、ニ=‐〉
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　/　　＞''"　　　　　＼ /　　　∨ ／
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /__/　／　　　　⌒ ＞=-))　 　 　 .∨
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 γ　/　/ィi〔⌒ ／ ／　　　 ヽ　　＼　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {　/　乂＿彡/　./　　　　　　〉　 　 　 !
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 八　　 / ｆ沁 /　/|　　　　　　/　　　　 Y
　　　　　　　　　　　　　　　 -=ﾆ￣(ﾘ |　　八}乂ツk　ｊ{　　　　　./　　 　 　 |
　　　　　　　　　 ＿　＞''"　　　　( }　|　　{　　　`ｰ'　ｊ{　 　　　　　　　　 　 |
　　　　　　　＞''"　　　　　　　　　 )　.|　　|　　　　　　 　　　／|　/　　　 | 〈　　　　金勘定はどの程度？
　　　　　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 　 乂 |　　|　　　　 　 j{＞ｧ芯　./　　　　′ 〉
　　　　 /　　　　　　　　＼ 　 　 　 乂|　　|　乂　　　′　　／ /　/　　 /⌒　　　　魔法は多少でも使えますか？
　 　 　 {　　　　　　　　　　＼　　　　 .|　　乂 ＿｀＿_ 　 ィ( 彡　/　　 /
　 　 　 |　　　　　　　　　　　　｀`〜､(.|　　|-=≦ ( (　　　　／ ／ ＞''"　|　　　　　麦や鉄の相場や販路の確保は？
.　　　 八　　　　　 　 Y　　　　　　　　|　　|　　　　Y　　　 {　　￣　　 　 .|
　　　　　}乂Y⌒乂__　|　 　 　 　 　 .人　 |　　　　.|　__〈⌒〉　　 |　　　　|　　　　　――ああ、いえどれもそう期待はしていません
　　　　〈 ＞=‐=＜乂〉|　　　　 　 　 Y　Y |　　　 {＾ ／ ￣ {　　 .|　　　　|
　 　 　 {-_-_-_-_-_＼||　　　　　　　　'， 〉|　　　 《/-_-_-_ ,　 　 　 　 　.|
　 　 　 |-_-_-_-_-_-_.|⌒乂_　　　　　　/. |　　 ⌒}-_-_-_-_' 　 　 ∨/　 |
　 　 　 |-_-_-_-_-_-_.|-_｝ｈ､)乂＿　　/　//⌒／7-_-_-_-_-　　　 ∨/八
.　　　 　 -_-_-_-_-_-.|-_-_-_-≧=-⌒ｘ彡 ィi〔-_7-_-_-_-_-.V　　　 ∨/　＼──
　　　　_..-_-_-_-_-_-_|-_-_-_-_＞''"/〈⌒＼-_-_{-_-_-_-_-_-_　　　　 ＼　　 ＼
-=≦　　V-_-_-_-_-_ ."''＜__ (　(／(　＼ 〉 〉⌒|-_-_-_-_-_-_}　　　　ﾉ　)　　　 )
　　　　　 V-_-_-_-_-.|　　　　 ＼＼ ≧=-彡　　|-_-_-_-_-_-_|　＞''　 ／　　 ／
　　　　　　V-_-_-_-_ |　　　　　　￣ ⌒　　　　八-_-_-_-_＞''"＼　／＿__ ／
　　　　　　 V-_-_-_-_/〉≧=-　 ──────〈）＞''"　　　　＼〉( (
　　　　　　　V-_-_-_//-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-∧〉　　　　　　 ∨　≧=-彡
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　　　　　　　 {-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_＿＿　 -===彡》≧=≦⌒〉 ノ
　　　　　　　 乂＿＿　 -== ''''￣　　　　　　　　　　　　　　　　´
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とん。とん。指が、できる夫のふとももの上で跳ねる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　商人としての仕事やあるいは兵士としての職務をいくらか思い起こす言葉の後。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　蔑みと、優越感に満ちた眼差しができる夫を捉えた。

　

3033 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 15:12:39 ID:pVw3mYqR

　
　　　　　　 ∨ ∨／/　　　　_,,..　-──-､　 -─‐- ､　 ＼///　 {
　　　　　　 /∨ｱ　/　 　　／　　　　　　⌒　⌒｀丶､　＼　 ∨　 ｜
　　　　　　　　/　/ 　 { ／　　　　／　／　　　 　 　 ヽ　 ヽ　∨　 }
　　　　　/ 　/　　 　 ／　　 　 ／　 　　 /　　　　　　　', 　 ',　∨ノ
　　　　 , 　 ,′　　／　　 　 ／　 　/　 /　 　 |　　　　　',　　',　∨
　　　　,　　　　　　　　　 　 '　　 　 ′ .′　　｜　　　 　 ',　　',　 l
　　　　|　　|　　/ 　 　 　 '　 　 　 |　　|　　　　|　 　 　 　 |　　|　 |
　　　　|　　|　 ,′　 　　/ 　 　 　 |　　|　　　　|　　|　　　 |　　|　 |
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　　　　|　　|　 |　|　　 　 　 ＿厶-|─　 　 　 　 　 |　　　 |　　|　八
　　　　 　 八_,| 　 　 　 |　 ／: : : :∨　 |　 　 /ﾄ､ー- 、 　 　 | / 　 、
　　　丿　　 Y'|　 |　　　|_斗ｬ圻ミｘ:.Ｖ、‘，　 {∧_＼　　 /　　|/　　　＼
_､‐''ﾞ/ 　 /　|｜ ∧ 　＾'ﾄﾞ 乂ｚソ＾ヽ: : ＼∨ 从∧ﾆ＼ / 　　/　',
　　　 　 ,　 八|　 ∧ 　 |: : ¨¨¨: : : : : : ｢/|У´∨∧ニ＼　 /｝　　　　　　　　　　私の、我が家へ婿入した夫
　　／ '/　　 ∧　　 ', 　 ',""" 　　　　　Vﾆ＼　∨∧ﾆﾆ|　 |/　 　　､
_／ 　 　 　 　 ∧　　',＼ ',　 　 　 　 　 i 寸ニﾄ､∨∧ ‐|　 |　　',　 　＼　　　　　それ以上の価値は求めていません
　　　/　　　 　 ∧　　',､ ＼　　､　　　　　　＼ﾆﾆ〉ﾆ＞-)〉 |⌒ヽ',
　　, ′ 　　/ 　 ∧　　V＼　　　｀''ー=─''´＿〕ﾆ／ニﾆ|　|　　 |∨＿＼
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　　　　 　/　　 　 ∧　　∨　　＞　　　　　＜| _」ニニニ|　|　l　|　|ニニ
　　　　　　　　　　 ∧　　 V　　　　≧≦　 |ﾆ||ニニニﾆ八 ∨ / /|ニニ
　　 　 /　 　　/　　｢|　 　 ﾄ､　　　　　　　 ||-||ニニニﾆ{　　∨ //ﾆニﾆ
　 　 　 　 　 /　　八|　 　 |＼＼ヘ､　　 _,八込､ニニニ} _　 ∨/ニニニ
　／　　　　/　　 j>'7　　　|　 ＼ ＼Υ´/　　＼-＼ニノ　 >　∨Tニニﾆ
く　　　　　　＞'~　 /　 　 ,' ＼辷zzzz∨_,,ｨく(￣￣￣＿／〉　 ∨ニニニ
､　〕ｈ､_＞'~ ー─/ 　　 /　　　　　 ｣[(　　)]コ＼ｰ=ﾆニイﾊ　 　Vﾆニニ
トﾐ ､ Y　　 　 　 / ／　/ ｀'''ー─-〈 <>ミ 〈こ　　Vﾆ｢IﾆﾆV　　　}ﾆニニ
_　　 ｀`〜､、 ／´　 ／　　　　　　　　　〉 ＬI 〉　　|[◯)ﾆﾆ|　| 　 |〜'￣
ﾆｱ7ｧ｡,,_　　/　_､‐''゛|　　 　 　 　 　 　 ＼／　 　 |ニ|ﾆニ| ﾉ| 　 |＜￣
ニニニニﾆ |／ /　　|ヽ　 　 　 　 　 　 　 '　　　　|ニ|ﾆﾆ/　| 　 ハ<＞
ニニニニ-八{　　 　 |　}　　　｀`〜､、　　{　　　　 Vﾆ ニ{　 |　 ﾄ､￣L
ニニニニニ 入 　　　Ｖ　　　_　　　　 ｀丶、　　　　∨ﾆ ニ､　　|＼＼⌒
ニニニニニニ ＼　 　 ＼　　 )>　　　　　　＼　　r‐∨ﾆ ニ＼ |＼ ＼＼
ニニニニニﾆ＞''ﾞ〕ｈ､_　 　￣=彡′　　　　　 ＼ ＼ ∨ﾆ)>ニ＼　＼ ニ
ニニニニニ//_､‐'7/＼￣￣￣　　　　　　　　　 丶 Ζ|ﾆＶＶニ ﾊ 　 } ﾆ
ニニ=─‐''ﾞ //ﾆﾆ| |//ﾊ　　 　 /＼iヘ／＼iヘ／＼Ｖ)|ニニ＼ﾆ }　/ ニ
────彡'ニニ| |// ｢I＼iヘ|_,,.　-============(入ニニﾆУ／／
￣￣￣^ニﾆγ⌒)八/∧-=≦//{//////////////／⌒＞──＜ //
ニニニニニﾆ{ { o//// ｛//////{////////////／／| | 　 ＼＼ー-//
ニニニニニノノ／ //// V////人///////////{ {／ | |＼＿/ /人＿
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　　　　　　　　　　　　　いっそ清々しく。体だけが目当てだと告げ、ヴィーラは唇をいやらしく持ち上げて嘲笑った。

　

3034 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 15:12:59 ID:pVw3mYqR

　
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3035 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 15:17:55 ID:pVw3mYqR

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　　　　　　　　　　　　　　　夜の帳が下りる。あたりを包む暗闇は、混迷した時代の生末を暗示するかのようだ。

　　　　　　　　　　　　　あるいは。その時代を象徴とする悪辣なる企みを覆い隠すように、どこまでも深く広がっていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その中を切り抜くように、ぽつりと橙色をした火が灯る。

　　　　　　　　　　　　燭台は７つばかり。部屋を十分に照らす火のゆらめきは、三姉妹とそれぞれの護衛を映し出していた。

　

3036 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 15:22:11 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　´￣￣￣　＝＝-　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜　　　＿_　　　 　 　 　 　 'ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　,､, '´ ￣ ＞　♥　 　　 　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　./　　　　 　 _´ ,-! 丶、　　　　　｀ヽ　　　　 .j
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　‐　 ,/.,ﾍ､ﾍ、　ヽ、ゝ､丶、ヽ　, ＼　　.'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l.′,　,=ゝ♥/　 ﾊ　ﾄ､　ヘ　ﾍ　　,彡、　ﾍノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,l. / /　 　.!|　　l　ヾ ｀ー,ヾ,f斧iヾl .i　　 :}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'i/ /　　　 i　　 l、 `'＼ 　ヽ込:ﾘ }|i !ﾊ ｉ.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ /丶、 .　＼'ヽ,斗示、｀ヾ　 ¨"ﾘl | l.ｌ　i　　　　　件のお婿さんとは
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　./ /|］.l/＞, 　 ﾄ､ヾ 弋ツ　　｀　　/ | .!| |.∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| .| _L--､　ヾ人＿｀ミ,､　　 = ´.ｲ.'イj|,ｌ j　ﾍ　　　　いつから遊べるのかしらぁ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| .| ﾉ　､_.,ゝ ＿,ｨ ' ´⌒'弋二j　　ﾄ ､l_‐'"´　 ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| .|　　ﾉ゛ｰ 　 |（::::::　　　　　 ヽ　_ -‐''＼￣'ヽ、丶、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l∠　　　　 . ヾ::_,ｨ ―　--､　　　ゝﾒヽ＿＿ :::::j　　ヘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 .／　 ゝ､, -、 ヽ. ! 　　｀ヽ:::::::::::, -‐' ´ o∞二 ７ ､.i _　　　''�_ .
　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　 ..丿 ゝ__ソﾞ,　　 .ｲヽ:／　 ,,-＜E 〆　　　　丶、　　　　 　＞､
　 　 __r‐x　　　　 　 　 　 ／　　　'　　　／　　　　.　　∧:::::ﾍ　,ｲ'　ﾍ／　　　　　　　ﾄ､ ' .､　 . '' 　､　ヘ
　　 frｫっ　＼, ー――-.へ､＿ 　　　 ノ .　　　　　　 /:::::::::::.ﾍ ﾍ ｊ ／　　/ 　　 　 .,/ト＼　　　　 ヽ ､ 　ヘ
　　 ヽ{_{　　 ..{ {　　　　　　　　　ヾ 　/　.　　　　　　./:::::::::::::::7　., ´　　 /　　　　 /´'､ ヽ '.､　　　　 '　、i　.､｀ 、
　　　 　 ¨　｀ | |　　　　　　 　 　 　 /　.　　 　　　／.:::::::::::::::|／　　　 ./ 　　　　/,|.　　ヾ　　ヽ　　　　　ヽ
　　　　　　　 .| .|　　　 　　　　　　 /　　　　　　／.:::::::::::::::::〃 .　　 　 /　　　　./ |7 ¨:ミr=､.,ｨ=､　　　　　 　＼::::
　　　　　　　 .| .|　　　　　 　　　 ./　　　　　　ﾊ..::::::::::::::::／　　　 　 　　 　　　/ '''||　:..:.:.:{ {´iヾミf､　　　　　　　＼
　　　　　　　 .ゞヽ　　　　　　　　/　　　　　　/.:::::::::::; '／..::　 　 　　:i　　　　 /;{ﾐｨ|. :..:ﾉ {ｲ｀ヽ{:..{:fフ
　　　　　　　　 ｀ー――――　′. 　 　 ／／⌒く´,.::::::::　　　　　.:　　　　 ,/、@ﾄ. ゝﾆイﾎミ.､ﾊ:..ﾏ:｀ヽ　　,ｨ=､
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／_,ィ⌒ヽイVl:::::::::　 　　　:/　　　　/‐￣ヾ/ ｨ':..:..._:_:..:..:..:.ヽ｀ｰ=ﾆ彡':.:/!
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 く'⌒V./__,: -‐= .|:::::::　　　　.:/ 　　　,/‐::::::::::::::ヾf:..:.f:..:..:ヽ:..:..:..:';.ｰ=v':.:.:./:.|
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼//⌒ヽ、_.ﾉ :::::: 　　　...:/ 　　 ./ 　　　｀::::::::i:..:.{:..:..ヾ:,ゞ､:..:.}:.i:.:.ヽ :;':.: l
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　 〉､////// .人::　　　 .:/　　　/　　　　　::::::. :.:..:.}:..:.i::.}:..:ﾉ｀¨ﾊヾ:.:.:.:ｉ:.:.:j
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　甘く高い声で、クザクが姉達へと問いかける。

　　　　　　　　　姉妹の中でひときわに年が離れた彼女は、だからこそ嗜虐への歯止めが効かず辛抱することも相応に下手だ。

　　　　事前にヴィーラがこの場を設けていなければ、軽々にできる夫の寝室へと潜り込んでいただろうことはこの場の誰もが察していた。

　

3037 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 15:26:21 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／::::/:::|::ヽ::::::::、::＼::::::::::ヽ:::::::::::::::::ヽ.　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::/::::ﾊ::::::|＼:::::＼::::ヾ:::::::::ヽ::::::::::::ノヽ　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 /::::::::::|::::/ ヽ::::|　＼:::::ヽ::::!:::::ヽ:::|:::-:'::/:::/::|　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　|::::i:::::::|!::|　　 ヽ::､-- ､ヽ:::::|::::::::!:::|:_:／:::/:::::|　　 ,/!
　　　　　　　　　　　　　　　!:::| ､::V ﾘ＿　　　　　　　　 |::::::::::V:::_:／::::::::| 　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ ヽ::ヽ´　　　　 --- 　　/::::::::::::[:::::::::::::::::::::＼__/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　V::i　-　　　´￣ ｀　/::::::::::::::K iヽ::::::::::::::::､ ヽ:　　　まずは姉さんが楽しんでから、でしょ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !:::|'´｀,　　　　　　/:::::::::::::::::|) !ﾉ:::::::::::::ヽ:ヽ　|
　　　　 r_ﾆ二ヽ､ 　　　　　　　 ./::::!　　　＿　　　/::::::::::::::::::ﾚ /::::::|:::::／::!::| ｀　　　でも服の大きさとかは早めに教えてね
　　　 r_'_,､ ＼Vヾ､　　　　　　 /::::::､　　ヾ ノ　　 !:::::::::::::::::/,-':::::::/ヽ::::::::::i::|
　　 ／_へ ＼ ヾ ヽ!　　　　　　|::::::::::＼　　　　　 !::::::::::::/i::::::::::::/::::::|:::::::/リ　　　　姉さんが遊んでる間に、繕わせるから
　　 ￣´＼ 　'´ .| 　ヽ　　　　　ヽ::::::::/:::ヽ ____,..:r‐ヽ:::::/　|::::|:::::ﾊ:::/::::／
　　　　　　 |　　 |　　 |　　　　　　＼::{ヽ:{｀-､::i::::|__,. -､!―- ,V　ﾚ　ヾ!
　　　　　　　､　　　　 .!　　　　　　　　　　　 r ={　　 __,. Xフヽ
　　　　　　　 ＼　　　 |__　　　　　　　　　 __,|,;,;,;,V　X／／三三＝-､
　　　　　　　　 入　 _ノミ}　　　　　　　 ,イr |;,;,;,/ヾ／/:/三三／三二ミ､
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　　　　　　　　　　どんな格好をさせようかな、と。ミクができる夫へ着せる衣装をいくつか頭へと思い浮かべる。

　　　　　　　　　　　　　　股間のみをフリルで彩るリボンか。あるいは従者の服や、神職のものも良い。

　　　　　　いずれであれ最後には脱がせるにしても。愛でる楽しみはいくらあっても良いものだと、楽しげに目を輝かせる。

　

3038 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 15:30:43 ID:pVw3mYqR

　

　　　/ 乂_＿　　　　　　　　　　　　　＿ ‐=ニニニニ 》
　　　{‐=ニニニ=‐　 ＿　　　 　 _ ‐ﾆニニニニニ=‐ /
　　　 ‐=ニニニニニニﾆ≧s｡ /ニニニニニニﾆ=‐./
　　　　 ‐=ニニニニニ＞''"　 ⌒“''*､≧=- _　ﾆ=‐/､
　　　　 ＼‐=ニニﾆ／　　　　　＼　　 ＼　　 ＼‐/　 ＼
　　　　 　 ＼‐=ニ/　　 　 　 　 　 ヽ　　 ∨/　　　 ヽ　　Y
　　　　　　　 ＼../　　　　 |i　　　　　　　　∨/∧　　 }　　}
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |i　　　 　 |i　　　∨/∧　　|　　|
　　 　 　 　 　 ‖　　　 　 |i　　　 　 |i　 |　　 　 　 　 |　　|
　　 　 　 　 　 |ｉ　　|　　　八　　　　八　|∨/|　　 }　/　 八
　　　　　　 　 ﾉ|　　|　　/　　＼　 / ｨ≠≠ﾐ |　　 |ヽ　　　 ヽ
　　　　　　 ／八　　　 /_ zぇ　　　　　 ゞノ　　　　 ﾉ　 )　　　)　　　　　
　　　　　／　　　＼　 《　vソ　　　　　　　　 |i　　 |　／　　／
　　　 ／　　 　 　 | ＼`、　　　丶　 　 　 　 |i　　 |　　　／　　　　　　いえ、すぐには手を出しません
　　／　　　 　 ／ |　　|∧　　　　　　 　 　 .八　　|　 ／八
..／ 　 　 　 ／　　|　　|　}h､　　 ´ ￣　 ／ (　　　!／／　 )
　　 　 　 ／　　　 |　　|　 r{　 ≧s｡　ィ( ⌒》.|　　　／　 ／
　　 　 ／　　　 　 |　　|　 《＼＼ ＼　〉 / /　　　′　／
　　 ／　　　　 ‐= |　　| ／ ≧=- === -=≦　　/≧=-　_
　／　　　 /　　　 ′　 "''＜　 __r((　 ））〉7　 ./　　　　　 ヽ
.　　　　　/　　　/　　/　　　　 乂　〈⌒〉 .{　　{　　　　　　　 Y
　　　((≧=彡)./　　/　　　　　 　 ＼∨ /.|　　|　　　 　 　 　 }
　　_ノ〔 ≧s｡./　　/　　　　　　　　　＼　 |　　|　　　Y　　　 /__
　〔-_-_-_-_ /　.／　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　| 　 　 } r ⌒乂　)
／〉-_-_-／ ／⌒乂　　　　　　　　　 　 　 　 |　　 .八⌒》＞''"|
-_-_-_／ ／＞⌒“''*､乂__　　　 　 ',　/ 八　 |＿ノ乂／＼-_-_
-_-_Y　 /-_-_-_/-_-_-＼⌒ヽ　　　 Y　　　＼( ＞''"∨-_-.＼-|
-_-_.|　/-_-_-_/-_-_-_-_ ＼ノ( 　 　 |　　 γ／-_-_-_∨-_-_-`、
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　楽しそうにする姉妹の予定を、ヴィーラはばっさりと切って捨てる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　えぇ〜と、不満そうな声を真っ先に上げたのはクザクであった。

　

3039 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 15:31:52 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|//////////////////////////∧
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　,ｨ=＝ーマ////////////////////////',
　　　　　　　　　　　　　　　　　/ ./⌒Y⌒ヽ _,,.. --､,,..---.､////.ｨ＝=-..､./!
　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　.{　　　 ,.z'" __　 ./　　　　 ｀ヽ'rーvー:、 ∨
　　　　　　　　　　　　　　 　 ,'　　 ＼,ｨ'ｨ'"／　｀　⌒ヽ‐-､　.:::〈!　　　　〉 .｜
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 i ,'　.::.:/　　　　　　　　　　　　ﾄ､::　＼ 　／::.　｜
　　　　　　　　　　　　 　 　 ,','　.:::/ ,　 ,　.i　　　 l　　:　　　　ヽ＼ｧrﾆアヽ　｜
　　　　　　　　　　　 　 　 ノ1　 :/ /.　,'　:l　　i　 li　 l!　l　　　　、ﾉli:: ',ヽ. ':, ｜
　　　　　　　　　　　　　　 　! l / :;'.,'　;t､/|　　!　l |　l:i　|i　　　　l/ﾊ:l　l　　'; ｜
　　　　　　　　　　　　　　,,_.Ll/_/!.,'　,| ﾒ'､}　 :l　l, |,,.ｨxｧ|'l　 :i　　| ∧ l::i. 　 :,.｜
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 { l |　yヽl ./ﾚﾞ　ﾞj　.,'!./ﾆ|イ |　! l　 |　 .|　:ﾑ l､'　　 ', |
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ､　　　'ヽ:lx､--l　,'.l/ _,.|ﾉ　|ノ　l　.l　l l.:.:　.iヾ＼ 　 ; |
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　ヽiﾃ=! / /　ﾐx三zｚｚﾁi　|　!,'.:.:.: ﾑ.　　＼ l､.|
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾚヽ、　　}''"　　　　　　 　""　u.|/ ,'.:.:.:.:. : ＼　　ﾘ ｿ　　　　せっかく買ったのに〜〜？
　　　　 　 　 　 　 　 　 　/⌒',ｲ ｀ ._ノ＼　ﾄ､__,.-‐ "ヽ　　 /　,'ｧ'"￣｀ヽ　＼ ﾚ′
　　　　　　　　　　　　 　「｀ ,ｨ'　 　 /-、r:＞-..,,＿＿.ﾉr ‐'///ﾒ　　　　　}.:.:､.ヽ、
　　　　　　　　　　　 ,.ｨf　 /{｀:　　//　.〉.Yﾞ　 ヽ、 ヾ´¨／,','/__)　　　　　l.:.:.:.':,. ｝
　　　　　　　　　　 　ゝ(__/　>'ゝ-ｖ'⌒_)　ヽ､,.-_､｀　∠.-,,|/　　　　　　　l.:.:　 |/;
　　　　　　　　　　　　/�X_ノｧ|l　／ )ヘ、 　.l延iﾉ--―''" l'.　　　,.i　　　 |- .、　|
　　　　　　　　　　　 〈　{/　|／ﾉ ,.f′ﾞヽ｀＝-､,..-＝''ニ二¨''=､r'-!、 　 rl⌒/　.|






　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ┐
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　　　　 　 　 　 　 　 ' ｛⌒-_　　 _-こﾆ- ''"~　　　　~"''
　　　　　　　　　　　,　　V/--_ _->｀ ''"~　　　　　　 ..,,_ 　 ‐-ミ
　　　　　　　　　　 ,ﾞ{　 .ﾉニニ／　 　 ／　　　 　 　 　 ｀丶　　｀丶
　　　　 　 　 　 　 { {　｛ﾆﾆ▽''^ 　 ,　　　　　 　 　 　 　 　 ｀､　 ＼＼
　　　　 　 　 　 　 { {　 ｝こ/｀二　/　　　　　　　　　　　　　　｀,　　 ＼
　　　　　　　　　　ハ'， V,ハヽ　 ′　　　　　　:　{　　　 :}|　　 ′ '，　)ﾊ
　　　　　 　 　 　 {　{ }　 :{/, ＼:;′　 :; {　　　 |{: {　　　 :}|　　.｝}　 }　　　,
　　　　　 　 　 　 { 八.'， {｛/,　:{　 　 :{ { :ｉ|　　|{:八　　 ﾉハ　 ｝}　 }　}:　 ′
　　　　　　　　　　　　ヽ 八V/,.:{　:ｉ　.:{ { :||　 .八､‐''＾...} 　 } }ﾉﾉ..:ﾉ}　}　 }い,
　　　　　　　　 /八　　�W{‘,∨r{　:|..{八�Y|''^｀ _,,､､_　.:}i　ﾉﾉ,､xｬx }　}　 }|ｉ: ′
.　　　　 　 　 　 /ハ}:　} |{..‘,{ {.{　:|八　＼__xぅ)灯⌒Ν}./'　沙 ノ八ﾉ　.从　}
　　　　　　　　　 /小,　} |{　込,.{ 八.　＼　⌒ゞ^'’　　八( 　 　 　.狄　 //　 厂
　 　 　 　 　 　 　 　 :　} ｉ{ .}　|　＼ ＼　 ＼い,　　　　　　　,　 　 .}　.ノ｝} }''ﾞ　　　　　落ち着きなさい。今は、です
　 　 　 　 　 　 　 　 } 八　.}　|:　Γ＼ ＼　( }|′　　　　　 　 　 ,必　.ﾉﾉ小　　　　
　 　 　 　 　 　 　 　 }/　　,　 ;:　八｀｢｀⌒:)> ﾘ }i　　ｰ=;;;‐'　r‐く{.廴彡'　,ﾞ ::　　　　　まだ邪魔なモノがくっついてるでしょう？
　　　　　 　 　 　 　 // .//　.′ /ハ小,　}　 }`:}ト 　 　 　 r |　yへ、_彡′ }
.　　　　 　 　 　 　 // .//　 , /./.:,癶_|ハ ｝　}^'}ト，_＞r＜{..{　{　/´`､: .　 :;
　　　　　 　 　 　 // .// /.// .／　　:トﾐ}..｝...},:八ﾉノノ . .八´ヽ,〕{ {⌒`，_ノ
　　　　 　 　 ,　 / .//　././ ／ 　 　 �U .｝.}　}/厶彡ﾍ, 　 {心,.└し} 厂∨`，
　　　　 　 ／.// .// // .／　　　　　 |　;: ,　 .// <いﾉ　　 :,　/ { ｛�V　 ;∨/,｀ : .
　　　 　 ,　 .//　 / /,． ゛　　　 　 　 :ｌ //　 /　 ｀丶ヽ｀　　У{. ゝ、　_/　�Y}｀ヽ`，
　　　　 ｛　/　　 ;.:.; ﾞ　　　..,,_　　　　 :| /　 /‐‐　　 　 　 　 ‖ ､/ハ /　　 �Y　}| .}
　　　 　 У/ 　 ｛/　　　 　 　 ￣￣ //　 / 　 　 　 　 　 　 {{　 ｀ー心、　　�Yﾉ'ノ

3040 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 15:35:49 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　　／,イ:::::::':::::::::::::::::::::::::::::::＼:::＼＼
　　　　　　　 ／ /:i::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::ヽ ＼
　　　　　　　 ヽ !::::/:::/:::::／::::i:::::::|:::::::::::::::ヽ::::::V:iヽ, ＼
　　　　　　　　　|/::::::/::/::::::ノ/:::/ !:::::ﾄ､:::ヽ:::!:::::V::,|　　 〉
　　　　　　　　　|::::::::|/::::／ /::/　 ヽ:::! ヽ::ヽ:|::::::V::| ／
　　　　　　　　 /|:::::::|:::/―/-'´　　 ヾ:ﾄ､ ヽ::::!::::::::::K
　　　　　　　 /　|:::::::!:/,. ==､　　　　 ==､｀ヽ:!:::::::::!:| ヽ
　　　　　　　/　/::::::::{ / !iiic|　　　　 ｲｨﾊヽ .!::::::/:::|　|
　　　　　　　ﾚ'/:::::::::::::　弋ｿ　　　　 弋ソ / !::::::!:::::|__,|
　　　　　　　　|::::::::::::::::!　　　　 i　　　｀　　/::::::::!::::::::|　　　　　ああ、あの従者の
　　　　　　　　|::::::::::::::::|　　　　＿　　　　 /:::::::::::::::!:::|
　　　　　　　　V ､::::::::::ト､　　 ｀　'　　　,.ｲ::::::::::::!:ハ::|　　　　　姉さんは良いだろうけど、私等がとなると
　　　　　　　　　　ゝ:!:::ﾊ::::iヽ､　_　, ィ::::!:::|::::::/リ 　 ｀
　　　　　　　　　　　　　 / !　　　　　!｀ヽ::! V　　　　　　　　　　余計な事をしてきそうだよねぇ
　　　　　　　　　　　 __ノ,!　＼　　／　 /ヽ､
　　　　　　　 ,. =ミﾐi:l>< ,ヽ　r!vﾚ,　 ノヽ/＞ミ=--､
　　　　　　/i|ミミミi|:.!ヽメ ﾊ:.:.:.:.:ハ ゞ//_,}:|ミミミミヽ
　　　　　　|ﾐ|ミミ//:/ミi/´､ヽ:.:.:{,.イヽ__|ミ|:.:!ミミミi|ﾐ|
　　　　　　|ミ!ミ//:/ミii/　　|.:.:.:.|　　　|ilミ|:.:|ミ|ﾐﾐ/ミ|
　　　　　　|ミ|ﾐ|ﾐ!:|ミﾐ|i|　　 |:.:.:.:|　　　|i|ミ|:.:|ミ|i/ミミ|
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　できる夫の背後で自分達を牽制するように睨みつけていたアルトを思い返しながら、ミクが述べる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　過激な。こらえの効かない三女が、けらけらと笑い声を上げた。

　

3041 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 15:38:43 ID:pVw3mYqR

　 　 　 　 　 　 　 　 ,.ｲ///////////////////////////////////////ハ
　　　　　　　　　　　///////////////////////////////////////////ﾊ
　 　 　 　 　 　 　 ///////////////＞　 ´￣￣　｀　＜///////////////ﾊ
　　　　　　　　　 ///////////r(^Y´ ,.:=-　　　　　　　　　｀Y^)ｩ⌒V///////ﾊ
　　　 　 　 　 　 if///////// /ヽﾉ／　　　　　　　　　ヽ　　 ヽﾉ　　 V///////}i
.　　　　　　　 　 |ｌ////////, // /　　/　　/　　　 |　　　＼　ヽ＼　　V///////}
.　　　　　　　 　 |ｌ///////f　/ /　　/:|　|/.{i　 |　 |　 ｉ　 ｉ　　　 :.　:, 　�Y////�W
　　　 　 　 　 　 �Y//////| i　　　 /　|　|　l、:ｉ|　 ||　 | 　| ｉ　',　 |　:i 　 �Y///�W
　　 　 　 　 　 　 �Y/////:| |　|　　;,.ィ| ┼ﾐヾ._l{ 　|＼|ィ'Tﾎx !　i|　ｌ|　　�Z///ﾘ
　　　　 　 　 　 　 �Y//// | |　| 　 | r=＝=ﾐ ｀ ヽ._|｀　彡＝ミ､ |　ｌ|　ﾘ　　}i////
　　　 　 　 　 　 　 �Y////| |　| 　 | i　　 　 　 　,　　　 　 　 　}::　ﾘ;/}ﾊ　 |i///
　　　　　　　　　　　 �Y///| |　| 　 |ゞ 　　　　　　　　　　　　/ }イ! i |/ﾊ　 |ヾ/　　　　　だったら――――処しちゃいましょうよぉ
　　　　　　　　　　　　ヾ'⌒:| |　|　　l {　　　　r──‐v　　　/ /　ｉ| | |⌒}　 !
　　　　　　　　　　　　　　　j j:ｉ |　 i ト＼　 　∨ 　 　ﾉ　 ／/}　:ﾘ ,: |　 |　 |　　　　　　　従者の一人二人、いなくなったところで
　　　　　　　　　　　　　　 ,:　 } {　 { l　 i⌒ 　 .`ｰ‐ ゜　　／!　| :/ /: |＼|　 |
　　　　　　　　　　　　　／ ..ノハr=ミ　 |　}＞x、　　,.イ{　ﾘ　j/ , 　 |{_ 乂 ヽ、　　　　　 誰も気にしないわよぉ
　　　　　　　　　　　 ／　/:: :: :: ヽ : :廴{｀ヽ}ミzzzzzzf^')/　 /'⌒ヽ | /￣::¨ﾌ:＼
　　　　　　　　 　 ／ .:‐={:: :: r‐=':: :: ::V　 ﾉ　　　　　 ゞ{　 /:: :: :: ::::）ヽ:: ;:ｲ ,＼ ＼
　　　　, x＜ ￣´ ,.::::::::::::V‐='⌒´ ヽ‐={´ 　＿ 　　 ＿ ｀　フ⌒ヽイ:::ノY ::{/ﾑ　＼ ＼
　　 ／／　　 　 /:::::::::::::::} （:: :: :: :: :}__ﾘ　 　 ,rr‐=x´　　 /: :: :: : ノ´:: ヽ¨¨｀ヽ{,...　ヽ、＼
.　 ,　/,..＞=ｧ―;::::::::::f⌒ Y小:: :: ::f　　　　　f{く薔}>）　　廴_::_:;f´::{:: :: :: :: :: ::}::::::ヽ　:　　:.、
　/ //　　 /　　{::::::::人:: :/_,{　Y⌒ヽ　　 　 弋{爻ｵﾂ　　　｀ヽ:: ::｀ヾ⌒ヽ:: ::ノ:::::::_j}　}i　 　}
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　　　　　 　 　 　 /..:′/...| :{　ｉ　ﾉ　/　√'，　 ‘i,　　} ‘i,:}: . .:}＼: . ＼
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　　 　 　 　 　 {　 八斗--ミ､ ／|　| ://^　}:｀ヽ} }:/　　 :}/　..:} /,＼＼: . ＼
　　 　 　 　 　 {　 { .{込 {;;;;;;;}^　:|　|/斗r--ミ､:} }′ﾉ　√ /.√ /,　｀`〜､、｀`〜､、
.　　　　 　 　 八　{八〈: ⌒``　)ﾉ:ノ 丶_L;;;;;;;;ハ.:／　 √/ :√: . /,　　　　 ｀`〜､、
.　　　　　 　 　 ∧{＼＼.　　　 　 　 　 ⌒````／／　/⌒}ノ{　{: .　 ＼　　　　　　　　　　　それが一番楽ですが、まあ相手は貴族
　　　　　　　　/　乂八　　　｀　　　　　　　　　／ /／) ﾉﾉ 八 乂:　＼.＼
　 　 　 　 　 /／　 ／::..　 丶　　_,,　 　 　 ／ //　/_彡′/∧:　＼: . ＼.＼　　　　　　　 権だけが残る抜け殻ですが
　　　　　　 ／　 ／　　/＼　　 　 　 　 ....::＜//　/√{: : {'，/∧: .＼: . . .＼.＼─
　　　　　／　 ／　　 ./／ :＼_ 　 -=ﾆ[　. : : {　 /:√ {: : {∧ /∧ : : ＼: .　 ＼＿　　　　 多少、面倒になる可能性もありますから――――
　　　 ／/ :／　　　 ／／/: . .　/ﾊ　. . :._､＜{: /.:√￣＼/∧: .　＼: .　＼: .　 ＼
.　　　　:{／　　_､‐''ﾞ:／.:/ /⌒>ヘ:}＞''~ _､ -{　　{ニ=-　`､:∧＼: . ＼: `､＼￣￣
　　　{ 八_､‐''ﾞ.　 ／. // /乂_┐／_､-=ニﾆ八　.:{ニニﾆﾆ＼∧　＼: . ＼`､ `､
　 ／乂　＼　　./　 // /　{_rノ ／-=ニニニﾆ＼ v/ニニﾆﾆ＼: . 　＼: . ) } 　'，
／　／)＼　＼.√　 / /.／⌒)/-=ニニニニニﾆ:＼　､ニニﾆﾆ:) :}. :}　＼:ﾉ: 　 '，
　／ :/￣ ＼　:{ 　 / / (＿／:{-=ニニ=-　-=ニﾆ/ﾊ:　Ｙニﾆ／. /...:}　／　 /　 }
:/{　 :{　　 　 ) :{ { / /／ ﾉ⌒{ V/=- -=ニニニニニ:}　:|ﾆ／. : ./. :..／　　 / 　.:}
　{　八　　／⌒八 ／⌒｀　:八 V/ニニニニ-＿_彡　 ノ￣＼ / :／　　 ／: .　./
:八　　＼　　／ ／''"~￣~"''　:＼v/＞''~　 ⌒ ー一^｀-=ﾆ￣)／　　 ／: .　.／

　

3042 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 15:43:46 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／-_-_-_-_-_-_-_}ﾆﾆﾆﾍ
..　.r‐-　 _　‐=二=.　_.　_,ｘ≠ ､　　/-_-_ _ ＿　-=ﾆ=-≧s｡.λ
.　 {ニニ/ -_-_-_-_-_-_≧s｡.:　.:}h､‐=二　 ^.　.￣~"''　　　　.....ﾆ=-
.　.{ニﾆ {-_-_-_-_-_-_-_　 ＞''"　　.ｧ'´　　　　　　　 　 　 ＼　　　　.≧s｡､
　八ﾆﾆ }-_-_-_-_-_-_-..ィi{　　　 .'´　　　　　　　　　 　 　 　 ､　 　 ＼　　.}h､
　 . {ﾆﾆ√-_-_-_-_-,ｨ'´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`､　 　 .＼　　.:＼
　　.{ﾆﾆ〔-_-_-_-_ ,:':.　/　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾏ　 　 厶　　　:ヽ、
. 　八ﾆﾆ ＼-_- ,:':　 /　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∨/　　 　 　 　 .ヽ
　 　 .寸ﾆﾆム_ /.　./　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ∨/　　　　 　 　 .∨
　　　 ムニニУ. 　′　　　　　　 　 :/　　　:}　　　　　　　　　　　　 l }　 　 　 　 　 .ﾄ､∨
　　　　 |｀寸ﾆ{　　j{　　　 　 　 　 　 l　　　 √　　　　　　　　　　　　} v　　 　 　 　　'，ﾊ
　　　　 }/:..＼{　　{　|　　　l　　　　.:λ　　　|. v/ 　 　 　 　 　 　 　 l　∨　　　 　 　 ﾊ ﾍ
　　 　 .|{　　　| 　 |　|　　　　 　 　 /∧　　 .|　∨　　　　　　 　 　 .,ﾘ,､ _∨　　　　 　 .}　　
　　　 .√　　.∧.　|　　　　 |　　　　 /∧　　.| 　,ｨ　|{　　　　　　　 ./__｀~"∨/.　 　}　 j!
　　　.√　 . / .|..从　　　　 　 　 　 　 厶..　.|.　メ...八(　　　 　 .//´,ｨ劣ミﾁ{ 　ﾉ. ﾉ　.}l
　　 ./　　 ./　 |　 : ＼　　　　 .や　　　 .{弋 ／　　　　ヽ.　 　 ./　〈乂r ﾘ.ｿ |{/　/　.:λ　　　　　 /￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　.八.　.:/　　|.込　 : ＼　　　.:弋　　　 {／.　,rｮf圻ミ　 ＼　/　　 ｀"¨¨´ 　 /./ 　 小　　　　　 |　　　  手始めに……　　 |
　 / 　 ..:/.　 　{　　＼　　＼　　 .込　　八 ,ｨ巧 　厂ヽ　　 .}/　　　　　　　　/.ﾄ　／:|　}　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
／　　.:/　　　..| 　 　 :＼　　　　　　.＼.　 ゝ-＝'^　　　　　　　　　　　　　　　/./.　::::|　|　　　　　
　　　,ｲ　　 　 .}　　　　 .八＼　　 　 　 ＼}ﾉ｀¨´　　　　　　　　　　　　　,　　//　　::::.}...|
　 ／.{　　 　 ./　　　 ／ 込　 v/　　　　 .＼　　　　　　　　　　　　　　ｨ 　 //　　:::::/. ﾉ　　　　　　　アレを籠絡し、主人を売らせましょう
／.　√　　　.{ 　 　 /　　i|. 〕iトﾍ ≧s｡､ /∧＼　　　　　　　 　 -=ﾆ /　,-={ =ニ^≧s｡
　　.√　　　:/　　 ./　　　|　　...圦　 　 ＼〉 ＼ j　　　　｀''ーこ　r-=ﾆ三}ﾑ======}====.
　　√　 　 /　　 ./　　　.:|　　　　.)　　 　 .〕h､　　　　　 　 　 　 ゝ‐=＝/＝ー-=≦====
.　.√　　 :/　 　:/　　 　.√　　　　|.　　　 i|　　ﾆ=-　　　　 　 　 　 　 /　　 .{..　.//
　/　 　　/　　.:/　　　　/　　　　　:|　　　 i} ／ヽ　 　 　 ≧=-　　　 ｨ'.{l　 　.心//
./　　　.:/　　:/　　　　:/　　 .:l　　 :〉　　 :イ.　 　∨, イ´￣｀}ｈ｡､　　　{{　　　　 ＼
　　　／　 　/　　 　 :/　　　 :{ 　 /　 　 j{　　　.／　　　　,ｨ====.}i,。イ -==≧s｡、＼
.　／　　 .／　　　　:/　　　　:| ／　　　/　 　 ,ｲ 　 　 ／}ﾆ=-ニニニニニニニニ
　　 　 ／　　　　　 　 　 　 :／　　 　 /　　 ./　 　 ／}ﾆ=-ニニニニニニニニﾆﾆﾆ
　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　 :/.　 　/　 　 /}ﾆ=-ニニニニニニニニニニﾆﾆ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　この家の中で、唯一確実な味方を奪い去って。逃げ道を塞いで。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　孤立させてからじっくり、じっくりと。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そういう算段だと、ヴィーラは嗜虐的に笑いながら告げた。

　

3043 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 15:47:31 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　／///////////////≧､
　　　　 　／///////＞'"´¨¨`＜///≧､
　　　　,ｨil///////,ｲィ才彡'i三三≧､///≧､
　　 ／///////////／三彡"´¨¨¨｀ﾞミr=＝ミ､
　 ///////´ ｀ヾ(¨V/彡'/　　　、､　 :. ﾊヾ//ﾊヾ.､
　///〈//　 ,ｨi≦(..ノ/　 ,'　 　 ,i i、ヽ. ､　 ', ｀ヾi! ヾ.、
　////.,' 　///////,　 :i 　 ｉ i l.l:|ﾊ:.､.} i　 }!　　ヽ　`:、
　{//i{ i　,;i､ﾏ////i i　 :l　 l!!ﾉﾅiﾅｰiﾂi l }:ハ　.i　:､ヽ.:i
　∨iﾊ ! .il|il〉〉///l! l　i ',: :iﾘｨ"fi!c､ .ﾉﾂｱ,ィｉ、l .: :i:::ﾊ!
.　 ヾ∧', !l7ｨ'//彡' :､. ',.ヾﾊ､` 辻ﾂ　　　{:lc'i!ﾘﾉ:i.i､::j}､
　　　`ﾊ ',ﾊ`¨i!´:.:.:.　:.. :. :..､ヽ、　　 　 　 `¨"ｨ'::::l:| ヽ ﾊ
.　 　 　 ∨ﾊ　 ',:.:.:.:.:.＼　ヾﾐx､　　　､._＿｀,　.}::::ﾘ:!　 ヽﾊ　　　　　ああ、なるほど……さすがヴィーラお姉様
.　　　　　i:.　i ,.._〉､.:... :... ､ ヾミ､　　 　｀=''′/::iﾉリ　　 ',:::、
　 　 _ 　 |::;ｨチ: ;_ﾊ:.:.:.. :.. ヾ:ヾｰ　　　　　　/ミﾊ:::ヽ　　 } ﾊ
　　 ﾉiヽ､i､:,:ィ': i: :.:｀ヾ::.. : :.､ヾミ=‐　 r''"´::::::i::､ヽ::i} 　 !;: .i
　　;: :ヾ: ;ｨ=＝z､ : : : : ∨¨¨7､(`:う==i::::.､:::::::l!ヾ､,iｨ彡ｲ!ｉ: |
　　i: : :_/::::::::K:/ ;ｨ/ﾍ=ｧ: : :iヽヾ'´￣¨i、:::＼::::iﾊ"　ri¨｀ヽﾉ
　　}; :/:::ヽ:::::{:::＼ﾑ::::ヾ､: ::/.､ﾊ :i! ‐-､ ｀;:ミzrﾏ¨¨":7: : : :.＼
　;ﾂ:.:ﾊ_: : ;:ィ==z〈:::::::::::::}:ゞ彡i'.j :}　　,(薔}＿ ｀ヽ: :/ ;ｨ彡¨ヾ!
　ヾ､: ;ッ'":::::::::::::::}:; :¨ﾞ7::i`:ヽ:l!/　ﾊ彡'"¨¨¨¨`ヾミi､/: {: : : ::ヽ
　　／:::::::::::::::::::::::!:jミ:/¨´: : : 〈..ノ､＼ヾヽ､:::::i､vX::ヾv-≧=‐: :〉
　ｲ::::::-‐::::::::::::::ﾉﾉ::;ｨｱ: ;ｨ彡'::::::::::: ＼＼＼＼i/,ヘ://:､: : : :／
　::::::::::::::::::::;:イ¨`ヾi彡': 7:::::::::::::::::::::::::', .i:::: ', .i!:､､, 〉|:::iｨ彡':¨7
　::::::::::::::／iヾ:_:_:i、: : : :.i:＼ ::::::::::::::::::::ｉ .|::::::ｉ .|!,.X〈i l:::l!: : ;ィﾊ､
　:::::::::::/　/　　77￣￣,'i77 i:.､::::::::::::::::ｌ. |::::::l　|!〈 ﾏi l:::l!彡'::::::}i、
　:::::::::/　/　　//　 　 ///　l ∧::::::::::::::| .|::::::|　|!ﾊ　ｌ |:::lﾊ::::::::ﾉ:::＼
　::::::/　/　　//　　　///　.ﾉ　 .i::::::::::::::| .|::::::|　|!､ 〉ｌ |:::l　ヽ::::::::::::::::＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　できる、と言う事を彼女らは疑わない。

　　　　　　　　　　　　今日という日まで。部下の失態はあれど、大きな失敗をせずに家を大きく育ててこれた自負がある。

　　　　　　　　　　だから。アルトを落としきれると言う事へ一切の疑問も持たず、新しい楽しみへいっそワクワクとした心地さえ抱く。

　

3044 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 15:52:55 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : ヽ
　　　　　　　　　　 /: : : :／: : : : : : : : : : :＼: : : :ヽ: : : : ｀:､
　　　　　　　　　 /: : : :/: : : :i: : |: : i: : : : : : :ヽ: : : :ヽ: : : : :!
　　　　　　　　 /: : : :/: /: :ﾉ: ::ﾊ: : :|: : : : : : : !: : : : : :､: : : :!
　　　　　　　　,!: : : : : /:／,!: :ハ: : |､: : :i: : :!: :|: : : : : :!: : i:.|
　　　　　　　　|: : : : : :/＿/:ノ　 !: :| ヽ: :|: : :!: |: /: : :i: |: :|:.|
　　　　　　　　 !:!: : : /　ノ｀　　　ヽ:!＿｀:.､:､: V/: : : .!:,!: :|:,|
　　　　　　　　 ヾ: : : |-ﾐ､_　　　　　　　｀ヾ､: :!/: : : :|/: : : |!
　　　　　　　　 　 /: :|ヽちヽ　　 ､,'___　　 　　/: : : : |: : : : :|
　　　　　　　　　/: : : :| 弋i　　　　´ちriヽ､　./ : : : : |: : : !:.:|
　　　　　　　　ノ: : : : :| ;;;　,　　　　 弋ｿ ﾉ　/: : : : : :|: : : :!: }　　　　
　　　　　　　 {: : : : : : :､　　　　　　　;;;　　 /:/: : : :i: |: : : :!: :!
　　　　　　　　ヽ: : : : : ヽ＼｀ ー‐　　　　 /: : : : : :i:.|: : /: :/　　　　主従を並べてって競わせるのとか、とっても楽しそう
　　　　　　　　,ﾉ:-: : : : : i :} ＼ ＿_,. -'´/: : : : : :./:.:!:./: :./
　　　　　　／ヽ　　｀ T､:.},ﾘ....ヽ　　　　/i..|:ﾊ: : :./i:.:!: :.:ﾊ:{
　　　　　 /　　 |　　　|| ｀|..........ヽ　　 /.......Vi}:.:/　!/|V
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　頭の中。堕ちきった主従が自分等へ侍る姿を想像し、ミクは身悶える。

　　　　　　　　　　　　　　　　罵り合うだろうか。励まし合うだろうか。あるいは、自分を奪い合うだろうか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　都合の良い妄想を膨らませ、声をはずませる。

　

3045 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 15:55:11 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r== ミ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 〕‐=ニ｝ｈ､　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ‐=ニニ=‐＼／〈 ⌒＼　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/‐=ニニ=‐　-= ＼_乂／ ∨ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{ﾆ＞''"　　　　　　　 ｝ｈ､ __.∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞''"⌒　　　　　　　＼ニﾆ=‐ _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　／　　　　-==-　　　　〉　 `、ニ=‐〉
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　/　　＞''"　　　　　＼ /　　　∨ ／
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /__/　／　　　　⌒ ＞=-))　 　 　 .∨
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 γ　/　/ィi〔⌒ ／ ／　　　 ヽ　　＼　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {　/　乂＿彡/　./　　　　　　〉　 　 　 !
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 八　　 / ｆ沁 /　/|　　　　　　/　　　　 Y
　　　　　　　　　　　　　　　 -=ﾆ￣(ﾘ |　　八}乂ツk　ｊ{　　　　　./　　 　 　 |
　　　　　　　　　 ＿　＞''"　　　　( }　|　　{　　　`ｰ'　ｊ{　 　　　　　　　　 　 |
　　　　　　　＞''"　　　　　　　　　 )　.|　　|　　　　　　 　　　／|　/　　　 | 〈
　　　　　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 　 乂 |　　|　　　　 　 j{＞ｧ芯　./　　　　′ 〉
　　　　 /　　　　　　　　＼ 　 　 　 乂|　　|　乂　　　′　　／ /　/　　 /⌒　　　　　焦らず、じっくり……絶望させ縋らせていきましょう
　 　 　 {　　　　　　　　　　＼　　　　 .|　　乂 ＿｀＿_ 　 ィ( 彡　/　　 /
　 　 　 |　　　　　　　　　　　　｀`〜､(.|　　|-=≦ ( (　　　　／ ／ ＞''"　|
.　　　 八　　　　　 　 Y　　　　　　　　|　　|　　　　Y　　　 {　　￣　　 　 .|
　　　　　}乂Y⌒乂__　|　 　 　 　 　 .人　 |　　　　.|　__〈⌒〉　　 |　　　　|
　　　　〈 ＞=‐=＜乂〉|　　　　 　 　 Y　Y |　　　 {＾ ／ ￣ {　　 .|　　　　|
　 　 　 {-_-_-_-_-_＼||　　　　　　　　'， 〉|　　　 《/-_-_-_ ,　 　 　 　 　.|
　 　 　 |-_-_-_-_-_-_.|⌒乂_　　　　　　/. |　　 ⌒}-_-_-_-_' 　 　 ∨/　 |
　 　 　 |-_-_-_-_-_-_.|-_｝ｈ､)乂＿　　/　//⌒／7-_-_-_-_-　　　 ∨/八
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　　　　　 V-_-_-_-_-.|　　　　 ＼＼ ≧=-彡　　|-_-_-_-_-_-_|　＞''　 ／　　 ／
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　　　　　　　 {-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_＿＿　 -===彡》≧=≦⌒〉 ノ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　娯楽を、栄華を極めた女たちが揃って嗜虐の嗜好へとふける。

　　　　　　　　　　　　　　他者の人生を思うがままに操る快楽は、神にも等しい全能感を与えてくれるものだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　そこへ性の愉悦さえ織り交ぜた嗜好は、ただただ心地よく酔いしれる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　いずれ来る日を楽しみに。ヴィーラは、ただただ薄く嘲笑っていた。

　

3046 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 15:55:32 ID:pVw3mYqR

　
　
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3047 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 15:59:20 ID:pVw3mYqR

　|.:.｀''-ミｰ　_ ｀丶、　　　　　＼　＼　　　　　　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　　／ ／　　 　 　 _､　'｀　_､‐''゛
　|.:.:.:.:.:.:.:.｀''ミｰ　_ ｀丶、　　　　＼　＼　　　　　　　　　　　 人　　　　　　　　　　　　 ／ ／　　　　_､　'｀　_､‐''゛ ／
　|＿.:.:.:.:.:.:}.:.:.:｀''-ﾐｰ.． ｀丶、　 　 ＼ |¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨ﾞ／　　＼¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨| ／　　　_､ '｀　_､‐''゛ 　 ／／
　|　 |＼＿{.:.:.:.:.:}.:.:｀`iﾞｰ ._　｀丶、　　｀¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨( ｡o∞o。)¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´　　_､‐''゛ _､‐''゛　　　／／
　|　 |...|　 ￣＼_{.:.:.:.:.|'ｰ _｀`～､,/¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨ﾟo() () ()｡ﾟ¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨ヽ_､‐''~| |:|_､‐''゛ / /_,,､‐''´
　|　 |. |-　_　　|::｢|ヽ_| 　 ｀'' -､ _|￣￣￣￣ |￣|￣￣￣￣|￣|￣￣￣￣￣:|¨:|￣￣￣:::|_､‐ ~| |:|　　　/ _,,.. -‐''"´
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.:.:.:.:.:.:.: : : : : . . . . .　　　　　　　　　／;';';'／　　　　　.√::::::::|::::: |::::::::::::::::::::‘, ﾟ｡::::..　　　　　　　＼　　　｀ヽ、 ｀丶、
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　　　　　　　　見せかけの豪華さだけを敷き詰めた部屋の中、一人ベッドに寝転ぶできる夫は姉妹の事を思い浮かべる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おぼろげな原作のステージギミック。

　　　　　　　　　　　　　死霊を操るウルスラが使役する、彼女のダメージを肩代わりする三体のリビングデッド。

　　　　　　　　　　揃って下半身を潰され。しかし、ウルスラが持つのと揃いの意匠をもった特異な姿をした男たちを。

　

3048 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 16:03:44 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　-　　―――
　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀
　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 `
　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　, ': :　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　 　 　 　 　 /: : : :
　　　　　　　　 /: : : :
　　　 　 　 　 ,': : : : :
　　　　　　　 . : : : : : :　　　 　 　, ─┬―..、
　 　 　 　 　 |: :, ‐┬┐ 　 　 　 　 　 |:::::::::::〉
　 　 　 　 　 |: :　 っノ.:　　　　　　 ￣￣￣
　 　 　 　 　 | : : : : : /
　　　　　／￣￣〉: : 、
.　　 　 /　 ／￣_ ): : :
　　　 / ／　 ／／￣ﾉ
.　 　 | 〈 　 〈／　 /: :　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　（公式の回答はないですが、性的虐待の示唆は十分）
　　 /|　 ', 　 ｌ 　 ヽ　―　　 ‐　、　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 '
　　　　　　　 |　　　' ,: : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｲ　　　　　　　　（あの様子を見ればそれも納得ですね）
　 　', 　 　 　 　 　 　 ￣ `　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 .　 " 　 ト 、
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 .　　　　　　　　＼
　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 . . . .:　　 　 　 　 /　　　　 ' ,
.　　 　 　 ＼　 　 　 　 　 　 　 　 ゝ　　‐: : : : : :　　　　　　　　　,
　 　 　 　 　 ＼　 　 　 　 　 　 　 |: : : : : : : : 　 　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　 　 ヽ　　　　　　　 　 |. . : : :　　 　 　 　 　 　 ／
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　　　　　　　　　　　　自分のものになったと確信している指使いは、世が世ならセクハラとされるに十分な動き。

　　　　　　　　　　舐め回す値踏みの視線もまた。いずれ裸へ剥いて、味わうことばかりを考えている者の目つきだ。

　　　　　　　　　　原作であれば『ウルスラ』がさらされ。抵抗虚しく貪られ、嬲られただろうことは想像に難くない。

　　　　　　　　　　　立場が逆転したのは、彼女がいずれ手に入れると言う死霊魔術の書籍の存在だろう。

　　　　　　　　　　　　　好事家へ高く売りつけるための基調な商品が、商家の寿命を終わらせたのだ。

　

3049 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 16:10:52 ID:pVw3mYqR

　　　　　　 　 　 　 　( ヽ、
　　　　 ／.:.￣￣＿＿＼ ＼
　 　 ／: : : 　 　<＿＿　＼　＼
　 ／: : : ＿　 <＿＿　＼　＼　ﾍ /⌒/
／: : : : ´　 , ｀└--ﾐ ヽ、＼　-　＼　|　　　　　　　　　（そして、ウルスラはこの館を枕に討たれて死ぬ）
: : : : :／´ ｀ヽ　　　 丶　　-　　　　　〉
: : : :.（　ー‐　l 　　　( ＼ 　 　　　　 !　　　　　　　　　　（……帝国が支配した小国や庶民の反乱が広がりは止められないですし）
: : : : ヽ_ ｀ _ノ 　 　 　＼_ヽ　　　　　{
: : : : : : ´"''"　　 '　　　"''ﾍ　　　　　 > 、　　　　　　　　（ここが戦火へと巻き込まれる時が、私のリミットでしょうね）
: : : : : : . .　　　　`　　　　　＼ 　　∠／ヽヘ
＼: : : : : : :.　⊂ﾆニつ　　　　＼(⌒)　　 ﾉ　＼
／ヽ: : : : : : : : : : : 　　　　　　 　ヾ、　／　　　 ＼
　　　／: : : :｀`ｰ- -‐'"´　　　　 ＼／ ＼(
,'⌒　ゝ　ﾊｧ
ヽ＿ノ
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　　　　　　　　　　　　今まさに荒れようとしている世の中は、今更なできる夫の動きを受け止めてはくれない。

　　　　　　　　　　　　　　　　先代から続く重税や伝統を破壊する帝国へ反発する、敗戦国の者たち。

　　　　　　　　　　　　　　　日々の暮らしを圧迫する庶民が怒り狂った反乱の火は、もう止めようがない。

　　　　　　　　　　ここが『烈火の紋章』シリーズの世界だと早々に気がついていれば手はあったかもしれないが。

　　　　今、ここに至ってはもうどうしようもない。だから、まあ良いかと息を吐き――――できる夫は前向きに、欲望をたぎらせた。

　

3050 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 16:15:13 ID:pVw3mYqR

　　　 　 　 　 　 　 , - ―――― - 、
　　　　　　　　　／　 　 　 　 　 　 　 ＼
　 　 　 　 　 .／　　　　　　　　　　 　 　 ＼
　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　 ／　　　 ´￣` 、　　　　'`ー―- 　　　ヽ
　 　 　 |　　 　 （　◯　）　　 　 （　◯　） 　　　 |
　 　 　 |　　　　 ´" " 　　　,　 　 ´" "' 　　　 　|
　 　 　 |　　　　　　　 　 ＿＿　_ 　 　 　 　　 　|
　　　　 ＼　　　　　　 ヽ　　　　 ﾉ　 　　　　　／　　　　　　――――ま、その時まで楽しむとしましょうか
　　　　　　＼ 　　　 　 　 　 　 ´　　　　　 ／
　　　 　 　 ／ヽ　　　　　　　　　　 　 　 イ＼
　　　 　 ／　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
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　　　　　　　　　二度目の死への恐怖は薄く。ただ、眼の前に広がる悦楽への期待が膨らみズボンを押し上げる。

　　　　　　　生前より多欲で多淫。収まることなく何十と女を貫いた記憶は、今なおできる夫へ宿痾のようにまとわりつく。

　　　　　　　　　　　　やがて終わる日まで。美人三姉妹や、並んだ兵士を堪能し尽くすのは十分な贅沢だ。

　　　　　　　　　　　　今生の目標を定めた彼の眼差しは、姉妹に負けず劣らず欲が渦巻き燃え盛っていた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だからこそ――――

　

3051 ：名無しさん＠狐板：2025/03/02(日) 16:27:52 ID:yoAY3jpk

刹那的だなあ

3052 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 16:29:23 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＿＿＿＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　: : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　: : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　 　 :. : : : : : : : : : : : : : : : :.＼
　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 ｜　 　 　 : ´￣`: 、: : : : : ,: ´￣: : : : : : : :l
　　 　 　 　 　 　 　 　 ｜ 　 　 　 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
　　　　 　 　 　 　 　 　 |　 　 　 .:（: : : : : : : : : : : : : ( 　).: : : : : : :|
　　　　 　 　 　 　 　 　 |　　　 　 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |
　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　: : : : : : : : : ´:.: : : : : : : : : : : ／
　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　: : : : : -: ─‐‐-: : : : : : : ／　　　　　　　（アルトの良識は、いくらか障害となりそうですね……）
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ヽ 　 : : : : : : : : : : : : : : : : :イ＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　純朴な少年従者を直接的に害する気はさらさらないが。

　　　　　　　　　　　　　　　　堕ちて、自分を売る程度のことはしてほしいものだとできる夫は暗く嗤う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　はからずも目論見を一致させたことに気が付かないまま。

　　　　　　　　　　

3053 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 16:30:14 ID:pVw3mYqR

　|.:.｀''-ミｰ　_ ｀丶、　　　　　＼　＼　　　　　　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　　／ ／　　 　 　 _､　'｀　_､‐''゛
　|.:.:.:.:.:.:.:.｀''ミｰ　_ ｀丶、　　　　＼　＼　　　　　　　　　　　 人　　　　　　　　　　　　 ／ ／　　　　_､　'｀　_､‐''゛ ／
　|＿.:.:.:.:.:.:}.:.:.:｀''-ﾐｰ.． ｀丶、　 　 ＼ |¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨ﾞ／　　＼¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨| ／　　　_､ '｀　_､‐''゛ 　 ／／
　|　 |＼＿{.:.:.:.:.:}.:.:｀`iﾞｰ ._　｀丶、　　｀¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨( ｡o∞o。)¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´　　_､‐''゛ _､‐''゛　　　／／
　|　 |...|　 ￣＼_{.:.:.:.:.|'ｰ _｀`～､,/¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨ﾟo() () ()｡ﾟ¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨ヽ_､‐''~| |:|_､‐''゛ / /_,,､‐''´
　|　 |. |-　_　　|::｢|ヽ_| 　 ｀'' -､ _|￣￣￣￣ |￣|￣￣￣￣|￣|￣￣￣￣￣:|¨:|￣￣￣:::|_､‐ ~| |:|　　　/ _,,.. -‐''"´
　|＿|..|::　　¨ ''　|:|.|_,|　 　 . . : : :|￣￣￣￣ |　 |￣￣￣￣|　 |￣￣￣￣￣:|　|￣￣￣:::|　 　 | |:| _,,. -|'´||　　|
　　| . 「| |~ ｰ _　|:|...| マﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆア　　　　 　 .|　|　　　 　 :| 　 _,,| |:|ﾆ=-''|　||　　|
　　|....| | |　　　|::|:|...|　::|　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿ 　 　 　 |‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐|　|‐‐‐‐‐‐:::|ﾆ=-''| |:|　 　 |　||　　|
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.:.:.:.:.:.:.: : : : : . . . . .　　　　　　　　　／;';';'／　　　　　.√::::::::|::::: |::::::::::::::::::::‘, ﾟ｡::::..　　　　　　　＼　　　｀ヽ、 ｀丶、
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　できる夫はうとうとと微睡み。暗闇の中へと、溶けるように眠りに落ちていった。

　

3054 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 16:30:28 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞　　´　　 　｀　 　 ＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿_ﾉ, ;　ゝ、__　　　　　　　　　　　 　 ｘ-､＿___
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ヽ_}　|　ト 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　(::::::)　)｡　　　　(―‐---)。　　∨　　　 ,'　 ゝ､┴┴〈　　　ｆ己
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 '　 　 ｡と : : : 　 　 丶　 　: : : : : :ﾟ｡　　　　　　　 ヽ.　　　　　　∨　,拒}
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣　T r-､　　 　 　 　 　 　 　 ｘ--　‐‐　= ､　　　　　　 　 　 　 　 ∧　　　　 　 〉 ｆ己
　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
　　 　 　 　 　 　 　 `己({/､_　　　　 ,:^ 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 ,' 　 　 　 : :|
　　　　　　　　　　　　　 ////≫zzzz　 　 　 　 .＞ ､　　　　　　　　　　　　　　　,.　-←―――,'　　 　 　 : :
　　　　 　 　 　 　 　 　 '　｀ー≪///　　　　　 ´￣ ｀¨ゝ、: : : : : : : : : : : : : : :／　　　　　 　 　 ',　　 　 　 : ;
　　　　　　　　 　 　 　 '　　　　　　{＿,.　 イ　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,'
　　　　　　　　　　　　 ｌ　　　 　 　 |　　 　 　 　 .〉 　　　　｀　ー　　　 -‐　´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _/
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　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　ﾘ　　 　 　 ./　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',´
　　　　　　　　　 　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿__/　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',
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3055 ：名無しさん＠狐板：2025/03/02(日) 16:31:40 ID:yoAY3jpk

乙乙
三姉妹以上にできる夫が狂人だった

3056 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/02(日) 16:31:52 ID:pVw3mYqR

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　______
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ ム=ﾆｰ-　_:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　＞ '"´￣ 　　 　 　`ヽ､.｀ヽ､:.:.:ゝ
　　　　　　　　　　　　　　 ／´　　　 ／　 　 　 　 　 　 ｀ヽ.＼:.:.ヽ
　　　　　　　　　　 　　 ／　　　 　 /　　　　　　　　 　　 　 ＼',:.:.:.',
　　　　　　　　　　　 ／ ／.,'　　 .イ 　 　 　　 　.}　　 　　　 　`､:.:ﾘ
　　　　　　　　　ｰ-ﾆイ/ 　{　　/　l　　　　　　､_ﾊ 　 　 　 　 　 ∨
　　　　 　 　 　　 |｀l　ｲ　　',　/　　ゝ',　　　 / /｀',ヽ　/　 ',　　　 ',
　　　 　 　 l⌒l 　|ﾆ|´ ',./　ﾊ {　　　｀へ　 ｲﾚ'　　|　ｲ　　 ｌ　　 　 !
　　　　　　 |三!'´.l=/ 　'ﾍ./.ｨﾆ二ﾆゞ　　｀´ゝ､=‐､,ソl　 　.|　　　 .|　　　　　　　　　　　いじょいじょーん！
　　　　　／|三!　.ｌ/ 　ヽ　l ´/／/／　　　　 ｀゛''ゞ 丿　　│　　　ﾍ　/´ヽ
　　　 ／　 .l三!　.ｌ 　　 lゝ{　　　 　 /´⌒⌒ヽ/／／ /　　l',.　　　 ∨三/ 　r=､　　　 次回からさらっと、アルトくんが犠牲の犠牲になってから
　　　,'/　　 |三ﾘ､{､ ､　.{　ゝ　　 　 ゝ ´　 　ソ ゝ二ｲ　　 ,' ヽ　 　./三/　 /三ｿ
　　　 {　 　 {_ゝ` ｿ ヽ‐-ヽ-‐≧=‐-_ 　二二__＜´ノ 　　/　　ヽ　/三/＼/三/　　　　本番を開始していきますぜー！
　　 ／ﾍ ∠ﾆ‐'ｰ-‐ソ;;;:::::::::／:{　 　｀{ }´￣ゝ 二´＿. イ　　　 ∨三/　/三/
　 ./　 ∠ﾆ三ﾆｲ´-‐'"´￣ {: ノゝ_,イlﾍﾊ､__ノ: : ゝ; : :｀ー-ｨvｿ}{ｿﾆｿ､./三/　　　　　　主人を庇って調教される従者の鏡！
　 ,'　./ﾆ三ﾆ,ｲ:.{´: : : : : : : :ゝ`ｰ.､＿};{＿＿ヽ: ;ノ｀ﾞ''ー-ゝ__ソ｀ヽ｀ノゝイ/!
　 |　/ﾆ三ﾆﾊ : l: : : : : : : : : :ﾑ:::::::::::/l:::::::::::::个: : : : : : : ＼ヽ三三＼､_ｲﾚ
　 ﾍ,'ﾆﾆﾑﾆl ﾍ: ﾍ: : : : : : :／＼::::::_;l/:::::::::;:イﾍ : : : : : : : : :}.ﾊ三三￣ﾂ }
　　 ヽ三!三! : : ｿ: : : : イ´:::::ノ:｀´:::::｀'ｰ'´:::::::::::',: : : : : : : :/./:l.ﾆ/ﾆﾆ/ /
　　 .) ヘ{アｌ: : ∧{: ／:::,イ´｀ゝ､;;ｨ_;;､:::::::ﾍ:::::::::::l､: : : : :{ン'´ ;'_/ﾆﾆ/ /
　　 '´　 ゝ､{.∨　ﾍ:{ﾆソ'´:::::::ノ ; ; ; ; ｀1'"´＼:::::::ﾞ＼:.ﾊl: : : ://ﾆﾆ/.ノ
　　　　　　　｀ 　 　｀/:::::::: イ､ ; ; ; ; ; ; ﾍ:::::::::{_ﾆ=ｰ-ｲ l|: : :ｲ/ﾆﾆ∧(
　　　　　　　　　　 /{､:／　　　＞‐-‐'"´ヽ::::::',　　　 　 {ｿ＼ン'"´ 　`
　　　　　　　　　　 ゝｿ　　　　　　　　 　　 ﾍ:::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ‐1
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ｀´

　

3057 ：名無しさん＠狐板：2025/03/02(日) 16:43:56 ID:YZbaZ7tb

乙でしたー

3058 ：名無しさん＠狐板：2025/03/02(日) 18:15:17 ID:QsWk8nXa

乙

3059 ：名無しさん＠狐板：2025/03/02(日) 20:08:54 ID:8pqe1NeQ

乙でした

3060 ：名無しさん＠狐板：2025/03/02(日) 20:12:54 ID:BS8pkrsN

乙
まさかの見解の一致

3061 ：名無しさん＠狐板：2025/03/02(日) 20:20:13 ID:+MA5e4HV

乙です

3062 ：名無しさん＠狐板：2025/03/03(月) 16:19:20 ID:Ri0WLo77

乙ー
これだけ欲塗れでも自分から堕ちるように仕向けない程度にはできる夫からの人間としての好感度はアルトがぶっちぎりで高いの笑う
いや至極当たり前なんだけれど

3063 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/03(月) 23:35:27 ID:kgPVtSOF

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,.　-――― -- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　{: : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞　´￣￣ ｀'' ＜: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　´　　　　　　　　　　ヽ: : : :',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　/　　　　　　　ヽ　　 ',: : : }
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　　 iﾄ.　　　 i　 ',　　 ',　　 V: ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ′　i　!. ',. i　　|､-―-､.i　　　∨. ＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 i |　.斗{ ´ヽﾄ.　 { ＼{ヽ　|　 i　　∨　 ＼　　　　　乙、コメントありがとうございます〜〜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 j {　 N.ｨf=ミ　＼! ｨf弍ﾐ､!　 }　 　 ､/￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハ　 ﾍ《 泛ｿ　　 　 泛ﾂ》　./ }　 　 ＼　　　　　　一人だけ真っ当だったから逆に……ね！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .′jﾊ　∧ , ,　 '　 __　-=彡イ　ハ　 ',　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　ヽ{∧　　V_ _ﾉ　 ､_ノ_,　ハ }.　 }.　 　＼　　　では、投下していきます
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／ i　　　　　　≧:.　 __　.イ{メ/ /＿ﾉ　ノ　　　　　 ､
　　　　　　　　　　　　　　　／　 ハ　乂＿　ﾒ爻メ--xチ爻/ /____￣　　 ＼　乂＿｀ ￣　-　.､
　　　　　_ ｨ {ヽ　　　　　／　 ／　 ゝ=-: .二 ア/メ{メメメ./ /:///_/｀ヽ　　 ＼　　　　｀ヽ　　　',
　　　　 .{::{::',',:::ir:.　　 彡　／　　 /:_i:_: く　／/　　| ／＜{　{:ﾑ./: : : : : ',　　　 ヽ　　 ＼　', 　　}
　　　 (ヽj::i:::ﾘ::::!:::i´　　　　　＞.:"´: ／　`イ/L ＿!　　イ ヽ乂:|: : : : : : i　 i　 　 ',　　 ', ヽ}
　　　　',::::::::::::ノ:::ﾉ 　 /　 ／:／: : : :ヾ } イ__{__ z ≦:/: : :ヽ: :ー: : : : : : :{.　}ヽ　　}　}　 ',　',　 /
　　　　r}::::::::r'乙イ!　{　 .′:' : : : : : : : : :ﾒ: : : : : : : /: : : : : :',|/|: : : : : : :ヽ/　}　 / ./　/}　}／
　　　　し'乙_ソ／{　　　 i: : { : : : : : : : :〃: : : : : : : ': : : : : : : i/,|: : : : : : : :.{ .ﾉ.／／／ ,　/
　　　　ﾏー 彡: : :乂　　 { : :', : : : : : : : {{ : : : : : : : {: : : : : : : :}/:!: : : : : : : :',／／／､_彡ｲ
　　　　 ヽ: : : : : : : : ＼ 八: : :. : : : : :-=ｷ= -: : : : : !: : : : : : :八.|: : : : : : : : :V　 (__.ィ
　　　　　　＼: : : : : : : :＼/ヽ: ヽ :: : : :ノ:}}ヽ: : : : : : : : : : :.イ{ |/! ',.: : : : : : : :∨ __ノ
　　　　　　　 i＼: : : : : : : ',: : ≧=-=≦: {{: : :≧=--}-=≦: : :| |/|ハ: : : : : : : : ∨


　

3064 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/03(月) 23:35:40 ID:kgPVtSOF

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 '　 　 ｡と : : : 　 　 丶　 　: : : : : :ﾟ｡　　　　　　　 ヽ.　　　　　　∨　,拒}
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣　T r-､　　 　 　 　 　 　 　 ｘ--　‐‐　= ､　　　　　　 　 　 　 　 ∧　　　　 　 〉 ｆ己
　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
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3065 ：名無しさん＠狐板：2025/03/03(月) 23:39:32 ID:bb0XB05r

まぁあの三姉妹に何か好感持つものがかけらでもある？って話でもあるから…

3066 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/03(月) 23:43:30 ID:kgPVtSOF

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　月が２つ、夜空に浮かんでいる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一つは欠けることなく、動くことなく、ただ地上を見下ろすように。

　　　　　　　　　　地球ならば北極星へ相当する不動の月の側、頂点を越えた三日月が緩やかに水平線へと向かい出す。

　　　　　　　　　　　深く。そして寒い夜の光景だけは、新たな住まいであっても変わることなくアルトの目を慰めてくれた。

　

3067 ：名無しさん＠狐板：2025/03/03(月) 23:46:06 ID:Z1fbre+z

そりゃあまあ本来であれば脂ぎったおっさんなり嫌味なイケメンなりだろうし
逆転してなきゃ良い要素皆無

3068 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/03(月) 23:50:39 ID:kgPVtSOF

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　窓から視線を外し、アルトは三日目の夜を過ごす室内へと目線を戻した。

　　　　　　　　　　　　　　　　　差し込む月明かりに照らされた彼の新たな部屋は、使用人のものとしてはやや広い。

　　　　　　　　　　　設えられた本棚には見事な鹿の細工が彫り込まれ、機能性よりも飾りとして役目をしっかりと果たしている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それはベットサイドや机、柱にまで及ぶ。アルトの趣味ではない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　長く使うことよりも、これだけの細工品を揃える財力を誇らしげに語る部屋だった。

　

3069 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/03(月) 23:56:13 ID:kgPVtSOF

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　室内を彷徨った視線が、彼から見て右側の壁へと向かう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　調度品を飾る棚の横に、白く塗られた扉があった。

　　　　　　　　　　真鍮のドアノブが月明かりを受け、鈍く輝いている。わずかに開いた隙間から隣室の絨毯が垣間見れる。

　　　　　　　　　　　　　　　　できる夫の。そして、彼を夫として選んだヴィーラが眠る部屋へと通じるドアだ。

　

3070 ：名無しさん＠狐板：2025/03/04(火) 00:01:07 ID:KUcg8efh

一瞬ん？と思ったが
すぐにそば付き呼べるなら部屋同士扉で繋ぐか

3071 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 00:02:32 ID:xN0ZxO38

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　　　　　　　　　ヽ　　 }　 　　＞ -=彡　　,'
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　　　　　　　　　　 ノ.三三三三三{{三三三三ﾐ≦x ＿
　　　　　　＞三三≧二三二ニ＝=＝ニ三二≦三三三三ﾆ-ﾆ=＜　　　　　　　　ｽｯ――――
　　＞ ゛三ﾆ-三三三三三三三三{〇三三三三三三三三-ﾆ三三＼
／三三三三ニ-三三三三三三三{三三三三三三三三三-ﾆ三三三ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　心情として。アルトは此度の婿入りへ納得をしていない。

　　　　　　　　　　　金回りの良さはとかく。好色で、淫蕩にふける生活を送る三姉妹の噂は聞かずとも耳に入るほど。

　　　　　　　　　　　　　　そこへ年若い少年が婿入りするなどと、虎の巣へ生肉を投げ込むようなものだ。

　　　　　　　　　　　　　　としても。心情として許しがたいと思っていたとしても、止めようもない事はある。

　　　　　　　　　

3072 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 00:07:43 ID:xN0ZxO38

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　婚姻を結んだ男女が同衾すること。
　
　　　　　　　　　　　　　　　人が増え、次代へと託す当たり前の過程は心でどう思おうと妨げる理由などありはしない。

　　　　　　　　　　　　　　だから彼は、嫌っている女と主人が同じ部屋で、同じベッドで絡み合うことを見過ごすしかできない。

　

3073 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 00:11:42 ID:xN0ZxO38

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　　　　　　　　　　　　　 /=ﾆ三三三三三三三三三三ﾆ=＜　　　 ( ヽ　/　　`　 ,.／　）
　　　　 　 　 　 　 　 　 |=ﾆ三三三三三三三三三三三三ﾆ.＞x　 .ヽ. ゝ　　　　　　 ／}
　　　　　　　　　　　　　{=ﾆ三三三三三三三三三三三三三三ﾆヽ .人　　,＿＿_　　_ノ
　　　　　　　　　　　 　 |‐=ﾆ三三三三三三三三三三三三三三三}　.} .>'ニ三三ﾆ＼!´
　　　　　　　　　　　　　!_,-‐三三三三三三三三三三三三三三三.! ./ , ======､ .　 〉
　　　　　　　　　　　　　|_,＞`　￣￣￣￣￣￣(　　)￣￣￣￣￣ /　〉 =ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞ |
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　　　　　　　　　　　　 ／::::{|::::::::::::{ 行ニミ､　/:::::￣/` ｰ-＜::::::::＼.}ﾆ|ﾆ! ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ∨
　　　　　　　　　　　／⌒|::!.ｌ:::::::: ∧弋zソ　./::／|ノ斥:７=ｧ/:::::/ｰ‐'|/ﾆﾆ!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ .|
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　　　　　　　　　　　　 　 　 {`＜::::|＼'__　 　 　 ,　　　　　/::/ﾘ　.／ｰヽ／ }ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.!
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　　　　　　　　　　　　　息を潜め、身を小さく丸めてアルトはドアの隙間からそっと隣の部屋を伺うように覗き見る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　できる夫が苦しめられるようなことがあれば、すぐに止められるように。

　　　　　　　　　　　　　　ヴィーラ以外の好色な姉妹が部屋の中へ入り込んでいたら、すぐに止められるように。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ともすれば過剰な献身を持って。彼は、今日も隣室を見張る。

　

3074 ：名無しさん＠狐板：2025/03/04(火) 00:14:51 ID:KUcg8efh

性別と容姿を変換して考えるとまあそれくらいの反応にもなろう

3075 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 00:18:28 ID:xN0ZxO38

　

　|.:.｀''-ミｰ　_ ｀丶、　　　　　＼　＼　　　　　　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　　／ ／　　 　 　 _､　'｀　_､‐''゛
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　暗く沈んだ室内の中。淡い衣擦れが聞こえ、湿った音色が響いている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　規則正しく。ゆったりと。たどたどしく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ときおり溢れる満足げな吐息がこぼれ、アルトの耳に絡みついた。

　

3076 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 00:29:04 ID:xN0ZxO38

　

　　　`ｰ＜ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／ ―／　 　／　　｜ ＼ ＼＜二、
　　　　　　＞升ﾆﾆﾆﾆ／ ―／　　 ／/　　　 }　 }　Ｖ ヽ ヾﾆ≧､__
　　_,､-ｚ升ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ ―‐/　　　,ｲ//　　　 ﾘ　/ 　 V　‘， ﾞ寸ﾆﾆ７
　　＼＿_へﾆﾆﾆУ7 V　 /　　　/.//　　　 /　/　　　V　｜　∨‐'"
　　 　 　 ｀ﾞｰ‐ｧ/　/　 V /　 　 /.// 　 　 /　/　　 　 |　 ‖　ﾊ ﾟ，
.　　　　　　 ／/　 j　　 Vﾍ_ 　 ,' .{ !　　　/　/|　 　 　 !　‖　　 V}
　　　　　　/　 !　 ﾊ 　 ﾑi:ﾉﾊ　.!　{ !　　./／ノ|　　 　 ﾉ ノ. |　 　 ﾘ
　　 　 　 /　 ,′　｜　{i八i:ﾉ　!　 ﾘ　 ／フ´ ﾉ　ヽ、/ |　.!｜　　 !
　　　　　,' 　 !　　　レ')､Yi:i}　 l /　／‐'´ﾉ／!　／./`‐i､/!｜　　!}
　　　 　 {　　| 　 ,ィﾌ8へトｲ 　|_∠ﾆﾆ、　　 jノ |ノ,ィﾆくｚ]丿　 /.ﾄ､
　 　 　 人　 ﾟ,　V´ 八!_,ｲ 　 ≪いじ)¨`　／__ノイじり ノｲ　　/ ﾘ､‘!
　 　 　 　 `ｰﾊ　 　 ¨＾ヽ ! 　　{｀￣￣　　　　 　 ￣￣　ﾑ.／　/　ヽ}!
　　　　　　 / ∧　　Ｖ　　|　　从 ::::::::::　　　　丶　::::::: Jｲ| 　 /|　　 }}
　 　 　 　 /ノ !ﾍ　　 V　 | i　　lﾄ､　　　 ､＿__　 　 　 ﾉ:.: | ／ lﾄ､　 }}　　　　　　はぁ――――♡
　　　　　// ./　 ＼　 V　!{:l　 八 ＼　　ゝ__ノ　　 ,.イ:.:.ノ|　 ﾄ､!　V/
　　　 ／/ ノ　/　　＼ } 八:ﾍ　 ∧､_ ｀＞､__,.｡イ＿,ﾉレ゜ﾘ　 |　＼　＼_
　__／ ./イ　ノ　　　　 `ｰ　ゞ:V　∧　ヽ　 / ‖＼　 ヽ＜l 　 !人　＼　 ＼
/　 .／　 ／!　　　　 ﾉ }／ﾉ:ノ}　　| ﾄ､_∨／　 　 !､.　 ∨　 ﾉ　　ﾏヽ ＼　ヽ
　／　　く_ノ　　＞''"＼ 　 ￣ﾘ　 /_j　　{{ヾﾐ、　ノ　>ｧ‐--く　　 　 ﾏﾆh }　 ﾊ
/　　 / ∨ γ´　 　 　 `ｰ--'--へ､__　 {{ ﾄ､ )Y　　{（　　　 ‘i｣　　　iﾆ/〉!　　ヽ
　　 / 　 V/　　　　　　 　 　 　 　 　 ￣U}} `ﾞi┘　 ｀⌒　 　 ‘i(__ 　 }//ﾊ 　 }V!
V. / 　 　 {　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }} 　 》 　 　 　 　 　 ゞi:《_ //ﾆﾆ!　/ ﾘ　 ＿
　V　　 　 !　　　　　i　 :　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼》/ﾆﾆﾆＫ　　　　ヽ＼i､
　　V、＿_ﾄ､　　　　ヽ :!　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼ﾆニﾘ. ＼　　　ﾉ　 ﾉ
／　 ＿__,ﾊ‘i､　　　　ヾ　　　　 　 　　　　　ﾟ､ !　　　　　　 　 　 　 　 ヽｱ＜＿_＼‐'__／
､_　ﾉ! ＜ﾆﾊ　‘i､　　　 }　　　　　　　　　　　 ﾟ､!　　　　 　 　 　 　 ...... 　V　 ＼＞r≦≧‐‐--
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　か細い月明かりが、金色の髪を瞬かせている。

　　　　　　　ベッドの背もたれへ背中を預け、大股を開いたヴィーラが充足と優越に満ちた眼差しで男を見下ろしている。

　　　　　　　　　　　しなやかな指先が股ぐらへ顔を埋める男の頭を抑え込み、より深い快楽を得ようとしていた。

　

3077 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 00:33:10 ID:xN0ZxO38

　　　　　　　　ﾘ　:i:!:::::::::::::|`　　 　　　　　　　　　　　　　　　 ,|::::::::::::/ 　　ﾘ
　　　　　　　　　　 ﾍ:::::::::::|>、　　　　　　 　 '　　　　　　　　' :|:::::::::/
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　　　　　 　_-=三ﾆニニﾍ|＝ニﾑ　 ＞　　 `- `　 イ　|ｨ≦ニ|/ニニニ三=-_
.　　　　_-=ニ三三ﾆ三三三＝ニ>y- 、 `　-　´　 ／三ニ＝三三三三ニ三ﾆ=_
　　　 _-=三ニ三三ﾆﾆ三三＝ニ三三≧= ― =≦三三ニ＝三三三三ニ三三=-_
　　　ﾆ三三ニ三三三三三三三＝ﾆ三ニニ| |ニニ三ﾆ＝三三三三三ニ三三三=-
　　　ニ三三ニ三三三三三三三三三三ニ.〇ニ三三三三三三三三ニ三三三三=
　　　ニ三三ニ三三三三三三三三三三三.| |三三三三三三三三三ニ三三三三ﾆ=
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　　　　　　　　　　　　ぴちゃり。ぴちゃり。そうして押し付けられていてなお、できる夫は懸命に舌を動かしている。

　　　　　　　　　　　　　小水を零す穴の近くへ、鼻や口を押し付けられるなど不純の極みだとアルトは思う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　思うところ、だが。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　従者仲間に聞くところ、よくある奉仕の形態だと言われる形である。

　　　　　　　無体とは言い難く。ならば、見過ごすより他にないとアルトは己の中に生じた熱を逃がすように、息を吐いた。

　

3078 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 00:39:17 ID:xN0ZxO38

　　　　　　　　　　　





　 　 　|:::::::::人:::::::::＼::＼:::::.　 　 　　　　　　ｕ　/ｲ:::::::::j::/ ;/
　 　　人::::::i　.ﾍ:::::::::::::::{⌒　 　　__　　,,.ュ　 　　./::::::::::/'　　　　　　　　　　　　――――――――――――
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　　　　　　　　　　＼::::::::::个し　 　　　　　　／　|::/::/
　 　　　　　　　　　　＼::::::|. :. :. :ﾊ　　ー　'＿＿ /::/
　　　　　　　　　　　　　＼| ｀⌒ヽ.〉-= 7//////,ｉ//入＿＿　　＿　＿＿
　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　}////7///// 入//////////／-=ニﾆ
　 　　　　　　　　　＿ィ-=＝ニﾆ/////7//r //-==ニニﾆﾆﾆ-=ニニニﾆﾆ
　 　　　　　　／ﾆ}////////////////7〇///////////////{-=ニニニニ
　　　　　　／=ﾆﾆ}////////////////7/////////////////{-=ニニニﾆニ
　 　　　／=ニニ/}////////////////7////////////////,Λ-=ニニニニニ
　　　　' =ニニニﾆ}////////////////7〇///////////////Λ-=ニニニニニ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　衣擦れが聞こえる。柔らかく、弱々しく。

　　　　　　　　　　それは、ヴィーラが艶めかしく足を動かす音だ。それは、できる夫が息を求めてもがく音だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　湿った水音が聞こえる。粘つき、蕩けながら。

　　　　　　　　　それは、いまだ知らぬ女の股から溢れる蜜の音だ。それは、主人が懸命に舌を動かす音だ。

　

3079 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 00:46:39 ID:xN0ZxO38

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　昨日と変わらない光景が、彼の前で繰り広げられている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　長く、じっくりと。響く音を、アルトの耳に纏わりつかせながら。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　見守る彼を嘲笑うように。夫婦の範囲を逸脱しない営みが繰り広げられる。
　
　

3080 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 00:50:28 ID:xN0ZxO38

　















　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　　　　 ごくり　　　　　  l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/












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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　響く夫婦の音へ交じるように、生唾を飲み込む音が少しだけ混じった。

　

3081 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 00:50:46 ID:xN0ZxO38

　
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3082 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 00:58:48 ID:xN0ZxO38

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　 |　　　　　  /／|: l : : :|: : | : : :|: : : | 　 .∧: |: : :|　 　 　 从　　　　　　　 　 　 　 | |i : : : : : : : : : : : : : : : :|| : :
　 |　　 　 　 ´.　 |: l : : :|: : | : : :|: : : 乂___ ∧|: : :|　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 | |i : : : : : : : : : : : : :.:[ ]:||:[ ]
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　 |　　　　　 　 　 　 　 八∧ : :|/. |:/　　 　 　 八ー　 | l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | | | |i : : : : : : : : : : : : : : : :|| : :
　 |　　　　　　　　　　　　 　 ｉ:.:ノ　　　　　　　　{　丶　　| l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | | | |i : : : : : : : : : : : : : : : :|| : :
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　　　　　 　 　 　 　 　 {.ﾆﾆニニニニニニニﾆﾆﾆ｜
　　　　 　 　 　 　 　 _厂ﾆ二二二二二二二二ﾆ.┘＜
　　　　 　 　 　 　 ／_ﾆ二二二二二二二二二二二ﾆ_＼
　 　 　 　 　 　 ／_ﾆ二二二二二二二二二二二二二ﾆ_.＼
　　 　 　 　 　 }ﾆ二二二二二二二二二二二二二二二二ﾆ}
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　瞬く間に７日が過ぎ去った。

　　　　　　　　　　夜ごとに繰り広げられた夫婦の交わり……いや、できる夫の奉仕はあれども、それ以上の進展はない。

　　　　　　　　　　　　　　　清らかなる肉竿を淫らな穴の蜜で汚されることがないままに、今日という日を迎えた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　ここまで来れば多大な警戒をしていたアルトも、いくらか気を緩め初めていた。

　

3083 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 01:06:01 ID:xN0ZxO38

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,,,,....､､､､...,,,_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _､rf〔ﾆニニニニﾆ ~"''〜、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　_　,ｨi{ニニニニニニニニニニﾆ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.､ヽﾉ_ﾉニニニニﾑ=＝ﾆﾆ＝= ,,ﾆﾆﾆﾆ｛
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ; ｣二竺竺竺＞rｾだ刀ｱ77ｧ ､.,_ �_、ﾆ.},
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,:ﾟ ]三三三ア!''" .ﾏ::::::::::::::::::::::::::::::ミh｡,＼}}
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　 {三三ア::::| ｨfｾﾞ ﾏ:::::::::::i::::::}-=寸:::::::)h.,ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　,..､､ﾆミメ､}ﾆﾆｱ::::::::{ {ﾘ　　.}}::::::::,}!:::::!《ﾘ }:::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　‰ﾆﾆﾆﾆ ﾏ}}寸{{::::::}i:}ﾞ　　　.,ﾘﾔ::::::}}i:::ﾘ_,,ノ::::::::::::,'⌒゛ヽ　　　　今日は二人並んで寝ているし……
　　　　　　　　　　　　　 ､丶`ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾉ　　,�Aﾘ{　　　　　　}i::::‖}/:::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　､‐゛=ﾆﾆﾆﾆﾆ_,.､≦　　 　ﾘ　ﾑ -　　　　 ﾘﾚﾞ り'}i::::::::::::::/:ﾞ　　　　　　　　噂は噂に過ぎないのか、それとも気を使っているのか
　　　　　　　　　 , '゜=ﾆﾆﾆﾆﾆ _,,..,, /　　　　　　ﾘム　　　　 .､rf〔ﾘ:::ﾚ}从ﾙﾞ
　　　　　　　　　 ＼=ﾆﾆﾆﾆﾆ⌒ー-…―＝==＝-ﾘ)h｡､rf〔>、::::::::::j}}三＞､
　　　　　　　　　　　＼ﾆ二二二二二 ｀`丶:..二二二 寸三ﾆ}} :::_::ノﾉﾆﾆﾆﾆ＼
　　　　　　　　　 　 　 ｀丶､ﾆ二二二二二二二二二ﾆ j)＝={Ｌ }「fﾆ二 ／ﾆﾆ `＜.,_
　　　　　　　　　　　　　　　 `丶、ﾆﾆ二二二二二二二二二ﾆ ＼{ ﾆ彡゛二二二ﾆﾆ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `丶、ﾆ二二二二二二二二二ﾆ寸ﾆ二二二二}iﾆﾆ∧
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 "''〜、ﾆ二二二二二二二ﾆ}}Ｏﾆ二二二}}ﾆﾆﾆ }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼~"''ﾆ二二二二ﾆﾆ�Aﾆ二二二ﾆi{ﾆﾆﾆ .i
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 川ﾑﾆﾆ＼二二二ﾆ{!Ｏﾆ二二二}ﾘﾆﾆﾆ :{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　�Aﾆﾏﾆﾆヽ二二二}!ﾆ二二二二,'ﾆﾆﾆﾆﾘ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　.�Aﾆﾆﾏﾆ二二二二}!ﾆ二二二ﾆ}}!ﾆﾆﾆﾆﾔ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　　　　　 }}ﾆ二 ∨二二二ﾆ{{Ｏ二二ﾆﾆ.�Aﾆﾆﾆﾆ.ﾔ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　Iﾆ二二∨二二.ﾆ�Aﾆ二二二 �Aﾆﾆﾆﾆ..ﾔ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　貴族籍への重さを理解し、己の首を心配しているのか。

　　　　　　　　　それとも商売人としての利益こそが最優先で、好色な趣味は尾ヒレのついたものだったのかもしれない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　今はまだ判断はつかないが、多少なり安心をしたのは事実だった。

　

3084 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 01:12:14 ID:xN0ZxO38

　　　　　　　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　 ≧=三三三三三三三~三三三三三ﾆ=-
　　　　 Vﾆニニニニニニニニニニニニニニﾆ‖
　　　　　Vニニニニニニニニニニニニニニﾆ‖
.　　　　　V三三三三三三三三三三三三三=ｲ
　 　_,､､rf⊇―――――――――（　）――-}
.r=ﾆツﾌﾌｱ=三三三三三三三三三三三三三ﾘ
i|二}ﾆ｝｝［≧=〒〒‐r＜ニニニニ=― ‐=ﾆﾆ=/ 　./7ｧ｡_
i|乂ニニﾆﾆ=ｰ∨|i.:.:|i:.:|芯劣＜ニ二二ニ=─＼./ﾆ//ﾆｧ｡_
`マ廴ア^ニﾆ=-〉|i.:.:|i:.:|弋zﾀノ　/:::::ｨ劣r |i:|ﾆ=- マ/ﾆ/_r=ミ､
　　 `芍ﾆ［￣￣�Y.:.乂|　 　 　 /イ'代ツ|i:|i:|　やｈ､人｛/┌=｣
　　　　｀`∨777ｱ=--=ﾆ 　 　 　 ､　　 /|i:|i:| 　 寸ﾆ乂Y乂ニ|　　　　　はぁ……とりあえず、今日は僕も寝ようかな
　　　　　 r=ニ¨ニニニ〈 、 　 _､　 　 //|人|　　　寸ニ＼ﾉニ|_
　　　　 　∨〇ニニニニ‐|iト　＿　イ::/　　　　　　 Ｙ=- -=彡ｸ
　　 　　　　∨ﾆﾆニニニﾆ＼ニ}厂三}＿　 　 　 　　＞ニニ久＼
　 　　　／ﾆ``〈〇ニニニ｀､ ＼ソ〇ニニ三`ニ=､、 ／λ　 ／／ヽ
.　　 　/ﾆニニﾆ|ニニニニ=､ﾆ:トﾆ〕ｈ､ニ＼ニニﾆ|i ＼∨／／ニﾆ}
.　　　｛ﾆニﾆﾆﾆ乂ニニニニニニ〉ﾆ〕ｈ､ﾆﾆ＼ニニ＼}h∨〃ニﾆ/
　　　 �Z ニﾆニ /ニニニニニﾆ∧ニﾆ〕〇ニﾆ＼ﾆニ. Vニニニ〈
　　　　�Zﾆﾆニﾆ＼ニニニニニﾆ∧二二〕ｈ､ニﾆ`､ﾆニ|=ﾆニニ∧
　　　　 �Zニニニ=`〜､、ニニニ/=〉ニニﾆ〕ｈ､ﾆﾆ`､ﾆ｣=ニニﾆ/ﾆ〉
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　　　　　　　　　　　　開いた隙間から覗き込む隣室の光景には、なんら変化がなく僅かな寝息が聞こえるだけだ。

　　　　　　　　　　今日は何も起きない。そのことに安堵と、どこかがっかりとしたモノを覚えながらアルトは息を吐く。

　　　　　　　　　　　　　はたして。主人の痴態を望んでいたかのような感情に、彼は慌てて首を左右へと振った。

　

3085 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 01:20:26 ID:xN0ZxO38

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　　　　　　　　　　　　　　-=ニニニニニニニニニニニニニ彡彡V
　　　　　　　　　　　　-=ニニニニニニニニニニニニニ三彡　ィム
　　　　　　　　　　　　V-=ニニニニニニニニニニニ彡ィ´ ィ彡彡ム
　　　　　　　　　　　　 V三三三三三＝=ー＝―イ　　_,.ィ彡彡:^:::::〈
　　　　　 　 　 　 　 　 {￣　　（　　）　　　　　＿＿　.ィ彡彡^::::::::::::::::::::、
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　　　　　　　　 　 　 /-＝ニニニニニニニ=／..,＼::::V:::::::::::|:::::::＼:::::.`≧::ミh、
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　　　　　　　 　 　/-=ニニニニニ＝-／ﾍ 〈, ,ｋi弍弌 V::::::::}.〈_} }:::::::::::::::|
　　　　　　　 　　〈三三三三三三=／::::V^v;代礼ｯ-　 V:::::::|７ ハ::::::::::N
　　　　　　　　　 　 ﾘ/　';::::::ﾍ::::::::!:!_、＼i　″ '＾ﾞ / / / V:::::|/ ∧:/::::N
　　　　　　　　　　ノ'　　　';::::::::､::::Ｖ劣ぃ　　/ / / / / U |:::::|.〈::::::::::N　　　　　いやいやいや
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ､:::::＼从_):ﾂ,　　 '　′　　 　 |:::ﾘ　V:::/
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼::: iバ'/〈　 　 　 　 -ﾍ　　|:/ 　 ∨:ｉ　　　　　　何を考えてるんだ僕はっ！
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼::::∧ｕ　　___／__,ノ′ .ｲ　　_厶'ﾍ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼::介: .,　└'´　　 ／　 .ィ´ニニﾆＶ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　}ニニﾆ|ニニニニニﾆﾆ∨ニ{ニニニﾆ}
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　　　　　　　　　　　　　　　淫靡な光景を思い返した脳裏を振り払い、聞こえていた水音へ耳をふさぐ。

　　　　　　　　献身からの見張りであったはずだ。けれど、覚えてしまった淫らな光景へと熱が生まれ、彼の芯を温める。

　　　　　　　　　　　　　　　　　ぶわりと、羞恥と申し訳無さとがないまぜになって汗として吹き出す。

　　　　　　　　熱く火照った体をごまかすようにベッドへ倒れ込むが、濡れた肌着が返って気持ち悪く寝入るのを妨げる。

　

3086 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 01:27:35 ID:xN0ZxO38

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　　　　　 l:::::ｲ::::::l.ヽ:::::ノ　 |/　　ヽ.:.:::ノ 　|::::::|ｖ
　　　　　 ﾚ'ヽl::::::l///　　　　　　　　////.|::::::|ﾉ
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　　　　　　　 .ﾍ:::|ﾍ. 　　_ ＿＿_ _　　　.,ﾊ|:::/　　　　　　…………駄目だ、眠れそうにない
　　　　　　　　 ﾍ|.　丶 　　　　　　　 イ　 .|/
　　　　　　　　　　　　　 }＞　　 ＜{
　　　　　 　 　 　 　 ＞{ニ三}{三ニ}＜
　　　　　　　　＞≦ニ入=三}{三= ﾊニヽ
　　　　　, =´ﾆﾆニニニニニ{〇ニニニニ｀丶､
　　　　/=ﾆニニニニニニニ}ニニニニニニニヽ
　　　/ニニニニニニニニニ}ニニニニニニニﾆi
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　火照り、絡まる熱が頭をさえさせる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　暗闇は遠く、眠りの淵を掴むことさえできないままアルトは体を起こした。

　　　　　　　　　夜明けはまだ先。一日が始まるまでの長い時間をこのまま過ごすのは、辛いなと彼はベッドの中から足を伸ばす。

　

3087 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 01:31:39 ID:xN0ZxO38

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　　　　　　　　　　　　　　　　素足で柔らかな絨毯を踏みしめ、隣室へ通じるドアを横目に廊下へと通じる扉を開く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　冷たい夜の空気がアルトの火照った肌を包む。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鼻をくすぐるように、甘い甘い香りが漂っていた。

　

3088 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 01:36:26 ID:xN0ZxO38

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,,ｘ＜　　＞''"　:..._　　:..._　　:....:.　_,　:.:...　__　:...__,　　:.　:.. i :: : | :| :: ! テﾁﾐx ヽ/　ﾃﾁﾐx |::/::|
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　'"　:.　:　:....:.　_,　:.:...　__　..._　　:....:.　_,　:.:...　__　:...__,　　 乂∧..::..:|　　　　　 ,　　　　.: :::i:.:|
　　:...　__　._　　:...　:..._　　:....:.　_,:....:.　_,　:.:...　__　　:....:.　_, |: !:∧.:: |､　　　　 _　　　 ,':: :: :Ｎ　　　……なんだ、この匂い
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i三三三ヽ三ﾆ |.|　 　 ﾉﾆ三ヽ三ﾆ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |三三三 ｜三 ∧　　r'ﾆ二三三三ﾆ!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 三三三 ｜三i三 ,　/.ﾆﾆﾆ三ﾆ /三｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ三三三ヽ./三三Y.|.ﾆﾆ三三:|三ﾆ !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 {三三三ﾆ/三三三ヽﾆﾆ三三.|三ﾆ |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ',三三三/三三三o/三ﾆ三三| 三ﾆ'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |.}三三/三三三o/.!ﾆﾆ三三 | 三ﾆ{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 | l三 /三三三ﾆ/ﾆ|ﾆ三三三! 三ﾆ!
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　廊下にはぽつん、ぽつんと感覚を開けて燭台の火が灯っている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　貴族の邸宅を思わせる造りだが、いるべき守衛の姿はない。

　　　　　　　　　　　　　　初日に出会った『マジックナイト』の面々は別室か、外の警備へ回っているようだ。

　

3089 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 01:40:41 ID:xN0ZxO38

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　　　　　　　　　　　￣￣ﾉ:::::::|::::/l＼:!:::/　斧示ミ'"!::::: |:マム
　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::{/斗=x"/　　{圦刈　|::::: |::::;マﾑ
　　　　　　　　　　　　　/::::ｲ:`ゝ{圦刈　　,　｀¨¨´　.!::::::|:::ﾘ　 `
　　　　　　　　　　　　 /イ　ﾏ:::ヽ` "´　　 _　_　 　 .!::::ﾘ:Ｎ
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　　　　　　　　　　　　|ﾆﾆﾆﾆﾆ|ﾆﾆﾆﾆﾆ|=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=V/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　濃厚な、ミルクへ砂糖を加えて煮詰めたような香りが漂っている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日中は感じた覚えのないもの。

　　　　　　　　　　なれない。初めて知るも不快感のない香りの出どころを探るようにしながら、アルトは廊下を進む。

　　　　　　　　　　　　　　眠気を覚えるまでの暇つぶしに。ふらりと足音を殺すようにしながら、進んでいく。

　

3090 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 01:43:59 ID:xN0ZxO38

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　館中を包むかのように、香りはどこからでも漂っている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　出どころを掴めない。ただ、濃淡はわずかにあった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3091 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 01:46:24 ID:xN0ZxO38

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――ドアが少しだけ開いた部屋から。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とりわけ、濃い香りが漂ってくる。

　

3092 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 01:51:19 ID:xN0ZxO38

　

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　良識ある従者は、開かれたドアを前に惑う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　明確に他人の部屋だ。

　　　　　　　　　　　　　覗き込む事は許されない。そこがどんな部屋であれ、露呈すれば主人の恥となることは明白だ。

　

3093 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 01:52:53 ID:xN0ZxO38

　

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　　　　　　　　　　　._ヽ::|＼:|从::::∧:::ﾊ::{_
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　　　　　　　　＞≦￣ﾆニニニニニニ≧ヽ
　　　　　, =´ﾆﾆニニニニニニニニニニニ｀丶､
　　　　/=ﾆニニニニニニニニニニニニニニニヽ
　　　/ニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆi
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　けど。甘い匂いが、彼を誘っている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小さく小さく溢れる吐息が、彼を呼んでいる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　かすかに聞こえる甘い声が、彼を招いている。

　

3094 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 01:54:54 ID:xN0ZxO38

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　: :, --､: ::.i::i: __:.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|::|: : : |
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　:{ ..:}　 l__ﾉ::i:|iiｉ|:|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|::|: : : |
ｰ､ヽ__.ノ: : :ｉ:i:|iiｉ|:|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|::|: : : |
　: :｀ｰｉ ｉ: : :ｉ:i:|iiｉ|:|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|::|: : : |
　: : : :.i i: :.:.i:ｉ: : : |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|::|: : : |
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　　　　　　　　　　　　情交を見つめ続け。色欲の持つ熱を高める甘い――バニラの――香りに浮かされるまま。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アルトは少しだけと言い訳をして、部屋の中を覗き込んだ。

　

3095 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 01:55:15 ID:xN0ZxO38

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞　　´　　 　｀　 　 ＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ヽ_}　|　ト 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　(::::::)　)｡　　　　(―‐---)。　　∨　　　 ,'　 ゝ､┴┴〈　　　ｆ己
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 '　 　 ｡と : : : 　 　 丶　 　: : : : : :ﾟ｡　　　　　　　 ヽ.　　　　　　∨　,拒}
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣　T r-､　　 　 　 　 　 　 　 ｘ--　‐‐　= ､　　　　　　 　 　 　 　 ∧　　　　 　 〉 ｆ己
　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
　　 　 　 　 　 　 　 `己({/､_　　　　 ,:^ 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 ,' 　 　 　 : :|
　　　　　　　　　　　　　 ////≫zzzz　 　 　 　 .＞ ､　　　　　　　　　　　　　　　,.　-←―――,'　　 　 　 : :
　　　　 　 　 　 　 　 　 '　｀ー≪///　　　　　 ´￣ ｀¨ゝ、: : : : : : : : : : : : : : :／　　　　　 　 　 ',　　 　 　 : ;
　　　　　　　　 　 　 　 '　　　　　　{＿,.　 イ　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,'
　　　　　　　　　　　　 ｌ　　　 　 　 |　　 　 　 　 .〉 　　　　｀　ー　　　 -‐　´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _/
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　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　ﾘ　　 　 　 ./　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',´
　　　　　　　　　 　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿__/　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',
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　　　　　　　　　　　?。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　
　　　　　　　　? (⌒)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『百合園館の黒薔薇』　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (｀Ｙ´)
　　　　　　　?(⌒※⌒)　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 貞操逆転ファンタジー　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (⌒※⌒)
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　　　　　　　　　　? ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　 ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ


　

3096 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 01:57:17 ID:xN0ZxO38

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 r.: ´: : : : : : : : :≧､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞- ――- ＜: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{　　 　 ＼{. 　　}　 　 |　',　　　　　アルトくん編は後２回くらいかな
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　●　　　● 　　|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　 　純情メイドが性に興味を覚えてしまった的なアトモスフィア！
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　ω　　　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',　　　 でーはでは、また次回！
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
　　　　 　 　 { /　　　乂＿乂: : :ィ::::/⌒',:::＞- イ　　 /／　 }　/
　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
　　　　　　　　　　　　　 ｀￣　 {. {:/　　　 .',::} .}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　　　 　 ゞ/

　

3097 ：名無しさん＠狐板：2025/03/04(火) 02:03:31 ID:0kS8DBPM

乙

3098 ：名無しさん＠狐板：2025/03/04(火) 03:51:17 ID:yzvps0ct

乙でした

3099 ：名無しさん＠狐板：2025/03/04(火) 04:57:45 ID:y+lSirk/

乙

3100 ：名無しさん＠狐板：2025/03/04(火) 08:15:02 ID:HcDQUIPM

乙です

3101 ：名無しさん＠狐板：2025/03/04(火) 16:01:02 ID:gbBVLnb1

乙
まるで虫が匂いに惹かれるがごとく

3102 ：名無しさん＠狐板：2025/03/04(火) 19:02:32 ID:5p2OvXN/

乙でしたー

3103 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 23:18:49 ID:xN0ZxO38

　　　　　　　　　,.　-――‐-...、
　　　　　　　　r.:::::::.:.:.:.: : : : : : :｀,
　　　　　　,/::::::::_;::==＝＝＝=〃､
　　　　　　{:::::ﾒ´　 　 　　{　　　　　＼
　　　　　/吊´　　!　　　　',　　- i､　　ヽ
　 　　　　/　 　　i　l　　{.　 ＼　 | ヽ　 ｀
　 　 　　/ 人　　l /レ ﾄ､＼|　＼|＼|　.|
　 　　　,　 「ヽ,' ﾉ/　∩'　 　　∩'　 }　 |
　 　　/　/ ヽい j　　Ｕ　　　　Ｕ　　l　,'　　　　　乙、コメントありがとうございます〜〜
　　　/ ｲ　 　 　ｲ　　, ,　 　　　, ,　.j　(
　 　// {　 　}　八　 　　　ワ　　　,.ｨ　｀､　　　　 それでは、さくさくっと進めていきましょう！
　　{ {　 ﾄ　 ( 　 ｀≧＝t==r-ァ;＜乂　　!
　　ゞ=ｲ　＼　 　,'::::~乂ﾊ入/ﾇ:ヽ、　　 l
　 　　/　　　/　/::::: ,'.:::::::iヽゞﾉ';::::.!　　/
　　／　/ ／/ /::::: /.;:;:;:;:|:;:;:;j;:;ﾉ;ノ::､　|


　

3104 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 23:19:06 ID:xN0ZxO38

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞　　´　　 　｀　 　 ＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿_ﾉ, ;　ゝ、__　　　　　　　　　　　 　 ｘ-､＿___
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ヽ_}　|　ト 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　(::::::)　)｡　　　　(―‐---)。　　∨　　　 ,'　 ゝ､┴┴〈　　　ｆ己
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 '　 　 ｡と : : : 　 　 丶　 　: : : : : :ﾟ｡　　　　　　　 ヽ.　　　　　　∨　,拒}
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣　T r-､　　 　 　 　 　 　 　 ｘ--　‐‐　= ､　　　　　　 　 　 　 　 ∧　　　　 　 〉 ｆ己
　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
　　 　 　 　 　 　 　 `己({/､_　　　　 ,:^ 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 ,' 　 　 　 : :|
　　　　　　　　　　　　　 ////≫zzzz　 　 　 　 .＞ ､　　　　　　　　　　　　　　　,.　-←―――,'　　 　 　 : :
　　　　 　 　 　 　 　 　 '　｀ー≪///　　　　　 ´￣ ｀¨ゝ、: : : : : : : : : : : : : : :／　　　　　 　 　 ',　　 　 　 : ;
　　　　　　　　 　 　 　 '　　　　　　{＿,.　 イ　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,'
　　　　　　　　　　　　 ｌ　　　 　 　 |　　 　 　 　 .〉 　　　　｀　ー　　　 -‐　´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _/
　　　　　　　　　　　　 |　　　 　 　 | 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',　　_　 -=ﾆ二
　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　ﾘ　　 　 　 ./　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',´
　　　　　　　　　 　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿__/　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽー--　　　_　　　　　 　 　 _　.　　--一'/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |
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　　　　　　　　　　? ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　 ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ


　

3105 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 23:24:54 ID:xN0ZxO38

'´:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;:;.:,:;.:,.:.:.:.:〈　　　　　　　　　　　　　　　 ,:ﾞ: :ﾞ:,　,:´´,∴,,ﾐ;';';';'＾ﾐ,: :
ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾐﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;:;.:,:;.};'＼.:.:}};';';';';/;';';';'爻;';';'.:.:.:.:〈　　　　　　　　　　　　　　 ,:ﾞ: : : : ﾞ:,，：∵∴ﾐ;';';';';''ﾐ: :
ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ＼ﾞ;ﾞ; ;＼ﾉ{ﾞ;ﾞ;';}_/廴／￣ //ミ:;.:,.:.:.:.:.:.:） ,:':,　　　　　　　　　,,、　｀,ｘXﾐ;ﾐ;ﾐ＾∵∴∵'ﾐ;';';'^'ﾐ
＿＿爻＼:;.:,. } }ﾞ;ﾞ;ﾞ}::::／;';'＿_//＿ﾞ;ﾞ;ﾞ;:;.:,:;く,,;'´ ｀:,　　　　　　　,:": ﾞ:,ｘXﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;'´´∵∴∵;';''´´`ﾐ
¨¨¨¨¨二:::＼//ﾐ;'/:::/ ／:／￣丁⌒;';';';';';';';'}´´｀＾:,､＜￣￣￣＞x、;';'ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾞ´´｀'∵∵;';';'´`｀｀'
　 　 　￣＼　＼/:::└':／∧　　乂;';';';' ; ; ;ノ’,´''／＼　＼＿／　／＼;'ﾐ;ﾐ;ﾐ;'´´ ｀｀'∵;';';''´´j｀｀
´"´"´''ミx　＼::::::::::::::/　/　'. |￣￣￣｀/.:.:.:.:.:У＼＿＞''´＿｀'＜＿／＼ﾐ;'´´´ ｀｀｀∵;'´´j此j
: :.:.:.:.:;';';';';';'ミx,|::::::::::/　/　　',|.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.ﾐん 二Ｚ＾_／ﾞ||:::＼__ﾍ,二二ﾊ;´´´｀x小x ∵jﾋ批批
　. : :.:.:.:.:;';';';';';';ﾞﾐ::::::|￣ |￣|｀"|￣￣: :ｉ￣￣;';|┬‐:√Ｖ￣ ||.:.:.:.||Ｖハ┴┬|⌒x爻小爻ｘﾋ批ﾋ泌
: .　　. : : ;';';';';';';';';'ミ,　　ｉ　 |　 ｉ: : : : : :ｉ　　　*|┴‐:|二|‐┬||:.::.:.||┬‐|┬┴|ｘ爻ﾝ)水ﾝﾂﾋ批泌貅
;';': : .　　. : :;';';';';';';';'ミ　 ｉ　 ｉ　 |,､-=ﾆ⌒¨⌒¨ﾞ|┬‐:|冂|: ::|::||,､,-||.:|.:. |┴┬|父i爻j小爻ﾋﾋ泌貅貅
;';';';' : . . : :.:;';';';';'ﾉ￣￣￣￣厂ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;|┴‐:|凵|: ::|:;||:;.:,:;||;'|ﾞ;ﾞ;|┬ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ｘ〜〜〜〜〜〜
;:;::;.:,:;.:,: : : ::_|￣￣￣￣￣ |ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;';ﾐﾐﾐ: |凵|: ::|:;||:;.:,:;||;'|ﾞ;ﾞ;|┴ﾐﾐﾐｖﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;xX父
;:;:;:;:;:;:;:;:┌┴'─────ミﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;∴爻;';ミ|冂|: ::|:;||ﾐ;ﾞ;ﾞ||;'|;ﾞ;ﾞ|:|￣￣|ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞxX爻爻
.:_:_[]_:,,:::丁丁丁丁丁丁丁丁ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;∴;：∴：∴：|＿|:|凵|‐┴||￣ ||┴‐|:|＿＿|⌒つ∴： ‰‰*‰*
_乂__乂_└┘└┘└┘└┴⇒ﾐ：ミ：：;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ／＼|￣￣￣￣￣￣＼|／＼:;::．：∵ ‰‰*‰*‰
ｉ`´〕〔｀`ｉ:;.:,:;.:,:;.:,.::.::.:: :.:: : . .　 　 ノ}__ヾ;:ﾐ:ヾ;ﾐ|￣￣|───────|二：：∵：∵‰‰*‰*‰‰
ｉ　{￣}　ｉ￣ 〕,)ｉ¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´___ノ}＿ヾ;:ﾐ:￣￣.:.:.:.:.┌‐‐‐‐┐　　 {.:.:.:.∵fj)ﾐfj)ﾐ℃*‰*‰‰
¨¨万¨¨¨¨¨´　|vv￣￣￣￣￣＿,,彡''´|''""´.:.:.:.:.:.:.:.:.:,､ﾆﾆﾆﾆ､、: : : : ￣ﾐﾐfj)ﾐfj)ﾐおゞ℃渋いい
ｯ‰％‰％‰％％｡￣￣￣￣__,,..､丶´.:.:.:.:.: : .　　　　`‐──‐'　　　　　ﾐfj)ﾐfj)ﾐ刈i:i:渋‰8狄8
(D)狄(D)狄(D)狄(D)狄'"'"'"'"´.:.:.: : : :.:.:.:.:.　 . :.:.: : 　(￣⌒⌒¨¨)　　　　　｀""""ﾐ渋‰8狄狄狄
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　手間と財をかけた庭園を、冷えた風が抜けていく。

　　　　　　　　　　　　肌寒さを覚えたできる夫は、防寒具を持ってくるべきだったかと悔いるように館を見上げる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　窓ガラスへ手をついた使用人の少年と、一瞬だけ視線が交差した。

　　　　　　　　　　　　　　　瞬く間に隠れた彼の側には、赤い色をした髪の毛が楽しげに揺れている。

　

3106 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 23:30:08 ID:xN0ZxO38

　

　　 　 　 　 　 　 　 　 ,,..-――-..,,
　　　　　　 　 　 　 ／　 　 　 　 　 ＼
　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　 　 　 ヽ
　　　　　　　　 /　　　　　 ＿__) 　 ヽ-　l
　　　　　 　 ／l 　 　 　 '´ 　 _　　 r　　.l
　　　　　　/　..| 　 　 　 t''j"´　 　 ｰ‐'　',　　　　　　……だんだん、隠さなくなってきましたね
　　 　 /｀ヽ、__.',　 　 　 ｀¨¨´　丶 　 　 .l
　 　 ./　　　＼ .ヽ. 　 　 　 　 ‐--‐　　 ﾉ
　　 /　　 　 ／-‐| ＼､ ＿＿＿_ ,,..-＜
　 ./　　　 ./　　 l l　　＼　 　 |　r-ヽ　 ｀ヽ
　/　　　　l　　　 | ヽ　 　.>､ r'__..>＞　　　|
./　　　　 iヽ　　 .|＿ヽ.イ .〈Y´　i ｀''１ |　 |
'　　　 　 l　　、　 < ´　 .i　　|　　i　　| |　 |
＼　　　/　_,,-ヽ　 ヽ　　.i　 .|　　.i　 .|.l　 |
　 .ヽ∠-''"ヽ　　　　ヽ　 i 　.|　　 i　 |l　..|
　　　　　　　 〉　　　　ヽ .l 　.|　　 .i　|｀ヽ|
　 　 　 　 ／　　　　 　 l/　 .|　　　ヽ|　 .l
　　 　 .／　　 　 　 　 ./　　 l 　 　 /.＼ ヽ
　　　　l 　 　 　 　 　 /　　　.l　　　〉　　＼l
　 　 　 ヽ　　　　　／＿_,..--'┬-イ　　　 |
　 　 　 　 ＼　 .／―‐┴''"´￣￣l　　 　 |
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この館で生活を初めて、かれこれ半月が過ぎ去った。

　　　　　　　　　　　　季節が変わる気配はなく。できる夫とヴィーラの関係も、夜毎の淡い交わり以上の進展はない。

　　　　　　　　　　　　　　しかしながら。館に住まう姉妹やその護衛は、徐々にその性欲をあらわにし始めていた。

　

3107 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 23:35:31 ID:xN0ZxO38

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━─────────────────────────
　　　　　　　　　　　　/:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::＼
　　　　　　　　　　　/:: :: :: : :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :ヽ
　　　　　　　　　　 ji:: :: :: :: :: :彡ニニミｚ:: :: :: :__:: :: :: ::}
　　　　　　　　　　 li:: :: ::从二ミﾏz　　　ﾐz《`'》　ヾ:: :: :: :il
　　　　　　　　　　　{:: :: :/　ミ　　　ミｧ　　　《 へ　ヾ:: :: l
　　　　　　　　　　　i:: :: i　　　ミミ三≒＝=-　 ∧　 ヾ:: :l
　　　　　　　　　　　 !:: :jヽ　　人ﾊ　　ﾄl　　ﾊ　ﾒ∧　ll }:::l
　　　　　　　　　　　　kl　＼　　ｿ　从ﾄ示ｲ　从 ﾘ }　　 }:::j
　　　　　　　　　　　　 /ﾊ 　`、_　ﾘ 弋辷ﾉ7　ﾊ　　V　∧
　　　　　　　　　　　　{ {　ヾ　ｨtﾐx.,j　　　　ｿｿ ﾘ　} ＼　 l
　　　　　　　　　　　　 l ヽ　ﾊ乂ゞ' `_ _ ．　ﾊＶﾘソヾ　ヾy
　　　　　　　　　　　　　}　ヽ　ヾ.ﾊ , _　 　,.ｲ　 ｿ　　ﾐヾ　 ＼
　　　　　　　　　　　 　　V　`、ﾄ, -- `t ヽz===ヾ、__ j_,．　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　V ∧/　　　 j l从　　　　　 　丶　ヾ ＼
　　　　　　　　　　　　　　 V ./　　　　　　　　　(斥)　 　 ヽ　ヾ　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　V　　　/　　　 __　-‐ ‐‐_ュ_ li　＼　ヾ　　ミ __
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　/l_,．''"　　　￣__　ュ, `ヽ_　＼　ヾ　　　ミー __
　　　　　　　　　　　　　　/　　_　''^　　　　　　_ｪ_= =ｭ 　 　 ヽ　}＼　　＼￣＼　＼
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=================================================================================================================

　　　　　　　例えば今まさに。少年の使用人がいた場所には、クザクが代わりに立ち服を開けて白い肌をさらしている。

　　　　　　　　　　あわやかな膨らみを手で隠し。艶めかしい笑顔を造り、できる夫とアルトへ微笑みかけている。

　　　　　　　　　　　　　　　　意図は見抜き難い。ただ、誘うような仕草だなとできる夫は思った。

　

3108 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 23:44:25 ID:xN0ZxO38

　　　　　　　　　　　　　　　,.　-─-　 、
　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　 　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　 　　 ｀、
　　　 　 　 　 　 　 　 l　―　　―　　　 　　 l
　　　 　 　 　 　 　 　 l（● ）　（● ）.　 　　 !
　　 　 　 　 　 　 　 　 ､　　 ´　　　　　　　/　　　　
　　　 　 　 　 　 　 　 　＼　￣ 　　　　 ／　
　　　　　　　　　　　　　／.>＿　 　　 /::::::i:::ヽ._
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　　　　　　,´:::::::::::::く::::::::/　i　 / 　 ヽ::::::::::!:::::::::::::::::::ゝヽ.
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　　　 !:::::::ゝへ､;;;::::!::::::」--‐‐'''""ﾞﾞ｀ヾゞＭソ／::;;;;:::::::::::::::::l
　　　 ）::::::ゝ彳´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍノ／´￣::::::::::::::::::::l
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　　 l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／´::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::/
　　 l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　現代日本の感覚で言えば、風呂上がりの裸体を兄嫁へ見せつけたようなものか。

　　　　　　あるいは。彼女が所有するセックスフレンドとの会合を覗き見れるよう、意図して隙をさらしたと言っても良い。

　　　　　　　　　あけすけな振る舞いは、ここがお上品な貴族の館ではないのだと知らしめるかのような仕草だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――速く染まってしまえと、言うように。

　

3109 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 23:46:32 ID:xN0ZxO38

　　　　　 　　　　　　　　　＿＿＿＿＿　　　　　｜／
　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　 　　 　 ヽ　　　　─
　　　　　　　　　　　／ 　　　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　 ／ ､　　　　 　 　　　　　　　 　＼
　　　　 　 　 　 /　 　`ー-　　　　　 　 　　　 　　　ヽ
　　　　 　 　 　 | 　､＿＿　　　　　　　　　　　　　　..|
.　　　　　　　　/ 　　└┘　　 　　 　　　　　　　　　.|
　　　 　　　　丶　　　　　　　　　　　 　 　　 　　　　.|　　　　　アルト？
　　　　　　 　　 {`ー-'　　　　　　　　　　　 　 　 　 /
　　　　　　　 　　＼　　,, -===ﾆﾆﾆﾆ====-、＿／
　　　　　　　 　　　　ソ´:::;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
　　　　　　　＿＿＿〉:／　　　　　　 |i 　　　　＼/＿
　　　　　 ／|　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::　　　　　　　|｀ヽ,
　　　　 /　 .|　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::　　　　　　　|:::::::|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　独り言のように呟いた言葉は、同時に側へ侍る従者へと向けたもの。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼が思うできる夫の振る舞いであったのだが、反応がない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　妙だなと彼は背後へわずかに目を向け、少年従者を視界に捉えた。

　

3110 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 23:50:43 ID:xN0ZxO38

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――少年の頬は赤く、忙しない眼差しは興味に濡れて。

　　　　　　　　　　　　できる夫には覗き見ることは叶わない脳裏にはきっと、あの隠された肌の下が想起されているのだろうと。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　たやすく汲み取る事ができた。

　

3111 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/04(火) 23:55:24 ID:xN0ZxO38

　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.　-─-　 、
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　 ｀、
　　　　　　.　　　　　　　 　 l 　　　　　　　　　　 l
　　　　　　.　　　　　　　 　 l 　　　　　　　　　　 l　　　　　　　……ああ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　r´..::::::::::....ヽム 　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　_/_,.．-ｰ─ ‐‐ ´...::::...｀ヽ
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　　　　 　 　 　i::::::::::::::::::/ V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::::::::::::::: ::
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　少なくとも。肉体的な接触は、まだだろうけれど。

　　　　　　　　　　　　　なにかを人知れずに盗み見たことを、クザク等も察しているのだろうとできる夫は辺りをつけた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　だから秘める事をやめ。徐々に、徐々に情交をそこかしこで行い始めたのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　少年従者の興味をそそるために。快楽に溺れる心地よさを、教えるために。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　禁忌の一歩を踏み出す契機を与えるために。

　

3112 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 00:02:32 ID:9IWXgxxB

　　　　　　　　　　　　　 i　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈
　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　　　　 　 　 　 ー---〈　　　　　　　外堀を埋めてくれるなら、ちょうどいい
　　　　　　　　　　　　　 　 ＼　　　　　　　　　　　 　 　 ｲ
　　　　　　　　　　　　　　 　 「￣￣　―-　__　　　　　 _ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　 /}_　　　　　　　　У￣￣
　　　　　　　　　　 　 　 　 人!//≫ｘ　 　 　 /::＼
　　　　　　　　　　　　　 ／///≪///≫ｘ　/}::::::::}
　　　　　　　　　　　　／/////////≪x//∧T:::〈
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　　　　　　　　　 /////////////}//∧////ﾊi::::::::,
　　　　　　　　　 /////////////|///∧////}|::::::::,
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　 　 　 　 　 　 } //////!//////////////∧|!|:::::::::|
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　　　　　　　　　　　　　　彼が姉妹の誰かに。あるいは、護衛として館に詰めているモノと交わり、溺れるならば。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　できる夫との関係性は主従であると同時に、共犯者となる。

　　　　　　　　　　　　　　　露呈を遅らせ。ただ、欲に溺れ狂う日々を過ごすならば仲間は多いほうが良い。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　隠すにせよ。巻き込むにせよ。

　

3113 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 00:05:25 ID:9IWXgxxB

　　 　 　 　 　 　 -=ﾆ=-=ﾆニ二二二二ニﾆ=-ｔ
　　　　　　.-=ﾆニ二二二二二二二ニニニ=-/
　　　　　　.ﾍ二二二二ﾆ=- -= ´ ￣￣￣＞/
　 　 　 　 　 ＼＞ ´　＿(　)＿　ｚ＝---=zz|
　　　　　　 .ッﾆﾆﾆﾆニニﾆ=ッV＼::::::',:::::ム'
　　　　　　 　 /１:::|::|:ナ＜ :|:::/ﾘ斗ヘ|!::::i::ミh、
　　　　 　 　 ,;::::イ:i:::ｨ''＝ ､:|/　 ,ｨ ＝x:::::|:|　｀`
　　　　　　 ./'　 ,'ｌ:::::::､廻　　　 　 廻 ﾑ::∧　　　　　　　あ、す……すみません！　できる夫様！
　　　　　　　　　ﾍi!::::::|"""　　'　　""ｲ:::ﾘノ
　　　　　　　　　　.ﾍ::::ﾄ u　　 -　　　ｲ::/ﾘ　　　　　　　 少し寝不足で、ぼぉっとしてしまって……！
　　　　 　 　　　　ｚ=ﾍ{ヽ＞　 _　イﾉｌｌj/=x ､
　　　 　r-=＝ニニニl!ヽヽ＞r r 'ニ/ニニﾆ＝=-t
　　　　 |＼=＝ニニニニニヽ|Oニニニニﾆ＝=／|
.　　　　|ﾆﾆ＼=＝ﾆニニニニ|ニニニﾆﾆ＝=／ニ|


　




　　　　 　　　　　　　　　　　 　　　 　　　　／￣￣￣￣￣￣ ＼
　　　　 　　　　　　　　　　　 　　　 　　　/　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　 　　　　　　　　　　　 　　　 　　/　　　　　　　"￣￣`　　　 ＼
　　　　 　　　　　　　　　　　 　　　 　 l　 '´￣`　　　（ 　●）;;:::　　　　ヽ
　　　　 　　　　　　　　　　　 　　　 　l ;::（　●）　　　　"''"´　　　　　　　l　　　　気にしなくていいですよ
　　　　 　　　　　　　　　　　 　　　 　|　　´"',　　　　　　　　　　　　　 　 |
　　　　 　　　　　　　　　　　 　　　 　l　　　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　i　　　　それなら、早めに部屋へ戻りましょうか
　　　　 　　　　　　　　　　　　 　　 　 ＼　　　､__,＿_,　　　　　　　　　丿
　　　　 　　　　　　　　　　　　 　　 　　　＼　　　　　　　　　　　　　／
　　　　 　　　r- ､　　　　　　　 ,-‐　‐- ､＿,,i-'"i`i､　 ‐ 　／_,,|　ﾍ､　　　　＿ . -‐ ､
　　　　 　　　ヽ､　＼_＿ 　　/:::::::::::::::::::::::::／::;;;;| ﾍ､ ー',, ／　i;;;;;ヽ｀'￣:::::::::::::::::::::　ﾍ　　　 　　__
　　　　 {ヽ､!ﾞ`､.ゝr､　　l｀Y＼:::::::::::::::::::::／:::::::::;i　 rゝ"､　　　 !;;::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::i　 ,.､r-ｨ'ヽ　}ｨヽ
　　　　 .|　 |　 ll　 Y´　l　 !　 ヽ-､　 ::::::＼:::_／! , '!::::::::入 　 /::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::,., ｨ´f 　i　 l　 i´ i　l
　　　　 .ヽ､ﾞ､　ﾞi　 ﾍ　 |　 i　　　　 ヽ::::r-‐'´:::::|/ l };:::::/　k. /i:､:::::::::_r':::::::::::::::, -‐ f　|　}　 }´ l 　! ,!　i
　　　　 　　｀ﾞ､. ﾍ 　 `"ﾍ　`l_　 　 　 !､_r ､::::::::l　 Y:::::::l 　 V/　､／::::::::::::::::r´ 　　 !　!　! 　| ｿ　 .|'　/
　　　　 　　　　 `ー'‐―､_　　!　　　 　 //´:` ､i　/:::::::::|　　/:::::::｀` ､::::::::::rr|::::.....r'ﾞ　 |'´　 /´　／／


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3114 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 00:07:16 ID:9IWXgxxB

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ｉ`´〕〔｀`ｉ:;.:,:;.:,:;.:,.::.::.:: :.:: : . .　 　 ノ}__ヾ;:ﾐ:ヾ;ﾐ|￣￣|───────|二：：∵：∵‰‰*‰*‰‰
ｉ　{￣}　ｉ￣ 〕,)ｉ¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´___ノ}＿ヾ;:ﾐ:￣￣.:.:.:.:.┌‐‐‐‐┐　　 {.:.:.:.∵fj)ﾐfj)ﾐ℃*‰*‰‰
¨¨万¨¨¨¨¨´　|vv￣￣￣￣￣＿,,彡''´|''""´.:.:.:.:.:.:.:.:.:,､ﾆﾆﾆﾆ､、: : : : ￣ﾐﾐfj)ﾐfj)ﾐおゞ℃渋いい
ｯ‰％‰％‰％％｡￣￣￣￣__,,..､丶´.:.:.:.:.: : .　　　　`‐──‐'　　　　　ﾐfj)ﾐfj)ﾐ刈i:i:渋‰8狄8
(D)狄(D)狄(D)狄(D)狄'"'"'"'"´.:.:.: : : :.:.:.:.:.　 . :.:.: : 　(￣⌒⌒¨¨)　　　　　｀""""ﾐ渋‰8狄狄狄
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　　　　　　　　　先とは別の羞恥と申し訳無さに染まった顔をするアルトをたしなめ、できる夫は館へと足を向ける。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　冷たい風が二人の背中を押していた。

　　　　　　　　　　　　　　　　少し重くなったドアを開ける。ふわりと、甘い香りが舞い上がった。

　

3115 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 00:07:31 ID:9IWXgxxB

　
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3116 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 00:14:17 ID:9IWXgxxB

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:::＼:::: ／|二;:;:;:;:::::::::::::: :::;:;:;＼￣|￣￣￣|￣|::: :.::::ｉ: : |::. |＼ __:_:　｜!＼　　　　　 :　　　　　 :ｉ|　　　　. :.::||三三|::::::::::|: :
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_／￣.:.:.:.|二.:..:.:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;|::::.:.:.: ::.:.:.::::|＿＿|::::::|: : |ｉ:ｉ:|:|:::| |::|: |─ｰ:＼|: |: : :::::::|::::::::::.......　||　 　 　 　 ||　 二|.:.:.:.:.:|: :
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　　　　　　　　　　　　　　　　　やがて。訪れた夜に沈んだ館の中を、アルトは密やかな足取りで進む。

　　　　　　　館の中を満たす甘い甘い香りは、媚薬――と言うほど、強力ではない――が、まったく効果がないわけでもない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　リラックス作用とストレスの緩和。そして、幸せな気分にさせる香り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　現代日本では馴染み深いバニラ香が、アルトを導く。

　

3117 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 00:22:04 ID:9IWXgxxB

　

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　　　 　 　 |: : : : :|: : ｉ : : :|: : : : : : |: : : |: : :|: : /　 |: :｜: |
.　 　 　 　 ,′.: :..:|: : | : : :|: : : : : : |: : : | : 斗==ミx|: : l: :/
　　　　　 /..: l : : :|: : | : : :| : : γ　|: : : |: : :|. 　り {| : : /
　　　 　 ﾉ.: : l..: : :|: : | : : :|: : : |　从 : : |: : :|:/:/:　乂: /
　　 　 ./／|: l : : :|: : | : : :|: : : | 　 .∧: |: : :|　 　 　 从
　　 　 ´.　 |: l : : :|: : | : : :|: : : 乂___ ∧|: : :|u
　　　 　 　 |/＼: :|: : | : : :| : : : : / 　 .∧.: :|　⊂　/　　　　　　　　……はぁ……はぁ……
　　　 　 　 |　　.＼ : | : : :|: /|:.:/.　　 　∧.:|　 　/
　　　 　 　 　　　 八∧ : :|/. |:/　　 　 　 八ー
　　　　　　　　　　　　 ｉ⌒　　　　　　　 　{　丶
　　　　　　 　 　 　 --===ニニニニニニ==┐
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　　　　　　　 　_厂ﾆ二二二二二二二二ﾆ.┘＜
　　　　　　　／_ﾆ二二二二二二二二二二二ﾆ_＼
　　　　 　／_ﾆ二二二二二二二二二二二二二ﾆ_.＼
　　　　　}ﾆ二二二二二二二二二二二二二二二二ﾆ}
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　　　　　　　　　　　　　　　　今宵も夜の見張りは必要なく。手隙のアルトは、眠れぬままベッドを抜け出した。

　　　　　　　　　　廊下を満たすバニラの匂い。今や途切れぬ媚薬香は、その力が弱くともアルトへ十分に禁忌を想起させる。

　　　　　　　　　　　　　　　夜ごと。ヴィーラの妹たちが、その護衛である女達が繰り広げる使用人を交えた痴態。

　　　　　　　　　　　　　　　　　嬌声だけが響き渡る淫靡な乱交は、刺激的な娯楽であり彼の本能を擽るものだ。

　

3118 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 00:26:19 ID:9IWXgxxB

　

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　　　　　　　 .ﾍ:::::::::::＼|::::＼ﾄ､:/::l::::/:::::::::::::::/
　　　　　　　　 ﾍ|.＼::::::::::::: |::::::ヾ:::|:/::::/N.|/
　　　　　　　　　　　._ヽ::|＼:|从::::∧:::ﾊ::{_
　　　　　　　　　　　}_ﾆニニニニニニニ_:}
　　　　　　　　＞≦￣ﾆニニニニニニ≧ヽ
　　　　　, =´ﾆﾆニニニニニニニニニニニ｀丶､
　　　　/=ﾆニニニニニニニニニニニニニニニヽ
　　　/ニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆi
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　不純だと思っている。不潔だと思っている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　けれど。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　目に焼き付いた光景は離れず、彼の芯を刺激してやまない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　触れることなく達し、精をこぼした事も幾度か。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その快楽が頭へ焼付き。アルトの心を縛りつけて離さない。

　

3119 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 00:32:44 ID:9IWXgxxB

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　　　　　　　|:::::l＞’　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ‘r―'
　　　　　,，'"￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ':,
　 　 ,，'"　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　　 ':,
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　秘密を暴き。人知れず胸の中へ収めた、常識を越えた秘め事の毒。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　主人へ毒牙が向いているわけではない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　恐怖で泣く男達がいるわけでもない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　異常だが異質ではない。ただ、アブノーマルな性に溺れるだけの女男の姿。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　だからこそ。アルトはある種の安心を覚えて、覗き見ることが叶うのだ。

　

3120 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 00:36:06 ID:9IWXgxxB

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　誰も、傷つかない。職責を放棄しているわけでもない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　ただただ。ドキドキとした緊張感と興奮を知り、こっそりと肉棒をさする。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　密やかでむっつりとした娯楽は、アルトを捉えて離さない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　だから彼は今日も、ドアの隙間へと眼差しを向けて――――――――

　

3121 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 00:39:29 ID:9IWXgxxB

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――鼻先で、唇で。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　甘い甘い女の香りを味わった。

　

3122 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 00:45:29 ID:9IWXgxxB

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//.:|／二二＜⌒' 　 　 　 | i　/ヽ　 |.:.:|　　 |　|　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ : ∨＿ ＼人_人,_从人_人_人,_从,人／ /.:.:.:ｙ＼::∨.:/
ﾐ／／￣｢| | :|　　 　 　 　 ｉ |　|　 |　|.:.:|　　 |　| ／イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ :::|￣|¨¨ ）　 わっ、わああっ！　 （ 人__ノ二ﾊ::∨
／二つ :|:| | :ｌ　 　 　 　 　:�U :　�U ｉ.:.:ｉ　　 |　|::::: /::::::::::::::|:::／|:::::|!:|＼::::::|.::::::::ﾐh。 :| ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ﾍ ::{:::い/|::l |::|
'´　|:|　　|:| | :ｉ　　　　　　　　　:　�U 　 i　　�U |.: /イ::::::::::: }ｬ七.l::::ｧﾘ'‐-＼|::::::::::i｀` : |::::|TTTTTTTTTTＴ|::|ＴＴＴＴＴＴＶ乂ＶＴ|::| |::|
　　|:|　　|:| | :ｉ　　　　 　 　 .:　j　�U 　 :　　�U | / ｌ::::::::::.:φ(＿)ﾚ' 　（＿）っ',:::::i  :::::| |::::|TTTTTTTTTTＴ|::|ＴＴＴＴＴＴＴＴＴT＼:|::|::|
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/＿＿'. ／＼|　　　　　 　 i ｌ　|　 ｉ　　 ｉ  ／　 ゝ､. 　ﾍ;:::::|　r´v ￣｀^ヽ　　|::::/ 　　r r-､ ＴＴＴＴＴＴ  ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
　 | ||__,/// ∧　　　_　 .,.,..;_ｉ_�U__ｉ_,,ｉ.:.:| {　　　し }　　 ﾍ::ゝ 乂＿　　　ノ .ィ!/.　　Y　　　 Y  ＴＴＴＴＴＴＴ)　 　 ごめんなさい！　　　　　 ＞
/ :|／Ｖ//// ∧"´　　　　_　...、　. ::| i | }　　　}　{ 　　　ﾍﾚ' ＞r---t＜/r^/　 　_{　　　　} 　　i! ￣  ＜　　　　  ごめんなさい！　　　　 ＞
／／⌒＞＿＿|_'⌒ヽ´´　_ . . ' ｰ-　| |八＿./ ノ{　　　 ＞';;入三}{三入＜　　　 乂＿ ノ 　.i　|　 ┬┬ <　　　　　　　 ごめんなさい！ (
／／く⌒-‐=¬冖T::い,'"´__　　-‐　 | |　 ＞=＜.|　' ／ﾆニニニ{〇ニﾆﾆγヽ,／ r r-､　　 |　|　 ── ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
.:/.:.:.:／.:.:-=ﾆ´　　|::| | }￣_,,.．-　''´ | ＞--r､ 　.|＜ ∧ﾆニニニ}ニニニ／~}.　 / /　　 Y　|　| :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〈＼.:.:∨＾Y⌒＼.:.:|::|　
/.:／.:.:.:.:く⌒＼ 　 |::|_|二二´..,_: : : . . /　　　し. 　／./.ニニニニ }ニニニ ニ （　し{　　　 }　|　| :.:.:.:.:.:.:.:.:〈＼.:.:〈＼::＼'⌒>'つ'"/ミ|::|
／.:.:. ＜⌒　 　 　 |‐‐‐‐‐_.ﾆﾆ^ｉ　　  {　 　 　 ﾉ ＞,ｲ iニニニニﾆ{〇ニニ'i/ 　ヽ　乂＿ノ 　|　|　 ──‐ﾍ:::::∨＼:＼.:.:/::.:⌒Ｖ／:|::　　　
.:.:.:.:.:く⌒　　　　　.:|_|￣丁 |:::└'　  | !ゝ-- イ　　 　/ iニニニニﾆ}ニニﾆﾆl 　 r .／￣ ｀ヽ　|　! ::::く＼〈＼∧:::∨⌒＞‐‐く⌒Ｖ乂::|
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　　　　　　　　　　　　　　驚き、尻もちをついた体が開かれたドアから伸びた手に捕まり室内へと引きずり込まれる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中には二人。ミクとクザクだけが、彼を待ち構えている。

　　　　　　　　　　　　　一方のアルトはしてはいけない事をしていたと言う自覚から、涙ながらに謝罪を繰り返す。

　　　　　　　　　　　　　　　その有り様こそ。肉食獣の欲を刺激するものだと知らず、ただただ喚いていた。

　

3123 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 00:47:55 ID:9IWXgxxB

　　　 ,.ィ≦/////////////≧x、
　 ,.イ/////////////////////心、
..ｨi//////////////////////////ﾊ
/////////////////////////////}}
.//////////,ｨ斧三三三三ミ刈￣　‐-
//////////イ　　　　　｀　、　 　＼
///////／　　　　　　　 　 　 　 　 ＼ ＼　＼
///////　　　　　　 　 　＼　　 　 　　l　 ヽ　 ヽ
イ⌒r( Y　　　　　　|　 l |　 ＼　　　　 i　　 l　 ﾊ
,,{ ://}ヽﾉ　　　i　 　|　 | ﾄ､ ／ ｀　､ 　 |　　|　　|
{ /:{///　　　　,i　　 |　 |　X＼ 　'､ ＼人 _|_　　|　　　　　……お貴族さまの従者が覗きだなんて、破廉恥ねぇ
V　V/{i ｉ　 i　　i　　　、 ∨ヽ _,,;;;;;彡,　　　　i　 |
} }〉 /V|!:{　　　　i　　　＼ヽ　´´￣ 　 　　 　 !　i　　　 　　　　　　 　＿＿__
彡' i　Y　　　　　|　 ＿　 ＼＼,　　　　 　- ´i　|　　　　　 　 　 　　 |　　　 |
// / /　/ ｌ　　　| <⌒ヾ　　＼ 　 　 　 　 　 ;　　　　　　　　　　　　|　:―‐|
/ / /　/　| |　　ﾉ　 ﾄ ＼＼ ー一 　 　　 . イ 　　　　　 　　　　 　　! ::::::::::l　　ﾉノ
/ /　 /　 | `¬1|　 | ＼ ＼＼　 ー　〔_　　|　　　　　　　　　　　　　V::::::〃ヽ,
≧x. / 　 丿 　 ﾉ:|　 | 　ヽ　＼＼ -r=く}＼ﾑイ￣7￣￣7　　　　　/ )(_／　_ヽ
::::::::≧==三≧ト．,,_ ｀′　 }　 } ＼＼_ﾉハ、`¬----､ /￣7　 j　〈-‐'ﾞ´,.-（
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　負い目は、付け入る隙だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　クザクがわざとらしくできる夫の存在を匂わし、アルトを壁際へと追い詰める。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミクがデザインした扇状的なドレスが、ひらりと揺れていた。

　

3124 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 00:52:26 ID:9IWXgxxB

　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　ィi〔:::::::::::::::::::::〕iト.,
　　　　　　　　　　 r‐=≦::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧=‐ミ
　　　　　　　r‐ ア::::::::::::＼::::::::::‐====≦ィi〔　　 　 }∧
　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::: `､::::::::::::::::::::::{　　　　　　/, /,
　 　 　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::/,::‐=::::::::::::/,　 　 　 　 /,　＼
.　　　 　 /:::{:::{::::::::::::::::::::::::::::: ｉ:::::::::::::::::::::::/,　　　　　 }　　}
　　　　　{:::::|:八:::::::::::::::ｉ|:::::::::::|:::‐=≦::::::::::::入　 　 　 }　_/
　　　　　|:::::�W　`〜､:::::|:::::::::::|:::::::::::::_..斗≦:::}　　 　 八(
　　　　　{:::::ﾊ／⌒^ヽ^ﾞ|:::::::::::{:斗≦:::::::::::::::::八　 ,､丶/, }
　　　　　 ＼∧　　　 　 |::/:::::::V⌒ヽ:::::::::::::::::::::::ア　　　} }　　　　　　ほんっと
　　　　　　　＼:.　　　　i|/:::::::::/,　　 }:::::::::::::::::::: {　　 　 }_}',
　　　　 　 　 　 } 　 } ノ ,.::::::::::::::}　 /:::::::::::::::::::::::ゝ‐=ｰ≦::/,　　　　　褒められた行為じゃないこと
　　　　　　　　 ﾉ　ｧ^　 ,.:::::::::::::::廴,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/,
　　　　 　 　 /　 　 　 /:::::::::::::::::}　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: }　　　　わかっているわよね？
　 　 　 　 　 ´_　　 　 {:::::::::::::::::八 .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::: }
　　　　　 　 　 ＼‐ 　 {:::::::::::::ノ　 入::::{::::::::::::::::|::::::::::::::::: |::::::八
　　　　　 　 　 　 ＼ 八::::::／{ _..斗 ＼{＼:::::::::ｉ|:::::::}::::::{:/)／
　　　　　　　　　　　 爪 ＼{ /　_..斗≦........＼::/}:::::/⌒^
　　　　　　　 　 　 　 　 __..斗≦-‐==＝¬冖＼.::/
　　　 　 　 　 　 　 　 /‐=ﾆﾆ=‐∧二ニニﾆﾆ=‐(
　　　　　 　 　 　 　 _‐=ﾆニニ=‐∧二二二二=‐_
　　　 　 　 　 　 　 /‐=ﾆﾆニニ=‐∧ニニニニ=‐}
　　　　　　　　　　/‐=ﾆニニニﾆ=‐∧二ニﾆﾆ=‐,}
　　　　　　 　 ＿/‐=≦二二二ニ=‐∧二ニﾆﾆ=‐_
.　 　 　 　 　 {‐=ﾆニニニニニニﾆ=‐∧二二二=‐}
.　　 　 　 　 /‐=ニニ二二二二ニニ=‐}二二ニ=‐}
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　窓は等に施錠され。唯一の出入り口は、ミクが後ろ手で鍵をかけた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その上で逃げ道を塞ぎ、怒りを込めた声音でアルトを追い詰める。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　心と。体を。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　負い目のヒビへくさびを打ち込み。判断力を奪い去る。

　

3125 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 00:55:24 ID:9IWXgxxB

　

　 　 　 　 　 　　　　　　　　　__,......... --- ､_
　 　 　 　 　 　 　　,. -‐ '"´ニニニニニニニ` -､
　 　 　 　 　 ,.. -"ニニニニニニニニニニニﾆﾆ`-､
　　　　　,.-"ニ_,. -‐ '"￣￣￣￣￣￣｀ﾞ` -- ､_ニﾆ` ､
　 　　.､´,. -'":　 　 , -- ､　　　　　　　　　　　　　`-､ニヘ
　　　　.ﾍ　 _＿＿_ゝ_____ﾉ＿　　＿＿＿＿　 　　　　　`- ､:ヽ
　　.,. - '"ニニニニニニニニ｀ﾞ` ‐- ..,,三三`zz-z､　 　　　　``:､
　./ニニニニニニニニ＿＿＿＿＿＿＿＿` ‐- ､ﾆ`-､　　　　/
. ﾍ､ニニニニﾆ,..-..::::::::::/::::::::i:::::::::::::::|::::ﾄ、　￣￣￣` - ､三ミ/
　　.ヽニﾆ,-'" :::::: :::::::::/::::::: /|:::|::::::::::|:::.| .＼:::::::'.,:::::::. :::::::::｀ﾞ‐l
　 　　.ヽ/::::::::::::::::|:::::::::::::::: / :|:::|::::::::::|::::i ＿ム＿:',::::::|:::::::::::::::::.
　　　　７::::::::::::::::::|::::::: |:::::/　 :!::|::::::::::| イ　 　　＼|::::. |::::|:::::::::::::.
　　　　.':::::::::::: /:.:|::::::: |::/―一::|::::::::::|::::|.　. ,. ___..;:::::: |::::|ｉ::::::::::::::.
　　　　|:::::::::: /:. :.|:.／:|/.　 __ |:::|::::::::/:::,'."￣￣｀. 豺: |::::|:::.:.ｉ::::::::::.
　　　　|:::::::::/::::::::|:::::::. "￣￣ヾ. :::::/ |/..(（う））.　.ﾘ :. |::::|::::::|:::＼:::.
　 　 　|::::::::, |::::::::|::::....|　 （(う) ﾉ ∨.　　,,＿____,,ノ,:. :./::::|::::::|:::|i　＼
　 　 　|::::::::i l::::::人:::::〈　___,,／:::ヽ　 :::::::::::::::::::::::: /:/:::::::|:::/|::/
　 　 　|:::::::::人:::::::::＼::＼:::::.　 　 　　　　　　ｕ　/ｲ:::::::::j::/ ;/　　　　　　　　それ、は…………それは……でも……
　 　　人::::::i　.ﾍ:::::::::::::::{⌒　 　　__　　,,.ュ　 　　./::::::::::/'
　　　　　＼　 　ﾍ::::::::::::: :､ 　 　 └　　　　　　uｲ :::::::/
　　　　　　　　　　＼::::::::::个し　 　　　　　　／　|::/::/
　 　　　　　　　　　　＼::::::|. :. :. :ﾊ　　ー　'＿＿ /::/
　　　　　　　　　　　　　＼| ｀⌒ヽ.〉-= 7//////,ｉ//入＿＿　　＿　＿＿
　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　}////7///// 入//////////／-=ニﾆ
　 　　　　　　　　　＿ィ-=＝ニﾆ/////7//r //-==ニニﾆﾆﾆ-=ニニニﾆﾆ
　 　　　　　　／ﾆ}////////////////7〇///////////////{-=ニニニニ
　　　　　　／=ﾆﾆ}////////////////7/////////////////{-=ニニニﾆニ
　 　　　／=ニニ/}////////////////7////////////////,Λ-=ニニニニニ
　　　　' =ニニニﾆ}////////////////7〇///////////////Λ-=ニニニニニ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　興奮が恐怖へ置き換わる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　怯えと混乱が正常な思考を奪い、塞がれた逃げ道が彼の行く末を狭めていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　追い詰められた獲物を前に。肉食獣の二匹は、にたりと笑みを深くした。

　

3126 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 01:00:37 ID:9IWXgxxB

　

　　　　　　　,ィ彡'/////////////ﾞ＞､
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　 　 ,イ//////////////////////////ハ
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　 ハ///////＞'"´　　　　　｀ﾞヽry､///////ﾊ
　ﾊ//////r､'i　,ｨ'　 .,　　　　 ｀ヾ､ヽ ∨//////!
　i//////　ﾀ"/　/　i!　　; ヽ、ヽ　ヽ',　∨////i|
　!/////i　ｉ /,//ｨ　,ｲ　　i!　 ﾍ ﾊ　　i!､ ∨///il!
　∨///l|　; { ﾘ.i l! /ハ　ﾊ!､､__i､_!_　i ﾘ､ ∨///
　 ∨//il|　i i!i{ !‐ｷｨ≧ヾ ﾊ",ｨﾎミi.i　| |iﾊ ∨//　　　　　まあ、でも――――お義兄様とは仲良くしたいしぃ
　　∨//|　i ヾ!､《 {c i`ヾ､ ,i!'廴i ﾉﾘｨ彡!ｧi li=ｹ
　　　∨∧ i!､ ｀ミ､`¨´　　::.　 　ノﾀ | |l |､! i',　　　　　　 恥をかかせたくはないのよねぇ、私としても〜
　　　　`　|ﾉ　 ﾏ＼ヽ､　 ､ ‐ｧ ,.イｨﾘ l!.|l |ヾミヽ
　　　　　/　ﾉi rﾏﾊ＞ミ､　¨ ／i/ l ﾉ .|l | ,ハ=ｧ＼　　　
　　　　／,r:::::ヽ､ﾏﾑ､ ﾊx===ｨy! ﾉｲ´¨¨Y　: :/､　 ヽ
　　,イ,彡i::::::::::::i: : :.､＞!　　　　i≦y⌒ヾｨ彡'!/iヾ､　ヽ
ｨ彡',ｲ:::::ﾊ´:〈´:.:ヽ: :i　 ‐-,.._､'" 　/: : :,ｨ'　:ヽ:¨ヽ=::}､　ヽ
,彡'i::::::/.:.:.〉‐ヽ: :i´　　 ,r{{薔})　　ゝ≠｀Yヽ__:iィ:::::::::}　 ﾊ
'　 .{:::::ﾊ.:/〈 ｀i¨"´ヽ　　ﾞﾐ≦ﾂ　　　_): : : }:.:.:.ri':::::::ノヽ　ハ
　　ゞ､::::｀ヾ: : ヽ: : ::iｨ升三丕三ミ{´:｀¨;ｲ:ヾ｀t':::::｀ヽ　}　} }
　　 　 《:::::::ゝ=-ゝ‐'//|､＼／,|//li､: :ヾ): : : :ﾉ:::::::ノ　,l　ﾉﾉ
　　　　｀}::::::::::::::ﾉﾊ ﾏ/|::>　.<::|/　/7ｧ彡==〈:::::::::〉 ノ ,.イ
.　　　　 !:::::::::::/ilﾑﾊ ﾏ|'／＼`|　// //¨ヾ::::::::::::〈ｲ　/r'
.　　 　 ,'::::::::::/ i!lﾊ ﾏ ｌ|､＼／,|//i //i　　∨::::::::∧ .{ {
　　　 /:::::::::::{　i!l/ﾑ.ﾏ.|::>　.<::|i//!i/li{　　 ∨:::::::::∧ヾ:､
　　 /:::::::::::::::!　l!l// ﾊ.|'／＼`||//!|/i|　　　∨::::::::::∧ ヾミ､
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　クザクがアルトと指を絡める。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　どきりと。少年の体がはねた。

　

3127 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 01:03:14 ID:9IWXgxxB

　　　　　　　　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : ヽ
　　　　　　　　　　 /: : : :／: : : : : : : : : : :＼: : : :ヽ: : : : ｀:､
　　　　　　　　　 /: : : :/: : : :i: : |: : i: : : : : : :ヽ: : : :ヽ: : : : :!
　　　　　　　　 /: : : :/: /: :ﾉ: ::ﾊ: : :|: : : : : : : !: : : : : :､: : : :!
　　　　　　　　,!: : : : : /:／,!: :ハ: : |､: : :i: : :!: :|: : : : : :!: : i:.|
　　　　　　　　|: : : : : :/＿/:ノ　 !: :| ヽ: :|: : :!: |: /: : :i: |: :|:.|
　　　　　　　　 !:!: : : /　ノ｀　　　ヽ:!＿｀:.､:､: V/: : : .!:,!: :|:,|
　　　　　　　　 ヾ: : : |-ﾐ､_　　　　　　　｀ヾ､: :!/: : : :|/: : : |!
　　　　　　　　 　 /: :|ヽちヽ　　 ､,'___　　 　　/: : : : |: : : : :|
　　　　　　　　　/: : : :| 弋i　　　　´ちriヽ､　./ : : : : |: : : !:.:|　　　　　だから、黙っていて上げてもいいけど
　　　　　　　　ノ: : : : :| ;;;　,　　　　 弋ｿ ﾉ　/: : : : : :|: : : :!: }
　　　　　　　 {: : : : : : :､　　　　　　　;;;　　 /:/: : : :i: |: : : :!: :!　　　　 それだけじゃあ、私達が見られ損じゃない？
　　　　　　　　ヽ: : : : : ヽ＼｀ ー‐　　　　 /: : : : : :i:.|: : /: :/
　　　　　　　　,ﾉ:-: : : : : i :} ＼ ＿_,. -'´/: : : : : :./:.:!:./: :./
　　　　　　／ヽ　　｀ T､:.},ﾘ....ヽ　　　　/i..|:ﾊ: : :./i:.:!: :.:ﾊ:{
　　　　　 /　　 |　　　|| ｀|..........ヽ　　 /.......Vi}:.:/　!/|V







　　　 　 　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::＼:::::＼　　＼
.　　　　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ::::::::＼::::::ヽ　　ヽ
　　　 　 ,ｲ:::::::::: /::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::|:::::::ﾍ::::::::::ﾍ;;;ノﾍ ／
h、　　/:::::::::::::::/::::::/ ::::::::::::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::|::::::::::ﾍ::::::::::ﾍ:::::∧　　　　ｽﾘｯ――――――――
//)h､'::::::::::::::::/::::::/::::::::::::/::::::::::::::::::::::::|､:::::::::::::::::::: |:::::::::::::',::::::::::::,:ｲ::::ﾍ＼
////::::::::::::::::::':::::: |::::::::::::/::::::::: ∧:::::::: | ＼:::::::::::::::::|::::::::::::::|::::::::::::l::::::: ∧. ＼
/// ':::::::::::::::: ｌ:::::: |:::::::: /|::::::::::/　 Ｖ:::::|　　＞''"~￣下:::::::::|::::::::::::|､::::/::::,　　 >
///|::::::::::::::::: |::::::::|::::::::/ |::::::::/　　 ヽ:::|　'´　 ＼::::::|　 ヽ::::':::::::::::::|. V::::::::l ／
///|::::::::::::::::: |::::::::|::::::/-――- ､､,,_　ヾ　　　 　_＼| 　,ｨ∨ :::::::::: | . }:::::::::|
// ∧::::::::::::::::'::::::::| :: | 　 |::/　　 　 　 　 　 　 ｨzzzz彡^ ,:::::::::::::::::|　厂::::::',
////∧::::::::::::::',::::::V: | 　 |/.＿　　　 　 　 　 ／/／/／/::::::::::::::::::lノ:::::::::::::',　　　　　　　少しだけ
//////h､::::::::::::::::::::ヽ!　,ｨzzzz彡'　　　　　　 　 　 　 ,ｲ :::::::::::::::::: l:::::::::::::::: '，
////////≧s｡:::＼:::::::＼／/／/／　 　 　 　 　 　 /:::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::` ､　　　　　ちょっとだけ、約得っていう対価があれば
///////////////)ｈ､⌒:::::ミh､　　　丶　　　　　　{::::::::::::::::::::::::::::::',:::::::::::::::::::::::ヽ
///////////////｀ヽ::::::::::＜⌒　　 　 　 　 　 , 　 ',:::::::::::::::::::::::::::::ﾍ:::::::::::::::::::::::::ﾍ　　　商人の口は固くなるのになぁ
/////////////////∧:::::::::::ヽ.　　　　　‐　　　　　 V::::::::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::::::',
///////////////////,::::::::::::::ﾍ)h､ 　 　 　 　 　 ／ ヽ::::::,、:::::::::::::::::}:::::::::::::::::::::ハ!
///////////////////|::::::::::::::::ﾊ　、　≧=- 　 く.　　　ヽ/ﾊ::::::::::::::::√:人::::::八{
///////////////////从:::::::::::::::',ﾆh､ 　 　 ｀丶、　　　　 {　ヽ :::::::/ﾆ=-. )ノ
////////////////////∧:::::::::ハ!.三.ﾍ.　　　 　 ` ､　　 .ハヽ ＼::{守三ﾆ=-
/////////////////////∧;;;ｲ.三三三ﾍ　　　　　　ヽ　ノ''´　'， ヾ　ﾏ三三三三ニﾆ=-

　

3128 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 01:06:55 ID:9IWXgxxB

　　　　　　　　　　　　　....:::――――――:::..
.　　　　　　　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::.:＼
.　　　　　　　　 　 ／::::::::::::/:::::::::::::::::::.::.::.::.:::＼:.::.:＼
　　　　　 　　 　 /:::::::::::::::/.::::::::::::::/:.::.::.:ﾉ:.::.::.::.::.::.::.::＼
.　　　　 　 　 ／:::::::::::::::::: ::::::::::::::/:.:/／:.::.:::/:.::.::.::.::.::::.:ミ=-
　　　　 　 　 ⌒｛ﾉ７７::::::|::::::::::::/:.:/／|:.::.::/:.: ハ:.::.::.::.::::＼
.　　　　 　 　 ／／/／)::|::::::::::::|: /　u |:.::.:ﾊ::/ ／:.::.::|::{::|⌒
.　 　 　 　 　 {　{　l/ / :.:|:.::.::.:: |/＼＿|:.:/ｖ/斗=ミ:.::八|八
.　 　 　 　 　 {　　〈 〈:.::.::| :.::.::斗==へ |/　/　()　 }}/:.::.}　｜
　　　　　 　 八　　 　 ＼|:.::.::.:{｢　()　 ﾉ 　 　 ==　ハ:.::.|　｜　　　　　そ、れは……でも――――
　　　　　　　　 ＼　 　 　 V:.::.::| == :/:/:/:/:/:/:/ {|:.::.::.|　｜
　　　　　　　　　　＼　　　 }:.:::八:/:/:/:/:　　　u　小:::ﾘ 　 厂＼ ＿
　　　　　　　､＜ニニヽ　.ノ:.::.:::ト u　_　　　つ ／ j:.:/.v ィニニ|ﾆﾆﾆ-
　　　　 　 厂ニニニニニ.＼:.:: |＞ └ ⌒　∠_＿ﾉｲ.　|ニニニ|ﾆﾆﾆﾆ
. 　 　 　 ／ ＼ニニニニ ／:＼|ミｘ　 ≧rく{xニニニ=-|ニニニ|ﾆﾆﾆﾆ
　　　 ／ニニﾆ＼ニニ／-=ﾆ三∨三三}{三》ニニニﾆ八二二 |ﾆﾆﾆﾆ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　クザクが右からアルトを絡め取る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミクが左からアルトへすがりつく。

　　　　　　　　甘い匂いが漂う。異性に触れられる嫌悪と、主人へ不埒な行いをした事が露呈する恐怖が釣りあった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　等価となってしまった。

　

3129 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 01:08:16 ID:9IWXgxxB

　

　　　　　　　　　　　　　　　 ,.．-‐=＝=‐-:.．
　　　　　　　　　　　　　,.ィ///////////////ヽ
　　　　　　　 　 　 　 ,ｲ////////////////,イ ~￣｀ ミヽ、
　　 　 　 　 　 　 　 ////////////////∠.,ィ7777ﾊー:.、ヽ
　　　　　　　　　　 ,://///// ,.ｨzzzf´,ィﾆ==z､ ｀ヽ///il　ヾ、:､
　　　　 　 　 　 　 i/,ィﾆ=､/.//ｨrｰ≠=~｀ﾞﾞヾミヾ>,､ヾ/}}.　　v、:.
　　　　　　　　　 ,.::'",ｨﾆ=-､,ｒ:､ivf´¨ヽ＼｀ヽ｀ヽﾉiヽ}�Eiミz､　Vﾊ
　　　　 　 　 　 /.,',ィ7777>ゝｨiヽ!　　　ヾミ三彡'､ヽヾﾘヾ ﾊ　}::::}
　　　　 　 　 　 {,ｨ i!//// ,ィi/ﾊ'"､　 　 ﾊ ,ィｷj、ﾊ､} ､:､　ﾏ∨::/
.　　　　　 　 　 ﾊ　:',ヾ/i{ {i| { ヾ,=-ヽ､　 ,ｲｉ,ｨf::::ｱ lﾉi.ｉ }}　 }Y::/　　　　　　――――今夜だけ♡
　　　　　　　　 i| ヽ、ヽ ゞ､ｉ liヾ爪. ,ｨtﾐx.._ﾘ　 ゞ' .ﾉjﾘ｝ﾉ　 j/:/
　　　　　　　　 ゞ､_ ゝ、＼ l ﾄヾヾミゝゞ'　 、　　 ｲl| :ﾘ　　/:/　　　　　　　私達と夜を過ごしましょう？
　　　　　　　　　　　￣｀ヽ. マ=‐:>ﾐ=ゝ、 　､.:ｯ　/ilj ﾉ　 ./:/
　　　　　　　　　　　　 ,ィﾆゝ }ゞ/ /ｱｰ=､ミ‐-=ｲ　｀ー‐-!､{,ｨﾆv'"¨ヽ,
　　　 　 　 　 　 　 　 ヾー'⌒ヾ./　　　　ﾏﾑ :}､　,.‐　　 　ゞ'__/､,ｨ彡'
　　　　　　　　　　　(´￣ヽ/二/　　　 　 ,}.}ﾊ j (斥)　 ヽ　｀ヽ.　 ∨｀ヽ
　　　　　　　　　　　 ｀ヾｱ(ﾉ￣ヽ,ｨ=､　/ ヾj 乂ｷ爻�bi.､.Y⌒i_〉　 .）､ノ
　　　　　 　 　 　 　 ,ィi｀ｰﾁz､._fｧ､　ｉ/　　,ィﾁ斗ﾄ≠7,::ﾊjr:::rv､ｰf 　}　 　　 ,: ‐-､
.　　 　 　 　 　 ,:ィ彡'人 人_,ｨｱヽi__/¨7 ,ｨ/∧ﾏ､lNＶV{ ｲ:::::{{::_ノ､_.ﾉ　 　 /{ｉ ､ ､ヽヽ、
　 ,．-‐―==彡'　,ｨ彡,イゝｨ'≠イ人_)´ヾｼ{ｉヽ::ヽﾏ∧∧.{:::j´::∧＼,ﾇ　,.ィﾁ:::ヽ.ヾ〉 ｉ/ 〉
,ｲ,ィ"fヽ=ｰ､=ﾆ彡' ,ｨ彡' .,ｨr'疋三7　　　〉:::ヽ i::::}.i∨∨.}/ Ｖ:::/{ﾂ/／／:::::::::::ヽj､r'ｰ′
〃,ｨく.ゝ｀ｰ ヽｭ､_,ィﾆ三彡テ�_､/ィ"｀ヽゝ::::ﾉﾉ:::j }∧/l ﾉ}ｨﾊ:::::il::/:::<:::::::::::::::/:::}/iﾐ､
,ｨﾁ:;ゞ三j､＿　＼:::::::::::::::::::::: ｀ヽ〉: fヽ:.<:::::(.(::::///ハＶ/j: : :ヾj:::::::;ィヽ:::::::-'::::::j州jﾊ
//,' ,ｨハ｀ｧzzzzz}､::::: ／/ﾃ==≦vｲ: :.ﾏ､}ヾヾ::i {〉>ィ.i/,ｲ!~｀ヽ/￣},..、 ＼/:::::/!i州川
// //ｲiﾊ V////ﾑ／／ｨf: : :.ﾉ: :.i!:.:.: ::ヾ::;ｨﾐ､:j¢iヽ¢:ﾉi:_: : ; ＼f:{州 ／ ゞｨ/ｉl川/ﾘ
/ / 州ｉﾎﾑ ヾ////／/ヽJ斗ｲ: ;ィﾊ: : : :.:iヽ: : ヽ ﾘ　{.,ｲf´ :}Y二ﾆ} i彡'　 /´/ ﾉ' j |/
, ,'　川i州ﾑ　 ゞ癶ｪｧi／:.:.:.:{ィ:´: : : )ヽ:_;ｨ:_::〉: :ﾉ｀ヽ:.､�X: :j､}: : : {: :Y: ;ｨ' : /ｲi :/!/
i {　爪州i州 ＼ｉ 　 ｀ヽ、: : :ヽ: : ;.イﾊ: : iヽ::〉∠ : : ;ｲﾊ､_: /ｨi : :ノ: ;ﾉi"ﾉ: :///:/ﾚ′
:..ﾄ､ゞﾐ州州　　｀ ｰ‐- 　､ : :ハ,ィ77/: :.ﾉ: ∧: : ゝf::::j｀ヽ_}:ノ: : : : :ｉ､:.{´: ://///
、ヾ=ヾミ州iゝ、　　　　　 ヽ:{:.:.:.ヾ:/ｧｰ' .,ｨ: :.i＜: :{:::/　　　ゝ､: : : :j ヾし'//'"~
､ヽ ＼ ヾミ三爻ミiz．........,ﾉｷ=‐'"{: : : : :iハ/}ゝ、ヾ′　　　　 ｀¨ ´　　ヾ'
ヾミ=-｀ ｰヾミﾆ三三三三ｱ7　　 ゞ: : : ﾉ　　i 》三ﾐx　　 　 　 　 　 　 　 ＼
:､ ｀ ｰ=ﾆ二爻三三三彡//ﾊ　 　 ヾィ"　　 l .)））ｪｪr{{ﾐz､　　　　　　　　　 ヽ
　｀ ｰ=＝=‐-　､　　　　///ィ　　　　　　　　!（(ｱ二ハ ｀ヾﾐlif: 、　　　　　　　　、
　　　　　　　　　　　　 （（ilf´ .、　　　 　 　 ,′ゞィ三ﾀ　　 ヾ{　 ＼
　　　　 　 　 　 　 　 　 ヾｉ　　〉　 　 　 　 ;′　　｀¨´　　　　 ＼　 ヽ.、　　　　　}
　　　　　 　 　 　 　 　 　 l 　/　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｀ ｰ-=．　　 　ノ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ､ :!　　　　　　,　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣´
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ、＿,／
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今夜だけ。少しだけ我慢すれば良いのだと、囁く。

　

3130 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 01:10:32 ID:9IWXgxxB

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ィ～ _,､丶`:::::｀`～､、
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ､丶::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::＼_
　　　　　　 　 　 　 　 ＿／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::ﾊ｀`～､、
　　.　　　　　　　 　 / ／:::::::::::::::::|::::::::{::::::::::::::::::::::::::::::＼:/,　　　〉
　　　 　 　 　 　 　 ア::::::::::/:::::::::::|::::::/＼:::＼::::::::::::::::::::::〕iト,　 /
　　　 　 　 　 　 　 ,.::::::::::/:::::::::::/|::::/　　＼:::＼::::::: |::::::::::::: }　{
　　　 　 　 　 　 八:::::::::: | ::::::: ｉ　|/　　　 -―::::＼:: |::::::::ィi〔:::ハ
　　　　 　 　 　 　 |__＼:八::::::斗-‐　　　 斗ャ冬¨ｱ:::::::ﾊ:::::::/::〉 ＼
　　　　　　　 　 　 　 　 }::::::::::斗冬　 　 　 ∨r少 小:::::/,::::::/ / / ＼　　　　　　――――今夜だけ♡
　　　　　 　 　 　 　 　 八::::::∧V少　､　　　/:/:/://:::::::∧:::::::}　¨¨⌒
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾉ::::::::∧/:/:　　 ＿　 　　,.:::::::::::::::∧:从　　　　　　　　 興味はあったんでしょう？
　　　　　　　　　　　 　 /::::::::::: 八　　　V　ノ　　/:::::::::::::::::::::}
　　　　　　　　 　 　 　 {:::::::::::::::: 个o。　___ 　 ｲ::::::::::::}:ハ::::八
　　　　　　　　　　　 　 {八::::入{＼ / ( }　_..斗/::ハ:::ﾉ　　V
　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼(__ -=rくﾆﾆﾆ/ィi〔....../ア二〕iト...,
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ‐=≦ﾆ{...../i:i:i:i:i//..........ノ__〉ﾆ=‐|二ﾆ=-
　　　 　 　 　 　 　 　 /,‐=ﾆニr{／}-ﾐア　 ＼/}二ﾆ　ヽ二二二
　　　 　 　 　 　 　 　 {=∨二/:/　/i:i:i}　　/:::/二ﾆ=‐　{二二二二
　　　 　 　 　 　 　 　 |ニﾏ=/:/　/i:i:i., 　 ,.:::/二ニﾆ}/∧二二二ﾆ
　　　 　 　 　 　 　 　 } ‐=}/:/　/i:i:i:ｉ, 　 √,‐ 二二 /　　二二二ﾆ
　 　 　 　 　 　 　 　 /‐=7,.::}　√i:ｉ:/　 .√,‐二ﾆ ／　　　二二二{
　　＿{ヽ　　　　　　/ﾆニ{,{:::|　|i:i:i:i|　　√7ニ =/　　 　 / 〉二二=〉
　_{　{　､ ＼＿　 -={={ニニ |　|i:i:iﾉ　 /二二( vーｖ-- / /二＞--{
r{　､ ､ 人　や＼ﾆ/}=}ニニ |　|／　 /二二二〈　/ / /　, 二二二 }
( ＼＼＼_)ヽ〉二 > --rγ⌒ヽr-------- -=ニ しし{　 {二二二ﾆ{
　　７/i/i/i/ ＼⌒＼-- 乂__乂|」--／二=／^//// 人 ∧二二ﾆ./
　　 i/i/i/i/i/i/∨二=-　　 -=二二二_.／::::::: '/ // ∧_７二ﾆ=-
　　|/i/i/i/i/i//⌒＼二ﾆ=- _ 二二.／:::::::::::::::. '/ // ∧
　　|/i/i/i/i/i/　　 　 ｀¨¨¨¨´⌒¨¨´:::::::::::::::::::::::. ' / //∧
　　|/i/i/i/i /:.　　　　::::　　　　 　 　 　 　 　 　:::::::'////∧
　　|/i/i/i _/ :::.　　　　　　　　　　　　　　 　 .....:::::::: '////∧
　　∨i/i/7=-　...,,,__　　　　　　　　　　　　＿,..　 -=求/人ﾆｉ
　　／／/ 　 ￣ ＼三二¨¨¨¨¨¨二ﾆ＝－／　　　 / ＼二 |
　〈　〈_,/　　　　　　＼　　　　 /　　/　 ／　　　 　　U|､ ＼ |
　　７ /　　　　 　 　　'{　　　　　　　,　　 　 　 　 　 |__| ∨ /
　 〈_, 　　　　　　　　　 ',＿〈　　　 /　　　　　　　　　　　 ∨
　　/ 　 　 　 　 　 　 　 ＼　'/￣/　　　　　 　 　 　 　 　 |
.　/　　　　　　　　　　　　　)_人 :　　　 　 　 　 　 　 　 　 |
　＿＿　　　　　　　 　 　 /二二ｉ　　　　　　　　　　 　 　｜
/::::::::::::::::｀`～､、　　　　/＼_,／|,. 　　　--―――――-|
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今夜だけ。覗き見たものへ触れてみないかと誘う。

　

3131 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 01:14:10 ID:9IWXgxxB

　　　　　　 　 　 　 .-‐……‐-　_
　　　　 　　＞ .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ＜
.　　　　 ／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　 　 /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. '，
.　　　/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::-―'´::::::＼
.　 ／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::/∨ﾍ:::::::厂 ｀
／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::|/ｨ==ミ::::N
￣¨| :::::::::::::::::::::::::::::::::: Y |:::::::::::::|:i{ 　 n ﾍ|
. 　 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::: {　! ::::::::: | ゝ,　l」　　 ┐
. 　 }∧::::::::::::::::::::::::::::::込∧ ::::::: |　xxx
. 　 　∧:::::::::::::::::::::::::::::::::: ∧:::::: | 　　　 　　　|
　　 　 ∧|ﾍ::::::::::::::::::::::::�W.∧:::: |　J 　〜 ｀
　　　　　　 ∨＼ ::::::: ル'　　∧::|　　__　 　 ノ
　　　　　　　　　 }/∨___________ﾍ　/_　　　　　ｺﾞｸｯ
　　　　　　　　　　「////////////,」
　　　　　　　　　／//////////￣ヽ′
. 　 　　　 　 　////////////////∧
. 　 　 　 　　 ///////// 7///////∧
.　　　　　　　|///////// ]////////∧
.　　　　　　　|///////// ]///////// |
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　　　　　　　　　　　　断り、逃げれば『悪いこと』をしていたのだと、バラされてしまうからと言い訳が頭に浮かぶ。

　　　　　　　　　　　　　　　　今日だけ。今夜だけで我慢すれば良いのだと、諦めが胸の中で息づく。

　　　　　　　　　　　　　覗き見て。ドキドキしていた光景が間近にある事実に、むくりと興奮が湧き上がる。

　

3132 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 01:15:08 ID:9IWXgxxB

: : : : : : : : : : : : : :｀''＜:::::::::::_､‐''⌒¨¨＞‐──、`ｰ‐‐‐'´￣￣｀丶 ＼:::＼¨¨|::|¨ﾞ|丁¨ﾞ/::/¨ア::／丁|¨:|丁丁|¨|丁¨く￣ヽ'"ノ.:.:.:)く⌒丶
: : : : ／. .　　　 ,，--ﾐ ｀''＜｀丶､_､‐''゛::::::_､‐''゛＞───''⌒＼::::::＼|::::::::＼|::|　|::|　/::/／／|::|　|::|　|::|::::|:／⌒'＜＿__ノ.:.:.:.:ノ.:.:.:).:.:
/〉 /(　　. . . ／／＾＼＼: : ｀''＜:::::::::_､‐''゛,イ :|: : : : . . .　　　　　＼::::＼:::::::::::::|￣￣/::::::／￣￣￣￣￣￣⌒7.:.:.:.:.:.:).:.:.:∨ノ(.:.:.:丿.:.:.:
/|/／∧ 　 /:/　 　 　 ＼＼: : : ´''＜___／: :|: :|: : . .　　　　　　　　 |　:::::＼::::::::|ﾆ／::::／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|／::/.:.:.:)人_(＿Ｖ⌒.:.:(
|/／:/　∨ | :| 　 　 　 　 ∨〉　. . : ::|.:.:|: : : :|: :|: .　　　　　　　　　　＼　:::::::::::::∨::/::/￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　|/(ノ＼(＿ノ(.::/.:.:ハ
´/::|:|　／＜^|　　 　 　 　 | |　 　 . ::|.:.:|: :　 |: :|　　　,､＜￣￣￣￣￣＼:::::::/:::∨::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::√//(__(⌒Ｖ.:/(.:丿
//.:|／二二＜⌒' 　 　 　 | i　/ヽ　 |.:.:|　　 |　|　 ／::::::::＞--------＜ Ｖ/: : : ∨＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_Ｖ_/.:.:.:ｙ＼::∨.:/
ﾐ／／￣｢| | :|　　 　 　 　 ｉ |　|　 |　|.:.:|　　 |　|／::::::::／｀''-､_＿_＿＿＿_|　: : ::::|￣|¨¨二二二二二二二二二二二人__ノ二ﾊ::∨
／二つ :|:| | :ｌ　 　 　 　 　:�U :　�U ｉ.:.:ｉ　　 |　|:::::::／¬┐　 |　. : : : : : : : |　 : : ::::|: :|::::|TTTTTTTTTTＴ|::|ＴＴＴＴＴT{:::{:::い/|::l |::|
'´　|:|　　|:| | :ｉ　　　　　　　　　:　�U 　 i　　�U |.:.:/:::::::::::::|　　|‐‐‐┐ 　 　 |　: : ::::::|: |::::|TTTTTTTTTTＴ|::|ＴＴＴＴＴＴＶ乂ＶＴ|::| |::|
　　|:|　　|:| | :ｉ　　　　 　 　 .:　j　�U 　 :　　�U | /´"''冖‐|　　|===┥　　　 |　 : : :::::| |::::|TTTTTTTTTTＴ|::|ＴＴＴＴＴＴＴＴＴT＼:|::|::|
. /￣ﾞ.　 |:| | :|　　 　 　 　 :�U |　 　 　 :　　�U | |＿:::::::::::|　　|‐‐‐┘　　　｜　 : : : | |::::|ＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴ|::|ＴＴＴＴＴＴＴＴＴTT|＼|::|
/＿＿'. ／＼|　　　　　 　 i ｌ　|　 ｉ　　 ｉ　　�U ｉ |,___￣~¨|┬──|￣￣|　｜　. : ::::|::|::::|ＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴ|::|TTTTTTTTTTTT|::| |::|/
　 | ||__,/// ∧　　　_　 .,.,..;_ｉ_�U__ｉ_,,ｉ.:.:|.. .. ..ｉ �U'. : :￣￣¨|::::::____|＿＿|─|　 . : ::::| :|::::|ＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴ|::|TTTTTTTTT┌‐‐‐‐|::|─
/ :|／Ｖ//// ∧"´　　　　_　...、　. ::|.:.:ｉ.:　　:　j: :.＼:::::::::::::|:::::::|:__|＿＿|___|　 . : :::::|┘￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀二二〕|::|二
／／⌒＞＿＿|_'⌒ヽ´´　_ . . ' ｰ- - -_-x .ｉ　|: . : :.＼-‐　ﾞ￣| : |::::::::: |: ／￣￣￣`ｰ┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬|::|
／／く⌒-‐=¬冖T::い,'"´__　　-‐　_´　-:|,,|_,,|-=　___]　　　　　. ＿＿／／￣￣￣`ｰ───────────‐/⌒>──ｰ|::|‐
.:/.:.:.:／.:.:-=ﾆ´　　|::| | }￣_,,.．-　''´　　 ｉ�U　　　　　　　. . . . : : |┴┴く.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〈＼.:.:∨＾Y⌒＼.:.:|::|
/.:／.:.:.:.:く⌒＼ 　 |::|_|二二´..,_: : : . .　　�W　　　　　　　　　　　 |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〈＼.:.:〈＼::＼'⌒>'つ'"/ミ|::|
／.:.:. ＜⌒　 　 　 |‐‐‐‐‐_.ﾆﾆ^ｉ　　　　　　　　　　　　　　　 　 └──────────────‐ﾍ:::::∨＼:＼.:.:/::.:⌒Ｖ／:|::
.:.:.:.:.:く⌒　　　　　.:|_|￣丁 |:::└'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . . . . . : : : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::く＼〈＼∧:::∨⌒＞‐‐く⌒Ｖ乂::|
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`゛:::::::::::::::: : : : : : : : : : : : . .　　　　　　　　　　　　　　. . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＜.:.:.:.:.:.:.:.:ノ´＼:::::/:::::／⌒¨¨＞:::::::::::::::::
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さぁ、と誘う２つの声に。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アルトは抗いきれず、絡み取られていった。

　

3133 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 01:15:31 ID:9IWXgxxB

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞　　´　　 　｀　 　 ＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿_ﾉ, ;　ゝ、__　　　　　　　　　　　 　 ｘ-､＿___
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ヽ_}　|　ト 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　(::::::)　)｡　　　　(―‐---)。　　∨　　　 ,'　 ゝ､┴┴〈　　　ｆ己
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 '　 　 ｡と : : : 　 　 丶　 　: : : : : :ﾟ｡　　　　　　　 ヽ.　　　　　　∨　,拒}
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣　T r-､　　 　 　 　 　 　 　 ｘ--　‐‐　= ､　　　　　　 　 　 　 　 ∧　　　　 　 〉 ｆ己
　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
　　 　 　 　 　 　 　 `己({/､_　　　　 ,:^ 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 ,' 　 　 　 : :|
　　　　　　　　　　　　　 ////≫zzzz　 　 　 　 .＞ ､　　　　　　　　　　　　　　　,.　-←―――,'　　 　 　 : :
　　　　 　 　 　 　 　 　 '　｀ー≪///　　　　　 ´￣ ｀¨ゝ、: : : : : : : : : : : : : : :／　　　　　 　 　 ',　　 　 　 : ;
　　　　　　　　 　 　 　 '　　　　　　{＿,.　 イ　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,'
　　　　　　　　　　　　 ｌ　　　 　 　 |　　 　 　 　 .〉 　　　　｀　ー　　　 -‐　´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _/
　　　　　　　　　　　　 |　　　 　 　 | 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',　　_　 -=ﾆ二
　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　ﾘ　　 　 　 ./　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',´
　　　　　　　　　 　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿__/　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽー--　　　_　　　　　 　 　 _　.　　--一'/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |
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　　　　　　　　　　　?。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　
　　　　　　　　? (⌒)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『百合園館の黒薔薇』　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (｀Ｙ´)
　　　　　　　?(⌒※⌒)　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 貞操逆転ファンタジー　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (⌒※⌒)
　　　　　　　?｀'(__i__)'´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 調子に乗った悪雌を解らせろ！！　　　　　　　 　 　 　 　 ｀''(___)''´

　　　　　　　　　　? ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　 ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ


　

3134 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 01:16:45 ID:9IWXgxxB

　　　　 　 　 　 　 ｌ|　　 　ﾄ､
　　　　　　　　　　l | 　　　ヽヽ.
　　　　　　　　　　l |､ -‐lヽ-ヽヽ.
　　　　　　　 　 ,ｲ 」_　　|　ヽ._ヽヽ
　　　　　　　　/ └-...二|　　ヽ／.ﾞl
　　　　　　　 l 　　　,. -ｰ＼,,/. 、　 l
　　　　　　　| 　 ／_＿＿＿';＿..ﾝ､ |
　　　　　 ／､.／´＜二> , 、<二ﾝ　ﾄ!　　　　　いじょいじょー。次回でアルトのとこは軽く締めて
　　　　／ ／|　 ,----─'　 `ｰ--､.| ＼
　　　<-‐''"　!／ 　, ,　　　　　 , ,　j　(/　　　　本番に以降していきましょう〜〜〜
　 　// {　 　}　八.　　　 ---　　 ,.ｨ　｀､.
　　{ {　 ﾄ　 ( 　 ｀≧＝t==r-ァ;＜乂　　!
　　ゞ=ｲ　＼　 　,'::::~乂ﾊ入/ﾇ:ヽ、　 　l
　 　　/　　　/　/::::: ,'.:::::::iヽゞﾉ';::::.!　　/
　　／　/ ／/ /::::: /.;:;:;:;:|:;:;:;j;:;ﾉ;ノ::､


　

3135 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 01:17:18 ID:9IWXgxxB

　　　　　　　　　　　　　　 ＞=＝＝＝=＜
　　　　　　　　　　　　　　(三三三三三三｀ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　ｿ‐''"´￣￣､⌒''＜､◇､イ
　　　　　　　 　 　 　 ／'´/　　　　 　 ヽ　｀Y｀ヽ､ｨ￣
　　　　　　　　　 　 /　,' .ﾑ　､.　 1 ヽ　.!　　ｌ　 ∨
　　　　　　　 　 　,ｲ{　.| ノ__､{ ＼{ ＼!､1　　i 　 ,'
　　　　　　　　　 '´ｌﾊ ｲ / / ｀ 　 /./ﾞ∨　 .ｲ　 ﾘ　　　　　　　　今のとこ、ヴィーラ→ミク→クザクの順番で堕ちる予定
　　　　　　　　 　ノ |.ﾍ{/_/　　　/_/ ノイ　 ､',　{
　　　 　 　 　 　 /　!( `::::　　ｧ　::::::　 ノ 　.ハ! ﾍ　　　　　　　　えちえちにがーんばーるぜー！
　　　　　　　　, '´　.! ＞‐ -- ‐ｧ　＜/.イ./　ﾉ　 ヽ
　　　　　　　./　 　 ヽ {ﾍ! /´ｨムｨ=､ヽノ´　´ 　 　 ∨　　　　　では、おやすみぃ！
　　 　 　 　 .{　./　＞＝{､´ｿ≠rﾆ=ｧﾆｿ─--..､　 　 ',
ｰ--─-〜- ﾚ' !ｰ(-............-─--...._,,.....,,___,,..〜) ｰ--1-...〜....-ｰ-..─-..
　. 　 :　: 　 .　　',　ﾞ''ｰ-‐ｧ─ -､=ｧ---ｧ--─''´　.ｲ /　　:　　　.　　: .
　　:　　　.　　:　 ヽﾊ/ｼ'´ . イ´⌒! 　 ｲ./} ｲﾉ ゝ {./´　　:　　　.　　　.
　 ﾟ　　　　 　 　:　　 ゝイ　 ﾟ　.　:|　./ '´ 　'´　 　`　　　ﾟ　　　　:　.　　:
　　　　:　　　ﾟ　　　.　　 　 　 　 1イ　　　.　　　　　　:　　　.　　　　. 　.
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:.ﾟ　　:　　　:ﾟ 　 : 　 :　: .　　. :ア':⌒:.ヽ　　:　.　　ﾟ　　.　　.　.　..　ﾟ
:　　　　　:　.　　.　　:.　　　:／:.'´　　｀':.＼　.　.　　.　　.　.　　:　.　:　.
.　: 　:　: 　 .　.　:　ﾟ　 :　.ノ.:　　 　 　 　 .::ヽ : . .　.　　.:　　..　　:　.　.
:::.......:...............:....c......:...;ｨ'}:.: :.　　　　　　　　 .{ﾞ 、 .. ﾟ: ... . . : ......: ....:......
....:.:...:.....:...........:.......:..../ン: :.　　　　　　　　　.:.ゞﾑ : ... ...: .. ﾟ ..:.. .: .. : ....
:..:..:.....:..:...:......:......:..../::.. :.:'　　　　 　 　 　 　 .:､:. ヽ :....:. : . .. : .. :... ...: ....
::.:..:..:::.ﾟ:....:.:...:.:.... ,:':.　:, '　　　　　. . .　　　　　 ＼:::ﾞ.、: .. : .... : . :.. : . . .
:.:.:.:..:..:...:...:...:..:. /:. .:／　　　　. : : : : : . .　　　 　 :ﾞ'､:∨:....:.:.:........:.:ﾟ.:..... .
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::.:.::.:.o::.:.ﾟ::..ﾟ':,:'　　　　　.ｲ､ l!＼{;;;;;;ﾚ'´;;| 〉､＼　　　 . :ヾ､:.ﾟ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾟ.:
:ﾟ:.:.:c:ﾟ:c:ﾟ:://:. 　　　　ｨ上ヽ{;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾚ;;;;ｌﾊ},'ヽ　　　. :ﾞﾍ:.:.:.:.:.:.c:.:.:.:.:ﾟ.:.
:::.:::.:.::ﾟ:.::./':.　　　　 ｲ;{;;`'゛;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`下ム　　　. :ﾞ;:.:.:.:ﾟ:.:.:.:.:ﾟ:.:.:.:.:
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:::::::ﾟo:::Y1}:.　　　/ .l｀';;;;;;;; ｒ　 /１;;;;;;/ヽ;;;;;､;;;;;;;;´ｲム: .　 .:,'ﾑ::::::ﾟ:::oﾟ:::::::::::
::::ﾟ::::c::ll､ﾘ:.　　 /lヽ{;;;;;,/{/ｧﾆ=-≠=ｰ-..､ハ ｌ､;;;ﾉイ.ﾊ: .　.:ゞﾘ:::ﾟ::::o::::::::::::::
::::::oﾟ:ﾟ::'l.:.. 　 :.:/､!;;;;;;ノ'"´　 　 .:: .:: .:. 　. 　`ヾ∨;;;!／',: .　 .:1::::::c::::::o::::::ﾟ:
:::::ﾟc::::ll:.: 　 :. /;;;;;／ 　　.::: .: ... :.: .:: .:. :.... 　 　 `ヽ.;;;ｲﾑ: .　.:ll::::ﾟ:::ﾟ::::ﾟ:::::::::::
::::::::ﾟ::,l.:　.　: :,';'ﾝ'::..:...:..　:.... :.: .. :.:. ..:. :..... ::: ::.: .: ..::...ﾞゝ}ﾊ: .　:ll::::::::c:::::::::::::::
:::::c:::ll:. . :　://:.:...:...:..:.:..:..:....: .:.: ..::.: .:.. :.:. .:::..:.. :.:.:...:.:.:.::::＼:.　:|!:ﾟ::o:::::ﾟ::::::::ﾟ:::

　

3136 ：名無しさん＠狐板：2025/03/05(水) 01:19:36 ID:5LCgjYRe

乙ー
環境から詰んでたアルトくん

3137 ：名無しさん＠狐板：2025/03/05(水) 01:27:56 ID:ALuQII1T

乙

3138 ：名無しさん＠狐板：2025/03/05(水) 04:49:21 ID:boLVc7mF

乙

3139 ：名無しさん＠狐板：2025/03/05(水) 05:32:57 ID:59d5ANYl

乙でした

3140 ：名無しさん＠狐板：2025/03/05(水) 06:27:40 ID:e1bPDuTf

乙でした

3141 ：名無しさん＠狐板：2025/03/05(水) 09:07:14 ID:38zXytW/

乙
とりあえず……これかな
ttps://www.youtube.com/shorts/soDgOZiecoQ

3142 ：名無しさん＠狐板：2025/03/05(水) 17:58:21 ID:FIt2yQml

乙です

3143 ：名無しさん＠狐板：2025/03/05(水) 21:03:52 ID:zRB4Wwva

乙でした

3144 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 23:22:11 ID:9IWXgxxB

　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /: : : : : : : :｀ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 {: : : : : : : : : : : :ー-､
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ゝ ´ ￣￣　｀マ: : : }
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ .,　　　　　､ 　 ＼:ﾉ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　i　　　 iﾊ.　',　 　 ﾏ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ′ i .ﾊ　 i　|ーj.ハ| 　　∨　　　　　　　　乙、コメントありがとうございます〜
　　　　　　　　　　　 　 　 　 i　 斗fｈ . ﾄ..{.,. ｈ. ､!　　j　∨
　　　　　　　　　　　 　 　 　 j.　ﾘ　∪.　　"ﾞ∪.ﾞjj/⌒'　　',　　　　　　　豪華客船の旅動画を流しながら
　　　　　　　　　　　　　　　 　 人""　 ゝ-(　""　____ノ} 　 ＼
　　 　 　 　 　 (　）　　 　 /　 }..　ア´:::__;;::::｀ﾏ¨´.....　ﾉ　　　 ヽ　　　　今日も今日とて投下でーす
　　　　　　　(　）. 　 　 ／　　{.....○:::（Kリ:::::◯ﾞ{ {_＿　　　　ﾄ､ ＼
　 　 　 　 　 _....._.＿／ ／　　V´:ﾞ>､______;;;;;;人／.: : :..Ｙ　　.i　ヽ　',
　　　　　　　{ー‐}　　　　　　-=＜∠.._/__j__}＿＞／|
　　　 　 ‐━{二_}━‐　 ＞‐=ﾆﾆ（＿'（　´|__ン┘ ／ﾆﾆ=‐＜
　　　　 ＼＿＿＿＿／　　　　‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｰ=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-


　

3145 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 23:25:30 ID:9IWXgxxB

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞　　´　　 　｀　 　 ＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿_ﾉ, ;　ゝ、__　　　　　　　　　　　 　 ｘ-､＿___
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ヽ_}　|　ト 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　(::::::)　)｡　　　　(―‐---)。　　∨　　　 ,'　 ゝ､┴┴〈　　　ｆ己
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 '　 　 ｡と : : : 　 　 丶　 　: : : : : :ﾟ｡　　　　　　　 ヽ.　　　　　　∨　,拒}
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣　T r-､　　 　 　 　 　 　 　 ｘ--　‐‐　= ､　　　　　　 　 　 　 　 ∧　　　　 　 〉 ｆ己
　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
　　 　 　 　 　 　 　 `己({/､_　　　　 ,:^ 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 ,' 　 　 　 : :|
　　　　　　　　　　　　　 ////≫zzzz　 　 　 　 .＞ ､　　　　　　　　　　　　　　　,.　-←―――,'　　 　 　 : :
　　　　 　 　 　 　 　 　 '　｀ー≪///　　　　　 ´￣ ｀¨ゝ、: : : : : : : : : : : : : : :／　　　　　 　 　 ',　　 　 　 : ;
　　　　　　　　 　 　 　 '　　　　　　{＿,.　 イ　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,'
　　　　　　　　　　　　 ｌ　　　 　 　 |　　 　 　 　 .〉 　　　　｀　ー　　　 -‐　´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _/
　　　　　　　　　　　　 |　　　 　 　 | 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',　　_　 -=ﾆ二
　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　ﾘ　　 　 　 ./　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',´
　　　　　　　　　 　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿__/　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',
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　　　　　　　　? (⌒)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『百合園館の黒薔薇』　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (｀Ｙ´)
　　　　　　　?(⌒※⌒)　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 貞操逆転ファンタジー　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (⌒※⌒)
　　　　　　　?｀'(__i__)'´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 調子に乗った悪雌を解らせろ！！　　　　　　　 　 　 　 　 ｀''(___)''´

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3146 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 23:29:03 ID:9IWXgxxB

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 jI斗、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　jI斗=升／ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 　 　 ＿　 ,.｡s≦　／ニ／／}
　　　　 　　　,.｡s‐==‐- 　 　 ＿＿＿＿＿＿ 　,.｡s≦　　　　 　 ,. イ彡イイ=／
　　 　,.｡s≦-=　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _ .｡s≦≦才~ﾆ≫''＾
｡s≦-=ﾆニニ′　　　　　　　　　　　　　 　 　 _ .｡s=≦⌒ﾆ‐.｡s≦=≫''＾
-=ニニ-=ニ　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,.｡s≦-＝＜ﾆﾆ-ｘ≦ニ≫''＾
ニニニ-=ニ‐　　　　　　　　　　ノ≦ニニニ-=ニニ≧s｡.≫''＾
ニニニ-=ニ{　 　 　 　 　 　 ／-=ニニニニニニニ,.｡s≦｡., _　　　　ｽｯ――――
ニニニ二二≧-　 ___　 -≦ﾆﾆニ-=ニ-=ニ.｡s≦ニニニニニ)
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ.｡s‐=≦⌒
ニニニニニニニﾆ厶ミニニニニニニニ_ ,.｡s≦⌒
ニニニニニ.｡s≦⌒　⌒≧====＝≦⌒
ニニ.｡s≦⌒
≦⌒
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アルトの視界を指先が隠す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　熱を持った手のひらが目蓋を温め、暗闇の不安を和らげる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　左右へと絡みつく女の体は柔らかい。

　　　　　　　　　　　　　いつだったか。先輩の使用人が語らってくれたのと同じ、包むような感触を実感する。

　

3147 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 23:32:59 ID:9IWXgxxB

: : : : : : : : : : : : : :｀''＜:::::::::::_､‐''⌒¨¨＞‐──、`ｰ‐‐‐'´￣￣｀丶 ＼:::＼¨¨|::|¨ﾞ|丁¨ﾞ/::/¨ア::／丁|¨:|丁丁|¨|丁¨く￣ヽ'"ノ.:.:.:)く⌒丶
: : : : ／. .　　　 ,，--ﾐ ｀''＜｀丶､_､‐''゛::::::_､‐''゛＞───''⌒＼::::::＼|::::::::＼|::|　|::|　/::/／／|::|　|::|　|::|::::|:／⌒'＜＿__ノ.:.:.:.:ノ.:.:.:).:.:
/〉 /(　　. . . ／／＾＼＼: : ｀''＜:::::::::_､‐''゛,イ :|: : : : . . .　　　　　＼::::＼:::::::::::::|￣￣/::::::／￣￣￣￣￣￣⌒7.:.:.:.:.:.:).:.:.:∨ノ(.:.:.:丿.:.:.:
/|/／∧ 　 /:/　 　 　 ＼＼: : : ´''＜___／: :|: :|: : . .　　　　　　　　 |　:::::＼::::::::|ﾆ／::::／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|／::/.:.:.:)人_(＿Ｖ⌒.:.:(
|/／:/　∨ | :| 　 　 　 　 ∨〉　. . : ::|.:.:|: : : :|: :|: .　　　　　　　　　　＼　:::::::::::::∨::/::/￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　|/(ノ＼(＿ノ(.::/.:.:ハ
´/::|:|　／＜^|　　 　 　 　 | |　 　 . ::|.:.:|: :　 |: :|　　　,､＜￣￣￣￣￣＼:::::::/:::∨::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::√//(__(⌒Ｖ.:/(.:丿
//.:|／二二＜⌒' 　 　 　 | i　/ヽ　 |.:.:|　　 |　|　 ／::::::::＞--------＜ Ｖ/: : : ∨＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_Ｖ_/.:.:.:ｙ＼::∨.:/
ﾐ／／￣｢| | :|　　 　 　 　 ｉ |　|　 |　|.:.:|　　 |　|／::::::::／｀''-､_＿_＿＿＿_|　: : ::::|￣|¨¨二二二二二二二二二二二人__ノ二ﾊ::∨
／二つ :|:| | :ｌ　 　 　 　 　:�U :　�U ｉ.:.:ｉ　　 |　|:::::::／¬┐　 |　. : : : : : : : |　 : : ::::|: :|::::|TTTTTTTTTTＴ|::|ＴＴＴＴＴT{:::{:::い/|::l |::|
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/＿＿'. ／＼|　　　　　 　 i ｌ　|　 ｉ　　 ｉ　　�U ｉ |,___￣~¨|┬──|￣￣|　｜　. : ::::|::|::::|ＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴ|::|TTTTTTTTTTTT|::| |::|/
　 | ||__,/// ∧　　　_　 .,.,..;_ｉ_�U__ｉ_,,ｉ.:.:|.. .. ..ｉ �U'. : :￣￣¨|::::::____|＿＿|─|　 . : ::::| :|::::|ＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴ|::|TTTTTTTTT┌‐‐‐‐|::|─
/ :|／Ｖ//// ∧"´　　　　_　...、　. ::|.:.:ｉ.:　　:　j: :.＼:::::::::::::|:::::::|:__|＿＿|___|　 . : :::::|┘￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀二二〕|::|二
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／／く⌒-‐=¬冖T::い,'"´__　　-‐　_´　-:|,,|_,,|-=　___]　　　　　. ＿＿／／￣￣￣`ｰ───────────‐/⌒>──ｰ|::|‐
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=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボタンが一つ、二つと左右から伸びた手が順々と外していく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　開けられ、あらわとなった白い肌に爪先が触れる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　少年の喉から引きつった声が溢れ、女たちの吐息と絡み合う。

　

3148 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 23:40:04 ID:9IWXgxxB

　　　　　　　　　 /::::::::i:::|::ヽ::::､:::::ヾ::､:::::::::|::ﾉ:､ /
　　　　　　　　 /::::/:::::!:::}::::|＼:::＼::::ヾ:::::::::!ﾉ::､ )
　　　　　　　 ./::::::!:i:::ﾊ::| ､:::!　｀ヽ::､:､::!:::::::}::彡}ヽ
　　　　　　　 |:::|:::!::!::|. !:|　ヽ:　´ ￣ ｀!:i::::::::K､:::ヽ＼
　　　　　　　 |::!!::!:::i::|　,--　　　　 ＿_ !:!::::::}, |::::::::V
　　　　　　　　!:|ヾ!:::ヾ'　　　　 　 '゛￣ /:::::::ﾚ:::::::::i::ヽ　　　　　可愛い声♡
　　　　　　　　 ｀　|:::::::ヽ r==　　　　　!::::::::/:::::::::::i､::|
　　　　　　　　 　｜::::::::ヾ､　　' _　ノ　!:::i:/:::::､:ﾊ::{ ´　　　　　ふふ……経験、ないんでしょう♡
　　　　　　　　　　|::::::::::,!::::ヽ __　　 _, '!::{ V |/ 　｀
　　　　　　　　　　{i､:::!ﾉ:{ヽiヾ:iﾊ「[_,r'´ ｀/､/<===,-､
　　　　　　　　　　　 ｀　 /「ﾆKﾒV:::::ハ/､/ｲ/ニ./ニﾆ､
　　　　　　　　　　　　　!ﾆ!ﾆ::KYト-'／/Tﾆ::!ニ/ニニﾆヽ
　　　　　　　　　　　　　|ﾆ!ﾘ:// /:::|　 1i|ﾆ::!ニ,'ニニニﾆ|
　　　　　　　　　　　　　|ﾆ!/ii//::::::!　/i/ﾆ::!ﾆ/ニニニニ}
　　　　　　　　　　　　　|i::/ii' /:::::::| ,/i/ﾆ::!ニ|ﾆ}ニニﾆ/|
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　アルトの視界を隠しながら、ミクが問うような声音ながらも断定する。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事実。彼に異性との経験はない。

　　　　　　　　　　　　　　大事に守ってきた純真が、ズボンの下で意気揚々とした様子で先走りをこぼしだす。

　

3149 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 23:44:46 ID:9IWXgxxB

_-ニニニニニ..{.ニニニニニニ{二二二ﾆ|　 /　| 人　 r　 　 ／/／/:/:::::::::八/
二二二二二ニ|.ニニニニニニ|ニニニ 八　 　.|/.:个 .　 _　 っ　　u/:::::／￣ V　　　　　だ、だからなんですか……っ♡
ニニニニニニ |ニニニニニニ.|ニニニﾆ.／／ /∨＞)＞ __　　イ/.:.:／　　　　V
ニニニニニニ |ニニニニニニ.|ニニニ./／　∠_＿／　＿､-''".:/:／　　　　　　|
ニニニニニニ |ニニニニニニ.|ニニﾆ/　　 　　　　|　/　　　　 /　　　　　　　 ( ＼
ニニニニニニ |ニニニニニニ.|二..／　　/　　　／￣＼　　　　|　　　　　　( ＼|　|
ニニニニニニ |ニニニニニニ.|ﾆ/ 　　 /　 　／　　 　　}＿__／|　　　 　 　 (＼ ', |
ニニニニニニ |ニニニニニニ.|/　　　/　　 /　　　　　　 　 　 　l　　　　　　　＼＼|
ニニニニニニ |ニニニニニニ.|　　　/　　/　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　(＼ /　  ｒl　 .ｒl
ニニニニニニ |ニニニニニニ.|　　 /　　/◎　 ／⌒＼ 　　　　 |/　　　　　 ∨／ ==|:|==|:|==
ニニニニニニ |ニニニニニニ.|　　 {　 / 「　　/　 　 　八　　　　i　　　　　　 .|　　　　 ｀　 .|:|
ニニニニﾆニ.八ニニニニニニ-　 / ./　.|　ノ_　　　　＼　　　　 |　 ／　　　 .|　　　　　 　 ﾘ
ニニニニニニニ､ニニニニニニ'，|　/ 　 |/ニニ=-_ 　 　'　　　 .|／　　　 　 .|　　　　　  r―――､
ニニニニニニニ '，ニニニニニﾆ'，:i|__／ニニニニ.ﾊ　　 '　　 ./　　　　　 　 !　　　　　  |:| ￣￣}:|
ニニニニニニﾆニ.'，ニニニ----／ニニニニニニ/　,　　 '　 √　　　　　 　 |　　　　　　　　　  //
ニニニニニニニニ '，ニニﾆﾆ.／ニニニニニニﾆ/　　'，　 '　 {　　　　　　　 !|　　　　　　　　  〈/
ニニニニニニニﾆニ.'，ニニニニニニニニニﾆ／　　　 ＼　'　〈＿／⌒　　八　　　　　　　　  r..､
ニニニニニニニニニ '，ニニニニニニニニ／　　　 _.､-''"＼ /　　　　　　/ ノ　　 　 　 　 　 ゞ '
ニニニニニニニニニﾆ.'，ニニニニニニ ／---=ﾆ~ 　 　〉　 /　　　　　　/／　　　　　　　　 　 ｒ,
ニニニニニニニニニニ '，ニニニニﾆ／〈〈￣￣| | |_　　-=./　　　　　　/_　　　　　　　　　　　　 。
ニニニニニニニニニニニ＼ニニﾆ／ -- ＼--- ／//////　　　　　　/ニ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　遠慮なく触れる指先が、アルトの性感を高める。

　　　　　　　　　　　　　　男の快楽が最も集中する竿には触れず。ただ、その柔らかい肌を堪能するように。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　じっくりと。皮膚の下を走る筋肉繊維をなぞり、揉みほぐしていく。

　

3150 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 23:49:38 ID:9IWXgxxB

　　　　//////////////／: : : : : : : 丁ﾉ｀ヽ.∨/////ﾊ
　　　./////////////／￣/圭ﾌ｀ヽス_｀ ﾏ ∨//////i!
　　 .////////f^Y^!.イ 　／ア. ,'　/ 　ヽ｀ヽ_f^Y^!￣　｀ ヽ
　　.///// ／　ゝ／　 ／　 ./　　/ 　 ∧ 　 ＼.ノ乂 _ .　　＼
　　｛// ／　／ /　 ／　　 ./　　/　　/、〉＼ 　ヽ.　　　＼　　＼
　　 ゞ´　 ／/_/ ／　　 　./　　/　　/　 .　　 ＼　 ヽ 　 　 ＼　　ヽ
..／ 　 ／// ./ 　 　 　 ／ 　／　　.' 　　 〉.　 　 Y　 .　　 　　ヽ.　　＼
/　　/乂_/ , '　　 　 ／_　イ　＿／　　,　∧　.　　i!　ゝ、　　　　＼　　＼
　　/ :.// ,　 i　　　'　 ∧　　　 　 ∧ /レ≧ヽ　　 |i. 　〉＼　　 　　＼　　＼
　 :　　〉　 　 i　　 　 / 弌女卞　.' // fテ圷癶　 ｲi　∧ 　）　　　　　 ｀　　　 ,　　　　　大事なことよぉ〜♡
　 | ／　,'　 人∧｛　|　弌テ≧ / .乂　ゝソ乂∧／|.∧ ∨　　＼　 　　,'
. ／　　　／ ｀/リ :　.ゝ、ゝ ン　　　　　 `¨¨　/　 /｀ヽ.＼＼　 　 ヽ..,ノ　　　　,　　　　 初めての相手が私かミクお姉様のどっちになるか♡
. 　　 .／ 　 ./　∨｀ヽ　ミ.¨¨´　　　,　　　　λ._ ∧/i∧.　＼＼　　　＼
　 .／/　 イ/:.:.:/. __　 ＼ ＼ 　 ＿.　_ 　 .　/／｀ヽ./.:.入.　 ＼＼.　　　　　　 ,　　　　 ちゃーんと決めないといけないものぉ♡
／　/　　〉/:.:../　　　 ｀　＼ �_ _`　.´ イ　 ´　　　 .i./.:.:.:|　　　　 ＼
.　 / 　 ζ.:.:.〈:　　　　　　　 ￣　 　 　 ,　　　　　　 j.:.:.:.:厶 　 　＼　＼　　　,
　/ 　 ミ圦.....:∨∧/＼ 　 　 ＼　　　/ 　 　 　 //＾Y.:.:.:.辷彡　　人.　 ＼_
./　　 /..:.:..:..:.:.:,./.:.:.:.:.:.:.｀ヽ　 　 ｀　 ´ 　 　 　 ,'ノ｀.:...:.:./.:.:.:.:〈　　'.　 ＼　 ＼
　　 ./..ミ圦:...:.:.i.:.:.:.:.:.:.:.:. .i!　　　　薔　　　　 〈.:.:.:.:.:.i.:,.:.:.:.:..:辷彡　＼ 　＼　 ｀ヽ
.　 / 　 /〈.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,:.:.ヽ、　　 _ 　＿＿ヽ.:.:..:.:.:.:..:.::.／　　 　 　＼
　/ 　 /　 |:.:.:.:.:.,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.‐─　 ∞　　　　 ):::::::::::::::/　　 　 　 　 　ヽ　　　 　 ,
./ 　 /　　｀ヽ::::::::::::::::::::::::.＿＿　　 − 　￣￣Y:::::::::::／　　　　　 　 　 　 i
, 　 /　 /　　 ＼:i:::::::::::::::::::>∨::::i! >::::::< i!::::::::,:::::::;/　 :　　　　　　　　　　.　　　　　 ,
　 /　 /i　　　　 .i:::::::::::::::::i::::::∨::i! >:::::< /:::::./:::::/.|　　i　　 　 　 　 　 　 .
. /　 //　　　　 λ:::::::::::::::|:::::::∨i! >::::</:.:.,..'.::::::::::: 　　:.　　　 　 　 　 　 .　　　　　 ,
/ 　〆 　 　 　 /:ｉ:::::::::::::::::i::::::::∧i!.>::</::::ﾊ:::::::::::::::ｉ　　| 　 　 　 　 　 　 .
　／　　　　　./::::i:::::::::::::::::i;;;;;;;∧i!.>:</::./　ｉ::::::::::::::i　　|.　　 　 　 　 　 . 　　 　 　 ,
/　　　　　 ／:::::::.k:::::::::::::::i;;;;;∧i!>:</:../　 .|::::::::::::::|　　:　　　　　　　　/
　　　　 ／::ゝ::::::::.',:::::::::::::::|_∧i!>:</::./　　 |::::::::::::::|　　|.　　　　　 　 　　　　　 ,
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　一生の思い出になるのだから、とクザクがアルトの耳たぶを甘く噛む。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　悲鳴が漏れた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　開かれた口をクザクの親指が支え、唇をなぞる。

　

3151 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/05(水) 23:56:07 ID:9IWXgxxB

　　　　　　　　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : ヽ
　　　　　　　　　　 /: : : :／: : : : : : : : : : :＼: : : :ヽ: : : : ｀:､
　　　　　　　　　 /: : : :/: : : :i: : |: : i: : : : : : :ヽ: : : :ヽ: : : : :!
　　　　　　　　 /: : : :/: /: :ﾉ: ::ﾊ: : :|: : : : : : : !: : : : : :､: : : :!
　　　　　　　　,!: : : : : /:／,!: :ハ: : |､: : :i: : :!: :|: : : : : :!: : i:.|
　　　　　　　　|: : : : : :/＿/:ノ　 !: :| ヽ: :|: : :!: |: /: : :i: |: :|:.|
　　　　　　　　 !:!: : : /　ノ｀　　　ヽ:!＿｀:.､:､: V/: : : .!:,!: :|:,|
　　　　　　　　 ヾ: : : |-ﾐ､_　　　　　　　｀ヾ､: :!/: : : :|/: : : |!
　　　　　　　　 　 /: :|ヽちヽ　　 ､,'___　　 　　/: : : : |: : : : :|
　　　　　　　　　/: : : :| 弋i　　　　´ちriヽ､　./ : : : : |: : : !:.:|　　　　どっちが良いとか
　　　　　　　　ノ: : : : :| ;;;　,　　　　 弋ｿ ﾉ　/: : : : : :|: : : :!: }
　　　　　　　 {: : : : : : :､　　　　　　　;;;　　 /:/: : : :i: |: : : :!: :!　　　 希望があるなら、一番早いんだけど♡
　　　　　　　　ヽ: : : : : ヽ＼｀ ー‐　　　　 /: : : : : :i:.|: : /: :/
　　　　　　　　,ﾉ:-: : : : : i :} ＼ ＿_,. -'´/: : : : : :./:.:!:./: :./
　　　　　　／ヽ　　｀ T､:.},ﾘ....ヽ　　　　/i..|:ﾊ: : :./i:.:!: :.:ﾊ:{
　　　　　 /　　 |　　　|| ｀|..........ヽ　　 /.......Vi}:.:/　!/|V
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　クザクが指でアルトの唇を弄ぶ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　開かれた口から、唾液がこぼれていく。

　　　　　　　　　泡立ち、顎を伝わり落ちる涎をすくい上げて口へ含んだ後。口腔の中で混ぜ合わせてカクテルへと変える。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　熱に、男女の涎に濡れた指がアルトの歯を磨くようになぞった。

　

3152 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 00:01:42 ID:gw9pv0eH

　


　　　　　 　 　 　 .ヾ:::::::＼／／／_ _　　 u.八::::ｧ'　　　　　し、知らないよ――知らない、そんなのっ！
　　　　　　 　 　 　 .＼:::::込. 　　 　　 　 ｲ.::|::::ﾘ
　　　　　　 　 　 　 　 .ヾ::::',　≧=-　 ＜{::::::|::/
　　　　　　　　　__,ｨｲ∧/ ー-ﾑト_　　　ﾑ |/､| っ`--､
　　　　　　　　 |　　//く!　 ｀　 -　｀　´　 ﾚ　i`　　　 !ヽ
　　　　　　　　r'､　!Y ヽ!　　　　　　　　　i!　 ',　 　 /　 |
　　　　　　　　く, ＼} !　|　　　　　　　　　|c､　､ ! /　　 !
　　　　　　 　 rイ　 く | |　　　　　　　　　＼＼ヽYヽ　 /
　　　　　　　　>イ　 | 　;　　　　　　　　　　　ヽ V　＼_ ヽ
　　　　　　　 ヽ　 　 !　.! .:ｒ,:.　　　 }:　!　 .:ｒ:, Y{|＼　　 ｒ'
　　　　　　　 ├―.〈 　|　　　 　 　　　　　　　 Y　　　　|
　　　　　　　 └┬-|　 |::-　　　　　 　 ヽ､　　ｲ--―-､|
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　　　　　　　　　 ｝　 i　|i!|　 ／　　　　　　　　|　　　,'
　　　　　　　　　 |　,ﾉ　ヽ|　　　　　　　　　　 /　　　i
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　どきん、どきんと少年従者の心臓が跳ね回る。

　　　　　　　　　　　　　　　異性に触れられる嫌悪はまだあるけれど。快楽へ流される体の熱は、抗いがたい。

　　　　　　　　　　　　　小さく身を捩り、口では反発をするも体の中心は正直に脈打ちズボンへシミを作っていく。

　

3153 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 00:04:29 ID:gw9pv0eH

　
※修正



　　　　　 　 　 　 .ヾ:::::::＼／／／_ _　　 u.八::::ｧ'　　　　　し、知らないよ――知らない、そんなのっ！
　　　　　　 　 　 　 .＼:::::込. 　　 　　 　 ｲ.::|::::ﾘ
　　　　　　 　 　 　 　 .ヾ::::',　≧=-　 ＜{::::::|::/
　　　　　　　　　__,ｨｲ∧/ ー-ﾑト_　　　ﾑ |/､| っ`--､
　　　　　　　　 |　　//く!　 ｀　 -　｀　´　 ﾚ　i`　　　 !ヽ
　　　　　　　　r'､　!Y ヽ!　　　　　　　　　i!　 ',　 　 /　 |
　　　　　　　　く, ＼} !　|　　　　　　　　　|c､　､ ! /　　 !
　　　　　　 　 rイ　 く | |　　　　　　　　　＼＼ヽYヽ　 /
　　　　　　　　>イ　 | 　;　　　　　　　　　　　ヽ V　＼_ ヽ
　　　　　　　 ヽ　 　 !　.! .:ｒ,:.　　　 }:　!　 .:ｒ:, Y{|＼　　 ｒ'
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　　　　　　　 └┬-|　 |::-　　　　　 　 ヽ､　　ｲ--―-､|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　どきん、どきんと少年従者の心臓が跳ね回る。

　　　　　　　　　　　　　　　異性に触れられる嫌悪はまだあるけれど。快楽へ流される体の熱は、抗いがたい。

　　　　　　　　　　　　　小さく身を捩り、口では反発をするも体の中心は正直に脈打ちズボンへとシミを作っていく。

　

3154 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 00:11:00 ID:gw9pv0eH

　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 -‐=＝=‐-
　　　 　 __　　　 　 　 ＞.....:::::::::::::::::::::::::::::::::....
　　　 　|　≧s｡　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　 |　　　　｀/::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...
　　　　 {　　　　/::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`､
　　　 　 ',　　　.:::::::::::::::::{i ::::::::::::::::::::::: ∧　ト ::::::::::::::::',
　　　 　 /　　 .|:::::::::::::::::{i:::::::::/:::::／{/ 　',::}　',:::::::::::::::i
　 　 　 〈　　　.|::::::::::::::::::::::::::/{／￣　 　 }/ ¨ ', :::::::::: |
　　 　 　 〉　　.|:::::::::::::::::::::::: {ｘｆ忙�_　　 .ｨ巧ｧ|:::::: ∧{
.　　　 ／　 　 .| ::::::::::::{`､|::: {　乂zｿ　　　 Vﾂ｜∧{
　　　/-‐･‐- /:::::::::::::::ヽ |::八 :::::: 　　 ヽ 　:::::　〈
.　　 　 　 　 /／} ::::::::::::: |:::::::..ゝ　　　 　 ,　　 ﾉ:.:`､　　　　　そう♡
　　　　　　 　 　 }::::::::::::::::|::::::::: |､　｀　　 　 ／:::|＼',
　　　　　　　 　 八::::::∧::::八:::::| ≧s｡. 　イ　|:ノ　　　　　　　じゃあ、しょうが無いわねぇ……クザク
　　　　 　 　 　 　 ＼{　∨　|＼{_,.｡ *''"ゝ- .. __＿＿
　　　　　　　　　　　　　 ／ {／＼　　　／ /ニニ／ ｀ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　｡sイ〈　 {::::::::|＼／　 /ﾆ/／ニニﾆi
　　　　　　　　　 ／ニニ./　.}:⌒:| .　＼／ﾆ〃ニニニﾆ|
　　　　　　　　　|ニ/／./　./:::::/　　/ニニ./ニニニﾆ.ﾆ|
　　　　　　　　　| ／ﾆ./　./:::::/　　/ニﾆﾆ .ニニニニニ.
　　　　　　　　.／ﾆﾆ/　./:::: /　　/ニニﾆ.|ニニニニニ|
.　　　　 　 　 /ﾆニ/　 /:::::/　　./ ニニニ|ニニニニニ|
　　　　　 　 八ﾆﾆ.{　./:::::/　　 /.ニニニ. |ニニニニ//|
　　　　　 　 　 ',ニ.|　{:::::::i　　 .{ニニニニ.|ニニニニニ|
　 　 　 　 　 　 ∨ |　|:::::::|.　　.|ニニニニﾆヾニニニニ|
　　　 　 　 　 　 ∨|　|::::: i　　..|ニニニ〃ニ|ニニニニ.|
　　　　　 　 　 　 ∨　＼/　　..|ニニ／/ﾆﾆ.|.//ニニニ|
　　　　 　 　 　 　 }.|　　　　　 .|ニニニニﾆ. i//ニニニ.|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ズボンの小さな膨らみへ目を向け、くすりと嗤う声を漏らす。

　　　　　　　　　　　すでに先走りが溢れ。射精したかのような濡れ具合を見せる姿は、ミクの嗜虐心を大いに満足させる。

　　　　　　　　　　　　　　男が快楽へ翻弄される姿は。女として、技量や魅力を存分に満たしてくれるものだ。

　　　　　　　　　　　　　　　現代日本で言えば。処女をイかせる寸前で焦らしていると言うべき状況である。

　

3155 ：名無しさん＠狐板：2025/03/06(木) 00:13:33 ID:YigY+iUM

ああなるほど…

3156 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 00:17:18 ID:gw9pv0eH

　　　　　　　　 イ//////////////////////ヽ
　　　　　　 ／////, - ､//＞――- .///////.ハ
　　　　　 ｲ////／　ヽ｀´},　-―-=　 ＞ ､____//.ﾊ
　 　 　 //////　 , '／｀¨　　　 　 　 ｀　ゝ ｨ　ヽ//l
　　　　ﾊ////　 //　,　　　　　 ｨ　　 　 　 ヽ　 l//.lー-- ､
　　 　 l////　 //　/ 　 ___　 / !　　 / 　 　 ヽ !//l::::::::::::::'
　　 　 l///!　 l l　 l 　 / l　｀ヽ ! 　 /l　　 !　 ﾊ//ﾉ:::::::::::/
　　　　�Z/l 　 !l　 l 　 !fう心､　!　/ ｨ '' ¨ !　　l／:::::::::::::'
　　　　 V丿　 ' !　l 　 l匕:i:::/　レ　ィ＝､ｨ　　 |::::::::::::::::'　　　　そうねぇ……それじゃあ、しょうが無いわねぇ♡
　　　　　 ,' 　 '　ﾄ 从 ﾊ ｀¨´　　　 l:´::// l　　 ':::::::::::::/
　　　　　 l　　l　l ヽl､　l　""　､ _　 ,,¨ / /　 /:::::::::::, '　　　　　私に童貞を喪失させてほしいっておねだりしてくれるまでぇ♡
　　　　　 l　　l　V　　　l＞　 ゝ '　　ノ ./ ／ヽ::::::／
　　　 　 /￣￣￣＼ﾍ　',__ノ｀　ゞ ./ ／´　 　 }::::l__　　　　　　たぁぁっぷりとぉ、かわいがってあげないとねぇ♡
　　　 　 ゝ､　 ,　-‐　ヽゞ　　_,,,,_　 | l / ヽ ﾉ　 !:::::::::}
　　 　 /::::::/ /　rx　 へ) 　 {ｆﾋﾘ}　 ゞﾌ　/ ゝ＜:::__/
　　　 ゝ::::::ヽ＼/　Y　 〈, -‐　¨¨ ￣〈｀ヽ ´ 　 ﾉ´',
　　　　 ﾌ::::::ゝ-､___〉 ／ ,　-‐､= ｱ::¨ゝ　l　／l　　'
　　　　 |::::::::::::/ヽ::::{ ／､ヽ:::l／＼l://:｀i¨´ 　 !　　'
　　　　 l::::::_r ､!　}｀i丶ヽ::ヽ゛l＼／l l:::::ハ　　 l　　 l
　　 　 /::fヽヽ l､ﾉ! ,'　l:ヽヽ::l l／＼l l::::{ 　l　　l　　 l
. 　 　 l:::::ﾄ､l､l､l　.!ｲ.　l:::::l l:::l l＼／l l:::l 　 l. 　l　　 !
. 　 　 l:::::{､　 /　 l.1　 〉､:l l__l l､ 　 ﾊ ´ゝ ､l　ﾉ　　,'
. 　 　 ゝ l_ ＞　　 ';l ./:｀::ー ｧ l 〉 / ゝ ＜::::::｀丶 ,
.　　　 　 　 / 　 　 V:::::::::::::/ //　ゝ　 ｀丶 ＼::::::::ヽ
　　　 　 　 '　 　 　 ヽ:::::::ノ／ l　　　＼　 　 ＼ヽ＿::ヽ
　　　　　 /　　　　　　ヾ／　 　｀　　 　 　 　 　 ｀ー ､ヾ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　初物は一度きり。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それを奪ってやったと言う自負は、見えずとも心へ飾るトロフィー足り得る。

　　　　　　　　　　　　ほんの少しの自慢のために。少年従者をゲームのコマに見立て、クザクとミクが再び彼の体へ絡みつく。

　

3157 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 00:19:41 ID:gw9pv0eH

　

　　　　 　 　 　 　 /::::::::i:::|::ヽ::::､:::::ヾ::､:::::::::|::ﾉ:､ /
　　　 　 　 　 　 /::::/:::::!:::}::::|＼:::＼::::ヾ:::::::::!ﾉ::､ )
　　　　　　　　 /::::::!:i:::ﾊ::| ､:::!　｀ヽ::､:､::!:::::::}::彡}ヽ
　　 　 　 　 　 |:::|:::!::!::|. !:|　ヽ:　´ ￣ ｀!:i::::::::K､:::ヽ＼
　　 　 　 　 　 |::!!::!:::i::|　,--　　 ィ示気 !:!::::::}, |::::::::V
　　　　 　 　 　 !:|ヾ!:::ヾ' ｨfﾃ芹　　込ツ/:::::::ﾚ:::::::::i::ヽ
　　　 　 　 　 　 ｀　|:::::::ヽ 込ツ　　:::::: !::::::::/:::::::::::i､::|　　　　たくさん、鳴いていいからねぇ♡
　　　　 　 　 　 　 ｜::::::::ヾ､::::　' _　ノ　!:::i:/:::::､:ﾊ::{ ´
　　　　　　 　 　 　 |::::::::::,!::::ヽ __　　 _, '!::{ V |/ 　｀
　　　　　　 　 　 　 {i､:::!ﾉ:{ヽiヾ:i [　 　 ｲ｀/､/<===-､
　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　ヽ 〉､　　　 /　 　 l　|　　＼
　　　　　　　　　　　　　l　　 ノ〈　 ヽ　_/--―ノ /　　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　|　_f=ニﾍ､＿,r==一'´ Y　　　　　　',
　　　　 　 　 　 　 　 　 ', l /⌒ヽヽニ=--- ､＼ヽ　　　　　 j
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　暗闇の中。左右から声が聞こえている。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アルト指先が導かれ、穴蔵の入口をくすぐった。

　　　　　　　　　　　　　　薄くまだ発展途上の胸板へ舌先が触れ、恥ずかしそうに隠れていた乳首が唾液で濡れる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　少年従者の声が、恥ずかしげに震えていく。

　

3158 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 00:22:26 ID:gw9pv0eH

　　　　　　　　　　　 ＼::::ﾑ///、 /////}:::::/ ∨　ヽ!　/　!　　　 マニニニニ
　　　　　　　　　　　　　 ヽ込　　ｒ　っ　ｲ:::/　　　　 ／　,ｲ　　　　　寸ニニニ　　　あっ♡ ふぁ♡ あぁぁあっ♡
　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ}≧s ij=≦ﾉｲ丶　　／　　/　　　,′　　 寸ニニ
　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ　　　∨∧　 .〉／＿___/　　　/　　　　 .∨ニニ
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　 ∨∧_ノ__ﾉ　　　　　　〈　　　　　　∨ニニ
　　　　　　　　　　　　　　　　　.∧　　　冖i{　　　　　　　　　 ,　　　　　　 }ニニ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾑ　　　 ‖　　 　 _┌‐=ヘ　　　　　　　jニニ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ノ .ﾑ　 　 j{　　　 /=)ゝ‐┐=:ヽ　　　　　〈ニニ
　　　　　　　　　　　　　　　. ／　　　ゝ,　　》　　 ヽ= ゝ__ノ===∧　　　 　∨ニ＞
　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　 <二ﾆ=‐　　〈＼=======∧___＿｡s≦ニニ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　蕩けきった甘え声が。洋室の中へと響き、吸い込まれていった。

　

3159 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 00:22:44 ID:gw9pv0eH

　
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3160 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 00:28:45 ID:gw9pv0eH

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´/::|:|　／＜^|　　 　 　 　 | |　 　 . ::|.:.:|: :　 |: :|　　　,､＜￣￣￣￣￣＼:::::::/:::∨::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::√//(__(⌒Ｖ.:/(.:丿
//.:|／二二＜⌒' 　 　 　 | i　/ヽ　 |.:.:|　　 |　|　 ／::::::::＞--------＜ Ｖ/: : : ∨＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_Ｖ_/.:.:.:ｙ＼::∨.:/
ﾐ／／￣｢| | :|　　 　 　 　 ｉ |　|　 |　|.:.:|　　 |　|／::::::::／｀''-､_＿_＿＿＿_|　: : ::::|￣|¨¨二二二二二二二二二二二人__ノ二ﾊ::∨
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／／く⌒-‐=¬冖T::い,'"´__　　-‐　_´　-:|,,|_,,|-=　___]　　　　　. ＿＿／／￣￣￣`ｰ───────────‐/⌒>──ｰ|::|‐
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／.:.:. ＜⌒　 　 　 |‐‐‐‐‐_.ﾆﾆ^ｉ　　　　　　　　　　　　　　　 　 └──────────────‐ﾍ:::::∨＼:＼.:.:/::.:⌒Ｖ／:|::
.:.:.:.:.:く⌒　　　　　.:|_|￣丁 |:::└'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . . . . . : : : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::く＼〈＼∧:::∨⌒＞‐‐く⌒Ｖ乂::|
.:.:＜⌒　　__　 -‐　: : : .└'’: . .　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . . . : : : : : : : :::::::::::::::::＿＿＼:＼:::＼:::|::::/::::::::::/⌒.:.乂八|__
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=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　壁際へ追い詰められたアルトがへたり込み、震える体は女の味わう絶頂に近く痙攣を繰り返す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真っ赤な舌に絡む唾液は彼のものだけではない。

　　　　　　　　　　　　　　　　びんびんと反り立つ乳首は充血し、むず痒い痛みに心地よさを覚えて震える。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　濡れた耳穴は、奥底でわずかにこぽりと泡の弾ける音がした。

　

3161 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 00:31:47 ID:gw9pv0eH

　

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　 　 　 　 　 　 ／´ﾌ::::::::::::i:::::::::l::|:::::::::/ヽ |::::::::::|::::::|::::::::∧
　　　　　　　　　　 /::::::::_:イ´:::::/八::::/ 　　|:::::::/|::::: i:::::/::ハ
　　　　　 　 　 　 /:::::::〃　!:::::/::ｨ芹ﾊミ､　 |:::,ﾘ斗V::|:::::/::ﾊ:!
.　　　　　　　 　 /:::::／{{　 |:::/::〈{しｲﾀ　 　 |/　ィ≦ﾏ::::::::Λ|
.　　 　 　 　 　 /::／V:::::ヽ V{:::::とヾｰ' 　　　　/ﾊｿﾘ:|::/:/ 　}
.　　　　 　 　 ／´　 从/::::ハ:!:::::{:/:/　　　 　 ゞ'_つ:::!:::/
　　　　 　 　 　 　 　 }ﾊ:::::::ハ::::::|　　 r__っ　｀　/::::::/V　　　　　　　　　ひぃ……あぁ……ぅぁぁぁっ♡
　　　　　　　　　　　　Λハ{　∨:ト 　　 　 　 イ:::::::/　 つ
　　　　　　　 　 　 ,.....､ {/,�Y￣＼　 /≧＜____|::::/　　 っ
　　　　　 　 　 ／//////////ヽ:.＼{__ ::::::::::::/w'
　　　　 　 　 ///////////////／　　｀ヽ／
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　 　 　 　 .//////////////r':.:l　 　 / .|//(＾
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　　.ノi'////////////,弋f７⌒>'´　　　　　 ､_}///,
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　　　　　　　　　　　　　　　　　もぞりと動く。先走りで濡れきったズボンがぬめり、彼の陰茎へ性感をあたえる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　情けなくも触れずのまま果てそうになること、二度。

　　　　　　　　　けれど手練れの女二人はそれを許さず。今は、アルトの両足を股ぐらに挟み込み固定して身動ぎさせずにいる。

　　　　　　　　　　　　　　　くちゅり。くちゅ。左右から聞こえる湿った音は、女たちがアルトのスネで自慰を行う証だ。

　

3162 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 00:36:16 ID:gw9pv0eH

　　　　　　　　　　　　　　　　　i] <　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾏ
　　　　　　　　　　　　　　　　　｝　三≧=-　 _ ＿＿＿＿＿＿＿＿　 〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　｝__三三三三三三三三三三三三三/
　　　　　　　　　　　　　　　　ノ: `＜ ＿｡s≦　＿＿ ( __) _＿ >=三/
　　　　　　　　　　　　 　≦＿ _イ: . : ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-._
　　　　　　　　　　　　　　　　 i{: : :/: : :ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-._
　　　　　　　　　　　　　　　　 i{:_:/: : : :/ゝ_＜，__　＿＿＿ﾆﾆﾆﾆﾆ ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　 ( ｲ. : : /zzx　ヽ: : : : 「ｰ-∨N≧s。_ﾆﾆ 〉
　　　　　　　　　　　　　　　　 N〉. : :/c ツ｀　 ＼.: :izzx　　i}: : : : :N
　　　　　　　　　　　　　　　　　,'. : : { u ::::　　　　ヽ{ﾂ　ヽ /.: : /:N
　　　　　　　　　　　　　 .＞　/. : : 込　　　_　　 ′ :::~　ﾟｲ : :/リ
　　　　　　　　　　 　 ／Ｖﾆ i{: : :/iﾆ{ﾑ 　(　　つ　　 イ /: :./〈、　　　　はっ♡ はぁ♡ はぁぁぁぁっ♡
　　　　　　　　　　　 ,ﾆﾆ Vﾆi!. :/ﾆﾏﾑ .〕ｈ､ 　,. ＜／ﾆ,: :ノﾆﾆ＼
　　　　　　　　　　　.jﾆﾆﾆ}ﾆ レﾆﾆﾆ＼＼ 　＞ r-┐ﾆ ´ﾆﾆﾆﾆﾆ＼
　　　　　　　　　　 /ﾆﾆﾆﾉﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ}　!¨./／^ヽﾆﾆﾆﾆ／ﾆﾆ⌒ヽ
　　　　　　　　　 _ﾆﾆﾆ /iﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ﾉ ｛ﾆ!　　二ｧ〉.ﾆ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ 〉
　　　　　　　　 _ﾆﾆﾆ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞　ﾟ　　 V　　　ﾙ′ ./ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ,'
　　　　　　　 _ﾆﾆ.／ﾆﾆ＞　~~~ ´＿ _　　-‐ ﾞ　　 .ﾉﾆﾆﾆ{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ 〈
　　　　　　　/ﾆﾆ＞゛⌒￣￣ 　゛　　　　　　　　　ｲ八ﾆﾆ∧.ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ∨
　　　　　　 / ／　　　　　　　　　　　　 _　 。 ＜´　.∨ ﾆﾆ∧ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ∨
　　　　　　i /　　　　　　　　　_　　‐=　 ;:　　　　　　.∧ﾆﾆﾆ 〉ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ　,
　　　　　　i{　　　　　　 　 ＜:、　　　　i{　　　　　　/　∨ﾆﾆﾆヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆ　、
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　射精したい。イキたい。気持ちよくなりたい。

　　　　　　　　　　　　　もどかしくむずむずとした快楽だけが与えられて長く、疲れ切った舌から唾液が糸を引く。

　　　　　　　　　　　　　　　　呼吸は荒く。とろりと蕩けて落ちた眼差しは、もはや快楽の虜となって久しい。

　　　　　　　　　　　　　　あと一度だけ。触れてさえくれれば、最高の快楽が待っていると言う自覚があるだけに。

　　　　　　今。こうして焦らされる事は、もどかしく苦しく、そして気持ちの良い時間がいつまでも終わらない心地よき地獄だった。

　

3163 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 00:40:52 ID:gw9pv0eH

　　　　　 　 {//-―′ 　 　 　 　 　 { 　 ＼ ＼　　ヽ　　＼//////ヽ ヽ
.　　　 　 　 ／ ／/　　 　 　 l!　　　 '　ヾ , ,.r=≠　　'，　　∨/////ﾊ　,
　 　 　 　 / ／//'　　　　 　 l ゝ　　 ゝ　ヾ， ヽ ',＼　}　　　ゝ--- '　 , ﾊ
.　　　 　 / / ∨/' !　　 　 　 l'，ゝ 　 ヾ ､ ',', 　 ,z=ミ､l　　　 .!. {　　　 l　l
　　　　 / /　　ゝ!,'{　 　 |　l　l./ヽ＼　 ゝゝ|ヽ "　 　 '}　/　　| ﾊ 　 　 l　l
　 　 　 ' /　　　 ||｀'　 　 ，.ﾄ '{　ヾ, r=　''　　　　　 　 | /| 　 !|　ﾊ　　　l　!　　　　　　　ねぇ、アルトくん♡
　　　　{ .!　　 　 !{　', V　∨',ヾ　〃　　 　 ､ 　 ＿　　ﾚ .|　 '!.}　'，,　　 ., .l
　　　　| .!　　　　ゞ-､､∨　　ゝ　ll　　　　 　 ´　　 }　　 /! / ﾘ 　 ゞ　　 　 ,　　　　　　射精たいわよねぇ♡ イキたいわよねぇ♡
　　　　| .! 　 , ‐､/　 }ゝゝ 　 　 _､ハ 　 く　 　 　 ﾉ 　 /|.ﾚ 　 ゝ　　 ＼　', '，
　　　　{. ',　 {　　　 /　 ＼＼　{ ヽ　ゝ　　　 ‐-　　　ｲ　l　l 　 l ＼　 　 ヽ'，ゝ　　　　 どっぴゅ〜〜って♡ 気持ちいいぃお汁、出したいわよねぇ♡
　　　　 ,　,　 ｀　‐-　　　　　　} }　l､　＼　　＿＿／ xﾏｱ　!　 l＿＿ ､r‐-　， ､
　　　　 ﾏ∧　　　　　　 ＿　ノ/　 }_＼　＼　ﾑ==≠"　　 ｀ﾏ　l　 　 __ヽ ＿ V 入
　　　 　 ﾏ∧　 　 　 ／　 ヽ /　 /ヽ￣丶　ヽ　　　　　　 ／ﾏ r― ´ ｹ´ヽ/ ／イ ＼
　　　　　 V∧　　 ／く＿/　′ノ　Yゝ―- ､　} ‐- ､　　/　　 Vゝ　　ゝ　 .,ヽ　 /､ 　 ＼
　 　 　 　 ∨ ＼ノ＼　ヽ{　 !　　 ／ l乂 　 　 |　 　 　 　 　 　 Vﾉ､＿__ヽ l　 ‐,′＼
　　 　 　 　 ＼　＼ノ　　.!　{　　　 ,.，j　｀ ー　! 　 　 薔　　　〈　　　　　　| .／ 　 　 ＼
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　ちらりと。窓の方へ目を向けたクザクが、法悦に染まった頬のままアルトへささやく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　少年従者の目蓋がバチバチと何度も瞬いた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　首が、小さく縦に揺れる。

　

3164 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 00:44:45 ID:gw9pv0eH

　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,..::＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧:..、
　　　　　　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.,
　　　　　　　,. z,,..ニニ≧x、,ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
　　　　 ｚ≦＜　　　　　　｀ﾒ~ミz 、:::::::::::::::rzzzzzｚx:::::::::::::::::::::::::::::',
　　　 /イ　　　　　　　 ＞,¨ｨ´ﾆ≠ミ>、:::/三三三ﾆ�d、::::::::::::::::::::::,
　　　,ｲ　　　　　　　／／イ⌒￣二(｀´）≦¨¨¨＞z=yﾆﾑ:::::::::::::::::::::}
　 　 i.{　　　　 　 イ.イ ／_,z=イ／, '�f彳／ //斗ﾍ}>ﾃ7;;;;;z＞-ﾐ::,
　　　'ﾑ　　　　,ｲ　 /./イ{／　/ ,ｲ /　.／ ,.ィ'/　　　ﾄ,ヽ､(｀ｽニﾆ≧ヽ_
　　　 ﾍk. 　 .ｲ　 ./ /　,ｲ　,.ｨ' / ノ　 ｲ,イ,.ｨ{´／　,.ﾉ!ハﾊヾﾐ.ヽ、::::;ﾊ寸、、
　 　 　 ヾ.､./　,.ｲ ./　/　へ_- =　≦彡イﾐi.}/　ノｲ 7,' ﾘ ﾘﾄ.､}ﾘ ;:::ﾒ　iﾊ　>,ヽ
　 　 　 　 〉　/ ,' /　/ノ ry λT爪l孑ﾁミヾﾘ ｲ/ノ≠、ﾊ iﾊ　ﾒ ヾk 　} i! 　 ヽヽ
　　　　　/　 ｋ､! i／:::i:ヾN　!:iヽ i从丈ﾘ_ ／' ´孑ﾐ､イノ人}/,ｲヽ ).) .i ij　　 .ﾊﾊ
　　　　 ,' 　 ﾑヾλ::::::i::::::> ― 、ト､ゝ　　　　　ﾄｿノ/ ノｲ／ｲ.ﾊ　ヽ!/ ｲ 　 　 .} i　　　　じゃぁ――――――――したいって、言って♡
　 ._　イ 　 /r::'´:::i:::::::;≦、　 　 ﾏ 从　 r　._'　 　 /メ彡ソ,ｲﾉ i! }　∨　　　　ｲ/
二..　　.ノノ .ト-个-≠::::::::)　　　 ﾘ )>、 _／ _ , イ/　 イ彡ﾘ _z!ｿ　 i!　　ｨ彡
二ﾆ≦イ　 (::::::::i::::ｲ::k_::(::ゝ―┐从ヽ　≦´_⌒{ i!トｲ⌒く:x>'／斗彳⌒´
ー＜´　　　 V⌒>_{:::::／＞彳:::i! ｿ {從)'　´　__ﾊﾘ 〉x_:::::ﾊ;::｀メ´　/
　　　　　　　 }:::::入ﾐk::::::彡´⌒/zzx｀¨’＿／!ゝ_ノ:ﾍﾞ:Y:::ｲi!//　,ｲト=ー 、_
　　 　 　 　 ｀¨７ｲ卒::ﾏ::ｨﾁｘノ⌒>≠≦Zｲ: 人:::::i:::人:ト-ｲ}ｲ_,zｲ).、＼＿／iヽ,__
　　　　　　　　/:::ゝヾｨｚ<i:人ゝ;::ｲ≫X≪:}トx;;;;≧メミ:::}:::人ﾉ-' 〈ｨﾉyz ／,　ﾑ　k ｀ﾏ
　_　　　　..r-ｲ::::::::::／ i:::k',:::>, 〉ﾘ≫X≪彳::::＞┬ｲ:::_＞'´!　　 ﾄイｲ＞’i＼.ﾊ.　ﾏ }
　::≧x、／ゝ;;;;;:イん､/i!:::〉〉::::i ﾄi!≫X≪,ﾘイ::::／≧彡〈::::::ﾄ　_,ｲﾉ 〉!、　.!　.〉 !／メ、
　:::::::ニ≠:::::::::;イ　 ＼ i!::i !::::::! !ﾘハメ彳:::::::/:::/ヽ￣＼::::人´ /　{　! ',　i　 ゝi!　,／
　::::::::::::::;ｨ::::／/＞xr⌒〉::ﾄi!:::::! !/ X} i:::ヾ〉::::::/　 .〉　　.Y　　＼　.ﾘ }　!　Y＞＜
　;::イ::r＜¨ニ/r.、　ﾏx_〉N !:::: 〉〉ｲ 〈ヾVﾉﾄ::::人　 ゝ_ ／ ＼　　＼　i! iﾄ／　　　/
　::::::/　i　ヽ .�Y__ゝ　i!::ゝ＼＼i .ト. 　＼0人:::::::::>、_ト-x_　 .〉　　ィ≦⌒＞＝-ｲ
　:::ｲ.　 l!　　Y´　　トﾉ!::::::::::::≧O!　＼_　＞、ｰ, イ λ　 r=zx＞´ ./ 　ヽ　　　　i!
　:r'-=く. ￣ i!　　 ｲ　／ﾄ、:::::/ 人＿,,,,...イ⌒＞、ノ　}　 i'//∧￣　ﾏ　　V　 　 ﾘ
　　　　.∨　人　/ iメ　 i! ＼/ /　 ト、／ﾘ　　　ム　　,ｨ7///,'∧　　 ） 　 ∨　./
　:ト、＿ ≧　.�W　{　　/ヽ　 Y:.　,人 i!　 ヽ_,..イ＿ ¨　 i⌒ヽ、/∧__ん、　 .|　/
　　　　　二ﾆ≠≧∨./ r7K´＞’≧-ト、 （　　｀ゝ-⌒ マ 　 .｝//ﾊ　　　＞- ’
　　／~´　 i　 ＼　 　 /　ト ,＼／　　　 ー',　　　　　　| 　　.∧//ﾘ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　言葉を短く。希望を告げるだけで良いのだと、耳打ちする。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　疲れた頭へ。蕩けた耳へ。快楽へ浸った胸へ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミチミチた欲望に戦慄く陰茎へ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　欲望の吐露を、促す。

　

3165 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 00:47:49 ID:gw9pv0eH

　　 ／:::::::::/:::::/::::::::ヽ:::::::::∨:::::::::∨::::::ヽ-く＿__
　 /:/::::,.::ィ:::::/|:::{、::::::∨::::::|:::::::::::::|:::::::::::'.　/　　〉
　'::/:'::/⌒|:::/　V|__､::::: ∨:::|:::::::::::::|:::::＼:::V 　 /
/:/:: |/　　∨　　{　　＼:::|:::::|:::::::::::::|:､:::::::::::|　 /
|/ |:::| ｨ=ﾐ､　 　 ,ｨ==ミ､}:||::/::::::::::::/::::＼::::::} ∧
{　 V{　{:斧 　 　 {::::斧 Yj|/:::::::::::/::::::::::::::::::|　　〉
　　 ﾊ　vﾘ　　　　じ刈 　/::::イ:::∧:::::::::ー::∧ ∧
　　{::ﾉ　 '　　　　 ゞ-' ／::イ::::::/ )}::::::::::::::/　V　＼
　　l人　 ､　__　　　　　　 /:::::/_ノ'::::::::::∨| 　 　 　 ＼　　　　　　――――くすっ
　　|:::::＼　　 　 　 　 　 /:::::/::::/::::::::::::/:::|
　 ∧:::::|､ヽ----　　´／:::::/::イ::::::|:::::/:::: |＿　　　　　 ､
　 l:∧:::| ∨-r-┴‐ /::::::::ｲ､::::|:::::/::::::::::::::|　　 ｀⌒＼＿〉
　 l:::∧:| /--{ 　 　 {::::/ 　　V::::/::::∧::::::::}
　 |/　 }/.......∧＿_,.从{----くイ::／　∨::/
｢＼　ｨ/......ノニニ／ニニニニヽ　　　 }:/
|＼ ＼{..∨､ニﾆ/ニニニニニニ}
|　 ＼ ∨==ヽ /ニニニニニﾆﾆ/
ヽ､　 V_}ニﾆ ,ニニニニニニﾆ/
⌒＼ | l|ﾆﾆ/ニニニニニニ／|
ニニ｀ヽニ/ニニニニﾆﾆ／ニj!
ニニﾆﾆ∨ニニニニニ/ニニ/
ニニﾆﾆ/ニニニニニ/ニニ/
ニニニ'ニニニニﾆﾆ'二二/
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　窓の外へ目を向け。意図を察したミクが、ただ薄く笑うにとどめて様子を見守る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　荒い、粗い呼吸が続く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　朦朧としたまま。アルトは、促されるままに口をぱくぱくとさせる。

　

3166 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 00:49:34 ID:gw9pv0eH

　　　　 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ
　　　　 l　　　　……したい　　　 l
　　　　 ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／＼.
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 ＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／＼　＼／.
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 ＼　 ／/／:,ィ77ﾊ　,.ゞ}=三三三三三ミz､ヽ///,ｨ'¨~二、
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼／　 / .,ｲ7／{/////�a"´　 ,ィi　/i､｀ヾミ三ﾐ､j//./　 ///
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┌―┐.  / /イ/.　 ｉ//�a",.'　 ,ｨ /:.::|/　 :､　:riヾ三ﾐf､/ ,ィ'///
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 └―┘ ,' /　/　　 .}�a　/ 　 / l/　/　　 } i　i iヽヾf　｀ｧ"////
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ::/　/　　 ///　/~ヽ/　.|　/　 　 ;: }:i:} |ヽ',　ヾ´｀ヽ///
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,:/　/　 ,..:ｲ i i　 ;: ,ｨ=ミi､| ,'　 　 /,ｨ/∧∨ i!　:i ､　 :.//
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,' ;　:;' ／／ｉ ｌ |　 ｉ.ﾊ　/:ｨil i　,ｨｰｫ笊､}iハ∨l　 l　i 　 }/
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 i i 　{/,. '::::::{ {ﾊ　 ﾐz､.ゞ斗ヾｉ　,ﾁ=ｧ=ﾇﾘヽ.､＼ .j　}　 ;/
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 l i!: //::::::/ハｉ/:ハ/　　　 　 lノ　/:r::ｧ::〉 ://ｧ=ミzj､_//
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 | l!//:::::/　/∧ /人　　丶　　　　｀¨¨チ:///　/ ﾉシ//
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 : ｌ!,'　:: i　 |/! ｉ |/　|、　t- ､_ 　 ,ィﾆ彡 '//　./ｨ' :}///
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ',ll::.　:..{　 ! l :ｌ |.　 |::iヽ　ﾟ´　,ィ／　‐=ィ"=イ　　ﾉ￣
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ',!::.. ::.',　/:| :l/｀ヽ|ﾉ::::ゝー=/ ,ィ=彡'ｰ､iヽ．_ｨﾊ:｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,ゞ::::::::Ｖi:..:し}ｒ‐=ﾆイヾ＝:/ //_/　　 ﾉ　 i､　)::>: :.:)
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／:..｛＼ｨ彡,'..:..{_　 ｀ヽ　／ { // ,ｨひｰ'ヽ ノ:.:ヾ/: :／
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 厶:.: r :'¨:.ヽ/.::.::.::.:i 　,rfﾆ)、 :!// (: : : : _」~>‐､ｰf∠::::
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 弋 :人: :...:.ﾉ｀ヽ.::.:ﾉ　 ゞ斗'　 ヾ{　 V￣ヽ /: : : ヽ: : :


　

3167 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 00:53:20 ID:gw9pv0eH

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _＿＿ ＿
　　　　　　　　　　　　　　 　 ＞::::´:::::::::::::::::::::::::::｀ヽ､
　　　　　　　　　　　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　 　 　 　 ／:::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　 　 ／:::::::/:::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::',.
　　　　　　 　 　 ／イ:::: /:::::/::::::::::::/|:::::::::::::::ﾄ､::::::::';::::::::::::i
　　　　　　　　 　 　 l::::: l::::::l::::::::::::/...|:::::::::::::::| .＼:::::i::::::::::::V
　　　　　　　　 　 　 |::::: l::::::l :::::: /　 |::::::::/.:::|　 u＼| :::: |::::::V
　　　　　　　　 　 　 |::::: l::::::l ＞ メ､ .|:::::/.::::ﾘ_,. イ　| :::: |::::、V
　　　　　　　　 　 　 |/|:八::::|!《不)心 ∨:::::/ ｨ千不》:::::::|¨¨ ヽ
　　　　　　 　　　　　　| :::::ヽ{.　弋.:ソ　∨/　弋:.ソ　.|:::::∨
　　　　　　 　　　　　　| :::::::∧　:.:::::::　　 ,　 　 :::::.:　,′::::|
　　　　　 　 　 　 　 　 ';:::::::::小、　　　 .__,_-､　　　,{::::::::: |　　　　　したい……です……♡♡♡
　　　　　　　　　　　 　 ﾍ:::::::::|::::＞ _　/-／⌒丶､ | :::::: /
　　 　　　　　 　 　 　 　 .ゝ--ヽ_ ｨ'´_ﾉ‐/　　 　 　 ＞- '､
　　 　　　　　　　　　　　／ ヽ { o と -‐{　　　　／　　 　 ＼
　　 　　　　　 　 　 　 ./　　　 ＼''´ ￣ ヽ　　 /　　 　 　 　.ヽ
　　 　　　　　　　　　　l　　　　　_}　　　 　 ｀ヽ{　　　　　　 　 ヽ
　　 　　 　 　 　 　 .／l　　　／/　　　　　　　 ｀ヾ、　　　　 　.ヽ
　　 　 　 　 　 　 ./ 　 l　／ l　ヽ　　　　　　　　　 Ｖ　　　　　 . ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 ´ ｌ　l Ｏ 〉　　　 　 　 　 　 ヽ 　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　 　　　　　 　 |　l　　|:.:.　 　 　 　 　 　 .:.:.;　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 l　l　　|　　　　　　　　　　　 l　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　i　 l l.　　|　 　 　 　 　 　 　 　 l　　　 　 　 　 .V
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　　　　 　 　 　 .,′　　 ｌ　　 _l ,l　　　　　　　　　　　 　 　 ｌ　　l
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――言ってしまったと言う後悔が、汗となってこぼれていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　潤んだ目はそれでも快感を求め、媚びて濡れている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　くすり。くすり。声が二つ。

　

3168 ：名無しさん＠狐板：2025/03/06(木) 00:54:39 ID:YigY+iUM

孤立無援の環境下で持った方だなって

3169 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 00:58:45 ID:gw9pv0eH

　　　　　　　 　 　 ／///////／////////////////ヽ
　　　　　　　　　 〃//////／/////////////＞=-…=-　、
　　　　　　　　 //＞ ´￣¨ミ//＞=-… …-=r‐=x=-…x　 　＼
　　　　　　　　／ , 　-‐=<　／　 /｀　　　＼　｀ヽ{/////ﾑ
　　　　　　　/　 //////// , 　　,: /　　　 　ヽ　 　Ｖ////ﾊ　 　;
　　　　　 　 {/　{/////// /　　 { {　　　i　　　　　　V////}}　　}
　　　　　　　 　　ヾ////f./ __i{__ﾊ　i　　:|ヽ__ ヽ　 　 �Y///　　ﾉ
　　　　　　　 ＼　　＼/{{i　　ハ{｀ヽ{　 ´|ヾ＼{　i　　 i!///　／
　　　　　　　　　＼　　�Y{:　iﾊ斗芹ミ､　{斗示ミ}}　ji }i// ./{
　　　　　　　　　　 iヽ　 }}乂{八:::ﾋリ:: :,＼::ﾋリ:: ﾉ /ヾミ=-
　　　　　　　　　　 }　　/ ﾊ　} ミ=-　 _　_,　‐=彡/　ハ {　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　――――そう♡
　　　　　　　　 　 ﾉ 　/ /　}ハ　个x　　　　ノi//! /⌒ヽヽ　　　ヾミ＝=-'
.　　　　　　＿_彡'／/ /⌒Y/｀ヽｉ}　}ｰ==彡{ {/ }/⌒Y　}｀≧=-　 　`　ｰ==-　 _
　 ＞'´￣ 　 　／／ ./}　 人　 /ﾘ ｀ヽ　　 　ヾ._＿＿}ノ　　　ヽ…=- 　 　＿　　｀�_、
／　 ,＞=-　´.／ /_/ﾉ｀ヽ　 ｀ヽ　　,ｨ芹x　　　 V　 {_ し'⌒)　　＼　 　 　 　 ￣`�_　＼
　 ／　　／／ 　/{:::（(__ 　 ＼ﾉ 　 弋薔ﾂ　　　 V 　ﾉ 　／ヽ　', 　＼　　　　　　　　＼
／ 　 ／／/　 /　l:::::::)）ｰ=ミf=ﾆ三三三三二ﾆ=} -=ｧ（:::::::::} 　ヽ　　＼　　　　　　　　ヽ　;
‐=彡'／　/　 /　 rヽ（（.__　　{才{{￣￣￣}}气ミﾂ　ノ　 ）:::::/　　　＼ 　 ＼ 　 　 　　 　 }/
／／　　 {　　{　　ゝ:::::ｰ=ミ{_ ゝ::ﾊ≫､_, ≪::::::::::ﾉ （(ｰｧ':::::/7　　i　　i＼ 　 ヽ　 　 　 　 /
.〃　　 　 V　∧.　/:::::::::::/⌒ヽ::::::ﾊ≪_≫{:::::f r:{｀ヽ ﾉ::::::::/{.　　}　　} 　ヽ.　　:.　　　　,'
{{ ＞‐=ﾆ:::V＿∧/ヽ、:::/{　　 {::| |:::}≫=≪:::::{ {::|　　}∧::::::::::ゝ=-　__j_ 　 　 　 ',
ヾ{::f＞==ミx::::::::::::::::::::/{ i　　 }::| |:::| 　 　 .Vﾊ �Y　i 　∧:::::::::::::::::__::::¨}　 　}　:ｉ|
　 V　　 　 ､i:::::::::::::::::/ 乂_　 _j::| |: |≧xx≦Vﾊ V_ﾉ__/_,∧:::::::::::/　　　ヽ　/　 ﾘ
.　/　　ﾊ 　 }::::＞=-' {　ゝ、／:::j j:::|:::≫≪:::V∧V::::::::} }::|＞=ﾆ{_i　λ 　V}　 /
　{ { i　{ j　/　{　{{＼　＼／:::::::// ::|≪ 　 ≫|:::∧V::::::j j::|ミ=-::::/⌒ }　 ,iﾉ　/　　ｽﾙｯ
イヽ ',. l⌒ヾ⌒ヽヾミ={¨ヽ＼::// :::::|:::≫≪::::|::::::∧ﾆﾆノ:ﾘ::::::::_,/:::i⌒=彡'::V
::::::::::爪ヽ:::::::＼　`ｰ=ミx:: ＼ /:::::::::|≪ 　 ≫|:::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::}:::::::::::::::::ヽ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゆっくり。ゆっくりとミクがアルトのズボンを脱がしていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　とろとろに先走りで濡れた陰茎はまだ、淡く包皮を被っている未成熟なもの。

　　　　　　　　　　　　　　　　その真上に。真紅のスカートをたくし上げ、クザクが大股を開いて立ち尽くす。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　少年の目が。訪れる極みの瞬間を逃すまいと、ギラギラ燃えだした。

　

3170 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 01:05:02 ID:gw9pv0eH

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　。s=_―　 ､　　　　　  l　　――――ああ！　　 l
　　　　　　　　　 　 　 　 　　　 ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ /　　　　　  ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/
　　　　　　　　　　　　　　　　.ｲﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ. /
　　　　　　　　　　　　　　　　|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ_ /_
　　　　　　　　　　　　　　　　|ﾆﾆﾆﾆﾆィｱヽ:ヽ:≧s。　 　 　 　　　 　 　 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊﾆﾆ':,/;'/{:∨ﾊ:_}:ヽ∨:ヽ　　　　　　　　　 l　　　 でも、だめね！　　l
　　 　　　　　　　　　　　　　 }ムﾆﾆ >イ',ｲ: !笊;､}ﾉ┐:i　　　　　　　　　 ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/
　　　　　　　　　＿　　　　＿ Yﾆ＞:´: イ:}: :',:{_｀゛ r'�Z＞:､ _
　　　　　　 ィi〔＞: :＞―――r=≦ﾆﾆ!.‘,Y´ ≧=-ゝ〉､.:.:,:':_ .:＞.､　　　＿
　　　　 ／:／/ ／　　 　 　　 |ﾆﾆ!ﾆ{,ﾉﾆj!ゝ≧s介_´> У(.:.:.:.{.:.r'≦;｀丶;';';';≧;-;≦;';｀';,､
　　　 ,:':／　/: '　　　　　　　　ゝ-ｧイﾆイ: :‘:ﾑ/'´／　(:.:.:.:>-',/､{_ゝ､;_';ヽ;';';';}/;';ィ;´ｱ_´ ― -_＜､
　　　,:/　　 {:i　　　　　　 　,／／ﾆﾆイ/: : : ﾉ:ﾉ　　 　 ゝアﾊ-ｲﾉ_._〉　　　 ア´;'ｲﾆУ;/＿ ~ヾｱ､イ_
　　 ,:ｲ　　　ヽ', ＿ _ 。s: ´ イﾆ_＞ ´/:＞:´ィ'　 ':,　　 　 /'ヽ∨ /　　　 ,.;';';';'_`;≦-;'ｲゝ;'､;≧` ､ヽ-`
　　‘ {　　 　　 ≧=―　´　 ｀¨　　 ,.:':,:':ｲ : 八､　:.｀　､　ｲ';';';'｀∨ / 　 /;'イ´.:.:.:.:.／;';'ﾉ.:.:(;';/　　 ヽ)
　　　ヽ:-_-_-／´　 　 　＿　。s≦.:.// : : :ﾊ.:.)_>､ヽrｲ/;',:＜;';';∨　 ,:'ｲ.:.:.:.:.:.:／};';／.:.:.ノ`
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　　　　イ: : ／: : : : : : : : :イ＞ ´　 /ﾏ,.:イ:.ノｲ／. ＞ｧ':,'.:.:.／　｀i!-.≧s。.∨.:.:.:/ _斗f七Iてl
　　 /. . !: /..。sァ: :´: : : ／　 　 ／.:／　　ｲ/.￣;.:｀ﾏ:.＞ ´:　:／i!.:／ : �[:ヽ≦.:!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!
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　　 , : : :.{ : :/　　r−s。-:. ゝx{≧s。:/:.:.｀ヽ.:.:.:.:.:.:.}:.::}',: : :./.: : '; :＿: : : : : i!イ≧:´_.:.:.:／.:.:.:.:.:ィ.´:.:.:.,:'
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　　　 　＼;';';';';｀;';,,､.:.＜ヽ.:≧s。/｀:.＼:._:.:イ;';';';';';';';j!　　 ￣ハ';';ﾊ. 　　　 |;ﾑ.:ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀＞,
　　　　　　`　､;';';';';';＼_.:.:_:ア:Ｔ´.:.:.:.:.:.:.{;';';';';';';';';';'; /　　　 /;'; }!;';';} 　 　　�[',.:.:.:.:.:.:.。s≦;';';'／
　　　　　　　　 ≧s。_;';斗f七I;'.:.:.:.:.:..:ィヽ ;';';';';';';';'/ 　　　 ';';';'/';'W　　　　 �[ヽ:.イ;';';';';';＞ ´
　　　　　　　　　　　　　/.:.:..:.:.。s≦.>;';';';';';'／};';',:'　 　 　 '_;／⌒ j! 　　　　i!;';';';';';';';';'イ
　　　　　　　　　　　　　`≦.:.:.::}イ｀ヽ;';';'／　　';'j!　 　 　 ハ 　　　j!　　　　 |;';';';';'／＞'
　　　　　　　　　　　　　　　　<:.:._＞　´ 　 　 　 j!　　　　ハ　　　　',　　＿　|＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |,...-.....､'　　　　　　�Z::::::::::::i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 �Z::::::::/　 　 　 　　 �Z::::::::::!
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――けれど、期待した快楽は訪れず。

　　　　　　　　　　　　　　　　クザクは立ち上がり。翻したスカートを丁寧に直してアルトから遠ざかった。

　

3171 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 01:06:02 ID:gw9pv0eH

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　 ＞''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀`''::..,
　　　　　　　　　 　　　　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.,
　　　　　　 　 　 　 　 ／:::::::::::/:::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::.,
　　　 　 　 　 　 　 ／:::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾑ
　　　　　　　　　 ,..'::::::/:::::::::, ::::::::::|:::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::ﾑ
　　　 　 　 　 ／::::::::/:::::::::/::::::::::/|:::::::::::::::::八:::::::／:::::|::::::::::::::i:::::::ﾑ
.　　　　 　 ／:::::::::::::' 　 ＼:::::::::/　!::::::::::::::/　-‐く::::::::::i!::::::::::::::|:::::::::::ﾟ,
　　　　　￣￣^}:::::::ｉ::::::::::::|＼_/_　i!:::::::/::≫斧气ミx:::::|:::::::::::::::!:::::::::::::＼
.　　 　 　 　 　 i:::::: |:::::::::≫斧气x |:::::;'::/ 　ﾉf::/ﾊ　 》';|::::::::::::::ｒ 、:::ト ,::::＼
.　　　　　 　 　 ｉ::::::::::::::::《 　ﾉ:f:ﾊ　|:::/}/ 　 {/し/ｿ ノ　|:::::::::::::i!>}:::::|　 ´￣
.　　　 　 　 　 /::::::,'::::::::::ﾍ Vし/}　|/　　　　--(⌒つ　.:::::::::::::::|ノ:::::,
.　　　 　 　 　/::::;ｲ:::::::::::::, とつ‐　　 ′　　　 :::::::::::::: /:::::::::::::ﾘ:::::::/
　　　　 　 　/イ　 ﾍ::::::::::::! :::::::　 　 　 　 　 　 　 　 ,::::::::::::::::/::/V　　　　　　　　　え、え……え？
　　　　 　 　 　 　 　ﾍ:::::::::',　　　　 (　　　 )　　　　,:i:::::::::::::::/V
　　　　　　　　　 　 　ﾍ::::::个...　 　 　 　 　 　 _､イ:::|:::::::::::;:'
　　　　　　　　　　　 　 ﾍ:::::::::::|:≧=-　＿-=≦ {ﾙ|/|:::::／
　　　　　　　　　　　　　　＼:::::Ν三三{三三三三}} }／＞==＜
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼|{ 三三|三□三三/三=/三三三∨
　　　　　　 　 　 　＿＿ ＿_／≧＝=/==＝＝≦三=/三三三三}
　　　　　　　　　 /三三=',ニ三三三/〇三三三三=/=三三三三}
　　　　　　　　　 {三三ニ}=三三三/三ニ三三三=/ニ三三三ニ{
　　　　　　　 　 ./／⌒＼| 三三三}三=/⌒＼ 　＼ニ/三／三ﾆ}
　　　　　 　 　 ./ 　 ／⌒〉ニ三三{〇 厂＼　 　 　 ∨ニ三三三{
　　　 　 　 　 ./ 　 　　 ./{三三三}三=|　 |　 　 　 　 ∨ﾆ三三ニ}
　　　　　　 　 {　　 　　/=|三三三{三 人八　　　　　　∨ﾆ三三ｲ
　　　　　　　 √　　 　 }ﾆ.}三三三{〇三三 ＼　　　　　∨三三/
　　　　　 　 ./＼＿　.ノﾆ/三三三}三三三三 ＼＿＿／∨三/







　　　　　　　 　 　 　 　 　____r‐‐ミ__ ,j斗-=…ミs｡.. __,,j斗- ミ､
　　　　　　　　　　　　　　|　/　 .ィf〔 . . . . . . . . . . . .／. 、. . . . .＼
.　　　　　　 　 　 　 　 ／ 　 ／ . . . . . . . . . . . ／''". . . . . . . . . . . . .、
　　　　　　　　　　　／　 　/~¨丁ｱ?ァｧ ‐- . /. . . . . . . . . ‘,　. . .＼. ＼
　　　　　　 　 　 ／　　 　 ′/. . . . . . . . . . / . . . /. . . . . . ‘, . .ﾘ. . .＼. . .
　　　　　　　　 く　　　　 / . .i{ . . . . ヽ. . . ./ . . . /. ./ . ′. ./}!/ . . . . . '，. .
.　　　 　 　 　 　 ＼ 　 /. . .从. . . . . . ＼ ′. . /. ./. ./ . . /小iＶ. .ｉ|. . . }! . .i
　　　　　　 　 　 /　ヽ/ . ./ . . ＼ . . . . . i{ . . . . . i{／ . ,j:斗�_ }!. .ﾘ . ./}!＼|
.　　　　　 　 　 /　　/. . / . . . . . .ヽ. . . . i{. . . . . Λ--ｲ..::}!　　ハ/ ／/ﾘ
　 　 　 　 　 　 ＼ /ﾚﾚ' . i. . . . . . . .＼ . i{r‐ﾐ. . . Λ　乂ﾘ/　　:.､__
.　　　　　　 　 　 φ . . . . | . . . ｉ. . . . . .ヽi{ 　 i. . . .Λ,, ,,　 　 　 　 !
　　　　　　　　 　 i|. . . . . .| . . . |. . . . . . .Λ　 |. . . . Λ　　　 　 　 .: 、 ____　ノ　　　　　残念♡
　　　　　　　　 　 i{. . . . . .| . . . |. . . . . . . . .＼|. . . . . Λ　r‐‐v 　'. . .＼. ./
　　　　　　　　 　 i{. . . . . .| . . . |. . . . . . . . . . .|. . . . . . Λ　 .ノ　' . . . . . ヽ　　　　　　今夜だけって約束だし、ココまでだね
　　　　　 　 　 　 ‘. . . . . .| . . . ヽ. . .丶. . . ＼|. . . . . . . Λ　　/ . . . . . . .Λ
　　　 　 　 　 　 　 ヽ. . . .‘,. . . . . ＼. . .＼ . . ヽ . . . . . . Λ_,/ ｀ヽ . . . ./　i
　　　　　　　　　 　 　 ＼. .‘,. . . . . . ..ｨf^~ ~^�_ . . . . . . . . i　 　 　 . ／ 　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　ヽ.‘,. . . .〃 : : : : : : : : '， . . ヽ. . .|-ﾐ
　　　　　　　　　　　　 　 　 ｀¨¨　i{: : : : : : : : : : : '， . . /＼|: : :ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,i{: : : : : : : : : : : /'，ィﾍ __ 〉: : : .
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 / i{: : : : : : : : : : / : :}!: : :V_∧: : : .
　　　　　　　　　　　　　　　　 φ : '，: : : : : : : :/: : : :}!ﾄ､ :Ｖ_Λ: : : .
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 . : : '，: : : : : :/ : : : : }! : ヽＶ_Λ: : : .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　. : : :'， : : : : : : : : : : }! : : : V_Λ: : : .


　

3172 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 01:09:37 ID:gw9pv0eH

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　'"´: : : : : : : : : ::｀"'　､／￣　ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ": : : : : : : : : : : : : : : : : : ` 。　　 l
　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :｡　八
　　　　　　　　　　　　　/: : : : : : : :|＼ : : : : : : : : : : : : : : : : ﾍ＼
.　　　　　　 　 　 　 　 : : : : : : : : : |　 ＼: l＼ : : !:: : : : : : : : :ﾍ　}
　　　　　　　　　　　　 i: : : : : : : :.N 　 　 )}ーV /ヽ: : : : : : : : :i=´
　　　 　 　 　 　 　 　 }: : : : : : :lN- 　 　 　 　 V　 丶 : : : : : : l
.　　　　 　 　 　 　 　 }: : : : : : :l　　　　　　ｨﾁ芹芸ミ: : : : :iヽ: l
　　　　　　　 　 　 　 j: : : :∧: :lﾁ芋　　　　　乂ツ　i: : : : :l　}: ﾍ
　　　　　　　　　　　 / ﾍ: : :∧ l乂り　　　　　 　 xix}: : : : :l /: : :ヽ　　　　　　残念だなぁ……私の中にずっぷり入れてくれたら♡
　　　　 　 　 　 　 　 　 iﾊ: : ∧lxix　　　i　　　　　　}: : : : :l: : : : : :ﾍ
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼: :＼　　　 　 　 　 　 /: : : : :ﾍ : : : : :N　　　　　手でするよりずっと気持ちよくしてあげたのに♡
　　　　　　　　　　　　　　　　Y: :＞｡　　 -　 '　　　i: : : : 八: : : : : }
　　　　　　　　　　　　　 　 　 l: : : : : :＞｡ |｀　 ｡＜ﾍ: : :/　 l: /l／
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 l: : : : : : : : /|　|ヽ 　 /＼i　　i/ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　l: : : : : :l｀ /. |　|　}　 }　l.　　 ／::)>
　　　　　　　　　　 　 　 　 -=ヽ从／　}＼|　ﾍ　／　.l　／::::)>　＞｡
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　 i:::/　　｀⌒ ､　 /:::::)>　　　　　＞｡
　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　l:/{ 　　⌒ ､ i　i:::::)>　　　　　　　 　 Y
　　　　　　　　　　　　　 i　　 !　　　　　/.{　　⌒ ､　} .＞ﾞ　 　 　 　 　 　 　 i
　　　　　　　　　　　　　 l　　 ﾍ　　 　 /　l　　　 く } ./　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　 i　　　 }　　　＞八　　　 / /　　　　　/　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　 }　　 / 　　/　 i　 ＼　./ /　　　　　 i　　　 　 　 　 |
　　　　　　　 　 　 　 　 } 　 /　 　/　　　　 　 く /　　　　　　{　　　 　 　 　 |
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//////　/　　/ ,/ / /　　　 i　i!　　 ヽ　　　 ヽ　', 　 ﾏﾑ///
////ｲ　,'　　　,.　 　 　 　 　 ,　,､　　　　　　　　;　 　　ヾi!///
////i{　　　 ,' /　i　 il　　 　 il　lﾊ　　 、ヽ}　 　 i　:; :i　 i:|///
////i|　i　　{i i　:l!_　{　　　　iﾊ,i=ゝ‐-ｷｧ-i　　　}　ｉ　}　|:|///
ヾ//:ﾊ .l　　:lｉ ', 'i{､｀ｷ､　　　ﾍﾊ　 ヾ　jﾊ j!　　 ｌ!　|　|　|:|¨´ﾉ
　 ヾミﾊﾏ　　',　ﾊ,ｨﾁiz､ヾ　　 ﾏﾁi亦弌ゞﾘｉ　　 j　:|　|　|:|イ
　　　　 ヾ. 　 ヽ｀ゞ　fzﾊ　＼　{"´弋:zﾁ'” },ｨ　 ｉ　:|　|　ゞ〈
　　　　 　 ＼ 　ヾ=- ゞ斗 　 ヽ:._ ｀ﾞ¨~´ ,ｨ　 ,ィ7¨ﾞヾ¨ミヽ､ヽ
　 　 　 　 　 ,ゝ､ i{　　　　　　　　　　‐=彡' /./　　　 ｀ヾ /｀　　　　　残念ねぇ……私の膣でぐちゅぐちゅに包んであげてぇ♡
　　　　　　 ,'　ヾj ﾊ　　　　　　　　　　　/＿i〈　 /´｀ヽ　ﾉi /
　　　　,.ィﾁ{,ｨｰ=ゝ ヽ　　 ､_=ｧ　　　　,ｨ´:::::∨v'　　　 ｀´!,'　　　　　 たぁぁっくさんのせーし、射精させて上げたかったのだけどぉ♡
　　 <:.:.:.:.:.:.ﾏ,ｨﾁ ｧヾ　＼　 ﾟﾞ　　　　/ ﾊ:::::/ ヾ　 　 ／
　　　_,ゝ;.:.:.:ﾊ.　 {.ｨ'､＼　iゝ． ,ィ≦´i/　｀7--〈　　<　 ,∠..､
　　　ヾ:.:..:.:.:..:.ゞ´　ノ｀i ` =- 　 　 　 i　 ./　　 ヽ　　>/　　 ヽ

　

3173 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 01:13:41 ID:gw9pv0eH

　　　　　　　　　　　　　....:::――――――:::..
.　　　　　　　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::.:＼
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　　　　　 　　 　 /:::::::::::::::/.::::::::::::::/:.::.::.:ﾉ:.::.::.::.::.::.::.::＼
.　　　　 　 　 ／:::::::::::::::::: ::::::::::::::/:.:/／:.::.:::/:.::.::.::.::.::::.:ミ=-
　　　　 　 　 ⌒｛ﾉ７７::::::|::::::::::::/:.:/／|:.::.::/:.: ハ:.::.::.::.::::＼
.　　　　 　 　 ／／/／)::|::::::::::::|: /　u |:.::.:ﾊ::/ ／:.::.::|::{::|⌒
.　 　 　 　 　 {　{　l/ / :.:|:.::.::.:: |/＼＿|:.:/ｖ/斗=ミ:.::八|八
.　 　 　 　 　 {　　〈 〈:.::.::| :.::.::斗==へ |/　/　()　 }}/:.::.}　｜
　　　　　 　 八　　 　 ＼|:.::.::.:{｢　()　 ﾉ 　 　 ==　ハ:.::.|　｜　　　　　　　　　ま、まって……して！　してくれるんでしょ！
　　　　　　　　 ＼　 　 　 V:.::.::| == :/:/:/:/:/:/:/ {|:.::.::.|　｜
　　　　　　　　　　＼　　　 }:.:::八:/:/:/:/:　　　u　小:::ﾘ 　 厂＼ ＿　　　　　だっ――――だって、僕……！
　　　　　　　､＜ニニヽ　.ノ:.::.:::ト u　_　　　つ ／ j:.:/.v ィニニ|ﾆﾆﾆ-
　　　　 　 厂ニニニニニ.＼:.:: |＞ └ ⌒　∠_＿ﾉｲ.　|ニニニ|ﾆﾆﾆﾆ
. 　 　 　 ／ ＼ニニニニ ／:＼|ミｘ　 ≧rく{xニニニ=-|ニニニ|ﾆﾆﾆﾆ
　　　 ／ニニﾆ＼ニニ／-=ﾆ三∨三三}{三》ニニニﾆ八二二 |ﾆﾆﾆﾆ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　残念だなぁ。惜しいなぁと、ミクとクザクが語り合いながら身を正して出入り口ヘ足を向ける。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ぷるんっと。包皮を残した勃起ちんぽが揺れた。

　　　　　　　　　　　　　　情けなく。無様な有り様では追いすがることもできず。彼はすがるようにただ、手を伸ばした。

　

3174 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 01:18:00 ID:gw9pv0eH

　　　/.: : : /iIiIiI/.:/iIiIiIiIi/.: : : : : ﾄ.'.: :i､: : : : : : : : : : : : : :ﾄ..: .: : i: : : ﾞ:, : : : : : :.ヽiIヾ:､iIiヽ: : : : : : : ヽ
　　 ,': : : :/iIiIｉI,'.:/iIiIiIiIiI,'.: :i: : : : | ｉ:'.: ! '.: : : : : : : : : : : : :| ﾞ.: : :i:ﾄ､: : :ｉ!: : : : : ヽ:.‘.iIiヾ:､iIiIi､: : : : : : :ﾟ.
　　,: : : :.ﾊiIiIiIi!:.iiIiIiIiIiIi,:.: : |: : : : ! ﾟ:.'.:.!　':､: : : i: : : :i: : :i |　',:i :|:ｌ　',: :|!: :i: : : : : ',:‘.iIiIiﾄ:',iIiIﾊ.: : : : : : :
　 ,: : : :,′�YiI{:.{iIiIiIiIi/ : : :|:i : : :ｉ!　ﾟ､:,:､　ヾ: : l: : : :|: :-=!＝!:=!+-､,: |!: :.!: i: : : : ':‘.iIiIiI}:}I/ ‘: : : : : : :
　,: : : :,゜　 .�Yi!:{iIiIiIｉ/.: ｉ : :|:|:i:､: ｌ! 　 ヽ,:v　ヽ.:l: : : :|: : |ﾘ　_j!:_|_!　 l: |!: :.ｌ: |: : : i :}: iiIiIiIl:}′　 /￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　: : : :.{　　　ヾ!:{iIiIｉI,: : :|: : |:|:|: :､:!!,ｨﾞ／ヾ:､　 ヽ.: : :|: /ｲ'´,_j_ﾘ__｀　!:.|!: : !:.|: : : | :ｉ: }iIiI/:}　　 |　　　　  次は……　　　　 |
　: : :i :{　　　　l:ﾄ､iIｉ,: : :,|: : |:|:|: : メ:く,. -‐‐ヽ　　ヽ: :!/'ｨィf´. ‐ .｡ﾏﾑヾ! : : :|: : : |: |: レ’|:|　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
　! : :! :i　　　　l:ｉ　ヽ,: :/|: : |:ｌ:|: :,ｨ､ﾍ!ﾞメ=气ﾐ　　　�Y　　 ､ ゝ-'.:ﾉ'! ヽ. ＼: !: : : !: !: }　 j:i 　 　 !: : : : : :
　: : :i! :.　　　　: :､　{: ﾄ､!: : ｲﾘ: {ハ:彳:（_ﾉﾟｨ､　　 ..:　　　　 ￣￣　,〉、ヽ　ﾞi､: : :!: !: ,゜　}:! 　 　 ﾟ:i: : : : :
　! : :|ｉ: :!　　　 ヽ: :､{: !　}､: ､: :/|　jヽゞ '´ノ' }ｲｉ　::;!　　　: ::::,ィ ´_,　 ﾟ.　ﾟ､　〉ヽ:!: !:.,゜　 ﾘ　　　, :ｌ: : : : :
　: : :.!ﾟ､:.、 　 　 }ﾄ､:ヽ:､ !:ヽ: / ﾉ　;　::::::/ .ノ｀,ﾉ　　　　　　　｀ｰ'´ ヽ_ ﾟ､　! { /:/:,:':,′　.′　　　:!: : : : :
　ﾟ: : :.､ ヾ:.､　　ﾉ′ヾ:ヽ:!: : /　{　 {　::ノ /　./　　 　 __　　 　 　 ／　　 〉 } |':/.: : :{　　　　　　.ﾟ:,ﾟ.:  γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　 i: : : :.､ ヽ:.、　 　 　 ヽ!: ∧　 }　 }/　/　 /　 　_ｨ:.ー'.:ﾞｱ’ ／´゜　　 　 ﾉ |:': : : : i　　 　 　 /:': :　｜　 もぉっと、時間のある時にねぇ♡
　 |: : : : :.､　ヾ:、　　 　 ﾉ:/: :i＼j　〈　〈　 /｀ヽ　　 ｀二´ﾟ｡ｲ　　　　　　　／.: : : : : ﾄ.　　 　 〃: : /.: 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
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　 |: :ヽ: : : : :.、　 ／.｡- ‐＜: : : |: :＼ 　 　 　 　 ＼　 　 ,ｲ　 　 　 ｀i:::::|: :|: :､:.ﾟ､: :.､: : :.､/ﾟ/.: :,': : : /
く~ｉ:~:｀:ヽ:. : : :.､｡'ﾟ´　　 　 　 ｀ヽ}:ｉ: : |丶.　　　　 　 } ｀ ´{　　　　,.ｨ〜ﾍｌ:_:|:_:_:.､:.ﾞ､: :.､､:.ﾟ､': : :,': : : /
　Y:　:　: ｀:ゝく/ 　 　 　 　 　 　 |:|:_:_|≧-}ヽ　　　　!＿＿ヽ.　／iIiIiI;ｉ;ｉ;ｉヽ:i;i;i;＼:.､:.､: :rﾟ､.:ヽ:,': : : ,′　　
　 !ｉ　:　:／: :/.＼_　___　　　　　ﾉf､iIiIiIiI７　　　　　/鬮鬮(⌒/iIiIiIiIiI;ｉ;ｉ;ｉ;ｉ;ｉ＼:i:ｉ:ｉ} :.＼ヽ＼ヾ:.ﾟ､: : ;
_ノ!ｌ　:,.'_{ : :/. . . . ｀. . .｀i　 　 〃jiIﾄ､iIiI/　　 　　_/`iIｰ､￣｀{iIiIiIiIiIiIiIiI;ｉ;ｉ;ｉ;ｉ;ｉ;ｉヽ:ｉ!― - ｡ .:.ヽ:.ヾ:､:{
ｰ:+!:ノ⊂} /. . . . . . . . . .|＿,､ {{ |iIi|:i:iiI`ー-‐iIiI7iIiI≧イ′　jヽ:IiIiIiIiIiIiIiIiI;ｉ;ｉ;ｉ;ｉ;ｉﾟ:iヽ.　　　 ｀ヽ:.､ﾟ;._!_
､: ﾚ:｀): :У､._.,.:-:‐--:'´: : : : :ﾟ}}､}ｉI|:i:i;ｉ;ｉ;ｉ;ｉ;ｉiIiIi/iIiIiIiIiI/=､　/iIiIiIヽ:IiIiIiIiIiIiIｉI;ｉ;ｉ;ｉ;ｉ;ｉ;ｉ;ｉ＼　　　　У:}:}:.ヽ.ィ:
j:＞;（.: :/. . .{: : : : : : : : : : : : :ﾉ': |ｉI|:i:i:i:i:i:i:iiIiI/iIiIiIiIiIiI{>刈ﾄ{iIiIiIiIiIiI＼iIiIiIiIiIiIiIiI;ｉ;ｉ;ｉ;ｉ;ｉ;ｉ;ヽ.　／. :ヽ:|:`V. :
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――かりっ、と。クザクが真鍮のドアノブをひっかく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　次。次があるのだと。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今日のように脅されてではなく。招かれるのでもなく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　自分で、このドアの扉を開いて入ってこいと指し示す。

　

3175 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 01:21:37 ID:gw9pv0eH

　 　 　 　 　 　　　　　　　　　__,......... --- ､_
　 　 　 　 　 　 　　,. -‐ '"´ニニニニニニニ` -､
　 　 　 　 　 ,.. -"ニニニニニニニニニニニﾆﾆ`-､
　　　　　,.-"ニ_,. -‐ '"￣￣￣￣￣￣｀ﾞ` -- ､_ニﾆ` ､
　 　　.､´,. -'":　 　 , -- ､　　　　　　　　　　　　　`-､ニヘ
　　　　.ﾍ　 _＿＿_ゝ_____ﾉ＿　　＿＿＿＿　 　　　　　`- ､:ヽ
　　.,. - '"ニニニニニニニニ｀ﾞ` ‐- ..,,三三`zz-z､　 　　　　``:､
　./ニニニニニニニニ＿＿＿＿＿＿＿＿` ‐- ､ﾆ`-､　　　　/
. ﾍ､ニニニニﾆ,..-..::::::::::/::::::::i:::::::::::::::|::::ﾄ、　￣￣￣` - ､三ミ/
　　.ヽニﾆ,-'" :::::: :::::::::/::::::: /|:::|::::::::::|:::.| .＼:::::::'.,:::::::. :::::::::｀ﾞ‐l
　 　　.ヽ/::::::::::::::::|:::::::::::::::: / :|:::|::::::::::|::::i ＿ム＿:',::::::|:::::::::::::::::.
　　　　７::::::::::::::::::|::::::: |:::::/　 :!::|::::::::::| イ　 　　＼|::::. |::::|:::::::::::::.
　　　　.':::::::::::: /:.:|::::::: |::/―一::|::::::::::|::::|.　. ,. ___..;:::::: |::::|ｉ::::::::::::::.
　　　　|:::::::::: /:. :.|:.／:|/.　 __ |:::|::::::::/:::,'."￣￣｀. 豺: |::::|:::.:.ｉ::::::::::.
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　 　 　|::::::::, |::::::::|::::....|　 （(う) ﾉ ∨.　　,,＿____,,ノ,:. :./::::|::::::|:::|i　＼
　 　 　|::::::::i l::::::人:::::〈　___,,／:::ヽ　 :::::::::::::::::::::::: /:/:::::::|:::/|::/
　 　 　|:::::::::人:::::::::＼::＼:::::.　 　 　　　　　　ｕ　/ｲ:::::::::j::/ ;/
　 　　人::::::i　.ﾍ:::::::::::::::{⌒　 　　__　　,,.ュ　 　　./::::::::::/'　　　　　　　　　　　　　　　まっ――――――――
　　　　　＼　 　ﾍ::::::::::::: :､ 　 　 └　　　　　　uｲ :::::::/
　　　　　　　　　　＼::::::::::个し　 　　　　　　／　|::/::/
　 　　　　　　　　　　＼::::::|. :. :. :ﾊ　　ー　'＿＿ /::/
　　　　　　　　　　　　　＼| ｀⌒ヽ.〉-= 7//////,ｉ//入＿＿　　＿　＿＿
　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　}////7///// 入//////////／-=ニﾆ
　 　　　　　　　　　＿ィ-=＝ニﾆ/////7//r //-==ニニﾆﾆﾆ-=ニニニﾆﾆ
　 　　　　　　／ﾆ}////////////////7〇///////////////{-=ニニニニ
　　　　　　／=ﾆﾆ}////////////////7/////////////////{-=ニニニﾆニ
　 　　　／=ニニ/}////////////////7////////////////,Λ-=ニニニニニ
　　　　' =ニニニﾆ}////////////////7〇///////////////Λ-=ニニニニニ
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　　　　　　　　　　　　　　　　事情はあれど。理由はあれど。アルトが同意を示したと言う言い訳は必要だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これは合意の上の行為だと知らしめることは。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　片側にとって都合が良くとも、余人が立ち入る隙を埋め立てる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして。同意してしまったという事実は。心を弱く、脆くするものだ。

　

3176 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 01:23:00 ID:gw9pv0eH

　

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ドアが閉ざされる。開かれることはない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　覗き込む隙間さえなく。けれど、鍵はされていない。

　　　　　　　　　　　　　　　　彼が立ち上がり、ドアノブを開けば簡単に開く扉は。今はまだ、閉ざされている。

　

3177 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 01:25:57 ID:gw9pv0eH

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『うぁ』と、アルトが悲鳴を漏らした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　白濁とした液がこぼれ、絨毯を汚す。

　　　　　　　　　　　　快感の余韻に打ち震え。どぷどぷとこぼれたそれを情けなく見つめ、アルトは小さく息を吐いた。

　

3178 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 01:28:13 ID:gw9pv0eH

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　　　　　　　　 　 　 　 　 ∨{ }八{ ＼　　　　　　 { : : : 〉　　u　　 　　/イへ／　　　　　　　　　　　は……はぁ……ど、どうしよう……♡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`　､　 u 　 `ー '　　u　　　＜__ ノ入
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞,､、　　　,,.　 ´　u　ﾉ三三入
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣ ∧_,､rｾ三三三三三≧=-
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　-=}三} {三三三三三≧三三三三ニ=-
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　悩む時点で答えは出ているようなものだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから。

　　　　　　　　　　　　　　　　　彼はもう一度だけ、閉ざされたドアを見つめて息を呑み――――夜を、待った。

　

3179 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 01:28:23 ID:gw9pv0eH

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞　　´　　 　｀　 　 ＜
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　(::::::)　)｡　　　　(―‐---)。　　∨　　　 ,'　 ゝ､┴┴〈　　　ｆ己
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　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
　　 　 　 　 　 　 　 `己({/､_　　　　 ,:^ 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 ,' 　 　 　 : :|
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3180 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/06(木) 01:29:00 ID:gw9pv0eH

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　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{┃　 　 ＼{. ┃}　 　 |　',　　　　　いじょいじょ、アルトくんパートおわりぃ！
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　┃　　　　　 ┃|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　　 次回から本番の開始ですわーー！
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　 ｀　 ´　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',　　　 んでは、おやすみなさい！
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
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　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
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3181 ：名無しさん＠狐板：2025/03/06(木) 01:31:00 ID:etJfjOV6

乙

3182 ：名無しさん＠狐板：2025/03/06(木) 01:34:34 ID:YigY+iUM

乙ー
君は良い従者だったが君の環境がいけないのだよ

3183 ：名無しさん＠狐板：2025/03/06(木) 03:18:02 ID:qYpUsTSu

乙

3184 ：名無しさん＠狐板：2025/03/06(木) 06:36:11 ID:wwF30H2Z

乙でした

3185 ：名無しさん＠狐板：2025/03/06(木) 06:43:45 ID:y4jaAxq2

乙でした

3186 ：名無しさん＠狐板：2025/03/06(木) 18:47:59 ID:O6ZHf6mO

乙です
逆レイプもいいもんだ

3187 ：名無しさん＠狐板：2025/03/06(木) 18:59:24 ID:StJURQMC

乙
どんどん性癖が歪んでいく

3188 ：名無しさん＠狐板：2025/03/06(木) 20:39:36 ID:eNeFc/6Z

乙でしたー

3189 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/08(土) 23:01:44 ID:AoQ5C53a

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　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
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　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{┃　 　 ＼{. ┃}　 　 |　',　　　　乙、コメントありがとうございます〜
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　┃　　　　　 ┃|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　 それでは投下をはじめていきます！
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　 ｀　 ´　　　/　/　　 ',
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3190 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/08(土) 23:02:07 ID:AoQ5C53a

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3191 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/08(土) 23:06:49 ID:AoQ5C53a

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ﾆﾆﾆﾆﾐﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ」-一…T¨｀¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´¨¨|…─--ノﾞ:,　　⌒Ｖ{_//⌒¨⌒＼;';';';'
　　　 ﾐ;ﾐ 　　　　　　　　　　　　　 |　/^ヽ :| |￣￣￣￣￣￣￣￣´| |　/＾ヽ,:ﾞ.:.:.:ﾞ:,　　,:ﾞ:|::::ﾊ　　 ,:＾:,　´"つ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日中。百合園館には、多くの人が出入りを繰り返す。

　　　　　　　　　大半はヴィーラ達が雇っている商家のモノであり、販路の再確認や納品物、売上等を運び込み次への指示を仰ぐ。

　　　　　　　　　　　　途切れることのない人の流れは、彼女らの事業が順調でかつ大きいものであることを示していた。

　

3192 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/08(土) 23:20:48 ID:AoQ5C53a

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから、広々とした館の中は騒々しくも活気づいている。

　　　荒れて奪い合うような国のあり様とは真逆に、賑わいと活力に溢れる姿は受け答えする美女たちの本質を忘れそうになるものだ。

　　　　　　　この一点は素直に感心しつつも、できる夫は邪魔をしないように館の片隅でひっそりと書籍のページを捲った。

　

3193 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/08(土) 23:29:51 ID:AoQ5C53a

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　　　　　　　　　　/　　 ヽ　..::l:::::::<´:::::l:::::ノ‐‐l.l　z 、
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　　　　　　/　::::::::::::::::::／／:::::::::....　　　`ｙ '　　　 ./..::::.:f
　　　　 ／ミ　::::::::::::イ;;;T:::::::::::　　　　　l.0　　　　/:::::::　 l
　　　　ト--- 、 wソ .l;;;;;l:::::::::..　　　　　.l　 　 　 l::::::　　　l
　　　 ｒ' 　 :::::::::::,'　　.l;;;;;l:::::::::::..　　　　.l.0　　　 ll::::::::====ヽ
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　　　　　　　　この世界に転生して長いが、できる夫は現代日本の知識を用いた成り上がりや儲けを考えたことはない。

　　　　　　　　　　そもそも魔法が実在する世界。既存のモノがどこまで役立つかもわからないし、生まれが貴族だ。

　　　　　　　生活に不自由したことはなく。だから作法程度を学び、いずれどこかへ婿入する事だろうなとぼんやり思っていた。

　　　　　　　　　　　　　　商業的な見識はなく、ヴィーラ達の手伝いはせいぜい帳簿の記入を手伝える程度だ。

　　　　　　　　　　　　それを見せられるほど信用も信頼もなく、まして体だけを求められている今はやることがない。

　　　　　　　　　　　　なので、彼は日中は従者を伴い庭先を歩くか片隅で書籍をまくる以外の過ごし方はなかった。

　

3194 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/08(土) 23:40:14 ID:AoQ5C53a

　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　　　,..-''"´ 　 　 ｀"''-、
　　　　　　　　　　　　 ／-――-　　 　 -―＼
　　　　　　　　　　　 /　　 ＿　　　　　　　＿　.',
　　　 　 　 　 　 　 ,'　　 ｲ::::）｀　　　　　ｲ::::）｀　',
　　　　　　　　　　 l 　 　｀¨¨´　　 、　　 ｀¨¨´　 l
　　　　　　　　　　 l　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 l　　　　（アルト、遅いですね）
　　　 　 　 　 　 　 '.,　 　 　 　 ―――　 　 　 ./
　　　　　　　　　　　 ヽ、　＿＿　　　　　　　 ／
　　　　 　 　 　 　 　 r''"´:::::::/´|　　　 _,,..-''´ヽ
　　　　　　 　 　 　 __|::::::::::::/::::::ヽ、　　　|:::::::〈.、__
　　　　　 _,,..-‐''"´　 |＼.／,::::::::::::|　　　 |:::::／-ヽ、｀''-..,,_
　　　　　|ヽ　　　　　 |　 __　'.,::::::::::＼.　 .l／::::|　 ＜_　　　.|
　　　　　|　ヽ　 　 　 ￣／ 　 '.,::::::::::::＼,':::::::::::',　 　.|　 　 .|
　　　　　|　　ヽ　　　　 ＼　　　ヽ:::::::::::::::::::::::::::::',　　|　　　.|
　　　　　|　　　ヽ　　　　　＼　　 ヽ:::::::::::::::::::::::::::',　 | 　 　 |
　　　　　|　　　　l　　　　　 　＼　 |:::::::::::::::::::::::::::::|　l 　 　 .|
　　　　　|　　　　|　　　 　 　 　 ＼|:::::::::::::::::::::::::::::| ,'　　 　 |
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　　　　　　　　　そうした暇を持て余した時間。傍らにあるべき少年従者の姿はなく、できる夫は一人で黙々と過ごす。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　はたしてどれくらいが過ぎたか。舌で唇をなめ、渇きを誤魔化した。

　　　　　　　　　　　　

3195 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/08(土) 23:46:03 ID:AoQ5C53a

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　 -‐-　 ､
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,　´　　　　　　　｀ 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　,. -‐'ｆﾌﾌ 　 　 　 　 　 ７　　 　　　　　　　　　　 　 ｀､
　　 　 / 　 ｒ‐´ ｒ‐､ 　 　 　 　 / 　 　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　ﾉ　 _/＿ 」　 .l　　　　　　|　　　ー‐-‐'　　 `ー‐-─ 　 　 !
　　 i　　 _ ＿　.） ,'　　　　　　 |　　　（ ー‐）　'"　（ ー‐ ）　　　!
　　 !　　　　　｀{ ﾉ　　　　　 　 ヽ　　 　　　　 '　　　　 　 　 　 /　　　　　（絡め取られましたかね……なら……）
　　 |　　ｰ ― ､}´;￣￣;｀ ｰ‐-/;:;＼　　　　　`　　　　　　　／,.,.,.
　　 l　　 ,.-ｒ　/;:ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;ヽ＿　ー -- - 　 __, ｲ:;ヽ:;:;:;
　／i!　　　 〕〈:;:;:;:;:i:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;:;:;!　　＼ _ｰ‐_,.／　　i:;::;:ヽ:;:;
´:;:;:!ヽ ＿∠);;',|:;:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/:;:;:;:;:;:;ﾄ､　／!;;;;;;;;;;〉、　,,.ｲ:;:;:;:;:;:ヽ
:;:;:;:;:ゝ､_　 /;;;;ﾉヽ:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;ト.｀'　 ヾ--〈　 Ｖ　 !:;:;:;:;:;:;:;
:;:;:;:;:;O /｀:;´/;:;;:;:|:;:;l:;:;:;:;:;:;/└-､:;_:;」　　　　!;;;;;;;!　 　　 |ヾ､:;.-‐
:;:;:;:;O:;':;:;:;:;/:;:;:;:;:;l:;:;:!:;:;:;:;/:;:;:;,.-‐´:;:;:|　　　 |;;;;;;;;|　　 　 !:;:;＼_:;:
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　　　　　　　　　　　　時計がないため正確な時間は測れないが、これまで何度となく過ごしてきた実績はある。

　　　　　　　　　　　茶を用意するには時間がかかりすぎているし、別件での仕事があるならば連絡位はよこす。

　　　　　　　それすらもないまま無為に時間を費やしているならば、道草を食っているのだろうと安易に想像がついた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　どこで、となれば一つしかない。

　

3196 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/08(土) 23:53:58 ID:AoQ5C53a

　　 　 　 　 　 !　　　　ﾞ'　　　　 　:.:.:.:.:.:::::::::/
　　 　 　 　 　 ヾ,::　　ー　- 　..:::::::::::::::::::x'　　　　　　　　　　　　　　　そろそろ――――僕も、動きますか
　 　 　 　 　 　 　 ヽ、　　　　　　　:.:.::／　 〉i;ヽ.,__
　　　　　　　　　　_,イ,'｀ーｧ---;;;;;;／　　 / i: ; : ;i ｀'‐-- .,_
　　　　　　　　 _, ィ: ;:/|　 i i　　／　　　 / ./; : ; : !: : : : : : : ￣: ‐- 、
　　　　　,. -‐': ; /; : ;i | ,.人　 _」ヽ　　 /　/: ; : ; : |; : : : : : : : : :／: :ﾍ
　　 ／; : ; : ; : ;/: ; : i |;:;:;i /　|　/;:;＼/　,': ; : ; : ; |; ; , , ; ; : ; /: : : : : ',
　／:: ; : ; : ; : /: ; 　__　-‐ 、ノ /:;:;:;/ 　/ ; : ; : ; : |; : ; : ; : ; /: : : : : : :.',
　 : : ;',: ; : ;　,.-‐ ﾆ 　 _,. 、　i /;:;:;:/ 　/: ; : ; : ; : :| : ; : ; : ;/ ; : ; : ; : : : i
: : : ; : ; '、／　　 '' ､｀丶､,r==く;:;／　 /; : ; : ; : ; : |; : ; : ;:;/: ; : ; : ; : ; : : i
: : : : ; :／　　　　 ヽ｀　､ﾉY;:;:;:}　　　 j丶,: ; : ; : ;.;.|: ; : ; :/; ; ; : : : : : : : : :}
ｧ　ア'´　 　 　 　 ,　ヽノ　」ﾞﾞ'ﾚ　　　 l: : :.＼‐-, : |; : ; :i/: ; : ; : ; : ; , : : : :|
/　/　　　　　　 ／` _ノ　Y;:;:;:;:;Y　　 !: : : : : ＼￣: ; : ;:!丶、; : , : : : : : , :ト、
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　　　　　　　　　　　　　　小さく小さく。喧騒の中へ紛れ込ませるように囁き、できる夫は読みかけの本へ栞を挟む。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひっそりと椅子から立ち上がり、厨房へと足を向けた。

　　　　　　　　　　　　　　　

3197 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/08(土) 23:54:38 ID:AoQ5C53a

　
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3198 ：名無しさん＠狐板：2025/03/08(土) 23:55:35 ID:yQ8eT0l8

・・・ついに！

3199 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/08(土) 23:57:34 ID:AoQ5C53a

　　　　 　 |:;:;:l　　i:i＼ヾヾヾヾ＼ 　l.､:,.､:,､;l
＼ 　　　　|;:;:;l　　i:i　 ＼ヾヾヾヾ＼i.､､;､:,､;|
　 ＼　　　|:;:;:l　　i:i　 　ヽ､ヾヾヾ  ／///////／////////////////ヽ
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　　|.l..:..:..:..:|;:;:;l　 ''!';|r----､;|　l ヾ////f./ __i{__ﾊ　i　　:|ヽ__ ヽ　 　 �Y///　　ﾉ
　　|.l..::...:...:|:;:;:l　　!,;||　　　 | ＼　　＼/{{i　　ハ{｀ヽ{　 ´|ヾ＼{　i　　 i!///　／
　　|.l...::..:...:|;:;:;l　　!,;||　　　 |;|ﾞ'' ＼　　�Y{:　iﾊ斗芹ミ､　{斗示ミ}}　ji }i// ./{　　　　　　ほら、アルトちゃん♡
　　|.l:...:...:.:.|:;:;:l　　!,;||........... |;|;:;l､  iヽ　 }}乂{八:::ﾋリ:: :,＼::ﾋリ:: ﾉ /ヾミ=-
　　|.l..:..:..:..:|;:;:;|　／　　 　　 ﾞi､;l　 }　　/ ﾊ　} ミ=-　 _　_,　‐=彡/　ハ {　　 ＼　　　　 あまぁいオヤツ、用意してあげたわよぉ♡
　　|.l..:.....:.::|;,;,;l／　　　　 　　 ﾞl|,; ﾉ 　/ /　}ハ　个x　　　　ノi//! /⌒ヽヽ　　　ヾミ＝=-'
　　|.l..:..:.／　　　　　 　 　 ＿_彡'／/ /⌒Y/｀ヽｉ}　}ｰ==彡{ {/ }/⌒Y　}｀≧=-　 　`　ｰ==-　 _
　　ﾄl,,／　　　 　 ＞'´￣ 　 　／／ ./}　 人　 /ﾘ ｀ヽ　　 　ヾ._＿＿}ノ　　　ヽ…=- 　 　＿　　｀�_、
　 .／　　　　　 ／　 ,＞=-　´.／ /_/ﾉ｀ヽ　 ｀ヽ　　,ｨ芹x　　　 V　 {_ し'⌒)　　＼　 　 　 　 ￣`�_　＼
.／　　　　　　　　 ／　　／／ 　/{:::（(__ 　 ＼ﾉ 　 弋薔ﾂ　　　 V 　ﾉ 　／ヽ　', 　＼　　　　　　　　＼
　　　　　 　 　 ／ 　 ／／/　 /　l:::::::)）ｰ=ミf=ﾆ三三三三二ﾆ=} -=ｧ（:::::::::} 　ヽ　　＼　　　　　　　　ヽ　;
　　　　　 　 　 ‐=彡'／　/　 /　 rヽ（（.__　　{才{{￣￣￣}}气ミﾂ　ノ　 ）:::::/　　　＼ 　 ＼ 　 　 　　 　 }/
　　　　　 　 　 ／／　　 {　　{　　ゝ:::::ｰ=ミ{_ ゝ::ﾊ≫､_, ≪::::::::::ﾉ （(ｰｧ':::::/7　　i　　i＼ 　 ヽ　 　 　 　 /
　　　　　　　　  〃　　 　 V　∧.　/:::::::::::/⌒ヽ::::::ﾊ≪_≫{:::::f r:{｀ヽ ﾉ::::::::/{.　　}　　} 　ヽ.　　:.　　　　,'
　　　　　 　 　 {{ ＞‐=ﾆ:::V＿∧/ヽ、:::/{　　 {::| |:::}≫=≪:::::{ {::|　　}∧::::::::::ゝ=-　__j_ 　 　 　 ',
　　　　　 　 　 ヾ{::f＞==ミx::::::::::::::::::::/{ i　　 }::| |:::| 　 　 .Vﾊ �Y　i 　∧:::::::::::::::::__::::¨}　 　}　:ｉ|
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　　　　　 　 　 ::::::::::爪ヽ:::::::＼　`ｰ=ミx:: ＼ /:::::::::|≪ 　 ≫|:::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::}:::::::::::::::::ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　クザクの舌と唇が、黄金色に濡れている。

　　　　　　　　　　　　　　はちみつをふんだんに塗りたくった口先を伸ばし、彼女はアルトへ吸い付くよう命じた。

　

3200 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/08(土) 23:59:02 ID:AoQ5C53a

　　　　／三三三三三三三三i{　　　　　 }i三三三三ii]
.　　　〈三三三三三三三ニ=‐人　　　　人￣　 ‐==ﾆi]
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　　　　　 ∨　　_ ‐ﾆ三三三三三三三ﾆ=‐ ＜"~::::::::∧ ｿ
　　　　_ノ人_ ‐ニ三三三三三三ﾆ=‐ ::::::::::::∧:::::::::::::::∧
　　　 ⌒ア:::::≧=‐　‐====‐‐ ::::::::::::::::::::ハ/ 　Nﾍ:::::::::::::＼_
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　　　 ⌒::::/:::::::|:::::::::/}/ 二_∧::::::::::://　 斗ぅミx::::::ト.::::|
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.　　　/　　 乂 .|::::∧｀　ｰ 　　　　　、　　　::::::　/:::::|∨　　　∨　　　　うぁ……あむ……んんっ♡
　　 /　 ／´　 ｀:::::::ﾊ　:::::: 　　　　　　　　　J 、i:::::/　　　｀ヽﾊ
　　 ,　´　　　　 |∧::::|＼　　　⊂...........つ　 ／ N:/　　　　　/ :}
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　　 　 ＼　　｀　　＿_／〉　　 　　　 〈 _／　　　/{　　 　 　,′
　　　　　 ｀ .t　‐‐―　<!　　　　　 ∨∧　　　 ./ j　 　 u　 }
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　特別、好きあっていない異性との口吻は嫌悪がまさる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　快楽に蕩けさせられた彼であっても、それは変わらない。

　　　　　　　　　　　　　　その嫌悪を薄れさせる甘い甘い味わいは、だからこそ言い訳にはもってこいのものだ。

　

3201 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 00:02:57 ID:/jnZbra4

　　　　 　 |:;:;:l　　i:i＼ヾヾヾヾ＼ 　l.､:,.､:,､;l
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　　|,l'＼　;|;:;:;l　　i';:,､ 　　 ＼ヾヾヾi.､:､､:,､;|
　　|,l 　'＼l,､;;l　　i,;l;;;ﾞヽ,_　i:i＼ヾヾi.､:,､;:,､;|
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''' -|,|~ﾞ'-､,,|;:;:;|　ﾞ''i,;l 　　｀ヽ;|　lヾ,;;;|.､:,､ ,､;|　　　 ＞''"-===-　　　　　　 "''＜ニニ}
　　|.l:.:.:.:..:.:l:;:;:l____,i,;| i二i 　l;|　lヾ,,;;|.､:,､,:,､;|　 ／　　／　　　　⌒“''*､　　　　 ＼ニ|
　　|.l..:..:..:..:|;:;:;l　 ''!';|r----､;|　lヾ,,;;|.､:,､,:,､;|　　　　/　/　　　　　　 　 ＼　　　　 `、 /
　　|.l..::...:...:|:;:;:l　　!,;||　　　 |;l　lヾ,,;;|.､:,､; /　　　　/　/　　　　　　　　 　 `、　　 　 ∨/
　　|.l...::..:...:|;:;:;l　　!,;||　　　 |;|ﾞ''l､／|.､:,､ /　　　　　　　　　　　| 　 ∨/　　∧　　　　 V /
　　|.l:...:...:.:.|:;:;:l　　!,;||........... |;|;:;l､＼i_　 /　　　　　 　 |　　　　 |　　 ∨/　　　　　　 　 V
　　|.l..:..:..:..:|;:;:;|　／　　 　　 ﾞi､;l　､ |  ‖　　　/　　　.|　　　　 |　　　 '，　　　}　　　 　 }
　　|.l..:.....:.::|;,;,;l／　　　　 　　 ﾞl|,;.:.:,:|  |i　　　/　　　　|　　　　 |　　　 　 　 　 |　/　/　ﾊ
　　|.l..:..:.／　　　　　　　　 　　ﾞ'l,;.:,;.:|. |i　 　 |　.|　 　 !　　 　 人　　　 | 　 　 |　 ／　/ }
　　ﾄl,,／　　　　　　　　　　　　　ﾞl;,:.;|. |i　 　 | 从　　人　　 　 | ＼　　.!　　　.|／　 ./|
　 .／　　　　　 　　　　　　　　　 'ﾞ|,;,|八　　 | ｆ´垰芯　＼　　 ｆ斥 ＼ |　　　.′　 /. |　|
.／　　　　　　　 　　　　　　　　　 ﾞ|;,|.､ /＼.∧ゝ乂ｒソ　　.＼　| V以ソ　　　/}　／　.!　!
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾞ| /　　.＼'， ¨´　　,　 　 ｀　 ¨¨´ |　　 /ﾘ　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 ハ ∧　　　　 　 　 　 　 　 |　　／　 |　　 |　|　　　　　ミク、ちょっと
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　/　 }　 }h､ 　　　＿　　　　　ィ　 ′　　|　　 |　|
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　/　 /|　 |　 ｝ｈ､　　　　。r≦.　 /　　 　 |　　 |　|
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／ r.＼　 /..|　 |　rく　 |　　´　　　　| / 〉　　　 |　　 |　|
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　{＼::》 ￣|　 |＾ ∨廴 ＿＿　　 イ/ /ｈ､　　 {　　 {　{
　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　／＼: ＼　 |　　 　 ＼　|　 |　}　{　{{./　　　≧s｡　 ィi〔⌒}
　　　　　　　　 　 　 　 ／　　／‐=ニ.＼/　.| /∧　　／＾＼ -=≦ .|`、　　　　 ／::::::＞''"
　　　　　　　　 　 　 ／　　／/＼‐=ニﾆ}　 八　　》 (ノ(　）　）　　　 ） ＼　　　《､丶`ニ=∧
　　　　　 　 　 　 ／　　／　 {‐= ＼‐／　 /　　／　《::::::}　　　　 ／　　　)　　/ニニニ=‐.∧
　　　　　　 　 　 (　　／　 　 |‐=ﾆ＞''"　 〈　／　　　∨ﾉ　　　／　　　／　　 {ニ＞''"⌒ニ/
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ぴちゃり、ぴちゃりと甘いはちみつと舌を吸い合う音が響く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　淫らな給餌を横目に。仕事を一区切りさせたヴィーラが顔を覗かせる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　びくりとアルトが震え、わずかに首を左右に振ってみせた。

　　　　　　　　　　　　　　情けのない食われるばかりの獲物を薄く笑って見送り、長女は次女へ手招きする。

　

3202 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 00:08:04 ID:/jnZbra4

　

　　 ／:::::::::/:::::/::::::::ヽ:::::::::∨:::::::::∨::::::ヽ-く＿__
　 /:/::::,.::ィ:::::/|:::{、::::::∨::::::|:::::::::::::|:::::::::::'.　/　　〉
　'::/:'::/⌒|:::/　V|__､::::: ∨:::|:::::::::::::|:::::＼:::V 　 /
/:/:: |/　　∨　　{　　＼:::|:::::|:::::::::::::|:､:::::::::::|　 /
|/ |:::| ｨ=ﾐ､　 　 ,ｨ==ミ､}:||::/::::::::::::/::::＼::::::} ∧
{　 V{　{:斧 　 　 {::::斧 Yj|/:::::::::::/::::::::::::::::::|　　〉　　　　　　　　　　は〜〜い
　　 ﾊ　vﾘ　　　　じ刈 　/::::イ:::∧:::::::::ー::∧ ∧
　　{::ﾉ　 '　　　　 ゞ-' ／::イ::::::/ )}::::::::::::::/　V　＼　　　　　　　　　じゃあ、また夜にね
　　l人　 ､　__　　　　　　 /:::::/_ノ'::::::::::∨| 　 　 　 ＼
　　|:::::＼　　 　 　 　 　 /:::::/::::/::::::::::::/:::|　　　　　　　　　　　　　アルトくん♡
　 ∧:::::|､ヽ----　　´／:::::/::イ::::::|:::::/:::: |＿　　　　　 ､
　 l:∧:::| ∨-r-┴‐ /::::::::ｲ､::::|:::::/::::::::::::::|　　 ｀⌒＼＿〉
　 l:::∧:| /--{ 　 　 {::::/ 　　V::::/::::∧::::::::}
　 |/　 }/.......∧＿_,.从{----くイ::／　∨::/
｢＼　ｨ/......ノニニ／ニニニニヽ　　　 }:/
|＼ ＼{..∨､ニﾆ/ニニニニニニ}
|　 ＼ ∨==ヽ /ニニニニニﾆﾆ/
ヽ､　 V_}ニﾆ ,ニニニニニニﾆ/
⌒＼ | l|ﾆﾆ/ニニニニニニ／|
ニニ｀ヽニ/ニニニニﾆﾆ／ニj!
ニニﾆﾆ∨ニニニニニ/ニニ/
ニニﾆﾆ/ニニニニニ/ニニ/
ニニニ'ニニニニﾆﾆ'二二/
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　少年従者の肌を弄っていた手を止め、ミクが小走りにヴィーラの方へ向かう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　そのまま二人は揃って歩き。淡い少年の喘ぎ声から遠ざかっていった。

　

3203 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 00:12:48 ID:/jnZbra4

||　 　 ||　 ￣|::|: |:| ||　 　 |L.|｜|丁┬ｉ￣|:|ＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴ:| |========|￣￣￣￣|=====ｧﾟ|¨| |
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||　 　 ||　 　 |::|: |:| ||　 　 |丁|Ｔ_　 ￣ ┴|:|ZZZZZZZＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺＺ| |　 r…‐- ミ''"~￣＼_,,..､､..,,_ .: .:|: | |
||￣”¨||¬…|::|: |:| ||　 　 |⊥|_| 「|Ti|¨ﾞ|ｰ|:|ＴＴＴＴＴTT| |丁丁丁丁丁丁丁| |　 {: : |:.:_､ -‐…‐- ミ :.:. |: : } | |: | |
||　 　 ||　 　 |::|: |:| ||　 　 l丁!T=‐¨┴⊥ｉ|:|_|_|_|_|_|_|_|_| |⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥| |　 {: :／／ /　|　 '，　＼ﾉ : ′ |: | |
||　 　 ||　 　 |::|: |:| ||　 　 | | | | | | l丁Tｰ|:|二二二二ｉ| |丁丁丁丁丁丁丁| |　  V　/　/′ |　l ‘,　‘,. V/　  |: | |
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　|[　　　||　 　 | |:| || 　　 |_|_|_|_|」」ＬＬＬ..|:|┴┤| | | | | | | | | | | | |_|_|_ ／／ .八　公ゝ'′V /tラｧУ　.八.`､ : | |　　　首尾は？
　|[　　　||　 　 | |:| || 　　 |丁｢:|￣｣二:|''l:|:|二二二二二二二二:| |  ／／ ／　/＼乂:.:.:.　, ′.:.:.┌「|ｲ.`､＼＼ |
　|[　＿,,||　 ==| |:| || 　　 |::|｜|¨|｜||｜l:|:| | | | | | | | | | | | | | | |  ノ／ ／　 ノ / }｀¨⌒ v .,　┌v|_.l.|八　＼＼＼
.¨|l￣　 .||　 　 | |:| || 　　 |::|｜|_｣⊥-┴''|:| | | | | | | | | | | | | _,..､イ .／　 ／ ./ l } | })>｡._,..､イ)-ﾉ.У　 ＼　＼｀`〜､、
　|[　　　||　 　 | |:| ||　 　 |ﾆ‐¨_二¨-T丁|:|二二二二  ー=''^´／ .／　 ／　.:/　 ﾉ.八ﾊvﾊv_／-_ノ| {＼ 　 ＼　＼　　 ｀`〜､、
｀ヽ　　　||＿　 | |:|_||＿＿|ｰT'| | | | | | |i |:|──|TTTTT _,..､ -‐''" 「二二�_''^´/./ ＼＿_/ﾆﾆ／.｀| {､、r…‐=�_｀`〜､、　 ＼｀^''=‐-
　 ﾉ_,､≦＿￣γ⌒ヽ､＿ ＞| | | | | |_|」L|:|三三| | | | ／　／ _､-''ﾉﾆﾆﾆ-}0}　 У ｀`ヽ V¨⌒.ﾔ'^´| {　.ﾉ0ﾉ￣＼)＼　　 ｀`ヽ `､ ＼
｡く＿|‐┐　￣圦　　　}i=二ニ=‐┬二─ｉ|:|三三|_|_|_/　//''^´／/{.ﾆﾆﾆ-.}0}. :{ (　　　. :乂/⌒`､ .ﾉ {　{0(ﾆﾆﾆ-‘,＼＼　　＼＼'， ‘,
￣＿二-￣｀''＜≧=‐��...,,,＿|_ ┘＾^�_ |:「￣￣　 /　/ ′／//八ﾆﾆﾆノ_ﾉ :}乂＼　　. : |や=]-`､ ﾉ :乂_寸ﾆﾆﾆ}.　＼＼　　＼＼　}
二─＿＞｡,_､+'`　　　　　　　　,.｡s≦イ|_|:|￣|　|　 ′ハl／ .///УL_,.､イ0) ﾉ_: . )ﾉ 　 . : | やﾆﾆ-`､v0/＼＼_У｀`〜､、＼　　'，∨
┘￣　　　　　　　　　　　,.｡s≦-¨_,.-¨| |::::|: : |　|:  { l ′(　 ///└ﾉ {ﾆﾆﾉ0(厂「辷�__　. : |: .や=]ﾆﾆ.Vたニ＼」＼　＼　rf ┐､　}　}
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　　　　　　　.｡s≦=-￣.:.:.:.:.| :|.:/￣￣＼￣￣￣  ‘,　 ＼ ＼＿_.{　 /｀`{:.:.八:.:l:.:.:.:.:.:.:. r‐-v-‐У.:.:.:.:.:.:.:.:}:./-‐ ミ＼. ∨ﾍ/　／／`､
　　　 ,.｡s≦=-￣: : : :::｡s≦| :|//￣..／｀|￣￣￣|　 '， V.｀^7¬‐-.ミ　).{ :.:.:. )>｡...,,,＿_ゝ''八''メ、:.:.:.:.:.:.: Уﾆ-.0_.7 .v/ﾍ/　/／/∧‘,
,｡s≦=-￣: : : : : ｡s≦⌒::::::|: レ''"´: : :ノ|　 　 　 |　 ＼ l　 {　.ノ)｀`〜､‘,:.:.:.:.:.:.:.:.:.{_l_<ﾆ{(ニ.))ニ＼＿:／ﾆﾆ-/_.ﾉ .)/ﾍ/′乂.　 　 V}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |｀^''=-‐'′／　ﾉ.‘,:.:.:.:.:.:.:.:.{_l_->ﾆﾆニ_､ -‐ '^Υ^'冖¬┘ /ﾍ//　　 　＿_ノ.ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 八　乂_,,..／　／/ } )>｡.,＿_乂､ -‐ '^´ﾉ　　＼:.:.:＼_,,..､l「yノﾍ/'′　　 ⌒冖''′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼ ''^´　／／　l}　|　 　 ./.:.:.:/　　/_,,..､ -‐ ''''^´V_) Уvﾉv」ｈ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｀`````´　　 l}　|　＿/､v�_ ''^´｡_-_-_-ﾟ_,.､ -‐ ''^´`､マ�]xX〕ｈ､
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　　　　　　　　　　　　　二つ、三つとドアを通り過ぎてからヴィーラは書斎のドアを開いて中へ体を滑り込ませる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　見栄えを重視して作られた家屋には、使っていない部屋が多数。

　　　　　　　　　　　　　　　この書斎もそうだ。蔵書を並べ、優雅に仕事をする姿を思い浮かべはしたものの。

　　　　　　　　　　　　　　　　実務や来客の相手をするには遠すぎたため、活用する機会は今日までなかった。
　

3204 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 00:16:04 ID:/jnZbra4

　　　　　　　　　　　　　 　 _,,..､､､､､､､､､..,,_
.　　　　　 　 　 　 ＿,､丶`:::::::::::::::::::::::::::::::::::::...., __
　　　　　　　　 ／ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼＼
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　　　　　　　〈　/:::::::::::/:::::::::::::::::::::}:::::::::::::::::::∧:::::::∧ゝ/
.　　　　 　 　 V{::::::::::: ｉ:::::::::::::::/::::ﾊ:::＼::::::＼:::ｉ::::::::::/,/
.　　　　　 　 　 {:::::::::::ｉ|:::::::::::::/}::/　}::::| ＼::::::ヽ,.::::::|::::}
　 　 　 　 　 　 ):::::::::: |::::::::／ ::/　八::|　　 ,.::::::}::::: |:::ﾊ
　　　　　　　　/ }:::|::::::|::／⌒ /　　　 ＼⌒^＼√:: |/} /,
　　　　　　　 /　}:::|::::::|′,ｨぅ芯　　　　芯ぅミ　,.:::::::|:::}　/,
　　 　 　 　 〈__,/::ｉ|:::: { 〈　 ),刋 　 　 　 ),刋 〉:::::::: |:::ﾄ　 }
.　　　 　 　 　 /:::: |:::::∧　乂少　　　　乂少　,.::::::: }:::/, ゞ　　　　　　６割ってところかなぁ
　　　　　　　 /:::/:ｉ|:::::::∧　　　 　 '　　 　 　 /::::::::/:::}::}
　　　　 　 　 {::/:::::{:::::::: 人　　 　 r　,　　 　 {::::::::/:::::}从　　　　　　　ただ、積極的に裏切る事はしないとおもう
.　　　　　 　 �W{:::八:::::::::|:介s｡　　　　　 ｡s介::::/::}::/
.　　　 　 　 　 八:: { ヽ::: |:::ハ:::〕iト _ ィi〔:::{::::{: /从,′
.　　　 　 　 　 　 ＼,　 ＼/　} /〕iト.,　ィi〔ﾊ从,′
　　　　　　　　　　　 　 _..斗≦`､ /i:i:ｉ}　／`〜､
.　　　　　　　 　 斗≦‐==):::/,..../ {i:ｉ:ｉ:}＼.../く二｀`〜､、
.　　 　 　 　 　 {‐=ニニニﾆ}:::(^　,' ⌒{ 　 |::r'ニﾆﾆ=‐,ﾊ
.　　　　　 　 　 |‐=ﾆﾆニ二:}::::}　 {i:i:i:i/,　 {::{二二ﾆﾆ=‐}
.　　　　　 　 　 |‐=ﾆ/‐=ニ/::/　 √i:ｉ:ｉ:}　 �Y,二=‐}ﾆ=‐}
.　　　　　 　 　 |ﾆニ{,‐=ﾆ/::/ 　 √i:i:i:ｉ:ｉ,　 }::}ニ=‐}ﾆ=‐|
　　 　 　 　 　 /ﾆニ{ﾆﾆﾆ,.::{　　/i:i:i:i:i:i:i:}　 ,::}ニ=‐}ﾆ=‐|
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　初めての活用は、できる夫と言う囚えた貴族の華を落とすための段取り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　邪魔な鳴子の籠絡がどこまで進んだかを確認する、ただそれだけに用いられた。

　

3205 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 00:22:56 ID:/jnZbra4

　　　　　　　　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : ヽ
　　　　　　　　　　 /: : : :／: : : : : : : : : : :＼: : : :ヽ: : : : ｀:､
　　　　　　　　　 /: : : :/: : : :i: : |: : i: : : : : : :ヽ: : : :ヽ: : : : :!
　　　　　　　　 /: : : :/: /: :ﾉ: ::ﾊ: : :|: : : : : : : !: : : : : :､: : : :!
　　　　　　　　,!: : : : : /:／,!: :ハ: : |､: : :i: : :!: :|: : : : : :!: : i:.|
　　　　　　　　|: : : : : :/＿/:ノ　 !: :| ヽ: :|: : :!: |: /: : :i: |: :|:.|
　　　　　　　　 !:!: : : /　ノ｀　　　ヽ:!＿｀:.､:､: V/: : : .!:,!: :|:,|
　　　　　　　　 ヾ: : : |-ﾐ､_　　　　　　　｀ヾ､: :!/: : : :|/: : : |!
　　　　　　　　 　 /: :|ヽちヽ　　 ､,'___　　 　　/: : : : |: : : : :|
　　　　　　　　　/: : : :| 弋i　　　　´ちriヽ､　./ : : : : |: : : !:.:|　　　　　最も、部屋へ招けとか罠にはめるの手伝えとか
　　　　　　　　ノ: : : : :| ;;;　,　　　　 弋ｿ ﾉ　/: : : : : :|: : : :!: }
　　　　　　　 {: : : : : : :､　　　　　　　;;;　　 /:/: : : :i: |: : : :!: :!　　　　 そういうのを嫌がるだけだから
　　　　　　　　ヽ: : : : : ヽ＼｀ ー‐　　　　 /: : : : : :i:.|: : /: :/
　　　　　　　　,ﾉ:-: : : : : i :} ＼ ＿_,. -'´/: : : : : :./:.:!:./: :./　　　　　適当なところに呼び出して、気持ちよくさせとくだけで十分だろうけど
　　　　　　／ヽ　　｀ T､:.},ﾘ....ヽ　　　　/i..|:ﾊ: : :./i:.:!: :.:ﾊ:{
　　　　　 /　　 |　　　|| ｀|..........ヽ　　 /.......Vi}:.:/　!/|V







　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ┐
　　　　　　　　　　　　/^>､　　　　　_-. 八　　 ＿__
　　　　 　 　 　 　 　 ' ｛⌒-_　　 _-こﾆ- ''"~　　　　~"''
　　　　　　　　　　　,　　V/--_ _->｀ ''"~　　　　　　 ..,,_ 　 ‐-ミ
　　　　　　　　　　 ,ﾞ{　 .ﾉニニ／　 　 ／　　　 　 　 　 ｀丶　　｀丶
　　　　 　 　 　 　 { {　｛ﾆﾆ▽''^ 　 ,　　　　　 　 　 　 　 　 ｀､　 ＼＼
　　　　 　 　 　 　 { {　 ｝こ/｀二　/　　　　　　　　　　　　　　｀,　　 ＼
　　　　　　　　　　ハ'， V,ハヽ　 ′　　　　　　:　{　　　 :}|　　 ′ '，　)ﾊ
　　　　　 　 　 　 {　{ }　 :{/, ＼:;′　 :; {　　　 |{: {　　　 :}|　　.｝}　 }　　　,
　　　　　 　 　 　 { 八.'， {｛/,　:{　 　 :{ { :ｉ|　　|{:八　　 ﾉハ　 ｝}　 }　}:　 ′
　　　　　　　　　　　　ヽ 八V/,.:{　:ｉ　.:{ { :||　 .八､‐''＾...} 　 } }ﾉﾉ..:ﾉ}　}　 }い,
　　　　　　　　 /八　　�W{‘,∨r{　:|..{八�Y|''^｀ _,,､､_　.:}i　ﾉﾉ,､xｬx }　}　 }|ｉ: ′
.　　　　 　 　 　 /ハ}:　} |{..‘,{ {.{　:|八　＼__xぅ)灯⌒Ν}./'　沙 ノ八ﾉ　.从　}
　　　　　　　　　 /小,　} |{　込,.{ 八.　＼　⌒ゞ^'’　　八( 　 　 　.狄　 //　 厂
　 　 　 　 　 　 　 　 :　} ｉ{ .}　|　＼ ＼　 ＼い,　　　　　　　,　 　 .}　.ノ｝} }''ﾞ　　　　　　　ああ、なるほど
　 　 　 　 　 　 　 　 } 八　.}　|:　Γ＼ ＼　( }|′　　　　　 　 　 ,必　.ﾉﾉ小
　 　 　 　 　 　 　 　 }/　　,　 ;:　八｀｢｀⌒:)> ﾘ }i　　ｰ=;;;‐'　r‐く{.廴彡'　,ﾞ ::　　　　　　　意味は同じですが見え方を替えてやれば良い、と
　　　　　 　 　 　 　 // .//　.′ /ハ小,　}　 }`:}ト 　 　 　 r |　yへ、_彡′ }
.　　　　 　 　 　 　 // .//　 , /./.:,癶_|ハ ｝　}^'}ト，_＞r＜{..{　{　/´`､: .　 :;
　　　　　 　 　 　 // .// /.// .／　　:トﾐ}..｝...},:八ﾉノノ . .八´ヽ,〕{ {⌒`，_ノ
　　　　 　 　 ,　 / .//　././ ／ 　 　 �U .｝.}　}/厶彡ﾍ, 　 {心,.└し} 厂∨`，
　　　　 　 ／.// .// // .／　　　　　 |　;: ,　 .// <いﾉ　　 :,　/ { ｛�V　 ;∨/,｀ : .
　　　 　 ,　 .//　 / /,． ゛　　　 　 　 :ｌ //　 /　 ｀丶ヽ｀　　У{. ゝ、　_/　�Y}｀ヽ`，
　　　　 ｛　/　　 ;.:.; ﾞ　　　..,,_　　　　 :| /　 /‐‐　　 　 　 　 ‖ ､/ハ /　　 �Y　}| .}
　　　 　 У/ 　 ｛/　　　 　 　 ￣￣ //　 / 　 　 　 　 　 　 {{　 ｀ー心、　　�Yﾉ'ノ


　

3206 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 00:25:34 ID:/jnZbra4

　　　　　　　　　　　 ,....:::::::::::::｀ヽ:::::｀::::::::_:_::...､
　　　　　　　　,. -ァ:::::::::::::::::::::::::::｀::::´::::::::::｀ヽ:ヾ-､
　　　　　　 「／/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､::::::ヽ::ヽヽ,
　　　　　 ／:/::::::::::::::::::::::::::/::::/i::::::::::::::::::::ヽ::::::ヽ::! ヾ､
　　　　　/::/:::::::::::::::::::::::::::ｲ:::/　!::::|:::::::::::::::::::!:::::::V:!　ヾ.､
　　　　/::/i::::::::::::::/::::::／　|/　　.､::!､:::::::::::::::|::::::::::ヽ!　　! !
　　　　|:/　!::::::::::/:/-―-､ 　　　 ヾ､＼:::､:::::|:::::::::::Y　　フ
　　　　V　 ヽ::!:::::/　　　　　　　　 ￣｀ヽ､:ヽ::!:::::::::::,! r'´
　　　　　　　!/:::!:|　　　　　　　　　　　　 ｀ V::::::/::ｲ /
　　　　　 　 !:':::!::| -'==ﾐ　　　　　__　　　　/:::::/:/::ﾚ(
　　　　　　/::::::::::| 、、、　　　　　｀￣ヽ　/:::::/}:::::::{_,.!　　　　　そういう事
　　　　　/:::::::::::::|　　　　　'　　　 、、、 /::::::::!':::::::::｀､
　　　　/::::::::/!::::::､　　　 ､　 _ ,　　　,..:::::::::::::,!:::::::::!:::.!　　　　　だから、だいたい準備はできたと思うよ
　　　　|:::::::/::::::::/::＼　　　　　　　,./:::::::::::/:::!::::::::::::::|
　　　　|:::::/:i:/ノ::::::::r|｀ヽ､ _ ,.　 'i:/:::::::/:/:::::::!:::::::::!:::|
　　　　,!:::::ﾊ:ハ::!､:/｀ヽ､_　　__,ノr::::::::::::::::::::/::::::::::!:/
　,. ィ三ﾐ､::|:!＜ﾐ|´i､　　　,=､　　ハ::::::/::::::ノ::_:/::/
ハ三三三,!:|＜ﾐ|__|:ヽ,イ: : :ヽ /r-!ヽ::!:／!:!三ミ､
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　　　　　　　　　　　　　　　　　アルトへできる夫へ害を及ぼす命令をしても、聞いてはくれない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　超えてはならない一線をまだ、ギリギリで保っているけれど。

　　　　　　　　　　　　　主人の側を離れてクザクと口吻を交わし、腰砕けになることは受容してしまっている。

　　　　　　自分の手を汚す事はできないが。それを見過ごす可能性がある行為へは、もうどっぷりと浸かってしまっているのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから６割なれど。準備はできたと、ミクはヴィーラへと答える。

　

3207 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 00:30:20 ID:/jnZbra4

　　　　　　　　　　　　　　　　　　|i_),。-=========- 。i_i|: : : : : : : : : :/i:i:/　　　　 ∨/
　　　　　　　　　　　　　　＞‐=ﾆ彡´￣｀　＜}is。　　,。。-＞=ミ: : : :./i:i:∧　　　　　∨/
　　　　　　　　　　　　／　 /イi .∨　　　　　 ヽ　ヽ,´　／　　 　 ヽ_ノi:i:/　.∨　　　　 ∨/
　　　　　　　　　　 ／　　 .'　　i　 ∨　　　　　 r‐===-rﾆﾆis。／ ∧ゞ´　 　 ,　　　　　.∨/
　　　　　　　　　／　　　　i　　　　 .'　　　　　　廴{￣｀�Yヽ)　} ／ .∧　　　　,　　　　　　,
　　　　　　　　/　　　　　 i!　　i　　 .i!　　　　 ,ｨﾆﾆ乂　 .＼彡'　　ノ　.W　　　　　　　　　 ,
　　 　 　 　 .‖　　　　　 i{　 .∧　　.i!　　 　 { (　　　)ヽ､＼ﾘ ﾊ===＜.W　　　　　　　　　 ,
　　　　　 　.‖　　　　　 ∧　ﾊ∧　　i!　　　 乂｀""´ノ}i二彡､ゝ､'''ｰ==ﾆﾆ≧s。　　　　　 ,
　　　　　 　 i|　　　　 i　,'　�Y{''´ ＼　i!　　　　　￣　　i|　　)ゝ,｀┐ヽ　i|｀""'''''ｰ｀''　　 　 i.|
　　　　　 　 i|　i　　　.|ｨゞ´ ',{_,,。。__ヽi　　　　　　　　 i|＜ . 〕ム ｀'ヾs。　　　　　　 　 　 i.|
　　　　　　　{　 ',　　　{i　 '´ｨ也ゞ}了 .| i　　　i　　i　　ﾘ〉ヽ∨ヾ}h　　ゞﾐh､　　　　　　　　i.|
　 　 　 　 　 W　'h､　∧　ｱ´圦} ﾘ'　 .| |　　 /　 /i　 /　ヽ.ﾘ　 ﾄ,ﾐ',　/::::i｀'ゝ,　　　　　 　.i.|
　　　　　　　 �Y　ﾏis。 ﾄ､ 　 匁ｲ　　 |ﾘ　　从 /:::| ./ノ　//　　 ヾhｲ:::: i.　　　　 　 　 　 i.|
　　　　　　　　�Y乂{:::::)ヽ､　　　　　__ﾉ'　／ ノ'　 iノ.i!ア´ｲ　　　　ヾ,:::: .i.　　　　 　 　 　 i.|
　　　　　　　　 .ヽ,ヾ:､´　　　　　　　　/''´i|　　　 /　i!,。ｲ)_／ /::/::::｀　　　　　　　i 　 　 .i.|　　　　　よろしい
　　　　　　　　　　　.i|ヽ　　　　　　　　　　i|　　　 　 i!　　　),ｲｨ,::':::::　　　　　　　　i|　　　 i.|
　　　　　　　　　　　 i|:.:}､　､-ァ　　　　　 :i|　 　 　 .i!　　　 　 i{:::::　　　　　　　 　 i|　　　 i.|　　　　　では、今宵から動きましょうか
　　　　　　　　　　　 .i|:.:.:.〕､´　　　 　 　 .::i|　 　 　 i!　　　　　i|:::::　　　　　　　 　 i|　　　 i.|
　　　　　　　　　　　　i|:.:.:.:∧　　　 　 .::::::::i|　　 　 .i! 　 　 　 .i|:::::　　　　　　　 　 i|　　　 i.|　　　　　約束通り、最初は私が
　　　　　　　　　　　　.i|:.:.:.:.:∧...:::::::ﾆ=-v:::i|　　 　 i!　　　　　 W／∨/　　　　　　i|　　　 i.|
　　　　　　　　　　　　 i|:.:.:.:.:.:}｀|i´　 　 　Wi|　　　 .i!　　　　　 .∨､　}i　　 　 　 　 i|　　　 i.|
　　　　　　　　　　　　 .i|:.:.:.:.:i! .|i　　　 ,ｨi}　i| 　 　 i!　　　　　　 ∨ヽ/7　　　　 　 i|　　　 i.|
　　　　　　　　　　　　　i|:.:.:.:i!=.|i　__ ./::ﾉ}　i|.　 　 i!　　　　　　 ／ヽ/{:::.　　 　 　 i|　　　 i.|
　　　　　　　_,,,。。。,,_ﾉi|:.:.:.i!ﾆﾆｲ_,＞'´丿 .i|　 　 i!　　　 _　　 {　 ./:.{::::.　　　　　.i|　　　 i.|
　　　　 ／ﾆ=-‐-=ﾆｲ .i|:.:.:i!　//´ ゝ､´.　　i|　　 .i!　　　{　 ｀U} ,ｲ:.:.ﾘs。. 　 　 　 i|　　　 i.|
　　　 /　{ﾆﾆﾆﾆﾆ/ /i{.i|:.:.i!./_i}　　::::::イ｀'‐i|　　 i!＿＿i}　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.}is。　　　i|　　　 i.|
　　　∧　ヽﾆﾆﾆﾆ{/ ﾘ.ﾊ:.i!ｲ::::　　　:::::::　　.i|　　.i!{　　 ,。イ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ._＿}is。　i|　　　 i.|
　　　　 }isク}iﾆﾆノ .///iｲ::::　　　　　　　　 i|　　i!_)__/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞'´,。イ´　　.∨/.　　.i.|
　　　　 .}i:i:i:}.�Y《.,ｲiゞ'´:::　　　　　　　　 　 i| 　 i!　| 〕i:.:.:.:.:.:.:.:.:／　 )´　　　　　　.∨/ﾆ=-|
　　　　　}�Y (イ/7´:::　　　　　 /:::　　　　　i|　 .i! . |　i|:.:.:.:.:.:.,　r=≦　　　　　　　　.}ﾆ=-　　.∨/
　　　　 //　 .( 从ｶ_　 _ ＞i_,。':::　　　　 r‐i|　iﾘイ |　i|:.:.:.:.:/　 ∨　　　　　　 　 　 |ﾆﾆﾆﾆﾆ〉}
　　　 ./.ﾊｨゞ'´}　}ｱ{ノ ／ _}=､::　　　　　∧i! /:.＞''　 ﾊ:.:.:/ ＞'´。,,_　　　 　 　.:::::::|二＞''´ノ
　　　∧{i:i/:.:.:.:}　＞''´i|　／〔::　　　　 ＞''/ｲ:.:/　 ＞'´{:.:.{丿´　　　二ﾆ=---=ﾆ二ﾆ=‐≦ﾞ /
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　姉妹ができる夫を味わう上で、邪魔なアルトを抑える用意は整った。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最初に彼の純真――童貞――を奪うのは、婚姻を結んだヴィーラに。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あとは順々。時をかけてたっぷりと、骨の髄までしゃぶりつくす予定だ。

　

3208 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 00:35:56 ID:/jnZbra4

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_,. 　─　-
　　　　　　　　　　　　　　　　´ ＼ l: ,. '´￣｀丶、:｀丶
.　　　　　　　 　 　 　 ／ ,.　'´￣｀Y:. :. :. :. :. :. :.:＼:. . ＼ 、
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　　　　　　　 ,.ィ／/.: :/ : .: .: .: .: .: .: .: .: __.: .: .:＼ ヽ: ＼ :. '　＼
　 　 　 　 ,.ｲ／　/.: :/.:/.: .: .: .: :l:. .:､:. :. :. l:. :ヽ :. ヽｌ:. :. :＼ﾊヽ.」l
　　　 　 /／　　 ｌ.: /.: l:. :. /.: .: :l:. :.∧:. :. :.l :. : ＼:. :. :. :. :. Vl-ｧ/
　　　　　＼　 　 l.:/.: : l:. : ｌ:. :. :, l:. /　 ＼:. :l ｀ヽ､:.＼l:. :. V/,l'_/
.　　　　　　 ＼　l/ .: .: l:. : l :. :/ l / 　 　 ,.＼l￣　＼: l:. :. :V,'l〈
　　　　　　　　 ＼l :. :. V /!: /,. l/⌒　　　　 　 　 　 Vl:. :. . Vlﾊヽ
　　　　 　 　 　 /jV.: .: :V lノ　 /　　　　　　　,. -‐　 　 !:. i:. :.'ｌ ﾊ　＼
　　　　　　　　/　, l:. l:. :.V ｌ　　 ,.　-　　　　　 x=＝=z ,l:. i: :. l':.ハ 　 '.
　 　 　 　 　 /　/:/.: l:. i:. : ｌ　　,. z=-　　　　　　　　　/ .: i:. : l/ｌ ハ＼l
　　　　　　　l　/:/.: .:ｌ:. ｉ:. : ｌ､ 〃　　　　　　　　　　　. .: :/i:. /l: l'/lハ　　　　　次は私ね
　　　　　　　ﾚ' 7.: .:,il:. :i:. .: l ﾊ 　　　 　 　 ＿_ 　 　 l:. /,il /,iｌ. ｌ' /.: l
　　　　　　　　/.: .:,iIl:.l: i, :. :l:ヽﾍ　　　　<< ⌒ﾉ　 　 l:. l,iIl/,iI'lノV.: /　　　　　貴族の子って、どんな風に鳴くんだろ
.　　　　　　　/.: .:,ｉI|ｌ:.l:. :'Iｉ,: ｌ:::::l个　　　　　　　　 ／l:. lｉＩ|ｉI|i〈　/／
　　　　　　　l:. .,. '´ｌ: lﾊ : 'Ii,:l::V.::l::::::: r｀ｉ　.. _　イl7くﾊliI|/^ヽl　　　　　　　　　楽しみだなぁ
　　　　　　　∨　　ヽl /ヽ:.Yl:::l::/ ヽ:/l ｀丶、 ,.　'´　 l 从
　　　　　 　 　 　 　 ノイ　 ｌ /j'　_,ノxl　　 ﾊ^ﾊ　　　 〉 ､ __
　　　　　　　　　　　　 , '´ j/l/l>.::ｌXxﾍ　/l: V :lヽ ／X/.:://l￣ ｀丶、
.　　　　　　　　　　　 /. : : : :l:.:.l｀>lxXx.>'､V__V /へｘ/.:://.:l : : : : : ハ
　　　　　　　　　　　 ｌ: : : : : :l:.:.l Ti::::「　 　 /.::|　 　 /.:://.:/: : : : : /. :l
　　　　　　　　　　　 ｌヽ : : : :ｌ:.:.!: :ｌ::::!　　 / ::::|　　 l:::::ｌ l:.:.l : : : : :/. : :l
　　　　　　　　　　　 l: : ヽ: : :ｌ:.:ｌ: :!:::,'　　 ..:::::::|　 　l:::::ｌ l:.:.l: : : : /. : : :l
.　　　　　　　　　　　,l : : : Y:/ / /.:,'　　 l::::::::::|　 　'.:::::!ハ ヽ: ::ｌ: : : : :l
　　　　　　　　　　　l l : : : l/:/. :l:::,　 　 l:::::::::::|　　　'.:::l: : l:.:.l: :l : : : : :!
.　　　　　　　　　 　 Yl: : : :ｌ::ｌ : :ｌ:::l　 　 !:::::::::::| 　 　 l:::l: : l:.:.ｌ: l: : : : :/
　　　　　　　　　　　.ハ : : l:::ゝ'^ヽl､ 　 l::::::::::::|　 ,.. -l:::l: : l:.:.ｌ: l: : : :/
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　　　　　　　　　完全に落ちきっていないアルトの抵抗はあり得るが、一度でも悪事を見逃した負い目はつつきやすい。

　　　　　　　　　　　『お前のせいだ』とささやき共犯へ貶めることで、口を封じることはできるだろうとそろばんを弾く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　楽観に近いものだが。不測の事態を計算にいれることはない。

　　　　　　　　　　　成功を確信しきった彼女らは。先の楽しく甘い展開だけを思い浮かべ、イヤラシく口元を歪めていた。

　

3209 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 00:37:23 ID:/jnZbra4

　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／-_-_-_-_-_-_-_}ﾆﾆﾆﾍ
..　.r‐-　 _　‐=二=.　_.　_,ｘ≠ ､　　/-_-_ _ ＿　-=ﾆ=-≧s｡.λ
.　 {ニニ/ -_-_-_-_-_-_≧s｡.:　.:}h､‐=二　 ^.　.￣~"''　　　　.....ﾆ=-
.　.{ニﾆ {-_-_-_-_-_-_-_　 ＞''"　　.ｧ'´　　　　　　　 　 　 ＼　　　　.≧s｡､
　八ﾆﾆ }-_-_-_-_-_-_-..ィi{　　　 .'´　　　　　　　　　 　 　 　 ､　 　 ＼　　.}h､
　 . {ﾆﾆ√-_-_-_-_-,ｨ'´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`､　 　 .＼　　.:＼
　　.{ﾆﾆ〔-_-_-_-_ ,:':.　/　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾏ　 　 厶　　　:ヽ、
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　 　 .寸ﾆﾆム_ /.　./　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ∨/　　　　 　 　 .∨
　　　 ムニニУ. 　′　　　　　　 　 :/　　　:}　　　　　　　　　　　　 l }　 　 　 　 　 .ﾄ､∨
　　　　 |｀寸ﾆ{　　j{　　　 　 　 　 　 l　　　 √　　　　　　　　　　　　} v　　 　 　 　　'，ﾊ
　　　　 }/:..＼{　　{　|　　　l　　　　.:λ　　　|. v/ 　 　 　 　 　 　 　 l　∨　　　 　 　 ﾊ ﾍ
　　 　 .|{　　　| 　 |　|　　　　 　 　 /∧　　 .|　∨　　　　　　 　 　 .,ﾘ,､ _∨　　　　 　 .}
　　　 .√　　.∧.　|　　　　 |　　　　 /∧　　.| 　,ｨ　|{　　　　　　　 ./__｀~"∨/.　 　}　 j!
　　　.√　 . / .|..从　　　　 　 　 　 　 厶..　.|.　メ...八(　　　 　 .//´,ｨ劣ミﾁ{ 　ﾉ. ﾉ　.}l
　　 ./　　 ./　 |　 : ＼　　　　 .や　　　 .{弋 ／　　　　ヽ.　 　 ./　〈乂r ﾘ.ｿ |{/　/　.:λ
　　.八.　.:/　　|.込　 : ＼　　　.:弋　　　 {／.　,rｮf圻ミ　 ＼　/　　 ｀"¨¨´ 　 /./ 　 小
　 / 　 ..:/.　 　{　　＼　　＼　　 .込　　八 ,ｨ巧 　厂ヽ　　 .}/　　　　　　　　/.ﾄ　／:|　}
／　　.:/　　　..| 　 　 :＼　　　　　　.＼.　 ゝ-＝'^　　　　　　　　　　　　　　　/./.　::::|　|
　　　,ｲ　　 　 .}　　　　 .八＼　　 　 　 ＼}ﾉ｀¨´　　　　　　　　　　　　　,　　//　　::::.}...|
　 ／.{　　 　 ./　　　 ／ 込　 v/　　　　 .＼　　　　　　　　　　　　　　ｨ 　 //　　:::::/. ﾉ　　　　　それなら、今夜にでも聞くことができるでしょうね
／.　√　　　.{ 　 　 /　　i|. 〕iトﾍ ≧s｡､ /∧＼　　　　　　　 　 -=ﾆ /　,-={ =ニ^≧s｡
　　.√　　　:/　　 ./　　　|　　...圦　 　 ＼〉 ＼ j　　　　｀''ーこ　r-=ﾆ三}ﾑ======}====.
　　√　 　 /　　 ./　　　.:|　　　　.)　　 　 .〕h､　　　　　 　 　 　 ゝ‐=＝/＝ー-=≦====
.　.√　　 :/　 　:/　　 　.√　　　　|.　　　 i|　　ﾆ=-　　　　 　 　 　 　 /　　 .{..　.//
　/　 　　/　　.:/　　　　/　　　　　:|　　　 i} ／ヽ　 　 　 ≧=-　　　 ｨ'.{l　 　.心//
./　　　.:/　　:/　　　　:/　　 .:l　　 :〉　　 :イ.　 　∨, イ´￣｀}ｈ｡､　　　{{　　　　 ＼
　　　／　 　/　　 　 :/　　　 :{ 　 /　 　 j{　　　.／　　　　,ｨ====.}i,。イ -==≧s｡、＼
.　／　　 .／　　　　:/　　　　:| ／　　　/　 　 ,ｲ 　 　 ／}ﾆ=-ニニニニニニニニ
　　 　 ／　　　　　 　 　 　 :／　　 　 /　　 ./　 　 ／}ﾆ=-ニニニニニニニニﾆﾆﾆ
　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　 :/.　 　/　 　 /}ﾆ=-ニニニニニニニニニニﾆﾆ
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　　　　　　　　　　　　　　　　彼女らが獲物と見定めた男こそが、最大のイレギュラーだとは気が付かないまま。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今宵から始まる楽しい夜へと、思いを馳せるのであった。
　

3210 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 00:39:14 ID:/jnZbra4

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￣＿二-￣｀''＜≧=‐��...,,,＿|_ ┘＾^�_ |:「￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ : | |　 | ′　　 　 　 　 ´, :|: | ＼: : :.::| |
二─＿＞｡,_､+'`　　　　　　　　,.｡s≦イ|_|:|￣|　|￣￣|　|￣￣|　l￣￣￣| | |　 |′　　　　　　　　´,|: | : : |｀ﾞ|: | |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――はたしてその夜。

　　　　　　　　　　　　　　　　　館へ、これまで聞いたことのない獣のような声が響き渡ることを知らずに。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　新たな性の扉が開かれる時を、ただただ待っていた。

　

3211 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 00:39:30 ID:/jnZbra4

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞　　´　　 　｀　 　 ＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿_ﾉ, ;　ゝ、__　　　　　　　　　　　 　 ｘ-､＿___
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ヽ_}　|　ト 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　(::::::)　)｡　　　　(―‐---)。　　∨　　　 ,'　 ゝ､┴┴〈　　　ｆ己
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 '　 　 ｡と : : : 　 　 丶　 　: : : : : :ﾟ｡　　　　　　　 ヽ.　　　　　　∨　,拒}
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣　T r-､　　 　 　 　 　 　 　 ｘ--　‐‐　= ､　　　　　　 　 　 　 　 ∧　　　　 　 〉 ｆ己
　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
　　 　 　 　 　 　 　 `己({/､_　　　　 ,:^ 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 ,' 　 　 　 : :|
　　　　　　　　　　　　　 ////≫zzzz　 　 　 　 .＞ ､　　　　　　　　　　　　　　　,.　-←―――,'　　 　 　 : :
　　　　 　 　 　 　 　 　 '　｀ー≪///　　　　　 ´￣ ｀¨ゝ、: : : : : : : : : : : : : : :／　　　　　 　 　 ',　　 　 　 : ;
　　　　　　　　 　 　 　 '　　　　　　{＿,.　 イ　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,'
　　　　　　　　　　　　 ｌ　　　 　 　 |　　 　 　 　 .〉 　　　　｀　ー　　　 -‐　´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _/
　　　　　　　　　　　　 |　　　 　 　 | 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',　　_　 -=ﾆ二
　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　ﾘ　　 　 　 ./　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',´
　　　　　　　　　 　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿__/　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',
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　　　　　　　　? (⌒)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『百合園館の黒薔薇』　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (｀Ｙ´)
　　　　　　　?(⌒※⌒)　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 貞操逆転ファンタジー　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (⌒※⌒)
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　　　　　　　　　　? ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　 ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ


　

3212 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 00:40:00 ID:/jnZbra4

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　______
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ ム=ﾆｰ-　_:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　＞ '"´￣ 　　 　 　`ヽ､.｀ヽ､:.:.:ゝ
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　　　　　　　　　　 　　 ／　　　 　 /　　　　　　　　 　　 　 ＼',:.:.:.',
　　　　　　　　　　　 ／ ／.,'　　 .イ 　 　 　　 　.}　　 　　　 　`､:.:ﾘ
　　　　　　　　　ｰ-ﾆイ/ 　{　　/　l　　　　　　､_ﾊ 　 　 　 　 　 ∨
　　　　 　 　 　　 |｀l　ｲ　　',　/　　ゝ',　　　 / /｀',ヽ　/　 ',　　　 ',
　　　 　 　 l⌒l 　|ﾆ|´ ',./　ﾊ {　　　｀へ　 ｲﾚ'　　|　ｲ　　 ｌ　　 　 !
　　　　　　 |三!'´.l=/ 　'ﾍ./.ｨﾆ二ﾆゞ　　｀´ゝ､=‐､,ソl　 　.|　　　 .|
　　　　　／|三!　.ｌ/ 　ヽ　l ´/／/／　　　　 ｀゛''ゞ 丿　　│　　　ﾍ　/´ヽ　　　　　　　　　いじょう！
　　　 ／　 .l三!　.ｌ 　　 lゝ{　　　 　 /´⌒⌒ヽ/／／ /　　l',.　　　 ∨三/ 　r=､
　　　,'/　　 |三ﾘ､{､ ､　.{　ゝ　　 　 ゝ ´　 　ソ ゝ二ｲ　　 ,' ヽ　 　./三/　 /三ｿ　　　　　次回はヴィーラの叡智シーンです！
　　　 {　 　 {_ゝ` ｿ ヽ‐-ヽ-‐≧=‐-_ 　二二__＜´ノ 　　/　　ヽ　/三/＼/三/
　　 ／ﾍ ∠ﾆ‐'ｰ-‐ソ;;;:::::::::／:{　 　｀{ }´￣ゝ 二´＿. イ　　　 ∨三/　/三/　　　　　　 ではではー！
　 ./　 ∠ﾆ三ﾆｲ´-‐'"´￣ {: ノゝ_,イlﾍﾊ､__ノ: : ゝ; : :｀ー-ｨvｿ}{ｿﾆｿ､./三/
　 ,'　./ﾆ三ﾆ,ｲ:.{´: : : : : : : :ゝ`ｰ.､＿};{＿＿ヽ: ;ノ｀ﾞ''ー-ゝ__ソ｀ヽ｀ノゝイ/!
　 |　/ﾆ三ﾆﾊ : l: : : : : : : : : :ﾑ:::::::::::/l:::::::::::::个: : : : : : : ＼ヽ三三＼､_ｲﾚ
　 ﾍ,'ﾆﾆﾑﾆl ﾍ: ﾍ: : : : : : :／＼::::::_;l/:::::::::;:イﾍ : : : : : : : : :}.ﾊ三三￣ﾂ }
　　 ヽ三!三! : : ｿ: : : : イ´:::::ノ:｀´:::::｀'ｰ'´:::::::::::',: : : : : : : :/./:l.ﾆ/ﾆﾆ/ /
　　 .) ヘ{アｌ: : ∧{: ／:::,イ´｀ゝ､;;ｨ_;;､:::::::ﾍ:::::::::::l､: : : : :{ン'´ ;'_/ﾆﾆ/ /
　　 '´　 ゝ､{.∨　ﾍ:{ﾆソ'´:::::::ノ ; ; ; ; ｀1'"´＼:::::::ﾞ＼:.ﾊl: : : ://ﾆﾆ/.ノ
　　　　　　　｀ 　 　｀/:::::::: イ､ ; ; ; ; ; ; ﾍ:::::::::{_ﾆ=ｰ-ｲ l|: : :ｲ/ﾆﾆ∧(
　　　　　　　　　　 /{､:／　　　＞‐-‐'"´ヽ::::::',　　　 　 {ｿ＼ン'"´ 　`
　　　　　　　　　　 ゝｿ　　　　　　　　 　　 ﾍ:::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ‐1
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ｀´

　

3213 ：名無しさん＠狐板：2025/03/09(日) 00:45:01 ID:vLuWZY/U

乙でした

3214 ：名無しさん＠狐板：2025/03/09(日) 00:54:05 ID:lIsgnKhi

乙
あっちも待ち望んでいるとは思うまいww

3215 ：名無しさん＠狐板：2025/03/09(日) 06:32:12 ID:zrQk+bTi

砦を落としたから本城まで攻め上るぞと思ってるけど全部読まれてキル・ゾーン作られてるの図

3216 ：名無しさん＠狐板：2025/03/09(日) 08:32:29 ID:gc2FTSux

乙です
今度は雌堕ちの展開かなｗ

3217 ：名無しさん＠狐板：2025/03/09(日) 18:47:24 ID:GiU9gnbJ

乙でしたー

3218 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 22:39:40 ID:/jnZbra4

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 r.: ´: : : : : : : : :≧､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞- ――- ＜: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{┃　 　 ＼{. ┃}　 　 |　',　　　　　乙、コメントありがとうございます〜〜
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　┃　　　　　 ┃|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　　　それでは、のんびりとエッチシーンを投下していきましょう
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　 ｀　 ´　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
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3219 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 22:40:56 ID:/jnZbra4

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　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
　　 　 　 　 　 　 　 `己({/､_　　　　 ,:^ 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 ,' 　 　 　 : :|
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　　　　　　　　? (⌒)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『百合園館の黒薔薇』　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (｀Ｙ´)
　　　　　　　?(⌒※⌒)　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 貞操逆転ファンタジー　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (⌒※⌒)
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3220 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 22:42:48 ID:/jnZbra4

　

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　夜空にはうっすらと雲がかかり、一つの月を覆い隠す。

　　　　　　　　　　　　　　　かろうじて姿を見せる極北の真円さえも陰らせ、暗澹とした雨の気配を感じさせた。

　　　　　　　　はたして暮らしが満足にゆかない人々は、不吉な予感に身悶え寒さをこらえるように毛布へと包まる時刻。

　

3221 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 22:48:47 ID:/jnZbra4

　　 ||　（　´_ゝ`）/ 　'⌒ｉ　|| |　 /二| ./ﾆﾆ∨|| |　 ＿L　　 ﾉ|　　　　　　　　　 　 ／／ ￣￣￣￣ ＼＼
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　　　　　　　　　　　　　　夜の帳がおりた館の中は暗く、昼間の喧騒とは打って変わった静けさに包まれる。

　　　　　　　　百合園館の警備を任された『マジックナイト』が、お楽しみの真っ最中の同僚へ向けて悪態をつく声が嫌に響く。

　　　　　　　　　　彼女たちの陰口が向かうのは二箇所。この頃、館へやってきた主従を貪る宴をこそ指さしている。

　

3222 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 22:55:05 ID:/jnZbra4

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　　　　　　　　少年従者アルトは、あれほど警戒していたできる夫とヴィーラの夜を覗き見ることなく館の一室へおもむいた。

　　　　　　　　　　　　これまで無体はなかったから。一日くらい。そんな言い訳を胸にいだいたかは、定かではない。

　　　　　　　ただ。館の女主人やその姉妹が目論む通り。彼は彼の務めよりも、己の快楽を優先したことだけが確かな事実だ。

　

3223 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 23:00:51 ID:/jnZbra4

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　　　　　 ∨ニニﾆハ,ィﾆ ＼ '<=ニ小､ニ二三八ニ,ｲニﾆ/ ハ=ニ//ニﾆﾆﾊ(
　　　 　 　 '<ニニﾆﾆVニニ=`ｆ≧='l|ニ≧=ー==≦ニニ,ｲ>'　 ∨くくﾆ=ーｙ' ∧
　　　　 　 　 ＼ニニニニﾆ=ｙ'|=ﾆﾆl|ニニニニニニﾆﾆｙ'　　 　 V ⌒Vﾆ/ﾆ/ ∧
　　　　　　　　　＼ニﾆﾆ＞'´　Vﾆﾆl|ニニニニニニニｲ　　　　　∨ / Vﾆニ/=∧
　　　　　　　　　　 `ｰ '´　　 　 }lﾆﾆl|ニニニニﾆﾆﾆ/ﾆ{　 　 　 　 }/　　Vニニﾆ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　八ニl|ニニニニニﾆﾆ=∧　　　　 　 　 　 Vニニﾆ∧
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　　　　　　　　　　――――この裏切りとも言うべき職務の放棄こそが、ウルスラが狂い始める第一歩である。

　　　　　　　　　　　　　　　望まずとも伴侶となった男に抱かれることだけは、まだ耐えられたのに。

　　　　　　　　　　　　　　　続く形でその弟たちにまで凌辱されたとなれば、まともでいることは難しい。

　

3224 ：名無しさん＠狐板：2025/03/09(日) 23:09:19 ID:TyCiirHL

原作はともかく、この味方が実は一人も居ない環境でアルトが耐え続けるの無理だと思うんですよ（こなみ

3225 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 23:10:34 ID:/jnZbra4

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　　　　　　　　　　　　　　　　狂い、恨み、呪った末に従者を手にかけた事が暗黒道を歩む本格的な理由。

　　　　　　　　　　　　　　その一歩目となる初夜と同じ日に、できる夫とヴィーラは夫婦として初めて体を重ねる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　館の女主人はほくそ笑み。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　初物を味わう心地と、彼の喘ぎ声を想像して――――――――

　

3226 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 23:15:21 ID:/jnZbra4

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /ヽ＿＿＿＿ノ!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　　　　 |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼ 　 /⌒'_　　　　　　　 　 　 ,.-､　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　｛　　 }'⌒｝　　　 　 　 (⌒　/　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　 ＼　　／　　　　匕_　 ｀ヽ/　　　 :!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　＼(　　　　　(乂 ）　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　　　　　　　ィ　❤　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　　　　　　　　　 しﾍ　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　　　　　　　　　　 や　　 　 　 　 　 　 　 〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 〈　　 ＿　　　　　　　　 あ　　　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ{　　｀Y´}　　　　　 匕_　　 　 　 　 　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼　　 /　　　　　(乂 ）　　 　 　 　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　　 　 　 　 匕_　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　(乂 ）　 　 　 /⌒_　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　　あ　　 ｛⌒'{　　 ｝ |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　 匕_　 　 ＼　　／　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　(乂 ）　　　 )／　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　 匕_　　　　　　　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　(乂 ）　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　 あ　　　　 ／￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |／￣￣＼　(Ｙ )❤　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　)ｲ 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ／

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――しかして現実は真逆に。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼女の喉が、快楽の嬌声をただただ上げていた。

　

3227 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 23:15:36 ID:/jnZbra4

　
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3228 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 23:20:28 ID:/jnZbra4

　

　|.:.｀''-ミｰ　_ ｀丶、　　　　　＼　＼　　　　　　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　　／ ／　　 　 　 _､　'｀　_､‐''゛
　|.:.:.:.:.:.:.:.｀''ミｰ　_ ｀丶、　　　　＼　＼　　　　　　　　　　　 人　　　　　　　　　　　　 ／ ／　　　　_､　'｀　_､‐''゛ ／
　|＿.:.:.:.:.:.:}.:.:.:｀''-ﾐｰ.． ｀丶、　 　 ＼ |¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨ﾞ／　　＼¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨| ／　　　_､ '｀　_､‐''゛ 　 ／／
　|　 |＼＿{.:.:.:.:.:}.:.:｀`iﾞｰ ._　｀丶、　　｀¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨( ｡o∞o。)¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´　　_､‐''゛ _､‐''゛　　　／／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　荒く息をする。

　　　　　　　　　　　肺が痛むほどに吐き出したせいで呼吸は絶え絶えで、口の端から溢れる涎を拭う余裕すらない。

　　　　　　　　　　　　　　　酸欠でくらくらとする頭は、ただぼんやりとして溢れ出る性感へと浸っている。

　

3229 ：名無しさん＠狐板：2025/03/09(日) 23:21:45 ID:lIsgnKhi

勝ったな…

3230 ：名無しさん＠狐板：2025/03/09(日) 23:24:09 ID:ab/8+7aq

この勝負、我々の勝利だ

3231 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 23:25:53 ID:/jnZbra4

　

　　　　　　　　　　　　　　 |:::::::::ノ　　　　　'／／／／.i|　　　 　　i!...　/}
　　　　　　　　　　　　　　 |:::::::::ヽ..　　　　 　 　 ) 　 / i|　　　 　 i!..／　!
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾊ:::|:::::人　 __ 　...､　　し /　:i|　 　 　 .i!ﾞ_,　　|　|
''"ﾟ~￣￣~ﾟ"''' ＜　 　 　 { ヽ|:}::::::::ヽ ﾏ::::::::ﾉ.　　 　 　 i|　 　 　 i!ﾏ　　.|　l　　　　　はっ♡ はぁっ♡ あっ♡
ニニニニニニニ=-_　　　　 |ﾊ::::::::::ハ` ¨´　　　　 ／.i|　　 　 .i!..ﾞ》,　 | .:
ニニニニニニニニﾆ-_　　 　 i|:.:.:.:.:∧:.　　 　__､イ. 　 i|　　 　 i!...../〉 ﾉｲ}　
ニニニニニニニニニ=-_　 　 i|:.:.:.:.:.:}｀.`J⌒　　 }､ _....i|　　　 .i! -=ﾆ＼/
ニニニニニニニニニﾆ=-_.　　i|:.:.:.:.:i!.　　　_ ､＜≧s｡_i| 　 　 i!..　ﾆ=-γ
ニニニニニニニニニニ=-_　／三ミ､ｰ､‐＜ -=ﾆ乂 _.ﾞi|.　 　 i!..　　-=/
ニニニニニニニニニニ_＞`｀⌒＼ニ＼≧s｡=-_　　　 i|　 　 i!.ﾞ_-=ﾆ/
ニニニニニニニニ＞`｀ 　 　 　 　 ＼ニヽﾆ=-　_　　　i|　　 .i!..-=ﾆ/
ニニニニニニﾆ.／ 　 　 　 　 　 　 　 ∨=-_　 ＼ 　 ､..i|　　 i!....　‖
ニニニニニニ /　　　　　 　 　 　 　 　 ∨＼　 　 ＼.....i|　　.i!...　‖　　　　 　 　 　 ＿＿_
ニニニニニニ.′　　　　　　　　 　 　 　 ∨ﾆ≧s｡,,_　ﾆi|　　i!_ﾞ=‖　 .:′　　　　 ,'´ 七_〃｀,
ニUニニニニ.{　　　　　　　　　U　　　　_.:}ﾆ=-‐…‐-=ﾞi| 　 i! 　 i{　 /　　　　　　 !　(乂 ） 　 .
ニニニニニﾆ∧_　　　　)　　　　 　 . . :　　　　　　　　　i|　 .i! . ﾆi{／　　　　  ─ ┘　　 ツ 　j
)､ニニニニ. 人::::) 　 　 し　　 　／　　　　　　　　　　　i|　iﾘ...　ヽ(　　　　 ,'..＿ノ 〃.　　♥ .ノ
ニ≧s｡ニニuニ)(i}　　 　 　 　 .:　　　　　　　　 　 　 　 i! /　　 　 :　　　　 !..　｜　 　! ￣
ニニニ)h､ニニニj　　　　　　 ′　 .､　　　　　　　　 　 /ｲ.　 　 　 }　　　  l　　 イ ﾞ　|
ニニニニ/⌒￣ 人　u 　 　 .:　　 　.:ヽ　　　　　 　 ヽ　r　　 　 　 ′　　  l　　 　つ j
ニニニﾆ〈__　　　　 )h､...,,＿_{　　　/ﾆ{::::::::::...､　　　　し　　　 　 /　　　　 ヽ.　 ♥　ノ
ニニニﾆ{ニ≧s｡.,,＿__ ∧ : 人　 　}ﾆﾊ::::::::::::::::ヽ　　　　　 　 ／　　　　　　 ￣￣
ニニニﾆ}ニ ／ニニﾆ�_∧: : : )h､/ニ_〈ツ:::::::::__}､､,,..__ 　 ／
ニニニニ／ニニニニ =-∧ : : : ‖ニニニニﾆ=-　~´　／ 　 　 　 　 /
ニニニニニニニニﾆ}ニﾆ| }: : : : i{ニニニニ≧s｡..､､ｨ ゛　　　　　　　/
ニニニニニニニニﾆ', ニ.|/: : :／ニニニニニア: ／　　 　 　 　 　 /
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　　　　　　　　　　　　　　　　びくり、びくりと絶頂の余韻に震える体がさらに追い打ちを受けて戦慄く。

　　　　　　　　　　アクメ快楽を知らぬわけでもないし、熟れた膣はもう何十と男を加え込んだ淫らな捕食者のそれ。

　　　　だと言うのに。何一つヴィーラの思い通りになるところはなく、翻弄されるがままに彼女は金髪を振り乱して再び気をやった。

　

3232 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 23:30:25 ID:/jnZbra4

　　　　　　　　　　/ 乂_＿　　　　　　　　　　　　　＿ ‐=ニニニニ 》
　　　　　　　　　　{‐=ニニニ=‐　 ＿　　　 　 _ ‐ﾆニニニニニ=‐ /
　　　　　　　　　　 ‐=ニニニニニニﾆ≧s｡ /ニニニニニニﾆ=‐./
　　　　　　　　　　　 ‐＿＿  ニニニ＞''"　 ⌒“''*､≧=- _　ﾆ=‐/､
　　　　　　　　　　　/　　　 ＼ ﾆ／　　　　　＼　　 ＼　　 ＼‐/　 ＼
　　　　 ＿＿　　 /　十_, l l　| /　　 　 　 　 　 ヽ　　 ∨/　　　 ヽ　　Y　　　　　 　 　 ,⊆ 乙00
　　　 /　　　 ＼/　 （レ'_）　 | 　　　　 |i　　　　　　　　∨/∧　　 }　　} ､､､ ,　　　　　 `７⊂′
　　 /　/　　　　　　　　つ　　|… v . ,': {　 　 　 .!: :＞ ‐ ' "　　　　　 　 　 　 Y　　　　　 `‐┘
　　 |　∧__ﾉ　　　　.　十_, l l　|　 j‐‐‐‐‐… '' "　　　　　　 　 　 　 　 u　　　 i　 　 　 　 ,勹
　　 |　　　あ　　　 　 (レ'_）　 |　　{_)　　　　　　　　　 　 　 　 . . . . . . . . .　 　 |　　　　　く く
　　 |　　　|　 十　　　　　|　　 |　  {7 　 :　　　 ri‐…･･･/i/つ ￣￣ !￣´　　　|　　　　　　＼）
　　 |　　　ﾚ　ｄ､　　　 　 |　　 |　  {!: :ノぅ/ｉ´ 　｀　　i/i/i/i/j　　 　 v　　　　　 |　　　　　　 r--､
　　 |　　 　 .あ　　 |＼　っ　 /　　 {イ (i/i/i/　　 __　　　。 ﾉｲ　　: ＼　　 　 　 　 　 　 　 　 己ﾉ
　　 |　　 　 .：　　　|　 ヽっ く　　　{ j⌒｀　　　 /:⌒:ヽ　　　 j　　: :′丶　　　　　　　　　 (⌒⌒)
　　 ＼　　 ：(⌒⌒):| : | . 　 　 　 �Y ､　　　　{/⌒u j!　　 ,ｲ　　_j 　 　 ＼ 　 !　　　　　  ＼／
　　　　 ＼ つ＼／  | : |　　　　　　�Y(:＼　　　ヽY⌒ｉ　／:i{　./^′　　　　＼j
　　　　　　 ＼／　　  .　:.　　　 　 　 �Y〉: :i〕iトu.,j i　 ィi{: : :{{ /: :′　　　　/　j＼　　　　　　　∧
　　　　　　　 ゝ '゛ 　 }　:!　 　 丶　　 �E: :} : : }: :u｀　: : : : :K ノ/　　 　.／: :　 　丶　　　　 |　;　`、　　／{_人_
　　　　　　　　　　 　 }　 !　 　 　 ＼　 〉＼:_:_ﾉ　　　　　 ＞'"　{　　 .／: : : 　′　　　　＿ﾉＶ　　 ｀¨¨´　　　｛
　　　　　　　　　　 　 }　 :　. .　　　_ ヽ′ ___　 ｀"'＜／　＞‐… ‐-rjｵ､ : :　　　　　　　＼　　　 　 ／　　　　 ＞
　　　　 ,⊆ 乙00　　 !　:ﾊ :. .: : .:ﾉツ::厂　　　｀ ＜　　'"　 　。　　ゝ: ノ∨ /　 　 　 　 V )　 ＼／　 |　　　 （
　　　　 `７⊂′　　　ゝ.,　,　: : /ゝ ''"　　　u　　　　　　　　　　　 　 　 　 v　　　　　　  ＜ 　 ／＼／|￣ヽ 　 ＼
　　　　　 `‐┘　　　　　  ハ　V　　　　　　　　　　 : : :　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　 )／　 ／＼{　　ﾉ 　 ／
　　　　 　 ,勹　 　 　 　 ′ﾑV　　　　　　　　　　 ﾉ　､　　　　　　 　 　 　 八　　　／　 ＜　 　 {　 　ﾉ＼ 　 　 ＼
　　　　　 く く　　　　　 ′　ﾑ:　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 . : : :∨ /　　　　 }　 　 .ー'~　 　 　　　ｒ'~
　　　　　　 ＼）　　　　　　　  ∧　　　　　　　 ,ｨi{　 -‐-　〕iト .,　__　　.イ: :　　 V　/　　  ノ　　　　　 ＼／!　　　{
　　　　　 　 r--､　 / /　　 ′〕iト ., __　 .イ　／: : : : : : :＼　　　ヽ: : :!: :　 　 {∨　 　 ＼　　 　 　 ／_Xi￣ヽ　＞
　　　　 　 　 己ﾉ　 / /　　　 　 Y:　　ア　 　./　　: :: : :　　　　　　 　 : |.:.| . V　,　　 /　　 ）　　　 　 .（__ﾉヽ　　 ＼
　　　　　 (⌒⌒) .　 ′　　 i　　|:　: :　　　　　　　 ::　　　　　　　　　: :八| 　 V ,　V　/  <　　 　 　 　 　 　 つ ｒ'^~
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　　　 　 　 　 　 {{　!　　 　 i 　 ハ　　　　　　　 　 :{　　　　　　　　 ′: : j　　　 j　　　}
　　　 　 　 　 　 {{　!　　 　 !　　 ハ　　　　　　　　 jv　　　　　　　 {: i : : j　　　 |　　　}
　　　　　　　　 　 �Y　　　 ::　　　 :ﾊ　 　 　 　 　 : : : :　　　　　　　�Y: : :: 　 　 j
　　　　　　 　 　 　 v　　 　:　　　/ j}　　　　し　　　　　　 　 　 　 　 ＼: ::　　　ﾉ　　 ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　∨　　 /j　 　　　　　　　　　　　 　 　 　 　　"＜イ 　 ／
　　　　　　　　　 　 　 ＼ 　 ∨　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　 /
　　　　　　　　　　　　　　≧=‐ =７　　　　＼　　　　　: :　　　　　′　　　　 　　V /
　　　　　　　　　　　　　　　　⌒７　　　　　　　　　: : : : : : :　　　　　　　 　 　 　 V
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イキなれた体は止まらず、絶えず浅いアクメが繰り返される。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　苦痛にさえ感じる心地よさに。気持ちよさに。

　　　　　　　　　　　　　　　　　知り得なかった連続絶頂に悶えながら、ヴィーラは瞳から涙をこぼす。

　　　　　　　　　　　　　　　幼子のような有り様を見下ろしながら。できる夫はふっと、口に笑みを浮かべた。

　

3233 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 23:36:23 ID:/jnZbra4

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿＿＿_
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　 　 　 　 　 　 |　　 　 　 　 ｀¨´　　 　 　 ｀¨´　　　　 　 |　　　何を泣いてるんですか
　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　 ＿＿｀＿＿　　　　　　　 |　　
　　　　　　　 　 ＼　 　 　 　 　 V　　　　　ﾉ　　　　　　／　　　大好きなセックスをしてるんですよ？
　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　 ――　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼
　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　繋がるまま、できる夫が腰をわずかに動かす。

　　　　　　　　　　　　連日のクンニ奉仕の中で覚えた急所を的確に突き、まだ知らぬ性感を引き出すべくかき混ぜる。

　　　　　　　　　　　　本をまくるしかできなかった白くてきれいな指先が桜色の乳頭を転がし、乳輪をなぞってくすぐった。

　　　　　　　　　　　　　　　そのまま汗ばむ乳房を持ち上げて遊び、根本からさすって快楽を引き出させていく。

　

3234 ：名無しさん＠狐板：2025/03/09(日) 23:40:05 ID:lIsgnKhi

熟練の動き

3235 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 23:44:41 ID:/jnZbra4

　
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｌ⌒ｌ ∩ｎ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　 | ∪U　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾄ､_人_,イ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　 |　　　　　　 （⌒ヽ (（))　　　　　　　　  く　.七_　7　　　　　　／＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｜　しっ ｎ｢|_　　　⌒ｿ 、　　　　　　　 　 　 | (乂 ）|　　　　　 / /ニ-＼ 　 _,,､､､,,_　　　　＿＿__
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ー‐ '　 レｒ__） /) _)ヽ. lヽ　　 　 　 　 　 　 |　　つ.|　　　　　 { :{ニ=--=＼(　 _､-=ニニﾆﾆ7.:.:/
ニ'，　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |｣　（_/ (＿ﾉ |__)　　　　　　　　　 ）(⌒⌒)　　　　　{ :{ニニニ-=￣~''＜ニニﾆﾆ/.:.:/
ﾆニ'，　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ノ.　＼／､　　　　  { :>　　　　　,　　　　＼ニニ{.:..:{
ﾆニﾆ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ￣｀v-√　　　　 　 '　 ／　　　　　＼......　＼ﾆ:{.:.:.{
-=ﾆニﾆ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_/. . /　 /w　　　 　 '，　 　 vﾉ.:.:ﾉ,,
Vﾆニニﾆ(＼rﾍ　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾄ､_人_,イ　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ノ^7i}/{ . i/''ﾞ{　､　＼ 　ｉ　　 　 V/
/Vニニニ＼ ＼＼ __　　　　　　　　　　　　 く　.七_　7　　　　　　　　　 /⌒　　　 　 .i .〈i:ｉ/ 八:{ノ { 　i＼ｰ＼}　　 __/人
/ Vﾆニニ=-＼ ＼＼└､　　　　　 　 　 　 　 | (乂 ）|　　　　　　　　　 {(　　 　 　 　.{. . Y. .{ x=ミ 八 { 芯ぅ�Y　 「i　　.:}
//}ﾆニニニニ∧　`　 　 ＼　　 　 　 　 　 　 |　　つ.|　　　　 　 　 　 人:＼　　　 __人. .{. . 乂.:.:..:'　 ＼.:.:.:.:./　　/　　.:}　　　 ち、がっ……んひぃっ♡
//}＼-=ﾆニニﾆﾊ　　　　　　 、　　　　　　　 ）(⌒⌒)　 　 　 　 　 　 　 ＼: : . . . . .个 八 . {⌒ ___　　　__ノ　　〈　　　.:}
//}: : : : -=ﾆニニ」　　　　　　　　　ー─ ─ ノ.　＼／､　　 __　　　　　 　 ___＞ -　´ ￣￣ ＼:.. └ ､_〉　⌒7／. }⌒ .}　}　　　 こん、こんなのセックスじゃっ♡
/人: : : . . └ ‐‐ r‐‐ 　 _＿ _　....　　　　 　 ￣｀v-√　　　　　　ー‐=ﾆﾆ　　¨¨ 　　　　　　　}込、 　 　u ｲ. .' . .' . . / . '
ｲ/∧: .　　　 　 　 ` -=ﾆニニニニニニ=-　 _　　　　　　　　　　　　.::.　　　　　　　　　---＜乂: : --=≦ }/ . /　. .'　 . .{
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､/　 ｜　しっ ｎ｢|_　　　⌒ｿ 、　　　　　 u　.:　　　　　　　　　　　 ー=ﾆニニ): : : .　　　　　　　　ｲ: :/／ . {. ＼(＼
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////////____／////////////＼: : : : : : . .　　　ij　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └ ´ ／／/ﾆニニ=-　　 ＼／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いや、いやとヴィーラが首を左右へ振る。

　　　　　　　　　　　　　疲れ切って。快感へ蕩けた声は甘く、けれどかすれて。だが熱い熱を帯びていた。

　　　　　　　　　　　　　その儚い生娘のような姿に、できる夫は嗜虐心をたぎらせ強かに腰を打ち付ける。

　

3236 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 23:48:52 ID:/jnZbra4

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 w
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 wi　　__　 　 　 　 　 　 　 　 wi　　 | |　W
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 lW 　 　 | |　/,.、ヽ　　　　　 　 　 　 .| | ／ ≠ .| |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| | 　　　| ﾚ’ {　! |　　　　 　 　 　 　 | ',.／ | |　| |
ニニﾆ{　　}ニニニ＼＼ニニニニニニ//ﾆﾆニ{　　 ﾏニニニ{ | | 　／_　, ﾍヽﾉ/ 　　　　　　　　彡イ |　　ﾊ!　|/
ニニﾆ‐　 ‐ニニニニ＼＼ニニ二∩７/ニニニ‐_ 　 ﾏニニﾆ{  | | /／ | | 　 ￣　　　　　　　　 　 　 | :レ'"⌒l
ニニニ∨ニニニニニﾆ=‐……‐-ﾆ_ /-‐…･…‐-ﾆ_ ﾏ ニニ{ | |　 ｨ''"└-、　　　　　　　　　　　　 レ'"￣) }　　　 |'i__
‐ニニニ∨ニニニ／ -‐-､ 　 _　 　 `､ 　 　-‐‐- 　 ` }ニニ {　| |　 l O l`ヽ!　　　　　　　　　　　 　 　 　 / /　　lﾞ|/　riヽ
＼‐ニニﾆVニニ/.u　　　　}　{⌒ヽ　　ﾟ｡　U　　　 iu 　 ∨ニ∧ |ﾊ　 ヽ-′　　　　　　　　　　　　　　 　 ｲ／　　 .レｲ lﾉ.ﾉ
　 ＼ニニニ`'＜　　　　 　 し'　　　}{ 　‘. .　　　　　　 　 ∨/ﾆ}　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |_l"
　/ニ＼ニニニニニ⊃　　 　 　 　 u　　}: :､　　　 　 　 　 }八八
./ニニﾆ}ニニﾆﾆ厂､　　　　 　 　 　 　 ﾉ : : :　　　　 　 　 }⌒ヽ′　　　 r== ミ
‐ニニニV∨V‐ {: : ::＼　　　　　u　　 　 : : : 　 　 　 　 　 }: :　 ﾟ｡　 　 　 〕‐=ニ｝ｈ､　　　 ＿
ニニニニV∨V∧　　: :丶､　　　　　　 　 : : : .u　　 　 　 ﾉ 　 　 ﾟ｡.　　 ノ‐=ニニ=‐＼／〈 ⌒＼　/
ニニニニ{ V∨V 〉　　 　 /.　　　 　 　 　 : :{: : 　 　u 　 { 　о 　 ﾟ｡　/‐=ニニ=‐　-= ＼_乂／ ∨ /
ニニニニ{　ヽゝ-'　　　　　　　'， 　 　 　 : : ﾟ｡ : :　　 ＿ {　-‐…･･･　{ﾆ＞''"　　　　　　　 ｝ｈ､ __.∨
ニニニ‐八　　　　　 　 　 　 　 ﾟ｡　 　 -‐‐-: :`､: :r‐‐…･･････…‐- ／　　-‐…･･･…‐-　､　 ＼ニﾆ=‐ _
ニニニニﾆ＼　　　　　　　　　　 ﾟ／ 　 　 　 　 `､{ 　 ⊂ニニニニ／／　　　　　　　　　　　 `､ `..`、ニ=‐〉
ニニニニニ ∧　　　　　　　　　　}　　 　 　 ／　　｀¨ﾆ=‐‐>‐‐‐ｧ'゛　　　／　　　　　　　　　 　 V∧.∨ ／　　 　 ヽ _人_人 ,.ノ(_／
ニニニニニ/ ∧　　　 　 　 　 　 }　　　　 / 　 　 　 　 　 ( 　／　　　,／　 　-‐…　　　　　　　 V∧ﾞ∨　　　　　　 _)　　　　 　 {
ニニニニ‐/　　 `､　　　u　 　 　 }　　　　:{　　　　　　　 　 y'　　　／ ／／　　　／ 　 　 　 　 　 '//,　　　　　　　 ﾉ ‐七 〃　(
ニニニ‐／　　　　ﾟ｡　　　　　　　 }＼　 　 ニ=-‐　　　 ‐ﾆ/　　　/ ／／-‐…‐　　　　　　　 　 　 　 }{　　　　　　 < 　 (乂 ）　 /
ニニ ／＼　　　　　ﾟ｡　　　　　ﾆ=}-‐　￣　　　　　　　 　]{　 　 / / Cミﾄ､／　　　　／, /　　　　i 　 }{　　 　 　 　 _)　 あ゛　　{
¨¨¨゛ 　 　 ＼　　　　ﾟ｡ﾆ=‐ ¨　　　　　 　 　 　 　 〇　 　]{　　ｲ∨: : : : ⌒　ｆ　　 ／／/　　　　 八　}{　　 　 　 　 _｝　　 あ゛ ｛
　　　 　 　 　 ＼ 　 ／ ￣￣＼　　　　　　　　　　　　　　]{　/ {　　　　: : :＼| .／／//　　 　 ／　//　　　　　　　  _) .♡ (　　 〈_
　　　　　　 　 　 ｀¨{　　　 　 　 ＼＿＿＿＿__　　　　 _,ノ{/　 {/￣ヽ　　: : /'〕ミぃ//　　　／-‐彡'　　　　　 　 　 ﾉ　　　)　　 (_
　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　｀'＜　　　　二ニ二　　　　 ゝ i　ﾉ 　　 : : : :　‐C　　／¨¨¨゛　　 　 　 　 　 　 _) 　　っ 　　 (
　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　　 ｀¨¨¨゛　､ヽ　∨⌒}　　　U｀¨¨¨¨¨¨゛ ／＿ ／　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ 　！！❤ {
　　　　　　　　　　　　　　　ﾆ=‐　　_　　　　　　　，ﾟ｡ ﾟ｡ V,ノ　　　　　　　　　／￣　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ) (｀Ｙ´) 　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾆ=‐　　　､　 ﾟ｡ ﾟ｡,〉ﾉ　　(＿)　　＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 )　＼( 　 (_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀¨¨¨｀¨¨｀¨　　　　　　　　(＿＿)　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／⌒Y⌒´⌒ ヽ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　抵抗の声がたちまち、色めいた喘ぎ声に染まる。

　　　　　　　　　　　　　ヴィーラができる夫へあげさせようとしていたそれが、彼女の口から絶えずとこぼれていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　

3237 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 23:54:53 ID:/jnZbra4

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_ ,,, ,,,　＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _, - '´￣　　　　　　　　｀ ＜
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,.イ　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 ／.:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　／:::::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ
　　　　　 　 　 　 　 / .::::::　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾍ
　　　 　 　 　 　 　 /
　　　　 　 　 　 　 ,'　::::__､　　 　 　 _,ィェｪｭ、
.　　　　　 　 　 　 i　,イ ･ヽ　　　　´＿从爻
　　　　　　　　　　{ ' -≠:'
　　　　　　　　_．＜~）:::〈　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　SとMに年下、年上、それからいくらか同性に動物
　 　 　 　 　 /　 ／￣つ｀_
. 　 　 　 　 / ／　／／ ＿）　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　　　　　『以前』いろいろと試しましたが……
　　　　　　 { .ﾍ　　Y　 〈 　　　 _　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /
　　　　　 〈 .!　ﾍ　｜　 ﾍ￣￣　`　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　 セックスの『気持ちよさ』ってやつはね
　　　　　　ﾍ　　　　　　　 ｀＞ ､　　　　　　　　　　　　　　　　 ．´{_
　　　　　　　}　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　_ ．＜　 ノ ＼
　 　 　 　 　 !、　　　 　 　 　 　 　 ﾍ　　　　 __,,..．-＜　　　　／　　 ｀
　　 　 　 　 　 ＼ 　 　 　 　 　 　 　 ﾞ¨~´￣::::::::::　　 　 　 ／
　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　 }:::::::::　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　〈　　 　 　 　 　 ／







　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ―――――――― ､
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : :　:＼
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : :　:　:　:　: ＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /:::::::.:.:.:.:.:. : : : : : : :　:　:　:　　 　 　 　 　 　 ヽ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /::.:.:.:.: : ::::::::::::::::　　　　　　　　　　　　 　 　 　 :.
　　　　　　　　　　　　　　　|.:.::::::::::::::::::::::::::::: : : : : 　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　|:.::::::::::::::::::::::::::::: : : : : :　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　|:::::::::.¨二ﾆ=幺≧__ﾉ.:ｉ|:ｉ|ｉ:ｉ|ｉ: 廴≦幺=ﾆ二¨ 　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　|::::::::.ｉ{　 　( ・ ) 　从　l...li|il　从　 ( ・ )　 　}ｉ 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　|:.:::　　"'≧=´¨¨｀ミ.: : : 　　 　 ミ´¨¨｀=≦'ﾞ　　::|
　　　　　　　　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : ;;l　　　　 　 　 　 　 　 :::|　　　　　自分でコントロールできないほうが
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 :.　: : : : : ,_ 　　　　　　　　　　　　　　　_,　　　 /
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ 　　 ヽ 　'ｧ ,_ ｰ─ｰ　ｰ─ｰ _, ｧ'　 /　　 /　　　　　　気持ちよくなれるんですよ、基本的に
　　　　　　　　　　　　　　　 ／＼.　　　　　　 ﾞ'　─　─　'ﾞ 　 　 　 　 ／＼
　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 .: : : : :.:.:.:.:.＼


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3238 ：名無しさん＠狐板：2025/03/09(日) 23:56:49 ID:lIsgnKhi

なるほど

3239 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/09(日) 23:58:22 ID:/jnZbra4

　

　|.:.｀''-ミｰ　_ ｀丶、　　　　　＼　＼　　　　　　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　　／ ／　　 　 　 _､　'｀　_､‐''゛
　|.:.:.:.:.:.:.:.｀''ミｰ　_ ｀丶、　　　　＼　＼　　　　　　　　　　　 人　　　　　　　　　　　　 ／ ／　　　　_､　'｀　_､‐''゛ ／
　|＿.:.:.:.:.:.:}.:.:.:｀''-ﾐｰ.． ｀丶、　 　 ＼ |¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨ﾞ／　　＼¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨| ／　　　_､ '｀　_､‐''゛ 　 ／／
　|　 |＼＿{.:.:.:.:.:}.:.:｀`iﾞｰ ._　｀丶、　　｀¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨( ｡o∞o。)¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´　　_､‐''゛ _､‐''゛　　　／／
　|　 |...|　 ￣＼_{.:.:.:.:.|'ｰ _｀`〜､,/¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨ﾟo() () ()｡ﾟ¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨ヽ_､‐''~| |:|_､‐''゛ / /_,,､‐''´
　|　 |. |-　_　　|::｢|ヽ_| 　 ｀'' -､ _|￣￣￣￣ |￣|￣￣￣￣|￣|￣￣￣￣￣:|¨:|￣￣￣:::|_､‐ ~| |:|　　　/ _,,.. -‐''"´
　|＿|..|::　　¨ ''　|:|.|_,|　 　 . . : : :|￣￣￣￣ |　 |￣￣￣￣|　 |￣￣￣￣￣:|　|￣￣￣:::|　 　 | |:| _,,. -|'´||　　|
　　| . 「| |~ ｰ _　|:|...| マﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆア　　　　 　 .|　|　　　 　 :| 　 _,,| |:|ﾆ=-''|　||　　|
　　|....| | |　　　|::|:|...|　::|　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿ 　 　 　 |‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐|　|‐‐‐‐‐‐:::|ﾆ=-''| |:|　 　 |　||　　|
　　|...|: | |　　　|::|:|...|　::|_____,､＜ﾆ┐...|＿＿＿___＿＿|＞｡,＿_|￣￣￣￣￣|　|￣￣￣:::|　 　 | |:|　 　 |　||　　|
　　|_ﾉ :| |　　　|::| Ｖ|　｜::|::|. . 厂| |. .√￣　|　 |::　￣¨∨.| |::::|　　　　　　　 |　| ＿___＿ |　 　 | |:|　 　 |　||　　|
　　|..|　| |　　　|::|　)|　｜::|::|. /　 | |../ 　 　 :|　 |　 　 　 �Y |::::|　　　　　　　 |　| |￣￣|| :|　 　 | |:|　 　 |　||　　|
　　|..|　| |　　　|::|　 |　｜::|::|_,|¨ヽ| |..|　　　　|　 | 　 　 　 |:| |::::|　＿ΩΩ___ .|　| |　 　 || :|　 　 | |:|　 　 |　||　　|
　　|. |:::| |l　　 :|::|　 |_,,..|::::|::|¨|‐‐‐ｧ………………─--:「| |::::|‐:|:iﾆﾆﾆニｉ:| |　| |。 　 ||‐|‐-　_|_|:|　 　 |　||　　|
　　l.. l: | |l　　 .|::|￣|　｜::|::|: |ｰｰ|´´´´´´´´´´´´´´´´´ﾞ|:| |::::|　|:| |::::::: | |:| |　| |　 　 || :|　 　 | |:|￣¨¨|　||　　|
　:¨| ..|::| |　　　|::|　 |_,,..|::::|::|　|＿|　　 　 　 　 　 　 　 　 | | |::::|¨¨¨¨二二二二¨¨¨¨¨¨¨ﾆ=-　_| |:|　 　 |　||　　|
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　　| . |ﾆ=-__. ‐ﾆ￣　: : :.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : : . . . .　 　 　 　.√::|:ﾟ｡＿__{:::::ヽ________ｆ´:::ヽ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : . ´′ ⊥_
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.:.:.:.:.:.:.: : : : : . . . . .　　　　　　　　　／;';';'／　　　　　.√::::::::|::::: |::::::::::::::::::::‘, ﾟ｡::::..　　　　　　　＼　　　｀ヽ、 ｀丶、
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何を言って、と困惑するヴィーラの腰が跳ねた。

　　　　　　　できる夫の言う『気持ちよさ』は止まることなく彼女を襲い、包み込み、気が狂わんばかりの快楽を与えてくる。

　　　　　　　　　それは本来の。愛し合う男女が味わう『心地よさ』とは別種の、苛烈な快楽拷問とも言うべきものだ。

　

3240 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/10(月) 00:06:01 ID:NOkbtG/v

　　 ＼人_人从_／
　　　  ） _ﾚ┴､ （
　　 ＜. 　| ー'　 ＞
　　　  ）　　：　 .（
　　 ＜..　　：　　 ＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 __人_/＼／{_
　　　  ）　ｰ匕　（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼人_人从_／　 　 .＼　　_|___ l l　＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,!,　　/rﾊ
　　 ＜　 (乂 ）　＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ）　ｰ匕 ll（　　　　　 .)　　|_ ,　　（　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |!!　 ,j/ ,ｸ
　　　  ）　　あ　（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＜　 (乂 ）　＞　 　 ＜　 (_乂　)　 ＼　 ニニﾆ､ニニニニニニﾆ/,　　　　　　　 |!!　 }!じ"
　　 ＜　 　.つ　 ＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ）　ｰ匕　＼人_人从} 　 ｰ匕ll　ｒ'~ /ニニニﾆ{ニニニニニニﾆ∧　　　　　　　 |||　 ヾ〉
　　　  ）　　：　 .（　　　　　　| 　 　 　 　 　 __　　　　　　　　　 　 ＜　 (乂 ）　　） ｰ匕ll　　 .(乂 ）　{ 7ニニニニ/, 二二二ニニﾆﾆ∧ 　 　 　 /　||!　　 ヾ
　　 ＜　(⌒⌒) .＞　　 ＼､ﾉし　　 　 　／:::::＼　/＾＼　　 　 　 　 ）　　あ　＜.　(乂 ）　　　 ツ　　＞  ﾆニニ二∧ ニニニニニニニ＼.　 　//　　　(ゝ　_ィ
　　　　 ） ＼／ （　　 　 ＿）(　　　　　-─…―-ミ　　 ＼_,,､､､,, ＜.　　 つ　　 ）　　つ　（~⌒Y⌒~＼　 ニニニニ∧ ニニニニニニニﾆ=- //　　　　 ／／
　　  ／"⌒Y⌒｀＼　　 ￣＾ 　 ／ . ／　　　　 ＼　~'≪´:i:i:i/:::::/　 ）.(⌒⌒).＜　 ｰ匕　 .＞　ニニニ ∨ニニニニ∧ ニニニニニニニﾆﾆ / _　　　 〈／
　　　　　　　　　　　 　 　 　 .　 ／/　　　　 　 　 ‘i,　 ‘i,:i:ｉ/:::::/ ＜ 　＼／　　）　(乂 ）.（　 ~'' |! 二ニ-∨ニニニニ∧ ニニニニニニニニニﾆ＼
　　　　　 　 ＼､_ﾉし/　 　 /　.:　 .　　 　 　 |　　 　 ,　　∨::／ ＼ ）.(⌒⌒)＜　　　ツ 　＞　  |! ﾆ_｣L｣_ -=ﾆニ二二/, ニ_从/／ ニニニニニﾆ=-　　rｨ　 /rゝ
.　　　　　　 つ (⌒´　　 .:/. /　　.|　 ､　　/ |.│　　 ,　　 ,~　　　＜ 　＼／　　）.(⌒⌒).（　　 , |! ´ . . . . . -=ニニニニ|__　'⌒)て ﾆニニニニニニ∧ !|! ,,i{{　j}
　　　　　　　 　 ＾) 　 ／/. /　ノ　|　　｀`〜､、|　 　 |　　 |＼　　 ／"⌒Y⌒.＜ 　＼／　.＞  　　　　 　 /|ニニニニﾆ ⌒丶 ^⌒ﾆ／ ニニニニニ ／ i||　.}!し"
　　　　 　 　 　 　 　 ⌒.:　／/　八　　|/ |/__｀`　　 |　　 |: . ｀`〜､、. ＼. . . ／"⌒Y⌒｀＼ _ 　 　 　u　　|ニニニニﾆ| . . . . ヽ ／／ ニニニニニ ／ !|!　.}}〉
　　　　　　　　　　　　　| | 　汽芯　＼ 汽r莎ア　　人 }　_ﾆ=-―…¬冖　 ￣　 　 　 　 　 ￣~^'' ┐　　 |ニニニニﾆ| 　 . . ／／ 二二ニニニニニ/ヾ　,,｀
　 　 　 　 　 　 　 　 　 �Y　　i/i/i/　 ＼/i/i/ｉ　／ / ﾉ''~　 　 　 　 　 　 　 　 　 u　　　　_ノ　　　 , 　 　 |ニニニニﾆ 　 　 .／ ∨二ニニニニニﾆﾆ/,　(ゝ　／)＜
. 　 　 　 　 (⌒: . .　　　 �Y ＼〉　′__　　u 〈／.　/ /　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,　´　　　 　 ,′　　 |ニニニﾆﾆ 　 　 　 . . }∨二二ニニニニニ/,　_ ／／ :i:i:i
　　　　　 ノ: . . . . .)ヽ　　　 /人　　{｀¨｀ヽ　　 |　/　{　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _､-''7 　　i　　　 / ；　　　|ニニニニ　　　　}　 . ,:i �Y二二ニニニニニﾔ: ｀''"i:i:i:i:i:i:i
　　　　 (⌒ . . (. . . .ノ　　 /　　,＼　}/ ノﾉ　 .ｨ　{　} ＼　　 　 　　　___,,..､､o≦⌒,　′　 J　　　′　　　　ニニニﾆ　　　　ι　/:i:i: �Y二二二二ニニﾆﾔ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:_
　　　　　　ー　⌒　　　　.:　 ／ } . 〕~´ _ .ィi「八　.人　 ｀¨¨　　 ¨´　　　　 ＼　}/ ,′ 　 　　 .:ﾟ ；　　　 　 -=ニニ| .　 　 　 　/i:i:i:i:i:.∨二二二ニニニﾆ}:i:ｨfてニニ
　　　　　　　 　 　 　 ／　／　 /　人　 じ　　　 ＼＼｀　 、　 　 　 　 　 u 　 ‘i, ./　　　　 ,.:ﾟ　　 J　　 　 |ニニニ| . .　　　 ..:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:.∨ニニニニニニ∧ニニニニ
　　　　　　　　　　　.　 ／　 　 {　　{.≫ .　　｀丶、 }　}　　.＼　　　}　　　　　 　 }′　 　 ,.:ﾟ　　　　 　 　 .ｨニニニ√｀丶 ／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:‘i,二二二ニニニ∧ﾆニニニ
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　　　　　　　　　 　 |/　 _ ； _　　-─…¬冖´　 . }　_　　 　 　 } 　 　 　 ...-.., ′ 　 ,.:ﾟ　　 __,,.､s≦,　. ./ニヽニﾆ∧. . . . . . . . . . . . .￣~^'' 寸ニニニニニニニ／. .
　　　　　　　　　　； /'´ /´　　　　　　　　　 　 . . { :::::::.　　 　 人　　　 {::::／　　　 .′￣. . . . . .／. . ./ニﾆﾆ＼＼ﾆ-　 _　　. . . . . .__,,.､vヽ` 寸ニニニニニ／. .
　　　　　　　　＿　人／-く- ﾉ 　 ／ﾆ=- 　 -─ 乂::::::}　　　_,,..ｨ＞¬''^~　 　 　 ﾉ. . . . . . . .／ 　 . .たﾆニニﾆ〕iト〕iトニ> 　 ''^~￣ . . . . . _､-＼二ニ二／. . .
　￣￣￣　　_､-''~_　. .-=て_､-''~. ；　　__,,.､vヽ`　 ゞ' ~~~~´. . 7 //　__ .ｨ- 　 ／. .　　_､-''~　　　 ./ﾆ/⌒~''＜ﾆﾆ＼＼＼　　　 　 　 _､-''~　. . . .￣￣ ~"''〜　,,
　　　　_､-''~　''^~　　／　　}　　_､-''^~　 　 　 　 冖¬…―― }// /　/ ,ｨ¬´. . _､-''~　　　　　／ }iｱ　　 　／ ~'≪∧ 〉~ 　 　 　 ／　　　　　　　￣~"''〜､、 　 ~"''
　_､-''~ 　 　 　 　 ／　 　 / .／　　　　　　　_ 　 　 --―…¬冖'~´　_}ノ⌒＼　　　　　　　　／　　　　　　.:　　　　 ｀¨′＼　 　 .: 　　　　　　　　　　　　　　 ＼
'~　　　 　 　 　 ／　　　 ./　　　　　 _､-''^~￣ 　　　　　__,,.､vヽ`　／´ ； 　 　 ヽ　 　 　 　 .: 　 　 　 　　/ 　 　　　　　　　　'， /　　　　　 　 　 　 　 　 　 　　　＼
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　　　　　　　　『気持ちいい』事は好きなはずなのに。途切れず、終わらず、絶えず襲い来るそれはもはや凶器に等しい。

　　　　　　　　　　　　いくら好物だからって口腔の許容量を越えて口へ放り込まれれば、痛むし苦しいものだ。

　　　　　　　　　　事はそれと同じ。だから――――気持ちよくて、苦しい時間はヴィーラにとって悔しく辛いものである。

　

3241 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/10(月) 00:10:22 ID:NOkbtG/v

　

　  ＼人_人从_／　　　 　 　 　 　 ｀乙:.:.:}_:.:.:.:.:.:.:｀丶、
　　　 ）　　／ （　　　　　　　　　　　　 ふ、:ゝ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞へ、＿＿＿
　  ＜.　／|　　 ＞　　 　 　 　 　 　 　 てﾊ:.7:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Y´:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
　　　） ノ￣ｌ .（　　　　　　 _　‐=ニニﾆﾆ=‐::}} ＞　 　 ヾ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ゝ ､
　  ＜ 　 　ノ　 .＞　 　 _‐=_　‐=ニニﾆ=‐　　　　　　 　 ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.__r┘＞ ＝=- ､
　　　 ）　,--、 （　　　 _‐=ﾆニニニア　 /　　　`､.　　　　　',:.:.:.:.:.:.:.r┘ く⌒Y´ } 入　ゝ
　  ＜ . （ノ　）　＞　 _‐=ﾆニニニｱ　　　　 　 　 `､.　 　 　 ﾍ:.:.:.:.r┘ムイ´￣￣｀ー '
　　　） _ﾚ┴､ （　　 ‐=ニニニニ′ 　 ｉ　　　　 　 ､.　　　　　∨:ﾉ ノ 彳　　　　　　　 (
　  ＜. 　| ー'　 ＞ ‐=ﾆﾆニニニ:　　　{ ./　　 ｉ ､　､　　　　 　 ＼{ 厂　　　　　　　　} ＼_人_/(
　　　）. ┼ 〃（　 ｉ‐=ニニｱ⌒ヽ　　　{/　　　.|　＼　　　ｉ　　　'/: : :　'，　　　　　　 ｝_|___ l l　｛
　  ＜.　ノ .こ　 ＞ ニニニ{ニﾆﾆ　　　{^ｉ　　　L￣..} 　 . |　　 _｣LL｣_ . '，　 　 　 }｀　 |_ ,_　　 |
　　　）　　あ　（　 |ニニﾆ入ニニ_　 c_弐／⌒芋芋ぅ　: |　／　　　　`､ ､　　　　 }　(_乂　).　 {
　  ＜.　　 つ　 .＞ ‐=ﾆニニ＼ﾆ‐_　　{:: :} :: :: ::｀¨´} 　 : ﾚ゛　　　　　　 `V､　　　 }r‐ ､____)　　〉
　  ／"⌒Y⌒｀＼ }ニニニニﾆ}ニ‐_　{＼`._　　　　}､丶゛　 　 　u　 　 　 V＼　  八_______ノヽ (
　　　　r　７　/〈　ﾉ￣ ‐=ニニ入ニ‐_ V/＼ﾌ入　゛ 　 　 　 　 . . . .　　　　，.　 ⌒) r‐‐ '' ´っ❤
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　　　　|　(V⌒Vニニﾆ}h｡,　　　　　　 '゛　　　　　　 _ . ‐. .　　　　　　'，　　 ，　 ﾉ '　  ｀`〜､､
　　　　|ノﾆニニニ_アニニ}h｡,　　　　　　　　 _　-: :{. : . .　　 ｡　　∩　，　　}＼　　　＼　　 　 ``〜 ､　 　 　 　 ┃| |
　　 _‐=7‐=ニニアニニニニ_V}h｡,　　 _ ‐: : : : : : : ﾚ(. .　 　 　 　 }/}∧　　.}:: :.＼: .　　＼　　　 　　　丶　　　　 ┣━
　　_‐=7‐==ニニ‐=ニニニﾆ=‐ニニ厂/ . . . . . . : //{ . . ,....,　　／/ﾉ}'∧　.:}＿: : :＼: :　　＼　　　 　 　 ＼　　  ┃　┳
.　 ‐=ﾆ‐=ニニニ‐=ニニニﾆ=‐ニ=‐　{_. . . . . u . {/入__(:rｯ)／/／ノ//,}　 }ニニニ=‐　:_: :　＼ 　 　 　 　 ＼　　　 ╋
　 {‐=ﾆ{‐=ニニニ‐=ニニニ=‐=ニ=‐,入) . . . . . . .V////////// ////ﾉ　 .}'"~~~~"''<ニ)⌒⌒^＼　　　　　　`､　　 ┛　┓
　 {‐=ﾆ{‐=ニニニ_‐=ニニﾆ=‐=ニ=‐}`¨＞｡.,_ . . .ノ}///////// ／_>'゛　 .人 ^~~^　　｀~~~~~"''＜ ／ .､　　 　 }　　　 ━┻
.　 ‐=ニ‐=ニニニ/,‐=ﾆニﾆ=‐=ニ=‐ =‐}　 　 ￣∨///// ＞''"~~゛　　 　 . . ＼ 　 　 `､: . 　 　 ／｀ヽ　＼　＼}
　　‐=ニ‐=ニニニ'/, ‐=ニニニニﾆ∧ニ}　　　　////////: : : : : : .　　　/　　　`､ 　 　 `､　　　　　　 `､　 ＼ノ
　　 -=ニ‐=ニニニ//, ‐=ﾆニニﾆ７ニV〈 　 ／////////. . . .＼ : ＿. ノ　 υ　　　　　　 :　　　　　 ｡　　,
　　　‐=ニ‐=ﾆニニニ∧‐=ニニ=‐=ﾆﾆ∨＼ .////////､ . . . . . . . . . .　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ，　　　＿ ‐=‐
　　　 ‐=ニ.‐=ﾆニニニ∧‐=ニニニニニVﾆｱ///////　 ＼ . . . . . . . . . . . .　　　　　　　　　　　　　　　　　，‐=ﾆニﾆ=‐
　　　　‐=ニ_‐=ニニニﾆ∧‐=ニニニニ=‐ｱ'///////.＿　　＼. ＼ . . . . . . . . . . . . .　　　. ::　　　　　　　　 `､‐=ニﾆ=‐
　　　 　 ‐=ニ_‐==ニニニ∧‐=ニニニ_ア////////＼ニニ竺^〕h｡丶 . . . . . . . . . . . . . . . :j　 　 　 　 ┃| |　 　 　 `､‐=ﾆ=‐
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　　　 　 　 　 　 　 ￣‐=ﾆニ∧‐=ア'//////////ニニ=‐ニニニニ=‐.／,ｨlア =‐ ‐= i=ﾆ，: : .　　　　  ┃　┳　　　　　　　`､‐
　　　　　　　　　　　　 　 ￣‐=ﾆア///////////ニニニ=‐ニニニﾆ／／_ (／=ニﾆ} ｉﾆニ，: :　　　　 　 　 ╋
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ‐=＼'////////ニニニﾆ=‐ニニニ(／_=‐ニニ/ﾆﾆ∪=ニﾆ，: :　　　　　　  ┛　┓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼///／‐=ニニニﾆ=‐ﾆニニニﾆ=‐ニ(/ニニニニニﾆ，: :　　　　　　　━┻
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　無理矢理にイカされ。自分の体であるのに支配できず、快感へ狂う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　それはやがて恐怖へとすげ代わり。怯えるままに、できる夫へとすがりつく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　にやけ。好色に歪んでいた顔はもう、どこにもない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひび割れ。屈した心は、潤んで快感へと染まりきっている。

　

3242 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/10(月) 00:13:03 ID:NOkbtG/v

　　　　　　　　　　　　 　 ,　-―――- ､._
　 　　/ ｀ ヽ、　 　 　／ 　　　　　　　　 　｀ヽ､
｀丶,ｨ'　　　　ヽ　 ／　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼
　　/　　 ,ヘ　 |, '　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ
　 /　　/　　し/, ヘ　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ゝ
. /　　 i　　　／　　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ
　　　　＼／　　　　　ト ､　　　　　　　,-='､':'　　　　　　 ',
　　　　／　　 ,ｨヽ _ :':;;;;;,:i　　　　　　.ﾞ､;;;;::',ﾉ　　 　 　 　 i
　　　　　　　 ﾄ､＿ ��'''''′　　　　 　 ｀''''''"　　　 　 　 　 l
　　　　　　　　　　 ヽ　　 　 　 、　　　　　　　　　 　 　 　 ﾉ　　　　夜明けには開放してあげますよ――今日のところは
　　　　　　　/7＿ ,ﾉ　 　　　　　　　　　　 　　 　 　 　 ／
　　　　　　 / 丶　 　 　 ｀ｰ-‐　　ｰ-‐'′　　　　 　 ／　　　　　　また明日、その次も機会はありますからね
　　　　　 / 　 　 >　　　　 ｀`ｰ- -‐'"　　　　　 　 く
　　　 　/　 　 ／ 　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ







　　　　 　 　 　 　＿＿＿＿＿
　　　　　　　　∠三三ﾆ=　　 　 ＼
　　　 　 　 ∠三ﾆ=　　　　　　　　 ＼
　　　　 .∠三ﾆ　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　.∠三ﾆ　 　 　 　 　 　 三乂　　 　 ＼
　 .∠三三　　　　　 　 　 ノ三三 ≧=-　　|
　 |三三三　　　　ー-=≦z 三三 {::ﾉ　）　 |
　 |三三三　　 　 （乂::ノ　 }三三 ¨¨´　　..|　　　　　　　　　なにせ
　 |三三三 　 　 　 ｀¨¨¨¨ 　　　｀ 　 　　　|
　 |三三三　　　　　　　 　,＝ー-.､ 　　 ／　　　　　　　　　僕達は夫婦なんですから
.　 ＼三三ﾆ=　　　 　 　　｀＜＿ ﾉ　 ／
　　　 ＼三三三ﾆ=　　　　　 　 　 ／￣￣￣＼
　　　　　＞三三三三ﾆ=-――
　　　 ∠三三三三ﾆ=
　　∠三三三ﾆ=

　

3243 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/10(月) 00:14:09 ID:NOkbtG/v

//////////////////////∧
////////////////////////|
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∨/////////////////＿/_/」_//////＞-=ﾆヽ__＿
. ∨///////////////ヽﾆﾆﾆニ=-‐　 ￣ ｀ ＜ニV//////≧=- ._
／∨////////////////.Yﾆ／　　 ／　　　　　｀ く////////////≧=-.
///∨////////////////∨　.! ／　　　　　　　　　ヽ///////.｡s≦///
////＼///////////////.' {　.{/　　　　 /　　'.　　　　∨//／///////
//////＼/////////////| l{　/ ./　/./ｲ　　　.}　 八　 }.／/////////
////////≧=-------=/ l{　V　 { /}/__.{_ノ　 /　ｲ／! .八///////////
/////////////////// .八Y{　rzx/__　ﾊ 　.ｲ∠_.}.ｨ }//////////////　　　　
////////////////// ./　 {八　ヾV:ツ` }／ ｨf炒./ 八////////////　　　　ひ――――っ♡
///////////////// ./ 　 八| ＼{_､/:/:/:/:､/:/:ｲ}ｲ//////////////
////////////////／　　/　 l　./Yハuｒ_-_､　Y/八//////////////
//////////////／　　／ 　.八//|//{　｀¨´ .ｲ///ﾉ////////////／
＼//////////／ 　 ／ -―/　∧/ゝ./ゝ-＜///Y/////////＞　´
//＼///// ／　　／/　　 ./　/ゝ.＼/＼//////.ﾉ//////＞ ´V
////＼//./　　／　 {　　 / ／　　 ｀ ＜/_/_＞ ´//＞//´　　　 '.
//////＼l{　∨　 　 l　　 { { /　　　u　　　￣￣￣　_ 　 ./　　J　}
///////.八　.{ 　 　 | .，　´￣￣ ｀　 、 .／　　　　　 ｀　､　　　　|
/////-=彡'ヽ乂_　.／　　　　　　　 　 У　/　　　　　　 　 ヽ　/　!
/////////l{∧　У......　　　　｀ヽ　　 /　　.し　　 　..::::::::::.　 ∨　.|　　　　　 _rｭ
/////////乂/∨..::;:､:::::::　　　　}　　′　　　　　　::::::::rﾊ::::.　'.　u!　　　　 〔三三〕__
////////////_{ ::::fツ::::::　　 　 し　{　　　　　　　 ::::::::ゞ'::::　 .}　 |　 　 　 　 |-{　こ
///////////.从　::::::::::::　　　　 　 八　　　　__／　　:::::::　　 八　!　　　　　　 ￣
/////////////.ヽ　　　　　　 　(ノ　 .>､　／/.ﾉ´￣　　　 ／ .､) .!　　　　　　  くゝ(O)
///////////////.＞ ｡.　　　　.｡s≦/¨´//／　　　　　.イ}／　　.|ヽ　　　　　〔l )〕 l〕__
////////////////////￣/////////∧///｀7777´＞ ´　　　 |/ﾊ　　　　　　　 ｀つ)
////////////////////////////////∧////＞ ´　　　　　 .ｲ//.}　　　　　 　 〈＼/〉
＼///////////////////////////////∧}￣　　 　 　 　 ／//＼八　　　　　　  ＼/
　 ＼//////////////////////////////∧　 　 　 　 . イV/////＼
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　暗く沈んだ空を見せ。夜明けまでの長さを実感させる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　所有するために使った関係性が、彼女を縛る鎖となる。

　　　　　　　　　形だけのもので。意味もない契約かもしれないが――所有されたという実感が、ヴィーラの中を満たしていく。

　

3244 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/10(月) 00:16:52 ID:NOkbtG/v

　　 ＼人_人从_／　　　　　　　　　　　　　　　　|　　'　 　 ’
　　　  ）　　／ （　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼､_ﾉし/／
　　 ＜.　／|　　 ＞　　　　　　 　 　 　 　 　 _）rﾞr-､.　　　　 　 ｧ-- ､
　　　  ） ニ|ニ （　　　　　　　　　＿＿　　　 　 〈 /.:｀:ー―:- ､/:{　/　ヽ
　　 ＜..　　|　　 ＞　 　 　 ,ィニニニニ≧ｘ.　　< !: : : : : :_:_:.．:ヽ .ヾﾐｰ- ．....　　　＼　　　/
　　　  ）..ー― .（　 ヽ　 ／ニﾆニ二二二二ﾍ. ｒ' }: : : ／ . ／　＼ ＼ヾ: : : :＼...　　　＼､/／
.　  ＜.　夕 ヒ　 ＞  ∨ニニニニニニニﾆ二ﾍ ／　　 ／/　　､　＼　 ､ : : : : ヽ._....　､_）(´
　　　 ） .|　--　（  　 |ニニニニニニニニニニl　　.≠-‐{''　,/ﾐ,..　　　i:! : : : ／／ . ｀Ｙ＾＼
　　 ＜.　ﾚ(＿,　 ＞　 |ニニニニニニニニニ二|　 cｨ苡 ﾍ　/＼V/ ､...ﾘ : : /ζ. 　 　 |
　　　  ）　　ゆ　（　　  ',ニニニニニニニﾆ二二| 　 {／／,∨�_､ V/.　{ : :イ´ﾞ＼　　　　　　　　　やっ――――いやっ♡
.　  ＜.　　 つ　 .＞　 ﾍニニニﾆニ二二二二/乂ﾙ ,.:⌒ヽ ／ ﾟノ..　　∨/ 　 　 ＼
　　　  ）.(⌒⌒).（　　  ＿＼ニニニニニニﾆﾆ≧=-.､ {: : :Ｖ u　∠イﾉ⌒　　　＼　　 ＼　　　　　　ゆるしてぇぇぇっ♡
　　 ＜ 　＼／　.＞  　､､,／´￣ニニニニニニﾆ二二ニニニ≧s｡　　　。　　　　､　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 人
　　　  ）.(⌒⌒).（　  u.　　｀''くニﾆﾆ二二二二／ニニニニ二二二二ヽ　　o　　　}　 ＼　 ∨　　　　　　　　　　　　　 '( Y )／　 .＼
　　 ＜ 　＼／　.＞　 　 　 　 `'＜ニニﾆﾆ／ニニニﾆ＿___ニﾆ二二二＼　　　 /　 　 } 　 }　　　　　 　 　 　 　 　 /ーY　　　　 .／{
.　　 ／"⌒Y⌒｀＼ ≧=―　_ 　　 ￣`''＜ニﾆ二:r― ､　＼ヽニニニ二二＞x /　　／　}　}　　　　　　 　 　 　 _／　　　v　 　／　 ,〉
　　　 ,ｲニニニニﾆﾆ二二二二)h､　　　　｀ヽ_ニニ＞､　　　 ﾏニ=ﾍニニニニﾆ=-､､ ∠／　　　　　　 　 　 　 ):.　　／{　v／　 ／(＿_,
.　　 /ニニニニニニニニニニﾆﾆﾍ 、〈ヽヽz彳ﾆ≧､.　　 u 　 }ニニ}ニニニニニニニヽ　　　　　　　　　　　 ￣).:／　/v　|／| {　　 ／
.　　,'ニニニニニニニニニニニニﾆ＼_〉ﾆヽ)ニニニニ==-､　 ＼ニ}ニニﾆﾆ二二二二ﾄ､　　　　　　　　　　　 ／　 ./　　　　:| {　　(＿＿
. ／{ニﾆ二二|ニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ二二ﾍ.　　` ､ニニニニニニﾆﾆ二〕　　　　　　 　 　 　 }／|　{　 　 　 :|/ / 7＿‖‖
'ニニﾆﾆ二二|ニニニニニニニニニニニニニニニニニニ二ﾍ　　　 ` ､ニニニﾆ二二／　 　 　 　 　 　 　 　 　 }|／[l[l/>[l[l　/ /￣/ /
ニﾆﾆ二二二ﾍニ/ニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ二ﾍ　　　　 ヽニニニ＞'´　　　　　　　　　　　　　 ＜　／ 〈/ー､ 〈_/　 / /(＿
ニニ二二二二∨ニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾍ　　{j.　　}￣￣　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,)〈／￣/ ./　 　　/ /　／
ニニニニニﾆ二|ニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ二二＼_ 　-''´　￣ ｀ヽ’，　　　　　 _　　∩∩　　 ￣) 　_／／　　 　〈_/[l[l/>
ニニニニﾆ二二|ニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ二二二二＞''´　　　　　　　　　∨　  ｒ-､＿ｆ |　..∪∪　　 ／＾):￣　[l[l/> 　　　　〈/(
::ニ::>''´￣ ｀''＜ﾊニニニニニニニニニニニニ二二二二＞''´　　　　　　 　 　 　u 　} ； ＼＿_　｀ｰ-､　　　　　  (｀ヽ/〉 .〈/　　 〈＼／〉⌒
=:ｧ'　　　　　　　 ｀` ＜ニニニニニニニニニニニニ＞ '´　　　　　　　　　　　　　 　 /　　　　　 | iﾆ二　 __　　　　 ＼,/⌒Y⌒V＾ .＼／
-{　　　　u.　　　 　 　 　 ｀''＜ニニニニニﾆﾆ,,　 ''´　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　 / ；　　　　  ゝ-､　 ）」└､
　ﾍ　　　　　　　　　　　　 　 　 ｀''＜ﾆ=-　''"　　　　　　　u.　　　　　　　 　 ／　　 /　　　　 　 　 ノ　ノゝｨ.r､ﾉ
　；ﾍ　　丶　　　　　　　　　　 ,,　 ''´　　　　　　　　　＿,,,､､､　―――'''''"心、　／　　 　 　 　 　 ￣　　..∪
　　 ﾍ　　　＼　 　 　 r―‐ ''´　　　　　　　,ィ-=ﾆ￣ニニニニニニニﾆ二二ﾍ'´，‘　　　 　 　 　 ⊂ニ⊃◎
.　　，ﾍ　　／≧=-　_乂　　　　　 ,ｨ……''ﾞ　　 　 `〜､、ニニニニニニニﾆﾆﾄ､　 　 　 　 　 　 ∩⊂､￣）∩
　　 　 ／/ニ二二二二ヽ　　　 /…………､、 　 　 　 ｀'＜ニニニﾆ二二二}ﾆ＼　 　 　 　 　 ∪..／／...∪
　 ,,ィ(ニ/ニニニﾆ二二二｀¨¨´ニニニニニﾆヽ＿__　　　　 ` ､､､､ニニニ二二二＼　　　　　　　 ￣∩　　　.__ (⌒⌒)
／ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ二心、　　　 r―'ﾞニニニニニ二二＼　　　　　　　 |.ﾚ⌒ヽﾉ..} .＼／
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ二ヽ___,,ソ二二二ニニニニニニﾆ＼　　　　 　 ゝ-⌒ー┘
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いよいよ懇願を口にし。けれど、それが認められることはなく。

　　　　　　　　　　　　　　彼女の体はただただ。意思を裏切り続け、快感に戦慄き敗北を何重にも刻まれていった。

　

3245 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/10(月) 00:17:10 ID:NOkbtG/v

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞　　´　　 　｀　 　 ＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿_ﾉ, ;　ゝ、__　　　　　　　　　　　 　 ｘ-､＿___
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ヽ_}　|　ト 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　(::::::)　)｡　　　　(―‐---)。　　∨　　　 ,'　 ゝ､┴┴〈　　　ｆ己
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 '　 　 ｡と : : : 　 　 丶　 　: : : : : :ﾟ｡　　　　　　　 ヽ.　　　　　　∨　,拒}
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣　T r-､　　 　 　 　 　 　 　 ｘ--　‐‐　= ､　　　　　　 　 　 　 　 ∧　　　　 　 〉 ｆ己
　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
　　 　 　 　 　 　 　 `己({/､_　　　　 ,:^ 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 ,' 　 　 　 : :|
　　　　　　　　　　　　　 ////≫zzzz　 　 　 　 .＞ ､　　　　　　　　　　　　　　　,.　-←―――,'　　 　 　 : :
　　　　 　 　 　 　 　 　 '　｀ー≪///　　　　　 ´￣ ｀¨ゝ、: : : : : : : : : : : : : : :／　　　　　 　 　 ',　　 　 　 : ;
　　　　　　　　 　 　 　 '　　　　　　{＿,.　 イ　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,'
　　　　　　　　　　　　 ｌ　　　 　 　 |　　 　 　 　 .〉 　　　　｀　ー　　　 -‐　´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _/
　　　　　　　　　　　　 |　　　 　 　 | 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',　　_　 -=ﾆ二
　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　ﾘ　　 　 　 ./　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',´
　　　　　　　　　 　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿__/　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽー--　　　_　　　　　 　 　 _　.　　--一'/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　?。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　
　　　　　　　　? (⌒)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『百合園館の黒薔薇』　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (｀Ｙ´)
　　　　　　　?(⌒※⌒)　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 貞操逆転ファンタジー　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (⌒※⌒)
　　　　　　　?｀'(__i__)'´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 調子に乗った悪雌を解らせろ！！　　　　　　　 　 　 　 　 ｀''(___)''´

　　　　　　　　　　? ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　 ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ


　

3246 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/10(月) 00:17:51 ID:NOkbtG/v

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　______
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ ム=ﾆｰ-　_:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　＞ '"´￣ 　　 　 　`ヽ､.｀ヽ､:.:.:ゝ
　　　　　　　　　　　　　　 ／´　　　 ／　 　 　 　 　 　 ｀ヽ.＼:.:.ヽ
　　　　　　　　　　 　　 ／　　　 　 /　　　　　　　　 　　 　 ＼',:.:.:.',
　　　　　　　　　　　 ／ ／.,'　　 .イ 　 　 　　 　.}　　 　　　 　`､:.:ﾘ
　　　　　　　　　ｰ-ﾆイ/ 　{　　/　l　　　　　　､_ﾊ 　 　 　 　 　 ∨
　　　　 　 　 　　 |｀l　ｲ　　',　/　　ゝ',　　　 / /｀',ヽ　/　 ',　　　 ',
　　　 　 　 l⌒l 　|ﾆ|´ ',./　ﾊ {　　　｀へ　 ｲﾚ'　　|　ｲ　　 ｌ　　 　 !
　　　　　　 |三!'´.l=/ 　'ﾍ./.ｨﾆ二ﾆゞ　　｀´ゝ､=‐､,ソl　 　.|　　　 .|　　　　　　　　　　　以上！　一人目、ヴィーラさんおわりぃ！
　　　　　／|三!　.ｌ/ 　ヽ　l ´/／/／　　　　 ｀゛''ゞ 丿　　│　　　ﾍ　/´ヽ
　　　 ／　 .l三!　.ｌ 　　 lゝ{　　　 　 /´⌒⌒ヽ/／／ /　　l',.　　　 ∨三/ 　r=､　　　　次回はミクさんの前フリかな
　　　,'/　　 |三ﾘ､{､ ､　.{　ゝ　　 　 ゝ ´　 　ソ ゝ二ｲ　　 ,' ヽ　 　./三/　 /三ｿ
　　　 {　 　 {_ゝ` ｿ ヽ‐-ヽ-‐≧=‐-_ 　二二__＜´ノ 　　/　　ヽ　/三/＼/三/　　　　　それでは、おやすみなさーい
　　 ／ﾍ ∠ﾆ‐'ｰ-‐ソ;;;:::::::::／:{　 　｀{ }´￣ゝ 二´＿. イ　　　 ∨三/　/三/
　 ./　 ∠ﾆ三ﾆｲ´-‐'"´￣ {: ノゝ_,イlﾍﾊ､__ノ: : ゝ; : :｀ー-ｨvｿ}{ｿﾆｿ､./三/
　 ,'　./ﾆ三ﾆ,ｲ:.{´: : : : : : : :ゝ`ｰ.､＿};{＿＿ヽ: ;ノ｀ﾞ''ー-ゝ__ソ｀ヽ｀ノゝイ/!
　 |　/ﾆ三ﾆﾊ : l: : : : : : : : : :ﾑ:::::::::::/l:::::::::::::个: : : : : : : ＼ヽ三三＼､_ｲﾚ
　 ﾍ,'ﾆﾆﾑﾆl ﾍ: ﾍ: : : : : : :／＼::::::_;l/:::::::::;:イﾍ : : : : : : : : :}.ﾊ三三￣ﾂ }
　　 ヽ三!三! : : ｿ: : : : イ´:::::ノ:｀´:::::｀'ｰ'´:::::::::::',: : : : : : : :/./:l.ﾆ/ﾆﾆ/ /
　　 .) ヘ{アｌ: : ∧{: ／:::,イ´｀ゝ､;;ｨ_;;､:::::::ﾍ:::::::::::l､: : : : :{ン'´ ;'_/ﾆﾆ/ /
　　 '´　 ゝ､{.∨　ﾍ:{ﾆソ'´:::::::ノ ; ; ; ; ｀1'"´＼:::::::ﾞ＼:.ﾊl: : : ://ﾆﾆ/.ノ
　　　　　　　｀ 　 　｀/:::::::: イ､ ; ; ; ; ; ; ﾍ:::::::::{_ﾆ=ｰ-ｲ l|: : :ｲ/ﾆﾆ∧(
　　　　　　　　　　 /{､:／　　　＞‐-‐'"´ヽ::::::',　　　 　 {ｿ＼ン'"´ 　`
　　　　　　　　　　 ゝｿ　　　　　　　　 　　 ﾍ:::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ‐1
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ｀´


　

3247 ：名無しさん＠狐板：2025/03/10(月) 01:29:08 ID:VYjYKIJj

乙

3248 ：名無しさん＠狐板：2025/03/10(月) 01:43:42 ID:2qSzweF5

乙でした

3249 ：名無しさん＠狐板：2025/03/10(月) 01:57:03 ID:AlJADinS

乙

3250 ：名無しさん＠狐板：2025/03/10(月) 02:01:05 ID:nc3B9IQ7

乙

3251 ：名無しさん＠狐板：2025/03/10(月) 02:49:23 ID:vIQXs1iZ

乙

3252 ：名無しさん＠狐板：2025/03/10(月) 08:11:04 ID:LPFlRdOK

乙です
ミイラ取りがミイラってやつかなあｗ

3253 ：名無しさん＠狐板：2025/03/10(月) 12:29:07 ID:GtTgwkgd

人間理解を超えたものを出されると頭真っ白になるからね、仕方ないね…

3254 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/11(火) 02:51:56 ID:v7q3Bn0u

乙とコメントありがとうございますー

今週は残業が続くので、土日まで投下はできなさそうです
申し訳ありませんがしばらくお待ちください

3255 ：名無しさん＠狐板：2025/03/11(火) 13:31:43 ID:RJzG2RZO

> いよいよ懇願を口にし。けれど、それが認められることはなく。
いいよね！

3256 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 15:03:40 ID:jKUOi0bk

　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　 　 　 　 　 　 　 　 ,　: ´　　　　　｀Ｙ⌒＼
　　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　 ∧::::::::::ヽ
　　　　　　　 　 / 　 :i　{ 　 　 :{:i{: 　 ∧:::::::::::}
　　 　 　 　 　 ‖　 |:| ∧　　　N:V. 　 |`ｰi:イ
　　　 　 　 　 ‖i|　从＼{＼　 { ヽV　||　 i＼》
　　　　　　　　{　i| :{..　∩.　 ＼'. ∩ . ﾘ　,:}　｝　　　　　乙、コメントありがとうございます〜
　　　　　　　　 V从{　 ∪.　　 　 ∪.....} // /}
　　　　　　　　　{＼{.　　　 　 　 　 ｕ.厶/ /:ﾘ　　　　　 長らくおまたせして申し訳有りませんでした
　　　　　　　　　乂个s｡ . i⌒⌒i　 ｡イ彡'=个:､
　　　　　　　／　丿.} / i|ノ＼／ヽL　i{ (__､　＼＼　　　本日の投下をはじめてまいります
　　　　　　 { :{　`ｰ匸ら/ X不`:<ﾄ､:＼ゝｨ"＼　 Y )
　　 　 　 　 N＼　 ゞ=ﾑ/::::::：::::::::＞=ﾐ＼　/ ｝ ,ﾘ´
　　　　　　　　　 )人{　/::::::::・::::::〈///∧<つ.从(
　　　　　　　　　　　　辷ｚ_／＼_z∨//,ﾉ
　　　　　　　　　　　 /:::‖__乂_∨:::`=<
　　　 　 　 　 　 　 〈::::‖∨/|　 V::::::::::}
　　　　　　　　　　　 ` :i{　.V/!　 .V_彡'
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 �Y!　　 Vﾊ
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 凵　　　凵

　

3257 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 15:04:01 ID:jKUOi0bk

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞　　´　　 　｀　 　 ＜
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ヽ_}　|　ト 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　(::::::)　)｡　　　　(―‐---)。　　∨　　　 ,'　 ゝ､┴┴〈　　　ｆ己
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 '　 　 ｡と : : : 　 　 丶　 　: : : : : :ﾟ｡　　　　　　　 ヽ.　　　　　　∨　,拒}
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣　T r-､　　 　 　 　 　 　 　 ｘ--　‐‐　= ､　　　　　　 　 　 　 　 ∧　　　　 　 〉 ｆ己
　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
　　 　 　 　 　 　 　 `己({/､_　　　　 ,:^ 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 ,' 　 　 　 : :|
　　　　　　　　　　　　　 ////≫zzzz　 　 　 　 .＞ ､　　　　　　　　　　　　　　　,.　-←―――,'　　 　 　 : :
　　　　 　 　 　 　 　 　 '　｀ー≪///　　　　　 ´￣ ｀¨ゝ、: : : : : : : : : : : : : : :／　　　　　 　 　 ',　　 　 　 : ;
　　　　　　　　 　 　 　 '　　　　　　{＿,.　 イ　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,'
　　　　　　　　　　　　 ｌ　　　 　 　 |　　 　 　 　 .〉 　　　　｀　ー　　　 -‐　´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _/
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　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　ﾘ　　 　 　 ./　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',´
　　　　　　　　　 　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿__/　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',
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　　　　　　　　? (⌒)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『百合園館の黒薔薇』　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (｀Ｙ´)
　　　　　　　?(⌒※⌒)　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 貞操逆転ファンタジー　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (⌒※⌒)
　　　　　　　?｀'(__i__)'´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 調子に乗った悪雌を解らせろ！！　　　　　　　 　 　 　 　 ｀''(___)''´

　　　　　　　　　　? ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　 ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ


　

3258 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 15:13:27 ID:jKUOi0bk

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　　　　　　　　　　　　　　　　 |i:|　|i:|　 　 　 |i|　|i:|. . : :{V: |i:i:| : : : : : : : : |i:|: : |i:i|: : : :|i:i|:|: : |i:|: :{i:{　　　　　　　　　　　 ⌒ﾆ=-⊥二
=================================================================================================================
　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日が昇るのに合わせ、百合園館は活動を始める。

　　　　　　　　　　　　　　忙しない一日の始まりを告げる朝食の席には、三姉妹とできる夫の食事が並んでいた。

　　　　パンと厚切りのベーコン。それから少量の野菜だが、長女とその夫の分は手つかずのままテーブルの上に置かれたままだ。

　

3259 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 15:24:39 ID:jKUOi0bk

　　　　　／/／:,ィ77ﾊ　,.ゞ}=三三三三三ミz､ヽ///,ｨ'¨~二、
.　　 　 / .,ｲ7／{/////�a"´　 ,ィi　/i､｀ヾミ三ﾐ､j//./　 ///
　　　 / /イ/.　 ｉ//�a",.'　 ,ｨ /:.::|/　 :､　:riヾ三ﾐf､/ ,ィ'///
　　　,' /　/　　 .}�a　/ 　 / l/　/　　 } i　i iヽヾf　｀ｧ"////
　　 .::/　/　　 ///　/~ヽ/　.|　/　 　 ;: }:i:} |ヽ',　ヾ´｀ヽ///
　　,:/　/　 ,..:ｲ i i　 ;: ,ｨ=ミi､| ,'　 　 /,ｨ/∧∨ i!　:i ､　 :.//
　 ,' ;　:;' ／／ｉ ｌ |　 ｉ.ﾊ　/:ｨil i　,ｨｰｫ笊､}iハ∨l　 l　i 　 }/
　 i i 　{/,. '::::::{ {ﾊ　 ﾐz､.ゞ斗ヾｉ　,ﾁ=ｧ=ﾇﾘヽ.､＼ .j　}　 ;/
　 l i!: //::::::/ハｉ/:ハ/　　　 　 lノ　/:r::ｧ::〉 ://ｧ=ミzj､_//　　　　昨夜はよっぽど盛り上がったのかしらねぇ
　 | l!//:::::/　/∧ /人　　丶　　　　｀¨¨チ:///　/ ﾉシ//
　 : ｌ!,'　:: i　 |/! ｉ |/　|、　t- ､_ 　 ,ィﾆ彡 '//　./ｨ' :}///　　　　 朝方でも声が聞こえたみたいだしぃ
　. ',ll::.　:..{　 ! l :ｌ |.　 |::iヽ　ﾟ´　,ィ／　‐=ィ"=イ　　ﾉ￣
　　.',!::.. ::.',　/:| :l/｀ヽ|ﾉ::::ゝー=/ ,ィ=彡'ｰ､iヽ．_ｨﾊ:｀ヽ
　　 ,ゞ::::::::Ｖi:..:し}ｒ‐=ﾆイヾ＝:/ //_/　　 ﾉ　 i､　)::>: :.:)
　／:..｛＼ｨ彡,'..:..{_　 ｀ヽ　／ { // ,ｨひｰ'ヽ ノ:.:ヾ/: :／
厶:.: r :'¨:.ヽ/.::.::.::.:i 　,rfﾆ)、 :!// (: : : : _」~>‐､ｰf∠::::
弋 :人: :...:.ﾉ｀ヽ.::.:ﾉ　 ゞ斗'　 ヾ{　 V￣ヽ /: : : ヽ: : :
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　指先に残るベーコンの脂をねっとりと舐め取り、甘い声でクザクが空席へ目を向ける。

　　　　　　　　昨晩。彼女たちがアルトで楽しんでいる合間に、ヴィーラも男を味わっていたことは周知の事実だが。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何をしていたかまでは、さすがに把握していない。

　　　　　　

3260 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 15:27:35 ID:jKUOi0bk

　　　 ,.ィ≦/////////////≧x、
　 ,.イ/////////////////////心、
..ｨi//////////////////////////ﾊ
/////////////////////////////}}
.//////////,ｨ斧三三三三ミ刈￣　‐-
//////////イ　　　　　｀　、　 　＼
///////／　　　　　　　 　 　 　 　 ＼ ＼　＼
///////　　　　　　 　 　＼　　 　 　　l　 ヽ　 ヽ
イ⌒r( Y　　　　　　|　 l |　 ＼　　　　 i　　 l　 ﾊ
,,{ ://}ヽﾉ　　　i　 　|　 | ﾄ､ ／ ｀　､ 　 |　　|　　|
{ /:{///　　　　,i　　 |　 |　X＼ 　'､ ＼人 _|_　　|　　　　私達が開発する余地、残っているといいけど……ねぇ、ミクお姉様？
V　V/{i ｉ　 i　　i　　　、 ∨ヽ _,,;;;;;彡,　　　　i　 |
} }〉 /V|!:{　　　　i　　　＼ヽ　´´￣ 　 　　 　 !　i　　　 　　　　　　 　＿＿__
彡' i　Y　　　　　|　 ＿　 ＼＼,　　　　 　- ´i　|　　　　　 　 　 　　 |　　　 |
// / /　/ ｌ　　　| <⌒ヾ　　＼ 　 　 　 　 　 ;　　　　　　　　　　　　|　:―‐|
/ / /　/　| |　　ﾉ　 ﾄ ＼＼ ー一 　 　　 . イ 　　　　　 　　　　 　　! ::::::::::l　　ﾉノ
/ /　 /　 | `¬1|　 | ＼ ＼＼　 ー　〔_　　|　　　　　　　　　　　　　V::::::〃ヽ,
≧x. / 　 丿 　 ﾉ:|　 | 　ヽ　＼＼ -r=く}＼ﾑイ￣7￣￣7　　　　　/ )(_／　_ヽ
::::::::≧==三≧ト．,,_ ｀′　 }　 } ＼＼_ﾉハ、`¬----､ /￣7　 j　〈-‐'ﾞ´,.-（









　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _,。rく//////////≧=z ､
　　　　　　　　　　　　 　 r=¬7////////＼//////////}／
　　　　　　　　　　　　　　}'//////////////＼j//,r＜_　　＞
　　　　　　　　　 　 　 　 j////////∧///////ヽ/|
　　　　　　　　　 　 　 ／//////////}////////ｉ/|
.　　　　　　　　 　 　 ///////{//{///|////////}/|
　　　　　 　 　 　 　///////　v{∨/ﾊ|////////|八　　　 　 　 　 　 　 　 /￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
.　　　　　　　 　 　 {'////,ｲ　　 }’∨ j|////////|//.＼_ 　_／　　　 　 　 |　 　 　 …………　　　　 |
　　　　　　 　 　 　 �Yﾍ/从　　 Tf=ミ､////////|/////7　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
　　　　 　 　 　 　 　 }　∨' }　　 |ﾊi　 |////////|ヽ ///
　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾉ　　　vj　 |////////|_ﾉ //≧=-─ｧ
　　　　　　　　　　　　 　 〈　　　　　　 |////////|　//////////
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |////////|///////////
　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼ ｡　 　 从 //////ﾊ///////////　　
　　 　 　 　 　 　 　 　 ,　-=¬丶 ＿/////////　|///////////
　　 　 　 　 　 　 　 ／ ヽf'´｢　　 　{////////|￣｀Y|//イ/ ｀v/,
　　　　 　 　 　 　 /_　 |　|　| 　 __/|/////／|ﾘ　＿|／　j'　　 }/
　　　　　　　　　　{ . |　|,ノ　}∠z/_,�W/'／__, |r:::::::::::＞_
.　　　　　 　 　 ｢/| ｀|ノ　　 ﾊ=r ､i:ｉ|／i:|::::::::::::::_;::＜ﾆﾆ=-_
　　　　　 　 　 ｣,八　 　 ／_r‐{ 　〈 ヽｉ:ｉ|ﾍ-=≦ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ
　　　　 　 　 j{ﾆﾆﾆヽ=くニ_｣　　　 　 〉’ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
.　　　　　　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆi{　　　　　　{_／ﾆﾆ∠ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{
　　　　 　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/z〉、　 _。rくﾆ|ﾆﾆﾆ{ ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニﾘ
. 　 　 　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/z/　 }∠ニﾆ二L__, ノ ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ7
　 　 　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ{ﾆ{　 <ﾆﾆ／´二二二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ7
.　　　 〈ﾆﾆニ二二二|ﾆ| 　 }∨..二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ7
　　　　 ∨ﾆﾆ二二二|ﾆ|　 j:〈二二二二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ7
　　 　 　 ＼ﾆﾆﾆ- ¨´|ﾆ|　j:ｉ:ｉ∨二二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ7

　

3261 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 15:31:02 ID:jKUOi0bk

　　//////////////ィ≦三三三三三≧x///////∧
,ィf f///////////ｲ三才´　　　¨￣｀ V//r'⌒�_//i} }
//{ {//⌒ヽr�_/才´　　　　　　　　　　//⌒＞x.、`＜j　　　　　　　　  , ‐=ﾆヽ
//| |/　 　 (　__}/　　 /　　　　　 　 　 ＼　　ヽ　 ＼　 ＼　　　　　　　 !_i　　） ）
//| { :/ 　 /777　　 /　 /　　 　　　　　　ヽ　　 　　 ヽヽ　:.、　　　 　 　 ＿ノノ
i/∧V　　 {///　　 　　/　, 　/　 　 , 　　}ハ　　 ',　 　 iハ　:.　　　　　 //￣
//∧V　　�Yl{　;　　　/　/　/　/　/ｌ　　 ｆ'⌒iヽ、i　.; 　| ∧　',　　　　◎
////} V 　 �Y; |　 　 {　{ｉィ孑ｧ=ﾐx. |　 　}r‐ ﾘi　ij　j 　:|', ∧
////　ﾊ　　}/! l　　 イ　l,/ }/ j_/　 |　　f斧iヾ}／ /　,:ｉ} V}/ ∧
ゞ=彡'⌒　Vﾊ{. {　　{ | 斗于示ヾ　 j　 /込:ﾘ }ﾘ／　./:ﾘ　V /　i
..　 　 　 }　 Vrﾏ i　 l |癶 込ﾂ　　　⌒´ ¨¨"　 {　　/}/　　}/　i:}
.　　　　 j　　|､込{ 　＼　 ¨¨"´　　　　　,　　　 }ヽr'　　　 /j 　ﾘ
　 　 　 ﾉ　　}　＞-'　　＼　　　　 　 　 _,　 　 人 {.　　　　/　/　　　　　ミクお姉様？
　 　 ,　　　 ﾉ 　 | ∧　 　 辷=-'　　 '⌒′ ／ 　:iヽ　　　/　/
　 ／ 　 　 :;　　 |　i ヽ.　　{�_､　　　　　／{　 　 | 　 　 /　/
／　　 ／::/　:ｉ　|　{__,}＼. 辷zzzzzｧ=' ´　 V　 ｉ |　　 ,: 　/
　　 ／　}/ 　 |　|／ 　 　 ＞=ｧ　 /,:　-‐=¬　 L!　　.i　/
=彡'　　/　, 　|　|　　　Y'´　 /ハﾉ´￣}　　　}＼{　　　{ i{
.　　　 /　/　 .|　| 　 　 }　 ⌒)vｰ=彡'⌒ヽ <｀ヽ 　 　 �Y
　　　/　/　　 |　|　 , '"´(¨¨´　ヽ 入　　　　 }　}　　 　 Vﾊ
. 　 /　/}　 　 |　|. 〃　　弋__ｧ=彡'::ヽ　　 ﾉ}:i＼　 　 　 V　ヽ
　 /　/ :|　 　 |　|/　／{　,ィ:::::::::::::::::::::〉,イ{´ | 　＼　　　 ＼　＼
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　当たり前の雑談。自分たちへ『楽しみ』が回ってくる時、どうするかと言う期待を込めたモノ。

　　　　　　　　　　　　　　クザクの甘く蕩けたはちみつのような声は、けれど姉の注意を引くことなく虚しく響いた。

　　　　　　　　　　　どうあれ言葉を返してくれるはずの優しい姉らしくないなと、末っ子は不思議そうに次女へ目を向ける。

　

3262 ：名無しさん＠狐板：2025/03/16(日) 15:32:33 ID:QaqqU2pc

優…しい…？

3263 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 15:37:01 ID:jKUOi0bk

　　　　　　　{　　　　/::{:::::::::＼::::::::::::::|:::::::::::::::::::/::::::::::::／::::::/:::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　乂＿_,√八::::::::::: ＼:::::::ｉ|::::::::::::::: /::::___／::::::／:::::::::/::::::::::::::::::::|
　　　　　ィi〔　　 　 {:::::::::＼:::::::::::_＼:_|::::::::::::::/::::::／:`〜､::::::::::／::::::: /:::::::::::|
　　　　/　　　　ィi〔::::::::::::::::＼:/　　　i|::::::::::::ｉ{: ／:::::::／:::,､丶`_}::::::: /::::::::::::ｉ|
.　　　/＿＿／/:::::::::::::::::::::::::::{　 ⌒ヽ}:::::::::::::|,..ィ笊云ミｔ　　　/::: ／:::::/:::::::ｉ|
　　　　 　 /::::/:::::::::::::::::::::::::::: | {　 〈 /::::::::::::ｉ|ゝん/(　 　} 　 /::／_/::::/::::/:: }
.　　　 　 /:::://:::::/::::::::::/::::::::ｉ{ ゝ __,.::::::::::::::::|　乂少　 　 　,∠ 　 }:／:: /:::::八
. 　 　 　 {:::::{:{:::::/::::::::::/::::::::::::乂＿,{:::::::::::::::::　　　　　　 　 /( } ィi〔::::／}::::/
　　　　 八::::ﾉ:::/::::::::::/::::::::::::::/　　 ::::::::::::::::::ｌ　　　　　　　ん,ィ::::::::／ 　:::/　　　　　　ん、ああ……ごめんね
　　　　 　 ア::八::::::::/::::::::::::::/　　　{:::::::::::::::::|　　　　　　 〉^.:}⌒⌒　　 ／
.　　　　　 ⌒^ 　＼::{::::::::,ィi〔　　　八::::::::::::::ｉ|　　 - 、　　/:: }　　　　　　　　　　　　　 ちょっとらしくないなって、思っただけ
　　　 　 　 　 　 ≧=＼::(―=≦　 　 `､::::::::: |　　 　 　 ィ::::::/,
.　　　　　　　 　 {　　　 ＼,　　　 ｀`〜､＼:::: |　 　｡s介{:::::::::::/,
　　　　　 　 　 __}＿＿＿＿＿＿＿_,　ヽ ヽ≧≦　　　 ::::::::::::::}
　　　　　 　 ／......................................＿__〕iト.,/, 　 　 　 　 }::::::::: 八
　　　　 　 /(.........._..斗r≦二二二二二二ﾆ=‐}iト., 　 　 |:::: ／
.　　　 　 /:::／∨/二二二二二二／‐=ﾆﾆﾆ==‐∧　　 |／
　　　　 /‐=ニニニニニニニ二／‐=ﾆニニニﾆ=‐ﾊ
.　　 　_‐=ﾆニニニニニニニ／‐=ニニニニニニ=‐}
. 　 　√‐=ニニニ二二二／‐=ニニ二二ニニニ=‐|
.　 　√‐=ニニニニニニ/‐=ニニ二二二ニニニ=‐|
　 　 {‐=ニニニ二二二/‐=ニニニニニニニニﾆ=‐|
=================================================================================================================

　　　　　　　別に決まり事があるわけではないが。姉妹三人で朝、昼、晩と食事の席をともにするのは当たり前の日常だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　仕事等で抜けられなかったり、他所での会食がある時などを除くとしても。

　　　　　　　　　　　　　　　ヴィーラは時間通りに顔を出すし、来れないなら来れないで連絡をしてきた。

　　　　　　　　　　　普段からの振る舞いで考えればありえない事が起きているのだと、ミクは首を傾げて見せる。

　

3264 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 15:45:25 ID:jKUOi0bk

　

　　　 　 　 　 　 　 　 ,ィ/////////////////////////ム
　　　　　　　　　　　 /////////////////////////////∧
　　　 　 　 　 　 　 ///////////////////////＞ｰ=ミi//∧
　　　　　　　　　　//////////{ {^f⌒ヽｰ=ミ、// /777ヽヾ//}}
　　　　　　　　　　{{/////＞=-‐`ｧ'⌒ヽ ＼　ヾ¨ヽ￣ミx∧ Vj/
　　　　　　　　　　�Y/´./ ／　　//　　＼＼＼ ｀⌒ヽ、　�Y }/
　　　　　　　　　　 �Y /, / /　, i{ {　',　 　ヽ.}　}＼　＼＼ ヾ }
　　　　　　　　 　　　{ i { {i_{i　i l{. l　 ヾミ=-辷=-…' イ 'i:＼ ＼　　　　　　　　　　　そう言えば……よっぽど良かったのかしらねぇ
　　　　　　　__/＞=-�Y／ }{_i{‐{=ﾐ.、　ｉｨ行=ミj ﾉ　ｉ_ }　l//{＼ ＼
　　　　　　 }::/::::::::::::｀> 　_j {´,ｨ心乂　{〃{c_刈./　} }j:i }!//ヽ ＼ ＼　　　　　　　　貴種のおちんちん
.　　　　 　 j/:::::::::::::::'―r　}ﾊ癶 {リ　 ヾ　 ｀¨´j/　 j / j j⌒ヾj ＼＼ ＼
　　　 ,ィ≦'::::::::::::::;::::::::::}-' j　}ﾑ 　 丶__　　‐=彡 // / /Y⌒ヽ.＼＼＼ ＼
.　 ／::::::::::::::::::::／ヽ::::_ﾉヽ/ノ__人 　 V::ﾉ　　 ノi.// /}/ヽ 　　　）. ＼＼ヾ. ＼＿_
. 〈::::::::::::::::ｰ=彡'＿//x:::::::}｀ヽ ノ_＞　 __,..ィ(.'ﾉ{./ / /__　`ｰ= /、　　ヾ `ｰ=ﾆ辷. `�_、
　 ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::}::}／｀ヽ 　、￣ヽ 　 〃　__＞　 ﾉ{＿＼（ ハ　　　 `　ｰ=ﾆﾆミx､ ＼
　　　`＜:::::::::::::::::::::::ﾉ:ﾉヽ　　}　　） rｧﾆﾐ ___ {⌒ヽ rｰミx　 rｰミ　}　　　　 　 　 　 ｀ヽ＼ }ヽ
　　　　　 ￣￣7ハ__｀ヽノ　 ﾉ=-'　 {迅f::::::::::｀ヾﾇ }{__　　） :}　ノノ{　　　　　　　　　　　', 〃jﾊ
　　　　　　　／{{_ _）⌒ヽヽ,ィ三三{ィ:::::／⌒ヽ:::ハ V｀Yく　j　　 　ヽ　　　　　　　　　　 i/ , i. }
　　　　　 ／ ィ乂_人_ 　}/::::}　}::::/{:／　　　　�Y　ヽ{_人 Y　　}　 　 ',　　　　　　　　　/}}/j }/
　　 　 ／／／ {　　　　/{:::∧ �Y／　　　　　　} ヽ.　 ＼ ） ｀ヽ⌒ヽ、j 　　　　　　 　　 ﾉ}/ /
.　　／／　　／ ヽ、　　} }:::::::} (´__ﾉ|　ｉ_, ,　　r'⌒Y´｀ｰ=ミ _ノ}　| |　　　 　 　 　 　 ／ /}./
　 / .,: 　/／　　 　 ｰ=//::::::/ /∧:::|　|:| | :}_ハ::::_}:::::::::::::::::＞x. j j　　　 　 　　ｰｧ==彡〃
.　{ /{　// 　 　 　 　 //::::::/ /:〈　〉:|　|:i_j_ﾉ:::::::Y {::::::::::::::::::::::::ﾉﾉ/　　　　　　 ／ 　 /／
　 �Yl.// 　 　 　 　 //::::::/ ∧:::∨ ;|_ﾉ:::/ /::::::::i　`r―ｧｧ==ri　}'　　　 　 　 　 　 ／
　　ヾ{{ ＼ 　 　 　 //::::::/ / /::∧:/ /:::/ /::::::::::}　 }　//　　.}}　j　　　　　　　　／
=================================================================================================================

　　　　　　　　できる夫の従者であるアルトの陰茎を思い返しながら、クザクは楽しみだとばかりに笑みを浮かべた。

　　　　　　　　　　　小さく皮を被った幼い陰茎を弄る楽しみと、中を貫く肉槍を包みこむ歓びは別のものだ。

　　　　　　　　　　　　ただ、なんであれ。自分が満足できるならば、それで良いと彼女は楽観視している。

　　

3265 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 15:48:22 ID:jKUOi0bk

　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _,,..､､､､､､､､､､､..,,_
　　　　　　　　　　　　　 　 ,､丶`::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀`丶､
　　　　　　　　　　　　 ､丶斗≦⌒Y^⌒^Y⌒｀`〜､、::::::::::::...,
　　　　　　　　　　 ,､丶`　　　　　_,|　 　 ,rミ　　　　 ｀`〜､、::ヽ
　　　　　　　 　 ／ 　 　 　 　 ／　乂＿√　＼　　　　　 　 ＼::/,
　　　　　　　　/　　　　　　　　　 　 /:::::ﾊ　　　　　　　　　　　/:::::/,
　　　　　　　 ∧　　　　　　　　 　 ｨ:::::::{ ∧　　　　　　　　 ／:::::::::::ﾊ
　　　　　 　 / ∧　　／　　　　 /　:::::::.,/ ∧　　　　　＼ /:::::::::::|:::::: ｉ
　　　　　　　 /　`､ /　　 　 　 , 　 i:::::::i　　 /,　 　 　 　 (:::::::::::::|:::::: }
　　　　　　　　　 /:) 　 　 　 ／　　|::::: |　　　 ＼ 　 　 　 }::::::::::ｉ|:::::::八
　　　　　　　　　,.:::::ｱ}iト..,／　　　｜::: |　　　　　＼　　／;:::::::::::{::／
　　　　　　　　 /::::/　　 　 　 |　　 |::::: {　　　　　　　气:::::::::::::::::/,
.　　　　　　　 /::::::ゝ __　　 　ｉ|＿_,,|:::::八|　　　　 　 　 }::::::::::::::::::/,
　　　　　　　/:::::::::::::::::::＼　　|:::::::::::::::::::::|＿＿ _..斗≦::::::::::::::::::::::/,
　　　　　　 ,.:::::::::::::::::::::::::::≧彡::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
　　　　　　 {::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.,
　　　　　　 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::ｉ　　　　そうなのかなぁ……
　　　　　　 {::::{::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::}::::::::::::::::/:::::::}::::::: }
　　　　　　八:::＼::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::|:::::::::::／::::::::八::::/
　　　　　　　 ＼( ＼:::::::: ヽ:::::::::::::::::::: 人::::::::::::::: 八::::::/::::::::／/::::/
　　　　　　　　　＼　/,:::::::::入:::::::::::／ 　 /,:::::::::/(:::::::::{:::::／　,.:::/
　　　　　　　　　　　　 }::ィi〔ﾆ＼:／‐=＝¬＝:〈__,`､::: |ィ　 　,／
　　　　　　　　　　　　 ／................................................ /,＼|
　　　　　　　　 _..斗≦::::`〜､＿＿＿＿＿_..斗≦:::::}〜､
　　　　_..斗≦,=|ｉ:ｉ|ﾆゝ‐=≦∧:: ／=＼::::::::/ﾄ=!≧=‐/i:ｉ/｀`〜､、
.　　／‐=ﾆニ二|ｉ:ｉ|‐=ニニニニニニニ＼/ニニﾆﾆ/i:ｉ/ﾆﾆ二=‐｀`〜､、
　 /‐=ﾆ二二二|ｉ:ｉ|‐=ﾆニニニニニニニニニﾆ=‐/i:ｉ/ニニニﾆ二二=‐`〜､
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　　　　　　　　　　　　　クザクとは対象的に。言いしれぬ違和感を覚えるミクは、怪しむように天井を見上げた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　姿は見えず。声も聞こえない。

　　　　　　　　　　　　何が起きているのか。いたのか。それをうかがい知ることは、この場ではできそうになかった。

　

3266 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 15:52:09 ID:jKUOi0bk

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ////////////// /.ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　f//////斗-- 、/////ハ
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　　　　　　　　　　　　　　 `γ 　 　 〉:::::/ ∧了刈　|孑,,,￣ー彡｀i .i::::::::i　　ハ　　　　お昼には起きてくるでしょうしぃ
　　　　　　　　　　　　　　　ζ　　　ﾉ;;;;/ /ヽi弋升iｲ 杙沙》| 　 / i .|:::::::::i／　 |
　　　　　　　　　＿ 　　　　t／て,/t;;;;;;|.〈＼廴ゝ¨、　`¨¨゛ i 　/　i∧::／| 　　.|　　　　その時、聞いてみれば良いじゃない
　　　　　　　 ./::::::::::::i　　　　　　　　ヾ i/　|/i ∧　ﾏ::::｝　 /　/ 　.i | ~　/　/　i
　　　　　　　/:::::::::::::::i　／ ￣ ） ＿＿　　　/厂＼厂⌒＼iイ┥ /　＼/　/ 　/
　　　　　　 iゝ　￣ ￣~　　／....::::::::::::::::ゝ--:::::::::::::.ヽｰ 弋|.　 ∨　 　 i／　、i
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　　 廴.〆　／　　／;;;;/:::::::／.::::::::厂　丁个:::::Y::::::::::/　 　＿ 〉　.i　　i　 　iヽ 　 　ヽ
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　　　　　　　ﾚ'/:::::::::::::　弋ｿ　　　　 弋ソ / !::::::!:::::|__,|
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　　　　　　　　V ､::::::::::ト､　　 ｀　'　　　,.ｲ::::::::::::!:ハ::|　　　　　
　　　　　　　　　　ゝ:!:::ﾊ::::iヽ､　_　, ィ::::!:::|::::::/リ 　 ｀
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　　　　　　　　　　　 __ノ,!　＼　　／　 /ヽ､
　　　　　　　 ,. =ミﾐi:l>< ,ヽ　r!vﾚ,　 ノヽ/＞ミ=--､
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3267 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 15:56:37 ID:jKUOi0bk

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　解消しきれない不満、不安を抱えたままミクはパンを口へ運ぶ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　簡素に用意された朝食も庶民にはなかなか用意できない代物ばかり。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それをそっけなく口に運び。ミクは、ただため息を落とした。

　

3268 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 15:56:55 ID:jKUOi0bk

　
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3269 ：名無しさん＠狐板：2025/03/16(日) 15:59:25 ID:ejvjcO3b

賢いメスはキライじゃないですお

3270 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 16:01:18 ID:jKUOi0bk

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===|::|:=========|::|:=========|::|:=========|::|:=========|::|:=======| |'´::::,／ ､イﾞ| |:| |::| |::| |:jり‐''”:::::::::::::::::::::_,,､- ''": _｣::::|::::
i:i:i:i:|::|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|::|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|::|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|::|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|::|:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:|_|,／,､イ:|:| |::| |:| |:jり‐''” :::::::::: ::: _,,､- ''":::_､ｒｆｾ「:|::|::::|::::
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二了,ィ |:| || |:| |:jり‐''” ::::::::::::_ ．┬ｆ「::::_､ｒｾ｢|:|:|:|:::::斗:|::::|::::
| |: : | |: : | |: : | |: : | |: : | |: : | |: : | |: : | |: : | |: : | |: : | |: : | |: : | |: : | |: : | | || |:| |:| |り‐''”::::::: _ ､┬T「.斗ｆｉ|::|T「|:|:jＩ斗*･''”:: _, ､|::::|::::
|_|＿|_|＿|_|＿|_|＿|_|＿|_|＿|_|＿|_|＿|_|＿|_|＿|_|＿|_|＿|_|＿|_|＿|_|＿|_|_|り*･''”:::::_ ､┬T｢ |斗ｆｾ「|:|:|_｣|::|*･''”::_,.，-: T「|:| | |::::|::::
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二／|￣|＿,､┬T｢l:l:l|l|l|l|l|::|」斗*･''”:: _|::|┬Ｔ「|:|:|:|:|:|:|:|:|:| |_|::::|::::
||||||:::|||||||||||ｎ|||||||:::|ｎ||||||||||||||:::|||||||||||||||||:::||||||||||||||:::||||||||||||:::|||||:ｉ:|i:i:ｉ|T「:l:l:l:ｌ:|:|」斗*･''|::|jI斗ｆｾｬT「 |::|::||||||||jＩﾆ=-‐'' "´_,|::::|::::
ﾆﾆ|:::|ﾆﾆﾆﾆ| [ﾆﾆ|:::|l |ﾆﾆﾆﾆﾆ|:::|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|:::|ﾆﾆﾆﾆ¨|:::|ﾆﾆﾆﾆ|:::lﾆ:|:ｉ:|i:i:ｉ|l|:|斗*･|:|斗f七「|::|￣|: .　|:|:|.::|::|::|二￣-‐=T「「「|:| |::::|::::
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　はたして、クザクの予想はいくらか外れ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　昼を過ぎた頃合いにヴィーラは夫を伴い、応接室へと顔を出した。

　　　　　　　　　　　　　　　護衛の兵やクザクはニヤニヤとした顔を二人――できる夫――へと向ける。

　　　　　　　　　　　　抱いた男を仕事場へ連れて来る事は『次の人』へ渡すための、顔見せも兼ねたものだ。

　

3271 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 16:10:55 ID:jKUOi0bk

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　　　　　　　　 ／:.::.::.::＿:.::.::.::.::.::.: ＼ :.::.:＼:.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:.:＿:.::.::.::.:
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　　　　 | :: /:.::.::.::.::.::.::.::.:.:/:.::.::.::.:/:.::.::.: | :.::.::.::.:| ::.::.:: ´''-._　　|:.::.::.::.::
　　　　 |: /:.::.::.::.::.::.::.::.:.:/:.::.::.::.:/ :.::.::.::.::.::.::.::.:: |:.::.::.::.:.:|:.: ｢::ト:|:.::.::.::.::
　　　　 |/:|:.: |: /:.::.::.::.::.::.::.::.::.:/:.::.::.::/|:.::.::.::.::.:.:|:.:| ::.::.::|:.: |:.:|:.:|:.::.::.::.::
　 　 　 　 |::/| :.::.::.::.::.:|:.:.: -‐ｧ=::-､/: |:.::.::.::.:.:斗┼ー=Ｌ_:|:.:|:.:|:.::.::.::.::
　 　 　 　 {:　| :: |:.::.::.::|:.::.::.:/|/|:.: /|ヽ|:.::.::.::.::.:/　|:.:/|:.:|:.::「::ト:|:.::.::.::.::
　　　　　　　 |::|::|:.::.::.::| :.:.: |::|Ｘ学ミｘ_|:.:: /:.::/ｘ浮学=ミｘ,|:.:|:.:|:.::.::.::.::
　　　　　　　 |八{:.::.::.::| :.:.: |ｨf´ ∨:;;ﾊ|:.:/ }:/'^　∨::;;::ハ个:ｘ,:|:.::.::.::.::
　　　　　　　 { 　ヽ::.: 八:.::.:|八ヽ,,V^り:/　/ 　 　 ∨＾,,,ｿ,､　}/|:.::.::.::.::
　　　 　 　 　 　 　 ＼{ |＼{:.::.:.:},,　　　　　　　　　　　 　 ,,　/｜:.::.::.:.:
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |:.: |＼从 　 　 ,.:　　　　　　　 　 　 　 |:.::.::.::.::
　　　　　　　 　 　 　 　 ＼{　 |:込、　　　　　　　　　　　　　　√:.::.::.::
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |:.::.: }:>　 　 、　　 ,，　　 　 ／√:.::.::.:.:　　　　　　んふふふふ……♡
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |:.::.: }　　　　　　　　　 　 ／　 √:.::.::.::.:
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もちろん。意味なく明け渡すわけではない。

　　　　　　　　この館に味方はいないと思い知らせる意図がいくらかと、兵へ付き従う事の利点を目に見えて形にするためだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3272 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 16:13:08 ID:jKUOi0bk

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　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　／ 　　──　　 　--─　　 ＼
　　　　　　　　　　　 ／　　／____ ｀ヽ　　 ､,,.-='､'､　　 ＼
　　　　　　　　　　／ 　 　 . l i;;;:::;;;i |′ 　.l i;;;:::;;;i |　 　 　＼
　　　　　　　　　　|　　　　　ヽﾞ''''''´"ノ　　ヽ｀'''''"'"　　　 　 .|
　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　 '　　　　　　　　　　　|　　　　　――――ふふ
　　　　　　　　　　 ＼　 　 　 　｀ー ─　ー 一'　　　　 　 ／
　　　　　　　　　　　　＼　　　　 　 　　　　　 　 　　　　／
　　　　　　　　　　　　　 〉三三三》　　　　　《三三三〈
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人を飼う歪んだ悦楽は、性交の肉欲とは別種の快感である。

　　　　　　　　　　　だれもがその歪んだ悦びに口元を歪め、だからこそできる夫とヴィーラを正しく認識できないでいた。

　

3273 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 16:14:37 ID:jKUOi0bk

　　　 　 　 　 　 　 　 　 /≧ｓ｡.　 　 　 ／⌒＞､　＿＿
　　　　　　　　　　　　　 {ﾆﾆ_ﾆ_≧s｡.∠_ _ -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　　　　　　　　 　 _.，　´__ 　 　.／＞､ニニニニニニ
　　　　　　　　　 .／´/⌒＼　｀＼　 　 　 ＼ニニニﾆﾆ/
　　　　　　　 　 /　 /　　 　 ヽ　./＼　　　　 Vニニニ/
　　　　　　　 ／　　{　　 {　　 }∨ /　ヽ　} 　　Vニﾆﾆ|
　　　 　 -=彡/　 .八 　 .lヽ　八V }　　}＼　　/}ﾆﾆニ{
　　　　　　　 ′　l{､.{＼八 .ｨ≠ﾐ∨　 八　　/ 八￣{
　　　　 　 　.{八　l{ｨx､　ヾ.ﾊしｿ〃 .}/ }　Ｙ/ /　　　|
　　　　　　　.ゝ{ヽ从V〉　　::::::::: /イ　 .|_ノ　/　l|　　|　　　　　　　　　　　ご、ごめんなさい……んっ♡
　　　　 　 　 　 |　乂丶　　　　　　|　　|　 .ｲ 　 | |　.!　/
　　　 　 　 　 　| ./从 　r._､ 　 　 .|　　|／ | 　 l|八 ∨　　　　　　　　　 遅くなりましたぁ
　　　　　　　 　八{:::::::＼　　 　イ ｌ|　 /!　 .| 　 l|　{＼＼
　　　　 　 　 ./　八:::::::ヽ｀¨´ﾊ 　 l|　 {_|ﾉ}八.　 ∨!　 ＼＼
　　　　　 　 /　/､ハ::::::ﾉ:::::/Y'⌒八　V / 　 ヽ　ゝV 　　ー=ミ､
　　　　 　 ./　/ﾆ.／::::::::::.ｲ｀Ｖ__/＿ヽ V＼　　 ＼　＼　　　　　)
　　　　 .／{/{'.／:::::::::::::/ー〈ニ/--　 } .}　 ｀¨¨｀ヽヽ　 ＼
　　　　 {ﾆ/ﾆ/::::::::::::_:ノ　 　 　 　 　 .八|　 　 　 　 >､　　 ヽ　 /
　　　　 |ﾆﾆ/.＞　´　　 　 /　 　 　 /／)/　 _ -=ﾆニヽ　 　 ∨
　　　　 ∨/Y＾Yヽ　 　 .／　　　　 　 　 {　/ニニニニﾆＶ　　 }
　　　 　.〃:⌒:ヽ.∧_.／__ﾄ､∧.ｨ＿　　　V八ニニニﾆニ}　　 l|
　 　 　_/{: : : : : : ＼ﾊ/＞:'⌒:＼　{_　　 .}{ニ＼ﾆﾆﾆニ∧　 .八
　　　/:{八: : : : : : : :{:´ : : : : : : : ＼￣/ 八ﾆﾆﾆYﾆ_ﾆ/{　＼　　ヽ
　 　 {八_:_ヽ: : : : :.八: : : : : : : : : : : Vイ: : :ヽﾆﾆﾆﾆ/　|　　 ＼　 }
　　 Y´_::ィ::::::｀TT¨⌒≧s｡ :_:_: .｡s≦: : : : : : :￣{￣{　八　　　.} .八
　　　 ｀ゝ::::::::::::{_{:_::::::::::::::::::::::::::::::∧: : : : : : : : : V.八 　 ＼　 .j/
　　　　　　￣_/:_:_:/≧s｡::::::::::::::::::{: :｀ヽ: : : : : : : :〉}　＼　　ヽ
　　　　　　／{ﾆﾆﾆﾆニ=-.≧=―┴＜:_}:_:_: ｡s≦ /　　/ヽ 　.}　　 ｰ┼
　　　　　 /=/: : :-=ニニニニニニ}≧s｡: :〈　 {　∧　 /／}　 八　　 こ
　　　　 ./=/: : :/　　　　　　{:￣: ￣: ＼ﾆヽ} 八　 .} ./　　j／　　　 -ﾚ‐ 、
　 　 　 .{_/: : :/　　　　　　 .|: :/ : : : : : :＼=V　.)／　　　　　　　　 /|　_ﾉ
　　　　／: : :/　　　　　　　 ∨: /: : : : : : : ＼V　　　　　　　　　 　 　 っ
　　 ／: : : :/　　　　　　　　　∨: /: : : : : : : : :＼　　　　　　　　　  (⌒⌒)
　／: : : : :/　　　　　　　　　　 ∨: : : : : : : : : : : :＼　　　　　　　　  ＼／
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　　　　　　　　　　　　　　　　できる夫の腰へ手を回し。見せつけるようにしながら、赤ら顔でヴィーラが歩く。

　　　　　　　　　　　　　　肌が粟立っている。浮かんだ汗がシャツを湿らし、下着のない肌を浮かび上がらせる。

　　　　　　　　　　　　　　　　鷲掴みにされた彼女の尻肉たたぷんと揺れ、甘やかな刺激に満たされていく。

　　　　　　　　抵抗の意思はわずかに。今の有り様が姉妹や部下へ露呈してしまうことへの恐怖が、わずかにあるがゆえ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だが、それ以上に。

　

3274 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 16:23:31 ID:jKUOi0bk

　　　　　　　　　　　　　　　__
　　　 　 　 　 「ヽ. -=ﾐ､-=ニ}￣　 、
　　　 　 　 　 {ﾆ/　　　∨ﾆ/　　 　 ＼　 /
　　　　　　　　V　　　}　 V/-=ミ､　　} ∨
　　　　　　 　 .′　　.| 　 ∨　　　ヽ .|　.}
　　　　　　 　 { 　 　 l|　 　 V　　 ハ ||ノ
　　　　　　　　'. 　 　 | 　 　 }　　l{　| ||
　　 　 　 　 　 .}　　　| 　 　 |　 ノゝ.!八
　　　　　　 　 .八　　.| 　 　 |¨´_　__|/
　　　　 　 　 / 　 　 /　　 　|-＜〉_-=ﾆニ=- _　 /
　　　 　 　 ./ 　 　 /　　 / .八: : :/{ﾆﾆﾆﾆﾆニ∨
　　　　 　 / 　 　 /　　./　/: : : : ′ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　 　 　 .′ 　 ./　 　.{／､: : : : {　　 }∨ﾆﾆニﾉ
　　　 　 .′　　/{　　　|　　＼: :八　V∨ー=≦ヽ
　　　 　 {　 　./ l|　 　 |ﾉ　ゝ .〉: : :＼}: ∨ﾆﾆニ∧
　　　 　 | {､　l{ 八 　.八　　 /: : : : :∧: : ￣:￣:}￣
　　　　.八{ ＼V　 ヽ　 .}≧=-: : : : /: :} : : : : : : |
　　　　 　 ＼　} 　 /.＼|:∧: : : : : : : :..| : : : : : : |
　　　　　　　　 |　/　　八V : : : : : : : : l : : : : : : |ヽ
　　　　　 　 　 j.ｲ:}　 / : ∧: : : : : : : :八: : : : : : : :}
　　　　　　　　　ヽ}／ : : ∨: : : : : : : : : :＼: : : : :.ﾉ
　　　　　　　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ー＜
　　 　 　 　 　./ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∨_
　　　　　.ｨ＜/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∨>､
　　　　 /ﾆ∨: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :_: -=ﾆﾆニ}
　　 　.八ﾆﾆ=- :_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_: : -=ﾆﾆﾆﾆﾆニ.ｨく　/
　　　　/:.＼ニニニニニニニニニニニﾆ=- :´: : :∨
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　できる夫への恐怖が、遥かに上回る。

　　　　　　　　　　　　　快楽の地獄を容易く作り。許しを乞うヴィーラを嘲笑い、絶頂という生理現象さえ支配された。

　　　　　　　　　　気持ちいい事が苦しく、辛く、痛く、堪えられないままけれど無理矢理に絶頂させられ気持ちよくさせられる。

　　　　　　　　　　　　　翻弄され、破壊される強制絶頂の繰り返しはすっかりと彼女の中へ上下関係を築き上げていた。

　

3275 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 16:25:56 ID:jKUOi0bk

　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　-‐=＝― ‐-､
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　　　 -'"　　 　　 　 　　｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　 　 , '　　　　　 　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　　 　　　　　 　　　 　 　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　 　　 / 　　　 　　　　　 　　　　　　 　'
　　　　　　　　　　　　　　　　i.　　 ´￣｀ 　 　 　 ´￣｀ 　　　.i
　　　　　　　　　　　　　　　　i.　　ｨｔ〒ｫ､　　　　.ｨt-ｧ. 　　　 i
　　　　　　　　　　　　　　　　.!　　　￣　　　　 　 `┴'´ 　 　 !　　　　　　　　　　　　　　　――――ヴィーラさん
　　　　　　　　　　　_　-- ´ ﾍ!l　　　　　 　'　　 　 　　　　　i'イ　｀ ｰ ､
　　　　　　　 _　- ´　　　　 /　ﾍ　 　 　 　`　　　　 　　　 /イﾊ　　　　｀ー ､
　　 　 　 　 /　　　　　　　/　 　 トｔ､　　ー─ -　　　　 ｲ/. / ' ﾊ　　 　　　　＼
.　　　　 　 /　　　　　　　/,　− ､ﾘ_!_> ---､ﾆ＿ 　 ／/' ! ＿　　l　　　　　 　 ﾊ
　　　　　 /　 　 ､ 　 　／ 　　　　　く, -ﾆ二´､__ ｀Yﾆ´￣　　｀ヽ、!　　　 　 　　ﾊ
　　　. 　 {　　　　l 　< ＼　 　　　　亡r-- ､＿ 　 ｰ′　　　 　 　　>､　　　　　　 l
　　　　　 >　 　 ／ 　＼ ＼　　　　　　　, -､＿｀ヽ、　　　 　　　 /　/｀ヽ､　　 　ﾑ
　　 　 　 〉　 ／　　　　 ヽ　Y｀ー― ､_,／　, ､‐'ー '┬--─　､/　/　　　　｀　､　〈
　　　　／　/　 　 　 　 　 ヽ ヽ　　 　ﾄ- ´｀ﾄ _ >　　,'　　　 　 ,'　,'　　　　　　　 ｀､ヽ
　　　/ 　 /　　　　　　 　　　y´　　　 ﾍ　　|:::::::::|　/ 　 　 　 /　,'　　　　　　　　　 ｀＼
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　ヴィーラの臀部へ触れながら歩き、できる夫が当たり前のように彼女と共に奥の座席へ腰掛ける。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　傍目には館の主人とその所有物のように。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　実態は真逆だと知るのは、ただ一人ヴィーラだけだ。

　　　　　　　　　　彼女を躾けきった男は支配者の自覚を持たぬまま。ただ、己の享楽がために次の獲物へ目を向ける。

　

3276 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 16:29:22 ID:jKUOi0bk

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r…‐- ミ''"~￣＼_,,..､､..,,_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {: : |:.:_､ -‐…‐- ミ :.:. |: : }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {: :／／ /　|　 '，　＼ﾉ : ′
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 V　/　/′ |　l ‘,　‘,. V/
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 У .′/ l 　 |　l　:}l　‘, ‘,
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／{ l |　l′l 　 |　l　:}l 　:| l }
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／／{ 八. _ﾆ,_'， l　-‐ハ .ﾉ l }`､
　　　　　　 　 　 　 　 　 ／／ .八　公ゝ'′V /tラｧУ　.八.`､
　　　　　　 　 　 　 　 ／／ ／　/＼乂:.:.:.　, ′.:.:.┌「|ｲ.`､＼＼　　　　　　　　　　　ミク――今晩、訪ねますので鍵を開けておいてください
　　　　　 　 　 　 　 ノ／ ／　 ノ / }｀¨⌒ v .,　┌v|_.l.|八　＼＼＼
　　　　　　　 　 _,..､イ .／　 ／ ./ l } | })>｡._,..､イ)-ﾉ.У　 ＼　＼｀`〜､、
　　　　　ー=''^´／ .／　 ／　.:/　 ﾉ.八ﾊvﾊv_／-_ノ| {＼ 　 ＼　＼　　 ｀`〜､、
　　　　　　_,..､ -‐''" 「二二�_''^´/./ ＼＿_/ﾆﾆ／.｀| {､、r…‐=�_｀`〜､、　 ＼｀^''=‐-
　　　　 ／　／ _､-''ﾉﾆﾆﾆ-}0}　 У ｀`ヽ V¨⌒.ﾔ'^´| {　.ﾉ0ﾉ￣＼)＼　　 ｀`ヽ `､ ＼
.　　　 /　//''^´／/{.ﾆﾆﾆ-.}0}. :{ (　　　. :乂/⌒`､ .ﾉ {　{0(ﾆﾆﾆ-‘,＼＼　　＼＼'， ‘,
　　　/　/ ′／//八ﾆﾆﾆノ_ﾉ :}乂＼　　. : |や=]-`､ ﾉ :乂_寸ﾆﾆﾆ}.　＼＼　　＼＼　}
.　　 ′ハl／ .///УL_,.､イ0) ﾉ_: . )ﾉ 　 . : | やﾆﾆ-`､v0/＼＼_У｀`〜､、＼　　'，∨
　　 { l ′(　 ///└ﾉ {ﾆﾆﾉ0(厂「辷�__　. : |: .や=]ﾆﾆ.Vたニ＼」＼　＼　rf ┐､　}　}
　　 { 八　 V.//　 .′乂＿ノ:{:.:.:l .:.:.: 辷�__:|_rfや_／￣＼＼_/ ＼. ＼.　たVﾉ.、У ﾉ
.　　‘,　 ＼ ＼＿_.{　 /｀`{:.:.八:.:l:.:.:.:.:.:.:. r‐-v-‐У.:.:.:.:.:.:.:.:}:./-‐ ミ＼. ∨ﾍ/　／／`､
.　　　'， V.｀^7¬‐-.ミ　).{ :.:.:. )>｡...,,,＿_ゝ''八''メ、:.:.:.:.:.:.: Уﾆ-.0_.7 .v/ﾍ/　/／/∧‘,
　　 　 ＼ l　 {　.ノ)｀`〜､‘,:.:.:.:.:.:.:.:.:.{_l_<ﾆ{(ニ.))ニ＼＿:／ﾆﾆ-/_.ﾉ .)/ﾍ/′乂.　 　 V}
　　　　　|｀^''=-‐'′／　ﾉ.‘,:.:.:.:.:.:.:.:.{_l_->ﾆﾆニ_､ -‐ '^Υ^'冖¬┘ /ﾍ//　　 　＿_ノ.ﾉ
.　　　　八　乂_,,..／　／/ } )>｡.,＿_乂､ -‐ '^´ﾉ　　＼:.:.:＼_,,..､l「yノﾍ/'′　　 ⌒冖''′
　 　 　 　 ＼ ''^´　／／　l}　|　 　 ./.:.:.:/　　/_,,..､ -‐ ''''^´V_) Уvﾉv」ｈ､
　　　　　　　 ｀`````´　　 l}　|　＿/､v�_ ''^´｡_-_-_-ﾟ_,.､ -‐ ''^´`､マ�]xX〕ｈ､
　　　　　　　　　　　　　　 ﾘ .八┿](_VI_]_,,..､ -‐ ''''^´ └ Lﾉ＼:.:.:.`､)>｡.�]x�]｀7
　　　　　　　　　　　　＿彡ｲ　 ノ冖^/八_」┘　　 / 　 　 　 :′＼:.:.`､　｀`ヽX_〈
　　　　　　　　　　　 　 　 )ﾉ／.:.:. ／ ゝ'′　　　:/　　 　 . :/　 l　 ＼:.`､　　 )厂
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　腰に吊り下げた豪奢なだけの剣でもって、できる夫の首を薙げば開放されるのだが。

　　　　　　　　　　　そもそも逆らうと言う選択が浮かばぬほどに屈服した金髪の美女は、ためらうことなく次女を差し出した。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　恐怖のまま。家族を、身代わりにすると言う意識さえなく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　堕ちた女は、道連れを見出した。

　

3277 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 16:33:52 ID:jKUOi0bk

　　　　　/:|::::::::::::::::::::|:::::|　＼:::.､ ｀ヽ:::::::::＼:::!:::::::::ヽ::::|::::::::::/::
　　 　　/:::::::::::::::::::::::/:::/　　　 ＞'＝――'´＼!:::::::::::!::!::::::::/::::
　　 　 /::::::/::::::::::/:/|::/　　　　　　　　　　　　　!::::::::::V:::_:ノ::::::
　　　 .|:::!:::::|:::::::/' ,.-―　　　　　　 イ=ｧ＝=ﾐ､ |:::::::::::::r' ,ﾍヽ:::　ﾁﾗｯ
　　　 .|:::i::::::!::::::|/　　 ＿　　　　　　　 |i,ｲiioヾ;>::::::::::::::〈ヽ｀ V
　　　 .|::|ヽ:::､::::|　　ィ<ヾ　　　　　　　　! iiiiJ.|　|::::::::::::::::v　　,!::
　　　　!::､　ヽ:!:|､　/ }ｲiiﾊ　　　 　　　　弋_ソ ./::::::::::::::::::|　/:::::
　　　　 ヾ､ 　 |::::.､ヽ ! iiJ|　　　　　　　　￣　/::::::::/::::::::::|':::::::
　　　　　　　　|::::::.､　 ゞｿ　 /　　　　　　　　/:::::::/:::::::::::::|::::::::
　　　 　　　　 ,::::::::::　　　　　　　　　　　　　/::::::/::::::::::::::/::::::::::　　　　　　…………
　　　　　　　/:::::::::::...　　　　　　 _　　　 　 ,:::::::/::::::::::::::/ヽ:::::::/
　　　　　　　|::::i:::::::::!　　　　　 ´　　　　　 |:::::::!::::::::::／:::::::､::/::
　　　　　　　|::::|:::::::::::::ゝ､　　　　　　　　　|:::::::!:::::／､:::::::::::::'::::
　　　　　　 　:::::!:::::::::::/::::::::ヽ... _　　　 _,.-'ヽ:::!::/　　､::::,:::::i､::::
　　　　　　　 ヽ:::::::::|/:::|:::::::::::::::::::::｀:T　　　 ヽ::|　　　|:/ |:/ ヾ
　　　　　　　　　ヽ::::|ヽ::､＼::!:::::ﾊ:::::::|　　　 _,.　-''´￣ .|
　　　　　　　　　　ヽ::! ヾ　　 |:/　＞ｚ - ''´　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:｀:ヽ　　　　　　 ＿r―ｧ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: : : :ヽ　　 ,.イ´　　 ,メ　 入
　　　　　　　　　　　　　　　,...イ!: : : : :ﾊ'´　　　ヽ,／ ／>､==ヽ
　　　　　　　　　　　　　 /ﾐ//,/: : : :/　 ＼ _,.-''´>K´三ミ|ﾆヽ＼
　　　　　　　　　　　　 /ミ//ノ: : : /　　 / ><三ミ|ニニ＞-ﾆ-
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　姉の様子がおかしい事を察しつつも、まさか性行為で屈服させられたなどとは気がつくことができず。

　　　　　　　　　　　　　　　　　ミクはしばし無言のまま、できる夫とヴィーラを見つめて瞬きを繰り返す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　やがて。彼女は息を吐いて、姉ではなくできる夫の方を見て答えた。

　

3278 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 16:36:26 ID:jKUOi0bk

　

　　　 　 　 　 /　Λ　 , へ　――‐-　へ
　　　　　　　/　 　∧.i:i:i:i:i:i:ヽ:i:i:i:i／:i:i:i:i:ｉ＼＿＿＿＿
　　 　 　 　 | 　 ...:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヽ:i:i:i:i:i:i:i:i:＼　　　　|
　　 　 　 　 |／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:.......　 |
　　 　 　 ／:i:/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i丶
　　　 　.i:i:i:i:/:i:i:|:i:i:i:i:ｉ|:i:i:|:i:i:i:i:i:|:i:i:i:i:i:i:ｉ:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|:i:i:i:i:＼
　　　　 |:i:i:i:|:i:i:i:|:i:i:i:ｉ∧:i:|:i:i:i:i:i:ト:i:i:i:i:i:ｉ:|:i:i:i:i:i:i|:i:i:i:|⌒ヽ:i:i:|
　　　　 |:i:i:i:|:i:i:i:|:i:i:i/'"|:i:~ :i:i:i:ｉ|　＼:i:i:ｉ|":ｉ:ｉ:/:|:i'.:i:|＼　 )/
　　　　 |:i:i:∧:i:i:|:i:i: 　 ∨　 :i:i:ｉ|　　 丶i|　∨:i:|:i:iV____}　　＿_
　 　 　 ∨:|　'.:i:i:iヽ:i ｨ斧苹kヽ｣　　ｆ斧竿ｘ )八:i:i:丶ー=／⌒ヽ
　　　　　 ､|　 V:i:i:ｉ乂　Ｌン　　　　　 Ｌン .‖ﾘ:i:i:i:i:i:∨/ ７
　　　　　　　 /:i:i:i:＼:i::..￣　　　' 　　 ￣　‖/:i:i:i:i:i:i:i:∨/
　　　　　　　':i:i:i:i:ｉ:八 ⌒　　､ 　 __,　　　 ‖ｰ'､:i:i:i:i:i:i:i|　　　　　　わかった。待ってるね
　　 　 　 　 |:i:/:i:i:|:i:i:i:i:...　　　　　　　 ....:i:i:i:i:i:i:i:＼ :i:i:ｉ|
　　 　 　 　 |/ |:i:i:|:i:i:i:i:i:i:＞　 __ 　 イ:i:/:/:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|:i:i:ｉ|
　　 　 　 　 | 八:i:乂:i/⌒Y|　　　　　|:i:|:i:ト〜〜　人:i:i|
　　　 　 　 　 　 ＼:i:(　 　_|　　　　　|从(　　　　　　 )/
　　　　　　　　　 ＿＞ '"　　　　　　　 ` 　 ､__
　　　　　 　 . : : ::　 '.　 ---- ､　　----　 /　/: : . .
　　　　　／: : 丶:: :　'. .　　　 　 　 　 　 .:/　/:／: : : }＿
　　　　 : : : : : : : ヽ　 '.: :＼　　　　 __ ノ::'　 l:/: : : : : _: : :>
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　　　　　　./∧　　 　l 　　　　'.　　　　　i
　　　　　 　 /∧　　　i　　　　　　　　　 .'　　　 /
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　笑みを色濃く。嗜虐の意をたっぷりに込めて。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　行為を楽しむのみならず。

　　　　　　　　　　　　　今一度、できる夫へこの館での振る舞いを躾ける心地で彼女はハッキリと頷いた。

　

3279 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 16:41:06 ID:jKUOi0bk

　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　／￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　　　　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　 　　　　　/　　　　　　　　　 　 　 ＼
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　　　　　　　 　 　 　 　 　 l ;::ィ=ミ　　 　ｨ＝ﾐ　　 　　　l
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　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼　　　､__,＿_,　　　 　　丿
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　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _,／ / i! :　 　 .:　/ ﾍヽ､
　　　　　　　 　 _...... .-.:::::´::/:::::/　 ﾍ､　　　 /　　l:::::ヽ､、
　　　　　　 ﾊ´::::::::::::::::::::::::/:::::::l! 　 ／i　　 /　 　 !::::::::l::::::｀::.-　... _
　　　　 　 ,':::!:::::::::::::::::::::::/:::::::::l;:!／:! .,L __ﾉﾍ 　/!::::::::::l:::::::::::::::::::::::::｀::ﾊ
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　　　　　 l::::::::l::::::::::::::::::／::::::::!;:;:;l 　:L::_ﾉ　 /;:;:;i:::::::::＼ ::::::::::::::::::::/:::::::::l
　　　　　 |:::::::::l:i::::::::::::::i::::::::::::l／;ｌ 　,':::::',　/＼:;i::::::::::::::/::::::::::::;':::/::::::::::::l
　　　　　 |:::::';:::i!::::::::::::::l:::::::::::l;:;:;:;:! ,':::::::::',/;:;:;:;:;i::::::::::::/::::::::::::/::/:::::::::::::::l
　　　 　 /:::::::ヾi!::::::::::::::l:::::::::::l:;:;:;:;i,':::::::::::;i!;:;:;:;:;i::::::::: /:::::: i:::/::/:::::::::::::::: !
　　　　 i::::::::::::::::';:::::::::::::l:::::::::::!ヽ;:;:i::::::::::::j;:;:;:;:; ｲ:::::::/::::::::::l/::/::::::::::::::::::::i
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　敵意さえ感じさせる笑みを前に。できる夫は、柔和に微笑み返して。

　　　　　　　　　　　　　　　　　――その顔を快楽へ歪ませる瞬間を思い、股ぐらをたぎらせるのだった。

　

3280 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 16:41:23 ID:jKUOi0bk

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞　　´　　 　｀　 　 ＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿_ﾉ, ;　ゝ、__　　　　　　　　　　　 　 ｘ-､＿___
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ヽ_}　|　ト 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　(::::::)　)｡　　　　(―‐---)。　　∨　　　 ,'　 ゝ､┴┴〈　　　ｆ己
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 '　 　 ｡と : : : 　 　 丶　 　: : : : : :ﾟ｡　　　　　　　 ヽ.　　　　　　∨　,拒}
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣　T r-､　　 　 　 　 　 　 　 ｘ--　‐‐　= ､　　　　　　 　 　 　 　 ∧　　　　 　 〉 ｆ己
　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
　　 　 　 　 　 　 　 `己({/､_　　　　 ,:^ 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 ,' 　 　 　 : :|
　　　　　　　　　　　　　 ////≫zzzz　 　 　 　 .＞ ､　　　　　　　　　　　　　　　,.　-←―――,'　　 　 　 : :
　　　　 　 　 　 　 　 　 '　｀ー≪///　　　　　 ´￣ ｀¨ゝ、: : : : : : : : : : : : : : :／　　　　　 　 　 ',　　 　 　 : ;
　　　　　　　　 　 　 　 '　　　　　　{＿,.　 イ　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,'
　　　　　　　　　　　　 ｌ　　　 　 　 |　　 　 　 　 .〉 　　　　｀　ー　　　 -‐　´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _/
　　　　　　　　　　　　 |　　　 　 　 | 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',　　_　 -=ﾆ二
　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　ﾘ　　 　 　 ./　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',´
　　　　　　　　　 　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿__/　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',
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　　　　　　　　　　? ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　 ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ


　

3281 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/16(日) 16:42:43 ID:jKUOi0bk

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　　　　　　　　　　　　 ,　　′　i! ,斗　',. 　 　| |　＼　　|　　 :｜　　　レ /
　　　　　　　　　 　 　 , 　 |　　 |' / ＼ ＼ 　 N , --＼ }　　 ! | ､ 　 　V _＞､
　　　　　　 　 　 　 　 i　　|　　 |/ ´￣＼{ ＼{ ｨf==ミ､｀| |　 ,: |　} i　　 ∨　　＞　　　　　　と、言うわけで本日はいじょー！
　　　　　　 　 　 　 　 | 　 |　　 |ﾊ ,ｨf=x　　　　 　, , ,　 И /　|ノ　| ﾊ. 　∨　 　 ≧
　　　　　　　　　　 　 ,　 .八　　{ ﾊ , , ,　'　　　　　　　　/ /!　 ! 　 |　 ＼　∨＼{　　　　　　次回は未来さん陥落編です
　　　　　　　　 　 　 /　/　.ﾍ　 i!从　 　 　 　 　 　 　 / / ,　　,　　|　　 ﾊヽ∨
　　　　　　　　　 　 ,　 .'　　.∧　∨ゝ.　　 __　 ノ　-=彡ｲ/　 ,/　　 !　 　 |　V
　　　　　　　　　 　 i　/　 ./　 ＼ {　/.＞'ニう..　　　イ＜__ ノ　　 八. 　 ',　 　＼
　　　　　　　　　　　| { 　 /　.イ..._ __У/=ﾉ丶 r‐'　　　　{/　 / 　厶....　　i　　　　',
　　　　　　　　　 　 ﾊ !　/ _,/_./ニニニﾆ{^Yﾆ} 　 　 　 /　 /　／..i　　　| ',　　　 .i
　　　　　　　　　　　　ヽ {　 　 {ニニニニ{ニ〉--=-=ﾆﾆ} 　 ／￣　｀ヽ.....|　',　　　.!
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヾ.　　 }ニニニニﾆ/ .／ニﾆﾆ/　／　 　 　 　 Y..ﾞ!　 ',　　′
　　　　　　　　　　　　　 　 _.ィi{ニニニﾆシ／ニﾆﾆ／‐'"　 　　　　　　 ,'　 　 } 　/
　　 　 　 　 　 　 　 　 ィi〔ﾆﾆ人ニニて／ニニニ/　　　} /　　　　　　/../　 /／
　　　　　　　　　　 ／ニニﾆ/　ヽニニ厶ニニﾆﾆ'　　　 /　　　　　　 /／ .／
　　　　　　　 　 ／ニニﾆﾆ/　/　､ニﾆﾆ厶ニﾆﾆ{　 　.,　　　　　　　 '　／
　　　　　　　　/ニニニニ/　 ′　ﾊニニﾆ厶ニﾆ',　 /　　　　　　, '/
　　　　　　　 ifニニニﾆﾆ{ 　 {　　{ﾆ∨ニﾆﾆ厶ニ',r'‐- _　　　 , ' /
　　　　　　　八二二ニニ{ 　 :.　　{ニ∨ニニﾆ厶/ニニニ＼ / ./
　　　　　　　　 ＼ニニﾆﾆ 　 丶.　{ﾆﾆ∨ニニﾆﾆ}ミニニニﾆ〉./
　　　　　　　　 　 ＼ニﾆﾆ 　 ノ＾｀ {ニﾆ∨ニニニ}ヽニﾆﾆ／_〉
　　 　 　 　 　 　 　 ｀`'ﾏニ'´ 　 　 }ニニ丶ニニﾆlニニ／ニ/
　　　　　　　　　　　　　 ∨ﾆ　　　 'ニニﾆﾆ＼ニニﾆ／ニﾆ/
　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽニ 　 /ニニニニニ￣￣ニﾆﾆ/　　　 　 __,,.. 　 -─ｧ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 Vﾆ__/ニニニニニニニニﾆﾆｨ′ _　ィi〔ニﾆ..-‐''´ﾆ}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }lニニニニニニニニニニ／}ィi〔ニ,..-‐''ニニニニﾉ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3282 ：名無しさん＠狐板：2025/03/16(日) 18:15:08 ID:u5YXtq8k

乙でしたー

3283 ：名無しさん＠狐板：2025/03/16(日) 18:17:16 ID:XYXBFzt4

乙

3284 ：名無しさん＠狐板：2025/03/16(日) 18:27:29 ID:bQXDkuMq

乙でした

3285 ：名無しさん＠狐板：2025/03/16(日) 19:42:22 ID:ECt5rpf3

乙

3286 ：名無しさん＠狐板：2025/03/16(日) 20:58:30 ID:ialS+wdc

乙です

3287 ：名無しさん＠狐板：2025/03/17(月) 18:17:37 ID:fdZfSayU

乙ー!
性別逆転すると『もう萎えてるはずのPを無理やり立たせられてもうでないと言ってるのに無理やり搾り取られ続けて空気をぷすぷすする状態にされた』ってわけだからそりゃあ怖いわ……

3288 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 21:18:28 ID:ME8OuLoE

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 r.: ´: : : : : : : : :≧､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞- ――- ＜: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{┃　 　 ＼{. ┃}　 　 |　',　　　　　　乙、コメントありがとうございます〜〜
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　┃　　　　　 ┃|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　　　 それでは一週間ぶりに投下をはじめていきます！
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　 ｀　 ´　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
　　　　 　 　 { /　　　乂＿乂: : :ィ::::/⌒',:::＞- イ　　 /／　 }　/
　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
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　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　　　 　 ゞ/


　

3289 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 21:18:43 ID:ME8OuLoE

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ヽ_}　|　ト 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　(::::::)　)｡　　　　(―‐---)。　　∨　　　 ,'　 ゝ､┴┴〈　　　ｆ己
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 '　 　 ｡と : : : 　 　 丶　 　: : : : : :ﾟ｡　　　　　　　 ヽ.　　　　　　∨　,拒}
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣　T r-､　　 　 　 　 　 　 　 ｘ--　‐‐　= ､　　　　　　 　 　 　 　 ∧　　　　 　 〉 ｆ己
　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
　　 　 　 　 　 　 　 `己({/､_　　　　 ,:^ 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 ,' 　 　 　 : :|
　　　　　　　　　　　　　 ////≫zzzz　 　 　 　 .＞ ､　　　　　　　　　　　　　　　,.　-←―――,'　　 　 　 : :
　　　　 　 　 　 　 　 　 '　｀ー≪///　　　　　 ´￣ ｀¨ゝ、: : : : : : : : : : : : : : :／　　　　　 　 　 ',　　 　 　 : ;
　　　　　　　　 　 　 　 '　　　　　　{＿,.　 イ　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,'
　　　　　　　　　　　　 ｌ　　　 　 　 |　　 　 　 　 .〉 　　　　｀　ー　　　 -‐　´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _/
　　　　　　　　　　　　 |　　　 　 　 | 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',　　_　 -=ﾆ二
　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　ﾘ　　 　 　 ./　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',´
　　　　　　　　　 　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿__/　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',
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　　　　　　　　　　　?。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　
　　　　　　　　? (⌒)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『百合園館の黒薔薇』　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (｀Ｙ´)
　　　　　　　?(⌒※⌒)　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 貞操逆転ファンタジー　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (⌒※⌒)
　　　　　　　?｀'(__i__)'´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 調子に乗った悪雌を解らせろ！！　　　　　　　 　 　 　 　 ｀''(___)''´

　　　　　　　　　　? ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　 ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ


　

3290 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 21:24:11 ID:ME8OuLoE

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　二つ並んだ月の明かり窓から差し込む。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　怪しげなぼんやりとした輝きを覆うように、影が一つ。

　　　　　　　　　　　　　それが重なり合う男女のものであると言うことを、長らく眺めている月はよく知っていた。

　

3291 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 21:28:32 ID:ME8OuLoE

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 __人_/＼／{_
　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 　 　 　 　 ＿　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼　　_|___ l l　＞
　　　　　 ／＼　　 　 　 __　 {　　　　　　　　-=≦／:::｀ヽ｀::...､=-　　　　　　　　　　　　　 　 　 )　　|_ ,　　（
　　 　 ／　　/　　 　 _ 〈　＼　 　　　　　r/::::::::::::´:::::::::::::::＼:::::＼　｀　､　　　　　　　　　　　 ＜　 (_乂　)　 ＼
　　 ／　 ,　/ 　 __　〈 ＼＼/  八　　　 ／:::/:::/:::i::::::::｀ヽ:::::::::ヽ/:∧　 　 >　　　　　　　　　　　  )　ｰ匕ll 　（￣
　 〈　 ／,　乂_/　 ＼＼/　　　　 ＼　'::::;::::i:::ｲ:::/!::::ﾄ､::::‘.::::!:::::∨:∧ ／　　　　　　　　　　　 ＜　 (_乂　)　 ＼
　　 ∨　 |　　　 ,、　/　　　　　　　　 !::::/:::::ﾊ:{‘.{ ヽ::!､＿ ‘.:!::::!::!':::;:! |　　　　　　　  ＼人_人从}　　　ツ　　ｒ'~
　　／　 乂__／　∨/＼ .　　　　　　ヽ{､:::::!´￣　　　.ｨ朽ｱ.{::::l:::!/:::{_i　　　 　 　 　 　 ） ｰ匕ll　　 (⌒⌒)　{
　./　　　　　　　　 /　 /　  ￣｀ヽ　　　 ＼{.ｨ符ｱ.､｀／／　.}::::i､:!:::::‘.＼　　　 　 　 ＜.　(乂 ）　　 .＼／　 ＞
　′　 　 　 　 　 〈　 〈　　　　　 　 　 　 i:ﾊ ／／　　　 u .,'::::::| 〉::i::::ヽ-ヽ　　　　　　  ）　　ツ　（.~⌒Y⌒~＼
/　　 　 　 　 　 　 ＼/ 「￣ヽ　　　　　 /::::∧　　 ‐=ﾆヽ /:/::::l'::::::|::::::}　　　　　　　＜.　ｰ匕ll 　＞
　　　　　　　　　　 }　　  ￣}_/　　　  ／'::::/:::个o。　　 ij {;'::::::/::::::/＞-＜　　　　　　 ）..(乂 ） （
　　　　　　　　　 i⌒⌒i　　　　　　  /　j/::{/､{ヽ　 ¨ ｀　´_!:::/:::人:{　　　　∨　　　　＜.　ｰ匕ll 　＞
　　　　　　　　　ｲ＼／　　　　　　/　　ヽi　　 　 　 ｀ヽ　 ヽ{/´　 ヽ　　　　}　　　　　　）..(乂 ） （
　　　　　　 ／ヽ　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　´　　　　　　/　八　　　　 ＜.　　 ツ　 .＞
　　　 　 ／　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　.ｨ 　 　 　 　 　 　 i 　 　 .′/　　　　　　　）.(⌒⌒).（
-　､　 ./{　　 　 　 　 . -‐／　　　　　 　／　;　　　　　　 　 　 し　 　 ∨　　　　　　 ＜ 　＼／　.＞
　　 ∨ .」_ﾉ´Y 　 ／　　　 　 　 u　. .＜{　 .′ .::;:.　　　　　 　 　 　 　 '　__　　　　　　 ）.(⌒⌒).（
　　´￣ 　_.ノ ¨´　　　　　　　.　＜ : : : ﾊ　.{　 ::ゞ':　　　　　　　　　 _:::rゝ-.､｀ヽ　　 ＜ 　＼／　.＞
　　　　　 {　　　　　　　.　＜　　 {/{: : /: :} 人　　　　　　; '　　 　 ｒ‐ゝ--.､ヽ}　.}　　 ／"⌒Y⌒｀＼
　　　　　八＿　ｨ=≦　　　　　　/ l| : {_:ノ　　 ｀　　　　　　　　　　｀ヽ｀ヽ　＼ヽ.|
≧=-.､　　＿＿ノノ　　　　 ＞　´￣　　　　　　　　　　　　　　　　.ｨ≦＼　　　 八
　 　 ./＼ _-_ｧ＜ 　 　 .／　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 / ￣｀ヽ/　　 ./　
　 　 ′　￣　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　 　 　 　 .∧
　　 {　　　 　 　 　 ./　　　　　　　　　　 　　 　　　 .ｨ´　　　ｲ___ ＿　＿　 ｲ　　　　 _　　 _
　　 |　　　　 　 　 /　　　　 　 　 .､　　　 　　 　　 ´　 　／: : : : : : {　　　　　　　　  | l　_ (_)　　　　　　　　　 　 　 ＿
　　 | 　　　　　　 .′　　　　　　　 }　　　　　　　　　　／∨: : : : : 从　　　　　　　　 | | (_)　　 　 　 _ 　＿＿＿　 （Ο)
　　八　　｀ヽ　　 l{　 　 　 　 　 　 '.　 　 　 　　. 　＜.　　V :/.｀ヾ{　　　　　　　　　 | |　　 　 　 　 | |　二］ [二、　￣
　 .′　　　　　＼ﾊ　　　　　　　　 ∧_.ｨ_ .ｨ≦ 　 　　　 　 ∨ /　 }　　　　　　　　　 | l　 「l n ｎ__　| |　￣］ [￣
　 {　　　 　 　 　 ヽ}　　　 　 　 　 　 }ﾉヽ　　　　　　　　　　∨ /　　　　 　 　 　 　 | |__// |ﾚ, D） | | /⌒　 ＼
　 |　　　　　　　　　|　　　　　J　　　 |　 ∧　　　　　　　　　 ∨ /　　　　　　　　　  乂_,/ 　〈厂　 | i { ０ /⌒)_)
　 | 　 　 　 　 　 　 ;　　　 　 　 　 　 |　　∧　　　　　　　　　 ∨ /　　　　　　　　　　　　　　　　　|_| ｀ｰ´　＿__
　 |　 　 　 　 　 　 ∧　　　　 　 　 　.|　 　.∧　　　　　　 　 　 ∨　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀つﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｀´
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　部屋の主。未来が腰を仰け反らせ、大仰にあえぐ。

　　　　　　　　　　　　　硬く結ばれた眦は暗く。けれど、頭の中で弾ける快楽電流が視界を白く染め上げる。

　　　　　　　　　　　何度目かの性的絶頂は、彼女の体をとうの昔に追い詰め男好みの雌へと染め上げていた。

　

3292 ：名無しさん＠狐板：2025/03/22(土) 21:36:44 ID:wCeIVAq2

いきなりｗ

3293 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 21:40:53 ID:ME8OuLoE

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　 　 　 　　＼
　　　　　　　　　　 　 ／　 ―――　 　 ――― 　＼
　　　　　　　　　　 ／　 　 ＿＿＿　　　＿＿＿　 　 ＼
　　　　　　　 　 ／　 　 　 　|:::::::|　　 　　 |::::::|　 　　　　ヽ
　 　 　 　 　 　 |　　 　 　 　 ｀¨´　　 　 　 ｀¨´　　　　　　|
　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　 　｀　　　　　　　 　 　 |
　　　　　　　 　 ＼　　　　　 　 　 - ――-　 　　 　 　 ／　　　　　　　　ふぅん……
　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼
　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　ヴィーラの言いつけに従い、夜伽に訪れたと言う体裁はもはや意味をなしていない。

　　　　　己の欲望を十分に発揮して未来を責め立てるできる夫は、彼女の白い背中を撫でながらも不満そうに顔をふくらませる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　肉棒への快楽は十分。雌をよがらせるテクニックは健在。

　　　　　　　　　　　正しく上位者気取りの女をより上手の技で組み伏せている実感はあるのだが、物足りなさがあった。

　

3294 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 21:45:09 ID:ME8OuLoE

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　　　　　　　{　　　　/::{:::::::::＼::::::::::::::|:::::::::::::::::::/::::::::::::／::::::/:::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　乂＿_,√八::::::::::: ＼:::::::ｉ|::::::::::::::: /::::___／::::::／:::::::::/::::::::::::::::::::|
　　　　　ィi〔　　 　 {:::::::::＼:::::::::::_＼:_|::::::::::::::/::::::／:`〜､::::::::::／::::::: /:::::::::::|
　　　　/　　　　ィi〔::::::::::::::::＼:/　　　i|::::::::::::ｉ{: ／:::::::／:::,､丶`_}::::::: /::::::::::::ｉ|
.　　　/＿＿／/:::::::::::::::::::::::::::{　 ⌒ヽ}:::::::::::::|,..ィ笊云ミｔ　　　/::: ／:::::/:::::::ｉ|
　　　　 　 /::::/:::::::::::::::::::::::::::: | {　 〈 /::::::::::::ｉ|ゝん/(　 　} 　 /::／_/::::/::::/:: }
.　　　 　 /:::://:::::/::::::::::/::::::::ｉ{ ゝ __,.::::::::::::::::|　乂少　 　 　,∠ 　 }:／:: /:::::八
. 　 　 　 {:::::{:{:::::/::::::::::/::::::::::::乂＿,{:::::::::::::::::　　　　　　 　 /( } ィi〔::::／}::::/
　　　　 八::::ﾉ:::/::::::::::/::::::::::::::/　　 ::::::::::::::::::ｌ　　　　　　　ん,ィ::::::::／ 　:::/
　　　　 　 ア::八::::::::/::::::::::::::/　　　{:::::::::::::::::|　　　　　　 〉^.:}⌒⌒　　 ／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それは、やはり。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　快楽へよがり。男へ鳴かされる屈辱に震えながらも。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　堕ち切ることなく叛意へ敵意を焚べて燃える眼差しこそが理由であった。

　

3295 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 21:51:47 ID:ME8OuLoE

　　　　　 ＼人_人从_／
　　　　　　　）　ｰ匕　（
　　　　　 ＜　 (乂 ）　＞
　　　　　　　）　　：　 .（　　　　　　　　　　　　　  |　　/　／　 　 　 　 ＼ 人_人 ／
　　　　　 ＜..　　：　　 ＞　　　　　　　　　　　 r〜〜ヽ　　　　　　　　 ｝ｰ匕ﾞ　｛
　　　　　　　 ）/l　　「 (　 /::::::::i:::|::ヽ::::､:::::ヾ::､::{　　　　 〉⌒　　　　　 ｜(乂 ）｛,
　　　　　 ＜　 乂ノ　 ＞ ::/:::::!:::}::::|＼:::＼:::::::／　　_ノ )　　　　　　　  ｝ _二、 ´
　　　　　　　）　　：　 .（::::::!:i:::ﾊ::|､:::!　｀ヽ::､／　　　 }　}ヽ　　　　　　　 |　　 ﾉ　|
　　　ハ　 ＜..　　：　　 ＞ ::!::|. !:| ヽ.u 　--{　　　ヽ/ ､:::ヽ＼　　　　　  ｝　 っ　｛
　　/　　　　 ）　　つ　（ !::!:::i::|　,--　　　 ＿，　　　`､|::::::::V　　　　　　｝　♥　 /
　　{　　　 ＜　(⌒⌒) .＞ !:::ヾ' r==　　 '゛￣',　　　　 `､:::i::ヽ　 　 　 ／⌒Y⌒＼
　　 ＼　　　. ） ＼／ （ ｀　|:::::::ヽ/// '　.///.ﾍ　　　　　ヽ､::::|　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _ -'i
　　　　Y　 ／"⌒Y⌒｀＼　 ::::::::ヾ､.u ‐=ﾆヽ　 ヽ　　　　　＼　　　　　　　　 　 　 　 　 ､＿　=-‐ ''´　　|
　　　　,　 　 }　　 　 　 　 {i､:::!ﾉ:{ヽi:ヽ　__　.u　ｲ　＼　　　　 `Y　　　　　　　　　　　 　 } ＿rｭ__　　　　|
　　　　　　　i.　　　　　　　ｌﾉ从:::ｌ　　　ﾍ　　　 /　　 ゝ　　 :　 }　　　　　　　　　　　　　 |└┐r┼i　 　 {
　　　 ,:　　　i　　　　　　　＞''´￣￣　　 ＼ ／ 　 __　　 ＼|　 i　　　　　　　　　　 　 　 | ／ｨ rｧ ,､ヽ 　{
　　　,' 　 　 i　　⌒＞''　´　　　　　　　｀　　　 γ´　r.､ ヽ　　 ;　　　　　　　　　　　　　 |( ‘-' ,､」 r_ﾉ　 ゝ
　　 ,'　　　　}＞''´　　　　　　､　　　　　　　　　′　rヽ)＼Ｙ__ ′　　　　　　　　　　　　 L｀¨¨´ r─‐-.,´
　　,　　　 ／　　　　　　　_,,...,,_＼　　　　　ヽ　　　　}　ヽ〉 ヽi |　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀ヽ　└‐¬ |
　　{　　　　　_,,.　-=≦　　　　　 }ｲ　　;　　　　　　 ﾉ　　　　/　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾟ,　　.l二ノ
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｀ 　 　 　 　 　　　　　　　　　 ﾊ{ 　 ゝ}　},ノ　　　　ﾏ　　　{　,′　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼／
.　　｀'＜　　　　　　　　　　　弋__　　　　}　　　　　､∨.　　∨　　　　　　 　 　 ┃┃
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なるほど、快楽は大きく強くそして依存しやすいものだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　とはいえ。その生理現象一つで心まで支配できるほど、人は単純でもない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　アクメを強制させられたところで。悔しく、屈辱で快感ではあるが一時の事だ。

　　　　　　　　　夜明けを待てば。あるいはいずれを待てば。開放され、その時こそ反撃の時であることをミクは良く理解していた。

　

3296 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 21:55:51 ID:ME8OuLoE

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　/ ∧　　 　 ∨ 　/　　 {　 　 .､_'._　 .ﾊ!　 　 　 !
　 ./ ∧　　　　∨/　 /　ﾊ　./ }　ハ　 }.|　 　 　 !
　　./ ∧　u　 　∨ ./　 {ﾉ∨ /}/ｨ炒 .从　　　　|
　　　/ ∧　　　　∨{ ／ｨ炒}/./ 、:/:}ｲ l{　 　 　.!
＿__彡' .∧　　 　 ‘八.　{/:/:/:　__, .u从{＼　.{　{　　
　　　　./ ∧　　　　 Vﾊ≧=-　´¨´ /}_{ ＼_＞､_ゝ、 ＿_ 　　 ,ｒ;:､
￣￣￣￣ ∧ 　 ＼　'｀} } ≧=--__个V.　　　　　　　　　 ｀¨´:::::〈　/
　　　 　 ／　‘.　 　 ヽ.//ヽ_ノﾆﾆﾆ彡'{　　　　　　　　　　　:::::::::::∨
　　　.／　　　　ヽ　　//　　｀¨¨´￣｀　 　 _::::{　　　ゝ､　　　　 　 .}
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　　　〃´　　八八{ 八{､　　　 {　　...::::..　　 　 　 }　　 ｀¨¨¨¨´ V
　　　{/{　　/　l{　 ヽ 八.＞ ､ .|　..:::::､::::: 　 　 　 ;　　　　　　 　 ＼
　 　.ﾉ八　 {　八 　 {＼ ヽ　 .八 :::::ゞﾂ:: 　 　　 八 　 　 　 　 　 　 丶　__
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　　　　　　　ヽ　　　)　　 ﾉ　　　　　≧=-=≦　　　　　　　　｀ヽ.　　 　 ヽ／/　　　　 　 ｀　 ､
　　　　　　　 ﾉ　　　　　　　　　　　　　 　 ｀ヽ　　　　　　　　　　　　　.，≪/　　 　 　 　 　 　 ＼　/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　}　　 　　　　 .，≪_ノ´　 　.{　 /　　　　　　　　　　'.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　八　　＼ .，≪.ｒくノ 　 　 .／∨　　　　　 　 　 　 　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ　 ／´￣￣￣￣｀ ≪.｀ヽ{　　　　 　 　 　 　 　 |':⌒ヽ　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｀《. 　 　 　 　 ￣　 ‐-｀ヽ{　　 　 　 し　　 　 　 :::::::::::::V /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧　　　　　　 　 　 　 　 '.　　　　　＿_ 　 　 　 ':::::::::､:V
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ≧s｡:::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ≧=- ::_::::::::::::::
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　　　　ならばヴィーラはなぜ、単純な快楽に屈したかと言えばもとのプライドの高さと快楽への恐怖を徹底して植え付けられたからだ。

　　　　　　　あるはずのない性的な逆転に混乱させ。意思を裏切るアクメの連続で戦意を挫き、快楽苦痛を途切れさせなかった。

　　　　　　そうして折れた心に染み付いたできる夫への恐怖は寝室を出た後も続き、知り尽くされた体は彼が思うまま反応する。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　征服されたと言う自覚こそが、彼女を縛り付ける鎖なのだ。

　　

3297 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 22:00:59 ID:ME8OuLoE

　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_ ,,, ,,,　＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _, - '´￣　　　　　　　　｀ ＜
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,.イ　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ヽ
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　　　　　　　　　　　　／:::::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ
　　　　　 　 　 　 　 / .::::::　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾍ
　　　 　 　 　 　 　 /
　　　　 　 　 　 　 ,'　::::__､　　 　 　 _,ィェｪｭ、
.　　　　　 　 　 　 i　,イ ･ヽ　　　　´＿从爻
　　　　　　　　　　{ ' -≠:'
　　　　　　　　_．＜~）:::〈
　 　 　 　 　 /　 ／￣つ｀_
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　　　　　　 { .ﾍ　　Y　 〈 　　　 _　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /
　　　　　 〈 .!　ﾍ　｜　 ﾍ￣￣　`　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／
　　　　　　ﾍ　　　　　　　 ｀＞ ､　　　　　　　　　　　　　　　　 ．´{_
　　　　　　　}　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　_ ．＜　 ノ ＼
　 　 　 　 　 !、　　　 　 　 　 　 　 ﾍ　　　　 __,,..．-＜　　　　／　　 ｀
　　 　 　 　 　 ＼ 　 　 　 　 　 　 　 ﾞ¨~´￣::::::::::　　 　 　 ／
　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　 }:::::::::　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　〈　　 　 　 　 　 ／
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　　　　　　　　　　　　　　ミクはそれを気にしない。イカされる屈辱も、快楽の恥辱も一時と受け流せる強かさがある。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　それは、ことの終わりにできる夫の身の安全が保証されないと言う事と同義だ。

　　　　　　　　　　彼もそれを気にする質ではないが。まだ末女を味わっていないので、まだ待ってほしいと言うのが本音である。

　

3298 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 22:03:33 ID:ME8OuLoE

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''ｒ-:::..　　　. . : : :}.:.:.:.:(::::): : : : : :￣匚｢匚| :匚|￣(:::::::::): : : |:::::: | |:::::::::::| |.:.: l　　　　　愛してる　 　 　 l
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから。彼は、体ではなく心へと手を伸ばした。

　

3299 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 22:07:18 ID:ME8OuLoE

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//////////////////////////////////////八 /::::::::::::::::::/　!_' 　 |::::/ ::::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ　　  }　 　 ツ　,j
//////////////////////////////////////　,/:::::: / :::::/ 　 l!　｀ヽ:/ |:::::::::::::: / :::::::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾍ　　 ＼　　♥.ノ
////////////////////////////////////八 ∧::::: ﾊ:::::/　ノ^ 　 　|! . | :::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::: |"''〜､、:::::::::::::::::::::::',　　　 Ｙ⌒゛
//////////////////////////////////////＼^ー‐. V ｰ=ミｘ､、　|.　 ', ::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::`*､::::::::::::::::::,
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/////////////////////////////////////／　　　,i/i/i/i/i/　　 　　　　∨::::::::::::::::::::::::::::, イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::: }＿
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///////////////////////////////////〈ﾉ　　　　　　　　　　　　　 ／:::::::::::::::::::／ Yﾆ=-:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.　　　　　'
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////////////////////≧=-　////////　,ﾉ　　　　　　　　　 　 ,ｲ:::::::::::::::::::::::/こ''",,.ノﾆ=-:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/.　 　 　 　 /　　　急に、なにを――んっ♡
///////////////////　　 　 　 ≧=‐- ' 　{　　　　　 　 　 u 　 /:::::::::::::::::::::::::/-=≦:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／　　 　 　 ／
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///////////////////////////|　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾉ　　　/.　　　　 　 　 ∨::::::/:::::::::::::乂::,ｲ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　挿入部は結合したまま、弱いところを探りあててつつく。

　　　　　　　　　　　　　繊細な汚れを知らない貴種の指先がミクの肌を這うではなく、慰めるようにして触れる。

　　　　　　　　　首元に振りまいた香水を嗅がせるほどに密着し、できる夫は愛の言葉を繰り返しつつ口吻を交えていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『愛している』『好きだ』『魅力的だ』『素晴らしい』『素敵だ』、と。

　

3300 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 22:13:27 ID:ME8OuLoE

　　　　　　　　　　　　 　 ,　-―――- ､._
　 　　/ ｀ ヽ、　 　 　／ 　　　　　　　　 　｀ヽ､
｀丶,ｨ'　　　　ヽ　 ／　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼
　　/　　 ,ヘ　 |, '　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ
　 /　　/　　し/, ヘ　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ゝ
. /　　 i　　　／　　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ
　　　　＼／　　　　　ト ､　　　　　　　,-='､':'　　　　　　 ',
　　　　／　　 ,ｨヽ _ :':;;;;;,:i　　　　　　.ﾞ､;;;;::',ﾉ　　 　 　 　 i
　　　　　　　 ﾄ､＿ ��'''''′　　　　 　 ｀''''''"　　　 　 　 　 l　　　　　　館へ来て初めて見た時、目を奪われましたよ
　　　　　　　　　　 ヽ　　 　 　 、　　　　　　　　　 　 　 　 ﾉ
　　　　　　　/7＿ ,ﾉ　 　　　　　　　　　　 　　 　 　 　 ／　　　　　　いっそあなたが僕の妻となってくれるならとさえ、空想しました
　　　　　　 / 丶　 　 　 ｀ｰ-‐　　ｰ-‐'′　　　　 　 ／
　　　　　 / 　 　 >　　　　 ｀`ｰ- -‐'"　　　　　 　 く　　　　　　　　　――その願いは叶わないものですが、今こうしていられる幸せを噛み締めています
　　　 　/　 　 ／ 　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　柔らかく。優しく。けれど伏せた顔に笑みを浮かべ、嗜虐と共にできる夫は愛をささやく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真摯な声音は嘘の響きを感じさせない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　耳奥から脳へ染み込ませるよう、密着したまま彼は何度も何度も繰り返す。

　

3301 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 22:21:02 ID:ME8OuLoE

　　　　　　 　 |
　　 　 　 ＼､ﾉし　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ’‘ 　 　 　 　 　 　 |
　　 ＿＿＿）(⌒　　　　　　　　＿＿ _,,..､､､､､､､..,,_　　　　　＼､ﾉし ／
　 　 　 ￣￣＾　　　　　　　 ､丶:::::::::::::::::::::::::::::::::＼::｀`～､、_
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼::::::::::ﾊ｀`～､、
　　　　　　　　　　　　 ／::::::::::::::::::/{::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::＼:`､ ＼ ＼
. ,⊆ 乙00　　 　 　 /:::::::::::::{:::::::/　,:::::＼:::::＼:::::＼::::::::::＼::＼:,　　⌒〉
. `７⊂′　　 　 　 ,:::::::/::::::ｉ|::::::ｉ 　 ＼:::::＼:::::＼::::/,:::::::::::::〕iト.}　 　/
　　 `‐┘　　 　 　 /:::::::ｉ:::::::/{::::::| 　 　 ＼:::::＼::::::＼ｉ:::::::::::::::::::::ゝ　,
　　  ,勹　　　　　　ｉ:::::::ｉ|::: /八__:|　u　 ´⌒^〕iト...,:::::ｉ|:::::::::::::::::::::::}__( ：
　 く く　　　 　 　 {:::::::ｉ|::::i ／ヽ:|　　　 ,ｨ佗芯¨ｱヽ:::}::::::::::::::/／:} /,
　 　 ＼）　　　　  八::::::{::::::　　__　　 ／／¨¨／ﾉｲ :/::::::::::::/::::／}　/, ：　　　　うそ――――つきぃっ♡
　　　  r--､　　　　　 ＼::＼{ｨ佗ｿ／／／／／／.|/,.:::::::::: /／::::::　　/,
　　　　 己ﾉ　　|/. |!　　＼:::{／／ `　　　　 　 　 /::::::::::::::/ }::::::::}＿__}　　　　 ひぃぅっ♡ あっ♡ ああっ♡
.　  (⌒⌒)　 ＼､_ﾉし　　 |^::.　 　 _,.ｨ⌒ヽ　　U / ::::::::::::::}　}::::::::}:::/,　；
　　 ＼／　　　｀）(´　　　{:::::{ u.　V: : : ノ　　　/::::::::::::::: ｉ},ノ:::::::ｉ|:::::/,
.　　 　 　 　 ／/＾´　 　 /:::八:＼　 こ{j　　　 ,':::::::::::::::::::/::::::::::::ｉ|::::ハ}
　　　　　　　　 ，　　 　 {::::::::介:::ヽ＿＿..,､　 ｉ::::::::::::::／::::}::::::::: |:/　　　　＼､_ﾉし／
　　　　　　　　　　 　 　 ｉ::::::::::::::::::::::::::::::|　ﾍ:.:.|:::::::／ }:::::::|:::＼:ｉ|′： 　 　 `⌒) て
　 　 　 　 　 　 　 　 ：　{::::::::::/:::::::::::::::/　　}.: |:／ 　 }::::::/::ﾉ　＼ ..,,,::　　　 　 　 ^　　　  ,⊆ 乙00
.　　　　　　 　 　 ｡ﾟ　　八:::::::ハ:{＼:::/　＞': ／　　　 (／⌒　　　　　｀ヽ　　　　　　　　　 `７⊂′
　　　　　　　　　　　 　 　 ＼(　 ＞''" ＜. 　 ＞''´　　　　　　 　 　 　 　 }　　　　　 　 　 　 `‐┘
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 )/ 　 　 　 ｀´　　　u　　　 　 　 /　 　 u　 }　　　　 　 　 　 　 ,勹
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 (　　　　　　　　,ｨ― 、　　　　　　　　　　　 }　　　　　　　　　  く く
　　　　　　　　　 /^Y⌒i＞''´　　　　　/　 辷￣＼＼ 「ヽ　 /　　　　 　 }　　　　　　　　　　  ＼）
.　　　　　//　　 }　r<::Y　　　　　　　　 　 (::::い､　＼｀ヽ ヽ{　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 r--､
　 　 　 　 　 　 ﾉ. ｲ:::ノ　　　 　 ι　 　 　 ゝ‐''　＼. ｀ヽ　 ヽ　　　　　　}　　　　　　　 　 　 　 己ﾉ
.　　　　　 　 　 〉 ノ!　　　　　　　　　　　: :／￣￣.　 　 ＼.　ヽ　　　 　 }　　　　　　　　　  (⌒⌒)
　　　　　{ {.　　〉　`'!: :　　 /　　　　 乂: :(／￣ﾆ=‐.　　　　 　 ヽ　　 　 }　 　 　 　 　 　 　 ＼／
.　　　　　　 　 ﾍ＼人: :_ .ｲ　 　 :　　　 .＞-／__,,､､-、　　　　　　｀¨¨¨¨¨¨¨¨¨´
.　　　　　　 　 / ＼＿）二二＼ {:. 　／／└'´
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　それが適当な、今だけのものだと快楽に責め立てられながらも察してミクが反論を口にする。

　　　　　　　　　　　　　　　　　しかし、声に交じるべき怒りは体を駆け巡る快楽電流に焼かれて消え失せた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　残るは体の悦楽と、心をささやかに揺らす『喜び』にも似たものだ。

　

3302 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 22:28:31 ID:ME8OuLoE

,'//////////////,',{≧=≦ ／:::::::::::::::,､丶`::::::::::::::::::::::::::＼｀`〜､　　　　　|
'//////////////,'八　　 ,..:::::::::::､丶`:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::⌒:::::/,　 ＼､ﾉし ／　’
,'//////////////,',/ 　 /::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/,　　 ⌒）(＿＿＿
////////////////　　/:::::::/::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::/::::::}::::::::::::::::::/, 　 ／^￣￣
///// γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ ::::::::/::::::::::::::/:::::::::/::::::/::::: |::::::::::::∧‘，
///// l　　 愛してるよ、ミク　　  l ::::: /::::::::::::::/::::::／::::::/}::::::::|::::::::::::::∧
ヽ//// ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/ :::::::ｉ:::::::::::／::／}::::::／　::::::::}::::::::::::::::::}；
/∧'///////,'／　 ノ::::::::::::/　/:::::::::: |:::::／_,,斗匕／u.　 |:::::/::::::::/:::::::八
//∧//////,/⌒ｱ::::::::::::::八 /::::::::::::::l／´　　 /／　　　 ﾉ,イ　}::::/:::::::/
///∧,'//////,'/::::::::::::::::::::::::ｉ::::::::::::::ｉ|.cミzzzz彡　　　　, 　 ｀ﾒ:ノ}:::／
////∧//////,{:::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::ｉ|　:/:/:/:/:/:　　　 ﾐzzｧ:::::|:／
///// ｉ///// 八::/::::::::::::::::: |::::::::::::::ｉ|　　　　　　 　 `:/:/:./:::::::|
///// |/////// 从::::::::/}::::::{::::::::::::::ｉ|ﾍ.　　　　 , ― ｧ　 /::::::::ｉ| ：　　　　　　　や、ぁぁぁああっ♡
///// |///////// ＼/ ＿::从 ::::::::: |: :` ､　u　{:.:.:.:ﾉ　,ｲ::::::::::::}　｡
///// |//////////／　　　　 　 ヾ:入: : : :)ｈ｡ ゝィ.イ::::::::::::::::/
///// |/////////,　　　　　　　 　 ＼　u　: : : :〈＜从:::::::/}:/　　　o
///// |/////////　　u.　　　　　　 　 ＼　　　。　 　￣ ｀ヽ ‘，
///// |/////// '　　　　　　　 　 　 　 　 ＼　　o 　}　 ＼　 ､　　　　　　　　  ‖
//////V//////{　　 　　 {　　　　　　　　　　`丶､　　　　　 ､ ',.ﾞ､　　　 　 ==‖=ｧ
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///// /　　 ,　　　　　　 イ¨八　　　　　　　　　 　 　 　 }　 　 　 　 ｉ//ｉ　 ',　　　 　 　 　 ヽ/ ll
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///,'/ ／　　　　　　 /＜/////∧　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |／　　　､　　　　　　　 ヽ/ ll＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかして実態は『言葉責め』である。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　愛の言葉を囁く恥ずかしさと、耳にする気恥ずかしさ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　罵倒による屈辱ではなく。愛情による羞恥をもって。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　体と心へ愛されている実感を快楽と共に刻んでいく。

　

3303 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 22:39:59 ID:ME8OuLoE

　

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　　　　　　　　　　　　　　　 「`''''''''"´:::::::;;:" 人 　 　 　 　 　 　
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　　　　　　　　　　　　　　　 　 .:.:::::::::::::i'　.:/'"´
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミクの肌が戦慄く。その震えは、快楽だけのものではない。

　　　　　　　　　言葉による羞恥に湧き上がる感情を見て取ったできる夫は、これまでと違いひときわ大きく彼女の膣を貫く。

　　　　　　　　　　　　　アクメの強制は同じ。けれど先よりも大きくなるよう、陰核も交えて二重絶頂へと導いた。

　

3304 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 22:41:10 ID:ME8OuLoE

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼人_人从_／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　／"⌒Y⌒｀＼　　　 　 　 　 　 　 　 ’_/￣ 　 　:/:/:≧:::::::::::::〉‘，　　⌒）(＿＿＿　　　　　  ) ー‐ヘノ{_ノ(__
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　　　　　　　　　　　　　  ／)∩∩　　　　　　 ＼､_ﾉし/／　’　 　／:::::〈/　　　∨ ,ｲ::::/ー':＼ヽ:::}! ；　　　　　　　　　　　　　  ﾉ .}　{ (乂 ）ぁ {
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ニニニニニニニニニ=ヽ　　　　　)（ 　　　} 　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ ）.(⌒⌒).（
ニニニニニニニニニニﾆ＼ 　 　|　ゝ_ノ./.　　 　 Y´ .／　　　　　　　　　 　 　 　 　 ′　　 　 　 u　／ ＜..　＼／　.＞
ニニニニニニニニニニニﾆ=>､　{_ﾉ⌒ .{,ｨｃゝ、　ﾉ／　　⌒) ( 　 　 __.　　　　　　 /.　 　 　 　 　 ／　  ／"⌒Y⌒｀＼
ニニニニニニニニニニニニニ=≧ｘ＿/:i:i:i:i:i:ﾊ /　　　　　 し'.　　 /　 Yヽ.　　　 /.　　　　　　 ／
ニニニニニニニニニニニニニニニ=/:i:i:i:i:i:i:i:i:/、　J　 　　　　　　〉__.ﾉ!　}'ヽ.　/　　　　　　／
ニニニニニニニニニニニニニニニニY:i:i:i:i:i＜ニヘ､　　）（　,, -=7　　　　　　＼ 　　　　／
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ{
=================================================================================================================
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひときわ大きく、ミクの体が跳ね上がる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これまで以上の快感に彼女の頭が真っ白に染まっていく。
　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　長いアクメ電流は止まることなく。彼女の中を駆け巡った。

　

3305 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 22:49:53 ID:ME8OuLoE

　　　　　　　　　　　　　　＞''"ニニニ｀`丶､　　　　　　　　　 i　　’ ,　 ﾟ
　　　　　　　　　　　 　 ／ニニニニニニニ｀ヽ ＿＿　　＼､ﾉし'／　　　　　　 ＼ 人_人 ／
.　　　　　　　　　　 　 /ニニニニニニニ x≦-＜::＞-::､:.､⌒ヽて　　　　　　　 ｝ｰ匕ﾞ　｛
　　　　 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ  ／／:::::::::::::::::::::::::::＼:ヽ- ､　　　 　 　 　 ｜(乂 ）｛,
　　　　 l　　　　  嬉しいよ　　　　 l /!:;:':::::／:::::::::::::::::｀ヽ::::ヽ‘:. ヽ　 　 　 　 　 |　 あ　´
　　　　 ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/  i::/::::::;':::::::::i::::|:::､::::::::‘.::::‘.:::!　〉　　　　　　  ｝　 ッ　｛
　　　 　 　 　 　 　 　 ニニニニニ｀|':::::::::i:::/::/}::∧:‘: ､:＼!:::::::!'!/　　　　　　　 ｝　♥　 /
　　　　　　　　　　　　八ニニニニﾆ!､::|::::|/／//　　''‐|- _ !::::|/:|　　　　　　　 ／⌒Y⌒＼
　　　　　　　　　　 　 　 {ニニニﾆ/ !:!ヽ:::{.ｨ≠､ 。　ｨﾁ笊ｱ}::::|::::!＼
　　　 　 　 　 　 　 　 ／＼八ニ:/ｲ::::/::c《 _{iﾘ:/: ､ 　 {ﾘ　》っ!::‘.､ .!
.　　　　　　　 　 　 ／ニニニ ＼/:::::::|/}::ﾊ :/:/:/＿ /:/://::::::!::::‘.｀　　　　ち、ちが――――あっ♡ あぁぁああっ♡
.　　　　　　　 　 ／ニニニニニﾆ!:::i::::i::::::込/:/(:::::::::ヽ u':::::ｲ:::/}::!
.　 　 　 　 　 , 'ニニニニニニニ:ヽ{ヽ{､:::::::|≧s｡ ￣i{　ｲ::ｲ/､/ /'∧
.　　　 　 　 /ニニニニニニニニﾆ ＿_,.｀ヽ{ノij　　　 ヽi/ ':|_,,../.ニ∧　　　 i　　’ ,　 ﾟ
.　　　　　　.{ニニニニニ{ニニﾆﾆ/　　　　‐-､　　　 , -‐　　　 　 ｀ヽ∧　､ﾉし'／
　　　　　　　ﾆニニニﾆﾆ!ニニニ　　 ,　　 　　　　 　 　 _,,　 ,_　 u. 　 .∧　 ヽて／
　　　　　 　 ∨ニニﾆﾆ∧ニニﾆ| 　　'y　。　　　　　　 '　　　 r､　 　 ‘，}　　 }'´ 　　ﾟ
.　 　 　 　 　 ∨ニニﾆﾆ∧ﾆﾆﾆ.|　.／　　　 ､　　　　　 r､　|＾,ﾆﾄｯ　　 ‘，　　　　｡
　　　　　　　　∨ニニﾆﾆ∧ニﾆ.| ,'　 　 　 　 Y　　　 .r^!ﾆ| !=!=!‘，　　　　　 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　｀Y´
　 　 　 　 　 　 ∨ニニﾆﾆ∧ﾆﾆ八 ::rｯ::　 　 .:: 　　 ､|ﾆ|.八|=|=乂‘， 　　', ；  |　 僕を受け入れてくれたんだね　　|
 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ　　 {.八ニヽニニ}∨ 　　}-  ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,ノ
 l　　 だから、そんなにも感じてくれたんだ　　 |　　　 ＼=＼ニﾆﾆ/　 　 /ニニ.／ニニニニﾆ}
 ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ﾉ　　　　  `''＜ﾆﾆ/　 　　.ニニ/ニニニニニﾆ.:
ニニﾆ=- 　_ _,,..,,_ ； ∨ニニニニ.＼ﾉ ::::...__　　.:. 　　__...::: {___＼/　　 , 'ニﾆﾆ/ニニニニニニ::
ニニニﾆﾆ／　　　 ｀`～､、ニニニﾆ＼　 　 　 .:.　　　　 ＞''"⌒ヽ .／ニニﾆ/ニニニニニニ./
ニニﾆﾆ, '　　　　　　　　　‘ ，ニニﾆ=-＼　 　 l 　　　　 '　　 　 　 ＼ニﾆﾆ./ニニニニニニ./
ﾆﾆﾆﾆ/　　　i　　　 　 　 　 　 　 ニニﾆ=-＼　:{!　　　 /　　　　 　 。 　 ニ/ニニニニニニ./
ﾆﾆﾆ/　　　　し　　　　　　　　 　 ＼.ニﾆﾆ=-＼:.　 　 /　　　　　　　 　　∨ニニニニニニ./
ﾆﾆ/　　　　  ry､ /⌒　　　　　　　　 ＼／^ニニ＼　 　 　 ＼　　　　　　　　-=ﾆニニニニ/
ﾆ/　 {二二} UUﾊ　　　　 　　。　　　　}ニニニニi=∨ 　 。　`､　　　　　 　 ‘，ニニニニ/
/　　 {二二}／ﾌ ＿　　　　 u　 ~''～､ .ニ{ニニﾆ|＼) ／　っ 。}　　　　　　　 ‘，ニニニ/
　　　 　 ／／　'┐| 　　　　　　　　 　 ﾉﾆﾉﾆ{ﾆ|ﾆ|。／＿___,,、､-ｰ=つ　　　 　 　 ニニ./
　　　 ∠／　　(ニ ﾆ) 　　　　　　 　 /ﾆｲﾆ! 'ﾆ!ﾆ!::} ''"⌒　ﾟ　　　＼　　　　　　　∨ニ/
　　　 ／ ＿∩＿ ry､； ＼　 　 　 　 .し' |ﾆ{八.|_ﾉ:ﾉ .: ｡ っ　　　　　 ＼　　　　　　∨./
　　／  └‐i. i‐┘UU　　　　　　　　  ／ 乂八 ∨u　 ヽ、　　 　 u 　 ﾉ ＼　　　 　 ∨
.／　　　 「| |. | 「|　　 　 　 个s｡　　〈j　　　ij　／^＼し 0 ｡　　　　／/ニﾆ＼　　u
　　　　　 ¨└'　¨ﾛﾛ/7　　　 　 　 ｀¨^^^¨´}i　 。 ﾟ　:::....　 丶　｡s个/ニニニ‘，
　　 　 　 　 　 　 ∠/　　　　 　 　 　 　 　 u　　こつ　　￣　 。　 /ニニニニ∧
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　絶頂に戦慄く雌の体が、できる夫へ絡め取られていく。

　　　　　　　　　　　　　　　大きく絶頂したことを喜び、愛を受け入れてくれたのだと誤認するようにささやいた。

　　　　　必然。ミクは反論を口にするが、今まさに見せた醜態は否定のしようがない事実として彼女の体に今も余韻として残っている。

　

3306 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 22:54:49 ID:ME8OuLoE

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　 　 　 　　＼
　　　　　　　　　　 　 ／　　　―――　 　 ―――＼
　　　　　　　　　　 ／　　　　 ＿＿＿　　　＿＿＿　 ＼
　　　　　　　 　 ／　 　 　 　 　　|:::::::| 　 　 　 |::::::|　　　ヽ
　 　 　 　 　 　 |　　　　　　 　 　 ｀¨´　　　　　｀¨´　　 　 |　　　　ふふ、恥ずかしがらなくてもいいのに
　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　 　 ｀　　　　　　　　|　　　　
　　　　　　　 　 ＼　　　　　　　　 　`　― -　'　 　　　 ／　　　　まあ、でも大丈夫――――
　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　
　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼
　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ






　　　　 　 　 　 　＿＿＿＿＿
　　　　　　　　∠三三ﾆ=　　 　 ＼
　　　 　 　 ∠三ﾆ=　　　　　　　　 ＼
　　　　 .∠三ﾆ　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　.∠三ﾆ　 　 　 　 　 　 三乂　　 　 ＼
　 .∠三三　　　　　 　 　 ノ三三 ≧=-　　|
　 |三三三　　　　ー-=≦z 三三 {::ﾉ　）　 |
　 |三三三　　 　 （乂::ノ　 }三三 ¨¨´　　..|
　 |三三三 　 　 　 ｀¨¨¨¨ 　　　｀ 　 　　　|　　　　　　　　　　僕がどれほど君を愛しているか
　 |三三三　　　　　　　 　,＝ー-.､ 　　 ／
.　 ＼三三ﾆ=　　　 　 　　｀＜＿ ﾉ　 ／　　　　　　　　　　　　今夜だけでも、たっぷりと示してあげるから
　　　 ＼三三三ﾆ=　　　　　 　 　 ／￣￣￣＼
　　　　　＞三三三三ﾆ=-――
　　　 ∠三三三三ﾆ=
　　∠三三三ﾆ=


　

3307 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 23:03:28 ID:ME8OuLoE

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼人_人从_／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ） 　/　　（
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＜ 　/＼ノ　＞
　　　　　　　　　　_　 ...-...　　　　　　　　　　　　　／　　　 ＼ｌニニニニニ ） 　/　　（　 ニニニニニ`x
　　　　　　　　　,'::::ァ::::::::::::｀:::､-‐:::::::::::￣:::::::::`::...　　　　　　ヽニニニ　＜ 　/＼ノ　＞ ニニニニニﾆ
　　　　　　　　 .::::::,':::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ　　　　　}ニニニﾆﾆ,' ）　　ん　（ ニニニニニﾆﾆ
　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::―::-:::z:::::::ﾔ　　　　ニニニ　 ＜.　　 つ　 .＞ ニニニニﾆﾆ
　　　　　　 ,:::::::::::::::::::::::::::ﾍ:::::::::::::::::::::ヾ:::γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ  ﾆﾆｌ ）.(⌒⌒).（  ニニニニニニﾆ
　　　　　　,'::::::::/::::::::::::::::::::ﾍ::::::::::::::::::::ﾔ: l　　 ミク、愛しいミク　 　 lニ ＜..　＼／　.＞  ニニニニニﾆ
　　　　　　::::::::,':::::::::∨:::::::::::::::::::::::::::::::::}:: ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/ ニﾆ ／"⌒Y⌒｀＼ ニニニニニニ
　　　　　　i:::::,'::::ｌ::::::::ヾ::::::::::::ﾔ::::::::::::::ﾘ:::::::＞''´::::／:::::　 　 'ニニニニニニニニニニニニニニニニニ
　　　　　　::::::{:::::ｌ ､:::::ﾔ＼:::::::ﾔ::::::::::::ｌ:::''´::::::::::／:::::::::{　　　ﾔニニニニニﾆ＼ニニニニニニニニニﾆ
　　　　　　ﾏ::ﾍ::::　ｰヾ:―　`ｌ:::}:::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::.　　ノニfニニニニニニヾニニニニニニニニニ
　　 　 　 　 ヾﾍ u　　 ＿　　|:::::::::::::::::|::::::／::::::::::::::::::::ｌ:∨´vニ{ニニニニニニニ∨ニニニニニニニニ
　　　　　　　　　',　ｨ�a⌒:/: ｌ::'::::::::::::::|::v::::::::::ｌ:::::::::::::::::::::.　 ∨ﾔニニニニニニニ∨ニニニニニニニﾆ
　　　　　　　　 ノ:/:/:/:/:/:　ｌ:/:::::::::::::ｌ|ｬ::v::::::::::::::i::::::::::: γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ ﾏニニニニニニﾆﾆ
　　　　　　　 :ﾍ　:/:.＞ ｱ　u/:::::::::::::::ﾘﾍ::∨::::::i:::::|,'::::::) l　　 とても、好きだよ　　 lニ∨ニニニニニﾆﾆ
　　　　　　　　　Y ,　ニ´ｱ_ {:::::::::::／　　`　 ―　マ:ア　ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/　 ﾆ∨ニニニニニニ
　　　　　　　 　 ,'　／ｧ‐＜　ｬ::／　／　　　　　　　∨/ニﾔニニニﾑニニニニニニニﾆ∨ニニz≠ニニ
　　　　　　　 　 {　　　 ヽ¨´ィ ヽ　　　　,'　　　　　　 ﾔニニ',ニニﾆﾆﾍニニニニニニニニﾏ,ィニニニﾆﾆ
　　　　　　　　　ヽ　　　　i　 ／ ﾍ　　　′　　　　　　 ∨ﾆﾆﾑニニﾆﾆムニニニニニﾆﾆァニニ　_／|  ニ
　　　　　　　　　　 ＼　　 ｌｱ　, -‐　　 i　　　　　　　　i ｬニﾆﾆ＼ニニニ＼ニニニﾆﾆ／ニニニ |　 | 厂厂〉
　　　　　　　　　　　　.　　ﾔ　　　　　　ｌ　　　　　　　　ｌ　ニニニﾆヾニニニニニニﾆｱニニニニ  |　 | |_/|_/　 ／i　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　ｌ　　,'　　　　　　 ｌ　　　　　　　　ｌ　ｌニニニニニニニニニニニニニニニニ | 　 ￣|　 ／　｜　　　　 　 ./ 　 〉
　　　　　　　　　　　　|　 /　　　　　　　　　　　　　u　 |　ｌニニニニﾆﾆ＼ニﾆﾆｱニニニニニニ |　 r ､,i　|__　r ´　　　　　　 |　　′
　　　　　　　　　　　　, ｱ　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｌ　ニニニニニﾆﾆﾑヾﾆ/ニニニニニニニ |　 |　　　_/　 ￣l ,／￣| 　 |　/
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　　 ＼人_人从_／　　　＼.　　　/　l l　＞　　　　 　 ニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ＞''´ニﾆﾆ
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　　　　）　　つ　＼人_人从} 　ｰ匕 ll　ｒ'~ 　　　　　　ｌニニニニニニニニニ＞''´　￣ ｀ マニニニニニニ
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　　　　 ）. (乂 ） ＜　| (_ハ　　　 ツ　　＞　　　　　　 ｌニニニﾆﾆ＞''´　　　　　　u　　　　　　 ヽ爻从爻ニ　　　　　 |　 | 厂厂〉
　　 ＜.　　 つ　　）　　つ　（~⌒Y⌒~＼  ｌ　　　　 　 ｌ≠￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾏ爻从爻　　 　 　 |　 | |_/|_/　 ／i　　　　　　　 ＿
　　　　 ）.(⌒⌒)＜　 ｰ匕 　 ＞　　　 ＼　ｌ　　　　 　 ｌ　　　　o　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｬ从爻ﾆ,'　　　　　| 　 ￣|　 ／　｜　　　　 　 ./ 　 〉
　　 ＜ 　＼／　　） .(乂 ） （　　　　　　 ｀ｌ　u　　　　　　　　　　　　／　　　。　　　　　　　　　　 i≠=zﾆ'ﾆ　　　　  |　 r ､,i　|__　r ´　　　　　　 |　　′
　　　　 ）.(⌒⌒)＜　　　ツ 　.＞　　　　　　　　　　　　 ｀''　 ..　　 ァ　　　　　　　　　　　　　o　　　.:i:i:i:i:i:i,'ニ　　　　 |　 |　　　_/　 ￣l ,／￣| 　 |　/
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　　　／"⌒Y⌒ 乂.　＼／　 ＞　　　　　　ｌ　　　　　 ｌ　　　,　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,≠zｱﾆﾆ　　　　  |　 |　　　　j　j 　 ┌┘ ／ .厂〉
　　　　　　　　　 ／"⌒Y⌒｀＼　　　　　　 ｌ　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,ミzｵ'ニﾆ　　　　  |／ 　 　 .〈__/　　└‐ ´　　{_/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ　　　　　′　'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　/ゞ 彡'ニﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.ｌ　　　　 ｌ 　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｲニﾆﾆiニニ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　嘘、嘘と自分へ言い聞かせるようにミクが首を左右に振る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　けれど体の反応は如実。

　　　　　　　　　　　　彼の言葉とともに与えられる快感へ、快楽へ、法悦へ、体が悦び心が染め上げれていく。

　

3308 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 23:09:38 ID:ME8OuLoE

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　　　　　　 　 　 　 　 ━┻ .・　　 ＼､ﾉし　　|＿/:::＼:／:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ　。　　　　　　  7（_乂　)　 |
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿）(⌒ ／ |:::＼:::/::::::::／::::::／ﾉ|:::::::::.::.　 　。　　　　 「　　　ツ　［
-=ﾆニニニニニニニﾆ.　　 　 。 ￣￣＾ ／ 　 |::|::/^l:::::: |／|‐-::／ |:::::::::::::.　　　　　　　　］ ー七_ 　 」
＼-=ﾆニニニニニﾆ=-|　　。　　　　　 〈　　　ﾉ::|::L/:::: c≪芯ぅ　u |:::|::::/:::|　　　　　　　 「　（_乂__) ［
i:i: ＼-==ニニニニﾆ=-|∨　　　 　 　 　 ＼／::: |::::::::: |:::| /:/:/:/　巧ぅ::/|:八　　　 _|∠＼＼　 -七　|
i:i:i:i:i:i:i￣＼-=ﾆﾆﾆﾆ=-|:∧　　　　　__＿／::: {:::ﾉ:::: |::::|:::|/:/:＿　｀/://〈 /　　　  ／|_ ,　　 、 . (乂 ） 7
＼i:i:i:i:i:i:i:i(　￣￣￣　──　''"ﾟ~￣　 　 ⌒Y＾ヽ__人 :|:::|u (:::::::ｿ　//::: |　　　　 ｝（_乂　)　(⌒⌒)ツ./
ニ＼i:i:i:i:i:ノ ー─　＿__　u　 　　　　　 　 　 } 。 　 　)ﾉ个s｡｀ーijｲ:::::::::::|　　　 ｛　　　ツ 　 ＼(⌒⌒)
ニニニニニニニニﾆ￣ニﾆ=-__　　　　　　　　　　　　／⌒ミ￣ }／|:::: ﾉ　　　　  ヽ(⌒⌒)／ 　.＼／
ニニﾆﾆﾆﾆハ.ニニニ.| //:∧ }⌒ヽ　　　　 　 `､　　 _＿　　 ｀ヽ 　 |／　　 　 　 　 ＼／
ﾆ＼ニニニ{ﾘニニﾆ/::|V:///:ﾉ　　　　　　　　　　　／ 　　 u　　}
ニニ＼ニニニニﾆ/ﾆ.| V///　　,'　　　　　　　　　　　／^ 　 　,'
ニニニ＼ _ -‐=＝=‐- __V/　　 {　　 　 　 }　　　　　 / 　 　　/　　 　 ヽ/ ll
ニニﾆ..／　　　　　　 ｀ーｲ　。 八 　::rｭ::: ﾉ　　　　　 {|　 　　,'　　　　 - (￣ ／　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼人_人从_／
ニﾆﾆ,'　　i　　　　 　 　 　 　 　 　 ｀ ー イ {　　　。　 }|　 　 ,'　　　　　 ヽ/ ll＼　　　　　　　　　　　　　 　 　 ）　ｰ匕 ll（
.ﾆニ/　　 し　　　　　　　　　　　　　　　　　乂 　　(::::ｿ　　　'　　　　　　 - (￣ ／　　　　　　　　　　　 　 　 ＜　 (乂 ）　＞
ﾆﾆ/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ ｀¨^¨´　'　　　　　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　　 ＼人_人从_ .）　　つ　（
ﾆﾆ{　　　　　　　 ＼　　 　　　 __ノ 　_､‐''゛　　　　　　 | 　 　|　　　　　　　　(⌒⌒)　　　　 　 　 　 ）　ｰ匕 .＜　(⌒⌒) .＞
ﾆﾆ　　　　 　 　 　 ├‐┬─‐ '' "´ 　 ＼.　。　　　 　 | 　 　|　　　　　　　　 ＼／　　　　　　　　＜　 (乂 ）　 .） ＼／ （
ﾆ ∧　　　　　 　 。 }ﾙ ij＼ 　　　　　　 　＼　。　　　 ',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ）　　つ .／"⌒Y⌒｀＼
ニ ∧　　　　　　 　 |ﾆ=-┐＼　　u　　　　　　　　　　　　　 ,'　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＜　(⌒⌒) .＞
ﾆニ∧　　　　　　　 l 　 　 ＼__＼　　　　　　　ヽ　　 　 | 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ） ＼／ （
ニニ∧　　　　　　 ,'=- ___　 　　　＼ 　 　 　 　 ',　　 　| 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／"⌒Y⌒｀＼
＼ﾆﾆ∧　　　　　 ,'　　　ﾆ=- __　　　＼　　　　　}　　　,'　 八
　 ＼ﾆ∧　　　　　　　　 　　　　ﾆ=- __　　　　　ﾉ　　　{ 　 　 ＼__＿
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　　　 　 }　　　　 {　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ　〈⌒＼＼＼〉
＼　　　　　　 　 ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼〉 　　＼〉┘
　 ＼　　　　　／
　 　　 ￣￣
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　かき混ぜられていく。体とともに心が。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　狂わされていく。心と体が。

　　　　　　　　　　　　　切り離されていたはずの二つが、できる夫の愛の言葉で繋がり強引に一つになっていく。

　

3309 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 23:11:53 ID:ME8OuLoE

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ―――――――― ､
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　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : :　:　:　:　: ＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /:::::::.:.:.:.:.:. : : : : : : :　:　:　:　　 　 　 　 　 　 ヽ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /::.:.:.:.: : ::::::::::::::::　　　　　　　　　　　　 　 　 　 :.
　　　　　　　　　　　　　　　|.:.::::::::::::::::::::::::::::: : : : : 　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　|:.::::::::::::::::::::::::::::: : : : : :　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　|:::::::::.¨二ﾆ=幺≧__ﾉ.:ｉ|:ｉ|ｉ:ｉ|ｉ: 廴≦幺=ﾆ二¨ 　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　|::::::::.ｉ{　 　( ・ ) 　从　l...li|il　从　 ( ・ )　 　}ｉ 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　|:.:::　　"'≧=´¨¨｀ミ.: : : 　　 　 ミ´¨¨｀=≦'ﾞ　　::|　　　　  ――――ミク
　　　　　　　　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : ;;l　　　　 　 　 　 　 　 :::|　　　　　
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 :.　: : : : : ,_ 　　　　　　　　　　　　　　　_,　　　 /　　　 　 嘘でいいから、僕にも言ってください
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ 　　 ヽ 　'ｧ ,_ ｰ─ｰ　ｰ─ｰ _, ｧ'　 /　　 /　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　 ／＼.　　　　　　 ﾞ'　─　─　'ﾞ 　 　 　 　 ／＼　　　 　 好きだと、愛していると
　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 .: : : : :.:.:.:.:.＼　　　
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そうして繰り返す責め苦の合間。できる夫が、耳打ちする。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同じ言葉を言ってほしいと優しく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　嘘でもいいから、自分へも愛していると告げてほしいと。

　

3310 ：名無しさん＠狐板：2025/03/22(土) 23:14:55 ID:wkDhHlEf

最後の一押し…！

3311 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 23:15:49 ID:ME8OuLoE

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 | ーl-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 | (_ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｧ'⌒ヽ　　　　　 あ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,,､　-‐…,. '´￣｀丶、､、、__　　　　　　 ／　 （　　 .: .:)　　　　 つ
　 | ーl-  Ｙ⌒ヽ　　　　　　　　＞''　'´￣｀Y:. :. :. :. :. :. :.:＼:. ` ､`く.　 　 ／　　　 乂.:.:.:ノ　　　 （⌒⌒）
　 | (_ハ (　　　 ) ）　　 　 _,.／:./ .: .: .: .: : |:. :. :. :. :. :. :. :. :.＼:. :ヽ ＼／　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼／
　　　あ　 ゝ_:.:ノノ　　　 ／/.: :/ : .: .: .: .: .: .: .: .: __.: .: .:＼ ヽ: ＼ :.' 、＼
.　　 つ　　　　　　　 ／　/.: :/.:/.: .: .: .: :l:. .:､:. :. :. l:. :ヽ :. ヽｌ:. :. :＼ﾊヽ.」l　　　　　 ＞''´
　（⌒⌒）　　　　  ／　　 ｌ.: /.: l:. :. /.: .: :l:. :.∧:. :. :.l :. : ＼:. :. :. :. :. Vl-ｧ/　　 　 ／
＿ ＼／　 ＿＿.ﾞ＼　 　 l.:/.: : l:. : ｌ:. :. :, l:. /u. ＼ :. ､､,,_: :.＼l:. :. V/,l'_/.　 ｀ ＜　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | ーl-
　　　 　 　 　 　 ｀'':.＼　l/ .: .: l:. : l :. :/ l;;ﾑ､、 　 ＼l＼:. ｀`''.l:. :. :V,'l.:.汽=ﾐ__Ｙヽ｀'''――　 　　＿＿_　　　　　 | (_ハ
　　　　　　　　 　 　 　 ＼l :. :. V /!: /ィl/.　　　　　 ´＼-=　Vl:. :. . Vl._ﾄ､ ', '，し' V　　　　　　　　　￣　　　　　　  あ
.　　　　 　 　 　 -=≦|.../jV.: .: :V lノ ハ| -= ｀　　　 ,ィう芯≧っ:.:i:. :. ＼ヽ_〉_〉_〉::. ヽ''￣¨'Y　　　　　　 　 　 　 　 つ
　　　　 ＞'' ´　 　 　 |/　, l:. l:. :.V ｌ/ ,斗ｬかっ　　　　／／／ l:. i: :. l':.:.ﾍ　-=ミ::::.　 ∨/　| 　　-=≦⌒　　　  （⌒⌒）
. 　 イ　　 　 　 　 　 /　/:/.: l:. i:. : ｌｃゞﾟ''´／／／, ／／／ {j/ .: i:. : l/ｌ.:.:ﾍ　u　 ｀ヾ 　}! 　 `⌒Y　　　　　　　　 ＼／
／　　　　　　　　 　 l　/:/.: .:ｌ:. ｉ:. : ｌ､／／／／ 　 ＿　　　　 .: :/i:. /l: l'/l:.:.＞ ､＿_ イ　　 |.　 八
.　 　 _ｒ‐ｧYﾍ　　　　ﾚ' 7.: .:,il:. :i:. .: l ﾊ　／　 　 ,ｲ:.♥:.:.｀,　　l:. /,il /,iｌ. ｌ' /.: l 　 ∨　　　　　　　　 V｀ヽ　　　　だ、誰がぁ……んぁ♡
　　　ハ′|　∨. ／/. /.: .:,iIl:.l: i, :. :l:ヽ}h､ し 　 {__.ｧ-､ ﾉ 　 {:. l,iIl/,iI'lノV.: /.　　 { 　 　 　 　 　 　 ﾊ :
　 ／ﾞ､││ . V.　/. /.: .:,ｉI|ｌ:.l:. :'Iｉ,: ｌ:::::l| :: ＞　 　)(　 } {イ{.:l:. lｉＩ|ｉI|i〈.''" ￣｀''く　＼　　　　　　　／､ : : :
. 〈　ゝ__|　 ヽ　|　,.　{:. .,. '´ｌ: lﾊ : 'Ii,:l::V::::::::::::::: }: : ￣ U: : :.ﾟﾊliI|/^ヽl　 　 u. 　 ヽ　ヽ　　　　｀Y 　　＼: :
　__彳: :{　　u /ヽ　 ∨' 　 ヽl /＞', l:::l..l-=-　'" : : : : : : : :.>''´.　　　　　　 　 　 　 ヽ ', 　 　 　 l　u
（. 　 { :人　／.　ﾉ.　　　　　 /　 　 ｌ /从｀''　―-- ､ : : :／　 　 　 　 　 `'< 　 　 　 　 ', 　 　 　 '/
ハ 　 ヽ_／　　ハ.　　　 　 /.　　　j/　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　 ',　　　　　V
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　言うものかと、ミクが首を振る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　反論にできる夫は満足そうに頷いた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　先と比べて、敵意はずっと薄い。

　　　　　　　ただできる夫の言いなりになるのが嫌だからと、反発から拒絶したことは蕩けきった顔を見れば一目瞭然だった。

　

3312 ：名無しさん＠狐板：2025/03/22(土) 23:22:55 ID:vly98Ah2

指フェラさせたいねー

3313 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 23:23:08 ID:ME8OuLoE

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⌒ヽ　｀丶＿＿＿＿＿＿＿＿＿___＿__8＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　|::|: . .
⌒ヽ＼: : |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_,,..　-‐　'' "´-┻‐　..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:.: |.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : |　　|::|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　言葉にした事実は消えない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　自分の口から出て、耳を通り抜けた言葉は嘘でも残る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　ヴィーラが許しを乞うて、できる夫へ屈服した事実があるように。
　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　音にすると言う事は、まごうことなく心へ刻む行いなのだ。

　

3314 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 23:28:05 ID:ME8OuLoE

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ _人_人 ,.ノ(_／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _)　　　　 　 {
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 〉（(⌒⌒)）. (
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 < ♥ ＼､／　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _)　　｢Ｖ )　(
　　　　　　 　 　 ＞'''''¨¨´￣｀:::::''＜. ／⌒ヽ-､　　 　 _｝　　)／　｛
　　　　　　, ､>'´`〜､､:::::::::::::::::::::::::_,,{　　　　V ',　　　 _) .♡ (　　 〈_
.　　　　　 |::::＼::::::::::::::｀''＜:::,､丶`::::ﾊ　　　ノ|　}!　　  ﾉ　　　)　　 (_
　　　　　 ﾊ::::::: ＼::::::::::＼:::::ヽ､;;::イ:::∧　　 /| /　　  _) 　　ツ　　 (
　　 　 　 |:::ﾍ::::::::: ＼::ﾊ:::|:::::::| }ｉ:::::／::::| ヽ/. |'　　　  ヽ 　！！❤ {
　　　　___|:::::::',::=- _,ｲｘ�Y:::::::|/＞=＜:::|＿_|┤　　　　 ) (｀Ｙ´) 　/
　／-=ﾆﾆ',:::::::＼ヽu,‖u|:::::ｬ'´　　　　ヽ::::::从　　　　  )　＼( 　 (_
,ｲ-=ニニﾆ＼ ::::::＼ﾒi/i/|::/　　　　　　　�W　　　 　 ／⌒Y⌒´⌒ ヽ 　　 　 　 __
ー=ニニニニ≧=ﾆﾆヽ ,／　　lj 　u　　　 V　　　　　　　　　  ／　　/　　 　 _ 〈　＼
ｖ'"ﾉ 〉-<ニニニニニ／　u　　　　　, ィ　　V　　　　　　　  ／　 ,　/ 　 __　〈 ＼＼/
　/／／>ニニニ=／　　　　　　, ＜　　　　 l　　　　　　  〈　 ／,　乂_/　 ＼＼/
.　　　/ニニﾆﾆ／　　}（ 　,　＜ 　 ヽ.　　 　 ',-､　　　　　  ∨　 |　　　 ,、　/
　u. 人ﾆﾆ＞'"　＿__J（ ＜|　| 　　　}　　　　ﾊ_/　　　　　　　　乂__／　∨/＼
＼　ヾ-／　,ｨく二ﾆﾆ≧x . |　|　　　 lj　　　　./=〉　　　　　　　　　　　 　 /　 /
　　 >/　 /-=ニニニﾆ=-ヽ.　| 　 u　　　　 　 Y=）　　　　　　　　　o　　 〈　 〈
　　 /　 '-=ニニニﾆﾆﾆ=-.ﾊ人　　　　　　　 /=ﾆ}　　　　　 　 　 　 　 　 ＼/ 「￣ヽ
゜　/ u.l-=ニニニニニニﾆﾆ=-＼}{ 　　　　　`¨l´　　　　　　　　｡　　　　 　 　 ￣}_/
　i{　　i|-=ニニニニニニニﾆﾆ=-.＼　　　　J　|　　　　　 　 　 　 　 　 i⌒⌒i
ﾟ从｀::::|-=ﾆ∨-=ﾆニニニニニﾆﾆ=-.ヽ: : : . . : :＼　　　　　　　 　 　 　 ＼／
　 ﾍ　|-ニニ＼-=ﾆニニニニニニﾆ=-.ヽ:ｧ´:　　￣ ~"''＜
　　.} |-=ﾆニニﾆト､-=ﾆニニニニニﾆ=-ハ ) (⌒ヽ (　u 　｀ヽ
　　 !{-=ﾆニニニﾆﾆ≧-=ﾆニニニニニﾆ=-＞､　J 　 ) ゝ　　∨　|l 　|i　　　　　 　 　 ｌ⌒ｌ ∩ｎ
　　　|-=ﾆニニニニニニニ=-＜-=ﾆニニニﾆ=-ヽ 　　　⌒ヽ　':ヽ|l 　|l|　　　　　　　　|　 | ∪U
　　　|-=ﾆニニニニニニﾆ-.＞''"ヽ-=ﾆニニニﾆ=-ﾍ　 lｊ.　　　　}: :V　|l|　　　 　 　 　 |　 |　　　　　　 （⌒ヽ (（))
　　　|-=ﾆニニニニﾆ-＞''´ 　　　　ゞ-=ﾆニニﾆﾆ=-ﾊ　　 U　　,: : }!　|l　　　　　　　  ｜　しっ ｎ｢|_　　　⌒ｿ 、
　　　|-=ﾆニニﾆ-＞''´ 　　　　　　　 | |l｀'＜-=ﾆﾆﾆ=-ﾑ : : : : :/: : 从　　 　 　 　 　 　 ー‐ '　 レｒ__） /) _)ヽ. lヽ
　　　|-=ﾆニ=＞'´　　　）( 　 　 　 　 | |l　 i|| |l`'＜-=ﾆ=ヘ: : :)　J: !　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |｣　（_/ (＿ﾉ |__)
　　　|-=ニ>'´　　　　　　　　}{　　　　　　　i|| |l : :) {-=ﾆﾆ=-ﾍc ｲ: :l
　　　|-ｧ''´　　　　　 　 　 　 lj　　　　　u.　 ｌ|　／__{-=ﾆニ=-} ( : : ,
　　　|/ : : : :u　　　　　　　　　　　　: : : : : : :ノ ＜/:i:ゝ===彳ﾉ. ﾟ｡:/　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｌ⌒ｌ ∩ｎ
　　　|! : : : :　　､＿＿＿ . : : : : : :＿,,.:＜: : ){ : :/:)（:i:i:i:} {:i:i/⌒ヽ｡　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　 | ∪U
　　　|ヘ: :　　　 ''"￣　ヾｱ三三三ニニニ≧ｘ:/:i:i:J:i:i:i:し:i/} {: : l.)!　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　 |　　　　　　 （⌒ヽ (（))
　　 /-==ヽ　　 u　　　　　ヾニニニニニニニ=-≧-､:i:i:i:/: :U: : (_}　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜　しっ ｎ｢|_　　　⌒ｿ 、
. 　 ,-=ﾆニ.ヘ　　　　　　（　∨ニニニニニニニニﾆ=-＞ｰ､､､､,,_:＼　　｡ﾟ　　　　　　　　　 　 　 　 ー‐ '　 レｒ__） /) _)ヽ. lヽ
　　|-=ﾆニニ=ヘ 　　　　　　 Vニニニニニニニニニﾆﾆ=-ヽ:i:i:i:i:＞x､、　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |｣　（_/ (＿ﾉ |__)
　　|-三ﾆニニニ.ヘ　 　 　 　 Vニニニニニニニニニニニﾆ=-ヽ:i:i:i:i:i:i:＞x
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミクはそれを悟っている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　言葉にすれば、決定的に自分がズレてしまうのだと理解している。

　　　　　　　　　　　　　　　真摯に響く愛の言葉が事実だと認め、言葉を返し情を深く交わしてしまえば。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　自分は間違いなく、この男へ落ちてしまうのだと本能的に。
　
　　　　　　　　　　　　　　だからこそ拒絶を繰り返し。それであっても求めてくる男を、嫌でも意識していく。

　

3315 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 23:32:19 ID:ME8OuLoE

　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　 　 　 ´￣｀　　　 ´￣｀
　　　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　 /　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　 ヽ　　 /　　　ヽ
　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　ゝ　　ー' 丿　　ゝー'　 く
　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,　 　　 |　　　　美しく、きれいな髪だ……肌も滑らかで、けれど手は苦労を握っている
　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　 　 　 ヽ　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀´￣｀´　 ／　　　　君はとても素晴らしい女性です。だからこそ、僕は惹かれました
　　　　　 　 ＼　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／
　 　 　 　 　 　 > 　 　 　 　 　 ヽ　 ＿＿＿＿＿／　　　　　　　だから、どうか――――ミク。お願いです、言ってください。嘘でもいいので、僕に愛を
　　　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから、できる夫は言葉を重ねた。

　　　　　　　　　　　　　　　　優しく。時にすがるように。あるいは懇願さえ交えて、魅力と愛を重ねていく。

　

3316 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 23:37:03 ID:ME8OuLoE

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾄ､_人_,イ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 く　.七_　7
　　　　　　　　　 -=≦／:::｀ヽ｀::...､=-　　　　　　　　 | (乂 ）|
　　　　　 　 .r/::::::::::::´:::::::::::::::＼:::::＼　｀　､　　　 　 |　　つ.|
　 　 　 　 .／:::/:::/:::i::::::::｀ヽ:::::::::ヽ/:∧　 　 >　　　 ）(⌒⌒)
　　　　　 '::::;::::i:::ｲ:::/!::::ﾄ､::::‘.::::!:::::∨:∧ ／　　　 ノ.　＼／､
.　　　　 !::::/:::::ﾊ:{‘.{ ヽ::!_ヽ{､:‘.:!::::!::!':::;:! |　　　　  ￣｀v-√
.　　　　 ヽ{､:::::!´￣_.u　ヽ_　｀＼:{::::l:::!/:::{_i
　　 　 　 　 ＼{斗云　　　ィて刈::::::i､:!:::::‘.＼　　　〜〜〜〜〜こ、のっ♡
　 　 　 　 　 i:ﾊ｀ｃｖﾘ 　　 　ゞっ}::::::| 〉::i::::ヽ-ヽ
.　　　 　 　 /:::ﾊ ///　'　 /// /:/::-　､:|::::::}
.　 　 　 　 '::::/:::ゝ.　 ﾏ⌒)　u／　　 　 ＼::j'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ry､
.　　　　　 j/::{/､{ヽ≧o。_ ィ{　　　　　　　ヽ.　　　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ///　　  {二二} UU
　　　 　 　 ヽi　　 }/　　　 ヽ.､　　　　　　　 ｀ ＜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ////　　　 {二二}／ﾌ ＿
　　　　　　　　　　　　　　 　 }　　 __　　　　　　 　 ｀ ＜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /////　　　　　 ／／　'┐|
　　　　 ﾄ､_人_,イ　　　　　  ノ .i　　 ヽ ､　　　　　　　　 　 　 ー----　　_.　　 　 　 　　　　　 　 　 　 |/////　　　 ∠／　　(ニ ﾆ)
　　　  く　.七_　7　　　　  {. ヽ|　　　　　　　_　　　　　　　　　　　　　　　 ｀　 ＜ 　 　 　 　 　 　 　 __|/////　　　 　 ＿∩＿ ry､
　　　　  | (乂 ）|　　 　 　 :.　 .r::. 　 　 　 　 ヽ ≧　　　_　　　　　　　　　　　　 　 ｀　　　_　.／⌒´　 ｀ ー -　　　　 └‐i. i‐┘UU
　　　　  |　　つ.|　　　　　 ﾘ　　　　　　　 　 　 V　 　 　　≧　__　　　　　　　　　　　　　　/　 /.　　　 　 , -　　　　　 「| |. | 「|
　　　　  ）(⌒⌒)　　　　　 /　　　　　　 　 　 　 　、　　　　　 　 　 ≧　。.. 　 __　 　 　 　 {　./　.|　ヽ　 /　　 　 　 　 ¨└'　¨ﾛﾛ/7
　　　  ノ.　＼／､　　　　  ゞ､　　.,: '"　　　　　　　 ＼ 　　 　　　　 　 　　　　　　　 ≧.　 _V { 　 | 　 i　 ヽ　　　　　　　　　 　 ∠/
　　　  ￣｀v-√　　　　　　　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 { -､__{_____､_＿｀
　　　　　　　　　　　　　　　　　i＼　　　　　　　　　　　　乂　　＿＿＿　　＿　　　　　　　　｀¨¨´ ﾉ//////
　　　　　　　　　　　　 　 　 ry､ ，ヽ　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ.　 　 　　　 　 ////////
　　　　　 　 　 　 　 {二二} UU ‘，　＼　　　　　　　　　_　 -'　　　　　　　　　　　ヽ ､ 　 　 　 /////////
　　 　 　 　 　 　 　 {二二}／ﾌ ＿ ，　　＼ ＼　 _　　 ´　　　　　　　　　　　　　　　:.　＼　　ノ/////////
　　　　 　 　 　 　 　 　 ／／　'┐| }　　　{ .＞　´　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 !　　 V///////////
　　　　 　 　 　 　 　 ∠／　　(ニ ﾆ)_　　´　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　 　 .i///////////
　　　　　　　 　 　 　 　 ＿∩＿ ry､ 　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｲ!_ 　 　|///////////
　　　　　　　　　　　　  └‐i. i‐┘UU　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 イ二二ﾆ≧/////////////
　　　　　　　　　　 _　　 「| |. | 「|　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _　　　,仁二二二V/////////////
　　　　　　 　 ,　 ´　　　 ¨└'　¨ﾛﾛ/7　 　 　 　 　 　 　 　 _　　　　¨ヽ___ ｨう_ゞｧ-＝ﾆ///////////////
　　　　　　 ./　　　　　 ヽ. _　　  ∠/　　　　 _　　　　　　´　　　　　　　 i｀¨¨¨´　　　 ////////////////
　　　　　　 {　　　　　　　　　＼-　　‐　 }´　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　 　 　 /////////////////
　　　　　　　､　　　　　　　 　 　＼　_　/　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　 　 　 ./////////////////
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　心が跳ね上がる。快楽と共に。

　　　　　　　　　　　　　それが怒りなのか優越かそれとも、芽生えさせられた愛情なのかミクにもわからない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただ。長く続いた性交に疲れ。解され続けた心が緩み。
　
　　　　　　　　　　　　　　焦らす腰使いに油断した彼女の口は、戸惑いながらも震えて――――――――

　

3317 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 23:39:02 ID:ME8OuLoE

　　　　　　　　　　_ -'i
　　　 ､＿　=-‐ ''´　　|　　　　　　　　　　..‐::....
　　　  } ＿rｭ__　　　　|　　　　　　　 　 ｧ::::::::::::.:＼￣::::::::¨:::::....
　　　  |└┐r┼i　 　 {　　　　　　 ,':｀/::::::::::::::::::::::ヽ::｀''＜::::::::::＼
　　　  | ／ｨ rｧ ,､ヽ 　{　　　　　　.:::::,:::::::::::::::::::::::::::::∨::::::::｀:_:::　-　､‐ v
　　　  |( ‘-' ,､」 r_ﾉ　 ゝ　　　　 ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨:≠ヽ　　　　ﾍヽﾔ
　　　  L｀¨¨´ r─‐-.,´　　　 　 .:::::{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',:::::::∧　　 -=}　)}　　　　　　　 　 　 /￣ ヽ
　　　　  ｀ヽ　└‐¬ |　　　　  /::::::{::::ｌ＼::∨:::::::::::::::::::::::}＞''∧　　　/ｲ }　　　　　　　　　　  {. ハ　}
　　　　　　 ﾟ,　　.l二ノ　　　　　':::::::{::::i u ヾﾍ::::::::::::::::::::::::::::::::::ｨゝ　イ　ｌ∨　　　　　　　　　　 { 　ｧ　}
　　　　　　 (⌒'⌒)　　　　　　 {:::::::ﾍ:::{　_ ノ_＼::}:::::::::::::::}:::／:::::::ﾉ　ﾉ　|　ヽ　　　 　 　 　 　 ヽ _♥ﾉ
　　　　　　  ＼／　　　　　　　{人::::::ﾄ:{　ｨぅリ≫っ::::::::::::}:::::::::::::::ヽ　 .ｲ` ￣
　　　　　　　　　　　　　　　／　　ヽ::{ﾉ .:/.´:/:./ﾉ::::::::::ノ:::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ):{ ./:/.　 ,ｲ:: ⌒ヽ::::::,':::::::::::::::::::::::::　　　　　　〜〜〜〜〜あい、してる……もう、これでいいっ！？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:::ヽャ つ {ﾞ　 　 u　V:::::::i:::::::::|:::::::::}
　　　r ! 00　　　　￣　　 , ⌒γ.::. ､::ﾉ　､.／{　　 　 　 ∨:::|::::::::|::::ノﾘ
　　 ｜|　　　　　　　　 _､ ( 　　 　 　)　 ／ι|　 　 　 ; 　∨ﾊ:::::ﾉ／
.　　 ヽﾆフ.ｎ _ｎ_  ⌒ (　 　 　 乂_＞`｀　 　 |　 　 　 { 　　＼::/
　　　　　　 l ﾚl Ｄ} __ノ､　　　イ/ﾞ´ 　　　　　|　 　 　 {　 ;.　　ヽ　　　　　　 /￣ ヽ
　　　　　 　 '^リ´　　　 乂　_ノ {　,:　　　　　 j　　　　 {　 }　　　 v　　　　　  {. ハ　}
　　　　　く＞◎　　　　　 　 　 ∨ 　　 ﾆ=- `｀ 　 u　{　.::　　} 　V　　　　　{ 　ｧ　}
　　　　  n ﾊ　　　　　　　 　 　 ﾆ=-　`｀　　　　　　　 j:/　　 ﾉ 　 ∨　　　　 ヽ _♥ﾉ
　　　（八V八）､ _＿_ﾆ=-　`｀　　　　　　　　　　 　 ノ　　／　　　 ∨
　　　 ＿／ﾆ/¨＞`｀　　　　　　　 　 　 　 _,,.､ .-ﾆ　 　 /ﾍ.　　　 　∨
＼ ／二 ＞`｀　　　 ι　　　 _,,.､ -‐=ﾆ　　　　/　　 　.'　 ﾍ　　　 　 ヽ
二ヽﾆ.／／／　　　　　／⌒　　　　　 ＼　　 .::　　 　 {　　 }　 　 　 　 ＼γ=ﾐ　　　　　　　　_　　 _
二二 {_/ /　 _　 　 　 /}　　　　　　　　　 ヽ 　{　 　 　 ∨.　{　　　 ｕ　　　｀Yﾆ.}＿　　　　　 | l　_ (_)　　　　　　　　　 　 　 ＿
二二ﾆ{_/ ／_}　r ､　//　　　　　 　 (⌒)　　 ､_ ＿_　　 ∨ハ　　　　　　 　 }ﾆ_}二　　　　　 | | (_)　　 　 　 _ 　＿＿＿　 （Ο)
二二ﾆ.〈/二./ /ﾆ.}　}　 　 　 　 　 ノ　)　　　 　 　 　 ｀　∨ハ　　 　 　 　 /二ヽﾆ　　　　　  | |　　 　 　 　 | |　二］ [二、　￣
二二二二ﾆ(_/_／{ノとつ　　　　　ゝ-'　　;　　　　 　 　 　 ＼ﾊ　 　 　 　 /二二二　　 　 　 | l　 「l n ｎ__　| |　￣］ [￣
二二ﾆ=-　~　　　　　　　　　　 　 　 　 　 j::／　　　　　 　 　 ヽ'､_＿＿_/二二二ﾆ　　　　　 | |__// |ﾚ, D） | | /⌒　 ＼
二／　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾉ　　 　 　 　 　 　 　 ∨二二二二二二ﾆ　　　　　 乂_,/ 　〈厂　 | i { ０ /⌒)_)
／　　　n　　　　 　 　 　 (⌒)　　　　　　゛　　　　　　 　 　 　 　 ∨二二二二二二　　　　　　　　　　 　 　 |_| ｀ｰ´　＿__
　　 　 ﾉﾉ　　　　　　　　　 ){　　　　..:　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 '＼二二二二二ﾆ　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀つﾉ
　　　〃　　　　　 　 　 　 ( )　　 ／　　　　　　　　u　　　 　 　 　 }　 ＼二二二二ﾆ　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｀´
＼　(_j　 ;　　　　　　　　　}{　 ／　　　　　　　　 　 　 　 し　　 　 '　　　 }⌒∨二二
＿≧s｡､{{r ノ_＿＿＿_ ノ {:゛/　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 '　　 　 }＼. ∨二ﾆ
二≧s｡(人ノ゜ｰ ⌒) {ｉ:( 　 )ノ　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　 　 　 {　{¨. ∨二ﾆ
二二二ﾆ爻i:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i(___つ:ｉY⌒ ==ニつ　　　 　 ﾉ　　　　　　　 /　　　　　{　⌒ヽ∨二
二二二二炎､ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ(　（　　　　　　 　 　(_ﾉ 　　　　　　/　　　　 　 ≧=-イ ∨ﾆ
二二二二二爻､ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:人　)　ι　　 　 　 　 　 　 　 　 ／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――投げ捨てるように、答えた。

　

3318 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 23:40:23 ID:ME8OuLoE

　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿＿＿
　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　 ＼
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　　　　　　／　　　 ´　　　　　　　　　　 　 ｀　　　 ヽ
　　　　 　 |　 　 　 ィ=＝ミ　 　 　 　 ィ＝=ミ　 　 　 |
　　　　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |
　　　　 　 |　　　　 """　 　 　 ｀　 　 　 """　　　　 |　　　　　ええ、僕も愛していますよ
　　　　　　＼　　　　　　 ヽ､＿＿＿ノ　　　　 　　／
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3319 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 23:41:09 ID:ME8OuLoE

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　二つ並んだ月の明かり窓から差し込む。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　怪しげなぼんやりとした輝きを覆うように、影が一つ。

　　　　　　　　　　　　　　　絡み合ったまま離れぬ男女を、二つの月は沈むその時までずっと眺めていた。

　

3320 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 23:41:25 ID:ME8OuLoE

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞　　´　　 　｀　 　 ＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿_ﾉ, ;　ゝ、__　　　　　　　　　　　 　 ｘ-､＿___
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ヽ_}　|　ト 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　(::::::)　)｡　　　　(―‐---)。　　∨　　　 ,'　 ゝ､┴┴〈　　　ｆ己
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 '　 　 ｡と : : : 　 　 丶　 　: : : : : :ﾟ｡　　　　　　　 ヽ.　　　　　　∨　,拒}
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣　T r-､　　 　 　 　 　 　 　 ｘ--　‐‐　= ､　　　　　　 　 　 　 　 ∧　　　　 　 〉 ｆ己
　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
　　 　 　 　 　 　 　 `己({/､_　　　　 ,:^ 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 ,' 　 　 　 : :|
　　　　　　　　　　　　　 ////≫zzzz　 　 　 　 .＞ ､　　　　　　　　　　　　　　　,.　-←―――,'　　 　 　 : :
　　　　 　 　 　 　 　 　 '　｀ー≪///　　　　　 ´￣ ｀¨ゝ、: : : : : : : : : : : : : : :／　　　　　 　 　 ',　　 　 　 : ;
　　　　　　　　 　 　 　 '　　　　　　{＿,.　 イ　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,'
　　　　　　　　　　　　 ｌ　　　 　 　 |　　 　 　 　 .〉 　　　　｀　ー　　　 -‐　´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _/
　　　　　　　　　　　　 |　　　 　 　 | 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',　　_　 -=ﾆ二
　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　ﾘ　　 　 　 ./　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',´
　　　　　　　　　 　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿__/　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽー--　　　_　　　　　 　 　 _　.　　--一'/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
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　　　　　　　　　　　?。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　
　　　　　　　　? (⌒)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『百合園館の黒薔薇』　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (｀Ｙ´)
　　　　　　　?(⌒※⌒)　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 貞操逆転ファンタジー　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (⌒※⌒)
　　　　　　　?｀'(__i__)'´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 調子に乗った悪雌を解らせろ！！　　　　　　　 　 　 　 　 ｀''(___)''´

　　　　　　　　　　? ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　 ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ


　

3321 ：名無しさん＠狐板：2025/03/22(土) 23:41:29 ID:qdMbTq7Q

2828

3322 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/22(土) 23:42:14 ID:ME8OuLoE

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 r.: ´: : : : : : : : :≧､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞- ――- ＜: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{　　 　 ＼{. 　　}　 　 |　',　　　　　　ミクさん編はいーじょー！
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　●　　　● 　　|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　　　　次回はアナザーブラッドことクザク編の前ふりぃ！
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　ω　　　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',　　　　　残るはエピローグ込みで３話くらいかな？
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
　　　　 　 　 { /　　　乂＿乂: : :ィ::::/⌒',:::＞- イ　　 /／　 }　/
　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
　　　　　　　　　　　　　 ｀￣　 {. {:/　　　 .',::} .}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　　　 　 ゞ/

3323 ：名無しさん＠狐板：2025/03/22(土) 23:43:53 ID:qdMbTq7Q

乙

3324 ：名無しさん＠狐板：2025/03/22(土) 23:51:47 ID:a2log+So

乙

3325 ：名無しさん＠狐板：2025/03/22(土) 23:54:08 ID:KBsR/yYO

乙
あーこれすきー

3326 ：名無しさん＠狐板：2025/03/23(日) 00:07:24 ID:24Jw+z24

乙です

3327 ：名無しさん＠狐板：2025/03/23(日) 00:08:36 ID:zuQWVXld

乙

3328 ：名無しさん＠狐板：2025/03/23(日) 00:26:04 ID:G7US2Z80

乙でしたー

3329 ：名無しさん＠狐板：2025/03/23(日) 01:39:16 ID:O58gX73H

乙でした

3330 ：名無しさん＠狐板：2025/03/23(日) 08:02:36 ID:KRjHTNbS

乙です

実に素晴らしい雌堕ちだ

3331 ：名無しさん＠狐板：2025/03/23(日) 16:41:18 ID:AUCfyxNj

乙
パブロフの犬かな

3332 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 21:42:41 ID:Vx6ilr78

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 __
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／´:.:.｀ﾞ':..＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ､.r_-.,,_:.:.:.:.:.ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞ 'ﾞ´　　　｀ﾞヽ､:.:.:.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 γ　 ､　　　　　　　＼ｨ､: )
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾞ .ｨ　f　.､　 　 ､　 ､ .ｨ^ヽ､__　　　　　　　　　　　乙、コメントありがとうございます〜！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｲ' .ﾊ__l､ { ＼ 　 ﾞ　 ﾑ､ゝ廴⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ノ'! {ゝ,z}/ゝｧ≦.､ .l/　l!|父 ＼　　　　　　　　　　　なかなかエッチなシチュになったと自画自賛しつつ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 イ≦{ﾍ r}_〈　 ゝ=､⌒j ｨ 1ﾍヽ｀`≧＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ノ､二__八 ‖ r─ ｧヽ} ／ l ﾉ:.:ﾍ ∨:.:.:_ｿ´｀¨ ‐-,,＿　　 本日の投下を初めていくでごわず
　　　　　　　　　　　　　　　 　　.／:./｀￣:.:γｨ､{　{'⌒⌒ｿ´　ノ'ム.:.:.:'　ﾞ:.:.:.:.:｀ﾞ''ｰ-__,ノ≧､＜:＿.ノ
　　　　　　　　　　　 ＞=＝≦´〃 /':.:.:.:.:.:八=ﾑゝ ゝこｰ' ∨／ﾆ丿:.:.l!丿:.:.:.:.:.:.:.∨:.:.:.:.:.:.:.＼r≦
　　　　　　　　　γ´γ´ ＞'" /'､:ﾉｲ :.:.:.: ／:＼=≧､rv=≦三ノ´:.-=＜.:.:.:;:.. .. .. Y.:.:.:.:.:.:_:.:.:.:∨
　 　 　 　 　 　 八　〈／ ,　　ｲ.:.:.ヽｒノ:.／:.:.:.:.:.: ＞く_.ﾉゝ=＜´:.:.:.､:.:.:.:.:.:.:(　 　 _ノ!:.:.:.／:.:.:.:.:.:{＼
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　　　　　 ＞― '´ 　／ﾍﾉ´　/　 ノ l　,ゝz-イ≧ミ≧ｧｮｯｧｧｪｮｮ≦´丈＞'ﾞ´ ｀ '=―≦´} 　 }　j＞ ´＜｀ゝ,　}'"´
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3333 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 21:43:21 ID:Vx6ilr78

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　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
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3334 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 21:46:07 ID:Vx6ilr78

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´"´"´''ミx　＼::::::::::::::/　/　'. |￣￣￣｀/.:.:.:.:.:У＼＿＞''´＿｀'＜＿／＼ﾐ;'´´´ ｀｀｀∵;'´´j此j
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: .　　. : : ;';';';';';';';';'ミ,　　ｉ　 |　 ｉ: : : : : :ｉ　　　*|┴‐:|二|‐┬||:.::.:.||┬‐|┬┴|ｘ爻ﾝ)水ﾝﾂﾋ批泌貅
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ｉ`´〕〔｀`ｉ:;.:,:;.:,:;.:,.::.::.:: :.:: : . .　 　 ノ}__ヾ;:ﾐ:ヾ;ﾐ|￣￣|───────|二：：∵：∵‰‰*‰*‰‰
ｉ　{￣}　ｉ￣ 〕,)ｉ¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´___ノ}＿ヾ;:ﾐ:￣￣.:.:.:.:.┌‐‐‐‐┐　　 {.:.:.:.∵fj)ﾐfj)ﾐ℃*‰*‰‰
¨¨万¨¨¨¨¨´　|vv￣￣￣￣￣＿,,彡''´|''""´.:.:.:.:.:.:.:.:.:,､ﾆﾆﾆﾆ､、: : : : ￣ﾐﾐfj)ﾐfj)ﾐおゞ℃渋いい
ｯ‰％‰％‰％％｡￣￣￣￣__,,..､丶´.:.:.:.:.: : .　　　　`‐──‐'　　　　　ﾐfj)ﾐfj)ﾐ刈i:i:渋‰8狄8
(D)狄(D)狄(D)狄(D)狄'"'"'"'"´.:.:.: : : :.:.:.:.:.　 . :.:.: : 　(￣⌒⌒¨¨)　　　　　｀""""ﾐ渋‰8狄狄狄
狄(D)狄(D)狄(D)※淡※淡‰o｡.:.: : .　 . :.:.: : . 　　　　｀""¨¨¨"´: : . .　　　 　 　 ‰狄ﾟ炊b狄ﾟ炊
ﾋD)狄(D)狄爻※淡※淡※淡‰.:.:.:.: : .　　.:.:.: : .　(￣｀"""´￣￣)　　　　　　　　 狄ﾟ炊‰狄ﾟ炊
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　姉妹揃ってよく働きよく稼ぐものであるが、休みがないわけでもない。

　　　　　　　　一日の終わり間際。空が青と茜色のグラデーションを生み出す頃合い、三姉妹は少しばかりの余暇を楽しむ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　それは彼女らの好色な趣味とは別種の憩いを味わう貴重なひとときだ。

　

3335 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 21:52:52 ID:Vx6ilr78

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/人/:ヽ,､
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣,ｨ（ﾉ'{: , :}ﾐ）､￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　/｀7〜ｰ‐､　　　　　　　　　,. ,ﾒ´￣￣￣￣|
　　　 /　{　ｰ ^ __ヽ　　　　　　 ／ ﾉ二三二三二{｀ヽ　　　　　　　　,∠＼　　 ,
　　／{竺!⌒`ｰ'´￣{｀ヽ　　　　{ { i'＿＿＿＿＿_j| } }　　　　　ト ,ｨ´三三 ミく |
　　{ {.i竺{ー――ー| } }　 　 　 ヽ 　 ー --- ― 　 ノ 　　　　　ﾏ{{/rニニミヽ}}{、
　　丶　 ｀二二二二 ノ　　　　　　 ｀ ¨¨¨¨¨¨¨¨¨´　　　　　　　{{ V77TTTT｢ﾌ }}
　　　　｀　ー――　´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ.｀ｰ┴┴ ′ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ ¨¨¨¨¨¨´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　o
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 (に)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r=くr＝vﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 r=､}　 {　　}　{　 　 r=ｧ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 { r=ﾐ　,　　 {　ヽ　/　/
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ! {/　 ,　 　 i 　 V　/
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 } {　 ,　　 　 ! 　 V/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿V}　{　 　　 }　　 }
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｨr=く´こ}!　‘,　 　 ,′　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　У人「<〈} , ﾊ 　 / 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ゞ＝=>ー--─く､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀ー── "
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　フルーツを惜しみなく用いたタルトには、甘い蜜がかかっている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　赤々として果実が色艶よく輝き、さながら宝石を思わせた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――生活にゆとりがない者たちからすれば、大差はないだろう。

　

3336 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 21:58:22 ID:Vx6ilr78

　　　　　　　{　　　　/::{:::::::::＼::::::::::::::|:::::::::::::::::::/::::::::::::／::::::/:::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　乂＿_,√八::::::::::: ＼:::::::ｉ|::::::::::::::: /::::___／::::::／:::::::::/::::::::::::::::::::|
　　　　　ィi〔　　 　 {:::::::::＼:::::::::::_＼:_|::::::::::::::/::::::／:`〜､::::::::::／::::::: /:::::::::::|
　　　　/　　　　ィi〔::::::::::::::::＼:/　　　i|::::::::::::ｉ{: ／:::::::／:::,､丶`_}::::::: /::::::::::::ｉ|
.　　　/＿＿／/:::::::::::::::::::::::::::{　 ⌒ヽ}:::::::::::::|,..ィ笊云ミｔ　　　/::: ／:::::/:::::::ｉ|
　　　　 　 /::::/:::::::::::::::::::::::::::: | {　 〈 /::::::::::::ｉ|ゝん/(　 　} 　 /::／_/::::/::::/:: }
.　　　 　 /:::://:::::/::::::::::/::::::::ｉ{ ゝ __,.::::::::::::::::|　乂少　 　 　,∠ 　 }:／:: /:::::八
. 　 　 　 {:::::{:{:::::/::::::::::/::::::::::::乂＿,{:::::::::::::::::　　　　　　 　 /( } ィi〔::::／}::::/
　　　　 八::::ﾉ:::/::::::::::/::::::::::::::/　　 ::::::::::::::::::ｌ　　　　　　　ん,ィ::::::::／ 　:::/
　　　　 　 ア::八::::::::/::::::::::::::/　　　{:::::::::::::::::|　　　　　　 〉^.:}⌒⌒　　 ／
.　　　　　 ⌒^ 　＼::{::::::::,ィi〔　　　八::::::::::::::ｉ|　　 - 、　　/:: }　　　　　　　　　　　はい、これあなたの分
　　　 　 　 　 　 ≧=＼::(―=≦　 　 `､::::::::: |　　 　 　 ィ::::::/,
.　　　　　　　 　 {　　　 ＼,　　　 ｀`〜､＼:::: |　 　｡s介{:::::::::::/,
　　　　　 　 　 __}＿＿＿＿＿＿＿_,　ヽ ヽ≧≦　　　 ::::::::::::::}
　　　　　 　 ／......................................＿__〕iト.,/, 　 　 　 　 }::::::::: 八
　　　　 　 /(.........._..斗r≦二二二二二二ﾆ=‐}iト., 　 　 |:::: ／
.　　　 　 /:::／∨/二二二二二二／‐=ﾆﾆﾆ==‐∧　　 |／
　　　　 /‐=ニニニニニニニ二／‐=ﾆニニニﾆ=‐ﾊ
.　　 　_‐=ﾆニニニニニニニ／‐=ニニニニニニ=‐}
. 　 　√‐=ニニニ二二二／‐=ニニ二二ニニニ=‐|
.　 　√‐=ニニニニニニ/‐=ニニ二二二ニニニ=‐|
　 　 {‐=ニニニ二二二/‐=ニニニニニニニニﾆ=‐|
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　そんな豪勢な一品を自ら切り分けたミクは、姉と妹へ振る舞った後にできる夫の前へと皿を置く。

　　　　　　　　　　　　どこか乱雑な扱いは敵意に近いものを匂わせるが、そうした悪感情が滲むにしては声は優しげだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3337 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 22:00:08 ID:Vx6ilr78

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 .　 -――-　、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　 　 　 ＼
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 , '　　　　 　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　　　　　　⌒　　　 ⌒　 Y
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　（ 　 ●）　 （　●） !
　　　　　　　　　　 　 　 　 　　|　　　　　　　 　 　 　 　 　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　V　　　　　　 　 　 ´ 　 　 /　　　　　これはどうも
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　∧￣ﾍ. 　　　　' ー一　 ／
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::::::ヽ ＼　　　＿＿_／
　　　　　　　　　　　 　 ／::::::::::::::::::::ヽ.　＼_, -'´
　　　　　　　　　　 　 /:::::.＿:::::::::::::::::::ﾍ　　.>ﾊ
　　　　　　　　　　　/::´:::::::::::::｀:::.､:::::::::ヽ／￣}
　　　　　　　　　　 ,::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::ﾊ　　|
.　　　　　　 　 　 ,:!:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::ﾊ´¨|､
　　　 　 　 　 　 /i:::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::i.　| i
　　　　　　　　 ./.:ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ､_::::::|　} |,
　　　　　　　　 i::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::}::::i / ノ
　　　　　 　 　 i::::::::::::::V::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽi/
　　 　 　 　 　 |:::::::::::::::::V:::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　 　 　 　 　 　|:::::::::::::::::::入:::::::::::::::::::::::::::::::::::V'´







　　　　　　　　　　　　　　　　＿__
　　　　　　　　　　ィ〜 _,､丶`::::::::｀`〜､、
　　　 　 　 　 ､丶:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::＼_
　　　　　＿／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::ﾊ｀`〜､、
　　 　 / ／:::::::::::::::|::::::::{:::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:/,　　　〉
　　　 ア::::::::::/:::::::::|::::::/＼:::＼:::::::::::::::::::::::::::〕iト,　 /
　　　 ,.::::::::::/:::::::::/|::::/　　＼:::＼::::::: |:::::::::::::::::: } /
.　　 /:::::::::: ｉ::::::::/　::/　　　 　 、::＼:::|:::::::::::::::::::�W
　　八:::::::::: |::::::::ｉ　,/　　　　 ＿＼_:::: |:::::::::::::ィi〔ハ
　　　{/,:::::::ｉ{::::::::|斗f七　　　　　　＼::|::::::::::/::::::{　 }
　　　|__＼:八::::::　　　　　　　　　　 　 }:::::::::ﾊ:::::::/,/
　　　　　　}::::�Y　　　　　　　　 ＿__ノ,.::::::::::::/,::::::/,
　　　　　 八::::∧ ゞ=彡　　　　　￣^/:::::::::::::::∧:::::::}
　　　 　 　 ﾉ::::::∧　　　 '　 　 　 　 ,.::::::::::::::::::::∧:从　　　　　お茶に砂糖とミルクは？
.　　 　 　 /::::::::: 八　　　 ＿_　　　/::::::::::::::::::::::::::}
　　　　　/:::::::::::::::::介s｡　　　　　 /::::::::::::::::}::ハ::八　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ
　　　 　 {::::{::::::::{::::::::::::::〕iト.,_ ィi〔::/:::}:::::::::ﾉ/　/　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 l　　　　 いれません　　　 l
　　　　 八:ハ::::入{＼ / ( }　_..斗/:::ハ:／,/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/
　　　 　 　 　 ＼( ＼/　/rく　　 ィi〔....../ア二〕iト...,
　　　　　　　　 ‐=≦{...Vi:i:i:i:i} /,..........ノ__〉ﾆ=‐ィi〔=‐
　　　　　　/,‐=ﾆニr{／}-ﾐア 　 ＼/}二ﾆ=‐／ニﾆﾆ}
　　　　　　{=∨二/:/　/i:i:i}　　/:::/二=‐ ／二ﾆﾆ=‐|　　　　　　　　――――そっ
　　　　　　|ニﾏ=/:/　/i:i:i., 　 ,.:::/二ニ}/二ニﾆﾆ=‐,|
　　　　　　} ‐=}/:/　/i:i:i:ｉ, 　 √,‐=ﾆﾆ/二ニニニ=‐|
　　　　　 /‐=7,.::}　√i:ｉ:ｉ:}　 √,‐==ﾆ!{二二ニﾆﾆ=‐|
.　　　　 /ﾆニ{,{:::|　{i:i:i:i:ｉ:|　√7ニニ,入ニニニニ=‐|

　

3338 ：名無しさん＠狐板：2025/03/23(日) 22:02:13 ID:t4qk9P5V

愛ですよ、愛

3339 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 22:05:45 ID:Vx6ilr78

　　　 　 　 　 　 　 　 ,ィ/////////////////////////ム
　　　　　　　　　　　 /////////////////////////////∧
　　　 　 　 　 　 　 ///////////////////////＞ｰ=ミi//∧
　　　　　　　　　　//////////{ {^f⌒ヽｰ=ミ、// /777ヽヾ//}}
　　　　　　　　　　{{/////＞=-‐`ｧ'⌒ヽ ＼　ヾ¨ヽ￣ミx∧ Vj/
　　　　　　　　　　�Y/´./ ／　　//　　＼＼＼ ｀⌒ヽ、　�Y }/
　　　　　　　　　　 �Y /, / /　, i{ {　',　 　ヽ.}　}＼　＼＼ ヾ }
　　　　　　　　 　　　{ i { {i_{i　i l{. l　 ヾミ=-辷=-…' イ 'i:＼ ＼
　　　　　　　__/＞=-�Y／ }{_i{‐{=ﾐ.、　ｉｨ行=ミj ﾉ　ｉ_ }　l//{＼ ＼
　　　　　　 }::/::::::::::::｀> 　_j {´,ｨ心乂　{〃{c_刈./　} }j:i }!//ヽ ＼ ＼　　　　　　　　……ミクお姉様、できる夫お義兄様と何かあったのぉ？
.　　　　 　 j/:::::::::::::::'―r　}ﾊ癶 {リ　 ヾ　 ｀¨´j/　 j / j j⌒ヾj ＼＼ ＼
　　　 ,ィ≦'::::::::::::::;::::::::::}-' j　}ﾑ u. 丶__　　‐=彡 // / /Y⌒ヽ.＼＼＼ ＼
.　 ／::::::::::::::::::::／ヽ::::_ﾉヽ/ノ__人 　 V::ﾉ　　 ノi.// /}/ヽ 　　　）. ＼＼ヾ. ＼＿_
. 〈::::::::::::::::ｰ=彡'＿//x:::::::}｀ヽ ノ_＞　 __,..ィ(.'ﾉ{./ / /__　`ｰ= /、　　ヾ `ｰ=ﾆ辷. `�_、
　 ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::}::}／｀ヽ 　、￣ヽ 　 〃　__＞　 ﾉ{＿＼（ ハ　　　 `　ｰ=ﾆﾆミx､ ＼
　　　`＜:::::::::::::::::::::::ﾉ:ﾉヽ　　}　　） rｧﾆﾐ ___ {⌒ヽ rｰミx　 rｰミ　}　　　　 　 　 　 ｀ヽ＼ }ヽ
　　　　　 ￣￣7ハ__｀ヽノ　 ﾉ=-'　 {迅f::::::::::｀ヾﾇ }{__　　） :}　ノノ{　　　　　　　　　　　', 〃jﾊ
　　　　　　　／{{_ _）⌒ヽヽ,ィ三三{ィ:::::／⌒ヽ:::ハ V｀Yく　j　　 　ヽ　　　　　　　　　　 i/ , i. }
　　　　　 ／ ィ乂_人_ 　}/::::}　}::::/{:／　　　　�Y　ヽ{_人 Y　　}　 　 ',　　　　　　　　　/}}/j }/
　　 　 ／／／ {　　　　/{:::∧ �Y／　　　　　　} ヽ.　 ＼ ） ｀ヽ⌒ヽ、j 　　　　　　 　　 ﾉ}/ /
.　　／／　　／ ヽ、　　} }:::::::} (´__ﾉ|　ｉ_, ,　　r'⌒Y´｀ｰ=ミ _ノ}　| |　　　 　 　 　 　 ／ /}./
　 / .,: 　/／　　 　 ｰ=//::::::/ /∧:::|　|:| | :}_ハ::::_}:::::::::::::::::＞x. j j　　　 　 　　ｰｧ==彡〃
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　 �Yl.// 　 　 　 　 //::::::/ ∧:::∨ ;|_ﾉ:::/ /::::::::i　`r―ｧｧ==ri　}'　　　 　 　 　 　 ／
　　ヾ{{ ＼ 　 　 　 //::::::/ / /::∧:/ /:::/ /::::::::::}　 }　//　　.}}　j　　　　　　　　／
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　　　　　　　　　　　　当たり前のようにできる夫の隣に座ったミクの振る舞いは、家族へするそれと大きく違わない。

　　　　　　　　　　一方で表情は平坦に。わずかばかりに口元が震えているのは、怒りをこらえているかのように錯覚する。

　　　　　　　　　それほどに『嫌っている』ならば無視すればいいのにとさえ思いながらも、クザクは不思議そうに問いかけた。

　

3340 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 22:11:12 ID:Vx6ilr78

　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　ィi〔:::::::::::::::::::::〕iト.,
　　　　　　　　　　 r‐=≦::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧=‐ミ
　　　　　　　r‐ ア::::::::::::＼::::::::::‐====≦ィi〔　　 　 }∧
　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::: `､::::::::::::::::::::::{　　　　　　/, /,
　 　 　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::/,::‐=::::::::::::/,　 　 　 　 /,　＼　　 /￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
.　　　 　 /:::{:::{::::::::::::::::::::::::::::: ｉ:::::::::::::::::::::::/,　　　　　 }　　}　　 |　　　  ……別に　　　　　 |
　　　　　{:::::|:八:::::::::::::::ｉ|:::::::::::|:::‐=≦::::::::::::入　 　 　 }　_/　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
　　　　　|:::::�W　`〜､:::::|:::::::::::|:::::::::::::_..斗≦:::}　　 　 八(
　　　　　{:::::ﾊ／⌒^ヽ^ﾞ|:::::::::::{:斗≦:::::::::::::::::八　 ,､丶/, }
　　　　　 ＼∧　　　 　 |::/:::::::V⌒ヽ:::::::::::::::::::::::ア　　　} }
　　　　　　　＼:.　　　　i|/:::::::::/,　　 }:::::::::::::::::::: {　　 　 }_}',
　　　　 　 　 　 } 　 } ノ ,.::::::::::::::}　 /:::::::::::::::::::::::ゝ‐=ｰ≦::/,
　　　　　　　　 ﾉ　ｧ^　 ,.:::::::::::::::廴,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/,
　　　　 　 　 / /:/:/:/:  :::::::::::::::::}　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: }　　　　何も、私達にはなにもないわよ
　 　 　 　 　 ´_　　 　 {:::::::::::::::::八 .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::: }
　　　　　 　 　 ＼‐ 　 {:::::::::::::ノ　 入::::{::::::::::::::::|::::::::::::::::: |::::::八
　　　　　 　 　 　 ＼ 八::::::／{ _..斗 ＼{＼:::::::::ｉ|:::::::}::::::{:/)／
　　　　　　　　　　　 爪 ＼{ /　_..斗≦........＼::/}:::::/⌒^
　　　　　　　 　 　 　 　 __..斗≦-‐==＝¬冖＼.::/
　　　 　 　 　 　 　 　 /‐=ﾆﾆ=‐∧二ニニﾆﾆ=‐(　　　　　
　　　　　 　 　 　 　 _‐=ﾆニニ=‐∧二二二二=‐_
　　　 　 　 　 　 　 /‐=ﾆﾆニニ=‐∧ニニニニ=‐}
　　　　　　　　　　/‐=ﾆニニニﾆ=‐∧二ニﾆﾆ=‐,}
　　　　　　 　 ＿/‐=≦二二二ニ=‐∧二ニﾆﾆ=‐_
.　 　 　 　 　 {‐=ﾆニニニニニニﾆ=‐∧二二二=‐}
.　　 　 　 　 /‐=ニニ二二二二ニニ=‐}二二ニ=‐}
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つんっ、と。ミクは顔を背けてそっぽを向く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ほんの少しだけ赤い頬は夜明け前の痴態を思い返してのもの。

　　　　　　　　　　　　　　　彼女の手が男へすがりついた腕をさする。そこにはもう、彼の体温は残っていなかった。

　

3341 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 22:13:20 ID:Vx6ilr78

　　　　 　　　　　　　　　　　 　　　 　　　　／￣￣￣￣￣￣ ＼
　　　　 　　　　　　　　　　　 　　　 　　　/　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　 　　　　　　　　　　　 　　　 　　/　　　　　　　"￣￣`　　　 ＼
　　　　 　　　　　　　　　　　 　　　 　 l　 '´￣`　　　（ 　●）;;:::　　　　ヽ
　　　　 　　　　　　　　　　　 　　　 　l ;::（　●）　　　　"''"´　　　　　　　l
　　　　 　　　　　　　　　　　 　　　 　|　　´"',　　　　　　　　　　　　　 　 |　　　　仲良くしてくださるなら
　　　　 　　　　　　　　　　　 　　　 　l　　　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　i
　　　　 　　　　　　　　　　　　 　　 　 ＼　　　､__,＿_,　　　　　　　　　丿　　　　僕としては不満はありませんよ……ねぇ、ヴィーラ
　　　　 　　　　　　　　　　　　 　　 　　　＼　　　　　　　　　　　　　／
　　　　 　　　r- ､　　　　　　　 ,-‐　‐- ､＿,,i-'"i`i､　 ‐ 　／_,,|　ﾍ､　　　　＿ . -‐ ､
　　　　 　　　ヽ､　＼_＿ 　　/:::::::::::::::::::::::::／::;;;;| ﾍ､ ー',, ／　i;;;;;ヽ｀'￣:::::::::::::::::::::　ﾍ　　　 　　__
　　　　 {ヽ､!ﾞ`､.ゝr､　　l｀Y＼:::::::::::::::::::::／:::::::::;i　 rゝ"､　　　 !;;::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::i　 ,.､r-ｨ'ヽ　}ｨヽ
　　　　 .|　 |　 ll　 Y´　l　 !　 ヽ-､　 ::::::＼:::_／! , '!::::::::入 　 /::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::,., ｨ´f 　i　 l　 i´ i　l
　　　　 .ヽ､ﾞ､　ﾞi　 ﾍ　 |　 i　　　　 ヽ::::r-‐'´:::::|/ l };:::::/　k. /i:､:::::::::_r':::::::::::::::, -‐ f　|　}　 }´ l 　! ,!　i
　　　　 　　｀ﾞ､. ﾍ 　 `"ﾍ　`l_　 　 　 !､_r ､::::::::l　 Y:::::::l 　 V/　､／::::::::::::::::r´ 　　 !　!　! 　| ｿ　 .|'　/
　　　　 　　　　 `ー'‐―､_　　!　　　 　 //´:` ､i　/:::::::::|　　/:::::::｀` ､::::::::::rr|::::.....r'ﾞ　 |'´　 /´　／／


　

3342 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 22:15:02 ID:Vx6ilr78

　　　　　__　　 　 ＿＿_　　　　　　 ／＼
　　　 　 | {＿l]l] |_{￣} |　　　　　 / /ニ-＼ 　 _,,､､､,,_　　　　＿＿__
　　　 　 | {二､　 　　 |_|　　　　　{ :{ニ=--=＼(　 _､-=ニニﾆﾆ7.:.:/
　　　　　 ￣￣　　　　　　　_､‐''"~ ／　　　　 ￣~''＜ニニﾆﾆ/.:.:/
　　　　　　　　 |　　　　　''"~￣　￣＼ ￣~"''　. : }. '，＼ニニ{.:..:{
　 　 　 ’ ＼､ﾉし　  ／　　 /　 ‘i,　　‘i,　＼　　＼　:} :　＼ﾆ:{.:.:.{
　　  ＿＿＿）(⌒　　 ／　/:{ 　 ‘i,　 ｉ:‘i,　 `､　 　`､}: . }: . vﾉ.:.:ﾉ,
　　　　  ￣￣＾＼ 　/　 :/| :{　　 :}　.:|　:ｉ　　‘i,　 　 `､ :} : . V/　/,
　　　　 　 　 　 /　/ / //| :{　　 :}　.:|　:|'，　 ‘i,　 　 `､} }.:　'，　 /,
　　　　　 　 　 　 /..:′/...| :{　ｉ　ﾉ　/　√'，　 ‘i,　　} ‘i,:}: . .:}＼: . ＼
.　　　　 　 　 　 　 :{ {/￣￣~"　.／ ─--ミ　　 :} 　 }　 }′:...}＼＼: . ＼
　　 　 　 　 　 {　 八斗--ミ､ ／|　| ://^　}:｀ヽ} }:/　　 :}/　..:} /,＼＼: . ＼
　　 　 　 　 　 {　 { .{込 {;;;;;;;}^　:|　|/斗r--ミ､:} }′ﾉ　√ /.√ /,　｀`〜､、｀`〜､、
.　　　　 　 　 八　{八〈: ⌒``　)ﾉ:ノ 丶_L;;;;;;;;ハ.:／　 √/ :√: . /,　　　　 ｀`〜､、
.　　　　　 　 　 ∧{＼＼.　　　 　 　 　 ⌒````／／　/⌒}ノ{　{: .　 ＼
　　　　　　　　/　乂八　　　｀　　　　　　　u.　／ /／) ﾉﾉ 八 乂:　＼.＼　　　　　　　　　　　　――――え、ええ
　 　 　 　 　 /／　 ／::..　 丶　　_,,　 　 　 ／ //　/_彡′/∧:　＼: . ＼.＼
　　　　　　 ／　 ／　　/＼　　 　 　 　 ....::＜//　/√{: : {'，/∧: .＼: . . .＼.＼─
　　　　　／　 ／　　 ./／ :＼_ 　 -=ﾆ[　. : : {　 /:√ {: : {∧ /∧ : : ＼: .　 ＼＿
　　　 ／/ :／　　　 ／／/: . .　/ﾊ　. . :._､＜{: /.:√￣＼/∧: .　＼: .　＼: .　 ＼
.　　　　:{／　　_､‐''ﾞ:／.:/ /⌒>ヘ:}＞''~ _､ -{　　{ニ=-　`､:∧＼: . ＼: `､＼￣￣
　　　{ 八_､‐''ﾞ.　 ／. // /乂_┐／_､-=ニﾆ八　.:{ニニﾆﾆ＼∧　＼: . ＼`､ `､
　 ／乂　＼　　./　 // /　{_rノ ／-=ニニニﾆ＼ v/ニニﾆﾆ＼: . 　＼: . ) } 　'，
／　／)＼　＼.√　 / /.／⌒)/-=ニニニニニﾆ:＼　､ニニﾆﾆ:) :}. :}　＼:ﾉ: 　 '，
　／ :/￣ ＼　:{ 　 / / (＿／:{-=ニニ=-　-=ニﾆ/ﾊ:　Ｙニﾆ／. /...:}　／　 /　 }
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　{　八　　／⌒八 ／⌒｀　:八 V/ニニニニ-＿_彡　 ノ￣＼ / :／　　 ／: .　./
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　　　　　　　　　　　　　　　ミクとは対象的に、屈服を強制されたヴィーラは怯えの混じる媚びた笑顔で答えた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　顔色を伺うような所作は長姉らしくないもの。

　　　　　　　　　　　それもまた妙だと、クザクは訝しむ眼差しをもって二人の姉に挟まれて座る男を観察するように眺めた。

　

3343 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 22:20:24 ID:Vx6ilr78

:::::／ﾍ: : : : :::∨　|: /　　　　,/　　　　｀`'�_┘Ｌ|　｜::|｀|､| |::| :|`!､　　 ＼____,,.､､|: : : :|: : : : : : : :
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　 _､+''"~｢￣　　|￣　─　L　　　　　　　　　　　 　　　｀`'�_ | :Ｌ|｀'| | | 冂 　 　 :|: : : :|: : : : : : : :
／　∧　乂　　__|＿　　　 ノ　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀`'�_トL|_凵ｧｧァ7ｉ|: : : :|: : : : : : : :
　　〈　〉..｜￣.:.:.| 　 ￣”“ｉ　　　 ,､-二 -ミ　　　　　　　　　　 　 　 ｀`|洲洲j'洲j'|: : : :|: : : : : : : :
..　　∨　｜ : :.::.:| 　 　 　 l,　　 //'´|　 ｀ヽ`:､　　　　　＿　　　　　　 :|''"´´`　''´|: : : :|: : : : : : : :
　　　　　｜: : :.:.:| 　 　 　 l ',　//〉　|　x==´, ‘，　 γ⌒:,ヽ､ 　 　 　 :|　　 　 　 :|: : : :|: : : : : : : :
　　　　　｜: : :.:.:| 　 　 　 |ﾆ三テ　 |'´γ⌒Vハ　‖ｘ=ﾐ∨.ﾍ  ＿＿ ､:| xＸ"´￣｀|: : : :| : : : : : : : :
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´"''ﾐ戔蘂| : : : : | 　 　 　 |シ乂ソソ<ﾉ |ヽ　　　　　 |　 __　'.,::::::::::＼.　 .l／::::|　 ＜_　　　.| : : : : : :
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............:.:.:.:.:.:≧s｡.|_　‐　⌒　　　　　｀'　 |　　　　l　　　　　 　＼　 |:::::::::::::::::::::::::::::|　l 　 　 .| 　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　|　　　 　 　 　 ＼|:::::::::::::::::::::::::::::| ,'　　 　 |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上背はそう高くはない。ふくよかな体は、貴族らしい苦労知らずに思える。

　　　　　　　　　顔立ちは特別、クザクの好みからはいくらか年を重ねているが貴種という血の良さが彼の価値を釣り上げていた。

　　　　　　　　　　　　　――――イジメたらどのように泣くだろうか。それを想像するだけで、彼女の腹奥が熱を帯びる。

　　　　　　　　　　　

3344 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 22:24:37 ID:Vx6ilr78

////////////////////////////////////////ヽ 　 ＿
￣￣￣￣￣｀ヽ/////!。-/´｀ヽ￣二＝ー 。//////i／　　　｀ヽ。
＿＿　　　　　　 i,.-､´　 _ |　i｀ヽ∨ヽ ｀ヽ ＿ ＼////　　 　　 　　 ＼
///////｀ヽ。(⌒　/ ／ 　＼＼ 　ヾ,..＼ ＼ ｀ヽi⌒j＿＿　　　　　 　 ＼
/////////／ ｀ヽ'⌒, 　 　 　＼＼ 　 k　＼ ＼　t ///　　￣｀ヽ　　　 　!
/////////　／　　,　 /　　 ,　　 > ゝ |i ∨ｉ　i! _〉　｀ヾ　　　　　｝　　　 /
////////i ./　　　/　i　　孑┼tz .、　|i　i..|　｝　　|　 |　　 　 　/　　　/
∨//////i/　　 /｛ 　i!　/ | .ﾑｲﾊi |　 |. f⌒下　　|　/　　　　 /　　　/
　｀ヽ////i　:　　it.|　 レ.i ｷて刈弋i　/ iて刈｝i　! |,/　 　 　 /　　　/
　　　＼∧i　i　　ヾ　/／　 弋ノ_乂|/　 ソ_乂/ / /　　　　 /　　　/
　　　　 ∨　,' 　　 |〆 。イ` ¨¨¨´　 　 ′¨i/ /／　　　 　/　　　/
.　　　　/　 , 　　 ｜￣,　 i　　　　　 _,... 。 /i／|　　　 　 /　　　/　　　　　　　　　（とはいえ、それだけよねぇ……）
＼　　/　 /　　　.人　 :　 ヽ。　　　⌒ヽi!(＼　 レヘ.　 /.　　　 |
　 ＼,' ／　　　 /　/＼＼　ヽ＼―= 彳´ ＼｀ヽｰ _、＼ーt　　 i
i　　 .＼　　 　,' ／i＞―。｀ヽ∨　i!　,i 人ｉ_ |_ヽ　　　ｰ i!:/　 　 |
.>、　　 i｝　　　 , ´　　o　 ＼　∨/　乙_＿＿＿　　　　i:::ゝ、 　|　ﾍﾟﾛｯ
　i　　　/　　　/i　　　　 _　　ヽ　i。　 ∨ ヽ′.>　　 /i　i::::/　　 i
.,/　 ／　　　/ i! /i　　　i　＼　∨＼i廴 /:　 〈　tｰｲ:::iｰ::::i　　　 i
/ ／.　　　 /　,'ｉ　 ゝ― ′　 ｀ヽ,　, ヽ / ｉ　　.ゝｲ:::::::::::::::i　　　　｀ヽ
, '　　　　　,'　/ :　 ＼　 　 .i＼＿∨//ﾊ　　　｀ヽ::::::::::::::/:〉　　　　　 ＼
　　　　　　　 i/::::＼ ＞ 、　＼:::::::.∨:::::::..　　　/::｀ヽ:::::／＼　　　　　　 ＼
　　　　　　　/::::::.／.:::::::::.＼／:::::::::..',.::::::::ｉ　　/.::::::::::::/　　　＼　　　　　 　 ＼
　　　　　　　|￣ ＼::::::::;;;//ヾ:::::::::::::::.ヽizii,.　/:::::::::::::/　　 　 　 ＼　　　　 　 　＼
　　　　　　　|　　　 ＼//.／.::ヽ.:::::::::::::.。zi／:::::::::::::/ 　 　 　 　 　 ＼　　　 　 　　＼
　　　　　　　｀ヽ　　　i.／:::::::::::::.',::::::::::::.....ii.:::::::::::::::/　　　　　　　　　　＼　　　　　　 /
　　　　　　　　　＼　 |::::::::::::::::::::::',:::::::::::::::i!:::::::::::::/　　　　　　　　　　　 /　　　　　 /
　　　　　　　　　　 ＼i::::::::::::::::::::::::ヾ::::::::::::ト=＝ｲ　　　　　　　　　　　 /　　　　　 /
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　初日に覚えた感想をそのまま繰り返し、クザクは手についた果実の断片を舐め取る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　甘酸っぱい味。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　少し濡れた指先を擦り合わせてごまかした。

　

3345 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 22:28:51 ID:Vx6ilr78

　　 　 　　 , ' ￣￣￣￣ ｀ヽ
　 　 　　 /　　　 　 　 　 　 　＼
　　　　 /　　　　　　　　 　 　　　ヽ
.　　　 /　 '´￣`　　 "￣`　　　　　ヽ
　　　 | 　 ( ●)　 　 ( ー )　　 　 　 |
　　　 i　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 j　　　　　　すみません
　　　 ゝ 　 　 　 '　＿　　　u.　　 ／
.　　　　 ＼ 　 ヽ 　　ノ 　　　__, "　　　　　　　　なにか、粗相を？
　　　　　　 ` 　_ _ 　　, 　'　´　 /::＼
　　　　　　　 /:/ /:::::入 　 　 ./::::::::::|""＼
　　　　　　／:/ /:::::::::::∧　　/::::::::::::|::::::::::::" - ､
　　　　／/:::::|V∧::::::/　 ＼/::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
　　 ／:::/:::::::|　 /:=:::i　 　 /::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
　 /:::::::::|::::::::|　/::/::::|　　 /:::::::::::::::::/::::/:::::::::::::::::
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　無言のまま観察すること数秒。できる夫が、ぎこちない様子で笑みを浮かべてクザクへ言った。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　怯え、とまではいかないがどこか卑屈にも思える顔だ。
　　
　　　　　　　　　　　　目上の、立場が上にある存在の顔色を伺う様は、商家として販路を広げるたびに各地で見たものである。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　たまらぬ愉悦と全能感に、末女が舌で唇を舐めた。

　

3346 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 22:44:09 ID:Vx6ilr78

　　　　　　　　 イ//////////////////////ヽ
　　　　　　 ／////, - ､//＞――- .///////.ハ
　　　　　 ｲ////／　ヽ｀´},　-―-=　 ＞ ､____//.ﾊ
　 　 　 //////　 , '／｀¨　　　 　 　 ｀　ゝ ｨ　ヽ//l
　　　　ﾊ////　 //　,　　　　　 ｨ　　 　 　 ヽ　 l//.lー-- ､
　　 　 l////　 //　/ 　 ___　 / !　　 / 　 　 ヽ !//l::::::::::::::'
　　 　 l///!　 l l　 l 　 / l　｀ヽ ! 　 /l　　 !　 ﾊ//ﾉ:::::::::::/
　　　　�Z/l 　 !l　 l 　 !fう心､　!　/ ｨ '' ¨ !　　l／:::::::::::::'
　　　　 V丿　 ' !　l 　 l匕:i:::/　レ　ィ＝､ｨ　　 |::::::::::::::::'
　　　　　 ,' 　 '　ﾄ 从 ﾊ ｀¨´　　　 l:´::// l　　 ':::::::::::::/　　　　　ああ、ごめんなさい
　　　　　 l　　l　l ヽl､　l　""　､ _　 ,,¨ / /　 /:::::::::::, '
　　　　　 l　　l　V　　　l＞　 ゝ '　　ノ ./ ／ヽ::::::／　　　　　　 『アルト』がよく話しているから、気になっただけなの
　　　 　 /￣￣￣＼ﾍ　',__ノ｀　ゞ ./ ／´　 　 }::::l__
　　　 　 ゝ､　 ,　-‐　ヽゞ　　_,,,,_　 | l / ヽ ﾉ　 !:::::::::}
　　 　 /::::::/ /　rx　 へ) 　 {ｆﾋﾘ}　 ゞﾌ　/ ゝ＜:::__/
　　　 ゝ::::::ヽ＼/　Y　 〈, -‐　¨¨ ￣〈｀ヽ ´ 　 ﾉ´',
　　　　 ﾌ::::::ゝ-､___〉 ／ ,　-‐､= ｱ::¨ゝ　l　／l　　'
　　　　 |::::::::::::/ヽ::::{ ／､ヽ:::l／＼l://:｀i¨´ 　 !　　'
　　　　 l::::::_r ､!　}｀i丶ヽ::ヽ゛l＼／l l:::::ハ　　 l　　 l
　　 　 /::fヽヽ l､ﾉ! ,'　l:ヽヽ::l l／＼l l::::{ 　l　　l　　 l
. 　 　 l:::::ﾄ､l､l､l　.!ｲ.　l:::::l l:::l l＼／l l:::l 　 l. 　l　　 !
. 　 　 l:::::{､　 /　 l.1　 〉､:l l__l l､ 　 ﾊ ´ゝ ､l　ﾉ　　,'
. 　 　 ゝ l_ ＞　　 ';l ./:｀::ー ｧ l 〉 / ゝ ＜::::::｀丶 ,
.　　　 　 　 / 　 　 V:::::::::::::/ //　ゝ　 ｀丶 ＼::::::::ヽ
　　　 　 　 '　 　 　 ヽ:::::::ノ／ l　　　＼　 　 ＼ヽ＿::ヽ
　　　　　 /　　　　　　ヾ／　 　｀　　 　 　 　 　 ｀ー ､ヾ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　できる夫の従者を呼び捨てにし、関係性を匂わせながら答える。

　　　　　　　　　　　　　　　実際のところ。少年従者から主人の話は当たり障りのない事しか、聞くことができていない。

　　　　　　　　　　　主人を他所に淫蕩へふける程度には落ちているが。まだ、積極的に売るほどにまでは屈していないのだ。

　　　　　　　　もっとも。アルトが知るできる夫は総じて、貴族として被った仮面の表層をなぞる程度で露呈したところで意味はないが。

　

3347 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 22:51:41 ID:Vx6ilr78

　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　／￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　　　　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　 　　　　　/　　　　　　　　　 　 　 ＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 　/　'´￣`　　 "￣￣`　　　 ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 l ;::ィ=ミ　　 　ｨ＝ﾐ　　 　　　l
　　　　　 　　　　　 　　　　|　　´"'　,　　　　""　 　　　 |　　　　ああ、なるほど
　　　　　 　　　　　　　　 　l　　　　 ヽ　　　　　　 　 　　i
　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼　　　､__,＿_,　　　 　　丿　　　　よく気が利くし働いてくれるでしょう
　　 　　　　　　　　　　　 　　　＼　　　　　　　　　／
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _,／ / i! :　 　 .:　/ ﾍヽ､　　　　　
　　　　　　　 　 _...... .-.:::::´::/:::::/　 ﾍ､　　　 /　　l:::::ヽ､、
　　　　　　 ﾊ´::::::::::::::::::::::::/:::::::l! 　 ／i　　 /　 　 !::::::::l::::::｀::.-　... _
　　　　 　 ,':::!:::::::::::::::::::::::/:::::::::l;:!／:! .,L __ﾉﾍ 　/!::::::::::l:::::::::::::::::::::::::｀::ﾊ
.　　　　　 i:::::l::::::::::::::::::::/:::::::::::l;:;:i＼＼i ! ﾉノヘ//::::::::::::l ::::::::::::::::::::::::/::::!
.　　 　 　 l::::::l::::::::::::::: /___:／::i;:;:;! 　Y⌒Y　　/;:i｀ヽ::＿_! ::::::::::::::::::::/:::::::!
　　　　　 l::::::::l::::::::::::::::::／::::::::!;:;:;l 　:L::_ﾉ　 /;:;:;i:::::::::＼ ::::::::::::::::::::/:::::::::l
　　　　　 |:::::::::l:i::::::::::::::i::::::::::::l／;ｌ 　,':::::',　/＼:;i::::::::::::::/::::::::::::;':::/::::::::::::l
　　　　　 |:::::';:::i!::::::::::::::l:::::::::::l;:;:;:;:! ,':::::::::',/;:;:;:;:;i::::::::::::/::::::::::::/::/:::::::::::::::l
　　　 　 /:::::::ヾi!::::::::::::::l:::::::::::l:;:;:;:;i,':::::::::::;i!;:;:;:;:;i::::::::: /:::::: i:::/::/:::::::::::::::: !
　　　　 i::::::::::::::::';:::::::::::::l:::::::::::!ヽ;:;:i::::::::::::j;:;:;:;:; ｲ:::::::/::::::::::l/::/::::::::::::::::::::i
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　　　　　　　　　　　　　　　　挑発的な、試すような言葉を無視してできる夫はただアルトを称えるに留める。

　　　　　　　　　　自分の益のために見捨てた彼については、いくらか補填しなければと考えを案をいくつか浮かべておく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　――――その一つは。今、眼の前で値踏みする赤髪の少女を贈る事だ。

　

3348 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 22:57:21 ID:Vx6ilr78

　 　 　 　 　 ///////////////////////////////ミ､,...::-‐=＝‐-:..､
　　　　　　　/////////／///彡≡≠=ミ､ヽ∨///＞'　　　 　 ＿...　=‐-｀ヽ
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　　　 ,ィ ¨二ﾆミヾﾐ;=､/　,ｨﾁ'"´,r:､fヽ､__　､ヽi´'う＜//////i　　　　ゞ、　　　＼＼
　　 /　 ,ｨ彡二ﾆ= (`_ ゝ　 ., γ {　ヽ;;;ﾊ ヽ ｀ヽ｀ヽ////////}　　 ,ィ彡'　　　　　}　ヽ
　　;　ｨ ',.ィ///////7ｲ.;　 / ﾑ.　ヽ　 ＼}　ヾ:ヾミz､＼//,ｨ7/l!,ｨ彡'　　　　　　　/　 ﾉ　　_...._
　 .j' ,ィ　{/////// ,':f ﾊ .f　i`ﾞi､　 ヾ=- ヾミ､ヾミﾆ二.三ｧ'/ﾀ"´　　　 　 　 　 / ／ ,ｨ'", -‐-､ヽ　　　　　＿
.　;'　ﾊ{　ﾏ/////ｉ :ｉ :|:i l! i! ﾊ　',ﾍ.　 ＼ ￣7ｰ＝=-ヾ　∨//　 　 　 　 　 　 r' / ／ ／　,... -=ﾏヾ¨”￣　　￣¨ﾞ 丶
.　i　{:::ﾊ　 ヾ///:| :| :i!{ーtﾊ=-､ヾ＼、_ ミｨ≦爪}i! .i! }　ヾ/　　　 　 　 　 　 { （｀ヾミ≦´__.．-‐=＝'~￣　￣ﾟﾞ　ｰ=ミz､
.　!　i､::::ﾍ　　ゞ:/ﾊ.i :li､ヾミ,ｨ'f亦ヾ＼｀ｰ/f:ri::j 》ﾘi　}ｲ　　ﾊヽ　　　　　 　,ｨﾁ¨＞-=:.．＿...-‐='　¨　￣　¨ヾミ､¨ﾞ　ｰ=ミz､
　 ､. ﾏ､:::へ　　ヾミﾊ i､ヽﾊヾゞ斗　　｀ 　 ゞ='　 ｲ;ｲ :i!　　; :i､ ｀ ｰ--‐ ' _．＜_.,ィ彡'　　　　　　　　　　　　　 ヾ:＼　　 ｀}}ミz､
　　ヾ ヾヽ::::::ヽ､ ｀ヾﾍ ﾊ ヾミz､　　　.:　　　　　 j/ﾉ　i} 　 i､i}､｀ ｰ--=＝'　　　　　　　,ィﾁ爪丕二ﾆ=-　―=ﾆミz､ﾑ　　 ji　 ヾ､
　　　 ゞミ≧､:::ヾミﾆ=ﾏ ﾊ､ 爪　　　＿. ,　　 ／ //　ﾊ　 :} ﾉ､ヽ　　 　 　 　 ,..-‐=ｧ≦彡'　｀ﾞ¨　¨`ヾミz､　　　 ヾv､ﾊ　ﾉ'
　 　 　 　 ｀ヾミ､::ヾ:::ヽ》､ﾊ ゞﾎ＞､ ｀ ´　.／,ｨi'//　/､i　人　ヾミ=ｰ　-‐=彡'´ ¨￣￣　¨二ﾆ=‐-...､ 　｀ヾミx､　　ヾ ﾊ
　　　　　　　　　ヾ;:;r（:..:.ゞﾘ{　ﾏヽ:.:ゞ≡彡'ゞ′ヾ /:..:ﾉｨｰ=＝ミﾆ=― '"´　　　　,ｨ彡'　　　　　　 ¨`≧z､ 　 　 ヽ　　}: ',
　　　　 　 　 　 　 {{:..:ゞ¨´:.{ヽ､ ﾍ j､/　,　 ＿　/ノ　｀}:..:..:..:..:..:.:.>=-ミz､　‐=彡''　　　　　　　　　　　 ｀ヾミz､＼　 ヾ i　:}
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　　　　　　　　　{ミzzzィilゝィﾘー､,:fxjz､　　　　 ヽ　/:..:i:..:..:.＿:.＼;ｲ-=≠､:..::＞　　　｀ﾟヽ､　 ｀ヽ　､ ｀ヽ　　　i} ﾔ i!ィハ :.､
　　　　　　　　　ヾミ三彡{:{_/i ./v｀ヾミ三ミ､　　　{＼:.:!､:/:::::::::ヽﾉ::::::::::::::}<"　　　　 　　 ﾊ　　　),ﾊ　　 ヽ　ﾉ ,ｨﾊ} j}　ﾊ　',
　　　　　　　　　　　　　`ヾ 〈ﾑjl:〉/　//　,ｨヾミ､ 　i:..:..＼{::::::::::::;::-‐:＼::::::::｀ヽ　　　　　　_}},.ｨ彡' ヾ}ヽ　　 〉 ./ﾊﾉ,ｨｧ　 }:.　',
. ,　-‐―-=．､　　　　　　 ∨〉i/∧ // ,ｨiXムﾏﾊ　ヾ:.::.;人ﾆ-､ｉ::::::::::::::::＼r'"´　　　　　　ﾉ'　　 　 ,ｲ　}　 /　,ｨ彡'/N　 i!:i　:i
　＼　　　　　　｀ヽvヘ　　 }j::i:l/　ヾﾑiタr'　,ｨﾊilｷ 　 /ｰｷ,ｨiﾁ':＼:::::::::::::::;:::ヾｰ､　　　　　　　　　,ｨ::::ヽi　/／::::///�Y　ﾉ }　i!
　　 ヽ 　　　　　 　ヽ､ ＼ j//:i､　/Ki!'　 .,ｨｹ':::ﾏi!　/　ｨ':.:{:..:..:..:..:..:i､,:::::-‐:::::¨´`ゝ、　　　　　／::::::::::::}／::::／///�W,ｲ　j　i|
　　 　 　、　　　　　　　　//j;ｨ〉 / :}xi　 /N:::::::::ﾍl/　　{:.:.:ゝ､:.::.:..:..:/ヾ::::::::::::::::::::::::::ﾞ＞､＿／:::::::::::／:::;ｨi"/////�X /　,'　ﾘ
￣　¨`ヾミz､　　 ,. -―ｧ','///ハ　lXi!　Ki´:::::::::::j!　　 ﾊ:..:/ｰ'ヽ､:./｀ヽ ＞､::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::////////�X./　/　./
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／　〉ｰv'¨￣＞ｨ"´ ∧ ,ｨ彡'//{|Q|x､:K|:::::::::;ｨi彡v'::;ｨ／::::/ /　　 　 |:　 　 　 〈　　　i　　　ヽ;:::::/　　 　　､｀＜´
￣|￣�Y　／::::/　　; ,:':::::::;ｨ彡' |X|ヾミN≦彡':::::::ﾊｧ':::::::::/;ﾁ､　　　,ｨ!　　/´　　〉 　 :|,..‐=彡'ヾ'ﾑ　　　　　　　ヾ＼
　 |　 :||ヽi:::::::/　　 i i:::::::/ヽ　 ._|X!:::::::::::::::::::::,ｨ彡'′｀ヽ/　　　`¨"´ {　 /r==､ｨ'‐=彡'　 　 　 　 ﾊ　 ｧ．.._｀ヾｰ、＼｀ｰｭ
`ｰl　 :|| ﾉ:::::::ヽ,　　| ｌ::::::|、　 　 ﾏﾑ::::::::::::::::/�Y｀ヽ　il/　ヽ　　　ヽ　 ｀ヾv'　 　 　 　 　 　 　 　 ,'　 i ﾉ　 　＼＼ ヽ..二ﾌ
ｰ=彡'iﾏゝ:::::::::{　　 l ヽ:::| ヽ　　　ﾏﾑ:::::::::::/N/　　 ヽ|　　 ﾊ　　　 }　　 :}-‐=ｧ　　　　　　　　　 i 　 ´　　　 　 ＼)
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　　　　　もちろん。アルトが欲しがるかは定かではないし、逆転した男女の関係性から雌奴隷を飼う事は常よりも異常な性癖だ。

　　　　　　　　ただ年の頃からすればアルトと近しいと言う事もあって、嫁として世話するのも選択肢としては有りではある。

　　　　　　　　　　　　　　　　そのためには我の強さも隠そうともしない嗜虐心も、邪魔になるのは明白だ。

　

3349 ：名無しさん＠狐板：2025/03/23(日) 22:59:47 ID:sayifHY5

できる夫なりに補填はしてあげないととかは考えてやるんだなと

3350 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 23:00:11 ID:Vx6ilr78

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ´ ￣￣￣ ｀　 、
　　　　　　　　　　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　／　　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　/　 　 ー―::::::::::::::::::::ー―::::::::::＼
　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　 /　　　 ,ﾆ===ミ　　:::::::::,ﾆ===ミ::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　/　　　 （　 ● 　）::::::::::::（w�@w）::::::::::::::::::l!
　　　　　　　　　/ 　 　 　 ≧==彡:::::::::::::::: ≧==彡::::::::::::::::::l!
　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　く:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|!
　　　　　　　　　{　　　　 　 　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}　　　　ですが、粗相をしていないともかぎりませんね
　　　　　　　　　,＼　 　　 　 　　 ー -ｴｴｴｴｨ:::::::::::::::::::::::／
　　　　　　　　 （ 　 ＼　　　　　　　　　::::::::::::::::::::::::::::::::／⌒Y　　　今宵――アルトの普段の様子をお聞きしても？
　　　　　　　　　＼___人＞ 　ｰ‐　　ｰ―　 　―一 ＜/　　イ
　　　　　　　／　　　 Y .＼　 ＞　　　　 　 　 ＜　,／T¨　　＼
　　　　　 ／　　　 　 ∧ 　 ＼ 　 　 ≫≪ 　 　 ／　 ,'　　　 　 ＼
　.　　 ／　 　 　 　 　 ∧　　　＼／ 〉　〈 ＼／　　 /　　 　 　 　 `　 ､_
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――だから、手折るとできる夫は決めた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　嗜虐を被虐へ。支配を隷属へ。女主人を女奴隷へ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　躾け直してやろうと定め、彼は長女と末女の両名へと問いかけた。

　

3351 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 23:01:27 ID:Vx6ilr78

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{ニニ=‐　　‐===‐　‐=ニニニ.∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞''"-===-　　　　　　 "''＜ニニ}
　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　／　　　　⌒“''*､　　　　 ＼ニ|
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　/　　　　　　 　 ＼　　　　 `、 /
　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　/　/　　　　　　　　 　 `、　　 　 ∨/
　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　| 　 ∨/　　∧　　　　 V /
　　　　　　　　　　　　　/　　　　　 　 |　　　　 |　　 ∨/　　　　　　 　 V
　　　 　 　 　 　 　 　 ‖　　　/　　　.|　　　　 |　　　 '，　　　}　　　 　 }
　　　　　　 　 　 　 　 |i　　　/　　　　|　　　　 |　　　 　 　 　 |　/　/　ﾊ
　　　　　　 　 　 　 　 |i　 　 |　.|　 　 !　　 　 人　　　 | 　 　 |　 ／　/ }
　　　　　　 　 　 　 　 |i　 　 | 从　　人　　 　 | ＼　　.!　　　.|／　 ./|
　　　　　　　　　　 　 八　　 | xr＝ぅぇ ＼　 　 r＝＼ |　　　.′　 /. |　|
　　　　　　　　　　　 　 /＼.∧ゝ乂ｒソ　　.＼　| Vｒ ソ　　　 /}　／　.|　|
　　　　　　 　 　 　 　 /　　.＼'， ¨´　　,　 　 ｀　 ¨¨´ |　　 /ﾘ　|
　 　 　 　 　 　 　 　 /　　 ハ ∧　　　　 　 　 　 　 　 |　　／　 |　　 |　|
　　　　　　　　　　　/　　/　 }　 }h､ 　　(　　　,　 u　..ィ　 ′　　|　　 |　|　　　　　え、ええ……はい……構いませんわ
　　　　 　 　 　 　 /　　/　 /|　 |　 ｝ｈ､　　　　。r≦.　 /　　 　 |　　 |　|
　　　　　　　　　／ r.＼　 /..|　 |　rく　 |　　´　　　　| / 〉　　　 |　　 |　|
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　　　　　　　　　　　＼_}: ｰ=ﾐΝ: : :| :ｱ⌒]/　 　j抖r从ト}
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　　　　　　　　　　　/ /: : : 圦^|: : /,　　 Vｿ　　　　: ::L々 ｝
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3352 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 23:06:03 ID:Vx6ilr78

/////////:/　,' i　/　./　 :i　、　　 ヽヽ ヽ ｀ .、∨//ヽ
///////,' /　/　{ :i　.,'　　 }　:ﾄ.　　ヽ､ﾏi、}　 　ﾍ}////∧
//////i.{ ,' ; ; ;　ﾏ:{　{　　 ;ﾊ_」ﾊ　　; :iﾊｻﾘ　　}:iﾉ//////}
//////{ i　i {ﾊ　 ヾ!,.i-‐ ｻ ,}ﾉ｀ }　 :i }ｨ才}}　,ｲ }l////彡'
/////N i!: ﾏ:､ﾊ 　 ヽﾏ,ィ≦ミz､i!　 jｨ:ﾁﾉｲ　ﾉ,jﾉ'"~´
∨///iﾊ ヽ 乂､ゝ、 ,ｨﾏﾊ:;j:{ ヾ :l　 ﾊゞ'　{ｨﾁ }
　ヾミ/´ﾊ ＼　从ミ=-ゞゞ≠' 　 jノ　 .､　 }ｲ} ﾊ､　　　　　　　あら〜
＼ ＼ /　ゝ=ﾄ､ヾ｀ヾミﾆ=-　　　 　 　 　 ﾉ }ﾉ 　}ﾆ=ｧ
ﾆﾁゝ、∨::;ｨﾁ"¨￣　 ｀ヽ　　　　　､..ｧ ,ｲ　/　　,'::::<　　　　　それじゃあ、とびっきりのおもてなしをご用意して
ノ　　}　}/ /:.:ヽ　　　　　 }ゝ　　 　 ﾟﾞ,ｨ / / 　 ,/::::::::〉
　.i`:.i!　:ﾚ: : : : ::〉　　 　 ∧　 /ｰ=' / / /7ゝ(/::ｰ=<　　　　　お待ちしておりますわねぇ
. /:::/ 　ﾊ:._;ｨi､∧　　　,/‐､＼　　　 　ゞ/:.:.:/:::::::::::ﾉ
/::ノ　 //:/: : 7ﾊ:.｀:/ヾ彡'¨〉ミﾆ=-　　人:;ｲ::::::::ィ´
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　　　　　　　　　　　　　　　自ら巣へ飛び込むとは、とほくそ笑みながらクザクが甘ったるい声とともに頷く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　嗜虐の嗜好はいくつか。直接、いじめるか主従をまとめて嫐るか。

　　　　　　　　　　　　　　　　それともアルトを縛り付け、できる夫との行為を見せつけてあげるべきか。

　　　　　　　　　　　　　一度、自分が躾けてやれば姉と何があったかを聞き出すのも容易だろうと考える。

　

3353 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 23:08:29 ID:Vx6ilr78

ｖ

3354 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 23:08:34 ID:Vx6ilr78

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, ' ￣￣￣￣ ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　 　 　 　 　 　＼
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　 　 　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　 '´￣`　　 "￣`　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 | 　 ( ⌒)　 　 ( ⌒)　 　 　 　 |　　　　　それは良かった
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 i　　´""　　　　 ""゛　　 　 　 j
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ゝ 　 　 　 '　　　　 　 　 　 ／　　　　　では、楽しみにしていますね
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼ 　 ' 二 ￣　　　　　　ヾ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,` 　　　 　　　　,.ィ´　/::＼...─────────┐ 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　　, ´　 ﾞ'ーイｼ″／ 　　／:.:.:.l:.:.`:.:.....///////////////}||ｌｌ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,.．'´ 　　　＼ ヽ,.イ　　　/:.:.:.:.:.: l .:.:.:.:.:.:.:.:｀　ｰ- ､///////:}||ｌｌ|ｌｌ|}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　ノﾄ_,ﾉ┘.∧　　/､:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.ヽ///// }||ｌｌ|ｌｌ|}
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /￣￣ヽイ:l: :ｲ!ﾊ///　 ヽ./:.: ＼:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,':.:.:.:.:.:.:.:. '/////}||ｌｌ|ｌｌ|}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣￣｀ヽ/:.:.／:.:.:i:l//i:　 　/: : :.:.:.:.＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,':.:.:.:.:.:.:.:.: :.:'////:}||ｌｌ|ｌｌ|}
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /.:.:.:.:.:.: : : /iく.:.:.:.:.:.:!l//! 　 /:.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ///}||ｌｌ|ｌｌ|}
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　　　　　　　　　最後に残った姉妹を味わう算段をつけたできる夫は、隣に座るミクへ愛を囁きヴィーラの腰をなでつける。

　　　　　　　　　　　　　　しっかりと支配下へ置かれた女たちは、如実に顔を赤らめ伏し目がちにうつむく。

　　　　　　　　　　　　　　二人が自分へ従うことを満足そうに確認した後、はたと眼差しを空へと向けた。

　

3355 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 23:10:30 ID:Vx6ilr78

'´:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;:;.:,:;.:,.:.:.:.:〈　　　　　　　　　　　　　　　 ,:ﾞ: :ﾞ:,　,:´´,∴,,ﾐ;';';';'＾ﾐ,: :
ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾐﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;:;.:,:;.};'＼.:.:}};';';';';/;';';';'爻;';';'.:.:.:.:〈　　　　　　　　　　　　　　 ,:ﾞ: : : : ﾞ:,，：∵∴ﾐ;';';';';''ﾐ: :
ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ＼ﾞ;ﾞ; ;＼ﾉ{ﾞ;ﾞ;';}_/廴／￣ //ミ:;.:,.:.:.:.:.:.:） ,:':,　　　　　　　　　,,、　｀,ｘXﾐ;ﾐ;ﾐ＾∵∴∵'ﾐ;';';'^'ﾐ
＿＿爻＼:;.:,. } }ﾞ;ﾞ;ﾞ}::::／;';'＿_//＿ﾞ;ﾞ;ﾞ;:;.:,:;く,,;'´ ｀:,　　　　　　　,:": ﾞ:,ｘXﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;'´´∵∴∵;';''´´`ﾐ
¨¨¨¨¨二:::＼//ﾐ;'/:::/ ／:／￣丁⌒;';';';';';';';'}´´｀＾:,､＜￣￣￣＞x、;';'ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾞ´´｀'∵∵;';';'´`｀｀'
　 　 　￣＼　＼/:::└':／∧　　乂;';';';' ; ; ;ノ’,´''／＼　＼＿／　／＼;'ﾐ;ﾐ;ﾐ;'´´ ｀｀'∵;';';''´´j｀｀
´"´"´''ミx　＼::::::::::::::/　/　'. |￣￣￣｀/.:.:.:.:.:У＼＿＞''´＿｀'＜＿／＼ﾐ;'´´´ ｀｀｀∵;'´´j此j
: :.:.:.:.:;';';';';';'ミx,|::::::::::/　/　　',|.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.ﾐん 二Ｚ＾_／ﾞ||:::＼__ﾍ,二二ﾊ;´´´｀x小x ∵jﾋ批批
　. : :.:.:.:.:;';';';';';';ﾞﾐ::::::|￣ |￣|｀"|￣￣: :ｉ￣￣;';|┬‐:√Ｖ￣ ||.:.:.:.||Ｖハ┴┬|⌒x爻小爻ｘﾋ批ﾋ泌
: .　　. : : ;';';';';';';';';'ミ,　　ｉ　 |　 ｉ: : : : : :ｉ　　　*|┴‐:|二|‐┬||:.::.:.||┬‐|┬┴|ｘ爻ﾝ)水ﾝﾂﾋ批泌貅
;';': : .　　. : :;';';';';';';';'ミ　 ｉ　 ｉ　 |,､-=ﾆ⌒¨⌒¨ﾞ|┬‐:|冂|: ::|::||,､,-||.:|.:. |┴┬|父i爻j小爻ﾋﾋ泌貅貅
;';';';' : . . : :.:;';';';';'ﾉ￣￣￣￣厂ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;|┴‐:|凵|: ::|:;||:;.:,:;||;'|ﾞ;ﾞ;|┬ﾐ;ﾐ;ﾐ;ﾐ;ｘ〜〜〜〜〜〜
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.:_:_[]_:,,:::丁丁丁丁丁丁丁丁ﾟ;ﾟ;ﾟ;ﾟ;∴;：∴：∴：|＿|:|凵|‐┴||￣ ||┴‐|:|＿＿|⌒つ∴： ‰‰*‰*
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ｉ　{￣}　ｉ￣ 〕,)ｉ¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´___ノ}＿ヾ;:ﾐ:￣￣.:.:.:.:.┌‐‐‐‐┐　　 {.:.:.:.∵fj)ﾐfj)ﾐ℃*‰*‰‰
¨¨万¨¨¨¨¨´　|vv￣￣￣￣￣＿,,彡''´|''""´.:.:.:.:.:.:.:.:.:,､ﾆﾆﾆﾆ､、: : : : ￣ﾐﾐfj)ﾐfj)ﾐおゞ℃渋いい
ｯ‰％‰％‰％％｡￣￣￣￣__,,..､丶´.:.:.:.:.: : .　　　　`‐──‐'　　　　　ﾐfj)ﾐfj)ﾐ刈i:i:渋‰8狄8
(D)狄(D)狄(D)狄(D)狄'"'"'"'"´.:.:.: : : :.:.:.:.:.　 . :.:.: : 　(￣⌒⌒¨¨)　　　　　｀""""ﾐ渋‰8狄狄狄
狄(D)狄(D)狄(D)※淡※淡‰o｡.:.: : .　 . :.:.: : . 　　　　｀""¨¨¨"´: : . .　　　 　 　 ‰狄ﾟ炊b狄ﾟ炊
ﾋD)狄(D)狄爻※淡※淡※淡‰.:.:.:.: : .　　.:.:.: : .　(￣｀"""´￣￣)　　　　　　　　 狄ﾟ炊‰狄ﾟ炊
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　――――グラデーションが薄れ、ゆっくりと空が黒く染まっていくのが見える。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　夜の訪れがまもなく。

　　　　　　　　　　　　　　　　それは、できる夫が館の支配を完了するまでの僅かな猶予であった。

　

3356 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 23:10:48 ID:Vx6ilr78

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞　　´　　 　｀　 　 ＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿_ﾉ, ;　ゝ、__　　　　　　　　　　　 　 ｘ-､＿___
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ヽ_}　|　ト 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　(::::::)　)｡　　　　(―‐---)。　　∨　　　 ,'　 ゝ､┴┴〈　　　ｆ己
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 '　 　 ｡と : : : 　 　 丶　 　: : : : : :ﾟ｡　　　　　　　 ヽ.　　　　　　∨　,拒}
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣　T r-､　　 　 　 　 　 　 　 ｘ--　‐‐　= ､　　　　　　 　 　 　 　 ∧　　　　 　 〉 ｆ己
　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
　　 　 　 　 　 　 　 `己({/､_　　　　 ,:^ 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 ,' 　 　 　 : :|
　　　　　　　　　　　　　 ////≫zzzz　 　 　 　 .＞ ､　　　　　　　　　　　　　　　,.　-←―――,'　　 　 　 : :
　　　　 　 　 　 　 　 　 '　｀ー≪///　　　　　 ´￣ ｀¨ゝ、: : : : : : : : : : : : : : :／　　　　　 　 　 ',　　 　 　 : ;
　　　　　　　　 　 　 　 '　　　　　　{＿,.　 イ　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,'
　　　　　　　　　　　　 ｌ　　　 　 　 |　　 　 　 　 .〉 　　　　｀　ー　　　 -‐　´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _/
　　　　　　　　　　　　 |　　　 　 　 | 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',　　_　 -=ﾆ二
　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　ﾘ　　 　 　 ./　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',´
　　　　　　　　　 　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿__/　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽー--　　　_　　　　　 　 　 _　.　　--一'/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
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　　　　　　　　　　　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　
　　　　　　　　　(⌒)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『百合園館の黒薔薇』　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (｀Ｙ´)
　　　　　　　 (⌒※⌒)　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 貞操逆転ファンタジー　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (⌒※⌒)
　　　　　　　 ｀'(__i__)'´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 調子に乗った悪雌を解らせろ！！　　　　　　　 　 　 　 　 ｀''(___)''´

　　　　　　　　　　 ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　 ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ


　

3357 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 23:11:56 ID:Vx6ilr78

　ﾟ　!|　　　　o　　　i|　　　　　　|i　　　　　!|　　　i　　　ﾟ　　　　!　　i　　!|　　　　i
　　＞＝ｰ- ､-----------o----------------------------------ﾟ-,------
／´/ !j　 　 　 `ヽ､　!　　　i　　　　　i　ﾟ　　o　　!　　　　!　 　 　i　　|!　 　 /　ﾟ
　 / i|　　　　ﾟ　 　 i ＼　 　o　ﾟ　　　　　　　　　　　ij　　　　　　　　　　o　/ i 　　c
　/ 　　　i　　　!j 　 　 i∨二二二二o二二二二二二二二二ﾟ二二二二 {二二二二
.7　o　　　　J　　　| 　 { ｉ: : : : : : : : : .／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }: : : : : : : : : :
i|　　　　 　　　i　　　u　 !1 : : : : : : ./　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨: : : : : : : : : : :
　　ij　　　u　　　　o　　/ﾘ : : : : : :./　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ', .: : : : : : : : : :　　　　>>3353はミスです
　　　　i　　　　ﾟ　　 　 ソ': : : : : : ,　　　　{ ヽ{　　 　 ＼{. 　　}　 　 |　',: : : : : : : : : :
.{　　　　　　　　u　　ｒ./'1 : : : : :./ ,　　i　!　　●　　　● 　　|　/　.! .: : : : : : : : : : :　　　　本日はいじょー。次回、クザク編
.l,　i|　　　　　o　　 // ./: : : : : / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i.: : : : : : : : :
ハ 、　U　　　　　//u/ : : : : :.// .{　　込　　　　　ω　　　　　/　/　　 ',.: : : : : : : :　　　　前フリはこんな感じですが、アルトくんの嫁になるわけじゃないので
,'　　　　　　 ヾ￣下=' : : : : : { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',..: : : : : : :
{　　i　　　　　!　　　u＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　　　独占派の方はご安心くだされ
　　　　u　　　　　　　　 `ヽ二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
　o　　　|!　　　　　　i|　ﾟ o ∨ ./ / ././　.//　//　/./　// 　/./　 /./　/./ ././　/
　　　　　　　u　　　　o　　　 ∨./ ././　.//　//　/./　/./　././ 　/./　/ / ././　/
　　　|!　　　　　　　　　　　　 ∨ ./ /　//　/./　/./　// 　/./　./ /　/ / ././　/./
　ﾟ　　　　　　 ゝ　ij　　　 　 , ｲrｰ-＜// ./ /　/./　/./　././　././　/ ./ ././　/./
　　　　　　u　　` ､　u　 ノ'´ ﾘ￣ヽ　ヽ / /　/./　/ /　./ /　/ /　/ ./ ./ /　/./
　　　　　　　　　　ﾑ　　　　　/-､　 ｌ　ﾘ＿_ 　 　　 /　 / /　/ /　/ ./ ./ /　/./
　　し　　　　　　　 ',　　し　./ 　ﾑ　l'ヽ 　 　　￣￣￣￣　　'''''''''''''''　ー―　---
　　　　　　　ij　　　１　　　　　u ﾑ　ｌ　} 　　ﾟ　　　　　　　　ij　　　u　　　　o
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　　　　i　　　!j 　　／ﾍ､　　　 ,ｲ／ /　 　i|　　　　 　　　i　　　u
　u　　　　　　.-‐'´　　 ,' ￣"ﾟ /'＼/　　　　　　　　　　　　　o　　　|!　　　　　　i|
　　　　u　　ij　　　u　ノ　　 ／　 ﾉ　　　　　し
　　|!　　　　　　　　　　 　／ 　／!　　　i　　　　　i　ﾟ　　o　　!　　　　!　 　 　i　　|!
　　　　　　　i　　　!j　 ／ 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　ij　　　u　　　　o
　　ij　　　u　　　　,,／ o　,ｨ'ﾆ,,,!　　　　　　i　ﾟ　　o　　!　　　　!　 　 　i　　|!
　　　　u　　　 ノ'"´　　　　 　　ｿ
￣し ''ｰ-- ﾟ ｲ


　

3358 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/23(日) 23:12:47 ID:Vx6ilr78

　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　 　 　 　 　 　 　 　 ,　: ´　　　　　｀Ｙ⌒＼
　　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　 ∧::::::::::ヽ
　　　　　　　 　 / 　 :i　{ 　 　 :{:i{: 　 ∧:::::::::::}
　　 　 　 　 　 ‖　 |:| ∧　　　N:V. 　 |`ｰi:イ
　　　 　 　 　 ‖i|　从＼{＼　 { ヽV　||　 i＼》
　　　　　　　　{　i| :{ィ斧ミ:､ ＼'z斧ミ,ﾘ　,:}　｝　　　　　アルトがどうしたいかは、オチの部分で……！
　　　　　　　　 V从{.{匕::::}　　　匕::::} } // /}
　　　　　　　　　{＼{　`ー'　　　 `ー'.厶/ /:ﾘ　　　　　では、まーた次回ーー！
　　　　　　　　　乂个s｡ __(_人_)__ ｡イ彡'=个:､
　　　　　　　／　丿.} / i|ノ＼／ヽL　i{ (__､　＼＼
　　　　　　 { :{　`ｰ匸ら/ X不`:<ﾄ､:＼ゝｨ"＼　 Y )
　　 　 　 　 N＼　 ゞ=ﾑ/::::::：::::::::＞=ﾐ＼　/ ｝ ,ﾘ´
　　　　　　　　　 )人{　/::::::::・::::::〈///∧<つ.从(
　　　　　　　　　　　　辷ｚ_／＼_z∨//,ﾉ
　　　　　　　　　　　 /:::‖__乂_∨:::`=<
　　　 　 　 　 　 　 〈::::‖∨/|　 V::::::::::}
　　　　　　　　　　　 ` :i{　.V/!　 .V_彡'
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 �Y!　　 Vﾊ
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 凵　　　凵


　

3359 ：名無しさん＠狐板：2025/03/23(日) 23:17:04 ID:G7US2Z80

乙でしたー

3360 ：名無しさん＠狐板：2025/03/23(日) 23:23:30 ID:O58gX73H

乙でした

3361 ：名無しさん＠狐板：2025/03/23(日) 23:33:22 ID:sayifHY5

乙ー

3362 ：名無しさん＠狐板：2025/03/23(日) 23:59:52 ID:yeElVpNz

乙でした

3363 ：名無しさん＠狐板：2025/03/24(月) 00:28:42 ID:eE0+MCn1

乙

3364 ：名無しさん＠狐板：2025/03/24(月) 08:54:25 ID:nQ6xy5AU

乙です

3365 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/28(金) 23:39:37 ID:zebr75tS

　　　　　　　　　,.　-――‐-...、
　　　　　　　　r.:::::::.:.:.:.: : : : : : :｀,
　　　　　　,/::::::::_;::==＝＝＝=〃､
　　　　　　{:::::ﾒ´　 　 　　{　　　　　＼
　　　　　/吊´　　!　　　　',　　- i､　　ヽ
　 　　　　/　 　　i　l　　{.　 ＼　 | ヽ　 ｀
　 　 　　/ 人　　l /レ ﾄ､＼|　＼|＼|　.|
　 　　　,　 「ヽ,' ﾉ/　∩'　 　　∩'　 }　 |　　　　乙、コメントありがとうございます〜！
　 　　/　/ ヽい j　　Ｕ　　　　Ｕ　　l　,'
　　　/ ｲ　 　 　ｲ　　, ,　 　　　, ,　.j　(　　　　　一週間ぶりに、のんびりと投下をしていきまーす！
　 　// {　 　}　八　 　　　ワ　　　,.ｨ　｀､
　　{ {　 ﾄ　 ( 　 ｀≧＝t==r-ァ;＜乂　　!
　　ゞ=ｲ　＼　 　,'::::~乂ﾊ入/ﾇ:ヽ、　　 l
　 　　/　　　/　/::::: ,'.:::::::iヽゞﾉ';::::.!　　/
　　／　/ ／/ /::::: /.;:;:;:;:|:;:;:;j;:;ﾉ;ノ::､　|


　

3366 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/28(金) 23:39:52 ID:zebr75tS

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞　　´　　 　｀　 　 ＜
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　(::::::)　)｡　　　　(―‐---)。　　∨　　　 ,'　 ゝ､┴┴〈　　　ｆ己
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　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣　T r-､　　 　 　 　 　 　 　 ｘ--　‐‐　= ､　　　　　　 　 　 　 　 ∧　　　　 　 〉 ｆ己
　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
　　 　 　 　 　 　 　 `己({/､_　　　　 ,:^ 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 ,' 　 　 　 : :|
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　　　　　　　 (⌒※⌒)　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 貞操逆転ファンタジー　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (⌒※⌒)
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3367 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/28(金) 23:43:28 ID:zebr75tS

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　ヽ:＼:ﾍ 　´￣￣｀　　 jﾊ: : :i￣ : | : : : : ヽ
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　　　　 　 　 　 　 　 ∧//: : l.: :..: :|: : : : : : : :ﾊ　　　　　とっても素敵なものを見せてあげる
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　　　　　　　 　 　 ｲ: : : :/: / : : : : |: : : : : : : : : :　　　　だからぁ、ここから出てきちゃ駄目よぉ？
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　甘ったるい香水の香り。にやにやとした嗜虐的な笑み。

　　　　　　　　　　　なれるほどに味わった二つはアルトの体をそれだけで縛り付け、期待を胸と股間へとたぎらせる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから彼は、渇ききった喉に生唾を流し込んでから頷いた。

　

3368 ：名無しさん＠狐板：2025/03/28(金) 23:43:57 ID:5J+SPUvp

あっ（察し

3369 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/28(金) 23:46:00 ID:zebr75tS

　

　　　　／三三三三三三三三i{　　　　　 }i三三三三ii]
.　　　〈三三三三三三三ニ=‐人　　　　人￣　 ‐==ﾆi]
　　 　 ∨三三三三＞''"　_　 ‐=＝ニﾆ＝=-　　__　＿}!_
.　　　　 ∨/＞''"　　_ ‐ﾆ三三三三三三三三三ﾆ=‐=ミx
　　　　　 ∨　　_ ‐ﾆ三三三三三三三ﾆ=‐ ＜"~::::::::∧ ｿ
　　　　_ノ人_ ‐ニ三三三三三三ﾆ=‐ ::::::::::::∧:::::::::::::::∧
　　　 ⌒ア:::::≧=‐　‐====‐‐ ::::::::::::::::::::ハ/ 　Nﾍ:::::::::::::＼_
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　　　 ⌒::::/:::::::|:::::::::/}/ 二_∧::::::::::://　 斗ぅミx::::::ト.::::|
　　　　　|∧／ :::::::,ィf竿うぅミハ::::/}/　ｲJ:リ　 }〉::::|　}::|＼
　　　　／´.{ {　|::::: i{　乂::ツ　　 }/　u　 ｀'''゛　ノ 八:'ノN
.　　　/　　 乂 .|::::∧｀　ｰ 　　　　　、　　　::::::　/:::::|∨　　　∨
　　 /　 ／´　 ｀:::::::ﾊ　:::::: 　　　　　　　　　J 、i:::::/　　　｀ヽﾊ
　　 ,　´　　　　 |∧::::|＼　　　⊂...........つ　 ／ N:/　　　　　/ :}
.　　{　　　　　　　　＼_　ﾏ}h。　　　　　, イ　/ _/
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　　　　　　　ﾊ　　　　　}　　　　　　 }　 〉　　　　 ハ _/ 　　'
　　　　　　　 i{　 　　 .ハ　　　　　 〈　〈　　　　 ,'　 　 　 　,
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　　　　　　 　 　 ,　　　　 }////// V////////i 　　　　{/7
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　はたして、それは。よく躾けられた犬のそれに似ていた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終わった後にもらえるご褒美を期待して。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そわそわと先走りを唾液代わりに滴らせながら。

　　　　　　　　　　　　　　　　少年従者はうっすらと暗いクローゼットの中から、クザクの部屋を覗き込んだ。

　

3370 ：名無しさん＠狐板：2025/03/28(金) 23:51:24 ID:5J+SPUvp

これはもうダメだww

3371 ：名無しさん＠狐板：2025/03/28(金) 23:52:08 ID:vBnhhfaR

ひ、ひどいことに…（

3372 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/28(金) 23:53:08 ID:zebr75tS

　

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　可愛らしく飾られた部屋は見慣れたもの。そして、よく知る背中があった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アルトの喉が引きつる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　ここへ来るべきではない姿があることへ、今更ながらに己が務めを思い返した。

　　　　　　　　　　

3373 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/28(金) 23:55:40 ID:zebr75tS

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　飛び出すべきだった。けれど、躾けられた体は動かない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上位者へ逆らう恐怖ことは、本能的に叶わない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　味わい尽くしたご褒美――快楽――が、彼の足を止める。

　　　　　　　　　　やらなければならないと何度も何度も頭へ言い聞かせるけれど、指先は動かず足は根を張り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただ、期待に喉が鳴った。

　

3374 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/28(金) 23:59:01 ID:zebr75tS

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから、できる夫の従者は役目を果たさず。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから、クザクの性奴隷は言いつけを守り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　部屋の中で向き合う男女は、どちらともなくベッドへと倒れ込んだ。

　

3375 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 00:00:10 ID:hrUcz4u0

　
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3376 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 00:06:15 ID:hrUcz4u0

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　　　　　　　　　　　　　|{iiiiY|{iiiiiiiiiiiiiiiii　　ﾆ=-　　　　　　　　 　　　　 |　　　　　　 　 　 |　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　クザクの背が仰け反り、弾ける視界で天井を見上げた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『なんで？』と、疑問に思う余裕はない。

　　　　　　　　　　　　　のしかかる体が重く。イカされ続けた身体の下は、虫が延々と這うように快楽がかけずっている。

　　　　　　　　　　　その有り様の彼女に余裕などあるはずもなく。ただ、もがくように手をばたつかせるのが精一杯だった。

　

3377 ：名無しさん＠狐板：2025/03/29(土) 00:06:33 ID:M4Xd4fnu

ヤったぜ

3378 ：名無しさん＠狐板：2025/03/29(土) 00:09:29 ID:TAtsOJgV

はい

3379 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 00:11:13 ID:hrUcz4u0

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -=ﾆ￣￣　　　　　　 　　 ”“''*x
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　　　　　　　 　 　 ./　　　　　 ヽヽ　 　 　　　　　ヽ }iノ | 　 　 　 　 　 　 = --
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　　　　　　　　　　　　　　　　 　 -==　￣￣￣　　 　 ヽｌ　　　　　　 .ﾘ　(´｀=.´｝＼ 　　　　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｌ　　　　〈. 　 ｀ = ｨ　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〉　　　　 ヽ　　　 　 　 ..ヽ.
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　　　 　 　 　 　 ｛　　　 　 　 　 　　 ヽ---------　 _ 　　　　　　　 　 ヽ.｀ =　　　　　　/
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　　　　　　　　　　|　 　 　　 　 　 　 　　∨/////////////_ ,）　 〉　 　 　 　 　 　 　　｝　　　　　　ははははっ！
　　　 　 　 　 　 　ヽ　 　 　　　　　　　　 l ￣￣ ＞.、////.｀ー／　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　 ≧o｡.,,_　　　　 　 　 ヽ 、　　　 ヽ////.／　　　　　　　　　　／　　　　　　　　まるで、潰れかけの虫じゃないですか！
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼ 　 　 　 　 ｀ ＜___　 }l/.／　　　　　　　　,.　　 ´
　　　　　　　　　　　 |　　　 　 　 .＼　　　　　　 、＿_
　　　　 　 　 　 　 .__|　　　　　　 　 .＼　　　　　　　　　　　　_　,,.　 ´
　　　　　_　-==￣　 |　　　 　 　 　 　 .＼　　　　　　　　,＜ .／　≧o｡.,,_
　 　 　 ∧:::::ヽ　　　 !　　　　　　　　　 　 ｀　 ＿　,　　'　 .／　　　　　　/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　無様としか言いようのない姿を、できる夫が大げさに囃し立て嘲弄する。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　直接的な侮蔑、侮辱は正しくイメージしやすい言葉責めだ。

　　　　　　　　　　　　己の優位を疑わず。当たり前のように男を組み伏せようとしていた少女にとり、ことさらに屈辱であった。

　

3380 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 00:16:33 ID:hrUcz4u0

　 　 　 　 　 　 　 　 _　_　　　　　　　　　　　　　__
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　　　 ￣ 　,/　//　 _/　　 {　　　 ｀¨.ｒ ´￣　´　　 ／　,,..　- ≦ニニニニニニニニﾆ
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／ニニニ ￣〈__　 __/__ ニ＼＼　　 ゝ--.､´ .／ニニ／ニニニニニニニニニニニニ　　　　　　　　　　　/￣/　 　 / / /
ニニニニニニ  / / └, | [][]_.≧',　　 　 　 ＼ニニ／ニニニニニニニニニニニニニ　　　　　　　　　　  / 　 ￣￣/_/_/
ニニニニニニ ｀´　[ﾆ__ﾆ] //　 ﾆ:.　　　 　 　 ＼ニニニニニニニニニﾆ/ニニニニニ　　　　　　　　　  /　/￣/　/ ＿_
ニニニニニニニニニニニ ´｢Ｖ ) ',　　　　　　　 ＼ニニニニニニニニ iニニニニニﾆ　　　　　　　　　 ￣ 　,/　//　 _/
ニニニニニニニニニニニ )／　  ヽ　　 　 　 　 　 `''＜ニニニニニニ.{ニニニﾆニﾆ　　　 　 　 　 　 　 　 /　/＿] [__
ニニニニニニニニニニニニニニニ≧,, =-‐　´￣　　　 ヽﾆニニニニニ,ニニニニニ　　　　　　 　 　 　 　 ￣〈__　 __/__
ニニニニニニニニニニ＞ "´ ￣￣￣　　 　 　 　 　 　 　 Yニニニニニヽニニニニﾆ　　　　　　　　 　 　 　 　 / / └, | [][]_
ニニニニニニニニ ／´　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 人ニニニニニ.∧ニニニニ　　　　　　　　　　　　　　｀´　[ﾆ__ﾆ] //
ニニニニニニ＞'' ´　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 イニニニニニニニ.ﾊニニニニ　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ´｢Ｖ )
ニニニニニi´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,..:≦ニニニニニニニニニ/ヽニニニ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　)／
ニニニニニi　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,..:≦ニニニニニニニニニニ／　　＼ニニ
ニニニニニ,　　　　　　　　　　　　　　,..:≦ニニニニニ＞-- ⌒''ー―　　´　　　 　 ＼　　　 ＼人_人从_／
ニニニニﾆ/　　　　　　　　　　　,.. ＜ニニニニニ{￣´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ）　　／ （
ニニニニ./　　　　　　　,,.　イ´　　　∨ニニニニﾆ　　　　　　　`､(､ 　 　　　　　　γ⌒ヽ　  ＜.　／|　　 ＞
ニニニニ′　　　　　 ´ 　　 ',.　 　 　∨ニニニニ!　　　　　 　 　 ヾ＼ __ _ 　　 　.:i　 ヽ　:.　　  ）　　ツ　（
ニニニ./　　　　　 　 　 　 　 ヽ　　　　∨ニニニﾆ,　　　　　　　 - __ :.:ヽ__ 　 ＼ｰ::. ､　 !　l  ＜　(⌒⌒) .＞
ニニﾆ∧　　　　　　　　　　　　 ＼ 　 　 ﾏニニニﾆ',　　 　 　 ./ / Y:.ヽ´''＜:i:i: . ＼　 )ﾉ! .:;　　  ） ＼／ （
ニﾆ／　 ',　　　　　　　　　　　　　 ー-＜ ￣ ｀ヽ ニ',　　　　 /　{r_'ノ´.:.:及c��:i : : :Y /.: /　 ／"⌒Y⌒｀＼
ﾆイ　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣｀ヽ ｰ､__ ,.ィ ´ .| 　 }!　.:.:.^_ー ＜ ⌒ヾ:!_:l::jゃ
　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　.′　 （:.:ゞ':.　ｰ ﾏ　　u　.!...ｲ|!.::.:.j{::ｃ�� ＼｀ヽ　 �E : ＼
　　　　　　　　　＞:..､　　　　　　 　 {　　 　 ｀　´　　　 ー―- く!:.j!{￣ ミくヽメ:､＼j _..ﾊi : : : .＼　　　　　　　　 __人_/＼／{_
　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　 :.　　　　　 ,.　　 u　　　　　 ヽ乂ヾ＼ ＼`ー‐＾ .／.i:i:iﾊ.: : : ;　　　　　 　 ＼　　_|___ l l　＞
￣　ﾆ=‐-――ﾟ:―｡― ..i:.　　　　　　ヽ　　　 ノ　　　　　　　　　　 ＼ヽ,.ふ　≧==イ:i:i:i／. :ﾘ: : : i　　　　　　　　)　　|＿,　 （
　　　　　　￣　 ﾆ=‐…─ ﾟ:｡　 　 　 　 ｀ ￣　　　　　--､　　　　　　　 ､ｲﾊﾞ＼── イ ／. : : : :ﾘ　　　　　　 ＜　 (_乂　)　 ＞
-‐=ﾆ¨ ￣.. 　 :ー―　ー-- :＞:..　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　　　＼::.. ﾊ: : : : : : : : : : :／　　　　　　　　  ）　ｰ匕　 .（
　　　　　≧ー‐ -　　　 　 　 　 　 ＞ー----／￣￣　''　ー―――　-- ..､＼八―――― ﾞ　　　　　　　 　 ＜ 　 (乂 ）　 ＞
　　／　____... .　..＝==-- .*　一　　/`＜/ Y ヽ. -､　, -　　　　　 　 　 　 　 ＼＼`ー… 　.....　　　　　　　 　 　 }　　　ツ　 {
　　γ´　　　　　 　 　 /〃´　ニ＝'-へ〈 〈{　ﾄ/　ﾉ ｲ￣ ≧: ..､　　　　　　　　　　ヽー… 　￣　　　ヽ　 　 　 ＜　 (⌒⌒)　 ＞
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.i (il|lo｡．　 　 　 　 .ノﾙ'j:. .　　　　　 ／　 〃　　　　　＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　違うと叫ぶはずの口からは、嬌声だけがこぼれていく。

　　　　　　　　　　　　　　　自分の首、喉の支配さえ男に奪われたかのような錯覚がクザクの心を苛む。

　　　　　　　　　　　　　じわりと滲む涙を振り払うように。否定を精一杯に込めて、彼女は首を左右へ振った。

　

3381 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 00:20:37 ID:hrUcz4u0

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＜　 (乂 ）　＞　 　 ＜　 (_乂　)　 ＼
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: /' i /: :!从乂　 ＼!　:/ :ｨ芸三ミっ:ｲ7　}::/　 　|ﾄ . 　 .. ＜ 　＼／　　）.(⌒⌒).（ ﾆﾆﾆﾆ
: !　|': : cィ芸ﾐぅ,i!　　/:.-':.:.:.:.:.:.:.:.:.:./: :／ｲ　 i 　: ::.＼ . ／"⌒Y⌒.＜ 　＼／　.＞ﾆﾆﾆﾆ　  ━━┓″
: |:　＼!:.u.:.:.::.:.ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./／.:. /　 / 　 |＼:..＼ . 　 ｜　　 ／"⌒Y⌒｀＼ ﾆﾆﾆﾆ　　　　 ┃ ╋━
: | 　　:ﾄ　:..:.:.:.: 　　 _　.:.:.::.:.:.:.:.:.／´:.:.　/ イ/ 　.人　 　.:.　:. 　:|　 ,'ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ　  ━━┛ ┗━┓　 　 　 ┃
: ヽ　　ゞ ; 　　　/'´ ﾆヽ　　u　　　　／ 　／ . ﾟﾍ　 :. : 　 :　:.　　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ　　　　　　　┗━┛┣╋┓┃
＼: ヽ､_ 八　　 iY´ : : ‘.　　　　 　 ´￣７　／乂ﾉ　 }: :,ｲ: !:.　/ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ　　 　 　 　 　 　 　 　 ╋┛ ・
　 ＼:ヽ､イヘ　 ヾ _:＿/ 　　　　 ,　　 ﾌ／`ー '-　- ' _/:/: :Y: /ヽ,ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　`ー┤　:ヽ　　-　　　 　 ／　　　　 　 /　　　　　　｀ヽ､|/　 '　　　　　｀ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　　　｜　:. /ヽ　 　_. . .≦　　　　.:. 　 /／　　　　　　　　＼　　　ｕ　　　　∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　　　 　 　 !　　¨ ´: : : :⌒ヽ　 　 .: ／´. : :. ._　u:　　　　 　 ＼　　　　　　　∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　　　/ .:.　 ､　　　ヽ＿＿　 .'　　 , - ―― '　　　　　　　　 　 ヽ.　　 　 　　 ∨ﾆﾆﾆﾆﾆ　　　　　 　 ━━┓″
　 　　／｜.: 　 :.｀ｒ― '- ､ 　 ヽ＼薔});　　 　 　 　 　 ／　　　　　　:.　　　　　　 ∨ﾆﾆﾆﾆﾆ　　　　　　　　　 ┃ ╋━
　　／.:.:./ .: : :ｒ‐ ‘-―- ､ ヽ 　 ヽ. Y´　　　　　　　､　!　　　　 　 　 :!　　　　　　　Ｙﾆﾆﾆﾆﾆ　　　　 　 ━━┛ ┗━┓　 　 　 ┃
――- 　 -― tー - ､　　　　　　 ∨　　　　　u　 　 Y　　　　　　　 　　　　　　　 　|ﾆﾆﾆﾆﾆ　　　　　　　　　 　 ┗━┛┣╋┓┃
　　　　　　　　　＞　､ ｀　　　　 　 ‘. 　　 　 　 　 　 ,'　　　　　　　 ′　　　 　 　 　!ﾆﾆﾆﾆﾆ　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ╋┛ ・
　　　　　　　 ／　／　> ､　　　　　 ヽ.　　　　　　 ／　　　　　　／ ＞　　＿　-=≦|ﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　　　 ,　' 　／/　/ 　 ＼　　　　　＼ _..:.,::., 　'　　 　 u　 ／ ／　　　　　　　　　|ﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　　／　　　　　　　　 　　 ヽ　　　　　＼／　　 　　　　／　 　 　 　 　 　 　 　　 |ﾆﾆﾆﾆﾆ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　意に介すことはない。クザクが何を思い、何をしようとも。

　　　　　　　　　　　　　　　　　嗜虐の少女へ被虐の味を教え込むべく、できる夫は苛烈に彼女を責め立てる。

　　　　　　　　　　　　まずは快楽を。膣奥を、膣壁をかき混ぜて狭い雌穴を都合の良い性処理穴へと仕立て上げていく。

　

3382 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 00:31:38 ID:hrUcz4u0

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「￣　　¨　¨
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;　 | |　 　 　 　 　 　 　 | | i 　 て
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;　 | |_|　　　　　　 　 　 | | i 　 厂
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ：　 | |　 　 　 　 　 　 　 | | |　;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;　 | |　 　 　 　 　 　 　 | | i　：
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ：　 | |　 　 　 　 　 　 　 | | |　;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;　 | |　 　 　 　 　 　 　 | |　 ：
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　　　　　　　　　　  |　　　　　　　　　　　　 　 ｀　　　　　　　　|
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　　　　　　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／
　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼
　　　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それは。クローゼットの中へ隠れ潜む少年従者には、毒に過ぎる光景だ。

　　　　　　　　　　意図せず見せつける形になったが、それはそれとできる夫は彼の居場所へ目線を送りながら姿勢を変えていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　支配者であった女王が、雌奴隷の有り様をさらす姿をつぶさに見られるように。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もはや恐れる存在ではないのだと、ハッキリ知らしめるために。

　

3383 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 00:36:27 ID:hrUcz4u0

　　　　　 /　　　/　ﾑ∠／　　　　　　　　《//////, -､////////ムヽ,.
　　　　 /　　　 /　//／／　　　　　　　　 ` 《,.//'~ 　ム//////////∧
　　　 /　　 　 /／// /　　 ／/　/　 /　　 i^'''｀.　　　 ∧//////////ム
　　 /　　　　 /　 // /　　/　/　/　 /　 i ! iゝイゝ 　　　∧//////////＞
　 /　　　　　/／　| | |　 /　/__,,.. ．-‐　／ / / .|{{∨　　 ∧///////////ヘ
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/　　 　 　 /　　　 .乂r‐'　　 弋rン癶 　 /　/ '/　 .{{//∨ 　　}il////////////
　　　　　 〈　　　　 / .|／／／／/八レ'　/´,/ !　　 {{//.l　　　l////////////
ヽ　　　　　 ＼　　/ 从､_　　 　〃イ ／ / イ /　 l　l {{//l　　 l//////////／　　　　　やっ――――いやぁぁ♡
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/.　, ＼　　　 　 　 ＼/　`し'ij 　り ﾚ'／ _ /　 / 　　l ／ /.i　/　　　　　　、　　　＼
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ゝ ﾍ　　　.＼　　　　　　　　 　 ,／　.／／./　　l.-==彡' . /　　　　　　　　　　　　　　　〉　　　　　 　 __人_/＼／{_
　）八　　 　 ＼　　　,-＝＝彡 ~,／　/　 .l ／　{　　/　 /.|　　　 }} 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　 　 ＼　　_|___ l l　＞
　＼　）　　　　　ゝ　i　　　 , ' .／　 / 　　八　　ﾍ　 {　　{_,.ﾘ＿＿＿＿＿＿,.　 イ　　　　　　　　　　 )　　|_ ,　　（
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　 　　　　　　　　　 , ^ __／ / / /八´　 　i　　　ヘ　 ゝ＼　＼　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 )　ｰ匕ll 　（￣
　 　　　　　　 　 イ／,.´　 / / ,〃 ,'　　　 '　　　　　~､　`､＼　.＼　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＜　 (_乂　)　 ＼
　  ┃| |　　　　 ハ(　　　／／ // /.,　　　.'　 　　　　＼　ゝ_ }　　 }　　　　　　　　　　　　 ＼人_人从}　　　ツ　　ｒ'~
　  ┣━　　 　 ヘiゝ .／／￣ ./{ {　　 　 .'　　　 　 　 -==彡　／ー＜　　　　　　　 　 　 　 ） ｰ匕ll　　 (⌒⌒)　{
　  ┃　┳　　　 　 ／／ ,.イ￣　ヽヽ　　　　　 　　　 `ー-=´~､/ 　 ＼＼　　　　　　　 　 ＜.　(乂 ）　　 .＼／　 ＞
　　　　 ╋　　　 ／／　／　}　　　} }　 　　　　　　　　　　　 {　＼＼　 ＼`ー-､　　　　　　　 ）　　ツ　（.~⌒Y⌒~＼
　　　　 ┛　┓  　/_／　　 /　　　//　 　　'　　　　　　　　　ヽ｀二二二ヽ ＼＼　　　　　 ＜.　ｰ匕ll 　＞
　　　　　 ━┻ ／　　 　 ,. '　　　〃　　　　 ' 　　　　　　 　　　＼ 　　　　＼ ﾄ､ﾄ､　　　　　　 ）..(乂 ） （
　　　 　 　　イ　　　　／　　　　　　 　　　 .ﾍ　　　　　　　　　　　`､　　　 }} ﾉ 人ヽ　　　 ＜.　ｰ匕ll 　＞
　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼　八 ´　　｀　　 　 　 ）..(乂 ） （
　　　　　　　__ ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼＼_　　　　　　  ＜.　　 ツ　 .＞
　　　　　／　/　　_　　　　　　　　　　　　　｀　　´　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ ＼＼　　　　 ）.(⌒⌒).（
　　　　/　　/　／　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 '.　 ヽ.＼　　  ＜ 　＼／　.＞
　　／/　　/／　　 !　　　　　 　 　 　 　 　 : : : : :　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 〉 　 ＼ `-､　 ）.(⌒⌒).（
　/　/　　 j/　　　/　　　　　　　　　　　　　　: : :　　　　 ,.　-――-､＿＿_／　　　　}　}　＜ 　＼／　.＞
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　{　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　 　 　 : :　 　　{　　`　ー- ､
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　　　　　　　　/　　　　　　 　 　 　 　 　 　 : ､_,.:　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　 ┣━
　　　　 　 　 / 　　　　　　　　　　　　　　　 ´小｀　　　　　　　　　　 　 　 ＼　　  ┃　┳
　　　　　　 /　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,.　-　 -　､　　　　　　　　　　　　　　`ー、　　╋
　　　　　／|　　　　　　　　　　　　　 　 ,.' ´ ￣ ｀` ､.　　　　　　　　　　　　　　 | |　　 ┛　┓
　　　 ／ 　 !　　　　　　　　　　　　_,. イ　ミ　　　　 |＼_　　　　　 　 　 　 　 　 ! |　　　 ━┻
　　　{　　 　 '.　　　　　　　　　　　　　 |　ﾐ　　　ヾ　|　　　　　　　　　　　　　　,' .|
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　これは同時に。下に見ていた相手に自分の痴態を晒させる羞恥と恥辱の責め苦だ。

　　　　　　　　　　　　偉ぶるだけの立場はもうないのだと。女が上位にくるこの世界で、男に鳴かされる程度なのだと。

　　　　　　　　　　　　　　　それを。寄りにもよって飼っている少年へ見られる事は、この上のない屈辱である。

　

3384 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 00:40:03 ID:hrUcz4u0

　　　　　 rﾐ、＜　 　ｨililﾐ． {ilili}　{ilili} l
　　　　　 {iliﾍ'　 ミ、{ilililill}　￣! 　¨　 .l
　　　　　 |ilili‘,　　ヽ,�Yilil}　　 l　　　　l
　　　　　 {ililili‘,　　 　Vilil}　　 l　　 　‘,　 __.　　　　 　 ・━一 ､, '"￣￣　　 　 　 　 　 　 　 　 ､、
　 `　 .、 ‘ilililil‘,　　 　Vilil!　　l　　　　‘,　　 　 　 　 　 　 　 　 }　　 　 　 　 　 　 　 　 　 υ　 　 ｀ヽ、　＼
　 　 　 ＼‘ililililil，　　　Vili! 　 }　　　 　.',　　　　　　　　　　 　 ;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　゜　　ヽ
　　　　　　 ‘ilililili，　 　 .Vili.／}　　　　　‘,　　 　 　 　 　 　 　 i　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼　　　。
　　 ＼　　　 Vililiﾊ　　 　 Vil::/　/　＼　　.}　　　　　　　　　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ
　 ＿　＼　　 Vililiﾊ　　　　Vl　 　 　 　 　 l 　 　 　 　 〃ヾ￣ Y ／
　　 ￣`　ヽ 　 Vililil，　　　 `’　　ミ　　 　.}:　　　　　／　 　 　 ,′,　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ゜
　　　 　 　 `　　Vililil，　　 　 　 　 　 　 　 !: 　　　／　　 　 　 ,′　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ
　 `ミ、　 　　　　ヾilil，　　　　　　　　 　__　￣ア´　　　　　　// i}　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼人_人从／
　 ￣ 二ー　-　 　 ヾ}　　　　　　　 　 〃il} 　`　　　 　 　.彡/　ハ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ） ﾆ|ﾆ　（
　　　　,, 　 __　　 　 ,ｨﾊ　　,ィミ　　　/ilili/　　　　　　　／／ 　,　i　、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＜ 　ヽ　　 ＞
　 ￣　　＿　　 　 /ilili/　〃ilili}　　./ilili/　　　　 ＿／　　 　 , 　 !　 ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ) 　 や （
　　　,/　　　　　 /ililil/　/ilililﾚ’　 /ilili/　　　　　／'　￣　　/ 　 j.　　',　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＜　　/　　＞
　 三　二 ニ 　/ililil/　,ｲilili/　　./ilili/　　　ー≠=-　　 　 /　　 ,:!　　 ',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 )　/⌒し（
　　 ;.　　 　 　 {ililil/　/ililil/　　/ililil/　　　__ノ　__.　 　 　 ; 　 　 ｉ:|　　　',　　　　　　　　　 　 　　 　 　 　 　 　 　 　 ＜　┃┃　＞
　 ￣　　　　 　`¨´　/ilililﾉ　　/ililil/_, - ≪　／ili}.ﾞ､　 　u{　　　 |:j　　　 }　　　 ,　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ） ・　・　（
　　ﾊ..　＿ 　　-―　`￣　 _ｧ'ililil/　　 　 ／ilililノ 　ヽ　　　　 　 |:ﾟ　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／⌒Y⌒｀＼
　　　　　　 　 　 　 __ .＞ ´/ililil/　　　／ilililil }　　 　 ヽﾟ　 　 　 |:|　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 :
　　 {　　　　,　≪￣　　　　{ililﾚ’　 　 {ilililｨilili/　　　　　ヽ　　　 j::',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ;
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　゜　∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ∧　 ∨　/
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　　　　 　∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ∨　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /
　　 　 　 　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　そうして。快楽と屈辱とで頭を狂わせたあと、できる夫はおもむろに彼女の尻を叩いた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　望まも大きく、心地よい快感の中へ混じる痛撃にクザクが目を見開く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　混乱がより大きく。けれど、留まる事はゆるさず彼はそのまま腰を叩きつけた。

　

3385 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 00:47:12 ID:hrUcz4u0

　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿＿＿
　　 　 　 　 　 　 　 ／　　 　 　 　 　 ＼
.　　　　　　 　 　 ／　　　　　　　　 　 　 ＼
.　　　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　 ＼
. 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ
　　　 　 |　　 　 　 ￣｀丶　　　 　 ' ´ ￣　　　 　 |
　　　 　 |　　　 　 ‐ｭ::::ｪ‐　　　 　 ‐ｪ::::ｪ‐　 　 　 |
　　　 　 |　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　
. 　 　 　 ＼　　 　 　 　 　 　 ´ 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　謝りなさい
. 　 　 　 　 ＼　　　　　　- ――- 　　 　 　 ／
　　　　　 　 ／ヽ　　　　　　　　　　　　　　イ＼
　　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　腰を踊らせ、クザクの急所を突き快感を途絶えさせない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細い腰をがっしりと掴む。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　己の体重全てで彼女を拘束しながら、できる夫は耳へ囁いた。

　

3386 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 00:56:05 ID:hrUcz4u0

　　　　　 ,.イ///////////////////////////∧
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　　　/////////////,ィ≦圭圭圭≧x//////////}　-‐‐‐ 、　　　　 ∩r┘└,
　　 /////////／: : : : : : : ;': : : : :'; : : : : : : :｀ヽ ´ : : : : : : : ::＼　　　 ｜| コ　「_
　　{///,. ‐‐‐-　{ﾞｉﾞｉ: /: : : i: : : : : : ':,: : : :'; : : : : ヽノ￣￣丶: :: 丶　　  ∪!口 厂_rｭ_
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　 .' : : :,///ヽ // : :{: :i: : :{　ﾏ : : : ; }-ﾏ: :_}: : : :i: : :ﾊ　　　 　 i: :: i　　　　 　 　 ｀´ '´
　.{ : : :,'/////　 : : : : :i: ; -',.‐ﾏ: : : ﾉ.u }: /:}:`:ﾉ:i: : 　} 　 　 　 i: :: i　 　 　 　 i⌒⌒i
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　 .i :: :i　 ＼:::ﾑ : : /ｨ　ｷｨ≧　.ソ　　.;矛ﾀﾉ l/: i　 / 　　　　　 i: : i
　　i : :i　 　 l: : ﾊ: : : :ﾔ戈=ﾀ　 　 　 、 ////{: 　::/ 　 　 　 　/: /
　　.i : :i　 　 .l: :i: '; : : :ム////　　　 __　　　 .ﾄ:　/ 　 　 　　 /:/
　 　ｉ :ﾞｉ 　　　 l:j :'; : :: : : ＼　　 　/}|_::', 　u ﾉ　/　　 　 　 /:/　　　なに、なにが――――なんでっ……い、たぁっ！
　　　ｉ::ﾞｉ　　 　 l.;'::ﾊ: : : : : : ':,　　.{,j:{　ｿ　,ィ/ ./　　 　 　 /:/
　　　.ｉ::ﾞｉ　 　 　 l　::ﾑ: : : :、 ::':, _ ij｀ ´／: / ;/.　　　　　/:/
　　 　ｉ::ﾞｉ　　 　 　l:.:}:ヽ　　 ｀ヽｌ ` -.ｲ-ｌ/ ￣ ヽ 　　 　//
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　 　 　 　 　 l　　　　　 ﾑ:::ヽ 　 　 ::´::　 　,　　　　　　　 　 ',
　　　　　　　 l　　 　 　 .l: :'.;:::...　　 　 　 ..::　　 　 　 　 　 　 }
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　わけがわからないと、少女が今度は違った意味で首を振る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　すると懲罰だとばかりに臀部へ平手が飛んだ。

　　　　　　　　じんわりと肌を犯すように。骨身へと轟くしびれは、けれど性の快感へと紛れて淡い感覚をクザクへと与えてくる。

　
　

3387 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 00:59:34 ID:hrUcz4u0

　

　　　　　　　　　　〃ﾐ　　＼ヽ
　　　　　＼＼　 ///Y　　　　 __、
＼ヽ　　　 　 　.,ﾊ//,!　　 .／//7
　 r=ミ　　　　 /////!__／//〃　　丶丶　 　 　 　 　 　 r=、　　 __　　〃:}
　 ﾏ//ﾐ、 　 //////＾///／　　　__　　　　　　　　　 　 l:::::::Y　｛:::Y　 l:::γ::}
　　 V//ヘノ//////////ゝ-≪////}　　　　　 　 　 　 {::::::::|　 .|::::l　 ,!::::l::::l
　　　V////////////////////_≫´　　 　 　 　 　 　 |::::::::! 　.l:::::l　 l:::::l::::l　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /＼
.　　　 V////////////////＜__　　 、 、　　　　 　 　 |:::::::l　　l:::::l　 ゝ'^`''　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　 ＼
　　　　 マ//////////////////ﾌ　　＼＼　　　　　　 |:::::::!　　l:::::l　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 / 　 　 　 ＼
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　　　　　////////////Λ＼ヽ　　　　　　　　　　　　　 l::::::l　　 |::::::l Y:::Y::}　/::7　　　　　　　　　　　　 　 /.　|　　_|　 　 {
　 　 　 //////////////} ＼　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |::::ﾉ　　 l:::::::} l::::l:::::l/::/　　　　　　　　　　　　　  く. 　 ﾚ　(_厂ヽ .{
,　　　 ///////////////}　　＼　ヽ　　　　　　　　　　　l::7 　＿.`¨´　ゞ＾ｱ:::/　　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ 　 　 七_　 .{
≧ｚｘ///////////////,′＼　　　　　　　　　　　　　　__z≦::::::::} 　 　 　 `¨　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ 　 (乂 ）　{
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/////////////////　　　　　　　　　　　　　　　　{::::::::::::::::::├ '¨´　 /L　　　　　 ／　　　 　 　 　 　 　 　 　 ￣7　｛
////////////////　　　　　 　 　 　 ＿＿　　　　 `¨￣ l:::::::}　　　,/　 !　　　 ／ /　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　 └─┐
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////////////／　　　 　 　 ﾄ 、　 　 ￣二_,...-‐::::::::}　　　　　　/　　　｀´　　　/　　　　　　　　　　　　 　 ｝.　　(乂 ）　　｛
//////≫-≠'´　　　　 　 　 ヽ　＼、 (:::::::::::::::::::-‐''´　　ｎ　　 〃⌒丶　 　 　/　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｝.　｢Ｖ )｢Ｖ )　｛
￣￣　 　 　 　 　 　 　 o　　 　 ＼　_＞ ￣￣　＼ 　 ＿}L　 __　　　　　!　 　/　　　　o　　　 　 　 　 　 　 ｝.　.)／ .)／ ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ≫　'´ ￣　　　　 　 ｀`　　、 }　 // __／　　　　　　　　 　 　 　 ｝.　　fＹ´）／
　　　　　 　 　 　 　 　 　 `)￣７　 ＼＼／　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　／　／　　　　　　　　　　 　 ＼..　|／ /
　　　　　　　　　　　__＿ ノ　 /　　　　,:　＼　　...:: 　 ,..::'´ ,..::::'´　　　 ,'　　 ／ヽ／　　　　　。　　　　 　 　 　 ¨ - __/
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　　　　　　　`ヽ、　　 　 　 {{　　 ＿,′ 　　,:::'...:::::'゛::::, '..,:::'　　　 ヾ/ ／　　 　 　／　　`　、
　　　　　　　　 　 ＼　　　　!　　　　{￣　,..::':::,:' ~ﾞ::::::::::.,.......:::::'´　 〃へ、　　 ／／　　　　 `　、
　　　　　　　　　　 　 ヽ　　！　　 　!/　 ;::::::'　 .....::::::::'´　　　　 ,　 　 　 ＼　 ／　　　　　　　　　ヽ　＿　　-‐　´
　　　　　　　　　　　　　 } 　 ﾍ　　　ハ 　゛:::::::::::: '´　　　　　／ ﾍ　　 　 　 Ｘ
　　　　　　　　　　　　／　　　ゝ ／ 　‘、／　　　　 　 　 ／　 {´　　　　／　　:.　　　u
　　　　　　　　　　　　￣)　　　　＼　 ／丶／　　 　__. ノ 　 　 !　　　　　 　 　 ‘ 、
　　　　　　　　　　 　 　 ￣￣￣￣　 　 ／丶　　　　 ヽ r　、　|　　　　　　　　 　 ‘
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 c　　 ／　／ ＼　　 　 　 　 ヽ.l　　　 　し　　　　 　 ヽ　　　...:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　o　　　　　 　 ヽ　　Ｊ　　　　　　　　　　　　　　 　　‘ 　　/
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　痛みに痺れ。快感へと戦慄く時が、しばし過ぎていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　繰り返せば言葉少なくとも、意図を察することはできるものだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　すなわち。従えば快楽が、逆らえば懲罰があるのだと。

　

3388 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 01:03:49 ID:hrUcz4u0

　　　　.,.．-‐=＝=‐-:.．　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼人_人从／
..　.,.ィ///////////////ヽ　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ） ─ｧ〃(　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /77
..,ｲ////////////////,イ ~￣｀ ミヽ、　　　　　　　 　 　 　 ＜　､___.　 ＞　　　　　　　　　　　 　 /７　///
////////////////∠.,ィ7777ﾊー:.、ヽ　　　　　　　　　　　　 ） Ｌﾉ_　(　　　　　　　　 　 ⊂ニニ　 ニ⊃
..////// ,.ｨzzzf´,ィﾆ==z､ ｀ヽ///il　ヾ、:､　　　　　　　　 　 ＜ (乂　） ＞　　　　　　　　　　　　 (＿ー､
.,ィﾆ=､/.//ｨrｰ≠=~｀ﾞﾞヾミヾ>,､ヾ/}}.　　v、:.　　　　　　　　 　 ).　/　　 (　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾉ ﾉ
..,ｨﾆ=-､,ｒ:､ivf´¨ヽ＼｀ヽ｀ヽﾉiヽ}�Eiミz､　Vﾊ　　　　 　 　 　 ＜. /＾､_ﾉ ＞　　　 　 　 　 　 　 ⊂ニ　'/7_ｎ_
..7777>ゝｨiヽ!　　　ヾミ三彡'､ヽヾﾘヾ ﾊ　}::::}　　　　　　　　　　 ） ﾅ　ヽ (　　　　　　　　　　　　　　　（_,､　'_)
//// ,ィi/ﾊ'"､　 　 ﾊ ,ィｷj、ﾊ､} ､:､　ﾏ∨::/　　　　　　　　　＜ 　 ｄ､　.＞　　　　　　　　　　　　　　　 // l二二｀Y⌒ヽ
.ヾ/i{ {i| { ヾ,=-ヽ､　 ,ｲｉ,ｨf::::ｱ l/　　　 　 ヽ.　　　　　　 　 　 　 ） -‐ｔ‐　(　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /// ／＜､ ’ノ
..ヽ ゞ､ｉ liヾ爪. ,ｨtﾐx.._ﾘ:.　ゞ'ﾉ{　　......u.　 　 ｀ ＜　　　　　　 ＜　 (二 　＞　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /  / ７ーｧ　) Γ|///
...、＼ l ﾄヾヾミゝゞ':::::::::::::::::ｲ入　.__　　　　　　 　 ｀ ＜　　　　  ） l　 ヽ (　　　　　　　　　　　　 　 　 /  (__/ニニノ　|__|////
.　｀ヽ. マ=‐:>ﾐ=ゝ :-,=.:::ｧu/i.:i　　 ヽ ､　　　　　　　　　　 　 ＜.　ゝ　　 ＞　　　　　　　　　　　　 　 |/////
.　,ィﾆゝ }ゞ/ /ｱｰ==し´==ｲヽ|　　　　　　　_　　　　　　　 　 　 ）　　つ（ ｀　 ＜ 　 　 　 　 　 　 　 __|/////
.. ヾー'⌒ヾ..ノ　 人ij　　 　:.　 r::. 　 　 　 　 ヽ ≧　　　_　　 ＜　　 (⌒'⌒)　　　 ｀　　　_　.／⌒´　 ｀ ー -
.´￣ヽ/二 ｛　 （　 　 　 　 ﾘ　　　　　　　 　 　 V　 　 　　≧　_ ）　　.＼／　　　　　　　　 /　 /.　　　 　 , -
. 　 　 　 人ﾄ､　 :Y....　　　/　　　　　　 　 　 　 　、　　 　 　 ／⌒Y⌒｀＼　  __　 　 　 　 {　./　.|　ヽ　 /
　　　　く.:) :| :｝ У　　　　ゞ､　　.,: '"　　　　　　　 ＼ 　　 　　　　 　 　　　　　　　 ≧.　 _V { 　 | 　 i　 ヽ
.　　　 ／　:У.　 　 　 .:／　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 { -､__{_____､_＿｀
 ＼人_人从_／ :　 .:／　 .:／.ﾞi＼　　　　　　　　　　　　乂　　＿＿＿　　＿　　　　　　　　｀¨¨´ ﾉ//////　　 　 　 　 /77
.／  ）..| ーl- （　　　　  .:／　　 ﾍ :ヽ　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ.　 　 　　　 　 ////////　　　  /７　///
.  ＜.　| (_ハ　＞　　　　　  .:／.:∧:　:: .　　 　 　 　 　 　 _　 -'　　　　　　　　　　　ヽ ､ 　 　 　 /////// ⊂ニニ　 ニ⊃
　　 ）　　あ　.（　  .:／ 　 　 　 　 ∧ : 　＼ ＼　　_　　 ´　　　　　　　　　　　　　　　:.　＼　　ノ/////////　　  (＿ー､
 ＜..　　：　　 ＞  　　.:／.:.:.:./ 　　}　　　{ .＞　´　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 !　　 V///////////　　　 　 ﾉ ﾉ
(　 ） 　/　　（  　　.:／..:..:.:.:/ 　 　:ｉ _　　´　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　 　 .i///////////　 ⊂ニ　'/7_ｎ_
 ＜ 　/＼ノ　＞　　 ...:..:.:.:/.:/ _.　 ´　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｲ!_ 　 　|///////////　　　　　 （_,､　'_)
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 ＜..　　：　　 ＞  _　　´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _　　　,仁二二二V/////////////　　　　　　　　　 ／＜､ ’ノ
　　 ）　　つ　（　 ´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　　　　¨ヽ___ ｨう_ゞｧ-＝ﾆ///////////////　　　　　　 / ７ーｧ　) Γ|
.  ＜　(⌒⌒) .＞　　　  ヽ. _　　　　　　　　　 _　　　　　　´　　　　　　　 i｀¨¨¨´　　　 ////////////////　　　　　　 (__/ニニノ　|__|
　　  ） ＼／ （　　　　　　 　 ＼-　　‐　 }´　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　 　 　 /////////////////
　 ／"⌒Y⌒｀＼　　 　 　 　 　 ＼　_　/　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　 　 　 ./////////////////
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　　　　　　　　　掲げられたアメと鞭。そのどちらを選ぶのか、委ねられた少女は言われるがままに謝罪を口にした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　自然。膣内をえぐる快感が大きくうねり、クザクを包み込む。

　　　　　　　　　　　　　　訪れた法悦のアクメはこの上なく。ジンワリと、ささくれていた心へ染み渡っていく。

　

3389 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 01:06:57 ID:hrUcz4u0

　　　 　 　 　 　 　 , - ―――― - 、
　　　　　　　　　／　 　 　 　 　 　 　 ＼
　 　 　 　 　 .／　　　　　　　　　　 　 　 ＼
　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　 ／　　　 ´￣` 、　　　　'`ー―- 　　　ヽ
　 　 　 |　　 　 （　◯　）　　 　 （　◯　） 　　　 |
　 　 　 |　　　　 ´" " 　　　,　 　 ´" "' 　　　 　|
　 　 　 |　　　　　　　 　 ＿＿　_ 　 　 　 　　 　|　　　　ふふっ――――ええ、そうです。その通りです
　　　　 ＼　　　　　　 ヽ　　　　 ﾉ　 　　　　　／
　　　　　　＼ 　　　 　 　 　 　 ´　　　　　 ／　　　　　 よーく、覚えておいてくださいね
　　　 　 　 ／ヽ　　　　　　　　　　 　 　 イ＼
　　　 　 ／　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼






　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ―――――――― ､
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : :　:＼
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : :　:　:　:　: ＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /:::::::.:.:.:.:.:. : : : : : : :　:　:　:　　 　 　 　 　 　 ヽ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /::.:.:.:.: : ::::::::::::::::　　　　　　　　　　　　 　 　 　 :.
　　　　　　　　　　　　　　　|.:.::::::::::::::::::::::::::::: : : : : 　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　|:.::::::::::::::::::::::::::::: : : : : :　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　|:::::::::.¨二ﾆ=幺≧__ﾉ.:ｉ|:ｉ|ｉ:ｉ|ｉ: 廴≦幺=ﾆ二¨ 　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　|::::::::.ｉ{　 　( ・ ) 　从　l...li|il　从　 ( ・ )　 　}ｉ 　 |　　　　 ｵﾄｺ
　　　　　　　　　　　　　　　|:.:::　　"'≧=´¨¨｀ミ.: : : 　　 　 ミ´¨¨｀=≦'ﾞ　　::|　　　　　僕へ従うならば
　　　　　　　　　　　　　　　|:::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : ;;l　　　　 　 　 　 　 　 :::|
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 :.　: : : : : ,_ 　　　　　　　　　　　　　　　_,　　　 /　　　　　気持ちよく『飼って』あげますから
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ 　　 ヽ 　'ｧ ,_ ｰ─ｰ　ｰ─ｰ _, ｧ'　 /　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　 ／＼.　　　　　　 ﾞ'　─　─　'ﾞ 　 　 　 　 ／＼
　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 .: : : : :.:.:.:.:.＼

　

3390 ：名無しさん＠狐板：2025/03/29(土) 01:15:09 ID:M4Xd4fnu

なるほど

3391 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 01:19:32 ID:hrUcz4u0

　　＼人_人从_／
　　　  ）　　／ （　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 __　　---　､
　　＜.　／|　　 ＞　　　　  ＞‐‐‐(ｿ__　-‐-　r�E⌒ヾ　ヽ　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼///////////
　　　 ） ノ￣ｌ ll（　　　　 ／　＞v⌒Vﾍ!i⌒ヾ⌒�Ei.⌒＼　:.　 ＼　　　　　　　　　　　 　　`　　--‐‐‐＜_/////
　　＜ 　 　ノ　 .＞ ,　'´ ／⌒>:i i^Y⌒ヾ!＼　　 Vi:.　　　:.　 l:i:.　　　　　　　　　　　　　　　　`ーｉ----､///////////////////////////////
　　　 ）　　つ　（ ／　　〃 γ .ﾊ :|.:|　　ﾘ.:､: ＼ 　V::.　 　:iﾄ､ ).i:|:　　　　　　　　　　　　　　　　 .ｌ/////////ｌ‐､//////////////ｌ⌒￣　ヽ´⌒
　　＜　(⌒⌒) .＞　　　　 :　 :ｉ:.::|:.ｌヽﾊト､i:＼j! 　 V:ﾘ　 .:′.:川;!  はっ、はいっ♡　　　　　　　 ｌ/////////ｌ　 ヽ//////////＞ ｌ　 ｌ､ 　 }ヽ__ｌ
　　　 ） ＼／ （　　　 人　/ﾄ､:ﾄ､乂大大 :|　　':　　У　厶イ-‐-＜　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ////////　　　 〉//＞　　　　　`ｰ'　`ｰ'"
　　 ／"⌒Y⌒｀＼　　　 ヽｌィ=ﾐヾﾄィ艾芯ｿ　:ﾄ |　 '::i〃／　　　　　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　ｌ//////＞　￣￣／
　　　 　 ′ 　 　 　 　 　 　豸芯　.::::::: :. .　И! | : |!　 /　　　　　　　　 ' ,　　　　　　　　　　　　　 ｌ//// ´
　　 　　i　 　 　 　 　 　 　 Ｋヽ::.:'　_____ 　 　,:ﾚ!j| ﾘ . :　　　　　　　　　 　`ｰ __　　　　　　　　　. ´　　/
　　　　　　　　　　 　 　 　 |/:人　ヽて_ﾉ 　....:::ヘ/!;:.::i　　　　　　「::､ 　 　 　 .:::,＜ 　 　 　 　 ノ __. -'
　　　　　　　　　　　　　 　 / 　 ｝＞ ¨.. i´ 　ヽ.".:┤: ::　　　　　　|:　　　　　　　 　 ｀ー‐‐
　　　　　　＼｀ 　　　　　　　　 　´_⌒　 ｌ　　　　　|:.:. :　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　 --‐‐
　　　 　 ＿__.＼＼-‐=ﾆ ﾟ ￣　　　　_　∧:　　　 ｀:　: :.　　　　　 .　　　　　　　　　　　　　 ∧　　　　　　　　　　　 ___　＿＿ ヽ￣}　　　.ノヽ  //
　　　　´ 　 γ　　 *＜　　　　　　￣. 　／:,　　　　ﾟ.. : ｉ　　 　 　 !　　　　　　　 　 　 　 |　;　`、　　／{_　　　　 , '　／/////‘,　￣￣　ノ○
　　　　　　..　 -‐=ﾆ ,-￣￣￣　´　¨　　　　　　　　.ｉ ﾟ:!　　　　　　　　　　 .､　　　　 ＿ﾉＶ　　｀¨¨´　　｛　　　　 __／/////　 /　／￣ ¨　○
　　　´ 　 　￣　ラ..:..:..,..イ  _ -'i　　　　　　　　　 　 人 :　　　　 ,′　　　　　 .:.　　　 ＼　　 　 　 　 ／ .＞  ‐‐‐'"/////　　 ,'　,'　　/￣)
　..　 -‐=ﾆ...　 ､＿　=-‐ ''´　　|　　　　　　　  ',　. ｲ: :`ｉ　　　　.ｉヽ　 　 　 　 ;ｧ---'　　 )　　 ／　／|　 （  ///////　　　 　 i{　:L__./　 /ノヽ
γ⌒ 　　 ー=  } ＿rｭ__　　　　|　　　　　　　　ｉ　　: :　ｉ　　　　 ｉ'　`*ぅ,:　:彡　　　　 ＜ 　／|　　ノ￣ｌ　 ＼ 　　　　　　　 　 ゝ。 , '　, ' ___ノ
　　⌒ヽ　__ ´ |└┐r┼i　 　 {　　　　　　 　 .ｉ 　 :　.:　　　　　ｉ　　　　　　　　　 　 　 }　ノ￣ｌ　　 .ノ　 ｒ'~　　　　　　　　　　  ／ ／
　　　　　〃.:.:. | ／ｨ rｧ ,､ヽ 　{　　　　　　　　 .ｉ　　 .　 　 　 　 ｉ　　　　　 　 　 　 　 ノ 　　 ノ　 　 ／　{  　　　　　　　　　　  :{ 　{
　　　　 /　　　!|( ‘-' ,､」 r_ﾉ　 ゝ　 　 　 　 　 .ｉ　　 ｉ　　 　 　 .'　　　　　　　　　 　 ＼　　-`ヽ　／|　　 ＞　 　 　 　 　 　 　 ＼ ＼。-―ｚ。
　　　　 ′　　  L｀¨¨´ r─‐-.,´　　　　　　　　∧ 　::　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ）　　_ノ　 ノ￣ｌ 　＼　　　　　　　　　　　  ＼ ＼つ　 ）
　　　 　(　　　　  ｀ヽ　└‐¬ |　　　　　　　　　 ∧　:ｉ　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 <　　　つ 　 　.ノ ｒ' ^~　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼_)ー ’
　　　　　　　　　　　 ﾟ,　　.l二ノ　　　　　　　　　　  .', .ｉ　　　　 ,'　　　　 　 　 　 　 　 　 )　(⌒⌒).　 ツ　＼　　　　 　 　 　 　 　 　 (.'⌒Y⌒｀)
　　　　　　　　　　　 (⌒'⌒)　　　　　　 　 　 　 　 ∧ｉ　　　　.:　　　　　　　　　　　　  /＿_.＼.(⌒⌒)⌒^~　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　／
　　　　　　　　　　　  ＼／　　　　　　　　　　　　　  ∧　　　　ｉ　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼／　ｌ//　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 Y
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『命じる言葉』は、クザクが上り詰める直前に。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　学びを得た彼女はだからこそ、一も二もなく頷き叫ぶ。

　　　　　　　　　　　　　　　　同意の言葉とともにやってきた男の熱と、身を焼く快感は止めること叶わず。

　　　　　　　　　　　　　　従う心地よさに酔いしれながら、大きく腰を仰け反らせて高みへと上り詰めていった。

　

3392 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 01:23:49 ID:hrUcz4u0

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 __人∧／{人_
　　　　.,.．-‐=＝=‐-:.．　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　 __|＿ヽ ｌｌ　＞
..　.,.ィ///////////////ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 )　 ,.|-- 、 .（
..,ｲ////////////////,イ ~￣｀ ミヽ、　　　　　　　　　　　　　　　　　＜.　（_| 　 _）　 ＼
////////////////∠.,ィ7777ﾊー:.、ヽ　　'　　i　　'　　　　　　　　　 　 }　　　ツ　　 ｒ'^~
..////// ,.ｨzzzf´,ィﾆ==z､ ｀ヽ///il　ヾ、:､　　 ’|　　　 ’　　　　　　　 ＜ . (⌒⌒)　 　＞
.,ィﾆ=､/.//ｨrｰ≠=~｀ﾞﾞヾミヾ>,､ヾ/}}.　　v、:.　　|し／　ﾋﾞｸｯ　　　　　　  ﾉ.　＼(⌒⌒)(_
..,ｨﾆ=-､,ｒ:､ivf´¨ヽ＼｀ヽ｀ヽﾉiヽ}�Eiミz､　Vﾊ　　｀ヽて　　　　　　　　 ／~⌒Y~ ＼／~^'
..7777>ゝｨiヽ!　　　ヾミ三彡'､ヽヾﾘヾ ﾊ　}::::　　　 }（＿＿
..7777>ゝｨiヽ!{:::::::::::::: V 　 }　＼}　}:､ 　 ＼
//// ,ィi/ﾊ'"､::::::::::::::{ l}　ハ{　ハ　ハ　　 ＞--＜ﾆﾆミ､､
.ヾ/i{ {i| { ヾ,=､ ､　　J l /_ノ＞ー}　} ∧ヽ 　 　＼ヽヽ 　 ) ＼
..ヽ ゞ､ｉ liヾ爪.ヽu ゝ｀〃 ⌒´　　 |　|　ﾊ.　＼　　 ヽ＼V　　 ﾉ＿＿　＿＿＿　　　　 　　 从 　 ,
...、＼ l ﾄヾヾミミ､＿ {{　 　 　 ､u|　八　}l　　‘ 　 　 ≧=ミ､:ｰ:＿ミ､´ ￣｀ ＜::ヽ＿ _　　　‐- ､　　"　ﾋﾞｸｯ
.　｀ヽ. マ=‐:>_彡ｨ≦八 　u　 　V:ｲ　／　　　　Y　}ヽ　　　　＞　 ￣￣　　＜ 　　 　　‘　　　.Y_＿
.　,ィﾆゝ }ゞ/　{　(　 　 ＼ 　 ／ 彡ｲ　　　.J 　 }　ﾘ 　 .　 ´　i.　　　　 　 　 　 ｀ .､　　　　　　　＜_
.. ヾー'⌒ヾ..ノ人　≧=ミ､ ＞´　/　　ヽ　　 　 　 |　/　　　　　　し　　　　　　　 　 　 ヽ 　 　 　 　 　 ヽ｀　　.
.´￣ヽ/二 ｛　　 ヾ(　 ／　/ 　 /､. 　 　＼ 　 　 ﾉｲ 　 　 　 　 　 　 ﾉ　(⌒　　　　　　 '.　　　　　　　　　　　　　＜
　　　　　　　　　 　 /{　 八 　 {.　ヽ 　 　 ‘. ／(　.′　　　 　 　 ／　　 ヽ　 　 　 　 　 ;　　　　　i
　　　　　　　 　 　 l{ |　　　{ヽﾊ　　‘.　　　 ＼　.ﾉ　　　　　　 　 ヽ　／⌒ヽ 　 　 　 　 Kｰっ　　 し
　　　　　__人∧／{人_　　  |　ﾄﾊ 　 .∧ 　 　 ／　　　　(　　　　 ノ　(　　　　　　 　 　 /ハ　　ヽ(
　　　　＼　 __|＿ヽ ｌｌ　＞ 人 { ヾ≧=.-ヽ.　´　　　　　　　　ー　 　 　 　 　 　 　 　 ／ﾉ、 }　人_人,_从人_人_
　　 　 　 )　 ,.|-- 、 .（　　　 ＼　　 > ´　　　 　 　 　 }　/⌒ヽ　 {　　 　 　 　 . イ 〃　∨　）ﾌﾞﾋﾞｭﾋﾞｭﾋﾞｭｯ !（
　　 　 ＜.　（_| 　 _）　 ＼　　　　 ／　　　　　　　　　　}./　　　　　　　　 ,　´‐--ノ {　 }　ゝ､⌒_Y_⌒Y⌒Y⌒Y
　　　　　 }　　　ツ　　 ｒ'^~　　 ／　　　　　 　 　 　 　 ﾉ(　　　　　　　 ／ 　 　 .(イY{　ﾊ　}⌒ヽ　　　￣二ﾆ =-
　　　　＜ . (⌒⌒)　 　＞ ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／---=≦｀＜ { lJ }､ | ヽ　　./ )
　　　　　ﾉ.　＼(⌒⌒)(_ ／　　　　　)　　　　　　　 　 　 　 　 　 イ⌒ヽ 　ヽヽ __.八　 ハ V .〉　/ /＿ ﾉ(　ぅ　　ﾊﾞｼｬ
　　　 ／~⌒Y~ ＼／~^' 　　　　　　/ (　　　　　　　　　　 　 ＜　　　　　　　/´}´ }､.}　{　}　V ノ　( 　ノ ／　ーっ
　　　　　　　 　 　 .　　　　　　　　 ( ノ　　　　　　　　　＜ ｒ　､　＞　.　　_ノ　.ﾉ_.ﾉ､＼ 乂 　 ｰ ⌒ ´　 (　　⌒　　ノ
　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　＿ ＿-=≦　　　　 ー　ー―≧==≦ー　⌒ヽ　⌒　　_　　　ノ　　( 　 Y
　　　　　　　　 ./　　　　　 ｀　 ‐-　 ´　　　　　　　 ｀ ＜⌒ー‐一⌒ヽ　ー 　 　 　 ＞- ＜　/⌒) ´　　（　　 　l}
　　　　　 　 　 ′　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ ｰ-　ｒー ､__　　　　／　　　　 ヽ　　　　(　　ヽ　 ノ　　　ﾊﾞｼｬｯ
　　　　　　　　{　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(　　 ノ⌒ー‐ｧ′　　　 　 　 ｀ ー-.ﾆ､ｒ-ｙ⌒}ｲ
　　　　　　　 八　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ_ノ　{ 　 　 ´　　　　　　　　　　 ｰ' ./'　/　./
　　　　　　　　　≧=-　　　_　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 J　　　　　　　　　 　 　 　 　 イ　.ｲ　ノノ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　程なくして。幼い身体は快感の許容値を越え、ぷつりと意識を途絶えさせる。

　　　　　　　　　　　　　　　　痛々しく腫れた臀部は赤く。汗と白濁に濡れた身体が、淡い余韻の痙攣を繰り返す。

　　　　　　　　　　　　　　　潰れたカエルの有り様をさらす少女を横目に、できる夫はクローゼットへと声をかけた。

　

3393 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 01:26:37 ID:hrUcz4u0

　　　　 　　　　　　⌒ﾆ=-　　..__　　　　　　　　　∧＿_〕〔_＿∧
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　　　　　　　  ∠三ﾆ　 　 　 　 　 　 三乂　　 　 ＼　 　 　 　 　 ￣￣　.:　.:　.:　.: .: .: .: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
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　 　 　 　 |三三三 　 　 　 ｀¨¨¨¨ 　　　｀ 　 　　　|
　 　 　 　 |三三三　　　　　　　 　,＝ー-.､ 　　 ／　　　　　今なら、仕返しも滾りをぶつけるのも自由にできますよ？
　　　　　　 ＼三三ﾆ=　　　 　 　　｀＜＿ ﾉ　 ／
　　　 　 　 　 ＼三三三ﾆ=　　　　　 　 　 ／￣￣￣＼
　　　　　　 　 　 ＞三三三三ﾆ=-――
　　　 　 　 　 ∠三三三三ﾆ=
　　　 　 　 ∠三三三ﾆ=
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　誘惑の声は優しく、鋭く、アルトの胸に突き刺さる。

　　　　　　　　　　　　　　　　

3394 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 01:32:16 ID:hrUcz4u0

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　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |三三三|三三|三三三=}○三三三|三三|
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　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼／　　 　 }ニ三三=}三三三ニ|ﾆ三ニi
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 {ニ三三=}三三三ニ}ﾆ三三|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /ニ三三=}○三三三|三三ﾆ|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 〈ニ三ニ三}三三三三|ﾆ三三|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾑﾆ三三三}三三三三|ﾆ三ニ|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /////////|}////////|三ﾆニ|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　恥辱の羞恥とは別の、人としての尊厳を傷つける恥を覚えた少年従者は。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゆっくりとクローゼットの中から這い出た後。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　精で濡れたズボンをそのままに、深々と頭を下げた。

　

3395 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 01:32:42 ID:hrUcz4u0

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ヽ_}　|　ト 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　(::::::)　)｡　　　　(―‐---)。　　∨　　　 ,'　 ゝ､┴┴〈　　　ｆ己
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 '　 　 ｡と : : : 　 　 丶　 　: : : : : :ﾟ｡　　　　　　　 ヽ.　　　　　　∨　,拒}
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣　T r-､　　 　 　 　 　 　 　 ｘ--　‐‐　= ､　　　　　　 　 　 　 　 ∧　　　　 　 〉 ｆ己
　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
　　 　 　 　 　 　 　 `己({/､_　　　　 ,:^ 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 ,' 　 　 　 : :|
　　　　　　　　　　　　　 ////≫zzzz　 　 　 　 .＞ ､　　　　　　　　　　　　　　　,.　-←―――,'　　 　 　 : :
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　　　　　　　　 　 　 　 '　　　　　　{＿,.　 イ　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,'
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　　　　　　　　　(⌒)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『百合園館の黒薔薇』　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (｀Ｙ´)
　　　　　　　 (⌒※⌒)　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 貞操逆転ファンタジー　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (⌒※⌒)
　　　　　　　 ｀'(__i__)'´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 調子に乗った悪雌を解らせろ！！　　　　　　　 　 　 　 　 ｀''(___)''´

　　　　　　　　　　 ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　 ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ


　

3396 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 01:33:43 ID:hrUcz4u0

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 r.: ´: : : : : : : : :≧､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞- ――- ＜: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{┃　 　 ＼{. ┃}　 　 |　',　　　　　　以上！　次回はエピローグ！
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　┃　　　　　 ┃|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　　　　残業続きで間がすさまじく開いたけど、無事に終われそうで一安心
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　 ｀　 ´　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',　　　　　ではでは、またごーじつー！
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
　　　　 　 　 { /　　　乂＿乂: : :ィ::::/⌒',:::＞- イ　　 /／　 }　/
　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
　　　　　　　　　　　　　 ｀￣　 {. {:/　　　 .',::} .}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　　　 　 ゞ/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3397 ：名無しさん＠狐板：2025/03/29(土) 04:01:33 ID:M4Xd4fnu

乙
いよいよエピローグか

3398 ：名無しさん＠狐板：2025/03/29(土) 04:07:19 ID:Yd/VCB7Q

乙
でっきーとアルトの関係もややインモラルに拗れてるなあ

3399 ：名無しさん＠狐板：2025/03/29(土) 07:46:40 ID:yzsg+Kcc

これアルト君からしたら『裏切った自分になんの罰もなく、むしろかたきを討ってくれた』わけで、もう本当に頭が上がらなくなってそう

3400 ：名無しさん＠狐板：2025/03/29(土) 08:12:01 ID:xCOzGyd5

乙

3401 ：名無しさん＠狐板：2025/03/29(土) 10:21:47 ID:kwKLlEIF

性癖歪ませられて拗らされた後に、ある種の脳破壊を味わうことになったアルトきゅんの明日はどっちだ

3402 ：名無しさん＠狐板：2025/03/29(土) 11:04:20 ID:PzUS798G

乙
この話めちゃくちゃ癖が開けて好きになったので終わってしまうのが残念

3403 ：名無しさん＠狐板：2025/03/29(土) 17:52:08 ID:Hw5wW9sO

乙でした
アルト君に気づかってくれるなんてでっきー優しいな〜ｗ

3404 ：名無しさん＠狐板：2025/03/29(土) 22:14:00 ID:A8Cejqv9

乙です

3405 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 22:59:24 ID:hrUcz4u0

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 r.: ´: : : : : : : : :≧､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞- ――- ＜: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{┃　 　 ＼{. ┃}　 　 |　',　　　　　　　乙、コメントありがとうございます〜！
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　┃　　　　　 ┃|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　　　　　気に入ってもらえて嬉しい限り
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　 ｀　 ´　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',　　　　　　それでは、エピローグをやっていきまーす！
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
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　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
　　　　　　　　　　　　　 ｀￣　 {. {:/　　　 .',::} .}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　　　 　 ゞ/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3406 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 22:59:52 ID:hrUcz4u0

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　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
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3407 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 23:07:07 ID:hrUcz4u0

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　　　　　　　　　　　　　　　百合園館。その外観は変わらず、贅を尽くした造りを誇らしげに陽光へとかざす。

　　　　　　　　　　　　　尽きぬ財貨と欲を敷き詰めた館に住まう三姉妹は、それが故に野望を顕に牙を剥いた。

　　　　　　　　　　　　男漁りの趣味はしかし、このところはめっきりとなくなり館はただ変わらぬ姿をさらしている。

　

3408 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 23:11:31 ID:hrUcz4u0

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　　　 |!　 　.!| !|ｌ　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　|　-=ﾆニﾆ=-　　　 　 　 　 　 　 　 : : : : : : |　　　|
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..γヽ,　　 !| !| !|ｌ　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　　　|　　　 　 　 　 ":　:　:　　 　`　． ﾉ　　　: : :.|　　　|
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　{　 {　　　 〉=〈　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　| -‐ '":::::: : : : :　:　:　　:　　:　　. 　. `　 ､ : :|　　　|
ニニニニニニフ　　　　　　　　　　　　 　 　 　 .|　　 └───────────────‐┘　　 |
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二二二二!　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿
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＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝  ｌ　　　　　　　　　　｀ー--'　　　 ｀化ヽ /　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 i　　　　u　　　　　　　 　 　 　 、　 ヽ　∨　　 ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　　　　 　＿ 　 　 　 ' 　　 　ｊ　　　　ハ　　　本気ですか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',　 　 　 　 　 　 ´ 　 ｀ー――-､　　 ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヾ ｀ ー-､ 　 　 　 　 　 　 　 　　　ﾉ　　　　　　ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　｀　ヽ　｀ー- ､　ー '　　　ヽ／　　　　　　　ｊ
────────────────────／　　　　　　　＼　　 ﾊ　 ｒ―､ イｌヽ　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾊ　/　}　ｊ ヘ 〉　∨　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨ ヽ ヾ {　　　　ｊ　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 {　　ｌ　 ｌ　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ　ｌ　 i　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｌ　|　 ｌ�T　　/　／
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　外から見れば変化のない館も、しかし中に住まえば評価は一変する。

　　　　　　　　女主人を卑猥に着飾り、末女の腹に足を乗せ。ソファーへ深く腰掛け次女の差し出すワインを舐める男が一人。

　　　　　　　　　　真実、館の主人として君臨する男は長らく自分へ従ってきた従者の言葉にわずかばかり目を見開いた。

　

3409 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 23:17:43 ID:hrUcz4u0

　　　　　　　　i|三三三三三三三三三三三三三三三三三三 |!
.　　　　　　　　∨:三三三三三三三三三三三三三三三三三 ′
　　　　 　 　 　 ∨=‐　　￣￣￣￣￣￣　　　――――‐‐=‐く
　　　　　　　　　ﾊ　 　 (　　　)　　　　　　　　　　　 _　　‐=:::::::::::. 、
　　　　　　　 　 |ﾆ＼　　　　　　　　　　　_　　‐==‐／:::::::::::::::::::::::::＼_
　　　　　　　　 .＞'"~"''＜_.三三三三三三ﾆ=‐／:::::::::::::::::::::::::::::|⌒　｀
　　　　　　 ／,､-''"　＼＿___う.三三三三=‐／ ∨:::::::::::ﾄ :::::::::::::|
.　　　　　/／　_,｡sih､　 ＼三三三三三=‐ : : : : ∨:::::::::|　V :::::::|
　　　　　|′　 　＿_￣ヽ　}三三三==‐.: : : : : : : : |::::::::: |　 }:::::::::
　　　　　|　　　＿_　｀.　iしﾆﾆ==‐‐　　￣￣￣　　|::::::::: | ノ::::::::N　　　　　はい
　　　　　j　　　V:.: {　|　|￣￣　 丶　 　 　 　 　　 |::::::::N::::::::::::::|
　　　　 ﾉ　　　 }:.:.〈 ノ .ﾊ　　　　　　　　　　 　 　 ｲ::::::::ﾘ :::::: ∧|　　　　　　到底、許されないことをしてしまいましたから
　 ／∧　　　 ノ : ﾉ^''":::|::＼　　 ― -　　　　.ィ　 |:::::::/::::::::/　 |
ｨ////∧　　　 ／　∧::::::::::::｀::..,　　 　　､＜　　　i:::::/∧:::/　　　　　　　　　お暇を頂きたく……
//////∧　＜　　　　＼「∨Ｎ　＞‐‐　　＿_＿__ :://　∨
////////Ｖ〉　　＿＿＿____「三三三|「三三三三三}
///////// ´三三三三三∧三三三}{〇三三三三 L
//////// 三三三三三三 ∧三三ﾆ}{三三三三三三 ≧s。_
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　目を伏せ。少年従者はここで過ごした日々を思い返す。

　　　　　　　　　　主人とその妻となり、今は隣でうさぎを模した衣装のまま怯え顔で部屋を飾る女との情事。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　誘われるままに絡め取られ、姉妹二人に嫐られた日々。

　　　　　　　そして。終わってみれば全て、できる夫の手のひらだったとは言え。主人を見捨てて己の快感を優先した事実。

　　　　　　　　　これらを気に病んだ少年は、だからこそ側で仕事を続けるべきではないと辞めさせてほしいと願い出た。

　

3410 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 23:26:19 ID:hrUcz4u0

　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿ _
　　　　　　　　　　　　／　　　　　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　／　　　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　/　　　 _　　u.　　　　　　　　丶
　　　　　　　　 l　　　 ﾉ }　　　　⌒＼　　 /⌒　l
　　　　　　　　 |　　　/ .ﾊ　::;;（　　●）　　（ ー）|
　　　　　　　　.l　　 // .ﾑ-,..,.　´"''"　　,　"''"´ l　　　　　そう固くならずとも
　　　　　　　　 ＼ ヽ!　'　'　! ヽ　　　 , -- 　　／
　　　　　　　　　　|ﾌ入　　　　 l　　　 ー'　 ／　　　　　　僕も分かっていて見逃していたわけですし、ね
　　　　　　　　　 ,ヘ　ﾍ　 　 　 ト　､ ＿ ､´
　　　　　　　　／ 　 ヽ ',　　　　jｧ /　/ !　ヽ
　　　　　　／　　　　　/ゝ..＿..ﾉ｀Y Y　/ 　 }
　　　　 ／ ,..........　　 　', 　　　 　 ｌ}_|./　　 j
　　　 /, '´　　 　 ｀ヽ　 ﾊ_　　 　ノ 　ｌ　 　/
　　 //　　　　　　 　 ∨　｀` ￣ 　　 l 　./〉
　　j j 　　　 　 ､　　　 l　　　　　　　　l ,._ll′
　　l |　　　　　　｀ヽ　 ﾍ　　　　　　　　l! /
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　悪いのは自分だと首を振り、できる夫は生真面目な少年従者を引き止める。

　　　　　　　　　　　　　　　　　この場。この館にあって、おおよそ一番信頼できる相手と言うのは彼だ。

　　　　　　　　　　　　　　　躾け、教育し、調教し、ねじ伏せた女たちを逆らわせないよう振る舞うことは叶うが。

　　　　　　　　　　　　　――――欲望、性欲でつながった関係は同じ要因で容易く崩れるものだとも自覚していた。

　

3411 ：名無しさん＠狐板：2025/03/29(土) 23:26:45 ID:Hw5wW9sO

真面目やな、アルト君・・・

3412 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 23:32:32 ID:hrUcz4u0

ヘ,三三＞＜_三三三三三三三ニ=‐　　　　　　. イ7ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
八 ＼_.:'　　　 ＼_三三二ニ=‐　｀　　　　　_、＜ﾆ∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
　 ＼　{{　　　 ] }「￣￣´　　　　　 _ 　＜三三三 ｲ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
＿/]ｈ 乂 ｰ=シﾞ　　　　　　_ 　＜三三三三三.ｲ:::::::::::∨::::::::::::∨:::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　｀'＜三三二ニ=…=ﾆ二三三三三三三／:::::::::ﾊ::::∧::::::::::::::∨:::::::::::::::∧￣￣
＿_　　　＼三三三三三三三三三三三>` .::::::::::―j/‐　V ￣:::::::∨:::::::::::::::∧
　i{:≧s. __人三三三三三三三三三 ／ .::::::::::}::/　/　　　∨::::::::::::∨::::::::::::::::::丶
　ﾔ三三三三三三三三三三ニ=‐ﾍ::::::::::::::::://　,.　-‐_＿_∨::::::::::::∨:::::::::::::::::::::＼
___.V‐三三三三三三三ニ=‐‐/∨　∨:::::::::/　　　,ｨf圭羔灯≧s,_::::::|　Y:::::::|￣￣￣
.　　＼‐三三三三三=‐‐x≦羔灯ﾐx 　＼::/　　　 ゛ 乂;;;;;ツ　 八 ::::: |　八::N
,x -―｀ ‐====‐‐ ‐.::: N　　 乂;;;;;ツ　　 /　　　　　　　＿ _,.　ﾍ:::::::::::|/:::::: |
　　　　　／:::::::::::::|::::::::|ﾊ{^'　 ｰ―　　　　　　　　　　　　 　 　　:::::::::: |::::::::::|
　　　　￣￣￣Nﾊ::::::::∧',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ::::::::::|::: ∧|
　　　　　　　　　|::∧::::::::|∧　　　　　　　　 ｀　　　　　　　　　/.:|::::::::∧.:　 j　　　　　だとしても
　　　　　　　　　|:::::∧:::::|::.∧　　　　　　　　　　　　　　　　 , .:N:::::::/::∧|
　　　　　　　　　|/∨∧::「∨ ＼　　　　　-　　 ‐　　　　　ｨi{::::::|::::∧/　 |　　　　　　『私』が職務を放棄していい理由には、なりえません
　　　　　　　　　　　　∧:|　|∧::]ｈ。　　 　 　 　 　 　 ／　 {∧ :/　/
　　　　　　　　　　　　　 ﾍ　　 ∨　}　＞　　　　　 ＜　　　 |＿＿___　　　　　　　　　それに――――
　　　　　　　　　　　　　　　「三三三三三三}「￣「三三三三三三 ]
　　　 ＿＿__　　　　 　 　 .|三三三三三三 }{（ ）|三三三三三三ﾆ|
　　／三三三≧s。　　 __.」三三三三三三 }{ 　 |三三三三三三ﾆ|
_／三三三三三三三三三三三三三三三. || 　 |三三三三三三三＼__
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アルトが重ねて首を振る。

　　　　　　　　できる夫が指示していればまた違っただろうが、彼は彼個人の意思で性の快楽を優先した事を恥じていた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3413 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 23:41:20 ID:hrUcz4u0

　　　 　 　 　 　 　 _　 -‐========　‐-　_
　 　 　 　 　 _ =≦二三三三三三三三二ﾆ= _
　　　　 ., =ﾆ二三三三三三三三三三三三三ヽ
　　　 .〈二三三三三三三三三三三三三三二 /
　　　　.ヽﾆ三三三三三三三三三三三三二／
　　　　 　 .}/ﾆﾆ三三三三三三三三三三_三 }
　　　　　／:::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::',
　 　　／イ:::: /:::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::';::::::::::::i
　　　　　 l::::: l::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::V
　　 　 　 |::::: l::::::l:::::::::::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::V
　　 　 　 |::::: l::::::l.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::::::|::::、V
　　 　 　 |:::::::l:::: |.::|.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.|::::::|:::/｀ `
　　　　　 l:::::ｲ::::::l.::| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /.|::::::|ｖ
　　　　　 ﾚ'ヽl::::::l.::ヾ::::: :::::::::::::::::::::::::::::::/::.|::::::|ﾉ　　　　――――また、があるかもしれませんから
　　　 　 　 　 i:::::::＼::::::ﾄ､::::::::::::::/}::::: / :: :|::::::|
　　　　　　　 .ﾍ:::::::::::＼|::::＼ﾄ､:/::l::::/:::::::::::::::/
　　　　　　　　 ﾍ|.＼::::::::::::: |::::::ヾ:::|:/::::/N.|/
　　　　　　　　　　　._ヽ::|＼:|从::::∧:::ﾊ::{_
　　　　　　　　　　　}_ﾆニニニニニニニ_:}
　　　　　　　　＞≦￣ﾆニニニニニニ≧ヽ
　　　　　, =´ﾆﾆニニニニニニニニニニニ｀丶､
　　　　/=ﾆニニニニニニニニニニニニニニニヽ
　　　/ニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆi
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アルトの視線がヴィーラへ、ミクへ、そしてクザクへと向く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　躾けられ、落ちきった女たちはいまさら、アルトへ手出しはしないが。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　好色な女たちはまだまだ、この世にいくらでもいるのだ。

　　　　　　　　　　　　次もまた同じように絡め取られ、快楽で裏切ることは有り得るのだと恥じ入りながら告げる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　それが今度こそ。致命的な事態へ通じ得るかもしれないのだ、と。

　

3414 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 23:42:56 ID:hrUcz4u0

　

.　　　　　 　 ／￣￣￣￣￣￣＼
.　　 　 　 ／:.　　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　 /: : :　　　　　　　　　　 　 　 ＼
. 　 　 / : : : 　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ
　　　 | : : : : 　,.r-===='　　 ヾ＝⌒　　　 l
　　　 |: : : ::;　　（　○ ）　　　（　○ ） .;::　|
　　　 |: : : : :　 　 ´"''"　 　 　 "''"´ 　 　 l　　　　　　　　ふぅむ
　 ,＿ ヽ___　　　　　　　　ゝ　　　　　　 ／＿_
／::　r' |　r'￣二ﾕ　　 --､__　 　 　 ／ : :: :: :`:､＿_
: : : :::| .|　|　/ 　) ｀)　　 　　　 　 ／: :.ﾍ : :: :: :: :: :: :＼＿_
　: :　|.ﾉ. ﾉ /　　⌒ヽ＿ 　_　 ,　´　|: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ
　: :: ::＼　　　　　　　　　`ト､　　　/: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ
　: :: :: :l: ｀ー┬-､　 　 　 |ii入　／|:: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ
　 : :┐|: :: :: :: :＼）　 ７ ./iiii〈　 　 |: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :}
　: :イ .|__/ ,へ/⌒＼　./iiiiiiii｝ 　　| : : : : : ::/: :: :: : Ｖ: :: :,ｲ: : :!
　イノ: : / /: :: :＼＿ ￣＼iiii｝ 　　|: :: :: :: :/----: : .| ／ノ: :: :|
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　それはそれで構わないとは思うが、アルトの心を軽くするものでもないと頷くにとどめ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　釣られる形で、できる夫も姉妹たちへ目を向けた。

　

3415 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 23:50:21 ID:hrUcz4u0

　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／´| 　 .／＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 /|ニ∧　/ニ{ニ＼
　　　　　　　　　　　　　 /=|ﾆﾆﾆVﾆﾆ八ﾆニ＼　 /
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　　　　　　 ／´￣｀＼_{ﾆﾆ|ﾆﾆニ|_／　　　ヽﾆﾆ∨
　　　　　 ./　 /⌒> ´､.!.／!ﾆﾆニ!｀＼　　 　 ＼ﾆ∨
　　　　　/　 / .／{　/i/　八ニニ|　　 ’　　 　 　 ｰ
　　　 　 {　 l{ /{　 ∨/　　 /＼ﾆ」　 |　 V
　　　 　 |　 l| {八　l{i{　　　|　/{　 　 | 　 }
　　　 　 |　 l| {　 ヽl{i{ 　 .i_|ｨzx､､ { 八　 !
　 　 　 .八　l八　 (´.|　　|.《 Vｿ`}'.ｨｆｱ从{
　　 　 / /　.|/｀＼.｀从 .八乂::::::　':::}{/
　 　 ./ /}　./　/　{ ｰ} ヽ{:.､ u. ｰ_ｧ.ｲ乂
　　　{./V／　/{ .八 从　ヽ ≧=-く＿_ .)､
　　.八／　 ./ 八＿l{.斗 　}┴┐ _／/{_{ {｀ヽ　/
　　／　 /{ l{　/´　 .乂|　 八__」´ {　{ヽ ｀ゝ) ∨　
　　{　 /{八 ∨　　､　./　/　 　.､{　ー=ミ､＿__}＼
　　|　l{八　.八　 　.У Y ./＞､　｀ヽ　　 /＞､ 　 }
　 八八　＼ .∧ 　 乂从/ﾆﾆﾆ＼　 ∨/ﾆﾆﾆ∨/
　　　)ﾉ　 　 ヽ∧　　　∨ﾆﾆﾆﾆﾆヽ　}.′ﾆﾆﾆ}「
　 ／　　　(__ノ .∧　　　VﾆﾆﾆﾆﾆﾆV､ﾆﾆﾆニ八
　 　 　 　 　 乂( ∧　　　V≧=-=≦:X:≧=≦.Y
　　　　　　　　　/ ∧　　　V＞―‐'―､-く　　.ﾉ
　　　　　　 　 　 ./ ∧　　/　　　　　　.}　 } ／
　　　　　　　　　　 　 ,ゝ　＿　　-=≦/__/´
　　　　　　　　　　_ -=ﾆﾆﾆﾆﾆ/: : : /ﾆﾆ{
　 　　 　 　 　 ／::::::::::::ヽﾆニ/: :ｲ:/ﾆﾆﾆ〉
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　　 　 　 　 .′:::::::::::::::::::::::}′: :/ﾆ／::::::::'.　　　
　　　 　　　.{:::::::::::::::::::::::::::八_:_/／::::::::::::::::!
　　　　　　八::::::::::::::::::::::::::::::::〈´::::::::::::::::::::::}
　　　　 　 　 {｀:::::::::::::::::::::::::::::::',:::::::::::::::::::::::;　　ﾓｼﾞｯ――――♡
　　　　 　　　',::::::::::::::::::::::::::::::::∧::::::::::::::::::/
　 　 　 　 　 ∧::::::::::::::::::::::::::::/:::'.:::::::::::::::.′
　　　 　 　 ./　'.:::::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::::::::::′
　 　 　 　 　 　 }:::::::::::::::::::::::::::::::::!::::::::::::::{
=================================================================================================================

　　できる夫の傍ら。美貌と見事な体躯を活かし、けれどそれだけしか価値を認めないとばかりに何もさせられていないヴィーラがいる。

　　　　　　　　　　　　　夜毎。苦痛を越えた悦の地獄でよがり狂う彼女の声は、もはや館の誰もが知るところだ。

　　家長と言う立場でありながら。もっとも雌として弱いモノに躾けられた長女は、できる夫の視線に気がつくと媚びた笑みを浮かべた。

　　　　　　　　　　　　　　怯えの震えがある。覚え込まされた快感を脳が勝手に思い返し、切なげに股ぐらを擦る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3416 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/29(土) 23:57:11 ID:hrUcz4u0

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .ﾍ_
　　　　　　　　　　　　　　　 /　 ｖ　　／＼-―――-:へ
　　　　　　　　　　　　　　 ,　　　.≧:i:i:i:i:i:i:i:＼:i:i:i:i:／:i:i:i:i:＼　　　　　_ _
　　　　　　　　　　　　　　.'　　..;i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼,i':i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼-=ﾆ　　 |
　　　　　　　　　　　　　　Ｌ／/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iへ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ¨｀ヽ　|
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　　　　　　　　　　　　ﾚ 　 　 〉i:i:i＼ 辷ｒツ　 )'　　　 辷ｒツ　ﾙ( }|:i:i＼:i:i:i:i, '　ﾌ
　　　　　　　　　　　　　　　 /:i:i:i:i＼＼ 　 　 　 .;　　 　 　 　 |} 〉}:i:i:i:i:i:＼ﾉ_／
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　　　　　　　　　 　 　 　 ノ　 　＼:i:iヽ 　　|　　　 　 :|:i:i/　｀¨¨¨⌒ヽ:i:/(
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼} 　 ノ:.　 　 　 人(　　　　　　　)'
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｡sﾍ　　　　　　　　　　　　≧s｡ _
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　　　　　　　　　　　　／(-_-_-_.}　 ﾄ､　 　 　 　 　 　 　 　 }　 }-／⌒ヽ___
　　　　　　　　　　 　 }-_ ＼-_＼}　 }-＼　　　　　 　 　 -=}　 }/-_｀ヽ-_-_-＼
　　　　　　　　　　 　八-_-_-_-_ ＼ }-_-_＼＿＿＿ ／-_.}　 }-_-_-_厂〉／⌒
　　　　　　　　　　　 }-_ヽ-_／⌒ｖ´)}-_-_-_-_-_-_-_-_-_ }　/-_- ／　.:}'
　　　　　　　　　　　 }＿ 厂 　　　)く }-_-_-_-_-_-_-_-_, '　〈＿／　　 /
　　　　　　　　　 　 　 　 '，　　　 ∨ ＼-＿-_-_-＿ ノ　　　,'　　　　/
　　　　　　　　　　　 　 　 '，　　　 :. 　 　 :〈　　　　　　　　 .:
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 :.　　 　 :.　,'　　 　 　　,'　　　　 ;
　　　　　　　　　 　 　 　 　 '，　　　 /,　　　 ) '　　　　　　,'　　　　 ;'
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　反対隣では、次女のミクができる夫の側で給仕のごとく振る舞う。

　　　　　　　　　　怯えと快楽に縛られた本妻たる姉をさしおいて、自分こそがという優越感を顔ににじませて。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　足を置くための家具に落ちた末女を視界にさえ入れない。

　　　　　　　　悦楽の地獄で縛られた姉と違い。囁かれる愛に狂った女は、ただ一人だけを視界に収め続けていた。

　

3417 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 00:02:14 ID:RNrDBb4s

　

　　　　　///////////////////////// ハ
　　　　 //////////,　‐　　‐　_∨////// ハ
　　　　,′//////／ _　　　　＿ _∨//////ハ
　　 　 {////// / ゝ_　 ＼⌒ヽ　 ｀ヽfＹ´）/// }
　　　　i////// ﾚ′ ＼　 ヽ 　 ｰ　_ |／＿ ,｀ヽ
.　　　　i///f^Yl　　 λ ＼　 ＼　　＼　　Yヾ　 ＼
　　　　 ゝ,　ゝ./　　 j　＼ ゝ 　　ゝ. イヽ　i 入　　 .
　　　 　 /　　.　　　,　ヽ　｀ヽ∨ ＿ ノi　 y|　 /　　 :
　　　 　 : 　　|　　 ,｀ヽ　＼　ｲ ィ示t: | , 　i乂　 　 ,
　　　　　 ヽ,　 ,　　ゝ rミ _ |　 /弋ツ/ λ/i!　ヾ . /
　　 　 　 　 i　 ト。 ミ弋少`ゝ′｀¨¨ン. / ∧　　 ＼
　　 　 　 　 |　 ｀_＼ ﾐﾆ¨´　 '_ ,　　.　∨ , i! ＼.　　 ＼
　　 　 　 　 |　　i　　ゝ_ ＞　 _`　 ｲ 彳し　|　　＼　 　 ＼ _　　_ 　- ‐ 、
　　 　 　 　 i　　| ._,　￣｀ヽ ＼.:.:.:　　　 ゝ ー　、/　　　　　 ￣　　　　　＼
　　　　　　　ﾏ⌒ﾏ　　　　　ゝ_」　 , 　　　　　　　Y ＼　　　 ｰ ──　イ　 ﾉ
　　　　　　　辷ｱ　ﾏ _ .ｶ　　　　薔　　　　　　　　 : _, ＼　＿　／　／ ￣
　　　　　　　ゝ ﾏ＿ｒ　ぅ,:　　　　　　　　　　ｽ　　　ﾝﾏ⌒ﾏ　 ./　／
　　　　　＿ノﾉ::::::;;;ヌi:i:iγ）　 　 　 　 　 _ .::::.ﾏ ⌒ ﾏ ⌒ﾉ　 ゝｲ
　　　　,′匕i::::;;,'/｀イ　　′-っ　　 　　 :ﾟ::.:.:ﾏ ⌒ ﾏ　ノ｀ヽ
. 　 　/　 |　 |:::::::i　　　 :　　―っ （｀ _　 i:i:i:i:ヾ_ヽ辷 彡_　 〉
　　　ｉ　　|　/:::::::i::::i:::、＿ ｰ　イ＿ゝ-　￣　 ｀.〉::::::::.;;:::〉i ＼
　　　,〉、 i./:::::::::;i:/;;://://＼_ r---‐ 　 _　　 〈:::::::;;,':::::iλ　 〉
　　 ζ::γ:::::::／:::γ/:;i./　　　　乙ノ ,...i l::::::::::;;ヽ／:::::〆|　,'ヽ
　　/:::／＼:::.ゝ-=＝イｲ　　　_　　t／::::i |:::::ゞ- ｲ:::::::/　 ｉ ∧/
　　i::::;:::::::::..＼:::::::::::::::/　　　 `　　 　 :::::ゝ｀」::::::::| ::::::iゝ-ト／
　　i:::::;:::::::::::.....｀ヽ_ イ　 　 　 　 　 　 i::..ゝ_ ＼:::/:::::::::i:::::::::::〉
　　∨ゝ::::::::Y ⌒ ヽ -　 _　　　　　　　＼／ ￣｀ヽ个　_ イﾉ
　　 λ:::::::::.　　　　＼　 　　-　 ―　ｰ ｀ヽ::::::::::::::::i:::::::/ /／ヽ.
　　/::::∨　　　　　　　＼ 　　　　. 　 イ　 λ:::::::::::::i::::/ /::::::::/ 〉
　./::::../　　　　　　　　　 ゝ _ ,　 　　　　　∨ヾ_::::::::i:,／:::::..イイ
　i::::::/　　　　　　　　 　/ 　 j　　　　　　　 ,::::::::::::::ゝイ:::::::／
　i:::/　　　　　　　　 . 　　　　i　　　　　　　 i!:::::::::ｰ::::::_:::::/
　i/　　　　　　　　 ///〉　　 : 　 　 　 　 　 i:::::::::::/
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　　　　　　 ／イ　　　　　　　|　　　　　　　;
　　　 　 ／　　　　　 　 　 　 :.　　　　　　 :.
　　　／　　　　　　　　　　　　i　　　　　　 :.
　 イ　　　　　　　　　　　　 　 i　　　　　　 :
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　.
　　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ　　　　　.
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　_　 ｲ
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　　　　　　　　　そうして。明瞭に上下関係を作られた嗜虐の末女は、被虐快楽を味わうようにできる夫の足を大事そうに抱く。

　　　　　　　　　　　時折。できる夫の足が腹を深く踏み潰すと、クザクの口からは苦しげながらも満足そうな息が漏れ出る。

　　　　　　　　　　　男のサディズムを満たすマゾヒスティックな笑みは、自分だけの役割を見出した誇らしさに満ちていた。

　　

3418 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 00:07:30 ID:RNrDBb4s

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　　　　　　　　　　　　　　,..-''"´ 　 　 ｀"''-、
　　　　　　　　　　　　 ／-――-　　 　 -―＼
　　　　　　　　　　　 /　　 ＿　　　　　　　＿　.',
　　　 　 　 　 　 　 ,'　　 ｲ::::）｀　　　　　ｲ::::）｀　',
　　　　　　　　　　 l 　 　｀¨¨´　　 、　　 ｀¨¨´　 l
　　　　　　　　　　 l　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 l
　　　 　 　 　 　 　 '.,　 　 　 　 ―――　 　 　 ./　　　　　　――――ああ、そう言えば
　　　　　　　　　　　 ヽ、　＿＿　　　　　　　 ／
　　　　 　 　 　 　 　 r''"´:::::::/´|　　　 _,,..-''´ヽ
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　　　　　 _,,..-‐''"´　 |＼.／,::::::::::::|　　　 |:::::／-ヽ、｀''-..,,_
　　　　　|ヽ　　　　　 |　 __　'.,::::::::::＼.　 .l／::::|　 ＜_　　　.|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　元来ならば、できる夫の立場にあった女――ウルスラ――を壊す三兄弟。

　　　　　　　　　　　　　　　もはや見る影なく壊された彼女らは、辿るべきだった結末へはたどり着かないだろう。

　　　　　　　　　　　　　　　ゾンビとして操られるのと、今のどちらがマシかはできる夫の判断できるところではない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただ、そこまで考えてからふと、彼はこの館へ来た頃の事を思い出した。

　

3419 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 00:14:22 ID:RNrDBb4s

　

　　　　　　　　　　　　　　　,.　-─-　 、
　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　 　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　 　　 ｀、
　　　 　 　 　 　 　 　 l　―　　―　　　 　　 l
　　　 　 　 　 　 　 　 l（● ）　（● ）.　 　　 !　　　　（戦争になったら、ココは攻め落とされるんでしたっけ）
　　 　 　 　 　 　 　 　 ､　　 ´　　　　　　　/
　　　 　 　 　 　 　 　 　＼　￣ 　　　　 ／　　　　　（なら、ここに居ないほうが良いと言えば良いか）
　　　　　　　　　　　　　／.>＿　 　　 /::::::i:::ヽ._
.　 　 　 　 　 _ ,,､-ｰ／ !// ー　ﾍ￣/:::::::::l:::::::::::｀:ｰ:.､
　　　　　　,´:::::::::::::く::::::::/　i　 / 　 ヽ::::::::::!:::::::::::::::::::ゝヽ.
　 　 　 　/::｛::::::::::::::::＞:i 　 l7i　　　/:＼:／::/:::／::::::::::::::::i
　　 　 　,'::::::i::::::::::／::::::l　 /;;;;l　　/::::::::〉:::::/／::::::::::::::::::::::!
　 　 　 /:::;::::∨:::::l::::::::::i　/;;;;;;l.　/::::::::/:::::/:::::::::::::::::::::::::::/
　 　 　/::::ヽ:::::〉:::::l:::::::::l /;;;;;;;;l. /::::::／;;;;;;i:::i::::::::::;;;;::::::::::::::>
　　　 <::::::::::ソi::::::::l:::::::::li;;;;;;;;;;;l/::／,､;;,､;;:l!::l_／´:::::::::::::::: ｿ
　　　 !:::::::ゝへ､;;;::::!::::::」--‐‐'''""ﾞﾞ｀ヾゞＭソ／::;;;;:::::::::::::::::l
　　　 ）::::::ゝ彳´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍノ／´￣::::::::::::::::::::l
　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ﾍへ￣::::￣:::::::::::::::::::::/
　　 l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／´::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::/
　　 l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
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　　　　　　　　　　　　　　　　三姉妹へは多少なり責任と情は向いているが、道連れにすることへ躊躇はない。

　　　　　　　　　　　　　　　事が起きた時には存分に働いてもらい、何らかの手段を講じる事はできるだろうが。

　　　　　　　　　　失敗したあとのことを思えば、アルトにまで責任を取らせる必要はないかとできる夫は人知れず頷いた。

　

3420 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 00:17:12 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　 ≧=三三三三三三三~三三三三三ﾆ=-
　　　　 Vﾆニニニニニニニニニニニニニニﾆ‖
　　　　　Vニニニニニニニニニニニニニニﾆ‖
.　　　　　V三三三三三三三三三三三三三=ｲ
　 　_,､､rf⊇―――――――――（　）――-}
.r=ﾆツﾌﾌｱ=三三三三三三三三三三三三三ﾘ
i|二}ﾆ｝｝［≧=〒〒‐r＜ニニニニ=― ‐=ﾆﾆ=/ 　./7ｧ｡_
i|乂ニニﾆﾆ=ｰ∨|i.:.:|i:.:|芯劣＜ニ二二ニ=─＼./ﾆ//ﾆｧ｡_
`マ廴ア^ニﾆ=-〉|i.:.:|i:.:|弋zﾀノ　/:::::ｨ劣r |i:|ﾆ=- マ/ﾆ/_r=ミ､
　　 `芍ﾆ［￣￣�Y.:.乂|　 　 　 /イ'代ツ|i:|i:|　やｈ､人｛/┌=｣　　　　　できる夫さま？
　　　　｀`∨777ｱ=--=ﾆ 　 　 　 ､　　 /|i:|i:| 　 寸ﾆ乂Y乂ニ|
　　　　　 r=ニ¨ニニニ〈 、 　 _､　 　 //|人|　　　寸ニ＼ﾉニ|_
　　　　 　∨〇ニニニニ‐|iト　＿　イ::/　　　　　　 Ｙ=- -=彡ｸ
　　 　　　　∨ﾆﾆニニニﾆ＼ニ}厂三}＿　 　 　 　　＞ニニ久＼
　 　　　／ﾆ``〈〇ニニニ｀､ ＼ソ〇ニニ三`ニ=､、 ／λ　 ／／ヽ
.　　 　/ﾆニニﾆ|ニニニニ=､ﾆ:トﾆ〕ｈ､ニ＼ニニﾆ|i ＼∨／／ニﾆ}
.　　　｛ﾆニﾆﾆﾆ乂ニニニニニニ〉ﾆ〕ｈ､ﾆﾆ＼ニニ＼}h∨〃ニﾆ/
　　　 �Z ニﾆニ /ニニニニニﾆ∧ニﾆ〕〇ニﾆ＼ﾆニ. Vニニニ〈
　　　　�Zﾆﾆニﾆ＼ニニニニニﾆ∧二二〕ｈ､ニﾆ`､ﾆニ|=ﾆニニ∧
　　　　 �Zニニニ=`〜､、ニニニ/=〉ニニﾆ〕ｈ､ﾆﾆ`､ﾆ｣=ニニﾆ/ﾆ〉









　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　 -‐-　 ､
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,　´　　　　　　　｀ 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　,. -‐'ｆﾌﾌ 　 　 　 　 　 ７　　 　　　　　　　　　　 　 ｀､
　　 　 / 　 ｒ‐´ ｒ‐､ 　 　 　 　 / 　 　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　ﾉ　 _/＿ 」　 .l　　　　　　|　　　ー‐-‐'　　 `ー‐-─ 　 　 !
　　 i　　 _ ＿　.） ,'　　　　　　 |　　　（ ー‐）　'"　（ ー‐ ）　　　!　　　　　……わかりました
　　 !　　　　　｀{ ﾉ　　　　　 　 ヽ　　 　　　　 '　　　　 　 　 　 /
　　 |　　ｰ ― ､}´;￣￣;｀ ｰ‐-/;:;＼　　　　　`　　　　　　　／,.,.,.　　　　後任への引き継ぎが完了したら
　　 l　　 ,.-ｒ　/;:ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;ヽ＿　ー -- - 　 __, ｲ:;ヽ:;:;:;
　／i!　　　 〕〈:;:;:;:;:i:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;:;:;!　　＼ _ｰ‐_,.／　　i:;::;:ヽ:;:;　　　　あなたの離職を認めましょう
´:;:;:!ヽ ＿∠);;',|:;:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/:;:;:;:;:;:;ﾄ､　／!;;;;;;;;;;〉、　,,.ｲ:;:;:;:;:;:ヽ
:;:;:;:;:ゝ､_　 /;;;;ﾉヽ:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;ト.｀'　 ヾ--〈　 Ｖ　 !:;:;:;:;:;:;:;
:;:;:;:;:;O /｀:;´/;:;;:;:|:;:;l:;:;:;:;:;:;/└-､:;_:;」　　　　!;;;;;;;!　 　　 |ヾ､:;.-‐
:;:;:;:;O:;':;:;:;:;/:;:;:;:;:;l:;:;:!:;:;:;:;/:;:;:;,.-‐´:;:;:|　　　 |;;;;;;;;|　　 　 !:;:;＼_:;:

　

3421 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 00:19:08 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　　　　 -=ニニ二二二二二二二二二二二二二二二二ニ=- _
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.　　　　　　　　／ﾆニニ二二二≧=-　-=ニニニニニ=-Y.::::::::::::::::::::::V/:::::::::::::::::::::::: ｱ￣⌒
　　 　 　 　 　 !､二二二二二二二二二二ニ=-. :、::.::::::::::::::::::::::::::::::::::}!::::::::::::::::::::::::::ﾘ
　　　 　 　 　 　 ｀＞ニニニニニニニﾆ=-:::::::/　.}:::＼::::::::::::::::::::::::::::::::}!::::::::::::::::::::::::::}!
　　　　　　　　　　　　｀＞-=ニニニ=-./.:::::／　=‐.::ﾘ　丶N:::::::::::::::::: /,._::::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　　　　 }::::: ： , ,　　/.::／　ｨ斧芋ミx 　 .i:::::::::::::::: /／ Ｙ:::::::::::/|/
　　　　　　　　　　　　　　 |:::: i{ 　　　´　 　 　 　 .うﾊヾ　 /.:::::/.::::::/,'　　.}:::::::::,'
　　　　　　　　　　　　　　 |:::..ム　 、　　　　　 ゝ 乂ツ　 '.::::::/:::::::/〉　ﾉ ｲ:::/N
　　　　　　　　　　　　　　 |:::/　　,　　 　 　　　 　　, ,　　/.:::::'.::::::::i　 ／:::::ｲ　　　　　　　　　　　はい。ご迷惑をおかけします
　　　　　　　　　　　　　　 ﾚ　　 　 >、 _　　 　　　　　　/:::::::::::::::从イ::::::::{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿心,　`　　　　　　.ｲ.::::::::::::::/ N∨⌒ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　i{三-=ヽ　　　__ ,.イ.:::::::::::::::::'.　{_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　〉三ﾉ三_ ￣7／::::::::::::::::イ 　 イi}
　　　　　　　　　　　　　　　　　/三ｲﾆY ＜,ノ⌒~ 〉￣　´_,＜三ﾆ|
　　　　　　　　　　　　　　　＞　´三三|7三三≧zz≦三三三ニﾆ|
　　　　　　　　　　　　 ,. ｨニニ三三三|7三三ﾆ=-=ﾆ=ﾆ=ﾆ=-=イ|
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　　 ,三三三三三三三三三三三三三三三三ｲ　 .∧三三三三三
　　 三三三三三三三三三三三三三三三／ 　　　∧ﾆ三三三三
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3422 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 00:22:17 ID:RNrDBb4s

　　 　 　　 , ' ￣￣￣￣ ｀ヽ
　 　 　　 /　　　 　 　 　 　 　＼
　　　　 /　　　　　　　　 　 　　　ヽ
.　　　 /　 '´￣`　　 "￣`　　　　　ヽ
　　　 | 　 ( ●)　 　 ( ー )　　 　 　 |　　　　　　　　近く母が様子を見に来るようですし
　　　 i　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 j
　　　 ゝ 　 　 　 '　＿　　　　　　 ／　　　　　　　　その時、後任については話を進めましょう
.　　　　 ＼ 　 ヽ 　　ノ 　　　__, "
　　　　　　 ` 　_ _ 　　, 　'　´　 /::＼　　　　　　　　――我々の事情については、もちろん伏せて
　　　　　　　 /:/ /:::::入 　 　 ./::::::::::|""＼
　　　　　　／:/ /:::::::::::∧　　/::::::::::::|::::::::::::" - ､
　　　　／/:::::|V∧::::::/　 ＼/::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
　　 ／:::/:::::::|　 /:=:::i　 　 /::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
　 /:::::::::|::::::::|　/::/::::|　　 /:::::::::::::::::/::::/:::::::::::::::::
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　今後の予定を改めて語る。できる夫は知らないが、これこそがウルスラが狂う最後の要因。

　　　　　　　　　　　　　　『彼女の父が、三兄弟が売った情報により反帝国を掲げる植民国に討たれたこと』。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それは後に繋がる戦乱の階を飾る一つにもなることだ。

　

3423 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 00:27:00 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿ _
　　　　　　　　　　　　／　　　　　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　／　　　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　/　　　 _　　　　　　 　　　　　丶
　　　　　　　　 l　　　 ﾉ }　　　　⌒＼　　 /⌒　l
　　　　　　　　 |　　　/ .ﾊ　::;;（　　●）　　（ ●）|
　　　　　　　　.l　　 // .ﾑ-,..,.　´"''"　　,　"''"´ l　　　　それで……
　　　　　　　　 ＼ ヽ!　'　'　! ヽ　　､__ ,_,　　　／
　　　　　　　　　　|ﾌ入　　　　 l　　　　　　 ／　　　　　 職を辞した後、生活の宛はあるのですか？
　　　　　　　　　 ,ヘ　ﾍ　 　 　 ト　､ ＿ ､´
　　　　　　　　／ 　 ヽ ',　　　　jｧ /　/ !　ヽ
　　　　　　／　　　　　/ゝ..＿..ﾉ｀Y Y　/ 　 }
　　　　 ／ ,..........　　 　', 　　　 　 ｌ}_|./　　 j
　　　 /, '´　　 　 ｀ヽ　 ﾊ_　　 　ノ 　ｌ　 　/
　　 //　　　　　　 　 ∨　｀` ￣ 　　 l 　./〉
　　j j 　　　 　 ､　　　 l　　　　　　　　l ,._ll′
　　l |　　　　　　｀ヽ　 ﾍ　　　　　　　　l! /
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　戦乱は免れない。だが、その形が変わったことをできる夫は知らぬままアルトへと語りかける。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼が知る『ゲーム』の未来はもはや遠く。

　　　　　　　　　　　　　　　百合園館に根を張った男を待つ運命は、彼にとっていくらか都合の良いものだ。

　

3424 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 00:27:44 ID:FWzmkNf8

なるほど

3425 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 00:28:32 ID:hwntO8/h

一番、人間的な意味での好感度が高い故か

3426 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 00:31:02 ID:RNrDBb4s

　

　　 　 r――――――――――――――――ｧ
　　　 Λニニニニニニニニニニニニニニニニ/
　　　　 .≧=――――――――――――‐=≦
　　 　 　 .|＿＿＿＿＿＿（ 　）＿＿＿＿＿＿_|
　　　 　 ／＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=／|
　 　　／イ::::..`＜ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=／::::::i
　　　　　 l::::: l::::::l::::::::::::/...|:::::::::::::::| .＼:::::i:::::::::::::V
　　 　 　 |::::: l::::::l::::::::::/　 |:::::::/l.:::|　 u＼|::::::|:::::::V
　　 　 　 |::::: l::::::l ＞ メ､　|:::::/　l:ﾘ_,. イ　|::::::|:::::、V
　　 　 　 |:::::::l:::: |._＿＿　 |::/ 　l/_＿__　 |::::::|:::/｀ `
　　　　　 l:::::ｲ::::::l.ヽ:::::ノ　 |/　　ヽ.:.:::ノ 　|::::::|ｖ
　　　　　 ﾚ'ヽl::::::l///　　　　　　　　////.|::::::|ﾉ　　　　　実はまだ、なにも
　　　 　 　 　 i:::::{ ｡　　　　　　　　　　u　 |::::::|
　　　　　　　 .ﾍ:::|ﾍ. 　　_ ＿＿_ _　　　.,ﾊ|:::/　　　　　　貯金はありますので、ゆっくり考えようかと
　　　　　　　　 ﾍ|.　丶 　　　　　　　 イ　 .|/
　　　　　　　　　　　　　 }＞　　 ＜{
　　　　　 　 　 　 　 ＞{ニ三}{三ニ}＜
　　　　　　　　＞≦ニ入=三}{三= ﾊニヽ
　　　　　, =´ﾆﾆニニニニニ{〇ニニニニ｀丶､
　　　　/=ﾆニニニニニニニ}ニニニニニニニヽ
　　　/ニニニニニニニニニ}ニニニニニニニﾆi






　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿__　＿___
　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　 （＿＿ ゝ
　　　　　　　　　　　　　　／ 　　　　　　　　　　（＿＿_ヽ_
　　　　　　　　　　　　 ／ 　　──　　 　　──　 （＿_ _　ヽ_
　　　　　　　　　　　／　　／´　 ｀ヽ　　　/´　 ｀ヽ　 （＿＼ 〈
　　　　　　　　　 ／ 　 　 `Ｔ;;;:::;;;Ｔ′ 　　`Ｔ;;;:::;;;Ｔ′　　＼ ＼　　　　　それは、今の御時世ではいくらか厳しい気もしますが
　　　　　　　　　 |　　　　 ヽﾞ''''''´"ノ　 　 ヽ⌒ﾞ''''''´"　Ｕ　　|　 ）
　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　 '　　 　　　　　　　 　|三三）　　　 なら――――そうですね
　　　　　　　　　　＼ 　 　 　 　 ー ─　ー 一 　　　　　 ／.::|　 .|
　　　　　　　　　　　 ＼　　　　 　 　 　　　　　 　　　　／|.:.:.:.|　 .|
　　　　　　　　　　　　　〉三三三》　　　　　《三三三〈　 |.:.:.:.:|　 .|

　

3427 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 00:32:16 ID:FWzmkNf8

ちょっと考えが甘すぎるw
いや、それほどまでにここにいるのがキツイのか

3428 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 00:34:44 ID:RNrDBb4s

　　　 |!　　:::|　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿___
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　　　 |!　 　.!| !|ｌ　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　|　-=ﾆニﾆ=-　　　 　 　 　 　 　 　 : : : : : : |　　　|
──┘　 !| !| !|ｌ　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　　　|　　　　　　　　　　　‐-　__γ´　ヽ　　: : : .:.|　　　|
..γヽ,　　 !| !| !|ｌ　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　　　|　　　 　 　 　 ":　:　:　　 　`　． ﾉ　　　: : :.|　　　|
　{`-{　　 ﾊ　V/　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　|　　　　　': : : :　:　:　 :　　.　　 　 ヽ　 　 : : |　　　|
　{　 {　　　 〉=〈　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　| -‐ '":::::: : : : :　:　:　　:　　:　　. 　. `　 ､ : :|　　　|
ニニニニニニフ　　　　　　　　　　　　 　 　 　 .|　　 └───────────────‐┘　　 |
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二二二二!　　 |
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　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 l　 '´￣`　　　（ 　●）;;:::　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 l ;::（　●）　　　　"''"´　　　　　　　l　　　　いっそ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　´"',　　　　　　　　　　　　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 l　　　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　i　　　　ここでの出来事を、本として売り出しますか？
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼　　　､__,＿_,　　　　　　　　　丿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　 　 r- ､　　　　　　　 ,-‐　‐- ､＿,,i-'"i`i､　 ‐ 　／_,,|　ﾍ､　　　　＿ . -‐ ､
　　　　　　 　 ヽ､　＼_＿ 　　/:::::::::::::::::::::::::／::;;;;| ﾍ､ ー',, ／　i;;;;;ヽ｀'￣:::::::::::::::::::::　ﾍ　　　 　　__
　　　 　 {ヽ､!ﾞ`､.ゝr､　　l｀Y＼:::::::::::::::::::::／:::::::::;i　 rゝ"､　　　 !;;::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::i　 ,.､r-ｨ'ヽ　}ｨヽ
　　　　　 |　 |　 ll　 Y´　l　 !　 ヽ-､　 ::::::＼:::_／! , '!::::::::入 　 /::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::,., ｨ´f 　i　 l　 i´ i　l
　　　　　 ヽ､ﾞ､　ﾞi　 ﾍ　 |　 i　　　　 ヽ::::r-‐'´:::::|/ l };:::::/　k. /i:､:::::::::_r':::::::::::::::, -‐ f　|　}　 }´ l 　! ,!　i
　　　　　 　 ｀ﾞ､. ﾍ 　 `"ﾍ　`l_　 　 　 !､_r ､::::::::l　 Y:::::::l 　 V/　､／::::::::::::::::r´ 　　 !　!　! 　| ｿ　 .|'　/
　　　　　　 　 　 `ー'‐―､_　　!　　　 　 //´:` ､i　/:::::::::|　　/:::::::｀` ､::::::::::rr|::::.....r'ﾞ　 |'´　 /´　／／
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――女が男を抱くのが当たり前の時代、世界にあって。

　　　　　　　　　　　　　　男が女を狂わす官能の書籍は一部の貴族男子の間で流行り、背徳の味を教え込む。

　　　　　　　そのモデルとなった男。百合園館に咲く黒薔薇は、始まる戦乱の最中にわずかばかりに耳目を集めることとなる。

　

3429 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 00:38:35 ID:FWzmkNf8

そう来たか

3430 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 00:39:10 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　 　　　　＿＿＿＿＿＿
　 　 　 　 　 　 　_ -=ニ二二二二二二二ニﾆ=-
　　　　　　 .-=ニ二二二二二二二二二二二ニﾆ=-
　　　 　 .-=ニ二二二二二二二二二二二二二二二＼
　　　../二二二二二二ニ=-=ニ＝――――― ｘ二二/
　　..../二二ニ=＞ - ^~　　 (　 　)　　　　　　　　　 ＼/
　　　＼二ニ／　 　 ＿=-≦二二二二二ニ≧’:::::＼}
　　　　..＼,/ 　_=-≦二ニ=-~|::::::::::|:|V::::::::::|::::::＼::::::＼
　　　 　 　ﾍ／::::i::::::::i!::::::::::::/ i!:::::::::|:! V::::::::i::::::::::::＼::::::＼
　　　　　 　 i:::::: j::::::::l::::_ノ:/ 　i!::::::::j:!｀``ヽ::|::::::: ::::::::i'ー--＼
　　　　　 　 |::::::,:::::::::匕::::/　　 i!:::::/ﾘ_　 V:::|::::::::l::::::::|
　　　　　 　 |::,:/:::::::::::!::::/　-　 |:::/　ｨ≠ミｧ:|:::::: |^i:::::!
　　　　　 　 |::/ﾍ:::::::::i!;'ｨ≠ミｧ ﾚ' 　 　 /// |:::::: |,ﾉ::::'　　　　いやいや、そう上手くはいきませんよ
　　　　　 　 |/　ﾍ::::::::| ///　　　`　 　 　 　 i::::::::!::::,′
　　　　　 　 |.　 　ﾍ:::Λ　u 　 　 　 　 _　　 ｲ:::::从/　　　　　辞めるまでの間。色々と考えてみます
　　　　　　　　　　　ﾍ:::::>-- ､　ﾏ　　 ﾉ　ィﾚ|:::/
　　　　　　　　-──ﾍ/ 　r‐''=ー─＜--┴|/＿
　　　　　　　 |///////　/⌒>∧//{〇////|///ｈ､＿
　　　　　　　ﾉ//////　　'⌒ヽ/∧======イ////＞//‐､
　　　　　 ／//////　　　 ￣￣>∧|////////／//////|
　　　　　 ＼/////　　　　　 ￣＼/{〇////／//////{//
　　　　　　r'////{　　　　　　人___},|////////////////〉
　　　　　　|////八　　 　 ／/////{〇//////////////
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　金と人、物資が集まる商家はどの陣営も手元に置きたいものだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゆえに姉妹を尋ねる『女の武将』『女の貴族』『女の反乱軍リーダー』は多く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　彼女らは知らず。黒薔薇に魅入られ。抜けぬ棘の毒を流し込まれる事となる。

　　　　　　　　　落ちた身体を持て余す者は、だからこそ戦乱の行く末を決定せずとも左右するだけの繋がりとなり得るのだ。

　

3431 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 00:42:45 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　/＿＿∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ⌒ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　｛｝ | |　　　 ,，---　、　　　　　　　　　　　　　／⌒;';';';'く
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,|　 　 | |＿,，'’／: : :＼｀丶、　　　　　　　　　　^>ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ〉
: : : : : : : : : : : : ＿＿＿＿: : : : : : : : :|＿＿|:,，'’:／: : : : : : :.＼: :｀丶、　　　　　　　ノﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;く／⌒＼__
: : : : : : : : : : : :/￣￣/￣/ : : : : : : : : : : ,，'’: ／: : : : : : : : : : : ＼: : : ｀丶、　ノ^'"´ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;ﾞ;
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ﾆﾆﾆﾆﾐﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ」-一…T¨｀¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´¨¨|…─--ノﾞ:,　　⌒Ｖ{_//⌒¨⌒＼;';';';'
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;';';'ﾐ;';';';';';';';';';';'ﾐ;ﾐ;ﾐ;';';';';ﾐ|二|￣￣|二|工工工||工工工|||工工工||工工工|二|￣￣|二|;';';';';';';';';';';'ﾐ;';';';';';';'
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￣￣￣|￣￣￣|￣￣￣|二|￣￣|二|｜｜｜||｜｜｜|||｜｜｜||｜｜｜|二|￣￣|二|￣￣￣￣|￣￣￣
|￣￣￣|￣￣￣|￣￣~ |二|￣￣|二|｜｜｜||｜｜｜|||｜｜｜||｜｜｜|二|￣￣|二|￣￣￣~~|￣￣￣
|　 　 　 |　 　 　 |　　　　|二|￣￣|二|⊥⊥⊥||⊥⊥⊥|||⊥⊥⊥||⊥⊥⊥|二|￣￣|二|　　 　 　 :|
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　川の流れは唸り、行く末を変えて。百合園館は、一輪の黒薔薇のためだけに。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　変わらぬ輝きを放っていた。

　

3432 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 00:43:10 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞　　´　　 　｀　 　 ＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿_ﾉ, ;　ゝ、__　　　　　　　　　　　 　 ｘ-､＿___
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ヽ_}　|　ト 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　(::::::)　)｡　　　　(―‐---)。　　∨　　　 ,'　 ゝ､┴┴〈　　　ｆ己
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 '　 　 ｡と : : : 　 　 丶　 　: : : : : :ﾟ｡　　　　　　　 ヽ.　　　　　　∨　,拒}
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣　T r-､　　 　 　 　 　 　 　 ｘ--　‐‐　= ､　　　　　　 　 　 　 　 ∧　　　　 　 〉 ｆ己
　　　　　　　　 寸ﾄ、　 　 ,'　⊥_/_/_,/ゝ､　　　　 　 　 　 人＿＿＿＿ノ　 　 　 　 　 　 '　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}拒}
　　　　　　　　 ｀己{(_　 　|　　　　　 /　/ 　i 　　　　　　　　しﾟ　 　 　 u。　　 　 　 　 　 :l　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　　　　　　　　　 ｀寸(ﾄ､　| 　 　 　 ´　/　..∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　,'　　　　　:|
　　 　 　 　 　 　 　 `己({/､_　　　　 ,:^ 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 ,' 　 　 　 : :|
　　　　　　　　　　　　　 ////≫zzzz　 　 　 　 .＞ ､　　　　　　　　　　　　　　　,.　-←―――,'　　 　 　 : :
　　　　 　 　 　 　 　 　 '　｀ー≪///　　　　　 ´￣ ｀¨ゝ、: : : : : : : : : : : : : : :／　　　　　 　 　 ',　　 　 　 : ;
　　　　　　　　 　 　 　 '　　　　　　{＿,.　 イ　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,'
　　　　　　　　　　　　 ｌ　　　 　 　 |　　 　 　 　 .〉 　　　　｀　ー　　　 -‐　´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _/
　　　　　　　　　　　　 |　　　 　 　 | 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',　　_　 -=ﾆ二
　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　ﾘ　　 　 　 ./　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ',´
　　　　　　　　　 　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿__/　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽー--　　　_　　　　　 　 　 _　.　　--一'/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。　。+*∝Ф∝*+ 。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　
　　　　　　　　　(⌒)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『百合園館の黒薔薇』　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (｀Ｙ´)
　　　　　　　 (⌒※⌒)　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 貞操逆転ファンタジー　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (⌒※⌒)
　　　　　　　 ｀'(__i__)'´　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 調子に乗った悪雌を解らせろ！！　　　　　　　 　 　 　 　 ｀''(___)''´

　　　　　　　　　　 ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　 ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ　ﾟ ･∽*+*∽･ ﾟ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜〜おしまい〜〜

　　

3433 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 00:43:31 ID:FWzmkNf8

完結乙

3434 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 00:44:14 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　______
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ ム=ﾆｰ-　_:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　＞ '"´￣ 　　 　 　`ヽ､.｀ヽ､:.:.:ゝ
　　　　　　　　　　　　　　 ／´　　　 ／　 　 　 　 　 　 ｀ヽ.＼:.:.ヽ
　　　　　　　　　　 　　 ／　　　 　 /　　　　　　　　 　　 　 ＼',:.:.:.',
　　　　　　　　　　　 ／ ／.,'　　 .イ 　 　 　　 　.}　　 　　　 　`､:.:ﾘ
　　　　　　　　　ｰ-ﾆイ/ 　{　　/　l　　　　　　､_ﾊ 　 　 　 　 　 ∨
　　　　 　 　 　　 |｀l　ｲ　　',　/　　ゝ',　　　 / /｀',ヽ　/　 ',　　　 ',
　　　 　 　 l⌒l 　|ﾆ|´ ',./　ﾊ {　　　｀へ　 ｲﾚ'　　|　ｲ　　 ｌ　　 　 !
　　　　　　 |三!'´.l=/ 　'ﾍ./.ｨﾆ二ﾆゞ　　｀´ゝ､=‐､,ソl　 　.|　　　 .|　　　　　　　　　　以上！　百合園館、完結！　完結です！
　　　　　／|三!　.ｌ/ 　ヽ　l ´/／/／　　　　 ｀゛''ゞ 丿　　│　　　ﾍ　/´ヽ
　　　 ／　 .l三!　.ｌ 　　 lゝ{　　　 　 /´⌒⌒ヽ/／／ /　　l',.　　　 ∨三/ 　r=､　　　なんか続けられそうな雰囲気だけどここで完結ー！
　　　,'/　　 |三ﾘ､{､ ､　.{　ゝ　　 　 ゝ ´　 　ソ ゝ二ｲ　　 ,' ヽ　 　./三/　 /三ｿ
　　　 {　 　 {_ゝ` ｿ ヽ‐-ヽ-‐≧=‐-_ 　二二__＜´ノ 　　/　　ヽ　/三/＼/三/　　　 日を跨いだ更新ばかりでしたが、お付き合いありがとうございました
　　 ／ﾍ ∠ﾆ‐'ｰ-‐ソ;;;:::::::::／:{　 　｀{ }´￣ゝ 二´＿. イ　　　 ∨三/　/三/
　 ./　 ∠ﾆ三ﾆｲ´-‐'"´￣ {: ノゝ_,イlﾍﾊ､__ノ: : ゝ; : :｀ー-ｨvｿ}{ｿﾆｿ､./三/
　 ,'　./ﾆ三ﾆ,ｲ:.{´: : : : : : : :ゝ`ｰ.､＿};{＿＿ヽ: ;ノ｀ﾞ''ー-ゝ__ソ｀ヽ｀ノゝイ/!
　 |　/ﾆ三ﾆﾊ : l: : : : : : : : : :ﾑ:::::::::::/l:::::::::::::个: : : : : : : ＼ヽ三三＼､_ｲﾚ
　 ﾍ,'ﾆﾆﾑﾆl ﾍ: ﾍ: : : : : : :／＼::::::_;l/:::::::::;:イﾍ : : : : : : : : :}.ﾊ三三￣ﾂ }
　　 ヽ三!三! : : ｿ: : : : イ´:::::ノ:｀´:::::｀'ｰ'´:::::::::::',: : : : : : : :/./:l.ﾆ/ﾆﾆ/ /
　　 .) ヘ{アｌ: : ∧{: ／:::,イ´｀ゝ､;;ｨ_;;､:::::::ﾍ:::::::::::l､: : : : :{ン'´ ;'_/ﾆﾆ/ /
　　 '´　 ゝ､{.∨　ﾍ:{ﾆソ'´:::::::ノ ; ; ; ; ｀1'"´＼:::::::ﾞ＼:.ﾊl: : : ://ﾆﾆ/.ノ
　　　　　　　｀ 　 　｀/:::::::: イ､ ; ; ; ; ; ; ﾍ:::::::::{_ﾆ=ｰ-ｲ l|: : :ｲ/ﾆﾆ∧(
　　　　　　　　　　 /{､:／　　　＞‐-‐'"´ヽ::::::',　　　 　 {ｿ＼ン'"´ 　`
　　　　　　　　　　 ゝｿ　　　　　　　　 　　 ﾍ:::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ‐1
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ｀´


　

3435 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 00:45:17 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 r.: ´: : : : : : : : :≧､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞- ――- ＜: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{┃　 　 ＼{. ┃}　 　 |　',　　　　　　　次回からはニアスさんのえちちなやーつを、コチラでやっていきます
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　┃　　　　　 ┃|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　　　　　百合園館の続きはなんか思いついたらね！　やることは変わらないけど
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　 ｀　 ´　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',　　　　　　んでは、またねーーーー！
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
　　　　 　 　 { /　　　乂＿乂: : :ィ::::/⌒',:::＞- イ　　 /／　 }　/
　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
　　　　　　　　　　　　　 ｀￣　 {. {:/　　　 .',::} .}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　　　 　 ゞ/


　

3436 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 00:46:16 ID:v8yJVyE1

乙

3437 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 00:49:06 ID:hwntO8/h

乙ー

3438 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 00:51:42 ID:hwntO8/h

しかし未来さんが自分ができる夫の特別みたいなことを考えつつ
できる夫は姉妹はともかくアルトを道連れにするのはなあ…って辞めるの認めてるの芸術点高いな

3439 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 01:12:23 ID:weCNla5p

乙でしたー

3440 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 01:12:40 ID:1AmRfbCF

完結乙でした

3441 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 05:37:31 ID:CF/1YIFG

乙でしたー

3442 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 08:45:46 ID:/am3ntPa

完結乙！

3443 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 16:33:28 ID:/HKMTd6a

乙

3444 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 16:36:56 ID:waI7p6qN

乙でした

3445 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 16:56:39 ID:waI7p6qN

よく考えたら、欲望の対象であることと人間的な好感は一致しなくてもおかしくないよなぁ
ずっとまともな付き合いがあったアルト君には普通に心配するよね

3446 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 17:43:31 ID:n8JnSNSy

完結乙でしたー

3447 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 17:45:41 ID:V+H0aOmY

完結乙

3448 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 20:56:39 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 r.: ´: : : : : : : : :≧､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞- ――- ＜: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',　　　　　　　たくさんの乙、コメントありがとうございます！
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{┃　 　 ＼{. ┃}　 　 |　',
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　┃　　　　　 ┃|　/　.!　　　　　　　　楽しんでいただけたようで、とても嬉しい
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　 ｀　 ´　　　/　/　　 ',　　　　　　では、このまま新作をはじめていきまーす！
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
　　　　 　 　 { /　　　乂＿乂: : :ィ::::/⌒',:::＞- イ　　 /／　 }　/
　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
　　　　　　　　　　　　　 ｀￣　 {. {:/　　　 .',::} .}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　　　 　 ゞ/


　

3449 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 20:57:48 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /: : : : : : : :｀ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 {: : : : : : : : : : : :ー-､
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ゝ ´ ￣￣　｀マ: : : }
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ .,　　　　　､ 　 ＼:ﾉ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　i　　　 iﾊ.　',　 　 ﾏ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ′ i .ﾊ　 i　|ーj.ハ| 　　∨　　　　　　　　　　あ、いつものタイトルコールは今回はラストに
　　　　　　　　　　　 　 　 　 i　 斗fｈ . ﾄ..{.,. ｈ. ､!　　j　∨
　　　　　　　　　　　 　 　 　 j.　ﾘ　∪.　　"ﾞ∪.ﾞjj/⌒'　　',　　　　　　　　　映画的な演出のあれ！
　　　　　　　　　　　　　　　 　 人""　 ゝ-(　""　____ノ} 　 ＼
　　 　 　 　 　 (　）　　 　 /　 }..　ア´:::__;;::::｀ﾏ¨´.....　ﾉ　　　 ヽ
　　　　　　　(　）. 　 　 ／　　{.....○:::（Kリ:::::◯ﾞ{ {_＿　　　　ﾄ､ ＼
　 　 　 　 　 _....._.＿／ ／　　V´:ﾞ>､______;;;;;;人／.: : :..Ｙ　　.i　ヽ　',
　　　　　　　{ー‐}　　　　　　-=＜∠.._/__j__}＿＞／|
　　　 　 ‐━{二_}━‐　 ＞‐=ﾆﾆ（＿'（　´|__ン┘ ／ﾆﾆ=‐＜
　　　　 ＼＿＿＿＿／　　　　‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｰ=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-


　

3450 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 20:58:51 ID:RNrDBb4s

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　　　　　く二二７　　　／￣／|　 |　 |　|￣|　　 |￣|
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　　　く二二７　　.／　／　　　　　　　　 ￣　 　 |　 |　　|_.|　 |　 | 　 「i　「|
　　　　　　　　 ／　／　　　　　　　　　　　　　 ./　/　　　　　.}　 |　　¨　.|.|　　[]　「|
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3451 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 20:59:47 ID:RNrDBb4s

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　　　　　く二二７　　　／￣／|　 |　 |　|￣|　　 |￣|
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3452 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 21:00:59 ID:RNrDBb4s

　
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　　　　　く二二７　　　／￣／|　 |　 |　|￣|　　 |￣|
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　　　く二二７　　.／　／　　　　　　　　 ￣　 　 |　 |　　|_.|　 |　 | 　 「i　「|
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　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 ヽ　　　　  ノし
　　　　　　　　　　　 　 　 　 :　　　　 　 　 　 i　　　　　　　　て
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　　　　　　　　　　　　　　　j{　/{　　　 {､　　.:}
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　　　　　　　　　　　{{　　 zzzzzz　　　 zzzzzj:　　 　 }
　　　　　　　　　　　{{　　　乂ノ {ト ‐¬ 乂ノ:j　　 　 :!　　　　　　　　　　　　　やば、寝て……！
　　　　　　 　 r ､　 {{　i　 {　　　　 i　　　　　:}　　　　}:r ､
　 　 　 　 　 _j j iヽ:{{　{　 !　　　　　　 　 u　:}　　　 r'゛j jヽ　　　　　　　　　　わわわっ！　待って待って！
　　　　　　　{ j j j }⌒ヾ　:{i:､　　　r‐:､　　　ﾉ!　/ﾚ :{ j j j j}
　　　　　　　{　 ＞''"ア＼{i i 〕iト　｀ ´　.ィi〔iﾉ ｲi (⌒ ヽ　 :!
　　　　　　　{　{_____/:: :: :: :/⌒!:: ::｀´:: :: {ヽ{/:: :: :: ヽ__jL _}
　　　　　　 r≦_＿_}=…‐ｧ' :ｱ__　　　　　�Yヽ::_::_::jノ_______ミ}
　　　　　　/ニニﾆﾆ}　 ./ :７　⌒`　　　⌒ヽﾉヽ　　�Yニニニ)
　　　　　　�Yニニニ　ﾉ_iノr‐=ミr‐=ミ=ミ_　 ∨)ヽ /ニニニ7
　　　　　　 }ニニニﾆ{(⌒j⌒j⌒j⌒j⌒j〕iト〕iトミyi,'ニニニﾆ
　　　　　　 }ニニニﾆY´.:j　 j　 j　 j　 j　 j　 jヽj}/ニニニﾆ
　　　　　　 }ニニニニ{　:j　 j　 j　 j　 j　 j　 j　ﾘニニニニ′
　　　　　　 }ニニニニj}iト .,_j＿j＿j＿j＿j＿j:ノニニニニ′
　　　　　　 }ニニニニﾘニニﾆﾆ}＞＜{ニニニ {ニニニニ{
　　　　　 　 寸ニﾆﾆ７ニニニﾆ}＞＜{ニニﾆﾆ ＼ニニﾆﾉ
　　　　　　　/`‐-=イ__ノ__ノレ'"⌒⌒＼__}_⌒j〃j >‐≦
　　　　　　./ :: :: :: :: ７⌒⌒　　　:　　　　⌒⌒{:: :: j}
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3453 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 21:01:55 ID:/am3ntPa

ヒャッハー新作だー！！

3454 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 21:04:54 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＜　　　　　　  降りる！　　　　　　 ＞
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　)　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜　　　　  降りまーすっ！　　　　 ＞
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 i　　　　　;　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 <　　　　　　　　　　　　　　　　　(
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 l 　 　 　 ;　　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｌ　　　　 ,'　　　 　 /　　　　 ,.．､、
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｜　　 　,' 　 　 　 /ー- ､. -=― .､ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 l.　　　 ,′ 　 　 /　　　　　　　,:　ﾞｉ｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　　　 ｉ　　　　/ヾ:　　　　 ,,.:'　　｜l
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,!　,　　!、　　　' ﾉ,' ＿_　 '"_,_;_,..-',ｲ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,'　　　｜`ｰ--‐"'''´　　 ￣i｀− '"　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 　 |　　　　 　 　 　 　 l　　　　 ,!
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 r'´￣`ヽ､!　　　　　　　　　　 ﾞ､　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,' 　 　 　｜　　　　　　　　　　　 `''''"
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'　　　　　,:'　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　￣￣￣ / .__
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /＿/￣/　 /／/ 7
　　　　　　　　　　　　　　　/ 　 　 ,,.:' /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 匚　 ./i／i／　∧∧　,ヘ
　　　　　　　　　　　　　 ､-ﾞ'' 　 '''"　/　　　　　　　　　　 :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　./　　　　　l /l / / ./
　　　　　　　 ,:''⌒｀`'''＜ﾞヽ､、 　 　'{　　　　　　　　　　  ’　　　,　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　./　　　　　　　 ／.／
　 　 　 　 　 !,. -　､　 　 ＼ヽ､`　､.,!　　　　　　　　　  /　　　′　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ￣　　　　 　　　　￣
　　　　　　　 ﾞヽ、　 ｀ ‐ ､...ヽ､_｀`'く　　　　　　　　　ノし／
　　　　　　　　　 ｀`''‐- ､_　｀` ｀`r'′　　　　　　　　｝　 て＿＿ ，
　　　　　　　　　　　　　　 `丶､ノ　　　　　　　　　 _ノ 　√￣
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,.。-一…´¨　(⌒ヾ

　

3455 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 21:07:21 ID:RNrDBb4s

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｜|_｣⊥L|пﾛ叩|::::::::::::::::::::: : ┌┬┬| 口||-─|:| └‥…￢冖　'''　 ¨‘ ￣　 |::::|　￣￣ 匚]　 ￣|＿_|＿_|＿_|＿_|＿_,,|:::|::|
├┬┬┤￣｀｀¨¨ ''　 …─--=ﾆ二三¨¨"" ''' 冖宀━──---------==ﾆ⊥⊥......,,,,,,＿|_|＿TTニTﾆTﾆTニTニTﾆT_,,|;;|_＿＿
┘:: :::::::┘　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣” “ ﾟﾟ"　''　 …─--==ﾆ二＿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::￣￣´´¨¨ ""　 '''　 冖宀…─
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣” “ ﾟﾟ"　''　 …─--==ﾆ二＿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　銀髪が艶やかに揺れ、跳ねた。

　　　　　　　　　　　　　　　締まりかけたドアをくぐり抜けた女性は、勢いそのままにホームを両足で踏みしめる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　直後。派手な排気音が響き、扉が閉ざされた。

　

3456 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 21:12:12 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　　　　-‐…･･･…‐-
　　　　　　　　 ,.*'"　　　{　　　i　　　　　 "'*､
　　　　　　,.*"／　　 {　∧　　 {　 　 　 　 　 　 　 /
　　　　 ／　,　 　 　 j{　!ハ　　j　　　　　　　　　∨ /　　　　　　 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ
　　　／　 ./　　　i　:j{L{ __ ＼ j　　 　 　 　 　 　 ∨ /　　　　　  l　　　 はぁぁぁぁ……　　  l
　　/　　　j{　{　　 ＼{　 , z=ﾐ:｀j　　　　　　　　 :∨∨ /　　　 　 ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/
.　//　　　{{　{＼　　 `イ 廴ﾉ } !　　　　∨../　　 ∨∨
　'/　　　 :i{ヽ {ﾉミ:､　　ゝ 　 彡{ 　 　 　 ∨../ 　 ∧
. {{　　　　:i{　｀〈弌)j＼(　　　u. { j{　 　 　 ∨../　: ∧　＼　　　　　　　　危なかったぁ
　ヾ　　 　 {　　 ゝ　`　　　　　　�Y!:　　　　 ∨. /i}:: :: :: :: :＼
　　　　　　{{ 　 ハ　　　,. -‐､　　�Y ､　　　{: ∨../ :: :: :: :: ＼＼
　　　　　　{ﾊ　　 :＼　　` '"´　　ｲ＼{＼　 j⌒∨⌒r=ミ:: :: : ＼
　　　　 　 　 �Y　 ∨:iト　　　.／､i: :: :: :　ヽ!(j＞' ´￣｀ヽ}:: :: :: :: .
　　　　　　 　 �Y:.　∨i i i ≧゛i iハ:: ::　　 ( /　　 　 　 　 ヽ:: :/:: :
　　　　　　　　 �Y　 :∨i＼i i i i i ij　 .／　j{:　　　　　　　　 ∨ /:: :
　　　　　　　　　⌒ヽ :∨i i:＼rァ'゛／　　(_jL　　　　 　 　 　 ∨ /::
　　　　　　　　　　　　` ヽj{ア゛ y-=ﾐr‐=ミrハ　　　　　　　　　∨:: ::
　　　　　　　　　　　　 _j{／⌒rj}　 j:{　　ﾉ:{___}＼　　　　　　　ノ⌒ヽ
　　　　　　　　　　　j{j{_ﾉ　-‐=七⌒⌒　´　　i＼　≧=‐-　ィi〔　-=彡
　　　　　　　　　　／⌒ i　　j　　j　　 {　　　 :|　　> .,
　　　　　　　　　 j{ {　{　{　‐=　　!　　 ヽ　　　!　 j{　　≧=‐-　　　 ノ
　　　　　　　　　 {{ {　{　{　‐=‐　　､　　　ヽ　 :､　 〕iト　-‐≦===彡=‐
　　　　　　　　　　　 ､ ､　､ ＼ _＞､ iト　　 丶 丶 ,ノニ ﾏニニニニ=‐
　　　　　　　　　　＼ :＼:､:>≦{>＜{ニ≧===≦ニニﾆﾆ }ニニニニ=‐
　　　　　　　 　 　 　 ≧=j{ニﾆ{>＜{ニニニニニニニニ〈ニニニニ=‐
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　　　　　　　　　　　　　ぐっと腰をかがめ、ついでハンドバッグをちゃんと握りしめていることを確認し安堵の息を吐く。

　　　　　　　　　　　　前後して走り出した列車は徐々に加速していき、轟音と生暖かい風だけを残して立ち去っていった。

　　　　　　　　　　　　　それを見送った女性、ニアス・グローリアは冷や汗混じりの頬をそのままにホームを見渡す。

　

3457 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 21:20:26 ID:RNrDBb4s

　

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: : : : ||:|:|／´／／￣￣￣￣:::／／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_,,..-‐'こ．-‐'' "´　　　　　　　 　 ￣￣￣￣￣＼＼:::::::::| - ‐　''
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｜|_｣⊥L|пﾛ叩|::::::::::::::::::::: : ┌┬┬| 口||-─|:| └‥…￢冖　'''　 ¨‘ ￣　 |::::|　￣￣ 匚]　 ￣|＿_|＿_|＿_|＿_|＿_,,|:::|::|
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┘:: :::::::┘　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣” “ ﾟﾟ"　''　 …─--==ﾆ二＿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::￣￣´´¨¨ ""　 '''　 冖宀…─
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣” “ ﾟﾟ"　''　 …─--==ﾆ二＿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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　　　　　　　　　　　電灯が無人のホームをいやに明るく照らす。遠ざかる電車の音さえ聞こえるほどに、雑音がない。

　　　　　元は白かっただろう壁はところどころがこげ茶色に汚れ、掲示物は時が止まったかのように古臭いポスターがそのままだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　じじっ、と瞬く自動販売機には売り切れの文字がずらりと並んでいる。

　　　　　　　　　　　見覚えはない。間違いなく、普段遣いしている駅ではないと言う事しかニアスにはわからなかった。

　

3458 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 21:25:32 ID:RNrDBb4s

　

　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 W　　　　 　 　 ,.　----　、
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　 　 　 　 |　　　 |　 i　　　　i j{＼/ ∧　　　　 　 　 :.:　 W　　　　　　　 　 　 　 　 }　 }
　 　 　 　 |　　　 |　 |　　　　�Y￣ヽ` :.　　　　　　　 } 　 W.　　　　　　 　 /｀ ー‐ '　 ﾉ
　 　 　 　 |　　　 |　 |,.　　　　�Y.ィ笊ミY　　　　　　　　　}:{.　　　　 　 　 く__/｀¨¨¨¨´
　 　 　 　 |　　　 |／|ハ 　 　 .�Y乂jノ :　　　　　　　　　 }{　　　　 　 　 i⌒ヽ
　 　 　 　 |　　 　 ,ィ笊ﾐ＼ ___ .�Y　　'ハ　　　　　　 |　　!.　　　　　　 　 ー '
　　　　　　　　　　ﾍ乂jノ ⌒⌒ ヽ　　 　 :　　 　 |　　!:: : :
　　　　　　A　　　∧　　　 :､　　　　　　　}: 　 　 |　,.j}:: :: :　　　　あちゃぁ……寝過ごしちゃったかしら？
　　　　　　 A　　/ ∧　　　 　 　 　 　U　}: 　 　 |／{:: |:: :|:
　　　　　 　 A　　/ :i ＼　　 　 ､: )　　　ﾉ!　　 ／　 iL:!:: :!:
　　　　　　　 A__　　�Yi i}iト　　　　　 ,ｨi{::}: .／　　..j{__ ):: ::
　　　　　　　⌒⌒ヽ　�Yi_i_i_}:〕iト.､ィi{ヽ.:.:}:/　　　　j{　(:: |:: {
　　　　　　　　　　　＼�Y⌒⌒:: :／⌒:j/ }′　　　/　　) jL::＼
　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ　　／`ヽ ／゛:: ::　　　　j{:.　/　　｀"' ‐=ミ
　　　　　　　　　　　　　 -‐'j{　 ／ヽ: : : :＞'"　　:j{ /⌒j
　　　　　　　　　 ／　　 ／ヽ／　　 : : :　　 　 　 j:/　／　　　　　 　 }!
　　　　　　　　 /　　　 /　 :/　　　　　　　　　　 ,:/⌒j:　　　　　　　 ‖
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　現在地を確かめようと、歩きながら看板か駅員を探す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　不気味なほど静まり返ったホームへ、彼女の足音と声が響き渡る。

　　　　　　　　　　　　　数歩。数十。けれど、どれだけ歩いても駅員はおろか駅名を記した看板さえ見つからなかった。

　

3459 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 21:25:55 ID:FWzmkNf8

あ…

3460 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 21:33:36 ID:RNrDBb4s

　　　 　 　 　 　 ,′　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　 i
　 　 　 　 　 　 ,′　　　　,′ /　　　　　　 ｉ　　　　　　　　}
　　　　　　　　 ′_　　 　 ′/ :! 　 　 　 　 | ､　　　 V,　　:}
　　　　　　　　′　　　‐-' ./,,__|　　　 　 　 |　＼ 　 _ V,,,, ′
　　　　 　 　 ,′　　　　 'メ 　 :|　　　 　 　_|　-‐＼　　V, ′
　　　　　　　　 /　　 　 '笊ﾆh､|　　　 　 　 |　　　__＼___V
　　　 　 　 　 /　　　　 '{{[　ο '，　　　 　 .|‐=ﾆア^^ ﾏ笊　　　　　　　　 　 ｉ
　　　　　　　　　　　 　 八≧=彡iト ., 　 　 :| ___j{___(_)_}jﾉ　　　　　　　　　　 |
　　 　 　 　 i　　　　　 ,′ `　　　 |　　〕iト¬‐‐　　‐=≦′　　　　　　　　　 | ｉ
　　 　 　 　 |　　　 　 ,′　　　　:〈|　　　　　　　　　　　 '
　　 　 　 　 |ｉ 　 　 　{',　　　　　　`　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　/
　　 　 　 　 ||　 　 　 {/,　　　　　　　　　　　　 　 　 U ′　 　 　 　 /　　/　/
　　 　 　 　 ||　 　 　 {//,　　　　　＿__　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　/　/
　　 　 　 　 ||　 　 　 {///,　　　　}≧=-　 ‐ヽ　　 　 ,′　　　 　 /　　/　/i/　 　 ,　　　　　いやいやいや、ないない……なによ、それ！
　　　　　　 八　　　　{////, 　 　 }: : : : :　‐='　 　 _/　　　　､丶({ i: :/: :/i/　 　 /
　　　　　　　　` ､　　i{////ヘ　　　 　 　 　 ,.｡s≦7　 　 ／＞''"~~~ﾟ"'+､i＼　 /
　　 　 　 　 　 　 ＼　V//⌒^ ＼__　,.｡s≦: : :＞/ 　 ／'゛　　 　 　 　 　 V∧〈
　　　　　　　　 　 　 ＼V{　　　　_ア⌒}: : ::／　/　／′　 　 　 　 　 　 　 V∧
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 __ア　　/: :／　 ./／ /　　 　 　 　 　 　 　 　 }//,
　　　　　　　　　　＞‐━‐=ﾆ[i(　　 /^⌒＼ ／＞'゛i　　　　　　　　 　 　 　 }/,
　　　　　　　　 ／ 　　　　　／∧∨ 　 　 　 >'゛　　{　　　　　 　 　 　 　 　 }/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ぞくりとしたモノが背中を流れ、緊張感に心臓が跳ね上がる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　頭の中を駆け巡るのはチープな国内産のホラー映画や、怪談話のそれ。

　　　　　　　　　　　　　　　作り物の、恐怖を娯楽へ貶めた代物がよもや現実になったなどと信じられるはずもない。

　　　　　　　　合理的な理由――工事中とか、深夜だからとか――をいくつも思い浮かべながらニアスはハンドバッグを開いた。

　

3461 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 21:38:55 ID:RNrDBb4s

　　　　 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ
　　　　 l　　　――あった！　　　 l
　　　　 ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/



　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　 よかったぁ……　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿/


　　　　　　 {ー―一ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／⌒丶
　　　　　　 ｀ ￣ / /　 　 　 　 _　　　　　　　　　　　　　 , -‐､　　　／　　 ⌒ヽ＼
　　　　 　 　 　 /メ　､　ゞ　ヾ　）}　　　　　 　 　 　 　 　 {ｰ'´ ∨／　／　　　 　 ヽ＼
　　　　 　 　 ／　　＼〉　 ＿ ノ '　　　　　　　　　　　  , ‐i',　 '´ V ／　　　　　 　 　 ヽ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ｰ'　',　 　 ∨　　　　　　　　　　　ヽ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　 　 ﾊ　　　∨ 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 r〈　　　l　,　 ´　ヽ　　　　　　　　　　　　　 ヽ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　}　　　}　',　　　 ',　　　　　　　　　　　 　 　 )
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　 ',　　　ヽ. ',　　　　、　　　　　　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／〈　　 ',　　 　 ', ,　　　　ヽ　　　　　　 　 　 ／⌒!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 / 　 ‘,　　‘,　　　　,j　　　　　ヽ 　 　 　 　 .／　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　 .／!　 　 ',　　 　 }　　　　　　ヽ　　　 .／　　/
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 〈　　 ヽ.}　　　 }　　　 ｀　　　　 　 　ヽ　／　　　/
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　整頓された私物をかき分け、ニアスは新しくしたばかりのスマホを取り出す。

　　　　　　　　　　落としても大丈夫なようにと、固めのカバーに包まれたスマホは所有者の顔を認識して画面を切り替える。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　電波の受信状況を示すアンテナは二本ばかり。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　どこかへ通じていると言う確信が、彼女の中に溢れていた不安を和らげる。

　

3462 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 21:40:53 ID:RxbNOkrR

きさらぎ駅亜種？

3463 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 21:46:12 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　　　　＿__　___
　　　　　　　　　 ,｡*'"　　　　　　 　 ｀"'*｡
　　　　　　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　/　 　 　 :|　　　　　　ハ　　　　　　　　　　/
　　 　 　 /　　　　　:|　　　　　　 ハ　　 　 　 　 　 ∨ /
　 　 　 　 　 　 /　　!　　　　　 　 ハ　　　　　 　 　 ∨ /
　　　　 j{　　　j{　 .,':!　　　　　∧　 j}　　　　　　　 　 W
　 　 　 j{　　　{{　/__!　　　j{_,/__j___j} 　 　 　 　 　 　 }′
　 　 　 {{　　　{�W⌒|　　　√{⌒} /j} 　 　 　 　 　 　 {
　 　 　 {{　　　zzzzzj　　 : {:zzzzzzz　 　 　 　 j:{
　 　 　 {{　　 :{　乂ﾉ⌒冖¬　乂ﾉ i}　　　　　..j{:j
　 　 　 {{　　 :{　 　 ､　　　　　　　 j}　　 :{　　 j{: !　　 ,　/
　 　 　 {{ { 　 {　　　　　　　　　 　 j}　　　　　 j{:: !　　 ∨ /
　 　 　 .�Y　 :{＼　　 }ヽ　　　　　:/　　/　ィi〔:: ::j}　　　∨ /　　　　　で、え〜と……どうしよ
　　　　　　＼ {:: ::＼ :ゝ‐'　　,.｡ィ/　ィi{ﾚ'゛j| 〔 :: j}　　 　 ∨ /
　　　　　　　 �Yr:‐:‐≧=≦､ : : j{ｲ{: :r‐�Y ! {:: ::j} 　 　 　 ∨
　　　　　　　　　　　　　　　ｵ)≧===j{　 :�Y..{:: ::j
　　　　　　　　　　　　　　/ノ{　　　ノ‐"⌒�Y{:: /　　　　　　}
　　　　　　　　　　　　 _ｱ ／‐‐‐=ミ: : :. 　 �Y:,′/ 　 　 　 }
　　　　　　　　　 　 ／j／　　　　　　: .:　　 �W.../
　　　　　　 _____r‐={／　　　　　　　: : ::　　/ . / 　 . /　　 ∧
　　　　　　{　_,ﾉ}___j}/　　　　　　 /: : ::j ／ ｨi{′　 /　　 / :∧
　　　　　　{r‐‐j‐‐ｧ'　　　　　　 /:／ ／／　/　 . /　　 /　/ ∧
　　　　 　 ﾊ　 {　/　　　　　　,.ｲ{:;;／／-=彡イ: /　　 /　/ /..∧
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　　　　　　　　　　　　　　　現在地を示すものがわからないため、ネットに繋がっても検索のしようがない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　友人や警察への通話も同じだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　ブラウザアプリを立ち上げ、指を彷徨わせながらスマホと周囲を見比べる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　ややあって。マップアプリで現在地を調べればいいのかと、気がついた。

　

3464 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 21:50:59 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ___＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／:ﾆニニニニニニ:＼
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 i{:ﾆニニニ⊂⊃ニニﾆ }!
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 i|.ﾆﾆﾆニニニニニニﾆ:|!
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　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 i|=|　 　 　 　 　 　 　 |=|⌒Y　　　　 　 　 ,ｲ
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　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 八 　　i|=|　 　 　 　 　 　 　 |=|!　　 �Z　　　  /'￣７/
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼__」=|　 　 　 　 　 　 　 |=|!:　　 �X　　　　　  //　,ｲ,ｲ ,ｲ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Y ￣ ＼!　　　　　　　　 　 |=|ﾊ　　　＼　　　　 /' 　 ﾚﾚ //
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 八　　　 ﾑ　　　　　　　　　 |=|　　　　　　 　 /　　 　 　 /'
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／ ＼　　　}　　　　　　　 　 .|=|　　　　　　 ∨ /
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 i{　　　 ゝ_,ノ..　　 Y ⌒ Y　 　|=|　　 　 　 　 .∨ /
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　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 Y　 ＼　　 ﾉ:ﾆﾆﾆ.| 　 　|.ﾆﾆﾆ=}
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　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣￣ ﾔ　　　 �Z　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／￣:j{　　　　　　　　　�Z　　　 ノ 　　　 　 　 　 ＼
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　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／￣　　　　　　　　　　　　　　 ∨　 ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ガラスフィルムに覆われた画面を指先が走る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　立ち上がったマップアプリの検索バーへ【現在地】と入力する。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　冷や汗に濡れているせいか、不自然な白いスジが残った。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　読み込みを示すように、画面中央ではきれいな円が何度も描かれる。

　

3465 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 21:54:17 ID:RNrDBb4s

　
























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　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | 　 |　 　 　 　 この世に　　　　　　　 |　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 .|＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | 　 |　 　 　 　 あなたは　　　　　　　 |　 .|　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 .|　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | 　 |　 　 　 　 いません　　　　　　　 |　 .|　　　　i
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　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 .|　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | 　 |　　　　　　 　 　 /⌒ヽ、 　 　 　 |　 .|　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | 　 |　　　　 　 　 　 iヽ　 　>＼　 　 . |　 .|　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | 　 | 　 　 　 　 　 　 ヽ＼/　 　ヽ　　 |　 .|　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | 　 |　　　　 　 　 　 　 ＼　　 　 , ヽ　|　 .|　　　　　　　|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼



　

3466 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 21:55:10 ID:weCNla5p

ひえ

3467 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 21:57:10 ID:RNrDBb4s

.　　　 　 　 　 j{　　　　　　i　　　　　　　　　　　 　 ､　　　　　　　　　 j{i
　　　　　　　　j{　　　　　　::　 /　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 j{i
　　　　　　 　 j{　　　　　　i　/i　　　　　　 　 　 �Y　∧　　　　　　　　j{i
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　　　::　　　　　 /　　 {　　　　　　　　　　 ∨　　　　　　　　　 !: 　　　　ﾉ　　　　/`ヽ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　半ば反射的にスマホを投げ捨て、ニアスは震える足でホームを駆け出す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　たたっ。たたっ。たたっ。
　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　スニーカーが踏みしめるホームの床は冷たく、硬く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　無意味に彼女の足音だけを響かせていた。

3468 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 21:59:51 ID:UmAzSg4h

ゾクッとしたわｗｗ

3469 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 22:04:23 ID:RNrDBb4s

二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|///////∨/.:::::ｌ ￣￣￣￣￣|:::::|
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|//////∨/.::::::ｌ ￣￣￣￣￣ |:::::|
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|/////∨/.:::: 「 ￣￣￣￣ ￣ |:::::|
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|////∨/.::::::「￣￣￣￣￣￣｜:::|
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|///∨/.:::::::l￣￣￣￣￣￣￣|:::::|
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|//∨/.:::::: ｌ￣￣￣￣￣￣￣ |:::::|
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|/∨/.:::::::l￣￣￣￣￣￣￣￣|:::::|
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|∨/.::::::::l￣￣￣￣￣￣￣￣ |:::::|
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|//.::::::: l￣￣￣￣￣￣￣￣　|:::::|
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::ｌ/.::::::::「￣￣￣￣￣￣￣￣￣|:::::|　　　　＿＿＿＿＿＿＿_
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::ｌ::::::::::「￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |:::::|　　　 l 「￣￣￣￣￣￣ ｌ｜
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::l::::::::ｌ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|:::::|　　　 | |　　　　　　　　　 |｜
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::l:::::「￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |:::::|　　　 | |　　　　　　　　　 |｜
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::l:::「￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　|:::::|　　　 | |　　　　　　　　　 |｜
二二二二二| |＿＿＿＿＿＿＿＿_ 」:: |::l:|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |:::｜＿＿| |　　　　　　　 　 ｜|＿＿＿＿_
二二二二二| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::|::|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　|:::::l:::::::::::::| |　　　　　　　　　 |｜:::::::::::::::::::::
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | {＿＿＿＿＿＿_」 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ￣ 　 　 　 　 　 　 ￣
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　変わらない光景を走り続けると、途端に終端が目に飛び込んできた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ホームの端に設えられた上り階段がある。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　恐怖に怯えていたニアスの目尻が、わずかに緩む。

　　　　　　　　　　　　ここでない何処かへ行ける。そう確信した彼女は、走る勢いそのままに古びた階段を駆け上がった。

　

3470 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 22:05:42 ID:/am3ntPa

これは恐いわ

3471 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 22:12:06 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.｡*''"　　　　　 〕iト
　　　　　　　　　　　　　／;::::　　　　　　　　　　  ／　　　　　　　　　　　 　 　 /
　　　　　　　　　___.　／|;;;;;::::　　　　　　　　　  ,　　　　　　　　　 　 　 　 　 ∨ /
　　　　　　　_／|'''"￣| |￣￣￣￣ll＿＿＿ ,:'　　　　　　　　　　　　　 　 　 ∨ /
　　　　　 ／|::::::|　　　| |　　　　　　|::::::::　  /　　　　　　　　　 ヽ,　　　　　　　∨ /
　　　　.／l__|::::::|　　　| |　　　　　　|── ハ　　　{　　　 :ヽ　 ハ　　　 　 {:. . ∨
＿ ,'|￣|_..il_.|::::::|　　　| |　　　　　　|:　　 　 ハ　　 {　　 　 | j＼:ハ　　　　　: :.
　|::::|　 |_..il_.|::::::|　　　| |　　　　　　|:　 　 j{　∧　 i{､　　__jLji斗 ハ　　　 { {:: : ､　　＼
　|::::|　 |_..il_.|::::::|　　　| |　　　　　　|:　 　 {{:　 ∧､jL:＼⌒jL=七:つ　　　 {::i:: :: ::＼　　〕iト
　|::::|　 |　il"|::::::|　　　| |　　　　　　|:　 　 {ﾊ:　.:∧chr'"ヽ⌒｀ :: :: ) j}　　 ﾚ' ァ‐… ミ:. :/　＼　≧=‐-
_,,|::::|　|゛`ー|::::::|　　　| |　　　　　　|:　 　 {ハ　　∧{:　 i　　　　　 ｡ j}:　 /ヽ/　　　　 ∨ : ＼ ＼
　＼|_,,|　　 :|::::::|　　　| |　　　　　　|:　　 　 ∧　　∧u､　　-=:､　 ｊui}　/j{_/　　　　 　 }: .　　ヽ　 .
　　　　＼　 |::::::|　　　| |　　　　　　|:::: : ..　　  `ヽ＼{　 〕iト ., ,.ィi{ヽ:}ィi　(j{　　　 　 　 }:: :　　ハ　}　　　　　はぁ……はぁ……
　　　　　 ＼|::::::|　　　| |　　　　　　|:::: : ..　　　　　　 {　 　 /､ //　:j:　　 j{_!　　　　　 人:: ::　　 :　:
　　　　　:::::::|::::::|　　　| |＿＿＿___.|:::: : ..　　　　　　 j　 ,.ノ-‐…　:／　　(⌒＼__　ィi{　 }:: ::　　 :　:
　　　　　::::::::＼,|______.|_|＿＿＿___.|::::::: ::. .............. ／ 'y⌒r‐=r‐=j{⌒j⌒j}:　　 ＼　　 ノ:: :: :}　　} }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 j{　/{-‐rj‐=j‐-r'ゝ‐'⌒j{　　＼　｀／ }:: :: ::}　　} }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 y' j{ {　{　 { 　:{　{　 { :j}＼　　 ｀´　ノ:: :: : }　　} }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼j{ {　{　 { 　::　::　 �Y}‐=≧=≦７=‐} :: : !　　:ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ　､:＼　＼　＼　∨=､‐=ﾆﾆ/==‐}:: :: !　　:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ‐}iト｡.,_＼_,. ィi〔〕i/‐-=≧=‐{ニ=‐j{ト :!　　:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }‐=ニニ'ムニニ７‐-=ニニﾆ}≧彡) ノ}　　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }‐=ニニニj}ニﾆ,'‐-=ニニニi__j{ノ⌒:: !　　:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }‐=ニニニ{__j{_,'‐-=ニニﾆﾆ{⌒　　 }: }　　{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }‐=ニニニ{/　 ‐-=ニニニﾆ　　　　:!: }　　{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }‐=ニニニ' 　 ‐-=ニニニﾆ′　　　}:. !
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　一本道の階段を登り切ると、ホームとは打って変わって真新しい白い壁の輝く廊下へと繋がっていた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真新しく、清潔感とまばゆいくらいの明かりがニアスを包む。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　

3472 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 22:13:32 ID:uflCo3tr

エロ8番出口！

3473 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 22:14:54 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 `､
　　　　　　　 　 　 　 　 　 / 　 ./　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 `､
　　　　　　　　　　　　　　 ′　/
　　　　　　　　　　　　 　 ′　,′　　 　 　 i　 　 　 ｉ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｉ　　　　 |`､　　　|　 　 　 　 　 　 {
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　 |　`､　　|　　　　　　　　　　　 　 }
　　　 　 　 ｸﾞｽｯ　　　 ,ｨ　　 ｉ　/ .|　　　　 |　　`､　|　　 　 　 　 　 ‘　　 　 }
　　　　　　 　 　 　 ( / |　　.:|:/　 |,　　　 _jL＿　`､:　　　　　　　　‘
　　　　　　　　　　　/ . l 　 ‐|‐¬'|　　　　 |　　￣　{
　　　　　　 　 　 　 {　 :|　　.:l＝≠ミ　 　 ‐=＝≠ミ{　　　　　　　 ,′
　　　　 　 　 　 　 八　 ， 　 C└‐ｲ⌒丶､i乂幺<つ　 　 :　　 i　′　　　 ,
　　　　　　　　　　　 `､ ‘　　 '/,　　}　　　 　 　 　 ′　　 {　　 {/　 　 :.　/
　　　　　　　　　　　　}`､ ，　}'∧　 `　　　　　　　′　　　{ 　 ｨ′　　　V
　　　　　　　　　　　　}　`､， l//,＼ 　 ┌‐‐‐ 　 :　　　　 {／::{　　　 　 {　　　　　　　　出口……？
　　　　　　　　　　　　}　　`､ |////,＼ 　 ‐‐┘　{　　　／{　　{　　　 　 {
　　　　　　　　　　　　}　r‐‐｀|/////／ヽ　　 .　イ 　 ｲ　 {　　{ 　 i　i　 {
　　　　　　　　　　　　}　}＿__|///／＼　｀¨}:　:　|　/ .乂,,,>､,_{,｣L�廊｣,{　　
　　　　　　　　　　　　} .厂三ヽ／　＼ﾉ⌒y　　　ﾚﾞ　　＿_{　/　　　　　 ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　V‐=ニ二‐ヽ 　 }ヽノ ,　-‐　¨￣　　 ∨
　　　　 　 　 　 　 　 / ‐=ニ二二}‐‐'゛. . .　　　　　　　　　/⌒Y
　　　 　 　 　 　 　 _‐=ニ二二二ﾉ　 :: . /　　　　　　　　　{　　ﾉ　/
　　　　　　　　　 _‐=ニ二二二ｱ　 　 }:/＿　　　　　 　 　 ∨〈　/　　　　　　}
　　　　　　　　 _‐=ニニ二二ｱ"⌒Y⌒¨ア"ヽ　＿　　　　　j∨〈
　　　　　 　 _‐=ニニ二二二{＿＿j⌒∨　 / へ　￣>‐‐＜}　 . 〉
　　　　 　 _‐=ﾆニ二二二二厂￣」 　 j　　{ハ　`､∠_　　　)＜~~~~~~"''＜{
　　　　 _ ‐=ニ二二二二二√_,厂{ 　 {　　`､ﾊ 　 }　}　‐＜　　)　　　　　　 `､
　 　 　 {‐=ﾆﾆ二二二二二√{ {　 `　　　 　 `} 　 }　}　　/　厂　　　　 ＿ 　 j
.　　　 八 ‐=ニ二二二二ア　ハ　　　　　　　　 　 ∨　 /　 ′--=ニ二＿　〈
　　　　　 ‐=ニ二二二ア゛　 {　 }　　　　　 　 　 　 ﾉ.　/　 /＝＝＝＝‐‐　二〉
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　息を整えた後、顔を上げる。

　　　　　　　　　白い廊下の先は左側へ折れ曲がっているようだが、どこかへ通じている事は間違いなさそうだった。

　　　　　　普段遣いしているわけではないが、以前使った地下鉄の出口がこんな感じだったなと自分を誤魔化すように思う。

　

3474 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 22:16:22 ID:uflCo3tr

通路の向こうから歩いてくるおじさん役は誰かな？

3475 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 22:22:18 ID:RNrDBb4s

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　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
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　　　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼
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　　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼
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　　　　　　　　　　　　　　　廊下を進む。左へと折れた通路は、また暫く進むと今度は右手側へと曲がっていた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　落胆が吐息とともに溢れる。不安が、胸の奥でわめき出す。

　　　　　　　　　　　　広告の中で笑う少女の顔が、自分を嘲笑っているような心地になりながらニアスは更に進んだ。

　

3476 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 22:23:38 ID:RNrDBb4s

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――階段があった。

　　　　　　　　　　　

3477 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 22:27:05 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　　　　　　＿__
　　　　　　　　　　,.｡*''"　　　　　 〕iト
　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　 　 　 /
　　　　　　　 ,　　　　　　　　　 　 　 　 　 ∨ /
　　　　　　 ,:'　　　　　　　　　　　　　 　 　 ∨ /
　 　 　 　 /　　　　　　　　　 ヽ,　　　　　　　∨ /
　　　　　 ハ　　　{　　　 :ヽ　 ハ　　　 　 {:. . ∨
　　　　　　ハ　　 {　　 　 | j＼:ハ　　　　　: :.
　　　　　j{　∧　 i{､　　__jLji斗 ハ　　　 { {:: : ､　　＼
　　　　　{{:　 ∧､jL:＼⌒jL=七:つ　　　 {::i:: :: ::＼　　〕iト
　　　　　{ﾊ:　.:∧chr'"ヽ⌒｀ :: :: ) j}　　 ﾚ' ァ‐… ミ:. :/　＼　≧=‐-
　　　　　{ハ　　∧{:　 i　　　　　 ｡ j}:　 /ヽ/　　　　 ∨ : ＼ ＼
　　　　　　∧　　∧u､　　-=:､　 ｊui}　/j{_/　　　　 　 }: .　　ヽ　 .　　　　　なんなのぉ……もう、やだぁ……？
　　　　　　　 `ヽ＼{　 〕iト ., ,.ィi{ヽ:}ィi　(j{　　　 　 　 }:: :　　ハ　}
　　　　　　 　 　 　 {　 　 /､ //　:j:　　 j{_!　　　　　 人:: ::　　 :　:
　　　　　　 　 　 　 j　 ,.ノ-‐…　:／　　(⌒＼__　ィi{　 }:: ::　　 :　:
　　　　　　　　　 ／ 'y⌒r‐=r‐=j{⌒j⌒j}:　　 ＼　　 ノ:: :: :}　　} }
　　　　　　　 　 j{　/{-‐rj‐=j‐-r'ゝ‐'⌒j{　　＼　｀／ }:: :: ::}　　} }
　　　　　　　　　 y' j{ {　{　 { 　:{　{　 { :j}＼　　 ｀´　ノ:: :: : }　　} }
　　　　　　　　　 ＼j{ {　{　 { 　::　::　 �Y}‐=≧=≦７=‐} :: : !　　:ﾉ
　　　　　　　　　　　ﾊ　､:＼　＼　＼　∨=､‐=ﾆﾆ/==‐}:: :: !　　:
　　　　　　　　　　　 ‐}iト｡.,_＼_,. ィi〔〕i/‐-=≧=‐{ニ=‐j{ト :!　　:
　　　　　　　　　　　 }‐=ニニ'ムニニ７‐-=ニニﾆ}≧彡) ノ}　　}
　　　　　　　　　　　 }‐=ニニニj}ニﾆ,'‐-=ニニニi__j{ノ⌒:: !　　:
　　　　　　　　　　　 }‐=ニニニ{__j{_,'‐-=ニニﾆﾆ{⌒　　 }: }　　{
　　　　　　　　　　　 }‐=ニニニ{/　 ‐-=ニニニﾆ　　　　:!: }　　{
　　　　　　　　　　　 }‐=ニニニ' 　 ‐-=ニニニﾆ′　　　}:. !
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　先に登ったのと同じような階段が眼の前にある。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まだ外に出られないことへの落胆が、肩を深く落とす。

　　　　　　　そのままへたり込みそうになるのを自覚しながらとぼとぼと進むと、ふいに視界の端を揺れるものに気がついた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　風もないのに。自己主張するかのように揺れるそれは、一枚のビラだ。

　

3478 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 22:30:45 ID:RNrDBb4s

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　　　 　 i　　:{{ :{　　　　　　＼　　 　 / ∧　}　　　　　　　i　　　　　 i　　　　　W
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　　　 　 i　　　∨ｨi:,.ィ∨　 -‐=≦　　　　 {{　　　　　　　　　　　　. /:　　.:j{:　　 :
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　 　 　 / ∧:. 　 　�Y　　　　　　　　 　 　 {{　 　 　 　 j{　　 ,ｨi{j{: {{::　　 :{{:　　 j{　　　　　ん……と……？
　　　　　/ ∧:.　　　�Y　　　　‐r‐‐: . ､ 　 j{　　　　　 j{　 ,ｲ:i: イ: {{: .　　:{{:　　 j{
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　　　　　　 　 　 :＼　､:�Y{＼　　: :　　　　 :∧　 ,ｲ :: /　　　／　 　 : 〉､ �Y　　i{
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　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼{　　 〕=≦::⌒Y/::∧:: / 　 ,ｲ　　 /}: ィi〔L≧======ミ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 j}　:: :}:: :ﾉ!: /:: ::/ . ／ :!､　 ／ ＞'"　　　　　　　　`'＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }}　:: :}/ ７ :: :: /:／ 　 :j: ::/ ／　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　理由のわからない現状の手がかりかもしれない。

　　　　　　と、そこまで期待していたわけではないが。不安を紛らわす意味でも、ニアスはすがるようにビラへ目線を合わせた。

　

3479 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 22:31:21 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　







　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ┌──────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │【ここは、０番出口です】　　　　　　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │１：０番出口から次へ向かってください　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │２：８番出口から外へ出られます　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │３：後戻りをしてはいけません　　　　　　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │４：戻ると０番出口からやり直しです　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │５：異変を回避することはできません　　　.....│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │６：なるべく正気を保ってください　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │あなたの正気度は【１００】です　　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 └──────────────────┘







　

3480 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 22:38:06 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　　　　　　　≫''"ﾟ~~^フ~~~~ﾟ"''≪
　　　　　　　　　　　　　　／　　　／´　　　　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `､
　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 `､
　　　　　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 V,
　　　 　 　 　 　 　 ,′　 　 ｉ　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 V/
　　　　　　　　　　　　　　ｉ　|　　　　 i　　 　 ｉ　　　　　 　 　 V/
　　　　　　　　　　 ｉ　 　 i|　|　　　　 |:､　 　 |　　　　 　 　 　 '/
　　　　　　　　　　 |　 　 l|./|　　　　 | _＼-‐|…　 　 　 　 　 '/
　　　　　　　　　　 |　 ‐-l|',_|　　　-‐|　　 ＼!　　　 　 ｉ
　　　　　　　　　　 |　 　 lL,,|　　　　 lィi雫ミiト　　　　 |　ｉ
　　　　　　　　　　 |　 　 l|弋∧　　　V乂_ツ　　 　 　 |　li 　 {
　　　　　　　　　　 |　 　 l|ﾟ｡: :V⌒⌒`: : : : :l　　　　　 |　||i: : {　　　　　なにかしら……ゲームのルール……？
　　　　　 　 　 　 八　　 l|:i:`､　　., 　 　 　 l　　 　 ｉ: /!　!li: : {
　　　　　 　 　 　 　 ﾟ｡　 l|:i:i:i:i:>､ />､　　　l　　　　|/ r､ L〉: :＼
　　　　　　　　　　　　ﾟ｡ .l|:i:／ _,/i:/､　　 ィ　 　 ／　{　〉__／`'<＼
　　　　　　　　　　　　∧:l|/　ノ　V__ ｀¨ ::::|　 ／-‐…V^V￣　　　`'＜
　　　　　　　　　　 　 {　V ／　ノ⌒7　　: :|／　　　　　V }　　　　　　　 `､
　　　　　　　　　　／ {　 /／　　／ )､　: : 　 　 　 　 　 V⌒i　　　　　　　}
　　　　　 　 　 　]{ 　 V/　　　 '゛／ ノ.:／　　　　　　　　V　|ｉ　　　　　　,′
　　　　　　　　　八　　{　　　　　 ／ﾉ:/　　　　 　 　 　 　 V八 　 　 　 /~"ヽ
　 　 　 　 　 　 ⌒`､　{　　　　　　/ /　 　 　 　 　 　 　 　 V ≧=‐ ‐彡'　　}
　　　 　 　 　 　 i‐= /~~~~~~~ﾟ"'yi[入　　　　　　　　　　　_ﾉV /　　　　　　ﾉ
　　　 　 　 　 　 |‐={ニニニニニ}'＜ j≧=‐ ，，， ‐=七I〔⌒V)＿　 ‐=≦{
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　　　　　　　　　　　　　　　　デジタル、アナログ問わず。なにかしらの遊戯の前提として共有されておくべきもの。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それを記したもののようだ、と言うのがニアスの第一印象だった。

　　　　　　　　　　　もっとも。それがどんな【遊戯】かまでは、理解が及ばなかったが――――予感だけが、湧き上がった。

　

3481 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 22:38:55 ID:7UJLjWX8

お、冷静だな

3482 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 22:43:51 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ . /
　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∨ /
　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　:.　　　　　　　　 ∨
　　　　　　　　.　　　　 .:　　 　 　 　 　 　 ',　 ＿＿_j⌒:､　:
　　　　　　 　 ′　　　 :　　　　　�W＼　　 :　＼ ____ノ￣ ヽ!
　　　　　　　 ′　　　 A　./.　　　 �Y: ヽ __i　　　／ノ／⌒ ヽ,
　　　　　　　:　　　　 ‖∨ /　　　 .�Yィi{:､:} . 　⌒(ノ　,ィi}　　ヽ,　/
　　　　　　　|　 　 ￣|{￣∨　　　　´�Y. -‐z　　 　 ﾊ´: : :}｀　　 ∨.:/
　　　　　　　|　{　　　|{示ミト　　　　ィ乂jノﾌ　 　 !　ﾊ: : :j{　　　　W
　　　　　　　|　{　　　|: ゝ='゛v冖¬≦｀　　 }　　　!:　∧　: ｀ ＿___jL
　　　　　　　i.:.:{　　　|　　　　　 j　　　　　　}　　　!: /　 ヽ ´＿＿___j}
　　　　 　 　 �Y　 　 {　u.　　　　　 　 　 　 }　 　 }/i　 :ノ三三三三ﾆ:ヽ　　　　　なんで、どうして私が……
　　　　　　　　�Y　　.ji:､　 　 　 　_　 　 　 j{　 ,ｨi{ ::j　 {-‐=ニニニ=‐- }
　　　　　　　　　ﾊ 　 {i:i:＼　　　　}:_:)　　 .j{　/ {ﾘ :j} 　 ﾏ-‐=ニﾆ=‐- /
　　　　　　　　　 ∧　{ i i i }iト　　　　　.ィi{i{:/／ j}‖　__j-‐=ﾆﾆ=‐- /
　　　　　　　 　 / ∧ {i i＞ィi i i〕iトィi{:: :: ::{'/　　}}''"´￣-‐=ﾆﾆﾆ=‐-
　　　　　　　　　 / ∧{'゛ j} i /⌒j:.: :: :: :: :: j{　:/゛　　　/-‐=ニﾆ=‐- {
　　　　　　　　　　/　　 /＞'ヽ :/　　　 　 ,. :∨　　　　'-‐=ニニ=‐- :{
　　　　　　　　　 -‐…ｧ〈　　ノ_　　 -‐'"　　ﾉ{　　　／-‐=ニニﾆ=‐-:{
　　　　　　 ／　　　 ノ　 )／⌒　´　　　　 /.:.{　　/　'--=ニニニ=‐- !
　　　　 　 j{　　,ィi{⌒>'"´　. . . .　　　　　 ＼jL ,/　j{-‐=ニニニﾆ=‐-
　　　　　/j{／⌒>'"　　　　:i: :/　　　　　　　 ヽ`ヽ :{{--=ニニニﾆ=‐-}
　　　　.〈ノ{{_,／==ミ >‐‐‐=ﾐ,'-‐‐‐=ﾐ=--=ミ__�Y } i{-‐=ニニニﾆ=‐-
　　　　/⌒⌒(　____,j{　_＿__j{＿　　__j　　　 j(⌒ヽハ -‐=ニニ=‐- /
　　　 j{L　-‐=j{⌒⌒j⌒ ⌒j⌒⌒⌒j⌒ ‐=ｧ'ミiト､ ):ﾊ-‐=ﾆﾆ=‐-,ｨi{
　　　 ){({　　　j{　　　j 　 　 i　　　　j{　　 ./　　　 j}/:ハ-=‐,｡o≦
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　異常な状況。異常な検索結果。異常な場所。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして、記されたルール。

　　　　　　　　　　　　　　　自分は良くないことに巻き込まれたのだと言うことが、嫌でも理解できてしまった。

　

3483 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 22:46:58 ID:RNrDBb4s

　 　 　 　 　 　 　 　 |　　|　　u.　　　　　　　　　　　|　 ｉ
　　　　　　　　　　　　　　|i､　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　 |　　 ,′′
　　　　　　　　　 八　　　�Y＼　　　　(:.:) 　 　 　 .八....|i　 /
　　　　　　　　　　　＼ Vi �Yi }iﾄ､　　　　　　　.ィｉ′　 jj _,′,′
　　　 　 　 　 　 　 　 }＼!: �YV : :}h｡　　 ,.ィi{: ７　　ィi(_7　/
　　　 　 　 　 　 　 　 }:＞'^^�Y　: : : :｀ :´: : : :７ ィi{7⌒7 i/
　　　　　､丶''"~~^ア ( 　 　 シ__ : : : : : :　　　{(ア７　 / / ｉ
　　　　/　　　　ィi(　　 Y＞'" ⌒ヽ : -‐… ''" {/ : { :　{ (i/i|
　　　 .′　/⌒⌒ji)＞'":..　　 　 　 　 　 　 　 i　/i{＼j／`'＜
　　　j{r…j　＞''"　　　　:...､丶''"´　　　　　 ､:l:/ ﾉ≧彡'　　　 ヽ
　　 /７⌒７⌒y‐… ､　 ､｀　　　　　　　　　　V /　　　　　　　　 }
　　ｊr‐>…ト ､_{　　/ ７⌒⌒７⌒`ヽr…‐ ､　 j {ヽ 　 　 　 　 　 八
　 ‖/　 : !　 7　 7‐={…=≦r‐t‐‐<‐-<_　)‐-<_ﾉ:_:_　　　　　､｀
　 {{ {　　: |　 ′ ′　j　　j　:j　 }　　} 　 }〕iﾄr…‐r… ≧o｡.,.ｲ
. ,,八i　　: |　i{　 {　　 }　　}　:}　.′ /　 ,′,∧　ノ　　　　　　＼
_/＼j:: :.:�E:.:.ト:､{: : ::ﾉ: : : : :/ /　 /　 /　/　jｱ…‐- ミ'⌒⌒７ﾉ
:　 jｱ＼: ハ: |: : )＼(: : /: :/ /. .ノi　 /　/　/　 　 　 　 `'＜／|
　ｱﾆﾆ/　7≧s｡{:_:_:_}iト:_:/ /: :/: : ｨi{i／ ／＼: : : : . .　. : ノ: : !
､j{:ﾆﾆ′/ニニニニニニﾆ≧=‐‐‐‐‐=彡へﾆﾆ≧=-=≦ﾆ}: :
　寸ﾆ{　{ニニニニニニニニﾆ=‐7‐(=ニ＼　`'＜ニニﾆｱ:.:.
　(≧s＼}=‐ ‐=ニニニニニニ=‐{‐=�Yニﾆ≧s｡.,　＿_/:: : :　八
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　背後を振り返る。歩いてきた廊下が、変わらずにあった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　正面の階段は覗き込むが、暗く染まっていて先が見通せない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　怖気がある。先に進むにも、あとに戻るにも。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だからうろうろと。その場を行き交い、無駄に時間を潰す。

　

3484 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 22:51:04 ID:5AFdJ3kt

自分だったら投げちゃったスマホが気になるぜ(回収不能)

3485 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 22:51:13 ID:RNrDBb4s

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　　　　　　　　　　,.｡*''"　　　　　 〕iト　　　　 　 　 /￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　 　 　 /　　  |　　　　 うぅぅぅ〜〜　　　  |
　　　　　　　 ,　　　　　　　　　 　 　 　 　 ∨ /　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
　　　　　　 ,:'　　　　　　　　　　　　　 　 　 ∨ /
　 　 　 　 /　　　　　　　　　 ヽ,　　　　　　　∨ /
　　　　　 ハ　　　{　　　 :ヽ　 ハ　　　 　 {:. . ∨
　　　　　　ハ　　 {　　 　 | j＼:ハ　　　　　: :.
　　　　　j{　∧　 i{､　　__jLji斗 ハ　　　 { {:: : ､　　＼
　　　　　{{:　 ∧､jL:＼⌒jL=七:つ　　　 {::i:: :: ::＼　　〕iト　　　　　　　　　進むほうがマシ、かなぁ
　　　　　{ﾊ:　.:∧chr'"ヽ⌒｀ :: :: ) j}　　 ﾚ' ァ‐… ミ:. :/　＼　≧=‐-
　　　　　{ハ　　∧{:　 i　　　　　 ｡ j}:　 /ヽ/　　　　 ∨ : ＼ ＼
　　　　　　∧　　∧u､　　-=:､　 ｊui}　/j{_/　　　　 　 }: .　　ヽ　 .
　　　　　　　 `ヽ＼{　 〕iト ., ,.ィi{ヽ:}ィi　(j{　　　 　 　 }:: :　　ハ　}　　
　　　　　　 　 　 　 {　 　 /､ //　:j:　　 j{_!　　　　　 人:: ::　　 :　:
　　　　　　 　 　 　 j　 ,.ノ-‐…　:／　　(⌒＼__　ィi{　 }:: ::　　 :　:
　　　　　　　　　 ／ 'y⌒r‐=r‐=j{⌒j⌒j}:　　 ＼　　 ノ:: :: :}　　} }
　　　　　　　 　 j{　/{-‐rj‐=j‐-r'ゝ‐'⌒j{　　＼　｀／ }:: :: ::}　　} }
　　　　　　　　　 y' j{ {　{　 { 　:{　{　 { :j}＼　　 ｀´　ノ:: :: : }　　} }
　　　　　　　　　 ＼j{ {　{　 { 　::　::　 �Y}‐=≧=≦７=‐} :: : !　　:ﾉ
　　　　　　　　　　　ﾊ　､:＼　＼　＼　∨=､‐=ﾆﾆ/==‐}:: :: !　　:
　　　　　　　　　　　 ‐}iト｡.,_＼_,. ィi〔〕i/‐-=≧=‐{ニ=‐j{ト :!　　:
　　　　　　　　　　　 }‐=ニニ'ムニニ７‐-=ニニﾆ}≧彡) ノ}　　}
　　　　　　　　　　　 }‐=ニニニj}ニﾆ,'‐-=ニニニi__j{ノ⌒:: !　　:
　　　　　　　　　　　 }‐=ニニニ{__j{_,'‐-=ニニﾆﾆ{⌒　　 }: }　　{
　　　　　　　　　　　 }‐=ニニニ{/　 ‐-=ニニニﾆ　　　　:!: }　　{
　　　　　　　　　　　 }‐=ニニニ' 　 ‐-=ニニニﾆ′　　　}:. !
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　　　　　　　　　　　　　　　　　ビラに書かれたルールを信じるなら、戻ったところで意味はない。

　　　　　　　　　　現状を維持したところで。はたして、どこかもわからない場所へ誰が助けに来てくれるのか。

　　　　　　　　　　　　　　　　投げ捨ててしまったスマホを取りに行くにも【戻らない】とならないのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから。ニアスに残された選択肢は、一つだけだった。

　

3486 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 22:57:31 ID:RNrDBb4s

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　先とは打って変わって、慎重な足取りでステップを踏む。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　途端に底が抜けるようなことはなく。自動で上まで運んでくれるはずもない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　代わり映えのしない駅の階段はニアスの体重をしっかりと受け止た。

　

3487 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 22:59:10 ID:RNrDBb4s

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何段を登っただろうか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　やがて、彼女は先ほど歩いてきたのと寸分たがわぬ廊下へとたどり着いた。

　　　　　　　　　　　　　　何が待とうとも。進むしかない廊下を前に、ニアスは底しれぬ怖気を感じ身震いするのだった。

　

3488 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 22:59:23 ID:RNrDBb4s

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　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .／
　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　||　　　　　　　　　　　　　　／|＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||　 　 　 .／
　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 【エッチな８番出口】　　　　　　　　　  ||　　　／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　艾艾　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　 |lili|　
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　　　　　　　　 .／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 人ﾆ'，　:　　　　 　 :{:.　∨}
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　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 }∨ :　　　　　　v　 ∨､
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　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／´　 　 ::＼､　　　　　v . ∨:..＼
.／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　　_　　 -‐…丶　　　　 ＼　 : : : ＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 }=≦ニニニ=‐=ニニニニ〕iト　　: : : : : : :.
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 :.-‐=ニニニニ≧=‐ ‐=ニ=‐-!　 ヽ:. :. :. :.}　}

　

3489 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 23:02:01 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　______
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ ム=ﾆｰ-　_:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　＞ '"´￣ 　　 　 　`ヽ､.｀ヽ､:.:.:ゝ
　　　　　　　　　　　　　　 ／´　　　 ／　 　 　 　 　 　 ｀ヽ.＼:.:.ヽ
　　　　　　　　　　 　　 ／　　　 　 /　　　　　　　　 　　 　 ＼',:.:.:.',
　　　　　　　　　　　 ／ ／.,'　　 .イ 　 　 　　 　.}　　 　　　 　`､:.:ﾘ
　　　　　　　　　ｰ-ﾆイ/ 　{　　/　l　　　　　　､_ﾊ 　 　 　 　 　 ∨
　　　　 　 　 　　 |｀l　ｲ　　',　/　　ゝ',　　　 / /｀',ヽ　/　 ',　　　 ',
　　　 　 　 l⌒l 　|ﾆ|´ ',./　ﾊ {　　　｀へ　 ｲﾚ'　　|　ｲ　　 ｌ　　 　 !
　　　　　　 |三!'´.l=/ 　'ﾍ./.ｨﾆ二ﾆゞ　　｀´ゝ､=‐､,ソl　 　.|　　　 .|
　　　　　／|三!　.ｌ/ 　ヽ　l ´/／/／　　　　 ｀゛''ゞ 丿　　│　　　ﾍ　/´ヽ　　　　　　　　　と、いうわけでタイトルコールと共に以上！
　　　 ／　 .l三!　.ｌ 　　 lゝ{　　　 　 /´⌒⌒ヽ/／／ /　　l',.　　　 ∨三/ 　r=､
　　　,'/　　 |三ﾘ､{､ ､　.{　ゝ　　 　 ゝ ´　 　ソ ゝ二ｲ　　 ,' ヽ　 　./三/　 /三ｿ　　　　　 次回からニアスさんが８回、エッチな目に合います
　　　 {　 　 {_ゝ` ｿ ヽ‐-ヽ-‐≧=‐-_ 　二二__＜´ノ 　　/　　ヽ　/三/＼/三/
　　 ／ﾍ ∠ﾆ‐'ｰ-‐ソ;;;:::::::::／:{　 　｀{ }´￣ゝ 二´＿. イ　　　 ∨三/　/三/　　　　　　　
　 ./　 ∠ﾆ三ﾆｲ´-‐'"´￣ {: ノゝ_,イlﾍﾊ､__ノ: : ゝ; : :｀ー-ｨvｿ}{ｿﾆｿ､./三/
　 ,'　./ﾆ三ﾆ,ｲ:.{´: : : : : : : :ゝ`ｰ.､＿};{＿＿ヽ: ;ノ｀ﾞ''ー-ゝ__ソ｀ヽ｀ノゝイ/!
　 |　/ﾆ三ﾆﾊ : l: : : : : : : : : :ﾑ:::::::::::/l:::::::::::::个: : : : : : : ＼ヽ三三＼､_ｲﾚ
　 ﾍ,'ﾆﾆﾑﾆl ﾍ: ﾍ: : : : : : :／＼::::::_;l/:::::::::;:イﾍ : : : : : : : : :}.ﾊ三三￣ﾂ }
　　 ヽ三!三! : : ｿ: : : : イ´:::::ノ:｀´:::::｀'ｰ'´:::::::::::',: : : : : : : :/./:l.ﾆ/ﾆﾆ/ /
　　 .) ヘ{アｌ: : ∧{: ／:::,イ´｀ゝ､;;ｨ_;;､:::::::ﾍ:::::::::::l､: : : : :{ン'´ ;'_/ﾆﾆ/ /
　　 '´　 ゝ､{.∨　ﾍ:{ﾆソ'´:::::::ノ ; ; ; ; ｀1'"´＼:::::::ﾞ＼:.ﾊl: : : ://ﾆﾆ/.ノ
　　　　　　　｀ 　 　｀/:::::::: イ､ ; ; ; ; ; ; ﾍ:::::::::{_ﾆ=ｰ-ｲ l|: : :ｲ/ﾆﾆ∧(
　　　　　　　　　　 /{､:／　　　＞‐-‐'"´ヽ::::::',　　　 　 {ｿ＼ン'"´ 　`
　　　　　　　　　　 ゝｿ　　　　　　　　 　　 ﾍ:::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ‐1
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ｀´

3490 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 23:03:06 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞''"~￣　￣~ﾟ"''＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　つ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　∨ /
　　　　　　ｶ 　 　 　 　 　 　 　 ｀　.　 |　　　 : |　　　 　 　 　 　 　 ∨ /　　　つ
　　　　　　ｱ　　　 　 　 　 　 ./ 　 |　 |　　　 : |:＼　 |　　　 　 　 　 ∨
　　　　　　ｱ　　　　　　　　　.′　 |　 |　　　 : |:　 ＼|　　　│
　　　　　　ｱ　　　 　 　 　 　 　 　 |／| 　 　 斗≠ミ ﾄ.　　 ├ 　┐ . |
　　　　　　ｧ　　　　 　 ゜　 　|　 　 l笊ミ､ 　　 : γ　Yﾉ　　[￣ |　|〉　l　l
　　　　　　：　　　　　 　 　 /|　 　 | 乂ﾉ￣＼_| 乂ツ| 　 　 ﾉ　|　[∧　 |　　　　　　　　一回ごとに１D１０、正気度が減少します
　　　　　　：　　　　 ゜　 　/ :|　 　 |〉く　 /／/／/／| 　 ／　 　 /　}　 |　　O
　　　　　　　　　　　 　 　 ∨|　 　 |∧　　　　　 、 u |　 　 　 　 　 / |　|　　　　　　　　８番出口をくぐる時に、残り正気度で判定
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈|　]　 |//＼ 　「:::::: ) 　 |/　 　 　 　 / . |　|
　　　　　　　　　　 （（　　 　 |　]　 |／⌒|>､ ｀　´ 　/　　　　 　 /　　|　|　　　　　　　　失敗した場合はバッドエンドです
　　　　　　 　 　 　 　＼ 　 厂＼　|＿厂＾'込_,..､＜{　　　　u　/＞……＜
　　　　　　　　　　　 ＿＿〈＿＿厂＼＼＿)__」.／八￣￣￣￣〉　　　　　 ＼
　　　　　　　　　 ／二二二／　 ＼　 ＼＞　　＿＼_｣L�佝�廊｣_　　　υ
　　　　　　　　 /―二／￣＼＞''"~￣~"'-､／　　　　＼二二二二｀ヽ
　　　　　　　　―二く　 　 ／　　　　　　　.:'ﾞ　　　　　　　 ―二二ニ―`､　　 |
　 　 　 　 　 ―二／＼／　　　　　　　　　　　　　　　　　　―二二二―|　　 |
　　　　　　　|-ニ〈＿／　　 　 　 　 　 /　　　　　　 　 　 　 ―ﾆ二二ﾆ-|￣￣＼　　＼
　　　　　　　|二厂∨　　　　　　 　 　 ′　　　 　 ν　 　 　 |二二二ニ |　　 　 /　　　 ））
　　　　　　　|二〉___{　　　u　　 　 ／|＼　　　　　　　　 　 ﾉ |二二二二∧　 ￣＼
　　　　　　　|二＼八＿　　＿､-ﾆ／|＿ >､　　　 　 　 ／　ィ二二二ニニ＼＿／
　　　　　　　|二二{　��　＿＞ イ　厂＼＿厂ﾆ=-　＜＿ノ |二二二二二二〉/
　　　　　　　|二ﾆ込､　 |　　|　　|　{　　〈 　 |￣￣|￣　|　|　|二二二二二―/
　　　　　　　|二二二＞ .,＿乂　乂＼＿＼ ∨　 ∧　 ﾉ ﾉ .ﾉ二二二二二―
　　　　　　　＼二＞''⌒　|二二二「⌒冖┼＼＿{＿ ＞''”八二二二二二―

　

3491 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/03/30(日) 23:03:44 ID:RNrDBb4s

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 r.: ´: : : : : : : : :≧､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞- ――- ＜: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{┃　 　 ＼{. ┃}　 　 |　',　　　　　どのような結果になるかはお楽しみ
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　┃　　　　　 ┃|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　　 ではでは、まーた次回ーー！
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　 ｀　 ´　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
　　　　 　 　 { /　　　乂＿乂: : :ィ::::/⌒',:::＞- イ　　 /／　 }　/
　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
　　　　　　　　　　　　　 ｀￣　 {. {:/　　　 .',::} .}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　　　 　 ゞ/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3492 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 23:05:20 ID:1vHFe45M

乙でした

3493 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 23:07:45 ID:n8JnSNSy

乙でしたー

3494 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 23:09:15 ID:waI7p6qN

乙でしたー

3495 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 23:13:01 ID:uflCo3tr

乙でした

3496 ：名無しさん＠狐板：2025/03/30(日) 23:51:24 ID:FWzmkNf8

乙
最低でも２０は残るのか

3497 ：名無しさん＠狐板：2025/03/31(月) 01:47:28 ID:nB15U8hg

乙でした

3498 ：名無しさん＠狐板：2025/03/31(月) 02:48:57 ID:zRCB6z6s

回避できないならつぐの日じゃねーか！

3499 ：名無しさん＠狐板：2025/03/31(月) 07:21:17 ID:tOzSAFqj

乙
回避できないw

3500 ：名無しさん＠狐板：2025/03/31(月) 08:38:24 ID:Bb7gz4oS

乙です

3501 ：名無しさん＠狐板：2025/03/31(月) 20:14:47 ID:Kr7wVh4k

乙

3502 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/05(土) 22:36:48 ID:DNGSvw4f

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　______
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ ム=ﾆｰ-　_:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　＞ '"´￣ 　　 　 　`ヽ､.｀ヽ､:.:.:ゝ
　　　　　　　　　　　　　　 ／´　　　 ／　 　 　 　 　 　 ｀ヽ.＼:.:.ヽ
　　　　　　　　　　 　　 ／　　　 　 /　　　　　　　　 　　 　 ＼',:.:.:.',
　　　　　　　　　　　 ／ ／.,'　　 .イ 　 　 　　 　.}　　 　　　 　`､:.:ﾘ
　　　　　　　　　ｰ-ﾆイ/ 　{　　/　l　　　　　　､_ﾊ 　 　 　 　 　 ∨
　　　　 　 　 　　 |｀l　ｲ　　',　/　　ゝ',　　　 / /｀',ヽ　/　 ',　　　 ',
　　　 　 　 l⌒l 　|ﾆ|´ ',./　ﾊ {　　　｀へ　 ｲﾚ'　　|　ｲ　　 ｌ　　 　 !
　　　　　　 |三!'´.l=/ 　'ﾍ./.ｨﾆ二ﾆゞ　　｀´ゝ､=‐､,ソl　 　.|　　　 .|
　　　　　／|三!　.ｌ/ 　ヽ　l ´/／/／　　　　 ｀゛''ゞ 丿　　│　　　ﾍ　/´ヽ
　　　 ／　 .l三!　.ｌ 　　 lゝ{　　　 　 /´⌒⌒ヽ/／／ /　　l',.　　　 ∨三/ 　r=､　　　　一週間ぶりに、乙とコメントありがとうございます〜〜
　　　,'/　　 |三ﾘ､{､ ､　.{　ゝ　　 　 ゝ ´　 　ソ ゝ二ｲ　　 ,' ヽ　 　./三/　 /三ｿ
　　　 {　 　 {_ゝ` ｿ ヽ‐-ヽ-‐≧=‐-_ 　二二__＜´ノ 　　/　　ヽ　/三/＼/三/　　　　つぐのひも初期は回避できたし〜〜！
　　 ／ﾍ ∠ﾆ‐'ｰ-‐ソ;;;:::::::::／:{　 　｀{ }´￣ゝ 二´＿. イ　　　 ∨三/　/三/
　 ./　 ∠ﾆ三ﾆｲ´-‐'"´￣ {: ノゝ_,イlﾍﾊ､__ノ: : ゝ; : :｀ー-ｨvｿ}{ｿﾆｿ､./三/　　　　　　女装した裸エプロンお父さんが逮捕されたような気がするけど
　 ,'　./ﾆ三ﾆ,ｲ:.{´: : : : : : : :ゝ`ｰ.､＿};{＿＿ヽ: ;ノ｀ﾞ''ー-ゝ__ソ｀ヽ｀ノゝイ/!
　 |　/ﾆ三ﾆﾊ : l: : : : : : : : : :ﾑ:::::::::::/l:::::::::::::个: : : : : : : ＼ヽ三三＼､_ｲﾚ
　 ﾍ,'ﾆﾆﾑﾆl ﾍ: ﾍ: : : : : : :／＼::::::_;l/:::::::::;:イﾍ : : : : : : : : :}.ﾊ三三￣ﾂ }
　　 ヽ三!三! : : ｿ: : : : イ´:::::ノ:｀´:::::｀'ｰ'´:::::::::::',: : : : : : : :/./:l.ﾆ/ﾆﾆ/ /
　　 .) ヘ{アｌ: : ∧{: ／:::,イ´｀ゝ､;;ｨ_;;､:::::::ﾍ:::::::::::l､: : : : :{ン'´ ;'_/ﾆﾆ/ /
　　 '´　 ゝ､{.∨　ﾍ:{ﾆソ'´:::::::ノ ; ; ; ; ｀1'"´＼:::::::ﾞ＼:.ﾊl: : : ://ﾆﾆ/.ノ
　　　　　　　｀ 　 　｀/:::::::: イ､ ; ; ; ; ; ; ﾍ:::::::::{_ﾆ=ｰ-ｲ l|: : :ｲ/ﾆﾆ∧(
　　　　　　　　　　 /{､:／　　　＞‐-‐'"´ヽ::::::',　　　 　 {ｿ＼ン'"´ 　`
　　　　　　　　　　 ゝｿ　　　　　　　　 　　 ﾍ:::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ‐1
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ｀´

3503 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/05(土) 22:37:34 ID:DNGSvw4f

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 r.: ´: : : : : : : : :≧､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞- ――- ＜: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{┃　 　 ＼{. ┃}　 　 |　',　　　　　んでは、そろっとのんびり初めていきましょう
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　┃　　　　　 ┃|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　　　あ、その前にダイスを振るのが久しぶりなのでお試しで……【1D100:19】
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　 ｀　 ´　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',　　　　どんな数字がでても影響はありません
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
　　　　 　 　 { /　　　乂＿乂: : :ィ::::/⌒',:::＞- イ　　 /／　 }　/
　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
　　　　　　　　　　　　　 ｀￣　 {. {:/　　　 .',::} .}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　　　 　 ゞ/


　

3504 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/05(土) 22:38:14 ID:DNGSvw4f

　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .／
　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　||　　　　　　　　　　　　　　／|＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||　 　 　 .／
　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 【エッチな８番出口】　　　　　　　　　  ||　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　||＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.||　 ／　 　 　 .／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　 　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　 ／　　　　 　 .|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　艾艾　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　 |lili|　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　 |lili|　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　 ／ 　 　 .／|　　 　 　 .|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　／　　　　　|lili|　　　　 　 ‐┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　 |lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿u＿／　　　　　　　　|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　 　 　 　 　 ￣
　　　 ┌─--　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
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3505 ：名無しさん＠狐板：2025/04/05(土) 22:40:13 ID:Hy7g2eve

どんな異変が出るかなw

3506 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/05(土) 22:42:09 ID:DNGSvw4f

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {ハ　　{{{　　　　　　 　 　 　 　 　 　 j}　　　/{:　　|　　　目眩がしてくるな……
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　恐る恐ると階段を登り切ると、歩いたばかりの光景が広がっていた。

　　　　　　　　　　　　　変化らしい変化はない。足元の感触も、肌を纏う感覚も、壁に貼られたポスターもなにもかも。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　寸分たがわなぬ様子に見え。ニアスは怖気を覚えながら廊下を進み出す。

　

3507 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/05(土) 22:49:42 ID:DNGSvw4f

　　　　　　　　　　　　　　　 ｡o*''"　￣　"''*o｡
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　廊下はとても明るく、白い壁や床に反射して眩しささえ覚える。

　　　　　　　　　先を見通せない暗さとは真逆にあるのに、無機質などこか観たことある空間を照らしているせいで返って恐ろしい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　慎重に慎重に。ニアスはすり足気味に前へと進みだした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――幸い。足元が唐突に崩れることはないようだ。

　

3508 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/05(土) 22:52:33 ID:DNGSvw4f

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まっすぐに伸びた廊下の左右には、扉がいくつかある。

　　　　　　　　　　　　念の為と恐る恐る手を伸ばしてみるが、施錠されているためがちゃがちゃと音が鳴るだけだった。

　　　　　　　　　　　　　　　　怯えて損したとばかりに息を吐く。出口に通じていなかったことへ、落胆を覚えた。

　　　　　　　　　　　　　　　それから。異なった出口から出てはダメだったかと、ドアへ失笑をぶつけて足を進める。

　

3509 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/05(土) 22:55:13 ID:DNGSvw4f

　　　　　　　ｷｨ――――――――――――
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　 　 　 　 |::::|::::li／／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ‖　 __jL/__!　　　:{__ヽ__,}　　 　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 {{　　 zzzzzz　　　 zzzzzj:　　 　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 {{　　　乂ノ {ト ‐¬ 乂ノ:j　　 　 :!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 r ､　 {{　i　 {　　　　 i　　　　　:}　　　　}:r ､　　　　　しかし、異変か……
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_j j iヽ:{{　{　 !　　　　　　 　 u　:}　　　 r'゛j jヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 { j j j }⌒ヾ　:{i:､　　　r‐:､　　　ﾉ!　/ﾚ :{ j j j j}　　　　回避できないとか
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 {　 ＞''"ア＼{i i 〕iト　｀ ´　.ィi〔iﾉ ｲi (⌒ ヽ　 :!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 {　{_____/:: :: :: :/⌒!:: ::｀´:: :: {ヽ{/:: :: :: ヽ__jL _}　　　　何に巻き込まれるんだ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 r≦_＿_}=…‐ｧ' :ｱ__　　　　　�Yヽ::_::_::jノ_______ミ}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /ニニﾆﾆ}　 ./ :７　⌒`　　　⌒ヽﾉヽ　　�Yニニニ)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 �Yニニニ　ﾉ_iノr‐=ミr‐=ミ=ミ_　 ∨)ヽ /ニニニ7
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 }ニニニﾆ{(⌒j⌒j⌒j⌒j⌒j〕iト〕iトミyi,'ニニニﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 }ニニニﾆY´.:j　 j　 j　 j　 j　 j　 jヽj}/ニニニﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 }ニニニニ{　:j　 j　 j　 j　 j　 j　 j　ﾘニニニニ′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 }ニニニニj}iト .,_j＿j＿j＿j＿j＿j:ノニニニニ′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 }ニニニニﾘニニﾆﾆ}＞＜{ニニニ {ニニニニ{
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /`‐-=イ__ノ__ノレ'"⌒⌒＼__}_⌒j〃j >‐≦
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3510 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/05(土) 23:00:06 ID:DNGSvw4f

　


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　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿　| /∧　込 　　ｒ:┐　　　///|　　 |
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　　　　　　　　　　　　／/-二二V∧　　￣二二つ＿＿V＾＼／￣＼
　　　　　　　　　　 ／ﾆ/-ﾆ二二|　 |＿￣￣＼了　　　　＼_ﾉく　　　 :,
　　　　　　　　　／-ﾆ/-ニニニ／￣　　 ￣＼_)　　　 　 　 ＼_) 　 　 '
　　　　　　　 ／-=ﾆ/-ﾆﾆ二／　　 　 　 　 　 |　　　　　 　 　 ∨〉 　　|
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　　　　　 -=ニ二/-ﾆﾆ二厂　┬　.　 　 　 　 |　　　　　　　　_ノ'/}　＼|
　　　　　-ﾆﾆ二/ -=二二|＜　��厂　┬─‐┿─┬−┬＜　 ﾉ }　　 ＼
　　　 　 |‐ニニ二二二二|　 ｀了＜ ___|＿_,,ノ　＿」____ 」＿|／ ｲ＼ 　 　 >
　　　 　 |二二二二二＞人　　{　　{　　{─＝ﾆ|　　　}　　　}　　ﾉﾆﾆ＼／
　　　　　＼二二＞ '⌒７⌒＞┤__入　八￣二」＿__ﾉ　＿,ﾉ ／二＼二＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ドアの開く、重々しい音がした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスの背後。先ほど、手を伸ばして開かなかったものから。
　　　
　　　　　　　　　　　　長く尾を引く鳴き声のような金属音が響き。風の流れが、変わったのを肌で感じた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　どきん、どきんと彼女の心臓が跳ね回る。

　

3511 ：名無しさん＠狐板：2025/04/05(土) 23:04:46 ID:s5WQz7S8

トップバッターで何が来るかな？

3512 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/05(土) 23:07:30 ID:DNGSvw4f

　　　　　　　　　　　　_
　　　　　　　　　　 Ｙ::::::Ｙ
　　　 　 　 　 　 　 j:ゞ'::{ヽ
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　　　　　　　　 √;ﾊ彡:::≧=V:ﾊ
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　　　 　 　 　 ﾞ　j　 /i:　 .::ｨﾊ/,　!
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　　　　　　　　ｲ :i.V 　 　 V ', .レ　　 　 　 　 　 　 　 /　　　 　 /　 |　　　　　 | V
　　　　　 　 　 V: /,　　　 /,::j ﾊ　　　　　　　　　　　 ′　　　-7‐-ﾐj､　　　 　 |　V-‐-:ｉ　　　　　　i
　　　　　　　　　V　i　 　 　 V　/,　 　 　 　 　 　 　 ,　　　　　7　　 ::　　,　 　 :|　 V　　|　　　　　　|
.　　　　 ﾍﾞﾁｬ　　 V |　　　 　 ヽ /,　　　　　　　　　　　　　 　 zzぅぅ≦: /　　　 |≧ぅzzzj　　　 　 :　!
　　　　　　　　　　} ﾊ　　　　　 V./,　　　　　　　　　 ｉ　　ｉ　　i. 乂Y_ノV(　　_　 !乂Yノ７}　　　　　ｉ
　　　　　　　　　ノ　 ﾉ　　 　 　 i} .ﾊ.  ﾍﾞﾁｬ　　　　  |　　|　　|`　　　　V Y7⌒j 　u.　 ´i　　 　 　 |i
　　　　　　　　 ゝ イ　 　 　 　 八ttﾘ　　　　　　　　 |　　|　　|　　 　 　 　 !{　　　　　　 |　　 　 　 !
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　近づくなにかが、背後に在る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　規則正しい湿った足音。

　　　　　　　　　　　　　　感覚は短く。けれど、徐々に大きくなるそれに合わせるかの如くニアスの心臓が早鐘を打つ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　逃げるべきだと、頭の冷静な部分が叫ぶ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただ、それよりも。

　

3513 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/05(土) 23:12:29 ID:DNGSvw4f

　

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここが何で。異変とはなにか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　その正体を知りうる『ナニカ』を目にしたいと言う好奇心が、本能を勝った。

　　　　

3514 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/05(土) 23:14:22 ID:DNGSvw4f

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.　　　 ﾍ　　　　　:::::／二二三三三三三三三三三三三三三=-ー= ヽ:: 　　 ..:'
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　　　　　　　　　　　　　　　　　――――逃げようと知るために振り返ろうと、結果は変わらない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【５：異変を回避することはできません】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　このルールがある限り。過程は変わろうと、結果は同じ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　早いか遅いか。痛いか、痛くないか。その程度の差だ。

　

3515 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/05(土) 23:17:13 ID:DNGSvw4f

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　　　　＼!　　i　　　　::::::::::|iiii|:::::::::::::::::::::',　　 |:::::::::::::|　　 }:::::::::::::::::::::::::::|iii{::::::::::::　 　 :　　 :::／　　　　 　 　 |//| [/＞''"
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　 　 　 　 '　　.:{:　ﾍ::::::::::::jiiii|::::::::: ,, __,..イ:::::::::`ー‐‐'':::::::::j≧sx､,,_::::::::::: |iii{::::: /　′　　 ,　　　　　　　　　 　 i77__ｆ７__
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.　　　　　　i　　 ヽ　∧}:＼iiｉ|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |iii{/'　/　　　　√　　　　　　　　  └ ^!/厂 ゝ'
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから。

　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスの悲鳴を浴びて嘲笑う怪人に捕まったとしても、それは必然のことだ。

　

3516 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/05(土) 23:17:30 ID:DNGSvw4f

　
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3517 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/05(土) 23:23:52 ID:DNGSvw4f

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　伸びた手が床を叩いた。

　　　　　　　　　うつ伏せに押し倒され、床と身体に挟まれた頭部に近しい質量を持った乳房が潰れて肺を圧迫する。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　苦しげに息を吐き出した。熱い息に悲鳴が混じる。

　　　　　　　　　　　　無機質な廊下に響き渡る救いを求める声は、どこにも届かず白い壁に吸い込まれていった。

　

3518 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/05(土) 23:29:41 ID:DNGSvw4f

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　　　　　　　　　　　　　　　　i|　|, 　 　 ‘，_ ,､ -‐=竺ｱ　　　　　　　　 　 　 |　 　　∨　　　　〉 ニ=─
.　ニニニニニニニﾆｱ 　 　 l|　|‘，　　　ﾟ｡　 V¨゛とつ,　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　 　 ,/￣
ニニニニニニニ二/.　　　　l|　| ∧　　　_ﾟ，／“゛/／/,　　 　 　 :: 　 　 　 |',　　　　 ，
ニニﾆニ二二二二{ 　 　 　 l|　l/笊ｊ⌒＾ ／/／/／/／　　 　 　 i 　 　 　 |∧　　　 ‘
ニニニニニﾆ二二ﾍ　　　　 l|　 cVﾉ　　　　　 /／/／u　　　　　 |　　　　/|/∧
ニニニニニ二二二 〉　　 　 |　|/∧　　､ ..,, _　　 　 　 |　　　　 　l 　 　 //|// }: 　 　 l　　　　　　やっ、いやああああっ！
ヽニニニニﾆ汽二　 　 　 　 　 |//∧　　`､:.:.:.｀ ､　　　|　　　　　 l 　 ／//l,､-､:　　　 |ｌ
ﾆ.ヽニニﾆｱ､: u: : :} ｀ヽ 　 　 　∨/,u＼ 　 ＼:.:.: 〉 　　|　　　　　 l ／///_」:｀´:} 　　　||
ニﾆヽﾆｱ/:}{ : ）(: :ﾉ　　 ﾏh､　＼ V/// 〕ｈ､　｝「　　　 ｲ　　　　,ｨi{: : ,､‐ ゛: :､:.ノ:ヽ:　　||
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ニﾆ{　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 し　　/　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｌ　　　 '/　u
ﾆﾆ八　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 }.　　　 }
ﾆﾆ二ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,'　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,/　　 　 厂　　  ╋━
ニニ二:≧s｡ ＿,,､､zzzzzｧ―　　　　　　　　　　　　 　 |　　　⌒>zx　　　　　　　　　(/　　 　 ﾑ　　　  ┃　━
ニﾆア⌒''''''T'''´　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,ｲ　',　　　　|{　　　　 寸ﾆ心､　　　　　　　　　　 /=}　　　  ┃　━
ﾆア 　 　 　 ',　　　　　　　　　　　し　　,ィ 　 　 ',　　　 U　　　　　 ヽニニh､ 　 　 　 　 　 ,ｲ.ﾆ}　u　 ━┓┏┓
ｱ　　＼＼　 ﾍ　　　　　　 　 　 　 , イ　 　{j　 　ﾍ　　　　　　　 　 　 ＼ニﾆﾆ)ｈ｡ ＿　 イニニ}　　　  ━┓┗┛
　　　　　　　　 ＞､､,, ＿ ,,､-=≦　　　　　　 　 　 '，　　　　　　　　　　 `寸ニニﾆﾆ二二二二}　　　  ┃┛┃
　　　　　　　　　　　　　　{　　 　 ./　　　　! 　 　 　 h、　　　　　　u.　　　 ﾏニニニニﾆﾆ二二}　　　　　　  ━┓
　　　　　　　　　　 二　 八　　　/.　 　 　 {　　　　u　 )ｈ｡ 　　　　　　　_,､ィ寸ニニニニニニ/　　 　 　 　 　 ┛
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乱雑に服が剥ぎ取られ、廊下へと投げ捨てられていく。

　　　　　　　　　ニアスよりも大きな体躯の怪人が、たわたな乳房を鷲掴みにした。廊下のそれに似た冷たさがあった。

　　　　　　　　　桜色の乳頭が恥ずかしさと恐怖に震えている。その一つが口腔に包まれ、熱と液に満ちた中で嫐られる。

　　　　　　　　　　　怖気が湧き上がる。くすぐったさに戦慄き、それに気を良くしたように怪人が歯で乳首を甘く噛んだ。

　

3519 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/05(土) 23:40:19 ID:DNGSvw4f

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ∨{ニニニニニニニニニﾆ/ﾆ}
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _　-‐ﾆv{ニニニニニニニニニ7ニﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　_　 ‐ニニニニﾆ‐ニニﾆ{ニニニニニ７_／ニ‐＿
　　　　　　　　　　　 　 _　‐ニニニニニニﾆ∧‐‐ﾆニ{ニニニニﾆ７ニニ＞''"⌒ ，
　　　　　 ＼人_人从_／ ニニニニニニニニ ∧＞‐……‐＜ニア ＞''゛　/　　　‘
　　　 　 　 ）　ｰ匕 ll（　 ニニニニニニニニア゛　　　　　　　　`'＜　　　/　　　　 }＼
　　　　　 ＜　 (乂 ）　＞　ニ厂￣　¨　‐ﾆｱﾞ_　　/　　､　　　‘，　　＼_/　　　　　‐ニ‐
　　　 　 　 ）　ｰ匕　（ {ニニ{　　　 　 　 　 　 ￣ ‐=ﾆ_ ＼　　 ，　／ /　 　 　 　 ‐ニニ‐
　　　　　 ＜　 (乂 ）　＞ ニ∧　､　　　　　　　　 　 　 　 ¨　‐=ﾆ/　　′　　　　　‐ニニニ‐　 ／＼
.　　　　　　 ）　ｰ匕　（ ニVニ∧　＞‐-　＿　　 　 　 　 　 　 　 　　 ′　　 　 　 ‐ニニニ　／　/7[[l＼
　　　　　 ＜　 (乂 ）　＞  Vニ∧　　　 厂　　￣7￣厂 冖r‐‐‐‐‐‐ｉ　　　　　　 ‐ニニニ　| 　 //_　　　(
.　　　 ／‐ ）　　／ （ ニﾆVニ∧　　 i　　 　 ∨／]　　　i|忙ﾆミっ|ｉ　　　　　　‐ニニf⌒⌒)/_∧し7 　（
＿_,／‐ ＜.　／|　　 ＞ ニ Vニ∧　 :|　ｉ　 　 {>≠ミ⌒⌒'/／/／||　 　 　 　 ‐ニニ  ＼／　　　「l「l/7 (
　　　￣￣  ） ｰ',―ｧ（ ニニニiニ‐∧　乂|　 　 {/／/／〈{　　　　　八　　 　 　 _ニニニニ ＼＿___∠/／
　　　　　 ＜　　 ',　　 ＞ "''＜|ニニ∧　　，　　{`､ u　 　 　 　 　 /　 〉　　　　∧ﾆニニニニ
　　　　　　  ）　　あ　（　　　　 ｀寸ニ∧　∧ 　 {. .}h｡,　〜'''⌒　ｨ( . / ∧　　 /　∨ﾆニニニ
　　　　　 ＜.　　 つ　 .＞　　　　 ∨ニ∧/∧ 　{/　＼≧=-u ´: : :∨ /　〉　 ,'　　 ∨ﾆニニ
　　 　 　 ／"⌒Y⌒｀＼　　　　　 } ‐/‐∧　 ＼{　　　 ＼. . . -‐＞‐……＜i{ 　 　 ∨ﾆニ
　　　　 　 　 　 ＿＿　　 　 　 　 } /　/ ∧＞''"~~~"' <. . . .／　　　 ,,....,,　 ＼　　　∨‐
＿＿　 　 -=厂　　 ⌒ヽ 　 　 　 }{　＞'':゛　　　 　 　 　 . . ′　　　 .:.:.:ｒI)　　 ∨　　 V
ニニ二二二{ : : : : 　　　　　　　 八{;ﾉ.:.ﾉ　 　 o　 　 　 . . {　　　 　 ｀¨¨゛ 　 　 }{
ニニ二二二{　: :　　　　　　　　/ . }{¨゛　 　 　 　 　 　 . . 人　　　　　　　　ο　}{
ニニ二二二{　　　　　 　 　 　 : : :八　 　_　-‐ . . . . ￣/ 　 　 ‐　_　　　 　 　 八　 　 }{　　　 ＼人_人从／
ニニ二二二{　　　　　　 　 　 . : : : : ＼/　 　 　 　 　 /　　　　　　 ＼　　　 イ　　　　 }{　　　　  ） l　ﾍ　（
ニニ二二二{　　　　　　　 　 ,′: : : : :/　　　　　　　. :　　　　　　　　　７¨゛　i　　　 　 }{　　　 ＜.　V　.）　＞
ニニ二二二{　　　　u　　　　′　　／　 　　､＿ . . :,　　　　 　 　 　 _､ﾞ : : : ﾉ　　　　 　 　 　 　 ）__ﾚ┴､（
‐ﾆニニニニ{　　　　　　 　 /＿ ∠_　-‐　　　｀¨¨¨゛　　　　　　　　/ : : : : /　　　 　 .〈　　　  ＜.　 | ー'　＞
　‐ニニニﾆ‐　　　　 　 　 ,′　　 　 　 　 . : :　　　　　　 　 　 　 ／)∩∩ 　　　　　∧‘　　　　  ）　　あ （
　 ‐ニニニﾆ‐　　 　 　 　 {　　　　　　. : : :　　　　　　　　　　  ／／ .∪∪　　　　 /‐∧　　　 ＜　|.　|　　＞
{　 ‐ニニニニ‐ _　　　　　：　　 　. . .　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼＼ ， /　　　　　/‐/ニ}　 　 　 ）・　・　（
{　　 ‐ニニニニニ‐ ＿ 　 {　　. .　　　　　 　 ＞''"~~~~~~~~ﾟ"''  / ,､)∨　　　　／ニニニ‐　　 ／⌒Y⌒｀＼
{ 　 　 ‐ニニニニニニニ _゛　. .　　　　 ＞''゛　　　　　 　 　 ⊂　ﾆ⊃ }　 　 ／ニニニニニ‐
{　　　　 ‐ニニニニニニニ＼: :　 　 ／　　　　　　 　 　 　 　 (└ ┐ｎ||_／ニニニニニニニ‐
，　　 ／)∩∩ ニニニニへニ ＼ ／　　　 　 　 　 　 　 .:.＼　 ￣lノ. レｒ_) ニニニニニニニ‐
‘  ／／ .∪∪ ＜ニニニﾆ{ ＼ﾆ/　　　　　　　　　　　　 :.:.:.:.}　　　　　  ||{ニニニニニニニニニ
　 ＼＼　　　　　 {`'＜ﾆ二{ｉ:}　/　　　　　　 ､　　　　　　 ＼ﾉ　　　　　　}{ニニニニニニニニニ
　 ‘ / ,､)　　　　  {ニ{ ＼ﾆ�Wノ　　　　　　　　＼　 　 　 　 　 　 　 　 　 }{ニニニニニニニニニ
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　 (└ ┐ｎ||_　　　　 ＼〉}ﾏiA　 　 　 　 　. . ./　　　 u　　　　　　　　　 八ニニニニニニニニ‐
　  ￣lノ. レｒ_) ---u＜八 ＼〉 　 　 　 . . . /　　　 　 　 　 　 　 　 　 /‐ニニニニニニニニ‐
　　　　　　 ||　　　　 　 ij　＼　　　　　. . . .,′　　　　　　　　　　　　 /　＞--- ‐‐‐=七￣　‐
　　　　　　　　　　　　　　　　`　､u . . . . . ′　　　 　 　 　 　 　 　 /ニニニニニニニニニ‐
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀¨¨¨¨７　　　　　 　 　 　 　 　 /ニニニニニニニニ‐
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　凌辱である。けれど、彼女の身体が不可思議に熱を帯びていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　含めて異変であるのか。それとも、彼女の本質なのかは知りようがない。

　　　　　　　　ただ。追い詰められるように上り詰めていく自覚と、凌辱されているのに快楽を覚える苦痛がぐるりと渦を巻く。

　

3520 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/05(土) 23:47:07 ID:DNGSvw4f

　 　 　 　 ＼､_ﾉし/|　　　　 　 _､､ -‐…━…‐-　 ,_　　　　　　　　　 　 　 　 |
　 　 　 　 　 ）ｒ'⌒N 　　 ＞''”　　　　　　　　　　　　｀`''＜ 　 　 　 　 　 ＼､ﾉし／
　 　 　 　 ／　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　 　 ⌒) (＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ､　　　　 　 　 `､　/ 　 　 .／⌒￣
　 ﾄ､_人_,イ  ，　 /　　　　　／　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　 　 ∨ /
　 く　.七_　7　　 /　　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ∨ /
　　 | (乂 ）|　 /　　　 　 /　　 :　 　 　 　 　 　 |　　　 ，　　　　　　∨/　　　　　　　　　　　 　 　 　 _ -'i
　　 |　　つ.|　 ′　　　　. 　 　 |　 　 　 　 　 　 |　　 　‘　　　　　　　〈　　 　 _丶⌒ヽ　 ､＿　=-‐ ''´　　|
　　 ）(⌒⌒)　　　　　　  ｌ　　　 |　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 ，　　　　　　　　　 (　　　　 )　 } ＿rｭ__　　　　|
　 ノ.　＼／､ ｌ　 　 　 　 |　　　 |　 　 　 　 　 　 |＼ 　 　 ‘　　　　　　 ｌ 　 　 乂＿ ノ　 |└┐r┼i　 　 {
　 ￣｀v-√  |　 　 　 　 |　　　 |　 　 　 　 　 　 |　 ＼　 　 .　　　　 　 |　　　　　　　　　  | ／ｨ rｧ ,､ヽ 　{
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　 　 　 ； 　 |　 　 　 　 |　/　_,|　ノ|　　　 　 　 |LｨI＾「￣ﾌｲ　 　 　 :　| |　　　　　　　 　 　 　 ﾟ,／
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　　　　　　　　 ＞……‐‐＜:::::: ＼　 　 　 　 r〜　-‐''＾)　|　　 ∧/ . | |　　　　　　　　　，，
　　　　　　 ／　　 　 　 　 　 ”''＜::｝ｈ､　し　 ∨､　ｉ::／　.ｲ　　′∨. | |　　　　　　　　　　　　”
　　　　　／　　　し　　 　 　 　 ＼ ”''‐-≧=‐- ヽ)　(_ｊイ . |　/　 　 ＼,」 ＞''"~￣￣￣~ﾟ"''+､
　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　＼ . . . . . . . . (＿ﾉ”L)　|./　　　＞''”　　　　　　υ 　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　理屈ではない異常があるのだと、快感に染まっていく身体と頭で思う。

　　　　　　　　　　　　　　　　好きあってなどおらず。まして、心の整理をつけて身体を許したわけでもない。

　　　　　　　　　　　強引な性行為を想起させる身体への接触は、何より苦痛で屈辱で、心を痛めつけるだけの代物だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　にも関わらず。強引に性感に溺れさせられ、気持ちよさを強制される。

　　　　　　　　　　　　　屈辱さえ塗りつぶしていく性なる恥辱は、なるほど彼女から正気を奪い去っていくものだ。

　

3521 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 00:01:44 ID:0lg0N388

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _＿
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　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 , '　　　　　　　　　　∨
　　 , -＜　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ‖ 　 　 　 　 　 　 v　 '/　　 　 　 　 　 　 γ⌒ヽ　 　 jLＺ,,_
`ヽ {__ノ::: V　　　　　　　　　　　　　　　 ,,j!|　　　　　　　　　　:　　'/ ＜_　 　 　 　 　 {､::..... j　　/ ｒ　　 Ｖ
::::::＼_',::::::::'/　　　　　　　　 _､　‐==≦　:i:j　　　　jL,_　 　 　 :. 　 }　 　 ´≧ｰ　.,,_　 .}::｀""{　 /::::乂:::::::ﾉ
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::::::＞ー==:::::::V　　　　　,:′ 　 　 　 ',..::::{|:::/=≦ﾐ=彡≧≠V　ｲfﾊ.}:::::::Ｙ:　 　 　 ｀/　:::::::::::::::::::￣:::i:::::::::::: 　　ﾐ
ィ:::::::::::::,::::::::::.....￣二=- _　　　　　....::j::::叭::i{::::::::::::}　`ー　 }i　ﾉ.j//-―…‥＜_,,ノ:::::::::::::::｀`ヽ､:::::::乂,,斗-f　 √
'⌒ヽ;／:::::::::::::::::::::)::::::...　 ).:＞''"::::{::人::::::ﾊヾ}::::::::i　　　　{ｲ/:fィ八 :::::::::::::::::j........::::::::ヽ､:::::::::::::::::＼:::::::::::.　ゝィ
:::::::::::::::::::::::::::::イ´￣~''‐≦´　　　..::|:::.　＼::::}人__ゝ-イ_,,.ィｫ !: 厂::／≧ー= ＜:::::::::::::::::::: V::::::::::::: ｀ヽ､乂､::::::::Ｙ
ー=彡ヘ~￣:::::: V　　 ｱ　　　　　 .::'/::::...　ヾ::::{≧┴┴≦ｸ ,' √イ ...:::::::::::::::{::::)h､::::::::::::::::j:::::::::::::::::::::::／　ヾ:::::厂
　　 ヽ::::::::::::::::::::::∨ ./　　　　 　 .:::ﾊh､ ＿___ヽ{乂: : : : ｲ//イ:::::,,::_＿＿,,ノ. }::::::.　 丁￣:::j≧ー==　'"　　 　｀"
　　　 `､::::::::::::::::::.. ヾ､.:/　　 　 .://∧､:::ー―:::ゝ=ニニ彡ﾂ≦ー--:::::::-=彡ﾊ::::::::.　j ::::::::::::::::::::: √
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　　　 　 /,::::::::::::::::: 　　　'/::／:/　　　 ヽー::::''":::＞''~ {:::::≧＜:::::::::: l　　　  ――ぐひっ　　　　l　'/　　　
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　　　 　 　 　 ＼::::::::::::: ｲ/　　　　　　　　 　 ∧:ｨ''゛／::::::::::~''＜::￣￣彡{　　 　 　 ヽ::::::::/:::::::::　ｲ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　廊下と同じ冷えた身体と、灰褐色の肌を持つ怪人が唯一赤い口腔を露出させて嘲笑う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　獲物を前にして大口を開けるような仕草だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　確かに。これより行われる行為は捕食のそれに近い。

　　　　　　　　　　　　　ニアスの意思を無視した蹂躙――強姦――は、肉食動物が餓えを満たすのと変わらないだろう。

　

3522 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 00:05:21 ID:0lg0N388

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 }￣}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 {￣ 　　 ￣{_}_}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ￣7　/￣_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 く＿___.　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿）　 }{￣{__}￣}＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 （＿＿ノ ：　 ロ　 ロ :}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 {￣{(＿__　 V ￣}_ノ￣
二ニニ}ニニニ}ニニﾆ}　 ＼　　　　　　　　　　 　 , 　 　 　 　 ＼　　　　 |　 |(￣　　　　 )○)
二ニニ}ニニニ}ニニ‐　　　　　-　＿＿　　-‐　''゛　　　　　　　　}　　　 |　 |　￣ |　|￣
二ニニ}ニニニ}ニニ∧　　　　　-￣　　　　　　　　　　　　　　／ 　 　 /|　 | , -=‘　ヽ_
ニニ‐/}＼二フニニﾆ∧　　 ／　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　//',__{（ ○　ﾉ、　.)
＼_ ィﾆ}ニ≦ニニ/ニ‐∧.／　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 　 //　　　 ｀¨ 　　¨´
ニ二ニ}二二∩ﾆ'ﾆ ｉﾆ ／　　　　　　 　 　 　 　 　 u　　　 　 　 　 /　　　　 (.'⌒Y⌒｀)
ニ二ニ}二○∪/ﾆﾆ|i　　　　 　 ＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼　　／　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 __人_/＼／{_
ニﾆ(＼二∩n/〉‐／|l　 　 -‐　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 Y　　　　　　　　　  ＼人_人从_／　　..＼　　_|___ l l　＞
‐=ニ＼＼}　 '/∠＿|l:i|ｉ　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ） | 　 ヽ.（ 　 　 　 .)　　|_ ,　　（
　　　｀マ⌒　'　 ｌ|　ll|l:i||　ｉ‐-　､　　　　　　　　 ィ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜　 V　 ﾉ　＞ 　 .＜　 (_乂　)　 ＼
　　　 　 ﾟ｡　　　　　ll|l:i||　|l: 　　＼　 　 　 _ ‐ニ‐_　　　　　二二二＿　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ） _ﾚ┴､ （人_人从}　　　ツ　　ｒ'~
　　 　 　 ﾟ｡ 　 　 　 　 ||　||i υ 　 ＼_　‐ニニニニ‐_　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＜. 　| ー'＜　　匕ll　　 (⌒⌒)　{
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二二二二二‐ }{¨゛ 　 　 　○ 　 　 　 　 　 ..:　　　〉-‐／{　厂＞''゛( i_　‐= ￣ 　 / /,　 　 (／／　　　　 　 　 ＜ . ＼／　.＞
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　 -　￣　　 ＼人_人从_ .）　　つ　（　　　　　　  }∧　 　 {　{‐-＼　＼ 　 レ'　　 }'　　　}{　　(⌒{⌒厂厂「 ト　　　 　 　 　 　 　 ；；
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　怪人が喉を鳴らし、濡れた女陰へ男根を当たり前のように差し込んだ。

　　　　　　　　　　　　　強制発情させられた身体は意に反して容易く男を許し、奥底をかき混ぜる事を認めた。

　　　　　　　　対価として与えられる女の喜びは、おおよそ拒絶と吐き気に満ちて。けれど喉からは快感が漏れ出ていく。

　

3523 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 00:14:40 ID:0lg0N388

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　 　 {二二}／ﾌ ＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 | l　_ (_)　　　　　　　　　 　 　 ＿
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　　 　 ⊂二＼: : : : :　／:／　　 　 ﾆ=‐　￣　　　　　　　　　　　　￣(///７////////// /　　 　 　 　 　 　 ＜.　　 ツ　 .＞
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　　 　 　 　]{ レIu‐ﾆ‐ ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨/////////‖　　　　　　　　　 　 ＜ 　＼／　.＞
　　　　　　八,,／　　　 ＼)　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 i　　　 　 ‖/////////‖　　　　　　　　　　 ／  ）.(⌒⌒).（
　　　-‐ 　::／　　　(＿)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 U　　　 /,}/////////,'‖　　　 　 　 　 　 ／ ＜ 　＼／　.＞
￣　　　 ..: 　 　 　 　 　 　 　 　 　 i　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {/}/////////‖}　　　　　　 　 ／￣　 ／"⌒Y⌒｀＼
　　　　 /　　　　　 　 　 　 　 　 　 し　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾚ'//////////{ノ＼ 　. . . . . イ￣￣＼　　　 ＼　＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　認め難い快感を否定するように、首を左右に振る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乱れた髪にまじり、汗が飛び散った。

　　　　　　　　　　　　こらえようとする彼女の意思が撒き散らされるように、声がどんどん張り詰めて上ずる。

　

3524 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 00:21:54 ID:0lg0N388

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　＼＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿ r- 「 ー‐,　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ　￣_|　「__ r ､ （__
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 }　γr 　r-　 Y /
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ノ　 { {_|　ﾚ'ノjノ 乂__
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ 　　 ￣ｒー ､　／
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ） 　　　⌒_)ﾉ（＿
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／　(⌒'⌒）　　／　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＞‐＜　_　-‐…‐- ミ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ⌒ヽ ＼ (⌒'⌒）　　  ＼＼__}{　　　　　　　　　　／　_､〜`｀ 　 　 　 　 　 ` ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼/ ＼／　　　　　 ⌒⌒　　　　　 　 　 ／　／ 　 ／ ／　　/　　　　　 `､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　_r‐､　　　　 　 ／　／　__／_／　　　/　 .　　　　　 ﾟ｡ 　 ﾉ／　　　　　　 　 　 人
　　　　　 ┏━━━┳┳┓　 ┏┓　　　　 　 　 　 　 　 .丶｀¨¨´｀丶　　／. :／　 C≠ﾐ/　　　／| . /　　　　　　　　　(　　　　　　　 〈＾＼/.〉＼
　　　　　 ┗━━┓┣┻┻━╋┛　　　　　　　 　 　 ､`　 　 。 　 　 `､: : iY　　／: : '~⌒ヽ ミ､　| /　／　　　　　}　　(￣　　　　 /ーヽ　./　　／{
　　　　　　　　┏┛┗┳━┓┣┳┓　　　　　 i　　 .(　　　　　 　 　 　 ＼|:!　/:{　　 _　　　.:⌒以i{／　 　 　 　 　 　 ^＼　 　 _／.　　　∨　／　 ,〉
　　　　　　  ┏┛┏┓┗┓┃┃┃┣┓　　　 _ |:‐ ⌒＞o｡.. _　 　 　 　 . . :＼:i:ｉ{　 /:.:.ﾟ｡　　　: : (_)　　　　　　　 ,′　　　　 　 ): 　　／{　／　 ／(＿_,
　　　　　　  ┗━┛┗━┛┗┻╋┛┃ ‐ ￣　.|ｉ　　　 : : : : : :ﾆ=‐: :　. . : : : : V{　 ゝ:ｉ :}　　ﾟ／ 　 　 　 ／　　 /　　　　　　  ￣). ／　/　|／| {　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　＿_ ┗━┛　　　　|li/i_　-‐　￣ : : )　 : :　　　　　　＼_　u .-‐ ¨／　　　／>　　 .　　　　 　 　 　 ／　　/　　　 | {　　(＿＿
⌒ヽ＿__ ,,,,,,,...................≫''"､丶゛　　　　　 _　-‐￣　　　　　　: :/　　 : :ｉ　　 　 　 　 ＼　_　／　　　／／ 　 ／　　　　　　　　　}／|　|_ 　 　 .|/ / 7―[l[l
//／　　　　 　 　 　 /　 ／　　_jL,,/　〆　　　　　 　 　 　 　 /　　　　:|　　　。　　　(: ォ : : : :‐=彡／/　／[`丶､　　　　　　 　 }　|_/└―[l[l ./ /￣/ /
／　 　 c 　 　 　 　 :: ／　‐=ﾆ⌒`ヽ　　　　　　　 　 　 . : : : ' : :　 　 : |　　　　　　 　 `「 V･･･…‐‐‐ - ----　　 ` ､　 　 ；； ＜　 / /￣/ /　l_/　 / /(＿
　　　　　 　 　 　 　 :/　　 ‐=　 ，　ﾉ=‐　　 　 　 　 . : : : : : :{ : : : : : :.八　　　　　　 　 ﾉ: : : : : : : :　　　　　　　。　　 }　　 ；；　 ,) 〈_/　 / /　　 　 / /　／
　／⌒ﾌ　　　　　　.:′　　.:　　　　　　　　　　　. : : : : : : : : : ', : : : : : : : :＼　　　u　ィi : : : :　　 　 ／＼　　 　 　 __彡　　　　 ￣) 　　 / /　　　　 l_/[l[l/>
///／　　　　　　　::　　..;.;.　　　　　　 ＿,,..,;_:_:_: : :／￣⌒ア 〕ｈ｡.,_ : : : : : :｀¨¨¨´: : : : : :_ ,,..　 ／　　/　　 　 _ 〈　＼　　　　 ／＾)　 〈_[l[l/>　　　　　〈/(
/／　　　　　　 　 /　__,/　　　　 ／　　　　　: : : : {　　　へ(　: : : : : : ≧=- . . . . . -=≦ア:　 ／　 ,　/ 　 __　〈 ＼＼/　　　　　  (｀ヽ/〉 .〈/　　 〈＼／〉⌒
i{､: . .　　　　　. :ィn=ミ八　　 . :　　　 　 　 　 : : : :{　／⌒^＼　. : :／:. : :.　__＿＿___　　／ 〈　 ／,　乂_/　 ＼＼/　　　　　　　　 ＼,/⌒Y⌒V＾Y＼／
ニ＼: : : : :､丶゛::::::::::::::)iﾉ　 : -‐　　　　 　 　 : :⌒{ 　 : : : : : : : ／ : : : : : : 　^^Y'^^ ＿(_＿ ∨　 |　　　 ,、　/
二二＼／.:::::::::::::::::::::ｨU ／　　　 　 　 　 　 　 　 八: : : : : : ／ : : : : : : : : : ／　　　　⌒⌒⌒　‐ 乂__／　∨/＼
ニニニ州州i:i:::::u／ : ィ　　　　　　　　　　　　　 ,': : : : : : ／ : : : : : : : : : ／:! ＼　　　　　　　　　　 　 　 　 /　 / 二 ＿__ノ
ニニニニ州州／__i : :u 　 　 　 　 　 　 　 　 　 { : : : ::／ : : : : : : : : : : /　 .! 　 ＼　　　　　 　 　 　 　 　 〈　 〈
ニニニニニﾆ{ ￣八: : i 　 　 　 　 　 　 　 　 　 { : : : : : : : : : : : / : :　〈＿__|i 　 　 ＼　　　　　　　 　 　 　 ＼/ 「￣ヽ
ニニニニニﾆ{:　　　ﾟ｡:.|　　　　　　　　　　　　　 { : :/ : : : : : : : /: : : : :　 　 　 ￣￣＼＼　 　 　 　 　 　 　 　 　 ￣}_/
ニニニニニ=‐_　　　 `､　　　　　　　 υ　 　 　 { :/ : : : : : : : / : : : : : : : : : :　＼　　　＼　　　　　　　　　 i⌒⌒i
ニニニニニﾆ=‐　　　　`､　　　　　　 　 　 　 　 {/ : : : : : : // : : : : : : : : : : : . 　 ＼　　　＼　　　 　 　 　 ＼／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　残る意思を怪人の肉槍が刺し、穿ち、葬り去る。

　　　　　　　　　　　　　　　ニアスも知らない急所へ突き刺さった一突きが、甘やかなアクメへと彼女を追いやった。

　

3525 ：名無しさん＠狐板：2025/04/06(日) 00:27:00 ID:THWy7fue

流石はエロ怪奇現象だ

3526 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 00:29:42 ID:0lg0N388

　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∧
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼､ﾉ／　　‘　，　　　ο　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　;　`、　　／{_人_
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　　　　 　 　 ,'　　　　}　{ 　 ｉ　　 Cゝ''／/'／/／/ |　{　　　　　} V　/　　　 　 　 　 　 　 ）　　　 　 .（__ﾉヽ　　 ＼
　　　　　　　′　 　 八 { 　 |　　 |/／/　､.,_　　　　|u/　　　 　 }　∨ /　　　　　　　　　 <　　 　 　 　 　 　 つ ｒ'^~
　　　　【【　{　　‐-＜　＼＼!　　 !　　 　 {>‐ヽ 　u |// 　　　　｡ 　 ∨ /　　　　　　　　　 )　(⌒⌒) 　 （ ＼／ 　）
　　　　【【　{　　　　　 ｀''＜　＼　ト ， 　 {::::}{::}　／|/　　　　　ﾟ　　　∨ /　　　 　 　 　 /＿_.＼.(⌒⌒) ＼　　 /~`
　　　　　　人　　　 　 　 　 ｀''＜ {‐＜i＞乂}{〆{ イ　-‐……‐-　, 　 ∨　　　　　　　　　　 　 　 ＼／　　 ＼./
　　　　　　　　〕ｈ｡,　＼　　　　　　　　＼＿U／／　　　 ,...,　　　　＼　}　 ＼＼
　　 　 　 　 　 　 ／}h､`､　_　　-‐　¨　　　: :フ　　　　{::::(i):::i
　　 　 　 　 　 ／ 　 　 >''゛　　　　　　　　　: : 　 　 　 乂;;;;;ノ　　　　　}{　　　 |　|  ＿　　__i￣{
　　 　 　 　 ／　　　／　　　　　　　　　　　: : :　　　　　　　 　 　 　 　 }{　　　 |　 ｛　｛／ __　　 ￣＼
　　 　 　 ／　　辷'゛:::}　　　　　　u　　　　　: : :　　　　　　О　　　　　八　　　　  ： 　 ／　|　 |￣ヽ　!
　　 　 ／　；；　　{:::::ﾉ　　　　　　　　　　　／　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　 ／／ :|　 :{　__ |　 |____ﾉ /
　　　/　　　；；　八゛　 　 　О 　 　 　 ／⌒了⌒‐　_　　　　　_ イ　　　 　 　 　 :{:　∧＿　　 ＿／
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　　　 |　ヽ_ノ￣/-‐'´/ 　　　　　 ／---ｧ　　：　　　　 ＼ニニニニ }　　　　　-‐…‐-  ＿＿｝￣｝＿,,
　　 ヾ￣　　 ／ 　　/ /{＞---＜ニ‐／　　_｣L���廊｣_　‐ニニニﾆ　＼　　　-‐…‐ ｛＿＿_　　＿___）
　　　 }￣l　 l 　 r､ｎ'  i〔二二二二／-‐冖゛　　　　　　　　∨ニニニ､　　＼　　　　　　　 __＿＼ ＼
-　_.  }　 |__」 　 ヽノ ニニニニ／　　　　　　　　　　　　　　Vニニニ∧ -‐　¨　￣￣ /　,_＿＿　ﾉ
　  f^Y^!　　ﾛﾛﾉﾞ7 {　 ニ＞''¨゛　　　 ｎ　　　　。 　 　 　 ：　 Vニニニ∧　　　　 　 　 ｛　ー--―　.）-　、
　  ＼/　　　く／　! ア゛､ 　　　：　　八　　　　　　　　　 ：／ Vニニニ∧　／　　　　　 ￣￣￣￣　つ　）
　 ｨi{ ヽ　 o　　　 / ゛　　 ＼　 ：　　 ⌒　 n　　 　 　 　 ／　　 Vニニニ‐/　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 __人_/＼／{_
i{ニニ  |　.o 　 __/ 　　　　　 ＼{　　∩　　八　　　　　 /　　　　 Vニニニ{　　　　u　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼　　_|___ l l　＞
ニニ　 |　.o.／ 　 　 　 　 　 　 {　　 i　{／公＼__　／){　(　　　　}ニニﾆ八　　　　 （￣＼　 OO　　　　　　　　　　 )　　|＿,　 （
ニニ　 | .｢Ｖ ）　　　　　　　　　 [ )　ﾉ　{ i＞＜ 　　／ {　　　　　 }ニニニﾆ＼　　 ∩(二￣i∩　　　　　　　　　  ＜　 (_乂　)　 ＞
二二　 |´.＼(　　 　 　 　 ､ ⊂二＿ 　 /::::::::u::V,'(　　{ 　／　 　 ‐ニニニニ‐ ､　 l | .r.´ノ.┐　∩∩　　　　　　　）　ｰ匕　 .（
ニニニｱ　　 　 。 　 　 　 ＼　{　　 ∨:::::::::::::::::∨`､ .{／　　　　 }ニニニニニ‐ ∪ｒ-､＿ｆ |　..∪∪　　　　　  ＜ 　 (乂 ）　 ＞
ニニ ｱ　　　u　　　　　　u　　＼　　 {::::::::::::::::::::::}＼ ` ､　　 　 　 ‐ニニニニニ‐　  ＼＿_　｀ｰ-､　　　　　　　　  }　　　ツ　 {
ニﾆｱ　　　　　　　　　　　　 ⊂二X　{::::::::::::::::::::::} ゛ ＼,)　　 　 　 ‐ニニニニニ‐　　　　  | iﾆ二　 __　　　　　 ＜　 (⌒⌒)　 ＞
ニｱ　　 ＼　　　　　　　　　 　 ＞‐‐ {::::::::::::::::::::::}‐‐‐＜　 u. 　 　 ‐ﾆニニニニﾆ‐　　　  ゝ-､　 ）」└､　　　　　 ﾉ. 　＼／　（
_ｱ　　　　　＼　　　　　　　　 /::::::::::::州州州州州:::::::::::::)　　　 ／{ニニニニニニ‐　 　 　 ノ　ノゝｨ.r､ﾉ　　　　  ／~⌒Y⌒~＼
「　 　 　 　 　 ＞‐…¬冖ﾆニ二二二二二二二二二冖¬…‐-　∨ﾆニニニニﾆ‐　　　｀二.´　...∪
　_　‐¬ニ二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ﾆ∨ニニニニニ‐
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　　　　　　　　　　　　　　　　意思が弾け飛び。抵抗は消え失せ、受容するには大きすぎる快感へ翻弄される。

　　　　　　　　　　　　　　　陶器のような硬さと冷たさを持つ怪人の肉棒がニアスをえぐり、そのたびに喘がせた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3527 ：名無しさん＠狐板：2025/04/06(日) 00:30:47 ID:THWy7fue

恐怖でSAN値が減るんじゃなくて、エロで脳みそが沸騰してSAN値が減るのが斬新だ

3528 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 00:37:10 ID:0lg0N388

　 ＼人_人从_／　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　
　　 ）　./　　(
　 ＜　./--ヽ　＞　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 -‐…･･･…‐-　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼人_人从_／
　　 ）　i　 |　（　　　　　　　　　　　　　 　 ､丶゛／ 　 　 -‐…‐- /　｀`　､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ） .ニ|ニ （
　 ＜　　　ﾉ　 .＞　　　　　　　 　 　 　 ／　 ／　／　 ,　　　 　 /　　　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＜.　（_ﾉヽ　 ＞
　　 ）　　い　（　　　　　　　　　　　　 〈　 ／　／{ ／/　　　　 /　　　　　　　`､　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼人_人从_ .）. ┼　　（
.　＜.　　 つ　 .＞  ο　　　　／　　　　 / . ／　 {　/　　 　 ､ ﾞ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ） .ニ|ニ＜.　ノ .こ　 ＞
　　 ）.(⌒⌒).（　 　 　 　 ／　 　 　 　 {_,ｨI雫ミiﾄv′　､　゛　　　　　 　 　 　 　 ∨ /　　　　　　　　　 　 　 　 ＜.　（_ﾉヽ　...）　　／ （
　 ＜ 　＼／　.＞　　　／　 　 ┌‐‐‐‐　 // 　llｌ|}　／　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨　　　　　　　　　　　 　 　 　 ）. ┼　 .＜.　／|　　 ＞
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　　　　　　　　　　 〈/　/　　／ |　　　.:.:.:.:.:.''“(＿)　　　　　　　　　　　　　　　　　　}{　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ）　　／.＜ 　 　ノ　 .＞
　　　　　 　 　 　 　 V/　／⌒八　　　　 　 ／　　　′　　　　　　　　　　　　　　　 }{　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＜.　／|　　　）　　つ　（
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　　　　　　　　　　　　　　　　〈ｲ　　 　 /　　 　 /　　-‐…// / 　 　 　 　 　 　 /　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ） 　つ　.／"⌒Y⌒｀＼
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　　　　　　　　　　　　　　r::ｯ,. ＿＿{　 イ. . . . . {　{　　{ {〈　　　 　 　 　 　 /　　　　　 　 - (￣ .／　　　　　　 ＜　　._.ノ　 .＞
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　　　　　　 }¨::ノ　　　　　　　　 ｀¨¨¨¨゛ ｌ{ 　 　 　 　 　 V/∧〈/,　　　　　　　　　＼　　　　  - (￣ ／　　　　 ＜　(⌒⌒) .＞
　 　 　 　 /¨゛　　　　　　　　　　　 　 　 ｌ{　　　　　　　　 V/∧V/,　 　 ＼　　 　 　 ＼　　　　　　 ＼　　　　　　 ） ＼／ （
　　　　　 ′　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 八　 　 　 　 　 　 V/∧V∧　　　 ＼　　 　 　 ＼　　  (⌒⌒)　　　 　 ／"⌒Y⌒｀＼
　　　　　{　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 . . .‘，　　　 　 　 　 V/∧V∧　 　 　 ＼　　 　 　 ＼　 ＼／
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　　　　　　　　　　　　　　　ニアスの視界が明滅する。あるいは弾け飛び、暗く沈むたびに快感で叩かれ覚醒する。

　　　　　　　　　　　　　　一人の人間が許容しうる限度を越えて。強姦を強制快楽で合意のそれへ、塗り替えていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　叫ぶ声は媚びに媚びて。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　静止と、より高みの双方を重ねて乞うままに廊下へと響き渡った。

　

3529 ：名無しさん＠狐板：2025/04/06(日) 00:37:51 ID:iG1UGvYV

脳がどんどん快感で焼ける

3530 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 00:46:12 ID:0lg0N388

　　　　　　　　　＼ ＼人_人从_／　　　　　　　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　 ＼ ）　　／ （　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 .／
　　　　　　 　 　 　 ＜.　／|　　 ＞　  三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三　　　　　　 ／
　　　　  ＼人_人从_　） ノ￣ｌ .（　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　／|＼　出 口　　 　　 　　　　　　　　　　　　　　　　||　 　 　 .／
　　　　　　 ）　　／ ＜ 　 　ノ　 .＞　  ||　　　　　　　　　　　　　　　 |　　 Exit 　 　　 　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ||　　　／
　　　　  ＜.　／|　　　）　　つ　（　 　 ||＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.||　 ／　 　 　 .／|
　　　　　　 ） ニ|ニ ＜　(⌒⌒) .＞ 　 　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　 ／　　　　 　 .|lili|
　　　　  ＜..　　|　　 ....） ＼／ （　  ＼　　　艾艾　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　 |lili|
　　　　　　 ） .ニ|ニ..／"⌒Y⌒｀＼　 ＼　 　 　 　 ＿＿＿　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼人_人从_／　　　　 　 　 　 |lili|
　　　　  ＜.　（_ﾉヽ　 ＞　　　　　　　　　 ＼　　 ‐ニニニニニ‐ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　 ）　ｰ匕 ll（　　 .／|　　 　 　 .|lili|
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　　　　  ＜ 　　９　　.＞　　　　　　　　　　 ‐ニニニニニニニニﾆ‐　　　　　　　　　　　　 ＼人_人从_ ）　ｰ匕　（　　 |lili|
　　　　　　 ）　　つ　（　　　　　　　　 　 　 {‐ﾆニ二二二二二/ヽﾆ‐} ＿＿＿＿＿＿＿＿  ）. ノコll.＜　 (乂 ）　＞　|lili|
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　　　 ┌─） ＼／ （　　　　　　  ／_　　／n-‐…‐-　 _‐ニﾆ}ニ}ニニ=‐=ニニ‐ニニﾆ‐　_　） .＼/...＜　 (乂 ）　＞
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　　　　　　 　 　 　 ‘,　￣￣　ノ○　　　　  }{ : : : }l　 　 ￣(ニ⊃{///////////¨¨¨¨¨¨「二二ニニ /　／￣ ¨　○ ::::|　　　  ）　　ツ　（~⌒Y⌒~＼
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　　　 　 　 　 　 　 :{ 　{　　　  八　　　　　 八:: : ::}ｌ　　　　　　　　｀¨７　　　　　　 . .　　　／／　ニニ＼ ＼。-―ｚ。　　　　　）　乂ノ　(
　　　　　　　　 .／　 ＼ ＼。-―ｚ。　　　 / : : : : :八　　　　　　 ＞''゛　 　 　 　 　 ／)　　 : : ／二二二  ＼ ＼つ　 ）　　　 ＜.　　 ゆ　 .＞
　　 　 　 　 .／　　　　 ＼ ＼つ　 ）　　 / : : : : :/　　　　　＞''゛　　　　　　 /⌒〆　: 　　 ／二ニニニニ　 ＼_)ー ’　　 　 　 ）.　　う　.（
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　震える。ニアスの身体が、膣内の肉槍が。

　　　　　　　　　　　　　冷たく熱を知らない身体とは裏腹。注ぎ込まれる精は熱く、女の中を十分に満たしていく。

　　　　　　　　　蛇口をひねるかのような射精は長く続き、抱きとめられ抱え上げられた女体の中心からこ逆流し廊下を汚す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　電灯の明かりさえ反射する輝きが、濁った白色に染まっていった。

　

3531 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 00:54:53 ID:0lg0N388

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　　　　　　　　　 ／i _／| 　| ニ-　_」　　 　 . . ＼. . . . . . . . . . . . ∠: .　. : : : . . . . . . . . . .　　│　　 　 　 　＼. . .　　／　”''  |_|　　＼_〉
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　　　　　　　　 ｉ´　 |／||_冂 l　〈,ﾉ　　　　 ／　　　　‐ﾆ-_　　 　 　 　 `､　　　 ￣_ .　　　　　 │　 　 　 　 　 U 　 　 ＼ . . . .　　　 　 　 　 ＼(
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　　　　　　　　　 i／　　 [_/　 ｀Y´　　 　 　 　 　 　 　 　 -ﾆ-_ . . . .　 　 `､　 　 ⌒) . . . . .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 -ﾆ- _ . . . . . .`､　　／⌒-_ . . . . . . .
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　　　　　　　　腰を仰け反らせ。いよいよ快感に意識を手放したニアスの身体が、やや乱雑に廊下へと投げ捨てられる。

　　　　　　　　幸いにも頭をぶつけることはない。ただ、冷たい刺激と肌を駆け巡った衝撃に甘い鳴き声が漏れただけだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3532 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 00:57:32 ID:0lg0N388

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　　　　　　　　　 　 　 　 /::　　　　　:　　　　　　　{　　∧　　　　　　　　【正気度】
　　　　　　　 　 　 　 　 (j;;ﾉ　　　　 .{　　　　　 　 {　.　 ∧　　　　　　　　-【1D10:2】
　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼　 　 　 {　　　　　　　＼　.　∧
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｀¨¨¨¨゛＼　　＞''゛￣￣￣￣"''＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＞''゛　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＞''゛　　　　　　　ｎ {　　() 　 　 　 ∨
　　　　　　　　　　　 　 　 ＞''゛　　　　　ｉ ｎ () /⌒U　　　　　　}{　u}
　　　　　　　　 　 　 ＞''゛ 　 U　　 　 　 U u /　　　　　　 } {　 u　 ﾉ，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 }{　　　　　　　} {　　／つ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 u　　　　 　 　 　 イ‐っ⊂ﾟ｡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _　‐=≦　＼＼　つ( 　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｡oO〔/　　⌒U　}{＼)ヽ)　 /
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｡oO〔　　　　./　　　　　　U 　 /　 /
　　　　　　　　　　 　 　 ｡oO〔　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　――――それから。たっぷりと時間が流れた後、ニアスはぼんやりと意識を取り戻す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　辺りには怪人の姿はなく、ただ放り投げられた衣服だけが転がっていた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　夢だったように思うが、乾いた精の後と己の痴態をまざまざと目にし、眦を硬く結ぶ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　嘆きの時間は、意識を失っていたときより長く。けれども、終わりは訪れるもの。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼女はよろよろと立ち上がり。衣服をまとって廊下を進んでいった。

　

3533 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 00:58:17 ID:0lg0N388

二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|///////∨/.:::::ｌ ￣￣￣￣￣|:::::|
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|//////∨/.::::::ｌ ￣￣￣￣￣ |:::::|
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二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|/∨/.:::::::l￣￣￣￣￣￣￣￣|:::::|
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二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|//.::::::: l￣￣￣￣￣￣￣￣　|:::::|
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::ｌ/.::::::::「￣￣￣￣￣￣￣￣￣|:::::|　　　　＿＿＿＿＿＿＿_
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::ｌ::::::::::「￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |:::::|　　　 l 「￣￣￣￣￣￣ ｌ｜
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二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::l:::::「￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |:::::|　　　 | |　 │　　　.....│ |｜
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::l:::「￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　|:::::|　　　 | |　 │　　　.....│ |｜
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二二二二二| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::|::|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　|:::::l:::::::::::::| |　 └───┘ |｜:::::::::::::::::::::
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣| |=============|｜￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | {＿＿＿＿＿＿_」 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ￣ 　 　 　 　 　 　 ￣
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【１番出口】と書かれた階段を登っていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　悪夢はまだ、終わらない。

　

3534 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 00:58:53 ID:0lg0N388

　





　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ┌──────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │【ここは、１番出口です】　　　　　　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │１：１番出口から次へ向かってください　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │２：８番出口から外へ出られます　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │３：後戻りをしてはいけません　　　　　　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │４：戻ると０番出口からやり直しです　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │５：異変を回避することはできません　　　.....│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │６：なるべく正気を保ってください　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │あなたの正気度は【０９８】です　　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 └──────────────────┘






　

3535 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 00:59:11 ID:0lg0N388

　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .／
　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　||　　　　　　　　　　　　　　／|＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||　 　 　 .／
　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 【エッチな８番出口】　　　　　　　　　  ||　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　||＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.||　 ／　 　 　 .／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　 　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　 ／　　　　 　 .|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　艾艾　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　 |lili|　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　 |lili|　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　 ／ 　 　 .／|　　 　 　 .|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　／　　　　　|lili|　　　　 　 ‐┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　 |lili|
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　　　 ┌─--　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
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3536 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 01:00:05 ID:0lg0N388

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´　 　 ｀≧一 '´／ 　 　 ﾑ ‖'.　ﾍ∨ゞ≠=ｫ,　　＼! j　 ﾍ.l　,　 　ﾞ　　 l　　　　ﾍ Y : : ＼
, -―――-z　ﾞ　　 ,　'"´ ﾍ{ , ＼ ﾍゝ"　　　　　 　 ｀ゞ､,,___ ∨ ﾉ　ｒ　,　　 　1, ﾍj.//―‐　　　　　　　
　　　　.＞'〃 　 ／　 イ .ﾉ ｀乂　 7＞-　　　　 '　　　　｀⌒ヾ∨ 丿.丿 　 　 l ∨∨
　_.＞" 　./　 ／..イ＞r⌒'ｰ-‐､＜!　 　(　　.ｨ　　　　　　　"／／´,.ｲ　 　 ,ﾍ.l　∨ヽｰ- ､　　　　　　　いじょいじょ。でーは、また明日ぁ！
￣_,,..-‐'' ¨´￣￣ 〈:::::;::::::::::::::::ﾉヽ_ゝ. 　 ￣　ゝ.__ ノ 　､_.イ.ｧ´　／〃　　 1ﾑl. 　∨　､.　 ＼
'"　　　　　　　　 　 ゝ､}:::}:::;::::ﾉ´⌒　 ￣｀≧ｰ- ..,,_　　　＞く_.イ/./,'　　　! ｌ ﾑ. 　 ∨　＼
　　　　　　　　 ＞ '"⌒ゝし-〈　　　　　　　 　 　 　 ｀ゝ'´::f"::::ヽｌ/ │　　.'　', ∧ 　 ヽ　　｀
　 　 　 　 ,　'"　　　　 ノ　　.ﾉ　　　　　　　　__,,.. -‐　7:::/::::丿::∨　!　　 ｌ!｀ヽ　 ､　　ヽ
　　　 ノ'´ 　　　　　　/　　'´　　　　　　.. '"´　　 　　(_::ｲ:::,ｲ::丿::ｿ　ﾏ 　 !∨ ＼　＼　　＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　くノ


　

3537 ：名無しさん＠狐板：2025/04/06(日) 01:03:54 ID:+0ikh4xY

乙

3538 ：名無しさん＠狐板：2025/04/06(日) 01:06:05 ID:f7Obvirz

乙でした

3539 ：名無しさん＠狐板：2025/04/06(日) 01:10:25 ID:A/ouOMcW

ニアスさんからすればこれで２しか減ってないって、１０以上減る事態がどんなのかって考えると絶望的だよね
乙

3540 ：名無しさん＠狐板：2025/04/06(日) 02:41:03 ID:iG1UGvYV

乙

3541 ：名無しさん＠狐板：2025/04/06(日) 05:47:42 ID:inV2htZN

乙でした

3542 ：名無しさん＠狐板：2025/04/06(日) 07:12:55 ID:THWy7fue

乙でした

3543 ：名無しさん＠狐板：2025/04/06(日) 08:17:35 ID:B3WfMnWj

乙です

3544 ：名無しさん＠狐板：2025/04/06(日) 10:23:57 ID:ls3j/xR3

乙でした

3545 ：名無しさん＠狐板：2025/04/06(日) 10:40:01 ID:NSUBFq2q

乙

3546 ：名無しさん＠狐板：2025/04/06(日) 21:56:35 ID:+gtEBhyc

乙でしたー

3547 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 22:43:50 ID:0lg0N388

　　　　　　　　　,.　-――‐-...、
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　　　　　　{:::::ﾒ´　 　 　　{　　　　　＼
　　　　　/吊´　　!　　　　',　　- i､　　ヽ
　 　　　　/　 　　i　l　　{.　 ＼　 | ヽ　 ｀
　 　 　　/ 人　　l /レ ﾄ､＼|　＼|＼|　.|
　 　　　,　 「ヽ,' ﾉ/　∩'　 　　∩'　 }　 |　　　　　乙、コメントありがとうございます〜！
　 　　/　/ ヽい j　　Ｕ　　　　Ｕ　　l　,'
　　　/ ｲ　 　 　ｲ　　, ,　 　　　, ,　.j　(　　　　　　それでは今日も初めていきましょう！
　 　// {　 　}　八　 　　　ワ　　　,.ｨ　｀､
　　{ {　 ﾄ　 ( 　 ｀≧＝t==r-ァ;＜乂　　!
　　ゞ=ｲ　＼　 　,'::::~乂ﾊ入/ﾇ:ヽ、　　 l
　 　　/　　　/　/::::: ,'.:::::::iヽゞﾉ';::::.!　　/
　　／　/ ／/ /::::: /.;:;:;:;:|:;:;:;j;:;ﾉ;ノ::､　|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3548 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 22:46:27 ID:0lg0N388

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3549 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 22:49:05 ID:0lg0N388

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ごく自然に、ニアスの喉からはため息がこぼれた。

　　　　　　　　　　　　　都合三度目。寸分変わらない光景が続けば、先へ進んでいる実感など湧くはずもない。

　　　　　　　　　　　犯された事実と肉体的な疲労に重ねて訪れる精神的な疲れは、彼女の足を少しだけ重くした。

　

3550 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 22:56:39 ID:0lg0N388

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここでもまた『何か良くないこと』が起こるのは確実だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それを回避する事はできない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　不安と不満を抱えたまま、ニアスは廊下を進んでいく。

　

3551 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 23:00:01 ID:0lg0N388

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　左右の扉を警戒しながら、おっかなびっくりに進む。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　足音と、ニアスの息遣いだけが響いた。

　　　　　　　　　　　　あれほど撒き散らされた精液と愛液が混ざりあったものは消え失せ、きれいな廊下が続いている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　その些細な変化だけが。彼女に進む道が同じでないことを教えてくれた。

　

3552 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 23:07:19 ID:0lg0N388

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　ｱﾆﾆ/　7≧s｡{:_:_:_}iト:_:/ /: :/: : ｨi{i／ ／＼: : : : . .　. : ノ: : !
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　寸ﾆ{　{ニニニニニニニニﾆ=‐7‐(=ニ＼　`'＜ニニﾆｱ:.:.
　(≧s＼}=‐ ‐=ニニニニニニ=‐{‐=�Yニﾆ≧s｡.,　＿_/:: : :　八
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そのまま、何事もなく突き当りへとたどり着く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　足を止め。ホッと息を吐き、安堵と共に少しだけ身体を休める。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　少なくとも同じ目に合わなかった事だけは、唯一の慰めだった。

　

3553 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 23:08:06 ID:0lg0N388

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　　　　　　　 A__　　�Yi i}iト　　　　　 ,ｨi{::}: .／　　..j{__ ):: ::
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3554 ：名無しさん＠狐板：2025/04/06(日) 23:10:29 ID:NSUBFq2q

なんだ？

3555 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 23:13:00 ID:0lg0N388

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　　　　　　　　　　　 　 /　 　 __　 ／ミﾐ,,、,-‐=ﾆニ=-　、彡"＼　　 　 　 　 |　　　　　　　|
　　　　　 　 　 　 　 　 ,√￣「几/ミ,／,　、ヾ　、　 ,"彡'＼,彡´ ＼　　　　　 |　　　　　　　|
　 　 　 　 　 　 　 　 / | ,ﾞ　, j "/ミ/〃⌒　ｒﾐｭ、 iﾘﾉ/ノソ　＼ 三 ∧　　　　 |　　　　　　　|
　 　 　 　 　 　 　 　 ,ノ , ' "j ; !　 { {{ミ／´　∵∨//／≦ 彡ﾍ三ミ∧　　　  ｌ　　　　　　　|
　　　 　 　 　 　 　 /' ",ﾞ ﾐ、ﾞ 人　{ ,}}/ 　 ｆ為 , ｀ﾞ"´⌒∵ﾍ彡ﾊヾ　 ∧　　　 "'- ､　 　 　 |
　　　　　　　　　　/｀─ﾍ、｀,' ﾞﾐ{彡{,ij; 　　ゝイ ｒｘｙ　,ｨｭ、　∨,彡》｝　∧　　　　　 "'- ､ 　|
　　　　　　　　　 /　　 　 !｀、ﾞ ; 〉彡,i 　 　 　　ﾄﾍｨ　守ノ　　｝三彡},　 }}　　　　　　 　 "' .|
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　　　　　　 　 /　　　  /,, ' ";;　＼ ﾞ }i 　 ヾ＼　 　≧=≦三三彡'ミミﾐ/　＼
　　　　 　 　 /　　　　 {, 、, 、,,ヾ 》i/ﾉ , 、　＼ Y´彡´￣, 、｀く、｀ﾐミﾍ　　　 ＼
　　 　 　 　 /　　　　 {、}__}_}_〉ノﾉ{　 ｀´　 　 {,X'} 　 　 ｀´　　入__〉ヽ、　　　  ＼
　　　 　 　 /　　　　　  iﾐ三洲彡j,人 _　 -‐≦i ji i≧ｭ、　　 ノ i!ｮ/ヾ,、}　　　　　  ＼
　 　 　 　 /　　　　　 , ヘiミ{ミ} /　 　 　 　 　 j人j 　 　 　 　 　|ﾐ}ソ , ﾍ　　　　　　　 ＼
　　 　 　 /　　　　  /ﾍﾐ、!ﾐ}ミ{,'　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ{}ン＿/　　　　　　　　  ＼
　　　 　 /　　　　  が, ｀》iﾐ{ミ}|　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 iト┬〈　　　　　　　　　　　＼
　 　 　 　 　 　 　 | ｀ﾐ ｊｊ 艸艸i　　　　　 　　　×　　　　　　 　 ｲ　| ∧
　　　　 　 　 　 　 ∨// 　 　八　　　　　　　　　　　　　　　　 ｲ |　i!　∧
　　　　　 　 　 　 　 ＼　　ノノﾉﾐ≧ｭ、　　　　(⌒)　　　_＿ノﾉミ|　i!,　 ∧
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＞--イ彡川三ミﾐ7￣　 　￣￣ ﾐ彡彡人ソ三　/
　　　　　　　　　　　　　　　　/彡´ ヾミﾐフ 　 ｀ﾐ、,彡´　ﾍ彡´　 ｀ﾐミ￣´
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 彡´/ / /　〈 "´｀ﾞ、 ;ｊ 　"´｀ﾞい彡ソﾐ ミミ、
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈 　i"λﾉ　 人_　 　 ,人_　　＿人　i　ﾞi　ﾍ 〉
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　廊下のど真ん中を塞ぐように、たぬきの置物が置かれていた。

　　　　　　　　　　　　　　　　昔。どこかのお店を通り過ぎた時、入口近くに設置してあったような気がするものだ。

　　　　　ただ、これほど大きくはなかったはずだとニアスは置物を見上げた。頭頂部は天井スレスレで、電灯の明かりを遮っている。

　

3556 ：名無しさん＠狐板：2025/04/06(日) 23:15:40 ID:+gtEBhyc

◆このたぬきの置物は… ! ?

3557 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 23:21:11 ID:0lg0N388

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　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　j{　/{　　　 {､　　.:}
　　　　　　　　　　　‖　 __jL/__!　　　:{__ヽ__,}　　 　 }
　　　　　　　　　　　{{　　 zzzzzz　　　 zzzzzj:　　 　 }
　　　　　　　　　　　{{　　　乂ノ {ト ‐¬ 乂ノ:j　　 　 :!
　　　　　　 　 r ､　 {{　i　 {　　　　 i　　　　　:}　　　　}:r ､
　 　 　 　 　 _j j iヽ:{{　{　 !　　　　　　 　 u　:}　　　 r'゛j jヽ
　　　　　　　{ j j j }⌒ヾ　:{i:､　　　r‐:､　　　ﾉ!　/ﾚ :{ j j j j}　　　　　　　なんだこれ、通れないじゃないか……
　　　　　　　{　 ＞''"ア＼{i i 〕iト　｀ ´　.ィi〔iﾉ ｲi (⌒ ヽ　 :!
　　　　　　　{　{_____/:: :: :: :/⌒!:: ::｀´:: :: {ヽ{/:: :: :: ヽ__jL _}
　　　　　　 r≦_＿_}=…‐ｧ' :ｱ__　　　　　�Yヽ::_::_::jノ_______ミ}
　　　　　　/ニニﾆﾆ}　 ./ :７　⌒`　　　⌒ヽﾉヽ　　�Yニニニ)
　　　　　　�Yニニニ　ﾉ_iノr‐=ミr‐=ミ=ミ_　 ∨)ヽ /ニニニ7
　　　　　　 }ニニニﾆ{(⌒j⌒j⌒j⌒j⌒j〕iト〕iトミyi,'ニニニﾆ
　　　　　　 }ニニニﾆY´.:j　 j　 j　 j　 j　 j　 jヽj}/ニニニﾆ
　　　　　　 }ニニニニ{　:j　 j　 j　 j　 j　 j　 j　ﾘニニニニ′
　　　　　　 }ニニニニj}iト .,_j＿j＿j＿j＿j＿j:ノニニニニ′
　　　　　　 }ニニニニﾘニニﾆﾆ}＞＜{ニニニ {ニニニニ{
　　　　　 　 寸ニﾆﾆ７ニニニﾆ}＞＜{ニニﾆﾆ ＼ニニﾆﾉ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　狸の置物は大きく、どんっとした態度で廊下のど真ん中を占領している。

　　　　　　　　　　　　　置物の首周りは頭部や腹部に比べて小さいため、隙間があるがニアスが通れるほどではない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　どうしたものかと、彼女は慎重な足取りで置物へと近づいていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――すると。不意に、目の中へ飛び込んでくるものがあった。

　

3558 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 23:24:32 ID:0lg0N388

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　　 .人　.　.　.　.　.　.　.　.　.　.　( .:(.　.　. ／
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　　　　ﾑ　　　　　　_　ヽ 　　　　　　 .ｲ
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　　　　　 ∧　　　　　 ヽ　 ヽ　.イ
　　　　 }!　 ゝ　　　　　ﾉ　　ﾉ
　　　　 }!　　　｀ヽ=‐　　_,イ
　　　　ﾑ : : : : : : : :Y ＜
　　　 　 }: : : : : : : 〈
　　　 　 | : : : : : : : :i
　　　 　 | : : : : : : :.ﾉ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　子どもの頭部ほどありそうなキンタマの中心に、狸の置物と同じ色をした肉棒がそびえている。

　　　　　　　　　　　店頭に飾るには似つかわしくない卑猥な代物の存在は、嫌でも前の階層でおきた出来事を想起させた。

　

3559 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 23:30:53 ID:0lg0N388

　

　　　　　　　　　　　　 j{　　 . /{　　　　 　 ∨:/}　＼　　∨ /　　　　　 �Y{　　　　  |
　　　　　　　　　 　 　 j{　　 /　{　　　　　　 �Y:} -‐…‐-:∨　　　　　　 �Y　　＼､ﾉし ／　’
　　　　　　 　 　 　 　 j{　 ィi{´ :{　　　　　　　�Y　　　ヽ　　.　　　　　　　'，　　　 ⌒）(＿＿＿
　　　　　 j{　　　　 ,.　j{´　′　.:{　 i　　　　　 j}} _ __　ハ　 ::　　　　 　 　 ，　　  ／^￣￣
　　　　　 {{　　　／ 　 {　′　_　{　:i　　　　　 ィrァ‐‐ミiト､ j{
　　　　　 {{j　　　　　　{ .ィ:_,. zzミv' ./. :--=ミ:j{j{:::{i}::::j},.ィア
　　　　　 {{j　　　　‐:=:{ィ´ j{::{i}::j} ∨　　　　　){‐= ''"　‐=彡　　　　　　 　 i
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　 　 　 　 �Yj　　　 　 :{i　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 }}　　 j{　　:: 　:}}　　　　  ｜┌‐┘　　　　 / /　 〈/〈/ 「¨7
　　　 　 　 �Yi 　 　 　 {i:,　　　　　　 　 r‐==‐: ､　　　　　　}}　　 j{　　i:　/}}　　　　　 |__二二i　 　　 /_/　　　　／／
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　　　　　　　　 �Y､ j　　 �Yi/: {ヽ〕iト ..　 　 　 　 ィi{　j::‖i }　 ｨi{:: ::j}　　 j}
　　　　　　　　　�Y}iﾄ､　　�Yィi{::j}:: :: :: ::〕iト七ﾁ '"　　!j{:: j/,ｲヽ:: :: j}　　 j}
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　　　　　　　　ノ　　}: ‖　＼/ｲ_,_,_,≧s､　　　　 , -‐　''　"　´:＼　　ﾘ__j{__jL __
　／　￣　ﾞ"　　　‐-=j{　　　j}￣　　　　 ｀　　　　　　　　　　　　j}≧j{(　　　　　　｀`ヽ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　思わず足を止め、身構えたまま狸の置物へ視線を送る。

　　　　　　　　　　　　はたしてニアスを認識しているのかどうか。置物の黒黒とした眼は動く気配すら感じさせない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　恐る恐ると前へ。置物は動かない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大胆に踏み込み、間近へと向かうが変化はなかった。

　

3560 ：名無しさん＠狐板：2025/04/06(日) 23:34:38 ID:ls3j/xR3

狸ッて大物妖怪もいたりするからな……

3561 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 23:36:22 ID:0lg0N388

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞''"~￣￣~ﾟ"''＜
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　 　 　 　 　 　 /
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 / 　 　 | : 　/|　　　　　 　 　 ∨ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 | :// .|　　 　 | 　 　 　 ∨
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　:　 　 |//＼|　　 　 |＼　 |
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　l　 　 |/ 　 l|　　 　 |―＼|　　 |
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 �U|　|　　斗≠ミ]　　　　|　 ＿|　　 |�U
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │|　l　 　 |Vツ└―― 灯ﾌﾞﾌ|　　 |│
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │|　l　 　 | 　 　 　 「〉　｀¨´'/|　　 |│
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 �U|　〉　　 |　u.　　　　　　　//|　　 |�U
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿　| /∧　込 　　ｒ:┐　　　///|　　 |　　　　　置物……では、あるか
　　　　　　　　　　　　　　　厂V∧￣￣＼「} ＼　　　_､＜'///|　　ﾉ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 /ﾆニV∧　　￣￣二つ＜　(＿)//,ﾉ ／
　　　　　　　　　　　　／/-二二V∧　　￣二二つ＿＿V＾＼／￣＼
　　　　　　　　　　 ／ﾆ/-ﾆ二二|　 |＿￣￣＼了　　　　＼_ﾉく　　　 :,
　　　　　　　　　／-ﾆ/-ニニニ／￣　　 ￣＼_)　　　 　 　 ＼_) 　 　 '
　　　　　　　 ／-=ﾆ/-ﾆﾆ二／　　 　 　 　 　 |　　　　　 　 　 ∨〉 　　|
　　　　 　 ／-ﾆ二/-二二-(　　　　　　 　 　 .: 　 　 　 　 　 　 |/∧　 |
　　　　　 -=ニ二/-ﾆﾆ二厂　┬　.　 　 　 　 |　　　　　　　　_ノ'/}　＼|
　　　　　-ﾆﾆ二/ -=二二|＜　��厂　┬─‐┿─┬−┬＜　 ﾉ }　　 ＼
　　　 　 |‐ニニ二二二二|　 ｀了＜ ___|＿_,,ノ　＿」____ 」＿|／ ｲ＼ 　 　 >
　　　 　 |二二二二二＞人　　{　　{　　{─＝ﾆ|　　　}　　　}　　ﾉﾆﾆ＼／
　　　　　＼二二＞ '⌒７⌒＞┤__入　八￣二」＿__ﾉ　＿,ﾉ ／二＼二＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 / : / : ┌|二二二二厂　厂二二二ﾆ|_二二ニ＼ /
　　　　　　　　　　 　 / : / : 厂厂'＜二二-{　　}二二二二八」二二ﾆﾆ「
　　 　 　 　 　 　 　 / : / : : ＼L厂＜￣＿厂￣[￣＼￣＼＿〉二二二|
　　　　　　　　　　 / : / : : : : ／　　　￣　　　|　　￣　￣　 ＼二二ニ-|�U
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何一つ変化なく、動かない置物へ手を伸ばす。

　　　　　　　　　　　　　　　　おっかなびっくりとした緩慢な動作で。たっぷりと時間を使い、触れた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　冷たく固い陶器の感触がある。

　　　　　　　　　　　　　　　ぺたぺたと視線の先にある腹部を触り、軽く拳を握ってノックを繰り返した。

　　　　　　　　　　　　　　　　かん、かんと音が響く。ごく当たり前の置物らしい反応しかないようだ。

　

3562 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 23:46:12 ID:0lg0N388

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 -‐=ﾆﾆﾆ=-　 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／ﾞﾐﾐ、ﾞ、川川ﾘソ丿ヘ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 __　 ／ミﾐ,,、,-‐=ﾆニ=-　、彡"＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,√￣「几/ミ,／,　、ヾ　、　 ,"彡'＼,彡´ ＼
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | ,ﾞ　, j "/ミ/〃⌒　ｒﾐｭ、 iﾘﾉ/ノソ　＼ 三 ∧
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,ノ , ' "j ; !　 { {{ミ／´　∵∨//／≦ 彡ﾍ三ミ∧
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /' ",ﾞ ﾐ、ﾞ 人　{ ,}}/ 　 ｆ為 , ｀ﾞ"´⌒∵ﾍ彡ﾊヾ　 ∧
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｀─ﾍ、｀,' ﾞﾐ{彡{,ij; 　　ゝイ ｒｘｙ　,ｨｭ、　∨,彡》｝　∧
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 !｀、ﾞ ; 〉彡,i 　 　 　　ﾄﾍｨ　守ノ　　｝三彡},　 }}
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 〉、ﾐ', ﾍjjｮ入　　　 ﾉ.｀ﾆ',　　　　　丿三彡ｊ　 ｊｊ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　 ＼; ﾞ ヾ、〉ミｘ／ し人　　　　／三三彡'　 ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /,, ' ";;　＼ ﾞ }i 　 ヾ＼　 　≧=≦三三彡'ミミﾐ/
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 {, 、, 、,,ヾ 》i/ﾉ , 、　＼ Y´彡´￣, 、｀く、｀ﾐミﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 {、}__}_}_〉ノﾉ{　 ｀´　 　 {,X'} 　 　 ｀´　　入__〉ヽ、
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 iﾐ三洲彡j,人 _　 -‐≦i ji i≧ｭ、　　 ノ i!ｮ/ヾ,、}
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 , ヘiミ{ミ} /　 　 　 　 　 j人j 　 　 　 　 　|ﾐ}ソ , ﾍ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /ﾍﾐ、!ﾐ}ミ{,'　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ{}ン＿/
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 が, ｀》iﾐ{ミ}|　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 iト┬〈
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | ｀ﾐ ｊｊ 艸艸i　　　　　 　　　×　　　　　　 　 ｲ　| ∧
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ∨// 　 　八　　　　　　　　　　　　　　　　 ｲ |　i!　∧
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼　　ノノﾉﾐ≧ｭ、　　　　(⌒)　　　_＿ノﾉミ|　i!,　 ∧
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＞--イ彡川三ミﾐ7￣　 　￣￣ ﾐ彡彡人ソ三　/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /彡´ ヾミﾐフ 　 ｀ﾐ、,彡´　ﾍ彡´　 ｀ﾐミ￣´
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 彡´/ / /　〈 "´｀ﾞ、 ;ｊ 　"´｀ﾞい彡ソﾐ ミミ、
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 〈 　i"λﾉ　 人_　 　 ,人_　　＿人　i　ﾞi　ﾍ 〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ￣￣￣￣　　￣￣ 　　￣￣　　 ￣￣￣
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　少なくとも置物は大きさ――と、陰茎――を除けば異常はない。

　　　　　　　問題は重くてニアスが押した程度ではビクともせず、怖そうにも道具の類がないため手も足も出ないということだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから通ることはできない。少なくとも、壊したり乗り越えたりする方法では。

　

3563 ：名無しさん＠狐板：2025/04/06(日) 23:46:35 ID:iG1UGvYV

まさか…

3564 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 23:48:28 ID:0lg0N388

　　　　　　　　　　　　　　　　≫''"ﾟ~~^フ~~~~ﾟ"''≪
　　　　　　　　　　　　　　／　　　／´　　　　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `､
　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 `､
　　　　　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 V,
　　　 　 　 　 　 　 ,′　 　 ｉ　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 V/
　　　　　　　　　　　　　　ｉ　|　　　　 i　　 　 ｉ　　　　　 　 　 V/
　　　　　　　　　　 ｉ　 　 i|　|　　　　 |:､　 　 |　　　　 　 　 　 '/
　　　　　　　　　　 |　 　 l|./|　　　　 | _＼-‐|…　 　 　 　 　 '/
　　　　　　　　　　 |　 ‐-l|',_|　　　-‐|　　 ＼!　　　 　 ｉ
　　　　　　　　　　 |　 　 lL,,|　　　　 lィi雫ミiト　　　　 |　ｉ
　　　　　　　　　　 |　 　 l|弋∧　　　V乂_ツ　　 　 　 |　li 　 {
　　　　　　　　　　 |　 　 l|ﾟ｡: :V⌒⌒`: : : : :l　　　　　 |　||i: : {　　　　　　なにか、謎を解くとかそう言う感じの異変？
　　　　　 　 　 　 八　　 l|:i:`､　　., 　 　 　 l　　 　 ｉ: /!　!li: : {
　　　　　 　 　 　 　 ﾟ｡　 l|:i:i:i:i:>､ />､　　　l　　　　|/ r､ L〉: :＼　　　　 でも変なところなんて――――――――
　　　　　　　　　　　　ﾟ｡ .l|:i:／ _,/i:/､　　 ィ　 　 ／　{　〉__／`'<＼
　　　　　　　　　　　　∧:l|/　ノ　V__ ｀¨ ::::|　 ／-‐…V^V￣　　　`'＜
　　　　　　　　　　 　 {　V ／　ノ⌒7　　: :|／　　　　　V }　　　　　　　 `､
　　　　　　　　　　／ {　 /／　　／ )､　: : 　 　 　 　 　 V⌒i　　　　　　　}
　　　　　 　 　 　]{ 　 V/　　　 '゛／ ノ.:／　　　　　　　　V　|ｉ　　　　　　,′
　　　　　　　　　八　　{　　　　　 ／ﾉ:/　　　　 　 　 　 　 V八 　 　 　 /~"ヽ
　 　 　 　 　 　 ⌒`､　{　　　　　　/ /　 　 　 　 　 　 　 　 V ≧=‐ ‐彡'　　}
　　　 　 　 　 　 i‐= /~~~~~~~ﾟ"'yi[入　　　　　　　　　　　_ﾉV /　　　　　　ﾉ
　　　 　 　 　 　 |‐={ニニニニニ}'＜ j≧=‐ ，，， ‐=七I〔⌒V)＿　 ‐=≦{











　　　 　 　 　 　 ,′　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　 i
　 　 　 　 　 　 ,′　　　　,′ /　　　　　　 ｉ　　　　　　　　}
　　　　　　　　 ′_　　 　 ′/ :! 　 　 　 　 | ､　　　 V,　　:}
　　　　　　　　′　　　‐-' ./,,__|　　　 　 　 |　＼ 　 _ V,,,, ′
　　　　 　 　 ,′　　　　 'メ 　 :|　　　 　 　_|　-‐＼　　V, ′
　　　　　　　　 /　　 　 '笊ﾆh､|　　　 　 　 |　　　__＼___V
　　　 　 　 　 /　　　　 '{{[　ο '，　　　 　 .|‐=ﾆア^^ ﾏ笊　　　　　　　　 　 ｉ
　　　　　　　　　　　 　 八≧=彡iト ., 　 　 :| ___j{___(_)_}jﾉ　　　　　　　　　　 |
　　 　 　 　 i　　　　　 ,′ `　　　 |　　〕iト¬‐‐　　‐=≦′　　　　　　　　　 | ｉ
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　　　　　　 八　　　　{////, 　 　 }: : : : :　‐='　 　 _/　　　　､丶({ i: :/: :/i/　 　 /
　　　　　　　　` ､　　i{////ヘ　　　 　 　 　 ,.｡s≦7　 　 ／＞''"~~~ﾟ"'+､i＼　 /
　　 　 　 　 　 　 ＼　V//⌒^ ＼__　,.｡s≦: : :＞/ 　 ／'゛　　 　 　 　 　 V∧〈
　　　　　　　　 　 　 ＼V{　　　　_ア⌒}: : ::／　/　／′　 　 　 　 　 　 　 V∧
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　　　　　　　　　　＞‐━‐=ﾆ[i(　　 /^⌒＼ ／＞'゛i　　　　　　　　 　 　 　 }/,
　　　　　　　　 ／ 　　　　　／∧∨ 　 　 　 >'゛　　{　　　　　 　 　 　 　 　 }/
　
　

3565 ：名無しさん＠狐板：2025/04/06(日) 23:48:49 ID:vkRcOhWv

あっ？

3566 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 23:54:01 ID:0lg0N388

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞―-＜＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／! 　　　　　　　　　　　　　_,. . . ..-=≦二ゝ、: : : : : : : ｀:、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／;i;/　　　　　　 _,.　. : :≦:; ;::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヾ:ヾ:｀ヽ､: : : : ,:)､
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |､　　 /!　 　∧;i;iｲ　　　_,.　＜: : : : : : : ://:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≧=-rx:'"´: : i
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 {∧ ∨从ｿイ;i;i;i＞: :'": : : : : : : : : _: ＞'´ﾉ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:7/i!: : : : :, '
　　　　　　　　　　　　　｀ヽ＿＿ノ{i;i;iゝ};i;i〆⌒｀ヽ｀ﾞ^''＜＿_＞-=^´x＜´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.///i!: :. :./
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, 斗――ｧ―――＜　　ノ〆i;i;i;＞: : : : : :_　-＜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞､｀＜＿＿＞ '"´ _ノ'´ア´///:_:_:ノ､
: : : : : ／　　 　 　 ＿二ｱi;i;i;i〆: : : : x＜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞――＜＞'":.: ／　/〆｀ヽ 　 i
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: : :〆:.:.:.:.:.:.:.:.:/＞'"r':.:.:.::.:ヾ=-､＿＿＿＿≧＿＿,斗=≦7´　　　　　　　　　　　　 　 　 ∧　 　 　 　 `、
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　　　　　　　　　　　　　　　　記憶にある狸の置物にはない、これ以上ないほど精巧に作られた男の陰茎。

　　　　　　　陶器のそれが。動くはずのないそれが、ニアスの考えを肯定するかのように脈打った――ように――見えた。

　

3567 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 23:54:22 ID:0lg0N388

　
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3568 ：名無しさん＠狐板：2025/04/06(日) 23:55:56 ID:+gtEBhyc

でっかいタマタマとち〇こ、こりゃあとてつもなく絶倫な予感がビンビンするぜえ、どうなるニアスさん…？

3569 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/06(日) 23:58:40 ID:0lg0N388

　　 　 　 　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 　 　 　 　 　 i　│　　 |
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |＿＿＿＿＿＿　-‐=ﾆﾆﾆ=-　 、　　　　　　　 　 .|"'''- ．._
.　　　　　　　 　 　 　 　 /　　　　　　 ／ﾞﾐﾐ、ﾞ、川川ﾘソ丿ヘ　　 　 　 　 　 .|　　　　 "'''-.i
　　　　　　　　　　　 　 /　 　 __　 ／ミﾐ,,、,-‐=ﾆニ=-　、彡"＼　　 　 　 　 |　　　　　　　|
　　　　　 　 　 　 　 　 ,√￣「几/ミ,／,　、ヾ　、　 ,"彡'＼,彡´ ＼　　　　　 |　　　　　　　|
　 　 　 　 　 　 　 　 / | ,ﾞ　, j "/ミ/〃⌒　ｒﾐｭ、 iﾘﾉ/ノソ　＼ 三 ∧　　　　 |　　　　　　　|
　 　 　 　 　 　 　 　 ,ノ , ' "j ; !　 { {{ミ／´　∵∨//／≦ 彡ﾍ三ミ∧　　　  ｌ　　　　　　　|
　　　 　 　 　 　 　 /' ",ﾞ ﾐ、ﾞ 人　{ ,}}/ 　 ｆ為 , ｀ﾞ"´⌒∵ﾍ彡ﾊヾ　 ∧　　　 "'- ､　 　 　 |
　　　　　　　　　　/｀─ﾍ、｀,' ﾞﾐ{彡{,ij; 　　ゝイ ｒｘｙ　,ｨｭ、　∨,彡》｝　∧　　　　　 "'- ､ 　|
　　　　　　　　　 /　　 　 !｀、ﾞ ; 〉彡,i 　 　 　　ﾄﾍｨ　守ノ　　｝三彡},　 }}　　　　　　 　 "' .|
　　　　　　　　　/　 　 　 〉、ﾐ', ﾍjjｮ入　　　 ﾉ.｀ﾆ',　　　　　丿三彡ｊ　 ｊｊ
　　　　　　　　 /　　 　 /　 ＼; ﾞ ヾ、〉ミｘ／ し人　　　　／三三彡'　 ﾘ 
　　　　　　 　 /　　　  /,, ' ";;　＼ ﾞ }i 　 ヾ＼　 　≧=≦三三彡'ミミﾐ/　＼
　　　　 　 　 /　　　　 {, 、, 、,,ヾ 》i/ﾉ , 、　＼ Y´彡´￣, 、｀く、｀ﾐミﾍ　　　 ＼
　　 　 　 　 /　　　　 {、}__}_}_〉ノﾉ{　 ｀´　 　 {,X'} 　 　 ｀´　　入__〉ヽ、　　　  ＼
　　　 　 　 /　　　　　  iﾐ三洲彡j,人 _　 -‐≦i ji i≧ｭ、　　 ノ i!ｮ/ヾ,、}　　　　　  ＼
　 　 　 　 /　　　　　 , ヘiミ{ミ} /　 　 　 　 　 j人j 　 　 　 　 　|ﾐ}ソ , ﾍ　　　　　　　 ＼
　　 　 　 /　　　　  /ﾍﾐ、!ﾐ}ミ{,'　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ{}ン＿/　　　　　　　　  ＼
　　　 　 /　　　　  が, ｀》iﾐ{ミ}|　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 iト┬〈　　　　　　　　　　　＼
　 　 　 　 　 　 　 | ｀ﾐ ｊｊ 艸艸i　　　　　 　　　×　　　　　　 　 ｲ　| ∧
　　　　 　 　 　 　 ∨// 　 　八　　　　　　　　　　　　　　　　 ｲ |　i!　∧
　　　　　 　 　 　 　 ＼　　ノノﾉﾐ≧ｭ、　　　　(⌒)　　　_＿ノﾉミ|　i!,　 ∧
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＞--イ彡川三ミﾐ7￣　 　￣￣ ﾐ彡彡人ソ三　/
　　　　　　　　　　　　　　　　/彡´ ヾミﾐフ 　 ｀ﾐ、,彡´　ﾍ彡´　 ｀ﾐミ￣´
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 彡´/ / /　〈 "´｀ﾞ、 ;ｊ 　"´｀ﾞい彡ソﾐ ミミ、
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈 　i"λﾉ　 人_　 　 ,人_　　＿人　i　ﾞi　ﾍ 〉
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ￣￣￣￣　　￣￣ 　　￣￣　　 ￣￣￣
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　　　　　　　　　うろうろと狸の置物を前に歩き回り。少しだけ道を戻り、他に手段がないか探してみるが何も得られない。

　　　　　　　ヒントもなく。行く宛もなく、この思いつきがあっていようが間違っていようが最悪だと毒づきながら、ニアスは跪いた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　最悪なことに。そうするとちょうど、彼女の眼前に肉棒が来るようになっていた。

　

3570 ：名無しさん＠狐板：2025/04/07(月) 00:00:46 ID:idT9hI8A

あつらえたかのように

3571 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 00:05:54 ID:fMUAzC3P

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_｣L�佝�廊｣_
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｀¨¨¨゛　　　　　　　　　　　　　　　　　　，　　　 l／　　　:　　　　　　　 　 　 　 V| ∧　 　 　 ‘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'　／　　　　　　{　　　 　 　 　 　 　 /: ∨ ∧　　　 　 ， /
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　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　 　 　 　 }　　　　　　　　 /: 　 　 ∨ ∧　　　　 ∨ /
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　　　　　　　　　　　めまいを覚える。眼の前の肉棒をまじまじと眺めながら、諦めの吐息と共に緊張で頬を赤く染めていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　強引に犯されるのとはわけが違うのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今度は。自分の意志で、陰茎に触れてやらねばならない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　選択肢なく。状況が彼女へ強制しているとしても。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　選ぶのはお前だとばかりに、狸の置物は動こうとしなかった。

　

3572 ：名無しさん＠狐板：2025/04/07(月) 00:07:25 ID:TA8eHYu+

2828

3573 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 00:12:00 ID:fMUAzC3P

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　キヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ ｀ゅ.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈.♥ /
:.:.:.::::::::::::::::::::::::　　',　　　　　　　　　　　　　　 ,---､　　　　　 )／
:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::　 /',　　　　　　　　　　 　　　/　　　ヽ　　　  /
:.:.:.:.::iヽ:::!:::::::/::　 !: ヽ　　　　　　　　_　　　__,!'´　 ｲ':.:!
:.:.:ヾﾐミミミ:::ﾉ/_,.ｲ:.　|　　　　　　r'´:.:､,＞'´　　　:.:',-―― ､
ミミミミミY＼〃〃:.:　|　　　　　 |:.:.:イ:.:.:　　　　　:.:!　　　　 ヽ
三三三ミヽ　＼_::Y'ヽ|　　　　　 i:.:.:.:.:.:.:.:　　　　　:.:!:... :.:.:.:.:.:.ﾉ!
三三三ニｆ=-､　＼ヽ ＼　　,. -ｲ:.:.:.:.:.:.:.:.　　　　　:.:i:::::::.:.:.:./:/
三三三三ヽ-'イ`_ ヽヽ- ' ´.　.....',　　　　　　　　　 ::}:::::::;:ノ-'
三三三三三彡Ｚ´　..........:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.::.　　　　　 :.!`´ /
三三三三三三.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.::...　　　　　　 /
三三三三三三ﾐ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:..　　　　　_/
三三三三三三ミ:::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:_,',:.:.:.:.:.::.:　　　　/
三三三_,,,,,,_三ミミ::::::::::::..._,.. -‐'''''´　ﾄ:.:.:.:.:.:　　　 /
三三r'´-、　`ﾄ､ﾄ-'　´　　　 !　　　　/:.:.:.:.:.:　　 　 !
彡彡ﾐ￣`ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.　　　　',　　　/:.:.:.:.:.::.　　 　 !
彳彡彡彡彡ト、:.:.:.:.::..　　　　ヽ､_ /:.:.:.:.:.:.　　　　 !
ｲィ彡三三三ﾐ ＼:.:.:.:.:.:.:.....　　　 /:.:.:.:.:.:　　　　　!
ｲｲ彡三三三ミミ　ヽ:.:.:.:.:.::.::.:　 /:.:.:.:.::.:　　　　　 !
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やがて。諦めたように、ニアスは狸の置物の肉棒へ手を伸ばした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　触れた感触は硬く。けれど、肉のような柔らかさがあった。

　　　　　　　　　　　　　熱がある。けれど鼓動はなく、まるで長く稼働させたスマホのような温かさが手のひらへ広がっていった。

　

3574 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 00:18:10 ID:fMUAzC3P

　　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::::::::::::::::::::::::Yヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::/::::::!
　　　　　　　　　　　　　(i!|　（::::::::::::::::::::::::::::ハ_ノ　　　　　　 r !
　　　　　　　　　　　　　　　　ゞ-イ＞三二　!ﾄ)　　　　　 　 ｜|
　　　　　　　　　　　　　　　　　に二二イ/　! !ヽ　　　　　　  ヽﾆフ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　}　,.――'　　　　 !　　　　　　　 └ｰｔﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　!　　　　　　　　　 !　　　　　　 　 广ｰ┐
　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　 / r'　 ヽ　 　 　 　 　 ￣￣.(⌒⌒)
　　　　　　　　　　　　　　　　 !　　　　　　 ､ ヽﾉ　 r　　　　　　　　　　 ＼／
　　　　　　　　　　　　　　　　!　　　　　　　 Yr'　　|
　　 r !　　　　 　 　 　 | | |　r　　　　_ヽ＿_ノﾉ　　 i!
　  ｜|　　　　　　　　 | | |　 !￣￣　（　ｒ―‐'　　　 |
　　 ヽﾆフ＿　　　　 ! ! !　　!　　　　　ヽ　 　 　 　 !
　　　  └ｰｔﾉ　　　 　 　 　 !　　　　　　 ヽヽ　　　 .!
　　　　 广ｰ┐　　　　　　  !　　　　　　　　） ）　　 .!
　　　　 ￣￣.(⌒⌒)　 　 !　　　　　　　 / /　　　 .!
　　　　　　　  ＼／　　 /　　　　　　　 / /　　　　!
　　　　　　　　　　　/<　 ＼　　　　　 |　!　　　　/
　　　　　　　　　　///＼＿_）　　　　 !　!　　　 /
　　　　　　　　　 //_　　 ＼　　　　　 !　!　　　/
　　　　　　　　//　　 ）＿＿_）　　　　 ヽヽ　 /
　　　　　　　　7―-'　　　　　　　　　　　 ! Y
　　　　　　　　ー'　　　　　　　　　　　　　/' ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　　　　　 ＼
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そのまま、指先で竿を包みこんで上下にこする。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　女から男への愛撫。手コキのそれは拙く、弱々しい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3575 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 00:25:33 ID:fMUAzC3P

　　　　　　　　　　　　 ､｀　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ∨
　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　/ｉ　　　　　 ｉ 　 　 V　　　　　V
　　　　　　　　　　　/　　　 　 / :|　　　　　 |i,　　　 V　　　　　V
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　　　　　　　　　　′　　　-7‐-ﾐj､　　　 　 |　V-‐-:ｉ　　　　　　i
　　　　　　　　　 ,　　　　　7　　 ::　　,　 　 :|　 V　　|　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　 zzぅぅ≦: /　　　 |≧ぅzzzj　　　 　 :　!
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　 　 　 　 　 　 　 　 |　　|　u.　　　　　　　　　　　　|　 ｉ
　　　　　　　　　　　　　　|i､　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　 |　　 ,′′　　　　　　くそ、ダメか……？
　　　　　　　　　 八　　　�Y＼　　　 〜〜　　　　 八....|i　 /
　　　　　　　　　　　＼ Vi �Yi }iﾄ､　　　　　　　.ィｉ′　 jj _,′,′
　　　 　 　 　 　 　 　 }＼!: �YV : :}h｡　　 ,.ィi{: ７　　ィi(_7　/
　　　 　 　 　 　 　 　 }:＞'^^�Y　: : : :｀ :´: : : :７ ィi{7⌒7 i/
　　　　　､丶''"~~^ア ( 　 　 シ__ : : : : : :　　　{(ア７　 / / ｉ
　　　　/　　　　ィi(　　 Y＞'" ⌒ヽ : -‐… ''" {/ : { :　{ (i/i|
　　　 .′　/⌒⌒ji)＞'":..　　 　 　 　 　 　 　 i　/i{＼j／`'＜
　　　j{r…j　＞''"　　　　:...､丶''"´　　　　　 ､:l:/ ﾉ≧彡'　　　 ヽ
　　 /７⌒７⌒y‐… ､　 ､｀　　　　　　　　　　V /　　　　　　　　 }
　　ｊr‐>…ト ､_{　　/ ７⌒⌒７⌒`ヽr…‐ ､　 j {ヽ 　 　 　 　 　 八
　 ‖/　 : !　 7　 7‐={…=≦r‐t‐‐<‐-<_　)‐-<_ﾉ:_:_　　　　　､｀
　 {{ {　　: |　 ′ ′　j　　j　:j　 }　　} 　 }〕iﾄr…‐r… ≧o｡.,.ｲ
. ,,八i　　: |　i{　 {　　 }　　}　:}　.′ /　 ,′,∧　ノ　　　　　　＼
_/＼j:: :.:�E:.:.ト:､{: : ::ﾉ: : : : :/ /　 /　 /　/　jｱ…‐- ミ'⌒⌒７ﾉ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　腕が疲れるまで上下にこすり続けたが、変化はまったくない。

　　　　　　　思わず視線を上に向けて狸の置物の反応を伺うが、無機質な陶器の瞳は変わらぬまま虚空を見つめている。

　　　　こわばる筋肉をほぐしながら。ニアスは何度もためらい、もしかすればひどく馬鹿なことをしているのではとさえ思いながら。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゆっくりと、口を開いた。

　

3576 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 00:31:00 ID:fMUAzC3P

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ，=-一━z’
／　　　　 　 　 ，　　　　　　　　　　　　　　`､　　 　 ,'　 / 　　て
　　　　　 　 　 ‘/ ＼／{　　　　　　　 i　　　　　　　 j　∧__ﾉ 　{
　 ,′　　　　　/　 ／｀' {　　　　}　　　|　　　　，　　  }　 　 ツ　,j
　　　　　　　 斗zzzミiト.{　　　　} ‐… !　　　 　 　 　 ＼　　♥.ノ
　{ 　 　 　 　 {乂Vノ ⌒{　　　　}＼　八　　 　 }　　　　  Ｙ⌒゛
　{ 　 　 　 　 {／／／ └…‐-ィミ V 　 /,　　 }
　{　　　 　 　 {／／／／／ 　 }以 )　 / 　 　 八
　{　　ｉ　　　　{　　　　　　　 　 '¨¨７　/＼ 　 /
　{　　|　　　　{　　　　　 　 _.. .-‐………／ 厂⌒厂厂Τ¨¨¨¨
　{　　|　　　　{　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::{　i:::}　 / /　ノ::::::::::::::
　{＼八　　　 {　　　U　 {::::::::::::::::::::::::u:::::{,ノ:::}. / /イ:::::::::::::::::::
　{: : : : ＼　　{＼　　　　`､{_:::::::::::::::::::::::::u:::::::ﾚレ::::::::::::::::::::::::::
　{: : : : } . ＼ {. . .>､　 u　}{イ￣二ﾆ=‐- : : : -‐=ニ¨¨丁¨¨¨¨
　{: : : : }　　　＼.. . .{¨¨゛. U/ "~~~~ﾟ"'＼　　　　　　　ノ
:┘‐‐イ　　　　　 . .u｀¨¨¨゛／　　　　　　＼　　　　　 {
　-‐…‐‐. . ＿　　 　 　 ／　　　　　　　　　＼　 　 　 `､
　　　　　　　　￣　　　　　　　　　　　　　､　　 `､　 　 　 ＼
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　　＼　＿__‐‐＜　　　　. . . : :　　　　　　　　`丶､　　　　　 　 ＼
　　　/　＿＿__￣　¨¨　つ: : :　　　　　　　　　　　 丶
　 ／　＿　-‐…‐-＜¨゛　　: .　　　　　　　　　　　　　＼
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ガラスを舐めたような、味とも言い難いものが口腔に広がる。

　　　　　　　　　　　　　　　　苦しさを覚えてえづく。鼻で息を繰り返し、これで正しいのかどうか上目遣いで問うた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　答えるものはないまま、無言の時が過ぎていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　その合間にも溢れた唾液がこぼれ、口の端から糸を引いて胸部へこぼれ落ちた。

　

3577 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 00:35:16 ID:fMUAzC3P

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　／　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼　　　　 r─┐＿_((__))
　　　　　 ／ ＞…＜⌒Y　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 　 `　､　  ｀ｱ 勹 r┘￣
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　　 　 　 八　{:::::::::::::::::::::::::::　， ／／／/／／//　　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　 }{
　　　　　　　＼::::::::::::::::::::::::: :　， 　／ '/ ／　//　　 　 　 　 　 　 /　　　　　　 　 　 　 　 　 　 }{　　　　　　　　　　　　　　＿
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　　　　　　　　 ，:::| ::::::::::::|:;斗∧ 　 　 　 　 /　　　　 　 　 ／　/　　　 /　　　　　　　 　 　 　 八　　　　　　 　 ｀ｱ 勹 r┘￣
　　　　　　　　　，:U:::::::::: /: : : : }　　 　 　 /　　　　　 　 イ　　　 　 　 ′　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ ﾆン
　　　　　　　　　 ，::::::::::::::{ : :／〈　u　　　/　　　/ 　 ／: :{　　{　　 　 　 　 　 {　　　　　　　　，　　　　　　　　　 __ｎ＿
　　　　　　　　　∧::::::::::::::ゝｲ}//}　　 　 /　　　/　／　 　‘　　'， 　＼{　　 　 {　 {　　　　　　，　　　　　　 　 　 ７/ﾆ ′
　　　　　 　 　 /　 '，-‐…‐u}//≧=-　′ 　 /／ 　 　 　 ＼　 ＼　　，　 　 .{　 {　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 └'つ ）
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　　　　　　　　{　　{///／ヽ'///∧///{／　{／　　　　　　　　　　 ＼　 ， 　 　 V/,　　} {　　|　　　　 　 　 　 　 　 　 ¨| 「Z/
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　　　　　　　　　， 　ｉ{　　//////ノ/// /　　　　　　　　　　　　 　 　 　 `､.　　 　 V/　} {　　||
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　息を繰り返し。肉棒への口淫愛撫を繰り返す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　口の中へモノを出し入れする関係上、どうしても息が荒くなる。

　　　　　　　　　　　　　　熱っぽい呼吸が続く。それは、不思議と媚びて興奮する雌犬のそれに似ていた。

　

3578 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 00:46:36 ID:fMUAzC3P

　

　　＼人_人从_／
　　　 ）..| ーl- （　　　　　 　 　 　 　 　 　 ---
　　＜.　| (_ハ　＞　　　　　　　　　　  ／　　　　＼
　　　 ）　　あ　.（　　　　　　　　　　／_ .. ---- ..__ ヽ
　　＜..　　：　　 ＞　　　　　　 　 /!｀: : : = {:=: : : : :´ﾍ
　　　 ） 　/　　（　 　 　 　 　 　 /:||: : : : ィ | ミ: : : : : j:ﾊ
　　＜ 　/＼ノ　＞　　　　　　 /:.:.||: : : :.,ｨ: : :, :_: : : : |{: :',
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　　＜..　　：　　 ＞　　　　　 /|: : :.||/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',:| |: : ',　　　　　　　 　 　 |
　　　 ）　　つ　（　　　　　　 ,:.|!＞.:|{-- ＜ __ ＞.:´:.￣: !:.:ヽ,　　　　　　　　　　し
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　　　　　　　　　　　　　　　 |　　 　 　// 　　｜　ヽ　　　　　　 i　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 。-―ｚ。
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　　　　　　　　　　 　 　 　 i　　 / 　　 　　　　 　　　　 ／　　 　i
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 i　　/ 　　　　　 　　　 　 ／　　 　 　i
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　拙いまま、けれど熱を帯びた奉仕はやがて実を結ぶ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いかなる機能かなど知る由もない。

　　　　　　　　　　　　　　　　だが、確かに。狸の置物がガタガタと震える音と共に白濁液を吐き出した。

　

3579 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 00:51:18 ID:fMUAzC3P

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i⌒＼　　　　／⌒Ｙ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 、 　 ＼＿,/ 〃／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_｣L�佝�廊｣_　　　　　　　 　 　 　 　 ＼＿,　 八_／
　　　　　　　　　　　　　　　_,,....,,_　　　　　　　　　　＞''“　　 　 　 　 　 　 ”''＜　　　　　　 　 　 　 　 / /
　　　　　　　　　　　　　／::::::: 　 ⌒Y　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _　　 / /
　　　　　　　　　　　 ／::::::::::::::乂 _.イ　　 ／　　　／　　 :　　　　　　　　　 　 　 　 ＼　　　　  | |　　し　/⌒i
　　　　　　　　 　 ／:::::::::::::::::::::::ィU ｌ　　 　 　 　 　 　 　 l　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | 〈＼　　{ {_} }
　　　 　 　 　 　 (-‐-----＜;;;;;ノ ,ﾉ　/ 　 '　/　　　　　/|　　　　　　　　　　　　　　　　∨　　 | | ＼＼_ゝ-'´
　　　　　　　　　ﾉ｀¨゛⌒⌒゛／_ イ　u′　　/　 　 ､　 / .|　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |_|　　＼_〉
　　　　　　　　 {-‐ : ¨ : : ／:u : ∪　　　(⌒)　　　　＼　 |　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {￣￣￣}
　　　　　　 　 ﾉ: : : : : ／ :/ ／　 :ｉ　ｌ　へ.イ 　 　 　 /＼| 　 ./　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｡　　　 ゝ-'_〕 ｒ'´
　　　 　 　 ／: : : : ／ : :/, (　　,,ノ　ﾚ′ u l　　斥ト､　 . |＼/　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾟ　　　　　 ヽ_{/⌒'_
　　　 　 ／: : : : ／: : :イ ( ﾉ　イ　　′　 　 ⌒　以⌒ヽ .| ./　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｛　　 }'⌒｝
　　　.／: : : : : : : : ／: : : :/　 ul 　(　 ∪:／:／: ¨゛　¨゛U|/　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 l　　　　　　　 ＼　　／
　 ／ : : : ／ : : ／: : : : :､(_　 | l 　 ﾊ　　:／:／:／:／:　 /　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 }　　　　　　　　  ＼(
:< : : : :／ : : :､:ﾞ : : : : : ｲ　 T Ui／⌒i　 　 　 　 (⌒　u/　　 　 　 　 　 　 　 / 　 　 　 　 　 }
ハ: :／: : : ､:ﾞ : : :u :／U　　ii　ﾉ／::::ﾉ　　　　)　ｉ　u　/　　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　 l　　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿　　　＿＿
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: : ‐_: :/ : : :／　 　 　 о　 ∪l　ﾊ　}　 　 (/　 　 /　　　　　　 /　　　　/　　　　 　 　 　 　 {　　　　　　　　　 　 　 |　 ∧__ﾉ　　　　　っ 　|
: : :_:=‐ ‐=ﾆ＼　　　　　　　　::|...ノ └‐‐‐‐‐‐K /　　　　　　 /　_　-‐/|　　　 　 　 　 　 　 {　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　　　 ：　　|
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: : : : : : : : : : : :　　　　　　　 {゛　　　　　 ,.斗 {　　イ}: : : :　　　_｣LL｣_>､l　　　 |　　 　 　 　 {　　　　　　　　　 　 　 |　　　 っ 　 　 |
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: : : : : : イ　　　　　　　　 　 ∪　 　 　 {　　　　 |　 ／ 　 ′　　　О　　　 　 V| |A　　　　　 ，　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ ＼ ／ノ
｀¨¨¨゛　　　　　　　　　　　　　　　　　　，　　　 l／　　　:　　　　　　　 　 　 　 V| ∧　 　 　 ‘　　　　　　　　　 　 　 　 　 ー　´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'　／　　　　　　{　　　 　 　 　 　 　 /: ∨ ∧　　　 　 ， /
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　 　 '，　 　 　 　 　 　 /:　　∨ ∧　　　　 ∨ /
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　 　 　 　 }　　　　　　　　 /: 　 　 ∨ ∧　　　　 ∨ /
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　放たれた精に怯えたニアスが慌てた様子で顔を遠ざける。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それがかえって良くなかった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　未だに射精を続ける肉棒が、彼女の美しく整った顔を汚す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　脈打つ有り様をまざまざと見せつけられ、嫌悪に身体が震えた。

　

3580 ：名無しさん＠狐板：2025/04/07(月) 00:53:02 ID:idT9hI8A

狸の置物をイカせた女

3581 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 00:54:59 ID:fMUAzC3P

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 `､
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　 ｒ‐‐00　　　　　　　　　 ′　/
　 く,勹｜ [][]「l　　　　　 ′　,′　　 　 　 i　 　 　 ｉ
　　 く_ノ. 　 くノ　 Ｏ Ｏ Ｏ　　　　 ｉ　　　　 |`､　　　|　 　 　 　 　 　 {
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　 |　`､　　|　　　　　　　　　　　 　 }
　　　　　　　　　　　　 ,ｨ　　 ｉ　/ .|　　　　 |　　`､　|　　 　 　 　 　 ‘　　 　 }
　　　　　　 　 　 　 ( / |　　.:|:/　 |,　　　 _jL＿　`､:　　　　　　　　‘
　　　　　　　　　　　/ . l 　 ‐|‐¬'|　　　　 |　　￣　{
　　　　　　 　 　 　 {　 :|　　.:l＝≠ミ　 　 ‐=＝≠ミ{　　　　　　　 ,′
　　　　 　 　 　 　 八　 ， 　 C└‐ｲ⌒丶､i乂幺<つ　 　 :　　 i　′　　　 ,
　　　　　　　　　　　 `､ ‘　　 '/,　　}　　　 　 　 　 ′　　 {　　 {/　 　 :.　/
　　　　　　　　　　　　}`､ ，　}'∧　 `　　　　　　　′　　　{ 　 ｨ′　　　V
　　　　　　　　　　　　}　`､， l//,＼ 　 ┌‐‐‐ 　 :　　　　 {／::{　　　 　 {　　　　　さいってい……でも、これで――――
　　　　　　　　　　　　}　　`､ |////,＼ 　 ‐‐┘　{　　　／{　　{　　　 　 {
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　　　　　　　　　　　　} .厂三ヽ／　＼ﾉ⌒y　　　ﾚﾞ　　＿_{　/　　　　　 ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　V‐=ニ二‐ヽ 　 }ヽノ ,　-‐　¨￣　　 ∨
　　　　 　 　 　 　 　 / ‐=ニ二二}‐‐'゛. . .　　　　　　　　　/⌒Y
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　　　　　　　　　 _‐=ニ二二二ｱ　 　 }:/＿　　　　　 　 　 ∨〈　/　　　　　　}
　　　　　　　　 _‐=ニニ二二ｱ"⌒Y⌒¨ア"ヽ　＿　　　　　j∨〈
　　　　　 　 _‐=ニニ二二二{＿＿j⌒∨　 / へ　￣>‐‐＜}　 . 〉
　　　　 　 _‐=ﾆニ二二二二厂￣」 　 j　　{ハ　`､∠_　　　)＜~~~~~~"''＜{
　　　　 _ ‐=ニ二二二二二√_,厂{ 　 {　　`､ﾊ 　 }　}　‐＜　　)　　　　　　 `､
　 　 　 {‐=ﾆﾆ二二二二二√{ {　 `　　　 　 `} 　 }　}　　/　厂　　　　 ＿ 　 j
.　　　 八 ‐=ニ二二二二ア　ハ　　　　　　　　 　 ∨　 /　 ′--=ニ二＿　〈
　　　　　 ‐=ニ二二二ア゛　 {　 }　　　　　 　 　 　 ﾉ.　/　 /＝＝＝＝‐‐　二〉
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　変化があるはずだと、前を向く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　確かにあった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　射精させたことで震えた狸の置物は、さきよりいくらか小さく形を変えている。

　

3582 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 00:57:59 ID:fMUAzC3P

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　　　　　　　　　　　 　 /　 　 __　 ／ミﾐ,,、,-‐=ﾆニ=-　、彡"＼　　 　 　 　 |　　　　　　　|
　　　　　 　 　 　 　 　 ,√￣「几/ミ,／,　、ヾ　、　 ,"彡'＼,彡´ ＼　　　　　 |　　　　　　　|
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　 　 　 　 　 　 　 　 ,ノ , ' "j ; !　 { {{ミ／´　∵∨//／≦ 彡ﾍ三ミ∧　　　  ｌ　　　　　　　|
　　　 　 　 　 　 　 /' ",ﾞ ﾐ、ﾞ 人　{ ,}}/ 　 ｆ為 , ｀ﾞ"´⌒∵ﾍ彡ﾊヾ　 ∧　　　 "'- ､　 　 　 |
　　　　　　　　　　/｀─ﾍ、｀,' ﾞﾐ{彡{,ij; 　　ゝイ ｒｘｙ　,ｨｭ、　∨,彡》｝　∧　　　　　 "'- ､ 　|
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　　　　　　　　 /　　 　 /　 ＼; ﾞ ヾ、〉ミｘ／ し人　　　　／三三彡'　 ﾘ 
　　　　　　 　 /　　　  /,, ' ";;　＼ ﾞ }i 　 ヾ＼　 　≧=≦三三彡'ミミﾐ/　＼
　　　　 　 　 /　　　　 {, 、, 、,,ヾ 》i/ﾉ , 、　＼ Y´彡´￣, 、｀く、｀ﾐミﾍ　　　 ＼
　　 　 　 　 /　　　　 {、}__}_}_〉ノﾉ{　 ｀´　 　 {,X'} 　 　 ｀´　　入__〉ヽ、　　　  ＼
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　　 　 　 /　　　　  /ﾍﾐ、!ﾐ}ミ{,'　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊ{}ン＿/　　　　　　　　  ＼
　　　 　 /　　　　  が, ｀》iﾐ{ミ}|　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 iト┬〈　　　　　　　　　　　＼
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　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈 　i"λﾉ　 人_　 　 ,人_　　＿人　i　ﾞi　ﾍ 〉
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ￣￣￣￣　　￣￣ 　　￣￣　　 ￣￣￣
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――ただ、その変化は些細なもので。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　未だ、彼女が通り抜ける事は叶わないほどには大きいままだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3583 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 01:03:41 ID:fMUAzC3P

　　　　　　　　　　　　 j{　　 . /{　　　　 　 ∨:/}　＼　　∨ /　　　　　 �Y{
　 「|00　　　　　　　　  j{　　 /　{　　　　　　 �Y:} -‐…‐-:∨　　　　　　 �Y
　 | コ　　　　　　　　　j{　 ィi{´ :{　　　　　　　�Y　　　ヽ　　.　　　　　　　'，
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　　 ￣l]l]7 j　　　　　　{ .ィ:_,. zzミv' ./. :--=ミ:j{j{:::{i}::::j},.ィア
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　　　　　 {{j i　　　　　 {:　 } 乂　　　　　　　　　　　　　　 　 }}　　　　　　　 }}
　 　 　 　 �Yj　　　 　 :{i　 j_∩ }　　　　　　 　 　 　 　 　 　 }}　　 j{　　:: 　:}}　　　　　そういう事……さいっていね、ホント
　　　 　 　 �Yi 　 　 　 {i:,　　 } .!　 　 　 r‐==‐: ､　　　　　　}}　　 j{　　i:　/}}
　　 　 　 　 �Yi　　　　 {i∧　 し　　　　 ´￣￣　｀ 　 　 　 .i}}　　 j{　　} /: }}
　　　　 　 　 �Yi　　　　{i:i i＼　　　　　　　´´　　　　　　 .ｲj}}　　 j{　 ,ｨi} : j}
　　　　　　 　 �Yi　 |　 .�Yi i i/ ､　　　　　　　　　　　.ィi{::∧j　　 j{／}　　 j}
　　　　　　　　 �Y､ j　　 �Yi/: {ヽ〕iト ..　 　 　 　 ィi{　j::‖i }　 ｨi{:: ::j}　　 j}
　　　　　　　　　�Y}iﾄ､　　�Yィi{::j}:: :: :: ::〕iト七ﾁ '"　　!j{:: j/,ｲヽ:: :: j}　　 j}
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　　　　　　　　ノ　　}: ‖　＼/ｲ_,_,_,≧s､　　　　 , -‐　''　"　´:＼　　ﾘ__j{__jL __
　／　￣　ﾞ"　　　‐-=j{　　　j}￣　　　　 ｀　　　　　　　　　　　　j}≧j{(　　　　　　｀`ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　射精させ続ければ、いずれはニアスが通れるほどに小さくなる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　はたしてそれが何時に成るかは定かではない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　嫌な気分を胸に、彼女は狸の置物を睨みつけて悪態をついた。

　

3584 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 01:06:41 ID:fMUAzC3P

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 -‐=ﾆﾆﾆ=-　 、
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　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 __　 ／ミﾐ,,、,-‐=ﾆニ=-　、彡"＼
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　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,ノ , ' "j ; !　 { {{ミ／´　∵∨//／≦ 彡ﾍ三ミ∧
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /' ",ﾞ ﾐ、ﾞ 人　{ ,}}/ 　 ｆ為 , ｀ﾞ"´⌒∵ﾍ彡ﾊヾ　 ∧
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　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 !｀、ﾞ ; 〉彡,i 　 　 　　ﾄﾍｨ　守ノ　　｝三彡},　 }}
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 〉、ﾐ', ﾍjjｮ入　　　 ﾉ.｀ﾆ',　　　　　丿三彡ｊ　 ｊｊ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ￣￣￣￣　　￣￣ 　　￣￣　　 ￣￣￣
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　　　　　　　　　　　　あくまでニアスが自発的にすることに意味があるのだとばかりに、狸の置物は動かないままだ。

　　　　　　　　けれど。置物の中心にそびえる肉棒は『閉じ込められるよりマシだろう？』とでも語るように存在を誇示している。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3585 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 01:10:07 ID:fMUAzC3P

　　　 　 　 　 　 　 　 　 ╋━
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ﾆ‐　　　　　　　　　　　　┃　━　　 　 　 ,′　　 ,|　　　　　 　 :'/　 　 　 :　　　　　　　　　　V/
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ﾆ=‐　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 {　/: ，　　　　: ^: :~^¨¨¨ :/　 　 　 :　　　/: : / : ,　 　 八　　  ∩r┘└,
ﾆ=‐　 　 　 　 　 _,,_　　　　　　　　　　 {/ : : }_　　　　 　 : : : : : :/　　　　../　　 /: : / : /　 　 :　　　 ｜| コ　「_
ﾆﾆ=‐　　　　　　入_)…‐-　ミ　　　　　{: : ／⌒ヽ　　　　u　 : :/　　　　 /　　 /: : / : /　　　 :　　　　 ∪!口 厂_rｭ_
ニﾆ=‐　　 　 ィ: : : : : ノ　　　　`丶､　 :i／u: : : :}{:，　　　　　./　 　 　 / ＿_.〈＿/ : /:/　　　{　　　　　  ｀¨´　rｦﾊヽ
ニニ=‐r‐.／　｀¨¨¨´　　 　 _,,.,,_ 　 ＼(: : : : : : :uﾉ　　 　 .，/　　　　ィi「:: -‐…‐- _' / ,　 　 {　　　　　　　 　 ｀´ '´
ニニ=‐{ /　　　　　　　　　 入__ﾂ^~ﾟ"T"¨¨¨¨¨"''ミu=≦ : /　 　 ／ ／　　 　 　 　 ヾ//　　 :.　　　　 　 　 i⌒⌒i
ニﾆﾆ=‐：　　 　 　 　 　 ／: : : : :､丶゛　　　　　　 　 `'＜: { 　 ／: : :　　　　。 　 　 　 V/　 　 ，　　　　　　  ＼／
ニニ¨=‐{　　　　　　 ､ ｀ ｀¨¨¨¨´　　　　ｏ　　　　　　　　 ヽ／　　: :ｉ　　　　 　 　 　 　 V/　 　 ，
‐=ニニ八　 　 U 　/　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 `､　　 八　　　　　　　 　 　 }{　:V,　 ，　　　　　 【正気度】
　‐=ニﾆﾆ＼: . . . .,′　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 `､　　 `､　　　　　　　　　 :: : :ｉ:V/,　　　　　　-【1D10:4】
=‐ ‐=ﾆニ二}ｈ､ : {　　　　　　　　 　 　 　 　 u　　　　　. : 　 　 `､　: : :　　　　　　　　　 ，: :|　V/,‘，
ニ=‐ ‐=ニニ二`､{　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. :　　　　: : : 　 : :，　　　　　 　 　 ，: : 　 V/∧
ニニ=‐ ‐=ニニニ{　　　　　　　　　 　 　 　 　 . . : ／:　　　　 . : : :　 : : ，　　 　 　 　 　 ，::|　　 V/∧
ニニニニ=‐=ﾆﾆ八: .　　　　　　　　　　_,,.，，，.,ィ : :　　　. : : : : : :　: :　，　　 　 　 　 　 ， !　　　V/∧
ニニニニニ=‐ ‐=込: : : : : : : :r‐‐…''"　　-‐ 　　`丶､: : : : : : : ノ: :　 : :，　　　　　u　　 :: :|:　　　 V/∧
ニニニニニニ=‐ ‐= ＼＿__: :＞…''"´　　　　 　 　 　 ＼ ‐=彡': :　　 : :，　　　　　　　　ｉ: :!: : 　 　 V/∧
ニニニニニニニニ=‐ ‐〕iト､-‐…⌒　　　　　　　　　. : : :＼: u: : 　　　: :，　　　 　 　 　 |: :!: : :.　　　V/∧
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから、選ぶしかない選択を続け。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスは長い時間をかけて、通り道を作るのだった。

　

3586 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 01:11:56 ID:fMUAzC3P

　

二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|///////∨/.:::::ｌ ￣￣￣￣￣|:::::|
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|//////∨/.::::::ｌ ￣￣￣￣￣ |:::::|
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二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|////∨/.::::::「￣￣￣￣￣￣｜:::|
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|///∨/.:::::::l￣￣￣￣￣￣￣|:::::|
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二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|/∨/.:::::::l￣￣￣￣￣￣￣￣|:::::|
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二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|//.::::::: l￣￣￣￣￣￣￣￣　|:::::|
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::ｌ/.::::::::「￣￣￣￣￣￣￣￣￣|:::::|　　　　＿＿＿＿＿＿＿_
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::ｌ::::::::::「￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |:::::|　　　 l 「￣￣￣￣￣￣ ｌ｜
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::l::::::::ｌ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|:::::|　　　 | |　 ┌───┐ |｜
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::l:::::「￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |:::::|　　　 | |　 │　　　.....│ |｜
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::l:::「￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　|:::::|　　　 | |　 │　　　.....│ |｜
二二二二二| |＿＿＿＿＿＿＿＿_ 」:: |::l:|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |:::｜＿＿| |　 │　　　.....│ ｜|＿＿＿＿_
二二二二二| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::|::|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　|:::::l:::::::::::::| |　 └───┘ |｜:::::::::::::::::::::
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣| |=============|｜￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | {＿＿＿＿＿＿_」 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ￣ 　 　 　 　 　 　 ￣
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　【２番出口】を通ることができたのは、溺れるほどの精液を浴びたあとの事。
　　
　　　　　　　　　　　　白濁に濡れるのを嫌って途中で脱ぎ捨てた服をまとい、小さくなった狸の置物へ蹴りを見舞って。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスは階段を登っていった。

　

3587 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 01:12:33 ID:fMUAzC3P

　





　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ┌──────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │【ここは、２番出口です】　　　　　　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │１：２番出口から次へ向かってください　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │２：８番出口から外へ出られます　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │３：後戻りをしてはいけません　　　　　　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │４：戻ると０番出口からやり直しです　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │５：異変を回避することはできません　　　.....│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │６：なるべく正気を保ってください　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │あなたの正気度は【０９４】です　　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 └──────────────────┘







　

3588 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 01:12:52 ID:fMUAzC3P

　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .／
　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　||　　　　　　　　　　　　　　／|＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||　 　 　 .／
　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 【エッチな８番出口】　　　　　　　　　  ||　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　||＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.||　 ／　 　 　 .／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　 　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　 ／　　　　 　 .|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　艾艾　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　 |lili|　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　 |lili|　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　 ／ 　 　 .／|　　 　 　 .|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　／　　　　　|lili|　　　　 　 ‐┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　 |lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿u＿／　　　　　　　　|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　 　 　 　 　 ￣
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3589 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 01:14:09 ID:fMUAzC3P

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　　　　　　　　　　　　　　　　　 r.: ´: : : : : : : : :≧､
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　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
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　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
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　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{┃　 　 ＼{. ┃}　 　 |　',　　　　　　　いじょいじょーーう！
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　┃　　　　　 ┃|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　　　　 明日は定時で帰れるから投下できるはず……！
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　 ｀　 ´　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',　　　　　　投下のペースと調子を戻していきたいね。
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
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　 　 .{ : :_ : ;　　　1　　　　　　 　 '　 　 ､　 ｀ヽ＼　 　 ／　　　cﾟ　γ⌒:／
　 　 γ;;;;/,'　　　'　　　　　　　/　　　　 ∨　　　ﾞヽ.／::( 　 _...ノ..‐'´:::／
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　　/　　│,.　f　 '　 　 　 .|　/___,ゝ　∨　 .|,,__ヽ!(:::ﾟ::::::::c :::::::::::／　　 　 }! 1z　　　　　　　　　　　　では、おやすみぃ！
　./　　　.! .l　.!　　 .{　　,,イ込;;_cｿ,, `ヾ　.ﾉ込ﾘ.j:::＼ ::: ﾟ::r..─'ﾟ´　　　　 ﾍ.ﾝ´{
../　, ､　 l　.γ,　　　,　 　 |"´////｀ 　} ｲ.//／::c:::ﾟ:｀__;; ﾝ ‐--- ..､‐　_,..ｿﾟ::v'　ノ⌒ヽ
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　　 　 .∨ﾍ!　＼、　 .ゝ　　＼ 　 　 　 　　 ∨イ　j　 ﾑ`ｰ ､ﾍ.　｀ヽ∨ﾞ'´::::::::::::ｌ　　　 .l!
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　　／　　　ノ´　／　　　ノ'´⌒＞-=.,,,,__ゝ ﾍ､￣¨''ｰ-.._ｿ::::::1::::::::::: ｀ヽ:::::::::::::::::::::l　　 ` .､
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　,│　　　ｌ　 .ﾊ:::::::::::::::::::::::::::::: j;':::::::::: ＞ 　 .j-＝=-...､ム;;:::::::::::::::ﾍ:::::::',｀￣￣, 　 ` ＜
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lゝ / 　 ` ､.＼::::::::::::::::::ｌ､:/ ﾑ::: ﾑ:::::::::::::::::::::１'::::::::::::::::::::::::::::::::::'::::::::::!':‖　　　 ` ＜,,_ヽ
　 .!　　　/:::＞ ﾆ -___..'ノ　　　、:::ヽ::::::::::::::::::ﾍ∨:::::::::::::::::::::::::::: !:::::::;' ｲ ､.._　　 _....二　j　 /
ﾍ　', 　 /:::::::: ＿_￣::: /. 　 　　＼:::::＞ .:::::::::::::ﾞへ:::::::::::::::::::::::::::' :: イ　　 　 ￣ ｀ﾞヽ､ン　ｲ
　ゝ ヽ/::::::::'´:::::::::::::`＜　　　　　{ ＼:::::::::::`'':::::::::ﾞ‐.ヽ､::::::_.,／"´　　　　　　　　＞ .イ.＼
　 　｀'ﾍ::::::::::::::::::::::::::::::: ＼　 　 人:::::::::::::::::::::::::::::｀:::ｰ‐≦::/　　　　　　　　　　　　 　　 　ヽ


　

3590 ：名無しさん＠狐板：2025/04/07(月) 01:14:50 ID:5VmEdWh8

乙
おやすみなさい

3591 ：名無しさん＠狐板：2025/04/07(月) 01:16:56 ID:8chRYWpm

乙

3592 ：名無しさん＠狐板：2025/04/07(月) 01:18:26 ID:LBdF+s1l

乙

3593 ：名無しさん＠狐板：2025/04/07(月) 01:25:58 ID:HvRxsEpD

乙でした

3594 ：名無しさん＠狐板：2025/04/07(月) 02:56:05 ID:TA8eHYu+

乙
思ったより削れなかった

3595 ：名無しさん＠狐板：2025/04/07(月) 08:34:04 ID:mkZUYGJT

乙です

3596 ：名無しさん＠狐板：2025/04/07(月) 08:45:43 ID:TLDipuvT

乙でした
これはラブラブ()叡知とかだと派手に削れる予感

3597 ：名無しさん＠狐板：2025/04/07(月) 09:11:35 ID:EzV0NblP

乙
言っちゃなんだけどヤられる事自体は３~４回目で慣れそうだから、ここからどんな異変で精神力が削られるのか楽しみ

3598 ：名無しさん＠狐板：2025/04/07(月) 13:45:13 ID:vq9xmqOI

表記されてる内容や数字が真実とは限らないパターンもあるから

3599 ：名無しさん＠狐板：2025/04/07(月) 17:09:13 ID:2InNh4GX

偽看板や偽広告の事かな？

3600 ：名無しさん＠狐板：2025/04/07(月) 22:09:55 ID:2H9k1iCr

乙でしたー

3601 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 23:22:40 ID:fMUAzC3P

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ___
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 __　　　＞　´ ￣￣￣￣ ｀'' ＜　／　 i
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | .＼　　　　　　　　 　 　 　 　 :y､　　/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　 ..У　　　　　　　 　 　 ､　　::::: ヽ/、　..ｭ≦圭圭圭》
　　　　　　　 　 　 　 ＿＿＿＿　 y.　　 　 /　　 /　　　　　 ',　　 ',...　　∨圭圭圭圭少
　　　　　　　　　　 　 寸圭圭圭iiソ: /　　 /　　 /　　　i.　　　',　　 ',　　　 ､ﾆ圭圭少´
　　　　　 　 　 　 　 　 寸圭圭ﾆ/. /　　　　 　 j　　　　|!　 　 i　　　 　 　 」::::《￣
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀＜圭f../　　　j＿_ / !　　　 ﾊ　　　|　　　i　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　i　　.′ .i ´iﾊ　/｀ |　　 i |__',　　 .!　 　 |.　　　__r.┐
　　　　　　　　　　　　　　　　|　　|　　|　 ,ｨfミ､　',　　N　 ', ｀ヽ|　　　|.　　 f　i　 「¨i　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　|　　|　　| .《 弐h 　 ',　.|　,ｨ=ミ､.｜　　 |.　　 |　|　 |　i ./ i　　　　　乙、コメントありがとうございます〜〜！
　 　 　 　 rヽ .ｒヽ.　　　 　 　 ,　 .| 　 |　| 泛ｿ　　 ヽ{　 ん沁ヾ　　　 !..　　|　|　 |　ﾚ ./
　 　 　 　 |　l .| .i.　　 　 　 　 ',　ﾊ　 .ﾄ .!　　 　 　 　 　 乏ツ ﾒ....　　r..､　.|　i 　 ./ ./　　　　　　それでは今日もやっていきましょう
　　ｆ＼ 　 |　l .| .|　　　　 　 　 ∨.ﾊ　i! ヾ　 　 ′　　　　　 ./ｲ...　　∧. ヽ.|　　 ..f　.i
　　 ＼＼ |　i .| .l　　__.　　　　　/ ∧ ',八　　､　　_　　　　　/　　 ｲ......}　 i{＿　 　 .」
　　 　 ヽ .y ｀´ .ﾑ／ ﾉ.　　　　/ /　.iヾ{ i ＼　　　　　　　 ./　.／......　L ≠iiiii￣￣iii＼
. ﾍ二二、　-─　´.／....　　　/ /　　|　| |　 i ヽ __　　..ィ / .／/　./...　ﾏiiiiiiiiiﾉ　　 .{iiiii《
.　　　　 y ￣￣￣_＼......　／ /　　 ハ...ｒｆ¨¨-{三三三>i.- ─　.､　 / . }iiiiiノ＿＿　¨}ii{
　　　　∧iiii）　 riiiiiii∨..／ 　 ｒ＜ ￣ ＞寸7￣_二ﾌ　 /　　　 　 .ﾍ.　　》¨¨ 　 　 ..｀_У
　　　　-≠￣￣￣　＼　　 /.∨___.ノニフ　　　　/iiiiiﾏ　.､　　　　 ∧ .（＿___　　　ｆiiiiiiﾑ
　　 《__riiiiiiiiiiiiiii)　　　 _〉-≠-く ￣￣　 　 　 .／iiiiiii八　.{　　　 　 .∧ .}iiiiiiiﾉ　　　》iiiiiii{
　　　ﾏiiiiiiiiii／＞ ￣ ／　　　 　 y　　　　 ／　　　 　 ∧ .＼_ｒ‐‐‐‐ ┤}¨¨　　 .fiiiiiiiiiiiiii）
　　　ﾑi/￣／　　 ／　　　　　／　　　..／___　 　 　 　 .∧　.ヽ: : : : : ∨　　　　.ゝ-‐iif´.　',
.　　 《ﾏ..／　　 ／　　　 　 ／　　　 .／iiiiiiiiiﾉ　　.fiiiiiiｭ___∧　..∨: : : : :》　 　 　 / 　 .|　　 ',
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　　 /./iiiiﾉ¨../　　　　　 ./　　　　../　二___　　　　 .￣}iiiiiiiiiiiﾑ　　l: : :../iiiiiii／ . 　 ____i...　　}
.　　{ f￣　　{　　　　　　ｆ　　　　 / riiiiiiiiiiiii}　　　　 　 ﾏiiiiiiiiiiii|　 .i: : :fiiiiiノ　　 　 ｆiiiiiiﾑ...　:,
　　 i |　.riiiiii|　　　　　　{　　　　 ﾚiiiiiiiiiiiiiiiii|　　　 　 　 ｀¨¨¨¨|.　 i: : f¨¨　　＿　 ゝiiiiiii|.　/
.....　　',　｀¨iiﾑ　　　　　 :　 　 　 .|iiiiiiiiiiiiiiiノ　 　 　 　 　 　 　 } . /: : :ヽ.r:￣: : : :＞､}iiiﾉ
.　 　 ∧　　 .∧ 　 　 　 ',　　　　.ﾏiiiiiiiiiif . 　 　 　 riiiiiiiiiｭ___/／､: : : :..{: : : : : : : : :.ﾌ´
.　　　ｆ .ヽ　　 ∧　　　　 ﾍ　　　　.ヽ￣　　　　　　 ｀¨ﾏiiiiiii／　　.＼: : ﾊ: : : : : : : /
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3602 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 23:23:35 ID:fMUAzC3P

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　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三　　　　　　 ／
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　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 【エッチな８番出口】　　　　　　　　　  ||　　　／
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3603 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 23:30:53 ID:fMUAzC3P

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　　　　　 ＼|::::::|　　　| |　　　　　　|:::: : .. {{　　　　{{　 {{　　　:{{ヽ辷汽 ィi{ﾚr=ﾐj { ′
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 }　..j: jr‐=jj: : :＼. i{〕iト .,_　／: | |: :′
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ステップをいくつか踏んで、ニアスは再び廊下へとやってきた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　見える光景に変化はない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　呆れのため息を零すと、わずかに残る精液の匂いが鼻を貫いてくる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最悪だと美貌を歪めながら、ニアスは廊下を進み出す。

　

3604 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 23:37:38 ID:fMUAzC3P

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　歩みはもう、慣れたものと言うかの如く大胆に。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　理不尽への怒りが半分。現状への諦めが残りを。

　　　　　　　　　　　　　ともかく、あと何度かを耐えてとっとと抜け出そうと言う気持ちだけが足取りの強さとなっていた。

　

3605 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 23:42:29 ID:fMUAzC3P

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何事もなく、廊下の端へたどり着く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　再び。そこが、異変の始まりとなった。

　

3606 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 23:47:02 ID:fMUAzC3P

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼_/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `､　　　　　　  |＿||＿__| |＿|
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　　　 　 　 　 　 　 ,′　 　 ｉ　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 V/　　　　　 ／ /＿
　　　　　　　　　　　　　　ｉ　|　　　　 i　　 　 ｉ　　　　　 　 　 V/　　　  └,==､　 |
　　　　　　　　　　 ｉ　 　 i|　|　　　　 |:､　 　 |　　　　 　 　 　 '/　 　 　 / D　　/
　　　　　　　　　　 |　 　 l|./|　　　　 | _＼-‐|…　 　 　 　 　 '/　　　　 ￣￣￣
　　　　　　　　　　 |　 ‐-l|',_|　　　-‐|　　 ＼!　　　 　 ｉ
　　　　　　　　　　 |　 　 lL,,|　　　　 lィi雫ミiト　　　　 |　ｉ
　　　　　　　　　　 |　 　 l|弋∧　　　V乂_ツ　　 　 　 |　li 　 {
　　　　　　　　　　 |　 　 l|ﾟ｡: :V⌒⌒`: : : : :l　　　　　 |　||i: : {
　　　　　 　 　 　 八　　 l|:i:`､　　., 　 　 u. l　　 　 ｉ: /!　!li: : {　　　　　　　　　ん？　なんか寒気が……
　　　　　 　 　 　 　 ﾟ｡　 l|:i:i:i:i:>､ />､　　　l　　　　|/ r､ L〉: :＼
　　　　　　　　　　　　ﾟ｡ .l|:i:／ _,/i:/､　　 ィ　 　 ／　{　〉__／`'<＼
　　　　　　　　　　　　∧:l|/　ノ　V__ ｀¨ ::::|　 ／-‐…V^V￣　　　`'＜
　　　　　　　　　　 　 {　V ／　ノ⌒7　　: :|／　　　　　V }　　　　　　　 `､
　　　　　　　　　　／ {　 /／　　／ )､　: : 　 　 　 　 　 V⌒i　　　　　　　}
　　　　　 　 　 　]{ 　 V/　　　 '゛／ ノ.:／　　　　　　　　V　|ｉ　　　　　　,′
　　　　　　　　　八　　{　　　　　 ／ﾉ:/　　　　 　 　 　 　 V八 　 　 　 /~"ヽ
　 　 　 　 　 　 ⌒`､　{　　　　　　/ /　 　 　 　 　 　 　 　 V ≧=‐ ‐彡'　　}
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　　　 　 　 　 　 |‐={ニニニニニ}'＜ j≧=‐ ，，， ‐=七I〔⌒V)＿　 ‐=≦{
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　気温が下がったのかと、ニアスは周囲を見渡す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　空気が流れ始めたせいだと気がつくまで、そう時間はかからなかった。

　

3607 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 23:49:45 ID:fMUAzC3P

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ．，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ，　　┏┛┸，　．；
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【¨‘　　　 　 　 　 　 ,‘】 ；
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 】　　　　　　　 　 　 ；┛┨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ┗┓　　　　　 　 　 　 .`【¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ┏┛　　　　 　 　 　 　 ’┨；
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ┥】　　　　　　　　　 　 　 ┠’
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ；】．　　　　　　 　 　 　 ．╂
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ┗┨　　　　　　　 　 　 【‘　`
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┏┛ 　 　 　 　 　 　 ┏┛
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ��┯┓，　 ，�＝z‡’
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 `¨‘┳┷






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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　肌を撫でる風に乗って、声がする。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　階段のある方向から。背後から。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスを挟むように、声がする。

　

3608 ：名無しさん＠狐板：2025/04/07(月) 23:52:37 ID:TA8eHYu+

今度はどんなパターンだ

3609 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/07(月) 23:56:58 ID:fMUAzC3P

|　 j{　　 :i　　:j{　�YL　　　 �Y　 　 　 　 j{　 :j{ {　　　　j　 　 　 :}
| . j{　　　|　　j{:　 �YL､　　　�Y　　　　　j{　 :j{ {　　　 /　　/ 　 :}　./
|　j{　 　 :| ￣j{〕iト.,�YL＼　　�Y　　　　 j{　-j{ {:　　 /　　/　　　j∨ /
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|　ハ　彡|´ ‖‐-=ミ �YL　　＼�Y＼　_,j{　 -‐+==ｧ　../　　/ . /:: ::∨
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　　　　　　　　　　　　　　　　ここへ迷い込んで初めて聞いた他人の声に、ニアスが怯えと期待混じりに叫ぶ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　返事はない。足音もない。だが、声はただただ『寒い』と繰り返す。

　　　　　　　　　　　　　　　　その証だとでも言うように。彼女を包む空気が、徐々に冷たくなっていった。

　

3610 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 00:00:12 ID:Rr10qwxf

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　　　　　＝ニニニﾆﾆ ￣ ﾆﾆニニニ＝　　　 ＝ニニニﾆﾆ ￣ ﾆﾆニニニ＝　 　 ＝ニニニﾆﾆ ￣ ﾆﾆニニニ＝
　　　  /ニニニニニニニニニニニニﾆ∧ /ニニニニニニニニニニニニﾆ∧  /ニニニニニニニニニニニニﾆ∧
　　　 =ﾆニニニニニニニニニニニニﾆ= =ﾆニニニニニニニニニニニニﾆ= =ﾆニニニニニニニニニニニニﾆ=
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3611 ：名無しさん＠狐板：2025/04/08(火) 00:00:26 ID:abtSR3zb

あっ（察し

3612 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 00:04:13 ID:Rr10qwxf

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　足音もなく、冷気を引き連れて黒い影がニアスへと近づいていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　寒い。寒い。寒い。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　呪文のように唱えられる言葉が、まとわりつくように響く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3613 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 00:07:24 ID:Rr10qwxf

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　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |l1 ij}　　　|i !,
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　　　　ヽ　　　 　　 ',. 　 　 !　　　　　　　　　　　!　YZ　　　　　 め　　　 三}}、　　　　　　　　　　 ! 　 　 .,' 　　 　　　,r'
ヽ　　　　 ＼　　　　 ヽ､　　 !　　　　　　　　　　　  /∧　　　　　　　　rfZ三≠-　　　 　 　 　 　 ! 　　､,r' 　　　　／ 　　　　,r'
　ヽ　　　 　 ヽ 　 　 　.! ﾞ''" .',　　　　　　　 !　,!　　'}}三Zz て　　 ,.イ三「￣　　　 　 　 　 　 　 ,'. ゛''ﾞ !.　 　 　 ,r' 　 　　　,r'
　　.ヽ､__, __,.' ＼.　　　 ',.　　 ',　　　　　　 ＼ドﾍ、 , ＼三Zzz,_ノf∨{Y' -=　 　 　 　 　 　 　 ,' 　　.,' 　　　.／ '.,__ ,__､,r'.
　　　　 ヽ.　　　 ｀､　　　! ､_,,. !　　　　　 　 　 }}Zヘ、＿,￣⌒ーﾍ ,.　　　　　　　　　　　　 　 ! .,,_､ !　　　､´ 　　　.,r'
　 　 　 　 ヽ､._,,. ' ＼　　',.　 　 ',　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,' 　 　.,'　　／ ' .,,_.､,r'
　　　　　　　 ＼.　　 ﾞ'= _,!　　,,. ﾞヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,r'ﾞ .,,　　!,_ ='ﾞ 　　.／
　 ﾞ丶 ､　　　　 '.,　__,,　　　￣　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ 　　￣　　　,,__　,.' 　　　　､ , ' ﾞ
　　　ノ　ﾞ '',…-'"　-‐'"　　　　　　 ,ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,r', 　　　　　　゛'‐-　゛'-…,'' ﾞ　!､
　‐'"- ...,,ノ　　　 ,.　　　　　　　　　ﾉ .＼　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／. (,　　　　　　　　　、　　　!､,,... -゛'‐
　　　　　　ﾞﾞ''ヽ,. ﾉ　　　　　　_,,;;／　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　＼;;,,_　　　　　　(, .,,r'''ﾞﾞ
　　　　　　_,,ノ　　　　　　ノ　　, 　 　 　 　＼　　　　　　　　　　　　 　　　　　　 ／　 　 　 　 ,　　!､　　　　　　!､,,_
　　　,.. - '"　 　 ,　　　 ／　 　 l!　　　　　　　ﾞ　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾞ　　　　　　　!l 　 　＼ 　　　, 　 　゛' - ..,
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ''‐ ,,..._ .ノ　　　　　 !､. _...,, ‐''ﾞ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この場で唯一、生きた熱を持つ女を求めて。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　影はニアスへとその黒ずんだ手を伸ばした。

　

3614 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 00:07:46 ID:Rr10qwxf

　
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3615 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 00:12:07 ID:Rr10qwxf

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＞''"／三三三三三三三三三三三三三三三三三ﾆ＞'´//////////心ニニニニニﾆ〈　　　　　　　　　　　　 　 ＼人_人从_／
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､三三三三三三三三ﾆl.　　　　　 /////////　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ）　　あ　（
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/　　）',三三三三三三ﾆ=l　　///////　　　　 ＼.　　／^　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　|　　’　　ﾟ　　 　 ） ＼／ （
　／　ﾊ三三三三三三三l ／//////　　u.　　　　`'く 　　　＿＿　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　＼、_ﾉし/／　　　　 ／"⌒Y⌒｀＼
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　　　　,､ ‐''¨¨¨`''＜三三三l　 　 ／　　 ゝ、 ＞… ､､ {　,､､ア´　　u. 　 ,, ､丶`　／　 .:.:.:炒ヽ　＼　 　 }{
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三三三三三三三三三三三}　ゝ―――‐‐i　　　　　{／　　_.､丶 ゛　　　`'' ‐-ｌu八ノ､ -‐'''¨ヽ―＜　　 }{
三三三三三三三三三ニ=ｱ　　　　　　　　乂 　 　 <＿＿'´　　　　u 　　　　　　　　　ﾟ｡　　`ニヽ　　　 八
三三三三三三三三ﾆ≫''´　　　　　　　　　　 ｀¨¨¨゛ 乂＿＿フ====‐―――――---‐''''"´⌒‐'｀¨¨゛
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　影は形なく。けれど、ニアスを凌辱する機能だけは過不足なく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　たちまちに囚えられた女体は廊下へと押し倒された。

　

3616 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 00:16:26 ID:Rr10qwxf

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼人_人从_／
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　　　　　 _ ‐ﾆニニニニニ‐ _　　　　 　 　 　 　 　 `､　　 　 ） 　/　　（
　　　　‐ニニニニ二ニニニニ‐ _　　　 ｉ　　　　　　 　 　 ＜ 　/＼ノ　＞　　　　　＼人_人从_／
　　　 ‐ﾆニニニニニニニニニニ‐. 　　|＼　 ｉ　　　　 　 　 ）　　：　 .（　　　 　 　 　 ） 　/　　（
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　　　{‐ﾆニニニニニへニニニニﾆ‐ ＿!-==ミつ　 　ｉ　　　 ）　　つ　（　　　　　　　 ） 　ヽ 　（
　　　 ‐ニニニニニ{ﾆ ,へニニニニ‐∨ /／/|　　ｉ　 | ｉ　 ＜　(⌒⌒) .＞　　　　　 ＜ 　ﾉ ）ヽ　.＞
　　　　 ‐ﾆニニ二八八ニニニニﾆﾆ‐}　　 　 |　　|　 | ||　　 ） ＼／ （　　　　　　　　）　　ん　（
　　　　　 ‐ニニニ二＼｀¨Yニニニﾆ‐}＼　　 |　　|　 | ||　／"⌒Y⌒｀＼　　　　　 ＜.　　 つ　 .＞
　　　　　　 ‐ニニニニﾆ≧}二ニニﾆ‐}.:ﾉ｝ 　 |　　|　 | |　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ）.(⌒⌒).（
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　　　　　 ／‐ニニア⌒＞､ ￣ﾆ=-‐个‐匕｝　! 　 |　へ　　　　　 _､ -‐…‐-　_　　 ／"⌒Y⌒｀＼
　　 　 ／‐ﾆニ二〈 〈 「 r‐r^‐､／￣￣￣＼ 人／＼: : :＼　　／ 　 　 　 　 　 ＼
　　　 ‐ ‐ニ二二ハ v|　｀¨ﾟ￣~"''<ヽ　　 　 ＼ ＼ : :＼ : : :>'゛　　　　　　　　　　 ＼＿
　 　 ‐ ‐ニニニニﾆ〉､＿　　　　　 }　}　　 　 　 　 ＼ : : >'゛　　　 　 　 　 　 　 　 　 V__) __
　　 ‐ ‐ニニニニア‐ニニニ≧s､ 　 ‘　　　:　　　　　`''‐-　ﾆ..,,＿　　　　　　　　　　 ::::::｛::::)　　　 {￣{__
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　　{‐ ‐ニニ{　‐ニニニニニニニ‐l　 ‘　　 |　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼　　　　 ﾉﾆ{　　　 ｀コ　 「 　　 ヽ_.ﾉ
　　{‐‐ﾆﾆニ{　‐ニニニニニニニ‐|　　，　 「＼　　　　　　　　　　 　 |　　　　｀V二￣__ノ　　　 （ ○　:|
　　 ‐=ﾆﾆニ{ ‐ニニニニニニニ‐ﾉ　　‘ 　 |　　　､　　　　　　　　　　U　　　 　 V￣／　　　　  ｀¨：　乂＿ノ ヽ
　　　 ‐=ニニ＼‐ニニ二二ニニ‐＼　　 ， |　　　 `､　　　　　　　　　　　　　.::::::::V゛_　 　 　 　 　 乂{￣{＿__,ノ__
　　　　 ‐ニニニﾆ- _￣‐ニニニニﾆ‐_　 ﾟ　!　　　　 ﾟ｡　　　　　　　　　　　　:::::::::::｛::::)　　 　 　 　 　 |　 | (＿_＿__）
　　　　　 ‐ﾆニニニニ￣＼‐ニニニニ‐_　'，　　　　 ‘｡　　　　 　 　 　 　 　 ､:::;;ノ¨゛　　　　　　　　  |　 |　＿＿___
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　　　　　 ‐ﾆ‐_ ‐ニニニ＼ ‐ﾆニ二ニニﾆ‐_.}　　　　　　 ＼　　　　　　　　／ ∧　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 （ ゆ.:）
　　　　　　‐ﾆﾆ‐_ ‐ニ二二＼ ‐ニ二ニニﾆ‐}　　　　　 　 　 ＞‐- 　 r‐ﾆ＾V/ : :　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｀Y´
　　　　　　　‐ニニ‐　￣‐ﾆ二＼ ‐ニニニニ‐_　　　　　　　　　　 　 / :
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乙女の熱を狙う手は多い。ニアスが視認できた限りでも１０を越える。

　　　　　　　　　　　　　　　その全てが一斉に彼女を包み込み、思い思いに肌へ触れ膣を犯しながら口を嬲りだす。

　

3617 ：名無しさん＠狐板：2025/04/08(火) 00:19:30 ID:11znK3Ld

セックス暖房！

3618 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 00:22:17 ID:Rr10qwxf

　

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　　　  ⌒ヽつノ
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　　　　　　　　　　　　　　　　触れる手は氷を思わせ。口腔に流れる唾液は湧き水が如き冷たさがあった。

　　　　　　　　　　　　　　己の体温を奪われながら犯される異常に、たまらずニアスの瞳から涙がこぼれていく。

　

3619 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 00:28:14 ID:Rr10qwxf

　　　　 　 　 　 　 ＼人_人从_／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　 　 　 　 　 　 ） . 　 ）　 (　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |＿　 ＿|
　　　　 　 　 　 　 ＜　　∠_ 　 ＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿__| |＿_
　　　　 　 　 　 　 　 ）　　_.ﾉ　(　　　　　　　　　  ／/////／　 　 }ニニニニニニニニニニ|＿_　　　|＿__
　　　　 　 　 　 　 ＜　　(__　　.＞　　　　　　  ／/////／　　　　 }ニニニニニニニニニニニﾆ|_|￣|＿_｜
　　　　 　 　 　 　 　 ）　　_.ﾉ　(　　　　　　  ／/////／¨ﾟ"''＜　　 ニニニニニニニニニニニニ　 ＿__| |_
　　　　 　 　 　 　 ＜　　(__　　 ＞　　　 ／//// ／　　　　　　＼　ニニニニニニニニニニニﾆ{　  |＿＿__|_. 　 ｌ⌒ｌ
　　　　 　 　 　 　 　 ）　　_.ﾉ　(　　　　  {///^¨ヽ|　　ｉ　　 ｉ　　　　　ニニニﾆ}ニニニニニニニﾆ/　 ＿＿| |＿｜!｜
　　　　 　 　 　 　 ＜　　(__　　 ＞　　　{//　 i-‐|…''|　　 |　　 ｉ　　 ﾏニﾆﾆ7ﾆニニニニニニニﾆ　 |＿＿　＿| ー'
　　　　 　 　 　 　 　 ）　　ツ　（　　　　  {/ 　 C匁ぃ八＿`|＼　|　ｉ 　 ﾏﾆﾆ7ニニニニニニニニニ　  ┌┐| |┌┐　　　　 　 　 ＿＿＿
　　　　 　 　 　 　 ＜　(⌒⌒) .＞　 　 ｉ{　　..ｉl.:.:.:.:.:.:.:,　≠ミっ: |　| ｉ　 }ニ/ﾆニニニニニニニニニ　 ｜｜|_|｜｜　　　　　 　 |＿　 ＿|
　　　　　　　　　　　　） ＼／ （　　　　八 　 八　　 　_＿___,八_|__j_j イ 州ニニニニニニニニニニ　　 ￣　　 ￣　　　　　　　 ＿__| |＿_
　　　　　　　　　　  ／"⌒Y⌒｀＼　 _/　/＼ 　 〉　 (::i:i:i:i:厂￣::::::::::::::州:i:|ニニニニニニニニニﾆ{　　　　　　　 　 　 　 　 　 |＿_　　　|＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / ￣￣￣ ` /≧s｡ ‐＜_｣L�廊｣_／:i:ｉ州ニニニニニニニニニニ　　　　　　　　　　　　　　　 　 |_|￣|＿_｜
　　　  ┃ ┃┃　　　　　　　　　  {　　ﾉア"ﾟ¨¨¨¨ﾟ" ''＜>'゛　　 　 　 ｀寸」 {ニニニニニニニニニニ　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿__| |_
　　　  ┣━　　　　　　　　　　　  {　/¨゛　　　　　　　　}　 　 　 　 　 　 v/∧ニニニニニニニニニニ　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |＿＿__|_. 　 ｌ⌒ｌ
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　　　　　　　_　　-‐¬冖''　 ¨　￣￣　￣　｀¨¨¨゛　　　　　　　八　 　 υ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /＼　＼／　／＼＼　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┗━┛┣╋┓┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 //　 ＼ 　 ／　　　＼)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ╋┛ ・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈/　　　　＊
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　けれど、嘆く声は影に届かない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　抵抗する腕はむなしく人の形をかき混ぜるのが精一杯。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　なのに相手は自在にニアスへ触れ、好き放題に彼女の身体を奪う。

　　　　　　　　　　　　　――――理不尽だと。嘆きながら、口へ差し込まれた肉棒へ歯を立てた。意味はない。

　

3620 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 00:32:21 ID:Rr10qwxf

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _ -'i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ､＿　=-‐ ''´　　|
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　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　 ＼　　　　　 L｀¨¨´ r─‐-.,´
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｉ　 　 　 　 `､　　　　  ｀ヽ　└‐¬ |
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　 ／::::::::::::::::::::＞''¨゛_ノ V｣LL｣＞……＜　|＞‐‐＜＞…＜‐--＼　 ＼⌒▽゛　　　  ノ　 { {_|　ﾚ'ノjノ 乂__
／:::::::::::::::::::／　　/゛　 ／。 ／　::::(:i:):::　 "' ‐-‐''゛　　 　 　 ｀マ") `､　　　 }　　　　　ヽ 　　 ￣ｒー ､　／
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:: /::::: ハ　|　　　　　′ 　 入　　　　　　　 　 ﾉ⌒､ : ｌ ､　　 　 　 ﾍ,　 }　　。　　　　　　　　  ＼/ ＼／
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::::::::::::::ノ . |　　　　'，　　　‐ニニニ〉¨¨¨゛　:　 U　　`､ 　 ＼{ﾆﾉ　　 ′　　　 }
｀¨¨¨゛　　 l　　　　 :　　　∧ニニ<ﾞ . . . . l　:　　　　　 `､　　 ヾ＼　　　u
　　　　　　 ,　　　　 l　　/　∨ﾆﾆへ､ . . .l　:　　　　　　 `､､　　'< ＼　　　　 /
　　　＿＿＿　 u　 |　/　　 }ニニﾆハ. .ﾉ　: 　 　 　 　 　 v＼ 　 '< ＞‐-- ′　　　　　　　　 　 　 　 　 ┌i　　　 ／>
　　 |＿＿_　.| ＿__ '⌒ヽ　  ニニニ}　ﾚﾞ　　　　　　　　 　 ｀¨′　:: `'＜　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |└― '　く
　　  /＼／／ |＿　|､ﾟ ノ 　lニニニ} /　　　　　　　　　　　　　　　:: 　　 ｀`ヽ､　　　　　　　　　 　 　 　 ／　<7 / )　)
　　  ＼　<　　　 / / ／　　 lニ二二}ﾞ　　　 　 ＼　　　　υ　　　　: :　 　 　 　 ”"'' ‐-ﾆ _　　　　　　　 （　 ’　 〈 ( (_)｀⊃
　　  <／＼>.　 /_/　[][]ﾍ ‐ニニﾆﾞ　　　　　　　 : .､　　　　　 　 : : 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀`'＜　　　　　 ー‐ヘ.〉 ー'
　　　　　　　　　　 /  <／  ‐ニニﾆﾞ　　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : : ノ　　　.:　　　　　　　　 　 　 　 ｀丶､　　　　 　 /7
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　　 　 ,′　,′　　　　　 {／　　　　　　　　　　　　　　＼　　　 π　　.: |　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ￣lノ. レｒ_)
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　　　 {　　 {　　 { 　 〉　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　 >ｲ}{::::l:::ﾟ｡､U
　　　 {　/ .{　　 {　〉　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∪ 　 /:U::::l:::::ﾟ｡丶.,
　　　 {./　八 　 ﾚﾞ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｨ{::::::::::lu:::::}､二＞ ，., _
　　　 l′ 　 丶/　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／(::人:::::::l::::::ﾉハ二二二二二ニ≡=‐‐-
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから、無駄な抵抗は徐々に鳴りを潜めていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　速く終われと祈るように、手にした陰茎を乱暴にしごく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　縦横無尽に、果断なく責め立てる陰茎の動きに合わせて腰をくねらせる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いやだ。いやだと心が泣き叫ぶのに。声は、甘く蕩けていった。

　

3621 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 00:38:24 ID:Rr10qwxf

　

　 ﾄ､_人_,イ
　  く　.七_　7
　　  | (乂 ）|　　　  ＞''"~~~~~ﾟ"''＜
　　  |　　つ.|　  ／　　　　 ｉ　 l　 　 ＼　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _|∠＼
　　  ）(⌒⌒)  /　　　　　　|　∧　　 V∧　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／|_ ,　　 、
　  ノ.　＼／､　　　　 　 　 l./／ ,　　 V∧　　　　　　　　　　　　 　 7（_乂　)　 |
　  ￣｀v-√　 l　　　　　　c‐≠ミ}‐r‐r V∧　　 　 n　　　　　　　　 「　　　ツ　［
　　　 　 　 　 |　　　　　ｉ　　ｌ:/:/:/乂L '， l　　　　l　　　　　　　　　 ］ ー七_ 　 」
　　　　 　 　 　 　 　 　 |　　 lu　　　, 八l　| 　 　 ,､　　 ＿＿　　　「　（_乂__) ［
　　　　　　　/　　　　,+'"~ﾟ"'+､　／l/＼＞‐…＜:::}_ ‐ニニ  _|∠＼＼　 -七　|
　　　　　 ／　　　　/　　ο　　＼.リ_／ 　 ο　　 ヽニニ  ／|_ ,　　 、 . (乂 ） 7　　　　 ＼人_人从_／
　　 　 ／／　　/　′　　　　　 ／　:　　　　　 　 . .　ﾆニ ｝（_乂　)　(⌒⌒)ツ./　　　　　　）　ｰ匕　（
　　 ／／　　　 　 ′　　　　／⌒ 丶､　　　　　　: :　}ニ ｛　　　ツ 　 ＼(⌒⌒)　　　　　＜　 (乂 ）　＞
　／　　　　／　　′　　　 /. . . .　　　 ＼　　　. : : : ﾉヽニヽ(⌒⌒)／ 　.＼／　　　　　　 ）　　：　 .（
　　　 　 ／　　　, 　　　　/. . . . .　　　　　＼: : : : ／　 }ﾆﾆ　＼／ ‐…‐＜ ､　　　　　　 ＜..　　：　　 ＞
　　　 ／　 ／　,′　 　 /. . . . . .. 　 c 　 　 `　イ　u　ﾉア゛ﾆア゛‐ニニニ‐＼>､　　　　　　）/l　　「 (
　　／　 ／　, /: :　 　 /{＼ . . . . .　　　　　　　 ｝　. :｛7ニアﾞ  _}￣L _}￣L, ‐-＼}　　　　＜　 乂ノ　 ＞
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／ﾆ＼　　　　 ／゛　　 _　‐ﾆ二二二二二二二ﾆ=‐ '' ゛　　　　 　 　 。-―ｚ。　　　　　　　 ） ＼／ （
ニニニ＼ u／　　　‐冖⌒アニニニニﾆア"゛　　　　 　 　 　 　 　 /　 つ　 ）　　　　　  ／"⌒Y⌒｀＼
ニ}ニニ､‐Y　　 　 　 　 ／ニニニニﾆｱﾞ　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　 ___ ー ’__
_ノニ､丶 ﾉ. . 　 　 　 ／‐ ｱﾆ／ニﾆｱﾞ　　　　　　 　 　 　 　 　 {￣{(＿__　　＿）
＼ニﾆ>ｲ. .　　　　／‐　/‐／/‐/ﾆ7　　　　　　　　　　　　　　_ |　 |(￣　　　　 )○)
　 /¨ｱ゛ﾟ｡. . . . 　 　 　 /／ ./ｱﾞ ｌ７　　　　つ　　　　　_　 ‐ニﾆ |　 |　￣ |　|￣
. / ./　　 ` ､. .n.　　　/　　/ 'ﾞ　 l7　　n　　　　_　‐ﾆ二二二ﾆ‐ |　 | , -=‘　ヽ_
/／{　　　 . . X≠ミ　　　　　　　l　　　　　 _ イ二二二二二ﾆ‐  ',__{（ ○　ﾉ、　.)
＼‐乂 . . ／::::::::u:::} : .　n 　　ノ　　--r七゛/ニニニニニﾆﾆ‐　　　　 ｀¨ 　　¨´
二＼从从::::::::::::::: ﾉ｀¨¨¨二゛-‐……‐从ｱﾞニニニニニﾆﾆ‐　　　　 (.'⌒Y⌒｀)
ニニﾆ寸从:u::::／_: : 　 `ﾏ( :::::::c:::::::::::::/ニニニニニニニ‐　　　 　 ＼　　／
二二二二二二ニニ‐ ＿: :｀''＜:::::::::::::/ニニニニニニﾆﾆ‐　　　　　　　 Y
ニニニニニニニニニニニﾆ‐ : :_7''''７ニニニニニニニﾆ‐
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスと言う肉が、貪られていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　興奮と性交の情熱で、より温かなモノになるよう薪をくべるように。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼女の持つ命の熱を羨むように。

　

3622 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 00:41:51 ID:Rr10qwxf

 ￣￣ヽ　ｒ ､　 ∩∩　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ) ー‐ヘノ{_ノ(__
 ￣.i　|　i　 ＼∪∪ ニニニニニニﾆニニニニニニニﾆﾆア　 　 　 　 　 ‐=ﾆ=‐}　　 　 　 　 }(⌒)　/ .❤　(
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　 ∪　.」└--､ ‐=ニニニニニニﾆ=‐／ 　 　 `'＜:i:i:i:)　　 V　匁Iト､'　/　　　　>‐-ミ__　　 ⌒　)ｲＹ⌒＼{
　　　 ｆ´ ⊂⊃ ｲ┐　ニニニニニﾆﾆ/　　 r≦ニﾆ{　y'　　　＼＼ とつ'゛　　　　(:.:.:.:.:/　/ >‐ｧ､　　　 _７　　　　　　　＿_/(＿／
　　　 ゝ---‐⊂ ⊃O ニニニニニ７　　 /ニニﾆﾆi_,＼　Y　　 ＼ ／ 　 ／　　　 ゝ∧:i〈/／⌒:i:.‐=ﾆ７　　　  )＼_,／ く>/〉♥
　　　　　　　 （.() ﾊ_） ニニニニニ′　 ,ニニニニ７u./`:.u.. 　 ／　　／i/　/　　 八　＼〉:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i州州  ＜=}}=〈〉　 r_/ (
　　　　　　 　 ￣ (⌒⌒)　 ニﾆﾆ7　　　'ニニニ>‐ {_/: : : : ::／^ア⌒ヽ/:.:./　　 ./　 ヽ　 }ﾆ=-　-=ﾆ州　　　   《{⌒》　=}}=〈〉＞
　　　 　 　 　 ‐=　＼／ ニニニ7　　　 {ニニ／_ノ'"ヽ --‐ ' ¨ /　　。　V/,　 　 　 　 j＼　) /　　７⌒　　　　 ) 　お　《{⌒》
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　　　　　　　　}‐=ﾆﾆ{｀¨´　　　u　 : {　　　　 ｀¨¨´　　　八;_:_: :／／`､　　　V/　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 )　}}　　《{⌒》＼_
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‐=ニニニニニニニニ７　　::　　　　　　: :　､ ／/ : : : ／/.:./: : :/｀¨¨´
‐=ニニニニニ＞'"´.７　　 :　　　　　　:　　　V/,: : ／　/.:./: : :/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【正気度】
‐=ニニニ＞'"　　 .ｲ7　,ｨ>:　　　　 　 :　　　　V/,'　　./.:./: : :/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-【1D10:4】
‐=ﾆ＞'"　　　 ／/i７ ノ7　:　　　　 　 :.　 　 　 V_: :／: : : : :/　　　　　　 _　--_  （￣￣ ¨７
　'"　　　　　 ////////　 :i　　　　 <ヽ　　　／//〉 : : : : : /　 　 　 _　‐=ニﾆﾆ}　 ￣７　/　　∧○○
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ニニニニニニニニニニニﾆ{//,ﾉ/////////ﾆ}h､ : :　　　　 　 　 　 　 　 　 V/,
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　影は。好き勝手にニアスの熱と尊厳を奪い去っていった。

　

3623 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 00:42:44 ID:Rr10qwxf

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二二二二二| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::|::|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　|:::::l:::::::::::::| |　 └───┘ |｜:::::::::::::::::::::
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | {＿＿＿＿＿＿_」 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ￣ 　 　 　 　 　 　 ￣

　

3624 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 00:43:28 ID:Rr10qwxf

　








　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ┌──────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │【ここは、３番出口です】　　　　　　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │１：３番出口から次へ向かってください　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │２：８番出口から外へ出られます　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │３：後戻りをしてはいけません　　　　　　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │４：戻ると０番出口からやり直しです　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │５：異変を回避することはできません　　　.....│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │６：なるべく正気を保ってください　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │あなたの正気度は【０９０】です　　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 └──────────────────┘








　

3625 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 00:43:50 ID:Rr10qwxf

　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .／
　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　||　　　　　　　　　　　　　　／|＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||　 　 　 .／
　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 【エッチな８番出口】　　　　　　　　　  ||　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　||＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.||　 ／　 　 　 .／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　 　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　 ／　　　　 　 .|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　艾艾　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　 |lili|　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　 |lili|　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　 ／ 　 　 .／|　　 　 　 .|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　／　　　　　|lili|　　　　 　 ‐┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　 |lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿u＿／　　　　　　　　|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　 　 　 　 　 ￣
　　　 ┌─--　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
　　　　|l　　　　|　　　　|￣　┐　　 　 　 　 　 　 　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　 　 　 ...-─┐
　　　　|l　　　　|　　　　|　　　|　　　|￣ |　 l≧　 　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　　 -┐..-┐　　 　 |::::::::::::|
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　　　　　　　　 .／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 人ﾆ'，　:　　　　 　 :{:.　∨}
　　 　 　 　 .／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⌒⌒ﾑ　 :　　　　 　 v　 ∨
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 }=≦ニニニ=‐=ニニニニ〕iト　　: : : : : : :.
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 :.-‐=ニニニニ≧=‐ ‐=ニ=‐-!　 ヽ:. :. :. :.}　}


　

3626 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 00:44:32 ID:Rr10qwxf

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿＿＿＿
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＞. :´: : : : : : : : : : : :｀: .＜
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 {: : :＞-―― -＜: : : : : : : :｀ ＜
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 , ｀´　　　 、　　　 　 ｀ ＜: : : : : : :ヽ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　 ＼: : : : : : ',
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　/　　　　 ヽ　　 　 　 ',　　　　 ＼.: : : : :',
　　　　　　　　　　　 　 　 , 　　 /　 　 　 　 ',　　 　 　 ',　 　 ', 　　､: : : : :,
　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　′ i　　　 　 ',_i＿　　　i!　 　 i　　　ﾏ: : : :}
　　　　　　　　　　　 　 /　 /　 i.　｜ {: 　 　 i ト､　　｀ .!　　　i!　　　V^i: :八
　　　　　　　　　　　　 ,　　′　i! ,斗　',. 　 　| |　＼　　|　　 :｜　　　レ /
　　　　　　　　　 　 　 , 　 |　　 |' / ＼ ＼ 　 N , --＼ }　　 ! | ､ 　 　V _＞､
　　　　　　 　 　 　 　 i　　|　　 |/ ´￣＼{ ＼{ ｨf==ミ､｀| |　 ,: |　} i　　 ∨　　＞　　　　　　　　本日はいじょーう！
　　　　　　 　 　 　 　 | 　 |　　 |ﾊ ,ｨf=x　　　　 　, , ,　 И /　|ノ　| ﾊ. 　∨　 　 ≧
　　　　　　　　　　 　 ,　 .八　　{ ﾊ , , ,　'　　　　　　　　/ /!　 ! 　 |　 ＼　∨＼{　　　　　　　　次で折り返しですね
　　　　　　　　 　 　 /　/　.ﾍ　 i!从　 　 　 　 　 　 　 / / ,　　,　　|　　 ﾊヽ∨
　　　　　　　　　 　 ,　 .'　　.∧　∨ゝ.　　 __　 ノ　-=彡ｲ/　 ,/　　 !　 　 |　V　　　　　　　　　　ではでは、まーた明日ー！
　　　　　　　　　 　 i　/　 ./　 ＼ {　/.＞'ニう..　　　イ＜__ ノ　　 八. 　 ',　 　＼
　　　　　　　　　　　| { 　 /　.イ..._ __У/=ﾉ丶 r‐'　　　　{/　 / 　厶....　　i　　　　',
　　　　　　　　　 　 ﾊ !　/ _,/_./ニニニﾆ{^Yﾆ} 　 　 　 /　 /　／..i　　　| ',　　　 .i
　　　　　　　　　　　　ヽ {　 　 {ニニニニ{ニ〉--=-=ﾆﾆ} 　 ／￣　｀ヽ.....|　',　　　.!
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヾ.　　 }ニニニニﾆ/ .／ニﾆﾆ/　／　 　 　 　 Y..ﾞ!　 ',　　′
　　　　　　　　　　　　　 　 _.ィi{ニニニﾆシ／ニﾆﾆ／‐'"　 　　　　　　 ,'　 　 } 　/
　　 　 　 　 　 　 　 　 ィi〔ﾆﾆ人ニニて／ニニニ/　　　} /　　　　　　/../　 /／
　　　　　　　　　　 ／ニニﾆ/　ヽニニ厶ニニﾆﾆ'　　　 /　　　　　　 /／ .／
　　　　　　　 　 ／ニニﾆﾆ/　/　､ニﾆﾆ厶ニﾆﾆ{　 　.,　　　　　　　 '　／
　　　　　　　　/ニニニニ/　 ′　ﾊニニﾆ厶ニﾆ',　 /　　　　　　, '/
　　　　　　　 ifニニニﾆﾆ{ 　 {　　{ﾆ∨ニﾆﾆ厶ニ',r'‐- _　　　 , ' /
　　　　　　　八二二ニニ{ 　 :.　　{ニ∨ニニﾆ厶/ニニニ＼ / ./
　　　　　　　　 ＼ニニﾆﾆ 　 丶.　{ﾆﾆ∨ニニﾆﾆ}ミニニニﾆ〉./
　　　　　　　　 　 ＼ニﾆﾆ 　 ノ＾｀ {ニﾆ∨ニニニ}ヽニﾆﾆ／_〉
　　 　 　 　 　 　 　 ｀`'ﾏニ'´ 　 　 }ニニ丶ニニﾆlニニ／ニ/
　　　　　　　　　　　　　 ∨ﾆ　　　 'ニニﾆﾆ＼ニニﾆ／ニﾆ/
　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽニ 　 /ニニニニニ￣￣ニﾆﾆ/　　　 　 __,,.. 　 -─ｧ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 Vﾆ__/ニニニニニニニニﾆﾆｨ′ _　ィi〔ニﾆ..-‐''´ﾆ}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }lニニニニニニニニニニ／}ィi〔ニ,..-‐''ニニニニﾉ


　

3627 ：名無しさん＠狐板：2025/04/08(火) 00:45:30 ID:indGU36v

乙

3628 ：名無しさん＠狐板：2025/04/08(火) 00:48:40 ID:Z9EDq3Jr

乙

3629 ：名無しさん＠狐板：2025/04/08(火) 04:19:56 ID:abtSR3zb

乙

3630 ：名無しさん＠狐板：2025/04/08(火) 06:05:27 ID:sCXCt3QY

乙でした

3631 ：名無しさん＠狐板：2025/04/08(火) 06:48:29 ID:ZgZUGGoU

乙でした

3632 ：名無しさん＠狐板：2025/04/08(火) 07:48:43 ID:7ougX7HV

乙です

3633 ：名無しさん＠狐板：2025/04/08(火) 19:18:12 ID:RPNIXgjp

途中１回は戻って０番に戻されるイベントあるんやろな

3634 ：名無しさん＠狐板：2025/04/08(火) 19:25:42 ID:9QxQN7X8

乙でしたー

3635 ：名無しさん＠狐板：2025/04/08(火) 19:41:31 ID:FxBHwKsI

乙でした

3636 ：名無しさん＠狐板：2025/04/08(火) 21:45:36 ID:vFMAuQya

乙

3637 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 22:50:27 ID:Rr10qwxf

　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣　　 ､
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　　　 　 　 　 　 　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　乂＿_∠二二丶、　　　　`､
　　　　　　　　　　　　　 　 ,.　　ｱ´￣｀ 　 ＼ ￣＼ 　 　 ∨
　　　　　　　　　　　　　.／ ／/　　　　　　 　 　 　 `､ ＿｜
　　　　　　　　　　　　./././ /　　　　　　　　　　 　 　 ﾏﾆﾚ
　　　　　　　　 　 　 　/|/ / |〈　 　 ﾄ､￣｀ヽ　i 　 |:　　ﾏ⌒　、
　　　　　　　　 　 　 ′i|　|　|∧　　jｋ==ミ　　; 　 | 　 :, '＼　 ＼
　　　　　　　　　　　i|　 |　|、　 　､ 　 _):ハＹ /　 ,:　　｜|　 ＼厂　　　　　　乙、コメントありがとうございます〜
　　　　　　　　　　　l|　 iＮ| ￣ ,　 ＼夊夕ﾉ/　 ∧　　 |　,
　　　　　　　 　 　 .八　| 个"　＿_ 　　""j/　 / _|　 　i|　′　　　　　　　　 それと、戻ってダイスの判定数を増やしたり
　　　　　＿__　　 / ｊ∧:| 人　　ﾏ⌒;　_,／　 /¨´i|　　.八　V/
　　　 /: j j j j＼　 / i| ＼( |＼　 ｰ′ア´.／　 _ﾉ　／　 　 ∨/　　　　　　　固定値で正気度の減少が加速したりはありません
　　 ./: くノ:ﾉ人 :∨　ﾉ 　 .>l　个ー　/ ／⌒>'" ∠|　　　 　 ∨/
　　 {: : : :＿_ノ_>┘/　,／__j　/[＿__j,/_／´ _／⌒＼
　 f厶ｲ厂　∠ﾉ_,∠／_r[／|/ ／　/^ｱ　／/　　　　 ∨/　　 　 :､
　　)___L斗ア´　__く￣ ＼　,／/　/|/{　/ ./　 　 　 　 |∨/　　 　 ＼
　 ,厂　　,　／￣　 ＼_∠.　-〈＿j｜i|,/　i|　　　 　 　 |i ∨/
／∧　 / /　 　 〇／⌒¨¨7 iＬ＿_|　　　 |　　__　　 　 |　∨/
　/ ∧ { j{　　　 厂＼　　 ,′　　　　　　　　 ｱ⌒ 、　　　　`､
i | /　i圦i{　　　 〉　　　　 i|　　　　　　 ／ ／　　　`､　　　　 `､
V　　 :,　＼　　｜　　　　 i|　　　　　 / .／/　　　 　 `､　　　　 `､　j
i|　|　 ‘，　.〕i=-ト　., 　 　 ＼　　 ／　/ ./ ∧　　　　ノ`、　　　　∨
i|　ﾄ､ 　 `､　j　　‘， ≧=---=≦ 　 ,/ .∧ | .|　　_／　　`､　　　　|
.乂　 ＼.　｀¨}　　 }!　 ＼　　　ﾘ /　∧〈　jﾉ ﾉ_／　　　　　　　　 _ﾉ"´
　　｀ 　 ＼|､.}　　 }!　　　　　 /,厶 '{　 ＼,_／　　　　　　　_,. ＜
　　　　　　j ﾉ　　O| 　 　 　 〈￣ 　 ＼／　　　　　　 ,. ＜
　　　　　　_j　　 _,人　　　　　:，　__厂　　　　　　 ／
　　　　　 ﾉ_　アニニ＞ ._ 　　 ∨⌒>┐j　　　　 (
　　　　　 厂/ニニニニニ＞　._j`弌_　｀⌒ー--:r’
　　　＿_j,∠ニニニニニニニニ＞､　}⌒=--弌┘
／ニニニニニニニニニニニニニﾆ:圦: : rく＾＼j＾!
ニニニニニニニニニニニニニニニニ＼:>: )_j_ノ＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3638 ：名無しさん＠狐板：2025/04/08(火) 22:51:16 ID:RPNIXgjp

ってことは０になることは無いけど50切ったらヤバイとかか

3639 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 22:52:48 ID:Rr10qwxf

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 r.: ´: : : : : : : : :≧､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞- ――- ＜: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{　　 　 ＼{. 　　}　 　 |　',　　　　　　端的に言えば、負けさせるための操作はないと言うことです
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　●　　　● 　　|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　　　　んじゃ、ひとまず初めていきまーす
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　ω　　　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',　　　　　
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
　　　　 　 　 { /　　　乂＿乂: : :ィ::::/⌒',:::＞- イ　　 /／　 }　/
　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
　　　　　　　　　　　　　 ｀￣　 {. {:/　　　 .',::} .}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　　　 　 ゞ/


　

3640 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 22:53:56 ID:Rr10qwxf

　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .／
　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　||　　　　　　　　　　　　　　／|＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||　 　 　 .／
　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 【エッチな８番出口】　　　　　　　　　  ||　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　||＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.||　 ／　 　 　 .／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　 　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　 ／　　　　 　 .|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　艾艾　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　 |lili|　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　 |lili|　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　 ／ 　 　 .／|　　 　 　 .|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　／　　　　　|lili|　　　　 　 ‐┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　 |lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿u＿／　　　　　　　　|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　 　 　 　 　 ￣
　　　 ┌─--　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
　　　　|l　　　　|　　　　|￣　┐　　 　 　 　 　 　 　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　 　 　 ...-─┐
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 :.-‐=ニニニニ≧=‐ ‐=ニ=‐-!　 ヽ:. :. :. :.}　}


　

3641 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 22:59:09 ID:Rr10qwxf

　　　 　 　 　 　 ,′　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　 i
　 　 　 　 　 　 ,′　　　　,′ /　　　　　　 ｉ　　　　　　　　}
　　　　　　　　 ′_　　 　 ′/ :! 　 　 　 　 | ､　　　 V,　　:}　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼人_人,_从人_人_人,_从,人／
　　　　　　　　′　　　‐-' ./,,__|　　　 　 　 |　＼ 　 _ V,,,, ′　　　　　　　　　 　 　 　 ）　　 　 うあっ！？　　　 （
　　　　 　 　 ,′　　　　 'メ 　 :|　　　 　 　_|　-‐＼　　V, ′　　　　　　　　　　　　  ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ﾍ
　　　　　　　　 /　　 　 '笊ﾆh､|　　　 　 　 |　　　__＼___V
　　　 　 　 　 /　　　　 '{{[　ο '，　　　 　 .|‐=ﾆア^^ ﾏ笊　　　　　　　　 　 ｉ
　　　　　　　　　　　 　 八≧=彡iト ., 　 　 :| ___j{___(_)_}jﾉ　　　　　　　　　　 |
　　 　 　 　 i　　　　　 ,′ `　　　 |　　〕iト¬‐‐　　‐=≦′　　　　　　　　　 | ｉ　　
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　　　　　　　　 ／ 　　　　　／∧∨ 　 　 　 >'゛　　{　　　　　 　 　 　 　 　 }/
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　　　　　　　　　　　　　　　　四度目。慣れたとばかりに踏み込んだニアスの足が深いところへ沈んでいく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　思わずこぼれた悲鳴はただただ驚嘆に満ちている。

　　　　　　　　　　　　とっさに伸ばした手は、階段の手すりをかすかに引っ掻くだけで身体を支えることはできなかった。

　

3642 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 23:03:23 ID:Rr10qwxf

: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.／: : : : : :＼: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 >'´:::::::::::::｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |:::::::::::::::::::::::::',
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 i|　　　　　　　',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　,　-―- ､ ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 レ'´　　　 　 　 ',
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　倒れていく。もがくように、天井を観た。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　手を伸ばしてなにかに触れようと、必死に虚空をかき乱す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――粘液に濡れた手が、空気を取り逃がしていく。

　

3643 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 23:12:38 ID:Rr10qwxf

　|::::::|､::::::|ﾊ:::::::::::::::::::::ﾍ:::::::::|　　 　 ＿＿＿＿　`〜､、::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　ﾍ::::|ﾍ::::::lハ::ﾍ:::::::ﾊ从ﾍ:::::::|　　 .,,ｨzzzzzzzzx､､.　　 　`〜､、:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　ﾍ:{　ヽ:::',.　　ﾍ::::l'　　 .ﾍ:::|　 .,ｧ''"´　　 ,､､､､`''ミx.　　　ヽ:::`〜､、::::::::::::::::::|￣｀＜:::::::::
　　　　　　ヽ',　　 ﾍ:|　　　　ﾍ|　〃　　 ,ィ:::::::::::::::::ヽ ｀ヾh､　　ヽ::::|::::::::::::::::::::::::|￣＞、ヽ::::
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ん:::::::::::::::::::::::ﾊ　: :ﾏミｧ　 ヽ|::::::::::::::::::::::::|　.　 ﾊ　V::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 {::::::::::::::::::::::::::::::}　　: :ﾏミ　　|:::::::::::::::::::::::::|＿＞ }　.}::
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 l'"⌒{:::::::::}⌒''ｶ　　 : :}ﾆ≧=-:::::::::::::::::::::::|　　　 }　 }::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ､__) ゝ-彳:o:./　　　:/ｱ　　 |:::::::::::::::::::::::::|￣＞.}　 }::
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　　 乂: `'===:彡′　　./′　　 |:::::::::::::::::::::::::|　　 /　/:::
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　　｀''〜〜''ﾞ　　　／　 　 　 .|:::::::::::::::::::::::::|　　/　/:::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 `＝＝====＝＝´　　　　　　|:::::::::::::::::::::::::|　 /　/:::::::
　　　　　　　 /|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::::::::::::::|／　./:::::::::
　　　　　　　/::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::::::::::::::|　 ／:::::::::::
　　　　　 　 ヽ:|!　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |:::::::::::::::::::::::::|／::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,'|:::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /_|:::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::　　　　しにたくな――――
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /:::::＼:::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::＼::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　沈んでいく。身体を包む粘液が生暖かく染み込む。

　　　　　　　　　　　　　　足が粘つく液体をかき混ぜた。肌にまとわりつく白濁が生暖かく、冷えた身体を慰める。
　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　けれど。安堵を覚える暇はなく、ニアスは徐々に徐々に沈み行く自分を自覚しながら涙をこぼし口を開いた。

　

3644 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 23:19:28 ID:Rr10qwxf

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 {￣{　 ＿_◯◯
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　 | (＿_＿__）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '|'ｰ 、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 |　＿＿___
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!　.､ヽ　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _　　　 　 　 　 　 　 　 　 ',__:{（＿＿___..ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 !　 !　ｌ　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 {. ..｀'-、　　　　　　 　 　 　 　 {￣{__}￣}＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　!　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　.＼　　　　　　　　 　 　 ：　 ロ　 ロ :}
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _＿＿＿＿__ ./ 　,i′/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　 ､ .ヽ　　　　　　  r―― V ￣}_ノ￣
　　　　　 　 　 　 　 　 _,,　ｰ'''"´　　_．　　　　｀ﾞ''┐　/ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｌ　 .ヽ ｀'､　　　　　　 ¨_フ　／
　　,,..,,,,_.　　　 .._..-'"´　　　._,,,..　-'゛　　　 .__,,,..／.／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｌ　　ヽ　ヽ　　　　 ∠ __　 ＼/￣/
　　＼　 .｀',, ‐″　　 _,,..-'"　　_,,.. -‐''ﾌﾞ´　., ‐ ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｌ,　　 ｌ　 ヽ　　　　 /　　ヽ　}
　　　 ﾞ ／　　 ,, i‐'"゛`　,..-‐ﾞ´　　 ./　 ､,／,／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｌ　　l､　 .ヽ　　　乂_○_ ノ　/__
　　.／　　　　../ 　.,..-'´　　　　　./ 　,/" ./　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｌ　 ! ヽ　 .ヽ　　　　 /　γ　　 Y¨ヽ
　/ 　 ./ 　 .／.,／゛'､　　　　　 ./ 　./.ｒ　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,..-‐'"ﾞﾞ´ﾞll.　|.　 ｌ． .ヽ　　　 ｛＿___ノ＼___,ノ
"　　./ 　 / ,./ 　.L　 ｌ　　　　 /　 ./ .l　.!　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｌ ＼ 　　　　　　　　　 ／ 　.／　 /　!　　　.!　　　　　　　 。-―ｚ。
　　/ 　　／　 ｌ　　ｌ　 ﾞL　　　.!　 ./　lﾞ　!　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　ヽ　　　　　　 .／　.,.-'〉. ／ 　　.!　　　!　 .，　　　 　 　 つ　 ）
..／|　　/ 　　　l　　!　　ｌ　　　|　 .!　 ′.|　　　　　　　　　　　　　　　　 ｌ 'i　ｌ　　　　　./ 　 / 　ｒ'"　　　　│　ｌ .,!　 .ゝ　　 　 　 　 ー ’
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　 ! /　　　　　　l　!.､　.く_　　　　　　　　　 ｀ﾞﾞ'''ー ..,,_　　　　　　　　　　│｝ .｝　　　.l . / │ !　 　 　 　 　 !　　ｌ.ｌ|,　　　　 　 　 ＼　　／
　.ﾞ/　　　　　　 .!　! ヽ　 i ｀ﾞﾞ''''―- ..,,,_ 　 　 　 　 　 ｀ﾞ''ｰ､、　　　　　 . l.从 .l　　　 !│　.|　!ー───_" ｝　　.! .!　　　　　　　 　 Y
　 ｌ　　　　　　　l　　 、　 !　 ｌ　　　　　 .ﾞiﾞ''ｰ ､,　　　 .＼　　｀''-、　　.／/ l| /　　 ,､.!.′ .,!　!　'';;_,ﾞ,ﾞ¨''''''ｰlﾞ　　 | . ｌ
　,!　　　　　　　l　 t│　 |　/ .l　　.| .、　!　　　｀ゝ､　　　＼　　 . ＼ ゛　　 ./ 　.／._,..!　 | 　　ｌ´゛　 .￣ﾞﾞ''' |　 | .;|　 !
　!　　　　　　　l　　.!.l　　! /　.|　 ././ 　lﾞ　　　.,、　.＼　　 ヽ　 '-,　.＼　./ 　　｀ﾞ´　 .ｌ　.l　　 .ヽ　　　　　│　! |,!
.│　　　　　　/　　 ,!|　 .l./　 .| ./ ./ 　 l　　　/ !　　　.＼　 .|,　　.ヽ　 .ヾ　　　　　　　 ｌ　l､ 'i　 .ヽ.　　　　.!　/ lﾞ,!　 l,
│ 　 　 　 　 !　　 ./ 　 /　　 ﾚﾞ，′　.l　　　!　|　　　.／＼ .!ヽ　　ヽ　 . ｌ　　　　　　　ヽ !ヽ.ｌ-､　＼　　 .l　/ .!
: ! 　 　 　 　 !　　./　　./　　/ 　|　　　|　　 /　 |　　/ 　,- .ヽ.ｌ. ＼　 ﾞ‐　 .ｌ,　　　　　　　ﾞ'/ .".ｌ . ＼ .＼. ,! /　「
. |　　　　　　l　　 l　　 /　 ./　　.l　　 .,!　　 |　　!　/　,r,!　　 ヽ　　ﾞ‐　　　 .ｌ 　 　 　 　 　 ヽ　.ヽ　　ｌ-　,! .lﾞ
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　　　　　　　　　　　　　　――――はたして答えるように、ニアスの沈み行く身体を絡め取る物があった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただし。救いの手という形ではなく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さながら、罠にかかった獲物を締め付けるように。

　　　　　　　　　　　　　　　肉色の触手が粘つくん白濁液の中から、ニアスへと押し寄せていった。

　

3645 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 23:24:15 ID:Rr10qwxf

　
　　　　　 　 　 　 　 l ／ ゛ ,,／ ._..-'"／ 　.‐ﾞン/"　　./ 　 ,／ 　/ /　　　　 !　//　 ./ 　.／ ,／　.／　 _..-''/　. ／
　　　 　 　 　 　 ,／゛ ._． 'ﾞ,..-'"　 ／ .／ .／./ 　 / 　　／　　 .ゝ│　　　　!　i|″ ./ 　/ .／ : .'".._..-'"　 ./ ./ 　 ,
　　　　　　　 ／　,ﾉ'"　/ |゛　　　/ 　,ﾝ ／　/　|ヾ　　 / . l　　 ./ │　　　./　,,ﾞ" ./ . /　_i＿_,..-'"　　　 ./　" -'"..,
　　　　　 ／ .,..-' ／ .- ./　　　/　r'゛／　　!　 .'､..　 ./ 　 !　 ﾉ　　l　　　./ 　ｌ　./ . ,/'"゛ 　 .、.｀ﾞ'''―- ニiy -ｰ''"
　　　　／.,／..-″l　./ / 　　 /　/.／　　　!　　│　/　　│ 　　　,!　　,i'ﾞ　‐' ,,│ / `-..,‘ﾞ.'.''.''''".'へ、 .',ﾞ.._ ,,.._,,..-=
　　　/ 　,／　　　l .'ﾞ,ゞ　　　│ ／　　　　.!　 ．.′ !　　　l　."　　!　./ . /　／　″　　　.｀''ｰ　____　　 ゛."　　　　 .__
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　　　　　　.,  ヽ,V /　　" ."　／^ヽ　　　 ｌ　　、　/　　　 |　　/ 　　　　　　　 ,／　　　レ".,..-'".／　./ 　 ._／´ _..‐ ,i
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　　..／　　　  く／/ (￣　　 .<_ -‐-,ヽ,　[][]｢| ./　　　　 　 　 　 　 　 　 / 　 : ﾞ　 ,／　　　 ./ 　 .,.. |″ ,/　　.／ ,
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゛　　　　　　 .／　.　  ￣　　　　　 ￣　　　 "　　　　　　　　　　 　 　 / 　._./ ./ 　　　　　　｀゛ ／ 　,ｒ'"゛ ,./ 　 l　.,i'
　　　　　 ／ 　,／　　　　　　　／　,..-'"　　　　　　　　　　　　　　　/　.,,　.／　　　　　 _,, ‐'´　 .,／''シ'^/　.,r'｝./
　　　 ,／　 ／ 　　　　　　　　 ﾞ‐'″　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 { 　　/ 　_,,,.. -‐'''". _... _... ‐ ／ ゛　 ｌ　/　′ ./
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　　　..／　　　　 .／ﾞ ／　 ／　　　 ／ 　　　　　　　 .,．　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ _..ｯ‐゛ ./ ヽ,V /　　" ."　／^ヽ
　 ,／　　　　 .／ ／ 　 ／ 　,,．.／　　 　 　 　 　 ／　　　　,　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ .ﾞ / 　／　　 /∠-‐¬,　<／/ /＿
-"　　　　 ／ ,／　 ／　　／／゛　　　　　　　 ,／　　　　／　　　 　 　 　 　 　 ,．　　 ._..-'"゛　／ .,／　　　 く／/ (￣　　 .<_ -‐-,ヽ,　[][]｢|
　　　　／ ／ 　 ／ 　.／.／　　　　...　　　 ／ 　　　 ／ 　., 　　　　　　　　 ／ 　　／゛_./ ..-'",..-"　　　　　　　 ヽ,'¬,　　　　 ( <l /　　 //
　 . ／ ／　 .／　 ., ‐.／　　　　 ／ 　 .,／　　　　／　 .／　　　　　　　 ,／　　　 / .-',ﾞ　ｰｰ"゛　　　　　　　　　　　￣　　　　　 ￣　　　 "
.／ ／ 　,／　 .,／／　　　　 ／ 　 .,／　　　　／　 .／　　　　 _.　　 ／ 　　　　.l,__ｒ'"
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　　　　　　　　　　　　　　　　天井がほどける。壁の隙間からにじみ出る。粘液の底から湧き上がる。

　　　　　　　　　　　　四番出口に通じる廊下のあらゆるところから現れる触手は、餓えた獣がそうするように。

　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスへと押し寄せ、彼女の身体をあっという間に包みこんでいった。

　

3646 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 23:31:11 ID:Rr10qwxf

　

　　　 　 　 　 　 　 　 　 _､､ -‐……‐-　 _ 　 　 　 　 　 　 |
.　　　　 　 　 　 　 ＞''”　　　　　　　　　　 ”''＜　　　_＿ノ し 　／ ／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/|　　　　　　　 ＼　　　　 ∨
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　 |　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　/,　　 　|　　 　 |＼＼|　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿）　　　　　　　　　 　 　 　 （＿＿
　 | 　:　　　ｌ　 　 　 　 　 ≪¨丈竿ミ |　　 　 |　 ＼| 　 　 |　　　　　　　　　　　  ）　　　いやああっ！！　　 （
　 |　 :　　　|　　:　　　 　 (__｝h､｀二"⌒ﾆ-_　|　 　 | 　 　 |│　　　　　　　　 ￣￣）　　　　　　　　　　　　　　(￣￣
�U|　 |　 　 |　　| . 　　　　 |/／/／/／/／〈 芯x　| 　 　 |│ 　 ：　　　　　　　 ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
│|　 |　 　 |　　| .　　　 　 | /／/／/／/／ Vゞ'》っ　　 │|　　 ；
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│|　 l 　　人　 | | 　 　 　 |　　　/.:.:.:.:.l　　U 　///|.　　 /　　　
│|　 l＞'”　 ＼| l　 　 　 │　　｛⌒Y:ﾉ　　　 ム'/,'|　　/
＞''”　　　 　 　 N　 　 　 │　。 ゝ イ　 　 ／⌒∨|.　/　｡
　　　　　　　　　 /＼　　　「- _　　) (　_､-⌒　　　N. /
　　　 　 　 　 __/___. .＼　 |:: :: :＞し＜　　　υ　　 |/　　　　　ｏ
　　　　 　 ／　　 　 ＼:.＼| ／ｉ{　　｡　　　　　　　 /
　　「￣厂⌒＼.　＼　 ＼イ　 U　　　　　○
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　二度目の悲鳴が上がる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただ純粋な嫌悪から湧き出た声は、けれど長くは続かず。

　　　　　　　　　　　　　　　　　その口腔は、喉奥まで貫かん勢いで肉色の触手に埋め尽くされた。

　

3647 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 23:31:28 ID:Rr10qwxf

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ┌───┐
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└───┘

　

3648 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/08(火) 23:31:46 ID:Rr10qwxf

ちょっと早いけど、区切りが良いので中断してご飯タイムしてきまーす

3649 ：名無しさん＠狐板：2025/04/08(火) 23:32:48 ID:Z9EDq3Jr

一旦乙

3650 ：名無しさん＠狐板：2025/04/08(火) 23:33:35 ID:indGU36v

乙

3651 ：名無しさん＠狐板：2025/04/09(水) 00:03:37 ID:BtMS5yxf

いったん乙ですー

3652 ：名無しさん＠狐板：2025/04/09(水) 00:19:22 ID:F1CHLPHm

一旦乙

3653 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 00:22:27 ID:b6KHXbte

再開していきまっす！

3654 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 00:26:45 ID:b6KHXbte

: :｀`〜､、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ／: : : : : : : : : : ＼: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :／: : : : : : : : : : : : : : :＼: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : :｀`〜､、 : : : : : : : : : : : : : : : : : : :-―-　、 : : : : : : : :／ : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ／　　　　　 　 ＼ : : : ／ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :｀`〜､、: : : : /　　　　 　 　 　 　 ヽ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀` ,　　 　 　 　 　 　 　 　 ' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼: : : : : : : : : : : : : : : : ､､〜`｀
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: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l　　 　 　 　 　 　 　 　 .l.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼: :､ ＿_/(＿／
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　　　　　　　　 乂＿乂__}乂◯ﾉ_,}　　　　　　　 〈 　 /　/　　| 〈沁　 ｛二≧ﾌ　　　　,:｛　　　`　　　　　　”'<　　 ｀ヽて
　 　 　 　 　 　 　 　 　 。-―ｚ。　　　　　　　　  V/　/　∧l|　〉沁　 V:i／　　　 　 {i八　　　　U　　　　　　＼　　 }（＿＿
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 つ　 ）　　　　　　　　　 V / . 〈　V/:i:〉:沁 ／ ＿ 　 　 　 W沁､　　　　　　　　 }　　 ＼＿￣￣￣
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ___ ー ’__　　　　　　 ；； 　 V∧　V〈:i:/＞''"~￣　　　　　､　W:i:沁､　ｎ　　 　 　 厂　　　　　＼＿_
　　　　　　　　　　 {￣{(＿__　　＿）　　　　　　 　 　 V∧　 ／　　 　 　 ｎ 　 U　　＼W:i:i:ｉ沁」ﾊ　　　　 √　　。　　 /:i:i:i:i:i:＼＿＿
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　　　　　　　　　　 |　 |　￣ |　|￣　　　　　　 {:i:i|　　厂｛_　　　 　 　 　 ﾉ沁　　　　　　 ＼:i:i:i:}:i:i沁　 ‖　 _､-ﾆ‐＜{　　　　):i:}ム:i:i:i:i:/￣:i:i＼
　　　　　　　　　　 |　 | , -=‘　ヽ_　　　　　 　 {:i:i{ ／:i:i/ﾉﾊ　　　＿__／:i:i:i:ﾉ　「{　 　 　　__〉i:ﾉ:i:i:i:i:}　/＼⌒＼:i:i:i:i:i:i＼　／:i:ｉ:}:i:i:}:i:i‖:i:i:i厂￣＼
　　　　　　　　　　 ',__{（ ○　ﾉ、　.)　　　　　  ﾉ:i:‖:i:ｉ:/:i:i:i:i:}_､-ﾆ:i:i:i:i:i:i:ｉ／　　 V≧==≦:i:i:i:i:)⌒ﾚム′u ＼　 V/:i:i:i:i:i:Y:i:i:i:i:iﾉｉ:ｉﾉ⌒{:i:i:i｛/ 〉:. :.∧
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀¨ 　　¨´　 ＼　　/:i:i:‖:i:ｉ/:i:i:i:i／:i:i:i:i:i:i:／￣￣ア　　”''＜:i:i:i:i:､ィ:i:ｉ:ｉ:{:i:i:iﾑ　　　 　 ﾉ:i:i:i:i:i:i:ｉ:|:i:i:i:i(:／:i:i:i:八:i:i:i:V:i:i:i://∧
　　　　　　　　　　　　  (.'⌒Y⌒｀)　 :i:i:ｉ:>/:i:i:i‖:i:/:i:ｉ:ｉ:/:i:i:i:i:i:ｉ:／:i:i:i:i:i:／⌒Y　　　　｀¨} { {:i:i:i:iハ:i:i沁､　__／⌒Y:i:i:i: ﾉ:i:i:i:i:i:＼:i:i:(:i:i:i＼:i:i:i:i:〈/ /'∧
　　　　　　　　　　　　　＼　　／　　 :i:i:／:i:i:ｉ:ｉ{{: /:i:i:ｉ:ｉ:{:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:i:ｉ:／:i:i:i:i:i:i|　　 u　 　レｲ:i:i/￣＼:i:i:}:＼:i:i:i:i:i:iﾉ:i: イ⌒＼:i:i:i:i:＼:＼:i:i:i:＼:i:i:ｉ:〈⌒＼，
　　　　　　　　　　　　　　　Y　 　 　 :i/:i:i:i:i:i:ｉ:八{:i:i:i:i:i:ﾉ:i:i:i:i:i:{:i:ｉ:ｉ:／}:i:i:i:i:i:i:i:ﾉ〉　　_､-ﾆ:i:i:ﾉ:i/＼____ﾉ:iﾉ:i:i:i:V/イ:i:i:i:ｉ:ﾉ 　 　 ＼:i:i:i:i:＼:)＞‐=≦:i:i:＼　 ＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｛:i:i:i:i:i:i:/:i:i:＼_／:i:i:i:i:ｉ:ｉﾉ::イ:i:i:ﾉ:i:i:i:ｉ:／/　 ／:i:i:i:i／:イ:i:i:i:i:＼＜:i:i:i:i:i:i) 八｀¨´　　　。　　V/:i:i:i:i:(:i:i:i:i:i:i:i:i:＼:i:i＼　 ＼
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　　　　　　　　　あれほど遠かった天井を間近に眺める眼差しは、しかし切れかけた電灯のように明滅を繰り返す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　喉から溢れるのは、快楽とも苦痛ともつかない大絶叫。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　獣が断末魔に上げるのにも似た音色だ。

　

3655 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 00:36:09 ID:b6KHXbte

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼人_人从_／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ）　　／ （
　　　　　　　 _｣L�廊｣_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜.　／|　　 ＞
　 　 　 　 ／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ） ｰ',―ｧ（
　　　　　/:i:i:i:i:i:i>''"⌒＼:ﾊ　 　 　 　 　 　 　 　 ＞''"~￣~ﾟ"''＜　　　　　　　　　　　 ＜　　 ',　　 ＞
　　　'　‖:i:i:i:i:i(　　　　　)::}　　　　γ^)　　　／　　／　 　 　 　 ＼　　 　 　 　 　 　 　 ）.(⌒⌒).（
　 　 　 {{:i:i:i:i:i:i:i:＼　 　 (_ﾉ　　　／　　　　　　/　/　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＜ 　＼／　.＞
　　u　　W:i:i:i:i:i:i:i:i:ﾊ　､　　 ｀¨¨´　　n　　/　/ ∨　　　　/　 /　　　　　　　　　　　　 　 ）　　／ （
　　 　 　 寸:i:i:i:i:i:i:iﾉ　υ　　　　　　　　 /　/|�_|　　 ｀¨/￣/　　 , :|　　　　　　　　　 ＜.　／|　　 ＞
　　　　　　 ﾏ:i:i:i:i:i:沁､　　　　　　　　　/　/:::|: :, ⌒＼ぅ苡≫ 　 /　| |　　　　　 　 　 　 ） ｰ',―ｧ（
　　　　　　　)＞''`｀　￣~"''+､　　u 　/／ .:::ﾊ　　　　 : : :/　　／　 | |　　　　　 　 　 ＜　　 ',　　 ＞
　　　　　　 '´　 　 　 　 υ 　 ＼　　　／￣V八 「::) _､イ＿／　　厂￣＼　　　　　　　  ）　　あ　（
　　　　 　 ，　　 }　　　　　　　　 ＼／　　　{ ＿｀¨´／　￣＼　 ｛:i:i:i:i:i:i:i:iﾊ　　　､　 ＜.　　 つ　 .＞
　 　 　 　 { U 　 し　　　　　_､ -‐━‐-　,_ノ 　　　/　 　 　 　 V∧／￣V/}　　　υ　　 ）.(⌒⌒).（...
　　　　　八　　　　　　. . ／　　　＿＿　　　 　　 ::　　　。　　 」∠⌒　　∨　　　　　 ＜ 　＼／　.＞
.　　　　/:i:i:i＼　　. . . . /　　　／:i:i:i:i:i:i:＼　 `､　: : 　　　　／:i:i:i:i:i:〉　。　ﾟ，　　　　　　 ）.(⌒⌒).（ :　　　　　　 　 　 ＿
　　　 /:i:i:i:i:i:i:i:i>､. . .:‖　ι (:八:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:＼　}/⌒`､　　/:i:i:i:ｉ／⌒〉　 　 }　　　　　 ＜ 　＼／　.＞　　　　　　　　 /　 _）
　　　｛:i:i:i:i:i:／　　｀¨¨{　　　　＼_＞‐ミ:i:i:i:i: ∨. .　. .｝　 {:i:ｉ:ｉ/｛　 　 ｝　　 }　　　　　  ／"⌒Y⌒｀＼　　　　　　　  /　/○○
　　 　 V:i:i:(　　　　　　ﾟ，. .　　　　。　　):i:i:i:i:i:} . . ／^'， 乂八｛　　/　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,' . ,'
　　　　 ＼:i:)　　　　　　{＼ . .　　　　／:i:i:i:i:iノ ／: : : :‘，　 ⌒)L /　　 ‖　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　/
　 ﾄ､_人_,イ 　　　　　＿｝ ｌ ＞ -- ／:i:i＞イ ／＼　: : : :ﾟ，　　 ／　 　 ‖　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i{　乂＿ﾉ￣｝
　く　.七_　7　　　 ／:i:i:i:} :{　　u　(_(￣ . . ∠:i:i:i:ｉ:ｉ:Y　 : : ﾟ，.／　　＿_‖　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ。＿ {￣{__}￣}＿
　　| (乂 ）|　 ＞''〔:i:i:i:i:i:i} :{　　　　＿､､､-ﾆ:i:i:i:i:i:i:i:ｉ} 　 : : ‘，_､-ﾆ:i:i:i:i:i:i:＼　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 r―――┐...ロ　 ロ :}
　　|　　あ.|　＿､､>:i:i:i:ｉ:} :{　 _､-ﾆ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∠＿　: :_／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i沁,　　　　　　　　　　　　　　　　　　¨_フ　／ V￣}_ノ￣
　　| 　/　.| ´､　 　 }:i:i:i:ｉ} :{／:i:i:i:i:i:i:i:i:＞''"~￣　　　 ￣「:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:／⌒V/:i:i:ｉ}　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ∠ __　 ＼ r―――┐
　　| ./｀し.|　  ＼_ノ:i:i:i:八/:i:i:i:i:＞''”:. 　　　　 　 　／⌒ ＼:i:i:i:i:iて |　　V/:i:ﾉ　　 　 n　　　　　　　　　　　　　/　　ヽ　} .¨_フ　／
　　|　　つ.|　 　 ｀¨¨¨´ ‖i:／　　　　､　　　　　σ　　　　　｀¨} 「⌒ヽ 　∨(　　　　ノ　　　　　　　 　 　 　 　 乂_○_.ノ∠ __　 ＼
　　）(⌒⌒)　　　　　 　 {{ ｛＼　　。　 `､　　　　　　　 　 　 　 } {　 　 } 　 乂ﾆつ　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 r―――┐/　　ヽ　}
　ノ.　＼／､　 ﾆ- _　　　乂)⌒　　　　　 ＼}　　　　　　　　　　し　　　}ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ¨_フ　／ .乂_○_.ノ
　￣｀v-√:i:i:i:i:i:i:i:i:＼　　　 ‘，､　　　　　　}　　　　　　U　　　　　 　 八　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∠ __　 ＼
　　{:i:i:i:i:＼:i:i:i:i:i:/⌒V}　υ　 ﾟ， : .　　　　ﾉ　　　＿　　　　　　　 　 ‘　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　ヽ　}。―ｚ
　　{:i:i:i:i:i:i:厂"'＜¨¨´ﾉ　 　 　 ‘， . .:. .　‖､-ﾆ￣:i:i:＼　　　　　　 ∧　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 乂_○_.ノ　,つ　）
　j八:i:i:i:i‖　　　 ｀¨´　　　　＿ﾉ⌒￣ ／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:)　　　　　 〈:i∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ー'’
　(:i:i:｀¨／　　　　。　　　／:i:／ 　 　 /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:／　　　　　∧:iV∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (.'⌒Y⌒｀)
　 ｀¨¨´　　　　　　　　 /:i:i:i/　　u 　/:i:i:i:厂￣⌒¨´　 　 　 u　∧:i:i:i:i:i:i:＼＿＿　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　絡みつく触手は無数と言えるほどに多く、また途切れなく長い。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　冷たく固い肌の怪人。狸の置物。そして、冷たい風をまとった影。

　　　　　　　　　　　　ここに至るまで相手した――雄と、暫定的に表するしかない怪物――とは、一線を画する。

　

3656 ：名無しさん＠狐板：2025/04/09(水) 00:36:24 ID:F1CHLPHm

思いっきり突き上げたな

3657 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 00:41:06 ID:b6KHXbte

　

　　　　　　 ヽ　　.|　　 .：　　 ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`┐　　＼ .,,-￣￣　　　　　　　　,, ｰ￣￣￣ｰｰ,,、
　　　　　　,./ 　　′　 .′　 ″　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｌ　　　 `lﾞ 　 　 　 　 　 , .,./ '"　 　 　 　 　 　 ｀
　　　　　./　　　/ 　　 .'i　　 ヽ　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ　　　.!　　　　　　 .,./'´
.ヽ、　　.l′　 ./　　　　 .ヽ　　.ゝ　　　 　 　 　 　 ..−‐''' ".'-､　　　　　＼　 .!､　　　　　　ｌ′
　 .ﾞ、　　ｌ　　　＼　　　　 |　　 .ｌ 　 　 　 　 　 , ヾ　　　　　　 .＼.　　　　 ゝ　./ .'く．　　./　　　 　 　 　 　 　 　 ,／゛
　　 ′　 .ヽ　　　/ 　　　.lﾞ　　　!　　　　　　 ,i"　　 　,|、　　　　 .ヽ　　 ,, ﾕ,,..″ ,ﾉ--'"　　　　　 　 　 　 　 　 / 　.,-
　　 . ｌ　　 .ﾞ;;　　 ./ 　　　.!　　　.|.　　　　　 /　　 .,i''"　｀'l,　 ､　.> .ゝ　i,ﾞ／<''''"゛ '、　　　　　　　 　 　 　 　 ,iン‐'￣
、　　 .ｌ　　　ゝ　 .ヽ　　　 .ｌ　　　.ヽ　　　　 .|　　 ."　　　 .!　 '∨ヽ./　　　　.!、　　 .ｌ　　　　　　　　　　　／´　　 .,.. ．
..ﾞ>　　 .ヽ　/ 　　 / 　　　 .ヽ　　　ヽ　　　　；　　i′　　._."''ッ-‐._″　　　　 .ヽ　　.,ｼ‐.''-､、　　　　　./　　　／ﾞi
　ﾞ､　　 .,ｱ　　　 lﾞ　　 　　　　ヽ　　　ヽ＿_ /　　.!.-''.ﾞ.゛　　 .ｌ 广一.- ..,_　　　　/ .　　　　　ヽ　　　　/ 　 .／'i　│
　 .ヽ.／　　　 ,./ 　　 .'┌┐　 .＼　　　　 .'″　　,!　　＿＿ .ゝ‐　　　　 .｀'-､,."　　 , べｯ.　 ..!．　 ./　　 /　 i　 ."
　　 |　　　　,i'ﾞ,､-- 、 ./　/ 　　 .｀^'-..,,,　　　_,／ , ‐″　　 ＾"'‘ﾞﾞ''- .,,,、　/ 　　.,,┤　 .ヽ〉　　；　 |　 　 |　　.!　 .ｌ
　　.|　　 .'..''"゛　　,,,,ゝ .／　　　　,, -┬"￣´　,,〃　　　　　　　　　　　, ''"　　 ./ヽ,.ヽ　　 .〉　　.ｌ. ..|　　 .ｌ　　..ｌ　 .ヾ,
　　.ｌ 　 　 　 　 　 ,/.イ゛　　　 ／ 　/ 　　　, へ､　　　　　　　　　　　/ 　　　　″　ヽ`-､　.ｌ　　 .l"'l　　　.!　　 ＼、
　　..ｌ　　　　　　　゛ ._ﾉ　　 _／　　 /　　　./ 　　｝　　　　　　　　　　 ヽ　.,．　.,./ 　　 ヽ, `ｰ.ｌ、　 ヽ|　　　.|、　　/ `'
　　 /''―-.ｰ ──"　 .／゛　　　.．|　　　.ﾚ　　 .､　　　　　　　　　　　 川∴‐゛＼　　　 .ヽ　 ﾞl,　　 ﾞ'-､　 / `'-/
　　.ゝ　　　!　　　　　'″　　　　."　､　　　.ゝ　 .,ﾉ　 　 　 　 　 　 ,,-ー" l　　　　.ヽ　　　 .|　　ヽ　　　 .＼./　/
＼丿　　 /　　　　 .／　 _.. ..,, .,ﾞ　　.＼_____-‐´　　　　　　　　　　""''''"　　　　　　 ｌ　　　│　　｀-ト､　　　｀￣￣￣
　/ 　 　/　　　　 ,./ 　 　　　　 , .｀i.／,..-''′　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｌ　　　 ｌ　　　 .iﾞ　＼,
″　　./`'､　　　lﾞ　　　　 　ヽ..-←'" /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　ｌ.　　 ..!　　　｀ﾞ''＝ｰｯ−
　　　./　　｀'ｰ ..L　　　　　　 .Ｌ＿__イ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 !　　　 ｌ.　　 ﾞ-　　　　 .ヽ ,!
　 ._ﾉﾞ'ｰ..,,_　　　 ｀-、　　　　"　./　/ -.‐ｰ.'.'."´￣｀ﾞ"'ー….' .‐､　　　　　　 　 　 　 　 ｌ.　　　.ｌ.　　 ヽ、　　　　 ｌ!､.
／゛　　　　｀'､.　　　.｀'ｰ．.＿＿､-''ﾞ　　　　　　　　　　　　　,.. ． ┴-.,,_　　　 　 　 　 　 !　　　 ヽ　　　 ｌ　　　　 .ゝﾐ
　　　　　　　　゛---､,,、 　 　 　 　 　 _._._,..-'''"゛￣￣,,ッr'"　　　　　　 ｀''ｰ､,　　　　　　!　　　　冫　　 .ヽ
　　　,＿‐ '''''v'" .,,ﾞ;;，　　｀ﾞ".''ー─"　　 　 　 　 　 /　　　　._.__,,,,_　　　　　｀ﾞ''-、　　 . ｌ,　　　 .>　　　 . ＼
　._ｉ'゛　　　　　ﾞｭ″　　　　　　　　　　　　　　　　　,,ﾉ　　 . ／　ｌ　　 '!Ｔｰ-,,.　　　 ﾞl、　　 | 　　 ./　　　　　　｀ｰ─
./ 　　　　＿--′　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,／　　　 /　　　../ 　　l、　 ヽ.　　　ヽ　　/　　　│
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　　　　　　　　　　　　　　　　　人としての姿。あるいは、ニアスが理解できる外面を持っていない。

　　　　　　　　おぞましい触手はそれがいずれかの生物の一部であれ、そういう群体であれ不気味極まりないものだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　虫に集られているような心地で、ニアスの背筋を怖気が走り抜けていく。

　

3658 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 00:44:29 ID:b6KHXbte

　　 　 　 　 　 人
　　　　　 〈＾＼/.〉＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 __人_/＼／{_
　　　  /ーヽ　./　　／{　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　_|___ l l　＞
　  _／.　　　∨　／　 ,〉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　)　　|_ ,　　（
　  ): 　　／{　／　 ／(＿_,　　　　　　　 　 　 　 _｣L���廊｣_　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＜　 (_乂　)　 ＼
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　  }／|　|_ 　 　 .|/ / 7―[l[l  ﾆニﾆ　/　　　　 /{　　　　　　　　　　　 Vﾆ/　　 　 |ﾆﾆﾆ|　 ＼人_人从}　　　ツ　　ｒ'~
　　 }　|_/└―[l[l ./ /￣/ /　 ヽ,乂　'　　ｉ 　 　 　 　 　 ｉ､　　　　　　　 V 　 　 　 |ﾆﾆﾆ}　 　 ） ｰ匕ll　　 (⌒⌒)　{
  ＜　 / /￣/ /　l_/　 / /(＿　 ￣ｉ　　 | ｉ　′,i　　 　 l ﾟ｡ｌ　　　　 　 .′　　　　 }ニ／　 ＜.　(乂 ）　　 .＼／　 ＞
　  ,) 〈_/　 / /　　 　 / /　／　　　 |　　 | |/　　l　　 ￣l￣|　　　　　.:′　　　　　′　　　　　）　　ツ　（.~⌒Y⌒~＼
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　/  (｀ヽ/〉 .〈/　　 〈＼／〉⌒ 　　　|　　 i ｉｉ/／/ｉ/／/／u|　　　|　{ﾟ，　　　 　′　　　　　＜.　ｰ匕ll 　＞
　{ﾆｒ＼,/⌒Y⌒V＾Y＼／  ∧　　　|　　 |八 　 　 .,, __　　 |　　　ﾚ'ﾞ　 ，　 　 ∧　　　　　　　 ）..(乂 ） （
. 乂_ノﾆﾆ}　　 　 　 {ニl}　./ ∧　　 |　　 ／ ＼ 　 { : : 〉　イ　　/⌒ 　 } 　　/　ﾟ，　　　　 ＜.　　 ツ　 .＞
-＜ﾆﾆﾆ/　 　 　 　 V八　 ./ ∧　 ll　／　 ＼〉｀　{,,ン‐ﾆノ _､-''"~~~ﾟ"''＜ {　　‘，　　　　　 ）.(⌒⌒).（
ﾆﾆﾆニ/　 　 　 　 　 Vﾆヽ　/　 ヽ八(　　　 ／⌒'‐　　_､‐゛　　 　 　 　 　 ｀' ::‐に)　　　　＜ 　＼／　.＞
ﾆﾆニ./　　　　　　　　 }ﾆニ｀Y　　 }ﾉ‐…‐＜　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ::::::Yﾟ，　 　 　 ）.(⌒⌒).（
ﾆﾆ／　　　　　　　　　八ﾆﾆﾆ}> ´　　　 　 　 ｀ヽ　　　　　　 　 {し／　　　　 　 :::::::, ﾟ，　　 ＜ 　＼／　.＞ ///
＜　　　　　　　　　　 ｌ=r＜´:::　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ) {　　　　　　 　 　 }　'，.　  ／"⌒Y⌒｀＼ ///
｀`〜､､　　　 　 　 　 |=(ソ::::::　　　　　　　　　　　　　　 ､　 　　{　'，　　　　　　 　 ; 　 ﾟ， 　 　 _ rく////////
　　　　 `''‐ﾆ_　　　／V :::::: 　 )､ﾉ/ 　 　 　 　 　 /´ 　 . ＼ 　 乂 )　　　 　 　 　 八　　,　 　 ｒく///////////
　　　　　 ／〉`''＜　　{　　　　{　}′　　　　　　 /　　　　 rくこつ=--　r ､＿　　 / 　 ,/⌒>＜///////////
　　　　 /　/　 _ _　｀八　　　 .| r'　 　 　 　 　 ｲ　　　i.ｒくY ﾉﾆ/ﾆﾆﾆr_ﾉ//艾厂乃＾Y/////////////////
　　　　/　/ 　 | | |　　 ｀　､ 　 U　　　　　 ／， ´￣rくニYヽﾆ{ﾆﾆﾆ(　}/////////////////////////／
　　　 /　　＼　|_|_|　 ＿_　　　 ､_ . 　-=≦／　.ｨY_(　}ﾆﾆY八ﾆﾆﾆYイ)///////////////////////ｨ__ﾉ
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　 /　 /　　.＼/〈／} |＿＿　　　　 ヽ.　　　 Vﾆ(＾)ﾆﾆY´)⌒)-_､-rノ}ゝゝへ}人_＞r=ｧr≠＜乂ノ⌒
　〈_,／　　　　 　 ／　　　 /ヽ　　 　 ‘.　 ｒく{乂ﾆY⌒)､ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾉ　　　　ノ´)
　　　　　　　　　〈／} |￣ __　  ＼　　_ノ /{ﾆﾆゞYﾆ｀¨ゝﾉヽｰｒｧ-=≦}ー -＜
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　　　　し　　　　 　 　 　 　 　＿ｒ＜ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-　，(　 　{⌒) ／　　　 　 　 　 　 　 ∪　　　　 　 　 　 /　 /　　.＼/〈／} |＿＿
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　　　　　　　　 Yこ////////////////Yﾉ=ｒソﾆニｒく_ノﾆﾆﾆニ}} ﾉ八　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　  〈／<l<l/〉〈＼/〉
＼　　　　　　　rノ//////////////>＜≠ハこつ_ノﾆﾆﾆﾆﾆニﾘ　ｒ-､＼　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　 　 <／ 　＼/
　 ＼ 　 　 　 ノ //////////////rノ 　 乂ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／　J　　) ＼　　　　　　　　 　 　 　 ／
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　 　 　 ` :､(_ノ|/////////////}ﾉ　／ 　⌒)　r ､ ノ　}　　　{　　{､　＼　　　　　　　 　 　 _､‐ﾆ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかし。

　　　　　　　　　その怖気さえも、触手が与える快感の前には無意味に押し流され、掻き消えてしまう程度の弱々しさだった。

　

3659 ：名無しさん＠狐板：2025/04/09(水) 00:49:00 ID:BtMS5yxf

確実に開発されてるなー…

3660 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 00:55:26 ID:b6KHXbte

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __人∧／{人_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼..　__|＿ヽ ｌｌ　＞
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　　　　　　　　 　 　＞''"~~~~~~ﾟ"''＜　　　　　 　 Yﾆﾆﾆﾊ　　 ）..| ニｌﾆ　 .(⌒⌒)　{
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　 ,八={　　し 　 　 ／ ./ﾆﾉﾆニﾘ＞ ´　　　　 　｀ヽ　　 {{ノし／"⌒Y⌒｀＼  ニニニ‐　　　　　_∩ー‐´＜
　 {ニ从　　　　　　　 /ニ{ﾆﾆ／　 　 　 _＿　 　 　 ＼　乂ヽ ｀⌒ヽ_)､二二ニニニﾆ}　　　 ／ __. ｆ_ﾌ/＞ ヽ_
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　 / 　 ＿,/_乂ニ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ __ .ノニﾘ　　　h 　 　 /'　 ‘|　Lノ¨ヽ　 八ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾘ　 `､　　　　　　  ⊂ヽ
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ﾆﾆﾆニ-=≦ヽ |　 |(＿__　　＿）  ﾆ彡'　　　　　　　　　　　 　 ｌ　ヽ　,/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/　　　　 ∨  ｒ-､＿ｆ |
V　　 　 ｀ }￣} |　 |　　　|　|　　　　　　　　　　 　 ／　　　　　ｌ　,ﾉ}Уﾆﾆﾆﾆﾆニ/ 　 　 　 　 Ｖ ＼＿_　｀ｰ-､
.ゝ､.　 {￣ 　　 ￣}.| , -- '　.L._　　　　　　　　　／　　　　　　ﾉｒくﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/　　　　　　　 }ﾆ∧　 | iﾆ二　 __
.　　≧ ￣7　/￣_ {（_○__人＿)　　 　 　 　 ／　　　　 　 .ィ二ニﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/　　　 　 　 　 八=∧ ゝ-､　 ）」└､
从ﾊ/{＼ く＿___.　ヽ__　 __ i　　　　　　　　／≧=- --=≦`ﾏニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.ｲ　　　 　 　 　 /ニﾆﾆ.}　  ノ　ノゝｨ.r､ﾉ
　___ノﾆ.У　＿）　 }{ {__}　}＿　　　　　／{ﾆ八　　＿ __ .イﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆノ　　　u 　 　／ﾆﾆﾆﾆ/　 ￣　　 ∪
Ｙﾆﾆﾆﾆ′（＿＿ノ ： ロ　ロ :}　 　 ／ 人ﾆﾆﾆＹ_Ｙ´ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ／　　　　　　 ／ﾆﾆﾆニ く{　　　 　 (⌒⌒)
_}-=≦:′　　　　　　V~}_ノ￣　 _∠　‐-､ノﾆニﾘノﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.／.＼　 　 　 .／ﾆニ.＞ ´ 　 ﾟ，　　　　 ＼／
八人=′　　　 。-―ｚ。 　-=≦ニ}　　　}ﾆニ〃ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ.Ｙ´￣｀ー＼　 〃ﾆﾆ／´　　 　 　 ,
ﾆﾆニ{　　　　　　 つ　 ）　　 八ﾆ/__,　　{ﾆ／{{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/　　　 　 　 ヽ{ﾆニ/ 　 　 　 　 　 ,
ﾆニﾆ{h､　　　　　  ー ’　 ｲニ./　　　 〃ﾆﾆゞﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.ｲ　　＿　 　 　 l{ﾆﾆ.′　 　 　 　 　 }
ニニニﾆ≧=-  (.'⌒Y⌒｀) ー_´}　　　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニﾉ≧x､　　｀ヽ　　ゞﾆl{,　　　　　　　　 }
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆ ＼　　／ ニ｀ヽﾊ　　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ.イﾆﾆニﾊ　　　 ＞.､　　｀ヽ　　　　　　 八
ﾆﾆﾆﾆニl{ニニニ　 Y  ニニニハ､　.ノﾆ.ｨ≦￣ﾆ｀ヽﾆﾆﾆﾆﾆニ}ニニニゞ=≦ﾆﾆﾆﾆ＞.,_　　　　　　/
ニニﾆﾆ八ニニニニニニニニﾆﾆY{／ﾆﾆﾆﾆYﾆニ}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ八ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆｨ≦ﾆﾆﾆニ≧=- -=≦
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　　　　　　　　　　　　　　　　　抱え上げられ。触手の波に流されながらも、ニアスの身体は快感に打ち震える。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おそらくは絶頂へ何度も達して。いやさ、下品にアクメと言うべきか。

　　　　　　　　　　　　　　　　されども途切れず連続で襲う快楽は、自分の状況さえ正確に把握させてくれない。

　

3661 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 01:00:59 ID:b6KHXbte

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿_
.　　　　　　 　 　 　 }ニニニニニ{　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,'´. 土 ヾ.｀,
　　　 　 　 　 　 　 ﾉニニニニニ{　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !　(丿 ）.　.!
　　　　　　　　　／ニニニ ＞''"ﾟ~~~~~~"''＜　　 　 　 　 　 　 ! 　 　|　 　ｌ
　　　　　　／￣＼ニニ／　　　　　　　　　　 　￣￣￣ ヽ　　 l　　　ツ 　j
ニヽ 　 　 {　 　 　 ‐ﾆ７ 　 /　　 　 　 /. 　i　　 ＼　　 　 {　　 ヽ　　♥ .ノ
ニニ＼ 　 '，　 　 　 7 　 /　 　 i 　 ./　　 |　　ｉ　　 　 　 {　　　  ￣￣　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼
＼ニニ＼＿ハ　　 /　　　　　 斗=ミ　　 斗=ミ|　　∨ 　 {　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　十 ヾ　..|
ニ＼‐ニニニﾉ 　 /　 　 i 　 ⊂└┘^⌒ └┘〔　　 }l　　{　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　(」⌒) 　|
ニニ‐=ﾆ=‐ ゛　　 { 　 　 {　　 　 {:/:/:/ 　 〈/:/「　　 }l　　{　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿＿|　　つ 　 .|
ニニﾆハ‐-　､　　{ 　 　 {　　 　 {　 　 　, 　　 八　　}l＼..{　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／.十 ヾ 　 ❤　／
ニニニハ .　　＼ { 　 　八 　 　八　　 ({ 　／.:i: } 　八　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　 (」⌒)　 |￣
ニニニニ}　　　　＼／⌒⌒ヽ￣　(:アﾟ~~~~ﾟ"''+､-‐…･･･＜:〕　　　　　 　 　 {⌒⌒＼⌒⌒　 |. 　 つ　　 |
ニニニニ}　　　　 /ニニニニ‐＼‖　　　　　　　`､ 　　　　　ヽ　　＞………{ニニﾆ∧ニニ  ＼　❤　／
ニニニニ}　 　 　 {ニニニニニニ){　　　　０　　 　 　 　 О 　 }／ 　 　 　 　 ∨二二∧ニニ }　 ￣￣
ニニニニ}　 　 　 {ニニニﾆ／⌒⌒"''＜　　 　 　_人 　　　　 ﾉ:　　 　 u 　 　 }ニニﾆﾆ}ニﾆﾆ}　　　　_
ニニニニ}　 　 　 {ニニニ/　 　 つ　　 　 `'＜ -‐…･･････…‐-　_　　　　　ノニニニﾆ‐ニ 斗i七¨　　　ry､
ニニニニ}　 　 　 {ニニﾆ(＿　　　　　　　　 　 ＼　　　　　..:公:､　　＼‐=≦ニニニニ/ニニﾆ}　  {二二} UU
ニニ  ,⊆ 乙00　  乂ニニニﾆ≧=‐　　　　　　　　＼　　 ／ {‐ニ＼_　 -‐……‐-　イニニ‐ ノ　  {二二}／ﾌ ＿
乂二  `７⊂′　　　  ｀}{¨¨¨¨゛　　　　　　　　　(＼　`､　＼: {-=ﾆニ二ニニニニﾆ=‐＼ ¨゛∨　　　　 ／／　'┐|
　 ｀¨¨¨ `‐┘ 　 　 　 }{　　　　　　　 　 　 　 　 ＼＼ `､ 　`{‐=ニニニニニニニニニﾆヽ　　　　  ∠／　　(ニ ﾆ)
＼　　　  ,勹  ‘ ，　　　U　　　　　　　　(＼ 　 　 　 ＼　 `､　 ‐ﾆニニニニニニニニニﾆ‐`､ }　 　 　 ＿∩＿ ry､
ニ ヽ　 く く　　 ‘　　　　　　u　 　 　 　 ＼) 　 　 　 　 　 　 　 ‐ﾆニニ／⌒ヽニニニニニ‐`､　　　 └‐i. i‐┘UU　　　　　　　　 ry､
ﾆﾆﾆ}　　 ＼）　　　 ，　U　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 : 　　 ‐ニ‐/ 　／)　‐ニニニニニ‐　　　　 「| |. | 「|　　　　　　 {二二} UU
ﾆﾆﾆ乂　  r--､　　‘　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　　　 } 　‘， 　‐／i/　／　　 ‐ニニニニニ‐　　　  ¨└'　¨ﾛﾛ/7　　　 {二二}／ﾌ ＿
乂ニニニ 己ﾉ　　  ∧　　　　　　　 　 　 　 / /　　 　 ﾉ　 　'，　u ノ 　 　 　 　 ‐ニニニニニ‐　　　 　 　 　 ∠/　　　　　 ／／　'┐|
　　｀¨¨ (⌒⌒)　 ／‐∧　　　　U　　　　　 〈_/　　　　　　 　 　※　　(　　　U　　 ‐ニニニニニ‐＼　　　 　 　 　 　 　 　 ∠／　　(ニ ﾆ)
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ニニニニニニニ ／　　　 ＼　　　　　　　　 　 ／／⌒{　 　 ,'　　⌒＼ ＼　　　　 ∨ニニニニニニニニニ　　　　　 　 　 └‐i. i‐┘UU
｀''　‐-====-‐　゛　　 　 　 　 丶 　 　 　 　 　 (／ 　 ,ノ　　 ,′　　　　 ＼_)　　　／ ＼ニニニニニニニニ　　　 　 　 　 　 「| |. | 「|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ，,_　　　　　　　　_　-‐‐-　　　_＿___ 　 ‐ ¨　　 　 ＼ニニニニニニニ　　　 　 　 　 　 ¨└'　¨ﾛﾛ/7
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≧=---=≦　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 `'＜ニニニニニ　　　　　　　　　　　　　　∠/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　犯される。流される。意思を持ち続けられず、逃れ得ぬアクメに浸る。

　　　　　　　　　　　　　反射的に動く腰も触手に咎められ、狂える快感は彼女の中に留まりイキ続け終わらない。

　

3662 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 01:07:03 ID:b6KHXbte

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 __人_/＼／{_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼人_人从_／　 　 .＼　　_|___ l l　＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ）　ｰ匕 ll（　　　　　 .)　　|_ ,　　（
ニニニニニニニ=‐Y　　　 　 　 　 入‐=ニ==‐／　　　 　 　 ＜　 (乂 ）　＞　 　 ＜　 (_乂　)　 ＼
ニニニニニニニ=‐ﾉ　　　　　　　/‐=()≧=≦7＼　　　　　　　  ）　ｰ匕　＼人_人从} 　 ｰ匕ll　ｒ'~
‐=ニニニニニニメ　　　 　 　 　 {‐=ﾆ＼　 . /==‐)　　　　　  ＜　 (乂 ）　　） ｰ匕ll　　 .(乂 ）　{
‐=ニ≧=‐ ‐=≦ニﾆヽ　 　 　 　 jiLニﾆﾆ≧=‐=彡'　　　　　　　 ）　　あ　＜.　(乂 ）　　　 ツ　　＞
＼‐=ニニニニニ=‐ ﾉ　　､丶`　　　　　　｀~^ヽ彡'　　　　　　＜.　　 つ　　 ）　　つ　（~⌒Y⌒~＼
.　 }ｈ｡,_‐=ニニ=‐イ 　／　 _cｨｧ‐……‐-　　　 V　　　 　 　 　 ）.(⌒⌒).＜　 ｰ匕　 .＞
.　 }‐=ニ≧=≦　　{　/_‐ｱ´.:.ji( ィ´　　　　　　｀　V　 　 　 　 ＜ 　＼／　　）　(乂 ）.（
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ﾆ≧s｡ _ ‐=ﾆ=‐ ゛　　Vヽﾉ　.:.:.{(／　　　　　　　　　　 　 　 　 ／"⌒Y⌒.＜ 　＼／　.＞
ニニニﾆh｡,,_　 ヽ　　　＼＼／し　　 　 ／　　　 /　　　　　  ／|　　　　　 ／"⌒Y⌒｀＼
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　　{(⌒!^ヽ　/ ∧　　 : :人　　　　　 　 　 　 　 　 　 i／　　 [_/　 ｀Y´  ミ　　　　　　 　 i{　乂＿ﾉ￣｝
　　{ )^j^Yj_)　/　，　 i : : : :≧=‐-. . . ._.　　 --‐…七^~´　　　　⌒>　　ﾉ　　　　　　　  ゝ。＿ {￣{__}￣}＿
　　 ヽ( .ﾉ^Yヽ 　 .，　u　　. : : :`ヽ､:.:.: : :`^^~~^^''＜　　　　　　 ／　 ィi(　　　　　　　 r―――┐...ロ　 ロ :}
　　( 　Y Y^>'⌒ヽ..， i: :　　　　　　　　‐＜　　　。　　Y　　　 ／ ィi( ⌒^　　　　　　　  ¨_フ　／ V￣}_ノ￣
　　 乂ﾉV^/ >⌒y^ V　　　　　　　　　　　 ヽ　　: :-‐…-ミ　(　(__((___　　　　　　　　 ∠ __　 ＼ r―――┐
.　　 ⌒YVi/ヽj j(_(^v} 　 　 　 　 　 　 　 　 .:. :, 　　　　　　 ヽ／‐=ニﾆ≧s｡　　 　 　 /　　ヽ　} .¨_フ　／
　　　　 |.:.V _/⌒y^^ｉ　　　　　　　　　　 i 　_*(　　　　 　 　 　 `マニニﾆﾆ=‐＼　　　 乂_○_.ノ∠ __　 ＼
　　　　 |　.V(__‐(ir‐.i|　　　　　　　　　　 i／~~ji^iヽ‐= つ　　 　 　 `マニニニ=‐ヽ　 r―――┐/　　ヽ　}
..　　　　!　.:.V⌒Y>‐l|　　　ο　　　　　　|/^ｿ⌒ヽ⌒>､　__ 　　　　　　`マニﾆ=‐　　  ¨_フ　／ .乂_○_.ノ
..　　　　し　.:.＼ _{⌒|　　　 　 　 　 　 ) .ｉ／⌒ｱ⌒(__　＼_,)　　　 　 　 　 `マ=‐　 ∠ __　 ＼
.　　 　 　 　 　 ‐=}h｡!　　　　　　　　 (,_j !⌒'v' ／⌒y^⌒ `ヽ,　　 　 　 　 _Y)=‐　　  /　　ヽ　}。―ｚ
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　　　　　　　　{_ ji斗‐…-ミ. 　 　 　 　 '　ｱ(　　／⌒ヽ^⌒Y^~~~`ヾ,ﾆ=‐彡'=‐　　 　 　 　 　 　 ー'’
　　　　　　 ,ｨiニニニニニニ}ｈ｡,　 　 /　(_ノ⌒(　　 -‐}L __! 　 -‐- ) ニニ=‐　　　　　　 (.'⌒Y⌒｀)
.　　　　　 /ニニニニニニニニﾆ＼ /=‐ j{/^~~^ヽ/^~^ヽ⌒`ヽ{　　　 ヽﾆﾆ=‐　　　　　　  ＼　　／
　　　　　/ニニニニニニニニﾆﾆ=‐{ﾆ=‐j{_/^~~Y´⌒Y⌒Y⌒Y⌒`ヽ　)}ﾆﾆ=‐　　　　　　　　  Y
　　　　　‐=ニニ≧=…･･…=≦ニﾆ{ﾆ=‐i{_{r‐ ｧ′ . 人　ﾉ　　!ゝ- ⌒:ハﾆ=‐
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　全身を触手が包み込む。肌の肌と言う隙間に、彼ら――というべきか――の粘液が染み込む。

　　　　　　　　　　　　その生ぬるささえも快楽に思い。這いずり落ちる道程さえ、淡いアクメに至る刺激に成り果てた。

　　　　　　　　　　　　触手快楽が終わらない。廊下を、階を埋め尽くす圧倒的な質量がニアスを囚え続けて離さない。

　

3663 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 01:13:26 ID:b6KHXbte

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ﾆアニニ≧=‐ ‐=====≧ｧ'‐=ニﾆアニﾆアニニニ7ニニニﾆﾆ}ih､. )‐=ニニﾆア　　>┘　　ｬ‐┘ |ﾆ| ｢ﾆ|　L　 (／
ｱニニニア(ニニニニニ人ニ＞'゛＼ ィiニニニニ7ニニニニ７ﾆ=‐ ‐=ﾆﾆア゛  ‐-ﾆ　　 __.､┘｢|　 |ﾆ| |ﾆ」　て　 �論
ニニニｱ ‐=)ニニニニニﾆヽ{　　　　ﾏｱ^~~~~~~7ニニニニ､`ﾆ ‐=ニﾆアY  _―ﾆ､＿__) _ - 二ァ=┘　　　√　　＜_
ﾆﾆﾆアﾆﾆメ､/^~~~~~~~´ ＿ﾊ　　　　 ﾏ_　　 　 ‐=ニノニ７.／‐=ﾆﾆア ―ﾆ二　　　) _-ﾆﾆ- ﾌﾆ=ｰ�_　　＜_／　　_二=― ‐
⌒ｱ'^~^ヽﾆﾆ)　　　､丶`　　 　 `ヽ.､ 　 ﾏ_　　 ‐=≦ﾆニ､`/‐=ﾆニ７.ﾆ=‐ | ―こ_　ﾌ乂／　〃|| 　 《ﾉ　√》 (　―ﾆ_　 _ア‐
　(ｧ冖=ニヽﾉ　　､` 　 　 　 ＼＼ 　 ＼　ﾏ_　 ‐=ニﾆﾆ7.. ｉニﾆ=‐　‐=ﾆ=‐!　　　  > ⌒)　 　i{_,ﾘ　　 　 /ﾆ/　し/　＜  _ｱ ‐‐
. /　　　 ﾏ_ﾉ 　 /　　 　 ｉ＼ 　 メi＼ 　 `､ ﾏi/ニニニ７... }ニﾆ=‐ ‐====‐　　 ／7 　 ７^Yァ冖┐ 　 /ﾆ/^ﾚ　(_ｨ　〈 ｱ‐==‐
/　　　　〈ハ　 .′　　　 |/_ ＼／竓ぅ,　　>,ｲニニニ７.. 　}ニﾆ=‐ .ﾏニﾆ=‐　　 ／／７/　　　 ＜　　 Ｌ/ 　ｰっ ＞　＼ ニ=‐
＼　　　 ﾉﾆ}＼{　　　　　c赱':: : 　 `.:.:V／ニニﾆﾆア.　_,ノニ=‐ (　...‐=ﾆ=‐  ／ 　 　 / 7┐　 　 ）　 /⌒レ''^) √ (￣ ニﾆ=‐
　(ヽ ィし'.ノﾆﾆ}`ヽ､　　　 Vi/i/　/^~~´‐=ニﾆﾆア　''": :}ﾆニ=‐ハ　　＼‐‐，　　　　　 / /⌒ｧ ∠ 　 ��＿_／(┌ ~丶　ニ=‐
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　　　＼‐=彡'  __人∧／{人_ ､____}{ア(:. : : .:′　　　 　 }: :　　 　 .|　　　 　 ，　　　　　　　　 │/⌒l^＼　┌ ^　 ＼ ‐=ニ=‐
=‐　＿..｀⌒  ＼..　__|＿ヽ ｌｌ　＞ :`'＜＞'^~~~~~^ '＜　　 　 　 u: : 八　　　　 : : .　　　　　　　  |/　　　　 ＼|　 ニニニニア~´
ニニニニﾆ=‐  )　 ,.|-- 、 .（　 : :／ 　i　　　。　　　`､: : : : -‐''^~~^'　‐…‐- ミ : .　　　 　 u /　　　　　　　＼ニニﾆア゛
ニニニニニ ＜.　（_| 　 _）　 ＼ :′　..ﾉヽ: : 　　 　 　 }^^´: : : :-‐ -‐-　 　 　 　 ＼: .　　 　 　 　 ‐=ニニニニニア゛
ニ  ＼人_人从}　　　ツ　　ｒ'~　 ﾆ=≦ニﾆ＼_;ﾉ　　　 八　　　　　 　 ⌒~~`ヽ　　 . ,,V_.　　: :　　/=ニニニニニ７
⌒~~~ ）..| ニｌﾆ　 .(⌒⌒)　{　 ニニニニ=‐ ／　　　 .′: :　　　　　　　　　　　　 　⌒ '＜,　i : : /ニニ人ニニﾆ/　　　　　　　　　【正気度】
　　 ＜.　| (_ハ　　 ＼／　 ＞ 冖冖＼‐=ミ(:.　　.／: :　　: :　　 　 　 　 　 　 .: 　 　 　 　 ヽ|:.:./ ニニニﾆ≧= `　　　　　　　　　　-【1D10:7】
　　　  ）. ‐ﾋヽ” （~⌒Y⌒~＼ : : : : :〕h≧=‐:‐=彡'⌒ヽ:: : :: : ..　　　　　　 .: :　　　`ヽ､n ___ji^Yﾆニニニﾆア: !　　　　　 人 //)
　　 ＜ 　(」　）　 ＞  : : :|: : : :≧=ァ^^^^ '＜ﾆ=‐ヽ.‐=‐.ヽ⌒ヽ‐-　. . _. . : .:.:. ..　　　　(⌒⌒,ノつニニニｱ: : :|　　　　　 /　/// .r, .r,
　　　  ）.　/　　（　 | : : 人: : : : ア　　　.:　　 ＼=‐ ＼ﾆニVニﾊ　　　　　　 ‐-=_　　.i⌒Vi^つニニﾆﾆア: : : :　　　　 ／　 /// 〈/〈/
　　 ＜.　/＼ノ　 ＞ : : : : :≧=,′　　　j:　　　　`'＜ﾆVﾆﾆVニ}　　　　　　　　　 `ヽ､:　/⌒‐=っ=ア゛ : : : : /　　  ＜　　 //ゝ､　　｀''ゝ
　　　  ）　　ツ　（　　  ≧=‐:‐八　　　　`　　　 　 　 ＼VﾆﾆVﾆ} 　 　 　 　 　 ‐'' ^~~^し＼＼):=ｧ⌒^^つ: .ｲ　‐＝　ゝ　 //"ヾ;:〉　_;=;､ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　――――涙に濡れ。明滅したままの眼差しが、わずかに階段を捉える。

　　　　　　　　　　　　　　上りのそれ。次に向かう階段まで運ばれた事実を認識するも、理解には至らぬまま。

　　　　　　　　　　　ニアスは触手が吐き出す精液めいた白濁液で膨らんだ腹を眺め、もがくような痙攣と共に深く達した。

　

3664 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 01:13:55 ID:b6KHXbte

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3665 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 01:14:43 ID:b6KHXbte

　







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　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │【ここは、４番出口です】　　　　　　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │１：４番出口から次へ向かってください　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │２：８番出口から外へ出られます　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │３：後戻りをしてはいけません　　　　　　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │４：戻ると０番出口からやり直しです　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │５：異変を回避することはできません　　　.....│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │６：なるべく正気を保ってください　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │あなたの正気度は【０８３】です　　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 └──────────────────┘





　

3666 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 01:15:07 ID:b6KHXbte

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　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　||　　　　　　　　　　　　　　／|＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||　 　 　 .／
　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 【エッチな８番出口】　　　　　　　　　  ||　　　／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　艾艾　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　 |lili|　
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3667 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 01:16:18 ID:b6KHXbte

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　　　　　　　　　　　　　　　　　 r.: ´: : : : : : : : :≧､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞- ――- ＜: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{┃　 　 ＼{. ┃}　 　 |　',　　　　　　　　　ほんじつ〜は〜以上！　以上！
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　┃　　　　　 ┃|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　　　　　　 残り半分ですわねー
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　 ｀　 ´　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',　　　　　　　だいたいのエチネタに耐えれるAA数とバリエーションのニアスさん凄い
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
　　　　 　 　 { /　　　乂＿乂: : :ィ::::/⌒',:::＞- イ　　 /／　 }　/
　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
　　　　　　　　　　　　　 ｀￣　 {. {:/　　　 .',::} .}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　　　 　 ゞ/


　

3668 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 01:16:59 ID:b6KHXbte

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'' ﾞ´￣　　　　　　　　　　　￣￣''''　ｰ- .,＞ '´　　　　　　_　　　　｀ヽ＼::::::::::::::::::::::ヽ
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　　　　　　　　 _,,..-‐ ' "´￣　 ￣ア´ 　 ／　 　 ,　　　　 　 　 ∨　　 　 ヾ' ::::::::::::::::::∨
　　　　　　 '"´　　　　　,　 _,＞彡　　 , 　 　j　/　　　　　　　 　 ∨ ､　　 ∧ ::::::::::::::::::ﾞ ｰ-　 ..,,__
　　　　　　　　　　　　　 `ｰ フ'^/ 　 / 　　 ,' ‖　　　　　,　　　　 ' 　∨　 .∧ :::::::::::::: l
　　　　　　　　　　　　　 , 〃´ ‖　〃　　 ﾉ{/ l　　 　　イ 　 ,　　 , 　 ∨ 　 ∧ :::: ､:::::j
　　　　　　　　　　　　／ /　　,j{　 ' ｰ ア￣l!　'　　　〃 l_　.ｲ　 　l　　 !　　 　 {／ ∨八_
　＿　　　 　 　 _..＞'ﾟ 　 !　 /{ ﾍ　!"´　　　ﾍ　ヽ　.ｲ‖ !｀ﾊﾄ ､,　l　　 |!　　 　 ヽ　/く　　｀ﾞ'
´　 　 ｀≧一 '´／ 　 　 ﾑ ‖'.　ﾍ∨ゞ≠=ｫ,　　＼! j　 ﾍ.l　,　 　ﾞ　　 l　　　　ﾍ Y : : ＼
, -―――-z　ﾞ　　 ,　'"´ ﾍ{ , ＼ ﾍゝ"　　　　　 　 ｀ゞ､,,___ ∨ ﾉ　ｒ　,　　 　1, ﾍj.//―‐　　　　　　　順当に行けば、今週の土曜日か日曜日には完結かな
　　　　.＞'〃 　 ／　 イ .ﾉ ｀乂　 7＞-　　　　 '　　　　｀⌒ヾ∨ 丿.丿 　 　 l ∨∨
　_.＞" 　./　 ／..イ＞r⌒'ｰ-‐､＜!　 　(　　.ｨ　　　　　　　"／／´,.ｲ　 　 ,ﾍ.l　∨ヽｰ- ､　　　　　　　それでは、おやすみなさーい
￣_,,..-‐'' ¨´￣￣ 〈:::::;::::::::::::::::ﾉヽ_ゝ. 　 ￣　ゝ.__ ノ 　､_.イ.ｧ´　／〃　　 1ﾑl. 　∨　､.　 ＼
'"　　　　　　　　 　 ゝ､}:::}:::;::::ﾉ´⌒　 ￣｀≧ｰ- ..,,_　　　＞く_.イ/./,'　　　! ｌ ﾑ. 　 ∨　＼
　　　　　　　　 ＞ '"⌒ゝし-〈　　　　　　　 　 　 　 ｀ゝ'´::f"::::ヽｌ/ │　　.'　', ∧ 　 ヽ　　｀
　 　 　 　 ,　'"　　　　 ノ　　.ﾉ　　　　　　　　__,,.. -‐　7:::/::::丿::∨　!　　 ｌ!｀ヽ　 ､　　ヽ
　　　 ノ'´ 　　　　　　/　　'´　　　　　　.. '"´　　 　　(_::ｲ:::,ｲ::丿::ｿ　ﾏ 　 !∨ ＼　＼　　＼
　　'´　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　　 下 (:: イヾ､｀ヽ､ |! ∨　　､　 ヾ 、
　　　/￣￣￣/ 　 　 　 　 　　　γ　　　　　　　　　　　　 　 ´ 　 ∨　　へ､ ヽ.　　＼　　｀　､
　　　￣ .ﾌ　./　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ∨　　 　 ＼､__　　｀ﾞ ｰ-
　　　__／　 (＿　　　　　　　　　__/￣/_＿_ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨　　　　　ヽ ｀≧=ｰ‐
　　/____ノゝ＿/ 　 　 　 　 　 /__　　___ 　 /
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　くノ


　

3669 ：名無しさん＠狐板：2025/04/09(水) 01:24:11 ID:dqJWGIOY

乙

3670 ：名無しさん＠狐板：2025/04/09(水) 04:34:39 ID:zpKNgcid

乙でした

3671 ：名無しさん＠狐板：2025/04/09(水) 05:35:22 ID:F1CHLPHm

乙

3672 ：名無しさん＠狐板：2025/04/09(水) 05:52:55 ID:H8OfcNWT

乙でした

3673 ：名無しさん＠狐板：2025/04/09(水) 09:23:08 ID:YQNfHEks

乙

3674 ：名無しさん＠狐板：2025/04/09(水) 09:40:31 ID:oKpwdKXh

乙です

3675 ：名無しさん＠狐板：2025/04/09(水) 19:45:51 ID:BtMS5yxf

乙でしたー

3676 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 23:00:57 ID:b6KHXbte

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
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　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
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　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{┃　 　 ＼{. ┃}　 　 |　',　　　　　乙、コメントありがとうございます〜〜！
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　┃　　　　　 ┃|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　　　それでは今日の投下をやっていきましょう
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　 ｀　 ´　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
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　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
　　　　　　　　　　　　　 ｀￣　 {. {:/　　　 .',::} .}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　　　 　 ゞ/


　

3677 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 23:01:26 ID:b6KHXbte

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3678 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 23:06:08 ID:b6KHXbte

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!　 　 ', 　　', ヽ｀ヽ- .､
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 Λ　　　　 　 　 　 　 　 　 　 '.,
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＞ ‐- 　 Λ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Λ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ',
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おっかなびっくり。慎重な様子で、素足が廊下のタイルを触る。

　　　　　　　　　　　　　　　踏むと言えるほどの力さえなく。震えるまま、爪先が表面を二度、三度と往復し撫でた。

　

3679 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 23:13:31 ID:b6KHXbte

　　　　　　　　　　　　　　　　　　_｣L�佝�廊｣_
　　　　　　　　　　　　　 　 ､丶｀　　　　　　 　 ｀丶､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　/　　　　 /{　　　　　　　　 　 `､
　　　　　　　　　　　　 ,'　　ｉ 　 　 　 　 　 ｉ､
　　　　　　　　 ｷｮﾛ　 ｉ　　 | ｉ　′,i　　 　 | `､
　　　　　　　  , -‐　　 |　　 | |/　　l　　 ￣|￣`､　　　　　　　 ‐-､  ｷｮﾛ
　　　　  , -‐（_＿＿__ |　　 斗≠ミ{　　　斗≠ミ　　　 ｉ　ｉ  __＿,ノ -､
　　　  （_＿＿_　　　　|　　　 乂vﾉ ｀⌒⌒乂vﾉ}　　 ｉ..{　|　　__＿,ノ
　　　 　 　 　 　 　 　 |　　 ｉ |i／／/i／／/／ }　　 }.:{　|
　　　 　 　 　 　 　 　 |　　 |八　　　　 　 　 　 .}　　 }.:{　|
　　　 　 　 　 　 　 　 |　　///＼　　r::::　　 イ } 　 ∧{　|　　　　　だ、大丈夫……よね？
　　　 　 　 　 　 　 　 | . //／}//}＞. . ＜ ,ノ　} ／--ミ !
　　　 　 　 　 　 　 　_| /／ __j, 斗: :　　　_＞‐<　 　 　 `
　　　　　　　　　　/　￣ "''〜--'ﾞ　 ‐／ ／ ／ } 　 　 　 }
　　 　 　 　 　 　 {　　ノ　　. . ／　　,′　　 ﾉ　,′　　 　 }
　 　 　 　 　 　 　{_､`　 　 .／　　　,′　　　　/　　　　　 ，
　　　　　　　_､丶゛　　　／┌:::､　　　　　 　 ,′　 　 　 /
　　　　　厂::　　　　　.　　　:¨゛ﾉ 　 　 　 ／,′　 　 　 .′
　　　 　 {¨゛　　　 　 .　　　　　　　ｉ 　 　 { ,′
　　　 　 {　 。 　 　 .i　　　　 ｏ 　 { 　 　 {,′　　　　/　ｉ
.　　　　八　 　 　　八　　 　 　 　 { 　 　 {　　　　　 ′..|
　　　　 　 ＼　　／⌒＼　　　　 , { 　 　 {　　　　　. . . .|　 ｉ
　　　 　 　 　 Y ／:ｉ ＼ ｀¨¨¨¨゛　{　　　　　　　　′: : .|　 |ｉ
　　 　 　 　 ‘ {　: :１: : :＼　 　 　 {　　　 ‘，　　,′.: : :.|　 ||
　　　　　　，　 　 　: 　 　 　 ‐-　_{　 　 　 ‘，　 . : : : : |　 |ｌ
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　　　　　　　　　最低限。踏んでも大丈夫そうだと確認を終えたあと、ニアスは一歩だけ踏み出して視線を左右へ向ける。

　　　　　　　　　　　　　　　　幼い頃から習慣づけられたように、右を見てから左。それからもう一度、右。

　　　　　　　人の姿はない。怪物もいない。触手もない。服を脱がされ、裸体をさらした彼女にとってはありがたいことだった。

　

3680 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 23:17:35 ID:b6KHXbte

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＿ ,'|￣|_..il_.|::::::|　　　| |　　　　　　|:　　　　　　　　　|::|　|
　|::::|　 |_..il_.|::::::|　　　| |　　　　　　|:　　　　　　　　　|::|　|
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　|::::|　 |　il"|::::::|　　　| |　　　　　　|:　　　　　　　  ,ｨi{　　　　　　 ヽ
_,,|::::|　|゛`ー|::::::|　　　| |　　　　　　|:　　　　　　 / : ﾊ :: :: :: .. ..
　＼|_,,|　　 :|::::::|　　　| |　　　　　　|:　　　　　　 { . ∧i　　　　　　 　 V
　　　　＼　 |::::::|　　　| |　　　　　　|:::: : ..　 　 _ vｲうj!　　 　 　 　 　 W
　　　　　 ＼|::::::|　　　| |　　　　　　|:::: : ..　　　{ i/i//　　　　　　　　　}{
　　　　　:::::::|::::::|　　　| |＿＿＿___.|:::: : ..　　 八､､ {　 . ,ｲ　: : : :　　 八　　　　……どうしよう
　　　　　::::::::＼,|______.|_|＿＿＿___.|::::::: ::. ........,　⌒＼,ｲ.:!　ｉ: : : ｉ　ｲ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　 　 ｀�Y　!: : : !/ |
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,ｲ　　 　 　.ﾉ !　!: : : !i乂
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,　´ {　　　　 , 　 !　!: : : !(
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／　 　 i　　　　{　　j . !: : : !'ﾊ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 Y　　　　 .i　　　 .i:　 / . j: : : :i　j
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 :. 　 　 　 i　　　 i　 (　 (: : : : �W
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 圦　 　 　 i　　　 i　　＼ ヽ: : :jﾉ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ≧=≦ .i　　　 i　 /. .,へ ＼>､
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 {　　　i　　　 ｉ /　,ﾍ: : ::＼　 )
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 }　　 ,　 ,:　 .} 　 j�Y: : : : (⌒Y
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何十にも確認を行ったあと、ニアスはようやくと廊下をしっかりと踏んだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　それでも怯えていた足はしっかりとタイルを踏みしめ、彼女の身体を支えている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　底が抜けるようなことはなさそうだ。最も、事態が最悪なことに代わりはないが。

　

3681 ：名無しさん＠狐板：2025/04/09(水) 23:24:51 ID:YQNfHEks

これこの空間自体が幻じゃなかったら切り抜けても全裸確定か

3682 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 23:25:44 ID:b6KHXbte

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　　 　 　 　 　 iｉ　　　　　　　　　　　　　　　　　 _　,.｡o≦￣／: ::|!　 　 　 八
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　衣服は前の階――触手が住まう粘液の底――に、置き忘れてしまった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　ルールの通りならば、戻ってしまえばまた初めからやり直しとなってしまう。

　　　　　　　　　　　　　　それがなくとも。自分の体を狙う触手の群へ、もう一度つっこむ勇気はさすがにでなかった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3683 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 23:32:11 ID:b6KHXbte

　　　　　　　　　　 i　　　　{　 　 　 　 V　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 V
　　　　　　　　　　 |　i　　 iﾊ　 V　　　 V　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 W
　　　　　　　　　　 |　|　　 iハ　 V　　　 V　　　　　　　　 　 　 　 　 　 W
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　 　 　 　 　 　 　 l|　|ﾊﾑ ‐- ､ ^ji斗 ゛/i/i/　: 　 　 　 :　　　 ! 　 　 　 ||
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　 　 　 　 　 　 　 l|　|: : :　　　　　　　　　 j　|　　　　　| 　 　 ,
　　　　　　　　　　 |　|:.:ﾉ　　　　 　 　 U　ﾉ　|　　　　　|　　　′′
　　　　　　　　　　　　!: ≧s ､　　 　 　 　 ^!　　　　　　|　　/　　　　　 ′　　　　このままじゃ、外に出られても……
　　　　　　　　　　　�Y: : : : : ､　　jヽ　　　 �Y　　　　　| ／{!　′
.　　　　　 　 　 　 　 �Y: i: : : : ＼ ｀　　　　 ﾉ!　　　　,.ｨi{: :j{
.　　　　　　　 　 　 　 �Y:!: : : :{: : :＞ .,_ ,.ィi{ !　　 ／: : : : j{　j　　　 /
　　 　 　 　 　 　 　 　 �Y!: :＞'"　　|: :i: : : 八　,ｲ　　　　 {{　:!　　 / {
　　　　　　　 　 　 　 　 �Y´　　__　人人:_/: : V　　 　 　 八 :|　　,′{
　　　　　　　　　　　　　　v ／ ￣￣＜ '"　　　　　　___: : : .:＼､　{　 :
　　　 　 　 ／⌒"'＜⌒ 丶　　　　　　 ヽ:　 ､丶 ｀　　　　　　　 "'＜人
　　　　　 /　 　 ⌒ ＞…･･･…‐-　　. . . .　　　　　　　　　　　　　　　￣｀ヽ
　　　　　　　 ｀:､ヽ｀　　 　 　 　 　 　 : : /__　　　　　　　　　　　　　　　。　　V
　　 　 　j{ . ／　　 　 　 u　　　 　 ＞''"´　 　 　 　 ｀ 丶　　 i
　　　　rｯ;イ　　　　　　　　　 　丶　 . r う;　　 　 　 　 　 ヽ: :.!　　　　　　　　′
　　　　 ｖ ;ﾉ 　 　 　 　 　 　 丶　　　乂;シ　　　　　 　 　 　 v!　 　 　 　 　 /
　　　　 j''゛　　　　　　　 　 /　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }　　　　　 　 ∧
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　　　　　　　　　　　　　　　本当に『８番出口』から出れば、外に出られるという保証は今のところはない。

　　　　　　　　　　　しかし。仮に出ることができたとしても、着衣がなければ衆目に自分の裸体をさらすこととなる。

　　　　　　　　　　　　　これまで通ってきた恥辱よりはマシだ、などと言うほどニアスは現状へ悲観していない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　避けられるならば避けるよう努力するものだ。

　

3684 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 23:35:03 ID:b6KHXbte

　　　　　　　　 ｜　　 　 | 　 　 　 　 ｜
　　　　　　　　 ｜　　 　 |　 　 　 　 　|
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　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
／　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　とはいえ、無機質な廊下には素肌を隠すような布切れは存在しない。

　　　　　　　　　　　　　壁に飾られたポスターでもないよりましかと手を伸ばすが、取り外す事はできなかった。

　　　　　　　　　　　　　　　　

3685 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 23:38:45 ID:b6KHXbte

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　‐…‐-
　　　　　　　　　　　　　　　　 ⊂二二二＿７ 　 `'＜
　　　　　　　　　　　　　　＞''“゛ 　 　 　 ／　へ　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　〈_／ 　　＼　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　/　　 　　 ｉ　　　　　　　　`､
　　　　　　　　　　/　　　′　　　　 |　　　 V/
　　　　　　　　　 ,′ 　 : 　 ｉ　　　　|＼　 i　V/ 　 　 ‘， 　 　 `､
　　　　　　　　　　　 ｉ　l〔　 |　　　　|　 ＼| 　}　 　 　 　 　 　 　 `､
　　　　　　　　　 ii　 |　l〔／|　　　　| 苹苹ミI}　　　　　ｉｉ
　　　　　　　　　 ll　 |　苹苹ミI　¬「　　ゞ‐' }　　　　　}{: :. 　 　 　‘，
　　　　　　　　　 ll　 |　l〔　ゞ-'　　,'/／/／/,}　　　　　}{/　　　　　　〉　　　　八方塞がりか……最悪、次の階層か出る前になにかあればいいけど
.　 　 　 　 　 　 八　|　 へ'/／/／　　　　 .ｨ}　　　　 ‖　 　 　 　 /
　　 　 　 　 　 / i `､| / : : |ｉ　　　　‐　 . : : /}　　　／/　 　 　 　 /
　　　　　　 　 ′乂_乂 : : 八,jノ＞　＜: : : {::}　 ／ ./　　　　 　 /
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　　　　　　　 ′　厂￣￣フ　　　 ｀¨¨゛　 　 }　　　 {: : : : .　 /
　　　　　　　{ 　 /　　⌒￣￣￣二⊃　　　 　 　 　 {: : : : : :/ｉ
　　　　　　　　　{ 　 　 　二二　＼　　　　　　　　＼l : : : : 　 {
　　　　　　 ′　′　　　二二､ ＼ ＼　 /　 　 　 　 ＼ :/　　{
　　　　　　 　 /　　　√⌒＼　＼ ＼ 〉〈　　　　　　　　＼ 　 { ｉ
　　　　　/　 /　　　/　　　　 ＼) ｀¨゛　　.　　　　　　　　　`､ { |
　　　　　　　　　　 ，　　　　　　　　　　　 :.　　　　　　　　　 :::. |
　　　　 }／　　　　：　　　 　 ..:r‐､:.:.　　　　　　　　 　 　 　 ::「::）
　　 　 /　 　 　 　 }i　　　 　 .:.ゞ:':.:.ﾉ　　　ｉ 　 　 　 　 　 　 ::厂
　　 　i{　　　　　　八　　　 　 ｀¨¨゛　　　 ‘　　　　　　　　　 ′|
　　　八 　 　 　 .′､＼　　　　　　　　／ ＼　　　 　 　 ／ 　 i|
　　　　 ＼　　／} 　 ＼＞-- . . --＜　 : ｉ: : ＞- . . . .个　　 八
　 　 　 　 ｀¨゛{　}　　　 ＼ : : : :　　　　　 }　　　　　　: :}　 ／
　　　　　　　　乂乂＿ノ　} : :　　 　 　 　 }　　　　　　　}／
　　　　　　　　　　　　　／　　　 　 　 　 /}　　　　　　　}
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　　　　　　　　　　　　得られるものはない。諦めて先に進むより、仕方がないと息を吐いてニアスがすり足で前にでる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　汗ばんだ足裏とタイルがこすれるような音を鳴らした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　きゅ――きゅ――きゅ――――――――――

　

3686 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 23:40:45 ID:b6KHXbte

　








　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｜!l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　｜!l　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　l!　!l　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i!|　l｜!l　|!i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l!|　 ｜ 　|!l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l!|　l!　!l　|!l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　li|　li｜il　|il
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　li|　li｜il　|il
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　!i|　l｜il　|i!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　｜il　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｜il
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ￣７　/ 　 ∧○○
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ﾉ　 ,.￣,　ヽ
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3687 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 23:44:11 ID:b6KHXbte

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　､ `　　　 ⌒^ヽ　　　　　　　＼
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　　　　　　　　　 ﾊﾞｯ　　　 ｉ　＼'　| 　 　 l　l|　_'，-‐ ￣　 　 　 　 `
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　　　　 ｀ '' ｰ- ニ ~"ﾆ = - ‐　 ｉ!/i/i} " " "/ i/i/i/i/　 　 ｉ . :　 `
　　　　　　　　 　 　 　 　 八　　|'，　` 　 　 　 u　|　 　 :　ｉ　 :　 `　　　　また後ろ！？
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ji斗､　!]}h､　　r‐‐: .､　 ′ 　 ｉ.ｲ:　 |　 ｉ
　　　　　　　 　 　 　 　 /　 　 ＼l乂_}h｡ V⌒　>,′　／: | i . |　 |
　　　　　　　　　　　 　 ′　　　　`ヽ＼ : :≧≦i/　／乂: 乂_人　!
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　　 　 　 　 　 　 / 　 八　　　　　　　 :　　　　　　　　 ノ ゛ ／,ィ　　 ／V/,
　　　　　　　　　/　ji斗 ''"⌒''=-: : ‐=人,, ＿__　. :-=゛　　 .／/}　／　　V/,
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　　 　 　 　 　 iｉ　　　　　　　　　　　　　　　　　 _　,.｡o≦￣／: ::|!　 　 　 八
　　　 　 　 　 八　　　　　　　　__＿__　 -=ア´:　　 　 　 ／′: ::′　　　/　 〉
　　　 　 　 　 　 ｀^^^^I"~´.: 　 : :/　　: :／　　　　 　 ／ /: : : :′　 　 /　 /
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　粘性と質量たっぷりの物音に、ニアスがびくりと体を震わせ振り返る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　身構え。恥ずかしげに胸部と股間を隠し。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　次に己の身体を狙うモノを、見た。

　

3688 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 23:45:29 ID:b6KHXbte

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ___＿＿____
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ぷるん、と。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゼリー状の球体が揺れていた。

　

3689 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 23:45:45 ID:b6KHXbte

　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└───┘

　

3690 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/09(水) 23:45:56 ID:b6KHXbte

ごはーん食べてきます！

3691 ：名無しさん＠狐板：2025/04/09(水) 23:48:16 ID:YQNfHEks

旦乙

3692 ：名無しさん＠狐板：2025/04/09(水) 23:48:38 ID:y1E2vXRU

一旦乙
エロトラップの定番スライム君のエントリーだ！

3693 ：名無しさん＠狐板：2025/04/09(水) 23:48:47 ID:dqJWGIOY

一旦乙

3694 ：名無しさん＠狐板：2025/04/09(水) 23:53:50 ID:F1CHLPHm

一旦乙
触手が来たらそうよね

3695 ：名無しさん＠狐板：2025/04/09(水) 23:59:09 ID:mt+QietW

乙でした、割と大きく減ったな

3696 ：名無しさん＠狐板：2025/04/10(木) 00:00:17 ID:eR0/k1cc

このスライムを服代わりにする！　裸より恥ずかしい痴女スタイル！

3697 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/10(木) 00:37:13 ID:HjnHJIyt

おまたせしましたー
再開していきます

3698 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/10(木) 00:43:30 ID:HjnHJIyt

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ':,、.:.:.:.:.:.:.:, 　 　 }.:.:.:.:.l＿__,／:.:.:.／　　　乂:.:ﾉ　　　 　 　 �U　"´ヽ, ヽ＼-'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ':.,.:.:.:.:. 乂__ ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／　　　 　 　 　 　 　 　 　 ノ'゛__　 ｌ´ ＼-'
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　　　　　　　　　　　　ゼリー状の球体――スライム――は、ニアスへ認識されると同時にその姿を大きく広げ飛びかかった。

　　　　　　　　　　　　反射的に両手を広げて飛びかかるのを防ぐが、粘性の身体はするりと手の隙間を抜けて腕へ絡みつく。

　　　　　　　　　　　肌へぴりりと刺すような感触。危機感を覚えて引き剥がそうとするが、液体を掴むことなどできるはずがない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　無意味に爪の先からスライムの中へと沈んでいくだけだった。

　

3699 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/10(木) 00:49:20 ID:HjnHJIyt

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　　　　　　　  ＼人_人从_／　　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 '　 ,'　　,'　 /＼_）
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　 ＼人_人从_ ）　ｰ匕　（　　　　　　 {　.:　　　　 _､-　　　　､　　　 〉　　　 　 　 　 　 ∨/　　　　　　　　　　　　　（￣　 　 _＿_ ）
　　　 ）. ノコll.＜　 (乂 ）　＞　　　　　 { 〈　　　　/　 _､-(￣＼＼ . /'/　　　　　 　 　 　 〈　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ￣}　 }
　 ＜..　　ノ 　 .）　ｰ匕　（　　　　　　 {/∧　　‖　/ (⌒＼　‘，∨/　.　〉　　　　　 　 　 ，　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _ﾉ　 ,.￣,　ヽ
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　 ＜ 　／＼　..）　　つ　（　　　　　　　  }V∧ ハ　∨} |: ｝{ : }　‘，∨/　∧ 　 　 　 　 . :‘　　　　 ／　　　　 （ ¨ 　　 ＿_ .＜ _ ノ
　　　 ）　　つ ＜　(⌒⌒) .＞　　　　　　 }＾V∧Iハ　} } |: ｝{ : }　　}〉 / . /　　　u　　 /: :/　 ｡　 _　　　　　　　 ￣∨∧　 ）__）
　 ＜　(⌒⌒) . .） ＼／ （　　　　　　 __ﾉ ﾉ}　 }Π(_ﾉ l/ ﾉ し'⌒∨ 〈 . /　　　　　　.: : :〈　　　_ ｀　　　　　{　 　 　 ∨∧ ―ｚ。
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　 （　 (　　(￣￣　 ＿／　人＿　　￣⌒ﾆ=-　､U i_ｊ　し ＞‐…¬…‐＜｀¨´　　　　 乂　　_∠＿: : ／ ＿ : :(⌒＼)　　 ） L､､､
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　　 　 ＼＿　 ｀¨¨二ニ＝─　　　　-‐=ﾆ二ﾆ=‐-　　　￣‐ﾆ＿　　　　 (__＿)
　　　　　　　￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣¬‐-‐''"⌒
=================================================================================================================

　　　　　　　危機感を覚え、悲鳴を上げる。のしかかるスライムは重く、支えきれないままニアスの身体が廊下へ押し倒された。

　　　　　もがく手が今度はスライムをかき混ぜる。そのたびに、飛び散ったゼリー状の肉体が独立して彼女の身体へまとわりつく。

　

3700 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/10(木) 00:55:33 ID:HjnHJIyt

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, -､
　 ／￣￣　　　　＼　　　　　　　　　　 　 　 　 　 人 (⌒　/
／／／　　　　　　　＞''"~￣￣~ﾟ"''＜　　　　  _ノ あ ｀ヽ/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |￣||￣|
／／　　　　　　　　　,xf7"~￣~ﾟ"''+､　`､　　　  〕　 ッ 〔　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿|　 ||　 |
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　　　　　　 　 , -､　　 ﾉ　　　　　　　　｀¨∨　　　　　。　　　　　　／　　　　 　 　 　 　 　 　 ､　＼　　　 　 　 ／／
　　　　 人 (⌒　/ ／ |　　　 |　　 　 　 　 〈　 ；；　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　＼　　　 ／　　＼|￣￣||￣|
　 　 _ノ あ ｀ヽ/ / |　 |　　　 |　 |　　　　　　　　　　　　　( ＼ﾞ　 　 ∩　　　 ／ )　　　　　　　　 ＼　＼  <_／ ＼／|　 　 ||　 |
.　　　 〕　 ッ 〔 ‖ |／|　　　 |＼|　 　 l 　　|　　　　　　　,:＼ ＼　　}｛　　／ ／　　　　　　　　　＼＼　　　　　　　  |＿＿||　 ||￣￣￣|　 |￣￣|/￣/
.　　 f^Y^!　 ノ　 { 八__|　　　 |＼|　 　 |　|　|　；；　　　　/ 　 ＼ ＼　　／ ／　　　　　　　　　　　　＼＼　　　　　　　　 　 |＿||＿＿　 |＿|＿＿|　 /
.　　  ＼/ Y　　  { [ﾊ苡　¬xf莎ﾌっ　 |　|　|　　　　n　/　　　　)　 ｀¨´　 (___／)　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　 　 　 　 　 　 　 |＿＿＿＿|　　/　 /
　　　　　　　　　�Y八:: '　 　 :::::::|　 　 |　|　|　　　　　/　　　／ ＞''"~￣~ﾟ"''＜　○　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /＿/
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　　⌒ﾏ)　　　　　 {／⌒乂ﾉ＜:::l／　 ＼|　 ＼　／: :L＿／　　　　 〇　 　 　 　 ｀￣二ニ⊃
二ﾆ厂　　　　　　 {､-‐-〈　＼:::V　　　　 ＼＞'゛. . . : ::／　　　　　　　　　　　　　　 「＼
＼)　(＼　　　　　 {　。　 ｀: .　｀"'''' "´　　　}r‐　⌒￣　　　　　　　::　　　U　　　 　 |＼ ＼
　〈￣＼ ＼　　　 ‘，　　　　:ﾉ　　 : 　　。　八 　 　 :　　　 u　　　: { 　 　 　 ﾉ 　 　 |　 )＼＼　　 　 ,　 / / ＼人_人从_／
　 ‘，　 　 ‘，　　　‘，＞'' ゛　　 :/　　　　/　 ｀　　 {　 　 　 　 　 l {　　　／ 　　　　lイ　)　＼)　　　'　/ /　　  ） _ﾚ┴､ （
⊂ニ　　　　‘，　　／　　　 o 　/　　　　∧　　 　 } {　　 　 　 　 ﾉ L.､イ 　　　　 　 |::し'　 　 　 　 ,　/ / /  ＜. 　| ー'　 ＞
　　　￣＼ 　 `'＜(＿___ 　 　 /　　　　/ . }ｌ　ﾉ し'　し'⌒)＿__,,..､-ﾆ⌒|　　　 u　　 |ﾉ　 　 　 　 　 　 / /　　  ）. ┼ 〃（
＼　　　　 ＼　　　　　　⌒"''/　　 　 .: 　 八＿ _､-=ﾆ厂:::::::／{　＼ 　∪　　　　　 ： 　 　 　 　 　 ／　　　 ＜.　ノ .こ　 ＞
＼＼　 　 　 ﾆ-　_　 　 　 　 　 　 ／ 　 /::::::)::::::)::::::ノ:::::::／　 {　　　　　　　　　　　|ｌ　　　　　　／／　　　 　 ）　　つ　（
＼＼＼　　 　 　⌒ﾆ-　._　　 　／　　／(＿(＿(__／⌒¨(_／ u{　　　 　 　 　 　 　 八　　 　 　 ／／　　　  ＜　(⌒⌒) .＞
＼＼＼＼　＼　　　　　⌒ﾆ‐イ｀¨ｌr''゛　　 　 } {　 　 u　　　 　 {　　　　　　　　 　 /⌒υ　　 ／／　　　　　 　 ） ＼／ （
　 ＼＼＼＼　＼　　　　　 　 ﾉ 　U　　　　　 U　 　 　 　 　 　 {　　u　　　 　 　 /　　　　　　／　／　　　　  ／"⌒Y⌒｀＼
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　快楽と共に。ニアスの肌がスライムの中へ沈んでいく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ぴりりとした刺激は断続的に。腕や脛がとりわけ。

　　　　　　　　　　　　　　　淡い電撃のような痛みは。過剰に与えられる快感とまじり、むず痒くも切ない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　知らず。より大きなモノを求めるように彼女の腰が踊った。

　

3701 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/10(木) 01:00:17 ID:HjnHJIyt

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /l　　0 0
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,-‐'二 こヽ　(ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /／,-､! !　　　 〉 >
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 （ O ﾉ　 　 /./_　 l⌒)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ |　　　'‐-､ヽ　l　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 じ　 /⌒ヽﾉ /　.l　lr 、
　　　　　 　 　 }　 {　　　　　　　}{　　　　○ 　 　 　 ＿　　  ヽ ○　/　　.!　∧＼)ヽ
　　　　　 　 　 }　 {　 　 　 n 　 }{　　　　　 　 　 　 (　 )　　　  ヽ-‐'　 　 l　i 　 ー '
　　　　　 　 　 }　 {　　 　 ﾉ:L　八　　 　 　 　 　 　 }　{　　 　 　 　 　 　 し'　 　⊂､ヽ
　　○　　　 　 }　 {　　＞''"~￣　 ￣￣￣￣￣~"'' }　{　　　　　　。　　　　　　　  ノノ　 o　　　　　　　　　 　 　 　 ＼人_人从_／
　　　　　 　 　 }　 {／　 　 ＿二二二二二二＿ ‐-}　{　”''＜　　　　　　　　 　 　 　 　 　 o　　　　　 ／￣)　　　　　 ） 　/　　（
　　　　　 　 　 }　 {／／　　 　 　 　 　 　 　 　 _ ＼}　{　　　　”''＜　　　　　　　　　　　　 (￣)　　　/ /￣　　　　  ＜ 　/＼ノ　＞
　。　　ｎ　　／}　 {／　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ }　{　　　　＼　 ＼　　　　　　　　　　 (　(　　　/ /　　　　　 　 　 ） 　ヽ 　（
　　 　 } {,／　ﾉ　 ｛／　　　γヽ　　　 　 　 　 　 　 }　{　　　　　　　＼＼　　　　　　 　 　 ＼＼　ｌ{　{　 　 　 　 　 ＜ 　ﾉ ）ヽ　.＞
　　 ／　{__／　　 ｛　　 ｎ　 }　 { 　　(￣　) 　 ｎ　　}　{　　　　　　　　､＼＼　　　　　　　　　 ＼ヾ{　ﾟ，　　　　　　　 ）　　ん　（
　／　　　　　　 　 {　　 l l　 }　 {　　　)　 (　　　 　 ﾉ　し'⌒)　　　　 　 ＼　 ＼　 ρ　　 　 　 　 V'， ﾟ，　　　　　  ＜.　　 つ　 .＞
　　　　　{　　　　　｀¨¨´ 乂ﾉ　　｀¨¨´　　｀¨¨¨¨¨´　　(　 ｀¨⌒)　　　　　 　 　 Υ　 　 　 　 　 　 V'， ﾟ，　　　　　　 ）.(⌒⌒).（
　　。　　{　　　　　　 　 (　　 ／⌒＞''"~⌒}┌┐　 　 )／￣￣~"''＜ )　　υ　 |　　　　　　　　　　V'， ﾟ，　　　　 ＜..　＼／　.＞
　　　　　し　　　　＿厂 厂Υ⌒i　{　 　 　 し　 l　　 )/　　　　（_　ﾆ::::｀に)　　　｛_　　　　　 　 　 　 } ｝　｝　　　　 ／"⌒Y⌒｀＼
　　　　　　／￣　　 {　 乂_ﾉ 　 }　{　　　　　／ ｀¨¨´{　　 ⌒i　 　 ´,::::厂　。　　｛　　　∩　　　　　」ﾌ　〈￣￣⌒ヽ
　　 厂￣( 　（ 　　　丁¨´ 　 　 }　{　　_､- ´ 　 U　　{　　 　 | {　　 　｛　　　　　　＼　　　。　　 ／7　∧｀¨"''+､ 〈}
　／／}　厂¨¨＼＿ノ　　 　 i　 }　{　_＞‐-､　 　 　 人 　 　 し　　　 八　　厂￣{二ﾆ-　_　__／　　　　‘，　 　 V∧　　　　 　 　 　 　 ､_ /　‐z
_(,,ノ⌒}　{　　　　　　　 　 　 l　 }　{ /　　　　＼　 　 　 ＼　　　　　 /　厂　　　:: }l{___　　 `､　　　　　　　}　　 　 }ﾉﾉ　　　　　　　 　 　 | /⌒し｛
　　 　 }　{　　　　　　　 　 　 l　 }　ﾚ ∩　ｌ　∩∧　 } {　:　＼　　　∧__」　　　:: :: U_＿ 　 　 ，　。　　　 ﾉ　　　 厂　　 　 　 　 　 　 　 ｌ | ﾆlﾆｌｌ{
　　 　 }　{　　υ　　　}　ｉ　 人_ﾉ /　 l | : | : l |　∧J ｛　　　 }　　 ｛ : ＼￣￣￣￣　　　　　 }　　　　　　　イ　‖　 ／ )　　　　　 　 　 ｌ ﾚ.ｄ､. .{
　　 　 }　{　　　　　　 }　｀¨´ 　 ｲ l 　l | : | : l |　{/ ＼｛　　　‘，　　＼＿＼＿＿＿　　　 　 八二二￣　　ﾌ　ﾉ　／￣　　 　 　 　 ､_ /　　 つノ
＿　　 }　{　　 　 　 ノ＼＿_／　l: l 　l | : | : l |　{　ｎ　＼　　厂￣＼　V￣　　　　　　　　　ム￣)¨¨¨丁　「　ﾉ　(　　　。　 　 　 　 | /⌒し｛
　￣"''-=ﾆ ,＿／￣￣＼　　 　 'J　 l | : | : l |　{　|:L＞ ｀　(　　　　 ”''＜＿＿＿＿＿_厂 (￣￣)　ノ 　 :　[⌒　＼　　　　　　　　 ｌ | ﾆlﾆｌｌ{
　　。　　　　　　　　　　　｀ "'' ‐-‐へl | : | : l |＞''”　　　(￣ ＼　　　。　　　　　　　　　{　 (￣￣)て_／} {:ｌ 「　 　 ､_)　　　　 　 　 ｌ ﾚ.ｄ､. .{
　　　 　 　 _.､-‐-　.,, ___} {＿＿　　　 Υ八　(_ 　　　　　｀¨¨¨⌒ﾆ=‐-　　＿＿＿　､､イ-‐(二厂 　 ＼} {」 L＿　υ　　　　　　　 ⌒ヽつノ
-=¬ﾆ⌒) ( 　 　 　 ___,ﾉ　＼ 　 ￣ヽ ┘　　　)⌒ﾆ=‐-　､､､､　-‐=ﾆつ　＿
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――沈んでいく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスの身体がスライムの中へ。

　　　　　　　　　　　　酸素を求める口だけがかすかに大気へ触れ、それ以外の全てが飲み込まれていく。

　　　　　　　　　　　　四肢はもう全てがスライムの中。お腹は包みこまれ、へそ周りがくすぐられるばかり。

　　　　　　　　　　　　　　　　美しく輝く銀髪も、今はもう取り込まれてゼリーの中を漂うだけだった。

　

3702 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/10(木) 01:06:04 ID:HjnHJIyt

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _人　　　__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 r-" r､　｀'''"　　{、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿　　　　　　　　　　　/　 ///　　　　　　｀｀ー、
　　　　　　　 ,/|/|　　　　　　 　 　 　 　 　 / 　 〉　　　　　　　　　  ﾉ　　!//　　　　　 (`Y")　〉
　　　　　　　| i| i|　　　　　　　　/７　　 　 |　　′　　　　　　　　 ノ　　///　 __　 _ﾉ　ヽ,:ｨ, ./
　　　　　  ／| i| i|、__　　　　 __/ 〈_ nｎ _　|　/　　　　　　　　　 〈　　 .{//しィ"`≠　　　　 （
　　　　 ／　 |/|/ l |　|　　　 |　 　 /|｜|｜|_,′　　　　　　　　　 ゝ　　ヾ="　　{/!　　　　　 )
　　  ／_, 　 /　|　l |　| rｰ┐|/７ /　VＶ/ 厂〉　　　　　　　　　  /　　　　　　_,, V=っ　　　 {
　  〈／/　 ,'　　|__l |　| _]　|_ ,/ /　　 [/　{_/　　　　　　　　　  | (　　　　　''"　　　ｨ/　　　 j '
　　　 /　_ ∨　　　 |　i(＿__/{_/　　　  _､､ -‐…¬…‐-　､､､ﾉ j　 (⌒⌒)　　　〈ｿ　 　　.ﾉ 
　　 ,/　/ ＼〉 　 　 |　|　　　　　 ＞''”　　　　　　　　　　　　　　、　＼.／　　 /〉　　 　　{　　 
　  /,／　　 　 　 　 |_ﾉ　　　　　 _､　´　　　　　 　 　 　 　 　 ⌒ j　　　　　　//　　 　(｀Y"）　　
　  '´　　　　　　　　 　 　 ／　／　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾉ　　　　　 〈〈　　　　 ヽ.ィ　　　
　　　　　　　　　　　　 ／　／　　　　　　　　 /　　　　　　　　　 ゝ　　　　　　`7　　　　/
　　　　　　 　 　 　 ／　　　　 　 　 　 ；；　 /|／:|厂 ￣＼　　　 ヾ　　　　　 .《　　　　 {
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 / : : /��／＼ : ＼／:| }　 　 　 　 》　　　　ゝ
　　　 　 　 　 　 /　　　 　 　 にぅ､､､､.,_ / : : /￣: r┐ : ＼/ : :　 j　　　　　 .}!　　　 ./
　　 　 　 　 　 ,/　　 　 ；；　 /:::::::::_-｀. .｀`寸{ : : : :V」 : : :/ : : (　j　　　　　 ヾ　　　　ゝ
　　　　　　　 ‖　　　　　 __/｀```｀ . . . . . . . ＼ : : _､-ァ''"~~"'' /　 (`Y"')　　_ｨ==、　}
　　　　　　　‖　 　 ＞''"~7 . . . . } i⌒ . . . . . . ｀¨´ :/　　 　 　 ｛　　 ヽ.ィ　 ／　　ﾘ　 ゝ
　　　　　　　 { ＞''”: : : : : {. . . . . .U. . . ._､-ﾆ了￣｀:{___／)　　　 ＼　　　　　　　　'"　／ ､､　-‐
　　　　　　　 {　 _..､､-=ﾆ八 . . u . . . .／. . . ./. . . : : 　 ／　。　　　 ｀　ー '"⌒'ー - " 
‐-　,,_　　　　{　　　　_､-ﾆ込､＿,,.､イ_､､-‐ﾆ＼. . : :　 (　　　　　　　-:::::厂) 　 u　 　 　 　 _､､-ﾆ⌒
　　　　”''＜, { _.､-ﾆ(＼_､- (＼ﾌ ''" . . . . . . ￣. . . : :　_二つ　　　　ﾆ::ｲ¨´ﾆ-　＿..､､-ﾆ⌒　　　　　　　　　　　　　　【正気度】
　　　　　　　 {”''＜ : ＼＼／＼＼､-‐┯‐- ､ . .／) : : ＼ 　 υ 　 ／⌒＼＼　　　　　　　　〇　　　　　　　　　　　　−【1D10:1】
　　　u　　（　{ : : : . .”''-＼＼／:､ ＼__)公⌒)　／ . . : : : )>‐‐=ﾆ⌒＼　　 ＼＼
　　　　　＿)　 : : : . . . . .＿)　＼_)　　　 （／／‘，∠) : : /(　)､､､､､　----　‐‐‐‐‐…………¬冖⌒ヽ
　⊂ニ二＿　 〉: ⊂ニ二_　　　ｎ__/＾)　　　( : : : } . : : : /　厂　　　　　｡　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ _人_人 ,.ノ(_／
　　　　　 　 )　∧ : : : . . . )　　(_　　 ￣＿二二二つ : :{_　(　　 　 )　　　　о　　　　　　　　　　 　 　 　 _)　　　　 　 {
　　 　 　 ／　/ ∧ : : : ／ ＿＿⌒U￣､: :／ . . . . : : : ｛_　 ｀二¨´　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 〉（(⌒⌒)）. (
　　　 　 (　　厂)　}: :／ ／. . .＼｀¨´>､　( . . . . ＼. : : :｛_　 (＿ﾉ　 ／　　　　　　　　〇　　　　　 　 　 < ♥ ＼､／　 /
､ 　 　 　 ￣　( 　 } (_／ . . . . . . ) /{ . .＼＼ . . . . ＼_):｛_　 ＿　　(＿　 ＿　　　　　　　　　　 }　　　　  _)　　｢Ｖ )　(
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.　　＼　　⊂ニ　‖ : : / . . . . 乂 ィ. . . . . . . ＼). . . . : : :｛_ ＼_＿)　(　 　 ／　(　　　　 ､-ﾆ7　　 　 　 _) .♡ (　　 〈_
　　 　 ＼　　　.)‖ : : (_/.: .: .: .:}　{ . . . . . . . . . . . . . . : : :｛_ ()　　　　｀¨¨´ (￣＞''”⌒＼＼ {　　　　　  ﾉ　　　)　　 (_
　　　　　 ＼（　‖: : : . . . . . . . .}　{. . . . . . u . . . . . . . . : : : (_ (￣￣~~~＞､ ＼　 　 　 　 )　‘，　　 　 _) 　　ツ　　 (
　　　　　　　`　ﾉ､ : : . . . . . . .ノ　人 . . . . . . . . . . . . . ). :( : : (_ ＞''”　(　　 ＼_)　　　　 (＿__ ﾟ，　　　 ヽ 　！！❤ {
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　　 ＿／／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　‘， ｛_　　　／　　　　　　　　　　　　 　 　 ／⌒Y⌒´⌒ ヽ
=================================================================================================================
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ついぞ、ニアスの全てがスライムの中へ沈む。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一体化を果たした彼女は知らず、高みへ上り詰めて。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　戦慄きながらアクメ声をゼリーの中へ解き放った。

　

3703 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/10(木) 01:06:32 ID:HjnHJIyt

　
　
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3704 ：名無しさん＠狐板：2025/04/10(木) 01:10:24 ID:lXyTLl4Z

精神力強い

3705 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/10(木) 01:11:54 ID:HjnHJIyt

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　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　 　 | 　 |　　　|＼ 　 |　 　 　 　 V 丁　　　  |
　　　　　　　　　 　/　　　 　 　 　 　 　 　 　 | 　　| 　 |　　　|　 ＼ |　 : 　　| 　 :　|　　 /￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　/　　 　 　 　 　 　 　 　 　 | 　　|／ |　　　|＼＿ |　 : 　　|: . .l . |  '- |　　　  ……………　　　  |
　　　　　　　　　 /　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　-‐| ¬|　　　|　 ＿ l　 |　　 |: : :l . |　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
　　　　　　　　　/　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　 | ＿|　　　|ｨ芯¨ﾌ　 |　　 |: : 八.|
　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　 　 八　　「 符／￣::'::'::'::'::|　 |　　 |: / :　|
　　　　　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|ハ:':':〈}　　　　　|　 |　　 |/ : :　|　　　　　どういうこと？
　　　　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 〉 | 圦　 　 r: ､　 u|　 |　／| : : :　| |
　　 　 　 　 /　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /∧V//＞　｀¨ﾞ　 ィ|　 ｌ/: : :| : : :　| |
　　　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿/ ∧／⌒＼｀¨´]___|　/＞…‐‐-ミ| |
　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　 ＞''"~￣　 ＼ ＞''"~￣￣　　　＼　　　　　　 `､　 
　　 　 　 /　　　　　　　　 　 　 _､‐ﾆニ二ニﾆ-　ｱ -=ﾆニニニﾆ=‐　_‘，　 　 　 　 `　 ＼
　　　 　 /　　　　　　　　 　 　 -=ﾆニ二ニニ=-7-=ニニ二二二ニﾆ=-‘　　　　　　 }　　  ＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 -ニニニ二二二7-=ニニニニニニニﾆ=-}　 　 　 　 ﾉ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 {‐ﾆニニ二二二 -=ニ二二二二ニニﾆ=-}　　　 　 ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ‘-ﾆﾆニニニニ{ -=ﾆニ二二二ニニﾆ=-/l　 　 ／|│
　　　　　　　　　　　　　 　 　 八-=ﾆ二二二八 -=ニニニニニニﾆ=-/}ｉ{　 ／|　|│
　　　　　　　　　　　　　 　 ／￣｀¨¨"'マﾆ- ﾞ　ﾊ -=ニニニニ=- _､イ　}ｉ{／: : |　|│
　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　　　 　 　 >‐=ﾆ二>､ -===- ／￣ 　 　 ∨ : } : |　|│
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 L＿＿＿＿／‐ﾆニア‐ニ＞‐‐イ　　　　　 　 }: : :} : |　|│
　　　　　　　　　　　　　　　 /::i::i::i::i:/-ニニア‐ﾆ／　　　　＼　　　　　‖: : } : |　ｌ│
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　気をやり、意識を飛ばしていたのはほんの数分ばかりのこと。

　　　　　　　　　　　　　目覚めた彼女は自身の肌にまとわりつく、冷たくも緩やかな流動性の感触に淡く喘いだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　未だにスライムへ犯されているのかと錯覚する有り様だったが、実態は違う。

　

3706 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/10(木) 01:18:14 ID:HjnHJIyt

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　　　　　　　　　　　 　 　 　 _-ﾆニ＞''"~￣￣~ﾟ"''＜
　　　　　　　　　　　　/　 _-ﾆ＞''／　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　 　 　 　 _-ア＿／　　　　／ 　 　 　 　 　 ＼
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　　　　　　　　　　　 | l/　/　 　 　 |∠.　|｀`　　　 「＼　‘
　　　　　　　　　　　 |/　/　　　　　「苹ミﾄ､　　　　|＿ ＼|　　　|
　　　　　　　　 　 　 　 /　 　 　 　 l乂ツヘ〉　　 | | 　 ＼|
.　　　　　　　 　 　 　 / 　 |　:　　　|⌒”└‐- ､　| L ＿　|　 　 .:
　　　　　　　　　　　 ｌ′　 |　|　 　 | 　 　 　 　 ＼てツ了|　　 : |
　　　　　　　　　　　 |＼　 |　|　 　 | u. 　 　 　 l〉　￣アl |　　 : |　　　　　裸よりマシ……かなぁ……？
　　　　　　　　　　　 | l :＼|　|　 　 |　　_　､　　　　　/ : l |　 :│|
　　　　　　　　　　　 | | | : ＼:　　　|､　　　　　　　 ノ : l l |　 l│ｌ
　　　　　　　　　　　 | | | |　 |`､ 　 :　＼_.､-‐七ｌ〔￣＼ l |　 Ll
　　　　　　 ／￣￣~"'＜l_,ノ　‘， :l　　　{: : : :| l｛ . 　　�Y／
　　　　　　′　　 　 　 　 ｀　､　‘，|　　　「┌---…¬'⌒ヽ　　　　　　 ＿
　 　 　 　 |　　　　　　　 　 　 ｀　､ |_　　　「＼＿__／l／｝　‘，　  ／ (__):::: ﾟ'　｡.　_　-‐─ ､
　 　 　 　 |　　　　　　　　､　　 ／￣二二ﾆ「＼／／ ／______､  :::o ::::::　　　　::::::.:､-‐　てo。)　 c
　　　　　　,　　　　　　　　 } ／＼二二二二＼　> ∠ -‐っﾆﾆ  {::::::...　　　　　　::::::＼
　 　 　 　 ‘　　　 　 　 　 _-　 -ﾆ＼二二二二｀¨¨¨¨¨二つ‐ﾉ  ゝ:::::::::..　　  o　 　 ::::::ﾟ｡
　　　　　　 }　　　　　 　 _-　 -=二 厂-‐…‐-=ﾆ_￣　___　　＼ﾆ-` ｰ-　 ,,_:::.　　　::::::i　　ｼﾞｭﾌﾟ――――b
　　　　　＿}　　　　　　_-＼_二＿/　　　　 　 -=-｀`-ﾆニニ-　＼| `､　　　 ｀ヽ::　 　::|　 (ヽ
　　　 厂ニニニニニ７ 　　 -=ﾆ7　 　 　 　 　 -=ニ=-＼-ニﾆ=- ＼|＼　　 ℃::　 　::,　　 ) ）
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　肌に張り付くスライムが衣服へと擬態している、と言うべきだろうか。

　　　　　　　　　　　気まぐれに乳首や陰核を撫でる感触があり、背中や乳房の横合いは大胆に開いている衣服へと。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その出で立ちははたしてスライムの趣味なのだろうか。

　　　　　　　　　　　　　胸部から持ち上がった衣服と変貌したゼリーの一部は、いい仕事をしたと誇らしげだった。

　

3707 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/10(木) 01:19:11 ID:HjnHJIyt

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _､-‐‐- _
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　V∧_､- ／／￣~ﾟ"''＜
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | lﾉ上 _l 　 　│　〈>､ 」 : ｌ　| ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |/　　ヾ| 　 　 l　　 V^├┼┘
　　　　　　　　　　 　 ＿,.､　-‐=７¨ ゛　　　　| 　 　 |　 　 　 「:::| |　　　　……はぁ、先に進もう……あ、腕の産毛がなくなってる
　　　　　　　　　　　/　　　 _‐ﾆ/　,/　　 　 　ﾟ｡ 　　ｒっ　 ..､┘ | |
　　　　　　 　 　 　 l 　 . . _‐ﾆ/ ／ 　 　 _.､-ﾆﾟ，　 |､-ﾆ|::::::::::::| ｌ
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　　　　　　　　 　 ,′,／ﾆ〈　　. .{　　. .／ 　 　 　 　 八 |
　　　 　 　 　 　 _{／-ﾆﾆﾆ＼. .八厂〈,__　　 　 　 ／:.:.:.:|
　　　　　　　　／｝-／了＼ニ＼/:i:i:ｉ:i:二ﾆ=‐=フ"'＜ : :|
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　　　　　　 .′　 ｝　 .:l . . ／￣￣＼　　 {／: .　　　　　‘
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　　　　　　 {　　. :}　. :/　　　　　　　 ⌒￣￣}＼. . . . . . .||
　 　 　 　 八　. : L: :/　　　　　　　 　 　 　 人ﾆ＼ . . . .八
　　　　　　　 ＼_‐ﾆ_ ”''＜　　　 ┌‐‐‐‐‐〈 　 ＼ﾆ＞''゛
　　　　　 　 　 7二ﾆﾆ- _ 　”''＜ {ニニニﾆ>､￣⌒'＜
　　　 　 　 　 7‐ニニニ‐＞¬⌒''＜ニ‐／ﾆﾆ- _　 　 ｀ ､
　 　 　 　 　 7　＞ -=ﾆ二二ニ7⌒”'＜ニニﾆ／ﾆ-_　　　＼

　

3708 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/10(木) 01:20:17 ID:HjnHJIyt

二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|///////∨/.:::::ｌ ￣￣￣￣￣|:::::|
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|//////∨/.::::::ｌ ￣￣￣￣￣ |:::::|
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|/////∨/.:::: 「 ￣￣￣￣ ￣ |:::::|
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二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::ｌ::::::::::「￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |:::::|　　　 l 「￣￣￣￣￣￣ ｌ｜
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ￣ 　 　 　 　 　 　 ￣
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　　　　　　　　　　　　　　　　　足を包む湿った感触のまま階段を踏みしめ、ニアスはまた次へと進んでいった。

　

3709 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/10(木) 01:21:48 ID:HjnHJIyt

　






　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ┌──────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │【ここは、５番出口です】　　　　　　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │１：５番出口から次へ向かってください　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │２：８番出口から外へ出られます　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │３：後戻りをしてはいけません　　　　　　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │４：戻ると０番出口からやり直しです　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │５：異変を回避することはできません　　　.....│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │６：なるべく正気を保ってください　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │あなたの正気度は【０８２】です　　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 └──────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　






　

3710 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/10(木) 01:22:12 ID:HjnHJIyt

　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .／
　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　||　　　　　　　　　　　　　　／|＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||　 　 　 .／
　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 【エッチな８番出口】　　　　　　　　　  ||　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　||＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.||　 ／　 　 　 .／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　 　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　 ／　　　　 　 .|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　艾艾　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　 |lili|　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　 |lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿u＿／　　　　　　　　|lili|
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　　　 ┌─--　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
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　　　　　　　　 .／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 人ﾆ'，　:　　　　 　 :{:.　∨}
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 :.-‐=ニニニニ≧=‐ ‐=ニ=‐-!　 ヽ:. :. :. :.}　}


　

3711 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/10(木) 01:24:24 ID:HjnHJIyt

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　______
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ ム=ﾆｰ-　_:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　＞ '"´￣ 　　 　 　`ヽ､.｀ヽ､:.:.:ゝ
　　　　　　　　　　　　　　 ／´　　　 ／　 　 　 　 　 　 ｀ヽ.＼:.:.ヽ
　　　　　　　　　　 　　 ／　　　 　 /　　　　　　　　 　　 　 ＼',:.:.:.',
　　　　　　　　　　　 ／ ／.,'　　 .イ 　 　 　　 　.}　　 　　　 　`､:.:ﾘ
　　　　　　　　　ｰ-ﾆイ/ 　{　　/　l　　　　　　､_ﾊ 　 　 　 　 　 ∨
　　　　 　 　 　　 |｀l　ｲ　　',　/　　ゝ',　　　 / /｀',ヽ　/　 ',　　　 ',
　　　 　 　 l⌒l 　|ﾆ|´ ',./　ﾊ {　　　｀へ　 ｲﾚ'　　|　ｲ　　 ｌ　　 　 !
　　　　　　 |三!'´.l=/ 　'ﾍ./.ｨﾆ二ﾆゞ　　｀´ゝ､=‐､,ソl　 　.|　　　 .|
　　　　　／|三!　.ｌ/ 　ヽ　l ´/／/／　　　　 ｀゛''ゞ 丿　　│　　　ﾍ　/´ヽ　　　　　　　　　本日はいじょーー！
　　　 ／　 .l三!　.ｌ 　　 lゝ{　　　 　 /´⌒⌒ヽ/／／ /　　l',.　　　 ∨三/ 　r=､
　　　,'/　　 |三ﾘ､{､ ､　.{　ゝ　　 　 ゝ ´　 　ソ ゝ二ｲ　　 ,' ヽ　 　./三/　 /三ｿ　　　　　　ここからは、アナザーニアスさんのターン！
　　　 {　 　 {_ゝ` ｿ ヽ‐-ヽ-‐≧=‐-_ 　二二__＜´ノ 　　/　　ヽ　/三/＼/三/
　　 ／ﾍ ∠ﾆ‐'ｰ-‐ソ;;;:::::::::／:{　 　｀{ }´￣ゝ 二´＿. イ　　　 ∨三/　/三/　　　　　　　　叡智パートも残り三つ！　あと少しお付き合いくだされー！
　 ./　 ∠ﾆ三ﾆｲ´-‐'"´￣ {: ノゝ_,イlﾍﾊ､__ノ: : ゝ; : :｀ー-ｨvｿ}{ｿﾆｿ､./三/
　 ,'　./ﾆ三ﾆ,ｲ:.{´: : : : : : : :ゝ`ｰ.､＿};{＿＿ヽ: ;ノ｀ﾞ''ー-ゝ__ソ｀ヽ｀ノゝイ/!
　 |　/ﾆ三ﾆﾊ : l: : : : : : : : : :ﾑ:::::::::::/l:::::::::::::个: : : : : : : ＼ヽ三三＼､_ｲﾚ
　 ﾍ,'ﾆﾆﾑﾆl ﾍ: ﾍ: : : : : : :／＼::::::_;l/:::::::::;:イﾍ : : : : : : : : :}.ﾊ三三￣ﾂ }
　　 ヽ三!三! : : ｿ: : : : イ´:::::ノ:｀´:::::｀'ｰ'´:::::::::::',: : : : : : : :/./:l.ﾆ/ﾆﾆ/ /
　　 .) ヘ{アｌ: : ∧{: ／:::,イ´｀ゝ､;;ｨ_;;､:::::::ﾍ:::::::::::l､: : : : :{ン'´ ;'_/ﾆﾆ/ /
　　 '´　 ゝ､{.∨　ﾍ:{ﾆソ'´:::::::ノ ; ; ; ; ｀1'"´＼:::::::ﾞ＼:.ﾊl: : : ://ﾆﾆ/.ノ
　　　　　　　｀ 　 　｀/:::::::: イ､ ; ; ; ; ; ; ﾍ:::::::::{_ﾆ=ｰ-ｲ l|: : :ｲ/ﾆﾆ∧(
　　　　　　　　　　 /{､:／　　　＞‐-‐'"´ヽ::::::',　　　 　 {ｿ＼ン'"´ 　`
　　　　　　　　　　 ゝｿ　　　　　　　　 　　 ﾍ:::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ‐1
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ｀´


　

3712 ：名無しさん＠狐板：2025/04/10(木) 01:27:15 ID:8Ix54Ym6

乙

3713 ：名無しさん＠狐板：2025/04/10(木) 01:27:42 ID:ktZG35He

乙でした　サービスばっちし

3714 ：名無しさん＠狐板：2025/04/10(木) 01:29:04 ID:JDIgRhnN

乙

3715 ：名無しさん＠狐板：2025/04/10(木) 01:36:25 ID:5ValIvwl

乙
正気度から削られる最大値が10だから最初から、最悪でも正気度が20は残る筈だけど
最後になにがしかエンディングの判定があるのかな？

3716 ：名無しさん＠狐板：2025/04/10(木) 03:52:09 ID:rlPo9PoP

乙
まさかのお着換え対応とは

3717 ：名無しさん＠狐板：2025/04/10(木) 05:42:14 ID:LaYPLpMM

乙でした

3718 ：名無しさん＠狐板：2025/04/10(木) 05:57:50 ID:54KrzHKP

乙でした

3719 ：名無しさん＠狐板：2025/04/10(木) 06:15:25 ID:y3li3FFS

乙でしたー

3720 ：名無しさん＠狐板：2025/04/10(木) 08:14:31 ID:OKfb5Uno

乙

ダイス目が低いのばかりで
まだまだ余裕ありそう

3721 ：名無しさん＠狐板：2025/04/10(木) 20:14:48 ID:CyDZjp8E

乙乙

3722 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/11(金) 00:21:04 ID:t9MkGMCq

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 γ≦:::￣::::::::≧ｰ-...,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 乂::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀::..､
　　　　　____,,,,,,,,,,,,,,_＿＿　　　　　　　　　　 　_,..... -‐‐＝≧=ｰ-＜､::::::::::::::::::::::＼
'' ﾞ´￣　　　　　　　　　　　￣￣''''　ｰ- .,＞ '´　　　　　　_　　　　｀ヽ＼::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　__ 　 　 ／　　　　　　,　'"´　　　　 　 　 ＼.､ ::::::::::::::::::∨
　　　　　　　　 _,,..-‐ ' "´￣　 ￣ア´ 　 ／　 　 ,　　　　 　 　 ∨　　 　 ヾ' ::::::::::::::::::∨
　　　　　　 '"´　　　　　,　 _,＞彡　　 , 　 　j　/　　　　　　　 　 ∨ ､　　 ∧ ::::::::::::::::::ﾞ ｰ-　 ..,,__
　　　　　　　　　　　　　 `ｰ フ'^/ 　 / 　　 ,' ‖　　　　　,　　　　 ' 　∨　 .∧ :::::::::::::: l
　　　　　　　　　　　　　 , 〃´ ‖　〃　　 ﾉ{/ l　　 　　イ 　 ,　　 , 　 ∨ 　 ∧ :::: ､:::::j
　　　　　　　　　　　　／ /　　,j{　 ' ｰ ア￣l!　'　　　〃 l_　.ｲ　 　l　　 !　　 　 {／ ∨八_
　＿　　　 　 　 _..＞'ﾟ 　 !　 /{ ﾍ　!"´　　　ﾍ　ヽ　.ｲ‖ !｀ﾊﾄ ､,　l　　 |!　　 　 ヽ　/く　　｀ﾞ'
´　 　 ｀≧一 '´／ 　 　 ﾑ ‖'.　ﾍ∨ゞ≠=ｫ,　　＼! j　 ﾍ.l　,　 　ﾞ　　 l　　　　ﾍ Y : : ＼
, -―――-z　ﾞ　　 ,　'"´ ﾍ{ , ＼ ﾍゝ"　　　　　 　 ｀ゞ､,,___ ∨ ﾉ　ｒ　,　　 　1, ﾍj.//―‐　　　　　　　　　乙、コメントありがとうございます！
　　　　.＞'〃 　 ／　 イ .ﾉ ｀乂　 7＞-　　　　 '　　　　｀⌒ヾ∨ 丿.丿 　 　 l ∨∨
　_.＞" 　./　 ／..イ＞r⌒'ｰ-‐､＜!　 　(　　.ｨ　　　　　　　"／／´,.ｲ　 　 ,ﾍ.l　∨ヽｰ- ､　　　　　　　　 残り数回となりましたが、本日は熱っぽいので
￣_,,..-‐'' ¨´￣￣ 〈:::::;::::::::::::::::ﾉヽ_ゝ. 　 ￣　ゝ.__ ノ 　､_.イ.ｧ´　／〃　　 1ﾑl. 　∨　､.　 ＼
'"　　　　　　　　 　 ゝ､}:::}:::;::::ﾉ´⌒　 ￣｀≧ｰ- ..,,_　　　＞く_.イ/./,'　　　! ｌ ﾑ. 　 ∨　＼　　　　　　　　投下はおやすみさせていただきます。ご了承ください
　　　　　　　　 ＞ '"⌒ゝし-〈　　　　　　　 　 　 　 ｀ゝ'´::f"::::ヽｌ/ │　　.'　', ∧ 　 ヽ　　｀
　 　 　 　 ,　'"　　　　 ノ　　.ﾉ　　　　　　　　__,,.. -‐　7:::/::::丿::∨　!　　 ｌ!｀ヽ　 ､　　ヽ
　　　 ノ'´ 　　　　　　/　　'´　　　　　　.. '"´　　 　　(_::ｲ:::,ｲ::丿::ｿ　ﾏ 　 !∨ ＼　＼　　＼
　　'´　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　　 下 (:: イヾ､｀ヽ､ |! ∨　　､　 ヾ 、
　　　/￣￣￣/ 　 　 　 　 　　　γ　　　　　　　　　　　　 　 ´ 　 ∨　　へ､ ヽ.　　＼　　｀　､
　　　￣ .ﾌ　./　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ∨　　 　 ＼､__　　｀ﾞ ｰ-
　　　__／　 (＿　　　　　　　　　__/￣/_＿_ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨　　　　　ヽ ｀≧=ｰ‐
　　/____ノゝ＿/ 　 　 　 　 　 /__　　___ 　 /
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　 /　/　/　　　　　　　　＿＿_
　　　　　　　　　　　　　 　 　 /＿/　　￣　　 　 　 　 　 └ ﾏノ　　　 〇　　　　〇
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　くノ


　

3723 ：名無しさん＠狐板：2025/04/11(金) 01:03:35 ID:Pz/VuzRg

了解しました

3724 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/11(金) 21:49:28 ID:t9MkGMCq

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 __
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／´:.:.｀ﾞ':..＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ､.r_-.,,_:.:.:.:.:.ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞ 'ﾞ´　　　｀ﾞヽ､:.:.:.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 γ　 ､　　　　　　　＼ｨ､: )
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾞ .ｨ　f　.､　 　 ､　 ､ .ｨ^ヽ､__　　　　　　　　　　乙、コメントありがとうございます！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｲ' .ﾊ__l､ { ＼ 　 ﾞ　 ﾑ､ゝ廴⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ノ'! {ゝ,z}/ゝｧ≦.､ .l/　l!|父 ＼　　　　　　　　　　途中で中断をいれますが早速やっていきましょう
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 イ≦{ﾍ r}_〈　 ゝ=､⌒j ｨ 1ﾍヽ｀`≧＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ノ､二__八 ‖ r─ ｧヽ} ／ l ﾉ:.:ﾍ ∨:.:.:_ｿ´｀¨ ‐-,,＿
　　　　　　　　　　　　　　　 　　.／:./｀￣:.:γｨ､{　{'⌒⌒ｿ´　ノ'ム.:.:.:'　ﾞ:.:.:.:.:｀ﾞ''ｰ-__,ノ≧､＜:＿.ノ
　　　　　　　　　　　 ＞=＝≦´〃 /':.:.:.:.:.:八=ﾑゝ ゝこｰ' ∨／ﾆ丿:.:.l!丿:.:.:.:.:.:.:.∨:.:.:.:.:.:.:.＼r≦
　　　　　　　　　γ´γ´ ＞'" /'､:ﾉｲ :.:.:.: ／:＼=≧､rv=≦三ノ´:.-=＜.:.:.:;:.. .. .. Y.:.:.:.:.:.:_:.:.:.:∨
　 　 　 　 　 　 八　〈／ ,　　ｲ.:.:.ヽｒノ:.／:.:.:.:.:.: ＞く_.ﾉゝ=＜´:.:.:.､:.:.:.:.:.:.:(　 　 _ノ!:.:.:.／:.:.:.:.:.:{＼
　　　　　　　　／,ｨ /´ ノ 　 /'.:.:.:.〃 /'´:.:.:.:.:.く 　.ノ下､　 　 ゝ:.:.:.:ヽγ´⌒　 ヽﾉj:／:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ ｀　＜
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　　　　　　　　　　ゝｰﾍ　 rｧ’ /　　＼ゝ个.＜__ゝゝ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:弋:.≧=ｰ-_=＜ ¨´　　　イ∨ﾏ´　)　.ゝ' .ノ､　ﾉ ノ
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　　　　'´　　　　　 ﾉ´　　　　{　/ 　 ! i .:o.　j ﾍ:.　　￣｀~⌒Y ..＞ ﾟ´　　　　　　　.:C:. ,　 .ﾉイ ノ´　　 　 ﾍﾉ
　　 /　　　　　　　,　 　　　　乂ゝ　 , j　 　 ﾞ 　ヽ:..　 .....::／j／　　　　　　Y:. 　　　　,心ｨ'" ｀ヽ(　　 　　ノ
　　 !　　 　 　 　 /　 　 　 　 　｀ヽ.八, 　 ‖　　　　 ..:イ イ'　　　　　　 　 ;:..　 １_.イ /　ゝ　　 ) )　　'ﾞ
　　.ﾍ　　　　　　 　　　　　　　　　　　ﾑ ノ'...:__;;::-::::"　　‖　　　　　　　 丿　　j!　 ｲ　　　　−'´
　　　 ﾞ ｰ- ‐＜　　　　　　　　　　 　 _ノ'´　　　　　　丿 .:{　　　　　　　／:. 　　'( 　 {
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／´__　 ､　 　__　 ´ 　 八　　　　 ..:'´　　 　 ノ　＼_ヽ
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3725 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/11(金) 21:50:05 ID:t9MkGMCq

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　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 【エッチな８番出口】　　　　　　　　　  ||　　　／
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3726 ：名無しさん＠狐板：2025/04/11(金) 21:56:16 ID:TSv5FiAs

こんばんわー

3727 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/11(金) 21:56:58 ID:t9MkGMCq

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　　　　　 ／|::::::|　　　| |　　　　　　|::::::::　　　　 : 　　　　　　　_､-　 　∨ニ｝
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　|::::|　 |_..il_.|::::::|　　　| |　　　　　　|:　　　 l八__|汀ト　:　 　 | |/ ///〈| :　 ｌ
　|::::|　 |　il"|::::::|　　　| |　　　　　　|:　 　 ＜ 　　　|　 |　 　 | |∨ / l :| l　 |
_,,|::::|　|゛`ー|::::::|　　　| |　　　　　　|:　　　　 ､　　 |　 |　 　 |/〈／:. l :| l　 | ｌ　　　　風？
::::＼|_,,|　　 :|::::::|　　　| |　　　　　　|:　　　　　 `　　|　 |　 ／. . ‘，:.:.l :| l　 | |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 〈-=｝／　_､-ﾆ〈〈 〉_‐‐-　､ .:　　　　 八
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ]ア _､-ニニ=-∨-==- _　/ ､　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_､-ニニニﾆ=-７-=ニ=-∨＼＼　/
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 -=ニ二二ニ=-/-=ﾆﾆ=-/‘，　＼＼〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 {-=ニ二ニﾆ=-　-=二=-/ ／　　　＼〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 人-=ニニニ=- { -===- ／　 　 ＼ 〈
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀┌‐‐ 七I〔八 -=-／　　　　　　＼
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　階段を登りきり、慎重な足取りで次の階を踏む。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とはいえ見た目に変化なく。

　　　　　　　　　登っているようにも、降りているようにも感じないので『次の階』と言うのは、いくらか違和感があった。

　

3728 ：名無しさん＠狐板：2025/04/11(金) 21:58:45 ID:TSv5FiAs

元ネタにもあった偽物の出口かな？

3729 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/11(金) 22:00:54 ID:t9MkGMCq

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 00
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｢二^^l
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　| ;‐i
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｢二__lﾆ　ﾆl
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈/!_|　;‐i
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 lﾆ　ﾆl
　　　　　　　　 ｜　　 　 | 　 　 　 　 ｜.　 　〈/!_|
　　　　　　　　 ｜　　 　 |　 　 　 　 　|
　 　 　 　 |￣￣|　 　 　 | ￣￣￣￣ |　　 　 |￣￣|
　 　 　 　 |　 　 |　　　 ／::::::::::::::::::::::::::＼　 　| 　 　|
　 　 　 　 |　 　 | 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　|　 　 |
　 　 　 　 |　 　 |／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼|　 　 |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾉﾚ〉
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 rﾍy'´￣￣￣￣｀ Y＾i
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 }　}━━━━━━}　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {　{　 　 /ﾊ 　 　 　{　{
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾉ ﾉ 　　人人　 　　ﾉ ﾉ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _ノ ﾉ|　 ／　　　＼ _ノ ﾉ|
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 r '"´_,.-': :l　ｌ　　　 r '"´_,.-': :|
　　　　　 　 　 　 　 　 　 {　{´: : : : : |__l＿＿_.{　{´: : : : :|
　　　　　 　 　 　 　 　 　 }_.｣:　-‐='´　　　 -‐ }　}: : :_／|
　　 　 　 　 　 　 　 　 ∠ ＿_ ∠ ＿＿∠ ＿_{　{／l｣／|
　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　|　　　　|　　 　 }　}／: : :｜
　　 　 　 　 　 　 　 　 |＿＿_丞-〈〉-丞＿＿_{__{_　-‐fF!
　　 　 　 　 　 　 　 　 |―|　 　　　　l-|　　　|―| 　 　 l-|
　　　　　　　 　 　 　 .トnイ　　　　　 |_|　　　トnイ　 　 |_|
　 　 　 　 　 　 　 　 〈.人.〉　　　　　　　　　〈.人.〉
　　　　　　　　　　　　　l-| 　 　 　 　 　 　 　 l-|
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |_|　　　　　　 　 　 　 |_|
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　不意に感じた頬を撫でる風に、ニアスが視線を向ける。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――進むべき廊下には、ぽっかりと穴が相手いた。

　　　　　　　　　　　　　　底が見えない。ゾッとする暗穴の中央にはジェットコースターのような一対のレール。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　スタート部分には椅子が一つ、添えられていた。

　

3730 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/11(金) 22:09:15 ID:t9MkGMCq

　　　　　　　　　　　　　　　　　＞''"~~~ﾟ"''＜
　　　　　　　　　　　　 　 　 ∠､-‐……‐-　._`､
　　　　　　　　　　　　 　　 (_､- ''"~￣￣~"''-､_)
　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　　　　＼　　＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　 　 `､
　　　 　 　 　 　 　 　 /　　/　　 |　　　|　　　　　　　,
　　　　　　　　　　 　 ,　　　　 / .|　　　|＼ 　 l　　　 ﾟ
　　　　　　　　　　　 ‘　　 l　/＿|　　　|＿＼ |
　　　　　　　　　　　 |　　 zzzzzz 　 　 |zzzzzz　　 　 |
　　　　　　　　　　　 l　 　 |乂ノ└¬冖 乂ノ |　　　　|
.　　　　　　　 ┌ ､ . |　| 　|　　　　 i　　　　　 l　 : 　 ┌ ､
　　　　　　　 | l | | ｌ |　| 　|　　　　　　　　 u　| 　|　 | | | | ｌ　　　　落ちたら……まあ、死ぬわよね……たぶん
　　　　　　　 | l | | l 八| 　|＼　　　r‐:､　 　 ｨ| 　|／| | | | |
　　　　　　　 |　 _.､- つ＼| | |〕c｡, ｀ ´_ ､＜| |／⊂¨"ヽ　「
　　　　　　　 |　(　　/ 　 | : | l : ﾉ : : : : : {: : | |: |: |　＼　) |
　　　　 　 　 「￣￣| -‐…‐- ' __　　　__ﾉ` ‐- ﾆ -‐ 厂￣|
　　　　　　　 |-=ﾆﾆ{　　　)　　 ＼ ∧／___　 ( 　 　 ﾆﾆ=-|
　　　　　　　 |-=ﾆニ　 ／￣￣ア^Υ^＼　￣＼　　二=- |
　　　　　　　 |-=ﾆニﾚ'　 　 _-=ﾆ=-|-=ﾆ=-_　　 ﾏ 厂ﾆ=-|
　　　　　　　 l-=ﾆﾆ‘　　 _-=ﾆニ=-l-=ﾆﾆ=-_　　 ，二=- |
　　　　　　　]l-=ﾆﾆ{ 　 _-=ﾆニﾆ=-|-=二ﾆ=-_　　}二ﾆ=-|[
　　　　　　／¬冖'人　{-=二二=-人-=ニﾆ=-}　ﾉニﾆ=- L｀､
　　　　　/　　｀¨¨´　 〕o｡　￣_､イ : - >｡,￣_ ､イ｀¨¨¨¨¨´　　}
　　　 　 {　　　 　 ／⌒}⌒¨´ -=- : -=ﾆ=- -｛八　　 　 　 　 }
　　 　 　 ＼ 　 　 　 ／} -=ニニ=-|-=ニニ=-{＼　　　　 _､イ
　 　 　 　 　｀¨¨¨¨´ 　 } -=ニニ=-|〉-=ﾆﾆ=-｛ | ｀「¨¨¨´
　　　　　　　　　　　 ／‘，-=二=- 「 -=ニﾆ=-〉､: .|
　　　　　 　 　 　 ／　　 ‘，-=ニ=- -=ニ=- /　 ＼
=================================================================================================================

　　　　　　　　そう長く階段を登ってきたわけではない。ならば、下にはニアスが今の衣服に着替えた廊下が見えるはずだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかし。吹きすさぶ風が立ち上る穴は光を飲み込むほどに暗く、深い。

　　　　　　　　　もしも落ちてしまえば永劫、落ち続けることになるのではと錯覚し目眩を覚える。ニアスの手に汗が滲んだ。

　

3731 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/11(金) 22:17:52 ID:t9MkGMCq

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 , −､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 , −､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 l ∩ ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l ∩ ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | ｌ .! |　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | ｌ .! |
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 l 「1 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l 「1 ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀ｌ k´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀ｌ k´
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｌ´!」｀!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｌ´!」｀!
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | ｌ .! |　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | ｌ .! |
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 l 「1 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l 「1 ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀ｌ k´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀ｌ k´
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｌ´!」｀!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｌ´!」｀!
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | ｌ .! |　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | ｌ .! |
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 l 「1 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l 「1 ｌ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀ｌ k´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀ｌ k´
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｌ´!」｀!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｌ´!」｀!
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 | ｌ .! |　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | ｌ .! |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 l 「1 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l 「1 ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ｌ k´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀ｌ k´
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｌ´!」｀!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｌ´!」｀!
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 | ｌ .! |　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | ｌ .! |
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 l 「1 ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l 「1 ｌ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀ｌ k´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀ｌ k´
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　暗穴には、ちょうど椅子の足と同じ幅のレールがまっすぐに伸びている。

　　　　　　　ニアスが立つ位置からは見えないが、曲がり角の先――階段の側――まで続いているのだろうと言うことは、察しが付く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただ。綱渡りをしてわたる勇気を持つことは、さすがにできそうになかった。

　

3732 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/11(金) 22:22:54 ID:t9MkGMCq

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　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　　_､-‐-　.,_　＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　 _-ﾆニ＞''"~￣￣~ﾟ"''＜
　　　　　　　　　　　　/　 _-ﾆ＞''／　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　 　 　 　 _-ア＿／　　　　／ 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　 |_/ /　 .　　 　 　 /　　 　 　 　 `､
　　　　　　　　　　 「＿/＼/　　　　　/　　　　　　 |　　:, 　 　 ,
　　　　　　　　　　　 |‖ ./ 　 　 　 　 　 |　　　 　 |　　‘　　　‘
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　　　　　　　　　　　 | l/　/　 　 　 |∠.　|｀`　　　 「＼　‘
　　　　　　　　　　　 |/　/　　　　　「苹ミﾄ､　　　　|＿ ＼|　　　|
　　　　　　　　 　 　 　 /　 　 　 　 l乂ツヘ〉　　 | | 　 ＼|
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　　　　　　　　　　　 ｌ′　 |　|　 　 | u. 　 　 　 ＼てツ了|　　 : |
　　　　　　　　　　　 |＼　 |　|　 　 | 　 　 　 　 l〉　￣アl |　　 : |
　　　　　　　　　　　 | l :＼|　|　 　 |　　_　､　　　　　/ : l |　 :│|　　　　　　　　　座らなきゃ駄目かぁ……
　　　　　　　　　　　 | | | : ＼:　　　|､　　　　　　　 ノ : l l |　 l│ｌ
　　　　　　　　　　　 | | | |　 |`､ 　 :　＼_.､-‐七ｌ〔￣＼ l |　 Ll
　　　　　　 ／￣￣~"'＜l_,ノ　‘， :l　　　{: : : :| l｛ . 　　�Y／
　　　　　　′　　 　 　 　 ｀　､　‘，|　　　「┌---…¬'⌒ヽ
　 　 　 　 |　　　　　　　 　 　 ｀　､ |_　　　「＼＿__／l／｝　‘，
　 　 　 　 |　　　　　　　　､　　 ／￣二二ﾆ「＼／／ ／______､
　　　　　　,　　　　　　　　 } ／＼二二二二＼　> ∠ -‐っﾆﾆ＼
　 　 　 　 ‘　　　 　 　 　 _-　 -ﾆ＼二二二二｀¨¨¨¨¨二つ‐ﾉ -`､
　　　　　　 }　　　　　 　 _-　 -=二 厂-‐…‐-=ﾆ_￣　___　　＼ﾆ-`､
　　　　　＿}　　　　　　_-＼_二＿/　　　　 　 -=-｀`-ﾆニニ-　＼| `､
　　　 厂ニニニニニ７ 　　 -=ﾆ7　 　 　 　 　 -=ニ=-＼-ニﾆ=- ＼|＼
　　　 ┐‐-=ﾆ=-‐ ´/＼__二＿/　　　　　　　　　-=ﾆﾆ=-＼-ニニﾆ=- _＼
　　　 〈　　　　 　 _/　　-=ﾆﾆ7　　　　　　　 　 　 -=ニニ=-`､-ﾆニニﾆ=-_
　　 　 ‘，　　 ／八　 -=ﾆﾆ７　　　　　　　　　　　}-=ﾆ二ﾆ=-`､-ニニニﾆ=-_
　　　 　 |:　／　 l　 ＼二,__/＼　　　　 　 　 　 　 }-=ニ二二=-`､-ニニニﾆ=-
　　　 　 |　{　　 ﾉ　 　 ￣ 　 　 `､　　　　　　　 　 }-=ニ二二ニ=- -=ニ二ニ=-〉
　　　 　 | /　／　　 　 　 　 　 　 |　　　　　 　 　 -=ﾆ二二二ﾆ=-} -=ﾆ二ﾆ=-/
　　　 　 |′'ﾞ　　　　　 　 　 　 　 | 　 　 　 　 　 _-=ニニ二ニﾆ=- -=二ﾆ=- ｲ
　　　　/／　　　　　　　　　　　／|　　　　　 　 _-=ニニニニﾆ=-/ -=ﾆ=-／　|
　　 　 |　　　　　　　　　　　 ／　 l＼　 　 　 _-=ニニニニﾆ=- 〈ﾆ=-_､イ　 　 |
　　 　 |　　　　　　　　 　 ／　　　|-ﾆ＞ 　-=ニニニニ=- _､イ>.「¨´ ／　　 ／
　　 　 |　　　　　 　 　 ／ 　 　 ／-ニ- ⌒ニ=‐-　　 -=ﾆニﾆ=-}￣　 　 ／}
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　　　　　　　　　　　　　　　　つまるところ。解決策は、これ見よがしに置かれた椅子に座る以外にない。

　　　　　　　　　　　　　　おそらくは自動で運んでくれるだろう事は推察できるが、その道中で何が行われるか。

　　　　　　　　　　　　　　　　下手をすれば穴の底へ真っ逆さまと言うのも、ニアスの恐怖を増大させる。

　

3733 ：名無しさん＠狐板：2025/04/11(金) 22:26:03 ID:TSv5FiAs

ジェットコースターとドスケベ椅子のコンボか

3734 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/11(金) 22:32:27 ID:t9MkGMCq

　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _､-‐‐- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　　　　　 ＼
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　　　　　　　　　　　　　　　 ＞''"~￣~"''‐ﾆ⌒＼＼　　 ／ 〉
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　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 `､　 　 　 ∨ / ∧ r＜　ﾟ，
　　　　　　　　　　　　/　　　 |　　_` 　 　 　 ∨ /　}{　　　　,
　　　　　　　　　　　 .′　　　|>､´　l　　 　 　 V　 ‖:: 　 　‘
　　　　　　　　　　　 | 　 　　 l斗‐ ｒ|　　　|　　 　 / 八 　 　 .
　　　　　　　　　　　 | |´,ニ=‐ jLツ'|　　　l　　 | / / 　 　 　 ｌ
　　　　　　　　　　　 |八炒　　　 u. |　　　|　 __|'／|　 : 　 　 |
　　　　　　　　　　　 |　 {ヽ　　　 　 |　　　|／／| : |　 : 　 　 |　　　　――しかたない、かぁ
　　　　　　　 　 　 　 V∧､　 r:､ 　 |　 _／￣＼| : |　 : 　 　 |
.　　　　　　 　 　 　 　 V∧＼ 　 _.､| ／　　　　 ＼|　 |:　　　|
　　　　　　　 　 　 　 　 V∧　ﾆ=‐､|' /|　　　 　 　 ＼|:　　　|
　　　　　　　　　　　　 　 V／ 　 　 ﾚﾞ ｛　　　　　　 　 ､　: 　| |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ 　八　　　　　　　　`､|:　| |
　　　　　　　　　　　　　　　_､-‐…¬冖ニニ冖¬‐-　 ､ `､ | |
　　　　　　　　　　　　_､-⌒　　　　　　　}⌒＼￣‐ﾆ_ニニニ=- ､
　　 　 　 　 　 　 _-ﾆ-　　　　　 　 　 　 :　 .:　＼　 ｛￣二=-=二}
　　　　　　　 _ -ﾆ-　　　　　　　　　　　,::／　　 }l＼｛￣　　　　　￣￣L＿
　　　　　 _ -ニ-　　　　　　　　　　　　/´　　 　八: :｛　　-‐…¬冖　￣　　￣　冖¬-､
　　　　　｛ﾆﾆ-　　　　　　　　 　 　 . /　　　　./ ∧:八＿{　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 `､
　 　 　 　 ‐ニ{　　　　　　　 　 　 . ./　　　 _ -={　 V ∧∧　　　　　　　　　　　　 　 　 　 }
　　　　　　 ‐={ 　 　 　 　 　 　 . . /: . 　 ／-=-{　　∨∧∧　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 }
　　　　　　　 -`､　 　 　 　 . . . . /.: . .／-=ﾆ=-{　　　V'∧/＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 }
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　 　 　 　 　 ｛-=＞ ，.,＿.､イ-=ニ-｛ニニニニ=-_ 　 〈＼　＼　 ｀` -ﾆ_ 　 　 〈　　 /ニニ厂ニﾆ-　.,_
　　　　　　 　 ＼-=ﾆニニニ|-=ニ=-ニニニニニニ=- _V ＼　＼　 　 ＼｀` ' ‐-=ﾆ{ニﾆ７ニニﾆ厂ニニ-　┌厄N
.　　　 　 　 　 　 ＼ -=二二|-=ﾆニﾆ厂￣￣￣⌒"'‐ﾆ-‐…‐-= 〉_ 　 　 ＼　　 　 ｀¨¨¨'‐ﾆ_ニ/ニ二二厂-⌒ﾆ} }､
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 V/＼　　 　＼　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .‘. .　　‘　 / :/
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　　　　　　　　　　　　　　躊躇いの時間をたっぷり置いたあと、ニアスは大きく形の良い尻を椅子の上におろしていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼女のために誂えたかの如く。椅子は、ピッタリとニアスを受け止めた。

　

3735 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/11(金) 22:34:48 ID:t9MkGMCq

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三三三三三三三..／￣＼､, ー''"´,ﾉ､,．イ ￣!¨´　 三三三三三三三三三三.ﾊー-‐　.ヽ、 i　ヽ＿　 ',　三三三三三三三三
三三三三三.　＞┴､　 x＝ヽ''┬''" ,.ｲ　　　,ｲ.三三三三三三三三三三三三..,' ´￣　 　 ｀ﾊ　　　　 └‐､.三三三三三三三
三三三三三../　　,―＼,　￣ﾉｲ　¨´　 　 ¨´i　三三三三三三三三三三三三.,!　　　　　　　 ｀＝才´　　 .i.三三三三三三三
三三三三三.,! ヽ､_＿__ﾉｲ￣　　 　 　 　 　 ,′.三三三三三三三三三三三三i　　　　 　 　 　 .〈 ＼__,　,．ｔ,.　三三三三三三
三三三三　/　 _,. -'ﾞ　　　　　　　 　 　 　 /.三三三三三三三三三三三三三.{　　　　　　　　　　ヽ＝,彳´　`､　三三三三三
三三三三../　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　三三三三三三三三三三三三三..',　　　　　　　　　　　 ,′ 　 　 }　三三三三三
三三三三.i　　　　　　　　　　　　　　　／ 三三三三三三三三三三三三三三. ヽ.　　　　　　　 　 　 !（　 ,　,ｲ.三三三三三三
三三三三.!　　　　　　　　 _,.-'"＿_,.イ. 三三三三三三三三三三三三三三三三..＼　　　　　　　　　 'ー‐' /..三三三三三三
三三三.　|　　　　　 _,. -'"　　´　 /　三三三三三三三三三三三三三三三三三三.l｀', ｀ヽ . 　 　 　 　 　 /　 三三三三三三
三三三　| 　 　 　 　 　 　 　 　 /.三三三三三三三三三三三三三三三三三三三.l　i　　　｀ヽ. 　 　 　 /..三三三三三三三
三三三　|　　　　 　 　 　 　 　 i　三三三三三三三三三三三三三三三三三三三..|　　　　　　 ｀ヽ 　 .,′三三三三三三三
三三三.　!　　　　　　　　　　　 |　三三三三三三三三三三三三三三三三三三三.l　 　 　 　 　 　 　 ,′..三三三三三三三
三三三三',　　　　　　　　　 　 |.　三三三三三三三三三三三三三三三三三三三.i　　　　　 　 　 　 ,′三三三三三三三三
三三三.　∧　　　　　　　　　　|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|　　　　　　 　 　 ,'　 三三三三三三三三
三三三三..∧　 　 　 　 　 　 ﾉ.三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三.',　　　　　　　　 ,'..三三三三三三三三三
三三三三三.＼　　　　　_,／.　三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三..＼　　　 　 　 /　三三三三三三三三三
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3736 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/11(金) 22:41:10 ID:t9MkGMCq

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _､-‐‐- _
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　V∧_､- ／／￣~ﾟ"''＜
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | |∨ V / 　 　 　 ／| |　　　| | ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | | ｝}　 | 　 　 |／. 　|＼　|　| | |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | lﾉ上 _l 　 　│　〈>､ 」 : ｌ　| ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |/　　ヾ| 　 　 l　　 V^├┼┘　　　　　っ、案の定……！
　　　　　　　　　　 　 ＿,.､　-‐=７¨ ゛　　　　| 　 　 |　 u. 　 「:::| |
　　　　　　　　　　　/　　　 _‐ﾆ/　,/　　 　 　ﾟ｡ 　　ｒっ　 ..､┘ | |　　　　　　硬くて動けない！
　　　　　　 　 　 　 l 　 . . _‐ﾆ/ ／ 　 　 _.､-ﾆﾟ，　 |､-ﾆ|::::::::::::| ｌ
　　　　　　 　 　 　 |　. .　]‐ﾆﾚ' 　 _､-ﾆ⌒　　　＼ |:::: : |＼::::: ｌ
　　　　　　 　 　 　 |. .　　]‐ﾆ.､-ﾆ⌒ 　　 . . .:　 　 ＼: : |　 ＼」
　　　　　　　　　　 ,′　_-ﾆア⌒７　　 . . ／　　　　　}:: :|
　　　　　　　　 　 ,′,／ﾆ〈　　. .{　　. .／ 　 　 　 　 八 |
　　　 　 　 　 　 _{／-ﾆﾆﾆ＼. .八厂〈,__　　 　 　 ／:.:.:.:|
　　　　　　　　／｝-／了＼ニ＼/:i:i:ｉ:i:二ﾆ=‐=フ"'＜ : :|
　　　　　　　/ 　 }/　 .:l: .　 V￣⌒' ‐--┌ﾆア´　　　＼|
　　　　　　 .′　 ｝　 .:l . . ／￣￣＼　　 {／: .　　　　　‘
　　　　　　 {　　　}　 .:{ ／　　　　 　 ＼　{ ＼ . . . . .　　 |
　　　　　　 {　　. :}　. :/　　　　　　　 ⌒￣￣}＼. . . . . . .||
　 　 　 　 八　. : L: :/　　　　　　　 　 　 　 人ﾆ＼ . . . .八
　　　　　　　 ＼_‐ﾆ_ ”''＜　　　 ┌‐‐‐‐‐〈 　 ＼ﾆ＞''゛
　　　　　 　 　 7二ﾆﾆ- _ 　”''＜ {ニニニﾆ>､￣⌒'＜　　　　　ｸﾞｯｸﾞｯ――――
　　　 　 　 　 7‐ニニニ‐＞¬⌒''＜ニ‐／ﾆﾆ- _　 　 ｀ ､
　 　 　 　 　 7　＞ -=ﾆ二二ニ7⌒”'＜ニニﾆ／ﾆ-_　　　＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　両足に足かせが。肘掛けに置かれた手は、固いベルトが巻き付きがっちりと。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　拘束は硬く、わずかにお尻を浮かせる程度の余裕しかない。

　

3737 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/11(金) 22:43:29 ID:t9MkGMCq

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　　　　　　　　　　　　　　　　 　 八.:.:从.:.:.:-─乂_人_ノ　─-.:.:/
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /＼.:.:＼/⌒Y＾i__ノ　　　.:.:／
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　　　　　　　　　　　　 　 (_,／　 　 /　 　)　　　　　 ＼＿ﾉ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 (＿／
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　　　　　　　　　　　　　　　しばらく待っていると、階下から猫が二足歩行で歩きながらニアスの方へやってくる。

　　　　　　　　猫はそのまま椅子に拘束された彼女の手や足、拘束具へ手を当ててしっかりと固定されているか確認していく。

　

3738 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/11(金) 22:45:59 ID:t9MkGMCq

　　　　　　　　　　　　　　　　／: ヽ　　　＿　 　 　 　 -
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /: :, 　' 　´　　 　 ｀　 ＜:. :.|
　　　　　　　　　　　　　　 /／　　　　　　　　　　 　　ヽ|
　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　　 　 __Гｌ__　　 　 　 　 '
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　二ｌ　| ｌニｌ　 __ |　/　／_＿＿＿＿_l__l＿＿＿＿＿＿'
　二ｌ　| l二ｌ / / |/　　/: : :. :. :./ｌｌヽ: : :　　: :/ｌｌ 　 } : : : ヽ　　＿
　￣￣.┌―' /. Ｏ　 /: : : : : : {_,||__|: :　、 　{_||_ ノ: , ．-: |／: : : : ｀ヽ
　　　　　￣.　　　　　{: :, : :＝:＝:=　　　　　　､-)''":. :. :. :.:|: : : : : : ; 　 ＼
　　　　　　　　　　　　',: : : : :_:, ．-＼__ノ＼＿ノー :―: : : |: : : :, ⌒ヽ　　 ー ､
.　　　　　　_＿_＿＿　':,: : : : :　　　　 ',: : : :/　　　 ; : : : : l: : :/､　　　〉　　　　}
　　　　　 (　　　　　　ヽ ヽ: : : :　　　　 ヽ:_/　　 　 ; : : : :.ﾉ: : : : :',　.　{　　　　ﾉ
　　　　　　｀ヽ　　　　　ヽ ヽ＞ ､　　　　　　　　　 ; : : ／: : : : : : :',　　ー'ー '
　　　　　　　　ヽ ＿,、　　:ー'': : : ー:‐:‐:‐:‐:‐:‐:‐:‐: ': : : : : : : : : : ',
　　　　　　　　　　　　 ''　､: : : : :. ,, イ: : : : :,　　　　　　 ; : : : : : : : :'
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'　,___ノ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やがて、猫は固定具に指さして元気よく『ヨシ』と鳴いた。

　

3739 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/11(金) 22:47:23 ID:t9MkGMCq

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞''"~~ﾟ"''＜
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／ 　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 _､-ﾆ二二二二二二ﾆ- ,_
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　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　／　　　 ／　　　　 　 　　＼　　 　 ＼
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　　　　 　 　 　 /　　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　 　 ｌ　 　 　 　 　 　 　 ‘
　　　 　 　 　 ,　　 　 　 　 　 　 |　　　 　 |　 : 　 　 ｌ　　　　　　　　　　 ＼人_人,_从人_人_人,_从,人／
　 　 　 　 　 ‘　 　 　 　 |　 　 /|　　　 　 | 　l 　 　 |　　　 　 ｌ　　　 　 　 .）.　 　本当だろうな！.　.（
　　　　　　　　　 　 　 　 | ＼/　|　　　 　 |　 l 　／ |　　 : .　 |　　　 　 .／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ﾍ
　　　　　　　ｌ　　　　　　 l　./.＼|／　　　 |　 l／ 　 |　　 l :　 |　ｌ
　　　　　　　|　 . :　　　　| /　　 l　 　　 　 ／l　 ＼ |　　 l :　 |　|ｌ　　　
　　　　　　　|　 : :　　　　lT汀 ミL　 　 　 _､斗i七' 丁 　 l :　 |　||　　
　　　　　　　|　 : |　　 　:�� 乂ツ￣⌒'-　_　乂ツ ﾉ|　　 l :　 |／
　　　　　　　|　 : |　　 　 l「￣　u.　 　 ::　　￣ 　 ⌒|　　 l :　 ｌ　　　　ほんとーに大丈夫だろうなっ！？
　　　　　　　 ⌒`ｌ　 　　 |ﾊ　　　 　 　 l　　　　　 U |　　 l :／|
　　　　　　　　 　 ＼　　 |/∧　　　　r .... ､ 　　　_､ | 　 ／| : |ｌ
　　　　 　 　 　 　 _､＼　|-‐＾うo｡,　乂::::::ﾉ　_､‐7 . |　〈ｌ　:| : ||
　　　　　　 　 　 /　 　 ＼ ＼|: : : :)ｈ｡,　_､イ : / 　 l/　＼」.:.:||
　　　　　　　　　′　　　　　　＼__⌒V/:: :: :: :/　　　　　 ﾉ＼」!
　　　　　　　　 ,　　　:　　　　　 ‘，＼ V/＞‐'‐…‐-　＜. . 　｀`　､
　　　　　 　 ／|　　　|　　　　　　‘，　)ﾉ　　　 _､-⌒　　　. :　　　　＼
　　　　 　 /:／L_　　ｊ_､ -‐…‐-､ﾉ／ ｛　_､-　　 　 　 ／　　 　 　 　 .
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　　　 /＼／　　　　_ -ﾆニニニﾉ-=ﾆニ=-_　　　　 ＼，　　　　　　　 ‘
.　　 / .／　　 　 _-=ニニニニ/ -=ﾆニニ=-　　 　 　 ‘，　 　 　 　 　 }
　　　_｀　　　　_-=ﾆﾆニ二二/ -=ニニニﾆ=-　　　　　 ｛ﾆ- .,_　　　　 } へ
　　'_｀　　 　 _-=ニニニニ- ′-=ニニニニ=-　　　　　 「^-ﾆニﾆ=- ‐=}　ｌ
　.' ｀　 　 　 -=ニニニニ- '　-=ニニニニﾆ=‐}　　　　　｛ 　 ￣‐-=ﾆﾆノ　|
　[｛　　　　 {-=ニニニ=- ′-=ニニ二ニニ=-}　　　　　 {ﾆ=-　　　￣　　 L
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　　　　　　　　　　　どことなく不安を覚えたニアスが叫ぶが、猫はひらひらと肉球の手を左右に振るだけで答えない。

　　　　　　　　　　　程なく。がたんと音を立てて椅子が半回転し、暗穴を真正面に見ながらレールの上を進みだした。

　

3740 ：名無しさん＠狐板：2025/04/11(金) 22:47:31 ID:xVVYK4bG

安全確認したら大丈夫だな！ヨシ！

3741 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/11(金) 22:47:39 ID:t9MkGMCq

　
　
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3742 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/11(金) 22:48:01 ID:t9MkGMCq

ヨシ！
というわけで、ご飯とお風呂タイムしてきまーす

3743 ：名無しさん＠狐板：2025/04/11(金) 22:49:44 ID:10Gs5ryd

乙

3744 ：名無しさん＠狐板：2025/04/11(金) 22:55:49 ID:Pz/VuzRg

一旦乙
ヨシ！

3745 ：名無しさん＠狐板：2025/04/11(金) 23:05:42 ID:fAFoeSSh

一旦乙

3746 ：名無しさん＠狐板：2025/04/11(金) 23:13:46 ID:TSv5FiAs

いったん乙

3747 ：名無しさん＠狐板：2025/04/11(金) 23:17:17 ID:TSnklMP/

乙
下手な凌辱よりこのヨシ！のほうがSAN値削れそうで嫌だわｗｗｗ

3748 ：名無しさん＠狐板：2025/04/11(金) 23:51:16 ID:dAXivcW2

いったん乙ですー
まさかの現場猫であるｗ（ヨシ！）

3749 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 00:29:49 ID:tpY6QxzK

おまたせしましたー
再開していきます！

3750 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 00:36:29 ID:mtvlybyR

巻き込まれるスライム

3751 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 00:38:51 ID:tpY6QxzK

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　　　　　　　 .:　　　 　| ⌒|:|　　 　 　 |_､斗=ミ:　　　　　　|
　　　　　　　 | 　 :　　 |　 .斗ミ､　　　 l＾ｒんハ 〉　　 　 　 |
　　　　　　　 | 　 :　　 | ｲ r ハｒ…‐-､| .乂,,ソ |　 　 　 　 |ｌ
　　　　　　　 | 　 :　　 l.人乂ソ　ﾉ 　 /／/／/|　　　|　　 ||
　　　　　　　 | 　 :　　 l∧/／/　 　 　 　 　 　 |　　　|　　 ||
　　　　　　　 | 　 l　　 |/∧　　　　　　　　　 U |　　　|　　 ||　　　　　　下は見ない……見ない……
　　　　　　　 | 　 l　　 |//∧　　　　r〜‐-､　　|　　　l　／ | ｌ
　　　 　 　 　 ＼ l　　 |///＾＼　　 　 　 　 ／ !　 　 ﾚﾞ　　| |
.　　　 　 　 　 　 ＼　 |//　　 |/≧o｡.,__,.イ　　|　 ／//| 　| |
　　　　　　　　　　　＼|/. 　 　|///}: : : : :ﾉ　　： / l // | 　| |
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　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |_／　　　　　 _.､- ￣ 　 　 　 　 　 ‘，
　　　　　　　　　　 ＿　　-‐…‐-　,_　_､- '´／　　　　　　　　 　 　 |
　　　　　　　　 ／　　　　　　　＼／＼　 ／　 　 　 　 /　　　 　 　 |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　自由になる首を上に向け、背もたれに後頭部を添える。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　カタカタと言う小刻みな振動が頭を、視界を揺らす。不快感はない。

　　　　　　　　　　ただ、それ以上に落ちたくないと言う不安が勝り拘束されるも自由な手のひらで肘掛けをぎゅっと掴む。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　自然と。足にも力が籠もった。

　

3752 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 00:44:50 ID:tpY6QxzK

　
　　　　　　　ｷｨ――
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　 　 　 　 |￣￣|　 　 　 | ￣￣￣￣ |　　 　 .|￣￣|
　 　 　 　 |　 　 |　　　 ／::::::::::::::::::::::::::＼　 　| 　 　|　ｷｨ――
　 　 　 　 |　 　 | 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　|　 　 |
　 　 　 　 |　 　 |／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼|　 　 |
　 　 　 　 |　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　::|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゆったりとした進行は、ニアスが怯えて歩くのと同じ程度に遅い。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　じれったさと苛立ちがないまぜになり、愚痴が零れそうになるころ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ようやくと変化が現れた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　両側の壁に設えられたドアが音を立てる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最初の異変と同じように。ゆっくりと、開いた。
　　
　

3753 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 00:51:32 ID:tpY6QxzK

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　　　　　　　　 　 　 　 　 |::::::::|　　 　 　 |:::::|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　猫が銃を構えている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『――は』と。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　直接的な殺意が自分へ向いて、ニアスは思わず呆けた声をだした。

　

3754 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 00:53:56 ID:bZY/SMUD

銃を構えているってことはニアスさんを銃殺する準備ヨシ！ってことなのか ! ?＞現場猫

3755 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 00:55:06 ID:/HiKLz7O

あかん現場猫で笑えてしまう

3756 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 00:56:56 ID:60YC/2Xr

どうして……

3757 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 00:57:14 ID:tpY6QxzK

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　_　‐_¨ - ¨
_　‐_¨ - ¨
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　銃声は『ぱきゅん』と、間の抜けた音色であった。

　

3758 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 01:00:28 ID:tpY6QxzK

　

　　 　 　 　 　 .,⊆ 乙00
　　 　 　 　 　 .`７⊂′
　　　 　 　 　 　 .`‐┘　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼_人_人_人_人_人_／
　　　　　　　　　　,勹　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _）　　 　：　　　　 .（_
　　　 　 　 　 　 く く　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _）　　 　ﾂ　　　　..（_
　　　　 　 　 　 　 ＼）　　　　　　　　　 　 | 〉　 　 r‐-､　　　　　　　　　　　　о　　　　　　　　　　　 　 _）　　 　つ　 　 　（_
　　　　　　　　　　　r--､　　 　 　 　 　 　 |/∧　 ﾉ 厂r‐:､　　　　　　　　。　　　　／　　 |　　 ／　　　 _）　　/ 〃　　 . 　（_
　　　　　　　　　　　 己ﾉ　　 　 　 　 　 　 | '/∧ しﾞ　 |:.:.:.`､　　　　　　　　　　 ／ :/ 　 ﾉし／　　　　　_）　 /⌒し｢Ｖ ）.　（_
　　　 　 　 　 　 (⌒⌒)　　　　 　 　 　 　 |　/ ∧　 ﾟ /￣~"'＜￣￣~'ト､　　／　 /　　　　(　　　　　　 _）　l エ. 　 ＼(. 　（_
　　　　　 　 　 　 ＼／　　　　　　.；；　 　 | 　 '/∧／ ⌒　､ 　 ＼ 　 ﾉ　`／ 　 :/　　 　 ⌒＼　　　 　 _）　| C､ ‐ﾋ〃 　 （_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 | 　 '/ / /　 　 　 ＼ 　 ＼　／　 　 /／/　　　　　　　 　 　 _）　　　　(」 ）　 　（_
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |∨　　　 {/　　　u　　　｀ヽ　／　　　 :/　 /　　　　　　 　 　 　 ._）.　.‐ﾋ〃.　♥　　（_
　　　　　　　　　　　　　　 ○　 　 　 　 |　　　　 /　　　　　　　 　 ﾉ/　　　　 /　 /　　　　　　　 　 　 　 _）　 (」 ）　 ｢Ｖ )　（_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　。　　　V/ 　 ‖　　。　　／　⌒７　　　　 /　 /　　　　　　 　 　 　 　 ._）　 　 　 　)／　 （_
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 V　 ‖　　 　 ／　 　 //　 　 　 　 ／＼　　　　　　　 　 　 　 _） r､ｎ　T ヽ〃.　（_
　　　　　　　　　　　　　|　　　　　 　 　 　 ∨‖　{　 ／　　　//∧　 　 　 ／＼　 ＼　　　　　　　 　 　 _） ヽノ (｣￣_)　　.（_
　　　　　 　 　 　 ＼､_ﾉし 　 _､-‐‐-　､. _ノ:‖　 {／　　　 ,〈///＞''"~~￣~"'+､　　　　　　　　 　 　 　 _） 　┼.〃　｢Ｖ ) （_
　　　　　　　　 　 　 )　(　　/　　　　 　 ｀''＜{　　　_､､-‐冖'"~ / 　　　　　　　　V/　 }　　　　　　　　　 _）　,-|--、ヽ)／　（_
　　　　　　　　 　 ／⌒ 　 .′　　　　　 　 　 〉　／　　 　 　 　.:　　　　○　　 　 }{　 /　　　　　　 　 　 ._）　i_」　 ﾉ　　　　（_
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 {　　 　 :ﾉ　 　 　 ／|　　　　　 　 　 { 　 　 　 　 　 　 八:/　　　　　　　 　 　 _）　　♥ fＹ´）　　 （_
　　　　 　 　 　 　 　 ；；　 {　 　 :/　　 　 ／　 |､ -‐‐-　_　 　 {　　　　　　　　 〈 ∨　　　　 .,⊆ 乙00　_）　　　 |／　　　 （_
　　　　　　　 　 ｏ　　　 　 ｝　　/-''"⌒'〈　 ／　　　　　　＼　 {　　　 　 　 　 ∧V　　 　 　 .`７⊂′..／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y ＼
　　　　　　　　　　　　　　＞''”　 　 　 　 >'゛　 　 　 U　　　 ＼{- _　　　　　　{'//　　；；　　......`‐┘
　　　　　　 ／　 　 ＞''”　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 　 V⌒ﾆ- _　 　 {‖　　　 　 　 　 ,勹
　　　 　 ／　 　 　 　 　 　 。　　　　　　　　　 　 　 　 �U　　　 ‘， /⌒ﾆ- ,_ {八　　　；；.　 　く く
　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 /　　　。　　　　　　　 U　　　　 }/　　　　　＼　＼　　　 　 　 .＼）
　　。 　 　 /　　　　ι　　 　 　 ′　　　　　_.､､._　 　 　 　 　 　 }ｌ　　　　　 　 >､　＼　 　 　 　 r--､
　　　　　 /`｀'‐_　　　　　　　 . :{　　　　　_-.:.:.:.:.:.:-　　　　　　 . .八 　 　 ＼／　　　　＼＿＿＿..己ﾉ
　 　 ┌ '゛).:.:.:.:ﾆ　　　　　 . . : .‘　　　　 ﾆ:.:(::ｬ:::).:ﾆ　　 　 . . . /⌒＼ 　 　 ＼　　　　　　 　 .(⌒⌒)￣￣＼
　 　 └‐く.:.:.:._-　　　　. . : . . . .‘， 　 　 ´-_｀¨´_-｀ 　 . . . . .,､　　　　　　　　 ＼＿＿＿＿　 ＼／..　 　 　 ＼
　　　　　　ﾏ`｀　 . . . : . . . . . . . . .)h､　　 　 ｀``｀. . . . . . _､イ( 　 　 　 　 　 　 　 >　　　　　￣＼ 　 ＼　 　 　 ＼
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　一筋の赤い光がニアスへ突き刺さると同時に、彼女はアクメへ達してのけぞった。

　　　　　　　　　　　　　　　されども拘束された身体は逃げ場などなく、わずかに浮いた尻の合間に淫水が滴る。

　　　　　　　　　　　　肌が一斉に粟立つ。ばちばちと弾ける視界は、膣内を深く貫かれたのにも似た快感に瞬いていた。

　

3759 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 01:02:18 ID:bZY/SMUD

アクメビームガンヨシ！

3760 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 01:05:11 ID:EHwuxdT6

ああ、アクメビームかこれw

3761 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 01:07:54 ID:tpY6QxzK

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _､､-‐…･…‐-　.,_
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＞''”　　　　　　　　　　　”''＜
　　　　　　　　　|　 ,　 　 　 　 ／　　_､､ -‐…‐-　.,_　　　　　　 ＼
　 　 　 　 ＼､_ﾉし/|　　　　／　_､∠ﾆ=‐¬冖¬-ﾆ二- _　　　 　 ‘，　　　　|
　 　 　 　 　 ）ｒ'⌒N 　　 ＞''”　　　　　　　　　　　　｀`''＜-_　　 　 ‘ 　 ＼､ﾉし／
　 　 　 　 ／　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　 　 ，　　⌒) (＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ､　　　　 　 　 `､　/ ‘　　 ／⌒￣　　　 　 .ヽ/ ll
　 　 　 　 　 ，　 /　　　　　／　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　 　 ∨ /,ｉ　　　　　　　　　　　 - (￣ .／
　　　　　　　　　/　　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ∨/| ｌ　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ/ ll＼
　　 　 　 　 　 /　　　 　 /　　 :　 　 　 　 　 　 |　　　 ，　　　　　　∨| |　 ；　　　　　　　 　 .- (￣　／
　　　　　　 　 ′　　　　. 　 　 |　 　 　 　 　 　 |　　 　‘　　　　　　　〈|　　 　_丶⌒ヽ　　　　　..ヽ/ ll＼
　　　　 ；；　 　 　 　 　 ｌ　　　 |　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 ，　　　　　　　　　 (　　　　 )　　　　...- (￣ ／
　　　　　　　ｌ　 　 　 　 |　　　 |　 　 　 　 　 　 |＼ 　 　 ‘　　　　　　 ｌ 　 　 乂＿ ノ　　　　　　　 　 ＼
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　　　　　　　|　|　　　　 ﾚ"　,xzzzzx ､-ﾆ⌒.:/:/:/:/:/:/}{:/:|　　　　 |　| ｌ　；
　　　　　　　|　|　　　　 | .ｨIア¨乂”ノ/＼:/:/:/:/:/:/:/:∪　!　 　 　 |　l ｌ　　　　　　　　　は……へっ♡ なんれ……っ♡
　　　　　　　|　|　　　[　| ､｀とつ/:/:/:/ 「＼　 :/:/:/: 　 　 |　　　　 |　|」
　　　　　　　|　|　　　[　|　＼:/:/:/:/:/:/:＼」　　　 　 　 。 |　　 　 / 了　　　　　　　　　 なん、で……いっ、テ……♡
　　　　；；　 ＼|　　　＼|＼,__＼　u　　　　　　　　　　　 　 |　 　 ./: /:| ｌ　　；；
　　　　　　　　 ＞……‐‐＜:::::: ＼　 　 　 　 r〜　-‐''＾)　|　　 ∧/:/| |　　　　　　　　　，，
　　　　　　 ／　　 　 　 　 　 ”''＜::｝ｈ､　し　 ∨､　ｉ::／　.ｲ　　′∨.:| |　　　　　　　　　　　”
　　　　　／　　　し　　 　 　 　 ＼ ”''‐-≧=‐- ヽ)　(_ｊイ . |　/　　　＼」_,＞''"~￣￣￣~ﾟ"''+､
　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　＼ . . . . . . . . (＿ﾉ”L)　|./　　　＞''”　　　　　　υ 　 　 　 ﾟ，
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　この廊下へ囚われてより、何度となく味わった深イキがニアスの身体を駆け巡る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アクメの余韻は留まることを知らず、肌が波打つように震えている。

　　　　　　　　　　　　　　

3762 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 01:08:38 ID:mtvlybyR

どうしてそんな銃を撃ったんですか？

3763 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 01:09:59 ID:tpY6QxzK

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　‐_¨ - ¨
.　　　　　 　 　 　 |V　ﾊ.　 ／|.　　　　　 　 _　‐_¨ - ¨
.　　　　　 　 　 　 | ∨ ‘／　 |､丶` _　‐_¨ - ¨
　　　　　　　 　 ∨　　　 　 　 ' ‐_¨ - ¨
.　　　　　　 　 　 〉　　　　 　 　 　 ￣ア
　　　 　 　 　 　 ﾍ　　　　　　 、丶 `
　　　　 　 　 　 　 ﾍ　　 　 ､、 ＼
.　　　　　 　 　 　 　 ＼　 ､ ヽ ｀` ＼
　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼l＼ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　＞＼
=================================================================================================================

　　　　　　接触も、高ぶらされることもなくアクメに達した事で混乱したままのニアスを他所に再び一筋の赤色が突き刺さった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　次は連続で。左右より『ぱきゅん』『ぱきゅん』『ぱきゅん』。

　　　　　　　　　　　ドアの隙間から顔をのぞかせた猫が、ニアスを狙って何度も何度もアクメを強制する銃撃を見舞う。

　

3764 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 01:15:42 ID:tpY6QxzK

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 __人_/＼／{_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼　　,　　 ｒー ＞
. 　＼人_人从_／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 )／}　　 |　（
　 　 .） 　ー　.（　　　　 　 　 　 　 ._／￣￣~"'+､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＜. 　乂_.ノ　　＼
. 　＜　 (＿__　.＞　　　　　　 　 .〈∧　　　　　　 `､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 )　　-`ヽｌｌ（￣
　 　 .） 　/　　（　　 　 .，　　／￣V∧　 _､-‐‐-　_)　　　　　i　　'　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＜　　　_.ノ 　 ＼
. 　＜ 　/＼ノ　＞　　‘　　/　　 　 V/-ﾆ､-‐…‐-ﾆ> 　n 　 |　　　 ’　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼人_人从}　　　ツ　　ｒ'~
　　　） .|　--　（　　 　 　 .′　|　 V/丁　　　　　　〈　　　 　 |し／　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ）　-`ヽｌｌ　 .(⌒⌒)　{
. 　＜.　ﾚ(＿,　 ＞　　 　 |　　 |　　V ∧　　　　 　 ‘，　 　,　｀ヽて　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＜..　　_.ノ　　...＼／　 ＞
　 　 .）　　や　（　　　 　 八　広,　　V ∧　　　　 　 ‘､　　'　　　}（＿＿　　　　 　 　 　 　 　 　 ）　　う　..（~⌒Y⌒~＼
. 　＜　 .,--、　＞　　　　 　 ﾌ : :＼　〉/∧　　　 　 　 `､　 　 　 ￣￣￣　　　　　 　 　 　 　 ＜.　　 ツ 　 ＞
　　　.）.（ノ　）.（　　　　.，　　｀>''⌒''＜//∧　　　　　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）.(⌒⌒).（
. 　＜.　　 つ　 .＞　　 .； 　 /　。　　 :: ｀'＜'，　　　　　 　 ｀¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨二二二￣＼　　.....＜ 　＼／　.＞
　 　 .）.(⌒⌒).（　　　　　　/　　　　　{　　 V∧　　　　　　　　　　”''＜￣　　　　　＼　 ＼　　　.） 　/　　（
. 　＜ 　＼／　.＞　　......厂￣￣＼ ﾉ 　 　 V∧: ､　　　　　　　　　 　 ｀¨¨¨¨¨¨¨¨´ 　＿ 〉　＜ 　/＼ノ　＞
　　／"⌒Y⌒｀＼.// 　 { 　　　　　 ＼　。 /:i:i:i:＼＼ 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　 　　　｀''＜..）　.／ ll （
　　　　　　　　　//　　／￣　 　 ＼／ 　 /:i:i:i/＼i:＼＼　　　　　　　　　　 　 ＼　　 　 　 　 ＜　　＼　　＞
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　　　 　 　 　 　 ／　￣. : : : .＼　 ｛､／:i:i:∠＿　‘， ＼: : : : : : : . ￣厂二ﾆ=‐-　､ ＼　　　 ＜　　._.ノ　 .＞
　　　　　　　　　{ . : : : : : : : : : : ＼ }:i:i:＞'"~~~"''+､`､　 >…‐-=ﾆ二{　　　 　 　 　 ＼ ＼　　　.）　　つ　（
　　　　 　 　 　 ‘ : : : : : : : : : : : :＞''”　　　　　　　 ＼V:i:/　　　　　 "''+､　 　 　／(_　＼　　＜　(⌒⌒) .＞
　　　　　 　 　 　 ，厂￣￣＼／　　　　　　　　　　 　 ＼{　 　 　 　 　 　 ＼ 　 '⌒) て　 `､　　 ） ＼／ （
　　　　　　　　　　V:i::i::i::i::i:／　　　　。　　　　(⌒＼　　 ‘ .　　　 ○　 　 　 `､　⌒＼　 　 ::..＜　(⌒⌒) .＞
　　　　　　　；　　 {／￣:７: . .　　 　 　 　 　 　 ＼___）　　 ，. .　　　　　。　 　 `､ 　 　 　 　::　　.） ＼／ （.　 　,′.　.∧
　　　　　　　；　　 {:i:i:＿/. ／　　 ￣~ﾟ"''+､ . 　 　 　 　 　 }: . . . . .　 　 　 . . . : ‘，　　　　　}..／"⌒Y⌒｀＼../　　.../　 ,
　 　 　 　 　 　 　 {／::/／　　　 　 　 　 　 ＼ . .　　ｎ　. :ﾉ: . ._､-''"　　￣~ﾟ"''‐ﾆ}　　　　　 }　 　 　 _-} : 　 /　　.../ill　　,
　 　 　 　 　 　 　 ∨／　　　　 　 (⌒し 　 　 `､ . . .　 xf(. .／　_.､-=つ　　　　 　 ”''＜　　::　　 　 _-＾} 　 /　　.../. ill　　 .,
　　　　　　　　 　 ／　　 　 　 ─-''ﾞ 　 　 　 　 ‘，. ／∧｀＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀`/　　　_-⌒ﾌ　 ′. 　/　 |il　　　 ,
　　 　 　 ，　 　 　 　 　 　 二⊃　／⌒ 　 　 　 l／ /(　))ﾊ　'｡､　　　　　　 　 っ　　　　 /　　　-⌒／／　 　 /ﾐｚ,Jil　　　　 ,
　　　 　 'ﾞ　 　,　　　　　　　　　／　　　　　 　 ‖　｛､ `　彡}　}　`''‐ﾆ_ 　 　 　 　 　 　 /　 _､‐⌒-_／　　　 ./　｀¨)ilミz,、　　 ,
　　　　　　　 ‘　　　　　　　　　　　　　　　　／八　〈>､　彡'　ﾉ⌒ﾞ'- _　 ‐ﾆ_ 　 　 　 ／_､イ　 　 　 `､.　',＼/ril　　 |ih、｀ﾐz、　,
　　　,#　 　 ,　　　　ο　　　　　 　 　 _､-　　 ⌒ム ﾉ　〔　／　　 　 　 '‐ _　 ￣￣)　￣　　　　　　 　 `､ ',.　 |il|　　 ｀¨ﾐｚ,　¨｀　 ,
　 　 i#　　 ‘　　　　　　　　　　　_､-　　 　　/⌒厂ﾞ｝　{[⌒ﾟ，　　　　　　　｀¨¨¨¨´ 　 　 　 　 _､､　　　　`..',.　|il|　 ｚ．_　）i}ゆ:)　 ＼／/
　　　:: 　 .:′　　 　＿ _ ､､ -　´_､-‐:-､　 / 　 ‘　 ｝　{l　　‘，　　　　　＿　　　　　 へ　 　 (　　)　　　　 ` ,. |ill　,．｀¨ミiく(○i)　　　 /
　　　　　 '　　　　　　　　　_､-　　　　　 ) /　　 ，　 l　｛　 　 ‘，　　　　　　￣＼　 (　　　　　｀¨´　　　　 　 `,.lili　_｀¨ミz)k_｀¨´　　　/
　　　 　 　 　 　 　 　 _､-　　　　 　 　 /〈　 　 ‘ 　 :l 　{_　　　‘，　　 　 　 　 　 ＼ 　 ､　　　　　　　 　 　 　 .�Z ヾil(⌒)ilニ　　　　/
　　　　 ，　　　　　／　 　 　 　 　 　 /　‘，　 ，　　:l　 ｛_　u　 ‘､　　　　　　　　　 ＼__)　　　　υ　　　　　　..|　　｀¨｀´¨つi）　　 /
　　　　‘　　　　　　　　　　　　　　　/　 　‘， ‘　　　｝ 　 ）　　 　 `､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _＿/　ｒ ､ ｒ-{i、/i:)　 ／
　　 　 ，　　u　　　 　 　 　 　 　 ／　 ∧　∨　　　 L_／　　　　 　 `､　　　　　　U　　　　　　　 　 　 　 　 ＼　 ‘,i:i:i:i:ii:)i:i:i/.／
　　　 ‘　　　　　 　 し　　　　 ／　　 /　‘， }　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼　＼i:i/ V /
　　　 ，　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　 　 し　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　／
　　　 {　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｛ 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼／
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　直撃のたび、ニアスの身体がアクメに踊る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一発で一度は必ず。連続すれば、その回数だけ。

　　　　　　　　　　　　　　直撃した身体のいずこかを中心に、瞬く間に全身に広がるアクメ快楽へとあえぐ。

　

3765 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 01:19:57 ID:tpY6QxzK

. 　､__人_人_人
. 　）　ｰｧ　、 .（　 　 .＞''"~￣~"'+､　　　　　　　　　 　 i　　’,　 ﾟ
. 　）　（__丿　.（　 ／　　　　_-ﾆ＞''"~~~ﾟ"''＜　　 ＼､ﾉし'／
. 　）　 や 　　（..., 　　　　_->''゛　　　　　　　　 ＼ 　 '⌒V
. 　）　 っ　　 .（.‘ 　 　 _-ｱ　　 　 　 ｌ 　 　 　 　 `
. 　）　fＹ´）　 （　──┘{　ｌ　　　 　 |　　　 ::　　　 ，
. 　）　|／　　 （　───{　|　　　 　 |　　＿,| 　 　 ‘　　 　 　 　 　 　 　 ＼人_人从_／
. 　⌒Y⌒Y⌒Ｙ.|　　　 　 V|　　　 　 l ／ ／| 　 [　 ｌ　　 　 　 　 　 　 　 　 ）/l　　「 (
　　　　　　　 �U|　 　 　 　 | 　 　 　 抖羔ミi| 　 [　 |　　 　 　 　 　 　 　 ＜　 乂ノ　 ＞
　　　　　　　 │|　 　 　 �U|　　　 　 K_･ﾉ`｀L,__」　 | ｌ　　　　　　　 　 　 　 ）　-`ヽ　(
　　　　　　　 │|　 　 　 │| 　]　　　lu ' ' 　 　 ＞　| |　　　　　　　 　 　 ＜　　._.ノ　 .＞
　　　　　　　 │|　 　 　 │| 　]　　　l　∠ﾌ ／|　　 | |　　　　　　　 　 　 　 ）　　つ　（
　　　　；；　　�U|　 　 　 �U|　八 　　ト　 イ＼ |　　 | ｌ　　　　　　　 　 　 ＜　(⌒⌒) .＞
　　　　　　　 　 l　／￣~ﾟ" '〜- ＼_」＼￣￣＼　　ｌ　　　　　　　　　　　 　 ） ＼／ （
　　　　　　　 　 | ′ 　 　 　 　 　 　 ___ |＼／￣￣￣~ﾟ"''- _ ､､くｸ　　....＜　(⌒⌒) .＞
　　　　　　　 　 | {　　。　　　　／￣　　 ￣~"'+､　　　○　　　ヽ::::)　　　 　 ） ＼／ （
　　　　　　　 　 |∧　　 　 　 /　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　　＼　　..／"⌒Y⌒｀＼
　　　　　　　 　 |/∧　　　／{　　　　　　　　　 　 　 V:､ .　　υ
　　　　　　　 　 |//∧　 / /]{　　　 .:に):. 　　。　　　V/＼ . . 　 　 　 }
　　　　　　　 　 |　/ ∧/ /^^{　　　乂::::::ﾉ 　 　 　 　 }::i::i::[＼ . . . . . ﾉ
　　　　　 　 ＿..|　 /＾7 / 　　， . 　　｀´　　○　 　 . 八::i::[::i::`､‐-‐'ﾞ　　；；
　　　　 　 ./　 _）　　〈,/　　　 ﾟ. . . . .　　　 　 　. . . /:i::ｉ::ｉ:八::ｉ::‘，　　　　　　　　　(⌒＼
　　　　　../　/○○. 　>''⌒　 　:､. . . . . . . . . . . .／:i::i::ｉ:/::i::i:V/∧　　　　　　　 　 　 　 ‘，　〈⌒ヽ　i⌒'，　　　_､､〜`｀
　　　 　 ,' . ,'.│| 　／　　　　　⌒ﾆ- _. . . . _､-ﾆ.:i::i::ｉ::ｉ/::i::i::i::}'/::ｉ:ｌ　/ ， 　 　 　 　 　 　 ‘，　　　‘，　_､､〜`｀
　　 　 ./　/...│|　＼　　　　　　　　　　丁(::i::i::i::i::i::i:／::i::i::ｉ::ｉ:}/〉リ/｛　 　／ 　 　 　 　 　 ‘，_､､〜`｀　　}
　　 　 i{　乂＿ﾉ￣｝.＼　　　　　　　 ／￣⌒T¨):／::i::i::i::i::i::i::V://　{　／ 　 　 　 　 _､､〜`｀，　　　} ｀¨´
　　 　 ゝ。＿ {￣{__}￣}＿　￣￣＼/　　　　 ｊ／⌒＼::i::i::i::i::i::i∨ ,,　 (　　　_､､〜`｀ 　 　 　 ‘，､ . ﾉ
　　　　.../￣/.：　 ロ　 ロ :}::i::i::i::i::i√　　　 /　　　　　＼-=ﾆ二　　_､､〜`｀＿ 　　　　　',　　　}　｀´　　　ﾊﾟｷｭﾝ――――――――
　　　..../　 /__ V ￣}_ノ￣.￣￣ ヾ√　　　/ 　 。 　 ＼　＼::i::i::ﾆ,_　　，　　　￣ニ=- 　 ' 　 　}
　　...../　γ　　 Y¨ヽ　　 W::i::i::i::i::√　 　 ′　　　　 　 ＼　V/::i::i::i:ﾆ=- ___ ‐ﾆ￣　 　 　 ＼__ﾉ
　　...｛＿___ノ＼___,ノ　　...W::i::i::i::ｉ√　　 ,　　　　　　　　　 ＼V/::i::i::i::ｉ::}　　　 ＼
　　　　　 　 ○..|　　　 　: }'￣￣V　　　 ′ 　 u　　　　　　　　V/::ｉ::ｉ::ｉ::}　　　　　＼　　　，
　　　　　 　 ○..|　　　 　: }::i::i::i::i:{ 　 　 ， 　 　 　 　 |　　 　 　 V/::ｉ::|ｌ }　　　。　　 ＼　　‘
　　　 　 (.'⌒Y⌒｀)　 　 : }'￣￣ﾞ{ 　 　 {　　　　　　　し'　　　 　 V/::八}　　　　　　　　`､
　　 　 　 ＼　　／　　　 : }::i::i::i::i:{ 　 　 {　　　　　　　　　　　　 　 V/ン　　　　　　　　　 `､
　　　　 　 　 Y. |　　　　 ,ﾉ￣￣⌒＼　八　　　　　　　　　 　 　 　 「　　　　　　　υ　 　 　`､
　　　　　　　 │|　　 　 /::i::i::i::i::i::rV∧'/∧　　　　　　　　　　　　　|＼　　　　　　 　 　 　 　 `､
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　絶頂しきった身体が降りることなく、途切れなくアクメに晒される。

　　　　　　　　　　　　一瞬。ニアスの頭が耐えきれず焼き切れたように途切れ、しかし再びのアクメが彼女を繋ぎ止めた。

　　　　快楽連鎖が途切れず、視界は黒く染まって戻らない。危ういところに陥っている自覚を得る余裕さえなく、舌がだらりと揺れる。

　

3766 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 01:26:18 ID:tpY6QxzK

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　 |:::li:: ::＼:::()_)}l[]ll　　...i〜〜´、人 , 二::::::|
　 |l::li:: ::: :::＼:::::|::::|　 　人／ｆ　 ＾ __/　）:::::人
　 |l::li:: ::: ::: : il::::|::::|　　...＞ヽ　＿＿_　＜
　 ＼＼::: ::: ::il::::|::::|..　.う:::::::ｒ=ｭ:::::::::/::::::::ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　楽しそうな笑い声がする。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　猫の上げる声は、醜悪な嘲弄とは縁遠い無邪気な笑い声。

　　　　　　　　　　　　　　　　　おもちゃの銃で遊ぶ子どもが、上手く的当てられた時にあげるような。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハイスコアを狙えるとはしゃぐ子どものような。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そういう、楽しい楽しい笑い声が続く。
　　
　

3767 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 01:37:56 ID:tpY6QxzK

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 人
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　　　　 　 　 　 　 .Y　　....|　 ∨:::: 〉　　 　し |　　 　 　 |　　　 |: : :|　:　　 　 |:│　　　　　　（――――ああ、つまり私は……っ♡）
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　　　　　　(込､:::. . 　 . . . : . .:{:.　　 　 し　　　　 　 } . . . .||: 　 ／ 　 　 ＼　　　　　　　　　￣　　￣￣　　 ＼／
　　　　　　　￣｀　､ . . . . . | . { . : .　　　　　　　 . :} } . . . 八　　　　　　　　　　 ⌒し　　　　　　　／
　　　 ι　 　 　 　 ＼. . .　| . .'， . . . : . . . . . : .　ﾉ/ . . ./⌒U　　　　　　　}　　　　　　　 . . : . .
　　　　　　　　　　　　)＞ ├‐ 入 . . . . . . . . . . .(_ﾉ . . ｲ : : : 　 　 　 　 　 }　　　　　 . : . . . . .′
　　　　　　　　 　 　 (ﾉ　　}|　　⌒＼ . . . . . . . . . . .／ :し : :　　　　　　　.:　　　　. : . . . . . . .′
　　　　　　　　 　 　 　 　 U　　　　⌒＞ ､::::::::::::／,_ : : : :　　　　 　 　 /＼　. . : . . . . . . . .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(_／⌒に_厂|￣]ﾆ=-　.,_　　　　 /::ｉ::ｉ::＼ . . . . . . . .:
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∨|::i::i::i::i::i::i::i::「ﾆ=-＜::i::i::i::i::i::＼ . . . . .:　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∪ 　 〈|::i::i::i::i::i::i::ｉ:八＼::i::i::i::i::i::i::i::ｉ::ｉ::＼＿/／
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |::i::i::i::i::i::i::/し 　 ｀''＜:i::i::i::i::i::i::i::i::i:/
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　かたかたと椅子が揺れている。股ぐらから溢れた淫らな蜜は暗穴へ、レールへ落ちて淡く光り輝く。

　　　　　　　　　　　猫の子どもが放つアクメを強制する光線銃に撃たれ、音を鳴らす玩具となったニアスが廊下を進む。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3768 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 01:41:18 ID:tpY6QxzK

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼人_人从_／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ）　‐ﾋヽ .（
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ）..| ニｌﾆ.（
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＜.　| (_ハ　＞
　　　 　 　 ＞''”　　　　　　　　 ”''＜　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ）　　つ　（
　　　　 ／　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ . /　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＜　(⌒⌒) .＞
　 　 ／　　　　　　_､､-‐=¬=‐- .,_　　 ∨ /　　 　 　 　 　 |　　　 　 　 　 　 ） ＼／ （
　　/ 　 　 　_､-ﾆニニ＞''"~￣￣　　 ￣~ﾟ"''＜　　　_＿ノ し 　／ ／　 . ／"⌒Y⌒｀＼
　 ‘　　　 _-=ﾆﾆ＞''”　　　　　　　　　　　 　 　 　 ､　 　 ￣＼ ( ／
　 ｌ　　　-=ﾆア´　　　　　　 　 　 　 /|　　　　　　　 ＼　　　　 ∨　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼
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└―‐‐７　　.　 　 　 　 　 |　　_/_____|／　　 |　 　 ｌ　　　，　　　　　　　 ./　＼＿＿　　　　 　 　 ﾉ　 ..土 ヾ.　　 ,
　 |　　/　　　　　　　 　 　 |.／/　　　|　　 　 |＼　 |　 　 ‘　 　 　 .＿ r- 「 ー‐,　　 ／　　　　　 .ヽ　 (丿 ）お　 {
　 | 　 ｌ　　　　　　 　 　 　 |　/,　　 　|　　 　 |＼＼|　　 　 　 　 　 ヽ　￣|　「　i^^)（__　　　　 　 　 .}　　土 ヾ. 　.{
　 | 　 |　　 ｌ　 　 　 　 　 ≪¨丈竿ミ |　　 　 |　 ＼| 　 　 |　　　　　..} γo ⌒ヽ｀´ ／　 　 　 　 　 .}.　.(丿 ）　 　{
　 |　 ，　.　|　　:　　　 　 (__｝h､｀二"⌒ﾆ-_　|　 　 | 　 　 |│　　....ノ　乂ノ⌒jﾉ　 乂__　　 　 　 　 .}　　(　 　 　..{
�U|　 |〉 . . .|　　| . 　　　　 |/／/／/／/／〈 芯x　| 　 　 |│ 　 ： ヽ 　　　ｒー ､　 ／　　 　 　 　 /　　　)　　　..(
│|　 |∧. . |　　| .　　　 　 | /／/／/／/／ Vゞ'》っ　　 │|　　 ； 　 ） 　　⌒_)ﾉ （＿　　　　 　 ./ (^Y ). ツ ❤＼
│|　 |/∧. |　　| . 　　　　 l　/／/／ ／　　 ﾉ／/ | 　 　 |│　　....／　(⌒'⌒）　　／　　　　　../⌒)／(⌒Y)　　 (
│|　 |//∧|　　| | 　 　 　 |　　 　 　 ____　 　 /／/| 　 　 |　　　　..⌒ヽ ＼／　　（　　　　　　　　　/⌒ )／⌒´￣｀
│|　 |////|　　| | 　 　 　 |　　 　 ／.:.「｀　　 　 八|　　　 ,　 　 　 　 　 .＼／　⌒
│|　 l///,人　 | | 　 　 　 |　　　/.:.:.:.:.l　　U 　///|.　　 /
│|　 l＞'”　 ＼| l　 　 　 │　　｛⌒Y:ﾉ　　　 ム'/,'|　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　【正気度】
＞''”　　　 　 　 N　 　 　 │　。 ゝ イ　 　 ／⌒∨|.　/　｡　　　　　　　　　　　　　　　　　−【1D10:1】
　　　　　　　　　 /＼　　　「- _　　) (　_､-⌒　　　N. /
　　　 　 　 　 __/___. .＼　 |:: :: :＞し＜　　　υ　　 |/　　　　　ｏ
　　　　　　∠二二ﾆ＼:.＼| ／ｉ{　　｡　　　　　　　 /
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　性行為の対象としてですらなく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただの的として。流され、副次的な強制絶頂を味合わされ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスは階段まで運ばれていった。

　

3769 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 01:46:15 ID:tpY6QxzK

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　　　　　　　　　 　 　 　 　 て__,. r＜,z-‐.ﾐ　.ﾑ
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　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 廴_)　　　 .い Y
==================================..￣.============================================================================

　　　　　　　　　　　　　ファンファーレが鳴り響く。おぼろげに表示される名前らしき文字と数字は、スコアだろうか。

　　　　　　　　　　　　　　ニアスにとっては、絶頂を強制された数字に過ぎないものがきらびやかに輝いている。

　　　　　　　　　　けれど屈辱を覚える暇はなく。再びやってきた猫に拘束を外されたニアスは、震える足で階段を登った。

　

3770 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 01:47:06 ID:tpY6QxzK

　

※修正


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　　　　　　　　　　　　　ファンファーレが鳴り響く。おぼろげに表示される名前らしき文字と数字は、スコアだろうか。

　　　　　　　　　　　　　　ニアスにとっては、絶頂を強制された数字に過ぎないものがきらびやかに輝いている。

　　　　　　　　　　けれど屈辱を覚える暇はなく。再びやってきた猫に拘束を外されたニアスは、震える足で階段を登った。

　

3771 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 01:47:17 ID:tpY6QxzK

　






　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ┌──────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │【ここは、６番出口です】　　　　　　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │１：６番出口から次へ向かってください　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │２：８番出口から外へ出られます　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │３：後戻りをしてはいけません　　　　　　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │４：戻ると０番出口からやり直しです　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │５：異変を回避することはできません　　　.....│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │６：なるべく正気を保ってください　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │あなたの正気度は【０８１】です　　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 └──────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　







　

3772 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 01:47:35 ID:tpY6QxzK

　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .／
　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　||　　　　　　　　　　　　　　／|＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||　 　 　 .／
　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 【エッチな８番出口】　　　　　　　　　  ||　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　||＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.||　 ／　 　 　 .／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　 　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　 ／　　　　 　 .|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　艾艾　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　 |lili|　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　 |lili|　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　 ／ 　 　 .／|　　 　 　 .|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　／　　　　　|lili|　　　　 　 ‐┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　 |lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿u＿／　　　　　　　　|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　 　 　 　 　 ￣
　　　 ┌─--　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
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　　　　　　　　 .／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 人ﾆ'，　:　　　　 　 :{:.　∨}
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3773 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 01:48:19 ID:tpY6QxzK

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　　　　　　　　　　　　　　　ノ　/　 /.∠.._',　|　 | .|　1 .l .| ',　　　　　　　　　　　 　 .//　　　　　ニアスさんタフだね〜
　　　　　　　　　　　 ｰ＝彡' /.! 　.{ｲ≠ｫ､ヽ}ヽﾘ､lヽ !　! !　ヽ､ 　 　 　 　 　 　 　 //
　　　　　　　　　　　　　.ｲ /.,' .l'､　.lﾍ心ｿ｀　　.ｨzｫ､ﾘ .ﾘ ! !｀'ｰ'´　　　　　　　　　//　　　　　　それでは、また次回〜
　　　　　　 　 　 　 　 /,' ,' ｲ (.', ＼ゝ::::::　　　 乂ｿ!ｌ!./ ｲ,' 　　　　　 　 　 　 　 //
　　　　　　　　 　 　 ノ l　! {ゝ ﾍ､{ﾍ￣ r　 ､ ::::＜彡'／ｲ∨　　　　　　　　　　.//　　　　　　　土日で８番出口をくぐれるかな？
　　　　　　 　　 ＞'ノ_,,.＞≦三/ｌゝ ＼ 　｀ 　 イﾑ! {ノ＿_ ヽ　　　　　　 　　 //ｿ
　　　　　　''ｰ＝ア' /={三三ﾆ/　lﾊ　ﾍ｀ ≦ﾊ　|　ｌ　!ﾆﾆﾆム｀ヽ､ 　　　＞'´ア'´j
　　 　 ..-‐―＜ 　,'三ﾑ三/./　,ｲ.ﾄゝ　　__ノハl　 ',､ﾍﾆ./三ﾑ＼｀ヽ.r'´　　'ｰ-　}
　　 ./／'´　 　 　 l三三=/./イ 1/　 ｀ '´ 　く　} 　 ∨=,'ﾆ二ﾆ',　ヽ.ｲ　　　　ゝソ
　　.ﾉ'　　　　　.／.|=ヽ_}:/　　 l .|　　: .　　 │ｲ　　 ｲﾆl三三ﾆ１　 {ゝ､_ 　 ｲ´
　 .,' 　／ｰ-‐'´　 .1三〉'へ　　l l　. : : : .　 //ヽ､イ=ﾑ_!ﾆ./ﾆﾆ.! 　 ﾘ三ﾆﾆｿ
　 .|! / ／　,／　　.!=/ﾆﾆア　 ﾑ!　ヽ / ／,.'　　 ＼ﾆ.ﾑ_/三三!　 ,'三三ﾆ,'
　 ﾍ { .{　. '　　／ .|=!三.く 　　 ∧　 ,' / ./ 　 　 ／ﾆﾆ〈三三ﾆl ./三三ﾆ/
　　 ヽ ｌ./ 　／ 　　!:|三三ヽ　　　＼l l　,'　　 ／ﾆﾆﾆﾆﾑ三ﾆﾆ.ｲ三ﾆﾆﾆ,'
　　　　,' 　 ;　　　　ｌﾑﾆﾆﾆﾆ＼　 ∧ ヽ '　.／三三三.ﾘ=1三.ム三三三l
　　 　 {　| .lゝ　 ヽ .!ﾆ＼ﾆﾆﾆﾆ＼　ﾍ │ｲﾆ三三三ｱ三ﾊ三{三ﾆﾆﾆﾆ,'
　 　 　 ヽ! ﾑ ｀ヽ １ｌ三ﾆ`'ｰ＝=＝＞､ヽ!ﾘ､ﾆ二＞'´ﾆﾆﾘ∧ﾆ',三三ﾆ/
　　　　　　｀'ｰ-　ｿ ﾊ三ﾆﾆ１､三三-‐@'ﾘ三三三三三.ｲ　 ＞ｰ-=-''
　　 　 　 　 　 ／イ.1三三.ﾘ .1三三三`'１ﾆ三三三三.ﾘ､
　　　　　　　　　　　 !三ﾆﾆﾑ　ゝ三三ﾆ@ﾑ二ﾆ＝=ﾆ三二ヽ
　　　　　　　　　　　.l三三三ｌ　∨三三三ﾆ/´:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ､ヽ､＼
　　　　　　　　　 　 .|ﾆﾆﾆﾆﾆ|　 }三三三ノ.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ﾆﾆヽ､
　　　　　　　　　　　 !ﾆﾆ二ﾆ! .ｲﾆﾆア''´三|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}=､ﾆﾆ}
　　　　　　　　　　　 l三ﾆﾆﾆ! {≧≦三三ﾆl:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.: ,'=ム=Y
　　　　　　　　 　 　 .|ﾆﾆﾆﾆ|/三三三ﾆ／::',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ/ﾆ三ﾑ１
　　　　　　　　　　　 １三三.|'ﾆﾆﾆﾆ.／-､:::::ﾑ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',三三ﾆ|
　　　　　 　 　 　 　 ﾑ=＝=１二ﾆ／:.:.:.:.:.:ヽ::{!:.､:';.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l三三ﾆ!
　　　　　　　　　 　 /´　./ _ﾉﾆ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ヽ:ｿヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾘ!ﾆﾆﾆﾘ
＿＿＿＿＿＿＿.ｲ１| ｲ'´ｲ.ｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Yゝ:ヽ:.:.:.:.:.:.:,':ﾉ二ﾆｿ＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣ゝ ｌ１ }￣Yﾑ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌﾆ1:.:.:.:.:.:.:.:.{ｲ三ア ￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　 ￣"´　　 　　　　　　　　　　　 　　　　 ￣´


　

3774 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 01:48:31 ID:EHwuxdT6

乙乙
なんだかんだでそこまで下がってない
ニアスさん、悪運は強い

3775 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 01:54:50 ID:bZY/SMUD

乙でしたー！

楽しい楽しい射的遊び（おまけ・ニアスさんのアクメ地獄）ヨシ！

3776 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 02:08:27 ID:3bv5kDvF

乙

3777 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 05:11:28 ID:Mii8PkEq

乙

3778 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 05:51:53 ID:4TjYb1Y9

乙でした

3779 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 06:55:27 ID:HMLMZpUl

乙でした

3780 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 08:06:21 ID:tW6QEw1K

乙です

唐突に現場猫出てきた時点で草生えたわ

3781 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 11:56:09 ID:j9/P0TVT

実際6d10で出来るだけ減らすな、で19しか減ってないは相当運いい方よね

3782 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 11:58:33 ID:60YC/2Xr

読者的には運だけど、ここはニアっちゃんの精神力が強いと評することにしたい

3783 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 11:59:48 ID:VwogrHZG

なつしおさんの別作品でニアスは結構アへアへしていたので、ほとんど堕ちないこちらは見てて結構新鮮

3784 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 14:33:51 ID:tpY6QxzK

　　　　　　　　　 　 　 r‐┐　　　　　　 _.. -─- ...
　　　　　　　／＼　 　|　 |　　　　 ,　'´　　　　　 　｀ヽ
　　　　　　　＼　 ＼　|＿|　 　 ／　／　　　　　　　　 ∨ 　 　 　 　　 　　 　　 　　 　 //
　　　　　　<＼ ＼／　　　　　.,'　., '　,　 ,'　　　　 　 ヽ .∨　　 　 　 　 　 　　 　 　　 //
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　　　　　　　　　　　　　　　ノ　/　 /.∠.._',　|　 | .|　1 .l .| ',　　　　　　　　　　　 　 .//
　　　　　　　　　　　 ｰ＝彡' /.! 　.{ｲ≠ｫ､ヽ}ヽﾘ､lヽ !　! !　ヽ､ 　 　 　 　 　 　 　 //　　　　　　乙、コメントありがとうございます〜
　　　　　　　　　　　　　.ｲ /.,' .l'､　.lﾍ心ｿ｀　　.ｨzｫ､ﾘ .ﾘ ! !｀'ｰ'´　　　　　　　　　//
　　　　　　 　 　 　 　 /,' ,' ｲ (.', ＼ゝ::::::　　　 乂ｿ!ｌ!./ ｲ,' 　　　　　 　 　 　 　 //　　　　　　　ニアスさんのメンタル強い
　　　　　　　　 　 　 ノ l　! {ゝ ﾍ､{ﾍ￣ r　 ､ ::::＜彡'／ｲ∨　　　　　　　　　　.//
　　　　　　 　　 ＞'ノ_,,.＞≦三/ｌゝ ＼ 　｀ 　 イﾑ! {ノ＿_ ヽ　　　　　　 　　 //ｿ　　　　　　　　残り二回、どうなるかなぁ……やっていきます！
　　　　　　''ｰ＝ア' /={三三ﾆ/　lﾊ　ﾍ｀ ≦ﾊ　|　ｌ　!ﾆﾆﾆム｀ヽ､ 　　　＞'´ア'´j
　　 　 ..-‐―＜ 　,'三ﾑ三/./　,ｲ.ﾄゝ　　__ノハl　 ',､ﾍﾆ./三ﾑ＼｀ヽ.r'´　　'ｰ-　}
　　 ./／'´　 　 　 l三三=/./イ 1/　 ｀ '´ 　く　} 　 ∨=,'ﾆ二ﾆ',　ヽ.ｲ　　　　ゝソ
　　.ﾉ'　　　　　.／.|=ヽ_}:/　　 l .|　　: .　　 │ｲ　　 ｲﾆl三三ﾆ１　 {ゝ､_ 　 ｲ´
　 .,' 　／ｰ-‐'´　 .1三〉'へ　　l l　. : : : .　 //ヽ､イ=ﾑ_!ﾆ./ﾆﾆ.! 　 ﾘ三ﾆﾆｿ
　 .|! / ／　,／　　.!=/ﾆﾆア　 ﾑ!　ヽ / ／,.'　　 ＼ﾆ.ﾑ_/三三!　 ,'三三ﾆ,'
　 ﾍ { .{　. '　　／ .|=!三.く 　　 ∧　 ,' / ./ 　 　 ／ﾆﾆ〈三三ﾆl ./三三ﾆ/
　　 ヽ ｌ./ 　／ 　　!:|三三ヽ　　　＼l l　,'　　 ／ﾆﾆﾆﾆﾑ三ﾆﾆ.ｲ三ﾆﾆﾆ,'
　　　　,' 　 ;　　　　ｌﾑﾆﾆﾆﾆ＼　 ∧ ヽ '　.／三三三.ﾘ=1三.ム三三三l
　　 　 {　| .lゝ　 ヽ .!ﾆ＼ﾆﾆﾆﾆ＼　ﾍ │ｲﾆ三三三ｱ三ﾊ三{三ﾆﾆﾆﾆ,'
　 　 　 ヽ! ﾑ ｀ヽ １ｌ三ﾆ`'ｰ＝=＝＞､ヽ!ﾘ､ﾆ二＞'´ﾆﾆﾘ∧ﾆ',三三ﾆ/
　　　　　　｀'ｰ-　ｿ ﾊ三ﾆﾆ１､三三-‐@'ﾘ三三三三三.ｲ　 ＞ｰ-=-''
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　　　　　　　　　　　 !三ﾆﾆﾑ　ゝ三三ﾆ@ﾑ二ﾆ＝=ﾆ三二ヽ
　　　　　　　　　　　.l三三三ｌ　∨三三三ﾆ/´:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ､ヽ､＼
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￣￣￣￣￣￣￣ゝ ｌ１ }￣Yﾑ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌﾆ1:.:.:.:.:.:.:.:.{ｲ三ア ￣￣￣￣￣￣￣￣
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3785 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 14:35:11 ID:tpY6QxzK

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　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三　　　　　　 ／
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　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 【エッチな８番出口】　　　　　　　　　  ||　　　／
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3786 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 14:41:24 ID:tpY6QxzK

―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿
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＿＿＿＿＿＿―　 ...|＼. 　 　 　 　 　 /　/　 　 ＿＿＿＿＿￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―━━―￣￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿
―――━━――　 ....＼＼ , _＿ ＿,,,,...　ー　ニ　−.....　 ―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
＿＿＿＿　 ＿　 ,,,,...ー− 　 _‐ −　 /　/￣....＿　 ―━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣＿＿
―――――￣　 ..￣￣￣＼ |　　　/　/　 ＿＿　 ―――￣￣￣￣￣￣￣　 　 　 ＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿―――━ 　 .!　　 /　/　　　　　　 ┌ー‐‐‐'''''''''''''''''ーー-- ,.,,..,.、.ﾞ　 　 ＿＿　 　 ―━━―￣￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿
―――━━――――￣　　 　 ./　/　　　　　　　　ー‐ー‐ー‐￣･'''''''''''ー‐‐‐--二＝　　　　 「 / rｰ; 　 . ￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
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―――━━――――￣　 　 　 ￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━―￣￣￣￣￣
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3787 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 14:45:14 ID:tpY6QxzK

　

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　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 了:i:i:厂　　-=ﾆﾆ二|〉-ﾆ-∧
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |:i:i:ｉ{/　　　 -=ﾆ二 -ﾆ-/　‘，
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |:i:i:ｉ{_,,..､､ -‐…¬冖¬…‐- L
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |:i:i:ｉ{　　　　／　∠ﾆ>､　＼　 「
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |:i:i:i厄)　／　／Yア'⌒＼　＼｛
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 八:i:i／／　／ 　 |′ 　 　 ＼　＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鼻の奥に甘やかな香りが残っている。

　　　　　　　　　　　　　　　　視界が乱れたような錯覚と目眩を感じながら、ニアスは息を整えながら壁に手をつく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　指先に壁へ触れる感触があった。けれど、かすかに違和感が残る。

　

3788 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 14:50:36 ID:tpY6QxzK

　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＞''"~￣~ﾟ"''＜
　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　　_､-‐-　.,_　＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　 _-ﾆニ＞''"~￣￣~ﾟ"''＜
　　　　　　　　　　　　/　 _-ﾆ＞''／　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　 　 　 　 _-ア＿／　　　　／ 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　 |_/ /　 .　　 　 　 /　　 　 　 　 `､
　　　　　　　　　　 「＿/＼/　　　　　/　　　　　　 |　　:, 　 　 ,
　　　　　　　　　　　 |‖ ./ 　 　 　 　 　 |　　　 　 |　　‘　　　‘
　　　　　　　　　　　 | |∨　　　　　:|___／:　　　 　 |　　　,
　　　　　　　　　　　 | l/　/　 　 　 |∠.　|｀`　　　 「＼　‘
　　　　　　　　　　　 |/　/　　　　　「苹ミﾄ､　　　　|＿ ＼|　　　|
　　　　　　　　 　 　 　 /　 　 　 　 l乂ツヘ〉　　 | | 　 ＼|
.　　　　　　　 　 　 　 / 　 |　:　　　|⌒”└‐- ､　| L ＿　|　 　 .:
　　　　　　　　　　　 ｌ′　 |　|　 　 | 　 　 　 　 ＼てツ了|　　 : |
　　　　　　　　　　　 |＼　 |　|　 　 | 　 　 　 　 l〉　￣アl |　　 : |
　　　　　　　　　　　 | l :＼|　|　 　 |　　_　､　　　u.　/ : l |　 :│|　　　　あれ？　なんだろ、なにか……
　　　　　　　　　　　 | | | : ＼:　　　|､　　　　　　　 ノ : l l |　 l│ｌ
　　　　　　　　　　　 | | | |　 |`､ 　 :　＼_.､-‐七ｌ〔￣＼ l |　 Ll
　　　　　　 ／￣￣~"'＜l_,ノ　‘， :l　　　{: : : :| l｛ . 　　�Y／
　　　　　　′　　 　 　 　 ｀　､　‘，|　　　「┌---…¬'⌒ヽ
　 　 　 　 |　　　　　　　 　 　 ｀　､ |_　　　「＼＿__／l／｝　‘，
　 　 　 　 |　　　　　　　　､　　 ／￣二二ﾆ「＼／／ ／______､
　　　　　　,　　　　　　　　 } ／＼二二二二＼　> ∠ -‐っﾆﾆ＼
　 　 　 　 ‘　　　 　 　 　 _-　 -ﾆ＼二二二二｀¨¨¨¨¨二つ‐ﾉ -`､
　　　　　　 }　　　　　 　 _-　 -=二 厂-‐…‐-=ﾆ_￣　___　　＼ﾆ-`､
　　　　　＿}　　　　　　_-＼_二＿/　　　　 　 -=-｀`-ﾆニニ-　＼| `､
　　　 厂ニニニニニ７ 　　 -=ﾆ7　 　 　 　 　 -=ニ=-＼-ニﾆ=- ＼|＼
　　　 ┐‐-=ﾆ=-‐ ´/＼__二＿/　　　　　　　　　-=ﾆﾆ=-＼-ニニﾆ=- _＼
　　　 〈　　　　 　 _/　　-=ﾆﾆ7　　　　　　　 　 　 -=ニニ=-`､-ﾆニニﾆ=-_
　　 　 ‘，　　 ／八　 -=ﾆﾆ７　　　　　　　　　　　}-=ﾆ二ﾆ=-`､-ニニニﾆ=-_
　　　 　 |:　／　 l　 ＼二,__/＼　　　　 　 　 　 　 }-=ニ二二=-`､-ニニニﾆ=-
　　　 　 |　{　　 ﾉ　 　 ￣ 　 　 `､　　　　　　　 　 }-=ニ二二ニ=- -=ニ二ニ=-〉
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　　　　　　　　　　　　　　壁に触れた指先をじっと見つめる。指紋があり、伸びた爪が少しだけ顔をのぞかせている。

　　　　　さほどまじまじと自分の指を観察などしたことはないが、至って普通の、日頃から見ているものと変わりないものに思えた。

　

3789 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 14:57:44 ID:tpY6QxzK

　

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　気の成果、と首をかしげながら『長い長い真っすぐの廊下』を進む。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　かつかつ、こつこつと足音が続く。

　　　　　　　　あれ、とまた違和感。きっちりと肌に吸い付く布地を引っ張ると、水着のような肌触りとともにびみょんと伸びる。

　　　　　　　　　　　　　　　手を離すと当たり前のように元の位置へ戻り、ぱちんと音がして肌を叩いた。

　

3790 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 15:05:23 ID:tpY6QxzK

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　なにかがオカシイ。けれど正体を掴めぬまま、違和感ばかりが膨らんでいく。

　　　　　　　　　　　　　自然と足の進みが早くなる。ここにいてはいけないと言う脅迫感が、胸の奥から湧き上がっていた。

　

3791 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 15:11:22 ID:tpY6QxzK

　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もはや走るようにして『長い廊下』を進む。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　たゆんと大きな胸が弾んでいる。じろり、じろじろと視線があった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　走るたびに増えていく。奥へ進むたびに近づいていく。

　　　　　　　　　　　　　　どこまでもどこまでも続く『長い廊下』の住民が――ニアスを――見つめ、眦を細める。

　

3792 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 15:12:55 ID:tpY6QxzK

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　口ほどに物語るその眼差しは、間違いなく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスを嘲笑っていた。

　

3793 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 15:23:53 ID:tpY6QxzK

　
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　　　　　　　　　　　　　　　　気がつけば周囲は黒く染まり、ニアスを包む視線だけが嬉々とした輝きを放つ。

　　　　　　明かりはない。けれど、紛れ込んだ極上の女体を逃すことなく見つめる眼差しは、いよいよもって彼女の間近へ現れる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ぬるりと。暗闇に滲む人影が彼女へまとわりつく。

　　　　　　　　　　　　　もはや慣れ親しんだとさえ言える感触に包まれながら、ニアスは抗いながらも熱い息を漏らした。

　

3794 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 15:33:31 ID:tpY6QxzK

　　　　　 _｣L���廊｣_
　　 　 ／二二二二―｀ヽ
　　　 ―二二二二二二―
　　　―二二二二二二二―
　　　{二二二二二二二二―
　　　{二二二二二二二二―
　　　 ―二二二二二二二―
　　　　―二二二二二二―/ {　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＞''"~￣~ﾟ"''＜
　　　　 ―ニ二二二ニ― /- {　　　　　　　　　　　　　　 ＿/　　　　　　　　　＼
　　　　　―二二二二― /二∧　　　　　　　　　 　 　 ／-二二二ニ-　_
　　　　　　 ―二二― ／ﾆ-/ ∧　　　　　　　　 　 ＞''"~￣ ￣~ﾟ"''＜二＼　 　 '，
　　　　　　 ]＞　　 ＜二ニ/ﾆﾆ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ニ`､　　'
　　　　　／二ﾆ∨ /二二/二二二ニ＝― ＿ / 　 　 .　　　|　　 　 　 　 `､ニ'，＿
　　＿―ニニ二 ∨ /ニ/二二二二二二二ﾆ/　　　　|　　　|　　　　　　 　 `､二二]
―二二二二二二∨- /二二二二＝─ ￣ / 　 |、／|　　　|　＼|　　　　　　:. 　　|　　　....＿__
￣￣￣￣￣￣＼ﾆV/二／￣　―二二― ′　 |　＼|　　　|／　| 　 　 |　　 |＼　|　　　./ / 　｀i
二二二二二―　 ＼ﾆ／　―=ﾆ二二―　 |　　　|≠ミ|　　　|≠ミl、　　 |　　 |二―　　　| ∧_ノ｜
二二二二二二―　 V　―=ﾆ二二二―�U|　　　| V'う￣ . ┘ V'う　　　|　　 |二二二..＜　ツ♥/
二二二二二二二― | ―ﾆニ二二二―�U|　　　|:: :: `┘　:: :: :: ::| 　 　 |　　√二二二　 ￣￣.
二二二二二二二二 | ﾆニ二二二二―　 |　 　 込､　　　､.､　　 | 　 　 |／'√ニ二二二ニ― }
二二二二二二二二 | ﾆニ二二二二二―＼ 　 | 二＞　 　 ,.､イ| 　 ／二,√二二二二二二/
二二二二二二二二 | ﾆ二二二二二二ニ―＼ | ‐二二〕 : : : ::|:| ／―二√二二二二ニ―
二二二二二二二二 | ﾆ二二二二二二二二二ﾆ=― ￣}: : : : :乂￣　'―√二二二二ﾆ―
二二二二二二二二 | ﾆ二二二二二二／￣　 ―＿　　　: :　　　＿―　√二二二ﾆﾆ―
二二二二二二二二 | ﾆニ二二二二ニ|　　　 　 　 ￣―､　　／￣　 　 √二二二二―
二二二二二二二二 | ﾆニ二二二二ニ| 　 　 ﾉ　　　 　 :､ ∧　　　　　 √二二二ﾆ―
二二二二二二ﾆ＞''゛｀''＜二二二二―|　. ／　＿ ..､､ -=〈　〉=-　..,,／二二二ﾆ―
二二二二ﾆ＞''゛ ―ﾆﾆ― ｀''＜二=―＞''"~￣　_､-ﾆ⌒::i:i:∨:: ＼／二二ニニ―｛
｀¨¨¨¨¨¨¨´―二二二二二二― .　／　 　 　_.-ﾆ::i::i::i::i::ｉ::ｉ:/::i:ｉ::-ニへ二二二二-{
　　　　―二〈二二二|二二二〉　 /　　　　／::i::i::i::i::i::i::ｉ::ｉ:.:′ /ﾆ／ｉ:ｉ:､∨二二二∧
　　　―二二 V二ニ |二二‐/／ {　　　 ..:i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::.:i::i:i:〈／::i::i::ｉ::ｉ::厂‐/ﾆ/ﾆ-∧
　 　 ― ― ― 〈― -|- ―／　 . {　　 /::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::ｉ:{::i::i::i::i::i::i::i::ｉ:ｉ::ﾉ- /ﾆﾉ二「二〉
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　　　 　 ‐　‐　 〈-　-／　　　　/　入{::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::ｉ:入::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i:〈ﾆ/ 　 八
　　　　　　 ‐ 　‐　　〈　　　　　　　　 ＼::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i:ｉ:＞へ::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i:::} ／ /　　　　　 .{￣{__
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　　　　　　　　　　　　　　　諦観とは違う。受容に近い感情は、ここに来るまでに抱いたものとは相反する。

　　　　　　　　　　　　ニアスが抱く違和感の根底、精神に干渉するナニカがあることの証左は――――しかし。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼女の中で発芽することなく、快楽の中へと取り込まれていった。

　

3795 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 15:34:10 ID:tpY6QxzK

　



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3796 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 15:42:55 ID:tpY6QxzK

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾉ　 |　（__ 　 Y
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　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |{ ￣￣~ ]「 j!　　十
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ≧＝＝ ＝≦
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　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスの意識の外。廊下の姿は変わらず、しかし異変として黄金の彫像が佇む。

　　　　　　　　　　　　　　きらびやかな輝きは電灯の明かりとは無関係に瞬き、怪しくも神々しく――――目を奪う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　はたして。それは、ニアスも例外ではない。

　

3797 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 15:46:46 ID:tpY6QxzK

　

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　u　　　 ｀¨{:::::ﾉ 　 　 　 ，　 　 ,:::_;_:::､　　　「⌒＼〉　　　|　　 　 |　ｌ　　　.(⌒'⌒）
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　　　　 　 　 ./ ,､). 　。 　 ＼＿／ 　 ｀`''＜::i::/＞| 　 　 　 　 　 し　　　 　 V::i:: L_､へ
　　 　 　 .⊂　ﾆ⊃　　　　..／　　　　U 　 　 Y　ｎ |　　＿　　　 　 　 　 　 　 }:i:/￣:ｉ:＼::＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀¨¨¨¨¨¨´　　　 　 　 　 　 V/::i::i::i::ｉ::ｉ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀¨¨¨¨¨¨´
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　黄金の彫像にすがりつき、腰をへこへこと踊らせている。

　　　　　　　　　　眼差しは輝きに奪われたまま。鼻腔をくすぐる甘やかな香りは、彼女の意識を何処かへとどめ置く。

　　　　　　その有り様はなんとも無様な自慰の如く、しかして彼女は頭の中に生み出した空想に抱かれ快楽の波に流されている。

　

3798 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 15:51:56 ID:tpY6QxzK

　



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3799 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 15:56:52 ID:tpY6QxzK

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼人_人从_／
　　　　　　　　　　 　 _､ -‐…‐- ､　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ）　ｰ匕 ll（
　　　　　　　　　　　―二二二二―　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＜　 (乂 ）　＞
　　　　　　　 　 ／―二二二二二―　　　　　　　 　 　 ＼人_人从_ .）　　つ　（
　　　　　　 　 ―ﾆニニニ二＞''"~￣~ﾟ"''＜　　　 　 　 　 ）　ｰ匕 .＜　(⌒⌒) .＞
　　　　　　　 ―ﾆニニニ／　　　 　 　 　 　 `､　　　　　＜　 (乂 ）　 .） ＼／ （
　　　　 　 　 |-二二二/　　　　_､-=‐-､　 　 　 　 　 　 　 ）　　つ .／"⌒Y⌒｀＼
　　　　 　 　 |―二二-　　　　＞''"~￣￣~ﾟ"''＜　　　....＜　(⌒⌒) .＞
　　 　 　 　 八 ‐ニ二|厂ヽ／　| 　 |　 　 |＼　　 ヽ　　　....） ＼／ （　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＿＿_
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. ∨￣￣￣＼/ﾆに::::::：　　　　　　　　 )::(＿　　　　　 　 　 　 ＼　　　　　_＿ﾉ　　　　　..l　　 イ ﾞ　|
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　 |::i::i∨∧ｉｉ|ﾉ‐ニ{¨´　　　　　 ／::i::i::i::i::i::i:∨'，:ｉ::＼　　 u　　　　}　　 {::i::／⌒＼　　　..ヽ.　 ♥　ノ
　 |::i∨∨/ツ::-二{　　 　 　 ..::i::i::i::i::i::i::i::i::ｉ:ｉ:∨〉::i::i:i:`､　　　　 　 }　　 ∨(::i::i::i::i::i:＼　　.....￣￣
　 |:」 ｀¨￣　＼__八　　u 　/::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::::i::::i::::i::::i::i:`､＿　　 ノ　　　厂`'＜:γ´⌒ヽ
　　　 　 Vﾆ/ニニﾆ＼＿__{::i::i::i::i::i::i::i::i::i::::i:::: ::　　:: ::::i::i::V＼¨´　￣￣　　　　入::i::i::i:ハ
　 　 　 　 .＿. 二二二ﾆ／⌒＼::i::i::i::i::i:::: ::γ´￣~"'‐､::i:i:'，. ＼　　　　　　　〈::i::∨V V∧
　　 　 　 /　 _）..二二 /　　　u　＼:i::/::i:::: ::{　　 ❤　　}::i:i:ﾊ　　 ＼　　　　　　Lﾉ^}/:://::/
　　　　 ./　/○○.. ／　　 　 　 　 ∨::/::ｉ::八_､-ﾆ‐､_ ﾉ::i::i:i:}　　　　　　　　　　└＜く:__/
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　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 / .」 _,.､､-‐…‐-､､.,_:::::|〉　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/┌冖:::::::::::::::::::::::::::::::::冖┐　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 Y
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　　　　　　　　羽交い締めにされる感触がある。膣内をえぐられ、急所をとめどなく攻める快感にニアスがたまらずあえぐ。

　　　　　　　　　　　　　実態は空想なれども。それを認識する頭が事実を錯誤しているならば、本物と遜色ない。

　　　　　　　　　　　　　　ゆえに、まろび出る声は本物の喘ぎ。快感へ、快楽へ染まりきったニアスの熱情だ。

　

3800 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 16:10:22 ID:tpY6QxzK

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　　　　　　　　}l 《{{⌒》　 　 　 　 　 　 　 　 /｣L�廊｣_ニ-　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＜ 　／i__,　.＞
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::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::ｉ沁､ 　　　　〈 ∧‐ﾆﾆニニニ{ヽ/　　 _)::^::（_　‖::{二二ﾆﾆ=-√-〈 　 �U／::i::i::i::i::i::i::i::i::i::　　 .|　 |　　　　j　j 　 ┌┘ ／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　犯されている／空想している。

　

3801 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 16:17:56 ID:tpY6QxzK

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼人_人从_／
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　 |-{　こ　　　 .| 　 ／＼__,､＜⌒|／'， 　 υ　 　 ',|　／"⌒Y⌒｀＼　　　...／　/:i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::＼　　　　　..|　 ／７　　/　／　｜　　　　　　　　　|　 |
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　　 くゝ(O)　　　　　　 　 {　 　 /　　　　 ＼　　　 　[∧　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ﾆ=‐-／::i::i::i::i::i::i::＼　　 　 　 /　　 ヽ　 _/　 ￣l ,／￣||_|_|/7　|＿|
　　〔l )〕 l〕__　　　　　　 .八／/　　　。　　　＼　　‖ ∧ ／　　　　　 　 ′　　　〈::i::i::i::/::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i:＼　　..../　　ハ__〉 | ｨ　r‐┘|, ィ　L,, //　 |￣|
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　　　　　　厂'//////////＿ ,..､､､-‐ }:i::i:|/〉 ＿_{ニニニニニニニニニニニ//(___／从从从::::イ━―　　　　　 　 ,/::i::i::i::i::i::i::i:://∧　 　 .,つ　）
―━¬冖二￣ニニニニニニニニニﾉ:ｉ::ｉ:|/::i::i::i::i:＼ニニニニニニニニﾆ＝━─从从从　　　 　 　 　 　 　 　 　 /::i::i::i::i::i::i::i:://///〉　　　ー'’
ニニニニニニニニニニニニニニ⊂二厂(￣ﾌ厂厂∧ニニ＝━―　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈::i::i::i::i::i::i::／///厂
ニニニニニニニニニニニニニニニニニ⌒7〈__〈_/V∧
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　　　　　　　　　獣のごとき声音で泣き叫び。頭の奥で作り出した快楽に溺れ、肉体で味わう自慰と重ね合わせていく。

　

3802 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 16:26:41 ID:tpY6QxzK

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __人_/＼／{_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼人_人从_／　 　 .＼　　_|___ l l　＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　＞''"~￣~ﾟ"''＜　　　　　　　　　　　 　 　 　 ）　ｰ匕 ll（　　　　　 .)　　|_ ,　　（
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　　　　u　 　 |: :|: :|／└=彡＞…‐-ﾆ-　___ 　 }:i:|　 　 　 :，　υ　 V∧ . . . .　　　　　　|
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　　　|　ヽ_ノ￣/-‐'´/　　　　＼ }　　　　 /:i::i:／＼:i::ｉ:＼　　ﾟ 　　　‘，
　　ヾ￣　　 ／ 　　/　　..... . 　 〉＼　　 /:i::i:/　　'｡＼:i::i::＼　｡　υ　}
　　　}￣l　 l 　 r､ｎ'　　.. : : :　/{. . . : . /:i::i:/　　　‘， ＼:i::i::＼｡. . 　 }ｌ　　　つ
　　　}　 |__」 　 ヽノ. . : : : : : /: :{:. . . ./:i::i:/　　。　 ::　　 ＼:i::i∧. . . 八　　　　　　　 　 　 　 　 　 厂} |￣| (⌒,⌒)
　 f^Y^!　　ﾛﾛﾉﾞ7 {.i:＼: : : :/ . . { . . /:i::i:/　　 　 　 {　　　　V//}_,／¨´　　　　　　　　　 　 　 　 /　/ |　 |　ヽ.／
. 　＼/　　　く／　!.::i: ∧／　　. :'，/:i::i:/　＿ . . . : ｛ : . . .　 }:ｉ:ｉ:}　　　　　　　　。　　　 　 　 　 /　/　|　 |
　 　 ヽ　 o　　　 / ::i::i:/　　。　 . 〈:i::i:〈∠＿　　　　{　　. .／::ｉ:ｉ:}　　 　 　 |　　　　　　　　　　　ヽ/ 　 |＿|
　　 ／|　.o 　 __/.::ｉ:V/{　　　　. . : }::／::i::i::ｉ::ﾆ- _ 　{　 ／::i::i::i:i:}　　　　､Jし　／
　 /-ﾆ.|　.o.／.i::i::ｉ::ｉ:/八　　 . . . . ﾉ-‐…‐＜::i::i::i:＼{／::i:／￣~"''＜　　⌒ヽ(　　＿　 　 　 　 .(⌒⌒） ∧
. /-ニ.| .｢Ｖ ）.--=彡')　＞‐‐‐ｧ''゛　　　　　. .＼::i::i::i::i::／. .　　 　 　 ＼　　　} て　 　 　 　 　 　 ヽ／／／
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::{-ニニニニニ-／　o 　／　　　　　　　　　　 　 . .∨. . 　 　 　 。 　 　 　 ＼ 　 　 ＼　 　 　 　 く／
ﾉ-ニニニニ-／}　 　 ／　　　　 　 　 　 　 　 　 　 :|:　　　　　　　　　　　　　 ＼ 　 ＼＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　錯覚が本物へすり替わる。違和感を塗りつぶす快感が、思考を鈍化させる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　思考を、身体を、心を操られていることさえ認識できないまま。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスは。自分の頭の中で生み出した虚構へ、犯され続けていく。

　

3803 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 16:35:32 ID:tpY6QxzK

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. 　＼人_人从_／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |::::...
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　　　 　 Vﾆ/ニニﾆ＼＿__{::i::i::i::i::i::i::i::i::i::::i:::: ::　　:: ::ｉ::／. ＼¨´　￣￣　　　　入::i::i::i:ハ
　ヽ￣}　　　 ノヽ.二二ﾆ／⌒＼::i::i::i::i::i:::: ::γ´￣~^／,::i:i:'，. ＼　　　　　　　〈::i::∨V V∧
　　‘,　￣￣　 ノ○.　 /　　　u　＼:i::/::i:::: ::{　　 ❤　　}::i:i:ﾊ　　 ＼　　　　　　Lﾉ^}/:://::/
　　/　／￣ ¨ ○　 ／　　 　 　 　 ∨::/::ｉ::八_､-ﾆ‐､_ ﾉ::i::i:i:}　　　　　　　　　　└＜く:__/
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　i{　:L＿)￣７　/ . ∧○○　　　　　 ∨::/::::⌒)::￣ ::(⌒:i::ｉ:}　　　　　∨
.　.ゝ。__＿_,/　/　./　 ＼..''〜､、 　 　 ∨::/ ⌒): : : : (⌒::i:ｉ:}　 　 　 　　､　　　　　　 　 　 　 .ﾍ、
　　　　 ／..'　,'　 ,'　./＼_）　　　.`''-､　 ∨:: ⌒): : : : (⌒:i:W　 　 　 　 　 `　､　　　　 　 　 ／へ＼　　　　　 　 　 　 　 ﾍ、
　 　 　 　 .i{　L../　/　　　　　　　　　 ＼ ∨:⌒): :　: :(⌒ W　　 ／　　　　　　＼　　　 　 く_/　　＼＼_　　　　 　 　 .／へ＼
　　 /　 　 ゝ。＿ノ_}￣L_　　　　　　　　 V}::i:: :::: :: ｎ :: ::::i::{　／ 　 　 　 　 　 　 ＼　 　 　 　 　 　 ＼_,〉　　　　　 .く_/　　＼＼_
.　 /　　　　....{￣{/　　　　 ヽ　　 　 　 　 り::i::i:: :::x公､::::i::i:∨　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼_,〉
　/　 　 　 　 ：　/__¨｝ }￣} :}　　　..＿） /:i::i::i::／⌒ヽ:ﾊ::ｉ::ｉ::|　 　 　 -=つ　　　　　 　 ＼　　　....〔＾ー――┐
./　　　　　..r――┐　 ￣ ノ 二二＿　 {::i::i:::/　 　 　 V}::i:ｉ::|　 つ　　　 　 　 　 　 　 　 　 ､　　　　...￣￣}l |　　　　　　　 〔＾ー――┐
′　 　 　 .＿フ ／ノ_ノ￣　 　 　 　 )　 ∨:/　　　　　 }ﾉ:i::ノ　( 　 　　　　　　　　　　　　 　 `､　 . ＿＿＿}l |　　 　 　 　 　 　 ￣￣}l |
　　　　..∠ ___　 ＼ , ヽﾞ）- 、　　 ／　 　 T{　　　∩　 } 厂　＼＼　　　　　　　　　　　　 　 　 `､.└―――┘(⌒ヽ⌒)　　 .＿＿＿}l |
　 　 　 　 .{ 　　ヽ　し'¨｀：　}.　／　　 　 .八.　ｎ　|ｉ|　 八 u 　　＼＼　　　　　　　　　　 　 　 　 `､　　　　　 　 .｀ヽ.／　　 └―――┘(⌒ヽ⌒)
　 　 　 　 .乂_○_ノ　 _.ノ ノ　(_／ 　 　 .':::::}　{ しi::| ./: {　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｀ヽ.／
　　　　　　　　　　　（.。-（　　　　　　　‖::::し:::::::::: し:::::{　　　　　　　＼_)
　　　　　 　 　 　 　 .,つ　 ）　　　　 　 .{{:::::::::::::::::::::::::::::::{　　し
　　　　　 　 　 　 　 .ゝー'’　　 　 　 / {{:::::::-‐…‐-::::::::{
　　　　　 　 　 　 .(.'⌒Y⌒｀)　　....../「￣:::::::::::::::::::::::::::￣T
　　　　 　 　 　 　 .＼　　／　　　./ .」 _,.､､-‐…‐-､､.,_:::::|〉
　　　　　　 　 　 　 　 .Y　 　 　 ./┌冖:::::::::::::::::::::::::::::::::冖┐
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この廊下の中で重ねてきた経験、その全てを網羅するように。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あまねく快感が、頭の中で幾度も幾度も形を伴い現れる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一斉に。あるいは順に。

　

3804 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 16:39:23 ID:tpY6QxzK

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 __人_/＼／{_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼　 　　　l l　 ＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 )　|　　 ヽ　（
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞‐‐‐＜　　　　　　　 　 　 　 　 ＜.　乂_,　ノ　 ＼
　　 　 　 ＼　　 |　　　　　　　　　　／　　　　　　＼　　　　　　.＼人_人从}　　　ツ　　ｒ'~...　-
　　　　　 　 ＼_J し ／　　　 　 ∠､-‐‐- _　　 　 　 ，　　　　　　） | 　 ヽll 　(⌒⌒)　{.　-=ﾆﾆ=-”''＜
　 　 　 　＼ 　 　 ／　　＞''"~￣￣~ﾟ"''＜ﾆ-_ 　 　 ‘　　　　　＜.　V　 ﾉ 　 . ＼／　 ＞._ -=ニニﾆ=-＼
　　 　 　 　 ) 　 / 　 ／　　　|　 　 :　　 　 ＼∧　　　|　　　　　　.）　　ツ　（~⌒Y⌒~＼ ニ-_ -=ニニﾆ=-V
　　　　　　　 　 ′ / 　 |　　 |　 　 |　　　　　 V}　　　|　　　　...＜　ー/−ll .＞.　､-=ニニニ}-_　-=ﾆ二=-}/,
　 　 　 　 　 　 　 /　 |/|　＼|＼　 |　　　　　　二二二〕　　　　　.）. 　つ　（　　......N-=ﾆﾆニ}ニニ=-　 _､-}/,
　　　　　　； 】　　　　 |/|　　 |￣＼| 　 |　.:　　l「￣￣|　　　　...＜　　　や　 ＞. 　{-＼-==ﾆ}ﾆ- ,_ -=ニ-厂/
　　　　　　　　　　|　　|/|　＿l‐≠彡っ |　 |　 .|| 　 :　|　【 ；　　.....）　-`ヽ　(　　　 {＼/〉ﾆ=-}-=ニ=-､､_////
　　　　　　　　　　|　　l「'/ﾌ/／/／| 　 |　 |／八　 :　|　　　　...＜　　._.ノ　 .＞　 ∧／-=ﾆ７-=ニニ=- }////
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　　 　 ━┓.　υ　 　 ＿　 　 ｨ/　: . ＼　 _,,.､､‐ﾆ丁 　 　 ﾉ-= ／"⌒Y⌒｀＼　ﾆ=-''”⌒￣＞へ '////,
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　　　　　 に｝::::　　　／　　　 {　　 　 / -=ﾆ∧. .　 {〈　｛　　 　 　 ｀¨´ 　￣ ¬＞‐| //////,　　／￣~ﾟ''＜ 　 /　/　　/　 ＼
　　 　 　 　 乂j　 ／　　　　　::　　　/-=ﾆﾆ{　｀¨ : :{ ∨{　　　 　 　 _､､-‐‐‐＜　　 ∨//////, //// ′　　....,'　,'.　　,'　./＼_）
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　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼　　　 ／　／／　　　　‘. . . . . . . . . . . . . . ./// ::::::::///:::::::
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今、自分が何をしているのかさえ理解できぬまま。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスはアクメを繰り返す。

　

3805 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 16:45:10 ID:tpY6QxzK

　

　 　 　 　 　 　 　 　 _.､ -‐-　,_　　　　　　　 _､　-‐==‐-　､
　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 　 ＼　　　　 ／ニニニニニニ＼　　　　　..＼人_人从_／
　　　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　＼ 　 -ﾆニニニニニニニﾆ‐　　　 　 　 ）　　／ll（
　　　　　　　　　′　 _､-‐-　.,_　　　　/ニニ二二二二二二二∧　　　 .＜.　／|　　 ＞
　　　　　　　 　 |　／＞''"~￣~ﾟ"''＜ √ﾆニニニニニニニニ二∧　　　　..）　　ツ　（
　　　　　　　　　∨　　　　　　　　　　 {ニニニニニニニニ二二二}　　....＜.　ー フ 　＞　　　 　 　 　 ､__人__人__人__人__人__人__,
　　　　 　 　 　 ,　　　　 ＼ ／　､　　 Vﾆニニニニニニニニニ二}＼　　....）　 .(__　（　　　　　　　 　 _）　　　　 　 　 　 　 　 　 　 （_
.　　　　　 |　　/　　　 ＿／＼ｨ羔ミ　　Vニニニニニニニ二二二}二＼.＜　　∠_　 .＞　 　 　 　 　 _）　 ＿　　　　　　 ／ i i　　 （_
　 　 ＼､ﾉし　′ ､　　 　 　 ｌ{ (少'/＼　∨ニﾆﾆ沁ﾆニニニニニ√ニニ‐ ）　　_.ﾉ　(　　　　 　 　 　 _）　-- ､ i i.　 　／| 　 　 　 .（_
.　 ___＿)（⌒ |　　 ＼ |　　／/／/／u＼ V‐ニニ沁ニニニニニ√ニニ＜　　(__　　 ＞　　　　　 　 ._）　 _ ノ　 　 　 　 | 　 　 　 .（_
. 　￣￣＾＼八　　　ﾉ＼み ／/／／‐）　＼-ﾆﾆ二沁､‐ニ二二/ニニニﾆ.）　　_.ﾉ　(　　　　 　 　 　 _）　,ニ､ i.i　　　　　 つ　　　.（_
　 　 　 　 　 　 ､ 　 　 ([У'` 　 / / }｛　/. . ∨／⌒"'<__／丁'くニニニ.＜　　(__　　 ＞　 　 　 　 　 _）　　.ノ　 　 　 ＿|＿ i i　　.（_
　　　　　　　ο　＞''"~￣＼ι└'_｣LL/:. . .／　 乂:::::::}(:::::ノ 　 `､ニニニ.）　　ツ　（　　　　 　 　 　 _）　　う゛　　　 　 └ ､　　　 （_
　　　　　　�U／::i::ｉ::ｉ:⊂ニニニ⌒ヽ/) 　 ｀`ヽ､　　　｀¨U¨´　　 η∨ﾆ...＜　(⌒⌒) .＞　　　　　　　 _）　　(　　　 　 　 ‐‐ ′　　 （_
　　　　　　│::i::i::i::i::i::i::i::i::ｉ::Y 乂＾ソ::::} {＼　　 ＼　　　　　 　 　 　 ∨ニニ） ＼／ （　　　　　　　 　 _）　　 )　　　 　 ._」＿ /_ i.i　（_
.　 　 　　ｌ │::i::i::i::i::i::i::i::ｉ:ｉ:ﾉ{--＜:::::ノ人ﾆ＼　 　 :..　　　　　　 　 　 ﾔ　／"⌒Y⌒｀＼　 　 　 　 　 ._）　　(　　　 　 　 |　./　)　　（_
　 　 ／:│::i::＼___＿___､イ　＼二〕ｈ｡　　)ﾆﾆヽ　　::.　ι　　　　 |　　|ニニﾆﾆ　　　　　　　　　　　　 _）　　つ　　　　　 l　＿　　....（_
　 ／::{::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::ｉ::|　ν ＼ニﾆﾆ￣ﾆニ∧　|:: :. . . .　　. . (ﾉ . :|ｌニニﾆﾆ　　　　　　　 　 　 　 ._）　　 ♥　　　　 　 -- ､ i i.　（_
／::i::ｉ:{::i::i::i::i::i::i::i::i::i::ｉ::ｉ::八: . ＿_ﾉ二二二二二∧人: . . . . . . . . . . . :八ニニﾆﾆ　 　 　 　 　 　 　 　 _） (　Y　)　 　 　 　 _ ノ　　 .（_
::i::i::i::i::＼::i::i/ }.::i:�U:: _､rf〔乂ﾆﾆニニニニニ二二＼＼ . . . . . . . : イニニニニﾆ　　　　　　 　 　 　 ._）...＼／　｢Ｖ )　　　　 　 　 （_
::i::i::i::i::ｉ::ｉ:.../ /.�U│ﾆﾆニ二￣{￣ニニニニニニニﾆ￣｀≧==≦￣~ﾟ"''＜ニニﾆ　　　　　　　　　 　 _）　 　　 　)／　　　 　 　 　 （_
::i::i::i::i::i::i:./ /＿__,＼.ニニ二二乂＿ﾆニニニニニニニニニニニニニ二二＼ニ‐　　　　 　 　 　 　 ._）　　　　 　 　 　 　 　 　 　 （_
::i::i::i::i::i::.――― ヽ/..二二ｉニニ二乂_｣LL｣_ﾆﾆニニニニニニニニニニニ二＼　　　　　　　　　 　 　 ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
::＼:i:i::i:ｉ:／ﾆ.／ /...ニニ二|ﾆｉﾆﾆニニ二∧::i:`〜､、ﾆニニニニニニｉニ二二二　　　　.._}￣L _}￣L,
:i::i::｀¨ア.　∠イ |＿. 二_｣L�廊｣_ﾆニニニ_}::i::i::ｉ:ｉ:V｀`〜､、ﾆﾆニニ│ﾆニ二二　　....../　__　　__　　ヽ
::i::ｉ::ｉ:/.　{_￣_　　＿ }.´　　　　 　 ｀''くﾆニ_ﾉ::i::i::i::i::}〉::i::i::i::ｉ:ﾌ''〜 �U│ﾆニニニ_､　　..i　{　}　 |　 .〉__ }
::i::i::/　　 　 ノ .ﾉ　　　　　　　　　　　 ｀寸ﾉ::i::i::i::i::i:{/::ｉ::ｉ:／　　／ | ｀````````｀　　　...{　{__}　 |_ / 　 ヽ_
＼/　 　 　 .￣００ｎ　　。　　　　　　　　｀ヽ、::i::i::ｉ::′／　　 ,　　　　　　　　　　　　　　乂＿乂__}乂◯ﾉ_,}
／　　　　 　 ｉ.　-_'ノ　　　　 　 　 　 o　　　 ‘i，::i:i:／ 　 　 .′　　　　　ο　 　 　 　 　 　 　 　 。-―ｚ。
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_　 -=ニニ二！. . : .　　　　　　　　　　　 }{　　)／ ⌒‘i，/） }:. 　 　 　 │　　　　　　　 　 .|　 | , -=‘　ヽ_
ニニニニニ二‘,�U. . : . . 　 ∩　　 　 　 八 u/⌒)　/　‘， 人 : . . u�U│　　　　　　　 　 .',__{（ ○　ﾉ、　.)
ﾆニニニニ二二│. . . . . . : .}{　　　　　(⌒>‐{　/(_/(　/ 厂)ニﾆ=- │　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｀¨ 　　¨´
ﾆニニニニ二二│､ �U. . . . . . . . . . . . .Y ::し{ {､_人_八〈=-二ニﾆﾆ│二ﾆ=-　_　　　 　 　 　 (.'⌒Y⌒｀)
ﾆニニニニニニニニ│=-　________ ,.､-八::::::::し:::::Y::::::::::}ﾆ=-二ニニニニニニニ　 　 　 　 　 .＼　　／
ﾆニニニニニニニニ│ﾆニニニニ二二∧:::::::::::: ﾉ:::::J:ﾉﾆ=-二ニニニニニニニ　　　　　　 　 　 .Y
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　空想の快楽で。けれど本物の快楽絶頂を。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　どこまでも、どこまでも。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いつまでも、いつまでも。

　

3806 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 16:46:23 ID:tpY6QxzK

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―　　　　　　―　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　-二二二二二二二二二二―　 {　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _人　　　__
　　 　 　 　 ／＼　　 　 　 __　　-ﾆﾆ二二二二二二二二二―{_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 r-" r､　｀'''"　　{、
　　　　　.／　　/　　 　 _ 〈　＼..＼-ﾆﾆ二二二二二二二二二{―　　　　　　　　　　　　＿＿　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　 ///　　　　　　｀｀ー、
　　　...／　 ,　/ 　 __　〈 ＼＼/..〉:::|＼‐二二二二二二二二二{ﾆ厂＼　　　　 　 ―二二二二二―　　　 　 　 　 　 　 　 ﾉ　　!//　　　　　 (`Y")　〉
　　...〈　 ／,　乂_/　 ＼＼/¨つ＿　―＼‐二二二二二二二＞''"~￣　''‐､―二二二二二二二二二二―　 　 　 　 　 .ノ　　///　 __　 _ﾉ　ヽ,:ｨ, ./
　　　..∨　 |　　　 ,、　/.　 ―ﾆ二二二二＼‐ﾆ二二二二／　　 　 　 　 　 ＼-=ニ二／|二二二二二二二二―　　......〈　　 .{//しィ"`≠　　　　 （
　　　　　　.乂__／　∨/＼...二二二二二二 ＼‐ﾆ二二ｱ′　　　　 γ⌒　 　 `､ﾆ ／　 |ﾆﾆ{⌒)二二二二二二二―.　.ゝ　　ヾ="　　{/!　　　　　 )
　　　　　　／―二二/　 /二二二二二二二二＼-=ニ{　　　　　　U　　　　　　 ∨　　　��ノ　(_/ )二二ニﾆ／ |二二　/　　　　　　_,, V=っ　　　 {
.　　　　　/‐ﾆ二二..〈　 〈　二二二二二二二二二＼ 八　　　　　　　　。　　　 　 W＞''"~￣￣＼(二ニ- ／ 　 |二 ／.(　　　　　''"　　　ｨ/　　　 j
　　　　　{‐二二二　 ＼/ 「￣ヽ二二二二二二二二ﾆ=-―━―　 .,_　　　　　　　W(__／　　u ＿＼二／　　　 | ／―.j　 (⌒⌒)　　　〈ｿ　 　　.ﾉ
￣~~ﾟ" ¬―＝二＿二二.￣}_/　＞''"~￣￣／::i::i::i::i::i::i::i::＿::i::＿＿__ﾆ- ,_　　　 }:ア"~￣~"'(二￣＼＿＿＿／―二..、　＼.／　　 /〉　　 　　{
　　　　　　 　 　 　 i⌒⌒i　　 ￣ . .　　　　／::i::i::i::i::i::i::i::／／￣..::i::i::i::i::i::i::i::＼　／　　　　　　⌒)二二二二二二二二..j　　　　　　//　　 　(｀Y"）
　　 　 　 　 　 　 　 ＼／.. . . . . . .　 　 ／::i::i::i::i::i::i::i::／￣..::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i:/　　　　　　／￣二二二二二二二二...ﾉ　　　　　 〈〈　　　　 ヽ.ィ
　　　　　　　　　　　　　 . . . { . . . . . .／..::i::i::_､-''"~￣｀ヽ:i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::ｉ:{　　　　　／二二ﾆ厂::)二二二二二二.ゝ　　　　　　`7　　　　/
　　　　　　　　　　　　　 . . . { . . . _-｀.::i::i::／　　　　　　　 ￣~ﾟ"''〜 .,_::i::i::i::i::ｉ::ｉ:{　　　 ／￣￣⌒;..｀¨/二/二二二二二..ヾ　　　　　 .《　　　　 {
　　　　　　　　　　　　 . : . .八. . _｀::i:＞''´　　　　　　 　 . :　　 　 　 　 ￣―＿:: {　　　　　　　　　乂;;｛- /二 /二―￣　―.}　 　 　 　 》　　　　ゝ
　　　　　　　　　　　. : . (_/ . . >''"´　　　　　　　　　　. :　　　　 　 　 　 　 　 ￣｛　　　　 　 |　: 　 　 ﾉイ二 /二/　―￣二.j　　　　　 .}!　　　 ./
　　　　　￣⌒"冖¬‐- ､、 _/　　 　 xf〉　　　　　／. . . .　　　　　U　　. . . . ./:八　　　　　 し^　　　　 |二/二/　―二二　j　　　　　 ヾ　　　　ゝ
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二二ニ―　. . . . . . . . . . . .{{､-ﾆ￣＼沁,　　　.: . . . . . . . . . . .　　 　 . . . . .:厂/＼＿＼　　　　　　　　　　ﾉイ　―二二.　｛　　 ヽ.ィ　 ／　　ﾘ　 ゝ
二二二二二―　　＿＿／―二二二∨}　　 .: . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . } /: :/: :＿⌒＞､、　　　　_､イ　 |ﾆ/二二二.　＼　　　　　　　　'"　／
二二二二二二二ニ二二二＼二ニニ}ﾉ 　 ﾉ￣￣　　￣~~ﾟ"''〜､、　. . . .八: //￣: :＿＿＿｀¨¨¨¨´＼|　　Vﾆ/二二二二 ｀　ー '"⌒'ー - "
二二二二二二二二二二二二―二-ﾉ_､イ　　 ＼　　 　 　 　 u　　｀`丶/: : //: :/￣＿＿＿./77.: : : : :|　　 ∨ /二二二ニﾆ―
二二二二二二二二二二二二二￣ 厂⌒し'⌒ヽ_)　　　　　　　　　　　　 ＼'/: ://￣ :./７　///.: : : :: ::| 　 　 Vﾆ/二二二ﾆﾆ―
二二二二二二二二二二二二二二｛. . . . . 　-＿　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ⊂ニニ　 ニ⊃￣￣￣│ 　 　 ∨ /二二二二―
二二二二二二二二二二二二二二ﾆ-_ . . . . . . ―　　　　　 　 υ　 　 　 　 　 ＼:: :.(＿ー､　　　　　 │　　　　∨二二二二ﾆ―
二二二二二二二二二二二二二二二ﾆ-_ . . .　　 ￣　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼/.　ﾉ ﾉ　　　　　　.＼＿＿__,〉―二二二ﾆ―
二二二二二二二二二二二二二二二二ﾆ-_ . .　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ⊂ニ　'/7_ｎ_　　 　 　 　 　 　 　 ―二二二―
二二二二二二二二二二二二二二二二二ﾆ-_ .　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 （_,､　'_)　　　　　　　 　 　 　 ―二二―
二二二二二二二二二二二二二二二二二ﾆﾆ-_ . . .　　　　　　　　　　 ⌒し 　 　 　 　 ∨.// l二二｀Y⌒ヽ　　　 　 　 ―二―
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二-_ . . . . . .　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∨.　 　／＜､ ’ノ　　 　 　 　 .＼＿＿
ニニ二二二二二二二二二二二二二二二二二ニ-_ . . . . . . . : . . . . . .　　　　　 　 　 　 　 / ７ーｧ　) Γ|
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ﾆﾆ- . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .　　　　　　.(__/ニニノ　|__|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスは空想し続け、快感を、快楽を、アクメを味わい続けていた。

　

3807 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 16:48:13 ID:tpY6QxzK

　
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3808 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 16:51:13 ID:tpY6QxzK

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　　　　　　　　 　 　 ‐=二三]　厂し＾ ‐- --‐ﾆ｝＾- ,_ . . . . _､-┴- ,_｝｛ . . ／/. . . _､-゛ 'ﾞ . . . . . . . . . . ._-ﾆ⌒＼‐ﾆニニニﾆ-
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　緩やかにニアスの焦点が定まり、認識と意識が一致していく。

　　　　　　　　　　　　散々に快感を味わった身体は汗に濡れ。いまだ、白濁に染まった感触だけが頭の中に残る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3809 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 16:54:18 ID:tpY6QxzK

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何が起きていたか、おぼろげに理解していく。

　　　　　　　　　　　自分で自分を凌辱する空想に喘いでいたなどと、羞恥の極まる代物だが全ては頭の中で完結した話。

　　　　　　　　　　　誰に見られるでもないなら気にする必要はないと、言い聞かせるようにしてからニアスは立ち上がった。

　

3810 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 16:57:43 ID:tpY6QxzK

　　　　　 _｣L���廊｣_
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二二二二二二―　 V　―=ﾆ二二二―�U|　　　|＾莎 ￣ . ┴ 莎[＾　　│ 　 |二二二―
二二二二二二二― | ―ﾆニ二二二―�U|　　　|::/ `'┘/::/::/::/| 　 　 |　　√二二二二―＼
二二二二二二二二 | ﾆニ二二二二―　 l　 　 込､　 　 、 ,　　 | 　 　 |／'√ニ二二二ニ― }
二二二二二二二二 | ﾆニ二二二二二―＼ 　 | 二＞　 　 ,.､イ| 　 ／二,√二二二二二二/
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二二二二二二二二 | ﾆ二二二二二二二二二ﾆ=― ￣}: : : : :乂￣　'―√二二二二ﾆ―　　　【正気度】
二二二二二二二二 | ﾆ二二二二二二／￣　 ―＿　　　: :　　　＿―　√二二二ﾆﾆ―　　　　−【1D10:3】
二二二二二二二二 | ﾆニ二二二二ニ|　。　 　 　 ￣―､　　／￣　 　 √二二二二―
二二二二二二二二 | ﾆニ二二二二ニ| 　 　 ﾉ　　　 　 :､ ∧　　　　　 √二二二ﾆ―
二二二二二二ﾆ＞''゛｀''＜二二二二―|　. ／　＿ ..､､ -=〈　〉=-　..,,／二二二ﾆ―
二二二二ﾆ＞''゛ ―ﾆﾆ― ｀''＜二=―＞''"~￣　　 　 　 　 ∨　＼／二二ニニ―｛
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　当たり前のように。彼女の側にある誰かを伴って、廊下を進む。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　空想し。認識し。生み出した虚構は、確かな質感を伴いながら。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスへの愛撫と共に、彼女へと付き従い進んでいった。

　

3811 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 16:58:13 ID:JgJ28uyS

つよい

3812 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 17:00:48 ID:tpY6QxzK

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一度、認識された傍らに立つモノは消えることなく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスにとっての当たり前は、彼女の隣で音もなく共に階段を登っていった。

　

3813 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 17:01:57 ID:tpY6QxzK

　






　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ┌──────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │【ここは、７番出口です】　　　　　　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │１：７番出口から次へ向かってください　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │２：８番出口から外へ出られます　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │３：後戻りをしてはいけません　　　　　　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │４：戻ると０番出口からやり直しです　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │５：異変を回避することはできません　　　.....│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │６：なるべく正気を保ってください　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │あなたの正気度は【０７８】です　　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 └──────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　







　
　

3814 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 17:02:15 ID:tpY6QxzK

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　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　||　　　　　　　　　　　　　　／|＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||　 　 　 .／
　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 【エッチな８番出口】　　　　　　　　　  ||　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　||＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.||　 ／　 　 　 .／|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　艾艾　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　 |lili|　
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3815 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 17:03:40 ID:tpY6QxzK

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,...::''.:¨￣:.:.:.:.｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／.:.:.:. ;,..-= '' ¨¨ ｰ-'､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,..:.:.:.:.:／　 　 ノ'´_　　　’ ｀ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /.:.:.: 〃　　／　 '´　 ,　　 ヽ ､ ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , .:.:. /' 　　'　　‖　 丿　　　 , ∨ ∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _{＿.:, 　 /　, 　,　　 ﾉ{　　　　 !　!ヽ ∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀ゝ　j　 '　/　-j‐ 'ア＾,　 　 _ l!　j!　,　､　　　　　　　　　　いじょいじょー。今日は後でもう一回、やるかも……？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アｲ丿 _,　1　!イzzヽゝ､　ノ｀∨　 l　,ヽ､
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /‖'　.{ 1　ﾍｲ込ｿ 　 　ﾞVｨzz､水　!│l｀〜　　　　　　　予定は未定ってことで〜　ではまた！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ノ.‖　 ｲﾍ|　　ﾍﾞ:::::　　　 '　,,ﾋｿ ‖ ﾘ ,l｀! ＜　　 __
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ア　{ ‖ j!,　ヽ､ゝ　　､ , 　 :::丿ﾉ'.ノ.ｲ.| l!　 　￣ 1Y｀ヽ¨ヽ￣¨'　＜
　　　　　　　　　　　　　 ＞‐-=‐-≦ ＞ ゝ!　{ ﾍ　ﾍ ゝ　 　　　.イン＜´} lﾘア⌒ヽ､ ノ丿　ﾞ　　 ＼　　　ヽ
　　　　　　　　　　　γ´ /.／ 　　 ノ'´ ／ 'ゝ ',　ゝ､＞ﾆ≧＜ヽ ゝリ__ノイ　 　 _γｰ'"_.ノ　　　　　ゝ　　 j
　　　　　　　　　　　 ! 　'./⌒＞ ´__.／　ノZ＼∨ノ ｀ヽ.､=ゝｿ_｀≧≧ ´＼´￣　フY´ｧﾞﾞ　　　　　　　　 ノ’
　　　　　　　　　　　 ゝ.,ｲ／´￣ ア´γ´.:c:.｀ヽヽ､＜　ﾞ　ヽﾆ父ヽ´.ンヽ⌒ヽ､.／ 人{　　　 _　　丿 ノ"
　　　　　　　　 　 　 ／{ｲ　　 ／　,　,　　　 　　ﾍ ヾ＼ }　 从´｀ゝ´　　 ∨ l! ﾞ　　　└一'ﾞ´　イ=≧´
　　　　　　 　 　 　 ' / 乂,　"　　/ 　!　　　＼ __ 〉ユ.ノ .ノｲ　 ‖　　 ｀ヽ､ﾉ'　　　　 　　 ＜
　　　　　　　　　 / 　! ／　 　 イ　 _ j__　- 'ﾞ´ヽγ ´＞'"⌒ヽ､{､　　 　 　 ヽ　　　 ノ'´
　　　　　　 　 　 ,　　/　 ＞　´ア´ .ﾊ.　　　 ヽ　〉　(´　　　　　ﾞヾ､　　 　 　 ∨≦ ､⌒ ヽ､
　　　　　　 　 　 ゝ /　ﾚ　 　, ’ ノ'´l ' 　 　 　 ∨ゝ､ヽ　 　 　 　 ',ヽ　　　 .イ.}　　　＼ 　 ＼　⌒ヽ
　　　　 　 　 　 　 ‖　!　　/　/"　 j .l　 　　 　 l ､　 ｿ　　／ ｀ ｰ} ｌ'´! ／ / ,　　　 　 ヾ､　 ∨　　)∨
　　　　　　　　　　 '　　 ,　,'　 '{　　ｲ　'　　 　 　 !:. ＼　＾'´　　　.//ﾉﾚ’　 j ｲ＾ヽ　 　 　 ,ﾍ　│_.／ 　}
　　　　　　　　　＿_ゝ　 ﾍl!　! ゝ､,' !　l　　 　 　 l;:　　　　　 　 _/ｲzﾆ=‐＜! l!　 １　 ヽ　|!｀} ﾉ千-''´
　　　　　 γ´ア´ ￣ ｀ヽ _ヾ､ヽ ‖'　 ,　　　 　 .|l　　 　＞≦ア勺≦≧､=}､_ゝノ　_ノ’丿.ﾉｲ
　　　　 　 {　{ ゝ､__,.ノ'´ヽ｀ヽｸ､‖,　　∨　　 　 |!ヽノ'´三／´.:.:ﾉﾊ≦≧/｀ヽ γ´　γ´
　　　 　 　 ゝ､_　./{　　　 } .ﾉ　/　,　　　゛　　 　 |!_ﾉ≦〃:乂.:.,.ｲ,' ﾑ ∨'.:.:.:.:l /　　 /
　　　　　　　　｀¨'ゝ ｰ-＜´　.〃　! 　 　 ヽ 　 　 !´.:.:.‖.:.:.: ﾞ〃{.!三ﾘ ｌ!､.:.:.:.:.ヽ　　 ﾞ　　ヽ
　　　　　　　　　　　＞z--‐／　　!　　　　 ﾍ　　│.:.:.:j{.:.:／ｲ'三, イ､ﾉ' ﾑ .:.:.:.: ﾏ　　 ＼_ﾉ}　j
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3816 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 17:04:24 ID:JgJ28uyS

乙

3817 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 17:04:43 ID:/HiKLz7O

乙
ニアス強い

3818 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 17:09:23 ID:UHQI17NQ

メンタルマジで強いなｗ

3819 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 17:09:39 ID:UHQI17NQ

乙でした

3820 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 17:10:49 ID:JgJ28uyS

仮に次10振ったとしても68
つよい

3821 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 17:12:56 ID:3bv5kDvF

乙

3822 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 17:31:47 ID:bZY/SMUD

いったん（？）乙ですー

3823 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 20:44:31 ID:j4i+uhJY

乙でした　本当に強い

3824 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 21:02:18 ID:Mii8PkEq

乙
メンタル強い

3825 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 21:06:45 ID:n+vYOcKM

乙でしたー
本当にメンタル強いなこの人ｗ

3826 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 21:14:25 ID:tW6QEw1K

乙です

3827 ：名無しさん＠狐板：2025/04/12(土) 21:26:19 ID:can3neiP

乙乙

3828 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 23:46:17 ID:tpY6QxzK

　　　　　_l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　 　 ./ |!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,
　　.ｧ'¨´ j !　 　 　 　、　 　｀ヽ　＞ ‐ ' ≦ﾞ⌒¨ '　､ ノ'´　　　,　　　　　　1
　 /　 　 ,　,　　　　　　ヽ　　　 '" /⌒'　 　 ｀ヽ.　　 ＼　 　 /　　　　　　 ﾍ
　' 　 　 ,　 ゝ､　　　　 　 ゝ／　〃 　 　 ∨　　 ﾞ 　　　ヽ　ｲ　　 　 .　　 　 l
/ 　 　 /´　　゛　 ､　　　ノ´ 　 /　 1　　　∨　 ､. ヽ　　､.∨　　_ノ'´　　　　|
　_　　〈　　　 　 　 ゝ／ｲ/ 　 ﾞ　 l!ﾊ　　 ､_|! l__ ﾑ ∨　 ∨ﾞく⌒ ､　　　　 _.j
´⌒≧=ゝ＿_　　　__{(_ 〃　/ｧ　!イﾍ　　 ,' ! j ｿ{｀∨,　 ｭゝ､_､ 　 ＼__..イ
　　　 　 _｀二z.ｧ'ﾟ´⌒｀Y.|! 　.! 小.{._,,ゝ､/ ﾉｲzz劣ゞ}!　 !j　 ヽ｀ゝ､　｀　＜　　　　　　　乙、コメントありがとうございます〜
　　γ´＞ "／　 　ｨ≦{ jﾊ　 ﾄｲzz劣ヽ ` 　 乂zｿ''下 ﾉ､{　＼　､　ヽ
　　 ゝ(. 　 '　　　〃 　ﾉﾍ　ゝ ∨乂zｿ''　,　　" :::::ﾞノﾚ'´ ﾉ!　ヽﾏ ､ヽ ム　,　　　　　　　 最後の８番出口。導入だけやっていきまーす
　 　 　 〃　　　/-‐'ﾞ´/'个1＞ ゝ､:::::　　r ｧ　　　　ｲ＜,八　 j ∨.ヽ＞ ´
　　　　/　　 _..ｲ≦ア _／ 八 ｀ ｰゞ､　　　 　 　 ｨ'ﾟ/　〃　 　.!｀ゝ ﾞ´ 　 　 ／
　　　 ,ﾟ 　 ´ 　￣￣￣ ¨ ' ⌒｀≧ ､ヽ≧-　_.イ {　{　 {＞‐ ノ'ﾟ´　　　　,.ｨ'´
　　　 ゝ ＿_　　 　　　　　　 ｀ヽ 　 ヽ,ヽ⌒ゝ　＞ ､,　jゝ..ノ　　　　 ノ'弋ヽ
　 γ´＞≦´￣二ﾆ ＝= ‐ -､ -ゝ､　}　ゝ、　　　　〉ｧ≧'! ／__,＜　 ＼　 ﾍ
　.八 (　　　／ ＞ ｧ'´,　 　 ,ｨ'ゝ､　.},/'´:.:.:.:≧=ｰ‐'ﾟ^ヽ { /⌒､ヽ｀≧ ､｀ﾞヽ│
...＞　⌒ ヽ､　(　./　/＞≦/　 j　 ‖.:.:.:.:o :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾏ １ ﾉ∨∨ 　 )　 ｨ
/　C　　　 　ヽゝ ､　(　　‖ ,.ｲ{　／´.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.∨!/　.}　､___ﾉし'ｲノ
　　　　 　 　 　 ＼｀ヾ≧z{　ハ Y:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|ｲ､_ノ　丿≧=≦
!　 　 　 　 }　　 　 ＼ ∨ﾍ ﾍコ.ﾑ.:.:.:.:.:.__ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. j　ゝ-＜
ﾟ　　　 　 　 ､　　　　 　､　 ` ｰ≦.)ノ'´⌒.:.:.:.:.:.:.:.;.:.:.:.:.､.:.八　　　　　　　　＞.:
ﾊ 　 　 　 　 ∨ 　 　 　 ＼≧z.／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾉ!.:.:.:.:.ﾍ{　　　,　　　　γ´:::::::::.
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　ﾑ　　　　　　　l:. 　　　　　　 ∨ 　 ∨:.o :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ｲ∨ 　 ／
　..ﾑ　　　 　 　 .l:.　　　　　　 　 ､　　 '::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ｲ 　 !　 '
　　∧　 　 　 　 l:.　　　　　　　　 ゝ.　 l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ　　　{'´　_..　-一
　　 .∧　　　　　l,:.　　　　　　　　　 ヽ､|.:.:.:.:.:.:.:.:.: ｲ　 ＞‐　＜
　　　　ﾞ　　　 　 ﾟ!:.　　　　　　　 ｀ヽ､　.!.:.:.:.:.;.:.:./ ／ 　　 　 　 ｀ ＜⌒
　 　 　 ム　　　　,､:..　　　　　　　 　 Y {.:.ﾑ/.:.ｲ ﾟ　　　　　　　　　　 ｀　､
_.　　　　 ム 　 　 ﾟ ゝ:..　 　 　 　 　 八.j.:.:ｲ ノ´　　　　　　　　　　　　　　`' ⌒
　 ｀　 、　　ﾟ 　 　 ∨　 ､:...　　C　　.: ｲ^ノイ´ヽ:.　　　　　　　　　C　　　　　｀
　 　 　 ＼　 ﾟ　　　 ∨　 ＞ :..＿ ...イ:,.ｨ､ノ{:..　 ゝ:..
　　　　 　 ヽ.ﾑ　　　ﾘ｀ヽ　　　 ,￣ 7´⌒ ゝ､':.c　　 ..:.､__　　　　　　 　 ..:.__
　　　　　　　ヽl　　　'´　八　 '´　 ,　　　　　ヽ＞‐ =≦ ⌒≧ｰ- ‐=　 'ﾟ´:..
　　　 　 　 　 .|　　 　 .ｲ .／　 　/　 　 　 　 ∧　 ヾ、　　　 　 　 ／:.
　　　　　　　._ l 　 　 〈／　　　 , 　　　　 　 　.∧　　 ＼　 　 　 , :.
　　　　_.. '" 　 !　　 　.,　　　　‖　　　　　　　　 }　　　 　、 ＞ :. 　　　　　イ
　　'"´　　　　 j　　　 八　　　 `　　　　　　　　　'　　 　 γ´:. 　　-‐=≦


　

3829 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 23:46:39 ID:tpY6QxzK

　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .／
　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　||　　　　　　　　　　　　　　／|＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||　 　 　 .／
　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 【エッチな８番出口】　　　　　　　　　  ||　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　||＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.||　 ／　 　 　 .／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　 　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　 ／　　　　 　 .|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　艾艾　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　 |lili|　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　 |lili|　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　 ／ 　 　 .／|　　 　 　 .|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　／　　　　　|lili|　　　　 　 ‐┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　 |lili|
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　　　 ┌─--　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
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3830 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 23:50:44 ID:tpY6QxzK

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_,,|::::|　|゛`ー|::::::|　　　| |　　　　　　|:...′　　:/　　/　　 /　　::　　　 V　 ∧
　＼|_,,|　　 :|::::::|　　　| |　　　　　　|:　　　..: { 　 /　　　|　 ／|　　 |　V/　‘
　　　　＼　 |::::::|　　　| |　　　　　　|:::: 　 ::　{　 .′　　 |／‐-|　　 |＼V　 ::
　　　　　 ＼|::::::|　　　| |　　　　　　|::|　　:: 八　|　|　　 代卞」.　 八⌒|　　|
　　　　　:::::::|::::::|　　　| |＿＿＿___.|::|　　:: : : �Y　!　　 l　｀¨ ⌒K 炒>|　　|
　　　　　::::::::＼,|______.|_|＿＿＿___.|::|　　:: : : : :|　|　　 : 　　　　′　　「　 :
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 八　　＼: : ＼|　　 :､ 　 r::､　　 ｲ |:　/　　　　　これで、８階……８番出口に到着、かしら？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼　　＼: : ＼　 {:＼ 　 _､イ: |:ﾉ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼　　＼: : ＼{　　¨´ L＼ |／_､-- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼　. :＼／＼ 　 　 ア ￣　.　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _､- ¬ア　 　 _ﾆ-/ く､､､ ..,,_ ＼＿＿＼＿＿__
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 {　　　/_､-　￣／‐＼|厂ニ=- _ ＼ニニニニニ〉
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 {　 _７゛　 　 ／-==- 〈ニニﾆﾆ=-_　寸￣　　　二ﾆ-､
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 {／7　 　 _-ﾆﾆニニ=‐Vニニﾆﾆ=-_ ‘，　／￣　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／-ﾆ{　　　{-=ﾆﾆニニ=-}二ニニニ=-　}／ 　 　 　 　＿ }
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 (ニア八　　 {-=ニニニ=-八ニニニﾆ=-}ﾉ}　　 　 　 ／　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 了 / 　＼ 八-=ﾆﾆ=- ∠⌒-ニニ=- イ ｛　　 　 ／　　/
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀¨{　　　 ｀‐-ﾆ=- _､-=ﾆニﾆ=-　-=7: : ::{＿＿/　　　∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{　/　　　 ｀､ﾆ7 -=ﾆニニニﾆ=- {: : ::厂ニニ＼__,/. :‘，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 V /　 　 ＿}7 -=ニニ=-二ニ=-{_: : 厂￣￣ 〉⌒, . :　ﾟ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 V /　厂　 } -=ニニﾆ=-{-ニニ=-_ 厂￣￣〉//∧　　　ﾟ，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 V　/ ＿,∧-=ニニﾆ=-{〉ニニ=-N二二ﾐ/: :V/ ∧　 　 ﾟ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　数えていた感覚を信じきれず、指折りに自分がされてきた行為を振り返る。

　　　　　　　　　　　　　　凌辱された。狸の置物へ口淫奉仕を行った。多数の影に輪姦された。触手に嬲られた。

　　　　　　　　　　　　　　今、着ている服に変貌したスライムに襲われ。射的の的になり。空想を現実と錯誤した。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここまで７つ。７回の凌辱を耐えてようやく訪れた８回目が、ここだ。

　

3831 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 23:54:03 ID:tpY6QxzK

　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＞''"~￣~"'-､
　　　　　　　　　　　　　 ＿∠　　　　　　　　`､
　　　　　　　　　　 　 ／‐ﾆニﾆ-　_　 　 　 　 }
　　　　　　　　　　　／￣~"''‐ﾆニニ‐ _　　　 }
　　　　　　 　 　 ／　　　　　　　￣-ﾆﾆ-_　／〉､
　　　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　 -ニ 〈-/　 `､
.　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　 ／V〉／} l　　 ，
　　　　 ／　　 　 　 　 　 　 　 　 ／ |　 「 V'} |　　 }
　 　 ／　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　|　 { ／〉::
　 ／　　　　　　　　　　　　 ／|　　:　|　‖ /　| 　 ′　　　　　ルールの通りなら、ここの階段を登れば
／　　　　　　　　　 　 　 ／.l　|　 　 ﾉ／し'{　 |　/
　　　　　 　 　 　 ／　／厂⌒¨¨¨⌒(　 /⌒∨:/　　　　　　　外へ出られるはずだが……
　　 　 　 　 　 ／　／､へ　　　_､-‐…‐-=ﾆ L'＿
　　 　 　 　 ／　／／V/∧_-ニﾆ- ''"~￣　　　　￣＼
.　　　　　／　／／ _､-ﾆニﾆ-⌒　　　　　　　　　　　　＼
.　　 　／　／∠-ニニニニ-{　　　　　　 ／　　　　　　　 ｀"' ‐ へ＿__
. 　 ／　／∠-ニニ二二ニ-{　　　　　／＼　　　　　　　　　　　V∧　└――――‐ -　､､ .,_
. ／　　 ＼ `寸￣/　　}ニ=-{　　　 ／　/: : ＼　　　　　　　 _,.､ -ニ〉　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　 　 　 ＼ ヽ/　　 .}ニ=-{--‐イ 　 〈／⌒¨｀`ﾏニニニ=-‐¬＜　　　　　　　　　　　　　　　厂二ニ=- ､､.,_
　　　　　　 　 ＼＼　　}ニ=-{　 　 　 ／　　　　　 ‘，　　　￣　‐-　_＼　　　　　　　　　　　　 /ニニニ=-
　　　　　　　　　 ＼＼ }ニ=-＼____／　　　 　 　 　 }　　　　　　　　　￣＼　　　　　　　　　 ／ニニニ=-
　　　　　　　　　　　　 ＼ニ=- /-｛　 　 　 　 　 　 ‘　　　 　 　 　 　 　 　 ＼ 　 　 　 　 ／￣~" '' ¬-=ﾆ_
＼　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ﾆ/=-｛　　　　　　　　/　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｀¨¨¨¨¨¨¨´
二＼　　　　　 　 　 　 　 　 ＼ニ人　　　　 　 _､`
二二＼　　　　　　　　 　 　 　 ＼ニ｀ﾆ=‐‐=ﾆ´
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　それを裏付ける根拠はない。ただ、信じて進む以外の道がなかっただけだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だとしても。ここまで７回、回避できない恥辱の異変があったのは事実。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　苦労が報われてくれなければ困ると、ニアスは廊下を進む。

　

3832 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/12(土) 23:57:38 ID:tpY6QxzK

　　　　　　　　 ｜　　 　 | 　 　 　 　 ｜
　　　　　　　　 ｜　　 　 |　 　 　 　 　|
　 　 　 　 |￣￣|　 　 　 | ￣￣￣￣ |　　 　 |￣￣|
　 　 　 　 |　 　 |　　　 ／　　　　　 　 ＼　 　| 　 　|
　 　 　 　 |　 　 | 　 ／　　　　　　　　 　 ＼　|　 　 |
　 　 　 　 |　 　 |／　　　　　　　　 　 　 　 ＼|　 　 |
　 　 　 　 |　 ／　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼　::|
　 　 　 　 |／　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼|
　　　　 ／　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　／　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
／　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
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　　　　　　　　　最初の通りに異変は見当たらない。扉は硬く閉ざされ、ドアノブを回せばガチャガチャと音がするだけだ。

　　　　　　　　　　　それ以外はただ、彼女の――スライムに作られた靴――が、じゅぶりとした水音をたてるばかり。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何も無いまま、曲がり角へとたどり着いた。

　

3833 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 00:00:01 ID:navB0zrO

　　 　 　 　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 　 　 　 　 　 i　│　　 |
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |＿＿＿＿＿＿＿＿_i　│　　 |　　　　　 　 　 　 .|"'''- ．._
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　　　　　　　　　/　　..._」　　 　 ∠ ＞''"~￣　 ￣~ﾟ"''＜　　　　　 .＼
　　　　　　　　 /　　....L二二二ア ‐- 　 ／　 　 　 　 　 ＼　　　　　..＼
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　　　　 　 　 /　　　 　 .l　 　.'　 ＼／　　　　　 　 　 　 ＼　/　　　　 　 　 .＼
　　 　 　 　 /　　　　　 .| : | . 　＼/ 　 　 /　　　　　　　　　　 ∧　　　　 　 　 .＼
　　　 　 　 /　　　　 　 .| : l′　 / 　 　 /　　 /|　　　　　　 ∨/∧　　 　 　 　 　 ＼
　 　 　 　 /　　　　　　 .| : |　 ∨　　　 .　 　/　|　　: |　　　　∨/ |　　　　　　　　 　 ＼
　　 　 　 /　　　　　 　 .| l |　V　 　 　 |＿./.　 |　　: | |　　 　 ∨ |　　　　　 　 　 　 　 .＼
　　　 　 /　　　　 　 　 .| l | 〉　　 :　|　|　/　￣|　　l | l＼ | :　　V|　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　 　 　 　 　 | l∧ | :　 :　|､ィI苹ミト.|　　l | l ⌒| :
　　　　　　　　　　　　 ｌ | l ∧| :　 l　|　|Vツ　　L.,,_」l斗::ミ| l　 　 ｌ
　　　　　　　　　　　　 | | l/ /| :　 :　|　|｀¨´　　 　 了ん'^)| l　 　 |
　　　　　　　　　　　　 | | l // . |　:　|　|　　　　　 　(｀¨´ /| |　|　 | ｌ
　　　　　　　　　　　　 | | // ∧|　:　|　|　　､　　 　 '　　/ :| |　|　 |
　　　　　　　 　 　 　 .」 l／ / ∧ .:　|　|　　(. _>､　　 ／|: :| |　|　　　　　何も無い……いや、あれか
　　 　 　 　 　 ／￣　￣＼　/ ∧|　|　|＼　　　 _､イl : :|: :| |　|
　　　　　　 .／.　　 　 　 　 ＼/ /＼ｌ　|＼ > ＜l: : :ｌ:l : :|　| |
　　　　　　:　　　　　　　 　 　 ∨ ∧＼l :ﾉ￣＼ ＼: :l : :|　| |/
　　　　..../　　　　　　　　 　 　 }＼____／ 　 　 ‘ 　 ＼: :|　l
　 　 　 /　`､　　　　　　　　　 ｛: ∧ /　　 /　　 }　　　＼/
　　　　′. : :`､　　 　 　 　 　 ｛:〈　〉､ 　 〈　 　 八
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　　　　　　　　　　　　　　　　　左へ折れて廊下。壁際にはポスターが貼られているだけで、これといった変化はない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　狸の置物が鎮座していたときのように、ニアスの歩みを阻むものもない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　拍子抜けする気分だが、最後の曲がり角に『異変』はあった。

　

3834 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 00:04:35 ID:navB0zrO

,ｨﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ
||┌─────────────────────────.┐.||
||..|爻乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂爻| .||
||..|爻ｲ只二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二只ﾄ爻| .||
||..|爻ｲ.|. /. // //　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |ﾄ爻| .||
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||..|爻乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂乂爻| .||
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ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆノ

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　　　　　　　　　　　　　鏡がある。壁にかけられたそれは、これまでの廊下では一度たりとも見たことがないものだ。

　　　　　　　　　　　　　　遠目に廊下とニアスの姿を映す様子から、少なくとも鏡としての機能は保っているらしい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただ、近づけばナニカをしてくることは容易に想像がついた。

　

3835 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 00:09:44 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞''"~~ﾟ"''＜
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／ 　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 _､-ﾆ二二二二二二ﾆ- ,_
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｛＞''”￣　 　 　 　 ￣”''＜｝
　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　／　　　 ／　　　　 　 　　＼　　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　 　 `､ 　 　 　 ､
　　　　 　 　 　 /　　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　 　 ｌ　 　 　 　 　 　 　 ‘
　　　 　 　 　 ,　　 　 　 　 　 　 |　　　 　 |　 : 　 　 ｌ
　 　 　 　 　 ‘　 　 　 　 |　 　 /|　　　 　 | 　l 　 　 |　　　 　 ｌ
　　　　　　　　　 　 　 　 | 　 /　|　　　 　 |　 l､　　 :|　　 : .　 |
　　　　　　　ｌ　　　　　　 l‐:./,＿|　　　 　 |　 l＿ -‐|　　 l :　 |　ｌ
　　　　　　　|　 . :　　　　| /　　 l￣　　 　 ￣l　 ＼ |　　 l :　 |　|ｌ
　　　　　　　|　 : :　　　　lT汀 ミL　 　 　 _､斗i七' 丁 　 l :　 |　||
　　　　　　　|　 : |　　 　:�� 乂ツ￣⌒'-　_　乂ツ ﾉ|　　 l :　 |／
　　　　　　　|　 : |　　 　 l「￣　　　 　 ::　　￣ 　 ⌒|　　 l :　 ｌ　　　　　映らなかったら、回避できるかもだけど
　　　　　　　 ⌒`ｌ　 　　 |ﾊ　u.　 　 　 l　　 　 　 　 |　　 l :／|
　　　　　　　　 　 ＼　　 |/∧ 　 　 　 　 　 　 　 _､ | 　 ／| : |ｌ　　　　 ……まあ、無理か
　　　　 　 　 　 　 _､＼　|-‐＾うo｡,　 ( ::::::ﾌ　_､‐7 . |　〈ｌ　:| : ||
　　　　　　 　 　 /　 　 ＼ ＼|: : : :)ｈ｡,　_､イ : / 　 l/　＼」.:.:||
　　　　　　　　　′　　　　　　＼__⌒V/:: :: :: :/　　　　　 ﾉ＼」!
　　　　　　　　 ,　　　:　　　　　 ‘，＼ V/＞‐'‐…‐-　＜. . 　｀`　､
　　　　　 　 ／|　　　|　　　　　　‘，　)ﾉ　　　 _､-⌒　　　. :　　　　＼
　　　　 　 /:／L_　　ｊ_､ -‐…‐-､ﾉ／ ｛　_､-　　 　 　 ／　　 　 　 　 .
　　　　　/＼＼‐＞'” 　 　　_､-={/　 人‐-　.,_　　　　′　　　　　　　‘
.　　　　/　　 >'゛　　　　_､-ﾆﾆ二｝ィi〔ニ-_　　｀`　､　{　　　　　　　 　 ,
　　　 /＼／　　　　_ -ﾆニニニﾉ-=ﾆニ=-_　　　　 ＼，　　　　　　　 ‘
.　　 / .／　　 　 _-=ニニニニ/ -=ﾆニニ=-　　 　 　 ‘，　 　 　 　 　 }
　　　_｀　　　　_-=ﾆﾆニ二二/ -=ニニニﾆ=-　　　　　 ｛ﾆ- .,_　　　　 } へ
　　'_｀　　 　 _-=ニニニニ- ′-=ニニニニ=-　　　　　 「^-ﾆニﾆ=- ‐=}　ｌ
　.' ｀　 　 　 -=ニニニニ- '　-=ニニニニﾆ=‐}　　　　　｛ 　 ￣‐-=ﾆﾆノ　|
　[｛　　　　 {-=ニニニ=- ′-=ニニ二ニニ=-}　　　　　 {ﾆ=-　　　￣　　 L
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　階段へ向かうには、鏡の前を通って右に曲がらなければならない。

　　　　　　　　　　　鏡はその曲がり角の壁へ廊下を映すように設置されているため、避けていくことはできそうになかった。

　

3836 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 00:11:57 ID:xPZ4nUaC

ニアスさんに待ち受けてるであろう第八にして最後の凌辱とはいったいなんなのだろうか… ! ?

3837 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 00:14:33 ID:navB0zrO

　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＞''"~￣~ﾟ"''＜
　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　　_､-‐-　.,_　＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　 _-ﾆニ＞''"~￣￣~ﾟ"''＜
　　　　　　　　　　　　/　 _-ﾆ＞''／　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　 　 　 　 _-ア＿／　　　　／ 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　 |_/ /　 .　　 　 　 /　　 　 　 　 `､
　　　　　　　　　　 「＿/＼/　　　　　/　　　　　　 |　　:, 　 　 ,
　　　　　　　　　　　 |‖ ./ 　 　 　 　 　 |　　　 　 |　　‘　　　‘
　　　　　　　　　　　 | |∨　　　　　:|___／:　　　 　 |　　　,
　　　　　　　　　　　 | l/　/　 　 　 |∠.　|｀`　　　 「＼　‘
　　　　　　　　　　　 |/　/　　　　　「苹ミﾄ､　　　　|＿ ＼|　　　|
　　　　　　　　 　 　 　 /　 　 　 　 l乂ツヘ〉　　 | | 　 ＼|
.　　　　　　　 　 　 　 / 　 |　:　　　|⌒”└‐- ､　| L ＿　|　 　 .:
　　　　　　　　　　　 ｌ′　 |　|　 　 | 　 　 　 　 ＼てツ了|　　 : |
　　　　　　　　　　　 |＼　 |　|　 　 | 　 　 　 　 l〉　￣アl |　　 : |
　　　　　　　　　　　 | l :＼|　|　 　 |　　_　､　　　　　/ : l |　 :│|
　　　　　　　　　　　 | | | : ＼:　　　|､　　　　　　　 ノ : l l |　 l│ｌ
　　　　　　　　　　　 | | | |　 |`､ 　 :　＼_.､-‐七ｌ〔￣＼ l |　 Ll
　　　　　　 ／￣￣~"'＜l_,ノ　‘， :l　　　{: : : :| l｛ . 　　�Y／
　　　　　　′　　 　 　 　 ｀　､　‘，|　　　「┌---…¬'⌒ヽ
　 　 　 　 |　　　　　　　 　 　 ｀　､ |_　　　「＼＿__／l／｝　‘，
　 　 　 　 |　　　　　　　　､　　 ／￣二二ﾆ「＼／／ ／______､
　　　　　　,　　　　　　　　 } ／＼二二二二＼　> ∠ -‐っﾆﾆ＼
　 　 　 　 ‘　　　 　 　 　 _-　 -ﾆ＼二二二二｀¨¨¨¨¨二つ‐ﾉ -`､
　　　　　　 }　　　　　 　 _-　 -=二 厂-‐…‐-=ﾆ_￣　___　　＼ﾆ-`､
　　　　　＿}　　　　　　_-＼_二＿/　　　　 　 -=-｀`-ﾆニニ-　＼| `､
　　　 厂ニニニニニ７ 　　 -=ﾆ7　 　 　 　 　 -=ニ=-＼-ニﾆ=- ＼|＼
　　　 ┐‐-=ﾆ=-‐ ´/＼__二＿/　　　　　　　　　-=ﾆﾆ=-＼-ニニﾆ=- _＼
　　　 〈　　　　 　 _/　　-=ﾆﾆ7　　　　　　　 　 　 -=ニニ=-`､-ﾆニニﾆ=-_
　　 　 ‘，　　 ／八　 -=ﾆﾆ７　　　　　　　　　　　}-=ﾆ二ﾆ=-`､-ニニニﾆ=-_
　　　 　 |:　／　 l　 ＼二,__/＼　　　　 　 　 　 　 }-=ニ二二=-`､-ニニニﾆ=-
　　　 　 |　{　　 ﾉ　 　 ￣ 　 　 `､　　　　　　　 　 }-=ニ二二ニ=- -=ニ二ニ=-〉
　　　 　 | /　／　　 　 　 　 　 　 |　　　　　 　 　 -=ﾆ二二二ﾆ=-} -=ﾆ二ﾆ=-/
　　　 　 |′'ﾞ　　　　　 　 　 　 　 | 　 　 　 　 　 _-=ニニ二ニﾆ=- -=二ﾆ=- ｲ
　　　　/／　　　　　　　　　　　／|　　　　　 　 _-=ニニニニﾆ=-/ -=ﾆ=-／　|
　　 　 |　　　　　　　　　　　 ／　 l＼　 　 　 _-=ニニニニﾆ=- 〈ﾆ=-_､イ　 　 |
　　 　 |　　　　　　　　 　 ／　　　|-ﾆ＞ 　-=ニニニニ=- _､イ>.「¨´ ／　　 ／
　　 　 |　　　　　 　 　 ／ 　 　 ／-ニ- ⌒ニ=‐-　　 -=ﾆニﾆ=-}￣　 　 ／}
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――しかし、これで最後だとニアスは思い直してまっすぐに歩き出す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さっそうと。けれど足音は水に濡れて不格好に。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鏡を。その中に佇む『自分』を睨みつけるようにして、まっすぐに進む。

　

3838 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 00:18:36 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 l　　　　 .怖い顔　　　　　 l
　　　　　 　 　 　 ／. : :　　　　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　 ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/
　　　　　　 　 :／. : :　 　 　 ／. :　　　　　 　 　 　 ._/￣＼　　　　　　..: .＼ 　 　 　: : .＼:
　　　　　　.:／. : :　 　 　 ／. :　　　　　　 　 　 　 /⌒　　　＼　　　　　　..: .＼ 　 　 　: : .＼:.
　　　 　 ／. : :　 　 　 ／. :　　　 　　　＿＿　/￣＼＿＿ノ　 ＼. 　 　 　 　 : .＼ 　 　 　: : .＼:.
　　　:／. : :　 　 　 ／. :　　　　　　 ／.／￣７　　　}　 {　　 　 　 V.　　　　　　　: .＼ 　 　 　: : .＼:
.....:／. : :　 　 　 ／. :　　　　　　 ／. :〈　　 /__　　Y　　 ー‐　　＼V..＼ 　　　　　　: .＼ 　 　 　: : .＼:.
／. : :　 　 　 ／. :　　　　　　 ／. :. 　/!　 /⌒ 　 /ノ　　　　　　　 ｀＜..＼ 　　　　　　: .＼　　　　 : : .＼
: :　　　 　 ／. :　　　　　　 ／. : :.　／ |　〈＿__／ 　　-─　　　　　　　 ￣＼. 　　　　　　: .＼ 　 　　　: :
: :　　　　｜. : :　　　　　／. : :　 ／　　|　　 |＿__／　　／　　　　 r=ミ　 　　 ＼　　　　　: : .｜　　　　: :
: :　　　　｜: :　　　　　｜. : :　 /　　　ｲ　　 |=ニ　　 ∠＿＿＿／} 　 ＼＿＿ノ..　　　　　: :｜　　　　: :
: :　　　　｜: :　　　　　｜: :　 /　 　.ﾄ八＿ノ　　　／　 　 　 ／　/..｜　　 　 : :｜　　　　　: :｜　　　　: :
: :　　　　｜: :　　　　　｜: :../　 　 / 　　｀ー==彡　　　　　　　 /.: :｜　　 　 : :｜　　　　　: :｜　　　　: :
: :　　　　｜: :　　　　　｜: :.乂__／　　　　 ‘,　　　　　　　≠ ／. : :｜　　 　 : :｜　　　　　: :｜　　　　: :
: :　　　　｜: :　　　　　｜: :　　　　｜: :　 　 .＼＿＿　　　／　　.: :｜　　 　 : :｜　　　　　: :｜　　　　: :
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　　　 　 ＼. : :　 　 　 ＼. :　　　 　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　 　 　 　 : .／ 　 　 　: : .／.:
　　　　　　.:＼. : :　 　 　 ＼. :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: .／ 　 　 　: : .／.:
　　　　　　 　 :＼. : :　 　 　 ＼. :　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 : .／ 　 　 　: : .／.:
　　　　　 　 　 　 ＼. : :　　　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　 　 　 : : .／.:
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　はたして、推察は正しく鏡に異変が起きた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　聞き慣れたような、知らない他人の声のような音色が嘲るように響く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鏡面が揺れる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　小波のように波打ち、その合間からするりと抜け出てくるものがある。

　

3839 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 00:21:29 ID:navB0zrO

　




　　　　　　　　　　　　　　| : ヽ　　　　　　:j}　　　:　 j :/ij
　　　　　　　　　　　　　　| : :　　 ぃ:.:ｱ 　j}　 　 ′ j/i/:|　　 :　　　　　　　けど、ええ仕方ないわね
　　　　　　　　　　　　　　 : :∧　 ｀ ´　　:j}　 . /　,ｨi{i,'　|　 . :　′
　　　　　　　　　　　　　　 �Yi∧ 　 　 　 j}　　jｨi{: :.:{{　 |　 i::　　　　　　　 だって睨むくらいの抵抗しかできないのだもの
　　　　　　　　　　　　　　　�Yi/　 :-=≦i:}　ｨi{ __r‐=}} : |　 |: /
　　　　　　　　　　　　　　　 ∨　　j}ノ :／ｲ ／⌒}___j_〉:|　 |/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／y'　‐-ｧヘ／⌒ ⌒`ヽ　!:!　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿.
　　　　　　　　　　　　　　　　_イ>''"　 　 jヽ/　　　　　 　 ∨{　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ=.--7 /
　　　　　　　　　　　　　　＞''"´　　　　 j{ :j{:　　　　　　　　　､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／／
　　　　　　　　　　　__／ r‐‐=j⌒⌒j⌒`ヽj{ : 　 　 　 　 　 }ト､iト　.,　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／ｲ'|
　　　　　　　　__r'⌒j_,.　j｡o≦⌒j⌒⌒jヽj} ＼　　　　　 　 j}　 ヽ　　｀"'* ｡.,　　　　　　　 　 .／'　 | |　　　　r-,
　　　　　　　(>'"j´ /　　{　　{　　i　　　}　j}⌒j:＼　　　　　ﾉ　　 j} 　 　 　 　 ｀"'* ｡.,　　　　 　 　 .|/　 　 ,ｲ--~7
　　　　　　 //　j{　{　　 i　　:i　　!　　 :j　ﾘニﾑ: : ヽ　　／　　　/＼.　　　 　 　 　 　 ｀ '*｡　　　　　　　　　　／´
　　　　　　:{ {　 {{　-‐=　｀: : :i: : :i: : : :ﾉ ｲニニﾑ: ﾉ ｀´: . . . : :ｲ　　jL:: ≧o｡.,　　　 　 　 　 〕iﾄ
　　　　　　 ＼､ハ:_: : ＼:_:ヽ jL:.:j｡o≦ニニニニ＼iト: :_: :ィi{: : : ／ﾆﾑ:: :: :: :: 〕iト､　　　　　　　ヽ . /
　　　　　　　　｀t=}‐‐‐{ニニニニニニニニニニニﾆ)⌒ヽ:_:_: ィi{ニ=‐-L:: :: :: :: :: : ＼　　　　　　 ∨
　　　　　　　 　 {=j‐‐‐{ニニニニニニニニニニﾆ:ｱ:: ::/:(ニニニニニ=‐- :: :: :: :: :: :: ::. 　 　 　 　 }!
　　　　　　　／‐=}!:　　⌒ヽ '⌒>j iト.,‐=ニニニｱ　 ∨ /::`'＜ニニニニ=‐- :: :: :: :: :: ::.　　　　 　 }!
　　　　　　ノ -‐=} :!　　　　　　　⌒"'‐ >⌒'r≦_)　　 }/ /:i :: :: 寸ニニニ=‐- ヽ:: :: :: :: :}　　　　　 }!
　 　 　 ／-‐=ニi} :j　　　　 　 　 　 　 　 ⌒!⌒　　　 } /:: } :: :: : ﾏニニﾆﾆ=‐- }:: :: :: :: :}　　　　　ﾉ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　美しい白銀の髪をたなびかせて。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　肉付きよく長い足で、タイルを踏みしめかつリと音を鳴らす。

　　　　　　　　　　　　　　　　鏡の縁を飛び越えると、ぶるんと勢いよく大きな乳房が跳ね踊った。

　

3840 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 00:22:31 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _,,..､､､..,,_
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＞''”　_､､､､_　 ｀`ヽ　　　　　　 ./|
　　　　　　　　　　　　　／ _､-＞''"~￣~"''‐ ﾆ}　　　　 .M/ .|／|＿
　　　 　 　 　 　 　 　 /　/ ／ ＞''"~￣ 　 ￣~"''＜　　 　 　 　 .／
　　　　　　　　　　 ┌‐‐'‐/ ／ 　 　 　 /　　　 　 　 ＼　　　 　 .Z
　　　　　　　　　　 └i‐‐/ / 　 　 . 　 /　|　　　　　　　 ､
　　　　　　　　　　 　 |　{　′　 　 　 ___,/|　　　：　　　　`
　　　　　　　　　　 　 |　{　|　　 　￣ l /　|｀　　 |　 ：　 ．
　　　　　　　　　　 　 l 八:： 　　 　 ィ笊ミト　　 「＼|　: |　ｌ
　　　　　　　　　　 　 l　 :N　　 |　.乂Vリ |,＿　 l笊iﾄ　 |　|
　　　　　　　　　　 　 |　:　l　:　：　　 '/／/／＼|V八　 !　!　　　　　は？　え――――わ、わたし！？
　　　　　　　　　　 　 |　:　l　　 |　　 |　　　　 　 「'/,|　: |　|
　　　　　　　　　　 　 |　:　L _　|　　 l　/⌒ヽ 　 　 ﾉ　: |　|
　　　　　　　　　　 　 |　＞‐‐＜ 　　|､乂_:. ﾉ　uイ/|　_」 ､ -‐=ﾆ二‐ _
　　　　　　　　　　 　 |/　　　　　＼八 ＞　rイ⌒＞‐ニニニニニニ=-
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　　　　　　　┌‐‐ア　　　‘∨〈　　{　　　　 ＼　 　 　 　 　 　 　 /- ｲ-=二ニニニ=-
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　　 　 　 　 ／　　　／　　　 {: : : :＼＿＿＿__､-ﾆﾆ≧=‐-‐=≦ﾆ- ∨-=ニﾆ=‐
　　　　　.／　　　／　　　　　{ : : : : : ＼-=ﾆ_ニニﾆ‐〉ニニニニニV∧ ‐ﾆ-／
　　　　 /　　　／　　　 　 　 ｛: : : :　　　＼　 ｀`-ﾆ７ニニニニニニ}/∧｀¨´
　　　　‘，　／　　　 　 　 　 ｛: :　　　　　　＼　　}７ﾆニニ二ニニﾆ}/‐∧
　　　　　ﾟ，＼　　　　　　　　 ：　　　　 　 　 | `､,ﾉ-=ニニ二二ニニ}∨ﾆ-

　

3841 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 00:22:36 ID:+S3ehYqo

なるほど、それもあっての衣装チェンジか

3842 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 00:26:04 ID:navB0zrO

.　　　　 　 ′　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 W
　 　 　 　 ′　　　　 　 { {　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 }}!
　　　　　 ′　　　　　　:{ {　　　　　　　　　　j{　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 }}!
　　　　　′　　　　　　/{ {　　　　　　　 i 　 :j∧　　　　　　 i　　　　　　　　:jj}
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　　　　 {　　　　　　/:i:i:i{ ﾊ　　　　　 　 |　 :j{:i/∧　　　　 /　　 　 　 　 　 州
　　　　j{　 :　　 　 A_:≧siﾊ　　　　　　 j　 :j{:i:i:/∧　　　/　　　　　　　　 . : :
.. 　 　 j{　:′　　:‖{ :{:::(,,_iﾄ､　　　　　 {　_jL　-‐=≦ミ/　　　　　　　　　. : :i
...　　　j{　:i　　　‖ﾆ､乂;_;_;ノ)〉¬≦､　≦i:{ 乂;(..);;ノ７　　　　　　　　　/　:}}
.　　　 j{　,{　 　 j{ニﾆ≧‐=彡'ニニニ≧=≧=- ｀...´ｨi′　　　　　　 　 /i:　:i:}
. 　 　 j{ /:!　　 ハ=‐　　　　　　　　　　　　　　 ‐=ﾆ/　　　　　　　　　/i:i　:i i}　　　　我は影、真なる我
..　　　j{ {i {　 . {i ∧　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　: :/i i:　:i i:!
　　　 j{ {i :{　　{i i:∧ 　 ＼　　　　　　　 　 　 ,　 /　　　　　　　　/i/i i i　:i i }　　　　最後に――わたしをよく知る私が
　　　 {{ {i i:{ 　:{i i:i ∧ . 　 ＼"'‐-==-‐: : :-ｧ'..../　　　　　　　.ィi{i/i i i:i　:i i::
　　　 {{ {i i :{　:{i i i i:∧　　　 :≧=‐-‐=≦　　,/　　　/,.｡s≦i i i /i i i:/　:i i:′　　　 いっちばん、気持ちの良くしてあげる
　　　 {{ {i i ∧ {i ／⌒::＼　　　　　　 　 .｡oﾆ/　　.ィi{￣￣)i i i/i i i /　:i i/
　　　 {{ �Yi i∧/　　.／/:.:＼　　 .｡o≦ﾆニ７ ィi{/　　..／j{i i:/i.i :i.i/　:i i/
　　　 {{�Yi i i j{: : ／ :/:.:＼ニ≦ニニニニ'゛:i{: /　 .／: : :j{:/i i i i/　:i i/
　　　 {{ �Wi_i＞'"-=ｧ 　 　 :＼ﾆ＞'"´　　　.:.:{:(___ (: :-‐=ｧ ＼i i/　:i i/
　 　 ／ . ／⌒y　/　　　.:＞'"　　　　　 　 　 �Y_／: : ／:　　 ＼ :i i/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何時か何処かで聞いたセリフを真似て。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鏡のニアスは。ニアスへと手を伸ばした。

　

3843 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 00:26:26 ID:navB0zrO

　
※修正
先にコチラが入ります


　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＞''"~￣￣~~ﾟ"''＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　| 　 　 |　　　　　　　　　　　 　 　 /￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　 　 |　　　　　　　∨ /　　　　 |　　　　.そうよ、私　　　　.|
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　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　 　 　 　 |羔ミト|　　　　 | 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　|　 　 　 　 |ヾ 」ヽ| 　 　 ヽ| 　 [　|　　　　　ああ、それともこう言おうかしら
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　|　 　 　 　 | 　 　 ＼ 　 ＿| 　 [　|
　　　　　　　　　　　　　　　 �U|　|　 　 　 　 | 　 　 　 )＞芍| 　 [　| |
　　　　　　　　　　　　　　　 │|　|　 　 　 　 | 　 、 _ 　　 　 |厂二二二二二二ニ＝─
　　　　　　　　　　　　　　　 │|. :|　 　 　 　 |　　　　 　 　 ｲ{二二二二二二二二二二二二ﾆ─
　　　　　　　　　　　　　　　 │l: :＼ 　 　 　 | ＼＿　､＜⌒'，二二二二二二二二二二二二二二-
　　　　　　　　　　　　　　＿│l: :厂＼ 　 　 |: : : :|⌒∨　V∧二二二二二二二二二二二二二二ニ〉
　　　　　　　　　　　　／　　　／＼_,/ ＼ 　」: : : :L／／　V∧二二二二二二二二二二二二二二/
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 く　　　/　　　　＼: :／／ ／　 V∧二二二厂~ﾟ"''＜―ニ二二二二-/
　　　　　　　　　　　 |　　 　/ ＼／￣＼ 　 　 （／ ／// /,＼　￣￣￣|　　　　 |]ﾆ=-　￣―二 /
　　　　　　　　　　　 |　　 .〈　／　　　　　 　 　 (／　〈/ /　V/＼ 　 　 ﾉ　　　　 |ニニニ]ﾆ=-　┘
　　　　　　　　　　　 |　 ／／　　　　　　　　:.　　.:　　 ｀´　　＼　)＿／＼___＿__厂
　　　　　　　　　　　 |／//　　 　 　 　 　 　 '， /　　　 　 　 　 ＼　＼| : |
　　　　　　　　　　／￣V　　　　　　　　　　　∨　　　　　　　　　　　　 ＼|
　　　　　 　 　 　 |　　 /　　　　　　　　　　　　:　　　　　　　　　　　 ∨ / 〉
　　　　　　　　　　＞ /　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　　　　　　　 　 ∨￣＼
　　　　　　　　　/⌒ {　　　　　　　　　　　　　 |　　 　 　 　 　 　 　 　 |　 　 |
　　　　　　　　 乂　八　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ　　ノ
　　　　　　　　　　＼'∧　　　　　　　　　　　　.|:　　　 　 　 　 　 _､イ￣￣〉 )
　　　　　　　　　 /ニ〉　＼　　　　　　　　　 ノ八　　　　　､､＜￣＼〉_厂 厂
.　　　　　　　　 /二-＼＿/ﾆ=-　＿　､､ ―¬冖ニ二厂＼＿厂 厂/　/�論
　　　　　　　　 {二二二＼��＿厂＿_厂＿＿厂＿__/|￣　 |　　/// イ〈　　)
　　　　　　　　 ∨ /二ニ-＼＿|￣　￣|　　 |￣ 　 　 |　 　 |_.､＜⌒＼>厂

　

3844 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 00:26:38 ID:navB0zrO

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　　　　 {　　　　　　/:i:i:i{ ﾊ　　　　　 　 |　 :j{:i/∧　　　　 /　　 　 　 　 　 州
　　　　j{　 :　　 　 A_:≧siﾊ　　　　　　 j　 :j{:i:i:/∧　　　/　　　　　　　　 . : :
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. 　 　 j{ /:!　　 ハ=‐　　　　　　　　　　　　　　 ‐=ﾆ/　　　　　　　　　/i:i　:i i}　　　　我は影、真なる我
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　　　 j{ {i :{　　{i i:∧ 　 ＼　　　　　　　 　 　 ,　 /　　　　　　　　/i/i i i　:i i }　　　　最後に――わたしをよく知る私が
　　　 {{ {i i:{ 　:{i i:i ∧ . 　 ＼"'‐-==-‐: : :-ｧ'..../　　　　　　　.ィi{i/i i i:i　:i i::
　　　 {{ {i i :{　:{i i i i:∧　　　 :≧=‐-‐=≦　　,/　　　/,.｡s≦i i i /i i i:/　:i i:′　　　 いっちばん、気持ちの良くしてあげる
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何時か何処かで聞いたセリフを真似て。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鏡のニアスは。ニアスへと手を伸ばした。

　

3845 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 00:26:55 ID:navB0zrO

　
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3846 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 00:27:47 ID:navB0zrO

というわけで、本日はここで中断しまーす
次回はニアスさんの自分姦！


あ、ペルソナーな台詞言ってますけどシャドウとかペルソナは特に関係ないです。はい

3847 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 00:28:16 ID:+S3ehYqo

乙
関係ない方が怖い奴

3848 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 00:28:34 ID:llE5Sjel

乙

3849 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 00:29:42 ID:xPZ4nUaC

いったん乙ですー

3850 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 00:47:46 ID:rJwbFaLJ

乙

3851 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 01:10:36 ID:FxK0QR4x

乙でした
アタッチメントは装着しておられますか！？

3852 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 02:15:04 ID:Dd6kZL86

乙でした
ニアスさんがペルソナプレイヤーだったので例のセリフが出てきた説

3853 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 05:39:16 ID:MQs819Xk

乙でした

3854 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 08:26:28 ID:XA0xufwI

乙です
ラスボスは自分、これこそ王道（エロ）

3855 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 08:37:22 ID:keCOsuL6

乙
お互いに弱点は共通してるから泥沼化しそう

3856 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 12:15:32 ID:8o7N2htg

乙でした

3857 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 13:37:33 ID:navB0zrO

乙、コメントありがとうございます！
叡智シーン、再開してまいります！

3858 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 13:43:52 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ∧
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　　　 　 /　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | 　　　　　)　　 .}　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼
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　　　　　　　　　　　　　　押し殺したような、けれど隠しきれない心地よさを乗せた声が吐息とともに廊下へ溢れる。

　　　　　　　　　　　　それは。ここまでの７回、いずれもでニアスが強制されたモノよりも気持ちよさそうに震えていた。

　

3859 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 13:53:12 ID:navB0zrO

　　　　　 　 　 　 　 ＞''"~￣￣~ﾟ"''＜
　　　　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　∨ /
　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　 　 ∨
.　 　　　　　/　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　/￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　 　 /　　　　 　 　 　 　 ／　／　 　 　 |　　　....|　　　 　 .３回目♡　
.　　　 　 /　　　　　　　　　　　　／､| 　 　 　 |�U.　 　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
.　　　/ / 　 　 . |　　:　　 |　 ／ i､　|＼　|　　|�U
　　 / /　　／　 | 　 |　　 |／ 　 沁 |　　 |　　|　_｣L�廊｣_　　　　　＿
.　 /　 ＞…＜　| 　 |　　 | 　 　 └ L..＿|＿　　　　　　　 ｀''＜ >､　　 ＼
　/ ／　　　　　＼＼|　　 |　:､　　　〈　／　／　.　 ／　　　　　 V∧ 　 　 ＼
　/　　　　　 　 　 }　 ＼　|　<＞　‐┘.　／　／／ /　　　. 　 　 V∧　　　　|　　
　.　　　　　 　 　 八　{ ∧|⌒　|　　 ＼く　／／ . /　　　　　　　　W'/,　　　 |
　{　 　 ゜　　 　 /. . . .{ 　 |　＼|　　 厂 　 〈/^> /　 　 /　　 　 　 }//}
　{　　 　 　 　 /. . . . .{　　　　　　　〈　　 　 u　/　 　 / :　/　. 　　}//}　　 /　　 .／￣ ＼
　{　　　　　　 , . . . .　乂　　 　 ゜　/ 〉　　　　/＿＿/ :　/　 　 　 八/＼ /　 　 .|　|　-ﾋ.│
　{ 　 　 　 　 '　　　　　　｀ヽ､　　/　{　 ／￣＿__ ノ :　/　 　 　 /￣　‐ﾆ>　 　 .|　|　(j )│
　{　　　　　　,　 　 　 　 　 　 `､/　　>'′　　｀''＜　　/　　　　.　 |　　　 |　　　　.＼❤　_ﾉ
　{　 　 　 　 '　　 　 υ　 　 　 `　／　　　　　二二二つ　　イ|　 | l　:　 |　　　　　　￣
　{　　 　 　 ｛　　　　　　　　_＞''´　　　　　　　＿＿二つ　 . |:|　 | |　|　:|
　　　　　　　{＿,,..､､-‐　''"　　　 　 ＿¬冖　―　／￣￣＼: |　 | |　|　:|
　八　　 　 ／　　　　　　　　　_､＜⌒＿　／　　/　　　　　　∨ /. |　|　:|　　　　　 　 　 　 .／￣ ＼
　/∧　 ／　　　　　　　　_､＜⌒ ／￣ 〉　　　　{　　　 　 u 　∨ / 　|　:|　　　　　 　 　 　 |　|　-ﾋ.│
　//∧　　　　　　　　　 _､ -‐=ﾆ::L＞''´::{＼　　‘,　　　　 　 　 ∨ / .　　　　　　　 　 　 　 |　|　(j )│
　　/ ∧＿＿_ _､-ﾆ￣::i::i::i::i::i:／::i::i::i::i::ｉ{　 ＼＼　　　　゜ 　　　∨ /　 |　　　　 　 　 　 　 ＼❤　_ﾉ
.　　 / ∧＿／::i::i::i::i::i::i::i::ｉ::／::i::i::i::i::i:ｉ:‖　　　　＼＼　　　　　　∨ 　 |　　　　　　　　　　　　￣
　　　　 厂::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::/::i::i::i::i::i::i::ｉ:‖　　 　 u 　|>､＼＼ ￣￣ 〉　 |
.　　　　 ￣W::i::i::i::i::i::i::i::‖::i::i::i::「::i::i::ｉ::{　　 　 　 　 |〉　 /＼＼＿/∧.�U
　　　　　　 W::i::i::i::i::i::i::ｉ:ｉ{::i::i::i::i::乂::i::i::{　　 　 　 　 |/∨　 　 　 ￣￣＼
　　 　 　 　 V::i::i::i::i::i::i::i八::i::i::i::i::i::i::i::八　　　　 　 ﾉ^7　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　 ＼::i::i::i::i::i::i::∧::i::i::i::i::i::/:i:∧　　 　／. .〈　　 　 　 　 　 　 　 /
　　　｀"''〜､、　｀¨¨¨¨T⌒:i:＼::i::i::i::i::i::i::i::>　イ . . . . .〉　　　　　 　 　 　 〈
　　　　　　　　｀`''＜　八::i::i::i::i::＞……＜⌒:ｉ:| . . ／ﾉ　　 　 　 　 　 　 　 〉
　　　　　　　　　　 　 ｀''＜::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::ｉ::八／　 ＼　　 　 　 　 　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　｀'く::i::i::i::i::i::i::i::i::i:/⌒＼／::ｉ::＼　　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　＼::i::i::i::i::i::ｉ:/　　／::i::i::i::i::i::＼　.　　 ／�U
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼::i::i::i::/　／＼::i::i::ｉ::ｉ:／　 ￣￣ 　 │
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　同じ美貌をつなぐ唾液の糸が、中途でぷつりと途切れて二人のよく実った巨果実を濡らす。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　涙に濡れた眼差しはとろんと落ち、瞳孔の奥へ淫靡に嘲笑う己の顔を写している。

　　　　　　　　　　　　　　　双子のレズビアンが絡み合うかのごとき淫らで倒錯的な光景が、無機質な廊下を彩っている。

　

3860 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 14:01:15 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ―‐ 、
　　　　　　　　　 ／:..　　　　　　　　　　　 　 　 / ‐匕　∨
　　　 　 　 　 ／::i::i::ｉ::/　　　　 　 　 　 /￣~＜　（乂 ）｜
　 _＿＿＿／::￣＼ /￣了ﾆ=-　..,,＿/　　 　 .｝ 　 つ　|.L�廊｣_
／　　　　　＼::i::i::i::/::i::i::/::i::i::/::i::i::i::/　　　 　 |　 (⌒⌒）　 　 　 ｀''＜
　　　　　　　　＼￣~ﾟ"''＜｀''＜::i::ｉ::ｉ:|　　　　 .八　 ＼／!　　　　　　 　 ヽ
　　　　　　　　　 ＼　_,,..-‐=┐ ｀''＜|　　　　　　　￣￣　　　　 　 　 　 　 .,
　　　　　　　　　 　 ＼ ''"ﾟ~￣~ﾟ"''＜|　　　　| 　 / |　　　: 　　|　　 　 　 　 '
　　　　　　　　　 　 　 〉　 　 　 　 　 ＼　 |　| l|/　.|　　　l　　 |
.　　　　　　　　 　 　 /　　　 　 /|　　 　∨|　| l[.xf笊　　 | ＼ |　　　 |　　　 |
　　　　　　　　　 　 /　 　 :　 /　|　　 l　 〈|　| l[　V|　 　 :⌒ヽ|　　　 |　　　 |
.　　　　　　　　 　 /　　　│/-‐ |　　 |　│　| l|::/::､＼＿l笊�_ 　 　 |　　　 |
　　　　　　　　　 /　:　　C|'妥ミ |　　 |〉.│|　八::　　　　　｀¨´|　　　 |　　�U|　　　　　最低でも８回はイカせて上げるから、安心してね♡
＼　　　　　　　./　　　　　|::/::/::.＼ _」∧|│　込　乂 ___　 　 |　　　 |　　│|
　[＼　　　 　 /.|　　|　 　 |/::/::/:: 　 〉�_|│＞‐‐＼＿　 .､＜|　　　 |／￣＼
　＼-＼　　 /　|　　|　 　 |　┌　､　　 /U /　　　＿ノ_ . . . . . |　　　/　 　 　 `､
　　| }￣―,＿　|　　|　 　 |　 ｀　┘　ｲ ＞''"~￣　　　 ＼.. . . .|　 ／{　　。　　　､
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　 く. 　 ﾚ　(_厂ヽ .{|: : |＼　　.:i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::::i::i::i::i::i::ｉ| ＼: : : : :　　　　　 _､イ: :ﾉ　　　 　 　 　 　 　 　 ／ 〉
　　|.ヽ 　 　 七_　 .{.: : |　 ＼/::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::「〉::i::i::i::ｉ|　　＼／　　　 _､-⌒: : /　　　　　　ﾉ　　....／／ ／　ヽ
　　| :.ヽ 　 (乂 ）　{.: : |　　　＼へ::i::i::i::i::i::i::ｉ::ｉ::〈::i::i::i::i:i:|　　／ 　 　 _-⌒ : : : :/　　　　　　(　) 　 /　 ヽ ヽ　　　',
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　　|._ - ¨ 七_　　　｛. : |　　/　　　 ＼　　　`､__／　 　 　 　 　 八　　　　　 ′　　　　　　　　　 　 |　　n__n,_　　 |
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　　|.＼..　|／ /.: : ::|/　　　　　　　　　　　　　　し八ﾉ乂＿　　＿＞:.,_　　 {　　　　　 ＿／　　　。
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　　| : : | 　 | 　 /　　　　　　 　 　 　 　 　 ／⌒U　|　　ﾟ　　　　　　　　 　 {　　　　　　　　　　　　　_､イ
　　| 　 |　　　 /　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　　し　　　　　　 　 　　__八　　　　　　　　　_,.､-ﾆ⌒
　　　　 　 　 / 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 └'⌒＼＿　､､-‐=ﾆ⌒
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　艶めかしく肢体が絡み、ニアスの身体をとどめ置く。

　　　　　　　力は最低限。体重を存分に使い、手慣れた仕草で『ニアスがしてほしい気持ちよさ』を持って、抵抗を奪う。

　

3861 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 14:10:33 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＞''"~￣　￣~ﾟ"''＜
　　　　　　 　 　 　＞''"~￣~ﾟ"''＜　　　　　／　　　　 　 　 　 　 　 ＼
　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　 　 ＼　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　 　 ο　 / 　 　 　 _､-=ﾆ=- .,_　　 /　　 　 　 　 ｉ
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　　　 ヽ　 し l　　 ／ 　 | 　 　 　 i 　 　 　 　 ::|　　　 | 　 |　　　　:　|
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─＝ﾆ ._　　 |　　 　 | :/| 　 　 　 |ﾆ=-.,,_|　 | ::|　　　 |⌒ |　　 　 |　| 　 　 |
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　　　 ／　　[二]　　 |／| 　 　 　 |�a¨⌒|　 |、｀ 　 　 :: :: |　　 　 |　|　|　　| |　　　５……４……３……２、１……イケっ♡
　　　　　　　 |　]　　 |　 l＿､-┌┘　/／|　 込､　r::::ｧ　　|　　 　 |　|　|　　| |
　　　　　　　 |　]　　 |.ｨI�a´　　 　　　u　|　 |　 |＼＿ . . イ　　　 厂＼:　　| |
　　　　　　�U|　]　 CK('/／　γ⌒｀ヽ 　|　 |　 | | ﾉ . .＼ |　　 ／　　　＼│ｌ　　　　　　　　 　 　 　 ／＼　　 　 　 __
　　......ｰ匕ーz...]　　 |i込､ ＿ {＞''"~￣￣~~ﾟ"''＜.. .. .. .. .|　／ _､-''゛　　 ＼ｌ　　 　 　 　 　 　 　 ／　　/　　 　 _ 〈　＼
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　　..{ 　 っ　 |　 ＼　|／　(＿　　 ＿　　.::::(に)::::.　　 `.　　　 　 ｀''＜　　 。 　 `　　 　 　 　 .〈　 ／,　乂_/　 ＼＼/
　　..{.(⌒⌒)..|　 |　／　　　┌冖￣＿　 乂:::::::::ノ 　 　 }　　　υ　　　｀ ､　　　　|　　　　　　　 ∨　 |　　　 ,、　/
　　..{ .＼／　|　 |/　　ι　　｀二￣／⌒U⌒¨´　　　. :八　　　　　　　　 `､　 　 |　　 ／　　　　　　.乂__／　∨/＼
　＼.{　ｰ匕　.|　 {　　 　 　 ＿＿／　　O　　　　　. : ／⌒υ　　　　 　 　　:::.､＿|　　(.ﾄ人人ｨ　　　　　 　 　 ./　 /
　　..{　(乂 ）..|.￣'，　＿xf込､ : .　 　 　 . . . . : _.､イ. . . . : . 　 　 〇　 　 ：:::::に:::)..　.＜＿ノ て. ━─　　　 .〈　 〈
　　..{ 　 っ　 |　　入＿|　　⌒T=‐-: :: :-‐=ﾆ⌒::i::i::＼ . . . . : .　　 　 　 　 ::::ﾉ￣|　 　 .) 　|　(.￣　 　 　 　 　 ＼/ 「￣ヽ
　　..{.(⌒⌒) |..＼　　　|　　 ／::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::ｉ::＼　. . . . : . . .　_,.､イ　　八＿..〈 /￣/ ＞　　　　 　 　 　 　 ￣}_/
.　 　ヽ＼／./　　.＼_ 上,／-‐¬¨¨￣ ¨¨冖ﾆ=-::i::i;;＿:i:)＞''"~￣~"''＜　_､-　￣.　ノ　　/ッ(　　　　　　　 i⌒⌒i
　 　 　 Y⌒　　　　...＼::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i:＞''”　　　ν　　 ＞''”　　　　....⌒(⌒⌒)厂　　　　　 　 ＼／
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. . ..（￣￣i .rｰ､ ００　　.`､ 　 ∨　 　 /　 ι　 　 　 　 ／ 　 　 ／
. . . ..￣i .∪ r､.＼.` 　　　`､　 | ＿／ ／　　　|　 |〉　 {　'，　／　　　　　　　　　　　　　　 .
. . . . . . ゝ__.ｨ､」 ｒ=､　　　　 `､(＿__／　 ／|　 |　 |∧　'｡　／｀¨¨つ　　　っ　　　　　　. . : .
. . . . . . . . . .ゝ_　r.､）　　 .＿)　| ／　 ／ ::::|　 |　 |/∧ ‘｡}　／⌒　　　　　　　　 . . : . . . . .　　 　 .／
. . . . . . . . . . ....i_」　二二＿　　|(＿／{:::{:::八..J....ﾉ:::}::}〉_ﾉ} (＿　　　　　　　 . . : . . . . . . . . .　　　...＼
. . . . . . . . ..⊂⊃.. : .　　 　 ) 　:: 　 　 ∨∨乂__ ﾉりﾉﾉ　.: }　　＿二ニつ. : . . . . . . . . . . . . .　　　ｰ┼‐
. . . . . . . . ..(二￣i.. . : . .／ 　　'::..　 　 )'込　　　ﾉ／(＿: ﾉ(￣　　 . . : . . . . . . . . . u　 . . . . .　　　　.つ
. . . . . . . . . . ...）_ﾉ (⌒⌒)..⌒ヽ `､: . （/'＾ヾ 　／⌒ヽ　　　 ＼. : . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .　　 　 .ｖ'|)
　 . . . . . . . . ν. . ..＼／.. .　.　}　 ＼. : . .　}　{. . . . .:イ {⌒ヽ. ＼ . . . . . . . . . . . . . . . . . . .　　　　　..′
　　. . . . . . . . . . . (／. .. . . . .. ..}　/　 ＼u　}　{　／. .│:: . . . .＼　　. . . . . . . . . . . . . . . 　 ／　　　 .つ
　 ＼. . . U . . . . . . . . . . . . . . . } ｛　　u　＼}　{'´ . . . ﾉ ﾉ . . . . . .}　}. . . . . . . . . . . . . 　 ／　　.....（⌒⌒）
　　　＼ 　 . . . . . . . . . . . し . . } ｛:. :. . . . . .}　{ . . ／／. . . . . . .ﾉ　し. . . . . . . . . . 　 ／　　 　 　 .＼／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　男がその征服欲から、快感を与え従えようとする乱暴な行為とはわけが違う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスが望む手順を違わず踏んで。丁寧になぞり、望む瞬間に急所を弄る。

　　　　　　　　　　　　　身体を、心を、意思を完全に熟知しているからこそできる寸分たがわぬ責めは苦とは言い難い。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　甘く蕩ける快楽だけを享受する、至福の瞬間だ。
　　　

3862 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 14:18:08 ID:navB0zrO

　 　 　 　 　 　 　 | ーl-　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _､ -‐…━…‐-　_
　 　 　 　 　 　 　 | (_ハ　　　..γ⌒ヽ　　 　 　 　 　 　 　 　 ＞''”　　　　　　　　　 　　`　＞''"~￣~"''＜
　　　　 　 　 　 　 　 あ　　　...( 　 　 ）　　　　 　 　 　 　 ／　　　　 ＿ /　　 |　 　 　 　　 ＼
　　　　 　 　 　 　 　 つ　　 　 ゝ＿ ｲ　　　　　　　　　　/　　　＼／　 /　　 /　　　　　　　　 ∨ /
　　 　 　 　 　 　 （⌒⌒）　　　　　　　　　　　　 　 　 ∨　／　／ ＼ /　　 /　　　　 　 　 　　 ∨/
　　　　　　　　　　 ＼／　　　　　　　　　　 　 　 　 厂￣~'C√￣＼,ム,_／　　　　　　　 　 　　 〈/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 厂　　　::'::｀``⌒＼(__)ﾞ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　γ⌒ヽ 　　　　 {　 　 　 　 :'::'::'::'::'::|／　　　 　 　 　 　 　 　 　 　}　 　 ＞''”
. 　 厂ﾟ，　　　　　　　　 　 　 　 ( 　 　 ）　　　　 〉､　　 　　　::'::'::／　　　 ／　　　　＼　　　 　　ﾉ＞''”　/　　　　　　 　 　 　 　 _|∠＼
. 　 }､- ＼　　　　　　 　 　 　 　 ゝ＿ ｲ　 　 　 { 〈::〉 　　　　u／　　　 ／　 　 ／　 　 ＼　＞''”　　 　,/　　　　　　　　　　　　／|_ ,　　 、
　 .ﾉ _､-　 ￣~~~~ﾟ"''＜　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾉ　´　 　 ／／　　　 ／　 　 ／　　＼＞''"~~￣~ﾟ"ﾆ-_/　　　 　 　 　 　 　 　 7（_乂　)　 |
　‖｀ 　 　 　 　 　 　 　 ”''＜　　　　　　　　 〈　　　　／／　　　 ／　 　 ／ 　 ＞''"~~￣￣~ﾟ"''＜ニﾆ-_　　　　　　　 　 　 .「　　　ツ　［
／　　　　　　　　　○　　　　　”''＜　 　 　 　 ｀ﾆ-:／　　　　　／＿＿／＞''”　　　　　υ　　　　　＼‐ニ-_　 ＼　　　　　 　 ］ ー七_ 　 」
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼／＼　 　 /　　 _,,..､ -ﾆ二ﾆ-''”　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼-ﾆ-_　　＼　　　　 .「　（_乂__) ［
　　　　　　　　　　　　　　。　　　　　　 ＼＿＼ /＞''”　 _､- '' ´　　　　　　　　u　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼‐ -_　　 ＼_|∠＼＼　 -七　|
　　　　　　乂_ノ　＿　　　　　　　　　　 　 　 ￣　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　_V/∧　　／|_ ,　　 、 . (乂 ） 7
　　　　⌒ヽ　 ／　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　. . . . . . . . . .　　　　　　　　　　　　　　　　　 _､-ﾆ⌒¨¨´￣.｝（_乂　)　(⌒⌒)ツ./
.　　　　　　} ｛　　　　　　　　　　　　　　　　　　. ／　 . . _､ -‐…………‐-　_　　　　　　　　　　_､-ﾆ⌒　　　　　　..｛　　　ツ 　 ＼(⌒⌒)
.　　　　　　し'　　　　　U　　　 　 　 　 　 　 . . /. . . . ／ . . . ＞''”￣ . . . . . . .＼＿　　　　_､-ﾆ⌒　　　　 　 　 　 　 ヽ(⌒⌒)／ 　.＼／
. . . .　　　　　　　。　 　 　 　 　 u　 　 . . . . . /. . . . / .＞''” . . . . . . . . . . .／￣　　　_､-ﾆ⌒　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼／
. . . . . .　 　 　 　 　 　 　 　 　 . . . . . . . . . . /. . . . /” . . . . . . . . . . . . . ／　　　_､-ﾆ⌒
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　幸福感へ打ち震えたニアスが、声を漏らす。

　　　　　　　　　　　　雄が嬲るに任せて鳴かされるのとは違う、充足に満ちた声音はただただ気持ちよさそうだった。

　

3863 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 14:26:26 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　　　　　　　 '，
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　 　 　 　 |　 ﾟ,　＞''"~￣￣~ﾟ"''＜
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　　 　 　 　 八　／　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　 　 /　／　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/／　　　　＼ |　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 u　　 .: 　 　 　 |　 ／l　　 　 | 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :l　|　　　 |xf笊ミ.　　l　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　 　 　 :　|　　　 乂ツ^|　　 |И⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 | : .　　　 ∧ |　　　 |:: :: :: |＿_笊ミﾄ　　|　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 | . . .　　/　Ν　　　.|　　　<ﾌ　Vﾂ|ﾉ 　 |　|　　　　息が整ったら、次はあなたの番♡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 | . . . ＼l　　 |＼　 　`-　　　　: ::イ　　 |　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＞''"~￣￣~ﾟ"''＜ ＼ ��＿　.､＜⌒|　 ／ . |　　　　散々にいじめられた憂さ晴らし、したいでしょう？
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　 　 　 　 　 　 ＼∨＼| : | : | : : |／ : 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　γにつヽ　　　　　 　 `､´''〜 .,_┴＜: : : : 　 |
　　　　　　　　　　　　　　 /.　 　 乂::.::.::.:ﾉ　　　　　　　　: .　　 　 ”''＜ヽ: : 　 |
　　　　　　　　　　　　　　 . :　 　 　 ｀¨¨´ 　 　 　 　 　 　 : . 　 　 　 　 ｀ヽ 　 |
　　　　　　　　　　　　 　 { . : .　　　ι　 　 　 　 　 　 . : . .{　　　。 　 　 　 ::...
　　　　　　　　　　　　　 人 . . : .　　　　　　　 　 . . : ／. . .{:.　　　　　　　　 .::.::.::に)
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ . . : . . . . . . . : . ._､＜　　. . ‘ : .　　　　　　　乂::.::厂
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ⌒＞　 ＿,,..､､＜⌒￣　―＿八 . : .　　 　υ 　 ｀´::　　 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| . . . . ::　　　　 　 　 　 ⌒＼ . : . .　　 　 　 ﾉ.| :　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| . . . . ::　　　＿　 　 　 　 　 ::. . . . . . . 　／ : | |　 ／
￣￣￣~~¨"''―　＿　　 　 　 　 /￣ . . .￣￣＼＿二＝─　─へ　＿.､イ: : : : | |／
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　　　　　　　　　　　　　　　　￣―＿ . ::.　　　　U　　　　　　　　　　 　 　 ＼／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣ ―　＿　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　.: .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: .　　　　:.　　　　┌「ヽ　　　　..::　　　　　　　　　　　　　　　　　 .: . . .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. . .＼　 .:　　　 　 |　　|　　　/　　　　／　　　　　　　　　　　　 .: . . . . /
　　　　　　　　　　 　 　 　ν 　 　 　 　 　 . . .＼{　　　　　ｌ .:　|　　　}　 　 ／　　 　 　 し 　 　 　 　 . : . . . . /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼. 八 　 　 　:　|　|　　 ﾉ¨〉／　　　　　　　　　　　 　 . : . . . . . /
　: .　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 '(　＼　　 /　|　[　　.: /　　　　　　　　　　　　　 . : . . . . . . ./
　. . . . : . . .　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　＼/ 　 |　|_／ /　　　　　　　　　　　　 . : . . . . . . . .
＞ . . . . . . . . . : . . . . .　　　　　　　　　　　 　 　 . . ＼　　 　 　 　 /⌒〉　　　　　　　　　. . : . . . . . . . .
　　⌒＞　.,_ . . . . . . . . . . . . : . . . . . . . . . . . : . . . .／}　　　　 　 /　 /＼　　　　　 . . : . . . . . . . . . ／
　　　　　　⌒ﾆ=-　.,_ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .／..:..:}　　　　　　 ／ . . . : . . . . : . . . . . . . . . . . ／
　　　　　　　　　　　　⌒二ニ＝─　─＝二￣ . . .: .:}　　　 　 ／ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣⌒¨¨⌒＼＿_／＼ . . . . . . . . . . . . . . . . _､＜⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ⌒＞ ､、..,＿＿,,.､､＜⌒
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスを、ニアスが誘う

　　　　　　　　　　　　　　誰の目をも奪う極上の女体を正面に。赤く染まり、汗に濡れた肌を無防備にさらして。

　　　　　　　　　　　　　　　　溜まりに溜まった鬱憤をぶつける先があるのだと、大きく股を開いてみせた。

　

3864 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 14:28:39 ID:navB0zrO

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. . . . . ＼‐ﾆ-_／　　　＼　　:l:　　 　 　 ＼: : : :|
. . . . . . . ＼‐く　　 　　　 ＼ l:　　 〇　 　 ‘，: :
. . . . . . . . . }-=〉　　　 　 　 ＼ 　　。　　　,:::ﾟ，_
:. . . . . . .／_／　 ＼　 　 　 　 ＼ 　 　 　｛ :::「:::)
. . . . .／ -={　　　　 ＼　　　　 　}　　　 　 ::::厂
. . .／-=ニ八　　　　　 ＼　　 　 }　　　　 ／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ふらりと、ニアスが顔を上げた。

　　　　　　　　　　　　　　快感に蕩けさせられた頭は、言われた言葉を指示と受取り緩やかに実行を始める。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　震える指が、恐る恐ると伸びた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　吸い込まれるように。ニアスの唇が、ニアスの口へと触れた。

　

3865 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 14:52:46 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-‐━‐-ﾆ-　.,_　 　 ＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　 　 　 　｀''＜｀ヽ
　　　　　　 　 　 　 ＞''"~￣~ﾟ"''＜ /　　　　　　　　 　 　 ∨∧　. |
　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ∨∧　|
　　　　　　　　　　　　　 　 ＿/:|　 | 　 |／ |　　　 　 　 　 　 ∨二二]
　　　　　　　 /　　　 　 　 | :/　|＼| ／| ＼|　　 　 |　 　 　 　 }　　|　 　 　 ―‐ 、
　　　　　　　 　 　 l　　 　 |/fI芯,__乂__|莎ミ.　　　 |　　 　 　 八|　|�U　 / ‐匕　∨
　　　　　　　 　 　 l　　 　 |::/::/:　「　:/::/:: |　U　　|　　 　 ／//|　|│.＜　（乂 ）｜
　　　　　　　|　　　l　　 　 |　　､_　　,　　　 |　　 　 l⌒ヽ. /////|　|│　 ｝ 　 つ　|
　　　　　　　|　　　|　|　　 |　　　　　|〉.　　 |　　　＞…＜{ ////|　|│　 |　 (⌒⌒）
　　　　　　　|　　　|　|　　 |　　　＿,」└='ﾆ|　 ／　　　　　Y ､'/,|　|�U. 八　 ＼／!
　　　　　　　|　　　|⌒ ＼ | . ￣|::|::|　　　　|／{　　　υ 　 |　 ＼　|　　　　 ￣￣
　　　　　　 ／￣~"''〜､、. . . . .乂 |　　 　 | /∧　 　 　 　 V 　　＼＿
　 　 　 　 .′　。　　　　　｀"''〜　｀¨¨~￣~ﾟ"'‐､ﾟ，　　 _､-=ﾆ[〉ﾆ- _＼｀ヽ
　　　　　　　　　　 .:　　　　　　 　 ´　 　 　 ＿/_､-=ﾆ[―￣　￣〉⌒ﾆ-＼
　　　　　 |　　　 V　　　　　　　 　 ､　　　　　/└￣`､　/　　　　＼（ 　 　 ＼
　　　　　 |　　 　 |　　　　　　　　　 `:､ 　　 / 　 　 　 ∨　　　　　　＼､ 　　　＼~"''〜 ､、
　 　 　 　 ,　　　│　　　ι　　　　　　`､　/　　 　 　 /　　　　　　　　 ＼ 　 ＼ ｀'ァ / / /ヽ
　　　　　　'　　　ﾉ　　　　　　　　　　　　∨　　 　 　 .′　　　　　　　　　 ∨　　＼�廊 L L 」　　　＿
　　　 　 　 ,　　.′　　 　 ..:::にﾂ:::.　　　,　　　　　　 |　　　　　　　　　　　 |　　＞''"~￣　　　￣~ﾟ"''‐､｀ﾟ"''＜
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　　　　　�U|ｉ　. .{＼　　　ノ/_,.､-ﾌ¨ﾌ: 入　　　　　　　ﾉ /::i::i::i::i::i::/:ｉ:ｉ:＼//　　　　　　　　　　　　　　　　}
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　　　　　│|||　　 . . 〔⌒¨¨¨⌒Y　　　　 　 　 　 　 /＼::i::i:／　＼____,/　　　 　 　(__)　　　　 　 　 .: //　ﾉ⌒ヽ　　　 }
　　　　　│|||　　 . . 〔 :: ::|:: :: :: |　　　　＿＿＿_／::i::i::i:／ . . . . / . /　　　　　　　　　　　　　　　/ 〈/／　　　 し　　 }
　　　　　│|||　　　. .「 : : |:: :: :::,　　　厂／::i::i::i::i:＼:i:／ . . . . . / . /　　　　　　　　　　　　　　　/￣) {"''〜､、　　　　‘，
　　　　　│||| 　u 　 | : : :|:: :: ::′　　／:／::i::ｉ:ｉ:＿／ . . . . . . ‖ /　　　　　　　　　　　 　 　 ／　　し'　　　　`､　　 　 ‘,
　　　　　│|||ｉ.　　　 | : : :|:: :: ′ 　 〈／＞''"~￣~ﾟ"''‐､ . . .､ . {./ 　 　 ι　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　 　 `､　　 　 '，
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　　＿,,ノ│|||||ｉ　　　| : : :|:: ::{　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ∨　　　　　　　　　 ／ . . . . . . : .　　　 　 　 　 ｀ 　 　 ‘,　　　　ﾟ，
　　　 ＿,ﾉ│ll||　　　| : : :|:: ::{　　　　　 　 　 υ　 　 　 　 　 '，　 　 　 　 　 ／ . . . . . . . . . . . . 、　 　 　 　 　 　 　 '，　　　‘,
　　　　　　ﾉ ﾘﾘ　　　| : : :|:: 八　　　　　　　　　　　　　　　 　 ‘，_､-ﾆ￣ﾆ=-.､. . . . . . . . . . . . . . ＼　　　　　　　　　 ‘,　　　　',
　｀¨¨¨¨¨´ ／ .　 　 | : : :|:: :: ::＼　　　　　　　　　　 　 　 　 　 }::i::i::i::i::i::i::i::i::i::`､＿,,..､､-‐=ﾆ~￣￣＼　　　　　　　 　 '，
　／￣￣　_＿ 　 　 | ___ﾉ―　￣~"''〜 ､、　　　　　　　　　 　 }::i::i::i::／￣￣￣`､　　　　　　　　　 　 |　　　　　　　 　 ‘,
（⊂二二二／　 _､イ　　　　 　 　 　 　 　 ｀ヽ､　　　 　 .:::::::::... }::i::／::i::i::i::i::i::i::i::i::`､　　　　　┌‐＜ 八　　　u　　　　 　 '，
　　　　　　(__､＜　　　　　　　　　　　　　　　　 `､　　　 :: : : : :: }ヽ{::i::i::i::i::i::／￣￣ .＼　　　 /::i::i::厂￣＼　　 　 　 　 　 ‘,
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鼻腔を香る香りがある。それは、ニアス自身がよく知るもの。

　　　　　　　　　　　　汗に混じる体臭は彼女がまとうものと遜色なく、だからこそ違和感なく受け入れてしまう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ぎこちなく伸ばした手が豊満な乳房を揉みしだく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　柔らかく手に吸い付く感触があった。鼻息が自然と荒くなっていく。

　

3866 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 15:02:11 ID:navB0zrO

　
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　　 [二二二ﾆ」　 　 |　 　 　 |＼／l　|　　 [⌒　| 　 　 　 |二二￣::i::ｉ::ｉ:://
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　　　 |　　　　　　　　|　　|　　|:／:／:八　 /::/::/|　　　|　 | 「:､　: |: |　　　　えいっ♡
　　　 |　　 　 ＼ 　 . |　　|　　|　U　　　　　　　　|　　　|／　i　＼ |: |
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　　 ／　　　　　　　　　　　 ∨　厂二二つﾟ，　　u 　　　}　　　　 ﾉ }{　|　 | |　　　　　　　 　 　 　 |　 | |　 |／　　　　| |
　　(　　　 　 　 　 　 　 　 　 }　[二二つ:i:i:込､　　　 　 ﾉ　　　／　八..�論| | |　　　　　　　　　　　|　 |_|／　 　 　 　 | |
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　　　 |　　　　}／　　　　　　　　 ｉ　 　 　 　 W::i:: へ ＼＼　　　.　{　　　　　　＼　　　　　　 ｀　　 .i／　　 [_/　 ｀Y´
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　　　 |　 　 /　　　　　　　　 　 　 　)　 / / / //　　　　　　　　 ＼､}　　　　　　　　 　 　 　 　 }{
　　　 l　　 .′　 　 ν　 　 　 　 ／⌒/ / / ┘(＿　　　　　　 　 　 }　　　　　 u 　 　 　 　 　 八
　　　 |　　{　　 　 　 　 　 　 σ 　 　/⌒´ ＼　＿二ニつ 　 　 u 　}　 　 　 　 　 　 　 　 　 /⌒υ
　　　 |　　{　　　　　　　 　 　 　 　 /|　ｎ 「＼＼　　　 　 　 　 　 　 }　　　　　　 　 　 　 　 /
　　　 |　　{　　　　　　　　　　　　 /　し' | | 　 ＼)　　　 　 ゜　　　　 }　　　　　　　　　　　 /＼
　　　 |　　{　　　　　　　 　 　 　 /　￣　| |　￣￣⌒~"''冖¬―､､、}　　　 　 　 　 　 　 /::i::i:ﾊ
　　　 |　　{　　　　　　　　　　　/　 　 　 し　　　　　　　　　　　　　　}　　　　　 　 　 　 /::i::i::i::ﾉ
　　　 |　　{　　　　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 }　　　　　　　　　/::i::i::／
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　拙く乳愛撫を繰り返し、熱中していくニアスの口を影を名乗るニアスが奪う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　熱情たっぷりに絡み合う舌へ驚き。けれど、すぐさまに受け入れ飲み下す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　互いに味わい。舌を押し付け絡み合い、触れられる全てへ触れる。

　

3867 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 15:03:42 ID:navB0zrO

　

　　　　　　　　　　　　＞''"~~ﾟ"''＜
　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　_.､､､._ ＼
　　　 　 　 　 　 /　 　 _､-ﾆ＞''"~￣~"''＜
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　　　　　　　　 |　 _-ｱ　　　 /　　　　　　 V/ ∧
　　　　　　　　 |　//　　 　 / 　 　 　 　 　 V/ ∧
　　　　 　 　 ┌‐‐′　　　　　 /|　　　 |　　′　‘
　　　　　　　　 |　l　 　 　 |___/　|　　　 | 　 |
　　　　　　　　 |　| |　　　 | / ＼|　　　 |＼_l_　　 |
　　　　　　　　 l 八|　　　 |笊ミト､　 　 |／ |　　| |
　　　　　　　　 l 　 |　　　 l＾Vツ　　　笊ミト|　　| |
　　　　　　　　 l 　 |　]　　|::'::'::'└ '"” Vツ |　　|　　　　こ、の……誘っておいてっ！
　　　　　　　　 l 　 |　]　　|､　　　 '　 　 / /|　 /
　　　　　　　　 | 　 厂＼ ｛::＼⌒　 _､イ'//,|. /
　　　　　　　　 |　　|/// ＼:::::::.:.:.T''＜ ///|/
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　　　　　　／　　　 　 　 ／＼　　 V/／ア⌒”''＜､
　　 　 　 .′　　:､　　／ｉ:ｉ二二>∧ /／／へ:i:i:i:i:i:ヽ
　　 　 　 |　ο　 } ／:i:i:i:＿＼〉/_i_∨∠ﾆ-‐‐-ミト,ノ＼
　　 　 　 |　　　　/＼／　　　￣＼/／　　　　 　 ＼ﾆ- 〉
　　 　 　 |　　　 .‐ﾆ7　 　 　 　 　 ‘，　　　。　　　　＼.′
　　　 　 〈二二7ヽ７　　　ο　　　　‘，　　　　 〇　 　 `､







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　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　　 _,,..､/､､..,,_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 ／　 　 ｉ 　 　 `　､　　　　　　＞‐‐＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,　／　ｉ　　　|　　 　 　 　 　 　 ／　 ／ 　 }ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,'　　ｉ／|　　　l`､ ｉ　 [　　‘， ／　 ／　　　.八
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｉ　 |⌒|　　　l⌒l|　 [　　　V　 ／　　　　./
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　 L ノ⌒¨^忙>|　 [　　　 ｉ／
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｉ　 |　]|¨`　　 :/:/:/|　 [　　 ／　　　　 ，
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　 |　]|　　: ､　　　 |　 [　／　　　　　‘　　　　　焦れったいんだもの
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　 | .八　 し'　　　ｨ|　 ／　　　　　，
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∧　V 　I=┐: : :u : :|／　 　 　 　 ‘　　　　　　　仕方ないじゃない
　　　　　　　　rｧ:::-‐…･･･…‐-　-‐･･･…‐- 　ノ　＿_,／　　　　 　 ／
　　　　　　　　{;;ノ　　 　 　 　 ／　　 　 　..::rｯ::..　　　　　. . : : . .　イ |ｌ
　　　　　　　　{　 υ　 　 　 /　　　０ 　　乂;;;;;ノ　 　 　 r‐‐‐. . ゛ ﾉ　|ｌ
　　　　　　　　{　　　　　　　{　　　　　　　　　　　　　 　 }ｌ . . . . ／ 　 |ｌ
　　　　　　　　{　　　　　　　{　　　　 　 　 　 　 　 　 　 八. . ／ 　 　 |
.　 　 　 　 　 人　　　　　　人　　　　　　　　U　　　 ／. . ／
　　　　　　　　　｀ﾆ=‐‐=ﾆ゛. . ＼ 　 　 　 　 　 　 ／　_､ ﾞ　/
　　　　　　　　　　　／. . . ./. . . .｀ﾆ=‐----‐=ﾆ゛ ､　` 　 /
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　 　 　 　 　 　　　　　 〈/　　　　　　　 . . . . . . 　// / / 　 　 　 /

　

3868 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 15:09:59 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＞''"~￣~ﾟ"''＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／_､-‐‐-　,_ 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _､ -‐…‐-二ﾆ- _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ´　　　　 　 　￣-二- 　 '，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　 ＼ -　 ‘,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　 　 . |　 　 　 　 `､}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　. | 　 |　 　 : |＼＿|　　　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　　‐-| ／|　 　 : |／＼|　　　 　＿|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|xzzL　＿z笊ミト|　　　　 ∨/]
　　　　　　　　　　　　　＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ' 　 　 C|Vツ　「ﾌ └'ツとつ　:　　　V|
　　　　　　　　　(￣＼(:i::ｉ::＼　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ′　　　 |'/'　　　　　　 ' ' |　　　　　　'|│　　　　いいから、大人しくしてて！
　　　　　　　　　 ＼:i::ｉ:.＼:i:i:∧　＿＿　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　 　 |　 　 ┌::: ､　　U|　　 |　　　 |�U
　　　　　　(￣￣￣`::i:＿ノ⌒ﾌ/::i::i::ｉ:i:)　　 　 　 　 　 　 　 　 ､　　　 込､　　乂,_ﾉ　　.: |　　 |　 ／│l　　　　私だって――――っ♡
 　　　　　　 (￣￣￣::/::i::i::／:/::ｉ::ｉ::厂　　　　　　　　　　　　　　＼　　 |⌒＞ 　 　 _.イ/,|　　 |／　　|
　　　　 　 　 ￣￣￣＼::i::ｉ:乂::i::i:::人　　　 　 　 　 　 　 　 ＞…＜>､,」///]: : ｀¨´ : |'/,|　 ／'，
　　　　　　　　　　　　　 ｀''＜::｀¨´:ｉ:ｉ::＼　　　＿厂ﾆ＞, ／　　　 　 ヾ＼＿ﾉ: : : : : : :|'/,|／//∧　 　 '，
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼＿＿／ ＞厂￣~''＜ﾆﾆ＞ _｣L�廊｣_乂 : : : : : : : : :乂//////∧　　 ‘,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼::i::i::ｉ::ｉ::/::ｉ::＼　　　＞''”　　　　　　 ”''+､〜､、: : : ＿＞　…＜', 　 　'，
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼＿,/::i::i::i::ﾉ　／ 　.::::::::::::､　　　 　 　 `､ ∧　　　　　　'，　　`､　.　∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 / ＼::i::i::／　　　 　::::に)::::::）　　 υ　 　 〈　 〉''~￣~~"''＜　　　V, //∧ '，
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 {　　 ￣　　 /　 　 乂::}{::／　　　　　 　 　 ∨　 　 ﾟ　 　 　 ＼ 　 ∨ //∧‘,
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 {　　 　 　 ./　　　 　 ｀}{´　　 　 u　　　　. :‖ 　 　 　 　 　 　 `､＿V, / ,∧ '，
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 乂＿　　 :: 　 　 　 　 ∪　　　　　　　　. : ‖　　 　 　 　 　 　 　∨ 二〉'　∧ ﾟ,
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ￣￣{ :. 　 　 u　 　 　 　 　 　 . : . . ﾉ{: . : .　　⌒ヽ　　　　　 〈¨￣{'/, ∧ '，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 八 . : . .　　　　　　 　 . . : . _､イ:ｉ∧　. : .　　　 し　　　 ...::::.　　＼ﾞ/∧‘,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ . . . : . . . . . . :　_､＜::i::i::i::i:i:ハ . . . : .　　　　　　.::::::入　　　＼∧ '，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⌒＞　―┬…＜::i::i::i::i::ｉ:ｉ:／::i::ﾊ　 . . . : . . 　 . :乂:::にﾉ　　　　∨'，ﾟ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〉::i::i::i::i::i::i::ｉ::ｉ::/::i::i::i::i:ﾊ 　 . . . . . . . . . ／￣　　 　 　 ∨'，'，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ∧::i::i::i::i::i::i::i::i‖::i::i::ｉ::ｉ::入_ 　 . . ＿､イ　　　　　　　　　 | ∧ ﾟ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ′ V::i::i::i::i::ｉ::ｉ::{{::i::i::i::i::i::i::i::ｉT¨/￣ 　. |　　 　 　 　 　 　 | /∧ '，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {　　 V:i:/::i::i::i::i:{:〉::i::i::i::i::i::i:/ ∨ /　 . 八　　　　　　 　 　 | //∧‘,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {　υ ∨/::i::i::i::i::i::i::i::i::i::ｉ:ｉ:/ 　 ∨/　　　 ＼　　　 　 　 　 | ///∧ '，
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　自分でも何を言っているか、理解しているわけではない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただ快感の熱に浮かされたまま、ニアスは自分を押し倒す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　わざとらしい悲鳴。わくわくと歪んだ顔が、挑発的に微笑っている。

　

3869 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 15:15:10 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　知　 　弱　 　 　ﾆ 　＼
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |￣|　. /＼ 　 　 　 　 　 　 っ　　 い　　私 ｱ
　　＿＿＿　　　　　　　　　　　　 |＿|　/　 /　　　　. |　　　 て　　　と　　　　ｽ
／　　　　 　 ＼　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼/　　　　　 |　　　 る　　　こ　　 の
　　　　　　　　　＼ 　 　 ＞''"~￣~ﾟ"'‐､ 　 [￣￣] 　 |　　　 の　 　.ろ　　 え
　　す　　え.　 　 │ ／　　　　 ｉ　 　 　 ＼　 ￣　 　 |　　　 ね　　 　 　 　 っ
　　ご　　ら 　 　 �U　　　 　 ／|　　 |　　　`､　　　　│　　　❤　　 よ　　 .ち
　　く　　 い.　　　　　　　 |／⌒|　　 l＼ i 　 `　　　＜　　　 　 　 　 く 　 　で
　　　　　　　　　　＞　 　 |f笊ミ|　　 |笊ミ　　　　 　　 ＼　　　　　　　　　　 　 　 ／
　　が 　 え　 　 |　　　　 [ Vﾂ└　　Vﾉ |　 　 |　　　　　 ／￣￣　　　　 　 ＿／
　　ん　　ら　　　|　|　　　「 :: :: 　 ' 　:: :: |　 　 |　　 　 ／／￣￣￣
　　ば　　い.　　 |　|　　　::　 「 ::: ┐　　 |　 　 |　　 　 ／　　　　　＿　　　／￣￣￣
　　っ　　❤　 　 |　＼　　|＞ .,_　　 _.､イ|　 ／　　　　　　　厂￣￣＼＼/
　　て 　 　 　 　 |＞''"~￣~"''＜¨´{: :| :|:|／　　　　　　厂￣＼￣＼__」/　　　　ﾅ
　　る. 　　　　／.::::::::::..　　 　 　 ＼＿＞''"~￣￣ 〈￣＼￣＼」　　　V 　 　 　 ﾃﾞ
　　❤　　　　　:::::に):::::}　　　 　 　 ｀　　　。　 　 ＿＼＿)　　　　　　　　　ﾅ
　　　　　　　{　乂::::::::ノ　　　　　　　　　　　　　厂 /　 　 　 　 　 　 ] |　　 ﾃﾞ
　　　　　　　: 　　｀¨´　　ν　　　　　　　 　 　 乂/　　　　　　　　　 ] |
｀¨¨¨¨¨¨¨´ | ＼　　　　　　　　　_､´￣~ﾟ"'‐､　　. 　 　 　 �U　　　　「＼＿＿＿＿＿
　　　　　　　|　　{＞　..,,_＿ ,,.､イ　　　 '，　　＼ |　 　 |　 │　　　　��二二二二二
　　　　　　　|　　{　　　　　　/　　　　　 ‘,　　　　|　 　 |〉 .│　 　 　 :　|　￣￣￣￣
　　　　　　　| 　 ‘，　　　　/　　　　　　　ﾟ,　　　 �� ＿|∧│　 　 　 :　|
　　　　　　　|　　　'，　　　′　ｸﾞ 　 　 　 {,,ﾉ　＿､-=ﾆ|:: :: | 　 　 　 |　|
　　　　　　　|　　　ﾉ　　　{　　 リ　　　 　 .　厂::i::i::i::ｉ::ｉ:|　:: l　 |　.|　 |　|
　　　　　　　|　u /　　　　:.、 　ｯ　　 γ´　 |:i:＼ノ::i:ｉ:八 u |　 し |　 |　|
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　　　　　　　| :/　　　　　　 　 . . . . . .乂. . . ￣￣￣　　 　 |　　　|／:::::|
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　　　　　　　′　　　　｀"''〜､、　　　 　 　 ｎ 　 　 　 　 　 | /　　　　　|
　　　　　　.′　 l 　 　 　 　 　 ＼　　　　　 }{　　　　　_ ､- |.′　　　　 |
　　　　　 .′　　し　　　　　 　 　)`､　u　　公､ 　 　 /　u　|　　　 u　　|
　　　　　.′　　　　 ｽﾞ　　⊂二´　 乂＿ノ上::乂＿ﾉ　　　 ::　　　　　　|
　　 　 　 　 　 　 　 ﾌﾞ　　　　　　 (::i::i::＼::i::i::厂厂|　　　[二二二二二|
　　　 　 |　　　　　　ｯ　 　 　 　 　 ￣＼:i:＼:���佶　(￣　〉　　　￣￣]
　　　 　 |　　　　 　 　 　 　 　 ⌒)　　　 V::i::＼::i::i::〉　　 〈　　　　　 　 |
　　　 　 |　 　 　 　 　 　 　 　 ／／⌒u　W::i::i::)::K　　　 ]　　　　　　 │
　　　 　 |　　　　　　　　　　　(／　　　　　}V￣::i::i:i:＼ 　 ]　　　　　 ／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｽﾞ　　　 }/V ￣￣￣＼/　　　　／　 |
　　　　　 ,　　　　　　　　|　　　　 ﾌﾞ　　　 }ΠV:i::i::i::i::i::i:/　 　 ／／　. |
.　　　　　 '，　 　 　 　 ∪　　　　.ｯ　　 　 }∪ ∨::i::ｉ::ｉ::/　　　 ／ 　 　 |
　　　　　　‘,　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 }　 　 V::i::ｉ:/ 　 . ／　　　 　 |
　　　　　　　'，　　　　　　　　　　　　　 　 } 　 　 ∨:ｉ:{　　　　　　　　　 |
　 　 　 　 　 ‘,　　　　　　　　　　　　　 　 }　　　　∨:{　　　　　　　　　 |
　　 　 　 　 　 '，　　　 　 　 　 　 　 　 　 }　　　 　 V乂　　 　 　 　 　 |
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鼻息荒く、ニアスが自分の身体を責め立てる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　先まで自分で受けていた指技をなぞりながら。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかして余裕の無さがそうさせるのか、いくらか荒っぽく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　はたして、本当に快感を与えられているのか不安になる反応が返ってくる。

　

3870 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 15:17:08 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞''"~￣￣~"''＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　　　 　 　　　､
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | ／ 　 　 　 　 　 　 　 ＼|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　| 　 　 |　　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　 　 |　　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　 ／|　　　 　 |＼　 |　　 　 :�U
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　| ／　 |　　　 ＼|　 ＼|　　:　│|
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 :； 　 |　　　| ／￣|　　　 　 |＼＿|　　|　 |│　　；:
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 :； 　 |　　　|＿ 　 |　　　 　 |　 ＿|　　|　 |│　　；:
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　| 亥汀|＿＿＿_ 亥汀|>.　|　 |�U
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　| :: :: ::　< 　 「　:: :: :: ::|　　|　 |
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　|〉:: :: 　　＼ﾉ　　 :: :: ::|　　| :/　　　　　　　　　　なんで……わ、私なのにっ♡
　　　　　　　　　　　 γ⌒ヽ. 　 　 |　　　|込　　　　　　 　　　u:|　　|/|
　　　　　　　　　　 　(　 　 　)　 　 ＼|　 |// ＼／)「=ﾆつ 　／|　 /.:.「 　 　 γ⌒ヽ
　　　　　　　　　　 　 乂＿ノ 　 　 　 |＼|//／ ｨi＞　　　＜∨'|: /.:.:.:|　　　 ( 　　　 )
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 __＿＿|＿i／　/ : :⌒｀¨´: :　　〈|/ .:.:.:.| |　　　乂＿ノ
　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　 ／／::i::i::/ : : : : : : : : :　 　 「”ﾞ'＜|_|
　　　　　　　　　　　　　／ 　 　 ／::i::i::i::i::i::i::二二つ: : : :　　　厂　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　。　　/::i::i::i::i::i::i::i::i::＿／ : : : :　　　/　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　 /　　　　/::i::i::i::i::i::i::＞''´八 : : : : :.　　 /　　　_､-　　　　　　|
　　　　　　　　:；　　　　　　 /＼＿＞''´￣~ﾟ"''‐ ＼: : :.　　/_.､- ''´ 　 　 　 　 　 ||
　　　　　　　　:；　　|　　　 √::i::i::i::√　　　　　　＼ ￣ ／⌒　　　　　　　.:　　　 ||
　　　　　　　　　　　|　　　∧::i::ｉ::ｉ::√　　　 　 　 　 ∨/　　　　。　 　 　 /　ο　 |
　　　　　　　　　／人＿_/::∧::i::i::√　　　　　　　　 ∧　　　　　　　　　 {　　　　　　　　　；:
　　　　　　　 ／　　　 ア:i:/::i::￣ √￣~ﾟ"''- .,_　　//∧ 　 _､-‐‐-　_　 {　　　　　　　　　；:
　 　 　 　 　 |／￣￣｛::i::i::i::i::i::i::√　　　 　 　 ｀'〈////〉'´　　　　 　 ＼'，　　 ∧
　　　　　　／　　　　　乂::i::i::i::i::/ 　 　 　 　 　 　 ∨,∨　　　　　　　　　＼___/　 `､
　 　 　 ／　　 　 　 　 　 ＼＿/　　　 　 　 　 　 　 ∨:　　　　　　　　　 　 ∨　　　 〉
　　　　|　　　　　　　 　 　 　 /　　　　　　　　　 　 　 l　　　　　　 　 　 　 　 ∨ 　 /
　　　　|　　　　　　　　　　　 ′　　　　　　 U　　　 　 ｌ　　 　 　 　 　 　 　 　 ∨ /
　　　　　　　　　　　　　　　.′　　　　　　　　　　　 　 |　　　　 　 　〇 　 　 　 ∨ 　 　 ，
　　　 　 ､　　　 　 　 　 　 ′　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ；:
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　淫らな液がこぼれ、廊下を濡らしている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　胸を揉み、陰核をなぶり、膣へ指を入れたけれど。

　　　　　　　　　　　　　　弱いところをいくら責めても、ニアスの不慣れた責めは快感を引き出すには甘すぎる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いいや、むしろ――――

　

3871 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 15:22:47 ID:navB0zrO

　

　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _｣L�佝�廊｣_
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　　 　　　　　　　 　 ｀ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　 　 /　 /　　　 　 　 　 　 　 　 　 /
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 / 　 ′　　　　　　　 　 　 　 ∨ /
　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　 ｉ　　　　　　 　 　 　 ∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　 　 |　　　　 ｉ 　 　 ｉ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　 　 |　　　　 |＼‐- |
　　　　　　　　　　　　　　|　　　|-‐ /‐　 　 　 |　 ＼ |　　　 ｉ
　　　　　　　　　　　　　　|　　　|　/ . |　　　　 lィZZZ[　　　 |
　　　　　　 　 　 　 　 　 l|　　　|ィZZZ 　 ＿__j乂リ　! 　 　 |
　　　　　　 　 　 　 　 　 l|　　　|.乂リ レ゛{／/／/／|　　　 |　　　　　　　ふぅん……次は、そうやってイジメてほしいんだ♡
　　　　　　 　 　 　 　 　 l|　　　l/／/／　{〉 '　 　 　 |　 　 ∧_
　　　　　　 　 　 　 　 　 l|`､　　〈　　　　　　 　 　 　 |　　/￣}{＼　　　　　
　　　　　　 　 　 　 　 　 l|∪＼　〈 　 　 ﾏ: :}{ア　 ／|　∧__,‖　‘，
　　　　　　　 　 　 　 　 八｀¨゛ハ 〈０o｡,_　 u　.ィ : : :|/＼＿/　　 }
　　　　　_　-‐…･･･‐ /⌒＼__ノ ∨＼ : : ≧ : : : : ／　　::{　　 　 }
　　　 ／　 　 　　 　 / 　 　 　 　 ﾉ　　 `'＜ . . .／　　 　 : 　 u　 ：
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　 {　　 ヽ､　　　{ :| 　 } 　 　 　 {　　　　　　　　　:　　　　　　　 }
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　　 人　､､レ' / ＼ｌ　　　　lノ　　　＼＿__／　　　　　　￣}　　 　 {__)_,) 　 )(＿⊂
　　　　｀¨¨(　〈　　 }　　 　 {…‐-ミ　　　　　　　　 　 　 　 }　　　￣　‐=ﾆ_　　　￣
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　　　　　　　　　――――半端な責め苦で揺り起こされたもう一人の自分が浮かべる、サディスティックな笑みにこそ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスは期待を覚え、怖気とは違う震えが背筋を駆け上るのを自覚する。

　

3872 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 15:27:14 ID:navB0zrO

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　　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼
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=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　影のニアスがにじり寄り、ニアスを再び押し倒す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　『ああ』と漏れた声は、諦めよりもまた訪れる至福の時への歓びに濡れていた。

　

3873 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 15:33:13 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＞''"~￣~ﾟ"''-､
　　　＿＿＿　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ､　　　　　　　　　　　　 　 　 ／￣￣￣￣＼
　 ／　　　　　＼　　　　　 　 /　 　 :　 |　　| 　 　 `　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　＼
／　　　　　　　　＼　　　　　　　 　 |＼|　　|　 |
　　　気　　も　　　　　 　 　 |　　　 |／|　　|／|　　 |　　　 _､-　 ､　　　 ＜　　　大　 　 ほ
　 　 持　　っ　　　　　　　�U|　　　 |芯|＿_ 芯|　�U|　　　(γ⌒ヽY　　　│　　 チ　　 　(
　 　 ち　　 と　　　 |　　　│|　|　　「:: ::　'　:: ::|　│|　 ┌ 込､　ﾉﾉ　　 　 |　　　ャ　　　　)
　 　 良　　私 　 　 |　　　│|　＼　|､　ﾔ_ﾌ 　ｲ⌒ヾ　　l 〈＿ﾉ丁 　 　 　 |　　　ン　　　 ら
　　　く　　 の　　　 |　　　�Ul　　 ヽ| } ＞ ＜.ﾉ|　　　`､/ 〈＿ 八　　ﾉｸ　│　　 ス
　　　し.　　お　　　 |　　　／￣￣￣~"'‐ ／ 八　　 　 ｌ　〈＿_ﾉ ｀¨¨´　 　 　 　 ！
　　　て　　ま.　　　 ＞　.′　_」 ＿　 　 　 ＿＿＼゜ 　|｀¨:|:::|
　 　 ❤ 　 ん　　　　 　 　 ／　 　　 　／￣　 　 ｀ヽ　 ｌ　. |:::|　　　 　 　 　 ＼　　　　　　　　　／
　　　 　 　 こ　　　.: 　 / /::に::::.　　 /　　　 ::::に):::　〈l　　|:::|　　　　　　　　　 ＼＿＿＿＿／
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　　|　　　/⌒ヽ　　(_|八L」:L八厂)､　　　　⌒υ　　 　 /　|:::|　　　　　　　 　 　 /..　.） 　/　ｌｌ （.
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　　|　　　U　　　　 } 　 |::i::i::ｉ::|　　　　:　　 Υ　 　 ｎ､___ﾉ　|:::|　　　　　　　　　.::.　 ＜　　._.ノ　 .＞
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　　| 　 　 　 　 　 ∧　 |::i::i::ｉ::|　　　　し　　　　了　 　 :、　|:::|　　　　 　 _.､イ　　　＜　(⌒⌒) .＞.
　　|　　　　　　　/⌒ﾞ｡ l｀¨¨´:| 　 　 　 　 　 /＾ { ＿:､＿＼|:::|　＞''"~￣￣¨に)　　.....） ＼／ （　 `
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　＿,,..､､　-‐…¬冖''　"~~￣￣￣~~"''〜､、_､-ﾆ￣::i::i::i::i::＿､-‐=‐-＿ﾆ=--／　　　　。
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　　　　　　. . . : . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .｀''＜　％　　　　 　 沁､ . . . .　`､￣￣. . . . . . . . . . . . . . . .
　　. . : . . . . . . . . . . . . . . . . . ⊂ﾆ=-. . . . . .￣~~¨¨¨¨~￣⌒＼ . : : : . {:{:ハ . . . : .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . `､ . U. {/⌒ヾ . . . .　}ｉ. . . . . . . . . . . . . . .
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ⊂ニ二二￣ . `､. . .{　　　 ) . . 　八. . . . . . . . . . . . .
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ￣)　} . .乂⌒｛ . . .／⌒υ. . . . . . . .
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ／ :八. . . .}　 { .／. . . . . . . . . . .
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　美貌が尻の下に敷かれ、ニアスの眼前に彼女と同じピンク色をした膣口が広がる。

　　　　　　　　　　　　　　　甘美なる快楽責めはまだなく。けれど、命じられる言葉は彼女の心を震えさて心地よく揺さぶる。

　　　　　　　　　　　　　　　　従うままに舌を伸ばして膣を舐めた。別の身体なのに、自分の奥がじゅんっと熱く脈打った。

　

3874 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 15:38:30 ID:navB0zrO

　

　 　 　 　 　 　 　 　 ＞''"~￣￣~ﾟ"''＜
　　　　　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　 　 　 　 　 ／/　　　　　　|　　　　 　 　 　 /
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.　　　　　　/ 八　|　 ／l ,.､r灯>　　 |
　　　　　　′　　 |　 　 |/／/|　　　 |　　　　　|
　　　　 　 |　　[∧＼ 厂　 　 |　　　 |　　　　　|
　　　　 　 |　　|/∧以　　..:ｲ／￣＼|　　　　　|　　　　　くすくすくすっ♡
　　 　 　 　 　 |//∧　　��/ 　 　 　 ＼
　　 　 　 　 　 |////＼　‖ 　 　 　 　 |　　　|　　　　　楽しそうね、ニアス
　　 　 　 　 ＼|//〈/￣＞|　 　 　 　 |l |　　　|ｌ
　　　　　 　 　 ＼＞''´ 　 |　　　　　 八|　　　|| |
　　　　　　　　／　　　　　: 　 　 　 /　 |　　　|乂
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 .:　　|　　　|　|＼
　　　　 　 /　 　 　 　 　 /　　　　 |:　　|　　　|　|　 ＼
　 　 　 　 {:.　　　　　　 /　　　 u　|:　　|　 　 　 |　　　`､
　　　 　 に::::　　　 . . .: 　 　 　 　 |:　　|　 　 　 |　 [
　 　 　 　 乂 . . . . ／　　　　　　　|:　　|　　[ 　 |　 [　　 }
　　　　　　　 ＼／　　　　　 　 ／ﾉ . . ﾉ　　∨ ∧ 〈 u　八
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／. .／　　 　 ∨ ∧‘，/
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　意思を無視し、蹂躙される快感に浸る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　頭上。己と同じ顔を下敷きにしたまま。影のニアスが意地悪く微笑った。

　

3875 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 15:42:10 ID:navB0zrO

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　 -…-
　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　/　　　　　V,　 V, 　 .　 /
　　　　　 　 　 　 　 　 ′　ｉ |　v,　V＼V,　　∨ /
　　　　　　　　　　　　 i　　 | |⌒v　 ,笊ぅV,　　V　　　　　　　そんなに楽しいなら、気持ち外なら――――
　　　　.　　　 　 　 　 ｉ|　v　v笊ぅ⌒｀:: :: :!　 　 !,
　　　　.　　　 　 　 　 ||　 v､､v:: :: ｀　　　 !　　,ｨv　　　　　　 もう一週してきてもいいんじゃない？
　　　　　　　　　 　 ＞''"　､⌒ヽ　　υ 　 !　/: :
　　　　　　　　　／　　_　 (j_jL(`ヽ .,_　,ｨi{j /j : : i
　　　　　　　 ／　　 ,ｲ⌒ヽ)⌒"'‐'＜:_: : : ( :{: : ::|
　　　　 　 ／　 　 ,ｲ ／　 τ:.､､､､ .,　´:.:⌒"'＜ji, _
　　　　　　　　　 /､ ゛　　 ﾉ:.:.:ﾉ　　 　 　 　 ´　　 　 ｀δ
　　　　/　　　　/　　　　 ′　　　　　　　 　 　 　 　 ｀"}
　　　 ,′　　 , '　　　,｡oi{　　　　　　 ,　 .　　　　　　　 ′
　　　,　　　 ノ　 ィi〔:/ : ::ゝ｡., __ ､丶′..:.:.. ＼　　 　 ｲ
　 　 {___　 ィi〔 /: : /: : : : :{　　　　　 . : : :.: :ヽ ｀　:彳 !
.　　　　　　　 /: : /: : : : : :ﾊ 　 　 ／ 　: : .:.: :　､　 j　| ,
　　　　　　　 .: : .: : : : : : : .:A　　/ 　 　 　 :.:　　　 ′: V,
　　　　　　　:. .: .:ｉ: : : : ｉ: : : :A　 　 　 　 　 i　　　 } 　. ::V,
　　　　　　　ｉ: : : |: : : : | : : _ｱ　　　　　　　:j　　　八　{:: :V,
　　　　　　　| : : i|: : : : |: :_ｱ　　　 　 　 　 :′ 　 {　_　V: :!
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　囁く声は意地悪く。座るまま、ニアスに膣を舌先で愛撫させながら。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その足を伸ばして豊満な乳房を踏み潰し、蹂躙愛撫としながら。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　影は、誘うように語った。

　

3876 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 15:42:28 ID:navB0zrO

　
※修正


　　　　　　　　　　　　　　　　　 -…-
　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　/　　　　　V,　 V, 　 .　 /
　　　　　 　 　 　 　 　 ′　ｉ |　v,　V＼V,　　∨ /
　　　　　　　　　　　　 i　　 | |⌒v　 ,笊ぅV,　　V　　　　　　　そんなに楽しいなら、気持ちが良いなら――――
　　　　.　　　 　 　 　 ｉ|　v　v笊ぅ⌒｀:: :: :!　 　 !,
　　　　.　　　 　 　 　 ||　 v､､v:: :: ｀　　　 !　　,ｨv　　　　　　 もう一週してきてもいいんじゃない？
　　　　　　　　　 　 ＞''"　､⌒ヽ　　υ 　 !　/: :
　　　　　　　　　／　　_　 (j_jL(`ヽ .,_　,ｨi{j /j : : i
　　　　　　　 ／　　 ,ｲ⌒ヽ)⌒"'‐'＜:_: : : ( :{: : ::|
　　　　 　 ／　 　 ,ｲ ／　 τ:.､､､､ .,　´:.:⌒"'＜ji, _
　　　　　　　　　 /､ ゛　　 ﾉ:.:.:ﾉ　　 　 　 　 ´　　 　 ｀δ
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　　　 ,′　　 , '　　　,｡oi{　　　　　　 ,　 .　　　　　　　 ′
　　　,　　　 ノ　 ィi〔:/ : ::ゝ｡., __ ､丶′..:.:.. ＼　　 　 ｲ
　 　 {___　 ィi〔 /: : /: : : : :{　　　　　 . : : :.: :ヽ ｀　:彳 !
.　　　　　　　 /: : /: : : : : :ﾊ 　 　 ／ 　: : .:.: :　､　 j　| ,
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　囁く声は意地悪く。座るまま、ニアスに膣を舌先で愛撫させながら。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その足を伸ばして豊満な乳房を踏み潰し、蹂躙愛撫としながら。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　影は、誘うように語った。

　

3877 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 15:47:21 ID:navB0zrO

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　　　　　　　　　　 「＿/＼/　　　　　/　　　　　　 |　　:, 　 　 ,
　　　　　　　　　　　 |‖ ./ 　 　 　 　 　 |　　　 　 |　　‘　　　‘
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　　　　　　　　　　　 | l/　/　 　 　 |∠､､|- ´　 　 「＼　‘
　　　　　　　　　　　 |/　/　　　　　「苹ミﾄ､　　　　|＼ ＼|　　　|
　　　　　　　　 　 　 　 /　 　 　 　 l乂ツヘ〉　　 | | 　＼_|
.　　　　　　　 　 　 　 / 　 |　:　　　|⌒”└‐- ､　| L ＿　|　 　 .:
　　　　　　　　　　　 ｌ′　 |　|　 　 l :／:／:／: ＼てツ了|　　 : |
　　　　　　　　　　　 |＼　 |　|　 　 | 　 　 　 　 l〉:／: アl |　　 : |　　　　――――は、ぷぁ♡
　　　　　　　　　　　 | l :＼|　|　 　 |　　.､- r　　　　 / : l |　 :│|
　　　　　　　　　　　 | | | : ＼:　　　|､　 V_ﾉ　　 　 ノ : l l |　 l│ｌ　　　　や、いやだ……私は――――何時までもココに、居たくない
　　　　　　　　　　　 | | | |　 |`､ 　 :　＼_.､-‐七ｌ〔￣＼ l |　 Ll
　　　　　　 ／￣￣~"'＜l_,ノ　‘， :l　　　{: : : :| l｛ 　u　�Y／
　　　　　　′　　 　 　 　 ｀　､　‘，|　　　「┌---…¬'⌒ヽ
　 　 　 　 |　　　。　　　 　 　 ｀　､ |_　　　「＼＿__／l／｝　‘，
　 　 　 　 |　　　　　　　　､　　 ／￣二二ﾆ「＼／／ ／______､
　　　　　　,　　　　　　　　 } ／＼二二二二＼　> ∠ -‐っﾆﾆ＼
　 　 　 　 ‘　　　 ○　 　 _-　 -ﾆ＼二二二二｀¨¨¨¨¨二つ‐ﾉ -`､
　　　　　　 }　　　　　 　 _-　 -=二 厂-‐…‐-=ﾆ_￣　 　 　 ＼ﾆ-`､
　　　　　＿}　　　　　　_-＼_二＿/　　　　 　 　 　 ` ､　　　　　＼| `､
　　　 厂ニニニニニ７　　　-=ﾆ7　　　　　　。　　　　 ＼　　　 　 ＼|＼
　　　 ┐‐-=ﾆ=-‐ ´/＼__二＿/　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼　　　 　 ` . ＼
　　　 〈　　　　 　 _/　　-=ﾆﾆ7　　　　　　　　　　　　　　 　 `､　　 　 　 ` ､
　　 　 ‘，　　 ／八　 -=ﾆﾆ７　　　　 　 　 ο　 　 　 　 　 　 `､　　　　　　＼
　　　 　 |:　／　 l　 ＼二,__/＼　 　 　 　 　 　 　 ...::::;;;;:::...　　　`､　　○ 　 ::::`､
　　　 　 |　{　　 ﾉ　 　 ￣ 　 　 `､　　　　　　 　 ｛::::::〔ツ:::::　　　　 　 　 　 　::::(う
　　　 　 | /　／　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　 　 ‘､::::::::::::ノ　　 　 }　　 　 　 ｀¨ﾉ
　　　 　 |′'ﾞ　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　 　｀¨¨´　　　　　　　　 　 　 ｲ
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　　 　 |　　　　　　　　　　　 ／　 l＼　　　　　　　　　　　　　　 _｀　　 ､イ　 　 |
　　 　 |　　　　　　　　 　 ／　　　|-ﾆ＞　　　　 　 　 　 　 _､イ>.「¨´ ／　　 ／
　　 　 |　　　　　 　 　 ／ 　 　 ／-ニ- ⌒ニ=‐-　　 -=ﾆニﾆ=-}￣　 　 ／}
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　快感を否定しきれず。けれど、朽ちていない正気のままニアスが返す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　後戻りをすれば、また０番出口からの再開だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　異変がもたらす異常快楽に溺れきっていれば、ただ頷いたかもしれないが。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今のニアスは、たとえ快感を享受し味わおうとも屈する気はないと首を振った。

　

3878 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 15:49:22 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　,.｡*''"´　　　 ｀ ''*.,
　　　　　　　　 ,*''"　　　　　　 /.　　　 ＼
　　　　　　　／　:/　　　　　 ∨ /　　　　/ヽ
　　　　　　　　　/　　　　::　　 ∨ / 　 ∨ /　　 /
　　　　 　 ′　 :　　　　　{ ､ 　 ∨　　　∨ / ∨
　　　　　/{　 　 : i　　　　�Y丶　 :　　　　∨::　:　　　　　　　　　　　そっ。まあ、それも良いけれど――――
　　　　　　　 　 { j!　　　　�Y⌒ ､j_,　　　 :}:: i} :!
　　　　　　i　　 :i ﾊ　　　　:,ィi雫ミy'　　　 i:: j} ::　　　　　　　　　　 あなた、大事な事を忘れているわよ？
　　　 　j　 .　　 :y∧　　　 h'乂jシj!　　　 }:: j} ::L __
　　　　 { 　 .　　　ィ笊jr=冖: :: :: :: {::　　　}:: j}:: :≧=ミ.
　　　 　 　 ∧ 　 ::乂jｼ ､　　　 　 :{　　　 {:: j/　　　 　 ｀ヽ
　 　 　 　 / ∧　 :i:＼:: ::　　　__　.:{　 　 /¨　ﾉ
　　　　　　 / ∧　 �Y〕iト .,_　　　 ∧　 /: ／　 　　　:　　　　　｀"'＜
　　　　　　　　 i ＼ �Y/　}>…冖゛::∧/:,:´　 　 　 　 :!: :　　　　　　　　"'‐-ﾐ
　　　　　　　　 |　:: }iト{　/　　:｀⌒´ : .:/.　　　　　 　 ＼:､:.　　　 　 　 　 　 　 　 /
　　　　　　　　 |　::i　 　 {　　,　　　 　 ′ .　 　 　 　 　 ∨ﾆ=-. . ..　_ _　 　 　 ∨ /
　　　　　　　　 |　::|　 　∧　′　　　　､:.:/　　　　　　 　 ∨､　　__＿__ ヽ. 　 　 ∨ /
　　　　　　　　 |　::|　　:: ::∨　　　　　　 ::　　　　　　　　　 !: ≧=‐　 　_｀∧.　 　 ∨ /
　　　　　　　　 |　::|　　:: ::j{　　　　　　　 i　　　　　　 　 　 }: :　　　　　　　∧. 　 　∨ /
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　　　　　　　　 |　::|　　:: ::∧　　　　　　　入　　 :; ;; ;:　 .ｲ{: :　　　　　　　　　 :}　　:　∨
　　　　　　　　 |　::|　　:: / : ＼:; ;; :　　／ : :}≧=‐ツ≦: : :　　　　　　　　　 　 ::　　　　ヽ
　　　　　　　　 i　:::　　:: :: : :: : !:ツ=≦: :: : /:: : :､: : : : ::＼:　　　　　　　　 .′　 ＼　　　}
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　　　　　　　　　i ::: 　 .: :: :: : : |:: :: :|:: :: : {{　: : : : : : : : : : :: :: :: :. ..　　. ´　　　　　　　iノ
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　　　　　 　 　 :∧:　　 :: :: :.: :.:|:: :: :|:: :: :: :!　: : : : : : : : : : : : :ii⌒!: :　　 　 　 　 　 　 :
　　　　　　　　/ ∧. 　 :: :: :.: :.:|:: :: :|:: : :: ::!　: : : : : : : : : : : : :{!　j:: :　　　　　　　　　 .
　　　　　 　 　 ./ ∧　 : : :: :: : |:: :: :|:: :: : : 　 : : : : : : : : : : : : i　 i: : .
　　　　　　　　　./ ∧　:: :: :: :: |:: :: :|:: :: : 　i　: : : : : : : : : : : : !　:!: : :　　　　　　　　 ′
　　　　　　　　 　 / ∧ : : : :: : |:: :: :|:: :: ::　 : : : : : : : : : : : : : :!　i: : : :.　　 　 　 　 /
　　　　　　　　　　 /..∧:: :: :: : |:: :: :|:: :: :i　∧: : : : : : : :. :. :. :.}　i: : : : : .　　　　　/
　　　　　　　　　 　 ./ ∧:: :.: :.:|:: :: :|:: :: :|./::∧: : : : : : : : : : : }　i: : : : : : : .　 　 /
　　　　　　　　　　　 ./ ∧:: :: ::|:: :: :|:: :: :|　/ ∧: : : : : : : : : : j　i: : : : : : : : : . ,ｲ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　緩やかに足を離し、再びニアスへのしかかりながら影のニアスがささやく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　声は優しく心配するように。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それとも嘲るように。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスの耳へと、ささやいた。

　

3879 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 15:51:17 ID:navB0zrO

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　　...γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ
　　...l　　　　　　　　　　　　　　 l　　 　 　 ∨ /
　　...ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/　　　　　　.∨
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.　　　 　 /　　　　　　　　　　　　／､| 　 　 　 |�U
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　　 / /　　／　 | 　 |　　 |／ 　 沁 |　　 |　　|　_｣L�廊｣.γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ
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　/ ／　　　　　＼＼|　　 |　:､　　　〈　／　／　.　 ／　　ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/
　/　　　　　 　 　 }　 ＼　|　<＞　‐┘.　／　／／ /　　　. 　 　 V∧　　　　|
　.　　　　　 　 　 八　{ ∧|⌒　|　　 ＼く　／／ . /　　　　　　　　W'/,　　　 |
　{　 　 ゜　　 　 /. . . .{ 　 |　＼|　　 厂 　 〈/^> /　 　 /　　 　 　 }//}
　{　　 　 　 　 /. . . . .{　　　　　　　〈　　 　 u　/　 　 / :　/　. 　　}//}　　 /
　{　　　　　　 , . . . .　乂　　 　 ゜　/ 〉　　　　/＿＿/ :　/　 　 　 八/＼ /
　{ 　 　 　 　 '　　　　　　｀ヽ､　　/　{　 ／￣＿__ ノ :　/　 　 　 /￣　‐ﾆ>
　{　　　　　　,. γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ.　｀''＜　　/　　　　.　 |　　　 |
　{　 　 　 　 '　l　　　　　　　　　　　　　　 l 　 二二二つ　　イ|　 | l　:　 |
　{　　 　 　 ｛　ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/　　..＿＿二つ　 . |:|　 | |　|　:|
　　　　　　　{＿,,..､､-‐　''"　　　 　 ＿¬冖　―　／￣￣＼: |　 | |　|　:|
　八　　 　 ／　　　　　　　　　_､＜⌒＿　／　　/　　　　　　∨ /. |　|　:|
　/∧　 ／　　　　　　　　_､＜⌒ ／￣ 〉　　　　{　　　 　 u 　∨ / 　|　:|
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　　　　 厂::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::/::i::i::i::i::i::i::ｉ:‖　　 　 u 　|>､＼＼ ￣￣ 〉　 |
.　　　　 ￣W::i::i::i::i::i::i::i::‖::i::i::i::「::i::i::ｉ::{　　 　 　 　 |〉　 /＼＼＿/∧.�U
　　　　　　 W::i::i::i::i::i::i::ｉ:ｉ{::i::i::i::i::乂::i::i::{　　 　 　 　 |/∨　 　 　 ￣￣＼
　　 　 　 　 V::i::i::i::i::i::i::i八::i::i::i::i::i::i::i::八　　　　 　 ﾉ^7　　　　　 　 　 　 ＼
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　　　｀"''〜､、　｀¨¨¨¨T⌒:i:＼::i::i::i::i::i::i::i::>　イ . . . . .〉　　　　　 　 　 　 〈
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　　　　　　　　　　　　　　　｀'く::i::i::i::i::i::i::i::i::i:/⌒＼／::ｉ::＼　　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　＼::i::i::i::i::i::ｉ:/　　／::i::i::i::i::i::＼　.　　 ／�U
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼::i::i::i::/　／＼::i::i::ｉ::ｉ:／　 ￣￣ 　 │
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　言葉は三つ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　聞いた覚えはない。けれど、どこかで見たモノを。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスの耳へと囁き、影のニアスが口を再び重ねた。

　

3880 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 15:56:47 ID:navB0zrO

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＞''"~~ﾟ"''＜
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　　 　 　 　 つ　　　　　 　 　 　 /
　　　　 　 　 ゆ　 　 　 ./　　　　　　　| 　 |
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　　　 　 　 ＼　　　　　..| |　|　 |. l　　 | ＼l　　 |�U
　　 　 　 　 .つ　　　 　 | |　|　 |/l　　 | 莎|　|　|⌒ヽ
　　 　 　 (⌒⌒)　　 .�U| |　|　 |芯─┘::.::|　|/　　　 ＼
　 　 　 　 ＼／　 　 .│| |　|　 |::　 ｀_,.ノ　| :/　 /　。　 ＼
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　　　　　　　　　　　　 .′ 　 .′　。　　 :.　　　　　　　　 :. | ＿　　　　 　 つ
　　　　 厂＞　､　 　 .′　　′　..::::...　　}　 　 ⌒'.　　　　:. V::i:i:＼　　 　 .ゆ
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　　　　　 人＿　ノ‖ 乂:::::::ノ　 　ν 　 ::　　　　　 :::::に)::::　'，_ノ　　 　 　 ）　　：　 .（
　　 　 ／￣￣　＿{　　　　　　　　　　　∧ 　 　 　 乂:::::::ノ　 }{　　 　 　 .＜　(⌒⌒) .＞
　　　 (　　(￣￣　入＿　　　　_､-'"~￣∨⌒ヽ　　　 　 　 　 八　　　　　 　 ） ＼／ （
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　　 　 ＼＿＿＿ ／_,.､､-／　|＞''"~~￣＼|＼ ＼＞…＜＞''”　　　　　 '，.） ＼／ （
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.　　 　 　 　／ 　　 　 |　 |　　 |≠ミ　＼.. .. |　　　|＿＼}::{　　 　 　 　 　 /
　　　　　／　　　　　　|　 |　　 |＼|　　　|=ミ|　　　|│￣￣＼ 　 　 .　 ／
　　　　〈 　 　 　 　 　 |　 |　　 |　 |　　　|.／|　　　|�U　　　　 ＼＿_／
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いや、とニアスが振り払うように首を振った。

　　　　　　　　　　　　　　　　　湧き上がった疑念を押しつぶす快感が、不安になるまえに押し流してくれる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　二人の汗が絡み合う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　この階層で起こる異変の終わりに向かって――――燃え上がりながら。

　

3881 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 16:01:33 ID:navB0zrO

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞''"~~￣~ﾟ"''＜
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　{￣{＿__　 　 　 　 .／ 　 　 　 　 　 |
　 （￣　　 _＿_ ）　　　 _　　　　 　 　 　 ／| 　 　 |
　　 ￣}　 }　 　 　 　 ._｀　　 : 　　　　|／⌒| 　 　 | |　|
　　　 ﾉ　, ￣_　ヽ..　.｀ 　 　 |　 　 　 L≠ミ| 　 　 | |　|　　　　　スライムく〜ん、少しだけ手伝ってぇ♡
　　　.⌒´　　 )　 }/　　　/ /|　　|　　|/／/L＿＿l 　 |�U
.　　　　　　＜{￣{__}￣}＿../|　　|　　|　　::、 　>　/　∧　　 　､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 __人_/＼／{_
　　　　　　　 .：　 ロ　 ロ :}＜:　 |　 込､　厂￣~ﾟ"''＜ 「＼＼　`､　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼人_人从_／　 　 .＼　　_|___ l l　＞
　　　　　　 　 .V ￣}_ノ￣　　 ＼| 　 |＼‖::　　　､　　＼　＼　　`､　　　　　　　　　　　　　 　 ）　ｰ匕 ll（　　　　　 .)　　|_ ,　　（
　 　 　 　 　 /. 　。-―ｚ。..　.＿ ＼ 」　 {{　}　。　 ＼ミ ┘　 「＼　　　　 　 　 　 |　 　 ／.　＜　 (乂 ）　＞　 　 ＜　 (_乂　)　 ＼
. 　 　 　 　 /　 : {...つ 　 ）　´　 ￣＼∨∧八　 　 : . ＼〉　 ﾉ　　〉　　　　　　＿ﾉし ／　　　　.）　ｰ匕　＼人_人从} 　 ｰ匕ll　ｒ'~
　　 　 　 .(.'⌒Y⌒｀)ー ’./　　０　　　∨　 V }　　_｣L�廊｣_´￣￣＼　 　 ￣＼　　(　 　 　 ＜　 (乂 ）　　） ｰ匕ll　　 .(乂 ）　{
. 　 　 　 /.＼　　／　　 .::　　　　 _,.､- ¨￣~"Y´　　　　　　 ＞─┐ ＼＿　 　 ＼　て＿　　　.）　　あ　＜.　(乂 ）　　　 ツ　　＞
　 　 　 /　 :　|Y.|　::.　　 {　　_､イ　　　　　　　|　　　　　　 (::::に)　|二二二〉　　　| 厂　　　.＜.　　 つ　　 ）　　つ　（~⌒Y⌒~＼
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. 　 / 　 : | 　 |　|　|　:l　 乂 {　 　 　 し 　 　 人　　　　　　　　)‐┘　　　　＼　＿＿　　　　　 .）.(⌒⌒)＜　　　ツ 　＞
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　　　　　　　　　　　　　　　影の声に従い、ニアスの衣服になっていたスライムがわずかに身体を液状へ戻す。

　　　　　　　　　しばしば混乱したように二つの顔を見比べたあと、まあ良いかとばかりに責められるニアスへ絡みついた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　よがる声が高くなる。濁り、途絶えぬ快感と心地よさに浸り疑念を振り払う。
　
　

3882 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 16:12:01 ID:navB0zrO

　

　　　　　　　　　　　　　　　 ﾄ人人ｨ
::.::.::.::.::.::.::.::.::.::..　　　　　　＜＿ノ て
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:::i:::i:::i:::i:::i:::i:::i:::l　　　　 　 .〈 /￣/ ＞...＼　　　　　　　 ＞''"~￣~ﾟ"'＜　 　 {::i::）　　／ （.:i::i::i::i::i::.:....
::i::i::i::i::i::i::i::i::i::ﾉ　 　 　 　 ノ　　/ッ(　　...l ＼＼　 　 ／　　　　　 　 　 ＼. 　＜.　／|　　 ＞."''〜､、::i::i::.:..
::i::i::i::i::i::i::ｉ:／￣~"'+､ 　 ⌒(⌒⌒)厂.＿」 　 ＞ 　　{／二二二―＿　　 `､..　.）　　ツ　（.::i::i::i::i::i::ｉ:＼::i::i::.:..
::i::i::i::i::i::i:/::i::i::i::i::i::／￣~"'+.＼／　　＼　 ／　　 ＞''"~￣￣~ﾟ"''＜ﾆ-_　 ｀.＜　(⌒⌒) .＞..＜::i::i::i::ｉ:＼::i::i:::.
::i::i::i::i::i:ｉ:|::i::i::i:.__人_/＼／{_..￣＼　　 　∨ 　 ／ 　 . 　 |　　　　　　＼ -_　　...） ＼／ （::i::i::i::i::＼::i::i::i::i:)::i::ノ
::i::i::i::i::i::ﾉ::ｉ::ｉ＼　　_|___ l l　＞　　　 　 　 　 ./　　 　ｉ　　| 　 　 l　　 　 Vﾊ |.／"⌒Y⌒｀＼..＼::i:i::｝__､イ￣
￣⌒て:i::ｉ:／::i:.)　　|_ ,　　（　　 　 .|　 　 　 　 　 |　 |　　| ￣＼l　 　 　 |ﾆ上　　　　　　　　　　＼厂
　　　　￣(::i:.＜　 (_乂　)　 ＼　　 .|　　　　 |　　 |／| . 斗z≠ミlっ　 :　 |＿_|　{
　　　　　　｀¨¨ )　ｰ匕ll 　（￣.￣　￣~ﾟ"''＜|　 Cl�k�� ┘/／/!　　 :　 |　 |　 {　 　 　 　 　 　 _､┘
　　　　　 　 .＜　 (_乂　)　 ＼　　 　 .| 　| . |　　 l/／　r :::::､　 |　 　|　 |　 | /∧　　　　　_､- ´
　 . ＼人_人从}　　　ツ　　ｒ'~　　　　 |⌒| . |�U .八　 　V : ﾉ　 |　 　|　 |　 | |:i:八::i::i::ｉ::ィ　　　　　　　 　 ／
　　......） ｰ匕ll　　 (⌒⌒)　{.　　 　 　 l忙��　 ┐「^＞　.,,＿ ／|　 　|／　／乂::i::｀¨¨´::|　　 　 　 し　／
　 . ＜.　(乂 ）　　 .＼／　 ＞　　　　 [/／┌‐八｀''＜::|:: |: |. . .|　 ／¨ア　　　 ＼＿__ノ　　　　　　　(
　　......）　　ツ　（.~⌒Y⌒~＼.　.|　　　|　 　 ∨{　　 _｣L�廊｣_　.|／ ／　 ...:::　　／　　　　　　￣｀ヽ　　￣二ニ＝━─
　 . ＜.　ｰ匕ll 　＞.　　　　 |　　|　　　| 　 　 　 〉／..::::...　　　｀ヽ／￣￣￣~~ﾟ"''〜､、　　　　　　　} て￣
　　......）..(乂 ） （.　|　　 　 　 　 |　　　|＿　-=〔/ (::に):::)　　　　 `､　　　。　　　　　　｀¨¨に｝　　　り
　 . ＜.　ｰ匕ll 　＞.　　 　 　 ＼|　　　| : [ . ⌒{　　｀¨¨´　 　 　 　 `　　　　　　　　　　　`､::厂　　　　　..ﾄ人人ｨ
　　......）..(乂 ） （.　|　　　 | : | : : ＼　 | . [ . . . 乂　　　　　　し'　　　}＼　 　 ⌒U　　 　　　}　　　　　　＜＿ノ て
　 . ＜.　　 ツ　 .＞　　　 | : | : : / .＼| . 乂ﾉ　⌒~"''〜 ､、 　 　 　 }::W＼　 　 　 　 　 　 ﾉ　　ｒっ　　　.) 　|　(
　　......）.(⌒⌒).（　|　　�U| : | ／ . . . . . . .〈　　　　　 　 U'⌒"''　 _ノ::i:W::〈￣￣＼＿　イ　　　　　　　 .〈 /￣/ ＞
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　　......）.(⌒⌒).（　|　　│|‖　　　　　　　　　:..　　　　　　　　　::::厂::i::|{::i::〈￣￣　厂　　　　 　 　 　 ⌒(⌒⌒)厂
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　　　　　。　　　│|　　│ { 　 　 .′　　　　　　　　　V∧::i::ｉ::し::i::i::i::i::��〉::i::i::ｉ::|'，　　　 ，
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　八　　　　　　　　　　 　 i{　:L_（￣　 　 _＿_ ）. ゜ 　　　) ﾉイ {⌒￣＼ハ厂　　＿二つ　 　 　 W
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￣￣￣~ﾟ"''＜::i::i:ハ 　 u　／ ￣.＼　　／　　　　　　　八::::::::::::::::::::::::::::::}　　 　 　 　 　 ＼::i::i:沁,::i::沁,　　　.|　 | 　 　| ｨ　r‐┘|, ィ　L_　|_,′
￣~ﾟ"''＜:i::i::i::i:＼::i::} _､＜( . . . . . . ...Y⌒＞､　　　　／⌒｀¨¨´::::::::::::::::::八＿／￣~ﾟ"''＜ ハ::i::i:沁,::i::沁,　 　|　 |　　　　j　j 　 ┌┘ ／ .厂〉
::i::i::i::i::i::i::＼::i::i::i::}乂::i::i::i::i:＼ . . . . . . . . . . . . . 　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i::i:ヽ}::i::i::i::ｉ}::i::ｉ:沁,.　.|／ 　 　 .〈__/　　└‐ ´　　{_/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今、この瞬間の快楽だけを思えば不安などありはしない。

　

3883 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 16:21:47 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾄ人人ｨ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＜＿ノ て
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　　　 ￣lノ. レｒ_)　 |::::|　　　　 　 .i／　　 [_/　 ｀Y´ {＞''"~￣~ﾟ"'‐､込､　乂_　　‖ //　　γ⌒ヽ : ＼/＞''”　 　 　 　 　 　 ＼
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　　　　 {｀¨¨¨´＼　　 　 ﾉ :: |　　　|::::::| 　　 ＼{.γ::::::::::｀ヽ 　 　 　 /　　　　. |. ::{{/_ノ＞　.,_　U /　 |　　　 　 　 　 　 　 ）　 . 七_``　　あ　　（
　　　　 {::i::i::i::i::ノ￣~"'‐{::::: ﾉ　　　ｌ::::::|　　　　 乂:::::に＞''"~￣￣~ﾟ"'‐､　　　| .＞''”. . . . . . ⌒ﾌ　 リ　　　　　　　 　 .＜　　 (乂 ）　 七゛　. 　 ＞
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　　　　 {::i::{　　　　　　　　　　 ＼ :::::::::|　　　U　　/.:┌､:::.　　　　 　 　 　 } : └　―…― ／〔＿　　　　　　　　　　_　 ＜...　(ｌ_/ ）.　 　ぁ゛ 　　.＞
　　　　 し:ﾉ＞''"~￣~"'‐､　　 　:{::::::::: |　　　 　 ‖:::└'::::ﾉ　　 　 　 　 　 厂|＿　―¬冖冖¬― .,_ ﾆ=‐-　　＿＿厂.　.）　　　　　　あ　　　 （
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　　　　 .ノ　　/ッ(　　 　 .乂::i:∧:::乂::::厂＼　　　　　　　　 (└ ┐ｎ||_　　　　　　　　　＜..　＼／　.＞
　　 　 .⌒(⌒⌒)厂　　　　　 .￣＼＿ﾉ＼:::::＼　　　　 　 　 ￣lノ. レｒ_)　　 　 　 　 　 　 ）.(⌒⌒).（
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／"⌒Y⌒｀＼
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　　　　　　　　　　　　　　　女体が絡み合う。隙間を衣服となったスライムが埋め、ニアスを高ぶらせていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　急所を、してほしい事を知り尽くした指先はけっして止まることなく攻め立て。

　　　　　　　　　　　　　とめどない快感。限界を越えた法悦。望む絶頂の中、ニアスは自然と声を張り上げた。

　

3884 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 16:27:47 ID:navB0zrO

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'＜‖　　　　　u　〈　　　￣＼　＼　　 入＿ｎ＿ 　　 (／／　　　 ∨..　.￣｀v-√　:＼ . . : .　　　　　 . . . . :.
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　　|　　　　　　　　　　＼＼ ＼　＼　)::／￣~"'‐､( ／ ／ ／_､イ　　　　　　〇　　　. . . .`，. . . . . . . . . . . . .:.　　　【正気度】
　　|　　　 /　　　　　　　 ＼＼ ＼　):::(:::::/⌒ヽ:::::)(_／ ／／￣二ﾆつ　　　　.../￣〉 . . . .‘, . . . . . . . . . . . . .:.　　 −【1D10:10】
　　|　u　/　　　　　　　　　　￣￣{⌒ヽ::::{　　 ﾉ／⌒¨ﾌ￣ (￣　　　　 　 　 .／ ／ . . . . . . .'，. . . . . . . . . . . .:.
　　| 　 /:　　　　　ν　　　　　 ) 八 　 ｀`}　 /´　　／⌒ヽ　　　　　 　 　 ／ ＜.__　　 ＿. . . .|，. . . . . . . . . . . :.
　　|　/. :.　　　　　　　　　 　 （_ﾉ⌒＼　u}　.′ ／(　　　　)　ｉ　 　 　 　 .i￣ﾉｰ- ､＞(_Ｏ_). . ||〉 . . . . . . . . . . . :.
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　　{ . . . . . : .　　　　　 　 |　　　　 　 　 . }　{:.　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 Ｌ../　/７＿__. . . . . 八'/∧ . . .　　　　　:.
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　　 . . . . . . . . . . : . .　 　 |　i 　. . : . . . . .}　{ . . . . : . . . . .　　　　|: . . .し' .../´ﾊ　ﾏ ﾉ〉　}..　　　　 　 ﾟ,
　 　 `､ . . . . . . . . . . . : . .|　l: . . . . . . . . .}　{ . . . . . . . . . . . . . . U . . . . . . .{＿ヾ＿〉ｆ__ノ..　　 　 　 　 '
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鏡に向けて、快楽に浸りきったニアスが大写しになる。

　　　　　　　　　　　　　　　はしたなく、ぐずぐずに溶けた姿を見せつけられるニアスは首を左右に振って。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　けれど。羞恥快楽に震え上がるように、肌を粟立たせた。

　

3885 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 16:29:12 ID:xuZ+2Crr

ガッツリ減った

3886 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 16:30:57 ID:navB0zrO

　
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3887 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 16:34:27 ID:navB0zrO

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　　 　 　 /　　　　 　 　 　 .|　l.厂　　 |　//　　　　　　 `､ | /　　　 　 　 ‘,　　 　 ,�U　 ＼　(⌒⌒)
　　　 　 /　　　 　 　 　 　 .|／　　　　レ‖ 　　し　　　　 '|′　　　　U　　}〉　　　 ,　　 　 ＼＼／
　　　　　　　　　 　 　 　 ／ 　 　 ＼　　 {　 　 　 　 　 厂二￣ 〉　　　　　}∧　 　 '
　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　 　 　 ＼,八　　υ 　 ⊂|ｒ┐{〉∨　　 　 　 八∧　　　,
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿,..,＿＼　　　　　八 V.　 }　　　　／///ﾉ 　 　 '
　　　　　　　　　 　 　 ��＿┌冖￣::i::／::ｉ:ｉ:￣￣￣::i::ｉ:ｉ::'，　 ｀¨￣￣￣￣　　　　 人
　　　　　　　 　 　 　 　 ／⌒ﾆ=-　..,,＿::i::i::ｉ::/::ｉ::/::i::ｉ::ｉ:ノ >..,,＿　　　　 ＿,,..　-=ﾆ⌒＼
　　　　　　　 　 　 　 ／ . . . . . . u. . |::ｉ::ｉ:￣/￣￣￣￣　　　　　￣ﾟ，￣ . . . . . . . . . . . . ＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　淡く蕩けた顔で、ニアスが己の顔を見つめたまま舌を絡め続ける。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　長い長い口淫の慰撫は、名残を惜しむように終わり。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスは離れて階段の方へ。影のニアスは鏡の方へ、足を進める。

　

3888 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 16:38:44 ID:navB0zrO

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　ハ　:ハ　 ＼　　　　　　　　::　　　　　　　　　jレ′￣￣ ｀"'＜(　{　　　　　　　　　γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ
　 ハ　 ハ　 ,　≧=‐ 　 　 　 i　　　　 　 　 ／⌒　　　 　 　 　 :: ＼〉　　 　 　 　 　 l　　　　　　　　　　　　　　 l
　　ハ　 ハ (: : ＼　　　 　 　 　 　 　 　 ／: : :　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/
　　 ハ　　 ＼: : : :＼　　　`　　ァ'　　ィi{: : :ノ　　　　　　　　　　　　:}
　　　/:＼{: : : ＼: :／〕iト　　　　 ィi{___,j{≧=‐　…‐-　ミ　 　 　 　 .:
.　　/:j{: : {／⌒了　　 j}: : : ｀~´＞''"　　　　　　＼　　　　`ヽ　　 /:}
　 /　j{:／: : /: :人　 ノi}ヽ: ィi〔　＿＿__._._._._. : : : :＼　　　　 ＼,′
. /　 〃: : ::/ィi{　j{/: : ィi{-‐………‐-　ミ￣　〕iト::. ::＼　　　　 j}: :
/　／: :／了　-‐=≦ニニニニニニニニニﾆ≧o｡　 〕iトヽ: : : ::‖ }＼　　　　　 .γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ
:／: : :/ ィi{ニニニニニニニニニニニニニニニニ}iト､ ‐=}ヽ: :/: ::′:.:＼　　　....l　　　　　　　　　　　　　　 l
: : : :彡=‐　‐…‐-　ミ　　‐-=ニニニニニニニニニﾆﾆ＼j}７⌒: :.′:＼: :＼　　..ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/
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`‐‐‐　'⌒`ヽミiト　　　　　　　　　 "'＜=＼　＼ニニﾆ=‐,'ニニ彡′: : ::/: : ∨ /: /:.
　: : :　　　 　 ＼: : : }iﾄ､. .　　　　 　 　 ＼=＼　�Yﾆ=‐ /ニニ彡′: : :/: : : : ∨ /../,
　　　　　　　　　: : :≧=‐-､: .　　　　　　　 寸ﾑ j}ニ=‐,'ﾆﾆニ彡′: :./: : :/:: :.:∨ //,
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　別れ際。影のニアスはもう一度、口をぱくぱくと動かし語る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それは正しく呪いだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　先へ、階段を上り『外へ出る』と言う意思を躊躇わせるもの。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　快感へ落ちきっておらず。正気を残したニアスの足を掴むモノだ。

　

3889 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 16:40:47 ID:navB0zrO

二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|///////∨/.:::::ｌ ￣￣￣￣￣|:::::|
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::／⌒＼../∨/.::::::ｌ ￣￣￣￣￣ |:::::|
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |:::|___＿___|.∨/.:::: 「 ￣￣￣￣ ￣ |:::::|
二二二二二| |　　　　　　　 　 　 　 .／(_､-‐- ､_)＼.::::::「￣￣￣￣￣￣｜:::|
二二二二二| |　 　 　 　 　 　 　 　 -＜|　　　　|＞-:::::l￣￣￣￣￣￣￣|:::::|
二二二二二| |　　　　　 　 　 　 　 .| ＼|　　　　|／ |: ｌ￣￣￣￣￣￣￣ |:::::|
二二二二二| |　　　　　 　 　 　 　 .| ∨|　　　　|∨ |.￣￣￣￣￣￣￣￣|:::::|
二二二二二| |　　　　　 　 　 　 　 .l　�Y:　　　::�W　!　￣￣￣￣￣￣￣ |:::::|
二二二二二| |　　　　　　　　　　 　 ＼ |　　　　| ／_ ￣￣￣￣￣￣￣　|:::::|
二二二二二| |　 　 　 　 　 　 　 ／￣¨|　　　　|¨´ 　ヽ.　￣￣￣￣￣￣|:::::|　　　　＿＿＿＿＿＿＿_
二二二二二| |　　　　　　　　　 ,′､　　|　　　　|　　 / ‘，　￣￣￣￣￣ |:::::|　　　 l 「￣￣￣￣￣￣ ｌ｜
二二二二二| |　　　　　　　　 <′　`､ / : 　 　 |　 :/ 　 ‘┐.￣￣￣￣￣|:::::|　　　 | |　 ┌───┐ |｜
二二二二二| |　　 　 　 　 　 .∧　 /∨　:.　　　|　 { ＼　 }＼. ￣￣￣￣ |:::::|　　　 | |　 │　　　.....│ |｜
二二二二二| |　　　　　　 　 〈　 ∨　:|　 ::　　　|＼{:　 |∨ 　 〉..￣￣￣　|:::::|　　　 | |　 │　　　.....│ |｜
二二二二二| |＿＿＿＿＿. ∧　乂__|　 ::　　　|:i:ｉ:{__ノ/　-‐{＼ ￣￣￣ |:::｜＿＿| |　 │　　　.....│ ｜|＿＿＿＿_
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　　　　　　　　　　　　　 厂ﾆ/　 　 　 ‘， |　　　　　　 ∨∧　　　　V/∧
　　　　　　　　　　　　　 {ﾆ７　　　　　　‘｡|　　　　　　　 V/}　　　 ┌ワハ
　　　　　　　　　　　　　 V/　　　　､ 　 　 l 　 　　　 　 　 V}　　　　ｒへ//}
　　　　　　　 　 　 　 　 .∧ 　 　 　 ＼__.､|　 　 　 　 　 　 ﾘ　　　　　　｀¨
　　　　　　　　　　　 　 /　‘，　　　　　　/|　　　　　　　 :. 　,
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　怯える心を誤魔化し、息を吐く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　視線を真横へ。張り紙に書かれた文字を見つめる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ルールが変わらず、そこにある。

　

3890 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 16:41:23 ID:navB0zrO

　

　






　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ┌──────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │【ここは、８番出口です】　　　　　　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │１：８番出口から外へ向かってください　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │２：８番出口から外へ出られます　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │３：後戻りをしてはいけません　　　　　　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │４：戻ると０番出口からやり直しです　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │５：異変を回避することはできません　　　.....│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │６：なるべく正気を保ってください　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 │あなたの正気度は【０６８】です　　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 └──────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　







　
　

3891 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 16:43:15 ID:navB0zrO

　
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _､-‐‐- _
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ┌‐ ／　　　 へ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　V∧_､- ／／￣~ﾟ"''＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / V∧／／ ／　　　　　＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 / / ｀‐‐＜／　　 　 　 　 　 `､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |V　V　/ /　　 /　 . |　　 　 : ｌ`
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | |∨ V / 　 　 　 ／| |　　　| | ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | | ｝}　 | 　 　 |／. 　|＼　|　| | |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | lﾉ上 _l 　 　│　〈>､ 」 : ｌ　| ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |/　　ヾ| 　 　 l　　 V^├┼┘
　　　　　　　　　　 　 ＿,.､　-‐=７¨ ゛　　　　| 　 　 |　 　 　 「:::| |
　　　　　　　　　　　/　　　 _‐ﾆ/　,/　　 　 　ﾟ｡ 　　ｒっ　 ..､┘ | |　　　　　出られる……はず
　　　　　　 　 　 　 l 　 . . _‐ﾆ/ ／ 　 　 _.､-ﾆﾟ，　 |､-ﾆ|::::::::::::| ｌ
　　　　　　 　 　 　 |　. .　]‐ﾆﾚ' 　 _､-ﾆ⌒　　　＼ |:::: : |＼::::: ｌ
　　　　　　 　 　 　 |. .　　]‐ﾆ.､-ﾆ⌒ 　　 . . .:　 　 ＼: : |　 ＼」
　　　　　　　　　　 ,′　_-ﾆア⌒７　　 . . ／　　　　　}:: :|
　　　　　　　　 　 ,′,／ﾆ〈　　. .{　　. .／ 　 　 　 　 八 |
　　　 　 　 　 　 _{／-ﾆﾆﾆ＼. .八厂〈,__　　 　 　 ／:.:.:.:|
　　　　　　　　／｝-／了＼ニ＼/:i:i:ｉ:i:二ﾆ=‐=フ"'＜ : :|
　　　　　　　/ 　 }/　 .:l: .　 V￣⌒' ‐--┌ﾆア´　　　＼|
　　　　　　 .′　 ｝　 .:l . . ／￣￣＼　　 {／: .　　　　　‘
　　　　　　 {　　　}　 .:{ ／　　　　 　 ＼　{ ＼ . . . . .　　 |
　　　　　　 {　　. :}　. :/　　　　　　　 ⌒￣￣}＼. . . . . . .||
　 　 　 　 八　. : L: :/　　　　　　　 　 　 　 人ﾆ＼ . . . .八
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　 　 　 　 　 7　＞ -=ﾆ二二ニ7⌒”'＜ニニﾆ／ﾆ-_　　　＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　８番出口と記された紙を横目に、ニアスは階段を踏む。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　足音はじゅぶりと水に濡れて。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　肩を支える誰かの感触を空想したまま。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上を目指して一歩ずつ、進む。

　

3892 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 16:44:52 ID:navB0zrO

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼方に光り輝くものがある。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　強烈な輝きは、電灯のそれにしてはまばゆく温かい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　きっと外に繋がっているのだと感じながら、一歩を踏む。

　

3893 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 16:46:39 ID:navB0zrO

　
















　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 l　 　 　 .この世に　 　 　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/













=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　囁く自分の声が聞こえる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　影のニアスが語ったもの。あるいは今、彼女自身が諳んじるもの。

　

3894 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 16:48:13 ID:navB0zrO

　
　















　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 l　 　 　 .あなたは　 　 　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/













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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　落としてきたスマホは、いつの間にかなくしたバッグはどうなっただろうか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　震える足で一歩、階段を登る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　光へ近づいている。外へ――――きっと――――すぐに出られる。

　

3895 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 16:50:33 ID:navB0zrO

　












　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣γ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 l　 　 　 .いません　 　 　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/













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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――――そうして、外へ出た時。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　自分は本当に元の場所へ戻れるのだろうかと、ニアスの足が怯えて止まる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ココへ来てしまった瞬間も思い出せないのに。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　どれだけの時間をここで過ごしたのかさえ、わからないのに。


　

3896 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 16:54:14 ID:navB0zrO

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　 .｀ ´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,':.:.:.,':.:.:.:.:.r'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 i::::::;'::::::::::::l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 l :::;:::::::::::::ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 l::::;::::::::::;:'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 l:::;::::::／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,!/:／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 //:.;'
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　外へ出て良いのか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここへやって来る過程でもしかしたら、命に関わるなにかがあったのかもしれない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　わからない。思い出せない。だから、不安で怖くなる。

　

3897 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 16:55:42 ID:navB0zrO

　　　 　 　 　 　 　 ;
　　　 　 　 　 　 　 ｉi
　　　 　 　 　 　 　 晶
　　　　　　　　　　　}圭{
　　　　　 　 　 　 　 }:三:{
　　　　　　　　　　　 }三三{
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　　　　　　 　 　 　 　 }三三三{
　　 　 　 　 　 　 　 　 }二 二 二{
　　　　　　　　　　　 　 }:二二二二:{
　　　　　　　　　　　 　 }二二二二二{
　　　　　　　　　　　 　 |￣￣￣￣￣￣|
　　　 　 　 　 　 　 　 |￣￣￣￣￣￣￣|
　　　　　 　 　 　 　 |￣￣￣￣￣￣￣￣1
　　　　 　 　 　 　 |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　 　 　 　 　 　 |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
　　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　 |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
　　　　 | 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　 | 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
| 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
| 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
| 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　背後を振り返る。階段がどこまでもどこまでも深く続いている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　降りていけば戻れるだろう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　また、０番からやり直しになるけれど。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　不確定の未来を確定させるよりも、ハッキリとしている。

　

3898 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 16:57:07 ID:navB0zrO

　




　　　　　　　　　　　 | l :＼|　|　 　 |　　_　､　　　　　/ : l |　 :│|
　　　　　　　　　　　 | | | : ＼:　　　|､　　　　　　　 ノ : l l |　 l│ｌ　　　　　　　　　　私は――――
　　　　　　　　　　　 | | | |　 |`､ 　 :　＼_.､-‐七ｌ〔￣＼ l |　 Ll
　　　　　　 ／￣￣~"'＜l_,ノ　‘， :l　　　{: : : :| l｛ . 　　�Y／
　　　　　　′　　 　 　 　 ｀　､　‘，|　　　「┌---…¬'⌒ヽ
　 　 　 　 |　　　　　　　 　 　 ｀　､ |_　　　「＼＿__／l／｝　‘，
　 　 　 　 |　　　　　　　　､　　 ／￣二二ﾆ「＼／／ ／______､
　　　　　　,　　　　　　　　 } ／＼二二二二＼　> ∠ -‐っﾆﾆ＼　　　　　　　　【最終判定：正気度６８】
　 　 　 　 ‘　　　 　 　 　 _-　 -ﾆ＼二二二二｀¨¨¨¨¨二つ‐ﾉ -`､　　　　　　　【1D100:45】 正気度以下で脱出。それより上で階段を降りる
　　　　　　 }　　　　　 　 _-　 -=二 厂-‐…‐-=ﾆ_￣　___　　＼ﾆ-`､
　　　　　＿}　　　　　　_-＼_二＿/　　　　 　 -=-｀`-ﾆニニ-　＼| `､
　　　 厂ニニニニニ７ 　　 -=ﾆ7　 　 　 　 　 -=ニ=-＼-ニﾆ=- ＼|＼
　　　 ┐‐-=ﾆ=-‐ ´/＼__二＿/　　　　　　　　　-=ﾆﾆ=-＼-ニニﾆ=- _＼
　　　 〈　　　　 　 _/　　-=ﾆﾆ7　　　　　　　 　 　 -=ニニ=-`､-ﾆニニﾆ=-_
　　 　 ‘，　　 ／八　 -=ﾆﾆ７　　　　　　　　　　　}-=ﾆ二ﾆ=-`､-ニニニﾆ=-_
　　　 　 |:　／　 l　 ＼二,__/＼　　　　 　 　 　 　 }-=ニ二二=-`､-ニニニﾆ=-
　　　 　 |　{　　 ﾉ　 　 ￣ 　 　 `､　　　　　　　 　 }-=ニ二二ニ=- -=ニ二ニ=-〉
　　　 　 | /　／　　 　 　 　 　 　 |　　　　　 　 　 -=ﾆ二二二ﾆ=-} -=ﾆ二ﾆ=-/
　　　 　 |′'ﾞ　　　　　 　 　 　 　 | 　 　 　 　 　 _-=ニニ二ニﾆ=- -=二ﾆ=- ｲ
　　　　/／　　　　　　　　　　　／|　　　　　 　 _-=ニニニニﾆ=-/ -=ﾆ=-／　|
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　　 　 |　　　　　　　　 　 ／　　　|-ﾆ＞ 　-=ニニニニ=- _､イ>.「¨´ ／　　 ／
　　 　 |　　　　　 　 　 ／ 　 　 ／-ニ- ⌒ニ=‐-　　 -=ﾆニﾆ=-}￣　 　 ／}


　

3899 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 16:59:22 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＞''"~￣~"'-､
　　　　　　　　　　　　　 ＿∠　　　　　　　　`､
　　　　　　　　　　 　 ／‐ﾆニﾆ-　_　 　 　 　 }
　　　　　　　　　　　／￣~"''‐ﾆニニ‐ _　　　 }
　　　　　　 　 　 ／　　　　　　　￣-ﾆﾆ-_　／〉､
　　　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　 -ニ 〈-/　 `､
.　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　 ／V〉／} l　　 ，...-_-. ､
　　　　 ／　　 　 　 　 　 　 　 　 ／ |　 「 V'} |　　 }　　...`i　丶
　 　 ／　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　|　 { ／〉::　　 　 ._ ,ノ　)　）
　 ／　　　　　　　　　　　　 ／|　　:　|　‖ /　|　　 .- --−´, ´
／　　　　　　　　　 　 　 ／.l　|　 　 ﾉ／し'{.　.-−=＝''''' "´
　　　　　 　 　 　 ／　／厂⌒¨¨¨⌒(　 /⌒∨:/　　　　　　　　　　　　　いや――――駄目だ
　　 　 　 　 　 ／　／､へ　　　_､-‐…‐-=ﾆ L'＿
　　 　 　 　 ／　／／V/∧_-ニﾆ- ''"~￣　　　　￣＼
.　　　　　／　／／ _､-ﾆニﾆ-⌒　　　　　　　　　　　　＼
.　　 　／　／∠-ニニニニ-{　　　　　　 ／　　　　　　　 ｀"' ‐ へ＿__
. 　 ／　／∠-ニニ二二ニ-{　　　　　／＼　　　　　　　　　　　V∧　└――――‐ -　､､ .,_
. ／　　 ＼ `寸￣/　　}ニ=-{　　　 ／　/: : ＼　　　　　　　 _,.､ -ニ〉　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　 　 　 ＼ ヽ/　　 .}ニ=-{--‐イ 　 〈／⌒¨｀`ﾏニニニ=-‐¬＜　　　　　　　　　　　　　　　厂二ニ=- ､､.,_
　　　　　　 　 ＼＼　　}ニ=-{　 　 　 ／　　　　　 ‘，　　　￣　‐-　_＼　　　　　　　　　　　　 /ニニニ=-
　　　　　　　　　 ＼＼ }ニ=-＼____／　　　 　 　 　 }　　　　　　　　　￣＼　　　　　　　　　 ／ニニニ=-
　　　　　　　　　　　　 ＼ニ=- /-｛　 　 　 　 　 　 ‘　　　 　 　 　 　 　 　 ＼ 　 　 　 　 ／￣~" '' ¬-=ﾆ_
＼　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ﾆ/=-｛　　　　　　　　/　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｀¨¨¨¨¨¨¨´
二＼　　　　　 　 　 　 　 　 ＼ニ人　　　　 　 _､`
二二＼　　　　　　　　 　 　 　 ＼ニ｀ﾆ=‐‐=ﾆ´
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　今にも自分を吸い込みそうな階段下の暗闇から目を逸らし、ニアスははるか頭上を見つめる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まばゆい輝きが彼女の目を焼く。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それを目指して一歩、また一歩と踏みしめて階段を登りだす。

　

3900 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 17:01:54 ID:navB0zrO

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　たとえこれが、天国への階段だとしても。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　外へ焦がれるまま。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアスは光の中へ飛び込むように、最後の階段を跳ね登った。

　

3901 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 17:02:42 ID:navB0zrO

　

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　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .／
　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三　　　　　　 ／
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　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 【エッチな８番出口】　　　　　　　　　  ||　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　||＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.||　 ／　 　 　 .／|
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3902 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 17:03:22 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 r.: ´: : : : : : : : :≧､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞- ――- ＜: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{┃　 　 ＼{. ┃}　 　 |　',　　　　　　いじょーーーう！
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　┃　　　　　 ┃|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　　　 と、言うわけで次回はエピローグ！
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　 ｀　 ´　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',　　　　少し休憩したら初めますねー！
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
　　　　 　 　 { /　　　乂＿乂: : :ィ::::/⌒',:::＞- イ　　 /／　 }　/
　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
　　　　　　　　　　　　　 ｀￣　 {. {:/　　　 .',::} .}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　　　 　 ゞ/


　

3903 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 17:08:56 ID:mxt1uVSJ

脱出成功！

3904 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 17:23:02 ID:FxK0QR4x

めでたい！

なるほど、これなら大体半々で帰れるのか

3905 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 17:23:10 ID:GcUWqM6X

乙

3906 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 17:35:51 ID:navB0zrO

おゆはん、お外で食べることになったので
エピローグの投下は夜にー！

3907 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 17:38:54 ID:/NIL+KMX

把握です、くってらー

3908 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 17:44:54 ID:XA0xufwI

乙です

3909 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 17:51:43 ID:xPZ4nUaC

いったん乙です&いってらっしゃませー

3910 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 17:53:14 ID:FxK0QR4x

りょ、旦乙です

3911 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 19:14:18 ID:hKQHn2T7

一旦乙です

3912 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 20:03:21 ID:+S3ehYqo

一旦乙
脱出したか

3913 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 20:36:25 ID:IlEeT2+J

旦乙です
精神力の強い主人公だった

3914 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 20:47:01 ID:0eVOFAS2

一旦乙
無事帰れたかー

3915 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 22:19:36 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 r.: ´: : : : : : : : :≧､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞- ――- ＜: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＞ ´　　　　 {　　　　 ＼: : ヽ
　　　　　　　　　　　　　／　 　 i　　　　 ',　-- i､　 ヽ: : }
　　　　　　　　　　　　/　　.ｲ／!　　{　　 .＼　 | ヽ　 ∨
　　　　　　　　 　 　 /　　./ﾊ　i　＼ﾄ､　　|　＼|　　 .| ',
　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　{ ヽ{┃　 　 ＼{. ┃}　 　 |　',　　　　　　　乙、コメントありがとうございます〜
　 　 　 　 　 　 　 / ,　　i　!　　┃　　　　　 ┃|　/　.!
　　　　　　　　　 / ｲ　　ハ{　　　　　　　　　　 j/i　 ,　　i　　　　　　 それでは無事に帰れたエピローグ、やっていきましょう！
　　　　 　 　 　 // .{　　込　　　　　 ｀　 ´　　　/　/　　 ',
　　　　　　　　 { { 　ﾄ　 ( __≧=― --　　r≦{乂　/　　　 ',
　　　　　 　 　 .ゞ=ｲ　＼__ノ　ﾍ: :}/:〈 ﾊ 〉:ヽ≧≦　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　/　　　/　 ／j:人: : Ｙ: : :ﾉ　　　　　 {　　　 ＼
　　　　　　　　 ／　/ ／　 / __＞.:}≧个≦{:.＜__　　ハ　　}
　　　　　　　 /　／.j/{　　 { .{: : : : :＞=＜ : : : : : }／　 }　 ハ　 .}
　　　　 　 　 { /　　　乂＿乂: : :ィ::::/⌒',:::＞- イ　　 /／　 }　/
　　　　　　　 ヾ= 7　　　 　 ）ﾉ /ﾚ::/　　 .',:::V i　　　／　　 /／
　　　　　　　　　　　　　 ｀￣　 {. {:/　　　 .',::} .}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ/　　　 　 ゞ/


　

3916 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 22:19:59 ID:navB0zrO

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　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三　　　　　　 ／
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　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 【エッチな８番出口】　　　　　　　　　  ||　　　／
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3917 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 22:26:30 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 r─‐,
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 {i　 lー,.　/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｌ　　　　 ,'　　　 　 /　　　　 ,.．､、　　　　　　　　 　 　 　 　 ￣　　　　,-- ,
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　　　 ｉ　　　　/ヾ:　　　　 ,,.:'　　｜l　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /＿/
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　　　　　　　 ﾞヽ、　 ｀ ‐ ､...ヽ､_｀`'く
　　　　　　　　　 ｀`''‐- ､_　｀` ｀`r'′
　　　　　　　　　　　　　　 `丶､ノ
=================================================================================================================

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　勢いよく駆け上がった足が、固いコンクリートを踏む。

　　　　　　　　　スニーカーが踏む地面の感触、響く慣れた足音はほどなく雑踏と車の排気音に紛れてしまった。

　

3918 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 22:29:57 ID:navB0zrO

　

　|. ::::::::::::::::: |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|≡≡≡
　|. ::::::::::::::::: |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|-===-
　|. ::::::::::::::::: |　|／／|　　　　　　　 　 駅 東 口　　 　 　 |　　　 　 　 ├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼| :: ||::::...
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　| ( )　　　　|　|　 　 |　｜　　( ) ( )　　　　 ( )　　　　　││.....／ 　 ＿＿＿＿＼.　┼┼┼┼┼┼| :: ||::::...
　| 只　８ 8 .|　|　 　 |　｜　　只 只　　８　 只　８８ 8....＞''"~￣~~ﾟ"''＜ ::::::::::: ￣/.┼┼┼┼┼┼| :: ||::::...
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣.／ 　 |　　　　　　　 ＼"'＜ /| ￣￣￣￣￣￣￣ ||￣
　　　　　　　　　　　　　　＿/´￣l￣ヽヽ　　　　　　　 .| 　　|＿ |　　　　　　　 :::::::｀''┐.../￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　 　 　 　 _/￣￣´ｌ￣ ￣ｌ　 l￣ ¨ヽ. 　/　 |　／|zzz|、　　　　　　 ∨_,.イ　 |　　　...……あれ？　　......|
　　　　　　　　　　　　ヽ-'（O）ゝ―ヽ―（O）ー'　　　　.|　＿|Vﾂ「`　　:　　　 　 |　　|�U.乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿/
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　 ┌' 　 :: :: |　 　 |　 |　　　|　　|│　 ﾐﾌ' (ｺ' )
　　　　 ∩∩　∧∧　　　　　　　　 ∧∧　∧_..�U|　　| ┌:､ 　 |　 　 |　 |　　 八　 |│.ﾉ ﾐ,,,,,(＿)
　　　　(::::::::::).(:::::::::::)　　　　　　　 (　　 ´)(　 　│|　 八 ｀　　　|　 　 |　 |　／: : 　 |│.　　　　@@@
　　　　 |　∧∧ @@@　∧vv∧　△,,,△　と..　.│|　 | ∧＿＿ |　 　 |／ ]＿__　　 |│.　 ﾍ ,ﾍ　｀д）
　 ∧∧　（- ｀　）=ﾟω （∀・　 ）（∀｀　 ）　| 　 │|　 |: : ／: :__]|　 ／　／　へ ＼: |│　(ﾟ- ﾟ,,)　つ
　(o^　,,) （v, と） ∪　 （と　　 ）（　　　　）　し`.�U|　 [／／厂ﾌ|／　／　「／￣┐＼!　　| と|（/∪　　　
λ,,λ　　 Ｙ 人 ∪∪　 Y　 人　 Y　 人　　　 　 .| ／／厂／ ﾉ:､／　　/ └＜￣＼.w∩　　 n n
　・∀)　　(__)ヽJ　　　　（＿）｀J （＿）｀J　　 　 .厂／＞''´￣]　 　 ＼V　　 　 ﾉ　／.∧w∧ (∀｀ )
　　つ　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _,.＞''”／ ￣￣　　　＼　{　 　／ ／　│　　.｀）| ∪|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿、､―￣　　／　 厂 . . ＿＿二 ＼'，　　〈 ＼＼|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　　　　　＿| . : . . . . . . . . . . . . ／}∧＿_ノ::::::)　＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 { . . . . . . . V . . . . . . . . . . . . . . . . ./ . 乂＿>'´ ＼ ＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 { . . . . . . . ∧. . . . . . . . . . . . . . . ./ . ./:: ::|〉.　　　 ＼ ＼〉
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　　　　　　　　　　　　　　　　 　 〈二つ⌒｀'＜( . . .‘,_､＜二|二|二|二〉 :: :: : : : ＼_「T￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 〈＿⌒)　 　 ┌＜|＞''"~＼￣＼￣＼:: :: :: :: :: :: |│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 〈＿厂　_, イ／ |-‐|―二∨ﾆ∧ﾆ―＼:: :: :: :: :|│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 └┬＜　 ‖-ﾆ|二|二二-∨ﾆ∧二ニ ＼ : : : |│
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　春のまだ冷たい風が火照った身体を冷やす。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　美しい白銀の髪が揺れ、スカートがわずかに翻った。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　きょとんとした様子でニアス・グローリアは周囲を眺める。

　　　　　　日の暮れかかった町中は茜色に。ところどころに灯り出した街灯の明かりが、まだまだ街の活気が続くことを示す。

　

3919 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 22:33:02 ID:navB0zrO

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　　　　　　 　 ＼|　　 | 込　＿ ,. イ: |　　 |／ . 　|
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　　　　　　　　[＞''”　　 　 { .∨|　　　　　　V ,　 |�U
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　　　　　⌒＞┐.,＿>､ . .／　　　　_､＜_,.ﾉ'/∧　 　 `､







　　　　　　　 　 　 　 ,へ　　　　　　 ,へ
　　　　　　　　　　　/ 　 ＼　　 　／　 ヽ
　　　　　　　　　 ／　　 　 .ｰ--‐'　 　 　＼
　　　　　　　 　 .l 　 ─-- ' 　 　` --─ 　 ヽ
　　　　　　　　　l　 （ ● ） ,　　 ､（ ● ）　　.l
　　　　　　　 　 |　　　　,,ノ(､_, ）ヽ､,,　 　 　 |　　　　　邪魔だよ、嬢ちゃん
　　　　　　　 　 l　　　 ﾉ　　　 　　　ゝ　　　 l
　　　　 　 　 　 ヽ　　　 -＝ニ＝-　　　 　 /　　　　　止まるなら脇にどけてくれ
　　 　 　 　 　 　 ＼　　　｀ー=‐ ´　　　 .／
　　　　　　　　　 ／:::i:＼ﾞ_>介 √:::／::::::::＼
　　　　　　　　. /:::::::::ヽ:::ヽ };;{/::／:::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃:::::::::::::i::::::::::::i

　

3920 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 22:34:57 ID:navB0zrO

　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＞''"~￣　 ￣~ﾟ"''＜
　　　　　　　　＿　　　／　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　∨￣二ニ＝━─「￣＼ 　 _｣L�廊｣_
　 　 　 　 　 　 ∨::/::::::::::::::::::::::: |::::＞''"´ 　 　 　 　 ｀`''＜
　　　　　　　　＿∨::/:::::::::::＞''^／　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　／￣::: ∨＞''~:::::::／　　　　　　　　　　 　 　 l 　 　 ＼
　　　　　　＼::::::::::::::::::::::::::: /　　　 　 　 　 　 　 |　　 　 |
.　　　　 　 　 ＼::::::::::::::::::::/　　　　　　　　　　　 |＿／　|　　　�U　 _
　　　 　 　 　 　 ＼＿__ :/　　　 　 　 　 　 　 　 |／　￣|　　　│　 ｀
　　　　　　　　　　 |　　 ::　　 　 |　　　 　 　 　 斗 =≠ミ|､　 　 |�U
　　　　　　　　　�U|　 　 |　 　 : |　　 　 :　　　　 | 乂'ツ |`　 　 |│　 |
　　　　　　　　　│|　 　 |　 　 : |　　 　 :　　　　 l :: :: :: └　¬ ミﾄ､
　　　　　　　　　│|　 . : |　 　 : |　　 　 :　　　　 | :: :　　　　　 　 厂　|
　　　　　　　　　│|　 : : |〉　 . : |　　 　 :　　　　 |　　　　 　 　 　 .:: 　|�U
　　　　　　　　　│|　 : : |∧. . . |　　 　 :　　　　 |　　　　　(:::ﾌ　/.　　|│　　　　　あ、すみません……
　　　　　　　　　│|　 : : |//＼. |:､　 　 |　　　　 |　　　　 　 　 /. .　　|│
　　　　　　　　　│|　 : : |////,＼:＼　 |　　　　 |　　　　　 　 .: . . . 　|│
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　　　　　　　　　�U|／　 ／)　 　 ＼厂 ＼ 　 　 |. .│�U　＼ . . |. . 　|│
.　　　　　　　 　 ／┌＜／ γヽ　　＼ . . ＼ 　 |. .├へ　 　＼ |. . 　|�U
　　　　　　　　　　┌―＜＼{　 |　'，　＼厂 |＼」. . ∨/〉'>　 　＼ .　|
　　　　　　　　l　┌―…っ) ＼ |　∧＼　 .　|. . . . . . ∨〈＿　＿　＼」
　　　　　　　　|　/ ┌＜　　ﾉ　 ∨ ∧　　　　＼　┌へV//|　. .￣￣＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　迷惑そうなサラリーマンに軽く頭を下げながら、脇へとずれる。

　　　　　　　　　　車道と歩道を区切る車止めのポールへカバンを当たり前のように乗せて、ちらりと目線を向けた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　自分が立っていたところへ。サラリーマンが登ってきた階段へ。

　

3921 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 22:35:04 ID:xPZ4nUaC

えっちかわいいJKニアスさんだー！

3922 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 22:43:50 ID:navB0zrO

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　　　　　　　./f───────┴iヽ
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　　　　/|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|:ヽ
　　　./　|　.　.　..:　.:: .::: ::::: :::::::::::::::::::;::;:;;;;;;|i;;;::ヽ
　　 /.ｉ‐┴――――――――――'―‐┴―ｉ::ヽ
　 ./　|　　.　.　..:　.:: .::: ::::: ::::::::::::::::;::;;::;;;;;;:;;;;;;;;;:|ii;;::ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　地下道――駅チカ――へと降りていく階段が続いている。

　　　　　　　夏場などは最寄りのバス停まで外を歩くよりも、冷房の効いた地下を通るほうが快適なためよく使う場所だ。

　　　　　　　　　　　　　　当たり前の。よく見てきた光景を、ニアスはごく普通に受け止め日常を思い返す。

　　　　　　　　　　　　　　　　それでようやく。自分は帰ってきたのだと言う実感が湧き上がってきた。

　

3923 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 22:50:52 ID:navB0zrO

　　　　　　　 　 　 　__ LLL ＿_　　　　　//.ﾔ　 ,.斗
　　　　　　　　　　 ｢:::::::￣＼::::::::￣¨''〜{::{./ ／　 .|
　　　　　　　　 ,.+'"ヽヽ:::::::::::ヽ::::::::::三ﾆ=>Lム.==┘7
　　　　　　　／::::::i:::::ヽ.ヽ::::::::::::V:::::::-‐彡V.､:::::｀气"
　　　　 　 ./::/:::::::l::::::::::ヽ.ヽ::::::::::V:::::'":::::i:::V.ヽ:::::::::>　　　　　　　 　 .-‐…‐-
　　　　 　//:f::::::::::!::::::::::::ﾍ.:.V::::::::V::::::::::/:::::＼_}:／　　　　　　..／　 　 　 　 　 　 ＼､-ﾆ⌒|
　　　　　从::::N:::::_Lﾕﾆﾆ::::ﾍ.:V::::::::V:::::/::::::j:::::::::l　　　　　　.／　　　　　　　　_､-ﾆ⌒ ::::::::: |
　　　　　　 V:l:lヽ.,_＼ヾ:l＼::ﾊ.:!:::::::::V::::::::::/::::::::::l　　　　　　　　　 　 ┌―＜::::::::::: ＿＿ ::::|
　　　　　　　ヾ:!　'了示斥. ｀ヽ:l:::::::::::l-､:::〃::::::::::　 　 　 　 　 　 　 　 |＞''"~￣￣~ﾟ"''＜￣￣￣￣|
　　　　　　　_ノ　 ,,辷ﾘ　 　 　 ll:::::::::::l､ .Vf::::::::::::l　　　　　|　　　　　／　　　　　　　　　　 ＼:::::::::::::/
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　　　　　　　　..ﾊ　　　　　 ,. ::' l::::::::7^l. !:::::::::::::::.　　 　 │|. : /　　　　|＿／|　　　　　|〉　 |　　 　 '，
　　　　　　　　　 ゝ｡ -r ≦:V .ﾑ:::::/_,⊥,!:::::::::::::::.　　......�U| :/　　　　. |／￣|　　　　　|∧: |　　　　 ﾟ,
　　　　　　　　　　　　 |. . _z}‐ﾑ::::/　　 .V::::::l::::::::V　　 　 .|/　　　　 　|　 　 |　　　　　|/∧|　　　　　'
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　　　　　　　　　　　　.j.ィ" /::::メ ,.＞ ''"~ ヽ::!:::::::::::V　　　 　 　 　 　 .l :: :: └ .,_　　　|　　 ＼
　　　　　　　 　　 ,＞''彡Ｖ::／.イ　　　　　　ヽ:::::::::::::ヽ. 　|　　 　 　 　 |　　　　　/＞　��,__|　　 　 　 │
　　　　　　　 ,.+'",､-'" ／".:　　　　　　 ＿　 ﾑ:::::::::. 　�U|　　 　 　 　 | 　　　 　 　 : : :｀¨´|　　　　 　 |�U
　　　　　 ,.イ　／ ,.+ア"　　　 　　 ,.+'"　　 ｀ヽ\:::::::.　.│|　 |　　　　　 　 - 、　　　 　 ／/|　　　　 　 |　　　　　　……あれ、どこから？
　　　　　{　.／　./ ,ｲ/　　..:　　 //　　　　　　 i.|.V:::.　.│|＼|　　　　　|＼　　 　 　 .イ￣ヽ|　 　 |　 ／
　　 　 ./l .f　　.//f. .!　 ..:　　　i/　　　　　　　 l.|. .　　 │|/. :＼　 　 : |. . . .厂「￣: :　'，. . |　 　 |／
　　　 / l.｢{　　f/　V.!　　　　　/　　　　　　　　.:|Y. .　 . |/　: :　{＼　 : ｌ. . . {: . ｌ: :　/＼〉.:. .|　 ／
　　　.ﾄ､l.l└-イ　　ヾv　 　　 ,f　　　　　　　　 ,:　 ＞''´ | .∧　‘, . .＼」 . . .乂」:　// .　　. .|／| �U
　　　.Lﾊレイ´　　 　ﾊヽ　　.〈 V　　　　　　　 ／　　 　 |//∧　ﾟ， . . . . . . . . ]　∨ / 　 . . 　 |　|
　　　 ./.:.:./: : . . 　 　 ﾊ::ヽ ..:l:v V:.　　　　..../　　 .　 　 |/　　〉　ﾟ，＿＿_ ／ ] 　 V　　　|:. .　|　|�U
　　　..{.:.:.:f: : : : : : . . 　 }::::ﾊ ::..l　.V::..　　　/　 　 　＼ 　 　 /＼　`､　　　　　:: _､ﾌ　　＼|　/│ |│
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つい先程まで、学校にいた記憶はある。

　　　　　　　　　　それからいままで。いつも通りに電車に乗って、バイト先に行くまで駅前で時間を潰す予定だった。

　　　　　　　　　今日。そのつもりでいたはずだけれど――――なにか、奇妙な空白が胸の中にある気がしてならない。

　

3924 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 22:53:42 ID:navB0zrO

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　　　　　厂/ /　　　　 　 /:::」 -ニニ|-=ニニニ|〉二二二-∨ / ﾆ＼―＼ ﾌ　:　　∨ /
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　暗く。何時までも、どこにもいけないまま彷徨ったような気がする。

　　　　　　　　けれど実感に乏しいまま。なにかを思い返すこともなく、ニアスは不思議そうに首を傾げるしかできなかった。

　

3925 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 22:59:22 ID:navB0zrO

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　　　 　 ｝ 八　 . |　　　　　　　　　　　　　|　＿　　　　〈　　　　┐ イ
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　{　　　　 ＼　　 |　　　　　　　　　　　　　|　厂　　　　 / 　 　 |/
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　　　　　　　　　　　　　　　思い出せない奇妙な感覚は残るが、仕方ないと割り切りニアスはスマホを取り出す。

　　　　　　　　　　　　　　何時もなら手に持つだけでロック画面が表示されるはずだが、うんともすんとも言わない。

　　　　　　　　　　　　　　　電源ボタンを長押しすると、充電切れのマークがしばし点灯してすぐに消えていった。

　

3926 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 23:01:34 ID:navB0zrO

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　　　　　　　　　│|　 　 |　 　 : |　　 　 :　　　　 l :: :: :: └　¬ ミﾄ､
　　　　　　　　　│|　 . : |　 　 : |　　 　 :　　　　 | :: :　　　　　 　 厂　|
　　　　　　　　　│|　 : : |〉　 . : |　　 　 :　　　　 |　　　　 　 　 　 .:: 　|�U　　　　充電切れてるし、フィルムも割れてる……
　　　　　　　　　│|　 : : |∧. . . |　　 　 :　　　　 |　　　　　(:::ﾌ　/.　　|│
　　　　　　　　　│|　 : : |//＼. |:､　 　 |　　　　 |　　　　 　 　 /. .　　|│　　　　なんかどっかで落としたかなぁ？
　　　　　　　　　│|　 : : |////,＼:＼　 |　　　　 |　　　　　 　 .: . . . 　|│
　　　　　　　　　│| 　 ＞……＜ ＼＼|　　　　 |: :┌‐-　　┘. . .　　|│
　　　　　　　　　�U|／　 ／)　 　 ＼厂 ＼ 　 　 |. .│�U　＼ . . |. . 　|│
.　　　　　　　 　 ／┌＜／ γヽ　　＼ . . ＼ 　 |. .├へ　 　＼ |. . 　|�U
　　　　　　　　　　┌―＜＼{　 |　'，　＼厂 |＼」. . ∨/〉'>　 　＼ .　|
　　　　　　　　l　┌―…っ) ＼ |　∧＼　 .　|. . . . . . ∨〈＿　＿　＼」
　　　　　　　　|　/ ┌＜　　ﾉ　 ∨ ∧　　　　＼　┌へV//|　. .￣￣＼
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　　　　　　　　|　　 ＼　　 ､　　 　 }　 /　 ／／　　￣￣[￣＞＜＿＼│
　　　　　　　　　 　 　 :.　　 ＼　　 }　　／　　　　　　　　　　　-┐　 ￣"''〜 ､、
　　　　　　　/　／ 　 ハ　　　　　八{　　-‐…　　　　　　　　　　:　　　　＼ ┐　 ｀"''〜 ､、
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　　　　　　　　　　　　　　　最悪、と呟いてからニアスは駅近くのカフェか充電スタンドへ向けて歩き出す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　地下道の入口から背を向けて。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　遠ざかり。雑踏の中へと紛れていった。

　

3927 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 23:02:32 ID:navB0zrO

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　　 /.ｉ‐┴――――――――――'―‐┴―ｉ::ヽ
　 ./　|　　.　.　..:　.:: .::: ::::: ::::::::::::::::;::;;::;;;;;;:;;;;;;;;;:|ii;;::ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『誰もいない』階段を見ることなく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニアス・グローリアは。彼女の日常へと、戻っていった。

　

3928 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 23:03:07 ID:navB0zrO

　











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3929 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 23:03:21 ID:navB0zrO

　

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3930 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 23:04:08 ID:navB0zrO

　　　　　　 .,.':::::/`r:'':ゝ,　　　　　 　 　 u ﾙ:::::::ﾘ_斗-ﾐ::::::::::::::ﾍ
　　　　　 .,ｲ::,. '　 j:::::V''＞｡,　 r ≦Vｯ,.ィ::::::::::ﾘ　./ 　 ヽ:::::::::::::ヽ
　　　　／::::/　　..ﾙ::::fv　 　 .＞｡. r＜\'|::::::::::f　.,' 　 　 ﾑ'＜:::::::::`:..、
　　 ., ':::::::/　　　ﾑ:::::::!ヽ　　 l.r‐=ﾆ.ﾗ入!::::::::::l　.l./　　　 .!. . . ` ＜::::`＜　　　　　　　　　わっ、やば！　降りま〜〜〜すっ！
　 .八::::::::{　 　 /:::::::::::〉　＼ l .V　.,ィ\　|::::::::::ﾑ .!　　　　 .!. . . . . . .｀ヽ:::::｀丶、
　　　＼::::ゝ、,ｲ:::::::::::/. V ,＞〈.ﾚイ/lf|　.廴_:::::::::≧'"￣ヽ.|. . . . . . . . . .＼:::::::::ヽ
　　　　　ヽ:::::｀ヽ::::::/. . ／　z"vV/,l |ゝｲλ　￣.ﾑﾐ.､:::::メ.|. . . . . . . . . . . ﾑ:::::::::::Y
　 ,.。｡ *''ﾟ::Y::::::ﾘ::::ﾑ. / 　 f.:.:.:.V'.:.f K メ.:.:ﾏ　　 .ﾊ .}::/　 |. . . . . . . . . . . . }:::::::::::ﾙ
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ゞ::::::::::{:::::::::::::::::::::::!. ,l i 个s.,V.:.:.:.:._j気.:.:.:.:.:.:l　_,ｨ!::::::::`'''''"'ヽ. . . . . . .,.ｲ／v
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　 　 ヽ..}:::::::::::::::::::ﾙ. . 〕 .,乂_　　ヾ　　ヽ　 .|＿＿ ` ｰ='"　.}ﾘﾐ!. . ../.ｲ ゝ_ /
　　　 ﾊｊ:::::::::::::::::/. . . . `'". ,ア￣￣≧=-≦~ ''=--≧:<　　.jﾙ'. . .〃. .V:::::::｀`〜､
　　 　 ﾑ:::::::::::::::f. . . .,＞'"~.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:≧-===-r≦".:.:.l｀ヽlF'. . . i!. . . .V:::::::::::::::::＼

　

3931 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 23:04:48 ID:hKQHn2T7

再び、か

3932 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 23:05:29 ID:xPZ4nUaC

◆次のターゲットは… ! ?

3933 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 23:05:49 ID:navB0zrO

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｜lヽ |:|:|:|　 └'′　／:::::::::::::::: rx　　　　 {　 !::::::|. . .ヾ:::ﾑ 乂:::::V　, ｲ::::|}:::/ 　!:: | ｉ…¬''ｉ　 ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿,/ :|::|　｜:::::
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｜|_｣⊥L|пﾛ叩|::::::::::::::::::::: :　  ＼　＼　 ﾊ　.ﾏi!　　 ／.）N,`´|ﾐ. .,x彡ｲ! ￣　 |::::|　￣￣ 匚]　 ￣|＿_|＿_|＿_|＿_|＿_,,|:::|::|
├┬┬┤￣｀｀¨¨ ''　 …─--=ﾆ `:s､ `＜〉　＼_／　/　.}:}ﾑﾊ}/./.,_ﾊ::ﾏ =ﾆ⊥⊥......,,,,,,＿|_|＿TTニTﾆTﾆTニTニTﾆT_,,|;;|_＿＿
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　　　　　　　　　　　　 　 　 乂 ＿,,,,.~二　 / .f　 　./ .j/.l/　 .ﾊ.:.V ヽ--三≦ﾐ 、￣” “ ﾟﾟ"　''　 …─--==ﾆ二＿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /, ｲ　　　 ゝ zｲ .ﾒ'' /　　　.}ﾏ.Vヽ　　ﾉ＜ゞ:::`'＜
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _, ィ",.ィ"≧z-彡 ｨ／　く≧s.、.ﾘ .ﾏヾ .V　.／=-x＜::::｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　 　 `テ". . . ..|. . . `T"~　! .く　`''ミ､_,,..斗.:.:`斥　 　 メ.x. ｀ヽﾐ ::＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /. . . . . . i!. . . . .!　　.i 　 'r-ｲ＜　 .ﾊ.:.l.:..',ﾏ＞'".ﾑ. .ヽ＼. ヽヾ＼
　　　　　　　　　　　　　 　 　 /. . . . . . . j|. . . . .l　　 l 　 !.:.:.:.:.:.:.:￣.:.:.l.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.:.jv. .ﾑ　ﾏ. \ Y )
　　　　　　　　　　　 　 　 　 /. . . . . . . / !. . . . .',　　}　 l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:.:ﾙV. . }　}. ﾘ /"
　　　　　　　　　　　　 　 　 f. . . . . . . /　 い. . .ﾊ　　l　.j.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾙ.:.:.!.:.:.:.:.:.:/z　.Y.ﾘ　{.(
　　　　　　　　　　　　 　 　 |. . . .f. . /　　 V. . . .ﾊ 　.! .ﾙ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾙ.:.:.:!.:.:.:.:.:/'　 　 !'　　ゞ､

　

3934 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 23:07:07 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　　　　　　　　 ,＞ｾ:":::::::::::,.斗- ミ:''＜
　　　　　　　　　　　 　 　,.+'"z ﾆﾆﾆﾆア´:::::::::::::::::｀ヽ::｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　.／ィ'"::::::::::::::::::::::::::ｰ- ミ::::::::::::::ヽ:::::/｀ヽ
　　　　　　　　　　 ,.+'":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::ﾑf　 　 ｀Y
　　　　　　　　　／:::::::::::::::::::／::,.'::::::::::::::::::V:::::::::: ﾍ::::::::::ﾊ＿__／
　　　　 　 　 ／::::／:::::::::::,.'::::::/:::::::::::::::::::::::V:::::::::::::ﾑ::::::::ﾊ　,ｵ::!
　　　　　 _∠ ィｱ::::/:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::i:::::::V:::::::::::::ﾊ:::::::::「　|::::!
　　　　　 　 　/:::::/::::::::::::://f:::::::::::::::::::::::!::::::::V::::::::::::::}:::::::::ﾄ<＼:!
　　　　 　 　./::::/f::::::::::: // l:::l:::::::::::::::::::::!:::::::::}V:::::V:::V::::::::! l＼＼
　　　　　　　{:::/ ll:::::::`:ｧ―┼イ:::::::::::::::::､!::::::::j V::::::V::ヽ::::::l j:::::l＼＼
　　　　　　　l:/　l:!::::::::7　　 l!　V:::::::::::::::/`＜/　ヽ::::ﾍx::::＼l/:::::|　 ＼＼
　　　　　　　l{　 ll:V:::::{了示拆　ヽ::::::::::/ l:::/ ｀` ｰ-r:::V｀`ｰミゝ:!　 　 ＼＼
　　　　　　　l!　/!:::ヾ::ﾊ.　 V;弐　　＼〈　jィf芋＝ミ |:::ヾ:::::::::!:::::::!　　　　ﾍ　V
　　　　　　　　/::|:::::::`::::. 　乂_ﾘ　　　 `　　 V;し刈 ﾈ::::::::::::::::!:::::::!　　 　　.}　}
　　　　 　 　 /::::|:::::::::::::ll u.　　　　,　　　　　 ゞ=シ　!:::::::::::::::::!:::::::!　　　　/ /
　　　　　　 ./:::::j::::::::::::::ﾊ　　　　　!　 　 　 　　　　 ,ｵ:::::::::::::::::l‐- ミ　　 ./ /
　　　　　　/:::,z7::::::::::::/　＼　　　　　　　　 　__ , ｲ　V::::::::::::::::!　　 .V　 L｣　　　　れれ？　降りる駅、間違えたかな？
　　　 　 ./::/　7::::::::::/　　　 ﾐh､　 ﾏニつ　,.人｀ヽ､　ヽ:::::::::::::::V　　 V
　　　　 /:::7 ./::::::::::/　　　　　　{ﾐｈ｡.,__,. イ　,.zミx　＼ .＼:::::::::::V　　 V
　　　 ./:::::／::::::::／　　　　 .r‐┴- ､.＼　,z'"_,.>''""''ヽ.ﾏ　＼::::::::V　　:ヽ
　　／:::／::::::::／､　.{　　　　 V　　　 ｀くY.>'"　{'"￣ 　　.ﾏ､_ ＼:::::V　　　.Y
　/::::::/::::::::／　　.ヽ.l　　　　/}　　　.-‐{￣}-　 {-‐ '''''　　.ﾊﾍ￣ Y::::V　　　l

　

3935 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 23:07:29 ID:navB0zrO

二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|///////∨/.:::::ｌ ￣￣￣￣￣|:::::|
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::|//////∨/.::::::ｌ ￣￣￣￣￣ |:::::|
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二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::ｌ/.::::::::「￣￣￣￣￣￣￣￣￣|:::::|　　　　＿＿＿＿＿＿＿_
二二二二二| |　　　　　　　　 　 　 　 |::::|::ｌ::::::::::「￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |:::::|　　　 l 「￣￣￣￣￣￣ ｌ｜
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ￣ 　 　 　 　 　 　 ￣


　

3936 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 23:07:58 ID:navB0zrO

　











　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ┌──────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │【ここは、０番出口です】　　　　　　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │１：０番出口から次へ向かってください　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │２：８番出口から外へ出られます　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │３：後戻りをしてはいけません　　　　　　　　..│
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │４：戻ると０番出口からやり直しです　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │５：異変を回避することはできません　　　.....│
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │６：なるべく正気を保ってください　　　　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 │あなたの正気度は【１００】です　　　　　　　...│
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 └──────────────────┘











　

3937 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 23:10:04 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .／
　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　||　　　　　　　　　　　　　　／|＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||　 　 　 .／
　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　 【エッチな８番出口】　　　　　　　　　  ||　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　||＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.||　 ／　 　 　 .／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　 　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　 ／　　　　 　 .|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　艾艾　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　　　 　 ／　　　 　 　 　 |lili|　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　 |lili|　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　 ／ 　 　 .／|　　 　 　 .|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　　　　／　　　　　|lili|　　　　 　 ‐┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　 |lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿u＿／　　　　　　　　|lili|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　 　 　 　 　 ￣
　　　 ┌─--　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
　　　　|l　　　　|　　　　|￣　┐　　 　 　 　 　 　 　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　 　 　 ...-─┐
　　　　|l　　　　|　　　　|　　　|　　　|￣ |　 l≧　 　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　　 -┐..-┐　　 　 |::::::::::::|
　　　　|l　　　　|　　　　|　　　|　　　|　　|　 |　|　　.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　　　　 |::::| |:::::|　 　 　 |::::::::::::|
　　　　|l　　　　|　　　　|　　　|　　　|　　|　 |　|.　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　　　　 |::::| |:::::|　 　 　 |::::::::::::|
　　　　|l　　　　|　　　　|　　　|　　　|　　|　 |　|.　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　　＿　|::::| |:::::|　 　 　 |::::::::::::|
　　　　|l　　　　|　　　　|　　　|　　　|　　|　 |　|.　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　　|Ol| |::::| |:::::|　 　 　 |::::::::::::|
　　　　|l　　　　|　　　　|　　　|　　　|　　'　 |/　　　|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_＿.|　　　|| || |::::| |:::::|　　　　 |::::::::::::|
　　　　|l　　　　|　　　　|　　　|　　　|／　　　　　　 l 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ 　 || || |::::| |:::::|　　　　 |::::::::::::|
　　　　|l　　　　|　　　　|　 ／　　　 　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ || || |::::| |:::::|　　　　 |::::::::::::|
　　　　|l　　 　 l.　　 　 |／　　　　　　　　　　.／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　 |::::| |:::::|　　　　 |::::::::::::|
　　　　ll　　／　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼|::::| |:::::|　　　　 |::::::::::::|
　　　　|l ／　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼| |:::::|　　　　 |::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼::::|　　　　 |::::::::::::|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　 　 　 　 　 　 <’ ﾏ’::::.ｱ"ヽ　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 　 |::::::::::::|
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　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　 　 　 　 　 　 　 　 r≦三ア介斥:::::::::j:::}　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼::::::::::::|
　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　 　 　 　 八_`彡":::::l:ヾ::ヽ::::l:ｿ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼::::::|
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　　　　　　　　 .／　　　　　　 ,.+''’,.斗 ''" ￣.ア"::::::/::::/::/::::::￣::::f:{
　　 　 　 　 .／　　　　　　　  /:r≦　　　,,.｡*'":::::::::::/:::::,メ:::::::::::::::::l:ﾍ''':v
　　　　　 ／　　　　　　　　  f:::f　　 ,.+''’:::::／:::::::::::::::／:::::::/:::::::::::::l:::::ヽゝ｡,_
　　　 .／　　　　　　　　　　人:l_,.∠ =-:＜::::::::::::,.+''’:::::::／:::::::::::::::::ヽ:::::}　　｀`〜､
　　／　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::_､+'”:::::::::::／::::i:::::::::::V:::::::::`:k　　 　 　 }
.／　　　　　　 　 　 　 　 　 f::::::::r'7"ア￣::::{::::::::::::／:::/::::l:::::::::::ﾊヽ:::::::::::Y_　　＿ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　 j::::::::j {／:::::::::,ィい::::::f:::::‖:::::::Y:::::::::::!;,'＼::::::} .￣
　　　　　　　　　 　 　 　 /::::／ .f:::::::::／　 j::::::::::::::ﾘ{::::::::::j::::::::::::j;!　　Y::!
　　　　　　　　　　　　　　 {／　 　.!:::::/　 .／::::::::::::メ .V_.ィ":::::::／;l 　 .ﾉ:ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 V::f,.+''’_,.。｡*''ﾟ_､‐''゛_,,.､丶´; ; ;! .／"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 zェ彡"~; ; ; ; ;／ィ≦~ V::::{; ; ; ;/　　　　　　　　　　　　　　【To Be Continued……】
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／"／ゞ; ; ; ; ; ; f:/; ; ; ; ; ;ﾉ:::::j; ; ;.f
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /; ; ; ; ; ; ; ; ; ;.i!; ; ; ; ／:_.メ; ; ; ;l
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 {;ア''＜; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;{:::(; ; ; ; ; ; ;l

　

3938 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 23:10:53 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　______
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ ム=ﾆｰ-　_:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　＞ '"´￣ 　　 　 　`ヽ､.｀ヽ､:.:.:ゝ
　　　　　　　　　　　　　　 ／´　　　 ／　 　 　 　 　 　 ｀ヽ.＼:.:.ヽ
　　　　　　　　　　 　　 ／　　　 　 /　　　　　　　　 　　 　 ＼',:.:.:.',
　　　　　　　　　　　 ／ ／.,'　　 .イ 　 　 　　 　.}　　 　　　 　`､:.:ﾘ
　　　　　　　　　ｰ-ﾆイ/ 　{　　/　l　　　　　　､_ﾊ 　 　 　 　 　 ∨
　　　　 　 　 　　 |｀l　ｲ　　',　/　　ゝ',　　　 / /｀',ヽ　/　 ',　　　 ',
　　　 　 　 l⌒l 　|ﾆ|´ ',./　ﾊ {　　　｀へ　 ｲﾚ'　　|　ｲ　　 ｌ　　 　 !
　　　　　　 |三!'´.l=/ 　'ﾍ./.ｨﾆ二ﾆゞ　　｀´ゝ､=‐､,ソl　 　.|　　　 .|　　　　　　　　　　　 　　いじょーーーー！
　　　　　／|三!　.ｌ/ 　ヽ　l ´/／/／　　　　 ｀゛''ゞ 丿　　│　　　ﾍ　/´ヽ
　　　 ／　 .l三!　.ｌ 　　 lゝ{　　　 　 /´⌒⌒ヽ/／／ /　　l',.　　　 ∨三/ 　r=､　　　　　　エッチな８番出口、これにて完結！
　　　,'/　　 |三ﾘ､{､ ､　.{　ゝ　　 　 ゝ ´　 　ソ ゝ二ｲ　　 ,' ヽ　 　./三/　 /三ｿ
　　　 {　 　 {_ゝ` ｿ ヽ‐-ヽ-‐≧=‐-_ 　二二__＜´ノ 　　/　　ヽ　/三/＼/三/　　　　　　 長波様編があるかどうかは、知らぬ！
　　 ／ﾍ ∠ﾆ‐'ｰ-‐ソ;;;:::::::::／:{　 　｀{ }´￣ゝ 二´＿. イ　　　 ∨三/　/三/
　 ./　 ∠ﾆ三ﾆｲ´-‐'"´￣ {: ノゝ_,イlﾍﾊ､__ノ: : ゝ; : :｀ー-ｨvｿ}{ｿﾆｿ､./三/　　　　　　　　あるいは誰か任せた！
　 ,'　./ﾆ三ﾆ,ｲ:.{´: : : : : : : :ゝ`ｰ.､＿};{＿＿ヽ: ;ノ｀ﾞ''ー-ゝ__ソ｀ヽ｀ノゝイ/!
　 |　/ﾆ三ﾆﾊ : l: : : : : : : : : :ﾑ:::::::::::/l:::::::::::::个: : : : : : : ＼ヽ三三＼､_ｲﾚ
　 ﾍ,'ﾆﾆﾑﾆl ﾍ: ﾍ: : : : : : :／＼::::::_;l/:::::::::;:イﾍ : : : : : : : : :}.ﾊ三三￣ﾂ }
　　 ヽ三!三! : : ｿ: : : : イ´:::::ノ:｀´:::::｀'ｰ'´:::::::::::',: : : : : : : :/./:l.ﾆ/ﾆﾆ/ /
　　 .) ヘ{アｌ: : ∧{: ／:::,イ´｀ゝ､;;ｨ_;;､:::::::ﾍ:::::::::::l､: : : : :{ン'´ ;'_/ﾆﾆ/ /
　　 '´　 ゝ､{.∨　ﾍ:{ﾆソ'´:::::::ノ ; ; ; ; ｀1'"´＼:::::::ﾞ＼:.ﾊl: : : ://ﾆﾆ/.ノ
　　　　　　　｀ 　 　｀/:::::::: イ､ ; ; ; ; ; ; ﾍ:::::::::{_ﾆ=ｰ-ｲ l|: : :ｲ/ﾆﾆ∧(
　　　　　　　　　　 /{､:／　　　＞‐-‐'"´ヽ::::::',　　　 　 {ｿ＼ン'"´ 　`
　　　　　　　　　　 ゝｿ　　　　　　　　 　　 ﾍ:::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ‐1
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ｀´

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3939 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 23:11:47 ID:hKQHn2T7

乙でした！

3940 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 23:11:55 ID:X/DP+Bre

乙でした
長波様とか見たい

3941 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 23:12:08 ID:rJwbFaLJ

乙
正直長波編も興味がある

3942 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 23:12:15 ID:navB0zrO

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　　　　＿_　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 γ´:::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　/:::::::::!　　　　　　　　　　 　 　 　 　 {---------- 、::::::::＼
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.　　_乂:::::::ﾊ 　 　 .{:::::::::::}　　/　 / ./　　 　 /　　　　　　　　　　　＼＼::|
γ´:::＼:::::::八.　　 乂::::::ﾊ　./ 　,'　 ! . 斗　/{ 　 　 　 |　 　 　 　 　 V}:（＼
ゝ:::::::::::::)::::::::::＼＿_ﾉ::::::::ﾊ/ 　 .!　 .! /　! /　.V 　 　 ﾊ .!　　　　　　 �Y＼{
＞=‐彡:ヽ／::::::::::::::{::::::::::::ﾊ. 　 | 　 !z=-|/ｘ、 V　　 ,' .| |　}　　 　 　 .| ＼{
::::::::}::::::／:::::::::::::::::::::｀::::::::::::}　　|　 .代f笊勿　 .V　/　.リ{ノ!　　 ﾊ 　 .!
彡´へ/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/|　!. ', 　|　｀¨¨´　 　.�Y ｆ示�_.|　　./ ! 　 |　　　　　　　　終われて良かった良かった
V:::::::/::::::::::::::::::::',:::::::::::::::://|　|　 ＼{ :::::::::　 　 　 　 ｀ゞ少 　 ./　|　　|
..〉廴:_:＿,::':　:::::::ヽ:::::::／/_.|　|　 八｀　 　 　 ´　 　 ::::::::::/ .／ 　 ! 　 |　　　　　　　　それとあわせまして、ニアスさんの新規AA
:::::::::::::::::::::｀ヽ、::::::::::::/　}//|　|≧ｘ.ヽ　　ヽ 　＿　　-=彡 ´ ! . 　 |　　|
辷＝=ｚ::::::::::::::）::::::／{　.}//!　!////{li＼　　 　 　 　 ノ 　　 !.}　 ｜　 |　　　　　　　　八つ手さんには多数、支援いただきました
.　＼::::::::｀¨¨´::::／　./ . }/∧ .V///{ﾇﾇ≧- 　 -≦ﾒ}　 　 / / 　 .! 　 |
　　　｀¨{＾.八¨´　 ／ 　 }//∧_∨/ {ヌヌ＞＜ヌヌヌ}ﾏ　/ /　　/　　｜　　　　　　　 あらためましてお礼申し上げます。ありがとうございました！
　　　　 {／　｀￣´　　..∧　　|///　 ゞ=/ゝﾊ人ヌﾇ乂/≧x　　./　 　 .|
　　　　 {　　　　　　　 ∧厂´///　　.／　 / |　 ＼　　＼//} ／≧x、｜
　 　 　 乂　　　　　　∧////／　.／　 ／ 　＼　 .〉、　 ＼///////}｜
　　　　　　｀ヽ　　　　ゝﾑ/／　 　.￣￣　　　　 ￣　 ￣￣///.///./|｜


　

3943 ：八つ手 ◆L8K2T5GUS2 ：2025/04/13(日) 23:13:23 ID:dmg4xn9f

お疲れ様でした〜！
こちらこそニアスでえっちなことをしまくってもらってありがとうございました！

3944 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 23:14:10 ID:llE5Sjel

乙

3945 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 23:14:16 ID:pzESi84U

乙です

これ、戻るを選んでたらどうなってたんだろう？

3946 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 23:14:38 ID:xPZ4nUaC

完結乙でしたー！

3947 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 23:15:15 ID:navB0zrO

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. - ― --.､
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 -―{: : : : : :: : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　 ',: : : : : : : : : : :ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　 ヽ : : : : : : : : : : :}
　　　　　　 　 　 　 　 　 /　 / _／i　　__ヾﾐ== 只: : : ﾉ
　　　　　　　　　　　　　/　 / ´/ ｀|　.|､ i ｀.i　　　ヽくV
　　　　　　　　　　　　 .′ 　 ,ｨfミ､',　!,.zz､ |　|　　 ',. ∨　　　　　　　　　　　　　ま、ルール的に使い回しが聞くから
　　　　　　　　　　　　 |　　i 《 泛ﾘ ヽ{ f沁》　 !　　 .i.　∨
　　　　　　　　　　　　 |　　| .i! ｀¨ ,　　 ゞ'' j ./　　　|　i. V　　　　　　　　　　　　叡智なAA数が間に合えばできなくはない
　　　　　　　　　　　　 jﾊ　.!八　　、 ,　　 /ｲ　　　　!　|
　　　　　　　　　　　　　 ﾏ::､:{ .＞　__　ィ _,.:|　　/.!　　, 　 i　　　　　　　　　　　　そこはいずれ、気が向くか次の長編が完結した時の気分次第ということで
　　　　　　　　 　 　 　_r┴--i　　{/,ﾊ ノ//,|　 .ﾑ| / /　　 ',
　　　　　　　　　　 　 ﾊ: :ー.^Ｙ／.V//////{　 {-j/j/ア-.､. ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 / } : : :／ ／,ｨ只 V 　 ',　ヽ: /: : :/: :.V　＼
　　　　　　　　＿ ／　/: :./ .／ く__/|　 }＿__丶　 ﾏ: :/: : : :i.　　 ` ＜
　　　　　 ,　 ´ 　 　 ,.: : : :{ / ／ ./{ .レｨ ＼: : :',. i　∨: : : : :L　　　　 ｀ ＜
　　　　／　 ,イ　／: : : : ／く乂_/-!__ノ ..イ: : : | .ﾊ　}: : ー: : }　　　 ヽ　　 ＼
　　　/　 ／ / ノ: : : : : /: : : :＼ .y .. イ: : : : : : j/: :V : : : : : : ﾏ　　　　',.　 　 ＼
　　 .′/　 .′i: : : : : ,: : : : : : : oУ : : : : : : : : : : : :.}: : : : : : : :∨　　　 }　 　 __ ',
　　 |　i　　{.　 |: : : : :.|: : : : : : : : || : : : : : : : : : : : : :.i: : ',: : : : : :∨＿＿＿,.ｨ /::ヽ
　　 |　{　　',　 {: : : : :.!: : : : : : : : ||: : : : : : : : : : : : : ; : :i ',: : : : /´: : : : : : : :r''::::}:::}::::}､_
　　 jﾊ 乂　ヽ. ｀ マ ´',: : : : : : :o:||:.: : : : : : : : : : : :.八: {. ',: : : : : : : : : : : : :ゝノ ﾏj＼--'
　　　　＼__＞＼　 ＼ ≧=z :_:_:_人 : : : : : : : : : : ｲ: : : : ヽヽ: :_:_:_:_:_: :＞''／: : :i: : : :ヽ
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　　　　　　　　 　 }　 /　＼＿ア　＼: : : ＼: : : : : : : : : : : : : :}}　　　 У : : : : : :.!: :{: : : :i
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3948 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/13(日) 23:16:09 ID:navB0zrO

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　　　　ノ{ ｰ {:､::::ィく{　　　 |,ｨf 沁､ヽ　 .| ＼ﾄ､ |　 i　 |　　＼ｲ
　　／: : :}　 ﾉ ア ｒ ''!　　 ./《　込ｿ　 ＼{,ｨf=ミ､|　 !. ｜　 　 |
　　: : : : :Ｖ ^し._ノ!　|　　jﾊ　　　　 ,　　　 　 　 }　/　 |　　　 |　　　　　ではでは〜〜〜
　　: : : : : : ヽ／　.!　乂　 ミ=-　　　　　　　　　jイ }　 |　　　 |
　　: : : : : :.イ　 　.|　　 ｀￣ ﾍ　　　｀　　´　　 ／ .ﾉ　ﾉ　　,　 !　　　　　また、次の長編でお会いしましょう
　　: : ー 彡:.｀''＜|　　 .}　　　≧=:.　 ＿　 .:イ ／.イ　 j　/　 |
　　: : : : : : : : : : : :｀ ーﾍ--　__＿rxxwxvvvvjxv､　　 /ｲ}　 /{　　　　　それまで！　たっぷり！　完結つよつよスレ主って称えておいてぇ！
　　＞ ､ : : : : : : : : : : : : }: : : : :＞乂z}爻爻爻爻､＿_　 j／　',
　　　　　＞ .., : : : : : : :,.ィ ´　　　,i　　 ﾏ爻从乂: : : : : :｀ヽ|　 ',
　　　　 .／　　＞ _..,／　　　　／ |　　　',: :r≦: : : : : : : : : :| 　　、
　　　／　　　 ／: : :＞.、　 ／〃 i　 | 　 }.:》: : : : :/ : : : : : :,　　　ヽ.. ＿＿
　　/　　　　 /: : :〃∨ .ゞ''　//　.{ 　j __/: : : :V: :{ : : : : : : :',　　　　　　　　　 ｀
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3949 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 23:16:18 ID:GcUWqM6X

乙乙

3950 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 23:16:44 ID:X/DP+Bre

完結つよつよスレ主なつしお様！

3951 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 23:17:42 ID:hKQHn2T7

はーい、お疲れ様でした！

3952 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 23:17:59 ID:xuZ+2Crr

乙でしたー

3953 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 23:21:01 ID:rJwbFaLJ

完結つよつよスレ主！

3954 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 23:24:01 ID:XA0xufwI

完結乙！
お疲れ様ー

3955 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 23:24:32 ID:+S3ehYqo

完結乙
JKニアスも使い切るとは流石です

3956 ：名無しさん＠狐板：2025/04/13(日) 23:57:44 ID:IsURR2W5

乙
エロトラップステーションなんかに負けなかったJKニアス

3957 ：名無しさん＠狐板：2025/04/14(月) 00:04:32 ID:Ho7pqj2Y

乙！完結つよつよスレ主！

3958 ：ほびー ◆hpknKoAjeI ：2025/04/14(月) 00:13:31 ID:ty71ctR+

完結おつです！
完結つよつよスレ主！

3959 ：名無しさん＠狐板：2025/04/14(月) 00:18:42 ID:s/N2SRrQ

完結乙でした
めっちゃ楽しませていただきました

3960 ：名無しさん＠狐板：2025/04/14(月) 02:41:43 ID:KV/mIDyY

完結乙でした
完結つよつよスレ主！

3961 ：名無しさん＠狐板：2025/04/14(月) 03:42:24 ID:tMlABY09

完結乙！！

3962 ：名無しさん＠狐板：2025/04/14(月) 05:19:13 ID:VXHKygFC

完結乙です

3963 ：名無しさん＠狐板：2025/04/14(月) 11:12:42 ID:kf2RXIgp

完結乙
まあニアスレベルで特殊性壁AAのバリエーションと枚数が充実してるキャラじゃないと続編は難しいですわね

3964 ：名無しさん＠狐板：2025/04/14(月) 13:05:36 ID:XxtNennJ

完結乙

実はあかりちゃんとかでもキツいからなぁｗ
※地味に機械姦系がない

3965 ：名無しさん＠狐板：2025/04/14(月) 13:58:43 ID:PjMplmcN

完結乙ー
エロAAと言っても大半が男女の絡み関係でそれ以外となると
だいたいが特殊扱いになってキャラも限定的になりますからねえ
着衣状態のエロですら製作の手間的に実はそこまで多くない

3966 ：名無しさん＠狐板：2025/04/14(月) 19:14:46 ID:JqOJvElR

完結乙です

ニアス×アナザーニアスのレズAA、凄いデキだ
こんなのあったっけと思ってAAMZ見てきましたけど無かったです、これも新規かな
すげえ贅沢な話だ　魚で言うなら初釣りホンマグロみたいなもんだよね　どっかの社長が大金出して競り落とすやつ

3967 ：うっかり侍 ◆VgdlYupz7Q ：2025/04/14(月) 21:35:29 ID:Bm6M4dLe

完結乙でしたー！

3968 ：なつしお ◆myjeheQZSo ：2025/04/14(月) 21:51:00 ID:DZJ338ki

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彡´へ/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/|　!. ', 　|　｀¨¨´　 　.�Y ｆ示�_.|　　./ ! 　 |
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..〉廴:_:＿,::':　:::::::ヽ:::::::／/_.|　|　 八｀　 　 　 ´　 　 ::::::::::/ .／ 　 ! 　 |
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辷＝=ｚ::::::::::::::）::::::／{　.}//!　!////{li＼　　 　 　 　 ノ 　　 !.}　 ｜　 |
.　＼::::::::｀¨¨´::::／　./ . }/∧ .V///{ﾇﾇ≧- 　 -≦ﾒ}　 　 / / 　 .! 　 |　　　　　次回作は早ければ今週の土曜に開始する予定です
　　　｀¨{＾.八¨´　 ／ 　 }//∧_∨/ {ヌヌ＞＜ヌヌヌ}ﾏ　/ /　　/　　｜
　　　　 {／　｀￣´　　..∧　　|///　 ゞ=/ゝﾊ人ヌﾇ乂/≧x　　./　 　 .|
　　　　 {　　　　　　　 ∧厂´///　　.／　 / |　 ＼　　＼//} ／≧x、｜
　 　 　 乂　　　　　　∧////／　.／　 ／ 　＼　 .〉、　 ＼///////}｜
　　　　　　｀ヽ　　　　ゝﾑ/／　 　.￣￣　　　　 ￣　 ￣￣///.///./|｜






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　　　　 　 ／ 　 　 　 　 　 γ´_,　==＝≠=　 ､三ﾆ.`..、　　　　丶､/
　　　　 X　／　　　　　　　.ﾉ '"　　　　 ｀　 .､　　 ` .、ﾆ＼ 　 　　 /ヽ／
　　　 ./　/丶　　　　　 ／ 　ノ´　 {　　　　　 ＼　　､∨ヽ.∨　　　／ ﾍ.
　　　十＋ 　 　 　 　 /´　　 '　 　 '　　　　　　　ヽ 　ヽゝ'＾ ｰ 、　　　"´i￣
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　　　　　　　　　　　 '　　　1│　　　 l!_ゝ-- ､ 　 ､　∨ l! ∨　　　　　　／ｿ　 _　　　　　　　また楽しめる作品になるよう、がんばります
　　　　　　　　,.-､　 !　 l　 | ﾊ,　　　´' 　 ＞zｭ､ .ﾑ､. ∨!　ヽ.　　　　 ./:::/.／:ノ
　　　　　　(⌒　 /　l ､　,　.!ｲ　ゝ、　､∨乂cソ∨ .!∨Y　ｭ　 ＼　 　 ':::; /::;ｲ　　　　　　　　それではー！
　　 　 　 　 ｀ヽ/ 　 ! j　j,/ﾍ!　_,,ゝﾞ'ｰ.ゝz 　''"　!　,　|!ｿ　ﾊ.　　 ＼__j::::{':::/
　　　 　 r.､　 　 　 ,'　ﾍ !ヽヽｨ'ﾞ⌒"　 '　　::::::::ノン!　!! l　　, 　γ´ﾌ´:::｀':{　　　　　　　　　　お付き合いいただき、ありがとうございました
　lヽ　　 l:::|　　　 ノ_ 、 ﾍt, ｀廴:::::::　　　　　 "´./ｲ　|! ' 　 .!　 ∧:::ゝｆ::;:::l 　　 ｀ヽ／
　ﾍ::∨　!::l　 -‐≦'|! ＼ .ゝヽ.ゝ 　　V⌒ｱ　　 ｲ　, .ﾉ丿　./ﾍ　　ﾟ:::::∨:｀ｌ　　　／ﾍ
　 .ﾍ::∨j:::|　　　　 j 　 ! ` z≦ {＞　_　ﾟ 　 .イ/ ､ﾉ_' ｲ__イ__　ヽ　ゝ:_(:::::ﾊv　 　 ＿!＿
　　 ゝ::'´::_廴_　　 '　 ｲ　!ｌ∨　 ゝ　γ≧彡イ　 /^ア'´≧≦＼ `'六下ｲ下､　　　 /
　 Y::｀ヽ´ﾆ::､::}　 ﾉ ｲ＾ﾍ　ゝ.ゝｙ- ＞ゝf＾ヽﾆ!　/=ｲ_/三三三ﾆ∨､⌒Ｙ＾'ｿ　｀　､
　　ゝﾍJイ::::::ﾑイｱ 　/, ゝﾉ≦＞ "´ｱ'＾Y'´1∠ｸ__/ﾆ./三三三|!ﾆ≧ｰ≦1､ 　　＼
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γ´ .〉､ア=く工 イ　＞≦.ア´`'´ ﾉﾉ≦｀＞ ﾑ.∨ソヽ'三三三ﾆﾑ三三三 |!∨ ヽ.＼
／　∧'功＾/´ﾊ.γ'´三三{ﾍ ＞ア-‐''=〃ﾆﾆ.乂イﾆ∨三{ﾆ/ /三三三ﾆ.|∨＼　＼
　 ノ　.jﾆﾆﾆﾆ.ﾉ/‖三三八|lン´三三/, 三三三三ﾆ|!三 ! {./三三三三/　' 　l ヽ
　'　 /.∨三イ=,ﾆ!!三三三ﾆ＞三三ﾆ|{ 三三三三ｲﾊ三 ゝ'三三三三/ ,　.!　|!ﾍ ∨
/'　 ,　 }ゝ三三lﾆ',三三ﾆCﾑ三三三.ﾑ, 三三三ｲ./=ﾑﾆﾆ1三三三ﾆ/　|! .　 ﾘ　l　'
!|　 .l　/ﾆﾆ三 ムﾆゝ､三三.上､ﾆ三三_ゝ__ﾆ≦ﾆｲ三/.∨=∨.三ﾆﾆ.'/./.!ﾉ　./　, /
! , ∨.､ヽﾆﾆ三三.ゝ､ﾆ‐ﾆイ^ゞ{三≧ｰ-ﾆ゛三.イ.三.ｲ　 '＼=ゝ三三ﾉ.ｲノ' ﾉｲ　ノ'
ヾヽ∨ ﾞﾍﾆ三三.丿　ゝﾆlｌﾆC.|!三三三三!|三三イ 　 　 }　＞-‐＜. イ　,ｲ/ '´
　 .∧＞ ､＼ﾆノ"　　 ∧=ll三.|!三三三三!l三三三＼　 , ./( ∨l!≧ｰ-ｩ'‖
　　 .ﾊ ! ﾍ　 ﾟ´　 　 　 .∧.ll=cl!三三三三l{､ﾆ三三三 'くｲ_父ｲｿ 　 ﾉｲ　!{
　　　ﾉ∧ ＼ 　 　 　 ,　　}_1三'三三三三=＼ ､三ﾆノ'⌒ ヽ､ｰ- ≦´　　 ゝ
　 .イ´　 ゝ､ ｀ﾞ'‐-‐ノ　　/´三c∨ﾆ三三三三ヽ'／(　　　　　 ＼
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　　　　　　　　　　 　 _ﾉヽﾆﾆ.〃;;ﾊヽ､三三ノ´三三三 ヽ∨三ﾆﾞｰ≦ヽ,
　　　 　 　 　 　 γ´ソ^'ヽﾝく´;;;;;;ﾉ!_ﾆ｀≧-‐≠= - 、三ﾑ∨三三三ﾑﾆ＼
　　　　　　　　　/ｿ"三三ﾉ'´;;;ｿ≦;;;;;イ､_;;;;;;;;;_;;;;;;;｀ヽ＼ﾆﾑj三三三ﾆﾊﾆﾆﾑ
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3969 ：名無しさん＠狐板：2025/04/15(火) 14:02:28 ID:rHizgkYH

完結乙です

3970 ：名無しさん＠狐板：2025/04/15(火) 18:48:32 ID:rkbRSQPS

完結乙

3971 ：名無しさん＠狐板：2025/04/15(火) 21:29:33 ID:0XhYNc50

完結乙でしたー

3972 ：名無しさん＠狐板：2025/04/15(火) 22:32:34 ID:SrqbLFt7

完結乙

3973 ：名無しさん＠狐板：2025/04/15(火) 22:35:34 ID:9Yotiwtz

完結乙

3974 ：名無しさん＠狐板：2025/04/15(火) 23:28:05 ID:15AoLzsg

完結乙！

3975 ：名無しさん＠狐板：2025/04/16(水) 02:09:14 ID:RJg0dtrO

完結乙でした

3976 ：名無しさん＠狐板：2025/04/16(水) 04:42:19 ID:CAN8Dt0K

完結乙でした