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【R-18G】やる夫は変わるようです【避難所】【13スレ目】

4040 :気紛れ小説家 ◆VMLQJcSesE :2024/06/13(木) 20:41:41 ID:i4H2Gbfr
注;この小説はギャグ小説です。細けえことはいいんだよの精神でお楽しみ下さい

隣の芝は青し その1

「うわあああああっ!!?」
「全員捕まえろおおおっ!!」
メシアン「・・・こりゃあかんわ」
日本のメシア教団の支部に雪崩れ込んできたヤタガラスを見ながら、死んだ魚の様な目をした男が急いで荷物を纏めていた
メシアン「・・・まあここいらが潮時だったし丁度いい機会だと思っとこうか」
この男、実は両親がメシアンというだけでその縁でメシア教団にずるずる居ついていたものの
ちゃらんぽらんな性格でメシア教に馴染めるような性質をしておらず
今回なにやら唯一神とやらの復活を阻止するためにやってきた連合軍を見て
これはもう駄目だと判断し、この戦いに乗じて姿を晦ます事を決意したのだった

メシアン「というか聖戦ってなんだよ頭おかしいんじゃねえの?正直向こうの方に勝ってほしいわ」
ちなみに口にしたら絶対ぶっ殺されるだろうから言わなかったが
得体のしれない唯一神とやらの復活に心の中では大反対だったのがこの男だ
大天使なんておっかないのがいるのにその親玉が更に加わるとかマジ有り得ねえ・・・
ぶっちゃけそんなメシア教に向いてないのに未だにここにいたのが不思議であった

メシアン「・・・悪いな親父におふくろ」
ここに今までいたのはメシアンである両親に対する義理であったのだが
その両親も一年以上前に東京で起こった大規模な事件で亡くなっており
ほぼ惰性でメシア教に所属していたが、流石に今回の件はついていけそうもなかった
それに正直ここは居心地が悪かったし、組織内でも若干村八分状態なのもあった
何でも人に近い姿をした悪魔から仲間を逃がす為に両親は戦い戦死したと生き残りの者達から聞かされ
その敵討ちを共にと誘われたのだが・・・

メシアン『この業界は殺し殺されは日常茶飯事じゃねえか・・・』
そういった自分に腰抜けだのメシアンの風上にも置けないなど罵倒されたわりに
そいつらも両親の仇である人・・・なんちゃらとかいうのには結局手は出さなかったらしいのだ
メシアン「まっ、こうなったら未練もなにもないわなあ・・・」
その考え方も周りの空気には合わなかったし何より男はもう疲れ切っていた

元メシアン「しばらくほとぼりが冷めるまでバカンスとしゃれこむとしますか
・・・あんまゆうちょにしてるとアンデルセンのおっさんといつもみたいに追いかけっこするはめになっちまうし急がないと」
そうして男は窓からその身を躍らせて・・・
ベル「ここは僕が(グシャッ)グベエエッ!?」
タマモ「ああっ!?ご主人様が踏み台に!?誰か!回復!!回復を!?」
丁度後ろから何やら悠々と侵入してきた奴を踏み台にして跳ね・・・

そのまま男は何処へともなく姿を晦ましてしまった・・・


続く

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