【安価・R18＆R18G】屍少女は静かに暮らしたい【屍姫】

1390 ：名無しさん＠狐板：2024/06/13(木) 21:13:39 ID:MS3BIkYT

…今、この瞬間こそが私にとっての試金石なのかも知れません
これまでの実家による柵を否定し、目の前のこの人達を殺してまでも裏社会の頂点を目指す覚悟を持てるかどうか…
今ヒミコがどうしているか、ちゃんと生きているのかどうかも解りませんが、もしまだ家の中で普通に過ごしているのであれば、
私が殺されれば匿ったヒミコも無事では済まされない筈…今この場で、おとうさん達を殺すしかありません！

…私が屍である事をおとうさん達が把握しているかどうかは、確実な処は言い切れませんが…
仮に私の事を屍だと認識しているとしても、私の事は相変わらずおとうさん達の中で落ちこぼれなままなのでしょう
「どんな能力に目覚めているかも定かではないのに、こうして即殺もせずに目の前に姿を現してしまっているのですから」
事実この状況からでも、目の前にいるおかあさんだけは確実に殺せる筈です…
背後に居るおとうさんは視界に収められない関係上、そうも行きませんが

この状況で私が取れる手はおおよそ二つ…「目の前のおかあさんの首を不可視の刃で刎ねつつ
背後に裏拳でも放ちながら身を翻し、おとうさんを視界に収めて再び能力を発動させて殺す」か、
「屍としての身体能力を信じ、一瞬で思い切り膝を折ってしゃがみつつ上を向き、視界に入ったおとうさんとおかあさんの首を同時に刎ねる」です
どちらの手を選ぶにせよ、私の行動動作中に向こうのナイフが突き立つのが早ければそれまでですが…
いきなりおかあさんの首が飛ぶ処を見ておとうさんが多少なりと動揺して隙を晒してくれる事に期待するか、
最初の身を屈めるターンで刺されるリスクを負った上で、一回の能力行使で全てを決める覚悟で行くか…
ここはもう、直感で成功率の高そうな方を選ぶしかありません！
もし成功したら二人が屍化しないよう、頭を改めて割っておく事も忘れないようにします…