やる夫達は国を再興しないといけないようです/第２世代：３【回収？】

1 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2020/10/31(土) 23:27:57 ID:S/GLJ4MO: ＃＃＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＃＃

　――　【安価】　やる夫達は国を再興しないといけないようです/第２世代：３　【回収？】

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　・：民兵が占領す沿岸砲台の一つ。

　当スレは、ＡＡなんか弄ったこともない初心者がやっております。
　そのため、色々と不足な点も存在するかもしれません。
　皆様もの力をお貸しください。

　※なお、リアル都合のため、不定期更新です。
　このスレは安価スレです。ですが、内容が内容であるため自由度は狭いかもしれません。
　このスレでは議論はＯＫですが、喧嘩腰はトラブルの元です。一歩引いて対応しましょう。
　最近忙しくてアニメ見てなくて……作者の知識不足でごめんなさい。

　前スレ：ttp://yarufox.sakura.ne.jp/test/read.cgi/FOX/1538487515/l50
3106 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/16(金) 00:57:49 ID:Bfo1frGc: .　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
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　　　　　　　　　＿＿＿＿_|三||=|∧.　|:::::|:::::i:》》.弋ｿ.　,..-.._ .弋ｿ,《《::::i::::|:::::|　　――私たちは正規軍では無く
　　　　　　　　　 |　|　|　|　|:|三||| |0|_|z.|::::|:::::::::i "'‐-‐'"　'　 "‐-‐'"i:::::i:::::|:::::|　　　事実上の国家準軍事組織である
.　　　　　　　　￣￣￣￣|三||| |0|ﾐ　|::::|::::::::::iﾍ　　　　,　、　 oノ/:::::i::::|::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　|三||| | .|ﾐ　|::::i::::::::::::|へ　　　　　　　／:::::::|i::::i:::::i:::|
.　　　　　　　　　　　　＞‐|＿||| | .|ﾐ　|::::::ii:::::::i::::::::::｀i'-､.,,,,..-'i::::::::::::::::|::::i:::::|::::|　　――政党民兵の秩序維持を目的とした
　　　　　　　　　　　　　 |.､r| :| ||| | .|ﾐ　::::::::|::::::::|::::::／｀"'‐ｖ.‐'´＼::::::::::|::::i::::::|:::::|　　　存在です。いちいち一般市民の生活に
　　{｀"'‐- ､..__r､.ﾊハハ|_ソﾍ__||| | .|ﾐ　|:::_/::::::::|'"|二≡=∪=≡.┃"'‐.|:::::i::::|＜::|　　関与しなくて良いし、関与の仕方次第では
.　 {　　　　　　|　i .i　i　l　　》. ､.＞i|ﾐ/"∨::::::::/　|:i:i:i:i／∧＼i: ┃＿.||::::::i::|/i:i:}:　　始末書じゃすまなくなるんですよ！
　　｀"'‐- ､.＿|　｀｀｀ /｀i ¶ 　、 .||ﾐi:i:i/:::::::::/　 .|i:i:/ / |.|∧∨.|{i〓i}i|::::::::|i:i:i:i:|
　　　　　　　　｀"'‐‐'"´´ /|¶ |　、 .||ﾐi:i/:::::::::/i|　 .|/ /i:i:i|.|i:∧∨［※]:i:|:::::::|i:i:i:i:|
　　　　　　　　　〉,.-‐'"´ |　.|　､　|o]z::::::::/i:i:i.|　 .| |i:i:i:i:|.|i:i:i:i| .|［※]:i:|ﾍ:::::|i:i:i:i|
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3107 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/16(金) 01:04:09 ID:Bfo1frGc: 　　　　　　　　　　／　　　　/　　　　　　　/　　　　 ∧　　＼＼
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　・：今日はこの辺で！
3108 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/16(金) 21:17:45 ID:Bfo1frGc: ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

　・：【お知らせ】
　　次回の投下は、明日、明後日の夜１０時半過ぎ！

　【1D3:2】
１．偉人
２．こっち
３．【1D2:2】
3109 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/17(土) 23:36:58 ID:47UlMqE8: 遅くなりました。はじめます
3110 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/17(土) 23:49:24 ID:47UlMqE8: ＃＃＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＃＃

　――　やる夫達は国を再興しないといけないようです/第２世代：３

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　・：【兵士の慰霊】
　　祖国のために戦い散っていった者達を無名戦士達と呼び、国立で慰霊するのは近代化した国家の特徴だ。
　逆に言えば、それに近い儀式があったとしても非近代以前ではそこまで重要視されていない。

　何故ならば勝てば官軍、負ければ賊軍、勝利の名誉は指揮官という名の尊き貴種がいただき、敗戦の
　不名誉は尊き貴種の汚名として処理され、そこにある兵士たちの流した血の量は極論どうでも良いからだ。
　とはいえ、兵士たちを揃えるのは尊き貴種の力量や人望があってこそなので、封建時代において
　自他共に尊き存在等という扱いを受ける者達は暴力による支配だったり、人望による統治だったり
　あの手この手で人心を掌握する事が求められた。慰霊もまた同様の措置であり、近代において
　尊き『個人』や『一族』が不要になったと言うことは国家がその役割を受け持つようになった……

　と言うだけなのかもしれない。
3111 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/17(土) 23:50:28 ID:47UlMqE8: ＃＃＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＃＃

　――　これまでのあらすじ

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　　　　　　　＿＿＿　.∨! ＜￣＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾏ---　≦　　　　　　￣　≧s｡￣　 `　　　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　／　　　＞　、　＼　｡s≦　≧s｡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜　　　　　　/　　　　　　　　　＼　`〈　　∠￣￣
　　　　　　　　　　　　　_____　＜　　／　　　 .|　　　　　　　　　　　＼ .ﾑﾏ　　＼
　　　　　　　　　　　　 `＜＿＿_.／　　　　　　　',　　　　　　　　　　　　＼ﾑi　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　 ',　　 i　　　　　　　　　　＞--'/　　ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　／　/ 　　　　　　　ﾏ　ﾑ　　　　　　　　　　　＞'.∧ .マﾍ
　　　　　　　　　　　　　／　.../　　　　　　　∧　　 .＼　i.ﾏ　　　　　　　　　ﾑ　　∧　マ.,
　　　　　　　　　　　　 /　　　 |　　　　.>---＜　　　　ﾏ -=ﾆ二ニ　　＼　　　＞--＜ﾉ　　ﾏＶ
　　　　　　　　　　　　 {/i / ﾏ　　　　　　 /　 V　　　.|.ﾏ　＼,,,,,,＿　＼ー---- ' .ﾑ　　| .V
　　　　　　　　　　　　　 !'　　 |　 /　　ZZZZｚn、ﾏ　　 | .イ斧示''''》、　 .ﾑ　　　　　　i　 .| .ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　 .／　　／.ﾏ　!: ::j:!` ＼　 |.´ 乂:j:ﾉ〃　＞--`　　　　　 |　 '
　　　　　　　　　　　　　　　'ー---　　ﾑ ` ｀¨゛　　　＼|　　　　 /　　　 /　| 　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　ﾏ .ﾑ　　　　　　　　　　／　　　 /　 .|　　　　　 |　　――　ノイエラグーネ王国：　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| .ﾑ＼_＞　　　ｒｧ￣`' ﾉ　 /　　.／　　∧　　　　　ﾍ　　　　　　宮廷魔導師候補　――
　　　　　　　　　　　　　　　　　／ﾏ ∧:::::::::＞　　`ー　　　イ＿.／　　　/　|ﾏ　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　 .／　　　＜`::::::::::::::＞|≧　.´　.i、:::::/　　　./　 .|　＞　　　　　.ﾑ
　　　　　　　　　　　　　　そ　／　　 |:::::::::::/:::＞　　　　 .{　V　　　／　　.|　　　　＼　　ﾑ
　　　　　　　　　　　　　　　そ＞---./::::::／:::::|　　　　　　`}:::/　／　　　　 |　　　　　　|＼　 ∧
　　　　　　　　　　　　　　　./　　　　i':::／/:::::::::|　　　　　　ﾘ:|　!＞　_　　　.|　　　　　　|　i ＼　|
　　　　　　　　　　　　　　/　　　　 .|:::|::/::::____ |- 、　 , --/　ﾏﾑ:::::::::::::＞、　　　　 //　|　.ﾏ|
　　　　　　　　　　　 /　　　　　 |:::|<:::::|　|::〉i　　　 .へ/ﾍ::::ﾏ＼::::::::::::::::i　　　　／'　　i 　　|
　　　　　　　　　　　＿/　　　　 /::/:::::::::|　|:ﾏﾑ　　/／／:Vﾉ:i　ヽ::::::::::::|　　　　　　　/　　/
　　　　　　　　　　 ∧／ ./　　　／／:::::::::::::|　| .V .V／ ./::::::::::／　　 |:::::::::::|　　　　　　/　／
　　　　　　　　　／＼＼　　／／ﾑ:::::::::::::::ﾏﾑ＿'/＞:::::::::￣￣￣￣::::::::::::|　　　　`ーー'
　　　　　　　／　　　 .`,'　　|／　　|:::::::::::::::::::::|　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::|
　　　　　　 .i　!、　　　 ,'　　　　　　.|:::::::::::::::::::::|___/::::::::::::::::::::::::::::::::::,'::::::::::::::{
　
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　＞　？？「うん。これでいいかな？」

　　　　　　　　　　　　{::::{　　　　　　　 ,，､-
　　　　　　　　　＼! _ ｡ - ‐ - ｡,，≦ﾆΞ| |
　　　　　　　 r 、　　..::''"::::/::::l:::::ヽ:::::::::ヽニニ| !
　　　　　　 | |=＼/::::/:::::l:::::::l::::::::V:::::::::::ヽz彳′
　　　　　　　 | |三/:::/:::::|::l从ゞ-‐‐V:::::::::::::!:::ヽ
　　　　　　　ゝゞ:::::/‐!､:|:::::::::::|ヽ乂|::::::::::::::|:::::ヽ
　　　　　　／:::::||从:::|:从从|斗f示::::::::::::|:::::::ヽ
　　　　　　 ∠/:::::::|斗f示　　　　Vﾂ!:::l:::::::::,|::::::从　　――はぇー。激戦区って聞いたからさぞ
　　　　　　　 |:::l::::l　 Vﾂ　,　　 : : : |::/:::::::/:!::/::::!　　　　大変な場所なんだろうなぁって思ってましたけど
　　　　　　　 |:::|::∧ : : : :　　　　　//:::::::/:::|/::,从
　　　　　　ゝ:|::::::|ゝ　　､-,　/ｲ:::::::/::::/::/|/-､
　　　　　　／,ﾉ!:::::|::::≧::....　　_ ノ::::／|／|/二,､::::ヽ
　　　　　　￣　 |:::::|人∧ツ从l イ／ゝ-､|/‘ ｡‘ l!::乍､__　　――普通に自然豊かな場所じゃないですか
　　　　　　　　　 |:::::ゞ　　/{ﾆ|'/ﾆﾆ/ 　 /∧＿ij＿}::|ゞ≦　　　　双方全部併せて１００個師団がぶつかったって言う話なのに。
　　　　　　　　　ゝゞ　 ,,/{ﾆ|/ﾆﾆ/　　///∧/／⌒ヽ￣　　　　軽く見積もっても１００万の軍隊がこの湿地帯で動き回ったって事なのに
　　　　　　　　　　／// .Vﾆﾆ/　　////／!ｌヨヨヨヨ|
　　　　　　　　 ./　//　/ﾆﾆ/ 　 ////´ ::::｀ll――‐|
　　　　　 ,r‐‐‐- ,,_{ {　/ﾆﾆ/　　.|///　/　　|//|/|/|
　　　　　/i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.￣￣i.＞ｰ,, __|//　/　 .:::⌒)|/|/|

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　・：１．おーこくのにちじょう
　２．しみんせいかつのじったーい
　３．クソ市民ども！！

　の３本です
3112 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/18(日) 00:07:22 ID:j93gPgiB: ＃＃＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＃＃

　――　１２月１７日（1/2）

ﾆ=====━┐　　　　　　　　　　　　　　　皿
　　　　　　 |""|￣￣"ヽ、　　　　　　　_||_
--ー """ｌ;;|／| iIiI i] ﾛ　ｊｊ____ 　　　　||_||
　　　　　 |;;|＿|］］　ロiii i=ＩＴ]、＿＿＿|　.|＿　　　Π Π|￣|ヽ _＿　　　　　 ;;;;; ;;;;
--ー"""　 | /Ｌ同,,i　 Ii＿ i[]＿　ΠΠ// 　　.「i Iヽi Π、,,, ΠΠ,,,,,＼,,,,,,,,,,,,;;;;[=iiiii
　　　　　　 | ,／ﾞ|┐￣／|//]　/|i~i ／　　i ii[] i／|￣￣￣￣￣＼ I] [＼Π ||-
　　　　　　 |"　 .|＿|]￣￣]=￣|.|　　　　[二二ii ／￣￣￣￣￣￣|＿[二]　＝二
　　　　　　 |　　 |,／|]i￣i　￣/　　　＿||」二／　|￣||￣|　　　 ;;;;|∥］＼＼≡三
　　　　　　 |　　 | 　 |｀ i∥∥二］:: 　.|＼三三三三三三三三三三三三三三三
　　　　　　 |　　 |／ |￣￣|￣/　｀゜ ||"||＼````````````` ``````````````｀
　　　　　　 |　　 |／ | ｲｲｲ|_￣ l,ト　 .| | .||］］＼```````ll￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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3113 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/18(日) 00:09:58 ID:j93gPgiB: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:; ;;..; :.　;　 .; ,　 .;|匚|| 　:.; .; ,, ;|
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　＞　？？「なにぃ？　飛び降り？　ここで？」

　＞　？？？「ええ、不自然でしょう？」
　＞　？？「全くだ。他国ならいざ知らず、この国のこの場所で飛び降りても意味がなさ過ぎる」
3114 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/18(日) 00:14:33 ID:j93gPgiB: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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　＞　？？「だって、ここ、民兵が適当にでっち上げた『訓練施設』。確かに落ちたら怪我するが、死ねるか……
　もちろん当たり所が悪ければ死ぬでしょうけど」

　＞　？？？「と言うわけで、変だなって思ったら、どうも他国の観光客集団の一員だったみたいで
　問題はその集団の観光と称する目的が『死にたいけど自分じゃ怖いから殺されよう』とか『殺したい奴がいるから
　この狂犬国家なら、殺してくれるだろｗｗｗ』とか見たいなもので……」
　＞　？？「うわぁ……」
3115 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/18(日) 00:19:52 ID:j93gPgiB: 　　　　　　＿＿＿＿___
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　＞　？？「さすがに、悪い意味で舐められすぎ……だよなぁ……」

　＞　？？？「いやいや、他国人ならそこで真っ先に『舐められすぎ』なんて言葉でないっす。誤解が過ぎるとか
　そんな風に解釈するっす」
3116 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/18(日) 00:29:10 ID:j93gPgiB: 　　　　　　＿＿＿＿___
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　＞　？？「そうなの？　他国人って案外、単純すぎて逆に怖いな」

　＞　？？？「いや、そこで初手、『抑止力論』が始まるのはなんか変って話すよ。だって、我が国なら暴力で
　遠慮無く解決してくれる！　ってイメージがあって、自国民でもその辺否定しづらいですし……」
　＞　　？？「うん、まさに否定しにくい音が聞こえているな」
3117 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/18(日) 00:34:51 ID:j93gPgiB: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:; ;;..; :.　;　 .; ,　 .;|匚|| 　:.; .; ,, ;|
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　＞　？？「つまり、舐められているから、そんな不届き者が観光客としてやってくるんだ論はずれてるって言いたいんだな」

　＞　？？？「ですです」
　＞　？？「けどよぉ、イメージは変えられないぞ。だって、王国臣民でこの状況下を本気で変えたいっ意思は
　正直小さいからな」
3118 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/18(日) 00:45:09 ID:j93gPgiB: 　　　　　　　　ヽ-(　　　　　　　_)(　　　　　　　厂 (__,__ﾌ＿　　　　　　　　　　　　　　　r～(＿人＿(__
⌒⌒⌒ヽ__　　　　｀ｰ～'⌒(　　) ｀ー(　⌒⌒フ　　　(_,__,ﾉ＾　　　　　　　　　　　　　　(__,__,ノ　　　(＿_,ノ　　 )　　　　)ノ⌒ヽー(＿,ノ
　　　　　　 )　　　　　　　　｀⌒　　　｀ー～'´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀f一'⌒⌒⌒厂ヽ　⌒ヽ　（___
　　　　　　(＿＿　　　　　　　　　　　　＿,ｒ'^ｰヘ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ー'^ｰ‐～(＿,ノ一'⌒
二ﾆ=-　_　　)￣￣　　　　　　　　　 (＿ｕ__,ノ⌒　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __
.　　　　ﾆ=-　_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⊂(__ぅ　rv'⌒ヽ_
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　　　　　　　　　　　　　|―r┘　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 )_r～'⌒ー―'⌒´
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　　　　　　　　 ┌―┐|　||　「問題だってのはどんな馬鹿でも実はわかってる」　 |　　_|___Ｈ|
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￣￣|￣￣|│　 |　 | l|│ |乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ￣ l ｢￣Ｈ||ﾆ|ﾆ|ニ|ニ|二|二|二|二|二|二|二
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　　　　　　　　 │　　|│ | 　／￣￣￣￣￣￣￣￣ |　「けど、それを変えたいって強く思うほどの　　　　 |
　　　　　　　　 │ 　│l__｣／　＿　　＿＿　　／　　　|　　　デメリットを実は殆ど感じてねえ」　　　　　　　　 |　,__　　　　　＿
　　　　　　　　　 | ＞ ´ ／|　　　　　　　　　／　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ　 '　　,
.　　　　　　　_　＜￣￣|／＿＿＿＿＿　／　　　＿＿　 |＿___　　　＿‘，＿　 ______ 　丶　＿＿　　　　　　＿＿　 '　　,
　　　 _　＜　　￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　 ‘，　　　　　　　丶
　 _　＜　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　 γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
＜　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　| 「あの内戦で人が死にすぎた。　　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　| だから、あれだけ撃ち合っていながら死人は出ない」 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ丶
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3119 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/18(日) 00:47:30 ID:j93gPgiB: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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　　　γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ　　　　　　.|　　　　　　　　　　　　　　　　￣＝＿
　　　　|　「誰も死んでないんだ。焦って今のやり方を　　　　 |　　　　　　.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣＝＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　|　変える必要性は無い」　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　.|　　　|￣＝＿　　　　　　　　　　　　　 |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　「そもそも労働者の権利だのなんだのを　　　　　　 |　　|　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　守ってきたやり方じゃ無いか」　　　　　　　　　　　　 |　　 |　　　　　　　 |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ　　|　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　「なら、もうこのやり方で良いじゃ無いか」　　　　　 |　　|　　　　　　　 |
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3120 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/18(日) 01:01:06 ID:j93gPgiB: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:; ;;..; :.　;　 .; ,　 .;|匚|| 　:.; .; ,, ;|
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　＞　？？「実害が全く無いとはさすがに言わないけどね」

　＞　？？？「でも、これって、今の宰相が進めている政策と反するのでは？」
　＞　？？「しらんよ。そう言う難しい政治の事は政治家に任せとけ。仕事さぼってる政治家を落選させるのが
　俺等の役目だろ。国民なんざそんなもんよ」

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　・：今日はこの辺で！
3121 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/18(日) 22:56:34 ID:j93gPgiB: ＃＃＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＃＃

　――　昨日の続き（１２月１８日　2/2）

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　　　　|　「誰も死んでないんだ。焦って今のやり方を　　　　 |　　　　　　.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣＝＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　|　変える必要性は無い」　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　.|　　　|￣＝＿　　　　　　　　　　　　　 |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ　　|　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　「そもそも労働者の権利だのなんだのを　　　　　　 |　　|　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　守ってきたやり方じゃ無いか」　　　　　　　　　　　　 |　　 |　　　　　　　 |
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ　　|　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　「なら、もうこのやり方で良いじゃ無いか」　　　　　 |　　|　　　　　　　 |
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　　　　　　　　　　　　　斥三三三三三三i三三三三三三i三三三三三i三三三三三i三三三三三三||7
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　＞　？？「実害が全く無いとはさすがに言わないけどね」

　＞　？？？「でも、これって、今の宰相が進めている政策と反するのでは？」
　＞　？？「しらんよ。そう言う難しい政治の事は政治家に任せとけ。仕事さぼってる政治家を落選させるのが
　俺等の役目だろ。国民なんざそんなもんよ」
3122 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/18(日) 23:18:40 ID:j93gPgiB: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, ‐　´￣￣￣｀ヽ
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　＞　？？「で、身を投げた奴は？」

　＞　？？？「当然無事っすよ。だって、地面さえぺらぺらですからね」
3123 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/18(日) 23:43:10 ID:j93gPgiB: :　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　,:‐'"￣￣￣｀ヽ:::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　 |ヽ._:::::::......
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　ﾉ　　, 　￣｀　　＼　　　　　ヽ:::::::......　　　んじゃ、バレてないとみていっか。
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ.＿＿_｀ー―､――――´＿＿＿／:::::::......
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　 |:::::::......　　　　　　　ええ、大丈夫だと思います　＞
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3124 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/18(日) 23:58:56 ID:j93gPgiB: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　　ｌ　　　　　　　　　 '､　　 l
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　＞　？？「民兵の訓練施設だからな……。万が一に備えて『ガス兵器対策』もしなきゃならんわけよ
　……ふぅー。建築偽装で、ガス対策がクソ甘くて、最悪そこら中にガスが広がるなんて事がサツにバレなくてよかった」

　＞　？？？「はやく、この建物立て直しちゃいましょうよ」
　＞　？？「だな！」
3125 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/19(月) 00:05:17 ID:sIZK9Jj8: 二二二二Tﾆﾆﾆ「」=tｰｭ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__　　　＿
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　・：『王都：ルーグリッド』中心街
3126 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/19(月) 00:15:47 ID:sIZK9Jj8: 二二二二Tﾆﾆﾆ「」=tｰｭ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__　　　＿
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∧　 / /:|::||　／　 |:| |￣| |＿|」 Y≧s｡..＿＿￣//￣______,,,....｡o1_|: Τ|≧===≦､￣￣＼ｉ'´￣￣￣＼|￣￣￣
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　 ∨∧ :|::||　 |:::| |:ｉ|　 |_」＿|／＿＿／　　　　/＿__/￣ﾍ＿＿＿＼￣ |￣|￣|]|￣|　:　:＼|＿|＼＿|＿__|＼￣￣￣
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　＞　？？「「「立ち退きはんたーい！！」」」　　「「「はんたーい！」」」

　＞　？？？『　危険です。下がってください！』
　＞　？？「「「立ち退きはんたーい」」」　　「「「はんたーい」」」
3127 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/19(月) 00:42:10 ID:sIZK9Jj8: 　　　　＿＿　　　　　　 ,-‐-､
.　　／　　　ヽ'ニニニニニ|_!_!ｭＸ二二二二二二二二二二ｺ
　 /　　　○○連`､　　　　　　 `'}‐┴､
　 i＿＿＿＿＿＿i　　, -─- ､　｛￣｀{　　　反対　　　／　　反対
　 } | r} ` / -' | |`i ／　　,ﾍr^､ |　}_,　 ,! ＿＿　　　　／　　　　　　　　　／
　 { 'ｧ'　　`ー'/,_ ）!／ﾘノ二二jﾉノ`i, ／　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　／
　,-ｿ||､　 .ノ/ﾆ|`i ／/　 -　r {⌒ / |　　粉砕i　　／￣￣ヽ　 ,-rrr､
/' ＼`ﾐ.､＿　`='ノ iﾆij　　 ,ﾆﾞ l ｀i　/Lr､＿＿＿|　/ 　　ノノﾉij　iっ,!,!,!
＼.　＼　￣,ﾉ`i ヽ　　　|r┼-､ i'　 v{_　（__ﾊ_! 　|　_ノ^i'_ﾌ'i,! 　`i 　{　　　反対
　＼. 　|＼==|/`|＼＼`ｰ| ´|ﾆ､ヽ　　|　i ` ,.-ｉ ! 　}､|- 　　,-'i　　 |＼_|>
　　　＼|ヽ｝ﾉ　　i　＼ |　〉' `ｰ'/　 ,<.j　　二ﾉ　/ｿ　ヽ._`ﾌｧ-ｧr{`ｰ-1
　　　　　Ｏ|/ 　　 |l/　i ﾉ´|　 / /_ノ＼＼　"{ヽ／''''ヽゝ/|ﾍ!　/ﾉ　　　|
　　　　　　 |　　　　ﾘ　/∧　 V_i/　　　ヽ_|＼ノ｢ﾍヽ　　 |/　　|-── '
　　　　　　 |０` 　　| /　ヽ＿/|＼　　､　　　`|　{∧　　 |　　 |
　　　　　　 | 　　　 |　　　　/ﾉ |　　＼ﾘ　　 | ﾉ i ﾍ　　|　　|　　　反対

＜＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＞
　＞　デモ「「「強制立ち退きに拒否！　強制立ち退きに反対！　強制立ち退き駄目！　立ち退きはんたーい」」」

　＞　不動産企業「よっしゃぁ、警告を無視したな！　鎮圧の民兵部隊を出撃させてやる！」
　＞　デモ「「「よっしゃぁ、全員ライフルはもっているなぁ！？　弾丸をチェンバーにこめろぉぉおおお！」」」
3128 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/19(月) 00:46:43 ID:sIZK9Jj8: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__|￣|__　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __|￣|__
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ィ'　|　 |　ﾄ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ィ'　|　 |　ﾄ､
　　　　　　　　　　　　 __/|_|＿|＿Ｌ_|_|ヽ__　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __/|_|＿|＿Ｌ_|_|ヽ__
　　　　　　　　　　　　　　 |　|義勇| | |解放|　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　|民族| | |人民|　|
　　　　　　　　　　　　　　　 {A|＿＿| | |＿＿|Ａ|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {A|＿＿| | |＿＿|Ａ|
　　　　　　　　　　　 }弋二二ニ二二フ {　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }弋二二ニ二二フ {
　　　　　　　　　　　 V '￣＼ :|: ／￣`V　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　V '￣＼ :|: ／￣`V
　　　　　　　　　　 |￣＼　　｡ | | | ｡　／￣|　　　　　　　　　　　　　　　　 |￣＼　　｡ | | | ｡　／￣|
　　　　　　＿＿＿＿|　　＼　｡| | |。／　　　|,＿＿＿＿__　　　　　＿＿＿＿|　　＼　｡| | |。／　　　|＿＿＿＿__
.　　　　　／　　＼＼＼　　　| <__|__> |　　　／／／　　　＼.　　／　　＼＼＼　　　| <__|__> |　　　／／／　　　＼
.　　　／　　　　　　＼＼＼　 |ﾆﾆﾆﾆﾆ|　／／／.　　　　　＼／　　　　　　＼＼＼　 |ﾆﾆﾆﾆﾆ|　／／／　　　　　　　＼
.　　　 /.　　社　会　　　＼＼＼!―――j／／／.　　　革　命　　 /.　　　戦　線　　＼＼＼!―――j／／／　　　斗　争.　　＼
　　　/ ＿＿＿,　　　　　＼＼〉―t―〈／／　　　　　　　　＿　/ ＿＿＿,　　　　　＼＼〉―t―〈／／　　　　　　　　＿＿＿_∧
.　　 { {::::::::::::::::::＼　　　　　　　∨ 　　　 ∨　　　　　　　／::::::::{ {::::::::::::::::::＼　　　　　　　∨ 　　　 ∨　　　　　　　／:::::::::::::::::::} }
　　｀Y⌒＼　　　＼＿＿＿／￣￣￣￣＼＿＿＿__,／　　／｀Y⌒＼　　　＼＿＿＿／￣￣￣￣＼＿＿＿__,／　　／￣｀Y´
.　　　/　　　＼＿／ｘ /　　　　　独　立　　　　　 ∨xx＼＿／＿/　　　＼＿／ｘ /　　　　　統　一　　　　　 ∨xx＼＿／　　　　|
.　　/￣￣＼_ノｘxｘxｘ/　　　　　／￣＼　　　　　∨xxxx＼／ /￣￣＼_ノｘxｘxｘ/　　　　　／￣＼　　　　　∨xxxx＼／￣￣￣〉
.　/￣￣￣7xxxxxxx/　　　　　　|　　　　|　　　　　 ∨xxxxx｢ /￣￣￣7xxxxxxx/　　　　　　|　　　　|　　　　　 ∨xxxxx｢￣￣￣￣＼

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　＞　デモ「「「馬鹿め、そっちが民兵を出すなら、こっちも民兵を出すまで。己自身を民兵とするまで！」」」

　＞　企業「ふっ、甘い甘い。こっちは私設軍隊として企業軍を編成してきているんだ。烏合の衆が武器をもった
　如きで倒されると思うなよ！」
　＞　子供「おかーさん、あの人達なに？」
　＞　母「こら！　すぐこっちに！　あの馬鹿たちの流れ弾に当たったらすぐにお母さんに言いなさい。
　この間買った、爆撃ドローンであの馬鹿ども全員吹っ飛ばすから」
3129 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/19(月) 00:51:28 ID:sIZK9Jj8: 　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿
　　　　　　l　　　　　　　　　　l　　　　　　　　　　　 |　　　　　　i
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　　　　　 .l　　　　　　　　　　l　　　　　　 ○､　　　　 |　　　　　　i
　　　　　　(三}＿＿＿＿＿{三}　　　　　　　〉〉　　 .-ｰ-|　　　　　　i
　　　　　　 l　l 　　　　　　　l　l .rｰｰｰ､γ⌒ヽ'≡≡ f　．．!mn----nm　　　r＝＝、
　_______　 /.l　l　　　　　　 /　/ iﾉノゞ i　’Дf　．．i弋 Д/ /γ￣￣`　　　i ゜Д゜j
f jjjjjjjjjjj/　,l　l　f￣￣ヽ/　/ r t ‘ｬ‘jｰ､　ノi　Д j　(　　ノ　（　ノノ人ヽ　 i＼∨　＼
jjjqﾟАﾟjj. /...l　ゝjｰ=,二ニ=　i　i__　　i .i＿ヾ＿　ヽ＿i 　　　い、‘o‘丿ヽ　i　＼　i＼＼
γ(三}　〈　 Y　　ヾ￣￣ji　 ┌∪ｰ----ｰ∪ｰ∪---∪-------ニニ∪ニ∪-ｰｰ∪ｰ-ｰ∪┐
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　　　　　　 t　　　　　　i 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l

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　＞　べっけん「「「デモ反対デモでーす。町のど真ん中ではんたーいとさけぶな、鎮圧するな！　我々の
　平穏な町をかえせー。かえせー、かえせー！」」」
3130 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/19(月) 00:53:49 ID:sIZK9Jj8: :::::::::::::::::::::::::／　　 ,;;;|　　　,ｨへ　　　　　!　　　　　__,,,　　,,,＿＿　__
､::::::::::::::::::::ｨ"　　　;;::j　ｨ;;;／ヾ;;ヽ　　　 {､-‐ニ三三三三三三三ﾆﾆゝ、
　ヾ::::::::::::::/　　　　　　〈　　　　ヾ;;;ヽ、　 )三三三三三三三三三三三ﾆゝー-　、
ﾍ　ヾ;:::::::::j　　　　　　　', ,ｨ'"￣ヾヾイ　ｨﾆ三三三三三三三三三三三ﾆﾆ)　　　　｀丶、
..rﾍ　{::::::::j　　　　　　　　　　　　ｒj}　　 (三三三三三三=ｒー―==ニ三三ノ　.ｨ　　　　　ヽ、_
( :::j　!::::::/　,;　　　　　　　　⌒ヽノ ::..... V三三三三ニﾆ〈　　　　　｀ゞ≠"　/./　　　　　__ ヾヽ
ヾ〈　 !::ノ　 i;　　　　　　　　　　／　::....　ヾ三三三三='"¨｀　　__　　 } ヾ　　/　　　　 /ﾆヾ　.ｨ V
　ヾ　'"　　ヽ　　　　　　　　'"　　　ｨﾍ　ヾへニﾆ'"　　　　 ⌒ヾゝ　〉　　 ,　　　 ./　　　Y"　 !
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"　|　　　　　　　';,　　　　　　　　　ヾ rｯ　__ノ｀イ　　　　　ヽ　0"ｲ;;:　　 ;　　　　/　ヾ、　ヾゝ　|
、　!　　　　　　　;|　　　　　　　＿　　　（ニ{,,_　　ヽ　u.　　　　 '"　 V　　 j;　　　 /　_ -｡= ./::j　 !
ｼ　 !　　　　U.　 ;j;　　　　　ｨゞ__,,, ヽ　　ﾉ'" :|　　　ヽ　　　　_ -（__,,　）　　　　　 /　　⌒　ｲ　　 !
　　 ',　　　　　　　　　　　ｨヾ三シ`"｀'''"　/ .{　　　/　　 /r-、　 Y-"　　　 , 　 /　　　_.:;　V　　 }
　　　ヽ　　　　　　　　　ｨ::::::::V/　　　　　 ;　ヽ　　　　 /;ヽ-ゝ_ノ/　　　　 !　 .{.u　 -=-r､ﾉ!　 j/
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..',　　　　ヽ　　　　　　　ヽニ7_　　　　 !　,　　　ヽ　　　 ⌒7::::;;/}　　　　 ;;　 .j　（::V"　　/　 /
　;　　　　　ヽ　　　　　　　　　）　　　　;　 ;　　　ﾉヽ、　　"j` ／/　j　　!　]　 ;{　｀ﾆ)　 ./　 /
　;;　　　　　　;;ヽ　　　　　　;;;'/｀丶、　　;!　',　 ./＿{ ７＞''"　　/／j／ヾ、j、.人　　/　ｲ／
　.;;　　　　　　;;;;;;;＼　　＿,,ノ＼　　｀ーゝ　 V＞、　　　＼　　　　　　　}ハ!V:::::}｀'"!:::/／

＜＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＞
　＞　反対デモ＆不動産「「「おまえ等、本末転倒！！」」」

　＞　べっけん「「「うるせぇーーー！！　って言ってんだよ、うるせぇええええ！！！」」」
　＞　警察「全員うるさいんだよなぁ……。迷惑なんだよなぁ……」
3131 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2022/12/19(月) 01:03:05 ID:sIZK9Jj8: ＼＼＼　　　　 ┏┓ 　　 ┏━━┓　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┏┓┏┓　　　／＼＼＼＼
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＼／'''" /　／　＼＼＼　／ﾊ!､　　　＼　＼＼　`　＼＼　　yﾟj､ﾟ uＶ､ i　＼＼　 V'｡ﾞ"｡　＼ r.､ |　＼＼＼
＼＼　 /／　　ｒ--- ､　//｡ﾞ´｡ﾞ､　　　ヽ　　　_____　　　　　〈r---ヾ/ trｊ　　､､､　/ い　　しﾘfZｊ/ ＼　＼＼
＼＼＼　　,.-tﾆ=-､　＼ｲ|〈__　 u＼　　i　　ﾍ￣くヽ　,..r---!￣￣| i　f_　/｡v｡ﾞﾐ化ﾆﾆﾆヾ　　H　＼＼　＼
　　　____　　`ｰｊﾟ〈､ﾟ uﾞｖﾍ| !ﾍﾄ-ﾞヽ　|　　i|　 |ﾟLﾟ u　／j､　　　　　ヽﾌ_ﾉ/ !､| .ふ.u!fｊヾＶ　 |!　ﾉ　ﾞヽ,､
　／ｊﾍ､　ヽ　 kii==ヾ | f!. 　ヾ==''／!ﾊ!''ｰ .,|!ﾃヾ / ﾅﾞ ⌒､　　　　ﾞ､/　 /`''￣-－-ﾐ==/／　／　￣''ヽ､
　〔ﾟ}{ﾟ〕uＶｉ|　､-!i__,,,!ｊﾉ　!ﾞ　　フｨ､　/ |　 |　　''-" V ﾟ〈､ﾟ　　`!i .rﾐ, .|`-"/　　　　　／匸ヽ／　　　　/
　ヾﾃヾ､〈| 〈ﾟi_ﾟﾋ,,／ /　ﾌ￣//|ﾍY､ |　　.|　／　ヽr (ｒ､　しﾙ!ソ人　/　　　　　/　　　￣　　　　　|
　　 Y=ﾉ//ヽ-!-〉''不－"　 /〈　|　:　ﾄ､／ /　|　　i､ﾆﾞ　　　ク"/ﾞ''-,,_　　　　　| i
　　／ﾍへ /　/　　　　　　　! ／ |　:　|　 `7.| /|　　 |　>.､___　／　/　　　　丶､　　|ヽ
　r"　　 :c　　 |､!､　　　　　　|ヽ　|　 : |　 /　|! |　　　/〈ｪ,ヽ.r< 　 /　　　　／　ヽ　|　ﾞ､
　!､ヽ　　:c　　 |ヽﾐ.　　　　　 | ﾞ､ |　 :.|　/　 |　　　/i.　 V　Ｙ　ヽ/　　　　/　　　　i !､/ .､

＜＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＞
　＞　国家憲兵「はい、ここでのデモの許可はとった？　戦車で乗り付けてきてる馬鹿がいるみたいだから
　デモを続けるなら場所を移動してね。移動しないならココに集まる全員ぶっ叩いて王都の外に投げ出すから」

　＞　警察「……えっ？　全員って俺等も？」
　＞　国家憲兵「仕事してたら君たちは違うから。あー俺たちの目から見て、サボってるけーさつがみえるような……
　目にゴミが……」
　＞　警察「ひぇっ……冗談であってくれよぉ」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

　・：今日はこの辺で。おやすみー
3132 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/03(火) 22:29:24 ID:RPnkNSP+: 　　　　　　　　 ┃ 　┃ 　　　　　 ┃　　　 ┏┛
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3133 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/03(火) 22:29:58 ID:RPnkNSP+: あけおめことよろー

次回は明日明後日、夜１０時半過ぎ！
【1D3:1】
1.こっち
2.偉人
3.【1D2:1】
3134 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/04(水) 23:07:05 ID:bDcg3ksQ: もうちょっとまってね
3135 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/04(水) 23:39:53 ID:bDcg3ksQ: ＃＃＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＃＃

　――　やる夫達は国を再興しないといけないようです/第２世代：３

　　 {　∨////////∧
　　 {.　 ∨////＞''´ﾏ　　　　　　　　　　　　　　＿
　　 {　　 ∨＞'´: : : :∧　　　　　　　　　　　_ -~::::::::｀､
. 　 /　　　 `∨: : : : : ∧　　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::＼
　　{　'，.　　 ∨: : : : : ∧　　　　　　　,ｲ::::::＞-‐……‐-ミ　　 _＿＿___
.　　〉　'，.　　 ∨: : : : : :∧　　　　　 /::ｧ''´:::::::::::::::::::::::::::::::` ＜: : : : : : : : ＞ｬ
　　{　　＼　　 ∨: : : : : :∧　　　　/::/::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼: : : : :／／
.　　'｡　　　＼　　'/: : : : : : ∧.　　/::/::/::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ‐-〈／}
　　　{　　　　　＼ '/: : : : : : : : '，/::/::/:::::: /:::::::::::/:/::::::::ハ::::::::::::::::ヽ: / /
.　　　'｡｀`～､、　 '/ : : : : : : : : '，/::/:::::: /::::::,ィ/:/::::::::/　 ∨:::::::::＼ヽ< ､
　　　　ヽ､丶`⌒￣ヽ: : : : : : : : : /::/:::::: /:::／､/ｲ::::::::/x≦zzx::::::::::::|ヽ:∨＼
　　　　　　　　　　　　ヽ : : : : : :/::/::::::: /:::,ｧ'芯ﾐx:::／　'"う芯》::Ｖ:: |:::ﾍ:∨::::＼
.　　　　　　　　　　／'/: : : : l:/:/:::::/:::::《Ｖソ　　　l>　ゞ''　从::Ｖ:|::::∧:∨:::::::＼
　　　　　　　　　　／::_ -'/: : : /:/:::::/l:::从　　　　_　-―┐　　ﾉィ:::',|:::::::∧:∨::::::::::＼
　　　　　　　　　／-~　　/'/: : :∥::::/ |::::ﾄ､!　　｢　　　 ,　　/::::∧:∨:::::ﾊ:::}::::::::::::::::::＼
　　　　　　　／　　　　/::::'/ : ∥／ : Ⅳ::　:h､　ヽ　　　/　 ,ｲ::::::::∧:∨::::::}从｀''＜::::::::::::＼
　　　 _ -'':／　　　　／::::::::'/: :{{ : : : : : :ﾏﾑ＞'^h､　｀¨´　,ｲ ^Y::::::::::/,::∨＼:::::＼　｀''＜::::::)h､
_,, -~:::::／　　　_ -~::::::::::::＞'/:从 : : : : : :ﾏﾑ⌒Y_} .＞＜ √　　Y :::::/,:::}　＿＿::::＼　　　｀''＜::`～､、
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　／　_ -~::::::::::,　''´ ':::::::::::::::::'/: : : : : : : }: :.|:::ﾑ　ﾍ ^Y_ﾊ　｢ /く丶∨///////// ＼::::)h､　　　　　ヽ::::
　_ -~::::::::::::::／　　/::::::::::::::: /'/.: : : : : : :.}: :|::::::ﾊ}h､ ',　r=ﾐ r――／{//////////// ＼⌒ヾ､
″:::::::::::::::／.　　 /:::::::::::::::: /:::'/: : : : : : : }.:.|::::|::::l//!h､-<ﾆﾆニ／　 {///////.／￣￣寸.　　ヽ:､
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::::::::／　　　　 /:::::::::::::::::::/::::::: ∧: : : : : : :}:.|::::|::::|:く＞''´ ゝ-≦^丶、＞へ＜/∧: : : : : : :｀: ､　}:::∧
::／　　　　 , :::::::::::::::::::::/::::::::::::::∧: : : : :/: ,:::,:::从<　｀¨¨ヽ＿_〉　　ノ　　ノ＼__,∧: : : : : : : : :V:::∧:'，
.　　　
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　・：【辺境伯】
　　王国における辺境伯とは、主に北方と南方におかれた、緊急展開軍の世襲指揮官を表している。
　封建時代の王国は、他の封建諸国と比べるとかなり中央集権的であったと言って良い。

　が、それは建国より３６０度全方位が敵の戦争状態というのが長きにわたって続いた結果であり
　北方と南方に敵軍が攻め寄せた時、王都の増援なしに国境線を救出し、時に現地判断で逆侵攻を
　するための要職としておかれたものである。それ故に、辺境伯は時代の国王に認められた軍家が
　なる物であり、世襲に失敗した者達の中には反乱を図って新たな辺境伯に討たれる時もあったという……。
3136 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/04(水) 23:44:36 ID:bDcg3ksQ: ＃＃＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＃＃

　――　これまでのあらすじ

　　　　　　　　　　　　　　　　＞‐＜
　　　　　　　　　　 _｣L∟L｣_/::::::::::::::ヽ
.　　　　　　　　＞''´::::::::::::::::::::::｀''＜x::::::∨
.　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨＼:}
　　　　　　 ,ｲ:::/:::/:::::/::::/:::::::ﾍ:::::V::::ﾊ: : ＼
.　　　　　 /::::/:::/／/::::/ ∨:::: }:::::|::::::::}: : :ソ
　　　　　 //::/:::/zz/:::ｲzzzzx:::/:::::|::::::/ソソ
.　　　　 //|:::|:::ﾘ {}/;ｲ　　{}　 y::::: /:::/::::::::::}　　――あー政治的配慮ってめんどくせーですわぁ……
.　　　ヾ |:::|:〈　　　　　　 u/::::::/ソ::::::::::::::}
　　　　　从|V:}h､　_　　　/イ::/:::: |::::::::::::::}
　　　　,､､ノ　 ∧:{ ＞--＜.ｨ/:/|:::::::|::::::::::::::}　　――辺境伯なんだから、お父様が本気出せば
　　（　ﾉ　 /:/_V;;;;;/<^ノ-ｌ:::ｌ_|;;;;;;;|::::::::::::::}　　　　１個旅団くらい編成出来るでしょ。
　　　｀~　,ｨiｱ/: :∠{())/〆_|:::| : ／: :∨:::::::',　　　　それだけいれば、撮影自体は可能でしょ
　　　／／ /}: r／v ∨./=|:::| /: : : : :Ｖ:::::::∨ /
　　　/:::/　／: <　　　 Vﾆ∧::V: : : : : :'/::::::::∨
.　　 {:::::{ /: : :<　廴,､___,V: : :∨: : ／: : }i:::::::::::}

　　　　　　　　　　　　　　　　＞‐＜
　　　　　　　　　　 _｣L∟L｣_/::::::::::::::ヽ
.　　　　　　　　＞''´::::::::::::::::::::::｀''＜x::::::∨
.　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨＼:}
　　　　　　 ,ｲ:::/:::/:::::/::::/:::::::ﾍ:::::V::::ﾊ: : ＼
.　　　　　 /::::/:::/／/::::/ ∨:::: }:::::|::::::::}: : :ソ　　　　　お嬢様、確かに１個旅団くらいは編成出来ます　＞
　　　　　 //::/:::/zz/:::ｲzzzzx:::/:::::|::::::/ソソ
.　　　　 //|:::|:::ﾘ {}/;ｲ　　{}　 y::::: /:::/::::::::::}
.　　　ヾ |:::|:〈　　　　　　 u/::::::/ソ::::::::::::::}
　　　　　从|V:}h､　_　　　/イ::/:::: |::::::::::::::}
　　　　,､､ノ　 ∧:{ ＞--＜.ｨ/:/|:::::::|::::::::::::::}　　　　ですが、それは辺境伯というカビの生えた爵位の権限として
　　（　ﾉ　 /:/_V;;;;;/<^ノ-ｌ:::ｌ_|;;;;;;;|::::::::::::::}　　　　　　未だ廃止されぬ封建時代の法令のおかげで、実際に編成すれば
　　　｀~　,ｨiｱ/: :∠{())/〆_|:::| : ／: :∨:::::::',　　　　　　　　　　最悪１年後には破産でございます　＞
　　　／／ /}: r／v ∨./=|:::| /: : : : :Ｖ:::::::∨ /
　　　/:::/　／: <　　　 Vﾆ∧::V: : : : : :'/::::::::∨
.　　 {:::::{ /: : :<　廴,､___,V: : :∨: : ／: : }i:::::::::::}

　　　　　．-=ﾆヽ
　　　　 /　　　▽　ﾊ
　　　　　∧__＿, -==ミ|
　　　　　|l |｀ヾ.　|__|__∧
　　　　乂＼ |´ _j_/彡'ヽ　　――あっ、明日は参加しないから
　　　／⌒ヾｰ=ﾆフ"{_　} }
　　 // /´￣｀ヾｰ=彡圦〃:
　 .// /.′　　　} }: :_:_}＿ﾉ　　　　　　　　　　　　おっ？　どうした？　＞
　〈 {　{ |　　　　{{: ://::.＼
　 .Ⅵ〉｀ヽ. 　　 |//:::::::::. ＼/＼
　　 Ⅵ　　}_, -=ミ、￣｀ヾ:::.. ＼`＼　　――いやぁ、これ以上は有給が残って無いのよね
　　　Ⅵ　/　　　　〉　　 }＼::.. ＼}}
　 _/　Ⅵ ゞ.._＿__/---＜_／}〉::. . ＼
　 |　i　｀ヾ:::::才⌒ヾ:::{ 　　 /::::::/::. . ＼　　　　　　　　　あーそりゃしゃーないわ　＞
　 |　|　　 }::/　　　　＼`ｰ=/::::::/{ミｭｭ::.:..＼
　ゝ{＼／/　　　　 {　　ヾ〃　￣￣＼:. ＼_

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　・：１．東西南北、王国の危ない日常
　２．どいつもこいつも脳筋しかいねえ！
　３．そこらじゅうに銃弾が飛び交う国家へようこそ

　の３本です。
3137 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/04(水) 23:52:51 ID:bDcg3ksQ: ＃＃＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＃＃

　――　１月４日（1/10）

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　　　　_-｀ , ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ' , ' ´' ,-, _　　　　　　　　　　／￣`ヽΥ /
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　　　｛,　'　,　'ヽ、, ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ',｀｀ヽ ', ', ', ' , ' , ´- _　　／￣￣ﾉﾉ￣￣ヾ>ﾉ＾i } }――――-ミ
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　　　　　　　　　　ヽ , ' , ' , `:､, ', ', ', ', ', ',__ノ''‐-==‐ァ^ﾆﾆﾆ=---=彡' {/´::::::::::::｀`ヽ､
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　　　　　　　　　　　　　　　＼`二人＞ ..,, ____ ,.､イ::::´^''''''''''^:´_:::::::::::::::::::::::::::ﾉ
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3138 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/05(木) 00:03:50 ID:nuecbvLV: 　　　　　　　　　　　　　__ ､､､､--　､､_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
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　　　｛,　'　,　'ヽ、, ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ', ',｀｀ヽ ', ', ', ' , ' , ´- _　　／￣￣ﾉﾉ￣￣ヾ>ﾉ＾i } }――――-ミ
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.　　　　＼｀ヽ､、＼, ', ', ', ', ', ', ', '／, ', ', ', ', ', ', 'ノﾆ=-　'_ '＞ﾆﾆ _　　　　　　 └く_ノﾉ＼＼￣￣ノ
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　＞　？？「これが何かわかる？」

　＞　？？？「あー確か国王金貨。金本位制とってた時代の奴……だよね？」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞―― -
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ´　　　　　　　　　｀　、
　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 ′.:　/　　 /　　　　　　ヽ /⌒ヽ＿ﾉ
　　　　　　　　　　　　　 /　/　 ′　 .′　　　ﾉ　 __｣ｉ{ o{)l}∧
　　　　　　　　　　　　　　　　/　/　ｉ　:|l　:ﾄ、　　 ,ｲ　l| (○)乂__ﾉ ,ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　 /　,:　　:|　:|ｌ_ :| |　　 /,| .ﾉ|　./.:|　|　:ｌ　,ﾊ
　　　　　　　　　　　　厶ｲ}　　∧ 八丿ﾊ　./　ﾚ　|/厶ﾉ　|　.} |､}′
　　　　　　　　　　　　　　　 } ,: 　｣斗=ミ　　∨　斗==ﾐ /.:　ﾄ ∧}　　――大内乱時代から一部では
　　　　　　　　　　　ﾉｲ.　 ∧ Vツ　　　　　Vツ,/ .　 | ) /　　　　王国通貨じゃなくてこいつが使われてたけど
　　　　　　　　　　　　　八　　〉゛゛　　 '　　　　゛ﾞ〈 .:　ﾉｲ/
　　　　　　　　　　　　／＼)エ〈_　　　　＿　＿丿〉ｰ〈_ﾉ'′
　　　　　　　　　　　 ,〈_____〈三三〉、　(　　　) ￣´〈三三〉、
　　　　　　　　　　　〉::::::::::::}'⌒ｌ' ﾚ)丶　￣ .. :ヘ)ﾊ|'⌒l}'　＼　　――本格的にあちこちからなんとかしてくれって
　　　　　　　　　　　　　人:::::::::丿　 |　　 |: : ｀´. .:|　　　|　　{_,／ :＼　　　話が上がってきた。
　　　　　　　　　　　／. : ::> ´　　　|ﾊｰ‐ﾉ　　 :.:|_＿八　〈:::::::::::/
　　　　　　　　　／.::::::／　 .′　 | ﾉ ‘，　　　， ’／.:::::)　　∨.::.〈
　　　　　　　／.::::::／　 . ..:/ 　　 |′｀ ‘，， ’_／.::::::::人　　 V.:::::〉
3139 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/05(木) 00:13:41 ID:nuecbvLV: 　　　 ,' ⌒ﾊヽ、,_r　-　－¨⌒`へ　_,、,ﾊ⌒　、
　　ﾉ....:::::::::.%〃:::::::::::::::::::::::ﾍ::::::::::::ヽ`ヽ:::::::::::ﾊ
　　i...:::ｨ::::∧::::::::　　::_::::::::,::::ﾊ:::::::::::ヽ:ヽ ´丶:/:i
　ﾄ..:::/::/::|/:::　　:/´:::::::::ﾒ:/ヽ:::i::::::: :ゝ:::ヽy::::::::i
　/.:::ﾉ::::ﾘ/:::/:::::/:::/´::::/::/|　l:::::l::::::::::::丶::ヽ::::::ﾘ
　{.: 〈jYyﾉ::/::::ｲ:::::::::::::::::/|/　l:::/l:::/l::::::::i:ヽ::l:::〈　　――何時紙くずになるかわからない奴より
　）　　　|/|/:::;;/l;::/.ﾚl/,. j　 l::/l;:/　!:::::::l::::l ﾙﾘ:::、　　　昔ながらの金銀が安心って？
　　　　　　l:/::::l;::/.ﾚl/,.　　　 l/ ,l;_　l:::,::::l:::!　　ヽ）
　　　　　　ﾚ∧:j:l"弋ラ``　 " ﾋラ``ﾚ::i::l:Y
　　　　　　　|/::ハ''''　　　　.　　　''',!ﾉ:l:::l:/
　　　　　　　!/:::::｀ﾄ　　　　,、　　, ':::/|:::i:|　　　　　　　　まぁ、そんな感じ　＞
　　　　　　 l:::,':::i:::;;ｌ:`r 、_　, イ/:::/:::|:::i:|
　　　　　　:l::l/:::::l/:l;l:::l 　　　　|l::从:ﾉｌ:.:.V
　　　　　:::/ ...;;::::l:/l::l:{ヾ、　　_ ｿ/￣/'ヽl:.::ヽ,
　　　　　/'l..,ｨ'´‐∧　ゞi ﾍ-‐-ｲ/　 /　　｀ヽ、
　　　　/:.::{ ゝヽ　 '⌒`Ｖ＾~＾Ｖ⌒ヽ　 /　i/ 'ヽ
3140 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/05(木) 00:28:04 ID:nuecbvLV: 　　　　　　　　　　　　 ,ハ　/＼　　　　　 /::::::ﾍ
　　　　　　　/´ヽ　　,/;:::::∨::::::::Y＾⌒ヽ､{ｹ:::::::::ヽ､
　　　　　　 /l:::::ﾉ!／::::／:l|:::_ｲ丶{:::ヽ､::::.ヽ::::::'⌒＾￣,}
　　　　 ,／/:::::/::::／:::::／l{ﾆ、ﾐ::::＼::::::::.::::＼: : :./´::|
　　　　　i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ＼::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.ｲ.:/:::::::;:
　　　　 /::::::::′/:::::::::/:::丿　'.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,ｲ',::::::::ﾄ､
　　　／:::::::/::::〃::::::/:::::|　　　ヽ::::|ヽ:::::::';::::ｌ:＼:::i|::::::::: : ::>
　 , '::::::/::::/,ｨ!/:::::l::::::L::∟、　　､::|　＼!:::::|:::::l＼::::::::|ゝｲ
　 {::::::/:::://｜'::::::l-/　　　　　　ヽl二,,'_'j::::|::::,ﾄ､:::＼::lﾙ
　 l::::/／ l:||::ｌ:::::::::l,' 　　　　　　　'´‘;!iﾒj }|:::ﾚ'::!ヽj/　）ヽ　　――でも国王金貨って、純金じゃないじゃん。
　｀/,'　　l:||::l:::ヽ∧iゞ=r'''" 　　　Ｖノ /|:::l丿::ﾘ::|　　`丶　　　正直含有率も時代によって変わっていくし
　（ l　　ﾘｌ:!い::::::{tﾍ ,,,, 　　　,　　　　,,,;ｌ|::::|::/ｲ|::l　　　　）
　　　ヽ　ｌ/　Ｖ｜トrﾍ、　　　　　　 ,ｲ.|::::|::i|| ﾘ
　　　　　＼｜::| |｜::::ﾄ､　　(⌒ヽ　ｨ:::ﾚ':::::jl:::l
　　　　　　　 |::::j人!::::｜「ト　 __ ,　´｜ ′ｲ八|　　――本当に価値が安定しているのは国王大判金貨と
　　　　　　　 |::/　 i:::::::ｌ l! |　　　　　　∨/::∧::丶　　　大判銀貨でしょ。
　　　　　　 |/　　|:::::::l !ﾚ　　　　　//::∧ ﾄ､::::＼＿,
　　　　　 / 　　ｌ:::::::川　　　　　／/::,ﾍハL 「＿￣ヽ
　　　　／　＿厶ィ'::::/　　ｰ一' _／∠_ヽヾ. 　　￣｀ヽ　　　　　　　そんなもん、殆ど実際にはないでしょ　＞
　　　／￣　　〃 j::/￣￣｀　 ´￣￣　　ヾ.j　　　　　 }
　　　 /　　　　　{{　　　　　　　　　　　　　　ヾ.j
3141 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/05(木) 00:32:36 ID:nuecbvLV: 　　　　　　　　　　　　 ,ハ　/＼　　　　　 /::::::ﾍ
　　　　　　　/´ヽ　　,/;:::::∨::::::::Y＾⌒ヽ､{ｹ:::::::::ヽ､
　　　　　　 /l:::::ﾉ!／::::／:l|:::_ｲ丶{:::ヽ､::::.ヽ::::::'⌒＾￣,}
　　　　 ,／/:::::/::::／:::::／l{ﾆ、ﾐ::::＼::::::::.::::＼: : :./´::|
　　　　　i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ＼::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.ｲ.:/:::::::;:
　　　　 /::::::::′/:::::::::/:::丿　'.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,ｲ',::::::::ﾄ､
　　　／:::::::/::::〃::::::/:::::|　　　ヽ::::|ヽ:::::::';::::ｌ:＼:::i|::::::::: : ::>
　 , '::::::/::::/,ｨ!/:::::l::::::L::∟、　　､::|　＼!:::::|:::::l＼::::::::|ゝｲ
　 {::::::/:::://｜'::::::l-/-ｰ-　_　　ヽl二,,'_'j::::|::::,ﾄ､:::＼::lﾙ
　 l::::/／ l:||::ｌ:::::::::l,'_＿＿ _　　　'＿＿ _}|:::ﾚ'::!ヽj/　）ヽ
　｀/,'　　l:||::l:::ヽ∧ヾ` vｿ　　　　｀Ｖ,ソ/|:::l丿::ﾘ::|　　`丶　　――大判金貨は金貨何枚分の価値があります！
　（ l　　ﾘｌ:!い::::::{tﾍ ,,,, 　　　,　　　　,,,;ｌ|::::|::/ｲ|::l　　　　）　　　大判銀貨は銀貨何枚分の価値があります！
　　　ヽ　ｌ/　Ｖ｜トrﾍ、　　　　　　 ,ｲ.|::::|:::i|| ﾘ
　　　　　＼｜::| |｜::::ﾄ､　　(⌒ヽ　ｨ:::ﾚ':::::jl:::l　　――両方とも含有率は○○です！　ってやって
　　　　　　　 |::::j人!::::｜「ト　 __ ,　´｜ ′ｲ八|　　　　実際には大判金貨、大判銀貨以上の金貨銀貨を作って
　　　　　　　 |::/　 i:::::::ｌ l! |　　　　　　∨/::∧::丶　　　流通させてたからね……
　　　　　　 |/　　|:::::::l !ﾚ　　　　　//::∧ ﾄ､::::＼＿,
　　　　　 / 　　ｌ:::::::川　　　　　／/::,ﾍハL 「＿￣ヽ
　　　　／　＿厶ィ'::::/　　ｰ一' _／∠_ヽヾ. 　　￣｀ヽ
　　　／￣　　〃 j::/￣￣｀　 ´￣￣　　ヾ.j　　　　　 }
　　　 /　　　　　{{　　　　　　　　　　　　　　ヾ.j
3142 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/05(木) 00:37:32 ID:nuecbvLV: 　　　　　　　　 ,へ　　　　　, ＜＼　, へ　　　　　　＿
　　　　　　　/:.:.:.:.＼, -／:.:.:.:.:.:.:.∀':.:.:.:.:.＼　__／:.:.:.i
　　　　　　／:.:.:.:.:.:.:.／:／:.:.:.:.:.:,-ｧ,ヽく`:.､:.:.:`く _}---{､_
　　　　　　i:.:.:.:.:.:.:.:./:／:.:.:.:.:.:／イ:/i/i:ヽ:.:.ヽ:.:..､.ヽ>､:.:.:.:.`7
　　　　　　}:.:.:.:.:.:.:.／/:.:.:.:.:.:.':.:.:.l:.:ト‐|:.:.:',:.:.:.',:.:.:',:.:.',　!:.:.:.:.:.}
　　　　　ﾑ:.:.:/:,ィ:.:/:.l : : /: : :/:.:.l　 !:,ィ:/ : : !l:.|:.l∧ : : : : :
　　　　／ : : : :i /:./:.:.:!:.:.:.l,'‐-/､ト| 　ﾚ:./,ム_ﾉ:l : : :| : : : : :
　　　／ : : : : : :ｲ:.:.:.:.ﾍ:.:.i:._二云xl/　　/ｲ-─､:| : : | : : : : : :　　――まさかとは思うけど！　大判金貨、大判銀貨も
　　／:.:.:.:／＞"|:.,ｨ:.:.{:.ヾ|｛¨::て,} 　　　,孑云=ｪ､/:./ﾊ∧ : : :　　　流通とかしてないよね！？
　/／￣￣ `´　 j/ 〉､:.ヽ,_∨ `''ﾟ´　　　　弋丿ﾘ}!Ｖ:|/ 　ヽﾒ:.ＮI
　ﾚ　　　　　　　´ /／`ﾄ'､:Ｎ',u 　　 _′　　'''/:.:./ﾚ|　　　|:.:.:.:.|　　 ,.､
　　　　　　　 ,／:.:.:.:.:.l:.:.:.',:.:＼　（ヽﾉ　　 .:i::../,':.,'j　　　|/',:.:}　　/ /
　　　　　ノ/i:.:.,　''"|ト､:.:.ヽ::::｀。､_.　ィ､|:.:.:/ ,':/　　／　 i /. )/ /
　　　　　　　/:..／　　 |: :ト,:.:.|::::iｲ　　　/ﾄ:/:.:/ﾄ:､ヽ　　　　/ /¨ 〈　　　　　　　　……数は物凄く少ないけど確認されてるんだよなぁ　＞
　　　　　　.:（　　／|:.:.',:|孑,'´＼￣/'''/:.:./ヽ- ､',＼　　 /　{ 二 ',
　　　　　　　ヽ /´ ｣:.:.:.:| 　ヽ　∧　|:.:./リ､_ ::ヽ」:.',　 ..{　ゝ　 }
　　　　　　　　　　| ヽi:.:.:.:.|＼_＿|/::::::》|:.:i｡ﾟ　￣}:／　ﾟﾟヽ〈}　′　/
　　　　　　　　　　i 　乂人　._￣ヽ::::/ ﾙ′￣ｹ¨ 　　／,/｀ー-/
3143 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/05(木) 00:42:39 ID:nuecbvLV: 　　　　　/＾ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　, _
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　＞　やらない子「そりゃ、文句の一つも出てくるね。一応今でも万が一に備えて国庫に保管されてる
　文化財が市場で使われてるなんて……」

　＞　やらない子「かといって流通禁止にしても現状有効性がないんでしょ？」
　＞　ゆかりん「その通り」
3144 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/05(木) 00:48:13 ID:nuecbvLV: 　　　　　/＾ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　, _
　　　　/:.:.:.:.:.',ヘ -‐　=‐‐--　､　　　　 /:.:.:.ヽ
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. /／ｌ:.:.:.: |ﾊｨ_i一-　　/ｌ_/_./l｀ヽﾘ:.:.〉:.:.l.:.:.]:.:.:.:.:.:.　　――…………よし。
/　　　〉:.:.:.l.ヽｲ:'f'ﾊﾞ　　 /´t; ﾊ}ヽｌ　∧　| /:.:.:.:.:.:.:.　　　買い取ろう。
.　　 /ﾍ/:.:l　|; 弋ﾉ　　　　ゞ;ノ..　ｌ / ﾉﾄ} ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.〈
　　 /　ﾉ＼{∧l　　　　'　　　　　　ｲメ│ﾚ.ｌ.:.:.:.:.:.:.:.:.〉
　　　　/:.:.:ﾉ} 八　　　　　　　 ,∧||i ::::|:::::|_:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　 /:.:.:/:.:.〈ﾘ::ﾄ、　 ─　　,イli´::::l:::::||「斤ヽ_:.:.:.:.　　――いくら王国通貨が信用出来ないって言っても
.　　〈:.:.:く::::/:.〉:.:.ｌﾍ:.j　 ‐ ' ´　l/::::ﾘ::::/:.:.:.:.|　　　）:.:.　　　今出せば凄い額になるってなれば
　　　　ヽ,）／/,､/ハ|　　　　 /／ヽ,/:.:.:.:.:/　　〈:.:.:.　　　その額で別のモノに変えてくれる人もいるでしょう。
　　　　〈 ,／　　j　ヽ　　／　　　,ゝ li::〈　　　　ヽ:.:　　　金貨を抱え込むよりシェルターでも作った方が安全は買えるし
.　　　　 f　　　　 |　　 iyﾍ´　　　／　　へヽ､
　　　　 l　 /　　　レ　[:￥:}ﾊ､_く　　　　　　｀ |
　　　　 | 　〉　　 /:::::::}　{::::::::｝　　　　 i/　　 |
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3145 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/05(木) 00:53:22 ID:nuecbvLV: 　　　　　/＾ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　, _
　　　　/:.:.:.:.:.',ヘ -‐　=‐‐--　､　　　　 /:.:.:.ヽ
　　　/:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`　､　/:.:.:.:.:.:.｀
.　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊ/.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.x:.:.:.:.:.:.:.:. ﾞ,
　〈:.:.:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.∧ﾍ<:.:.:.:.:.:.ヽ
　　∨:.:.:.:./:.:.:.:./| 7ﾊ:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.}ﾍ:.:.:.:.:.:., :.:.:.:.:
　　 !:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.l j.　|:.:.:ｌ:.:.: :|:.:.:.:.ｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.,:.:.:.:.:
　　!:.:.:.:.:.:.:.ｌ:.:.ｌ:.: :| l　 l/│:.: :ｌ.:.:./ | : :ｌ:.:.:.:.:. }:.:.:.:.:.
　 /:.:.ｌｌ:.:.:.:.ｌ:.:.|:.: :|　　/　|:.: /:.:./ 　|:.:.ｌ:.:.:.:./:.|:.:.:.:.:.:　　――それにあーだこーだ言うなら
. /／ｌ:.:.:.: |ﾊｨ_i一-　　/ｌ_/_./l｀ヽﾘ:.:.〉:.:.l.:.:.]:.:.:.:.:.:.　　　　ぶっちゃけ王国より今なら
/　　　〉:.:.:.l.ヽｲ＿＿　　 /´＿＿　ｌ　∧　| /:.:.:.:.:.:.:.
.　　 /ﾍ/:.:l　|; 弋ﾉ　　　　ゞ;ノ..　ｌ / ﾉﾄ} ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.〈
　　 /　ﾉ＼{∧l　　　　'　　　　　　ｲメ│ﾚ.ｌ.:.:.:.:.:.:.:.:.〉　　――列島あたりに行くのをおすすめするとしか……
　　　　/:.:.:ﾉ} 八　　　　　　　　 ,∧||i ::::|:::::|_:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　 /:.:.:/:.:.〈ﾘ::ﾄ、 Д　　　,イli´::::l:::::||「斤ヽ_:.:.:.:.
.　　〈:.:.:く::::/:.〉:.:.ｌﾍ:.j　 ‐ ' ´　l/::::ﾘ::::/:.:.:.:.|　　　）:.:.　　　　　　　　　　ＨＡＨＡＨＡ　＞ゆかりん
　　　　ヽ,）／/,､/ハ|　　　　 /／ヽ,/:.:.:.:.:/　　〈:.:.:.
　　　　〈 ,／　　j　ヽ　　／　　　,ゝ li::〈　　　　ヽ:.:
.　　　　 f　　　　 |　　 iyﾍ´　　　／　　へヽ､
　　　　 l　 /　　　レ　[:￥:}ﾊ､_く　　　　　　｀ |
3146 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/05(木) 00:59:22 ID:nuecbvLV: 　　　　　　　　＿＿
　　　　　 . : : : : : : : : : .｀
　　　／: :/: : : /: : : . i: : : . ＼
　　　/ ／/: : : /.:: : : : :|: : : : : . ヽ
　　 /:/.::/: : : /.:: : : : : :| l: : : l: : : .'，
　　 }/.::/: : : /.:. : : : : :/|_|i: :/|:! : : :}
　　　|:/: : /｀|.: : : : : :/,_jハ'　|ﾊ : :/
　　　ｲ:／:＼|.: : : : : :∨ﾘヽ　_jzL/
　　　ヽ/: |: 乂 : : : : /"　　 Vｿ!|
　　　　ﾉ从: : 〈三三〉　　　　"川　　――とにかく対策予算を議会にお願いしないとね。
　　　／　ヽ/　＼＼　(_ｱ　ｲ三〉
　　 //　／／ﾆﾆﾆ‐＼　＜　 |: :｜
　　 | し／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐＼: :｀ヽ: : |　　　　　　　　うぐぅ……　＞
　　 |_／ﾆ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ－∧: : : ',｜
　　 | ﾆ／ﾆニ／ﾆ／三三∧ : : | |　　――まぁ、この件に関してはたぶん殆ど反対は無いと思うよ。
　　 | ﾆﾆニ／ﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|: : :| |　　　　
　　ヽニ／/ ﾆﾆ ! -ﾆﾆﾆﾆﾆ|: : :| |
　　 //ﾆ /ﾆﾆﾆ｜-ﾆﾆﾆﾆﾆ|: : / !
　　 //ﾆ /)ﾆﾆﾆ｜-ﾆﾆﾆﾆﾆ|／ /
3147 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/05(木) 01:03:11 ID:nuecbvLV: 　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　（: :{　　_　 : : : : : : : : : : : : : : : . . _　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　＞: ´: : : :―: : : : : : : : : : : : : : : : : : :≧=ー
　　　　　　　　　　. : : .／: : : : : : : : : : ＼; ; ; ; ; ＿: :＼: : : :＼
　　　　　　 ´ ／:／: : :|i : : ＼: : : : : : :ヽ／斗==ミ､: ＼: : : :＼
　　　　／: :／: : ' : : : : |i : : : : :＼: : ＼:/=/:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉヽ: : ＼: : : :＼
　　　　 '　／:/: : |i : : : : :|i: : : : : : :.:＼: : :iﾆ{:ｉ:ｉ:ｉ◎:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ}: : : ＼: : : ≧=ー
　　 /　,. ,.:./: : : |i : : : : :|i: : : : : : : : : :ヽ人ゝ :ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ:ｉ/=l: : : : : ＼: :＼
.　　i　/:/: ,: : :.__|i: : : : : |i: : : ヽ : : : : : i={:ｉ:ｉ:ｉY≧=≦彡': : : : : : :.ｉ＼: :＼
. 　　 , / ｉ.:ｉ: : :.i,八: : :.:.:.|i: : : : |i : : : : :乂辷彡---＜: : ＼: : : : : |　￣￣
. 　　ｉ:i　|i:|i : :.|i___＼: : : :.:―-|ミ: : : i: : : |i : : :|i : : : :＼: : ＼: :.:.:|:＼
. 　　 |:|　}:八: :灯心: ＼: : : : : |　∨: |ヽ: :|i : : :|i : :|i: : : :＼￣ミ､:{⌒ヽ
　　　乂/: : : : :i ∨ｿ＼:＼:,ｨf示ミx:.:|　i:.:|i＼: |i : 八: : : : :: :/: : ::Y
--==== i: : : : :.:}　　　　￣｀ヾう心㍉乂／}i＼:/: : : :}: : :./: : : :.八　　――ただ……たぶんそれなりの大物貴族も　
　　／ハ＼: : :.|　ﾉ　　　　　　　ゞ-'ﾟ　" /{　.:|i: :/ :.:/: ﾉ: : /: : :／: :.:）　　　関わっているからそいつらが、何かしら干渉してくるかも
　/　　iニi　＼ .　｀　　　　　　　　 ii |　.:|i:.,. :.:/:.´:-=ミ:／: :.彡'
ノ' 　　|=∧. ＼∧ 　　　　　　　　乂､　|i/: :/／　＞≦￣ヽ
ニ∧　 /: :i≧　_ム｀　　　　　　 ⊂ヽ_,彡'|i: :/'　／／ ,,斗≦ﾉ　　　　　　　　　　　貴族
ニニ: /ｉ: : |i : : : i : ヽ　　　　　　　_　　￣　　rﾍ／／／: : : :}＼　　　　　　　　　　文化財がうるさいなんてほんと困るねぇ　＞
=,,,/:/ﾆ|: : |i : : : |i : : :≧=---r　　　　　　　　ﾊ / /　 /ﾉ: : : :/: : :.＼
ﾆ/:.,==:|: : |＼: :人: : : i／＞: :} 　　　　　ｉ }ﾍ/　／:): : : /: : : : |: :＼
_,. : ｉニ:|: : |ﾆ／　＼: : : :彡イ }　　　　　　八ヽ／: :/: : : :ｉ : : :.:.人: : :.＼
_ii : |ニ:|: : |'|　{ 　　　￣＼　|/l　　　　／／ , . : :/: : : : :|: : : : : : :＼: : :
八: ∨,'|: : |:|　 }　　　　　　 |/|　　｡r=彡イニ/: :／: :ゝ彡￣￣:ミ: ､: : ＼
ニ＼:ヽ|: : |:{--|　/'　　　　 __|/=彡 ´＿_/ニ=乂(ニ≧=-----=ミ: : :＼: : :

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

　・：今日はこの辺で
3148 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/05(木) 22:43:36 ID:nuecbvLV: もうちょっとまってね
3149 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/05(木) 23:04:01 ID:nuecbvLV: ＃＃＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＃＃

　――　昨日の続き（１月５日　2/10）

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　　　　　 . : : : : : : : : : .｀
　　　／: :/: : : /: : : . i: : : . ＼
　　　/ ／/: : : /.:: : : : :|: : : : : . ヽ
　　 /:/.::/: : : /.:: : : : : :| l: : : l: : : .'，
　　 }/.::/: : : /.:. : : : : :/|_|i: :/|:! : : :}
　　　|:/: : /｀|.: : : : : :/,_jハ'　|ﾊ : :/
　　　ｲ:／:＼|.: : : : : :∨ﾘヽ　_jzL/
　　　ヽ/: |: 乂 : : : : /"　　 Vｿ!|
　　　　ﾉ从: : 〈三三〉　　　　"川　　――とにかく対策予算を議会にお願いしないとね。
　　　／　ヽ/　＼＼　(_ｱ　ｲ三〉
　　 //　／／ﾆﾆﾆ‐＼　＜　 |: :｜
　　 | し／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐＼: :｀ヽ: : |　　　　　　　　うぐぅ……　＞
　　 |_／ﾆ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ－∧: : : ',｜
　　 | ﾆ／ﾆニ／ﾆ／三三∧ : : | |　　――まぁ、この件に関してはたぶん殆ど反対は無いと思うよ。
　　 | ﾆﾆニ／ﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|: : :| |　　　　
　　ヽニ／/ ﾆﾆ ! -ﾆﾆﾆﾆﾆ|: : :| |
　　 //ﾆ /ﾆﾆﾆ｜-ﾆﾆﾆﾆﾆ|: : / !
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　　　　　　 ´ ／:／: : :|i : : ＼: : : : : : :ヽ／斗==ミ､: ＼: : : :＼
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　　／ハ＼: : :.|　ﾉ　　　　　　　ゞ-'ﾟ　" /{　.:|i: :/ :.:/: ﾉ: : /: : :／: :.:）　　　関わっているからそいつらが、何かしら干渉してくるかも
　/　　iニi　＼ .　｀　　　　　　　　 ii |　.:|i:.,. :.:/:.´:-=ミ:／: :.彡'
ノ' 　　|=∧. ＼∧ 　　　　　　　　乂､　|i/: :/／　＞≦￣ヽ
ニ∧　 /: :i≧　_ム｀　　　　　　 ⊂ヽ_,彡'|i: :/'　／／ ,,斗≦ﾉ　　　　　　　　　　　貴族
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ﾆ/:.,==:|: : |＼: :人: : : i／＞: :} 　　　　　ｉ }ﾍ/　／:): : : /: : : : |: :＼
_,. : ｉニ:|: : |ﾆ／　＼: : : :彡イ }　　　　　　八ヽ／: :/: : : :ｉ : : :.:.人: : :.＼
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3150 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/05(木) 23:08:23 ID:nuecbvLV: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／/´￣
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　　　　　　　　　　　　　 |:.ﾉ|.:| : {｢^芯八iへ| ‐-　＼:|: :.:＼ : : : | : 人.: :Λ{
　　　　　　　　　　 _彡 |∧从,, ｔｿ　　 ⌒苅うｱＺドﾆｰ-＼: :| : : : :＼　　――私らだって国家の要職に
　　　　　　　　　　　＿_　/ : :Ｗ丶　　　　乂 'シ　}:j: : : : : : :.j : : : : /　　　　付くことが出来るとされる
　　　　　　　　　　　　　 {〉　 { : : :}:{　　　　　　　　 '''_ノ:ﾉ.: : : : : :.八 : : /|
　　　　　　　　　　　　　_{Λ　＼: :人　丶　,.　　　 ⌒彡: : : : : : /: : : :.Λ{
　　　　　　　　　　／´ : ＼＼＿,｢　＼　　　／´￣: : : : : :j:j∧:{: Λ{　　――貴族階級だよ。
　　　　　　＿／: : : : : : ::厂￣　　　　 )ΤＺ⌒＼___,; : : : : ﾉ八　＼
　　　　　　冫 : : : : : : ／　　　　／:∠二二二＼_;,ﾆ=く＼こ＼
　　　　　　 /: : : : : : ／　　　　 _.彡／二二ｉ二二二＼:::::::::::::ヽ二＼　　　　　　　　　あーそういうことになってんだった。
.　　　　　 /／.:. .:.／　 -‐ｧ''^~´:..／ニニﾆ从二二二二-_::::::::::::`二二_　　　　　　　　　　　おじさまが頑張っただけなんだけどなぁ　＞
.　　　　　／　{:..:./　　　 /: : : :／二二二ニﾆ}-_二二二二-::;;__;;ﾉニﾆﾆ_
　　　　　人.:{. 　　　　{: : : /二二二二二ﾆ}二-_二二二二二ニニﾆﾆ}＼
　　　　　　　　　￣　　　 {:/V二二二二二二 }二二-_二二二二ニニﾆﾆ}二＼
　　　　　　　　　　　　 __彡二二二二二二 }二二二-_二二二ニニﾆﾆ}二二＼
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　　　　　　　＿／ニニニニニﾆ／ニニニニニﾆ-　_ﾆﾆ{ニニニ=ｰ=く二＼二二二＼
.　　　　　　／二二二二二二二/二二二二二二二二二{二二二＼　＼二＼二二二＼
3151 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/05(木) 23:16:00 ID:nuecbvLV: 　　　 ,' ⌒ﾊヽ、,_r　-　－¨⌒`へ　_,、,ﾊ⌒　、
　　ﾉ....:::::::::.%〃:::::::::::::::::::::::ﾍ::::::::::::ヽ`ヽ:::::::::::ﾊ
　　i...:::ｨ::::∧::::::::　　::_::::::::,::::ﾊ:::::::::::ヽ:ヽ ´丶:/:i
　ﾄ..:::/::/::|/:::　　:/´:::::::::ﾒ:/ヽ:::i::::::: :ゝ:::ヽy::::::::i
　/.:::ﾉ::::ﾘ/:::/:::::/:::/´::::/::/|　l:::::l::::::::::::丶::ヽ::::::ﾘ
　{.: 〈jYyﾉ::/::::ｲ:::::::::::::::::/|/　l:::/l:::/l::::::::i:ヽ::l:::〈
　）　　　|/|/:::;;/l;::/.ﾚl/,. j　 l::/l;:/　!:::::::l::::l ﾙﾘ:::、　　――成功者が１０年くらいたつと問答無用で
　　　　　　l:/::::l;::/.ﾚl/,.　　　 l/ ,l;_　l:::,::::l:::!　　ヽ）　　　貴族階級にされるのって
　　　　　　ﾚ∧:j:l"弋ラ``　 " ﾋラ``ﾚ::i::l:Y
　　　　　　　|/::ハ''''　　　　.　　　''',!ﾉ:l:::l:/
　　　　　　　!/:::::｀ﾄ　　　　,、　　, ':::/|:::i:|　　――ぶっちゃけ罠では？
　　　　　　 l:::,':::i:::;;ｌ:`r 、_　, イ/:::/:::|:::i:|
　　　　　　:l::l/:::::l/:l;l:::l 　　　　|l::从:ﾉｌ:.:.V
　　　　　:::/ ...;;::::l:/l::l:{ヾ、　　_ ｿ/￣/'ヽl:.::ヽ,　　　　　　　　　　　ＨＡＨＡＨＡ　＞
　　　　　/'l..,ｨ'´‐∧　ゞi ﾍ-‐-ｲ/　 /　　｀ヽ、
　　　　/:.::{ ゝヽ　 '⌒`Ｖ＾~＾Ｖ⌒ヽ　 /　i/ 'ヽ
3152 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/05(木) 23:34:28 ID:nuecbvLV: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<:(　　　　. . . ――. . . . . . _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞: : :⌒＞＜ : : : : : : :＞―
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : :.／:. :.|:. :.＼: : : /ﾆ/￣(___, ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／:. :.／: :/ : : : : |: : : : : : : {二{:::::::::::::}二}＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / : :／.: : :/ : : : : : |.: :.｜: : : :＼＼＿/ﾆ/: |⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /.: :/: : : : / : : : : : /:: ⌒|~"'' :(二)>―┬<: :｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　|/: : : : : ／⌒|: /: : : | :|＼: : : |: :｜: :.＼ : Λ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|.: : | : :|: : Λ |: : : } :Λ| 　＼:|: :｜: : : : ＼: :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ : : |: : |// 　 |: : /}/　ィ笊灯㍉:.｜: ::|⌒Τ |⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⌒７ : :|: : |ィ笊う|／　　　ﾋＶツノ: / : : :∨ :|: :|＼
　　　　　　　　　　　　　 ( 　　　　　　　　 / 八 : : :.　V ツ丶　　　 "" 彡:/:..｜: : ∨: :.|⌒
　　　　　　＿＿＿　＼　　　　　　　 {／/:＼{＼""　　　　　　　 /: | : : |: :| ｜: 八
.　　　　　／: : : : : : : : : : :＼＿_ ＞―‐<⌒＼⌒ＶΛ　　　　、　 _ｆﾌ　｛ : | :／ノ人/
.　　　　　 /: : :／ : : :￣￣￣＼／ニニニﾆ} 　 }ニﾆV人　　　　　　　　　〈￣~ﾟ"''＜￣￣￣}
.　　　　 /|: : /: : : ／ : : : : : :／二二二ニﾆ} 　 }ニニ)＼つ:...　　　　／￣~^'' ､_ﾉ::::::::::￣￣＼
　　　　/ :|: / : :／~￣￣~／　二二二二二}　　}ﾆﾆく＼＼::::＞‐＜／: : : : : |: :|二二二二=- _:::＼
　　　　　 |: ::／　／￣二二二二二二／‐＜二二)ﾍ_｣ ┘＿ノ／: : : : : : :Λ::| ＿＿　二二二- _｣
　　　　｜〈.　／二二二二ニニニニ／　　＼二ノ⌒―┐　／: : : : : : : :./二ﾉ二二二＼二二二}
.　　　　＼__| 二二二二二二二／二二＞''´⌒:.―＜⌒―|:.:/ : : / : : :/二二二二二二∨ 二二}
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　　　　　　　　| 二二二二二二二 /: : : : ／: : : : :／ : : /: : : Λ: : : : ＼｛二二二二二二二 } 二二 }
　　　　　　二二二二二二二 |: : : : :ｌ : : : : : :ｌ: : : :｜: : /ニ| : : : : : ＼二二二二二二 /ニニニ}
.　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣|／￣/[(⌒只⌒)]＼| : /二.人＿: : : : : ＼二二二二 / ニニﾆΛ
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　　　　　　　　　　　／ﾆ=-/ : : :ｌ: : : : : : : : :.ｌ: : : :/ニニニﾆ∨ﾆﾆー＜: :／二二 }二二二二}二二＼:＼
.　
＜＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＞
　＞　ゆかりん「貴族って言っても永代１２貴族家や半永代２５貴族家以外は基本的に２代貴族だからね。
　ない子のお子さんの時代までの貴族だよ。貴族の地位を相続させたかったらお孫さんを徹底的に英才教育して」

　＞　ゆかりん「それ相応の成功を何が何でも納めさせるようにプロデュースさせないと」
　＞　やらない子「うーん。別に貴族の地位に拘り無いけど……その場合すげぇ相続税が発生するんでしょ」
3153 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/05(木) 23:44:20 ID:nuecbvLV: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_｣L∟L｣_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _､-''". . . .r‐=ミ｀`～､＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　 /(_／rヘ. . . . ..乂__ﾉ｀`～､＜⌒
　　　　　　　　　　　　　乂 / .{. . .＼. ＼(__)}. ＼. . .＼〉
　　　　　　　　　　　　　 // ./{＼. ''"~､. ＼.}. . ./, . ＼〉　　――だからウチの国では
　　　　　　　　　　　　　　　 // ./八 . ＼( ｨf笊ｱ. . . /,`丶､＼　　　それ相応に成功を収めた人は
　　　　　　　　　　　　　〈/{.//介＼＼八vツﾘ. . . . }ｿ＼(⌒　　　　　　　_-=ミ～､、
　　　　　　　　　　　　　　　八//八灯ﾐ ,　　""{ . . . . }＼八　　　　　　　⌒　 ). . .)〉
　　　　　　　　　　　　　　　乂(. 「|込ゞ′r‐ v 乂r─=ミ_⌒　　　　　　　／. . ./
　　　　　　　　　　　　　　ﾘ |=込、　ｰ　　八r─彡ﾆ=-''"~￣￣~"''ミ／. . .／
　　　　　　　　　　　　　　／ﾍ「|)ノ_≧=-＜ /＼. . ＼｀^'冖￢￢冖'^´_､-''"　　　_｣LL｣_
　　　　　　　　　　　　 _､-''"/_ﾍ」」/　/　　　_」) {. 乂＼＿≧=───=≦　　_､-''"~. . . .＿_〉
　　　　　　　　　　／／. ./ﾆﾆ.／ﾆ√-─…─乂＿＿＿彡⌒〈ﾆﾆく　　　／. . . _､-''"~-ﾆ/
　　　　　　　　／／.⌒7乂彡 /／/. ./. ./. ./. . ⌒ミ/ﾆ／ニニⅥニ＼''". . ._／-=ﾆ／￣
　　　　　　　　　 /／(　　 .{ﾆ=-乂√/. ./. . {. . {. . . . {. .{／ニニ/ﾆ}＼ﾆニ＼''":ニニ／
　　　　　　　　　　乂. . ｀^冖{ﾆﾆ-､八 {. . { . . {. . {. . . 八. Ⅵニﾆ/:ﾆﾘ　 ≧=──‐=≦
.　　　　　　　　　｀^冖^´{ﾆﾆ-/ﾆﾘ=／><＼=======/ Ⅵニﾆ-〈
　　　　　　　　　　　　　　　八ニ/ﾆ/{ . ＼∧／. . |. . . ./.:.:.:.Ⅵ､ﾆﾆ-'，_　　――『貴族になるべきだ』という
　　　　　　　　　　　　　　 ∨ﾆ/.:.{. .| {ｌ.|. .ｌ}|. . .|. . .八:.:.:.:.{ニⅥﾆﾆ'，＼　　　価値観があるわけで。実際の
　　　　　　　　　　　　　　 /ﾆ/.:.: {. .| o.|. .o|. . .| . . . /,:.:叭ﾆﾆⅥﾆﾆ＼-｀`～､、　　伝統貴族なんて文化財なんですけど
　　　　　　　　　　　 /ﾆ/ .:.:. {. .|. . |. . .|. .八 . . . /,:.:.:.:ⅥﾆⅥニニ＼ニニ-｀`～､　　そういうお国柄ですから……
　　　　　　　　　　　　　 /ﾆ/.:.:.:.:.:.{. .|. . |. .八. . . '，. . .r‐=ミⅥﾆ＼ニニﾆヽニニニニ＼
　　　　　　　　　　 /／.:. r‐=ミ. .|. . | . . /,. . . .'，. .{i:ｉ:ｉ:(. .＼ﾆﾆ＼ニﾆﾆ｀`～､ニニニ＼
　　　　　　　　　　　　 //.:.:.:.:/ｉ:i:i:ｉﾘ. .|. . |. . . /,. . . . 'r─=ミ＼. ..＼ﾆﾆ＼ニﾆﾘﾆﾆ}に7ニニﾘ'，
　　　　　　　　　 //.:.:.:.:/ﾊr‐=ミ､|. 八. . . /,. . . .(i:i:i(. . .＼i＼乂i:ﾘ､ﾆ｀`～､彡)」/ニニ/.ﾆ'，
　　　　　　　　　　　 /-{:.:.:.:_{i{ｿ{ミi:i:i:}.|. . ./,. . . /,. ／ﾘi:i:i＼__ﾘ＼＿./_　＼ニニ｀^´ ＼ニ/ﾆニ}
　　　　　　　　 {ニ{／ﾆ{i{八ﾘi:i:i八. ._､-''"~_-￣〈＿＿彡く／＿):.:＼　＼ニニニニⅥニニ}
　　　　　　　　 {ニ{ﾆ-八i:i:(＿/. . ＼^冖^´. ./. . . .＼＼:.:.／〉､＼.:.:.:.'，　＼ﾆニニﾆﾘ-=ニ}
　　　　　　　　　　八ニﾆ/　 ⌒7.:/＼＿_／^〈／＿＿／￣＼／.:.:.｀`～､ﾘ　　 Ⅵﾆﾆ-/.-ﾆﾆﾘ
　　　　　　　　　　　 Ⅵ/　　　/.:.:{⌒'，: :⌒)/. : √: : : : : : : : . ﾘ｀`～､＿/　　　 .Ⅵ_／.ニニ/
　　　　　　　　　　　　 Ⅵ　　　{:.:.:.{　 /'，:　　 . : :{. :　　　　　　:√　　　　　　　 )／.-ニニ/
　　　　　　　　　　　　 /ﾆ}　　 {:.:.:.{乂 :/'，　　叭　　　　　　 .√　　　　　　　　／ﾆニニ／
　　　　　　　　　　　 {ニ}　　 .乂＿_／.　＼　　　 '，　　　　　/　　　　　　　 (ﾆ◎ﾆ.／
　　　　　　　　　乂ﾘ　　　　　　　　　　＼.__彡'，　＿／√　　　　　　　　｀冖^´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　八:.:.:.:.:.'，.:.:.:.:.:.:{
3154 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/05(木) 23:50:53 ID:nuecbvLV: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　´: : : : : :: :-==-. .
.　　　　　　　　　 -=／ : : : : : : : __Y Y:i:i＼＼:.＼
　　　　　　　／　　／: : : : : : : : Yﾆ={=圦:ｉ:ｉ:ｉ:ｉY}: : :＼
　　　　　／　　／: : : : : : : : : : :i=乂:＼込==彡': : : :⌒
　　　　　,　　／: : : : : ｲi:､: : : : : : :r=彡へ==-イ: : : : :.ヽ
　　　　　i　 ,: :.ｲ : ／: 从＼----:|i: : : : : ＼ : |: : : : : : : .
.　　　　 /〃:|i '' { : ｉ　＼＼:.:.:.|i: : : : : : :.:＼: : : : : :＼i
　　　　　 i:　|: |i: i人:.|　ｨｆ仡刀: :|ｉ: : : : : : : |__: : : : : : : i
　　　　　　　 |: |i: ｘ芍　　｀¨´}: : |ｉ: : : : : : : | ) i＼: : : : |
　　　　　　　 |: |i: :.|,　　　　　　|: :.八: : : : : : :l_ 人: i＼从
　　　　　　八: |　 _ 　　 .ｧ |:./　 Y: : : : 彡': : :.:.|　）
　　　　　　　圦　　＿　　ﾉ '　/=====ヽ: : :.:.:从　　――だから、国の要職に就くような人が
　　　　　　　　 /===＼　　／　　ゝ====r へ: :i　　　　　超有能有名若手とかでもなければ必然的に
　　　　　　　　ゝr===r≧==≦ｉ　　|i : : : :|i　　ヽ
.　　　　　　　　 |: : : : i　　　　}　　|i : : : :|i
.　　　　　　　　 |: : : : | ／￣/ 　八: :.:.:.|i ＼　　――貴族階級じゃないと括弧が付かないわけですよ
　　　　　　　　 /|: : : : |　＼ i　　/: : : : : :|i　　　　､
.　　　　　　　 /　､: : :.ﾉ､ __,オ´ ,. :/ｉ : : : |i
　　　　　　　 ,　　／: : : :.:≧=- ｉ:/_,|＼ : |i　　　　　 i
　　　　　　　　v :´ : : : : /: : : : :.:|': : |: :.:ヽ|i　　　　　 |
　　　　　　　 ,: : : : : : :/: : : : ｉ : |: : :li : : :八　　　　 ,
　　　　　　　 i: : : : : :/: : : : : |: : : : 八: : :|　＼　　 /
　　　　　　　 l＼: : : ,: : : : : : |: : : : : : ＼:|　　　　 '
　　　　　　　 l: :/ア=ミx_: : : :|: : : : : : i: /|　　　 |
　　　　　　　 |: 乂'{八}:.:≧======== /' |---=彡|
3155 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/05(木) 23:54:29 ID:nuecbvLV: 　　　　　　　　　　　　 ,ハ　/＼　　　　　 /::::::ﾍ
　　　　　　　/´ヽ　　,/;:::::∨::::::::Y＾⌒ヽ､{ｹ:::::::::ヽ､
　　　　　　 /l:::::ﾉ!／::::／:l|:::_ｲ丶{:::ヽ､::::.ヽ::::::'⌒＾￣,}
　　　　 ,／/:::::/::::／:::::／l{ﾆ、ﾐ::::＼::::::::.::::＼: : :./´::|
　　　　　i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ＼::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.ｲ.:/:::::::;:
　　　　 /::::::::′/:::::::::/:::丿　'.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,ｲ',::::::::ﾄ､
　　　／:::::::/::::〃::::::/:::::|　　　ヽ::::|ヽ:::::::';::::ｌ:＼:::i|::::::::: : ::>
　 , '::::::/::::/,ｨ!/:::::l::::::L::∟、　　､::|　＼!:::::|:::::l＼::::::::|ゝｲ
　 {::::::/:::://｜'::::::l::/ｌ_∟､　　　ヽl二,,'_'j::::|::::,ﾄ､:::＼::lﾙ　　――理屈はわかるけど……
　 l::::/／ l:||::ｌ:::::::::l,'ｌ { ﾄ;ﾊ` 　　 '´‘;!iﾒj }|:::ﾚ'::!ヽj/　）ヽ　　　マジでめんどくさいよ。
　｀/,'　　l:||::l:::ヽ∧ヾ` vｿ　　　　　Ｖノ /|:::l丿::ﾘ::|　　`丶
　（ l　　ﾘｌ:!い::::::{tﾍ ,,,, 　　　,　　　　,,,;ｌ|::::|::/ｲ|::l　　　　）
　　　ヽ　ｌ/　Ｖ｜トrﾍ、　　　　　　 ,ｲ.|::::|::i|| ﾘ
　　　　　＼｜::| |｜::::ﾄ､　 ‐―- 　ｨ:::ﾚ':::::jl:::l
　　　　　　　 |::::j人!::::｜「ト　 __ ,　´｜ ′ｲ八|　　――あと、私は２代目。おじさんが貰ってるから
　　　　　　　 |::/　 i:::::::ｌ l! |　　　　　　∨/::∧::丶　　　　養子の私で２代目。私の子供が努力しなきゃいけないばん
　　　　　　 |/　　|:::::::l !ﾚ　　　　　//::∧ ﾄ､::::＼＿,
　　　　　 / 　　ｌ:::::::川　　　　　／/::,ﾍハL 「＿￣ヽ　　　　　　　　　　　あら、ごめん　＞
　　　　／　＿厶ィ'::::/　　ｰ一' _／∠_ヽヾ. 　　￣｀ヽ
3156 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/06(金) 00:03:43 ID:BW0+jMFB: 　　　　　　　　　　　　 ,ハ　/＼　　　　　 /::::::ﾍ
　　　　　　　/´ヽ　　,/;:::::∨::::::::Y＾⌒ヽ､{ｹ:::::::::ヽ､
　　　　　　 /l:::::ﾉ!／::::／:l|:::_ｲ丶{:::ヽ､::::.ヽ::::::'⌒＾￣,}
　　　　 ,／/:::::/::::／:::::／l{ﾆ、ﾐ::::＼::::::::.::::＼: : :./´::|
　　　　　i /:::::/::::::::::::::::′∧ヽ＼::::::::ヽ::::ヽ:.:.:.ｲ.:/:::::::;:
　　　　 /::::::::′/:::::::::/:::丿　'.:::::::ヽ:::::::ヽ:::::!::゛_,ｲ',::::::::ﾄ､
　　　／:::::::/::::〃::::::/:::::|　　　ヽ::::|ヽ:::::::';::::ｌ:＼:::i|::::::::: : ::>
　 , '::::::/::::/,ｨ!/:::::l::::::L::∟、　　､::|　＼!:::::|:::::l＼::::::::|ゝｲ
　 {::::::/:::://｜'::::::l-/-ｰ-　_　　ヽl二,,'_'j::::|::::,ﾄ､:::＼::lﾙ
　 l::::/／ l:||::ｌ:::::::::l,'_＿＿ _　　　'＿＿ _}|:::ﾚ'::!ヽj/　）ヽ　　――でも、そもそも出会いがないからぶっちゃけ
　｀/,'　　l:||::l:::ヽ∧ヾ` vｿ　　　　｀Ｖ,ソ/|:::l丿::ﾘ::|　　`丶　　　どうーでもいい。
　（ l　　ﾘｌ:!い::::::{tﾍ ,,,, 　　　,　　　　,,,;ｌ|::::|::/ｲ|::l　　　　）
　　　ヽ　ｌ/　Ｖ｜トrﾍ、　　　　　　 ,ｲ.|::::|:::i|| ﾘ
　　　　　＼｜::| |｜::::ﾄ､　　―(　　ｨ:::ﾚ':::::jl:::l
　　　　　　　 |::::j人!::::｜「ト　 __ ,　´｜ ′ｲ八|　　　　　　　　　　まぁねぇ……　＞
　　　　　　　 |::/　 i:::::::ｌ l! |　　　　　　∨/::∧::丶
　　　　　　 |/　　|:::::::l !ﾚ　　　　　//::∧ ﾄ､::::＼＿,
　　　　　 / 　　ｌ:::::::川　　　　　／/::,ﾍハL 「＿￣ヽ　　　　　でも普通に考えて金持ちからしたら相続税６割
　　　　／　＿厶ィ'::::/　　ｰ一' _／∠_ヽヾ. 　　￣｀ヽ　　　　　　　贈与税４割の平民税制から逃れるのは貴族階級が一番だよ。
　　　／￣　　〃 j::/￣￣｀　 ´￣￣　　ヾ.j　　　　　 }　　　　　　　　　貴族だとどっちも１割だよ。その代わり貴族の地位を喪失したら７割になるけど　＞
　　　 /　　　　　{{　　　　　　　　　　　　　　ヾ.j
3157 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/06(金) 00:09:05 ID:BW0+jMFB: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ヘ
　　　　　　　　　　, 　　　／ヽ　/ ｀ヽ　　　　　 /: : :ヽ
　　　　　　　 / ヽ　　 /: : : :{-/: : : : ヽ‐- 、　/: : : : :ヽ
.　　　　　　 /: : : ヽ /: : : : :ｲト、 : : : ヽ: : ｀ヾ: : : : : ﾍ￣｀＞､
　　　　　　 /: : : : : /: : : : :ｲィ7ヽ、: : : : : ヽ―ヽ: :ヽ: : : :∨: : :{
.　　　　　 /: : : : : /: : : : /: : :} !: : :ヽ: : : : : ＼: : :＼: ヽ: /: : : :{
　　　　　 /: : : : ／: : : イ: : / :人: : : ヽ: : : : : :ヽ: : : :>; V: : : : /
　　　　／: : : ／: :／: : :i : /: /　　ヽ: : ヽ: : : : : : ヾ´: ヽ/: : : : ト
　　　／: : : : /: : :/:ｲ: : :.| : |ﾍ｛　　　ヽ: : ト、: :ハ: : :ヽ: : }: : : : |: :ヽ　　――……あと土地もね。貴族しか所有出来ないから
.　　 /: : : : : /: : : { l {: : : | : |　ヽ　　　ヽ: !　ヽ{　 !: : : :ヽﾘ: : : :{: : : ヽ　　　どこぞの企業達は自社の若手の貴族達に
　　/: : : : : /: ｨ: : ! | |: : : |_:_l　　ヽ　　　斗七｀ヽﾘ: : : : :ヽ: : : ﾍ; ; : : :ヽ
　　{: : : : :/: / : : j: ! ヽ"´|ヽ|｀`ﾞ　｀　ィf千圷ヽ}: ト : : ハ: : : : ヽハ:}ヾ＼
　八: : : {ハ{: : /: :ﾊ: : ヽ{　　　　 _　　　　乂辷ｿ〉ﾘ　ヽ八　ヽヘ: :＼ﾘ　ヽ}
　　 { ゝ: :＼}: :ﾚ: :jハ : ヾ｀`=≡"´　　　　｀‐´　 !　/ﾊ: : }　　　＼: ヽ
　　 ! {　　　} ∧: : !: :{　ヾ　/i/i　　　'　　　　/i /i 厂/: :{ﾍ: :}　　　　　ヽ ;ヽ　　――名目上、地主って事にしているんだって？
　　ヾ　　 ´　ヽ } : |:込ﾍ　　　　　　　　　　　 /: :|: : :.|　ヽ!　　　　　　∨　　　　かわいそーに。封建時代と違って
　　　　　　　 Y: : :l: : : : ＼　　　　'⌒)　　／:! : }.: : :|　　　　　　　　　　　　　　今時貴族特権なんて相続税と土地所有しかないのに
　　　　　　　　　 | : : !: : : : :|: :l＞、　　　イ {: : } : l: : : |　　　　　　　　　　　　　　普通に固定資産税えぐいことになりそう。
　　　　　　　　　 |　ハ:.: : :.|: :|: :}　　｀´　　　ﾏ/: : :|: : : !
　　　　　　　　　 | ./: : : : :/|: :}: :!　　　　　　　ﾒ: : : ! ∧: ヽ
　　　　　　　　　 |/: : : : :/: |: :!ノ　　　　　　 / ∧: ハ: : ヽ: :＼　　　　　　　　　　　　　だから、どんなにブラックでやめられないってよ　＞
　　　　　　 /: : : :.／: : !: :ﾊ　　　　　　ｲ/}: : :/､: ＼＿＼: ＼
　　　　　／: : : : : : ＞/: 人ﾍ　　　　　　/: : 人ヽ: :ヽ　￣￣￣｀ヽ
　　　　　イ" ´ ￣￣/7　|: /―ヾ、　　-―ナ/　　　｀ヽ＼　　　　　ヽ
　　　　 /　　　　　　/人　!"　　　　｀￣￣´　　　　　　 }ハ}　　　　　　ヽ
3158 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/06(金) 00:11:33 ID:BW0+jMFB: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／⌒~＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人　〈⌒)ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿__＼廴＿＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　｀丶、
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／人　　　　 |　　　ﾊ　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　　 i|　　　　　　　　　　 } 　ﾊj 　 ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　八　　　　 _i　　　　ﾑィﾞY⌒ﾊ′
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　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　i|￢==' }人(　'￢==ャ＼　　＞　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /｀刈" 　″ 　　　 "　/ 　｀TI⌒　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　{　　　　_　 ┐／　　　り　ﾊ{＼〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　八　　八　　　ﾏ~__,,ノ/　　 /}　{　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀Y　　＼　　　　 {　　.{/　厂
　　　　　　　　　　　　　　　　＜三＞ ≧=┬　＜三＼_／　　――そう！　まるでこの私のように！！　私のように！！！
　　　　　　　　　　　　　　　　＿厂 .{　　　　}　　/⌒>､_〉__
　　　　　　　　　　　　　　　　／ﾆ/　　 |⌒アT´　 / 　 {／ﾆﾆﾆ=┐
　　　　　　　　　　　　　 /ﾆﾆ/　　　|／　 |／/　　 |ﾆﾆ=- '⌒}
　　　　　　　　　　　　　　　　〉_／　　 / 　／＼　　　 .|／ﾆﾆﾆニ〉
　　　　　　　　　　　　　／,　　　　　/⌒ｰ⌒ｰ/　　　　|ﾆﾆﾆﾆﾆｲ
　　　　　　　　　　　　　　 j／　　　／辷冖辷''7　　　　 |ﾆﾆﾆﾆ/ {　　　　　　　　……仕事量えぐいのごめんって　＞
　　　　　　　　＿／　　　　／―-ミ : : : : | 　　　 |ﾆﾆﾆ/ﾆﾆ,
　　　　　　　　　　｀ア　　　　／ﾆ／ﾆﾆﾆ＼／]　　　　 ∨ﾆ〈ﾆﾆﾆi
　　　　　　　　　 |　　　　/ﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼八　　　＼ﾆ〉ﾆﾆj
　　　　　　　　人,ﾊ　 /ﾆ〕ｉトﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ＼}　　　人.〉ﾆﾆ/{
　　　　　　　　　　　 |ﾆ＼{ﾆﾆﾆﾆﾆ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ丿　　／ニ√/⌒ﾍ
　　　　　　　　　　廴_ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ_≧ヘﾆﾆﾆﾆ〈／}／ﾆﾆﾆ∧　　'/ﾍ
　　　　　　　　　　〕I´￣: : : : †: :†:≧=-　ﾆﾆﾆﾆﾆ／　∨　 '/ﾍ
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3159 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/06(金) 00:13:43 ID:BW0+jMFB: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r┐ ,┐
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　　　　　　　　　　　　　　　　〈ﾆﾆﾊﾆ.|i二|　　　　　　　　　　　　　　　　　冫- .,_　ノ
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　　　　　　　　　　　　　冫=====く　　人　〈⌒)ﾉ　　　　　　　　j/ﾆ/ﾆ/ニ/ﾆ〉
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　　　　　　　　　　　　　　 |ﾆﾆﾆﾆﾆニ／　　　　　　　　｀丶、　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ〈
　　　　　　　　　　　　　　　〉ﾆﾆﾆﾆﾆ/|　./ 　　　 |　　＼.　　＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ}
　　　　　　　　　　　　　　　　/ﾆﾆﾆﾆ／人　　　　 |　　　ﾊ　　　|ﾆﾆﾆﾆﾆニ/
　　　　　　　　　　　　　 }ﾆﾆﾆﾆ/ 　　 i|　　　　　　　　　　 } 　ﾊ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
　　　　　　　　　　　〈ﾆﾆﾆﾆ　　　　八　　　　_i　　　　ﾑィ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
　　　　　　　　　　　　 ∨_／　　　／:::｀∨　　´/＼　　　 ∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　　　　　　　　　　　 ⌒ﾏ　　　j抖-ミ∨　 /抖-ミ、　　/ﾆﾆﾆﾆﾆニ|
　　　　　　　　　　 o 　　|.二＼　i|: r軣)::}人(: r軣) .::::＼/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ|
　　　　　　　　　　　　　　　 |ﾆニ/｀刈::::::::::″::::::::::::::::::::::/ 　|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆj
　　　　　　　　　　　　　 ◯　|ニ./　　 { 　　 T~^ﾍ,　　／　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　 |ﾆ八　　八　　｜　　}　/　　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/　　――そう思うんなら思いつきで政治すんなよぉ！！
　　　　　　　　　　　　　　　 |ﾆニ｀Y　　＼　└～┘ |　　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/　　◯　　　事前に全部計画立ててやれぇえええい！！
　　　　　　　　　　　　　 /ﾆﾆﾆ＜三＞ ≧=┬　＜三/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニｲ　 o
　　　　　　　　　　　　　 |ﾆﾆﾆニ厂 .{　　　　}　　/⌒iﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ|
　　　　　　　　　　　　　 |ﾆﾆニ/　　 |⌒アT´　 / 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ√
　　　　　　　　　　　　　　　 ∨ニ/　　　|／　 |／/　　 |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/　　　　　　　　それは政治家じゃなくて官僚では？　＞
　　　　　　　　　　　　　　　 |_／　　 / 　／＼　　 ./ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
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3160 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/06(金) 00:20:09 ID:BW0+jMFB: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r┐ ,┐
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　　　　　　　　　　 o 　　|.二＼　i|:ｃ∪::::}人(:::∪cっ::j＼/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ|
　　　　　　　　　　　　　　　 |ﾆニ/｀刈　　″ 　　　　 / 　|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆj　　――世の中全てが事前の計画通りに進むようになれば
　　　　　　　　　　　　　 ◯　|ニ./　　 { 　　 T⌒ﾍ, 　／　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾘ　　　　めんどくせええ社会問題なんて全部最初っから無いんだぁぁあああ！
　　　　　　　　　　　　　　　 |ﾆ八　　八　　｜　　}　/　　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
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　　　　　　　　　　　　　 /ﾆﾆﾆ＜三＞ ≧=┬　＜三/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニｲ　 o
　　　　　　　　　　　　　 |ﾆﾆﾆニ厂 .{　　　　}　　/⌒iﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ|
　　　　　　　　　　　　　 |ﾆﾆニ/　　 |⌒アT´　 / 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ√
　　　　　　　　　　　　　　　 ∨ニ/　　　|／　 |／/　　 |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/　　　　　　　　　　わぁお、共産主義……　＞
　　　　　　　　　　　　　　　 |_／　　 / 　／＼　　 ./ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
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3161 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/06(金) 00:28:39 ID:BW0+jMFB: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／⌒~＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人　〈⌒)ﾉ
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　　　　　　　　　　　　　 ⌒ﾏ　　　j抖-ミ∨　 /抖-ミ、　　＼=彡 |
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　　　　　　　　 rf^ｈ　　　　　 /　　rf⌒ｈ　　　　／　　　り　ﾊ{＼〉
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.　　　　　　　 j　⌒ ゝ丿j　　　〈＼j~⌒ 　',=┬　＜三＼_／
　　　　　　　　　 |　　　/　 /　　　 _ﾊ　ヽ　　 |.　} 　 /⌒>､_〉__
　　　　　　　／ﾊ　　　.丿　　／ﾆ∧　　　丿爪　/　　{／ﾆﾆﾆ= 、　　　　　な、なに？　＞
　　　　　　　 {＼__}===彳ﾊ　/ﾆﾆ/　冫== ｲ/ハj /　　 jニﾆ=-''⌒}
　　　　　　 ∨ﾆ}ト-: :┴り　jﾆﾆ/　 {/|: : : :|/／}/　　 /-=ﾆﾆﾆﾆﾆ〉
　　　　　　　　∨｣|ﾆﾆ||ﾆ〈　厂У　　∨ミ=彡ニ〈　／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{
　　　　　　　　/ー====彡У／　　.／冫---彳ニ∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ〉　　――実は、陛下の健康問題について
　　　　　　〈ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／　　 /　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/{　　　　あなたに呼び出しです。最悪ＮＯＢＩＴＡ殿下への
　　　　　　　　∨ﾆﾆ-=≦ 　　　 /: : : ∨ﾆﾆﾆﾆニj|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆイニ|　　　　譲位もあり得るかもしれない状況になってきたよ
　　　　　　 ∨ﾆﾆﾆニi 　　 | : : : /|ﾆﾆﾆﾆﾆ〈ﾘﾆﾆﾆﾆﾆ／_/ﾆﾆj
　　　　　　　|ﾆﾆﾆニ八　, 　|r冖辷∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ／ﾆﾆjﾆ／{
　　　　　　　 ∨ﾆﾆﾆﾆﾆ}/＼{: : : :/ {∨ﾆﾆﾆﾆﾆニ／ﾆﾆﾆ√'⌒ﾍ
　　　　　　　　　　∨ﾆﾆニ/.| i : : : : :{乂_j∨ﾆﾆﾆﾆ／ﾆﾆﾆﾆ∧　　'/ﾍ　　　　　　　　　　　　　げっ……　＞
　　　　　　　　　＼__／}ﾆ i : : : : : †: :†: ＼ニイﾆﾆﾆﾆﾆ/　∨　 '/ﾍ
　　　　　　　　　　　　　 /ﾆ| i: : : : : :♭:♭: : : :i :|ﾆﾆﾆﾆﾆ|　　 ∨　 '/ﾍ
　　　　　　　　　　 /ﾆ丿ｉ : : : : : : :| : : : : : i :|ﾆﾆﾆﾆﾆ|　　　|/　 ∨ﾍ
3162 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/06(金) 00:32:13 ID:BW0+jMFB: ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

　・：国王親政を考えるＮＯＢＩＴＡ殿下
　　　　　　　　　 , '　￣￣｀く
　　　　　　　　　　/7 /7＿＿__､ヽ
　　　　　　　　　 //././7`:::'ﾞ:;/　l__i
　　　　　　　　 / ,:'ﾞ´ ,.ム;:ﾞ:(　)‐'|ぅ}
　　　　　　　ノﾞ　'　　z-匕:::　　 lﾝ
　　　　　／　γ⌒ｰ '､ f三ﾗ　人＿__　＿__
　　　／　　／　　　　＼__ ／　/ノ´ﾞ´ 　　ヽ
　　／　　ノ＿　__＿__　ｨ{/ ヽ_/　　　　　　　　；
　/　...,.:.ｲﾞ´　　{｀　　¨￣¨｀　　　　　　､､_　　　ﾞヽ
　ヽ､　　　 .:.:..:{,イﾍ　 .:.'´ 　 :　　　　　　.:､　　　ﾊ
　　　｀¨ﾞ´ー- ┴ .､｀ヽ､　　 !　　　　　ノ　＼　 /　ヽ､
　　　　　　　　　　　｀ヽ　V　　ゞ- ﾞ　¨　　ｰﾞ　 Y　　 .ﾍ
　　　　　　　　　　　　　V i｀　_.j-､_.ｲ　　彡　ハ､　　ﾊ
　　　　　　　　　　　　　ヽi!'´　i､__,.:　　　　　/　ヽ　　｀:i
　　　　　　　　　　ﾄ､... _　　　　＿_ ,/　　　i　　　|
　　　　　　　　　　　　　　ｉ　　.::｀￣￣ ,....ｲ{　　　 V　　:!
　　　　　　　　　　　　　　/i　　　　　　/_＿ﾍ　　　　V 　 !
　　　　　　　　　　　 .ノ∧7zzzz=ﾆ¨////,ﾊ　　　 V　ﾍ
　　　　　　　　　　／/////////////////}　　　　j　　ﾞ
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　　　　　　　　／///////////У///////ｉ/　　　/,ﾍ　. | ,i
　　　　　　 ∧////＝二=‐イ厶ｚ=＝=ﾆ三!　　　｀ / ﾊ | l:!
　　　　　 / 　 :￣￣　　　 /i　.:　　　 l!　.:!　　　　/ / i! !.ﾘ
　　　　 /　　 .:　　　　　／　:.　　　　 l!　 ;　　　　｀　　l_j¨
　　　　 .ノ　　 .:　　　／　　V　　　　l!. /
　　　　i　､　　ノ　　 .／　　　　,!　　　　,:!/

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　＞　やらない子「時代錯誤な国王親政をマジで考えるあの人はマジで嫌なんだけど……」

　＞　ゆかりん「とはいえ、本人の性質は『生存特化』の野心家だから、それをマジで実行しようとしたら
　命が危ないとなればすぐにでも引き上げると思うよ？」
　＞　やらない子「その『生存特化型』で大内乱時代をやり過ごした化け物じゃん」
3163 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/06(金) 00:38:22 ID:BW0+jMFB: 　　　　　　　　　　　　 ......::::::::::::::::::::::::::......
　　　　　　　　　　　／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...
　　　　　　　　　ﾌ.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼
　　　　　　　　　　つ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
　　　　　　　　　　ﾉ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨
　　　　　　　　　　ゝ.::/｀ﾞ´ゞ¨ヾﾞ´￣￣``¨´ﾞ}::::::::::::::::::::::::::}
　　　　　　　　　　　　∧::}､＿　　　　　　　 |::::::::::::::::::::::::ﾞ
　　　　　　　　　　 j /´　｀,{　,ノ /　　　　ｊ::::::::::::::::::::∨
.　　　　　　　　　　　　　｢l{｀fｯﾐ｝ ,_..,:厶フ乙ヽｿ.:::, -　､.:.:/
　　　　　　　　　　　｀ゝ¨ﾆﾅｰﾊi^ｆ¨升ｊメ　l}:::ノ⌒} |::.ﾞ
　　　　　　　　　　 ∧　〈､_,..　`．ﾞ￣　..ノ.V_)　ノﾉﾞ
　　　　　　　　　　　　　　 ',　＿　　　￣￣　 /(__,ノ´
　　　　　　　　　　　ｉ　‐-｀丶　　　　　/　ﾚﾍ
　　　　　　　　　　　　　ﾊ　　　　　　　　／　／　ゝ,
　　　　　　　　　　　　ゝ＿＿__ .. ＜　／　ｊ　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　厂＼＿＿＿ノ　　 ,ノ　 ⌒＼__
　　　　　　　　　 .　-‐/}/´｀⌒⌒ﾆヽ.　　／　　 ,/／⌒＞､
　　　　　　　　／　／〈_/　　ノ　　　　ゝ／　　　 /／　　　　ヽ
　　　　　　　／　／　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　V
.　　　　　　ｊ .／　　　　　　　　　　　　　　　　 .::::／　　／
　　　　　＿／ {　　　　　　　　　　　　　　 / ...:::/　　　／　　　　i
　　　　／　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 / .::: /　　　　　　　　　 |
　　　／　/　　 /　　　　　　　　　　　　　　　 /　　/　　 /　　　　　　 |
.　　ｊﾍ　{/ 　 /　　　　　　　　　　　　　 /　　 ′. . :/　　　　　　 |
.　　　ー､＿/,／　　　　　　　　　　　 /　　.:｛ . : : ′　　　　　　　|
　　　　／　　　　　　　　　　　／..:...　　 }. : /　　　　　　　　 |
.　　　＞　　　　　　　　　　　　　　 /　 ⌒ヽ　 {:　　　　　　　　　　 _丿

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　＞　やらない子「野心家だけど、それ以上に保身がうますぎる化け物相手にあれこれなんてやだよぉ……」

　＞　ゆかりん「今だって『摂政』として、事実上あれこれあの人が采配しているんだから、今更でしょ」
　＞　やらない子「それでも国王になったら、完全にアレがこの国の顔だよ？　国王親政を唱える奴がこの国の顔だよ？」
3164 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/06(金) 00:43:36 ID:BW0+jMFB: 　　　　　　　　 ,へ　　　　　, ＜＼　, へ　　　　　　＿
　　　　　　　/:.:.:.:.＼, -／:.:.:.:.:.:.:.∀':.:.:.:.:.＼　__／:.:.:.i
　　　　　　／:.:.:.:.:.:.:.／:／:.:.:.:.:.:,-ｧ,ヽく`:.､:.:.:`く _}---{､_
　　　　　　i:.:.:.:.:.:.:.:./:／:.:.:.:.:.:／イ:/i/i:ヽ:.:.ヽ:.:..､.ヽ>､:.:.:.:.`7
　　　　　　}:.:.:.:.:.:.:.／/:.:.:.:.:.:.':.:.:.l:.:ト‐|:.:.:',:.:.:.',:.:.:',:.:.',　!:.:.:.:.:.}
　　　　　ﾑ:.:.:/:,ィ:.:/:.l : : /: : :/:.:.l　 !:,ィ:/ :| : !l:.|:.l∧ : : : : :
　　　　／ : : : :i /:./:.:.:!:.:.:.l,'/ /､ト:| 　ﾚ:./ : :|_ﾉ:l : : :| : : : : :
　　　／ : : : : : :ｲ:.:.:.:.ﾍ:.:.i:./＿＿l:/　　/＿＿/:| : : | : : : : : :
　　／:.:.:.:／＞"|:.,ｨ:.:.{:.ヾ|/＿＿　　　＿＿_ /:.:.:./ﾊ∧ : : ::ヽ　　――ただでさえ、『狂犬』狂犬ともてはやされてるのにぃ……
　/／￣￣ `´　 j/ 〉､:.ヽｪニ三三　　　三三ﾆＶ|:.:.:./ 　ヽﾒ:.ＮI
　ﾚ　　　　　　　´ /／`ﾄ'､:Ｎ',ll||||l　　　　　u ﾟ｡/:.:.:./ﾚ|　　　|:.:.|
　　　　　　　 ,／:.:.:.:.:.l:.:.:.',:.:＼　｛　__}　　.:i::../:γ´ﾟ} 　／ __
　　　　　ノ/i:.:.,　''"|ト､:.:.ヽ::::｀。､_.　ィ､|:.:.:/ ,'/　 /　　／　ﾉ
　　　　　　　/:..／　　 |: :ト,:.:.|::::iｲ　　　/ﾄ:/:.:/./　 /｀ヽ／　／　　　　　　まぁ、狂犬に相応しい顔では……？　＞ゆかりん
　　　　　　.:（　　／|:.:.',:|孑,'´＼￣/'''/:.:././´　｀~´　,イ_〉_＿__
　　　　　　　ヽ /´ ｣:.:.:.:| 　ヽ　∧ .__＿,,ﾉ　　　　　　 _＿＿,,ノ
　　　　　　　 / ヽ i:.:.:.:.|＼_＿|/::::.(,_＿,, ｀　　　　　　 {
　　　　　　　　　i! 　　乂人　._￣ヽ::::/ ﾙ..{`ｰ-‐⌒ヽ,_＿｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミ≧三三彡'"`‐‐'
3165 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/06(金) 00:52:48 ID:BW0+jMFB: 　　　　　/＾ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　, _
　　　　/:.:.:.:.:.',ヘ -‐　=‐‐--　､　　　　 /:.:.:.ヽ
　　　/:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`　､　/:.:.:.:.:.:.｀
.　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊ/.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.x:.:.:.:.:.:.:.:. ﾞ,
　〈:.:.:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.∧ﾍ<:.:.:.:.:.:.ヽ
　　∨:.:.:.:./:.:.:.:./| 7ﾊ:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.}ﾍ:.:.:.:.:.:., :.:.:.:.:
　　 !:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.l j.　|:.:.:ｌ:.:.: :|:.:.:.:.ｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.,:.:.:.:.:
　　!:.:.:.:.:.:.:.ｌ:.:.ｌ:.: :| l　 l/│:.: :ｌ.:.:./ | : :ｌ:.:.:.:.:. }:.:.:.:.:.
　 /／ｌ:.:.:.: |ﾊｨ_i-一　 /ｌ_/./l‐-　ﾘ:.:.〉:.:.l.:.:.]:.:.:.:.:.:.　　　　／￣￣￣＼
　/　　〉:.:.:.l.ヽｲ:'ｒ--ｒ　　 /-ｒ--ｒ　ｌ:.:.∧:.:..|:./:.:.:.:.:.:.:.　　＜　・・・・・・　│
.　　 /ﾍ/:.:l　|; 弋_,ﾘ　　　弋_,ﾘ,　ｌ:./ ﾉﾄ} ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.〈　　　＼＿＿＿／
　　 /　ﾉ＼{∧l　　　　i　　　　　　ｲメ│ﾚ.ｌ.:.:.:.:.:.:.:.:.〉
　　　　/:.:.:ﾉ} 八　　　　　　　,∧||i ::::|:::::|_:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　 /:.:.:/:.:.〈ﾘ::ﾄ、　- -　　,イli´::::l:::::||「斤ヽ_:.:.:.:.
.　　〈:.:.:く::::/:.〉:.:.ｌﾍ:.j　 ‐ ' ´　l/::::ﾘ::::/:.:.:.:.|　　　）:.:.
　　　　ヽ,）／/,､/ハ|　　　　 /／ヽ,/:.:.:.:.:/　　〈:.:.:.
　　　　〈 ,／　　j　ヽ　　／　　　,ゝ li::〈　　　　ヽ:.:
.　　　　 f　　　　 |　　 iyﾍ´　　　／　　へヽ､
　　　　 l　 /　　　レ　[:￥:}ﾊ､_く　　　　　　｀ |
　　　　 | 　〉　　 /:::::::}　{::::::::｝　　　　 i/　　 |
　　　　 i ∨　　<::::::::/　ヽ:::::j　　　　 / 　　　}
　　　　　　　　　　　　　　　　￣　　　 ∠　　　　l

＜＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＞
　＞　やらない子「……呼び出しって事は本当に陛下の状態は……」

　＞　ゆかりん「うん。大喪の礼を覚悟したほうがいいかもしれない。一応その計画を宮中と話し合いながら
　立てていこうかなって」
3166 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/06(金) 01:18:08 ID:BW0+jMFB: 　　　〈:.:.:.:.,　' |／　|　　　/　　＼　　　　　ゝ　　ヽ::::／
　　//　へ　 /　　.:l:..∧｀　　　　ヽ丶　　　　　　　j:::）ヽ
　,//　/　　 /　　　|〈　∨::::　　　　　　　　＼　　　ヽ:::..`.
!／　/　　　|　　　　ﾊﾍ　丶:::　　ヽ　　ｲゝ　　丶　　　:::::::::...
| 　 .:!　　　 !/l:.:.:.:.:|　丶　　ヽ:::　　|　　　:1:::::.:.:.:.:.:.:.::.:.}::::::::........
|:.:.:.:.|　..:.:.:.:.|　＼:.:.!　　ヽ　　ヽ::　}:|..:.:.:.::|ヽ:.:.:.:.:.:.:./l::j.＼::::::.:.:.......
| !:.:.:.|::.:.:.:.|:.:|,_　 |_,ｌ　　　　　　_',__,l::|_:..＿|,;::|　　ﾊ　l:.:.＼: ＼:＼ｲ
/|:.:.:.:.l:.:.:.:.|´| ￣λ|`ヽ　　　 !/L;|＿　j/ :|　/|Ｖl:.:.l 　:）:::/／
!:ヾ:.:.:.l:.:.:.:|:.:||:{´.辷1|｀'　　　　 |/´辷'ﾘ~ }　!/h|　ﾚ:.:.|　(:.ノ7
!:./丶:.:|＼|ヽ!ヽ弋メ　　　　　　　 i込ﾉ　' 〈;/::|.|　|,/ 　 !:.八　　――……そんなレベルでヤバイの？
l/　　ヽ:.:.:.:.:.lﾍ.,,, ｀¨´　　　　　　　　￣,,, /ノl::::|:::;::〈
|l　　　ｌ:.:.:.:.:.ｌ:ﾒ,　　　　　　 ,　　　　　 u , '::::|:|;∧|:::::::<
7　　　|:.:.:l:.:.|:::::|>､　　　　,- 、　　　∠､:::::!:|:.:.:.ﾍ::::::::.:.く
　　　 |l:::ｲ::::|::人Ｖ:｀:..:.､　 `　'　　 ' :l::::.|.:.:ヽ:ｌ:.:.:.:.:.',:::ヽ::.:ヽ　　　　　　　　　いや、万が一に備えてそんな話が出てるだけで　＞
　　　|l:::/::::l,'::::∧::::::::V:`　-‐ ´　 /l:::/｀ヽ､.:..:..:..:∧:::::Ｖ:::::
　　　|:/:::::::l:::::::::,:ﾐ:ﾏ:::|　　　　　　｛l/7　　　` 　、;;;:ﾐ:::::::l:::::::＼
　　　 /::::::::::,::＜´ ', Y::!　　　　　　 ,'　　　　　　　　 `ｲ‐
　＿/　ﾘ-´　　　　ヽ　ヾ　　　　　/　　　　　　　　ｨ　　}　　――仮に生きてたとしても公務なんて無理な体じゃない
　んノ＼　　　　　　　i　　ヽ　　 /　　　　　 /　／}}　八
　/　　＼＼　　　　　ヽ＜¨｀＞/　　　　　　　　　,ﾉ:::.:....

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

　・：今日はこの辺で！
3167 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/06(金) 23:09:01 ID:BW0+jMFB: ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

　・：次回は明日、明後日夜１１時過ぎ！
3168 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/07(土) 23:45:14 ID:G44Ro1lG: もうちょっとまってね
3169 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/08(日) 00:10:54 ID:f6vX9I8u: ＃＃＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＃＃

　――　やる夫達は国を再興しないといけないようです/第２世代：３

::::::|;';';';';';'｀`:::┐　´"'　　.,　　　　　　　　　　　　¨ ‐ _: : : : : : : : : : : :´'弌i:i:i:〕iト　　　＼　＼　　　　　 _,.　-‐……‐-　,_　　　　　　, ′　　,ｨ(i:㌻: : : : : :
::::::|;';';';';';';';';';';'|　_ -‐…‐-ミ=-　_　　　　　　　　　　　¨ ‐ _: : : : : : : : : : :´'弌i:i:i:)>｡,　　＼　＼＿,､　´　ｎ宀冖冖宀ｎ　｀丶､　　 /　　　,心㌻ : : : : : ／
::::::|;';';';';';';';';';';'|'⌒V⌒ヽ'⌒丶　 ´"　 _　　　　　　　　　　　¨ ‐ ,_: : : : : : : : : :´'弌i:i心,　　:.　 .／　 ,辷＞''"~””~"''＜つ　　＼/　　　/:i㌻: : : : :.／
::::::|;';';';';';';';';';';'|⌒¨⌒'＜⌒ヽ'⌒:,　　|⌒ﾆ=-　　 _　　　　　　　 ¨ ‐ _: : : : : : : : :´'弌h　　:|: / 　辷／　＼　_｣_　／　＼つ　 ∧　　/:ｱ゜: : :.::／
::::::|;';';';';';';';';';';'|　　　　｀＜⌒込_　:|;';';';';';';'|　　___´"'　　.,_　　　　　 ¨ ‐ ,_: : : : : :. :/| 　 :|/ 　辷/　＿__／　　＼＿__　∨つ/∧　 |/| : : ／
::::::|;';';';';';';';';';';'|　　＿　　　｀'く::::乂|;';';';';';';'|⌒,--､ ⌒ヽ　〕=‐　 _　　　　　　‐　,_/:ﾉ　　:|　　辷{＿＿__乂＿__乂＿_____}ﾆつ　:|　 |__|／　　　＞''´
:::::::＼;';';';';';'／ ,､＜⌒ ＞｡,　　　Ｙ: : |;';';';';';';'|⌒　　⌒廴癶._|;';';';';'|　＿: . ._　　　 /_└──┘￣Ｙ⌒Ｙ￣￣￣￣Ｙ⌒Y￣￣￣└ｧ─Ｌ__＞''´─-ﾐ
::::::::|　＼／　 /⌒¨¨⌒'ｰ-ミｘ, 　 :|: : :',;';';';';';/　　　　　｀T__ﾉ|;';';';';'|ノ-ﾐぅx, 　 |ｈ,　＼,／￣＼　乂,乂,／￣￣＼乂,乂／￣　＼|　　「;';'| ／　　　|
::::::::|　　　 |　:|: : : : : : : : : : :|:ハ　 |: : : |＼／｀丶　　 .,．-:| :|;';';';';'|　　＼:＼ |;';|　　 /　　　 ___∨//　/ ｘ===ｘ,　∨/ /　　　　　‘, 　 |;';';|｜　: : : :|
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::::::::| 火火火: : : : : : : : : : |: : |　||: : : ｉ　 |: :.: :.:|: :|　|.:.: .:. |: : 　ｉ　　: :.|　:|: :|　ｉ | ｉ :|　　|　| 　　 :|　|　|:.:|￣ |　 | :|　 |　　　 |　ｉ : |　i | ｉ　|　†††:｜
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　・：【王室の意義】
　　君主制には大雑把に２種類に分けることが出来る。『制限君主制』と『絶対君主制』だ。
　実情はどうあれ、制限君主制とは、巨大な君主大権を保持する君主がいて、だがその君主大権の行使には

　様々な制約が付いていると言うシステムの事を表し、いわゆる立憲君主もこれに属する。
　それに対して、絶対君主制とは、制度として巨大な君主大権の行使に制限が付いていないモノを表す。
　尤も王室内部の権力闘争など様々な要因要素により、絶対君主制と言ってもその政治力影響力には
　限界がある。このような状況下で、王室が存在する意義は何であるか？
　『知る。諭す。警告する』。情報を与え誰よりも率先してそれを要求する政治システム。そう見なす学説が
　最近存在する。
3170 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/08(日) 00:17:04 ID:f6vX9I8u: ＃＃＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＃＃

　――　これまでのあらすじ（１月７日　3/10）

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　　　　　　　　　　　　　　 ,:::::::::::::::::::|::::::::::::::::::／,jＩ斗劣ミ:::::::::::∧:::::::ｉ|:::::::::/
　　　　　　　　　　　　　　 ,.::::::::::::::￢-ミ.,::::::::/　/ h//(　/::::::::::::::ﾊ:::::::}＼::,
　　　　　　　　　　　　　 i:::::::::::::::::,x笊芥ヽ/　　 v 少　ｌ::::::::::::::::::i⌒ｧニ＼　　――　この地方の名門警察官僚　――
　　　　　　　　　　　　　 |::::::::::::::::::ゝvツ　　　　　　 |::::::::::::::::::}　 }ニﾆﾆ＼　　　　　　　『　貴族階級　』
　　　　　　　　　　　　　 |::::::::::::::::::{　　　, 　　　　　 |::::::::::::::::八ノニニニﾆ＼
　　　　　　　　　　　　　 {:::::::::::::::从　　　　　　　　 |:::::::::::::/イ ∨ニニニﾆﾆ＼
　　　　　　　　　　　从::::::::::::::::込　　 v　)　　　　 |:::::::::::∧!|:::::∨＼／　＼ニ＼
　　　　　　　　　　　　　＼::::::::::::::| ＼　　　　　　　, |::::::::ｲ::∧!::::::|∨　　 ,／＼ニ〉
　　　　　　　　　　　　　　　＼:::::::ｉ|ﾊ----ミ＿＿_∠　:,イ ∨:::∧:::::|i ∨ 　〉　　 ⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼:::|:∧ニﾆﾆ,}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〕iト,::::::∧::| 　 ,_／
　　　　　　　　　　　　　　＿＿ {ﾆ=!＼::::i二ﾆﾆ,|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:::∧!
　　　　　　　　　　　　ィi〔ﾆﾆニニニ二|::::|　　　 |⌒^〕iト:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨::∧
　　　　　　　　　　／ニニニニ二二二|::::|　　　 |i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:＞ｧ ⌒ﾏ∨::∧＿
.　　　　　　／ニニニニ二二二二|::::|---＜i:i:i:i:iィi〔⌒i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:', ∨::∧ﾆ＼
　　　　　＞≠――＜ﾆニ二二二二|::::|　　　｀`～､、i:i:i:i:i:i:i:ィi〔ヽ∨::∧ニﾊ
　　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾏﾆﾆニニニ二|::::|　-‐=＝￢ミ≧==≦　　＿__∨::∧==‐
　　　∠ ＿＿:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｉﾆﾆニニニ二|::::|　　　　　　　　〕iトィi〔　　　　 ⌒〕iト=‐
. ィi〔:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:/ﾆﾆニニ二二|::::|　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　＼

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　＞　警察官僚「ああいうのが一番たちが悪いでござる」

　＞　？？「でしょうね」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ヘ
　　　　　　　　　　, 　　　／ヽ　/ ｀ヽ　　　　　 /: : :ヽ
　　　　　　　 / ヽ　　 /: : : :{-/: : : : ヽ‐- 、　/: : : : :ヽ
.　　　　　　 /: : : ヽ /: : : : :ｲト、 : : : ヽ: : ｀ヾ: : : : : ﾍ￣｀＞､
　　　　　　 /: : : : : /: : : : :ｲィ7ヽ、: : : : : ヽ―ヽ: :ヽ: : : :∨: : :{
.　　　　　 /: : : : : /: : : : /: : :} !: : :ヽ: : : : : ＼: : :＼: ヽ: /: : : :{
　　　　　 /: : : : ／: : : イ: : / :人: : : ヽ: : : : : :ヽ: : : :>; V: : : : /
　　　　／: : : ／: :／: : :i : /: /　　ヽ: : ヽ: : : : : : ヾ´: ヽ/: : : : ト
　　　／: : : : /: : :/:ｲ: : :.| : |ﾍ｛　　　ヽ: : ト、: :ハ: : :ヽ: : }: : : : |: :ヽ　　――……あと土地もね。貴族しか所有出来ないから
.　　 /: : : : : /: : : { l {: : : | : |　ヽ　　　ヽ: !　ヽ{　 !: : : :ヽﾘ: : : :{: : : ヽ　　　どこぞの企業達は自社の若手の貴族達に
　　/: : : : : /: ｨ: : ! | |: : : |_:_l　　ヽ　　　斗七｀ヽﾘ: : : : :ヽ: : : ﾍ; ; : : :ヽ
　　{: : : : :/: / : : j: ! ヽ"´|ヽ|｀`ﾞ　｀　ィf千圷ヽ}: ト : : ハ: : : : ヽハ:}ヾ＼
　八: : : {ハ{: : /: :ﾊ: : ヽ{　　　　 _　　　　乂辷ｿ〉ﾘ　ヽ八　ヽヘ: :＼ﾘ　ヽ}
　　 { ゝ: :＼}: :ﾚ: :jハ : ヾ｀`=≡"´　　　　｀‐´　 !　/ﾊ: : }　　　＼: ヽ
　　 ! {　　　} ∧: : !: :{　ヾ　/i/i　　　'　　　　/i /i 厂/: :{ﾍ: :}　　　　　ヽ ;ヽ　　――名目上、地主って事にしているんだって？
　　ヾ　　 ´　ヽ } : |:込ﾍ　　　　　　　　　　　 /: :|: : :.|　ヽ!　　　　　　∨　　　　かわいそーに。封建時代と違って
　　　　　　　 Y: : :l: : : : ＼　　　　'⌒)　　／:! : }.: : :|　　　　　　　　　　　　　　今時貴族特権なんて相続税と土地所有しかないのに
　　　　　　　　　 | : : !: : : : :|: :l＞、　　　イ {: : } : l: : : |　　　　　　　　　　　　　　普通に固定資産税えぐいことになりそう。
　　　　　　　　　 |　ハ:.: : :.|: :|: :}　　｀´　　　ﾏ/: : :|: : : !
　　　　　　　　　 | ./: : : : :/|: :}: :!　　　　　　　ﾒ: : : ! ∧: ヽ
　　　　　　　　　 |/: : : : :/: |: :!ノ　　　　　　 / ∧: ハ: : ヽ: :＼　　　　　　　　　　　　　だから、どんなにブラックでやめられないってよ　＞
　　　　　　 /: : : :.／: : !: :ﾊ　　　　　　ｲ/}: : :/､: ＼＿＼: ＼
　　　　　／: : : : : : ＞/: 人ﾍ　　　　　　/: : 人ヽ: :ヽ　￣￣￣｀ヽ
　　　　　イ" ´ ￣￣/7　|: /―ヾ、　　-―ナ/　　　｀ヽ＼　　　　　ヽ
　　　　 /　　　　　　/人　!"　　　　｀￣￣´　　　　　　 }ハ}　　　　　　ヽ

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　・：１．特権階級と書いて、文化財と読む
　２．ブラックと書いて官僚と読む
　３．その心は？　どちらも火の車

　の３本です
3171 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/08(日) 00:26:28 ID:f6vX9I8u: ::::::|;';';';';';'｀`:::┐　´"'　　.,　　　　　　　　　　　　¨ ‐ _: : : : : : : : : : : :´'弌i:i:i:〕iト　　　＼　＼　　　　　 _,.　-‐……‐-　,_　　　　　　, ′　　,ｨ(i:㌻: : : : : :
::::::|;';';';';';';';';';';'|　_ -‐…‐-ミ=-　_　　　　　　　　　　　¨ ‐ _: : : : : : : : : : :´'弌i:i:i:)>｡,　　＼　＼＿,､　´　ｎ宀冖冖宀ｎ　｀丶､　　 /　　　,心㌻ : : : : : ／
::::::|;';';';';';';';';';';'|'⌒V⌒ヽ'⌒丶　 ´"　 _　　　　　　　　　　　¨ ‐ ,_: : : : : : : : : :´'弌i:i心,　　:.　 .／　 ,辷＞''"~””~"''＜つ　　＼/　　　/:i㌻: : : : :.／
::::::|;';';';';';';';';';';'|⌒¨⌒'＜⌒ヽ'⌒:,　　|⌒ﾆ=-　　 _　　　　　　　 ¨ ‐ _: : : : : : : : :´'弌h　　:|: / 　辷／　＼　_｣_　／　＼つ　 ∧　　/:ｱ゜: : :.::／
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::::::::| 火火火: : : : : : : : : : |: : |　||: : : ｉ　 |: :.: :.:|: :|　|.:.: .:. |: : 　ｉ　　: :.|　:|: :|　ｉ | ｉ :|　　|　| 　　 :|　|　|:.:|￣ |　 | :|　 |　　　 |　ｉ : |　i | ｉ　|　†††:｜
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　・：【ノイエラグーネ王国：王都ルーグリッド】【王室領：夏の宮城】
3172 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/08(日) 00:33:25 ID:f6vX9I8u: 　　　　　　　　　　　　　　,;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;,,,,
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　　　　　 ∧..:::::::::::::::::::::ｼ'´｀ﾞ¨''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''"":'.
　　　　　 !::::::::::::::::::::::::ミ　　　　　　　　　　　　　 :|
　　　　　　 l:::::::::::::::::::::::::/｀　　--,三-ミ､_　　　　　　--.､i|
　　　　　 l:::::::;:'-~､ヽ-‐=ﾆ´ｨﾁ''"´ﾞヾゝ、ヽ　　ｲ .ノ/ﾒ.
　　　　　　 |:;:::i　　　', ≧=-ｌ　マ''''''''ﾓｫミ　 |===|ﾞ,ｨｬｫ‐. ｌ
　　　　　　ヽ:l　　 /　'" 　 '.　　　｀¨""ニ´ l　　 ,"='''",' j
　　　　　　　　ﾞゝ.　､ﾞ)　　　　` ．　　　　　ノ　　l.　ー┼ﾞ
　　　　　　　　ヽ、_　　　　　　ー── ｀　　 ',　　 l　　――　ノイエラグーネ王国：摂政　――
　　　　　　　　　　　Y｀　　　　　　　　　　　　　 _. ',　 /　　　　　　　　　　ＮＯＢＩＴＡ
　　　　　　　　　　 l　ヽ.　　　　　　　　　　　 ''ﾞ　/
　　　　　　　　 l　　ヽ　　　　 "''‐'-ー―‐-ｼﾞ
　　　　　　　　　　 l　　　＼　　　　　　 ''"´ ／
　　　　　　　　　　,.イl　　　　　＼　　　　 /　　――困ったモノだ。
　　　　　　　　　　} ＞.,_　　　　　　＞ ..,＿,ン
　　　　　　　　　 /　　　＞ ,_　　　　　　l､
　　　　　　　 /　　　　、　＞ .,_　　 lﾊヽ　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　｀＞-'､ﾍ.
　　　　　　　　　　　　　　　 ',　　　 ,/'"⌒''ﾄ.ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 λ

　　　　　　　　　　　　　　　　　. . : : : ´￣｀: : .
　　　　　　　　　　　　　 . . ´: : : : : : : : : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　／: :／: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　　　　　　　 /: : : : : : : :}）: : : : : : : : : : : : : : : :.
　　　　　　　 ′/: :/: : ::/':从:. : :| : : l: : : l: : : : :.i
　　　　　　　　 ′{: : :|: :／⌒7ﾊ: :人 : |l: : : l: : : : :.|　　――　宮中政治家　――
.　　　　　　　 /: : :`ｰ＜ﾊ: :/斗-リ､ヽ:ﾘ : : :l: : : : :.|　　　　　　　マリーさん
　　　　　　　　 /:ィ: l: :∨_　ﾚ' 　.iJ,ﾊ }　ﾚ : : : :ﾄ､::: : ::|
　　　　　　　／ l: :|:/Yぃ　　　乂ソ　.|: : |: : |. }: : : :|
　　　　　　　乂::{ﾄ}ヾ'　　　　〃　 |: : |: : |/: : : : |　　――その口ぶりでは困った風に見えませんけどねぇ
　　　　　　　　　　　 iﾊ. ′　　　　　　′: : ..:|:::: : : : |
　　　　　　　　　　 V}　　､　　　 /: : :::∧|:::::..: : ::|
　　　　　　　　　　　　　 |: ＞　　＜厶ィ: /: :lﾄ､::::.: : :|
　　　　　　　　　　　　 j: ::八:｀¨::::::ﾍ　　|/1::::|　〉､:::: ::l
　　　　　　　　　　　　　へ{:::::ハ::／{{　〃 .|:::::!./}i:i:i:x: :l
　　　　　　　　　　　　　　 j: :{／/　.{ﾚ/　　|: ::| /i:i:i:i:i|i:≫
　　　　　　　　　　　　　　 /: :|i:i/|.　 ∨　　 !: ::|'i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i≫
　　　　　　　　　　　　　,ｨ/: :/i/ .|　 / . 　 /l: : |i:i:i:i:i:i:i|i:i:i:i:i:i:i:i:i:ム
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　　　　　　　　　　　/i:i/: ://　　.У　　 / 　 |: :|i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:/:i:i:i:i:i:iﾑ
　　　　　　　　 {i:i:{: : {/　　 /　　　/　　/: /i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i{i:i:i:i:i:i:i:i:ﾑ
3173 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/08(日) 00:35:11 ID:f6vX9I8u: 　　　　　　　　　　　＿＿＿＿
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　　　　　　ﾉ.:,､;::::;;::::,;::::::::::::::::::::::..｀
　　　　　　　ﾌ　　　｀´´ヽ:::::::::::::::::::::i
　　　　　　　 r｀､ γ-く¨ヽ i:::::, ｰ .:::::::j
　　　　　　 {　/ﾞ{{ ・　}}´￣Fﾉ/¨ ｌ:::::/
　　　　　　　｀.ヽゝ- ''　　 ;'ヽ　ノ:::/　　――玉座は欲しいさ。だが、悲しい結末の末の結果というのは
.　　　　　　　 i ｒ＿_　　　　　/.::／　　　　望ましくないと言うだけさ。
　　　　　　　 ! ー　　 j　　!´
　　　　　　　　ヽ＿__／　＿ｊ､　　――出来れば、もう少し頑張っていただきたい
　　　　　　　　　　ヽノノ´　__j __ヽ
　　　　　　　　　ｊ｀ｎ_∧_,.／　ｊ　　ヽ
　　　　　　　ｊ　/　　　　/　　　　ヽ

　　　　　　　　　　　　　　 . . . .-─- . . .
　　　　　　　　　　　　. : ´ : : : : : : : : : : : : :｀: .､
　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ
　　　　　　　 /: : : : : : : : : : :/; : : : : : : : i !､: :.ﾍ
　　　　　　　　　/: : : : : : : ! :l: : :|: !: : : : : : : :|:|:l: : :lﾍ
　　　　　　　 l: : : :l: : : :.|: :|: : :ヾ:ヽ : : : : : :ﾚ/: : :l:ﾊ
　　　　　　 l: : : :!: : : :.l: :.!: : : :ﾊ｀: ー＝ "!_: !: :l: :|
　　　　　　 !: : : |: :|: : :!:_ﾊ: : :.ハ: :ﾊ: :ﾑ/´!/!:.:/:l｀
　　　　　　　　ｌ: : :.r|: :|: : :|/　￣二"/ |;ﾉ|;:ﾑｭ､|:/: :l
　　　　　　 l: : :.l :l: :l: : :lｨ仍万｀　　　l刋 /l/:.i: !
　　　　　　　　l: : : ﾍ:|: :|: : :|弋ン　　　　　ヾ''　l: : |ｿ　　――……最悪あなたの暗殺説が出てきても不思議では
　　　　　　 /: : : : : |: : : : :l 〟　　　　　' 　〝!ヾ;l　　　　無いですからね
　　　　　 /: : : : :/ﾍ: : : |ヾ、　, ､＿　　　　// l||
　　　　　 /: : : ／: :∧|､:.ﾄ　　　ー‐'　 ,.　イ　　 !
　　　　 /:_:_:二: イﾍ|: :ヽl 　＞　_／　　　／
　　　　／7///ﾊ//,ﾍ l: : :|　 /| ∨l"　　　イ
　　　,ｲ///////ﾊ///ﾍ!: : |　 | !　l;ﾊ　　　 !'ﾊ
3174 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/08(日) 00:42:58 ID:f6vX9I8u: 　　　　　　　　　　　　　　,;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;,,,,
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　　　　　 !::::::::::::::::::::::::ミ　　　　　　　　　　　　　 :|
　　　　　　 l:::::::::::::::::::::::::/｀　　--,三-ミ､_　　　　　　--.､i|
　　　　　 l:::::::;:'-~､ヽ-‐=ﾆ´　　　　　ヽ　　ｲ　　ﾒ.
　　　　　　 |:;:::i　　　', ≧=-ｌ　　　　　　　　 |===|ﾞ,　　　ｌ
　　　　　　ヽ:l　　 /　'" 　 '.　　　　　　　　 l　　 ,"　　　j
　　　　　　　　ﾞゝ.　､ﾞ)　　　　` ．+.　　　　ノ　　l.　ー┼ﾞ
　　　　　　　　ヽ、_　　　　　　ー── ｀　　 ',　　 l
　　　　　　　　　　　Y｀　　　　　　　　　　　　　 _. ',　 /　　――……あなたでなかったら
　　　　　　　　　　 l　ヽ.　　　　　　　　　　　 ''ﾞ　/　　　　衛兵につまみ出させていた所です。
　　　　　　　　 l　　ヽ　　　　 "''‐'-ー―‐-ｼﾞ
　　　　　　　　　　 l　　　＼　　　　　　 ''"´ ／
　　　　　　　　　　,.イl　　　　　＼　　　　 /
　　　　　　　　　　} ＞.,_　　　　　　＞ ..,＿,ン　　　　　　　　　　そこでつまみ出させない臆病者だから
　　　　　　　　　 /　　　＞ ,_　　　　　　l､　　　　　　　　　　　　　　　　私はあんたを信用しているんですよ。殿下　＞
　　　　　　　 /　　　　、　＞ .,_　　 lﾊヽ
　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　｀＞-'､ﾍ.
　　　　　　　　　　　　　　　 ',　　　 ,/'"⌒''ﾄ.ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 λ
3175 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/08(日) 00:45:47 ID:f6vX9I8u: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __,. . :´: !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . :≦´: : : : :7:/ヽ＿__／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, . :´: : : : : : : : : :／: : :≧＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : : :ー=≦: : ｢　7　､:≧=一
　　　　　　　　　　　　　　　　　 , : : : : : : : : : : : : : : : :V　/　　ヾ: : .
　　　　　　　　　　　　　 /: : : : : : : : : : : : : : : : : ﾄ､　　ｨ斧　: :!
　　　　　　　　　　　　 ,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : .　　　沙　乂__,、
　　　　　　　　　　　　　　　　i: : : : : : : : : : : : : : : : :ヾ: : :`: .　　""
　　　　　　　　　　　　 !: : : : : : : : : : : : : : : : : :i:､: : : : :≧=一　　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　 : : : : : : : : : : : : : : : : : :.!: :＼: : : : :＼　　）
　　　　　　　　　　　　　　　　 : : : : :i: : : : : : : : : : : : ;(＼: :ヽ￣￣　　│
　　　　　　　　　　　　　　 : : : :|: : : : : : : : : : : /`ーヾ: :i ` ｰ一　ﾉ　　――大内乱時代、私は
　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : :|: : : : : : : : : : ; :!　　　: :′　/￣　　　　　　王室警備隊という歴史ある
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i : :!: : : : : : : : : :ﾊ !　　 j/ 　ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ; : :!: : : : : : : : : i≫｡.　　／: : :i
　　　　　　　　　　　　　　　 . : :,: : : : : : : :ﾊ: !ﾆﾆﾆ≫く : : : : !　　――武装組織にいました。
　　　　　　　　　　　　　　 ,: : /: : : : : : :/ﾆi lﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ: : :′　　　王国が王立で創設した近衛兵とは別に
　　　　　　　　　　　　　　　　 /: :/: : : : : : :/ﾆノ'ニ≫ﾆﾆﾆﾆﾆ∨　　　　貴族勇士達が作った近衛兵もどき。
　　　　　　　　　　　　　／ : /: : : : : /!/ニﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ﾆﾆﾆヽ　　　結果的にではありますが、大内乱時代
　　　　　　　　　　　 , . : : : : /: : : : : //'ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニヽﾆﾆﾆ　　　軍がどれだけ打撃を被っても王都の
　　　　　　　　　／: : : : : /: : : : : / /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ　　　王室領だけは守り切った。
　　　　　　　　　 /:／: : : : : : : : : : : : 'ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　　　　　　　　У: : : : : : : : : : : ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ__ニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　　　　　　　 /: : : : : : : : : : : : 'ﾆﾆﾆﾆﾆニ／ﾆﾆニ≫xニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　　　　〈 : : : : : : : : : :／/ﾆﾆﾆﾆニ,ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽニﾆﾆﾆﾆﾆi
　　　　　　　　　 : : : : : : : :／　,ﾆﾆﾆﾆニ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ,
　　　　　　　　　　 :_:＞―く　　 |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ,x≦ﾆ＼
　　　　　　　 / /　　　 i.　　|ﾆﾆﾆﾆﾆiﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／ニﾆﾆﾆﾆ＼
　　　　　　 , ‐ﾍ/　　　　 '　　 |ﾆﾆﾆﾆﾆ|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ
　　　　　 ! : : i 　　／　　　|ﾆﾆﾆﾆﾆlﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≫ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　　　　　乂 : ＞　 ´　　　 |ﾆﾆﾆﾆﾆiﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≫ ´ニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
3176 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/08(日) 00:49:53 ID:f6vX9I8u: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　-=≠: : : : : :＞　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 , : : /: : : : : :/: : : : : : : : : V: ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　/: : /: : :ｆ:{: : :i: : : :i!: :!}: : : : V: :ﾍ
　　　　　　　　　　　　 /: : :ｉ!: : : i:i!: : :i: : : :i: :ｊ:i: : : : : i!: :∧
　　　　　　　　　　　　　　/: : : :i!: :ｊ!: 乂､: !: : : Уハ: : : : :ｉ: : : :i!
　　　　　　　　　　　　 ; : : : : : :/!: / i:T､¨¨:7´V:∧:ﾊ: : !:|: : :i!
　　　　　　　　　　　　 i/!:i: : |:/ i:7ﾞｰV　V:/　ｲ:7´ 　} /: i: : i:i
　　　　　　　　　　　　 i::i!: :i'. ┬‐.┐　　　　〒‐.┐'i: : !: ::!:i
　　　　　　　　　　　　 i:i:∨i 　i::::::::!　　　　i:::::::::! .i: :/: :i!:i!　　――尤も王国の歴史上最大の兵力と
　　　　　　　　　　　　　 i:i: : :i 　ゝ- ' 　,　　　　ゝ- '　i!/: : :i: |　　　権力を事実上手に入れたあのやる夫宰相が
　　　　　　　　　　　　　 i:i!: :ﾊ　ﾞﾞ　　　　　　　　　ﾞﾞ　.ｊ: : : :ｊ!: i!
　　　　　　　　　　　　　　　i:i!: : :i ､　　 ┌‐┐　　　　/: : : /: : i
　　　　　　　　　　　　　　　Ⅵ: : i: :〕ﾄ､　ヽ__ﾉ　　,ｨ' ﾚ'i: ::/: : : !　　――怖くて、土壇場で王室警備隊は
　　　　　　　　　　　　　　　　|:＼!: : i!: ≧ 　__ ,　'´} ｧ､: :iノ: |: : ::|　　　　クーデターを起こしたんですけどね
　　　　　　　　　　　　　　　　|: :i!: |: :|: i:;ィ |　　／/ 　ヽ_}: ::i: : : !　　　　まぁ、鎮圧されてしまいました。
　　　　　　　　　　　　　　　　i: :ｊ: ::!: :ｉ/　i .i　／／　　ｊ|;ｊ!: :ｊ!､: : !
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3177 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/08(日) 00:52:12 ID:f6vX9I8u: 　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
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　　　　　　 /: : : : : : { { : : /: : : : : : ﾉ: }: : : : : : : :i: : : : :
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　　　　 /ｲ^i!: : : :ｉ: :|: `ｵ‐--='-:´ﾊ: : :i: : :|: : ｉ |: : : : :.i
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　　　　　　　　|:!:ｉ: ハ:.|∀‐ ∨　}-ﾃ‐'｢/ };/!: /: : : : |: : : ｉ　　――あなたはあのクーデターの直前に
　　　　　　　　|:lﾙﾊ　`　 __　　 '" __ '"　　 }/!: : : : :| ): : l　　　誰よりも真っ先に逃げ隠れした。
　　　　　　　　|: i : :',　＝==　　　　 ===＝　.,': : : : :.|,': : :.|
　　　　　　　　|: ﾊ: :.', 〟　　　　　　　　　〟,': : : : : :!: : : :.|
　　　　　　 !'　l: :.:',　　　 ‘　　　　　 ,': : : : : :.|: : : : :|　　――それどころか、自分の私兵たちさえ
　　　　　　　　 l :.:.:ヽ、　　　__　　　　,' ;ｲ : ;ｲ:,': : : : : :!　　　１人残らずつれて逃げた。おかげで
　　　　　　　　　　 ',: :.:.:.:.i丶､　 `‐` 　 ..イi/ }: /:.|ﾉ:.:. : : : :.',　　　内戦終結後、地位も名誉も財産も一番保持出来た　　
　　　　　　　　　　 ',: :.iヽ!:.|:.:.:.＞‐r ' ´ 　 //ｲi:.:.ﾄ､:.:.: : : : : ',　　王族はあなた様だけだった。
　　　　　　　　　　　ヽj ,':.:.i三/ {　l} 　／／　,':.:.l三ﾐｧ､: : : : :',　　……王室警備隊はその気になればあなた様を
　　　　　　　　 ,.:'三,':.:.:,'ﾐ:/　ｌ l ／／　　,': :,'三/三ミヽ､: :',　　担ぎ上げる選択肢もあった。なのにあなた様は真っ先に
　　　　　　／三ﾐ,':.:.:,'ﾐ:/　　.l ;'／　　./,': :,'ミ/三三三三ﾐヽ、　逃げ隠れした。未来に備えるように
　　　　　 ,..___ﾑﾐ|三ﾐ,':__ 'ﾐ:/ |　　 /　　./ﾐ,': :,'ﾐ7三三三三/三ﾐヽ、
　　　　／_, -‐'‐r‐r‐^‐‐'ﾐ:i __l＿./___､‐-､,':_:,'ﾐ/三三三三/三三ミヽ
　　／　´　　／ /三|:.:/ミ| |｀¨¨¨¨¨´iゝ-､　＼三三ミミﾐ/三三三ﾐ`､
　　 }.　　￣ ..／/三|ﾐ'三:| |ﾏ二ニア|三ミ〉　　｀ヽ三三/三三三三ﾐi
　　 {　　　￣　_/三ﾐ|三ニ| | : : : : : : |:ミﾐ/´　　　 }三:/三三三三三i
3178 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/08(日) 01:01:48 ID:f6vX9I8u: 　　　　　　　　＿__
　　　　　　 ,. :´: : : : : :｀: .、
　　　　 , ': : : /: : : : : :ﾍヽ:＼
　　　　 /: : /: ; : ;ｲ: ゞ__;ﾉノ: : ;＼
　　　 ,': :,' {,ｲﾚfzミく{: : ﾑｰl､: ﾍﾞ`
　　　 ,': : i: : | 仡:ri`　　,ｨ示.{:ヽ:j
　　　,': :( |: : |弋zｿ　　　ﾄ:ﾘｉ: :|
　　 /:┌┐: :! ″, - .. _　¨,, l: :.!
　 ,ﾉ: :｜ |!: : i 　i　　ｿ　ﾉ: :.|　　――多少の陰謀は巡らせても
　｛: : : O |^ﾋﾍﾄ､_`ｰ‐'_. イﾍﾊ;ﾉ　　　　あなたに誰かを暗殺出来る度胸はありません。
　ヾヽ(_,)｣ｲﾍ: ﾏ､ﾘ｢ヽ:::l:ﾑ､__
　 ( `ｯ'ﾑ,,.ノ:::i:ﾍ:j､ .|　,ﾍ{(　)ﾍ::.
　（ (::::::::::::::::ﾉ::::::},ｿ　ﾉﾍ`f-ﾉ::ﾑ　　――あなたに出来る最上は最良のタイミングで蹴落とすこと。
　 /´:ゝ､__;:ノ:::::ｌ:::|.__;(⌒)ﾊﾚ'::::::;ﾉ　　　逆に言えば、あなたの基本行動は『友達は大切に、最後に裏切ろう』です。
　 },': : ;ﾉ /::::::::::|:::|ブ`rtf　 l:l:Y´　　　　最後の時にさえ注意していれば、あなたは無害だ。
　　￣　/:::::::::::::l:::|ﾐ=====;ｲ||:|
　　　｛:::::::::::::/::,'　　 / 　 ,'i!:|
　　　　｀` rｰ'-'　　 ,′　{ `"　
　　　　　　ﾉ＿,}　　＿, ｲ
.　　　　　　 (_／￣￣　｀ｰ┘

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

　・：今日はこのへんで……
3179 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/08(日) 23:15:12 ID:f6vX9I8u: ＃＃＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＃＃

　――　前回からの続き（１月８日　4/10）

　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　　　　. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　　　　　/: : : : : : : : : : : : : : :ヽ、: : : : : : : : : : : :.
　　　　　　　 /: : : : : : ; ; : : :/: : : : : ﾍヽ: : : : : : : : : : : :.
　　　　　　 /: : : : : : { { : : /: : : : : : ﾉ: }: : : : : : : :i: : : : :
　　　　　 /: : : : : : : ヽヽ､': : : : :.／;ノ: : : : :i: : :i |: : : : :i
　　　　 /ｲ^i!: : : :ｉ: :|: `ｵ‐--='-:´ﾊ: : :i: : :|: : ｉ |: : : : :.i
　　　　　　　　|i: : : lﾄ､ｉ!: :ﾊ: : :ﾊ: : :/ .}:_:,'l_;:ｲ: :/: : : i: : : i
　　　　　　　　|:!:ｉ: ハ:.|∀‐ ∨　}-ﾃ‐'｢/ };/!: /: : : : |: : : ｉ　　――あなたはあのクーデターの直前に
　　　　　　　　|:lﾙﾊ　`　 __　　 '" __ '"　　 }/!: : : : :| ): : l　　　誰よりも真っ先に逃げ隠れした。
　　　　　　　　|: i : :',　＝==　　　　 ===＝　.,': : : : :.|,': : :.|
　　　　　　　　|: ﾊ: :.', 〟　　　　　　　　　〟,': : : : : :!: : : :.|
　　　　　　 !'　l: :.:',　　　 ‘　　　　　 ,': : : : : :.|: : : : :|　　――それどころか、自分の私兵たちさえ
　　　　　　　　 l :.:.:ヽ、　　　__　　　　,' ;ｲ : ;ｲ:,': : : : : :!　　　１人残らずつれて逃げた。おかげで
　　　　　　　　　　 ',: :.:.:.:.i丶､　 `‐` 　 ..イi/ }: /:.|ﾉ:.:. : : : :.',　　　内戦終結後、地位も名誉も財産も一番保持出来た　　
　　　　　　　　　　 ',: :.iヽ!:.|:.:.:.＞‐r ' ´ 　 //ｲi:.:.ﾄ､:.:.: : : : : ',　　王族はあなた様だけだった。
　　　　　　　　　　　ヽj ,':.:.i三/ {　l} 　／／　,':.:.l三ﾐｧ､: : : : :',　　……王室警備隊はその気になればあなた様を
　　　　　　　　 ,.:'三,':.:.:,'ﾐ:/　ｌ l ／／　　,': :,'三/三ミヽ､: :',　　担ぎ上げる選択肢もあった。なのにあなた様は真っ先に
　　　　　　／三ﾐ,':.:.:,'ﾐ:/　　.l ;'／　　./,': :,'ミ/三三三三ﾐヽ、　逃げ隠れした。未来に備えるように
　　　　　 ,..___ﾑﾐ|三ﾐ,':__ 'ﾐ:/ |　　 /　　./ﾐ,': :,'ﾐ7三三三三/三ﾐヽ、
　　　　／_, -‐'‐r‐r‐^‐‐'ﾐ:i __l＿./___､‐-､,':_:,'ﾐ/三三三三/三三ミヽ
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　 ,ﾉ: :｜ |!: : i 　i　　ｿ　ﾉ: :.|　　――多少の陰謀は巡らせても
　｛: : : O |^ﾋﾍﾄ､_`ｰ‐'_. イﾍﾊ;ﾉ　　　　あなたに誰かを暗殺出来る度胸はありません。
　ヾヽ(_,)｣ｲﾍ: ﾏ､ﾘ｢ヽ:::l:ﾑ､__
　 ( `ｯ'ﾑ,,.ノ:::i:ﾍ:j､ .|　,ﾍ{(　)ﾍ::.
　（ (::::::::::::::::ﾉ::::::},ｿ　ﾉﾍ`f-ﾉ::ﾑ　　――あなたに出来る最上は最良のタイミングで蹴落とすこと。
　 /´:ゝ､__;:ノ:::::ｌ:::|.__;(⌒)ﾊﾚ'::::::;ﾉ　　　逆に言えば、あなたの基本行動は『友達は大切に、最後に裏切ろう』です。
　 },': : ;ﾉ /::::::::::|:::|ブ`rtf　 l:l:Y´　　　　最後の時にさえ注意していれば、あなたは無害だ。
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3180 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/08(日) 23:15:21 ID:f6vX9I8u: 　　　　　　　　　　. .―: : : :― .､
　　　　　　／: : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　　//: : ((: : : : : : : :ヽヽ: '､
　　　　　　 //: /: :ヽニ＝ｲ: : : :l: ',: i
　　　　　　ｲi:ﾊ:_トﾊ: :ﾊAi_l_: : j: :!: !
　　　　　 i: :i ﾄT　´　zz､Lﾊ/: j: l　　――どや？　名推理だろ
　　　　　 l: :i `'wxwx ヒｿ /: :〃:l
　　　　　 iﾊ:ゝ..―:.ヘ､イ: : /: : i
　　　　　　＿／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.7://: : : ﾍ
　　　　 /:.／:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.://: {:.:.:｀ヽ:ヽ　　　　　　　　　　いきなり何を言い出すんだ　＞
　　　　/:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:/ i: : !:.:.:.:.:.:.:ヽ,
　　　 /:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〈　ﾊ: :j:.:.:./:.:.:.:.}!
　　 //:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:', ﾊ: :j:.:.:i:.:.:.:.:.ﾍ
.　　/:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:ト‐V_:.:.{:.:.:.:.:.:.:ﾍ
　　{:.:{:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:::}:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.',
　　';.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:::j:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:￣:.:.:i
　　ヽ:.:.:.:.:.:.:::::_::┬--::::イ::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
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　　　l:.:.:.:￣:.j:.:.:.:トﾍrrr/:::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
　　 j:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:i 　 b人::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ィ
3181 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/08(日) 23:33:20 ID:f6vX9I8u: 　　　　__／.:::::::::::::::::::::::::...ヽ
　　　x｀.:::::＞-'''''''''''''''ｰ＜.ゝV
　　＞　 fナーヽ　ナーヽ∨; i
　　＼　 |ｌ　・　 }{ 　・　 } ｝::!!
　　　｀h/ゝ __ ノcゝ __ノ＼, ､!　　――仮にボクがそういう人間だとして……
　　　 |;{　　　　　　　ヾ ! ﾉ　　　『最後』にだけ気をつければいいなんて……
　　　　｀ﾍ　　　ー-./＼　ｊﾞ
　　　　　ゞ､　　　ﾉ　　ゝﾞ__
　　　　＿　イ｝｀ｰ｛, ーイf::. ヽ､　　――その『最後』がいつか、なんてわからないだろ。
　　　　ゝ＿､（　　ﾅ´.:.:.:{.:.::. ゝヽ
　　　　　,ﾍ´.:.:ヽｲ´.:.:.:.:.:i!.:.:.:::..＿（
　　　　ﾒ.:.:}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}.:.:／　∨
　　　／.:.:.:{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i∧

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　----　　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　,. ≦: : : : : : : : : : : ｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: :ｎ: :i!: : : : :ﾄ､: : ヽ:ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　 /: : i: : i: !: i!: : :|: : }:}: :i!: i: :ﾍ
　　　　　　　　　　　　 ; : :i!: : : 乂: : : : ｉ!:ノﾉ: : :i: :}: : i!
　　　　　　　　　　　　ﾊ: : i: :i‐i!‐{:iー‐ｲｆ:‐i!--:ｊ!: : : : i
　　　　　　　　　　　　　　i: i!: :i: :Ⅳ　ﾞｉ:/ｉ:ﾉ.∨ i从i i:/: :!: i
　　　　　　　　　　　　　　i: :i: :i ,伝.弐　　　　灯うヽ'ｉ: :; : :ｉ　　――そんなの簡単だろ！
　　　　　　　　　　　　　　i: :ヽ:!i! じ:り　　　　じり .} ﾚ: : }:i!　　　　今言ったじゃん『いつかなんてわからない』って
　　　　　　　　　　 i:i: :i: {　弋:ﾂ　　,　　弋ﾂ　ｊ: : :;: :i
　　　　　　　　　　　　　i::i: :i:ﾊ　ﾞﾞ　　　　　　　　ﾞﾞ　.爪: ;: ::!
　　　　　　　　　　　　 i:ﾍ: :i!込　　　ｰ　‐ ' 　　/ｊ: : :ｊ!: :ｉ!　　――つまり、殿下にも『最後の時』はわからない。
　　　　　　　　　　　 i:|:ﾍ: :i!ヽ`;　　　　　　　ィ/ィ: /: : : ｉ!　　　逆に言えば、最後の時だと殿下が確信せざる得ないときが
　　　　　　　　　　　　　i:i!: :|ヽ!:i: :|: : 〕` ‐‐　´ｉ: i:{: ﾚ' |: : :iｉ:!　　　殿下が裏切る瞬間です。
　　　　　　　　　　　　　i:} : i: :i: i: i:,ｨﾍヽ　　　//}ヽi:|: :|: : :||:i
　　　　　　　　　　　　　i:i!: :i: :iィ;;;;;;;!　i i! 　.// .ｊ;;;;;;i : i: : : ii:i
　　　　　　　　　　　　ｊ,ｨ'´;i!: i;;;;;;;;;j 　i! ﾞУ'´　i!;;;;;;i: : i;;;｀ヽ}:}
　　　　　　　　　　　　/;;;;;;;;i: ::!;;;;;;;/　　V　　　i;;;;;;;;i: : i;;;;;;;;;;;＼
　　　　　　　　　 /i!;;;;;;;;{: ::!;;;;;ハ　/　　　/i!;;;;;;;;!: : i;;;;;;;;;;;;;;;;i
　　　　　　　　　　/;;;;i;;;;;;;;i!: :i;;;;i! 　У　　 / .i;;;;;;;;;i: : :};;;;;;;;/;;;;;i!
　　　　　　　　　 i;;;;;;i;;;;;;;;i: :/;;;i! ／　　／　.i;;;;;;;;;!: :/;;;;;;/;;;;;;;;i
3182 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/08(日) 23:43:55 ID:f6vX9I8u: 　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿__
　　　　　　　　　　　　　. : ´: : : : : : : : ｀ : .､
　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　　　／Oo: : i : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　　　 /: : : /: : ;l ; : : : : i: : : :l : : : :oＯ: :.
　　　　　　 /: : : :i : :/|ヽゝ―'ハ _, :!: : : : : : : : :i
.　　　　　　 /ｲ: : : l `ﾒ､!:ﾄ｀￣/‐'ﾍ: : |: : : : i : : : :|
　　　　　　　　| : : /l:/ 　lj ヽ: :{　　',:i l : : : :|: : : : !
　　　　　　　 |ﾊ: l ≠=ミ　ヽ{ fｪzz=ｿ､: : : |､: : : !　　――まぁ、要するに、殿下からしたら
　　　　　　　　!　Y ///　　" 　　 /// l : : : l j: : :l　　　　今しかないだろ！　って場面でかつ二度とその場面が
　　　　　　　　　 i(　　　　　　　　　　 | : : : !': : :,'
　　　　　　　　　 |: `. ..、　｀ｰ―'′ _..ノ!: : : :! : : i
　　　　　＿__　　lﾍ: : | l｀:.:.:ｧr‐ ''ｴ､:.:.:/: :ｿi/: : : :　　――なさそうだと判断出来る状況なら確実に友を切れる。
　　 (⌒´　}　　　 |ゝ!,／!i ヽ〃　｢:i:''´ヽ､:.{: : : {　　　　なら、その場面が来ないようにするだけです。対処法はわかってるんですよ
　　 `t._,ノ　　　 |: l'::::∥　У　 /!:!::::::;r:::!:.:l: : : ヽ.
　　　　　　　　　　　>':__∥ヽ/ 　 /f:f:::/::::::::|:.:l: : : : : :
　　　　　　　　　　/:l´　 ) ,-､_.__/.//:/:::::::::::|: }: : : : :ﾘ
　　　　　　　　 { /ｰr''i/i　,'::::::｀ヽｿ､:::::::::::|: : : / :ﾉ
　　　　　　　　 /:{l|/:l||' ﾍ f:::::::::::::::::ヾ､､:::::!: : /ン
.　　　　　　　 /:::::{|　l||　/^!::::::::::::::::::::::､:::::{／'￣冫
　　　　　　　　 {::::::::{ヾｲ!ｲ⌒{::::::::::::::::::::::::`::::::}ｭ　/
　　　　　　　ﾏ::::::`''/|=}ｰﾊ::::::::::::::::::::::::::::::ﾘ､　}､
　　　　　　　　　ヽ::::/l::|_/l｣｣ヽ::::::::::::::::::::::::::ﾊﾍﾊノ
　　　　　　　　　　 `f:::l::l:.:`ｰ‐‐'ﾄ､:::::::::_ -‐':::::::ﾏ､ヽ
　　　　　　　　　　　|::::l::l_:.:.:.:.:.:.:|::|￣:::::::::/:::::::::::Vﾍj
　　　　　　　　　　 |::::ｌ::| ￣√´!::|:::::::::::::':::::::::::::::ヽ
3183 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/08(日) 23:52:55 ID:f6vX9I8u: 　　　　　　　　　　　　　　　　　. . : : : ´￣｀: : .
　　　　　　　　　　　　　 . . ´: : : : : : : : : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　／: :／: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　　　　　　　 /: : : : : : : :}）: : : : : : : : : : : : : : : :.
　　　　　　　 ′/: :/: : ::/':从:. : :| : : l: : : l: : : : :.i
　　　　　　　　 ′{: : :|: :／⌒7ﾊ: :人 : |l: : : l: : : : :.|
.　　　　　　　 /: : :`ｰ＜ﾊ: :/斗-リ､ヽ:ﾘ : : :l: : : : :.|　　――だから、殿下が暴れたいなら好きにどうぞ。
　　　　　　　　 /:ィ: l: :∨_　ﾚ' 　.iJ,ﾊ }　ﾚ : : : :ﾄ､::: : ::|　　　　ですが、それを上回って私も暴れます。
　　　　　　　／ l: :|:/Yぃ　　　乂ソ　.|: : |: : |. }: : : :|
　　　　　　　乂::{ﾄ}ヾ'　　　　〃　 |: : |: : |/: : : : |
　　　　　　　　　　　 iﾊ. ′　　　　　　′: : ..:|:::: : : : |　　――臆病な殿下なら、私の大暴れで周囲が大荒れに
　　　　　　　　　　 V}　　､　　　 /: : :::∧|:::::..: : ::|　　　なった時点で、引きこもるでしょ。
　　　　　　　　　　　　　 |: ＞　　＜厶ィ: /: :lﾄ､::::.: : :|
　　　　　　　　　　　　 j: ::八:｀¨::::::ﾍ　　|/1::::|　〉､:::: ::l
　　　　　　　　　　　　　へ{:::::ハ::／{{　〃 .|:::::!./}i:i:i:x: :l
　　　　　　　　　　　　　　 j: :{／/　.{ﾚ/　　|: ::| /i:i:i:i:i|i:≫
　　　　　　　　　　　　　　 /: :|i:i/|.　 ∨　　 !: ::|'i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i≫
　　　　　　　　　　　　　,ｨ/: :/i/ .|　 / . 　 /l: : |i:i:i:i:i:i:i|i:i:i:i:i:i:i:i:i:ム
　　　　　　　　　 /i:i/: ://　 .! /　　 /　}: :}i:i:i:i:i:i/i:i:i:i:i:i:i:/:i:i:i:ﾑ
　　　　　　　　　　　/i:i/: ://　　.У　　 / 　 |: :|i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:/:i:i:i:i:i:iﾑ
　　　　　　　　 {i:i:{: : {/　　 /　　　/　　/: /i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i{i:i:i:i:i:i:i:i:ﾑ
3184 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/09(月) 00:01:02 ID:HZu+PvAR: 　　　　　,　-　　￣￣　＞
　　　／///////////////ヽ
　　 ////////////////////ヽ
　　 i////＞----- ､////////∧
　　 f ´; ´ーニ=ﾐ.　 ∨////////}
　　 ,ｔ≦ ./ ´r, ヽ L__.∨/-/////
　　 L {6Yヽ.._¨__ ノ　　　}´`）///　　――……やれやれ。これだから、宮中で暗躍する政治家は怖い。
　　ゝxノ　　　　　u　　　ﾆｒ////
　　　　',` ﾞ　　　　　　　/¨　　Y　　――まだ、議会政治家の方が簡単だよ。コレは。
　　　　＼ t==､　　　　　　　 ∨
　　　　　　ヽ￣´　　　　　　 __　∨＿
　　　　　　　` --　´ヽ　ｘ＜　　　　　{
　　　　　　　　　　　　У-＝¨¨｀　=←＝､

　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　 . : : : : : : : : : : : : .
　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　 /: : /: : : :./!: : : !:lヽ: :l: : : ﾍ
　　　　　　　/: : : |:!: : : ﾍヽ: : :!ﾉﾉ: : l: : : :ﾊ
　　　　　　 l: : !: : :!:∠´ﾊ>ーイﾊ｀ヽ!: l: : :.!
　　　　　 l: |:.l: : ﾊハ/_ ∨∨_｀ﾍ:ﾊ:/:.l|:ﾍ!
.　　　　　 l: :l:.ｌヽ| T:::::T　　　 T:::::T |:/:|: |　　――分野が違うだけですよ。そもそも宮中政治家なんて
　　　　　　 l: :.l: ｌ:.:l 　ー　　　　　ー　l/: l : !　　　他国にはいないんだ。いてもここまででかい顔している国は少ないでしょ
　　　　　ｌ: : ｌ: : :.ｌ〝　　　 ' 　　〝l: : l: :.|
　　　　　 !:l: ﾍ: l､:l、　ゝ-ｒYlｒ,.　ﾉ: /: :i:|
　　　　　　l:.l: : :.>!ヽ!|＞　ｌ | | | !イ|イ､: :|l:|　　――本来なら、議会政治家の方が本流ですよ。
　　　　　 l:ﾊ:／;:;:;|.:.|;:;l ヽ'l {. ! ! l!;:|:.:|;:;ヽ{|:!　　　あなたみたいな方々が暴れないようにカウンターとして存在するのが
.　　　　 l:ｌ /;:;:;:;:;:|:.:|;:;|ﾍ./　　ﾉ!;:! :|;:;:;:ﾊ:|　　　私みたいな存在ですからね
　　　　　 l:l ｌ;:;ﾍ;:;:;:|.:.l;:;l　{　　　 /!;:|:.:|;:;/;:;:l
　　　　 |:l.l;:;:;:ﾍ;:;:|:.:l;:;l　ﾍ　　</|;:l: :|;/;:;:;:;l
　　　　ヾ!;:;:;:;:ﾍ;:l:.:|;:;l　　〉　　ヽ;ﾍ:.!;:;:／;:l
　　　　　　l;:;:;:;:;:;:;:|ヽ!;:;|　/　ヽ　　ヾヽ<;:;:;:;:;!
　　　　　 !;:;:;:;:;:;:;:|;:;|;:;:|./　 /　!､　/;:;:;:;＼ﾍ|
　　　　 !;:;:;:;:;:;:;:|;:;|;:;:|'　 / 　 l ∨;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
3185 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/09(月) 00:05:48 ID:HZu+PvAR: 　　　　　　　　　　　　　　 . . . .-─- . . .
　　　　　　　　　　　　. : ´ : : : : : : : : : : : : :｀: .､
　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ
　　　　　　　 /: : : : : : : : : : :/; : : : : : : : i !､: :.ﾍ
　　　　　　　　　/: : : : : : : ! :l: : :|: !: : : : : : : :|:|:l: : :lﾍ
　　　　　　　 l: : : :l: : : :.|: :|: : :ヾ:ヽ : : : : : :ﾚ/: : :l:ﾊ
　　　　　　 l: : : :!: : : :.l: :.!: : : :ﾊ｀: ー＝ "!_: !: :l: :|
　　　　　　 !: : : |: :|: : :!:_ﾊ: : :.ハ: :ﾊ: :ﾑ/´!/!:.:/:l｀
　　　　　　　　ｌ: : :.r|: :|: : :|/　￣二"/ |;ﾉ|;:ﾑｭ､|:/: :l
　　　　　　 l: : :.l :l: :l: : :lｨ仍万｀　　　l刋 /l/:.i: !　　――だから、殿下も私が明らかにおかしな事をしていると思ったら
　　　　　　　　l: : : ﾍ:|: :|: : :|弋ン　　　　　ヾ''　l: : |ｿ　　　　遠慮無く潰してください。
　　　　　　 /: : : : : |: : : : :l 〟　　　　　' 　〝!ヾ;l
　　　　　 /: : : : :/ﾍ: : : |ヾ、　, ､＿　　　　// l||
　　　　　 /: : : ／: :∧|､:.ﾄ　　　ー‐'　 ,.　イ　　 !　　――やろうと思えば出来るでしょ。殿下なら
　　　　 /:_:_:二: イﾍ|: :ヽl 　＞　_／　　　／
　　　　／7///ﾊ//,ﾍ l: : :|　 /| ∨l"　　　イ
　　　,ｲ///////ﾊ///ﾍ!: : |　 | !　l;ﾊ　　　 !'ﾊ
3186 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/09(月) 00:13:12 ID:HZu+PvAR: 　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿___
　　　　　　　　　　　 ,.::::::::::::::::::::::::::::::::::::...＼
　　　　　　　　　／.::::::::::::::::::::::::::::::::::n,j､_.:.ヽ,
　　　　　　　／.::::::::::::::::::::::::: r｀´￣´　　!ん;:､
　　　　　　　　　 /.:::::::::::::::::::::::::::ｊメ　　　　 jx-､,_;ヽ
　　　　　　ｊ.::::::::::::::::::l!::fﾍｲ　　　　　 ;lf´/ _,ヽ
　　　　　　　　　j.:::::::::::::::::ﾘ乂　　　　　　　　　jl ,' ,/,Z;i,￣￣￣￣￣　ﾍ
　　　　　　　　　j.:::::::::::::::::l　　　＿,,..__　　　　_fﾍ :'fﾞjﾉ,j∨　　　　　　　 Y
　　　　　　　　　∨.::::::::::て, 　/＞､三≧zx_;ノ;fゝ:.￣`ノ ∨　　　　　　　i
　　　　　　　　　. ∨.:::::::::..て、´　 X _｀_,─.r》ﾞ´ヾ、 ´　　 ∨￣￣｀ﾍ　 {　　――勝てない戦いはしない主義だ。
　　　　　　　　　／∨.::::::::::::::. j　/,.ｨ´ソﾌ.:　ｊ　　.､　j!　　 |　　　　　j 　:i　　　　そして、負けても逃げられる準備が出来ないなら諦める主義だ。
　　　　　　　／　　.ﾌ.:::::::::::::,∧ ""￣`｀　 ,　　　￣ ,　 ,.　|　　　　　　　i
　　　　　　／　　　.ﾘ从.:.::::::| ゝ｀ー-- ＜　　　＿_ノ ,　　　　　　|　　i
　　　／　　　　　　　 h;､.:.:.ﾍヽ,丶　　　　　　　´　__,,. ´　|ー=ミヽ,j　　 i
　　／　　　　　　　 fヽ;:::::.ー､Ｘ　　　　　　　　ﾉ二≧､　ヽ　ｊ　　　　　　　……だから、あなたは信用出来るんですよ。野心家の殿下　＞
　／　　　　　　　　　 j 　　　〕,.　ー───‐‐ 　 ´人‐-ｦ::.ﾍ_　∨
　i　　　　　　　　　　　　 /ヽ￣￣　 ,ヽ￣￣　ゝ､７ゝ,＿　 .:.:.,ji::::::::{　f
　i　　　　　　　　　　 j　　ji　　　　　　＼　　　　ヽr　　`ー,ナ　　　ji
　ゝ　　　　　　　　　　 ∧　i　Y　　　　　 У　　　　　　　　　　　　　　＼
3187 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/09(月) 00:18:22 ID:HZu+PvAR: 　　　　　　　　　　　　 ......::::::::::::::::::::::::::......
　　　　　　　　　　　／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...
　　　　　　　　　ﾌ.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼
　　　　　　　　　　つ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
　　　　　　　　　　ﾉ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨
　　　　　　　　　　ゝ.::/｀ﾞ´ゞ¨ヾﾞ´￣￣``¨´ﾞ}::::::::::::::::::::::::::}
　　　　　　　　　　　　∧::}､＿　　　　　　　 |::::::::::::::::::::::::ﾞ
　　　　　　　　　　 j /´　｀,{　,ノ /　　　　ｊ::::::::::::::::::::∨
.　　　　　　　　　　　　　｢l{｀fｯﾐ｝ ,_..,:厶フ乙ヽｿ.:::, -　､.:.:/
　　　　　　　　　　　｀ゝ¨ﾆﾅｰﾊi^ｆ¨升ｊメ　l}:::ノ⌒} |::.ﾞ
　　　　　　　　　　 ∧　〈､_,..　`．ﾞ￣　..ノ.V_)　ノﾉﾞ　　――……小賢しい。
　　　　　　　　　　　　　　 ',　＿　　　￣￣　 /(__,ノ´
　　　　　　　　　　　ｉ　‐-｀丶　　　　　/　ﾚﾍ
　　　　　　　　　　　　　ﾊ　　　　　　　　／　／　ゝ,
　　　　　　　　　　　　ゝ＿＿__ .. ＜　／　ｊ　ヽ　　――即位の暁には絶対に貴様をここから排除してやる。
　　　　　　　　　　　　　　　　厂＼＿＿＿ノ　　 ,ノ　 ⌒＼__
　　　　　　　　　 .　-‐/}/´｀⌒⌒ﾆヽ.　　／　　 ,/／⌒＞､
　　　　　　　　／　／〈_/　　ノ　　　　ゝ／　　　 /／　　　　ヽ
　　　　　　　／　／　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　V
.　　　　　　ｊ .／　　　　　　　　　　　　　　　　 .::::／　　／
　　　　　＿／ {　　　　　　　　　　　　　　 / ...:::/　　　／　　　　i　　　　　　　　　で、陛下のご容態は？　＞
　　　　／　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 / .::: /　　　　　　　　　 |
　　　／　/　　 /　　　　　　　　　　　　　　　 /　　/　　 /　　　　　　 |
.　　ｊﾍ　{/ 　 /　　　　　　　　　　　　　 /　　 ′. . :/　　　　　　 |
.　　　ー､＿/,／　　　　　　　　　　　 /　　.:｛ . : : ′　　　　　　　|
　　　　／　　　　　　　　　　　／..:...　　 }. : /　　　　　　　　 |
.　　　＞　　　　　　　　　　　　　　 /　 ⌒ヽ　 {:　　　　　　　　　　 _丿
3188 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/09(月) 00:25:06 ID:HZu+PvAR: 　　　　　　　　　　　　　　　　　|/
　　　　　　　　　　　_,.-'''"￣￣"'- ､
　　　　　　　　　／　　＿＿　　　　＼　　――……今年の公務は全滅だ。
　　　　　　　　 /　／,_,.．、,｀-、i⌒!ヽ,　　　　来年も正直そうなる可能性が高い。
.　　　　　　　 .i　 /　i"　　`;　　　 ´ヽ‐'>:'´￣:|ｨｰ､
　　　　　　　　　ヽ/i"丶__, -'　　　　.／　　:／　　＼
　　　　　　　　　　｀ヽ__o　　　　　　,ｉ/　／／　,. -―　　――再来年は……大喪の礼準備を検討しなければいけないかもしれない
　　　　　　　　　　　　　ヽ､._'´　　,/〃　/:/　.／
　　　　　　　　　　　　　　　　｀ ´.'ｰ:ﾄ/:/ ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 λ/,.ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /,r:'´
　　　　　　　　　　　　　　　　　 V 　ヽ　　　　　　 ,..
　　　　　　　　　　　　　　　　 /´ 　 i　 |　　 /　／
　　　　　　　　　　　　　　　.l,´　＼　＼.　 ∠-‐′
　　　　　　　　　　　　／ l、　　　　ヽ/　　　／
　　　　　　　　　　　 /　　　,> ､_ r'" ´　　　／
　　　　　　　　　　　 / 　 .i. l　 /.〈　 ‐- ､／
　　　　　　　　　　 /　　ﾉ .} 〈 l´
　　　　　　　　〈　　/_. 〈　/ヽ
　　　　　　　　　ﾊ　 '.λ | ,）ヽ
　　　　　　　　 |└‐'ﾞ,ｨﾞ |ｲ　　＼
　　　　　　　　　　　｀[｀`くヽハ　　　 'ｰ､ __
　　　　　　　　　　　　 |｀ﾄ､.)､　ヽ　＼
　　　　　　　　 _,. ‐'´｀´　 | ＼.　　　＼
3189 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/09(月) 00:30:54 ID:HZu+PvAR: 　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿___
　　　　　　　　　　　　 . . : : ´: : : : : : : : ｀: : . .
　　　　　　　 . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :｀: .
　　　　　　　／: : : :／: :./: : : : : ／: : : : : : : : : : : : :＼
.　　　　 /: : : : :/: : : /: : : : : 〈〈: : : : : : : : : :ヽ:.＼: : ＼
　　　　 /　: : : / : : :/: : : : i: : : ヾ､/: : : : : : : :i : : 〉i: : :.ヽ
.　　　 /　: : : / : : :: : : 从:∧: : : : ＼: : : : :＿＿／/: : : : : :.
.　　　 ,′: /: : : : : :/: /|: /ヽ:ヽ: : /ﾞ|: ＞------- ' : :.|: : :: : ::.
　　　 ′: /: : : : : :ﾑイ､|/:::::::＼∨ ::　: : : :/:::l: : :∧: : |:.: :|: : : :.
　　　 ′:./: : : l: : /::⌒7斧ぅトﾐ::＼.:.＼∧/::::::|: /／! : |:.: :|: : :ﾄ:i
　　　′:/: : : : :: : |:::::::んJ:i:i:iJ ::::::::::::::::::::::r≦|/::::::::|: ∧: :|: : :|
.　　/ :./: : : : : : Ⅵ:::::弋廴ノｸ:::::::::::::::::::::::::::::斧ぅトﾐ.ﾚ::::从:!: : ;
　 / : : : : : : : : : :| 〃〃`ー ' ::::::::::::::::::::::::::::んJ:i:i:iJ:::::/::Ⅵ: /
. /: : :ｌ:.: : : : : : : :| :::::::::::::::: 　　　　　ﾞ::::弋廴ノｸ:::/: : : |/
/: : : :|:.: : : : : : : :|　　　　　　　　　　　 .......:::〃　: : : |　　――３～５年ってとこってことか？
: : : : :|:.: :: : : : : : |　　　　　　　　　　　　　　　　　 :::::′: : : |
: : : : :|:.: : : : : : : :|　　　　　　　　＿　　　　　　　 | : : : : |
: : : : :ﾚｌ: : : : : : : ﾄ　　　　　　 ´　　　ヽ　　　　　　从: : : ::
: : : : : ∧: : :ﾄ.:: : |　＼　　　　　　　　　　／.: : : : : |
: : : : /::::::.:: :|::|:＼r‐t/＼　　　　　　　　　　　イ:::: : : : : :/
: : : /:::::::::＼|::|／iﾄ　{　　｀　　＿__,,,....　　＜:.::|: : : : : : /
: : /:::::r≪|: ::::|　 |l　　　　　　　　 /:::::: : : :|: : : ::|: : :／ﾚ'
≪i:i:i:i:i:i:i:i|: ::::|　 |l　八　　　　 / ハﾄ､: ::|: : : ::|／
i:i|:i:i:i:i:i:i:i:i|: ::::| 　　　ヽ.　　　/ /　 |i:i:Ⅵ: : : ::|
i:i|:i:i:i:i:i:i:i:i|: ::::|　　＼　　＼／ / 　八i:i:i:|: : :.:.:|
3190 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/09(月) 00:44:06 ID:HZu+PvAR: 　　　　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　 , . ',: : : : :｀ヽ、
　　　　　　　　　　∠ :wﾄ===ﾌ : : : i
　　　　　　　　　 i:i:/二V/二ﾚﾉ: :l
　　　　　　　　　　Y:'l U　　 U 'ﾌ: |: |　　――王位継承権高い順に人を集めないと
　　　　　　　　　 |::|' 　 '　　'/: ﾉ: l
　　　　　　　 'ﾍ:ﾄ、_．　ノレ: : i
　　　　　　　　 Y: :|イ／::λ: : : l　　――王室会議を開く準備をしていただきたい摂政殿下。
　　　　　　　　 /.:l: / y /: /.:.:ヽ: ﾍ　　　　宮中の人間は会議準備以上の事は出来ません。
　　　　　　　ノ.:.:.V /／ﾚィ／.:.l:ﾚ/　　　　王族だけが出席する場ですから
　　　　　　　　 /.:∠￣ﾌ'::''＼:.:.:.:.:.i-,
　　　　　　ﾄ.:.:.:.:.:.Y.:.:.:.:.:.:.丶.:.ｲﾉ
　　　　　　　　 l.:.:.:.::::::〉::::::::::::.:.:.:.:.:.|
　　　　　　　　 l.:.:.:.:.:./ i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｨ'
　　　　　　　　｀トt ' -┴t--:::'´.:.:i
　　　　　　　　　l.:.:|｀－－|.:.:.:.:.:.:.:.l
3191 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/09(月) 00:53:40 ID:HZu+PvAR: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　- ‥‥ -　.
　　　　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::｀　､
　　　　　　　　　　　　　　　 , .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ
　　　　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::ｉ::::::::::::::::::::::::::::::.‘,
　　　　　　　　　　　　　　　,::::::::::::::::::::::/{::|::{::::、:::::::::::::::::::::::}
　　　　　　　　　　　　　　 ;:::/::: i:|::j//八乂＼＼､、:::::::::::::ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　 |/:从从'⌒ヾ　〃　⌒ヾ＼::::/＾Ｙ
　　　　　　　　　　　　　　 jﾊ/'Ｙ弋佗>}ー{　ィ佗ア}⌒ﾘ）{ ｝
　　　　　　　　　　　　　｛人　　　ﾉｉヽ. 　　ﾉ　,､_ ノ　　――……無理だ。
　　　　　　　　　　　　　＼ﾊ｀¨¨´　j　　｀¨¨´　　ﾘ/　　　　　王室会議が開かれたのは
　　　　　　　　　　　　　　　八　　　^ｰ^　　　　ｲ′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　 ´￣｀　／　ト､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }ヽ　＿／　／　/＼　　――内戦終結後１度だけ。
　　　　　　　　　　　　　　　　 . -‐/｝　　　　／　 /: . 　 .　　　今では誰も彼もがハリネズミになっている。
　　　　　　　　　　　　　　　／ : : /｛　_＿彡　　　 /: .　　 . :，　　何より、玉座を望む野心家、玉座を放棄したがる愚か者しかいない
　　　　　　　　　　　 /: . ,　/ﾍＶ＼　　　　 . : 　　 . : ‘，
　　　　　　　　　　　　　 /: . / /　 `¨´ハ　／ : . 　　　 . : ‘.
　　　　　　　　　　 /: . /　　　　　 }／: .　　　　　　 . : ，
　　　　　　　　　　　　 /: . / 　　　　／: .　　　　　　　　　 . : ；
　　　　　　　　　／: . .:′＿ -―＜: .　　　　　　　　　　　 . : i
　　　　　　　　 __,／: .　　j>―- ､＼＼_>　　　　　　　　 . : |
　　　　 /¨¨’⌒ヾ: .　 /　彡- ､_)ｰ'￣　　　　　　　　　／　 . : ,′　　　　　　　ですが、あなたの『後』を用意出来ずに
　　　　 /＾　　　　｝＿/／: .　　　　　　　　　　　　　／: .　　. :,　　　　　　　　　　　　あなたが即位出来る事もないでしょう　＞
　　　　｛.　　　　／¨¨⌒　　　　　　　　　　　　　 .｡＜ : . 　 . : /
　　　　 ;＼　　 /: . 　　　　　　　　　 .｡＜: .　　　　　. : ,
　　　 i 　￣　＼: .　　　　　　　　　.｡＜: .　　　　　　　 . : ,’
.　　　　乂　　　／＼: .　　　　.｡＜: .　　　　　　　　　　　. : ′
　　　　　　｀¨¨´　　　｀¨i¨¨´　　　　　　　　　　　　　　 . : i
　　　　　　　　　　　　 |: : . .　　　　　　　　　　　　　　　. :{
　　　　　　　　　　　　 |: : . .　　　　　　　　　　　　　　 . : ',
3192 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/09(月) 01:05:38 ID:HZu+PvAR: 　　　　　　　　　　　　 ......::::::::::::::::::::::::::......
　　　　　　　　　　　／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...
　　　　　　　　　ﾌ.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼
　　　　　　　　　　つ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
　　　　　　　　　　ﾉ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨
　　　　　　　　　　ゝ.::/｀ﾞ´ゞ¨ヾﾞ´￣￣``¨´ﾞ}::::::::::::::::::::::::::}
　　　　　　　　　　　　∧::}､＿　　　　　　　 |::::::::::::::::::::::::ﾞ
　　　　　　　　　　 j /´　｀,{　,ノ /　　　　ｊ::::::::::::::::::::∨
.　　　　　　　　　　　　　｢l{｀fｯﾐ｝ ,{ﾑx<Z二｢｀ヽｿ.:::, -　､.:.:/
　　　　　　　　　　　｀ゝ¨ﾆﾅｰﾊi^ｆ¨tチ,.ヌ l}:::ノ⌒} |::.ﾞ
　　　　　　　　　　 ∧　〈､_,..　`．ﾞ￣　..ノ.V_)　ノﾉﾞ　　――……それはその通りだが、現状では仕方あるまい。
　　　　　　　　　　　　　　 ',　＿　　　￣￣　 /(__,ノ´　　　　　すなおに継承順位だけで進める
　　　　　　　　　　　ｉ　‐-｀丶　　　　　/　ﾚﾍ
　　　　　　　　　　　　　ﾊ　　　　　　　　／　／.:.:ゝ,
　　　　　　　　　　　　ゝ＿＿__ .. ＜　／.:.:.:ｊ.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　厂＼＿＿＿ノ.:.:.:.:,ノ.:.:.:⌒＼__　　　　　　　　　　……それでは、海外留学の殿下を戻しましょう　＞
　　　　　　　　　　　　 .　-‐/}V｀7⌒｀ヽ　く.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:/／⌒＞､
　　　　　　　　／.:.:／ﾉ｀i/　ゝ＿人/ ＼:,/.:.:.:.:.::,/／.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
　　　　　　　／.:.:／／.:.:.:i／　　　 } ,／.:.:.:｀.:.:.:.:.／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:V
　　　　　　　　　ｊ.:.／.:.:.:.:＼.:.:,!　　．　＜.:.:.:.:.:.:.:.:＼.:::／.:.:.:.:.:／.:.:.:.:
　　　　　　 {.:.:{.:.:.:.:.:.:.:.:.:＞ ¨´.:.:.:.:.:.:.:.:.:＞.:.:＜´::/.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:i
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　・：今日はこの辺で
3193 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/10(火) 21:27:04 ID:CbHiYxRL: ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

　・：【お知らせ】
　　次回の投下は、明日明後日の１１時過ぎ！　
3194 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/11(水) 23:18:10 ID:szMg1ejO: もうちょっとまってね
3195 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/11(水) 23:49:07 ID:szMg1ejO: ＃＃＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＃＃

　――　やる夫達は国を再興しないといけないようです/第２世代：３　

　　　　　　　　　　　　　　! :l　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i　　'.　　:　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　! :l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i　　'.　　:　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　! :l　　　　　　　　　　　　　　　　　 i　　'.　　:.　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　! :l　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i　　'.　　:　　　　　　＿ _
　　　　　　　　　　　　　　! :l　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i　　′　　　　　, '::::::::::::::｀:‐-､
　　　　　　　　　　　　　　! :l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　　:　　　　　 ,::::::::::::::::::::::::::::::::::､
　　　　　　　　　　　　　　! :l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i　　　　　　　/!ﾊ::ﾍ､::::::::::::::::::::::::',
　　　　　　　　　　　　　　! :l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i　　　　　　　　　j　ゞ::::::::::::::::::从
　　　　　　　　　　　　　　! :l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i　　',　　　　　　 {　 / 从:::::::::::/　　　　　　　＿ _ .- ､
　　　　　　　　　　　　　　! :l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　　:　　　　　　｀-t　　ヾ:::::::/　　-‐…　¨￣／　／ }
　　　　　　　　　　　　　　! :l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i　　:　　　　　　,:-‐'_´￣¨~ﾞ}-‐''ﾞ´⌒ヽ.　　／　／／
　　　　　　　　　　　　　　! :l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　　　　　. : ´／, '　　￣¨ y′　　.: :./ ／　／／
　　　　　　　　　　　　 ,ｨ-‐…━─　　 ..,,＿　　　　　　　　 i _,ｨ…y'´　 //　　　　　 , '　　. : : ,. '／　／／
　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　￣￣￣￣｀,ｒ'"~丶、／,'/¨⌒¨`Yｯ　／　　　/　 . : : ／／　／／￣
　　　　r‐‐-　-‐,／　　　　　　　　　　　 . . . : : : : : : : : : : : :.ヾゞ　_　　／　/　　　　,.' 　 .: ／／　／／
,ｒ'"~¨7　　　　／　 r:================================:ｭ : :｀｀丶iヾ／　　　,. '　　／／　／／
;{,.／´　　　　　　　 !l　　　　　　 . . . . . : : : : : : : : : : : : : : ｧ＝丶!l‐…{￣"´¨ ､　, : ´　.: : ,' ／　／／
''ﾞ:　　　　 . : : : : : : |t:===============================::tl´⌒丶'⌒^¨¨｀丶、. : :,'／　／／
ヾ　　　. : : : : : : :　.|lヽ、 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :!|　. . : : .｀丶　　　 , ' 　／／　　i
　ヽ　　. : : : : : :.'＾"|l　＼: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : _: : :.!|-‐､　　　. : : : : : : :.:.}　／／＿＿⊥＿＿＿＿
　　}: : : : : : : ／　　!l　｀丶、＿,.．．．.,＿＿＿ : :_ : _．-‐´¨''ﾞ´!| 　｀ー-‐…-―‐''ﾞ´‐' ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣
― ｀ヽ、: :_:, '‐―‐ |l ―――──────────‐――‐!l――――――――‐'―――――――――――
　　　　ﾞ´　　　　 !l　　　　　rﾆ｀…‐-ー‐一-‐…ﾆ､　　　　　 ||
　　　　　　　　　 ||　　　　　ヾi t…‐-ー‐一-‐…i/　　　　　 !l
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　　　　　　　　　 ||　　　　　　| l　　　　　　 .｜i　　　　　 .||

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　・：【福祉制度】
　　その本質は『儲からない事業』である。儲からない以上、国家が後ろ盾にならなければ機能しない。
　けれど、困ったことに国家が直接福祉を実施するのは極めて非効率でアリ、正直カネの無駄である。

　何故ならば、こういうモノは必ず専従組織が必要で、国家には専従組織がないからだ。わかりやすく軍隊で
　考えて見よう。役人がライフルを担いだだけで国が守れるように思えますか？
　そういうことである。また、行政は平等である事が理念として求められる。つまり、相手が誰だろうが
　国民である以上、行政サービスに不公平が発生してはならないのだ。けれど、戦場で戦力がどうしても
　足りないときは、どうしても切り捨てないといけない場面が生じてしまう。
　軍隊なら、将来を考えた上で切り捨てる。行政府はそれを決断できない。

　福祉にも同じ事が起きる。「なんであいつだけ！」と言われれば行き詰まる。
　故に外部の専従組織との連携が必要であり、その専従組織が動きやすいように制度を設計する必要性がある。
　けれど、制度が複雑化すると、今度は国民が取り残される。難しすぎて……。
3196 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/11(水) 23:55:20 ID:szMg1ejO: ＃＃＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＃＃

　――　これまでのあらすじ

　　　　　　　　　　　, -‐ '´￣￣￣￣￣￣￣｀` ‐-､_
　　　　　　　　, ‐'´　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀`‐､
　　　　　　　／　　, - '´￣｀ ‐- ､_ 　 _, -‐'´￣｀` ‐- ､　＼
　　　　　　/　 .／::::::::　　　　　　　￣　　　　　　　　::::::＼　ヽ
　　　　　 l 　./:::::::::　-‐-　　　　　　　　　　　　　　　　::::::ヽ　 l
　　　　　|　 .l::::::::　　　　　｀ｰ､＿＿, -一'´￣　　　 ::::::l　 .|
.　　　 │　|:::::　＿＿＿＿　　　　　　　　　　＿＿＿＿ ::::::|　.|
.　　　 |.　|:::::／　　　　＼　　　　　　　／　　　　＼::::| . |
　　　　│..|::::::￣￣￣￣￣￣　　　　　　　￣￣￣￣￣￣:::::|..│
　　　　 |　|::::::::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　::::::|　|
　　　　 |　＼::::::　　　　━━　　　　　　　　 ━━　　　　　:::／　|　　――市民が自発的に悪と戦い、
　　　/⌒ヽ. |:::::　　　　　　　　|::::　　　　　|　　　　　　　　:::::|　./⌒ヽ　　　それをもって健全社会への貢献となす
　　 .l /⌒|　|:::::::　　　　　　　|:::: 　　　　　|　　　　　　 ::::::|　|/⌒l |
　　 | |/⌒|...|:::::　　　　 l　　|::::: 　　　　　|　　ｌ　　　　 :::::|　|/⌒l .|
..　　| | _（_|...|::::::　　　 /　　|:::::　　　　　　　|　　|　　　　 ::::|...| l__:） |
　　 | l__,ﾉ| .|:::::　＿.／　　＼＿＿＿＿／　　 .＼.＿　::::::| .| l__ﾉ./　　――全くもって素晴らしい！
　　　ヽ.__人.|::::　ｉー‐-----──'⌒⌒──-----‐一i　 ::::|,人__ノ　　　　悪人は夜も寝られないだろう！
　　　　　　.|:::::: 　l 「￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾌﾉ　::::::::|　　　　　　　悪は必ず滅びるのだと毎日見るのだから！
　　　　　／|:::::: 　ヽ＼__, ---──┬──---､_ ／ /　　::::::|＼
　　　.／　　|:::::::..　＼｀ー--------------一´.／　　 ::::::|　　＼
　_／　　　 |::::::::... 　｀ｰ----------------‐ ´　　　 ::::::|　　　　＼_
‐ l　　　　　　 l:::::::::::...　　　　　　＿＿＿　　　　　　　....:::::;/　　　　　 .l ‐-
. |　　　　　　 lヽ::::::::::::....　　　　：：：：：：　　　　　....::::::::;/:|　　　　　　|
|　　　　　　　.| |:：＼;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;／:：| 　　　　　　　|
　　　　　　　.|　.|：：：｀ｰ------------------一 '´：：：|　　　　　　 |
　　　　　　　|　　|：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：| |　　　　　　 |

　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿__
　　　　　　　　　　　　　. : ´: : : : : : : : ｀ : .､
　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　　　／Oo: : i : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　　　 /: : : /: : ;l ; : : : : i: : : :l : : : :oＯ: :.
　　　　　　 /: : : :i : :/|ヽゝ―'ハ _, :!: : : : : : : : :i
.　　　　　　 /ｲ: : : l `ﾒ､!:ﾄ｀￣/‐'ﾍ: : |: : : : i : : : :|
　　　　　　　　| : : /l:/ 　lj ヽ: :{　　',:i l : : : :|: : : : !
　　　　　　　 |ﾊ: l ≠=ミ　ヽ{ fｪzz=ｿ､: : : |､: : : !　　――まぁ、要するに、殿下からしたら
　　　　　　　　!　Y ///　　" 　　 /// l : : : l j: : :l　　　　今しかないだろ！　って場面でかつ二度とその場面が
　　　　　　　　　 i(　　　　　　　　　　 | : : : !': : :,'
　　　　　　　　　 |: `. ..、　｀ｰ―'′ _..ノ!: : : :! : : i
　　　　　＿__　　lﾍ: : | l｀:.:.:ｧr‐ ''ｴ､:.:.:/: :ｿi/: : : :　　――なさそうだと判断出来る状況なら確実に友を切れる。
　　 (⌒´　}　　　 |ゝ!,／!i ヽ〃　｢:i:''´ヽ､:.{: : : {　　　　なら、その場面が来ないようにするだけです。対処法はわかってるんですよ
　　 `t._,ノ　　　 |: l'::::∥　У　 /!:!::::::;r:::!:.:l: : : ヽ.
　　　　　　　　　　　>':__∥ヽ/ 　 /f:f:::/::::::::|:.:l: : : : : :
　　　　　　　　　　/:l´　 ) ,-､_.__/.//:/:::::::::::|: }: : : : :ﾘ
　　　　　　　　 { /ｰr''i/i　,'::::::｀ヽｿ､:::::::::::|: : : / :ﾉ
　　　　　　　　 /:{l|/:l||' ﾍ f:::::::::::::::::ヾ､､:::::!: : /ン
.　　　　　　　 /:::::{|　l||　/^!::::::::::::::::::::::､:::::{／'￣冫
　　　　　　　　 {::::::::{ヾｲ!ｲ⌒{::::::::::::::::::::::::`::::::}ｭ　/
　　　　　　　ﾏ::::::`''/|=}ｰﾊ::::::::::::::::::::::::::::::ﾘ､　}､
　　　　　　　　　ヽ::::/l::|_/l｣｣ヽ::::::::::::::::::::::::::ﾊﾍﾊノ
　　　　　　　　　　 `f:::l::l:.:`ｰ‐‐'ﾄ､:::::::::_ -‐':::::::ﾏ､ヽ
　　　　　　　　　　　|::::l::l_:.:.:.:.:.:.:|::|￣:::::::::/:::::::::::Vﾍj
　　　　　　　　　　 |::::ｌ::| ￣√´!::|:::::::::::::':::::::::::::::ヽ

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

　・：１．経済の混乱
　２．王室の混乱
　３．そろそろ次へ

　の３本です
3197 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/12(木) 00:07:05 ID:vbN6JccK: ＃＃＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＃＃

　――　１月１１日（5/10）

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　　　　　　　　　　　　　　　, - '"ニニニニ=.､
　　　　　／ニﾆ=--- ,-."ニニニニニニニﾆﾍ
　　　　.／ニニニﾆ／ニニニニニニニニﾆﾆ/
　　　./ニニニニ／ニニニニニニニニニニ/
　　 /ﾆニニﾆ.／ニニニニニニニニニニﾆ/
　 ./ﾆニニﾆ/ﾆニニニﾆ／　　ヽﾆニニﾆ./
　/ニニニ./ニニニﾆ, '" 　　　ヽ､ニニ/
　lニニﾆ/ﾆニニﾆ., '　,.. -､　　　　｀ﾞ`- ､ _
　lﾆﾆﾆ/ニニニ , ' .　lニニl　　　　　　　　＞､
　ヾﾆ./ニニニ /.　　ヾ==.'　　　　　　　　　　　｀ヽ､
　　 7ニニニ /　　　　　　　__,-‐ '"´￣｀` - ､_　　　＼
　　.,'ニニニ/　ゝ=='"´ ￣　　｀ﾞ`--------- ｀ -､　　ヽ
　　,'ニニﾆ/;;;.／ﾆ.ﾍニニニニﾆﾆｌニニヽ　　　　　　 ` ､　ヽ
　　lニニﾆし'"ニニﾆヽニニニニニ.ヽニニﾍ　　　　　　　`-､ヽ
　　ゝ､ニ/ニニニニニヾ､ﾆニニニﾆﾍニニﾍ　　　　　　　　 `.､ﾍ
　　　　/ニニニニニニニヾﾆニニニﾆﾍニニ.ﾍ　　　　　　　　　. "
　　　　lニニニニニニニﾆﾆﾉﾆﾆﾆヽﾆﾆﾍﾆニﾆﾍ
　　　　lニニニニニニニニ/､ニニニﾍニﾍﾆニﾆﾍ
　　　　.lニニニニニニﾆﾆ/ニ.ヽ､ニニﾍﾆﾍニニﾆﾍ
　　　　 lニニニニニニﾆ/ニニニ`.＞ﾆ.ﾍﾆlニニニﾍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　 l､ニニニニニﾆ/ニニニ＜ニニﾍ lﾆニﾆﾆﾍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , - '"ニニニニ=.､
　　　　 lﾆ`-.､＿ニニ./ニニニニニヽ､ニﾍｌニニニﾍ　　　　　　　　／ニﾆ=--- ,-."ニニニニニニニﾆﾍ
　　　　 lニニニﾆヾ､/ニニニニニニニヽ､ﾍニニニ.ﾍ　　　　　　.／ニニニﾆ／ニニニニニニニニﾆﾆ/
.　　　　.lニニニニﾆ/ニニニニニニニニニﾍﾍニニニﾍ　　　　 ./ニニニニ／ニニニニニニニニニニ/
　　　　 .ｌニニニニ./ニニニニニニニニニニ.ﾍニニニ.ｌ　　　　/ﾆニニﾆ.／ニニニニニニニニニニﾆ/
　　　　 .lニニニﾆ/ニニニニニニニニニニニﾍニニﾆ.l　　　./ﾆニニﾆ/ﾆニニニﾆ／　　ヽﾆニニﾆ./
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ニニニ./ニニニﾆ, '" 　　　ヽ､ニニ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 lニニﾆ/ﾆニニﾆ., '　,.. -､　　　　｀ﾞ`- ､ _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿　　　　　　　　　　 lﾆﾆﾆ/ニニニ , ' .　lニニl　　　　　　　　＞､
　　　　　　　　　　　　　　　, - '"ニニニニ=.､　　　　　　　　ヾﾆ./ニニニ /.　　ヾ==.'　　　　　　　　　　　｀ヽ､
　　　　　／ニﾆ=--- ,-."ニニニニニニニﾆﾍ　　　　　　　　 7ニニニ /　　　　　　　__,-‐ '"´￣｀` - ､_　　　＼
　　　　.／ニニニﾆ／ニニニニニニニニﾆﾆ/　　　　　　　　 .,'ニニニ/　ゝ=='"´ ￣　　｀ﾞ`--------- ｀ -､　　ヽ
　　　./ニニニニ／ニニニニニニニニニニ/　　　　　　　　　 ,'ニニﾆ/;;;.／ﾆ.ﾍニニニニﾆﾆｌニニヽ　　　　　　 ` ､　ヽ
　　 /ﾆニニﾆ.／ニニニニニニニニニニﾆ/　　　　　　　　　　lニニﾆし'"ニニﾆヽニニニニニ.ヽニニﾍ　　　　　　　`-､ヽ
　 ./ﾆニニﾆ/ﾆニニニﾆ／　　ヽﾆニニﾆ./　　　　　　　　　　　ゝ､ニ/ニニニニニヾ､ﾆニニニﾆﾍニニﾍ　　　　　　　　 `.､ﾍ
　/ニニニ./ニニニﾆ, '" 　　　ヽ､ニニ/　　　　　　　　　　　　　 /ニニニニニニニヾﾆニニニﾆﾍニニ.ﾍ　　　　　　　　　. "
　lニニﾆ/ﾆニニﾆ., '　,.. -､　　　　｀ﾞ`- ､ _　　　　　　　　　　　　　lニニニニニニニﾆﾆﾉﾆﾆﾆヽﾆﾆﾍﾆニﾆﾍ
　lﾆﾆﾆ/ニニニ , ' .　lニニl　　　　　　　　＞､　　　　　　　　　　 lニニニニニニニニ/､ニニニﾍニﾍﾆニﾆﾍ
　ヾﾆ./ニニニ /.　　ヾ==.'　　　　　　　　　　　｀ヽ､　　　　　　　 .lニニニニニニﾆﾆ/ニ.ヽ､ニニﾍﾆﾍニニﾆﾍ
　　 7ニニニ /　　　　　　　__,-‐ '"´￣｀` - ､_　　　＼　　　　　　 lニニニニニニﾆ/ニニニ`.＞ﾆ.ﾍﾆlニニニﾍ
　　.,'ニニニ/　ゝ=='"´ ￣　　｀ﾞ`--------- ｀ -､　　ヽ　　　　　l､ニニニニニﾆ/ニニニ＜ニニﾍ lﾆニﾆﾆﾍ
　　,'ニニﾆ/;;;.／ﾆ.ﾍニニニニﾆﾆｌニニヽ　　　　　　 ` ､　ヽ　　　lﾆ`-.､＿ニニ./ニニニニニヽ､ニﾍｌニニニﾍ
　　lニニﾆし'"ニニﾆヽニニニニニ.ヽニニﾍ　　　　　　　`-､ヽ　　lニニニﾆヾ､/ニニニニニニニヽ､ﾍニニニ.ﾍ
　　ゝ､ニ/ニニニニニヾ､ﾆニニニﾆﾍニニﾍ　　　　　　　.　　　　.lニニニニﾆ/ニニニニニニニニニﾍﾍニニニﾍ
　　　　/ニニニニニニニヾﾆニニニﾆﾍニニ.ﾍ　　　　　　　　　. " .ｌニニニニ./ニニニニニニニニニニ.ﾍニニニ.ｌ
　　　　lニニニニニニニﾆﾆﾉﾆﾆﾆヽﾆﾆﾍﾆニﾆﾍ　　　　　　　　　　.lニニニﾆ/ニニニニニニニニニニニﾍニニﾆ.l
　　　　lニニニニニニニニ/､ニニニﾍニﾍﾆニﾆﾍ
　　　　.lニニニニニニﾆﾆ/ニ.ヽ､ニニﾍﾆﾍニニﾆﾍ
　　　　 lニニニニニニﾆ/ニニニ`.＞ﾆ.ﾍﾆlニニニﾍ
　　　　 l､ニニニニニﾆ/ニニニ＜ニニﾍ lﾆニﾆﾆﾍ
　　　　 lﾆ`-.､＿ニニ./ニニニニニヽ､ニﾍｌニニニﾍ
　　　　 lニニニﾆヾ､/ニニニニニニニヽ､ﾍニニニ.ﾍ
.　　　　.lニニニニﾆ/ニニニニニニニニニﾍﾍニニニﾍ
　　　　 .ｌニニニニ./ニニニニニニニニニニ.ﾍニニニ.ｌ
　　　　 .lニニニﾆ/ニニニニニニニニニニニﾍニニﾆ.l
3198 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/12(木) 00:19:51 ID:vbN6JccK: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,..-=ニﾆl 　　 ._
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,=ニニニ,. ﾍ- '"´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾍﾆ ,. -'".ヽﾆl
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,..-' l-○⌒.l-.ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '"　 , '　　＿ノニﾆﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'　, 'lニニニニニ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.レ' /ニニニニニニヽ､　　――　ノイエラグーネ王国正規軍近衛軍
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ニニニニニニニニl　　　　　　　　対呪詛防御部隊　――
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 /ﾍニニニニﾆlニニニﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ニlﾆニニニﾆlニニニﾆﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　./ﾆﾆ.lニニニニ lニニニニﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　./ニﾆﾆlニニニﾆﾆlニニニﾆﾆl
　　　　　　　　　　　　　　　　　　./ニニニlニニニﾆﾆl ／ニニニl　　『――……あったぞ』
　　　　　　　　　　　　　　　　　./ニニニﾆlニニニﾆ.／ニニニﾆ/
　　　　　　　　　　　　　　　, <ニニニ, -.lﾆ､､　　／.` ､ニニ.／
　　　　　　　　　　　　　　 /ニﾆ`.､ニ/　.ｌ ,...ヽ｀ﾞ´ﾆニﾆ.lﾆ.／ l
　　　　　　　　　　　　　 ./ニニニ.l'" 　 r',-_ﾆニニニﾆﾉ.'"ﾆﾆｌ　　　　　『　見つけたか！』　＞
　　　　　　　　　　　　 Y'ニニ_,.-'"　　 l.="./, , ,-ｲ｀ﾞﾞﾞ´ニニﾆ.l
　　　　　　　　　　　　 l_, l-,,-l　　　　　lﾆ'-"ﾉﾉニニニニニﾆ.l
　　　　　　　　　　　　//､ﾉ- '　　　　. ,'ニニ´ニニニニニニﾆl
　　　　　　　　　　　.//　　　　　　　 ,'ニニニニニニニニニ .l
　　　　　　　　　　.//　　　　　　　　 ,'.ニニニニニニニニニﾆl
　　　　　　　　　.//　　　　　　　　　,'ニニニニニニニニニニ.l
　　　　　　　　 //　　　　　　　　　 lニニニニニニニニニニﾆl
　　　　　　　 .//　　　　　　　　　　lニニニニニニニニニニﾆl
　　　　　　 .//　　　　　　　　　　　lニニニニニニニニニニﾆl
　　　　　　//　　　　　　　　　　　 lニニニニニニニニニニﾆ.l
　　　　　//　　　　　　　　　　　　.lニニニニニニニニニニニl
　　　　　"　　　　　　　　　　　　　lニニニニニニニニニニニl
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .lニニニニニニニニニニニl
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l.ニニニニニニニニニニニl
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 lニニニニニニニニニニニ.l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/´ﾞﾞ｀ニニニニニニニニニﾆl
　　　　　　　　　　　　　　　　　,.'-- ､ニニニニニニニニ___.ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ====`'"´　　｀ﾞ` ---.l"　　.l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `--'"
3199 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/12(木) 00:21:20 ID:vbN6JccK: 　　　＜ニニニニニニ＞.､　　　　　　　　　∧　 l　　 .l l　　 l.　　 ',ニニニニニニ
　　　　　＜ニニニニニニニ=-　　　　　　/　 \ l　　　ll　　 l　　 ',ニニニニニﾆ
.　　　　　　　＜ニニニニニニニニ=-　　/　　} l　　　 l　　　__.　　ﾏニニニニﾆ
　　　　　　　　　　＜ニニニニニニニニﾆ.{　　ﾑ l　 , --‐‐ '´　　￣ .\ニニニニﾆ
　　　　　　　　　　 /.ﾆ＜ニニニニニニﾆ.ﾑ　　ﾑ_/　　　　　　　,　　ｌニニニ/´｀
　　　　　　　　　　ﾑﾆ\　　 ,＜ニニニニニ',　　'´　　　　　　　　 l　　 lニニニl
　　　　　　　　　ﾑニ.l　　 l;;;;;;;;;;＜ニニニ.',　　　　　　　　 l　　 iニニニl
　　　　　　＜　.ﾑﾆﾆl　　　ﾏ;;;;;;;;;;;;;;;` ｧ＜ﾆ',　　　　　　　　　　ｌ　　ﾏニ=イ｀
　　＜　　　　ﾑﾆニl　　　｀ -===-'　　　　',　　　　　　　　　　　l　　　｀´
´　　　　　　　 .ﾑニニ',　　　　　　　　　　　　 ',　　　　　　　　　　　l　　　　　 ,ｨ
　　　　　　　　.ﾑニﾆﾆ',　　　　　　　　　 ', 　　　　　　　 l　　　　　 /ﾆﾆ
o　　　　　　　 {ニニニﾑ　　　　　　　　　　　　ヽ､　　　　　　　　　l　　　　 /ニニ
　　　　　　　　ﾏニニニﾑ　　i　　　　　　　　　　　ヽ　　､　　　　　l　　／　>ニニ　　――このご時世に呪詛なんぞ
　　　　　　　　　ﾏニニニﾆヽ. i　　　　　　　　　　　　\　　ヽ　　　　／-=ﾆﾆlニニ　　　普通にＢＣ兵器かサイバーテロでも
　o　　　　　　　,ノニニニニﾆyi　　　　　　　　　 ,　 >---==ニニニニﾆﾆﾘﾆニ
　　　　　,. -　 7ニニニニニニi　　　　　　　 / イﾆﾏニニニニニニ=-　ゝイ
､　,. ィ"　　　.ノニニニニニﾆﾆi　　　　　　　 /ニニﾑ=--‐‐ ¨¨￣　　　　 /ﾆﾆ
／　　　 , イニニニニニニﾆﾆi　　　　　　 /ニニニﾑ　　　　　　　　 l/ニニ　　――起こした方が効果がある。にもかかわらず
　　 , ィ"ﾆﾆ>ニニニニニニﾆﾆi　　　　　　　 /ニニニﾆﾆ}　　　　　　　　 /ニﾆﾆ　　　ソレを使うと言うことはそうしなければならない
, ィ"ﾆoニニヽ､ニニニニニニﾆi　　　　　　 /ニニﾆﾆ,ィ.ノ　　　;ヽ　　　／ニニニ　　　何かしらの事情とたいそうな自信があるのだろう
Oニニニニﾆ/ ヽニニニニニﾆ.i　　　　　 /ニニﾆﾆ/__.l____　,;;;;;;;;;;;;,,／ニニニニ
ニニニニニﾑ　 `＜ニニニニﾑ　　　　, 'ニニﾆﾆ､ニニニ￣￣￣ニニニニﾆﾆ
ニニニﾆﾆ.ﾑ　　`　､ ` ＜ニニﾑ　　／ニニニニ__ ヽニニニニニニニニニニニ
ニニニニ.ﾑ　　　　\ニ=-,......}ト.､ ` ニニニ=- ﾍ＿,,.....>ニニニニニニニニニﾆ=-
ニニニニﾑ　　　　 lニニ.l r==--_ヽ=====ニニニニニヽニニﾆﾆ.r=ヘ-‐=ニニニ
ニニニﾆﾑ　　 --‐ゝ=ニ.l l__ニニl .lニOニﾆﾆOニニニ, \￣￣￣ﾏﾆﾑニニニニ
ニニﾆﾆﾑ　　＿　　　｀ --====='ニニニニ=-i　T￣　ﾏニニニﾏﾆﾑニニ=- '"
ニニニﾑ　　　　　＞､　　　 l　 l　　　　　　　　　l　l　　　　`¨¨¨¨¨ ヽ-'￣ニニニ
3200 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/12(木) 00:25:06 ID:vbN6JccK: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__　--┘==ニニニニニニﾐ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 \´ニニニニニニ＞.､ニニニﾆﾑ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .ﾏニニニ＞---=､ニﾆ＞.､ニr-､l､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ` ＜／ニニニニ` ＜ﾆﾆ＞､( rヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ニニニニニニニ/｀\ニﾆ\　ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ニニニニニニニﾏ (ﾘ.lニﾆﾑ　　∨　　――『宰相』の呪殺を狙うとは……
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.ィ´￣￣ニ=-､ニニニニﾉ__,　ヽ¨¨<　　　∨_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 \ニニニニニニﾆ＞､ニニ<__ 　ヽﾑ　　`l.＞´　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノニニニニニ＿＿ニﾆヽ､.Y　｀ヽ. \l　 <´　　　　.',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レ´￣￣￣ニニニニ￣== ヾ､　　　ヽl　　ﾏ　,.　-==',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ニニニニニニニニニニニﾆヽ　　　　　　ﾏ'ニニニli
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　./ニニニニニニニニニニニニニヽ､　　　＿ﾏニニニli
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾑニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾑニニﾆﾆli
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾑニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾑニニニl
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾑニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ\ニニﾆl
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾑニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆlニ＞'"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾑニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニl¨　　――今の若い女宰相を暗殺する事で
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾑニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆl　　　　利益がある奴らは誰だ？？
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾑニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆl
　　　　　　　　　　　　　　　ﾑニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニl
　　　　　　　　　　　　　ﾑニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆl
　　　　　　　　　　　　　　　 /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニl
　　　　　　　　　　　 /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ.l
　　　　　　　　　　　　　 /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ'
　　　　　　　　　　 /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆl
　　　　　　　　　　　　 /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ.l
　　　　　　　　 /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆl
　　　　　　　　　 /ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ.l
　　　　　　　　　　/ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆl
3201 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/12(木) 00:31:48 ID:vbN6JccK: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.. -､
　　　　　　　　　　　　　　　,.o≦ニﾆﾑ　 ,.-ｧ
　　　　　　　　　　　　　　ﾏニニﾆ,.-,.'"-'"´
　　　　　　　　　　　　　　　,ﾏ-,'" r-.､　ﾍ
　　　　　　　　　　　　　､'"-'"ll.　入_.ﾉ　｀` ､
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ.　　　　　　　ヽ　　　　　　　　『　とにかく、防護を固める』　＞
　　　　　　　　　　　　　　　　 / ヽ_,,.. -‐'"｀` .-`
　　　　　　　　　　　　　　／´ニニニニニニニﾞ`ｪ.､　　　　　　　　 __
　　　　　　　　　　　　　 /ニニニﾆﾆl。ニニニニニﾆヽ　　　　　,　'　`.､
　　　　　　　　　　　　 ./ニニニニﾆ.l。ニニニニニニ/､＿,-'"l/ , =,-ﾉ l
　　　　　　　　　　　　ゞ=､＿ニニﾆ.l。ニニニニ,.o≦ﾆﾑニﾆﾑ .l .,'-ｲl´
　　　　　　　　　　　　　　lニﾆl｀ﾞ` -┴===-‐'".l ､ニニニlニニヽl .!　,','　　『――……ＲＳＣで対応出来ないか？
　　　　　　　　　　　　　ﾉニﾆlニニニニニニﾆ.i　｀＜ニ'"ニニ- ゝ=-'　　　　我々は少数精鋭だ。数が足りなくなる恐れがある』
, --､　　　　　　　　　 ./ニﾆﾆlニニニニニニﾆ.i　　　 `--'"´　　,ゝ-<
ﾏ　ﾉ=､　　　　　　／ニニﾆﾉニニニニニニ_ノヽ　　　　　　　Y＿＿_ヽ
　｀ `--.ミｭ.､　　,..'-.､ニニﾆ/ｌ≡≡l≡l≡≡_彡 .ﾍ　　　　　　　l l----l l　　　『　今時、呪詛という手段に頼る奴らだ。何かあるぞ。
　　　　　　ﾞ`-<´_r,_　).､ﾆ／ｌ/￣￣￣￣￣ニﾆﾑ'"　　　　　　 .l l　　　l l　　　　　　禁軍衛士たる我らだからこそやれることがある』　＞
　　　　　　　　'-<///ﾐｭ｀､　/ニニニニニニニﾆﾑ　　　　　 l_l＿＿l_l
　　　　　　　　　￣　　｀-ﾐﾑニニニニニニニﾆﾆﾑ　　　　　　.l l----l l
　　　　　　　　　　　　　　 .ﾑニニニニニニニニニﾑ　　　　　　l l　　　l l
　　　　　　　　　　　　　　ﾑニニニニニニニニニﾆﾑ　　　　　l !----! !
　　　　　　　　　　　　　　ﾑニニニニニニニニニﾆﾆﾑ　　　　 .l'ニニニム
　　　　　　　　　　　　　 .ﾑニニニニニニニニニニﾆ.ﾑ　　　　￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　.ﾑニニニニニニニニニニニニi
　　　　　　　　　　　　　ﾑニニニニニニニニニニニﾆﾆi
　　　　　　　　　　　　ﾑニニニニニニニニニニニニﾆ.i
　　　　　　　　　　　　ﾑニニニニニニニニニニニニﾆﾆi
　　　　　　　　　　　　iニニニニニニニニニニニニニニi
　　　　　　　　　　　　iニニニニニニニニニニニニニニ.i
　　　　　　　　　　　　iニニニニニニニニニニニニニﾆﾆi
　　　　　　　　　　　　ﾄ､＿_ニニニニニニニニニニニニi
　　　　　　　　　　　,.o'":::::::｀`-===========-'" l::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　Y::::::::::::::::::::::::ｿ　　　　　　　　　.l::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　｀¨¨¨¨´ ￣　　　　　　　　　　ゞ､:::::::::::::::::Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　` -===='
3202 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/12(木) 00:48:26 ID:vbN6JccK: 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　へ　　ヘ　　ヘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/＼　 l　 |＿|　:|　 |　|　／ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　￣　　　　　￣　ﾞｰ’　 :|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | _｡o=＝￢￢￢＝=o｡｡..._　 :|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ヘ ,ヘ　ヘ ,へへ　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | '¨´ ￣￣￣￣￣￣|　　　 :|　　　　　　　　　　　　　　　　|ﾆ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚｰ‐――――|　　　　　　　　　　　| ll　ll　ll |　　　　　　　　　　　　　　　　|ﾆ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l-――‐-|　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　|ﾆﾆﾆﾆﾆ|　　　　　　　　　　　　　　　　|ﾆ
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　　　　　　　　　　　 ⊥　　　　　ｒｔ_ｒｔ_ｒｔ_|　　　|　　　　　|　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　|ﾆﾆﾆﾆﾆ|　　　　　　　　　　　　　　　　|ﾆ
　　　　　　　　　　ｒｪl_lｪｭ　　　　　　|　　　　|　　　|　　　　　|　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　|ﾆﾆﾆﾆﾆ|　　　　　　　　　　　　　　　　|ﾆ
　　　　　　　　　　 ||_|_|_|l　　ｒｔｒｔｒｔｌ|　　　　|　　　|　　　　　|　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　|ﾆﾆﾆﾆﾆ|　　　　　　　　　　　　　　　　|ﾆ
　　　　　　　　　　 lLLlｒtrtrｔｭ.|　　　|　　　　|　　　|　　　　　|　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　|ﾆﾆﾆﾆﾆ|　　　　　　　　　　　　　　　　|ﾆ
　 ,ｨrt_rt_rt_rt. 　 r┴‐┤　　 |ｔ|　　　|　　　　|　　　|　　　　　|　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　|ﾆｒ＝ﾍ.|　　＿　　　＿　　　　 |ﾆ
　｢ :|　　　　　|rtrt|　　 |　　　| |　　　|　　　　|　　　|　　　　　|　__,｡o＝―＝L＿＿　 _＿_,｡‐<´￣Уｒ===＞イ＿￣＼∠二＞ー‐―┴
　|　|　　　　　lﾆニ|　　 |＿_,.┴＝―≠､＿_｡以冖┴――'¨¨￣　　　　　　　　　＿二=γ彡＝‐＜三三三三三三＞彡ミﾒ
　|　|＿｡o=―≠''ﾟ´￣￣　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　ｒーァ'´　 ,.-≠〃三{ヽ,=ヾヽ`ー＝‐''ﾌ¨¨`＜.＿.ﾉ
￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,ムイ　　∠三三三彡 _レ'￣,ｨ‐=ﾐ　 /　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣¨¨￢冖'''¨　　　 L＞'¨　 `ー‐''¨

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

　・：【王都ルーグリッド：旧市街地城壁北壁（観光地）】
＜＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＞
　＞　？？『――しかし、このような場所で呪詛を行うとは……』

　＞　？？？『　レーダーサイトを城壁上部にいくつか設置している王都防空最後の要であるはずの
　この場所を安易に観光開放したことは間違っていたかもな。とはいえ、監視カメラやセンサー類が
　設置されている。全部確認だ。人海戦術で確認するぞ』
3203 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/12(木) 00:59:10 ID:vbN6JccK: 　　　　　　　　　　　　　　　　,.ｪ＜ニニニニﾆﾆ.／ニﾍ
　　　　　　　　　　　　 ,.．ｪ＜ニニニニニニ,ｪ＜ニﾆﾆﾑ　　_,,...．--------- ．.,__
　　　　　　　　　,. ='"ニニニニニニニﾆ,.-'"ニニニﾆﾆﾑ'"´ニニニニニニニニニ≧=
　　　　　　　／ニニニニニニニ_,. -'"ニニニニニニﾆﾑニニニニニニニニニニニﾆ
　　　　　　 /ニニニニニニ,. -'"ニニニニニニニニニﾆﾑニニニニニニニニニニ／
　　　　　 ./ニニニ_,,.. - '"ニニニニニニニニニニニﾆﾆノニニニニニニニニﾆ／ /
　　　　　.<ー-'"´ニニニニニニニニニニニニニニﾆ／ニニニニニニニニ,.-'"　/
　　　　　　ヾニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ_,. -'"/　　 /
　　　　　　　ヾニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ,.-'"　　./　　 /
　　　　　　　,.-ヾニニニニニニニニニニニニニニニニニニ,.-"　　　　/　　 /
　　　　,.-'"´ﾆﾆﾑニニニニニニニニニニニニニニ,-､ニニﾑ　　　　 ./　　 /
　　／ニニニニﾑニニニニニニニニニニﾆ,.-'"´　　ﾏニﾆﾑ　　　/　　 ./
. ／ニニニニニニニニニニニニニニニ,.-"　　　　　　ﾏニﾆﾑ　 /　　 ./
'ニニニニニニニニニニニニニニﾆ,-' ,. '"´｀` ､　　　　　ﾏニニy'　　　/
ニニニニニニニニニニニニニ＞'"　/ 　　,,.......,ﾍ　　　　　ﾏニ/　　　/　　――……ここの空軍兵士たちは？
ニニニニニニニニニニﾆﾆ＞'´　　 l.　　/ゝソ .l　　　　　.lﾆ/　　　./
ニニニニニニニニﾆﾆY´ ｀`.､.　　　ﾍ　'´￣　ﾉ　　　　　l/　　　/l
=ニニニニニニ=-'"´　l　　　ﾍ　　　　` --- '"　　　　　 /　　 /ニl
　　　　　　　　　　　　　ﾍ　　　ﾉ　＿＿＿__ 　　　　　　　 ./　　 /ﾆﾆﾑ
　　　　　　　　　　　　　　ヽ-'" / 　 r.､　　　`-､　　　　 /　　 /ニニム　　　　　　　ＲＳＣのお墨付きで問題なしだ　＞
　　　　　　　　　　　　　　　/　/　　ゞ'　　　　　ヽ　　 ,/　　 /ニニニニ`ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　./　/　　　　　　　　　　,-ﾍ　/　　 /ニニニニニニ≧ｪ､
　　　　　　　　　　　　　 /　/　　　　　　　　　.／　,. '/　　./ニニニニニニニニニ≧=
　　　　　　　　　　　　　,'　,'　　　　　　　　／　／ ,/　　./ニニニニニニニニニニニ
　　　　　　　　　　　　. ,' .,'　　　　　　　／　／ニ./　　/ニニニニニニニニニニニニ
　　　　　　　　　　　　/ｌ ,'　　　　　　／　,ｪ'"ニﾆ/　　/ニニニニニニニニニニニニﾆ　　『――なら、やはり観光客に紛れて？』
　　　　　　　　　　　/ﾆ/　　　　　／ ,.ｪ"._,. --､'　　./ニニニニニニニニニニニニニ
　　　　　　　　　　/ニ/　　　　／'"´ , -"　,､　　`-<ニニニニニニニニニニニニニﾆ
　　　　　　　　　/ニ./　　　,. 'ニニ,.' -ー-､/｀`7　　lニニニニニニニニニニニニニﾆ　　『　或いは兵士たちの友人家族の可能性もある』
　　　　　　　　/ﾆﾆ/　　,ｪ'"ニﾆr'"　 ,-､　　ヽ　l　　lニニニニニニニニニニニニニニ
　　　　　　　/ﾆﾆ./　,ｪ"ニニﾆ/-‐'"´ .｀､　　ヽゝノニニニニニニニニニニニニニニ
　　　　　　./ﾆﾆ/-'"ニニニﾆ/　_ ,. --､　ヽ　 /, -､ニニニニニニニニニニニニニニ
　　　　　 /ニニニニニニニl ／｀`-.､　｀7　 l/　　 ,'ニニニニニニニニニニニニニニ
　　　　　lニニニニニニニﾆl　　　　　｀`lゝ､/　 ,-./ニニニニニニニニニニニニニニ
　　　　　lニニニニニニニ/　　,-- ､　　l.　ゝ-'　./ニニニニニニニニニニニニニニ
　　　　 /ニニニニニニﾆl　　 /　　 l　ﾉ　　　 ./ニニニニニニニニニニニニニニニ
　　　 /ニニニニニニﾆﾆl 　 /　　/ ｀´　　　／ニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ
.　　 /ニニニニニニニ／　/　　/　　　　／ニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ
　　/ニニニニニﾆﾆ／　 /　　/､　　／ニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ
　./ニニニニニﾆ／　　 ./　　/ﾆ.`-'"ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
../ニニニニニ／　　　 /　　./ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
3204 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/12(木) 01:00:16 ID:vbN6JccK: 　　　　　　　　　　,. ＜ﾆヽ　 ,. "
　　　　　　　　.／三三ニ,>'"ﾉ
　　　　　　_／三三ﾆ,.／三ヽ
　　　　　 il三三ﾆ, ／三三ニヽ
　　　　　 il三ﾆ,／-＜三三三ﾆヽ
　　　　　　i,.／　　　　`i三三三ﾆヽ､　　『――調査結果次第では、宮廷魔導師にも応援を
　　　　 ,.／l　Y｀ヽ　　.i三三三三三ﾆ`.､　　　頼まなければならんな』
　　　,／　　　ゝ-',.　ﾉ三三三三三三ﾆヽ､
　／　　 /　　 / ／三三三三三ﾆ／´三ﾑ
　　　　　.,'　　, ', '.l三三三三三ニ/三三三ﾑ
　　　　 ,'　 .//　.j三三三三三ﾆﾑ三三三ﾆli
　　　　 .i　 //　 {三三三三三三i三三三ニ=li　　　　『　できる限りは我々で対処する。
　　　　 .i　,'/　　j三三三三三三i三三三三ニi　　　　　　　近衛軍、禁軍衛士たる我らの誇りと責務にかけて』
　　　　　ﾏ.,'　　 .ﾏ三三三三三ﾆﾏ三三三三 li
　　　　　 `　　　 .i三三三三三三=i三三三三.li
　　　　　　　　　 i三三三三三三ﾆi三三三三=li
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　　　　　　　　　ヽ三三三三三三.i三三三三ﾆli
　　　　　　　　　　　i三三三三三ﾆ.i三三三三ﾆl
　　　　　　　　　　 .i三三三三三三j三三三三ｿ
　　　　　　　　　　 .i三三三三三ﾆ{__,.三三三 /
　　　　　　　　　　 i三三三三三 /　　ﾏ三／l
　　　　　　　　　　 i三三三三ニ/　　　i ／三.i
　　　　　　　　　　 i三三三三=/　　　./三三. i
　　　　　　　　　　.i三三三三/　　　/三三三 li
　　　　　　　　　　i三三三ﾆ/　　　/三三三三li
　　　　　　　　　　i三三ﾆ.ノ　　　/三三三三ニli
　　　　　　　　 i三三,.ｲ　　　/三三三三三ﾆ.li
　　　　　　　　　 .i三ﾆ/.,'　　　ﾑ三三三三三三li
　　　　　　　　　 i三ﾆゝi　　　,'三三三三三三ﾆ.li
　　　　　　　　　 i三三=i.i i .i ﾏ三三三三三三ﾆ.li
　　　　　　　　　.i三三ﾆ`.ij`'`'三三三三三三ﾆﾆli
　　　　　　　　　.i三三三三三三三三三三三三 li
　　　　　　　　　i三三三三三三三三三三三三ﾆli
　　　　　　　　　i三三三三三三三三三三三三ﾆ.li
　　　　　　　　 i三三三三三三三三三三三三ニli

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　・：今日はこの辺で！
3205 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/12(木) 23:04:57 ID:vbN6JccK: ＃＃＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＃＃

　――　前回からの続き（１月１２日　6/10）

　　　　　　　　　　,. ＜ﾆヽ　 ,. "
　　　　　　　　.／三三ニ,>'"ﾉ
　　　　　　_／三三ﾆ,.／三ヽ
　　　　　 il三三ﾆ, ／三三ニヽ
　　　　　 il三ﾆ,／-＜三三三ﾆヽ
　　　　　　i,.／　　　　`i三三三ﾆヽ､　　『――調査結果次第では、宮廷魔導師にも応援を
　　　　 ,.／l　Y｀ヽ　　.i三三三三三ﾆ`.､　　　頼まなければならんな』
　　　,／　　　ゝ-',.　ﾉ三三三三三三ﾆヽ､
　／　　 /　　 / ／三三三三三ﾆ／´三ﾑ
　　　　　.,'　　, ', '.l三三三三三ニ/三三三ﾑ
　　　　 ,'　 .//　.j三三三三三ﾆﾑ三三三ﾆli
　　　　 .i　 //　 {三三三三三三i三三三ニ=li　　　　『　できる限りは我々で対処する。
　　　　 .i　,'/　　j三三三三三三i三三三三ニi　　　　　　　近衛軍、禁軍衛士たる我らの誇りと責務にかけて』
　　　　　ﾏ.,'　　 .ﾏ三三三三三ﾆﾏ三三三三 li
　　　　　 `　　　 .i三三三三三三=i三三三三.li
　　　　　　　　　 i三三三三三三ﾆi三三三三=li
　　　　　　　　　 {三三三三三三ﾆi三三三三ﾆli
　　　　　　　　　ヽ三三三三三三.i三三三三ﾆli
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　　　　　　　　　　 i三三三三三 /　　ﾏ三／l

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　・：【ノイエラグーネ王国：宰相府】
3206 ： ◆NsB5MNPf1ONj ：2023/01/12(木) 23:13:29 ID:vbN6JccK: 　　　　　　　　＿＿
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:.:.:.:.j{/:.:.j{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:. ＼ハ:.:.:.:.:.:ハ　　――というわけで、何者かが何かしら行動を実施していると
:.:.:.:.j{:.:.:.j{:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.: |:.:.:.:.N}:.:.:.:.:j{:ハ
:.:.:.:.j{:.:./}!:. ∧:. /:.:.:.:. : |ヽ:!ヽ:.:.:.:}:.:.:.:.:j{:.:ハ　　　　　　　　　　　Ｒ．　Ｓ．　Ｃ．
:.:.:.:.|ﾙ' :j{ﾚ' . ∨:.:.:.:.:.:.:j{　j{　＼:!:.:.:.: j{.:.:.:.:　　――　『王立治世安定化委員会（秘密警察）』　――
:.:.:.:.{{‐-{{ミ __ :∨:.:.:.:|:.j{__,.{..__-‐j:.:.:.:.:j{:.:.:.:.:
:.:.:.:.:. 汽笊__iﾐ､ji:.:.:.: |ﾉ,ィi笊__j沁:.:.:.:.j{:.:|:.:.|:i
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