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きよひーは原始時代を生きるようです【オリジナル】
1 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/10/13(日) 12:52:44 ID:wcJ8BBAV
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┃| きよひーは原始時代を生きるようです【オリジナル】 ..|┃
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【注意】
・このスレはオリジナルです。
・更新速度は遅くなると思いますが、大目に見てください。
・雑談等はOKですが、スレが荒れないようにお願いします。
・まとめフリーですが、一切の責任は負いかねます。
1814 :
名無しさん@狐板
:2024/12/07(土) 23:57:14 ID:wFpkKFvp
>>1813
まぁ魔族からしてみれば魔法研究さえできれば人類の発展とかどうでもいいしな
1815 :
名無しさん@狐板
:2024/12/07(土) 23:58:23 ID:DeHUTy4B
どう扱おうと神の自由なんだったら、便利な道具として扱おうがストレスをぶつけるサンドバッグとして扱おうが同じことじゃね?
魔族という道具に、責任はないけど自由意志を認める、なんて中途半端な見方をするのはどうなんだろ
自由と責任を与えるか、どちらも与えないか、の二択しかないと思うんよね
1816 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:02:21 ID:QQE5/Odn
このスレが荒れる理由がよく分かったな
他人のコメントに責任とか自由とか話を逸らすわ2択しかないとか極論を言い出すわでずっと難癖つける奴ばかりならそりゃ荒れるわ
1817 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:03:43 ID:w0pzl0O0
わからんなぁ
そもそも神と魔族は対等な存在じゃないのに
1818 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:05:02 ID:Iggfunjv
よくアンチが荒らしてるとかよく騒ぐけど一番荒らしてるのはアンチコメに一々噛み付いて話を長引かせる自称信者だからな
しかも匿名だからって他人の命を軽んじる誹謗中傷もするからそっちの方が見ていて不快になる
1819 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:06:57 ID:w0pzl0O0
創作の登場人物の命を現実の命と誤認するのはやめたほうがいいよ
1820 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:09:02 ID:hdcNsi/1
魔族は道具だっていうならそれに責任転嫁して愚痴る時点で愚かだからな
あとそういう発言が正しいと思うなら匿名ではなく実名でしてみれば?
それが正しいと思うならみんな肯定してくれるでしょ
1821 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:11:23 ID:Iggfunjv
誰も創作の登場人物の命とは言っていないんだがなぁ…
1822 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:14:15 ID:Jktvb1qX
アンチコメは議論が深まると大抵キレ気味になるのが不思議
憎しみが原動力故なのだろうか
1823 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:14:51 ID:VfQQ3pQX
創作の命は現実と違うっていうならむしろアンチの方がマシだよな
ここの自称信者の方がスレを越えて人格批判をしてくるし
1824 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:15:20 ID:w0pzl0O0
現実ならなおさら製造したものが使い物にならなくて不満に思うのは普通だし、全部ばらして作り直すことだって普通じゃろ
その不満というのは不出来なものを作った自責であって、責任転嫁ではないよ
対等じゃない存在に転嫁はできないもん
自分が負えるレベルの責任を転嫁できるってことは、相手もそのレベルにあるってことだもん
1825 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:18:21 ID:yHgDu+G+
今人格批判してるのアンチ側だけで草
1826 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:20:21 ID:TXaG+6fY
いやだから自責せずに不満を公言して責任転嫁を魔族にしたからここまで叩かれてるんでしょ
それに作り直すのが普通ならそれをしなかったのはただの自己責任だろ
1827 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:25:09 ID:Gh3QAaZM
読者の視点だと同じ物語の登場人物だが神と魔族は蟻と人間以上の立場の差があるからな
1828 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:28:19 ID:yO9Cyfp1
自分としてはどれだけ立場に差があろうが責任転嫁と言ってもおかしくないと思ったんだけど…
というかそうでなくとも魔族に対する言動は普通にカッコ悪いと思った
1829 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:30:39 ID:w0pzl0O0
なんでそんなに責任転嫁にこだわってるんだろう?
生かすも殺すも自由なんだよな
命の権利なんかよりはるかに軽い責任なんて単語にどんな重さを見出してるんだ?
1830 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:32:40 ID:CMqpiKug
いやホント凄いな
先に責任転嫁について文句言っていてそれは驚いた
1831 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:33:07 ID:Cys/s+3l
本当に怒ってるなら誠みたいに死後魂を凍結してるだろうし神はそんなに魔族に怒ってないと思われる
愚痴その他も困った子ね…という感覚?(それはそれとして国に攻めてきたら殺すが)
1832 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:34:39 ID:8VZbKxKW
いや誠についてもそこまで怒ってないというか…ぶっちゃけ凍結自体が苦になってるわけでもないからな
1833 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:35:43 ID:dLt20ANO
極論を言えばワンマン社長が平社員に色々と命令して上手くいかなかったら平社員にキレ散らかしてるだけだからな
それを見てどう思うかってだけ
1834 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:37:17 ID:jAY9aIOS
魔族にしても誠にしてもアンラッキーイベントマス踏んでくっそーって思ってる程度だよな
1835 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:39:54 ID:PYm84UzT
神と魔族が社長と平社員程度の格差なわけないじゃん
アンチはそのへんの認識が随分ぬるい気がする
1836 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:40:13 ID:JUvMp4jp
なんで神と魔族が同じ立場だと思ってるんだ?
その例えで神が人間なら魔族は愛玩動物だろ。品種改良されて生み出されが逃げ出して野生に帰ったペット
1837 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:41:21 ID:dLt20ANO
極論って単語も見えないのか…
アンチ叩きってその辺の認識がが随分ぬるい気がする
1838 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:42:47 ID:SY3slk60
だから、そんなぬるい例え話になるくらい認知がおかしいって話よ
1839 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:44:15 ID:cNr4Ad60
例え話に難癖つけててワロタ
てか仮に魔族が愛玩動物というなら女神はそれに仕事を任せたことになるんだが?
1840 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:46:15 ID:UEXvrNbc
愛玩動物だって人間に弄ばれるっていう役割を押し付けられてるんやで
それがペットの仕事やろ
ほな、奉仕種族は奉仕種族の役割はたさんとな
1841 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:46:50 ID:PULIhTdo
魔族が道具だとか愛玩動物だとか言うなら、それに仕事を押し付けて失敗してもそれは仕事を押し付けた神の自己責任ってだけだからな
それを神は悪くないと擁護するのは無理がある
1842 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:47:18 ID:JUvMp4jp
そら社長と平社員なんて書いたら突っ込まれるだろ。極論って書けば何でも許されるわけじゃねーよ
1843 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:48:07 ID:QITf0fuT
飼い犬が手をかむかむ、なんて言葉がある通りそれは恥辱でありイラつくんよな
1844 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:48:36 ID:v/leAplu
そもそも火神が魔族をキチンと奉仕生物として生み出しておけばこんなことにはならなかったわけだからな
1845 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:49:32 ID:QITf0fuT
>>1841
神が悪くないなんて言ってる奴おらんくね?
それが許されるだけの立場差があるというだけや
1846 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:51:40 ID:v/leAplu
それを言うなら元々許されるとかの話じゃないからな
嫌われてるかどうかの話だったんだから
1847 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:53:22 ID:8mODM1wU
ここで立場があれば何をしても許されるし誰からも好かれるって考える奴って学歴コンプとか凄そう
1848 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:54:10 ID:taX7qWli
神と魔族の立場の違いを社長と社員程度の差だと思ってる奴と人間と家畜以上の差があると思ってる奴がいる
どっちが適切かね
1849 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:54:19 ID:6Gg0O3SL
俺の感覚だとこう
出来が悪く魔族を作った神が出来の悪さに文句を言うのは見苦しい!嫌い!(わかる)
その後野良になった魔族による問題に愚痴を言うのも見苦しい!嫌い!(わからない)
1850 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:55:29 ID:FmHKDr5Q
>>1847
こうやってすぐ議論から逃げて誹謗中傷に走るのやめなよ
それだけで信用と発言の説得力失うから
1851 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:56:28 ID:QRd59E2c
そりゃ野良になったといっても女神側で普通にどうとでも出来たのを放置してたわけだからな
1852 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:58:28 ID:6Gg0O3SL
いやメリットとデメリットを天秤にかけて放置を選んだわけでデメリットに愚痴るのは当然かなーと
1853 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 00:59:17 ID:2qSiUCjr
>>1850
擁護してる奴らも同じ事してるしここでは誹謗中傷なんてザラだから今更信用や発言の説得力とか関係ないわ
てかそもそもたかが読者のコメントにそんな価値はない
1854 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 01:01:49 ID:K/+ntZ3z
擁護ってのがイミフなんだよな
神の失態を擁護してる奴なんていないだろ
1855 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 01:02:37 ID:zvuKUgsr
>>1852
俺個人としては自分で選んだ選択なんだから愚痴るのは見苦しいとは思ったな、それだけで嫌いにはならないが。
まぁどう思うかは人それぞれだからそういう意見もありだとは思う、ただそれを当然だと言うのは違う気がするな。
1856 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 01:05:05 ID:bzpiIty0
>>1855
タクシーという手段とバスと徒歩という手段があって、金銭面からバスを選んだけどバス停から目的地まで遠いの嫌だなぁって愚痴るのはダメってこと?
1857 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 01:08:25 ID:rQrKtWEA
いやあれは嫌だなぁって愚痴ではないかなと
1858 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 01:10:04 ID:w0pzl0O0
アンチが抱いてる感覚はいわゆる擬人化なんだよね
そもそもあの世界の魔族に人権という概念がないけど、非人間を人間基準で見立てようとしてるから陥る嫌悪感なんだと思うよ
1859 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 01:11:55 ID:EcSIMFfA
いや誰も魔族に人権なんか求めてすらいないぞ
1860 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 01:14:49 ID:CN6OfYww
あっこれ前に魔族関連で荒れた時と同じだわ
誰も魔族に一切の非はないと言い続けてたのに勝手に自己解釈していや魔族だって悪いじゃんと主張し続けてた奴がいたか
1861 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 01:15:58 ID:CN6OfYww
すまん誤字した
魔族に一切の非はないと言い続けてたじゃなくて魔族に一切の非はないと言っていないだったわ
1862 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 01:29:45 ID:6svNJM97
>>1857
自分が選んだからって受け入れられない結果は受け入れなくてええんやで
選んだら、そのせいで発生するすべてを全肯定なんてしなくええんや
党派性だけで物考えるようになっちゃうぞ
1863 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 02:05:14 ID:Kzd6CmAN
清姫出てきたらまた出てきたよと文句言うやつが出るに花京院の魂を賭ける
1864 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 02:09:35 ID:9vOFlkii
そんでもってその書き込みに噛み付く馬鹿が出るに承太郎の母親の魂を賭ける
1865 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 02:43:05 ID:DCN8hQji
きよひーはもう何度も色んな所に出てきてるし今更出て来る事に文句言う奴はおらんやろ
1866 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 07:38:32 ID:zzhDFEZS
投下来たかと思ってスレ開いたら読者レスだったでござる
1867 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:19:55 ID:DTI/JwPC
ttps://www.youtube.com/watch?v=2vK9dM8ChC8
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| l: : V| | __ ,ィf笊_}_| | |
| l: : :`| | _,.ィf笊_ハ ヒzツノ | | | グリフィスが、そのような事を言っていたのですか。
| l: : : :| | 《 ヒzツ .:.:.:.:. | | |
| l: : : :| | .:.:.:.:.:. | | | 本当に困った方ですね。
| l: : : :| | ′ | | |l
. | l : : : | ト、 _, | | |.l
l l : : : i|i: |个 `¨ /| | l. l
! l : : : i|i:i | l: : :> . ,イ: : :| | l. .l
l l: : : : :i|i:i:. | l/ _}_ ``〜-< {⌒>:..:| | l . l
l l : : : : i|i:i:i. |:> ^⌒'⌒'⌒^⌒ >:| |-┴‐-、
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l レ´ ̄ ̄ ̄ヾ |Υ: : : : : :\/ : : : : : / | |: : : : : : : : \
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第三王女 ラナー
∨ ∨ 。 ,..V〉∠⌒ヽ
》〉==゚=()=。´x'´ 丶 \ \
/` 7¬―¬.´ \ 丶 \
/ / / : : :. :. 丶 \ ヽ
/ . .: :: : :. :. \ '.,
,'.: : |: : : : | :l : 丶 ー―ァ
|.: .; |: : : : | :| :. \_/.:|_,
!:. / , |: : : : :厂八`.:.  ̄.イ まったくだわ。
l / / ,|ヘ. : :. : /≠¬升1 ,-v‐:´ :|
j / /ハ___ゝ、 .: .:/ 八::...リノ´!〈 l : ! 王と公爵は七大神に仕える巫女がなるもの。
/ / /メ八:::t^ヽ`ー-′ `´´ l! f / : !
フ ,小`ヽゝ‐ ' | |ヘ. : :| . 根本的に巫女になれない者は王になれないわ。
 ̄ ヽ. ハ 、 /!ハ l : :!
Y ヽ ー:::: ´ イZ:.:.l:l : :i .. その程度の事すら弁えないなんてね。
_八 >-、___,..., / y'〉:.l:| : :、 __....ィ
\ィ^ー// v-、‐'´∠√`´∧:.リ :. /
/ ; 〃 />‐¬ 。 ゚ ∨: :. 〈
/ / ´ / 。 ゚ /´ ̄ ̄ヽ 丶
,′ ./ / / 。 ゚ / / \ \
! l 亅く_,.. 。 ゚ // / l :l
\ ハ ーr'|⌒ヽ〈 / l |ヘ :|
/ ', : !::::゚::l :| / | |ハ:,′
/ ! : ',::::::j :| / l ,' | ノ
l ! V/ / ! ,′ ,′ ヽ
! ! : V/ ! l i |
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ヽ、 | \/、 \ j j /
| ! \^ヽ ヽ、_/-‐‐´
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∧ ヽ / /
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/ r‐个 ヽ __ / ∨ヽ.\
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王家の守護神 ピーチ(中級神)
1868 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:20:24 ID:DTI/JwPC
,,.+''∨∧V∧V∧…─-ミ__
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i| :| | ,抖系ミ ,x抖ミ」 l |
i| :| |《 爪_ハ 爪_ハ 》 :| |
i| :| l ヒzツ ヒzツ´| | | 先代巫女を悪く言いたくはありませんが、
i| :| | | | │
i| :| | ′ l l ! どう見てもグリフィスの教育に失敗しています。
i| i| | 、 , l |i l
‖ :i| |\  ̄ .イ |i !
‖ i| |l::个.、 ィ : | |i : !
‖ .:i| ll : | __}> .,__,. .イ : |: :i| |i ; l
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/ : :、: \: : : : : : | |^⌒7冖廴i⌒f冖7⌒勹'| |:/: : : /: : : ヽ
私の名はラナー、王国の第三王女です。
そして、私と話している方が、王国の初代女王にして中級神のピーチ様です。
ピーチ様は天空神の直属の部下で、王家の守護を担当する女神です。
1869 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:20:51 ID:DTI/JwPC
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从: : : : :', /.人 \ /: : : :/ , i
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ピーチ様は生前は王国の安定と後進の育成に力を入れていた方で、死後には昇神して従属神になり、
見習い期間が終わると下級神に昇格し、更に天空神さまの直属の部下として中級神に昇格しました。
こう書くとピーチ様が神として非常に優れているように見えますが、現実は違います。
実は下級神たちは中級神に昇格するのを避けている為、中級神のなり手がおらず、ポストがスカスカなんです。
1870 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:21:21 ID:DTI/JwPC
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. j{:/::|::::::::::|:::/}/}/‐- ∨{:::::|::∨:::::∨::.
. j{/イ|::::::::::|/x===ミ、 ´「_Y|::::∨:::::∨::.
j〈 ̄ }::::::::::}《 斤z「` ィ芹Tヽ∨:∨::|::「\ 従属神が下級神に昇格するのは十分なメリットがあるから、
j{::::\_}::::::::::. 乂ツ 乂ツ ″iW:::::|::| \
j{:::::::j{:: }::::::::::}、 /ノ|:|::::|::| ボクも下級神に昇格するために頑張ったけど、
j{:::::::j{┌‘.::::::‘、\ ′ .:「:::::|:|::::|::|
j{:::::::j{::::| ‘.::::::‘.丶 _ _ /:::|::::::|:|∨::| 中級神になってもメリットがないというか、
j{::::::/::: └::´‘.::::::‘. > __ ....:::::|:::::::|:::::: 从::::|
|::::/::::::::::::::/∧:::::‘.=ュ /__:::::::::::::{:::::::{:::::イ |:::| デメリットが多いから、中級神への昇格は避けているよ。
|:/::: -‐く////∧:::::∨={///ヽ ‐- 、://{ ::::|
|/ ∨‐-/∧:::::∨\//∧ .:::::::::| :::|
. ′ ∨////ハ:::::∨////∧ i::::::::| .::/
/ }/////∧:::::∨////.} | ::::::| .:/
lニニニニニニニニニニニニニニニニニニ≧s。,
lニニニヽ‐_=‐イ ̄ \ニニニニニニニニl
}ニニニニ∧ ̄  ̄ ̄ヽ \ニニニニニ/
lニニニ/ィ .,、 riニ/
|ニニ/ / /l ,' lマ ヽ`, !、ー.コ 下級神なら自分の時間を取れて神殿を拠点に信仰を得る為に活動できます。
lニ/ 、/ l ハ ,'.l/ マ ,.//,r"ニヽ
lニ': : `ー= マ ./ =‐´ `".i i´ニ `' しかし、中級神は七大神直属の部下として仕事をやらないといけませんから、
}:マ: . l.ィう灯ぅ マ/ ィう灯ぅ. ` トマニ
/ll マ ll 乂ツ u 乂ツ l llニマl 信仰を得るための時間が取れませんし、自分の神殿に駐在する事すらできません。
/ニl :l l /// /// ,' /.八ニニマ
ハニ.l l/ヽ u 〜〜 u / ,イ)/l マニニヽ
/ニニフ ̄ ヽ> ____ <イ ̄ ̄<マニニニヽ
./ニy--_ __ノヘ /人 ヽマニニニニ\
/ニ/ ヽヽニニV,__ __ __ //ニ≧s。,ヽ マニニニニニヽ
/二 l \}_ノニニニV /イニニニニニニマ マニニニニ / /
/ニ{ ',--イハニニニニニ=---イ=ニニニニニニニニマ .マニニニ/ /
\\フ `¨ /ニニニニニニ〈〉ニニニニニニlニニニニニマ マ二二
ヽl------ヽニニニニニニニニニニニニイ:Vニニニニマ .マ
マニニニニニ./乂//冖冖l l乂=ハ Vニニニニl ム\
___
f:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:≧s。, _
l:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i> /ヽ
ハ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i//⌒ヽ._ノ
/::l:i:i:i:i:i:ヽ:i:i:i:i:i:i:i:ir-┴ フ ',
/:i:il:i:i:i:i:i:i:i:≧s。, ̄ ̄ // /: ',
/:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ >-ィイ.//l: l
l:i:i:il:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:il / lイ/‐- l: .l',
ム:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i| l ィ示 ハ .ハ{ その結果として、中級神はまともな神殿を持つ事すらできません。
ム:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:il .l ヒl ,' l/
ム:i:i:i:il:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:l l ヽ 神官を揃える事ができずに、神殿の維持管理にすら困るから、
ム:i:i:i:i:|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:l l /
,':i:i:i:i:i:i|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:l | -イ 必然的にそうなります。
l ̄ ̄ l:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:l l l_ ,'
l l-:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i :l l ハ ¨l つまり、中級神は神殿ではなく、小さな祠で祀られています。
フ‐---l l、', l', .l マ .l
: : : : : L_____.l≧sム l .マ l これなら神官が不要なので便利ですよ。
: : : : : : : :/ l - マ_
: : : : : : : / `'<l }
: : : : : : / lヽく
: : : : : :/ l=- _
./: : : : / / l lニ',ニ=- _
/: : : / / / l lニ',ニニニ=-_
/: :/ // / l /ニニ',ニニニ=- _
何故、中級神のポストが空いているのかというと、
なまじ神が実在する為に、神殿で信仰を得る活動をしていない中級神は信仰を得られないからだ。
1871 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:21:52 ID:DTI/JwPC
/:::::::/-、=ニニ==マ:::::::ヽ
. /:/:::::::/=‖:::::ハハヽ:::-ニ゚。::::::;::ヽ
. /:::/::i:::::::i七:::i:::/ ゙゙ マ:::l::`::マ::l:::l:::::ヽ
/:; イ:::::{::::::l.:i!|::イ/ マ:l:::::::i:}::!:::l::|iヾ\
´ {::::::l:::::_|」_i!_ __'|」::_!::l::::l::::l:|
i!:::: l::::ll:| |l _ _ ! マ |l:::l:::l::| 下級神ならランス大陸以外なら地元密着型の神として細々とやっていけるけど、
.. _i!;::::i!:::| l-==- -==-{::::|::l:l_!
ヽ_l::::|l::::! 弋:ソ ' 弋:ソ ',':::/::l_.イ 中級神だとそれすらできないからね。
i!::マ::ムハ ' /:イW:l::::!
i!:: マ:::ム:::. u//;:W:::|:::| ガチで青藍神話で記録されているだけで、まともに信仰されていない神なんだよ。
. i!::::::マ:::ム/ヘ. ○ .イ l:W:::::|:::|
i! < マ::::lニニ>... _ <==l:::7/ > .
W マ::|ニニ‖ |::i W
イ 、 マ:l=/ / l::! / }ヽ
. f〈∧ ヽヽ=\ r=- リ/ r----≦|
l=ヽ゚。 |ニニ/ ゝニ=|´ !ニニニニニ!
',::,__>ィ::::::::ヽ:::::....
ィニ=t≧/ィ;;;;;ヘ:::::::\:::::::ヽ、
/::::';;>7:. :. :. :. :. ',:::::::::::\:::::::ヽ
/:::::::::'/>/>-‐‐-<:. :,:::::::::::::::`ヽ::::::ヽ
/:::/:::::::///::/"゙''ヘ::i::::::`ヽ:::::::::::::::l<ヽ::::::,
/:''1:::::::::!:::::,'::/ ':::N:::::::::|::::::::::::::!;,:::`ヽ:::::, 七大神ほどの大物なら各地に神殿を構えて、
. /´ !::::::::j:::::,':/ .ィ十-Y::l::!:::::::::::|;;;;,,::::::::::::l
l:::::::j{::::/iT i!-‐E:i'::::::::::::l;;;;,ヽ:::::::::l すべての神殿を拠点にしていなくてもやっていけるよ。
. |::::::i:|Xィ示、 /んハ.Z|:::::::::::l;;;;;;,::::::::::::!
. l:::::::i| {!〈.い {//} G:j:::::::l ̄ ア:::::! でも、中級神ではそれは無理だよ。
. |::::::::ilヘ. 弋リ `¨´ ,:/::::::::!__, /:::::::l
|:::::::::ヽ.} 、 /|::::::::i /;;;!:::::::::l それだけ、王国では神が神殿を拠点にしていないというのは不利なんだ。
l::::::::::ハ : ′!::::::7:. :>、:::::::::.
|::::::::, i込 -‐‐- , ィ::::::7、:. :. :./::::::::::.
lj::::::, ,:::::丶、 ,。o< .!::::::';;;;;;;ヽ.ハ:::::::::::::.
. i!i:::::! l::::::::::::r ´:. :.}_ ィ:. :.}:::::'==7;;;,',::::::::::::.
i.'::::| l:::::::::::::ヽ:./レヽ-/:::::,' .{{/ー‐.¨¨ヽ :::.
l.Y l::::>-‐‐7:: ___ノj::::/ }} `.,::.
i Z .}'´ ./ィ j:::,' }} ,:::.
[ ,' ,':《 j:/___j{l7 i/ r---ュ___.}:::::.
Y/ i,::〃 .j:{〃:: :ll |' j.{:: :: :: :: :: :ミ
∠三二>-===z- .,_ ,. -=t:、
∠ニニニ´ニニニニニニニニニニ=≦ニニニニニY
/ニニ>―――‐-=ニニニニニニニニニニニ二l
/=/./`ヘ /`'へ :ィ_ `寸=ニニニニニニニl
/=7 /Y ´ `´ |__寸=ニニニニニl
ト .,_ /ニ7/ /} ./ l ヾ└iマニニニニニム
\  ̄ ̄ , イ / :i l lハ ', | ゙v=ニニニニム 中級神の方々は格式は私達よりも上ですが、それだけですよ。
`¨7ニ7´ .ノイ ハ! l! l ト、 : | ヤ=ニニニニム
/ニ! l |/ !i |、}ノ ヽ i l L._ヤニニニニニム 本当に中間管理職の悲哀を感じますよ。
/ニニ{ ! |-匕, }从 | ``ー-}A :l ヤ=ニニニニニム
/ニ∠ハ l:i. kf'斧ミ; \kf芹芋ミx}/ i! ;ニ二',=ニニニl 上からこき使われて、人間から信仰を得る事もできないなんて、
/∠ニ7 :}从 lc乂り 乂ツっ′ / l=ニニiニニVニl
∠ニニ7,:イ i \ト!:/:/: ' :/:/:/:/:./ / ,'.: !ニニl=ニニV:l 私は嫌です。
∠ニニニ7/=| :! lλ u __,、,、 ι/ィ /.: lニニl=ニニニ\
∠ニニニ=//ニ| ′ / :>、 ` ー ’ / /.:: i ',ニニlニニニニニ\
∠ニニニ/ /=ニ|/ / / 〕h。 -rt≦´/ /.: ノ ∧ニlニニニニニニニ\
ニニニニ/ />' 7 / ¨  ̄ ̄ `ヾ_〕 ./ /´ ̄ 二.,_フlニニニニニニニニニ\
ニ// < ___ .:/ / ´ ̄> ´ ゚*,_,.。/y‐:<ノY ´ ` <=ニニニニニニニニニ\
7 / ./ .:/ / / `ヽ ∠l: /Yヽム ∨ 、 _,.> ニニニニニニニ二iヽ
./ ∠ イ/ /__,,..::ィ ! l//Y \ ` l l \ `'<.,ニニニニニニニ7 !
/ ∠ _/__rf´ニニニニ| |¨Y⌒'y ´/ 〈 ` }i l \ ¨フ ニニニ7 /
f´ =ミiニニ二| | l / i_イ_`i ‖ ト ., ` :、\、 寸'壬三ニニ/ /
L>z-.、ノニニニ| | l f´ 八 《)ノ三ニ`ヽノ\)\ `'マニニ/ /
その不遇ぶりは『令和日本の管理職よりも待遇が悪い』と言えば想像ができるだろう。
それだけに青藍神話では、下級神は多いのに中級神の数がかなり少なかった。
1872 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:22:34 ID:DTI/JwPC
/ヽ ,ィ
_ .iヽ/ i{_}i i
/}i i 二l斗', ̄  ̄ `ヽ
、 ,, x≦/、、iヾ { ヽ 、ヽ
',' , ∧\ ((__。s≦ i ヾ ヽ } } i} .. 待遇が悪い?
', ', ', ∧ \\ 。s≦ ノ ヽ /\ ‖
', ', ',', ∧  ̄ * i⌒i ̄/Jrヾミ) ノノ∠,, そんな事は関係ありません。
', ' ' ', ', ,', \_,, -‐'' ,ハ__ {`{、じ└',イソ/
,' , ', ' , ',' ', \ ,イ⌒ ヽ _ , j-、 天空神さまの為に働けるなら、文句はありませんわ。
' , ' , ', ', ><__/‖  ̄二ニ=-L,,,」∠∠_ノ
' , ' ', ', ,' __乂  ̄ / (_ ≧s‐- _-‐-、
' , ,,,_', ', .X r―≧s。_ァ-―.、―‐、――ァ‐-ミ、<´
' , ‖,r―ミミ、 ' ,├┤////j 乂_ ノ .j ノ /,,r''⌒''ヽ彡、
ii i://///∧ Y乂>-‐''二ニヽ -‐ t''彡\ 乂 ''x三ヾ ̄ ¨ ヽ
{i i//////∧,イ_二ニ=-ァ==¨ ̄ ̄ ̄`ヽ、ー-〈 ヽ三ヽ. ヽ
ヾ////////>-‐''¨´。s≦:::::::::::::ヽ ヽ ヽ ヽ三ヽ ヽ
\//i/// ./:::,ィ==、::::::::::::i}三ミ≧、 j ヽ ヽ三ヽ ヽ
__,,, -―-、 Yヽ /::::/ ,,rミ、::::::::‖三三ミii_ --―┴- _ヽ三ヽ ヽ
‖`ii三三≧、ii三‖:/ / .‖::::::::/ミ‖ ノ三三〉‐- _ ヽ‐- 、
‖::::ii三三三斗ヘ‖::i ‖ /:::::::::::/ミii三三三三三三三三/三ミ/三三ミ≧x::::::ヽ
ii:::::::ii三三ii {i::::::i i ノ::::::::::::/三ii /三。s≦三三三三/:::::::::i}
ii::::‖三三ii≧s。ii:::::}\-‐''::::::::::::::/三::乂三三三三三三三三三三三三三/::::::/::::::‖
ii::‖三三≧s。  ̄` ¨''+。::::/三三n'' 。s≦`ー''(,ィ{:/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
故に中級神は損得ではなく、七大神に対する忠誠心でなるものであった。
ピーチはそういう意味でも天空神直属の部下に相応しい存在だった。
1873 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:23:12 ID:DTI/JwPC
ト、_ .ヘ _ .イ
ハ \/Yハ\/ ハ
V {{:::}} V<
/≧=-------=≦ \
ヽ ヽ ヽ
/ { ∨ ∨ ∧
′ l| 八 ∨ ∨ ∧
.′ l| ∧. ∨ ' .} やはり、男は駄目ね。
/ ./ ハ /\ \ | 八
ト、 ./ / xzx.、∨ { _xz≧x \! ≧=- 立場を弁えずに権力を欲しがるから迷惑だわ。
.ゞ __彡'-=≦l{ヾVrリ.Y l| 乂rリ.〃`丁 {丁´
从 { 八 ヾ.{ // | /八.乂_,
/ }八 ∧` ′ /八 |/ {ヾー<
 ̄ ̄从ハ { ヽ ⌒ ./ } { .八
/ >.人 ̄`ヽ、 _ .イ {_ | .八 ∧
/ .> ´ }ハ 二_ヽ >-rく} .}/ / ∧
/ / / } rァ 〉}´: : :{: }` < >-、 ヽ
/ ′ ァ--=≦〈∧j{: : : : : : : : : :{: : : : Y ヽ\
≧=-=彡 { /: : : : : : :.〃⌒Y: : : : : : : : : : : : : }八 } ≧=-彡/
\ ./! .′: : : : : : :{{::::::0}: : : : : : : : : : : : :/{: :}八 /
/´ /:.′ {:/: : : : : : : 乂::::ノ: : : : : : : :、:.V: :(:/: : : : :\<
` ̄ / /〃: : ′ ./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽV:.{{ : : : : : : : Y ≧=-
/{ .{ {{: : :′ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ', : : : : : : : : : } ハ
l{八{ 从: ′ ′: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.八 .}
.人 ヽ W {: : : : : : : : : : : : .;{: : : : : : : : : : : : : : }: : : : : : : : :/ |
}′ 八: : : : : : : :、}: /}:\: : : : : : : : : : : 人:_:_:_:_: イ 八{
/ ヽ:、{: : : > ´ :_}_: : `<: : :/: : :イ: : : : :ノ /
/个'^ヽ_ 个ー<: : : : : {: : : : : : :`:¨:¨´八 ̄ ̄.} / /
.从 八∧: : : : : : ̄{-=: : : :_:__:_:_:_:{/}_ !/ .ィ l{
∧ /=-‐ ¨  ̄ ̄ > .| (人_≧=-
ー ' 〉 .|ゝミ、
/ }- 。. _ > .人
/ / /: : :ヽ: : : ̄}:丁: ニ:ニ:ニ=--、- ヽ
_ __〈_〉┐
rv〈_〉<ハ∨∧_
∨∧∨∧>''’ `
/`フア^´ \__
/. /,/〉゚''* 。..,, /\ ,人::::}
/. . . }/// :/ ` %,/\Χ ∨
. /. . . ./// | --‐< \/__ヽ ‘;
|. . . . ∨{ |__/____ __`{ |ヽ
|. l. . . .Y | 〃 爪_i` 爪_lヾ ト(
|. l. . . . . | | ゞ'┘ ゞ'┘|:l | お母様の代でやっと性転換する魔法の使用が認められたから、
|. l. . . ...r| | ' l:l !
|. l. . . . {:| | ____ W 今後は王家や公爵家で男子を持て余す事はなくなるでしょう。
|. l. . . . `| | 乂`ヽノ /: |
|. l. . l . . | |\ .イ: |
|. l. . l . . | |. . .> .,_ / |i | 「そうだといいわね」>ピーチ
|. l. l l . . | |冖v冖v冖Tニチ. ./.}i |
|. l. l l . .八. |_人___人_人_ノ〉/ ∧. |
|_」⊥L/___〉 l: : : : : : : :{. . ./. .| l |
/: : : : : : \l l\: : : : : `゙''ナ'⌒ヽl l
. /: : : : : : : : : : ヽ l \: : : : /\: : : :l l
{: : : : : : : : : : : : ‘, l  ̄ \: :l l
{: : : : : : : : : : : : : ‘,l冖v冖v冖v冖v冖v、ト、
l: :/ : : : : : : : : : : : ‘, l─┴┬┴─┴─〈. |: :\
∨ : : : : : : : : : : : : : V: : : : : ! : : : : />へ`:、 : : l
}: : : : : : : : : : : : :_;_;ノ: : : : : :l: : :///>ヘ: ',: :/
/: : : : : : : >冖i⌒ヽ\: : : : :l: : { ´/ 〉ヘ: }〈
人: : : : :┌L_几jr'⌒〈´ : : : : :| : :| イi イ}:l冖、
/ /〕ニ=-辷八 ';: : : : : |: : | } l:几_r>
1874 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:23:42 ID:DTI/JwPC
卜、_/\_/|
l<> 〈◯〉 <>l
. > ……… <
,イ. ヽ
. / ',_
, ',ノ 今の女王もグリフィスにもっと厳しく対応するべきなのに、
ノ { ',
. `7 ハ ゝ-ァ 叱責すらできていないなんて困ったものね。
-=彡 八 / <
,' \. ,イ フ′
乂ー彳 ヽ ', ヽ 乂__,,ィ
/≧=-=彡. ≧=-=≦´
. ,イ:./ ,′ \
{: /. / ,' ', ', ヽ Y
. V. / l l. ', ', ノ
. / / / l l ', ', /´
{ /{ {. |. | ', ノ Y
ゞ从. ', |. | } .イ }!
\ ヽ | | / ,イ 从
、_) ヽ ', ,' / / 人(
`¨´〕ヽ \ヽ ,イ .イ 人 (
. /:::::::ヽ ヽ ∨ イ ( ::::::) ノ\
/ /{ :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: : \:\:: :: :: :: :: :: ‘;
/ // :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :V∧/\:: :: :: : ‘;
/ /:% :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ;_;_;;_}__;{::::::‘,: :: :: : |
,′i/ ゚。::/:: :: :: :: :: ∧:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :{:::::::::::::::::::::::::}:: :: :: : |
,′/ %:: :: :: :: :/:: ‘;:: ::\:: :: :: :: :: :: :: :;‘,:::::::::::::::::::::::::\:: : |
′ | / ::゚.。:: :/:: :: :: :‘:,:: :: :\:: :: :: ;。*'゚´: |\___:::::::::::::::::::l:: |
| l / :: : %。。:;/\:: :;>。:*:'''\゚´:: \: :: | :: :: {:::::::::::::}:::::l:: |
| |/ :∠;;__:: ::゚\/゚゚:: :: \:: :: ::\:: :: \| :: :: {:::::::::::/}\!: |
| |__/´ :: :: `:: :: :: :: :: :: ::.-‐\:: :: ::\: :: | :: :: l\:::/i:i!:: :: :: |
| :八 、_;;_;;_;; .:: :: :: :: :: :: :: :: :: ::\:: :: : \| :: :: l:.::|/i:i/:: :: : l |
| .: ::';_,,ィf厂 ̄_、:: :: :: :: :: :: : 、___\;;_:: ::| :: :: l:.::|i:i/:: :: :: :l |
| .: :: ';:、 乂__゚_ノ:: :: :: :: :: ::._,;ィ厂 ̄`_、 ̄| :: :: l: :|/i:: :: :: : l: |
| l :: :: ', `==彡': :: :: :: :: 、::.、 乂_゚_ノ/^:: :..:| :: :: l: :|:i:i: :: :: l: l: |
| l :: :: ::', :: :: :: :: :: :: :: :: `::ミ‐-‐=彡'.::.:: ::| :: :: l: :|:i:i: :: :: l: l: | ……初代様のおっしゃる通りです。
| l :: :: : i':, :: :: /:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::| :: :: l: :|:i:i: :: :: l: l: |
| l :: :: :::圦 :: ::ヽ:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: | :: :: l: :|:i:i: :: :: l: l: |
| l :: :: :: |l心 :ヽ、;;_;;_;: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :;.|:: :: :l: :|:i:i:: :: ::.l: l: |
| l :: :: :: |l:: ::.\ :: `'<二二ニ==-‐:: :: :, :'´ |:: :: :l: :|:i:i:: :: :: l:: l:. i
| l :: :: :: |:l:: :: :l个:.、 :: ::‐-:: :: :: :: ::,.:: :'´:: :: : |:: :: :l ::|:i:i:: :: :: l:: :l:. ‘;
| l l: :: :: |::l:: :: :l::l:: l:i> :,;__:_;:ィ:´:: :: :: :: :: :|:: :: :l ∧i:i:: :: ::.l:: ::l::. ‘;
| l l: :: :: |: l:: :: :l::l::::li:i:i:i<⌒⌒7:: :: :: /⌒'l:: :: :l/. . >i: :: :: l:: : l::. ‘;
| l l: :: :: |:: l:: :: :l::l::::li:i:i:i厶,_. . ⌒'⌒^^. . . .l:: :: :/_∧i: :: :: l:: :: l:::. ‘;
| l l: :: :: |:: :l:: :: :l::l>:'´⌒7´ . . . . . . . . . . l:: ::./: : : : : :\:: ::l:: :: l::::. ‘;
| l l: :: :: |:: : l:: : /: : : : :/⌒7 ̄ヽ/\//:: ::// ̄ ̄ ̄:.\l:: :: l:::. ‘;
| l l: :: :: |:: :: l: /: : : : :/ /: : : : : : : : : :/:: :/ : : : : : : : : : : : \:: l::::. ‘;
| l l: :: :: |:: :: i/: : : : :/ /: : : : : : : : : :/:/: : : : : : : : : : : : : : : : ∨::::.. ‘;
/ /: : {: : : : |: : :| : : : |: : : : | | {
/ /: : : :\: : |: : :| : : : |: : : : | | ‘:,
// : : : : : : : : |: : :| : : : |: : : : | |
//.: : : : : : : : : : :|: : :| : : : |: : : : | | 〉
//.: : : : : : : : : : : : :|: : :| : : : |: : : : | | ト... /
/\.: : : : : : : : : : : : :|: : :| : : : |: : : : | | \`:.. ,. -一'' ´
}.: : : : : : : : : : : :.|: : :| : : : |: : : : | | \:`::... /
 ̄\: : : : : : : : : :|: : :| : : : |: : : : | l \:::`>___,,. ノ
\.: : :. :. :. :.|: : :| : : : |: : : : | | ` /
__}_.: : : : : :.|: : :| : : : |: : : : | | }
___,..イ ^⌒''´ ̄|: : :| : : : |: : : : | | ,,. -イ
: : : : : l |: : :| : : : |: : : : | | ,.イ l | (グリフィスを粛正しないなんて、お母様は本当に甘い方ですわね)
: : : : : :\__ノ |: : :| : : : |: : : : | | /: |:l l |
: : : : : : : : : : l. |: : :| : : : |: : : : | | /|:: :|:l l | (どう考えても、あいつは危険分子だわ)
: : : : : : : : : : :l |: : :| : : : |: : : : ! ├' !:: :!:!: l |
: : : : : : : : : : : \ :|: : :| : : : |: : : :. | | |:: :|:l l | (あいつが暴走する前に始末することを考えるべきね)
: : : : : : : : : : : : : \/!: : :| : : : |: : : : | | |:: :|:l l |
: : : : : : : : : : : : : : :.l |: : :| : : : |: : : : | | |:: :|:l l | (まあ、こちらが手を下さなくても、上級貴族たちを利用すればいいか)
\ : : : : : : : : : : : :_| |: : :| : : : |: : : . | | |:: :|:l l |
\: : : : : : : : : : : 〉 |: : :| : : : |: : : l | .|:: :|:l l | (絶対王政なんて彼らが認めるわけがないもの)
\: : : : : : : : : \ |: : :| : : : |: : : l l |:: :|:l l |
\: : : : : : : : : `|: : :| : : : |: : : l l .|:: :|:l l |
その後、社交界でグリフィスが王になって絶対王政をやりたがっているという噂が駆け巡ることになる。
当然ながら、この噂は上級貴族たちを刺激してグリフィスは上級貴族たちから警戒されることになるのであった。
1875 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:24:22 ID:DTI/JwPC
lヽ
__ (} \ /\
。o≦:: : : : : :. ::∨ ゝ / , ‐ 、∨
/:: : : :. :. ::/ ̄ ̄ ヽ { ‘ ∨__
≦ミ丶 ___ -- ':: : : :. :. :. ::` ‐‐‐-、乂__ノ /
‐=ニ__:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::ヽ /
、 __ >: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.',‐‐‐‐‐‐、
≦ニ ___: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::/: : : } : : : : : : ヽ
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{: : : ::/ ≧ ’ /: : ::/-‐‐/イ / : : メ: : : : :}: : : : : : |
/: : ::ノイ : : : : /: :/f示芋气 //: :/ }: : : :′: : : : ::ト=-
/: : : : : ::∧: : ::// __):::::} // /: :/:: : : :. :. ::゚。
/:: : : : : ::/: :} : : : :: 乂zり x芋ミ//: : ::メ: : : : : : ゝ
|\ .メ:: : : : : ::/ : : ∨: : ::} 匕::リ /: : /: : : :/ゝ _ ニ=‐
|: : `‐‐≦:: : : ::≧‐‐≦: : ヽ: : 八 、 ムイ : : : : /
ゝ ___: : : :/ \ } /∧ ト ` ‐ ‐=ニ: ::/r从ハリ
/: : :/ < ∨| ≧ ‐ イ: : : :/ ′ まあ、今の女王はいいわ。
/: : : :/ .  ̄ 二 : : : :Y´ ///
/: : : :/ :: , - 、\ { /:: : : ::( /} 第一王女は後継者として問題ないし、
/: : : : : :| ::: { ‘,  ̄ ̄ 丶 ミニニ彡'
/: : : : : : :| ≧ 乂__丿 .: ∧ スペアの第二王女もちゃんと使えるもの。
/:: : : : : :. ::∨ / .:: ∧
′: : : : : : : ::∨ ′ ヽ  ̄ ヽ∧
{: : : : : : : : : : ::Y { .::
|: : : : : : : : : : : {____∧ :::. \
ゝ:: : : : : : : :. ::/ .∧ .::::: \
\:: : : : : :://\/\_.∧ .::::::: .:::
ヽ:: : : :. :. :. ::| ゚。 / .:::
ノ/从rハリ :| ト ノ }
}‐‐----‐‐{ ≧ ‐‐---‐‐ ≦ /
| | ゝ ノ
≦ ̄´| | ≧ ____ ≦
/\\\\| | / |
/\\\\\| | / |
\\\\| | ∧ |
ヽ\\ | | /.: / ∧ |
__〇==ミ
f⌒\(_ノ\
.ノ(_)(_)-─-ミ、、
γ⌒乂/´ \\
γ廴_// \__ \
| | | | '´|\ Y \__ノ
| | |/「 r斥 ノ _/ そうなると、貴女はスペアにもならないわ。
| | |_yf笊 __ノVソj癶 __>
_ノ ノ 込乂ン ' }◯ 貴女は優秀なのに使い道がないのが悩みどころね。
⌒> /\__> 。 人_|_ノ 〉
⌒¨¨「∧ 〈__) /| | 癶ノ
|' ∧ \`二ニ爪_| | √\
/ / / \ \─7ヘ⌒\八 ̄ \
/ \_,/ / \/⌒ ‐\〉 \`廴
{ / √ 、``丶 |
乂__ / ,/{ { / ̄\| |ヽ
<__/ \ `, / Y∨
. ‘,∨ . :.::| ',
. __,V⌒ : :.::人 @
∨ /∧ `¨´ Lノ
∨ /∧ }
/∧ }
_ . /∧ _,人
/ ∧ /∧__/ _ハ
/ ̄ ̄ >''~ /. . .. 〈_/ ノ \_
/ / .′〈. . . ...:.、 V / ノヘ
. . :/ / / ′ \. . .. :.、 ∨ / /\ . -─
. : ´: :/ / /′ : |\ \. ..∧ 〈 / ``'<
/. . . / / / / | |. .. \ \. .. . / \ \
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/ / l.../ :. \. . . . ... | \ / |
/ / ∨ \ \ . . . . | |_}/ |
/ / / \ \ \ \_,_,〉 /
>‐''"〈_〉>‐ヘ__
ト<〈_〉 -‐''"ヘ ∨//∧──- .,_
∨/∧ ∨///∧ ∨,.+'’ ̄ ̄ 、\
〉//∧ ∨,,.+''"’ \\∧
/ 〉-ァ''"~ } {::::l∧
/: :人/ / ∧ ,/ヽ:〉、}::::.、
|: 〈//,〉。, / / / \ ,。く V:::::::}、;ノ
| : }//{ ゚'*。/,_/ /\_>:''゚ \}___/::::}
|: :{//ハ |/ / ̄ ̄\/ > 、 | ト(|
| l: V// |/ ̄ ̄` \| l |
| l: : V| | ,_二二_| | |
| l: : :`| | _二二,、 〃^ ̄^`| | |
| l: : : :| | 〃^ ̄^`' .:.:.:.:.: | | |
| l: : : :| | .:.:.:.:.:. | | | そこまで、私を評価して頂けるなんて光栄です。
| l: : : :| | ′ | | |l
. | l : : : | ト、 _,.. -‐ァ | | |.l
l l : : : i|i: |个 `¨二´ /| | l. l
! l : : : i|i:i | l: : :> . ,イ: : :| | l. .l
l l: : : : :i|i:i:. | l/ _}_ ``〜-< {⌒>:..:| | l . l
l l : : : : i|i:i:i. |:> ^⌒'⌒'⌒^⌒ >:| |-┴‐-、
l l: : : : : |i:i:i:i:. |⌒フ___人 人__人,〉-| |: : : : : : \
l レ´ ̄ ̄ ̄ヾ |Υ: : : : : :\/ : : : : : / | |: : : : : : : : \
{/: : : : : : : : : : ', │\: : : : : : : : : : : : : / l ト、: : : : : : : : :`、
/ : : : : : : : : : : : ',. | \: : : : : : : : : / l | }: : : : : : : : : :`、
1876 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:25:06 ID:DTI/JwPC
ト、 /, `ニ=‐--‐=ニ´ ヽ
| ニ=―=彡 / `ト
八 ,′ >
\ / }! ト、 <,
、__`フ イ '"兀¨ } '⌒、.ト、 __彡く
> __彡厶イ厶云ミ /x笊≪__, ヽ \
` ̄/ ,′∧〃 ら ハヽi. // "ら ハ ヾこ} )ヽ}、_ ノ} 天空神さまも貴女の能力は高く評価しているわ。
ト _厶 { 〈ハ{{ 辷rリ }/ 辷rリ }k厶イ‐=ミ辷彡
{ \__〃: : : \{N \ ー‐ ′ ー‐' /_ノ : : : : :ヽ だから昇神する気はないかしら?
ヽ {.: : : : : : : :.込ー` 、 .:γ⌒ヾ : : : }
≧=}: : : : ::γ⌒ヽ\ マ フ /: 八C::::ノ: : : /
人: {: :/人C::::ノ: : (^Yヽ `¨ xァワ/: : : : :`¨´Wレ〈
,x=彡 >、_,′`¨´: : : :` ー-^ヽ7^Y_:ノ: : : : : : : ヽ: : ,.イ、____ノ}
/ ____〉、」 : : : : : : : : ミl|: )}`¨¨{(: :|K: : : : : : : : : :∨ ‘,ー-ミメ
. /_∠_ : : / i!:.:.: : : : : : : : l|:UY<>YU:|l: : : : : : : : : : : }! γー┐‐-`ュ
-‐´: : :_ : r‐‐=x {: : : : : : : : : ヨ{(_人}{人_)}k : : : : : : : : : :八//  ̄ ヽ: : : :\
-‐ :¨ : : / ̄ \ヽ人: : : : : : : : : ヾx===x〃: : : : : : : : : イ: : 丶 丶 : : : \
:: : : : :/ _L_} : :` ー--‐==ゝc:::::::::ノゞ=‐--‐=≠: : : :⌒):\ \ : : : \
: : :/ /: : : : :ー--_彡//`¨¨´\\: : ー-=ミ辷__彡 : : : : : 、 \ ̄⌒ヽ
/ /: : : : :` ̄ ̄: : : : : /く辷辷辷く\丶: : : : : : : : : : : : : : : 〃\ \
,∠: :_ : : : : : : : : : : : : :/ }乙 乙ヘ `ー- .: : : : : ____彡 ヽ ヽ
{ ¨ ー‐--―=彡' ノ乙 乙込 { ‘,
_ __〈_〉┐
rv〈_〉<ハ∨∧_
∨∧∨∧>''’ `
/`フア^´ \__
/. /,/〉゚''* 。..,, /\ ,人::::}
/. . . }/// :/ ` %,/\Χ ∨
. /. . . ./// | --‐< \/__ヽ ‘;
|. . . . ∨{ |__/____ __`{ |ヽ
|. l. . . .Y | 〃 爪_i` 爪_lヾ ト(
|. l. . . . . | | ゞ'┘ ゞ'┘|:l |
|. l. . . ...r| | ' l:l ! . 昇神ということは、ピーチ様と同じように
|. l. . . . {:| | ____ W
|. l. . . . `| | 乂`ヽノ /: | 天空神さまの為に働けるようになるという事でしょうか?
|. l. . l . . | |\ .イ: |
|. l. . l . . | |. . .> .,_ / |i |
|. l. l l . . | |冖v冖v冖Tニチ. ./.}i | 「その通りよ」>ピーチ
|. l. l l . .八. |_人___人_人_ノ〉/ ∧. |
|_」⊥L/___〉 l: : : : : : : :{. . ./. .| l |
/: : : : : : \l l\: : : : : `゙''ナ'⌒ヽl l
. /: : : : : : : : : : ヽ l \: : : : /\: : : :l l
{: : : : : : : : : : : : ‘, l  ̄ \: :l l
{: : : : : : : : : : : : : ‘,l冖v冖v冖v冖v冖v、ト、
l: :/ : : : : : : : : : : : ‘, l─┴┬┴─┴─〈. |: :\
∨ : : : : : : : : : : : : : V: : : : : ! : : : : />へ`:、 : : l
}: : : : : : : : : : : : :_;_;ノ: : : : : :l: : :///>ヘ: ',: :/
/: : : : : : : >冖i⌒ヽ\: : : : :l: : { ´/ 〉ヘ: }〈
人: : : : :┌L_几jr'⌒〈´ : : : : :| : :| イi イ}:l冖、
/ /〕ニ=-辷八 ';: : : : : |: : | } l:几_r>
,,.+''∨∧V∧V∧…─-ミ__
∨∧∨∧;>'゙゙゚´  ̄ ̄\\\
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‖〈:::/ ゚!*ァ<.,/ /\\ ,.。*''゚ }′〉::::|::〈
i| }::{ |/ /`゚゚゚゚''\/'゚゚´\ | {:::/:::/
i| {:::} |/-‐─- -─=ミ、| Y:イ
i| ∨ | | l |
i| :| | | l |
i| :| | x===ミ ,ィ===ミ| | |
i| :| l | | | 天空神さまの為に働けるというのなら、喜んでお引き受けいたします。
i| :| | .:.:.:.:.:. .:.:.:.:.| | │
i| :| | ′ l l ! それが王族の誉れです。
i| i| | r-‐─ ァ l |i l
‖ :i| |\ 乂_ノ .イ |i !
‖ i| |l::个.、 ィ : | |i : ! 「それはよかったわ」>ピーチ
‖ .:i| ll : | __}> .,__,. .イ : |: :i| |i ; l
‖ i:i| |<´ ⌒Y⌒Y⌒Y⌒ヽ : | |i l :;: l
‖ / l {:i| |l : ) _>| |i l :l l
{i_⊥⊥L| |l/:⌒\/\/\(\::| |i:」⊥、l
/: : : : : : : | |\ : : : : : : : : : : : : : /}| |: : : : : ヽ
/.: : : : :. :. :.| |\\.: : : : : : : :. :.// | |: : : : : : ‘,
/: : : : : : : : : | | \  ̄ ̄ ̄ ̄ / :! !: : : : : : : ‘,
/.: : : : : : :. :. :.| | `‐-《二》-'´ | |: : : : : : : : ‘,
∧\.: : : : : : : :.| |  ̄ | |: :/: : : : : : 〈
/ : :、: \: : : : : : | |^⌒7冖廴i⌒f冖7⌒勹'| |:/: : : /: : : ヽ
ピーチだけでなく天空神も深刻な中級神の不足から、優秀な者をスカウトする事が多かった。
そして、ラナーはその人間離れした頭脳から知恵を司る女神になれる才能があると見込まれていた。
1877 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:26:52 ID:DTI/JwPC
1878 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:27:41 ID:DTI/JwPC
ttps://www.youtube.com/watch?v=tZmPRMw2t6E
s。 `く>>、\____マム__マム___,|:|______||___‖__//__//____アxく>>'´
`弌is。 `'く>>、\____マム__マム__,|:|_____,||____‖__//__//____アxく>>'´ ,ィn
`弌is。. `'く>>、\ ̄ ̄マム ̄~~マム ̄~~|:| ̄ ̄ || ̄ ̄~‖ ̄~ // ̄ 7/ ̄¨アxく>>'´ ,.ィn:|
`'弌is。`'く>>、\ニニマムニニマムニニ:|:|ニニi||ニニニ‖ニニ//ニニ//ニニアxく>>'´ ,ィn :|::|
. |::トミs。`'く>>、\二マムニニマムニニi:|二二||ニニ‖ニニ//ニ//ニアxく>>'´ ,ィn .|::|
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. |::| :| |i:i| || |::| _,.。o≦
二ニ=‐ |ニ=- :|ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ| || |::|_,.。o≦ _二ニ=-‐ ''
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.  ̄”“l|::| ̄ || ーr =- ̄ | || ̄.:|| || ̄::|| || ̄::||:::|ZZZZZZZZZZ|l_ 。s≦|_,, ‐| |'¨¨ ̄|::|::| |
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,.. -━━━‐- ..、
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.::´:::::/:::::::://::::/::::::::::::::ヽ. \
/::::::::/::::::::/: /::::::/|:::::::/::|::i:ii::', \
/::::::::/:::::::rj:::/::/抃xミンハノi:|:||:::|. \
/:::::::/::::::::::リ::l::::i 乂Yシ゛./_辻リ::ノ. \ グリフィス!
. /:::::::/:::::::::::::l::::l:::|  ̄ , ヒシ/::i′ ヽ
/:::::::/:::::::::::::: |:: |: |、 ,.--,. .::::::| } 貴方は女王に『自分が王になりたい』と主張したそうね。
. /::::::/:::::::::::::::::::|:ハ:l._\ ¨´, イ:::::: | |
. ./::::::/::>━‐<:\:jリ;;;;`{ ¨:::::::::|:::::::::| 、__ノ 何で、そんな愚かな事をしたのよ!
./:::::r‐┴─- 、 \ヽ\;;;;|¨>‐┴‐ミト、
.:::::::i,-r──- 、:.\_|:.{;;;;;;;`;'´;;;;;;;;;\_.ヽ__
< ̄ ̄ヽ┴─‐-、 `i癶ミ:.}──、`ヽ、,-───‐:ミ、
Y´{⌒/}. `/ .|;{爻}: : : : : : :ヽ: : : : : : : : : :`ヽ
′::{∧ | .|;|: : : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : : : : :',
,:::::::::::::::\_ | .};|: : : : : : : : : : : :|: : : : : : : : : : : i
,'::::::::::::::_,ノ ─ミヘ //: : : : : : : : : : :.八: : : : : : : : : :人
.′:::::::::::i , -‐━ミー'〈: : : : : : : :: : ∠≦二: : : : : : /‐〈
.′::::::::/{ r、 ⌒ー─‐ '´ `ー─ハ、 \
i::::::::/ | ',. f\ __ ノノ,--、ノ ヽ、 ヽ、
|:::::∧ \ {ヽヽ-、\ヽ┴ミ、`ヽ--'´ ヾ `ー‐z .i /
|:::::::::::\  ̄ {ヽ.ヽ、.¨¨ ヽ.| i ヽ-'ヽ--′
|::::::::::::::::i\__/ゝ\ヽ __} | | |
|::::::::::::::::|::::::::::::::::::::\三三三≧:| | | | |
|::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::}三三三三||.ノ | | |
|::::::::::::::::|::::::::::::::::::::/三三三三.}|.| | | |
|:::::::::::::::::::::::::::::::/ \ }‐-:j |.| | | |
|::::::::::::::::::::::::::::/ ト、: :{ .|.| | | ト、
|:::::::::::::::::::::::: / ,ノ: ヽ:| | | |:::ヽ
|:::::::::::::::::::::::/| /:.|: : : ヽ.| | ∨:∧
|:::::::::::::::::::::/:.| /´: : :.:.|: : : : :|`ト、 | ∨::∧
|::::::::::::::::::/: : | _,ノ:|: : : : : |: : : : :| .| ヽ | ∨::::|
\::::::::::;人: :r‐'´: : :.}: : : : : |: : :.: | .| ヽ | ∨::|
ヽ/: : : :ノ: : : : :/: : : : |: : :.: | .| ヽ ∨|
./: : : : :/: : : : :/ : : : : : : |: : : : :| .| ヽ |`'
先代巫女にして前女王
__ _ _
_ _r ― 'ー - ^ ̄ ``ヾヽ、_
/ ´ ̄ -― f _, 人 \ヽ``ー 、
.li r '  ̄ _ ノ r' / ( ヽ ヽ、
〃 / r'' ,ノ }} ヽ、 ) i! l
.f″〃 {{ ( 、 ノ ノノ (( 、 / 、.
{. {ト ト i|ミ ヾ ヽ(( ( ( i ヽ i , ヾヽ
ヾ,ツ ノi} ノハ`ー、ヽヾヽ ヽヽ ヽ l i
{彡,_ノ>r'´ ¨ ̄`、_ソノ }}, i! ! | }i i、、 //
(( } _lk=r ´、_ノ´ ノ彡' ' ii{ 、( 母上、私は貴女の息子ですよ。
7 ´{iツ' _>- ' ー< _ ヽ y' ヽ
,ノ ¨ `フr' i}_ ヽ i | ( ノ それなのに何故あの女が王になっているのですか?
( ,ノ 〃レノ | | ), Y´
`ヽ丶 l! l ノ i| .} l 〃人、'、_
〈 __ ヾ ヽ |「 Yノ ,ノソ / / )`ー '´^
(  ̄` ) iL〃彡' / /
) ノ ヽ、ヽ /i ( ヾヽ /
ヽ { , )ノ ./77_ _ )/
f´ ̄ ̄`ヽ ヽ/ ( ,/〃、_/77 ` ̄ヽ /
ノノ _,.ノ〉 i 、 ヾ. ( ヾ /77{ ー<⌒ヽー 、_
/^ ー'´ (´ K ̄ ̄`ヽ= 、 )7/ ))) >' j ) )_
, -イ / / ` |_______)! 、 /7(( /´⌒)_ノノ
(( 〃 l ,ノノ| __ ,ノノ 〃( `ヾヽ/ ´⌒>- '
1879 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:28:35 ID:DTI/JwPC
,. ----- ,,
.:.:''"´::::::::::::::::::┛┗...、
/::::::::::::::::::::::::::::::┓┏::::::ヽ
;:':::;::::::::;::::::::::;:::::::;:::::';::::ヽ.:::::::::',
/:::::;':::::/::!:::::::;!::::::ハ:::::!::::::::!::::::!:::!
/'::::::i::::;'::/!::::/!:::ノ::::レ'::ハノ|:::レ'::::! 王は天空神様の巫女が勤めるのが、王国の体制で、
i:::::::::i::::i/:::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::!):::ハ
ハ;:::/!_;ハ ,.,. ""i::::|::;イ::i 王家の伝統やしきたりだからよ。
;ヽi´::!::::i'、 、--‐=ァ ,.:'!::::!:::!::|
/::::::;'::i::::!:/`iァ.,、..,,__,,. イ::::!::::|/::::i これは言うまでもなく分かりきった事でしょう!
;':::::::::!::!::::!::::::ri.ノ ヽr !::::!:::::;'
!::/::::::';|:::::!7´iミi;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;iミ|::::ト 、
レi:::::::/!::::::i_iミi_;;;;;;;;;;;_iミ|:::;! ',
'、:/ /⌒`i)___ 二二_____レ'(i⌒ヽ
r'",.-i Y Y Y iヽ
/ '´./i イ | ゝ ! i
;' /;':::ゝイ ヘ .人 ,イ::ゝイ ! i
! ! i::::::::::'; i:::::::'; i |
_____∠ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.:、 \
:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i.:.:. : :ヽ 、__i}
:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:. : :’  ̄
:.:.:l:.:.:.:.|i:.:.:.:.:.:.::.}:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
:.:厶:.:.:.|l:.:.:.:.:.:.厶斗: !:.:.:.:.:! 王家が伝統やしきたりを無視できるわけがないでしょうが!
==-≧ハ:.:.://≦=:.:.:l:.:.:.:.:{
。 V/ 。 Y:ヽ.ノ . しかも、女性しか王位継承権が与えられないのは、七大神がお決めになった事よ。
==== === {:.:.:l
│l│l ___ V:.| 七大神の許しもなしに変えられないわよ。
| | u }:.:!
─‐ ノ:.:|
,ィ _ _ ,
__,、-‐' '"´  ̄ ``"く
_/ `ヽ、
r'/ ヽ
_/ ヽ ヽ }| }
'´ i } | .| / { ,、-──-、
ヽヽ. | r_{ r'ヘレ' `` / `ー‐彡'´
i ノ 人ゝ ___,,,,. ヽ _ / _,,、======'"´ゝ
j| | | ノ ト、{ `ヽ.l,;L ` ー-v‐'"´ `゙7′ / ,、-------'"
__川レ'ヽ`i` , ノ ノノ / / /'´フ`ー─-、、 ………。
l rァ`ヽ `ヽ ( ``ー‐'´ / / / ヽ
゙i, {´ (_\ ``'''ー-、 ,.〈 三ミ、___,/ /-‐''´ \ ,ィ
ヽ、__\ ヽ r'ヾ二ニニニ、-'" __,,、----- 、 `ヽ `'''''"/
ヽ `i | `i ̄ヽ、 ヽ. ゙i, `ヽ、 ``ー─'ニ´__ -'"´ \ \ `=く
゙ヽ、 \ | | | \ ヽ. ノ`ヽ、 `ー─‐r'´ `ヽ、 `ー‐、\ \
ヽ ヽ | ヽ l \ \ミ、 _\ _,ノ ヽ --- 、 \ヽ |
} } |\ ヽ\____ヽ ``"´  ̄ \_, \ l } /′
〈 |i ヽ l| | `ー─-ヽ ,、-- 、___∠ー-、 \. l,-'´
\ | // | | \ / ,、---- 、 ヽ ヽ ヽ、`ーイ
ヽ r// / |ヾ-、 ___ ,/==<´ ヽ ゙i ` ´ ̄ ̄
,、-''"´ /
1880 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:29:21 ID:DTI/JwPC
, ' ´ ̄ ̄ ̄ ̄: :`: :
/ .: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.` 、
_/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
/.: : : : i: : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : :. ゜。
/'.:/: : : : :|: : : : : : : : \: : : : : : : : ヽ: : : : :. ハ
. // .:./: : : : : :|: : : : : : : : : : \: : : : : : : :i: : : : : :.'
//' : i: : : : : : |: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.|: : i: : : : ’
. //; | i: : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : :.|: : : : : :|: : : : ::.
//..i : : : |: : |: : : : : : : : : : : : : : : : : : :、: : : : :|: : : : : :|: : : : : '
':i. | : : :.|: : : :: : : : : : : : : : :、: : : : : : :i>l: :. |: : : : :.:.|: : : : : : 。 今回の事で貴方は危険分子だと思われたはずよ。
. ;: :' . |: : : :|: : : :i: : : : : : i:{: : : :ヽ: : :.z≦_j_ji: : |: : : : : : : : : : : : :i
. |: i |: j: : : i: : :|}≧z、__ミ:ヽト=≦斗rf升 }.|: : : : : :.ト: : : : : : : :.:.| それに社交界で噂になったのは拙いわ。
. |: | jハノ{:八イ: : :弌_f弖ミ <゛゛,,∠¨¨¨"..|: : : : :.: |:ヾ: : : : : : :.:|
. |: |. |: : : : 、 ` |:/: : : : :|: : : : : : : : : | 上級貴族たちが動いたら、今の私では庇いきれないから、
':.{. |: : : : 込 ヽ /i: : : : i: |: : ヽ: : : : :.:.|
゚o |: : : : : :i 〕ト:. `' :. ̄`. /イ: : :i::人l: : \: : : : : | どうしようもないわ。
%.. |:i: : : : :.| ハ: : :>:.__.::::'" |ノィ"ニニ\r‐ 、: : : :.:|
\ jハ:i: : :i:ハノ┴‐r‐‐f⌒>‐=≦ /ニニニニi |:.:.:.トミ: :.:.|
ル' / /:.:.:./_,ノニムニニ/ニニニニニ|.|.:.:.:| ヽ、
イ /:.:.:/f≧zニニニニ{ニニニニニニリ:.:.:.l `ヽ、
f:.ハ /:.:.:/'ニニニニ}ニニ≦ニニニニニ .i:.:.:.:′. マヽ
. |:.i∧. /:.:/ニニニニニニニニニニニニニニ. ;:.:.:.; }ハ
j:.:|. ∨∠ニニニニニニニニニニニニニニニニ':.:.:.:i /:.:.:i
/ l/i//ニニニニニニニニ/ニニニニニニニニ ;.:.:.:.{ /:.:.:ノ
/ r{,ノ〈ニニニニニニニニ ,ノニニニニニニニニニ ':.:.:.∧ / /:.:./i
/ __/jゝ=\ニニニニニ/ニニニニニニニニニニ ;.:.__lニ∨ /:.:.:/. |
{ レ' /:.:. \ニニ / ニニニニニニニニニニニ i:/⌒iニ.|./:.:.:/. ├──ミ、
\/:.:.:.:.:.:.. \ ' ニニニニニニニニニニニニj i=彡:.:.:._/. i _/ i
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. \ ̄ ̄ ̄ (_,ノ八_))ニ|.ー───‐┴'⌒ ノ
〈:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ヾ:.:. ((_,ノ:.マニリ、____ ___,ノi }ノ
':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:. :.:.:.:.∨───' /-─‐彡 }
ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.≧z:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〉 \ イ/〉
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/:::::::::::::ヽ:::::::::/::::::::::::::://:::::::::::::::::::|:::::::::::::::ヽ:::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::/l:.l::::::::::::::::::::|::::::::::::::::i::ヽ:::::::::'.
/:::::::::::::::::::::::::/::::``::‐-、 | |:::::::::::::::::::.!:::::::::::/::::::::::::::::l
/::::::::::::i::::::::::::l::::::::::::/_ .リ|:::::::::::::::::::ハリ'"::::::::::::::::::::::::|
/::::::::::::::i:::::::::::::/彡ィ==-ミ. |::::::::::::::::/ !__ |::::::::::::::::::::::::| 上の四人は大人しく王籍離脱して
/:::::::::::::::|::::::::::::lイ r):z:::Yヾ |:::::::::::::/,彡=-、ヾ、:::::::::::::::::l
/::::::::::::::::|:::::::::::::| {::‐タ、ノ ヾ::::/ .r)z::::Y`ミ ノ:::::::::::::::| 平民として平凡な生活をしてくれているのに、
/:::::::::::::::::|::::::::::::::|〇ゝ=' {-タ、:/ .ノ./::::::::::::: ハ
/::::::::::::::::::||::::::::::::::|, /////. ' ヽ='' Y):::::::::::/:::l どうしてグリフィスだけこうなのよ!
. /::::::::::::::::::::||:::|::::::::::|.', 、__ ////. /':/::::::イ::::::|
. /::::::::::::::::::::::||:::|::::::::::|ヽ, ノ ` /|::i::::::::::/:::::::|
. /::::::::::::::::::::::::||:::|::::::::::|:::::ヽ /:::|::l:::::::/::::::::::|
... /::::::::::::::::::::::::,ィ'ナ.|::::::::::|/、 l> 、 _ , <::::::::::::|:|::::::,' ::::::::::|
. /::::::::::::::::::::::/ / |::::::::::|\.\  ̄ /.Y \_,,::::|:!::::,' |::::::::::|
', ヽ ヽ '、 \
{ ヽ `=ミ、_ニ ``ヽ } )
'、 \_二`ア‐zz、、ヽ Y }
'i、 、_ヽ }ハ、 リ ノハ } ∧
´ミー‐--、彡 〃 マ, r'/ ) j { `,ヽ
i ', 、 `''ヽ ソ/ ‖ !} {{ {川( `ミz_ ', }
{ 'i, ヽ`ー‐===、Y,,, {トz、 ii ` `^` /l´ 私は兄上たちとは違う。
ヾ、_ `'=ミ、`ミ≦、 リ{iiii{{トミz/ { l
ヽ 、 ヽ、__下‐、`ヽト‐、`'' '、{ 王子として生まれたからには理想とする王になりたい。
ノ) }ヾ、`r‐、_ ノ} }ヘ X
y{/ ) ノノ } リ {ノ ((rヘ /ノ)
弋( r {{ 弋{ {{、 )リ , ///
`‐( 'i', { ヽ、_ヾ、´ , /j .._ィ´ /´/
'ー'ー `ー , /⌒、_::ノf// ノ
、_/ ∧:人f´
// /ノ
{ ノ,イ´
/{// j
/} })' /
1881 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:30:04 ID:DTI/JwPC
/二二二二>: :'´ ̄/^ー─ミ、
// /: : :/: : : :./: : : : : \\
/'´ /: : : :/: : /: /: : : : : : : :.\\
/. /: : : : : /: : : : /: : : : : : : : : : : : : ヽ
. i /: : : : : /i: : : : : : : :/ヽ: : : : : : : : : : '
. {、 /: : : : : /亅: : : : : : /j i: : : : : : :.i: : : '
/:i: : : : :/ i∧: : : : :/ i _}ハ: :.:.i: : :|: : : i
/i: |i: : : :l ≧z、∨: :./z≦__,__ i: : :|:.|: : : : :| 大体、貴方はとっくに王籍離脱しているから、
i从: : : |弋f心、ヽ/ / ト'zソノ│:./: i: : i: :.:|
|: :|: :从  ̄ , " ̄. 亅/: /: : :|、: | もう王族じゃないわよ。
|: :|、: : ::. ヽ 'クi: :/: : : :i:ヽ|
∧:j─vー\ v' ) //:イ: : : : :|:.ノ|
/: :〈_人__/:> ' , ト<⌒⌒'フ: | 「私はそれを認めていない」>グリフィス
/: : : : i島妬: : fゝ` ´__,ノ¨;八 ̄ ̄:i:.:|
/: : : __人:ノ'⌒i三三三三三ノー‐i_r─<、i_
/: :/ヲゞ-'^'f´/ /≧≡==≡≦| /ゝ'⌒'´ヽ \
. /:/ /: : : : :././ /.三三三三三 |. / i: : : : : : : i ,
/:/. j: : :__,ノ_/ 三三三三三三 {./ ヽ: : :ヽ: :/.. |.
. /: ; レ'rー<____∧v──'´ ̄ヽ.. ヽ: : :∨ ;.
___/__/.//:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ \: } /
.f ー─-- /'./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ..〈 }/ /
. \ //:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.ヽ, '´ ̄/
_/\./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、 i /
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: : }:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:二ニ=‐:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i. /
: :/:.:.:∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.‐=ニ二:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./. /
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. /. /:.:/:.:.:.:.:.:.:.:. : :\:.:.:.:.:.\
{i_ノ}' .:.:.:':.:.:、:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.ヽ
.  ̄ /:.:.:. l:.、/ \:.:.:.:.| ヽ/:.:.:.:.:.「:.: i
':.:.:.:.:.N \ }\:.l/ lハ:.:.:.:.|:.:.:l 貴方が最後まで拒否するから、
i:.:.:.:.:.:|── ──‐i|:.:.:.:ト:.:.|
|:.:.:.:.:.:|‐=== 、 ====‐:|:.:.:.:|:.:.:| あの子の命令で、貴方は王家から追放されたでしょう!
|:.:l:.:.:.:| 、__ u!:.:.从:.|
|:∧:小、 │ l |:.:/:.:.:.:′ バカな事をしたわね。
i:.::.:.:≧‐┴─ ┴=≦':/:/:./
/⌒マ V, フ:´: |ニニ/: : :/..∨:./
{、__.ィv’/:.:.:.:.:.:{, :':.:.:.:.:.:ヽ ∨
V....../、 l:.::.:.:.:. i.:.:.:.:.:.::.:.:.l /ヽ
} ̄ 乂_:.:.:人:.:.:_.:乂 \
ゝ..... ノ|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: . {\
i |...}=.イ芥ト、== イ.i ヽ _ム
| |./: /:/: : l::l: : : : | |.... W }
| l': : V: : : レ: : : : :| |. |..し_ノ
|. /: : : : : : : : : : : : :.| |. |.
,.、-‐'''"´  ̄ `゙'''- 、、,,_
'´ `゙ヽ、
゙ヽ、
\
ヽ,
ヽ
,/ ゙i
,r‐彡' // |
//ニ,Y ,彡'.ノ ,ィ' / }
//,.ニY i〃7彡'/.ノ ノノ. l
/゙!〈ヽ/ l// '´ ''ヾY / ./ / ./
//,ハ (;! | | i 、,,_ 'く彡 / /
//l, | l } ヽi;;ツ ::::i,イ彡'゙
/ //イヽ、! `i| ゙ l
// / :::|i l l, それは、あの女が勝手にやった事で、
// /,i ::l.! l| ゙、
/// i:l゙i !| -,、_,〉 あれは不当な行為だ。
、彡'" ; i::| ! j | 、__,j
:::::゙ヽ、 ; ,j::i| | i ./ >-'
:: ゙ヽ、:/|j| | .j/ .l
\川 li'ー,- '
\. |i /
.、 ゙ヽ、 》 l, i
゙ヽ、 ゙ヽ、 / ゙、゙i
ヽ,. \ /i l、 `i
:,.-''\__)!゙いl ヽ,
::,r'" `-、ヽ ヽ
1882 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:30:43 ID:DTI/JwPC
_,,......-―..-......,,_
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::`..、
'::::::::::::::::::::::::::::::::┃┃::::::ハ
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l:::|:::::l::::l:::::::::|,:::::rハ┃┃:::|::::l:::l
|:::|:::::|::::|::|::::| ',:::| |::::l:::l::l|::::|:::| 女王にはそれが許されるのよ。
l:::ヘ:::l`t゙-ト‐.! ',:l !-ィ-テ|:::イ:::l
|::!::ヽl `ー' ,、 ー' .i/::|::::| というか、私でもあの子の立場だったら同じ事をしていたわ。
|:|::::l::|''" <ヾヽヘ、 " '|::::l:::::|
ノ::|::::ヾゝ、/ヾヽ\\ヽ /|::::|:::ハ つまり当然の行動よ。
ノレi::,'ハ.i::l l 〉 ヽ |/::/ .^ヽ::ヽ、
r‐- 、 / ヘ::| l |:/ y ,,, `-'''ァ
lュ __`ヽ ,:|. 人. |/_ にl
ノ `‐' /`−-、 ヽ,,-−''^ヽ-' ',
/ /= _ ~i!~ _ =\ ヽ
-‐=…=‐-
. : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ‐-
´  ̄ ̄ ̄ ̄/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \〉-、
__/ / : : : : : : : : : : : : : : : :\: : : : : : : Y〈
{ ,.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : : : : :}_ノ
_ -‐―/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : : |
\ | ̄\ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: :: : : : __: ::| まあ、どうしても王家に残りたいって言うのなら、
\ | \ ,: :/:/: : : /: : : : : /: : : :{ : : : \: : : : : : : Yヽ:l
\ | /}:/:/: : : /: : : : : : {:i: : : :\{ ー-\: i}: : : :iノ::{ 次期女王と結婚して、未来の王配殿下になるというのが、
| Y{: : : ; : : : : i/从{ \{ヽ\_,ノ Y: : : :|: :∧
| 八 : :{ : i : : {、__ ,ノ , ´ ̄ j/i : : :|i: : ∧ 一番現実的よね。
| /∨ヽ{\:入 ̄ < u. |: : : |{: : : ∧
| { | \ヽ{:\ ー ´ / |: : : |/⌒ー
| { | il:::::{{ >- _/ |: : : | `ヽ
| j | }}::::jj ニニニニニニニニィニj: : : :| i
| ` { 〃::〃ニニニ,ィニニニニニ/: : : ::j_____________|
| |⌒\{{::::::{{ニニニニニニニニニ /: : : :/ .|
| | }}:::::}}ニヾニニニツニニニ/: : : / / {
| | 《:::::::《 ニニニニニニニニ/: : : / / 〉
/ ̄ ̄ ̄\
| \_ _
:..''"´::::::::::::::::::: ̄`゙'::...、
.'"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ.
. //:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙i、
;'イ::::::::::::::ハ::::::::λ::::::::::::i:::::::::;::::::::::::::::::ヽ
|!:::i:::::::;::::,' |:::::::リ ';::::、::::::l:::::::::';:::::::i:::::::::::i
!l:::|:::::;イ::;' |::::/ ';:::i、:::::ト::::::、:';::::l:::::::::::::j でも、次の女王は第一王女のヨヨなのはほぼ間違いないでしょうね。
|!:::';Wl::::! l::/ Vl-\!\:::';:';::k:::::::::::::レ
ハ弋:::! ∨-ゝ' ゙’ー-z \:::イ::_:::::::::::l そして、ヨヨ姫には既に婚約者がいるから、王配になる事もできない。
け ゙━─ ━─巛|¨¨|´ `i:::j::|
/ !、 ι | |_,.ノ::リ:::| 手詰まりね。
├ -`jー- .._r―−、_,. zィL_,j:::::ハN::::i,
( ̄`_,.=-‐ ,/:::丁!:l::八::::::/ノ;;;;;//;;/ レ':::::;l::|、::r’l:::::} どうしようもないから、諦めなさい。
ゝ --一 ハ::::::| \! 廴:/ / i;/ r!:::::l:::| ヘ!リノ
. (_ ! !:::::| 八 i レiム::::{::リ
廴_ ヾ;j / i  ̄  ̄ ! \
\_,.ィ=====ミ! >
/::::::::::::::::::::::::::L__/
/.::::::::::::::::::::::::::ヽ=┘
`ー、,;_::::::::::::::::::_,;:ゝ
| |  ̄ ̄ | |
}〈 」 |
¨ ¨´
1883 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:31:24 ID:DTI/JwPC
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〃´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄。<.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:>。
〃 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.\
〃´ /.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:: :
|{ ′/.:.:.:|:.:.:.:.:.Y .:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :
、:、_ノ /.:.:.:.!.:.:.:.:!.:i.:.:.:.:!:i.:|.:.Y.:.:.:.∨:.:.:.:.:.:.:.::.: :
:.:.:.|.:.!..:.:.:.!.:i:.:.:.:.!:i.:|.:.:i:.:.:::::::!.:::|.:::::::::::::::::!
{.:.:.:i.::ト.:.:.:.トi.:.:.:.:|::!:}:.:.i.:.:::::::.!.:::!.:::::::::::::::::!
ヾ 」:ハ ̄ `¨斧ミ |:.:.!.:.:::::::|.:::|.:::::::::::::::│
|::::::} 辷ソ !.:.:!.:.:::::::!.:::!::::::::::::::::::i 貴方はしばらく王都から離れてほとぼりが冷めるのを待ちなさい。
│:.ノ u..:|.:.:::::::!.:::|:::::::::::::::::::!
│::ヽ |.:.:!.:.::::::i!.:::|:::::::::::::::::::! 間違っても余計な事をしないでね。
i:::::::::\ ‐ j.:.:!.:.::::::i|.::::ヽ::::::::::::::::!
!::::::::::::个o。 イ!从.:.:::::リ.::::::::::∨:::::::::!
!::::::::::::::i::::::::f ̄ 7.:.::::::ハ.::::::::::::::∨::::│
i:::::::::::::::|:::::::j ′.:::/ ヽ:.::::::::::∨::::!
!:::::::::::::〃三三′.:::/三三 \::::::::X::!
|:::::::::::/.三三/.:::::::/三/ ̄ ̄丶:::::Y
|::::::/!三三/.:::::::/.///// Y::::::!
{/: : : : : : .′.:::〃///// }:::::::i
/: : : : : : : ./.::::::Y//////, !:::::::!
/ : : : : : .': : : {:::::::::{////// i:::::::::!
, : : : : : : ′: : 从乂ハ//// /.::::::::!
{: : : : : : {: : : : : : : : : : Y´ /.:::::::::::i!
ヽ. : : : : : : : : : : : : : : 〈. ./.:::::::::::::i
/: :Y: : : : : : : : : : : : .イ /.::::::::::::::::!
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/⌒ヽ,
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ij _..l}.._
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/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, まったく災難だわ。
!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
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ヽ ヽ /.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.l ___, ‐ '´___, ‐'´
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::::'::::::::::/::::::::::..... , 'i i
:::::::::::::/:::::::::ヽ, ' 'i l, 残 ・
:::::::::::/::::::::::::::l\ l l 骸 ・
::':::::/:::::::::::::::::l;;;;;"'-、,,__ ......::::::::::::l::l ・ ・
::::::/::::::::::::::::::::l;;;";ー--、"'ー-,,_..:::::'::::::::::l:i ・ 夢
::::::ト。::::::::::,:::::::\;;ヽ,,_゚ノ;;;;;;;;;;;i,_ヽ,::::::::::::::/ ・ の
::::7。ヽ、。::::::::::::::::\;;;;;:::::::::::::::;;;;,,,,'l:::::::::::/
::::l:::::::::"'t゚-‐ー-,,__二二"' ̄ ̄ヽ,l::::::/
ヽlo:::::::::::\,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ̄\:::::::::/
/:::\:::::::::::::\;;;;;:::::::;;;;;;;フ ヽ/
゚:::ヽ:::"'ー-,,_:::'ー――--^>
\ o−-::。 ソー―i'''" ̄
;;;;;"'ー-,,,,_/;;;;;/,,/
\;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;i,i,;;;;;;/
この時期の王家にとって最大の問題がグリフィスだった。
そもそも彼が問題になっているのは王国の体制と王家の伝統が関係していた。
1884 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:32:08 ID:DTI/JwPC
. ⌒ 、
マ(r\
___乂\_\
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| |\.. \_\
. __| | \ , \_\ /ヽ
| i!___| / \/、... \_\ 〉、 / ̄ ̄: : : . . .、
| │ <. \ \_\ /`ヾ . : : : : : : : : : : : : :\
| │ \ > \_\ }丶 /: : : : : : : : : : : : : : : : \
| ├┐ >、 / \_\ _|_′: : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ
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└┬─┘│. \. \ \_ } ̄{: : : :>/`´:::::::::::ヽ:::::≧ュ。,´`ヽ: : : : : : : : : : : : : ` . 、
i i. \ > 「 ̄ ,〉,. ´:::::{::::{:::::::::::::::i::::::::::::::::::::`ヾ: : : : : : : : : : : : : : : : :}ー┐
. i i /\ /\ ゝr 〈/::::::/::人人 :::::::::::!:::::::::::::::::::::::',ム: : : : : : : : : : : : : : : ,―r'
. ノ ノ\ ∨ / ヽ' \ {_,乂:::::::'::::::/{\}::::::::::ハ::::::::::::::::::::::ム:ム: : : : : : : : : : : : : :;′ヾ
乂_/ ヽ ∨ / \ ,, -―/ ::::::i:::::::'八::::::::::::::i }::::::::::::::::::::::::}:人: : : : : : : : : : : :/ }
/ /. ∨ ,. ´ ′:::::i|:::::{\丶:::::{::::|/、::人::::::::::::,:人::>: : : : : : : : :/\_,ノ
. / /. ∨ 厂三三≧x{:::{ ::::::ト、::{=ミ、 \{、::{r斥刈:::ヽ::::/}::r≦ノ: : : : : : : : / {
/ / /∨ /〈,. ´>――人リ::::::i〈 {トtリ ヾ弋少}≧'''´ハ:}:::人____,/\r '
\ /> ., 〈 V´ ,/ / /イ{\八 ` ´, /:::}::::/)ノ/ゞ≧: : } \ }( ̄
/\ / ./. \. {/ , ⌒ <ゞ、人ム '::::/}:/ }´::::::::::::}ー ´{ r ⌒
. / ヽ' / /丶 ヽ / ノ≧}:::入 ⌒ ,{::/{≧r}::::::::::::::ノ⌒ーヾ
.. / / \ / \ノ '/∧ {≧rノ:::::::::> ,, _.,,。<{:::::ノ≧,ノ::::::::::::::ヽ : : : ≧ュ。,,
... / /. ヽ > .,_ {////∧ ,{≧r{´ ̄ / ノ {〉/≧<{:::::::::::::::::::::ゝ.,_ : : : : : `. .、
> .,_ ./ / ゞ、///∧ ノ_{=ミ_〉 ∨ _/ 〈_}ミ乂〉` 、::::::::::::::::::::::≧ュ。,,_: : :\
/ > ' ./ / >/ム 〉´:::::} } } ハ ハ }:::::::::{ /⌒ 、::::::::::::::::::::::::::::`ヽ : ヽ
. / /\ 〈 /: : : :ム/::::::::::} } }、 {\', ,/ , ,:::::::、:ム,/ ヽ::::::::::::::::> 、::::ム/
/ / \ \/ : : : : :/::::::::::,ノ } }、\、 ヽ〈 ィムi::::::::::ヽム マ:r ―- ミヽ::ノ
\ / / /> 、: /::::::::::::,イ}/´}:\\、{__}/ /i::::::::::::}ム:} マ-―-< i}'
. \. / / / ./:::::::::::::::/ {/: : : } : },\\_//{::::::::::::}: }i ヽ三ニ=ヽ
/ \ ./ /< \, ':::::::::::::::::::/\/{: : :.}Γ、___\/__i::::::::::::}i }i\ 厂 /
. / `' / 〉 /:::::::::::::::::::::;′ :{: : / | |┘┼┼└ i::::::::::/i ,ィ`ヽ / { ヽ
.. / / / /:::::::::::::::/:::::{ V/: / |ニニ ニニハ::::::::{: i /ニニ厶 / ノ/ム
> .,_. / / /::::::::::::/{:::::::{\/ ./: / r|___|__|__ム:::::ムi \ ̄`¨¨¨´ ///ノ\
/ > ,/ / ′:::::::/ i{:::{:::{ ゝ> .,_______,.\人 ` 、_____//// `ー 、
. / / .:::::::::/ ,八:{i:::{ {` <______> ´\ヽ 人_三三彡 ' / 人_
/ / {:::::::::/ ヾヾ {: : : : : | |: : : : : :>ヽ 〉二ニ彡'
. ≧ュ。,,,_ / i{::::::/ 〈 ̄: : : : : :| |: : : : : : :ノヽ ゞ=≦
≧ ' {::::/ {\: : : : : :\ /: : : : : : ///> 、 \
七大神の巫女の歴史は古く、建国前の1000年間の原始時代にまで遡る事ができる。
巫女は七大神が惑星青藍に降臨して神暦が始まった直後から存在しており、
当時の巫女は、七大神すべての巫女にして、本拠地の集落と海岸にある飛び地の集落を統治する長を兼任していた。
つまり、七大神の勢力圏で世俗における権威と権力を独占していたのだ。
1885 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:32:39 ID:DTI/JwPC
, -‐'…‐-ミヽ
. r 、 , ___---‐‐¨ ̄二≠‐:|丶/|‐==―‐:.、
l ,i __ / l ゝ-ヽ:.:.:.:.:.:.:‐<´::::::::::::||::::::::::::::::::ヽ::ヽ、\
! ヽ/ , ′__ ゝ-ヽ:.:.:.:/:::/:::::/:::::/ミ.||:::::::!:::::::::::::ヽ:::::\:.\
.l .| </´__≠_rァ /´::ゝ-ヽ:.i::::/::::::i:::::/ /|:::::/:::::::::::::::|::i:::\::|:.:.:/‐‐
ヽ,| .|′|./ _y´ ,,-= ´./ 7‐‐|:./|:::i:::::::|::::/ |:/从|__::::/:/:::::|:::i:|/‐ z´
v / / ./_ヽ /" //:::::::::::::ヽ∨:::/|:::::::|_/-- / __∠从/:::::::/::::||z /
ー ヽ_ | ///:::::::::/ ゞ:::::/ |:::::::| 个テ、 ."{:::歹/::::::::/:/:|:l´
≠‐ |ヽ // i::::::/==≠zゝリz/|`ゝ´,  ̄´/::::/:://::::|
|∧ |ヽ / |::/ .,-‐ ̄ ̄::´l丶|z:::| r , //:./、/:::/
-‐‐…´|.|∧ | .|ゝ―― .リ‐/::::____/´|:::ハ /=__:./::::/
´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.| ∧ | ||:.丶:.:.:.:.:.:.:.:|/:.:.:.:.:./≠ ̄ ヽ/_ヽ、 ≠´::``ヽ|l/::/
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.| .∧ ||= \―――‐´./ 丶 ≧´/:::::::::::://::/
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i | ヽ/ l/ \ ,___ /`ヽ、 z| / /::::::::/ /
:.:.:.:.:.:_>/ i / /l l \´ ヽ≠ ヽ 、 z-l i:://ヽ__
-‐ ̄ / / / , ヽ/ |/| / /l_| ,′ '´ヽ |-′--/‐ ヽ′| |`
__ ´-´ /, ´ ´ / |/|/ / | |/./, ´ `/:.:.:.:.:.`ーーヽ二 ゝ .i
 ̄ , < r/ / __ ー/ // / /:.:.'. //:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|ヽ \ヽヽ、
/ ≠ /― / |_ ---ュ> ,/:.:.:.:..'.´/:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|/ヽ |:ヽ-
‐‐ ′― /――-/ ヽ- 、 |:.:./| ゝ::.:.:.:.:|:.:ヽ:.:.:.:>´/ / ヽ |:.:.:.}/ |ヽ
≠−‐-__ <´ /:.:.``/ /ヽ:.:.:.:.:.:|:.:.:/ / ,/ ヽ|:.:// .|:.|
/:.:.:.:.:/ /:.:.:.:.ヽ:.:.:.|:.:/ / // /ヽ´ ,|:.|
__ ∠___/ /:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.|/____ ---‐/ /:.:.:.:ヽ=´´_
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/ ――――‐´ \;;;;;;;;;;/:.:.:.:.:.:`―――――――-!
それが可能だった理由は、当時の七大神の勢力は小規模で二つの集落を足しても人口が1000人足らずだったからだ。
旧石器時代の勢力として見るなら最大勢力であるが、現在の王国の規模と比べると弱小勢力にすぎなかったのだ。
当然ながら、これでは権力者といっても大した存在ではなく、当時の統治機能も単純だったから、何とか回せていた。
1886 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:33:20 ID:DTI/JwPC
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/ . . . . . . / ________............/ _斗r七さ】
/ . . . . . . . . / 、【━━‐ ミ 、 ≠⌒ 「
. / . . . . / ..... 、\ 丶\〃 斗:::::━┷::‐::...、
/ . . / .............. \\ /:::::::/::::::/:::::::\\
. / . . . . . . ./ .................. /【\\ /::::/:::/::/::::/::/::::/:::::lハ:::::..
/ . . ./...................... [※\\ '::::/:::/::/::::/::/::::/]|:::]|::|:i::::乂__
. / /...................... 】※ \ 、 |::::|::::l::::|⊥|:|:|::|_|::]|:::]|::|:|:|:::||i⌒
/ /.................... / 【※ 丶丶::|::::|::]|::|::|ハ|::l⊥]|:[//|:|:|:::|||
. / /.................... / 【※ / \\:|::]|::|::|Tマ卞 |/´r件|:::|リ
/ . . . . . /...................... 【※. /j|:::::\\|::l::圦ヒツ | ヒツ/:イ
. / . . ./................ /込、≠ j||[:::::: |丶丶从 { 7::[|
/ ./............. // / /__j|:|[:::::::乂:::\\ヽ _ _ /::::[
. / ........... // / /___j|::|::::::::::|:::ハk\\.. _ ..イ|幵「
/ /.... ( [\ ./ /____j|:::|::::::::::|:::::]| : ⌒\\:::/ |襾|
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| l | | | | | /.:::/.:::/:|:::::|::::::::::|:::::]l: : : :圦]圦 「::::.\(_/ \
| 匚 ̄_ ̄匚 | \|. /.:::/.:::/ .:|:::::|::::::::::|:::::]|: : : :丶\[辷彡 小::::| [卍卍┐ /
」 L......................l | 、| /.:::/.:::/ ::: |:::::|::::::::::|:::::]|\:./: : :ー∧ /Lノ::/ 卍] 丶
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├───┴ミ 「 ̄ ̄ .:/.:::/.:::/.::::::::: |:::::|::::::::::|:::::]|/ : :/ : :/ :∧ :|:.:. / 卍] \_)
「 ̄ ̄ ̄| : .::/.:::/.:::/ .:::::::::: |:::::|::::::::::|:::::]|___/.: .: :/.: : :│ .:.:.:.:._// 卍]
」i___| l .:::/.:::/.:::/.::::::::::::::::|:::::|::::::::::|:::::]| ̄ ̄\_「 ̄\| \.:.:.____/ 卍]
「 ̄ ̄ ̄]| └. .::::/.:::/.:::/.::::::::::::/::::|:::::|::::::::::|:::::]| 「l :.  ̄:.〈 :卍]
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…'⌒'…'⌒'…'⌒'…'⌒ヽ ‐ニ〔※※x.: .: .: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ://: /: ∧!
.....................................................し'⌒ヽ ‐ニ〔※※x: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ://.: .: :/ :U
...................................................................し'⌒ヽ ‐ニ〔※※x.: .: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ://.: .: :/.: : :|
また、当時の巫女は現在のような世襲ではなく師弟制度であったので、
師匠である巫女が弟子の中から後継者に相応しい優秀な弟子を次の巫女に指名していた。
これは集落の長と七大神の巫女を兼任していた為、当時は血筋よりも能力が優先されていたからだ。
1887 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:34:20 ID:DTI/JwPC
`''<「>-ヘ-く|三三三三三三三ミミ//三
_,..,、_」._三三三三三三ミ.//三ミ
/⌒ ⌒\三三三三三.//三三
, ' ヽ三三三ミミ//三三ミ
_ノ / 八 /ハ \ゞ三三ミ//三三三
≧ ,i Y⌒ Vノ⌒弋 戈<三}//三三三ミ
ゝ-ィ刈代ツ 圷少从弋^ `'//三三三三
iリ八 _ ム仏イrゝ // ` <三三
厶ハハヽ. ヽ_ツ .イpソ/ハj // ` <
,. <⌒ ≧=≦jリムイ=- 、//
{ _ノ>--- '=ァ'' /,ハ
}, '´ xヌ l // }
/ i じ' ! // 〈
ム.」.. 二ニ ..‐..- .」辷//ニミメ、
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しかし、神暦998年に当時の巫女は清姫と共に天空神の娘であるピーチを弟子にして次の巫女として育成したが、
これは当時の巫女の意志ではなく、天空神の意向だった。
天空神は建国の為に天空神の巫女を師弟制度から世襲制への転換を行ったのだ。
そして、これ以降は初代女王の子孫たちが『女王にして天空神の巫女』の地位を世襲していった。
1888 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:35:05 ID:DTI/JwPC
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l|l.::.::ヾ.::゚:.::.::.::.::./.:.::.::iTΓ|::」Lノ }:」」ilL}___}l´
l|l.::.::.li.:l{.::.::.::. /ilL:.::.」jI斗ャ 圻リ }ニ∨ 結局、29歳になっても一度も妊娠できなかったわ。
l|l.::.::.li.:l「`Y⌒Y^フ圻hノ狄 沙 ,゚ニニi__
l|l.:i.::八{`ヾー‐‐' i ~^^´ , {iニニノヽ} 私が石女(うまずめ)なのか、夫が種無しなのかはわからないけど、
l|l.:l.::.::人「(}ニニ{ u 从´{__ノ
l|l.:l.::.::.::.::ソ^Y^Yヽ, r つ , ^゚Vi´:.::.∨ 仕方ないから、親戚の娘を後継者にしましょう。
l|l人.::.::.::.⌒l{i⌒⌒、 うぅs。 イじ il|:.::.::. ∨
. 八{「\.::.::.:「{|.::.::.::.::.\‐- _jフ爪]′)' il|.::.::.::.::}i
______ ≫' |八:.::.::.::.::.::.\ /'゙⌒ { 、 '<⌒ 、 ̄~"''<
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. l| \ ⌒[\ .::.{i {\. . . .」≧s。.,_ \ ,___ ”''<
. l| \ i}丶{ー'゙ニニY~. .\ニヽ{{≧s。., \\\ `寸
ハ, l| , i}ニ‐ ‐ニ|i. . . . .\ニ∨ {{≧s。ヽ \\ ∨
. /二} l|/ ∨ i} __小 . . . . . .\}\ ゚, \`,  ̄_
,'ニ二}/, -―‐┓'´ } ゚ -ニニ/∧. . . . . . . \ \ \ |l l| i
辷彡()ーニニニ| / / _‐ニニニ/∧ . . . . . . . . . ヽi ___\ l| |
/ 人 二二二| -‐七I゛、_ ' _-ニニ二二二/∧. . . . . . . . .} | \\\ |
/ ` ー― く |i{/‐=ニニニ}ニニニ二/∧. . . . . ./ i| \\丶 |
ノ\ |i゚ニニ二二二,'ニニニ二/∧_/ニ} i|  ̄_\ |
/ }i、 |iニニ二二二/二二二二二二二二ニ} i| \\\
- ''~ ノ゙^\|iニニニ二/ニ二二二二二二二ニ/ ,八 \\\
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ノニ”~^^^^^^^^^^^^^^~”二二二\ \ \\\
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乂_7:: :: :|:: :: |:: :: :: :八:: :: :: :: :: :: :: :: :: : : |:: :: :: ::i
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/ii|:: :: ::|:: \/\:: ::.乂`⌒´ ヒツ 八::イ
/⌒:i|:: :: ::|:: :: :乂_ン⌒〈 ' イノ〉:| 29歳になっても男子しか出産できなかったわ。
ノ⌒_:i:i:|:: :: ::|:: :: :: ::|::|:i:i:i:iハ __ 从:: :|
乂__ ノ'⌒|:: :: : :: ::/ :: |::|_i:i斗x_ ( ノ イ:i:i|_: | 仕方ないから、親戚の娘を後継者にしましょう。
`⌒|:: :: :: ∨::/:.〔/ ノ^し'> ___,/人rvン::|
|:: :: :: : ∨::_::r|¨´:: :: ::| /_::::::::::::| :: :: :: : |
|:: :: ::> '" |:: :: :: :: | {ハ\:::::リ: :: :: :: ::|
|:: /\ |_ 八::.{从人_ ノ  ̄\:: へ::/
|:(__ 人_ヽ |_ \ /∨\ 〈⌒Y/
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∨‖ 八.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:‖ i |.:.:.:.:.:.八 ∨ /\
しかし、歴代の巫女たちが全員自分の子供に王位を継承できたわけではない。
そもそも子供を産むことができなかったり、男子しか産むことができなかったケースは当然あった。
1889 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:35:45 ID:DTI/JwPC
「~〉 イ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ ` ヽ、
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'、_i く;/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::';::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ r‐'゙ /゙i'
く λ':;'::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::;::;'!:;::::';:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ i__/`゙ /イレ'
゙! /:::::::::::::::::::::;'::::::::::::::/:::::::::::::::::::;イ::‖l!:::::';:::::::::::::::::::::::::::::::::::::'、' r' ´ィ'゙
.〉::::;::::::::::::::::::;:::::::::::::/l!:::::::::::::://:/ i/ l::::::i';:::::::::::::::::::::';::::::::::::::',ノ, `iフ
/:::::;l!::::::::::::::::;':::::::::;:::!l_l__厶 レ ノ ';:::::l ';::::::::::::::::::::::::::::::::::::;'i'レ'゙
/::::::::l:::::::::::::::::l::::::::;ムノ┴-、/ /ト、,;! ';:::::::::::l:::::::::::::::::::::::i!lヽ
,'::::::::/l:';:::::::::::::l!::::/ 乂,,ん'::ノ`゙ ,...!l';:|`ヾ;::::::::!::::::;':::::::::::::;'i:! ヽ
,':::::::/;;;ヾ';:::::::;:::l!レ' ` ´ 千i゙゙i'ヽi:::::::/:::::/::::::::::::/ l! ヽ
l:::::::く,ィアトヾ::::i;:i~| . `ー' 、ノiヾ,i::::;イ;:i:::::::ノ:! . ヽ 娘が産まれたけど夭逝したり、
!:::::::::l ヽ`ヾ!'、| 、:; '゙ノ,/'f゙=!:::;ィミi :. ヽ
.l:::::::::::', iヽ、 '゙/ /'゙'/'ヘィミ!` ,、 rゝ ,r、i 〉-ッ 病弱だったりで、後継者にならないわ。
.l::::i:::i:::} i'、 、_ -‐ 、 / ,イ! 、,!,r」 ゙;',ィ>''/`i'゙
';::l::::l::! ';::゙i、 ``ー '゙` /,,.ィ:;' }:'、彡ri´ ジゝヘ/
';:i:::ll:! ';:| ヽ ` , イ:::::::::l !::ヽ `´´
ヾ!l| i、,-,イヾ〃V'';! \ , ィ:::´::::::::::::::::l ,、= 、 ,゙i:::::',
゙! ,},ィ'''彡-=-zミl ゝ 、 ,, ィ i升::::::;:::::::::::::::::::l_,ィ-‐‐‐-、゙!::::l
くィ::゙:::::::::::::::::::ヾ |::::::::::l゙、::::::::::::l:;ir=^イ`゙⌒`ヾil
l:::::;:::::::::::::::::::::'、 l`ヾミ:! ヾ::::::::ル !:::::::::::::::::::::::::;ヽ
, ィ!::l ヾ:::::::::::::::::::ト 、 ゝ、)`ヽ、ヾ::/ !iヾ::::::::::::::::::::lヾ!
, ィ ´ !::! '、::::::::::::::::ノ `ヽ、 ::/ `゙ヽ、 ヾ \::::::::::::::/
ヾ、 ヾ:::、:::::/ `ヽ、,...."/ `ヽ、 ヾ:::::;:イ
ヾ!i:/ ∠ゝ'ー'、 レ'ヾ、
ニニニニニニニニニ\ {二ニニニニニニニニニニ/// /
ニニニニニニニニニニ> '゛ :::  ̄ ー=ニニニニニ\\} {
ニニニニニニニニ= '" .:::::::.. .....:::::::::::::::::::::::ー=ニニ//} {
ニニニニニニニア゙ ...::/:::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::く/ニ{_ \
ニニニニニニア ...::::/ / .:::/ :/ ヽ:::::::::::::::\ニニ}⌒ }
ニニニニニ7 ..::::::;:/ / \:::::::\{ /
ニニニニニ/ ..::::::// ′ \ \__/
Oニニニニ' .:::::::/ / :.
 ̄ ̄]ニニ,′ .::::::::/ ′ ,′ \ :::. :.
三] ]三{ :::::::::′ ; .: , ,′ .:/ ゚; :::.\ :::. :.
0ニ] ]三 ::::::::: .:: /.:::::::::.′ / .:/:. .:::. ::::::\ }\:.
ニ[__{ :::::::: .::: /.:::::::::/ .:::::::::::::/}::::....::::::{:::::. ::::::::::ヽ:. }:!
⌒ヽニニ ::::::′ .::::: /.:::::::::/..::::::::::::::::/ }:::::::::::::{\:::::::::. ::::::::::. レ
⌒> }ニニ ::::: .:::::::: /.:::::::::/:::::::::::::::/ }:::::::::}::| ヽ:::::::.::::::::::
{ ⌒⌒} ::::: .:::::::: /.:::::::::/::::::::::::::/ }::::::::}::| /}:::::}\::::.
\__} ::/..:::::::::: /.:::::::::::}:::::::ー/::{ 一…‥' }::::/{::「 }::::} }::|
にニニ}../:::::::::::::: /.::/:::/:::}::::::::/)ノ\ }:/ {/ _,斗}::{ }::|
にニニ}:⌒V〉:::::::{/)ノ厂}::::::/ーrt=弌===ミ、}/ f笊爪 }ノ, ;/ 私の娘たちは暗愚ばかりで、
にニニ}:::::::/::::::::::( ^{^ /::::/ ⌒ ー∨以 '′ ; ‘,
にニニ/:::::::レ')/.:.\: {;/{ ヽ : ‘, とても後継者にできないわ。
にニニ,゙.::::::::::::::::::::::::::::.‘, ‘, 人 ‘,
にニニ,゙.:::::::::::::::::::::::::::::::::.‘, ‘, / ‘, ,‘,[ 娘の教育に失敗したわ。
にニ,゙.:::::::::::::::::::::::::::::「 ̄ ‘, ‘,ト . - く:{ ; 丿く
厂}ニ,:::::::::::::::::::::r‐=ニ| ‘, ‘,[ 〕ニ=‐- ァ'゚ ゙:, [入厂]爪
/⌒jニ,::::::::/:::::::; '゛ ̄`ヾ\ [入厂]爪く / /^! :\ }::::::::::}
⌒V /::::::/}::::::;' \\ 〉:::::::::::::〈_/} ! {::::::\ }::::::::::}
/ニ,::::::://::::::: ∨\{:::::::::::::::/[¨¨] ! ;\::::::\}:::::::/
ニ,:::::::://::::::::::} ∨/{::::::::::::/ニ[___]\__j !丿ヽ::::::{ :::/
ニ,::::::://:::::::::::::}゚, ∨_\::::/ニノ {ニニ}`ー…・‘ /::::人/
ノ:::::/ {:::::::::::::::} ‘, ∨\)'ニ/ {ニニ} /:/
::::::/ {::::::::::::::::} ∧ / /ニノ {ニニ{ /⌒ヽ
/ {:::::::::::::::{く/∧ / /厂 {ニニ/`ー…・⌒!⌒ヽ
{::::::::::::::::::ヽ`ー…‥・ ・‘ {ニ\_人_}ニ{ }
\:::::}:::::::::}\ 人ニニニニニニ} ‘,
また、娘が産まれても幼くして亡くなったり、病弱で後継者になれないケースや、
娘が暗愚で後継者にできないケースも当然ながら存在していた為、
王家と公爵家では巫女の地位が親戚に移る事は割とある事だった。
1890 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:36:35 ID:DTI/JwPC
/\ / .∧
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Y::Y__{{>―‐=ミ、{{ヽ
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从 }ヾ\ 八./ィzzzミ、< ≧ァ‐
/ /ィ≠ミヾ/ 从.}≧=--、 --<
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 ̄.ム彡{ .从::::: ′ ./´} / .! .≧=-
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| V {}.个o 、 イ:Y/{ 八
| V ノノ}¨´、l / / .∧
,. ´ー―´ ,. ー―- ,i .,'っi′ `ヽ、
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.,-, .,.' =ζ ,'。,'ζ .',´ .ヽ、
,ー弋,i.′ {=,'。,'ζ ; ; i .`,
.i/ , '´-, ,。・ 个 .、 . i . /
.i ,.' , 'ーi ヽ、 , .' ` 、 / ,.i/i /
’、´ /、` 、 .´ .` 、 / ノ ..i、 i_/ ┴〜
.ヽ、 `/ `ヽー 、 ノ丶{ _,,人
` , ' .)´ i ̄ ̄ .i,
,.’ / , ’ i
,' ^,__,,.,_,' ./
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.i ,'`./ ,.'
.i ノ .,' /`i
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’ ′ ノ iミ,' ノ .ヽi
.’、 ノ〃 i.,' .、 ´ .ヽ.ヽ
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/ ζヽ.` .,,__,,. ´ ノ ノ ^i i / `i ゝ
,' ζ ` ` 、 ノ ´ / i .} .iゝi._’., . / .’,
/ ζ, 、 `ー _ ー ´ ´ ノ ,人.i, ゝ ,_`~
i 'ζ ー -- ー´ ノ ζ -丶i
この問題をややこしくしていたのが、女性には出産適齢期が存在していた事だ。
王国では基本的に17歳から29歳までとされていた。
この王国の医療水準だと、30歳以上になると出産のリスクが高くて敬遠されていた為、
巫女は一般的に16歳で結婚して子作りに励み後継者を産もうとする。
逆を言えば、王家や公爵家の巫女たちは30歳になっても女子を産めなかったら、親戚の娘を後継者するのが習わしとなっていた。
1891 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:37:27 ID:DTI/JwPC
// `\ ./(_∠二二二 :`: : .....
〈∨/. )`: ─‐: : : : : : : : :`ヽ: : : :\
//´. イ: ´: : : : : : : : : : : \: : :.\: : `\
// /: : : : : : : : ヽ: : 、: : : : ヽ: : : : : \: : :ミ、
// /: : /: : : : : : : : : : :\: : : : i: : : : : : :\: :ヽ
r‐、. // /: : /: : : : i: : : : : : : i: iヽ: : :.|: : : : : : : : ヽ: ト
〈〈\\// ’: :/: : : : : : 、: : : : : : |: ∨: :∧: : :、:ヽ: : : :.i:.|
ヽ\ゝ-′ i: : : : : : : i: : :{: : : : : : i∨ ∨zzミ: : :i: :}: : : :|:.| 29歳で産んだ子供も男子だったわ!
〉〉. |: :i: : : : : 「:\|\: :i: :/'リイ f炒《: ハ: ト: : :ハ:ト、
. // |: :|: : :.:i: :’: : :|`ヽ: ∨ '^ ._/:/:}:/: : |: : /: i: : ヽ 男子ばかり五人も産まれても意味がない!
// l: :l: : : :|: : :\{ `沁〔 :/:/: リ: : : |: : : : : : : : ',
// ': |、: : :ヽ: : : :{ヽ `ツ r,-、 |: : : fハ: : : : : __:、
'/ '| \: : :\: :{≧:/:. 、 /':.:.fソ/i: : :.|ニ}: : :/ \
/ \: : :\{ \. く(__彡'/ニl: : :.|ニУ'/. ヽ
. / __. \,、: ≧z〕: :r―t‐ァ'ニニム: : :|:./7 i ’
/ r‐┘ \__ /: : : :i: : :|: : :Уニニニム: : |/ l | |、
,.'ノ ;;; 、;;; `\... /: : : :/: : ノ'⌒マニニニニム: :{ニ{ |. |ミ、
/.ノ 、;; \ . )} i: : : :/-‐' //ニニニニ//`ニリ | l: : ヽ
_/. { 、;;; \ Y /,ノl: : / ∠ レ'.:.:. ̄⌒:\ム | ;: : : : 、
/∧ ト、、 \ )く/i. |: /l ∠:.:-=ニ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ_j ハ: : : : :\
. /{:.:} |/ ≧=‐┘} ハ }/ ,レ':.:.:.:ニ=‐:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l| ’: 、: : : :\\
i . /l_j |/////// / l /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| i: : : : : : : : 〕`\
У | ヽ {////// /i }_/:.:.:.:.:.:.:───:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |. l: : : : : : : : : ’
/. ト、 ∨// /,ノ / i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ;|. !: : : : : : : : : : :、
i. { \ }/〉 ´ / }、:.:.:.:.:.:._ヽ_∠⌒r‐ュ:.:.:.:.:.:.:.:/:| ハ: : : : : : : : : : : ',
| \{.〈/... /i〈¨ー─‐┴7' r<_ フ'⌒ヽ、:.:.:.:.:.:.r| i: i: : : : : : : : : : : :',
| 厂.. ハ トv./ .| `Tiー- ./ // /  ̄ ̄i...{. ’: : : : : : : : : : : : : ’
| /7 /∧ ヽ} ノ. /: `こ /.人/ / 「 | 、 l: : : : : : : : : : : : : : ::.
|. // ///∧ i}' /: : : :`マ __} /| ヽ ∧: : : : : : : : : : : : : : :、
. |. //:.} ./////l | { /: : : /: : | /:./ | \ ∧ ミー‐┐: : : : : : : : : i
. }/. ⌒. ///////| i: : : /: : : | |:.ヘ | {\_/∧\ ヽ |: : : : : : : : : : |
そして、前女王は29歳の時に五男のグリフィスを産んだが、女子を産むことはできなかった為に、妹の娘(前女王の姪)を後継者にした。
ここで妹ではなくその娘にしたのは、妹では年齢が近すぎて時間的な余裕がないからだ。
少なくとも女王に即位してから女子を産むだけの時間的余裕が十分にある若い少女が女王になるべきだったのだ。
1892 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:39:46 ID:DTI/JwPC
/ ィ‐二二ニ‐- 、 `ヽ
/ ィニ-‐''''´⌒` ヽ 、 \ ヽ
/ イ/ ` \ハ/ ⌒\
/ / , ヽハ ノ ヽ
/ / , ハ / \ ノノ
/ イ 、 、 lヘ 、イ l ̄`ヽーィ/、 `)
' / 、 ヽ ト lヽ ', ヽヽ ィ示 、 l\ ーニ‐'
l ハ ヽ ヘ ≧ミ、ヽヘ `Y拆ハ リ彡' /ヽ
ヽl ', ヘ \ 付亦ヘ `-‐' l/i ヽ (ヽ
、 ヽ メ スヽニ ' , ハソ\ \ー- 、
>く `てヽ _ , イ、 ヽ ヽ )
/ イl\ ーi ヽ /, ) 、 ノ ヽ//
/ イ / l \ `) ー lソノ ノ ノヽ)
l ハ 、 ヽ ヽ、 ミ、 / 、イ / /
ヽ `ー ニ ミ ー-ヽ\ ソ ( / ヽ,〈ヽ
/ ノ ヽソ リ ヽ ` / ヽ
/´ \, ヽ / /i
l ヽ `ヽ _ / 〆 ,
l ヘ `V ´ ヽ ,
第一王女 ヨヨ
, -: ': : : : : : :"⌒: ̄:` : 、
/: : : : へ._ : : : :へ、: : : \
__,く;へ_: : :| : : : : : : : \ ̄:ヽ、\
. /:__/: : :/: : |: :l: : : : : : : : \.: :ヽ: ヽ
/_//: : :/: / :|: l: : :ヽ: ヽ: : : : ヽ: : ヽハ
//: /: : : : : |: : l: : |: : |: : ヽ: :ヽ: : ヽ: : : : : : :ヽ: : ヽハ
. /:/: /: /: l: |: :,|: : ハ: : |: : : ヽ: :ヽ: : ヽ: : : : : : :ヽ : ヽ|
//: : l: :l: ::|: :|: :|: : :| ヽ lヽ : : :\: ヽ.: :\: : : ヽ:ハ: : : |
| l: : |: :|: : |: :|: ハ: :| ヽ \ _,斗:―r‐r‐ト: : : : :|: : :.|
| |: : |: :|: : | _,斗r十ト \´\ヽ __」__i.\ \: : |: : :|
| |: : |: :|: : ´|∨_」==vi ヽ/「 i:::::::「\ |ヽト: |: :/|
i l: : ハ: l: : :.ト ∧{::::::〉 レヘ:.::::} |/ |: :| .}レ': :|
∨:| Vヘ: ::ヘ ヽ vヘ:ハ ..く_二ソ |: :.レ: | : :|
ヽヽ∨へ:ハ ヾソ "":::..ハ/::|: :|: : :|
∧: :i:ヘ "::: ` /: {:::::|: :l: : ハ
/:/: ∧: \. --' ,.イ:|: :|::i:::|: :l: ::∧
//: : :}: ヽ`i:: 、. / .|::| :|:::i::::|: i:: : ∧
://: : : ハ: ヽ::::::ノT ' ‐ ' |::|: :V::::i∧: : : : ヘ
//: : ノ二 ヽ: :\ 〈 トヘ: :∨::i::∧: : : :.∧
//:/ /⌒ \ ヽト、: :ヽ\ ハ \:∨ハ:::∧: : : :} \
第二王女 フィーナ
,,.+''∨∧V∧V∧…─-ミ__
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i| {:::} |/-‐─- -─=ミ、| Y:イ
i| ∨ | | l |
i| :| | ,抖系ミ ,x抖ミ」 l |
i| :| |《 爪_ハ 爪_ハ 》 :| |
i| :| l ヒzツ ヒzツ´| | |
i| :| | | | │
i| :| | ′ l l !
i| i| | 、 , l |i l
‖ :i| |\  ̄ .イ |i !
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‖ .:i| ll : | __}> .,__,. .イ : |: :i| |i ; l
‖ i:i| |<´ ⌒Y⌒Y⌒Y⌒ヽ : | |i l :;: l
‖ / l {:i| |l : ) _>| |i l :l l
{i_⊥⊥L| |l/:⌒\/\/\(\::| |i:」⊥、l
/: : : : : : : | |\ : : : : : : : : : : : : : /}| |: : : : : ヽ
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∧\.: : : : : : : :.| |  ̄ | |: :/: : : : : : 〈
/ : :、: \: : : : : : | |^⌒7冖廴i⌒f冖7⌒勹'| |:/: : : /: : : ヽ
第三王女 ラナー
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,r-‐´ '`i └i,
{` yー─-- ,,_ ,へヘ/ } く,
」 / `二ゝ-'-┴―- ..,, } 」
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人 ::く/::;;i::::;;::ト,ィラテ=^' ラテ=x'l:;;;;;::l:::::Y 〉、
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Ln\ i:::;;;ゥ[ノ ̄! ヾン ' ヾン i ̄ フ;::;::::ト;:ヽ
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{::i{:::::ト;;::;{:. i`>.,,`ー一'_. イ∠ニ二〉:ハ::::ハノ
V !、:::!、;;〈ニ二コ´ \ ̄´{ ̄`Y;;;:::::;::V ノノ ´
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} ヾ、;;::::;;:::ヽ' .〉=ヘ. \{;::::丿.l
レヘ }.} ̄`^`/ ハ`i ヾ人__!__
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〉l/ \l}: `⌒ー‐..´ l: .イ
ノ ::/ {:: \ ヽ
. / :/ }: _,..-‐┘ ヽ
ノ ノ ト ..,_,.. ---―''´:: 〉: ヽ
そして、現在の女王には娘が三人だけで息子はいなかったが、これは王家だけでなく公爵家も同様だった。
勿論、これは偶然ではなく、それなりの理由が存在していた。
1893 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:40:40 ID:DTI/JwPC
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./::::|::::|::::::::|_ハ__/ i从::::::::::::!{:|`\.\::_::∨::::::::::!
/ /|::::|:::::::::!| V ̄¨≧{. \::::::|斗≦¨ ̄\ヽ:、\:::::::!
. /' !::::i!:::::::::i!,.イテぅトミ \:! ィテ卞ミ、 iヾ`\i\{ 王にはなれないけど、臣籍降下して伯爵家を起こすことになり、
.::::八::::::::ト、弋z少 ` .込zソ /'.!:::}'::::::|ヽ `
./:::;イ{\:∧ /:/ハ::: | それに合わせて侯爵家の娘と婚約することになった。
// .|| {'6\:. | /イ} ,リ:::::|
./' 込. ゝ∧` /' /:ト、::{
|/ |>ー.. /..イ:::::| `\
|:::::ハ:::\ ´ ` /:::::::ト、:リ
|:/ ヘ::::::i\ .イル'\:::{ }'
' r┴‐┴┐ 、 /r┴―┐ヾ
.|―――!_.`¨´_|――‐.|
.|三三三| fi fi |三三 7
,ィ≦ゝ三三.! || || .|三三リ≧i
/三三\三ニ.! / V ヘ i三./三'∧\
神暦1403年頃の王子
,ィ:::::::::::::::::::::::::::::!::::::::マ:、::::::::!::::::::::::::ヽ:::::::::∧
,.ィ::::::::::::::::::::::::::::::::::!::::::::::マ:.、:::::i:::::::::::::::::::V::::::::∧
,.ィ::::::/::::::::::::::::::::::/:::::/i::::::::::::::マ:.、::i:::::::::::::::::::::V:::::::::∧
 ̄ ̄ /:::::::::::::::!____j:::::/ ,::::!::::::::::::メヽi',::::::!::::::::::::::V::::::V∧
,':::::::':::::::::i:::::/!`メミx',_;!:::::::::::::{',メz≦f--:::::':,::V:、:V,∧
':::::::ハ::::::::!::/_j:/__ `マ!',:::::`"Tヽ!´',:::i マ:',::::::',::Vヽ::':.`ヽ
':::/}:::::':,:::::V〃!',ぅメミ:、',{ ヽ::::::::i ィ云',::ミ、ヾ:、:.、::V:::iヾ:、 婚約破棄したけど、
,':/ }:::::::!':,ハヾ マタ ` ヽ:::::. ffj:} } }ム::ヽ:::::メ:V::!
i' .}::::::i :!ヾ、 ` ̄ .:! \:. ≧= "/::::;ィ !:::,' ヽ:i まあ将来に影響は少ないから問題ないさ。
,。.r≦"!:/!/i:、ムヽ :ノ ` / イ_ノイ::' ヾ
,。r≦>'"´ j' !ニi:::>, i ´ /_ィiヾ!/、
,ィ> '" _,jニニi/ム'ム、 __ し .イニハ `ヾヽ、
'::/ `Y ,.。r≦:斗iニニニニム:',\ (__ ___) ,.イニニニ、 ヾヽ、
'::/ jr≦:>'"´ iニニニニニムヽ, ヽ、 - ,.イノ /ニニニニ!:ヽ ヾ:ヽ.、
'::/ /:!イ !ニニニニニヽヽ_ ヽ_ .イ>" /ニニニニニ!\\ `メ::メ:.、
,::,' /:/! !ニニニニニニ! :ハ /Y ハニニニニi ヽ::メ.、 `メi:!
. ,::, /:/ i /ニニニニニニニ! ! V i ハニニニニニi `メ:::ヽ /iリ
,::, ./:/ i /ニニニニニニニi/ / ! ,イニニニニニ! `メ:ヽ j!
前提として、王国初期には王子を臣籍に降って侯爵家や伯爵家を起こして上級貴族になるケースが多かったが、
神暦1500年頃になると上級貴族の数が多くなったことから、それができなくなった。
1894 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:41:19 ID:DTI/JwPC
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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r ‐、 :::::::, =‐ 、:::::::::::, - 、::l!
{ ::::::ヽ:::::、 o 〉:::::::::、 o V 王子を婿養子にするのはちょっと困ります。
、::::::::::::::::::: ̄:::::::::::::::{:::=´/
ヽ、 ::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::/ 王女が臣籍降嫁してくれるなら大歓迎ですが、王子はね。
ハ:::::::::::ヽニニニニ7, '
/:::::ヽ、::::::: ̄ ̄ ̄ :,′ うちは跡取りがいるから、王子を押し付けられても困ります。
/:::::::::::::::\:::::::::::: /
,x<::::::::::::::::::::::::>-<
-‐==::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::>
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::‐- 、
:::::::::::::::::::::: ̄:::::::::::‐-:::::::、::::::r‐=:::: ̄::::::::::::::::::::::ヽ
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
モブ上級貴族
....-――-....
/:::::::::::::::::::::::::::::\
.ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} うちは娘ばかりですが、それでも王子を婿養子にはしませんよ。
!:::/⌒\:::::::::::::::/⌒ヽ::ノ
rヽ{ O i::::::::::イ O }:::ヽ そんなことをしたら、王家に取り込まれてしまいます。
{:iヽ\__...イ:::::::i::::::ヽ.__.イiリ::}
';:ヾ、::::::::::::::::::::|::〉::::::::::::::/ノ:ノ
___ _...\'、:::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::/.:く
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,.′:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ヽ::::\:::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::\
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,.イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、:::::::::::∠::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::``ヽ、
上級貴族たちは後継者になれなかった王女の臣籍降嫁は歓迎していたし、女王と結婚して王配になるのも歓迎していたが、
王子を婿養子にすることは忌み嫌った為、男子を持て余すようになった。
同様の事態は公爵家でも問題になっており、王家と公爵家では男子は邪魔者になってしまい、
王子たちに対する待遇が悪くなってしまった。
1895 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:41:49 ID:DTI/JwPC
/ // ____\r=- ___'//!
///// >''~  ̄ ̄二ニ=- '///, ``〜、、
〈/////{/ '////, ~'<
ト。,,_∧/// / !///∧ /
\///// / ' 、 '////∧ /
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| 〔 ! ィΥ{ らh、 / }/zz}/__ /:.:、/ 廴/
_ - ‐  ̄| / \| \ ヽ/ { .| - ァ ヽ/ 弋zア/ /} { | /{:.:.:|
|./ \ヽ乂/ / 、 / / { .! ! ! / /:.:.:|
/ /)h、 )h、 、 , /‐=≦ 〈ヽ , | | |.' /:.:.:./
/-=ニニ) ≧s。 ィi〔 / /∧ヽ! 、} } /:.:.:./
_____ /-=ニニゞ /∧ / // ノヽ /:.:.:./
 ̄ ‐=ニ二__.ノ-=ニア´ ,イヽ.∧ /, {/ ./、:.:.:.:/ _
/-=/ / /{ /,' /ニニ=-,// ∧
/-=ゞ / , / ./ 7 ,ニニニ=-,: : : : ∧ノ
/-=ゞ' _/7 } /7 / 7 ニニニ=-〕: : : : : :
_______../-‖ (_(ノ{ ノ' >'´ ‖ ニニニニ=-}: : : : : :
ニニニニニニニ/-=7 (_(ノ{ , 'ゝ´ ‖ iニニニ=-}: : : : : : :
ニニニニニニニ!-=,' __/(_(.人 ノ/ .‖} i∨ニニ=-!: : : : : :/
ニニニニニニニ!-=| ̄:::::::/}乂ヽ\' , ノ !ノ } }ニニニ=-|: : : :/
ヽ,ニニニニニニ!-=|:::::::::/ / { ̄⌒{У_____/}_ノ , !ニニニ=-! ̄
}≧s。ニニニニ!-=|::::::/ / ノ〜 / 7 \}-}-}ー乂ノノ{ /}ニニニ=-、___
'/////≧s。ノ-=7/// )__./ /⌒7ヾ-====-∧ /::,ニニニ=-!ニニニ
'//////////ア/ / / ./=≦ ∧__/:::::,ニニニニ=-,ニニニ
ヽ/////// ´ / /ヽ /::::::::::::::::::::,ニニニニ=-、ニニニ
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≧/ /__ゝ '' ¨¨¨¨ ''' ‐\ ̄ ̄ ̄/}_丁ヽ:::::::::::::::::::: 'ニニニニニニニニ
/ / }\ 〔/⌒\(::::::::::::::::::::::'ニニニニニニニ
この状況を打開する方法は清姫が開発した性転換する魔法を使用する事だけだった。
『男子が邪魔なら、女子に性転換してしまえばいい』という理由だった。
ある程度成長した男子を性転換すると精神的に大きな負担を与えるが、生後すぐに性転換してしまえば問題なかった。
しかし、王家と公爵家は保守的な立場から、この魔法の使用には慎重になっていた。
1896 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:42:36 ID:DTI/JwPC
( ''"゚~ ̄~゚"'' <:i:i:i:i:i:i:i:i:i:\__ノ___/
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_ 二=-‐=ニ7 .:.:. /.:(/ ̄ ̄~"''〜、、 .:.`、.::.:.:.:.:.:.`'<(__(_
_ 二=-‐=ニ~:i:_.、-''":i:i:i:/.:.:.:.: '.:.:.:.:.:.:.:\.:.:.:.:`丶、.:.:.:.:.:`、.:.:__r_.:.:.:.:`'<⌒ / ̄~"''〜、、
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/ _.、-''":::::::::::::\::::::::<| / (⌒\_,乂L〕/_):::: /::: 〉_| |//.| [ 人,,ノ ``〜、、 /
/ ____,,.、丶´::::::::''"゚~ ̄~"''〜、、::|,/)_/:_彡::::/ \::::::::::|:::/∧\ 〈/.| [ \ ``〜、、/
⌒冖 ̄ /:::::::::: .、-''" /⌒``〜、、::::::::``〜、、:::::::::::::/ |\::::|:: /:: |: 八 人ノ \
/:::::::::: /:/ ̄ ̄( ) ``〜、、::::::::\____/二ニ=| )人::::: ∧ \ \ |
_/ ̄ ̄ ̄ /__ \ ( >---- /------=彡:::::/:::::\ |::::: ̄ \ |
/⌒\ / /~二ニ=-<⌒\_____( /∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: \:::::: \ \ |
この性転換する魔法は長きにわたって塩漬けになっていた魔法であったが、現在の女王はこの魔法を使用に踏み切った。
これは前女王が女子を産めなかった結果、自分に席が回ってきた事を知っていた為、前女王の二の舞を踏む事を嫌ったからだ。
女王は公爵たちと話し合いをして、貴族たちを巻き込んで性転換する魔法を導入することにした。
1897 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:43:14 ID:DTI/JwPC
__,. ´ /}
___,. -──‐ァ---<::`:::::::::...、 /Y
て ,..:::´::::::::/::::::ヽ:::::::::::::::\ /t{
V}、 /::::::::::::::/:{::::::::::ト、::::::::::::ヽ:ヾ´
ゝ> 、 /::::::://:::::/::::l:::l:|::::ヾ:::::::::ヽ:::`、\
⌒ヾ1:::::://:::::/:::::ハ::l:|:::::斗チミ:::ハ:::::',::::トx
j|::::::イl::斗爪「| l从、::::jr==ミ:::::}:::::l::::ヽ ヾ≧ァ
//::::::::}l::トリx==ミヾ \圦心 }}:リ::::|::::::::ヾr'´
ノイ:::::::::::l|ハ〃fチ ハ \ ヒzり ハ:::}::リ:::::::ヾヘ
,ィタ |::::::::::::::::ヘ V少 , :::::: jf⌒Y::ヽト、ハ /| ,ィ
∠{___L::::::::::::fタへ ::::: r-‐f /L_ト、ハ \r、 l { //
Y::::::ハ、__,}}ト 、`__´イ:::::::::{ ハ__、 ヽ'.」 l| {_
ト、 _ ヽ:N ∠{:::ハ:::::::::::::::::::::::::::::::」、::::::\ヽ、 `、 //
ト、ヽ'、 / | ,\´ Y:::::ヘ、::::::::::::::::::,< \::::::\⌒ヽY ノト、
ヽ ヽ} ´ l / }\:::( ̄ フく__j _ト、/:.{ ̄ト、ゝ、 {__ノヽ \
ト、 ノ/`ヽ、 レ:.`,ヽ、/:.Y ヾ、:.:.:.:.:.:\j \'、 `、}}\
ヽ 、 }ヾ⌒ ヘ人}:.:.:.:.ヽ/`:/ \:.:.:.:.:.:.{ 「} \ } \ , -──- 、
/ / ーl ,ト、 '.::::|.:.:.:.:.:.:∠_ 、 ノ:.:.:.:.:.:.ト、 \ゝ、 `ー-- < > 、
ノ{1| ノ/ } ヾ、 }:::!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄ ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:|、::\ \ ヾ、 \
レ'l / ト、 ノ:::::〉、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.j \::\ ヘ ヾ、 \ __ \
j / ハ /::::::/ 〉:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ `丶\ ヽ `ー- ヾ、 ___\
/´ { /::::::/ /:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ `ヾ} __ _,. ´ ̄
´/ /} ! /::::/ /:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.」 `、  ̄ ̄ > ´
ノ レ' |}/ 7ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.> ヘ \ >...:´':::::......、
|´ /:.:.:.:.:`ー───:.:.:.´:.:.:.:.:.:.\ ヽ、__,. ´`丶、::::::::::::::::`丶、
この魔法の問題点は現在の社会が男尊女卑と言っていいほど男性が有利である為、
多くの平民の女たちが男性になってしまい、男女比がおかしくなってしまう事だ。
そこで、平民や爵位を持たない下級貴族には、この魔法を使用を法で禁止する一方で、
王家と爵位持ちの貴族の特権として、『生後一年以内の子供限定』という条件付きで使用が許されるようにした。
1898 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:43:45 ID:DTI/JwPC
r‐J、レi;i;i;i;i;i;i;i,r‐ァ:.:.:.:.:.:.ヽニゝi;i;i;i;i;ゝゝi;i;i;i;iヽi;i;i;i;i;i;i;i,i;i;i;i;i;\ノ)ヽ、
r‐J ゝi;i`ー=ニ彡":.:.:.:.:.:.:.:.://:.:.にゝi;i;i;i;iうゝi;i;i;i;i;i;i;i;\i\i;i;i;i;i;i;i\彡'
r、ノ、/i;i;i,、i;ir、:)フ:.:.,:.': : :.:.:.:.//:.:.:.:.:|ゝ)')T):::(こヽi;i;i;i;i;i;i;i;i;\i;i;i;i;i;i;i/
,rf Уi;ir‐、)_|r:/:./: : : : : : /:,'|:.:.:.:.:.|: : |:.Y´)ハ)シヽi;i;i;i;i;i;i;i;i;i;iヽ:r'"
У≧!-、j_r’::/:./:. : : : : : : ,': ,':.!: : : :ハ:.:.|:.:ヽ:.:.\7ゝi;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i}"
{≧rL|>’ /:./:.:.:.:.:.:.:. : : : ;|:.:.!:.:!: : :,'|_..-|─|‐ヽ:-!ゝァ ki;i;i;i;i;i;i;/ヽ
`┴‐<:-''≦/:./ :.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:,' !:.:|:.:|: : ,' !: :λ: :|_ ! |ヽ:ソ)、i;i;i;i;i/i;i;i;i;\
`</:,イ:.:.:.l:.:..:.:.:.:|:.:_|-|:λ:.!:.:/|:/ |:.:/xzz|:.ト、|:.:ヽ)、i;i;/不トTアハ、
/'l/ ,':!: :.!:.:.:.:.;ィ!´.|. |:.| |:.|∧ ,'/',イィう:::!'::ヾ:ト|:.:rf )'ゝ!: |:リ:|=|i;i;i;i;iヽ
/_/:.|:.:.:|:.:.:.:.:.:l|:.:.l_-Y-V、 X /' ハ::::じc::リ:.彡Lド'i!:.∧:.L:|i;i;i;i;iF}
|'f|:.:ハ:.:.|:.|: : :ヽ ;代う≧ゝX ヽ ヽ二;ノ/;イ/i,'|ヽ|/i;i;≧:.}-!i;i;i;|ニ}
(⌒y!:.|i;|:.:ハ:!、:.ヽ:.寸ヽ:::じc} </'_/'i;/i;|し!i;i;i;i/:.}ニli;i;i|ニ}
r'⌒XУハ:!i;ヽ|i;iヽヽ:.\\ヽ:;シ 丶 __ //>/i;i,' ハ∨;!\´T⌒`´
r‐ト、 /i;i;i;i;i;iヽi;ヽ<ヽ \:.`Tトー rァy'| ヽ.._ ,.イ/i;i/ 〉!;i;|/ヾ:..\ー 、
ノ≧/i;i;i;二ニ≧x<>i;i;/`Y\|i;i;iヽ },r' ̄ ̄ヽヽr' .,l'i;i/Yゞ=八!;i;ゝ:.|、 :.:.:\ \
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リ ,r'三三三彡ァ<ー:.:.|'T ̄:l:! } }、. Y / ̄ ̄\ ヽ:ゞ、:. | | l/_」\|/'´ }:.:.:.:}
,':.:/ _ .-≦=≦>-、! ヽ:.:.:.:\_|、У \ :.:.:.∧:.:| | |こ ト.、 \ /:.:/
|:/ /-ァ"≠≦ハ \:.:.:.ハ-'_| \ <ヽ∨/∧__「|:l\ヽ'/
リ /' / /' /:/| ヽ|:ト:ヽ/ \ \!::||/∧__ノ ハ::|/ヽi
_|__ ヽ!ト/ 〉:. \:...\!)'-’ ハソ )'
/ __≧-、|/ /::::: 〉::::>\ /゙\
/:,r、ヽ──',r≦: /::::::: /:/ .ヽ ,:.:.:.:.:.ヽ
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|i;i;i≧!7i;iハ / / ! !::: /:::::::::::/ .:.:./二 ̄,r‐|i;i;i;i>
 ̄/i;i/|i;i|、Y / / .| /::::::::/ .:.:.:/─‐' 7´|i;i;/
王家や公爵家は男子が産まれた場合は性転換する魔法で女子にしたい一方で、
侯爵家、伯爵家、子爵家、男爵家といった貴族たちは跡取りである嫡男を求めている為、この魔法は貴族にも需要があった。
王家と公爵家は女性を優遇していたが、侯爵家以下の貴族は男性を優遇していた。
因みに準男爵家、騎士爵家といった爵位を持たない下級貴族は無視していた。
この結果、上級貴族たちも支持に回り、性転換する魔法が上流階級で大っぴらに活用されることになった。
1899 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:44:55 ID:DTI/JwPC
|>、________ /ニニニニニV ハ
| ハニニニニニニニニニニ>=rzzzyニニニニニニニY ハ
|><Vニニニニニニニニ>< ̄: ̄:≧=-、ニニニV l
V ハニニニニニニrチ::::.::::/:::::::/:::::::::|:::.|:>、ニニト、_L
< ̄`ヽニニ>'´ ̄ ̄`ヽ': ̄ ̄:`ヽ、::!:::.:ヽニト〜ト、
\ / >'::::::..:.../ .:::::ハ:::::::::::. :. \:::::.::ハリ〜‐|ヽヽ
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ー‐彡/://::/:::;イ::::,'::/| |: :|:::::l::::::::l::::::.:::.::::|::イ:ハ/ニニ/
_..-≦|/:::::!:/::::::|:|、:从!リ |ハ|:::::ハ:::::ハ_::::::::::::!:::::!:::|ニニイ
..ィチ:::≦::イ:::::::|ハ::::从r≧トミ、l _レチ斗七リハ:| :::|::/|: :!::::::ハ
イ/://::::r∠ヽへ::::|ハ’そう} "^らうヌヾ从:::rク::::::|::::::::!ハ
´ /://::__イ|__〕ニニXバ ヽニ' ヽニ ′|ニリニ!/::::::|::,':.:.ト、!
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王侯貴族だけなら、男女比はそこまで問題にならないから、この魔法の恩恵を受ける事ができるのだ。
王家と公爵家は魔法ギルドに依頼して誕生した男子を女子にして、侯爵家以下の貴族たちも嫡男を確保した。
こうした流れの中で、前女王の息子たちは過去の存在として扱われていった。
1900 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 10:45:24 ID:DTI/JwPC
今回の投下はこれで終わりです。
ご視聴ありがとうございました。
1901 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 11:14:07 ID:w0pzl0O0
乙です
デザインベビーみたいなこと始めちゃった
1902 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 11:19:57 ID:KXUplJOc
乙でした
グリフィスの言う理想とする王がどのようなもので、どうやってそれを思いついたのか知りたいような
1903 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 11:41:15 ID:DTI/JwPC
>>1902
絶対王政は政治体制の一つとして政治学の分野で学ぶので、その手の教養がある者なら知っています。
しかし、絶対王政では体制に限界が来ると下手をすると王朝交代しなければいけなくなる為、
七大神がそれを採用せずに権威と権力を分割した事もちゃんと教わります。
1904 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 12:00:36 ID:KXUplJOc
>>1903
返答ありがとうございます
1905 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 12:11:11 ID:DTI/JwPC
>>1893
誤字修正
×前提として、王国初期には王子を → 〇前提として、王国初期には王子が
1906 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 12:17:56 ID:DTI/JwPC
>>1896
誤字修正
×現在の女王はこの魔法を使用に踏み切った。→ 〇現在の女王は、この魔法の使用に踏み切った。
1907 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 12:29:08 ID:zcdAMBtL
グリフィス、王籍から正式に排除されたのに屁理屈言って認めてないだけじゃないか
そろそろ事故死か病死してもらわないと大変な事になりそう
1908 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 12:29:51 ID:8hXu5R4V
乙
制限が徹底されて居れば便利な使い方だな、お家騒動が起こりにくい
1909 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 12:37:34 ID:8hXu5R4V
グリフィスは自分が王に成って当然と考えているけれど、前例も何も無い歴史的にもずっと女王制でやってきた歴史を学んで
政治制度も学習していて尚王に成れるという考えはかなりエキセントリックで面白いよな、転生者か何かかって
1910 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 14:36:18 ID:zzhDFEZS
乙でした
1911 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 14:53:17 ID:41gN92pP
下の方で男尊女卑が進行してる理由ってなんだろうな
上の方では魔女然り女性が強い権力を持ってばっかだからそれに倣って女性の権力が強くなりがちなイメージがあるが
1912 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 15:05:02 ID:BZmKzzqA
それこそ最初の七大神みたいな感じじゃね?
1913 :
ADONIS
◆pWz0XGKEks
:2024/12/08(日) 15:13:53 ID:DTI/JwPC
>>1911
男女平等を唱えつつも女性優遇をやりがちな令和日本では分かりにくいかもしれませんが、
寡頭制を採用している近世なら男尊女卑は当たり前でしょう。
お飾りで祭祀をやっているのが巫女(女王と公爵)で、世俗の権力は上級貴族(男性)が握っています。
といっても、七大神が動くとあっさりと解任されるわけですが。
1914 :
名無しさん@狐板
:2024/12/08(日) 15:16:43 ID:RGxBoBRe
作者の思考の偏り強すぎてワロタ
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