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きよひーは原始時代を生きるようです【オリジナル】
1 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/10/13(日) 12:52:44 ID:wcJ8BBAV
. _
{ Ｖ/ {＼
{ .Ｖ/ Ｖ/ヽ
{ Ｖ/ '"~￣￣~"' Ｖ/ ＼
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{ ,‘: :,‘: : : : : : : : : : : : :_＿ ヽ､ ＼
}ヽ{,‘: :,‘: : : : i: : : : : : : : : : ＼｀`～､、 ヽ
} ./: :,: : : : :.i: :{: : : : : : v/.:.: : :.＼ ｀`～ Ｖ/
}/: : {: : .i.:.:.:|: :{: : : : : : }v/,: : :.}: :.＼ /_＿_
. //: : : : :.|: ./{. ,{: :: :: :.: :} vΛ: :}: : : : } ／ ／
//(: :i: : : :{/ .{/ '/: :: :,’,’ ﾘ }/}l: : : .:ﾘ｀~"'～＜ (｀Ｙ´)
<{′{: :|: : : :灯笊ぅ'/: :,’,ｨぅ笊Ⅵﾘ: : : /Ｖ/_､‐'"⌒ )／
. {'⌒{ .{: :(,八 乂ソ ヽ' 乂ソ' / /ｨ 丿: :ｌ｣: : /,
. ⌒｀{: :ﾊ )叭 ':':':': , :':':':' /,ｲ: :}、ｌ｣: : ｌ｣: : /,､
. 八( }.: : 沁, ⌒{: : |／/'⌒ヽ.／ ＼
. }:: : :{ {｀>､-｀‐-､´ ,ｨ'::|.: ::| ∥.: : ／. ヽ
. |:: : :{ .:/=ﾆニﾆ》. 'ヽ／ |.: ::|∥: : √ ‘, ｀` ､
.ﾞ ,:{.:./ ==ニ_- ∥ |.: ::|l{ : : √ ‘, ＼
.ﾞ :/ {/ =ﾆﾆ_- /. ,ｲ ｉ : :|l{.: :.√ . : ::} ＼`～､、
,′/／} =ニ_- ／ ／: : {八} {: : { ｀`～､、: ::} ＼ ｀`～､、
. / :／, :丿:=_- ／´^'冖'^｀/ ﾘ ‘,: :{ . : ::ヽ :} `～､｀`～､
/ :/ / /-┐:' : , { ／´ : : < ‘,.:`､_ . : :::{. , . :／ } ヽ
. /:, , :/ / / , 〉.:./' Ⅴ.: :: :, ‘ ＼ >､ {'｀~"''～ ,, {. : ::i: :／ .} Ｖ/
.. /:// // ./: : {.Ｖ/ ,‘ ＼ >､........}........ 乂: :{/ .}: :＼ Ｖ/
／ // /'" {┐ { Ｖ/ .／⌒ヽ{`～､、 .>､√........... { / | : : : ＼
.: :/ { ./Ｖ/.: ’,｢'"^｀ ／.:..:._､‐"{: :: :: :: :‘,_､‐'"~........./ |: : : : : : ヽ
: :{/ ’, ヽ`ヽ.: ’, ,γ´_､‐'"ｉ:i:i:i:i‘,: : : : : : ヽ...............√ |:::: : : : . .
: :{/i: :’, } }. Ｖ/ .’,ノ( 乂:ｉ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ‘,: :: :: :: : ｀`～､ √‐- 、. !::: : : . .
//.{l: :: :ﾞ. | } Ｖ/ {i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ＼: :: :: : : : _､‐" .>､
/ {l.: :: : ﾞ. . | } Ｖ/ヽi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:-‐……‐- -‐ _､‐" .／.: :.＼
. {l : :: :: :ﾞ. } } Ｖ/-‐''"~ ￣￣~^'''…‐- -‐{ r' ／/ ./{ ‘: : : : : : :ヽ. }. . . .
. |l: :: :: : .)√‐'"~ /∧ {././ {/ / .{ .{.:.: : : : : : :.:.‘, .}. . . .
. |l _､‐'" /∧ {'ノ | !' .ヽ ヽ: : : : : : : : ‘,. /. . . .
‘, ‘,. :|_ﾉ ‘, ` ': : : : : : : : : } Ｖ/ . . . .
. } .} ‘, ‘,: : : : : : : : : : : .ﾞ .Ｖ/. . .
｀~"''～ : :,, ::: : : . } .} ‘, ‘,: : : : : : : : : : .ﾞ}＼ Ｖ/. . .
｀` ､:::: : : : : . ,’ ,’ .‘, ‘,: : : : : : : : ,‘::}:ヽヽＶ/. . .
. : ‘ ,::: : : : : . / ./::. ‘, ‘,: : : : : : : ': :.‘,.:‘, Ｖ/. . .
:: : . . : ::‘ ,:::: : : : : . ／／::: : . . :‘,. ‘,: : : , : : : : : : : :‘, Ｖ/. .
＼:: : . . : ::‘ ,｀~"''～ .,'´::: : : : : . . : ヽ _､‐".:: : : : : : : : ‘, Ｖ/.
＼:: : . . : ::‘ , . : :: ´^''=‐- -‐=''^｀ ｀`～､、 : : : :.} .}}.
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┃｜ きよひーは原始時代を生きるようです【オリジナル】 ..｜┃
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【注意】
・このスレはオリジナルです。
・更新速度は遅くなると思いますが、大目に見てください。
・雑談等はOKですが、スレが荒れないようにお願いします。
・まとめフリーですが、一切の責任は負いかねます。
878 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/03(日) 19:18:12 ID:Z4ThO5VI
今回の投下はこれで終わりです。
ご視聴ありがとうございました。
879 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/03(日) 19:19:01 ID:CYPA/6JQ
別にコケにしてるつもりはなかったのだが…、不快に思わせたならすまない。
880 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/03(日) 19:20:07 ID:l1IlapML
乙
いや流石にアレは魔族をコケにしてるとしか…
881 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/03(日) 19:20:28 ID:ImaG6iJ9
乙
882 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/03(日) 19:21:55 ID:cRJowGfY
乙でした
伊藤誠は上手くやったみたいだがどうやったのかは謎か
後これはまた時代がワープする感じかな
883 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/03(日) 19:22:39 ID:WiVqWvAU
乙でした
まぁコケにしてるつもりはなかろうがせっかくのアバン先生の活躍にチャチャを入れてるようにしか見えなかったからな…
884 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/03(日) 19:23:17 ID:5W/kbx5M
乙
885 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/03(日) 19:24:22 ID:CYPA/6JQ
乙です。
886 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/03(日) 19:35:42 ID:21fmDKjH
乙でした
アバンが誠に交渉して功績を譲ったのかな？
887 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/03(日) 19:40:04 ID:DMQYDchg
乙でした
888 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/03(日) 20:41:01 ID:EH2XjJ3+
乙
889 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/03(日) 21:41:44 ID:0fKrcIJM
乙でした
ストラッシュについては禁断の二度撃ちかと思ったw
890 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/03(日) 21:52:35 ID:2kSGaRoD
乙です
誠がどう立ち回ったか見たかった
891 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/03(日) 22:06:17 ID:EnLQOU7e
乙
892 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/04(月) 01:00:48 ID:3zixQKyF
乙
誠は生贄で草
天空神が全知だからバレバレじゃん
893 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:24:38 ID:RZJeyDEL
ttps://www.youtube.com/watch?v=HmZE5dUGm7c
ｶﾞﾀｺﾞﾄ
ｶﾞﾀｺﾞﾄ
从＿＿＿＿__
,／ :.:＼
"'`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`:: ／~ ~ 〃 :.:＼
／:.:.:.:.〃 气 :.:.:. ／＼
／:.:.:.:.〃 气 :.:.:.:. ／／￣廴
彡.:.:.:.〃 气 ／／ ヾ,
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／彡 〃 ／／＼ .i
／::::::::〃气 ／／ ヽ :.:.:.i
／彡 〃 气 :.:.:.:.:.:. ／／ `ゝ:.:.:.:. i
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／_,－＝i=､ 气 ／／ :.:.:. i i
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i∫ _,－＝i=､ 〃 ＼_ , ／／ ＼ :.:.:.:. i／ | ;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,"
i..斥′;.;.;.;.;.;.;..X_, ／／ . ヽ :.:.:.:. .l |
i∫;.;.;.;.;.;.;.;.／____＼_ゝ／ `ゝ O _l |
i∫;.;.;.;.;.／ ________ ゝ(( :.:.:.:. i ／!＿／ ／刈
i∫;.;.;.／______________ )) :.:.:.:. i ／ ／／` ;:;..,"'`',:'':'`::
i∫／________________ . (( :.:.:.:. i.／ ／／ ヾ
i∫＼__ﾍ,,,∧_________ )):.:.:.:.:.. ／ ／／ ⅱ
ー－－と(´曲｀ )______ (( ／ . ／／ 行
/ i＼ と )________)) .／ ／／ⅱ＿ 〃
＿_／ ＼ X＼／ ＼______(( | ／／ `￣
∧,,∧ ／ i i ＼ ＼____)) _ O _| ／／
/ο ・ i . ∞ ℃ . .i＼ ＼ ＼＠／!＿／ ／／ ;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`::
/ ノ lﾐliii|＿⊥＿ ∞ ﾟ ヽ／ . .＼／! )) ／／ヾ
(o_o,ｲ＿_ヽ´┃Oo~⌒）彡 ∞/ .℃ .! !＼ .(( ／／ ii
ﾉｌｌｌｌｌｌｌｌヽ| |￣ノﾟl％ﾉ∞ 。∞ﾟ／ ヽ!／＼ ＼.))／／ 行
/ /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ_ ￣` .＼i／ⅱ＿ 〃
ヽニﾌ|_| (_/ ヽﾉ `￣
(_ヽ
ﾊﾟｶﾎﾟｺ
ﾊﾟｶﾎﾟｺ
／::::::::::::} ＼::::::ヽﾚ'／ ヽ、
／::::::::::::::::::! }＿／ /
, ´:::::::::_,.＞へゝ-───ﾍニヽ、 ' ､
/:x=:::´／-─‐ヽr⌒ー‐==くヽ:::::｀丶、 j
／:r─ｧ'´ ＼ ﾊ ＼::::::::｀ヾ、
／:／｀Y ､＼ ＼ ヽ、 }:::::::::::::::＼
,..:´::::{＿// ヽ ＼＼, ＜´'、｀､ '.｀ヽ、::::::::::/
/:::::::::r'´ / l 戈ト､＿_, x千ﾃ夊＿ゝ '､ ', 〉:::::::/ アバンさん、あの伊藤誠とかいう嘘つき野郎はどうしますか？
::::::::::::'､ / 小 ! rﾁ万 ﾋぅり ﾊ } ﾊ } /::::／、
ヽ::::::::::::＼{| ﾄ､ '、 ﾋり 、 "ﾉ l| i、ﾄ､/::／::::::::＼
｀ ､::::::'|:7| ＼''､ ､, -っ ／ｲ ノ } V ｀ヾ、::::::::::::｀
>::-/ | f´ {＞ ￣-彡イﾑ ﾉ / Y}}::::::::::
/:::イ ﾉ ﾄ､ '､::ヽ、-=／/ ／ /´ }] ト ､::
,'::/::{ { 人 ヽ:::｀ー‐:':{ (ゞｲ}、 , j
／::::::::::＼ヽﾍ _}::::::::::::ﾟo｀ー‐ イ ￣｀ヾ_ノ、
/´:::::::::::ノ／ くrﾍ乙こてゝ:::::::::::::o::::ﾟ:::ノ 、｀ヽ、 ＼ト..､
:::::::::::::/ / ヽ ﾊ:::::::::::::::::::／ ヽ V}}:
::::::::::::j / /´ト､ ＼ー‐ ´ } ∨
::::::::::〈 { // ∨ヽ、 ﾄ､ / Y
:::::::::::j '. { { L ヽ ／ }
:::::::::::ヽ｜ ヽ、 ｀ ､＿_／ヾ l
::::::::::::::} | ＼ '､ _ノ /
＿＜｀ヽ. ,ｒ─‐ｧ＿
,. - ''"´￣ ト ､_ﾉ !＜| / ,∠ ＿__
く￣＼／ ＿ｒ─- ､ゝ､.,__.ノ _,| /／ / /
＿＼_7 r-‐ﾍ__ｒ─-､/ヽ-‐＜こ_｀ く ＼| 〈
[＿.＞ｧ,7-‐'´ ｀ヽ「 ｀ヽ| ／
|__/´ ﾄ､ 'ｒ-､ ∨ 少しばかりお仕置きが必要ね
7 ./ |. / /! /!､_/_」_ | | !__〉
_ノ ,' .|/＿/_,|／ ,!イ´ハ「| ﾑ |/
｀ヽ.! ! | ｧ‐r-､ ゝ- ' !__./ ! _
|＿_!,ﾊ.__/ｲ いj , "ﾞ|/ .,' /´ ｀i __
| ハ ,.,. ´ _ / /! / / ／ ）
|/ ,|、 ／ ／/─-､, / 7'´ ／
／ |｀7＝ｧ‐rｧ／ /／| ヽ. / ' ／-─-､
／ / /_,.く｀こ/ ／rイ ／ `ｰ- ､_ r--‐'
/ ／ /ア´/]､__,/ ／ /_/ (´ ＿＿ ＼
| / ／ / [{ {| ! ／ ／_/! /´「|7 ｀' ｧｰｒへ. __）
∨ / / / | /|∨イ ／_／ | / | |::::::::::::::::ｲ:::| |
[_＞[ヨｲ.／ i |_/ |/ [Ξ]＜_] / r! |,ﾊ:::::::::::::::::::::|_|
／ /| / j/ [j / |＼」 ! ./7 ヽ_ゝ､::::::::::://|
894 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:25:26 ID:RZJeyDEL
||! |! |!l // /// /,/ /,//j ヽヽ ヽヽ ヽ ヽ
l|! |! |!l＿ノ/ /// /ノ /ノ/ノ } ﾊ ',ﾊ ', ',
ﾔrl!斗宀≪=彡ィrf七云三三ミ ､__,〟, ＿ _ j/ ﾙ} ｝l} ｝ !
,ｨf ｢/ ,' /rぅヽ<ﾙ!ﾚ¨Ｙ] /. . ヽ:r=!乏三辷えトﾙ'}}! /} ﾘ
; ｛{ ） } } !,j {{{ / ./ .// ]:｢´{r{^_勹 /〉ﾉ／ル' その前に確認したいことがあります。
| Ⅶﾉノ ﾉﾉ! ヾヽ、＿_/__ノ/ ｌ:| ｀ ｰ‐' ///うヽミ=-
ヽ.＿、、ﾒ≧─く巛| ｀'ー―― '´ , , ヾ:､＿＿_ノ,ｲ}}〉〕} }}＾ヽ 皆さんは別に名誉が欲しくて
/'/ '//'//⌒ヽ Y! ｀‐" ｀ー一ｉ ﾄ､ﾄﾐ.__刀
; {{）） }ﾙﾄ､. , ＿__ /| |/r/,.r‐く 勇者バーティに参加した訳ではないですよね？
ﾔ 爪廴ノﾑﾘ ﾞヽ - ｀ /[|| |ﾚ'/}Ｙ:ﾊﾊ
ヽ.廴_从丈___彡" ::＼ ,ｲ[||||弋｛ﾉ}川リ;
＿＿ / ::::::ヽ ,.ｲ㏍㏍ﾄ廴廴.z彡'
／: : : : : ヽ｀≧=/ニニニニニIニニ ＼ ,r个ー一七弍辷≦_
:＼ : : : : :｀ー‐ｧ' | | ｀ ー ´ニニニニf´:／: : : : : :｀ヽ
/::::::::::::.／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::ヽ
,::ｌ:::::::::／:::::::::::::::ｌ::::::::::::::::::::::;::::::|!::::::ﾊ:::::::::ﾍ
,::::::::::::::::::::::::::::::/|:::::::::::::::::::|::::::::ﾊ:::::|:::|::::::::::ﾍ はい。
,::::|/::::::::::::::::::::/ l::::::l::::::::::;ﾊ:::::/ |:::::|::::|::,、:::::|
,':::::|:::::|::::l:::::::./ l:::::|::::::::::| |::/ |､::|::::Kﾛ>:::::| 私はゼス地帯にあった故郷の村が魔王軍に滅ばされたから
,::::::::|:::::|::::l＼:;{z─‐ﾐ::ヽ::::::/_,ﾘ‐─,!:/|::::トV::::::::|
/::::::::|:::::l:::::kｴ行芯ﾄゝ`'レ' .ｲ芯圷ﾐﾄﾘ:::::|::::ｵ:::::| 復讐の為に参加したので、名誉とかは興味がないですね。
,ｲ:::::::|:::::ﾄ::::|、乂/ｿ 込/ｿ /:::/|::/|::::::|
.|:::::::|:::::|::::ヽゝ /イ::::l:'::,|::::::| 生きて行けるだけの金銭があれば他に何もいりません。
从::::|:::::|:::::::::|:、 ' .'::::::|:::/:|::リ
;ソ:!;:::ﾄ::::::::|:へ 、 _, , ':|:::/::/:::,'|/
ヽ::ヾ::`,::l::::ァ>､ ￣ ,..::ヽ::ﾚ::|ｲノ,∥
`ｿy::::l {/:::} ＞ - ＜ヽ У::ﾘ:::ﾘ ;ン
, riヽゝヽ二=≧三≦=二|'ﾍへ_
_, - ' ノ三ﾆヽー三三i i三三ー_仁≧`ﾄ- - 、
, ' , 仁三三ﾆ.≧-=_ﾌﾋ_=-≦仁三三ゝ `、
,' 人ニ三三三,'ヽУ⌒ ヽ、`仁三三二| |
ト、＿∥二三三三／/ >У⌒ヽ }.狂三三二|,,＿_,,|
l:::::::::::仁三三三≦（ （ (´＠）ﾉ ! ）＞三三ニ|:::::::::.|
.|:::::::::::|ニ三三三＼. ｿ 辷匕、ﾉノ/三三三ﾆﾘ:::::::::.|
l:::::::::::|ニ三三三≧ `ヽ' ン , '≦三三三ﾆ}::::::::./
_ ― ￣￣ ― - _
／ ヽ
l ＿ ＼
_ ノ ー ＿― - ､ ⌒ヽ｀'､ ｀､
i - ￣ ´ ｲ￣ /; ｀ ―､」 ヽ､ ） } ヽ
|/ ∠-― ´ / ,' ／ |｀､ー‐'′ﾉ － } 魔女の私は名誉とかはいらないわね。
＿_<_ / / ＿_/_ ,' ／＿_|__ `‐一 ´､＿_ /
＼＿_＞! /!￣＿＿_,'／ ＿＿＿,,,, ／|＼ ｀ヽ、 戦争があると魔法研究に集中できなくて迷惑だから。
／ ,' /l￣「::::::::::7 |:::::::::::::ﾉ／ | ＼／
＼ / /.l ﾊ `―‐' `―‐'´ ＿＿. ｌ＼＿> 早く戦争を終わらせたいだけよ
Y |￣￣￣｀ヽ. ＿ ,. -― ￣ | ￣',
/ .| （仮） | | 例の .| ',
/ /⌒ヽ. | | アレ。 /⌒ヽ. ',
_,,.. --､
,..::''"´//////,＼
|｀'ｰ‐--＜///////_;;:: -‐ ''"´￣｀7
,' ､_ ｀ヽr‐r'"´ _ /
__/ _,,..＞=-‐'─'─-＜..,,_ ,!＞
}＞''"´////,＿;;;;//;;;;;＿_'///,｀"'＜./
／////;:/7'"´ / ､ ｀"''ヽ///｀ヽ.
／////,ﾉ // ,' / ﾊ l.l i ＼////;＼
i/////,｛ .// ,r ,! |: l:、 ＼: i Y/////＼
｀ヽ､//{.// ｌ / ｌ !l l::ヽ、 ヽ l l ',//////〉
|// l､z≠==ﾐ∨::::: z≠＝x､l l : l.///ﾝ''´
// : |く /｀ヽ :::: / ｀ヽ /l l : l￣
// . ', ゝ‐ ' ;: ｀￣ lil! l ! l 私たち魔女は世の女性たちから非常に妬まれているから
//| :. l u ,'ﾘ .: ',
// | i : ﾄ、 ｬ─ -_‐ｯﾞ /ｲ ; ! 名声を得て更に妬まれるのはデメリットが大きいよ。
,.､// j l ; l l少 、 ￣ ／l / : l
r-‐' /7､ / / j / } l ｀l ｰ - ‐ ´! l ,' / l というか有名人になること自体良くないな。
l と'_{ （/ﾉ /ﾊ '､{ /:'rィ´ ＼ ,.ｲ｀k､l ,' i l
/ _.､__〉 ',／/ハ ヽ:::::ヽ ｀兀´ /::| ﾄ､l i !
{ ､＿_}:::厶ｨ‐'´ l }:::::::::＼ 〆lo＼ ／:::::ｌ l l ト､_l
l､ _,.ﾌ;:/ ヽ / ﾉ::::::::::::::Y´:三｀Y:::::::::::ヽ ! j { ヽ
895 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:26:12 ID:RZJeyDEL
||! |! |!l // /// /,/ /,//j ヽヽ ヽヽ ヽ ヽ
l|! |! |!l＿ノ/ /// /ノ /ノ/ノ } ﾊ ',ﾊ ', ',
ﾔrl!斗宀≪=彡ィrf七云三三ミ ､__,〟, ＿ _ j/ ﾙ} ｝l} ｝ !
,ｨf ｢/ ,' /rぅヽ<ﾙ!ﾚ¨Ｙ] ｲ＾fﾐY´＾｢｀ ヽ:r=!乏三辷えトﾙ'}}! /} ﾘ
; ｛{ ） } } !,j {{{ ｀ ー'ﾟ一' " // ]:｢´{r{^_勹 /〉ﾉ／ル' そうですか。
| Ⅶﾉノ ﾉﾉ! ヾヽ、＿____.ノ/ ｌ:| ｀ ｰ‐' ///うヽミ=-
ヽ.＿、、ﾒ≧─く巛| ｀'ー―― '´ , , ヾ:､＿＿_ノ,ｲ}}〉〕} }}＾ヽ 私も名誉には興味がありません。
/'/ '//'//⌒ヽ Y! ｀‐" ｀ー一ｉ ﾄ､ﾄﾐ.__刀
; {{）） }ﾙﾄ､ ＝￢ /| |/r/,.r‐く 下手に注目を浴びると動きづらくなります。
ﾔ 爪廴ノﾑﾘ ﾞヽ ｰ- /[|| |ﾚ'/}Ｙ:ﾊﾊ
ヽ.廴_从丈___彡" ::＼ ,ｲ[||||弋｛ﾉ}川リ;
＿＿ / ::::::ヽ ,.ｲ㏍㏍ﾄ廴廴.z彡'
／: : : : : ヽ｀≧=/ニニニニニIニニ ＼ ,r个ー一七弍辷≦_
:＼ : : : : :｀ー‐ｧ' | | ｀ ー ´ニニニニf´:／: : : : : :｀ヽ
__,,,,....,,,＿ _
,.ﾍ.__''"´ ､ .ﾄ｀＞）｀ヽ
く ＼|-─＜￣￣八 ｰ' ﾉ､ /＼
|＼__./＞-─''"´￣￣｀' ｰ＜ ,ﾊ ／]
__ﾉ-‐へ/ / /|__ .! , ＼|‐ｧ'
. |＿＿／| ,' /´| __/| /! |__ | ヽ|
`! | | /‐ｒ‐‐ｒ└' !､」__ !｀| |'
| | .!/|､弋_,ﾘ |_lj |/ ,'
| | ⊂⊃ ' ⊂!__/ つまり伊藤誠は放置するという事ね。
| | | ∠ ] ,ﾊ ||
| | ト ､., ＿_,,.. イ ! !!.
| | |ヽ-､＼_|｀ヽ、| || 「そうです」＞アバン
| ∧ !7＼__/ﾑ /| ,'|
| |/ ヽ..ﾚﾍ.＿_く_八）」`! / .!
', | .,' [＞l]く]ﾊ }| ll |{ [＞l]く]
ヽ| .! ＼」 | {| |} | ﾊヽ!
`|, |、 }| ll |{ |__」 ヽ､__
＿＿/ |＿__{| |} ! / __｀ヽ.
|:::::::/ .!::::!lll|| ll |{ | ,' /ｒ‐-､ ',
|:::::,' |::::|lll|.! |} !. ! | {二 | |
|:::::i .|::::|lll||. ll |{ ﾊ | | ヽこノ/
896 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:26:58 ID:RZJeyDEL
||! |! |!l // /// /,/ /,//j ヽヽ ヽヽ ヽ ヽ
l|! |! |!l＿ノ/ /// /ノ /ノ/ノ } ﾊ ',ﾊ ', ',
ﾔrl!斗宀≪=彡ィrf七云三三ミ ､__,〟, ＿ _ j/ ﾙ} ｝l} ｝ !
,ｨf ｢/ ,' /rぅヽ<ﾙ!ﾚ¨Ｙ] /. . ヽ:r=!乏三辷えトﾙ'}}! /} ﾘ
; ｛{ ） } } !,j {{{ / ./ .// ]:｢´ ./ /〉ﾉ／ル'
| Ⅶﾉノ ﾉﾉ! ヾヽ、＿_/__ノ/ ｌ:| / / . ///うヽミ=-
ヽ.＿、、ﾒ≧─く巛| ｀'ー―― '´ , , ヾ:､＿＿_ノ,ｲ}}〉〕} }}＾ヽ
/'/ '//'//⌒ヽ Y! ｀‐" ｀ー一ｉ ﾄ､ﾄﾐ.__刀 それに言葉姫との結婚をどう断るか頭を悩ませていましたが、
; {{）） }ﾙﾄ､. , ＿__ /| |/r/,.r‐く
ﾔ 爪廴ノﾑﾘ ﾞヽ - ｀ /[|| |ﾚ'/}Ｙ:ﾊﾊ もうその必要もありません。
ヽ.廴_从丈___彡" ::＼ ,ｲ[||||弋｛ﾉ}川リ;
＿＿ / ::::::ヽ ,.ｲ㏍㏍ﾄ廴廴.z彡'
／: : : : : ヽ｀≧=/ニニニニニIニニ ＼ ,r个ー一七弍辷≦_
:＼ : : : : :｀ー‐ｧ' | | ｀ ー ´ニニニニf´:／: : : : : :｀ヽ
,. -'''" "'''- ．._ ／＼
, ' , -'"￣ ヽ､ ヽ､ / ＼
. , ' ／~"" ヽ､ ヽ ヽ / , -'"´
, ' ´ ', ', ヽ/, - ＜
', _＿_.|,. l l ヽ ヽ.
「￣７l~""'' ,/ |､ ',ヽ .ノ 人、 ', , ',
', / し_,._,,．' | |.',. ヽ~''' ´ ノ', ', 人 l-'"´ ',
. 冫l l | | | | ', ｀''- ．．-'´ | ｿ ヽ ＿＿__ } ﾉ 確かに言葉姫の問題があったわね。
/ |,'. | | l. l ', ', ', | "'-､ ___,,.ノ´', ~｀l ﾉ _,.-''´
丶| | | l l. ', ', l l T l. ',／ｰ〆￣~""''' ‐,
l ､ |. |. l l. ', ＿＿＿|.|_＿_|＿__. | | ヽ､ '''- ．._ / 「その件では困っていたので好都合です」＞アバン
. l~｀', l"'- ､|'､ ll 'ー,‐- .,.,|.L＿|.|＿ | /| | ｀~""´ > "'''./
｀ ',.｀. ' ｀, ヽ ｀ ´〆ﾍ;;;;;;;;ーｯ.ﾉ ~"ｿ / | | ,, -'´
~￣ヽ ノ ｀ ．ﾞ;;;;;／/ /. | | | ,.,,',
i ヽ xxxxxxx ／ / | | ﾚ
l ヽ､ ､ ／ ／ ,. | |. |
iｰ, ,i~l / ｀' - ．-'''´ ノ／. .| | |. |
.. ',.',:::::::::',', / //／ , -'". ´ ノ |. | |
',',::::::::::',',/ / /, ' _,.．-'''´.．-'＜‐´ | | |
' ' ﾞﾞﾞﾞﾞﾞ' ' ´ ／ -'''" , -'"´ ヽ | l |
897 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:27:45 ID:RZJeyDEL
_,,.ｨ ≦- ￣ ､ ヽ、 ,r ' ￣￣ ≧
,,,..ｨ=´ ヾヽ ヽ,i! /／-≦三Ξ
／,ｨ' ; ￣
/´ ,ｨ __ __ ､､ヽ、 ミ
. / // / ｨ // il il l ll!l!lﾍ ,//込 i i ヽヾ
. !// / /// / // /i !l i |ヾヽ.Y///ｸ､ i iヾ、＼
..!/ / / //ﾉ/ ,' l ,! | l! ! !-───-￤l l、ﾍ
..i l ! i! i!,'// / ! /! l i! l l! ∨!l', ﾍ
. !l ! ,≠ !/ ,'/ // .!/,/! /l.! ヾ小. ﾍ
_,≧_ｚク ///,/ /,/l!|/. ﾘ Nキ ﾍ
≧=シ ／ /-,行=＝≠＝-､、_＿__ ,,ｨz=＝≒＝ ∨ そもそも言葉姫の結婚は女王が公式に発表したものです。
Y,ｨ＝ﾗ／歪Y´≧＝＝==-､ヾ=≡ｲ',ｨ-=＝＝≦
{/〃三}｝}个《 、 Yﾟrｚ｝ /ｨ};}. ｛{ ヽ_｛rｪろY それを辞退するには、それ相応の大義名分がいります。
{i l l l!;f,'//,' iﾍ、 ￣￣-=彡ｌ! ﾄミ=-￣￣
込ニｼ//ﾉ,'ｨ|､ ヽ､_ _,,.zメ. Xz_ _, そうでなければ言葉姫の面目を潰しかねない。
＞=-巛///ｨ!ﾍ ￣￣. ＿__ ￣￣
,ｨ＝- ､ヾミﾐ| l!. ￣
.//⌒込 ∨ .ﾉﾍ r──-,
l .! .l!i!Y;｝ ,}' ,!iliiﾍ ￣￣
ﾍﾍ入込!/ ./!/!il|丶 ￣ ,ｲl!
込入_ソ' ///!/!! 丶 ／ililil
≧二三_／､/ｼﾉﾉ! ＼ .／ilililili,!'
ｨ＜￣≦＜ニニ-! ヘ _＿__,.ｨ'ililililililiY:.:.
ヽ┬;ﾄ<＿＿＿__ヾilililililililililililili/:.:.:.
／::::::::::::} ＼::::::ヽﾚ'／ ヽ、
／::::::::::::::::::! }＿／ /
, ´:::::::::_,.＞へゝ-───ﾍニヽ、 ' ､
/:x=:::´／-─‐ヽr⌒ー‐==くヽ:::::｀丶、 j
／:r─ｧ'´ ＼ ﾊ ＼::::::::｀ヾ、 ああ、それがあるか。
／:／｀Y ､＼ ＼ ヽ、 }:::::::::::::::＼
,..:´::::{＿// ヽ ＼＼, ＜´'、｀､ '.｀ヽ、::::::::::/ 王侯貴族の連中は面子を重んじるからな。
/:::::::::r'´ / l 戈ト､＿_, x千ﾃ夊＿ゝ '､ ', 〉:::::::/
::::::::::::'､ / 小 ! rﾁ万 ﾋぅり ﾊ } ﾊ } /::::／、 不用意にそれを傷つける事をすれば
ヽ::::::::::::＼{| ﾄ､ '、 ﾋり 、 "ﾉ l| i、ﾄ､/::／::::::::＼
｀ ､::::::'|:7| ＼''､ ､, -っ ／ｲ ノ } V ｀ヾ、::::::::::::｀ ブチ切れかねないわ。
>::-/ | f´ {＞ ￣-彡イﾑ ﾉ / Y}}::::::::::
/:::イ ﾉ ﾄ､ '､::ヽ、-=／/ ／ /´ }] ト ､::
,'::/::{ { 人 ヽ:::｀ー‐:':{ (ゞｲ}、 , j
／::::::::::＼ヽﾍ _}::::::::::::ﾟo｀ー‐ イ ￣｀ヾ_ノ、
/´:::::::::::ノ／ くrﾍ乙こてゝ:::::::::::::o::::ﾟ:::ノ 、｀ヽ、 ＼ト..､
:::::::::::::/ / ヽ ﾊ:::::::::::::::::::／ ヽ V}}:
::::::::::::j / /´ト､ ＼ー‐ ´ } ∨
::::::::::〈 { // ∨ヽ、 ﾄ､ / Y
:::::::::::j '. { { L ヽ ／ }
:::::::::::ヽ｜ ヽ、 ｀ ､＿_／ヾ l
::::::::::::::} | ＼ '､ _ノ /
898 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:29:14 ID:RZJeyDEL
||! |! |!l // /// /,/ /,//j ヽヽ ヽヽ ヽ ヽ
l|! |! |!l＿ノ/ /// /ノ /ノ/ノ } ﾊ ',ﾊ ', ',
ﾔrl!斗宀≪=彡ィrf七云三三ミ ､__,〟, ＿ _ j/ ﾙ} ｝l} ｝ !
,ｨf ｢/ ,' /rぅヽ<ﾙ!ﾚ¨Ｙ] /. . ヽ:r=!乏三辷えトﾙ'}}! /} ﾘ
; ｛{ ） } } !,j {{{ / ./ .// ]:｢´{r{^_勹 /〉ﾉ／ル' 平民の私がそんなことをすれば王家だけでなく、
| Ⅶﾉノ ﾉﾉ! ヾヽ、＿_/__ノ/ ｌ:| ｀ ｰ‐' ///うヽミ=-
ヽ.＿、、ﾒ≧─く巛| ｀'ー―― '´ , , ヾ:､＿＿_ノ,ｲ}}〉〕} }}＾ヽ 貴族の方々も黙っていないから、ややこしい問題でした。
/'/ '//'//⌒ヽ Y! ｀‐" ｀ー一ｉ ﾄ､ﾄﾐ.__刀
; {{）） }ﾙﾄ､. , ＿__ /| |/r/,.r‐く
ﾔ 爪廴ノﾑﾘ ﾞヽ - ｀ /[|| |ﾚ'/}Ｙ:ﾊﾊ
ヽ.廴_从丈___彡" ::＼ ,ｲ[||||弋｛ﾉ}川リ;
＿＿ / ::::::ヽ ,.ｲ㏍㏍ﾄ廴廴.z彡'
／: : : : : ヽ｀≧=/ニニニニニIニニ ＼ ,r个ー一七弍辷≦_
:＼ : : : : :｀ー‐ｧ' | | ｀ ー ´ニニニニf´:／: : : : : :｀ヽ
__,,,,....,,,＿ _
,.ﾍ.__''"´ ､ .ﾄ｀＞）｀ヽ
く ＼|-─＜￣￣八 ｰ' ﾉ､ /＼
|＼__./＞-─''"´￣￣｀' ｰ＜ ,ﾊ ／]
__ﾉ-‐へ/ / /|__ .! , ＼|‐ｧ'
. |＿＿／| ,' /´| __/| /! |__ | ヽ|
`! | | /‐ｒ‐‐ｒ└' !､」__ !｀| |' このまま伊藤誠に言葉姫を押し付ける事ができるなら、
| | .!/|､弋_,ﾘ u |_lj |/ ,'
| | ⊂⊃ ' ⊂!__/ 功績を奪われるぐらい許容できるのね。
| | |u ＿_ U ,ﾊ ||
| | ト ､., ＿_,,.. イ ! !!
| | |ヽ-､＼_|｀ヽ、| || 「はい」＞アバン
| ∧ !7＼__/ﾑ /| ,'|
| |/ ヽ..ﾚﾍ.＿_く_八）」`! / .!
', | .,' [＞l]く]ﾊ }| ll |{ [＞l]く]
ヽ| .! ＼」 | {| |} | ﾊヽ!
`|, |、 }| ll |{ |__」 ヽ､__
＿＿/ |＿__{| |} ! / __｀ヽ.
|:::::::/ .!::::!lll|| ll |{ | ,' /ｒ‐-､ ',
|:::::,' |::::|lll|.! |} !. ! | {二 | |
|:::::i .|::::|lll||. ll |{ ﾊ | | ヽこノ/
__,,,,....,,,＿ _
,.ﾍ.__''"´ ､ .ﾄ｀＞）｀ヽ
く ＼|-─＜￣￣八 ｰ' ﾉ､ /＼
|＼__./＞-─''"´￣￣｀' ｰ＜ ,ﾊ ／]
__ﾉ-‐へ/ / /|__ .! , ＼|‐ｧ'
. |＿＿／| ,' /´| __/| /! |__ | ヽ| 貴方がそこまでするなんて
`! | | /‐ｒ‐‐ｒ└' !､」__ !｀| |'
| | .!/|､弋_,ﾘ u |_lj |/ ,' そんなに言葉姫から嫌な予感がするのかしら？
| | ⊂⊃ ' ⊂!__/
| | |u ＿_ U ,ﾊ ||
| | ト ､., ＿_,,.. イ ! !! 「以前よりももっと強くなっていますね」＞アバン
| | |ヽ-､＼_|｀ヽ、| ||
| ∧ !7＼__/ﾑ /| ,'|
| |/ ヽ..ﾚﾍ.＿_く_八）」`! / .!
', | .,' [＞l]く]ﾊ }| ll |{ [＞l]く]
ヽ| .! ＼」 | {| |} | ﾊヽ!
`|, |、 }| ll |{ |__」 ヽ､__
＿＿/ |＿__{| |} ! / __｀ヽ.
|:::::::/ .!::::!lll|| ll |{ | ,' /ｒ‐-､ ',
|:::::,' |::::|lll|.! |} !. ! | {二 | |
|:::::i .|::::|lll||. ll |{ ﾊ | | ヽこノ/
899 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:30:00 ID:RZJeyDEL
_,,.. --､
,..::''"´//////,＼
|｀'ｰ‐--＜///////_;;:: -‐ ''"´￣｀7
,' ､_ ｀ヽr‐r'"´ _ /
__/ _,,..＞=-‐'─'─-＜..,,_ ,!＞
}＞''"´////,＿;;;;//;;;;;＿_'///,｀"'＜./
／////;:/7'"´ / ､ ｀"''ヽ///｀ヽ.
／////,ﾉ // ,' / ﾊ l.l i ＼////;＼
i/////,｛ .// ,r ,! |: l:、 ＼: i Y/////＼
｀ヽ､//{.// ｌ / ｌ !l l::ヽ、 ヽ l l ',//////〉
|// l､z≠==ﾐ∨::::: z≠＝x､l l : l.///ﾝ''´
// : |く /｀ヽ :::: / ｀ヽ /l l : l￣
// . ', ゝ‐ ' ;: ｀￣ lil! l ! l そこまでヤバい女が王家から出るなんてな。
//| :. l u ,'ﾘ .: ',
// | i : ﾄ、 ｬ─ -_‐ｯﾞ /ｲ ; ! そんなのと結婚したら伊藤誠はどうなるんだ？
,.､// j l ; l l少 、 ￣ ／l / : l
r-‐' /7､ / / j / } l ｀l ｰ - ‐ ´! l ,' / l
l と'_{ （/ﾉ /ﾊ '､{ /:'rィ´ ＼ ,.ｲ｀k､l ,' i l
/ _.､__〉 ',／/ハ ヽ:::::ヽ ｀兀´ /::| ﾄ､l i !
{ ､＿_}:::厶ｨ‐'´ l }:::::::::＼ 〆lo＼ ／:::::ｌ l l ト､_l
l､ _,.ﾌ;:/ ヽ / ﾉ::::::::::::::Y´:三｀Y:::::::::::ヽ ! j { ヽ
/::::::::::::.／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::ヽ
,::ｌ:::::::::／:::::::::::::::ｌ::::::::::::::::::::::;::::::|!::::::ﾊ:::::::::ﾍ
,::::::::::::::::::::::::::::::/|:::::::::::::::::::|::::::::ﾊ:::::|:::|::::::::::ﾍ
,::::|/::::::::::::::::::::/ l::::::l::::::::::;ﾊ:::::/ |:::::|::::|::,、:::::|
,':::::|:::::|::::l:::::::./ l:::::|::::::::::| |::/ |､::|::::Kﾛ>:::::| それこそ知った事ではありませんよ。
,::::::::|:::::|::::l＼:;{z─‐ﾐ::ヽ::::::/_,ﾘ‐─,!:/|::::トV::::::::|
/::::::::|:::::l:::::kｴ行芯ﾄゝ`'レ':.: ｲ芯圷ﾐﾄﾘ:::::|::::ｵ:::::| どんな理由があろうとも、
,ｲ:::::::|:::::ﾄ::::|、乂/ｿ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:込/ｿ:.:/:::/|::/|::::::|
.|:::::::|:::::|::::ヽゝ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /イ::::l:'::,|::::::| あいつは嘘をついて王国の人たちを騙して、
从::::|:::::|:::::::::|:、 ' .'::::::|:::/:|::リ
;ソ:!;:::ﾄ::::::::|:へ 、 _, , ':|:::/::/:::,'|/ 私たちの功績を奪ったんですから、
ヽ::ヾ::`,::l::::ァ>､ ￣ ,..::ヽ::ﾚ::|ｲノ,∥
`ｿy::::l {/:::} ＞ - ＜ヽ У::ﾘ:::ﾘ ;ン どうなろうが自業自得です。
, riヽゝヽ二=≧三≦=二|'ﾍへ_
_, - ' ノ三ﾆヽー三三i i三三ー_仁≧`ﾄ- - 、
, ' , 仁三三ﾆ.≧-=_ﾌﾋ_=-≦仁三三ゝ `、
,' 人ニ三三三,'ヽУ⌒ ヽ、`仁三三二| |
ト、＿∥二三三三／/ >У⌒ヽ }.狂三三二|,,＿_,,|
l:::::::::::仁三三三≦（ （ (´＠）ﾉ ! ）＞三三ニ|:::::::::.|
.|:::::::::::|ニ三三三＼. ｿ 辷匕、ﾉノ/三三三ﾆﾘ:::::::::.|
l:::::::::::|ニ三三三≧ `ヽ' ン , '≦三三三ﾆ}::::::::./
′ } ∨∧ ∨
. ｉ{ _,,. -‐- ミ__ i ､____ ノ } , ,
从 ,.｡s≦ 'ﾞ⌒`' ､_乂 ﾉ .} }
_≫''" -‐‐- ミ / ﾞ'く ⌒｀`'*´, ﾉ ,ﾉ
. ｱﾞ i::::::::::::::,:::::`' ､____,,. -‐==‐ミj} `'くイ
{⌒` ､|:::::::::::/:::::,ﾟ :::,ﾟ::::/^ｉ､:/ il:::,'｛_____,.｡s≦`,ニV
人二ﾆi|::::::::::ﾟ::::::lｉ:::::lｉ::/ Ｌi＼,jｌ/::::::::::;::::|_ｉ::::::::il二}
⌒＼ﾆi{:::::::::lｉ::::::l|:::::l| ｧ午劣ミ｀{ｉ:::::::::/'ﾞ´j::|::::::::lｌ_ノ まあ、そうよね。
｀i{:::::::::li::::::::ﾞ⌒「 辷ン ｰ=彡斧ﾐﾉ::::::,ﾉ
j{:::::::::lｉ::::::::::::::l| 炒 小¨´ 後の事は私たちのしった事ではないわ。
. j{::::::::::lｉ::::::::::::::l| , ,i{i:::i
.:::::::::::::lｉ::::::::::::::l{ 斤:::|
/:::::::::::::八::::::::::::::ﾟ,ト ／｀ヽ .イ::iｌ::::| 「ええ、その通りです」＞アバン
. /:::::::::::::/7沁､:::::::::::ﾟ, 〕rく ノ` , i八:|:::iｌ::::|
/:::::::::::::/jI斗く^＼:::::::ﾟ,＼li iﾞ /⌒Vﾑ:::iｌ::::|
. /:::::::::_ア゛ ＼ ヽ :::ﾟ, li L/ ／ }ﾑjｌ::::|
/:::::::: ｱﾞ ＼i}:_j},八 ¨´ｰ 'ﾞ/`'7､::ﾉjI斗┓
::::::::::/ 「二)_)ﾆ沁､ {､〈ニ)_)ニニ|
:::::::/ L／7::`ヽ 心, {_{＼´::`i ､_ノ
::::/ {::::::::::∨沁, }_} ＼ﾉ、
. / 乂::::::_j}_{_{ﾑ ﾉﾉ 丶＼
〈二ミ)_)=}_}ﾆ{_{ Ｖ ヽ
L彡'＾'く{_{ニ}_} ∨∧
､ 7::::::::::}_}ﾆ{_{ Ⅵj}
､ ＼ {:::::::::::{_{ニ}_} W
:::＼ ＼ 人::::::::::}_}ﾆ{_{ }i
900 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:30:53 ID:RZJeyDEL
_,,.ｨ ≦- ￣ ､ ヽ、 ,r ' ￣￣ ≧
,,,..ｨ=´ ヾヽ ヽ,i! /／-≦三Ξ
／,ｨ' ; ￣
/´ ,ｨ __ __ ､､ヽ、 ミ
. / // / ｨ // il il l ll!l!lﾍ ,//込 i i ヽヾ
. !// / /// / // /i !l i |ヾヽ.Y///ｸ､ i iヾ、＼
..!/ / / //ﾉ/ ,' l ,! | l! ! !-───-￤l l、ﾍ
..i l ! i! i!,'// / ! /! l i! l l! ∨!l', ﾍ
. !l ! ,≠ !/ ,'/ // .!/,/! /l.! ヾ小. ﾍ
_,≧_ｚク ///,/ /,/l!|/. ﾘ Nキ ﾍ
≧=シ ／ /-,行=＝≠＝-､、_＿__ ,,ｨz=＝≒＝ ∨
Y,ｨ＝ﾗ／歪Y´≧＝＝==-､ヾ=≡ｲ',ｨ-=＝＝≦ それでは王都で勇者バーティ解散手続きを行って終わりにしましょう。
{/〃三}｝}个《 、 Yﾟrｚ｝ /ｨ};}. ｛{ ヽ_｛rｪろY
{i l l l!;f,'//,' iﾍ、 ￣￣-=彡ｌ! ﾄミ=-￣￣ これで私たちはこの時代に多くいた魔王討伐を目指していた
込ニｼ//ﾉ,'ｨ|､ ヽ､_ _,,.zメ. Xz_ _,
＞=-巛///ｨ!ﾍ ￣￣. ＿__ ￣￣ 勇者バーティの一つとして紛れ込めるので、
,ｨ＝- ､ヾミﾐ| l!. ￣
.//⌒込 ∨ .ﾉﾍ r──-, その方が何かと都合がいいです。
l .! .l!i!Y;｝ ,}' ,!iliiﾍ ￣￣
ﾍﾍ入込!/ ./!/!il|丶 ￣ ,ｲl!
込入_ソ' ///!/!! 丶 ／ililil
≧二三_／､/ｼﾉﾉ! ＼ .／ilililili,!'
ｨ＜￣≦＜ニニ-! ヘ _＿__,.ｨ'ililililililiY:.:.
ヽ┬;ﾄ<＿＿＿__ヾilililililililililililili/:.:.:.
/:::::/:::::::::::::/::::/:::::::::.:::::::Y:ヾ::::::::ヽ::::::ヽヽ
/ ::::/:::::::::::::/::::/::::::::::: ::::::i:::ｉ::::ﾍ:::::::::ヽ:::::ヽﾍ
/ ::::/::j::::::::::/:::∥i::::::::::::::i:::|:::ト:::::ﾄ:::::::::: V:::::Y::、
.'::::::7::::{:::::::::ｲ:::j |_|;::::: ::::::ｉ:::}:::L.V::} V::::::::1::ﾊ:::::ﾟ,
.':::::::'::::::|::::::7ィ'T~{::!i:::::::::::i::/l::ﾘ '::}ヽV::::: ｌ<ﾛ>:::1
'::i::::!:::::::1:::::{ V .Ｙ∨:::::j!/ .}/_ V V:::i:}::V::|:::1
j:::!:::|:::::{:::iﾄ:::| _,.｡z、 ヾ:::/ /ﾞ,ｨf6Zｈx, }::/::::::::::i::::}
∥j::::{::::::V:1 ;r':Ｊ'なr}` V 込ﾟ_iリ ｨiィ::/::: ::::|::::| アバンさんがそれでいいなら、
'::::{:::::､::::::ﾍ:l^ ヾ‐ '" , , , /::/:::::::::::}::::|
.|::i:|::::::乂::::ﾊゝ ' ' ' ' ' ノｨ::i::::::::::: j;:::j 私はもう何もいいません。
. {::1|::::::::l::`'ト{'､ _,.．-- 、 ´ ':::!::::::::::::':i:ﾘ
i::|V::::: １:::::|i~ヽ 〈 .ﾉ /:::j::::/::::7∥ 貴方はそれが最上の方法だと判断したのでしょう？
`{ １::::::::V:::l;;:::::ト、 ` '´ ,.ィ:;:::/::/:::::7 '
’::::::::::V:ﾄ;;::::{;;::`丶.､_ ,. ｨ;;;;:::/::/::/::::::/
∨、::::Vﾍ;:::{ヾk;;;f'L,___ '^_,ノ:Y;/::/::/::::::/
. ヾ:＼::＼ヽ{ ` ﾞ}:...:...:...:...:...:...:ﾉV/ｼ'ｨ::ノ
` ｀＞'''^1‐'./ﾆニニニニﾆノイ´ﾆﾆｈ -- ､
/~´￣{ニニﾆ}....「ﾆﾆニニニﾆﾆ}._.ﾊﾆﾆニ} Y
901 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:31:35 ID:RZJeyDEL
||! |! |!l // /// /,/ /,//j ヽヽ ヽヽ ヽ ヽ
l|! |! |!l＿ノ/ /// /ノ /ノ/ノ } ﾊ ',ﾊ ', ',
ﾔrl!斗宀≪=彡ィrf七云三三ミ ､__,〟, ＿ _ j/ ﾙ} ｝l} ｝ !
,ｨf ｢/ ,' /rぅヽ<ﾙ!ﾚ¨Ｙ] /. . ヽ:r=!乏三辷えトﾙ'}}! /} ﾘ
; ｛{ ） } } !,j {{{ / ./ .// ]:｢´ ./ /〉ﾉ／ル'
| Ⅶﾉノ ﾉﾉ! ヾヽ、＿_/__ノ/ ｌ:| / / . ///うヽミ=- はい。
ヽ.＿、、ﾒ≧─く巛| ｀'ー―― '´ , , ヾ:､＿＿_ノ,ｲ}}〉〕} }}＾ヽ
/'/ '//'//⌒ヽ Y! ｀‐" ｀ー一ｉ ﾄ､ﾄﾐ.__刀 名声を得るというのは世の男性が求めるものですが、
; {{）） }ﾙﾄ､. , ＿__ /| |/r/,.r‐く
ﾔ 爪廴ノﾑﾘ ﾞヽ - ｀ /[|| |ﾚ'/}Ｙ:ﾊﾊ 実際そうなると幸福とは限らないという事です。
ヽ.廴_从丈___彡" ::＼ ,ｲ[||||弋｛ﾉ}川リ;
＿＿ / ::::::ヽ ,.ｲ㏍㏍ﾄ廴廴.z彡'
／: : : : : ヽ｀≧=/ニニニニニIニニ ＼ ,r个ー一七弍辷≦_
:＼ : : : : :｀ー‐ｧ' | | ｀ ー ´ニニニニf´:／: : : : : :｀ヽ
__,,,.....,,,,__
_,. -''"" ｀ヽ､r'⌒L
,. '" ___ ___ノi ヽ/ 」
lく＼「'l-､r__ﾆ..-─-rゝ､_ﾉ__ｲ__,.>
ゝ,.＞'"￣ ___ i ｀ヽ、>ﾝ」
(ｲ ,' i ｲrfｰ-!,」ﾊ i , i |
| Lﾊ_」 ﾊ__rﾉ !,r-f ﾊ_」 下手に栄誉を求めるよりも
.| i ﾊi "" ﾋﾊi l |
| | i |､ ～ 人 | その後の人生をのんびりと暮らすというのはいいかもね。
| i .| .| |＞ ､...,,,. イ | |
. | / ! i |７ ゝ_Yｲ､_| | |
..| ﾊ/ゝ ﾝイ i ： i| | |_
.| γ (/ヽ rｲ .| ! .|ゝンi
| ,' .,'____ | : [＞<} i/
|/ / |ll| | : .（/ﾝ iﾊ
|::::::::::::::::≧x { ｀ヽ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
. 八:::::::::::::::::::::::::::::`ｰ,.ィ Ｙ⌒Vxく´￣￣｀ヽ:::::::::::::::::::::∧
{::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ λ γ ―一' /:::::::::::::::::::::::∧
∨^＼ゝ⌒Y´￣ヒ升≧=－=ミ ／::::::::::::::::::::::::::::∧
,. ┴ r‐`ー=乂`ﾄ､ し'⌒ﾒ、＼::::::｀ヽ f ｀ヽ::::::::::::/＼ :::::∧
＼ ／ 〃 / く,. -‐=＝ヽ＼. ＼ ::,′ ヽ ::::ﾊ
冫 ,-‐/ / { ハ ソ'⌒ﾒ、＼ ∨ ∨:::} 私はアバンさんがその方が幸せになれるならそれでいいわ。
く {. ', ｝ ) }｀ヽ＼ ｝ ヽ:}
｀ヽ ! / { ∧ 丶 ! 人 } `ｰ―‐＼ ∫ 人間の命は短いからこそ充実した生き方が大切だからね。
乂ﾉ'{ 八 乂⌒Y ∧ 八匕_ 从 ヽ ｝冫::＼
入 ヽ j八 弌:iﾉ' )ｲ 弌::} ﾒ ﾚ .} ﾉ､＼:::::::＼
〃 ＼ ハ､ 乂ﾘ 弋ｿ ﾉﾙ' 从 ,ﾊﾄ ∨:::::∧
ｰ=彡 { } ゝ`ヾ ' / ｊハハ ＼｝::::::::∧
{八' ﾉ 人 ト ｰ 一' ｲ У｝ `ｰ一' ::::::::::::＼
｛ ! ﾉﾙ'`＿γ::/ ＞ - .＜ / ' ｲヽ ハ ｊ丿:::::::::::::::::::＼
∨ヽイ´￣ /:::::i! ＼ ／ ゞ､__丿￣下)イ `ｰ ――‐一'
/ ヽ }:::::::| ヽ / ヽ ノ{ ゝヽ)' フ. ∧
. / ヾ::::::{ ｛i!i!i} .ﾚ一'ヽ/ ' ',
く / i ,ハ:::::',＿{i!i!i}＿{ , } ｝ 八
冫 { ﾘ:::::::ゞ {!i!i!}::::::7/jﾊ彡 ﾒ ノ
勇者アバンは王都に着くと勇者バーティ解散の手続きを行った。
魔王ゾーマ討伐が完了した今となっては勇者制度を維持する必要がなかったので、行政も制度廃止に取り掛かっていたのだ。
こうして、勇者アバンはひっそりと表舞台からその姿を消したのだった。
ちなみにアバンは光明神の神殿に行って光の玉をちゃんと返却していた。
その辺りもそつがないアバンであった。
902 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:33:56 ID:RZJeyDEL
903 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:34:26 ID:RZJeyDEL
ttps://www.youtube.com/watch?v=prKQE9mZfnM
,. -‐…‐-ミ､
,. : ´ ｀ : .
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／ ＿_/∨⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ ｡s1ﾐx⌒⌒＾ア
,.｡o≦二ﾆ=---/ | ｡o≦≧s｡ ,.｡s≦＞＜/ﾐs｡／
,.ィ升＞''´ :| :| ｡o≦ニニニ＞＜＞''" ｀'マ/ぅs｡
乂ア´ :| :| ,,.｡o≦ニニﾆﾆ＞＜＞''" `'＜//ミs｡
| | ,l｡o≦ニニニﾆ＞＜＞''" `''＜/ミs｡
| r 「」＿＿_|ｰｰｰｰｰ｡o≦＞''" ｀''＜/ミs｡
,,∟｡s=＝ ￣￣￣ | | ｡s≦ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ｀'＜//ミs｡
|'´ ,.｡o≦ ｡s1ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ::|
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广广77() :| | :| | | :| | | |l | l | : | | :| | l | | :| l| | | l:| | | .| | | |
j{ j{///圦 :| | :| | | :| | | |l | l | : | | :| | l | | :| l| | | l:| | | .| | | |
. j{ j{///,口 | | :| | | :| | | |l | l | : | | :| | l | | :| l| | | l:| | | .| | | |
j{ j{////〕ト.． :| | :| | | :| |_| |l | l | : |_| :|_|_l | | :| l| | |_l:| |_|｀''| ト､ :| |
j{ j{////冂//ミぅs｡..,,＿＿__|_| :| | | :| | | |l | l | : | | :| ヽ| |‐|＿l| | |｀:| ﾄ､｀ | ﾄ､ | ト.．
l二二二￣:|/////////∧ Ⅵ | | :| |-==‐::| l | : | | :| | |￣ｰ | |_| | | ｀ﾉｰﾑ ｀厂圦s｡｀`ヽ､
￣￣￣~| |//////////∧ Ⅵ‐:| :| | | |ｰ|ｰ:| | :| | | ノーﾑ 厂圦-ゝ-='"￣_,,..｡｡+-=≦
| |///////////∧ ﾍノｰ| | | | ￣ ﾉーﾑ 厂圦--=ゝ=彡￣_,,..｡s=ﾆ''"⌒￣
| 乂////////////, ﾍノー=ﾍ 厂圦---ゝ-=彡￣＿..｡+-=''"⌒￣
＞s｡二二二二二二'//, ゝ─=彡￣￣_,.｡｡+-=''"⌒￣
____
／^⌒ ＞-=ミ､ ,. ¨ ￣￣ ¨ .
／ ／ 丶
' / , _ 丶 ＼
/ / / ,ﾍ,,,/ｱ ､ ﾟ｡
' ' / '""ﾞﾞ"{ '， ､ ＼ '，
/ィ ′ ｉ { 丶 ＼ ヽ :ｉ
|: :i { { 丶 ＼丶 ｰ} } これで魔王戦争は終わりだな。
|i :ｌ _j__{_ 八 ｉ＼ 丶 ＼＿j_ }
|l :{ : { ﾊ ￣ ｀ ＼ ﾄ､ ヽ´￣ ヽ} , 何かと面倒な事だったな。
. 从 :{ i 从ｱ示沁､ ヽ{⌒,ｨ竓示芹ｧ}
丶{ ｌ Ⅳ V_ツ 乂_rツ ' , /
. 从 | 乂_ / ﾊ '
. ヽﾄ､ {::i⌒ i / ｨ / }/
＼{込、 r ‐┐ ,ノｲｫ |"
r ─‐┐ } ｉ > . ､__ ノ ィ/ | |_＿__「 ¨ >､
| ﾄ-} l=ｧ=}＞ _ イ _{__ >| |i:i:i:i:ｉ:| |
| li:i:} |i:{｀┴‐‐┐ }/} | |i:i:i:i:ｉ:| |
| l:i:i} |ｲ>､ ∧ }/}_,. | |i:i:i:i:ｉ:| ト .
< ¨¨¨＞V |,<} |八 ‐- ∧ //.-‐| |¨＾>､| /. . .＼
. . . . . . . . ＼ _| } l VV | | __| ／. . . . . .丶
＼ / { / │ :,
丶 { / | ､ | :,
＼ ﾊ { ′ トv∧ | ′
:, ＼___,{ | :、 / .| ﾟ。 } |＼ | i
, ／{ ＼,′ {. ; 、 ! .′_∨ | |
′ / い .′.| | ′ ＼| ;／ }v |八
; r― _}__、___; | | /-- ..,,___, ∨ ./斗ﾐ:､{ ぃ ′
| 〉、⌒ヽ ′ ｲ ｨ| ./ _＿ﾉ__ | /_)r} j / ｝! / キナニ地帯で戦っていた魔王軍は魔王が討伐された事を知ると
| / ヽ ｛ ｀ー‐/／､| {/_／´__)爪＼ | ./ |iﾞｿ .′/ |/
| ／-----＼ ⌒ >:, 、 ｝ ｝ |/；/| |/ ¨´ | ｛ ′ 総崩れになり、ヘルマン地帯に逃げ帰ったわ。
| / 、 く ﾊ ＼_/ 丶.,乂zﾂ / :.:.:.:{ }
| ./ ＼＿__/ ∨ ‘｡:.:.:.:.:.: ￣ 〉 , .′
| / ﾄ, } / /
| ′ ノ| ﾊ /、 ィ .ｨ {
| ｲ /{ ﾚ|_乂 〈 ｀ ., ´￣ ／ ′│
| / | } ﾚヽ,_| ﾄ､/｀ヽrｲ＞ ,__／ﾆﾆ| |
l :′..| / ∨|_,| |==== ﾛ入 ＼ ∨: : : | ′
| / | ∧ ＼| |/| ﾊj⌒ ＼∨: :.:{ /
904 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:35:01 ID:RZJeyDEL
|ヽ
＿＿＿| ＼ ／!
＿＿＿__乂 ヽ V- ／ /
／ ｨf{＞――――ミh、 }ｌ/ /
ｨf{>'゛ V ／|
/ /／ l V |
, /′ l l ', |
l ∥ ,′ ', ｌ ! |
l l' ﾊ ﾊ ', ｌl l ／!
l l / ' /_ } //ｌ｜ | l l／!
|l | ｌ l ￣V￣~｝ //l￣ｌ ハ l |__l 魔王以下の主だった大魔族はエリザベート以外は全滅。
|ｌ ｒ‐| , lｧ灼示ﾐ､ ｝// 芍示ﾐ } , ＿l
ハ| (| , l ゝ-′ ／ ゞ-′ ﾊ!// l それ以外の魔族も８割は死んでいるわ。
乂! ｜__ , ﾊ:|/ l
ｆこ/=／こh､ __ .:.:.:.ﾊ l これで魔族は相当な期間、組織だった動きは出来ないでしょう。
＿__Vニ=ﾆ=包ﾉ__ ´ ′,.ｲ:.:. ,' | |
／ ＼ﾆ=ﾆ=ﾆ=ﾆト ィｌ{‐|:l:.:,'- ,乂｛
, 〔二｢｣ﾆ二>! ll |:l:; ヽ
| //ﾆ|ﾊ=ﾆ=!)） ll |:l V
ｌ ヽ、 ｢ﾆ=Lﾊニ=! ll 〈〉 V
ｌ', ｧﾇXこ>｀7-====-′ ハ{｝／ ｖ
| Уﾇ´ V ト、ｒ ‐､」 V、 、
〈ﾇX |└ / } ヽ
| Λ ,′ l / } 'Λ
|-くΛ ,′ |ヽ_/ . : :/ Λ
ｆ⌒ 'Λ ,′ |￣￣｀｀~''' ――――― 、ヽ
| Λ ｛ , ,,、-― ,､-―- V
| Λ ／ ヽ/ ヽ 〉
-―――-
´ ｀ ､
／ /ヽ ＼
/ ∨ ‘，
// .／ ∨
. // / / / ∨ ヽ. '，
. ／/ / / / .! / | .| ヽ ∨ .ﾊ |
/ / / | / ,.| | .ﾊ | ', ＼ヽ | l i だが、王国も被害は大きいぞ。
/ ,ｲ ./ !.｜i ./ | | |｜ ﾄ､ ＼ ヽヽ! |
, ' / i / ! !十‐t-.L_ﾄ､{ Ⅵ ヽ_.斗.十 ＼! i 王国軍の半数が戦死したから、その補充の為に
/ / | ﾊ | |下､fr笊卞ﾐ ヾ!,ォ笊芍アﾄ､. ＼
./ / .!{ Ⅵ Ⅵ |乂少 込少 } | ﾘ＼ ＼i 二度目の徴兵をやる羽目になったからな。
i / |' .∧ |ヽ! i ∧}/ .个ト ＼
|./ / /＼{ ﾄ _ _ / / .| | .iヽ＼
|{ / / ∧ i.＞ ｨ/ / | | .∧ ＼＼
|| ./ / / ∧ ﾏi |≧ _ ≦｢i/ / | | ∧ ヽ ﾊ
i! / / / / ∧ ﾏ! |＝［ﾆ］＝|/ / .| | ∧ Y.|
| ,ｨ≦≧ｭ､_/_厶rﾍ Ⅵ::::::::::::::::〃 ./≧ｭ､ _ィ＝ｭ､.∧ } |
∠三三三7三三ﾆ7ﾍ Ⅵ:::::::::::://ｨ∧三三≧ヽ三三心 ∨ !
∠三三三ﾆ7三三ア,∠ﾑ. Ⅵ::::::://./'三ヾ.三三ﾆﾑ三三ﾆﾊ/ ∧
＿_ __
,､丶`::.::.::.::〈::.::.:｀`～､、
／::.::.::.::.::.::.::.::.::`､::.::.::.::.::.::＼
,.::.::.::.::.::.::.::.＼- ､::.::.::.::.::.:/|::.::.::.＼
. /／::.::.::.::.:/::.::.::＼＼:￣`//_::.::.::.::.::`､
／::.::／::.::.::|,,.. ＜＞ヘ＼//＜＞ |::.::.i::＼
. ／::.::／ :.::.::.::.:|＞''"::/}i::.::.〉_〈::.::.:: "''|::.::.ﾄ､::.:＼
. ／_､‐''゛::.::.|::.::.::.::|::.::.::./ ⅱ::⌒ ⌒::.::＼:|::.::.|::.'，::.::＼
. ／／::.::./::.::.::.|::.::.::.::|::.::./ ⅱ::人::.::.::.::.::.::＼_:|／(人::.::.)
. ／／::.::.::./::.::.::.,::|::.::.::.::|::./ --八::.::.:＼::-―::.::.::.::.::.::.／／
／::/ /::.::.:/::.::.::/::.:|::.::.::.::|´ ＿_ ＼::.::.:＼ー---‐:＜:ハ . それに魔法ギルドの被害も大きいわ。
(::.::〈 /::.::.::,::.::.::.//ﾞ＾|::.::.::.::,ィ灯示㍉ ￣灯ハ}::.:|.::.::.}::.::.}
＼_;:>::.::.::.:|::.::./::{ くj|::.::.::.狄 )rリ じ′ :.::.|::.::.:}.::.:: 一級魔法使いは全滅、魔女も大半は戦死しているわ。
〈::.::.::.::.|::.::{::.: ＼,|::.::.::.::| ｀~ , 八::.|:::.:/::.:/
. ＼::.:.:乂八::.::.:|_|::.::.::.::| , ,小::.:|／)／ 魔女は戦前は１０００人を超えていたけど、
. ｀¨¨⌒ ＼;从::.::.::.::ト _ ｀ ／/ ::.::.|
＼::.::.|＼,,≧=-.... イ人{_|::.::.: 現在では５００人にも満たない有様よ。
＼乂 |＞-/Ⅵ|〕iト.. _/::／
／| ｀⌒＿/ |^^〕 |⌒´〕iト..._ おかげで清姫が絶叫していたわ。
／ |___ |＼∧ _|__,〕 _/イ⌒> 〕ｈ､
905 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:35:40 ID:RZJeyDEL
――絶叫する清姫
,､､ {h､
. ﾑ ､丶` } }｀ヽ￣｀'寸h,__
. |ｉﾍ. ､丶` // '， ヽ ｀''＜/|
. |ﾆﾍ ／ // '， ', ヽ 寸ﾆ|
o |ﾆﾆ∨ / | // } ', ヽ ヾ′
|＼|ﾆﾆ/ | ／ｲ ﾑ､_,ハ }ヽ. ∨ / ｏ
|ﾆﾆﾆ/. | イﾍ |./ / } /￣ﾚ｀`ヽ. ∨__
|ﾆﾆ‐. | | ,／ '， / ,ｨﾆﾆﾆﾐ } }ア ｡ あああああああああっ！
|ﾆﾆ{. | |''´ ＿_, '， .／廴 :/:/:. / //＿ ’
|ﾆﾆ', '， ∨ ,ｨア⌒:/:∧{ }! /イ ./ヽ / , 私が三千年かけて集めた魔女たちがーー！
. /ﾆﾆ∧ ＼ 〃 :/:/:/:/: |/ ∨＿＿＿
. ,ィ(ﾆﾆﾆニ}h｡ ~ ‐ _ ＼ ／⌒¨¨´__.ﾊ } ∨ ￣｀ヽ
￣''＞''^（| ミｈ､ {￣ /v''⌒〝|l|l|ｌl|ﾊ } }下､￣￣ ) }
/< | ﾄ.{.＞ ,:|l|ｌ|! |l||ｌ l}! /. 厂＼＼ / /
／＼＼ , |、. { ｀} /∧ / } )' ／
. ／ ＼, , |_ｿ ∨ ｣Ｖ , ///∨ / ／
_ イ ／ / ／{ {､＿,ｨヘ、 ＼^ー―''~／ ／＼///} ／ ／
／ / /./∧ {///// ｀''～､,, ｀¨¨¨´ ／// ./ //∧ , イ
_ -~. / ////∧{////! ＼ ＼::＼^ ﾆ=‐＜ / ／//// ∧
/. { ./＼////////廴＿＿ ＼::＼/::/ /.<///// //∧ <>
／∨ ＼////////////＼ ＼/::/. / / ＼// /／ 〉
/ ∧. ＼///////// ＼ ヾ' /イ⌒)／ / , イ
|ﾍ
/ _＿＿＿＿＿＿＿__ | ∧
/ | ''^~ ~^'' | ∧
/ | , ´ '; ∧
,' ／ V ∧
, / V ∧
|＼ / ＼￣ ----∧
| ヽ:/ ＼ } ___
＼ / ,' l l ` ト- ／￣ ／
＿＿〉{ :| l＼ | | /. | ／ } V ／ 彼女たちは天才だから
＼ 从 | _l ｀''ｰ- '' /~''ー‐''" |. //. 、/ /-＜￣ 、
＞ -〉 |＼| ＼|_＼|ﾍ // |/_|ハ|／|//. / / ／ 揃える手間暇は王国軍の比じゃないわよ！
＼ 人 、 | .,f:狄裸ﾐ､ ∨ﾍ/ ,fi尊厳ﾊ. ∥. / ／／ ／
＼,,/| ＼＼! f黒卯f刃 {安珍愛} . ∥. /／ ,' 大損害だわ！
| | |_|. | 込ﾏ羅ツ. 追焼燃ﾘ / ／
|_| ! （___ノ 弋___）/ ／
l. ﾉ /i/i/ iVVVVヽ /i/i/￣7. /
,. { i ', ／ /
/ ヽ | li!|l| ', ／ /
/ ／￣.＼＿____ . ｰ- ..,,＿', ∠ ＿_,. イ /
/ l 〈.,イl////|.. ＿＿＿_ ／ ,イ/ /
/ ___ |. ／. {////|V∧／//／￣／ イ. / ,
906 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:36:17 ID:RZJeyDEL
,/ ∥ '， '， '， ヽ
/ , {i | i i l i ∧
.{ i , {l | |} ﾄ、 | | i ∧
{ | l | { ﾄ{ || ::|}＿|ﾊ i | | | :i
{ i| | _斗 Ｔi丁{iV', ::::|} .|"ﾔＴ‐|-s|_ :| :|
.{i | 七 | |ﾍ} ! V', ::| }ｿ＿ﾔj | | | :i . 私としては伊藤誠の件が気になります。
{i l |、 ,lィ升テﾐx.V ィ升テ笊x| :| :| i . :i
{!ﾒ {k､ 代赱ソ ＼ ::代赱りノ 》 :l :i :| ::. :| .. 正直誰が魔王を討伐しても構わないと思っていましたが、
.ﾂ/i { ヽ i:/:/:/:/ ＼_ﾉ:/:/:/:/:/} ./ ﾉ :| i:::. |
//:::::＼､ヾ＼ ' // ／l :| :l:::::. | これは想定外です。
.//::::::::::| ＼ﾐヽヽ ∠／ｲ :} :| :l::::: |
／.::::::::::::::::i ::::ゞ ､ __ ﾑイ :iNi_.:| ::l::::: }
／.::::::::::::＞匕:l ::::iｬ≧s｡ ` ｡s≦)ﾉ / :lN} | ＜_:::::}
／.:＞ { i ::ﾄ､ﾔ{ ﾄ≧x､_｡x≦ ） ）/ノ :ﾉN} ; ＜
Vl ｀、ﾔ :{ ヽﾔ二二二二二ノﾘ } :lﾉV
Ⅵ ｀ ﾔ:{ ＝＝ x ＝＝ .ｿⅣ
.Ⅵ ｬl ＼ .>∨∨<／_＜Ⅳ ,/′
Ⅵ _＼＼ .∧∧ Ⅵ∧ '´
Ⅵ. "'/Ⅳ／∨＼ヽ∨∧
Ⅵ /Ⅳ ∨∧
| ｉ / {::::::::::::::::::__;;」,,＿
| i |γ⌒> ''¨´￣ ｀`～､、
. ＼ 、 | i _レァ´ ／ ＼
＼｀¨¨¨¨¨¨´ ,ｲ | ' ／ `、
. ＿＿＿,,＞‐ /i│ / ´ / i ',
. ＼ /| | ∨ / / / | V ヽ
. ｀ ..,,＿＿, | ∨ / / /|｜ | | V l |
. ／ /l 八 V /‐／l／‐ト| | | ∨l |
. ￣￣￣/^| ｌ γ7 /／ 八| |‐/ト､ Ｖ | あの嘘つき野郎ね。
| l {〈|i | ｘ=≠ミ 八 /|/ 八 ｀ ∨
. | 人|i | ∨＿_ ＼ , 民衆を騙して自分が魔王を討伐した事を
,′ ｜ ｜ ＾~ヾ､／ ＼ ',
/ /| | ， / |＼＿ . 既成事実にしようとしているみたいね。
/ / :| ｜｜ ヽ /| |
/ / ∧ 八 |＼ ¨´ ｲ｜ ｜/
/ / ∧ i|＼ ｀ ィ | /l/
/ / ∧トく⌒Ｌ `r≦ヽ | , /|
＼￣｀`～､、ｒ―＜｀`～､、ヽ｀７ア,ノ |: / / :|
. ／＼ ⌒ア¨￣`丶｀ﾆﾆ ィヽ''７二/ /¨¨¨ア
/ ｀`～､、 { >'⌒ヽ／ /イ| ／ヽ
. / | 人 ―{｛ }}― / 〈 }
----
--ミ､ ,. ´ ｀ .
／ ｧ ⌒´ ＼ ＼
' / ／ / ' , 丶 ヽ 丶 .
/ ,ｨ ' , ﾄ､/{ 丶 ＼ V v ∧ それに関しては勇者たちに余計な事をした
. ' / | {''"ﾞ{ ､ ＼ ≧=- v '， ﾊ
{/ | : i { 八 ＼ 斗＜´ =-} } } . 女王に問題があると思うがな。
}' | : l ‐‐{ -- ＼ ﾄ､ ｨﾁ笊芋ｱ '
Ⅳi { 从ｨﾁ笊 ヽ{⌒ 乂rツ / ' / ′ 言い分があるなら聞いておこうか。
,八 ﾄ. Ⅳ V_ﾂ , , / / / /
丶{ ＼{从 , , , ノｨ. . .厶ｨ _＿＿
V圦 _ /}. .//////////ｱ
}. .介: . ´ .ｲ' ,「￣ ¨ ヽ⌒
}. . .} r､≧=- ＜ _/ / | }__
,. . . } | | ｰrｫ } 「 /../ | ´: : : :≧s｡
_/. . . , __| |i:i:i} { //. / ¨ｱ ､_／: : : : : : : : : : :丶
／/. . . / { ∨ У'. / ／ /: : : : : : : : : : : : : : : '，
907 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:37:00 ID:RZJeyDEL
ｒ‐ﾆ7三三三≧zｰﾏ＞三三三三ヽﾆ〉
辷７三三三三Уﾆ≦三三三三三V 7
rﾐ二fﾆ-‐::::￣￣::::::::::::::::::::::::::::¨:＜三三}ﾆ{::､
辷／,,::::::::::::::::::::::":::::::::::‐-::::::::::::::::::ヽ三/‐ﾉ::::ヽ
ゝ/::/ ／:::::::::::::::::::::{::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::Vン三三ハ
{:/V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼三厂ゞ
v ,'::::::::::::::::::::::::::::ﾄ::::::::::_;Lヽ‐-:::::::::::::::::::∨ン:::::.､ は、はい。
{::::::::::::::::::_:斗:‐i v::::::::::i ヾゝ::::::::::::::::::::}:::::::::::::::
人::::::::::＜:ゝルV V:::::ﾘ ィｆ弍刈::i:::::::::::::::::::::::::::| 申し訳ございません。
i::!:::::::::::::i下弍ﾒ ヽN 辷り Ⅵ:::i:::::!::::::::::::::::|
j:从::::{:､:::､ 辷り ､ /／//／.::::::::::::!::::::::::::::::j 完全に私の失策でございました。
ｲ:::::::::ﾐ､`::ゝ/／/ ハ::ﾊ: :!:::::::::::::::ﾊ
.:::::::::::::::ﾄ:ゝiゝ ， っ ｲ::ﾉｿi ﾘー- ､:::::.､
{:::;イ::::::［ ]::::::＞ ｡ __ ＜ﾘ{ }/､ ン⌒Yﾍ::::.､
V ﾉ;::i::<ﾗﾆﾍ厂 i | / 广ﾆ人ﾝ ﾚ:::::::::ミー=''
ﾘ {::::::j 辷i i / 个::ｿ i::::::::::|
／vリ 廴i v ﾚ j::::::::ﾉ
／ ／⌒ ＜竺个⌒ ﾄ ／ン≧zｆﾆﾆ二二]彡
へ､ / ／ ヽ‐ゝ〟ﾉ三三三三i| | ＿
／ ヾ ゝ〈 κ `＜ j三三三三ﾆj {≦三ﾆ〉〉
＼/ゝУ＾ヘ ＜ﾍ￣ ⌒ﾐ～ ヾ三三{(
/ 》／ _二つ_｡ .i ヽ j三三ﾏヽ
/ ゝ＿ / ー‐ラ三＼ i ,'三三三j}
彡フ へ )三三ﾄ ミ i j三三三人
../ 〃 ノ三三三三| j {三三三三≧
/ |i ＿ イ j三三三三| ﾉ ノ三三三三三》
_,, _,,r‐┐
,ｒ-‐´ '`i └i,
{` ｙー─-- ,,_ ,へヘ／ } く,
」 / ｀二ゝ-'-┴―- ..,, } 」
く { ..::::....／::;:::::::::::::::::;:::::::::::::::｀ヽ､.....: } L_
[､ { ..:::::／::::::;::::::;:::::;::::::ﾊ:::::::::::::;;:::: ヽ:::} 」
「 { ..:::::/ ::::::/:;::/:::::ｊ::::::} i:::l:::;::::::;;;;::: ｀､}└,
｀ｱゝ..:::::/;:::::::::/:::l::l::::::ｊ:::::::ｊ !:|::l:::::l::;i:::::::::::; ヽ┘
└ェゝ:::l::;:::::::ｲ:::_LL::」;,:::;ﾉ }」LL::」::l::::::;;i:::::ｉ:ﾄ
／::くｨゝｊ:;i::;;::::{:::::;l;;;l;;;;ﾘﾚ' ﾘ L;;;;;l;;ﾘ;:::::;;}::::ﾄ:〉',
人 ::く/::;;i::::;;::ト,ｨﾗﾃ=＾' ﾗﾃ=ｘ'l:;;;;;::l:::::Y 〉､ .. まさか、あの勇者アバン一行が自分達の功績を横取りされても
.くｒi ＼ ::i::;;;;{┌-{《 {-':::;} {‐':::;} 》‐ｖ-};;;;:::ﾄくｚ´
Lｎ＼ i:::;;;ｩ[ノ￣! ヾン ' ヾン ｉ￣ ﾌ;::;::::ﾄ;:ヽ 何も反応すらしないとは思いもよらず……。
｀ﾌ:/::::;::＼ i､ﾞﾞﾞﾞ , ―-‐､ ﾞﾞﾞﾞｲ:. {;;::l}:::::}l::::}
{::ｉ{:::::ﾄ;;::;{:. i｀＞.,,`ー一'_. イ∠ﾆ二〉:ﾊ::::ハﾉ
V !､:::!､;;〈ﾆ二ｺ´ ＼￣´{￣｀Y;;;:::::;::V ﾉノ ´
`ーｿ{:::;;;:::ヾ:.､ ＼/ {;;;:::::::;:}´
{ ';:::::;;;::::ヾ､ , ｲ''^i..､ l{;:::::::;ﾘ,
} ヾ､;;::::;;:::ヽ' .〉=ﾍ. ＼{;::::丿.l
レヘ }.}￣｀＾`/ ﾊ｀i ヾ人__!__
. ／ ／l ｀!ij ! ::;' ＼ }:: ￣ﾌ
ｨ´／l l／ l＼ 〉 i ゝ .:',二] [ﾌ
〉l／ ＼l}: ｀⌒ー‐..´ l: .ｲ
ﾉ ::／ {:: ＼ ヽ
. / :／ }: _,..-‐┘ ヽ
ﾉ ノ ﾄ ..,＿,.. ---―''´:: 〉: ヽ
_ -===========- _
,.＜: : : : : : : : : : : : : : : : : ＞.,
,.＜: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ、
／: : : : : :／:/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾍ
/: : : : : : :/: : : : : : : : : : ::',: : : : : : : : : : : : : :ﾍ
/: : : : : : :,': : : : : : : : : : : : ::i: : : : : : : : : : : : : : :',
,': : : :: :: ::/i: : : i: : : : : : ____:/i: : :i: : : : : : : : : : : : | でも、それって言葉姫との結婚を避けるためですよね。
i: : : : : : : i＜￣: : : : : ::´: ::/｀|: :/i: : : : : : : : : : : : |
|: : :: :: :: ::| V: : : : : : : :／ /／ i: : : : ::V ::i : :: ::| つまり、それがなければアバンを動かすことはできましたよ。
|::ii: : : : : :i____ヽ、: : :: ::i _____ .|: : : :: ::i :/: : : ::|
|::|V: : :イ斧::うミ ): ::/ イ斧::うミ i: : : : : :|/: :: :: ::|
V ゝ、ﾍ .V: : ツ 乂: :ツ//::/: :/ : : : : :: ::| 「はい」＞女王
／: :/: : :ﾍ ＞: : : ., : : : : ／::/: :/: : : :: :: :: ::|
::＞------ ´: : : /: /: : ::ヽ.,,, ／: : :::／: : : /: : ::ﾍ
: : : :＿＿＿＿___i: ,'_: : : : ﾍ ー 一 ＞＿／: : : : : : :/: : : : : ﾍ
´＿＿,. ＜＞--V| .|: : : : : :>., ,,イ.i/: : : :／:/`ー---' ____
───＜ / i |ヽ、: ﾍー .＞..., _ ,. ＜／/ ,...イ |: :/ ,.:: ／/ .,.ﾍ.,
.ヽ,--／￣ | | `－.| .!,ゝ,__ニニ＞´ / ././／`ー-:: ／, ' ., ' .Vﾍ ＞
ヽ | | __ .ヽ,＼ ./∧V ./ ./ `ー一´ / / V.ﾍ
ﾍ ,' ,' 〈 i ｀i .i.〈 .V./ Vﾍ | .| i
i /./ ,ｨ=ヽ________i .i /ヽ'ﾍ .Vﾍ .| .| /
| /./ ゝ_.ノー--i i ヽ', .// ／／ >-, i .| i
i >´/ ,' ,' ＼.＼ i}{/／ ,- ＞-ｨ=ヽ./ | | .|
./ .／／ .,' ,' ＼＞< .／ `.!、 ﾉ .| | .|
./ .／／ /./ ／ ,、 〈 i | | | .|
908 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:38:04 ID:RZJeyDEL
_,, _,,r‐┐
,ｒ-‐´:::::::'`i └i,
{` ｙー─-- ,,_ ／::::::::::::::::::::::::} く,
」 /:::::::::::::::::::::::::｀二ゝ-――――- 、:::::::} 」
く {::::::::::::::.:::::::／ : : : : : : : : : : : : : : : ｀丶、::} L_
[､ {::::::::::.::::／: : : : : : : : : : : : : : :ヽ : : : : : ＼ 」
「 {::::::::::::/ : : : : : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : :ヽ,
｀ｱゝ..:::,': : : : : : :l: : : : :│:: : : : :|:|: : : : : : : : l:ハ
└ェゝ:ｌ: : : :|: : : |: |: : ｌ: |: :|: : :|:.ｌ:|ﾊ: : :|: |: |:.|: ｌﾊ
くｨ |: ｌ: : |: : : l斗‐十 : :|: : :|:.ｌ:|十‐-ﾆl: |:.|: |: |
/::く|: |: : |: : : |: |∨l: i :,ﾍ: :j|:.!ll j/ ｊ/ｊ:/: |: |: |
/::::::|: |: : | : : : !,ｨﾁ〒ミ, ∨ﾚ ｨﾁﾃﾐｘ:i:: /:/V あの詐欺師の嘘を暴こうにもアバンが動かない事にはどうにもなりません。
/::::::::|: |: : ｌ二ﾆl《 ｆ;ｊ ｆ;ｊ .》: /j/
｀ヽ:::::|: |: : :!:::::::|. |:/| 証明しようがないんです。
ー|: !: :l:.l:::::::|U ｲ:::」
| ! : |: l二:| ＼ ⊂ニ⊃ .／ :!二!
ﾘ: : |: :|: : |: l j`ﾄ ､ __ ＜:|: : :| : :|
,': : : | : | : ∨／l i :|: : :|: :∧
/: : :_/; -ﾍ: : ﾏｌ ｀＼ ／´ ﾄ､/: ,': ﾍ
j : : : : ｲ::ヽ ヽ: :} ｲ ⌒iﾍ /: /i: : ﾍ
/: : ,. ┤::::＼ V /::〉ｰ ﾍ.ﾊ /／::::ﾄ ､ ｌ
. l: : / |:::::::::::＼ /::./ ﾊ｀i:::::V:::::::::::│ ヽ
へ / |::::::::::::::::::::::! ::;' ＼:::::::::::::::､ ._ 」＿
r' ｀‐- ._ ':::::::::::::::::::::ｌ ヽ:::::::::::ﾍ／ }
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／ ､::::::::::::::::::::｀⌒ー‐..´::::::::::::::::::ノ ＼
,ｨヽ
, ´/ ﾑ｀ ｰ ､
, ´ ‘､ ヽ
, ´ ヽ､ ':,
/ , { | ＼ ､ ＼ '，
/ / | { ! ! !| ! ､ i__从､ヽ ＼!
, /! ! {_,|-ト| |从lｲl l/_}､ ‘，ﾄ ＼ .. 平民であるアバンが言葉姫との結婚を穏便に回避しようとするなら、
;' / | ! {,.rtｫ､ヾ、 ,ｨﾁ㍉} !{,| | ＼_ ＼
{ |! { |, |弋)ｿ 弋(ｿ !从!.| |＼ ヽ 誰かに『魔王を討伐した勇者』という立場を押し付けるしかない。
从!! |ﾘVIﾑ ' | リ , ヽ ':,
ﾘ'，!､|{ ﾊ､ ‐‐ ,. | | , '，! . アバンにとってはあの詐欺師は好都合だったんだろうな。
ﾘヾ!| | |≧ ､_,..イ=j! ﾘ , } |
j! Ⅵ| |} | ,..:[ﾆ]=| |j /-､ ', | !
/rrr､_Ⅵ| |:{/ :::: /| |! ////7r77ﾊ､ | !
＿／////// ／|:::::/ ハi!//////////∧ リ
／//////// ／::{ /::/／::::ヽ ∨////////∧
/////////,／:::::::| {:／::::::::::::::} |///////////ト､
{/////// ´::::::::::::::|,:'::::::::::::::::::: | |//!///////////＼
|//////:::::::::::::::::::::{:::::::::::::::::::::: | |/,ｲ/////////////
//////{,:::::::::::::::::::i∧::::::::::::::::::::::! !/{/////////////
／＼////∧:::::::::::::://:i＼:::::::::::::::: | |//＼///////,.イ
／ ,>==-{ |::＞::::::{ |::::ヽヽ:::￣::::://///＞､二二二ノ
／ .:／ ヽゝ/|::.-!/::::::::r-＼::::::::￣￣´! ', ',
'"~￣￣~"''
／ / ＼
/ | :| ＼
/ :| ＼:| | |
. ｜ | ／ |￣| |
. | イ 八 ∧ / ∧ l | まあ、『本当に魔王を倒した勇者は伊藤誠ではなくアバンだ！』と言いたくても、
. ｜ |/ ＼ /て笊ﾐx| l |
. | ,ｨて笊＼／ 乂ゾ |〉 | 当の本人が自らそれを主張しなくてはやりようがないですね。
l ＼ 〈 乂ソ ,: /i/i/ﾉ ﾉ | |
h ＼ /i/i/ -=イ ,ﾉ |
. 八 | 込, ⌒⌒ イ | ／| |
,′ へへへへ=ｰ＜ニ|￣| | | | |
／ ヘ＼＼＼）┐┌／ ﾉ￣￣￣|l＼
. / / ﾉ ⌒つ 〉《》〈 /〉 .|| ＼
/ / ＿_／ ─‐〈〈 〉〉──（()） ||
. / /＼____|_/ |: ＼／ :| ||
/ / / | ｜ ∧ | |:＼
. // ＼/_______| ｜ /Ｔ∨ | | |＼ ｜
.. // /| ||: |: / | ∨ :| | |: | ＼|
. イ | ||: | / :|: ∨ | | |: | |
. ／ | / | ||: |: / | ∨ :| | |: | |
909 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:39:22 ID:RZJeyDEL
----
--ミ､ ,. ´ ｀ .
／ ｧ ⌒´ ＼ ＼ . まあいい。
' / ／ / ' , 丶 ヽ 丶 .
/ ,ｨ ' , ﾄ､/{ 丶 ＼ V v ∧ 誰が魔王を討伐しようがどうでもいいからな。
. ' / | {''"ﾞ{ ､ ＼ ≧=- v '， ﾊ
{/ | : i { 八 ＼ 斗＜´ =-} } } . 無理にアバンの功績を証明する必要はないだろう。
}' | : l ‐‐{ -- ＼ ﾄ､ ｨﾁ笊芋ｱ '
Ⅳi { 从ｨﾁ笊 ヽ{⌒ 乂rツ / ' / ′ アバン本人が望んでいないなら尚更だ。
,八 ﾄ. Ⅳ V_ﾂ , , / / / /
丶{ ＼{从 , , , ノｨ. . .厶ｨ _＿＿
V圦 _ /}. .//////////ｱ
}. .介: . ´ .ｲ' ,「￣ ¨ ヽ⌒
}. . .} r､≧=- ＜ _/ / | }__
,. . . } | | ｰrｫ } 「 /../ | ´: : : :≧s｡
_/. . . , __| |i:i:i} { //. / ¨ｱ ､_／: : : : : : : : : : :丶
／/. . . / { ∨ У'. / ／ /: : : : : : : : : : : : : : : '，
____
／^⌒ ＞-=ミ､ ,. ¨ ￣￣ ¨ .
／ ／ 丶
' / , _ 丶 ＼
/ / / ,ﾍ,,,/ｱ ､ ﾟ｡
' ' / '""ﾞﾞ"{ '， ､ ＼ '，
/ィ ′ ｉ { 丶 ＼ ヽ :ｉ
|: :i { { 丶 ＼丶 ｰ} }
|i :ｌ _j__{_ 八 ｉ＼ 丶 ＼＿j_ } しかし、あいつを魔王を倒した勇者として認める事と、
|l :{ : { ﾊ ￣ ｀ ＼ ﾄ､ ヽ´￣ ヽ} ,
. 从 :{ i 从ｱ示沁､ ヽ{⌒,ｨ竓示芹ｧ} 言葉姫と結婚させる事で生じる不利益には対処するべきだ。
丶{ ｌ Ⅳ V_ツ 乂_rツ ' , /
. 从 | 乂_ / ﾊ ' その辺りはどうする？
. ヽﾄ､ {::i⌒ i / ｨ / }/
＼{込、 r ‐┐ ,ノｲｫ |"
r ─‐┐ } ｉ > . ､__ ノ ィ/ | |_＿__「 ¨ >､
| ﾄ-} l=ｧ=}＞ _ イ _{__ >| |i:i:i:i:ｉ:| |
| li:i:} |i:{｀┴‐‐┐ }/} | |i:i:i:i:ｉ:| |
| l:i:i} |ｲ>､ ∧ }/}_,. | |i:i:i:i:ｉ:| ト .
< ¨¨¨＞V |,<} |八 ‐- ∧ //.-‐| |¨＾>､| /. . .＼
. . . . . . . . ＼ _| } l VV | | __| ／. . . . . .丶
＞―――――y――,
{￣ミr――――――――＜ , 斗――――――-ミ ／ニニニニニニニ} {
｀、__{ニニニニニニニニニ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀＜=ニニニニニ/ ￣(｀
} ﾏニニニニニニニ=／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ニニニニ/ ⌒ヽ>
r ' ﾏニニニニニニ／:;::':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ニニ /. /
.｀, ＿ﾏニニニニニ/::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ニ./￣｀Y
｀; ' .ﾏニニニニ/::::/::::::::::::::::::::::∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::∧/、 }
{ ﾏニニニ/::::/:::::::::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::::::::::l::::::::::;:::lヽ::::::::::::::::::::∧ ｀ヽ '
｀ 、 .丿ﾏニニl::::::{::::::::::::::::::::::/ ヽ:::::::::::::::::l::::::::/l::l ',:::::l:::::::::::::::∧ .〉 幸い言葉は三女で後継者ですらありません。
{ _ﾏニ/::::::{::::::::::::::::/l/ ヽ::::::::: /l:::::/ j/ ',:::l::::::::::::::::::::V'
｀ー ,´ ノﾏ=}::::::::{::::::::l:::::/ ,.斗―-ミ ヽ:::::/ l:::/,.斗―-ミ;/}::::::::::::::::ﾊ::', まず二人を結婚させたら、即座に私が長女に地位を譲り隠居します。
} ﾏ::::::::::{:::::::l::::/ x竓芹ミx ヽ/ j/ x竓芹ミx l:::::::::::::::} ',;
｀ 、 〈:::::::::∧:::::l',::l 《 ん心 ん心 》 l::/::::::丿、 ; そうすれば言葉は王女ではなく女王の妹という立場になります。
｀, -〉:; -―';::l-'l ヾ 乂_ノ 乂_ノ ' j/｀Y ,'lニV
/ニl:::ヽ, 斗'.j ｨ ／/／/ 、 ／/／/ ニニl:::l=ニV それと今回の一件を王家と公爵家の人間に伝えて
. /ニ=l:::::::::lニニ= ニニl::::lニニV
/ニニl:::::::::lニニ=l〉、 し ./ニニl::::l=ニニV 彼女たちに伊藤誠とは距離を取るように求めます。
/ニニ l:::::::::lニニ=l:::::＼ , ―― 、 .::=ニニl::::lニニニV
トニニl::::::::::lニニ=l 、:::::... ／::ノ 丁 ∧l=ニニニV
￣｀l::::::::/ ノ ,ム _ >::::::个 、 ...:::::::::｀ーfｾ ＾l―:'jI斗:f:ｾ '
l:::::::::｀丁::::::l:::::::::::::::::::::l ｀ ー ´::::::::::::::::::::::::::l::::::::l:::::l::l
l:::l:::::::::l:::::::::l:::::::::::::::::::::l l::::::::::::::::::::::::::l::::::::l:::,'l::l
l:::;l:::::::l::::::::::l:::::::::::::::::::::l ',斗ミ::::::::::;l::::l::::::::l:,' l::l
',::l｀;:::;'l::::::::::l::::::; ´￣フ ｀< 、＼;' l:::l::::::::l; l/
',' ' ;, l:::::::::l／ ヽ } ＾' ;::l::::::::l '
' l:::::::::l ヽ / l::::::::l
l:::;:::::l ヽ― 、 , -y ' l::::::::l
l/ ',:::::', ヽ / ,'::::::::l
' ,::::', ＞、 〈 ,, '::::::::,'
910 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:40:07 ID:RZJeyDEL
--- __
´ ｀´ ＼
／ ヽ ｀< ＼
' ' ′ ﾊ,,ｨ :. ヽ ＼
/ /{ｌ ｉ /"ﾞﾞ}i丶 : } }^⌒＼
′ / ,{: ┼ -ｫ- }l ＼ i＼} }
i / /ﾊ ｉ / { __ 八 、 ﾄ､ }
{ｨｉ / }v乂_l/{Ⅳ示笊㍉{＼{斗} / / まあ、王家と公爵家は可能な限り
__}从{ }从{⌒ ヽ{ Vﾘ ヽ ｨｧ, ' /
ィ〔///∧>}. .}i , , 〈ﾘ ／j/ あいつとは距離を取るべきだな。
〈////////ﾊ}. .}:.､ , 厶ィ
'⌒ヽ//////'}. .}: : . . ‐- ｲ しかし言葉はどうする？
「 ￣「l>厶ｨ}. .} : : ≧s｡ _ ィ /¨ｵ
ｉ |:|ｉ:ｉ:{ }. .} :.「￣ } / 「{ | 彼女だけは避けようがないぞ。
| |:|ィ^ヽ}. .} :} ｨ/. /|:| | -=ミ
イ ¨≧Ｌ>_⌒j. .,､__／ /. /斗￢´: : : : : :＼
: : : : ‐ｧﾉ__)>j 〈//〉､ ,. . { : : :_:-: : : : : : : : :V
/: : : :/￣ >/ //////>､{. . { ¨´V＼>､: : : : : : }
: : : イ´ / ////////ﾊ. . V ヽ v V∧: : : : ,
／ / //////////∧. .V ＼ V∧ : : {
. . . . '. /⌒V/／⌒ ¨¨ 丶. .v '， V/〉: : 〉
: : : : : : :{. { . /{. : : : : : : : : ＼: : :}､ ￣T´
: : : : : :八. .､ . . ,. . : : : : : : : : : .ヽ, ＼ {
丶 : : : : : ). .).イ/∧丶: : : : : : : : :ｲ ＼__ >^>
__/⌒ヽ
/＼＿_ ／:i:i:ヽ＿_〕
〈 /:i:i:i:i:i:｀`～､、 ／:i:i:i:i:i:i:〈⌒〔
/ 〈:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:｀丶、 _,,..､､､､／_:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:|⌒〔
{ ∨:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＞'":: :: :: :: :: :: :: ｀`～､、:| ＼.〕
乂__.∨:i/:i:i:i:i:i／:: :: :: :: : |:: :: :: :: :: :: :: :: ::｀丶、)
∥'⌒∨:i:i:i: .:: :: :: :: :: :: ::.|:: :: ::|:: :: :: :: :: :: :: : : ＼
乂 ∧:i /: :: : : |:: :: :: :: |:: :: ::|:: :: :: :: :: :: |: :: :: :: ヽ
`ｒ―∨: :: :: :: |:: :: :: :: |:: :: ::|:: :: :: :: :: :: |:: ::|:: :: :: :.
乂_7:: :: :|:: :: |:: :: :: :八:: :: :: :: :: :: :: :: :: : : |:: :: :: ::i
:: :: ::|:: :: |:: :: :: :: ::.＼-:＼-:: :: :: /＿::|:: :: :: ::|
|:: :: ::|:: :八:: :: :: :: ::|:/^ ＼::／ }::／|＼:: :: ,
/|:: :: ::|:: :: :: :､:: :: ::.::|乂＿__ _ぅ汀| :/: / 言葉にだけは教えるわけにはいきません。
/ｉｉ|:: :: ::|:: ＼／＼:: ::.乂`⌒´ ﾋﾂ 八::イ
／⌒:i|:: :: ::|:: :: :乂_ン⌒〈 ' ｲノ〉:| 知ってもどうにもなりませんから、
ノ⌒㍉:ｉ:ｉ:|:: :: ::|:: :: :: ::|::|:i:i:i:ｉﾊ __ 从:: :|
乂__ ノ'⌒|:: :: : :: ::/ :: |::|_ｉ:ｉ斗x㍉ ( ノ ｲ:i:i|_: | あの男もろとも遠ざけます。
｀⌒|:: :: :: ∨::/:.〔／ ノ^し'＞ ＿__,／人rvﾝ::|
|:: :: :: : ∨::_::r|¨´:: :: ::| /_::::::::::::| :: :: :: : |
|:: :: ::＞ '" |:: :: :: :: | {ﾊ＼:::::ﾘ: :: :: :: ::|
|:: ／＼ |＿ 八::.{从人＿ ﾉ ￣＼:: へ::/
|:(__ 人_ヽ |＿ ＼ /∨＼ 〈⌒Y/
. |:: :: { ∧ / /〈￣ |.:＼ 〉 |＼
. |:: :／ Y⌒ヽ ￣/ /.:.:.:Y⌒＼ ＼〉__|〈 ＼/∨⌒）
|:/ 〉{ Ｌ＼￣}／:.:.:.:.人 ヽ.:＼＿) / ＼(
７⌒／￣＼ |＿）/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} ∨.:.:.:.:.V ＼ ／￣|
∨∥ 八.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∥ i |.:.:.:.:.:.八 ∨ ／＼
::::::::::::::,仁:: :: :: :: ::/:: :: :: :: :: :: ‐≠┼-|､::/ !/ ｌ: :: :: :: :: :: ':､: . : . : ヽ
::::::::::::,':: :: ｀:: :: :: ::i :: :: :: :: :: :: :/|:: /＿ ｀丶､| i:: :: :: :: ;: :: ::': ､: ﾉ ﾊ
＿:＞l:: :: :: :: :: :: ::| ::: :: :: :: :: ::{ィ仔≧zﾐ､_｀‐､ ﾄ|:: :: : ;!/|: :: :: :. .' ､. . l
:::::::::::i:: :: :: :: :: :: 圦'､ :: ::.i .::.::|｀ヾ ｛ f;;;ｿ:iゞ､ ｀ ￤.::.::ﾑ二メ.:: :: :: :: :.￤
:::::::::::j:: :: :: :: :: :: :: ヾヽ:: ::l:'､: | ゞ--' !: ｨﾃky/:::.:: ::}:: :|: ﾊ!
:::::::::.i:: :: :: :: :: :: :: :: ::l｀ヽ:.{::.: l ::::::::::: ｀ﾋzｿｿ::.::.;.' /:: ﾉ/ ﾉ
:::::::::l:: :: :: :: :: :: :: :: : |:::::::｀ヽN ::ﾊ::／':ｲ／´
:::::::':: :: :: :: :: :: :: :: :: :|::::::::::::::::| 冫 {仏／'´′ 言葉が真実を知っても不幸にしかなりません。
::::/:: :: :: :: :: :: :: :: :: : |:::::::::::::::::l ﾊ
/:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: : l:::::::::::::::::i ´￣ , ｲ::l .. 知らない方が幸せな事もあります。
:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ､ー――-l＞..､ _ ,.イ:::::::::l
:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :ﾑい人__jﾊ ヾ/＞ｰ-ｲー――ｲ
:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :/ |:: :: :: :: ::{＼厶〉〉 ムﾊ_人K_ﾌ
:: :: :: :: :: :: :: :: :: :ム l:: :: :: :: ::{ ヽへ､ |:: :: :: :: i
:: :: :: :: :: :: :: :: :, ′::￣人:: :: :: :: { /ム‐--..ト:: :: :: :l
:: :: :: :: :: :: :: :: ｊ:::::::::::斗'' "~´￣｀ﾞ丶､| ﾊ:::::::|:: :: :: :ﾘ
:: :: :: :: :: :: :: ::,':::::::::::/ Ｃ ヽ ﾍ::::|::.::}:!::ﾉ
:: :: :: :: :: :: :: ,ﾞ::.::::::/ ｀, 人::ﾘ:::／｀fﾊｰ-､
:: :: :: :: :: :: ::,ﾞ:::::::::,' .; ', ､:::::....ヽ/ }ｿ }
:: :: :: :: :: :: ,::::::::::il i ', ヽ::::／ /′ ﾊ
:: :: :: :: :: :: !:::::::. l ! .', / ´ {
:: :: :: :: :: :: !::::::.:＼.._,,.. -‐‐''' " " ￣7 ',｛ ﾉ
実際に結婚しなければいけない言葉姫の立場からすれば、たまったものではないだろう。
真実を教えないのは女王の娘に対する愛情だったが、後にそんな女王の予測の斜め下を行く事態が発生してしまう。
911 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:42:43 ID:RZJeyDEL
912 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:43:31 ID:RZJeyDEL
ttps://www.youtube.com/watch?v=DjnXTcEfGSA
_,,,..-.ｰ.─.-.-....､._
二ヽ,,..::"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:..､
／::::::::｀`:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾ:::::＼:::::::::',
/:::::::::::::::i:::::i!::::::::::::::::ヾ:::::,,∠,､_:::::＼::::＼:::::',
i::::::::::::::::!:::::i i:::::::::l::::::::イ＼＼＼:::::::::＼:::＼::',
l:::::::i::::::::!::::i,,ゞ;::::::::i:::::::::l >≧r､＼::::::ヾ＼_ r ､
ｌ::::::i!:::i::::l;/i ._,,＼::::!､::::::l 辻ヾ〉 ＼:::ヾ） (ヽ､｀＼
i:::::ﾊ::::|::::l:::i〈｀（ﾍ＼! ＼:', ゞ-′ ラ∨/＼ ＼ ＼
. l:::i l:::|::::lヾ､ 弋i;） ヽ ＼ ┌::ソﾉ ＼ ＼ ＼_
∨ l::::l::::l:::＼ " ﾍ::::/ r--‐-､>､ ｀ヽ
＼|＼!＼ ′ ∨ ` ‐-､ ｀` `､
ヾ ヾ ､ ｰ ´ , ヽ､ -＼ `､ キラッ☆
_, r ´:｀ ､ , ′ 、 | !:.:ヽ : ヽ ヽ
_, r'´:.:.:.:.:.:.:.:./:.....｀ ｰ ＜´ ヽ | |::.:.:ヽ: : ﾍ `､
_, r ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.| .ヽ -､ー_'/ !::.:.:.:.:ヽ: : ` ､ ____＿__i_
/ﾞ: : : : : : : : : : : : ヽ:.:.:.:.:.:.／i! | ﾍ i. / 入 |＼.:.:.:.:.ヽ;,r'`‐´_,, ..---┴‐,
l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼／:.:.:.:!'! /ヽ､ヽrk'´:_,r､ ｲ:.:.:＼／ _>-‐'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.l ﾞ' ! ! ﾍ/|:.:.:.:.:.:＼/::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
l:.:.:.:.:.::i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:! ﾍ＿_/ |:.:.:.:.:.:.:./!:::::::::::..:.:.:.:.:.:.:.:.:..::.:.:.:l
/:.:.:.:.:.:.: !.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.| / ヽ i:.:.:.:.:.:.:/ ﾍ::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾍ
伊藤誠、この男は王国の平民として生を受けた。
特に裕福でも貧乏でもない家庭で生まれたが、
それでも次男で家を継げる立場ではなかった為に家から出て自立する道を選んだ。
913 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:44:09 ID:RZJeyDEL
＿＿＿
／￣￣＼ ￣￣＼
／ ／￣｀`丶_ﾉ_ﾉノ,ﾊ
/ ／ { ＿ ''⌒ヽ ﾉ
/／／/ ／冖ﾐｘ 、 }:}
{/⌒i / 弋ｆﾝ ^Xﾉ ｘ-ﾘ
|{ }′＼ ｰ‐‐′ 〈,ﾝ {
|乂 } ﾉ Ｖ }
∨^ハ _, ___ ‐‐┘
〉 { ＼ ′ ヽ二7 ,
∨ ﾆ‐ _ -- /
＿＿＿ ／＼￣＼ ﾆ‐ ＿__/
__､＜二二二二二二|二ﾆ∧ ￣＼ニ{
／‐‐二二二二二二/ﾆ|ニﾆﾆ∧ ／¨∨|
┌-ｘ ／‐‐二二二二二二ﾆ/ニ:|ﾆﾆﾆﾆ:∧__／∨//| :|＼
. ‘， ヽ ./ﾆﾆﾆ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/ﾆニ|ﾆﾆﾆﾆﾆ∧ ∨∧ |ニ＼
/^ヽ ‘, ___} ＿|＿／二二二二二二/二二|二二二二| |//| |二二=- ＿
{‐ } ／ ./＼,-、 |二二二二二ニニニﾆ/二二:∧二二二ﾆ| ///Ⅵ二二|二二二＼
{ Ｖ / / //^ｉ /二二二／二二ニニﾆ|二二二∧二二二:| |////|ニﾆﾆ|二二二二‐_
.＼ | | ／ // / /￣￣￣----二二二/ﾆ:|二二二-∧二ニﾆ:| .|////|ニﾆﾆ|二二二二二．
∨ | / /＼ /‐‐‐ーｰ二二二二二/ﾆﾆ:|二二二二∧二二 | |////|ﾆﾆニ|二二二ﾆ/ﾆﾆl
＼__ /＼ |＼/‐‐‐‐ｰﾆﾆﾆﾆ二二二/ﾆ二/二二二ニｰ∧ニニl .|////|ﾆﾆﾆ/二二ﾆﾆ/ﾆﾆﾆ|
＼＿＿＿／/ |＼--二二二二二二/ﾆﾆ／二二二二二‐∧二∧ |////|ﾆニ/二二ﾆﾆ/ﾆﾆ二|
|ﾆ| ／／ﾆﾆＶ/二二二二二∨二二二二二二二二‐∧二∧////|二/二二二ﾆ二二二|
/ﾆ| ／／ﾆﾆﾆニ〈二二二二二/二二二二二二二二二二＼ﾆ:∧// |-/二二二二ﾆ|ニﾆニ＼
|ニ|／／二二二ﾆﾆ∨/二二二/|二二二二二二二二ニニニﾆ＼ﾆ∨//二二二二ﾆﾆ|ニニニﾆ|
|ニ><二二二二二二〈二二二/ .|二二二二二二二二二二二ニﾆ＼∨ニニニニニニ|ニニニﾆ|
＼二二二二二二二ﾆ|ニニ／ ∨二二二二二二二二二二二ニﾆﾆ辷二ニニニﾆﾆ|二ニニﾆ|
|二二二二ニニニﾆ|ﾆ／ ∨ニニニニニニニニニニニニﾆﾆ辷二二ニニﾆﾆ|二二二ﾆ|
誠がその道を選んだのは王国政府が、勇者制度を導入したからだ。
彼にとってこれはチャンスだった。
魔王を討伐して偉業を成した勇者として立身出世したいと思っていた。
914 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:45:00 ID:RZJeyDEL
＿＿＿＿＿＿＿＿|￣! _
＿＿＿＿＿＿＿＿l. `TY＾`￢i┬┬┬┬┬l |
￣￣￣￣￣￣￣￣|. ,┴{ r/厂￣〕‐┴┴┴l_|
￣￣￣￣￣￣￣￣|___! Ⅳ.:/::::::::＼
`v':::::::::::::::::＼___
∨/,..イ´:::::::::::::〃⌒ヽ､
_ 〉'´:::::::::::::::::::::/::::::::::::::::＼
ｊ/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
i::::::/::::::i::::::::!:::::::::::::､::::::::::::::::::::::::::',
|:::/::::::::ｉ::::::∧:::::::::::::ﾄ､::::::::::::::::::i､::l
､__Ⅳ::::/:::i:::::ﾒ__!::::::::::::匕ヽ:::::::::::::ハ:|
ﾌ::l::ｒ'l:::/!::/ｾﾐl::::::ﾊ:::尨_ハ::::::i:::ﾄ､`!
´￣]八!/i」:i ￣ !／ Ⅳ 小ハl::::`､
i´:::::ｊ､八i ´ ｊ〉 爪i:::::::::::::::::＼_
＼:::::::::::ｊヽ､ ｔ＿ｱ .ｨ､:::::＼ ::::::::::::::: 入_
ｉ:::::::／:::/､ヽ __／/ |i:::::::::::', ::::::::::::::::: /｀' ､
／:::::::::>‐-i ＞v＜´ ./|::::::／:::::::::::::::::::::::::::::,.:〉┐
i::::::::::::::|:::::::|./､ヽ_／/Ｖ |￣ヽ::::::::::_,∠ ::.=彡: :;::ﾊ
,-､__／:::::::::::::/:::::/ .く＿ｿ |::::::/':::＞:::; ::::::::::::::::::::::::: ＼
く:::::::::ヾ::::::::::::/:::;ノ _./;:;:;ﾉ ／ .|:::::i::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::: ヽ、
＼::::::::::::::／_∠＿／;:_／ .i::::::＼ ::::::::::::: /＼_::::::::::::::::::::::::＼
`ｰ-<´￣:;:;／￣￣..,, ,,,..＞､:::＼:::::::::（_. ｀'＜_::::::::::::::::::::＼
￣￣ ＼ ...,,,...::' ,,,,..._＞ '､_::::::/ ＼::::::::::::::::::::::＼
>-‐ _／||/ｉ ￣ ＼::::::::::::::::::::::＼
i｀ｰ‐一[［二]]￣Ⅱ ／ .| ＼::::::::::::::::::::::ヽ
. ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--､ :|: : : : :|: : | ,ィＴ: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / ＼ノ￣￣｀ヽ、―ニ 二
|: : |: : : : /!/ ⌒／ ´｀ヽ _ 三,:三ー二
＜ : ｣_: : / 〈 ノヽ--/￣ , ｀￣￣￣
＜:: |. 小{ _,,..ﾐ } ...| /!
厶ﾍ ﾊ 」_}｀ー‐し'ゝL _
＼_! _,:ﾍｒ--‐‐'´} ;ー------
ヽ ,,ノ｀ヾ:::-‐'ーｒ‐'"＝＝-
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／:/::::| ＼ ヽ ｀_⌒ ィ ´
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::::::::::::::/:::::::::∧ /二＼ |::::::ヽ::::::::::::＼
::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::!
しかし、誠は弱かった。
戦士でなければ魔法使いでもなく、ただの平民でしかない。
これで魔族に勝てるわけがない。
『魔王どころかその配下の魔族にも勝てない』とキナニ地帯で魔王軍と戦った彼はそう結論付けた。
915 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:45:50 ID:RZJeyDEL
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__ノ〃｀「 /::.／/ / ヽ ｀ト､::l ￣} ヾ＼
／/__/ /::.:ヽ/ / 」 } Y::| |＿}-'^ｰ┐
ノ j::.::.::.::} {／￣Y＿_ノ::.'､ ト─--
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＼､> ／::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.＼＿＿ く／ ／
＼ r─‐ｧ '´::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::＼‐┘＿／
｀ｰ ﾆァ´::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:｀丶、
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／::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.＼
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ﾚ.|:.::::|:::i:::::/| ､ﾊi ＼::::|｀^ｰV::ﾄ::::::::::::::::ヽ
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|::/ |:|ﾚヽ i ､ レｲ/'ﾘ::::::＞
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V:::/ ヽ､ ｀ ー‐‐ ´ ／'´
ヾi }＞ , イ
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r‐'V/￣ /::＼
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そこで諦めて勇者を辞めればよかったのだが、
誠は女王の『魔王を討伐した勇者に褒美として言葉姫を娶らせる』という公式発表を聞いてしまう。
そこであるアイデアを思いついた。
誰かが魔王を討伐したら先んじて自分が討伐したと情報発信して周囲に認めさせればいいと。
916 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:46:32 ID:RZJeyDEL
, ,.、
_／/ヽ.＼
,.r::'"!ヽ,/ ＼,ﾄ､
,:':::::::;r::＼i二二ﾆｿ;::＼
/:::::/:;::':::'.:::::::::::::::::::::;::::::::`ｰ;=-‐
ヽ::::'::;::':::::::::'.::::::::::::::,'.i:::::::::::.ヽ
/::::::;::'::::::::::::::'.;:::::::::,':::ﾊ::::::::::ﾄ:',
//;::':ｌ::::|::::|::::__,ｪ､::::|l/_斗:::ﾍ:::l
//:::::ｌ::::|::::|《'夾ﾘ ＼l ´ j､::::::ﾄ､_
//:::::ｌ::::|::::|ハ｀¨´ _ ,' ,ｲ:}::::ﾊヽ
_／/':::::小⊥::|:::ﾄヽ_ ｀ ／从|/|/ __
'´ ,/l:::://Y亠､｀ヽ‐ﾄ ｀下≦ｿﾞﾐ三ﾆﾇ､_）_ そのネタいただきです
,r '⌒` ‐-‐ァ'ヽLｺ′ ヽ}＼ム_〉丈rミ_=L_尢-っ）
└ ,r‐ ￣ｿ′./ lヘ､､／〉っ ＼ヽくr-/｀ｰｭ､___'′
/ ｲ /! l ｿヽ/ ´ ゜｀く_;く/ /,､_｀ ヽ｀ｰ- ､
/ ／ ヽ.___ . __ イ´ ヽ｀､ 丶 '゜＼＼_' , ｀ヽ 〕
〈 ／ ヽ ､ヽ ヽ〉 .ヽ〉｀ｰ､_ _ノ
｀' ´ ', ! イ // ￣
l l 〈 /〈ﾄ､_
ﾉﾉ ｡{ ＼＼/
>＾‐--‐ '´ 〉. ｀Ｔ＼
／ パ ＼
／ /t-ヽ｡ |
>'::⌒ヽ /:::::::::::＼ ｜
／::::::::::::::::::＼ /::::::::::::::::::ヽ ∧
新聞記者
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. ':::::::::::::::;.ｨ :::/ |:::::::::::ハ::::::::::::::::::ﾊ}
＿}:::::::::::ー--- z |::::::::/ｨ≦ ::::::::::ﾊ::!
. ＞::::/i : / r乍t7 从: / 乍ﾌ:::::::::/ ﾘ
⌒)斗.|::/ l/└¨ ﾚ' ¨¨ /Vﾊ{
l/从. , /
r}. ‐‐ ／
/ ＼ ＞ -＜
-=∧ ￣入ﾉ ヾ ､
-=二iﾆﾆ＼ ./xxxxヽlﾆ{ﾆ=-
-=ﾆﾆﾆﾆ|ﾆﾆ∧＼/ xxxx }ﾆ＼二ﾆﾕ､
. /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ﾆﾆﾆﾊ xxx }.ニﾆ〉ﾆﾆ}ﾆ
. ,ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧＜ﾆ∧ .xxxx }ﾆﾆ/二ﾆ}ﾆ
,ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／ﾆ∧ xxxx }ﾆ〈ﾆﾆﾆ }ﾆ
|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ< 二二 ﾊ xxxxx|.二＼ﾆﾆ}ニ
. {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ﾆﾆﾆ∧ｘxxx} ﾆﾆ/ﾆﾆ.}二
. {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=＼ﾆﾆ∧xxx|ﾆﾆ/ﾆﾆ/ﾆﾆ
. /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／二二ﾆﾆ＼ﾆ∧xx|.ﾆ/ﾆﾆ {二ﾆ
/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ 二二二二二＼∧x|=/ﾆﾆﾆ{ﾆﾆﾆ
. /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヾ∨/ﾆﾆﾆ |ﾆﾆﾆ>
そこで誠は新聞を利用して情報操作を行う事にした。
王国にはすでに新聞があったが、これは瓦版と呼ばれる物で、一枚から複数枚の紙に木版印刷されていた。
この新聞は災害情報やゴシップ記事が人気で
新聞の製作に関わる者たちは情報の正確性よりも売れそうなネタを重視していた。
つまりガセネタでも面白いネタなら扱ってくれるのだ。
917 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:47:17 ID:RZJeyDEL
つ 最 新 私 お !_ _,,.／ /＼ ,ﾉ 最 な
か 高 聞 は も （,: '´::/＼/____,ヽ､ ＜. 高 ん
み の 記 し ./::::::ｧ:ヽ-'---─┘｀ヽ.. ） だ て
ま ネ 者 ろ |:::／;:::::/|:::::::i::::::i:::::::::::ヽ. く .わ こ
.し タ .と. い (:::::::/::::/-!:､/|:::::ﾊ::イ:::::::::', ) ！ と
た を. し ！ ＞:i::::/ｧ;‐=!､|:::/ !ｧ'ﾊ::i:::::| 〈 な
！ .て （::::::ﾉｲ〈 ﾄ､ ! ﾚ' ﾄ !!ﾚヽﾉ､ ＾ヽ.. の
___ r'⌒Y⌒::イ:|::::| ゝ-' , ｀".!:::|:i ゝ､ ）. ：
⌒Y´ ｀ ／ﾉ:::::ﾉ::::|::::':､"u r‐‐ｧ ﾉ::::ﾄ! ⌒ヽ ：
「l 〈:::::/:::::::|:::::ﾊ::＞.､｀__,..イ|ハﾉ ,. -､ ﾉ.：
| l___ [][] ヽ!へ:/ヽ|;:イ´ ＼_| |｀ｧ､ｨ´::ﾟ:::(＞ l二[][]
| r‐┘l二[][] /´ ヽ.＼ /ﾑ｀' i __ヽ::::::/ ｒ‐┘|
|」 ｒ‐┘|l二[][] ' ､_ ! Yｧ⌒ヽ_「l[三] l二[][] ￣￣
￣￣ ｒ‐┘| ゝ,_r'´ ヾ､ / _ﾉ´| .【◎】ｒ‐┘|
￣￣ ｀>､ ´ ./└┴====￣￣
そして現在格好のネタが魔王戦争であった。
新聞記者たちは戦争の情報を記事にして庶民に売りまくっていた。
そして、誠はそんな記者たちに勇者として接触して積極的に取材を受けていた。
とにかく、記事のネタになって新聞記者と関係を持ち、庶民から勇者伊藤誠の知名度を上げる必要があった。
918 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:47:54 ID:RZJeyDEL
,r‐/￣￣｀`ヽ､
_,/:.:.:| ヽ.__
_/:.:.:.:／ ￣＼ l、＼
|＼ / :.:.::/. ＼ l、. ヽ ／|
| `ｰ､_ l:.:.__/ ヽ | L___／ .l
.l ￣ヽヽ _,.．- ''´￣￣￣｀`ｰ-､］ .l.
ヽ | ＼／ ,. -'''´￣￣￣｀`ヽ､ | ./
＼ l ／< l_,.．-'''´￣￣｀`ヽ､| | ./
＼__,.ノ' （/7 ） _,.．-==＝＝＝＝==┐｣／
|:.:.＼___`ｰ‐'´l:|/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |
/:.:.:.:.:.:.:.|: l:| {} |/ ﾚ {} }|:./
/;ｨ':.:.i.:.:.:|: .l:| _,,.. - ､-.,_ ﾚ|
|:l |:.:.l.:.:.:||: l:| ､ l.| 俺は勇者として魔王を倒しに行く！
|:l |:l l.:. :l.|: l:| ＿ ' !|
└┴┴''' ヽ、 ＼ ／ ｀t ／〈
＼ヽ､_/〉 { / ／ ::./〉
／:/::::|`ｰ‐' ヽ ｀_⌒ ィ ´ ﾞ‐‐‐'
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､
／:::::::::::/::::::::| ＼ / !＼::`ｰ- ､
/!ヾ'ー-z､
/:;i:;:;:;:＼/;:;::Y(::...､ ,!
/___i斗''"´ﾍ;:;r''",ﾄ、ヾヽｰﾆ'-‐ ､
>＿,,r=＝〃ヽ｀ﾞ`;::ヽ､｀ｰ＜ミヽ!
/:::::::::::/:::／´::::::::::::::::｀`ヾ､::ヽ ヽﾄ､
/::::/::!::::iｰf::::、:::::::::::ヽｰ::､::::､`ヽヽヽi
,':::::l::::|::::l:::::ヽ::＼:::::::､::',::,夲-::'､,ゝゝｿ
|.:::::!::::ﾄ、':、,.斗分::、ヽ|ir'ｧ=ミ､,ｿ┴::､
〈::!:::::|::::,!ヽ, ﾍ,.='ｧﾁﾐ,ヽi ,ﾘ ﾋZj/' |二ヽ::ヽｰァ いいネタです。
ﾄ､:::::!::|::::i::ヽｲ _ﾋzﾉ '´ ,. ',::ヾ::ヽ,::〉´
l ﾉ:::::',::',::ヾ､大 ´ _,,. -‐ｧ /::ヽ､N/
／::ｲ::::,!ヽヽ､`ヽ､ヽ `ー = " .／ヾヽ､ﾘ ,､r､
'´i//ﾄ､l::::|ヽ､iヽ､ ヾヱ ／い､ヽ､,/ﾆ、 /_,. -z
l i､::! ヽ､ﾄ､ヾヽ､`ヽﾐ ー ‐ くｌz┴r'´￣ ,. --､ ／ ,.､,z,ァx､__
`ヽ! ｀iヽ,ゝ‐ァi^ヽ､__r='ｪ､,丕__／ t-､ヽﾌy'//,ｨ災彡''７
__ノ´ ゝ<´ ,ゝ､__.乍ﾆ三三三ミﾐヽゝﾍ_〉'/ｲ尨r'´ /
/ ´ゝへ,ｨ ｌ r- ｀`ﾐヾヽｬ'ｨ少" /
| / `ｰ'^l i ｀丁￣! ,'
ﾉ }!_ ,r‐! | ｰ '! ,'
/ ヽ、´/ ', r 、! i! ,! !
＼ ＿_ﾉ ./ ', i^!. ',! ,ﾄ、 ﾄ､
ゝz=＝＝ﾍ,ノ ', ! ヽ ＼_,! ', ,.r''´ ヽ、
'､＿ イ／ ノL＿＿＿___{ヽ ` ,､i´l !
､| ,' / ＿＿__ゝ _ ,､!ｿ ﾉ ,!
ヽ / ／ ＿＿__.了ノ／ﾄ---‐''"
＼＿＿,.イ、 ／ ,.-‐''" / ,. {､ ｀＾ヽ
こうして、知名度を得ると次の段階に入る。
魔王討伐の為にヘルマン地帯に突入する事を記者に伝えて、それを新聞記事にしたのだ。
まさに堂々とした勇者の出陣である。
事情を知らない庶民からはそう見えただろう。
919 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:48:29 ID:RZJeyDEL
/: : /:: : :./: : : :.!:: : : !: : : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : :|: : : :|: : : | ,: : : ',: : ::ヽ : !
|: : |: : : : : ,,=''".＼: : /|"''=:;,ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /" _,=､ | :/ |:./,=､ Ｖ: ..|:.: : : | V
＜ : _: : : / ((;･.,;)|/ ﾚ((･.,;) |:./ ヽ: : | 魔族の本拠地に殴り込み？
＜:: |. 小{ ￣ ￣ ﾚ{: :.|ヽ:|
厶ﾍ ﾊ ､ {ﾊ/ ／⌒ヽ_ノ） ) ） そんなの本当にやるわけないだろ！
＼_! ＿ ' !! ,' ;'⌒'ー''´
ヽ ＼ｰｪｪｪｪｧt ／ | i| (⌒)
___,ｒ| ＼ ､＼＿ ｀ヽ ／ ﾉ ,'.! ﾉ ~.ﾚ-r┐､
／:/::::| ＼ ::::: ＼＿｀＼ ＼'、 .／ //､ ノ__ | .| | |
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧.＼､_＞'´ ノ'´ 〈￣ ｀-Lλ_ﾚﾚ
／:::::::::::/::::::::| ＼ /"''- `ｰ一''´ ￣｀ー‐---‐‐´
当然ながら本当に行ったわけではない。
誠は行くと言ってしばらく行方をくらましていただけである。
そして、彼は時を待った。
920 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:49:06 ID:RZJeyDEL
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : :|: : : : :|: : | ,: : : ',: : :ヽ : :!
|: : |: : : : : |: / ＼: : /|:.: :: :ヽ: : :.|.: : : ﾄ､:|
|: : |: : : : /!jニﾆｺ| :/ |:./iﾆニＶ: :|.: : : | V
＜ : _: : : / 〈fｴ:ｴi |/ ﾚ fｴｴ) |./ヽ: : |
＜:: |. 小{ ﾚ{:.| ヽ:|
厶ﾍ ﾊ ＞ {ﾊ/ .V
＼_! !
ヽ !ー―‐r ／
___,ｒ| ＼ ｀ー―' ／
／:/::::| ＼ ヽ _￣ ィ ´ (⌒)
／::::::/::::::| ＼ ´ ∧＞､ ﾉ ~.ﾚ-r┐､
／:::::::::::/::::::::| ＼ / !＼::`ｰ- ､ ノ__ | .| | |
＿
_,,.. -／､/_',
,..::'"´::::::::く / ﾄ 、
／:::::::／:::::::::::::｀'::ー‐':::::::＼
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/::::::::::;':::::::::::/|､:::／/:::::::!:::::;!::::::::ヽ.
::::::::::/|:::::::::/ｧ''7＞､!:::::/|::/_|::::::::;::::',
::::rノ:::ﾚﾍ:/八 」__ﾘ |／ 'ｧ!､ |::::::/!::::|
'::::::::::::::|∧ ''" !j ,ﾊ!／/／ 凄い！
/::::::::::::,|::::'､ ､_ ' ﾞiヽ!´
､:::::::::::八::::::＼ ￣ ／::ﾊ .. 大スクープです！
ハ;:イ:::::/ヽ;::::::ﾄ,､ __,.イ::::::/|/
|＞'く＼ ＼|＼_,「ヽ::::|／「! ＿＿
／ ｀ヽ.＼ /ﾑ」 ヽ- ､ |,'-､ // ｀ヽ、
ﾊ ｀'（:::/|_〉 |／ 'ｰ-､.// /7'⌒ヽ、
ヽ. 7:::|ﾑ / rﾉ// // _ /
__ ﾉ く.__」L!/ ,イ´ // ;´|' /´/|/
､ r'"´ｧ'´＼ / /! ||ヽ.｀￣￣｀ヽノ '´ / /
､ `ｰく_ｒ'｀ ＼ / / ﾊ__ノ､ /´ ／
:::＼ 〉ヽ､ ´ / ｲ-ﾍ ＼ i ,イ
勇者アバンが魔王を倒した結果、魔王軍が崩壊したのを見た誠は行動を起こした。
自分が魔王ゾーマを倒したと記者に偽情報をリークして、それを記事にさせたのだ。
元々情報の裏付けなどしない記者たちはとんでもない偽情報を庶民に拡散してしまう。
当初は一部の記者だけだったが、あっという間に王国中で記事にされ
勇者伊藤誠が魔王ゾーマを討伐したという情報が王国中で知れ渡ってしまった。
921 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:49:41 ID:RZJeyDEL
／: : : : : :／: : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
/: : : : : :／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : . ニ＿|＿
＿__/: : : : ／: : ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾊ ﾆ !
｀ゝ: : : :／: : :, ': : : : : /: : : : : ; : : : : : : : :: : : : : :ﾊ. □ |
＜: : : ／: : : :/ : : : : : /: : : :／/: : : : : : : :/ : : : : : ::. ―┬―
. ∠／: : : ;ｨ/: : : : ／/: : :／::/: : : : : : : :/: : : : : : : ::} | |二|二| |
￣ヾ: {l/: : : ／:::/: ;／~"7: : : : : : :／l: : : : : : : : l. | |＿|＿| |
.V: : ／i!::::/;イ7≠x/: : : ;: :／～|: : : : :.,ﾊ: :! ￣￣￣
/;／ゝ:: :::::弋ｘﾙ:': :／;／ﾃｪ;::::l: : : : / }/ ヽ マ
ﾚ' ::::: :::::::::/;:／::::::::::ﾑｿ"/i!:,ｨ: :/ ﾌ |二|二|
./ ::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ﾚ .l:/ .） !‐‐!‐┤
/ :::::::::. :::､:::::::::::::::’::::／ '＾ー――
ノゝ :::::::::::＼::::::::::￣:::; ' | /￣ヽ
x＜＞ ＼ ::::::::::::::::/ ｰ ´ ﾚ' |
｀ヾ ヽ :::::::::::ﾍ ヽ,_ ノ
ここまで上手くいった理由は勇者アバンが魔族のスパイを警戒して味方にも情報を伏せていたことが大きかった。
アバンが他の勇者に埋もれるように隠密行動をやっていた為、その功績に反して知名度が非常に低かったのだ。
922 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:50:23 ID:RZJeyDEL
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-=Ｌ''''''ヽ `´ノ－‐‐＿
,ノ".: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:-ﾆ: 、
_;/.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:＾ヽ
丿.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: l.: .: .: l.: .: .: .: .: ヽ
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更にありえない幸運が誠に訪れた。
本当に魔王を倒した勇者アバンがこれを異を唱えることなく黙認してしまったのだ。
これには事情を知った七大神が驚愕してしまう。
923 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:51:06 ID:RZJeyDEL
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' ／ /::::|:::::::|:::::!⌒! `=ﾆ二￣_ノ | |:::::!:l::ヽ/
l＿ {´::::∥:/:|::l::| |ヽ ／ﾄ=ｲ::::l::l:::/
l::l:::l::::ll/ヽl::l::ﾄ=ｲ:::::＞ ＿ ＿ ＜:/::|:::::|:l:::/l/
|八|ヽ| lﾊﾉ!::::l ヽlヽl､:} {:::/l/l:/!:::::!:l/ , -,_
ﾚ'l::::l -‐ '´＼ ／｀' ‐- l:::::l、 r ､-､／／＼＼
r'l::::l ゞ､ ,, >-< ､ ﾞ(´l|::::l l r ヽ ヽ l '＼ ／／
l l:::l ｀ゞ､r／`{ y}'＼､ﾞ(´ l|::::l(｀ヽ _ l ／ ＼ ＼
l l:::l ｀´ / /ﾊ＼ ｀´ l ／} r ／ ＼ ／ ／
┌--┴ ヽ! / // ＼ ／／ヽ´ /|| ／ ＼ ＼
j= == =| ノ // l! ／／l'´ ヽヽ/ || ＼ ／､ ／
{ , -=＝=､ ｀く/ r-､l／／ ´ l ヽヽ || ／ ＼' ＼
j／/´￣｀ヽj '⌒ ／／ lヽ ヽ｣ ＼ ／､ ／
自らの失策からとんでもない事態を招いてしまった女王は頭を抱えた。
自分たちはアバンが魔王を倒したことを知っているが、それを証明することができない。
その上、本人が我関せずという態度なのだ。
もう、どうしようもなかった。
924 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:54:55 ID:RZJeyDEL
ttps://www.youtube.com/watch?v=tZmPRMw2t6E
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二ヽ,,..::"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:..､
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ｌ::::::i!:::i::::l;/i ._,,＼::::!､::::::l 辻ヾ〉 ＼:::ヾ） (ヽ､｀＼
i:::::ﾊ::::|::::l:::i〈｀（ﾍ＼! ＼:', ゞ-′ ラ∨/＼ ＼ ＼
. l:::i l:::|::::lヾ､ 弋i;） ヽ ＼ ┌::ソﾉ ＼ ＼ ＼_
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こうして、伊藤誠は魔王を倒した勇者として言葉姫と婚約することになった。
しかし、彼の転落はここから始まった。
925 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:55:32 ID:RZJeyDEL
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|. i -‐ ''´伝以ioi以弐. ｀' ‐-.i. |
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926 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:56:08 ID:RZJeyDEL
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ﾚ､|l:|､:::::|: :r---､: : ヽ ヽ l:ヽ( ): : : : : : : : :::::l:::/:::::|: : : : : : : lヽ: : :i
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ヽ＼ ＼ | :::／: : :::::::|:::＼:::::::|二二二|: : : :ヽ: : : : :＼
あまりにも都合よくいった彼は増長して、言葉姫のみならず、他の女性とも恋仲になってしまう。
それが言葉姫の暗黒面を引き出すことになった。
927 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:57:08 ID:RZJeyDEL
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: :|: : : : : :|' | .|: :!: : : : :./ .ﾘ ﾚ ヽ::::::::} 〉:.:.| ヽ: :ヽ: : : :|
: :|: : : : : :| .| ／´l: :|: : : : / ヽ ｀ｰ' ハ:.:j ﾄ|: :|ヽ:.:.:|
: :|: : : : : :|／-､ヽ|ll:: : : :/ 三 ．"￣ V ｌ ヽ| ヽ :j
: :|: : : : : :|{:::::::::ヽlハ: :./;; ＼ ゛' ｌ }| V
: :ヽ: : : : :| ＼::::::ﾉ／V ヽ |_/ｊ
: :: ::ヽ :: : lｒ‐､_,／ " ． j |_ﾉ
: :: :: ::ヽﾄ lT~ " , , j
: :: :: :: : | ＼l ;;; ,=＝ヾ、 /
: :: :: :: : | | | ;;; /_,-‐"^ヾ /
ｒ―― | | | ″ | | ｀ー-/
ヽ ￣ヽ l | | | | /
伊藤誠は痴情のもつれから言葉姫に殺害されてしまった。
あまりにもあっけない最後であったが、彼は魔法使いでもなければ戦士でもない。
ただの庶民である。
剣士としての訓練を受けていた言葉姫に襲われたら一溜りもなかった。
928 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:57:55 ID:RZJeyDEL
,._ _ _ .i^!
,.ｨ≦⌒ヽ Y´/ ＜≧x乂
､rｫ .／: : : : : : : :ヾ' : : : : : : ∧
乂r': : : : : : : __: : :__: : : : : : :.∧ .「!
l ! : : : : γヾY''≧､: : : : : : : !_メ
!:i: : :! i: :!´ lj ! :､:l: : : :.:!
,.ｨ=yi! : ,' ﾉ:ﾉ , , .ⅥVv圦:l,y＝x
. Yｨ≦ﾐ,.イ三⊇=-､,_,,,,_,.ｨ=千X､入{{の｝} やはりこうなりましたか。
｀6入ゝｨ´;;〃.{!o }￣{!o .}込ゝ-ｼﾉ
. ≧,';;;;;;-─<､cっ ﾉ ヽ cっ.ノ! ﾙr⌒Y_ 言葉姫を避けて正解でしたね。
. /77:{;;;;;;ｰ─〈ll!.ー ' ー ￣.i,_入入_ｦ;｝立ｫ
. ＞ｰゝ;;;;;;;F=ﾉ,ﾍ u .}::::::::>ｰ＜i !l:ﾄヽ
. r=i´;;;;;;;;;;;ﾐ;;/¨´:::::::圦 ～～～ .ﾉ:::::::::::::::}::::i」i」ｶ｀ゝ
i: : ＼;;;;;;;;;;ﾉ!:::::::::::::::::::丶 ,ｲc/⌒v'7 !::/／_,>
. !: : : :＼／-!:::::::::::::::::::::::::｀ー‐.'.::c､!.○ Ⅶ !::::::::∧
ｉ { .＞― ' .!:::::::::::::::::::::::::::::○:::::､_」 L,::!:::::::::::::}
ヽ ゝ .l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼_∩_／::!::::::::／
後にその話を聞いたアバンはそっと胸を撫で下ろしたのだった。
自分の嫌な予感が的中したことを悟ったからだ。
929 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/04(月) 02:58:12 ID:HuqhFFeI
凄い、まるで同情できない
930 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:58:31 ID:RZJeyDEL
k r- ‐- ..,,_ _,,.. -‐::::::::::::::::7 ｱ
人l:::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ ..::´:::::::::::::::::::::::::::::/ 」
} i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ -‐ ‐- ∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::j (
j_l:::::::::::::::::::::::::::::..::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞::､´::::::::::::::::::::::l ]
KV::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::/ j'
ゞヽ:::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::ノ k
｀ヾ ':::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾑ´,x'
/:::::::/:::::::::::,ﾑ:::::ｲ::::::::::::::::!、:::::::::::::::::::::::::::::::ﾑ
/:::::::::::::::::::::::::::::Ｖ ﾚ' ∨:::::::| ＼::::::::::::::::::ヽ:::::::::::}
.厶イ:::::::!:::::::::::i＿ ∨:::::l ＼ __:::::::::::i:::::::::::l
!:::::::l:::::::::::| ¨ ‐- ∨:::l-‐ ¨ヽ、:::::::::l:::::::::::i
lｲ::::li:::::::::il 行≧x. ∨:l ,x≦沁:::::::::ﾄ::::::::ﾊ あいつが消えてくれたのはよかっだけど、
,'Ｖ::::i:::::::::| 弋.z'ﾉ Ⅵ 弋.z'ﾉ .∨::::l:::::/::ﾑ
/::::Ｖ::{:::!:::l!', ∨::|:/:::::ﾑ 言葉はどうしよう。
/::::::::::ヽli::::l:ﾑ ' /::::l＼k:::::::::ﾑ
/::::::::::::j:::::l:::::l入 _ .ｲl::::::l:::::::',:::::::::ﾑ もう政略結婚に使えないし、どうしようもないわね。
/::::::::::::,'::::::[二]:::::丶 ｀ .く N二]::::::::',:::::::::ﾑ
´￣￣ /:::::::::|:::::l::::::::::::::i` - イ::::::::::::li:::::l::::::::::ﾑ￣￣｀ 地方都市にある天空神さまの神殿に送りましょう。
/:::::::::::l:::::.l:::::::::xノ トx::::::::l::::::.l::::::::::::ﾑ
/:::::::::::::::l:::::.lx t´ ﾑ / ト::::l:::::::l:::::::::::::::ﾑ
/::::::::::::..K !:::::l:::::l ﾑ / !:::｀!:::::.lｧ:::::::::::::::ﾑ
/:::::::::::／ 'l::::::l:::::i ｀ハ´ l:::::｜:::::! ヽ:::::::::::::ﾑ
/::::::::::::' ﾉ:::::.!:::::i イ⌒l＼ l:::::::l:::::::l }:::::::::::::::ﾑ
／'⌒ ＿＿＿＿＿＿＿_
/../ ／ニニニニニニニﾆﾆ}
＿＿＿＿＿＿＿______ {...{ ／ニニニニニニニニニ/
{ニニニニニニニニニニ＼ __{...{＿＿_＿／ニニニニニニニニニニ；
‘，ニニニニニニニニニ≫'´...............................｀ ≪ニニニニニニニニﾆ；
. ‘，ニニニニニニニ／.....................................................＼ニニニニニニニ，
‘，ニニニニﾆﾆ／.................................................................＼ニニニニニﾆ；
. ‘ ニニニニ／.............................................................................ヽニニニニ,ノ
；ニニﾆ/.......................................................................................‘，ニニﾆ{
；ニニ/..............................................................................｛.............‘，ニニ；
；ニﾆ,...............................｛.............................{..................｛...............‘，ニノ はっ？
；ﾆﾆ,........................{.........{............................｛..................｛.................；ﾆ/
；ﾆﾆ..................{......!.........|......｛...........(_,､__| 斗匕.......}.................レ あの男の葬儀？
ヽニi..................|…|ーi-匕...ｉl..............{＿j,...｣Lム.....}..................!‘，
＼}...i......|......|....=笊ヒｯi7八............{￣)爪ツ/.......}.......{.....|...|ﾆ‘， あんなクズの葬儀なんて行くわけないでしょう！
/乂l......|......ﾄ、....|`ｰ‐' ＼......{ ｀ﾆ==彡}.......}.......{.....|...|ﾆﾆ‘，
. /ニﾆ}....｛......i....＼}＾¨´ ＼j }...../........{.../.ﾚニニ‘，
/ニニ；.....}..i...|...i...｛ ` j／...!.......{/.....{ニニﾆ‘，
. /ニニﾆ乂j乂j八乂j _ ／乂j乂j/|.....i..|ニニニ‘，
/ニニニニ/.........] 〕ト ⌒^ , イ.......] [......}..}ニニﾆﾆ‘，
{ニニニニ/...i...厂] [⌒i..〕ト。 _, '〔!....!..i⌒] [⌒i..{ニニニニ‘，
＼ニﾆﾆ/.../|..∨)卍卍(∨/⌒} {⌒＾V∨)卍卍(∨...|／￣￣￣＾
⌒ーレ'⌒!.......j............∨ ヽﾉ У ﾟ｡/..............V}....}
|...../................i ＼_ _,／ /...................}{....}
f'ﾟ´ |...................} ＞＜ |.....................}レ
‘， |...................} //￣￣＼、 |...................∧
∧.|...................} ./〈 ハ. |................./ :,
/ ＼............/／ /`ー― '{ ＼,乂........../ ,
勇者伊藤誠の葬儀には侯爵以下の貴族や平民は参加したが、
王家や公爵家からは誰一人として来ることはなかった。
かくして歴史書に魔王を討伐して王国を救済した伝説の勇者の最後として記録されることになるのだった。
931 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 02:59:13 ID:RZJeyDEL
,. ¨ ￣￣ ¨ ., --- __
／ ｀＜ - ＜⌒
＼
/ / /wiｨ ＼
' / /'''ﾞ"{ ＼ '， ＼
' ｨ. ｉ { 丶 i '， i ＼
{ ,ｉ i 斗┼‐‐八 ､ ＼ ‐┼- } i }^⌒ヽ
/.| { /}八 ＼{＼{ ＼ j ＼} }
V .| { ━┳┳ ＼ ┳┳━ｧ /
／∧. { Ⅳ ┃┃ ┃┃ / / ' /}/
<i:i/i:i:i}八 乂 ┗┛ ┗┛ / ' /}/
Уi:i:ｉ:|. . 丶 ＼_, , , , ,/ ／ ｨ こんな男が私たちの神話で
/^}i:ｉ:「. . .|. . ＼(⌒ ノィ ／i|
' V/. . . .|. . 込、ｕ '}イ{i:i:i:ｉ| 偉業を成した勇者として名を遺すなんて不愉快です。
/ . . . | |: : :... ＼／ ィ. . /. |¨⌒
{ / . /| |. . .i ≧s｡ _ ＜.{. . {. |
/ _/. .| |. . .} { ./ . . {. . |. |
V ／'⌒ｰ| |_,ノ V__. . .|. . |. |
' __{ ⌒V | | ＼i⌒v. |. |
／ {⌒>´_)-∧ |>､ ^ ‐- -‐ Vハ. .|. |
／ ／}/ 乂r‐∧ ∨ ＼ }/∧.|^}∧
／ ／. . .〉 ＼/'，∨/ 丶 / / ∧V V
, ' . . . . { ＼V V/ ＼ ′ / ∧ }
尚、王家や公爵家だけでなく神々も伊藤誠を蛇蝎の様に嫌っているのは歴史のミステリーだった。
932 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/04(月) 02:59:51 ID:HuqhFFeI
この発言が残ったとしても、詐欺師というより娘をないがしろにした不倫野郎って部分に怒った
ことになるんだろうな、嘘でもないし。
933 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 03:00:09 ID:RZJeyDEL
_､rｾ7ｱア ~''＜ﾆﾆニニ
ｨ(＞''~￣ ｢ヽ 0 0 イ｀`寸ﾆ
ｨ(j>i´ L丿.-‐: : : : : ‐-＜) ／ / }ニ
rﾆ／ﾆ{ ﾄヘ_／: : : : :/: : : : : : : : : :｀丶/ ﾉﾆﾆ
∨ニニY|///〉: : : : : :|.: : : : : : : :| : : : : : ﾏ/Yニニ
Vニﾆ７/// : : : :/ : |.: : : : : : : :ﾄ､ : : : : : ﾏ∧ﾆニ
＿,ﾏニ////.:.｜:/: : /＼_; : : : : :|ノ; : |: : : : ﾏ/〉ニ
「 _,,. ///∧ : |ｨ＝＝ﾐ Ⅵ : : : 从,..-=ﾐ: : : : :V/У はあ？
と´ ////|: : : | ｏ ＼ﾄ､: :/／ o Ｖ:.|: :|: V
_人／⌒- |: ＼:| ､ ノ ､ ﾉj| |: :| : | 魔王様を倒した勇者が痴情のもつれで王女に殺された？
: : ／く￣￣i|: :从| ｀ー''ﾞ ﾄ'^~￣~^1`ｰ''ﾞ 八|:‐ﾄ､:|
￣ ＼ i|: : :| ＼＼＼| |＼＼uＶ.: :|＿> 何それ意味わかんないわよ！
o `i|: : ﾊ し | | ﾉ￣:|
r v:i|: : |i:i＼ | | ｲ| : : :| 私の命を脅かす勇者がいなくなったのかしら？
У:i|: : ｢｀ヽi:〕iト _ー─── ＜i:iＪ| : : :|
ﾄ' ﾚ' : /|: : | (⌒ヽ/ /⌒>──寸: : :|
L/: : / |: : | 人( Y⌒Y⌒Y 八: :.|
/ ヽ .|ii:i:i:i:i∧
/i:i:i:i:} |ii:i:i:i:i:i∧
/i:i:i:i:i7 |ii:i:i:i:i:i:i∧
/i:i:i:i:i:/ 八i:i:i:i:i:i:i∧
i:i:i:i:i:/ ＼i:i:i:i:i:∧
／i:i:i:／ _ ‐==‐ _ .＼i:i:i:i∧
／i:i:i:／ ＞''": : : : : : : : : : :｝ｈ､ ＼i:i:∧
/i:i:i:／ ／: :／: : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼__ ＼i∧
/i:i:i:/⌒¨¨〉: ／: : : : : : : : : : :⌒“''*､＼i:i:i:ヽ ノi:∧
〈i:i:iYi:i:i:i:i:i/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ∧ ∨i:i:∧i:i:i:i:〉
＼|i:i:i:i:i/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∨i:i:∧／
＿＿＿{i:i:i:i/: : : :: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :..|: ∨i:i:i:} ＿ ‐=
く-_-_-_-乂i:i:.: : : : ′: : : : : : : : : : : : : : : : : :.:|: : Vi:i:i:〉-_-_-_-_/
＼-_／-_｀ |: : : : |: : : : : : i|: : : : : : : /八: : : }: : |V／-_-｝ｈ､ /
／-_-_-_ |: : : : |: : : : : : i|: : : : : : /// }: : /: : :|: : ∨-_-_-_-〉 いや待て、いくら何でもおかしすぎる。
＼-_-_-_ |: : : : |＼＿: :八: : : : :/ ＿__ |: :.::|＼.:∨-_-_／
~''＜Y {: : : : | 宀 う心 ＼: / ィ笊う ﾉ: : :.|￣〉 ＼／ その伊藤誠とかいう奴が本当に魔王様を討った勇者なのか。
|: : 八: : : :|∧ ｖリ ｖソ 八: :.!／: : ＼: :＼
|: / ハ: : |＼'，:::::: , ::::::::: / |: : 八: : | ＼: :＼ そして私が戦った勇者と同一人物なのかを調べるべきね。
.:./ 〈 V:.|: : : )h､ __ .ィ(: : : /: : : :..| ＼: :)
/.:/ Y: :＼: : : : : : ≧=-{::|=≦: : : : : /: : : : :..| )/
..:./ |: : : : : _..‐=== ｲ..|::|/〉ﾆ≧=-/- ､: : :.! ／
{:/ |: : : ://⌒¨¨ ／〉/://‐=彡⌒¨Yニ}: : :.
|{ .|: : : .{:{ ／{ { ://⌒ }ニ7: : :|
その情報は魔族にも衝撃を与えていたが、エリザベートは調査の結果、事の真相にたどり着くのであった。
934 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 03:00:48 ID:RZJeyDEL
（ _ Yﾆ_}_ ＼_ /:ｉ:ｉ:ｉ／:{__ ------....._ }:i:i}
（⌒ゝ=､ﾆ Y）- ､ |:ｉ／:ｉ／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:≧x. }:i:i}
＿＿＿＿＿ _ -≦{ －--'ゝ Y彡' }:ｉ:／:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:i:＼ }:i:i}
:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ＿＿:ｉ:ｉ:i＞＜ﾆﾆﾆﾆﾊ ―／_ __ } / ／{:/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ/:ｉ:ｉ:/:ｉ:ｉ:ｉ:i:i}:ｉ:ｉ:ｉ:ｉヽ:ｉ:ｉ／:iヽ .}:i:i}
.￣ ７:i＼=- '' 厂^ ..厂Ⅷ=- ノ { /ﾆ∨:ｉ:ｉ:ｉ:i､:ｉ:ｉ/:ｉ:i:i:{:i:i:|:ｉ:ｉ:ｉ}:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:iⅥ:i／彡､ }:i:i}
. /:ｉ:i:i/ ./_ ） ./Ⅷ=-≦ .{､ Yﾆ{:ｉ{:ｉ:ｉ:ｉ:ｉⅩ{:ｉ:ｉ:ｉ:i|ｉ:ｉ:|:ｉ:i/|:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:}:ｲ:ｉ:/:ｉ:ｉ:ｉﾉｲ:i/
/:ｉ:i:i/ ソ Y.／ Ⅷ=- .／/,} ７从:ｉ:i:i_/ .|:ｉ:ｉ:ｉ:i|‐十オ|ミ､:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ}:ｉ:ｉ/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:彡'
... /:ｉ:ｉ:i, 乂＿彡＿＿Ⅷ=-////! {:ｉ:ｉ:{:i:i爪示xⅥ:i:|:ｉ/}:ｉ/ |:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉⅣYﾆﾆﾆﾆﾆヽ . 勇者アバン
,:ｉ:ｉ:ｉ/ YⅧ=_ .彡{' .イ⌒, _ .|:ｉ:ｉ:l从:{:{.v刈:ｉ:ｉ:从ｘ示芋ﾐ:ｉ:ｉ:Ⅳ:ｉ}ﾆﾆﾆﾆﾆ/
{:ｉ:i/ .／///Ⅷ=_ ､ .／ ⌒)) ﾚV|:ｉ:ｉハ:i:l ､ Ⅵ {. 辷ソ:ノ:ｉ:ｉ:/__ﾉﾆﾆ=彡ｲ､ 恐るべき男ね。
{:i/ _ イ//////,Ⅷ=_ /つ彡 ___,ノ-= }|:ｉ:{:ｉ:i:i圦 _ ｀ 从:i:i:/__,,..イ:ｉハ:ｉ:ｉ:ｉ∧
{' ／////////>' Ⅷ=_ / /／ {'======- 士士=:}:i:i＼ ー _ / へｲ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:i:i:/ Ⅵ:ｉ:ｉ∧
/'///////// .Ⅷ=_ { _ 人 /:i:ｲﾆﾆ 丁__.-=rV¨＞へ:ｉ:ｉ:i:i:i{ Ⅵ:ｉ:ｉ∧
,/////////,l .Ⅷ=.ー､ ）=-- ＿＿/／ Ⅵﾆ 〃≦ﾆﾊ{_.} f' _. Ⅵ:i:i| Ⅵ:ｉ:ｉ:ｉ}
. {'////////,人.＿ .Ⅷ=_ ＼ { ≧r ､ ﾉ .∧{-=≦Y__入ﾆﾆ从|:l{_{_{ { Ⅷr-､ }:ｉ:ｉ:i:ｉ:!
V//////＞''￣￣ヽ'' =- ､ ＼ .}-彡イﾆﾆﾆ=≦=/⌒ヾ“-=ﾆl:||:!|! .}¨´（￣ ヽ:ｉ:ｉ:ｉ:i/
V/／￣＼_ r≦ ＼ﾆ≧s｡_ ｀¨´ /*''´ ／ﾆﾆﾆ}ﾆﾆ { （}'.}:'ゝ { （⌒Y):ｉ/:i/
. ／―／ニ ＼ﾆﾆﾆﾆﾆ.ヽﾆﾆﾆﾆY ./- .／ﾆﾆﾆ／.}ﾆﾆ { ）／{.‘ （ヽ ｀¨ .//{:/
／ .／ﾆﾆﾆﾆﾆ ＼ﾆﾆﾆﾆﾆ:. ﾆﾆﾆ込／ ／ﾆ不 ／ }ﾆﾆ { ヽ ＼.入 ＿ ） ーｧ {'
（__.／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ﾆﾆﾆ=-=≦辷彡'ﾆﾆ／ﾆ { .}ﾆﾆ { ﾍ ）､ ヽ { イ ､
ノ{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼／--=ﾆ丁ﾆﾆ ／ﾆﾆ .∧ ,ﾆﾆﾆ.{ （_{彡ﾍ≧r===彡{ﾆﾆ}
, イ: : :{彡}≧s｡_-=ﾆﾆﾆﾆ ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}ﾆ.／ﾆﾆﾆﾆ/ﾆ _ ,ﾆﾆﾆ { /彡へ ヽ ゞ=== ﾍ¨´
／ .人: : : :７ﾆﾆﾆﾆﾆ≧s｡_ .lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ. ／ﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆ_ ,ﾆﾆﾆ＜ ＼ .}. ，
. ／ ./: : :）: :/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ≧＜ﾆﾆﾆ=＜ ﾆﾆﾆﾆ彡'ﾆﾆﾆﾆ=〉イ≧､ ＼ ≧=--､ { }
最後まで自らの存在を隠し続けて目的を達成して、その後は表舞台から消えた彼をエリザベートは警戒して、
アバン存命中は王国に干渉することを避けたのだった。
935 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/04(月) 03:01:18 ID:HuqhFFeI
神側は付き合う必要ないんだし本当のことを記録しても構わない気がするが、人側に配慮したのかな。
936 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 03:01:58 ID:RZJeyDEL
_..= Ｔ￣|￣Ｔ` = ､.
∧／ヽ ヽ | -┴-､| /／＼∧
| ＼＿../:::::::::::::::::::ヽ...＿／ |
| l＼_. （(:::::::; "~丶::::::::)） _／| |
| |ヽヽ~ Υ:::ﾞ､_ﾟ_ノ::::Υ／~／ | |
_,.........＿ ゝ＼ヽヽ|::;;‐､::||::;:-､:| ／ ／／--‐‐‐‐--､
（--＿_:::::::￣~＼,Ａ､ |::| `､※ノ |:|/ ／::::::::::::＿＿／/
ヽ ／ 二二_-- | .,|丶::）V~~V|（ﾉ∠`‐‐‐‐~~´ ヽ ／
/／ lゝ､ ￣| _|彡.,ﾍ|l二'ﾚ||‐：‐ ||| |､ヽ
>|/ -‐＼.` -' ゝ.⊥⊥二､:::||‐：‐ ||／ ＿| |_>
>| ) ∠ _,...-''´:::::::||：‐‐|||,イ´￣ |´|
|_,ゝ-‐'´ _/ ,/|：::::::::::::::：||‐／/`/⌒ ノ ||
|`´￣|´ｌ|:::::ｌｌｌ二_||::::：:::::ヾ､‐､:::/ |､ ／ | ||
||:|::::::::| |::::::|||＿_||::ｌ`,--;'lヽ ｀＼ `~二)＞||
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┃｜ 番外編 魔王戦争の概要 完 .｜┃
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937 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 03:02:30 ID:RZJeyDEL
これで番外編は終わりで、次からは中世編をやる予定です。
今回の投下はこれで終わりです。
ご視聴ありがとうございました。
938 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/04(月) 03:07:19 ID:3zixQKyF
乙
王家に伝わる本物の歴史として遺せばよかったのに
遠い将来のことならアバンが勇者だったとバレても問題ないじゃないか
939 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/04(月) 04:47:32 ID:G6I95HGU
乙
女王が婚約だとか余計なことをしたからなぁ…
そのせいでアバンが無駄に対処しなきゃならなくなったし、ぶっちゃけ誠よりもそっちの方が迷惑だわ
940 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/04(月) 05:26:56 ID:AlJa2JbY
乙
まぁ少なくとも女王だけは文句言う資格はないわな
941 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/04(月) 07:12:40 ID:jH1v7FXm
乙
「調べてみたら、ヒンメルがまだ生きてるじゃない」
942 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/04(月) 09:36:13 ID:ibg5FhDq
乙でした
姫をエサにぶら下げるってのは
ありそうで、あまりない気がする
943 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/04(月) 10:11:29 ID:wzUhgAC1
乙
お約束って言うが
ダイ大だとフレイザード編で敵幹部が集まってたけどな
944 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/04(月) 10:33:07 ID:O8/xH85J
乙でした
今回「勇者パーティ」が「勇者バーティ」になってました
945 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 10:36:34 ID:RZJeyDEL
>>944
誤字報告ありがとうございます。
早速修正しておきます。
946 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/04(月) 10:58:25 ID:RZJeyDEL
>>788
誤字修正
>>835
誤字修正
>>894
誤字修正
>>900
誤字修正
>>901
誤字修正
×勇者バーティ → 〇勇者パーティ
947 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/04(月) 11:10:10 ID:j/OFqZ6J
乙
948 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/04(月) 11:29:25 ID:CHIIhDsq
乙
女神も清姫もギリシャと同レベルだが今回は女王に対する非難は至極真っ当だったな
魔王討伐の貢献者の邪魔をした挙句、当人達が気にしなかったとはいえ労うこともしないとか普通に大失態だし
949 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/04(月) 12:21:20 ID:UCTeqi/j
元々そこまで欲しくなかったと言ってもわざわざどうするかを考えて辞退しなきゃならなくなったのは婚約のせいだしね
誠の件はそれらの手間をする必要がなくなったからむしろありがたいという
950 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/04(月) 13:13:07 ID:HuqhFFeI
実はパッチェさんが残念がってたら楽しいのだが。
951 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/04(月) 14:23:55 ID:1PfkBrTC
そういえば言葉は誠が不義理をしなければ唯の可愛い奥さんでしかなかったのに嫌な予感がしたってのはどういうことなんだろう…
もし今回のが嫌な予感だとしたら仮にアバンが結婚しても浮気をしたってことになるが…
952 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/04(月) 15:56:07 ID:6NaIxrEz
乙でした
953 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/04(月) 19:13:29 ID:7cy0Ra4O
乙でした
浮気を疑われたら一気に殺しにかかられるとしたら、仲間が女性ばっかのアバンはやべーから、それで危険を感じたのかなあ
954 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/04(月) 19:34:20 ID:nR2XqDck
乙でした
魔王を倒した勇者に叙爵しようとしていたわけではなさそうなので
言葉姫にとっては半ば王族を追放されて平民の餌にされたようなもので
内心が荒れて危険な状態だったとしても不思議では無いな
955 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/04(月) 19:43:08 ID:KQWwwjbO
乙でした
マジで女王が無能過ぎたな
女神やきよひーもヤバかったがここまで酷くはなかったし
956 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/05(火) 00:38:19 ID:0peg3PBw
乙
王女との結婚はそれで勇者達の士気上がってるし餌としては悪くなかったんだろうけど、餌が毒入りだったのとアバンが勇者過ぎた
957 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/05(火) 04:37:58 ID:3E3WTwTm
乙
まぁ有象無象の士気が上がったところで関係ないからな
極論アバンがいれば魔王討伐はできたし
958 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/05(火) 18:52:18 ID:0peg3PBw
アバンがバランみたいに袋叩きにされなかった理由が本人が情報隠蔽徹底してほかの勇者たちにまぎれて無名の勇者でいられたからなんで
ほかの勇者たちがちゃんと働いてくれなければ南の勇者オチ再びだぞ
959 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/05(火) 19:04:54 ID:3E3WTwTm
いや情報隠蔽は魔女とかもいるんだから他の勇者の働きは関係ないぞ
960 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/05(火) 22:10:35 ID:LxR3Mfv9
/, ∨/∧ ∨//////// ／⌒>///＼ﾆﾆ＼ ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ﾊ
. /, ∨/∧ ∨///// ／////////// ＼ニ＼ ＼ﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆ{
/, ∨/∧ ∨/// 人 ∨///////////＼ﾆﾆ＼｀ﾏﾆ /ﾆﾆﾆﾆ〉
/, V//＼〉/////冫 -―- _///////＼ﾆﾆﾑ Ⅵ[ﾆﾆﾆ /
/, V///////,／ ｀丶、///∧ 刈 Ⅵﾆﾆﾆ廴＿_
/, ｷ/////// / ＼///∧ ＼ |ﾆﾆﾆﾆ=￠´
/, ‘,////// | ｀、 ｀ﾏ/ ∧ V⌒´￣ ∫
/, ‘,、/// / | |i ｀、 ∨/∧ 〉 χ
/, ‘,＼.′ | _＿|_ |i -―- ∨ ＼//ﾏ〔 f⌒ 、
/, ‘, | ´ ∧ 八 〔＼ | | ＼/ﾏ-_ ∨/ﾊ
/, Ⅵ | | | ∧ /{ Vｱ雰ミﾘ |i ＼ ＼ﾏﾆ- _ ＼_j
/, | | ﾊj抖=乂 ｀、 ﾋ ツ }〉 |ﾊ ＼ ﾏﾆﾆ-
/, | 八´ ＼〉 〃 / j 仏ﾉ ＼ ＼`マﾆﾆ- _
/, ｀、 ﾄ 〃 ＿__ ／ / / | ﾊ ∨ |//`マﾆﾆﾆ- _＿_
/, ＼ ＼_ (´￣ ) ｲ／ 八 | ∨/////￣￣￣￣
∧ ⌒ヽ く イ〈/ | { ﾊ |///////////___／
/ ∧ ∨＼≧ｰ |￣￣＼ ∨ У￣￣￣￣￣
/ ／', ] ∨＼ {＼_/〉 _,,＞ ＼/ 〉
/ / ∧ } ] | ＼〉／/〔 ｀Y r=彡 /}
/ 〈/} /∧ ﾝ ] ﾘ｀⌒ア冖〔⌒＼ √] 〔 / ,
/ 八 '/} / | / ／ 厂｀ヽ }{ﾆ八 ＼＿_／ / ／￣｀ﾞﾞつ
＼_＿＿＿＿_/＿／ﾆ∧ 八 ／ ﾘ ./ 〈 /} ∨/〉ﾆ∧ ＿_／／ r '⌒ 〉
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ＼ ∧イ 〈／j{ ＼ 〈ヽ ∨＼ﾆ∧ 〈＼ / └j __／
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ} 〈 j{ 〉 ] 〉(迅 ∨人ニ| |ﾆ∨ /⌒´
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ//∧ ＼ j{ ＼〉 { } ∧ﾆ, /ﾆ/ ∧
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ /∧ j{ }⌒[ √} ∨/ﾆ/ /ニ＼＿
ﾆﾆﾆ==-- '⌒＼/ﾆニ／ /∧ j{ 〔⌒/ √] ∨/ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
} /二／ / /} j{ 〉 { (迅 ,√八 } ∧ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
〔⌒辺/／ / // j{ / ﾘ /⌒] ∧ / ＼ﾆﾆﾆﾆ
┏┓ ┏┓
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┃｜ ｜┃
┃｜ イレイナは中世を生きるようです【オリジナル】 ...｜┃
┃｜ ｜┃
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【注意】
・この話は前作『ユウキは古代を生きるようです』の続編なので、先にそちらをご覧ください。
・この話は前作から３１０２年後を舞台にしています。
・この話は『番外編 魔王戦争の概要』の１００年後を舞台にしています。
961 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/05(火) 22:12:40 ID:LxR3Mfv9
――ランス大陸の地図
＿
_ r=‐'''¨￣￣＼.￣￣｀ヾ￣＞ ＿_
_,+v=''￣ ヾ / { ≧＝-‐''¨¨''ー'''¨´ ∠,rz_ _,､＿,斗＝―――--.、
<_ ', .', < ｀⌒´ ／
_,,斗''´ ／ ｀i ⑦ _,,｡ｓ≦
ヾ-、 ∥ 〈 _jl斗七さ
￣7 ∥ L _,,へ／￣
. ／ ヽ ヽ、 ＿_ _,,斗r七さ¨´ ｀ー―――-、
∧ i ￣ ￣ 〉 !二!
＼ i ＼ __
／ ヽ ｀´ ヾヽ_ノ レ、
ｱ ヽ ⑥ ,,斗七´ ≧≦ーｧ
ノ ヽ ＞ {
.j i ζ i
/ i ,,r―-、 _r-＜__ ＜_ ② {
〉 ', ,,r''´ ｀ヾ‐''⌒''¨ ≧s-‐ァ jl斗七´ }
j ├''´ > ∠ ＜ j
{ ⑧ i ④ ( ⑤ ∠_ ﾉ ∥ ノヽ
j i j ∠＿__／ ,,r＝―-―‐-、 > } ノ
∥ ヽ ＿ .r''⌒''ー-=,,～～―‐-≧x _r=-‐''¨´ ￣¨¨'''/ ', ',
{ ﾉ´ ｀ー‐'' r''７ / ノ L
i i ﾉ:i } ∧7 .}
''ｧ‐ ', r'::::i ① / 〉 r''
.} ヽ ／:::::::::', ∥/´¨ 乂
..i ヽ ③ -=ﾆ::::::::::::::::::', /./ ⑨ .7
.∧ ￣ヽ ＞:::::〇:::::::', ／ノ (ヽ┘
. ＼ / ,,斗七'':::::::::::::::::::::::::', lj斗七 .」 〔¨〕 /
＼ ／ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::', ／￣ .!、 {..｀´
≧s。＿＿ 乂 ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::乂__ノ ヽ」
｀''ー―.、 ,,斗=ミ、 ／
｀¨¨´￣￣｀¨´｀¨´ ≧x ／
≧≦
┌─────────┐
│①コパ地帯 │
│②リーザス地帯 │
│③ゼス地帯 │
│④カラー地帯 │
│⑤キナニ地帯 .│
│⑥ヘルマン地帯 .│
│⑦氷雪地帯 │
│⑧未開拓地帯 │
│⑨ジャパン ..│
└─────────┘
∠＿＿＿＿／ ／￣￣￣￣￣＼／￣＼＿＿＿ ＼ } ／
〔 ＿＿／ ＼＿＿ ／ / /
＼ ／ ｀ー―-、 j ＼ ＼
￣￣￣＼ /￣￣￣￣ ￣7 } i
＼＿／ / _」 i
／￣ / / ／ i
i ∥ .∠ .{_ﾉﾌ ＼
.j ∥ } ,、 / i
/ i ./ / ∨ ,,ﾍ i
./ i ﾉ ヽ ＼＼i
/ i コパ地帯 ／ } ／
} ヽ } ∧ / i
／ ヽ ノ .r'' ∨ ﾉ
ヽ / У ﾍ/
ヽ j / <
ヽ ／ r'' _ /
ヽ / ﾉ ／/ .{
i ●王都 ＿＿／ / L ＼＿ i
／￣＼ ＼ ＼ / __ L ｀´
＼ ／ _} / / _／ノ {
￣ }ﾍ _,,｡s≦ i 〔 } ／
＼ _,,｡s≦ / ) .L {
〔__ ／￣￣￣ } ( ￣
〈 ／ └=、 .i
〉 ／ } i
{ ／ ≧≦
＼＿＿／
962 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/05(火) 22:13:42 ID:0RqQpEyP
もう流石に清姫は出ないよな…女神はともかく
963 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/05(火) 22:17:18 ID:HcyZGB6D
中世編はじまた！
964 ：
名無しさん＠狐板
：2024/11/05(火) 22:18:57 ID:3E3WTwTm
まぁ前のユウキみたいになってほしくはないよな
965 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/05(火) 22:24:38 ID:LxR3Mfv9
ｉ|
, ´ ￣｀/ ￣ ｀ ､
, ´ ｀ ､
／ ／ ＼
〆 / ∥ ﾍ ﾍ ヽ
/ / /∥ ﾍ ﾍ ヽ
/ / / l ヽ ｀,
. / ∥ / /! i! l ､ ,
/ ∥ /! / l i i! ｉl､ i l
. / / ∥ ./'i / !.l､ i!∥! ∨ ! l i
∥/ l / ∥__ !l ∨ i!/ i ∨ l ∥!
i /! l l ﾚ′/＿_ li ∨ /i ＿_＼ i / ,′
|/ l i i i ／ うメ` i! ｀ﾒ .ｌ/ うメ＼＼l / ′
|i ｌ i､ ､.lヾ l:::ﾋ!:l / ヽ! !::ﾋ!::! ヾ ! / /
|l !l ､ ＼ ゞ‐ ' ., ゞ‐ ' i:::::〈 ∧
! ヽ/ ヽ _ ﾍ/:/:/:/: /:/:/:/:/ /／ i ∧
/ | ､‐- 、 , ∥| !. ∧
∥ l ,ゝ、 ` ／.. ! i､i ｌ i
i l l.......＞､ ,...<......... | l､ヽ / ､i
l i､ i.......!＼ ≧. 、 i≦...../!......./!. ! 、 i ヽ
i! ＼ ＼ヽN＿_./ (| ｀二´ |)＼/__､__/_ヽi ＼! ｀
/､￣ i;;＼;;;l i ＼ ／ i i;;;;;;;;l /ヽ
/ } .!;;;;;;;;;;i } >_< / .l;;;;;;;;;}. ∥ ､
. ∥ } |;;;;;;;;;;;l } / ! l＼ / l;;;;;;;;;| ∥ }
∥､. }|┌───────────┐i l .}
. i } 〆|ゝ｀‐､ ／ /ヽ l }
イレイナ（幼少期）
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
r´ ´＼ ＼
( ＼ 魔理沙の冒険譚 ＼
＼ ＼ ＼
＼ ＼ ＼
＼ ＼ ＼
＼ ＼ ＼
＼ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＼
＼ r´＝＝＝＝＝＝＝＝＝ｒ´
＼ 《 三三三三三三三三三=
ヽゝ＝＝＝＝＝＝＝＝＝=ゝ
私、イレイナは幼いころから私は本を読むのが好きでした。
中でも一番好きだったのが『魔理沙の冒険譚』。
魔女の霧雨魔理沙が大陸各地を旅した記録を綴ったものです。
966 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/05(火) 22:25:14 ID:LxR3Mfv9
i/
--- ､__∥_
,． ´ ／/ ｀ ､
, ´ -‐ ＼
／ ／ ／ ヽ
／ ／ l ヽ
／ ／ // /∥ ､
／／ / ／ / / / / / }
／／// / / ／ / / / /! l }
// /.´,′ / ／ ／ ∥! //// l l l
∥ ∥ i /／/／__. ∥! ////ヽ ! l / i
i! i l /´i ,ｲ´,た､i ! ／ / ′ l / ∥
i l ! ｀ i:ﾋ!::l ! ／/ / ´ l / / .∥
〉 l ! 弋ソ ／ / ／二ヽ､∨ / ／ /
/ ＼ ! ! l/ l:ﾋ!:::i ∨ / ／ / 私も魔理沙みたいに旅に出たい。
/ ゝ i ′ 弋.ン ' ∨/ ／ /
//i. ∥ }. ､--､';;;,>､ ／
∥ ! ∥ ∧ fニ=-。、 〉 ∥ l ヽ
i ! i! ∥/. ､ ` ‐- ′ / /__i }
! l ∨ i∥! ､ / / ∥ ! i
＼! ＼!i ∨i､ヽ ＿＿ -‐ / ／/ .∥ / /､ l
ヽ ＼- ___ヽ ／ ／ /／､/ /／ / i!
,＜ゝ '-- '‐‐‐ ／__／ / / /
/ ........................../.........../ ／
r､.,_
. . ,.r_三ﾆー ＞z'．
.／___ ￣ ―‐ ｀＞'．
∠ ｀ ヽ、. , ＿,...≧三'‐'ー＝＝¨¨¨¨¨¨ﾆ三_
l「 ___＿ ｀ヽ.／ ＿＿＿＿ ヽ_
!l| __ | ／ ｀ ー ＿＿＿ ＼
y==＝＝＝＝====zzzニ__－z . ヽ ↓' <ﾆ ￣i!
＼三三三三三三三三三｀ｉ≧z､ー＝＝=='三lﾆﾆﾆニ≧Zzrz.､二＿ － i!
＼三三三三三三三三三三 ﾊ .三三三三 l三三三三三三三三三≧Zz.､二＿ i!
＼ﾆ;三三三三三,;.三三;三;ﾊｌ三三三三i|三三三三三三三三三三三三三＞
＼;三;三三三三三;三;三;ﾊ三三三三|ﾆﾆ三三三三 三三 三三 三,.イ¨´
＼ ;三三三三三;三三;;ﾊil三三三;i|三三三三三 三三 三 三 ／
>､三三三三三三三ﾊ.ﾆ三三ﾆi!三三三三_三三三三三V
.￣l=ｚ'ｚﾆ二三レ'''´￣
魔理沙に憧れて、私が『旅に出たい』と言うと、両親からは『大きくなって魔女になったら旅に出ていい』と言われました。
それは聞いた私は自分で言うのも何ですが、懸命に努力し、毎日毎日必死に勉強しました。
967 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/05(火) 22:25:58 ID:LxR3Mfv9
ｉ|
, ´ ￣｀/ ￣ ｀ ､
, ´ ｀ ､
／ ／ ＼
〆 / ∥ ﾍ ﾍ ヽ
/ / /∥ ﾍ ﾍ ヽ
/ / / l ヽ ｀,
. / ∥ / /! i! l ､ ,
/ ∥ /! / l i i! ｉl､ i l
. / / ∥ ./'i / !.l､ i!∥! ∨ ! l i
∥/ l / ∥__ !l ∨ i!/ i ∨ l ∥!
i /! l l ﾚ′/＿_ li ∨ /i ＿_＼ i / ,′
|/ l i i i ／ うメ` i! ｀ﾒ .ｌ/ うメ＼＼l / ′
|i ｌ i､ ､.lヾ l:::ﾋ!:l / ヽ! !::ﾋ!::! ヾ ! / /
|l !l ､ ＼ ゞ‐ ' ., ゞ‐ ' i:::::〈 ∧
! ヽ/ ヽ _ ﾍ/:/:/:/: /:/:/:/:/ /／ i ∧
/ | ､‐- 、 , ∥| !. ∧
∥ l ,ゝ、 ` ／.. ! i､i ｌ i
i l l.......＞､ ,...<......... | l､ヽ / ､i
l i､ i.......!＼ ≧. 、 i≦...../!......./!. ! 、 i ヽ
i! ＼ ＼ヽN＿_./ (| ｀二´ |)＼/__､__/_ヽi ＼! ｀
/､￣ i;;＼;;;l i ＼ ／ i i;;;;;;;;l /ヽ
/ } .!;;;;;;;;;;i } >_< / .l;;;;;;;;;}. ∥ ､
. ∥ } |;;;;;;;;;;;l } / ! l＼ / l;;;;;;;;;| ∥ }
∥､. }|┌───────────┐i l .}
. i } 〆|ゝ｀‐､ ／ /ヽ l }
後になって冷静に考えると両親は私の言葉を軽く流していたのでしょう。
両親はこのゼス地帯にある町で魔法医師として病院に勤めていますが、
一人前の魔法使いと認められる程度の五級魔法使いでしかありませんでした。
両親は魔法使いとしては凡庸で大成できなかったけど、魔法医師として立派に働いているので問題ないのですが、
両親が五級魔法使いである娘が、一級魔法使いになることが条件の魔女になれるわけがありません。
普通なら、この無理難題に挫折して別の道に行くはずでしたが、幸運なことに私には才能がありました。
そして……。
968 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/05(火) 22:36:13 ID:LxR3Mfv9
ttps://www.youtube.com/watch?v=J8N7i0zp2wQ
――神暦４4２５年（勇者伊藤誠の死から２０年後）
乂_ゝ ||
_ _. . ／´_ _
｀ ` ､
. ´ ／ ＼ ＼
／ ／ イ ＼ ｀､
, ' / , ' /:l }＼ ` ﾍ
／/ / / !::l! ::|! l トﾍ ヽ ﾍ
ｲ, ｲ / / /ｌ::l! ::i! .l Ⅸﾍ V }
〃 / / / / i::l! :i}} | | ｀､ﾍ ￤ .lﾍ
.〃 / i:. /i /"~"{::l! ::li}"!!"""..〟￤ i ﾑ
〃 ' {: .ハ/__,,..,,_!:ﾏ i!} _!_,,..,,_.ヽ .:i ﾄ ﾍ
.〃 ' .i. i: /,,xr≠ミ〟i ﾏ 从 ｨf＝ｷﾄ､l :| i ＼､
〃 ｌｲ ﾏ ｉ ｲ ⊃心｀ 乂 弋 ⊃心 》 / /ｉ
l l {i ﾏ ﾍ 乂_ソ ヽ､l 乂_ス. / ｲ: i
l l ＼ l:＼ _ ム〃〃 ､ 〃〃/ ／ ｌ: :i
八ﾍ }: | : : i ｉ ` ７.´ ｉ: ｉ 一級魔法使い試験に合格した。
ﾑ ＼ i!: :ｌ : : :|人 乂 ノ .// ∧:. i
￣ ｉ::│: : :!:`l＼ ィ:/ /: :ｌ::. i
i: :.│: : :ﾚ´: }: :ﾄ. .イ:: :/ /ｌ: ::!: : i
i: : :│: : :.ｌ_:_:{／ｌ ! ` - ´/〉 ﾄ､/ :i:.:ｌ:/: : i
/::_．.ｲ : : :ｌ ｌ ＼ ! // / .:/＞': ￤
.// i │ : : i l!. ＼ .／ 〈 : :.ｉ.´ ／
. / ｹ i .l : :ｌ ∧ /｀ヽ ∧ ∧ __: :.l＿. イ! ヽ
/::￤ ￤ l : i ﾍ /＼ ｌ ｌ,.ヘ __/ l!':':'i! ￤.ｌ ｀
∥: : ! ￤i .￤. ' ＼_ >∩∠´ /ゝ‐〈 l! ￤ ｌ
∥: : :.! .i.! i ./´ .∪. ｀＼_ノ : ::i i i / . /: iヽ ｌ
∥: : :.￤ i. i / .〃i iﾑ ハ｀- イ: i!/ !.: ｌ .ｌ i
i !: : : :￤ ￤ i .i 〃 ! ｉﾏ ハ O i:. i' i: ｉ ｌ ｉ
ｉ i: : : : ﾊ 弋 i ７´＼〃l i ｌ.Wﾏ_／､ i ! ' i/ ∥
! ﾄ､: : :ｌ ､ ｀､ﾄ .i / / l ! i ﾑ l ｌ i / ./
｀ ﾄ､ ! ＼___､乂_i i. │ｌ ! _l! │ .i /
. ﾄ i ! i i │ｉ i´ ｌ ｉ. │ │
! i .i ＼_ _i .ｌ L／ │ / i i
i i i. ｌ ｌ ｌ / i ｌ
. ￤ ! ! i .ｌ .ｉ/ ｌ i
. i ﾄ .i ｌ .i ＇ ! !
イレイナ
,．‐‐ ､
／' ￣｀ヽ1
ゝ‐' _,..、}L....,_
. ´ , 丶
. ／ ／./ .ﾍ ヽ. ヽ
,ｲ . / .' 1.iY ' 、
〃 / ﾞ { l i | '. 、
// .' , ｉ j{1 j.ﾊj 1 li
// ! | |./{V´{ﾄ ﾉ }'ヽ ...l .ﾄ
. j ゜ l i{ ||;rtゎﾐ ヽ/ l,rぅt‐<:| ﾒﾍ やった！
:{.{ V入 :{` ﾋ'ｦ ＼| ﾋリ 7 /j' ｀
ゞ' ∥＼> '''' ′ '''' ノ イ!∧ . これで魔女になれる！
,'fl .入 マ..フ // /} 1
.从} .l...i...>.､ .ィ..／ /..j k
./,r | .{.イ {,1 .{./ ﾊ/ .i'.
['7 .l |｜ ﾍ /V｛ .{ﾉ ﾉ } .
/ｲ { | | >､.. < j`'r-}ニ-‐'′,
/ | ! １ﾚ'い.ﾍ .ﾉ.ﾍ/,r''''〈､ .| ,
' f! i{ i | >'TT'< :{/..ｉ l V .j ,
' ｲ .{ ! ﾊト.. V´ 乂 ヽ ﾊl ｝ } }. ﾄ. i
i ,!| 1 { _`'ｰ' /.ﾊi、 }(p/,ﾞ } ∥ .1い
{{ １ .:} 1 i 〈∨.,' １∨^}..//} ′j:: ｜!1
:.| ' ..{ ', i 《_/ k .〉^/ {゜ / j:. j .|j
'、 乂, '、 i .| | ..{i Vj ﾊ ' ∥
V ﾄ. ! .| | 乂..イ ,' | / ノ
Y./: 〉 .| | i '、/ .ﾚ'
／ ./ ｉ { : ﾏ
入 / ! } 丶 〉、
.ｲ::::ﾍ、 l__,| ／:::ヽ
/:/:::/:::::＼.,_ //::::i1 _,..ィ／:::::V:::Iﾍ
/:/::::/:::::/ :::i:ヽ../::::::└:'^::i::::::V::::V:::V::、
. 〈::/::::7::::::' :::::l::::::;|::::::::::::;1:::::i:::::::1::: V::::V〉
`く::::7::::::':::::::l::::::::|::::::::::::;;|::::::i ::::::1:::::V::::》'’
. ゝL::::,'::::::::i::::::::l::::: ::::::;;| :::::i::::::::1::::::Vｨ'
｀トヾ:::::::|::::::::l:::::::::::::;;|:::::::|:::::::::>'／
', ^`'ミ＜::{:::::::::::::;;|:::::ノ'≠＾./
', ^''ｰr- r-～ '＾ .'
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'、 .ｉ | ,'
' | 1 .'
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{ { .! .'
1 | i ,'
'. j .{ /
私は魔法ギルドが年に一度実施している一級魔法使い試験に１６歳で合格し、一級魔法使いになった。
私にとって幸運なことに、この時期の魔法ギルドは２０年前の魔王戦争で戦死した魔女の補充に躍起になっており、
女魔法使いに対する試験内容が多少甘くなっていました。
そのおかげでギリギリですが、何とが合格できたんです。
これで私が魔女になるための道が開いたのだ。
969 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/05(火) 22:44:12 ID:LxR3Mfv9
＿,,.
‐ 二 l
￣ ll
ll
┌┐
＿｢_l_ i┐ . ｌ二二l ＿｢_l_ i┐
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,ｒ'' _. ｀ヽ`ｒ－－‐-－－‐-－－‐-－－‐-,ｒ'' _. ｀ヽ ⊥_
l' イﾛヽ l ｌ ｒヽ ｒヽ ｒヽ ｒヽ rヽ rヽ rヽl' イﾛヽ l ｌ ヽ
く＝＝==＝=＝＝==＝=＝＝==＝=＝＝==＝=＝＝==＝＝==,>､_l_l
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┌‐ｉ'''‐┐ |,llｴlｌ llｴll llｴlｌ l!llｴll llｴll llｴlli illｴlli llｴll llｴll llｴlｌ| llｴlｌ llｴll llｴlｌ,|┌‐i‐┐_
_,,＿_,,-''´￣￣ヽ `''‐ ､|.llｴlｌ llｴll llｴlｌ l!llｴll llｴll llｴlli illｴlli llｴll llｴll llｴlｌ| llｴlｌ llｴll ll ,,-''´￣￣＼ ､＿,,_,＿
￣￣|￣￣￣￣~|￣￣l!l￣l.ｨ－､l￣l l!l￣l l￣l l￣liｨ全.､ l￣l l￣l l￣ｌ| l￣l.ｨ－､ｌ |￣￣￣￣~|ｌi|￣￣￣
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｢_l ,!｢_l ｢_ｌ ｢_ｌ|｢ｌ｢l｢ｌl!ｌ;;;;;l ｌ;;;;;ｌ l;;;ｨ'ﾍ.!;;;;ｌ ｌ;;;;;ｌ ｌ;;;;;|.|ｌ;;;;;ｌ|l,l;;;;;ｌ ｌ;;;;;l ｌ;;;;;ｌ| l;;;;;ｌ ｌ;;;;;l ｌ,ｨﾍ.ｌ .｢_l,ｨﾍ_l,|<;;.ﾐｽ ,｢_l
￣￣￣￣￣￣￣￣｢｢￣￣￣￣ <,;;ﾐｽ￣￣￣￣/三三'i￣￣ｨ ‐､￣ｒ´;;ヽ￣￣,<;,;ﾐｽ￣<;;.ﾐｽ￣ll!´￣￣
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魔法ギルドは魔法の開祖である清姫が会長を務める魔法研究と魔法使いの育成を行う組織です。
王国では魔法を使って文明を発達させている為、魔法技術の向上は文明の向上に繋がっていた為、
王国では魔法ギルドを支援して魔法技術の発展に力を入れています。
970 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/05(火) 22:45:02 ID:LxR3Mfv9
＿＿ ＿__
, -‐ '' ´ ｀ヽ､
／ 丶
／ ／ ＼
／ ＿_ / ヽ
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し '´ ﾉ , --─-- ､ |
/ / , -､ ー ,- ､ヽ |
|_,/彡‐'´ ｀ヽﾐ ヽ_l,
_, -l iﾍ r' ， ，ヽ_ /ﾍ|_
r‐ '´ ﾄ､ Lｼｰ-' | ー=ﾐ,」ﾉ 」 ｀ -､__
ヽ ヽ_了r-ﾄ､,rﾄ､_,/lﾆイ /
／⌒｀ヽ､ ヽ ,､-'" ,､ ｀ヽ、 /
/ /＼ ／ヽ / ,､-'" ｀ヾ､ ㍉ /
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ヽ､ / ｀ヽ､ ﾉ ﾚ' ＼_ﾘ / ／ヾ! |
｀ー---‐- ､ ＼__ _「 ー二二rﾆﾆｲ＞vvイ ｀ヽ､ |
＼/ /7Yヽr､ ﾄ､ヽ〃/ | ＼__/ヽ､_ |
Vﾑ /７ﾉ / /ヽ､_ノヽﾉ | lｰ─-ﾄ､
/ ﾄ---' ＼ ヽ/ ,r⌒ヽ | / |ﾉ
| | /! ＼ ＼ （ ） | | |
/ | /ﾉ | ＼ ＼ ゝ- ' | /＿ー /|
∧ | i | ＼ ＼ r-┴-､ |
/ ヽ ヽ / ＼ ＼ / , ﾊ ∧
その魔法ギルドは魔法使いに試験を受けさせて等級で分けています。
五級魔法使いになると一人前の魔法使いとして扱われるようになり、
二級魔法使いだとエリート扱いになりますが、一級魔法使いともなると天才の領域になっています。
971 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/05(火) 22:45:59 ID:LxR3Mfv9
,癶、 .／
､_／__. ＼ ／/
ヽ ／:∠
〉 ./:.:/ ﾞヽ
r､-っ.:ノ } ／〈
fヽ_)_ﾉ 〉=- :ﾚ' 〉
r､ て¨＿_.ノ::::::｀ヽ、＋=- 〈
{ ｀ー-- ..． ＝＝／:／ ⌒ヽ::::::::::::＜～＜
弋 ／:／ 八:::-==x}ｉヽ、 〉
⌒１ ／:.ィ＜ 】辷彡 ≫'' ,}
`'‐／:.／ ∧!个＜ 〃 [ ¨⌒｀ヽ.、 __彡{
／:.／ / .iΝ＼|ィｾ｀＜ ∽∽{! ノ ‐‐
⊂／:.∠/ﾌ /イﾊ{ｨｾ __/ {｛ﾌ¨芋ミ「¨¨ 六六=彳 , '⌒ヽ ＼
⊂フ.:.／ （ 〈 丿 个: --/ :ﾚ Λ)):. ( ）)】.∮ {｛ } }
／:.／イ / } ／ｘ・・…千{ ｀ 、ノ,.イ ＼ ゝ ノ ノ
／:.: ノ⌒ ミ=彡, ＞-( 八 ＼ ｀ ー--==-- 彡
ノ:.:.／ }:::::::::::::{＼（.:.:. Ｙ.:.:.:.＼ ｀ ＜ ,..． '´
r-‐==‐-:.:.:.:./ ／ ﾉ::::::::::::/三.}}:.: ┌┐:.: i)＞、 ヽ__ノ -=二..
(__Y__) /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ ／ _ 八::::::／ }二{{ _}}二{ ハ く__ ) ミ、
}i＿ .{:.:.:.:.:f⌒¨￣ ‐‐''( ∠辷彡' ／⌒ :｝{:.: :.:.: ノ｀ｰ i } ｀ミ=‐‐=彡 ＼
/:.:.:.:.:＼ :.:. { , ／.:.: : :.:..｝{ .: .: . : : : : ノ ノ-=ミ 、 ｀ヽ、 ＼
. /:.:.:.〈:.:.:.:.〉:.:.:}フ´ ／ ／ : : : :.:ノ: :＼.: : : :.／ ／: : : : : ＼ ＼ ヽ、 ＼ :.
. 《:.:.:.:.:.｀ｰ':.:.:.:/´ ／ ／.:.: : : :,.．へ.: : : /＼／ ／: : : : : : : : : :＼ ＼ ＼ ）. ＼ :.
ヽ、:.:.:.:..:.／ / : : : : : / ＼〈 ./ /丶.: : : : : : : : : : : :〉 ＼ У ､ :.
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ノ、{ . '´ ∴ {: : : : :/ 〈 ＼___ ⌒）):. : : : :/ ∴,／ ) ﾉﾉ
ｌ ／ 〈 ∴ {: : : :/ }{ ｀ ー----‐‐彡'.:.: .: / ,,.．'∴／ ／
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Κ⊥__＿_⊥ﾉ (_⊥＿__..イ♪
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了 .: :.:.:. : 〔 ＼ : :.:.: : ｛
}≧=…=≦}} 了-=彡!
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一級魔法使いは人間の魔法使いでは最高の等級であり、魔法の天才と断言できる人たちですが、
その一級魔法使いには女性限定で魔女になる資格が与えられます。
これこそが世の女性たちが死の危険すらある難関の一級魔法使い試験に必死に挑む理由です。
972 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/05(火) 22:46:30 ID:LxR3Mfv9
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寸L ーrう)___ノ ＿,ﾉ ,:≫≪九r少く_／廴 {{__／
寸L ｢￣ /≫≪′ ＼ (_ 斗__ノ
寸L ___斗ヘ 〈≫≪{＼ ¨´
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/ L__,.斗 )__/ ⌒＼{ } ／^〉
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Λ ｢ } } 〈 ｛ ｝ ∨＼ { ＼__ノ＿＿ﾉ
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＼ し厂 / ) / ／ (__乂乂V＼ (＿＿{__ﾉ ⌒)＿ﾉ ／ ／ 乂／＼
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ヽイ/ 〈′ ｝ 〈 ／乂乂乂乂} 〈 〈 ＼＼ 〈 ∨ ｛＿
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{ ／ / ＼ ､＾ /〈／⌒ ⌒ ⌒ Λ }[ ＼ ＼_{ ／)
/⌒＼¨ >{ Λ /^´ / / { ＼ ＼＿ ） ＼ ／廴 _､rｼ乂＿_ﾉ/^ 〈_
. /. ＼ ｀Τ | ＼/ ／ﾍ ｛ /⌒ー乂＿) (⌒¨´／へ / 廴＿rシ { {⌒
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｛ ＼＿＼{ 廴| ｝ ｛^ヽ } ／ 〉 〈__／∨{ ∨ / } { /⌒
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｛ 廴 /^) ∨ ./ )-- 廴＼ﾆ=- __ .／⌒〉 ／ヽ ＼__| ＿＿ )／ / /
) 廴 / { / (⌒-----廴)、 ﾆ=- 〈 ⌒V／ } ／⌒ ｛⌒ ⌒＼( ＿_／＾/
｛ 廴 ∨ / (⌒------廴＼ ＼/〉"⌒V/ {＾〉 〉 ｛_／(
＼＿/⌒>k { / )---------廴)､ ／ （＼＿ﾉ 〈 ＼ __／^＼ )
└― ＼ ∨ (⌒ ---------- 廴＼ └-､ ) ⌒＼ ) ) __／⌒＼
魔女とは魔族亜種の女性のことであり、魔族を改良して魔法技術者として造られた人工種族です。
その肉体は人間のものから魔族と同じく魔力で構成された肉体に変換されており、
魔法の適性、身体能力、反応速度などが人間の時よりも格段に向上します。
更に不老長寿であり最年長の魔女は３０００年以上生きています。
973 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/05(火) 22:48:58 ID:LxR3Mfv9
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{ ｉ ヽ
ヽ | _〉
ヽ | ／Y´
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容姿が悪い女性の一級魔法使い（ビフォー）
＼ ﾟ ｏ 。｜ 。 / 。 ／
○ 。 ﾟ ｜゜ O / ｏ ／ 。゜
゜ 。 ＼ o ﾟ O ﾟ 。 /ﾟ 。 O
ﾟ 。 ＼ | ﾟ o ／ ﾟ 。 ゜
。 ゜ 。 ｡ 。 ﾟ 。ｏ ゜
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゜ ｏ ｡ ｏ ﾟ 。 ﾟ 。 ﾟ
ﾟ 。 Ｏ ／ 。 ｜゜ 。ﾟ ＼゜ O ゜
゜ ｡ ／ 。 / ○ﾟ O ＼ ｡ ゜
Ｏ ゜。 / ﾟ ｜ 。゜ ﾟ 。 ｏ
／ ｏ 。゜ | ｏ ゜ ＼
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魔女（アフター）
おまけに『魔女に変換する魔法』には素体となる女魔法使いの容姿が悪くても
魔女になる時に容姿を美しくする効果まであります。
女性の容姿を考慮した素晴らしい魔法ですね。
その恩恵で魔女は美女と美少女しかいません。
そんな半永久的に若くて美しい存在、それが魔女なんです。
974 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/05(火) 22:50:22 ID:LxR3Mfv9
ttps://www.youtube.com/watch?v=UBlkFYag1Sc
. {-{.: .: .: .: .:.:.:.:.＼-__ ,厶二,,_ニニニ- __><＼ニニ-_ニニニ-_
Ⅵ，.: .: .: .:.:.:.:.:.:.:＼ニ- __ ／_≫≪＾＼´^''≪ニ＼L〕＼ニハニニニ-_
Ⅵ，.: .: .: .:.: .: .: .:.:.＼ニニニ=-----=ニニ=- _⌒＼￣＼´''+＼|＼-_'，ｰ=ニﾆﾆ-_
. Vi， .: .: .: .:.: .: .: .:.:.:.￣-ニニニニニニニニニニ=-＼_､へ￣＾＼|: V ⌒＼ﾆﾆ-__
-_.: .: .: .: .: .: .: .: .:.:.:.:.:.￣-ニニニニニニニニニニニ=- __ー‐rﾍr'’ ￣¨((_))
＇-_.: .: .: .: .: .: .: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.://-ニニニニニニニニニニニニニニ- __ ﾟ‰__
＇ﾆ- ＿.: .: .: .: .:.:.:.:.:.:.:./// ./. .-=ニニニニニニニニニニニニニﾆ-__ ＼＼
￣＿-=ﾆﾆ=--.:.:.:/// ′ ,′/￣-=ニニニニニニニニニニニニﾆ=-__ ＼〕
⌒-__￣.:.:.:.:.:.:/ ./ {. .{｛_厶､､. . /}.}"~~'， 冖￢┯￢冖⌒￣￣￣⌒^ﾆ=- __
￣-ﾆ-__｛.:// .八..{_ｯ妥x｀､/ ﾉｨf浮㍉} } |‘, 〔.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:￣─＿
￣-//|{ ﾟ｡ .込,V'ﾝ)/ ゞ┘// .ﾄ.‘,〔＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:￣-_
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__ У.ﾉ{乂〉＼(⌒ ` ’ __..ｲ{,,}.{八 い,. '，ﾆ=----￣~"''～ ,,_ﾆ=- ＇
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. //⌒ __〈_〉ゝく__辷ﾉ^`｀// . 八⌒_ノ八_ゝrﾞ '，/㍉ ∨. .八. ＼ __彡''"~~゛ ＿__
{｛ _､ ‐￢冖ニ_､‐''~ ＿彡￢冖彡.／''ァ^｀:{/ゝ{ _､へ、. .｝ァ￢=(C)'，. .＼＼ﾆ=-_､ ‐''"~-‐…‐-｀ヽ
. ゝ.,,／∠__,,､ `｀ _､//⌒//''"~~~二_/ // _､‐ﾆИし⌒＼}{｛ ノ _>'，. . _､‐''⌒^''+､二二二二~~"''～､、
{｛､‐''~ _,,､ `｀ .八(.彡{｛ .／⌒] {./ <ﾆ-￣{丈~"''+､ ‘i,{ く. .ゝ ''^彡'⌒ヽ￣)八〉~"''+､: . ｀`丶＼
_､‐''~ _､‐^／ _､丶`｀ _､..:／.:{ .: . ] / ＇//..{八}~"''冖へ'，/i｀```｀.,_｀､. . . .ﾉ. . . ＼ ｀`丶 ＼＼ )ハ ﾉ
// { ／/ _,厶丶｀__,,､ ''"~_､く／ :｛.: .:_〕 ′ .//. .,′ ‘i,{ | ∨}｀ヽ ､ . . . . . . . ＼}い,＼'，}i ⌒
. {｛ 乂_､‐／_､‐''／／ _､‐へ>＼___｛.:._7 {_ ' { ｛ ＼. . く~"''+{ } _､‐^//. . ＼. . . . . . . ..＼ '， ∨
_､‐''~ ／／/ {／ ／ / ´T=‐‐ﾍ.7.八'， :{｛ ｛ ／´^'+.乂^__.: .://｛~''～ `，. . . . . . . .≧=--‐''′
／ ./ //./( ／ ／⌒)ノ .／_ノこ/,.: ´_ ハ'， {.´_ .｝ ./ .／⌒>､.r{､‐^ヽ__ﾆ-_＼＼｝＼ ＼. . . . . .´^''ｰ彡
. ゝ ゝ八.乂_､‐彡( ｰ=彡／_-ﾆﾆニ/,:.:.:´_ ﾊ.'， ｝ }. ｝ /／┐／⌒^{､‐^｀ ∨-=ミ-,,ﾉ｝ )＼ ＼^''冖冖''^
⌒｀``⌒ ＿彡 {＿〕ﾆ-_ﾆﾆ/,.:.:.:´_/ /,｛ .] .}. ｝ /.└／_x==ﾐ└ｔﾆ、 ´' _.:.:ﾄ､/, / .}. }ﾉ⌒
_-ニニ-_ニ-_ﾆ/,.:.:. ´_. ｛｛ .〕 }. ｝ {.:.:./ニ{｛ ☆}}-//＾)>｡, .｝ |.:.}_| ﾉ.ﾉ
そして一級魔法使いになった私は早速魔女になる申請を行い、魔法ギルドが擁する魔女の一人になりました。
あの魔理沙と同じ領域に行く事ができるようになったのです。
しかし、これで終わりではありません。
魔法ギルドは魔女になった者には研修を行い能力を磨く制度があったので、それに参加しなければいけませんでした。
まあ、これは魔女にとって必要な知識や技術を教える為なので断る理由はありません。
975 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/05(火) 22:51:10 ID:LxR3Mfv9
{ ｡o≦ ≧o｡{＼
{＼／ ⌒´ 彡
{＼ ィi〔／ ／ ､ { ミ ヽ
-‐…‐- ﾊ y' ／ ／:/ } ハ `ヽ ∨
＜ -‐=≦ﾆﾆ〈: ＼j{ /::..:/ / ＼: : :ノ
-‐======＜ ￣￣￣ ``'*o｡,, ＼ノ j :i从/{ _/_A_ / / /'゛ -‐=ｧ
／ -‐=====‐- `''＜ `'*o ィi〔 ノ ＼{笊ｼ､／ 乍シｲ／イ＜ 〈
.':: :: ＞''"￣ ゛''＜:: :: ::〕iト ……=≦ -=≦:: ／::_ ＞ ､` :: :／/, ノ:: :ﾉ-‐=≦ 私の魔法はユニティに匹敵します！
: ／ `'＜:: :: :: :〕iト __ ニ=-‐' ゛ jﾊ ` ´／:／/:: :: :: ::j{
'゛ -‐=== ⇒‐- ミ::_::_＞' ゛ -‐⇒ ,.｡o*''゛辷彡イ⌒{:: :: :: :: :}} :i
／ ＞'' ゛ ＞'゛／ ミ> -‐=≦⌒ ` < 〕iﾄ＜___}j／`'＜／}.:.: .:.}} :|
j{＞ ゛ .. .＞''゛ 〃 ≧==≦⌒ ィi⌒ヽ `＜r‐‐‐=ミ 〈 j{:: :: 〃 j
／ ィi〔: /゛ :∥ / { { .ィi{７‐-=ミﾆ}r‐‐､ j{＿_ r‐‐‐‐=ミハ:／ ／
/ ィi{:＞' ゛/ :{{ ./ j{ {／‐=ﾆ7ニニ＞'' ゛￣￣ ≧=‐- i i-‐=≦｡oイ::j {
j{. ＞'゛ ./ ≧=-' 〃イ゛ =i{ {=‐ ‐=ニ⇒゛ ｡o≦ﾆ/￣￣￣ ￣ ヽjj{:: :: :: :Ⅳ
≦｡ __ ＞'' ゛ ／゛ ノ :j{ {ﾆ／‐=／ .ィi{ニニﾆ７ . : : : : ／⌒⌒寸:: :／ ､`
⌒⌒j{ ／ .ィi{ ｡o≦ｱ=≦: `'＜イi{≧= ‐=≦:_:_:_＞' ゛ >ｲ ./:: :
: ∥: : : : : : : :ィi〔ィi{-‐====≦ｱ゛i i i i i i i `'＜={ﾆﾆ} . . : :-‐=ｧ'゛ ./:: :: :
. ∥: : : : : ィi{＞ ゛⌒`'＜ ／ i i i i i i i i i i i ／{ア゛ ＜:_:_:_:_: :／ ィi〔: :: :: :
ノi{｡o≦゛>''゛ v i i i_i_i_i_i_i ≧=-''゛ア゛: : :_._ -‐…=ミ {=≦:: ::/:: ::/::j{:
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／ ＞'' ゛ ハ ／⌒ ´ >{ ij i j{ノ:: :: : : :/:: : j{:
/ ＞''゛ ﾊ '゛ ／ ／-‐==≦フ: /:: :: /:: :: :j{:
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ﾘ: : : : : ../i i i i i／ ／: : : : : : : : : :／ ィi〔‐=≦ ＞''゛:: :: : : ／:: ／ j::_:/:: :/
: : : : : : { i i＞'゛ ィi〔: : : : : : :. :.-‐=≦i i i i i{＞''゛:: ::／:: :: :／:: ィi ノア:: : ′
: : : : : : j{ア ィi〔:_:_:≧=‐ '' ゛´ {i i i i_i_i＞''゛:: :: :: :ィi{::‐=≦:＞'゛ __ア゛::／
: : : : :: ∥〔 ＞''゛ {i i i≧=‐-:-:=≦:: :: :: ::＞''゛ __ア゛.:／
: : :ィi〔＞''゛ {i i i i i i i i ij{====≦゛ ア゛.:／
魔法ギルドでは研修として魔女に『魔法を創る魔法』を習得させています。
この魔法は元々魔法ギルドの会長が建国前から創り上げていた魔法で、現在でも会長と魔女たちが改良を進めている魔法だった。
魔法を創る時の労力を可能な限り削減するために大量の術式データをアセットとして創り上げており、
それらを組み合わせる事で用途に合わせた魔法を簡単に創れるというトンデモ魔法である。
（要はRPGツクールやユニティを使ってゲームを製作しているようなものである）
976 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/05(火) 22:51:48 ID:LxR3Mfv9
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_ -=ニニニ=- ＿__／ ￣ /: ７ ---=≦ ＼ -=ﾆニﾆ=-. . . ._. . . . . ヽ｀ヽ、. .ヽ
-=ニニニ=- ／⌒＜／:.:.:.=- ､_/7/7=彡:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.＼ -=ニニニ=- . . _. ＼ ヽ. . .＼
ﾆ=- 7ア ＞⌒=---:.{ /:/// 人:.:.:.:.:.:.:.:.〈＼ミY ＼ -=ニニニニﾆ=- ヽ. . ヽ
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＼ ／ ／フ:.:.人(￣ /:/// ￣＼:.{＼:.:＼￣ ＼: ＼ ／. . . . .ヽ: . .',
こんな途方もない魔法を会長が創り上げたのは、やむを得ない理由があります。
それは、七大神から与えられた役目を果たす為です。
977 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/05(火) 22:53:04 ID:LxR3Mfv9
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ィi〔 ／. . . l {ﾆニ) )ﾆニ=--=ﾆﾆﾆV ﾊニニ}'， V.＼. . 丶
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......{... '... ...... l........ / ................. '.....
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￣「.... ___ }..........､ ' :............. ′ /
そもそも、この世界には元々魔法はありませんでしたが、七大神はこの世界を魔法を中心として文明を興すことにしました。
そこで私たち人間を発展させるために魔法技術者として４８人の魔族を創造しました。
当初の予定では、この魔族たち全員が協力して人間の発展の為に魔法を開発する筈でした。
978 ：
ADONIS
◆pWz0XGKEks
：2024/11/05(火) 22:56:40 ID:LxR3Mfv9
┌ ┐
｢ ＿ ＼｀`～､｢ ./^|
ﾚﾍ ＼, ＼ ＼ Ⅵ /ヘ|
Vヘ_ ''"~ l＿/'｀ヽ|
V⌒＼‐- ＜⌒ヽ/ 人間の発展の為に尽くすなどやってられるか！
＼/⌒> | }__／
＼/ .:| | Ν 八 余たちは自由に生きるぞ！
￣|八|乂 ノ }/.:|
_ -‐‐-, ヘ-‐‐:ｌ/ |＼
/-=ﾆニ/ / .: |l. ⌒ヽ‐-ミ
./{ニﾆﾆ./ / .// :| 八 }ニﾆ＼
{: V/ﾆﾆ{ ,′ // | | ‘, ./ニﾆ/∧
八 V//∧{ // .: | |: ‘, |/ニニニﾆ}
⌒}ｈ.､ ＿八 / ./ | | Vニニニニハ
./ .:/ ￣Ｖ / :| | Ｖﾆﾆ.=- ／
〈 // / .: :| | | V/--＜ヽ
＼ .ﾉ/ / / .ｉ| | | ´, ‘,
. ｀```｀.: ./ / l | | | | | ‘, :.
.: / /| |:| | | | | ‘, :|┐
： | |: | | | | ‘, }: ﾄ、
| |: .:| |:| |:. :| l .:| ‘,＿ノ ﾉﾆ=- _／｀:.
| |: .:| |:| |:. :| | .:| l :} r┐)ニﾆ} } :} ＼
| l :| | | |:| |:. :| | .:| | |:}~''＜二アﾉ / ﾉ
| l :| | | :. /, | .:| | |八 ´^''=―=''^｀
|八| | | /, / ∧ | .:| | |
ﾉ l | | ./〉, / :〉, | :|
√ ⌒〕I=- _/∧ ./ ∧ _ -=ニ⌒
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ハ ＼ : _.､<⌒〔_
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〈 ､ /〉
', ＼ _ -―‐- _ / {
',／ ｀ { ，
(`ー 7 ' / { '，
＼__/ / / ' 〈`丶、 ＼_
〃 / ′ / } ＼ ｀` )／〉 わかりました。
/ｌ{ { ＼_{ / } / / ≧==ｧ彳／､
_/ 八 Vf莎＼{斗=ミ ／ ′ （_ ィﾍ `丶、 微力ですが、お役目の為に頑張ります。
／/ ／＼〉 ﾉ v炒i{__／ ／ ＼ 、 `丶、
／ ｀／ 八／⌒ヽ ／￣/_）､__ | ＼ ＼
／ / ／／]※[／´ ／ ／⌒/⌒}＿| ＼ 、
／ ／ { /／]※[／､__ / ／ ／{ ＼ `丶､ }
／ ／ _j_／]※[／ ク} { /{ /＼ ＼ 、 ＼ `丶、
. ／ ／ ／∠⌒ﾞ<[／ /} ／⌒vソ ,_／＾＼ ､ ヽ 、 ＼
, / , 二}{[アﾟ{ ,／ /￣ / /_ -―=ミ ､ ＼ ＼ 、
/ / / ノ /{ ／ __,／ ／ｌ ｌ＿ ‐― / } '， ､ ＼
{ ' ｲV /rf_7ぅ/「 , | | /| ,′ } '， '，
{ /{ ハi{ / /⌒７ ∧ {／´ | l , | / } ∧ '，
{ ／ ﾊ／ /i∨ノ⌒￣⌒`∨] 八 '， / ｊ ,／ / / '， ',
､ ／ ／ ／ V{⌒Y⌒Y⌒V＾}/ '， V/ { ／ ／ / / '， l
／ ／ ／ 厂￣￣￣７ ,′ '， ＼{￣ l／ ／ / '， /
∠ ／ ／ /{ / / ＼ 、 ｛ ＿ ／ ,′ }／
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／ / { {､ ￣ ＞ '′ ＼ ＼
／ ,' { ＼＞ '′ ＼ ＼
/ | { ､ } }
しかし、清姫以外の魔族はそれを拒否。
七大神や当時の人々と関係が悪化して、とうとう彼らは離反してしまいます。
その子孫が現在ヘルマン地帯と氷雪地帯に存在している魔族たちです。
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