【R-18】あなたたちは運命の扉の先で稼ぐようです　33扉目【安価・あんこ・ＲＰ】

1068 ：名無しさん＠狐板：2024/03/22(金) 19:48:09 ID:QUqS8CTk

>>1065
ふわりと異種誑かす蠱惑の芳香帯びて、白蝶染みた夜会服を身に纏う幼気な少女が無抵抗に引き寄せられる
薄布越しに透かす煽情的な幼躯の線、火照りに解ける処女の雪。淫魔の尾から伝わる肌身は酷く繊細なもので
胸元の布地を押し上げる仄かな膨らみは柔らかく弾んで、ほんの少し力を入れるだけで沈み込んでいきそうな程
煮詰めた蜂蜜のような琥珀色の瞳。藤棚より流れ落ちる花を思わせる艷やかな髪、愛らしく結んだ細いリボン
嫋やかな指の先、小さな其の手は辿々しく説明の言葉を紡ぎ出す少女を落ち着かせるように、優しく重ねられていく
最後まで静かに寄り添い、耳を傾ける。穢すべき少女贄、淫魔の捕食対象。背徳的な快楽を想起させる純粋無垢
煌めく星々を飾る宇宙が微睡みの内に見せた白昼夢。今にも倒れそうな少女に、幾つかの素敵な提案が為される
何も聞かず、襲い掛かろうとも理解がある淫魔の贄は許すだろう。然し、後悔無き選択のために暫し我慢の時

『落ち着いて、深呼吸………………そのまま、ゆっくりと聞いてちょうだい……貴方は今、すっごくお腹が空いているの』
『それはお薬で誤魔化す事もできるし、私が少しの間だけ抑える事もできる…………だけど、最後は食事の仕方を教わるしかない』
『リンネ……これはどんな選択でも悪くないわ。どうしたいか、よく考えて…………どんな風に学んでいきたいかだけ、答えて……』
薄生地一枚に晒す儚げな幼躯を抱き締めるように促して、淫魔贄の少女はまるで囁き掛けるかの如く耳元で甘い音を零していく
情欲を煽る芳香はともすれば、理性を削る淫靡な猛毒にも等しく。だが、不思議と今だけは朦朧とした意識を覚醒させるに足る光景
淫獄の魔性に躾けられた雌の肢体が秘めた、極めて超高濃度の淫気が僅かに漏れ出る。飢餓状態の淫魔を満たす極上の甘露と相成り
幼気な少女の言葉が、本能的に理解可能な形で染み渡る。要は、どれだけの淫魔として食事を学ぶ時間を取りたいかという選択である
生命供給の口付けを駆使して、或いは薬で一時凌ぎをしている間に淫気や精気の取り込み方を学習する。時間の掛かる方法が一つ
辛い時間を少しでも早く終わらせたい場合は後日改めて、イヴが直接お手伝いしてくれる。少々強引だが、非常に効率的な方法もある
どちらも悪いというわけではない。繰り返すようだが、淫魔の贄はどんな風に学んでいきたいかだけを問うている

淫王鉱石や大娼婦の骸から漏れ出す淫気を吸収できるようになれば、飢餓で倒れるような事態も避けられると一言添えて
退廃と背徳、淫蕩の世界を歩む先達が後悔無き選択を勧める。一度踏み出せば、箍が外れる可能性もある故か――――
自己学習や他の信頼できる従魔や恋人を頼るも良し。眼前の雌贄を本能が赴くままに貪り、淫魔の食事を体験するも良し