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【R-18G】やる夫は変わるようです【避難所】【13スレ目】
169 :
気紛れ小説家
◆VMLQJcSesE
:2023/11/12(日) 11:25:31 ID:ntbnjHX2
>>156
の続きです
注:これはやる夫は変わるようですのパラレルワールドのお話です
本編とは関係ありませんのでご了承の上でお読みください
やる変パラレル 佐藤飯店は今日も営業中 エピローグC
ラティファ「・・・・・・」
いつの日からだったろうか・・・この少し古びてガタがき始めている建物に通わなくなったのは
そんな建物・・・『久世商会』と書かれた看板があるはずの場所を見上げると
『ブリリアント商会』
ラティファ「・・・・・・・(ポロッ)」
その文字を見た瞬間ラティファの瞳から大粒の涙がポロポロ零れ落ちる
あの時と同じ・・・でも全く違う・・・悲しい涙じゃない、暖かい涙が・・
あの日やる夫様の愛人となってから私はやる夫様の補助を受けてその日暮らしをしていた
けどある日やる夫様が突然見せたいものがあるとやってきてそれがこの・・・
やる夫「ほら(ドヤッ)」
ラティファ「・・・嘘・・・」
そこにはブリリアント商会という看板が下げられた建物と
「ラティファ様!!お久しぶりです!」
「ブリリアント商会がラティファ様主導の元復活すると聞かされ、恥ずかしながら戻ってまいりました!!」
ラティファ「・・ぁ・・・あぁ・・・!」
あの男の方針についていけないと去っていったり、祖父が亡くなったのと同時に退職していったり・・・
様々な理由で昔ここを去っていった従業員達がそこにいた
やる夫「流石に全員集めるってのは無理だったがこれだけいればなんとかなるだろ?」
ラティファ「あの・・・あの・・・!私・・・!・・・私・・・!!」
やる夫「・・・まあ俺の愛人ってことでこのくらいの援助はな・・・?」
ラティファ「―――っ!?」
その日はきっと今までの人生の中で、最も嬉しかった時だと自信をもって言える
ただ大変なのはここからだろう。幼い頃から祖父達の仕事ぶりを見ていたので
経営の形の様なものはなんとか把握は出来る。ただそれでも私だけでは組織の運営というのは少々荷が勝ちすぎている
それでもきっと・・・このブリリアント商会を愛してくれているこの人達と一緒ならなんとかなる気がするのも確かだ
―――ただその前に
ラティファ「・・・見つかりましたか?」
「はいラティファさん。今は捕えて牢にぶち込んでますがボスには――」
ラティファ「―――あの人には伝えないでくださいよ?これは私の問題ですから、ね?(にこっ)」
「(ぞくっ)・・・わかりましたよ」
(おーっ、こわっ・・・女ってのは怖いねぇ・・・)
――つけなければならないけじめというものが存在していた
続く
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